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MC ArtistシリーズJapan Premiere発表会レポート!

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6月12日 東京オペラシティー。眺望抜群の32階Appleセミナールームで、1月の製品発表以来待ち望まれたEuphonix MC Artistシリーズ発表会が開催されました。
ROCK ON PROではEuphonix製品に関してArtistシリーズはもちろん、MC Proなどのお問い合わせや、デモ・貸出受付はお申し込みはお気軽にどうぞ!
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ
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プロフェッショナルユーザーからパーソナルユーザーまで多くの人が音楽制作をDAWで行うようになり、従来のようにコンソールを前に自らの耳と感性だけを 頼りにフェーダーと格闘する・・・というようなシーンは減り、画面上の数値をにらむような作業が増え続ける今、「DAWによる恩恵」と「DAWゆえのスト レス」がせめぎあうようになってきたと思いませんか? マウスとキーボードだけの非人間的なミックス作業や、複数のDAW環境を行き来しながらの制作は、 クリエイターに本来不要なストレスを強いているはずです。そんなストレスから解放してくれるスタイリッシュでヒューマンライクなコントローラがこの Euphonix MC Artistシリーズです。


MC_movie_1.jpg<< セミナーの一部をムービーで公開中!
今回Euphonixから発表されたMC Artistシリーズは、長年ハリウッド映画のサウンドをささえてきたEuphonixのノウハウの一つ「EuConプロトコル」という制御技術を使った新しいコントローラ。
EuConプロトコルは、同社フラグシップコンソールのSystem−5デジタルミキシングコンソールと、そこへシームレスにDAWコントロールを統合するため、Apple・Steinberg・MOTU・Apogeeといった強力な業界ベンダー同士のタッグにより実現した環境統合プロトコルとも言えるソリューションです。EuConプロトコルを使うことによって、違うDAWでも同じ操作で戸惑うことなく作業ができ、ショートカットキーの違いに悩まされることもなくなり、結果として迅速なオペレーションが可能になりストレスフリーで人間に優しいコントローラだ!・・・となるわけです!
さて、日本の音楽制作シーンではあまり馴染みのないEuphonix。
初めてEuphonixという社名を聞く方も多いでしょうが、海外において音質的なクオリティが求められる映画/放送の第一線、特にサラウンドミックスが必要な映画の多くで同社のラージコンソールが活躍しています。例えば数多くのハリウッド映画を送り出す代表的ダビングスタジオTodd-AO Studioや、LEONやTAXIで有名な映画監督リュック=ベッソンもEuphonixのフラグシップラージコンソール「System-5」を信頼し導入しています。変わったところではNASA(米国航空宇宙局)でスペースシャトルなどの飛行管制の通信記録を録音するために使われていたり・・・!
発表会に集まった参加者の方々も説明を聞いて、Euphonix社のコンソールが関わる仕事のメジャーっぷりに驚いている姿が見られました。
01john.jpg米国Euphonixからこの日のために来日したプロダクトスペシャリストJohn Haydonから最新の情報と一通りの概略説明のあと、用意された5セットのDAWシステムでArtistシリーズを実際に触れる時間も用意され、参加した方々は興味深げに触っては、新しい可能性や自分の疑問などをスタッフと意見交換する姿が多く見られる活気あふれる日本プレミアでした。
皆の目を釘付けにしたのは今回の主役、MC Control。
本機に搭載された横幅約150mmと大型で800×480表示可能な高解像度ディスプレイは、実はタッチパネルなのです!タッチパネルなので表示されたボタンに直接触れてオペレーションが可能という真に直感的なインターフェイスなだけでなく、ユーザーによるキーアサインのカスタマイズも可能で、このタッチパネルを有効に使うことでEuConプロトコルの強力な操作性能を余すことなくユーザーが利用できるように設計されています。見た目もわかりやすく、DAWでトラックに色をつければその色が反映されるトラックセレクタは、ミュート/ソロやRECアーミングを自在にコントロールできるだけでなく、マルチチャンネル対応メータリング、プラグイン情報・オートメーション情報・Pan・Send・Eq・Dynなど各種ステータスの表示などなど、非常に使い手のある総合情報ディスプレイとしても活用できます。また、ディスプレイ下に配置された12個のアサイナブルキーも活用することで、ユーザーは思い通りの機能を一画面に理想的に配置して、ありがちな機能を呼び出すためのレイヤー切り替えなどとは無縁の、ストレスない編集作業を実行可能です。
そしてEuConプロトコルで動くArtistシリーズを使う利点は、なんといっても「DAW環境の統合」という点でしょう。
例えばNuendoとLogicを同時に使っていたとして、キーボードでは違うショートカットに割り当てられた機能も、MC Controlを使っていればキーボードに触れることなくアプリケーションを切り替えて、タッチパネルにわかりやすく機能名が書かれたボタンを押すだけでエディットを実行できるなど、DAWごとのショートカットの違いに振り回されることなく、垣根を越えて迅速に作業を進められるのです。私のように「ProToolsは使えるけどNuendoはサッパリ・・・」という人には持ってこい!な製品といえるでしょう!(注:ProToolsはHUIモードで動作) 今回の発表には間に合いませんでしたが近々のファームウェアアップデートで、タッチパネルにユーザーが自由に機能をアサインできる予定とのことで、期待の大きな機能の一つです。
3control.jpgまた特筆すべきは、そのスタイリッシュなデザインと、軽量薄型の省スペース性。
MC Mixはご覧の通り幅50cm、奥行24cm、厚さ3cmというパソコンのキーボードと大差のない大きさで、フェーダー8本を持つ他のコントロールサーフェースと比べても設置の自由度はダントツです。
コンパクトでも妥協しない8本のタッチセンスの100mmムービングフェーダーと、8基のタッチセンスロータリーエンコーダーを搭載。
フェーダーピッチが狭くなることもなく、MC Mix/Controlともにフェーダーピッチは3.3cmを確保。ここはさすがハリウッド育ちというべき作りを感じさせます。実体験で言えるのですが、120分という長時間をほとんど止めることなくミキシングする映画やVPなどでは、フェーダーピッチが狭いとロクなことになりません。。。その点本製品はファイナルミックスで8本フルに使っても、指が隣にぶつかることなく長時間でも余裕のあるミキシングができるので好印象です。もちろん近年増え続けるサラウンドパンコントロールも可能です!
接続はEtherケーブルとACコードのみ。重さも2Kgちょっとと片手でラクラク持てて、設置も片付けも全く苦になりません。Macのキーボードとマッチするアルミニウムシルバーの外観も好評でした。こうした軽量薄型の利点は、SSLやNeveなどのラージコンソールを持つスタジオで、コンソールの上にMC Mix/Controlを置いてステムミックスやオートメーションをコントロールするサブミキサーとして利用できる点ではないでしょうか。従来のコントローラーサーフェースでは、コンソールの上に置くには重く、大きく、邪魔で、何より不格好だったのが、Aritistシリーズであれば、すっきりと前方の視界を妨げることもなく設置できるのはとても評価できる点でしょう。
参加者の方々からは「持って外に出られるので嬉しい」「自宅の机でも必要なときだけMixできるのが素晴らしい」「威圧感もなく機能的でスタイリッシュなインテリアみたいだ」と大変好評。
それもそのはずで、Artistシリーズは世界51カ国、応募総数3203点の中から、権威ある審査員により機能的にもデザイン的にも厳しい目で審査され、優れたプロダクトデザインと認められる製品にのみ贈られるreddot design award 2008を受賞しているのです。
ちなみにArtistシリーズ同士はサイドパネルを外しての合体も可能で、最大36フェーダーの大規模ミックスステーションをスタイリッシュに構築することが可能で、ワールドクラスのEuphonixの性能とデザインを自宅スタジオで実現可能なArtistシリーズに寄せられた期待は大変大きなものでした。
Euph_MC_apple19.jpg細かい機能ですが、多くの注目されていたのがモニターコントロール機能。
やはり「Artistシリーズを検討される方=DAWユーザー」ですのでモニターコントロールについては皆さん気にしておられる様子で、多くの方々からご質問をいただきました。もちろんモニターコントロールもネイティブ対応のNuendoなどではDAW側のスタジオコントロール機能をArtistシリーズから簡単に制御することで対応できますし、ProToolsでは「StudioMonitorExpress」という付属ソフトウェアにて抜かりなく対応しており、外部にモニターコントローラを用意せずとも、音質の変化を招かずクオリティを保ったままモニタリングの制御が可能になっています!
その他、参加された方々の多くが気にされていたことの一つが、コントローラーサーフェースの命ともいえるフェーダー解像度とそのレスポンス速度。ArtistシリーズとコンピュータはEtherケーブルでEuConプロトコル接続され、MIDI接続のHUI機器と比べると250倍の速度と8倍の分解能を実現しています。(HUIプロトコルで動作するProToolsではフェーダー分解能は8bit)
実際に触った方々からは「動作レスポンスがキビキビしていて気持ちよい」「モタツキやラグがないので信頼できる」「入力量がジャンプすることなく確実に数値に反映されるので正確なミックスができそうだ」と好印象の様子。スタッフもこの感想を聞いてホッと一安心。
日本プレミア以前から問い合わせの多かったArtistシリーズも、ついにMC Mix、MC Controlともに7月上旬発売予定が決まりました!Euphonix正規認定代理店のRockoNでは台数限定・初回限定ご予約価格での先行予約を独占実施 中です!お問い合わせ、お申し込みもお気軽にどうぞ!

Euphonix USホームページ(英語)はこちら>>>
MC mix ¥149,800(通常価格169,800)
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MC control ¥224,800(通常価格249,800)
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MCArtistシリーズの開発のコンセプトとなったMCProをハンズオンで体験して、実践的ノウハウをじっくり習得できるEuphonix MCセミナーを2008年7月3日(木) 16時〜当社デモルームにて開催いたします。お気軽にお申し込みお問い合わせください。
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参加のご予約、お問い合わせは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。

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*記事中に掲載されている情報は2008年06月02日時点のものです。