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2010/02/03
FOCUSRITE ISAの響宴!ISA-ONE/220/828 Digitalを大特価放出!Pro ToolsユーザーにはForte Suiteプレゼント!
伝説のFOCUSRITE FORTEコンソールの回路を受継いだ、珠玉のISAシリーズを驚きの数量限定特価にて大放出!
Rupert NEVEデザインによる伝統的なトランス回路を搭載したISAシリーズは、独自のカラーを持つサウンドと、現代の基準を大幅に凌駕するクオリティを同居させる、究極のアナログ・デバイスを体現しています。
それぞれこの機会ならではの価格を実現するだけでなく、ISA 828 Digitalをお買い上げの場合、Pro Toolsユーザーの方には、さらにコンソール・モデリング・テクノロジーの結晶とも言えるプラグイン、Forte Suiteをプレゼント!今すぐお問合せ下さい!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、前田までお気軽にどうぞ。
FOCUSRITE ISAシリーズとは?
Focusrite社の名を世界中に轟かせたForteコンソールからチャンネル・モジュール部を製品化したのが、同社を象徴するフラッグシップ、ISA シリーズです。特筆すべきSN比の良さと周波数帯域の広さ、自然で品の良いEQ、デジタル環境への着実な適応…そのハイファイで透明感溢れるサウンドとと もに世界中のエンジニアから評価されています。
FOCUSRITE ISA 220
ISA 220 は、多くのレコーディングスタジオで使用されているアナログ・プロセッシングの最高峰 "ISA 430" の主要部から、セッションワークに必要な機能のみを、2Uラックスペースに凝縮しました。レコーディング、ステージング用のプロフェッショナル・チャンネ ルストリップとして幅広く活用していただけます。 HDR環境での入力チャンネルの使用も考慮し、ユニークな機能を追加したコンプレッサーと、新規3バンドリミッター回路を搭載しました。
FOCUSRITE ISA 220スペック
Mic 入力特性
ゲインレンジ:0 〜 60dB (10dBステップ)
ノイズ:123dB EIN with 150Ω、入力インピーダンス60dBゲイン
歪み率:0.0008%
Line 入力特性
ゲインレンジ:+10〜+40 dB 可変
入力インピーダンス:>1MΩ
Compressor(コンプレッサー)
スレッショルドレンジ:−28dB〜+12dB
レシオ:1.5:1〜10:1
スロープ:Soft knee
アタック:500mS〜25mS
リリース:100mS〜4S 又はauto (プログラム・ソース依存型)
De-Esser(ディエッサー)
スレッショルドレンジ:22dB
周波数レンジ:2K2〜9K2
センター周波数のレシオ:2:1
Limiter(リミッター)
レンジ:20dBu
レシオ:∞
アタック:周波数依存型
サイズ・重量
(W)484×(H)85×(D)250 mm、7kg
FOCUSRITE ISA 220 数量限定特価 ¥138,000
FOCUSRITE ISA 828 Digital
Focusrite の真骨頂、入力トランスを採用したデュアルゲイン設計のマイクプリアンプ8機を2Uラックスペースに納めました。8×マイク&INST入力、8×ライン入力、8×アナログ出力を可能にしました。各デジタル出力フォーマットがサポートされたオプショナルADコンバーターの搭載により、ProTools やデジタル・ワークステーションへの接続が容易です。トラディショナルなマイクプリとしても、放送局、中継車、ポストプロダクション、ツアーサウンド、音響設備等、幅広い用途に最適な8chマイクプリです
FOCUSRITE ISA 828 Digitalスペック
Mic 入力特性
ゲインレンジ = 0dB~60dB、10dBステップ
入力インピーダンス=Low 600Ω、ISA 110 1400Ω、Med (Medium) 2400Ω、High 6800Ω
EIN (入力ノイズ) = -126dB:60dBゲイン、150Ωターミネート・インピーダンス、22Hz/22kHz バンドパスフィルター使用
ユニティーゲイン時のメイン出力ノイズ (0dB) = -97dBu 22Hz/22kHz バンドパスフィルター使用
最大ヘッドルーム時(9dBu)のS/N 比 = 106dB
THD (ゲイン=30dB) = 0.0008%:1kHz -20dBu入力信号、22Hz/22kHzバンドパスフィルター使用
周波数特性 最小ゲイン時 (0dB) = 10Hz(-0.5dBダウン)~110kHz(3dBダウン)
周波数特性 最大ゲイン時(60dB) = 3dB down at 16Hz(3dBダウン)~85kHz(3dBダウン)
CMRR=91.8dB (Channel 1, 1kHz、最大ゲイン)
チャンネル間クロストーク:10dB@1kHz入力->chA、chB出力 =102dBrA。10dB@10kHz入力->chA、chB出力= 84dBrA
Line 入力特性
ゲインレンジ = -20dB~+10dB 10dBステップ
入力インピーダンス= 10kΩ、10Hz~200kHz
ユニティーゲイン時のメイン出力ノイズ (0dB) = -96dBu、22Hz/22kHzバンドパスフィルター使用
最大ヘッドルーム時(24dBu)のS/N 比 = 120dB
0dBFS (+22dBu)時のS/N 比 = 118dB
THD(ユニティーゲイン時 0dB)= 0.001%:0dBu入力 22Hz/22kHzバンドパスフィルター使用
周波数特性(ユニティーゲイン時 0dB)=10Hz(0.3dBダウン)~122kHz(2.5dBダウン)
インストルメント入力特性
ゲインレンジ = 10dB~40dB 可変
入力インピーダンス:High >1MΩ、Low > 300kΩ
最小ゲイン時のノイズ(+10dB) = -90dBu、22Hz/22kHzバンドパスフィルター使用
最大ゲイン時のノイズ(+40dB) = -62dBu、22Hz/22kHzバンドパスフィルター使用
THD(最小ゲイン時 +10dB) = 0.002%:10dBu入力信号、22Hz/22kHzバンドパスフィルター使用
周波数特性 10dBゲイン -10dB入力 = 10Hz-200kHz +/- 0.6dB
周波数特性 40dゲイン -40dB入力 = 10Hz(-2.5dBダウン)~200kHz(0dB)
インプット・メーター
0dBFS(トリムセンターポジション) = +22dBu 測定ポイントHPFの後、インサートSEND出力の前LED 表示レベル
0= +22dBu
-2= +20dBu
-6= +16dBu
-12= +10dBu
-18= + 4dBu
-42= - 20dBu
0dBFS調整範囲:+18dBu to +26dBu
ハイパス・フィルター
ロールオフ = 18dB/octave 3 pole filter
ロールオフ周波数 = 75Hz (3dBダウン)
サイズ・重量
(W)484×(H)85×(D)305 mm、8.84kg
FOCUSRITE ISA 828 Digital 数量限定特価 ¥258,000
FOCUSRITE ISA-ONE
ハイファイで美しいと賞賛される伝統の“ISAサウンド”が、持ち運び可能なマイクプリとして登場しました。ISA One は、プリアンプ回路にオリジナルの Focusrite Forte コンソールや ISA 110 同様の「Lundahl L1538トランス」を採用。ISA 110 と同じインピーダンス設定を含む、4種類のマイク入力インピーダンス切り替え機能を搭載しています。CUEミックスやInst用のDI機能など、DAW環境を意識した仕様の本機は、オプションの Digital Board 430 ll との組合せで、24bit / 192kHz、119dBの高ダイナミックレンジを誇るステレオADコンバーターを内蔵することができます。
FOCUSRITE ISA-ONEスペック
マイク入力部
ゲインレンジ = 0dB ~ 60dB/10dBステップ、+ 20 dB 可変
出力ノイズ(メイン出力)= -97dBu (ユニティーゲイン 0dB/22Hz/22kHz バンドパスフィルター)
THD (30dBゲイン) = 0.0009% (1kHz -20dBu入力信号、22Hz/22kHzバンドパスフィルター)
入力インピーダンス:Low = 600 Ohms、ISA110 = 1400 Ohms、Mid = 2400 Ohms、High = 6800 Ohms
EIN (入力ノイズ) = -126dB (60dBゲイン/22Hz/22kHz バンドパスフィルター)
S / N (最大ヘッドルーム 9dBu) = 106dB
チャンネル間クロストーク: 10dB@1kHz入力→chA、chB 出力 =104dBrA. 10dB@10kHz入力→chA、 chB 出力 = 84dBrA
ライン入力部
ゲインレンジ = -20dB ~ +10dB/10dBステップ、+ 20 dB 可変
出力ノイズ(メイン出力)= -96dBu (ユニティーゲイン 0dB/22Hz/22kHz バンドパスフィルター)
THD (ユニティーゲイン0dB) = 0.001% (0dBu 入力信号/ 22Hz/22kHzバンドパスフィルター)
入力インピーダンス= 10kΩ / 10Hz ~ 200kHz
S / N (最大ヘッドルーム 24dBu) =120dB
S / N (0dBFS +22dBu) = 118dB
インストルメント入力部
ゲインレンジ = 10dB ~ 40dB 連続可変
入力インピーダンス:High = 1MΩ以上、Low = 300kΩ以上
最小ゲインでのノイズ (+10dB) = -92dBu (22Hz/22kHzバンドパスフィルター)
最大ゲインでのノイズ (+40dB) = -62dBu (22Hz/22kHzバンドパスフィルター)
THD (最大ゲイン10dB) = 0.001% (10dBu入力 / 22Hz/22kHzバンドパスフィルター) ハイパスフィルター
ロールオフ = 18dB per octave 3 pole filter
75Hz固定 3dB ダウンメーター
VU メーター(+10dBu ~ +26dBuの範囲で調整可能。)
ピークLEDメーター0dBFS(センターディテント・ポジション)+10dBu ~ +26dBu 0dBFS設定が可能。
その他
(W)220 x(H)104 x(D)250-290 mm / 3.9 kg
専用フライトケース付属
FOCUSRITE ISA-ONE 数量限定特価 ¥69,800
FOCUSRITE Forte Suite
Pro Tools HD専用 TDMプラグイン
さらに、ISA 828 Digital特価品をご購入の方で、Pro Tools HDユーザーの方を対象にプレゼントされる、Focusrite Forte Suiteは、レコーディング・コンソールの銘機「Focusrite Forte」のモジュール部分である「ISA 110、ISA 130」をベースとしたPro Tools用のTDM/RTASプラグインです。Forteコンソールに搭載されている6バンドEQ、コンプレッサー、ディエッサー、ノイズ・ゲートをサイドチェーンやフィルターを含む各コントロールまで余すことなく再現し、チャンネル・ストリップとしてだけでなく、「ISA110 EQ」「ISA130ダイナミクス」「ISA130コンプレッサー」として個別に使用することができます。
HRTM (High Resolution Time-domain Modeling)
これらの機器のモデリングにはFocusriteのHRTM (High Resolution Time-domain Modeling)と言う技術が使用され、各オリジナル機器の反応や設定による歪みのキャラクターが再現されるようプログラムされています。
また、量子化ノイズなどもアルゴリズムで解消し、全プロセッシング48bitレゾルーションの高いシグナル・クオリティーを実現しました。
このようなビンテージ・サウンドの再現方式により、Focusriteの代表的なPro Toolsプラグイン「D2」「D3」よりもオリジナルに近いFocusriteサウンドをお届けできるようにデザインされています。コンプレッサーは複数のチャンネルでの同時使用に対応しており、7.1サラウンドにも対応しています。
営業担当:岡田、梓澤、前田までお気軽にどうぞ。
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2010/02/02
Eleven Rack/Axiom Proとの互換性を改善したPro Tools 8.0.3 cs1ソフトウェアアップデート登場!
Eleven Rack/Axiom Proとの互換性を改善したPro Tools 8.0.3 cs1ソフトウェア・カスタマーサービス・アップデート登場!
このアップデートを使用するには、事前にPro Tools 8.0.3ソフトウェアがインストールされている必要があります。
Pro Tools 8.0.3cs1の対象ユーザーは?
Pro Tools 8.0.3 cs1は、Pro Tools HD、LEそしてM-PoweredソフトウェアのPro Tools 8.0.3をお持ちの方を対象に無償で提供され、Mac OS X対応Pro Tools HD 8.0.3cs1には以下の分野に於ける改善が含まれます。
Eleven Rack
ハイパーコントロール
MIDI Sysex
Eleven Rackをお持ちでなくとも、バージョン8.0.3でPro Tools HD、LE、M-Poweredシステムを使用する場合は、他のユーザーとのセッション互換の観点からこのアップデートは必須となります。
Mac OS X対応Pro Tools HD 8.0.3cs1で追加される改善は?
修正済み: Pro Tools 8.0.3ではM-Audio キーボード併用時のハイパーコントロール機能やMIDI Sysex などのEleven Rackの特殊機能が使用できない問題点 (Items #120240 and MISCCOMP-61)
Pro Tools 8.0.3cs1では、M-Audioキーボード併用時のハイパーコントロール機能やMIDI SysexなどのEleven Rackの特殊機能が使用できない問題点が解消されました。
これは8.0.3 Eleven Rackアップデートを更新する形でのリリースとなります。既に8.0.3 Eleven Rackアップデートがインストールされた環境であっても、この8.0.3cs1を更にインストールする必要があります。
インストール方法
Pro Tools HD 8.0.3cs1アップデート方法:
1. Pro Tools HD 8.0.3が使用するシステムにインストールされていることを確認してください。
2. ProToolsが起動している場合は終了します。
3. Pro Tools HD 8.0.3cs1アップデート・インストーラを起動します。
4. 画面に表示される指示に従いPro Tools HD 8.0.3cs1.のインストールを完了させてください。
5. インストール作業が完了した後に、コンピューターを再起動します。
Pro Tools HD 8.0.3cs1をインストールすると以下のファイルが上書きされます (ファインダー上の「情報を見る」でバージョンを確認する事が可能です):
• Pro Tools HD.app (v8.0.3cs1)
• ProTools.framework (v8.0.3cs1)
Mac OS X対応Pro Tools HD 8.0.3cs1で追加される改善は?
修正済み: Pro Tools 8.0.3ではM-Audio キーボード併用時のハイパーコントロール機能やMIDI Sysex などのEleven Rackの特殊機能が使用できない問題点 (Items #120240 and MISCCOMP-61)
Pro Tools 8.0.3cs1では、M-Audioキーボード併用時のハイパーコントロール機能やMIDI SysexなどのEleven Rackの特殊機能が使用できない問題点が解消されました。
これは8.0.3 Eleven Rackアップデートを更新する形でのリリースとなります。既に8.0.3 Eleven Rackアップデートがインストールされた環境であっても、この8.0.3cs1を更にインストールする必要があります。
インストール方法
Pro Tools HD 8.0.3cs1アップデート方法
Pro Tools HD 8.0.3が使用するシステムにインストールされていることを確認してください。
ProToolsが起動している場合は終了します。
Pro Tools HD 8.0.3cs1アップデート・インストーラを起動します。
画面に表示される指示に従いPro Tools HD 8.0.3cs1.のインストールを完了させてください。
インストール作業が完了した後に、コンピューターを再起動します。
Pro Tools HD 8.0.3cs1をインストールすると以下のファイルが上書きされます (ファインダー上の「情報を見る」でバージョンを確認する事が可能です)
Pro Tools HD.app (v8.0.3cs1)
ProTools.framework (v8.0.3cs1)
お問い合わせ、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、洋介までお気軽にどうぞ。
■Pro Tools 8.0.3 - ダウンロードと詳細はこちら>>
■Mac対応Pro Tools HD 8.0.3 cs1ダウンロードページはこちら>>
■Windows対応Pro Tools HD 8.0.3 cs1ダウンロードページはこちら>>
■Mac対応Pro Tools LE 8.0.3 cs1ダウンロードページはこちら>>
■Windows対応Pro Tools LE 8.0.3 cs1ダウンロードページはこちら>>
■Mac対応Pro Tools M-Powered 8.0.3 cs1ダウンロードページはこちら>>
■Windows対応Pro Tools M-Powered 8.0.3 cs1ダウンロードページはこちら>>
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2010/01/28
NUENDOが世界を変える!!SyncStation発売決定!!
NUENDOユーザーの誰もが待ち望んでいた、純正のシンクロナイザが発売決定となりました。シンクロナイザの専業メーカーであるCB Electronicと手を組み、精度、完成度共に申し分の無い製品が登場します。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ
SyncStationは、2年前から展示会等に登場していて、すでに目にしていた方は多かいと思いますが、いよいよ2010年2月末頃に発売となります。NUENDOの、ソフトウェアとして実装されていた強力なシンクロナイズ機能が、この機器の発売によって始めて現実の物となります。SyncStationとのコンビネーションは、他のDAWと比較して弱いと言われ続けていたシンクの問題を解消し、コストパフォーマンスで圧倒的優位に立つ、Post Production Systemの構築が可能となります。
sync station特徴/機能
Word IN 1系統
Word OUT 4系統
AES/EBU、S/PDIF SYNC IN/OUT 2系統
LTC/VITC SYNC
RS-422/SONY 9-PIN
SD/HD VIDEO SYNC
MIDI IN/OUT
GPIO端子
USB端子
2月末頃発売開始予定。好評予約受付中!!!
¥378,000(税込)
Recommend Plan 1
MacPro Intel Xeon 2.26GHz 8Core/6GB RAM/640GB + 1TB
Steinberg NUENDO 4
NUENDO SyncStation
Blackmagic design DeckLink HD Extreme
Iiyama PLE2407HDS-B
YAMAHAの純正I/F、MacProのカスタムによりHDDを高速化しFullHDでプレビューしながら快適に作業が行える環境のご提案です。ステレオを前提とすればBlackmagicのオーディオI/Oでアナログ/デジタル両方の入出力可能です。VIDEOもHDMI/SDIの端子を持っているのでDisplay出力も簡単に。
上記構成価格(セットアップ込)¥1,376,000(税込)
Recommend Plan 2
HP Z800 2.66GHz 8Core/16GB RAM/XP 64/1TB x 4HDD
Steinberg NUENDO 4
RME HDSPe-MADI
NUENDO SyncStation
Blackmagic design DeckLink HD Extreme
COMTECS EditPro RAID 4-Bay 4TB
Iiyama PLE2407HDS-B
最新のIntel Xeon搭載のZ800を中心にSSL、Euphonix、NEVEといったデジタルコンソールに直接接続可能な64ch-MADIの入出力を持たせたシステム。高速な処理とSyncStationにより高精度なシンクを提供。外部RAIDによりHDDの高速化を図り、Full HD Videoのプレイバックシステムを統合した構成となります。
上記構成価格(セットアップ込)¥2,050,000(税込)
・MacPro Intel Xeon 2.26GHz 8Core/6GB RAM/640GB + 1TB
・Steinberg NUENDO 4
・NUENDO SyncStation
・Blackmagic design DeckLink HD Extreme
・Iiyama PLE2407HDS-B
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ
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2010/01/27
RME Fireface UC 〜USB 2.0対応 24bit 196Khz!〜
Appleハードウェア製品からFireWireインターフェースが省かれる昨今、オーディオI/Fの選択にみなさんお悩みと思います。そんな中、音質及び安定した動作に定評のある独RMEのFirefaceオーディオ・インターフェース・シリーズに新たにUSB2.0対応のFireface UCが今秋新発売となりました。
USB2.0を使い切る、専用FPGAコントロール
Fireface UCは、入出力24bit-192kHz対応といった物理的仕様はFireface 400と全く変わりません。そこにはPC本体との接続がUSBかFireWireかの違いが存在するのみとなります。USB= Universal Sireal Busという名前からも分かる通り汎用型のSerial Busです。USB2.0の帯域幅は480MbpsとFireWire400の帯域幅400Mbpsを上回っていたのですが、アクセス時のレイテンシーやランダムアクセス耐性といった問題を持っていました。そこでRME社では凡用のチップには依存をせず、独自のFPGAを使用し様々な検証を行った結果、圧倒的ローレイテンシーを誇るオーディオI/Fが誕生しました。
実際には、WindowsとMacでは異なる伝送モードが採用される結果となったため、バックアップ・ヴァージョンを含めると1台につき4つのファームウェアを搭載しています。ですので将来他の伝送方法がより良い動作をする状況になったとしてもファームウェアのアップさえ行えば対応が可能になります。開発の経緯を見てみると、汎用のインターフェースとして採用されているUSBに対してはOSの段階で広帯域幅での割り込み伝送(オーディオの伝送に対して理想的な方式です)をサポートしておらず、独自に開発する事でしか目指すスペックのインターフェースを手に入れる事が出来なかったようです。
(こちらの開発内容に関してはhttp://www.synthax.jp/usb-implementation.htmlにその詳細が明記されていますので、ご興味のある方は是非ご覧下さい。)
デジタルジッターの救世主 〜steadyclock〜
最後にRMEの音質の評価を支える根幹の技術、Steady Clockに関して説明させて頂きます。(こちらはFIREFACEシリーズ共通になります。)
どのようなデジタル機器も少なからずデジタルクロックの揺らぎ(ジッター)を生じます。そのジッターを抑制する為の回路がsteady clockになります。この機能はFPGAを使用し100MHzという高速で動作、どのようなクロックが入力されたとしても瞬時にロックしジッターの少ないクロック(2ns以下)へと抑制します。またSteady Clockの設定画面[Pitch]セクションには、0.1%、4%のプルアップ・プルダウンと呼ばれる典型的なビデオ周波数と、+/- 5%レンジ/1Hz単位で自由に基本周波数を変更するフェーダーが搭載されています。」
filter kyodai ebee#1による実践Fireface UCレビュー
Text by 江夏 正晃・DJ ebee#1/marimoRECORDS
USB2.0接続だからといって侮れない、Fireface UC
オーディオインターフェースの雄である、RME社の製品はとにかく色づけが無く、音質も優れているのでヘビーユーザーも非常に多いことは周知の事実だ。そして近年はオーディオマニアの間でも話題になっているとのことからしても、その質の高さはお墨付きといったところだろうか。現に私も10年以上前からRME製品を愛用し続けているが不満を感じたことやトラブルはほとんど無い。
そんなRMEからびっくりする製品が発表された。なんとUSB2.0接続でで動作するオーディオインターフェースが発表されたのだ。USBで動作するオーディオインターフェースは基本的にプロユースではないと言う概念を吹き飛ばした。
当初はFireface 400と外見がほとんど同じFireface UCに疑問を感じながらも、多分Fireface 400には及ばないんだろうと想像していたが、テスト機を試した時にその動作に驚いた。Fireface 400と使用感は何一つ変わらないのだ。もちろんサンプリングレートが192KHzといった厳しい環境下での動作もFireface 400とほぼ変わらない。そしてUSBオーディオインターフェースでワードクロックを搭載しているのも本機がはじめてかも知れない。
もちろんFireface UCにもRME社の特徴であるステディークロックが搭載されており、ジッターは極限まで抑えられるのだ。この機能は音質を向上させることはもちろんのこと、本機をクロックのマスターとして使用することで動作も安定する。
USB2.0接続だからといって妥協点がひとつも無いのだ。接続する際にMacかWindowsかを選択しなければならないことを考えるとRME社独自のアルゴリズムがそこには存在するのだろうと想像させる。USB接続の可能性を感じさせられる製品であることは間違い無い。
そして、注目のレイテンシーに関しては、Fireface 400と比べて若干小さいのだ!もちろんその差は微々たるものだが私の作業環境下(Windows XP SP3)ではUCの方が少し小さく表示された。また、同じ作業環境下でCPUの負荷はFireface UCの方が少し大きく振れていた。ただ、両機を使用する上でこの差はまったく感じることは出来ないくらい小さいものだ。すなわちほぼ差が無いと言い切ってよい。
最近のMacBookKなんかではFireWire(IEEE1394)も省略されるようになって、USB2.0接続のプロ仕様のオーディオインターフェースが待ち望まれていたことは確かだ。そんな中でのFireface UCの発売はエポックメーキングなことである。
蛇足ではあるが、Fireface UCはFireface 400と同様にSMPTEを受けることが出来る。Fireface 800では出来ないクロックによる外部機器との同期が出来る。これはMAなんかでの場面では非常に役に立つと思われる。しかもSMPTEを受けてロックするまでに2秒程度と動作も軽い。ノートパソコンとFireface UCを持ってMAスタジオで作業するといったこともスムーズに行える。
進化し続けるUSBは来年3.0の時代に突入する。その転送スピードは2.0の10倍といわれている。オーディオインターフェースのジェネレーションも次の時代へ突入するのだろう。そんな中でのFireface UCの発売は当然といえば当然なのかも知れない。今後、本機のように既成概念を覆す製品がどんどん発表されること考えると、制作する側もワクワクします!
★江夏 正晃プロフィール / marimoRECORDS★
DJ ebee#1として今までに4枚のオリジナルアルバムをリリース。「goose bumps」および「G.H.C.」(global house communications)はインディーズTECHNO,HOUSEランキングで1位を獲得。キャスリーン・マーフィー・ジャクソン(NY)、マーク・グラント(Cicago)、DJ TAKASHIROことハイパーメディアクリエーターの高城剛とのコラボレーションなどが話題を呼ぶ。一方で株式会社マリモレコーズの代表として、楽曲のプロデュースをはじめアーティストプロデュース、アルバム制作、CM他、多方面の音楽制作を行う。作曲、レコーディング、ミックス、マスタリングまで、一貫したプロデュースを得意とする。関西学院大学の非常勤講師も勤める。2009年6月にニューアルバム「JAT BLACK」をリリース。
marimoRECORDS Official site
http://www.cybermarimo.com/
FILTER KYODAI blog
http://enatsu.net/
Fireface UC ¥147,200でRock oNで絶賛発売中!
UCは、FPGAのプログラムファームウェアの更新で今後も最新で有り続ける事が可能な、新しい世代のAudio I/F。是非この機会に導入をご検討ください!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ
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2010/01/26
日本ミキサー協会(JAREC) 勉強会 セミナーリポート
去る1/19(火)日本ミキサー協会(JAREC)様による技術プロジェクト(勉強会)が以下の内容でROCK ON PROリファレンス・ルームで開催されました。
AVID Japan Sales Manager常盤野 司氏によるICONシステムの概要説明
株式会社音響ハウス 技術開発室 須田 淳也氏によるXMON-J技術解説
AVID Japan 森田 秀一氏によるD-Control実演及びPro Tools|HD 8の特徴説明
株式会社フックアップ 技術担当 佐藤 孝紀氏によるAntelope Audio社製品の概要説明
株式会社メディア・インテグレーション 輸入事業部 営業担当 岡田 裕一によるWAVES Vocal Rider Native版の実演デモ
というプログラムで、これからのプロフェッショナルワークに求められる最新技術を学ぶ勉強会となりました。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
まず始めに、AVID Japan Sales Manage常盤野氏からは、ICONシステムの特徴説明、そして既存XMONユーザーのXMON-Jへのカスタマイズのアナウンスが行われました。(具体的な金額及び納期に関してはROCK ON PRO 担当岡田までお問い合わせ下さい。電話03-3477-1776)
更にXMON-J開発のきっかけとなった烏龍舎スタジオを含む各レコーディング・スタジオの導入事例の紹介し、その流れから具体的なXMON-J技術解説となりました。開発責任者である須田氏によるXMON-Jに関しての主なポイントは以下になります。
TB回線の専用アンプでのレベル制御によるSLSへの信号送付
Listen Back出力信号のCUE1へのマージ機能の追加
外部VUメーター・ユニットを追加することにより2及び8ch.メーター・アウトを装備
ヴォリューム・コントロール可能なSLS Talkback Switchの装備
無線仕様のWireless Talk Backの装備
等々。(より詳細な内容は須田氏自身によるXMON-J解説をご覧下さい。)
D-Controlが生まれた米国とのレコーディング方式の違いから発生していた仕様上の問題がXMON-Jの登場により大きく改善されました。これまでですと日本国内で使用されているCUE BOXの仕様にCUE回線を併せ込むために生じていた煩雑さが、所謂日本でのAFLの解釈と同等になったことや、同じくこれまでVUメーターの回線確保に苦心していたことが一気に解決しました。ICON中心のシステム構築がよりスマートな形で実現(=日本のレコーディング・ワークフローと同じ、またコスト的にも低下)可能となったのではないでしょうか。
Digidesign製品に続き昨年11月より代理店が変更となったAntelope Audio社製品の説明を新製品であるIsochrone TRINITYの実機を展示し、フックアップ佐藤氏が行われました。
クリスタルオシレーターの10万倍の精密度(1000年に1秒の誤差と言われています。)を誇る高精度な小型ルビジウムオシレーターを搭載したIsochrone 10Mを中心に製品群を紹介、デモ機貸出しによる試聴が可能であることをアナウンスされました(デモ機試聴ご希望の方はROCK ON PRO 担当岡田までお問い合わせ下さい。電話03-3477-1776)。
またAntelope Audio社製品に関する詳細は以下のURLをご参照下さい。
http://www.hookup.co.jp/products/antelope.html
そして最後に弊社輸入事業部岡田(ROCK ON PRO岡田とは別です!)によるWAVES Vocal Rider Native版の実演デモが行われました。
昨年末に発売となった本製品をご存知の方も多いと思われますが、こちらのWAVES Vocal Riderは端的に説明するとヴォーカルの音量を楽曲に合わせて調整する所謂「手コンプ」の手法を自動化したプラグインになります。
使用方法も至って簡単で変更を加えたいヴォーカル・トラックとそれ以外のMIX部分の関係においてヴォーカル・トラックの基準値(ターゲットつまみで調整)を設定、またその変化の振幅幅(レンジつまみで調整)するだけで使用ができます。レンジ幅の設定が少ない方が、自然な変化を得ることができるのは当然なのですが、使用方法によっては不自然さを強調することによりエフェクター的な使用方法も可能かもしれません(いまのところそのような実例は見いだせていませんが...)
今回の日本ミキサー協会様本勉強参加の方は熟練エンジニアの方が多く参加されており、WAVES Vocal Riderのデモ演奏には様々なご要望を輸入事業部岡田宛に頂きました。岡田自身は高名なエンジニアの方々からのご要望にかなり緊張気味で対応、違う意味(?)で今回の勉強会のハイライトを迎えることができました。冗談まじりで出ていた「日本ミキサー協会仕様」プリセット開発案に心ときめきました。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2010/01/22
Color用コントローラー、MC artistシリーズに新機種が登場
Final Cut Studio 3の発表と同時に情報が発表されていたMC Color。Final Cut Studioに含まれる優れたグレーディング機能を持つColorを操作する為に開発されたこのコントローラー、先日のAES New Yorkで実機が初登場し注目をあつめていました。先日のinterBEE 2009で実機が大注目!!国内か各も決まり、絶賛ご予約受付中です、
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営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Final Cut Studio 3 の発表と同時に情報が発表されていたMC Color。Final Cut Studioに含まれる優れたグレーディング機能を持つColor を操作する為に開発されたこのコントローラー、先日のAES New York で実機が初登場し注目を集めていました。
Final Cut Pro とシームレスに連携するグレーディングツールColor は4K 迄の解像度に対応しデジタルシネマはもちろんビデオ編集でのカラーコレクトに力を発揮します。単機能のソフトウェアは高額なものばかりでしたが、このソフトウェアはFinal Cut Studio に含まれるため導入コストを考える必要も在りません。
今迄は3トーンホイールのコントローラーを探すとTangent Devices CP100 といった、高価なものしか存在しませんでした。誰も、10 万円のソフトに100 万円を超える単機能コントローラーを組み合わせようとは思わないでしょう。MC Color は低コストでColor のもつポテンシャルを引き出します。もちろんEuCon の特徴である自由にカスタム可能なソフトキーも搭載され3つのトラックボール/トラックホイール、6つのノブとあわせ自由自在に作業を行うことが可能となります。また、4つのメモリーバンクが装備されます。
トランスポートセクションも用意され、コンパクトながら、これ一台で作業を行うことも可能となっています。発売が非常に楽しみなMC artist シリーズのニューフェースです。
Final Cutユーザーに必須のコントローラーとなること間違い無しのMC color。先日発売開始のMC transport、MC control,MC Mixと併せて多彩なカスタム機能により、ユーザーそれぞれの専用コントローラーが完成します。是非とも組み合わせて作業環境をスタイリッシュで効率的な物として下さい。
ROCK ON PROでは好評予約受付中です!!
MC Color ¥178,500(税込)
(発売時期未定)
MC Artistシリーズ<価格改定によりお求めやすくなりました!!>
Euphonix / MC transport ¥57,750(税込)>>>¥48,300(税込)
Euphonix / MC mix 価格 ¥144,000(税込)>>>¥118,650(税込)
Euphonix / MC control 価格 ¥208,000(税込)>>>¥178,500(税込)
MC artistシリーズ(MC mix/MC control)のレビューはこちら >>>
MC artistシリーズ(MC transport)のレビューはこちら >>>
メーカーサイトはこちら>>>
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2010/01/22
第二回サラウンドセミナーレポート
非常にご好評いただき幕を閉じた第2回サラウンドセミナー。実際に触れることの少ないサラウンドミックスを体験していただきました。参加者の皆様にサラウンドデザインをしていただき、実際にミックスをして現実にサラウンドを作成するというかなり本格的なセミナー。必要なツールを紹介しながら”サラウンド制作”を体験いただきました。
<<サラウンド制作セミナー>>
今回のセミナーは、座学中心と違い制作現場を体験していただくことを考えた、参加型のセミナーとなりました。ROCK ON PROで用意した、マルチチャンネルの素材をまずは各トラックごとに確認していただき、サラウンドデザインを行っていただきました。実際にサラウンド制作を行っている方も、そうでない方も積極的にサラウンドデザイン案を出していただき、楽曲のパートごとに沢口さんに選んでいただいた参加者の方のサラウンドデザインを本人と洋介で実際にミックスして試聴しました。様々なアイディアをパッチワークのようにつなぎあわせた最終作品は非常に独創性にとんだサラウンドMIXが出来上がりました。
実際にサラウンド作品のミックス作業を体験いただき、その空間の広がり、可能性の広がりを十分に体験いただけたことがアンケートからも感じられました。サラウンドは、モニター環境さえ有れば手軽に始められる難しい物ではない/アイディア次第で素晴らしい空間表現が出来る、ということも体験していただけたと手応えを感じています。アンケートにお答えいただいた方の声を紹介ささせていただきます。
音楽という素材は、ジャンルやカテゴリによって自由度が違う物だと感じた
サラウンドMIXに決まりは無い
目の前で実際に作業しているところを見て、自由度が高い反面選択や位置決めの悩みも増えそうな気がしました。
音楽ミックスは深みにはまりそうです
2chに比べて、空間をより表現出来る
音の置き方次第で全く変わるとこが素晴らしい
講師の沢口さんからも、気をつけなければいけないのはモニターのセッティングだけで、後は「自由」とコメントをいただいています。「本来自由である 音楽がステレオの2chに押し込められている、それを開放することができるのがサラウンドだ」と力強くお話しいただきました。実際にポップスの楽曲をサラウンドミックスすることによりその広がりと可能性を感じていただけたと確信しています。
<<音楽サラウンド デザイン(MIX)のチェックポイント>>
サラウンドのサウンドデザインの中でもクラシックの臨場感サラウンド デザインを除いたデザインアプローチ(POPS音楽など)で音楽を構成する(MIXする)場合のチェックポイントは、以下のようです。
1 安定した音場(STABLE SOUND)を作る。
音楽のサラウンド デザインでは、その曲全体を通してサラウンド音場が前後左右に揺れない(ギミック性を表現したパートは除く)ことがリスナーにとって安心感となります。このためMIXした全体の構成をきいて船酔い状態になっていないかをチェックすることをお勧めします。この目安として楽器毎のデザイン配置コンテを書いてみて、対称性やバランスの良いコンテが描かれていれば安定した音場が作りやすくなります。
2 そのための楽器の役割を考えてデザインする
2−1 曲の中で一定の定位にSTAYする楽器はなにか?
音楽を構成している楽器の役割を考え、基本となる楽器や土台を作る楽器、リズムをキープする楽器などの基本パートは、安定した音場(STAYした音場)配置としておきます。
2−2 曲のなかでギミック効果(音の移動)を出す楽器はなにか?
逆に音楽の中で移動効果をだすと効果的なパートについては、先に述べたデザインを応用してギミック性を表現出来ます。こうした場合に有効なパートとしては、イントロ リフフレーズの強調 サビ アウトロなどを目安にしてください。
3 音像移動の方法
音楽で有効な移動表現として以下のようなアプローチが有効です。
サークル型円周移動
フライオーバー 縦方向移動
点移動と面移動の使い方
4 360度音場に素を作らない
これも、安定した音場を構築すると言う点から大切です。楽曲によってはあるパートで単音源楽器しかないといった構成もありますが、そうした場合でもその楽器が配置された部分以外の空間を素にするのではなく、リバーブやディレイ ピッチ変化成分などなんらかの関係性を持った音を配置して安定性を維持すると音場が安定します。
5 ハードセンターに入れすぎない。
ハードセンターチャンネルは、モノーラルMIXと同じ感覚になるので、リズム楽器からメインボーカルまでセンター配置音源を詰め込むとレベルオーバーを起こします。このためセンター成分の使い分けを適切に行ってバランスをとることで対応します。これは映画やドラマ スポーツ制作などでも行っている台詞やナレーションの使い分けと同様なアプローチで
ハードセンター
ファンタムセンター
両者の組み合わせ
を考えて配置分散を行います。同じセンター成分といってもこの3者の再生音は異なるので音楽の構成や重要度に応じて工夫するとよいでしょう。
6 LFEは遅れを補正
音楽の場合は、映画などと異なりLFE成分を新たに作って付加するというよりは、ベースやキックドラム、ティンパニーなど低音楽器の成分を分岐してLFEへ送る場合が一般的です(相関関係がある音源と呼ぶ)。この場合LPFをデジタルフィルターでいれて高域をカットしますがデジタルフィルターの特性により遅延を生じます。このメインチャンネル音とLFE音2つの音源が最終的にMIXされると位相キャンセルを生じ低域が逆に落ちてしまう場合があります。チェック方法は、LFEへ送って作った音源とメインのトラッックにある音源波形を比較して遅れが生じていないかチェックし、LFE音源のタイミングを編集画面上で合わせます。
7 サラウンド スコープでチェック
サラウンドMIXができるDAWやコンソールではステレオスコープと同様にサラウンドスコープでモニターできます。このスコープ波形を見て「糸巻き型あるいはやや円周に近い波形」がでていれば項目1で述べた安定した音場ができている目安になります。
さらにROCK ON PROからは、
<<サラウンドミックスに必要なプラグインのご紹介。>>
WAVES 360 Surround Bundle
サラウンドに必要なツールが全て揃うWAVES 360 surround Bundleと、サラウンド空間を作り上げる為の必須ツールとしてリバーブをご紹介しました。WAVESはダウンミックス、アップミックス、リバーブ、トータルダイナミクス、サラウンドマネージャーと必要なツールが一通り入っています。まずはこれを手に入れればサラウンドミックスは快適な物となります。
ダイナミクスでは5.1chのLFE部分は独立してコンプレッションしたいと考えることと思いますが、元々サラウンド用に作られた物は、しっかりと考えられ、リンクの有無等が簡単に行えるようになっているので、思いの通りのファイナルミックスが仕上げられます。
マルチチャンネルーモノで使用した際には行えなかった効果が手に入ります。ステレオ仕様のリバーブであれば、どうしてもターゲットとなる2chにしか残響は残りません。フロントで考えれば、LRにアウトをアサインした場合にはセンターチャンネルからは残響がならないということになります。また、少しは他のチャンネルにこぼしたい時にも、対応が難しくなります。細かい調整や、音の配置を効果的にする為にもサラウンド対応のリバーブは必須と言えます。
サラウンド対応リバーブ
リバーブもステレオリバーブでは再現出来ないサラウンド空間を再現する為に重要なツールとなります。5.1chあるサラウンド空間を2つのステレオリバーブではやはり再現し切れません。Altiverb/Revibe/TLSpace等のコンボリューションリバーブでは5.1chで収録されたIRデータを持っています。それにより、リアルな空間表現が可能となります。また、ハードウェア、t.c.electronic system 6000に搭載されるVSS4 HDではサラウンド空間のどの位置に音源が定位しているのかを指示して、サラウンド空間の創造が可能となります。まさにVSS(Virtual Space Sumilator)と言ったところでしょう。音源の定位までもを定義して響きを創造したいのであれば必須のツールとなります。
<<「実践」サラウンドデザイン>>
それでは、実際に今回のセミナーでプランを採用されたサラウンドデザインをご紹介します。ミックスにあたり、楽曲のパートを4つにわけ、4名の方のプランを採用しました。
それぞれ、ビジョンを持った素晴らしいアイディアばかりでしたので、講師の沢口さんも選ぶのには難しかったことと思います。
前半の部/サラウンドデザイン
後半の部/サラウンドデザイン
皆さん、サラウンドミックスを実際にされている方はかなり具体的なイメージを持って音を配置してきていました。逆に経験の無い方は純粋に空間をイメージして音を配置されていました。動きのある物や,前後でのパッセージの掛合い、コード楽器での空間の埋め方、ソロ楽器の定位等、様々なアイディアを 実際に試すことができました。
ミックスの中で、問題となったのがファンタムセンターとハードセンターのダイバージェンスでした。ステレオでは存在しないハードセンター。この取扱 がサラウンドミックスの大きな魅力であり、難しさでもあります。今までのステレオミックスの感覚で音源をセンターに定位させると、どうしてもセンターチャンネルの音量が飽和してしまいます。これをファンタムセンターとの併用
によりうまくバランスを取ることが重要です。そして、どの音源をどのように配置するのかはその作品によって変わってくると思います。ナレーションがかぶってくる様な映像作品に対しての音楽であるならば、ほぼ間違いなくナレーションはハードセンターで鳴ります。これを見越してハードセンターを作らないとMAの段階でバランスが崩れてしまいます。逆に効果音はL,Rchから鳴ることが多いので、逆のアプローチが必要です。音楽のみの作品であれば、自由にイメージのままに最大限ダイバージェンス効果を活用することができます。
<<サラウンドミックスを終えて>>
今回は、「音楽」ということで、放送で問題となっている様々な問題には言及しませんでした。実際には効果音や、ナレーションとの兼ね合いで様々な問 題が生じます。また、再生機器側の問題としてダウンミックスのステレオで再生されたときにオーバーレベルしない、位相干渉が起らない、センター成分が小さくならない等、様々な部分で注意が必要となります。今回のセミナーでも「音楽」サラウンドは自由でうらやましいと、放送現場の方から感想をいただきました。音楽サラウンドのソースとして主流のDVD-Audio/SACD両者共、ステレオも同時収録することができるようになっています。音のみのサラウンド作品は、実は映像作品におけるサラウンドよりも大きな可能性を持っているのです。これを参加者の皆様に『実感』していただければ大きな成功と言えるの ではないでしょうか。
最後に沢口/洋介コンビでMIXした参考MIXを紹介しました。
遂に次回は最終回!!盛りだくさんの内容でサラウンドの世界を更に『体験』していただく予定です。お楽しみに!!
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2010/01/20
パーソナル・スタジオ設計の音響学 その1「低域・中域・高域という3つの世界」
長い夜は、じっくり音を科学する!
サウンドクリエイター、エンジニアにとって、制作空間には多くの要素が求められます。快適であること、創造性が高まる環境であることは、近年、特に高まってきた要望ではないでしょうか。その全ての基盤になるのが、適切な音響空間デザインがされていることだとRock oNは考えます。
建築家、デザイナーに設計を任せる前に理解を深めてみませんか。サウンドの世界が、ぐっと広がるかもしれません!今回から4回の連載で、株式会社ソナ 中原雅考 講師からご伝授いただきます。真剣にお楽しみ下さい。
◆ 音の世界は、3種類の民族で構成されている!
光の可視範囲が 780nm〜380nmの波長をもつ約1オクターブバンドの帯域幅なのに対して、音の可聴範囲は、17m(20Hz)〜17mm(20kHz)の波長をもつ約10オクターブの広大な帯域幅です。つまり、光の世界では、様々な色の違いがあっても最大約2倍くらいの大きさの差しかなく、青色であっても赤色であってもほとんど同じ振る舞いをする単一民族の世界だといえます。
一方、音の世界では、低域と高域ではその大きさの差が1000倍となるため、性格がまるっきりちがう多民族で形成されている世界だといえます。洗練された単一民族の光の世界か、それとも様々な文化が入り交じる他民族の音の世界か、どちらが好みかは別として、音を相手にするためには、この平凡ではない多様な多民族の世界にいるということを意識しておく必要があります。
音の世界は、大まかには「低域、中域、高域」の3種類の民族で構成されていると考えることができます。さらに、例えば同じ350Hzでも、それが低域になるのか中高域になるのかは、その音が存在する部屋によって変化します。すなわち、音は、居住空間に応じて適宜性格を変えて変身する性質を持っているということになります。部屋の音響を理解するためには、まずは様々な状況における「低域、中域、高域」のカテゴリー分けを行い、それぞれの帯域の振る舞いを理解しておくことが重要です。今回は、パーソナル・スタジオの設計の第一回目として「低域、中域、高域」の考え方を解説します。
「低域、中域、高域」と「波動、幾何、統計」
音は、音波とも表現されるように、空気中を伝わる圧縮・膨張の情報の一種であり、その本質は「波」です。物理的には、(式1)のような非常にシンプルな基本式で表現される「波動」ということになり、この式を様々な条件で解くことができれば、どのような条件の音でも予測可能ということになります。
(式1)
ところが、実際には(式1)が解ける条件は、ごく一部の仮想の条件でしか無く、我々が生活する一般的な環境やスタジオなどの空間に対しては、科学の発達した現代であっても未だに正確に解くことはできません。もちろん、(式1)を近似的に解く方法は色々とありますが、その結果が必ずしも現実の特性と一致しているかに関しては、まだまだ検討が必要です。
すなわち、答えを得るための方程式は、はるか昔に見つけられているのに、それを解く完全な方法や実践で使える解がなかなか得られないのが、室内音響学の現状ともいるかもしれません。
このように、全ての現象を「波動」として解くことが現実的ではない現状では、「音域によって音の性質を区別して考える」といった技量が、音響設計には必要とされます。また、このような考え方は、音のイメージをつかむための訓練にもなるため、音と接するためには非常に有用な方法です。
音の世界は「低域」、「中域」、「高域」の3つのカテゴリーに分けて考えることができます。
たとえば、同じ形状の壁面に音が入射しても、低域、中域、高域では音の跳ね返り方が異なります(図1)。低域では、壁の凹凸に関しては無視され、高域では細かな壁の形状にも音の反射特性が影響を受けます。
(図1) 低域 / 中域 / 高域での反射の違い
これらの音の振る舞いの違いを把握するためには、それぞれの帯域に応じた音響理論を用いることになります(図2)。
(図2) 低域 / 中域 / 高域と、波動 / 幾何 / 統計音響
★ 低域:波動音響
難解な「波動音響」は、音の本質を表現しているため、低域から高域まで全帯域に使用することができます。しかし、現実的には、波動音響でなければ解析できない低域にターゲットを絞って使用するケースがほとんどです。例えば、部屋のモード(定在波)の解析などは、波動音響による解析となります。
★ 中域:幾何音響
次に、中高域に関しては「幾何音響」を用いた解析が便利です。幾何音響では、音をボールのように扱い、作図によって大まかな音の振る舞いを検討できるため、直感的で分かりやすい検討が可能です。いわゆる、反射音の分布図などは「幾何音響」による検討の一例です。
★ 高域:統計音響
さらに高い音になると、作図で一つ一つの音の振る舞いを追いかけると膨大な数になるので、部屋全体の音の振る舞いを平均化して考える「統計音響」による解析が多く用いられます。例えば、残響時間などは、「統計音響」による解析の一例です。
以上のように、音の性質やその解析方法は、低域、中域、高域の3つのカテゴリーに分けることができますが、この中で特に重要なのは、低域と中高域との境界です(図2)。
例えば、小さな部屋では500Hzが低域として振る舞うこともありますし、大きな部屋では100Hzですら高域として振る舞うこともあります。どの帯域が低域なのか、すなわち低域と中高域との境界を把握しておくことは、部屋の音響設計には重要な事項です。
この境界を与える考え方が、「シュレーダー(Schroeder)周波数」と、「フレネル(Fresnel)ゾーン」です。
シュレーダー周波数× 2 ~低域の上限
部屋という壁で囲まれた空間は、その形状に応じた音色を持っています。その音色は、いわゆる倍音といわれるようないくつかの周波数スペクトルによってつくられており、そのスペクトルを「固有モード周波数」と呼びます。固有モード周波数とは、部屋が共鳴する周波数を表していますが、その数は、低域になるに従い少なくなってゆきます(図 3)。
(図3) 固有モード周波数の例 (4.15m × 5.8m × 3m)
固有モードの数が少なくなると、定在波の影響を無視できなくなり、周波数特性や室内の特定の場所などに大きなピークやディップを生じる危険性が高くなります。このように、モード密度の減少により、室内の波動的な影響が顕著に表れるようになる周波数を「シュレーダー(Schroeder)周波数」といいます(図3中、fsch)。
シュレーダー周波数(fsch)は、(式2)で表されます。従って、部屋が小さくなるほど、また部屋がライブであるほど、シュレーダー周波数は高くなります。これは、吸音の少ない小さな部屋では、高い周波数まで低域として扱わなくてはならないことを表しています。
最近では、「スピーカーの再生特性と部屋の音響特性」の関係に着目すると、シュレーダー周波数の2倍〜3倍程度までは低域と考えた方が良いという見解もあります。従って、実用的には、シュレーダー周波数の2倍が、低域と呼ばれる周波数帯域の上限と考えられると良いでしょう。
(図4)は、シュレーダー周波数の2倍、すなわち低域の上限周波数を部屋の容積に沿って計算した結果です(ここでは、部屋の寸法比は、1.11:1.48:1と仮定)。
(図4)-(A)によると、吸音率が0.6(部屋全体の60%を吸音)の場合、部屋が狭くなるほど低域として扱わなくてはならない周波数帯域が広くなっていくことが分かります。
◎部屋の吸音率0.6の場合
★20畳の部屋 低域=167Hz以下
★12畳の部屋 低域=215Hz以下
★6畳の部屋 低域=304Hz以下
次に、部屋の吸音率が0.3になると、低域として扱わなければいけない帯域がさらに広くなることが分かります(図4)-(B)。
◎部屋の吸音率0.3の場合
★20畳の部屋 低域=236Hz以下
★12畳の部屋 低域=304Hz以下
★6畳の部屋 低域=430Hz以下
低域は、改善することが困難であるような音響障害をしばしば部屋に与えることがあります。
従って、特に小さい部屋では、低域として扱われる帯域をなるべく縮小するために、吸音が効果的な方法の一つであるということになります。
(図4) 低域の上限周波数 (シュレーダー周波数× 2)
第2フレネルゾーン ~中高域の下限
同じ大きさの板に音が入射した場合、中高域の音はボールのように跳ね返されますが(鏡面反射)、低域は板の後ろにに音が回り込むなどして(回折)、完全には反射されません(図5)。
(図5) 波長と反射、回折
見方を変えれば、ある大きさの反射面に対して鏡面反射される帯域が、その状況下における中高域と言うことができます。
ある周波数の音が鏡面反射するためには、反射面が少なくとも1つ以上のフレネル(Fresnel)ゾーンを含んでいなければならないと言われています。
フレネルゾーンとは、(図6)に示すように、反射点のまわりに形成される輪であり、小さい方から第1, 第2、第3フレネルゾーンと呼ばれています。詳細は割愛しますが、フレネルゾーンは、周波数が低いほど、また反射面から音源及び受音点が遠ざかるほど大きな輪となります(式3)。
(図6) フレネルゾーンの概念 (式3)
(図7)は、異なる3つの条件で、鏡面反射に必要と言われている第2フレネルゾーンの直径の大きさを計算した結果です。これを見ると、20kHzでは30cm×30cmの板でも鏡面反射が可能ですが、一方で50Hzのような低域の音を鏡面反射させようと思うと10m×10m程度の大きさの板が必要になることが分かります。小さな部屋ではそのような大きな壁面は存在しないため、部屋が小さくなるほど鏡面反射出来る周波数帯域が高くなると予想されます。
(図7) 鏡面反射に必要な板の一辺の長さ
(図8)に、部屋の容積に対して算出した中高域の加減の周波数、すなわち部屋の壁面に対して鏡面反射が可能となる周波数を(図4)の結果とあわせて示します(ここでは、部屋の寸法比は1:1:1を仮定しています)。図中、赤の領域が低域、青の領域が中高域のエリアを表しています。また(C)、(D)は、「壁から壁の一辺の長さの 1/4の近距離から音を再生して受音」した場合および「部屋の中央から音を再生して受音」した場合の計算結果を表しています。
(図8)によると、おおまかには200Hzから400Hzの間に「低域」と「中高域」の境界があるように見受けられますが、よく見ると、その値は以下のように変化していることが分かります。
★部屋の大きさ 低域及び中高域の境界の双方に影響
★部屋の吸音 低域の境界に大きく影響
★音源及び受音位置 中高域の境界に影響.
特に、パーソナル・スタジオのような小さな空間では、ちょっとした影響で低域の帯域幅が大きく変化するため、予めどの周波数まで低域対策を施す必要があるか、(図8)などで確認しておくと良いでしょう。
(図8) 部屋の大きさと「低域⇔中高域」の境界の関係
【SONA PERSONAL STUDIO DESIGN Vol.2 予告】
今回から始まりました「SONA PERSONAL STUDIO DESIGN 」。
プライベートスタジオ設計の解説といっても、現場で即役立つコツや実践ノウハウなどといったフロントエンド的な内容ではなく、そのバックボーンをしっかりと解説しようというコンセプトの記事です。従って、ここでは、実際に設計する前に学んでおかなければいけない音響理論を実施設計と関連づけて、なるべく平易に解説してゆきます。そのため、よく見かけるスタジオ設計入門的な内容とは違うモノになっていますが、即効性を期待しないで根気よくお付き合い頂ければ幸甚です。基本が分かっていれば、あとはそれをどのように応用するかを考えれば良いだけです。
応用例だけを身につけるといった方法では、その先の広がりが期待できませんが、基本が身についていれば色々なことを考えることができます。次回は、いよいよ「低域、中域、高域」の3つの世界のうちの一番の大物である「低域」の扱いに関して、解説を行う予定です。
みなさん、根気よく最後までお読みいただきありがとうございます。なかなか「むずかし〜」と思われた方、きっとあなたは、将来有望!もちろんRock oNは、皆さんの疑問を放ったらかしにはしません。ご意見、ご質問はPRO@miroc.co.jpまで!お待ちしております。中原さんにもお伝えします。
SONA:(株)ソナ
1975年より、メジャーレコード会社(ソニー、ビクター、エイベックス,ユニバーサルミュージック等)や放送局(NHK、NTV、TBS、YTV、 ABC等)そしてポストプロダクション(オムニバスジャパン、イマジカ,Sony PCL等)など幅広い分野のスタジオの音響設計を手がけ、多くの制作環境を高品質に導いています。
その一方で、トップ・アーティストやクリエーターなどのパーソナル・スタジオの実績に関しても抜きんでています。また、サラウンド対応スタジオはDVDの普及前から取り組み、この分野での先駆的な役割を果たしています。
新たな技術を柔軟な思考で取り入れ、様々な手法でスタジオデザインにアプローチし、建築はもちろんのこと、モニターシステムの構築や最終的な再生音の調整(THXからライセンスを受けた技術者が在籍)に関しても積極的に携わっています。
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2010/01/20
江夏 正晃が語る Universal Audio UAD-2の威力
CPUの処理能力がどんどん上がっていく時代にDSPパワーを借りて、プラグインを起動することに疑問を感じつつも、UAD-1はその内容の充実度に頼らざるを得なかった。発売当初は1176LNのエミュレーションに魅力を感じ、購入に踏み切ったが、その後も発表されるプラグイン群の質の高さに驚かされては購入し続けた。とにかく、欲しいと思わせるプラグインが次々発表されるのだ。筆者は夜な夜な、UNIVERSAL AUDIOのwebサイトを見ては、ポチってプラグインを増やしていったわけです。(笑)
しかし問題はDSP。質の高いプラグインはDSPパワーをとにかく消費する。24bit96KHz下では実質、複数枚のUAD-1が無ければまともに使えなかったことは事実。そして3枚目のDSPカードを購入して、もうUAD-1の限界は見えてしまった。どうにか、これらのプラグインををネイティブ環境で使えないものか?何もDSPに頼らなくても、CPUの処理能力が上がっているのだから、負荷を分散させても・・・、なんて妄想していたところ、シャークチップを搭載したUAD-2が発表されたのだ。
すかさず、飛びついたが当初は安定して動かず、導入を見送った。そして、発売から約1年、ソフトウェアがバージョン5.4になって安定し、ついに導入に踏み切った。どうせ導入するのなら、と思って、UAD-2 QUADを購入したところ、そのDSPパワーに愕然。重いプラグインも次々挿していけるのだ。私はNEVE1073EQを好んで使用するのだが、UAD-1の頃は複数インサートする場合、その重さからSEバージョン(動作の軽いバージョン)を使わざるを得なかった。ところが、UAD-2に替えてからはオリジナルバージョンをためらうことなく使用できるようになったのだ。ケチケチ使っていたのが突然金持ちになって大判振る舞いしだしたといったところだろうか!
UNIVERSAL AUDIOのページを参照すればどのくらい処理能力が上がったのか理解いただけると思うが、QUADの体感はUAD-1の10倍以上に感じる。そして、DSPの力を借りてこれらのプラグインを起動させるのだから、CPUには負担はかからない。DSPパワーが大きく増強されると、かなりのストレスから開放されることは確かだ。そして、DSPに対する不満が一気に解消された。
さて個人的にお勧めのプラグインを紹介しよう!エミュレーションされたプラグイン群もすばらしいが、UNIVERSAL AUDIOのオリジナルのPRECISION LIMITERは私の中で必須プラグインだ。これはLIMITERとしてはもちろんRMSのメーターとして非常に使いやすい。WAVESなんかでもRMSをチェックできるメータはあるが、このPRECISION LIMITERは非常に細かくメータを見ることが出来るので、音圧感を客観的に調整することが出来るのだ。このプラグインのおかげでマスタリングもスムーズに行えるようになった。UADオーナーは是非試してもらいたいプラグインのひとつだ。
次に紹介したいのが、すでに前述のNEVE1073EQ。このEQは個人的に一番好きなEQな上、アンプのシミュレーションがすばらしい。たとえば、音量が欲しいとき、ファイルをゲインするのではなく、1073で持ち上げるのだ。そうすると、NEVE独特のメリハリの効いた音色が得られる。抜けが悪い音色などをハイシェルビングEQで持ち上げると、一気に問題が解消されることがある。このプラグイン、UAD-2のパワーをもってすれば、40ch以上に挿すことが可能だ。(動作が軽いSEバージョンだとなんと140chにも挿すことが可能!@44.1KHz時)いわゆる伝説のコンソールNeve8014がDAW内で作ることが出来る。
そして最後に紹介するのが空間系プラグインPLATE140。いわゆる「鉄板」(プレートリバーブ)をシミュレートしたもの。巨大な上、防音室が必要なホンモノは個人で所有出来る人なんてほぼいないと思われるので非常にありがたいプラグインだ。大手のスタジオに行くと実機が使えたりしますが、なにせ「鉄板」を使って残響成分を作り、それをマイクで拾うというきわめてアナログな空間系エフェクトなのでまさにプラグイン向きなプラグインといえる。そしてやはり個体差があることを承知の上、PLATE140も3種類のEMT140をもとにモデリングされている。面白いことに本物のEMT140と同様に残響時間は「+」と「-」できわめて大雑把にしか調節ができない。スタジオなんかでは約2secで固定されてますが、こちらも2sec程度で固定して調整すると、それっぽい音に仕上がる。残響時間なんて大雑把でいいんです!?(冗談です・・・。笑)
ハイレゾ環境が叫ばれる昨今、やはりDSPがパワーアップすることはクリエーターにとってはすばらしいことだ。またUAD-2はSOLO、DUAL、QUADと環境に合わせてDSPパワーを選択できるのもすばらしいことだと思う。SOLOでもUAD-1の約2.5倍の処理能力があるのでその価値は十分ある。
ただ、UNIVERSAL AUDIOに言いたいことも・・・。発表される新しいプラグインがとにかく重い!UAD-1と同じ状況にはして欲しくないと切に願うが、やはり発表されるプラグインがあまりにも魅力的なので、夜な夜なポチってしまいそうな状況は今も昔も変わらない・・・。ちなみにバージョン5.4ではTrident® A-Range Classic Console EQが追加された。これも興味津々・・・。
UAD-2 SOLO ¥42,000
UAD-2 DUO ¥94,500
UAD-2 QUAD ¥157,500
UAD-2 SOLO FLEXI ¥73,500
UAD-2 DUO FLEXI ¥126,000
UAD-2 QUAD FLEXI ¥189,000
UAD-2 SOLO NEVE ¥73,500
UAD-2 DUO NEVE ¥157,500
UAD-2 QUAD NEVE ¥210,000
UAD-2 QUAD OMNI ¥399,000
UAD-2 SOLO LAPTOP ¥52,500
(※UAD-1と比較して、UAD-2 SOLOは約2.5倍、DUOは約5倍、QUADは約10倍ものパワーを持っています。)
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介、技術担当:中林、千葉までお気軽にどうぞ。
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2010/01/19
AVID Video Solution導入のチャンス!3/19迄の期間限定!怒濤のプロモーション開催!
Hollywoodをはじめとした映画制作の現場はもちろん、世界中の放送局やMAスタジオで圧倒的なシェアを誇る業界標準の映像編集ソリューションAVIDを、3/19迄の期間限定ながら、驚きのコストで導入出来るチャンスです!
共通言語となったdigidesign Pro Toolsをもシームレスに統合出来るAVID Video Solutionは、業務スタジオだけでなくトランスコードや変換の必要ない、快適な環境を個人ユーザーにももたらせます!
この機会に、最新のHDコーデックに対応したAVIDユーザーになってみてはいかがでしょうか?
3/19迄の5大プロモーション!
・AVID Unity MediaNetwork 10th Annversary 全コンポーネント25% OFF!!
・MC Mojo/MC Nitris/Symphony新規導入でAVID Post Deko for Editorプラグインをバンドル!!
・Mojo/Mojo SDIからMedia Composer Mojo DXへのトレードイン・アップグレード!
・Media Composer Mojo DX + HP Z400大特価バンドルセット!
・AVID Deko 3000 Series 50% OFF!!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介、技術担当:中林、千葉までお気軽にどうぞ。
・AVID Unity MediaNetwork 10th Anniversary全コンポーネント25% OFF!!
AVIDの誇るネットワーク・ストレージ・システムUnity Media Networkは、大容量のストレージ領域と高速なデータバンド幅を兼ね備え、世界中の映像編集の現場から常に高い支持を受けています。
そのAVID Unityが登場してから10周年を記念して、全てのコンポーネントに大幅なディスカウントが実現しました!
ディスカウント例
・Media Engine 8TB w/10Port FC SW ¥4,527,600 -> ¥3,395,700
・Media Engine 16TB w/16Port FC SW ¥7,470,750 -> ¥5,602,800
詳しくはこちら>>
・MC Mojo/MC Nitris/Symphony新規導入でAVID Post Deko for Editorプラグインをバンドル!!
Media Composer Mojo DX/Media Composer Nitris DX/Symphony Nitris DX新規導入の方対象!
Avid PostDekoソフトウェアは、ブロードキャスト、ポスト、およびデスクトップ・ビデオ制作に対応する、パワフルかつフレキシブルなグラフィックス・デザイン・アプリケーションです。グラフィック・アーティストはPostDekoを使用して、優れたオンエアー放送用グラフィック・テンプレートおよびアニメーションをデスクトップで作成することができ、必要なデザイン機能を使用慣れ親しむことで、共通操作インターフェースを持つオンラインDekoシステムにもすばやく移行対応できます。PostDekoは、スポーツ、ニュース、およびイベントのリアルタイム・グラフィックスの作成のための、コスト効率の高いプロダクション・ワークステーションであり、シーケンス、トランジション、およびDekoモーションまでも作成することができます。
詳しくはこちら>>
・Mojo/Mojo SDIからMedia Composer Mojo DXへのトレードイン・アップグレード!
他社製ビデオカードのユーザーの方も対象!
業界標準のビデオ・エディティング・スイートAVID Media Composerと、HDビデオの入出力に対応したMojo DXの組み合わせは、まさにスタンダードと言えるでしょう!
その、最新のAVID Video Solutionにシステムを乗り換えるチャンスが到来です!
SD対応のAVID MojoおよびMojo SDIだけでなく、他社製のビデオ・カード・ユーザーの方も対象となる、このトレードイン・アップグレード・プログラムは、世界中に存在するプロフェッショナルAVIDエディターの仲間入りを驚異的な価格で実現させるのです!
・Media Composer Mojo DX Trade In ¥1,047,900 -> ¥837,900
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・Media Composer Mojo DX + HP Z400大特価バンドルセット!
新規にてビデオ・エディティング・システムの導入を検討の方は注目です!
業界標準のAVID Media Composer Mojo DXに、動作確認を保証されたHP Z400ワークステーションをバンドルした、オールインワン・ソリューションを期間限定特価にてご提供!
通常価格よりも、総計で約22%以上ものディスカウントが実施されるこの機会を見逃す手は有りません!
ディスカウント例
・Media Composer Mojo DX ¥1,047,900
・HP Z400 Workstation ¥525,000
・総額 ¥1.572,900 -> ¥1,226,400(特価!)
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・AVID Deko 3000 Series 50% OFF!!
Deko 3000は、洗練されたインターフェースとともに、最先端のリアルタイム3Dモーション、3D DVEスタイルのトランジション、ビデオ クリップ、リンクされたサウンド・エフェクト処理、アニメーション3Dモデルを実現し、定評あるオンエア実績とブロードキャストに焦点を当てたワークフローから、世界各国のブロードキャスターの皆様からの支持をうけています。Deko 3000は、スポーツ イベントやエンターテイメント・プログラミング、およびニュースルームのライブ映像の分野で急速に成長を遂げ、SD、HD、またはHybridモデルを選択できます。
今回は、Deko 3000 SD、HD、HybridのDeko 3000シリーズはもちろん、オプション・ソフトウェアも含めたDeko 3000シリーズを50% OFFにてご提供!
詳しくはこちら>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
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2010/01/19
Pyramixが切り開く、DAW新時代
Pyramixをご存知ですか?Marging社はDAW、ノンリニア編集機のDSPボード開発メーカーとして技術力を蓄えてきました。開発メーカーとして様々な要望を受け「DAWメーカーの為」製品を作ってきたからこそ出来る、高機能、高音質。海外で「理想のDAW」と呼ばれるその実力に迫ります。
Pyramix Story
スイス/マージングテクノロジーズ社のピラミックスというDAWをご存知でしょうか?恐らく聞き慣れない名前だと思います。ここ数年前からアメリカ,ヨーロッパを問わずプロフェッショナルの間では、「理想のDAWに最も近いDAW」と言われてきました。ここで、そのPyramixとその製品群をご紹介しましょう。
ピラミックスはソフトウェアだけでも60種以上のオプションを持つ、通常のユーザーにとってみれば買い難いDAWです。その原因は、実はピラミックスが「DAWメーカーのための製品」であったことに起因しています。
ピラミックスの製造元であるMerging Technologies(マージング)社は、1990年代初頭から今日に至るまで、様々な著名なメーカーのDAWやNLE(ノンリニア映像編集機)に、 心臓部分ともいえるDSPボード「Mykerinos(ミケリノス)」をOEM供給しています。そのDSPボードのSDK(ソフトウェア開発キット)の集大成がDAW「ピラミックス」のスタートでした。つまり、「DAWメーカーはユーザーから『この機能が欲しい』と言われた機能をマージング社に伝え、マージング社はその機能をSDKとして提供する」という繰り返しから、あらゆる機能を網羅したピラミックスはつくられました。
Pyramix誕生 〜OEMから自社販売へ〜
2000年、大きな変革が訪れます。ハードウェアのみならずソフトウェアまでもOEM供給していた某DAWメーカーが製品の生産を終了し、多くのユーザーがデータを保護するため、マージング社にSDKを製品として一般のユーザーが購入できる市場に出すよう要請してきたのです。そしてついに、2001年Pyramix v4.0は、ターンキー・システムとしてデビューします。
Pyramixは、あらゆるビット長、あらゆるサンプリングレート、あらゆるCodecを使用したメディア・ファイルをタイムライン上に乗せ、変換なく記録,再生,編集,ミックスからファイナルレンダーまでを行うというのが設計思想です。ファイルの互換性は、ピラミックス登場時から「読めないファイ ルは無い」と評されてきたように、多くのファイルフォーマットに対応しており、ファイル変換無しにいきなり再生,編集が可能です。また、編集作業においては、リアルタイム編集が採用されており、待ち時間のない軽快な編集作業を行うことができます。現在のバージョンであるv6.1は、あらゆる異なるサンプリングレートのあらゆるビット長のあらゆる種類のオーディオファイルを、自由に同一タイムライン上に並べ、たった一回のレンダリングでCDイメージにファイナルレンダーを行うことができます。もちろんTOCをはじめ、ISRCやCD TEXTを含んだ完全なCDのイメージを作り出すことができます。つくられたCDイメージは、添付アプリケーションであるDiscWriteを使用することで、実際にCD-Rに焼くことが可能な他、オプションのDDPサポートを加えると工場納品用のDDPファイルを完成させることが可能です。
MassCoreデビュー 〜DSPのいらないPyramix〜
これまでのピラミックスのラインアップは、ソフトウェアのみで動作するNativeシリーズ2種,DSPボードを使用するMykerinosシリーズ(使用用途により(Broadcast/Music/Mastering/PostProduction)の4種類のソフトウェア・パッケージ)と いう製品構成でしたが、v6からはDSPと同時にCPUをDSPとして使用するMassCoreシリーズ(使用用途により4種類のソフトウェア・パッケージ かつ、それぞれのソフトウェア・パッケージ毎に、同時録音チャンネル数(48ch/128ch/256ch@1Fs)により3種)が加わりました。さらにv6.1からは、Mykerinosシリーズ同様のソフトウェア・パッケージをそのままNativeシリーズのラインに落とし込み、4種のラインアップとなりました。つまり、Broadcast/Music/Mastering/PostProductionのソフトウェア・コンポーネントをそのまま Nativeシリーズとして発表しました。
Pyramixで出来ること 〜魅力的なプラグイン〜
上記のストーリーにあるように、ピラミックスはオーディオ編集に特化されたスペシャルDAWです。どんな素材も、並べて(変換無しにです!)そのままミックスデータのままマスタリングが可能。オプションを加えることによりPro Toolsのデータを読み込んだり、DDPデータを作成したりプロフェッショナルの現場で求められている機能がずらっと揃います。プラグインに関しても VSTプラグインと共にPyramix独自のオプションとして高品質で有名な各メーカーの物が揃います。マスタリング迄出来るということでノイズリダク ションがもっとも充実、CEDAR,Algorithmix,PureNoteが使用可能。マスタリングプロセッサーとしてはヨーロッパで絶大な評価を得 るFLUXが使用可能。タイムストレッチはProsoniqと、どれを一つとっても魅力にあふれるプラグインが用意されています。使い慣れたVSTプラグインとの併用も可能ですので可能性が広がります。このオプションプラグインが使いたいという目的でPyramixを導入しても決して損は無いでしょう。
VCUBE 〜映像同期の最右翼〜
この約10-15年間のPCの性能向上は目を見張るものがあり、テキストや画像データのみの処理の時代から、あっという間にHD動画録画,再生までが可能になってきました。これはハードウェアの進歩もありますが、Codecなど優れたソフトウェアの進歩も見逃すことができません。ところが一方では互換性の問題も起こるようになっているのも事実です。Vcube(ブイキューブ)は、あらゆるビデオ・フォーマットとビデオCodecを内蔵した業務用ビデオ・プレーヤーです。単にあらゆるビデオ・ファイルを再生するのでしたら「VLC」などのソフトウェアで可能ですが、タイムコードへのチェイスや外部制御でコントロールすることが業務では求められます。Vcubeは、あらゆるビデオ・ファイルをタイムライン上に並べ、外部制御で再生することが可能です。外部制御は、DAWからのコントロールはもとより、ビデオ編集機からの制御や、単純なタイムコードへのチェイスも行えます。また並べられたビデオ・ファイルは、ビデオ・クリップとしてDAW上のオーディオ・クリップのように編集が可能な他、テキストをクリップにして画面上にスーパー・インポーズさせることや、画面のリサイズ,PinPなどの編集も可能です。さらに、編集結果を別のビデオ・ファイルとしてファイナルレンダーを行うことも可能です。
Vcubeは、基本的にはターンキー・システムとして提供されますが、ソフトウェアのみのNativeとしても発売を開始いたします。Vcube Nativeは、ハードウェア・プラグインとしてXenaカードをサポートしています。ファイナルカットProのインストールされたMACOSの裏側にWindowsをインストールしてVcubeを動作させると、ファイナルカットで作ったプロジェクトをすぐにMA作業に回すことなどもできそうです。
ピラミックスとのインテグレーションでは、通常の9pinでの操作も行えますが、LANによるネットワーク・クラスタリングが可能です。クラスタリングとは複数のコンピュータを接続し、1台のコンピュータのように動作させる技術で、ピラミックスとVcubeでは再生,録音(録画),ロケートなどのコマンドがLANを介してスマートに行うことが可能になっています。さらに複数台のピラミックスとVcubeがLAN上にある場合、どの組み合わせでもアイコンのドラッグ&ドロップで簡単にクラスタリングが組めるようになっています。また、マージング社のリモートコントロール・プロトコルであるOASISもLAN経由での通信であるため、Ramsesコンソールとの接続もLANケーブル1本でまかなえるのも大きなアドバンテージといえます。さらに、ピラミックスもVcubeもWindowsのアプリケーションとして動作していますので、スペックの高いPCを使用することで、同一のPC上で動作させることも可能です。もちろんそれぞれのアプリケーション間のリンクも完全に行えます。1台でビデオ,オーディオ,ミックスのデータ・プロセッシングが行えるスーパーDAW。ピラミックス・システムには、21世紀らしい未来が詰まっているような感じがしませんか?
ますます製品展開の広がりを始めたピラミックスに、どうぞご期待ください。
なお、新製品情報については、Native取り扱い店のスタッフにお気軽にお問い合わせください。
(文責:DSP Japan柳瀬)
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
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2010/01/16
USB 3.0!〜いろいろみてみよう!Chiba☆Labs 番外編!
通信技術に新時代到来!USB 3.0規格詳細!
文:技術担当 千葉
はい、っというわけで世間ではUSB3.0な話がいろいろ出てきてますね〜。でも、皆さんまだUSB3.0のインターフェースがついた何かを目にしたことはないんじゃないでしょうか?それもそのはず、この記事を執筆している時点(2009/10/30)でUSB3.0の製品で入手可能なのはケーブルのみです(笑)しかもドスパラさんのみ?が、11月にはインターフェースやらHDDやら対応製品がしこたま発売されますので今のうちにUSB3.0の内容を把握しておきましょう。なわけで超不定期連載いろいろみてみよう番外編USB3.0をみてみようスタートです。
以前のUSBとの比較
USB 3.0概要
上表が使用に際して必要と思われる内容の抜粋です。表をみてわかるようにUSB3.0はUSB2.0の規格と互換があるとはとても思えません。それもそのはずで、そもそもコントローラが違います。ですから厳密な意味での互換となると???ってな感じになりますが、実際に発売される製品ではUSB2.0と3.0のコントローラがワンチップになったものを搭載して発売されると思いますのでユーザーがその違いを感じることはないと思います。では、項目ごとにみていきましょう。
転送速度
表からもわかるようにUSB3.0はUSB2.0の10倍以上の転送速度を持ちます。が、そんなスピードが出るわけがないのが世の常で、これはバス幅の話として理解してもらった方がいいと思います。では、現状どれぐらいのスピードが出るかというと、展示会等でのメーカーデモではリード、ライトともに200MB/s(1600Mbps)位です。軽く書きましたがFireWire800の理論値よりも2倍も速い、さらにいうならeSATAの1.5Gbpsのバンド幅を上回る転送速度を現時点でたたき出していますので、対応製品が出た暁にはコンシューマレンジの外付け規格としては最速になることは間違いありません。
データ処理方式
USB2.0以前はブロードキャスト方式(要はホスト側からデバイス側に一斉送信。このため同一コントローラに繋がれたUSBのHDD間のコピーなど1台のみ接続時に比べると遅かった)でしたが3.0からはユニキャスト方式(要はP2Pですね)に変わったため複数台接続時のパフォーマンスが向上しています。
信号線と最大伝送距離
上図はUSB3.0対応ケーブルの断面図です。文字が小さくて見にくいですが、上の方で点線に囲まれたUTP Signal Pairという1対(緑と白)の部分がUSB2.0以前のデータ転送用信号線で実線に囲まれたSDP Signal Pairの2対(青と黄色、橙と紫、それぞれのグラウンド)がUSB3.0スーパースピードの信号線になります。点線と実線の違いはノンシールドかシールドかの違いを表しています。
このようにUSB3.0対応のケーブルとは1本のケーブルの中に無理矢理USB2.0と3.0の信号線を詰め込んだ作りになっています。このことからも厳密な意味での互換は???ですが、ケーブルとしては1本に収まっているためにユーザーが意識することはありません。転送速度の向上に伴いノイズ対策が必須だったためにシールド線を用い、これも高速伝送の代償ですがケーブルの浮遊容量を抑えるためにケーブル長が3mと短く制限されました。また、信号線が増えシールド仕様になったことにより、ケーブルは太く硬く、今までよりも大分とり回しづらいものになりました。現に現在ドスパラで入手できるUSB3.0対応ケーブルは大分気合いの入ったルックスになっています。
左図はUSB3.0対応ケーブルの断面図です。文字が小さくて見にくいですが、上の方で点線に囲まれたUTP Signal Pairという1対(緑と白)の部分がUSB2.0以前のデータ転送用信号線で実線に囲まれたSDP Signal Pairの2対(青と黄色、橙と紫、それぞれのグラウンド)がUSB3.0スーパースピードの信号線になります。点線と実線の違いはノンシールドかシールドかの違いを表しています。
このようにUSB3.0対応のケーブルとは1本のケーブルの中に無理矢理USB2.0と3.0の信号線を詰め込んだ作りになっています。このことからも厳密な意味での互換は???ですが、ケーブルとしては1本に収まっているためにユーザーが意識することはありません。転送速度の向上に伴いノイズ対策が必須だったためにシールド線を用い、これも高速伝送の代償ですがケーブルの浮遊容量を抑えるためにケーブル長が3mと短く制限されました。また、信号線が増えシールド仕様になったことにより、ケーブルは太く硬く、今までよりも大分とり回しづらいものになりました。現に現在ドスパラで入手できるUSB3.0対応ケーブルは大分気合いの入ったルックスになっています。
バスパワー
従来の500mAから900mAに上限が引き上げられています。これにより今後この電力を当てにする製品が増えると思いますが、この仕様によりインターフェースカード自体に電源供給が必要になりました。Windowsマシンなら問題ないと思いますが、Mac Proでグラフィックカードに電源コネクタがついているタイプでは内部に電源コネクタが余っていないために使用できませんので注意が必要です。
物理的なコネクター形状は?
そんなわけで、いよいよコネクタの話です。今までは電子的な話でしたが、どちらかといえば物理的な話の方が今回は重要です。ケーブル、コネクタの互換で大前提となるのがUSB2.0のケーブルは3.0のコネクタに必ず刺さるということです。ですので互換の話はUSB3.0のケーブルは2.0のコネクタに刺さるのかという内容に集約されます。で、上がその互換表です。結論からいくと殆ど駄目じゃんということがわかるかと思います。まぁ、ここまでこれってホントに互換ですか?って話をしてきたので何となく予想はできたと思いますけど、、。では、何がどう駄目なのか見ていきましょう。ちなみにここまでケーブルが”刺さる”という表記をしていますが多分”挿す”が正解です。ですが”挿す”より”刺す”の方が書いていて気分が出ますので以下”刺す”で統一します。
■Standard-A
今更ですがStandard-Aはホスト側についてるコネクタ(PCとかハブとかね)です。物理的には今回唯一の完全互換になっていますが、内容は左図 のスケルトンな図にあるようにUSB2.0の4ピンの後ろに3.0の5ピンを配置したかなり強引な作りになっています。この作りのおかげで物理的な互換はとれていますが、USB3.0ホストに2.0のケーブルを刺した場合3.0の5ピンがありませんので当然、転送速度はHigh Speedの480Mbpsに制限されます(というかホスト側がデバイスを2.0以前のデバイスとして認識します)ので注意が必要です。
■Standard-B
Aがホスト側のコネクタであるのに対してBはデバイス側のコネクタです。Standard-Bの項目にXがありますが、これは下のStandard-Bのケーブル、コネクタ図をみてもらえば理解できると思います。どう見ても3.0のケーブルは2.0のコネクタには刺さりません。これがXの意味するところです。刺さらない理由は見たまんま、なんか上についてますから、です。で、この上についた部分が下のコネクタ図を見てもらうとわかりやすいですが3.0の5ピンです。Aでは前後に配置されていましたがBは上下2階建て構造になっています。当然3.0のコネクタに2.0のケーブルは刺さりますが、その場合は2.0以前のデバイスとしてしか動作しません。
■Powered-B
ある意味USB3.0の規格における最大の変更点です。2.0以前は電源供給は全てホストからデバイス側に行ってきましたが、 Powered-Bはデバイス側から電源供給ができるようになっています(もちろんホストに、ではなく他のデバイスに対して、FireWireのディジーチェーンと同じことができるようになる)。 ケーブル及びコネクタ形状はUSB3.0のStandard-Bと変わりませんが電源供給用の2ピンが追加されています(供給電圧はもちろん5V)。表ではもちろん互換がXですが、Powered-Bのコネクタに2.0のケーブルを刺しても他のデバイスに電源供給はできませんし、それどころか3.0のStandard-Bでも同様です。パッと見がStandard-Bと同じだけに注意が必要です。
■Micro-B、AB/A
コネクタの見た目から凄いことになっていますが、見たまんま2.0と3.0の端子を横に並べた形になっています。そうまでして下位互換って必要かっていう議論は多分、策定の時に散々行われたと思うので、ここでは敢えてスルーします。左がMicro-B、右がMicro-AB/Aです。Micro-Bは2.5インチUSBドライブ等でお馴染みですが、Micro-AB/Aの意味がわかりづらいと思いますので、補足しておきます。これはUSB2.0の世代でいうとStandard-AのMicroバージョンです。で、AB/Aの意味ですが、そもそもUSB3.0Microの端子部分はAもBも共通の形となっています。ですのでUSB3.0のMicro-AB共通端子とUSB2.0以前のMicro-A端子を合体させたもの、がMicro-AB/Aの意味です。互換性は 3.0のコネクタに2.0のケーブルは刺さりますが、、以下同文です。
おわりのはなし
以上USB3.0の内容をいろいろ見てきましたが、いかがだったでしょうか?Powered-Bができたことで従来なかったカテゴリの製品に期待しますが、今はなんといってもハブかコンバータ待ちってとこですかね~。なにせ最大ケーブル長3mですから。それと、蛇足だとは思いますが一応書いておきますとSATAのHDDをUSB3.0で接続しても1.5Gbpsのポートに速度で負けます。HDD自体の転送速度はいっても100MB/sもいきませんし、SATAをUSBに変換する時点で変換効率100%はあり得ないからです。しかし、前述した現時点で200MB/s出せるようなデバイス(ちなみにデモで使用されていたのはSSD)だったり、RAIDのアレイだったりすれば話は別です。要はデバイス自体の転送速度が、そのバス幅を必要としているか否かが、3.0で繋ぐか、2.0で繋ぐかの判断基準になります。ケーブルの物理特性さえ従来品と同じだったら、問題なかったのですが残念ながらかなり剛性が増しましたので接続環境によっては上記のような判断が必要になることもあると思います。
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(さらに…)
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2010/01/13
Genelec
GENELECはフィンランドにて1978年創業以来、プロ用のモニターシステムの設計・生産を行ってきた歴史深い
ブランドです。プロオーディオ業界で初めてパワーアンプ内蔵のアクティブモニタースピーカーの実用化を達成し、
現在では放送業界を始め、コンシューマーオーディオ分野まで裾野を広げ、幅広い支持を受けています。
最大の特徴はニュートラルな音質特性にあり、DSPエンジンを利用した試聴環境の特性改善にも注力しています。
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2010/01/13
Steinberg
Steinberg社は、1984年ドイツにてマンフレッド・リューラップとカール“チャーリー”スタインバーグによって、音楽製作ソフトウェアの会社として設立されました。
翌1985年、Steinberg初のシーケンスソフト「PRO16」の発表に始まり、2005年1月にヤマハグループに属する独立会社として、共同開発をスタートし、今年27年目を迎えるSteinberg社は、DAWソフトであるCubase、Nuendoを主軸とし、世界中に150万ユーザーを持つ音楽制作ソフト、ハードウェアのブランドとして、多くの業界で今も革新を続けている。
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2010/01/13
t.c.electronic
デンマークのt.c.electronicはアウトボードエフェクト(特に空間系)に定評のあるメーカーです。中でもリバーブは、現在も評価が高くクリアで、濁りのないその空気感は、まさに北欧の大気を感じさせます。アウトボードの開発で培われたアルゴリズムは、Power Coreシリーズや、TDM Plug-inとして様々なシーンで活用の幅を広げています。そして、フラッグシップのsystem6000はサラウンドに対応したマルチプロセッサーとして、映画等サラウンドを製作する現場で活躍しています。
優れた、デジタル技術とアナログ技術を合わせ持つt.c.electronicは心理音響などの研究分野でも活躍しており、話題のラウドネスコントロールに関しても高い知識により、いち早くプロセッサー、メーターの開発、販売を開始しています。
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2010/01/13
RME
ドイツのメーカーRMEは、先進の技術を巧みに利用した高い技術力による高品位なオーディオインターフェース、AD/DAコンバーター、アウトボードを生み出しています。FPGAの利用が特筆に値しFireWireやUSBのコントロール機能までもをFPGAに持たせることにより、相性、互換性といった問題の解決をしています。
Stedy Clockと呼ばれるWord Clockの安定化技術を持ち、コストパフォーマンスの高い安定したクロックの供給が可能となっています。この技術により、Master Clockのない環境でもその性能を発揮します。
近年は、Premium Lineとして、MADI機器のリリースを続けています。相性の出やすいMADI環境下でもStedy Clockによりほぼすべての他社MADI製品と組合せ利用するとこが可能となっています。先進のMADIシステムを組む際にはRMEは候補の筆頭となるでしょう。
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2010/01/13
Solid State Logic
世界最大のオーディオミキシングコンソールメーカーSolid State Logic。3000台以上のコンソールが世界中で稼動しています。
イギリスのメーカーであるSolid state logicは次代のニーズにあわせ、精力的に新商品を市場に投入し続けています。また、コンソールで培った技術を生かしたアウトボード、コントローラーの開発とその商品は多岐にわたります。そのサウンドの魅力はなんといってもクリアでストレートな伸びやかなサウンドでしょう。色付け、クセのないそのサウンドは逆に新鮮なSolid State Colorと言えるでしょう。
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2010/01/13
最後のRupert NEVEデザイン・マイクプリ、FOCUSRITE RED 8 限定特価¥278,000!
古くからのPro Tools TDMユーザーには、FOCUSRITE d2/d3でお馴染みのFOCUSRITE RED Rangeは、高級オーディオ機器のような洗練されたデザインと、Rupert NEVE氏設計のISA215の流れを汲むカスタム・トランスフォーマーを採用した滑らかなサウンドが特徴のアウトボード・シリーズです。
現在のFOCUSRITEラインナップでも、唯一イギリス本国で生産される拘りのREDシリーズから、今回は2chマイクプリアンプのRED 8を限定特価にて大放出!ROCK ON PRO Reference Studioでは、4chバージョンのRED 1をスタンバイし、その魅力を存分に味わって頂くことも可能です!この機会をお見逃しなく!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
高級オーディオ機器の佇まいを見せるFOCUSRITE RED 8
写真は、2ch EQのRED 2ですが、巨大なカスタム・トランスが出力段に奢られているのがよくお分かりかと思います。
現在FOCUSRITEのプロダクトは、ISAシリーズも含めて生産を他国に委託していますが、REDシリーズは発売を開始して以来、頑なに本国生産が続けられています。強固な削り出しアルミパネルは、プロオーディオ機器とは一線を画すエレガントな佇まいを持つ一方、FOCUSRITEの名前を世界的にしたForteコンソールや、ISAシリーズの原動力となったRupert NEVEデザインのトランス回路を搭載し、オリジナルNEVEとは違ったブライトでいながら張りのある、特徴的なブリティッシュサウンドを実現するクオリティ・コントロールは、やはりハンドワイヤリングによる自社生産を行うほかなかったのでしょう。
我が国でも、放送局の中継車の常設機材として(なぜか)絶大な人気を誇り、先にご紹介したPro Tools TDMプラグインとしてもRED 2 /RED 3がモデリングされる等、世界的な名声を得てきました。
そのREDシリーズの中でも、最もシンプルでいながら最も魅力的でもある、2chマイクプリアンプRED 8を信じがたい限定特価にてご提供出来る様になりました!
個人的には機材の外観は、そのサウンドに直結する鏡であるという見解を持っていますが、設計者の熱意や思想を反映したモデルほどその傾向は強う様に思われ、シンプルでいながら美しい佇まいのRED 8は、まさにそれを体現しているかの様なサウンドを提供してくれます!
このチャンスに是非、FOCUSRITEの真髄に触れてみて下さい!
FOCUSRITE RED 8 ¥278,000
FOCUSRITE RED 8の特徴と仕様
● 英国製ハンドメイド。強固な1/2インチ・アルミ・パネルを採用。
● オリジナルの「ISA 215」マイクプリ回路を再現。
● 幅広い周波数帯域(10Hz~140kHz/±0.1dB)と超低ノイズを実現。
● バックライト付きVU出力メーター搭載。
● 位相スイッチと+48VスイッチにLED点灯式スイッチを採用。
● 最大66dBの6dBステップのマイク・ゲイン。
● 可変ゲイン:-6dB ~+60dB( 6dB ステップ)
● インピーダンス:1200Ω(±15%balanced and floating)
● 周波数特性:10Hz ~140kHz (-3dB points)±0.1dB
● EIN入力換算ノイズ:-127dBu ( 200Ω)@ 60dBゲイン -130dBu ( 25Ω)
● 歪率:0.15%(-20dBu @ 20Hz)
0.06%(-20dBu @ 40Hz)
0.003%(-20dBu @ 1kHz)
0.005%(-20dBu @ 10kHz)
● 出力:+24dBm into 600Ω、+26dBm into 10kΩ balanced and floating
● 重量・サイズ:7.3kg、(W)484mm×(H)85mm×(D)266mm
● 英国製ハンドメイド。強固な1/2インチ・アルミ・パネルを採用。
● オリジナルの「ISA 215」マイクプリ回路を再現。
● 幅広い周波数帯域(10Hz~140kHz/±0.1dB)と超低ノイズを実現。
● バックライト付きVU出力メーター搭載。
● 位相スイッチと+48VスイッチにLED点灯式スイッチを採用。
● 最大66dBの6dBステップのマイク・ゲイン。
● 可変ゲイン:-6dB ~+60dB( 6dB ステップ)
● インピーダンス:1200Ω(±15%balanced and floating)
● 周波数特性:10Hz ~140kHz (-3dB points)±0.1dB
● EIN入力換算ノイズ:-127dBu ( 200Ω)@ 60dBゲイン -130dBu ( 25Ω)
● 歪率:0.15%(-20dBu @ 20Hz)
0.06%(-20dBu @ 40Hz)
0.003%(-20dBu @ 1kHz)
0.005%(-20dBu @ 10kHz)
● 出力:+24dBm into 600Ω、+26dBm into 10kΩ balanced and floating
● 重量・サイズ:7.3kg、(W)484mm×(H)85mm×(D)266mm
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2009/12/21
Final Cut Studioを中心としたApple Video Solution!
Final Cut Studioを中心とした、統合的なクリエイションとは?
Apple Video Solutionは、アーティストの感性を具現化するツールです。
従来からPCベースのノンリニア・システムは存在していましたが、処理能力を向上させるためのアクセラレーターや、デジタイズを行うための専用インターフェイスが必要でした。また、独自コーデックの為にビデオ・ファイルの互換性がなかったり、システムを安定して動作させるためにターンキー・システムを中心とした周辺機器周りまでを一括して導入すると、使わない機能等が出て来てしまうのも事実でした。
Apple Final Cut Studioは、高性能になったMacの処理能力を最大限に活用し、様々な形式の汎用フォーマットを積極的に採用する等、使い勝手や互換性の向上を武器に、急速にシェアを伸ばして来ています。このコストパフォーマンスの高いソリューションは、CM/DVD/PV制作はもちろん、放送品質の番組や映画の制作に至るまでの作業をこなす事が可能になるのです。
Final Cut Pro/Motion/DVD Studio Pro/Soundtrack Pro/Compressorに加えて、カラーグレーティングに特化したColorを含むFCSは、オープンフォーマットを採用したタイムラインが最大の特徴となっています。Avid Media Composer DXシステムでも採用されたことで大きな話題を呼びましたが、様々な要因をニュートラルに分析した開発を行うAppleでは、一足先に実現していたことになります。
HD編集でのハンドリングに関しても、非圧縮に近いクオリティを持ちながら、ストレージに負担を掛けないスループットを実現するProRes 422コーデックを開発。1920 x 1080 10bitカラースペース4:2:2フルラスターのProRes 422は、Avid DNxHDと同等の帯域ながら一段上のクオリティと、機敏な動作の編集環境をもたらせます。
また、他社製のキャプチャーシステムやコントローラーに幅広く対応する、オープン・アーキテクチャーも魅力的な要因です。Euphonix MC Pro、MC Control等のコントロールシステムにも柔軟に対応。MC Controlでは、マクロを組んだカスタマイズはもちろんのこと、標準でも膨大なパラメーターがアサインされ、タイムライン上でクイックに動作するジョグと合わせて、非常に費用対効果の高いシステム構築が可能です。
さらに、複数人数によるプロジェクトを行う際に必須となる、メディア/アセットの管理にFinal Cut Serverが使用可能なのも魅力の1つと言えるでしょう。Final Cut Serverは、プロダクションの規模に応じた構築が可能で、プロダクションの拡大に応じた拡張も可能です。XSAN/Xserveを活用したメディアの一括管理/共同作業から、メタデータを使用したカタログの作成まで、プロジェクトの進行に高効率をもたらすワークフローを構築出来ます。
Shakeはもちろん、Adobe After Effect、Photoshop、Illustrator等との連携もスムーズに実行出来る編集環境は、これから先も拡張と進化を続け、さらに完成系へと近づいて行くことでしょう。
HD化が急速に進む、ビデオ・キャプチャー/モニタリング・システム
最近では、IEEE1394によるDV/DVCPRO HDの取り込みにも対応している各ソフトウェアですが、従来の資産の活用を含めたポスト・プロダクションにキャプチャーシステムは必須です。
AJA Video Systemは、Appleとの親和性が高く、安定した動作が魅力的なキャプチャーシステムをリリースしていますが、そのアップ/ダウンコンバートに用いられるスケーリング技術は、放送業界でも大きな評価を受けており、Mac対応のKONA、Windows対応のXENAによる幅広い展開を行っています。
中でも大きな注目を集めているのは、非圧縮HDと同等の4:2:2 10bitクオリティを誇りながら、220Mbpsという低ビットレートを実現したApple ProRes 422コーデックに世界初で対応するハードウェア・アクセラレーター IO HDでしょう。
Pro Res 422の低ビットレートを活かし、IEEE 1394b(FireWire 800)接続でモバイル用途にも対応する、コンパクトな筐体を持つIO HDは、急速にHD化が進む放送業界だけでなく、バジェットの少ないプロジェクトでも高品位な結果を求められる中規模のポスト・プロダクションから、大きな注目を集めています。
低ビットレートを実現しているという事は、ストレージ・システムに対する負荷も少ないという事を意味しており、アーカイブやカタログ化を除けば、高額なディスク・アレイをワーク・ドライブとして構築する必要性も少なくなり、必要とあればMac Book Proのみでキャプチャー/編集を行い、エフェクト/レンダリングは別で行う等の作業効率アップも望む事が出来るでしょう。
PCIe接続で、高速なストレージと組み合わせた非圧縮HDのキャプチャーに対応したKONAシリーズも、Mac Proと合わせた柔軟な運用が可能です。中でも、HD-SDIの非圧縮信号をMac Proでリアルタイムエンコード可能なDVCPRO HDフォーマットは、世界標準として認知されるHigh Definitionフォーマットとして定着しています。
DVCPRO HDの魅力は、1280 x 1080サイズに圧縮を行い、100Mbpsという低ビットレートながら高画質を実現しているだけでなく、ノンリニア・システムとの親和性の高さが挙げられるでしょう。デコード処理の複雑さに応じて、処理速度に影響の出てくるノンリニア・システムでは、軽快な動作と再生ストリーム数の多さで、他をリードするDVCPRO HDは、速報性が求められる報道やニュース関連だけでなく、機動性を重視したライヴ・コンテンツのDVD作成等にも大きな威力を発揮します。
FCSは、SONYの最新コーデックXDCAM EXにもいち早く対応しており、S x S Cardに取り込まれたファイルを、MacBook ProのExpress Card Slotから直接コピーが可能。ロケーション現場での編集作業による効率化も実現します。
制作するコンテンツに応じて、ProRes 422によるハイクオリティな画質を追求したフォーマットと、コストパフォーマンスに優れるDVCPRO HDやXDCAM EXを必要に応じて使い分けるのが、幅広いニーズに応える方法となるのかもしれません。
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2009/12/17
Mac Snow Leopard OS10.6正式対応版 Pro Tools 8.0.3リリース!
Pro Toolsユーザー待望の、Mac OS10.6 SnowLeopard正式対応の、Pro Tools 8.0.3が遂にリリースされました!
Pro Tools 8.0.3は、Pro Tools HD、LEそしてM-PoweredソフトウェアのPro Tools 8をお持ちの方を対象に無償で提供され、
Mac OS X 10.6.1 – 10.6.2 (Snow Leopard)
Mac OS X 10.5.5 – 10.5.8 (Leopard)
のオペレーティング・システムをサポートします。(Windows対応版は近日中にリリースされる予定です。)
■含まれる主な改善■
QuickTimeビデオの再生
Blackmagicカード
フィールド録音のワークフロー
オートメーション
Video Satellite
DigiTranslator
Digibase
ユーザーインターフェース
編集
再生/録音
ファイル管理
AudioSuite
サードパーティーのコンフォーム・アプリケーション
同期
コントロールサーフェース
MIDI
ディスクにバウンス
グループ
尚、 下記のハードウェアはPro Tools 8.0.3ではご使用頂けませんのでご注意く
ださい。
-オリジナルモデルのMbox
-Expansion|HG拡張シャーシ
-Macintosh PowerPCモデルのコンピューター
※ また、他社プラグインは各メーカー毎に確認が必要となります。ご注意下さい。
お問い合わせ、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、洋介までお気軽にどうぞ。
■Pro Tools 8.0.3 - ダウンロードと詳細はこちら>>
■Mac対応Pro Tools HD 8.0.3 ダウンロードページはこちら>>
■Mac対応Pro Tools LE 8.0.3 ダウンロードページはこちら>>
■Mac対応Pro Tools M-Powered 8.0.3 ダウンロードページはこちら>>
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2009/11/30
圧倒的な支持を受けるモニター・システム!FOCAL Professional!
独自のリバースドーム・ツィーターがトレードマークのFOCEL Professionalモニター・システムは、そのナチュラルなサウンドと独自性で、ヨーロッパのみならずアメリカでも非常に非常に高い評価を受けています。ピュア・ベリリウムを採用する等、入力エネルギーに左右されない高い出力と、正確にシェイプされた拡散を可能としたその世界を是非、体感してみて下さい!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
CMS Line
CMSシリーズのツイータードライバーには、新開発のアルミニウム/マグネシウム・インバーテッド・ドーム・タイプを採用。 ウーファーは、Focal独自のポリグラスコーンを使用した5インチドライバー(CMS50、CMS65は6.5インチドライバー)を搭載しています。
堅牢かつ制動性の高いダイキャスト・アルミニウム・ボディにより、十分な厚みと内部に施された独自の音響処理によって反響を抑え込み、いわゆる「リンギング」の発生を一切排除しています。
アルミニウム/マグネシウム・インバーテッド・ドーム・ツィーター
従来のドームスタイルでは、エッジ部分のみがヴォイスコイルに装着されており、16kHzを超えた周波数帯域の再生では、エネルギー伝達のロスが生じていました。FOCALのインバーテッドドームの場合、ヴォイスコイルとコーンの最適なカップリング構造がドーム全体の動作を均一化しているため、濁りのない伸びやかな高域を再現します。
FOCALポリグラス・コーン・ウーファー
セルロース・パルプコーンにミクロレベルの極小極薄ガラスを加えたFOCALポリグラス・コーン・ウーファーは、ケブラーよりも硬く、ポリプロピレンの10倍の強度を持っています。これにより、ブレイクアップポイントを超高周波数帯域に押し上げ、高い解像度と精度を実現しています。
CMS50
ウーファー:5インチ Focalポリグラス・コーン
ツイーター:アルミニウム/マグネシウム合金 Focalインバーテッド・ドーム
防磁シールド:あり
CMS65
ウーファー:6.5インチ Focalポリグラス・コーン
ツイーター:アルミニウム/マグネシウム合金 Focalインバーテッド・ドーム
防磁シールド:あり
FOCAL CMS50 ¥54,800
FOCAL CMS65 ¥74,800
FOCAL CMS Sub subwoofer ¥88,800
SM11 Line
DAWやディジタル・コンソールからダイレクトに入力できる、24bit 96kHzディジタル入力装備。
Windows/Mac/PDA対応のリモートコントロール・ ソフトウェア ”FocalManager”でスウィート・スポット、EQ、出力レベルなどの 調整が行えます。
ユニットごとに独立したマルチアンプドライブ方式を採用。
DAWやディジタル・コンソールからダイレクトに入力できる、24bit 96kHzディジタル入力装備。
Windows/Mac/PDA対応のリモートコントロール・ ソフトウェア ”FocalManager”でスウィート・スポット、EQ、出力レベルなどの 調整が行えます。ユニットごとに独立したマルチアンプドライブ方式を採用。
ベリリウム・トゥイーター
フォーカルのトレードマーク、それがリバースドーム・トゥイーターです。20年以上にもおよぶツイーター開発の歴史は、入力エネルギーに左右されない高い出力と、正確にシェイプされた拡散を可能にしました。そして今、ピュア・ベリリウムという新たな素材を手に入れ、我々は未知なる音の世界へ足を踏み出そうとしています。
パッシブ・ラジエター
小さな音量で、さらに低い周波数を再生する。SM11には一切の妥協を省いた、カスタム・デザインの“W”パッシブ・ラジエターが搭載されています。
フォーカス・リング
特許を取得した革新的なマグネット構造が、温度変化に対して最高の安定性を示しながら、極めて強力な磁場(2T)を発生します。
“W”ウーファー & ミッドレンジ・コーン
コーティングされたサンドウィッチ状のコーンは、15年以上も続くフォーカルだけの独占技術です。1995年にリリースされたスピーカー、グランド・ユートピアに初めて導入された“W”プロセスは、質量、堅さ、ダンピングという3要素に磨きを掛けて、最良とも言える周波数特性を導き出しました。
FOCAL SM11L ¥940,000
FOCAL SM11R ¥940,000
FOCAL SM11C ¥940,000
FOCAL SM11S subwoofer ¥940,000
SM6 Line
SM11と同様のWコーンウーファー、ベリリウムツイーターをドライブに、そして新技術のBASHアンプリファイヤーを採用しました。
Solo6 Beは2Way、Twin6 Beは3Wayのアクティヴモニタースピーカーです。
Twin6 Be
ウーファー:2×"W"コーン、ロング・エクスカージョン「フォーカル6W4370B」6.5インチ・ドライブ・ユニット
トゥイーター:「フォーカルTB 871」ベリリウム・ドーム・トゥイーター
シールド:磁石またはキャンセレーション磁石/缶を通しての磁気シールド・デザイン
Solo6 Be
ウーファー:"W"コーン、ロング・エクスカージョン「フォーカル6W4370B」6.5インチ・ドライブ・ユニット
トゥイーター:「フォーカルTB 871」ベリリウム・ドーム・トゥイーター
シールド:磁石またはキャンセレーション磁石/缶を通しての磁気シールド・デザイン
FOCAL SM6 twin6 Be ¥250,000
FOCAL SM6 solo6 Be ¥149,000
FOCAL SM6 Sub6 subwoofer ¥250,000
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2009/11/13
録音ワークフローを[ ICON REC ]でスムースに実現! ~JAPAN公認カスタムのXMON-J誕生により生まれ変わる〜
3000台にも及ぶ導入実績を誇るICONは、入り口から出口までをIntegrateするConsoleとして存在します。レコーディングコンソールとして見たICONは、従来のConsoleにはない多くのフレキシビリティーを実現しており、今回、アメリカ仕様のX-MONから日本仕様のX-MON Jへの進化を果たしたICON RECの登場で、さらなる利便性をICONにもたらしました。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
●3000台にも及ぶ導入実績を誇るICONは、入り口から出口までをIntegrateする Consoleとして存在します。
Intrgrated Consoleとして導入の進むICONシステム。今や、全世界で3000台のICONシステムが稼働中です。ICONシステムはラージコンソールフォーマットのD-ControlとプロダクションコンソールのD-Commandの2機種が用意されています。どちらもPro Tools HDシステムをミキシングコアとするIntrgrated Consoleとして設計されており、Pro Toolsがソフトウェアとして持ち合わせていないモニターセクション、マイクプリアンプの機能をリモートマイクプリdigidesign「Pre」と専用モニターコントロールシステム「X-MON」にて機能を提供。入り口から出口まで統合された環境となります。
最大4台のProToolsシステムをスイッチして使用する事の出来るD-Controlシステムは、一般のコンソールを置き換えるのに充分なパワーを持っています。大規模セッションにおいては複数台のレコーダーとしてのPro Toolsとステムミックス用のPro Toolsを使用したシステムの運用でも、集中コントロール出来る柔軟性を備えています。
レコーディングコンソールとして見たICONは、従来のコンソールにはない多くのフレキシビリティーを実現しています。
●レコーディングコンソールとして見たICONは、従来のコンソールにはない多くのフレキシビリティーを実現しています。
自由にアサインできるカスタムフェーダーやつまみは、エンジニア個人のミックススタイルに自在に対応します。充実のセンターセクションでは、各種Plug-INからサラウンドの編集まで、同様のカスタムアサインで対応可能です。もちろん従来のMIXスタイルでトラック単位のインラインコンソールとしてのミキシングも、スムースなFADERの動きと共に可能です。D-Controlであれば16ch~64chまで拡張可能。大規模セッションにも対応出来ます。フルオケをレコーディングするのにこの拡張フェーダーは必須のアイテムです。(Pro Tools HD8よりD-Commandは40chまで拡張可能に)
ICONシステムが在ればアナログコンソールに固執する理由はありません。『レコーダーがPro ToolsであるからこそICONなのだ。』と発想を変えてよいと思います。Pro Toolsという優れたミキシングシステムとそれに統合されたリモートマイクプリシステムにより、高音質を実現するマイク直近での音声増幅と完全なトータルリコールのついた録音環境が手に入ります。
今回、従来の日本のRecordingワークフローをICONで実現する上で非常に役に立つICON RECバンドルが、登場しました!!
●アメリカ仕様のX-MONから日本仕様のX-MON Jへの進化は、従来のラージコンソールのもっていた利便性を、ICONにもたらしました。
X-MONはICONに統合されたモニターコントロールセクションです。通常のコンソールに求められるほぼ全ての機能を網羅しています。モニター入力はサラウンド2系統、ステレオ4系統、CUEのラインがステレオ3系統、コンソールよりリモートでコントロールされる専用設計のモニターファシリテイーです。
しかし、X-MONはアメリカで設計された機器であり、ラージコンソールのようにカスタムが出来なかった為に日本のワークフローになじめない部分が在りました。これは、音楽においてのCUEの送り方に端的に現れています。日本では、1系統のCUE-BOXにステレオ2-MIXと各楽器を単独で返し、ミュージシャンが個別にステレオ2-MIXをベースにバランスを作りますが、アメリカでは各ミュージシャンに対し1本のバスを使用しコンソール側でミックスを作り返します。日本のCUE-BOXがステレオ+複数のモノラルバスなのに対してX-MONのCUEがステレオ3系統というのはここからきています。また、X-MONのCUEはアーティストモニターのマスターとして設計されている為TBは送れても2MIXをアサインすることが出来ませんでした。
そこで、Digidesign商品として初となる日本仕様のカスタムとしてX-MON Jが登場しました。さまざまな要望を取り入れ、日本のワークフローにあった仕様に改造され、リリースとなります。SLSへのTBのアサイン量の調整、VUのアウトの追加や、ワイヤレスのTBスイッチと日本で使用するのに便利な機能が加えられています。アメリカ人には理解されないかもしれませんが、日本での作業には必要な機能ばかりです。このカスタムは、全て、音響ハウスさんご協力のもと日本で行われ、AVID Digidesignの公認の製品として発売されます。
レコーディング用のスペシャルエディション、「ICON REC Bundle」
このカスタムされたX-MON JはICON RECと呼ばれるバンドルにふくまれます。今までアメリカ仕様のCUEであったため敬遠されていた、録音現場にICONを導入する大きなきっかけとなることは間違いありません。
■ICON REC 16 (16fader Bundle) / ¥12,390,000
■ICON REC 32 (32fader Bundle) / ¥16,590,000
■ICON REC 48 (48fader Bundle) / ¥20,790,000
ICON RECバンドルに含まれる内容
・D-Control ES
・XMON-J
・D-Control ES Surround Panner
・Pro Tools HD3 Accel for PCIe
・192 I/O 2台
・192 D/A Expansion Card
・192 Digital Expansion Card
・SYNC HD
・PRE
・Digidesign Revibe
・Trillium TL Space TDM Edition
・DB25-XLRM DigiSnake 4' Cable 2本
・DB25-XLRF DigiSnake 4' Cable
・WAVES Studio Classic Collection
〜 以下、日本のレコーディングステージにふさわしい仕様となった新生ICONシステムを、このカスタム作業を行った音響ハウスの須田様に語っていただきました。 〜
●『レコーディングシーンの要望に応えるべく新たに誕生した、ICON RECシステム。
その中核を担う “X MON-J”仕様をハード面から、特徴と優位性を紐解く。』
(株)音響ハウス 技術開発室 須田 淳也
極めてスムーズ且つ、ハイクオリティーな音質、高度なエフェクト、ストレスの無いエディット等。ICONシステムが備えるメリット、アドバンテージは確実ですが、それらを陰で支え、ユーザーのストレスを間違いなく軽減するもの。それが、優れたコミュニケーション機能と言えます。この機能を強化する事によって、より優れたレコーディングシステムへと昇華する事が出来るでしょう。レコーディングセッションに於ける、よりスマートなコミュニケーション能力を求める声から誕生。それが、“XMON-J” です。
XMON-Jはオリジナルからコミュニケーション能力を強化すべく、本体内部にモディファイを施したXMONと、SLSを単独で制御可能なコントロールボックス、ストレス無くセッションを行う為のワイヤレストークバック・コミュニケーター、専用設計メーターアンプ。そして、D-Control ESデザイン踏襲した、2チャンネルVuメーターユニットから構成されます。
それでは、始めにオリジナルXMONとの相違点を簡単に解説致します。
◆AFL時にCUE1へ2ミックス(192I/O 1,2ch)をアサインする為、メインインプットの入力セレクターをバイパスし、直接CUE1とSLSへ接続。
◆TB回線を独立してSLSへ送る為、TB AMP.出力をピックアップし、追加された専用のアンプでレベルを制御します。もちろん、ONとOFFの制御も可能。
◆Listen Back使用時に、ミュージシャンがヘッドフォンでのモニターを可能にする為、出力をCUE1へダイレクトにマージ。また、ダイナミックマイクを用いる事が基本な為、AMP.回路の必要以上なゲインを落としてオリジナルと比較しS/Nを向上させました。併せてファンタムの削除も行っています。
◆外部Vuメーターユニットを接続する為の2チャンネル、8チャネルメーターアウトを装備。ステレオと7.1サラウンドをサポートし、同時駆動も可能。D-sub15p 1本でメーターアンプ間を結びます。
これらモディファイを施されたXMON-Jは、内部基板に直接手を入れ、パターンのルート変更及び、修正を行っております。また、機能を追加する事による実装部品類は、一括した基板に全てを集約。不必要な引き回しや、不安定な要素を極力排除し、注意を払って設計しています。加えて、各電源とグラウンドのアナログ/デジタル領域の区別を徹底し、相互に及ぼす影響を抑制して、オリジナルの持つ設計思想を活かしています。各機器間の接続も、『EXTERNAL METERS』の追加以外はオリジナルと変更された点は無く、『CUE INPUTS』のみ、付属のスプリットケーブルを用いて接続します。
さて、ここからは、新たにデザインされた、機器の詳細をご紹介致します。
追加された、『EXTERNAL METERS』 端子は、D-sub15pを用いて、専用の1Uラックマウントスタイル メーターアンプへと結ばれます。このアンプは、XMON-J専用設計です。ここでのポイントは、XMONの回路の都合上反転出力とされた信号を、正相へと変換している事です。基本的にVu、PPMメーターの振れに正相、逆相は関係ありませんが、フェイズスコープのX/Yを用いた場合に、レベルチェック時のサインウェーブを入力しますと、正相、逆相間ではメーターの振れが異なるので、精神的に満足出来ない場合があります。この問題を考慮しての対策です。その後信号はバランス化され、外部Vuメーターをドライブします。
フロントパネルには、各チャンネルレベルを微調整する為のトリム『LEVEL adjustment』を装備しています。微調整は、半固定トリマを用いるので容易ですし、調整後に誤って触ることもありません。リアパネルは、入力のD-sub15p、マルチチャンネル出力用のD-sub25p、ステレオ用のRJ45という構成です。
続いては、上記メーターアンプでドライブする専用2チャンネルメーターの紹介です。特徴は何と言ってもD-Controlと統一されたデザイン。カラーとパネルフィニッシュもちろん、ケースフロントパネルは、D-Controlのメーターブリッジと同じ傾斜角にし、設置時の違和感を無くしています。また、信号と電源接続は、PoE(Power over Ethernet)規格を用いていますので、RJ45ケーブル1本のみ。フレキシブルなLANケーブルを用いれば、どこでも気を遣わずスマートにセット完了です。メーターユニットは視認性と針の振れに優れた、Sifam社製R22A。アナログコンソールに慣れた方でも違和感無く、作業に望めます。照明ユニットは小型LEDを多数配置して文字盤に浮かぶ影を抑え、カラーに関しても電球色に近づけるよう、配慮しています。
さらに昨今のヘッドルームを小さくし、レベルを突っ込む事がトレンド化している中でのVuメーター視認は、Vu本来の機能をスポイルしかねません。そこで、ワンプッシュで即座に両チャンネルとも6dB減衰させるPad機能を装備。ありそうで無かった機能を搭載し、レベル管理を容易にする事が出来るでしょう。
SLS用トークバックBOXはその名の通り、単独でSLS回線へのコントロールを行うツールです。ON/OFFはもちろんの事、送り出しのレベルをコントロールします。特徴はそのレベル制御方式で、もし仮に、コンソール手元にセットしたこのBOXを経由し実際の信号が行き来しているとすれば、それは音質劣化は元より、外部からの飛来ノイズやハムの影響を受けかねません。コミュニケーション用ツールが心許なければ、せっかくのセッションも台無しです。そこで今回採用した方式は、実際の信号処理はレベルコントロールICを用いて、XMON-J本体内部で行われます。あくまでもBOXで制御するのは音量レベルのみ。ケーブルを引き回す事によるトラブルから解放されました。
短くまとめられたシグナルパスに加え、このICは一般にデジタルボリュームと称される方式ではありません。IC内部には、非常に小さな抵抗群がレーザートリミングによって作られ、それらをマルチプレクサ(スイッチの様な物)で選択する。それは、あたかも超小型のアッテネーターが音量をコントロールしているような構造です。他のデジタルボリュームとは一線を画しザラつきが無く、高S/N。レベルを絞っている状態でも音痩せ少ない低歪みな音質が特徴です。付け加えると、このICはXMONが制御する全てのレベルコントロールを担っています。デジタルボリューム拒否反応が出ている方でも、一度先入観を消して試される事をお薦め致します。600Ω負荷を直接ドライブ出来るアンプを内蔵し、極めてシンプルな構造。チャンネル間偏差も極小で、極力癖を廃したサウンドです。
コントロールルームとスタジオ間のより円滑なコミュニケーションを実現するならば、使い勝手の良いコミュニケーターは必須です。従来一般的に用いられてきたコミュニケーターは、通信方式に赤外線を採用しています。この方式の欠点は、常にレシーバーの位置を気にしながら使わなければならず、ある程度の制約が存在していました。対して、XMON-Jのコミュニケーターは無線式です。つまり電波を用いるので、レシーバーの存在を気にする必要がありません。導入後にレシーバーを動作感度の良い場所へ設置すれば、それで完了です。基本的にどの方向にコミュニケーターを向けても問題はありません。機能面では、スライドスイッチでCUEのみに送るのか、CUEとSLSに送るかを選択可能。トークバックを意志通りに任意のルートへ送る事が出来ます。そして、ケースデザインは、D-Control ESのアイデンティティーを用いてデザインを統一しています。
※写真で掲載されている各機材は、あくまでも、プロトタイプです。
現在、リファインを進めている最中です。
プロダクトモデルが皆様にデリバリーされる際には、より優れたデザインと操作性。そして、信頼性を高めたモデルへと改善されます。
まとめ
XMONは、そのサーキットデザインに於いて、優れたデバイスを非常にシンプルにまとめ上げ、高S/Nと低歪みを達成しています。また、信号系、電源系共にノイズの遮断と放出に対して適切な対策が施されているので、安定した動作に加えて不必要なサウンドキャラクターの排除といった、作業を進める上で重要なポイントが高い次元で実現されています。これらオリジナルの持つメリットをスポイルすることなく、優れたコミュニケーションを実現したXMON-Jはまさしく、ストレスレスなワークフローを実現し、作業環境をより高めてくれる事と信じております。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2009/10/16
突入/逆起電流負荷から機材を守る!ホスピタルグレードコンセントを搭載し、制作環境に最適化された電源ディストリビューターが登場!
Proceed PZ-10は、機材をスイッチON時の突入電流から守るゼロ・クロススイッチや、ホスピタルグレードのコンセントなど、高信頼性、高音質が必要とされる制作環境に最適化された、プロユーザー待望の電源ディストリビューターです。一般的に、音質面に悪影響を与えかねないノイズリダクション回路などは搭載せず、純粋、高品質な電源環境を構築することに徹底的にこだわりました。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
PZ-10はスタイリッシュな外観もさることながら、5つのプロクオリティな特徴を持ちます。
# ゼロクロス・スイッチ
機器にはスイッチONの時「突入電流」が発生し、OFFの時「逆起電力」が発生します。(スピーカーのバチノイズ以外に、他の機材内で負荷がかかります。)突入電流や逆起電力は、機器の部品を劣化させ、この繰り返しが機器の音質や性能を徐々に悪化させます。ゼロクロス・スイッチの動作は、交流電流のゼロ・クロス点で電気回路をON/OFF し、突入電流や逆起電力を減少させる 論理制御による電子スイッチです。家庭用電源は1秒間に50または60回電流の流れる方向が変化します。この電流の方向が変わる瞬間をゼロ・クロス点と言い、電流も電圧も一瞬ゼロになります。このゼロ・クロス点を電子回路によって検出し、スイッチング半導体でオーディオ機器の電源をON/OFFします。これにより機器の電源を安全にON/OFFすることができます。
# LEVITON社製Hospital Grade リアコンセント
信頼性と品質で定評のある、LEVITON社製ホスピタルグレードのリアコンセント(医療基準、UL準拠)を、リアに8口装備しています。日本基準のJIS規格よりもさらに高い精度と強度が求められる米国UL規格のこのコンセントは、堅固なホールド感で挿されたプラグを固定し、コネクションの信頼性を高い次元で確保。そしてさらに、一般的なコンセントは接触抵抗値が50mΩであるのに対し、UL規格ホスピタルグレードのこのコンセントは2mΩという低い抵抗値となっています。フロントにも大型UL規格のACに対応した、コンセントを2口装備しています。
# 堅固な筐体
PZ-10は、8mm厚アルミ削りだしフロントパネルと1.2mm厚冷間圧延鋼板SPCによって堅固に組み立てられています。通常、電源ディストリビューターや電源タップは交流電源により、微量ながら振動し続けており、その振動が機器の正常な稼働に良くない影響を与えているとされています(音質、画質の劣化など)。PZ-10は、筐体の構造と防振塗装によってダンピングされ、その共振等が押さえられています。
# 制作用途に最適化
PZ-10は、19インチラックマウントに対応。Powerスイッチは、8mm厚のアルミフロントパネルの奥に取り付けられ接触による誤動作を防止しています。Power ON時には、精悍な青色LEDが点灯し高い視認性と美しさを保ちます。
# AC Power Cableは付属しません
PZ-10のマスター電源に接続するIEC ACインレットには、AC Power Cableは付属しません。この分野は、様々な材質、キャラクター、ノイズ対策が施されたPower Cableが存在するため、あえてマスター電源のケーブルは付けす、ユーザーの好みで自由な選択ができるようにしています。すべてのコネクションは、3極アース付仕様です。
PZ-10は、逆起電流から機材を守るゼロ・クロススイッチや、誤動作防止用の奥まったスイッチ、ラックマウント可能な形状など、制作のプロが望んだアイディアを形にし、さらにはホスピタルグレードコンセントや制振性を高めたボディ、好みの電源ケーブルで自由にカスタムできるマスター電源ケーブル、などの音質面にも十分に配慮された設計になっています。また、PZ-10はノイズカットサーキットなどの音質に悪影響を与える回路などは搭載されていません。余計なものを一切省き、純粋で高品質な電源で音響機器をフルドライブします。
Proceed PZ-10 価格 ¥59,850(税込)
Rock oN 取り扱いの電源関係製品はこちら >>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2009/10/07
MC transport / MC artistシリーズに新機種登場!!高級感あふれるJOG/SHUTTLE
有りそうでなかった、コントローラーがMC artistシリーズに登場。JOG/SHUTTLE単機能の商品は今までも有りましたがEuConならではのKeyBoardコマンドを包括したプロトコルにより、10Keyを取り込み、ロケーターとして必要な機能を全て詰め込んだコントローラーが誕生しました。MCシリーズの特徴であるカスタム可能なキーを搭載し、MC mix譲りの視認性に優れた有機EL液晶を搭載。死角は有りません。
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EuConの特徴であるマルチアプリケーション、マルチクライアント対応ということで,一台のPCの内部でRewire等で2つのアプリを動かしている場合、ロケートをマスターのアプリにロックしておくことで、Rewireアプリケーションを開いたまま、ホストのトランスポートを操作することが可能に、おおきく利便性が向上します。Final Cut Proのようにスレーブになれないアプリでもロケートをロックすることにより同期させている別のアプリの使用時にあたかもFCPがスレーブで動いている様な操作感を得ることも出来ます。SoftKeyも搭載され、編集コマンドを登録することにより、JOG/SHUTTLEを使用した編集作業も快適に行うことが可能となります。MC transportとMOUSEが有ればほとんどの編集作業が可能に。システムの構築において非常に柔軟に、どのようにでも組み込める、さすが「EuCon」と思える機能満載のトランスポートコントローラーです。
MC transportではEuControlパネルを呼び出すボタンが追加されボタンの数はMC Control等と比較し少ないのですが、積極的にボタンのカスタムを行えるように設計されています。Euphonixならではの高級感ある触り心地の良さも特筆に値します。非常に優れた操作感を提供すること間違い有りません。
Final Cut Pro、Logic Pro、Cubase、Nuendo、DP、Pro Tools、Reason、Liveなど、EuCon & HUI、Mackie Control protocolをサポートするDAW、映像編集ソフトウェアにおいて使用が可能。人間工学にもとづいた設計で、片手でロケートを自由自在に操れるこの操作感は是非一度体験していただきたい!と思わせるものがあります。Macユーザーならば必携のロケートコントローラーです。
Rock oN 店頭で展示中のMC Transportでの紹介MOVIEとなります。Logic 9 での動作を是非ご覧下さい。
<<解説はROCK ON PRO Prouct Specialist洋介が行っています。>>
価格改定によりお求めやすくなりました!!
Euphonix / MC transport ¥57,750(税込)>>>¥48,300(税込)
MC Artistシリーズ
Euphonix / MC mix 価格 ¥144,000(税込)>>>¥118,650(税込)
Euphonix / MC control 価格 ¥208,000(税込)>>>¥178,500(税込)
MC artistシリーズ(MC mix/MC control)のレビューはこちら >>>
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2009/10/07
第一回サラウンドセミナーレポート
非常にご好評いただき幕を閉じた第1回サラウンドセミナー。「体感!音楽サラウンド」をキーワードに開催した今回のセミナーですが、普段体感することの少ない音楽サラウンドをじっくりと「体感!」貴重な時間となりました。
セミナーではステレオとサラウンドで同一の作品の聴き比べ、様々なジャンルのサラウンド作品の試聴を時間の許す限り行いました。なかなか触れる機会の少ない音楽サラウンドをまずは『体感』。皆さんにサラウンド制作を始めるきっかけとなればと考え企画したこのセミナー、終わりに「今後サラウンド制作をしたいと思いますか?」と質問したところ全員に挙手していただきました。実際に「体感」するとやはりステレオとは違う魔力を持つ魅力的な世界が広がっています。広大なキャンパスと自由な発想、圧倒的な存在感、リアリティー。魅力を上げるとキリがありません。
沢口さんがセミナー中に上げていたサラウンドの優位性として
聴覚検知からみた優位性ーー自然である>>自然界の全ての音はサラウンド
作曲.デザイナーからみた優位性ーーキャンバスの拡大>>360度に広がる広大なキャンパス
ミキシングからみた優位性ーーマスキングがない。>>詰め込まなくてよいーオリジナルの音を生かせる
音響心理からみた優位性ーーリラックス効果>>音浴効果によりリラックス出来る
と、各方面からみた場合のサラウンドの優位性を説明いただきました。文章だけですと理屈のみで実感が無いと思いますが、様々な音源を聞くことにより「体感!」によりその効果を実感していただきました。
音浴効果と聞き慣れない言葉が登場していますが、非常に高いヒーリング効果があることが証明されいてるとのこと。じっくり聞けば聞くほど「眠くなる」とも、それが普通であるとのことです。
サラウンド制作経験のある筆者も、これだけ多彩で多くの作品をじっくりと聞く機会は貴重でサラウンドの魅力を再認識しました。やはりサラウンドマイクキングによる圧倒的なリアリズムに大きな魅力を感じています。野外で収録された自然音(波音、セミ)の心地よさ、POPS/ROCKにおける自由な感覚。富田勲作品の様なウォールサウンド(正面の無いサラウンド)こういったものの融合により無限の可能性があると思います。特にフィールドレコーディングされた自然音の圧倒的なリアリティーが強く印象に残っています。ステレオ素材で多く残されているフィールドレコーディングの音源がサラウンドすることに非常に魅力を感じています。
後半ではサラウンドモニターセッテイングの解説。敷居が高いと思われがちなサラウンドですが、分度器とヒモ、音圧計が有ればセッテイングが出来ると解説いただけました。ITU-Rに準拠し厳密にミリ単位でのセットをし・・・ということだけではなく、作りたいサラウンドによってリアの配置を換えたり、基準レベルをかえることは問題ないとも。まじめにアカデミックに肩肘張ってサラウンドを始めるのではなく、まずはスピーカーを5本おいてみることからスタートしてもいいと。まずは行動、その後に突き詰めていけば良いと強く感じました。
ここで、講師をしていただいた沢口さんより今回のセミナーの感想をいただいていますのでご紹介させていただきます。
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サラウンドセミナー 第1回目を終えて
BY MICK SAWAGUCHI(サラウンド寺子屋塾主宰)
2009年夏にロックオン店内での会話
「どうも音楽の分野はステレオCDから一歩踏み出してないよね、このままだと明るい将来なかなか見えないね」「ロックオンのお客の多くは音楽を作りたいとおもっている潜在ニーズが多いのでこれをほりおこしましょう」「音楽制作の若手に新しい表現の幅を広げたいですが,セミナーやりませんか!」。それがきっかけで3回シリーズの音楽に特化したサラウンド制作セミナーがスタート。。。。。。。。
募集人員は10名前後が対面形式で和やかにできるのでまあこれくらいきたらやりますか。「多ければ2回にわけてもいいですかね。。。」というわけで実行。そうです思いついたら実行するという行動はとても大切です。熟慮のすえやっぱり今回はやめよう。。。という人もたくさんみてきましたが!
9月25日の初日スタート。わたしが開催している「サラウンド寺子屋塾」へ参加する顔ぶれとはいささか異なる「あたらしい顔つきの人々」です。これは新しい領域がひろがるかも。。。という期待がわいてきました。セミナーは出来るだけ対話形式で一方的な話にはしないで、その分時間はかかりますけど。
サラウンドは未知の人
いまからやりたいと思った人
ミュージシャン
作曲
CMを面白くしたい人
など動機はさまざまですが、それこそサラウンド指向でいろいろな考えがあって大丈夫です。理屈は少なく実践編といろいろな音楽作品をデモすることで第1回目の「体験セミナー」は無事終了です。
ステレオの音楽が小さく見えた.詰め込みの窮屈さがサラウンドは無い。
サラウンドの音世界が鮮明に焼きついた
モニター環境の構築がわかって安心した
冨田さんの世界が印象的だった。
上司を説得してサラウンド環境をつくりたい
などみなさん前向きな印象を持ち帰られたようで一安心。
第2回目は、デモ音源を用意して参加者にサラウンドMIXをしてもらう予定です。どんなデザインが飛び出すか!仁義亡きサラウンドMIXをお楽しみに。
11月の末を予定してます! SEE YOU SOON!
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第2回に向けて意欲あふれるコメントをいただき非常に期待が高まります。
今回ご参加された方にアンケートをお願いしたのですが、サラウンドを始められている方と、そうでない方でやはり考え方が違っている点が有りましたのでご紹介致します。「サラウンド制作に重要なツールは?」という質問なのですが、始められていない方は「モニター環境」と、これからご自身が向かい合う部分を上げていますが,サラウンドを作っている方の答えで一番印象的だったのは,「熱意」「情熱」という回答でした。もちろん「モニター環境」が必須であることは十分に理解した上でそんなことよりも何より『熱意』が重要という意見は非常に貴重な意見だと感じました。
また、サラウンドが普及しない理由として日本の住宅事情(5本もスピーカーをおけない)、防音の問題等が大きいようですがサラウンドヘッドフォンを始め気軽に「試聴」する為のツール、技術は様々な物が発表、発売されています。今回のセミナーに度参加いただけなかった皆さんも是非ともサラウンドを「体験」、情熱をためてまずは行動。制作環境を作って下さい、制作環境さえ出来れば後は、自由に。沢口さんのお言葉を借りるとすれば「サラウンドにルールは無い」ということです。
第2回は、サラウンドミックス、音の定位方法、プラグイン等のサラウンド制作ツールと実践的な部分に踏み込む予定です。ご期待下さい!!
最後にサラウンドモニター設定に必要なツールと簡易的なサラウンド試聴に関する商品、技術のご案内です。
音圧計
Ivie IE35 <ROCK ON PROでも使用しているコンパクトで高性能な測定器>
GALAXY AUDIO / C-130 <リーズナブルな音圧計>
バーチャルサラウンドスピーカー
YAMAHA YSP-600 <反射音を利用したバーチャルサラウンドシステムです>
Pioneer NTZ-373DV <サラウンドスピーカーをフロントに設置出来る5.1chシステム>
SONY HT-CT500 <サブウーファー迄セットにした3.1chバーチャルサラウンド>
Marantz CINEMARIUM ES7001 <反射音を利用せず、立体的な音響空間の再現が可能なOPSODIS(オプソーディス)テクノロジーを採用>
サラウンドヘッドフォン
SONY MDR-DS1000 <新Virtualphones Technology搭載により7.1chの再生が可能に>
Pioneer SE-DRS3000C <Dolby Headphone搭載コードレスサラウンド>
サラウンド再生技術
SRS(仮想サラウンド再生技術)
Dimagic EUPHONY(仮想サラウンド再生技術)
MP3 Surround(mp3サラウンド圧縮)
第2回の開催要項は近日web/MailMagazinにて発表予定です。ご期待下さい。
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2009/09/01
DPA全商品価格改定!!真のナチュラルサウンドが魅力的価格に!!
クラシック、アコースティックレコーディングのスタンダード、DPAのマクロフォンが価格改定でお求めやすいお値段に!!もともとは測定用として開 発されていたB&K時代から、ホールでのクラシックレコーディングの定番マイクとして愛用されてきました。その、フラットな特性とミュージシャン の息吹を余すこと無く伝える高い再現性、厳密なステレオマッチングペアと、その魅力は多岐にわたります。
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最近では、ミニチュアマイクにもラインナップを増やしクリップマイクや、コンタクトマイクといった分野でも高い評価を得ています。中でもバイオリン 用のクリップマイクは高い評価をうけ、様々なコンサートで使用されています。このマイク、レコーディングで使用してもなかなか録音することの難しいオンマ イクでの収録を可能としています。IMK4061というインスツルメントキット付属のパッケージですと様々な楽器に対応可能なアダプターが付属しお買い得となっています。是非とも試してもらいたい一本です。
定番の4006(無指向)、4011-TL(単一指向トランスレス)、4006-TL(無指向トランスレス)以外にも、最高の音質を求めて設計され た130Vモデル、Hi-SPLに対応したモデルとラインナップも豊富です。ストリングスセクションのアンビエントマイクや、ドラムのオーバーヘッド、ピ アノの収録等アコースティック楽器の収録に素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
是非お求めやすくなったこの機会に、DPAのマイクロフォンをお試し下さい。
DPA 4006 / ¥265,000(税込)
DPA 4006-TL / ¥265,000(税込)
DPA 4011-TL / ¥275,000(税込)
DPA 3530A(4006 pair) / ¥650,000(税込)
DPA 3506(4006-TL pair) / ¥650,000(税込)
DPA 3511(4011-TL pair) / ¥650,000(税込)
IMK4061 / ¥57,000(税込)
>>>メーカーサイトはこちら
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2009/09/01
Pro Toolsに対応したストレージ・サーバーEditShare XStream Series!
Avid、Final Cut Pro、Pro Toolsをシームレスに管理!
近年HD化によるデータ量の増加などにより、各種アプリエーションをつなぐクロスフォーマットでのストレージサーバーが望まれています。そこで、問 題となってくるのがやはりデータの管理と運用です。HDでの運用を前提とするとそのストレージに対する要求は非常に高く、RAID5や FiberChannelといったサーバー用の技術の運用が必須となっています。しかし、商業スタジオで導入の進んでいたAVID,Auto Deskといった物との連携がシームレスに行かないといった現実もありました。これを解決する為に、開発されたのがこのEDIT Share XStream Serise / Strage Seriesとなります。基本的にはLinuxベースのiSCSIを基本とし、特徴的なのが独自のUniversal Media Fileで、世界初のAvidとFCPで同時に参照可能なデータフォーマットです。もちろん通常のLINUXサーバーとしての運用も可能で、FTPサーバーとしての共有領域の作成も可能な上、他のユーザーとのデータのやり取りも簡単に行えます。これに関しては、サーバー内部コピーとなりますので、数十GBのファイルもストレス無くやり取りを行うことが出来ます。
Pro Tools HD上で、24bit/96kHz 96trを同時録再実現!
さらに、ポストプロダクションで無視することの出来ないPro Toolsの直接の読み書きを可能とし、更なる柔軟性を手に入れ、映像サーバーと音声サーバーの共有が可能となります。Pro Toolsで、このような運用が可能となるストレージの誕生は、新しいソリューションの可能性を大いに感じる部分でもあります。具体的にはPro ToolsとVideo Satelite(Media Composer)のシステムとFinal Cutのシステムが同一サーバー上でシームレスに連携出来るということです。もちろん、各々のシステムからは直接マウントして作業領域として使用出来ま す。EDIT Share社には、他にもFLOWと呼ばれるキャプチャーソフトウェアもあります。これは、XStream Series / Strage Seriesに追加する形で動作するキャプチャーソフトウェアで、最大4chのキャプチャーと各々3種類のコーデックへの同時変換を行うことが可能となっ ています。更には、バックグラウンドでのトランスコーディングは不要となっており、キャプチャー中のインジェストファイルは、レコーディング中であっても すぐに編集に利用できます。また、このソフトは、強力なカタログ機能を備えます。Flow Browseとよばれるソフトにより、ノンリニア編集アプリケーション外でプロキシを見ることができます。ユーザーはメタデータを更新しログイン。編集開 始前にメディアをAvidとFCPにドラッグ&ドロップすればサブクリップとなります。今迄のスタジオに無かった、サーバーシステムを使用したVIDEO とAUDIOのデータ共有が可能となるソリューションの誕生と言えるでしょう。
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2009/08/26
究極のStudio Controller Crane Song Avocet!その実力を店頭にてお確かめ下さい!
DAW全盛の現代では、プロフェッショナルのニーズを満たすクオリティを持つモニタリング・システムは欠かせない存在となっていますが、スタジオでのハードな要求に応えられる製品は多くありません。
そんなニーズに応える事の出来る数少ない選択肢が、Crane Song Avocetと言えるでしょう!
あくまでも原音に忠実な再生能力と、必要にして充分な機能、徹底して音質に拘るリレー式のゲイン・コントロールを採用した、フル・ディスクリート・クラスA回路等、見過ごされがちな部分でのクオリティを持つ、究極のスタジオ・モニタリング・コントローラーです。
常設展示を開始したROCK ON PRO Reference Studioにて、その実力を確かめてみませんか?
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Crane Song Avocet
独特のグリーンを基調とした色使いと、その徹底した作り込みによるクオリティで、様々な製品を送り出しているCrane Song。
Pro Tools HDユーザーには、太く滑らかなアナログサウンドを生み出すテープ・シミュレーター・プラグインPhoenixで有名かもしれませんが、アメリカでは高い評価を得ている8chマイクプリ/サミング・ミキサー/ADコンバーターを一体化したSpider、ディスクリート・コンプ/リミッターTrackker、AD/DAコンバーターHEDD 192等、様々なハードウェアをリリースしており、その全てがそれぞれの分野でトップクラスのクオリティを誇っています。
Crane Songのラインナップを見ると、その全てが現代の制作環境にマッチする様に考え抜かれている事に気づかされますが、中でもスタジオ・モニタリング・コントローラーとして、スタンダードとなりつつあるAvocetは、まさにDAW全盛の現代には、無くてはならない機材の筆頭となっています。
マイク/マイクプリやADコンバーターをはじめ、入力の段階で高いクオリティと作り込みを行う事は、もはや常識とも言えますが、最終的なサウンド・クオリティの判断を下すのはモニタリングなのです。
そのモニタリングを左右するコントローラーに、安易にコンパクト・ミキサーやオーディオI/Fのコントローラーを使う事は、最終的な仕上がりに影響を与えない訳がないと思いませんか?
Avocetは、こだわりのフル・ディスクリートClass A回路を採用したストレートなサウンドが持ち味となっており、ミックスに不可欠なサウンドのニュアンスやバランスを余す事無く再生する事が可能になっています。
デフォルトで付属するコントローラーも、音質に拘った1dbノッチのリレー回路でのヴォリューム・コントロールが可能になっており、視認性のよいスイッチと相まって、まさに当たり前の様に操作出来ます。
アナログ/デジタル3系統の入力と、3系統のアナログ出力と充分なI/Oを備え、なによりもユニットを追加する事により、サラウンドにも対応する拡張性が他ではない魅力を持っています!
トレード・ショーで見かけるCrane SongデザイナーのDave Hill氏は、自らの”作品”に自信をもつマッド・サイエンティストな風貌を持っていますが、それが余計にCrane Songのクオリティの高さを物語っているように見られるのは、私だけではない筈です!
ROCK ON PROでは、その魅力を皆さんに体験してもらうため、デモ機を用意しております。Reference Studioでの試聴はもちろん、お貸出しにも対応させて頂きますので、是非、その実力を体験してみて下さい!
Crane Song Avocet ¥385,350
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2009/08/18
Prismsound dScopeIII~ガチンコ・ハードウエア・アナライズ?いろいろみてみよう!!=第三回=
第三回目はちょっとマニアックな歪みのお話し〜
文:技術担当 千葉
というわけで第三回です。前回はFFTと歪みの関係についてみてみました。今回は更につっこんで実際の音が入力された場合の特性を示す、スペックシートでIntermodulation Distortionと書かれている項目をみていきましょう。
生贄は今回も引き続きMobile I/O ULN-2です
Intermodulation Distortion
日本語では混変調歪、と呼ばれる事が多いと思いますが、名前だけでは意味がわからないと思います。これは言葉で説明するよりも測定結果を見て貰った方が理解が早いと思いますので早速測定しちゃいましょう。
Intermodulation DistortionはMic Inputの項目にありますので接続は前回までと同様で図のようになります。
測定条件はスペックシートでは1k component(19kHz/20kHz@8dBu)と書かれています。これは19kHzと20kHzのサイン波をULN-2に入力して、
それぞれのサイン波の出力レベルが+8dBuになるようなセッティング、という意味ですのでdScopeのGeneratorセッティングは左のようになります。FunctionのところがTwin-toneとなっていますが、これが独立した2つのサイン波を出力するモードで19kHzと20kHzのサイン波を-0.6dBuで出力するセッティングになっています。出力レベルが-0.6dBuという半端な値になっているのはULN-2の出力レベルを+8dBuにするためです。
で、測定結果です。
まずはSignal Analyzer Detector
レベルはそれぞれ+8.089dBu, +8.057dBuとなっていて相変わらずULN-2のチャンネル間誤差の低さが証明されて、スペックシートの条件であった@8dBuの条件も満たしています。周波数に関しては今回は意味がないのでFFTを見てみましょう。
今回の測定条件ではULN-2から出力されるレベルは19kHzと20kHzのサイン波が+8dBuになります。しかし、FFTをみると19kHzと20kHzの周波数に関しては問題ないのですが、ULN-2に入力した覚えのない18kHzと21kHzの周波数レベルも上がっている事に気付くと思います。
これがIntermodulation Distortion即ち混変調歪です。前回、前々回で取り上げた高調波歪は基本波より上の周波数でしか出ませんでしたが混変調歪は基本波より下の周波数にも出るのが特徴です。混変調歪は簡単に書くとnx±my(n,mは高調波の次数)の形で表され2つの基本波のあらゆる高調波の組み合わせで出現しますが、その殆どはノイズフロアに埋もれるレベルですが、その中のいくつかは先程のFFTの様に比較的高いレベルで出現します。今回の例で言うとn19kHz±m20kHzで表される歪みのうち2×19kHz-1×20kHz=18kHzと2×20kHz-1×19kHz=21kHzで表される歪みが目に見えて大きい歪みという事になります。
スペックと測定結果を比較
もう一度FFTを確認すると18kHz及び20kHzの歪みのレベルはともに-95dBu位である事が確認できます。
ここでスペックシートの値を見るとIntermodulation Distortionは-96dBuと表記されていますので、ほぼスペック通りの値が出ている事が確認できました。
ところでこの混変調歪は一般的にはあまりスペック上に公開されない値ですが、機材の音質に関してとても重要なパラメータです。混変調歪の少ない機材に対しての印象は"透明感がある"や"空気感の表現が良い"といったものになります。高調波歪みと違って混変調歪みは音が入力された場合、どの機材でも多かれ少なかれ必ず発生するものです。ある機材Aに対してBの方が透明感のある音が出ると感じた時は混変調歪みが少ないと思って間違いありません。
今回はちょっとマニアックな話でしたが、機材の音質に多大に関わる項目ですので話として知っておくのも悪くないと思います。
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2009/08/09
Bill Putnamの創造!Universal Audio魅力的な新価格で登場!
永遠のスタジオ・スタンダード1176や、フランク・シナトラやドアーズが愛した610コンソールのチャンネル・ストリップを現代に蘇らせた6176を含む、珠玉のアウトボードを世に送り出し続けるUniversal Audioが、より手に入れ易い新価格となって登場しました!
Rev.A & Rev.Eの特性を組み合わせ、完全ハンドメイドで世界限定500台を生産した1176AEも、これが入手の最後のチャンスかもしれません!
Bill Putnam Jr.の熱い創造を、あなたも感じてみませんか?
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Universal Audio 1176AE
1176の名を一躍世界に広めた青いヘアラインが特徴的なRev.Aと、1176LNと言えばこれ!という方の多いブラックパネルのRev.Eの美味しい所取りをした究極の1176が、世界限定500台の貴重な1176AEです。
クラスAローノイズ回路とカスタムトランスが奢られた、完全ハンドアッセンブルの1176AEは、UA176のコンプレッション・レシオを採用しただけでなく、独自のSloセッティングを追加し、もちろん全押しモードにも対応しています。
そのサウンドは、1176独自のリミッティングを実現しながらも、より滑らかで優しい質感を併せ持ち、ナチュラルな音質を実現しています。
既に1176LNを使い倒しているエンジニアの方も、違った味わいを持つAEのサウンドは魅力的に映るに違いありません。
Universal Audio 1176AE ¥238,000
Universal Audio 1176LN
世界中どこのスタジオでも見ることの出来る、世界一有名なリミッティング・アンプリファイアーが1176LNです。
状態の良いシルバーパネルやブラックパネルを手に入れる事が困難になった昨今、Purple Audio等のハードウェアはもちろん、プラグインとしても数多くのシミュレーターが出現していますが、オリジナルで最も人気の高いRev.D/Eを完全に再現した現代のUniversal Audio 1176LNは、まさにヴォーカル収録に切っても切れないツールとして、ますますその存在感を増して来ていると言えるでしょう!
Universal Audio 1176LN ¥210,000
Universal Audio LA2A
真空管リミッターの代名詞として、Fairchild 670と並び称されるTELETRONIX LA2Aが、Universal Audioによって現代に蘇りました。
オプティカル・アッテネーターでゲイン・リダクションを行うクラシックな回路をそのまま採用しているLA2Aは、シンプルな操作で最大限の効果を発揮します。
そのスローでいながら絶妙なコンプレッションは、その後に登場するチューブ・ダイナミクスの方向性を示したと言っても過言ではありません。
Universal Audio LA2A ¥328,000
Universal Audio LA3A
時代は旧式の真空管ではなく、SN/ダイナミックレンジに優れたトランジスター中心のソリッドステート回路を採用した機材を求めていました。
そこで登場したのが、名機LA2Aの真空管回路をソリッドステートに置き換えたとも言えるLA3Aです。
New Yorkでは、ギター収録のレベリングにはLA3Aという法則すら存在する、独自のサウンドを持って一時代を築いたレベリングアンプであるLA3Aは、LA2Aと1176の中間とも言えるマイルドな質感を演出する、唯一無二の存在です。
Universal Audio LA3A ¥185,000
Universal Audio 6176
フランク・シナトラ、ドアーズをはじめとする様々なセッションで使用された、Universal Audio 610真空管コンソールのマイクプリと、いまや伝説と言っても良い1176LNリミッティング・アンプリファイアーを1つにまとめたチャンネル・ストリップが6176です。
世界中のヴォーカル・レコーディングのダイナミクスとして使用されている1176と、甘く太いサウンドを持つ610チューブ・マイクプリの組み合せは、まさに世界最強と言って良いでしょう!
Universal Audio 6176 ¥265,000
Universal Audio 2-1176
1176をステレオで使用したいという要望に応えた1178は、その利便性と引き換えに、独特のサウンドを持ちながらも1176とは違った質感を持っていました。
2-1176は、Universal Audio伝統の610コンソールのチューブマイクプリと1176リミッターを組合わせた6176の、1176リミッターを2Uのコンパクトな筐体に2ch搭載した物です。
マッチングの完璧に取れたステレオ収録に、1176リミッティングを施したい方に最適と言えます。
Universal Audio 2-1176 ¥310,000
Universal Audio SOLO/610
SOLO/610は、持ち運びが可能なコンパクトな筐体に、伝説の610コンソールに搭載されていた真空管マイクプリアンプを1ch搭載したモデルです。
レコーディングの現場を問わない柔軟な運用が可能なのが最大の魅力ですが、ゲインコントロールが追加された事による、繊細なコントロール性や、DI入力の装備された柔軟性を持って、あらゆるニーズに応える事の出来る逸品です。
Universal Audio SOLO/610 ¥89,800
Universal Audio 2192
2192はその名の通り、2chの24bit/192kHz対応AD/DD/DAコンバーター機能を持つ、マスターオーディオ・インターフェイスです。
シングル/デュアル(Hi-Speed/Split96)ワイヤーAES/EBUはもちろん、S/PDIFコアキシャル/オプティカル、S-MUX ADATへの相互変換を可能にし、デジタル/アナログ機器が複雑に絡み合う現代の制作環境に、モニタリング/マスタリング用途を問わず、様々な場面で使用する事の出来る、フレキシビリティな製品です。
Universal Audio 2192 ¥348,000
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2009/07/07
驚異的効果!!音響パワーイコライザシステムによるモニター改善が!!
発表から驚異的な音場補正効果により高い注目を集めているreal sound labのCONEQが、ついにプラグインとなり導入しやすい価格帯でのリリースとなりました。その効果はそのままにVSTプラグインとして様々なアプリ上で動作します。CONEQの最大の特徴はなんといっても音響パワーイコライザ。他の音響補正エンジンがある一点に対しての音響補正であるのならば、CONEQは空間面に対しての補正を行います。まさに商品HPにある『従来の補正技術に特有な「補正によって発生する別の新たな問題」を生じさせること無く、スピーカシステムの線形歪み(振幅、位相、タイムアライメント)を正確に補正します。』を、すぐに実感することができるアプリケーションの登場です。
7/31までは、発売記念キャンペーンとして9/30まで使用出来るCONEQ Workshopが無償で付属したスペシャルバンドルが発売となります。非常にお得なこの期間に是非とも導入をご検討下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
CONEQは、その優れた補正を生み出す為に400ポイント以上の測定箇所から音響パワーを導き出し、高度な処理により1024バンドのイコライジングカーブを生成し補正を行います。聞き慣れない言葉ですが、音響パワーとは、『スピーカーから放射された音響エネルギーが、ある面を一定時間に通過するその総合エネルギー量』スピーカーから放たれる全音響パワーを得るには、スピーカーの前面を包み込む仮想面に沿って音圧を綿密に測定する必要があるため、グリッド状に約400ポイントの粗測定を行い、その測定結果から演算して音響パワーを算出します。400ポイントを測定と言っても、連続して測定が行われるため必要な時間は3分程度!その測定結果によりCONEQ Workshopソフトウェアが補正カーブを自動で生成します。従来の定点での音圧測定結果による、f特の改善から進化を遂げたアルゴリズムです。イコライジングに関してはFIRによるリニアEQを使用し位相の崩れを押さえ、さらに音響パワー測定結果をうけて位相改善の効果迄!ルームアコースティックの改善に限界を感じている方、部屋が狭くてどうにもならない方、一度試す価値のあるプラグインです。
さらに、自動的に生成された補正カーブに対して、好みでハイ上がりのEQカーブを付加したり、ローをブーストしたりと言った使用も可能な柔軟な設計となっています。スタジオなどのシビアな音響特性が要求される場だけでなく、ライブ会場などで、フラットバランス、プラスαのサウンドが必要な場合にも大きな効果を発揮します。
この、音響パワー測定による補正の特徴的な使用方法として、スピーカーの出力音に対しての補正と言った使用方法があります。リスニングポイントの前面空間を測定するのではなく、スピーカーの前面空間を測定する事により、空間音の補正ではなく、スピーカー自体の出力音に対しての補正が可能となります。この補正カーブを使用する事により、スピーカーを動かしても効果が持続するような補正も可能です。これは、狭い空間でのマルチチャンネルスピーカーマネージメント(サラウンド)でリアの本数を増減させたり、設置角度を常に変更すると言った場合に非常に有効な補正となります。
モニター改善をすると、スピーカーの持ち味がなくなって、どんなスピーカーも同じ音になると考える方も多いかと思います。理想のフラットバランスにf特を持っていくのはもちろんですが、手を加えるのは電気信号にのみ。これが何を意味するかというと、やはりスピーカー本来のダンピングファクターや箱は変えられないということです。あくまでも元々のf特の範囲内をフラットにしますので、スピーカーの個性は残ります。
今迄に無い、圧倒的な効果をお約束するこのプラグイン、現在はWinのVSTのみですが、近日RTASの登場が早くも予定されています。また、年内のMac対応も目指しているとのことで 非常に楽しみです。その後にはTDMも予定。今ならば、発売記念パッケージとして普段は別売のCONEQ workshop(測定用ソフト)の9/30迄のライセンスが無料となっています。是非この機会に、この効果を実感下さい。
・発売記念特別パッケージ!!CONEQ P2-VST Plug-in(WIN)&CONEQ Workshop Limited ¥39,900(税込)
(こちらをご購入のお客様へはVST(Mac),RTAS(Mac/WIN)へ無償アップデートが可能です。9/30迄の期間限定で仕様出来るCONEQ Workshop Limitedソフトウェアが付属します)
・CONEQ P2-VST Plug-in(WIN) ¥39,900(税込)
(こちらをご購入のお客様へはVST(Mac),RTAS(Mac/WIN)へ無償アップデートが可能です)
・CONEQ Workshop Starter ¥23,100(税込)
(イコライジングカーブ(FIRフィルタファイル)を10個まで保存可能)
・CONEQ Workshop Annual ¥94,500(税込)
(アクティベート時から371日間無制限使用可能)
・CONEQ Workshop Unlimited ¥247,800(税込)
(無制限使用可能)
real sound labのHPはこちら>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2009/06/13
Violet Design plus Promotion!店頭でその実力をチェック!plusプレゼントでGET!
その独特のシェイプとクオリティの高いサウンドで、人気急上昇中のViolet Designマイクロフォン。
フラッグシップのFlamingoシリーズはもちろんですが、The Globe/Black Fingerをはじめとした、ミドルクラスのコストパフォーマンスには目を見張るものがあります。
今回、対象商品をご購入の方には、Mogami 2549 XLRケーブル3Mをプレゼント!さらにThe Glove
ご購入の方にはStedman Proscreen 101ポップスクリーンをプレゼント!
店頭にて、その実力をご確認下さい!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Violet Design The Globe Standard
その実力は、価格に見合う以上の価値を感じさせます。
Violet Desgn The Globe Standardは、Violet Design独自の思想により、1インチのツイン・ダイアフラムを採用しながらも、カーディオイドに特化したコンデンサー・マイクロフォンです。
兄弟機とも言える、The Globe Vintageと比較しても、フラットな周波数特性を持ち、よりナローな減衰の低域となだらかに伸びている高域が特徴となっています。
何かのマイクをシミュレートしたようなヴィンテージ狙いのマイクロフォンが多い中、単純に使いやすく、艶のある音楽的なサウンドを収録することが可能になっており、現代のレコーディング環境に最適なワイドレンジの特性と相まって、様々な場面で幅広く使ってみようと思わせるマイクロフォンと言えるでしょう!
Mogamiのスタンダードケーブル2549を使用したマイクケーブルの他、限定1台に限りSTEDMAN PROSCREEN 101ポップフィルターをプレゼント!この機会をお見逃しなく!
The Globe Standard特徴
周波数レンジ: 20 Hz to 20 kHz
出力インピーダンス:50 ohms
負荷インピーダンス:>250 ohms
感度(at 1000 Hz into 1000 ohms load):19 mV/Pa
ダイナミックレンジ:127 db
サイズ・重量:220 x 44 mm/350g
Violet Design The Globe Standard ¥240,000
Violet Design Wedge
Violet Design Wedgeは、Violetの他のマイクロフォン同様カーディオイドの特性を持っていますが、シングル・ダイアフラムが採用されています。
そのダイアフラムは、コンパクト・ラージ・サイズと言われる21mmサイズとなっており、フリクションの少ない立ち上がりに優れたサウンドを持っています。特に女性ヴォーカルやアコースティック・ギターなどの収録に威力を発揮します。
特徴的なデザインが施されたヘッドグリルに、複数の層に重ねられたブラス製のメッシュが採用されており、トランジェントに優れるが故のポップノイズからカプセルを守ると同時に、最適なサウンドのみをキャプチャー出来るようになっています。
限定2台!Mogamiのスタンダードケーブル2549を使用したマイクケーブルをプレゼント!
Wedge特徴
周波数レンジ:20 Hz to 20 kHz
出力インピーダンス:50 Ω
負荷インピーダンス:1000 Ω
感度(1KHz入力信号、1000 Ω負荷):25 mV/Pa
ダイナミックレンジ(内蔵プリアンプ):130 dB
サイズ・重量:H210 x D42 mm/350g
Violet Design Wedge ¥98,000
Violet Design The Black Knight
Violet Design The Black Knightは、上位機種と同様に1インチ・ツイン・ダイアフラムを採用した、カーディオイドの特性を持つコンデンサー・マイクロフォンです。
Violetのマイクロフォンは、何故ツイン・ダイアフラムを採用したのでしょうか?
通常、カーディオイドのみの特性を持つ場合は、裏表にダイアフラムを持つ必要がないのですが、スネアドラムを思い起こしていただけばお分かりの様に、より繊細にその場の空気を取り込むのに必要不可欠と判断されているのです。
さらにThe Black Knightでは、使いやすさを追求する為に、ヘッド部分が可動するように設計されており、一度セッティングを行った後でも、微調整がやりやすいように考え抜かれているのです。
限定1台!Mogamiのスタンダードケーブル2549を使用したマイクケーブルをプレゼント!
The Black Knight特徴
周波数レンジ:20 Hz to 20 kHz
出力インピーダンス:50 ohms
負荷インピーダンス:>250 ohms
感度(at 1000 Hz into 1000 ohms load):33 mV/Pa
ダイナミックレンジ:128 db
サイズ・重量:208 x 44 mm/450g
Violet Design The Black Knight ¥62,000
Violet Design The Finger
Violet Design The Fingerは、まさに指先のように器用なマイクロフォンです。
ミディアムサイズのダイアフラムを採用した、カーディオイドの特性を持つThe Fingerは、C451などに代表されるペンシル型の特性を踏襲しつつも、ヴォーカルやアナウンスなどにも対応する柔軟性を持っています。
特徴的な円錐型のリフレクターは、ボディからの音の反射を低減し、理想的なカーディオイド・パターンを保持するためのデザインになっています。
また、別売りのReflection Ringを装着し、位置を移動させることによって、指向パターン、周波数特性、感度を変更することが可能です。
例えば、Reflection Ringをカプセルのトップに装着した場合、指向パターンが半球型になり、アングルによる音の変化が減少し、高域以外の感度があがることにより、サウンドがタイトになります。
限定2台!Mogamiのスタンダードケーブル2549を使用したマイクケーブルをプレゼント!
The Finger特徴
周波数レンジ: 20 Hz to 20 kHz
出力インピーダンス:50 ohms
負荷インピーダンス:>250 ohms
感度(at 1000 Hz into 1000 ohms load):12 mV/Pa
ダイナミックレンジ:128 db
サイズ・重量:207 x 24 mm/350g
Violet Design The Finger ¥52,000
Violet Design Reflector Ring ¥7,560
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2009/06/12
The Art of Microphone ! BRAUNER PHANTHERAのディープな魅力をお確かめ下さい!
Neumann、Gefell、Beyer、Schopesを要するMicrophoneの本場ドイツにあり、1993年に産声を上げた新興のメーカーでありながら、既に世界的な名声を得ているBRAUNERが、満を持して日本に再登場!
最終的な音質の判断を人間の耳にゆだねた開発を行い、機械的な見た目や質感と、サウンドに対する高い感性を持ち合わせたその完成度は、まさにThe Art of Microphoneの名に相応しい数々の銘品を生み出しています。
中でも、高いコストパフォーマンスと太くて繊細なサウンドを特徴とする、PHANTHERAを常設展示開始!BRAUNERのフラッグシップVM1と合わせて、その実力をお試し下さい!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
BRAUNER Microphones PHANTHERA
BRAUNERの中でも新しいラインナップとなる「WARM」なサウンドを特徴とするマイク。芯の太いサウンドをしながら、繊細さ、ワイドレンジといったマイクの特性としての素性のよさを併せ持ちます。ダイナミックマイクの様なガッツのあるサウンドとコンデンサーマイクの繊細で伸びやかなサウンドの融合した、今までに無い新しいサウンドをとらえます。音楽の芯を捉えるしっかりとしたサウンドを持ちつつ、本当に太いサウンドがあります。音の太いマイクは高域が抜けない傾向にありますがこのマイクは、しっかりと伸びています。また、スピード感もあり現代のマイクらしいトランジェントの良さも兼ね備えています。PHANTERAはソロ楽器、ボーカルなどのメインの音源用に最高のマイクです。次世代のスタンダードマイクとなる資質を備え、ヴィンテージサウンドへの憧憬を凌駕するそのサウンドは一度試す価値があります。
Technical Spec
Equivalent Noise:< 11 dB A (IEC651)
Signal to Noise:> 83 dB (1 Pa/1 kHz-Cardioid)
Sensitivity:33 mV / Pa-Cardioid
Pattern:Cardioid
Frequency Range:20 Hz - 22 kHz
Maximum SPL:142 dB SPL @ 0,3 % THD
Power Supply:48 V phantom power
BRAUNER Microphone PHANTHERA ¥248,000
BRAUNER Microphones VM1
BRAUNERが最初に世に送り出したマイクであり、フラッグシップでもあるマイク。ファットでウォームな真空管のサウンドを持ちつつ、トランジェントの良い抜けの良い高域を併せ持ち、現在、新品で手に入るマイクの中では異彩を放つ存在です。高価なマイクは「復刻」とか「再生産」等とビンテージ色の強い物が多いですが、新たに設計をしたマイクでクオリティーの高い物がない訳ではありません。その事をこのVM1が証明しています。現在の技術を使えば音が悪くなる訳はありません。数字上のスペックは真空管の時代に比べ2桁以上向上しています。後は、それをしっかりと設計し、音を確認できる技術者がいれば、素晴らしい機械は出来上がるのです。The Art of Microphoneを体現したVM1は、まさに現代のトップエンドと言う事が出来るでしょう。
Technical Spec
Equivalent Noise:< 11 dB A (IEC651)
Signal to Noise:> 83 dB (1 Pa/1 kHz-Cardioid)
Sensitivity:28 mV / Pa-Cardioid
Pattern:all, infinitely variable
Frequency Range:20 Hz - 20 kHz
Maximum SPL:142 dB SPL @ 0,3 % THD
Power Supply:115 V or 230 V
BRAUNER Microphone VM1 ¥678,000
BRAUNER Microphoneの魅力とは?
BRAUNERのサウンドを一言で表現するとすれば「素直でリッチ」と言えるでしょう。再現性の高い、トランジェントの良さ、フラットなバランスと共に、音の芯をとらえ存在感をなくさずにサウンドをキャプチャーします。もちろん各モデルごとに個性的なポイントはありますが、ブランドとしてマイクロフォンに求められる、こういった基本性能には一切の妥協が感じられません。全ての要素を満たした上で、キャラクターを作るクオリティーの高いメーカーです。 機械的な部分では全てのマイクロフォンがアルミの無垢材から削り出されたワンピース構造となっています。ボトムのキャップ以外の部分に継ぎ目が無いこの構造は、マイク本体の共振やビビリを押さえることができます。ブランドロゴ、モデル名が彫り込んで表示されるのはもちろんですが、通常はシールで済まされているシリアルナンバーまでもが刻印によって彫り込まれています。ドイツらしいクラフトマンシップを感じる部分です。仕上げも非常に美しいアルミの無垢仕上げで削り出しによって生み出された重みのあるボディーと共に存在感を放ちます。更に、専用のサスペンションも付属し他の何とも違う(見た目だけでなく、もちろんサウンドも)マイクロフォンとなります。サウンドクオリティーは最高峰のレベルに達しています、また物としての存在もドイツらしいクラフトマンシップにより所有者の満足度を高めてくれます。まずはそのサウンドを体験下さい。
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2009/06/06
KONAシリーズのNew Commer、AJA KONA LHi発表!AJA新製品発表会 at Apple初台セミナールーム2
高品位なビデオ・キャプチャー・ボードやスケーリング技術で、放送局をはじめとしたポスト・プロダクションの現場で、絶大な信頼を得るAJAの新製品発表会が、2009年6月4日Appl初台のセミナールームにて開催されました。
今回のプロダクトは、先日ラスベガスで開催されたNAB 2009で発表された物で、いよいよ満を持してリリースが開始される期待の製品たちです。
ROCK ON PRO映像編集担当の梓澤がレポート第二弾をお届けいたします。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
AJA新製品発表会 at Apple初台セミナールーム1はこちら>>
前回のレポート第1弾では、全く新しいProRes 422ダイレクトレコーダーKiPROについて詳しくお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
写真をご覧頂ければお分かりの通り、オプションのKiPRO Exoskeleton & KiPRO Rod Endplatesを使ってカムコーダーに装着すると、一層その便利さがお分かりかと思います。
待望の出荷開始時期については、本体とHDDストレージオプションは6月中、その他のオプションは7月に出荷開始となります。
弊社でも、店頭にてその実力を確認できる様に、デモ機の準備を進めております。お楽しみに!
さて、今回のレポート第2弾では、KiPROの他に同時発表されたKONAシリーズのNew Commer LHiを中心にお伝えいたします。
放送用のキャプチャー/コンバーターシステムとして開発されたKONAシリーズは、現在のフラッグシップであるKONA3まで進化を遂げており、その高品位なスケーリング技術を駆使した美しい画質と柔軟性で、世界中のスタジオで導入されています。
その最新作がKONA LHiになります。
AJA Video System KONA LHi
KONAの最新作LHiは、より現在のワークフローに柔軟な対応が出来るように、基本構成とクオリティはそのまま、あらゆる接続を簡単にできる様に、新しくHDMI Ver1.3入出力が追加されました。
KiPROが登場したことにより、ダイレクトにProRes 422収録から編集の流れが確立されそうですが、より機動力が必要なハンディ・カムコーダーでの収録をはじめ、まだまだデスクトップでのキャプチャー/編集環境が必要な中で、最適なソリューションを実現するのがKONA LHiです。
並売が続けられるKONA LH/LHeとの違いは、HDMI Ver1.3の搭載の他、ダウン/クロスコンバーターのみだったスケーラーが、アップコンバーターを搭載したことです。
もちろん、LHシリーズの美点であったアナログの入出力も搭載され、自由度の高い運用が可能です。
スケーリングに関しても、アナモフィック、サイドカット、クロップと用途に応じたスケーリングが使用でき、近年クオリティの上がってきたハンディカメラで収録した素材をHDMI経由でキャプチャー、スケーラーを使用してのSDモニタリングなどにも対応でき、お持ちの機材を有効に活用することも出来ます。
付属のブレークアウト・ケーブルを使用したコンパクトな運用はもちろん、1Uラック前面に入出力端子を全て拡張することの出来るKL Hi-Box-LH for KONA LHiを使用すれば、様々な機材を持ち込むことになるようなワークフローにも柔軟に対応可能です。
DVCPRO HDはもちろん、ProRes 422にもリアルタイム変換し、Final Cut ProのDynamic RTハードウェア・アクセラレーション機能も搭載するKONA LHiは、デスクトップでの編集ニーズに幅広くお応えする製品です。
AJA Video System IO Express
KONAシリーズがデスクトップ・ソリューション、KiPROがカムコーダー/ノンリニア・ソリューションだとしたら、IO Expressはモバイル・ソリューションということが出来るかもしれません。
IO Expressは、コンパクトな筐体にHD/SD-SDI、アナログ・コンポーネント、HDMI Ver1.3、2ch RCAアナログ・オーディオ、LTC、RS422の入出力を持ち、Mac/Win両対応のキャプチャー/モニタリング・システムです。
Mac/PCとの接続は、付属のExpress 34 Cardで行うため、空いているFWポートなどをストレージ・デバイス用に割り当てることが可能。大人気のMATROX MXO2に似た構成となっています。
ノートブックPCとの連携を念頭に、コンパクト/軽量に開発されているため、ロケの現場に持ち込んでの取り込み/編集/モニタリングに最適です。
オプションのPCIeカードをデスクトップにインストールして、モバイル/デスクトップ両環境での運用も可能な柔軟性も魅力的なIO Expresは、そのコストパフォーマンスと相まって、大きな人気を呼びそうです。
AJA Video System Mini-Converter Series Hi5-3G & HDP2
様々な信号の飛び交うビデオ制作の現場で重宝する、数々のコンバーターをリリースしているAJAですが、今回の発表会でも新たなMini-Converterシリーズが発表になりました。
Hi5-3Gは、3GシングルリンクHD-SDIと1.5GデュアルリンクHD-SDIに両対応したSDI入力を持ち、HDMI Ver1.3に変換して出力をするコンバーターです。
1ピクセル当たり30/36bitの色深度を持つDeep Colorに対応するHDMI Ver1.3は、最新の10bitモニターに接続して、詳細なカラーコレクションに使用することが可能です。
また、SDI > HDMI変換に際して、エンベデットによるオーディオの多重化にも対応する他、モニタリングのためのRCAオーディオ出力も搭載されています。
高性能なLCDディスプレイが多数登場している現在、コストパフォーマンスとクオリティを重視したモニタリングに最適な商品です。
HDP2は、HD/SD-SDI入力とスルー出力を持ち、DVI-Dに変換して出力するコンバーターです。
DVI-Dを持つLCDやプラズマ・ディスプレイ、プロジェクターなどに接続してHDはもちろん、SD素材もスケーリングしてのモニタリングが可能です。
Hi5-3Gと同様、エンベデット・オーディオにも対応する他、RCAオーディオ出力によるモニタリングにも対応しています。
定評あるスケーリング・エンジンの搭載はもちろん、ディインターレーサーによる高画質モニタリングを実現します。
数々の新製品がお披露目された今回の発表会でしたが、現場と市場の動向を的確に商品に反映させる洞察力と商品開発力は、さすがAJAと唸らされるものがありました。
今後も、魅力的な商品のリリースがされるであろうAJAには今後も要注目です!
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2009/06/04
ダイレクトProResレコーダー、AJA KiPRO発表!AJA新製品発表会 at Apple初台セミナールーム1
高品位なビデオ・キャプチャー・ボードやスケーリング技術で、放送局をはじめとしたポスト・プロダクションの現場で、絶大な信頼を得るAJAの新製品発表会が、2009年6月4日Appl初台のセミナールームにて開催されました。
今回のプロダクトは、先日ラスベガスで開催されたNAB 2009で発表された物で、いよいよ満を持してリリースが開始される期待の製品たちです。
その内容を2回に分けて、ROCK ON PRO映像編集担当の梓澤がレポートいたします。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
これまで番組や映画/プロモーション・ビデオのHD制作などでノンリニア・システムを採用した場合、映像のシューティングを行った後には、ビデオのデジタイズや取り込みなどの作業が必要でした。
しかし、現在多くのポスト・プロダクションで編集に使用されているDVCPRO HDやHDV等のコーデックは、1920 x 1080のフルラスター(解像度)を実現しておらず、色深度は8bitになっています。本来は、1920 x 1080フルラスター及び、10bit 4:2:2の色深度を実現する非圧縮HDを採用するのがベストですが、膨大なバンド幅を必要とするストレージ環境のコストを考えると、これもあまり現実的ではありません。
AJAですとKONAに代表されるビデオ・キャプチャー・ボードを使用して、ストレージに負荷が掛かりにくく、編集のしやすいDVCPRO HDなどに変換しながら取り込みを行ったり、最近使用されることの多くなったXDCAM HD/EX、AVCHDなどをネイティブ・フォーマットのまま編集することが一般的です。
しかし、2007年に発表されたAppleの編集用コーデック、ProRes 422とAJA IO HDが登場して以来、非圧縮HDと比較しても遜色のないその画質と、DVCPRO HDの約2倍程度しかバンド幅を使用しない経済性を両立しながら、10bit 4:2:2 フルラスターを実現した、理想的なコーデックとして注目を集めてきました。
レンダリングを繰り返しても画質の劣化が少ないことも採用が増えた一因でしょう。
このProRes 422は、編集には最適な環境をもたらす反面、Apple提唱のコーデックと言うこともあり、カムコーダー・メーカーがネイティブで搭載するのは難しい一面があり、編集でProRes 422を使用するには、時間の掛かるビデオ取り込みを、IO HDなどのProRes対応キャプチャー・システムで行う他ありませんでした。
今回の発表会の目玉とも言えるのが、ダイレクトにProRes 422コーデックのビデオを、リムーバブルHDやExpressカード互換メモリーにレコーディングすることを可能にしたKiPROです!
AJAエリック氏が、流暢な通訳で紹介してくれたビデオをご覧下さい。
AJA KiPRO1 Apple Japan 発表会
AJA KiPRO1 Apple Japan 発表会 Part2
実物を目にすると、そのコンパクトさと軽さに驚かされるKiPROは、カメラとノンリニアシステムをつなぐ効率の良いポータブル・テープレス・システムと言えます。専用のカメラマウント・アダプターKiPRO Exoskeletonを使ってスタンドに固定すると、まるで最初からそうであったような自然なカメラ・システムが出来上がります。
HD/SD-SDI、HDMI、コンポーネント、コンポジットはもとより、アナログ・オーディオ、LTC、カメラコントロール/タイムコード用FireWireポート、さらには有線/無線(!)のLANまで搭載した豊富な入出力を持ち、ノートPCや果てはiPhoneなどからのKiPROリモートまで可能になっています。
また、入出力にはアップ/ダウンコンバーターの他、クロスコンバーターまで搭載され、720p > 1080iへの変換はもとより、SDカメラをアップコンバートしながらのProRes 422 HD収録迄可能にします!
本体上部には、ロック式のリムーバブルHDが搭載され、その右にはExpress 32 slot互換のメモリーカードが搭載可能になっており、収録が終了した直後から、Macに接続してFinal Cut Studioでの編集作業が行えます。
XDCAMなどにネイティブ対応しているFinal Cut Studioですが、専用のクリップ・ブラウザーからの転送が必要だったりと、編集開始までにひと手間かかることが多いのですが、KiPROの場合は、HDが認識されればすぐにブラウザに読み込んでタイムラインに並べることが出来、そのレスポンスの良さは特筆物でした。
AJA KiPRO1 Apple Japan 発表会 Part3
KiPROは、先にも述べた通り、接続するカメラを選ばない柔軟性を持っているため、様々な運用法が考えられます。
例えば、近年我が国でも急速に注目を集めているRed Oneの場合、Red Rawと言われるネイティブ・フォーマットでの編集は快適とは言えないかもしれません。
しかし、撮影時にRed Rawで収録しながら、KiPROにProResにて同時レコーディングできたなら、カメラの持つ最高の映像を維持しながら、快適な編集環境をもたらすことができるのです!
もちろん、従来のワークフローでもIO HDを使用すること等によって、ProResでの取り込みなどは可能でしたが、デジタイズの手間に時間を掛けるなら、編集内容の吟味に時間をかけた方が良いのは、誰が考えても分かることでしょう!
ノンリニアシステムでの最高の効率を追求したAJA KiPROは、そのポータビリティとユーザビリティによってあらゆる現場で重宝されるに違いありません!
AJA KONA LHiをご紹介!AJA新製品発表会 at Apple初台セミナールーム その2はこちら>>
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2009/05/28
最新のビデオ編集環境をもたらすAvid Media Composerへの、乗換え/UPGキャンペーン開始!
最高品位のビデオ編集環境をもたらす、最新のAvid Media Composerをリーズナブルに手に入れるチャンスです!
ハリウッドの長編映画をはじめとしたフィルム編集から、HD/SD/DVまで、世界中で使用されているAvidのMedia Composerは、Mac/Windows環境でパワフルな結果を実現する統合ビデオ編集システムです。
最大50% OFFのディスカウントを得られるこの機会に、あなたもAvidの世界に足を踏み入れてみてはいかがですか?
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なぜ世界中でAvid Media Composerが選ばれるのか?
皆さんもハリウッド映画のエンドロールでAvidのロゴを目にされた事があると思いますが、長らくリニア編集が続いて来た映像編集の世界では、その名前を聞いた事があっても、エディターの方以外は触れる機会があまりなかったかもしれません。
近年では、Apple Final Cut ProやAdobe Premiereの高機能化と低価格化で、押され気味の感があったAvidですが、長編映画やブロードキャストの世界で鍛えられて来た機能やクオリティは、プロフェッショナルの要望に見事に応える内容を誇っています。
タイムラインやビューア、ブラウザ等のインターフェイスは、ちょっと見た目にはFinal Cut Proと変わらない様に見えるかもしれません。(実際はAvidの真似をしているような・・・)しかし、編集の基本となる考え方が大きく異なっているのは、少しでも触ってみれば分かるでしょう!
Final Cutでは、クリップの移動や分割をはじめ、自在な編集が可能になっています。もちろんMedia Composerもそれは可能です。しかし、基本的にMedia Composerは並べたクリップの移動をするのに、わざと制限を持たせているのです。具体的には、クリップのない部分には黒み(ブラック)が挿入され、タイムラインの最初から最後まで隙がない様になっているのです。
これは、Media Composerが長編映画等の編集用途で開発されている事を意味します。自在に編集が可能な反面、わずかなマウス操作でクリップがずれてしまう「事故」を防ぐためのものであり、カスタマイズ可能な(カスタマイズする必要もなく快適ですが)ショートカット・キーの割当ても相まって、慣れてしまえば、スピーディで確実な編集環境をもたらせます。
また、Avidの独自HDコーデックDNxHDの存在も、確実でクオリティの高い作業の基本となる存在です。近年では、同等のバンド幅を持つApple ProRes 422と比較される事もありますが、非圧縮画像との位相反転テストにおいて、ProResがわずかに映像の輪郭が残ったのに対し、DNxHDでは完全に「黒」になったと言う結果が出ています。
特殊効果や合成等が多用される現在では、レンダリングによる画質劣化を最小限に抑えるためには、元画像の高品質化が欠かせませんが、ここでもMedia Composerの優位性が確認出来ます。(もちろん、レンダリング自体のクオリティも優位性を保っています)
さらに、One Solution One Companyの名の下に、Avidの誇るMojo DX/Nitris DXビデオ・インターフェイスの存在、非圧縮にも対応するUnityストレージ・オプション、digidesign Pro Tools HDとの連携等、取り込み~編集~合成~MA~フィニッシングにいたるまで、考えうるワークフローをAvidのみで完結する事が可能です。
QuickTimeの読み込み/書き出しにも対応し、幅広い互換性とともに、今や完全にMac/Windowsでの動作も問題なく行えるMedia Composerは、プラットフォーム/コーデック/フォーマットの壁を超え、フィルム/ビデオ・クリップ作成を含めた、統合的なクリエイターに欠かせない、プロフェッショナル・ツールとして存在しているのです。
Avid Media Composer Software乗換えキャンペーン!期間限定¥155,400!
6/25迄の期間限定!通常価格¥312,900のAvid Media Composerが、50%以上OFFとなる¥155,400であなたの物となります!
現在、他社製の編集ソフトを使用している方(Apple Final Cut Pro/Studio、Adobe Premiere等のユーザーの方)を対象としたこのプログラムは、お使いのソフトウェアはそのままに、追加でMedia Composerのパワフルな編集機能を、安価に追加出来ます。
長編フィルム編集を念頭に置いた使い勝手と、エフェクト/DVDオーサリングまでの統合ソリューションとしての優位性を味わって下さい!
Avid Media Composer特徴
業界標準のMedia Composer 編集ツールセット
HD、SD、DV、フィルム編集
エンドトゥエンドのXDCAMサポート
Avid Media Access(AMA)により、XDCAM HD/EXおよびP2のメタデータとディスク/カードをフルネイティブでサポート
豊富なエフェクトツール
Avidフィニッシングシステムとの互換(トータルコンフォーム)
Mac/Windowsサポート
Web & モバイル・エンコード
DVDオーサリング(Windowsのみ)
Avid Mojo/Mojo SDI、Mojo DX、Nitris DX等のハードウェア・オプション
Avid Media Composerについて詳しくはこちら>>
Avid Media Composer Mojo DXアップグレード・キャンペーン!期間限定¥732,900!
6/17迄の期間限定!最新のビデオ・キャプチャー・ハードウェア・オプションMojo DXを追加したMedia Composer Mojo DXシステムが、30%以上OFFとなる¥732,900でアップグレード可能!
現在、Mojo/Mojo SDIとAvid Xpress Pro等を併用したシステムを使用している方を対象としたこのプログラムは、お使いのシステムはそのままに、追加でMedia Composer Mojo DXのパワフルな編集機能と豊富なHD/SD入出力を、安価に追加出来ます。
最新のDXアーキテクチャーを使用した、快適な作業環境を実現して下さい!
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Avid Media Composer Mojo DX特徴
業界標準のMedia Composer編集ツールセット
HD、SD、DV 、フィルム編集
エンドトゥエンドのXDCAMサポート
Avid Media Access(AMA)により、XDCAM HD/EXおよびP2のメタデータとディスク/カードをフルネイティブでサポート
リアルタイムのマルチフォーマット再生およびエフェクト
Mac/Windowsサポート
インテリジェントなハードウェア/ソフトウェアの組合せによるソリューション
スタンダードなデジタル入出力Media Composer Mojo DX
Avid Media Composer Mojo DXについて詳しくはこちら>>
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2009/05/20
コンパクトなライヴサウンド・ソリューションdigidesign VENUE SC48登場!その実力をいち早くレポートします!
この数年でPA/SR業界にも押し寄せてきたデジタルコンソールへの機材更新の波。各メーカーの製品も世代を経るごとにユーザーインターフェイスを改良し、より使いやすいデジタルコンソールをリリースしてきた結果、この1、2年でユーザーサイドもデジタルコンソールへの理解が深まり、デジタルコンソールを使いたいという気運も高まっているようです。国内メーカーもデジタルコンソール開発には熱心で、YAMAHA、Roland、FOSTEX・・・と各社、国内PA/SRカンパニーの実情をよく踏まえた製品ラインナップでその地位を確立しようと奮闘しているのがよくわかります。
そのPA/SRのジャンルにおいて、国内外のメジャーアーティストのツアーを支えるデジタルコンソールのひとつが“Digidesign VENUEシリーズ”です。VENUEシリーズには「D-Show」、D-Showをコンパクトにした「D-Show/Profile」という2ラインがありましたが、今回さらにコンパクトになりコストパフォーマンスに優れた「SC48」が発表されました。
今回は5月20日に東京・恵比寿で開かれたDigidesign内覧会にて発表された「SC48」をいち早くレポートします。
まず「SC48」の基本スペックですが以下のとおりです。
上位の「D-Show」「D-Show/Profile」とのコンソール情報の完全互換性
完全一体型コンポーネントのデジタルコンソール
48アナログ入力(XLR MIC/LINE対応)
16アナログ出力(XLR)
16本の入力フェーダー、8本の出力フェーダー、1本のメインフェーダー
上記フェーダーに加え、新たに搭載された1本のフレックスチャンネルフェーダー
では、何が上位の「D-Show」「D-Show/Profile」と違うのでしょうか。
D-ShowラインナップではSideCarで増設できるフェーダー数も、SC48では増設できない。
ミックスの全てを司るDSPカードは2枚を搭載し、これ以上の増設はできない。
DSP資産を最適運用しても外部プラグインは20個までしか起動できない制限。
入力は48CHアナログを標準搭載し、これ以上の増設は出来ない。
Pro Toolsを接続したシームレスなPLAYBACK、RECが可能だがPro Tools LEのみ。
上記のように、主に将来的なアップグレードや、付加システムの利用を割り切ることで大幅なコストダウンと、サイズダウンを可能にしたのがSC48といえるでしょう。しかしそれ以外の機能や音質にはまったく差異は無く、上位の「D-Show」「D-Show/Profile」とのコンソール情報の完全互換性がある点は、評価すべき点でしょう。SC48とD-Showはスタンドアロンでの基本的性能はまったく同じなのです。
写真をみていただくとわかるのですが、左から16本の入力フェーダーストリップはフェーダー1本に1個のマルチファンクションエンコーダー、SOLO、 MUTE、SELECTのボタン、入力レベルメーターを備えた伝統的なPAコンソールを踏襲したスプリット型の配置となっており、直感的にわかりやすい配置となっています。
1〜16CH、17〜32CH、33〜48CHのバンク切り替えも、エンコーダー下のディスプレイに表示されるチャンネル名のおかげで迷うことも無く、視認性に優れた自照式ボタン一発で切り替わるのでストレスの無いオペレーションが可能です。
入力フェーダーが16本しかないことに不安を感じる方もおられるでしょうが、あらかじめリハーサルなどでVCAグループを組んでおけば、表面に見えていないときでもVCAとして操作が可能。しかも今回のSC48リリースにあわせたVENUEソフトウェアのバージョンアップで「VCAスピル」が機能として加わり、VCAマスターのSELECTボタンをダブルクリックで瞬時にグループ内のフェーダーが入力フェーダーにアサインされ、VCAグループ内のミックスバランスをサクッと整えられるという強力な機能ができました。この機能はミックスの完成度向上にとても有効な便利機能です!
ドラムのグループ内のバランスを瞬時に整えたい時、コーラスグループのバランスを整えたい時、空間系エフェクトのバランスを整えたい時・・・。VCAさえ組んであれば、どんな盤面状況であってもその入力フェーダーが瞬時に手元に飛んでくるので、忙しい現場でもパニックにならずにすむ頼もしい必須機能でしょう!
またSC48に新たに搭載されたフレックスチャンネルフェーダー(以下FCフェーダー)は、各入力チャンネルのSELECTボタンで選択されたフェーダーが呼び出されるフェーダーですが、FCフェーダーのSELECTボタンを見ると「LATCH DBL PRESS」の文字。なんとここをダブルクリックでFCフェーダーに呼び出されたフェーダーをFCフェーダー上にロックしつづけることが出来るのです。
たとえボーカルは17〜32CHのバンクにあって、ギターは32〜48CHのバンクにあるような場合、ボーカルをコントロールし続けるためにSELECT ボタンを押し、FCフェーダーに呼び出してダブルクリックロックすることで、互いに違うバンクにいるギターとボーカルのコントロールをすばやく両立できるのです。従来からD-Showラインナップに搭載されていたレイヤーセーフ機能(FCフェーダーのロック機能とほぼ同じ)とあわせて更に便利になる機能です。
また、チャンネルコントロールセクションは8つの押下げ型ノブエンコーダーが装備されており、EQモード、COMP/LIMモード、EXP/GATEモードを切り替えて使用できます。加えてUSERアサイナブルモードとして、8個のエンコーダーに前述のEQなど3機能以外に、AUX、INPUTGAINなど、VENUEに搭載された全てのノブ機能を
アサイン可能。各モードでエンコーダーは色分けされており、EQ=緑、AUX=紫、COMP=青、EXP=黄色、GAIN=白など、色を覚えると直感で手が届くよう設計されています。ステージ進行中に常に手元においておきたい必須のパラメータを素早く操作することが出来る非常に便利な機能として注目を集めていました。
チャンネルコントロールやマスターコントロールのセクションも、初めてSC48を見た私にも一目で操作方法が推測できるような洗練された配置で操作に迷うことはありませんでした。
そのほか、自由に出力バスを組みなおす機能や、演劇の転換などに有効なGPIコントロールでのシーンリコール、痒いところに手の届く自由なスナップショット機能など、ほしいと思っていた機能が全て揃っているのがSC48を含めた「VENUEシリーズ」だなと再認識できました。
SC48は小さいながら、Digidesignがワールドワイドに実績を積み上げてきたD-Showラインナップのノウハウを注ぎ込んだ結晶ともいえるプロダクト。
知ってのとおりDigidesignといえば、音楽業界のデファクトスタンダード「Pro Tools」を生み出したメーカー。実質的世界標準となった Pro Toolsと同じエンジンを利用しレコーディングクオリティでのPA/SRを可能にしたのが“VENUE”ですが、中小規模の現場が多いPA/SR カンパニーさんでは、従来のD-ShowやD-Show/Profileではオーバースペックとなり、採算の面からもなかなか導入に踏み切れないと言った声もあり、今回はそうした声に応える形で「SC48」をリリース、新ラインナップ投入です。
プロダクト担当の宮村氏に詳細をお聞きしながら、駆け足でのレポートとなりましたが、VENUEディーラーでもあるROCK ON PROとしても、より用途のはっきりとしたラインナップが整い、より細かなニーズに合わせたご提案をさせていただけるソリューションになったと思います。
SC48の価格はYAMAHAのM7CLに対抗する「300万弱」という、性能と可能性を考えると驚くほどの低価格です。すでに本国ではものすごい数のオーダーでパンク状態だとか。日本も既にバックオーダー状態・・・様々な現場でVENUEを目にする事も多くなってきた我が国ですが、SC48のコストパフォーマンスによって、さらに接する機会が増える事は間違いないでしょう!
ROCK ON PROのみならず、Rock oN Companyでもお取り扱いいたしますので、お気軽にお問い合わせください。お待ちしております!
digidesign VENUE SC48について詳しくはこちらもご覧ください>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2009/04/15
妥協なしのコンパクト・ミキサーSolid State Logic XLogic X-Desk登場!初回特価にてご予約受付中です!
Solid State Logicが誇るハイエンド・コンソールDualityや、ルーティング・ミキサーMATRIXのサウンドを手に入れたいとは思いませんか? XLogic X-Deskは、XL9000KのDNAを引継ぐSuper Analogue回路を採用し、しかもラックマウント可能なサイズに収めた20 inputの驚愕のラインミキサーです。
4月中のご予約の方は、通常価格¥344,000を¥295,000にて手に入れることの出来る、初回特価でお申し込み受付中です!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Solid State Logic XLogic X-Desk
SSL XLogic X-Deskは、同じコンセプトのSSL MATRIXの様にチャンネルストリップ毎に2chの入力を備えた8本のフェーダーを搭載し、外部入力をあわせた20インプットを実現。ダイレクトアウトはもちろん、インサート/2ch AUX/ステレオcueアウトも各チャンネルに装備し、2系統のモニターバス/メインステレオバスの充実したマスターセクションが魅力的です。
仕様の詳細は、まだハッキリとした事が分かっていない状況ですが、チャンネル・ストリップの画像からすると、-20db~+20dbのラインアンプ・トリムの脇に、ALT、フェイズ、インサートのスイッチが見え、その下にダイレクトアウトのプリ/ポスト切替えスイッチが続き、ステレオ・キュー、FXセンドが2系統、PAN、カット/ソロ、フェーダーとなっています。
この価格帯なので、フェーダーはムービングでは無いのではないかと想像していますが、マスターセクションもかなりの充実振りです。
Main/ALTのモニター切替えに加え、内蔵マイク付きのトークバック、iPod等を接続するのを想定しているのでしょう、ミニフォーン・インプットも備えています。
もちろん、キューアウト、ステレオFXリターンも2系統完備しており、さすがコンソールを知り尽くしたSSLが送り出すミキサーだと、うならされます。
さらに、注目して頂きたいのは、リアパネルになります。
Main/ALTのスピーカーアウトに関しては、XLRが用意されていますが、それ以外の入出力は全てD-Subコネクターになっています。このサイズに、機能を凝縮するためには必要な事だったのでしょうが、興味深いのは、そのD-Subコネクターに振られている入出力ラベルです。
図の右からALT IN、LINE IN、INSERT RETURN、INSERT SEND、CHAN OUT、X-DESK LINK IN、X-DESK LINK OUT、X-RACK EXPANSION、CENTRE IN、CENTRE OUTとなっています。
このラベルからすると、複数のX-Deskをカスケードして使用する事が可能?と期待が膨らんで来てしまいますね。
さらに、X-Rack Expansionとある事から、X-rackにマイクプリ/EQ等を組み込んで本格的なミキサーとしての使用も視野に入っているのでしょう!
90年代のミュージックシーンを席巻したと言っても良い、SSL SL9000JやXL9000Kで本格的に採用されたSuper Analogue回路は、トランスはもちろん、トランジスターやICも使用せず、よりピュアなサウンドを求めて設計された、SSL独自の回路構成を持っており、ピュアなだけでなく、音楽的な質感をもってこの時代のサウンドに貢献してきたと言えます。
もちろん、現代の基準だからこそ、そのクオリティは輝きをより強くしており、シンプルなシグナルパスを持つX-Deskは、DAWの時代だからこそ必要とされているサウンドを体現しているでしょう。そのサウンドをあなたも是非手に入れてください!
Solid State Logic XLogic X-Desk初回特価 ¥295,000
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2009/03/20
Fujitsu Ten Eclipseシリーズ最高峰TD712zMk2登場!貸出し試聴キャンペーン開始!
Fujitsu Ten Eclipseシリーズは、 正確な再生を実現するために「タイムドメイン理論」を採用し、アーティストが音に込めた想いを何も足さず、何も引かずに伝える実力を持っています。
新たに登場したシリーズ最高峰のTD712zMk2は、Eclipse TDシリーズの到達点とも言われたTD712zをさらにリファインし、音質面だけではなく、より自由度を増した機能面でも、まさにフラッグシップと呼ぶに相応しい仕上がりとなっています。
この独自の世界を、広く知って頂くために、ROCK ON PROではTD712zMk2の貸出し試聴キャンペーンを開始いたします。
お気軽にお申し込み下さい。
貸出しのご依頼、お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Fujitsu Ten Eclipse TD712zMk2 / TD712Mk2-S
TD712zMK2は、「正確な音の再生」を目指すという開発コンセプトはそのままに、スピーカーユニット、エンクロージャーなどの各部を構成するパーツ、素材を見つめ直し、細部に至るまで、精緻な改良を施しました。その結果、TD712zを上回るレンジとパワーを獲得。さらに、ECLIPSE TDシリーズスピーカーの指標である、インパルス応答の向上も果たしています。改良は音質の追求だけにとどまらず、機能面にまでおよびます。音像の明確化と設置性の向上に役立つ角度調整機能は、TD712zの上方10°までの調整範囲から、上方12°までに拡大。同時に、角度調整に必要な作業を簡略化し、素速く、スムーズな角度調整を可能にしています。
聴衆を魅了するソプラノの高音域のごく僅かな差。ガットを張り替えただけで生じる、微妙なクラシックギターの音の変化。ウッドベースから弾き出される、タイトな低音のスピード感など、音楽を構成するあらゆる音を、極限まで突き詰めて再生し、音楽の魅力を余すところなく堪能できます。
Fujitsu Ten Eclipse TD712zMk2 ¥346,500(1本)
Fujitsu Ten Eclipse TD712zMk2-S ¥325,500(1本)
タイムドメイン理論を実現したTD712zMk2のテクノロジー
詳しくはこちら>>
1.スピーカー振動板
「原音の正確な再生」を実現するには、正確な空気の波を作り出す必要があります。そのため、スピーカー振動板の素材には、高速で前後運動できる強度と密度が要求されますが、素材固有の音色を抑えるために、適度な内部損失も必要という相反する要素を実現する専用振動板が採用されています。
2.磁気回路
強力マグネットの採用やボイスコイルの最適化と同時に、マグネットとボイスコイルのギャップを最小化するなどして磁束密度も強化しています。
3.グランド・アンカー
仮想フローティング構造のベースとなり、スピーカーユニットの強力なピストン運動を質量でしっかりと受け止める足場として、スピーカーユニット後部に円錐形の錨(アンカー)を接続。
4.ディフュージョン・ステー
スピーカーユニットを、5本の支柱を持つディフュージョン・ステーに取り付けることでエンクロージャーと分離し、フローティング状態に保つことで、不要な振動の伝達の回避に成功しています。
5.振動カットと気密確保
全ての接点に、振動をカットする特殊素材を使用しています。これは同時にエンクロージャー内の気密確保にも効果を発揮。より正確な音の再生を可能にしています。
6.エッグシェル・コンストラクション
卵型のエンクロージャー“エッグシェル・コンストラクション”を採用。剛性に優れ、同一半径面が存在しないので、回折効果、共鳴、定在波を極限まで排除できます。
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2009/03/10
個性あふれるサウンドを華麗に演出!魅惑のMic Pre & Channel Stripを特価でご提供!
音を記録するDAWが成熟している今、制作者の意図するサウンドを、よりスイートに表現するマイクプリアンプ、チャンネル・ストリップが注目を集めています。
デジタルマイクの登場や、音源のソフトウェア化が進む制作環境ですが、奥行きのある空気感を必要とするヴォーカルや生楽器のレコーディングでは、高品位なマイクプリは欠かせない存在です。
サウンドクオリティの向上が得られるだけでなく、マイクとの組み合せによる、個性的なサウンドの演出は、まさにオーケストラのマエストロのように自在に楽曲を構成して行くことが出来るでしょう!
あなたは録った後にプラグインでどうにかしようと思っていませんか?
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Millennia HV-3R
スピード感のある立ち上がりと、独特の粘りが音楽的な表現をもたらす、8chリモート・マイクプリアンプMillennia HV-3Rは、digidesign PRE互換のMIDIゲイン・コントロールに対応するほか、独自のAElogicテクノロジーにより、最大99台/792chのHV-3RをEthernetにより制御可能です。マイクケーブルを短く、ラインケーブルを長く引き回すことによるサウンドのクオリティ維持は、大規模スタジオでもその威力を発揮します。
Millennia HV-3R ¥628,000
TUBE-TECH MP1A
伝統的なブルーパネルは、どこのスタジオに行っても目にすることがあるでしょう。デンマークLydcraft社のTUBE TECH MP1Aは、真空管回路は正確に設計されれば、ノイズ等とは無縁のクオリティを誇ると言うことを、端的に現しています。シンプルな外観にステップ式のゲインコントロールを備え、無理なく無駄なく真空管を使い切るサウンドは、これでしか得られない空気感を持っています。
TUBE-TECH MP1A ¥298,000
Rupert Neve Design Portico 5012H
ハーフラックのコンパクトな筐体に、伝統的なトランスを搭載したRupert Neve Design Portico 5012Hは、クラスAディスクリートの2chソリッド・ステート・マイクプリアンプです。Rupert Neve氏が理想とするサウンドを体現した5012Hは、その場の空気を全て捉える広い特性を持つだけでなく、Silkスイッチを使用することによる倍音成分のコントロールも可能になっており、ソースを選ばない幅広い活用が出来ます。
Rupert Neve Design Portico 5012H ¥228,000
FOCUSRITE The Liquid Channel
FOCUSRITEが誇るLiquid Technologyは、膨大なリレー回路が切り替るアナログ回路と、高速DSPによってインパルス・レスポンスを再現するデジタル部を、レイテンシーなく融合したモデリング・テクノロジーです。接続したマイクや選択するエミュレーションによって、様々な顔を見せるThe Liquid Channelは、ISAクオリティの基本マイクプリと相まって、現場を飛び回るプロフェッショナル・エンジニアの方に、最高の選択肢として人気を誇っています。
FOCUSRITE The Liquid Channel ¥328,000
GRACE design m101
広大な周波数特性が表す通り、透明感のあるフラットで美しいサウンドを奏でるGRACE designのマイクプリを、コンパクトな筐体に1ch搭載したのがm101です。伝統的なクラスA/ソリッドステートながら、極力、音の濁りをなくすためにトランスレス回路を採用した先代のmodel 101を踏襲しながら、リボンマイク・モードの搭載、リニアパワーサプライを内蔵する等、より高音質の実現を目指してブラッシュアップがされています。
GRACE design m101 ¥59,000
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2009/02/27
Video Editing Solution~Final Cut StudioワークショップのROCK ON PROが、ノンリニア編集システム設計をご提案!
ノンリニアの流れが加速する映像編集システム構築は、様々な要因が絡み合い、従来のリニア編集システムの互換性の問題とも相まって、複雑なシステム構築をせざるを得ない場合があります。
しかし、例えばIntel Xeonプロセッサーを搭載したApple Mac Proに、SD/HDフォーマット、コーデックを問わない編集環境を実現するFinal Cut Studioを中心としたシステムを構築すれば、小規模のプロダクションから膨大なアセットを活用するフィルム・プロダクション迄、共同作業を効率化したサーバ・システムを含んだシンプルなシステム構築を可能にします。
Apple Value Added Resellerでもある、ROCK ON PROでは、Final Cut Studioワークショップとしての定期セミナーの開催、マンツーマン・トレーニングを含めたサポートも行っております。
是非ご相談下さい。
関連ソリューションへは、以下より!
ワークショップセミナーの情報を随時ご紹介いたします。
Final Cut Studioをはじめ、関連製品のレヴューを随時ご紹介いたします。
Apple Mac Pro/Final Cut Studio、Videoキャプチャー、ターンキーシステム等のソリューション販売のご紹介。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Final Cut Studio Workshop Seminar
ROCK ON PROでは、Mac Pro + Final Cut Studioを中心に、MATROX MXO2、MOTU V4HD、AJA IOHD、Kona LHeをはじめとしたキャプチャー/モニタリング・システムはもちろん、Pro Tools HDやEuphonix MC Proを絡めたシステムを常設展示しております。
映像制作のコンサルティングはもちろん、MA作業におけるシステム設計、Adobe CS4を使用したモーション・グラフィックから納品迄のマスタリングにいたる迄、映像と音楽を融合した体験をして頂けます。
定期的に行うワークショップ・セミナーの他、ソリューションのマンツーマンでのご説明を含め、担当:梓澤があらゆるご提案をさせて頂きます。
お申し込みは下記からどうぞ
Final Cut Workshop Seminar
現在予定されているセミナーはありません。
過去のセミナー・リスト
Easy & Affodable Video Production
全ての作品にアーティストの感性を!ミュージック・ビデオを作ろう!
講師:伊藤 格 氏(オービット・ミューズテクス)
ご好評の内に終了させて頂きました。
Final Cut Studio 2基本から、実践FILTER KYODAIのミュージッククリップ制作!
FILTER KYODAIのPVを素材に、カメラ収録から編集、リリースまでを実体験!
講師 第一部:アップルジャパン株式会社
第二部: FILTER KYODAI 江夏由洋氏、江夏正晃氏(marimo Records)
ご好評の内に終了させて頂きました。
Video Editing Solution Review
現在のレビューは関連ソリューションにあります。最新のレビューをお待ち下さい!
Apple Solution Sales
Hollywoodをはじめとした映画制作の現場はもちろん、世界中の放送局やMAスタジオで圧倒的なシェアを誇る業界標準の映像編集ソリューションAVIDを、3/19迄の期間限定ながら、驚きのコストで導入出来るチャンスです!
Macと、DAWと、オーディオI/O、ビデオ・ソリューションまで。Macで音楽/映像制作を始めるのに必須のセットを、無料でお見積もり。アップル認定資格を持つ音楽専門店のスタッフがご相談にのります!
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2009/01/23
事例:学校法人・専門学校 HAL東京様
「西新宿の新しいランドマーク、モード学園コクーンタワーに2009年4月開校の東京HAL東京。ミュージック学科の実習室開設のお手伝いをさせていただきました。」
新宿西口の新しいランドマーク『モード学園コクーンタワー』、COCOON[繭]という意味の特徴的な外観のこの高層ビルに2009年開校のHAL東京のミュージック学科実習室をお手伝いいたしました。ファッション関係中心のモード学園の姉妹校であるHAL東京は、ゲームデザイン、デジタル映像、CGデザイン、カーデザイン、ロボット、WEB開発、情報セキュリティ、そして、ミュージックと先進の学科が揃う4年制(高度専門士)、2年制(専門士)を有する専門学校となります。
サウンドクリエイター専攻、サウンドエンジニア専攻、ゲームミュージック専攻と幅広い学科を持つミュージック学科。その内容に対応するために、メインとなるDAWは2種類用意されています。一つはDigidesign Pro Tools Leシステム、もう一つはApple Logic Studioシステムになります。
業界標準システムとして教育機関において欠かす事の出来ないPro ToolsはLeシステムの最高グレードdigi 003をセレクト。更にApple Logic Studioもインストールされ、Pro Tools Leと併せて様々なシチュエーションに対応出来るようなシステムが構築されています。MacベースのDAWとして代表的なこの2機種の導入により、クリエイターにもエンジニアにも満足のゆく環境が提供されています。
MIDI入力用には61鍵のキーボード(M-AUDIO Keystation 61es)を備えリアルタイムの打ち込みにも対応。モニター用にスピーカーが常設され、しっかりとしたパーテションで区切られていることもあり集中して実習出来る環境が作られています。また、外の見える大きな窓が開放的な雰囲気を作り出しています。
音源も打ち込み業界の標準機であるSC-88シリーズの正当な後継機、SD-20をハードウェア音源として用意。やはり、打ち込みの作業としてはGM対応のこういった機器のニーズも、いまだ十分にあることをふまえセレクトされています。ソフトウェア音源としてはIK MultimediaのTotal Workstation 2を導入。総合音源のSampleTank 2XLと、オーケストラ音源のMiroslav、シンセ&キーボード音源Sonik Synth 2、SampleMoog、SampleTronのパッケージであるこちらは幅広い音色を揃えていることもあり、様々な音楽制作の現場で採用されている人気の高いパッケージです。
システム全体に関しては授業での運用を考慮した設定(ソフトウエア音源のライブラリ、各種アクセス権、後からの機材配置変更を考慮等)をご提案させていただきました。また、ソフトウエア的な不具合によるアプリケーションデータを含めたシステム全体の復旧も可能になっています。また全てのPCはネットワークにつながれ、フォルダが共有化されることにより、課題の提出等をシステマチックに行うことができるよう設計されています。業界に直結する、充実したハードウェアとソフトウェアを備えた実習室が誕生いたしました。非常に高いレベルの授業・実習に対応したこの教室から、次世代の音楽産業を担う人材が巣立っていくことでしょう。
Apple iMac 20-inch / 2.66GHz Intel Core2Duo / 320GB HDD / 4GB Memory
Digidesign digi 003
Apple Logic Studio
Peak LE 6
IK Multimedia Total Workstation 2
EDIROL Studio Canvas SD-20
M-AUDIO Keystation 61es
YAMAHA MSP5 studio
SONY MDR-CD900ST/Victor HP-RX500
Lacie d2 quadra Hard Disk 500GB
HAL tokyo
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-7-3
1-7-3 Nishi Shinjuku,Shinjuku-ku,Tokyo,Japan
160-0023
Phone:03-3344-1010(代)(81-3-3344-1010)
Fax:03-3344-3001(81-3-3344-3001)
http://www.hal.ac.jp/tokyo/index.html
http://www.mode.ac.jp/org/index.html
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2009/01/18
Prismsound dScopeIII~ガチンコ・ハードウエア・アナライズ!いろいろみてみよう!!=第二回=
第二回目もいろいろみてみよう~ちょっと実践的かも~
文:技術担当 千葉
さて早くも第二回です!前回は 測定器と測定項目の解説、それと実際にMobile I/O ULN-2の特性の測定を行い、スペックシートとの比較を行いました。今回は前回の続きでULN-2のスペックシートと実際の特性比較をしつつ、前回は あっさりとしか触れませんでしたが今後重要になるFFTと波形について、もっとつっこんで見ていきましょう。
生贄は前回から引き続きMobile I/O ULN-2です
今回は前回測定していない、スペックシートでPreamp Headroomと記されている項目をみていきましょう。
ちょっとだけややこしいので前置き
スペックシートには20 dB above Digital Clipとのみ記載されています。この意味を説明する前にまずはULN-2のブロックダイアグラムを見てみましょう。
Preamp Headroomとはブロックダイアグラム上ではD.I.AmpとMic Ampの定格出力レベルで+24dBuになります。スペックシート上のDigital Clipとはダイアグラム上のA/D部分のクリッピングレベルの事でPreamp Headroomが20 dB above Digital Clipですから+4dBuになるわけです。
当然D.I.AmpとMic Ampから+24dBuの信号がA/D部分に入力されると20dBu分クリップしてしまいますがダイアグラムの流れではプリアンプ>Trim>A/Dとなっていて、間にトリムが挟まっています。このトリムの範囲が0~-20dBで、プリ部分の定格出力レベル+24dBuとA/D部分の定格入力レベルである+4dBuの差を吸収できるようになっています(プリ部分のアウトが+24dBuの時、トリムを-20dBに設定しておけばA/D部分に入力されるレベルは+4dBuになる)。
前置きが長くなりましたが要するにPreamp Headroomは+24dBuなので、それを確かめるにはダイアグラム上でのAnalog Input>Amp>To Sendの流れでOKという事になります。従って接続は前回と同じで図のようになります。
測定方法はULN-2のマイクインに1kHzのサイン波を-41dBuで入力し、ゲインコントロールで66dB稼ぐ設定にしています。ですので測定結果のノイズフロアが高めになる事が予想されますがゲインが66dBであることを念頭に置いて下さい。
で、測定結果です。
まずはAnalyzerと波形
センドアウトから出力された信号レベルが、それぞれ24.007dBuと24.042dBuでチャンネル間誤差が0.035dBuで収まっており、非常に優秀です。従って実際のゲインは約65dB(設定通りだと-41dBu+66dB=+25dBu)で、設定より1dB足りませんが、ULN-2はゲインコントロールにロータリースイッチを採用している都合上(固定抵抗の抵抗値は不連続のため)必然的に出る誤差であるといえます。チャンネル間位相は0.07度で実際のゲインが65dBであることを考えると、これもまた非常に優秀な値です。画面上波形が1本のように見えますがch1, ch2の出力が重なって1本に見えています。この波形の重なり具合からもチャンネル間誤差の少なさが伺えます。
FFT今回の主役
次にFFTをみてみましょう。前回の繰り返しになりますが測定画面上、赤と黄色のギザギザの線がそれぞれch1, ch2の出力のFFTになります。FFTとはスペクトラムアナライザの描画方式の一種でFast Fourier Transform(高速フーリエ変換)の略です。ですので描画された線の見方はスペクトラムアナライザと同様になります。
画面では赤い数字がFFTのグラフの値になっていて、例えば1kHzの周波数ではレベルが上述の24.007dBuと24.042dBuになっています(ch1とch2の線が重なっているのとFFTの縦軸のメモリが対数刻みになっているためグラフからそこまで細かく読み取るのはきついのですが)。さて、このFFTですが先程の例を挙げるまでもなく1kHzのサイン波とノイズフロアの大体のレベルは読み取っていただけると思います(ノイズフロ アは-95dBuの少し下で高めに思われる方もいるかと思いますが、ゲインを66dB稼ぐセッティングですので、むしろ低いです)が、注目して欲しいのは< 3kHzで-62dBuまで上がっている部分で す。これは1kHzの基本波に対して第三次の高調波歪がやや大きい事を意味します。
理由は後述しますが、これはULN-2のプリ部分で信号が飽和しかかっている兆候です。プリ部分の定格出力レベルは+24dBuで、その値を若干超えている状態ですから飽和が始まるのは当然です。
さらに実験
さて、先程の測定結果のところで第三次の高調波歪がやや大きいので信号が飽和しかかっている状態です。と書きましたが更にレベルを上げるとどうなるでしょうか?試しにULN-2のセンドアウトから28.3dBu出力されるセッティングにしてみました。
測定結果です。
まず波形を
なにやらつっこみどころ満載な結果になっていますが、緑色の数字が波形のグラフになります。縦軸の-INFを中心にほぼ上下対称に波形が切れていてあからさまに飽和しているのがわかります。これはギターの世界で言うところのオーバードライブ状態で電源電圧による制限がかかっている事によるものです。具体的に言うとULN-2に限らず音響用の電気回路は正負2電源で動いている場合が多く(例えば+15V, -15V)かつ電圧の絶対値はそろっているのが普通です。ですので、制限がかかる値は波形の上下でそろっているのが普通で、この場合も波形の上下がほぼ対称に切れています。
更にFFT
次にFFTですが、こちらも基本波以外の高調波がたくさん出ています。波形が歪んでいる時のFFTは一般的にこの ような見え方になります。このFFTから、ULN-2が真空管回路ではない事がわかります。高調波の出方で奇数次(3k, 5k, 7k, 9k, 11k,,,,)と偶数次(2k, 4k, 6k, 8k,10k,,,,)を比べると隣り合った高調波、例えば2kと3k で は必ず奇数次の高調波が大きくなっています。これが、半導体回路の特徴で真空管回路では波形が同様の歪み方をした時には2k, 3k, 4k, 5k,,,と高調波の次数が増えるにつれてレベルが低くなっていくのが一般的です。これらの事から先に述べたようにULN-2が半導体回路で構成されてい ると判断できるわけです。真空管回路が温かい音、半導体回路が冷たい音、のように感じられる理由はこのような高調波の出方の違いによるものです。
さらに今回の結果では整数次の高調波しか出ていません(1kHzの基本波に対して1.3kとか2.5kの高調波が出ていない)が、これはアナログの回路全てに共通する挙動で非整数の高調波は特殊な回路(リングモジュレータとか)を通さない限り出ないのが普通です。
今回は
FFTの見方についてちょっと細かく解説してみましたがいかがだったでしょうか?測定結果の見方を理解できると、その機器の状態やスペックの意味をより深く理解できる 事はおわかりいただけたと思います。
生贄大募集!!我こそは!?という方お待ちしています
うちのこれは凄いから是非紹介してくれと言うメーカー、代理店の皆さん、いろいろみられてみませんか?
このコーナーは生贄を提出してくれる奇特な皆さんが頼りです。みられちゃってもいいよ〜という取り扱い機材のある方はこちらまで!!
さらに大募集!!ビンテージ!お元気ですか?
あなたの使っているビンテージな機材、本当に元気ですか?いろいろみられちゃって、このコーナーに詳しく載せられちゃってもいいよ〜という機材をお持ちの方はこちらまで!責任を持って測定します!もちろん無料!!(修理はしませんよ〜)ちょっと動作が怪しんだけど見て欲しいという方も歓迎です!
*機材は大人の都合で国内正規の修理受付先が存在しないビンテージ機材に限らせていただきます。申し込みのメールに、メーカー、機種名、動作が怪しい場合はその症状をお書き下さい。
(技術担当:千葉)
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3477-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介 技術担当:中林、千葉、水本までお気軽にどうぞ。
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2009/01/15
体験フェアで、オペレーション革命! Digital Audio Workstationを巧みに操る!
Digital Audio Workstationが音楽制作/MAの中心となって使用されるようになってから、コンピューターの画面を見ながらマウスを操作することが当たり前のようになっていました。自然とミックスするにあたり、数値を目で追うような作業がされることの多くなった今こそ、音そのものに集中する環境が必要とされているのではないでしょうか?
革新的にDAWのオペレーションを効率化する環境を体験して頂くために、ROCK ON PROは実機をご用意して皆様をお待ちしております。是非、ご依頼下さい!
弊社リファレンス・スタジオにて、または出張持込みにてのデモンストレーションを承っております。
※出張持込みによるデモンストレーションの際は、実費を頂く場合がございます。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
digidesign ICON System
リファレンス・リアル体験!
digidesign ICON ESシリーズは、自由な色合いのPro Tools 8と相まって、快適な環境を構築します。D-Control ES/D-Command ESは、スペースファクターに優れたICON編集&ミキシングを提供し、現代の統合されたワークフローに最適です。
様々なワークフローが存在する現在の制作環境の中でも、アーティスト/エンジニア/アレンジャー等のクリエイター・チームとしての制作ツールを構築するなら、ICONシステムが最適です!
ICONは、Pro Toolsが使用者の好みに合わせたフルカスタムのデジタルコンソールになるばかりか、設定次第で同時に複数台のソフトシンセのパラメーターを同時にコントロールし、オートメーションのできる楽器としても成立できます。
フェーダー情報だけでいいとおっしゃるあなた。ICONシステムは、Mackie ControlやHUIなどのMIDIの制約(8bit/256resolution)を受けているコントロールプロトルと違い、高速なEthernet 接続の専用プロトコルを持ち解像度は12bitを確保、同時使用に関しても最大256パラメーターと複数人で同時にコントロールをしてもオーバーフローし ないようになっています。もちろん一人で、指の届く限りのコントロールをすることも可能です。
もちろん、他社のコントローラーと違い、専用設計の利点を生かしProToolsの全てのミックス機能にアクセスが可能です。強力なカスタムマッピング機能 を使用することにより触りたいフェーダーを手元に呼び出し、オートメーションを活用した積極的なアプローチのミックスが可能です。
何よりも、実は気づかずにPro Toolsの画面を見て、「目」で制作活動を行っていたのが、「耳」で直感的に音作りに没頭できていることに、驚かされるでしょう!
また、ICONシリーズはモニターセクションもX-MONという専用のアナログアウトボードを持ち、サラウンドにまで対応した素晴らしいモニター環 境を提供します。もちろんトークバック、2系統のCUEセンド、3系統のモニター切替の機能も搭載。MIDIリモートでのマイクプリのコントロールまでも 統合し、まさにPro Toolsをミキシングコアとしたインテグレートコンソールとなります。
smartAV TANGO
業務レベルのタッチ・オペレーション!
22 inchのタッチスクリーンと、8本の130mmフェーダーをメインに、素晴らしい操作性を持ったコントローラーの登場です。
現在、Steiberg NUENDO/Cubase、Apple Logic Studioに対応し、今後他のアプリケーションにも順次対応して行く予定になっています。是非、実際に触ってその感触を確かめて下さい。
人間工学とMixをする際に「人はどのように考え、どのような作業をするのか」ということを考え、実際に形にしたコントローラーがTANGOです。Air Studioの創設時のチーフを務めたエンジニアが1970年代から考え続けていた理想のコンソールを形にした物がSMART CONSOLEです。これは、従来のコンソールに足りていなかった部分を全て解消するといってもいいほどの革新性に満ちたコンソールです。このコンセプト を元にコンソールまでは必要ではない、その他の全てのユーザーに対しても、同じコンセプトの商品を届ける為に生み出されたのがTANGOです。TANGO とは、ダンスの意味ではなくラテン語で[I touch]を意味します。タッチスクリーンが、最大の特徴であり、魅力であるこのコントローラー、ROCK ON PROで展示中です。
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Euphonix MC Pro
EuCONプロトコルの優位性!
多様化するマルチ・オペレーション環境を一気にEuphonix MC Proが統合します!
最大4台のコンピューターを同時にボタン1つで切り替えながら使用し、さらにCPU内の起動アプリケーションを自由自在に切り替えて操作することが可能です。
MC proの最大の特徴は、キーボードとトラックボールを中心に据えたレイアウトとなっていることでしょう。現在のPCの入力デバイスをあえて中心にして、それに付加価値(フェーダーやロケーター)を加えて完成度の高いシステムを構築。好きなキーボードコマンドとEuConサポートのコマンドをアサイン自在なSoftKeyに設定しキーボードを拡張します。今までもコマンドをアサインするような商品はありましたが、キーボードを同時に持つ機械はありませんでした。まずは、キーボードありきで、それを拡張する、という発想。全てのアプリケーションに柔軟に対応する為にも、必須の発想の転換であったと思います。
また、DVIスイッチと組み合わせることにより、複数台のコンピューターを切り替えての作業が行えます。キーボード、トラックボール、ディスプレイはそのままにスムーズな切替が可能です。ここで生まれる可能性は、Pro Toolsで作業をしつつNuendoをエフェクターラックとして使用。ソフトシンセ用に専用のコンピューターを用意し必要な時のみワンボタンで呼び出しての作業。MAで映像のプレイバックをVirtual VTRで使用等、無限の可能性を秘めているのです。
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Solid State Logic MATRIX
Pro Tools等のDAWとの親和性をハンズオン体験!
フィジカル・コントローラーと高音質サミング・ミキサー、自由度の高いルーティング機能とモニターセクション等、DAW環境で必要な機能を全て盛り込んだスペシャル・アイテムMATRIXは、制作環境を音質面でも操作性の面でもグレードアップさせます!
Matrixは、デジタル、アナログ両方の領域で効果を発揮するツールを提供することによってデジタル・ワークフローの行程にアナログ・サウンドの魂をもたらすよう設計されており、シグナル・ルーターとマルチレイヤーのDAWコントローラーを搭載し、16チャンネルのSuperAnalogue回路を持つ、40チャンネル入力のミキシングコンソールです。 Matrixという名前はソフトウェアでコントロールされるスーパー・アナログ・ルーターが統合されているところに由来し、まるで全てのアウトボードがアナログプラグイン’のようにDAWとともに使用できます。
また、Matrixは、HUIもしくはMCUで接続することにより、16本のムービングフェーダーをもつDAWフィジカルコントロールサーフェイスとして使用できます。スイッチやジョグダイヤルによりトランスポートコントロールやプラグイン・ソフトシンセなどのパラメーター制御が瞬時に行え、かつDAW独自のコマンドやショートカットまでもがコンソール上のコントロールやキースイッチから制御できます。
さらに、その時々に重要なトラックは“フォーカスフェーダー”モードでマスターフェーダー部分(VPOTを含む)に呼び出してコントロールすることができます。この時、チャンネルフェーダー部に呼び出されているレイヤーとは無関係に重要なトラックのコントロールができますので、ミックスダウン時などにはとても便利な機能です。
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Fairlight CC-1 Xynergi
専用ワークステーションの実力!
CC-1システムは、専用のワークステーションによる安定性と、MA現場での圧倒的な作業効率を誇るFairlightが放つ、汎用PCを使用したシステムです。
230オーディオ・トラック処理、全てのトラックに8 Band EQ/3 Stage Dynamicsをインサート可能な能力を、1枚のCrystal Coreカードで実現。さらにVSTプラグインを新たにサポートしたことによる、内部ミキサーによるミキシングもサポートしています。
信頼性や高速処理というプロフェッショナルの要求を最優先に考えるFairlightは、専用ワークステーションコンピュータと、それ自体がCPUを持った専用コントローラによる鉄壁の構成で信頼性/高速処理を実現し、そのコントローラーに操作する者が習熟するほど、他に比肩するものが無いほど高速なオペレーションを可能にしてきました。新たなCC-1システムでのXynergiコントローラーもその思想を受け継ぎスタンドアロンCPUを持ち、最高のコントロールレスポンンスを提供してくれるほか、各ボタンはセルフラベリングマルチファンクションスイッチと呼ばれボタン1つ1つにディスプレイを内蔵しており、呼び出した機能に応じてボタンのラベル表示や配置が変化する最新の人間工学デザインで、操作者の習熟によるさらなる制作スピードアップが期待されます。
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2008/12/12
妥協なしのインターフェイス登場!PrismSound Orpheusレビュー!
Native環境でのオーディオ・インターフェイスとして最高の呼び声の高い、PrismSound Orpheusが日本上陸!はたして、ADA-8XRの流れを汲んでいると言われるそのサウンドは?
実際の操作感や、内部構造を含めて、Rock oNが緊急レビューをお届けします!一度使ったら病み付きですよ!
文:技術担当 千葉
Prism Soundから1U/FirewireオーディオインターフェースOrpheus(オルフェウス)登場です。Prism Soundが構築してきた技術をギュムっと1Uに詰め込んだ感じでしょうか?ハードウエア構成もADA-8XRとMMA-4XRのいいとこ取りになっています。メーカーサイトでもNo-compromise, full Prism Sound audio quality (妥協ナシ!完全にPrism Sound(の従来機と同等)の音質)とかなり強気のコメントがあり、相当な力の入り具合を感じます。
それでは早速チェックしていきましょう。テスト環境はMac Book2.4GHz(旧モデル, MacOS10.5.5)のFireWireポートにOrpheusを直接つないでインターフェースとしての機能チェックはLogic Pro ver.8で、音質評価はiTunesも用いて行いました。
セットアップは付属のインストーラを走らせ、Orpheusに電源ケーブルをつなぎ、OrpheusとMac BookをFireWireケーブルでつないで完了です。左はAudio MIDI設定でOrpheusを選択したところです。
右がLogicのオーディオ設定。
ゲインやルーティングは以下のOrpheus Control Panel で設定します。各項目はタブで区切られ(下図は入力タブ)、入力では、Overkiller(リミッタ)、ファンタム電源、ローカット、位相反転、入力ラインレベルなどが設定できます。
今まで出した画像は実際にロジックのインターフェースとして使用している状態でキャプチャしたものですが、何のトラブルもなく設定>使用できました。
肝心の音質ですがPrism Soundらしい、低域から高域までまんべんなく出ている感じ、ch間誤差の小ささ、スルーレートの高さを感じるアタック等、上位機種であるADA-8XRの特徴を間違いなく受け継いでいる感じです。
特に周波数特性はカタログスペックがよく再現されている感じがしました。
ヘッドフォン出力も並のヘッドフォンアンプでは太刀打ちできない再現性を確認できました。ヘッドフォン出力は2系統独立ボリュームなのですが、MDR-CD900STを2本つないでフルボリュームでならしてみても歪む事も再現性が損なわれる事もない高いドライブ性能を示しました。
4chあるマイクプリに関しても原音に対する高い忠実性はもちろん、65dB増幅時でもch間誤差が実測でわずか0.02dBuでした。
1~4はマイク/ ライン自動切り替えになっていて上の画像では1, 2はTRSで3, 4はキャノンで入力しています。自動切り替えである事により、入力にライン機器をつないだ状態で間違ってファンタムを印加して破壊するといった事故は起きない作りになっています。
フロントパネルには各chのレベルメータ(IN/OUTモニタリング切り替え可能)、マスターボリューム、ヘッドフォンボリューム×2が並んでいます。ここで特筆すべきはLEDの格好良さでしょうか。写真ではわかりにくいと思いますので、ここは是非実機で確認してみて下さい。
以上、駆け足で見てきましたが、いかがだったでしょうか?ここまで書いたレビューでも実は全機能のほんの一部です。全I/O及びルーティングに関してはブロックダイアグラムを参照して下さい。
電源部分に関しても、有りもののスイッチング電源ではなくオリジナル設計のものを使い
更に、写真にあるように通常の機材ではあり得ないほど大容量のバイパスコンデンサ(直流電源に混入した交流成分を除去する目的のコンデンサ)を用いているのがわかります。
安易に高い部品を使ってそれを強調するのではなく(結構使ってますが)、こういった設計の時点で目線が高いところにあるのがすばらしい点だと思います。
PrismSound Orpheus ¥698,000
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2008/12/09
事例:株式会社丸二商会 MARUNI STUDIO様
閑静な住宅街である目黒区青葉台に居を構え、国道246号線と山手通りに隣接し、多くのアーティストに愛されてきた株式会社丸二商会様が運営するマルニスタジオ。この度1996年の営業開始以来、数々の名作が生み出されたのMAルームで、2部屋同時の大幅な完全改修が行われました。4ヶ月の時間をかけ、内装、機材共に一新され、両部屋5.1chから7.1chまでのサラウンド作業が可能となりました。
MA-1、MA-2と分かれるスタジオでは、Digidesign社のPro Toolsは各部屋に2台づつ常設され、ミキサーとアシスタントで作業を振り分けることが可能となり、作業効率が大幅にアップされました。
とりわけ、MA-1はキャラの違う3種のI/Oを揃えるなど、個性的豊かな環境となっております。その中からユニークな点を3つご紹介致します。
まず、1番目はマスタリングをも可能にする音質へのこだわりです。
英国の有名なスタジオでも使用されているB&W社のスピーカーが採用されており、ラージスピーカーは、トゥイーターにダイヤモンド振動板を使用したフロ アースタンディング・スピーカー「802D」を、サラウンドスピーカーもB&W社で統一されています。また、iPod用のツェッペリンも導入され、 高級オーディオも充実しています。
2番目はサブのMacに、Pro Toolsのみならず、STEINBERG社NUENDO 4、apple Final Cut Pro、さらには多数のソフトシンセも搭載され、効果音をソフトサンプラー経由で鍵盤からコントロールする等、ユニークな使い方がされています。今回の改修と共に様々なプラグインを追加され、さらに充実した環境となっております。最後に、FAIRLIGHT Pyxisがシンクロナイザーの中核に据えられ、ビデオデッキ、Pro Tools、NUENDOも1つのタイムコードで一気に走らせることができます。作業効率と共に、よりクオリティの高い環境へと一新されました。
MA-1
ROCK ON PROでは、Digidesign社のPro Tools HDシステムなど機材を納品させていただいたのと同時にシステムのセッティング/インストール作業も一部お手伝いさせていただきました。MA-2に導入されたICON 「D-Control」の組み立て設置や新規導入PC(MACPRO)や既存PC(MACG5)へのアプリケーションインストール及びシステムの最適化が中心となりましたが まずその仕事は マルニ様が実現したいシステムを理解する所から始まりました。それは、各部屋に設置されている2台のMACの役割や複数のアプリケーションの連携作業を実現する事。 通常のMAのシステムではメインPCはMAエンジニア用SUB PCは音響効果用と振り分けてあるのが一般的だとは思いますが、マルニ様の場合はどちらもがメインシステムに成り得る仕様。様々なアプリケーションを使用しての2マンオペレーション、複数の同時進行作業が可能となるシステムです。特にMA-1はそれに特化されており、PROTOOLSはもちろんの事、NUENDO /LOGIC/FINALCUT/そして通常のMAスタジオではあり得ない様な数の充実したソフトシンセ群。そしてこれらの2台のPCは常にメインエンジニアが全て手元で切り替えて作業出来る用工夫されています。それの一端を担っているのが Euphonix MC mixとMC Controlです。こちらもROCK ON PROで納品・セッティングさせていただきました。
また、STUDIO NETWORK SOLUTIONS社のSANmpを使用し8TBの容量を持つRAIDストレージHDD上にあるデーターをそのまま全ての作業ワークステーション上で共有可能としたストレージ・エリア・ネットワークも提案させていただき よりスムーズな作業環境を実現させていただいております。
MA-1 サラウンド対応/B&W MA室
Euphonix MC Control +MC Mix
B&W 802D
B&W HTM2D
B&W ASW855
B&W SCMS
B&W CM-1
digidesign Pro Tools(Ver.7.4)|HD Accel 5
digidesign Pro Tools(Ver.7.4)|HD Accel 2
STEINBERG NUENDO 4
Prism Sound ADA-8XR
Apogee Rosetta800 192k
MOTU V4HD
digidesign 192I/O
AUDIO&DESIGN SyncroGeniusHD-Pro+
GRACE m802 with 130V Option
etc.....
MA-2 サラウンド対応/Genelec MA室
digidesign ICON D-Control(32Fader)
Genelec 1038A
Genelec 1029A
Genelec 8030A
Genelec 7060B
B&W CM-1
digidesign Pro Tools (Ver.7.4)|HD Accel 3
digidesignPro Tools (Ver.7.4)|HD Accel 1
Apogee Rosetta800 96k
digidesign 192I/O
BRAINSTORM DCD-8
digidesign PRE
GML 8304
etc.....
Maruni Shokai Co.,Ltd. Maruni Studio
担当:井筒様
〒153-0042 東京都目黒区青葉台3-10-1
3-10-1 Aobadai
Meguro-ku,Tokyo,Japan
153-0042
Tel:03-3496-0215(81-3-3496-0215)
Fax:03-3496-0216(81-3-3496-0216)
HP:http://www.maruni-studio.net/
MA-2
Avid DS Nitris(DS-1)
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2008/12/08
MAにはMAの、最新鋭の最適機を〜FAIRLIGHT CC-1ご紹介〜
文:技術担当 水本
<今、MA現場で最も求められているコストと作業時間に注目>
現在の放送・映画産業は、ハイビジョン化、デジタル放送への移行、多チャンネル化といった大きな課題を背景にコンテンツのクオリティーのアップを迫られる一方で、制作現場におけるコスト削減、制作時間の短縮化といった二律背反を抱えています。
特にポストプロダクション業界ではスタジオでの作業は「かかる時間=制作費増加」の構図があるので、プロデューサーやディレクターなどの制作管理サイドにとってデジタル編集での制作時間短縮は大変歓迎されることなのですが、それを要求される現場の技術サイドはたまったものではありません。制作とは恐ろしい存在で、短縮化された時間に慣れてしまうと、更なる短縮化を要求してくるのです。尻を叩けばいくらでも短縮化すると思っている制作サイドvsもう既にいろいろ限界なんだよと思っている現場技術サイドの永遠の対立は、劇的な時間短縮化を可能にしてしまったデジタル編集の弊害と言えるかもしれません。
<MA現場にはMA現場の声で育ったFAIRIGHTこそが最適解>
日本のポスプロ現場で使われるDAWはちょうど更新時期を迎えており、どの現場も次期導入機種をどうするか、コスト対効果の面でも頭を抱えて悩んでいるのが実情かと思います。近頃の経済動向も影響してか、いつにも増してスタジオでも「コストダウン」を念頭に置いているようで、そうした背景から機器構成を変更することでコストを調整できるプロダクトやソリューションに人気が集まっているようです。
しかし、その初期導入コストを少し多めに払っておくことで、後々制作現場での「時間的余裕」を買うことができるとしたらどうでしょう? それが可能なDAWこそ「FAIRLIGHT」であり、オススメする最大のポイントです。
やはり餅は餅屋とでも言うべきでしょうか。主に音楽シーンで育ってきた他のDAWと、音楽とは全く違うポスプロ視点で育まれたFAIRLIGTでは大きく違う操作性が求められ、お互いに特化した長所短所があるので単純に比較する訳にはいきませんが、ポスプロに特化してきたFAIRLIGHTでは「操作性を追求したインターフェース」「映像との調走の確実性」「単純であることの強み」といった長所をMFX3、DreamSatelliteと継承してきました。
同じ音の仕事であっても音楽制作では考えられない制約を持つのがポスプロMA最大の特徴で、その一つが「映像ありきの音」を操る点。音楽のように音が最優先されるのではなく、あくまで「映像に従属する音」をハンドルするMAでは「映像とのシンク」こそ最優先であり、映像と音の時間軸関係が破綻することは致命的です。FAIRLIGHTにおける代表的な優位点としてはVTRと調走させる際の9pinコントロールの確実性、正確性でしょう。ノンリニア/リニアを問わずMAでは映像とのシンクがプライオリティーであり、そこでのトラブルはスタジオの評判に関わる生命線です。複雑化するポストプロダクション現場を見据え、外部調走の重要性を認識していたからこそ、FAIRLIGHTは卓越した9pinプロトコル制御性能追求し、ポスプロで愛用されてきたのです。将来的には9pinも新しい制御プロトコルにとってかわられる日が来るでしょう。が、その日が来たとしてもFAIRLIGHTは新しいプロトコルに対応し、今と変わらない完璧な外部調走を見せてくれるのではないでしょうか。
<FAIRLIHTなら作業に余裕を持たせてくれる>
例えば「導火線に火のついた爆弾が爆発」という動作の一連の映像に、効果音を付けるとき、MAのミキサーや助手は何に注目して、どういった操作を行うでしょうか?
MAの人間はこういう時、爆発の最初の閃光が見える瞬間に注目しているはずで、爆発音を爆発の閃光に対して正確に貼付け、映像に説得力を持たそうとしているはずです。
では実際の作業を考えてみましょう。
使う効果音ライブラリの「爆発」サウンドはどうなっているでしょうか。
大抵は、着火〜導火線の音〜爆発〜余韻といった流れでまとめて入っています。しかも頭には約1秒ほどの無音も入っています。
仮にクリップのド頭をつかんで爆発の閃光が見える瞬間に貼付けたとしても、ド頭を貼付けたのでは無音や導火線の音があるため、映像とはかけ離れたところで爆発音が鳴ってしまいます。
★FAIRLIGHTの操作性の一例
先述のようなとき、FAIRLIGHTであれば
1. 音ネタの爆発音部分の頭出を探ってCUT Clipを押す(掴んで)
2. 映像をジョグして閃光が見えたフレームでボタンを離して音を貼付ける(放す)
という掴んで放すだけの2ステップで作業が完了します。
こうしたMAで必要な基本作業で、多くのDAWはもういくつかのステップが必要な場合もあり、スピードを要求される場面でFAIRLIGHTは有利な要素を多く持っています 。
「掴んで放すだけ」というテープのスプライス編集に近い感覚の操作を、処理ラグ等の引っかかりのない専用コントローラーで、スムースに快適に行えるのです。
最大の利点は「編集にマウス/キーボード一切不要」な点で、最新のCC-1 Xynergiも大型ジョグシャトル搭載の専用コントローラーを採用しています。基本編集に必要な全てがジョグシャトル周辺に効果的に配置され、CUT/COPY/TRIM/FADEといった編集ファンクションの選択ボタンと、常に画面中央に位置する音声ヘッド線を基準に、ファンクションを適用する位置を表したHEAD/TAIL/CLIPという3つのボタンだけで操作するため非常にシンプルで分かりやすいDAWです。
意外と見落としがちですが、編集画面は常に画面中央が音声ヘッドとなっていて、他のDAWでありがちな、編集位置と再生位置が画面で不一致となって自分がどこを再生してるのかを見失うようなことも絶対にありません。ジョグする感覚、ヘッドが常に目の前にある感覚などは、少し古いたとえですが6mmデッキその物の感覚と言えるかもしれません。
操作に対するレスポンス精度が非常に高い洗練されたジョグダイアルは、ラグやオーバーシュートのない確実なインターフェイスとして仕上がっていて、歴代FAIRLIGHT機の特徴とも言 えます。その操作フィーリングはまさに6mmテープのリールを手でジョグしている「動かしただけ過不足無く正確に反応がある」感覚です。こうした大型ジョグダイ アルが「標準装備」されたDAWは少なく、マシンを確実に思い通りコントロールできている操作感がまた操作のスピードを上げる一因となっています。
このようにFAIRLIGHTの操作体系は、人間の原始的な感覚に非常に近く作られており、ジョグで回した回転量と、画面上で移動する量が完全に一致するようにできています。(JOG FACTORという設定数値を増減するだけでどんなユーザーの感覚にも合わせて完璧に微調整可能)ほとんどの機能がボタンを押しながらこのジョグシャトルを回し、ボタンから手を離すだけ。マウスでいうDrag&Dropの感覚ですが、ジョグシャトルは縦にぶれたり横にぶれたりしないのでよりスムーズに編集できるので快適です。
システム的に見ても音声処理をする本体と、コントローラーでそれぞれCPUを独立して持つスタンドアロン型コントローラであり、独立したCPUを持つおかげで、重い音声処理中でも引っかかり無く、素早い編集オペレーション処理にラグ無く追従します。もちろん最新のCC-1 Xynergiでも、コントローラに専用CPUを内蔵し、ストレス無い作業を保証してくれます。
もうお分かりいただいたと思いますが、Fairlightは標準装備の大型ジョグダイアルを最大限に活用したオペレーション体系を徹底しており、前述のとおり編集はだけでなく、システムの設定、パラメータ、数値などのほとんどをジョグダイアルで設定することができます。
特にMAではカット変わりや、テロップ・CGなどタイミングきっかけの調整が多いため、ちょっとしたフィーリングの善し悪しがロスタイムへと繋がり、その蓄積は最終的に何時間単位で差が出てきます。
また、FAIRLIGHTの再生トラック上のクリップを「レイヤー」構造で扱う点も大きなメリットをもたらす特徴です。パンチイン/パンチアウトを繰り返してトラック上の既存リージョンの上に別のリージョンを重ねた場合でも、FAIRLIGHTの場合、レイヤー(層)として管理されているため常に再生可能な状態下のレイヤーが出てきます。この機能のおかげで、同じ箇所に手動のパンチイン/パンチアウトを繰り返して、何度もテイクを録り直したとしても、テイクを安全にわかりやすく管理することが可能です。(FAIRLIGHTはレイヤー構造で素材を何層も重ねてトラックに置いておけるおかげで、毎回プレイリストを切り替えて管理したり、リージョンリスト内を探しまわる必要がなく、貴重な時間と精神的な余裕をキープすることが容易です!)
<単なるテレコの代わりから脱却したFAIRLIGHT>
MFX3、DreamSatelliteと、常にシビアな現場の要求に応えてポスプロ業界を席巻してきたFAIRLIGHTですが、持っている基本機能からすると「電子編集可能で便利なテレコ」でしかなく、あくまでコンテンツを完成させるためには音声卓に音を立ち上げて、卓でダビング(ミックスダウン)する必要が有りました。この点で「全てをDAW内で完結させる」という昨今の他のDAW群が追求する「MIX in the BOX」という思想は一歩先行く革新的製品でした。対してFAIRLIGHTの「ミックスは卓でやろう」という思想は、今ではもう古い概念になってしまい、今日では使いづらい場面も多く出てきました。
ですが当時全盛だった音声のDSP処理技術の限界を見極め、全てを欲張らず、潔くミックスに関しては卓に委ねることで機能の単純化を追求した結果、抜群の操作フィーリングを獲得し、今日現場で語られるFAIRLIGHT神話につながっているのでしょう。
しかし、音声処理に従来のDSPにかわって近年急成長を遂げているFPGA(Field Programable Gate Array=論理回路を書換可能なプロセッサ)を採用したことによりFAIRLIGHT CC-1では様々なプロセシング機能を獲得しました。
その新しいFAIRLIGHT CC−1が実現する数々の機能をご紹介しましょう。
・WAVESをはじめ、数々のVSTプラグインの利用を実現
・音だけでなくPyxis SD/HDをCC-1に内包、追加ハード無しでHD非圧縮4:4:4ノンリニア映像を見ながらの音声作業も可能
・内部に72mix busを持ち、それらを自由にI/Oへアサイン可能
・EQなど音質が関わる操作には内部72bit浮動小数点演算でのオーディオ操作を適用
・384KHzでのハイサンプリング周波数でのレコーディングにも対応
従来のMFX3ではプラグイン自体が扱えなかったわけですが、CC-1ではトラック毎にプラグインをさせるのです!
ステレオカップリングしかできなかったMFX3は、今やサラウンドミックス対応です!
映像も音もCC-1カードのみで処理するため非圧縮4:4:4のHD映像を追加ハード無しで自由自在に再生可能!
有り余るCC-1の処理能力で低域のEQ処理も音質的に圧倒的優位!
こんなに制作意欲の湧くFAIRLIGHTの進化は始めてでしょう。
従来のDSPからFPGA(Field Programable Gate Array=論理回路を書換可能なプロセッサ)を採用したことで、汎用の演算用途に作られたDSPよりも効率よく信号処理を行う回路設計が可能になり、FPGA搭載のPCIカード1枚でCC-1カード1枚で230チャンネルオーディオ同時処理、その全チャンネルに8bandEQ,3stageDYNをインサートして、72bus、220の物理的なi/o接続を処理可能な上、同時に同じFPGAカード上でHD非圧縮4:4:4の映像を処理してもまだ余力があるという圧倒的処理能力を獲得しています。
<FPGAとDSPのそれぞれの特徴。>
FPGAとDSPの優位性についての論議は様々ありますが、用途や規模等で一長一短があり、単純に比較はできませんが、FAIRLIGT CC-1においては、従来のDSPからFPGAへベースを切り替えることで飛躍的な進化を実現しました。
Field Programable Gate Arrayという名が示す通り、FPGAは開発側の意図した通りにデバイス内部の論理回路をプログラミング可能なプロセッサで、DSPのように汎用に作られてはいるものの処理系に変更の利かない半導体を使うよりも効率の良い信号処理が可能になり、結果として、より効率の良い高速なプロダクトを実現できるというテクノロジーです。FPGA1個がDSP何個分程度の性能かというと一概に単純比較はできませんが、従来最大規模だったFAIRLIGHT QDC XT EngineがSharc-DSPを64個搭載しており、「CC-1」1つでそれを遥かに上回る処理能力を有していることから、少なくともCC-1に搭載されたFPGA1個>Sharc-DSP 64個 であると言えるでしょう。また「効率の良い処理=低消費電力」ということでもあり、従来600Wを必要とした処理を8Wで処理し、機器の劣化に影響する発熱量の大幅な削減も実現しています。二酸化炭素放出量で換算すると1時間あたり800gから11gに減少しました。
しかも、FPGAの「プログラミング可能」が意味するところは、将来より効率的な処理アルゴリズム等が登場した場合でも使用中のFPGAに搭載されたゲートアレイ数が不足しない限りは、論理回路の書き換えのみで対応でき、ハードウェアへの投資が最小限となることを意味します。つまり上記の制限にかからない限り、システムの大規模な変更の際もハードウェア自体を書き換え可能なので、シビアになるコスト管理の中、将来的な機材更新に関わる費用と工期中のロスタイムを抑えられ、大きな強みとなります。(ハードウェアの入替にかかる費用は数百万円単位ですが、FPGAの書き換えはそれと比較して原理的に安くすみますし、かかる時間もせいぜい数時間でしょう。)
その他にもCC-1は専用コントローラーに「セルフラベリングキースイッチ」というディスプレイを内蔵したコントローラーで、オペレーターがそのとき必要とする機能に限定して自動的に瞬時に表示するという革新的技術も搭載しており、従来よりもさらに高速なオペレーションが可能です。
また近年VTR編集で勢いのあがっているFINALCUTへの対応も、オプションのAV TRANSFER経由で可能な点も見逃せません。
今、MA現場で最も求められているコストと作業時間の短縮を、先進性や柔軟性でバランスよく実現したFAIRLIGHT CC-1にふれて、その確実な動作をぜひご自身の目でご確認ください。
fairlight official siteはこちら>>>
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2008/12/06
Smart AV TANGO/タッチパネルによる快適オペレート!エンジニアが考える理想のコンソールがここに
Smart AV TANGOがRock oN店頭に!!拡張ベイと共にinterBEE 2008から帰ってきました。この22-inchの巨大なタッチパネルは一度体験しないと分からない視認性の良さとワークフローの改善を確実に提供します。また、ノブ、スイッチなどの作り込みも素晴らしく。少し使えば、なぜそのキーがそこに配置されているのか納得のゆくパネルレイアウトとなっています。是非、店頭で実際に触ってTANGOを体感して下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Smart AV TANGO
ひときわ目を引く22-inchのタッチパネル。DAWの機能を的確に表示し、直感的にコントロールすることが可能です。店頭展示のNuendoでのシステムでの操作を中心にご紹介いたします。一番上にはチャンネルセレクト用のARC monが、フェーダーで操作したいチャンネルをタッチするだけでフェーダーが切り替わります。
その下には、insert/Dynamics/EQ/Send/Panと区切られたボックスが表示され、タッチすることにより右側のフォーカス・パートに表示され、パラメーターがある物は、画面右のノブに機能がアサインされます。このノブも16個と十分な数を備えプッシュによるOn/Offの機能とともに多彩な機能を提供しています。4-BandのEQであれば、一画面で全てのパラメーターの表示が可能。
さらに、このタッチスクリーンにキーボードを表示することの可能となっています。また、キーボード・ショートカットの登録が可能な『EditPannel』を備え、JOGと併用しての高度な編集作業も可能となっています。マウス、JOGとの併用によりTANGOの前を離れること無く編集から、MIXまでの作業をこなすことが可能となっています。
フィジカルパートには、Mute/soloのスイッチがありますが、Muteは普通のスイッチ、Soloはタッチセンスの小さなスイッチ。このSoloボタン、非常に触り心地がよく積極的にSoloボタンを使用したMixを行いたくなります。
Soloを多用した際にめんどくさいのが、Soloの解除。これも、TANGOでは単独のボタンとして独立させ、現場で使いたい使い方を知っているエンジニアが設計した理想のコンソールであることが分かります。
フェーダーの下にはHoldボタンがあり、その名の通り、フェーダーHoldが可能となりmonARCでチャンネルをずらした際にもそのフェーダーは手元に残ります。こういったよく使う機能が非常に効率よくここにあったら!!という場所にあります。
Groupの作成、解除も独立したキーになっており、非常に便利です。簡単にグループを作ったり、解除したりが出来ます。これも、エンジニア的に、使いたい機能を使いやすく、という設計されています。
オートメーションに関しても、Writeキーを押しながら、対象チャンネルのinject(Soloボタンと同じようにタッチセンス)に触れてゆくだけで、切り替わります。この操作感も、軽快で試しにオートメーションを書いてもすぐにOFFに出来るように設計されています。
モニターセクションも備え、NuendoであればControl Room Mixerへ直結され、モニターレベルのコントロールが可能となります。こちらも、プッシュによりdimが入ったりと操作性には、エンジニア目線でのポイントが数多く含まれています。
Smartという社名にそのポリシーが現れていますが、全体を通して同じボタンを何度も繰り返し押して変更するといった操作が無いことも特徴です。直感的に両手を使用してどんどんと機能にアクセスが可能。今までのコントローラーとは、発想から違う素晴らしい操作性を手に入れることができます。まさに今の時代の、DAWにあわせた制作環境をしっかりととらえたコントローラーとなっています。 どれだけ、言葉で説明するよりも実際に触っていただいた方が、理解していただけると思います。Smart AV社の理想がぎっしりと詰まったTANGO。店頭での展示機に振れていただくのも、もちろんですが、デモのお貸し出しも行いますのでお気軽にご連絡、ご相談下さい。
メーカーサイトはこちら>>>
(デモ・ムービーがあります。文字では伝わらないTANGOの素晴らしさを是非ムービーでご覧ください)
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2008/12/01
Prismsound dScopeIII~〜ガチンコ・ハードウエア・アナライズ〜いろいろみてみよう!!=第一回=
第一回目は文字数が多いですが我慢して読むと幸せになれます(...多分)
このページでは:皆さんが普段使っている機材の普段は見る事の出来ない部分、例えば、A/Dコンバータの出 力信号のステータスとか、フルパワーで頑張っている時のパワーアンプの出力波形やノイズフロアなどを見ていきます。もちろん、機材の内部写真なども必要で あればのせていきます。そんな訳でページタイトルは『いろいろみてみよう!』です。
第一回目なので主旨説明などをまず始めに。。。
いろいろ!みてみようといっても、まぁ、ただ見るだけではふ~んで終わってしまいますので、そこは皆さんに実益があるように構成していきます。そこはご期待ください。
とはいえ『実益って何だよ?』というつっこみや疑問も多々あると思いますので、まずは簡単にご説明していきたと思います。
先に挙げたデジタル出力のステータスの中で、最もわかりやすいサンプリング周波数のずれについてから考えてみましょう。
皆さんは今、自分の職場や制作環境に組み込まれている機材のデジタルアウトについて出力の周波数を48kHzに設定したからといって、リアルに48kHzではなくて、47,998.765Hzみたいにちょっとの誤差はあるよな~、という知識はお持ちだと思います。
では、『じゃあ、ちょっとの誤差ってどれくらいだよ?』と聞かれると、『その誤差の範囲を大体これくらいじゃないの』と答えられる人はどれ位いるでしょう?
恐らく殆どの人が、『ちょっとの誤差はあるだろうけどつながっている機材の間でロックが外れなければいいや~』くらいの感覚でそれらの機材を使っていると思います。
一方、デジタル機器が一般的になるにつれて、やれ、ジッターが低い方が良いだの、このマスタークロックはスゴいんだぜ、とかいう話が割と日常的になってきているのも事実。
しかし、ジッターが低いとどう良いのか?世間で評判のマスタークロックの出力は何がどうスゴいのか?という知識はとても一般的な日常会話レベルに達しているとはいえません。
つまり、現状での使用している機材及びその運用方法と、求めるところの環境を構築するために必要な知識との間には、ものスゴい溝がデジタル機材周りに限らずガッツリ!?ある訳です。
つまり!その溝を埋める事がこのページの主旨であり、さらにはそれが皆さんの実益になるように頑張っていこうというのがこのコーナの最大の目標であります。
では、その溝をどう埋めていくのか。。。。ここからが、本番です!
測定器だよ!いろいろみてみよう!
いろいろみていこうとは言っても、普段我々の周りにある機材ではロックがかかってるな~、とか出音歪んでねぇ?程度の事しかわからないのが現状です。
いろいろみるためには、いろいろみることの出来る機材が必要なのです!いわゆる測定器、測ってなんぼ!?という奴です。
測定器というと昔ながらの固いイメージに引いてしまう人が多いのですが、今日の測定器は表示がグラフィカルになり、あまり難しく構えなくても全然大丈夫、分かり易く、見方もすぐに飲み込めます。
実際、出張修理などに行くと、皆さん測定器にかなり興味を持たれていて、色々とご質問も受けます。
その場でさくっと簡単に説明をするだけで、じゃあこの部分で歪んでるんだね~など、測定結果の見方をすぐに理解されます。
今回は私が普段使っているPrism SoundのdScope SeriesIIIという測定器を使っていろいろみていきたいと思います。
このdScope SeriesIIIⅢという測定器は任意の波形を出力できるジェネレータとしての機能と、波形、ノイズフロア、チャンネル間位相、等々いろいろな項目を同時に測定できる機能がそれぞれ、アナログ/デジタル両方にあり、
さらにデジタル信号のステータスビット、Video信号(SDのみ)まで見る事の出来る、要するに 優れモノ なのです。
上の写真が実際にいろいろみているところです。右側がdScope Seriesで左側のノートPCでdScope Seriesを制御しています。
ノートPCの下にあるのがいろいろみられちゃってるMatric HaloのMobile I/O ULN-2です。
では今回の生贄です
今、名前を出したMatric HaloのMobile I/O ULN2が今回の生贄です。詳しいスペックはこちらをご覧になっていただくとして、ざっくり説明するとアナログ2in/4out、AES/EBU、S/PDIF(排他利用)が2in/2out、ADAT optical8in/8out (合計12in/14out)、アナログインプットには6dBステップのゲインとトリム、ファンタム供給、センド/リターンを装備して、各I/0のルーティング、ミキシングはFirewire経由のソフトウエアで行い、もちろんcore audio経由でシーケンサのI/Oとして使用でき、更にヘッドフォンアウトまでついた正にオールインワンなI/Oです。初回なので、いろいろな測定ができるULN-2を選びました。
いよいよみていきます
大分前置きが長くなりましたが、いよいよいろいろみていきます。今回は第一回目なので最も一般的と思われるアナログイン>アナログアウトを見てみましょう。
接続は図にあるようにdScopeのジェネレータアウトからULN-2のアナログインに、ULN-2のセンドアウトからdScopeのアナライザー インに2Chで信号が流れるようにします。その他の設定については測定結果の説明をしつつ詳細を示していきます。
で、いきなりですが測定結果です。
右図にあるのがdScope のGeneratorの設定です。1kHzのサイン波を+4dBuで出力している事がわかると思います。ここには見えていませんが測定結果を見やすくする ためにCh Bの出力はCh Aに対して位相を180度遅らせています。ULN-2側で6dB増幅した信号が画像で見えているその他の項目になります。各項目の簡単な説明です。
Signal Analyzer Detectors:dScopeのAnalyzer inに入ってきた信号の基本情報
RMS amplitude:いわゆるレベル。単位はいろいろ選べますが大抵dBuで見ておくと便利。
Frequency:周波数
Inter-channel phase:Ch間位相。
FFT Reading:FFTについてはこの辺を参照して下さい。
THD-N-relative:歪み率 簡単にいうとどれだけ歪んじゃったかという値
項目別に見ていきましょう!
RMS amplitudeはCh A:9.920dBu/ Ch B:9.927dBuですからCh間のレベル差は0.007dBuで非常に小さい事がわかります。また、+4dBuの信号をULN-2で6dB増幅した結果ですので理論値である+10dBuにほぼあっている事がわかります。Frequencyは両Chとも1000.002Hzでこれも優秀な値です。 Inter-channel phaseは-179.98度でこれもほぼ設定通りで問題がない事がわかります。緑、及び青のサイン波がそれぞれCh A/ Bの出力波形で、下の方にあるギザギザの線(赤、及び黄がそれぞれCh A/ B)が45kHzまでのFFT、所謂ノイズフロアになります。1kHzのところのみCh Aの赤線しか見えませんが、これは完全に重なっている場合はハイライトされたChが前面に表示されるdScopeの仕様によるものでCh AのFFT表示を切ると1kHzの部分の黄色い線が見えるようになります。
THD-N-relativeはCh A:0.00053%/ Ch B:0.00062%で 誤差0.00009%でこちらも問題ありません。このTHDの値はスペックシートを見るとHarmonic Distortion @1kHz(+9dBu in @ 6 dB Gain)/ 0.0005%となっていて、カタログスペックがきちんと実現されている事がわかります。
カタログスペックつながりで周波数特性も見てみましょう。テスト環境はdScopeの出力周波数以外は全て上と同じです。スペックシートでは18 Hz -> 20 kHz/ ±0.1 dBとなっていますが実際はどうでしょうか。
上図が計測結果です。画面真ん中上くらいで横に伸びている線が周波数特性になります(黄、及び紫がそれぞれCh A/ B)。グラフ縦軸の黄色い数字が周波数特性のレベルになります。横軸も同じく黄色い数字で18~20kHzにあわせてあるのが確認できると思います。この 結果からカタログスペックである±0.1 dBどころか±0.02dBである事が確認できます。
今回計測したULN-2のアナログイン>センドアウトはULN-2のアナログエンドのみで完結しているルーティングで、この計測結果はチャンネル間誤差、歪み率、周波数特性全てにおいて非常に優秀であるといえます。
初回という事で長くなってしまいましたが第一回目はここまで。
次回は同じULN-2を生贄にさらにいろいろみていきます。
生贄大募集!!
うちのこれは凄いから是非紹介してくれと言うメーカー、代理店の皆さん、いろいろみられてみませんか?このコーナーは生贄を提出してくれる奇特な皆さんが頼りです。みられちゃってもいいよ〜という取り扱い機材のある方はこちらまで!!
(技術担当:千葉)
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3477-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介 技術担当:中林、千葉、水本までお気軽にどうぞ。
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2008/11/28
伝統のNeveコンソールをそのままミディアムボディに! 5.1サラウンドモニタリング対応"Genesys"
現行アナログコンソールのフラッグシップモデル NEVE 88RSのクオリティを受け継ついだ ミディアムクラス インライン・コンソール。 5.1サラウンドモニター対応でダウンミックス機能も搭載。
Inter BEE2008の報映産業のブースで披露されていた NEVE GENESYS!本国イギリスへ帰る前の期間限定デモへ行って参りました!その魅力をいち早くご報告致します!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
各チャンネルにマイクプリ搭載 ヘッドのツマミはOLD NEVEからおなじみの赤いデザイン。 オプションで名機1073ライクなトランス付きマイクプリに変更する事も可能。CH INPUTは MIC/LINE/DAW INの3系統 切り替えで入力可能 さらに オプションのAD/DAを搭載すれば AES DIGITAL INPUTも可能。
各チャンネルには INS SEND/RET が2系統づつ搭載、さらに オプションのカードを装着すれば 各チャンネルにEQ/DYNが装備されます 。
オプションで搭載可能のEQそしてDYNセクションのパラメーターはGENESYSのディスプレイ上に現れ
センターセクションの4つのロータリーエンコーダーでパラメーターをコントロール。
このロータリーエンコーダーはモードにより様々なコントロールが割り当てられ HUIモードでDAW上のPLUGIN パラメーターもここでコントロール。
ヘッドアンプセクションの下はAUX SENDセクション 大型レコーディングコンソールと同じく6AUX SEND 。
その下のセクションは大型コンソールで言う所のスモールフェーダーセクション。 モジュールをコンパクトにするためフェーダーではなくトリムポッドを採用。 もちろんフェーダースワップ機能も搭載しているので 録りフェーダーにする事もモニターフェーダーにする事も可能。
8BUSマスターフェーダーセクション
DAW SWを押すとこのセクションがHUIプロトコルのDAWフェーダーコントローラーに早変わり。
標準で16chフェーダー 最大48chフェーダーまで拡張可能。
PROTOOLSや他のデジタル機器との連携機能をフューチャーさせた製品が多い昨今、まずは基本のコンソールとしてのルーティング機能そしてアナログオーディオ回路を妥協無くしっかりと作り上げてくる姿勢は さすが伝統のコンソールメーカー!と感じられる製品です。
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2008/11/26
セミの鳴き声が消える!?世界最高のノイズ除去ツールDNS3000取り扱い開始
DNSとはダイアログ・ノイズ・サプレッサーの略で、その名の通りダイアログ(台詞/肉声)のバックグラウンドノイズを驚くほどの効果で除去します。操作も非常に簡単。さらにリバーブ(残響成分)の除去までもが可能となっております。同録素材の取り扱いをする際には必須!と言い切ってしまえるほどの能力を誇ります。車や、電車の音、セミの鳴き声から、波の音まで台詞のバックのノイズは全て綺麗に処理出来ます。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
DNSの最新版では、今までのスタンドアローン違いPro Tools 7.4 上でプラグインとしてリモートコントロールが可能となりシーンの保存や、ノイズプロフィールの変化に追従したオートメーション等の非常に強力な機能追加が行われております。また、内蔵のアルゴリズムも刷新され更に簡単に高い効果を得ることが可能となっております。接続もシンプルで、コントロール用にEthernet Cable1本、オーディオ信号用としてAES/EBUもしくはSPDIFのデジタルインターフェースを備えます。ノイズリダクションとしては考えられないレイテンシーで動作し(10sample以内)他のプラグインとは、違った処理をしていることを伺わせます。他のプラグインは先読みをして処理をする為にどうしても長大なレイテンシを発生しますが、CEDARのアルゴリズムはその先の音声を想像することにより、処理を行います。高度に処理を積み重ねることにより高い効果と、低いレイテンシも両立をしています。
さらに、従来では不可能だったモノラル2chでの使用が可能になりました。各chのセッティングはプラグインウインドウはもちろん、本体パネルのLCDおいてもリアルタイムで確認でき、操作チャンネルは、ボタン一つで切り替えられます。1台で2台分の働きをすることもこれで可能となります。
また、プラグインオートメーション以外にもスタンドアロン動作時にタイムコードに沿ったスナップショットとして設定を保存可能ですのでLTCを受けられる環境であれば、本体のみでシーンに沿ったオートメーションが可能です。
DNSシリーズとしては、初の24Bit/96kHz対応までも果たしたDNS3000。デモも行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
仕様
電源電圧:85-250VAC; 50-60Hz
サイズ:80 x 225 x 280 mm
オーディオ入力:AES/EBU(XLR)×1, S/PDIF(RCA)×1
オーディオ出力:AES/EBU(XLR)×1, S/PDIF(RCA)×1
タイムコード入力:LTC(XLR)×1
インターフェース:Ethernet
レイテンシ:10サンプル以内
対応周波数:44.1, 48, 88.2, 96 kHz / 24bit
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2008/11/21
Euphonix MC artistシリーズ Ver1.2.2発表
ご好評いただいているMC artistシリーズに最新のドライバがリリースされました。今回は、細かい部分でのバクフィックスが中心となっていますが、近日中にメジャーアプデートとなるVer1.3の準備も進められているとのことです。ユーザーからの要望の強いPro Toolsの操作に関しての不具合の解消、ユーザープリセットの複数保存、フェーダータッチの改善等が予定されています。
頻繁に、ユーザーの声を受けてアップデートを繰り返し、完成度を高めているMC artistシリーズ。
さらにEuConプロトコルへの賛同メーカーもMetric Heloが参加を表明しI/OブランドとしてはAPOGEEに次いで2社目、Euphonix本社では現在30社程度のメーカーとEuConの採用について話が進行中とのことです。将来への期待も非常に大きいと感じています。
>>ver 1.2.2のDownloadはこちら
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2008/11/10
MC Artistシリーズ円高により数量限定特価!!スタイリッシュなコントローラーを手に入れるチャンス到来!!
先進の機能を搭載した、スタイリッシュなコントローラー『MC artsit』が円高により限定特価!!お求めやすい価格にて登場です。是非この機会をお見逃し無く!!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
注目の価格は、
MC mix ¥144,000 (旧定価¥169,800) 限定4台
MC control ¥210,000 (旧定価¥249,800) 限定8台
それぞれ、限定特価となっております。台数限りですのでお早めにご相談下さい。
MC artistシリーズについての詳細はこちら>>
Euphonix社 MCシリーズ全般はこちら>>
MC controlのご購入はこちら>>
MC mixのご購入はこちら>>
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2008/11/01
ROCK ON PRO新店舗に DIGI SPACE 誕生!セミナー/イベントを含む、最新情報更新中!
ROCK ON PRO 新店舗に常設されるDIGI SPACEは、Pro Toolsシステムのトータル・ソリューションを展開し、ホームスタジオ・ミュージシャンからプロフェッショナルまでのあらゆるクリエイターのニーズに応える、ユニークなエリアを提供しております。
D-Control ES 32Faderを中心にしたICONシステムを核に、様々なアウトボード/マイク/モニターの試聴環境を整えたROCK ON PROリファレンスStudioでは、著名エンジニア/クリエイターを招いたセミナーやデモンストレーションを開催、いち早くそしてよりハンズオンでdigidesign製品を体感する事が出来ます。
最新のセミナー/イベント情報はこちら>>
ROCK ON PROリファレンスStudioでの様々なアウトボード/マイク/モニターの本格試聴とあわせ、digidesignスタッフが常駐するDIGI SPACEでのハンズオン・デモも可能。コーヒーを飲んで一息いれながら、じっくりとシステム構築を構想してください。
DIGI SPACE - digidesign/M-AUDIO製品のソリューション展示エリア
digidesignのソリューション・コンサルタントが常駐
digidesign製品だけでなく、音楽制作に必要なシステム構築の豊富なノウハウを持つエキスパート=ソリューション・コンサルタントが、本気で音楽を制作するクリエイターのベスト・パートナーとして、最適なソリューションを本気で提案します。お客様の現在〜将来にわたる中長期的なシステム・アップグレード効率や経済性、創造性等の幅広い視点から高い顧客満足度の実現を目指します。お客様の制作スタイルに合わせたPro Toolsティップスの伝授、定期的なセミナーなどにより、クリエイターにとって意義のあるサービスを提供します。
各ソリューションのシームレスな体験環境
新店舗内の入口から奥のデモ・スペースへかけて螺旋状に展開するDIGI SPACEは、Pro Tools LEおよびM-Poweredシステムを中心に構成される3つのホームスタジオ・ミュージシャン向け展示/ハンズオン・スペースと、Pro Tools HDシステムを内包するICON D-Control ESコンソールが配備されたプロフェッショナル向けソリューション・スペース、ROCK ON PROリファレンスStudioで構成されます。
防音ブースも設置されているリファレンスStudioでは、モニタリング環境にも細心の注意が払われており、よりリアルな制作現場が再現されています。
デモンストレーション/セミナーを定期的に開催
店舗内奥に設置されているリファレンスStudioにおいて、著名エンジニア/クリエイターを招いたセミナーや、プロフェッショナル・クリエイター向けワークショップ、ホームスタジオ・ミュージシャン向けのPro Toolsデモンストレーションを定期的に開催します。
セミナー/イベント情報!
「マンツーマンHDコンサルティング」をRock oN DigiSpaceのICONルームで開催中
Rock oN Company/ROCK ON PROの新店舗内にDigidesignが展開する「DigiSpace (デジスペース)」は、Pro Toolsシステムのトータル・ソリューションを展開し、ホームスタジオ・ミュージシャンからプロフェッショナルまでのあらゆるクリエイターのニーズに応 える、ユニークなエリアを提供。そのICONルームを使用した、Digidesignのコンサルタントによる予約制の「マンツーマンHDコンサルティング」も実施されています。
DigiSpace ICONスタジオとコンサルタント
「マンツーマンHDコンサルティング」は、以下のような方を対象に行なわれています:
Waves TDMバンドル製品 (現在、魅力的なプロモを展開中)のサウンドや使い勝手をICON D-Controlシステムや最新のPro Tools|HDシステム上で確認したい
Massive Pack 7に収められているプラグインを、スタジオの優れたモニタリング環境でチェックしたい
Pro Tools|HDシステムの新規導入やアップグレード、クロスグレードを検討しており、システムに付いてトータルなコンサルタントを受けたい
D-ControlやD-CommandをベースとするICON統合コンソールの導入を検討しており、その操作感やメリットなどをご自身で確認したい
その他、ICON D-Control/D-CommandシステムやPro Tools|HDシステムの導入やアップグレード、クロスグレードなどに関するコンサルタントを受けたい
* コンサルティング時にはDigidesignが用意する様々なセッション・データを利用できるほか、ご自身のセッションを持ち込むことも可能です
申し込み方法:
コンサルティングはどなたでも無償で受けられますが、必ず事前予約をお願い致します。一度の申し込みで、1名から最大15名程度まで対応可能です。お申し 込み後、担当者よりコンタクトの上、コンサルティング内容や時間の打ち合わせをさせて頂きます。予約、内容に関する問い合わせは、以下よりお申し込みくだ さい。
[クリックしてコンサルティングの予約または問い合わせを行う]
DigiSpaceのコンセプトや画像、場所に関する情報:
www.digidesign.com/jp/digispace
Rock oN ICONルームのICON D-Control ESシステム概要:
D-Control ES 32フェーダー仕様+Surround Panner Option
Apple Mac Pro (Dual-Core Intel Xeon 2 x 2.66 GHz/2 GB RAM)
Mac OS X 10.5.5
Pro Tools|HD 3 Accel
192 I/O, Avid Mojo, その他
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2008/10/30
世界的なEuConテクノロジーを誇るEuphonix の製品・Review INDEX 開設開始!
ラージコンソール用に開発を続けているハイスピード・イーサネット・プロトコル・EuConを採用した MCで知られるEuphonixですが、そのEuConプロトコルがプロジェクトスタジオやホームスタジオでも使用出来るMCArtistシリーズ MC Control/MC Mixの発表したことにより、さらにポスプロ・シーン以外の音楽シーンにおいても知名度が広がって来ております。ROCK ON PROでは正規認定ディーラーとしてEuphonixの最新情報やレビューをいち早くお届け致します。
MC Artist- 〜MC Mix〜
MC mix ¥118,650
詳しくはこちら
MC Artist- 〜MC Control〜
MC control ¥178,500
詳しくはこちら
MC Artist- 〜MC Transport〜
MC Transport ¥48,000
詳しくはこちら
MC Artist- 〜MC Color〜
MC Color ¥178,500
詳しくはこちら
MC pro -media centar- 〜制作環境の革命児!〜
MC artistシリーズ発表で注目を集めいているEuConプロトコル。MC artistシリーズの原型ともいうべきMC proも着実に進化を遂げています。
詳しくはこちら
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ラインナップ充実のEuphonix MC Artistシリーズ!新価格でよりお求めやすく!(2010/1/28)
Colorに特化した新機種MC Colorが加わり、充実のラインナップとなったEuphonix MC Artistシリーズの3機種が、新価格により最大約¥20,000も安くなり、お求めやすくなりました。
Euphonix MC artistシリーズ Ver1.2.2発表(2008/11/21)
頻繁に、ユーザーの声を受けてアップデートを繰り返し、完成度を高めているMC artistシリーズ。に最新のドライバがリリースです。
EuControl Ver 1.2リリース/世界初!!日本語表示可能なコントローラーの誕生です(2008/7/18)
日本語表示対応!!!EuphonixのMC artistシリーズ用のEuControl Ver 1.2が本日リリースされました。非常に多くの更新を含むこの新バージョン。元のVer1.1.1からはメージャーアップデートといっても過言ではないほ どの新機能が追加されております。
AES 2008 Euphonix review!
MC Control、MC Mixの発売により、ポスプロ・シーン以外の音楽シーンにおいて知名度が広がった感のあるEuphonix。そのEuphonixブースでは前述のMC ArtistシリーズとFusionを展示。そのMC Artistでは、EuConドライバーがMOTU Digital Performer 6にネイティブ対応したことを中心にデモンストレーションがAESにて行われていました。
求めよされば与えられん!! MC ARTIST SERIES レビュー Ver.2
AppleのiMacや新デザインのapple keyboardの高いデザイン性とマッチする、モダンデザインに驚かれていた方も多くいらっしゃると思います。今回は、そのリアルオペレーションに迫ります。
MC Artistシリーズ Japan Premiere発表会レポート!
クリエイターの本来不要なストレスから解放してくれるスタイリッシュでヒューマンライクなコントローラ MC Artistシリーズです。6月12日 東京オペラシティー。眺望抜群の32階Appleセミナールームで、1月の製品発表以来待ち望まれた発表会が開催されました。
Euphonix MC pro セミナー / Meet the media center〜
Euphonixの誇るEuConの全てを搭載、コンソールを超えた至高のコントローラーMC pro、2008年7月3日にROCK ON デモスタジオで開催されたセミナーには、ポストプロダクション、ミュージック、各分野の一線で活躍されるエンジニアの方々にお集まりいただきました。講師には、エンジニア、クリ エイターでもあるプロダクトスペシャリストの、林純一郎氏をお招きして非常に内容のある白熱したセミナーとなりました。
system5 MC 効率と合理性を実現。カスタムDAWオペレーションで発想の転換!
音楽制作の環境を使用するDAWや、そのソフトの持つドライバーなどの制約にしばられて、自由な発想がなくなっていませんか?あのソフトは編集がしやすいけどシーケンスはこっちのソフトの方が作りやすい、ミキサーやオートメーションはこのソフトで、エフェクターはこっちのもの、統合のしようがなく、あきらめていたことがこのEuphonix MCにより実現します。
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MC Artistシリーズ&MC Pro・常設デモ & お貸出しで様々な機材をお試しいただけます!
気になる機材はたくさんあるけど、実際に試してみたい・・・・ROCK ON PROは、そんな皆様の声にお応えします!充実した常設展示機の店頭デモンストレーションはもちろん、ご自宅やスタジオの環境でチェックしていただけるように、お貸出しでの試聴も承っております。常設でない機材の手配もお気軽にご相談ください!
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2008/10/29
新店舗デモスタジオ第一弾イベントはPro Tools8 発表会!
新店舗ROCK ON PROデモスタジオ第一弾イベントは、話題のProTools8発表会!
AES 2008 San Franciscoにて鮮烈に登場したPro Tools 8は、3年振りのメジャー・バージョンアップにふさわしい新しいルックスと、総合的な音楽制作ツールとしての機能を搭載し、大きな進化を遂げています! そのPro Tools 8の第一回プレビュー発表会がICON常設するROCK ON PROスタジオにて行われます。
予約終了のお知らせ
多数のご予約を頂き、誠にありがとうございました。全回満席のため、受付を終了させて頂きました。ご希望通りのご参加が適わなかった皆様に、深くお詫び申し上げます。
日時
2008年10月30日 (木) 15時、17時、19時 (各回15名 – 満席)
2008年11月6日 (木) 15時、17時、19時 (各回15名 – 満席)
場所
ROCK ON PRO デモスタジオ
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Pro Tools 8で、MORE POWER !
今年末のリリースが今から待ち遠しいPro Tools 8は、よりクリエイターに向けた機能が満載されているほか、ミックス/編集機能の強化、HDハードウェアでのパフォーマンス・アップも実現しています。
だからといってリリースまで導入を見送る必要はありません!新規導入&ソフトウェア・アップグレードの方にはフリー・アップグレード・パスが付属しています!
Pro Tools 8トピック
洗練された新しいルックスと、ユーザー・カスタマイズの自由度向上や、インサート数の倍増。
新しいエフェクト/インストゥルメント・プラグインの充実。
新しいスコア・エディター搭載と、Sibeliusへのファイル・エクスポートをサポート。
新しいMIDI Editor Windowによる、充実したMIDI編集機能。
好評のエラスティック機能に、エラスティック・ピッチが追加。
トラック・コンポジット・ワークフローで、完璧なテイクを作成。
4GBファイル・システムをサポートし、ハイサンプル・セッションの長時間録音が可能に。
Pro Tools HDハードウェアへの最適化で、パフォーマンス・アップ。
Pro Tools 8について詳しくはこちら>>
Pro Tools 8のAES 2008レポートPart1はこちら>>
Pro Tools 8のAES 2008レポートPart2はこちら>>
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2008/10/13
22inchタッチスクリーンとインテリジェントなボタンによる最新のコントローラー/TANGO
22inchの大型タッチスクリーンと8本の130mmフェーダーをメインに素晴らしい操作性を持ったコントローラーの誕生です。現在NUENDO/CUBASE/LOGICに対応、今後他のアプリケーションにも順次対応予定!!
ROCK ON では現在、店頭展示中です。お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
何はともあれ、こちらのVIDEOをご覧ください。
未来を感じるコントローラーの誕生です。スクリーンをタッチしてノブをひねる。ほとんどの作業が2〜3アクションで操作出来ていることに気がついていただ けたでしょうか?これは、デモだから・・と、いう訳ではなく人間工学とMixをする際に「人はどのように考え、どのような作業をするのか」ということを考 え、実際に形にしたコントローラーだからです。Air Studioの創設時のチーフを務めたエンジニアが1970年代から考え続けていた理想のコンソールを形にした物がSMART CONSOLEです。これは、従来のコンソールに足りていなかった部分を全て解消するといってもいいほどの革新性に満ちたコンソールです。このコンセプト を元にコンソールまでは必要ではない、その他の全てのユーザーに対しても、同じコンセプトの商品を届ける為に生み出されたのがTANGOです。TANGO とは、ダンスの意味ではなくラテン語で[I touch]を意味します。タッチスクリーンが、最大の特徴であり、魅力であるこのコントローラー、ROCK ON では現在、店頭展示中です。是非、実際に触ってその感触を確かめて下さい。
ROCK ON では現在、店頭展示中です。お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2008/10/12
Massive Pack 7 Special Review Vol.7 / INA-gram GRM Tools classic TDM Bundle
”使える”エフェクトがずらりと揃ったGRM Tools。Classic packに含まれる残りのPlug-inの紹介をしたいと思います。前回よりも、さらに変わったPlug-inも登場。TDMのなかで、音を積極的に変える為のToolとして密かな人気の秘密に迫ります。
こんなことができるのは、GRM Toolsだけです。今回のMassivePackのおまけ的存在でないことを確認下さい。
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お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
◎Doppler
WAVESが、リリースするよりも以前から存在したDopplerエフェクトがこれです。WAVESのプラグインのように、音が一方へ飛んでゆくタイプではなく、ぐるぐると回すことができるのでロータリースピーカーのシュミレートや、ヴィブラートエフェクトとしての使用等、変わり種のフェイジングエフェクトとしての活用方法がいろりとあります。もちろん救急車や、踏切等のあのDoppler効果も再現出来ますが、やはりGRM Toolsそれ以外の使用方法をいろいろと提案、イメージを膨らませることにより多彩な使用方法に対応するエフェクトがそろっています。
◎Freezing
このFreezing、いったいFreezとは、このプラグインでいうフリーズとは、サンプリングのこととなります。ある、サウンドの断片をフリーズ(サンプリング)し、ループ再生を行いながら、リアルタイムにループポイントの変更と、ピッチの変更を行うことが可能です。DJのスクラッチプレイのような再生や、リアルタイムにピッチをかえることによって様々な効果が得られます。また、これにもRandomのパラメーターがあり、意外性を楽しむことも可能です。
◎Pitch Accum
2種類のピッチシフト機能付きディレイがこのPitch Accumeとなります。基本的にはショートディレイとしての使用を想定したプラグインとなっています。現在では、WAVES Dubblerが同じ機能を持っていますが、GRMの方が、Randomのパラメーターを数多くそろえ複雑なダブリングサウンドを創造することができます。Accumという名前が物語るように、原音に新たなサウンドを付加することの出来るプラグインです。
次回のレビューでは、高機能コンプレッサー Eventide Omnipresserをご紹介いたします。ご期待ください。
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2008/09/29
事例:有限会社True Song Music 404 Studio様
渋谷駅から徒歩圏内ながら、閑静な住宅街に位置する、有限会社True Song Music様が運営する404 Studioは、SSL AWS900 + Pro Tools HD Accelシステムを核に、様々なレコーディング・スタイルに柔軟に対応できる、ユニークな隠れ家的なスタジオです。
CSE240V/120Vの2系統を完備した、こだわりの電源周り、新旧を問わずに充実させたアウトボード、Solid State Logic AWS900をコンソール/コントローラーとしたdigidesign Pro Tools HD Accelシステムを中心としたレコーディング環境は、現代のニーズに十二分に応えるクオリティを確保した上で、レコーディングに携わる、全てのアーティスト/スタッフが心地よく作業できるように考え抜かれて設計されています。
NEVE 1073、UREI 1176、AMS RMX16をはじめとしたヴィンテージとも言えるアウトボードの他、STUDER A80を積極的に活用できるようにする等、細かい要望にも充分対応可能になっています。
ROCK ON PROでは、SSL AWS900、Pro Tools HD Accelシステムを含む機材の導入をさせていただいた他、ワイヤリングにおいてもアイディアを具現化させるお手伝いをさせていただき、建物全体のあらゆる場所がレコーディング・ブースとして活用できる環境構築を実現しています。
メインのレコーディング・ブースはもとより、駐車場、廊下をはじめとした各所にマイクラインが引かれており、実験的なセッション、やくつろいだ雰囲気でのジャムを収録することも可能になっており、アジアンテイストを取り入れた、リラックスできるインテリアにいたる迄、こだわり抜いたスタジオになっています。
404 Studio Equipment Main System
Solid State Logic AWS 900
digidesign Pro Tools HD3 Accel
digidesign HD Accel Card x 2(合計5枚)
digidesign SYNC I/O
digidesign 192 I/O x 2
APOGEE AD8000(合計24in/32out)
STUDER A80 VU-MKIV
TASCAM DA45HR
GENELEC 8050A
YAMAHA NS-10M Studio
MARANTZ PA02
404 Studio Equipment Outbord/Microphone
NEUMANN U47 Tube
NEUMANN U67
NEUMANN U87i x 2
NEUMANN M149 Tube
SONY C800G
NEVE 1073
NEVE 33609
Millennia STT-1
Millennia TD-1
UREI 1176LN x 2
UREI 1178
UREI LA-4
Empirical Labs Distressor x 2
Summit Audio TLA-100A
TUBE-TECH LCA2A
TUBE-TECH CL1B x 2
TUBE-TECH MEC1A
API 525 x 2
API 5501 x 8
AMEK 9098EQ x 2
DRAWMER 1960
AVALON DESIGN VT-737SP
MANLEY Labs Dual Mono Mic Pre
Brent Averill 1272
AMS RMX16
AMS S-DMX
EVENTIDE H3000D/SE
404 Studio
担当:熊谷 主毅様
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-2-11
1-2-11 Shotho,Shibuyaku-ku,Tokyo,Japan
150-0046
Phone:03-5452-2197(81-3-5452-2197)
Fax:03-5452-2198(81-3-5452-2198)
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2008/09/19
Massive Pack 7 Special Review Vol.6 / Abbey Road Plug-ins Brilliance Pack
最近では、モデリングにより数多くの往年の名機がプラグインとしてよみがえっています。その中でも、とりわけ異彩を放つのがこのAbbey Road Plug-inのラインナップ。Abbey Roadといえば、Beatlesの作品を数多く手がけたことでも有名なロンドンにある世界的に有名なスタジオです。また、このスタジオは独自に開発したオリジナルの機材を多数使用することでも有名です。そのオリジナルの機器をモデリングしたのがこのPlur-inとなります。種類別にパッケージが別れていて今後のリリースにもおおいに期待の出来るメーカーの最新作が、今回のMassive Packに登場です。
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◎RS127 Rack
2.7kHz、3.5kHz、10kHzに対して2dB ステップでプラスマイナス最大10dBのバンド固定イコライザーです。開発番号127番のこの機械、聴感上の特性を追い求めブースト時はなだらかなカーブ、カット時は若干細めなカーブのセッティングに。実際に使用してみると、ミックスに対して輪郭として強調したい2.7kHz、3.5kHzと、プレゼンスコントロールに効果的な10kHzと、シンプルなデザインながらおいしいところはしっかりと押さえられていることが実感出来ます。
◎RS127 BOX
RS127 Rackと同等の機能を持つイコライザーですが、こちらはEMIトランスの採用により、Rackとはまたちがったキャラクターを持ち合わせています。トランスを採用したことによりブースト値をあげるとQが細くなる特性をそのまま再現。2dB ステップと大きな幅で動きますが、一目盛り多く上げてもQが細くなってくれるのでいらないところが持ち上がらずに、音楽的な感覚で操作出来ます。
◎RS135
8kHzに固定された、ブースト専用機。RS127のなだらかなブースト・カーブより、若干細いカーブも採用により、アナログ時代の実質の最高周波数帯域にあたる8~12kHzに対してのブースとが可能です。以前は、Abbey Road Studioでは、ほとんどのトラックに対してプレゼンスコントロールとしてこういった機器が使用されていたそうです。デジタルレコーディングの現代ですが、やはり、聴感上で効果的なプレゼンスポイントは8kHz周辺だと感じています。こんな融通の利かない機器・・・と言わずに是非ともAbbey Road Studioのエンジニアをまねて全チャンネルに挟んでみて下さい。あのサウンドの秘密に迫るチャンスが訪れます。
次回のレビューでは、前回途中であったGRM Toolsの残りのPlug-inの紹介を予定しています。ご期待ください。
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2008/09/18
MassivePack 7 Special Review Vol.5 / GRM Tools Classic TDM Bundle
TDMプラグインのアキレス腱ともいえるモジュレーション系エフェクト。定番化するtoolsがないまま今日まできてしまっていますが、以前より隠れた人気を誇るクリエーターツールがこのGRM Toolsです。今回のMassive Packにはフルパケージでの収録。非常に高いバリューを付加しています。レコーディングエンジニア出身の筆者は、あまりの多機能さとエフェクティブな使用感に二の足を分んでいたツールなのですが、高い潜在能力を以前より感じていたPlug-inの一つです。少しでもその魅力に迫れればと思います。
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◎Band Pass
TDMのエフェクト群のなかでも、ありそうでないのがこのBand Pass Filter。もちろん、Hi Pass FilterとLo Pass Filterを組み合わせて使用すれば同じ効果が得られるのですが、GRM Toolsの物はひと味違います。特徴的なのがセンターの黒い部分。この真ん中の四角を動かすことにより、Band Pass FreqとWidthを同時に調整することができます。積極的にオートメーションすることにより過激な物から、エフェクティヴな物まで、いろいろな効果を得ることが可能となっています。Filter Bank のFシリーズとはひと味違ったBand Passをお探しの方、是非お試し下さい。
◎Comb Filter
これも、コロンブスの卵的な発想のFilter Plug-inです。 Freq、Resonance、LPといつものFliter ですが、これらのパラメーターを5つまでプリセットしておき、それらをまとめてコントロールすることの出来るパラメーターが存在。5つのレゾナンスフィルターを同時に均等にスライドさせることができます。これによって得られる効果、想像出来ますか!?高域の倍音をレゾナンスパラメーターでコントロールしたり、過激なレソナンス設定で、5Band同時にスイープさせたりと使用方法は様々です。
◎Delays
一筋縄では収まらないのが、GRM Toolsの特徴!? 単純なディレイだけでなく、思ったままのEchoが作れるのが特徴。DelayのRandomや畳み込みの調整など、まさにDelayと呼ぶよりEchoと呼んだ方がいいようなパラメーターがそろっています。ここまで、柔軟に設計出来るDelayはこれだけといえるでしょう。もちろん、普通のDelayとしての使用も問題ありません。
次回のレビューでは、ビートルズ風サウンドを実現 Abbey Road Brilliance Pack をご紹介いたします。ご期待ください。
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2008/09/17
Pro Tools HD PCIeを最大限アクセラレート!PCIe to PCIe拡張シャーシ登場!
最新のPCIバス・アーキテクチャーであるPCI Expressを採用したApple Mac Proに最適化された、最新のPro Tools HD for PCIeは、DSP & CPUパワーをバランス良く使用可能なシステムですが、今後、増加していく事が明らかなサラウンド・ミックス等に対応するため、HD Accelカードの増設が3枚迄に限られるという泣き所がありました。
最新のシステムに移行したいが、DSPパワーの関係で躊躇していた方、Mac Pro + HD PCIeのシステムだが、さらなるDSPパワーの増強を望んでいた方が待ちに待った選択肢が登場です!
新しいPCIe-to-PCIe Expansion Chassisは、従来4枚以上のHD Card増設が出来なかったPro Tools HD PCIeシステム・ユーザーに、7枚までのHD Card増設を可能にする拡張シャーシです!
従来の拡張シャーシで問題になりがちだった静音性能にも優れ、3Mの接続ケーブルによる設置の自由度も向上しています。
Pro Tools HD PCIxシステムをお使いの方には、Accel CardをPCIeにクロスグレード可能なプログラムもご利用出来ます!
是非、システム構築はご相談ください!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
digidesign PCIe-to-PCIe Expansion Chassis特徴
PCIeスロット7基が用意された堅牢な全スチール製4Uラックマウント筐体
PCIeホスト・インターフェース・カード (コンピューター接続用)
超静音500 W内蔵パワー・サプライ
ベンチレーションを装備した筐体内へファンが最適なクーリング機能を提供
3 mのiPassケーブルを同梱
相互接続のバンド幅はシンプレックス時1 GB/秒、フル・デュプレックス時2 GB/秒
システム必要環境
Digidesignが動作検証を行ったMac OS X 10.5.3以降の動作するApple Mac Pro
Pro Tools HD 7.4.2 softwareを動作させたPCIe版Pro Tools|HDシステム
※PCIxシステムの方は、継続販売されるMagma PE6R4 Expansion Chassisをお使いいただけます。
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2008/09/16
NUENDO 4.2.2リリース
NUENDOユーザー待望のアップデートが公開されました。リリース時よりの様々なユーザーからのフィードバックを受け遂にVer 4.2.2としてアップデーターがリリースされました。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
NUENDOユーザーに取ってうれしい修正点が多数含まれたこのアップデーター、無償でダウンロード可能です。
主な修正点
AFF(特にAvidからの)OMFとの互換性向上、バグフィックス
PrunasからのVideo inport
Video FrameとTCカウンターがずれる(滑る)ことの修正
Direct X / Direct Showでのフルスクリーンモードサポート
MOTU製AudioInterfaceとの互換性向上
QuickTimeでのmpeg2サポート
などと、信頼性の向上と、利便性の向上、双方が計られています。もともと、PostProduction用DAWとして高い、ファイルの互換性と軽い動作を持っていたNuendoが更に進化しました。映像とともに、Surraundなどのソリューションもしっかりとしたものがあります。また、内部にControl Room Mixerというサブのミキサーエンジンを搭載しているため、NotePCとAudioInterfaceがあればほぼ全ての作業を完結することができます。内部32bit floteの高音質を是非とも体感下さい。
アップデーターはこちら(メーカーサイト)>>>
NUENDO 4 ¥248,000
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2008/09/16
MassivePack 7 Special Review Vol.4/ brainworx bx_digital
SupecialなValueを誇るMassive Pack 7のPlug-in紹介。やっと、2つ目のPlug-inです。Mastering Suiteの最高峰t.c.electronicのMD3に続いて、Mastering EQとして高い評価を受けているbrainworxのbx_digitalをご紹介いたします。M/S分離を最大の特徴とするこのEQ、MD3に続きまたもやM/S。今回のMassivePack 7の特徴ですね。このお値段で、最高のMastering Suiteを手に入れるチャンスです。
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◎M/S分離
ステレオ録音の最初期からあるこの技術、よく知られているのはM/Sマイクでしょう。有名な物ではNeumannのSM-69、最近では、SONTRONICS Apollo等というリボンマイク。ダイアフラムを90'交差させて同軸上に設定し、正面をMonoとして単一指向で横を向いている方をFigure8でstereoとして使用。Figure-8の方をパラにしてパンを左右に振り切り片方をフェイズします。基本は、MonoのフェーダーとStereoの2本のフェーダーを同一レベルにすることにより、左右45’の位相差が生まれステレオ音声となります。M/S収録の優れている点は、MonoとStereoの音量バランスを変化させることによりステレオの広がりをコントロール出来る点にあります。Mono成分を減らすことにより、最大左右180'のステレオにまで広げることが可能です。2本のマルチパターンマイクがあれば簡単にトライ出来ますので、是非一度試していただければと思います。A-Bステレオや、X-Yでは決して得られない広がりのあるサウンドがキャプチャー出来る筈です。
と、M/S収録のことを、延々とご説明してしまいましたが、M/Sの動作原理を知っていただくにはM/S収録の説明をさせていただくのが一番優れていると思い書かせていただきました。Plug-inとしては、同相成分をMonoとして抽出し、位相差のある成分をStereo成分として抽出します。そして、各Mono,Stereo成分に対してエフェクトを施した上でM/S収録の際と同じようにL-R Stereoへと変換します。M/S収録のところでご説明したように、左右の広がり、2mixに対してであれば、センター成分(同相のMono成分)のボリュームコントロールが可能となります。この効果が、Master Trackに対して非常に有効に働くことは想像に難しくないと思います。
◎EQとしてのクオリティーは?
さすが、Mastering EQとメーカーがうたっているだけのクオリティーがしっかりとあります。ドイツの新進気鋭のメーカーであるbrainworxの技術の高さを感じます。やはり、0.5dBの違いをはっきりと感じることができ、狙った帯域をしっかりと微調整出来るこのEQは今後、TDM環境でのMatering Suiteの仲間入りを果たすでしょう。いままでのツールでは、再現することが難しかったM/S環境でのMasteringをTDM環境へ持ち込むこのプラグインは、多くのエンジニアに歓迎されています。7-bandのEQ部分だけでなく、Mono Makerという、指定した周波数以下の帯域をMonoに固定する機能や、De-Esserの搭載(もちろんM/S別々にエフェクト可能)など、考え抜かれたMastering EQとなっています。
定石のMaster Trackに使うだけでなく、2MixされているLoop等に使用しても、効果は絶大!どんどん積極的にサウンドメイクをしてゆくツールとして積極的にお使いいただけるEQとなっています。
ちなみに、bx_digitalはStereo専用プラグインとなっています。Mono Trackにこの効きの良いEQをお考えの方は、bx_hybridをお使い下さい。更に多くのBandを持ったこのEQも、bx_Digitalと同じMastering GradeのEQをあなたのTrackへ提供いたします。
ここまで、ご案内した2つのPlug-inだけでも通常売価では32万円!!15万円で他のPlug-inも手に入るこの機会、是非ともご検討下さい。
次回のレビューでは、隠れた名作Plug-in GRM Tools Classic TDM Bundleをご紹介いたします。ご期待ください。
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2008/09/12
MassivePack 7 Special Review Vol.3/ t.c.electronic MD3
1回目,2回目に引き続きt.c.electronic / MD3のご紹介です。Massive Pack 7を購入する際やはり、気になるのがバンドルされているプラグインの質、使い勝手。Masterに挟むのならば、これ以上の物はない!と言い切れるMD3の紹介、遂に最終回です。今回のMassivePack 7、このお値段で、MD3を手に入れる最大のチャンスです。
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◎Brick Wall Limiter
予告の通りに、MD3の最終段のエフェクトBrick Wall Limiterをご紹介します。このリミッター、ただのピークストップではありません。プラグインでマキシマイズをした際に0dBでメーターはしっかりととまっているのにバウンスをしたらクリップをしてしまった、DAWで作ったファイルを添付用にmp3に変換したらクリップした。このような経験は一度はあるはずです。これを回避するファイナルウェポンがこのMD3に搭載されたBrick Wall Limiterです。Fiarchild 660/670などを評価して使うBlick Wallとは違った意味で、デジタル音声信号に対してのBrick Wall動作をします。はたしてBrick Wallとは・・・と思い、辞書を引いてみたところ「1:レンガ壁 2:超えがたい障壁」とありました。やはり、アナログ的に「超えがたい障壁(オーバーレベルによる歪み)を制限(リミット)」するFiarchildはアナログテープ時代のBrick Wallであり、MD3に搭載のBrick Wallはデジタル時代の「超えがたい障壁(デジタルクリップ)を制限(リミット)」する物ということでしょう。このBrick Wallで最終リミットしておけば、絶対にクリップしないと言い切れます。この絶対の安心感は、何事にも変えられないと感じています。筆者は、Master Xを使用の際にはsellingを−0.03dbを選択していました。また、waves L2では-0.5dBに設定をしていました。こうすれば、その後のクリップが防げることは経験上分かってはいるのですが、やはりフルビット使い切れないもどかしさを常に感じていました。
このMD3は、全ての不満をMaster Trackから消し去ってくれます。2chのソースに対して使用してもステレオ感の変更から、センターに定位するVocalのボリューム調整まで、Mixをやり直すことなく調整が可能。通常のMixのMaster Trackに対しても、Total EQ,Total Dynamics,Limittingを非常に高いクオリティーで更にLiner-Phase環境のもと行えます。そういった作業を全て行った上でのフルビットまでマキシマイズが、絶対の安心感の元に行えます。ここまでの作業をたった1つのプラグインでこなせるのは、MD3だけでしょう。
定価よりも安く、更に他のPlug-inまで手に入れるbig chance!!この機会に是非とも手に入れて下さい。
次回のレビューでは、Massive Packのもう一つのMastering Suite/Brainworx bx_digitalをご紹介いたします。ご期待ください。
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2008/09/11
MassivePack 7 Special Review Vol.2/ t.c.electronic MD3
Massive Pack 7の目玉Plug-in、MD3のご紹介の第2回です。t.c.electronicの技術の粋を集めたsystem6000からの移植アルゴリズムにより完成されたAll in one Mastering SuiteとなっているMD3の機能と実際の使用のTIPSをご紹介いたします。今回のMassivePack 7はこのプラグインの為だけにご購入いただいても損はない!と言い切れるくらいの魅力を感じて下さい。
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◎4Band EQ
過去にt.c.electronicはTC2210というハードウェアEQで非常に高い評価を受けたことがあります。このEQはクリアな音質と高域のかかりの良さが魅力でした。その後、Plug-inとしてEQ satをリリース。Equlizingにより生じたクリップをt.c.electronic独自の技術Soft Clipをベースに回避する機構を持ったEQでした。デジタルならではのシャープな効きと、いざという時のアナログライクなクリップ防止を持つ使いやすいEQでした。こちらは、現在もPowerCoreシリーズで使用することができます。TDM版はt.c.toolsとしてリリースされていましたが、残念ながら開発が終わってしまい現在は使用することができません。この、ハイクオリティーなEQを使用することができるのは、MD3のみとなっています。EQ sat譲りのシャープな効きはそのままに、リニアフェイズかと勘違いしてしまいそうな位相の良さ、0.1dBパラメーターを切り替えただけではっきりと違いの分かるクリアな効き具合をしています。単品でも使用したくなるこのEQをステレオ、M/Sで使用することができます。やはりM/Sで使用した際の新鮮な効果が非常に印象的です。Mono成分の中域を上げてセンターの存在感を上げる、Stereoの高域を上げてリバーブ感や、空気感をアップ。今まで、苦労して付けていたニュアンスが、いとも簡単に操作することが可能です。MassivePack 7には他にもbx_DigitalというM/S分離をしてのMastering EQもあります。まさに、今が旬のMastering方法といえるのではないでしょうか。
◎3Band Mluti-band dynamics
Mluti-Band Dynamicsの効果、必要性は、誰もが一度は体感していると思いますが、周波数クロスのポイントをリニアフェイズ処理し、各バンドごとに全てのパラメーターにアクセス出来て追い込めるMD3のMluti-Band Dynamicsはやはり一歩先を行くクオリティーを誇ります。そしてこの部分もM/S分離での処理が可能。EQでも書きましたが、今までと全く違ったアプローチでのMasteringが可能となります。位相感、ステレオワイズ、センター成分のボリュームなど、いとも簡単に自由自在に扱うことが可能となります。かかり具合も、Mater Xほど音が固くならずにナチュラルで、t.c.electronicらしいソリッド感を持ち合わせたサウンドを奏でます。
次回のレビューでは、MD3の隠れた魅力、絶対にクリップしないファイル作成のファイナルウェポンBlick Wall Limiter機能の説明を予定しています。ご期待ください。
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2008/09/10
MassivePack 7 Special Review Vol.1/ t.c.electronic MD3
9/20までと締め切りの近づいてきた、MassivePack 7、このスーパーバリューパッケージに含まれているPlug-inを連載にてご紹介いたします。まずは、なんといっても今回のMassivePackの目玉、t.c.electronicのMD3をご紹介いたします。単品で¥200,000を超えるTDM屈指の高品質Mastering Suiteこのプラグインがなんと、ROCK ON PRO価格で¥150,000のMassivePackでGet可能。このスーパークオリティーを堪能ください。
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◎Master Xとの違い
やはり、t.c.electronicのMastering Suiteといえば、TDM userにはおなじみのMaster Xシリーズが思い浮かびます。このMaster Xはハードウェアエフェクトの当時フラッグシップとして君臨したM5000に搭載されていたMasteringアルゴリズム「MD2」をもとに開発されています。当時のMasteringにおいて一世を風靡したサウンドがプラグインとして手に入る魅力は大きく、また、他に今のようにオートゲインコントロール機能によりマキシマイズできるプラグインが他に選択肢もなくヒット商品となりました。Pro Tools 24MIX時代は、「とりあえずマスターにはMaster Xを」 という現場を経験された方も多いかと思いいます。
このMaster Xの進化した物がMD3ですが、開発はM5000の後継機system6000にて行われました。t.c.electronicが総力を挙げて開発した新たなるフラッグシップエフェクトのダイナミクス系全てを受け持つアルゴリズムとして開発されました。最大の特徴は、やはりM/S分離によるマルチバンドコンプと、mp3などへの圧縮時のデジタルクリップを防ぐブリクウォールリミッターの搭載です。バンド数は、3バンドとMaster X5からは減っているのですが、それを補ってあまりある多機能なAll in one Mastering Suiteなっています。
◎M/S分離
古くからある技術ではありますが、現代の広がりのあるミックススタイルに対しての効果が、見直されています。この先駆けが、実はMD3です。ハイコンプレッションで、パンからはみ出たサウンドが多くなり、その移送の調整としてステレオイメージャーなどの効果が見直され出した頃に、このMD3はリリースされています。Mastering Suiteとして、ステレオイメージャーを搭載するのではなくM/S分離により、さらに緻密なステレオイメージの調整ができることをMD3は提案しています。mono成分とStereo成分と個別に4バンドのEQと3バンドのオートゲイン機能付きのマルチバンドコンプを搭載し、最終段にはオートゲイン付きブリックウォールリミッターとまさにフル装備となっています。
マスタリングエンジニアにこれさえあれば他に何もいらないとまで言わせた、system6000直系のMastering Suiteをご堪能ください。
次回のレビューでは、MD3の実際のTipsを含めた、各機能の説明を予定しています。ご期待ください。
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2008/09/04
半期決算ROCK ON PRO店頭処分品Special Pick UP
初日のPick Up Itemは衝撃価格のFairlight Xynargy System。そして、最速サーバーDDP 8D。現役のFW800接続唯一のFull HD対応機AJA IO HDの3機種のご紹介
半期決算大セール! 『展示品処分 Super Priceで買うならこの1台!!』 Musik RL901K編
半期決算大セール! 『展示品処分 Super Priceで買うならこの1台!!』 QUANTEC YARDSTICK 2496編
半期決算大セール! 展示品処分 Super Priceで買うならこの1台!!』 GENELEC 8260A編
その他の半期決算大セール「第一弾 展示品処分」の商品リストはこちらから>>>
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2008/08/20
ROCK ON PROセミナー『eSession Days』 開催! 全ての音楽家に捧ぐオンライン・コラボレーションの新機軸が遂に日本上陸!?
全ての音楽家に捧ぐオンライン・コラボレーションの新機軸が遂に日本上陸!? 日本に居ながらにして、世界レベルの作品を仕上げる方法を、ニューヨーク在住のグラミー賞受賞エンジニアが伝授します!
こんな方にオススメです!
純粋に、グラミー賞受賞エンジニア マーク・ユアセリのノウハウを盗み見したい
今までの枠を超えた、世界一流のミュージシャンを起用したい
もっと満足のいく、ミックスやマスタリングが欲しい
セキュアなゾーンで、遠隔地に散らばっているメンバーと、リアルタイムに曲を練り上げていきたい
しかも参加者から抽選で"超豪華"特典が!!
マーク・ユアセリが、あなたの曲をミックス。
トップ・ミュージシャンが、あなたの曲に演奏を提供。
全セッション定員に達しました為、受け付けを終了致しました。
eSessionとは?
eSessionの概要(ビデオ)
プロジェクトを、オンライン管理する。
世界中から、プロフェッショナルを雇う。
国外にバックアップを持つ、安心感。
共同作業の幅が、広がります。
プロジェクトを、オンラインで管理する。
プロジェクトを、オンラインで管理する
eSessionに登録すると、無償アカウントでも250MB、有償プランでは10GBから無制限まで、オンライン・サーバー上のストレージ・スペースが利用できるようになります。ストレージ・スペースは、プロジェクト/ソング単位で管理され、ステム、ミックス・ファイル、セッション・フォルダ、マスター、関連メディア、MP3デモと合理的に分類されたスペースが用意されています。
プロジェクトごとに、共有メンバーを招待して、各人のアクセス権(読み書き可能、読み出しのみなど)も設定可能です。オーディオ・ファイル、セッションのフォルダーなど、好きな単位でドラッグ&ドロップすれば、準備は完了です。
ファイルにアクセスした共有メンバーが、自分の演奏を同じフォルダに加えるなど、コラボレーションが始まります。
世界中から、プロフェッショナルを雇う。
世界中から、プロフェッショナルを雇う
eSessionには、米国を中心に、650名以上のプロフェッショナル・ミュージシャン、エンジニアが登録されています。今度のCM音楽の仕事では、アメリカ人女性ボーカリストを使いたい。できれば、R&Bの得意な人がいい。キーボードは、ジャズ・ミュージシャンに生のローズ・エレピを弾いてほしい。完成曲をCD化する時は、ニューヨークのマスタリング・エンジニアに発注したい。
そんな時は、タレント・サーチで求める人を探して、「Hire(雇う)」ボタンをクリックしてください。
eSessionには、料金交渉機能、セッション・データやオーディオ・ファイルをやりとりするストレージ・スペース、コード譜作成機能から、請求書管理機能までそろっているので、共同作業のはじめから終わりまで管理することができます。
国外にバックアップを持つ、安心感。
国外にバックアップを持つ、安心感
eSessionに保存するファイルは、共同作業中のプロジェクトでなくても、かまいません。大切なファイルがあったら、eSessionにドラッグ&ドロップしてください。それが5MBのギターのフレーズでも、5GBのPro Toolsセッションでも、プロジェクト名をつけて管理、保存可能です。
スタジオ内にバックアップ・ディスクを保存していても、天災などの危機への対応は困難です。eSessionは、大量のデータを扱うことを前提に設計され、データは毎時間バックアップされています。
eSessionにファイルを保存しておけば、いつでも、どこでも、ブラウザーさえあればファイルにアクセスすることができるので、安心ですね。
共同作業の幅が、広がります。
共同作業の幅が、広がります
eSessionには無償アカウントも用意されているので、共同作業を行いたい人、作業の途中経過で意見を聞きたい人がいたら、気軽にメンバーに招待しましょう。一度登録されたメンバーは、メンバー・データベースで検索可能となるので、今後の共同作業はスムーズになります。
自分のプロファイルには、過去の作品例、演奏例を試聴できるサンプルもアップロードできるので、世界中のeSessionメンバーに、自分や、スタジオを知ってもらい、仕事を受注するプラットフォームとしても活用可能です。
内容
今度のCM音楽の仕事では、アメリカ人女性ボーカリストを使いたい。できれば、R&Bの得意な人がいい。キーボードは、ジャズ・ミュージシャンに生のローズ・エレピを弾いてほしい。完成曲をCD化する時は、ニューヨークのマスタリング・エンジニアに発注したい。
予算と時間に制限がなければ、スタジオ、エンジニア、ミュージシャンをブッキングして、アメリカに飛べばいいですね。でも、いつも余裕があるとは限らないのが、現実でしょう。
そんな方に最適なサービスが、米国を中心に、多くのミュージシャン、エンジニアに利用されている「eSession」です。米国では、大手レコード・レーベルとその所有スタジオから、各個人のネットワークへのパワー・シフトが急速に進行しているためか、グラミー賞エンジニア、アーティストなど、驚くほど著名な人たちが多数登録されています。
コールドプレイのキーボーディストを雇いたい。ベックのストリングをアレンジした人に編曲を頼みたい。デビッド・ボウイのバックバンドをそのままそろえたい。ベースはやっぱり、トニー・レビンでしょう。そんな望みも、eSessionを使えば叶えることができます。
スタジオ、ミュージシャン、エンジニア、作曲家等の大分類。ドラム、ベース、ギター、ミックス、マスタリング等の中分類。R&B、ポップス、ロック等の得意分野。グラミー賞、プラチナ・アルバム、15枚以上のメジャー作品経験等の条件。直感的なメニューで絞り込み検索可能なタレント・サーチで求める人をみつけたら、「Hire(雇う)」ボタンをクリックしてください。eSessionには、料金交渉機能、セッション・データやオーディオ・ファイルをやりとりするストレージ・スペース、コード譜作成機能から、請求書機能までそろっているので、共同作業のはじめから終わりまで管理することができます。
もちろん、腕に自身のある方は、仕事を発注するだけでなく、世界中のアーティストから仕事を請け負うプラットフォームとしても、eSessionは最適です。
Virtual Glassの概要(ビデオ)
ファイル・ベースのやりとりもいいけど、共同作業する人の顔を見て、リアルタイムに作業したいこともある。そんな方は、eSessionオリジナルのRTASプラグイン「Virtual Glass」をダウンロードして、AUXチャンネルに立ち上げてください。「Virtual Glass」では、ウェブカメラの画像、トークバックのやりとりから、AUXチャンネルにバス送りしたオーディオ・データを、インターネット経由で再生することができます。
今回のデモを行うのは、ニューヨークのロウアー・イーストサイドを代表するスタジオ、EastSide Soundを拠点に活躍するエンジニア、マーク・ユアセリ。スティング、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、キース・リチャーズ、ジョー・ペリーなどの参加したLes Paul & Friends 『American Made, World Played』で2つのグラミー賞を受賞している他、ジョン・ゾーン、ビル・ラズウェル、ウィル・リー、ハイラム・ブロックなど、ニューヨークのアーティストを多数手がけています。ビル・ラズウェルがアキコ・グレースと作ったアルバム、山中千尋の作品も手がけているので、日本の業界人とも親交があるようです。
今回のデモでは、参加者の中から1名が選ばれ、マーク・ユアセリによるミックスと、eSession登録ミュージシャンによる演奏利用権が提供されます。
日本にいる限り、日本のスタジオ、エンジニア、ミュージシャンを使うしかない。SNSで海外のアーティストと出会っても、なかなかコラボレーションにまで発展しない。そんな殻を破るきっかけとして、今回のデモに参加してみてください。皆さんが、世界を股にかけた活躍されることを期待しています!
eSession Daysは事前予約制です。参加費無料!
講師:
マーク・ユアセリ:スティング、エリック・クラプトン、ジョン・ゾーンなどを手がける、グラミー賞エンジニア
ジーナ・ファン・サエズ:eSession創設者、Blue World Musicチーフ・エンジニア、『Pro Tools for Musicians And Songwriters』著者
日時:
9月10日(水)午後3時、5時
9月11日(木)午後3時、5時
会場/参加費用:
会場:ROCK ON PRO デモ・スタジオ
受講参加費:無料
日本語逐次通訳付き
参加者特典(抽選で1名):
マーク・ユアセリが、あなたの曲をミックス。
トップ・ミュージシャンが、あなたの曲に演奏を提供。
全セッション定員に達しました為、受け付けを終了致しました。
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2008/08/14
世界中のミュージシャン、エンジニアに利用されている先進のサービス。eSessionで、できること。
プロジェクトを、オンラインで管理する。
プロジェクトを、オンラインで管理する
eSessionに登録すると、無償アカウントでも250MB、有償プランでは10GBから無制限まで、オンライン・サーバー上のストレージ・スペースが利用できるようになります。ストレージ・スペースは、プロジェクト/ソング単位で管理され、ステム、ミックス・ファイル、セッション・フォルダ、マスター、関連メディア、MP3デモと合理的に分類されたスペースが用意されています。
プロジェクトごとに、共有メンバーを招待して、各人のアクセス権(読み書き可能、読み出しのみなど)も設定可能です。オーディオ・ファイル、セッションのフォルダーなど、好きな単位でドラッグ&ドロップすれば、準備は完了です。
ファイルにアクセスした共有メンバーが、自分の演奏を同じフォルダに加えるなど、コラボレーションが始まります。
世界中から、プロフェッショナルを雇う。
世界中から、プロフェッショナルを雇う
eSessionには、米国を中心に、650名以上のプロフェッショナル・ミュージシャン、エンジニアが登録されています。今度のCM音楽の仕事では、アメリカ人女性ボーカリストを使いたい。できれば、R&Bの得意な人がいい。キーボードは、ジャズ・ミュージシャンに生のローズ・エレピを弾いてほしい。完成曲をCD化する時は、ニューヨークのマスタリング・エンジニアに発注したい。
そんな時は、タレント・サーチで求める人を探して、「Hire(雇う)」ボタンをクリックしてください。
eSessionには、料金交渉機能、セッション・データやオーディオ・ファイルをやりとりするストレージ・スペース、コード譜作成機能から、請求書管理機能までそろっているので、共同作業のはじめから終わりまで管理することができます。
国外にバックアップを持つ、安心感。
国外にバックアップを持つ、安心感
eSessionに保存するファイルは、共同作業中のプロジェクトでなくても、かまいません。大切なファイルがあったら、eSessionにドラッグ&ドロップしてください。それが5MBのギターのフレーズでも、5GBのPro Toolsセッションでも、プロジェクト名をつけて管理、保存可能です。
スタジオ内にバックアップ・ディスクを保存していても、天災などの危機への対応は困難です。eSessionは、大量のデータを扱うことを前提に設計され、データは毎時間バックアップされています。
eSessionにファイルを保存しておけば、いつでも、どこでも、ブラウザーさえあればファイルにアクセスすることができるので、安心ですね。
共同作業の幅が、広がります。
共同作業の幅が、広がります
eSessionには無償アカウントも用意されているので、共同作業を行いたい人、作業の途中経過で意見を聞きたい人がいたら、気軽にメンバーに招待しましょう。一度登録されたメンバーは、メンバー・データベースで検索可能となるので、今後の共同作業はスムーズになります。
自分のプロファイルには、過去の作品例、演奏例を試聴できるサンプルもアップロードできるので、世界中のeSessionメンバーに、自分や、スタジオを知ってもらい、仕事を受注するプラットフォームとしても活用可能です。
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2008/07/28
MaxxVolumeがWaves V6でDiamond TDM Bundle と Platinum TDM Bundleに追加されることになりました!
名高いL2 Ultramaxmizerのアルゴリズムを基盤に、Renaissanceシリーズのモデリング・テクノロジーを採用し、自然なマキシマイズを実現することで人気のWaves MAXX Volume。先頃発表になったV6より、Diamond & Platinum Bundleにバンドルされることになりました!
マスタリング迄をカバーする、Diamond & Platinumに時間厳守がもっとも重要な時に必要とされるMaxxVolumeが付加された事で更なる価値が発揮されます。是非お問い合わせ下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
MaxxVolume は、オールインワンのミキシングおよびマスタリング用の理想的なダイナミック プロセッサです。もちろんブロードキャストやポスト プロダクションにも使えます。高レベルおよび低レベルの圧縮、ゲーティング、レベリング (自動ゲイン制御) の機能も備えています。高い評価を受けているWavesのL2 Ultramaximizer™、C1 Parametric Compander、Renaissance Vox、Renaissance Compressorなどの技術をすべて融合しており、ミキシングやマスタリング、放送や撮影後の編集などにも理想的なプラグインとなります。
WAVES MaxxVolume TDM について詳しくはこちら>>>
MaxxVolume TDM ¥121,500
WAVES Diamond TDM Bundleについて詳しくはこちら>>
WAVES Diamond TDM Bundle ¥860,000
WAVES Platinum TDM Bundleについて詳しくはこちら>>
WAVES Platinum TDM Bundle ¥415,800
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2008/07/19
世界限定500台!Universal Audio 1176 Anniversary Edition登場!
復活したUniversal Audio創業10周年と、1176の誕生から40周年を記念したスペシャル1176が発表になりました!
メーター周りのブルーラインが象徴的な、オリジナル1176 Rev.Aおよび、クラスA仕様のLNサーキット/カスタムトランスを採用したRev.Eの特徴を兼ね備えた1176 AEは、Anniversary Editionの頭文字と、それぞれのリビジョンがリンクするように作られています。
この魅力的な"新しい"1176は、世界限定500台の生産となっており、日本に割り当てられたのは僅か80台!
今だけしか手に入れることの出来ない逸品になります!お問い合せはお早めに!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Universal Audio 1176 AE ¥365,000
1176 AEの"AE"は単なるAnniversary Editionにとどまりません。"A"とフロントパネルのブルーはオリジナル・リビジョンA独自のプログラム・ディペンデント・キャラクターの再現を意味し、"E"はクラスA仕様のLNサーキット及びカスタムトランスを搭載した最も評価が高いリビジョンEを意味します。
そして、レシオには1176の前身であるUA 176 Limiting Amplifierを踏襲し、1176より優しくコンプレッションに最適な、2:1、4:1、8:1、及び、フルリミッティングに適した20:1に設定されています。このレシオ・モディフィケーションにより2つ押しなど複数のレシオボタンを押した際のキャラクターはスタンダード1176にはない独特のレンジへと広がり、有名な全押しをも超えた新境地に到達します。
1176AEではアタックコントロールに、アタックタイムをスーパースローにするSlo設定が追加され、オリジナルでは得られないヘビーベース・トラックやトランジェント成分が多く、通過するオーバーザトップ・エフェクトが得られ、オリジナルを超えた多様性が実現しています。
特性
Input Impedance: 600 ohms, bridges-T control (floating)
Output Load Impedance: 600 ohms, floating, damping factor 20
External Connections: Jones Barrier terminals and XLR connectors
Frequency Response: ± 1 dB 20 Hz to 20kHz
Gain: 50 dB
Distortion: Less than 0.5% total harmonic distortion from 50 Hz to 15 kHz with limiting
Signal to Noise Ratio: Greater than 70 dB at +10 dBm
Attack Time: 20 microseconds to 800 microseconds, plus "Slo" 10 ms mode
Release Time: 50 milliseconds to 1.1 seconds
Threshold vs Output Level
Compression Ratio Input Levelat ±2 dB Relative Output
20:1 -25 dBm +13 dBm
8:1 -26 dBm +11 dBm
4:1 -32 dBm +6 dBm
2:1 -35 dBm +4 dBm
Stereo Interconnection via 1176 SA Network accessory
Meter dB gain reduction and dB output
Power Requirements 120V
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2008/07/18
EuControl Ver 1.2リリース/世界初!!日本語表示可能なコントローラーの誕生です
EuphonixのMC artistシリーズ用のEuControl Ver 1.2が本日リリースされました。非常に多くの更新を含むこの新バージョン。元のVer1.1.1からはメージャーアップデートといっても過言ではないほどの新機能が追加され、MC artistシリーズの「ソフトが更新されることにより進化するコントローラー」であることを実践しています。
最大のトピックは日本語表示対応!!!ということでしょう。EuConネイティブ対応アプリケーションにおいてトラックネームに日本語が使用可能に(漢字でもOK!!)いままでのコントローラーと一線を画す機能を手に入れました。これで、他で作ったプロジェクトがやってきても文字化けの心配無しに、そのまま作業が始められます。コントローラーとしてはsystem 5 / MC proに先駆けて日本語対応を果たしたMC artistシリーズ。PCが日本語環境が普通になっている今、当たり前の様で実現していなかった部分が日本語対応となりました。
もう一つが、MC control最大の武器であるSoft keyのアサイン機能。自由自在にアサイン可能なSoft Keyといっていましたが、実際にユーザーがアサイン出来るようにこのVer 1.2で始めてなりました。無限のマクロを組むことができるこのSoft Key。キーボードコマンドを持っているからこそのEuphonix独自機能です。セーブの機能も充実しMy カスタムコントローラーがそこに待っています。Soft Key関連では、地味ではありますが、ボタンに色をつけることも可能になりました。様々なコマンドをアサイン出来るからこそ便利なこの機能、Euphonixの柔軟性を感じずにはいられません。ファクトリープリセットも見直しがあり、各対応アプリケーションに対して格段の進歩を遂げています。
Ver 1.1.1の段階で、ROCK ONスタッフによる確認の中でバグとして報告を上げていた部分は修正され、高い完成度を誇っています。細かい修正と素晴らしい新機能の追加を含むこのバージョンアップ、ROCK ON PROではアップグレード方法等、熟知したスタッフがフルサポートいたします。
遂に発売日を開始致しました!!
MC artistシリーズのご購入はこちら>>>
MC artistシリーズのレビューはこちら>>>
※EuConネイティブサポートアプリケーション
Nuendo 4
Cubase 4
Logic 8
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2008/07/12
CL-1B is Back / 今だからこそTUBE-TECH CL-1Bを!!
デンマーク発、ワールドスタンダード
どこのスタジオにも1台はある、青いフェイスのアウトボード、それがTUBE-TECH。充実したラインナップを誇る北欧のハイエンドブランドで す。サウンドの特徴は、何といっても、北欧の凛とした空気のような清潔感のあるクリアなサウンド、そのなかにほのかに光る真空管の暖かみ、他のメーカーに は決してまねの出来ない独自の世界観を持つサウンドです。マイクプリから、マスタリングEQ、サミングアンプまでの幅広いラインナップの中で代表機がコン プレッサーCL-1Bです。
非常に幅の広いセッティングが可能な真空管コンプレッサー、それがこのCL-1Bです。Hi-Fiでありながら優しさと暖かみを併せ持ち、どんな ソースに対しても適切なコンプレッションを設定することの出来るアタック、リリース。荒々しいリダクションから、ブリックウォール的なナチュラルでスムー ズな効果まで幅の広いRatioと世界中のスタジオに受け入れられた理由が一度使えばすぐに納得出来ることでしょう。ソースに対しての対応幅の広さは、ア ナログコンプの中では一番でしょう、この便利さと文句の付けようのないサウンドクオリティー、チームに必ず一人は必要なユーティリティープレイヤー、それ がCL-1Bです。
アナログ回路にこだわり、デジタル技術を導入せずにクラフトマンシップを守ってきたTUBE-TECHですが、T.C.electronicの先進 のデジタル技術によりプラグインとしてコンピューター上で使用出来るようになりました。サウンドのクオリティーを守る為にTUBE-TECHのエンジニア による徹底したサウンドチェックが行われ、 実機と遜色のないレベルの素晴らしいサウンドを得られます。更に、クオリティーのため、汎用プロセッサーであるCPUでの演算ではなく、専用DSPを持つ PowerCoreそしてPro Tools HDのみの対応としワンランク上の価値を備えます。
今更CL-1Bではなく、今だからこそCL-1B
過去にCL-1Bを使用した方は、「今更・・・」という感覚を多少なりとも感じていると思います。しかし、サウンドに変化を生むダイナミクスプロ セッサー、プラグインが全盛の今の時代にこそ、このナチュラルで音楽的な CL-1Bのサウンドは必要です。原音を変化させるのではなく、原音をトリートメントする。エンジニアが本来行うべき、生み出された音楽を、ありのまま オーディエンスに届けるという、原点に返ったサウンドを他に入れる為に、CL-1Bのこのプラグインは今だからこそ、価値があると言い切ることができま す。プラグインの強みは、DSPパワーの許す限り複数のユニットを立ち上げることが可能な点です。ハードウェアでは非現実的であったCL-1Bの複数台使 用、これにより生まれるサウンドは今まで誰も体験したことのない物となるでしょう。ナチュラルで、良い意味で味付けのないTUBE-TECHのサウンド と、その幅の広いサウンドメイクによりサウンド的にも、使い勝手的にも異次元のコンソールがあなたのDAW上に展開されるはずです。
最高のユーティリティープレーヤーに脇を固められたミックスは、その主体となる音楽の芯を際立たせ、輝きを増すでしょう。是非とも、今だからこそTUBE-TECHのCL−1Bを手にして下さい。そして、普段のダイナミクスプロセッサーとしてご使用下さい。
実機、TUBE-TECH CL-1Bのスペック
動作歪の少ない、オプティカル素子を使用したゲインリダクション回路
真空管式プッシュ-プルアンプ搭載
連続可変がスムーズなアタックとリリースツマミ(MANUAL, FIX/MANUAL, FIX選択可能)
ゲインレンジ / -∞〜+30dBm
レシオ / 2:1〜10:1
スレッショルド / +20dB〜-40dB
周波数特性 / 5Hz〜25kHz(-3dB)
クリックノイズを発生しないCompのIn/Out Key搭載
実機とプラグインの比較試聴ファイル>>>
TUBE-TECH CL-1B for Power Core購入はこちら>>>
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2008/06/25
従来のアプローチをさらに深化させたSolid State Logic Matrixの日本上陸!!ご予約/お問合せ/デモご依頼受付中です。
先日ドイツ フランクフルトMusik Messeにて発表されたSSLの新製品Matrix。
既に各方面で話題を振りまいている、そのコンパクト・ボディには新たなアイディアが満載されています。先日ROCK ON PROにて行われたJapan Premireでもその実力の片鱗をかいま見ることが出来、正式リリースを待たれてる中、ご注文の受付を開始致しました。
近日中の出荷を控え、ROCK ON PROでは先行予約はもとより、デモンストレーションのご依頼を含んだお問い合わせを受付しております!
お気軽にご連絡ください!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Matrixは、デジタル、アナログ両方の領域で効果を発揮するツールを提供することによってデジタル・ワークフローの行程にアナログ・サウンドの魂をもたらすよう設計されているMatrixは、シグナル・ルーターとマルチレイヤーのDAWコントローラーを搭載し、16チャンネルのSuperAnalogue回路を持つ、40チャンネル入力のミキシングコンソールです。 Matrixという名前はソフトウェアでコントロールされるスーパー・アナログ・ルーターが統合されているところに由来します。
お気に入りのアウトボードエフェクターの組み合わせを「コンソールの前から離れることなく接続できるとしたら」とても便利だと思いませんか?
マトリクスに内蔵されたSuperAnalogue回路搭載のシグナルルーターにより、最大16台のアウトボードエフェクター、プロセッサーをコンソールのどのチャンネルにでも即座にインサートすることができます。
同梱されるMatrix専用コントロールソフトウェアにより、コンソールチャンネルとアウトボードの組み合わせを縦横無尽にPCやMacから設定でき、その接続の設定をいつでも保存、リコールが可能です。 まるで全てのアウトボードがアナログプラグイン’のようにDAWとともに使用できます。
32×16×16のルーティング“マトリクス”装備
アナログアウトボードをDAWにインサート
DAWと同じコンピューター上でルーティングをコントロール
アナログ機器のセッティングまでをいつでも瞬時にリコール
ここで、Super Analogue回路について少しご説明をいたしましょう。
Supuer Analogueとは、ミュージシャンと同じ部屋にいるような音、その場で鳴っている音をリアルに再現する事を追求して開発されたSSL独自の回路構成です。
このSupuer Analogueの歴史は1989年に設計された大型コンソールのSL9000JからAWS900、Dualityと続いています。X-RackやXLogic Channelなどのアウトボードも同じ回路、同じ部品、同じ技術でイギリスで作られています。
SSL XLogic Super Analogue Channel最終在庫品について詳しくはこちら>>
具体的にSupuer Analogueとは、トランス、VCA、コンデンサーを使用していないオーディオ回路です。セミナーの際も講師を務めていただいたSSLのJames Motley氏が、究極のピュア・サウンドを目指していると力説されていました。
もちろんトランスやチューブの回路を使用しているものにもすばらしい物がたくさんありますが、SSLを象徴する、そのサウンドは何ものにも変えられない価値を持っていると言えます!
Matrixのシグナル・パスには、このSuper Analogue回路が全面的に採用されているのです。
Matrixの特徴の一つに4レイヤーDAWコントロール機能があります。
Matrixは、HUIもしくはMCUで接続することにより、16本のムービングフェーダーをもつDAWフィジカルコントロールサーフェイスとして使用できます。スイッチやジョグダイヤルによりトランスポートコントロールやプラグイン・ソフトシンセなどのパラメーター制御が瞬時に行え、かつDAW独自のコマンドやショートカットまでもがコンソール上のコントロールやキースイッチから制御できます。
さらに、その時々に重要なトラックは“フォーカスフェーダー”モードでマスターフェーダー部分(VPOTを含む)に呼び出してコントロールすることができます。この時、チャンネルフェーダー部に呼び出されているレイヤーとは無関係に重要なトラックのコントロールができますので、ミックスダウン時などにはとても便利な機能です。
高速なEthernet接続による、きびきびしたフェーダーの動作は、見ていて気持ちのいい物でした。
Matrixの本質とも言える、ミキシング機能においても、一切妥協を感じることの無い設計と思想が感じられました。
Matrixのアナログパートは、それぞれにダイレクトアウトをもつ16チャンネルで構成されています。 2系統のステレオミックスバスと、そこに自在にルーティングできる4系統のステレオリターンで、最大40チャンネルの入力をミックスすることができます。モニタリング機能も充実しており、独立したメイン・ミニ2系統のステレオモニター出力と、独立したEQとソースセレクト機能を持つアーティストモニター出力、そしてサミングの可能な3系統の外部モニター入力を持っています。
16 Super Analogueチャンネル
各チャンネルに2系統の入力と1系統のダイレクトアウト、
1系統のステレオ及び4系統のモノAux出力
2つのステレオミックスバス
サミングインサート機能とリアサイン機能
4ステレオリターン
ステレオミックスバスへのルーティング機能
ステレオモニターモード
独立したメイン・ミニモニター出力
アーティストモニターセクション
独立したEQを装備
3系統のエクスターナルモニター入力
そのサウンドは、まさにSolid State Logicの名に値する素晴らしいものでした。フランクフルト・メッセでの発表現場で、Matrixの開発の中心人物といってよいChris Jenkins氏(左の写真)は、つまみの質感に関しても、「何度も試作して、いい感じになるまでダメだしを繰り返した。スタッフを泣かせることになったけど、結果には満足している。こうした感触に関する部分は言葉で説明しにくいけど、とても大切だと思う」と、開発の途中の試行錯誤がかなりあったことを伺わせるコメントをいただきました。
実際、その言葉通りにかっちりとした質感を保ちつつ、プロジェクト・スタジオでも無理のないコンパクトなサイズは、来場者の方々の心をがっちりとつかんでいることが実感できる仕上がりでした。
リリース情報等、続報があり次第、このコーナーでもご紹介していく予定です。お楽しみに!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2008/06/24
ブラックフェイスのICON D-Command ES登場!D-Command Blue展示処分品をはじめとした特価品もあります!
D-Controlに続いて、精悍なブラックフェイスのD-Command ESが登場しました!
価格据え置きで、あらゆる現場にマッチするD-Command ESをこの機会にご検討してみるのはいかがでしょう?
現代のワークフローではエンジニア/アレンジャーはもとより、アーティストを含めた制作チームが全ての面で共同作業を行うことが珍しくありま せん。ICONシステムは、作業全体の効率化はもちろんのこと、プラグイン、ソフトシンセのコントロールなど積極的なアプローチのオートメーションミック スを可能とし、ミックスの手法までも変えてしまいます。
新しいD-Command ES登場にともなって、今回、D-Command Blueの展示処分品を大特価にて放出!
D-Command Blue Power 8 Bundle/Value Bundleはもちろん、Mainの特価品もご用意しております。ご相談ください!
D-Command Main with XMON展示処分品 ¥1,200,000 約106万円セーブ!
完売致しました!ありがとうございます。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
様々なワークフローが存在する現在の制作環境の中でも、アーティスト/エンジニア/アレンジャー等のクリエイター・チームとしての制作ツールを構築するなら、ICONシステムが最適です!
D-Commandは、Pro Toolsが使用者の好みに合わせたフルカスタムのデジタルコンソールになるばかりか、設定次第で同時に複数台のソフトシンセのパラメーターを同時にコントロールし、オートメーションのできる楽器としても成立できます。
フェーダー情報だけでいいとおっしゃるあなた。ICONシステムは、Mackie ControlやHUIなどのMIDIの制約(8bit/256resolution)を受けているコントロールプロトルと違い、高速なEthernet 接続の専用プロトコルを持ち解像度は12bitを確保、同時使用に関しても最大256パラメーターと複数人で同時にコントロールをしてもオーバーフローし ないようになっています。もちろん一人で、指の届く限りのコントロールをすることも可能です。
も ちろん、他社のコントローラーと違い、専用設計の利点を生かしProToolsの全てのミックス機能にアクセスが可能です。強力なカスタムマッピング機能 を使用することにより8本のフェーダーとは思えないほどの多彩なコントロールが可能。下位グレードのC|24やCommand 8では出来ないカスタムマッピングにより、触りたいフェーダーを手元に呼び出し、オートメーションを活用した積極的なアプローチのミックスが可能です。
D-Commandを手に入れれば、フェーダーのみならず、イコライザー、コンプ、リバーブ,ディレイ、センド、パン等全てが、簡単にフェーダーでオート メーション設定することが出来ます。好きなチャンネルを手元に持ってきてのミックス、ボタン一つでVCAフェーダーを手元に呼び出し、SSLのコンソール のセンターセクションのようなステム単位でのミックスも自由自在に行えます。
プラグインに関しても全てのパラメーターがフェーダーにアサイン可能でオートメーションの書き込みが可能。イコライザーを使ったスイープやレゾナンスフィ ルター、カットオフのオートーメーション、リバーブタイムのパラメーターを使い一部分だけ音を飛ばしたり、コンプのスレッショルドをオートメーションする ことによりフェーダーでのレベル調整と普段とは違ったアプローチのミックス、などの作業がリアルタイムに行うことができ、今までの発想とは違う新たなサウ ンドへの可能性が生まれます。
何よりも、実は気づかずにPro Toolsの画面を見て、「目」で制作活動を行っていたのが、「耳」で直感的に音作りに没頭できていることに、驚かされるでしょう!
今までは、手間や、その後の作業の煩雑さで知っていたけれども使わなかった、時間の制約であきらめていたミックスのアイディア、イマジネーションの 全てを短時間で実現可能です。Pro Tools全ての機能を解放する、ワンランク上の制作環境が手に入ります。Pro Toolsの持つ、強力なオートメーションパワーを体感ください。
また、ICONシリーズはモニターセクションもX-MONという専用のアナログアウトボードを持ち、サラウンドにまで対応した素晴らしいモニター環 境を提供します。もちろんトークバック、2系統のCUEセンド、3系統のモニター切替の機能も搭載。MIDIリモートでのマイクプリのコントロールまでも 統合し、まさにPro Toolsをミキシングコアとしたインテグレートコンソールとなります。
ROCK ON PROでは、D-CommandはもちろんD-Control、C|24をはじめとした統合環境の構築を、クリエーターの方のニーズに応じて、最適なご提案をさせていただいております。是非、ご相談ください!
C|24を中心とした統合バンドル、HD|C24 Studio Bundleについて詳しくはこちら>>
表面的なことでは判別の難しい特徴を比較してみました。ICONシステムの優位性を確認するためにもご参照ください!
各項目のコメント入りPDFファイルをご覧頂けます>>
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2008/06/13
Euphonix MC pro セミナー / Meet the media center〜を終えて
Euphonixの誇るEuConの全てを搭載、コンソールを超えた至高のコントローラー
2008年7月3日にROCK ON デモスタジオで開催されたMC proセミナー。ポストプロダクション、ミュージック、各分野の一線で活躍されるエンジニアの方々にお集まりいただきました。講師には、エンジニア、クリ エイターでもあるプロダクトスペシャリストの、林純一郎氏をお招きして非常に内容のある白熱したセミナーとなりました。
MC proの持つ、機能は複雑なようで実はシンプル、純然たるコントローラーですので普段からDAWをお使いの皆様には、細かい説明無しにハンズオンでのワー クフローにそった作業をご覧いただきながら、都度、質問をしていただくという形式で進行。「これは出来るのか?」「この作業の際に気をつける点は?」と実 際の現場を知る方々ならではのあつい質問が飛び交い、自身、ポスト、ミュージックのエンジニアでもあり、ミュージシャン、機材開発と多岐にわたり活躍をし ている講師の林純一郎氏ならではの見解、経験談等充実した時間が流れてゆきました。そして、その中に、随所にEuphonixからのメッセージ「新しい制 作環境の提案」を感じていただける内容となりました。
「新しい制作環境の提案」とは、EuConプロトコルによりシームレスにDAW、コンソール、コントローラが一体となるソリューションであり、tool (道具)としてDAWやコンソールを自由自在にコントロールすることができる環境
まだまだ、DAWの為にエンジニアが知恵を絞って作業をしている、 「toolにあわせた作業、から作業にあわせたtoolの選択」に変換出来る大いなる可能性を持ったソリューションの提案です。林さんのお話の中には一貫 してこのポリシーが貫かれ、様々なシーンで「Euphonixからの製品を通じた強いメッセージ」としてご紹介いただきました。Euphonixの制作環 境へ対するメッセージは参加者の皆様へ届いたと感じています。今回のセミナーでは、Nuendoを使用し、AJA KONA LHeを使用した9-pin remoteの実践デモを行いました。「現場の方へのセミナーであれば、実際のワークフローにそってビデオの起こしから、編集、MA、もどしまでの実作業 で必須となる部分の中でMC proがどう効果を発揮し制作環境へ対する提案がなされているのか」ということをセミナー前より話があり。MC proからは少し離れますが、9-pin remoteを実際に行うデモを盛り込むこととなりました。Nuendo=Syncが弱い、という風評を覆す既存のDAWトップクラスと言い切れるスムー ズなロケート、ブレーキの制御を見せていました。林さんのお話によると「NuendoのSyncに関しては非常に高性能な機能が盛り込まれており、以前シ ンクがずれるといった問題が発生していたのは、完全にCPUパワーが追いついていなかったために生じた問題であり、Audio/Videoエンジンを優先 するあまりにずれが生じていた」とのことでした。今回は、AJAのシステムを使用しましたが、Black MagicのDeckLinkシリーズでも同様にスムーズな操作が行えるということです。(実際に林さんはご自身のシステムではBlack Magicをご使用になってるとのこと)
AJAもBlackMagicもSDI/Component/Conposite/Analog Audio/Digital Audioと充実したIN/OUTを誇るインターフェースを持ち、実質2chの仕込みであればAudioInterfaceもいらないのではと思わせるシ ステムが垣間見えた。
9-Pin remoteを使用しVideo起こし、Nuendo上での編集、戻しまで。実は、AJA、BlackMagicがあればそれだけで実現可能となります。 MC proをコントローラーとして使用していれば、Final Cutも操作可能ですので、裏で編集を行いながら、平行してMAまで可能となります。またVirtuual VTRの場合でもそれ専用のマウス、キーボードが必要なくなります。こんな芸当の出来るコントローラーはEuConを採用したMCシリーズしかありませ ん。多彩な活躍をされている林さんは、「今まで、このような複数のDAW、CPUを一括管理することの出来るコントローラーが存在しなかったことの方が不 思議だ」と、各DAWの安定度、機能性も向上してきた今こそ「時代がやっとEuphonixの考えに追いついてきた」とお話しいただきました。
「複雑なシステムを効率的に、シンプルにまとめることができるのもMC proの魅力の一つだ」
ポストプロ向けの機能ばかりではなく、複数台のCPUの切替という機能も大きなトピックで、ソフトシンセ専用マシン、エフェクターラックとしてのマシン、 VSTシステムリンクのサブマシン、そういったマシンのコントロールが非常にスムーズに、テーブルの上にキーボードとマウスを散らかさずにシステム設計が 可能となります。「複雑なシステムを効率的に、シンプルにまとめることができるのもMC proの魅力の一つだ」とお話しいただいています。参加者の方からも、ご自身のシステム身MC proがあったら・・・という前提でのご質問もありました。「やりたいことがある、個別のtoolはそろっているが、統合して効率的に作業を進めるすべが わからない」という思いを参加者の方の質問から感じました。今回、複数台のCPUを用意し同期運転を含むデモをお見せしたかったのですが、準備の都合から うまくいかない部分もあり断念せざるを得なかったことが悔やまれます。林さんとも「次の機会には是非とも複数のCPUを並走させることによるメリットをお 伝えしたい」とお話ししております。
このようなトピック以外にも、細部にまでわたる様々なトピックの出たセミナーでした。参加された皆様よりも、「非常に意義のある情報を手に入れられた」と、うれしいアンケートをいただけました。このMC pro、ROCK ON PROでは、デモンストレーション、お貸出と皆様に体験していただく為のプログラムを各種ご用意してお待ちしております。お気軽にお問い合わせ下さい。
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2008/06/13
Euphonix MC artistシリーズ 遂に日本上陸、発売開始!!
Euphonixがラージコンソール用に開発を続けているEuConプロトコルが、なんとプロジェクトスタジオや、ホームスタジオでも使用出来るサイズで発表!!!話題のMCアーティストシリーズが遂に発売を開始致しました!只今、持ち運びに便利なソフトケース(キョーリツ EFS40)プレゼントしております!是非お問い合わせください。
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MC mix ¥169,800
MC control ¥249,800
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
MC Artistシリーズ詳しくはこちら>>>
Euphonix USAのHPはこちら>>>
ボタンひと押しで複数のアプリケーションやワークステーションが切り替えられ、さらにタッチセンサー式ノブ、ムービングフェーダー機能は、ワークステー ションで走らせているアプリケーションに合わせて自動的に切り替わるため、マルチフォーマットメータリング、プラグインパラメータ、イコライザーのパラ メーターなど素早くアクセスでき調整が可能です。
また注目はApple、Steinberg、MOTU、Apogeeといった大手ソフトウェアメーカーとの密な協力によって実現された、各社DAWでのEuphonix EuConプロトコルのネイティブサポートです。
今回は講師としてJohn Haydon 氏( Euphonix Inc. USA:Product Specialist:Artist series )をお迎えして、MC Artistsシリーズによって生まれる比類なき編集・ミキシングを皆様に体験して頂きました。
~ユーフォニクス20年の歴史とノウハウを多くの皆様へ~
20年前。デジタル技術の黎明期で、デジタルオーディオの音質に皆が疑問を持っていた時代。
他 社が音を直接デジタル化して扱おうと必死になる中、音を直接デジタル化するのではなく、操作情報をデジタル化してアナログ音声回路を制御するというアプ ローチを採ることで、デジタルの恩恵を最大限受けながらも、デジタルの影響を音から一切排除した「デジタルコントロールドアナログ」概念のコンソールを発 売以来、シリコンバレーの中枢でデジタル制御技術を蓄積してきたユーフォニクス。その集大成として開発したSystem5デジタルコンソールとイーサネッ ト通信プロトコル「EuCon」。
今回そのSystem5とEuConプロトコルを生み出したメーカーとして、そのメリットを最大限に生かした新商品MCArtistシリーズ発売しました。
この新シリーズはEuphonixが20年の節目に欧州にて立ち上げたEuphonix R&D Europe の最初の成果であり、Euphonix System5ハイエンドプロフェッショナルコンソールの圧倒的なスピード、分解能、そしてDAW統合力をパーソ ナルな環境にも使える様に開発したものです。革新的かつ人間工学をベースにスリムにパッケージにまとめ、コンピュータのキーボードとディスプレイの間にも スッキリ収まるようにデザインしました。そのためどんなスタジオにも容易に導入することができ、また、複数ユニットを接続して大型統合コントロールサー フェスとして最大1台のEuCon MC Controlと4台のEuCon Mixを繋ぎ合わせ、一体型とすることもできます。欧州にてその優れたデザインに送られる、Red Dot Award 2008をこれらのシリーズが受賞しました。世界の51カ国から3203アイテムのノミネートがされ審査員が選定するもので、デザインのみな らず、機能にも厳しい目で審査されました。
EuCon MC Controlの強力な機能
● カスタマイズ可能な7in‐TFTタッチスクリーンにて直接的な操作が可能
● 複数AVアプリケーションをEthernet経由で制御可能
● MIDI比で速度250倍、分解能8倍
● HUIおよびMackie Controlプロトコルをサポート
● スタジオへの組み込みや持ち運びに便利な薄型デザイン
● Sutdio Monitor Expressソフトウェア
● 4本のフェーダーとチャネルストリップ
● トランスポートコントロールスイッチを周りに配したジョグ・シャトルホイール
● MC Mixコントローラを最大4台増設することにより、36フェーダーまで拡張可能
EuCon MC Mixの強力な機能
● 8本のフェーダーとチャネルストリップ
● 複数AVアプリケーションをEthernet経由で制御可能
● MIDI比で速度250倍、分解能8倍
● HUIおよびMackie Controlプロトコルをサポート
● スタジオへの組み込みや持ち運びに便利な薄型デザイン
● 最大4台のMC Mixと、MC Controlを接続することにより、36フェーダーまで拡張可能
EuConプロトコルによりネイティブサポートするアプリケーション
Apple Logic Pro
Steinberg Cubase
Steinberg Nuendo
Apogee Maestro
近日中のネイティブサポートをMOTU Digital Performerが表明しています。
HUI/Mackieコントロールによるアプリケーション(現在対応可能)
Ableton Live
Apple Final Cut Pro
Apple Soundtrack Pro
Digidesign Pro Tools
MOTU Digital Performer
Propellerheads Reason
など今後もますます広がります。ご期待下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
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2008/06/02
MC ArtistシリーズJapan Premiere発表会レポート!
6月12日 東京オペラシティー。眺望抜群の32階Appleセミナールームで、1月の製品発表以来待ち望まれたEuphonix MC Artistシリーズ発表会が開催されました。
ROCK ON PROではEuphonix製品に関してArtistシリーズはもちろん、MC Proなどのお問い合わせや、デモ・貸出受付はお申し込みはお気軽にどうぞ!
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
プロフェッショナルユーザーからパーソナルユーザーまで多くの人が音楽制作をDAWで行うようになり、従来のようにコンソールを前に自らの耳と感性だけを 頼りにフェーダーと格闘する・・・というようなシーンは減り、画面上の数値をにらむような作業が増え続ける今、「DAWによる恩恵」と「DAWゆえのスト レス」がせめぎあうようになってきたと思いませんか? マウスとキーボードだけの非人間的なミックス作業や、複数のDAW環境を行き来しながらの制作は、 クリエイターに本来不要なストレスを強いているはずです。そんなストレスから解放してくれるスタイリッシュでヒューマンライクなコントローラがこの Euphonix MC Artistシリーズです。
<< セミナーの一部をムービーで公開中!
今回Euphonixから発表されたMC Artistシリーズは、長年ハリウッド映画のサウンドをささえてきたEuphonixのノウハウの一つ「EuConプロトコル」という制御技術を使った新しいコントローラ。
EuConプロトコルは、同社フラグシップコンソールのSystem−5デジタルミキシングコンソールと、そこへシームレスにDAWコントロールを統合するため、Apple・Steinberg・MOTU・Apogeeといった強力な業界ベンダー同士のタッグにより実現した環境統合プロトコルとも言えるソリューションです。EuConプロトコルを使うことによって、違うDAWでも同じ操作で戸惑うことなく作業ができ、ショートカットキーの違いに悩まされることもなくなり、結果として迅速なオペレーションが可能になりストレスフリーで人間に優しいコントローラだ!・・・となるわけです!
さて、日本の音楽制作シーンではあまり馴染みのないEuphonix。
初めてEuphonixという社名を聞く方も多いでしょうが、海外において音質的なクオリティが求められる映画/放送の第一線、特にサラウンドミックスが必要な映画の多くで同社のラージコンソールが活躍しています。例えば数多くのハリウッド映画を送り出す代表的ダビングスタジオTodd-AO Studioや、LEONやTAXIで有名な映画監督リュック=ベッソンもEuphonixのフラグシップラージコンソール「System-5」を信頼し導入しています。変わったところではNASA(米国航空宇宙局)でスペースシャトルなどの飛行管制の通信記録を録音するために使われていたり・・・!
発表会に集まった参加者の方々も説明を聞いて、Euphonix社のコンソールが関わる仕事のメジャーっぷりに驚いている姿が見られました。
米国Euphonixからこの日のために来日したプロダクトスペシャリストJohn Haydonから最新の情報と一通りの概略説明のあと、用意された5セットのDAWシステムでArtistシリーズを実際に触れる時間も用意され、参加した方々は興味深げに触っては、新しい可能性や自分の疑問などをスタッフと意見交換する姿が多く見られる活気あふれる日本プレミアでした。
皆の目を釘付けにしたのは今回の主役、MC Control。
本機に搭載された横幅約150mmと大型で800x480表示可能な高解像度ディスプレイは、実はタッチパネルなのです!タッチパネルなので表示されたボタンに直接触れてオペレーションが可能という真に直感的なインターフェイスなだけでなく、ユーザーによるキーアサインのカスタマイズも可能で、このタッチパネルを有効に使うことでEuConプロトコルの強力な操作性能を余すことなくユーザーが利用できるように設計されています。見た目もわかりやすく、DAWでトラックに色をつければその色が反映されるトラックセレクタは、ミュート/ソロやRECアーミングを自在にコントロールできるだけでなく、マルチチャンネル対応メータリング、プラグイン情報・オートメーション情報・Pan・Send・Eq・Dynなど各種ステータスの表示などなど、非常に使い手のある総合情報ディスプレイとしても活用できます。また、ディスプレイ下に配置された12個のアサイナブルキーも活用することで、ユーザーは思い通りの機能を一画面に理想的に配置して、ありがちな機能を呼び出すためのレイヤー切り替えなどとは無縁の、ストレスない編集作業を実行可能です。
そしてEuConプロトコルで動くArtistシリーズを使う利点は、なんといっても「DAW環境の統合」という点でしょう。
例えばNuendoとLogicを同時に使っていたとして、キーボードでは違うショートカットに割り当てられた機能も、MC Controlを使っていればキーボードに触れることなくアプリケーションを切り替えて、タッチパネルにわかりやすく機能名が書かれたボタンを押すだけでエディットを実行できるなど、DAWごとのショートカットの違いに振り回されることなく、垣根を越えて迅速に作業を進められるのです。私のように「ProToolsは使えるけどNuendoはサッパリ・・・」という人には持ってこい!な製品といえるでしょう!(注:ProToolsはHUIモードで動作) 今回の発表には間に合いませんでしたが近々のファームウェアアップデートで、タッチパネルにユーザーが自由に機能をアサインできる予定とのことで、期待の大きな機能の一つです。
また特筆すべきは、そのスタイリッシュなデザインと、軽量薄型の省スペース性。
MC Mixはご覧の通り幅50cm、奥行24cm、厚さ3cmというパソコンのキーボードと大差のない大きさで、フェーダー8本を持つ他のコントロールサーフェースと比べても設置の自由度はダントツです。
コンパクトでも妥協しない8本のタッチセンスの100mmムービングフェーダーと、8基のタッチセンスロータリーエンコーダーを搭載。
フェーダーピッチが狭くなることもなく、MC Mix/Controlともにフェーダーピッチは3.3cmを確保。ここはさすがハリウッド育ちというべき作りを感じさせます。実体験で言えるのですが、120分という長時間をほとんど止めることなくミキシングする映画やVPなどでは、フェーダーピッチが狭いとロクなことになりません。。。その点本製品はファイナルミックスで8本フルに使っても、指が隣にぶつかることなく長時間でも余裕のあるミキシングができるので好印象です。もちろん近年増え続けるサラウンドパンコントロールも可能です!
接続はEtherケーブルとACコードのみ。重さも2Kgちょっとと片手でラクラク持てて、設置も片付けも全く苦になりません。Macのキーボードとマッチするアルミニウムシルバーの外観も好評でした。こうした軽量薄型の利点は、SSLやNeveなどのラージコンソールを持つスタジオで、コンソールの上にMC Mix/Controlを置いてステムミックスやオートメーションをコントロールするサブミキサーとして利用できる点ではないでしょうか。従来のコントローラーサーフェースでは、コンソールの上に置くには重く、大きく、邪魔で、何より不格好だったのが、Aritistシリーズであれば、すっきりと前方の視界を妨げることもなく設置できるのはとても評価できる点でしょう。
参加者の方々からは「持って外に出られるので嬉しい」「自宅の机でも必要なときだけMixできるのが素晴らしい」「威圧感もなく機能的でスタイリッシュなインテリアみたいだ」と大変好評。
それもそのはずで、Artistシリーズは世界51カ国、応募総数3203点の中から、権威ある審査員により機能的にもデザイン的にも厳しい目で審査され、優れたプロダクトデザインと認められる製品にのみ贈られるreddot design award 2008を受賞しているのです。
ちなみにArtistシリーズ同士はサイドパネルを外しての合体も可能で、最大36フェーダーの大規模ミックスステーションをスタイリッシュに構築することが可能で、ワールドクラスのEuphonixの性能とデザインを自宅スタジオで実現可能なArtistシリーズに寄せられた期待は大変大きなものでした。
細かい機能ですが、多くの注目されていたのがモニターコントロール機能。
やはり「Artistシリーズを検討される方=DAWユーザー」ですのでモニターコントロールについては皆さん気にしておられる様子で、多くの方々からご質問をいただきました。もちろんモニターコントロールもネイティブ対応のNuendoなどではDAW側のスタジオコントロール機能をArtistシリーズから簡単に制御することで対応できますし、ProToolsでは「StudioMonitorExpress」という付属ソフトウェアにて抜かりなく対応しており、外部にモニターコントローラを用意せずとも、音質の変化を招かずクオリティを保ったままモニタリングの制御が可能になっています!
その他、参加された方々の多くが気にされていたことの一つが、コントローラーサーフェースの命ともいえるフェーダー解像度とそのレスポンス速度。ArtistシリーズとコンピュータはEtherケーブルでEuConプロトコル接続され、MIDI接続のHUI機器と比べると250倍の速度と8倍の分解能を実現しています。(HUIプロトコルで動作するProToolsではフェーダー分解能は8bit)
実際に触った方々からは「動作レスポンスがキビキビしていて気持ちよい」「モタツキやラグがないので信頼できる」「入力量がジャンプすることなく確実に数値に反映されるので正確なミックスができそうだ」と好印象の様子。スタッフもこの感想を聞いてホッと一安心。
日本プレミア以前から問い合わせの多かったArtistシリーズも、ついにMC Mix、MC Controlともに7月上旬発売予定が決まりました!Euphonix正規認定代理店のRockoNでは台数限定・初回限定ご予約価格での先行予約を独占実施 中です!お問い合わせ、お申し込みもお気軽にどうぞ!
Euphonix USホームページ(英語)はこちら>>>
MC mix ¥149,800(通常価格169,800)
MC control ¥224,800(通常価格249,800)
MCArtistシリーズの開発のコンセプトとなったMCProをハンズオンで体験して、実践的ノウハウをじっくり習得できるEuphonix MCセミナーを2008年7月3日(木) 16時〜当社デモルームにて開催いたします。お気軽にお申し込みお問い合わせください。
参加のご予約、お問い合わせは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
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2008/06/02
MC pro -media centar- 〜制作環境の革命児〜
現在、MC artistシリーズ発表で注目を集めいているEuConプロトコルとEuphonix社。MC artistシリーズの原型ともいうべきMC proも着実に進化を遂げています。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
MCProをハンズオンで体験して、実践的ノウハウをじっくり習得できるEuphonix MCセミナーを2008年7月3日(木) 16時〜当社デモルームにて開催いたします。お気軽にお申し込みお問い合わせください。参加のご予約、お問い合わせは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
まず、詳しい紹介の前に可能性を感じていただくため対応アプリケーションの一覧をご覧ください。
◎EuCon対応アプリケーション
Apple / Logic Pro 8
Steinberg / Nuendo 4
Steinberg / Cubase 4(現時点ではartistシリーズのみ)
Merging / Pylamix
Cakewalk / Sonar 7
Apogee / Maestro(Duet&Ensambleのみ)
Digital Audio Denmark / AX24 Converter system
◎EuCon対応表明アプリケーション
MOTU / Digital Performer
Apogee / Maestro(Synphony System)
◎Macki Control / HUIでの対応アプリケーション
Digidesign / Pro Tools
Apple / Final Cut Pro
Apple / Sound Track Pro
MOTU / Digital Performer
Propellahead / REASON
Ableton / LIVE
現時点でこれだけのアプリケーションが対応を果たしており、EuphonixがEuConプロトコルをオープンにしているので今後も続々と対応アプリケーションが増えていくことは容易に想像出来ます。創作活動として、音楽、映像そういった物を扱う上での道具が、DAWでありコントローラーです。道具による制約を受けることは創作活動において大きなデメリットとなります。その垣根を取り払えるのが、このMC proです。
MC proの最大の特徴は、キーボードとトラックボールを中心に据えたレイアウトとなっていることでしょう。現在のPCの入力デバイスをあえて中心にして、それに付加価値(フェーダーやロケーター)を加えて完成度の高いシステムを構築。好きなキーボードコマンドとEuConサポートのコマンドをアサイン自在なSoftKeyに設定しキーボードを拡張します。今までもコマンドをアサインするような商品はありましたが、キーボードを同時に持つ機械はありませんでした。まずは、キーボードありきで、それを拡張する、という発想。全てのアプリケーションに柔軟に対応する為にも、必須の発想の転換であったと思います。
ユーザーにあわせてSoftKeyをプリセット保存することができます。使い慣れたアプリケーションでは自分専用のカスタムプリセットを、普段なれていないアプリケーションはファクトリープリセットでどのソフトも、似通った操作体系で、と使い分けも自由自在です。これさえあれば・・・今まで興味はあったけれども使い方が・・・というアプリケーションも使いこなしが簡単に出来ます。
ここで、Soft Keyの紹介を。キーボードコマンドを内包したコントロールプロトコルであるEuConの利点を最大限に生かした機能がこのSoftKeyとなります。キーボードショートカットはもとより、EuConネイティブ対応のアプリケーションにおいてはメーニューに表示される各種コマンドまでも網羅されています。この機能を更に多彩にするマクロ機能。現状では3ステップのマクロですが、今後、無制限のマクロコマンドを作成することが可能になるアップデートが予定されています。キーボードにある十字キーも、マクロに組み込むことが可能です。コマンド、シフトなどを押しながら上下、左右、思いつくショートカットがある筈です。これを繰り返して・・・。オリジナルのSoftKeyが出来上がります。例えば、ProToolsでバウンスのコマンドの際、設定ウィンドウが開きます。何度もバウンスする時は[enter]が自動で押されたら便利だと思いませんか?
DVIスイッチと組み合わせることにより、複数台のコンピューターを切り替えての作業が行えます。キーボード、トラックボール、ディスプレイはそのままにスムーズな切替が可能です。ここで生まれる可能性は、Pro Toolsで作業をしつつNuendoをエフェクターラックとして使用。ソフトシンセ用に専用のコンピューターを用意し必要な時のみワンボタンで呼び出しての作業。MAで映像のプレイバックをVirtual VTRで使用、切替機能によりサブのディスプレイ等を用意することなく作業スペースに余裕ができます。
これ以外にも、Nuendo,CubaseのControl Room機能を存分に使用した、モニターセクション。こちらは、EuphonixのオリジナルソフトStudio Monitor Expressも、もちろんフルに対応。今後、ApogeeのMaestroもフル対応により充実する予定です。レベルコントロール、CUT、DIM、モニターソース切替、モニタースピーカー切替と充実の装備を誇ります。
今後,対応アプリケーションが更に増えることにより、また、ソフトウェアの更新により可能性が広がります。 将来が非常に楽しみなMC pro。今後も更新情報を随時アップしていきますので宜しくお願いいたします。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2008/05/21
5.1サラウンド寺子屋塾レポート
サラウンドの世界を拡大する事を主題に様々な活動を行いその普及に努める<5.1サラウンド寺子屋塾>。今月の定例勉強会は、テーマを「SACDプラネットアースのサラウンド制作と最近のアプローチ」と題し、講師にレーベル主催である入交氏と制作に携わったtc electronic Japanの京田氏を迎え、東京秋葉原のDiMAGICスタジオで開催されました。今回は、その詳細をレポートいたします。
SACDフォーマットで昨年秋にリリースされた〜吹奏楽史の流れの中でも重要な位置を占めであろう〜と評される「プラネット・アース」は、オランダ人ヨハン デ=メイの作曲により2006年3月にオランダにてオーケストラ版が初演されました。今回のSACD収録ソースは2007/6/8大阪ザ・シンフォニーホールにて、
演奏:大阪市音楽団
指揮:ヨハン デ=メイ、当間 修一
という布陣での演奏が収録されました。
「プラネット・アース」は、およそ50分の楽曲で、構成は3楽章となります。
勉強会では、プラネット・アースの導入部分のシンセによるSEのサラウンド処理を行ったtc electronic Japanの京田氏の説明と、実際の収録を行われた入交氏によるSACD作成に向けての収録方針、集音マイクの設置方法、TD詳細(タイムアライメント、オーバーダブ等)の説明と各トラックの比較試聴で進行されました。
プラネット・アースの導入部であるSE部分のサラウンド・エフェクト処理は主にSteinberg Nuendoを使用(全体のTD作業自体はDigidesignのPro Tools)。
原音のイメージを崩さず、平面から立体へのイメージ作成を主眼に作業を進行させたとのこと。解説はNuendoのサラウンドパンナー部、インサートエフェクト部を中心に行われ、周波数帯域と実際に感じられる質感の違い(周波数帯域が低く音の差が遅ければ遅い程安定感があり、その対極に進むとサチリ感が増す)の組合わせをどのように反映したかの説明が行われました。(ちなみにこの周波数帯域と感じられる質感の違いは、現在研究中とのこと。まだ詳細なデータが無いため、今後の課題と言われていました。)
今回の収録では、メインマイクにDPA4006 3本をDECCA TREE方式(イギリスDECCA Recordsのエンジニアが考案した集音方式。)で使用。
サラウンド集音ではフロント後ろ3m地点にDPA4011を2本、同じくフロント後ろ10m地点にDPA4006を2本使用。更に計21本のスポットマイクも使用。
特に音色、定位をはっきりさせるためのスポットマイクでは、メインマイクとのディレイを換算するため、全てのスポットマイクで音の立ち上がりの早い拍子木(ちなみに歌舞伎用とのこと)を録音、DAWの波形上でピーク位置を特定し、楽器の種類に応じてディレイタイムを調整(=タイムアライメント)したとのこと。もちろん距離と角度で計算すればディレイ換算は可能なのですが、正確性と利便性で拍子木が採用されたとのこと。
確かにマイクの本数が多くなるとこの方法が圧倒的に早いのではないでしょうか。また各マイク・セクションの有無での組合わせ試聴やディレイ効果の使用方法によるサウンドの違いの各種試聴が行われました。定位感の変化やサウンドの全体像の変化など、細かなディテールを確認することができました。
また説明の最終部分ではライブ演奏に関する編集の是非に関する項目を提示されていました。どのジャンルの音楽でもオーバーダブ及びその他編集に関しては、その是非に関して様々な論議を生む事が多いのですが、芸術作品なのかドキュメンタリーなのかの判断(歴史的演奏か否かを含む)を行い、場合によっては編集も厭わないことが必要である(TPOに応じて処理)、とコメントされていました。
実際には楽曲を聞きながらの勉強会でしたので、もし興味をもたれた方がいらしたら是非「プラネットアース」を聞いてみて下さい。総計300点以上の編集ポイントがあるとのことでしたが、どのようにライブ・サウンドがSACD上で表現されているかを聞かれるのも一興でしょう。
SACD「プラネットアース」に関して詳しくはこちら>>
5.1サラウンド寺子屋塾に関して詳しくはこちら>>
DiMAGICスタジオに関して詳しくはこちら>>
tc electronic Japanに関して詳しくはこちら>>
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2008/05/20
メディアの壁を意識しない新しい世代のクリエイターへ提案!Fairlight CC1レポート
フェアライトCC-1レポートをお送りします。
従来のFairlightからの変更点・新しい機能は大きく以下の点。
・自由にアサイン可能な内部バスによるミキシング機能(最小構成32bus ライセンス契約で追加可能)
・トークバックを含めたモニターセクションの搭載
・VSTプラグインによるリアルタイムエフェクトプロセシング/ファイルベースプロセシングで積極的な音作りが可能
・統合されたPyxisで、Fairlightプロジェクトファイルとして音声と同様にノンリニア映像を取り扱えるようになった
・セルフラベリングマルチファンクションスイッチ
・専用ワークステーションコンピュータから脱却しWindowsXPマシンに搭載されたCC-1カードによる処理
従来、Fairlightでは、常に「1trackに対し1out」という縛りがあり、外部のミキシングコンソールなしではミックスすることは不可能でした。(内部でバウンスしてファイルベースに落とし込むことは可能)今回XynergiにはFMCというProtoolsでいうところのミックスウィンドウと同様の機能が搭載され、最小構成でモノラル32busの内部バスを自由にアサインすることで、別途ミキシングコンソールを用意しなくともXynergi単体でAUX送り/返しはもちろんサラウンドステムミックスや完パケミックスを作ることが可能になっています。(ライセンス契約により72busまで拡張可能)バスの数が許す限りは自由にアサイン可能なので、複雑なミキシングマトリクスも構成可能です。FMC画面では全トラックに標準で8bandEQ、3stageDYN、INSERT、FADER、サラウンドパンなど強力なミキシング機能を搭載していることがわかります。またHUIコントローラを使用してのオートメーションミックスも可能で、有効にこれらを使うだけで非常に精緻な制作が可能になります。
XynergiではMFXやDREAM Satelliteにはなかったミキシングの概念が加わっただけでなく、VSTプラグインを利用することが可能になり、積極的な音作りをXynergiだけで完遂することが可能になりました。これまでのFairlightの場合、あらゆる加工はコンソール経由でアウトボードを使うしかなく、そのWetシグナルをFairlightに取りこんで仕込むという方法でした。しかしVSTプラグインの利用が可能になり、トラックにプラグインをインサートしたり、ファイルベースで処理して仕込んだりと、Xynergi単体で完全なミックスまでを視野にいれ制作できるようになったことで、ポストプロ、音響効果などの制作がスピードアップできる可能性を感じました。
さらに映像との統合を実現するPyxsysの存在ですが、このPyxsysはXynergiへシームレスに統合され、映像を扱う際も追加のコンピュータは必要ありません。編集者には一画面上に動画と音声が同じXynergiインターフェイス上で見えているため、メディアの違いを気にすることなく1台のPCで音と動画、それも非圧縮4:4:4のフルHD動画を収録・編集できるなど、非常に優れたユーザー環境を提供してくれます。 つまり放送やMA現場においても画と音で別々のコンピュータを用意する必要はなく、システムとしてはXynergi1台で完結できるため、コンパクトに導入できるメリットがあります。
特筆すべきはFinalCutのプロジェクトを直接読み込むことが可能な点で、自宅で映像編集をするディレクターやノンリニア映像編集者との作業連携も抜群に向上し、制作スピードはさらにアップすることが見込めます。
こうした音と映像を妥協なく安定してPCで扱うことを可能にしたのがCC-1テクノロジーで、Protoolsでいうところのコアカードです。
ただしDSPによる演算ではなく、FPGAというプログラム可能なLSIを利用しているのが特徴で、DSPより柔軟なハードウェア設計が可能なこの技術のおかげでCC-1の性能が完成しています。。
CC-1カード1枚で230チャンネルオーディオ同時処理、その全チャンネルに8bandEQ,3stageDYNをインサートしても大丈夫という圧倒的処理能力により、72bus、220の物理的なi/o接続・・・など非常にハイパフォーマンスであるだけでなく、384KHzサンプリング/72bit浮動小数点処理も可能といった点で音質的、将来的なハードウェアとしてもスペックに不安はないかと思います。
その他、Fairlightを導入するメリットの1つとして優れた9pinコントロール機能があげられます。
外部ビデオ機器などを同期して使う場合必須の9pinコントロールですが、Fairlightとロックした9pin機器は、さもFairlightと一体になったかのように自由自在にコントロールでき、9pinで何かをぶら下げて作業しているということを忘れるほどであり、停止>再生>ロックまでの速度、ロックの精度、不安のない確実なコントロールレスポンスなど、Fairlightの9pinコントロールの優秀さは誰もが認めるすばらしい機能です。Xynergiでもそれは継承されています。映画・放送分野でのFairlight神話はこの9pinコントロールの優秀さに基を発するといってもよく、今後も必須の機能として重要な位置を占めるでしょう。
信頼性や高速処理というプロフェッショナルの要求を最優先に考えるFairlightは、専用ワークステーションコンピュータと、それ自体がCPUを持った専用コントローラによる鉄壁の構成でそれを実現し、そのコントローラーに操作する者が習熟するほど、他に比肩するものが無いほど高速なオペレーションを可能にしてくれました。Xynergiコントローラーもその思想を受け継ぎスタンドアロンCPUを持ち、最高のコントロールレスポンンスを提供してくれるほか、各ボタンはセルフラベリングマルチファンクションスイッチと呼ばれボタン1つ1つにディスプレイを内蔵しており、呼び出した機能に応じてボタンのラベル表示や配置が変化する最新の人間工学デザインで、操作者の習熟によるさらなる制作スピードアップが期待されます。
特に日本の放送局・MA現場において、限られた時間との戦いの中、効率よく、正確に、しかも映像とのシンクロを保って高いクオリティで音声収録と編集をこなすという、ハードな要求に応えられるほぼ唯一の機材であったFairlight。限定された機能しか持たなかったにもかかわらず、逆にそれが現場最優先のメリットとなり「Fairlightがないと仕事ができない」と言われるほどに浸透し信頼されてきました。FairlightはさらにXynergiの登場で、いよいよ本格的なメディア制作ツールとなりました。Fairlightから、この変化に対する積極的なPRとユーザー側のコスト調整さえ上手くゆけば、映画・放送以外でも、メディアの壁を意識しない新しい世代のクリエイターに新しい制作環境として提案できるものだと実感しました。
ただ、音楽マーケットではCMI以降とんと姿を見せなかったFairlightという企業の知名度や、特に前述のコスト面での弱点などで、セールスとして「デジデザインの牙城に一太刀!」というのは難しいかもしれませんが・・・。しかし実用ツールとしての完成度は非常に高く、現Fairlightユーザーの方々のリプレイスはもとより、映画・放送・ポストプロダクションで、Fairlightを導入したことのない方々の「Protools以外の統合ソリューション」として、導入検討の候補に挙げてみては如何でしょう。
皆さんも機会あれば最新のFairlight Xynergiに一度ふれ、その完成度の高さ、狙った作業がスピーディーに行える様を堪能してみては如何でしょう。ROCK ON PROではFairlight Xynergiのデモ等も随時お受けしています。お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2008/05/20
360度のサウンドスケープと体揺さぶる迫力の重低音!サブウーファー5機種 比較試聴検証
音楽や映画の新しい楽しみ方の一つ「サラウンド」。映画DVDなどで広く普及した5.1chサラウンドは、360度のサウンドスケープと体揺さぶる迫力の重低音が展開する刺激的な音響空間を提供してくれます。
今回、その迫力の低域再生の要となる、サブウーファー5機種の比較試聴のレポートをいたします。
当社デモルームに用意されたサブウーファー群は並べて見ると何とも壮観です。5.1chサラウンドのLFEチャンネルをローエンドまで確実に鳴らすには、大きな容積のエンクロージャと大きく重いユニットが必要となるので、どの機種も重く準備するのも一苦労です。(汗)
用意されたのは、ADAM Sub10、BlueSky SUB12、GENELEC 7050B、同7060B、Mackie HRS120の5機種。これらを5台のGENELEC 8030と一緒に鳴らし比較しましたが、その結果にはその場にいたスタッフ全員驚きを隠せませんでした。
まず今回の中で一番小柄なGENELEC 7050Bを一番手に試聴。
「・・・なるほど。」とうなずく一同。まだ比較対象がないのでしばしの沈黙。
早速、比較のためにBlueSky SUB12に切り換ると、先ほどとはまた違った質感の低域が流れ出てきて「・・・ほーぉ。」と身を乗り出し始めるスタッフ。5機種とも前もって同じ環境の下、同じ音圧になるようSPL計にて厳密に調整してあるにも関わらず、全く違う表情の低域が出ることに驚きを隠せない。
その後、ADAM Sub10、Mackie HSR120、GENELEC 7060B・・・と一通りの試聴を済ませてみて、LFEというごく限られた帯域再生を使命とするサブウーファーですらそれぞれ個性を持っていることに驚く。
試聴したスタッフの意見や筆者の評価をまとめると、それぞれの機種はこんな評価だった。
【ADAM Sub10】
低域の再生に関して歪みや、高調波成分がまったくなくスムースでシルキーな印象。まさに85Hz以下の音が一切排除されたポムポムと柔らかく艶やかで弾むような低域再生で、上の帯域を邪魔せず、サブウーファーの存在を意識させないその音像は、とてもよく広がって空間全体が「鳴っている」感じ。まさにピュアなLFEを放ってくれる。しかしながら、エッジの無いクリアな低域再生が、逆に再生中の低域の存在感が薄い印象にもつながった。キックなどのリズムなどに注目して聞くと、上の帯域よりも遅れて聞こえる。音の立ち上がりが悪いわけではないが、低域が遅くやや奥に引っ込む印象のある機種。
【BlueSky SUB12】
「今回の5機種の特徴を平均化したら・・・」そんな印象を受ける一台。比較的乾いた印象のローが出てくる本機は、他機種と比べるとややコンプレッションされたようにも聞こえた。他の機種ではLFEの存在感が出たり引っ込んだりするような場面でも、比較的安定した位置をキープし鳴り続ける存在感には安心感がある。ダンピング特性が良いのか立ち上がりも早く、余計な余韻が付加されない印象でキレよく鳴るLFEは上の帯域とのつながりもよい。大きな入力には少し歪みが感じられたが、これはエージング次第で解決するかもしれない。
【GENELEC 7050B/7060B】
7050B/7060BともにGENELECのサブウーファーということもあり、音質の傾向はよく似ていた。入力と出力がリニアな関係を保ち、低域のエッジがほどよく見えるこの2機種は「几帳面なサブウーファー」といった印象で、ルーズになりがちな低域のミックスでも判断に迷うことはなさそうだ。ただ少し気になるのは、立ち上がりの応答速度は申し分ないのに、他の機種よりもアタックが少し甘くなる傾向があるところで、そのせいで上の帯域よりも遅れて聞こえるような傾向があるところだろうか。7060Bは7050Bにくらべ流石に一回り大きいサイズということもあって、音に十分な余裕がある。反面7050Bは大音量を出すと所々で歪みが聴いて取れた。
【Mackie HRS120】
今回の中で唯一THX認証されたサブウーファー。そしてダントツで重い。他機種同様、同じ85dB SPLで調整しているにもかかわらず、再生される低域の量感は圧倒的で、ダイナミックな印象。今回一番8030との音のつながりがよかった機種でもある。その確かな低域の存在感を聴いてみてTHX認証機種というのもうなずけた。HRS120は、他機種にはないパッシブラジエータでの低域再生を行っている。アクティブウーファーユニットが底面に向け放射され、パッシブラジエーターが強烈な低域を前方へ放つ。強烈なだけでなく応答も早く、歪みのない低域による上の帯域との一体感が非常に好印象な一台。本機はサブウーファーだが、なぜかガリッとしたエッジが感じられ、非常に派手な印象である。
以上5機種の比較試聴をまとめてお読みいただきましてありがとうございます。
ホームシアターで見る映画では、驚き、恐怖、不安などの感情表現、音楽においてはビートを感じる大事な帯域を司ってくれるサブウーファーで、ひろがる楽しみは数知れません。
スピーカー選び同様、最終的には自分の耳で判断するしか無いものですが、皆さんのサブウーファー選びのご参考になったでしょうか。サブウーファーご購入、サラウンド環境構築の際にはぜひROCK ON PROスタッフまでどうぞ。
ADAM Sub10MK2についてくわしくはこちら>>
¥141,750
BlueSky SUB12についてくわしくはこちら>>
¥121,800
GENELEC 7050B/7060Bについてくわしくはこちら>>
7050B ¥132,300
7060B ¥ 260,400
Mackie HRS120についてくわしくはこちら>>
¥146,000
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2008/05/19
プラットフォームを超えたサウンド・プロセッサー tc electronic SYSTEM 6000をフルオプションでデモ受付中です!
t.c.electronic System 6000は、2ch~5.1chに対応したt.cのフラッグシップであるとともに、世界最高峰のサウンドプロセッサーです。
ROCK ON PROでは、まさにOne & Onlyといえる最高のアルゴリズムを体験していただくべく、お貸出しを含めたデモンストレーションを随時受付けています。お気軽にお問い合わせください!
デモご依頼はこちら>>
お見積り/ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または、お電話(03-3477- 1776)FAX(03-3477-1255)、メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
t.c ICONと呼ばれる特徴的なコントローラーがひときわ目を引くSystem 6000は、t.c ICONの他、エフェクト・アルゴリズムが搭載されるDSPフレームと、I/O管理を行うI/Oフレームから成るメインフレームというコンパクトなシステムとなっています。
また、その搭載アルゴリズムから、基本パッケージとしてリバーブ・アルゴリズムを搭載した「Reberv6000」とマスタリング・アルゴリズムを搭載した「Mastering6000」、そしてその両方を併せ持つ「System6000」というシリーズ構成になっています。
一台のメインフレームで最大16chのI/Oを持ち、内部の4つのエンジンに対してそれぞれのI/Oを自由にルーティングが可能一台のメインフレームで4個のアルゴリズムを同時使用
パラレルに使用し、4台の高品位な外部エフェクトとして使用することも、シリアルにルーティングし「UnWrap」>「VSS5.1」>「MD5.1」>「ToolBox5.1」といったようなステレオ入力をアップコンバートして5.1chのマスターを作成するといった、サラウンド環境への過渡期ともいえる現在に即した使い方も可能です。
わかりやすいユーザー・インターフェイスも特徴の一つで、統一された操作方法は、マシンに操られることなくミックスに集中させてくれます。
そんな魅力あふれる、System6000が誇るアルゴリズムを深く掘り下げようと思います。
はたして、現代に外部エフェクトの存在価値があるのか?リコールや、接続の煩雑さを伴う外部機器を増やす意味が有るのか?そのようにお考えの方こそ、この圧倒的な音質とこのsystem6000にしか出来ないことを体験して欲しい。たとえば・・・
サラウンドの制作をされている方であれば、空間を作り上げるツールがないと痛感しているはず
空間を作り上げるツールとしてサラウンド対応のリバーブを使用しての作業となると思います。プラグインではWAVES IR-360が定番ですが、サラウンドにおいてコンボリューションリバーブはインパルスレスポンスのデータにステレオ以上に依存しています。やはり、サンプルされた空間を飛び出すことの出来ないコンボリューションリバーブには音の濃密さや、リアルさ等の利点もありますが超えることの出来ない部分もあります。そこで、ここはsystem6000の出番となります。VSS(バーチャル・スペース・シュミレーター)は、その名の通りの空間創造エフェクトです。部屋の広さ、壁の材質、音源が空間のどこで発音しているか設定次第でどのような空間を作り出すことも可能です。プラグインのVSS3にはないサラウンドの設定。今まで創造し得なかった空間を作り出すことが可能です。また、Reflectorというアルゴリズムもあり、t.c.erectronicの得意分野である初期反射を作り出すことにより、360度の空間のどの位置から、音源がなっているかシュミレートすることもできます。これを使うことにより、サラウンドパンニングに新しい手法が誕生します。
ヨーロッパのクラシック録音業界で大絶賛を受けたアルゴリズム
また、マルチバンドダイナミクスのMDシリーズも、system6000にしか出来ないサウンドを持っています。それはDXPと呼ばれる物で、ヨーロッパのクラシック録音業界で大絶賛を受けたアルゴリズムです。通常のダイナミクスが、ピークを押さえることによりダイナミクスレンジを狭めますが、DXPのアルゴリズムでは微小なサウンドを大きくすることによりフォルテシモの迫力そのまま、ピアニシモの繊細さを保ったまま少しだけ音量を上げます。デジタルならではのS/Nを生かしたマスタリングが可能となります。エクスパンダーで同じことが出来る、という声が聞こえてきそうですが、フォルテシモに隠れたピアニシモも少しだけ大きくなります。大きくするといってもパラメーターを最大にしても6dB程度となります。このDXPとブリックウォールリミッターを併用することにより、デジタルでのS/N領域を最大限活用したマスタリングが可能となります。また、MAの現場ではダイアログの多少の上下をフォローすることも可能です。
今まで、NGとしていたテイクがOKテイクとしてよみがえるノイズリダクション
更には、バックドロップと呼ばれる、ノイズリダクション。現場で最も必要とされる、バックグラウンドノイズの除去に特化しシンプルな操作で最高の効果を発揮します。今まで、NGとしていたテイクがOKテイクとしてよみがえります。不思議なくらい、残したいニュアンスや、余韻を削ることなく、バックグラウンドノイズを除去します。
接続は至ってシンプル!Pro Toolsと1本のマルチケーブルで接続でき、
さらにt.c.electronicが特許を持つJET(ジッター・エリミネーション・テクノロジー)がその効果を発揮
これだけ、多彩なアルゴリズムを備えたsystem6000ですが,接続は至ってシンプル。Pro Toolsとであれば、1本のマルチケーブルでデジタル接続(AES/EBU)することにより、8chの双方向の接続が完了します。後は、クロックをつなぐだけ。これだけシンプルに接続することが可能です。そして、デジタルで接続した際に更に素晴らしいパワーを発揮します。t.c.electronicが特許を持つJET(ジッター・エリミネーション・テクノロジー)がその効果を発揮します。これは、デジタル接続でさけることの出来ない微細なクロックのずれを補正することの出来る、夢のようなテクノロジーです。実感していただきたいのですが、接続しただけでサウンドがよみがえります。クリアに、奥行き間を取り戻し、S/Nまでもが向上したような効果を発揮します。もちろん、アナログのI/OもCDマスタリングの現場で使用されるほどのクオリティーを誇る物ですが、標準仕様がデジタルI/Oのみ、というところからもメーカーの自信を感じます。
DVR2
t.c.electronicのsystem 6000に搭載されているリバーブアルゴリズム、DVR2。最初期のデジタルリバーブの銘記EMT 250をサンプルに開発されたこのリバーブアルゴリズムですが、ただのビンテージの模倣ではありません。
「DVR2/音楽に優しいリバーブとは」さらに詳しく>>>
VSS4HD
t.c.electronicのsystem6000に搭載されているVSS4 HD。デジタルリバーブの概念を覆し、コンボリューションリバーブを超えた、新しいサウンドがここにあります。
「VSS4 HD/デジタルリバーブのたどり着いたサウンド 」さらに詳しく>>>
MD4
MD4は、圧倒的な音質と、緻密なコントロールが可能なマスタリング用ダイナミクスプロセッサーです。
「MD4/これぞマスタリング」さらに詳しく>>>
BuckDrop
いらないNoiseをBackDropでノックアウト
高音質、多機能を誇るt.c.electronicのフラッグシップ、system6000の必殺技がこのBackDropです。Nosieたっぷりの素材を一瞬にしてよみがえらせることが出来るこのアルゴリズム。一度、その恩恵を体験したら絶対に手放せないこと請け合いです。
現在、プラグインで優秀なノイズリムーバーが多数発売されていますが、その中でもしっかりと空気感や余韻、原音をしっかりと残してノイズリムーブの出来る唯一に近い存在です。原音に対する悪影響を最低限に押さえ、非常に簡単なセットアップとパラメーターにより最大限の効果を発揮いたします。
使用方法は至って簡単。まず、1.5秒ノイズを読み込ませるだけです。読み込み時にもスタート、テイルのトリムも出来るのでほんの少しのノイズ部分があればセットアップは完了します。あとは、どれだけノイズリダクションするか設定をすればいいだけです。これだけの作業で面白いほどノイズがなくなります。そして、不思議なことにノイズに埋もれていた余韻の部分が聞こえるようになってきます。強力なsystem6000のDSPパワーを使用することにより可能となったこの機能。単純におまけの機能としてのノイズリダクションではなく、必然性を持ってオプションとして存在するアルゴリズムです。
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2008/05/10
Solid State Logic XRackシリーズに、コンパクトな選択肢MYNXが登場!
Solid State Logicの誇る究極のアナログ・コンソール XL 9000 KのSuper Analogue Technologyを最大限に駆使したモジュールの数々を、8本まで自由なコンフィギュレーションでマウント可能なことで、世界的に人気の高まってきているXLogic XRackシリーズに、コンパクトにシステムを構築できる、新たな選択肢が登場しました!
MYNXは、My New Xrackの名のもとに最小限のXRackモジュールを2本(1Uサイズ)もしくは1本(2Uサイズ)マウント可能な、ACアダプター駆動のミニXRackです。
従来のXRack Empty Rackと同様、内部にバス・カードを搭載しているので、Total Recal機能以外はXRack Empty Rackと全くかわらない使用法が可能です。
APIで言えば、まるでLunch Boxの様な気軽さで、Super Analogueのサウンド・クオリティを自由に持ち出すことが可能になるのです!
ご予約受付中です!
※写真にはモジュールが組み込まれていますが、MYNXはモジュール別売りとなります。
Solid State Logic MYNX ¥66,045
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Solid State Logic XRack Stereo Bus Compressor Module
SSLのラージフォーマットコンソールSL4000Gシリーズのセンターセクションに搭載されたハイクオリティなコンプレッサーを音質、機能はそのままにX-Rackのモジュールにしました。Threshold、Attack、Ratio、ReleaseやMakeUpコントロールで非常にシンプルに操作できます。このモジュールによりX-Rackはより完全なミキサー/アナログワークステーションとなります。サイズは2スロット分です。
SSL伝統のマスター用ステレオバスコンプレッサー
位相差等の発生しない完璧なステレオリンク
リンク端子で複数台を使用しサラウンドコンプレッションにも対応
使い勝手を考慮しゲインリダクション表示には伝統のアナログメーターを装備
電子バランスによるXLR入出力端子装備
Solid State Logic XRack VHD Input Module
現行のMIC Pre Moduleの機能に原音に2次倍音から3次倍音を連続可変で加えることのできるVHD回路を追加、VHDをX-Rackでも使えるようにしたモジュールです。さらにSSL伝説のListen Mic Compressorを装備、ハイパスフィルター・ローパスフィルター、RECバスアサイン機能も標準装備です。
電子バランス超広帯域マイク入力
+20dBから+70dBゲインコントロール
Hi-Z (ハイインピーダンス) と-20dBパッドスイッチをマイクインプットに装備
独立したライン入力XLR端子装備
VHD回路による第二次高調波歪から第三次高調波歪付加回路
ドラムサウンドなどに有効な伝説のリッスンマイクコンプレッサー装備
可変型ハイパス、ローパスフィルター装備
Solid State Logic XRack Master Bus Module
新しいMaster Bus モジュールはX-Rack内のMasterとRecord Stereoバス(スタジオコントロールルームと同様)のコントロールが可能です。このモジュールにはミックスインサート、インサートサム、モノコンパティビリティチェック、マスターアウトのメーターが装備されています。さらに2系統のスピーカー(メイン/ミニ)を接続することができ、レベル、DIM、CUTをコントロールすることができます。
Solid State Logic XRack 8 Input Summing Module
X-Rack 8ch入力モジュールは、サブミキサーやシンセサイザーなどスタジオのマルチチャンネル・オーディオ・インターフェースから、より多くのステレオソースを扱いたいというX-Rackユーザーの要望に応えるべく誕生しました。
X-Rack 8ch入力モジュールは、4ch入力モジュールの2倍の入力を備えていますが、インピーダンスのレベルコントロール、ソロスイッチ、パンコントロール機能は装備されておりません。4ch入力モジュール、8ch入力モジュールは共に Master Busモジュールと組み合わせて使用することで、サミングやメータリングができ、X-Rackをマルチ入力モジュールとして又はトータル・リコール付きのデュアル・ステレオバスのミニSSLミキサーとしてご使用いただくこともできます。
X-Rack 8chライン入力モジュールは、4つのステレオペアで構成
各ステレオペアは、モノまたはステレオの切替が可能
入力1/2 および 3/4 にインサートポイントを装備
各ステレオペアに個別のON/OFFスイッチを装備
Solid State Logic XRack 4 Channel Input Module
新しい4 Line Inputモジュールは、モノ4チャンネルのライン信号(各々にソロ、ボリューム、パン付)をX-Rack Master BusまたはRecord Busに送ることができます。各チャンネルにはインサートを装備していますので他のX-Rackモジュールはもちろん、X-Rack以外のアウトボードとつなげることが可能です。また、7枚の4 Line Inputモジュールと1枚のMaster Busモジュールを実装すれば1台のX-Rackで最大28チャンネルのラインインプット、デュアルステレオミックスバスが構築できます。さらにもう一台のX-Rackに8枚の4 Line Inputモジュールをフル実装して32チャンネル仕様にし、28チャンネルのX-Rackとカスケードすれば2台で最大60チャンネルのラインミキサーが構築できます。
Solid State Logic XRack Dynamics Module
X-Rack Dynamicsモジュールはコンプレッサー、リミッター、エキスパンション、ゲート機能があり、XL 9000 Kシリーズコンソールのチャンネルダイナミクスを基に作られています。回路のすべてが、SSLのSuperAnalogueの設計技術により作られているので、非常に低ノイズで歪みの少ない高品質のサウンドが得られます。
Solid State Logic XRack Mic Amp Module
X-Rack Mic Ampモジュールはプロジェクトスタジオの多様なインプットニーズにも対応できるようデザインされています。
SuperAnalogueマイクプリ 75dBゲイン
可変インピーダンス
ファンタムパワー/フェーズリバース
マイクゲインと独立したラインインプットコントロール
ハイ/ローパスフィルター
フロントパネルにインストゥルメント入力端子装備
バスアウトプット切換可能
Solid State Logic XRack EQ Module
多くのプロデューサーとエンジニアは「ランチボックス」と称するSSLコンソールから取り外した古いEQモジュールを持っています。ある人はそのEQが彼らのミックスのためには必要不可欠なツールであると言うでしょう。このChannel EQモジュールはSSLの伝統的なラージコンソールに装備されているSSL twin-curve、EとGシリーズのイコライザーカーブをコンパクトなX-Rackで再現できます。
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2008/05/03
GRACE design m101 & FOCUSRITE ISA-ONE 魅惑の1chマイクプリ2機種が華麗に登場!
プロジェクト・スタジオはもちろん、パーソナル・ユースに最適な。魅惑の高品位1chマイクプリが2機種同時に登場!
新たにリボンマイク・モードを搭載したGRACE design m101は、先代のModel101のクリアーで美しいサウンドを引き継ぎながら、AC内蔵になる等、各部がリファインされており、DAWが中心の現代のワークフローにも使いやすいようにデザインされています。
一方のFOCUSRITE ISA-ONEは、その名の通りFOCUSRITEのトップレンジISAシリーズのマイクプリを魅力的なコンパクトボディに1ch凝縮!伝統のトランス・サウンドを楽しめる他、専用ハードケースでどこでもレコーディングを開始することが可能です!
奇しくも同時にデモンストレーション用の展示機が入荷!いつでもお試しいただけます!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
GRACE design m101
フロントにインストゥルメント用のHi-Z入力を備え、Hi-Z時には-10〜45dB、マイク入力時には10〜65dBのゲイン幅を5dBステップで調整するゲイン入力の他、アウトプットゲインを微調整可能なトリムコントロールを備えます。
もちろんHPF/+48Vをフロントに備え、ピークインジケーターを装備したことにより、デジタル・レコーディング時のゲイン管理も万全です。
特筆すべきはリボンマイク・モードでしょう!ダイナミック・マイクを接続したときにも効果を発揮するこのモードは、
+48Vのファントムパワーをロックアウト、リボンマイクに間違ってファントムをかけてしまうなどのアクシデントを防止
マイク入力のインピーダンスを8.1kオームから20kオームに切替
自動的にインプットのカップリング・キャパシターをリレーバイパス
以上をスイッチ一つで同時に実行し、十分なゲインと適切な入力インピーダンスを得られると同時に、マイクの保護にも最適な回路です。
アウトプットの接続に関しても、現代のワークフローに最適になるよう考えられており、DAW/レコーダーへの接続と同時に、外部ミキサーへ接続してのモニタリングも可能になっており、レイテンシーを気にせずレコーディングに没頭できます。
初回入荷分は、HISAGOの電源ケーブルが付属して、5/下旬に入荷予定です!ご予約受付中!
GRACE design m101 ¥75,600
FOCUSRITE ISA-ONE
FOCUSRITEのトップレンジISAシリーズに、魅惑的なコンパクトボディをまとったISA-ONEが登場!
Lundahl LI538トランスを使用した、伝統のISAサウンドを実現するISA-ONEは、インストゥルメント用のDIインプットを装備するほか、Cueミックス/ヘッドフォンモニター機能を備え、m101にも増して現代のワークフローにマッチした使用が可能です。
独立DIチャンネル
マイクプリから独立した入出力とレベルコントロールを装備。
ライブ対応のスルー「Amp」出力ジャックをフロントパネルに装備。
オプショナル192kHz ADC
119dBの高ダイナミックレンジを誇るステレオADコンバーターをオプションで用意。オプション装備後はステレオADコンバーターとしても使用可。
ヘッドフォン出力
2系統の入力信号のモニター、外部からのCUEミックスモニター入力を備え、レイテンシーフリーのレコーディングモニターが可能。
インサート機能
プリアンプ又はDI(オプショナルのADコンバーター使用時も可能)間にEQやコンプレッサーをインサートすることができます。
初回分がわずかながら入荷!早い者勝ちです!
FOCUSRITE ISA-ONE ¥105,000
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2008/05/02
20周年を迎えたSolid State Logic JapanがAWS 900+のワークフローセミナーを開催!
2004年の発表以来、そのコンパクトなサイズによる柔軟な運用とSuper Analogue回路の高音質、DAWコントロールを統合した利便性で、高い評価を得ているSolid State Logic AWS 900+ Analogue Workstation。
今回、Solid State Logic Japan設立20周年を記念し、全世界で380台が稼働する実績を持つ、AWS 900+を知り尽くしたレコーディング・アーティストMr.Donovan Starkを講師にお迎えして、AWS 900+ワークフローセミナーを開催いたします。
最先端の現場で活躍中のDonovan氏が、生きたTipsの数々を披露する予定となっております!
ぜひ、ご来場ください!
セミナー参加のお申し込みは、Solid State Logic Japnへのご連絡もしくは、ROCK ON PROセミナーお申し込みフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
日時
5/12(Mon) 13:00〜14:30、15:30〜17:00
5/13(Tue) 13:00〜14:30、15:30〜17:00
5/14(Wed) 12:00〜13:30
場所
ソリッドステートロジックジャパン株式会社
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-55-14
Tel:03-5474-1144
Fax:03-5474-1147
講師
Recording Artist:Mr. Donovan Stark
Donovan Stark氏のwebサイトでも、AWS 900+に関する映像がご覧になれます。
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2008/04/19
待望のプラグインが登場!tc electronic TUBE-TECH CL1B & LM5 Loudness Rader for Pro Tools HD!
世界中のスタジオで、その特徴的なブルーカラーをみることが出来るコンプレッサーの名器TUBE-TECH CL1Bが、TDMプラグインとして登場!
John Peterson氏が納得するまで、詳細にわたってモデリングされたサウンドは、まさに本物の手触りを再現しています!
また、音声シグナルを解析してインスタント・ラウドネスおよび、ラウドネス・ヒストリーをレーダー・スクリーン表示するLM5 Loudness Rader for TDMも登場!ラウドネス値を監視する、ブロードキャストに最適なプラグインです!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
TUBE-TECH CL1B for TDM
TUBE-TECHの創業者にして代表、そして全ての設計を手掛ける人物John Peterson氏とtc electronicが1年以上の試行錯誤を重ねて開発されたTUBE-TECH CL1B for TDM。
現在のレコーディング業界において、その自然なコンプレッションで常設真空管コンプレッサーとして確固たる地位を築いているCL1Bに、非常に音に厳しく何度もプラグイン化のオファー断って来た ジョン・ピーターセン氏自らが、実機に肉薄すると認めています!
Pro Tools|HD AccelハードウェアではAccelチップ上で44.1 / 48 kHzで2台起動可能。 88.2 / 96 kHzで1台起動可能。Pro Tools|HD Core/ProcessハードウェアではPrestoチップ上で44.1 / 48 kHzで1台起動可能となっており、そのサウンドを複数台そろえることが可能になるのです。
tc electronic TUBE-TECH CL1B for TDM ¥126,000
tc electronic LM5 Loudness Rader
LM5 Loudness Radarは、ITU-R BS.1770規格に準じて音声シグナルを解析し、インスタント・ラウドネス、及びラウドネス・ヒストリーをレーダー・スクリーン表示するプラグインです。視覚的に音声シグナルのダイナミックレンジとラウドネス値の推移を把握することで、多様な伝搬メディアにおけるシグナル・ディストリビューション・クオリティーの標準化を図ることを目的に開発されました。LM5は従来のピークレベルを基準とした音声管理とは一線を画し、聴感上の音圧レベルを基準とした音声プロダクションを可能にします。
LM5のレーダー表示情報
ターゲット・ダイナミックレンジの色別分布表
ラウドネス・ヒストリー
LM5 Loudness Raderについて詳しくはこちら>>
tc electronic LM5 Loudness Rader
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2008/04/04
Focus for FOCUSRITEセミナー!〜耳で識る!ヴィンテージサウンドを変幻自在コントロール!Liquid 4 Preの実力に迫ります!〜
Focus for FOCUSRITEセミナー!
耳で識る!ヴィンテージサウンドを変幻自在コントロール!Liquid 4 Preの実力に迫ります!
デジタル領域におけるモデリング・テクノロジーとは全く異なる、LIQUID TECHNOLOGYを引っさげてセンセーショナルに登場したLiquid Channelのマイクプリを4ch搭載したLiquid 4 Preが新登場!
様々なヴィンテージ・サウンドを駆使する必要のあるエンジニアの方が注目するそのサウンドは、まさに笑えるくらいの出来の良さを誇ります!
独自のアナログ・モデリング・サウンドを4ch分同時にコントロール可能なLiquid 4 Controlソフトウェアで、その価値はいっそうあがります!
また、Pro Toolsプラグインの形式でパラメーターをダイレクトにコントロールするPro Tools Interface Softwareは、世界に先駆けて日本で初お披露目の予定!
モデリングの元になったオリジナルHAとの徹底比較試聴も聞き逃せません!
来る4/25(金)ROCK ON PROにて、FOCUSRITEの新製品の実力にフォーカスしたセミナーを開催いたします!
Pro Toolsからのダイレクト・コントロールのみならず、魅惑的で多彩なモデリング・サウンドを演出するLiquid 4 Preの実力を、モデリング元になったオリジナルをいくつか用意し、比較試聴を行うほか、日本上陸間近の魅力的なコンパクトISA、ISA ONEのサウンドもご確認いただけます。
当日は、FOCUSRITE本社よりProducts ManagerのChris Gooddie氏をお迎えし、Liquid 4 Preの使いこなしや秘伝のテクニックを含めた、FOCUSRITEのすべてを解き明かします!
開催日:4/25(金)
開催時間:19時〜(2時間を予定、定員18名まで)
場所:ROCK ON PROデモルーム
講師:Chris Gooddie氏
参加費用:無料
参加特典:FOCUSRITEノベルティーグッズ全員プレゼント!
参加のご予約、お問い合わせは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、洋介までお気軽にどうぞ。
セミナー進行予定
1.LIQUID4PREの製品概要Listen and Compare
LIQUID 4 PREの製品コンセプトと動作説明(エミュレーションプログラムの比較を含む)を中心に、じっくりと解説。
接続したマイクや選択するエミュレーションによって膨大なリレー回路が切換わるアナログ回路部と、高速DSPによってインパルス・レスポンスを再現するデジタル部をレイテンシーなく融合させたLiquid Technology。興味深い方も多いと思われる、アナログ回路の組み合わせによるモデリングはどのようにして行われているのか?何故あえてデジタル・エミュレーションを採用しなかったのか?
その疑問にも丁寧にお答えいたします!
2.Listen and Compare!
Liquid 4 Preのモデリング元になった、オリジナル・マイクプリとの比較試聴を行います!
皆さんが気になるヘッドアンプを出来る限りご用意させていただく予定です!
モデリングのリストはこちらをご参照ください!
現時点で予定されているオリジナルHA
FOCUSRITE RED1
FOCUSRITE RED8
Brent Avellile 1272(オリジナル回路搭載)
TUBE-TECH MEC1A
Manley Dual Mono Mic PreAmp
3.Liquid 4 Control
次世代マイクプリアンプとして、エンジニアの発想や想像力により、新しいサウンドを生み出すLIQUID 4 PREは、レコーディングはもとよりコンサートPAや放送分野においても新しい可能性を大きく秘めています。
ソフトウェアを使用しての複数台の操作を可能にする専用ソフトウェアLiquid4controlは、最大32台/128チャンネルの大規模なシステムをパソコン側にてリモート・コントロール出来ます。
膨大な数のLiquid 4 Preを準備するのは難しいのですが、当日は、2台のLiquid 4 PreをリンクさせたLiquid4controlのデモンストレーションも行います!
4.Pro Tools interface software
画面をご覧になって、わくわくしているPro Toolsユーザーの方も多いのではないでしょうか?
Pro Toolsプラグインという形で提供させていただく予定のPro Tools interface softwareも、セミナーまでには完成予定です!
よりシンプルに統合環境を構築したい方にとっては、見逃せない機能になるでしょう。
今回のセミナーでは、弊社デモスタジオにスタンバイした、ICON D-ControlシステムとLiquid 4 Preをリンクさせたデモンストレーションを予定しています。
5.ISA ONE
伝説的なマイクプリアンプとして、現代でも変わらぬ信頼を勝ち得ているISAシリーズに、持ち運びが可能なコンパクト筐体を持ったISA ONEが仲間入り!
丁度、セミナー開催にあわせての出荷開始が予定されているISA ONEを、いち早く体感できるチャンスもご用意されています。
Liquid 4 Preスペック
FOCUSRITE Liquid 4 Pre ¥420,000
コンバーター
サンプルレート:44.1, 48, 88.2, 96, 176.4 and 192kHz、
ビットデプス:24-bit
ADC部
S/N 比:120dB (20 Hz/22 kHz バンドパス A-負荷フィルター使用)
周波数特性:±0.05 dB / 20 Hz - 20 kHz
最大入力レベル:+22 dBu、THD+N:0.0007% (-103 dB)
DAC部
ダイナミックレンジ:118 dB (20 Hz/22 kHz バンドパス A-負荷フィルター使用)
周波数特性:±0.05 dB / 20 Hz - 20 kHz
最大出力レベル:+22 dBu、最大出力レベル:+22 dBu、
THD+N: 0.001% (-100 dB)
ジッター特性
内部クロック:<50 ps、AES 出力:<1 ns、外部クロック:<3 ns
リアパネル
マイク入力 1 ~ 4:XLR メス、ライン入力 1 ~ 4: XLR メス、ライン出力 1 ~ 4:XLR オス
AES デジタル入力:XLR メス、AES デジタル出力(CH 1+2 and CH 3+4):XLRオス
ワードクロック入力:BNC、hi Z(インピーダンス)or 75Ω(ソフトスイッチ切換え可能)
ワードクロック出力:BNC、Low Z(インピーダンス)
ADAT (スレーブから):Toslink オプチィカル入力
ADAT メイン出力&Aux出力:2 x Toslink オプチィカル出力
Ethernet コントロール:Ethernet (10baseT on RJ45)、Ethersound (optional): Ethernet (RJ45)
ライン入力
ゲインレンジ: +32 dB ~ -10 dB、1dB ステップ、周波数特性: 0 dB ±0.1 dB 20 Hz ~ 20 kHz
THD+N(アナログ出力): 0.001% (+18 dBu 1 kHz入力信号、20 Hz/22 kHz バンドパスフィルター使用)
THD+N(AESデジタル出力): 0.0007% (+18 dBu 1 kHz入力信号、20 Hz/22 kHz バンドパスフィルター使用)
ノイズ(アナログ出力): -92 dBu (20 Hz/22 kHzバンドパスフィルター使用、ゲイン0dB)
ノイズ(AESデジタル出力): -120 dBFS (20 Hz/22 kHzバンドパスフィルター使用、ゲイン0dB)
最大入力レベル: +22 dBu
Harmonics/ハーモニクス
ディストーションレンジ: 0 ~ 15 最大 (15) = 10% of 2nd、20% of 3rd、10% of 5th、order at 0dBFS (レベル依存型ディストーション)
Mic Pre/マイクプリ
ゲインレンジ:+14 dB ~ +80 dB、1dB ステップ
周波数特性:エミュレーション、ハーモニックディストーションの設定によって異なります。
(以下の特性はFLATセッティング)
THD+N(アナログ出力):0.001%(+1 dBu/1 kHz入力信号、20 Hz/22 kHzバンドパスフィルター使用、ゲイン+14dB)
THD+N (AES 出力):0.0007% (+1 dBu/1 kHz入力信号、20 Hz/22 kHzバンドパスフィルター使用、ゲイン+14dB)
Mic ノイズ:EIN = -128 dB ( >60 dB ゲイン/150Ωソースインピーダンス、20 Hz/22 kHzバンドパスフィルター使用)
ノイズ(アナログ出力):-92 dBu (20 Hz/22 kHzバンドパスフィルター使用、ゲイン+14dB)
ノイズ(AESデジタル出力): -119 dBFS (20 Hz/22 kHz A-負荷バンドパスフィルター使用、ゲイン+14dB)
最大入力レベル:+8 dBu、入力インピーダンス:エミュレーションにより異なります。CMRR:Electronic: >85 dB @ 60 dB ゲイン
重量&サイズ
重量:5.3 kg、サイズ: 484 mm (W) x 85 mm(H) x 270 mm (D)、2U ラックマウントサイズ
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2008/03/25
HP xw8600 WorkstationでPro Tools HD Accel PCI Expressシステムをサポート!
長らく、AppleのみでサポートされていたPro Tools HD Accel for PCI Expressシステムが、ついにPro Tools 7.4上のWindowsマシンでも対応になりました!
現時点では、HP xw8600 Workstationのみが対応PCとなりますが、Mac上ではサポートされていない、HD Cardの4枚搭載もサポートされている他、Avid Video Option/Unityシステムにも対応し、シームレスな統合システムを構築するのに最適なホスト環境であると言えるでしょう!
HP xw8600 Workstation上でPro Tools HD Accel PCIeシステムを動作させる場合、Window XP Proffesional ServicePack2(32bit)が必要な他、Floppy Driveの非搭載が条件等、ご注意いただきたい点がございます。詳しくはお問い合わせください。
お問い合わせ、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、洋介までお気軽にどうぞ。
HP xw8600 Workstationでの必要条件について詳しくはこちら>>
HP xw8600 Workstationのスロット・オーダーについて詳しくはこちら>>
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2008/03/14
日本初お披露目!SSL MATRIX Japan PREMIRE〜この変革は、SSLの求めるスーパークオリティーを追加し、壁を超え制作環境を統合する。〜
日本初お披露目!SSL Matrix Japan PREMIRE
この変革は、SSLの求めるスーパークオリティーを追加し、壁を超え制作環境を統合する。
〜従来のSSLのアプローチを深く掘り下げ、スーパーアナログ、4台同時にコントロール可能なサーフェース、そしてソフトウエアコントロールによるスーパー・アナログ・ルーターにより、クオリティーを高めながら分散していた制作ツールを強力に統合します。〜
来たる4/1(火)ROCK ON PROにて、先日ドイツ フランクフルトMusik Messeにて発表されたSSL社の新製品Matrixの発表会を行います。
デジタル、アナログ両方の領域で効果を発揮するツールを提供することによってデジタル・ワークフローの行程にアナログ・サウンドの魂をもたらすよう設計されているMatrixは、シグナル・ルーターとマルチレイヤーのDAWコントローラーを搭載し、16チャンネルのSuperAnalogue回路を持つ、40チャンネル入力のミキシングコンソールです。 Matrixという名前はソフトウェアでコントロールされるスーパー・アナログ・ルーターが統合されているところに由来します。
Matrixの開発の中心人物といってよいChris Jenkins氏(上の写真)は、つまみの質感に関しても、「何度も試作して、いい感じになるまでダメだしを繰り返した。スタッフを泣かせることになったけど、結果には満足している。こうした感触に関する部分は言葉で説明しにくいけど、とても大切だと思う」と、開発の途中には試行錯誤がかなりあったことを伺わせるコメントをいただきました。
また、Matrixは、非常に洗練されたワークステーション制御能力を持ち、ワークステーションへの接続は、Ethernetケーブル一本で行え、同一のコ ントロール・サーフェスから最高4台のワークステーションの管理環境を提供し、それらの切り替えはボタンひとつで行えます。
当日はSolid State Logic本社よりJames Motley氏をお迎えして製品説明を行う他、皆様のご質問にも十分お応えさせて頂きます。
開催日:4/1(火)
開催時間:15時〜、18時〜(各々2時間を予定、各定員18名まで)
場所:ROCK ON PROデモルーム
講師:James Motley氏
参加費用:無料
参加のご予約、お問い合わせは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、洋介までお気軽にどうぞ。
Solid State Logic Matrixの主な5つの要素
16チャンネルのコンソール部では、DUAL SUMMING INPUT、AUX SENDと付加的に用意されたRETURNにより、MIX OUTに対して40以上ものSUM入力を提供します。
16+1フェーダー:Ethernet接続を利用した4レイヤーのDAWコントローラー。ケーブル1本でProTools, Logic, Live, Reasonなど特に高名なDAWの高速コントロールが可能。
統合されリコール可能な32x 16x 16アナログ・ルーティングマトリクスは、アウトボードによるアナログ処理をDAW内に提供し、外部パッチベイの必要を省きます。
独立したメインとミニ・モニター出力による強力なモニタリング機能。独立したEQとSource SelectionによるArtist Monitor出力、Source Summingによる3系統のExternal Monitor入力と前面パネルに用意されたiJack入力端子。
Mac/Windows対応のプロジェクトマネージメントとルーティングコントロールを可能にするアプリケーションは、ルーターを通じてアウトボード・パッチングを単純化するために、エフェクトの並びとルーティングセットアップの機能を含みます。
Solid State Logic Matrix Messeでの説明ビデオ
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2008/03/13
FMR Audio & CHANDLER LIMITED台数限定アウトボード・フェアー!
ヴィンテージの薫りを漂わせつつも、独自のサウンドで新たな人気を切り開いているCHANDLER LIMITEDと、驚異のコストパフォーマンスを実現するコンパクト・レコーディング・ツールをラインナップするFMR Audioの各アウトボードを、台数限定での特価で大放出!
CHANDLER LIMITED各製品をご購入の際には、さらに高品位電源ケーブルHISAGO PC-A203(¥14,700相当)もプレゼント!
数に限りがございます。お申し込み/お問い合わせはお早めに!
お問い合わせ、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、洋介までお気軽にどうぞ。
CHANDLER LIMITED Germanium Pre Amp/DI
ゲルマニウム・トランジスタを使用した独自のハイブリッドモジュールにクラスAトランスフォーマーバランス構成を融合、初期のEMI TG12345プリアンプやNEVEの1053、1055、1057、初期Telefunken、Fairchildなどでのみ体験できる貴重なゲルマウムサウンドを進化させたそのトーンは現存するどんな機種とも比較できない独自のビンテージサウンドになっています 。
台数限定特価 ¥163,800
CHANDLER LIMITED PSU-1 特価 ¥28,000
1台のPSUで2台まで電源供給が可能です。
CHANDLER LIMITED Germanium Compressor
CHANDLER Limited のデザイナー、 ウェイド・ゴークが 2年以上を開発に費やした自信作 。ゲルマニウムドライブ と フィードバックのコンビネーションによる倍音質感の多彩なコントロールが出来る音楽性の為のワン・アンド・オンリーなコンプレッサーです。
台数限定特価 ¥220,000
CHANDLER LIMITED PSU-1 特価 ¥28,000
1台のPSUで2台まで電源供給が可能です。
CHANDLER LIMITED TG2 EMI/Abbey Road SP Edition
EMI TG12428コンソールをもとに開発されたTG2 EMI/Abbey Road SP Editionは、2chヘッドアンプは、5dB~75dBのステップゲインコントロール、ディスクリートのトランスフォーマー・バランス・アンプ回路などを採用。素晴らしくオープンでスムース、そしてクリィーミーな音質を達成しています。
台数限定特価 ¥265,000
CHANDLER LIMITED PSU-1 特価 ¥28,000
1台のPSUで2台まで電源供給が可能です。
CHANDLER LIMITED Germanium Pre Amp/DI、Germanium Compressor、TG2 EMI/Abbey Road SP Editionの台数限定特価品には、HISAGOの誇る高品位電源ケーブル、PC-A203(3芯)をもれなくプレゼント!
PC-A電源パワーケーブルは極めて高純度なOFCを導体に採用し、ケーブル径は11.5と扱いやすいながら十分な太さを確保、両端のプラグには頑丈なモールドタイプを採用し、踏み付けなどによる破損やプラグ内へのホコリの侵入なども防ぎます。更にプラグの接点にはロジウム鍍金を施したハイエンドな仕上がりになっています。
通常価格¥14,700の逸品です。
FMR Audio RNC1773 Realy Nice Compressor
FMR Audio RNC1773 コンプレッサー/リミッターは完璧なコントロール性を誇り、Super Nice Mode とNormal Modeという2つのモードによる幅広い音作りを実現しています。特にSuper Nice Modeでは3層のレイヤーコンプレッサー回路の内蔵により、音のアタック感を保持しながらクリアーにダイナミクスを彩る、FMR AUDIOにしか成し得ない素晴らしいサウンドを実現できます。
台数限定特価 ¥31,500
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2008/03/12
ROCK ON PROデモ・スタジオに最新のD-Control ESがスタンバイ!限定在庫ICON Bundleご検討ください!
すべてのサウンド・クリエーターのために、という願いを込めたROCK ON PROデモ・スタジオに、最新のdigidesign ICON D-Control ESを設置/スタンバイしました。
D-Control BlueモデルからアップデートされたLED関連を含め、トレードショー等で見るだけでは判断できない使い勝手を、実際にハンズオンでお試しいただくことが可能になっています。
実践に即した機材の試聴、テスト・レコーディングはもちろん、研修会やセミナーの開催にいたるまで、個人から法人の方まで幅広く、様々なご要望にお応えできるような体制を整えています。
お気軽にご依頼ください。
お問い合わせ、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、洋介までお気軽にどうぞ。
限定在庫品SPECIAL OFFER!
ROCK ON PRO ES 32Fader Bundle !!
digidesign D-Control ES 32 Fader
digidesign D-Control Surround Panner
digidesign Pro Tools HD3 Accel
digidesign 192 I/O x 2
digidesign 192 A/D Expansion Card
digidesign SYNC HD
digidesign DigiTranslator
digidesign Machine Control
digidesign Revibe
Trillium Lane Labs TL|Space TDM
digidesign DigiSnake Kit
Apple Mac Pro Dual 2.66GHz/2GB RAM/500GB HDD(Mac OS X 10.4.9)
¥14,800,000 ご相談はCall Us 03-3477-1776
ROCK ON PRO D-Command Bundle !!
digidesign D-Command Main Unit
digidesign Pro Tools HD2 Accel
digidesign 192 I/O
digidesign 192 D/A Expansion Card
digidesign SYNC HD
digidesign DigiTranslator
digidesign Revibe
digidesign Smack ! TDM
Trillium Lane Labs TL|Space TDM
Waves Platinum TDM Bundle
Pace iLok
Apple Mac Pro Dual 2.66GHz/2GB RAM/500GB HDD
¥4,720,000 ご相談はCall Us 03-3477-1776
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2008/03/08
Mac OS X Tiger & Win XP対応のPro Tools HD 7.4 cs3リリース!
Mac OS X 10.4.9Tigerおよび、Windows XPで動作するPro Tools HD Software 7.4の最新カスタマーサポート・バージョンである、Pro Tools HD 7.4cs3アップデートがリリースされました。
Mac OS X及びWindows XPに対応した同アップデータには、下記にリストされた重要な改善が含まれますので、Pro Tools HD 7.4以上をお持ちの全ての方にこのアップデートが推奨されます。
※ご注意:Pro Tools HD 7.4 cs3 Softwareは、Mac OS X 10.5 Leopard上では動作いたしません。
Pro Tools HD/LE/M-Powered 7.4cs3に関する詳細はこちら>>
Pro Tools HD 7.4cs3には以下の改善が含まれます:
(◎=Mac/Win、○=Macのみ)
◎修正済み: ループ再生時にサラウンド・パンのオートメーションが正しく再現されない問題点 (Item # 85802)
◎修正済み: オートメーションを伴うサラウンド・パン再生時にスタックする問題点 (Item #100847)
◎修正済み: トリム値が偶発的にセッション全体に書き込まれてしまう問題点 (Item #100795)
◎修正済み: Pro Toolsのオートメーション・シニング機能が重複していないブレークポイントまでも間引いてしまう事がある問題点 (Item #100794)
◎修正済み: 特定のサードパーティー製品がPro Toolsをクラッシュさせる問題点 (Item #100661)
◎修正済み: Mojo - PAL QuickTime もしくは MXFムービーが突っ掛かる、もしくは黒白でディスプレイされる問題点 (Item #101047)
○修正済み: コンピュータ・モニター上でAvidビデオをスクラブすると、ピクチャが元のサイズに戻る問題点 (Item #100657)
Pro Tools Software 7.4 cs3のダウンロードはこちらから
Pro Tools HD 7.4cs3 for Mac OS X Tiger
http://www.digidesign.com/index.cfm?langid=5&navid=54&itemid=29792
Pro Tools HD 7.4cs3 for Windows XP
http://www.digidesign.com/index.cfm?langid=5&navid=54&itemid=29793
Pro Tools LE 7.4cs3 for Mac OS X Tiger
http://www.digidesign.com/index.cfm?langid=5&navid=54&itemid=29794
Pro Tools LE 7.4cs3 for Windows XP/Vista
http://www.digidesign.com/index.cfm?langid=5&navid=54&itemid=29795
Pro Tools M-Powered 7.4cs3 for Mac OS X Tiger
http://www.digidesign.com/index.cfm?langid=5&navid=54&itemid=29796
Pro Tools M-Powered 7.4cs3 for Windows XP/Vista
http://www.digidesign.com/index.cfm?langid=5&navid=54&itemid=29797
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2008/02/26
ROCK ON PROが2/28、29の2日間にわたり、DigiLoungeにソリューションを展示!
多数の方にご来場いただき、誠にありがとうございました。
ROCK ON PROは、2月28日、2月29日の2日間にわたって東方ミュージックカレッジで開催されるDigiLoungeに、ICON D-Control ESを中心としたソリューションを展示いたします。
社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)賛助委員会の主催する「JAPRS機器内覧会」にて開催されるDigiLoungeでは、Digidesign/M-Audio/SibeliusのAvidオーディオ・グループの他、関連各社の製品展示および、セミナーが開催されます。
ROCK ON PROは、主要なデベロップメント・パートナー製品の代理店である、メディア・インテグレーション輸入事業部と連携して、最新のD-Control ESシステムを中心に、ストレージ環境を含む、統合的なソリューション提案をいたします。
当日はスタッフの岡田/洋介が常駐し、ハンズオン・デモンストレーションはもちろん、システム構築のご提案までさせていただきます。是非、ご来場ください!
DigiLounge @ JAPRS機器内覧会
日時: 2008年2月28日 (木) 10:30 - 17:30 、29日 (金) 10:30 - 17:30 (入場無料、事前登録不要)
会場: 学校法人東放学園 専門学校東放ミュージックカレッジ [地図]
セミナー・スケジュール
2/28(木)
11:00〜11:45 Pro Tools 7.4セミナー(セミナールーム)
11:45〜12:30 Waves最新プラグイン紹介(スタジオ)
12:30〜13:15 Elevenセミナー(セミナールーム)
14:00〜14:45 Pro Tools 7.4セミナー(セミナールーム)
14:45〜15:30 McDSPデモンストレーション(スタジオ)
15:30〜16:15 Elevenセミナー(セミナールーム)
2/2(金)
11:00〜11:45 Pro Tools 7.4セミナー(セミナールーム)
12:30〜13:15 Elevenセミナー(セミナールーム)
13:15〜14:00 McDSPデモンストレーション(スタジオ)
14:00〜14:45 Pro Tools 7.4セミナー(セミナールーム)
15:30〜16:15 Elevenセミナー(セミナールーム)
16:15〜17:00 Waves最新プラグイン紹介(スタジオ)
皆様のご来場、お待ちいたしております。
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2008/02/15
Waves 5.9.7リリース!Mac OS X 10.5 Leopard対応です!
Pro Tools HDが、Pro Tools HD 7.4.1 SoftwareでMac OS X 10.5.1および、最新の8Core Mac Proに対応したのに続き、WavesがLeopard対応のVersion 5.9.7をリリースしました!
Pro Tools 7.4.1はもちろん、7.3.1 + Tigerもサポート!
今回のアップデートはIntel Enablerと同様、Waves Update Planの保証期間内にV5.9.7 Enablerの登録をすませ、iLokオーサライズを完了する必要があります。
WUP期限が間近の方、登録をお急ぎください!
TDM Waves Update Plan期限が切れてしまっている方は、ROCK ON PROにて代行を行うことが可能です。Wavesアカウント情報/メールアドレスとともにお問い合わせください!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、前田までお気軽にどうぞ。
Waves Version 5.9.7特徴
Mac OS X Leopard & Windows Vista フル・サポート
IR360プラグインのPC対応
MaxxVolumeプラグインのアップデート
Pro Tools上でのクリップメーター対応
Pro Toolsコントロール・サーフィスのプラグイン・マッピング機能に対応
ICONシステムでのマッピング/メータリング機能にStudio Classic Collectionが対応
L3 Multimaximaizerのモノコンポーネント(Mac/PC)
L2 Ultramaximaizerのモノコンポーネント(PC)
Waves Version 5.9.7対応ホスト・アプリケーション
Mac(PowerPC & Intel)
Pro Tools 7.3.1 - 7.4
Cubase 4.2.1
NUENDO 4.2.1
Logic Pro 8.0.1
Digital Performer 5.13
Live 7.0.1
Windows(XP & Vista)
Pro Tools 7.3.1 - 7.4
Cubase 4.2.1
NUENDO 4.2.1
WaveLab 6.1
Audition 3.0
Samplitude 10
Sonar 7.0.1
Sound Forge 9.0d
Live 7.0.1
Waves Version 5.9.7について詳しくはこちら>>
オーソライズ手順(Mac版)
1.WUP期間内の方は、そのままご自身のアカウントにログインしてください。期限の切れている方は、WUP申し込み(有料)を完了させてください。
2.プラグインリスト上にあるRegister V5.9.7 Enablerをクリック。
3.登録が完了すると、以下の画面が出てきます。
4.必要であれば、この時点でプラグイン・インストーラーもダウンロード出来ます。
5.アカウント画面でしばらくお待ちいただいてから、ブラウザをリフレッシュすると、プラグインリストにWaves 5.9.7 EnablerがiLok Auth Update/Upgrade Pendingの状態で表示されます。
6.Wavesサポートページの専用リンクhttp://www.wavesupport.net/Content.aspx?id=4052よりAuthorizers Bundle for Macをダウンロード/インストールします。
7.インストールしたWaves Enabler iLok Authorizer 5.9.7を起動。(Waves Enablerをインストール予定のiLok Key以外のiLok Keyを全て外してください。)
8. Internet Activateを選択してNEXTをクリック。
9.ブラウザが新規ウィンドウで起ち上がり、レスポンスコードがジェネレートされます。
10.レスポンスコードをコピーし、オーソライザーのChallenge欄にペーストします。
11.iLok.comへの登録をすませば完了です。
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2008/02/14
事例:EH株式会社 ARTPLAZA様
今話題の東京六本木MID TOWNに隣接した、総合ビデオ編集スタジオART PLAZA様は、従来よりHD対応2室を含む編集室3室、MA2室を備えていましたが、MA需要の増加に対応するために、サラウンド対応の新設スタジオをこの度オープンさせました。
ARTPLAZA様では、これからますますサラウンド・サウンドの需要が増していくことが予想される中、戦略的な構成をしたスタジオをオープンさせました。
3 月にはTHX pm3マルチ・チャンネル・スタジオ認証取得を予定している、コンパクトな展開を狙うサラウンドMA3に、ROCK ON PROではDigidesign ICON D-control 32Fader中心に導入させていただきました。
ブロードキャスト、CM、ポストと幅広い作品を制作しているこのスタジオに、Digidesign ICON D-Controlシステムとともに、Dynaudio AIR20 x 7、Mackie HRS120を組み合わせた7.1chのサラウンドの制作環境を構築。ミキサーがセンターポジションで操れるようMain Moduleを右に、特製ボックスにパンナーを内蔵する等、モニタリング環境も考慮に入れ、随所に工夫を行っています。
「最近では、VP以外にもゲームや展示映像の制作が増加しています。ゲームの分野は特に自社スタジオを持たない会社に積極的に広げていきたい。」と の言葉通り、ICONのメーターブリッジ上にスピーカーを設置し、THXの認証取得を前提に、シンメトリックで明るく快適な室内設計と次世代フォーマット を見越した最先端の環境が整っています。
また、同時にMA1/MA2のPro Tools|24 Mixシステムを最新のHD Accelシステムへとアップグレードを行い、サーバ・システムによるファイル共有を含め、MA室全体を包括的に統合して使用する事も可能になりました。
ARTPLAZA MA3
D-Control 32 Fader
D-Control Surround Panner Option
Pro Tools HD3 Accel
192 I/O x 2
Sync I/O
PRE
ROSENDAHL Nanosync HD
Apple Mac Pro 2.66GHz/2GB/250GB HDD
Pro Tools 7.3.1
Bomb Factory Plug-Ins
digidesign Smack! TDM
McDSP Compressor Bank
Metric Halo Labs Channel|Strip HD
TL|Space TDM Edition
t.c.electronic UnWrap TDM
Waves Gold TDM Bundle
Waves 360° Surround Tools TDM
Waves SSL 4000 Collection TDM
Machine Control
DigiTranslator
etc.
ExcelHuman inc. ARTPLAZA
担当:阿部様
〒107-0052 東京都港区赤坂9-6-19
9-6-19 Akasaka,Minato-ku,Tokyo,Japan
107-0052
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Archives
2008/02/14
digidesign C|24コンプリート・バンドルが192 I/O仕様になって魅力アップ!ROCK ON PRO Special Bundleもご提案!
C|24は、完全に新設計された16chマイクプリアンプ/8x2ステレオ・ライン・サブミキサーのインプットをはじめ、トークバック/リッスンバック完備の、5.1ch対応の包括的なモニタリング・セクションを持っています。タッチセンスのモーターライズド・フェーダーはもちろん、自照式のミュート/ソロ/セレクト/インプット/レコード/EQ/ダイナミクス/インサート/センド/オートメーション・スイッチを備え、視覚的にも操作がスピ−ディに行えるように設計されています。Control24に比べスマートにアサインされたオペレーション環境は、作業効率を高めるでしょう。中規模のレコーディング・ニーズや、ダビング・ステージはもちろん、ミキシングやポスト・プロダクション・スタジオにもフィットします。
digidesign C|24 ¥1,207,500
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、前田までお気軽にどうぞ。
トータル・コントローラー
バンク切り替え可能な24チャンネル・ストリップそれぞれに、タッチセンシティブ・モーターライズド・フェーダーと専用ミュート/ソロ/セレクト/インプット/レコード/EQ/ダイナミクス/インサート/センド/オートメーション・ボタンを装備。多数の編集コマンドやウィンドウ・マネージメント・コントロール、専用ボタンを搭載している他、Pro Tools softwareの進化に沿って将来的な機能追加に対応するSoft Keysセクションも用意されています。
インプット・セクション
C|24は、コントロール・サーフィスのオーディオ入力へマイクや楽器、ライン入力をダイレクトに繋ぐことができます。完全新設計のプリアンプを16基搭載しており、それぞれに装備されたハイパス・フィルターと可変入力ゲインは、ゲインや周波数特性、SN比などで優れたスペックを誇っています。また、8チャンネル・ステレオ・ライン・サブミキサーが用意されており、統合モニター・セクションへダイレクトにルーティングすることもできるため、アウトボードや楽器からのシグナルを簡単にミックスできます。
5.1ch対応モニター・セクション
C|24のモニタリング・セクションは全く新たにデザインされ、ICONシステム同様の機能が多数用意されています。5.1chサラウンド・アナログ・モニター・セクションには、Pro Toolsを簡単に統合できるよう、5.1とLCRS、ステレオのプリセットが用意されているほか、トークバックにはラッチ及びオート・トークバック・モードも搭載。内蔵トークバック・マイク及びリモート・トークバック&リッスンバック入力により、レコーディング・セッション用に双方向のコミュニケーションを設定することにより、あらゆる環境に対応することができます。
高い効率と統合性
C|24は多数の専用コントロール及び機能を搭載していますが、これまで好評だったワークフローは維持しているため移行も簡単です。Flipモードではスイッチ・エンコーダーの機能を簡単にフェーダーへ切り替えることができ、また専用バンク・セレクト&ナッジ・ボタンにより、Pro Toolsミキサーのナビゲーションも容易に行えます。また、マシン・コントロールを統合するようトランスポート・セクションもアップデートされており、ウィンドウ・コンフィギュレーションとメモリー・ロケーションでは設定の作成と編集、リコールができる上、LEDタイムコード・ディスプレイには絶対時間とSMPTE、フィート/フレーム、小節/拍を表示。ジョグ/シャトル・ホイールでは、スクラブや編集、バンクのナッジ、ナビゲーションが可能です。
全てのプロダクションに即戦力!ストレス・フリーの作業環境を実現するPro Tools HD Accelをエンジンに、完全新設計の16chマイクプリをはじめ、スタイリッシュに生まれ変わったC24コントロール・サーフィスを組み合わせたHD|C24 Pro Tools Studio Bundleが登場!ROCK ON PRO独自に完全動作保証のTiger搭載Mac Proを追加したAll in Oneスペシャル・バンドルをご用意いたしました。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、前田までお気軽にどうぞ。
HD|C24 Pro Tools Studio Bundle(PCI or PCIe)¥2,840,000
C|24
Pro Tools HD2 Accel
192 I/O
digidesign DINR
Smack! TDM
Bomb Factory Pultec Bundle
Bomb Factory Slightly Rude Compressor
Tllium Lane Labs TL Space TDM
HD|C24 Pro Tools Studio Bundle ROCK ON PRO Special(PCI or PCIe)¥3,080,000
C|24
Pro Tools HD2 Accel
192 I/O
digidesign DINR
Smack! TDM
Bomb Factory Pultec Bundle
Bomb Factory Slightly Rude Compressor
Tllium Lane Labs TL Space TDM
Apple Mac Pro Dual2.66GHz/2GB RAM/500G HDD
ご成約の方に、どこでも作曲/編集/ミックスが可能な、持ち歩けるドングルMBox2 Microをプレゼント!
digidesign C|24について詳しくはこちら>>
digidesign ICONを含めたコントローラー比較表もご覧ください>>
MBox2 Microについて詳しくはこちら>>
Archives
2008/02/13
最新のApple 8Core Mac Pro & Leopard 10.5.1に対応したPro Tools HD 7.4.1リリース!
セクシーなOSとして人気を博しているApple Mac OS X 10.5 Leopardに対応したPro Tools HD用のPro Tools Software 7.4.1がついにリリースされました!
現時点では、今年の1月にリリースされた最新の8Core Mac Proおよび、Mac OS X Leopard 10.5.1のみという限定的な対応となりますが、まずは最新のOSに対応したということで、歓迎される方も多いのではないでしょうか?
Apple Mac Pro対応Pro Tools HD 7.4.1
Leopard専用のPro Tools HD 7.4.1を使用する際は以下の特定条件を満たしている必要があります
システムソフトウェア: Mac OS X 10.5.1
Pro Tools HD 7.4.1は、Mac OS X 10.5.2には対応しておりません
Mac Pro to 10.5.2へアップデートすると、Pro Tools HD 7.4.1システムの使用に際し問題をきたします。
特定の2008年モデルのMac Proのみに対応しております。
互換の対象となる Mac Pro "Harpertown"プロセッサ・モデル
以下にリストされるApple Mac Proデスクトップ・コンピュータがPro Tools HD 7.4.1を使用する上でサポートされます
二基の2.8GHz Quad-Core Intel Xeon 5400シリーズ・プロセッサBuild-to-Orderオプション
二基の3.0GHzもしくは3.2GHz Quad-Core Intel Xeon 5400シリーズ・プロセッサ
一基の2.8GHz Quad-Core Intel Xeon 5400シリーズ・プロセッサ
以前にリリースされたプロセッサ・モデルのMac ProはPro Tools HD 7.4.1での動作検証が行われていない為、サポートの対象外となります
5100 シリーズ: "Woodcrest"
5300 シリーズ: "Clovertown"
今 回のPro Tools 7.4.1アップデータでは、Pro Tools HD/HD Accel PCIのインストールされた拡張シャーシでのシステム、Avidビデオ・オプションの対応が行われていないほか、Leopardに対応していないプラグイ ンおよび、ソフトウェア・インストゥルメントの多くが使用できません。
CPUのアップデートをされる際は、充分ご検討ください。
Pro Tools HD 7.4.1 Softwareの対応状況について詳しくはこちら>>
Pro ToolsプラグインのLeopard対応状況について詳しくはこちら>>
Pro Tools HD 7.4.1 Software Updateのダウンロードはこちら>>
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2008/02/07
華麗なるサウンド!Millennia HV-3R Remote Mic Pre発売開始!
トランスレス・ソリッドステート回路のスピーディな立ち上がりと、独特の粘りのある華麗なサウンドが魅力的なMillennia HVシリーズに、digidesign PRE互換およびEthernetによるAE-Logicゲイン・コントロール機能を追加した、8chマイクプリHV-3Rがラインナップに追加!ついに発売開始され、好評展示中です!
その魅力とは・・・
Millennia HV-3R ¥689,000
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、伊藤、前田までお気軽にどうぞ。
こだわりの設計、妥協のない手作業
2006年10月に行われたサンフランシスコAESでも最終型に近いプロトタイプが展示されていたHV-3Rですが、その後の音質向上の修正、最終チェックを経て、2007年12月に出荷が開始されました。当時、現地Factoryを訪れた際も、まさに最終的な開発段階を迎えていた頃でしたが、音質に影響がでるという理由で、かたくなにPhase Reverseを搭載しないメーカーらしく、デジタル制御のアナログ・リモートという新しいAE-Logicテクノロジーが音質に影響を与えないように、細心の注意が払われています。
2006 AES取材時にMillenniaをROCK ON PROスタッフ梓澤が訪問
発売開始の期待が膨らむ中、ワイナリーの点在する抜群の環境に位置するMillennia本社ファクトリーを訪れました。Millennia社のPresidentであるMr.Jhonは、自身もギター演奏/楽曲制作を手がけるクリエイターであり、Pyramixをメインシステムとして録音/ミックスを行うエンジニアでもある両面性を持ち合わせており、本物の楽器の音を知り尽くしているからこそ、その魅力を余す事なく伝える努力を怠りません。本社の葡萄畑脇にある、小さな工場では、アットホームな中にもある種の緊張感が漂い、最高の製品をフル・ハンドメイドで作り上げている自負さえ感じられます。
別棟で開発の行われていたHV-3Rも、ため息の出るようなHV-3シリーズの音質はそのままに、そのゲイン回路に、ゴールド・コンタクト・リレーが奢られ、内部配線にはMogami Negiex OFCを使用する等、こだわりの設計と、完全なクオリティ・コントロールが行われています。
digidesign PRE互換MIDI Remote & AE-Logic Ethernetコントロール(Mac or PC)
ICONシステムやPro Tools HDからのリモート・コントロールが可能なHV-3Rは、ライブ・ルームに設置したまま、ラインケーブルで引き回しが出来るため、その音質を損なう事を最小限に押さえる事が可能です。
また、Millenniaによって開発されたAE-Logicコントロール機能は、Ethernetによってネットワークを組んだ99台までのHV-3Rを(792 ch!)MacもしくはPC上から自在なコントロールが可能になっています。このAE-Logicコントロール画面からは、高精細なメーター、無制限のグループ作成の他、シーンメモリー、電圧、温度管理まで行えます。もちろんゲインコントロールも自在に行う事ができ、HV-3シリーズとしては初となるPhaseスイッチも搭載されています。
決して破綻しない濃密なサウンド
オプションでチャンネルあたり3系統のアウトプットを追加するHROE Output Expansionを搭載できるリアパネルには、マイクインプット/ラインアウトプットが整然と並んでいますが、特徴的なのはやはりMIDI IN/OUT/THRU、Ethernet端子でしょう。
それぞれがMillenniaにとっては新しいチャレンジであると言えますが、特筆すべきは、やはりそのサウンドにあります。
PADのないトランスレス・ディスクリート回路は23dbのヘッドルームを確保しており、その数値が間違いではない事は、ゲインを上げていっても決して破綻しないサウンドに現れています。
ナチュラルでいながらスピード感のある立ち上がりと、粘りのある中域を兼ね備えており、密度の濃いサウンドをダイレクトにレコーダーへ送る事が可能です。
クラシックのワンポイント・ステレオ等での使用が名高いMillenniaですが、近年、生産が追いつかないほどのバックオーダーを抱えており、そのサウンドがクラシック等に限らない幅広い支持を得ている事が証明されていると言えるでしょう。
近日中に、詳細なレポートを掲載予定!お楽しみに!