Shibuya 03-3477-1776
Umeda 06-6131-3078

Headline

Headline
注目の情報をチェックする

NEWS
2019/04/18

ワークフローを加速する新機能が満載!Nuendo 10 待望の詳細情報解禁!!

プロフェッショナル用DAWとしてポストプロダクションやサウンドデザインの分野で高い評価を得るSteinberg Nuendo。最新バージョンとなるNuendo 10について、詳細情報や発売日、気になる価格情報が発表です。Nuendo 10はCubaseの完全な上位版という立ち位置となり、Cubase Pro 10の全機能に加え、主にポストプロダクションワークに有用なNuendo 10独自の機能を備えます。数々の新機能が搭載されたNuendo 10ですが、その中から特にプロフェッショナルなワークに有効と思われる機能をピックアップしてご紹介します。 Nuendo 10/R -通常盤- 価格:¥108,000(税込) Nuendo 10/E -教員用EDUライセンス- 価格:¥64,800(税込) Nuendo 10/S -学生用EDUライセンス- 価格:¥54,000(税込) Nuendo 10/UD8 -Nuendo 8 からのアップデート- 価格:¥27,000(税込) 発売日:2019年4月25日(木) GUIが大幅に刷新〜より直感的に、よりスピーディに各機能にアクセス 今回のバージョンアップでは、NuendoをCubaseの完全な上位互換として位置付ける、というコンセプトが打ち出されているように感じられます。バージョン名称が"9"を飛ばしてNuendo "10" となっていることもそのひとつですが、GUIもCubaseに合わせて大幅な刷新がなされています。アイコンを多用したデザインにより、より直感的に、よりスピーディに各機能にアクセスすることが可能となりました。 アイコンを多用し直感的にわかりやすくというコンセプトが感じられます。従来の強力な検索機能とともに使うことで、ダイレクトに狙った機能にアクセスできるように工夫がされています。 プラグインはこのようにサムネイル表示されるようになっています。他のことを考えながらの操作が多いプラグインのインサートなどのタイミングで耳ではなく、視覚を使って操作が行えるのが嬉しいですね。 オーディオエンジンを改良、さらに高品質なフォーマットにも対応 Nuendo 10ではワークフローを向上させる様々な新機能が搭載されますが、それらに先立ってお伝えしたいのが、オーディオエンジンの改良です。今回のアップデートにより、プロジェクトのフォーマットに「32bit整数」「64bit浮動小数点」が追加されています。   同じく32bit整数処理機能を備えたSteinberg のフラッグシップ I/OであるAXR4とともに使用することで、量子化ノイズの原因となるコンバートを避けながら、録りから書き出しまでを高品質で行うことが可能となります。また、Nuendo 8 で刷新されたビデオエンジンも、ユーザーからのフィードバックをもとに改良が加えらえているとのことです。 ポスプロ/MA/サウンドデザイン…プロフェッショナルのワークを加速する充実の機能 Nuendo 10は、作曲用DAWとして不動の地位にあるCubase Pro 10のすべての機能に加え、ポストプロダクションやサウンドデザインでのワークを意識した独自の機能を備えています。以前からポスプロにとって有効な機能を多く備えていたNuendoですが、今回のアップデートでも、従来の作業時間を劇的に改善する機能が追加されています。その中から、いくつかの機能を紹介致します。 ◎ビデオカットディテクション 1本化されたビデオファイル上の、カットの変わり目を自動で検出する機能です。すでに紹介したフィールドレコーダーインポートとともに、MAワークの作業効率を劇的に改善できる可能性を持った機能と言えるでしょう。検出されたカットの変わり目には自動でマーカーが打たれるため、アフレコなどでも重宝しそうです。 当然、自動検知は実際のカット割りを検知するわけではない。画面の移り変わりを検知しているようで、感度を上げすぎると急なカメラパンなどにも反応してしまう様子。自動検知の感度は設定パネルで変更が可能です。 ◎オーディオアライメント機能/VariAudioの改善 選択したクリップを、リファレンスとした選択したクリップと合致するよう、タイミングを合わせてくれる機能であるオーディオアライメント機能。複数のテイクを重ねるようなワークで非常に強力なツールですが、従来はほぼ強制的にタイムストレッチが掛かってしまっていました。この部分を始め、今回のアップデートではさらに細かな調整が可能になっており、ますます使いやすい機能となっています。 Cubase Pro 10にも搭載されている"VariAudio 3"には、フォルマントコントロールが追加されています。「いまのテイクよかったけど、ちょっと声質が変わっちゃったね」というような場合に、便利に使える機能ではないでしょうか。 オーディオアライメントの実際の画面。上のクリップがリファレンス、下のクリップがアライメントを掛けたクリップ。点線の部分が修正が施された部分。 ◎フィールドレコーダーインポート タイムライン上のクリップと合致するメタデータを持つファイルを検出し、レーントラックにインサートまたはオーディオプールに保存する機能です。編集から上がってきたAAFのメタデータをもとに検索をかければ、1本化されたビデオに合致するオーディオ素材が一瞬でタイムラインに並びます。   Sound Devices 6 シリーズ製品 + Timecode System :pulseなどの組み合わせで、ビデオとオーディオの収録素材に共通のメタデータを持たせていれば、これまで何日もかかっていたオーディオ素材の検索作業を劇的に効率化できる強力な機能と言えるでしょう。 こちらが実際のフィールドレコーダーインポート・ウィンドウ。タイムライン上で選択されたクリップが左下に表示されている。中段の検索条件を選択すると最上段に表示されているデータベースを検索し、左下リスト内のファイルと合致するメタデータを持つファイルが右下にリストアップされる。最下段のボタンでレーントラックに読み出すか、オーディオプールに保存するかを選択可能。 ◎ADMファイルのインポート すでにDolby Atmos Production Suitに対応し、Dolby Atmosミックスの制作環境を整えていたNuendoですが、バージョン10ではDolby ADM BWAVファイルのインポート機能が追加されました。これにより、一度書き出した.atmosファイルや外部で制作されたAtmosミックスをNuendoのプロジェクトに読み込むことが可能となり、完全なDolby Atmosワークフローが実現されます。 オブジェクトトラックのパンニング情報が読み込まれているのがわかる。ADMファイルからのオーディオ情報は、すべてモノラルファイルに分割されて抽出されます。 ・MixConsole スナップショット 異なるバージョンのミックスを、A/B比較したいような時に活躍する機能です。新規トラックを作成して、solo/muteを切り替えて…という煩雑な作業を行うことなく、複数のテイクを瞬時に切り替えて比較することができます。EQやトラック設定だけをスナップショットに保存することもできます。   ・ラウドネスノーマライズ機能 ダイレクトオフラインプロセッシング・パネルのノーマライズ機能では、従来のピーク・ノーマライズに加えラウドネス基準でのノーマライズ機能が追加されました。   ・サイドチェーンの改善 ナレーションが入ってくるタイミングでBGMをダッキングするなど、サイドチェーンはMAワークの中でも多用されるテクニックです。Nuendo 10ではサイドチェーンへのアクセス、コントロールをより容易にする改善が施されています。   新しいプラグインの追加・改善 上記のように様々な機能が追加されたNuendo 10ですが、プラグイン関連も追加・改善が施されています。また、プラグイン選択画面もアイコン表示となり、視認性が向上しています。 ・Doppler その名の通りドップラー効果を出すためのプラグインです。プラグイン上でドップラーの開始点・リスナー位置・終了点をTCで指定することができるため、オートメーションを掛ける必要がなく、オフラインでエフェクトを確認できる便利なプラグインとなっています。ただし、距離減衰を表現することはできないため、その場合は同じくNuendo標準搭載のAnymixを併用するなどが必要となります。   ・VoiceDesigner 素材となる声を加工して、ロボット風の声や妖精の声などを作成できるプラグイン。わりとがっつりエフェクトを掛ける仕様になっています。リアルタイム・モーフィング機能を備え、ランダマイズやハーモナイズを使用して原音とはまったく違った効果音的なサウンドを作ることも可能です。   ・dearVR Spatial Connectのサポート 標準搭載プラグインではありませんが、VRコントローラーを使用して、VR空間内でミックスを行うことができるDearReality社のdearVR Spatial Connectをサポートしています。   製品概要 Nuendo 10/R -通常盤- 販売価格:¥108,000(本体価格:¥100,000) 発売日:2019年4月25日(木) Nuendo 10/E -教員用EDUライセンス- 販売価格:¥64,800(本体価格:¥60,000) 発売日:2019年4月25日(木) Nuendo 10/S -学生用EDUライセンス- 販売価格:¥54,000(本体価格:¥50,000) 発売日:2019年4月25日(木) Nuendo 10/UD8 -Nuendo 8 からのアップデート- 販売価格:¥27,000(本体価格:¥25,000) 発売日:2019年4月25日(木) ◎グレースピリオドについて 2019年3月13日以降に以前のバージョンのNuendoをアクティベートされたお客様は、無償でNuendo 10にバージョンアップが可能です。バージョンアップの手続きについて詳しくは下記リンク先 Steinberg WEBサイトをご覧ください。 >> 無償バージョンアップ(グレースピリオド)について -Steinberg WEB サイト- マイナーアップデートも充実の予定 Nuendo 10では、今回のアップデートでは上で紹介した機能以外にもいくつもの機能改善がなされています。さらに、「キューシートの書き出し」、「ARA対応」、「ビデオレンダリング」といった待望の新機能が現在すでに開発中。バージョン10のマイナーアップデートの中で実装されていく予定となっています。   プロフェッショナル用DAWと呼ぶにふさわしい機能とユーザビリティを備えたNuendo 10。販売価格も大幅に下がり、既存ユーザー様のアップデート検討はもちろん新規導入をご検討のユーザー様も、まずはぜひROCK ON PROまでお問い合わせください。
NEWS
2019/04/12

NAB 2019速報~Pro Tools関連NEWS

アメリカはラスベガスで開催される、世界最大規模の放送機器展 NAB Show。ROCK ON PROスタッフも現地に赴き精力的なレポートを届けてくれておりますが、このNAB Showで発表された内容に関するAvid日本語ブログが公開されました。いずれも今回の発表に関する充実した内容となっていますので、下記リンク先よりご覧ください。   Pro Tools 2019 プレビュー リリース時期は未定のままですが、今回のNAB Showでは最新のアップデートとなるPro Tools 2019で追加される機能についての紹介が公式に行われました。   Avidが特に力を入れているのが、イマーシブ制作環境に対応するべく実装する「ボイス数の増加」。下記リンク先のブログでは「ボイス数とは何か」「なぜボイス数増加に価値があるのか」といった"今さら聞けない"的な内容も解説されており、イマーシブ・オーディオの普及により今後さらにトラック数の増加が予想される制作現場のみなさまはご一読いただいて損はないブログとなっています。   Pro Tools 2019に実装される予定のその他の機能については、Avidメーカーページ「What's New」ページにてすでに日本語で公開されています。 >>Pro Tools 2019 プレビュー(主にボイス数に関する内容) >>Pro Tools 2019実装予定のその他の機能   開発中のPro Toolsビデオ・エンジンをプレビュー こちらも実装・リリースのタイミングは未定ですが、開発中の新しいビデオエンジンについての紹介が行われています。この新しいビデオエンジンに関しては、H.264ファイルの安定した再生が主な目的となっているようです。イマーシブ・サラウンドとともにポストプロダクションで大きなトピックとなりつつある、4K/8K制作を見据えた戦略的なアップデートと言えるでしょう。 >>開発中のPro Toolsビデオ・エンジンをプレビュー   イマーシブ・オーディオ・プロダクションへの新たな提案   NAB Showで発表された新たなオプションカード「Pro Tools | MTRX DigiLink I/O Card」、昨年末にリリースされた「128-Channel IP Audio Dante Card 」「SPQ Speaker Processing Card」などを活用することでPro Tools | MTRXをイマーシブ制作環境を構築する具体的な例などが示されています。   Pro Tools 2019で実装予定の「ボイス数の増加」と合わせて、イマーシブ制作を強力にサポートするオプションの紹介となっています。 >>イマーシブ・オーディオ・プロダクションへの新たな提案   ROCK ON PRO POST NAB セミナーもお見逃しなく! NAB Show 2019の模様を徹底レポート!溢れる最新情報の中から、いま注目すべき内容をリアルに、かつ濃密に、いち早くお伝え致します!!お申し込みは下記リンク先ROCK ON PRO WEBサイトから! POST NAB2019!! 最新最速レポートセミナー!!>>  
NEWS
2019/04/12

ROCK ON PRO GW休業のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。 大変恐縮ではございますが、下記期間をGWの休業期間とさせていただきます。 お客様にはご不便をおかけしますが、何卒ご了解のほどお願い申し上げます。 ◎ROCK ON PRO 渋谷・梅田事業所 GW休業期間 2019年4月27(土)〜2019年5月6日(月) 令和元年5月7日(火)からは通常営業となります。 より一層のお引き立てのほど、宜しくお願い申し上げます。
NEWS
2019/04/05

究極のオールラウンダー・リファレンスの魅力を味わう!Focal Trio 11 リスニング・イベント開催!

妥協なきサウンドのために数々の独自技術を研究開発し、緻密で自然なモニタリング環境を提供すると高評のFocal Professional。同ブランドのモニタースピーカーを一挙に体験できるイベントが開催されます。 今春発売予定の新たなフラッグシップ "Trio11 Be" を始め、SMシリーズ/SHAPEシリーズのすべてのモデルが展示されるオープン・リスニング・ブースが設けられるほか、本国フランスより来日するXavier Metzger 氏によるデモンストレーション、さらに、鈴木 Daichi 秀行 氏、飛澤 正人 氏を招いてのトークセッションが行われます。 詳細・お申し込みはこちらから(イベント公式サイト)>>   SMシリーズの新たなフラッグシップ Trio11 Be を発売前に体験 NAMM 2019で発表され、Focal Professional SMシリーズ中過去最大のウーファー口径を備えた新たなリファレンス・スピーカーとしてこの春登場予定のTrio11 Be。全くのゼロから研究開発をスタートし、限りなく自然かつ精密な音声信号の再生を目指すこのTrio11 Beのサウンドを、発売前に国内で初めて体感することができます。 Focal Professional モニタースピーカーを一挙に体験 また、Focal Professional製品ラインナップから、SMシリーズおよびSHAPEシリーズの全機種をスタジオにセットアップ。プレゼンテーションと試聴コーナーを合わせたリスニング・イベントとなっています。ぜひ、制作環境で感じることのできる Focal Professionalのサウンドをお楽しみください。 リスニング・ブースは事前にお申し込みいただければご希望の時間に入退場が可能なオープン・スタジオ形式となります。お時間の許す限り、Focal Professionalが誇る豊富なラインナップを聴き比べることができます。奮ってご参加ください! 卓越した技術・サウンドに触れる〜本国スタッフによるTrio11 Be徹底解説 新たなモデルを発表する度に新たな独自技術を搭載するほど、研究・開発に熱心なメーカーとして知られるFocal。本イベントのために来日する Focal-JMlab社 Xavier Metzger 氏が、新フラッグシップとなる Trio11 Be に搭載された新技術、卓越した音質、パフォーマンス、コンセプトを徹底解説いたします。 さらに、自身のスタジオでFocal Professionalモニタースピーカーを愛用する、鈴木 Daichi 秀行 氏、飛澤 正人 氏をゲストに迎え、モニタースピーカーを選定する際のチェックポイント、選定基準などの貴重なお話しが聞けるセッションを実施します。 Xavier Metzger 氏 鈴木 Daichi 秀行 氏 飛澤 正人 氏   開催概要 日程:2019年 4月 11日(木) 時刻:14:00 〜15:30、16:00 〜17:30(2回開催) 定員:各回20名 会場:サウンドインスタジオ 〒102-0081 東京都千代田区四番町5−6 日テレ四番町ビル1号館6F (最寄り駅:JR総武線 市ヶ谷駅) ご参加方法:事前登録制(無料) 主催:株式会社 メディア・インテグレーション MI事業部 協賛:株式会社 サウンドインスタジオ イベント公式サイト: https://www.minet.jp/contents/event/focal-trio11-event-2019/   詳細・お申し込みはこちらから(イベント公式サイト)>>
Event
2019/04/04

POST NAB2019!! 最新最速レポートセミナー!!〜HDR、IP伝送技術、5G…未来の実現とその先の未来〜

今週末から始まる、世界最大規模の放送機器展 NABSHOW2019。現地でその空気を感じてきたROCK ON PROスタッフが、帰国後にその模様を徹底レポートするセミナーを開催します。すでに弊社WEBレポート記事にあるものから記事には書き切れなかったものまで、NAB2019の内容をたっぷりとご案内させていただきます!! ◎こんな方にオススメ ・業務用機器についての情報をアップデートしたい方 ・最新の技術情報についての知識を深めたい方 ・使用している機器の更新をご検討の方 ・業界のトレンドや今後の方向性について知りたい方 ・世界最大規模の放送機器展の様子を感じたい方 ◎セミナー概要 今週末から始まる世界最大規模の放送機器展 NABSHOW2019を現地視察したROCK ON PROスタッフによる、NAB SHOW 2019徹底レポート・セミナー。   昨年12月についにスタートした4K/8K放送、HDR、IP伝送技術、5Gなど、急速に現実のものとなりつつある様々なテクノロジー。未来として語られてきたこれらのテクノロジーを実現するためのプロダクトが、各メーカーからどのような形で提案されるのか。そして、未来が実現された先の次の「未来の姿」がまた示されたのか…? 例年通りFuture Parkに陣取るNHKは8K/22.2chが実運用になって初の出展、IP伝送関連はCONNECTED MEDIA IPという新しいゾーンに集結。そして、動態展示を行っているIP SHOWCASEも、ST-2110が策定され1年近くがたった今、どのような形になっていたのでしょうか?   最先端のコンセプトが集結するNAB Showから、今年もカッティングエッヂな情報をお届け致します。   ◎リポーター紹介 前田 洋介(ROCK ON PRO)   ROCK ON PRO Product Specialist。レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かし、プロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。   ◎開催要項 場所:Rock oN Shibuya 店頭    東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ1F 日時:4/26(金)17:00-19:00(開場 16:30) 定員:40名 参加費:無料 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 リポーター:前田 洋介(ROCK ON PRO) ◎合わせてチェック!NAB Show 2019現地レポート公開中!! Rock oN Companyウェブサイトでは、ROCK ON PRO 洋介&丹治による現地レポートを随時アップ中です。レポートにお越しの前に、今年のトピックをチェック!気になるポイントは、ぜひセミナー当日にROCK ON PRO 洋介までぶつけてください!! >>NAB2019現地からのリアルタイム・レポート記事はこちらから
Music
2019/03/26

既存Pro Tools | HDX システムを96kHzライブRec.システムにリーズナブルにグレードアップ〜DiGiGrid MGB/MGO + DLI

プラグインメーカー最大手のひとつであるWAVES社とデジタルコンソールの雄DiGiCo社によって開発されたDiGiGrid製品を活用することで、近年主流となりつつある96kHzでのライブコンサートをマルチチャンネルでPro Tools | HDX システムに接続することが可能になります。 コンパクトな筐体に2系統のMADI入出力ポートを備えたMGB/MGO、2系統のDigiLinkポートを備えたわずか1UのDLIを導入するだけで、既にお持ちのHDXカード1枚につき64ch(48kHz/96kHz)のMADI信号をPro Toolsとの間でやり取りすることが可能です。また、既存のDigiLink対応MADIインターフェイスと比較して、導入費用の面でも大きな魅力を備えています。 ◎主な特徴 ・ 既存のPro Tools | HDX システムはそのままに、MADI I/O 機能を追加可能   ・ HDXカード1枚に対して64ch のMADI信号をPro Toolsとやり取り可能   ・ 96kHz時にも64ch分のMADI伝送が可能   ・ 1Gbpsネットワークスイッチを導入することで、手軽にバックアップRec機能を追加   ・ ネットワークオーディオの利点である柔軟な拡張性と冗長性 ◎システム構成例1 システムはMADIとSoundGridのインターフェイスであるMGB/MGO + DigiLinkとSoundGridのインターフェイスであるDLIから成っています。MGB/MGOは単独でPCのネットワーク端子に接続して入出力させることも可能です。また、MGB/MGOは2ポートのMADI端子を搭載しているため、2つのMADIポートを使用して96kHz時でもPro Tools | HDXシステムとの間で最大64Chの入出力が行えます。ライブレコーディングだけでなく、バーチャルリハーサルにも活用可能なシステムを構築可能です。 ◎システム構成例2 ネットワークオーディオ・デバイスであるDiGiGrid導入の最大の利点は、1Gbpsネットワークスイッチと併用することで柔軟性の高い拡張性とリダンダシーを手軽に追加することが可能な点です。画像の例では既存PCを流用することでバックアップ用のDAWを追加しています。無償でダウンロードできるWaves社のTracksLiveを使用すれば、ネイティブ環境で合計128chまでのレコーディングとバーチャル・リハーサルのためのプレイバックが可能なシステムを手軽に構築可能です。 ネットワークを活用してさらなる拡張性と機能性を追加可能 また、このようにDLIを導入したシステムでは、様々なSoundGrid対応インターフェイスをPro Tools HDXシステムに追加することが可能です。モニタリング用のインターフェイスを追加して、収録時の検聴やインプットの追加、ADATやAES/EBU機器へのデジタル入出力、Ethernetケーブルを使用するネットワーク接続を生かし、長距離でも自由なI/Oの構築がフレキシブルに行えます。 また、SoundGrid 対応Serverを追加することで、対応プラグインを外部プロセッサーで動作させることができます。レコーディング時にWavesやSonnoxなどのプラグインのかけ録りを行う、低レイテンシーでプラグインをかけて送出するなど、コンピューターのCPUに負担をかけずにプラグインをかけられるDiGiGridシステムは失敗の許されないライブコンサートの現場に相応しいソリューションと言えるのではないでしょうか。
Tech
2019/03/14

Avid Media Central | Editorial Management ~ますます拡大するデータをどう扱う!? 4K時代のアセット管理法~

効率化のキーはメタデータに眠っている デジタルメディアと呼ばれる画像や映像、音声ファイルには、メタデータと総称される様々なデータが格納されている。そのように設計されたデジタルファイルは検索を効率化し、その後の様々な作業も効率を良くしてくれる。 しかし、私達が日常使用しているパソコンにあるファイルで視認できるメタデータの要素はファイル名だけである。パソコンで開きた いファイルを探し出したいときは、ファイル名を覚えておいて検索するか、もしくは保存場所を記憶しておいたり、作成した日時を控えておいたりと自分の記憶頼りだ。 映像や音声ファイルを格納しているデジタルメディアには、ファイル名の他に、収録時のタイムコードやカメラロール、トラック名、 カラースペース、シーン、テイク等々、それに関連する様々なメタデータが含まれている。しかしこれらのデータは先に触れたように、サーバーやハードディスクに保存されている状態では、ディスクの中にあるただのデータでしかなくなってしまっている。そのため目的のファイルを見つけ出すためには、ファイル名で探すしか方法がないのだ。では収録された大量のデータを誰でも使いやすいように管理するにはどうすればいいのだろうか。 アセット管理でメタデータが本領発揮 Media Composer の操作画面。管理されているメディアのメタデータが表示されている。   ここで持ち上がるのが、アセットマネージメント(管理)である。 一言でいうと、音声や映像などのコンテンツやメタデータの管理を行うということ。管理をするというのは、コンテンツを検索することができ、再利用とプレビューが容易にできることである。そして検索をするときに条件項目としてメタデータを使用することになる。 Media Composer などの映像編集アプリケーションでは、映像・音声ファイルをアプリケーションのプロジェクト内にインポートすると、そのメディアが持つメタデータを細かく表示するビン表示機能がある。Pro Tools のワークスペースの考え方も同様で、ファイルが持つ波形を表示したり、チャンネル数を表示したりとオーディオファイルのメタデータを詳細に表示してくれる。つまり、デジタルメディアのメタデータを活用するには、そういったソフトウェアを介す必要があるとも言える。 撮影がテープやフィルムからディスクでの収録に時代が移り、デジタル時代の副産物として撮影量が増加したという話もよく耳にする。 携帯電話などのデバイスや以前に比べると安価なデジタルカメラで手軽に高画質な写真や動画を撮れることからも、容易に想像ができるのではないだろうか。さらに、4K や RAW での撮影ともなると、それは撮影された素材の長さの問題だけではなく、データ量も HD の何倍にもなってしまう。そうなると編集をする側は大きなディスクやサーバーを用意し、膨大なオリジナルの素材と編集用の素材、完パケフォーマットの素材など、元が同じ素材からできた複数のフォーマットを管理することも必要になってくるだろう。 こういったことからも、番組や映画を制作する上で、何十時間、何百時間と収録された素材を整理し、必要なものをすぐに検索し、編集をするといった工程を構築することこそが、作業の効率化を飛躍的に向上させるものだということが分かってくる。 さらに、編集後の作品の保存(アーカイブ)までを含めて考えると、アセット管理の必要性をもっと身近に考える必要があるだろう。 Editorial Management でここまでできる 映像・音声編集のアセットマネージメントシステムとして、Avid には Media Central(Interplay より名称変更)システムがある。このシステムは 2006 年にリリースされて以来、世界で 1000 サイト以上で使われている。優れた検索機能だけではなく、前述した素材クリップを一元化するための「ダイナミックリンク」機能や「バージョン コントロール」機能なども搭載し、Media Composer でのビデオ編集から Pro Tools へのデータの受け渡しもシーケンスデータからセッションデータへと自動変換するとともに、バージョン管理も自動で行ってくれるのである。 今年の NAB では、「Avid Media Central | Editorial Management」という新しいアセットマネージメントシステムを発表し、今年 6 月に製品として出荷を開始した。これは Media Central を小規模プロダクション向けに改良したもので、サーバーにある素材を一覧することで、チームとしての協調作業をスマートにできるようにするためのツールだ。 このシステムに接続された編集アプリケーション、Avid Media Composer にはサーバーの中のメディアをブラウズするためのメニューが追加され、アプリケーション内から別のアプリケーションを立ち上げることなくサーバーにアクセスでき、表示されたウィンドウにはサーバーにあるメディアが表示され、ウィンドウからドラッグ&ドロップするだけで、すぐに編集を開始することができる。また、作業しているプロジェクト以外のアセットも、サーバー内にある膨大な素材からすばやく素材を探し出すことができ、データを他のエディタと共有しながら作業するのにも適している。 さらにこのブラウザでは、「PhrazeFind」や「ScriptSync」のテクニックも利用でき、さらに音声検索(Phonetic Search)機能も追加されている。「PhrazeFind」や「ScriptSync」は、Media Composer | Ultimate に付属する機能だが、サブスクリプションの Media Composer にオプションでは別で購入もできる。「PhrazeFind」機能とはプロジェクト内のすべてのクリップを自動的に分析し、ダイアログについて音声のインデックスを作成してくれる。「ScriptSync」 は台本(スクリプト)を Media Composer 内にインポートし、プロジェクト内にあるそのテキストと音声ダイアログで自動的に音声インデックスを作成し、クリップを台本のセリフに同期する機能であ る。これらは実際の音声データからもデータを抽出し、アプリケーション内でインデックス用のメタデータを作成してくれる。 また、「Avid Media Central | Editorial Management」にはアシスタントやディレクターが編集前にプレビューをしたり、テイクに関してのコメントやマークを追加することができるツールがバンドルされており、するべき人が責任をもって共同作業を行うことができるように webプラウザベースでこの機能を提供している。 さらにアビッド以外の編集アプリケーションでもこの素材表示ができるように設計することができ、今現在は「Media Central | Panel for Adobe Premiere Pro CC」というオプションがリリースされており、Adobe Premiere Pro のアプリケーション内に素材管理のウィンドウを表示することができるため、Premiere ユーザーともクリップの共有も簡単に行える。このオプションは、SDK が用意されているため、Adobe 以外の他のノンリニア製品とのコラボレーションも大いに期待したい。 アセットマネージメントシステムの構築は、規模が大きすぎて設計の落とし込みが難しい印象を受けるかもしれないが、「Avid Media Central | Editorial Management」は編集作業に焦点を当て、プ ロジェクトに関わる人々がスムーズに素材共有をすることができるシステムである。NEXIS のストレージサーバーとアセット管理のサーバーだけでシンプルに構成されており、その先のワークフローへの足がかりになるシステムと言えるだろう。 *ProceedMagazine2018-2019号より転載
Event
2019/02/26

3/8セミナー開催!!『高品位インテグレート・システムの現在と未来』〜伊藤圭一氏と語る、Avid史上最高MTRX×AoIP/Danteの融合、そしてイマーシブの発展〜

Avid MTRXから始まるAoIP ~ Danteの切り拓く新しいシステム・インテグレーション、そこから生まれる唯一無二の恩恵とは何か。国内外の事例や実演を交えながら、未来の可能性に迫るスペシャルセミナー開催決定! 前半ではAvid史上最高の呼び声高いAvid MTRX最新情報として新しく追加されたオプションにより拡がる世界をお馴染みダニエル・ラヴェル氏と前田洋介によるコンビでお届け。後半の2セクションではKim Studio伊藤圭一 氏、そしてAudinate Japan川北敏樹 氏をお迎えし、インテグレーション・システムの現在地だけでなく、イマーシブオーディオを含めた今後の発展や進化を語ります。大きなサイズのシステムに組み込むためのDante Domain Maneger、そして多彩なDante機器をリリースするFocusriteのご紹介などと合わせ、より深くAoIPが切り拓くソリューションを体感ください。 ◎こんな方にオススメ ・システムソリューション構築へ新たな提案が欲しい方 ・今後のAoIPの発展、イマーシブオーディオの未来を知りたい方 ・AoIP~Danteの最新情報を知りたい方 ・最新のシステムソリューションを知りたい方 ◎伊藤 圭一 氏(Kim Studio) 私たちコンテンツ制作者にとって、制作環境は極めて重要です。合理的かつ高品質な環境がもたらす恩恵には、いかなる努力や才能でもカバーできない、絶大な価値があります。いわば、職人にとっての道具と同じです。そこで重要なことは、信頼性。そして互換性と再現性です。また、VRと共に、イマーシブ・オーディオ全盛期を迎え、マルチ・トラック納品が当たり前となった今、制作過程において、これまで以上の多チャンネル化は、避けられません。そこで私が選択したものは、『Dante』でした。 ◎セミナー概要 17:00-17:30 Avid MTRX最新情報 〜新しく追加されたオプションにより拡がる世界〜 IBC 2018で発表となり、Speaker Processerとして既に出荷が開始されているEQ/Delay機能をモニターセクションに追加するSEQ Option。そして、AoIPへの世界を切り開く128ch IP-Audio Dante Option。SEQ Optionを実際の導入事例をもとにご案内し、さらにはDante Optionが切り拓くMTRXの新しい可能性をご紹介します。 ダニエル・ラヴェル 氏(アビッドテクノロジー株式会社)             前田 洋介(ROCK ON PRO) 17:30-18:15 Danteネットワークオーディオにおける優位性とDomain Managerにいたる進化 Audinate Japan 川北敏樹 氏より、AoIPおよびDanteの基本概念、主要なソフトウェア/ハードウェアについて、そして数あるネットワークオーディオのフォーマットにおけるDante の優位性を解説いただきます。そして 完全なネットワーク管理を実現し、大規模ポスト・プロダクション・システムへの導入も可能にする先進のDante Domain Managerまでを解説します。 川北 敏樹 氏(Audinate Japan) 18:15-19:00 Focusrite RedNetシリーズとDanteネットワークの実例 ここではDanteネットワークと多様なオーディオ・フォーマットを繋ぐFocusrite RedNetシリーズと、国内外での導入事例をご紹介します。さらに2018年に誕生したイマーシブな音響施設Artware hub、その音響コンセプトからプロジェクトを手がけられ、長くFocusrite製品を愛用されている伊藤圭一氏(Kim Studio)と、システム設計に携わった前田洋介(ROCK ON PRO)に、同施設でDanteがネットワークの中核として採用された経緯と運用等について伺います。 伊藤 圭一 氏(Kim Studio)             前田 洋介(ROCK ON PRO)             岡田 裕一(Media Integration) ◎Artware hub 早稲田大学を始め教育機関が集中する東京西早稲田、ここにArtware hubと名付けられた新しいサウンド、音楽の拠点となる施設が誕生した。この施設は、Roland株式会社の創業者であり、グラミー賞テクニカルアワード受賞者、ハリウッドロックウォークの殿堂入りも果たしている故 梯郁太郎氏(公益財団法人 かけはし芸術文化振興財団 名誉顧問)の生涯の夢の一つを現実のものとする「音楽の実験室、様々な音環境、音響を実践できる空間」というコンセプトのもと作られている。   この空間の名称であるArtware hubという名称は梯郁太郎氏の生んだ造語「Artware」がその根本にある。ハードウェア・ソフトウェアだけではなく、人間の感性に根ざしたアート感覚を持った映像、音響機器、そして電子楽器を指す「Artware」、それがつなぐ芸術家の輪、絆、共感を生み出す空間としての「hub」、これが掛け合わされているわけだ。そして、もう一つのキーワードである「共感」を生み出すために、多くの方が集える環境、そのパフォーマンスを共有できる環境として設計が行われた。まさにこの空間は、今までにない音響設備を備え、そのコンセプトに沿った設計によりシステムが構築されている。   関連記事:Artware hub KAKEHASHI MEMORIAL 様 / レジェンドの描いた夢が実現する、全方位型36.8chイマーシブステージ ◎講師紹介 サウンド・プロデューサー&レコーディング・エンジニア 伊藤 圭一 氏(Kim Studio)   変幻自在なサウンド作りゆえ『音の魔術師』の異名を持つ、日本では稀なエンジニア出身のプロデューサー。音響心理学や音響工学をベースに、論理的なアプローチから生み出されるアーティスティックなサウンドは、独創的で唯一無二な世界観を作り出す。   「Number OneではなくOnly One」の発想の元、音と音楽を追求する理想郷を求め、20代半ばで南青山に Kim Studio と(株)ケイ・アイ・エムを設立し、プロジェクト・スタジオの先駆けとなる。内外の音響楽器メーカーの技術顧問を歴任し、MIDI規格、シーケンサー、DAWなどの礎を築くと共に、数々のオリジナル機材や名機を開発するなど、今日の音楽のスタイルを構築した功績は大きい。「アーティストをスターに例えるなら、私はその星を輝かせるための夜空になります」との言葉通り、自分自身はほとんどその存在を表さないプロデュース・スタイルで、映画、テレビ、アニメ、ゲーム、イベント、スポーツ、CM、企業イメージなどあらゆるジャンルで、個性付けにより印象的で長く残る作品を数多く世に送り出し、サウンド・プロデュースした映画の海外音楽賞受賞、TV番組の視聴率で歴代No.1獲得、フィギュア・スケーターの金メダル獲得なども実現している。   一方で、専門誌などへの執筆やセミナー依頼も多数。 “Japan Expo”(仏)、“Hyper Japan”(英)、日本初 “東京コミコン” 統括プロデュースなど、音楽分野にとどまらずワールドワイドに活躍。   株式会社ケイ・アイ・エム:代表取締役 Kim Studio:チーフエンジニア 公益財団法人かけはし芸術文化振興財団:理事 洗足学園音楽大学/大学院:教授   公式ホームページ www.k-i-m.co.jp www.k-i-m.co.jp/itohkeiichi.html 川北 敏樹 氏 (Audinate Japan リージョナル・セールス・マネージャー) 2018年よりオーストラリア Audinate日本支社、開設スタッフとして各メーカー、業界団体とともにDante によるソリューションの普及活動を展開。永年に渡るプロオーディオ業界での業務を通じDante以外のネットワーク・オーディオにも精通。ネットワーク・オーディオのエキスパートとしてDante ネットワークによるフロー改善を提案。 ダニエル・ラヴェル 氏(アビッドテクノロジー株式会社)   1979年6月16日 ニュージーランド、オークランド生まれ 1998年 Music and Audio Institute of New Zealand、Music Production and Audio Technology課程をMerit Passにて卒業 1999-2008年 Auckland AudioにAssistant-Engineerとして入社、その後Head Engineer and Technical Managerとなる。 2008年~ Freelance活動を開始、EngineeringとStudio Integrationを行う。 2009年~ Fairlight Japanに入社、Fairlight Japan Technical Support, Application Development and Testingとして活躍。 2012年~ Avid Technologyに入社、Avid Japan Application Specialistとして活躍の傍らFreelance Engineer and Sound Designerとしても活動を続けている。 前田 洋介(ROCK ON PRO / Product Specialist)   レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かしプロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。 岡田 裕一(Media Integration) 10年近くに渡るニューヨーク滞在を通じ、複数のスタジオでのアシスタントやプロダクションの経験を持つ。数十を超えるメディア・インテグレーション取り扱いブランドすべての問い合わせに日々対応中。 ◎開催概要 日時:2019年3月8日(金)17:00-19:00 定員:50名 参加費用:無料 会場:Avid Space Tokyo 会場住所:東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館ビル4F ◎ご注意事項 定員を超えた時点でのご応募の場合は立ち見でのご案内となる場合がございます。 当日ご参加者様向けの駐車場のご用意はございません、公共交通機関でのご来場もしくは周辺のコインパーキングをご利用下さい。
Review
2019/02/20

ビデオ再生の最新ソリューション Video Slave 4 Pro へアップグレード

DAWと同一のマシンで動作し、独自プレイバックエンジンによる安定した動作でDAWと同期したビデオ再生ソリューションを提供するNon-Lethal AppricationのVideo Slave Pro。前バージョンとなるVideo Slave 3 Proは、その機能性と導入障壁の低さで国内でも多くの業務スタジオに導入されて来ました。 昨年末には待望の簡易ビデオ編集機能が追加されたVideo Slave Pro 4がリリースされ、現場でのさらなる活躍が期待されます。新規導入をご検討の方はもちろん、現在Video Slave 3 Proをご使用の方もぜひ最新バージョンへのアップグレードをご検討ください。 Video Slave 3からの変更点 タイムライン Video Slave 3 Pro(以下、VS3)からVideo Slave 4 Pro(以下、VS4)へのアップデートによる変更点の中でもっとも大きなものと言えるのが、プレイリスト方式からタイムライン方式への再生方式の変更です。 プレイリスト方式を採用していたVS3では、ユーザーがインポートしたムービーファイルは自動的にプレイリストに並び、ファイルのオリジナルTC(またはユーザーが設定したスタートTC)に従ってDAWのプレイバックに同期していました。このシンプルな動作方式はユーザーのニーズに十分に応えるものでしたが、増大するビデオエディットへの要望に応えるために、メーカーはVS4でのタイムライン方式採用に踏み切りました。 これによりアプリケーションの見た目や操作性が大きく変更されましたが、却ってDAWやNLEなどその他の制作用アプリケーションと近くなったため、分かりづらさを感じないものとなっています。ムービーの再生タイミングを変更したい場合、VS3ではウィンドウを開いてTC値を入力しなければなりませんでしたが、VS4ではタイムラインにリージョンをドラッグすることでより直感的に再生タイミングを設定することが可能になりました。 さらに、VS4はひとつのプロジェクトの中に複数のタイムラインを持つことができるため、作業内容に応じて別々のタイムラインを使い分けるといった柔軟性も合わせ持っています。 ビデオエディット VS4がタイムライン方式を採用した理由がこのビデオ編集機能の追加です。今回のメジャーアップデートに際して、機能的な面での最大の変更点と言えるでしょう。VFXや色調補正などの高度な編集機能までは備えていませんが、リージョンのカット/トリム/ムーブといった基本的な編集ができるようになったことで、MA作業中に発生したクリップの差し替えなどにもスピーディに対応することが可能になりました。急な変更によってワークフローが停止する時間を、最小限に抑えることができる、まさに待望の追加機能と言えるでしょう。 iLokライセンス対応 また、VS4からはランセンス方式がiLokに変更され、これにより、ライセンスの管理・移行がより便利になりました。特に、様々なスタジオで作業を行う機会の多い個人ユーザーの方々には朗報でしょう。 VS3も使用可能 今回のバージョンアップによって大きな仕様変更を果たしたVS4ですが、DAWのTCと同期したプレイバック/スクラブというメインの機能に変わりはありません。また、使用方法もより直感的になっています。とはいえ、これまでVS3を使用されていたユーザーにとっては使い勝手に多少なりとも違いを感じることは否めません。 しかし、この面からVS4へのアップグレードを躊躇されているユーザーのみなさまもご安心ください。VS4へのアップグレード後も、引き続きVS3を使用することが可能です。VS4ライセンスを所有するユーザーは本国メーカーWEBサイト”My Account”下部から”Video Slave 3.4.455 (reads VS 4 licenses)”をダウンロードすることで、VS4ライセンスで起動するVS3を手に入れることができます。VS4の使用法や設定方法が分からずにワークが止まってしまうような事態を避けるために、バックアップとしてマシンにインストールしておくことが可能です。 その他の特徴 VS4についてのさらに詳細な情報は、下記リンク先からVideo Slave 4 Pro製品ページ(日本語)をご覧ください。 https://pro.miroc.co.jp/brand/non-lethal-applications-video-slave-4-pro/ アップグレードの方法 現在、VS3をご使用中のお客様はアップグレード用ライセンスをご購入いただくことでVS4へのアップグレードが可能です。また、2018年10月16日以降にアクティベーションされたライセンスについては無償アップグレード対象となっている可能性がございますので、まずはROCK ON PROまでご相談ください。 Non-Lethal-Applications Video Slave 4 Pro ◎新規ご購入 販売価格:¥75,384(本体価格:¥69,800) *本製品はダウンロード製品のためパッケージはありません。 *画像はイメージです。 Non-Lethal-Applications Upgrade to Video Slave 4 Pro ◎アップグレード版 販売価格:¥26,784(本体価格:¥24,800) *本製品はダウンロード製品のためパッケージはありません。 *画像はイメージです。
NEWS
2019/02/18

3/8から新価格!! Avid ProTools HDX / MTRXほか要チェック!!

Avidより新価格の情報が飛び込んでまいりました!! 対象となるのは下記にまとめたPro Tools HDX関連、MTRXベースユニット、S6、S6L、そしてVideo関連の製品。3/8(金)より新価格となりますので3/7(木)AM中までにROCK ON PROへいただいたご発注を値上前価格にてご手配となります!! ◎Avid / Audio 新価格情報 ・Pro Tools HDX Core 現行価格:¥401,760(本体価格¥372,000)->新価格:¥471,960(本体価格¥437,000) *お手元の製品と交換するExchangeプランは現状据え置きとなります。 ・Pro Tools HDX Core with Pro Tools | Ultimate Perpetual License NEW 現行価格:¥670,680(本体価格¥621,000)->新価格:¥740,880(本体価格¥686,000) *お手元の製品と交換するExchangeプランは現状価格を据え置きとなります。 ・Pro Tools | MTRX Base unit with MADI and Pro|Mon 現行価格:¥574,560(本体価格¥532,000)->新価格:¥638,280(本体価格¥591,000) *MTRXについてカードほかのオプション類は現状価格を据え置きとなります。 ・S6 / 4~10%上昇 >>>詳細確認はお見積もりにてご依頼ください。<<< ・VENUE | S6L / 6~22%上昇 >>>詳細確認はお見積もりにてご依頼ください。<<< *上記は3/8(金)より適用となります。 *3/7(木)AM中までに弊社までいただいたオーダーを現行価格にてご手配いたします。 *上記以外の製品について現時点で新価格の情報はございません。 *上記は2/18(月)時点での情報となります。 ◎Avid / Video 新価格情報 ◎主な内容を記載:下記の表記は全て税抜となります。 ・NEXIS E2 60TB :¥3,750,000->新価格¥3,830,000 ・NEXIS E2 100TB:¥4,380,000->新価格¥4,470,000 ・NEXIS E4 120TB:¥6,830,000->新価格¥7,030,000 ・NEXIS E4 200TB:¥8,580,000->新価格¥8,840,000 ・NEXIS PRO:¥1,570,000->新価格¥1,650,000(初年度保守付き) ・Artist DNxIQ :¥461,000->新価格¥508,000 ・Artist DNxIQ+MCソフトバンドル:¥579,000->新価格¥638,000 ・Artist DNxIQ+MCソフト(ドングル)バンドル:¥638,000->新価格¥703,000 *その他製品の詳細確認はお問い合わせください。 *上記は3/8(金)より適用となります。 *3/7(木)AM中までに弊社までいただいたオーダーを現行価格にてご手配いたします。 *上記は2/18(月)時点での情報となります。 Audio新価格についてHDXへのExchangeは価格据え置きとなりますが、特に新規導入のHDX Coreは概ね17%ほどの価格アップとその変更幅も大きなものとなっています。先日のテクニカルプレビューでもあったように次バージョンのPro Tools|UltimateではVoice数の拡大など機能更新を予定、まだまだHDXが活躍してくれるシーンは続きそうです。3月まで残りわずかです!ご検討中のお客様はお早めにお問い合わせください!
Media
2019/02/07

Artware hub KAKEHASHI MEMORIAL 様 / レジェンドの描いた夢が実現する、全方位型36.8chイマーシブステージ

早稲田大学を始め教育機関が集中する東京西早稲田、ここにArtware hubと名付けられた新しいサウンド、音楽の拠点となる施設が誕生した。この施設は、Roland株式会社の創業者であり、グラミー賞テクニカルアワード受賞者、ハリウッドロックウォークの殿堂入りも果たしている故 梯郁太郎氏(公益財団法人 かけはし芸術文化振興財団 名誉顧問)の生涯の夢の一つを現実のものとする「音楽の実験室、様々な音環境、音響を実践できる空間」というコンセプトのもと作られている。 この空間の名称であるArtware hubという名称は梯郁太郎氏の生んだ造語「Artware」がその根本にある。ハードウェア・ソフトウェアだけではなく、人間の感性に根ざしたアート感覚を持った映像、音響機器、そして電子楽器を指す「Artware」、それがつなぐ芸術家の輪、絆、共感を生み出す空間としての「hub」、これが掛け合わされているわけだ。そして、もう一つのキーワードである「共感」を生み出すために、多くの方が集える環境、そのパフォーマンスを共有できる環境として設計が行われた。まさにこの空間は、今までにない音響設備を備え、そのコンセプトに沿った設計によりシステムが構築されている。 1:すべて個別に駆動する36.8chのスピーカーシステム まずは、その環境を実現するためにインストールされた36.8chというスピーカーシステムから見ていきたい。壁面に数多く設置されたスピーカーはTANNOY社のAMS-6DCが採用されている。これだけの多チャンネルシステムであると、スピーカーの構造は物理的に同軸構造であることが望ましい。Stereoであれば気にならないツイーターとウーファーの位相差の問題が、スピーカーの本数分の問題となりサウンドチューニングの妨げとなるからである。このスピーカーの選定には10種類以上の機種の聴き比べを行い、自然なサウンドが得られる製品がセレクトされている。音の飛び出し方、サウンドのキャラクターが単品として優れている製品もあったが、個性の強すぎない、あくまでもナチュラルなニュアンスを持った製品ということでセレクトは進められている。 これらのスピーカーを駆動するアンプはTANNOY社と同じグループ企業であるLab.Gruppen D10:4Lが9台採用された。合わせてサブウーファーには同社VSX 10BPを2本抱き合わせて4箇所に合計8本、こちらのアンプにはLab.Gruppen D20:4Lを2台採用。PA関係を仕事とされている方にはすでに当たり前になっているかもしれないが、SR用のスピーカーのほとんどが専用アンプとのマッチングを前提に設計されており、その組み合わせにより本来のサウンドを生み出すからである。このアンプは1Uのスペースで4chのモデルであるためこのような多チャンネルの個別駆動にはベストなセレクトとなっている。 前後の壁面のスピーカー。正面は「田」の字に9本配置されているのがわかる。 そして、皆さんの興味はこのスピーカー配置に集まるのではないだろうか?壁面にはセンターから30度間隔で12本のスピーカーが2レイヤー配置されている。一般に開放する施設ということで、入場者の邪魔にならない位置、具体的には2.5mの高さに下層のスピーカーは取り付けられている。上層は5mの位置となる。さらに写真ではわかりにくいが、天井に設置されたグリッド上のパイプに9本のスピーカーが取り付けられている。この9本は「田」の字の各交点に設置されているとイメージしていただきたい。さらに仮設として正面床面に直置きでのスピーカーも3本あり、正面の壁面に関しても「田」の字の各交点に9本の配置がなされている。 これらの合計36本のスピーカーはすべて個別に駆動するようなシステムとなっている。さらにサブウーファーを天井グリッド内に4箇所設置、設置位置は前後左右の十字に配置し、それぞれ個別駆動が可能となっている。つまり合計36本のスピーカーと8本のサブウーファーがすべて個別に駆動、全体のシステムとしては36.8chのスピーカーシステムである。 天井のスピーカー。空調ダクト等を避けて写真の位置に9本のスピーカーと8本のサブウーファーが設置された。 2:ロスなく長距離伝送するDanteを採用 スピーカー側より順番に機材を見ていきたいが、アンプの直前にはDante-AnalogのコンバーターとしてFocusrite REDNET A16Rが設置されている。これは1Fに設置されている調整室から3Fにあるアンプルームまでの伝送を、最高のクオリティーを保ったまま行うという目的。そして、これだけの数のスピーカーのマネージメントを行うために導入されたYAMAHA MMP-1をベストなコンディションで動作させるためにDanteが採用されている。1Fの調整室から送られた信号は、Danteにより長距離をロスなく伝送されてくる。それをDante-Analogのコンバーターとして最適なクオリティーを提供するFocusrite社の製品によりAnalogでアンプへと接続が行われているということになる。 このDanteの回線に組み込まれたYAMAHA MMP-1は最新のスピーカー・マネージメント・プロセッサーである。1台で32chのスピーカーマネージメントが行える優れた機器で、システムアップに応じて自在に入力信号を各スピーカーに振り分けたりといったことが可能となっているが、Artware hubの36.8chのスピーカーをプロセスするためには2台が必要となった。サブウーファーのチャンネルに関しては、FIRフィルターによるLPFが使えるというのは特筆に値する機能である。この36.8chのスピーカーの調整には1週間の時間を要した。個別のチャンネルのイコライザーによる周波数特性の調整、ディレイによる位相合わせ、音圧の調整、さすがに36.8chともなるとなかなか終わらない。それぞれ隣合うスピーカーとのファンタム音像に関しても聴感でのピーク・ギャップが無いか、サウンドキャラクターが変化しないか、といったチェックを行っている。この調整作業は株式会社SONAの中原氏に依頼を行い実施した。スタジオのようにリスニングポイントに対してガチガチに調整を行うのではなく、リスニングエリアを広めにとれるように調整は行われている。 Dante Networkの入り口にはFocusrite REDNET D64Rが2台用意され、調整室内の基本回線となるMADIからDanteへのコンバートが行われている。ここでMADIは64chあるので1台で済むのでは?と考えられるかもしれないが、Artware hubのシステムはすべて96kHzで動作するように設計されている。そのため、MADI回線は32chの取り扱いとなり、この部分には2台のREDNET D64Rが導入されることとなった。 3:ハイクオリティを誰もが扱える、スペースとしての命題解決 そして、Artware hubのシステムの中核となるAVID MTRX。Pro ToolsともAVID S6Lとも接続されていない「MADI Matrix Router」としてこの製品がインストールされている。このAVID MTRXには5枚のMADI option moduleがインストールされ13系統のMADI IN/OUTが用意されている。システムのシグナルルーティングを行うだけではなく、システムのボリュームコントロールもこのMTRXが行っている。36.8chものチャンネルのボリュームコントロールが行える機器はなかなか存在しない。しかも、最終の出力は96kHzということもあり2系統のMADIにまたがっている。専任のオペレーターがいる利用時は良いが、講演会やVideoの視聴といった簡易的な利用の場合、誰でも手軽に操作ができるハードウェアコントローラーが必須となる。そこでArtware hubのシステムではAVID MTRXに組み合わせてTAC SYSTEM VMC-102をスピーカーコントローラーとして採用している。 TAC SYSTEM VMC-102はそれ自体にMADIを入力し、モニターソースのセレクトを行い、AVID MTRX/NTP/DADもしくはDirectOut ANDIAMOをコントロールし出力制御を行うという製品。しかし、Artware hubではVMC-102にMADIは接続されていない、AVID MTRXコントロール用にEthernetだけが接続されている。通常でのVMC-102は、入力されたMADI信号をモニターソースとしてそれぞれ選択、選択したものがVMC-102内部のモニターバスを経由してMADIの特定のチャンネルから出力される、という仕様になっている。そして、その出力されたMADIが、接続されるMTRX/NTP/DADもしくはDirectOutの内部のパッチの制御とボリュームの制御を行い、スピーカーセレクトとボリューム調整の機能を提供している。 今回は、このパッチの制御とボリュームコントロールの機能だけを抽出したセットアップを行っている。通常であればVMC-102の出力バスをスピーカーアウトのソースとして設定するのだが、ダイレクトにAVID MTRXの物理インプットを選択している。この直接選択では、物理的な入力ポートをまたいだ設定は出来ないため2つのスピーカーアウトを連動する設定を行い、今回の96kHz/36.8chのシステムに対応している。そして、VMC-102のタッチパネルには、ソースセレクトが表示されているように見えるが、実はこのパネルはスピーカーセレクトである。説明がややこしくなってしまったが、このパネルを選択することにより、AVID MTRXの入力を選択しつつ、出力を選択=内部パッチの打ち換え、を行い、その出力のボリュームコントロールを行っているということになる。YAMAHA MMP-1も同じような機能はあるが、2台を連携させてワンアクションでの操作が行えないためVMC-102を使ったシステムアップとなった。 具体的にどのような設定が行われているかというと、マルチチャンネルスピーカーのディスクリート駆動用に40ch入力、40ch出力というモードが一つ。コンソールからのStereo Outを受けるモードが一つ。Video SwitcherからのStereo Outを受けるモード、そして、袖に用意された簡易ミキサーであるYAMAHA TF-Rackからの入力を受けるモード、この4パターンが用意されている。ちなみにVMC-102は6系統のスピーカーセットの設定が可能である。今後入出力のパターンが増えたとしても、36.8chで2パターン分を同時に使っているので、あと1つであればVMC-102のスピーカーセットは残っているため追加設定可能だ。 システム設計を行う立場として、やはり特注の機器を使わずにこのような特殊フォーマットのスピーカー制御が行えるということは特筆に値する機能であると言える。VMC-102はスピーカーセット一つに対して最大64chのアサインが可能だ。極端なことを言えば48kHzドメインで6系統すべてを同期させれば、384chまでのディスクリート環境の制御が可能ということになる。これがAVID MTRXもしくはNTP/DAD社製品との組み合わせにより200万円足らずで実現してしまうVMC-102。新しい魅力を発見といったところである。AVID MTRXには、Utility IN/OUTとしてDirectOut ANDIAMOが接続されている。この入出力はVideo Systemとのやり取り、パッチ盤といったところへの回線の送受信に活用されている。ここも内部での回線の入れ替えが可能なため、柔軟なシステムアップを行うのに一役買っている部分である。 4:36.8chシステムの中核、FLUX:: SPAT Revolution そして、本システムのコアとなるFLUX:: SPAT Revolution。このソフトウェアの利用を前提としてこの36.8chのスピーカーシステムは構築されている。SPAT Revolutionは、空間に自由にスピーカーを配置したRoomと呼ばれる空間の中に入力信号を自由自在に配置し、ルームシュミレートを行うという製品。Artware hubのような、特定のサラウンドフォーマットに縛られないスピーカー配置の空間にとって、なくてはならないミキシングツールである。SPAT Revolutionは、単独のPCとしてこれを外部プロセッサーとして専有するシステム構成となっている。 入出力用にはRME HDSPe-MADI FXを採用した。これにより、64ch@96kHzの入出力を確保している。入力は64ch、それを36.8chのスピーカに振り分ける。SPAT Revolutionにはサブウーファーセンドが無いため、この調整は規定値としてYAMAHA MMP-1で行うか、AVID S6Lからのダイレクトセンドということになる。といっても36chのディスクリートチャンネルへのソースの配置、そして信号の振り分けを行ってくれるSPAT RevolutionはArtware hubにとっての心臓とも言えるプロセッサーだ。執筆時点ではベータバージョンではあるが、将来的にはS6Lからのコントロールも可能となる予定である。数多くのバスセンドを持ち、96kHz動作による音質、音楽制作を行っている制作者が慣れ親しんだプラグインの活用、AVID S6LのセレクトもSPAT Revolutionとともに強いシナジーを持ちArtware hubのシステムの中核を担っている。 FLUX:: SPAT Revolutionに関しての深いご紹介は、ROCK ON PRO Webサイトを参照していただきたい。非常に柔軟性に富んだソフトウェアであり、このような特殊なフォーマットも制約なくこなす優れた製品だ。Artware hubでは、既存のDolby AtmosやAUROといったフォーマットの再生も念頭においている。もちろん、完全な互換というわけにはいかないが、これだけの本数のスピーカーがあればかなり近い状態でのモニタリングも可能である。その場合にもSPAT Revolutionは、スピーカーへのシグナルアサインで活躍することとなる。現状では、既存のImmersive Surroundの再生環境は構築されてないが、これは次のステップとして検討課題に挙がっている事案である。 ◎FLUX:: 関連記事 FLUX:: / ユーザーから受けた刺激が、 開発意欲をエクスパンドする Immersive Audioのキー・プロダクト Flux:: / Spat Revolution 〜ROCK ON PRO REVIEW 5:可動式のS6Lでマルチチャンネルミックス ミキシングコンソールとして導入されたAVID S6Lは、大規模なツアーなどで活躍するフラッグシップコンソールの一つ。コンパクトながら高機能なMixing Engineを備え、96kHzで192chのハンドリング、80chのAux Busを持つ大規模な構成。SPAT Revolutionでのミキシングを考えた際に、Aux Busの数=ソース数となるため非常に重要なポイント。音質とバス数という視点、そして何より前述のSPAT Revolutionをコンソール上からコントロール可能という連携により選択が行われている。そしてこれだけのマルチチャンネル環境である、調整室の中からでは全くミキシングが行えない。そこでS6Lはあえてラックケースに収められ、会場センターのスイートスポットまで移動してのミキシングが可能なように可動式としている。 S6Lには、録音、再生用としてAVID Pro Toolsが接続されている。これは、AVID S6Lの持つ優れた機能の一つであるVirtual Rehearsal機能を活用して行っている。S6Lに入力された信号は、自動的に頭わけでPro Toolsに収録が可能、同様にPro ToolsのPlaybackとInputの切替は、ボタン一つでチャンネル単位で行えるようになっている。マルチトラックで持ち込んだセッションをArtware hubの環境に合わせてミキシングを行ったり、ライブ演奏をSPATを利用してImmersive Soundにしたりとどのようなことも行えるシステムアップとしている。これらのシステムが今後どの様に活用されどのようなArtが生み出されていくのか?それこそが、まさにArtware hubとしての真骨頂である。 AVID S6L はこのように部屋の中央(スピーカー群のセンター位置)まで移動させることが可能。イマーシブミキシング時は音を確認しながら作業が行える。 Artware hubには、音響だけではなく、映像、照明に関しても最新の設備が導入されている。映像の収録は、リモート制御可能な4台の4Kカメラが用意され、個別に4Kでの収録が可能なシステムアップが行われた。4K対応機器を中心にシステムアップが行われ、将来への拡張性を担保したシステムとなっている。音響システムとは、同期の取れる様にLTC/MTCの接続も行われている。照明は、MIDIでの制御に対応し、PCでの事前仕込みの可能な最新の照明卓が導入された。LED照明を中心に少人数でのオペレートで十分な演出が行えるよう配慮されたシステムとなっている。 さまざまなArtistがこのシステムでどのようなサウンドを生み出すのか?実験的な施設でもあるが、観客を入れて多くの人々が同時に新しい音空間を共有できる環境であり、すべてにおいて新しい取り組みとなっている。Roland時代の梯郁太郎氏は早くも1991年にRSS=Roland Sound Spaceという3D Audio Processorを開発リリースしている。その次代を先取りした感性が、今このArtware hubで現実の環境として結実していると思うと感慨深いものがある。 本誌では、これからもArtware hubで生み出されるArtを積極的に取り上げていきたい。また、今回ご紹介したシステム以外にも照明映像関連などで最新の設備が導入されている、これらも順次ご紹介をしたい。最後にはなるがこの設備のコンセプトの中心となった、かけはし芸術文化振興財団専務理事で梯郁太郎氏のご子息である梯郁夫氏、そして同じく理事であるKim Studio伊藤圭一氏の情熱により、この空間、設備が完成したことをお伝えしまとめとしたい。 *ProceedMagazine2018-2019号より転載
Education
2019/01/31

専門学校ESPエンタテインメント福岡 様 / AMS NEVE Genesysで実現する充実のカリキュラム

多くの人材を業界へ輩出するESPミュージックアカデミーが福岡に新たな校舎を新設、レコーディング課の実習室として素晴らしいスタジオが作られた。リズムセクション収録の可能な広いブースと、授業を前提に広く作られたコントロールルーム。そして、そこに導入されたAMS NEVEGenesys。細かい部分までこだわりを持って設計されたそのスタジオをレポートしたい。 1:AMS NEVE Genesysという合理的なセレクト まずは導入されたコンソールの話から始めるが、実は東京・大阪・福岡の各校舎ではそれぞれ異なった機材が導入されている。東京校は2 部屋の実習室があるが、それぞれSSL 4000G+ とSSL 9000が導入されており両方とも大型のアナログコンソールとなる。大阪校も2 部屋の実習室、こちらはSSL AWS948とAVID S6で、アナログコンソールとPro Toolsコントローラーという組み合わせになる。そして今回この福岡校に導入されたのはAMS NEVE Genesysである。ここから読み取れるのは、東京校では最初にアナログコンソールでシグナルフローなどの概念をしっかりと学び、次のステップへというカリキュラム。大阪校では1年目にSSL AWSでアナログコンソールでの実習、2年目はAVID S6で最新環境を体験するという2段構えの想定、福岡校は1 部屋で両方のコンセプトを兼ね備えた実習を行えるAMS NEVE Genesys、と各校とも実に合理的なセレクトが行われていることがわかる。 今回は新校舎ということもありプランニングには1年以上の時間がかけられているのだが、コンソールの選定には多くの候補が検討されたということだ。その中で最後まで残ったのが、今回導入されたAMS NEVE GenesysとAVID S6。学生には現場に出た際に学校で学んだ機材と同じもので作業を行ってほしいという意見もあり、今後のスタンダードとなりうるAVID S6は有力な候補であったが、やはり授業を行うことを前提に考えるとアナログコンソールであるということは外せないという判断にたどり着いたとのこと。ミキシングを教える際に非常に重要なシグナルフロー。デジタルだと柔軟性が高いがゆえにどうしても具体的になっていかないが、アナログコンソールであれば一つ一つのツマミを順に追いかけることで信号がどのような順番で処理が行われているのかがわかる。これは実習を行う上で非常に重要なポイントとして考えているということだ。 今回導入されたAMS NEVE Genesysはチャンネルストリップが16ch実装されたモデル。リズムセクションの収録を考えると16chというのは必須であり、NEVE 製のプリが16ch用意されているこの製品の魅力の一つでもある。残りのフェーダーはDAWコントロールとして働き、インラインコンソールのような使い方も可能。これもマルチトラックレコーディングのフローを教える際には非常に重要なポイントとなる。DAWへ信号を送り、それが戻ってくる(実際には、DAW内部で最終SUMはされるが)という感覚はこのクラスの製品でないと直感的に理解することは難しいのではないだろうか。 2:コントロールされた音響設計と200Vでの駆動 レコーダーとしてはAVID Pro Tools HDXが導入され、HD I/Oが2台接続、AD/DAは24ch が用意される。ここに関しては基本を知るという教育の現場であるためベーシックな構成が選択された。Pro Toolsのオペレート用のデスクは、Erogotronのカートが導入されている。このカートは医療現場用に設計されているために非常に作りもよく、耐久性も高い製品。授業の形態に応じてどこでも操作のできる環境が作り上げられている。ブースはリズムセクションが入れる十分な広さを持った空間で、アンプ類、ドラムセットなども用意された贅沢な空間となっている。楽器類もエントリークラスのものではなく、しっかりとした定番の機種が揃っているあたりにこだわりが感じられる。また、ブースとコントロールルームをつなぐ前室にもコネクターパネルが用意され、ボーカルブースや、アンプブースとしても使えるように工夫が行われている。 コントロールルーム、ブースなどは日本音響エンジニアリングによる音響設計で、しっかりとした遮音とコントロールされた響きにより充実した録音実習が行える空間となっている。ドラムが設置されている部分には、木のストライプやレンガ風塗り壁にしデッドになり過ぎず、自然な響きが得られるようになっていたり、コントロールルームとの間は大きな窓が開き、授業の際に十分な視界を確保することができる、といったように少し現場を見るだけでも考え抜かれた設計であることがわかる。さらに、ここでは音質にこだわり200Vでの駆動を行っているということだ。学校であるということを考えると必要十分以上な設計かもしれないが、本当に良い音を実習の段階から知ることができるのは、卒業して現場に出たときに必ず武器となるはずである。良い音を知らなければ、良い音は作れないのだから。 福岡の地に誕生した充実のスタジオ。ここから巣立つ学生の皆さんがどのような活躍をしていくのか非常に楽しみである。 右: 教務部 音楽アーティスト科 吉田雅史氏 中: サウンドクリエイターコース講師 大崎隼人氏 左: ROCK ON PRO 岡田詞郎 *ProceedMagazine2018-2019号より転載
Event
2019/01/23

Avid Creative Summit Osaka 2019 〜いま向かい合う、次世代ワークへのフェイズシフト。〜

いま向かい合う、次世代ワークへのフェイズシフト。 音響、映像、ネットワーク、さまざまなメディアを取り巻く環境が日進月歩で進化していくいま、その制作については常に一歩先の感覚と確かな情報が求められています。Avidの「いま」、そしてクリエイターの「未来」を明らかにする今回のAVID CREATIVE SUMMIT in Osakaでは、最新のゲームサウンドとストリーミング配信に対するアプローチ、身近な製品が多数登場し具体化されてきたイマーシブ制作、導入が進み新たなシステムのコアとして活躍するAvid MTRXの実際など、いまクリエイターが向かい合う次世代ワークの未来像を提起、そのフェイズシフトを描くための最新情報をお届けします。そのほかNAMM 2019での情報も最新最速でお届け、2019年の制作をリードするインフォメーションを満載したAVID CREATIVE SUMMIT in Osakaへ、ぜひお越しください!! ◎セミナーのご案内 【1st session】 14:00~14:45 ゲームクリエイターが紐解くマスタリングアプローチ ゲームクリエイターが紐解くマスタリングアプローチ 〜最新作Devil May Cry 5におけるサウンドメイク、そしてストリーム配信向けのマスタリングアプローチ〜 ゲームサウンドを中心に様々な分野で活躍される株式会社カプコン 瀧本氏を講師に迎え、発売を控えた最新作 Devil May Cry 5のサウンドを先取り!! 実際にLAでレコーディングされた楽曲についてのレコーディングノウハウやゲーム向けクアッドミックス作成アプローチ、そしてストリーム配信向けのマスタリングアプローチを解説。新しい切り口でPro Toolsの活用術を解説いたします。今ここでしか知ることのできない情報が満載です!! 講師: 株式会社カプコン サウンドプロダクション室 シニアサウンドエンジニア 瀧本 和也氏   1992 年、東京のポスプロスタジオ業務に就き、放送、映画等のミキシングを経験後、1997 年にカプコンに入社。入社後はバイオシリーズ、モンスターハンターシリーズ等、カプコンのほぼ総てのタイトルに関わり、カットシーンのミキシング、楽曲のレコーディング、ミキシング等を担当。また、ゲーム音響制作現場のシグナルリファレンス策定や、現場環境の整備、ゲームの発音に関するミキシングの視点からのアイデアを制作者と議論し、クオリティアップの下支えを行っている。近年は、「Biohazard7」でゲーム全体のインタラクティブミックスを担当し、1月25日に発売されたばかりの「Biohazard RE:2」ではカットシーンのオーディオディレクションを手がけるなど、サウンドエンジニアという仕事の幅を広げて、より深くゲーム制作に関わっている。   時間:14:00~14:45 定員:50名 【2nd session】 15:00~15:45 Pro Tools のいまを知る、NAMM2019から最新情報ハンズオン!! Pro Tools のいまを知る、NAMM2019から最新情報ハンズオン!! 〜最新最速!! NAMM2019リリース情報を大阪で体験!!〜 NAMM2019にて発表された新機能を大阪で体験!! 最新最速の情報をお届けいたします。2018年はPro Tools | Ultimateほか名称も新たにされバージョンネームも改訂、トラックプリセット/プレイリスト機能の強化、UVI Falcon・Plugsound Avid Editionの提供など、音楽制作やポストプロダクションでの様々なニーズを網羅し進化し続けるPro Tools。NAMM 2019ではいかなる情報がもたらされるのか、どの様な新機能が搭載されているのか、その全貌をAvid Technology ダニエル ラヴェル 氏より解説いただきます、ぜひ会場にてご確認ください。 講師: Avid Technology ダニエル ラヴェル 氏 時間:15:00~15:45 定員:50名 【3rd session】 16:00~17:00 Pro Toolsとプラグインで魅せる、イマーシブ・オーディオの世界 DSpatial / Reality Flux:: / SPAT Revolution Pro Toolsとプラグインで魅せる、イマーシブ・オーディオの世界 〜DSpatial Reality / Flux:: SPAT Revolution、Pro Toolsで織りなす現在進行形の立体音響表現〜 音響制作においてグローバルなトピックスとなっているイマーシブ・オーディオ。各ソフトウェアがプラグイン対応となり、その制作も身近な存在へとなっています。独自の物理モデリング技術による、イマーシブ・オーディオ制作をPro Tools上で容易に実現するDSpatial / RealityとIRCAMの音響と空間認識の研究成果と長年の経験をベースに開発されたFlux:: / SPAT Revolutionを通して、Pro Toolsで実現するイマーシブ・オーディオのいまを紐解いていきます。 ゲスト 株式会社アイネックス 制作技術部 制作技術課 セクションチーフ 和三 晃章 氏 解説: 株式会社フォーミュラ・オーディオ 小倉 孝司 氏 株式会社メディア・インテグレーション 山口 哲 氏 進行: ROCK ON PRO Product Specialist 前田 洋介 時間:16:00~17:00 定員:50名 【4th session】 17:15~18:00 ワークフローが進化する!! Avid MTRXが実現した制作現場を知る ワークフローが進化する!! Avid MTRXが実現した制作現場を知る 〜DanteネットワークからSPQカードの活用まで、拡大するAvid MTRXの最新事例〜 DAD時代から定評のある確かなサウンド、そしてDADmanによる1500マトリクスのルーティング、Danteネットワークの構築など、柔軟かつクオリティあるシステムアップを実現するために、新たな制作のコアとしてAvid MTRXの現場導入が進んでいます。弊社刊行のProceedMagazineでもご紹介している通り、36.8chのステージを擁するArtware hub様では約400ch@96kHzをハンドリングする中枢を担い、松竹映像センター様ではDual体制でのMTRXを導入してそのシステムを支えています。さらに最新のSPQ Speaker Processing CardではDolby Atmosなどの制作における適切な音場構築を可能にしMTRXの持つ可能性はますます拡大。ここではAvid MTRXで実現した最新のシステムアップを紐解いていきます。 講師: ROCK ON PRO Product Specialist 前田 洋介 時間:17:15~18:00 定員:50名 【Meet the Future!! 懇親会】 18:15~19:15 充実のセミナーのあとは、その熱気のままにご来場のみなさまと懇親会で大いに語り合えればと考えております。関西地区の皆様のつながりを深める場として是非ともご参加ください!!事前登録不要でご自由にご参加いただけます!! ◎募集要項 日時 2019年2月15日(金) 13:30開場・14:00スタート 会場 梅田センタービル 31F ホワイトホール 〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービルHPはこちらから>> 会場MAP PDF ucb_map_2018 定員: 各回50名様(先着お申し込み順) ◎1st Session 14:00~ 50名 ◎2nd Session 15:00~ 50名 ◎3nd Session 16:00~ 50名 ◎4th Session 17:15~ 50名 参加費用:無料 ◎ご注意事項 ※複数セッションへのお申し込みも可能です、お申し込みフォームにて参加ご希望のセッションをご選択下さい。 ※定員を超えた時点でのご応募の場合は立ち見でのご案内となる場合がございます。 ※当日ご参加者様向けの駐車場のご用意はございません、公共交通機関でのご来場もしくは周辺のコインパーキングをご利用下さい。 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 お問い合わせ先:ROCK ON PRO Umeda 06-6131-3078
Broadcast
2019/01/16

株式会社毎日放送 様 / 入念な検討で実現した2日間でのコンソール更新

大阪駅北側に位置する茶屋町に社屋を構える株式会社毎日放送。その社屋の4階にあるMAコンソールの更新工事が行われた。長年に渡り活躍をしてきたAMS NEVE MMC から、次の時代を睨んだAVID S6 + MTRXという最新の機材へと更新が行われている。 1:AVID S6 の構成をどう考えたか なぜ、コンソールであるAMS NEVE MMCからコントローラーであるAVID S6へと舵を切ったのか?この点からレポートを始めるが、更新が行われた同社屋の7Fにあるもう一つのMAルームでAVID ICON D-Controlを使っていたということが一つの理由。すでにDAWとしてPro Toolsをメインに作業を行っているということで、AVID D-Controlの持つ専用コントローラーとしての完成度の高さはすでに実感済み。その作業効率の良さは十分に理解していた中で、もう一部屋の更新に際しては、Pro Toolsと親和性の高いAVID S6、もしくはS3という候補しか残らなかったということ。そのS3についてはもともとのコンソールが24フェーダーだったということもありスペック的に選択肢から外れ、必然的にAVID S6の構成をどうするかという一点に検討は集中することとなった。なかでも事前のデモンストレーションの段階から、AVID S6の武器であるVisual Feedbackの中心とも言えるDisplayモジュールに注目。Pro Toolsのトラック上を流れる波形データを表示できるという機能は、まさにAVID D-Controlから大きくブラッシュアップされている優れた点だと認識いただいた。まさに、設計者の意図とユーザーのニーズが噛み合った素晴らしいポイントと言える。 Displayモジュール導入、そしてフェーダー数はそれまでのAMS NEVE MMCと同等の24フェーダーということが決まり、次の懸案事項はノブの数。AVID D-Controlではフェーダー操作が中心で、あまりエンコーダーを触っての作業を行ってこなかったということもあり、ここは5-Knobという構成に決まった。この5-Knobに決まったもう一つの理由としては、5-knobの一番奥のエンコーダーはやはり座って操作することを考えると遠い、小柄な女性スタッフでも十分に全ての操作を座ったまま行えるべきだ、という判断もあったということだ。エルゴノミクス・デザインをキーワードのひとつとして設計されたコンパクトなAVID S6だが、すべてを手の届く範囲にと考えるとやはり5-Knobのほうに軍配が上がるということになる。 2:設置の当日まで悩んだレイアウト モジュールのレイアウトに関しては、設置の当日まで担当の田中氏を悩ませることとなる。Producer Deskと呼ばれるPC Display / Keyboardを設置するスペース、そしてセンターセクションをどこに配置をするのか?ミキシングの際にはフェーダーがセンターに欲しいが、一番時間のかかる編集時にはPC Keyboardがセンターがいい。これを両立することは物理的に難しいため試行錯誤の上、写真に見られるようなモジュールのレイアウトとなっている。 工期が短いということで驚かれた方もいるかもしれないが、AMS NEVE MMCの撤去からシステムのセットアップまで含め、実際に2日間で工事を行っている。もちろん、Pro ToolsのIO関連などの更新は最小限ではあるが、スタジオの中心機器とも言えるコンソールの更新がこの時間内で行えたのは、AVID S6がコントローラーであるということに尽きる。既存のケーブル類を撤去した後に配線をする分量が非常に少なく済むため、このような工事も行えるということだ。そして、配線関係がシンプルになった部分を補うAVID MTRX とS6によるモニターコントロールセクション。複雑な制御を行っているが、AVID MTRX単体でモニターの切替を柔軟に行っている。ソフトウェア上の設定で完結出来るため、効率の良い更新工事が行えたことにも直結している。 3:MTRX のモニターセクションと高い解像度 もう一つの更新ポイントであるAVID MTRXの導入。この部分に関してはAVID S6との連携により、従来のコンソールのマスターセクションを置き換えることができるEuConによるコントロール機能をフル活用いただいている。柔軟な構築が可能なMTRXのモニターセクション。従来このMAルームで行われていた5.1chのサラウンドから、写真にも見えているDOLBY ATMOSに対応した作業など、未来を見据えた実験的な作業を行えるように準備が進められている。もちろん、放送波にDOLBY ATMOSが乗るということは近い将来では考えられないが、これからの放送局のあり方として配信をベースにしたコンテンツの販売などを考えれば、電波だけを考えるのではなく、新しい技術にニーズがあるのであれば積極的にチャレンジしたいということ。それに対して機器の更新なしに対応のできるMTRXはまさにベストチョイスであったということだ。 そして、MTRX にAD/DAを更新したことで音質が向上したのがはっきりと分かるという。取材時点ではブースの更新前ということでADに関しては試されていない状況ではあったが、DAに関してはこれまで使用してきたAVID HD I/Oに比べて明らかな音質向上を実感しているということだ。音質の傾向はクリアで、解像度の高いサウンド。7階のスタジオにあるHD I/OとRL901のほうがスピーカーの性能を考えても上位であることは間違いないのだが、DAでこれまで音質が向上するのは驚きだということだ。特に解像度の高さは誰にでもわかるレベルで向上をしているというコメントをいただいている。 これから、DOLBY ATMOS をはじめとしたイマーシブ・サウンドにも挑戦したいという田中氏。今後、このスタジオからどのような作品が生み出されていくのだろうか、放送局という場から生み出されるイマーシブ・サウンドにもぜひ注目をしていきたい。 株式会社 毎日放送 制作技術局 制作技術部  音声担当 田中 聖二 氏 *ProceedMagazine2018-2019号より転載
Education
2019/01/09

京都造形芸術大学 様 / キャラクターの成立を学ぶMA 実習環境

京都市街の中でも屈指の観光地である東山の北、銀閣寺の近くにキャンパスを構える京都造形芸術大学。東山三十六峰の一つ、瓜生山の裾野に白川通りから斜面に校舎が立ち並んでいるのが特徴的。美術大学の中でも特徴的な学科が揃っており、マンガ学科、空間演出デザイン学科、文芸表現学科、こども芸術学科、歴史遺産学科など独自の学科が並ぶ。そのなかで今回AVID S6 を導入いただいたのはキャラクターデザイン学科である。どのようにAVID S6 そして、AVID Pro Tools が講義の中で活用されているのか、そのような視点も含めご紹介したい。 1:水平設置されたAVID S6 今回導入いただいたAVID S6 は24 フェーダーのモデル。それまで活躍していたAVID ICON D-Control 16 フェーダーモデルからのリプレイスとなる。そのリプレイスに伴い、AVID HD I/O からAVID MTRX への更新も同時に行われている。通常のICON からのリプレイスでは、それまで使用していたAVID X-MON(モニターコントロールユニット)はそのまま継続されるケースが多いのだが、今回は最新の設備へと積極的に更新を行っていただいた。 音質の向上、そしてモニターコントロール部分におけるAVID S6 との統合と、次世代の制作環境を見据えたシステムアップとなっている。同時に映像の再生をそれまでのVideo Satellite システムから、Video Slave へと変更をしている。このあとに活用されている実習などをご紹介するが、シンプルな作業ながら様々なファイルの受け入れが必要となっているため、より柔軟性の高いVideo Slave へと変更がなされている。 システムとしては、非常にシンプルにPro Tools HDX システムにAudio I/O としてAVID MTRX が用意された構成。そこにAVID S6 が組み合わされている。ただし、それを設置する机は特注のデスクが用意され、通常では奥に向かって高くなる傾斜のついたS6 の盤面が水平になるように工夫がなされている。AVID S6 のシャーシがきれいに収まるようにかなり工夫が行われたデスクである。これにより、非常にスッキリとした形状が実現できている。もともとサイズのコンパクトなAVID S6 があたかも机にビルトインされているように見えるなかなか特徴的な仕様となっている。 2:キャラクターに生命を宿すMA 実習 ブース等の内装に関しての更新は行われていないが、奥に広い4 名程度のアフレコが行える広さを持った空間が用意されているのが特徴となる。これは、このキャラクターデザイン学科の実習には無くてはならない広さであり、実習の内容と密接な関わりを持ったものである。キャラクターデザイン学科は、その名の通りアニメーションなどのキャラクターを生み出すことを学ぶ学科である。描き出されたキャラクターは、アイコンとしての存在は確立されるものだが、動画でキャラクターを活かすとなるとボイスが必須となる。声を吹き込むことで初めてキャラクターに生命が注ぎ込まれると言っても過言ではない。 そのため、キャラクターに対してボイスを吹き込む、動画(アニメーションが中心)に対して音声(ボイスだけではなく音楽、効果音なども含め)を加えるMA 作業を行うことになる。そのような実習を行うための空間としてこの教室が存在している。高学年時の選択制の授業のための実習室ということだが、音と映像のコラボレーションの重要性、そしてそれを体感することでの相乗効果など様々なメリットを得るための実践的な授業が行われている。もちろん、卒業制作などの制作物の仕上げとして音声を加えるなど、授業を選択していない学生の作品制作にも活用されているということだ。 ご承知のように、アニメーションは映像が出来上がった時点では、一切の音のない視覚だけの世界である。そこに生命を吹き込み、動きを生み出すのは音響の仕事となる。試しに初めて見るアニメを無音で見てみてほしい。過去に見たことがあるアニメだと、キャラクターの声を覚えてしまっているので向いていない、ドラえもんの映像を見てその声を思い出せない方はいないだろう。はじめてのキャラクターに出会ったときにどのような声でしゃべるのか?これは、キャラクターの設定として非常に重要な要素である。同じ絵柄であったとしても、声色一つで全く別のキャラクターになってしまうからだ。 つまり、絵を書くだけではなくどのようにキャラクターが成立していくのか?そういった部分にまで踏み込んで学ぶこと、それが大学のキャラクターデザイン学科としての教育であり、しかもそれが最新の機材を活用して行われている。ちなみに京都造形芸術大学には、この設備以外にも映画学科が持つ映画用の音声制作設備があるということだ。 アニメーション関係では、卒業生に幾原邦彦(セーラームーンR、少女革命ウテナなど)、山田尚子(けいおん!、聲の形)といった素晴らしい才能が揃う。これからも日本のアニメーションを牽引する逸材がこの現場から登場していくことになるだろう。 京都造形芸術大学 村上聡先生、田口雅敏先生 *ProceedMagazine2018-2019号より転載
Tech
2018/12/25

avexR studioが創り出す、新たなコンテンツのカタチ 〜Dolby Atmosでライブ配信されたa-nationの熱狂〜

2017年12月、東京・南青山にエイベックス新社屋がオープンされた。その中に、常に時代の最先端を求めるエイベックスならではのMAスタジオ「avexR studio」がある。今回はDolby Atmos対応スタジオとして設計されたこのavexR studioと、8月に味の素スタジアムで行われた「a-nation 2018 Supported by dTV & dTVチャンネル」東京公演でのDolby Atmosライブ配信という取り組みをご紹介したい。お話を伺ったのはエイベックス・エンタテインメント株式会社にて映像制作に関する統括、ならびにCEO直轄本部にて主にR&Dや新規開発案件を担当している岡田 康弘氏。スタジアムの熱気を空気感までそのままサラウンド配信するという、新たなコンテンツのあり方をどうマネジメントしたのか掘り起こしていきたい。 インハウスのXR制作ラボ 27年というキャリアの中で様々な業務に携わってきた岡田氏。その多岐にわたる「様々」ぶりを端的に感じさせるのが現在の肩書きで、なんと「映像プロデューサー兼デジタル・ディレクター兼MAエンジニア」と称しているそうだ。これもそのキャリアの成り立ちを伺うとよくわかる。1994年といえばようやくYahooが登場し、Windowsも95以前、Macで言えばPower Macintoshが発売された年だが、このITデジタルの黎明期に音楽ディレクターであるにもかかわらず、当時では珍しいデジタル担当(WEB制作)をしていたそうである。「当時の仲間からは「ハッカー岡田」というありがたいあだ名を頂戴しました(笑)。」とのことだが、この当時の世の中を思い返せばそれも頷ける。 また、初めてのマルチチャンネル(トラック)での業務は、THE STAR CLUBのアルバム「異邦人」(1994)だという。当時のMTRはもちろん、SONYのPCM3324や3348。当時の音楽スタジオの主流は3348に加え、SSL4000シリーズや9000シリーズのアナログコンソールという組み合わせだった。エンジニアのほかにもA&R、原盤制作、編曲、洋楽REPなどに携わるだけでなく、2011年には新たに立ち上がったデジタル部署においてネット配信やアプリ・WEB制作にも関わる。そして2015年からは従来の映像制作セクションと統合された現部署にて、デジタルと映像が融合されたコンテンツを制作、直近ではDolby Atmos シアターで本編上映前に流れるCMも制作している。と、ここまでくれば冒頭の多岐にわたる肩書きも納得となるのではないだろうか。その岡田氏が必要としたMAスタジオがavexR studioである、類を見ない特別なスペースになっていることは想像に難くない。 エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部 企画開発グループ 映像制作ユニット マネージャー 岡田康弘 氏 まず、avexR studioの名称だが、これはコンセプトであるVR・AR等を総称したXRとエイベックスが掛け合わされたものだそうだ。dTVのVR専用アプリdTV VRでのコンテンツ配信が特に音楽分野での3DVRとして好評であったこと。またこれが「エイベックスの先進的な取り組みとして」社外にも評価されたほか、組立式の簡易VRゴーグルをCDとセットで販売した「スマプラVR」との関わりもあり、インハウスのXR制作ラボ的な施設を作ろうという流れが社内にできた。構想当初の段階では「5.1chは視聴ができるシステム」をイメージしており、マルチチャンネル編集は付加的要素だったそうだが、その後に「a-nation 2018 Supported by dTV & dTVチャンネル」でのDolby Atmos配信が決まり、スタジオ構想は7.2.4chのDolby Atmos対応スタジオへと拡大。そして完成したのがこのavexR studioである。 MTRXがハンドリングするモニターシステム avexR studioではコンテンツにあわせて、Stereo、5.1chや7.1chなどのサラウンド、5.1.4chや7.1.4chなどのマルチチャンネルの編集が行われるが、それを可能にしているのがGenelec 8350Aと8340A、7360Aで構成される7.2.4chのスピーカーシステムと、モニターコントロールとなるPro|Mon 2である。メインシステムであるPro Toolsのインターフェイスとして導入されているAvid|MTRXでは、マトリクスルーティングを司るDADmanと、さらにモニターコントロールとして機能するPro|Monを活用しているが、このスタジオはレコーディングスタジオではなくMAがメイン。かつ各種のマルチチャンネルのミックスを行うというスタジオの特性から、プロファイルを読み込むことで瞬時にフォーマット変更やパッチ変更が行われる仕様のDADmanおよびPro|Monは様々なコンテンツを制作するにあたり非常に重要な役割を担っている。こちらののように卓がないスタジオのモニター・セクションとしてはこの機能は秀逸であるという事に尽きる。 今回、MTRXには8ch Mic HAを搭載したMic/Line Prostine ADカードと、Line入力のみのLine Prostine ADカードがそれぞれ1枚づつ搭載されており、Head Ampとしても利用可能なセッティングにしている。ほかにもMic HAはPro|MonでのTB マイク回線HAとしても活用されている。さらに、Neve 1073DPA、XLogic  Alpha VHD PREとUniversal Audio 1176LN、TUBE-TECH CL1Bが手元に用意されており、アウトボードもパッチで自由に組み合わせることができる。 16ch分のDAカードは、Pro|Mon 2で設定したモニターアウトが各Genelecスピーカーへと接続されているほか、Boothへのモニター回線としても使用されている。Avid|MTRXを選択した理由の一つとして拡張性が高いことも挙げられており、近い将来はDanteモジュールを追加して、このMAスタジオに併設されている撮影スタジオと連携した多チャンネル収録の対応や、Dolby RMUへの対応も検討しているそうだ。 Nugen Audioの創意された活用 Pro Toolsとともに重宝されているのが、Nugen AudioのHalo Upmix & 3D Immersive Extensionだ。サラウンドミックスには欠かせないHalo Upmixに、さらに垂直方向への音の展開を可能にする3D Immersive Extensionを加えたプラグインは、Dolby Atmosのような立体音響では欠かせないツールとなっており、このスタジオでも欠かせないツールの一つとなっている。 実際の使用方法は、セッション上でステレオ音源をHalo Upmixにて展開し、各チャンネルのアウトプットをAUXトラックで受け、ミックス画面上で各チャンネルの微調整を行なっている。ここで注目したいのが、天井に設置された4つのスピーカーだ。Pro Toolsでは最大7.1.2chまでに対応しているが、垂直方向へは2chまでしか対応していない。そこで、Stsereo to 7.1.2 フォーマットで呼び出したHalo Upmixを画面上で5.1.4へ切り替え、そうすることでHalo Upmix上では5.1.4chフォーマットで展開されることになる。なお、Pro Toolsでは5.1.4chのフォーマットはないため、7.1.2chを単なる10chのバスとして扱い、スタジオで展開するセッションではそれぞれをわかりやすくするため、各チャンネルをモノラルAUXトラックで受けている。 GENELEC DSPで整えられた音場設計 スタジオを設計するにあたり、数多くのこだわりが散りばめられているが、スピーカー個々を含む音場設計に関してはさらに入念な設計がなされている。メインスピーカーとしてチョイスしたのはオレンジにカラーリングされたGENELECの8350Aシリーズ。そのオレンジ色にカラーリングされた8350Aをミッドレイヤーで7発設置。天井にはハイトスピーカーとして8340Aを配置、こちらは天井色に合わせてグレーがチョイスされた。極限までデッドな環境にルームチューニングされている点と、映画等のミックスを踏まえてサブウーファー7360AをLRで設置したこともこだわりの一つである。なお、これらGENELECスピーカーは全てGLM ソフトウェアでの補正、制御がかけられている。また、GENELECとは別にステレオスピーカーとしてFocal Solo6も別に用意されている。現在のミッドレイヤーは7chで構成されているが、さらにチャンネル数が増えたフォーマットも対応できるように設計されている。増設したスピーカーの位置を角度がわかるようにあえて天板で切換を設けて、スピーカーポジションがわかるようになっているため、今後チャンネル数が増えても対応できる仕組みだ。 このように工夫されたポイントは他にもある。スタジオ内で使用する電源ボックスは鋳物で作られているが、これは鋳物にすることで重量が増し、電源ボックスの振動を抑える狙いから。さらに電源ボックスまでのケーブルも床から浮かせるなど、細部にまで音質の追求がされている。そして、黒で統一されたナレーションブース。正面に設置されたテレビモニターは、Pro Toolsのビデオ出力が映る設計となっている。右手にはブース窓が設けられ、コントロールルームとのコンタクトがとれる設計だ。モニターシステムは2種類用意されており、カフシステムとキューボックスから選ぶことが可能。もちろん、モニターシステムへの音声アサインは前述の通り、DADmanのモニターコントロールを介して行われる。 また、MAスタジオとしては非常に珍しいクリアカムシステムも常設。こちらはナレーションブースとのコミュニケーション用途ではなく、MAスタジオの横に併設されている撮影スタジオとのコミュニケーションとして用意されている。現在ではトランクラインが数チャンネル用意されており、マイク数本ならMA室での収録も可能となっている。その他にもこのフロアにはオフライン編集室も併設されている。 MAブース 編集室 撮影スタジオ Dolby Atmos Mixのライブ配信という初モノ avexR studioの構想を拡げた今年のa-nationは大阪と東京で行われた4日間の公演がDolby Atmos Mixにてライブ配信された。「Dolbyのスタッフも、野外フェスでのDolby Atmos Mixは初めてと言っており、マイキングも含めて全てが初めての経験でした。」と岡田氏が語るように、今回のa-nationは「誰もやっていないなにか初モノを」というコンセプトのもと未だかつてない斬新な企画が行われていた。 「毎年、a-nationのキックオフ会議では「なにか誰もやってない初モノをやりたいね!」という話題が出ます。今では当たり前になった映像サブスクリプションサービスでの音楽ライブの生配信もdTVでのa-nation(2015年)が初めてでしたし、前にも記したdTV VR(2016年)も「ライブの生ステージの花道のポップアップからVRカメラが突然出てくる」なんて狂気の沙汰(笑)は、当社でなければ思いつきませんし実行しないと思います。」 岡田氏の言葉通りだが、実際、2015年から始まったリアルタイム配信は、翌年になるとVRへとフォーマットを展開し、さらに「何か誰もやっていない初モノ」となるDolby Atmos Mixのライブ配信へと発展していくひとつの導線だったように見える。 会場全体に配置されたアンビエントマイク それでは、Dolby Atmos Mixのライブ配信がどのように行われたかを見ていきたい。まず、会場にはアリーナ席を取り囲むように16本のアンビエントマイクが設置された。アンビエントマイクのミックスにおいて、Haloとのバランスが非常に重要だったそうだ。今回の会場でのポイントを伺った。 「アンビエントマイクの配置で苦労したのは、高さと反射です。高さに関してはDolby Atmosの肝でもあるので、効果的なマイクの高さと指向を見つけるのが大変でした。反射に関してはスタジアム背面の反射音はリバーヴの深度の可変で調整しやすいのですが、マルチチャンネルは立体的であるため、音の反射の戻りが一定でなく位相のズレが激しいのが難点でした。具体的には上手右側には大きい電光掲示板があるけど、下手左側は普通の観客席だったりと。」 特にDelayの調整はバンドごとに調整が必要だったそうで、そういった意味でもHalo Upmixを展開した5.1.4のマルチアウトは活用されていた。会場のアンビエンスは遅れて届くため、Halo Upmixでプロセスされたマルチアウトチャンネルの方でDelayをかけているのだが、チャンネルによってはDelayを多めにかけたり、少なめにするなどの微調整が必要だった。そのような中でも、リハ中にアンビエントマイクのグループ2MixにHaloを挿して「自分の位相感とHaloが導き出す位相感」のギャップを感覚的に測ってみるため、Pro Toolsセッション上に視聴のためのFaderを用意して比較視聴したそうだ。 二重化されたライブミックスと収録システム、転送システム 今回はPro Toolsを中心とした収録システムが組まれた。ミックスを行なっていたMix用Pro Toolsは本線と予備回線の2回線用意され、それぞれが別の収録用Pro Toolsやマルチチャンネルレコーダーへ送られる仕組みだ。DJ Mixのようなインスト2ch Mix中心のバンドはそのまま2chを、バンドセットの場合は別に用意された収録車にて各パートがSTEM MixされてDolby Atmos Mix車へ、アンビエント等のアナログ回線はDolby Atmos Mix車内にてスプリッタで分岐されて本線と予備回線に分岐。後述するが、車載された3式のPro ToolsのインターフェイスにはすべてAvid|MTRXが採用された。コントロールはPro Toolsが稼働している各Macではなく、制御用のMacBook Proが用意され、3台ともが1台のDADmanからコントロールされていた。特に、本線Macと本線用収録Pro ToolsとはDante接続されており、DADmanの他に、Dante Controlの制御を行う必要がある。今回はライブ配信とマルチチャンネル収録があるため、どのMacでも制御は一切に行わない仕様だ。 Dolby Atmos Mix車、収録車 DADmanで3台のMTRXをコントロール 本線システム 予備システム 本線収録用システム 本線と予備回線はそれぞれSDI Enbedderへ送られる。SDI EnbedderはDolby Atmos Mix車とは別の場所で設営され、そちらでは問題なくEnbeddedされているかどうかを確認するブースが用意されていた。 ちなみに、今回のライブ配信で実際に配信された音声がDolby Atmos Mixとして試聴できた端末はNTTドコモの最新スマートフォンでGalaxy S9、Galaxy S9+、AQUOS R2、HUAWEI P20 Proの4機種となった。これらの4機種ではハードウェアに内蔵されたDolby AtmosデコーダーによりヘッドホンのみだがDolby Atmos Mixが視聴することができる。 リアルタイムミキサーとして選択されたPro ToolsとHalo Upmix 数あるDAWの中からPro Toolsが選ばれたのは、Pro Tools 12.8からDolby Atmosミキシングにネイティブ対応し、Dolby Atmos Pannerプラグインを使用しなくなったのが大きいそうだ。デフォルトで3D Panningができるようになり、3Dオブジェクトのルーティングやパンニングが追加プラグインなしで活用できるようになったり、Pro Tools Ultimate 2018.4以降では各種プラグインも含めてマルチチャンネルの対応幅が広がったことは、ミックスをするにあたり結果にたどり着くまでのプロセスが少なく済む。ライブミックスの場合は、電力やスペースの都合からコンパクトかつ高性能、そして信頼性が大事となるだけに、Pro Toolsのシステムは安心感が持てるからだと岡田氏は語る。 実際にPro Toolsセッションを覗かせてもらうと、16本のアンビエントマイクは、各チャンネルとも7.1.2のバスへアサインされ、実際のマイクに合わせて高さを出すため、Pro Toolsの3Dパンナーを使って高さ方向への配置がされていた。実際にアンビエンスだけで聞かせていただいたが、高さ方向への空気感は会場そのものが再現されている。そして、今回のミックスで核となるのがNugen Audio Halo Upmixである。 「a-nationのようなフェスの場合、出演するアーティストの編成によりバランスが都度変わります。また、各アーティストのリハーサル時間も短いことから、今回は収録車のマルチオーディオ録音チームよりいただいた各種ステムミックスをPro Toolsセッション上で2chにMixした上で、内部バス経由でHaloにて5.1.4ch化を行い、会場のアンビエントとの位相合わせも含め大変活躍しました。」 ひとつのセッション上で各パートのSTEMトラックをミックスし、バックトラックSTEMを内部バスでHalo Upmixへ送ることで、各パートの微調整も容易になる。今回のように、多種多様なアーティストが出演するとなると、楽器構成などが幅広くなりミックスバランスも非常に難しくなるが、アンビエンスのほかにも苦労したポイントはLFEの取り扱いだという。特に今回の試みがdTVチャンネル、NTT docomoの施策ということで、スマホでの視聴でなおかつヘッドフォンでの視聴に限定される。そのため、とりわけLFEの分量には苦労したそうだ。 また、アーティストの出演順によって、バンドセットの後にDJセットが来るときなどは、バランスが大きく異なる、ここもフェスならではのポイントとなった。リハーサルの際にも実際にオペレートされているところを拝見させていただいたが、バンドが変わるごとにセッションの開き直しなどは行わず、グループごとでHalo Upmixでのプリセットのリコールや、各チャンネルのバランス・広がり度合い・アンビエントのボリューム・各チャンネルのでDelay値をバンドごとに修正されていた。 長蛇の列を作ったavexR studioミックスの体験ブース 会場ではスタジアム横に用意されたCommunity Stageやフードブースが並ぶスペースの中央に、オフィシャルパートナーであるdTV・dTV chのブースが用意された。ここでは、一般の方もDolby Atmosでミックスされたコンテンツを視聴できるブースとなっており、今回のために用意されたアーティストのライブ映像のDolby Atmos Mixが無料体験!! とあって常に長蛇の列となった。こちらのミックスも前述のavexR studioにてミックスが行われている。縦方向への音の広がりが、通常のライブビデオとも違う空気感を感じられたのだが、実際にミックスするにあたりステレオにはないミックス方法を実施したとのこと。 手法としては、ステレオ音源をベースにNugen Audio Halo Upmixで5.1.4へと広げるのだが、ここでセンター成分にあえて歪みを出すそうだ。確かにソロでCenterチャンネルだけを聞いてみると歪んでいるのだが、そこへLRチャンネルを足すと歪みは目立たなくなりセンター成分は存在感が保たれる。さらに他のチャンネルもバランスを見てミックスすることで、ライブ感を損なわずに空間を定位させることが可能になるそうだ。通常の音楽ミックスでは決して用いることのない手法だが、ライブMixかつマルチチャンネルミックスだからこその手法である。 昨今の音楽視聴環境がスピーカーからヘッドフォン・イヤホンで、CDから携帯端末内のデータによる視聴へと変化してきている中で、このように身近なスマートフォンという端末でここまでハイクオリティなコンテンツが視聴できるようになることは今後の音楽業界に少なからずの変化をもたらすであろう。スマートフォンのチップがパソコンに迫る処理速度になっていることからも、今後はDolby Atmosだけではなくマルチチャンネルフォーマットがスマートフォン向けのエンジン(アプリ)をリリースするきっかけになるのではと想像される。 「ライブをマルチチャンネルでミックスして配信、またアラカルト販売するにはまだまだコストが掛かり、すぐに沢山のコンテンツが定期的に出てくるとは正直思いません。しかし、Nugen Audio Halo Upmixの様なプラグインが出てきた事により、過去のライブ映像作品の2MIX+アンビエントで迫力あるマルチオ—ディオが低コストで作れるとなると、旧作品の掘り起こしになるのではないでしょうか」と岡田氏は直近の状況を見ている。確かに現在では最新スマホの4機種のみでの視聴であるが、スマートフォン向けのエンジンがアプリに内蔵されれば、iPhoneなど既存機種への対応も期待される。 このa-nation 2018 大阪公演・東京公演の計4日間の模様のダイジェストのうち、東京公演の2日間がavexR studioにてDolby Atmosフォーマットで制作され、11月18日からdTVチャンネルにてオンデマンド配信されている。前述のDolby Atmos対応4機種のユーザーは新たなコンテンツのあり方をすぐに手元で体験できる羨望の環境とも言える。今後の展望として、「avex+XR=avexR studioなのでAR、MR、VRなどの立体映像とオブジェクトオーディオを多用したVRオーディオの両方が制作できる唯一のクリエイティヴ・ハウスとして邁進できれば。」と岡田氏は語る。かつてiTunesにて音楽配信が開始された当初、直ちに国内レーベルとして最多曲数を発表したのもエイベックスだった。「なにか誰もやっていない初モノをやりたい」という精神は今も昔も変わらず業界を牽引している証ではないだろうか。 左からROCK ON PRO 清水 修平、株式会社楽器音響 日下部 紀臣 氏、エイベックス・エンタテインメント株式会社 岡田 康弘 氏、ROCK ON PRO 赤尾 真由美、メディア・インテグレーション株式会社 山口 哲 *ProceedMagazine2018-2019号より転載
NEWS
2018/12/21

あの銘機がついに最終オーダーに!! Sony/C-800G/9X+AC-MC800G/9X !!

あって当たり前のものがなくなるということは、やはり衝撃的です。90年代初頭から幾多のレコーディングを支えてきた、あのC-800Gがついに最終出荷とアナウンスされました。デジタルレコーディング時代の訪れとともに、それにマッチするよう真空管のニュアンスとスピード感を両立させ、独特なフィンでの冷却など技術面でもエポックメイキングであったC-800G。まだまだ現役でスタジオ稼働してる例も多数な状況で正直なところまだディスコンは早いのでは、、と感じてしまいます。 ソニー・太陽株式会社でハンドメイドされる様子はちょうど昨年の今頃にレポートさせていただいたばかり。クラフトマンシップが溢れる工芸品のような存在であったC-800Gを手に入れる、、というよりは確保するラストチャンスとなります。ROCK ON PROでは最終オーダー分の在庫を確保、もちろん数量限定かつご納品までの期間も要しますが、まだまだあのサウンドを必要としているプロフェッショナルも多いはず。大変惜しくもありますが、最終オーダーのお知らせです!! ◎ついに最終オーダー!! Sony / C-800G/9X + AC-MC800G/9X 価格:¥853,200(本体価格:¥790,000) 予定納期:3~4ヶ月以上 ◎ご参考記事リンク ソニー・太陽株式会社 国産マイクの系譜、日本が誇るべきクラフトマンシップ ◎佐々木&清水のROCK ON PRO CHECK!! ◎800Gは800Gでほかに代わるものがありません あの800Gが最終オーダーです。90年代から存在した定番中の定番であり、ディスコンは実に惜しいニュース。店舗でも定期的な真空管のメンテナンスで持ち込まれることも多く、エンドユーザーからも並々ならぬ愛情を持って扱われていました。そして、800Gといえば真っ先に思いつくのがあの「フィン」。あの根本に真空管が格納されており、その放熱をペルチェ素子を用いてフィンが行うのですが、開発の結果で生み出された必然とはいえ、そのルックスがスタジオで特別な印象を放っていたのも事実、800Gのアイコンともいえます。そのサウンドも高域の伸び方が特徴的で、Neumannでもなく、Braunerでもなく、いわゆるチューブではない800Gならではのサウンド。アタックをはっきり捉えるのにその特長であるスピード感が活きます。やはり、800Gは800Gでほかに代わるものがありません。(佐々木) ◎メインソースのRecに、この先も外せない!! 800Gと出会ったのはスタジオでのアシスタント時代でした。当時レコーディング前にとりあえず800Gと67をあっためておけばOK!というほど登場機会も多く、巨大な電源ユニットが只者ではないオーラを出していて、持ち運びにも緊張していたのを思い出します。スタジオでも800Gがセッティングされると、その見た目だけですでに独特な雰囲気を出していましたし、実際のところ高価なマイクですが、個人の方でもスペシャルな1本として導入される存在であり、スタジオで導入の方も「800Gがあるとそれだけでスタジオを使ってもらえる」とも言われるほど、使う側からしてみてもオンリーワンなマイク。ほぼボーカルに使われることが多いと思われますが、「上が速い」と評されることからも特に日本人のボーカルには重宝されているのではないでしょうか。それだけではなく音像の大きいサウンドが録れるのでメインソースのレコーディングに、この先も選択肢として外せません!!(清水) 培われた多くの技術とノウハウはC-100に受け継がれ、長年の生産を行ってきた職人の技はSonyマイクに引き続き息づいていますが、このサウンドはほかに代わるものが思い当たらない、というのがC-800Gの残してきた実績の証ではないでしょうか。なお、今後の保守メンテナンスについては従来通りということですが、新品は今回で最終オーダーです。このニュースを見て単純に「驚いた」という方は、きっと800Gに心残りがあるのではないでしょうか。数量もわずかになりますので、佐々木・清水までお早目のお問い合わせをお待ちしております。
Post
2018/12/18

株式会社松竹映像センター 様 / S6・4 Pro Tools・Dual MTRX・MMP1、最新機器が織りなす完成度

2015年、大船にあった映画関連のポストプロダクション施設と、高輪にあったそれ以外のポストプロダクション施設をお台場に移転させて、新しいスタートを切った松竹映像センター。今回はその中でも高輪から移設したMA室のシステムについて更新を行った。移転から早くも3年、統合したことによって生まれたシナジーはすでに芽吹いており、様々な作業での設備の共用、有効活用が始まっている。そのような中でのシステム更新はどのようなものとなったのか?一つづつ見ていきたい。 1:ハリウッドで確認したIn The Box Mixingの流れ 更新の前後を同じアングルで撮影したものである。左が2018年の更新後、右が2015年時点での状況となる。AVID S6のコンパクトさ、特に奥行方向が際立つ。 この部屋はAudio Suiteと呼ばれ、テレビ向け番組のMAから、劇場での予告など様々な作品の作業が行われている。7.1chのサラウンドシステムが構築され、幅広い作業に対応できるよう設計された部屋である。これまでは国内唯一となるAVID D-ControlのDual Headシステムが導入され、ツーマン体制での作業を可能としたスタジオとなっていた。今回の更新ではその作業スタイルを更に拡張し、柔軟かつ、効率の高い作業が行えるよう様々な部分がブラッシュアップされている。 ICON D-Controlの後継機種としては、AVID S6以外の選択肢が登場することはなかった。やはり、Pro Toolsの専用コントローラーとしてのICON D-Controlの優れた操作性を実感しているユーザーとして、いまさらコンソール+DAWという環境へは戻れないというのが本音だろう。そして、ハリウッドでも進むDAWのIn The Box Mixingの流れ、リコール性・作業の柔軟性、そういったことを考えればDAWの内部で完結するシステムというものは理にかなっている。ポストプロダクション向けのコンソールがDigital化したいま、実際にAudio SignalをSummingしているのが、Digital Consoleの内部Mixer上なのか、DAW内部のMixerなのかという違いしか無い。どちらにせよデジタル処理であり、その処理の差異による音質ということになる。しかし、これはデジタル・ドメインでの話であり、日進月歩のSoftware BaseのDAWの優位性はHardware BaseのDigital Consoleとは進化のスピードが違うといえるだろう。とはいえ、Pro Toolsもご承知の通りFPGAとDSPをベースとしたPro Tools HDXというハードウェアベースのシステムである。それまでのTDMシステムからの世代交代により、音質の評価が一気に高まり、世界的にもDAWのIn The Box Mixingで音質的にも問題ないとう流れが生まれたのは間違いない。 また、この更新にあたりハリウッド地区のスタジオ視察にも行き、最新の環境、ワークフローを実感してきていただいている。AVID S6を使った大規模な映画向けのダビングステージなどを目の当たりにし、そのワークフローを見ることでDAW + Controlerという環境でこだわり抜いた作品作りが実際に行われているということを体感していただいた。Digital Consoleがなくとも十分な制作環境が構築できる。これは、AVID S6の提供する優れた操作性、Pro Tools HDXでブラッシュアップされた音質、そして、システムのコアとなるAVID MTRXが揃ったからこそ実現できたソリューションである。 2:11feetのシャーシに収まるS6 48フェーダー 前置きが長くなってしまったが、今回の更新に関して全体像を見ていきたい。ControlerはAVID S6 M40 48フェーダー仕様である。国内でも最大規模の11feetのシャーシに収まり、これまでのICON D-Control 32Fader + Dual Headとほぼ同じサイズに収まっている。最後までS6もDual Headにするかどうか悩まれたところではあるが、AVID S6のLayout機能を使うことで同等のことが、更に柔軟に設計できるということでSingle Headの構成となっている。ノブに関しては、手の届く範囲にあれば十分という判断から5-Knob。JoyStickはセンターポジションで使うことを想定して専用のケースを用意して外部に取り出している。左右には、作業用のProducer Deskを設け、ツーマンでの作業性に配慮が行われている。デスクをカスタムで専用のものを準備しようか?という話も出ていたのだが、これまでのICONとほぼ同一サイズということで左右に余裕が無いためシンプルに純正のLegを活用することとなった。 以前のICON D-Control時代の写真と見比べてもらいたいのだが、左右の幅はほぼ同一ながら、非常にスッキリとした収まりになっているのがわかる。やはり、高さが低く抑えられていることと、奥行きが30cmほど短くなったことが大きく影響しているようだ。フットプリントとしては奥行きの30cm程度なのだが、驚くほどスッキリとした感覚だ。Ergonomics DesginにこだわったAVID S6らしいしつらえになっているのではないかと感じられる。 3:4台体制のPro ToolsとデュアルMTRX 今回の更新は、このAVID S6が目に見える部分での最大の更新となっているが、実はDAW周りも非常に大きく手が入れられている。これまでのシステムをおさらいすると、Main / Sub 2台のPro Tools HDXシステムと、Media Composerを使ったVideo Satelliteの3台のPCを駆使して作業が行われていた。今回の更新では、そこにさらに2台のPro Toolsが加えられ、ダビング仕様のシステムアップが行われている。DAWとしては、Main / Sub-A / Sub-B / Dubberという4台体制に。AVID MTRXをセンターコアとしてそれぞれが、32chずつの信号がやり取り出来るようにシステムアップが行われている。ある程度の規模までのダビング作業であればこなせるシステムであり、各DAW内部でのStem Outを唯一64hの入出力を持つDubberで受けるというシステムアップになっている。大規模なダビング用のシステムは、大きな空間を持つダビングステージを同社内に持つため、それよりも少し規模の小さな作品やハリウッドスタイルでのドラマの仕上げ作業など様々な使い勝手を考えてのシステムアップとなっている。 今回は限られた予算の中で、既存製品の流用を多く考えながらシステムの組み換えが行われていった。それまで、2台のDAWにはそれぞれ2台づつのAVID HD I/Oが使われていた。その4台のHD I/Oを有効活用しつつ、AVID MTRXを加えて4台分のI/Oを捻出しようというのが今回のプランとなる。Main / Sub-Aに関しては、AVID MTRXとDigiLinkにより直結。これにより32chのチャンネル数を確保している。Sub-Bは余剰となったHD I/O2台からのAES接続。Dubberは、64chを確保するためにAVID MTRXをDubber専用にもう一台導入し、2台のMTRXはそれぞれMADIで接続されている。ユーティリティー用のAD/DAとしては、Directout technologiesのANDIAMO 2.XTを準備。メーターアウトなどはここからのAnalogもしくはAES/EBU OUTを活用している。 4:16系統のMonitor Source、MTRXの柔軟さ このように、構築されたシステムの中核はMain / Sub-AがDigiLink接続されたAVID MTRX。これをDADman経由でAVID S6のMonitor Sectionよりコントロールしている。柔軟なモニターセクションの構築は、優れたユーザビリティーを生み出している。これまでであれば、Sourceに選択できる回線数の制限、ダウンミックスの制約など何かしらの限界が生じるものだが、AVID MTRXを使った構成では、一切の制約のない状況で、思いつくかぎりの設定が可能となる。これは、MTRXに入力されている信号の全てが、Monitor Sourceとして設定可能であり、出力のすべてがSpeaker Outもしくは、Cue Outとしての設定が可能なためである。これにより、各Pro ToolsのOutを7.1ch Surroundで設定しつつ、VTRの戻りを5.1chで、さらにCDなどの外部機器の入力を立ち上げることが可能。実際に16系統のMonitor Sourceを設定している。ダウンミックスも柔軟性が高く、7.1ch to 5.1chはもちろん、Stereo / Monoといったダウンミックスも自由に係数をかけて設定することが可能となっている。 スピーカー棚下部に設けられたラックスペース。ここにDubber以外の回線が集約されている。 個別に入出力の設定が可能なCue Outに関しては、X-Mon互換のコントロールを持つS6のMonitor SectionでA,B,C,Dの4系統が設定可能となる。ここでは、アシスタント用の手元スピーカーの入力切替、Machine Roomに設置されたVTRへの戻しの回線の選択、そして本来のCueの役目であるBoothへのHPモニター回線の選択と、フルにその機能を活用している。ちなみにだが、Machine Roomへの音戻しの回線は、今回の更新でMTRXにSDI optionを追加しているので、これまでのAES経由での回線ではなく、SDI EmbeddedのAudioを直接戻せるように変更が行われている。Video Frameに埋め込まれた状態で音戻しが行えるために、同期精度によらない正確な戻しが実現できている。 5:AdderでPC KVMのマトリクス化を実現 今回の更新により、PCが5台となったためその切替のためにAdder DDXシステムが導入された。これは、低コストでPC KVMのマトリクス化を実現する製品。キーボードのショートカットから操作を行いたいPCを選択することの出来るKVMマトリクスシステムだ。IPベースのシステムであり、切替のスピードも早く最低限のPC Displayで柔軟な操作を行うことのできるシステムとして導入いただいた。大規模なシステムに向く製品ではないが、小規模なシステムであれば、従来のKVM Matirxシステムに比べて低予算で導入可能な優れた製品である。PCの台数が増えたことによるKVM関連のトラブルを危惧されていたが、目立った不具合もなく快適にお使いいただいている部分である。 KVM MatrixであるAdderの選択画面。キーボードショットカットでこの画面をすぐに呼び出せる。 MTRXの設定しているDADman。回線のマトリクスパッチ、モニターコントロール設定、まさにこの設定がスタジオのコアとなる。 もちろん、今回の更新でもスタジオとしていちばん重要な音質部分に関してもブラッシュアップが図られている。その中心は、やはりAVID MTRXによるAD/DAの部分が大きい。Boothのマイクの立ち上げ、スピーカーへの接続回線はAVID MTRXのAD/DAへとブラッシュアップが行われている。これにより、はっきりとしたサウンド変化を感じ取られているようだ。解像度の高さ、空気感、音質という面では非の打ち所のないブラッシュアップされたサウンドは「やはり間違いなくいい」とのコメント。MTRXの音質に関しては、どのユーザーからもネガティブな意見を貰ったことはない。クリアで解像度の高いそのサウンドは、癖のないどのような現場にも受け入れられる高いクオリティーを持っていることを改めて実感した。 それ以外にも、音質にこだわった更新の箇所としてYamaha MMP1の導入があげられる。Boothとのコミュニケーションは、既存のCuf Systemを流用しているのだが、音質に影響のあるCufのOn/Offの連動機能をYamaha MMP1のプロセッサーに預けている。これにより、これまでAnalogで行われていたMicのOn/OffがDigital領域での制御に変更となっている。非常に細かい部分ではあるが、アナログ回路部分を最小限にピュアにADコンバーターまで送り届け、制御をデジタル信号になってから行っているということだ。 MTRXとともに収められたYamaha MMP1 更新されたMic Pre、Shelford Channel 同時にMic Pre AmpもRupert Neve DesignのShelford Channelを2台導入いただいている。これまでにも、Mic Preを更新したいというご相談を何度となく受けていたのだが、ICON D-Controlからのリモートが効かなくなるということもあり、AVID Preを使っていただいていた。今回は念願かなってのMic Pre導入となる。この選定にも、5機種ほどの候補を聴き比べていただきその中からチョイスしている。基礎体力的なサウンドの太さと、破綻のないサウンドバリエーションを提供するShelford Channelは様々な作品を扱うこのスタジオにはピッタリマッチしたとのことだ。特にSILKボタンはお気に入りでBLUE/RED/Normalすべてのモードが、それぞれに魅力的なサウンドキャラクターを持っており、収録するサウンドをより望んだ音質に近づけることができるようになったとのことだ。Textureのパラメーターとともにこれからの録音に活躍させたいとコメントいただいている。もともと導入されていたSSL X-RackにインストールされたEQ / DYNモジュール、NEVE 33609との組み合わせで、様々なサウンドバリエーションを得ることが出来るようになっている。 Yamaha MMP1はCufのコントロール以外にもいくつかの便利な機能がある。その一つがTB Micの制御。TB Micに対してのEQ / Compの処理を行うことで、聞き取りやすいコミュニュケーション環境を提供している。少しの工夫ではあるが、Yamaha MMP1の持つChannel Stripを活用してこれを実現している。プロセッシングパワーのある機器が数多く導入されているため、柔軟かつクオリティーの高い制作環境が整った。 6:ミックスバランスに配慮したスクリーン導入 この更新が行われる前に、Audio Suiteにはスクリーンが導入されている。これは劇場公開作品の仕上げ時に出来る限り近い環境での作業が行えるようにとの配慮からである。単純に画面サイズの違いにより、ミックスバランスに差異が生じることは既知の事実である。このような一歩一歩の更新の集大成として今回のシステムのブラッシュアップがある。小規模なダビング作業から、TV向けのミキシングまで、柔軟に対応のできるオールマイティーなスタジオとして、大規模なダビングステージと、ADR収録用のスタジオを併設する松竹映像センターとして明確な使い分けを行い、どのような作業の依頼が来ても対応できるファシリティーを揃えることに成功している。 今回の更新によりダビングスタイルの作業にも対応したことで、更に対応できる仕事の幅は広がっている。サウンドのクオリティーにも十分に配慮され、今後どのような作業に使われていくのか?次々と新しい作業にチャレンジが続けられることだろう。 株式会社 松竹映像センター ポストプロダクション部 ダビング MA グループ長 吉田 優貴 氏 *ProceedMagazine2018-2019号より転載
Support
2018/12/17

Pro Tools の更新期限は大丈夫ですか!? ROCK ON PROが徹底サポートいたします!!

Pro Tools年間プランの更新をお忘れではありませんか?Pro Tools 年間プランに関する疑問を一気に解消する本記事では「年間プランと加入のメリット」「更新期限の確認方法」「更新/加入/再加入の方法」などについて解説致します。
NEWS
2018/12/14

ROCK ON PRO 年末年始休業期間のご案内

平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。 大変恐縮ではございますが、下記期間を年末年始の休業期間とさせていただきます。 お客様にはご不便をおかけしますが、何卒ご了解のほどお願い申し上げます。 ◎ROCK ON PRO 渋谷・梅田事業所 年末年始休業期間 2018年12月29(土)〜2019年1月3日(木) なお、新年は1月4日(金)からの営業となります。 より一層のお引き立てのほど、宜しくお願い申し上げます。
NEWS
2018/12/14

Pro Tools 2018.12 リリース Mac OS High Sierraに正式対応 ~ROCK ON PRO Pro Tools Information

Pro ToolsがMac OS 10.13.6 High Sierraを正式サポート!
NEWS
2018/11/30

UVI バーチャル・インストゥルメンツがPro Toolsファミリーにバンドル!~Pro Tools Information

本日11/30日より、Pro Tools ファミリーへのUVIバーチャル・インストゥルメンツのバンドルが開始されます。これは期間限定のものではなく、有効な年間プランをお持ちのユーザー様へ下記対象製品が提供される形となります。詳細は下記Avidからのお知らせをご覧ください。 >> UVI Falconでサウンドを制作する(Avidブログ日本語版) >>UVI Falcon インストール方法・トラブルシューティング等(Avid Knowledge Base 日本語版) Avidはこの度、バーチャルインストゥルメントやサウンドライブラリ界で名をはせるUVI社とパートナーシップを開始します。 概要は下記の通りです。 • UVI Workstation 3が、Pro Tools | Firstにバンドルされます。 • UVI Falcon (AAXのみ対応) が、Pro Tools と Pro Tools | Ultimateにバンドルされます。 • Plugsound Avid Edition (2.6 GB サウンドライブラリ)が、すべてのPro Toolsシリーズにバンドルされます。 • Falcon Factory content (800 MB以上のサウンドライブラリ) が、Pro Tools と Pro Tools | Ultimateにバンドルされます。 • ハイブリッド・インストゥルメント「UVI Falcon」 UVI Falconはそのハイブリッドなバーチャルインストゥルメントにより無限の創造性を可能にします。ドラッグ&ドロップで素早く求めているサウンドを実現することができます。また豊富なツールにより広範囲にわたる細部の調整を可能にし、より正確に、より感覚的に作業を行うことができます。これらを搭載したUVI FalconをAvidからすべてのPro Toolsアクティブユーザーの皆様へご提供いたします。  • プリセット音源やサンプルライブラリをドラッグ&ドロップにより、スピーディーにレイヤーやサウンドが構築できます。  • 15個の最新式のオシレイターと80種類以上のエフェクトにより、唯一無二のサウンドを実現します。  • 複数のレイヤーを駆使して複雑かつ重厚なサウンドを可能にします。  • 自由自在な操作性に加え、シンセモジュール機能、エフェクト機能により、繊細で正確なサウンドを構築することができます。  • カスタムスクリプト機能により、機能の拡張が自在に行え、自由な操作性が可能になります。 • Plugsound Avid Editionを始めよう UVI Falconに付属するPlugsoundは世界有数のサウンドデザイナー達により、高品質なサウンドを手に入れるためにデザインされた2.6 GBのサンプルライブラリです。キーボード、ドラム、シンセサイザーなどのサウンドに加えて弦楽器、ループ音源、アンビエントサウンド等も高水準のクオリティで搭載されており、広範囲にわたる分野でその性能を発揮することができます。 • 豊富なプリセットを活用しよう UVI Falconは操作機能の有用性だけでなく1000種類の高品質なパッチによるファクトリープリセット音源も搭載されています。これらのプリセット音源は世界有数のサウンドデザイナー達により開発され、名機と言われるアナログシンセサイザーやパーカッション、フィジカルモデリング、サンプルベースのマルチグラニュラーサウンド、マルチオシレーターを駆使したハイブリッドサウンドを実現しました。これらのプリセット音源は日々の作業を簡単にし、あらゆる分野の音楽、サウンドデザインに対応することが可能です。 これらの製品はPro Toolsの年間サブスクリプションと年間アップデート&サポートプラン期限内のユーザー様にのみ無料で提供しております。 有効なUpgradeプランをお持ちのお客様のiLok IDへ順次サブスクリプション・ライセンスがデポジットされますが、完了までに数日〜2週間ほどお時間をいただく場合がございます。 こちらのインフォメーションはすべてのPro Toolsシリーズを対象としております。
Review
2018/11/29

いよいよ日本上陸!! VENUE | S6L-24C

世界中で大成功を収めたVENUE | Profileコンソールの後継機種となるS6L-24C。InterBEE2018でStage32と併せて国内初のお披露目となりましたが、それに先立ってAvid Japanにて内覧会が開催されました。今回の新ラインナップは、シリーズ最大規模となる48フェーダーのS6L-48D、ディスプレイも取り除きもっともコンパクトな仕様となるS6L-16C、そして従来のS6L-24Dからチャンネル・タッチ・モジュールが2台抜き取った形となったS6L-24「C」の3つのコントロールサーフェスを中心に、エンジン・I/Oも新機種が加わって、より一層ユーザーの選択に柔軟性が高められた格好です。 ◎ VENUE | S6Lシリーズのメリットとは!? 今回のリリースで、サーフェス5種・エンジン3種・I/O4種のラインナップとなりましたが、各I/Oやエンジンはどのモデルでも用途に合わせた組み合わせが可能というのがこのシステムの美点。思いつくままの組み合わせを自由にシステムアップできることになり、エンジン・I/Oに余裕をもたせた構成を行なっておいて会場規模によって持ち込むサーフェスをセレクトするといった運用ももちろんのこと。この従来の製品も含めた100%クロスコンパチで自由にシステム構築できる事がS6Lシステム最大のメリットと言えるのではないでしょうか。 そして、同時に発表されたStage32はラック1基で計32入力/出力チャンネルが可能なモデル。これまでの16もしくは64というI/Oの選択肢にも落としどころが設定されています。Stage16はシャーシと各I/Oモジュールが一体となっているため標準搭載されているI/O数をカスタムできませんが、このStage32はフラッグシップであるStage64と同じモジュールを搭載、用途に合わせたI/Oの変更が可能な上にフラッグシップの音質クオリティをきちんと確保している、ということになります。 ◎オプションの組み込みでWAVESとの親和性がさらにUP !! 言わずもがな、、ではありますが、VENUEシステムはソフトウェアプラグインがインサートできます。通常WAVESプラグインをインサートする場合、SoundGrid Extremeを使用して操作用PCにてプラグインの操作を行いますが、S6LではSoundGrid Rack for VENUEとWSG-HD Waves SoundGrid Option Cardをインストールする事により、プラグイン用PCも必要なくS6Lのサーフェス上でWAVESプラグインの操作が可能、スマートにシステムの構築が行えます。S6LシステムはWAVESプラグインをDSPリアルタイム処理する事が可能となるため、他社製品と比べてもシステムに組み込みやすくWAVESプラグインに一番近しいデジタルミキサーコンソールと言えるかもしれません。 気になっていたミキサー本体のサイズ感は!? ツアーやPA現場などで必ず出てくる課題、となればまず仮設現場でのセッティングです。ミキサーを持ち上げる際に何人くらい人手が必要なのか、どのように立ち上げるかなどで、実際現場に立ち会う人数を決める事もあるのではないでしょうか。選択肢が豊富だからこそ、今一度サイズ確認してみます。 (W x H x D) S6L-48D / 1934mm x 前面91mm 背面388mm x 787mm S6L-32D / 1304mm x 前面91mm 背面388mm x 787mm S6L-24D / 989mm x 前面91mm 背面388mm x 787mm   S6L-24C / 989mm x 前面91mm 背面205mm x 787m S6L-16C / 671mm x 前面91mm 背面205mm x 787mm チャンネル・タッチ・モジュールの有無とフェーダー数のほかは共通の仕様で、重量も24Dは54kg、24Cは38kgと16kgの差異。ディスプレイモジュールだけではないかもですが、意外と重量差ありますね。実際に会場で確認してみると、24Cは通常であれば2名で両サイドから卓本体を持ち上げてセッティングする事ができるイメージ、24Dなら3名、32Dになると4名の手が必要となるくらいのサイズ感でしょうか。 各ラインナップでコストと照らし合わせて適正なスペックを選択するだけでなく、各現場に合ったサイズ感を重視する意味でも、サーフェスやI/Oが組み合わせ自由となる点はやはりメリットです。 今回国内初お披露目となったS6L-24Cは、当時も人気を博したVENUE | Profileの後継に位置付けられているだけあり、そのサイズや規模感もまさにベストマッチ。リプレイスにあたって非常に具体的な提案がAvidからなされている状況です。もちろんコスト面でも48D/24Dより優位であることは間違いなく、サウンド面は向上、スペースファクターもクリアできているとすれば、、、これはお試しいただくほかありません。お問い合わせは06-6131-3078 / ROCK ON PRO Umeda 森本・中川まで、お待ちしております!!
NEWS
2018/11/12

Proceed Magazine 2018 – 2019 販売開始 ~特集:未来は何を創るのか

未来は何を創るのか!? 今号のProceedMagzineではIT業界でも大規模な導入が起こり得る「最後の大物」、SMPTE ST-2110を特集詳細解説します。そのほか、teenage engineering代表 Jesper kouthoofd氏のインタビュー、最新の導入事例の数々、デジタルマイクやVR音響のノウハウから注目プロダクトのレビューまで充実の内容でお届けします! ◎Proceed Magazine最新号 販売開始!! ◎特集:未来は何を創るのか。 MR × AI = REAL? 未来は何を創るのか。 本来人間の未来を創るのは、ビジョンと情熱だと考えて生きてきた。仮想現実を提供するインテリジェンスを持った思考回路が 導入され未来を築くベースを構築しつつある。 現実の世界では、歴史の中で生み出せれたレガシーなテクノロジーが多くの香りを醸しだし愛されている。それ自体を取り込む REAL? が、日常を作り始めているのでは?とふと思ってしまう。この Proceed Magazine は、インテリジェンスを完成させるナレッ ジレゴブロックだ! SMPTE ST2110、Dolby Atmos、MPEG-H、AMS Neve Genesys、Public Cloud、Binaual、AES67、Ambisonics、Dante、 MAM、Ravenna、HRTF、PAM、Auro 3D、NMOS、AES-42、Wave Field Synthesis、ST2059、PaaS、PTP、SaaS、VoIP…さ!あ!未来は何を創るのか。私達のために。 This is Proceed Magazine2018-2019. Proceed Magazine 2018-2019 全152ページ 定価:500円(本体価格463円) 発行:株式会社メディア・インテグレーション ◎SAMPLE   ◎Contents   ★ People of Sound teenage engineering Jesper Kouthoofd   ★ ROCK ON PRO 導入事例 Artware hub / 株式会社松竹映像センター   ★ 特集 SMPTE ST-2110 未来は何を創るのか ? Audio Network の現在地 / SMPTE ST-2110 とは何か !? AES67 / Dante / Ravenna / Focusrite / RIEDEL   ★ ROCK ON PRO 導入事例 京都造形芸術大学 / 専門学校 ESP エンタテインメント福岡 株式会社毎日放送   ★ ROCK ON PRO Technology avexR studio / Avid Media Central / Le Sound SpaceMotors Blackmagic Design Fairlight / VideoSlave 4   ★ REAL SOUND Project デジタル・マイクロフォン PART-3 / 解説 VR!! 深く知る Ambisonics の世界   ★ Build Up Your Studio パーソナル・スタジオ設計の音響学 その 18 中高域の世界へ:後編(臨界距離に振り回される)   ★ Rock oN Sound Trip 2018 ELEKTRON MUSIC MACHINES   ★ Power of Music Klevgrand   ★ Product Inside iZotope RX7 Jonathan Wyner   ★ BrandNew Native Instruments / Universal Audio / WAVES / Antelope / JBL / Thermos / ADAM / Upton Game Changer Audio / MOOG / Nord   ★ FUN FUN FUN CEDEC 2018 / アメリカンミュージックの神髄   ◎↓Proceed Magazineバックナンバーも販売中↓ Proceed Magazine 2018 Spring Proceed Magazine 2016-2017 Proceed Magazine 2016 Summer
Event
2018/11/07

Inter BEE 2018 出展情報 ~ Pro Tools、Dolby、Dante、Share Strage、AoIP、次代を担うテクノロジーを体験!~

歴史と実績に裏づけされた、日本随一の音と映像と通信のプロフェッショナル展として、コンテンツビジネスにかかわる最新のイノベーションが国内外から一堂に会する国際展示会であるInter BEE。ROCK ON PROはこの国内最大級の放送機器展示会Inter BEE 2018に今年も出展いたします。ホール6 #6213 Avid パートナーブースではDolby Atmos+Danteという最新ソリューションとPro Toolsの連携を体験いただけるシステムや、Avid Nexisがポストプロダクションにもららす恩恵を実際にPro Toolsと接続した形でご体験いただける展示など、最新ソリューションをハンズオンで展示するほか、関連するセミナーを実施いたします。また、ホール2 #2115ではオーディオ/ビデオ IP 伝送の最新規格であるSMPTE ST-2110について、詳しくお伝えするセミナーを実施いたします。 AVIDブース:HALL 6 #6213 ROCK ON PROは、ホール6 #6213 Avid パートナーブースへ出展いたします。ブース内では最新のソリューションとPro Toolsの連携を、実際にPro Toolsシステムと接続した状態でハンズオンでお試しいただける形で展示を行います。「AUDIO POST」コーナーではAvid Nexis + Pro Tools | Ultimateというシステムでポストプロダクションにおけるシェア・サーバーの活用を、「Pro Mixing」コーナーではDolby Atmosの最新Version.3によるミキシング環境をAoIPであるDanteを使いPro Tools | Ultimate + Pro Tools | MTRXというシステムでの動作を、それぞれ実際に触れていただける展示を展開します。さらに、展示内容をより深く理解いただくためのROCK ON PRO Product Specialistらによるセミナーを毎日実施。最新のワークフローを実現するAvidソリューションを体験いただけます。 セミナー情報 ◎Pro Tools とFlux:: Spat Revolution によるイマーシブ・3Dオーディオ制作の最新ソリューション 〜 創業開発者 ゲイル・マルティネ スペシャル・デモンストレーション〜 Dolby Atmos、Ambisonics、22.2ch など主要フォーマットに全て対応し、イマーシブ・オーディオ・ツールの決定版として導入が進むSpat Revolution。ProTools 環境でのフロー、今後の進化をFlux:: 創業者である ゲイル・マルティネ氏にご紹介いただきます。 場所:ホール6 #6213 Avidブース内 メインステージ 時間:各日 15:20 〜 15:40 講師:Flux:: Founder, CEO, Head Software Engineering ゲイル・マルティネ 氏    株式会社メディア・インテグレーション 山口 哲 ◎イマーシブ・3Dオーディオ制作のためのFlux:: Spat Revolutionの活用 〜 効率的で自由度の高い立体音響制作〜 ルーティング、トランスコードなど自由度も高く、効率的かつ創造性に優れたフロー。Dolby Atmos、Ambisonics、22.2ch などに対応したイマーシブ・オーディオ・ツールの決定版となるSpat Revolution を今後の開発予定とともにご紹介します。 場所:ホール6 #6213 Avidブース内 イマーシブ・オーディオ・ステージ 時間:各日 12:00 〜 12:20 講師:株式会社メディア・インテグレーション MI事業部 山口 哲 ◎Pro Toolsに最適化されたAvid NEXISの活用 〜ネットワークストレージを活用したAudio Productionワークフロー〜 オーディオポストプロダクションでの作業に大きな共有ストレージ容量は必要がないと思われがちですが、効果音の作成やナレーション、BGMなど、気づいてみればミキシング作業においては何人もの人との協調作業が必須となります。データコピー等の雑務を減らし、そのフローをスムーズに効率良くすることができるツールの1つが共有ストレージです。Avid NEXISストレージを中心とした、オーディオワークフローの効率化についてご紹介いたします。 場所:ホール6 #6213 Avidブース内 イマーシブ・オーディオ・ステージ 時間:各日 13:40 〜 14:00 講師:ROCK ON PRO 桜井宏樹 / 丹治信子 ◎Pro Toolsで制作するDolby Atmosプロダクション 〜毎日放送での「音舞台」を題材とした事例を中心にワークフローご紹介〜 国内でも制作が盛り上がりはじめたDolby Atmos、株式会社毎日放送の制作する「音舞台」でもDolby Atmosフォーマットへ制作が行われた。今年の「音舞台」は東大寺での開催、その際に収録された音声をImmersiveに展開。将来の配信などに備えたテストケースとして、制作が行われている。その素材を題材にDolby Atmosのワークフローの最新バージョンとなるV3、RMUのMac対応など最新情報を盛り込んでお届けします。 場所:ホール6 #6213 Avidブース内 イマーシブ・オーディオ・ステージ 時間:各日 14:40 〜 15:00 講師:ROCK ON PRO Product Specialist 前田洋介 ハンズオン展示情報 ◎オーディオ・ポスト "AVID NEXISによる働き方改革、作業の効率を徹底重視するシステムの現在" まだまだ一般的とは言えないAudio Productionにおけるデータサーバーの活用。Avid NEXIS シリーズが実現するデータ共有による効率的なワークフローを体感いただけるシステムアップ。Pro Tools、Media Composerとのオーケストレーションにより、具体的にどれくらいの作業効率の向上が実現できるのか?実稼働するシステムをハンズオンで、そのレスポンス、具体的なワークフローをご確認いただけます。 ◎プロミキシング "AoIPを活用した最新のAudio Mixing環境でDolby Atmosを実現" Immersive Audioとして確固たる地位を築くDolby Atmosの最新Version.3によるMixing環境をAoIPであるDanteを使い構築。AVIDの最新ハードウェアMTRXによる柔軟かつ大規模なシステムの実例を展開します。併せてミキシングに欠かせないPlugin各種、そして初登場となるVideo Slave4をハンズオンで展示します。最新のシステムアップをご確認ください。 ◎イマーシブ・オーディオ "イマーシブ・オーディオ・ツールの最先端を体験" イマーシブ・オーディオ・ツールの最先端、FLUX:: Spat Revolution、Nugen Audio Halo Upmixを中心にポスト・プロダクションの効率性と音質の向上を提供するソリューション、ツールをハンズオン、よりリアルにワークフローの向上を体感いただけます。   Media Integrationブース:HALL 2 #2115 HALL 2 #2115 Media Integrationブースでは、これからのオーディオ/ビデオ伝送を担うであろう重要なテクノロジーであるSMPTE ST-2110を基礎から深く知ることが出来るセミナーを行います。昨年のIBCのタイミングで策定され、ビデオ/オーディオ、同期信号、コントロール信号を1本のEthernetケーブルによってパケット伝送することが可能なこの規格。従来のオーディオ伝送との違い、既存システムとの置き換え/相互運用の可能性など、ナレッジを一気にブラッシュアップする機会を提供します。 >>(株)メディア・インテグレーション MI事業部のWebサイトはこちら セミナー情報 ◎ProceedMagazine連動セミナー!! 次世代の伝送規格SMPTE ST-2110徹底解説!! 〜AES67を内包するVoIP規格ST-2110。音声映像の統合されたNetworkの全貌〜 IBC2017でついにその姿を表したSMPTE ST-2110。汎用のTCP/IPを利用し、すでに十分に発達したITインフラとの一体化を見せ始めている。IT業界では「最大かつ最後の大物」として大きな注目を集めている分野の真打ちとも言えるこの規格。すでに十分な広がりを見せるAES67がこの規格内でどの様な広がりを見せるのか、その概要を解説する。 場所:HALL 2 #2115 Media Integrationブース内 セミナー・ステージ 時間:11/14(水) 16:00     11/15(木) 16:00     11/16(金) 12:00 講師:ROCK ON PRO Product Specialist 前田洋介
Support
2018/10/26

Pro Toolsのアクティベーションに失敗する場合の対処法 ~Pro Tools Information~

Avidより、Pro Toolsのアクティベーションが完了しない場合の対処法について下記の通りお知らせがございました。情報を転載いたしますので、同様の事例でお困りのユーザー様は下記をご参照ください。 ■ アクティベーションに失敗する場合の対処 ■ 現在、Pro Tools製品のSystem IDを更新しようとした際、あるいは、新規/再加入版のアクティベーションを行おうとした際に 「message “Sorry, there was an error redeeming your support code.”」 というエラーが表示され、アクティベーションが完了しない例が報告されています。 エラーメッセージに詳細な情報が表示されず申し訳ありません。 このエラーは、多くの場合、Avidアカウント内の「請求先および配送先」情報が正しく設定されていない場合に発生します。 Avidアカウント内の 「My Profile and Billing > Avidストアの配送と支払い」 にて、正しい住所・お名前などを「すべてアルファベット」で記入し、情報を更新してください。 その後で、再度アクティベーションをお試しください。 住所変更の際に 「有効なサブスクリプションがあるために変更できない」と言ったエラーが出た場合には、 ・ お客様のAvidアカウントメールアドレス ・ アクティベーションコード ・(更新の場合)対象のSystem ID を記載の上、サポートポータルよりAvidサポートへご連絡ください。
NEWS
2018/10/22

Pro Tools 2018.10 リリース情報 ~Pro Tools Information

Pro Tools 最新版となる2018.10のリリース情報がAvidより届きました。今回は新機能の追加はなく、バグフィックスのためのアップデートということで、互換性とバグフィックスに関する情報がメインとなっています。 ◎macOS High Sierra 10.13.4以降のバージョンは依然として推奨外となります。現在macOS環境でPro Toolsをご使用の方はアップデートをお控えください。 ■ Pro Tools 2018.10 リリース情報 ■ 先日、Pro Tools 2018.10がリリースされました。互換性については、以下の点をご確認ください。 ・macOS High Sierra (10.13.3), macOS Sierra (10.12.6) および Mac OS X 10.11.6 (El Capitan) がサポートされます。 ・macOS High Sierra 10.13.4以降のバージョンは、低バッファーサイズにおけるパフォーマンス問題が報告されているため、推奨されません。 ・重要:OS 10.10 (Yosemite) は、互換検証においてグラフィック表示上の問題が多数確認されたため、Pro Tools 2018.1以降ではサポートされません。Pro Tools 2018.10のインストール前に必ずOSのアップグレードを行ってください。 ・Windows 10 64-bit, Windows 8.1 64-bit がサポートされます。Windows 7はサポートされません。 macOS 10.14 MojaveとPro Toolsの互換性の最新情報については、以下のページをご参照ください。 macOS Mojave (10.14) の対応状況(現時点ではサポートされません) http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Compatibility?id=kA15A000000G1GP&lang=ja Pro Tools システム要件 http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Compatibility?id=kA15A0000003UsL&lang=ja Pro Tools 2018.10 リリース情報 http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Download?id=kA25A000000FUMx&lang=ja AES 2018 Avid関連情報について 先週、NYCにて開催されたAES 2018からのROCK ON PROレポーターによる速報も合わせてご覧ください。 AES 2018 Day1 : AVID (Pro Tools Contorol, Pro Tools 2018.10) https://www.miroc.co.jp/report/aes2018-day1-avid/ AES 2018 Day3 : AVID (MTRX 新オプションカード -SPQ, DANTE-) https://www.miroc.co.jp/report/aes-2018-day3-avid/
Sales
2018/10/09

【期間限定】Nuendo8クロスグレードキャンペーン開始

TV/シネマポストプロダクション、ADR、映画音楽やゲーム音楽制作まで、業務効率を上げるための数々の機能を搭載したプロフェッショナルDAWであるSteinberg Nuendo。そのNuendo導入のチャンスとなる期間限定クロスグレード・キャンペーンが公開されました。現在お持ちのDAWを手放すことなく、イマーシブオーディオ/Ambisonicsといった最新メディアへの対応、Audiokinetic Wwiseとの連携をさらに緊密にするGame Audio Connect 2の実装など、プロフェッショナルな現場で即戦力となり得る機能を搭載したNuendo 8を導入する絶好の機会をお見逃しなく。 Nuendo 8 の詳細についてはこちら>> Nuendo 8 の新機能についてはこちら>> キャンペーン詳細 ■キャンペーン名称 Nuendo 8 クロスグレードキャンペーン from Cubase Pro, Pro Tools ■内容 対象製品をお持ちのお客様は、下記ご購入方法に基づいて 「Nuendo 8/R」をキャンペーン特別価格にてご購入いただけます。 ■価格 通常希望小売価格:¥205,200(税込) → キャンペーン価格¥151,200(税込) ■対象のお客様 下記対象製品をお持ちのお客様 ・Cubase Pro ( 8 / 8.5 / 9 / 9.5) ・Pro Tools HD/HDX(7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12) ・Pro Tools Native(9 / 10 / 11 / 12) ・Pro Tools Ultimate 2018 ※First / Artist / Elements/ Essentials / AI / LE、 その他Free Bundle版は対象外とさせていただきます。 ■ご購入方法 ・ご購入申込書に必要事項を記入 ・対象商品ユーザーである証明書(※)のご提出 上記書類がメーカーで確認された後、商品のお届けとなります。 ※キャンペーン対象ソフトウェアのフルリテール版正規登録ユーザーであることの証明書 (例:ソフトウェアライセンスカード、ダウンロードコード記載書類のコピー、  USB-eLicenser番号、ダウンロード購入が証明可能な領収書メールなど) ■期間 2018年10月9日(火)~2018年11月26日(月)
Support
2018/09/28

Pro Tools ユーザーの皆様はMac OS 10.14 Mojaveへのアップデートをお控えください~Pro Tools Information

去る9月24日にAppleから発表されたmac OS最新となる10.14 Mojaveについて、Avidからお知らせがございました。下記にAvidからのお知らせを掲載いたしますので、Pro Toolsユーザーの皆様はご一読いただけるようお願いいたします。 ご注意: macOSをお使いのPro Toolsユーザーの皆さまへ Pro Tools 2018は、Appleが9月24日月曜日にリリースしたmacOS 10.14 Mojaveとまだ完全には互換性がありません。現在、認証に向けた取り組みを続けています。 MacOS Mojaveへのアップデートは、完全に互換性のあるPro Tools製品(Pro Tools、Pro Tools | First、Pro Tools | Ultimate、およびPro Tools アカデミック版)がリリースされるまでお待ちいただくようお勧めします。 MojaveとPro Toolsの互換性についての最新情報については、こちらの Pro Tools システム要件をご参照ください。
Review
2018/09/28

Focal / Clear Professional 店頭展示中!!

◎店頭展示中!! Focal / Clear Professional 価格:¥198,000(本体価格:¥183,333) SM9やTrio6を筆頭にTwinシリーズ、Shapeシリーズなど規模の大小にかかわらずクオリティあるモニター環境を提供しているFocal社。過去CMSのシリーズはロングセラーとなりプロフェッショナルのプライベートな制作スペースでもその姿を数多く見かけることができ、その流れはShapeシリーズにも受け継がれユーザーから多くの支持を集めています。そのフランスにオフィスとR&D、生産拠点を構えるFocalですが、スタジオモニター以外にもハイエンドオーディオやカーオーディオのユニットなど多くの分野で製品をリリースしているのは周知の通り。 そして新たな分野として2012年に参入したのがヘッドホンのマーケット。当初はHiFiオーディオ向けとしてSpirit Oneをリリース、こちらはのちにスタジオユースモデルとしてSPIRIT PROFESSIONALへと発展していき、その解像されたサウンドと意外にも手が届きやすい価格帯もあり、あの業界大定番ヘッドホンから乗り換えされた方も多かったのではないでしょうか。その一方で、オーディオの世界では弩級のハイエンドモデルとして50万円以上のプライスタグとなったUtopiaが高い評価を獲得。Focal得意の(!!)固有振動の周波数が高いベリリウムを用いたドライバーなどを用いていましたが、それをアルミ-マグネシウムに変更するなどして半分以下の価格に落とし込み、サウンド制作のプロフェッショナルに向けた仕様を織り込んだのが今回店頭デモにご用意したClear 「Professional」です。 ◎佐々木&清水のROCK ON PRO CHECK!! ◎一番耳のそばにある「スピーカー」   「Clear Professional」はUtopiaや兄弟モデルとなるElearと共通したオープン型で、密閉となるSpiritシリーズやListen Professionalと大きく異なるのが一番耳のそばにある「スピーカー」として捉えられる点です。Focalがスピーカーで蓄積したノウハウを最も活かしやすい形でヘッドホンにフィードバックできている製品とも言えます。   一聴してわかるのは音の質量がしっかりと感じられる部分。ディテールを一つ一つ把握できる再生能力の高さで音程感の微妙な超低域のシンセベースラインも、リズムフックになるようなハットの裏拍もニュアンスまで把握できてしまいます。オープンの機構もあり、密閉型に比べて左右の音像が広いことも特徴的。つまり、左右・帯域の上下が広大に広がっており、再生される音像スペースがとにかく広い。そしてその領域の密度がしっかりと詰まって再生されるためディテールが把握しやすいと言えるのではないでしょうか。   結果的にどのようなミックスでもこのClear Professionalのクオリティで聴けてしまうことが長所でもあり、制作においては短所になるのかもしれませんが、きちんとしたリファレンスとして耳に馴染む段階ともなれば、その再生能力の高さからこれまで以上に繊細な作業が可能になることは間違いなく、価格相応の実力をきちんと感じさせてくれるモニタリングを実現してくれるはずです!! ◎Gallery 直近ではStereo Sound / HiVi夏のベストバイで第2位に選ばれるなど、内外からの評価も得てきているClear Professional 。ハイエンドヘッドホンモニターの見せる音像世界をぜひRockoN渋谷で体験してください。お問い合わせはROCK ON PRO 佐々木/清水(03-3477-1776)まで、ご連絡お待ちしております!!
NEWS
2018/09/20

革新的ビデオファイルフォーマット Blackmagic RAW 新登場

去る9月15日、Blackmagicデザインより4Kワークフローを促進するための新たなビデオ・フォーマット「Blackmagic RAW」が発表されました。メタデータの付与や編集履歴の把握に加え処理の一部をカメラに任せるなど、既存のコーデックに比べはるかにインテリジェントで使いやすい仕様を、RAWファイルよりもはるかに小さなファイルサイズで実現した革新的なコーデックになっているとのこと。CEOからのメッセージという体裁を取った自信に溢れたその発表全文を紹介いたします。 Blackmagic RAWについてのより詳細な情報、サンプルビデオファイルのダウンロードはこちらから   お客様各位   このメールでは、新しいBlackmagic RAWファイルフォーマットについてお話ししたいと思います。Blackmagic RAWは本日リリースされ、URSA Mini ProカメラおよびDaVinci Resolveでお使いいただけます。   Blackmagic RAWとは Blackmagic RAWは時代に即したコーデックで、簡単に使用でき、高速で、はるかに優れた画質であるため、RAWおよびビデオコーデックの両方の代わりとなります。   Blackmagic RAWの詳細に関しては、こちらのリンクからこちらのリンクからビデオをご覧ください。   高速でインテリジェント Blackmagic RAWは、今まで使用してきたCinemaDNGのようなシンプルなRAWコンテナフォーマットに比べ、はるかにインテリジェントです。Blackmagic RAWは、イメージセンサーの特徴やカメラのカラーサイエンスを認識します。つまり、より小さなファイルサイズで、高画質のシネマライクなイメージが得られます。   他のBlackmagic RAWの特徴は、処理方法です。デモザイクの一部をカメラで行うことで、処理パイプラインの一部にカメラ本体のハードウェアアクセラレーションを使用できます。これにより、Blackmagic RAWを使用する場合、ソフトウェアで多くの処理をする必要がないため、再生が非常に高速で、レンダリングも速く行われます。   さらに、ISO、ホワイトバランス、露出、コントラスト、彩度、カスタム・カラースペースなどのRAW設定も完全にコントロールできます。Blackmagic RAWは、カスタマイズ可能なサイドカー・メタデータファイルを含め、幅広い種類のメタデータをサポートしています。加えて、GPUおよびCPUアクセラレーション、第4世代Blackmagic Designカラーサイエンス、固定クオリティおよび固定ビットレートの2種類のエンコード・オプションに対応しています。   近代的なRAWフォーマット Blackmagic RAWは、ビデオコーデックおよびRAWの代わりとなるコーデックを作ることを目標に開発しました。イメージで4:2:2サブサンプリングが行われないため、ビデオコーデックと比較して劇的に優れた画像が得られます。また、圧縮ビデオでは、アーチファクトがより目立ちます。Blackmagic RAWは、CinemaDNGなどの他のRAWフォーマットと比較すると、単一ファイルである点、カメラでのハードウェアアクセラレーションにより高速化されている点、全カラーディテールが得られる点、完全なRAW調整が可能である点において、優れたRAWフォーマットであると言えます。   パワフルなメタデータ Blackmagic RAWでは、メタデータがファイル自体にエンベッドされ、さらにサイドカーファイルを追加することも可能です。つまり、ユーザーが独自のメタデータを追加できます。一例としては、Blackmagic RAWに収録時のカメラ設定を記録します。その後、DaVinci ResolveでRAWに調整を加えた場合、その情報をサイドカーファイルとして保存でき、そのファイルの読み込みができる他のあらゆるソフトウェアで変更を確認できます。   これが最も役立つのはビデオガンマにおける作業です。URSA Mini ProでVideoモードを選択すると、ファイルの編集時にビデオガンマのイメージが表示されます。しかし、実はファイルのメタデータファイルが、ソフトウェアにビデオガンマであると認識させているだけで、フィルムガンマの情報は常に維持されています。したがって、カラーグレーディングが必要になった場合、ホワイトやブラックがクリッピングしていない、Filmモードの全ダイナミックレンジを使用できます。ブラックやホワイトの値を上下させると、ディテールが表示されます!   デベロッパーSDKライブラリ デベロッパーの方々にとっての良いニュースは、お使いのソフトウェアにBlackmagic RAWのサポートを追加するのは簡単だということです。弊社が無償で提供している単一のソフトウェアライブラリに、あらゆるダウンストリームソフトウェア処理が含まれています。このライブラリは、Mac、Windows、Linuxをサポートしています。Blackmagic RAWの使用にあたっての複雑な処理は、ライブラリが対応します。また、サイドカーファイルの読み込み、RAWパラメーターの設定、あらゆるカラーサイエンスもライブラリに含まれています。   これにより、異なるソフトウェアアプリケーション間や、多様なOSのプラットフォーム間で一貫したイメージが得られます。また、DaVinci Resolve 15.1もこのライブラリを使用するため、DaVinci Resolveで変更したRAW設定は他のソフトウェアで確認できます。また、Blackmagic RAW Playerというシンプルなアプリも内蔵しており、Blackmagic RAWファイルのレビューに使用できます。   価格と使用範囲 別の良いニュースは、このアップデートは無償である点です。Blackmagic URSA Mini Proをお使いの方は、パブリックベータをダウンロードして、カメラにBlackmagic RAWのサポートを追加できます。このアップデートでは、カメラを第4世代カラーサイエンスにアップグレードします。   これにより、即座にBlackmagic RAWで撮影を開始できます。さらに、本日DaVinci Resolve 15.1も発表しました。このリリースには多数の機能が含まれていますが、最も重要なのはBlackmagic RAWのサポートの追加です。   Blackmagic RAWのサンプルファイルをご確認になりたい方は、ウェブサイトに掲載したカメラオリジナルのファイルをご覧ください。www.blackmagicdesign.com/jpのURSA Mini Proの製品ページで視聴できます。同製品ページに、新たに追加されたBlackmagic RAWタブには、様々な情報が記載されており、カメラオリジナルのファイルもダウンロード可能です。   同じページからBlackmagic RAW Playerもダウンロードできるので、それを使用してファイルを再生できます。DaVinci Resolveをまだお使いでない方は、そちらもダウンロードしてファイルのカラーグレーディングを試してみてはいかかでしょうか。プライマリカラーコレクターのカメラタブに進むと、RAWの設定が表示されます。サイドカーファイルも保存できます。   お使いのソフトウェアにBlackmagic RAWのサポートを追加したい方は、同じページからBlackmagic RAWデベロッパーSDKをダウンロードできます。同SDKにはサンプルコードが含まれているため、ライブラリの使用方法が確認できます。   詳細は、弊社ウェブサイトをご確認ください。個人的に、Blackmagic RAWは非常にエキサイティングな製品だと思っています。ベータのテストにご協力いただいた方からのフィードバックは信じられないくらい素晴らしいものでした。昨日、Blackmagic RAWのクリップをいくつか再生している時に、USBハードディスクから再生していることに気づきました。このディスクからは通常4Kビデオファイルの再生はできません。しかし、4.6KのBlackmagic RAWファイルを全く問題なく再生できました。このような小さなファイルサイズで、ここまで優れた画質が得られるのは本当に驚きです。これは非常にエキサイティングではありませんか?   このメールでBlackmagic RAWについて良いご説明ができていれば幸いです。この新しいコーデックをどのようにお使いになるかお聞きするのを楽しみにしています!   敬具   グラント・ペティ   CEO   Blackmagic Design Pty Ltd  
Event
2018/09/19

ヨーロッパ最大の放送機器展 IBC2018からダイジェストレポート!!

オランダ・アムステルダムで開催されているヨーロッパ最大の放送機器展となるIBC。公式サイトによると1700社の出展があり、期間中の来場者も57000人オーバー、世界170カ国からの参加とまさしくワールドワイドな規模で執り行われています。ROCK ON PROでは今年も現地へProductSpecialistの前田洋介と丹治信子が向かい、現地からの最新情報をレポート、随時アップデートしています。ここではその中から注目情報をダイジェストで紹介、また掲載しきれない各レポートへのリンクも用意しましたので余すところなくチェックしてください! 目次 IBC 2018 : AVID IBC 2018 : iZotope IBC 2018:Dolby IBC 2018 : Blackmagic Design IBC 2018:GB Labs さらに注目のレポートはこちらから!! IBC 2018 : AVID ・AVID Partner Conference IBC 2018の前日に開催されたAVID Partner Conference。ここでは、放送機器展らしくVideo関連の新製品が大きくフューチャーされていました。特にNAB 2018で大きく取り上げれたSaaSベースのCloudサービスである、「AVID On Demand」。このサービスは、すでに2018.6に第一弾リリースが終わっており、9月と11月に予定されている大規模な機能追加のアップデートが告知されました。NAB 2018で発表された機能が、順次搭載されていくというものではありますが、今後のAVIDを占うプロダクトとして集中して開発が行われているということを感じさせる精力的な内容。 個別の機能に関しては、スライドを参照ください。あまりにも多くのリリースが詰まっていて、第一報としては書ききれません。順次、個別のサービスに関しても情報をお届けします。 Audio=Pro ToolsのMedia Centralへの統合というところがRock oN的には気になりますが、これに関してもしっかりと考えているという言葉が聞けました。まずは、AVID | On Demandをしっかりとスタートさせ、次のステップとしてAudio Productとの統合を考えているということ。このままのペースで開発が順調に進めば、2019年中に何かしらのリリースが出来るのではないかという話です。音素材のAsset管理。これが統合されればこれまでにないエポックメイキングなサービスとなるでしょう。来年のNAB 2019でなにか情報が出ることに期待したいと思います! ・AVID MTRX SEQ option/Dante option IBC 2018のAVIDブースのS6コーナーは例年通りAtmosのFutureが視聴環境と合わせて行われていました。そこには、すでにリリースの始まったMTRX SEQ optionとともにDante Optionが展示されていました。まずは、SEQ Option。こちらは、トータルで1024 ch分のEQとDeley機能をMTRXの持つ強力なMonitor Sectionに追加するというもの。各チャンネルに8bandのEQとDelayが実装されます。操作は、DADman application上から。EQのON/OFFも出来るというかなり作り込まれた仕様。EQ typeもパラメトリックだけではなく、シェルビング、フィルターなど選択が可能となっています。 もう一つのDante optionは1枚のMTRX option cardで、128chのハンドリングが可能な仕様になるということ。大規模なシステムアップを考えた際に、従来のDante Option(Main boardのNetwork portをDanteに変える製品)では64chという上限がありましたが、この新しいオプションを使うことでCh数の上限が事実上なくなります。登場時期は未定ということですが、楽しみな製品です。詳しくは、別途記事を作成予定ですが、Dolby Atmos Renderer Ver.3も同時に展示が行われていました。従来のMonitorとRendererが統合されてシンプルになったDolby Atmosシステムです。 ・AVID Pro Tools | Control Update IBC 2018、AvidのPost Productionコーナーに展示されていたPro Tools | DockのiPad画面に、なんとMonitor Controlが!!要望の多かったMTRXのコントロールがiPad上のPro | Control softwareから行えるようになるということです。基本的な機能はS6のタッチスクリーンから行えるものと同等です。X-MON互換のControl Roomコントロールと4系統のCueのSourceセレクト、そしてボリュームコントロールが行えるというものです。S3との組み合わせでも、もちろんiPad単体でもMTRX内部のMonitor Sectionにアクセスして制御ができるということになります。リリースは11月を予定しているとのこと。InterBEEでは正式リリース版が見られそうですね!! ・Avid Media Composer Avid Japan西岡氏に2018年11月までに追加されるMedia Composerの新機能をいくつか紹介して頂きました!! まず、DNxUncompressedですがこちらは4:2:2 32bit float MXFで非圧縮のインポート、エクスポート、レンダリング、ミックスダウンをサポートします。非圧縮なのにDNxがつくのは、DNxに含まれているメタデータを持つことができるためだそうです。4K In-context Title ToolではMedia Composer内で、4Kサイズでのタイトルを作成することができるようになりました。また、Color Correctionは部分的にカラーコレクションを施したいとき、シェープを描くことでマスクすることができます。 DNxUncompressed 4K In-context Title Tool シェープに対応したColor Correction ・AVID MediaCentral | Editorial Management NABで発表されたMediaCentral | Editorial Managementが6月にリリースされ、リリース後のお披露目になりました。Media Composerでは、HyperBin構造を使用し、編集効率を上げることができます。MediaCentral | Editorial Managementでは、基本的にはアクセスするエディタのライセンス数で料金が決まりますが、ロギングをしたり、メディア管理のためにフルのEditor権限が必要なく、課金もないため、アシスタンスやディレクターがクリップに対して、素材プレビューなどを自由に扱えるエコシステムになっています。   またMedia Central|Panel for Media Composerでは、プロジェクトウィンドウからEditorial Managementにアクセスし、NEXISのRead権限のあるユーザーはNEXIS内のワークスペースをブラウズ、検索することができ、誰でもMedia Composerでメディアをコピーすることなく直接再生することができ、Interplayのアセット管理をより簡単に使用することができます。 IBC 2018 : iZotope Music Rebalance ポストプロダクション作業を行うのになくてはならないツールの一つとなっているiZotope RX。すでに事前情報をチェックされている方も多いかと思いますが、IBCに合わせてリリースが開始されたRX7の情報をお届けします。   やはり一番の注目はOzone,Nucleusに搭載されているAssistant機能ではないでしょうか?ノイズを自動解析して3通りの除去の手法をおすすめしてくれるこの機能。一度アナライズを行うと3種類のモジュールの組み合わせを提案されます。それらをプレビューして、一番望ましい結果を得られるものを選択、しかもそのかかり具合の調整も可能。更におすすめの各モジュールの個別の調整も出来るという。まさにSuggest=「提案」してくれるツールとなっています。   もう一つの注目はMusic Rebalanceです。Vocal,Bass,Pucssion,Otherの4つにミックスされた音源を解析。それぞれのバランスを変更することが出来るという驚きのツール。4つの音源のバランスは、-∞にまで調整をすることが出来るためミックスされた音源からボーカルだけを抜き出すといった芸当も可能です。 Repair Assistant Dialogue DeReverb Dialogue Contour 他にもDialogue DeReverb、Dialogue Contureが新しく登場。セリフについてしまった余計な響きを除去したり、録音後にイントネーションを変化させたりということを実現しています。驚くほどの効果を持った各モジュールのブラッシュアップとともに、新機能も追加されているRX7。ブースでデモをしてもらいながら話をしていると、どんどん人が集まってきたのが印象的。世界的に注目されているアプリケーションであることを改めて実感しました。 IBC 2018:Dolby DOLBYブースではDolby Atmos / Dolby Visionに関してのアピールが積極的に行われていました。最初は、コンテント・パートナー、デバイスパートナーが順調に増えていることのアピール。皆さんのよく知っているメーカーが数多く含まれているのがわかりますね。NEWSとして、月曜日にApple TV 4KとiTunesがDolby Atmosに対応したというアピールが。再生環境に関して、非常に身近なものになっているということがわかります。 そして、IBC 2018に合わせてリリースとなったDolby Atmos Renderer ver.3。Mastering Suiteに対して大きな機能更新が行われています。これまでwindowsのみであった対応が、Win/Mac両対応に。MADIのみの入出力であったのが、Danteにも対応し、大規模な機能向上が図られています。さらに、これまで、Dolby Atmos MonitorとDolby Atmos Rendererという2つのアプリケーションだったのが、1つのアプリケーションに統合され、セットアップなど簡単かつ安定したシステムが構築可能になったということ。 制作から配信、受像機まで、全てにおいてDolby Atmosの採用は 順調に進んでいることが大きくアピールされていました。Renderer Ver.3に関しては、Dolby RMUのご案内とともに情報をご提供していきますのでご期待ください。 IBC 2018 : Blackmagic Design IBC 2018のBlackmagic Designブースでは、遂に完全体となったFairlightの姿が!! これまでの展示会ではモックアップの部分が多く、残念な感じでしたが、遂に完動のプロダクトモデルが展示されていました。すべての機能がボタンにアサインされ、10月11日のリリースに向けて最終段階に入っているということ。シャーシの内部には、InterfaceであるSX36が実装され、PCとはシンプルなコネクションで済むようにブラッシュアップされていました。 IBC 2018:GB Labs Mosaic 超高速NASのSPACEシリーズを展開するGB LabsはIBC 2018に合わせ、多数のアップデート情報を展開していました。一部は、NAB2018時点で発表があったものも含まれますが、この数ヶ月のうちにリリースとなった製品も多くあるということです。 FastNasシリーズにメディアアセットの機能を追加するMosaic。シンプルなメディア アセットで、メディアの検索やプレビューすることでユーザーが探しているメディアを簡単に特定することができます。初回のバージョンということで、機能的には多くは盛り込まれていませんでしたが、今後NLEとの連携機能など様々なアップデートのアイディアがあるということ。また、簡単にメタデータを追加することもでき、ユーザーがメディアをインジェストした時点でメディアの分類をすることもできます。こちらの機能は、FastNASシリーズのみに追加。SPACEシリーズへの機能追加はもう少し時間がかかるということです。 Spaceシリーズには、強力なリダンダント機能が追加されています。サーバーの筐体自体をミラーリング的に動作させることが可能な機能。1台のサーバーに障害があったときには、スタンバイしているもう一台のサーバーが2秒以内に起動し正常な一台へと動作が乗り変わるということです。スイッチの2重化、サーバー電源の2重化は普通に行われていることですが、サーバーの筐体ごと二重化するという非常に堅牢なシステムアップが可能となります。ユーザーからは、一つのIPで見えるようになるため、使い勝手的にも一般的なNASと何ら変わらず、特に意識せずに利用することが可能だということ。さらにスタンバイしているサーバーは単純にミラーリング的にコピーを取り続けるだけではなく、Read時には2台からデータを読み出すような動作を行うことが可能、1台で作業するよりも40%も高速にReadができるようになります。 さらに注目のレポートはこちらから!! IBC 2018:Fraunfoher IBC 2018:Nugen Audio IBC 2018 : YAMAHA IBC 2018 : AJA IBC 2018:DirectOut IBC 2018:Solid State Logic IBC 2018:Water Bird IBC 2018:Shure IBC 2018:ZOOM IBC 2018:Cinedeck IBC 2018:Focusrite IBC 2018:Nixer IBC 2018:Edit Share IBC 2018:Thechnical Poster IBC 2018:LTO IBC 2018:REIDEL IBC2018 : DISK ARCHIVE IBC 2018:Dalet
NEWS
2018/09/14

iZotope RX7リリース 本国サイトがリニューアル

NEWS
2018/09/14

AJA 社、IBC2018にてマルチフォーマットのコンテンツ制作と配信を 最適化する新しいツールとアップデートを発表

AJA 社は IBC 2018 において、マルチフォーマットのコンテンツ制作と配信を最適化する新しいツールとアップデートを発表しました。   これにより最新の 12G-SDI および HDMI 2.0 テクノロジー、新しく登場した IP 規格および HDR 規格やフォーマットについても、プロフェッショナル環境で活用することが可能になります。 4K/UltraHD、ハイフレームレート、ディープカラー及び HDR ワークフローを簡易化 まずは、ワークステーションまたは Thunderbolt™ 3 接続のシャーシで使用できる、12G-SDI 入出力および HDMI 2.0 でのモニタリング/出力に対応した 8 レーン PCIe 3.0 ビデオ/オーディオ I/O カード、KONA 5。   KONA 5 は、4K/UltraHD および HD ハイフレームレート、ディープカラーそして HDR ワークフローに 1 本のケーブルで対応します。開発者用途として、AJA の SDK を用いることでマルチチャンネル 12G-SDI 入出力が可能になり、複数の 4K ストリームの入力または出力を行うことも可能です。   >>KONA_5 リリースページ(日本語) 変換能力を拡張し、最新の HDR ワークフローに対応 次は、Colorfront Engine™ を搭載したリアルタイム HDR/WCG コンバーター FS-HDR に対応する v2.6 ファームウェア / ソフトウェアを発表しました。   この無料アップデートにより、新しいカラー変換が追加されています。製作時にも最終的なルックと変わらないイメージで、4K/UltraHD/2K/HD、SDR、HDR フォーマットを扱えるようになります。   放送局、プロダクション、ポストプロダクション、プロ AV 業界に、より柔軟かつ新しいワークフローを提供します。   >>FS-HDR ファームウェア v2.6 リリースページ(日本語) 互換性、セキュリティ、ウェブ UI のカスタマイズ性を改善 スタンドアローン型 H.264 ストリーミング & レコーディングデバイス HELO はファームウェア v3.0 が発表されました。   このファームウェアは、近日中に AJA のウェブサイトより無料でダウンロードいただけるようになります。   HELO v3.0 は、業務向けの Facebook の最新プロトコル、システムとネットワークのセキュリティが重要視される環境向けに暗号化に対応、HELO のウェブ UI 内で使用できる言語が追加されました。  >>HELO v3.0 ファームウェア リリースページ(日本語) 効率的な HDRモニタリングと分析を実現する 1RU の新製品 こちらは待望の新製品 HDR Image Analyzer の発売開始時期を発表しました。   HDR のモニタリングと分析に特化した本製品は、Colorfront 社によって開発されたソフトウェアで動作します。   IBC 2018 のブース 7.C25 では、4K/UltraHD/2K/HD、HDR や WCG (高色域) のコンテンツを、HDR Image Analyzer で実際にモニタリング・分析する様子をご覧いただけます。   放送や OTT エンターテイメントにまたがるプロダクション、ポストプロダクション、クオリティコントロール (QC) やマスタリングに従事するお客様にぴったりの製品です。 >>HDR Image Analyzerリリースページ(日本語) 10 GigE 対応 SMPTE ST 2110 ビデオ / オーディオレシーバー IPR-10G2-HDMI、IPR-10G2-SDI を発表 ビデオとオーディオのIP伝送を統一することを企図して制定された最新の伝送規格 SMPTE ST 2110 対応のビデオ/オーディオレシーバー IPR-10G2-HDMI と IPR-10G2-SDI が発表されました。   IP 経由の UltraHD または HD 信号を HDMI または SDI に変換可能な同製品は、10 GigE SFP+ ケージを 2 ポート備えているため、ヒットレススイッチング (無瞬断切替) により、重要な伝送線路やモニタリングアプリケーションでの冗長性を保護します。   >>IPR-10G2-HDMI、IPR-10G2-SDI リリースページ(日本語) 収録時の柔軟性を拡大する新機能 ProRes/DNx 対応のレコーダー 兼プレイヤー Ki Pro Ultra Plus の新たなファームウェア v4.0 も発表されています。   ファームウェア v4.0 には、マルチチャンネル収録時のファイルネーミング、タイムコードのスーパー出力制御、オーディオチャンネルのマッピングといった高度なカスタマイズを収録時に行う新機能が搭載されています。   >>Ki Pro Ultra Plusファームウェア v4.0 リリースページ(日本語)
NEWS
2018/09/13

ROCK ON PRO Webサイトリニューアル!!

ROCK ON PRO Webサイトがリニューアルとなりました! タイムリーで有用な情報を4つのタブカテゴリに納め、より情報に到達しやすく内容もブラッシュアップ。モバイルの各デバイスからもブラウジングできるようレスポンシブにも対応いたしました。そのミッションに、いま必要なノウハウを。これからもROCK ON PROがご提供するインフォメーションにご期待ください! そのミッションに、いま必要なノウハウを。 ◎注目の情報をチェックする、「Headline」 NEWS / Tech / Support / ,,,最新情報から制作に必要とされるノウハウ、サポート・技術情報や最新製品レビューなどを網羅。 ◎制作環境を飛躍させる、「Solution」 制作業務における課題解決をROCK ON PROが提案します。クリティカルな業務や効率的なワークフローに対応するソリューションを。 ◎システムの実例を知る、「Works」 ROCK ON PROの導入事例の数々をMusic / Post / Broadcastなど多岐に渡ってご紹介。システム実例から新たな制作環境の未来を見据えます。 ◎そのワークフローを実現する、「Brand」 業務に必須となる製品からカッティングエッジなブランドまで、ROCK ON PROが取扱うプロダクトがそのワークフローを実現します。 レスポンシブでiPhone/iPadからもインフォメーションを 新しくなったWebサイトではiPhone/iPadへの対応も行なっております。モバイルのデバイスを通じてタイムリーに情報を確認していただけるよう、コンテンツをご提供してまいります。 リニューアルとなり、さらに内容を充実させて制作に携わる皆さまが必要とするノウハウや情報をお届けできるよう邁進してまいります!より一層のご愛顧のほどお願い申し上げます。 ROCK ON PRO スタッフ一同
NEWS
2018/09/07

Avid Post IBC 2018開催!! 参加申し込みスタート!!

Avid Japan主催にて「Avid Post IBC 2018」の開催が決定、参加申し込みがスタートとなりました!! ヨーロッパ最大規模の放送機器展となるIBC2018ではワールドワイドな各社がその最先端のプロダクトやワークフローを展開しますが、六本木ミッドタウンで開催される「Avid Post IBC 2018」ではAvid製品における現地からの最新情報のほか、制作のトレンドを押さえたセミナー・デモンストレーションも行われるとのこと。イベント詳細・参加申し込みは下記概要をご確認ください!! Avid Post IBC 2018 テーマ:NEW HORIZINS IBC2018で発表になった最新情報をいち早くお届けする「Avid Post IBC 2018」を今年も開催いたします。オンデマンドでメディア制作機能を提供するAvid | On Demand、新しいポストプロダクションワークフローを提供するMediaCentral | Editorial Management、一新されたMedia Composerファミリーなど、 Avidの提案する新製品・新機能を実機デモで一挙に紹介。さらに、目前に迫ったBS/CSによる4K8K衛星放送開始に伴い、4K / HDRコンテンツの制作は待ったなしという状況の中、制作に必要なすべての機能を備えたMedia Composer x Baselightをご覧いただきます。 <開催概要> ² 日  程 : 2018年10月5日(金) ² 時  間 : 14:00 ~ 17:00 (13:30 受付開始) ² 場  所 : 東京ミッドタウン 4F ホール&カンファレンス Room 1-3(地図) ² アクセス : 都営大江戸線「六本木駅」8 番出口より直結 <アジェンダ> ★IBC最新情報 ★Avid クラウドソリューションデモ MediaCentral、Avid ¦ On Demandなど、Avidが提供するクラウドソリューションは、小規模な編集 チームからグローバルメディア企業に至るまで、より高度な統合、スピード、コラボレーションを実現 します。人工知能を活用したコンテンツの自動インデックスを始め、次世代のメディアワークフローを デモで紹介。 ★Media Composerアップデートデモ プロが選ぶクリエイティブ編集ツールとして、長く支持されてきたAvid Media Composerはこれまで に数えきれないバージョンアップを経て、今も進化を続けています。近年追加された機能から、選りす ぐりをデモンストレーション。 ★Media Composerで速攻4K/HDR制作 - Baselightの完全なカラーマネージメントの利用 フィルムライト株式会社  代表取締役  松井 幸一 氏 株式会社TBSテックス  現業本部 技術営業部 営業担当 兼 ポスプロ事業部 編集担当  礒辺 宏章 氏 今さら聞けない4K/HDRの基礎知識の解説と、Media Composerにシームレスに統合されたカラーコレ クション・システム「Baselight for Avid」を使ったHDRコンテンツの制作の基礎を、FilmLightの松井様 よりデモンストレーションしていただきます。また、TBSテックスの礒辺様より、同社の現在の4K制作、 および今後の4K/HDRへの取り組みについてご紹介頂きます。 ■登録ページはこちらから *参加お申込みは上記登録ページより事前登録をお願い致します *お席には限りがありますのでお早目のご登録をお願い致します。
Tech
2018/09/04

FLUX:: / ユーザーから受けた刺激が、 開発意欲をエクスパンドする

PureシリーズやElixir、Pure Analyzerなど、高い技術力に裏付けられた優れたフィードバックデザインを持つプラグインをリリースするFlux。そのCEOであるGaël Martinet氏が最新リリースとなる「Spat Revolution」ワールドプレミアのため来日した。IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)やjüngerとの共同開発も行うFluxだが、その成り立ちから、プロダクトを生みだす発想、そしてSpat Revolutionが立体音響にもたらす変革に至るまで、Gaël氏とFluxのアイデアの源に迫った。 自らのツールを自らで作り出す フランス・パリから南西へ約1時間。Flux:: sound and picture developmentはフランス中部のオルレアンに位置している。現在CEOであるGaël 氏はサウンドエンジニア出身のプログラマーで、独学でC++を学んだという異色の経歴の持ち主だ。Fluxが設立されたのは今から17年前。当時Gaël氏はメジャーなレコード会社とも契約しミックスとマスタリングのサウンドエンジニアとして活躍していたが、そのかたわらでMerging PyramixやMAGIX Samplitude、Avid Pro ToolsなどのDAWメーカー各社とベータテスター契約を結んでいた。その中で「こんなプラグインが欲しい」と相談しているうちに、「欲しい」という気持ちが「作ってみたい」へと変化していったのが開発に携わるきっかけになったそうだ。まず、最初に欲しいと思ったプラグインはメータリングプラグイン。当時のメータープラグインはPeak表示などの単純な表示しかなく、RMU表示やよりオプションが付いたものなどサウンドエンジニアとしての現場感覚がアイデアを次々と生み出していく。また、当時はマスタリング用のプラグインが少なかったため、自分に合うDynamics Processorの開発がメーターの次に取り組むテーマとなっていくのだが、自分が必要とするツールを自らで作り出すといった点は現在にも受け継がれる開発力の源泉と言えるのではないだろうか。   ソフトウェアの開発を始めたGaël氏だが、もともとプログラミングを学んでいたわけではなかったので自分で書籍を買いゼロから勉強をし始めたという。そして、実際プログラミングをしてみると自分に適正があると実感。メーカーと相談しながら自分の求めるツールを作るうちに「これが自分の仕事だ!天職だ!」と思いのめり込んだところが、のちのFluxにつながるスタートラインになっている。当時設立した会社は「Geal Yvan」という名称で、Mergingとの契約を結び、Pyramixに含まれているプラグイン全ての開発にあたったという。当時はPyramix向けにインテグレートされたポスプロ向けの環境を整える必要があったのだが、その時Gaël氏が開発したのが現在Pyramixのビデオエンジンとしても使用可能な「VCube」、もちろん当時開発したプラグインは現在もなおPyramixで使用されている。その後、11年間継続されたPyramix プラグイン開発だが、様々なプラグインを開発していくうち、他のDAWメーカーにもプラグインを提供したいと思うようになり「Flux」というブランド名のもと、プラグインの販売をスタート、現在の会社の始まりとなる。 共同開発という技術のシナジー 現在、Fluxが開発しているプラグインは大きく分けて2種類ある。まずは、FluxブランドのプラグインでFluxのスタッフが100%開発している製品。主にはPureシリーズやElixir、Stereo Tools、Pure AnalyzerやEpureなどがある。それに対してブランディングされているのが、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)シリーズやjüngerシリーズに見られる共同開発製品だ。今秋に発売されたSpat Revolutionも「IRCAM」ブランドの製品となりその研究技術を使用。Audio Engineに付随する機能はFluxが作成したものだが、IRCAMからもプログラマーが加わり共同で開発されている。   そのIRCAMとの共同開発が始まったきっかけは、なんとIRCAM側からのオファーだという。当時のFluxの技術力・製品クオリティの高さを買って、IRCAM研究所のValorisation directorであるFrédérick ROUSSEAU氏より、Geal氏へ「自分たちの技術を使ってプラグイン製品を作ってみないか」と持ちかけられたのが始まりだそうだ。その技術力によって現在ではMergingを始め、Avid、SteinbergなどDAWを開発している各社とデベロッパー契約もあり、各プラグインフォーマットに向けてFluxプラグインを供給している。また、FluxはIRCAMとの連携もあり、そのスタッフの半数がプログラミングに関わっているというまさに開発者集団とも言える陣容。共同開発は人的にも技術的にもお互いのシナジーを生み出しているようだ。 Spat Revolutionを生んだ発想の転換 そして、2017年9月に発売となったSpat Revolutionである。「イマーシブ3Dオーディオ編集アプリケーション」とまとめればいいだろうか、複数の立体空間を擬似的にソフトウェア内にセットアップ、アコースティック・シミュレーションを行った上で、サラウンドから7.1.2ch、22.2chまで様々な立体音響のスピーカー配置用にオーディオ信号を出力することができる非常に革新的なソフトウェアで、今までに類を見ない製品だが、実は開発には長い年月がかかっている。   まず、1992年にIRCAMより初代Spatがリリースされた。しかし、このソフトは一般ユーザーが簡単に使いこなせる仕組みではなく、主にMax MSPにモジュールとして組み込んでいたのがほとんどだと言われている。Max MSPに組み込むということはプログラミングの技術を必要とし、時にはスクリプトを必要とするケースもあるためサウンドエンジニアが気軽に使えるような代物ではなかった。そこで、MaxMSPの難しい作業に関しては極力省略して「音を作る作業以外の時間をセーブしよう」としたのが、2010年にFluxよりリリースされた「IRCAM Spat」である。90年代から綿々と積み重ねられたIRCAMのテクノロジーがサラウンドという時代のニーズとマッチを始めたタイミングとも言える。   しかし、この製品を開発するにあたり、DAWプラグインとして動作させるのには主にバスの問題で制約を感じていたという。例えば、Pro Toolsは先日Dolby Atmosに対応したばかりだが、Auro 3Dなどのマルチチャンネルには未だ対応していない。対応させるには複数のバスに分けての処理が必要とされるわけだが、それでもやはり入力信号を一括でモニターすることはできない。そこで、DAW側の制約に捉われずに処理をさせる方法はないかと試行錯誤していた。ここで発想の転換がある。プラグインとして処理を行うのではなく、プラグインは「センドプラグイン」としてあくまでパイプ役に徹し、スタンドアローンのアプリケーション内でプロセスを行うというアイデアだ。これを実現したのが「Spat Revolution」であり、入出力数にしても、対応フォーマットの幅広さにしても圧倒的なスペックを誇る3Dオーディオ編集の「統合アプリケーション」として結実することとなる。 音を可視化する アプリケーションの機能開発を行う一方で、重視されているのがそのGUIやデザインである。Gaël氏には「かっこ悪い見た目ではそれなりのものしかできない。」というポリシーがあり、サウンドエンジニアのクリエイティビティを妨げないよう、ツールであるプラグインは美しく機能的にデザインされているべきだとしている。その最たる例が自社開発されたPure Analyzerであろう。Pure Analyzerはスタンドアローンで動作するアプリケーションだが、パスで使われているエンジンや、メータリング、Nebraに見られる空間的広がりをビジュアル化する機能など、優れたGUIと視認性の高さで評価も高い。ここで培われた「自由度は非常に高いが、いかにシンプルに見せるか」というポイントは現在の開発にも引き継がれており、Spat Revolutionへ搭載されたNebra機能は、空間でどの周波数帯域の音がどれくらいのパワーでどの方向へ向かって鳴っているか、を視覚的に確認できる。まさに「音を可視化する」機能なのである。3D立体空間の表現において、このような機能を持ったアプリケーションはおそらく世界初だろう。   そして、Spat RevolutionのGUIは非常にシンプルに作られている。信号の流れは見た目でわかるように、上段にあるInputから下段のOutputに向けて設計されており、それぞれを線でつなぎこむ。展開するプロジェクトの大きさによってSpat上のセッティングはシンプルにも複雑にもでき、その選択はユーザー次第。「Spat Revolution」というソフトウェアの自由度の高さを理解してもらうには、このインターフェイスが最適だと考えたそうだ。Geal氏はこのGUIについて「この仕組みはポスプロの人にはわかるかもしれないが、もっとシンプルなフローにしたい場合にはこれでも難しいかもしれない。なので、Mixer Binがついたようなもっと簡素なGUIを構想中だ。」とコメントしている。今後は「コネクションする」という作業をより簡単にできるように開発も進めていく予定で、ユーザーのリクエストを精査し実行に移していく段階に入った、と言えそうだ。 迅速なアップデート 現在、Fluxのソフトウェアは全てFlux Centerから供給され、必要なプラグインを任意のバージョンでインストールすることが可能だ。そして驚くほどアップデートの速度が早く、多い時には1週間に3回アップデートがオープンにされることもある。万が一、最新バージョンで不具合があった場合でも、Flux Centerでは過去のバージョンに戻ることも容易だ。   その迅速なアップデートの裏には、Fluxの開発チームとベータテスターとの連携も忘れてはならないだろう。バグ報告をあげると、そのデータをもとに問題点を見つけ出して改善していく。一つでもバグの改善があれば、すぐに新しいビルドとして公開する。そして、リリースノートはWeb上にすべて公開され、どのバージョンで何を直しているかもユーザーが確認できる。実際、重篤なバグを報告し、改善にはかなりな時間を要するだろうと想像していると、2〜3日でビルドアップされることもしばしばである。   Fluxはベータテスターだけではなく、より多くのユーザーからの率直な意見を聞きたいということで様々な計画をしているそうだ。現在構想として上がっているのは「こんな機能が欲しい」というユーザー自身の声をWebで直接投稿するケースや、他のユーザーからのリクエストをランキング形式でリストアップしそちらに投票する、という形式。その結果を参考にFlux社内でいいアイディアだと認められれば、社内で優先順位を協議した上での開発となるだろう、とGaël氏は語っている。こういった現ユーザーからの声、さらには未来からの声にも対応する、そうしたユーザーに密接なメーカーを目指しているそうだ。 成長するSpat Revolution Spat Revolutionは、現在DAWと連動されることを第一に開発されているが、将来的にはAvid S6LなどのSR市場へ対応することもアプリケーションの大きなテーマとしている。例えば、パラメーターにデュレーション(時間)という概念をつけることで、Mixerのスナップショットと連動し「6秒間で右から左に移動する」といった音像定位のオートメーションをつけたり、SRコンソールからプラグインのパラメーターを直接コントールさせるといった統合機能を想定している。Spat RevoluutionはすでにOSCに対応しているので、接続方法はIP接続になることだろう。なお、AoIPの開発については、すでにAVBで64chオーディオのやりとりや、OSCを使ってコントロールするというテストが進められているとのことだ。また、Spat Revolution自体にスナップショットを搭載することも想定している。一つのRoomソース内で複数のスナップショットを登録し、そのスナップショットを自在に切り替えることができるようになれば、ステージ演出としてよりダイナミックな演出ができるようになるだろう。   ほかにも、 Spat RevolutionにShowモードを搭載しセッティング画面は安全のために一切触れなくしたりする構想や、サーバーで動作するバージョンも想定している。現在、OSCを利用してDAWからSpat Revolutionをリモートするのだが、サーバーはエンジンとして動作するため、ラップトップやmixerからはOSCではなく完全なリモートコントロールとなる。さらには、サーバーシステムではコンピューター自体を二重化したリダンダントシステムとして組み上げることができるため、より冗長性を高めることが可能だ。   もちろんSR環境だけではなくDAW向けの新機能も想定している。Spat上でソースの軌跡を表示させ、そこからエディットできるようにすることや、ソースの配置を自動で配置されるようになるような機能、例えば音源の音程の高さによって3D空間で徐々にハイト方向に自動で音が配置されるようになるなど。これには特定のアルゴリズムが必要となってくるが、そんな機能があったら面白いのではないか、とそのアイデアは尽きないようだ。 また、現在はAvid S6にてプラグインマッピングの機能に対応しており、任意のパラメーターをFaderやJoystickに割り当ててオペレートすることが可能だが、バーティカルパンニングについて、フィジカルコントローラーの開発が待ち遠しいところではある。現行で3DマウスやDeep Motionなどの既存デバイスに対応させたり、Spat RevolutionがOSCに対応していることを踏まえて、専用のiOS等のアプリ開発も念頭にある。WindowsタブレットではOSC同士で通信ができたり、とRemoteControlに関してはすでに対応している項目もあるとのことだ。 最後に日本のユーザーへGaël氏からメッセージを頂いた。「これからも、我々の開発意欲を刺激し続けてください。Spat Revolutionはまさに、日本のユーザーが実践しているたくさんのユニークなプロジェクトであったり、放送局が行っているシリアスなプロジェクトをサポートするために作られたソフトです。これからも様々な意見が交換できればいいなと思っています。」   「開発意欲を刺激し続けて欲しい」、 ユーザー目線でソフトウェアを開発し続けてきたFluxだからこそのメッセージではないだろうか。Gaël氏は日本のマーケットに非常に関心が深く、Spat Revolutionの機能にも日本からのリクエストが多く盛り込まれている。Preferenceにも日本語表示が搭載されているが、単なるGoogle翻訳ではなくより日本的な言葉が選ばれていたり、と非常にユーザーとの距離が近く感じる。このようにユーザーとメーカーがお互いの創作意欲を刺激しあい、クリエイティブに還元していくという前向きな循環が続く限り、今後もFluxのアプリケーションが様々なコンテンツで活躍することは間違いないだろう。 Gaël Martinet - FLUX:: Head of software engineering
NEWS
2018/09/04

MTRXにルーム・チューニング機能を追加!待望のSPQカードが遂にリリース!! ~Pro Tools Information

AvidのフラッグシップI/OであるPro Tools | MTRXにスピーカー補正 / ルーム・チューニング機能を追加する待望のオプションカード"SPQカード"が遂にリリースされました。Avidからのニュースを下記に転載いたします。 イマーシブオーディオ環境の中でモニター管理システムとしてMTRXを使用する際、これまでは外部にスピーカー・プロセッシング・システムを導入する必要がありましたが、このオプションカードの登場により、DADmanソフトウエア内からEQやディレイ等を調整、内部ルーティング等を実施することで、適切な音場構築がMTRXだけで実現可能となりました。 MTRX SPQ Speaker Processing Card 販売価格 ¥280,800(本体価格 ¥260,000) 製品概要 Avidは Pro Tools|HDX/HD Nativeシステム用高品位オーディオ・インターフェイスでもあるMTRXのオプションとして、Pro Tools | MTRX SPQスピーカー・プロセッシング・カードをリリースしました。このオプションカードを利用することで、ミキシング環境構築時に、ドルビー・アトモス等のイマーシブ・オーディオ・フォーマットを含む、どのモニター・フォーマットにも適したルーム設定を行える精度の高いキャリブレーションが実行可能です。 精度の高いルーム・チューニングを実現! MTRX上にPro Tools | MTRX SPQスピーカー・プロセッシング・カードを搭載することで、他の外部プロセッサーを追加することなく、MTRXのみでモニター・スピーカーやサブ・ウーファーを最適化、よりクリエイティブな精度の高いミックスが可能となります。   ステレオからドルビー・アトモス等のイマーシブ・オーディオに到る、あらゆるオーディオ・フォーマットに対応、最大128チャンネルまでサポートする1,024 IIRフィルター(各チャンネル最大16フィルター)にアクセスすることで実行可能なルーム・ファイン・チューン、ベース・マネージメント、EQモニター、そしてキュー・シグナルといった各種設定を行い、それらのコンフィギュレーションを保存/リコール可能です。   これにより、1つの部屋で複数のサラウンド/イマーシブ・オーディオ・フォーマット対応したい場合でも、それぞれのフォーマット毎のモニター設定を瞬時にリコール/構築可能。利便性が高く、投資効率の高いミキシング・ルームを設計することができるようになります。 主な特徴    • チャンネル数-- 128 チャンネル(48 kHz時)  • フィルター-- 1,024 IIR (infinite impulse response) フィルター  • ルーム・チューニング -- 各チャンネル最大16フィルターまで対応  • ベース・マネージメント-- 複数のサブウーファー対応  • 対応サンプルレート -- 44.1 kHz~384 kHz  • レーテンシー調整-- 各チャンネル最大 800 msまで調整可能  • 対応オーディオフォーマット -- マルチチャンネル・オーディオ・フォーマット対応   ステレオ、 5.1, 7.1,及び64チャンネルDolby Atmos含む。   様々なイマーシブ・オーディオ・フォーマットに必要なスピーカー・マッチングを実現可能  • ソフトウエア・インテグレーション-- DADman 及びPro | Mon上でスピーカー・マネージメント及びコントロールを設定し、   各モニター環境ごとのコンフォギュレーションを保存/リコール可能。 Avid Japanでは、IBC終了後、デモ機を入手次第、Avid Space Tokyoでのデモ/セミナーを実施予定とのこと。気になるその性能を体感出来る機会についても、ぜひお見逃しなく。
Tech
2018/09/04

Avid NEXISから始まるポストプロダクションの働き方改革

昨今、働き方改革をめぐる議論は尽きないが、長時間労働をなくすことだけが働き方改革ではない。ポジティブな仕事、クリエイティブな仕事をして納得できる仕事をすることが、生産性を高めるのだとしたら、ネガティブなつまらない仕事を減らすことが、ポストプロダクションを取り囲む環境の働き方改革ではないだろうか?今回は制作プラットフォームの基礎ともなるAvid NEXISを中心にしたシステムを取り上げて、ポストプロダクションの効率的なワークについて考えてみたい。 トランスコード時間の短縮をどう行う? ビデオ編集の立場から見ると、収録した映像と音はそのままのファイルで編集することが当たり前で、DAWで音の編集を行うために、あらためて低解像度ビデオファイルを作成することに違和感を感じてしまう。なぜ、そのまま完パケのファイルを直接受け渡せないのだろうか。   DAW側のいろいろな事情はあるにせよ、現在のMA作業には低解像度のビデオファイルを用意する=ビデオのトランスコードという作業が必ず必要になる。今後、4K素材を扱うことが多くなるにつれて、さらに多くの時間をこのトランスコードに費やすことになるだろう。もちろん解像度とデータ量とは直接的には関係なく、小さなデータ量でも4K動画ファイルは作ることができるが、画質が悪くなる。そのため高画質のものを高解像度で見るために、高いビットレートでのエンコードが必要になり、それを再生するにもCPUにより多くの負荷がかかることになる。   それを解決する手法の一つがVideo Satelliteである。DAWの代表格であるPro Toolsでは、4Kビデオの再生にネットワーク越しにシステムをシンクロさせるVideo Satelliteを推奨している。Avid Media Composerがリアルタイム再生できるビデオファイルであれば、この機能を使ってトランスコードやファイルのインポートなど、新たにメディアを生成させることなくビデオと直接同期させることができる。言い換えてしまえば、MAのためのビデオメディアファイル作成の工程を全て無くすことができるということだ。また、別のPCでビデオを扱うためオーディオ編集における負荷も分散できる。 NEXISネットワークストレージでシームレスなフロー 4Kファイルなどで大きなコンテンツの複製を発生させないようにするのも、生産性のない時間の無駄を減らすことにつながるだろう。ワークフローの中心にネットワークストレージなどのサーバーがあれば、メディアの共有はもちろんビデオ編集からカラーグレーディングへ、そしてMAへとシームレスな連携ができるようになる。   さまざまなアプリケーションがインストールされているシステムが協調作業をするサーバー環境では、ストレージの帯域管理が重要なポイントになる。NEXISは接続されているものがどのようなものであっても、NEXISのソフトウェアにより帯域の管理を行うことができる。これは、サーバーと各クライアントの間に蛇口の栓があるようなもので、栓を開いたり閉めたり調節することで、蛇口から流れる出る水(データ)を制限をすることができる。   安価な共有NASのシステムでは、高速にデータを送り込むことができても、蛇口がなく1つのシステムにだけ水がどんどん流し出されているようなイメージで、そのため他のシステムは水を確保することができなくなり、再生中にフレームがドロップしてしまったり、遅延してしまったりするような問題が生じることも珍しくない。帯域に必要量の制限をかけることができるからこそ、Media Composerのようなビデオ編集システムで映像再生を行いながら、Pro Toolsでの多チャンネルオーディオの再生が可能になるのである。   さらにNEXIS独自のファイルシステムにはユニークなワークスペース機能(仮想ストレージ)があり、容量が足りなくなった時など必要に応じていつでも変更できる柔軟性がある。作業中にデータの整理などを強いられることなく、クリエイティブに集中することができる環境と言える。 また、保護モードに関しても物理単位でRAIDレベルを決めのではなく、ワークスペース単位で1ドライブ(RAID5相当)、2ドライブ(RAID6相当)、ミラーリング等、メディアの保護機能を実装しており、内容に合わせて選ぶことができる。例えば、一時的に利用する重要度の低いメディアであれば、保護機能をオフにしストレージ容量をセーブすることができる。ハードの面ではディスク障害があった場合でも通常のRAIDとは異なり、固定のリビルド時間を必要とせず使用しているブロックだけを修復するため、使用量が少なければ修復時間は短くなるというメリットもある。 NEXISに最適化されたPro Tools Pro Tools v12.8では、ネットワークストレージ上でのパフォーマンス向上のための機能が追加されている。「並列タスク最適化」は、ネットワークストレージに対する異なる処理を複数同時に行うときに設定する機能で、オーディオのインポートやディスクキャッシュといった取り込み作業と同時に、バックグラウンドでエフェクトのレンダリングやバウンス作業、クラウドコラボレーション時のファイルのアップロードやダウンロードをしても、先の取り込み作業に影響がないようにしてくれる。   また、「ローカル波形キャッシュバージョン」機能は、波形データがローカルに保存可能になったことで、作り直す必要がなくなるため、ネットワークストレージからセッションファイルを開く時間も大幅に短縮される。NEXISとの組み合わせでは、多チャンネルトラックのオーディオをストリーミイングで録音、再生することができるが、さらなるパフォーマンスが必要な場合には、ディスクキャッシュ機能を使うなど、ネットワーク環境に応じて使い分けすることも可能だ。 NEXISの価値 雑事を自動化して非クリエイティブな時間を可能な限り減らし、効率性を維持管理することこそが、Avidのメディアプラットフォームのメインコンセプトであり、そのシステムの一端を担うのがNEXISである。   NEXISは、Avidで動作保証をしている唯一のネットワークストレージであり、最大12台のPro Toolsを接続し、各システムを10GB Ethenetで接続することで、最大256トラックのオーディオをストリーミングで録音、再生することができる。システム構成は、NEXIS PROをエントリーポイントとし、NEXIS|E2、NEXIS|E4、NEXIS|E5、NEXIS|E2 SSDモデルとラインナップが揃い、20TBから最大4.8PBのストレージ容量で、20GB/sを超える帯域幅を提供する。   ユーザーのニーズと規模にスケーラブルに対応でき、最小構成で導入してからでもいつでもストレージを追加し、必要に応じてスケールアップしていくことができる。例えば、HD編集のワークフローでシステムを導入したとしても、そのシステムを捨てることなく4Kシステムへとスケールアップすることもできるため、単なるストレージ容量の増加ということではなく、システムが持つ機能面の向上にも対応させることができるのである。エントリーモデルのNEXIS PROは標準構成が40TBから、Avidの動作保証付きで¥1,650,000〜(税抜)と、働き方改革にもつながるワークフローの効率化を考えると長期的な視点における設備投資として魅力的なソリューションに映るのではないだろうか。 ファイルベースでの作業連携が進む中、実際のシステムで制作するにあたり新たな課題が出てきていることもある。Avidというメーカーが持つストロングポイントは映像編集からMAまで一貫したソリューションを提供できている点であり、動作におけるメーカー統一という担保がなされていることは未知の課題にも大きなアドバンテージとなるのではないだろうか。効率的なワークフローでクリエイティブに割く時間を確保する、という至上命題の解決にNEXISが光を当てるのかもしれない。     *ProceedMagazine2018Spring号より転載
Tech
2018/09/04

ヤマハ ViReal(バイリアル) ~積み重ねた要素技術でその空間をキャプチャーする~

皆さんはViRealという技術をご存知だろうか?このViRealはヤマハが要素技術として開発を行う立体音響技術の総称。純国産の立体音響技術である。その全貌は、ヤマハのホームページなどを見ても概要、概念が中心となるため実際にどの様なことが行われているのかはっきりしない部分もある。その様な中、カプコンからその技術を採用したタイトル「モンスターハンター:ワールド」がリリースされた。まだ研究段階の技術と筆者も考えていたViRealだが、実際に製品採用されてすでにリリースもされている。その実際を確かめるべく、静岡県磐田市にあるヤマハ豊岡工場内の研究開発施設に向かい詳しくお話を伺った。 スペシャリストによる要素技術を結実 ViRealは「立体音響のトータルソリューション」とヤマハでは定義されている。そのプロジェクトのスタートは4年前にまで遡る。ご存知の通りヤマハではAVアンプを始め、サラウンドバーなど、高い技術力をベースとしたサラウンドの研究開発が行われている。そのサラウンド技術をベースとして立体音響、特にバイノーラル再生技術からその開発をスタートしたということだ。   このViRealの研究開発を行なっている部隊は要素技術開発のチーム。要素技術というのは直接的な製品開発ではなく、そのべースとなる技術を先行して開発し、実際にプロダクトのアイデアが出た際にそれを応用して使っていくという縁の下の力持ち的な側面を持つ。とはいっても、現実にならないような夢を追った研究で成果が出なければプロダクトに結びつかないし、研究を進めたもののプロダクトに落とし込めないような技術や、市場のニーズに合致しないようなものは進められない。先見の明という部分も必要とされる大切な分野であると言えるだろう。その要素技術開発の中でも空間音響グループと呼ばれる部署がこのViRealの研究を行なっている。その開発チームには様々なスペシャリストが在籍していて、ハード面、ソフト面ともに自社内で開発を進行できるだけのパワーを持っていることが取材で強く感じられた。   ViRealの研究は前述のようにバイノーラルからスタートしている。そこから空間音響、プロセッシング技術、収録技術と立体音響の入口から出口までのすべてのソリューションの開発に進化している。どこか一部分ではなく、既存の要素をヤマハ的に噛み砕き、どの様に活用を行うと効果的か、汎用的に使えるものになるのか、そのような研究が日々行われているということだ。前置きが長くなったが、それぞれの研究を個別に見ていきたい。 ◎ViReal とは ヤマハが開発中の立体音響総合技術 Virtual + Real = ViReal   1. ViReal Mic:360° 集音マイク 2. ViReal Tools:立体音響オーサリング環境 3. ViReal for Headphones:バイノーラルエンコーダ 4. ViReal for Speakers:マルチスピーカ向けエンコーダおよび出力ハードウェア ViReal Dome/10th order相当の122スピーカー まずは、ビジュアル的にもインパクトの大きいViReal Dome。巨大な鳥かごのようなフレームの内部になんと122本ものスピーカーがおよそ等間隔となるよう設置されている。床面は平らになるのだが、影を落とした位置にスピーカーを設置しディレイとゲインで補正をしているということだ。もちろん理想は完全球体の面に設置ということになるが、現実的な環境とのトレードオフによりこのような仕様になっている。122本という数は、等間隔に設置位置をプロットした際に現実的に機器の設置が行える最大数ということで決められた。現在は、HOA=Higher Order Ambisonicsの最先端実験環境として稼動している。122ということは、ツールなどの製品が存在し現実的な最大規模となる7th orderの64chよりも多くのスピーカーがあり、ほぼ10th order(121ch)と同数。これにより高い再現性を誇るシステムが構築されている。HOAの可能性、具体的にはソースの持つ再現性等の研究が行われているということだ。   このViReal Domeの再生システムは、再生専用のPCからDanteで出力された122chのオーディオがDante Network上で分岐され、8chごとにプロセッサー/アンプによって駆動されている。このプロセッサーの制御により、音量に追従してスピーカーに設置されたLEDの光り方が強弱を持ち変化する。これにより、音の到来方向を視覚的に確認することが出来るように工夫されているそうだ。このLEDは心理的な意味合いも持つため、LEDを用いた心理音響実験や、視覚と聴覚の両方を刺激するマルチモーダル視聴の研究に使用することができる。 さらに各スピーカーにはマイクも設置されている。これは設置したばかりということで具体的に使い始めてはいないということだが、スイートスポットで楽器などを鳴らした際にどのような向きに音が放射されているかを、122点という高い精度で測定することが出来るシステムになっているということだ。こちらも今後のデータを是非とも見てみたいと思わせる実験設備。エンジニアが自分の耳で経験として判断を行なっていたマイキングが科学的に解明されメソッド化されたり、ということが現実化されるのではないかと妄想を膨らませてしまう。   再生のPCは、基本的にはHOAのソースを122chのスピーカーに合わせてプロセッシングを行なっている。具体的にはデコード後に各スピーカーへのシグナルアサインを行っており、このプロセッシングを変化させることでの結果を観察したりということが行われている。まさに、HOAを理想的な環境で再現したらどうなるのか?興味はあったとしても現実ではヘッドフォンでのバイノーラル再生になってしまうのが普通だが、ここではそれをスピーカーで体験することが出来る稀有な環境だ。   このViReal DomeはHOA再生ということでスイートスポットが非常に狭い、というよりも中心の一点しかない。これは技術の原理として致し方のないことだが、今後はこれだけのスピーカー数があるのでスイートスポット拡大のための研究も行なってみたいという話を聞くことが出来た。実際のプロダクトにおけるスイートスポットの広さというのは大切な要素。このような最大規模の研究環境からダウンサイズして、どこまで少ないスピーカー数でどこまでの再現性が確保できるのか?そのような開発へとつながっていくのであろう。 ViReal Mic:64個のマイクが並ぶモンスター 次にお話を伺ったのがViReal Micについて。これは小さな球面上に64個ものマイクが設置された6th order Ambisonics収録が行えるモンスタースペックの実験器具。もちろんそのままプロダクトとして登場したら非常に面白い存在となるのだが、逆の期待も込めてあえて実験器具と呼ばせてもらう。このマイクは、下部のボックス内でラインレベルにゲインを稼いでDanteとして出力される。ここでもDanteの持つ多チャンネルのスペックが活きている。マイクヘッドのサイズは、波長がマイクの間隔内に収まってしまうと意味がなくなってしまうため、計算上からその間隔、球体のサイズが決まっているということだ。理想のAmbisonicsマイクを考えると高域の精度を上げるためにはマイク間隔を小さくしたい、しかし低域の精度を確保するためには球体のサイズを大きくしたい。それらのバランスを取ってたどり着いたのがこのサイズ、ということになる。   個々のマイクヘッドの性能を聞いてみたが、これだけの個数の素子が設置された機器となると素子の特性よりも、設置間隔のほうが大きく影響を及ぼすため、この器具ではその部分にはあまりこだわらずに作っているということだ。とはいえ耐圧などの実験も行い、収録を想定しているフィールドなどでの利用にも耐えうる最低限のスペックは保っている。筆者はレスポンスなども実際の聴覚上の再現性には大きく影響があるのではと考えてしまうが、64個ものダイヤフラムが並んでいることを考えると1つの部品が10,000円高くなれば64万円のコスト上昇となる。ちょっと部品を交換して、ということも気軽に行える判断ではないということは想像できる。   もちろん製品化してヤマハとしてのプロダクトをリリースしたいという思いはあるということだ。その際にいくつのヘッドを搭載するのか、サイズは、コストは、と課題は相当に多いということだ。是非ともViRealとしての研究成果を詰め込んだ、市場が驚くような製品を作ってもらいたい。 ◎ViReal Mic 64CHワンポイントマイクロフォン   ● フィボナッチ螺旋状配置 - マイク素子数の制約なし ● デジタルオーディオネットワーク技術「Dante」採用   - LANケーブルでノートPCと接続 ● Higher Order Ambisonics (HoA) - 6次まで対応可能 ViReal for Headphones/独自のHRTFが作り出す精度 Unityプラグインを試す筆者。ゲームエンジンに実際に搭載されたViRealにより出力されたステレオ・バイノーラル音声を聞いている。コントローラーで3D空間内を動き回り、音源の相対位置を感じることが出来るかチェックを行なっている。 このViReal for Headphonesは当初より研究開発が続けられてきた技術の一つ。HRTF(頭部伝達関数)のチューニングを進めており、既存のHRTFで問題となる個人差を最低限とした汎用性の高いHRTFを作れないか?という研究開発を行なっている。ヤマハとしても3D音響はまずHeadphoneで聴くバイノーラル技術が一番普及をするという着眼点を持っている。しかしそこで一般的に利用されているHRTFは汎用性が低く、個人差が大きいものがほとんど。その理由は、人間が一人ずつに固有の耳の形状、頭蓋骨の形状、首の長さ、肩幅などを持っており、これらの影響を受けて音は鼓膜に到達し、音を認識しているからである。これを一般化してその個体差を縮めようと古くから各所でHRTFに関する研究が行われているが、最適とされるものは未だに誕生していない。現状で具体的に一般化された例としてはダミーヘッドマイクの形状が挙げられる。   これらの研究はすでに行われている分野ではあるが、ヤマハではあえて正攻法をとって数百に及ぶ顔の形状や耳の形状のサンプリングを3Dスキャンで行いそれらを平均化していった。技術の進歩により3Dでキャプチャーすることが容易になったのも追い風となっているようだ。その平均化されたデータをもとにして独自のHRTFを導き高性能かつ汎用性を持ったバイノーラライザーを作り出している。   現在も発展途上ということで、バイノーラルエンコードの部分に対し変更を行いその精度がどの様に変化をしていくかを日々研究しているということだ。人それぞれに感じ方が異なるHRTFを用いたバイノーラル技術、それを磨き上げることは非常に困難な作業と感じられる。実際に体験させてもらったViReal for Headphonesは、あくまでもバイノーラル体験なので個人的な感覚となってしまうことは予め断っておくが、上下の感覚、そして音源との距離感を感じる非常に精度の高さを感じさせる仕上がりとなっていた。 (左上)バイノーラル再生:HRTF (Head Related Transfer Function)を用いたヘッドホン再生。(右上)Shape-based Average HRTF (下)HRTFの特徴となる帯域の特性補正による音質改善・定位強調 ● 定位と音質のトレードオフ ● 使用するコンテンツ・シーンに応じて最適チューニング 開発メンバーも個人ごとにHRTFを自分の3Dスキャンから簡単に生成できるようになれば、それこそが究極のバイノーラルとなるという概念は理解をしているが、あくまでもヘッドフォンでの再生を前提とすると、ヘッドフォン自体の装着具合によってもその音像は大きく異なったものになってしまうという事実にも直面している。皆さんも体験したことがあるかもしれないが、ヘッドフォンを掛けるたびに起こるちょっとした緩みや軸のずれなどで、その周波数バランスやステレオ感は大きく変化してしまう。これがバイノーラル再生でも同じように生じるということだ。完璧と思われるプライベートHRTFを用いたとしてもヘッドフォンの特性や、装着の具合によりその効果が全く発揮できないことになるかもしれない、その部分についてもViRealは汎用性に注力し独自のHRTFにチューニングを重ねているということだ。   そして現状のViReal関連技術で唯一の製品化が行われているのがこのViReal for Headphonesである。その高性能なバイノーラル技術に目を付けたカプコンが「モンスターハンター:ワールド」で実装、ヘッドフォン出力に対してViReal for Headphonesの技術を用いているということだ。その実装に際して、エフェクトとしてのリアリティーを重視した独自のチューニングが行われている。この様に単純に物理特性を追い求めるだけではなく、エンターテイメントとしての要素にも応えることの出来る余地を残した技術であるということだ。これが別の内容のゲームタイトルであれば、また違ったアプローチがあったのではないかという言葉も印象的であった。 ViReal Tools/HOAだけではない広い汎用性を このViReal Toolsというカテゴリはソフトウェア群を指しているということだ。HOA用のエンコーダ、デコーダから、制作向けのプラグインまで様々な製品への活用が想定され開発が進められている。ViReal for Headphonesの技術を搭載したVSTプラグインや、ゲームへの実装のためのWwiseプラグインなどがその代表として挙げられる。これらは具体的に開発がかなり進んでいるということだ。   これらのツールはHOAをベースとした技術に特化したものではなく、広い汎用性を持ったアプリケーションとして開発が進んでいる。オブジェクトベースやチャンネルベースの音源は、一旦HOAに変換してからバイノーラルプロセスを踏むのではなく、直接バイノーラルプロセスへと送られ、オブジェクト、チャンネルといったフォーマットにとらわれることなく、すべてをバイノーラル音声として出力するようになっているということだ。そのためにオブジェクトベース、チャンネルベースそれぞれにバスを持たせ、制作手法に対して柔軟な使い勝手を持ったバイノーラルプロセッサーとしている。現時点ではViRealとしてのオブジェクトベースのツールも研究したいという考えもあるということだ、純国産のオールマイティーな3Dサウンドツールの誕生を楽しみに待ちたい。   最終目標は上記のようにどのようなフォーマットの音源が入力されてもという目標はあるが、ViReal for Headphones(VSTプラグイン)はチャンネルベースの入力を持ったものが先行して登場するのではないかということだ。そして制作ツールとしてXYZ軸のパンニングだけではなく、距離、3D空間内でのローテーションなど様々なツールを作っていくという想定もある。最終的な出力段にバイノーラライザーが入るバイノーラル再生環境、HOAエンコーダー、デコーダーとツールが共通の要素技術から作られ、さらにはヤマハやそれ以外のAVアンプ、音楽プレーヤー等のAppへとまさに制作環境で聴いているものがダイレクトに届けられる。ViRealの研究がそのようなビジョンを描ける一連の研究開発であるとあらためて感じた。取材冒頭でもあったのだが、入口から出口までの技術を一気通貫で作れるだけのパワーがヤマハにはあるという言葉があらためて思い返される。 トータルの立体音響技術であるViReal。現在進められている技術が具体的にどのポジションでの活用が考えられてものなのか、それらをワークフローに当てはめたのがこの図となる。入口から出口、そして制作用のツールと、まさにトータルにViReal技術がフォローしていることが分かる。 最後に、ViReal開発チームの皆さんに自分たちの作っているこのViRealがどのような形で活用されたら良いですか?という質問を投げかけると様々な視点の回答を得ることが出来た。一つは究極の高音質=高再現性を持ったサウンドを後世に残したいという意見。例えばオリンピックなどの世界的なイベントを8K等の高解像度の映像で残すという試みは行われているが、まさに空気感ともなるそのサウンドを残そうという取り組みはほとんど行われていない。サウンドの捉えられる空間というものをしっかりとアピールしてアーカイブする、ある種の使命感をも感じる未来像だ。   一方で挙げられたのはコンテンツ制作に活かしていって欲しいというコメント。ViRealはプラットフォームに偏らない高い再現性を持つバイノーラル技術である。制作ツールを充実させることで、現場とエンドユーザーの差異をなくすことの出来る技術でもあるということをこれからドンドンアピールしたい、そんな力強いメッセージも飛び出した。様々な機会でこのヤマハ ViRealという文字を目にすることも多くなるのではないだろうか、その際にはこの空間をキャプチャーする要素技術の結実を是非とも体験していただきたい。 *ViReal(バイリアル)は、ヤマハ株式会社の登録商標です。 *Danteは、Audinate Pty Ltdの商標です。 *Wwiseは、Audiokinetic Inc.の商標です。 *その他の文中の商品名、社名等はヤマハ株式会社や各社の  商標または登録商標です。     *ProceedMagazine 2018Spring号より転載
Tech
2018/09/04

VoIPはSMPTE ST-2110へ、そしてCloudワークフローはSaaSへ。 ~NAB 2018から近未来のトレンドを知る~

最新の技術、製品が集結するNAB 2018。会場における今年のキーワードはIPとCloudに集約される。SMPTE ST-2110がリリースされて初のNABとなる今回、その互換性を謳う多数のメーカーがIP SHOWCASEに集結し過去最大規模の展示が行われた。そして、制作系メーカーの集うSouth HallはCloudを活用したサービスが目白押し。国内ではまだまだ目にすることが少ないCloudを活用したワークフローだが、現地での展示はすでに2周目とも言える状況に突入していると感じさせる。注目の新製品、そしてキーワードとなるIP、CloudからRock oN独自のニッチな視点でピックアップした注目プロダクトを取り上げる。 世界中の放送関係者が注目するNAB アメリカ・ラスベガスで毎年4月に開催されるNAB SHOW。NAB = National Association of Broadcastということからも分かるように放送業界の一大イベント。次世代の放送規格、ファシリティー、最新技術などが展示会場だけで18万平方メートルという広大な会場に展開されている。これがどれくらいの広さかというと、幕張メッセが北の8~11ホールまで全部入れても7.2万平方メートルとなるため、ほぼその2.5倍の面積。なんと東京ドーム約4個分という広さ。その巨大な展示場に1700以上の出展者が集い、毎年4日間の会期に訪れる来場者数は10万人以上。個別のセッションも200以上が行われ活発な情報交換が行われる。   OTTが台頭してきている昨今、Broadcastのあり方自体が変質を始めているいま。その空気をいち早く、そして強く感じることができるのがNAB SHOWだ。世界の動向から何が求められているのか?どのようなワークフロー、そしてビジネスが展開されているのか?Network上の配信となるOTTは国境を超えて世界中に向けたコンテンツ発信をしており、制作のあり方もドメスティックなものから確実に変質を進めている。まさしくフロンティアを切り拓くための様々なヒントを機器、制作ワークフローから見ていきたい。 Full Line up発表に。多様性を得たAvid S6L VENUE時代よりライブサウンドの現場で活躍を続け、S6Lへと進化したあとも揺るぎない評価を得ていたAvid S6Lシリーズ。S6Lへと世代交代をしたことで大規模システム向けの製品のみとなり、従来のVENUEに用意されていたSC24グレードの中規模システムが熱望されていた。実際のところS3LとS6Lの間を埋める製品は存在していなかったのだが、NABの直前に連続して開催されているAVID Connect 2018で発表となったS6Lのコンパクトなラインナップは、まさにユーザーが待ち焦がれていた製品。コストを押さえ小規模なシステムにも対応可能なE6Lのミニマムモデル、各モジュールのディスプレイを廃止しコンパクトかつ低コストに設計されたS6L-16SC、S6L-24SC。コンパクトなStage Rackとして利用可能なStage 32とLocal I/Oとして活躍の場が考えられるLocal 8。すでにS6Lを所有しているユーザーであれば、コンソール、エンジン、I/Oと買い足すことで、現場に合わせて組合せは自由。 組合せが自由ということはプリセットデータの互換性も確保されているということ。I/Oのパッチを打ち直すだけで、規模感に合わせて柔軟な運用ができるということになる。そして、コストをおさえたシステムにおいてもS6Lの持てるパワーを十分に活用することができるのが今回のポイント。Pro Toolsと互換性のあるプラグインの活用、柔軟なシグナルルーティング、二重化された安定性の高いシステム、世界中の大規模コンサート、ツアー、フェスで鍛え上げられたS6Lが幅広い運用の可能性、多様性を持って生まれ変わる。 Cloudの活用は、制作の効率化に直結 Amazon Web Serviceのブース。Cloud Serviceのコアとなるサービスを展開する同社、パートナー企業がスタンドブースで様々なソリューションを提案していた。 Coludの活用と聞いて、どのようなワークフローを想像するだろうか?Dropboxに代表されるようなファイルの共有だろうか?もちろんこれもCLoud Storageという一つの技術である。しかし、世界はSaaS = Software as a Serviceへと大きく向かっている。ソフトウェア自体をCloud上で動かしてしまおう、そのようなシステム開発が最先端技術として次々と誕生しているわけだ。制作の分野においてもこれに違わず、例えばSaaSによりCloudへUploadされたデータは、編集用にTranscodeされたりProxyが生成されたりする。On Premiseのソフトウェアが行なっていた作業と同じことをCloud上で行なってしまおうということだ。   それらのServiceを管理運用するためのツールとしてAvidはAVID|On Demandの開発を進め、すでに稼働しているものとしてはtelestream社のVantageなど、様々なSoftwareが存在する。そしてサービスを提供するアプリケーションメーカーもCloud上で動作するということを積極的にアピールしているのが非常に印象的。そして、AWS = Amazon Web Service、Microsoft Azureと言ったCloud Computingを支える企業も大きなブースを出展している。これは、昨年のInterBEEでも見られた現象で、今後AvidのようにMicrosoftとの強いパートナーシップをアピールしている企業はもちろんPaaS(Platform as a Service)への展開も考えているのではないだろうか。そのMicrosoftの推し進めるAzureは、まさに次世代のWindowsとして開発が進められているサービスであると言えよう。PlatformメーカーであるMicrosoftにとってPaaSへと変貌を遂げた世界でもその中心にいるということは、まさに死活問題であると言えるからだ。MAM、PAMのソフトウェアを開発しているメーカーも同じだ。これまでのOn Premiseでのサービスが、SaaSに移行することでユーザーが再度サービスの選択の機会を得ることとなる。そこでより優れたサービスを提供できなければユーザーが離れてしまうということに直結する。 SONYもWorkflowの紹介としてOn PremiseとCloudのインテグレーションで実現できるソリューションを展開。 SaaSの最大のメリットはOn Premiseで問題となるハードウェア・メンテナンスから解放されること。そして、サービス自体をCloud上で複数のユーザーが共有するのであれば、ソフトウェアメンテナンスは提供するメーカー側が一手に引き受けることとなる。分かりやすく言えば、Cloud Serviceの動いているサーバー上のソフトウェアを更新すれば、そのサービスを受けるすべてのユーザーのソフトウェア・サービスがアップデートされるということだ。各クライアントマシンに一つづつアップデートパッチを当てて回る必要は無くなる。この様なSaaSはいま映像編集分野で目覚ましい進化を遂げている。すでにクライアント側でMAMサービスによりブラウズした素材を共有、コメントの添付、レーティングの付与、そして、簡易編集までがサービスとして存在している。On Premiseで実現できていたサービスは、基本的にはI/Oの変更でSaaS対応のソフトウェアへと変貌できる可能性を持っている。   Cloudによる効率化は、すでに皆さんが使用しているスマホ向けサービスで実感済みではないだろうか。意識せずともCloud経由で何かしらのデータをPCや他のスマホと共有したりしているはずである。同様にSaaSにより提供されるサービスもすでに身近に存在してる。例えば、メールの迷惑メールフィルターやGoogleなどにより提供される各種サービス、さらに言えば検索エンジン等はデータベースはCloud上にあるということを考えれば立派なSaaSである。例えば、日々の制作作業におけるツールが、これらの便利に日常で使っているツールのように形を変えたらどのような未来を皆さんは描くだろう?   Cloud上で簡易編集をしたものはもちろん共有可能。編集を行う方もどこにいても作業可能。クライアントへの確認作業もネットワークに接続できる環境さえあれば、どこからでも確認することが出来るようになる。しかも、特別なアプリケーションを使うのではなくブラウザからパスワードを入力して、そのサービスへどこからでもアクセスできるようにするのが現在のトレンドである。ポストプロダクションの本当の働き方改革はこの様なサービスが実現して初めて本来の姿が見えるようになるのではないだろうか。このように編集したデータはEDL、XMLなど汎用性を持ったデータでポストプロダクションのシステムへ展開が可能。現在のサービスでは最終的な編集作業をポストプロで行うという部分はSaaSへ移行できていない。しかし、各社この部分もCloud化しようという動きを積極的に進めている。フル機能のNLEがCloud上で動作する日はそう遠くないのかもしれない。 需要の高いAMAZON S3サービス100%互換を謳うWASABI。低コストで同等のサービスが得られるという提案を行う新しい会社。 従来よりCloudへと舵を切っているAVIDは、AVID On Demandという新しいトータルソリューションのネーミングを発表。これまでのCloudソリューションの拡充に力を入れている。 ユーザー同士をつなぎ合わせる様々なサービスを提供するsohonet。FTP,VPNなど既存のサービスをセキュアにコラボレーターに提供する。ミニマムなCloudサービスの提案。 On Premiseの作業はなくならない? 制作作業において、セキュリティーの問題は非常にプライオリティーの高いもの。そのため、Cloudが主流だといってもセキュリティー上で有利なOn Premiseにこだわる、ということは当たり前のように行われている。その一方でOn PremiseでのサービスとCloud上でのサービスを統合するような技術の開発も積極的に進められている、ユーザーはデータが自社内のサーバーにあるのか、クラウド上にあるのかを意識することなく作業が行える環境を提供しようということだ。ストレージにおいては、速度=Bandwithに応じてTeirを区別しデータを管理するツール、そしてそのような機能を統合したサーバー製品が登場し始めている。他にもアクセス頻度などによ り、自動的にCloudとOn Premiseのデータを管理する事ができるシステムも登場している。やはり、ネットワークが高速になっているとはいえ4Kや8kと言った巨大なデータをハンドリングすることは難しいのだが、頻度の低いデータがCloudに格納されるということは、バックアップも基本的には必要ないということになり、このような仕組みはこれからも発展していくものと思われる。そして、Cloudデータを取扱うデータセンターは、何重にも渡るセキュリティーとデータセキュアの対策が行われている。これは、On Premiseでは到底真似することの出来ないものであると言えるだろう。 VoIP規格SMPTE ST-2110は次世代のスタンダードとなるべく着実に進化 開発の年表。中央の赤いラインがNAB 2018時点。ST-2110はまさに生まれたての規格だが、すでに次のST-2110 nn+と呼ばれる圧縮コーデックを実装する準備が進んでいることがわかる。 2017年9月に策定されたSMPTE ST-2110は業界にとって非常に大きなニュースとなっている。IBC 2017直後というタイミングではST-2110 Readyだった各メーカーが、このNAB2018ではIP SHOWCASEで実機をお互いに接続して展示、早くも規格への対応を果たし動作をしっかりと実証していたのが印象的であった。これまでのベースバンドであったST-2022から一歩踏み込み、オーディオ部分がAES67コンパチブルとなったST-2110。次のステップは圧縮映像の伝送ということで、非常に現実感を持った、従来のHD-SDIを置き換えるソリューションとして注目度も高く展開されていた。   ST-2110の導入により得られるメリットは多い。信号の分配器は必要なくなり、システム自体の二重化、1本のケーブルでの双方向通信、コントロール信号のやり取り、メタとして埋め込まれるカメラ情報など、映像と音声を同時に送れるということだけにとどまらない革新的なテクノロジーが詰まっている。映像、音声といった垣根を超えたシステムアップ、距離延長も光変換によりkmオーダーまで柔軟に対応と、まさに隙のない次世代の回線規格として練り込まれた格好だ。NAB 2018の会場では、ST-2110対応の各ブースにPOPが立ち、VoIP対応のアピールを行なっていた。感覚的にはハードウェア系メーカーの半分以上がこの規格へ対応を表明していたのではないだろうか。Junger、LAWOといったメーカーからはシグナルのステータスを確認できるモニタリングシステムが提案されたりと、すでに運用フェーズへ入っていることを感じさせる機器展示も見受けられる。2018年後半〜来年には、国内でもST-2110で組まれたシステムが登場するのではないだろうか。 AES67とST-2110両方に対応するメーカーは、この用意一覧として展示が行われていた。オーディオのメーカーだけではなく、映像のメーカーも散見されるのが特徴的。 ST-2110の音声部分であるAES67との相互関係。AES67のベーシック部分に、オプションとして記述されている部分を加えた部分をST-2110は包括している。 信号の安全性に関しても、積極的なアピールが展開。実際にケーブルを抜いても信号が途切れないという実機展示が行われていた。 音声、映像の同時送信ということで、そのアライメントに関してもシステムとして自動的に適正に補正する機能が備わっている。 音声同士に関しても同様にPTPを元に自動的に補正を加えるというテクノロジーが搭載されているためアライメントは問題にならない。 Cloud、SMPTE ST-2110とIT系の技術が制作系のソリューションの花形。まさに第4次産業革命が花開いていると言えるNAB 2018。アプリケーションが多いために、ハードウェアの展示が少なくなり、時代の移り変わりを強く感じる展示会であった。全てのシステムがNetworkで接続され、ベースバンドの伝送方法が、次の世代へと変わることを感じた。ワークフローも、効率化を求めるとCLoudを活用したソリューションへと向かう。On Premise、Cloud共に、派手な革新的な製品というよりはこれまでのソリューションをどの様に置き換えていくのか、着実に進化を遂げていることを感じる。今行なっている作業が共有できるとしたらどれほどの利便性、効率性を獲得できるのだろうか。ワークフローは未来へと着実に進んでいる。     *ProceedMagazine2018Spring号より転載
Tech
2018/09/04

Fraunhofer / MPEG-H~4K放送時代を担う、次世代オーディオコーデック~

昨年春、韓国ではATSC 3.0を採用した4K地上波でMPEG-H採用の音声がオンエア開始された。対応テレビも発売され、オリンピックという節目と歩調を合わすように4K放送時代の新しいフェーズが始まった格好だ。最大16trackのオーディオデータをパッケージするMPEG-H LC profile Level 3だが、世界各国で始まろうとしているその活用はどのような状況にあるのだろうか。本記事ではパーソナライズ、イマーシブというキーワードを携えてコンテンツに多様な柔軟性を与えるであろうMPEG-Hのいまを取り上げる。 ヨーロッパ最大の応用研究機関Fraunhofer 本記事のメインテーマとなるMPEG-Hを取り上げるにあたり、まずはその開発元であるFraunhoferについてを紹介していきたい。Fraunhoferはドイツに拠点を置くヨーロッパ最大の研究機関であり、ドイツ連邦政府からの資金を受けて社会に役立てるための実用的な応用研究開発を行っている。研究対象が実用技術の開発に特化しているため、民間企業から依頼される委託研究の比率が高く、一般的に考えられる研究所とは趣きが異なるようだ。Fraunhoferには、およそ25000名以上のスタッフが在籍していて、そのほとんどが研究者。その総研究開発費は23億ユーロにも及び、そのうち19億ユーロが先のように企業からの研究依頼費によってまかなわれている。この事実からもFraunhoferの技術開発がいかに民間企業を通じて実際の社会で活用されているか、端的に言えばビジネスとしても成立する応用技術を生み出しているか、ということがわかる。また、ドイツではFraunhoferとは別に要素技術の開発を専門とする機関も存在している。昨今盛んに産学連携ということが言われているが、Fraunhoferはその先鞭を付けた先駆者であり成功者でもある。   Fraunhoferはドイツ国内に72もの研究所を持つ。これらの研究所は基本的にはそれぞれが独自の研究を行なっている。研究分野は多岐にわたり、ライフサイエンスから、ナノテク、材料、防衛技術までほぼすべての分野を網羅していると言ってもよい内容だ。もともとの起こりは別々にあった研究所がFraunhoferの旗のもとに集まって現在72拠点という巨大研究機関に成長していった。そして今回ご紹介するMPEG-Hの研究を行なっているのがFraunhofer IIS(集積回路研究所)であり、そのAudio Businessグループがこの研究にあたっている。 パーソナライズとイマーシブ、MPEG-Hのキーワード このFraunhofer IISの成果として一番身近なものは、なんといってもmp3であろう。すでに配信用のオーディオコーデックとしては定番中の定番。使ったことのない方はいないのではないかというコーデックとなる。それ以外にAACもこの研究所発信の技術。そして次世代のオーディオコーデックとして登場したのがMPEG-Hとなる。すでにmp3、AACを搭載した機器は100億台以上が出荷されているということだ。この技術の系譜を持つMPEG-Hも高い汎用性を持ち、次世代を担うコーデックとして開発が行われている。プレゼン資料の冒頭にある「The New Standard for Parsonalized and Immerrsive Audio」という言葉が、MPEG-Hの全貌を表している。パーソナライズ、そしてイマーシブ。今後ユーザーの要望が高まると考えられる2つのキーワードをフォローした新しいコーデックであるからだ。   MPEG-Hはパーソナライズと、イマーシブという2つの特徴を併せ持つ。ここではそれぞれに対して個別に話を進めていく。この2つの要素は、密接な関係を持ちながら、ソース、ニーズなど様々な要素により柔軟に形を変えて運用が可能となるように考えられ作り上げられている。その2つの要素を実現するため、現状のMPEG-H LC profile Level 3では最大16trackのオーディオデータをパッケージとして準備する。そのうち1つのトラックはメタデータとなり、実使用可能なオーディオは15trackとなる。そこに入れることのできるデータは従来と同様のチャンネルベース・オーディオ(ステレオ、5.1ch等)、オブジェクト・オーディオ、シーンベース・オーディオ(HOA)を収めることができる。その組合せは自由であり今後チャンネル数の拡張も予定されている。これは、インフラに併せて変化することになるということだ。   チャンネル、オブジェクト、シーンすべてを取り扱えるということでインタラクティブな活用=パーソナライズも、イマーシブな活用(オブジェクト、HOA)も、さらにどの様なデバイスであっても、視聴環境に何本のスピーカーがあるかといった環境の違いにも柔軟に対応が可能なように作られている。やはりこれまで、市場の中心となるコーデックを開発してきたR&D能力の高さをここに感じずにはいられない。出来うる限り汎用性を高く確保し、どのようなケースにおいてもユーザーが楽しむことを前提にした技術。これこそがFraunhoferの真骨頂と言えるだろう。 パーソナライズされたMPEG-Hの活用法 それでは、実例に沿ってこのMPEG-Hの活用例を確認していきたい。パーソナライズという面では、すでに韓国でATSC 3.0を採用した4K地上波で運用が始まっている。放送におけるパーソナライズはどのようなものかというと、例えばスポーツ中継でアナウンサーの声を大きく聴く(Dialogue Enhancement)、消す、多言語で試聴をする、といったことを実現する。TVの視聴者が電波で送られてきたオーディオのバランスを調整できるということだ。   これを実現するのがオブジェクト・オーディオとなる。これまでにご紹介してきたオブジェクト・オーデイオは、位置情報を持ったオーディオでしたが、MPEG-Hではこれに加えて、例えば多言語放送であれば、オブジェクト・オーディオそれぞれに「何の言語か」という情報をメタとして持たせ、ユーザーがそれを選択できるようにしている。オブジェクト・オーディオへ位置情報を付加する代わりに、どの様なコンテンツが格納されているか?というメタデータを持たせるわけだ。ベースとなるチャンネルベースの音声に対しても、バランスの変更やチャンネルの排他選択、またデフォルトのバランスはどのようなものかをプリセットとして送出する。さらに例をあげれば、別プリセットとして言葉の聴こえやすいバランスをDialogue Enhancementとしてプリセット作成するなど、多様な活用方法が行えるようになっている。   これらの選択画面は、TV側でメタデータトラックから得た情報により表示を行なっている。そして拡張メニューで個別のオブジェクトトラックを自由にバランスすることも出来るような仕様になっている。一般のユーザーが普通に使う分にはプリセットを切り替えるだけの簡易な操作で、こだわっての音声を楽しみたいユーザーはオブジェクト・トラックごとのバランスを自由に取ることができる。まさにインタラクティブであり、パーソナライズされた次世代のTV音声技術であるということが分かる。 柔軟性を高く持たせたイマーシブ対応 そして、もう一つのキーワードとなるイマーシブ対応だが、MPEG-Hのオブジェクトトラックは位置情報を持ち、3D空間に自由に定位させることのできるオブジェクト・オーディオとして設定することも可能である。HOA=Higher Order Ambisonicsとの組合せも、チャンネルベースのベッド・トラックとの組合せも自由。現時点では16track(実質15track)というチャンネル制限はあるが、今後拡張されることで柔軟な運用、そして制作フォーマットにとらわれない汎用性の高いコーデックとなるだろう。スピーカー配置も多くのプリセットを持つということで、この部分に関しても柔軟性を高く持たせており汎用性の確保に苦心がみられる。   NAB2018ではFraunhoferブースにサウンドバーのリファレンスモデルが展示され、イマーシブ・オーディオ再生の最大の障壁となるスピーカー配置に対しての回答も用意されていた。テレビの手前にサウンドバーを設置することでイマーシブ・オーディオの再現が行えるシステムはこれまでにもあったが、さすがはFraunhoferと唸らせる非常にきれいな広がりを持つサラウンド空間が再現され、しかも視聴エリアの拡張に注力したというコメント通りスイートスポットを離れた際でも十分なサラウンド方向からのサウンドを体感することができた。Fraunhoferでは製品としてのサウンドバーを製造するつもりはなく、あくまでもリファレンス・デザインを提示してメーカーにその技術を利用した製品を設計製造をしてもらいたいということ。残念ながらサウンドを聴くことは出来なかったが、NAB2018の会場にはSENNHEISERが作ったサウンドバーのプロトタイプも持ち込まれていた。 各社でも製品化対応が進んでいる このようにMPEG-Hは非常に多岐にわたる次世代のコンテンツを網羅した技術である。それでは、そのMPEG-Hの制作方法はどのようになっているのだろうか?パーソナライズをターゲットとしたBroadcast Systemではリアルタイムにメタデータを生成する必要がある。すでにSDI Embeded Audio信号に対してリアルタイムにメタデータを付加する製品が数社から登場している。その代表がFraunhoferと同じドイツメーカーで、シグナルプロセッサーを多数製品化するJunger Audioの製品。ここでメタデータを付加したSDI信号は、送出段でMPEG-TSへと変換され電波として送り出される。そのメタデータはGUI上で分かりやすく設定が行なうことができ、すでに運用の始まっている規格であるということを感じさせるものだ。   もう一つのイマーシブ対応に関しては、プロダクションを前提としたシステムとなる。さすがにライブプロダクションでのイマーシブサウンドは固定したフォーマットであれば可能だが、作り込みを前提とすればプロダクションシステムということになる。すでにPro Tools上で動作するNEW AUDIO TECHNOLOGY社のSPATIAL AUDIO DESIGNER=SADというプラグインからMPEG-Hのメタデータが出力可能というデモンストレーションが行われている。現時点ではHP上にMPEG-H対応の文字が見られないためベータ版と思われるが、着実にプロダクションシステムも完成に近づいていることがわかる。SAD上にOffline Export Toolが用意されメタデータ込みのMulti-Channel WAV、もしくはメタデータのみの書き出しが可能となっている。このようにして書き出したWAVとVideo Fileをマージすることで完パケデータが作成できる。ファイルの動画コンテナとしては.mp4が使われ、送出段としてはMPEG-TSとなる。これらも、現状のシステムファシリティーを有効活用できるように変更を最低限とした結果と考えられる。 マルチリンガルコンテンツのMPEG-Hのメタデータ設定の一例、このようにオブジェクトを活用する。 ATSC 3.0そしてDVBという放送規格を策定する団体での採用も決まり、韓国では2017年5月31日よりMPEG-H採用の音声が地上波でオンエアされている。2018年Winter Olympic Gameでも韓国国内ではMPEG-Hでの放送が行われたということ。市販のTVもLG、SAMSUNGの2社からMPEG-H対応TVもすでにリリースされている。ATSC諸国(北米及び韓国)DVB諸国(ヨーロッパ、中東、アジア)の各国がMPEG-Hを採用していくのか今後の動向は注目となる。すでに実運用を開始した国があるということは、その普及に向けた大きなステップになっているはず、4K放送にまつわるニュースでも今後MPEG-Hという文字が盛んに取り上げられるに違いない。 この記事を執筆にあたりお話を伺った、フラウンホーファーIIS, 日本代表 ナワビ・ファヒム (Fahim Nawabi)氏     *ProceedMagazine2018Spring号より転載
Tech
2018/09/04

ゼロから飛び込むVR音響世界~VRとは一体何者なのか!?~

ゼロから飛び込むVR音響世界、VRの音響に関して話を進める前に、まずはVRとは一体どういったものなのか?VRを取り巻く現状、そしてそれぞれに異なる進化を始める各分野、そういった周辺の情報も含めた、いま置かれているVRコンテンツ制作の現状を振り返りそれぞれに対してのアプローチを掘り下げていきたい。 VRはいま黎明期を脱しようとしている まず話をしておきたいのは、仕事としてのVR制作の現状はどのような状況にあるのか?という点。VRという言葉を非常に多く目にする今日このごろだが、皆さんの周りにどれくらいVRの音響制作をしたという方がいるだろうか?全体の市場の盛り上がりに対して音響市場はどうなっているのだろうか?これらは感覚的なものではあるが、そこに温度差を感じている方は多いのではないだろうか?   実際の世界規模におけるVR関連市場の統計と今後の予測だが、2016年のVR市場は$1.8B=18億ドル、日本円にしたら2000億円強といったところだろうか。2017年は$3.7B=37億ドル=4000億円強と倍増、2018年には$9.0B、2019年、2020年と倍増を続けるという見通しもある。そして、現時点ではハードウェアの伸びに対してソフトウェアが大きく伸びているという特徴がある、つまりこれまでの市場はハードウェア先行でコンテンツ制作はこれからというのが実情のようだ。そう考えると、街中でVRという文字を多く見かけても、コンテンツ制作としてのVR音響はまだ一般的な実感を伴っていない初期段階にあるのかもしれない。   しかし、黎明期よりソフトウェアの制作を行なってきたクリエイターたちにとっては、まさに今年は第2フェーズへと移行していく年とも言える。2017年には売上額が1億円を超えたソフトウェア・タイトルが10作品以上誕生し、アカデミー賞でも特別業績賞がVR短編作品の監督に贈られたりとソフトウェア制作の市場もしっかりとした足跡を残し始めている。この一方でベンチャー的に制作を行なってきた会社からスピンアウトして2歩目を踏みだした制作者が、今年さらなる成果を上げるのではないかと言われている。試行錯誤を続け、VRにおけるコンテンツのあり方というものを手探りしてきた段階から、ある一定のメソッドを見出しさらに新しいことへの挑戦が始まっている。実験的な段階から、応用段階へとフェーズが移行しているのが現時点だ。   我々を取り巻く環境を見ても、VRの視聴環境はPS VRをはじめ非常に身近なものとして興味さえあればすぐに手に入れられる状況となっている。VR元年と言われた2016年には、一部のガジェット好きのおもちゃであったVRが一般ユーザーにも受け入れられる製品になってきていることは皆さんも感じているのではないだろうか?VRを活用したアミューズメント施設が各地に作られ、新しい刺激的な体験を提供することに成功している。Amazon / IKEAなどではARを活用した新しいショッピングの提案が行われたりもしている。そして、AppleはiOSのアップデートでAR Kitと呼ばれるAR支援機能を実装してきている。開発環境、視聴環境、それらが一般的なものとしてどんどんと身近なものになってきているのは間違いのないことだ。 Cinematic VR / Intaractive VR 「VR」と一口に言われているものも、その実態は様々である。ここではその分類をしっかりと行なっていきたい。   まずは、VR=Virtual Reality。これはその名の通りユーザーを仮想現実空間にいざなうもの。VRゴーグルを装着し、全天周映像の中へと飛び込むFull-Diveと言われるものだ。映像作品であればその物語のストーリーの中へ飛び込み、登場人物(キャラクター)と時間を共有するようなコンテンツが作られる。もう一つVRが非常に大きな広がりを見せている分野がゲームである。ゲームはそもそもが仮想の世界。その中でユーザーはキャラクターを操作して楽しむもの。その仮想の世界へ没入させることができるVRはまさにゲーム向きのシステムであるとも言える。キャラクターの目線(一人称視点)で仮想世界を旅する、ゲーム開発者が一つの到達点としていた世界観を実現できるデバイスとなる。   VRで知っておきたいのが、映像作品としてのVRとゲームにおけるVRは全く制作手法が異なるということだ。映像作品は、Cinematic VRと呼ばれ、当たり前だがユーザーがプレイボタンを押した瞬間から時間軸は強制的に進行して行く。まさにVR世界に飛び込んだユーザーがその時間軸を映像の中で共有していくということになる。一方のゲームは、ユーザーが操作をしなければ何も起こらない。ユーザーのトリガーによってストーリーは進行していくこととなる。ゲームはIntaractive(インタラクティブ) VRと呼ばれる分野だ。CInematic VRは従来の映像コンテンツの制作手法の延長線上にあるが、Intaractive VRはゲーム制作の延長線上にあるコンテンツということになる。   これまでにも様々な実験的な作品が作られてきている。特にCinematic VRの分野は新しい映像表現ということで注目を集めて数々の試みが行われ、どのような世界へユーザーをいざない、どのような体験をさせることで魅力的なコンテンツとなるのか?ということが試されてきている。その試みの中で、従来のストーリーボード、絵コンテは通用しないということがはっきりと分かっている。なぜなら、Cinematic VRではユーザーがどちらを向くのかわからないからだ。   従来の映像コンテンツは見せたいもの、見てもらいたいものをクローズアップしたり、様々な手法によって固定された画面に見せたいものだけを映すことができた。そのカット編集により、ストーリーを効果的に展開することもできる。Cinematic VRではこれまでのような矢継ぎ早のカット切替は没入感の阻害でしかなく、しかも全天周の映像の中では、見てもらいたいものを常に正面に置いても、ユーザーがそれを見ているとは限らない。ストーリーの展開に必要な出来事が視聴するユーザーの視界の外で起こってしまうかもしれないのだ。   そうなると全く新しい映像が必要となる。最近のCinematic VRのStory-tellingのプレゼンテーションで盛んに言われているのが「視聴者に体験をさせる」ということ。これまで物語を分かりやすく「見せる」ということが重視されてきたが、VRゴーグルを掛け、その世界へ没入してきたユーザーを観客ではなく登場人物の一人として扱うことが重要だという発想だ。さらには、ユーザーに孤独感を感じさせない演出も大切だとも言われている。意図的にそのコンテンツを視聴しているユーザーが孤独?これこそがイマーシブ=没入型コンテンツの核心に触れる部分だと感じているのだが、そのコンテンツの世界にFull-Diveしたユーザーはその世界の中の人物として周囲の登場人物と距離感を持つ。それが全く無視されたようなコンテンツでは、せっかく没入しているユーザーがただの観客となり、疎外感を感じ、コンテンツ自体に対しての興味を失ったりといったことが起こってしまう。   つまり、その世界に受け入れられることで更に没入感を高め、そこで起きている物語へ入り込めるのかどうか、ということだ。実写VRが難しいと言われているのはまさにこの部分。その空間で起こっていることを共有することは出来ても、よほど意図的にユーザーを引き込むような演出がなされない限り、ユーザーはただの観客になってしまい、シラけた疎外感に囚われてしまう。よほど美しい風景だとしても、半強制的に長回しで見せ続けられれば苦痛になる。Cinematicはインタラクティブではないため、場面の切り替わりはユーザーが意図的に行えるものではなく、時間の経過を待つしか無いためである。   片や、Intaractive VRは完全にこれまでのゲーム制作手法の延長線上にある。これまで表現しきれなかった部分、さらに没入感を高めたいと制作者があの手この手を使い工夫を凝らしてきた部分。それらが理想的な形でVR世界の中で表現される。もともと、ユーザーがどちらを向くのかわからない、どの様なタイミングでイベントが起こりストーリーが進行するのかわからない、プログラムされた世界の中でフラグを立ててそのすべてがユーザーの手によるトリガーに委ねられる。また、ゲーム制作者以外がIntaractive VRを作ろうとすると、ゲームを作る時と同じ作業を行わなければならないという事実にも直面する。具体的にはUnrealやUnityと呼ばれるゲームエンジンを利用することになるためだ。 さらに進むVR分野、AR / MR 次にAR=Augument Reality、拡張現実と呼ばれるもの。これは現実の世界にCGなどで実際に存在していないものを映し出す。Google GrassやEPSONのET-300シリーズなどがその代表、身近なところではポケモンGo!もARを使用した一般的な事例だ。ARはコンテンツ制作というところからは離れるものがほとんどだが、様々な分野ですでに実用が始まっている。例えば、工場のラインでARを使ったマニュアルを映し出しミスを防ぐ、IKEAでは家具をARで映し出し購入した後のインテリアの様子を表示させる、他にも道案内のラインを表示させたりなど、すでにその事例は数多い。AppleがiOSに実装したAR Kitはこれらのアプリケーション開発を促進するためのものだ。しかし、ARの分野は現実の世界ありきのものばかりなので、音響の入り込む余地はほぼないと言える。あったとしても警告音等の効果音止まりというのがほとんどである。   そして、いま最先端のVR分野とされるのがMR=Mixed Reality、複合現実と呼ばれるものだ。ぱっと見た目にはARと同じように感じるかもしれないが、現実世界へ単純に仮想物体をオーバーレイ表示するARとは違い、現実世界の物をベースに仮想世界を重ね合わせる。Microsoft HoloLensのプロモーションビデオを見るとそのイメージもよく伝わるのではないだろうか、ホログラムを現実世界に登場させる、ということだけではなくそれが現実世界とのインタラクティブな関係に成り立っていることが見てとれるはずだ。AR Glassと違い、MR Glassにはカメラがついていて周りの状況を認識している。その現実世界に合わせて仮想現実をオーバーレイしていく、さらにカメラでユーザーのジェスチャーを認識して操作を行ったりということも目指している。まさにアニメやSFの世界である。このMRはITのリーディングカンパニーであるMicrosoftが総力を上げて開発を進めている最先端技術の一つ。そして、その対抗馬と見られているのがStart Up(これまでにない技術を開発するベンチャー)として高い注目を集めているMagic Leap。この会社は開発構想のプレゼンですでに2000億円もの資金調達に成功し、製品のプロトタイプを発表している。MRはそのイメージプレゼンを見ると非常に未来的。実用的なものからインタラクティブなものまで様々な活用が想定されるMR、この分野では重ね合わせたMRの現実性を高めるためにサウンドも重要な要素となるだろう。 AmbisonicsによるVR音声の実現は身近にある VRと一言でまとめても様々な分野に跨っているということを整理したところで、やはり導入編としては、コンテンツのクオリティー確保という意味では未だに高いハードルはあるCinematic VRから話を進めたい。Cinematic VRのいちばん身近な視聴環境はなんといってもYoutube VRとFacebook 360ではないだろうか?スマホを装着する簡易的なVRゴーグルでコンテンツを視聴できるため、まだVRを試したことがない方は是非ともVRがどの様な世界なのか体験をしていただきたい。   まずは、これらのコンテンツの映像部分に関して見ていきたい。音響制作をするにあたりどの様な映像に音声を付けていくのか?という要素は非常に重要なことである。Youtube VRもFacebook 360もEquirectangular(エクイレクタングラー)=正距円筒図法という方式で球体を平面に伸ばした動画を扱う。一見、世界地図でよく使われるメルカトル図法と似ているようだが、平面への引き伸ばし方法が異なるものだということを付け加えておく。大抵のVRカメラで撮影した動画は、カメラの内部でこのEquirectangular動画として記録されるか、付属のソフトウェア等でEquirectangularへと変換することが可能である。   音響制作としては、このEquirectangular動画にあわせてパンニングを行い音を配置していくこととなる。その配置された音をこのYoutube VR、Facebook 360の場合はAmbisonicsを呼ばれる音声フォーマットで書き出す、ともにVR再生時に試聴している向きに応じて追従する音声方式をAmbisonicsで実現しているわけだ。再現の正確性ということを考えればオブジェクト・オーディオで配置していきたいところだが、残念ながら現在それには対応していない。 1st Orderと呼ばれる最低限の方式となるが、たったの4chで全天球の音声を表現できるという点がAmbisonics音声の特徴。やはり4chということで、音像定位の正確性という部分に課題は残るものの、Internet Streamという制約の中での再生を考えればベストなチョイスということになるのだろう。Ambisonicsはチャンネル数を増やしたHOA=Higher Order Ambisoncisも作られ始めている。チャンネル数が増えることで定位の再現性が高まるが、チャンネル数も2nd Orderで9ch、3rd Orderで16チャンネルとそれなりのボリュームになってくる。 VRを実現するツール Pro Tools 12.8.2以降に付属するFacebook 360 Spatial Workstationの各画面。 ここまではモノラルソースの音声をVR動画=Equirectangular動画に合わせる手法を説明しているが、具体的なツールとしては、Pro ToolsにAudioEase社の360Pan Suiteを導入するというのが一般的。Pro ToolsのVideo Window上にオーバーレイで音をどの位置にパンニングしているのかが確認できる360Pan Suiteは、非常に直感的に視覚情報を使いながらのパンニングを行うことができる。ちなみに360 Panをプラグインとして挟むと、モノラルトラックのアウトプットは1st Orderであれば4chのAmbisonicsとして出力される。この出力されたAmbisonicsは特殊なデータということではなく通常のPCM Audioデータであるため、Pro Tools内部で音量バランスを取りミキシングを行うことが可能だ。Pro Tools 12.8.2以降のバージョンであれば、Facebook 360 Spatial Workstationと呼ばれるプラグインが無償で付属する。Video Window上でパンニングの位置を確認することはできないが、特に追加コストをかけることなくAmbisonicsミキシングが行える環境は整っているということになる。   DAW内でのミキシングの話をしたが、もちろんマイクでのAmbisonics収録についてもソリューションが存在する。SENNHEISERのAMBEO VR MICがその筆頭。SENNHEISERはAMBEOというブランドでイマーシブ・オーディオに対してのソリューションのブランディングを行なっている。AMBEO VR MICはその中でAmbisonics収録用のマイクということになる。このマイクで収録した音声は4chの普通の音声データであり、Ambisonic 1st Order A-formatと呼ばれるもの。このマイク出力そのままのデータとなるA-formatをAMBEO A-B フォーマットコンバータという無償プラグインでX,Y,Z,Wという4チャンネルにしたB-Formatに変換し、前述の360 PanやFaceBook360 Spartial WorkstationといったB-formatを用いたプラグインやDAWで扱っていく。   Musikmesse 2018ではRODEからNT-SF1と呼ばれるAmbisonics収録用のマイクも登場している。フィールドでのレコーディング用のレコーダーもZOOM F4/F8にはレコーダー内部でB-formatへ変換する機能とヘッドフォンモニターを行う機能が追加されている。通常のレコーダーの場合、それぞれのマイクヘッドの出力を確認することはできるが、単純にSUMして聴いてしまうと訳がわからなくなってしまいノイズチェック程度しか行えないというのが現状であったため、ZOOMの機能追加はAmbisonics収録の際に非常に重宝するだろう。このように毎年行われている各メーカーの新製品発表において、Ambisonicsというキーワードは益々その存在感を大きくしている状況だ。 今回はVR音響世界へゼロから飛び込むということで、まずVRとはどのようなものなのかを中心に進めさせていただいた。単純にAmbisonicsのミキシングを行うということ自体はそれほど難しいことではない。しかしそれが効果的なミキシングであるかどうかということになると、まだまだ試行錯誤をしなければならないのが現状である。そのためには映像が抱えている課題を知ることが重要であるだけでなく、VRコンテンツがユーザーにとって面白い、楽しいと思われるためにはどのようなコンテンツにするべきなのか、そういったメソッドを学ぶ必要があるのではないだろうか。     *ProceedMagazine2018Spring号より転載
Sales
2018/09/03

Pro Tools HD Premium I/O Promotion 2018 !!

Pro Tools HD Premium I/O Promotion 2018 !! 3rd Party I/Oで加速するProTools Ultimateシステム!! Pro Tools HDXと対応I/Oを購入でスペシャルバンドルプライス&プレゼント!! 9月より値上げとなったAvid Pro Tools HDX。旧価格在庫を数量限定確保!!しておりますが、さらにそのシステムを加速させる3rd Party製I/Oとのバンドルプランをご用意しました。昨年もご好評をいただいたこちらのプランでは、Focusrite / Apogee / PrismSound / Antelopeの各社I/OとHDXカードをバンドル価格でご提供し、さらに!! Pro Toolsシステムで各社I/Oを稼働させるDigilink I/Oライセンスをプレゼント!! としております。Danteにも対応し将来性も豊かなRED 4PREやES9028Proを採用した新たな拡張モジュールなどサウンドの発展性をも備えるSymphonyなどなど、3rd Partyの個性豊かなラインナップは、きっと制作環境を充実させてくれます。こちらも48回低金利クレジットのご購入サポートを適用可能、詳細はROCK ON PRO佐々木・清水(03-3477-1776)、ROCK ON PRO梅田中川(06-6131-3078)までぜひお問い合わせください! INDEX ◎Focusrite【JUMP!!】 ◎Apogee【JUMP!!】 ◎Prism Sound【JUMP!!】 ◎Antelope Audio【JUMP!!】 ◎Focusrite ◎Red 4Pre / Red 8Pre Point 1 MicPreが4系統(8なら8系統)搭載。Focusrite伝統のISAシリーズを踏襲するairのon/offで起こるキャラクターの変化は大きな魅力!! Point 2 Dante、LoopSyncなど拡張性や接続機器の選択が豊富。Thunderboltで非HD環境でも使える柔軟さと1Uというスマートさ。HD互換I/Oの中で持ち運びの面でもアドバテージがあり、使用場所を選ばずどこでも使えます!! Point 3 Red 4PreはDigilink対応の3rd Party I/Oで最もコストパフォーマンスに優れた価格設定!! どの機種も豊富なInterfaceを備えるAVID HD互換Interfaceですが、FocusriteはRED NETシリーズで展開するDanteを持つのが特徴。すでにSRの現場では数多くの機器がDanteなどのAoIP技術を採用し、柔軟なシグナル・ルーティングを実現しています。システムの安定性、運用のノウハウも十分なAoIPがプロダクション・スタジオでも活用される日がすぐそこまで来ていると言えるでしょう。DigiLink Port を2ケ備え、1U サイズながら64chのハンドリングが可能なのも特筆すべきポイント。8ch単位でポート間のシグナルルーティングを行うことが出来る柔軟性も併せ持ちます。CueBoxシステムとして同社RED NET AM2 などと組合せてシステムアップを行うのも面白そうですね。 そして、この機種の魅力の一つである高いアナログクオリティーは、ISAレンジ同等のマイクプリを搭載しているというところ。かつてはラージコンソールまでもラインナップしていたFocusriteのこだわりが光る部分です。4ch Mic Pre 搭載モデルの上位に8ch Mic Pre 搭載のRED 8Preも用意されており、収録を主体に考えている方はこちらも選択肢となるのではないでしょうか。 1)Pro Tools HDX(Pro Tools Ultimateソフト付属)+ Red 4Pre ・Avid / HDX Core + Pro Tools Ultimate Soft 値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) ・Focusrite / Red 4Pre ¥324,000(本体価格¥300,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ¥38,124(本体価格¥35,300) 通常合計価格 ¥1,032,804(税込)→Special Price!! ¥848,000(税込) ¥184,804バリュー!!! *48回低金利クレジット使用なら月々¥18,300〜 *各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! 2)Pro Tools HDX(Pro Tools Ultimateソフト付属)+ Red 8Pre ・Avid / HDX Core + Pro Tools Ultimate Soft 値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) ・Focusrite / Red 8Pre ¥399,600(本体価格¥370,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ¥38,124(本体価格¥35,300) 通常合計価格 ¥1,108,404(税込)→Special Price!! ¥898,000(税込) ¥210,404バリュー!!! *48回低金利クレジット使用なら月々¥19,400〜 *各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! ◎Red 16 Line Pro Tools HDX(Pro Tools Ultimateソフト付属)+ Red 16 Line ・Avid / HDX Core + Pro Tools Ultimate Soft 値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) ・Focusrite / Red 16 Line ¥360,000(本体価格¥333,333) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ¥38,124(本体価格¥35,300) 通常合計価格 ¥1,068,804(税込)→Special Price!! ¥858,000(税込) ¥210,804バリュー!!! *48回低金利クレジット使用なら月々¥18,500〜 *各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! ◎Apogee ◎Symphony I/O Mk2 HD 8×8 Point 1 多彩なオプションによるIN/OUTの選択で、より制作環境に適した構成にカスタマイズ。マイクプリ搭載のカードから、16×16の対コンソールを意識したカードまで取り揃え無駄のない選択ができます。将来的な拡張も視野に入れる事ができるのはSymphony I/O MKⅡの大きな利点です。柔軟な入出力のオプションで他のアウトボードとも接続可!! Point 2 導入によるコスト面でもメリットが高いのはポイント。安定した動作のスタンドアローン・モードも搭載。Windows環境のDAWやデジタルコンソール、ピュアオーディオ機器としても使用することができます。既存のコンバーターと置き換え、様々なシステムとのデジタル接続を実現します。 Point 3 差動アンプによる音質面での高い明瞭度と透明度を備え、表面のタッチパネルでの直感的な操作性の良さも合わせ持っています。Apogee伝統のサウンドクオリティは国内外でも評価が高く、多くのアーティスト、エンジニアに支持されています。 DigiLinkはもちろん、オプションカードでDANTEやDIGIDRIDといったAoIP へもつながる拡張性を持ちます。ハイエンドリファレンスとしてのその音質評価に関しては、すでに語り尽くされているのでここで詳細を述べるまでもありませんが、Apogeeがデジタルの黎明期より高性能AD/DAコンバーターとして世界中のエンジニアの評価を得てきたのは周知の事実、そしてその最新機種がこのSymphony I/O Mk IIとなります。 市場が望むサウンドの変化に合わせて、少しづつ変化をするそのサウンドは常にシーンの中心にあり、十分な性能と音質を提供しています。Symphony I/O Mk II ではDigiLinkポートの搭載により、1筐体で最大32ch のInterfaceとして活用が可能、コンバーターボードのセレクトが可能なため、必要な分のAD/DAを準備することができ、ユーザーのニーズに合わせた構成が可能です。もちろん空きスロットがあれば、そこへボードを増設することで拡張もできます。高品位なMic Preを搭載したボードも用意されているので持ち運んでの収録などにも活用できる製品とも言えるのは魅力的。タッチスクリーンによる直感的な操作パネルは、モニター音量の調整やヘッドフォンボリューム、インプットのレベル設定など直感的なオペレートを実現しています。Mk IIとなり、AD/DAにも手が加えられ性能のブラッシュアップにも余念のないHD I/O 互換製品の中でも定番製品の一つです。 ・Pro Tools HDX(Pro Tools Ultimateソフト付属)+ Symphony I/O Mk2 HD 8×8 ・Avid / HDX Core + Pro Tools Ultimate Soft 値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) ・Symphony I/O Mk2 HD 8×8 ¥328,000(本体価格¥303,704) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ¥38,124(本体価格¥35,300) 通常合計価格 ¥1,036,804(税込)→Special Price!! ¥888,000(税込) ¥148,804バリュー!!! *48回低金利クレジット使用なら月々¥19,200〜 *各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! ◎Prism Sound ◎Prism Sound / Titan + PTHDX Option Point 1 実績あるPrism Soundのサウンドクオリティで、録音時に大きなアドバンテージ!! 再生・録音ともに高品位の解像度はTitanならでは。1Uのサイズながらも4基のマイクプリを搭載。 Point 2 接続フォーマットはminiDigiLinkとUSB。Mac/windowsに対応しており、接続相手を選ばずDAWにも左右されない多様な環境での最適な選択。 Point 3 Prism Sound 独自の “CleverClox” 2段階DPLL回路を用いた”state-of-the-art”クロックにより、非常に低ジッターで高精度なクロックを生成します。 ユーザーからの音質評価の高いメーカーとしてまず思いつくのがこちらのPrism Sound ではないでしょうか?以前よりDigiLink Optionを搭載した機種をリリースしていたメーカーの一つでもあります。AVIDの純製品では満足できないユーザーが、こだわりを持って利用していたADA-8シリーズが有名ですが、手の届く価格帯のTitan / Atlasといった製品にもDigiLink Optionがリリースされ、それによりPrism クオリティーのAD/DAを手に入れることができるようになっています。測定器等も手がける高い技術力をバックグラウンドに持つ同社の製品。内蔵ミキサーを持ち、ミキシング、レベル調整、ルーティングなどを行うことができ、Atlasであれば8ch、Titanでは4chのマイクプリも備えています。Prism Sound のマイクプリも評価の高いプロダクト、一度実際に試して是非その実力を体験していただきたい製品です。 ・Pro Tools HDX(Pro Tools Ultimateソフト付属)+ Titan + PTHDX Option ・Avid / HDX Core + Pro Tools Ultimate Soft 値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) ・Prism Sound / Titan + PTHDX Option ¥486,000(本体価格¥450,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ¥38,124(本体価格¥35,300) 通常合計価格 ¥1,104,804(税込)→Special Price!! ¥998,000(税込) ¥196,804バリュー!!! *48回低金利クレジット使用なら月々¥21,600〜 *各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! ◎Antelope ◎Antelope Audio / Goliath HD Point 1 Antelope Audio最大のストロングポイントであるクロック精度の高さ。音質に影響するジッターを減らし音像をよりリアルに表現します。オーディオファイル・グレードの最新IESSを搭載したAD/DA変換と共にAntelope Audio 10M入力で、同社のハイエンドクロックと同期が可能。 Point 2 多種多様なフォーマットを受けれる入出力。16ch Micpreを搭載しMADI、AESはもちろんの事、Thunderbolt、USB3.0の規格にも対応。32in32outのアナログ入出力にも対応する死角のないつくり。 Point 3 タッチパネルとランチャーでのマトリクスの自由さ。1台で全てを網羅し、かつ内部マトリクスで複雑な接続やパラアウトの形成も可能。 すでにマスタークロック・メーカーというイメージからインターフェース・メーカーへとユーザーの認識も変わりつつあるかもしれません。積み重ねられた技術による高品位なクロックを搭載し、多チャンネルを備えた使い勝手の良い製品を多数ラインナップ。今回のGoliathシリーズをはじめOrionなど一気に人気機種としてのポジションを獲得しています。Orion HDで同社初搭載となったDigiLink Portですが、このGoliathにもこの「HD」版にて搭載。もともと16chMicpreを搭載しMADI、AESはもちろんのこと、32in32outのアナログ入出力にも対応するハイエンドスペックであったGoliathにDigiLink Portが加わってPro Tools|HDと連携するとなれば、まさに死角のないつくりと言えるのではないでしょうか。OVEN Controlによる高精度Clockの搭載はもちろん、強力なFPGAにより提供されるオンボードプラグインなど、多彩な追加機能を持っているのも魅力的。もちろん、10M ATOMIC Clockの入力も可能なため、更なる音質向上の余地も残されています。 ・Pro Tools HDX(Pro Tools Ultimateソフト付属)+ Goliath HD ・Avid / HDX Core + Pro Tools Ultimate Soft 値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) ・Antelope Audio / Goliath HD ¥850,000(本体価格¥787,037) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ¥38,124(本体価格¥35,300) 通常合計価格 ¥1,558,804(税込)→Special Price!! ¥1,280,000(税込) ¥278,804バリュー!!! *48回低金利クレジット使用なら月々¥27,700〜 *各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! ◎Antelope Audio / Orion32 HD ・Pro Tools HDX(Pro Tools Ultimateソフト付属)+ Orion32 HD ・Avid / HDX Core + Pro Tools Ultimate Soft 値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) ・Antelope Audio / Orion32 HD ¥450,000(本体価格¥416,667) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ¥38,124(本体価格¥35,300) 通常合計価格 ¥1,158,804(税込)→Special Price!! ¥948,000(税込) ¥210,804バリュー!!! *48回低金利クレジット使用なら月々¥20,500〜 *各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! ◎Antelope Audio / Orion Studio HD ・Pro Tools HDX(Pro Tools Ultimateソフト付属)+ Orion Studio HD ・Avid / HDX Core + Pro Tools Ultimate Soft 値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) ・Antelope Audio / Orion Studio HD ¥450,000(本体価格¥416,667) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ¥38,124(本体価格¥35,300) 通常合計価格 ¥1,158,804(税込)→Special Price!! ¥898,000(税込) ¥260,804バリュー!!! *48回低金利クレジット使用なら月々¥20,500〜 *各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! ◎Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの実力を渋谷店頭で確認!! Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました!! Focusrite / Red 4Pre、Apogee / Symphony I/O Mk2 HD、Antelope / Goliath HD、Prism sound / Titan+PTHDX OP、Lynx / Aurora(n)、、、試聴機種はさらに拡大の予定です、プレミアムなハイエンドI/Oの数々を実体験してください!! ◎>>さらに!半期大決算放出特価品はこちら! HD OMNI 箱汚れB級品 Value¥60,600!! ¥318,600(本体価格¥295,000)→¥258,000(本体価格:¥238,889) *48回低金利クレジット使用なら月々¥5,500〜 HD I/O 8x8x8 箱汚れB級品 Value¥79,120!! ¥447,120(本体価格¥414,000)→¥368,000(本体価格:¥340,741) *48回低金利クレジット使用なら月々¥7,900〜 HD I/O 16x16 Analog 箱汚れB級品 Value¥106,560!! ¥574,560(本体価格¥532,000)→ ¥468,000(本体価格:¥433,333) *48回低金利クレジット使用なら月々¥10,100〜 HD I/O 16x16 Digital 箱汚れB級品 Value¥56,880!! ¥254,880(本体価格¥236,000)→¥198,000(本体価格:¥183,333) *48回低金利クレジット使用なら月々¥4,200〜 Mix, Avid Artist (US) 箱汚れB級品 Value¥19,440!! ¥127,440(本体価格¥118,000)→¥108,000(本体価格:¥100,000) *48回低金利クレジット使用なら月々¥2,300〜 Pro Tools | Dock Control Surface 箱汚れB級品 Value¥27,640!! ¥127,440(本体価格¥118,000)→¥99,800(本体価格:¥92,407) *48回低金利クレジット使用なら月々¥2,100〜
Sales
2018/09/03

9月よりAvid HDXカード値上げ!! 旧価格在庫確保!!

9月よりAvidのハイエンドラインナップとなるS6、MTRX、NEXISなどの値上げが発表となりました。今回はPro Tools Ultimateシステムの中核となるHDXカードもその対象となっており、その値上げ幅はおおよそ5%となりますが、ROCK ON PROでは値上げ前在庫を確保しております!数量限定とはなるものの、値上げ前の旧価格に特典プラグイン(カードのみはWAVES DIAMOND / ソフト付きはiZotope Music Production Suite )をつけてご提供、また48回低金利での購入サポートも併せて実施しておりますので、詳細はROCK ON PRO佐々木・清水(03-3477-1776)、ROCK ON PRO梅田中川(06-6131-3078)までぜひお問い合わせください! ◎Avid HDXカード値上げ前在庫確保!! ◎Pro Tools HDXカードのみ Pro Tools HDX Core (does not include software) Value¥47,160!! 9月値上げ後価格:¥401,760(本体価格:¥372,000) 今回ご提供旧価格:数量限定!!¥383,400(本体価格:¥355,000) *48回低金利クレジット使用なら月々¥8,300〜 *ご購入の方にWAVES DIAMOND(¥28,800相当) プレゼント! ◎Pro Tools HDXカード(Pro Tools Ultimateソフト付き) HDX Core with Pro Tools | Ultimate Perpetual License NEW Value¥86,400!! 9月値上げ後価格:¥670,680(本体価格:¥621,000) 今回ご提供旧価格:数量限定!!¥638,280(本体価格:¥591,000) *48回低金利クレジット使用なら月々13,800〜 *ご購入の方にiZotope Music Production Suite(¥54,000相当) プレゼント! Native版のPro Toolsからプロフェッショナルの環境を新規に整えるケースはもちろん、HDXカードの増設でシステムのブラッシュアップをご検討の方にはラストチャンスとなるタイミング。特典プラグインでプライスバリューも備えたご提案です!お問い合わせお待ちしております! ◎>>さらに!半期大決算放出特価品はこちら! HD OMNI 箱汚れB級品 Value¥60,600!! ¥318,600(本体価格¥295,000)→¥258,000(本体価格:¥238,889) *48回低金利クレジット使用なら月々¥5,500〜 HD I/O 8x8x8 箱汚れB級品 Value¥79,120!! ¥447,120(本体価格¥414,000)→¥368,000(本体価格:¥340,741) *48回低金利クレジット使用なら月々¥7,900〜 HD I/O 16x16 Analog 箱汚れB級品 Value¥106,560!! ¥574,560(本体価格¥532,000)→ ¥468,000(本体価格:¥433,333) *48回低金利クレジット使用なら月々¥10,100〜 HD I/O 16x16 Digital 箱汚れB級品 Value¥56,880!! ¥254,880(本体価格¥236,000)→¥198,000(本体価格:¥183,333) *48回低金利クレジット使用なら月々¥4,200〜 Mix, Avid Artist (US) 箱汚れB級品 Value¥19,440!! ¥127,440(本体価格¥118,000)→¥108,000(本体価格:¥100,000) *48回低金利クレジット使用なら月々¥2,300〜 Pro Tools | Dock Control Surface 箱汚れB級品 Value¥27,640!! ¥127,440(本体価格¥118,000)→¥99,800(本体価格:¥92,407) *48回低金利クレジット使用なら月々¥2,100〜
Event
2018/08/13

CEDEC 2018 にAudiokinetic社と共同出展 ~ROCK ON PRO Information

今年で20回目を迎えるCEDEC。コンピュータエンターテインメントに関わる知見の最先端であるこのカンファレンスに、昨年に引き続きROCK ON PROも出展いたします。今年はオーディオ・ミドルウェア WwiseのメーカーであるAudiokinetic株式会社との共同出展となるほか、効果音をシンセサイズすることによりサウンドデザインのワークフローに革新をもたらしたプラグイン Le Soundから、CTOである Chunghsin Yeh氏を招聘し、数多くのトピックと昨年以上に深いご相談を承れる体制をご用意して皆様をお迎えいたします。もちろん、ROCK ON PROならではのオーディオ制作全般に関わるご質問・ご相談も随時お待ちしております。CEDECへの参加をご予定の皆様は、ぜひROCK ON PROブースにお立ち寄りください。 CEDEC 2018 出展概要 会期:2018年8月22日(水)~8月24日(金) 会場:パシフィコ横浜 会議センター (横浜西区みなとみらい) ☆ROCK ON PROブース番号:14(Audiokinetic株式会社との共同出展) >>CEDEC公式サイトはこちら 展示概要 Pro Tools 最新バージョンとなる2018.7を中心としたサウンド制作システムの提案、DANTE / SoundGridによるAoIPソリューション、Audiokinetic社 Wwise(共同出展)、Le Sound CTO Chunghsin Yeh 氏による製品デモ 主な展示機器 Avid Pro Tools 2018.7 (DAW)、Le Soundプラグイン各種 (効果音専用シンセサイザー)、Flux:: Spat Revolution (統合型イマーシブ・オーディオ編集ツール)、Dolby Atmos Production Suite (Dolby Atmos ミキシング・ツール)、DiGiGrid関連製品 (AoIPソリューション)、DANTE関連製品 (AoIPソリューション)、各種オーディオプラグイン、他
Sales
2018/08/05

期間限定!! Universal Audio / APOLLOラックモデル 特別価格!!

Universal Audio / APOLLOのラックモデル5種類が期間限定特価中です!! 新規導入を検討の方はもちろん、最大4台までカスケードできることを活かしてシステム拡張するにも絶好の機会となるのではないでしょうか。9/15(土)までの期間限定、予定数達し次第で終了となりますのでお早めにお問い合わせください!!
Archives
2018/08/01

Pro Tools 2018.7 リリース!~Pro Tools Information

Pro Tools 2018.7 リリース! AvidよりPro Tools最新バージョンとなるPro Tools 2018.7のリリースがアナウンスされました。今回のアップデートでは、あらゆるユーザーのワークフローを効率化する3つの新機能が追加されています。新機能は3種のラインナップ(Pro Tools | First、Pro Tools、Pro Tools | Ultimate)すべてに追加され、最新バージョンのソフトウェアは新規購入、サブスクリプション期間中、年間プラン有効期間中のすべてのユーザーがご自身のAvidマスターアカウントからダウンロード可能となっています。 ( >>Avidマスターアカウントはこちら)   新機能概要 プラグイン/バス検索機能の追加 必要なバスやプラグインを見つけるために、もう長大なメニューをスクロールする必要はありません。インサート、センド、インプット、アウトプットの各メニューに組み込まれたタグ検索のような検索機能によって、タイピングと同時にPro Toolsはワードにマッチするすべてのアイテムを表示し、これまでにないスピードでバーチャル・インストゥルメント/エフェクト/バスをアサインすることを可能にします。 複数アイテムの選択をスピードアップ Pro Toolsは一度のスウィープでメニューの中から簡単に複数のアイテムを選択出来るようになり、これによってワークフローを加速します。トラック・インサート、センド、I/OマッピングのスロットをControl+クリック(Mac)またはStart+クリック(Win)したら、メニューから好きな数のアイテムを選択するだけです。さらに、ポップアップ・メニューのチェックボックスを使用して、マルチ・ビュー、ツールバー、ウィンドウ、その他のプリファレンスを素早く選択することも可能です。 オーディオ・エディット・イン・ザ・グルーブ セッションのリアレンジングをしている時に、ビートに対してズレたままにしておきたいものがあることはないですか?今回のアップデートでPro Toolsは、オーディオとMIDIのクリップおよび選択したノートをコピー、カット、ペーストした時にグリッドに対する相対位置を保持出来るようになりました。これによりエディット・プロセスが促進されるだけでなく、タイムラインでの”ズレ”を”正確に”保持することで、クオンタイズされていない音楽が持つ”不完全”なフィールを”完璧に”残すことが出来るようになりました。
NEWS
2018/07/30

Pro Tools 2018.7 リリース!~Pro Tools Information

Pro Tools 2018.7 リリース! AvidよりPro Tools最新バージョンとなるPro Tools 2018.7のリリースがアナウンスされました。今回のアップデートでは、あらゆるユーザーのワークフローを効率化する3つの新機能が追加されています。新機能は3種のラインナップ(Pro Tools | First、Pro Tools、Pro Tools | Ultimate)すべてに追加され、最新バージョンのソフトウェアは新規購入、サブスクリプション期間中、年間プラン有効期間中のすべてのユーザーがご自身のAvidマスターアカウントからダウンロード可能となっています。 ( >>Avidマスターアカウントはこちら)   新機能概要 プラグイン/バス検索機能の追加 必要なバスやプラグインを見つけるために、もう長大なメニューをスクロールする必要はありません。インサート、センド、インプット、アウトプットの各メニューに組み込まれたタグ検索のような検索機能によって、タイピングと同時にPro Toolsはワードにマッチするすべてのアイテムを表示し、これまでにないスピードでバーチャル・インストゥルメント/エフェクト/バスをアサインすることを可能にします。 複数アイテムの選択をスピードアップ Pro Toolsは一度のスウィープでメニューの中から簡単に複数のアイテムを選択出来るようになり、これによってワークフローを加速します。トラック・インサート、センド、I/OマッピングのスロットをControl+クリック(Mac)またはStart+クリック(Win)したら、メニューから好きな数のアイテムを選択するだけです。さらに、ポップアップ・メニューのチェックボックスを使用して、マルチ・ビュー、ツールバー、ウィンドウ、その他のプリファレンスを素早く選択することも可能です。 オーディオ・エディット・イン・ザ・グルーブ セッションのリアレンジングをしている時に、ビートに対してズレたままにしておきたいものがあることはないですか?今回のアップデートでPro Toolsは、オーディオとMIDIのクリップおよび選択したノートをコピー、カット、ペーストした時にグリッドに対する相対位置を保持出来るようになりました。これによりエディット・プロセスが促進されるだけでなく、タイムラインでの”ズレ”を”正確に”保持することで、クオンタイズされていない音楽が持つ”不完全”なフィールを”完璧に”残すことが出来るようになりました。
Review
2018/07/30

KS digital / C8-Reference 店頭展示中!!

◎店頭展示中!! KS digital / C8-Reference 価格:ペア:¥427,680(本体価格:¥396,000) HANDCRAFTED IN GERMANY。KS digitalの本国ページを見てみると、まず最初にうたわれているコピーです。KS digitalのスピーカーはドイツ・フランスの国境に近いザールブリュッケンにある本社工場で20年以上にわたりハンドメイドを守り生産されています。その出荷にあたってもIFM(Individual Frequency Matching)と呼ばれる各個体ごとに周波数特性と位相統制を測定し整合する工程があり、正確な信号の再現をすべく手間暇を惜しまないクラフトマンシップが注ぎ込まれていることが伝わってきます。   今回店頭に展示ラインナップしたのは「C8-Reference」、8インチのウーファーサイズとなる同軸モニターです。同軸のメリットは各所で様々に語られている通り、点音源から出力される理想的で正確なサウンド環境を実現できるところではないでしょうか。さらにKs digitalは特許技術となるFIRTEC/DSPを搭載し周波数特性はもちろん位相についても直線化。同軸のメリットとともにその定位感は確かなクオリティを感じさせます。そして、実際に聴いてみると意外にも感じられるのがそのパワー感。同軸のコンパクトなルックスのため、どちらかといえばパワーとは対極のイメージかもしれませんが、この同軸レイアウトを8インチのウーファーを持った縦型の3wayに並べ替えて思い浮かべてみると、、、そのサイズから出力されるサウンドもイメージできるのではないでしょうか。ぜひ実機で確かめていただきたいポイントです。 ◎佐々木&清水のROCK ON PRO CHECK!! ◎音の鳴る「前」を感じさせるような豊かなニュアンス! ドイツでハンドメイドされることから、その流通量も限りがありプレミアアイテムともなっていたKS digitalですが、仕様も新たに「Reference」の名称が与えられ、改めて我々の前にその姿を見せてくれました。同軸スピーカーの選択肢としては同じくドイツのMusikElectronic RL906が同価格帯にありますが、音が前面に出てきて音像を見せるようなMusikの傾向とはまた一味異なり、音の鳴る「前」を感じさせるような豊かなニュアンスを持っています。以前から定評のあったウソのない低域も健在。密閉の筐体となりバスレフのような特別な機構はなくとも8インチと大きめのウーファーから余裕のある締まったサウンドが再生されてきます。ルックスのイメージとは裏腹に四つ打ちのキックまでも無理なく受け止めて、意外なまでのパワー感を発揮。そこに同軸のメリットである定位の良さが掛け合わされて、ハイエンドモニターとして期待を裏切らない音像空間が目の前に現れます。   以前にご紹介したPMC / ATCが構造として正しいスピーカーを実直に体現していたのに対し、KS digitalは同軸であり、DSP補正であり、コーンの素材もカーボンを採用、さらにはオプションのリモートコントローラーなど、現代的な要素を盛り込んでリファレンスとなりうるモニターを開発しています。本国ではスタジオモニターはもちろん、オーディオの分野でも数々のラインナップがあり、その姿もかなり魅力的。国内導入が心待ちにされるところです。これでRockoN渋谷リファレンススタジオのモニタースピーカーラインナップも、このKS digitalから、PMC/ATC/Amphion/Musikなどなど、ハイエンドのラインナップがかなり充実してまいりました!すべてを比較試聴して「その1本」を見つけてください! ◎Gallery ・製品オーバービュー ・スタンドの動き そして、従来と変更され目を引くのがサイドを支点としたスタンド。上下方向への調整幅も写真の通りで、スタンドの高さにかかわらずスイートスポットを狙い撃ち!!です。もちろん固定力、調整とも品質の高さを感じさせてくれます。お問い合わせはROCK ON PRO 佐々木/清水(03-3477-1776)まで、ご連絡お待ちしております!!
Review
2018/07/20

Pueblo Audio / 2+2 Package 店頭展示中!!

◎店頭展示中!! Pueblo Audio / 2+2 Package 価格:¥356,400(本体価格:¥330,000) ビジュアルからして職人の仕事道具です。今回店頭展示でご紹介するのはPueblo Audio / 2+2 Package、マイクプリ+ファンタムとなる「JR2/2」と、そのパワーサプライ「PS34」のパッケージとなります。Pueblo Audioはハリウッド・バーニーグランドマンのエンジニアであるScott Sedilloが自らの制作のために作り出したブランド。生まれもハリウッドなら、そのテストパイロットもハリウッドで行われており、最高峰とも言える現場で求められる条件をいくつもクリアして開発されてきたことが伺えます。そして、すでに数々のビッグタイトルで実績多数。本国ホームページをのぞいてみると、その実直な作りとは裏腹にSTARWARS/SUPERMAN/WALKING DEADなどなど世界的な作品が顔を揃えており絢爛豪華。John Williamsのあの楽曲でも24ch分のPueblo Audioが使用されているほか、WARNER BROS.のフォーリースタジオにも導入されており、Pueblo Audioの開発環境はこれ以上にない現場との密接さを感じます。 そのPueblo Audio / JR Series Preampsは今回店頭にご用意した2ch+ファンタム2系統の「JR2/2」とパワーサプライ「PS34」のほか、4chプリ、ファンタムのみの独立ユニットをラインアップ。PS34は最大4台のJRシリーズに電源供給を行えるため、最大で16chのマイクプリを組み上げることもできます。このファンタム、外部電源を独立した別個体にしていることが熱や磁気、振動などユニットに与える外的要因への根本的な対策になっています。 ◎佐々木&清水のROCK ON PRO CHECK!! ◎太い!とかフラット!だとかは当たり前の余裕あるしっかり感   このPueblo Audioの国内代理店はAbendrot International。ホームページを見るとまだ日本国内では未発見ともいえる世界中のハイエンドブランドを紹介しています。その名称となっているAbendrotは日英の世界有数のマスタークロック技術者が開発したクロック「Everest 701」をリリースしており、ちなみにそのプライスは2,800,000円(税別)と別格。   そのAbendrot Internationalが取り扱うマイクプリがPueblo AudioのJRシリーズです。ラインナップを見るとモジュール方式とも言えるようなマイクプリ、ファンタム、電源をそれぞれ組み合わせる内容で、必要に応じた柔軟なプランニングが可能。サウンドについては開発者のScott Sedillo氏が求めるレベルでマイクプリをきちんと作ったらこうなったのでしょう、太い!とかフラット!だとかは当たり前のしっかり感で余裕を感じます。輪郭が明確かつソースをそのままゲインアップできてしまう感覚で、マイクの特徴がそのまま活かされる土台として非常に魅力的。マイクプリでキャラクターをつけない方向なので、フォーリーやオーケストラの収録でも採用されるケースが多いのではないでしょうか。もちろんチューブマイクと組み合わせてヴォーカルRECに使用するパターンでも良い結果を生みそうです。   背面を見るとコネクションも独特。この「JR2/2」の場合同じ筐体にファンタムがあるものの実質的には別ユニットとなります。マイクからファンタムへ、そしてプリへと接続する格好ですが、一つ注目なのは珍しくもAUX OUTが用意されている点。ここでシグナルをパラアウトできるため、バックアップへ回したり、モニター返しに使用したりとマイクプリ直後の整った信号を分岐できると活用の幅がグッと拡がります。シンプルなフロントパネルには2.5dB間隔(目盛の間に一段あり)のステップ式のゲインつまみ、各チャンネルのゲイン差は±0.1dBでマッチングしているそうで、ステレオにした際の精度にも信頼を置けそうです。価格はこの2+2パッケージなら¥330,000(税抜)、そのサウンドや用途から考えるとMillennia HV-3Cあたりのユーザーにぜひ体験していただきたい、という選択肢が増えました! ◎Gallery フロントパネル リアパネル   *WARNER BROS. フォーリースタジオ ムービー中盤にPueblo Audioの姿が見えます。 *John Williamsのあの楽曲の収録模様。手前のラックに24ch分のPueblo Audioが格納のようです。 John Williams! from rcjohnso on Vimeo 映画音楽の現場で育てられたことから、ホームページの使用用途も「Decca Tree、OTRF、4 way 5.1、Atomosなどのオーケストラのメインアレイ、木管、ソリスト、1stバイオリン、ピアノ、音響効果(フォーリー) 」と記載がありますが、その高い分解能は幅広いソースに対応できる応用力がありそうです。お問い合わせはROCK ON PRO 佐々木/清水(03-3477-1776)まで、ご連絡お待ちしております!!
Review
2018/06/29

ROCK ON PRO NEWS !! PMC / Result 6 店頭展示開始!!

◎店頭展示中!! PMC / Result6 ¥378,000(本体価格:¥350,000) Professional Monitor Company、PMCのその頭文字はプロフェッショナルの機材であることをストレートに感じさせます。PMCはBBCのピーター・トーマスとFWOのエイドリアン・ローダーが1991年にイギリス・ワトフォードで創立したメーカー、現在はその北部にあるルートンの自社工場で製造が続けられています。最初期に開発された「BB5」のワンペアがBBCに納品されたことを皮切りに、USではCapital StudioやDennis Sands Studio、UKでもロンドンのMetropolisなど世界の著名スタジオで長年活躍。日本国内ではサイデラ・マスタリングでPMC MB1 SDM customがメインに使用されています。   そのラインナップもコンシューマ向けやラージも多数、本国Webページを見るとまさしく多種多様ですが、その中でニアフィールドを担うのが今回取り上げる「Result6」です。近年のPMCニアフィールドといえばtwotwoのシリーズ、PMCの特許となるATL=Advanced Transmission Lineでキャビネット全体を仕切り低域を増強、ピークの出やすい音響管によるバスレフとは一線を画したフラットかつ強調されすぎない豊かな低域を再現していました。そこにResult6では新たに開発された「D-Fin」を採用。この特殊なHFドライバー周辺の形状は、滲みのない高域だけでなくスイートスポットの拡大にも効果があります。”音を正確に表現する”クラフトマンシップあふれるPMCが世に送り出した新たな機軸となる技術です。 ◎佐々木&清水のROCK ON PRO CHECK!! ◎ミックスチェックで重宝される魔法!?のスピーカー PMCと聞くと憧れの眼差しを向けてしまう方も多いのではないでしょうか。数々の著名スタジオで採用されている実績はもちろんのこと、ハイエンドのラージでは1000万円以上のプライスタグとなるまさに高嶺の花であったのかもしれません。そのPMCがパーソナルなユーザーに向けてリリースをしたのがこのResult 6です。これまでもtwtwoシリーズがニアフィールドのラインナップとして存在していましたが、DSPコントローラーやデジタル入力などを省きおよそ半分程度のコストで導入できるところまでPMCが近づいてきた、という印象。   Result 6では航空力学も応用した新技術となるD-Finを採用しています。スイートスポットを広くとれるメリットがあるD-Finですが、実際に試聴してみるとあまり内振りせず正面寄りのセッティングでも、高域がならされた自然なサウンドになります。スイートスポットの広さも実感でき、某紙でのレビューでもクライアントからOKをもらい続けられる(!)というミックスチェックで重宝しそうな魔法!?のスピーカーかもしれません。また、低域の出方には独自技術となるATLの効果がふんだんに感じられます。バスレフのような筒を共振させる機構と異なり、音の道筋をあるべくように長くとったこの設計は、その増幅に無理がなくとてもナチュラル。リファレンスモニターとしての要件をよく満たしています。ちなみに背面を見るとEQは付いていません。これはこのモニタースピーカーこそがリファレンスとなるバランスを備えている、というPMCの自信の現れなのではないでしょうか。   プライスレンジとしてはADAM S2Vやmusikelectronic 906が比較の対象として面白そうです。それぞれにキャラクターが大きく異なる中で、どの機種がご自身の環境にマッチするのか、、、RockoN渋谷店でご確認ください! ◎Gallery
Review
2018/06/22

ROCK ON PRO NEWS !! MANLEY / REFERENCE SILVER店頭展示中!!

◎店頭展示中!! MANLEY / REFERENCE SILVER ¥486,000(本体価格:¥450,000) Manleyのマイクラインナップに新たなプロダクトが加わりました!90年代初頭の発売から27年もの月日が流れたManley Reference Gold と Reference Cardioid。抜けのいい高域を持つチューブマイクとして国内外問わず高く評価され、Reference Cardioidはアヴリル・ラヴィーンがカスタムモデルをオーダーして使用するなど、ヴォーカルレコーディングを中心に用いられています。そのラインナップに新しく加わったこのReference Silverは、国産初のコンデンサマイクとなるSony C-37Aにインスパイアされて開発されたとのこと。C-37Aはヴォーカル収録はもちろん、繊細なニュアンスを必要とする和楽器の収録にもよくマッチするイメージですが、海外では未だに状態の良い個体にプレミアムがつき、原音を忠実に収録するそのサウンドは登場から60年以上経った今でも評価得られている逸品。メーカーHPでも「大変貴重なSonyの完動品を見つけるより、、」とあるように、Reference Silverは50年代のヴィンテージマイクのニュアンスを現代のカプセル設計で新たに創り出したマイクと言えそうです。 ◎佐々木&清水のROCK ON PRO CHECK!! ◎あらゆるソースに対応できる立ち上がりの早いサウンド   Manleyのマイクといえば、チューブならではのイメージというよりも綺麗な古臭くないサウンドの印象があります。現行ハイエンドモデルのReference Goldは現代のハイサンプルの中でも埋もれてしまわない存在感。スタジオで常設しているケースは中々見かけませんが、サウンドエンジニアが自分の筆として使用しているケースは多数。並みいるヴィンテージマイクと戦えるマイクとして、ヴォーカルを中心にメインソースに使われるケースが多いようです。現在でも全く色褪せることのないこのクオリティを27年も前に実現できていたのは「驚き」とも言えるのではないでしょうか。   そのReference Goldのとても近いリッチな音像感とReference Cardioidとの間にポジションを取るのが今回のReference Silverとなります。Goldでは近いかも、、と感じるような場合にも対応できる、ソースを選ばない扱いやすさを感じたのが第一印象。電源も現代的なユニバーサル電源で、CORE、FORCE、NU MU、ELOP+ に装備され高く評価されているスイッチモード電源から派生した技術が用いられているとのこと。電源の重量自体も軽く、頑丈なマイクケースとも相まってチューブマイクといっても持ち回りは気軽です。   ぜひ店頭で比較しながら試聴していただきたいのは、マイクプリ内臓でパワフルなキャラクターの強いChandler Limited/REDD MICROPHONE、柔らかいニュアンスを表現した暖かみの豊かなNEUMANN/M149あたりでしょうか。こちらもRockoN渋谷リファレンスルームにスタンバイしていますのでご相談ください! ◎Gallery このReference SilverをRockoN渋谷店で展示開始しました!Vari-MU、Masive Passive、CORE、VOXBOXといったManleyのチューブアウトボードとの組み合わせも興味深く、、、ないですか!? もちろん実際のサウンドを確かめていただけます!! お問い合わせはROCK ON PRO 佐々木/清水(03-3477-1776)までご連絡ください!!
Event
2018/06/20

ROCK ON PRO NEWS ~ 西日本開催の放送機器展へ今年も出展します!

去る6月7日(木)に行われたAvid Creative Summit 2018にお越しいただいた皆様、ありがとうございました!お陰様で今年も盛況の内に幕を閉じたACSUに続き、6月末から7月上旬にはROCK ON PROは西日本の各機器展に出展いたします!!サウンドフェスタ/関西放送機器展では、株式会社オーディオブレインズ様のご協力の下Avidの最新ライブ・コンソールS6Lを展示!九州放送機器展/関西放送機器展では番組制作/ポストプロダクションのワークフローを加速するソフトウェア/プラグインなどをハンズオンでご覧いただけるよう準備しております!!さらに、今後より広がりを見せるであろうDANTEソリューション、Avid最新I/O MTRXなどの展示も…各展示会での主な展示製品は下記をご覧ください!西日本の皆様とお会い出来ることを心から楽しみにしております!! ■サウンドフェスタ2018 >>公式サイト(http://www.sound-festa.com)   期間:2017年6月27日(水)・28日(木) 場所:大阪国際会議場 グランキューブ大阪 5F〜8F(大阪市北区中之島5丁目3番51号)   ☆ROCK ON PROブース番号:5507   展示概要 Avid最新のライブ・コンソールS6L、SoundGridサーバーと統合されたライブ用ミキサー LV1、そしてDANTEソリューションを提供するFocusrite REDNETシリーズを中心に、シビアな業務を任せるに足る最新プロダクトの実力をご体験ください。   主な展示機器 Avid S6L、Waves eMotion LV1 Live Mixer、Focusrite REDNETシリーズ、ほか   ROCK ON PRO 参加スタッフ 森本・廣井・中川 ■九州放送機器展2018 >>公式サイト(http://www.q-kikiten.com)   期間:2017年7月5日(木)10:00~18:00・7月6日(金)10:00~17:00 場所:福岡国際センター(〒812-0021 福岡市博多区築港本町2-2)   ☆ROCK ON PROブース番号:1F 102   展示概要 九州放送機器展ではNugen Audio、Flux::、Focal Professionalなど、既に業界標準と言えるソフトウェアだけでなく、DAWと同期したビデオ再生が可能なVideoSlave3、効果音をシンセサイズするという革新的な発想でサウンドデザインの世界を拡張するLE SOUNDといった、ROCK ON PROがみずから発掘・輸入販売を手掛ける最新プロダクトをハンズオンでお試しいただけます。また、ブースではAvid Nexisを中心としたファイルベース・ワークフローについて解説を行う予定です。これからのポストプロダクション業務の形態についてご関心の高い皆様のお越しをお待ちしております!   主な展示機器 Nonlethal Apprication VideoSlave3、LE SOUND 各種製品、Avid Pro Tools | Ultimate、Avid Pro Tools | MTRX、Focal Professional SHAPEシリーズ、Nugen Audio 各種製品、Flux:: 各種製品、Focusrite REDNET、ほか   ROCK ON PRO 参加スタッフ 岡田・森本・洋介・丹治 ■第3回 関西放送機器展 >>公式サイト(http://www.tv-osaka.co.jp/kbe)   期間:2017年7月11日(水)10:00〜18:00・12日(木) 10:00~17:00 場所:大阪南港 ATCホール(大阪市住之江区南港北2-1-10)   ☆ROCK ON PROブース番号:A-79   展示概要 大阪に戻って、第3回を迎える関西放送機器展でも、多数の機器を展示予定です。現場の規模に合わせた柔軟なシステムアップが可能になったS6L、ワークフローを円滑にするソフトウェア群のほか、Avidの最新I/O MTRXを中心にファイルベース・ワークフローを見据えたPro Tools システム+DANTEソリューションを実際にシステムアップ。ぜひ、制作現場の近未来を体験しにいらしてください!   主な展示機器 Avid S6L、Avid Pro Tools | Ultimate、Avid Pro Tools | MTRX、Focurite REDNET、Symetrix 各種製品、Nonlethal Apprication VideoSlave3、LE SOUND 各種製品、Waves eMotion LV1 Live Mixer、Focal Professional SHAPEシリーズ、ほか   ROCK ON PRO 参加スタッフ 森本・廣井・中川・洋介
Sales
2018/06/19

◎数量限定!! Pro Tools HDX新規ご購入の方にiZotope Music Production Suiteをプレゼント!!

AVID / HDX Core with Pro Tools | Ultimate Perpetual License NEW + iZotope / Music Production Suite プレゼント!! ¥638,280(本体価格:¥591,000)/ Value ¥110,160 !! *Pro Tools HDX(永続版ソフトウェアライセンス付き)を新規にご購入のお客様へ数量限定先着順でiZotope Music Production Suite (メーカー市場予想価格¥110,160 (税込))プレゼント!! *数量に限りがございますので予定数に達し次第プレゼントは終了させていただきます。 レイテンシーを意識させない圧倒的なクオリティで業界標準のレコーディングシステムとなるPro Tools HDX。Pro ToolsソフトウェアもUltimateへと装いを新たにしていますが、その実力はまだまだ一線級で代替の効かないプロダクトであることに変わりはありません。今回はそのPro Tools HDX(永続版ソフトウェアライセンス付き)を新規にご購入のお客様へ数量限定先着順でiZotope Music Production Suite(メーカー市場予想価格¥110,160 (税込))を差し上げます!! 強力なマスタリングスイートとなるOzone 8 Advanced、リペアの定番ツールとなっているRX 6 Standard、トラックを解析してミックスを提案するNeutron 2 Advancedのほか、Nectar 2 Production Suite、VocalSynth,、そしてTrash 2 ExpandedとまさしくiZotopeを網羅したプラグインバンドル、制作環境を飛躍的に充実させること間違いありません。ご相談お問い合わせは下記リンクまたは03-3477-1776 / ROCK ON PRO 渋谷:佐々木、清水・06-6131-3078 / 梅田:中川までご連絡ください。 ◎iZotope / Music Production Suite Music Production Suiteは、Ozone 8 Advanced、Neutron 2 Advanced、RX 6 Standard、Nectar 2 Production Suite、VocalSynth,、そしてTrash 2 ExpandedというiZotopeを代表する最もパワフルな6種類の音楽製作ツールを業界最高のミキシング、マスタリング、ボーカルプロダクション及びオーディオリペア用ツールのコレクションとしてひとつにまとめたバンドル、34種類のプラグインが含まれます。   内容一覧: ・Ozone 8 Advanced(Tonal Balance Control機能付き) ・Neutron 2 Advanced(Tonal Balance Control機能付き) ・RX 6 Standard ・VocalSynth ・Nectar 2 Production Suite ・Trash 2 Expanded ・合計$1900相当の音楽製作ツール ・34種類もの個別のプラグインも同梱   *メーカー市場予想価格¥110,160 (本体価格:¥102,000)   Ozone 8 Advanced:マスタリングの未来がここに   Ozone 8 Advanced     業界で最も包括的なマスタリングスイートとして、Ozone 8には、スペクトラル成形やTonal Balanceコントロール機能など、信号プロセッシングの新機軸が導入されました。15年間にわたりオーディオ業界の最先端を走り続けてきた技術により、簡単な操作でオーディオマスタリングが完結します。今日的なマスタリングのワークフローの要求を完全に満たしたOzone 8は、コンペティティブかつプロフェッショナルなマスタリングへ向けた唯一の着地点です。必要不可欠な12種類のプロセッサーを搭載した本バージョンは、史上最も賢いOzoneといえます。   Neutron 2 Advanced:ミックスをもっと賢い方法で   Neutron 2 Advanced     Neutronの革新的な新しいミキシング及び分析ツールを駆使することで、クリアーでバランスの取れたミックスが実現します。受賞歴のあるiZotopeのデジタル信号処理技術により、トラックの視覚的なサウンドステージからミックスの全体的なバランスに至るまで、音楽のあらゆる要素がコントロールできます。   RX 6 Standard:オーディオリペアの業界スタンダード   RX 6 Standard     RXはこれまで数え切れないアルバム、映画、そしてテレビ番組で、ダメージのある雑音の入ったオーディオを完全な状態に修復するために使われてきた、業界標準のオーディオリペア用ツールです。スタンドアローン版のRX Audio Editorアプリケーションで視覚的に問題を検知して修復することも可能ですし、お使いのDAWやNLEにてリアルタイムのプラグインとして使用することもできます。   VocalSynth:想像を超えるボーカルを     変革的なボーカル体験への準備はできましまたか?VocalSynthにより、何十年にもわたり伝説として聞き継がれてきたボーカル・サウンドや、想像の範疇に収まっていたワイルドなボーカル・サウンドが手の届くところへ来ました。声音を巧みに処理することで、電子的なボーカルのテクスチャー、ロボット・サウンド、コンピュータ化されたハーモニー、ボコーダーとトークボックス効果、分厚いオクターブや倍音などが思いのままになります。唯一無二のボーカル・エフェクトは、これまでヒットソングを生み出し、制作者のキャリアを別次元へと押し上げてきました。次は、貴方が傑出したボーカル・サウンドを生み出す番です。   Nectar 2 Production Suite:声を豊かに   Nectar 2 Production Suite     声に特化した唯一無二のツールセットでボーカルに息吹を吹き込んでください。復元されたプレートリバーブ、ハーモニックサチュレーション、そしてその他多くのクリエイティブなエフェクトがボーカルにインパクトをもたらします。煩雑かつ時間を要する編集作業を踏まずに、ピッチ調整やブレス音の除去を行ってください。これがあれば、単一のボーカルを瞬時にダイナミックかつハーモニーのあるアンサンブルへと仕上げることができます。トラッキングの際も、ミキシングの際も、Nectar 2が瞬時にプロフェッショナルなボーカルを実現します。   Trash 2 Expanded:歪ませ、切り刻み、変容させよ   Trash 2 Expanded     ずたずたにすることでオーディオを新たなレベルへと押し上げます。マルチバンドかつデュアルステージのディストーションと進化したポストフィルタリングが合わさり、迅速な音像の変容を実現します。ローエンドに凸みを加え、中音域に温もりのあるクランチを盛り込み、ハイエンドを跳ね上げるなど、使い方は無制限。Trashはギターやベースに留まらず、ドラム、シンセサイザー、パッド、ボーカル、ブラス、木管などありとあらゆる楽器に適しています。   ◎Pro Tools Ultimate ソフトウェアのみでご検討中の方はコチラ!!
Music
2018/06/14

Focusrite Red/RedNetシリーズ ~Danteネットワークによる最新レコーディング環境

Ethernetケーブルによるビデオ/オーディオの伝送に関する規格統一を図ったSMPTE ST2110の制定により、にわかに注目度の上がるAoIP(Audio over IP、ネットワークオーディオ)。そうした動きに応えるように、新製品にDanteコネクションが搭載されている例や、Dante拡張カードのリリースなどのニュースを多く目にするようになりました。   Focusrite Redシリーズ / RedNetシリーズはDanteに標準対応するインターフェイスをラインナップ、必要な規模に応じた柔軟なセットアップと高い拡張性を提供します。Pro Tools HDXやMADIにも対応し、既存システムとの統合にも対応。イーサーネットケーブルで完結するシンプルなセットアップ、信頼度の高いオーディオ伝送、ネットワーク形成による自由なルーティングなど、Danteの持つ利点を最大限に享受することが可能です。 ◎主な特徴   ・柔軟で拡張性の高いシステム設計 ・ネットワーク内であれば完全に自由なルーティング ・Pro Tools | UltimateやMADIなどの既存システムとの統合性の高さ ◎システム構成例1 RedNetシリーズによるレコーディング用途のスタジオセットアップ例。豊富なI/Fにより音声信号の入り口から出口までをDanteによって完結することが可能。Pro Tools | HDXシステムとの統合により、既存のワークフローを最大限維持したまま、Danteによる利点を導入します。システムの中心にコンソールがない環境でも、マイクプリ、キュー/トークバック、モニターコントロールといった業務に欠かせない機能を手元からコントロールすることが出来ます。 ◎システム構成例2 コンパクトなDanteシステムに、WAVESプロセッシングを追加した例です。1Uの筐体に8IN/10OUTアナログ(マイクプリ4機を含む)、16x16デジタル、32x32Danteという豊富なI/Oを備えたRed4PreはDigiLinkポートも標準搭載。WGS Bridge for DanteがDanteネットワークとSoundGridネットワークをシームレスに統合。システムにニアゼロ・レイテンシーのWAVESプロセッシングを追加します。
NEWS
2018/06/14

ROCK ON PRO NEWS !! NEUMANN U87 RHODIUM EDITION 限定入荷!!

世界中のレコーディングで使用されるU87の生誕50周年を記念したNEUMANN U87 RHODIUM EDITIONが発売、RockoN渋谷店でも展示開始です。日本国内では限定20本となるこの記念モデルは筐体・サスペンションに希少金属である「ロジウム」をコーティング。耐食性が高く、酸化や変色が起きにくい上に硬度がHv800~1000と(金メッキはHv150~170)摩擦傷にも強い特性を持っています。マイク本体はU87Aiと同じ仕様となり、スペックも同一。となると確かめたいのはこの限定モデルの実際の「輝き」、、今ならRockoN渋谷店でご確認いただけます、ROCK ON PRO 佐々木/清水(03-3477-1776)までお問い合わせください! NEUMANN U87 RHODIUM EDITION ¥486,000(本体価格:¥450,000) *ご購入のお客様にロジウムカラーで特別に生産されたSENNHEISER HD25ヘッドホン(非売品)をご進呈しております! >>メーカーHP ・NEUMANN U87Ai (国内) ・NEUMANN U87 RHODIUM EDITION(本国)
Post
2018/06/13

Pro Tools | S6 + Pro Tools | MTRX ~ミキシングを再定義する革新的コンソール・ソリューション~

DAWの進化とともに、今ではほとんどすべての作業はPro Toolsの内部ミックスで完結するようになりました。Pro Tools | S6は豊富なビジュアル・フィードバックと高いカスタマイズ性・拡張性により、Pro Toolsが持つ多くの機能へより素早く確実にアクセスすることを可能にします。Avid最新のI/OでもあるPro Tools | MTRXに備わるモニターコントロールセクションはPro Tools | S6からコントロールすることが可能。高品位なサウンドをPro Toolsシステムに提供するだけでなく、Pro Tools | S6システムを最新のミキシング・ソリューションへと昇華します。 ◎主な特徴   ・圧倒的に豊富なビジュアルフィードバックにより、必要な情報を素早く確実に把握。   ・モジュール方式のハードウェアは必要十分な規模での導入と、導入後の拡張に柔軟に対応。   ・タッチスリーンを採用したセンターセクションで、多くの機能を素早くコントロール。   ・Pro Tools | MTRXとの連携により、モノ、ステレオからマルチチャンネル・モニタリングまでを完璧にコントロール。   ・最大8までのEucon対応アプリケーションを同時にコントロール。大規模セッションでも効率的にオペレートが可能。 ◎システム構成例1 Pro Tools | S6 + Pro Tools | MTRXのもっともシンプルな構成。Pro Tools | MTRXは筐体にMADIポートを備えるほか、必要に応じてオプションカードを追加すれば様々な信号のハブとしてまさにコンソールとしての役割を担うことが可能です。 ◎システム構成例2 最大8つまでのEUCON対応DAW/アプリケーションと同時に接続可能なPro Tools | S6のポテンシャルを活用すれば、複数のPro Toolsシステムを1枚のサーフェースでコントロールすることが可能です。フェーダーひとつから、どのシステムのどのチャンネルをアサインするかを選択出来るため、各DAWでS6のエリアを分担して作業することも可能です。
Music
2018/06/12

Pro Tools | S3+Pro Tools | Dock ~Mixをフィジカルにコントロールするプロフェッショナルシステム~

Avid製ライブコンソールS3Lのために開発された堅牢性とスムースな操作性を兼ね備えた16フェーダーのコントロールサーフェスPro Tools | S3。Pro Tools | S6で培われたノウハウを詰め込んだPro Tools | Dock。コンパクトでありながらミックスをパワフルにコントロールするこの組み合わせがあれば、大型コンソールに匹敵するほど効率よくミックス作業を行うことが可能になります。 主な特徴   ・上位モデルならではの堅牢でスムースな16フェーダー、豊富なノブ/スイッチ、タッチストリップなどにより、プロジェクトを素早く俯瞰、コントロールを容易にします。(Pro Tools | S3)   ・4in/6outのCore Audioインターフェースとして動作(Macのみ)。2つのXLR(Mic/Line)、2つのTRS(Line)インプットも兼ね備え、ボーカルやギターを急遽追加しなければならないような時にも素早く対応が可能。(Pro Tools | S3)   ・Pro Tools | Control appをインストールしたiPadとともに使用することで、Pro Tools | S6のセンターセクションに匹敵するコントロールを実現。(Pro Tools | Dock)   ・iPadによるタッチスクリーンと高品位なハードウェアにより、スピードと操作性を両立。(Pro Tools | Dock) システム構成 iPadはWiFi圏内にあればPro Tools | Control appからPro Toolsをコントロールすることが出来ます。iPadを持ってブースへ入り、ブースからレコーディングを開始/停止するなどの操作が可能。LANポートを備えたWiFiルーターを導入することで、S3、Dock、コンピューターのネットワークとiPadの安定運用を同時に実現する組み合わせがお勧めです。ご要望に合わせたiPad、WiFiルーターのモデルをお見積もりいたします。
Post
2018/06/10

Pro Tools | Ultimate + HD MADI ~多チャンネル伝送を実現したコンパクトシステム~

多数のチャンネルを扱うことの多いポストプロダクション業務。5.1chサラウンドが標準となり、Dolby Atmosや22.2chなどのイマーシブサラウンドが浸透していくことで、MA作業で必要とされるチャンネル数はさらに増加していくと考えられます。Pro ToolsシステムのI/OにPro Tools | HD MADIを選べば、わずか1Uの筐体でHDXカード1枚の上限である64ch分の信号を外部とやりとりすることが可能になります。96kHz時も48kHz時と同様、64chを伝送することが出来ることも大きな利点です。 ◎主な特徴   ・わずか1ラック・スペースのインターフェースと2本のケーブルを介して、最大64のオーディオ・ストリームをPro Tools | HDシステムと他のMADIデバイス間で送受信できます。   ・すべての入出力を超高品質でサンプルレート変換できます。セッションを変換したり、外部MADIデバイスをダウンサンプリングしたりする面倒な作業は不要です。   ・別のフォーマット・コンバーターを用意することなく、オプティカル接続と同軸接続の両方で、さらに多様なMADIデバイスをレコーディングのセットアップに追加できます。   ・出力に対してサンプル・レート変換を使用する際、専用のBNCワード・クロックおよびXLR AES/EBU接続を介して外部クロックと同期することで、ジッターを最小限に抑えます。 ◎システム構成 Pro Tools | HD MADIの構成は、HDXカード1枚に対してI/O 1台という極めてシンプルなもの。MADI対応の音声卓となら直接接続が可能なほか、音声卓との間にMADIコンバーターを導入すれば、Pro Toolsと様々なデバイスを多チャンネルで接続することが可能となります。
Support
2018/06/08

D-Control 及びD-Command ES(ダークカラー)サポートが8/31で終了 ~Avid Support Information

Pro Toolsと完全にインテグレートされたフラッグシップ・コンソールとして、クリエイティブな制作環境をもたらしてくれたICON D-Control/D-Command。すでに2013年に生産完了となっていたモデルですが、Avidより、当初の予定通り2018年8月31日をもって正式なサポートの提供が終了する旨のアナウンスがありました。   今回、サポートが終了するのはダークカラー(ES)タイプの ICON D-Control 及びD-Commandコントロールサーフェス(旧モデルにあたるブルーカラーのモデルは2014年にすでにサポートが終了しています)。サポート終了後はハードウエアの修理対応もAvid社からは提供されなくなります。ソフトウエアに関しては、当面は将来的なPro Toolsバージョンでも現状の形で動作する予定ですが、新機能追加や新たな障害に対するフィックスは行なわれません、とのこと。   Avid製品のサポート完了日に関する詳細は以下よりご覧いただけます。 http://avid.force.com/pkb/articles/ja/FAQ/End-of-support-dates   Avidでは、ICONをご使用のユーザー様に向けてはS6 M40へのアップグレードを推奨しています。ROCK ON PROショウルームであれば、このAvidの新たなフラッグシップ・コントローラー S6の実機をお試しいただくことが出来ます。現在、業務でICONをご使用の方はぜひ一度ROCK ON PROまでお問い合わせください!ニーズに合わせた最適な提案をさせていただきます!!
NEWS
2018/06/05

Proceed Magazine 2018 Spring 販売開始!! ~さあ、新たな感覚の世界へ!特集:Frontier

Proceed Magazine 2018 Spring号が販売開始です!今号の特集は「Frontier」。YAMAHA ViReal、SONY C-100、MPEG-Hなど、音響・映像制作の分野でフロンティアを開拓するテクノロジーを紹介。その他、気鋭アーティストのインタビュー、最新の導入事例、デジタルマイクやVR音響のノウハウ、注目プロダクトの紹介、さらに、NHK技術交流会レポートほか各種イベントレポートなど、充実の内容でお届けします! ◎Proceed Magazine最新号 販売開始!! ◎特集:Frontier 1961年、アメリカ・フロンティアの象徴であるアポロ計画のスタートは、まさに東京オリンピックの3年前の出来事でした。2020年東京オリンピック・パラリンピックを前に、偶然にも世界はかつてのフロンティアと思われていた境界をさらに膨張させ、また再び新天地開拓の時代に突入したのではと感じています。そんな今、日常的な喧噪から新天地へ心を解き放つ体験は、音と映像を創造する私達の仕事にとって求められる成果であるように思われます。   日々の生活の中ではApple Home Podなどテクノロジーとのコミュニケーションを一変させるプロダクトや、自動運転、リニアモーターカーなど人々のモビリティを大きく飛躍させるもの、そして、クラウドAIによる複雑で多様な事象への解決など、これまで私たちが経験していない新天地が次々と実現され、新たなフロンティアにリーチしようとしています。それは音響・映像制作の世界でも同様で、YAMAHA ViRealが挑む4π空間への音響拡張、従来機材においては2Wayという新たなアプローチで広帯域を手に入れたSony C-100、さらにはコンテンツレベルでユーザー体験を未知の領域へと誘う次世代規格MPEG-Hなど、まだ見ぬフロンティアを目指した開発が現実のものとなり始めています。   「未来」と呼べないほどのわずか先で私たちを待ち受けている未開の地、今号ではその先に広がる地平線を目指しフロンティアを開拓する多彩なプロダクトに注目します。さあ、未来を切り拓くテクノロジーと、受け入れる新たな感覚の世界へ! Proceed Magazine 2018 Spring 全144ページ 定価:500円(本体価格463円) 発行:株式会社メディア・インテグレーション ◎SAMPLE   ◎Contents   ★ People of Sound TREKKIE TRAX   ★ 特集 Frontier ヤマハ ViReal / ゼロから飛び込む VR 音響世界 / Fraunhofer MPEG-H / NAB Show Visual Tour   ★ ROCK ON PRO 導入事例 株式会社 CAPCON / 株式会社 タノシナル   ★ Histry of Technology ソニー・太陽株式会社   ★ ROCK ON PRO Technology NHK 技術交流会 Report / Avid NEXIS   ★ REAL SOUND Project デジタル・マイクロフォン PART-2 / 解説 VR!! 深く知る Ambisonics の世界   ★ Build Up Your Studio パーソナル・スタジオ設計の音響学 その17 中音域の世界へ:前編(臨海距離を飼いならす)   ★ Rock oN Sound Trip 2018 Spectrasonics   ★ Power of Music Exponential Audio / Black Corporation   ★ Product Inside Apogee / 飛澤正人のリマイク一刀両断・セミナーレポート / iZotope Spire / Yamaha MMP-1   ★ BrandNew Avid / Universal Audio / Native Instruments / GENELEC / Yamaha / Grace Design / Arturia / Roland / Focal / Spitfire / AudioGaming / HEAD RUSH   ★ FUN FUN FUN GHOST IN MPC / アメリカンミュージックの神髄   ◎↓Proceed Magazineバックナンバーも販売中↓ Proceed Magazine 2016-2017 Proceed Magazine 2016 Summer
Sales
2018/06/01

ROCK ON PRO オリジナルバンドル!! Pro Tools Ultimate + iZotope Software

名称も新たにリブランディングされたPro Tools、そのフラッグシップとなる「Pro Tools Ultimate」にiZotopeの各ソフトを織り込んだROCK ON PROオリジナルバンドルです。Dolby Atmos、Ambisonicsといった3Dサウンドへの対応など新たな世界への拡がりはもちろんですが、何といってもプロフェッショナルとのやりとりでスタンダードとなるPro Tools Ultimateを導入しておくというメリットは見逃せません。   今回はそこにiZotopeの「Neutron 2 Advanced(税込¥55,080相当)」「Ozone8 Advanced(税込¥55,080相当)」「RX6 Standard(税込¥45,360相当)」のいずれか1点をバンドル、プライスはPro Tools Ultimateライセンス価格の据え置きでご案内します。VR、サラウンドといった3Dサウンドへの対応を取りたい方、Pro Toolsからのアップグレードで制作環境を整えたい方、さらにiZotopeでミックス、マスタリング、リペアどのポイントを充実させるのか、ご相談お問い合わせは下記リンクまたは03-3477-1776 / ROCK ON PRO 渋谷:佐々木、清水・06-6131-3078 / 梅田:中川までご連絡ください。 >ROCK ON PRO オリジナルバンドル 1)Pro Tools Ultimate + iZotope Neutron 2 Advanced / Value ¥55,080 !! 新規永続版ライセンス:¥318,600(本体価格:¥295,000) Pro Toolsからのトレードアップ(永続版ライセンス):¥241,920(本体価格:¥224,000)   2)Pro Tools Ultimate + iZotope Ozone8 Advanced / Value ¥55,080 !! 新規永続版ライセンス:¥318,600(本体価格:¥295,000) Pro Toolsからのトレードアップ(永続版ライセンス):¥241,920(本体価格:¥224,000)   3)Pro Tools Ultimate + iZotope RX6 Standard / Value ¥45,360 !! 新規永続版ライセンス:¥318,600(本体価格:¥295,000) Pro Toolsからのトレードアップ(永続版ライセンス):¥241,920(本体価格:¥224,000)   *本バンドルのお問い合わせは03-3477-1776 / ROCK ON PRO 渋谷:佐々木、清水・06-6131-3078 / 梅田:中川までご連絡ください。 ●AVID ・Pro Tools 各ライセンス機能比較   ●iZotope ・Neutron 2 Advanced ・Ozone8 Advanced ・RX6 Standard ◎Pro Tools HDXカードも含めてご検討の方はコチラ!!
Support
2018/05/24

Avid Support Information~Media Composer Mac版でのSentinelドライバのインストールについて

ドングルライセンスを使用する Media Composer Mac 版をご使用のユーザー様を対象としたサポート情報がAvidより届きました。Media Composer 2018.4 以降からは、MacOS High Sierraの新しいセキュリティ機能に対応するために、ドングルの Sentinel ドライバが自動でインストールされません。そのため、Media Composerをインストールした後に、Sentinelドライバを手動でインストールする必要があります。 ◎Sentinelドライバの手動インストール方法 1. Finder > アプリケーション > ユーティリティ > Avid Utilities > Sentinel Driver を開きます。 2. SentinelSystemDriver.pkg を右クリックして「開く」を選びます。  /Applications/Utilities/Avid Utilities/Sentinel Driver/SentinelSystemDriver.pkg 3. システムによって機能拡張がブロックされた場合はセキュリティを「許可」します。  システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > 一般 を開きます。 ※ ドングルを使用しなくなった場合 Terminal.appで「UninstallSSD.sh」を実行すると、システムからドライバが削除されます。 ※ 捕捉:Media Composer 8.9.4 以降、Nitris DX / Mojo DX 用のドライバも自動インストールされなくなっています。 その他、Avid、Pro Tools関連情報も合わせてご覧ください
Media
2018/05/23

株式会社カプコン様 / Dynamic Mixing Room-[B] / [W]

日本を代表するゲーム会社カプコン。前号でもリニューアルしたDynamic Mixing Stageをご紹介したが、それに続いて新たにDynamic Mixing Room-[B]とDynamic Mixing Room-[W]が作られた。VR、イマーシブといった言葉が先行しているゲーム業界におけるオーディオのミキシングだが、それらのコンテンツを制作する現場はアプローチの手法からして大きな変革の中にある。ゲームではカットシーン(ユーザーが操作をせずに動画が再生され、ストーリを展開する部分)と呼ばれるMovieとして作られたパートが次々と減少し、昨年リリースの同社『バイオハザード7 レジデント イービル』では遂にカットシーンが全くないというところにまでたどり着いている。こういった背景もあり、しっかりとした音環境でDynamic Mixingを行える環境というものが切望されていた。その回答が前回ご紹介したDynamic Mixing Stageであり、今回のDynamic Mixing Roomとなる。 ◎求められていたDynamic Mixing「Room」 昨年のDynamic Mixing Stageは各素材の最終確認、そして最後の仕上げという部分を重点的に担っているが、その途中の生成物であるオーディオデータが全てファイナルのミックス時点でオブジェクトに埋め込まれ、プログラムされていくわけではない。しかし、オーディオデータをプログラムに埋め込み、他のサウンドとの兼ね合いを確認しながら作業を行う必要が日に日に大きくなっているのが現状だ。カプコンでは各スタッフに専用のパーテーションで区切られたブースが与えられ、5.1chでの視聴環境が用意されている。ただし、あくまでも仮設の環境であり、スタジオと比べてしまえば音環境としてお世辞にも良いと言えるものではない。ほかにもPro Toolsが常設された防音室が用意され、そこへシステムを持ち込み確認作業が行えるようになっていたが、常設のシステムに対して持ち込みのシステムを繋ぎ込む必要があるため、それなりのエンジニアリング・スキルが要求される環境であった。この環境改善を図ったのが今回の目的の第一点となる。   もちろん、ここにはサウンドクオリティーへの要求も多分に含まれる。海外のゲーム会社を視察した際に、クリエイター各自が作業スペースとしてスタジオクラスの視聴環境で作業しているのを目の当たりにした。これが、世界中のユーザーに対してゲーム開発をおこなうカプコンとして、同じクオリティーを確保するための重要な要素と感じた。各クリエイターが、どれだけしっかりとした環境でサウンドクオリティーを確認することが出来るのか。これこそが、各サウンドパーツレベルのクオリティーの差となり、最終的な仕上がりに影響をしているのではないか、ということだ。これを改善するため、自席のシステムそのままにサウンドの確認を行うことのできるDynamic Mixing Roomへとつながっている。   さらにもう一つ、VRなど技術の発展により、3Dサラウンド環境での確認が必要なタイトルが増えてきたというのも新設の大きな要因。昨年、Xbox OneがDolby Atmosに対応したことなどもその一因となったそうだ。今回はスピーカーの増設だけでその対応を行うということではなく、やるのであればしっかりとした環境自体を構築する、という判断を後押しするポイントになったという。   そして、Dynamic Mixingにおいてサウンドを確認するためには、DAWからの出力を聴くのではなくゲーム開発機からの出力を聴く必要がある。ゲームエンジンが実際に動き、そこにオーディオデータがプログラムとして実装された状況下でどの様に聴こえるのか、プログラムのパラメーターは正しかったか?他のサウンドとのかぶりは?多方面から確認を行う必要があるからだ。そうなると、自分の作っているゲームの開発機を設置して、繋ぎ込んで音を聴くというかなりの労力を要する作業を強いられてしまう。 すでに開発中のデータ自体はネットワーク化されておりサーバー上から動くが、端末はそのスペックにあった環境でなければ正確に再現されない。今回のDynamic Mixing Roomはそういった労力を極力減らすために設計された部屋ということになる。そのコンセプトは利便性とスピード感。この二つに集約されるということだ。 ◎部屋と一体になった音響設計 実はこの部屋にはDAWが存在しない、2つの鏡写しに作られた黒い部屋と白い部屋。その間の通路に置かれたラックに開発PCを設置して作業が行えるようになっている。接続された開発PCはHDMIマトリクススイッチャーを経由してそれぞれの部屋へと接続される。開発PCの音声出力はHDMIのため、部屋ではまずAV ampに接続されデコード、モニターコントローラーの役割として導入されたRME UFX+を経由してスピーカーを鳴らす。なぜRME UFX+がモニターコントローラーとして採用されているかは後ほど詳しく説明するとして、まずはサウンドに対してのこだわりから話を始めたい。   この環境を作るにあたりリファレンスとしたのはDynamic Mixing Stage。こちらと今回のDynamic Mixing Roomでサウンドの共通性を持たせ、迷いのない一貫した作業を実現したいというのが一つの大きなコンセプト。全てのスピーカーは音響設計を行なったSONAのカスタムメイドでバッフルマウントとなっている。サラウンド側、そして天井に至るまで全てのスピーカーがバッフルマウントという部屋と一体になった音響設計が行われている。このスピーカーは全てバイアンプ駆動され、そのマネージメントを行うプロセッサーはminiDSPが採用されている。miniDSPはFIRフィルターを搭載し、位相問題のないクリアなコントロールを実現している。しっかりとした音響設計がなされたこのDynamic Mixing RoomはDynamic Mixing Stageと高いサウンドの互換性を確保できたということだ。今後はDynamic Mixing Stageで行われているダイヤログの整音と並行してDynamic Mixing Roomで実装された状態での視聴を行う、といった作業も実現できる環境になっているということ。もちろん、同じクオリティーでサウンドを確認できているので、齟齬も少なく済む。まさに「スピード感」というコンセプトが実現されていると言える。 ◎RME Total Mixで実現した柔軟なモニターセクション それでは、次にRME UFX+の部分に移っていきたい。UFX+の持つTotal Mixを使ったモニター機能は非常に強力。複数のマルチチャンネルソースを自由にルーティングすることが出来る。これまで自席で仕込んだサウンドをしっかりした環境で聴こうと思うと、前述のように自席のPC自体を移動させて仮設する必要があった。この作業をなくすために、DiGiGridのネットワークが構築されている。それぞれのPCからの音声出力はDiGiGridのネットワークに流れ、それがDynamic Mixing RoomのUFX+へと接続。もちろんDiGiGridのままでは接続できないため、DiGiGrid MGO(DiGiGrid - Optical MADI Convertor)を介しMADIとして接続されている。   開発PCからのHDMIはAV ampでデコードしてアナログで接続され、各スタッフの自席PCからはDiGiGirdネットワークを介して接続、ということになる。これらの入力ソースはRME Total Mix上でモニターソースとしてアサインされ、ARC USBによりフィジカルにコントロールされる。このフィジカルコントローラーの存在も大きな決め手だったということだ。そもそも複数の7.1.4サラウンドを切り替えようと思うと具体的な製品がなかなか存在しない。フィジカルコントロールも必要となるとAVID S6 + MTRX、TAC System VMC-102 + MTRXといった大規模なシステムになってしまうのが実情。リリース予定の製品にまで目をやったとしてもGrace Design m908がかろうじて実現出来るかどうかというレベルとなる。その様な中でUFX+とARC USBの組合せは過不足のない機能をしっかりと提供することが出来ており、フィジカルなコントローラーを手に入れたことで使い勝手の高いシステムへと変貌している。実は、Total MixのモニターコントロールはRock oN渋谷店頭でスピーカー試聴の切替にも使用されている。こちらも試聴中に数多くの機器をスムーズに切り替える必要があるのだが、その柔軟性が遺憾なく発揮されている実例でもある。 ◎利便性とスピード感を具現化 このDynamic Mixing Roomは3Fに位置しており、先行してDiGiGridのネットワークが構築されたコンポーザーの作業場は14Fとかなり距離が離れていたが、その距離も既存のネットワーク回線を活用することで簡単に連携が実現ができた。ここはネットワークが会社中に張り巡らされているゲーム会社ならではの導入障壁の低さかもしれないが、追加で回線を入れるとしてもネットワーク線の増設工事であれば、と考えてしまうところでもある。ちなみに自席PCはDynamic Mixing Roomから画面共有でリモートしている。画面共有サービスもブラッシュアップされておりレスポンスの良い作業が実現したこともこのシステム導入の後押しになったということだ。   今後は、コンポーザーだけではなくSEスタッフの自席も活用しようと検討しているということだ。全社で70名近いというサウンドスタッフすべてのPCがDiGiGrid Networkを介してつながる、まさに未来的な制作環境が実現していると言えるのではないだろうか。自席PCでサウンドを仕込みながら、持ち込んだ開発PCに実装し、その場で確認を行う。理想としていた制作環境に近づいたということだ。また、開発PCを複数置けるだけのスペースも確保したので、タイトルの開発終了まで設置したままにできる、ということも大きい。HDMI出力と操作画面用のDVI、そして操作用のUSB、これらの繋ぎ変えだけで済むということは、これまで行なっていたPCごと移動するスタイルからの大きな進化。利便性とスピード感。このコンセプトに特化した環境が構築されたと言えるのではないだろうか。   また、Dynamic Mixing Roomには常設のMouseもKeyboardも無い。自席と同じ様な作業環境を簡単に構築できるという考え方のもと、機材の持ち込みは自由にされているということだ。共有の設備にも関わらず、PCもなければMouseもKeyboradもない。少し前では考えられなかったような設備が完成した。言わば「何も置かない」というミニマルさが、ゲームの開発という環境に特化して利便性とスピード感を追求した結果。これは、ゲーム制作だけではなくシェア・ワークフローそのものを考える上で大きな転換点に来ているということを実感する。 すでにITでは数年前からSaaS(Software as a Service)という形態が進化を続けている。手元にあるPCはあくまでも端末として、実際の処理はクラウドサービスとして動作をしているシステム。映像の業界はすでにSaaS、クラウドといったイントラネットから飛び出したインターネット上でのサービスの活用が始まっている。今後は、サウンドの業界もこの様な進化を遂げていくのではないか、そのきっかけとなるのが今回のカプコン Dynamic Mixing Roomの実例なのではないかと感じている。 (手前)株式会社カプコン サウンドプロダクション室 室長 岸 智也 氏 / (奥左)同室 コンポーザー 堀 諭史 氏 / (奥右)同室 オーディオ・ディレクター 鉢迫 渉 氏     *ProceedMagazine2018Spring号より転載
Post
2018/05/23

株式会社タノシナル様 / 多様なスペースが連携するタノシナルな空間

2012年創業のタノシナル。その社名「タノシナル」は関西弁で「楽しくなる」という意味。TV局など制作の第一線で働いていたスタッフが起業した会社だ。「世界にタノシナルことを発信し続ける」という企業理念を掲げ、近年大きな飛躍を遂げている。そのタノシナルが「生きた時間と空間を可視化する」というコンセプトのもとに昨年オープンしたのが、新オフィスとカフェやショップなどが併設された複合施設「CASICA」。ROCK ON PROではこちらに新設されたMAスタジオのお手伝いをさせてもらったのだが、ここからどんな「タノシナルこと」を生み出そうとしているのか?興味深い新たな業態について様々な角度から伺った。 ◎多様なスペースを持つCASICA 現在、タノシナルはコンテンツ制作とイベント制作を主に手掛けるかたわら、同じ建物内でCASICAの運営も行っている。映像やWebなどの制作は、受け手との距離感を縮めることが難しい。そこで、「実際に行かないと体験出来ない空間」を作りたかったというのだ。新木場という立地に材木倉庫をリノベートした空間として誕生した「CASICA」、その存在は何を可視化しているのだろうか?まずは1階部分を見ていきたい。   「生きた時間と空間を可視化する」そのコンセプトに基づいたショップには、古いものと新しいものが区別なく並んでいる。古いものの良さを押しつけるわけでもなく、新しいものの魅力を伝えるだけでもない。それを見た人の感性に委ねる、そんな空気が感じられる。材木倉庫を改造したショップには天井高のある空間を活かして商品が並べられている。やはり高さのある空間というのは、平面では語りきれない広がりをもたらしていると感じる。   「CIRCUS」の鈴木善雄氏のディレクションによるこの空間に入ると、難しく考えるのではなく「何でも良いんだな」とホッとする感情が湧いてくる。カフェのメニューは、身体からの声に耳を傾け、薬膳やアーユルヴェーダの考えをベースに、食や飲み物を通して身体の求めることを可視化。心身の調和を日常から整え、朗らかで心地よい毎日が送れる「食」、をテーマにしている。   そしてショップに設けられたギャラリースペースだが、元々材木倉庫だった建物ということもあり、吹き抜けの空間(木材の昇降用クレーンがあった場所)を利用し、間口は狭いけれど中に入ると天井高13メートルという異空間を演出。取材で伺った際は多治見の焼き物が飾られていたのだが、オープン当初は古いトランクケースの塔(!)がそびえていたとのこと。現在はCASICAで企画をしていろいろと展示を行っているが、今後は個展などの開催も視野に入れているとのことだ。   さらにCASICAの1Fには木工所までもがある。空間デザインを行なった鈴木善雄氏が代表を務める「焚火工藝集団」の職人たちを中心に、シェアオフィス的に活用をしているということだ。古道具・古家具のリペアであったり、新しいものづくりであったり、ここでも新しい、古いにとらわれない制作が行われている。 ◎タノシナルな情報発信 2階には、タノシナルのオフィスがある。冒頭にも記したようにタノシナルは、TV番組の制作に関わっていたスタッフが起業した会社。番組制作も行いつつ、さらにそのノウハウを生かした企業向け映像制作、イベントの制作も行ってきた。その中でも、大成功を納めたのが「品川やきいもテラス」と銘打ったイベント。品川シーズンテラスに全国各地の焼き芋を集め、焼き方、芋の種類それぞれにこだわった数々の焼き芋を楽しめるイベントとして開催された。都心で焼き芋のイベントをやってもそれほど人は集まらないと考えていたが、なんと1週間で3万人が来場!!「真冬に屋外で焼き芋食べたら美味しいよね〜」そんなアイデアに共感して集まったのが3万人と考えると、焼き芋のパワーを感じずにはいられない。写真を見ても来場者の笑顔がはじけているのが分かる。寒空の下で熱々のこだわりの焼き芋を食べる、いつの時代になっても変わらない普遍的な暖かい幸せがそこにはある。ちなみに2018年の第2回は4万3千人が集まったそうだ。   この様に「タノシナル」はやきいもテラスのように楽しさを持ったカルチャーを発信するのが非常に得意。情報の発信力というか、やはりTVに関わるスタッフの見せ方のうまさ、展開力、行動力、そういったバックグラウンドが非常に生きていると感じる。イベント制作を行い、それをWebなどで自己発信を行う。そういった一連の活動が、高いクオリティーとスピード感を持って行われているということだろう。 ◎MA/撮影スタジオ新設、ワンストップ制作を実現 もちろん現在もTVの番組制作を請け負っていて、企画、制作、編集を行っている。これまで、MAだけは外部のポストプロダクションを利用していたのだが、「CASICA」への移転にともない完全に社内ワンストップでの制作を行いたい、ということになり、MAスタジオ、そして撮影スタジオがCASICA内に新設されることになる。MAスタジオを作るという意見は社内ではすぐにOKが出て具体的にスタートを切った。しかし、編集のノウハウは十分にあったが、MAは外注作業であったため、そのノウハウは社内にはない。そこでROCK ON PROとの共同作業の中から過不足の無いシステムアップを行なったというのが当初の経緯。なお、MA新設となったきっかけの一つとしては、近年MA作業を行うための機器の価格が安くなったことが大きいという。年間で外注として支払うMA作業費は、自社でスタジオを持てば2年程度でリクープできるのではないか、というチャレンジも込められているとのことだ。   また、MA室を作る上で音の環境にはこだわった。港、そして倉庫が多いこの地域、近くの幹線道路では24時間ひっきりなしに大型トラックが行き交う。リノベート前の建物の壁はコンクリートパネル一枚、天井も同様にコンクリートパネル一枚。倉庫という最低限の雨露がしのげることを目的とした建物であり、お世辞にも、壁が厚く、躯体構造がしっかりしている、というわけではなかった。今回の新設では、そこに浮床・浮天井構造でしっかりと遮音を行い、またMA室自体の位置も建物の中央に近い場所に設定して外部からの音の飛び込みを遮断している。   もう一つ音に関する大切なポイントは、他のMA室と遜色のないモニタリング環境を整えるということ。やはり、他のMA室での作業に慣れているスタッフから、サウンドのクオリティーにがっかりしないように音質を保ちたい、との声が上がった。そこで、モニターコントローラーにはGrace Designのm905、モニタースピーカーにはADAM S3V とFocal Solo6 Be という組合せ。DAW はPro Tools HDXを中心としたシステムであるが、その出力段はこだわりを持ったシステムとしてサウンドクオリティーを高めている。限られた予算を要所へ重点的に投入することで、最も大切なクオリティーを手に入れたお手本のような環境ではないだろうか。   社内制作のMA作業はもちろんだが、外部のお客様からのMA作業受注や、スタジオ貸出も行っている。外部エンジニアの方にも違和感なく作業を行なっていただけているということだ。やはり音への対処をしっかりと行ったことで、サウンド面でも使いやすいスタジオになっている、ということだろう。サウンド以外でも評価されているポイントが、併設されたCASICAカフェで美味しい食事を冷めることなく楽しむことができる、ということ。やはり、カフェ併設となっている点は、このスタジオにとって非常に大きなアピールポイントであり、長時間の作業が当たり前だからこそ、そのホスピタリティーは心に沁み入る。同じフロアの撮影スタジオは、キッチンスタジオを備えた白壁の空間。撮影がない時間には会議室としても活用するなど、多用途なスペースである。こちらも外部に貸出をしているということなので、興味のある方は問い合わせてみてはいかがだろうか?   今回は機材のみではなく、そのスペースや業態をどう活かして音響制作と連携しているのかという事例を追ったが、そこには垣根のないクリエイティブが存在していたと言えるのかもしれない。日々「タノシナル」なことを生み出しているという同社では、毎月全体での会議が行われ社員からのアイデアを集めているそうだ。そのアイデアも会議で賛同を得られると、早い場合では1ヶ月程度で形になるという。このスピード感が次々と業務を加速させ、2012年に6人で立ち上げたタノシナルはすでに40名以上のスタッフ規模になっている。TV番組・イベントなどの制作をしているスタッフ、そしてスタジオのエンジニア、ショップスタッフ、カフェスタッフ、そういった様々なスタッフが一緒になって「タノシナル」ことを考える。企画とその成長が非常に良い循環となり、シナジーを生み成長している、そんな空気が感じられる取材となった。
NEWS
2018/05/22

ポータブル4KビデオI/O Artist | DNxIV 期間限定プロモーション開催中!

コンパクトな筐体でありながら、4つの SDIポートを搭載し、8 チャンネルのサラウンド・サウンド・モニタリングへの対応も予定されているArtist | DNxIV。業務にポータブルな 4K ソリューションを提供し、小規模ビデオ編集、ポストプロダクション、ニュース環境に最適の構成となっている本製品を対象とした期間限定プロモーションが開催中です!Avid Media Composerと同時導入はもちろん、コンパクトなビデオI/Oをお探しの方はぜひこの機会をご利用ください!
Sales
2018/05/22

ポストプロダクション業務を加速する!Avid NEXIS PRO ¥110,000 OFFキャンペーン実施中!!

Avidの提供するストレージソリューション Avid NEXIS。その中でもオーディオ・ポストプロダクション向けモデルであるNEXIS PROとギガビットスイッチャーのバンドルを対象とした、期間限定でプロモーションが開始されました!ついに複数台のPro Tools | Ultimateからの同時接続を実現したNEXIS シリーズ。共有ストレージとして使用することで、ファイルをコピーするために必要だった時間を省略することができ、ワークフローを大きく加速することが可能となります。ファイルベース・ワークフロー導入をご検討のスタジオ様は、ぜひこの機会をご利用ください! <キャンペーン概要> * 品名:Avid NEXIS PRO 40TB with Dell N2024 and 3m direct attach cable * 本製品はAvid NEXIS PRO 40TBモデルとDell N2024 ネットワークスイッチング・ハブのバンドル製品となります。 * 通常価格¥1,782,000  →プロモーション価格¥1,663,200(本体価格¥1,540,000)¥118,800 OFF !! * 期限:2018年6月15日までのご発注が対象です。
Event
2018/05/11

ROCK ON PRO NEWS!! After NAB Tokyoへ出展します!!

5/23(水),5/24(木)の両日、東京・秋葉原UDXで開催されるAfter NAB 2018に出展いたします!! 今回はポストプロダクションの音声ワークフローにフォーカスをあて、AVID Pro Toolsを中心としたシステムを便利かつ効率的に運用するソリューション「Video Slave 3 Pro」を出展。最新版のPro Tools Ultimate、Audio InterfaceであるAVID MTRX上で実際にその動作をご覧いただきます。併せて、効果音を効率的に生成することが出来る画期的なプラグイン・アプリケーションAudioGaming社の「LE SOUND」シリーズも展示。会場ではVR関連の制作手法、Dolby Atmosの制作環境など最新の音響フォーマットなど、音声に関するご相談、お問い合わせをお待ちしております。イベント詳細は下記After NABホームページよりご確認ください、皆様のご来場を心よりお待ちしております!! ■After NAB Tokyo開催概要 期日:2018年5月23日(水)・24日(木) 10:00-18:00 場所:東京・秋葉原「UDX」 展示フロア:2階「AKIBA_SQUARE」 プレゼンテーション:4階「UDX THEATER」「UDX Gallery Next 2」 主催:NAB日本代表事務所(映像新聞社) 一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会 後援:National Association of Broadcasters(全米放送事業者協会) 入場:無料(登録制)   ■申込先・お問い合わせ 一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル TEL: 03-6212-5231 FAX:03-6212-5225 >>事前登録はこちらから 
Support
2018/04/25

Pro Toolsをご使用の方はmacOS 10.13.4 へのアップデートをお控えください!! 〜Pro Tools Information

Avidより、macOS 10.13 High Sierraに関する重要な注意のお知らせがありました。システムのパフォーマンスに大きく関わる重大な内容ですので、ぜひ下記をご確認ください。 macOS High Sierra バージョン10.13.4へのアップデートはお控えください! AvidでのmacOS10.13.4事前テストにて、CPUパフォーマンスにおける重大な問題が確認されましたとのことです。Avidはこの問題の解決方法について、Apple社へ直接確認中です。正式サポートのアナウンスがされるまでmacOS 10.13.4へのアップデートはしない事をお勧めします。   ご使用中のPro Toolsバージョンと互換性のあるシステムについては、下記リンク先をご参照ください。 Pro Tools 2018 システム要件   * Avidでは次のバージョンでの修正を目指し作業中ですが、前提条件としてmacOS側の修正・アップデートが必要となります。 HDハードウェア (HDX/HD Native) が macOS High Sierra 10.13で認識されない場合の対処方法 macOS 10.13が搭載された最新のMacモデルにて、Thunderbolt 2シャーシ (HDX/HD Native PCIe)、HD Native Thunderbolt, EuControl機器(Artistシリーズなど)が認識されないケースが報告されています。下記リンク先の記事に記載の対処にて問題解決される場合がありますので、このような症状でお困りの場合は、ぜひ一度お試しください。   HDハードウェア (HDX/HD Native) が macOS High Sierra 10.13で認識されない場合の対処方法   * iMacProでEuControl機器が認識されない場合、USB-Ethernetアダプターの使用で解決したケースもございます。  
Event
2018/04/12

NABSHOW 2018 最新レポートセミナー開催!

世界最大規模の放送機器展であり、今もまさに会期中のNABSHOW2018。現地でその空気を感じてきたROCK ON PROスタッフが、帰国後にその模様を徹底レポート!4月でもTシャツ姿の人々が目立つ砂漠の町、Las Vegasでどの様な発表が行われたのでしょうか!?Audioでは、Avid S6Lのラインナップ拡張、BlackmagicからはFairlight consoleが登場、CarlecはRadio Console type-R、Broadcast console Lawo MC56を発表など、錚々たる新製品が登場しました!映像関連、サーバー関連など、すでに弊社WEBレポート記事のあるものから、記事には書き切れなかったものまで、NAB 2018をたっぷりとご案内させていただきます!!もちろん、最先端のワークフロー、VR/AR関連、VoIP、SMPTE ST-2110など、世界の技術動向もお伝えいたします! ◎こんな方にオススメ ・業務用機器についての情報をアップデートしたい方 ・最新の技術情報についての知識を深めたい方 ・使用している機器の更新をご検討の方 ・業界のトレンドや今後の方向性について知りたい方 ・世界最大規模の放送機器展の様子を感じたい方 ◎開催要項 場所:ROCK ON PROセミナールーム    東京都渋谷区神南1-4-8神南渡辺ビル2F 日時:2018年4月26日(木)    16:45 開場    17:00 セミナー開始    18:00 Q&A、終了 定員:30名 参加費:無料 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 講師:前田 洋介(ROCK ON PRO)、丹治 信子(ROCK ON PRO) 会場は下記Rock oN Shibuya店の向かいのビル 2Fとなります。 ◎合わせてチェック!NABショウ2018現地レポート公開中!! Rock oN Companyウェブサイトでは、ROCK ON PRO 洋介&丹治による現地レポートを随時アップ中です。レポートにお越しの前に、今年のトピックをチェック!気になるポイントは、ぜひセミナー当時に洋介&丹治までぶつけてください!! >>NAB2018現地からのリアルタイム・レポート記事はこちらから
Support
2018/04/09

Pro Tools 2018.4 リリース + Avid クリエイティブ・ツールが名称変更!〜Pro Tools Information

ラスべガスで開催中のNAB 2018にて、AvidよりPro Tools 2018.4のリリースが発表されました。それに伴い「Pro Tools」「Sebelius」「Media Composer」のラインナップが変更(リブランディング)され、それぞれ、スタンダード版に加え、無償版である「First」、上位モデルである「Ultimate」というラインナップとなりました。Pro Toolsに限って言えば、これまで「HD」と呼ばれていたライセンスが「Ultimate」という名称に変更されたことになります。Pro Tools 2018.4では新機能の追加はないようですが、数多くのバグフィッックスが施されています。詳細は下記リンク先(Avidブログ日本語版)をご覧ください。 ◎Pro Tools / Sibelius / Media Composer NAB 2018発表内容まとめ >>http://www.avidblogs.com/ja/avid-creative-tools-nab/   ◎Pro Tools 2018 新機能情報リスト >>http://www.avid.com/pro-tools-ultimate/whats-new   ◎Pro Tools 2018.4 リリース・インフォ(Avid ナレッジベース / 日本語) システム要件・互換性についての情報が掲載されています。 >>http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Download?id=kA25A000000k9fF&lang=ja   ◎Pro Tools | Ultimate FAQ(Avid ナレッジベース / 日本語) >>http://avid.force.com/pkb/KB_Render_FAQ?id=kA05A00000158bd&lang=ja   ◎Pro Tools 2018.4 リリース・ノート(Avid ナレッジベース / 英語) 今回行われたバグフィックスの詳細が掲載されています。 >>http://avid.force.com/pkb/articles/readme/Pro-Tools-2018-4-Release-Notes   ◎Pro Tools 関連ドキュメント(Avid ナレッジベース / 英語) 各種ガイド、リード・ミー、ショートカット一覧などのドキュメントがDL出来ます。 >>http://avid.force.com/pkb/articles/user_guide/Pro-Tools-Documentation Pro Toolsはどう変わる!? 今回の名称変更に伴って、いったい何が変わるのか!?変わらないのか!? 以下にまとめましたのでご参照ください。 ◎ソフトウェアの名称が「HD」から「Ultimate」へ これまで「Pro Tools | HD」という名称であったソフトウェア・ライセンスの名称が「Pro Tools | Ultimate」へ変更となります。 Pro Tools | HD 2018.3以前をお使いのユーザー様は新規購入等の必要はなく、これまで通りお使いいただけます。 ◎Pro Tools | UltimateにMachine Controlが含まれるように Pro Tools | Ultimateには、これまで別途購入が必要であったMachine Controlが付属するようになります。Pro Tools | Ultimateを新規購入・年間プラン更新・年間プラン再加入のいずれかを行うことで機能が有効になります。Pro Tools | Ultimateの基本機能の中に組み込まれる形になるため、今後はiLokライセンス上には「Machine Control」の名称は表示されなくなります。 ◎Pro Tools | UltimateにAvid Complete Plug-in Bundleが付属 Pro Tools | Ultimateに75種類以上のプラグインをバンドルしたAvid Complete Plug-in Bundleが付属するようになりました。これはPro Tools | Ultimateのすべての新規購入・年間プラン更新・年間プラン再加入に付属します。それに伴い、これまで「特典プラグイン」と呼ばれていたライセンスは漸次廃止されます。 ◎ハードウェア、I/Oの名称は変更なし HDX・HD Nativeハードウェア、HD I/Oシリーズの名称には変更がありません。 ◎ファイル・フォーマット / 互換性は従来通り Pro Toolsが作成するファイルは従来通り「.ptx ファイル」となり、Pro Tools 10.x 以降のバージョンと互換性が保持されます。 ◎パッケージが一新 今回のリブランディングに伴い、Pro Tools・Sibelius・Media Composerの外装パッケージが変更されました。これらは徐々に旧パッケージから新パッケージへ移行していく予定となっています。 Pro Toolsに限って言えば、今回の変更によって大きく変更されるのは、従来の「Pro Tools | HD」が「Pro Tools | Ultimate」という名称に変わること、さらに「Ultimate」にはオプション機能が追加され、より付加価値の高い製品になる、という点と言えると思います。   年間プラン期間中のユーザーであれば最新のPro Tools 2018.4を使用可能! 年間プランが有効期間中のユーザー様は、すでにマスターアカウントからPro Tools 2018.4をダウンロードしてご使用いただくことが可能です。「年間プランってなんだっけ!?」「有効期間の確認方法は?」「有効期間が切れていた!!」という方はこちらの記事をご覧ください!ROCK ON PROがみなさまを快適なPro Tools環境へご案内します!!
Support
2018/04/06

iLok CloudでPro Toolsを使おう!〜How to use Pro Tools with iLok Cloud

遂にスタートしたiLok Cloud!!物理的なiLok無しでPro Toolsが起動します。これまでiLokに入っていたライセンスをilok License ManagerでCloudへ上げることでインターネット接続環境下でPro Toolsが起動可能となります。この機能AES 2017でも非常に話題になりましたが、実際にiLok無しで起動しているところを目の当たりにすると非常に新鮮。カバンからiLokを取り出し…と言った手順がないだけでもモバイル環境下での作業を行っている方には無くてはならない機能になるのではないでしょうか。 iLokクラウドでPro Toolsを起動するには!? 2018年のPro Tools2018リリースを機に、Pro Tools及び全てのAvidオーディオ・プラグインは、iLokクラウド・キーに対応しました。これにより、iLok物理キーを使用することなくPro Tools 2018を動作させることが可能となり、それにより空いたUSBポートをMIDIキーボードやオーディオ・インターフェイスに使用することが可能となります。これまで通りiLokキーで動作させることも引き続き可能ですが、ひとつのライセンスを複数の場所で使用するような場合にiLokドングルを持ち運ぶ必要がなくなり、「iLokを忘れた!」「途中で失くしてしまった!!」というトラブルを回避することもできます。   しかし、こうした基盤システムの変更は業務で使用されているユーザー様には不安要素であることも事実。そこで、ROCK ON PROがiLok CloudでPro Toolsを起動する方法を解説いたします!新しい認証システムがどのような動きをするのか!?注意点も含め、画像付きでお届けいたします! POINTS! ・あらかじめiLok License Managerで操作をしなくても、Pro Toolsを起動すれば自動的にクラウドにアクティベーションされる! ・Pro Toolsが閉じていれば、別のコンピューターでPro Toolsを起動することも可能! ・常時インターネット接続がないとiLokクラウドのアクティベーションは有効にならない! ライセンスの入ったiLokを挿さずにPro Toolsを起動すると、Activationを促す画面が現れますので「Activate」をクリックします。 iLokアカウントへのログインを促されますので、UserIDとパスワードを入力して「Next」をクリックします。 すると、Availableにあるライセンスが自動的にクラウドセッションにアクティベートされ、Pro Toolsが起動します。 ・参考 この時、iLok License Managerを開くと左側のロケーション欄に「CLOUD」が追加され、ここにPro Toolsライセンスがアクティベートされているのが分かります。   クラウドセッションを手動で開く/閉じる時は、上部メニューバーの「File」から操作します。   Pro Tools起動中にネットワークがオフラインになったら!? ライセンスのアクティベートまで自動で行ってくれる便利なiLokクラウドですが、アクティベーションのためにはインターネットに常時接続している必要があります。しかし、Pro Toolsでの作業中に万一ネットワークが落ちてしまったり、誤ってLANケーブルが抜けてしまった場合でも、作業中のセッションが突然シャットダウンしてしまうようなことはございません。再生や録音など、Pro Toolsが動作している間はPro Toolsが強制終了してしまうようなことはなく、動作を止めた段階でアラートが出る仕様となっています。5分以内にオンラインに復帰する、またはiLok物理キーでのオーソライズを行えば、そのままの状態で引き続きPro Toolsを使用できます。 年間プラン期間中のユーザーであればiLok Cloud対応のPro Tools 最新バージョンを使用可能! 年間プランが有効期間中のユーザー様は、すでにマスターアカウントからPro Tools 2018をダウンロードしてご使用いただくことが可能です。「年間プランってなんだっけ!?」「有効期間の確認方法は?」「有効期間が切れていた!!」という方はこちらの記事をご覧ください!ROCK ON PROがみなさまを快適なPro Tools環境へご案内します!!
NEWS
2018/03/28

Pro Tools | Dock 価格改定!安定運用のためのネットワーク・ソリューションまで徹底サポートいたします!!

Avidのフラッグシップ・コンソールであるS6のマスター・セクションを抜き出したかのようなフォルムを持ち、より柔軟で効率的なワークフローをもたらすコントロール・サーフェスの最新形 Pro Tools | Dockが、この度価格改定によりお求めやすくなりました。S3やArtist Mixとともに使用することで、iPadを使用した豊富なビジュアル・フィードバックと直感的なタッチ・コントロールを追加するマスター・セクションとして機能するだけでなく、多数のノブや操作性の高いジョグ・ホイール、膨大なアサイン数を誇るソフトキーなどの機能により単体でも強力なコントローラーとして機能するPro Tools | Dock。S3と並べてもデスクトップに収まるコンパクトさと、サイズに似つかわしくないポテンシャルの高さが好評を博し、プロの現場でも納品実績が伸びている、まさに旬のソリューションです。   これからコントロール・サーフェス導入を検討されるという方はもちろんのこと、すでにコントローラーを使用しているがもう一歩ワークフローを効率化したいという方、マウスでの操作を極限まで少なくしたいという方から、機材は何より見た目が大事!という方まで、Pro Tools | Dock導入がますます現実的になってきたと言えそうです。新価格はすでに発効済み。従来よりも約20%のコストダウンとなっています。 ◎スタジオへの導入では必須となるネットワーク・ソリューションもROCK ON PROにお任せください! Pro Tools | DockはiPadとともに使用する前提で設計されています。iPadとの通信が不安定ではせっかくのPro Tools | Dockの機能を十分に活用できません。そこで、ROCK ON PROでは豊富な導入実績から安心のソリューションをご用意いたしました。通常の使用方法となるDock-iPad間をWiFiで接続する場合だけでなく、WiFiでの接続がご不安な方のための有線接続のソリューションもご用意しております。作業環境に憧れのマスター・セクション導入を、ROCK ON PROが全力でサポートいたします! ・Pro Tools | Dock Control Surface 旧希望小売価格:¥153,360(本体価格:¥142,000) →新希望小売価格:¥127,440(本体価格:¥118,000) ※本製品にはiPadは含まれておりません。 ※Pro Tools | Dockで使用可能なiPadは下記モデルとなります。  iPad Pro 12.9インチは動作保証外となりますのでご注意ください。  ・iPad Air  ・iPad Air 2  ・iPad Pro 9.7インチ  ・iPad mini 2  ・iPad mini 3  ・iPad mini 4   ・Pro Tools | Dock + ROCK ON PRO ネットワーク・オプション(無線) 希望小売価格:¥136,404(本体価格:¥126,300) Pro Tools | Dock本体と、ROCK ON PRO の豊富な納品実績から選び出したビームフォーミング機能を搭載した高速WiFiルーターのバンドルです。 ※本製品にはiPadは含まれておりません。   ・Pro Tools | Dock + ROCK ON PRO ネットワーク・オプション(有線) 希望小売価格:¥140,702(本体価格:¥130,280) Pro Tools | Dock本体と、DockとiPadを有線で接続するための各種アダプター及び5ポートのルーターをバンドルいたしました。こちらも安心のROCK ON PRO 導入実績あり。さらにポート数が必要な場合はご相談ください。 ※本製品にはiPadは含まれておりません。 ※本製品にはLANケーブルは含まれておりません。   ◎Pro Tools | Dock の実力を改めてチェック! ROCK ON PROでは2016年のPro Tools | Dock発売直前にAvidへ独占取材を敢行。Product Specialist(当時)のダニエル・ラヴェル氏が解説するムービーとともに、Pro Tools | Dockの魅力を詳細に紹介いたしました!国内での導入が増加する今だからこそ、改めてPro Tools | Dockの実力をチェックしたい方は、下記バナーから記事をご覧ください! ◎独占取材!! ムービーで見る、Pro Tools|Dockのオーバービュー!! ◎独占取材!! ムービーで見る、Pro Tools|Dock PART2 !! ◎その他Pro Toolsの疑問・お悩みはROCK ON PROまで! ◎ROCK ON PRO / Pro Tools 店頭セッティングサービス ◎Pro Tools の更新期限は大丈夫ですか!? ROCK ON PROが徹底サポートいたします!!
Support
2018/03/09

Pro Tools 2018.3、EUCON 2018.3同時リリース!〜Pro Tools Information

Pro Tools 2018.3、EUCON 2018.3の同時リリースがAvidから発表されました。Pro Tools 2018.3は新機能の追加はないものの、数多くのバグフィックスが施されたバージョンとなっています。Eucon 2018.3は主にS6に関連した追加機能を搭載、複数のDAWをまたいだマクロの作成など、ワークフローをパワフルに加速する機能が追加されているようです。Eucon 2018.3についての詳細はAvidブログ日本語版をご覧ください。Pro Tools 2018.3で修正されたバグについてはROCK ON PROが要約を作成しましたので、ぜひご参照ください。 ・Pro Tools 2018.3 修正されたバグ(ROCK ON PRO要約) ・Pro Tools | S6、Pro Tools | Control で、サーフェスの表示がPro Toolsの設定に追従しない問題を修正 ・特定の動作を実行した際にPro Toolsがクラッシュする問題を修正 ・プレイリストで複数のクリップを選択した際の動作速度の改善 ・インポートをしないよう設定したトラックがインポートされてしまう問題の修正 ・特定の環境下でHDドライバーが正常に動作しない問題の修正 ・キーボード・ショートカットの変更、修正 ・MIDIで特定の操作を実行した際にノートが発音しない問題の修正 ・LLMのサラウンドへの対応 ・2018.1で作成されたファイルを古いバージョンで開こうとした際に「Version info "2018.R1.0”」というアラートを表示 ・表示上の問題の修正   *個別のバグ修正については下記「リリース・ノート」をご覧ください。 >>Pro Tools 2018.3 リリース情報 >>Pro Tools 2018.3 リリース・ノート(英文) *** Pro Tools 2018.3 注意点 *** ・macOS High Sierra (10.13.2), macOS Sierra (10.12.6) および Mac OS X 10.11.6 (El Capitan) がサポートされます。   重要:OS 10.10 (Yosemite) は、互換検証においてグラフィック表示上の問題が多数確認されたため、Pro Tools 2018.xではサポートされません。 Pro Tools 2018.3のインストール前に必ずOSのアップグレードを行ってください。 ・Windows 10 64-bit, Windows 8.1 64-bit がサポートされます。Windows 7はサポートされません。 ・Thunderbolt 3シャーシは現時点でサポートされません。 ・iMac Pro 1,1 がサポートされました。   サポートされるプロセッサ (Pro Tools HD & Standard): Late 2017 Retina 5K 27" iMacPro1,1 8-Core i7 'Kaby Lake' 3.2 GHz Late 2017 Retina 5K 27" iMacPro1,1 10-Core i7 'Kaby Lake' 3.0 GHz   ・いくつかのiMac 2017モデルがサポートされましたが、Pro Tools HDの使用においては、以下の制限があります。 サポートされるプロセッサ (Pro Tools HD & Standard): ・Mid 2017 Retina 5K 27" iMac18,3 Core i7 'Kaby Lake' 4.2 GHz (*) ・Mid 2017 Retina 5K 27" iMac18,3 Core i5 'Kaby Lake' 3.8 GHzi (*) ・Mid 2017 Retina 4K 21" iMac18,2 Core i7 'Kaby Lake' 3.6 GHz (*) ・Mid 2017 (Non-Retina) 21" iMac18,1 Core i5 'Kaby Lake' 2.3GHz (*)   (*) iMac 18,x モデルは、オーディオ・ストリーミング・エラー(AAE -9171など)が発生する場合があるため、 最小のハードウェア・バッファーサイズでの使用(例:HDXシステム上の48kHzセッションで64 Sampleなど)はサポートされません。 >>Pro Tools 2018.xシステム要件(Pro Tools HD & Standard) Eucon 2018.3 新機能紹介 S6での機能強化が中心となった今回のEuconバージョンアップ。業務でS6をご使用の皆様は要チェックです。特に目を引くのは複数DAWにまたがってのマクロ構築が可能となった点。これは「複数のPro Tools」という意味ではなく、Euconに対応しS6からワークステーションとして認識することの出来るあらゆるDAWを意味します。メインDAWがPro Tools HDで、効果用にNuendoを同時につないでいるようなワークスタイルでは大きな力を発揮しそうな新機能です。   EUCON 2018.3ソフトウェア・アップデートの内容: ・Pro Tools | ControlアプリをS6に接続 ・複数のDAWを瞬時にコントロールすることが可能なMulti Workstation Softkey Macros(マルチ・ワークステーション・ソフトキー・マクロ) ・新しい一元型のワークステーション・インストーラーで安定性と効率性を向上 ・EuControl のユーザー・ソフトキー・アセットを保存、読込み ・レイアウト・リコールの速度など、S6での性能を向上 ・Pro Tools初期設定で設定されたEQおよびDynの自動インサート及びサイクル ・Pro Tools | Dock Knobアクセラレーションおよびオートメーション・レコーディング・フィードバック ・S6 拡張フェーダー上のメーター表示 ・数多くのバグを修正   >>EUCON 2018.3リリース!新機能紹介(日本語) >>EuControl 2018.3互換性 >>What’s New in EuControl Version 2018.3(英文PDF)
Support
2018/03/08

◎ROCK ON PRO / Pro Tools 店頭セッティングサービス

Pro Tools セッティングサービスは煩雑になりがちなソフトウェアのセットアップを解決します。ROCK ON PROの豊富なノウハウを活かして専任スタッフが店頭にてセッティング作業を代行、お客様が快適な制作環境をスタートできるようサポートするサービスです。 ◎サービスプラン 【PLAN A】Avid/iLokのライセンス登録のみ ¥5,400円(税込) 作業時間目安:30分〜1時間程度   【PLAN B】Avid/iLokのライセンス登録 +インストール&起動確認 *ソフトウェアを当店にて購入の場合:¥12,960(税込) *セッティングご依頼のみの場合:¥16,200(税込) 作業時間目安:1時間〜1時間30分程度 ◎ご依頼方法 ◎当日ご来店にてご依頼、もしくはRockoN渋谷店(03-3477-1756)/ ROCK ON PRO担当:佐々木、清水、山口までご連絡ください。 ◎受付場所:Rock oN渋谷店 ◎受付時間:12:00〜18:00 *当日ご来店でのご依頼は、お時間調整が必要な場合もございますので予めご了承ください。 ◎セッティングにあたりお客様にてご準備いただくもの * 【PLAN A/B】Renewal、Reinstatement をご購入の際はAvidアカウント、iLokアカウントにログイン出来ることを確認の上ご来店ください。また、Pro Tools のライセンスの入ったiLokをお持ちください。 * 【PLAN A/B】Pro Tools を新規購入の場合は登録で使用するメールアドレスをご用意ください。(店頭でメールの受信を確認できない場合は登録完了ができないことがありますのでご注意ください。) * 【PLAN B】インストール作業をご希望の場合は対象となるPCをお持ち込みください。 * 【PLAN B】Pro Tools以外のプラグインなどのインストールをご希望される場合は事前にご相談下さい。(追加料金、作業日時などの調整をさせていただきます。) <ご注意点> * 両サービスプランとも渋谷店での対面にてお受付いたします。 * 本サービスはPro Toolsソフトウェアを対象としております。Pro Tools|HDの作業については別途お見積もりさせていただきます。 * 上記サービス料はソフトウェアセッティング1式1回あたりとなります。複数、またはハードウェアのセッティングを併せてご希望の場合は事前にご相談ください。 * 作業が他のお客様と重なる場合はお時間を頂戴するケースがございます。予めお電話(03-3477-1756)にて受付状況をご確認ください。 ◎受付窓口・お問い合わせ先 Rock oN渋谷店 / ROCK ON PRO 担当:佐々木、清水、山口 東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ 1F mail:pro@miroc.co.jp TEL:Rock oN渋谷店 03-3477-1756 お問い合わせ受付時間:12:00~18:00
Event
2018/03/01

Post NAMM 2018 最新レポート&セミナー〜ROCK ON PRO Seminar Report

L.A近郊のアナハイムで1月に開催されたNAMM Show2018、現地発表された数々のトピックをまとめ、国内のユーザーの皆様へお伝えするべく、POST NAMM 2018セミナーが東京赤坂のAvid Space Tokyoにて開催されました。会場へは50名を超えるお客様がご来場となり、個人でのご参加者様から、放送局・ポストプロダクション・ゲーム会社といった業務レベルのお客様まで多士済々。会場となったAvid Space TokyoにはFocal Shape50をモニタースピーカーに用いてDolby Atmos 7.1.4をセッティング。会場でのハンズオンもPro Toolsの最新機能を活かした環境で執り行われました。 第一部はROCK ON PRO洋介によるNAMM Showレポート。実際に現地へ赴いたRockoNスタッフによるダイレクトな情報を会場の皆様と共有しました。高域・低域の2wayダイヤフラムを搭載した近日発売となる完全メイドインジャパンのSony/C-100、そして完全復刻がアナウンスされたNEUMANN U67、真空管の型番もEF86とオリジナルを忠実に再現しています。他にも多チャンネル対応を果たし、Dolby Atmos / Auro / 22.2など7.1以上のマネジメントまでフォローするGrace Design m908や、三角形ダイアフラム(!)とインパクトあるルックス理詰めで作ったスウェーデンEhrlund Microphonesなど。ホームページの記事だけではお伝えしきれなかった現地での情報を織り交ぜつつ、ガジェットからプロオーディオ機材まで現地で得られた生の情報をお届けしました。 続いてはAvid / Daniel Lovell氏による、最新Pro Tools2018の解説。頻繁にアップデートされるPro Toolsですが、これまでのバージョニングナンバーを改定し「リリース年.リリース月」の仕組みとなり、2018年1月リリースの最新バージョンは「Pro Tools 2018.1」となっています。 機能面ではテイクの比較試聴を簡易にするプレイリストコントロールの改善からハンズオンで実演したほか、MIDI機能も今回強化されたポイントの一つです。中でもRECしていなかったMIDI演奏もSHIFT+Cで前に戻れる(!)という画期的な機能は注目です。感覚で弾いていたファーストテイクに、なんと後からでも戻れてしまうというタイムスリップ的な発想。他にも矢印キーでのベロシティコントロールなど制作をスムースに進めるための細かな改善が多数なされています。   トラックプリセットの改善も効率的な制作に一役買ってくれる機能ではないでしょうか。トラックを作る際に、パラメーターに至るまで予めプリセットされた設定で作成することができる機能ですが、その設定から新規トラックを作成する際に選択肢としてプリセットが出現する様子まで実際の流れをデモ。トラック管理の流儀は制作現場それぞれでのパターンがありますが、柔軟かつ簡易に対応が取れることが分かります。 EuConでのブラッシュアップもあり、iOSアプリケーションのPro Tools Control(無償)からのコントロールもデモ。部屋の至るところからレベルコントロールも行えるようになっており、セミナー会場でワイヤレスにPro Toolsのコントロールを実演。また、EQカーブがミックス画面に表示されるようになったのもトピックです。カーブはサミングカーブとなっており、各チャンネルのプラグインなど全てを反映したEQカーブが表示されることになります。それぞれのプラグインのセッティングがどのようにチャンネルに反映されているか一目瞭然です。他にも、iLok Cloudについても解説があり「iLok忘れた、立ち上がらない、、、」といった、現場での悲劇(?)もこれで解消に向かうのではないでしょうか。セッションの最後にはナイショの某有名タイトルを用いて、実際のサウンドとPro Toolsの機能解説も。7.1.4のDolby Atmos環境でディテールを確認いただきました。   今回の改善は「なるべくマウスを使わず、キーボードで完結する」ことを念頭に置いたとのことで、制作における閃きを失わない、インスピレーションを形にすることを最優先にしたクリエイターファーストな姿勢が伺えます。業務でのデファクトスタンダードとなるPro Toolsだからこそ、実務に沿った着実な改善が進んでいると言えそうです。 第3部はATTIC.INC 中條氏によるセッション。前半はゲームオーディオでの音がどう鳴らされているかを解説、オブジェクトとして3D空間の座標として鳴らされるという点から、ゲーム本編とのインタラクティブな関係をどのようにマネジメントするのか、ミドルウェアを用いた実際の表現手法まで、具体的なサウンドデモを聴きながら解説が行われました。例えば、インタラクティブな音の鳴らし方の例として、4種ほどのステムにまとめられたオーディオをゲームの状況に応じてコントロールする手法。ドラムのステムを抜いたり、シンセのステムを残したり、あるいはそれを戻したりと、状況に応じた変化の様は我々がゲームをプレイする際に聞いていたあの感触。そのほかにも、距離減衰やランダムといったアプローチなど、その多彩な手法をご紹介いただきました。 後半はPro Toolsの新機能となるトラックプリセットについて中條氏の実際のセッションファイルを見ながらデモンストレーション。作曲の段階、レコーディングの段階、ミキシングの段階、といったようにワークのフェーズに応じたプリセットを組み立てしているアプローチ。もちろんその中にはTIPSを多数潜ませています。レコーディング段階のプリセットではクリック音の音色を数種類用意してあったり、リファレンスとなるトラックを仕込んでおいたり、またソフトシンセを立ち上げた際にすぐに音色をプレビューできるよう単音のMIDIノートが事前に打ち込まれていたり、、と文面ではお伝えしきれないほどの効果的なアイデアをご披露いただきました。   今回のPro Toolsのブラッシュアップポイントとなるトラックプリセットを便利に活用できるのも、中條氏が「いかに作業を効率よく短くしてクリエイティブのための時間へ割り振りするか」を常に念頭に置いているからではないでしょうか。実際のデモ画面を見ると、ハッとさせられる瞬間も多く、アイデア次第で快適な制作環境はまだまだ充実させることができる。そう強く感じるセミナーセッションとなりました。末文とはなりましたが、数多くのお客様にご来場いただきました、誠にありがとうございました!
Tech
2018/02/23

SOYUZ Microphones 代表 David Arthur Brown氏 独占インタビュー!!

製造拠点をロシアに置き、ソ連時代に培われた伝統的で確かなハンドメイド技術を用いながら、オリジナルの新たなプロダクトを生み出しているSoyuz Microphones。過去に存在した名機のコピーとは全く異なるアプローチを、プロダクトとテクノロジーの両面に対して行えるのは、確かな実績を持つボーカリストでもある同社CEO、David Arthur Brown氏のアーティスティックな感性です。新製品SU-023発売を記念して、Brown氏来日の際に行われたインタビューを公開します。 ◎Soyuz Microphonesについて〜Soyuzとは「同盟」を意味する ROCK ON PRO(以下「R」):はじめまして。今回、来日、またインタビューを受けていただき、ありがとうございます。会社設立までのストーリーをお聞かせください。Soyuzu設立以前のお仕事、そこからどのように会社設立のアイデアを発展させて行ったのですか?   David Arthur Brown(以下「D」):Soyuz社設立以前から、現在まで私はシンガーとして仕事をしていて、ロシアで私の歌は好評でたくさんのコンサートを行っているんだ。ロシアにはソビエト連邦時代から培われてきた、長いテクノロジーの歴史があって、東西が競ってロケットを開発していたのと同じように、西側諸国と同時期にマイクロフォンに関しても研究開発が行われていた。そのため、ロシアには非常に優秀な科学者がいて、非常に高い技術/スキルを持ったひとびとがいる。しかし、プロダクト・デザインやマーケティング、品質管理といったことに関しては、残念ながら水準が高いとは言い難いというのが正直なところなんだ。   シンガーとしての仕事を通じて、ずっと感じていることがある。それは、スタジオにおいてベストなマイクは、ドイツやオーストリア、日本などで50年代や60年代に製造された「オールド」の真空管マイクだということ。その内のいくつかは近年でも「コピー」モデルが販売されているけれど、それらは昔と同じ方法で製造されているわけではない。たとえオールドのマイクをコピーしていたとしても、新しい製品はコンピューター・テクノロジーを使用して製造されているんだ。そこで私は思いついたんだ。もし、誰かが新しいマイクをデザインして、それを昔ながらの製法…ロシアのテクノロジーやロシアの科学者たちとともに製造することができたら…、もしかしたら私が愛するクラシック・マイクたちと同じくらい良いマイクが生まれるのではないか、と。それも、昔のモデルのコピーではなく、それらと同等のクオリティを持ったまったく新しいモデルがね。   そのため、私の計画はカプセルや無線技術のエキスパート、ソビエト時代の研究者たちを探すことから始まったんだ。そして、アメリカ人である私がデザイン、マーケティング、クオリティ・コントロールといった部分を担当する。Soyuz というのは、ロシア語で「連合」あるいは「同盟」を意味する言葉なんだ。つまり、この会社名が表しているのはロシアとアメリカの連携そのもの、どちらか一方だけでは生み出せないサムシングを生み出すために共に歩むということなんだ。   R:これまであなたが感銘を受けたマイクにはどのようなものがあるのでしょう?   D:それはそれはたくさんあるよ。あらゆるクラシック・マイクから感銘を受けている。U-67、Telefunken 251とか…、AKG C12は、あまりタイプではないかな。スモールマイクなら、KM84、KM54、数え上げればきりがない。でも、どれもこれもオールド・マイクだ。オールド…つまり、多くのものがすでに壊れているということだよ。たとえば、KM84を集めてテストをしたことがある。5本のKM84を繰り返しテストしたことがあるのだけど、そのうちの1本はグレイトなサウンドだった。もう1本、とてもよいサウンドのものがあったが、残りの3本はすべて壊れていた。低域がなかったり、修理が必要だったりするものだった。Soyuzは製法こそ昔ながらのものだけど、新しい製品だ。だから、ビンテージにありがちなトラブルに見舞われることなく長く使えるはずだよ。   R:Soyuz設立にあたって、どのようにしてメンバーを集めたのですか?   D:実際には、仕事上のパートナーとなるロシア人との出会いがSoyuz設立のきっかけになっているんだ。ロシアで会社を設立するには、やはり、ロシア語が話せてロシアの事情に精通しているということは不可欠だからね。実は、その彼は私のファンで、ロシアでのコンサートのプロモーションを手がけてくれていたんだ。ロシアの研究者のグループというのは「小さな世界」で、実際にはとてもたくさんのひとびとがいるんだけど、みんなお互いに知り合いという意味でね。カプセルの専門家を見つけ、モスクワで修理ができるリペアマンを見つけ…彼らがそれぞれ知り合いを紹介してくれて、という具合で、プライベートなチームが出来上がったんだ。資金なんてなかったから、投資を受けることもできなかった。当初は資金を稼ぐために大きなプロジェクトを立ち上げて、工場を建ててひとを雇いたいと思っていたけど。まあ、仕方ないだろう、と。それで、小さなスペースだけ手に入れて、それをほかのひとびととシェアしながらやっていくことにしたんだ。   そして、モスクワの研究所からチープな中古の旋盤と、ダイヤフラムの金メッキを施すためのスパッターを買ったんだけど、壊れていて上手く動かなかったんだ。とても古くて、$3,000だったからね。でも、ロシアのひとたちというのは驚くべきインプロバイザーなんだ。どんなものでも、手近な手段で直してしまうんだ!年老いた男が毎日やって来ては機械を調整して、どこかへ行ったと思ったら戻ってきてパーツを交換する…彼が必要なパーツを絵に描くと、機械工がそれを作ってくれて…やがて彼はそのマシンがきちんと動作するように直してしまった。そうやって少しずつ少しずつ形にしていって、やがて投資を受けられる状態までになったんだ。最初の3年間は、資金はすべてプロダクトの製造に費やした。広告やマーケティングには一切お金を使わなかった。必要な機械を中古で揃えて、より多くのひとたちを雇い、スペースも大きくして、という具合に、すべてはプロダクションに費やされた。そうしてプロダクションに必要なものが揃ってから約1年半後に、広告やプロモーションを始めたのさ。   R:現在、Soyuzには何人くらいのスタッフがいるのでしょうか。   D:工場にはおよそ14人の従業員がはたらいている。彼らに加えて、Soyuzの共同設立者、LAのオフィスにスタッフがひとり、そして私。全部で17人かな。「17」は私の好きな数字なんだ(笑)。製造以外はほとんど私がひとりでやっている。プロダクト・デザイン、プロモーション、カタログのデザインも私がやっているのさ。   クリエイティブとテクノロジーの結晶〜アーティストとしての感性がプロダクトを生み出す R:Soyuz誕生のきっかけはあなたのアーティストとしての感性だったということになるでしょうか。   D:そうだね。Soyuzはその開発過程にも特徴があるんだ。まず最初に、私がマイクのコンセプトやフィジカルな部分のデザインを担当。その後、研究者たちが図面を引いたりカプセルを設計したりといったメカニックな部分のデザインをする。出来上がった試作品がよい出来だった場合、様々なバリエーションの試作機を作っていく。抵抗器を変えてみたり、カプセル・テンションを変えたりして、思いつく限りの組み合わせを作り、それらを持ってスタジオに入り、マイクをテスト。そして、テストの結果を「聴く」んだ。テストはボーカルだけでなくあらゆるものを録る。なぜなら、単なるスペックを超えた部分、どの組み合わせがもっとも音楽的なのか、ということを見極める必要があるからね。そうして、もっとも音が心地よいと感じたものを選ぶんだ。   R:Dvidさんご自身はマイクロフォンのテクノロジーについてはどこかで学ばれたのでしょうか。   D:いいや。私自身は一度も勉強していないよ。たくさんのマイクを使ってレコーディングを経験してきたけど、私自身はエンジニアではないんだ。代わりに、私の仲間には素晴らしいエンジニアたちが揃っているよ。カプセル、電気工学、機械工学、それぞれがまさにアメイジングと呼べるエンジニアたちがね。しかし、彼らもまたミュージシャンではないんだ。彼らはプロダクトのすべての構成要素を正確に組み上げることができる。彼らが組み上げた製品を私まで送ってくれたら、私はそれを聴くんだ。そして、「これはいい音がしない」と判断したらそのことを彼らに伝える。「もっと中高域がスウィートな方がいい」「低域はもっと締まっていないと」などと説明すると、彼らは私の意見を実現するために機体に修正を加えてくれる。つまり、これはクリエイティブな部分とテクニカルな部分の連携なんだ。   R:アーティストとしての視点から見た際の、Soyuzの一番の強みは何だとお考えでしょう。   D:一番重要なのはサウンドだと思っているよ。Soyuzのサウンドはとても人間味があり、ウォームで心地よいものだ。ザラザラして耳障りなものではないんだ。それでいてオープンなサウンドになっている。それと、見た目がとても美しい。美しいものを見ながらレコーディングするというのはとてもよいことだね。その方がいいパフォーマンスができる。そんなのは気休めだと言うひともいるでしょうけど、私は本当にパフォーマンスに影響すると思っています。   R:実際、店頭でもデザインを目にして問い合わせてくださるお客様もいらっしゃいます。   D:それはとても嬉しいですね(笑) 外観のデザインも私がやってるんですよ。   R:デザインのアイデアはどこからくるのですか?   D:Soyuzを始めた時、私が集まったスタッフに説明したのは、よいプロダクトを作る準備はまだ十分整っていない、ということだった。プロダクトにはストーリーが必要だから。プロダクトに関わるすべての事柄がストーリーを語っている必要があるんだ。見た目からすでにストーリーを語っていなければならない。名前もストーリーを語るべきだと考えているんだ。SU-017と019をデザインするにあたって、私はひとびとが「ロシア」から想像するものはなんだろう、と考える。金色のドームを持った教会、スプートニク人工衛星、ソユーズ宇宙船、金属の物体が宇宙に浮かんでいるイメージ…時代から時代へ蓄積されてきたこれらの要素を、ひとつのシンプルなデザインの中ですべて表現したいと思った。また、ここ(ラージダイヤフラム・モデルの筐体中央の縦横比)は1:1.618の黄金比になっているんだ。私は数学の基本的な原理をデザインに取り入れたいと考えている。その方が、見た目にも愉しいからね。   プロダクトはグレイトであるべき〜ハンドメイドの哲学 R:Soyuzは当初、真空管モデルのみのラインナップでした。その後FETが発表されたわけですが、なにか理由があるのでしょうか。   D:Soyuzのラインナップが真空管から始まった理由は、フラッグシップとなるモデルからスタートしたいと思ったからさ。ロシアは今でも軍用真空管を持っているしね。私の理想は、広範でありながら有機的なラインナップを構築すること。外見的にもすべてのプロダクトが一見してファミリーと分かるようにしたいんだ。カタログを眺めれば、デザインが一貫していて、意味があって、一見してSoyuzのプロダクトであることが分かる。私たちは、最初にもっとも高級なモデル(SU-017)を作り、それから、より手頃な価格のモデル(SU-019)を作り、そして最新のBomblet (SU-023)はさらに手に入れやすい価格のモデルにしたんだ。スタジオや自宅で使用するのに、なにかひとつよいボーカルマイクを探している若いひとたちが手に入れられる価格でね。これまでで一番手頃な価格の製品だけど、アウトソーシングはしておらず、すべて私たちの工場でハンドメイドで組み立てられているよ。   R:SU-013、SU-023を作る際に、参照したマイクはあったのでしょうか。   D:実際にはコンセプトの部分だけ、SU-013についてはNeumann KM 84が念頭にあったよ。KM 84はトランスフォーマーを内蔵していたけど、KM 84のモダンバージョンKM 184はトランスフォーマーレスなんだ。そして、誰もがトランスフォーマーを内蔵したKM 84のサウンドを愛している。この手の話は多くのひとたちから聞いているよ。そこで、私はSoyuzの研究者に、SU-011のトランスフォーマー内蔵FETバージョンを設計することができないか相談したんだ。このコンセプトに相応しいトランスフォーマーの開発にはおよそ1年という長い時間がかかっているんだ。トロイダルトランスだから、非常に長いコイルを巻いていかなくてはならない。最初に作ったものは手巻きで、巻き数は1000回。それでも最終的には、機械が巻くような形で巻くことができたんだ。これも、2つのトランスと5種類のカプセル・テンション(ダイヤフラムの張り具合)をテストして、もっとも美しい音のする組み合わせを採用した。   しかし、KM 84とはカプセルも回路もまったく違うんだ。スモール・ダイヤフラムのFETマイクでトランス内蔵型、というコンセプトを参考にしただけになったんだ。これは過去のいかなるモデルのコピーでもない。ダイヤフラムはオールド・ソビエト・デザインであるトリプル・バックプレートで、現在、この方式のカプセルを採用しているプロダクトはほかに存在しない。実は、このモデルは当初は真空管のモデルとして試作していたんだけど、私たちは2種類の真空管を試し、異なるバージョンの試作機をテストしたんだ。いずれも良い結果にならなかったのさ。どれも音がこもってしまって、心地よい音ではなかった。そこで、私たちは真空管を使用することを中止し、音像がよりワイドになるであろうFETを使用してみようということになったわけさ。FET回路では抵抗器やキャパシタがサウンドに大きな影響を与えるんだ。私たちは何度も実験を繰り返し、素晴らしいサウンドを生み出すことに成功した。数人のエンジニアに使用してもらったけど、みんなとても気に入ってくれたよ。この時、それまでよりも手に入れやすい価格帯の製品を作りたいと思ったんだ。 R:なるほど。SU-013はそういった経緯があったのですね。新製品であるSU-023に関してはどういったコンセプトがあったのでしょう?   D:Bombletは「すべてを私たちの工場でハンドメイドで製造しながらも、より手に入れやすい価格のプロダクトを作る」というコンセプトの下に設計をしているんだ。パーツも含めて、中国産のものはひとつもない。価格を下げるために出来ることはなにかを考えた結果、ボディにはブラスの代わりに加工しやすいアルミニウムを使用し、塗装も行っていないんだ。付属品もショックマウントではなく、マイクホルダーとしたし、カプセルも上位機種に使用しているK 67スタイルよりも少しだけより製造しやすいものに変更しているんだ。回路もポイント・トゥ・ポイントでの結線ではなく、基板を使用。これらを積み重ねた結果、$1200という、ハンドメイド・マイクではあり得ない低価格を実現することができたんだ。   R:Soyuzの回路やパーツは、ほかのメーカーのものに比べて小さいものが使われていますが、なにか理由があるのでしょうか。   D:繰り返しになるけれど、基本的に私はエンジニアではないんだ。しかし、Soyuzのエンジニアが言うには、真空管回路はシンプルであるべきなんだ。重要なのはカプセル、トランス、真空管のハーモニー。それらが互いによいバランスであることが必要で、回路はそのバランスのための装置でしかない。真空管回路では、FETのように回路そのものがサウンドに大きな影響を与えるということはないんだ。そのため、真空管モデルの回路は極めてシンプルに作られているね。   R:現行のラインナップではトランスも自社製ですが、今後もここにはこだわって行かれるのでしょうか。   D:そのつもりだよ。中国ではなく、ロシアに雇用を創出したいからね。それに、彼らは特別な技術を持っていて、他所で見つけるのは難しいんです。   R:巻きの倍率など、モデルによってトランスの設計も違うのでしょうか?   D:ええ。モデルごとに違いますよ。大した問題ではありません。モデルによって求めるものが違いますからね。   R:トランスを変えるということは回路設計の手間が増えるということですから、それが出来るのもすべて自社開発であることの強みですね。   D:安価な製品であればパーツを転用するということも必要かも知れないね。しかし、高級品というのは「グレイト」なものであるべき。悲しいことに、マーケティングやブランディングの力を使って、実際には単なる「Good things」であるものをあたかも「Great」であるかのように見せるということが市場ではたまに見受けられる。   私は従業員に次のように教えているんだ。「心の中で誰かのことを想像しなさい」ってね。たとえば若い男性、たくさんのお金はないけど、レコーディングが大好きな男のことを。彼は自分のスタジオを持っているが、別の仕事もしている。ある日、彼はグレイトなマイクが必要になる。これまでより長い時間働き、機材をいくつか売って、少しだけお金を節約してSoyuzのマイクを買う。彼のことを想像しながら働いて欲しい、ひとつのマイクの中で自分が担当した仕事をする時、彼のことを考えて欲しい、と。なぜなら、あなたがいま製造しているそのマイクは、いつかそれを手にする誰かにとってパーフェクトなものであるべきだから、と。箱を開けた瞬間に彼は驚き、音を聴いて彼は喜びに溢れる…製品を手に取った時にユーザーがどんな顔をするだろうということを心に留めておくことは、とてもとても大切なことだと思っているよ。   R:モデルごとにカプセルも変えているのでしょうか。 D:SU-019にはNeumann K 67のようなダブル・バックプレート型を使用しているんだ。ほんの少しカスタマイズしてね。私たちはみずから自分たちの工場でカプセルを製造していて、私たちのWEBサイトでは、私たちが自分たちの手でカプセルを製造しているムービーが見れるよ。カプセルを自前で製造している、と口で言っても誰も信じてくれないから(笑)。SU-023はソビエト時代のカプセルを使用しているんだけど、回路構成が若干違うものになっているんだ。   これからの展望 R:真空管、FET、と来れば、次はリボン・マイクを期待してしまいますが…   D:まだ、ひょっとすると…という段階ですが、いくつかアイデアはあるんだ。しかし、それ以前にふたつのプロジェクトが控えているから、実現したとしてもその後ということになりますね。ひとつはマイクプリ、もうひとつは…今はまだ言えません (笑)   R:ダイナミックマイクの予定はありますか?   D:それは、はっきりと「ノー」だね。理由としては、ひとつにはマーケットがだいぶ違うだろうということ。そして、ダイナミックマイクについてはShureのマイクがファンタスティックで、安価で、そしてどこにでも置いてある…そこにケンカを売る理由なんかないだろう?そんなことはスマートじゃない (笑)   R:あなたはステージではどんなマイクを使用しているのですか?   D:Shureに決まってるじゃないか!(笑) いま言った通り、本当に素晴らしいマイクだと思っているよ。SM58はほとんどどこのクラブにも置いてあるし、サウンドがすばらしく、安価で、そして丈夫だ。落としたって壊れない (笑)   R:Sennheiser AmbeoのようなVR制作用のマイクをリリースする予定はありますか?VRマイクのようなプロダクトでは各マイクの特性やカプセルの設置位置が揃っていないといけませんので、きちんとした製造を行っているSoyuzには向いているのではないかと思います。   D:実は、私たちのエンジニアが最近その話をしていたんだ。でも、私自身はそういったプロダクトについてはまだよく知らない。これから調査をする必要があると思っている。マーケットが大きいと判断したら、そうしたプロダクトを開発する可能性もあるよ。それにしても、いいタイミングでの提案だね!メモしておこう(笑)   R:本日はありがとうございました。最後に日本のユーザーにメッセージをお願いします。   D:最初に、日本に対して大きなリスペクトの意を表します。日本という国、文化…あらゆる意味で美しい社会だと思っています。また、日本のひとびとの技術力の高さには信じられないものがあります。マイクやカメラだけでなく、自動車、船舶、何をとっても驚くような技術が駆使されている。Soyuzがもっと日本でポピュラーになることを願っています。また何度でも日本を訪れたいですから (笑)。しかし、何よりも私たちのマイクをエンジョイしてくれることを願っています。気づいたこと、疑問に思うことがあったら、気軽にコンタクトしてください。みなさんからのフィードバックをお待ちしています。   Soyuzのクオリティを手頃な価格で実現した新製品 SU-023ついに国内出荷開始! SOYUZ ファミリーに新たに加わったSU-023、The Bomblet。他マイクと同様、ロシアのファクトリーにてオール・ハンドメイドで制作されるハイクオリティのマイクロフォンです。ソ連時代のレアマイクに見られる、トリプル・バックプレート・カプセルをフィーチャーしたサウンドは非常に個性的。ドラムからボーカル、アコースティック・ギターまで、様々なソースに対応します。レトロなフレーバーを与えつつも、芯を捉えるその音はこのプライスレンジでは有りえないクオリティです。 Soyuz SU-023 販売価格:¥ 139,320 (本体価格:¥ 129,000) >>Rock oN eStoreで購入
Tech
2018/02/23

Immersive Audioのキー・プロダクト Flux:: / Spat Revolution 〜ROCK ON PRO REVIEW

DAWとの連携において、プラグインという形ではなくスタンドアローンのアプリケーションとしてプロセスを行うことで、DAW側の制約や差異を超えた3Dオーディオ編集の「統合アプリケーション」として圧倒的なスペックを誇るFlux:: Spat Revolution。イマーシブ・サウンドを実現するキー・プロダクトとして大きな期待が持たれる本製品の特徴や革新性をご紹介します。 ◎3Dワークフローを大きく変化させる 「IRCAM Spat Revolution」。革命と名付けられたこのソフトは、その名にふさわしく3D立体音響において、ワークフローを大きく変化させるイマーシブ3Dオーディオ編集アプリケーション。Spat RevolutionのSpatとは、Spatialの略で、立体空間上で効率良く簡潔に、かつ視覚的に操作できるように設計されている。この製品はIRCAMと共同開発されたアプリケーションで、IRCAMの音響空間認識の研究成果と、Fluxのプロフェッショナル向け製品開発における長年の経験をベースに開発された。   メーカーの理念でGUIは非常にシンプルに設計されているが、その自由度は非常に高い。概要としては、信号入力からRoomという擬似立体空間でのプロセスを経て、出力までルーティングをパッチするというワークになる。GUIもルーティング画面上、上からInput、Input Transcode、Souce、Room、Sum、Master、Master Transcode、Outputという順番で項目が並んでおり、上から下へと信号が流れる仕組みになる。なお、RoomへアサインされたSouceはオートメーションにも対応しており、Roomの中でSouce旋回・上昇・落下といった動作が擬似空間で展開可能である。パラメーターの中には、リスニングポイントから等間隔でぐるっと周遊するパラメーターや、単にZ軸上に上下するのではなく、Roomのスピーカーアレンジメントが球体であれば、そのカーブに沿って上下移動するようなパラメーターまで用意されている。また、非常に面白いのが、座標は変化せずに音像の指向性を変えることも可能な点。指向性の幅や垂直方向への角度、水平方向への角度まで変更が可能である。同じ座標上で、スイートスポットに対して正面をむいているのか、後ろ向きなのか、といった設定が可能である。このようなパラメーターはSpat Revolutionならではの項目ではないだろうか。 ◎55種類にも及ぶスピーカーアレンジメント このアプリケーションの特筆すべき魅力は2つ、擬似空間に対応するスピーカーアレンジメント=Roomが多彩であることと、対応するImmersive Sound Formatが豊富に用意されていることだ。まずRoomに関してだが、ここにはプリセットとして55種類にも及ぶスピーカーアレンジが登録されている。一般的なITU-R 5.1chはもちろん、AURO 3D、22.2chなど、これまでに発表されてきたありとあらゆるスピーカーアレンジを用意、さらにユーザーがカスタムでスピーカーアレンジを登録することも可能だ。これにより仮設でシステムを組む際などによくある、スタジオとして理想の位置にスピーカーが設置できないといったケースにも対応可能となっている。   もう一つの対応フォーマットに関しては、Ambisonicsにおいても7th orderまで対応となり、Channel baseのトラックとAmbisonicsをソフト内部でミキシングをすることが可能となっている。その空間配置は自由であるため、例えば5.1ch Souceを斜めに傾いた定位にする、などということも容易に行える。このように異なったフォーマットのミキシングに対応するために、InputにTranscoderを用意、これによりAmbisonicsだけではなくMSやTransoralなど様々なチャンネルベースではないフォーマットにも対応しているわけだ。   出力側も自由度が高く、Roomで指定したスピーカーアレンジに則りディスクリート出力を行うことはもちろんだが、Output Transcodeモジュールを使うことで、バイノーラルへのエンコードを行なったり、Ambisonicsでの出力を行なったり、ということが可能となっている。しかもそれらの出力は複数を同時に出力することが可能となっている。 ◎外部にSpat Revolution専用機を用意することも可能 なお、アプリケーションへのシグナルアサインには2パターンあり、ローカルアサインされたプラグインで入出力するパターンと、DAWとは別にSpat Revolution専用のコンピューターをハードウェアで入出力するパターンがある。   前者の場合は、DAWとSpat Revolutionを同一コンピューターにインストールする。DAWでインサートしたSpat SendをLocal Enableモードにすると、音声信号がSpat Revolutionへ送られる。Spat Revolution内のSouceオートメーションデータもそのままやりとりが可能だ。この際、気をつけるポイントはSpat Sendがプリフェーダーでのみ動作することである。オーディオトラックにボリュームオートメーションを書き込みたいのであれば、AUXバスを経由してSendインサートをすることで解消されるだろう。そして、Spat Revolutionで編集したあとの音声はSpat Returnプラグインを経由してDAWへ戻って来る。   後者のDAWとSpat Revolution専用のコンピューターで信号を制御する際は、それぞれをEtherで接続しOSCプロトコルを使用する。この使用方法はSRコンソールでも同様に接続でき、リモートコントロールが可能だ。音声信号はハードウェアを経由してSpat RevolutionのInputへ入力され、編集後の音声がOutputからハードウェアへ出力される。この際、実際にOSCで通信を行うのは、RoomにアサインされたSouceの位置情報などのパラメーターと、DAW上にインサートされたSpat Sendプラグインである。その際、SouceとSendプラグインはそれぞれID番号で管理される。ここで一つの疑問が浮かぶだろう。一体DAWとはどのように同期をとっているのだろうか?OSCの中に、時間情報も含まれるのだろうか?答えはNoである。ここで思い出していただきたいのが、Spat Revolutionがリアルタイムプロセスをするアプリケーションであるということ。Spat Revolutionはあくまでもリアルタイムプロセッシングを行うアプリケーションで、レコーダー機能は搭載していない。そのため、現時点ではタイムコードや小節といった時間の概念は含まれていない。   Spat RevolutionのSouce情報は、Sendプラグインへ送られてくるパラメーターをDAWへプラグインオートメーションとして書き込むことになる。オートメーションを書き込む際は、Spat RevolutionのSouceオートメーション書き込みモードにした上で、DAWでオートメーション書き込み準備の設定をする必要がある。このように、DAW側に時間情報に関するデータを全て保存できるようになっている。そのためDAW上でClipを移動させたりした場合、オートメーションが連動するモードにすれば、別アプリケーションで動作しているケースでも、編集するのはDAW上のみで済むので編集に手こずることもない。   なお、フィジカルコントローラーについてだが、今のところOSCに対応したコントローラーで可能になるとのことだ。しかし、3D擬似空間を容易にコントロールという時点には至っていない。その他の方法としては、唯一Avid S6のPlugin Mapping機能を用いて任意のパラメーターをFaderやJoystickにアサインする、という方法だ。Pro ToolsもNuendoもEuConに対応しているので、実際のオートメーション書き込みを想定すると、Joystickで2画面表示させたRoomを展開するようなパラメーターを呼び出せば、一番想像と近い形でフィジカルコントローラーとして活用できるであろう。 ◎そのワークフローの中核となりうる 先ほどのオートメーションデータのやりとりを考えると、同一のコンピューターにインストールしているほうが、管理が楽に思えるかもしれない。確かに、同一アプリケーションの場合、OSCでの通信設定は省略ができる。しかし、同一コンピューターでセットアップする際、ネックとなるポイントが実はDAW側にある。DAWのチャンネルフォーマット制限は、周知の通りプラグインでも同様に適用され、Spat Sendでもそのチャンネル制限を受ける。特にPro Toolsは2017年10月時点では7.1.2(bed)までしか対応していない。Spat Send、Spat Returnは最大7.1.2までしか対応していないため、せっかくSpat Revolutionで22.2chのような3D擬似空間でのミックスをしたとしても、DAWへ戻す際に一工夫が必要だ。こういった場合は、Roomの後でMasterバスを作成する際に22.2chフォーマットにするのではなく24ch分を、3分割して8chづつのフォーマットに変更してDAWへ戻すことになる。その際使用するのは7.1 chのフォーマットで、DAWとSpat Revolutionでフォーマットが完全に一致している必要がある。Pro Tools側は7.1フォーマットであれば、Spat Revolution側も7.1フォーマットになる。   この場合、Spat RevolutionのMasterにて24chをどのように3分割してアサインするかを決めることができる。7.1フォーマットを3つ使用するのだが、7.1chのフォーマットは一切無視され、単なる「8chのパス」という扱いに変わる。Pro Tools側では、7.1chのAUXもしくはMaster Trackを使用して7.1フォーマットでSpat Returnをインサートすることで、22.2chマルチチャンネルフォーマットでも3D仮想空間でのミックスがより一層容易になる。このような工夫は実はNuendoでは必要のない項目である。Nuendoはすでに22.2chフォーマットにネイティブで対応しているので、「22.2chを3分割にして・・・」といった複雑なルーティングは必要ない。   このようにDAWごとでのチャンネルフォーマットの違いは、プラグインメーカーにとっては非常に厄介な問題となる。現に、Spat Revolutionではチャンネル制限がネックとなっている部分も存在している。もし、Spat Revolutionがスタンドアロンソフトではなくプラグインソフトだった場合、Pro ToolsとNuendoといった、チャンネルフォーマットも異なる、使用するプラグイン形式も異なる、という違いに対して、それぞれを並行に開発していかなければならない。それよりも、プロセスエンジンをスタンドアロンアプリケーションとして、DAWの外に設けることにより、チャンネルフォーマットなどの各DAWの差異を吸収している。   現時点ではDAWとSpat Revolutionは1対1での接続までしか対応していないが、今後、Spat Revolutionでのワークフローが多く広まれば、複数台のDAWからSpat Revolutionに音声を送り、出力はStem Recorderへ、といったような大規模な環境も想定されるだろう。Spat Revolutionは、そのワークフローの中核となりうる非常に優れたソフトウェアだ。今後、様々なコンテンツで必要不可欠なソフトとなるだろう。 Flux:: Spat Revolution 定価:¥215,784(本体価格:¥199,800) >>Rock oN eStoreで購入       特集:Sense of Immersive〜Proceed Magazine 2017-2018 の購入はこちらから! *Proceed Magazine 2017-2018号より転載
Tech
2018/02/21

革新的ループ制作ツール Audio Texture 登場!

サウンドデザインに革命をもたらすAudioGaming / LE・SOUND。効果音をシンセサイズで創り出し、直感的なパラメーターで自由自在にサウンドを変化。多様なシチュエーションへリニアに対応することを可能にし、これまで以上にシーンに合わせたサウンドデザインを、より素早く、より直感的に実現します。これまで、炎・雨・風といった自然音のほか、モーター・足音・宇宙空間を演出する効果音などを生成するプラグインをラインナップして来たLE・SOUNDから、新製品AudioTextureが発表されました。   ◎主な機能 ・与えられた素材を意味のある単位に自動的に分解 ・ポジションの指定とデスクリプターによってループをコントロール ・ランダマイズのレンジをコントロール可能 インテリジェントなアルゴリズムにより、無限のサウンドをクリエイト! AudioTextureは読み込んだサウンドファイルから、無限のループサウンドを自動で生成することができるプラグインです。独自のアルゴリズムにより、読み込んだファイルを自然に聞こえる単位に自動で分解。指定した範囲をランダムに再生することで、非常に時間のかかる作業だった背景効果音やループ素材の制作を劇的にシンプルにすることができます!もちろん、分解するユニット単位の大きさやループ範囲などのパラメーターはコントロールが可能。求めるサウンドテクスチャーを素早く実現します! AudioTextureは波形接続合成に基いて動作します。これは音声信号を自動的に解析し、再合成のために有用な単位にシグナルを分解するアルゴリズムです。さらにAudioTextureは直感的な操作を可能にするシマンテック・デスクリプターを搭載し、ひとつのサウンド・サンプルから数多くのバリエーションを生成することが出来ます。 ムービーで見る、AudioTextureの実力 AudioTextureには非常に多くのクリエイティブな可能性があります。AudioTextureのサウンドを重ねて、たったひとつのシンプルな素材から重層的なサウンドを生成したり、素材を複数使用してサウンド・シーンを制作してください。AudioTextureを使用すれば、手作業で飽き飽きするようなエディットをすることなく、無限のサウンドとバリエーションが手に入ります。 ・AudioTextureチュートリアル ・サウンドサンプル:戦場の銃声 ・サウンドサンプル:雨 ・サウンドサンプル:川 ・サウンドサンプル:ジャズ AudioTexture 定価:¥19,440(本体価格:¥18,000) 対応OS:Mac OS / Windows 対応フォーマット: AAX/VST/AU/VST3(64bit) iLokによるオーソライズ 新発売のAudioTexture以外にも、シンプルな操作でとことんサウンドを突き詰めることができるLE・SOUNDのプラグイン。現在11種類の製品がラインナップされています。まとめてご購入いただくと最大50% OFFでお買い求めいただけるLE・SOUNDその他の製品の詳細は下記リンクからご覧ください! >>LE・SOUND by AudioGaming
Event
2018/02/09

POST NAMM 2018 / Pro Tools 2018 セミナー @Avid Space Tokyo 開催のお知らせ

数多くの新製品が発表され、大きな話題となったNAMM2018。ROCK ON PROでは、東京赤坂にあるアビッドテクノロジー様オフィス内にあるAvid Space Tokyoをお借りして、NAMM2018からの最新情報と、NAMM2018で発表されたPro Tools 2018の詳細情報をお届けするレポート・セミナーを開催いたします!!   NAMM2018で注目を浴びた新製品や最新情報、今年のトレンドなどを現地の熱気とともにROCK ON PRO前田洋介が詳細レポート。また、中でもやはり桁違いの注目を集めるPro Tools 2018の新機能の実際の使用方法・機能詳細をアビッド・テクノロジー ダニエル氏より解説いただきます。さらに、今年1月に開催されたAvid Creative Summit in OSAKA 2018でも大好評の講演を披露してくださいましたATTIC INC. 中條氏をゲストに迎え、次世代のゲームサウンドのあり方、Pro Toolsの数々の工夫を凝らした貴重なノウハウをご提供いたします。みなさまの奮ってのご参加をお待ちしております! ◎こんな方にオススメ ・NAMM2018で発表された最新情報を知りたい方 ・最新の製品情報を知りたい方 ・オーディオの最新トレンドについて知識を深めたい方 ・Pro Tools 2018新機能について、そのメリット/使い方を含め具体的に知りたい方 ・最新のゲーム制作現場でのサウンド・デザインについて知識を深めたい方 ・ゲーム制作現場でのPro Tools活用方法/ワークフローについて知りたい方 ◎開催要項 場所:Avid Space Tokyo    東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館 4F    アビッドテクノロジー株式会社内   日時:2018年2月23日(金)15:00-17:30(開場 14:30)    14:30 開場    15:00-15:30 NAMM 2018最速レポート    15:30-16:20 Pro Tools 2018 徹底解説    16:20-16:30 休憩    16:30-17:30 最新版!!サウンド・デザイン最前線とPro Tools活用術!!   定員:50名(先着順) 参加費:無料 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 お問い合わせ先:ROCK ON PRO (TEL: 03-3477-1776) 講師:中條 謙自 氏(株式会社ATTIC INC.)    ダニエル・ラヴェル 氏(アビッドテクノロジー株式会社)    前田 洋介(ROCK ON PRO) ◎セミナー概要 15:00 - 15:30 NAMM 2018最速レポート 非常に数多くの新製品や新情報がリリースされたNAMM2018。SONYが26年ぶりにマイクの新機種(ハイレゾ対応!)を発表したり、NeumannからU 67を復刻したり、老舗・アナログ領域でも注目のニュースが多かった印象があります。それらの中で、注目度の高かった製品、最新情報、近年のトレンドと今後の予測などを、現地の熱気とともにお届けします。 講師:前田 洋介(ROCK ON PRO)   15:30 - 16:20 Pro Tools 2018 徹底解説 Pro Tools 2018には、数多くのMIDI編集機能やさかのぼりMIDIレコーディング、そして任意のエフェクト・チェーンやインストゥルメント・サウンドをプリセット化可能なトラック・プリセット等、ユーザーのクリエイティビティを素早く形にする為の大注目の新機能/改良が加わっています。すぐにでも役立つこれらの機能について、アジア・パシフィック地域のプリセールス・マネージャーを務めるダニエル・ラヴェル氏より解説を行っていただきます。 参考: ROCK ON PRO「Pro Tools 2018リリース!iLokクラウドでの動作を確認!!」 講師:ダニエル・ラヴェル 氏(アビッドテクノロジー株式会社)   16:30 - 17:30 最新版!!サウンド・デザイン最前線とPro Tools活用術!! ゲームオーディオを中心に様々な分野で活躍されるサウンドプロデューサー中條氏より、昨今の制作に求められる要素の変化をディープに掘り下げます。VR、ゲームで要求されるサウンドデザインとは一体どういったものなのか?音楽が2ミックスの完パケでなくなった時に、どのようなことが起こり、何が必要とされるのか?それらの要素をどう考え、どのようにアプローチを行っているのかなど、様々な角度からお話しいただきます。さらに、それらのサウンドデザインを効率的に行うためのPro Tools活用方法など、充実のノウハウを詰め込んでお届けいただきます。 講師:中條 謙自 氏(株式会社ATTIC INC.)   ◎講師プロフィール 講師:中條 謙自 氏(株式会社ATTIC INC.) 株式会社コーエーテクモゲームス出身。ゲーム制作におけるサウンドの総責任者=サウンドディレクターとして、『戦国無双』シリーズ、『討鬼伝』をはじめ、数々のヒットタイトルを歴任。これまで何度も修羅場を潜り抜けたことでサウンドデザイナー・レコーディングエンジニアとして一流のスキルを身につけ、音楽制作、効果音制作、音声制作、TVCFやプロモーション映像MAなどに多才ぶりを発揮。 特に日本を舞台にしたアクションゲーム制作経験は豊富であり、和の世界観表現、3D空間サウンドデザインについて多くのノウハウやアイデアを持ち併せている。また、業界に先駆けてサラウンド制作、フォーリー録音、インタラクティブ演出を採り入れるなど、新しい挑戦が大好きであり、その過程を楽しみながら確実に成果を出して行くポジティブ精神の持ち主。他、CEDEC、GDC、AESなど各種カンファレンスにおける登壇実績や、各媒体における取材実績なども多く持つ。   講師:ダニエル・ラヴェル氏(アビッドテクノロジー株式会社) APAC Audio Pre-sales Manager 1979年6月16日 ニュージーランド、オークランド生まれ 1998年 Music and Audio Institute of New Zealand Music Production and Audio Technology課程をMerit Passにて卒業 1999-2008年 Auckland AudioにAssistant-Engineerとして入社 その後Head Engineer and Technical Managerとなる。 2008年~ Freelance活動を開始、EngineeringとStudio Integrationを行う。 2009年~ Fairlight Japanに入社 Fairlight Japan Technical Support, Application Development and Testingとして活躍。 2012年~ Avid Technologyに入社 APAC Audio Pre-sales Managerとしての活躍の傍ら、オーディオ・エンジニア、サウンド・デザイナー、ミキサーとしても活躍中。   前田 洋介(ROCK ON PRO) ROCK ON PRO Product Specialist。レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かしプロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。   ◎会場地図 ◎セミナーに備えてPro Tools 2018を使ってみる!? Pro Tools年間プランが有効中のユーザー様なら、Avidマスター・アカウントよりPro Tools 2018をダウンロード、今すぐご使用いただけます。「年間プランって何だっけ?」「有効期間ってどうやって確認するの!?」「年間プランが切れてしまっている!!」という方は上部バナーよりROCK ON PRO記事『Pro Tools の更新期限は大丈夫ですか!? ROCK ON PROが徹底サポートいたします!!』をご覧ください。Pro Tools年間プランに関するあらゆる疑問にROCK ON PROがお答えいたします!
Event
2018/01/31

「Dolby Atmos 制作環境構築セミナー」全国ツアー第3弾!名古屋セミナー募集開始!!

東京、大阪と開催し大変好評をいただいた「Dolby Atmos 制作環境構築セミナー」が名古屋で開催決定!参加募集を開始いたします!今回はセミナー終了後に隣接するミッドランドシネマ様へお伺いして、上映中の映画によるDolby Atmos鑑賞会を予定しています。セミナー参加者の皆さんと実際に劇場でDolby Atmosを一緒に体験しましょう!   もちろんセミナーではその最新情報とともに、どのようにしたらDolby Atmosの作品が作れるのか?制作のワークフローから必要なツール類まで、じっくりとご紹介いたします。国内でも販売の始まるDolby Atmos Mastering Suite、そしてProduction Suite、それらと緊密な連携でワークフローを形作るAVID Pro Tools 2018。どのようにシステムアップし、どのように動作を行うのか…?Dolby Atmos Mastering Suite DealerであるROCK ON PROでは、Dolby Atmosに関する疑問・質問にお応えしていきます!名古屋セミナーへのご参加ご予約お待ちしております!!   ※追記:大変恐縮ですが14:30からのセミナースタートに時間変更をしております。詳細は下記の開催要項をご確認ください。ご承知おきのほどお願い申し上げます。   ◎こんな方にオススメ ・Dolby Atmosとはなにか、その基本から知りたい方 ・Atmos Home、Atmos Theaterといった、Dolby Atmosの種類について理解を深めたい方 ・Production Suite、Mastering Suite、Dolby Atmos RMUなど、制作ツールについて理解を深めたい方 ・Dolby Atmos制作に必要なその他の機材/スタジオ環境について知りたい方 ・3Dサラウンド、VRコンテンツ制作に関する情報を最先端にアップデートしたい方 ・Dolby Atmosワークフローについて基本から知りたい方 ・実際にDolby Atmosを体感したい方 ◎セミナー・トピック 第1部 Dolby Atmosの現状 講師:中山 尚幸 氏(Dolby Japan 株式会社)   全世界で爆発的な導入・制作の進むDolby Atmos。あらためてAtmosとはどのようなフォーマットなのか?その制作環境は、どのようになっているのか?基本的な部分から、現在の最新情報、現状の環境といった部分をじっくりと時間をかけて解説いただきます。Dolby Atmosにご興味のある方であれば、どの様な方でも役に立つ導入講座です。   トピック ・Dolby Atmosフォーマットの基本概念 ・Dolby Atmosの種類(ホームとシアターの違い) ・制作ツールの種類(Production SuiteとMastering Suite) 第2部 Dolby Atmos制作環境とそのワークフロー徹底解説 講師:前田 洋介(ROCK ON PRO)   具体的にDolby Atmosの制作を行うには、何が必要なのか?どの様な設備を揃えれば良いのか?ターゲットとする規模、サイズに合わせたソリューションを解説。部屋に合わせて、そしてターゲットとするアウトプットに対して必要とされる要素も変化するDolby Atmosを整理してご案内を行います。   そして、実際の制作において必要となるツール。今回はPro Tools HDシステムでの実例を交えながら、どのように制作を行うのか、シグナルフローなどをご確認いただきながら、ひとつづつ解説します。最新のPro Tools 2018で実現したシームレスなワークフローは、現実感のあるDolby Atmos制作環境を構築可能にします。スピーカーを使わずにヘッドフォンでのプリミックスの手法など、手軽に始められるワークフローなども織り交ぜながらその実態に迫ります。   トピック ・Dolby Atmos制作のためのシステム  -制作に必要な機材/設備  -スタジオ規模/目的に合わせたシステムの種類 ・Pro Tools 12.8におけるDolby Atmosワークフロー  -Dolby Atmosプラグイン  -Dolby Atmos RMUとの連携  -手軽に始めるAtmosワークフロー ◎開催要項 場所:AP名古屋.名駅 7F 会議室N+M    〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-10-25 名駅IMAIビル   (https://www.tc-forum.co.jp/kansai-area/ap-nagoya)   日時:2018年2月20日(火) ※追記:大変恐縮ですが14:30からのセミナースタートに時間変更をしております。ご承知おきのほどお願い申し上げます。    14:15 開場    14:30 セミナースタート    ・Dolby Atmosの現状:中山 尚之(Dolby Japan)    ・制作環境とそのワークフロー徹底解説:前田 洋介(ROCK ON PRO)    16:30 Q&A、セミナー終了、ミッドランドスクウェアシネマへ移動    17:20 ミッドランドスクウェアシネマにて上映作品によるDolby Atmos鑑賞   ※上映作品の鑑賞につきましてはセミナーお申込みの方へスケジュール、タイトル、鑑賞参加費用等をご連絡をさせていただき、鑑賞会へのご参加の有無を確認させていただきます。 ※作品鑑賞後には懇親会を予定しています。奮ってのご参加をお待ちしております。   定員:30名 参加費:セミナー無料(鑑賞会参加費用については、セミナーご参加お申込みの方々へ別途ご案内を     差し上げます。セミナーのみのご参加も可能です。) 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 お問い合わせ先:ROCK ON PRO (TEL: 03-3477-1776)         ROCK ON PRO Umeda (TEL: 06-6131-3078) 講師:中山 尚之(Dolby Japan)、前田 洋介(ROCK ON PRO)   会場地図
Support
2018/01/26

Pro Tools 2018リリース!iLokクラウドでの動作を確認!!

日本時間で本日より開催されているNAMMショウ 2018にて、AvidよりPro Tools最新バージョンとなるPro Tools 2018のリリースが発表されました。年間プランが有効期間中のユーザー様はマスターアカウントよりダウンロード/無償にて使用することが可能となっています。年間プランについてはこちらの記事をご覧ください。Pro Tools 2018では、トラック・プリセット、さかのぼりレコード機能、ターゲット・プレイリストなど、ワークフローを加速する数々の新機能が追加されています。各機能の詳細はAvidブログ日本語版をご覧ください!   ROCK ON PROでも早速Pro Tools 2018をダウンロード、業務フローで注目されるiLokクラウドでの起動を確認しました!その様子は記事後半に掲載しますので、ぜひご覧ください!! NAMMでのAvidプレゼンテーションの様子、関連情報はこちら! Rock oNショウレポート NAMM2018 Day1 AVID速報ダイジェスト Rock oNショウレポート NAMM2018 Day1 Avid Pro Tools Pro Tools 2018 新機能に関する情報(Avidブログ日本語版) >>新機能一覧 >>プレイリストを編集 >>トラックプリセット >>ミックス時のビジュアル・フィードバックを強化(2018.1.29 追加) >>MIDI編集機能(2018.1.29 追加) >>コラボレーションのハードルがさらに低く!(2018.1.29 追加) >>Pro Tools 2018.1 リリース情報 iLokクラウドでPro Tools 2018を起動してみました! Pro Tools及び全てのAvidオーディオ・プラグインは、iLokクラウド・キーに対応しました。これにより、iLok物理キーを使用することなくPro Tools 2018を動作させることが可能となり、それにより空いたUSBポートをMIDIキーボードやオーディオ・インターフェイスに使用することが可能となります。これまで通りiLokキーで動作させることも引き続き可能ですが、ひとつのライセンスを複数の場所で使用するような場合にiLokドングルを持ち運ぶ必要がなくなり、「iLokを忘れた!」「途中で失くしてしまった!!」というトラブルを回避することもできます。   しかし、こうした基盤システムの変更は業務で使用されているユーザー様には不安要素であることも事実。そこで、ROCK ON PROではリリースされたばかりのPro Tools 2018を早速iLokクラウド・ライセンスにて起動してみました!新しい認証システムがどのような動きをするのか!?注意点も含め、レポートいたします! POINTS! ・あらかじめiLok License Managerで操作をしなくても、Pro Toolsを起動すれば自動的にクラウドにアクティベーションされる! ・Pro Toolsが閉じていれば、別のコンピューターでPro Toolsを起動することも可能! ・常時インターネット接続がないとiLokクラウドのアクティベーションは有効にならない!   ライセンスの入ったiLokを挿さずにPro Toolsを起動すると、Activationを促す画面が現れますので「Activate」をクリックします。   iLokアカウントへのログインを促されますので、UserIDとパスワードを入力して「Next」をクリックします。   すると、Availableにあるライセンスが自動的にクラウドセッションにアクティベートされ、Pro Toolsが起動します。   この時、iLok License Managerを開くと左側のロケーション欄に「CLOUD」が追加され、ここにPro Toolsライセンスがアクティベートされているのが分かります。   クラウドセッションを手動で開く/閉じる時は、上部メニューバーの「File」から操作します。 Pro Tools起動中にネットワークがオフラインになったら!? ライセンスのアクティベートまで自動で行ってくれる便利なiLokクラウドですが、ROCK ON PROで検証の結果、アクティベーションのためにはインターネットに常時接続している必要があることが判明しました!では、Pro Toolsでの作業中に万一ネットワークが落ちてしまったり、誤ってLANケーブルが抜けてしまった場合、作業中のセッションはどうなるの!?ということで、こちらもレポートいたします!   結論から言うと、作業中であってもネットワークがオフラインになってしまうとPro Toolsは起動できません。しかし、再生や録音など、Pro Toolsが動作している間はPro Toolsが強制終了してしまうようなことはなく、動作を止めた段階でアラートが出る仕様のようです。5分以内にオンラインに復帰する、またはiLok物理キーでのオーソライズを行えば、そのままの状態で引き続きPro Toolsを使用できます。残念ながら、Pro Tools使用中にホストコンピューターをインターネットに常時接続しておくことができないユーザー様はiLokクラウドでのオーサライズは選択していただけない、というのが現時点での結論ということになります! 年間プラン期間中のユーザーであればPro Tools 2018を使用可能! 年間プランが有効期間中のユーザー様は、すでにマスターアカウントからPro Tools 2018をダウンロードしてご使用いただくことが可能です。「年間プランってなんだっけ!?」「有効期間の確認方法は?」「有効期間が切れていた!!」という方はこちらの記事をご覧ください!ROCK ON PROがみなさまを快適なPro Tools環境へご案内します!!
Support
2018/01/24

Pro Tools の更新期限は大丈夫ですか!? ROCK ON PROが徹底サポートいたします!!

2018年も本格的に始動し、すでに来年度へ向けた機材やシステムの更新/メンテナンスを計画されている方々もいらっしゃるのではないでしょうか。その計画…Pro Tools年間プランの更新はお忘れではありませんか!? ROCK ON PROではPro Tools年間プラン更新を徹底サポート!!「年間プランってなんだっけ?」「どうすれば更新出来るんだ?」「そもそも自分のPro Toolsは更新の必要があるのだろうか?」…そんな疑問も、こちらの記事でスッキリ解消!ROCK ON PROが快適なPro Tools環境を徹底サポートいたします!! INDEX ◎Pro Tools 年間プラン更新とは? ◎年間アップグレード・プラン更新のメリットはこれだ! ◎自分は更新が必要なのか?対象ユーザーなのか?年間アップグレード・プラン更新期限の確認方法 ◎有効期限が近い!年間プラン更新までを徹底サポート!! ◎有効期限が切れている!という方もご安心を!再加入手続きも徹底サポート!! ◎Pro Tools 年間プラン更新とは? Pro Tools年間アップグレード・プランはその名の通り1年間、Pro Toolsを最新のバージョンにアップグレードする権利を得られるプランです。Pro Tools | HD ユーザーの場合は、特典プラグインの使用権と、ソフトウェアに対するAvidサポートの権利もこれに含まれています。   直近の加入または更新から1年間が過ぎてしまうと年間アップグレード・プランは失効してしまいます。引き続き最新バージョンへのアップグレード権を保持するためには、プランの有効期限より前に、有効期間を1年間延長する「Pro Tools年間アップグレード・プラン更新」の手続きを行う必要があります。   もし、年間アップグレード・プランの期限が切れてしまうと、新たにリリースされるバージョンはダウンロードが出来なくなります。(プランが切れた時点での最新バージョンまでであれば引き続きPro Toolsを使用可能です。)年間アップグレード・プランの期限が切れてしまった方であっても、「アップグレード・プランへの再加入」という手続きを取ることで、期間中と同様の権利を再び手に入れることが出来るようになります。   ◎年間アップグレード・プラン更新のメリットはこれだ! ・メジャーアップデートにも対応!!パワフルな最新Pro Tools環境を即DL!! ・矢継ぎ早に行われる機能追加、バグフィクスまで常に最新の快適な環境を入手!! ・継続的なユーザーは「再加入」よりも「更新」の方がコスト優位!!   Pro Tools 12のリリースと同時に年間アップグレード制を導入して以来、Avidは非常に速いスピードで新機能の追加や細かなバグフィックスの追加を行っています。従来ではメジャー・アップデートを待たなければならなかったようなユーザー・メリットが、数ヶ月単位で追加されていることになります。年間アップグレード加入期間中であれば、何度アップグレードが実施されようとも、その都度最新バージョンを使用することが出来ます。つまり、常にPro Toolsを最新の状態に保ち、最新のツール、改良、そして新機能の数々を入手/利用可能となります。   さらに、Pro Tools | HDユーザーの場合は年間アップグレード・プラン加入期間中、25種類の特典プラグインを使用することが出来るようになります(Pro Toolsユーザーの場合は別途 年間プラグイン&サポート・プランのご購入が必要)。   また、プランが切れてしまってからの「再加入」について費用面を見てみると「更新」に比較して割高な設定となっています。継続的にPro Toolsを使用する予定のお客様は、アップグレード期間中の更新をおすすめします。 Pro Tools 12以降の追加機能(一部)   2015年のPro Tools 12発表から現在までの3年弱の間にリリースされた追加機能の代表的な項目を一部ですが列挙します。Pro Tools 12がいかに頻繁にアップグレード/バグ・フィックスを行っているかということがイメージ出来るのではないでしょうか。   [12.0] ◦内部バスのパス数が実質無制限に ◦出力バスでの自動ダウンミックス ◦セッションファイルからのI/Oセットアップ読み込み ◦サブスクリプション・ライセンス開始   [12.1] ◦HEATオプションがDSPだけでなくNative(CPU)でも使用可能に(HDのみ) ◦Instトラックが最大512に ◦トラック・インプットモニターがNativeにも実装 ◦タイムラインの連続スクロール・オプションがNativeにも実装 ◦「センドにコピー」オプションがNativeにも実装 ◦Native版の最大トラック数が128に増加 ◦AFL/PFL SoloオプションがNativeにも実装   [12.2] ◦VCAマスターがNativeにも実装 ◦ゲイン・リダクション等の高度なメータリングがNativeにも実装 ◦RAMディスクキャッシュ・オプションがNativeにも実装   [12.3] ◦トラック・コミット、トラック・バウンス ◦フェード・プリセット、バッチフェード ◦クリップ・オーバーレイ(透過)表示 ◦Pitch Shift Legacyプラグイン   [12.4] ◦フリーズ機能実装   [12.5] ◦クラウドコラボレーション機能実装 ◦Avid Video Engineのアップデート   [12.6] ◦クリップエフェクト(HDのみ) ◦レイヤー・エディット ◦プレイリスト、ロールトリム、フェードカーブ編集、ワークスペース検索機能等の強化 ◦遅延補正強化、内部ミックスワークフローの強化(HDのみ)   [12.7] ◦Pro Tools | MTRX 対応 ◦ワークスペース・タグ機能 ◦クラウドコラボレーション・リビジョン履歴機能   [12.8] ◦Dolby Atmos対応(HDのみ)   [12.8.1] ◦TC/Eオプションとして新たに「Zaplane」が利用可能に   [12.8.2] ◦MIDI機能強化 ◦バッチリネーム機能(クリップ/トラック) ◦Anbisonicsトラック(1次/2次/3次)に対応(HDのみ) ◦Facebook360プラグインが標準で使用可能に(HDのみ) ◦Dolby Atmos機能強化(HDのみ)   [12.8.3] ◦Mac OS High Sierra対応、iMac Pro対応 ◦バグフィックス   ◎自分は更新が必要なのか?対象ユーザーなのか?年間アップグレード・プラン更新期限の確認方法 Pro Tools 年間アップグレード更新期限はAvidマスター・アカウントから確認することが出来ます。下記解説をご参照いただきながら、お持ちのライセンスごとに期限をご確認ください。 1. Avidマスター・アカウントへログインします。 >>Avidマスター・アカウントはこちら   2. メニュー左上の「ユーザーの製品とサブスクリプション」をクリックします。   3. 対象となる製品名のタブをクリックし、表示された画面右側の「Plan expires on」の後ろの日付をご確認ください。 ◎有効期限が近い!年間プラン更新までを徹底サポート!! アップグレード・プランが有効期限内だった場合は、Pro ToolsまたはPro Tools | HD 用の年間アップグレード・プラン更新を購入することで、アカウントに表示されている有効期限を1年間延長することができます。お使いのPro Toolsライセンスに合った年間プラン更新用ライセンスをご購入いただき、下記の手順でアクティベーションを行ってください。たとえ早めに更新しても、延長後の有効期限はアクティベートした日からではなく、もともとの期限から1年間の延長となりますので、継続的な使用をお考えの場合は早めに更新しておくと安心ですね! ・Pro Toolsをご使用の方ははこちら! Pro Tools 年間アップグレード・プラン更新(Annual Upgrade Plan Renewal for Pro Tools) 税込¥11,880(本体価格¥11,000)   ・Pro Tools | HDをご使用の方ははこちら! Pro Tools | HD 年間アップグレード&サポート・プラン更新(Annual Upgrade and Support Plan Renewal for Pro Tools | HD) 税込¥47,844(本体価格¥44,300)   ◎ご購入、お問い合わせはコチラから!! 年間アップグレード・プラン更新方法 1. 更新期限を確認したのと同じ画面で、製品横の「Renew Support」という表示をクリックします。すると、画像内で赤く囲んだポップアップが現れます。 2. ポップアップ下部のボックスに、購入した更新ライセンスを入力します。 3. ライセンス入力ボックス横の「Submit」を押すと、年間アップグレード・プランの期限が延長されます。   ◎有効期限が切れている!という方もご安心を!再加入手続きも徹底サポート!! 年間プランの期限を確認したら、すでに有効期間が終了してしまっていた!という方もご安心ください!!再加入用のライセンスをご購入いただくことで、再び年間アップグレードプランが適用されます。未加入だった時期があったとしても、費用が高くなる以外には特にペナルティなどはありませんのでご安心ください!ご不明点はお気軽にお問い合わせください。 ・Pro Toolsをご使用の方はこちら! Pro Tools 年間アップグレード・プラン再加入(Annual Upgrade Plan Reinstatement for Pro Tools) 税込¥35,856(本体価格¥33,200)   ・Pro Tools | HDをご使用の方はこちら! Pro Tools | HD 年間アップグレード&サポート・プラン再加入(Annual Upgrade and Support Plan Reinstatement for Pro Tools | HD) 税込¥119,880(本体価格¥111,000)   ◎ご購入、お問い合わせはコチラから!! 年間アップグレード・プラン再加入方法 1. マスター・アカウントにログインし、「Avid製品のアクティベーションとダウンロード」を選択します。 >>Avidマスター・アカウントはこちら 2. 画面左上のボックスに、購入した再加入プランのライセンス・コードを入力します。 3. マスター・アカウントのトップ画面に戻り「ユーザーの製品とサブスクリプション」をクリックします。 4. 「Product」欄から年間アップグレード・プランに再加入したいライセンスを選択し「送信」を押すと、新しい年間プランのライセンスが発行され、新たな更新期限が表示されます。   ◎それでもご不安のある方は…ぜひROCK ON PROにご相談ください! いかがでしたでしょうか!? 今なら対象製品ご購入/アクティベーションによる特典、さらに、先着でROCK ON PRO特製USBメモリもプレゼント中!年間アップグレード更新をお考えの方はぜひROCK ON PROへご連絡ください!! やっぱり分かりにくい、更新のメリットがよく分からない、更新が必要なのか相談したい、そんなご不安を拭えない方もお気軽にご相談ください。担当スタッフが快適なPro Tools環境を実現するため徹底サポートいたします!   ◎ご購入、お問い合わせはコチラから!!
NEWS
2018/01/15

Ready to HD I/F !!〜3rd Party製HD I/Fを店頭&レンタルで徹底比較!

Digilink接続インターフェース百花繚乱の年となった2017年。おかげさまで大好評の"Ready to HD I/F!!"はまだまだ継続中!対象機種は店頭またはレンタルにて実機をご確認いただけます!HDシステムをグレードアップする理想の1台を見つけ出すまたとない機会をお見逃しなく!! ◎3rd Party I/Oの実力を店頭&レンタルデモで体験!! ROCK ON PROでは、3rd Party製HD互換I/Fの実力を知っていただくため、Rock oN Shibuya店頭リファレンスルームに対象機種をセットアップしてお待ちしております!さらに、1day Midnight Rentalも実施中!!夜19:00~20:00の間に店頭にてお受け取り、翌日12:00に店頭へご返却いただくレンタルシステムです!各社の機能やサウンドの違いをリファレンス環境で比較するのもよし、聴きなれた環境でご自身のシステムとの相性をじっくりテストしていただくもよし、スペック表や資料だけでは見えない真実の先に、理想の1台を見つけるお手伝いをさせていただきます!!下記リンク先のフォームより、デモのご予約・お問い合わせをお待ちしております! ◎レンタルご注意事項◎ ・お貸出が重なった場合など、ご要望に応じられない場合もございます。  ご希望の機種がございます際は、あらかじめご連絡をいただけますようお願いいたします。 ・お申し込みは下記リンク先のフォームへご入力をお願いいたします。 ・レンタルは渋谷、もしくは梅田店頭でのお受け取りのみとさせていただきます。  配送は承り兼ねますのでご了承ください。 ・レンタルには有効期限付の身分証明書をご提示いただきます。 ・店頭受付時必ず貸出書類に記載いただいた上でのお貸出しとなります ・お一人様2点までのお貸出しになります。   ◎店頭展示・レンタル対象機種の詳細はこちらをチェック!! ・Antelop Audio〜豊富なI/Oと高精度クロックをHDシステムに追加! マスタークロックでつとに有名なAntelope Audioからは、1Uで32 IN/OUTを実現するORION32 HDと、さらに16基のマイクプリを備えたGOLIATH HDをご紹介。歴史と実績に裏付けられた高品位インターナルクロックは低ジッターでクリアなサウンドにも寄与します。多チャンネル/多機能を凝縮したコンパクトな機体はモバイル・システムとしても最適です。 >>特集記事はこちら ・Foucusrite〜伝統と革新の機能性に加え、多数の導入メリット! Rupert Neve直系のサウンド・クオリティを受け継ぎつつ、近年は豊富なDanteソリューションを提供しているFocusrite。ROCK ON PROからはRed 4 PreとRed 8 Preをご紹介します。チャンネル数だけで見ればAntelopeほどではないにしろ、DigiLinkだけでなく、Thuderbolt、Dante、アナログ、デジタル、と非常に多様な信号のI/Fとして機能するオールインワン設計!さらに数量限定での超特価に加え、期間中に本国サイトにて製品登録するとMcDSPのサブスクリプション・プラグインが1年間無償で使用可能になるなど、バリュー・メリットも非常に大きくなっています。 >>特集記事はこちら ・Apogee〜HD互換I/Fの大本命!システムを音楽的にブラッシュアップ!! デジタルオーディオの黎明期に高品位AD/DAのメーカーとして名を馳せたApogee Electronicsから、最新のSymphony I/O MkII HDをご紹介しています。先代Symphony I/OからHD互換I/Oの定番として愛されてきたこの機種の魅力は、グラミー受賞エンジニアであるBob Clearmountain氏の全面的な協力により実現するその音楽的なサウンドクオリティ。モジュール構成によって、無駄のない規模での導入から、大規模なシステムアップまで対応出来るのも人気の秘密です。 >>特集記事はこちら ・Lynx Studio Technology & Prism Sound〜憧れのスタジオ定番クオリティを手にいれる! 前モデルAuroraがDigiLink互換I/Oとして実績を残し、極めてジッターの少ない高品位なサウンドで定評があったLynx Studio TechnologyからAurora(n)、ADA-8シリーズに代表されるそのサウンドクオリティで高い評価を受けてきたPrism Soundから最新機種Titanをご紹介。Aurora(n)その立体的なサウンドはもちろん、最大32ch In/Outを搭載できるほか、ホストとの接続もDigiLink/USB/Thunderbolt/Danteに至るまで高い拡張性を備えます。それが1Uの筐体で完結するコンパクトさも大きな魅力。Titanはラインナップのほとんどが高品位プロダクトと呼んでも差し支えないほどクオリティに定評のあるPrism Soundの最新モデル。憧れのPrism Soundクオリティをシステムに導入するチャンス到来です。 >>特集記事はこちら ・DiGiGrid〜プラグインサーバー+ネットワークオーディオでシステムのポテンシャルを解放! ソフトウェアのリーディング・デベロッパーWavesとデジタルコンソールの雄DiGiCoのタッグから生まれたブランド、DiGiGrid。単にHD I/O互換というだけでなく、システムに強力なプラグイン・パワーを追加し、さらに既存のシステムを無限の可能性を持つSoundGridネットワークの世界へ開放します。DiGiGridの特徴のひとつはユーザーの求める機能に応じた豊富なラインナップ。その数多い製品の中から、HD I/Oとの互換にふさわしい組合せを提案させていただきます。AAX DSP非対応のWavesだけでなく、Flux::、Sonnox、Plugin Alianceなどが動作する強力なプラグインサーバーはNative DAWとの使用も可能。さらに、ネットワークオーディオ規格"SoundGrid"とのI/Fとして機能するため、大規模なシステムを驚くほどシンプルなワイヤリングで実現することも可能となります。シビアな現場で信頼されるDiGiCo性の堅牢なハード部も大きな魅力です。 >>特集記事はこちら ・Avid MTRX〜待望のAvid新フラッグシップI/Oでシステムのコアをパワーアップ! Pro Tools | MTRXはHD I/O以来約7年ぶりに発表されたAvidの新フラッグシップI/O。その名が示す通り1500x1500という巨大な内部マトリクス・ルーティング機能を備え、システムのコアとして機能することが出来る強力なモデルです。モジュール式で多様な信号に対応可能なほか、内部ミキサーは非常に柔軟で、大規模なシステムのコントロールを一手に担えるポテンシャルを備えています。高品位なサウンドを提供するDADのOEMとなるMTRXは機能性に加えそのサウンドクオリティも一線級。S6と組み合わせて使用すれば、従来の大規模ミキサーを超える次世代ミキサーとして機能することが可能です。 >>特集記事はこちら
Sales
2018/01/01

導入は今がチャンス!! & HDX Core +定番アイテム&バンドルキャンペーン実施中!

HDXシステム導入をご検討の方にチャンス到来!HDX Core Card単体と対象のHDXシステム定番アイテムを同時購入いただくと、通常合計価格よりも最大¥74,400お得に!!Pro Tools | HDのメリットを最大限に活かすために必須となるHDX core cardと、制作の効率をアップしイマジネーションを加速する定番アイテムをお得に同時に手に入れるチャンスです!業界標準の制作環境を整えたい方はこの機会をお見逃しなく!!   カード単体での購入が可能となり、導入への壁が一気に低くなったPro Tools HDXシステム。新規導入をご検討の方だけでなく、これまでNative版をご使用の方やHD Nativeからのアップグレード、HDX2以上をご検討の方、はたまた「ちょっと無理かな」と思うご要望をお持ちの方も、まずはROCK ON PRO 佐々木/清水/山口までご相談ください!!ROCK ON PROは、2018年もみなさまからのご連絡をお待ちしております!!!
Support
2017/12/21

Pro Tools 12.8.3リリース!Mac OS X High Sierra対応により最新の環境でPro Toolsを使用可能に!!〜Pro Tools Information

AvidよりPro Tools 12.8.3リリースが発表されました!待望のMac OS 10.13.2 High Sierraへの対応を含む今回のアップデートにより、驚異的パフォーマンスを誇る最新のiMac Pro(最大で18コアを搭載可能!!)でPro Toolsを使用することが可能となり、Native環境で実行可能なプラグインの数が8コア搭載モデルで従来より36%、10コア搭載モデルでは62%も増加します!! Pro Tools自体への追加機能こそありませんが、その分多数のバグフィックスが行われており、High Sierra対応と合わせて、より快適な環境でPro Toolsを使用することが可能となりますね!   >>詳細はこちら(Avidブログ日本語版『Avid Pro Tools + Apple iMac Pro: パフォーマンスのさらなる向上』)     主なアップデート内容 ・Mac OS 10.13.2 High Sierra 対応 ・バグフィックス   *注意点* ・OS 10.10 (Yosemite) はPro Tools 12.8.3ではサポートされません。互換検証においてグラフィック表示上の問題が多数確認されたことがその理由です。 ・Pro Tools 12.8.3はWindows 7をサポートする最後のバージョンとなります。12.8.3より後のバージョンではWindows 7上での検証は行われず、Windows 7固有の問題は修正されません。   関連情報 ・Avid ナレッジベース『Pro Tools 12.8.3 リリース情報(日本語)』  互換情報の概要のほか、オーソライズやインストールに関する注意点がまとまっています。 ・Avid ナレッジベース『Pro Tools 12 システム要件(日本語)』  Pro Tools Native版のシステム要件について、詳細が掲載されています。  MacとWindowsそれぞれについて、サポート対象となるマシン/OS/ハードウェアが詳細に確認できます。 ・Avid ナレッジベース『Pro Tools HD 12 システム要件(日本語)』  Pro Tools HDのシステム要件について、詳細が掲載されています。  MacとWindowsそれぞれについて、サポート対象となるマシン/OS/ハードウェアが詳細に確認できます。 ・Avid ナレッジベース『Pro Tools 12.8.3 Release Notes(英語)』  今回のアップデートで実施されたバグフィックスを一覧できます。
Sales
2017/12/20

HDX導入は年末までがチャンス!HDX "プラス" キャンペーン実施中!!

HDXシステム導入をご検討の方は年末までがチャンス!Pro Tools | HDのメリットを最大限に活かすために必須となるHDX core cardと、HDXシステムに"プラス"することでワークをさらに加速させるアイテムをバンドル!!最大¥90,000以上のバリューでお届けします!!ラインナップは全9種!厳選されたアイテムの中から何を"プラス"するかはあなた次第!加速するクリエイティビティで年末年始を駆け抜けろ!! HDXカード導入の最大のチャンス、年末のキャンペーン終了まで残りわずかです!HDX2以上のご検討やHD Nativeからのアップグレード、はたまた「ちょっと無理かな」と思うことでも、まずはROCK ON PRO 佐々木/清水/山口までご相談ください!!2017年も最後までみなさまからのご連絡をお待ちしております!!!
Tech
2017/12/12

「Dolby Atmos Home」制作のためのターンキー・システムを販売開始!

既存のサラウンド・システムに加え、「オブジェクト・ベース」という新たなコンセプトを取り入れることでシネマ・オーディオに革新をもたらすDolby Atmos。世界中で制作が始まり、映画のみならず家庭用の配信などでも目にすることがますます多くなりました。しかし、新たな方式を取り入れるということは、必然的に従来とは異なるシステムやワークフローが要求されることとなります。 ROCK ON PROはDolby Atmos Mastering Suite認定ディーラーとして、制作を希望するみなさまからの疑問や制作用ツール導入に関するご相談にお応えいたします!「どのようにしたらDolby Atmosの作品が作れるのか? 」そんな疑問をお持ちの方も、まさに「これからDolby Atmosの制作を始めよう!」という方も、まずはROCK ON PROまでお問い合わせください! ◎ホームシアター向け納品ファイル作成に必須のシステムをターンキーで! 制作のための業務用ツールはこれまで、ドルビー社からのレンタルという形で制作現場に提供されていました。その中でも条件がもっともシビアな映画制作向けのツール類は今後もDolby社経由で入手することになりますが、Blu-ray Discやデジタル配信コンテンツを制作するためのツールはDolby社の認定を受けたディーラー経由で販売されることとなります。 ROCK ON PROでは、これら家庭向けDolby Atmosコンテンツの制作から納品マスター・ファイル (Dolby Atmos Home) の作成までを行うことが可能となる、ターンキー・システムの販売を開始いたしました。 Dolby Atmos Mastering Suite with RMU/J 構成 ・Dolby社推奨 DELL Workstation ・Dolby Atmos Mastering Suite 同梱 ・Dolby Atmos HT-Rendering and Mastering Software インストール済 ・MADI2系統 I/O、LTC I/O カード実装済 ・二重化電源、内蔵ディスクは全てSSD ・ハードウェア製品保証5年間、ASP(ROCK ON PRO年間サポート)加入対象製品(有料) 主な機能 ・Dolby Atmosのマスター・ファイルである「.atmos」ファイルの作成 ・.atmosファイルから、家庭向けコンテンツ用の各フォーマットに合わせた納品マスターの作成 ・「.atmos」「Dolby Atmos Print Master」「BWAV」を相互に変換(フレームレートの変換も可能) ・Dolby Atmos環境でのモニタリング ・Dolby Atmosに対応するDAWとの連携 対応するソリューション ・Dolby Atmos に対応したBlu-ray作品のミキシング〜マスタリング ・Dolby Atmos に対応したデジタル配信コンテンツのミキシング〜マスタリング ・Dolby Atmos 映画作品のBlu-ray版制作のためのリミキシング〜リマスタリング ・Dolby Atmos 映画作品のデジタル配信版制作のためのリミキシング〜リマスタリング ・Dolby Atmos 映画作品のためのプリミキシング ・VRコンテンツのミキシング〜マスタリング 価格 ROCK ON PROまでお問合わせください! ◎HT-RMUとは何か〜Cinema用RMUとHome用HT-RMU Dolby Atmosコンテンツ制作のためには、ミックスのためのツールに加え、完成したミックスからファイナルデータを作成するためのDolby Atmos RMU (Redering Mastering Unit)と呼ばれるハードウェア・システムが必要となります。Dolby Atmos RMU はDolby Atmos環境でのモニタリングのためのレンダラーとしての使用も可能であり、ハードウェア・レンダラーとも呼ばれます。 RMUには映画館での上映を目的としたマスター(Dolby Atmos Cinema)を作成するためのものと、Blu-rayやデジタル配信コンテンツなどの家庭やモバイル環境で視聴することを目的としたマスター(Dolby Atmos Home)を作成するためのものがあります。後者のDolby Atmos Homeの制作を目的としたRMUがHT-RMUと呼ばれるハードウェア・システムです。これは、映画館とホームシアターではスピーカー・レイアウトが異なるため、使用されるマスターファイルやレンダリングのプロセスも異なり、それぞれ目的に合わせたRMUを使用する必要があるためです。 参考までに、Dolby Atmos Cinema作成のためにはCinema用RMUを備えた「ダビング・ステージ」と呼ばれるスタジオ設備を構築する必要があります。これらはDolby社によって要件が厳しく管理されているため、Dolby社と直接コンタクトを取る必要があります。 >>こちらの比較表もご覧ください ◎HT-RMUシステムのシグナル・フロー Dolby Atmosコンテンツのミキシングは、これまで通りPro ToolsなどのDAWで行います。HT-RMUはDAWから、MADI経由でオーディオデータを受け取ると同時に、Atmosパンナーを通じてオブジェクトの位置情報であるオブジェクト・メタデータを受け取り、「.atmos」という拡張子を持つマスターファイルを作成します。最終的に、この「.atmos」ファイルから「Dolby True HD」などのメディアに合わせた納品ファイルを作成するところまでを行うことができます。 さらに、RMUからMADIで出力される信号を任意のスピーカーに接続することで、Dolby Atmos環境でのモニタリングが可能となります。 ◎Dolby Atmos Mastering SuiteとProduction Suite Dolby Atmos Mastering Suite with RMU/Jに付属するDolby Atmos Mastering Suiteは、HT-RMUに実質的な機能を与えるためのエンジンと、Pro Tools上でAtmosミックスを行うためのツールであるDolby Atmos Production Suite のライセンス x3をバンドルしたソフトウェア・ライセンスです。 Dolby Atmos Production SuiteはPro Tools | HD 専用のDolby Atmosミキシング・ツールです。Pro Toolsと同一のMac上で動作するソフトウェア・レンダラーと、ソフトウェア/ハードウェア・レンダラーにオブジェクト・メタデータを送ることができるパンナー・プラグインとを中心としたツールボックスです。これだけでもPro ToolsからのDolby Atmosミックスをモニタリングすることが可能ですが、.atmosファイルを書き出すことは出来ません。Dolby Atmos Mastring SuiteはProduction Suite のライセンス3本に加え、HT-RMU上で動作するマスタリング・エンジンなどを含むツール群で、下記ソフトウェアがバンドルされています。 Dolby Atmos Mastring Suite ・Dolby Atmos HT-Rendering and Mastering Software for Windows  HT-RMUのレンダリング/マスタリング・エンジンとWEBサービス ・Dolby Atmos Conversion Tools (for PC and Mac)  「.atmos」「Dolby Atmos Print Master」「BWAV」を相互に変換(フレームレートの変換も可能) ・Dolby Atmos Production Suite x3ライセンス Dolby Atmos Production Suite ・Pro Tools | HD 専用のAtmosパンナー類 ・Dolby Atmosソフトウェア・レンダラー ・パンナー/コンバーターなどのVR制作用ツール Dolby Atmos Production Suite単体はAvid Storeでの販売となります。 >>各プラグインの詳細などはAvidブログでご確認いただけます。 >>次項の比較表もご覧ください ◎Dolby Atmos 制作用ツール 機能比較表 Cinema:映画館上映を目的としたマスター。ダビングステージでファイナルミックスとマスタリングを行う。Dolby Atmos Print Masterと呼ばれるファイル群をRendering Master Unit(RMU)で作成。 Home:一般家庭での視聴を目的としたマスター。ニアフィールドモニターによるAtmosスピーカー・レイアウトにてミックスとマスタリングを行う。Dolby Atmos Master File(.atmos)と呼ばれるファイル群をHome-Theater-Rendering Master Unit(HT-RMU)で作成。 Cinema用とHome用のRMUでは作成できるファイルが異なり、スピーカーレイアウト/部屋の容積に関する要件もCinema向けとHome向けで異なる。それぞれ、目的に合わせたRMUを使用する必要がある。ミキシング用のツール、DAW、プラグイン等は共通。 ※Dolby Atmos Production SuiteはWeb上、AVID Storeからご購入できるほか、Mastering Suiteにも付属しています。 ※Dolby Atmos Dub with RMUについてはDolby Japanへお問い合わせください。 ◎ROCK ON PRO導入事例 beBlue AOYAMA様 2014年、東京・青山という全国でも屈指の好立地に誕生し、MonoからDolby Atmosまで対応可能なMAスタジオ beBlue AOYAMA。こちらのスタジオの誕生にROCK ON PROが関わらせていただいた当時の導入事例です。 THX pm3認証も得た環境でCPU ベースのレンダリングエンジンによるDolby Atmos 環境とホームシアター用RMUを使用したリマスタリング環境を実現可能とした将来性の高いシステム、機材導入などを決定付けたスタジオ構築に関するコンセプトなど、読み応え満載の記事となっております! >>導入事例はこちらからご覧ください!! ◎「Dolby Atmos 制作環境構築セミナー」大阪・名古屋でも開催! ROCK ON PROでは、新たなワークフロー、新たなシステムが要求されるDolby Atmos制作に関して、その最新情報とともに、どのようにしたらDolby Atmosの作品が作れるのか?制作のワークフローから必要なツール類まで、じっくりとご紹介するセミナーを開催中です。12/7(木)には東京でのセミナーが開催、さらに、12/27(水)には大阪での開催が決定しており、日程は未定ですが名古屋での開催も決まっています。Dolby Atmosの制作について、踏み込んだ情報をお探しの方は最寄りの会場までぜひご参加ください!
Event
2017/12/08

「Dolby Atmos 制作環境構築セミナー」全国ツアー第2弾 大阪セミナー募集開始!!

大盛況の内に幕を閉じた東京でのセミナーに続き、「Dolby Atmos 制作環境構築セミナー」第2弾となる大阪での参加者募集を開始いたします!世界中で制作が始まり、映画のみならず家庭用の配信などでも目にすることがますます多くなったDolby Atmos。その最新情報とともに、どのようにしたらDolby Atmosの作品が作れるのか?制作のワークフローから必要なツール類まで、じっくりとご紹介いたします。国内でも販売の始まるDolby Atmos Mastering Suite、そしてProduction Suite、それらと緊密な連携でワークフローを形作るAVID Pro Tools 12.8。どのようにシステムアップし、どのように動作を行うのか…?Dolby Atmos Mastering Suite DealerであるROCK ON PROでは、Dolby Atmosに関する疑問・質問に徹底的にお答えするため全国セミナー・ツアー第2弾!大阪セミナーへのご参加ご予約お待ちしております!! ◎こんな方にオススメ ・Dolby Atmosとはなにか、その基本から知りたい方 ・Atmos Home、Atmos Theaterといった、Dolby Atmosの種類について理解を深めたい方 ・Production Suite、Mastering Suite、Dolby Atmos RMUなど、制作ツールについて理解を深めたい方 ・Dolby Atmos制作に必要なその他の機材/スタジオ環境について知りたい方 ・3Dサラウンド、VRコンテンツ制作に関する情報を最先端にアップデートしたい方 ・Dolby Atmosワークフローについて基本から知りたい方 ◎セミナー・トピック 第1部 Dolby Atmosの現状 講師:中山 尚幸 氏(Dolby Japan 株式会社) 全世界で爆発的な導入・制作の進むDolby Atmos。あらためてAtmosとはどのようなフォーマットなのか?その制作環境は、どのようになっているのか?基本的な部分から、現在の最新情報、現状の環境といった部分をじっくりと時間をかけて解説いただきます。Dolby Atmosにご興味のある方であれば、どの様な方でも役に立つ導入講座。 トピック ・Dolby Atmosフォーマットの基本概念 ・Dolby Atmosの種類(ホームとシアターの違い) ・制作ツールの種類(Production SuiteとMastering Suite) 第2部 Dolby Atmos制作環境とそのワークフロー徹底解説 講師:前田 洋介(ROCK ON PRO) 具体的にDolby Atmosの制作を行うには、何が必要なのか?どの様な設備を揃えれば良いのか?ターゲットとする規模、サイズに合わせたソリューションのご提案を行います。部屋に合わせて、ターゲットとするアウトプットに対して必要とされるものの変わるDolby Atmosを整理してご案内を行います。 そして、実際の制作において必要となるツール。今回はPro Tools HDシステムでの実例を交えながら、どのように制作を行うのか、シグナルフローなどをご確認いただきながら、ひとつづつ解説を行います。最新のPro Tools 12.8で実現したシームレスなワークフローは、現実感のあるDolby Atmos制作環境をご提供します。スピーカーを使わずにヘッドフォンでのプリミックスの手法など、手軽に始められるワークフローなども織り交ぜながらその実態に迫ります。 トピック ・Dolby Atmos制作のためのシステム  -制作に必要な機材/設備  -スタジオ規模/目的に合わせたシステムの種類 ・Pro Tools 12.8におけるDolby Atmosワークフロー  -Dolby Atmosプラグイン  -Dolby Atmos RMUとの連携  -手軽に始めるAtmosワークフロー ◎開催要項 場所:ガリレオクラブ Aスタジオ    〒530-0026 大阪市北区神山町1-5 扇町公園ビル 2階(https://galileo-club.com)     日時:2017年12月27日(水)    14:15 開場    14:30 セミナースタート    ・Dolby Atmosの現状:中山 尚之(Dolby Japan)    ・制作環境とそのワークフロー徹底解説:前田 洋介(ROCK ON PRO)    16:30 Q&A、終了 定員:15名 参加費:無料 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 お問い合わせ先:ROCK ON PRO Umeda TEL 06-6131-3078 講師:中山 尚之(Dolby Japan)、前田 洋介(ROCK ON PRO) 会場地図
NEWS
2017/12/07

年間UPG更新でプラグイン無償提供キャンペーン開始+年間プラン有効中のユーザー様へAvidからプレゼント!! 〜Pro Tools Information

Pro Tools年間アップグレードプラン更新を検討のお客様に朗報です!下記期間中にPro ToolsまたはPro Tools | HD年間アップグレードプラン更新/再加入ライセンスをご購入、アクティベーションしたお客様に「Avid コンプリート・プラグイン・バンドル年間サブスクリプション」(6,480円相当)が無償提供されるキャンペーンが開始されました!! さらに!お客様の日頃のご愛顧に感謝の意を込めて、Avidから年間アップグレードプランにご加入中のPro ToolsおよびPro Tools | HDユーザーの皆様にTracktionおよびPro Sound Effectsのソフトウェアがプレゼントされています!! 最新のPro Tools環境と、サウンドを自在に操るツールが同時に手に入るまたとないチャンス!Pro Tools更新をご検討のお客様はこの機会をお見逃しなく!! >>キャンペーン詳細はこちら(Avidブログ日本語版) ◎キャンペーン・特典内容 概要 期間:2017年11月25日〜2017年12月31日 内容:期間中に対象製品をご購入の上アクティベーションされたお客様に、下記製品を無償提供 特典概要: ・Avid「Avid コンプリート・プラグイン・バンドル年間サブスクリプション」(6,480円相当) 下記のように多彩なカテゴリの定番から最新のプラグインまでを取り揃えたプラグイン・コレクションです。  -クラシック・コンプレッサー  -個性的なEQ群  -バーチャル・インストゥルメント  -スタジオ・レベルのエフェクト類  -複数種類のストンプボックス  -高品位リバーブ  -ワールドクラスのギター・アンプ・シミュレーター  -その他…….  >>さらに詳細なリストはこちら(Avidブログ日本語版) 対象製品: ・Annual Upgrade Plan Renewal for Pro Tools  Pro Tools 年間アップグレード・プラン更新  税込¥11,880(本体価格¥11,000) ・Annual Upgrade and Support Plan Renewal for Pro Tools | HD  Pro Tools | HD 年間アップグレード&サポート・プラン更新  税込¥47,844(本体価格¥44,300) ・Annual Upgrade Plan Reinstatement for Pro Tools  Pro Tools 年間アップグレード・プラン再加入  税込¥35,856(本体価格¥33,200) ・Annual Upgrade and Support Plan Reinstatement for Pro Tools | HD  Pro Tools | HD 年間アップグレード&サポート・プラン再加入  税込¥119,880(本体価格¥111,000) 対象ユーザー: ・現在、年間アップグレード・プランに加入されていない、全てのPro Tools またはPro Tools | HD ユーザー様で、対象期間中に「再加入」いただくお客様 ・現在、年間アップグレード・プラン加入中で、期間中に「更新」いただく全てのPro Tools またはPro Tools | HD ユーザー様 ・年間アップグレード・プラン失効後の30日間の猶予期間中で、その期間内に「更新」いただく全てのPro Tools またはPro Tools | HD ユーザー様 特典の入手方法: 期間中にプロモ該当プロダクトをアクティベートいただくと、My Avidアカウント内の「まだダウンロードしていない製品」(Products not yet downloaded)に「Avid コンプリート・プラグイン・バンドル年間サブスクリプション」が償還されます。 注意事項: ・Avid コンプリート・プラグイン・バンドルにはAvid HEAT 及びAphex Aural Exciter 並びにBig Bottom Proは含まれておりません。 ・下記製品は、本プロモ対象外となります  -Pro Tools | First  -全てのアカデミック版  -全てのサブスクリプション版 ・本キャンペーンはアクティベーションの完了をもって適用されます。対象製品の購入に加え、必ず上記期間中にアクティベーションを行ってください。 ◎さらに!年間プランが有効期間中のユーザーへのプレゼント!! さらに、Avidでは日頃のご愛顧に感謝の意を込めて、Tracktion / Pro Sound Effectsとのコラボレーションにより、年間プランが有効期間中のユーザー様に下記製品の無償提供を開始しています。こちらも年間プラン更新/再加入のメリットとして大きな魅力!各ソフト詳細、入手方法、試聴音源などはAvidブログをご覧ください!! 1. Tracktion Biotek ($150 相当) 高度なシンセ・エンジンが自然の環境音をシンセサイズし、独特なオーガニック・サウンド・スケープを生み出す、新世代のソフトウェア・シンセサイザーです。サウンド・デザイナーやミュージック・クリエーターに最適なBioTekは、無限の可能性を秘めた真に独自のサウンドを創り上げます。 BioTek紹介ムービー 2. Pro Sound Effects「Pro Sound Effects | First Library」 ($99 相当) 350種類の効果音を含む効果音ライブラリです。新作で音響効果を狙う場合や、1つのサウンドがインパクトとともに終わって感動を与える必要のある場合のどちらでも、かつてない素晴らしいサウンドを作り出すことができます。 ◎Pro Tools更新についての詳細はこちらをご覧ください! Pro Tools更新に必要なライセンス、更新の方法などについて詳しく解説した記事です。「Pro Toolsの更新ってなに?」「更新期限はどうやって確認するの?」「ライセンスは購入したけど、アクティベーションの方法がわからない!」といった疑問を徹底解説!年間プラン更新/再加入によるメリット、更新期限の確認方法から更新/再加入に必要な製品、ライセンス購入後のアクティベーション方法まで、これを読めばすべての疑問が解決です! ◎2017年末その他のAvidプロモ関連はこちら!!
Sales
2017/11/30

ROCK ON PRO X’mas Special 〜S3+Dock+iPad バンドル・キャンペーン開始!!

デスクトップ・サイズでありながら16フェーダーと32個のノブを備え、パワフルにDAWをコントロールするPro Tools | S3。そして、S6のマスター・セクションを抜き出したかのような柔軟で多機能なPro Tools | Dock。同時に使用することで、まさにデスクトップをコンソールにアップグレードすることができる2製品をバンドルしたキャンペーンを開始いたします!さらに!!Pro Tools | Dockに必須のiPadを含めたバリュー¥135,464のバンドルもご用意!マウスとキーボード操作から解放された制作環境を整える絶好の機会をお見逃しなく!! <目次> ◎ROCK ON PRO X'mas Special !! - Avid Surface Bundle ◎Pro Tools | S3の魅力を改めてCHECK!! ◎Pro Tools | Dockの魅力を改めてCHECK!! ◎ROCK ON PRO X'mas Special !! - Avid Surface Bundle 1) Avid Surface+iPad Bundle 通常合計価格 ¥832,464(税込)>> Special Price!! ¥697,000(税込) ¥135,464のバリュー!!! Pro Tools | Dockの性能を100%発揮するためにはiPadは必須!iPadだけでも¥40,000強〜からの費用がかかってしまいます…。というわけでROCK ON PROではiPadを含めたお値打ちバンドルを用意いたしました!!浮いたお金で機材を買い足すもよし、年始の福袋をお待ちいただくのもよし、です! バンドル内容 ・Pro Tools | S3 ・Pro Tools | Dock ・iPad Wi-Fiモデル 32GB 2) Avid Surface Bundle 通常合計価格 ¥791,640(税込)>> Special Price!! ¥658,000(税込) ¥133,640のバリュー!!! iPadはお持ちのものをご使用いただく、というお客様はこちらのプランをご検討ください!Pro Tools | DockでサポートされているiPadは iPad Air, iPad Air 2, iPad Pro (9.7-inch), iPad mini 2, iPad mini 3, iPad mini 4となっており、iPad Pro (12.9-inch)サポート対象外となりますのでご注意ください!! バンドル内容 ・Pro Tools | S3 ・Pro Tools | Dock ◎Pro Tools | S3の魅力を改めてCHECK!! 1:スタジオを完璧にコントロール 高機能で人間工学に基づいた優れたデザイン。EuconをフルサポートするS3はレコーディング、編集、ミキシングにおいてDAWの操作をより素早く、ミキシング作業をエキスパンドします。Eucon対応DAWに柔軟に対応でき、異なるDAWセッションも瞬時に切り替えが可能です。 2:よりスマートにすばやく操作 S3のレイアウトデザインは、Avidのフラッグシップ・コントロールサーフェス S6で培った最新技術をコンパクトに凝縮もの。キーボードやマウスでDAWを操作する場合に比べてより直感的で格段に精度の高い、優れたサウンド・ミックスを迅速に作成でき、あらゆる場面において効率が向上します。 3:あらゆる規模のスペースにスタジオをセットアップ S3は内蔵4x6インターフェースを持っているため、サーフェスとラップトップのみでセッションをレコーディング、ミキシング、モニタリングしたり、S3スタンドアロンを使用してオーディオをモニタリングしたりできます。本格的なコントローラを持ちながら必要最小限のシステムを構築することが可能です。 ・それぞれにタッチセンシティブなモーターライズド・フェーダーおよび10セグメント・シグナル・レベル・メーターを備えた16チャンネル・ストリップ ・32のタッチセンシティブなパン用押しボタン・ロータリー・エンコーダー、ゲイン・コントロール、プラグイン・パラメーター調整など(16チャンネル・コントロール、16割り当て可能)、それぞれ3色LED機能インジケーター付き ・トラック名/トラック番号、詳細なメータリング・データ(モノから5.1サラウンド)、パラメーター名/パラメーター値、現在のオートメーション・モードなどを表示する32の高解像度OLEDディスプレイ ・チャンネルごとにソロ、ミュート、チャンネル選択に対応するキー ・ストリップをタッチしてトランスポート・コントロールに簡単にアクセス可能。ジョグ/シャトル・ホイール・コントロールをフルに使用する場合、Artist TransportとともにS3を使用可能 ・ナビゲーション、オートメーション、コントロール割り当て、ソフトウェア・コントロールに対応する多数の専用ボタンとスイッチ ・内蔵4x6 AVB Core Audioインターフェースには、XLRマイク/ラインx2、TRSライン入力x2、XLRライン出力x2、TRSライン出力x2、ステレオ・ヘッドフォン出力が搭載 ◎AVBソリューションとの連携 S3はAVBネットワークにて構築をすることができるため、異なるメーカーのAVB対応機器との連携も可能です。例えば、MOTUのAVB Audioインターフェイス。Ethernet AVBを介し、最小限のケーブルにてオーディオネットワーキングが実現。Eucon側でPro Toolsをリモートし、Thunderboltからつながった16AとS3をAVBで接続しています。コントロール側でのヘッドホンアウトや、PA側からのマイクなど非常に簡潔に接続ができます。スタジオだけでなく、ライブ、イベント等の限られたスペースにも容易に設置できるフレキシブルな設計は様々なシチュエーションにおいて柔軟でクリエイティブな作業を約束してくれるでしょう。 ◎Pro Tools | Dockの魅力を改めてCHECK!! 1:S3とベストマッチするデザイン Avidの提示するフィジカルコントローラーの最新形であるPro Tools | Dock。iPadの使用やEuCon接続といった話題性もありますが、その一番の魅力は16フェーダーを持つS3とのコンビネーションによってPro Toolsをよりコンソールライクに取り扱うことが出来るということにあるでしょう。筐体のサイズまでS3と合わせられたデザインによって、視覚的にも一体感があるだけでなく、互いを行き来するような作業でもスムーズなフローを実現しています。 2:iPadを使用したタッチコントロール Pro Tools Controlをベースに、「Channel ウィンドウ」と「Softkeyウィンドウ」を追加し、Dock用にカスタマイズされたアプリケーションを使用して、iPadによるタッチコントロールを実現しています。タッチスクリーンでの操作はS6と多くの共通性が見られ、iPad上の豊富なビジュアルから得られるチャンネル・ナビゲーションは、従来のコントロールサーフェスと一線を画す情報量です。 また、本体とiPad間のネットワークの接続はあくまでWi-Fiで行い、iPadをDockに置いていなくてもアプリケーションが使用可能となります。Wi-Fiさえ届いていれば少し離れた場所でもiPadを使ってコントロールすることができるため、ブースにiPadだけを持ち混んでセルフレコーディングも可能。SRの現場などでは広い会場の様々なリスニング・ポイントでのサウンドチェックなど、iPadを用いることで用途が大きく拡がっています。 3:豊富で柔軟な本体からのコントロール 本体部にはEuConならではの豊富なSoftKeyと手元に置かれたロケートボタン群、そしてフラッグシップであるS6を彷彿とさせる大きなJOGが並びます。また、”Dedicated Automation Controls”、”Programmable Touch Strips”、”Programmable /Color Coded Soft Keys”の各ブロックには任意のコマンド、キーショートカットをアサイン可能。デフォルトではProToolsの機能がアサインされています。iPadの両サイドに配置されるSoft Knobsは8つ用意され、iPadで表示されている機能(プラグインのパラメータ等)のコントロールをフィジカルに行うことが出来ます。右上にはEuConに対応したモニターコントローラー用のVolumeノブも搭載。ユーザーそれぞれのワークフローに対応できる懐の深さを感じます。 4:ワイヤレス・ネットワークも想定されたシンプルなコネクション 本体背面には、LANポート/iPad充電用のUSBポート/フットスイッチの入力端ポート/電源の4つの接続しかありません。PCとの接続はLANケーブルを用いて行い、iPadはWi-Fi経由となるため有線部分は極めてシンプル。Wi-FiルーターにDockとS3/ArtistMixなどをLANケーブルで接続し、そこからWi-Fi経由でPCとのコミュニケーションを行うことも可能。機材レイアウトにも従来の枠に捉われない自由が与えられます。 ◎Pro Tools | Dock 概要をムービーでCHECK!! Avidプロダクト・スペシャリストのダニエル・ラヴェル氏に対するROCK ON PRO独占取材時に撮影したムービーです。vol.2後半からは、S3とDockの連携が実際に動作している状態をご覧いただくことができます! マウス/キーボードでの操作に比べて格段に繊細で効率的なミックス/エディットを実現するフィジカル・コントローラー。S3+Dockはその最先端の形と言えるのではないでしょうか!? S3/Dockどちらかをすでにお持ちで追加のご購入検討など、単体ご購入のご相談も承ります!お気軽にお問い合わせください!! ◎2017年末その他のAvidプロモ関連はこちら!!
Event
2017/11/24

ROCK ON PRO Presents「Dolby Atmos 制作環境構築セミナー」全国ツアー第1弾 東京セミナー募集開始!!

世界中で制作が始まり、映画のみならず家庭用の配信などでも目にすることがますます多くなったDolby Atmos。その最新情報とともに、どのようにしたらDolby Atmosの作品が作れるのか?制作のワークフローから必要なツール類まで、じっくりとご紹介いたします。国内でも販売の始まるDolby Atmos Mastering Suite、そしてProduction Suite、それらと緊密な連携でワークフローを形作るAVID Pro Tools 12.8。どのようにシステムアップし、どのように動作を行うのか…? 国内では2社となるDolby Atmos Mastering Suite Dealer。その1社であるROCK ON PROでは、Dolby Atmosに関する疑問・質問に徹底的にお答えするため全国セミナー・ツアーを決行!第1弾となる東京セミナーの募集を開始いたします!! 12/7追記:◎開催終了いたしました、ご来場いただき誠にありがとうございました ◎こんな方にオススメ ・Dolby Atmosとはなにか、その基本から知りたい方 ・Atmos Home、Atmos Theaterといった、Dolby Atmosの種類について理解を深めたい方 ・Production Suite、Mastering Suite、Dolby Atmos RMUなど、制作ツールについて理解を深めたい方 ・Dolby Atmos制作に必要なその他の機材/スタジオ環境について知りたい方 ・3Dサラウンド、VRコンテンツ制作に関する情報を最先端にアップデートしたい方 ・Dolby Atmosワークフローについて基本から知りたい方 ◎セミナー・トピック 第1部 Dolby Atmosの現状 講師:中山 尚幸 氏(Dolby Japan 株式会社) 全世界で爆発的な導入・制作の進むDolby Atmos。あらためてAtmosとはどのようなフォーマットなのか?その制作環境は、どのようになっているのか?基本的な部分から、現在の最新情報、現状の環境といった部分をじっくりと時間をかけて解説いただきます。Dolby Atmosにご興味のある方であれば、どの様な方でも役に立つ導入講座。 トピック ・Dolby Atmosフォーマットの基本概念 ・Dolby Atmosの種類(ホームとシアターの違い) ・制作ツールの種類(Production SuiteとMastering Suite) 第2部 Dolby Atmos制作環境とそのワークフロー徹底解説 講師:前田 洋介(ROCK ON PRO) 具体的にDolby Atmosの制作を行うには、何が必要なのか?どの様な設備を揃えれば良いのか?ターゲットとする規模、サイズに合わせたソリューションのご提案を行います。部屋に合わせて、ターゲットとするアウトプットに対して必要とされるものの変わるDolby Atmosを整理してご案内を行います。 そして、実際の制作において必要となるツール。今回はPro Tools HDシステムでの実例を交えながら、どのように制作を行うのか、シグナルフローなどをご確認いただきながら、ひとつづつ解説を行います。最新のPro Tools 12.8で実現したシームレスなワークフローは、現実感のあるDolby Atmos制作環境をご提供します。スピーカーを使わずにヘッドフォンでのプリミックスの手法など、手軽に始められるワークフローなども織り交ぜながらその実態に迫ります。 トピック ・Dolby Atmos制作のためのシステム  -制作に必要な機材/設備  -スタジオ規模/目的に合わせたシステムの種類 ・Pro Tools 12.8におけるDolby Atmosワークフロー  -Dolby Atmosプラグイン  -Dolby Atmos RMUとの連携  -手軽に始めるAtmosワークフロー ◎開催要項 場所:ROCK ON PROセミナールーム    東京都渋谷区神南1-4-8神南渡辺ビル2F 日時:2017年12月7日(木)    15:45 開場    16:00 セミナースタート    ・Dolby Atmosの現状:中山 尚之(Dolby Japan)    ・制作環境とそのワークフロー徹底解説:前田 洋介(ROCK ON PRO)    18:00 Q&A、終了 定員:30名 参加費:無料 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 講師:中山 尚之(Dolby Japan)、前田 洋介(ROCK ON PRO) 会場は下記Rock oN Shibuya店の向かいのビル 2Fとなります。 12/7追記:◎開催終了いたしました、ご来場いただき誠にありがとうございました
NEWS
2017/11/24

販売開始!! Proceed Magazine 2017-2018 ~いま、リアルとARの境界を超えて。特集:Sense of Immersive~

ProceedMagazine2017-2018の販売を開始いたしました!! 急速に浸透を始めているImmersive Sound。FacebookやYouTube、ゲームタイトルなどいよいよその存在はコンシューマーにも認知が得られてきています。これらのコンテンツで映像というファクターが重要になることはもちろん、より没入感(Immersive)を演出するためにはオーディオの力が欠かせません。 今回の特集では国内制作現場への導入事例からテクノロジーをフル活用した先進的なイベント、海外での事例、さらに、制作に閃きを与えクリエイターを後押しするツールたちを取り上げています。ROCK ON PRO Technologyではワークフローに革命をもたらす最新プラグイン / ソフトウェアに対する現場からの声をリポート! 最新テクノロジーの今、そして未来のイメージを凝縮したProceed Magazine。第六感とも言える新たな感触を実現していく、そのサウンドと映像の未来を見つけてください!! ◎Proceed Magazine最新号 販売開始!! Proceed Magazine 2017-2018 全144ページ 定価:500円(本体価格463円) 発行:株式会社メディア・インテグレーション ◎特集:Sense of Immersive Immersive それは、リアルとARの境目が曖昧になる時 私たちの日常のコミュニケーションは、いまやリアル空間だけでなく、電子空間とも交差し、一種のカオスな状態。そんな中、最後まで信頼すべきものは私たちが備える五感、またそれを超えた第六感と呼ばれるもの。日々生み出される多様な技術と表現する力は、私たちの持つこの能力をフルに活用する為の試行錯誤の成果物と言えます。そんな中「サウンド」と「映像」は明確な結果を求められており、そのベクトルは時間と距離そして五感を超え私たちにリアルを超越した感覚を提供することがミッションになっています。 Proceed Magazine2017-2018 号のテーマは、このミッションのKEYになる「没入感(Immersive)」。それを実現するテクノロジーにフォーカス オン。そこから生まれる五感の感触は、第六感(?)、感情、閃きまで生み出していく脳内ワールドです。リアルとARの境目が曖昧になる時、一つ目のハードルを超えたサウンドと映像の未来が見えるに違いありません。 ◎SAMPLE ◎Contents ★ People of Sound 林ゆうき ★ ROCK ON PRO 導入事例 佐藤 直紀邸 ワークスペース / 有限会社ガリレオクラブ / 株式会社メディア・シティ 株式会社テレビ静岡 / 静岡放送株式会社 / 株式会社タムコ / SYNCLIVE STUDIO M ★ 特集 Sense of Immersive 株式会社カプコン / GZ-TOKYO ROPPONGI / HIGHTIDE / 金閣寺音舞台 AVID / FLUX:: / Audio Ease / Nugen Audio ★ History of Technologies Focusrite / FLUX:: ★ REAL SOUND Project インターフェイスの常識を超える。 UNAMAS Labelとデジタル・マイク / 解説VR!! 深く知るAmbisonicsの世界 ★ ROCK ON PRO Technology CAPCOM x LE SOUND / アオイスタジオ x VideoSlave ★ Build Up your Studio パーソナル・スタジオ設計の音響学 その16 秋の実験三者三様 ★ Rock oN Sound Trip 2017 ACID 渋谷 in Germany ★ Power of Music Endorphin.es / ACCUSONUS ★ Product Inside iZotope OZONE8 NEUTRON2 ★ BrandNew ELEKTRON / Lynx / THERMOS / FOSTEX / Native Instruments audio-technica / Antelope / EARSONICS ★ FUN FUN FUN Hapbeat / アメリカン・ミュージックの神髄   ↓Proceed Magazineバックナンバーも販売中↓ Proceed Magazine 2016-2017 Proceed Magazine 2016 Summer
Event
2017/11/21

音楽スタジオのためのMTRXセミナー開催情報!!〜Pro Tools Information〜

遂に国内出荷が開始されたAvidの次世代オーディオインターフェイス「Pro Tools | MTRX 」。その魅力をお伝えするセミナーが東京 赤坂のAvid Space Tokyoにて開催されます!今回のセミナーでは、定評のあるDAD社のAD/DAコンバーターを搭載可能な新たな高品位オーディオインターフェイスとしてのMTRXの魅力、そして、S6と組み合わせることで「レコーディング・ミキサー」としても使用可能となるその機能、仕様、システム構成例を、音楽レコーディング/ミキシング・スタジオ・ユーザー様向けにご紹介致します。 音楽スタジオ関係者のみなさまはぜひ、下記リンク先よりお申し込みください! >>参加お申し込みはこちら(アビッドテクノロジー社ウェブサイトへジャンプします) こんな方におすすめ! ・制作ツール/ワークフローについての情報を最先端にアップデートしたい方 ・音楽制作のための高品位なオーディオインターフェイスをお探しの方 ・スタジオ設備の更新をご検討中の方 ・MTRXを使用した実際のワークフローについて知りたい方 開催概要  日時 : 2017年 12月1日(金) 15:00 – 17:00 (14時45分開場)  会場 : Avid Space Tokyo     東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館 4F     アビッドテクノロジー株式会社 内(地図)  参加費: 無料  主催:アビッドテクノロジー  協賛:タックシステム/宮地楽器/ROCK ON PRO セミナー概要  第一部:高品位オーディオインターフェイスとしてのMTRX  ◎ DAD AD/DAコンバーター搭載高音質の秘密  ◎ 音楽スタジオ/レーベルでの導入/採用事例  ◎ HD I/Oとの音質比較試聴  第二部:キュー/モニタリングシステムとしてのMTRX  ◎ MTRX + DADmanソフトウエア紹介    ・ルーティング/モニタリングシステム機能    ・Dante対応キューモニターシステムの紹介     | Focusrite     | Aviom  ◎ S6 + MTRXのコンソールソリューション    ・S6 MTMからのキューモニター/モニタリング操作    ・リモートマイクプリ     | MTRXのAD操作      ・EuConによる操作      ・Pro Toolsプリプロトコル時の操作    ・レコーディングスタジオ・コンフィギュレーション例 Pro Tools | MTRX 解説ムービー(日本語字幕付き) Digital Audio Denmarkにより、Avidの為に開発されたPro Tools | MTRX は、Pro Tools用のパワフルなマルチ・フォーマットI/Oです。 Pro Tools | HDから可能な最高の音質を実現、さらに、オーディオI/Oとモニター・インターフェースの両方で使用可能な多様性を提供します。またAvidコントロール・サーフェイスの統合型モニター・セクションとして、多くのポストプロダクションや音楽スタジオでの使用が可能。 モジュラー型インタフェース・オプション、Euconコントロール可能なモニター機能、大規模な統合型ルーター、比類なき音質を誇るアナログ入出力とそれに対応したマイク・プリ・カード・オプション等が用意されています。 Pro Tools | MTRX 主な機能 ・最高レベルの音質でオーディオをキャプチャ・再生 ・アナログ48 ch、デジタル64 ch、あるいはニーズに合わせてその間の構成に自由にインターフェースをカスタマイズ ・マイク・プリ、Dante、MADI、AES3、3GSDIを含む幅広いI/Oから選択可能 ・多様な機器、制作環境へ幅広く接続を可能にする多用途性 ・Pro Tools | HDへの64 chのインターフェースとして(*)またはスタンドアロンで使用 ・DADmanソフトウェアおよびPro | Mon 2による柔軟なルーティングとモニタリング・コントロール ・1台のインターフェースで、音楽録音、DolbyAtmos、ライブサウンド、複数のPro Toolsでのポスト・ワークフロー、モニター・コントロール等、様々な用途に対応 ・DADmanおよびPro Tools | S6から、インターフェース1台につき最大48台のマイク・プリをリモート・コントロール ・必要に応じて、複数のスピーカーセットでモニター・セクションを構成 ・オリジナルのテンプレートを設定して、モニター・フォーマット間で瞬時に切替 ・Pro | Mon を256 x 32サミングミキサーとして使用し、ステムとソースをサミングしてモニター出力から出力 ・モノ/ステレオから64チャンネルのオーディオ出力まで、複数のオーディオ・フォーマットで作業可能 ・シグナル状態やセッションを、フロントパネル・ディスプレイで素早く確認
Event
2017/11/21

Robb AllanによるVENUE | S6Lライブサウンドミキシング・セミナー開催情報 〜Pro Tools Information〜

90年初頭にブレイクし、現代の音楽シーンに巨大なインパクトを与えたイギリスのユニット、Massive AttackのツアーFOHを務めるRobb Allan氏によるセミナーが、今週末にAvid Space Tokyoにて開催されます。まさにホンモノのノウハウやティップスを一挙に学べる非常に貴重な機会です。まだお席に余裕があるようですので、ご興味のある方はご参加を検討されてはいかがでしょうか!? 下記リンク先、Avidブログ日本語版からお申し込みが可能です。 >>セミナー詳細はこちら(アビッドブログ日本語版へジャンプします) 参考: >>「S6Lと行くMassive Attackコンサート・ツアー」by Robb Allan (アビッドブログ日本語版へジャンプします) こんな方におすすめ! ・本場のSRテクニックに触れたい方 ・Massive Attackのステージ/サウンドに興味のある方 ・S6L/Venueのワークフローについて学びたい方 開催概要  日時 : 2017年 11月24日(金) 15:00 – 17:00 (14時45分開場)  会場 : Avid Space Tokyo     東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館 4F     アビッドテクノロジー株式会社 内(地図)  参加費: 無料 セミナートピック ・VENUE|S6Lを使ったMassive Attackツアーミキシング事例 ・ライブ・サウンド・ミキシング用プラグイン、スナップショットに関するヒント&テクニック ・LTCタイムコードを使用したバーチャルプロダクションリハーサル ・ショー・ファイルとカスタムレイアウト作成とその使用方法 ・ユニバーサル・タッチスクリーンのワークフローと効率的なミキシング ・VENUEソフトウェアの使用法およびI/Oチャネルの管理 ライブサウンド・ミキシングは、時間の制約、複雑なプロダクション、直前までの変更、クライアントごとのニーズなど、多くの課題との戦いです。 Avid VENUE | S6Lの、パワフルなプロセッシング・エンジン、300を越えるプロセッシング・チャンネル、高速タッチスクリーンによる優れた操作性、内蔵プラグインとPro Toolsとの統合が、大規模なステージにも対応。また、ネットワークとI/Oも幅広く提供しており、あらゆるライブの要求に応えます。実際のショー・ファイルでのデモンストレーションも交えたセミナーにぜひご参加ください。
Post
2017/11/14

株式会社Zaxx 様 / GZ-TOKYO ROPPONGI

「いまスタジオを新規で作るのであればDolby ATMOS対応は必ず行うべきだ」という強い意志で設計された株式会社Zaxx / GZ-TOKYO ROPPONGI AS 207をレポートする。同社を率いる舘 英広 氏は中京テレビ放送株式会社の音声技術出身。その現場で培った音に対するこだわり、そしてその鋭い感覚によってこのスタジオは計画された。 ◎「これからのオーディオはこれしかない!!」 きっかけは、名古屋にDolby ATMOS対応の映画館が出来た際に、そこで作品を見た瞬間にまで遡るという。テレビ業界を歩んできた舘氏は国内でのサラウンド黎明期より、その技術に対しての造詣が深く、またいち早く自身でもその環境でのミキシングを行っていたというバックグラウンドを持つ。名古屋地区で一番最初にサラウンド環境のあるMAスタジオを持ったのが株式会社Zaxxであり、それをプランニングしたのが舘氏である。地場の放送局がまだ何処もサラウンドの環境を持っていない中でサラウンド対応のMAスタジオを作る。そのような先進性に富んだ感覚が今回のスタジオにも感じられる。   舘氏がDolby ATMOSの作品を映画館で見た際に感じたのは「これからのオーディオはこれしかない!!」というほどの強いインパクトであったという。これまでの平面サラウンドの枠を飛び出した上空からのサウンド、そしてオブジェクトにより劇場中を自由に飛び回るサウンド。次にスタジオを作るのであれば、Dolby ATMOS対応しかないと感じたということ。そしてその思いを実際に形にしたのが、今回のGZ-TOKYO ROPPONGI AS 207だ。仕事があるのか?無いのか?という消極的な選択ではなく、良いものであるのならばそれを作れる環境を用意しよう。そうすればそこから生まれる仕事は絶対にある。仕事が無いのであれば、仕事を作ればいい。それも経営者としての自身の仕事だという。   とはいえ、突然映画のダビングステージを作るという飛躍はなく、従来の作業も快適に行なえ、その上でDolby ATMOSの作業も行うことができる環境を整備するという、今回のGZ-TOKYO ROPPONGIのコンセプトへとその思いは昇華している。   スタジオのシステムをご紹介する前にスタジオに入ってすぐのロビーに少し触れたい。受付があって、打合せ用のスペースがあって、というのが一般的だがGZ-TOKYO ROPPONGIはソファーとバーカウンターがあり、4Kの大型TVでは最新の作品が流れている。新しいアイデアを出すためのスペースとしてその空間が作られているという印象を受けた。また、編集室、MA室の扉はひとつづつが別々のカラーで塗られ、全7室が揃うと一つの虹となるようにレインボーカラーの7色が配置されている。床にもその色が入っており非常にスタイリッシュな仕上りだ。編集室はあえて既存のビルの窓を潰さずに、必要であれば自然光が入るようになっているのも特徴的。もちろん通常は遮光されており色味が分からなくといったことはないが、必要とあれば開放感あふれる空間へと変えることもできる。スペースの居住性にも配慮した意志が感じられる部分だ。 ◎9.1.4chのATMOSシステム 前述のようにMAスタジオを作るのであればDOLBY ATMOSは外せない、というコンセプトを持って完成した今回のGZ-TOKYO ROPPONGI AS 207。こちらに導入されたシステムは、Dolby ATMOS Homeに準拠した9.1.4chのシステムとなっている。部屋に対して最大限のスピーカーを設置しDolby ATMOSの良さを引き出そうというシステムだ。一般的な7.1chのサラウンドシステムに、サイドL,Rが追加され、一番間隔の空くフロントスピーカーとサラウンドスピーカーの間を埋める。実際に音を聴くと、フロントとリアのつながりが非常に良くなっていることに気づく。そして、トップには4chのスピーカー。Dolby ATMOS Homeの最大数が確保されている。スケルトンで4mという極端に高さがある物件ではないが、それでもトップスピーカーをしっかりと設置出来るという良いお手本のような仕上がり。天井平面からしっかりとオフセットされ、真下に入って頭をぶつける心配もない。防音、遮音のために床も上がり、天井も下がる環境の中でこの位置関係を成立させることが出来るというのは、今後Dolby ATMOS対応のスタジオを作りたいという方には朗報ではないだろうか。こちらは、音響施工を担当された日本音響エンジニアリング株式会社のノウハウが光る部分だ。   スピーカーの選定に関しては舘氏のこだわりがある。中京テレビの音声時代から愛用しているというGenelecが今回のスタジオでも候補から外れることはなかった。今回Stereo用のラージに導入された1037B等の1000番台を長く使用してきた中、舘氏にとって初めての8000番台となる8040(平面9ch)、8030(Top 4ch)をDolby ATMOS用に導入したということ。従来のラインナップに比べてサウンドのキャラクターは大きく変わっていないが、高域が少しシャープになったという印象を持っているということだ。   Dolby ATMOS導入スタジオには必ずと言っていいほど設置されているDolby RMUがこのスタジオにはない。これはDolbyの提供するSoftware Rendererの性能が上がり、マスタリング以外の作業のうちほぼ9割方の作業が行えるようになったという背景がある。Home向けであれば仕込みからミキシングまでSoftware Rendererで作業を行うことが出来る。Cinema環境向けであったとしても、この環境でオブジェクトの移動感などを確認することももちろん可能だ。仕上がった作品をRMUを持つスタジオでマスタリングすれば、Dolby ATMOSのマスターデータが完成するということになる。RMUの導入コストと、その作業が行われる頻度などを考え、また本スタジオへMAエンジニアの派遣も行うBeBlue Tokyo Studio 0にRMUがある、というのも大きな理由になったのではないだろうか。なお、本スタジオのシステム導入時点でリリースされていなかったということもあり、Pro ToolsはVer.12.8ではなく12.7.1がインストールされている。Avidが次のステップを見せている段階ではあったが、堅実に従来のワークフローを導入している。 ◎DAD + ANDIAMO + VMC、充実のI/F AS 207のPro ToolsシステムはPro Tools HDX1、Audio InterfaceはDAD DX32が直接Digilinkで接続されている。そして、そのフロントエンドにAD/DAコンバーターとしてDirectout ANDIAMOが加わる。SYNC HDと合わせてもたった3Uというコンパクトなサイズに、32chのAD/DA、3系統のMADI、16chのAESと充実のインターフェースを備えたシステムだ。ただし、充実といっても9.1.4chのスピーカーアウトだけで14chを使ってしまう。またVUも10連ということで、こちらも10ch。さすがはDolby ATMOSといった多チャンネルサラウンドとなっており、その接続も頭を悩ましてやりくりをした部分でもある。ちなみに、MacProはSoftware Rendererを利用する際の負荷に1台で耐えられるようにカスタムオーダーでスペックアップを行っている。   Dolby ATMOSの9.1.4chのモニターコントロールはTACsystem VMC-102で行っている。柔軟なモニターセクションと、国内の事情を熟知したコミュニケーションシステムとの連携はやはり一日の長がある。コミュニケーションにはIconicのカスタムI/Fを通じてTB BoxとCuf Boxが接続されている。この部分も事前に接続試験を入念に行い、コストを押さえたカスタムI/Fで必要機能を実現できるのか、株式会社アイコニック 河村氏と検証を行なった部分でもある。なお、今回の導入工事は河村氏の取りまとめで進行した。河村氏は冒頭でも述べた名古屋地区で初めての5.1chサラウンドを備えたMA studioや中京テレビのMA室からと舘氏とも長い付き合い。その要望の実現もアイデアに富んだシステムアップとなった。 ◎前後する机で出現する快適な作業空間 Dolby ATMOSのシステムを備えたAS 207だが、やはり普段はステレオ作業も多いことが予想される。サラウンドサークルを最大に確保したセンターのリスニングポジションでは、後方のお客様スペースが圧迫されてしまう。そのためStereoの作業時には、机がコンソールごと前に30cmほど移動する仕掛けが作られた。左右にレールを設け、キャスターで移動するのだが、それほど大きな力をかけずに、簡単に移動することが出来る。机にはMac Proを始めとした機器類のほとんどが実装されているにもかかわらず、これだけ簡単に動く工夫には非常に驚かされる。これにより、Stereo時にはミキサー席後方に十分なスペースが確保され、快適な作業環境が出現する。そしてDolby ATMOSでの作業時には部屋の広さを最大限に活かした、音響空間が確保されるということになる。 ◎S6と独立したサラウンドパンナー コンソールについて、今回のスタジオ設計における初期段階で検討されていたのはAvid S6ではなかったのだが、中京テレビに新設されたMA室のお披露目の際に、導入されたAvid S6を見て新しい部屋ならこのシステムが必要だと直感的に感じたということ。DAWのオペレートは舘氏自身では行わないということだが、音声技術出身ということから現場でのミキシングなど音に触れる作業はいまでも行っている。その機材に対する感性からAvid S6がセレクトされたということは、販売する我々にとっても嬉しい出来事であった。その後検討を重ね、最終的にはフェーダー数16ch、5ノブのS6-M10が導入されている。ディスプレイ・モジュールに関しては、いろいろと検討があったがVUの設置位置との兼ね合い、リスニング環境を優先しての判断となっている。写真からもVU、そしてPC Dispalyの位置関係がよく練られているのが感じられるのではないだろうか。   そして、S6の導入のメリットの一つであるのが高性能なサラウンドパンナーオプションの存在。フレームに組み込むのではなく、個別にした箱に仕込んで好きな位置で操作出来るようにしている。やはりサラウンドパンニングはスイートスポットで行いたい。しかし、ステレオ作業を考えるとフレームの中央に埋め込んでしまっては作業性が損なわれる。その回答がこちらの独立させたサラウンドパンナーということになる。机と合わせ、部屋としての使い勝手にこだわった部分と言えるのではないだろうか。 ◎動画再生エンジンにはVideo Slaveを採用 動画の再生エンジンには、ROCK ON PROで2017年1月よりデリバリーを開始したNon-Leathal Application社のVideo Slaveを導入していただいた。Pro ToolsのVideo Track以上に幅広いVideo Fileに対応し、Timecodeキャラのオーバーレイ機能、ADR向けのVisual Cue機能などMA作業に必要とされる様々な機能を持つ同期再生のソリューションだ。4K Fileへの対応など将来的な拡張性もこのアプリケーションの魅力の一つとなっている。VTRから起こしたキャラ付きのMovieデータであればPro ToolsのVideo Trackで、今後増えることが予想されるノンリニアからの直接のデータであればVideo Slaveで、と多様なケースにも対応できるスタンバイがなされている。 ◎ニーズに合わせた大小2つのブース ナレーションブースは大小2つの部屋が用意されている。MA室自体もはっきりとサイズに差を付けて、顧客の幅広いニーズに対応できるようにしている。これはシステムを構築する機材の価格は下がってきているので、ニーズに合わせた広さを持った部屋を準備することが大切という考え方から。大きい方のブースには、壁面にTVがかけられ、アフレコ作業にも対応できるようにセットアップが行われている。逆に小さい方の部屋は、ナレーション専用。隣合わせに2名が最大人数というはっきりとした差別化が図られている。ただし、運用の柔軟性を確保するために2部屋あるMA室からは両方のブースが使用できるようなしくみが作られており、メリハリを付けつつ運用の柔軟性を最大化するという発想が実現されている部分だ。   音声の収録にもこだわりが詰まっている。マイクプリはAD Gear製のKZ-912がブース内に用意され、MA室からのリモートでゲインの調整が行われる。マイクの直近でゲインを稼ぐことで音質を確保する、というこの理にかなった方法は、高価なリモートマイクプリでしか利便性との両立が図れないが、ここが音質にとっていちばん大切な部分ということで妥協なくこのシステムが導入されている。Pro Toolsへの入力前にはSSL X-Deskが置かれ、ここで入力のゲイン調整が行えるようになっている。そしてアナログコンソールで全てを賄うのではなく、ミキシングの部分は機能性に富んだAvid S6で、となる。収録などの音質に直結する部分はこだわりのアナログ機器で固める、というまさに適材適所のハイブリッドなシステムアップが行われている。このX-Deskという選択は、これまでもコンソールは歴代SSLが使われてきたというバックグラウンドからも自然なセレクトと言える。 ◎AS 207と共通した機材構成のAS 208 そしてもう一部屋となるAS 208は部屋自体がコンパクトに設計されStereo作業専用となっているが、そのシステム自体はAS 207と全く同じシステムが導入されている。もちろん、コンソールはスペースに合わせてAvid S3が導入されているが、システムのコアはPro Tools HDXにDAD DX32が接続され、Directout AndiamoがAD/DAとしてあり、モニターコントローラーはTAC system VMC-102とAS 207と共通の構成となる。しかも両スタジオとも内部のMatrixなどは全く同一のプリセットが書き込まれている。片方の部屋でトラブルが発生した場合には、単純に交換を行うことで復旧ができるようにシステムの二重化が図られている。放送の現場感覚がよく現れた堅実性の高いシステム構成である。 Dolby ATMOS対応のスタジオをオフィスビルに、というだけでも国内では大きなトピックであると感じるが、様々な工夫と長年の経験に裏付けられた造詣が随所に光るスタジオである。システム設計を行われた株式会社アイコニック河村氏、音響施工を行われた日本音響エンジニアリング株式会社、そして、快く取材をお受けいただきそのスタジオに対する熱い思いをお話いただいた株式会社Zaxx 代表取締役の舘 英広氏に改めて御礼を申し上げてレポートのくくりとさせていただきたい。 写真手前右側が「Zaxx」代表取締役の舘英広氏、左側が同スタジオで音響オペレーターを務める「ビー・ブルー」の中村和教氏、奥右側からROCK ON PRO前田洋介、「アイコニック」の河村聡氏、ビー・ブルー」の川崎玲文氏
Media
2017/11/14

株式会社カプコン様 / Dynamic Mixing Stage

日本を代表するゲーム会社である株式会社カプコン。もともと7.1ch対応のAVID S6が設置されたDubbing Stage、そして7.1ch対応のAVID D-Control(ICON)が設置されたDynamic Mixing Stageの2部屋を擁していたが、今後起こりうるImmersive Audioの制作へ対応するためDynamic Mixing Stageのシステム更新を行った。今回の更新でDOLBY ATMOS HOME対応のシステムが組まれ、今後AURO 3Dなどにも対応できるよう準備が行われている。 ◎Dynamic Mixingというコンセプト 今回、スタジオを改修するにあたりそのコンセプトについても根本的に見直しが行われた。これまで、カプコン社内スタジオ「bitMASTERstudio」は、レコーディングと大型セッションのミキシングを可能とする「Dubbing Stage」と、そのサテライトとして同等の能力を持ちつつ、レコーディングを除いたプリミックスや仕上げの手前までを想定した「Dynamic Mixing Stage」という構成であったが、これを従来型のPro ToolsとS6によるミキシングを中心に行う「Dubbing Stage(旧Dubbing Stage)」と、今回改修を行ったスタジオをゲーム内のインタラクティブシーンを中心としたミキシングを行うための「Dynamic Mixing Stage(旧Dynamic Mixing Stage)」としている。   この「Dynamic Mixing」は、ゲームの中でプログラムによって制御される方法でミキシングを行うことを指している。つまり、このステージはゲーム内のプログラムミキシングを行う場所であり、従来のミキシングステージとは一線を画するものだと考えているとのことだ。したがって、この部屋の音響空間及びシステムの設計思想は「リファレンスとなりうる音を再生できる特性を持ち、プログラムによるミキシングを効率的に行えるシステム」であることを第一義としている。   システムを構築する上で大切にしたことは、WindowsPC内にインストールされたゲームエンジンとオーディオミドルウェアのパラメーターを操作するのと同時に、ゲームに組み込むためのオーディオエディット/ミキシングをPro Tools上で効率的に行えるようにすること。Ultra Wideディスプレイと壁付けのTVによってそれらの情報をすべて表示し、ゲーム音声とProTools上の音声を瞬時に切り替え、あるいは同時に再生することのできるシステムにしておくことは、ゲームオーディオ制作では極めて重要、とのことだ。 ◎既存スタジオをブラッシュアップするアイデア メインのミキシング、ナレーションなどの収録に活躍するDubbing Stageと、ユーティリティ性を持たせプレビューなどにも対応できるように設計されたDynamic Mixing Stage。そのDynamic Mixing Stageはモニター環境をブラッシュアップし新しいフォーマットへの準備を行なった格好だ。部屋自体はそれほど広い空間が確保されているわけではなく、天井高も同様。その中にDOLBY ATMOS、そしてAURO 3Dといった次世代のフォーマットへ対応したモニタリングシステムを導入している。音響設計・内装工事を行った株式会社SONAからも様々な提案が行われ、そのアイデアの中から実現したのが、このスタジオのイメージを決定づける音響衝立と一体となったスピーカースタンドだ。天井に関してはスピーカーを設置するために作り直されており、内装壁も全面改修されているが、壁の防音層と床には手を加えずに最低限の予算で今回の工事を完了させている。   併せてDAWシステムについても更新が行われ、コントローラーはAVID D-Control(ICON)からAVID S3へとブラッシュアップされた。また、Dubbing Stageでモニターコントローラーとして活用されていたTAC system VMC-102はDynamic Mixing Stageへと移設され、マルチフォーマット対応のモニターコントローラーとして再セットアップが行われている。Dubbing Stageのモニターセクションには最新のAVID MTRXがインストールされ、AVID S6からの直接のコントロールによるモニタリングを行うようにこちらも再セットアップされている。 ◎フォーマットに対応する柔軟性を持つ それでは、各パートごとに詳細にご案内を行なっていきたい。まずは、何といっても金色に光り輝く音響衝立。これは完全にカスタムで、背の高いものが8本、低いものがセンター用に1本制作された。その設置はITUサラウンドの設置位置に合わせて置かれている。フロントはセンターを中心に30度、60度の角度で、Wide L/Rを含めたフォーマットとして設置が行われている。サラウンドはセンターより110度、150度と基本に忠実な配置。これらの音響衝立は、天井側のレールに沿ってサラウンドサークルの円周上を移動できるようになっている。これは、物理的に出入り口に設置場所がかかってしまっているため、大型の機器の搬入時のためという側面もあるが、今後この8枚の音響衝立の設置の自由度を担保する設計となっている。この衝立の表面は穴の空いた音響拡散パネルで仕上がっており,内部に吸音材が詰められるようになっている。吸音材の種類、ボリュームを調整することで調整が行えるようにという工夫である。 そしてちょうど耳の高さに当たる部分と、最上部の2箇所にスピーカー設置用の金具が用意されている。この金具も工夫が行われており、上下左右全て自由に微調整が行えるような設計だ。写真で設置されている位置がITU-R準拠のサラウンドフォーマットの位置であり、そのままDOLBY ATMOSのセットアップとなる。最上部の金具の位置はAURO 3D用のものであり、Hight Layerの設置位置となる。現状では、AURO 3D用のスピーカーを常設する予定はなく、AURO 3Dに変更する際には追加でこの位置へスピーカーを設置する事となる。完全に縦軸の一致する上下に設置ができるため、理想的な設置環境といえるだろう。   センターだけはTVモニターとの兼ね合いがあり背の低い衝立となっている、また、AURO 3D用のHC設置はTVの上部に設置用の金具が準備される。そして、TVモニターの下の空間にはサブウーファー2台が左右対象の位置に設置されている。天井にはセンターから45度の角度を取り、4本のスピーカーが正方形に配置されている。これが、Top Surround用のスピーカーとなる。もちろんAURO 3D用にTチャンネル用として天井の中心に金具が用意されている。また、wide L/Rの位置にも音響衝立が用意されているので、現状設置されている7.1.4のフォーマットから、9.1.4への変更も容易になっている。   このサラウンド環境はコンパクトな空間を最大限に活かし、完全に等距離、半球上へのスピーカー設置を実現している。そのために、各チャンネルの音のつながりが非常に良いということだ。また、音響衝立の中にスピーカーを設置したことにより、バッフル設置のようなメリットも出ているのではないかと想像する。スピーカー後方には十分な距離があり、そういった余裕からもサウンド面でのメリットも出ているのではないだろうか。 ◎3Dにおける同軸モニターの優位性 今回の更新にあたり、スピーカーは一新されている。カプコンでは以前より各制作スタッフのスピーカーをGenelecに統一している。できるだけ作業スペースごとの視聴環境の差をなくし、サウンドクオリティーの向上と作業効率の向上がその目的だ。そのような流れもあり、Dynamic Mixing StageではGenelecの最新機種である8341がフロントLCRの3ch用として、サラウンド及びTop Layerには一回りコンパクトな8331が選定されている。このモデルは同軸2-way+ダブルウーファーという特徴的な設計のモデル。従来の筐体より一回り小さな筐体で1クラス上の低域再生を実現してるため、DOLBY ATMOSのように全てのスピーカーにフルレンジ再生を求める環境に適したモデルの一つと言える。ちなみに8341のカタログスペックでの低域再生能力は45Hz~(-1.5dB)となっている。従来の8030クラスのサイズでこの低域再生は素晴らしい能力といえるのではないだろうか。また、スピーカーの指向性が重要となるこのような環境では、スコーカーとツイーターが同軸設計であるということも見逃せないポイント。2-way,3-wayのスピーカー軸の少しのずれが、マルチチャンネル環境では重なり合って見過ごすことのできない音のにごりの原因となるためである。   これら、Genelecのスピーカー調整はスピーカー内部のGLMにより行われている。自動補正を施したあとに手動で更にパラメーターを追い込み調整が行われた。その調整には、最新のGLM 3.0のベータバージョンが早々に利用された。GLMでは最大30本のスピーカーを調整することが出来る。そのためこの規模のスピーカーの本数であっても、一括してスピーカーマネージメントが可能となっている。   今回の更新に合わせて新しく作り直したデスクは、部屋のサラウンドサークルに合わせて奥側が円を描く形状となっている。手前側も少しアーチを描くことで部屋に自然な広がり感を与えている印象だ。もちろん見た目だけではなく作業スペースを最大限に確保するための工夫でもあるのだが、非常に収まりのよい仕上がりとなっている。このデザインはカプコンのスタッフ皆様のこだわりの結晶でもある。そしてそのアーチを描く机の上には、AVID S3とDock、モニターコントローラーのTAC system VMC-102、そして38inch-wideのPC Dispalyが並ぶ。PC Displayの左右にあるのは、BauXer(ボザール)という国内メーカーのMarty101というスピーカー。独自のタイムドメイン理論に基づく、ピュアサウンドを実現した製品が評価を得ているメーカーだ。タイムドメインというと富士通テンのEclipseシリーズが思い浮かべられるが、同じ観点ながら異なったアプローチによりタイムドメイン理論の理想を実践している製品である。また、さらにMusik RL906をニアフィールドモニターとして設置する予定もあるほか、TVからもプレビューできるようにシステムアップが行われている。 ◎AVID MTRXをフル活用したDubbing Stage Dynamic Mixing StageのシステムはVMC-102とDirectout TechnologyのANDIAMO2.XTが組み合わされている。DAWとしてはPro Tools HDX2が導入され、I/OとしてMADI HDが用意されている。MADI HDから出力されるMADI信号はANDIAMOへ入り、VMC-102のソースとして取り扱われる。ANDIAMOにはATMOS視聴用のAV AMPのPre-OUTが接続されている。AV AMPはDOLBY ATMOS等のサラウンドデコーダーとしてPS4、XBOX oneなどが接続されている。VMC上ではストレートにモニターを行うことも、5.1chへのダウンミックス、5.1chでリアをデフューズで鳴らす、ステレオのダウンミックスといったことが行えるようにセットアップされている。   ちょっとした工夫ではあるが、AV AMPの出力は一旦ANDIAMOに入った後、VMCへのソースとしての送り出しとは別にアナログアウトから出力され、Dubbing Stageでもそのサウンドが視聴できるようにセットアップされている。実はこのANDIAMOは以前よりスタジオで利用されていたものであり、それを上手く流用し今回の更新にかかるコストを最低限に押さえるといった工夫も行われている。   Dubbing StageはVMC-102が移設となったため、新たにAVID MTRIXが導入されている。Pro ToolsのI/Oとして、そしてS6のモニターセクションとしてフルにその機能を活用していただいている。7.1chのスピーカーシステムはそのままに、5,1chダウンミックス、5.1chデフューズ、stereoダウンミックスといった機能が盛り込まれている。また、CUE OUTを利用しSSL Matrixへと信号が送り込まれ、Matrixのモニターセクションで別ソースのモニタリングが可能なようにセットアップされている。AVID MTRXには、MADIで接続された2台のANDIAMO XTがあり、この2台がスピーカーへの送り出し、メーター、そしてブースのマイク回線、AV AMPの入力などを受け持っている。せっかくなので、Dubbing Stage/Bの回線をAVID MTRXに集約させようというアイディアもあったが、サンプルレートの異なった作業を行うことが出来ないというデメリットがあり、このようなシステムアップに落ち着いている。やはり収録、素材段階での96kHz作業は増加の方向にあるという。従来の48kHzでの作業との割合を考えるとスタジオ運営の柔軟性を確保するためにもこの選択がベストであったという。   AVID MTRXのモニターセクションは、AVID S6のモニターコントロールパネル、タッチスクリーンとフィジカルなノブ、ボタンからフルにコントロールすることが可能である。DADmanのアプリケーションを選択すれば、モニターセクション、そしてCUEセンドなどのパラメーターをAVID S6のフェーダーからもコントロールすることもできる。非常に柔軟性の高いこのモニターセクション、VMC-102で実現していた全てのファンクションを網羅することができた。GPIO等の外部制御を持たないAVID MTRXではあるが、AVID S6と組み合わせることでS6 MTMに備わったGPIOを活用し、そのコマンドをEuConとしてMTRXの制御を行うことができる。もう少しブラッシュアップ、設定の柔軟性が欲しいポイントではあるが、TBコマンドを受けてAVID MTRXのDimを連動することができた。少なくともコミュニケーション関係のシステムとS6 + MTRXのシステムは協調して動作することが可能である。今後、AVID S6のファームアップによりこの部分も機能が追加されていくだろう。日本仕様の要望を今後も強く出していきたいと感じた部分だ。   今回の更新ではコンパクトなスペースでもDOLBY ATMOSを実現することが可能であり、工夫次第で非常にタイトでつながりの良いサウンドを得ることができるということを実証されている。これは今後のシステム、スタジオ設計においても非常に大きなトピックとなることだろう。今後の3D Surround、Immersive Soundの広がりとともに、このような設備が増えていくのではないだろうか。この素晴らしいモニター環境を設計された株式会社SONA、そして様々なアイデアをいただいた株式会社カプコンの皆様が今後も素晴らしいコンテンツをこのスタジオから羽ばたかせることを期待して止まない。   左:株式会社カプコン プロダクション部サウンドプロダクション室 瀧本和也氏 右:株式会社ソナ 取締役/オンフューチャー株式会社 代表取締役 中原雅考氏   *ProceedMagazine2017-2018号より転載
Broadcast
2017/11/14

株式会社テレビ静岡様

◎ファイルベースが導入された新システムがスタート テレビ静岡は、フジテレビ系列の中部地区における基幹局。2017年の新局舎移転にあたり、2室あるMA室をお手伝いさせていただいた。旧局舎の隣に建てられた新局舎。2つのスタジオと、映像編集、MAと新規に設備の導入が行われた。   これまでは、Marging PyramixをメインDAWにYAMAHA DM2000とAV SmartのTANGOを使用していたテレビ静岡様。新局舎への移転を期に、Pro Toolsシステムへの変更を行なった。Pro Tools | HDをメインDAW、コントローラーにAvid S3とAvid Dockという組合せ。ステレオの作業がメインであるため、シンプルにまとまったシステムとなっている。Videoの再生にはVideo Slave 3 Proが導入されている。   これまでのMarging Pyramixでは同社のVQubeをVideo 再生として利用していたが、Video Slaveへと更新が行われた。これは、トータルのシステムアップの中で、編集との連携を考えた際に、Pro ToolsのもつVideo Trackでは実現できない幾つかの機能を持つことからこの選択となっている。特にタイムコード・キャラのオーバーレイ表示はVideo Slaveの特徴的な機能の一つだ。テレビ静岡の新局舎へ導入されたノンリニア編集機はEDIUSである。EDIUSでは従来コーデックであるCanopus HQXを利用しての運用が想定されている。その為、MAへファイルベースでデータを受け渡す際にも、そのままCanopus HQXでの運用ができないかということになった。Video Slaveではこのコーデックにも対応をしているということも、選択の一つの理由となった。   ファイルベースのシステムは、MAのシステム側に1台NASサーバーを設け、そのサーバーを介して編集とのデータの受け渡しを行っている。このNASサーバーはMAのDAWはもちろん、編集側のEDIUSからもマウントできるようになっている。これにより編集側からこのサーバーへ直接ファイルの書き出しが行えるように設定が行われている。MA側からも完パケのWAVデータをこのサーバー上に書き出すことで編集機から完パケ音声データを拾い上げることが出来るようになっている。テレビ静岡では、MA室にもEDIUSが用意されている。これは完パケデータ作成用の端末であり、映像編集済みのファイルを開き、MAで完成した音声を貼り込んで完パケデータを作成できるようになっている。ニュースなどリミットの厳しい作業時には、編集機の空きを待たずにMA室内で完パケデータが作成できるようにという仕掛けである。   本号の出版時には新局舎での運用が始まっているはずである。ファイルベースシステムが導入された新しいシステムの実稼働がまた一つスタートする。そのお手伝いをさせていただいたことをここに感謝し本レポートの締めくくりとさせていただく。 (左)株式会社テレビ静岡 技術局制作技術センター 佐野 亮 氏 (右) ROCK ON PRO Sales Engineer 廣井 敏孝     *ProceedMagazine2017-2018号より転載
Post
2017/11/14

株式会社タムコ様 / System Tが可能にした音声中継車の未来形

株式会社タムコは以前より稼働中の音声中継車「R-3」「R-4」に加え、新たに「R-1」を新設した。長年にわたる構想の末に満を持して完成した音声中継車「R-1」は、最新鋭の技術が詰め込まれた音声中継車となった。音声中継車の中心核であるコンソールにはSSLの新型デジタルコンソールであるSystem Tが据えられ、信号経路のほとんどをDanteで構築。これが日本1号機となるSystem Tを始め、システムのありとあらゆるポイントが革新的なシステムと言える「R-1」をご紹介したい。 ◎96kHzへのニーズに応える中継車を まずは、今回新たに製造された「R-1」のスペックをご紹介しよう。96kHz 128ch収録可能な音声中継車である「R-1」のコンソール「System T」は2クライアント対応の64フェーダーフレーム・3タッチスクリーンと、1クライアント対応の16リモートフェーダー・1タッチスクリーンPCの計80フェーダーで構成されている。Stage RackはMicPre 64chインプット・Lineアウト16chを基本セットとしたラックが3式用意され、最大で192ch インプット・48ch アウトプットに対応可能だ。そのほか、SSL Local I/Oとして、アナログ56ch(Mic)IN・24ch OUT、AES/EBU 128 I/O(96kHz時)MADI 7 I/O ポートなど、多彩な規格に対しても柔軟に対応できる。   音声中継車を造るという構想はあったものの、なかなか条件に見合うコンソールが見つからず、機材の選定には相当苦労されたようだ。その条件のうちの一つが、ハイ・サンプル・レートでの運用だったという。現在、「R-3」が96kHzに対応しているが、システム的制限でチャンネル数が半分になってしまうという。近年の動向として、放送業務でもマルチ収録が増えているそうで、その中でも96kHzへのニーズも多いという。96kHz対応という意味では「R-3」も対応しているが、システム上の制限があり収録可能なチャンネル数が半減してしまう。その点「R-1」は接続をAES67伝送信号に準拠しているDante HCを採用しており、プロジェクトが96kHzになったとしても収録チャンネル数は128chを確保できる。   新しい音声中継車を計画するにあたってクライアントである民放各局の意見を集めたが、すべての希望にしっかり答えるとなると当時はそれだけのコンソールが市場になかったという。そんな折、IBC 2015にて発表されたSSL System Tの高い拡張性と柔軟性、そして何より音質の良さが決定打となり、System Tが採用されたそうだ。 ◎Danteが拡げるSystem Tの可能性 長年に渡った構想の決定打になったSystem T。今回導入されたコンソールが国内では1号機となる。条件の一つであった「ハイ・サンプル・レートながらもマルチ・チャンネル収録が行える」という条件はSystem Tにおいてコンソールに関わるコンポーネントの通信にDanteが採用されたからではないだろうか。   2015年のIBCにて発表されたSystem Tは次世代のブロードキャストオーディオプロダクションシステムで、コントロールインターフェイスからエンジンまですべてがゼロから新規開発されたプラグシップモデルだ。エンジンは、これまでのブロードキャストコンソールであるCシリーズコンソールで採用されていたCenturi Coreとは異なり、64bit 浮動小数点処理のTempestが採用されている。すべてをゼロから設計しているゆえに、Cシリーズの後継機種という位置付けではなく、新たなフラグシップのシリーズとなる。それは音声中継車を造るにあたり一番の条件であった音質にも現れているそうで、SSLサウンドをしっかりと継承しつつ、さらに音質がはるかに向上しているとのことだ。   さらに、System Tはコンソールに関わるコンポーネントがすべてDanteで接続されている。SSL社はMADI フォーマットを規定する際に参画した1社で、これまでMADI関連の製品も多く販売してきた。しかし、MADIは48kHzでの伝送はBNCケーブル1本で64ch扱えるものの、96kHzになればその数は半減してしまう。その点、Danteは規格上Etherケーブル1本で最大512双方向(48kHz)のオーディオチャンネルを扱える。実際に扱えるチャンネル数は接続されるハードウェアにもよるが、規格上はMADIの8倍にも及ぶ。   System Tに採用されているDanteプロトコルは、冗長性にも長けている。Dante機器は1つのハードウェアをPrimaryとSecondaryの二重ネットワークで接続・構成が可能で、万が一Primaryネットワークの通信が遮断されても、瞬時にSecondaryネットワークに切り替えることが可能だ。この冗長性が、昨今のSR市場や音響設備において非常に重宝されている理由の一つでもある。前記の通り、System Tはコンポーネントの全てがDanteで接続されているが、エンジン自体も二重化されており、冗長化を図っている。音声中継車「R-1」においてもDanteは二重化されている。運転席の後方に配置されているラックにはSystem TのエンジンやNetwork I/Oらがラックマウントされているが、その最上部にPrimary、Secondaryと分けてSwitch HUBへと接続されている。さらにケーブルもPrimaryとSecondaryとで色分けされているので、メンテナンス時にも重宝するだろう。   サーフェイスはフロントに64ch、リアに16chの計80フェーダーが用意されている。同一ネットワークに接続されて個別に動作したり同一システムとして動作させることも可能だ。プロジェクトが大きくなれば大きくなるほど扱うチャンネルが増えるが、2マン・オペレートはもちろん、一人はバンド、一人はボーカル、一人はオーディエンスといった、3マン・オペレートで各自がフェーダを握ることも可能だ。タッチスクリーンを基本とした輝度の高いディスプレイは、非常に視認性が高い。タッチスクリーンはタムコとしても初の導入だそうが、その操作性は良いという。マスターセクションにはあまりボタンを多く配置せず、シンプルな設計ながらも、チャンネルストリップ部分には必要なハードウェアスイッチを備えており、必要なボタンにはすぐにアクセスできるように設計されている。なお、コンソールのチャンネルアサインなどのセッティングもこのタッチパネル上から行うので、1箇所で操作が可能だ。チャンネルストリップとセッティングを別々の画面を見ながら操作、という煩わしさからも解放されている。 ◎カスタマイズ自由なチャンネル拡張と冗長性 3ブロックからなるStage Rackには、SSL Network I/O Stageboxes SB i16とSB 8.8が計5台ラックマウントされており、1式につきAnalog 64 In/16 outを有している。上段にはラックマウントされたxMac ProServerとMac用のUPSが、下段にはNetwork I/O用のUPSとスライダックがそれぞれマウントされている。   冒頭に「R-1」のスペックをざっとご紹介したが、これはあくまでも「標準仕様」でのチャンネル数だ。Danteネットワークは、機材の追加などの変更が容易。それはもちろんSysytem Tでも例外ではなく、現在車載されている機材の他にも、臨時で入出力を増やしたい場合や異なる音色のHAが欲しい場合は、車載されているDAD TechnologyのAX32のようにDanteに対応したオーディオインターフェイスを接続すれば入出力数を増やすことも可能となる。   逆にチャンネル数が少ないプロジェクトの場合はStage Rackを1式のみ接続する、といった選択も可能だ。今回の「R-1」と同時に「R-2」という別の音声中継車も作成されており、そちらにはSSLのL300というSRコンソールが導入されているそうだ。L300 もSystem T 同様にDante ネットワークでの使用となるため、「R-1」で使用しないStage Rackは「R-2」でStage Rackとして使用したり、既存の音声中継車「R-3」のコンソールAurusに装着されたDanteカードを介してStage Rackを使用することも可能。このように「R-1」のためだけのStage Rackではなく、他の車両のStage Rackとしても活用が想定されている。さらには、音声中継車とは切り離して単独でYAMAHAなどのDante対応SRコンソールと接続したり、単独でのHAとして稼働も想定されているそうだ。フレキシブルに対応できる発想が可能なのはDanteならではだろう。 ◎安定した収録システム 車載されているDAWのAvid Pro Tools HDは、HDX2とHD MADI 2台で構成されている。なお、MacProはSonnet TechnologyのxMac Pro Serverにマウントされている。System Tに接続されたNetwork I/O MADI BridgeでDanteからMADIに変換された信号がHD MADIに入力される仕組みとなる。ストレージは3.5インチHDDを採用しており、xMac ProServerのPCIユニットからSonnet Tempo SATAカードを経由してHDDシャーシへアクセスしている。HDDシャーシはフロントからHDDの抜き差しが可能だ。収録が終わったらすぐにHDDを取り出すことができる。   Stage Rack にもマウント可能な MacPro には Nuendo と Dante カードがインストールされており、Pro Tools と同じインプットを Dante 上でパラレルにアサインしてサブ機として収録が可能だ。また、Focusrite RedNetのようなDanteポートを持つ機器をインターフェイスとしたPro Toolsを持ち込めば、こちらもバックアップとして収録をすることも容易にできる。 ◎車載された固定スピーカー 「R-1」は車両の長さが9m・幅約2.5mとミドルサイズに収まっている。しかし、コントロールルーム内は非常に広い印象を受ける。コントロールルームは奥行き3.6m、幅2.32m、高さ2mと外寸から比べると非常に広くスペースが取られている。完全カスタマイズの車両はボディがスチール製だが、ミキサー席から後方の壁面はあえて遮音壁を薄くして、低音が少し抜けるように設計されているそうだ。実際、コントロールルームで扉を閉めた時の圧迫感は低く、長時間作業でも苦にならなそうだ。   また「R-1」では常設スピーカーもマウントされた。「R-3」「R-4」では様々なクライアントが好みのスピーカーを設置できるよう対応するため、常設スピーカーは設置されてこなかった。今回常設されたMusikelectronic Geithain RL933K1は同軸3Wayモニタスピーカーだ。常設を選んだ理由としては「R-1の音色」を狙った設置ということだそうだ。もちろん、従来のようにクライアント持ち込みのスピーカーにも対応すべく、スピーカー設置スペースとしてスライド式のスペースも確保されている。その他にも外からアクセス可能なユーティリティースペースが設けられていた。ここにはStage Rack接続用のマルチケーブルなどを収納することができるので、そのまま配線作業が続けられる。こういった細部にも配慮された設計になっている。 既に稼働が始まっているという「R-1」、ユーザーからもそのサウンドは好評を得ているということだ。System Tの操作性と柔軟性、そして冗長性、安定性の確保、さらには他の中継車との運用も見据えた「R-1」は今後の中継車のベンチマークとも言えるべきものとなったのではないだろうか。ハイサンプルにも対応した将来性も豊かな「R-1」は今後も活躍を続けていくに違いない。     *ProceedMagazine2017-2018号より転載