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2018/08/01
Pro Tools 2018.7 リリース!~Pro Tools Information
Pro Tools 2018.7 リリース!
AvidよりPro Tools最新バージョンとなるPro Tools 2018.7のリリースがアナウンスされました。今回のアップデートでは、あらゆるユーザーのワークフローを効率化する3つの新機能が追加されています。新機能は3種のラインナップ(Pro Tools | First、Pro Tools、Pro Tools | Ultimate)すべてに追加され、最新バージョンのソフトウェアは新規購入、サブスクリプション期間中、年間プラン有効期間中のすべてのユーザーがご自身のAvidマスターアカウントからダウンロード可能となっています。
( >>Avidマスターアカウントはこちら)
新機能概要
プラグイン/バス検索機能の追加
必要なバスやプラグインを見つけるために、もう長大なメニューをスクロールする必要はありません。インサート、センド、インプット、アウトプットの各メニューに組み込まれたタグ検索のような検索機能によって、タイピングと同時にPro Toolsはワードにマッチするすべてのアイテムを表示し、これまでにないスピードでバーチャル・インストゥルメント/エフェクト/バスをアサインすることを可能にします。
複数アイテムの選択をスピードアップ
Pro Toolsは一度のスウィープでメニューの中から簡単に複数のアイテムを選択出来るようになり、これによってワークフローを加速します。トラック・インサート、センド、I/OマッピングのスロットをControl+クリック(Mac)またはStart+クリック(Win)したら、メニューから好きな数のアイテムを選択するだけです。さらに、ポップアップ・メニューのチェックボックスを使用して、マルチ・ビュー、ツールバー、ウィンドウ、その他のプリファレンスを素早く選択することも可能です。
オーディオ・エディット・イン・ザ・グルーブ
セッションのリアレンジングをしている時に、ビートに対してズレたままにしておきたいものがあることはないですか?今回のアップデートでPro Toolsは、オーディオとMIDIのクリップおよび選択したノートをコピー、カット、ペーストした時にグリッドに対する相対位置を保持出来るようになりました。これによりエディット・プロセスが促進されるだけでなく、タイムラインでの”ズレ”を”正確に”保持することで、クオンタイズされていない音楽が持つ”不完全”なフィールを”完璧に”残すことが出来るようになりました。
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2017/09/22
Pro Tools Information / 「MTRX + S6でモニターコントロール(日本語字幕版)」がYouTubeに追加!
従来のDSPコンソールを超える1500×1500のマトリクスルーティングを備え、音楽制作・ポストプロダクションをはじめとしたあらゆる用途に対応するための多彩なオプション群も用意されたPro Tools|MTRX。まさにAvidの新たなFlagship I/Oとしての役割を担うにふさわしいプロダクトと言える存在ですが、このPro Tools|MTRXで作成したモニタリングプロファイルを、S6上から操作する方法を解説したビデオの日本語字幕版がYouTubeに追加されました!
この操作が可能となることで、S6はルーティング/モニタリング・コントロールまでも可能な「コンソール」として完成すると言っても過言ではありません。まずはムービーをご覧いただき、S6+MTRXが持つ可能性を感じていただければと思います!
>>Pro Tools | MTRX - Pro Tools | S6でモニターコントロール
>>MTRXについてのその他のムービー(日本語字幕版)はこちら
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2017/09/05
Pro Tools HD Premium I/O Promotion~Focusrite~ !! HDX Systemと対応I/Oを購入でスペシャルバンドル&プレゼント!!
Pro Tools HDシステムで使用されるDigiLink。これに接続される3rd PartyのI/O製品がDigilink I/Oライセンスを得ることで公式に認められるようになったのは周知の通り。ハイエンドI/Oのラインナップを置き換える意味を持つこの流れは、I/O自体の選択肢が増えるのははもちろんのこと、複数DAWでI/Oを共有するなどシステム構成にも柔軟性をもたらします。このユーザーにとってもメリットの大きい機能拡張を得たPro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました。さらに!! HDX Systemとの同時購入でスペシャルなプレゼントもご用意。今回はFocusrite / Red 4Pre、8Preをピックアップし、そのポイントをご紹介します!!
◎Dante搭載による最先端の拡張性、Focusriteクオリティのマイクプリを搭載
Focusrite / Red 4Pre ¥324,000(本体価格¥300,000)
Focusrite / Red 8Pre ¥399,600(本体価格¥370,000)
Point 1
MicPreが4系統(8なら8系統)搭載。Focusrite伝統のISAシリーズを踏襲するairのon/offで起こるキャラクターの変化は大きな魅力!!
Point 2
Dante、LoopSyncなど拡張性や接続機器の選択が豊富。Thunderboltで非HD環境でも使える柔軟さと1Uというスマートさ。HD互換I/Oの中で持ち運びの面でもアドバテージがあり、使用場所を選ばずどこでも使えます!!
Point 3
Digilink対応の3rd Party I/Oでは最もコストパフォーマンスにも優れた価格設定!!
どの機種も豊富なInterfaceを備えるAVID HD互換Interfaceですが、FocusriteはRED NETシリーズで展開するDanteを持つのが特徴。すでにSRの現場では数多くの機器がDanteなどのAoIP技術を採用し、柔軟なシグナル・ルーティングを実現しています。システムの安定性、運用のノウハウも十分なAoIPがプロダクション・スタジオでも活用される日がすぐそこまで来ていると言えるでしょう。DigiLink Port を2ケ備え、1U サイズながら64chのハンドリングが可能なのも特筆すべきポイント。8ch単位でポート間のシグナルルーティングを行うことが出来る柔軟性も併せ持ちます。CueBoxシステムとして同社RED NET AM2 などと組合せてシステムアップを行うのも面白そうですね。
そして、この機種の魅力の一つである高いアナログクオリティーは、ISAレンジ同等のマイクプリを搭載しているというところ。かつてはラージコンソールまでもラインナップしていたFocusriteのこだわりが光る部分です。4ch Mic Pre 搭載モデルの上位に8ch Mic Pre 搭載のRED 8Preも用意されており、収録を主体に考えている方はこちらも選択肢となるのではないでしょうか。
※Digilink I/Oライセンスについて
サードパーティー社製のHD I/OはProTools上での起動にDigilink I/Oライセンス(¥38,100)が必要となります。ライセンスカードよりAvidアカウントからiLokへ発行後、デポジット作業が必須となりますのでご注意ください。
◎ROCK ON PRO Special Bundle & Present !!
HDX Systemとの同時購入でスペシャルなバンドル価格とプレゼントをご用意しました!! 3rd Party製I/OをPro Toolsで認識させるために必要なDigiLinkライセンス(税込¥38,100相当)もプレゼントとしてご提供します!! お問い合わせください!!
1)Pro Tools HDX(Pro Tools HDソフト付属)+ Red 4Pre
・Avid / HDX Core + Pro Tools HD Soft ¥638,280(本体価格¥591,000)
・Focusrite / Red 4Pre ¥324,000(本体価格¥300,000)
・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes
・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG
通常合計価格 ¥1,023,204(税込)→Special Price!! ¥898,000(税込)
¥125,204バリュー!!!
2)Pro Tools HDX(Pro Tools HDソフト付属)+ Red 8Pre
・Avid / HDX Core + Pro Tools HD Soft ¥638,280(本体価格¥591,000)
・Focusrite / Red 8Pre ¥399,600(本体価格¥370,000)
・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes
・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG
通常合計価格 ¥1,098,804(税込)→Special Price!! ¥968,000(税込)
¥130,804バリュー!!!
3)Pro Tools HDX(ソフトなし)+ Red 4Pre
・Avid / HDX Core ¥383,400(本体価格¥355,000)
・Focusrite / Red 4Pre ¥324,000(本体価格¥300,000)
・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes
・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG
通常合計価格 ¥768,324(税込)→Special Price!! ¥698,000(税込)
¥70,324バリュー!!!
4)Pro Tools HDX(ソフトなし)+ Red 8Pre
・Avid / HDX Core ¥383,400(本体価格¥355,000)
・Focusrite / Red 8Pre ¥399,600(本体価格¥370,000)
・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes
・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG
通常合計価格 ¥843,924(税込)→Special Price!! ¥768,000(税込)
¥75,924バリュー!!!
◎Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの実力を渋谷店頭で確認!!
Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました!! Focusrite / Red 4Pre、Apogee / Symphony I/O Mk2 HD、Antelope / Goliath HD、Prism sound / Titan+PTHDX OP、Lynx / Aurora(n)、、、試聴機種はさらに拡大の予定です、プレミアムなハイエンドI/Oの数々を実体験してください!!
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2017/07/14
JPPA / iZotope RXハンズオン・セミナー2017年も開催です!!
JPPA(日本ポストプロダクション協会)主催の「JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー」が今年も開催されます。1人1台のPCを使用したトレーニングで、現在のポストプロダクション作業には必須となるオーディオ・レストレーションの実際を習得できるプログラムの開催です。
講師はエアロスミス、デビッド・ボウイなどのマスタリングにも携わったMワークス・マスタリング・スタジオのジョナサン・ワイナー氏、また国内初のDolby Atmos(for Home)スタジオとなったビー・ブルーを率い、AES「Audio for Games部門」のバイスチェアーも務める染谷 和孝氏の両名。業界の最先端をリードするお二人のiZotope RXシリーズにまつわるノウハウ・技術を1日たっぷりかけて習得できる貴重な機会となります!!
下記開催概要、またPDF資料をご確認のうえ、ぜひお申し込みください!!
◎開催概要
JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー
日時:2017年8月29日(火)、8月30日(水)10:00~18:00
※各日同一内容の開催となります。
場所:東放学園 音響専門学校 音響専門学校 清水橋校舎 7階 Mac Room
〒151-0071 東京都渋谷区本町 3-40-6
公式ホームページ/交通アクセス>>
定員:各日先着40名
参加費:JPPA会員 1名5,000円(税込) / 一般 1名8,000円(税込)
<申込連絡先>
一般社団法人 日本ポストプロダクション協会事務局
TEL:03-3355-6420
email:info@jppanet.or.jp
※開催についてのご注意点についてPDFファイルをご確認ください。
※参加申込については申込用紙に必要事項をご入力のうえ上記JPPA受付窓口までお申し込みください。
開催概要をダウンロード>>
申込用紙をダウンロード>>
◎内容、およびタイムスケジュール
・1人1台のPCを使用したハンズオン・トレーニングを実施
時間内容
【10:00~12:00】・iZotope RXシリーズの基本構成
・基本的なレストレーション・ワークフロー
・スタンドアローンとプラグインそれぞれの使用法
・Pro Toolsとの連携使用法
・RX2,3,4,5と6の違い
【13:30~15:30】・各モジュールの使用方法、詳細説明、実践トレーニング
【16:00~18:00】・ポスプロ業におけるレストレーション作業のポイント
・参加者からのサンプル音源によるレストレーション実践トレーニングおよびアプローチ解説
◎講師プロフィール
Jonathan Wyner(ジョナサン・ワイナー)氏
ジョナサン・ワイナー氏はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるMワークス・マスタリング・スタジオ(m-works.com)の設立者にしてチーフ・エンジニアを務めました。ジョナサンは過去25年間にわたり、5千枚を超える音楽CDのマスタリングに携わり、よく知られたものでは、エアロスミス、デビッド・ボウイ、クリーム、エイミー・マン、ローランド・カーク、そしてニルバーナなど多くの作品にクレジットされています。こうしたマスタリング・プロジェクトに加え、ジョナサンはバークリー音楽大学にて教職メンバーの一人として教鞭をとり、またiZotope社のエデュケーション・ディレクターとしても活躍しています。
染谷 和孝氏
1963年東京生まれ。東京工学院専門学校卒業後、株式会社ビクター青山スタジオ、株式会社IMAGICA、株式会社イメージスタジオ109、ソニーPCL株式会社を経て、2007年株式会社ダイマジックのスタジオ設立に参加。2014年より有限会社ビー・ブルーに所属を移し、サウンドデザイナー / リレコーディングミキサーとして活動中。また、同年11月に日本国内初のDolby Atmos(for Home)対応MAスタジオをオープンさせる。2006年よりAES(オーディオ・エンジニアリング・ソサエティー)「Audio for Games部門 」のバイスチェアーを務める。また、現在もAES日本支部役員を担当。
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2015/06/19
AVID Creative Space Present —こんなスタジオ作ってみませんか?『Track Maker Studio Desk』
Rock oN では、これから毎月テーマを絞った夢のスタジオを渋谷店でのリアル展示と共にご提案します
Track Maker Studio Desk
「Track Maker Studio Desk」は、EDMを始めとするトラックメイカーのワークフローを具現化した空間です。歴戦のトラックメイカーにとってホームスタジオは、チルな要素とアッパーな要素が混在する独自の空間。ベースにMIZA Jr. DESKを配置、最新のモニタースタンドを利用しスタイリッシュに配置しています。
サウンドスケッチ用のハードウェアでインスピレーションを高め、2.1chモニター環境でワイドレンジな現場の臨場感を確かめる。寛ぎながらビートを練り上げたら、Pro Toolsを立ち上げすぐさまレコーディング。そのままビルドアップしてプラグインで思う存分展開を試す。一瞬の閃きから生まれるグルーヴ感を損なわない、シンプルでシームレスな環境の提案です。
その共感繋がる特徴とは
シームレスに繋がるハード&ソフト、デジタル&アナログ
ヘビーなダンスミュージックに欠かせないリズム制作のために、アナログハードウェアとソフトウェアの2つを用意。その日の気分でワークフローを変えることができます。
Dave Smith Instruments TEMPESTはアナログドラムマシンながら2基のアナログオシレーターがシンセにもなります。定番の808/909サンプルの他に本家LinnDrumなどパンチの効いたサウンドが満載。自分だけの個性的な武器になります。さらに出力段にはエンベロープ設定可能なマスターコンプレッサーが付いているため、過激なダンスミュージックに欠かせないサイドチェーンなどを本体だけで実現します。
一方、Native Instruments MASCHINEは完成度の高い膨大なプリセットを自在に組み合わせ、わずか10分程度でアグレッシブなパターンを組み上げることができます。MODE SELEKTORやBOYSNOISEなど多くのアーティストがNIサウンドを使っているので、フロアで聞きなれたサウンドにテンションが上がるでしょう。創造を超えたサウンドインスピレーションが欲しいなら世界最強のモンスターシンセOnipshere2がスタンバイしています。12000ものサウンド、原音破壊のグラニュラー、25種ものFXで完全に一新。ユーザーサンプルにも対応で無限の世界を体感できます。
そしてマスターキーボードにはシリーズ最凶のサウンドを持つNORD LEAD 4を設置。TB-303やMOOGフィルターのエミュレーションによりレイブ向けのアッパーサウンドが面白いくらい簡単に作成できます。
あらゆる要素も、高品位に加える入力MIC+PRE
ボーカル収録にもパーソナルで最大限のパフォーマンス効果を考え、AudioTechnica AT5045とFocusrite ISA ONEをセレクト。
同社フラッグシップAT4050が誇る4面長方形ダイアフラムを応用した長方形ダイアフラムは高いトランジェント特性と優れたダイナミックレンジを両立。110モジュール伝統のサウンドをもとにDIやヘッドフォン出力を備えた器用なISA-Oneがあればクリエイティビティを損なうことはありません。
Edittingの醍醐味は、高品質なPro ToolsとiZotopeで挑む
トラックの大枠が固まったらPro toolsで精巧なエディットを施します。メインのベースやフックにはRob PappenのRAWを使いましょう。LFOでのエンベロープモジュレーションの設定が素早く、荒れ狂うようなシンセベースを得意とします。
さらにフロアを大爆発させるような大げさなブレイクが必要なら、iZotope Break Tweakerを使ってダンサー達を歓喜させましょう。Pro Toolsは制作、リミックス、トラックメイキングにも充分な要素を持っています。ダンスミュージックには欠かせない波形の切り貼りによるコラージュや大きなブレイク明けのホワイトノイズとサイドチェーンの合わせ技など現場を盛り上げるためのトリックを全て網羅する事ができます。
いかに正しく聴くか!それがPro
サウンド面でもぬかりなく、多数の入力チャンネルを懐柔し送り先もコントロール、そしてデジタルソリューションの心臓部クロックにおいても64ビットアコースティック・フォーカス・クロッキング(AFC)によって32ch入出力192kHz対応で構成されるAntelope Orion32が君臨。その品質感リッチなサウンドを余すことなく提供します。
EDMに置いて最も難しい低音の処理を正確に行うためにEVE Audio SC205 + TS112(2.1chシステム)と可聴帯域における完全浮構造を実現する新機軸フローティングボード WelFlort A4において一段上の明瞭度と低域再現力を実現いたします。
システム
Zaor
MIZA Jr. Gray/Wenge
¥ 99,800 (本体価格:¥ 92,407)
1,497 ポイント還元
イタリアンデザインの美しいワークスペースを提供するZaorデスク。ディスプレイの足がモニタリングポジションに影響を与えないようトップパネルカバーを外すなど制作への配慮が光る。
Antelope Audio
Orion 32
¥ 278,000 (本体価格:¥ 257,407)
4,170 ポイント還元
同社が誇る64ビットアコースティック・フォーカス・クロッキング(AFC)を内蔵し、MADI、USB双方のインタフェースをサポート。最高のマスタークロックが滑らかかつ透明なコンバージョンを実現。
Focusrite
ISA One - Analogue
¥ 49,800 (本体価格:¥ 46,111)
747 ポイント還元
ISA 110モジュール伝統のサウンドを、コンパクトで持ち運び可能なシャーシに集約
audio-technica
AT5045
¥ 128,001 (本体価格:¥ 118,519)
1,920 ポイント還元
フラッグシップAT4050が誇る4面長方形ダイアフラムを応用した長方形ダイアフラムは高いトランジェント特性と優れたダイナミックレンジを両立
EVE AUDIO
SC205 (1Pair)
¥ 99,900 (本体価格:¥ 92,500)
1,498 ポイント還元
独自設計のAMTツイーターとPWMアンプの組み合わせによるクリアな高域にマッチした、パワフルでタイトな低域を正確に再生
Dave Smith Instruments
Tempest
¥ 321,840
(本体価格:¥ 298,000)
4,827 ポイント還元
Dave SmithとRodger Linnが共同開発した究極のドラムマシン
WellFloat
BW001 A4(1Pair)
¥ 43,200 (本体価格:¥ 40,000)
648 ポイント還元
可聴帯域における完全浮構造を実現する新機軸フローティングボードが一段上の明瞭度と低域再現力を実現いたします
Avid
Artist Control
¥ 179,064 (本体価格:¥ 165,800)
2,685 ポイント還元
Eucon解像度による吸い付くような追従性、そして自在にカスタム可能なソフトキーで使い込むほどに使いやすく成長するパーソナルサーフェイスの決定版
Native Instruments
MASCHINE Mikro MK2 (black)
¥ 41,800 (本体価格:¥ 38,704)
627 ポイント還元
コンパクトな筐体に最新バージョンのMASCHINEソフトウェア搭載。ビート、リズム、メロディー、トラック、直感的なフィジカル・コントロールが素早いワークフローを実現
NORD
NORD LEAD 4R ★限定25台 ¥48,000 OFF!
¥ 149,000 (本体価格:¥ 137,963)
2,235 ポイント還元
1ボイスあたり2オシレーターのサブトラクティブ・シンセサイザー。先進のレイヤー/シンク機能、新フィルター・タイプに内蔵エフェクトを備えた、まさに夢のシンセサイザー
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2015/06/05
Avid Creative Space Presents「Step Up! このProTools現場テクニックを活用だ。」セミナー開催!!
ROCK ON PROリファレンススタジオの高いサウンドクオリティーと共に、ProToolsの業務テクニックと未来を一気に紐解きます!! 業界標準DAWであり今もなお進化を続ける「Pro Tools」、サブスクリプション?クラウド?様々なキーワードがその中を駆け巡っています。今回のセミナーでは明日から役に立つROCK ON PROのとっておきのPro Toolsテクニックとスタッフが実際に現場で経験してきたノウハウを一挙大公開!! もちろんPro Tools 12の向かう未来もお話させていただきます!!
◎こんな方にオススメ◎
・まさに今、Pro Toolsのスキルアップを目指している方
・PROTOOLS業務オペレーションを知り品質と効率上げたい方
・実際のスタジオで行われている作業に興味がある方
・エンジニアによって違うボーカルミキシングテクニックを知りたい方
・AVIDが次々と発表する新技術、その未来像を知りたい&ご心配な方
◎内容◎
業務スタジオでもフル活用される現場テクニックをROCK ON PROスタッフが直伝致します。今回はサウンドクオリティを整えたROCK ON PROリファレンススタジオにて開催、しっかりとしたリファレンスモニターでのサウンド変化も体験していただきます。前半は「業務現場でトラックテンプレート、セッションテンプレートってどう使ってる!?」「Autotuneのパラメーターで肝になるのは、、どんなセッティング!?」などなど、ProToolsでの音楽制作を業務で行う上の品質と効率をアップする目からうろこのPro Toolsエンジニアテクニックをご紹介。後半は今のProToolsを取り巻くサブスクリプションやProTools Cloud、そしてProTools FirstなどAvidのトレンドを詳細解説し今後の展望を明らかにして行きます。講師を担当するのは数多くの現場を体験してきたProduct Specialist パパ洋介、同じくRED先生、SalesEngineer ダビッドソン阪田、シンコーン清水の4名。多彩なバックボーンを持つROCK ON PROスタッフがProToolsの新たな扉へご案内します!!
第一部:RED先生直伝、目からうろこのPro Toolsスーパーテクニック!!
<講師>
ROCK ON PRO Product Specialist RED先生
Avid JAPAN認定トレーナー
JAPRS Pro Tools試験認定委員
ROCK ON PRO Sales Engineer ダビッドソン阪田
放送局からレコーディングスタジオ、ポストプロダクションまでPro Toolsを利用している現場へ日々導入、そしてレクチャーを続けるAvid JAPAN認定トレーナーのRED先生がその豊富な経験から得たナレッジ、見識を惜しみなく公開します。プラグインの仕込み方、テンプレートの使い方など、ProToolsのマニュアルには書かれていない日々現場で生まれ続けている情報が満載です。そしてセミナーのパートナーとなるダビッドソン阪田からは10年に及ぶスタジオエンジニア経験がもたらしたTIPS、テクニックを皆様へお伝えします。作業効率UPの為の本当に使えるショートカット「SHIFT + Eで何が起こる!?」「シンクポイントを駆使したEDITお手法とは!?」など、今日から役に立つTIPS満載です!!
第二部:シンコーンは見た!! 現場直伝! あなたも使える業務スタジオのエンジニアリングテクニック!!
<講師>
ROCK ON PRO Product Specialist パパ洋介
JPPA PostProduction マニュアル制作委員
JAPRS Pro Tools試験認定委員
Avid ADSR400 / PT400
ROCK ON PRO Sales Engineer シンコーン清水
昨年まで大型業務スタジオでエンジニア修行を続けていたROCK ON PRO シンコーン清水。あの超有名作品に関わったりもした貴重な記憶が薄れない内に作業の進め方や体験してきたノウハウをROCK ON PRO パパ洋介が聞き出します。例えばヴォーカルエディット。ピッチ直しはどのように?スライスの切り方は?AutoTuneの使い方のポイントはDetuneのパラメーターを、、、など、普段目にすることの出来ないノウハウを、レコーディングで隣に座っていたシンコーンは「見ていた」のです!! さらに10年前まで現役エンジニアであったパパ洋介からはROCK ON PROスタッフとして体験した、ITテクノロジーを求められるブロードキャストやMAの現場のテクニックを伝授。この音楽制作現場のテクニックの華麗なるコラボレーション。録音、ミキシングに対するエンジニアリングの門外不出テクニックを聞けるまたとない機会です!!
第三部:これからのAVIDとの付き合い方、Pro Toolsとのつきあい方〜サブスクリプションって知ってます?
講師 ROCK ON PRO Product Specialist パパ洋介
AVID Everywhereの旗印のもと変革を続けるAVID。Pro Tools 12、Cloud Collaboration、Market Place、Subscriptionと言ったキーワードをLasVegasで開催された今年のAVID Connectにも参加し体感をしてきたパパ洋介が徹底解説。今後どのような方向へAVIDが向かおうとしているのか?どのような未来を描いているのか?先に上げたキーワードと共にお伝えします。Pro Toolsユーザー全員が抱えている心の凝りをほぐす絶好の機会到来です。
◎募集要項◎
開催日時
・2015年6月19日(金)19:00~21:00
開催場所
・東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ1F
Rock oN渋谷店 リファレンススタジオ
Google Mapでご覧になる方はこちら
定員
・15名(先着順) ※定員を超えたお申し込みはキャンセル待ちとなります。
参加費用
・無料
◎参加特典◎
・ROCK ON PROオリジナル16GB USBメモリ
(Pro Tools マニュアルなど制作に役に立つドキュメント満載!!)
講師プロフィール
<Sales Engineer ダビッドソン阪田プロフィール>
エディットの鬼としてボーカリストから恐れられていた現役時代。極限までピッチ修正ソフトを使用しないポリシーでボーカルセレクトを貫いた結果、1万超えのフェードファイルを生成したことも。 Pro Toolsオペレーターとしてレコーディングの現場に出入りし、そのまま録音の魅力に取り憑かれスタジオエンジニアとしてキャリアをスタートさせるという異色の経歴の持ち主。現場で培った感性と機材知識を活かし、制作をより効率的により楽しくなるソリューションを提供できる幅広い視野からの機材紹介を行う。 最近、沖縄楽器のそこそこいい三線を購入し、泡盛を傾けながら目下練習中!
<Product Specialist パパ洋介プロフィール>
レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かしプロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。
<Sales Engineer シンコーン清水プロフィール>
大手レコーディングスタジオでの現場経験から、ヴィンテージ機器の本物の音を知る男。寝ながらでもパンチイン・アウトを行うテクニック、その絶妙なクロスフェードでどんな波形も繋ぐその姿は波形を手術するドクターのよう。ソフトなキャラクターとは裏腹に、サウンドに対しての感性とPro Toolsのオペレートテクニックはメジャークラス。Sales Enginnerとして現場の皆様の役に立つべく、日々研鑽を積み重ねている様はまさに修験者の様相。『良い音』を目指す全ての方の為、現場の経験と知識を提案に結びつけている。
<Product Specialist RED先生プロフィール>
JAPRS Pro Tools資格認定委員としても活躍するPro Toolsのスペシャリストでもある。クラシック系音楽大学出身というバックグラウンドを持ち、確かな聴感とDAW / デジタル・ドメインの豊富な知識を活かし、ミュージックマーケットからブロードキャストまで幅広い層へ提案を行っている。Pro Toolsのサポート業務も兼任する傍ら、コラム執筆や店頭デモ及び販売を行っている。
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2015/05/29
After NAB 2015 Report !! 北米最大の放送機器展が東京・大阪に上陸!!
北米最大の放送機器展、NAB Showの成果を日本国内でも紹介するAfter NAB 2015が開催されました。今年は5/21,22に東京、そして5/26には大阪でも開催と昨年よりさらに規模を拡大し、NABで発表された多くの新製品が一同に介するより一層注目度の高いイベントに。各国内代理店の展示はもちろんのことセミナーセッションも数多く行われ、昨年以上の来場者で賑わったのではないでしょうか。NABレポートとは一味違う現実感の高い各国内代理店の展示の数々、早速東京会場での各ブースをご紹介していきます!!
G-TECHNOLOGIES
注目度の高いevシリーズを大展開!!普通のカートリッジタイプのHDDと違い、カートリッジ自体がUSB3.0のHDDとなっているのが特長。スタジオなど据え置きの環境ではThunderbolt接続の高速なストレージとして、持ち歩きの際もUSB 3.0の高速性、利便性を保つことの出来る使い勝手に優れたシステム。
カートリッジを購入の際にはシリコンジャケットが付属するのも嬉しいポイントです。HGSTの傘下となり、更に安心感を増しているG-TECHNOLOGIES。会場には間に合わなかったということですが、従来の2BayタイプとなるG-DOCK evの弟分、G-drive ev atcもリリースが始まったということ。持ち運べるストレージをお探しの方、注目ですよ!!
AJA/Timecode system
AJAのブースにさり気なく置かれていたのがNABの会場でも密かな人気となっていた「TImecodebuddy」。詳細はNABのレポートをご覧いただくとして、簡単にご紹介をすると、LTCをワイヤレスで飛ばすことの出来るシステム。
最新の「PLUSE」「WAVE」はWiFiでの伝送。手軽にTC同期のとれた映像と音声の同期を実現する画期的なシステム。収録時にこれさえあれば後の編集作業の効率アップにつながること間違いありません!!
そして、発売が始まっているCION。国内でのデモ貸出キャンペーンも始まり、今後の展開から目が離せません。グレーディングなしでも利用できるクオリティーの画質を目指すという、RAWで撮影して現像してというワークフローに疑問を考えている方には是非とも試していただきたいカメラです。
ASK
AJAブースの片隅で見つけたのがこちらのThunderboltケーブル。コネクター部で光信号に置き換えて伝送しているということですが、3~4万円で10mのケーブルが提供できそうだとのお話しも。ちょっと長く引き延ばしたいときに問題になることが多いThunderbolt Cableにこのようなプロダクトの登場は嬉しいニュースですね!!
伊藤忠ケーブルシステム/G&D
システムの縁の下の力持ち、KVMのシステムを展示していました。音声の業界では使われていないG&Dというメーカーの製品。最大4Kに対応した1対1の光ファイバーによる長距離伝送システムと、X-Yマトリクスを実現した大規模システムに対応する製品。実際に触らせてもらいましたが、切替のレスポンスの良さは驚くほど。切替時にMouseが一瞬固まったりといったことがよくあるのですが、瞬時に接続が確立されるあたりに製品レベルの高さを感じさせます。
2台のPCを並んだディスプレイに表示させた際などはMouse Overも可能。元々が航空管制や船舶、証券等の現場で使われている製品との説明を聞いて納得。1分1秒を争うクリティカルな現場での実績は伊達ではありませんでした。
共信コミュニケーション/MISTIKA
グレーディング、フィニッシングツールとして一歩先を言っているMISTIKA。すでに8K対応までをも実現したこのシステム。DIツールとしてのインジェスト機能と共に、NLE、テロッパー等とのシステム連携も強化され、ワークフローの中心として入口と出口をしっかりと固めます。HDRにも最新版で対応とその開発スピードにも注目です。
AVID
NABで注目を集めた新製品の実機は間に合わなかったと、残念そうなAVIDのスタッフ。しかし、DNxIO、ISIS1000,S6 Surround Pannerと注目のプロダクトは多数登場しています。それらの質問をするお客様がひっきりなしに訪れているのが印象的。やはりその注目度の高さを実感します。特にDNxIOは待望のAVID純正4k対応のインターフェースということで興味の中心と言えるでしょう。
報映産業/Facilis
エンタープライズ向けサーバーとして導入されている現場を目にすることの多いFacilis Terra Block。これまではFC接続の高速なSANとして進化を続けていましたが、近年では1GbE、10GbEでの接続もサポートし、その高速性はそのままに使い勝手が上がっています。やはりFCベースなるとスイッチのコスト、NICのコストなど本体以外のバックボーン構築に予算を費やすことになってしまいますが、Ethernetベースであれば価格のこなれたスイッチの利用も可能。NABではSSDの搭載モデルも登場し、その高速性にも磨きがかかっています。ちなみにSSD搭載モデルは4K DPXが2ストリームというカタログスペック!!
Photron/Telestream Vantage
NABでも高い注目を集めたプロダクトの一つ、Telestream Vantage。国内でも徐々にFIlebase Workflow構築のキーデバイスとして認知が向上してきています。オートでのタイムストレッチツールのTEMPOや、CMの自動挿入など、放送局でのワークフローを加速するツールが発表されています。詳細はNABレポートを御覧ください。
Blackmagic Design
今年も多くの新製品を発表したBlackmagic Design。会場での注目はDaVinchiに集まっていました。価格破壊とも言えるそのコストを武器に業界に嵐を巻き起こしているグレーディングツール。前回のバージョンで手に入れた強力な編集機能に続き、今回のVer.12ではマスクの自動追従の進化と、プロジェクト単位でのプレビュー最適化が行われています。ユーザー目線に立った、利便性の向上が目立ちます。
もちろん、カメラも国内上陸!!国内のユーザーがどのような反応で受け入れていくのか?非常に楽しみですね!!
Roland
今年唯一の音響メーカー出展となるRolandからの新製品は業務用Video Switcher V-1200HD。10系統のHD-SDIを持つこのスイッチは中小規模の現場にベストマッチするプロダクト。
またRoland渾身の大規模Audio Mixer ORCHAとオプションカードを共通しているのがポイント。HD-SDI、MADI、FCなどAudioだけにとらわれないモジュールが登場しているのが印象的です。Rolandが推し進めるREACと映像回線の融合が今後一層進化を遂げそうです。特にイベント会場等ではRoland製品でシステムを組むとシームレスなトータルシステムを作れることになりますね!!
ORCHAは新バージョンも発表され、REAC接続のパーソナルミキサーM-48のリモート制御を実現するということ。ミュージシャンのモニターに問題が出た際に、そのパラメーターを手元のM-48で再現し、適切に調整した後にその設定を送り返す。そういったことも可能となります。FoHで利用したら、非常に強力な機能だと思いませんか!?
大阪では、すっかりシンボル的存在になったグランフロント大阪で開催。東京会場と同等の展示が展開されたようで、その地の利から中四国方面も来場があり、終了間際まで多くの来場者で賑わったとのことです。そして会場では4Kが一つのキーワードに。カメラ、そして編集機といった製品が4Kをアピール。中でもBlu-rayの4K対応パッケージの規格が発表されたりと現実化に向けて一気に加速している実感があり、システムのバックボーンとなるKVMシステム、エンコーダー等の4K対応製品の展示も数多く見られたことを振り返ると変革期が訪れていることを感じさせます。
音声の方はネットワークオーディオがやはり大きなキーワード。今回会場ではそれほど見られませんでしたが、出展2社(AVID,Roland)ともに展示されていたAoIPのソリューションからはPtoPの接続からスター型の接続へと変化の加速を感じます。各社がAES67、AVBなど各種規格を採用していますが、徐々にそれらの規格も相互接続性を確保する方向への進化が見られます。この潮流について今後の動向に注目です!!
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2015/05/28
P.R.E~Professional Recommend Equipment~第5回 モダン&クラシック融合から始まるスタイルの革新
ビッグニュースです!
現在、SSL XL Desk&API The Boxを渋谷店にて同時展示中。クリエイターのプライベートスペース向けに、ほぼ同時期に登場した2つのメジャーブランドからの純アナログコンソール。VPR互換のモジュールを備えていたり、DAWとの連携を前提とした内部のバス構成となっていたりと共通項目は有りますが、そのサウンドはもちろん、使い勝手もかなりの違いが有ります。あなたに向いているのはどちらでしょうか?
API THE BOX
¥3,144,960(税込)
アナログの雄APIからもほぼ同様のコンセプトのコンソールTHE BOXが登場。こちらは非常に明快なコンセプト。1ブースのダビングを主体としたスタジオにジャストフィットするコンソール。マスターセクションの左はレコーディング用のストリップ、APIのMaiPreと定番550AがBuilt-Inされた2chとVPRスロットでEQ/COMPをVPRで好きなモジュールを選ぶことの出来る2チャンネルが用意されている。あくまでもそのサウンドの主役はAPIであり、そのスパイスとしてVPRのラインナップからセレクトが可能というコンセプトだ。内部は上位のコンソールと同様にAPIの代名詞とも言える2520ゲインブロックが採用されていることからも、そのサウンドに疑いはない。右側は、Summing Mixerセクション。4AUXと共に、16chの入力が確保されている。こちらはSSLと違い大型のVUが搭載されているのも、盛り上がるポイントではないでしょうか。まさにAPIのラージフォーマットコンソールから必要な部分だけを抜き出したプロダクトとなっている。
SSL XL-Desk
XL-Desk(500slot enclosure)
価格:¥3,056,400(税込)
XL-Desk(w/16chEQ)
価格:¥4,779,000(税込)
まさにユーザー待望というべきSSL発の純アナログコンソール。今や伝説とも言える4000シリーズコンソールも、その後の9000シリーズもアナログコンソールでした。現行ではAWS、Dualityが有りますが、個人規模で導入するにはなかなか手の届かない価格。手頃な価格のアナログコンソールの登場は多くのユーザーが望んでいた姿。16mono+4Stereo Busというサイズ感もまさに”ちょうどいい”のではないでしょうか?内部のアナログ回路は9000シリーズと同様にSuper Analogueを採用。音質に悪影響の有るコンデンサーをシグナルパスから排除した高い純度を保つ。
その特徴は、アナロググルメなサウンドフリークに人気のVPRスロットを18本持つと言うこと。カラフルなサウンドキャラクターをもったマイクプリを並べて録音用の仕様にしてもいいし、EQ,COMPを揃えて、ミキシングコンソール仕様も可能。作業に合わせて、VPRモジュールを差し替えるのも楽しみとなることでしょう。もちろん標準で搭載される8chのVHD PreもフラッグシップDualityと同等のもの。倍音をコントロールすることでカラーリングを可能とするマイクプリだ。アナログで録り、アナログでミックスををする。DAW世代に向けてのSSLからの回答がこのコンソールと言える。
個性が溢れ出る2機種、比較しない手はありません!!
最大16chの同時収録が可能で頑張ればリズムも取れるSSL XL Deskと、同時収録は4chだが、非常にシンプルな構成のAPI THE BOX。どちらが魅力的に映るでしょうか?そのサウンドキャラクターは違えど、どちらを選んでも間違いのない製品であることに違いはありません。多彩な他チャンネル仕様、更には、Summing時にもVPRを活用できるXL-Desk。Summing時はAPIのコンソールと同等のバスを提供するTHE BOX。アナログコンソールの老舗がDAW世代に向けての魅力的な提案。機能は大きく異なりますが、両者とも魅力的な製品です。
今回The BoxとXL-Deskの両機種でそれぞれ同じ素材をサミング、比較試聴を決行!! しました。用意した素材はDrum(1-2ch),Bass(3-4ch),Gtr(5-6ch),Piano&Synth(7-8ch)のオリジナルソングとなっています。再生するPro Toolsより基準信号を出してフェーダーをキャリブレーションし卓OUTをTASCAM DA 3000に入力、DSD5.6MHzでレコーディングしました。アップロードした音源はDSDデータをKORG Audio Gateにより96kHz24bitのWAVに変換したものになります。もう1トラックは内部バウンスによる96kHz24bit WAVの2mixになります。
①内部バウンス音源
②API The Boxでのサミング
③SSL XL-Deskでのサミング
XL-Deskは低音の豊かさが印象的です。Bassの面積が大きく土台がしっかりしています。Bassに限らずその他の音の低音も豊かです。SNに注目して聴き比べると1番太く聞こえるのではないでしょうか。音が下で結びついているため混ざりがとても良いです。
The Box、XL-Deskでサミングしたものに共通して言えることは内部バウンスの音源より音像が広く音の輪郭が見えやすくなっていることです。さらに奥行きの表現力も増しているように感じ、そのことによって音の棲み分けがより可能となっており、音の輪郭の見えやすさに繋がっているのでしょう。
★ここに注意しながら聞いてみてください!★
・Bassの鳴り方の違い
・Cym,HHの響き方の違い
・SNの音の違い
・各楽器の混ざり合い方
今回両機種を使用して感じたこととしては両機種のコンセプトに若干の違いがあるということです。The Boxは『DAWを軸としつつ、アナログの良さを加える』というようなDAWがメインとなる環境へのAdd On的なコンソール。それに対しXL-Deskはもっと挑戦的で『アナログ領域でもっとミックスしよう!』という、よりミキシングコンソールとしての使い勝手の良さがあるように感じました。店頭にお越しいただいて、実際に触ってみて、自分に合った使い方を考えてみていただきた魅力ある2機種!! 皆様のご来店をお待ちしております、阪田、清水までお声がけください!!
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2015/05/21
ROCK ON PRO USED Information ~Prism ADA-8など今注目の中古製品をPick Up!!!~
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!お問い合わせは03-3477-1756 店頭阪田・清水まで、この機会をお見逃し無く!!!
今回はモニター環境の改善を目指してRockoN中古機材をPick Upしました!!モニター環境は作品のクオリティに直結する部分ですので見直す価値が大いにあります、一期一会のこの機会に是非ご自身のモニター環境を見直してみてはいかがでしょうか!!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
①PrismSound / ADA-8 PTHD-AES(第1世代)
¥ 698,000 (本体価格:¥ 646,296)
音質改善を図るためにオーディオインターフェイスを変えるのはやはり効果的です。そんなオーディオインターフェイス最高峰とも言えるPrismSound ADA-8が入荷しました!! 現行がADA-8XRとなっているため第一世代という扱いになり、制約としては最大サンプルレートが96kHzであることと、マイクプリの入力数が4chに限られることが挙げられます。現行でリリースされているオプションカードは8chFirewireのみが搭載可能となりますが、この8chFirewireによりNative環境でのI/Oとして使用できます!!
さらに、この個体ではPTHD(DigiLink)とAESのカードが搭載されていますのでProTools HDユーザーの方ならば192I/O等の代わりに使用もできます。さらにAESカードにより極上AD/DAとして使用するのも可能です!! 店頭にてPC-他社インターフェイス(D/D)-ADA-8 PTHD-AES(D/A)という接続で視聴したところ、モニタースピーカーから出てきた音はまさにPrismサウンド!! 高解像度ながら音に温かみがサウンドが特徴的でずっと聴いていたくなってしまう、、魅力ある逸品。現行ADA-8XRが200万弱ですので、それを考えると超特価ではないでしょうか!!
付属品:ACケーブル
箱:無、ケース:無、マニュアル:無
お客様のシステムへの導入手法などご相談ございましたらご連絡ください!
②LAVRY Engineering / DA10 並行品
¥ 59,800 (本体価格:¥ 55,370)
こちらも人気のLAVRY Engineering!! 現在お使いのインターフェイスのデジタルアウトからDA10に入力し、DAをこのDA10に任せることによりLAVRYサウンドを手に入れることができます。LAVRY Engineeringによる透明感のあるサウンドは数多くのマスタリングスタジオ等で採用されています。入力はSPDIF/TOS LINK/AES、ヘッドフォンアウト/XLR出力となります。並行品となるため現状お渡しという形になりますが、このお値段でモニターの音質を変えることができるので費用対効果を考えるとかなりのオススメです。一度聴けば欲しくなってしまうこと間違いなし、是非視聴しにいらしてください!! 担当阪田・清水がご対応致します!!
付属品:ACケーブル
箱:有、ケース:無、マニュアル:有
お客様のシステムへの導入手法などご相談ございましたらご連絡ください!
③Martin sound / Multimax EX
¥ 150,500 (本体価格:¥ 139,352)
サラウンド制作を始めようとした場合に欠かせないのがサラウンドに対応したモニターコントローラー。そんなマルチチャンネルモニターコントローラーの定番Martin sound / Multimax EXが入荷しています!! もちろんリモートコントローラーも付属していますので、手元での操作によりスイートスポットからズレることなくモニター切り替えが可能です。入出力はすべてD-Subコネクター、LCRS(3-1) 5.1ch 6.1ch 7.1ch など主要サラウンドフォーマットに対応、ステレオ/モノラルへのダウンミックスだけでなく7.1chから5.1chへのダウンミックスも可能となっています。
※120V仕様
付属品:リモコン、リモコンケーブル
箱:無、ケース:無、マニュアル:無
ご紹介した製品は中古機材となりますので1点限りのご用意となります。
在庫の状況の確認等はお電話が確実ですので気になる製品がありましたらお気軽にお問い合わせください!
お客様のシステムへの導入手法などご相談ございましたらご連絡ください!
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2015/05/20
YAMAHA 『TFシリーズ』製品発表会レポート!!
2015年5月19日、恵比寿ガーデンホールにおいて、2015MusikMesseにおいて衝撃発表された新感覚デジタルミキシングコンソール「TFシリーズ」の製品発表会が行われ、ROCK ON PROスタッフも潜入してきました。
我がROCK ON PROスタッフは会場一番乗り!おお、早速TFシリーズのラインナップ「TF5」「TF3」「TF1」がゆったりと展示されています!!混みあう前に外観をパシャリ!!「TF5」「TF3」「TF1」はそれぞれ32、24,16チャンネル+1マスターフェーダーというフェーダー構成で、「TF5」においても大きすぎる間隔はなく、スマートにシステムに構築できそうな印象。
肝となるタッチパネルをクローズアップ。タッチパネルを活かした機能はいかに?そして、ワークフローはどのように変革していくのでしょうか?いよいよプレゼンが始まります
派手なプロモーションビデオから、ヤマハPA営業部の相馬氏より「TFシリーズ」のプレゼンがスタート。
2012年発売の『CLシリーズ』、2014年発売の『QLシリーズ』、そして2014年秋に発表したフラッグシップモデルの『RIVAGE PM10』。そして、新たな操作体系としてタッチパネルに最適化した直感的なユーザーインターフェースを核とする新開発の操作体系「TouchFlowOperation™」略して「TF」という概念を持込、ユーザビリティに特化したミキシングコンソールが提案されます。テーマは「音質」「操作性」「機能性」といった角度からプレゼンが進行されました。
音質
肝心の入力部分にはMGPシリーズなどでも定評のある、ヤマハがハイエンドレコーディング機器のために開発したディスクリートClass-Aマイクプリアンプ搭載のプレミアムなヘッドアンプ「D-PRE」を搭載。増幅素子を多段構成にすることで大電流と低インピーダンスを確保。ナチュラルな開放感、空気感を表現できる音質が保証されます。
操作性
「TFシリーズ」全てに標準搭載されている7インチのマルチタッチ対応ディスプレイより直感的な操作体系「TouchFlowOperation™」を実現。チャンネルのセレクト、スライド、EQポイントの変更、Q幅のピンチなど、従来の触れそうで触れなかったミキサーの液晶パネルに直感的にアサインし、アプローチすることができます。
また、QLシリーズ譲りのTouch and Turn ノブも健在でマルチタッチと併用することにより、より細かい設定も簡単にすることができます。
例えばオーバービューから任意のチャンネルのEQにダイレクトにタッチで表示することも可能。思ったイメージに対し、余計なアクションをすること無く直感的にアプローチ。
機能性
「TFシリーズ」にはShure、Sennheiser、Audio-Technicaといったマイクメーカーや数々のエンジニアと協業し、様々なマイクと実際の楽器、スピーカーシステム、インイヤーモニターを使用して即戦力として使えるプリセット「QuickPro Presets™」が搭載されています。これらのプリセットを使用することで、おおまかなレベルやEQ、ダイナミクスのポイント設定ができ、大幅に仕込みを短縮することができ、ミキシングを学び始めたオペレーターは簡単に良いサウンドを実現することができます
例えば、キックドラムに対するShure Beta 52Aのプリセットはこんな感じ。基本となるEQパターンに1-Knobのintensityモードを使用することにより、そのEQポイントを軸にしかかり方を強めたり弱めたりすることができます。
また1-Knobモードには「Vocal」モードというものがあり、ボーカルに最適で明瞭な声を簡単に実現する「Vocalモード」と、ユーザーが作り上げた特性、もしくは先述した選んだプリセットの特性の深度をコントロールできる 「Intensityモード」が用意されています。また、アウトプットセクションには「Loudnessモード」が搭載されラウドネス量をこれまた簡単に1-Knobで操作することができます。
そして、ゲイン調整をサポートするGainFinder™。各入力信号のゲインを適正にしてシステムのゲインレベルを最適化することができます。ユーザーは、レベルメーター中央の緑のインジケーターができるだけ長い時間点灯するように調整するだけです。ミキシングコンソールに対するハードルが下げられ、かつ熟練のエンジニアも納得して使用できる非常に間口の広いミキサーとも言えます。
実際のバンドを入れての実演。スクリーン上には非常にシンプルで効率的な操作をするPAさんのアクションが見られました。動画、音声撮影禁止とのことで、雰囲気だけお楽しみください!
タッチワークフローを効率的に運用するため、PC,Mac,iOSを活用した専用アプリケーションも各種用意。事前準備でも本番でも活躍するTF Editorリモートミックスを可能にするTF StageMix™各演奏者が自分のモニターミックスを手元で行えるMonitorMix。
実際にバンドさんの手元にもiOSにおいてMonitorMixをコントロールされていましたプレゼンテーションを進行されたYAMAHA PA営業部の相馬氏より、直々にTF5の解説をしていただきました。以下の動画で御覧ください
https://youtu.be/aWlW6sDJC9k
TFシリーズは絶賛発売中!タッチワークフローを活用し、熟練のエンジニアからこれから始めたい方まで、納得のホスピタリティ。現場のシーンにますます活気がつくことを期待しますね。
TF1 ¥378,000
TF3 ¥464,400
TF5 ¥540,000
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2015/05/14
Antelope Audio〜make a strategic move〜Vol.2〜マスタリンググレードAD/DAステレオコンバーター「Pure2」店頭展示開始!! 徹底解剖レポート!!
Antelopeから満を持してリリースされた、マスタリンググレードAD/DAステレオコンバーター「Pure2」。皆様のご期待・ご要望にお応えするべくRock oNにて展示開始されました!! 24bit 192kHzのAD/DAとマスタークロックの役割を1Uのコンパクトな筐体で実現、よりシンプルにコストダウンも図れる「Pure2」をレポートします。
ハイエンドな要求に厳選された入出力端子。抜群の性能とCPに期待が膨らむ
Antelope社の誇るフラッグシップA/D & D/Aコンバータ「Eclipse 384」の技術エッセンスを引継ぎ、ハイエンドなA/Dコンバーターと64-bit DSPトリニティレベルクロックを搭載した「Pure2」。ハイエンドな要求を満たす豊富な入出力は制作システムの中でサウンドクオリティを確保する扇の要とも言える存在です。抜群に突き抜けたクオリティでアナログでサミングした高品位なマスターを制作するなどその使用感にも期待で胸が膨らみます。まずはその概要から見ていきましょう。
前面は非常にシンプルで見た目にも明快なインターフェイス。192KHzまで対応可能なサンプリングレートに加え、モニタリング用のリレーベースのアナログボリューム。3パターンまですぐにアクセス可能なプリセット管理ボタンとヘッドホン端子となります。
背面にはXLRタイプ型のアナログインプットと2系統のアナログアウト(XLR/TRS)を装備。8系統のWCアウトによってスタジオ内のデジタル機器をAntelopeの第4世代64ビットAFCジッタ―処理とオーブンコントロール水晶発振器により安定させることができます。デジタル入出力はS/PIDIF,TOSLINK,AESと様々なフォーマットに対応できるよう搭載。もちろんAntelopeルビジウムクロック「10M」に対応したAtomic clock入力端子も備え、1Uというコンパクトなサイズでマスタリンググレードのシステムを構築することができます。例えばAntelopeの他機材と組み合わせて下図の様なシステム構築も。
AD変換の肝であるADチップは理想とされるスペックをもつTIのPCM4222を搭載。AD/DA共に音質にこだわり抜いた抜け目ない設計
AD変換の肝であるADチップ。Burr-Brown(TI)A/DコンバーターPCM4222。アナログインプットバッファの設計により、オーバーロードを丁寧に処理し、確かなアナログサウンドと滑らかなクリッピングを実現するとのこと。また、D/AコンバージョンはデュアルDAC構造で左右チャンネルで個別のDACチップを使用する贅沢な仕様。S/N比を向上させ、ステレオイメージを向上させる効果に期待できます。
マスタークロックはIsochrone TrinityとOrion32に使われているのと全く同じ物が仕様され、右記画像ではモジュール化されていますが、64ビットAFCジッタ―処理とオーブンコントロール水晶発振器によってデジタルなのにアナログライクなニュアンスを付加した、Antelope独自のクロック設計となっています。もともと正確なクロックをモジュレーションによって変化させる仕様となっており、音楽用途においては正確なジッター数値を求めるだけではなく、更なるニュアンスが必要と考えた独創的な設計です。
Pure2のインストールは非常に簡単でした。Antelope社のサイトからアプリケーションをダウンロードして実行するだけです。その後自動的にファームウェアがアップグレードの通知をしてくれます。精力的に頻繁にファームやアプリケーションがアップグレードされるので、起動の際はまずアップグレードをチェックすることをおすすめします。インストール時にちょっとした不具合かなと思った動作が、翌日に解消されていたのはたまたまですが衝撃的でした。操作は非常にシンプルでアプリケーション上のアサインしたいツマミに対し、入出力ソースを選択するだけ。メーターに関しても監視したいソースを選択するだけで、特別にマニュアルを読み込まなくても直感的に操作できるデザインは極限まで考えぬき無駄を排除した結果といえるのではないでしょうか?
Antelope社:サポートページはこちら>>
最後に肝心の音質チェック
肝心の音質は個人的な印象ではきらびやかながら、どこと無くチューブ回路を通ったようなハーモニー感、厚みが感じられました。ZenやOrion32に比べ、ボトム感と定位が更に明瞭となり、有機的ともいえるサウンドが目の前に広がります。原音をありのままに伝えるコンセプトの他社のオーディオインターフェイスとはまた価値観の違う、音楽的ななり方をしているような印象を受けます。この部分はもちろん個人個人の価値観や目的とするサウンドで評価は変わってきます、是非Rock oN店頭にてその実力を一聴してください!!
ただいま公開中の試聴プロモーション「HEAR THE REAL TONE」でもPure2の24bit/96kHzデータを配信中!!
マスタリンググレードのシステムをお求めやすい価格で。
Antelope Audio Pure2 ¥273,500(税込)
ハイエンドなコンパクトモバイルスタジオシステムZen Studio
Zen Studio Portable Audio Interface Red ¥278,000(税込)
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2015/04/23
『P.R.E』~Professional Recommend Equipment~ 第4回 ProTools HDX+SONNET+UADのスーパータッグ!!
4月1日よりROCK ON PROを中心に展開中の大型キャンペーン "Pro Tools Force Be With You”、
HDXを新規購入のお客様へPCIe to ThunderboltシャーシであるSonnet Echo Express III D をプレゼントという過去最大級のバリューを提供しています!!さて、このEcho Express III ですがPCIeスロットを3基搭載しています。1つにはもちろんHDXのカードを挿しますが、残りの2枚は何に使おうか、、そんなご検討をされているお客様へUAD-2 PCIeを猛烈プッシュ致します!! HDX&UAD-2のスーパータッグのシステムを是非あなたのもとへ!! 担当:阪田・清水までお問い合わせください!!
改めて振り返るUAD-2オーバービュー
UAD-2はスタジオの超定番コンプレッサー1176でおなじみの"Universal Audio"により開発されたDSPハードウェアと高品位なプラグインを組み合わせた製品。初代から数えればDSPでのプラグイン処理というコンセプトも製品自体もプロアマ問わず、制作の現場に浸透していると言えます。上記の通り「アナログを知るメーカーのデジタルプロダクト」(UADとはUniversal Audio Digitalの頭文字を取った略語だそうです)ということもあり、その品質・モデリングもアナログのニュアンスが色濃く反映されています。
最大の特長はプラグインの処理を内蔵されているDSPによって行い、CPUに負荷を掛けずに処理が可能という点。大規模なプロジェクトでもカードの能力が許す限りプラグインを挿し込み、現実世界では実現不可能な数のヴィンテージ機器をふんだんに使用できます。例えば最上位のOCTOではEMT140→48台分!! 実機を並べるとなったらいったいどれだけのスペースが、、、これはデジタル世代の大きな恩恵です。ページの最後にプラグインの使用可能数を一覧で掲載していますので、旧モデルからも格段のパワーアップを実現している内容を是非ご確認ください。(一覧へ移動>>)
そして、このハイパワーな処理を行うDSPはお馴染みにもなりつつあるANALOG DEVICESのSHARCチップ。音楽制作用途以外にも数々使用されている実績があるこのDSPチップによって、従来のネイティヴプラグインより複雑かつ処理負荷の高いアルゴリズムの実装を実現しています。このSHARCチップを2基搭載→Duo / 4基搭載→Quad / 8基搭載→Octoと搭載DSPチップ数によってラインナップが組まれているのも特徴的。接続の対応もPCIeモデルのほかFirewire、Thunderboltも用意されホストPCに対しても守備範囲の広いラインナップと言えます。
UAD-2がもたらすミックスへのメリット
UAD-2の特長はプラグインのほとんどがハードウェアとして実在している点、そのラインナップはManley、Empirical Labs、Neve、Roland、BOSS、EMT、Fairchild、Harrison、Helios、Little Labs、Pultec、SPL などのオリジナルのハードウェアメーカーと正式なパートナーシップを結び、共同開発によって作られた”本物”ばかり。その高い再現性はエンジニアがこぞってUADを使用することからも証明されています。そして何よりものメリットはプラグインであるが故の「完全なリコールが可能」というところ、また「ハードウェアでは実現不可能な多チャンネルに渡っての使用」も大きなデジタルメリットとして挙げられます。例えばSTUDERのアナログテープレコーダーであるA800を異なる設定で様々なチャンネルで使用する、といった実機ではとても実現できないような使用方法もUADなら可能です。
また、サウンドのクオリティも音が少し痩せる、、というようなプラグインにありがちな印象ではなく、まさしくアウトボードを使用しているような質感が確保されています。元々アウトボードメーカーであるUniversal Audioのサウンドに対するノウハウや考え方がそのまま出ている印象です。つまり、ハードウェアのアウトボードで得られるサウンドとプラグインの利便性が融合した現代らしいプロダクトがUADであり、UADを使うということは、質のいいプラグインを使うという感覚というよりは、アウトボードのハードウェアをプラグインのように使うという感覚に近いということです。伝わりますでしょうか?(笑)
79種類ものラインナップからPickup!! いまオススメのUADプラグインはコチラ!!
①OceanWay Reverb
メーカーリンクはコチラ>>
-世界で最も有名なレコーディングスタジオの1つOcean Way Studiosの本格的なレプリカ-
SHARCチップの搭載により従来のネイティヴプラグインより複雑な処理が可能なUADですが、それがより違いとしてわかるのが空間系プラグインではないでしょうか。『伝説のOcean Way Studiosで、あらゆるビンテージマイクを試しながら音色を作っていく。』そんな夢のようなことがこのプラグインではできます!打ち込みの音源が生で録音したような音へ生まれ変わるI?そんなプラグインです。使用する際のMODEは『RE MIC』がオススメです、NEAR,MID,FARと三種の距離感でそれぞれマイクを選択できそれぞれのバランスにより音を作り込み、音に立体感を与え、心地よいアンビエンスを与えてくれます。このプラグインはUniversal Audioのオリジナルプラグインですが、スタジオでの録音環境自体をエミュレートしてしまうその技術に脱帽です。
②Little Labs Voice Of God Bass Resonance
メーカーリンクはコチラ>>
-個々の音色の重心をコントロールする究極のベースレゾナンスツール-
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UAD-2:パワー比較表
下のパワー比較はサンプリングレート44.1kHzにおける各プラグインの同時起動可能数を表したリストとなっています。一番左の「DSP%」というのが1枚のDSPをどれだけ使用するかというパーセンテージとなっており、それ以降がそれぞれDSPの枚数により同時に起動できる個数となっています。お目当てのプラグインがどれだけ使用できるのか導入検討にご参照ください。
プラグイン起動可能数によるパワー比較(UADソフトウェア v8.0)
さて、長きに渡ってUAD-2の実力を振り返っていきました、HDX&UAD-2のスーパータッグのシステムを是非あなたのもとへ!! 担当:阪田・清水までお問い合わせください!!
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2015/04/15
重要!Avid Annual Upgrade & Support Plan for Media Composer 再加入のチャンスです。
Media Composerのライセンス形式とサポートプラン
Avid Media Composeのライセンス形式が変更になり、サブスクリプション(年次もしくは月次のいずれか)と永続ライセンスの二つに変更されました。それに伴い、永続ライセンスユーザーはAnnual Upgrade & Support Plan for Media Composer を購入しない場合、その後のアップグレードが受けられなくなるという制度に変わっております。
(※お持ちのライセンスはそのままのバージョンで永続的に利用は可能です。)
Pro ToolsではまだUpgrade and Supportへの加入ができますが、Media Composerはすでに昨年末で締め切られてしまいました。
しかし、なんと今回期間限定でAnnual Upgrade & Support Plan for Media Composerへの再加入が可能となりました!年末のサポートプラン加入をし損ねてしまった方々!今回がラストチャンスです!期限までにぜひご購入をご検討ください!!
加入可能なサポートプラン
なお、プランは3通り用意されています。
Annual Upgrade & Support Plan for Media Composer
(旧バージョンのMedia Composerユーザーの方対象)
Annual Upgrade & Support Plan for Media Composer (Upgrade from Symphony)
(Avid SymphonyユーザーもしくはSymohny Optionユーザーの方)
Annual Upgrade & Support Plan for Media Composer (Upgrade from NewsCutter)
(Avid NewsCutterユーザーもしくはNewsCutter Optionユーザーの方)
いずれも値段は76,900円。
お申込みには
システムID(My Avidにて確認可能です)
お客様のお名前(法人の場合は御社名とご担当者のお名前)
が必要になります。
お申込みは5月14日(日本時間)まで、サポート登録は5月31日(US時間)までです。
まずは弊社スタッフまでご連絡ください!
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2015/04/15
Pro Tools Force Be with You ~『今、来てます』~S3 編
AVIDのもつフラッグシップコントロールサーフェスS6を基盤とし、コンパクトで人間工学に基づき直感的なデザインにてミキシングを高速化できるS3。このコントロールサーフェスは元々はS3Lというライブ用システムの操作部としての位置づけでしたが、Pro Toolsを始めEucon対応DAWのコントロールができるようバージョンアップされました。Artist Mixなどの従来のコントローラにくらべコードイネーブル、ソロ、トラックのミュートから、プラグイン編集、スナップショットの呼び出しなどより直感的で高速に操作できる機能性はホームスタジオを始め小中規模のプロジェクトスタジオにおいて、効率的なワークフローを実現するために不可欠です。
1:スタジオを完璧にコントロール
高機能で人間工学に基づいた優れたデザイン。EuconをフルサポートするS3はレコーディング、編集、ミキシングにおいてDAWの操作をより素早く、ミキシング作業をエキスパンドします。Eucon対応DAWに柔軟に対応でき、異なるDAWセッションも瞬時に切り替えが可能です。
2:よりスマートにすばやく操作
S3はレイアウトデザインをRock oNリファレンスルームでもお馴染み。同社フラッグシップコントロールサーフェスのS6における最新技術をコンパクトに凝縮。キーボードやマウスにて操作する場合に比べてより直感的で格段に精度の高い優れたサウンド・ミックスを迅速に作成でき、あらゆる場面において効率性が向上します
3:あらゆる規模のスペースにスタジオをセットアップ
S3は内蔵4x6インターフェースを持っているため、サーフェスとラップトップのみでセッションをレコーディング、ミキシング、モニタリングしたり、S3スタンドアロンを使用してオーディオをモニタリングしたりできます。本格的なコントローラを持ちながら必要最小限のシステムを構築することが可能です。
・それぞれにタッチセンシティブなモーターライズド・フェーダーおよび10セグメント・シグナル・レベル・メーターを備えた16チャンネル・ストリップ
・32のタッチセンシティブなパン用押しボタン・ロータリー・エンコーダー、ゲイン・コントロール、プラグイン・パラメーター調整など(16チャンネル・コントロール、16割り当て可能)、それぞれ3色LED機能インジケーター付き
・トラック名/トラック番号、詳細なメータリング・データ(モノから5.1サラウンド)、パラメーター名/パラメーター値、現在のオートメーション・モードなどを表示する32の高解像度OLEDディスプレイ
・チャンネルごとにソロ、ミュート、チャンネル選択に対応するキー
・ストリップをタッチしてトランスポート・コントロールに簡単にアクセス可能。ジョグ/シャトル・ホイール・コントロールをフルに使用する場合、Artist TransportとともにS3を使用可能
・ナビゲーション、オートメーション、コントロール割り当て、ソフトウェア・コントロールに対応する多数の専用ボタンとスイッチ
・内蔵4x6 AVB Core Audioインターフェースには、XLRマイク/ラインx2、TRSライン入力x2、XLRライン出力x2、TRSライン出力x2、ステレオ・ヘッドフォン出力が搭載
◎AVBソリューションとの連携
S3はAVBネットワークにて構築をすることができるため、異なるメーカーのAVB対応機器との連携も可能です。例えば、MOTUのAVB Audioインターフェイス。
Ethernet AVBを介し、最小限のケーブルにてオーディオネットワーキングが実現。
Eucon側でPro Toolsをリモートし、Thunderboltからつながった16AとS3をAVBで接続しています。
コントロール側でのヘッドホンアウトや、PA側からのマイクなど非常に簡潔に接続ができます。
スタジオだけでなく、ライブ、イベント等の限られたスペースにも容易に設置できるフレキシブルな設計は
様々なシチュエーションにおいて柔軟でクリエイティブな作業を約束してくれるでしょう。
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2015/04/09
ROCK ON PRO USED Information ~AMEK9098EQなど今注目の中古製品をPick Up!!!~
AMEK9098EQなど今注目の中古製品をPick Up !!!
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!お問い合わせは03-3477-1756 店頭阪田・清水まで、この機会をお見逃し無く!!!
中古在庫にレコーディングの定番機種が続々入荷です! 今回はプロフェッショナルなヴォーカル録りにマッチするマイクプリ、コンプをピックアップします。ヴォーカル録りではマイク→マイクプリ→コンプレッサー→オーディオインターフェースというチェーンが一般的ですが、アナログ領域での音作りが持つ意味合いは非常に大きくこの機材のセレクトがレコーディングの醍醐味であり、楽しみでもあります。お手元のマイクと組み合わせればそれぞれの実力が引き立つスタジオの定番中の定番機種が入荷です!!担当:阪田・清水までお問い合わせください!!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
AMEK / 9098EQ¥159,800(本体価格¥147,963)
お手元のマイクで収録したソースを的確に捉えるためのマイクプリアンプとしてAMEK 9098EQをチョイス!! ルパート・ニーブ氏の1990年台を代表するプロダクトAMEK 9098コンソールからのチャンネルストリップがこの製品。MicPre + EQという使い勝手の良い1chモジュールです。NEVEらしい音の太さと高域のソリッドさを兼ね備えたバランスの取れたマイクプリは音を的確に捉えるということにとどまらず、より音楽的なサウンドで導入実績も多数!! ご自身のスタジオラインナップに加えてください!!
Universal Audio / 1176LN¥158,000(本体価格¥146,296)
マイクプリ後の処理としてコンプレッサーでのレベルコントロールはお作法とも言える手法。そのコンプもレコーディングスタジオの定番中の定番機種である1176の現行機種1176LNが入荷です。人気の高い1176のブラックフェイスのRevDとEのモデリングがなされているそのサウンドクオリティはお墨付き!! コンプといえば1176と最早解説も必要ないほど。その特長はコンプとしてのレベルコントロールのしやすさもありますが、定番として評価を勝ち取ったのはInputとOutputの設定により様々な音のキャラクターを作れる点ではないでしょうか。フロントパネルに『LIMITING AMPLIFIER』と書いてある通り、音のキャラクターを作る『アンプ』としての使い方が可能です。AMEK 9098EQによって作り上げたサウンドにさらなる磨きをかけましょう!!
中古在庫ということで各機材1点限りとなります。在庫状況の確認は一度お電話いただけますと確実です。担当 清水・阪田までにお気軽にお電話ください!お待ちしております!
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2015/04/06
Pro Tools Force Be with You ~『今、来てます』 PLAN 編
期待膨らむPro Tools 12がいよいよリリース。「AVID Everywhere」構想の実現に向けPro Tools 12内で予定されている様々なアップグレードは更に私達のワークフローを快適にし、業界の活性化にもつながることでしょう。
購入方法、ライセンス形態、全てにおいて一新される次世代型のPro Toolsをけん引するシステムはやはりHDシステムだからこそ真価を発揮!いよいよ間近となったセッションのクラウド管理の時代を担うPro Tools HDシステム。
過去最大級のビッグオファーとともにROCK ON PROの圧倒的な納品実績に基づいたシステムの提案と安心をパッケージ。今がPro Toolsを導入する大チャンス!ROCK ON PROで導入するメリットをご案内します!
1. Episode: A New Force
Innovation Workflow ProTools12 Debut!
2. Episode: Treasure Reach You
Harmonize Present Special Offer with Your Pro Tools System
3. Episode: Benefit of You
「いつか」を「今すぐ」に!!
期間限定18回まで無金利支払いも適用可能!
4. Episode: Back Somebody Up
キャンペーン限定!
ROCK ON PRO A.S.P for Personalスペシャルパック付属!
5. Episode: With You In Spirit
ROCK ON PROに任せて安心!
導入後もRock oNスタッフが徹底サポート!導入後もご安心ください!
6. Episode: Paradigm Change
旧システムをサブシステムとしてスタンバイ。
エクスチェンジだけではないオルタナティブな提案
7. Episode: Pro Tools Awakens
なぜ今!!ProTools HDプラットフォームが求められている!?
NEW!!
Episode 8:ergonomic Surface
Pro Tools をスマートにコントロール、直感を瞬時に反映する高度なDAWコントロールサーフェスAvidS3を組み合わせた「S3 パーフェクトプラン」を新たにご提案です!! 詳細解説は「S3編」チェック!!
NEW!!
HDシステム構築に見事にハーモナイズした導入必須のThunderboltシャーシや最適化したストレージをプレゼント!期間中、新規Pro Tools HDXをご成約のお客様に、HDXシステム構築に必須のSonnet Echo Express III-Dをプレゼント致します。こちらのSonnet Echo Express III-Dは3基のThunderbolt to PCIeスロット、75Wの補助電源コネクタを含む 300Wのパワーサプライを装備しHDXカードとの親和性が抜群!!
Mac Pro / 3.5GHz 6コア 32GB/256GB
¥445,824(本体価格¥412,800)
32GBメモリ構成のMacProでクリティカルな業務にも対応!!
3.5GHz 6コア、12MB L3キャッシュ
32GB(8GB x 4)1,866MHz DDR3 ECC
256GB PCIeベースフラッシュストレージ
デュアルAMD FirePro D300 GPU
新規Pro Toolsシステムを導入をしサブシステムを確保!とっさのiLokトラブルにも対応。致命的なダウンタイムを回避する現、TDMユーザーが新HDシステムを導入するには、まだ理由があります。新規HDシステムには単体では販売されていないPro Tools HDライセンスが1つ付与されるので、実質2ライセンスを持つことができます。
Mac Pro / 3.5GHz 6コア 32GB/512GB
¥477,576(本体価格¥442,200)
6コア3.5GHzのスピードと512GBSSDの余裕あるストレージでストレスフリーな制作環境を構築!!
3.5GHz 6コア、12MB L3キャッシュ
32GB(8GB x 4)1,866MHz DDR3 ECC
512GB PCIeベースフラッシュストレージ
デュアルAMD FirePro D300 GPU
導入コストの負担を大幅に軽減!!プレゼントキャンペーンとも同時適用OK。HDシステム導入に向けRock oNが徹底アシスト!!「いつか」導入したいを「今すぐ」導入できるべく、ROCK ON PROだけの特別キャンペーン。期間中ご成約のお客様に、18回まで無金利支払いもご利用いただけます。もちろんプレゼントを始めとする今キャンペーンの特典は全て受けられます。
15インチ MacBook Pro / 2.5GHz Core i7 / 16GB /512GB
¥305,424(本体価格¥282,800)
Thunderbolt接続を活かしてモバイルスタイルにも適応、コスパを考えたHDシステムを組むならコレ!!
2.5GHzクアッドコアIntel Core i7
(Turbo Boost使用時最大3.7GHz)
16GB 1,600MHz DDR3L SDRAM
512GBフラッシュストレージ(PCIeベース)
Intel Iris Pro Graphics
NVIDIA GeForce GT 750M
キャンペーン限定!ROCK ON PRO A.S.P for Personalスペシャルパック付属!!インストール時に煩雑なダウンロードの負担を軽減するPro Tools インストーラ入りROCK ON PROオリジナルUSBメモリに加え、まさかのiLokトラブル時にも安心。Rock oN専任スタッフによる復旧までのガイドサポート権が付属します。
27インチ iMac Retina5K / 3.5GHz Core i5 / 32GB / 256GB
¥343,008(本体価格¥317,600)
Retina 5Kモデルはスペックでも実は秀逸。32GBメモリの余裕ある仕様でもコストを両立できる優等生!!
3.5GHzクアッドコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.9GHz)
32GB 1,600MHz DDR3 SDRAM - 8GB x 4
256GBフラッシュストレージ
AMD Radeon R9 M290X 2GB GDDR5
Innovation Workflow Pro Tools 12 Debut!!クラウドコラボレーションを始めとする制作ワークフローを変革させる新しい機能に加え、有期サポート/アップデートプランの運用が開始!ここでPro Tools 12においてもたらされる未来の展望、恩恵をおさらいしてみましょう。今乗り遅れるな!!
13インチ MacBook Pro / 2.7GHz Core i5 / 16GB / 128GB
¥186,624(本体価格¥172,800)
Pro Tools 12の世界へ飛び込む入り口に立つならこのモデル。コストとパフォーマンスと拡張性を熟考したオススメはコチラ!!
2.7GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.1GHz)
16GB 1,866MHz LPDDR3 SDRAM
128GBフラッシュストレージ(PCIeベース)
Intel Iris Graphics 6100
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2015/03/24
Avid Pro Tools 12 Debut ! 新機能や新しくなった入手方法を分かりやすく解説!
待望のPro Tools 12が遂にデビュー。単純な機能の追加ではなく、制作環境自体の変革を促す野心的なバージョンアップ。次世代のワークフローを実現するこのバージョンアップは見逃せません!!
購入方法、ライセンス形態、全てにおいて一新される次世代型のPro Tools ソフトウェア。入手方法も多岐にわたりますが、先ずは現時点で追加される新機能を確認してみましょう。
Pro Tools 12 新機能
アプリ内購入マーケットプレイスの利用
Pro Toolsを終了/再起動することなくPro Tools内から直接プラグインを検索/ブラウズそして購入/レンタルすることが可能となります。パーマネントライセンスの購入はもちろん、期間限定のライセンスも手軽に購入可能です。購入したライセンスは再起動無しにアクティベートされる為ストレスフリーのコラボレーション作業を現実のものとします。
I/Oセットアップ機能の改良
・プレイバック・エンジン・ベースI/O設定やモニター出力アサインの変更を伴うセッション交換の煩わしさが改善されました。
・様々なシステムでセッションを開いても、不要なバス表示が自動で回避可能となりました。
・バス数が無制限となりオーディオ・ルーティングの自由度が増しました。
・メインモニターパスの形式に従って、自動的にダウンミックスが可能になりました。
・任意のセッションからI/O設定を直接インポート可能となりました。
・セッションで以前に使用されていた入出力を現在の状態と簡単に比較できるようになり、IO設定の管理がより容易になりました。
・さらに幾つかの改良を追加*
セッション・メタ・データとしてクレジット情報を付加可能
曲名、作曲者名、共作者名その他の詳細制作情報をリッチ・メタ・データとしてセッションに入力/タグ可能となり、プロジェクト管理や著作権管理が容易/便利になりました。
Application Managerによるバージョン管理
ソフトウエアやプラグインのアップデイトを管理し、webサイト等に行く必要なくダウンロードする事が可能となります。
What’s New in Pro Tools 12 ?
業界標準DAWがより幅広い選択肢で入手可能に!
・サブスクリプション
Pro Toolsを必要な時(月間または年間)に必要最低限のコストで使用可能となります。サブスクリプション期間中は、Avidアップ<>グレード・プランが利用可能となる為、常にPro Tools最新機能が利用可能となり、カスタマー・ケア・チームによるサポート対応も行われます。(ご注意:Pro Tools | HD ソフトウエアには、サブスクリプション版はありません)
・Pro Tools ソフトウエア永続ライセンス
1年間アップグレードプラン付きのPro Toolsソフトウエア製品または最新バージョンへのアップグレード/クロスグレードを購入することで、Pro Toolsの最新機能を使用できる1年間のAvidアップグレード・プランが利用可能となります。
・Pro Tools システム永続ライセンス
Pro Tools | HD Native, Pro Tools | HDX, Pro Tools | Duet, Pro Tools | Quarte,Pro Tools | Eleven Rack, Pro Tools | Mbox Pro 等のAvidオーディオ・ハードウエアにバンドルされているPro Toolsソフトウエアは永続ライセンスにて提供されますが、Pro Tools | Duet 及びQuartetを除き、1年間の無償アップグレードプランが付属していません。別途1年間のアップグレードプランを購入することで、以降の最新機能を利用することが可能となります。
サブスクリプションライセンスは3/26発売開始!!価格は¥35,000(税抜)となります。登録から1年間の使用権を入手することが可能です。この期間中はサポートプランなど他の費用は発生しません。使用権が切れた際には再び購入して頂く必要があります。
永続ライセンスは”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support (Activation Card and iLok)”¥105,000(税抜)となります。1年間のアップグレード・サポートプランが付属します。2年目以降もサポートプランを継続的にご購入いただくことで常に最新のバージョンとサポートが提供されます。
※2015年1月22日以降にPro Tools ライセンスをご登録のお客様はPro Tools 12が無償で提供されます。
※既存のPro Toolsユーザーは「Pro Tools with Annual Upgrade and Support Plan」¥21,900(税抜)をご購入いただくことでPro Tools 12のライセンスを入手可能です。
※既存のPro Tools HDユーザーは「Pro Tools | HD Software ExpertPlus Support Renewal」をご購入でPro Tools HD 12のライセンスを入手可能です。
※サブスクリプションライセンスには Pro Tools 12のライセンスのみが付属します。Ver.11以前のライセンスは提供されませんのでご注意下さい。
※永続ライセンスにはPro Tools 10/11/12のライセンスが付属します。Pro Tools 10/11のライセンスが必要な方は永続ライセンスを選択する必要があります。
* Avidは、Pro Tools 12からソフトウエアへの新機能追加や機能拡張の方法を変更しています。これまでの、独立したアップグレードの提供方法に代わり、Avidアップグレードプランを通し、逐次リリースが提供される形となります。これにより、サブスクリプション購入者やアップグレードプラン付き永続ライセンス・オーナーは、次の大規模なソフトウエア・リリースを待つことなく、都度、最新のツール、改良、そして新機能の数々を入手/利用可能となります。
ProTools 12日本語情報
Pro Tools 12: 柔軟なライセンス形態、Avidクラウド・コラボレーション、マーケットプレイスの新しいサービスを発表
Pro Toolsとは?
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2015/03/18
ROCK ON PRO USED Information ~中古逸品!! D-Command w/X-MONをPick Up!!!~
中古逸品!! D-Command w/X-MONをPick Up !!!
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!!お問い合わせは03-3477-1776 店頭阪田・清水まで!!!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Digidesign / D-Command w/X-MON¥278,000(本体価格¥257,407)
Pro Tools HD ユーザーの方必見 !!
まずは専用設計ならではのPro Toolsとの親和性はICONシリーズにしか無い魅力、Avidでのサポートが終了してしまっている製品にはなりますが、Pro Tools 11 HDとの互換性もOKです。発売当時は約250万円のプライスであったこの製品が税込278,000円でご提供できることが何よりのメリットではないでしょうか。
・フィジカルコントローラーをご検討のお客様
・Pro Tools で直感的にミックスダウンしたい方
・Avid/Artist Mixの環境を更にステップアップさせたシステム構築をご検討の方
・Pro Tools HDを使用していて、パーソナルなスタジオ構築を考えている方
現在Pro Tools HDのユーザー様でPro Toolsを統合的なソリューションとして完結させるためにピタリと符号するこのICON(インテグレーテッドコンソール)システムの導入をご検討してみてはいかがでしょうか!
高品質フェーダーで楽曲に命を吹き込む!
D-Command / ICONシステムは、Ethernet経由の高速な専用プロトコルを使用し10bit(1,024段階)のフェーダー分解能を確保しています。どのようなパラメーターもフェーダーに自由にアサインしてオートメーションを書き込める機能は専用コンソールならではの優れた作業を約束します。ミックス作業でのフェーダーオートメーションの書き込みは、楽曲の表現力を高めるためにはなくてはならない作業です。
さらに、D-commandではこのフェーダーにあらゆるパラメーターをアサイン可能です。パン、センド、イコライザー、コンプ、更にはプラグインのパラメーターもアサインができます。煩わしくて避けていた作業もフィジカルコントローラーを使用してリアルタイムかつ直感的に操作可能なので、今まで生まれなかった効果も手にすることもできるのではないでしょうか。ProToolsの画面を見ることなくミックス作業を進めることができるので、『耳』で直感的に音作りする重要性や楽しさを体感できます!
「カスタムフェーダー機能」を使用すると、通常のチャンネルストリップとは別に、カスタマイズしたトラックグループ、Pro Toolsのミックス/編集グループ、特定の種類のトラック、プラグインを操作できます。例えば、8chあるフェーダーをSSLのグループフェーダーのように使用しステムミックスを混ぜ合わせていくなどの、『耳』を頼りに作業するような使い方もできます。発想次第でその可能性は無限大ではないでしょうか。
スタジオシステムの構築が可能
さらに、D-Commandはモニターセクションも充実しています。D-Commandのモニターは、モニターセクションからXMONアナログ・インターフェースを遠隔操作して行います。
5.1chのモニタリングも対応していますし、StereoのInputを3系統用意しているのでCD Playerなど接続してリファレンスと切り替えながら作業する等も可能です。トークバック、CUEセンドを2系統搭載し、モニターアウトも2系統切り替えが可能になっていたりと、D-Commandがあればモニターシステムの構築が可能です。サラウンド対応のモニターコントローラーを個別に用意と考えるとかなりコストの掛かってしまうことがお分かりかと思います。D-Commandであればそれら全てが統合されたパッケージで提供されます。
購入の際のご注意点
・こちらのD-Command Blueは現在、Avidでのサポートは終了してしまっている製品になります。予めご了承ください。(弊社から今後のメンテナンス・修理のご案内は可能となりますのでご安心ください!)
・大型商品の為、別途送料が掛かります。詳しくはお問い合わせください。
・中古商品は1点のみのご用意となります。ご注文が重なってしまった場合など、タイミングによってはご注文をキャンセルとさせていただく場合がございます。予めご了承いただけますよう、お願い申し上げます。
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2015/03/13
GENELEC 『Step-by-Step』原音忠実再生のコアとなるテクノロジーに迫る
現在も多くの国々において、Recordingスタジオ、SRシーンを問わず第一線のモニタースピーカーシステムとして活躍するGENELECスピーカー。1978年にフィンランドで創立し、音響工学、音響理論の基本に忠実な製品開発が続けられた結果として業界に強い支持を受けています。
今回はGENELECの商品哲学、設計ポリシーを踏まえた上でモデルの解説をします。
GENELEC社の商品哲学
GENELECの商品哲学には以下の3つの明快なポリシーがあります。
1. 足さない(原音に無い音を加えてはいけない。)
2. 引かない(原音の情報を欠落させてはならない。)
3. 壊れない(プロレベルを目指して信頼性を高めて、過酷な使用に耐えられるべきである。)
実は原音の忠実な再生に対し非常にデリケートなポリシーを持っているメーカーです。GENELECのスピーカーはみなさん1度は評判を聞いたり試聴された経験があるとは思いますが、そのポリシーとしてはあくまでユーザーが快適に音を聴くための手助けをするという精神に基づいているとのことです。
またGENELECには他スピーカーメーカーと異なるユニークな設計ポリシーも創立当初から持っていました。
設計ポリシー
・マルチアンプドライブを基本とし、ひとつのスピーカードライバーユニットに対して専用パワーアンプを用意する
・パワーアンプ前段のクロスオーバーフィルター・セクションで位相補正など適切なプロセッシング処理を行うことで非常に正確な音響特性が得る
・スピーカードライバーユニットの保護回路を搭載することで音量調整をラフに行うことができ、ミキシング作業に集中させる
・各帯域の周波数特性の調整機能をもたせることで周波数バランスの補正が簡単に実現させる
・全機種のサウンドチューニングをニュートラル方向にすることで色付けを排除、また、音質の画一化が図る
GENELEC 製品はパワー・アンプ内蔵が基本でマルチアンプ方式のパワー・アンプ構成が基本です。
周波数特性も驚くほどフラットですが、EQに頼らず必要最低限のフィルタリングしかされていない真面目な設計は世界広しといえどユニークともいえる信頼性を誇ります。
GENELECのコアとなるテクノロジー
DCW(Directivity Control Waveguide)プレート
8000シリーズのラウンドバッフルでスムーズに一体となり、GENELECテクノロジー要素の一つに・DCWTM(Directivity Control Waveguide)プレートがあります。
DCWプレートは、指向性制御を最適化し、音響軸の軸外特性の最適化により、リスニングエリアを拡大させ、部屋の初期反射の減少にも貢献します。
よくGENELECのスピーカーはスイートスポットを少し外れても音が変わりにくいという評判がありますが、じつはこのDCWプレートに於ける貢献でもあります。
ちなみに以下の図がDCWを使用しない一般的なスピーカー特性です
指向特性が制御されていないスピーカーは軸外特性の減衰がランダムとなってしまいます。スピーカーの指向性から45度から60度まで外れてしまうと以上の図のように3~7KHzのレベルが相対的に高くなってしまい、非常にピーキーに聴こえてしまうことでしょう。
以下がDCWを使用した場合の指向特性となります。DCWは直接音の比率が増えて軸外特性の減衰パターンがスムーズであることがわかります。結果的に部屋の反射音における干渉においても低減させることができます。
スタイリッシュで音響的にも優れたエンクロージャーMDE
8000シリーズのエンクロージャーは、MDEというスタイリッシュなフォルムでありながら音響的にも充分配慮されたデザインが採用されています。この形状はクロスオーバーポイントのつながりの良さにも貢献しています。丸みをおびた形状は、音響反射干渉などの影響を大幅に減少させDCWとの相乗効果で高域の軸外特性が自然になりました。
一般的にスピーカーが直方体だとして、その頂点の部分には実はダミーの音源の点ができてしまい、定位感の現象につながってしまうとのことです。丸みをおびたフォルムはそのダミーの音源の点の影響を減らし、定位感の上昇に一役買っています
低域特性を大幅に改善するバスレフポート設計
GENELECのスピーカーには同社の誇るサブウーファーの技術ノウハウが投入され、特殊パイプによって空気の層流制御を行い空流のストレスを解消します。
いわゆるラッパのようなバスレフダクトによって、空気の乱流の制御と同時に風圧音ノイズの低減を担っています。したがって、低歪みでクリアな低音がユーザーに提供されるとともに、パワーアンプの冷却も同時に行います。
GENELECのスピーカーがサイズの割に低域が伸びている理由がここにあります。
GENELEC 8000シリーズ
GENELEC の人気を決定づけた機種『1035A』『1031A』『1029A』を流れをもち、2004年より発売され根強い人気を持つGENELEC8000シリーズ。
ピンポイントに定位するシャープフォーカスな音像とあらゆる歪を排除したことで浮上した、高次元な明瞭度。本体サイズの制約を越えたローエンドの再生能力、そして高能率、広帯域を実現した再生能力は先述したGENELECのコアなテクノロジーの結晶とも言えます。中でもGENELECベストセラーモデル1031Aの直系8050Bは大型モニターに匹敵する低域特性が特徴で、今なおハイエンドモニタースピーカーの1つとして根強い人気を誇ります。
8050BPM、またプロフェッショナルなニーズに対応し、高解像度でワイドレンジな8040B。ニアフィールドモニターとしてバランスの良い定番モデル8030B。DTMスピーカーとしてニーズの高いコンパクトなモデル8020Cや8010Aなど、用途やシーンにおいて様々なサイズのラインナップにより最適な選択をすることができます。
また、昨年8000シリーズ10周年を記念して発売された限定モデル8030BXMにおいては超在庫僅少にてご用意ございます。
シルバーのエンクロージャーとグリーンのグリルがクリエイター魂を刺激するこのモデル、激レアです。
GENELEC
8000シリーズ
¥ 94,500〜
GLM2.0コンパクトSAMシリーズ
GENELECの商品哲学。「足さない、引かない、壊れない」の3つのキーワードに時代の流れとしてもう一つのキーワード「適合できる」というキーワードが加わっています。
これは再生する部屋の音響特性に合わせて調整できるべきであるという理念のもと、Smart Active Monitor(SAM)システムとして、ネットワーク通信を駆使して音場補正やシステムの一括制御を細かくできる最先端のインテリジェントなシリーズがリリースされています。
環境にあわせて音質を補正
GENELEC SAM(Smart Active Monitor)システムは専用インターフェイスを介してスピーカーをネットワーク接続し、専用ソフトウェア GLM(GENELEC Loudspeaker Manager)を使ってネットワーク内のスピーカーを制御するシステムです。
基本コンポーネントは8000アナログシリーズを踏襲しながら、モニター・スピーカーを部屋に合わせて調整するという考えのもと、スピーカー自体を電気的にフィルタリングして、どのような場所でも最適なモニタリング環境に変化させることが可能です。
GLMの主要機能 AutoCalは、スピーカーが設置されている部屋の音響特性を専用マイクロフォンで測定。そのデータをホスト PC 内で分析し、再生レベル差補正、距離遅延補正、周波数特性補正を行い、最善なモニタリング環境(フラットな周波数特性)へ自動で音響補正できます。もちろんユーザーの好みに合わせて細かいエディットも可能で、お好みのモニタリング環境も作り出すことが可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=jhh_3iYXTvc
SAMシリーズラインナップ
[caption id="attachment_20626" align="aligncenter" width="520"] F特は、26Hz~40kHzとワイドレンジ。GENELEC史上エポックメイキングなモデル[/caption]
GENELEC
8260A ★GLMパックプレゼント!
¥ 1,230,172 (本体価格:¥ 1,139,048)
[caption id="attachment_20654" align="aligncenter" width="520"] 基本コンポーネントは、8040B/8050Bと共通。バイアンプ DSP モニタリング・システム[/caption]
GENELEC
8250A(Pair)
¥ 579,150 (本体価格:¥ 536,250)
GENELEC
8240A(Pair)
¥ 403,650 (本体価格:¥ 373,750)
※別途8200-601D、GLM(Genelec Loudspeaker Manager)パッケージセット¥140,400が必要です(別途PC本体が必要)
GENELEC
8200-601D
¥ 140,400 (本体価格:¥ 130,000)
コンパクトSAMシリーズも好評発売中。コンパクトなスタジオ、ホームユースにも最適
コンパクトな『8320A』Smart Active Monitor(SAM)は柔軟に構築できるモニタリング・ソリューションです。
『GENELEC Loudspeaker Manager(GLM 2.0)』コントロール・ネットワークおよびソフトウェアは、モニター設定に関するあらゆる面の調整と網羅的なシステム制御を可能にし、ユーザーに直感的な作業の快適さを提供します。
https://www.youtube.com/watch?v=dLXuifil_GY
[caption id="attachment_20659" align="aligncenter" width="500"] 8320APM×2台、8300-601 GLM キット、9310AP ワイヤード・ボリュームのセット[/caption]
GENELEC
8320APM-PACK
¥ 193,050 (本体価格:¥ 178,750)
GENELEC
8330APM-PACK
¥ 291,600 (本体価格:¥ 270,000)
AES2014にて発表された3wayメインモニター「8351A」
独特なフォルムに我々の度肝を抜いたGENELECの新製品「8351A」。中央のユニットはHighとMidの2way同軸であり8351Aのエンクロージャーのサイズは8inchウーファーの同社8050とほぼ同等でありながら、周波数再生帯域はウーファー10inchサイズの製品と同等の32Hz〜40kHz(-6dB)を誇ります。
ウーファー・ドライバー2本をフロント・バッフル奥に隠すことにより、フロント・バッフル全体を一つの指向性制御ウェーブガイドとして用いており、これにより間を空けて配置されたこの2本のウーファーから放たれるウーファー周波数の音は非常に優れた指向性を持つ8351AはSAMシステムを搭載し、優れた低域のダンピング能力とあいまりながら音源の空気感まで再現する優れた解像度や正確無比な位相バランスを持ちます。
GENELEC
8351A
¥ 1,144,800 (本体価格:¥ 1,060,000)
[caption id="attachment_20661" align="aligncenter" width="500"] 8351APMをコンピューター上で制御を可能にし、ルーム・レスポンス補正等を行うことが出来るシステム GLM2.0 のセット。[/caption]
GENELEC
8351APM(1Pair)+GLM2.0バンドル
¥ 1,236,600 (本体価格:¥ 1145000)
終わりに
数々のテクノロジーに裏打ちされ、原音に忠実に再生されるGENELECの様々な技術は、環境を問わず適合できるという新しいキーワードをもとにモニタースピーカーのスタンダードとして保守的なブランディングに頼ること無く、イノベーティブな進化を進めています。
ユーザーの目線に立ったGENELECの製品設計の姿勢やテクノロジーには単純にGENELECのスピーカーに対する先入観を一度フラットにして見つめてみてはいかがでしょうか?
最後にこちらのリンクも御覧ください。
www.genelec.fi/documents/other/Step-by-Step_Int.pdf
GENELECはみなさんが最適なモニタースピーカーと出会うために、スピーカーのセッティングの仕方、大きさの提案などヒントとなるデータを惜しみなく提供しています
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2015/03/11
Powered to Golden Age of Sounds & Equipments
60’s〜70’sを彩ったスタジオイキップメントをたどり、現代版として生まれ変わった製品に迫る!
至高の楽曲、サウンドは何年たっても、いや何十年たっても色褪せることがありません。時代を切り取ったいわゆる名盤は、今聞いても新しい発見があり、当時の時代背景、テクノロジーが鮮やかに目に浮かび上がってきます。
それはメロディーの良さやアレンジの良さといった主な部分が秀でているからというのは明らかなことでもありますが、屋台骨を支えていた、エンジニア、スタジオ、イキップメントと優れた技術が有機的に絡み合って昇華した結果ではないでしょうか。
それは現在のトレンドの1つである原音に忠実にサウンドの写実性を求めた機材とは限りません。音の透明性や再現性をこえて歪んだ楽曲や非現実さの使用が時には物事が本物よりもよく見えることが当時のサウンドの芸術様式を生み出しているような気もします。
今回は1960年代~1970年代における時代を彩ったスタジオイキップメントをたどり、現代にリイシュー、またはリプロダクトやシミュレーションされた製品を特集していきます。
#1 REDD.47アンプモジュール
【LEGEND #1】REDD.47
Shimens(Telefunken)V72Sのアップグレード版。REDD.51コンソールに採用
1931年に設立され、クリフ・リチャードやザ・ビートルズの功績によりロックンロールがロックとして昇華したともいわれ、今もロンドンのアビーロードにあるスタジオ「EMI Recording Studios」(1970年にザ・ビートルズのアルバム"Abbey Road"の発表後、Abbey Road Studiosに改名)のために開発されで1968年まで使用された「EMI REDD.51真空管コンソール」。
REDD.37にはSiemens(Telefunken)のV72Sをアンプモジュールに採用していましたが、1964年のREDD.51コンソールには、「REDD.47アンプモジュール」が採用されていました。1963年のWith The Beatles ~ White Albumまでの全てのThe Beatlesシングル・アルバム作品や1960年代の全てのCliff Richardのアルバム、ピンクフロイドのThe Piper at the Gates of Dawnのレコーディングにも採用されたと言われ、V72Sよりもビッグでパンチのあるサウンドで、より立体的であると評価されていたそうです。
【2015 Equipment #1】Chandler Limited REDD.47 Preamp
アビィロード・スタジオ公認ビートルズ真空管マイクプリアンプ
3台しか作られなかったという貴重なオリジナルREDD.51コンソールの真空管コンソールのサウンドを完全復刻したシングル・チャンネルのマイクプリアンプがChandler Limitedより発売されました。
http://youtu.be/lM_DYX4Sg6Q
先述したAbbey Road StudioとChandler Limited の共同開発により、ザ・ビートルズをはじめとする数多くの名盤に刻まれた、豊かな真空管ビンテージ・サウンドを見事に再現しています
オリジナル・サウンドの徹底追求に加え、マイクプリアンプとしての十分なゲインレンジや、Voltage GainとFine Gainの組み合わせによる幅広いトーン質感のコントロール、DI入力等が得られ単なるリイシューではなく、積極的に色付けができるような設計となっています。
CHANDLER LIMITED
REDD.47 Pre Amp
¥345,600
#2 NeumannU47
【LEGEND #2】NeumannU47
EMI Recording Studios 2stにおいて最も多くのビートルズの歌声を捉えたとされるマイク
約50年が経過しながらも我々が未だに虜になっているビートルズのボーカルに一番多く採用されていたのはNeumannU47そして、兄弟機でもある双指向型のU48ともいわれています。
1946年の製造開始より非常に個性が強いキャラクターはふくよかな温かみときらびやかさを持っています。EMI Recording Studiosにおいてはミキシング・コンソールREDD.51やREDD.37等と組み合わされて使用され、数々の名盤が生み出されました。後に、U47はトランジスタ化され「U47 fet」、1986年の生産完了に至るまで、独自の特徴的なサウンドを元に世界中でAC/DCやR.E.M等著名なアーティストに愛用されていたようです。
【2015 Equipment #2】U47 FET
1986年の最終生産以来、28年振りに再生産 U 47 fet is back!
1986年惜しまれつつも生産完了次第、今年28年振りに再生産されたU 47 fet。製造番号もその最終番号から継続となります。現代のデジタルイキップメントの進化により、機材のキャラクターを忠実にキャプチャーできるようになり、U 47 fetの温かみときらびやかさは、より色濃く表現できるようになりました。
47 fet は、カーディオイド指向特性で–6/–10 dB パッドとローカット フィルターを組み合わせることができます。ボーカルは勿論、アコースティック楽器、トランジスタ化されたことにより大音量のアンプの前に直接配置できるように、非常に高い音圧レベルの処理を可能となっているU47fetは独特なキャラクターを放つことでしょう。
NEUMANN
U47 FET
¥469,800
★オリジナルU47,U48をリイシューしたTELEFUNKEN U47,U48もお取り扱いできます
M7 カプセル、Telefunken VF14K 真空管を使用し、トランスもオリジナルを完全に再現したTelefunkenのU47,U48もお取り扱いできます。
George Martin のお気に入りマイクロフォンとしてBeatlesのレコーディングで多用されたといわれる、当時のレコーディングエンジニアのファースト・チョイスでもあったマイクロフォンを是非所有してみませんか?本製品は受注生産品となっております。価格、納期はお気軽にROCK ON PRO、阪田、清水までお問い合わせください。
NEUMANN
U47 FET
¥496,800
ちょっと寄り道:『テープマジックをもプラグインで再現する』
マイク、マイクプリと時代背景にあわせて検討していくと、当時のレコーダーにも興味が出てきませんか?
流石に当時のテープレコーダーを調達するのはなかなか至難の業ですが、いまはプラグインにおいても当時のテープレコーダーをシミュレートしたものが多く出ています。例えばAbbey Road Studioで1965年以降に採用されたといわれるSTUDER初のマルチ4TrackレコーダーのJ37。
WavesとAbbey Road Studiosの協力によって誕生したテープ・サチュレーション・プラグインです。J37そのものをモデリングし、Noise・Saturation・Flutter・Wow、VUを挟んで、ディレイの種類やモードや、シュミレートするテープの種類も選択できます。’60s前半に使用されていたテープのシュミレートの888や70s前半に使用されていたテープのシュミレート815、導入時期から考えると’60s後半で使用されていた811も多く使われていたのではないでしょうか。
Waves
Abbey Road Collection
¥116,640
#3 EMI TGコンソール
【LEGEND #3】EMI TGコンソール
「EMI Recording Studios」におけるTGコンソールの採用
その後「EMI Recording Studios」2stにおいて1968年の12月に初めてソリッド・ステート型のコンソールであるTGコンソールを設置します。
優れた24トラック/8バス・ミキサーはソリッド・ステート・デザインとして始めてABBEY ROADスタジオに導入されたミキサーとなりました。その後1970年代にはTGコンソール(Mk I~Mark IV)が活躍しました。1983年にSSLコンソールが設置されるまでTGコンソールは現役で活躍。1969年に(4月20日 - 8月18日録音との説)ビートルズがAbbey Roadをレコーディングする1年前のことです。
その後
1970: All Things Must Pass – George Harrison
1970: John Lennon/Plastic Ono Band – John Lennon
1978: Some Girls – The Rolling Stones
数々のブリティッシュ・サウンドの名盤に刻まれた愛すべき、温かいアナログの質感はTGコンソールにしか成し得なかった永遠のサウンドともいえます
各チャンネル毎にLIMITER/COMPRESSORが搭載され、全てのインプット/アウトプットはトランス・バランス、ステップゲインによる高音質、優れた機能と音質はEMI/ABBEY ROADの作品の音質を大きく向上させましたが、EMIによる完全限定生産であった為、台数が少なくまさに希少価値の幻の銘器となりました。
【2015 Equipment #3】ABBEY ROAD TG SERIES
EMI/ABBEY ROAD STUDIOとの正式な業務提携のもと復刻されるCHANDLER LIMITED
Abbey Road Studioとパートナーシップ契約を結んでいるChandler Limitedでは、TGコンソールを復刻した「TGシリーズ」と、真空管REDD.コンソールの復刻版「REDD.47シリーズ」を発売しています。
オリジナルの設計図や製作ノート、歴史的なコンソール実機の特性や回路構成を長期に渡り研究し、アビーロード・スタジオとの共同作業により、オフィシャル製品として復刻版を販売しています。
TG12428コンソールのヘッドアンプを忠実に復刻したマイクプリ「TG2」はオールディスクリート、クラスAB回路、バランスのCarnhill (St. Ives) 入出力トランスを贅沢に搭載しビンテージなカラーリングが非常に印象的です。また、TG12413リミッターのオフィシャル復刻版である「TG1」は魔法のようなサウンドを持っています。
通すだけでも非常に艶が出る印象。実は私も「TG1」を所有していますが、トーンコントロールや、派手なリミッティングで攻めたキャラクターを作るのに非常に重宝しています。特にドラムのアンビに掛けたり、コンプレッションをせずトーンだけをボーカルやエレキギターでコントロールしたりと非常に遊べるコンプ/リミッターです。おすすめはエレキギターをラインに持ち上げCh1に通したアウトをそのままCh2にデイジーで接続してあげると更に強力なトーン変化が得られます。このセッティングではグランジっぽいニュアンスを生み出すことができ、気に入って使っていました。
他にも、TGコンソールを、16×2のラインミキサー仕様で再現したTG Rack MixerやTG12345Mastering EQであるTG12345 Curve Benderなどと、音楽的な響きを持ち、力強く、繊細な質感がどんなサウンドも温かく、エンハンスしてくれるTGシリーズには様々なラインナップがあります。
CHANDLER LIMITED
TG1
¥567,000
TG2
¥318,600
TG CHANNEL mkII
¥343,440
TG 12345 Curve Bender
¥745,200
TG 12413 Zener Limiter
¥685,800
TG Rack Mixer
¥988,200
(別途PSU-1¥36,720が必要です(TG Rack MixerはPSU-2¥68,040))
当時の時代を紐解いていくと、現在のレコーディングでも使える機材のチョイスのヒントとなるかもしれません。また、それはアウトボードだけでなくプラグインでも然りです。プラグインはついつい気軽に使いがちですが、時代的な背景を元にインサートを構築していくと、シンプルながらも狙ったサウンドへの近道となるかもしれません。様々な史実、資料をもとに理想のサウンドを追求した機材の組み合わせのアイデアを考えてみてはいかがでしょうか。
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2015/03/10
2015年9月に192 I/Oがサポート終了
早いもので、192 I/OからHD I/Oへ世代交代が行われてから5年がたとうとしています。AVIDはポリシーとして生産完了から5年間のサポートを行うことを表明していますが、遂にその期限が近づいてきています。何が起こるのかというと、2015年9月以降はAVIDでの修理対応が出来ないという事になります。192 I/O、192 digital I/O、96 I/O、96i I/Oの4機種が対象となります。お持ちの方には是非とも更新をご検討いただければと思います。
見た目は色が変わっただけでは有りますが、AD/DA、そして電源、アナログ部分と全てにおいてブラッシュアップのなされたHD I/Oは非常に高いレベルでのクオリティーバランスを持つ製品。今後の業界標準機としてのエッセンスが詰まっています。Pro Tools 8.5以降であればTDMシステムでも問題なく利用可能です。交換アップグレードプランもございますので、是非ともご相談いただければと思います。
その他、AVID製品のEOS=End of Supportの一覧はこちらのページを御覧ください。
TDMシステムも来年でEOSの次期を迎えることとなっています。お持ちの製品のEOSの時期をご確認頂きますようお願い致します。
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2015/02/26
『P.R.E』~Professional Recommend Equipment~ 第2回ハードウェアリバーブのすすめ
『P.R.E』~Professional Recommend Equipment、第2回目はハードウェアリバーブです !
レコーディングスタジオではLexicon 480Lなどが、登場から何十年と経っていながら今なおスタジオスタンダードであり続けていますが、そんな480Lすらも現在ではほとんど使用されなくなり、プラグインリバーブで完結するものがほとんどです。
ハードウェアの専用機にはプラグインでは手にすることのできない音があります。曲の空間を司る上で重要な役割を担うリバーブに専用のハードウェアを使うことは作品のクオリティアップに大きく貢献します!
レコーディングエンジニアのなかで流行りつつある?!ハードウェアリバーブ"Bricasti Design"のM7を今回はレコメンドしたいと思います!
Bricasti Design
M7
429,840円(税込み)
デモ機の手配をご希望の方はお気軽にご連絡ください!
※2015.3.9まで特別に店頭展示中。ご来店お持ちしております
Bricasti Designとは
世界的に有名なLexicon製品の、音の決め手となるアルゴリズムを作成していた、物理学者/技術者として著名なDr. David Griesinger氏に本当のリバーブの音を知っている男と言われた、Braian Zolner氏が立ち上げた会社、それがBricasti Design社です。M7のサウンドはLexiconを彷彿とさせる濃厚なリバーブ音が特徴です。
Lexiconサウンドを色濃く継承
Lexiconの480Lは現在でもスタジオのスタンダードとして君臨しています。そのサウンドの特徴は、『身の詰まった濃厚な残響音でありながらも抜けのいい音』という印象です。元音の半歩後ろに存在感のあるリバーブが付加されていく感じはLexiconでしか得ることのできないサウンドだと思います。さらに音の馴染みの良さもあります。リバーブの存在感もありながら馴染みの良さもあるという、とても優れたリバーブがLexiconのリバーブです。
Bricasti M7はこのサウンドを色濃く継承しています。そのリバーブの存在感はまさにLexiconサウンド。音のクリアさで比べると480Lよりクリアな印象で、AMSのrmxのようなスッキリとライトな音質も兼ね揃えているとても現代的なサウンドです。
なぜハードウェアリバーブなのか
今ではリバーブプラグインで多くの製品が有り、アウトボードを使用せずPC内で作業する事が多いと思います。なぜハードウェアのリバーブを使う必要があるのか。そんな疑問を抱かれるかもしれませんが、その答えはズバリその音にあります。先ほどLexiconのサウンドの特徴で『元音の半歩後ろにリバーブが付加されていく感じ』と書きましたが、まさにこの『半歩後ろ』という残響音の奥行き感がプラグインエフェクトでは表現できていないように感じます。
個人的な意見になりますが、実機モデリングのプラグインでは、音質、響き方は非常に似ていても、この『奥行き感』はやはり実機には敵いません。奥行き感のあるリバーブは曲全体で合わせた時に元の音が埋もれにくいという良さもあります。曲全体の立体感にも影響します。是非一度ハードウェアのリバーブをお試しいただきたいです!
音の秘密 〜ANALOG DEVISES Blackfin 6基搭載〜
なぜ濃厚で立体感のあるサウンドなのでしょうか。
M7は下記の内容からも見受けられるように、音へのこだわりを持って作られています。
革新的なリバーブアルゴリズム”True Reverb Process”を採用
心臓部にアナログデバイセズ最新DSP”Blackfinデュアルコア6基搭載
アナログ/デジタル系を完全に独立させた電源回路を採用
アナログ回路用電源にカスタムトロイダルトランスを採用
アナログ/デジタルサーキットは完全に独立
特筆すべきは6基ものDSPをリバーブ処理だけのために使っている点です!ここまでクリアで濃厚な音が作れる理由は、このことからも伺え、プラグインと比べると音に余裕がある印象を受けます。音の存在感や密度、空間の広さはやはり専用機しか出せない安心感があります。その素晴らしい響きをそのまま伝えるためアナログ回路には厳選されたパーツを使用。アメリカ国内における完全ハンドクラフト製品とのことです。カスタムトロイダルトランスを採用とのことで、このことも濃厚なリバーブ音に影響しているところではないでしょうか。
専用コントローラー
M10
M7にはM10という専用コントローラーがあります。M10とM7間は最大30mまで延長可能とのことで、ミックス作業中にスイートスポットから移動することなく手元でM7の操作が可能です。さらに最大8台のM7をこの1台でコントロールすることが可能です。電源はM7本体より供給されるので煩わしい配線は必要ありません。
専用コントローラーM10。このコントローラーの存在はLexicon/480L、Eventide/H8000、TC Electronic/SYSTEM 6000といったコンソールの中央に鎮座する高級機の証というべきものではないかと思います。M7導入の際は是非M10もご検討ください。
M7M
M10との組み合わせで使用する専用モデルM7Mは、M7のフロントパネルのコントロール部がないモデルです。(※その他の部分ではM7と何も変わりません)
リバーブタイプ
100種類ものリバーブプリセットが収録されています(※その他プリセットセーブも100まで可能)。収録されるプリセットは下記6グループの分類があります。
①Halls
このグループのプログラムは、実際のコンサートホールをエミュレートして設計された残響音です。様々な用途に対応可能で、特にクラシックの最適。濃厚な残響音が印象的で『響かせたい!』というソースにオススメ!
②Rooms
このグループのプログラムは、実際の部屋をエミュレートして設計された残響音です。ソロ楽器にスペースを追加する際に最適。音を太らせて存在感を出したいと時などにオススメ!
③Plates
このグループのプログラムは、アナログプレートリバーブのサウンドをエミュレートして設計された残響音プログラムです。
Lexicon 480LではA Plateが人気のプログラムでした。M7のPlateも様々なソースに活用できます。特にヴォーカルがオススメ!
④Ambience
このグループのプログラムは、リバーブのないスペースを付加するよう設計された残響音プログラムです。Roomsと同じようにソロ楽器にスペースを追加する際に最適。
⑤Spaces
このグループのプログラムは、屋外のサウンド、実際にはないサウンド、他の奇妙なサウンドをエミュレートして設計された残響音プログラムです。特別なエフェクトを作成するポストプロダクションに最適。面白い残響音が欲しい場合はまずこのグループを選択しましょう!
⑥Chambers
このプログラムは、クラシックな音響のある部屋をエミュレートして設計された残響音です。アコースティック楽器、ドラム、室内楽に最適。ドラム、パーカッションなどに使用し音にスムースさを出すような使い方がオススメ!
スペック
項目
仕様
アナログ入力
バランスXLRコネクタ×2
ダイナミックレンジ
>120dB,(A-weigted)
THD+N
<0.001%
周波数特性
10HZ-20kHZ,+/- 0.05dB
CMRR
>60dB @1kHZ
最大入力レベル
+24dBu
最小入力レベル(0dBFS時)
+4dBu
入力インピーダンス
100K Ohm
アナログ出力
バランスXLRコネクタ×2
ダイナミックレンジ
>120dB,(A-weigted)
THD+N
<0.001%
最大出力レベル
+24dBu
最小出力レベル(0dBFS時)
+8dBu
出力インピーダンス
40 Ohm
デジタル入出力
AES/EBU XLRコネクタ×2(IN/OUT)
AES 24bit digital I/O
AESシングルワイヤ192KHZをサポート
44.1KHZ・92KHZまでのクロックに同期
寸法(W×H×D)mm
482×44×280
電源電圧
100-240V AC50/60HZ FuseT1A, 1A 250V SLOW blow
消費電力
40W
寸法(W×H×D)mm
482×44×280
重量
4.1kg
極上リバーブをあなたの手に!
プラグイン・リバーブでは得られない奥行き感のあるリバーブをあなたも手に入れてみてはいかがでしょうか。ハイリゾ普及により、音のニュアンスが伝えやすくなったことに加え、曲の立体感、空間の表現、音の響き、余韻もより伝わりやすくなっています。ハードウェアのリバーブは今だからこそ所有すべき機材なのです!是非ご検討ください!
Bricasti Design
M7
429,840円(税込み)
お貸出しのご相談も承ります。担当阪田・清水までお気軽にご相談ください!
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2015/02/25
【3/4開催】Pro Tools | S6: Avidプロミキシング・ソリューション 最新動向セミナーのご案内
AVIDより、S6を中心としたPro Mixing Seminerのご案内です。注目の製品AVID S6の最新情報はもちろんその周辺となるリモートプリ、モニタリングセクションも合わせてご案内します。S6トEuCon出接続される機器を中心に次世代のコンソールシステムの全貌を御覧いただけるまたとない機会です。プレゼンテーションはAvid USよりRich Nevens氏とOzzi Southerland氏が来日。世界のコンソール事情を知る2名の話も聞き逃せない内容となること間違いありません。
詳細はこちら>>>(AVID blog:日本語)
概要
日程: 2015年3月4日
時間: 15:30 ~17:30(受付開始 15:00)
会場: アキバシアター
住所: 東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフトアキバプラザ(地図)
人数: 80名(事前登録制)
申込: こちらよりお申し込みください
アジェンダ
・Pro Tools | S6最新バージョンv1.4新機能紹介
・2014年追加機能及び最新バージョン v1.4新機能紹介
・ICON vs. S6比較
・US最新顧客事例
・新機能ハイライトデモ
・Pro Tools | S6リモート・マイクプリオプション/モニタリングセクション紹介
・リモート・マイクプリ:DirectOut Andiamo MC, Millenia HV-3R, NTP Penta-720/DAD AX-32
・モニタリングセクション:TAC VMC-102、EUCON対応 DAD AX32.
・S3アップデート、Pro Tools | First & Pro Tools 12最新情報
ゲストスピーカー
リッチ・ニーヴンス | Rich Nevens
Director WW Pro Audio Solutions Specialists at Avid Technology
Avid Technology Inc.のワールドワイド・プロオーディオ・ソリューション・スペシャリストチームを率いる。音楽、TV、映画メディアのプロフェッショナルや施設に、オーディオレコーディング、ミキシングや放送局向けのソリューションを長年提供し、オーディオ業界の全体に対する業界スタンダードの革新に長年貢献。
お申込み方法:Avid Webページより(事前登録制:無償)
関連製品情報
S6 v1.4追加機能情報
S6 v1.3追加機能情報
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2015/02/20
SEQUOIA"数学的にナチュラルサウンドを追い求める、真にプロフェッショナルなDAW
Classic Recording、Mastering、Broadcastにおける圧倒的な信頼性を持つDAW。それがMAGIX SEQUIAだ。
国内ではその知名度はあまり高くないかもしれない。しかしヨーロッパでは絶大なる信頼性と運用実績を持つアプリケーションだ。
現行のバージョンが"13"ということからもわかるが、25年位上の歴史を持つDAWとしては老舗となる。
そのデビューは1991年、その時点で24bit Recordingを実現していたというのは特筆すべき点である。ちなみにその当時のPro Toolsは4 track - 16bitの最初のバージョンが登場した頃である。
そしてPro Toolsが24bit Recordingを実現するのは1997年まで待たなければならない。この一点からもSEQUOIAがテクノロジーとして一歩先にあったということがうかがい知れる。ちなみに当時の、SEQUOIAのプラットフォームはAMIGA。
MAGIXはドイツのドレスデンに有り、ヨーロッパで第2位の規模となる総合ソフトウェアメーカー。そのラインナップはAdobeのような制作向けのソリューションを中心としたラインナップとなる。SEQUOIAはその中でフラッグシップとなるプロダクトだ。
ドレスデンは、ワーグナー、モーツアルト、バッハといった音楽家のゆかり地としても有名で、今でも音楽の盛んな街。また旧東ドイツ側、ザクセン州の州都でもある。また戦後は工業都市としても発展を遂げ、ヨーロッパの半導体製造拠点ともなっているハイテク産業の盛んな都市だ。
このような芸術とハイテクの融合、そして東西ドイツの統一による民主主義への変革の中から誕生したのがこのSEQUOIAだといえる。
徹底した数学的なこだわり
PCMとしての正確性を求める為に当初から24bitのファイルの取扱を実現していたのは前述の通りだが、その後も1996年にはいち早く32bit-浮動小数点を導入。他にもLiner-Phase処理などを導入し、"Sample Exact=サンプル単位での一致"を目標に開発を進める。
どのような処理を何度行ったとしても同一の結果を返すということはもちろん、時間軸に対しての精度も追い求めるという徹底したコンセプトを持つ。その開発チームはまさに数学者、科学者の集団であり、研究室のような雰囲気だということだ。
このコンセプトにより導かれる結果は、「100%ピュア」とメーカーが謳うように中立性を持ったあくまでもナチュラルなサウンド。数学的、科学的に結果値を検証しながらの開発はまさに特別なDAWを実現しているといえる。ドイツ的クラフトマンシップとTechnology Firstの感覚を強く受ける。
浮動小数点の利点は別のコラムなどでも紹介をしているが、失うデータが圧倒的に少ないということに尽きる。
固定小数点では6dBレベルを下げると1Bit分のデータを失う。浮動小数点では100%の可逆性を保証できるものではないが、高い再現性を確保することが可能である。もう一方、レベルを上げた際に固定小数点ではFull Bitを超えた部分に関しては記録すら出来ないが、浮動小数点ではその線形を崩すことなく保つことが可能だ。このテクノロジーをいち早く採用したということからもいかに"Sample Exact"というコンセプトを重要視していたかということが伺える。
ユーザー目線での機能開発
テクノロジーの話を先にしてしまったが、これらの機能は表面的には出現することはなく、あくまでもAudio Engineの動作に関しての話だ。実際に利用するユーザーはそのソフトウェアとしての使い勝手がどうなのか?という部分が何よりも重要だ。
SEQUOIAの編集機能において非常にユニークなポイントがObject Editing。SEQUOIAでは他のDAWでリージョン、クリップなどと呼ばれるタイムライン上のオーディオデータをオブジェクトと呼ぶ。そして、そのプロジェクト一つ一つに対してEQ,DYN,DLY,GAIN,FADE等の操作が行える。
これはもちろんTrackに対してのパラメータとは別個に準備されているのでマスタリングなどでは非常に重宝する機能だろう。更にAUX SEND、PANなどもそれぞれが設定可能である、とにかく、多くのパラメータがオブジェクトに対して個別に設定が行えるように設計されている。
もう一つの特筆すべき機能が"Advanced Crossfade Editor"。クロスポイントに対してフォーカスされた別ウィンドウの中で、ナッジ、フェードカーブなど思いつく限りのクロスフェードを作ることが可能だ。繊細なCrossfadeを要求されるClassicの現場で鍛えあげられたこの機能はまさにユーザーを向いた素晴らしいものだ。
サラウンドのパンナーも独特のGUIを持ったものを複数の種類用意。規格外のイベントセットなどの製作時に力を発揮しそうなフューチャーが詰まっています。最大のアウトプットバスは12ch。残念ながら現時点では平面上でのパンニングとなっているが、サラウンドサークルの外にまで定位を可能とする多機能なパンナーが4種類標準で付属しているということだ。
Classic Recordingユーザー必見!マルチ・テイク編集ウィザード
Classicの録音をしている方、待たマルチトラックでの収録を行っている方全てに使ってもらいたい強力な編集機能が「マルチ・テイク編集ウィザード=Multi Syncronus Cut」。
言葉で説明をするのは非常に難しいのですが、タイムラインに並んでいる様々なテイクを解析して時間軸を揃えて表示をしてくれる機能。その際には、それぞれのテイク(マルチチャンネルの)が1trackとして表現され高い視認性を実現。
それぞれを聴き比べ、OKの部分をもう一つの高度な編集機能である「ソース・ディスティネーション編集」により、完パケ用のプロジェクトにつないでいくということが可能です。このTakeをつなぎ合わせる機能も独特の動作を持ちます。一度使ったらやめられない強力な編集機能を提供します。
この時間軸を自動的に揃えてくれるという部分が、何にも変えられない快適性をもたらしてくれることは想像に難しくないでしょう。
単純に150小節目を聞きたい、という場合にも多数のテイクに含まれている場合には聴き比べるだけでもタイムラインをあちこちにロケートしなければなりません。しかし、「マルチ・テイク編集ウィザード」を利用すればトラックのON/OFFで同じ部分を聞くことが出来るのです。
MAGIXが作った紹介MOVIEが有りますので是非とも御覧ください。2:30~がこの機能の紹介です、解析をして自動的にテイクを並べる動作を是非とも御覧ください。この機能だけでも手に入れる価値があると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=oE7MILMe-o0
また、標準で付属するプラグインも強力な物が多数。マスタリングでの利用も多いということを伺わせるノイズリダクションの数々。スペクトラムを解析して一部分だけを除去するプラグイン「Spectral Cleaning」も標準で付属します。これらのノイズ除去にも"Sample Exact"のコンセプトは行きており、LinerPhaseでの処理が行われているとのこと。これだけでも手に入れる価値のあるツールだとは思いませんか?
他には無い、まさにユーザーがほしいと思わせる編集機能の数々。他のDAWユーザーが羨ましいと思わせる高機能なプラグイン、そしてそれを支える"Sample Exact"なAudio Engine。ご興味を持っていただいた方は、是非ともその機能を体験して下さい!!その魅力のとりこになることでしょう!!
今回のSEQUOIAの解説はSynthax(RME製品の総販売元)ドイツから元Magix社で実際にSEQUOIAの開発に携わっていた経歴を持つノーマン氏にお話を頂きました。ハードウェアに対しての深い造詣と、現場で活躍されるトーンマイスターとのパイプから生み出される現場に根ざしたリアルな感覚は、解説を聞いている中からも強く感じる素晴らしいスタッフ。この場をお借りして改めてノーマン氏に感謝をしたいと思います。
Archives
2015/02/20
「新世代のミキシング・コンソール勉強会」イベントレポート
2014年2月14日に名古屋芸術大学東キャンパス2号館の大アンサンブル室で行われた「新世代のミキシング・コンソール勉強会」。名古屋芸術大学サウンドメディアコース、名古屋音ヤの会の主催で行われたイベントのレポートです。ROCK ON PROも運営協力という形でイベントの開催をバックアップさせていただきました。
*「音ヤの会」とは在名民放、NHK、局系プロダクションのオーディオ・スタッフ有志による集まりです。
まずは、当日のアジェンダと展示内容。
AVID S6セミナー
講師:AVID Product Specialist ダニエル氏 / ROCK ON PRO 前田洋介
YAMAHA Nuage 〜DOLBY ATMOSと切り拓く新時代の制作環境〜
講師:beBlue 染谷氏 / YAMAHA 藤井氏
XL-Desk- SSLが今、新たに打ち出すハイブリッドスタジオのスタンダード
講師:SSL JAPAN 鈴木氏
名古屋の新しい取り組み 〜TV局におけるファイルベース構築例〜
講師:名古屋テレビ 林氏 / ROCK ON PRO 前田洋介
【展示】
AVID : S6 / Video Satellite
MI7:RME MADI機器 / MAGIX SEQUOIA / Zynaptiq / Presonus / KSdigital
SSL:XL-Desk / L500
TAC system:VMC-102 / DAD AX-32 / DirectOut Technologies
Digicom:Dan Dugan / Pivitec / FourAudio / Luminex / Fiberplex
FormulaAudio:AudioEase / IOSONO
MI:DiGiGrid / EVE Audio / Earthworks / LEWITT
YAMAHA:Nuage
Roland:OHRCA M-5000
朝10:30の開場と共に、お客様が集まり初回のセッションであるAVID S6の開始時点ではすでに40名近い状況に。展示のラインナップをご覧いただければわかるかとおもいますが、これだけの制作向けコンソールが一同に介する機会は非常に貴重なもの。名古屋近郊はもちろん、大阪、京都からもお客様がいらっしゃいました。
AVID S6のセミナーはスライドを使ったS6のコンセプトの解説を早々に切り上げ、実際にコンソールをハンズオンで動かしての機能紹介。VCA Spill、Layoutなど新たに追加された強力な機能の実際の動作を確認頂きました。
最後に質問で「モジュールが壊れた際の対応は?」というのを頂いた際には、Pro Toolsを再生したまま、ひとつのモジュールをコンソールから取り外す!!というデモンストレーションが。外すだけならまだしも、動いているそのままに再接続を行い復旧をするというところまで実現をしています。交換もモジュールさえあれば、不具合のモジュール交換が作業を文字通り止めることなく行えるということになります。これは、会場からもかなりの反響を呼んでいた印象的なデモ。
昼食を挟んで、YAMAHA NUAGEのセミナー。昨年DOLBY ATMOS HOME対応のスタジオとしてOPENし注目を集めるbeBlueの染谷氏による解説。Nuendo専用に思われがちなYANAHA Nuageを、Pro Toolsと組合せるという発想を実際どのようなシステムアップされているのか?実際にNuageとPro Toolsの組合せで使用してみての感想など、現場目線での貴重なコメントが有りました。サイズ・機能・価格のバランスが非常に優れたコントロールシステムだというコメントが印象的。そして、DOLBY ATMOS HOMEのマスタリング作業の解説も。昨年より国内でもリリースが始まっているBlu-ray等のパッケージメディア向けに今後導入が進むと考えられるDOLBY ATMOS HOME。世界的にもまさに最先端のそのテクノロジーとワークフローや実際の作業の流れを詳しくわかりやすく解説いただきました。
続いてSSLからのXL-Deskの紹介。開発コンセプトを中心としたセッションとなりました。時代の流れに逆行するかに思える完全アナログ設計のコンソール。このサイズでDAWのリモートも出来ないという割り切りはどのようなバックグラウンド、発想から生まれたのかが解説されました。DAWとコンソールの共存共栄のためにコンソールメーカーからの究極の回答がこのXL-Deskなのではないかと思います。
SSLは合わせて、同社初となるライブコンソールL500も合わせて紹介が行なわれました。作品の製作時に利用したSSLのコンソール、そのサウンドをライブでも再現したい!そのアーティストの要望を叶えるために社長ピーター・ガブリエル自らが開発を望んだという製品がこのL500です。発表と同時に世界中から熱い注目を集め、その音質評価により導入が進んでいる注目の製品。ライブコンソールということで放送局の副調整室などでも活用できる機能を有しているとも感じます。
最後のセッションは、ミキシング・コンソールからは離れるのですが、InterBEE 2014の音響チュートリアルセッション(有償)で行われた「放送局におけるファイルベース」をテーマにした公演のリバイバル。
放送局などで進むファイルベース。この課題を解決のアイディアとともに提案を行わせていただきました。実例として名古屋テレビ様のMA室のファイルベース化工事を元にそこで生じた課題とその実際の解決方法、そしてその後の更新から生まれた新しい問題とその解決策。現場の目線からの問題定義とその対処法を考えるという内容。皆様、非常に熱心にその内容にうなずかれていたのが印象的。
そして、各社展示ブースの紹介を各社様より一言いただき、展示見学の時間となりました。ブースでも活発に皆様それぞれの製品に対してのご質問などを行っているのが印象的。次々にブースを周り、実際に実機を触れる姿も。やはり、現場としてコンソールに対する興味の高さを感じます。それ以外にも、MI7のブースではMADI、Digicomのブースでは光ファイバーを利用した長距離伝送、など周辺の多チャンネル伝送システムへの注目の高さも感じることが出来ました。そして、AoIP技術を採用した機器もRoland、YAMAHA、TACsystem、Digicom、DiGiGrid、SSL、AVIDと参加9社中7社が展示していたのも、隠れたトピックではないでしょうか?企画が乱立している現状では有りますが、AES67としてのRcomendも登場し今後の規格統一に期待をせずにはいられない状況が出来上がりつつ有ります。この分野も引き続き注目が必要ですね。
最終的に多くのお客様をお迎えすることが出来た「新世代のミキシング・コンソール勉強会」主催の名古屋芸術大学長江先生、音ヤの会のCTV安藤氏からは、今後もこのようなイベントを継続して中京地区でのPost InterBEEのようなものに育てていきたいと、力強い豊富を頂きました。また9月にはAES日本支部によるイベントも企画されているのでこちらも注目。以前より、勉強会などが盛んに行われている中京地区の中心となるイベントに育っていって欲しい。
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2015/02/20
重要!全てのPro Toolsユーザー必見 新しいライセンス形態徹底解説
Pro Tools の新しいライセンス形態を徹底解説!
NAMM2015で発表されたAvid Pro Tools 12とそれに伴うライセンス形式の変更のアナウンス。
今までと何が違い、どのような形式に変化するのか。ROCK ON PROがここにまとめました。Pro Toolsをお使いの方に理解していただきたい重要な事項が含まれているのでぜひご確認ください!
今までのPro Tools ユーザーの方に知っていただきたいこと
2015年中(12月31日まで?)にPro Tools with 12 Months Upgrades and Supportを購入しない場合には
その後のアップグレードが受けられなくなります。
※お持ちのライセンスはそのままのバージョンで永続的に利用は可能です。
新しいPro Tools ラインナップ
それでは、Pro Tools 12からの新しいラインナップと特徴を確認してみましょう。
• Pro Tools | First
- エントリーレベルの無償版
• Pro Tools 12 (Standalone Software)
- 永続ライセンスまたはサブスクリプション・ライセンスを選択可能
• Pro Tools 12 with I/O Bundles
- Pro Tools | Duet, Pro Tools | Quartet, Pro Tools | Eleven Rack に同梱
- 永続ライセンスによる提供
• Pro Tools | HD
- Pro Tools | HDX、Pro Tools | HD Native にバンドル
- 永続ライセンスによる提供
大きく分けると以上4種類なります。
Pro Tools 12 (Standalone Software)とPro Tools 12 with I/O Bundlesは機能的に同一の製品(提供方法が違う)となるため、結果的に3グレードの製品が提供されるということになります。
この機能の違いに関してはこちらにまとめてありますのでご参照下さい。
サブスクリプションについて
Audio Applicationとしてはあまり馴染みのないサブスクリプションは、ソフトウェアの利用形態のひとつとご理解ください。
一般的に『ソフトウェアを買うのではなく、ソフトを借りて利用した期間に応じて料金を支払う方式』とされています。
Pro Tools 12では『年額(予価$299)』、『月額(予価$29.99)』の2パターンのサブスクリプションが用意されます。このサブスクリプション形式によるメリットは、今までメジャーバージョンアップで追加されてきたような機能追加が開発完了とともに順次リリースされるという効果を生みます。
これまでソフトウェアメーカーは新機能を追加するたびにその対価としてバージョンアップ料金を設定してきました。サブスクリプションでは予めユーザーからその料金を預かるようなイメージとも言えます。
この料金形態は新規ユーザー向けのものであり、既存ユーザーに対しては”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support”として¥21,900で提供され、サブスクリプションの予価$299に対して低価格となっています。ただしご注意いただきたいのが、この”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support”は「常に継続している必要がある」という部分です。
既存のユーザーはすでに永続的なライセンスは購入して頂いていますが、今後のバージョンアップなどのサポートは”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support”が必要となります。これは、必要なときに購入するという従来の方法ではなく、常に加入しているということが必要です。
既存のユーザーは2015年末までの”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support”が推奨されます。購入を行わなかった際には、既存のライセンスの利用に関しては制限はありませんが、”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support”の購入権利を失うこととなります。逆に言えば、2016年以降にバージョンアップをしたい場合には、サブスクリプションライセンスに移行を行うか、再度永続ライセンスを購入することとなります。
改めてサブスクリプションと、永続ライセンスという2つのライセンス形態をまとめてみました。
◎サブスクリプション方式
予算及び必要時期/期間に応じて使用可能
⽉額または年額サブスクリプションを用意
• ⽉額:Webストアのみでの販売(予価$29.99)
• 年額:チャンネルパートナーでの販売可能(予価$299)
常に最新バージョンを使用可能(テクニカル・サポート含む)
期間終了後、ソフトウエアは使用不可となる
◎永続ライセンス方式
購入ソフトウエアを永続的に所有可能(国内定価¥105,000/HD版はハードウェアバンドルのみ)
1年毎に無償アップグレード権及びサポート契約を更新可能(国内定価¥21,900/HD版¥65,900)
今後のPro Tools新規購入者は年間アップグレード/サポートが付属
更新後1年間は、常に最新バージョンを使用可能(テクニカル・サポート含む)
ライセンス終了後も、終了時点でのバージョンをそのまま使用可能となります。
サブスクリプション
永続ライセンス
1年目
¥35,880
¥105,000
2年目
¥71,760
¥126,900
3年目
¥107,640
¥148,800
4年目
¥143,520
¥170,700
5年目
¥179,400
¥1926,00
HDではない、Pro Tools 12でのサブスクリプションと永続ライセンスでの価格比較を行ってみました。
(レート$1=¥120で計算しています)
このように見ると、余程の理由がない限り新規導入はサブスクリプションのほうがお得といえるでしょう。
事実上”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support”は既存ユーザー、もしくはI/O Bundleでの購入者に対しての特別なオファーと考えられます。
繰り返しになりますが、サブスクリプションは期間が切れればライセンスも切れて起動しなくなります。永続ライセンスは、”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support”が切れてしまうと、サブスクリプションに移行をするか、永続ライセンスを買い直さない限りバージョンアップが不可能となります。
ケース別のまとめ
更にAVIDの資料を元にそれぞれのケースに合わせてまとめなおしてみました。
◎Pro Tools 12
• 新規「Pro Tools 12」購入者
永続ライセンスは”Pro Tools with 12 Months Upgrades and Support (Activation Card and iLok)”
定価¥105,000
※ 購入から1年間のアップグレード/スタンダードサポートが無償
※ 初年度サポート期間終了までにアップグレード/サポート・リニューアル・プラン購入で翌1年間も無償
次年度以降のアップグレード/サポートプランは ”Pro Tools | Software Standard Support Renewal”
定価¥21,900
※ 初年度サポート期間終了までにアップグレード/サポートプラン購入しなかった場合は、その時点でのバージョンのまま永続使用可能
※ 再度アップグレードしたい場合は、ソフトウエアを新規購入またはサブスクリプションを購入で可能
• 既存の「Pro Tools」ユーザー
2015年末までにアップグレード/サポートプラン購入で、その時点から1年間無償サポート
必要な製品は "Upgrade and Support Plan for Pro Tools (12 Months) (Activation Card)"
定価¥21,900
次年度以降のアップグレード/サポートプランは ”Pro Tools | Software Standard Support Renewal”
定価¥21,900
※ 2015年末までにアップグレード/サポートプラン購入しなかった場合は、その時点でのバージョンのまま永続使用可能
※ 再度アップグレードしたい場合は、ソフトウエアを新規購入またはサブスクリプションを購入で可能
◎Pro Tools 12 with I/O Bundles
(Pro Tools | Duet, Pro Tools | Quartet, Pro Tools | Eleven Rack)
• 新規「Pro Tools with I/O Bundle 」購入者
永続ライセンスが付属します。しかし購入から1年間のアップグレード/スタンダードサポートは同梱していない為、同時購入が推奨されます。
購入対象は"Upgrade and Support Plan for Pro Tools (12 Months) (Activation Card)"
定価¥21,900
アップグレード/スタンダードサポートを同時購入した方、もしくは2015年末までに購入した方は期間終了までに更に1年間のサポートプランをご購入いただけます。
その際の購入対象は"Pro Tools | Software Standard Support Renewal"
定価¥21,900
※ 既存ユーザーと同様に2015年末までにアップグレード/サポートプラン購入しなかった場合、もしくは同時購入をしたサポートプランの期限が切れてしまった方は、その時点でのバージョンのまま永続使用可能
※ 再度アップグレードしたい場合は、ソフトウエアを新規購入またはサブスクリプションを購入で可能
• 既存の「Pro Tools with I/O Bundle」ユーザー
2015年末までにアップグレード/サポートプラン購入で、その時点から1年間無償サポート
必要な製品は "Upgrade and Support Plan for Pro Tools (12 Months) (Activation Card)"
定価¥21,900
次年度以降のアップグレード/サポートプランは ”Pro Tools | Software Standard Support Renewal”
定価¥21,900
※ 2015年末までにアップグレード/サポートプラン購入しなかった場合は、その時点でのバージョンのまま永続使用可能
※ 再度アップグレードしたい場合は、ソフトウエアを新規購入またはサブスクリプションを購入で可能
◎Pro Tools HD
• 新規「Pro Tools HD」購入者
購入から1年間のアップグレード/スタンダードサポートが無償で付属します。(
初年度期間終了までにリニューアル・アップグレード/サポートプラン購入で翌年もサポート対象となります。
(2015.3.5修正)
※初出時に間違いがございました。申し訳ございません。
新規購入のPro Tools HDには”Pro Tools | HD Software ExpertPlus Support Renewal”は付属しません。購入時に同時に”Pro Tools | HD Software ExpertPlus Support Renewal”の購入が推奨されます。
2015年末迄にアップグレード/サポートプラン購入で、その時点から1年間無償サポートとなります。
新規ユーザーは2015年末迄にアップグレード/サポートプラン購入をしなかった場合は、その時点でのバージョンのまま永続使用可能となります。
更新時に購入するのはこちら ”Pro Tools | HD Software ExpertPlus Support Renewal”
定価¥65,900
次年度以降のアップグレード/サポートプランは ”Pro Tools | HD Software ExpertPlus Support Renewal”
定価¥65,900
※ 初年度期間終了 (2015.3.5修正)2015年末までにアップグレード/サポートプラン購入しなかった場合は、その時点でのバージョンのまま永続使用可能
※ 再度アップグレードしたい場合のオプションの有無は、近日発表予定
• 既存「Pro Tools HD」ユーザー
2015年末までにアップグレード/サポートプラン購入で、その時点から1年間無償サポート。
購入対象はこちら "Upgrade and Support Plan Pro Tools HD (12 Months) (Activation Card)"
定価¥65,900
次年度以降のアップグレード/サポートプランは ”Pro Tools | HD Software ExpertPlus Support Renewal”
定価¥65,900
※ 2015年末までにアップグレード/サポートプラン購入しなかった場合は、その時点でのバージョンのまま永続使用可能
※ その後、アップグレードする場合のオプションの有無は、近日発表予定
近日公開予定のPro Tools 12では様々な新機能が搭載される予定となっています。昨年NAB 2014から高い注目を集める"Cloud Collaboration","Market Place"など様々なDAWそのものというよりも、作業の手法、音に関する業界のあり方さえも変化させるようなパワフルなツールが登場します。
今Pro Toolsをご購入の方はPro Tools 12への無償バージョンアップの権利があります。待た、既存のユーザーの方も ”Upgrade and Support Plan Pro Tools (12 Months)”をご購入いただければリリースと同時にPro Tools 12を使い出すことが可能です。今後のことも考えれば無駄になる投資にはなりません。是非とも過去のレビューなどご参考に改めてPro Tools 12の姿を感じてみてください。
・AVID公式のPro Tools 12 HP
・NAMM 2015でのPro Tools 12デビューのレポート
NAB 2014でのRock oN Report
・AVID Connect 2014
・NAB 2014会場から
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2015/02/12
Antelope Audio〜make a strategic move〜その歴史と技術に裏付けされたオーディオI/Oが誕生した布石とは
クリエイティブな発想を感化させる12chマイクプリを擁したポータブルインターフェイスZenを始めMADI、USB双方のインタフェースをサポートしながら1Uとコンパクトなサイズで実現させた、32チャネルAD/DAコンバータ「Orion32」。そしてフラッグシップであるAntelope Audioの定評のある64-bit技術で制御された先進的な384 kHz A/D & D/Aコンバータ 「Eclipse」と近年、Antelope Audioによる怒涛のオーディオI/O製品のリリースにより、日本でもAntelope Audio社がオーディオI/Oメーカーとしての認知度とニーズが急速に高まってきました。
更に新プロダクト同社初のモニターコントローラ「Satori」、Orion32にマイクプリ機能をExpandさせる「MP32」、リーズナブルな価格ながらもマスタリンググレードの24-bit 192kHz2チャンネルAD/DAコンバーターを搭載し、マスタークロックとしても使用できる「Pure2」とAntelope Audioのインターフェイス市場への積極的な攻めの姿勢はとどまることなく続いています。
なぜ、Antelope Audioは近年これほどまでにオーディオI/O市場に積極的に展開しているのでしょうか?
そこにはAntelope Audio社の持つ「世界一のマスタークロック・DAコンバータメーカーは今や世界一のオーディオI/Oメーカーである」
といったポリシーに基づき、その歴史的なヒストリー、技術力に裏付けされた自信の賜物といっても過言でありません。
Antelope Audio〜技術の歴史に迫る
Antelope Audioは伝説のAardsync(アードシンク)の開発者イーゴア・レービン氏の発案により生まれました。
アードバーク社のハードウェア・エンジニアとして、イーゴア氏はデジタルオーディオの同期の分野において数えきれないほどの技術革新を行いました。
まずは周波数をデジタル法で作成するためDDS(ダイレクト・デジタル・シンセス)技術を元にAardvark社よりAardsyncを開発。
この製品は世界的に大ヒットを生み出し、後にAntelope Audio社においてイーゴア・レービン氏の提案する、もっと安定した時間基盤に到達するIsochrone技術への第1歩となりました。
Antelope Audio社設立と共にイーゴア・レービンが求めていたのは、Aardsyncよりももっと安定した時間基盤への到達でした。
そこでイーゴア・レービン氏が提案したアイデアの一つがOven Controlled Crystal Oscillator「OCXO」でした。
今でも一部のハイエンドラインのクロックにしか採用されていないOCXOですが、恒温槽に入れられたクリスタルオシレータを採用することによって、環境を問わない安定性とジッターパフォーマンスを取り出すことに成功。
この技術をもとにAntelope Audio社はOCXやTrinityを始めとするIsochroneシリーズをリリースしました。
Isochroneとは「常に」または「同一」といった意味を表し「chrone」は時間を意味する造語です。
それらの要素と提案は、音質改善とクロックの構築の重要性が一般的に認知され、今もこれらのプロダクトは今も大きな評価を受けています。
64bit Acoustically Focus Clocking 〜音の焦点はどこか?
Antelope Audioは卓越的なクロッキング技術を持ち、その正確なクロックを元に音楽的な用途に合わせるよう敢えて変調させる独自の64bit Acoustically Focus Clockingを持っています。
それは製品開発においてただ単純に物質的特性にこだわらない音響学上の焦点を重要視しています。
数字的なスペックに依存しない音響的な影響を元に製品開発する姿勢は非常に独創性を感じながらも、音楽に携わる人間としては真実なのではないでしょうか。
ジッターは何ピコであるとか、一般的で事務的な測量から脱却し、音質としての優位性、イーゴア氏曰く「音質の合意性」とも言いますが音の聴こえ方に反映する測量の仕方が無い限り、その設計にはセンスが問われることでしょう。
また、Antelope Audioはこういった例え方もしています。映画芸術においては「カメラのレンズの歪みやフィルムの使用に対する現実性からの脱却が芸術様式を生み出す」との文献を引用したものです。
これを音楽に当てはめると、音の透明性や再現性をこえて歪んだ楽曲や非現実さの使用が時には物事が本物よりもよく見えることに貢献します。
我々が普段使用しているEQやコンプレッサーなどのプロセッシングにおいても、ありのままの音を出すよりも多少のデフォルメや魅力の追加に使用するなど、
実は私達が本来求めている理想の音楽の形ではないでしょうか。
そしてAntelope Audioは歴史と技術に裏付けされた優れたオーディオI/Oメーカーへ!!
既にAntelope Audioの優れたクロッキング技術はオーディオI/Oに内蔵されています
Antelope Audioのクロッキング技術は次なるオーディオI/Oへの開発への布石であり、レコーディングシーン及びSRシーンそして何よりユーザーに良質の音響技術を届けるための過程でもありました。
またAntelope Audioの各製品がお互いにリンクし相乗効果をもたらすようなデザインがされており、プロダクト開発においても未来へのロードマップとマイルストーンが入念に計算され、計画されています。
現在発売されているAntelope AudioオーディオI/Oには独自技術の結晶である第4世代64-bit AFC技術が採用されており、クロックラインのTrinitと同等の品質を標準搭載しています。
歴史に裏打ちされたコア技術と最新のテクノロジーを組み合わせ、快適なインターフェイス、操作性を持つことによりスタジオシステムの核として非常に快適な環境をもたらしてくれます。
また、MP32やSatoriによるアナログシグナルプロセッサーを共存させることにより、より簡便なシステムをも構築でき、有機的かつ音楽的とも言える音響デザインによるサウンドの虜となることでしょう。
オーディオI/O ラインナップ
Orion 32
・世界で最初の32チャネルAD/DAコンバータで、MADI、USB双方のインタフェイスをサポート
・サウンドエンジニアが必要とする高品質、滑らかかつ透明なコンバージョン
・Antelope Audio独自開発の第四世代AFCとオーブン・コントロール・オシレーターを採用
・10MHz入力とあいまって、4つのワードクロック出力を搭載し、Orion32を中心にしたスタジオシステム構築も可能
・直感的な操作を可能とする極めてシンプルで使い勝手に優れたWindows、OS X用デスクトップ・アプリケーション
https://www.youtube.com/watch?v=hDLOVV8aK_g
Orion 32
¥326,000
Zen Studio
・オーディオの全出入力には、 38の同時入力と32の出力チャンネル、さらにカスタムUSBを介しての24ビット・192 kHz対応の同時出入力24チャンネルを装備
・アナログに限りなく近い音質のA/D & D/A変換
・ 12chのマイクプリアンプ、DI入力とライン入力用HiZ端子を搭載
・内蔵DSPによるエフェクト処理。掛け録りも可能
・Antelope Audio独自開発の第四世代AFCとオーブン・コントロール・オシレーターを採用
・直感的な操作を可能とする極めてシンプルで使い勝手に優れたWindows、OS X用デスクトップ・アプリケーション
https://www.youtube.com/watch?v=rEr2nzYPti4
Zen Studio
¥278,000
Eclipse 384 A/D & D/A コンバータ
64-bitAFC技術で制御されたAntelope Audioフラッグシップ384 kHz A/D & D/Aコンバータ
・64bit DSP “トリニティー”同等の高精度クロックを搭載
・10M アトミック・クロック入力端子搭載
・384 kHz A/D & D/A コンバーター。D/Aにはバーブラウン製チップ採用
・精密な入出力ピークメーター
・0.05dB の精度を実現するステップ・リレー式ボリューム・アッテネーター
・コンボ平衡アナログ (XLR / ¼ TRS)と3セットの切り替え可能なモニターアウトによりシステムの構築が非常に容易に
Eclipse 384
¥848,000
Pure2
同社フラッグシップEclipceの機能をシンプルに。マスタリンググレード2チャンネルAD/DAコンバーター・マスタークロック
・精密に改良されたアナログドライバーステージはオーバーロードを丁寧に処理し、確かなアナログサウンドと滑らかなクリッピングを実現
・ハイエンドA/DコンバーターPCM4222を採用
・左右チャンネルで個別のDACチップを使用するデュアルDAC構造設計。ノイズ比率とステレオイメージングを大幅に向上
・0.05dB単位まで正確なステップリレー式アッテネーターによる高音質なアナログボリュームコントロール
・Antelope Audio独自開発の第四世代AFCとオーブン・コントロール・オシレーターを採用
・10M Atomic Clockとの連携も可能
Pure2
¥273,500
Antelope Audioスタジオシステムを拡張する以下の話題の新製品も見どころ
Satori
・リレー式コントロールステップアッテネーターによる正確なボリュームコントロール
・4つの独立した個別のボリュームコントロールを有するヘッドフォン出力
・デジタルコントロールながら真の意味でのアナログサウンド。サミングも可能
・4つの独立したヘッドフォンアンプを搭載。ソフトウェア・トークバック機能により演奏者との即時のコミュニケーションも可能
入力
アナログ1―XLR端子
アナログ2-4―1⁄4インチTRS端子
アナログ5-8―D-Sub端子
トークバックマイク―1⁄4インチTRS端子
USB(リモートコントロール用)―B規格USB
* アナログ入力レベル―20dBu (各入力のインプットトリム+6dBから-6dBまで)
出力
モニター1―XLR端子
モニター2-4―1⁄4インチTRS端子
サミングアウト―1⁄4インチTRS端子
LFE―1⁄4インチ
ヘッドフォン1-2(前面パネル)―1⁄4インチTRS端子
ヘッドフォン3-4(背面パネル) ―1⁄4インチTRS端子
* アナログ入力レベル―20dBu (各出力の出力トリム+6dBから-6dBまで)
Satori
¥181,500
MP32
Orion32と最高の組み合わせになる32チャンネルのコンソールグレードマイクプリアンプ
・1-4/32チャンネルマイクプリアンプ―ラインHiZデュアルステージアンプ入力
・各Chに別々にアサイン可能なファントム電源
・4系統のDSUB-25接続端子(32チャンネル出力)
・ソフトウェアコントロールパネル用USBフルスピードインターフェイス
・Windows/OS X用の直感的コントロールパネル
・THD+N(-110.5dB)と超低ノイズに充分なヘッドルーム/リボンマイクにも容易に対応できる最大68dBのゲインが可能
MP 32
¥364,000
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2015/02/12
Pro Tools 11.3.1リリース
Pro Tools 11.3からMacの最新OS Yosemiteに対応していましたが、いくつかの注意書きも有りました。今回リリースのver.11.3.1は、事実上完全なYosemite対応版となります。また、Avid S6ユーザー向けの最新バージョンです。(Pro Tools 11.3はS6非対応でした)S6ユーザーは本体をVer 1.4にすることで対応可能となっています。
詳細情報はこちら>>>AVID本国(英語)
またYosemiteでご利用をご検討のお客様は、Audio Interfaceのドライバーバージョンをご確認頂きますようお願いいたします。>>>AVID製品のドライバーはこちらをご参照下さい。
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2015/02/06
Processing Expand〜ROCK ON PROおすすめ!マシンパワーを徹底アシストするExpandソリューション!
PCの高速化やThunderbolt規格の普及によるオーディオI/Fの進化により、今やNative環境においても小中規模のセッションであれば充分実用に耐えられる環境は整っていると言っても過言ではないでしょう。
しかしながら、PCスペックの進化やデジタルイキップメントの進化と比例するように、現実には、高機能で高負荷なプラグインの登場や、ハイレゾレコーディングのニーズの高まりなどによってセッションの規模、内容によってはまだまだNative CPU環境ではマシンパワーの不足、安定性の不足が実際のところ課題としてあげられます。
そこで今回ROCK ON PROではマシンパワーのアシストとなるプロダクト群を紹介します。マシンパワーの不足に伴うストレスから脱却しましょう!
マシンパワーを徹底アシスト。ROCK ON PROおすすめ、Expandソリューション!
1. Digigrid IOS
Digigridとは
WavesとDiGiCoというレコーディング、及びSRシーンなどにおいて優れた評価をうけるプレミアムブランドが手を組み、Waves SoundGridプラットフォームをベースにしたプラグイン・プロセッシングと、Ethernet接続にて実現する独自のSoundGridネットワークオーディオの新しいソリューションを提供。
Pro Toolsユーザーは勿論のこと、CubaseやLogicなどといったNative DAW、そしてデジタルミキサーなどとも親和性の高いMADIネットワークにも柔軟にシステム構成を図ることができます。
DiGiGridの全デバイスはSGSoundGrid接続で自在に拡張可能で、複数のDAWホストで共有も可能となるなど、昨年発売されたDLS/DLIを始め、オーディオインターフェイス機能を擁したIOS。
そして、近日発売予定のI/Oエキスパンダー「IOX」やControl Roomに特化した柔軟な入出力端子を持つ「IOC」など I/Oパッチングの簡素化、その運用性の高さによって非常に将来性の高いプロダクト群がスタンバイしています。
◎SoundGrid DSPサーバーを内蔵、ネイティブDAWユーザー向けのオールインワン・ソリューション「IOS」を使用してミキシングパワーをExpand!!
まずは先日発売されたDigiGrid話題の新プロダクト「IOS」の機能をまとめてみましょう
• マイク/ライン入力 x 8、ライン出力 x 8、ヘッドフォン出力 x 2
• SoundGrid DSPサーバーを内蔵
• ASIOとCore Audio対応オーディオ・インターフェイス
• ソフトウェアでコントロール可能なブロードキャスト・グレードのプリアンプ
• MIDI、S/PDIF、AES/EBU入出力
• 1本のEthernetケーブル(Cat 5e/Cat 6)でコンピューターと接続
• 入出力の状態を確認できるフロントパネルのインジケーター
• 高解像度AD/DAコンバージョン
http://youtu.be/AY799qgoDEY
そして、付属するSoundGrid Studio Systemソフトウェアにより、100種類以上のSoundGrid対応のWavesとサードパーティー(現段階ではSPLやBrainWorxなどのPlugin Alliance系メーカーが対応を表明しています)のプラグインを使って、ミックスとモニタリングをリアルタイムで、0.8ミリ秒という非常に低いレイテンシーで実現します
上記の構成がDigigrid IOSを使用した最もシンプルな構成となります。PCには1本のEthernetケーブルのみで接続されているだけです。
オーディオインターフェイス機能に加え、プラグインサーバーとしての接続もこれだけで既に完了しています。
IOSの堅牢なルックスやネットワーク構築との機能の説明を前に、少々ハードルは高く感じてしまうかもしれませんが、実際のところSoundGrid Studio Systemソフトウェアで設定するだけなので非常にイージーです。
◎使用感を検証
それでは実際のところIOSのSoundGrid DSPサーバーの使用感はどうなのでしょうか?Rock oN Shibuya店頭デモ機にて検証してみました
WAVESのSoundGridモードを使用するにはStudioRackというプラグインを使用します。
Rock oN Shibuyaの新型MacPro(6コア 3.5GHz / 16GB)に対しDAWはPro Tools 11を使用。AAXを始め、VST,AUと様々なフォーマットに対応しているので主要なDAWではほぼ対応しています。
DSPモードとNativeモードの切り替えは至ってシンプル。
StudioRackプラグイン画面の左上の表示、通常のCPUパワーを使用する際はLOCAL CPUと表示されていますが、個々をクリックしてSoundGridモードに変更するだけです。
ですので、SoundGridサーバー環境を持っている人と持っていない人もCPUの負荷を除けば同一の設定状況でセッションの受け渡しもできるということです。
LOCAL CPU上で、CPU負荷の非常に高いテープシミュレーターJ37をこれでもかとStudioRackインサートしてみました。セッションは44.1KHzですがやはり新型MacProといえどもCPU使用状況が30~40%と常時占有されています。
プラスアルファ、ソフトシンセなどの負荷、サードパーティのNativeプラグインの負荷を考えると正直MacProといえども心もとなくなってしまいます。
しかしながら、ProcessingをSoundGridモードに切り替えた瞬間にSoundGridに処理が分散され、なんとMacProのCPU負荷は3%と一気に開放されました。プロセッシングの切り替えも一瞬ですので、全くストレスがありません。大容量のセッションやハイサンプリングレートの録りやミックスにおいて、CPU使用状況とにらめっこしながら運用するストレスから開放されるのではないでしょうか?
DiGiGrid IOSのプラグインインサートはWaves SSL G-Channel mono(48KHz)上でも300以上挿せますし、HDXカードと比べても処理数としても約2倍程度と充分なパワーを持っています。
SoundGridモードとしてのプラグインサーバーとしての使い勝手は非常に簡単で、後述するUniversal AudioのUAD-2プラグインを使用するように複雑な設定を意識せずとも直感的に使用ができます。
ネットワークはちょっと・・・と腰が引けていた方も是非Rock oN店頭にてSoundGridモードを体験してみてください。シンプル過ぎて目からウロコが落ちることでしょう。
DLS
昨年末にリリースされたHDX、HD Nativeに組み込めるDLSは接続にちょっとした頭の切り替えが必要です。
こちらがAVID Pro Tools HDシステムに組み込んだシンプルなセッティング図となります。
なぜ、こういうセッティングになってしまうのかというと、HDXやHD NativeなどVoice処理を専用カードで運用されている以上、そこにオーディオ情報を組み込まなくてはいけないからです。このセッティングはDLSのI/Oモードにて処理されます。
裏を返すとIOSなどのSoundGridモードはCoreAudioやASIOなどへSoundGrid上でコネクトされるようにソフトウェア設計されているのでEthernetケーブル1本で接続できるわけですね。
I/Oモード上での接続も複雑に見えるかもしれませんが、HDXカード1枚には4台のI/Oを接続できるのでその内の16chをHD I/Oなどに接続し、Expansion PortやHDXカードのPort2にダミーで3台分のI/Oを認識(Pro Tools上の表示では3台の192I/O Digitalが表示されます)させ、そこにデジタルインサートとしてDLSに処理をさせているだけなんですね。
こちらも百聞は一見にしかり。実際の接続と運用方法をご覧いただければそのシンプルさとパワーがわかっていただけると思います。店頭デモも承りますのでぜひともお申し付けください!
将来的にリリースされるIOCやIOXなどを活用すれば以上のような大規模なシステム構築も可能です。しかもワイヤリングもシンプルです。
新規スタジオ設計や機材の拡張において以外とコストが掛かってしまうのがワイヤリング費。SoundGridネットワークを活用し、ケーブルトラブルのリスクを回避し、コストダウンも図れるスタジオの構築も可能ですね。
DigiGrid
IOS ¥399,800 → ¥378,000(値上げ前在庫価格)(更にWAVES $500バウチャー付属!)
DLS ¥388,800
DLI ¥162,000 → ¥148,000 (値上げ前在庫価格)
2. Universal Audio UAD-2
もはやDSPプラグインとして、その圧倒的なクオリティや導入の簡便さを元にもはや市民権を得たと言っても過言ではないスタジオ標準システムであるUniversal Audio UAD-2。
従来のネイティブベースのプラグインでは不可能な複雑な処理を行い、コンピューター側のCPUに負荷をかけることがほぼないため、ホストアプリケーションがより多くのトラックをコントロールし、オートメーションやネイティブのプラグインをフルに活用できるようになります。
PCIカードベースとFirewireベースの接続の2種類でラインナップがされていましたが、先日ついにTunderboltベースのSatelliteがリリースされ、確実にそのシェアを伸ばしています。
中でもフラッグシップである、8基のSHARCプロセッサーを搭載した "OCTO" はまさにUAD史上最強の処理パワーを誇り大規模なセッションやハイサンプリングレートのでのワーキングが要求されるオファーにも確実なブレインを提供します。
以上はメーカーが提供しているUADプラグインに対するパワー比較表です。
OCTOプロセッサーに対し実務でも充分なパワーを供給できていることがわかります。
さらにこのUAD-2システムは1つのアカウントにつき4つまでのカード、またはApolloに含まれるプラグインパワーを統一することが出来ました。”出来ました”というのは、つい先日NAMM2015にて、さらにUAD-2の将来に対して機能をExpandする発表があったからなのです。
その様子を是非リンクでご確認ください。
http://www.miroc.co.jp/show-report/namm2015/archives/1175
http://www.miroc.co.jp/show-report/namm2015/archives/1426
一つのアカウントに対するシステムは最大6基までExpandされ、大幅に拡張されたConsoleソフトウェアの操作性が話題となりました。
UADソフトウェアv8.0では正式にMac OS X 10.10 Yosemiteに対応でリリースは本年3月中旬ごろを予定されていますが、
・Apollo新ドライバーによるApollo Expandedの実現
・Consoleソフトウェアがv2.0へアップデート
・Mac OS X 10.10 Yosemiteのサポート
を始めとし、更にスタジオのコアシステムとして重要なポジションを保つことは容易に想像ができるでしょう。
マシンパワーのExpandを始め、スタジオのワークフローをもExpandするUAD-2シリーズには今後とも目を離せません。
Universal Audio
UAD-2 OCTO CORE¥205,200 → ¥183,600(値上げ前在庫価格)
UAD-2 OCTO CUSTOM ¥259,200 → ¥228,960
UAD-2 SATELLITE THUNDERBOLT OCTO CORE ¥259,200 → ¥228,960
UAD-2 SATELLITE THUNDERBOLT OCTO CUSTOM ¥259,200 → ¥228,960
3. VIENNA ENSEMBLE PRO
先述したDigigrid(内部的にはCPU)をはじめ厳密にはDSP処理とはいえないのですが、メインマシンのCPU負荷を逃すという意味ではVIENNA ENSEMBLE PRO5は外せないプロダクトでしょう。
『VIENNA ENSEMBLE PRO 5』はサードパーティ製ソフトウェア音源やプラグインエフェクトを多用した音楽制作におけるシステム負荷の問題を改善するために開発された、高機能ホスティングツールといえます。
現状の音源制作システムにおいてCPU負荷の高い音源はその高機能さが故に、ハイエンド PCといえども大きな負荷を感じてしまうのは事実です。
そこでPCを更新したりするわけですが、旧PCもぜひサーバーとして活用していただきたいというわけです。
単純に、導入コストが低いMac Miniを追加で導入することもクレバーな選択とも言えますね。
『VIENNA ENSEMBLE PRO 5』はCPU負荷の分散のほか、32bitや64bitのプラグイン制限の垣根も越えますし、RTASに対応していないソフト音源をVEPを使って、Pro Tools上に立ち上げることもできます。
オーディオインプットチャンネルを用意していますので、ミキサーに外部オーディオをダイレクトに取り込むことができ、オーディオプラグインマネージメントも可能となっていますが、実際は高負荷なソフトシンセなどをスレーブPC上でホスティングすることが現実的でしょう。
Rock oN Company店頭では、2台のPCによるVienna Ensemble Proのホスティングをご覧いただくことも可能です。
VIENNA Ensemble Pro 5 DL ¥36,288
以上のようなPCの負荷を軽減させてあげるソリューションの導入により、よりハイエンドでクリエイティブな作業をストレス無く運用いただけるのではないでしょうか。
日進月歩のPCスペックと追従するクリエイティブなソリューション。各々のバランスをとり、ワーキングベースにおいて効率のいいシステムを是非作ってみてはいかがでしょう。
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2015/02/05
Pro Tools 10.3.10リリース
Pro Tools 10のバグフィックスバージョンであるPro Tools 10.3.10がリリースされました。インストールの際には下記のご注意をご確認下さい。
■ Pro Tools 10.3.10 公開のお知らせ ■
Pro Tools 10の最新版10.3.10が公開されました。
詳細は以下のページをご参照下さい。
Pro Tools 10.3.10 情報 & ダウンロード
http://avid.force.com/pkb/articles/ja/download/Pro-Tools-10-3-10-Downloads
*Pro Tools 10.xはMac OS 10.9 Mavericksおよび10.10 Yosemiteに対応しておりません。
*HD Accelシステム上のPro Tools HD 10.3.9にて発生しておりました、インプットモニタリングの不具合が解消しております。
Input Monitoring works intermittently in Pro Tools 10.3.9. (PTSW-194388, PTSW-194508)
その他の修正済み項目は、上記リンクページよりRead Me書類をダウンロードの上、ご参照下さい。
※注意
古いバージョンのPro Toolsを事前にクリーンアンインストールしたうえで、Pro Tools10.3.10のインストールをして下さい。
クリーンアンインストール後、お使いのインターフェースの ドライバーを再インストールしてください。
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2015/01/29
名古屋音ヤの会 / 名古屋芸術大学サウンドメディアコース 主催 「新世代のミキシングコンソール勉強会」開催!! 参加事前登録募集中!!
名古屋音ヤの会 / 名古屋芸術大学サウンドメディアコース 主催によるセミナーイベントも交えた勉強会が開催です!!会場となる名古屋芸大 大アンサンブル室には、InterBEEなど世界各国の展示会で話題を提供したAvid S6 / YAMAHA Nuage / SSL XL-Desk / Roland O・H・R・C・A など各社最新鋭のミキシングコンソールが集結。実機デモ、ハンズオン展示のみならずセミナーイベントも交えた勉強会となります。
中京地区の放送、録音、音響関係者の皆様、将来これらの分野に進むことを希望する学生の皆様など名古屋を地盤に活躍される幅広い皆様のご来場をお待ちしております。ただいま参加申込無料にて事前登録を受け付け中です。
詳細下記をご確認のうえ、登録リンクより是非お申し込みください!!
新世代のミキシングコンソール勉強会
主催:名古屋音ヤの会 / 名古屋芸術大学サウンドメディアコース
運営協力:株式会社メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部
日程時間
2015年 2月14日(土)
10:30(開場)〜18:00
場所
名古屋芸術大学 東キャンパス 2号館 大アンサンブル室
〒481-8503 愛知県北名古屋市熊野庄古井281
※公共交通機関でのご来場をお願い致します。
セミナー紹介
中京圏でもご活躍の諸氏の他、現場直結のノウハウを語っていただくセミナーを開催、機器だけではなくワークフローから最新の音響規格まで、グローバルな業界の潮流を感じ取っていただける内容です。
11:00-12:00
Avid S6 セミナー
国内でも導入が進むAvid社の最新鋭コントロールサーフェス「S6」のハンズオン解説、また最新情報のほか制作に置ける実際のノウハウ解説を行います。
講師
ダニエル・ラヴェル 氏
(Avid Product Specialist)
1979年6月16日 ニュージーランド、オークランド生まれ Music and Audio Institute of New Zealand Music Production and Audio Technology課程をMerit Passにて卒業 1999-2008年 Auckland AudioにAssistant-Engineerとして入社 その後Head Engineer and Technical Managerとなる。2008年~ Freelance活動を開始、EngineeringとStudio Integrationを行い、2009年~ Fairlight Japanに入社 Fairlight Japan Technical Support, Application Development and Testingとして活躍。現在はAvid Technologyに所属しAvid Japan Application Specialistとして活躍の傍らFreelance Engineer and Sound Designerとしても活動を続けている。
前田 洋介 氏
(ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト)
レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かしプロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。
13:00-14:00
YAMAHA Nuage 〜DOLBY ATMOSと切り拓く新時代の制作環境〜
Nuageをメインに据えたATMOS制作環境を持つbeBlue 染谷氏を講師に迎え、次世代3DサラウンドのキーとなるDOLBY ATMOS HOMEについてNuageを活用したその環境構築、制作ノウハウについて解説をいただきます。
講師
染谷 和孝 氏
(beBlue)
1963年東京生まれ。東京工学院専門学校卒業後、(株)ビクター青山スタジオ、(株)IMAGICA、(株)イメージスタジオ109、ソニーPCL株式会社を経て、2007年(株)ダイマジックのスタジオ設立に参加。2014年より有限会社 ビー・ブルーに所属を移し、サウンドデザイナー/リレコーディングミキサーとして活動中。2006年よりAES(オーディオ・エンジニアリング・ソサエティー)「Audio for Games部門」のバイスチェアーを務める。また、2014年9月よりAES日本支部監事を担当。
株式会社ヤマハミュージックジャパン Nuage担当
藤井氏 / 板垣氏
14:15-14:45
XL-Desk- SSLが今、新たに打ち出すハイブリッドスタジオのスタンダード
昨年末、SSLが新たに発表したXL-Desk。DAWを中心としたスタジオでアナログコンソールの持つ『高音質』や『利便性』を必要としていつつも、DAWコントローラーとしての機能やフェーダーオートメーションを必要とはしていないレコーディング・ミキシングエンジニアのために設計された、新しいハブリッドスタジオのスタンダードとなるコンソールです。SSLの歴史において重要ししてきた『音楽性』や『音質』に加え、昨今盛り上がってきているVPR500シリーズモジュールを搭載できるという,SSLアナログサウンドの結晶となります。今回、XL-Deskを通して、現在の音楽作成環境にSSLがどのような考えでアナログ回帰を打ち出しているのかをご解説いただきます。
講師
鈴木 宏隆 氏
(Solid State Logic Japan株式会社 営業部)
DualitySE / AWS948. 等のラージフォーマットコンソールから、Matrix2 /XL-Deskなどの小中規模のスタジオコンソール、アナログアウトボード類のXLogicシリーズを中心とした、SSLアナログ商材を主に営業・販売。
15:00-16:00
名古屋の新しい取り組み 〜TV局におけるファイルベース構築例〜
名古屋テレビ株式会社様にて導入されたファイルベースMAシステム。2014年度はEDITとの連携も行い、更なる進化を遂げている様子を解説、サーバーからトランスコードまでシステムの全容とその運用を明らかにします。
講師
林 和喜 氏
(名古屋テレビ株式会社)
入社後3年間、制作技術部にて音声を担当。その後、SW’er業務を経験。マスターに異動となり地デジ移行時の回線・リモート担当をする。5年前より再び音声を担当となる。普段の業務は主にシステム更新における設計・検討及び設備の保守など設備業務を担当。スポーツ番組、イベント等のTD・TMやロードレース番組における音声プランニングも行っている。
前田 洋介 氏
(ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト)
レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かしプロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。
※セミナー内容またタイトル等につきましては随時情報更新致します。
※事前の告知無く予定が変更となる場合もございます、予めご了承をお願い致します。
ブース出展社様ご紹介(五十音順)
ブース展示のメーカー各社様からは先のInterBEE2014でも話題となった最新鋭の制作機器を紹介、それを活用する事によるメリット、現場から求められているリアルなクオリティに至るまで、ご来場者様と情報共有を進めてまいります。
アビッドテクノロジー株式会社
今回のセミナーでも注目のS6をハンズオン展示、セミナー内でも解説される数々の機能を実際に体験し、その大きな特長であるモジュールシステムのメリットを実機で確認。国内でも導入が進むAvidソリューションの中軸を体験できます。
株式会社エムアイセブンジャパン
低廉・コンパクト・高品質なライブ・レコーディングを実現するRMEのMADIソリューションと、BBCをはじめとするヨーロッパの放送局やマスタリングスタジオでスタンダードとして導入されているSEQUOIAおよび素材の復元で人気のZynaptiqプラグインを、実機でハンズオンにてその素晴らしさを体験いただけます。さらに注目を集めている同軸スピーカー2機種の視聴も可能です。
ソリッドステートロジックジャパン株式会社
現代のハイブリッドなスタジオ環境において、DAWに不足する部分を補うという発想で設計されたXL-Deskをメインとして展示、VPRスロットのサウンド試聴も行います。また、SSL ライブコンソールL500も展示、実際に操作していただきその実力を体験いただけます。
タックシステム株式会社
Pro Tools HDXのIOとして使用できるAES 16CH、MADI他からAD、DA、SDIインターフェイス、Danteインターフェイスを利用できる「NTP PENTA720、AX32」、今や放送局、ポスプロを問わず定番のMADIインターフェイスとなったANDIAMOシリーズを擁するDirectout Technologies製品のほか、MADI入出力を搭載したマルチチャンネルフォーマットに対応できるモニタリングコントローラ「TAC SYSTEM / VMC-102」の展示ではNTPユニットとDirectout Technologiesユニットとの接続にて、どのようなシステム化が可能かをご覧いただけます。
有限会社デジコム
現在使用しているミキサーにインサートするだけで、台本の無いトーク番組やパネルディスカッションなどのフェーダーワークが簡略化することが可能となるDan Dugan Sound Designのオートミキシングコントローラー、E-1A / E-2 / E-3。Fiberplex Technologiesの光伝送製品ラインナップのほか、AVBネットワークプロダクトの中でも注目されるPivitec e64i/o MADI Digital I/O Moduleを展示。Mac(OS X Mavericks以降)とThunderbolt Ethernetアダプターを使用することでAVBが使用可能となり、ダイレクトにe64i/o MADIと接続。低価格でMADIを使った64Trレコーディングシステムが構築可能です。
株式会社フォーミュラ・オーディオ
オランダ Audio Ease 社製品は、業界標準のコンボリューション・リバーブである Altiverb 7 に続き、スピーカー・シミュレーション+α のプラグイン、Speakerphone 2 も64bit プラグイン環境へ対応しました。さらに昨年より国内販売をスタートした、立体音響技術の専門企業であるドイツIOSONO社のサラウンド・プラグイン、Anymix Pro(エニイミックス・プロ)を併せて展示致します。
株式会社メディア・インテグレーション
「DAWは、最高品質のネットワークで拡張する時代へ。」をテーマに、Pro Tools HDX/HDシステム、Nuendo、Cubase、LogicなどのネイティブDAWに、リアルタイムのモニタリングとプラグイン・プロセシング・パワーをネットワーク接続で追加する、DiGiGrid製品を展示いたします。DiGiGridのI/OとプラグインDSPは、各種DAWに完全に統合された状態で操作可能なので、今までのワークフローを変えることなく、編集システムに強力なプロセシング・パワーと、ネットワークならではの拡張性、ルーティングの自由度を追加することが可能です。
株式会社ヤマハミュージックジャパン
Nuendo6.5およびCubasePro8のコントロールサーフェイスとして高い親和性を持つNuage。Steinbergとの密接な関係で開発が進められ、デジタルコンソールとDAWの垣根を取り払ったとも言えるソリューションを展示。「始まりの、始まり」というキャッチコピーを具現化したシステムはソフトウェアとハードウェアを融合、DAWと一体化することでNuageというトータルソリューションは一層の輝きを放ちます。ブースではそのDAWとのシームレスな連携を体験いただけます。
ローランド株式会社
ローランドは、来春発売のミキシング・コンソールO・H・R・C・A M-5000と、好評のキュー・ボックスM-48を中心に展示いたします。O・H・R・C・A M-5000は、REAC、DANTE、MADI、SoundGridなど、様々なデシタル伝送規格に対応し、96kHzのサウンド・クオリティ、最大128chで内部の構成を自由に変更できる柔軟性を実現した、全く新しいミキシング・コンソールです。M-48はCat5eケーブル1本で、最大40ch/16グループの音声伝送および電源の供給が可能なキュー・ボックスです。演者ごとに、好みのグループを設定し、レベルやパンの調整が可能。放送局、大手PAカンパニーにも多数ご採用いただいております。ローランドが提案する次世代のデジタル・ミキシング環境を、ぜひご体験ください。
参加要項
参加費用:無料
事前登録締切:2/12(木)
※事前登録制となります、下記リンクよりお申し込みをお願い致します。
※会場の都合上、多くのお申し込みを戴いた場合は期日を前にお申し込みを締め切らせて頂く場合がございます。
Archives
2015/01/27
ROCK ON PRO USED Information ~NEVE8816など今注目の中古製品をPick Up!!!~
NEVE8816など今注目の中古製品をPick Up !!!
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!お問い合わせは03-3477-1756 店頭阪田・清水まで、この機会をお見逃し無く!!!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Apogee / Rosetta 800 192k¥158,000(本体価格¥146,296)
AD/DAの銘機Apogee Rosetta 800が入荷です。高い解像度と、濃厚な中域、しまった低域。世界中のエンジニアが愛用するApogeeサウンド!お手持ちのAudio InterfaceにADATの入出力が付いているのであれば、そこにつなぐだけで8chの高品位なアナログ入出力を手に入れることができます。手軽にクオリティーアップを図れるApogee Rosetta 800。ハイクオリティーなサウンドを手に入れてください。
Avid / HD I/O 8x8x8¥298,000(本体価格¥275,926)
Protools HDシステム用のインターフェースです。8in/8out analogモジュール搭載。Pro Tools HDユーザーの方!I/Oの拡張いかがでしょうか。
※目立ったキズ汚れもなく、動作コンディションも良好です。無償再ユーザー登録可。
AKG / C12VR¥278,000(本体価格¥257,407)
真空管マイクの名機「AKG C12」を再現した復刻モデル。張りのある高域と厚みのある中低域を再現します。この音質のマイクをこの値段で手に入れられるのはそうそうないチャンスです!現行品としてラインナップしているモデルですが定価894,240円です!大チャンスです!
※小キズ等の使用感はやや見られますが、動作は好調です。正規輸入代理店にてメンテナンス済。
NEVE / 8816¥368,000(本体価格¥340,741)
サミングミキサーをお探しの方!AMS NEVEが誇るフラッグシップ・アナログコンソール88RSの回路を継承する8816が入荷です。DAW内部でのミックスに満足のいっていないという方、NEVEサウンドを手に入れるチャンスです。ステレオワイド機能も搭載されているので、ステレオイメージの調整も可能です。
Lexicon / PCM80¥79,800(本体価格¥73,889)
リバーブの最高峰として評価の高いLEXICONのサウンドを1Uに凝縮した一台!スタジオの定番のLEXICONのあのサウンドを手に入れてみてはいかがでしょうか?傷が少し目立ちますがお求め安いお値段ですので、ハードウェアのリバーブを導入をお考えの方、是非このチャンスに!
※天板、底面に擦り傷が有るほか各部のネジに錆が見られ、それなりに使用感はありますが動作は好調です。正規代理店にてメンテナンス済。
Archives
2015/01/22
『P.R.E』~Professional Recommend Equipment~ <第1回アクティブリボンマイクの実力>
音の入口から出口までをカテゴリに別け、今なおヴィンテージ機材が現役で活躍する制作現場へ、現行製品の素晴らしさをご提案していく本企画。
第一回の今回は音の入り口である『マイク』です。
音の入り口であるマイクはとても重要です。打ち込みで曲が完成する場合であってもヴォーカルを入れるとなると必ずマイクは必要となります。レコーディングではコンデンサーマイクが主流ですが、立体的で柔らかい音質のリボンマイクも注目されているマイクです。
リボンマイクとは?
リボンマイクとはダイナミックマイクの可動部として「ムービングコイル」の代わりにアルミ箔などを折ったもの(リボン)を使用したものです。その振動帯であるリボンがブラブラ吊るされていて制限なく自由に動くことから入力された音へのレスポンスがとてもよく音質的にとても優れています。
音の特徴は「耳で聞いているそのままの音色で録れる」とても自然で柔らかい音です。導体で使用されるリボンは空気粒子の変位に逆らうことなく振動しなければならないので、とても薄く作られています。厚さは0.5~2μm程度しかないので壊れやすく、デリケートです。リボンが伸びないように横置き厳禁だったりと、取り扱いが難しいマイクです。
リボンマイクの注意点
リボンマイクの弱点としてあげられるのは、下記のような事象があります。
・人の息など「吹かれ」と呼ばれるノイズや振動に弱い
・高い音圧に耐えられない
・感度が低く、ハム・ノイズや雑音を拾いやすい
・出力を大きくするためもあり、強力で大型のマグネットは必要不可欠
・取り扱いが大変
その取り扱いの難しさからレコーディング現場ではコンデンサーマイクが使用マイクの主流となっていきました。
コンデンサーマイクとの違い
コンデンサーマイクの振動板はピンと張られ可動範囲が制限されているため、瞬間的な音圧に対してコンプレッション感が音に出てしまいます。
リボンマイクは先ほども言ったように、振動帯であるリボンがブラブラ吊るされていて制限なく自由に動きます。それによりアタックのスピード感も綺麗にひろうことができますので、空気粒子の振動をそのまま電気信号として取り出しているリボンマイクのほうがより繊細で、より音のニュアンスを収音することができるのです。
アクティブリボンマイク
リボンマイクの振動帯(リボン帯) は極薄いアルミ箔ですが、振動板の素材に最先端のナノ素材であるカーボンナノチューブを採用し、強度を増しているものや、リボンの設置方法の改善により、マイクを横置きにしてもリボンが伸びきってしまわないよう工夫されているものなど、近年リボンマイクの弱点である扱いづらさを克服したものが多数登場しています。レコーディングの現場でもストリングスなどの弦楽器の録音の時にはその音質が好まれ、リボンマイクの使用頻度が増えています。
ただヴォーカルレコーディングではまだまだコンデンサーマイクのほうが選ばれているのが現状です。
みなさんは『アクティブリボンマイク』をご存知でしょうか?リボンマイクの弱点でもあるゲインの低さをバッファアンプを使用することで回避したタイプのリボンマイクです。音の特徴としては、リボンマイクの温かく柔らかい音質にコンデンサーマイクの持つソリッドさを足したような音質になります。立体的で繊細、程よい音の押し出し感のあるアクティブリボンマイクの音質はレコーディングにおいて重宝されるものになるでしょう。
今回はその『アクティブリボンマイク』を3メーカーに絞ってご紹介したいと思います。
現行のリボンマイクといえば
Royer Labs
Royer Labs/R-122 210,600円(税込み)
世界初のファンタム電源駆動アクティブ・リボンマイクです。スタジオの定番リボンマイクのR121のアクティブモデル。通常のリボンマイクに比べ出力が高く、リボンエレメントに適切なインピーダンス負荷をかけられ、あらゆるプリアンプとの組み合わせにおいて非常に良い相性で使用する事ができます。
こんな収録にオススメ!
・ギターアンプのアンビ
・ヴォーカル
[主な仕様]
指向性:双指向性
エレメント:2.5ミクロン・アルミニウムリボン
磁石:希土類ネオジム
周波数特性:30~15kHz ±3dB
感度:-37dB(1V/pa ±1dB)
セルフノイズ:<20dB
出力インピーダンス:200Ω バランス
出力コネクター:XLR3-pin オス(2Hot)
ロードインピーダンス:>1KΩ
最大入力音圧:>135dB SPL
電源:48V ファンタムのみ
付属品:専用木製ケース
寸法:径 φ25mm 長さ 206mm
重さ:309g
Royer Labs/R-122L 210,600円(税込み)
Live用として発表されているR-122Liveはエレメントが4ミクロン・アルミニウムリボンと分厚くなりより高音圧に強いモデルです。R-122と比べると音の太い印象です。
こんな収録にオススメ!
・ギターアンプのオンマイク
・ヴォーカル
[主な仕様]
指向性:双指向性
エレメント:2.5ミクロン・アルミニウムリボン
磁石:希土類ネオジム
周波数特性:30~15kHz ±3dB
感度:-37dB(1V/pa ±1dB)
セルフノイズ:<20dB
出力インピーダンス:200Ω バランス
出力コネクター:XLR3-pin オス(2Hot)
ロードインピーダンス:>1KΩ
最大入力音圧:>135dB SPL
電源:48V ファンタムのみ
付属品:専用木製ケース
寸法:径 φ25mm 長さ 206mm
重さ:309g
RCA44の復刻版「AEA R44C」で有名な
AEA
AEA/N22 129,600円(税込み)
伝統のビッグ・リボン(4.7mmx59.7mm)を用いながら、極限までコンパクトなサイズとスタイリッシュなデザインに納めたファンタムパワーによるJFETアクティブタイプのビッグ・リボン・マイクです。
N22の特徴は音源に対して近接してマイキング出来るように、ポップフィルターが中に内蔵されていることです。このことにより録音される音は既に「完成された音」に近いです。是非Vo録音で試してみたいモデルです。
こんな収録にオススメ!
・ヴォーカル
・アコースティックギター
[主な仕様]
指向性:双指向性
周波数特性:20Hz〜20kHz
最大SPL:141 dB SPL (1% third harmonic > 1 kHz)
出力感度:6.2 mV/Pa (at 1 kHz, no load)
インピーダンス:92Ω broadband
ロードインピーダンス:1.0KΩ か それ以上
電源:ファンタム電源トランスデューサーエレメント
リボン厚さ:1.8ミクロン・アルミニウムリボン
リボンサイズ:幅4.7mm x 長さ59.7mm
付属品:専用ケース、サスペンション
寸法:長さ 32.4cm 奥行き4.1cm 幅 4.1cm
重さ:335g
AEA/N8 159,840円(税込み)
N22のフィルターがなく音質がよりクリアなモデルがN8になります。クリアさとソリットさが増し、原音の再現性に優れたマイクです。
ビッグリボンを用いながら、よりオープンで自然なサウンドはオーバーヘッド、ストリングス、アンサンブルやオーケストラに最適です。
こんな収録にオススメ!
・アコースティックギター
・ストリングス
・パーカッション
[主な仕様]
指向性:双指向性
周波数特性:20Hz〜20kHz
最大SPL:141 dB SPL (1% third harmonic > 1 kHz)
出力感度:6.2 mV/Pa (at 1 kHz, no load)
インピーダンス:92Ω broadband
ロードインピーダンス:1.0KΩ か それ以上
電源:ファンタム電源トランスデューサーエレメント
リボン厚さ:1.8ミクロン・アルミニウムリボン
リボンサイズ:幅4.7mm x 長さ59.7mm
付属品:専用ケース、サスペンション
寸法:長さ 32.4cm 奥行き4.1cm 幅 4.1cm
重さ:335g
世界に誇る日本メーカー
audio technica
audio technica/AT4080 97,509円(税込み)
リボンマイクの音の暖かみをaudio technicaらしいとてもフラットな音質で提供してくれるとても扱いやすいマイクです。
独自の立体ブロックパターンを施したMicroLinearリボンマイクユニットは秀逸な屈曲特性を持ち、高耐入力性能を発揮します。
こんな収録にオススメ!
・ヴォーカル
・パーカッション
・ブラス
[主な仕様]
型式:リボン型
指向特性:双指向性
周波数特性:20~18,000Hz
感度(0dB=1V/1Pa 1kHz):−39dB
最大入力音圧レベル(1kHz THD1%):150dB S.P.L.
SN比(1kHz 1Pa):72dB
出力インピーダンス:100Ω平衡
電源:ファントムDC48V
消費電流:3.0mA
仕上げ:シルバーサテン焼付塗装
質量:474g
audio technica/AT4081 66,651円(税込み)
4080よりクリアめな印象です。リボンマイクの柔らかい音をフューチャーし、なににでも使えそうな「優等生」的なマイクです。
独自の立体ブロックパターンを施したMicroLinearリボンマイクユニットは秀逸な屈曲特性を持ち、高耐入力性能を発揮します。スリムなスティック型スモールリボン設計はリニアな中高域レスポンスが得られます。
こんな収録にオススメ!
・ドラムトップ
・ピアノ
[主な仕様]
型式:リボン型
指向特性:双指向性
周波数特性:30~18,000Hz
感度(0dB=1V/1Pa 1kHz):−42dB
最大入力音圧レベル(1kHz THD1%):150dB S.P.L.
SN比(1kHz、1Pa):69dB以上
出力インピーダンス:100Ω平衡
電源:ファントムDC48V
消費電流:3.0mA
仕上げ:シルバーサテン焼付塗装
質量:152g
最後に、musekmesse 2014(詳細はこちら)にて展示されていたフィンランドのマイクメーカーSANDHILLのリボンマイクをご紹介したいと思います。まだ日本取り扱いのないブランドになりますが6011Aというマイクは注目です!
メタル素材のNCRT (Nano Composite Ribbon Technology)リボンを備え、アウトプット・トランスには、隣国スウェーデンのLindhalを採用とのことでその音が気になるところです。
ハイリゾの普及により、音のニュアンスをより伝えられるようになった現在のシーンにおいてその音の立体感、細かいニュアンスを余すことなく収音できることはとても重要なことです。
このアクティブリボンマイクの音質は、今の音楽シーンにマッチした音なのではないでしょうか。
今だからこそ、ヴォーカルやアコースティックギター等のレコーディングにおいて
『アクティブリボンマイク』というチョイスをされてみてはいかがでしょうか?
AT4080/AT4081は店頭デモが可能でございます!
AEA/Royerのデモ機も期間限定でご用意しております!
ROCK ON PRO
03-3477-1776
阪田・清水
にお気軽にお問い合わせください!
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2015/01/13
Avid新価格決定!ROCK ON PROは値上げ前在庫を確保!【Pro Tools ソフトウェア 編】
値上げ前旧価格在庫を確保。完全数量限定。売切れ次第終了!
昨年末頃よりPro Toolsソフトウェアにおいて、現11バージョンへ非常にリーズナブルな形でアップデートができるようなプラン発表があったことは記憶に新しいと思います。またそれはPro Toolsライセンスの新形態における道標になっていました。Pro Tools9/10のユーザーとHD9/10のユーザーのアップデート価格がそれぞれ一律となった1年間のアップデート・サポート権の有期新ライセンスもまだまだ在庫限り販売、そしてアクティベーション可能です。残念ながらLEユーザー、Pro Tools Expressユーザー、M-Poweredのユーザーを対象にしたアップグレードは残念ながら販売終了しましたが、弊社在庫限り対応可能ですのでお問い合わせください。そして、2015年より今まで細分化されていたアップグレードにおいてはUpgrade and Support Plan for Pro Tools(12 Months)及びUpgrade and Support Plan for Pro Tools HD(12 Months)と名前を変え、広くカテゴライズされた形で販売がされます。
弊社のもつ最終在庫分も実際には該当する新製品と内容は同じですので、最終在庫分に関してはお得にご購入いただけます。以下の表をぜひご参考の上、Avid Everywhere」構想が織りなす次世代Pro Toolsの世界へスタンバイしましょう!
Pro Tools ソフトウェア バージョンアップリスト
ProTools ソフトウェア 新規ご購入、その他関連製品のご案内
Pro Tools 11 対応OS
Mac OSX: Mountain Lion10.8.3- Mavericks10.9.4
Wndows: Windows7,Windows8
全体システムRAM:最低4GB,8GB以上が推薦
※すべてのアップグレードには1年間のサポート/アップグレードプランが付属し、今後予定されているすべてのPro Toolsアップグレードを期間内無償で手に入れることができます。さらにAVIDサポートによるトラブルシューティングへのサポートも付いています。2014年12月31日までのアクティベーションで2016年3月までサポート/アップグレードプランの期間が延長されます。サポートプランについての詳細は下記ページをご覧ください。
AVIDホームページでのサポートプランについての情報はこちら>>
Pro Tools 11 LEARN MORE
①AAE/Avid Audio Engine
これまでのDAE(Digidesign Audio Engine)よりCPUのパワーを効率的に運用できるよう構築されています。
ダイナミック・プラグイン・プロセッシング機能によりタイムライン上に処理すべきクリップが少ない箇所では、CPUを解放しリソースを最大限に活用できる仕様になっています。
ほかにも録音と同時にオートメーションが書き込めるよう仕様変更がなされており、レコーディング後に即時の音源は威信が求められるケースへの対応や、そもそものレコーディングプロセスを効率化できます。
AAEは現場ワークフローに貢献するブラッシュアップが数多く織り込まれている革新的なものです。
②オフラインバウンス
いままでのVerでは実時間でのリアルタイムバウンスのみでした。AAXプラグインの登場によりDSP、Nativeでアーキテクチャー/アルゴリズムの統一が図られサウンドの同一性が担保されました。
つまりDSPプラグインのサウンドクオリティを保ったままNative処理でまかなえるということが、Avidがオフラインバウンスの採用に踏み出した大きな要因です。
AAX DSPのみのプラグイン(HEAT除く)、ハードウェアインサート以外の処理であればすべてオフラインバウンスが可能となります。
HDシステムでのバウンスでは更なる追加機能としてバウンスソースの複数選択が可能となっています。MP3のバウンスが同時に行えるのもポイントです。
③AAX / Avid Audio eXtension
AAXは次世代のプラグインフォーマットとして64bit化されたアプリケーションとなります。
AAXにはAAX DSPとAAX Nativeの2種類があるが、これまでのTDM、RTAS間の図式とは異なります。TDM、RTASにおいては根本のアーキテクチャが別個のものになるためサウンドにおいても差異が生じていましたが、AAXではアプリケーションプログラムは同一、処理をDSPで担うかCPUで行うかがその差となります。
従って、DSP、CPU、AudioSuiteでサウンドの同一性が保たれ、HDX、HDnative、Pro Tools11といったシステム環境が異なってもクオリティは損なわれない。満を持してこの64bitアプリが本領を発揮できるのがPro Tools11です。
現在ほとんどのサードパーティ製のプラグインがAAXに対応しています。ご心配の際はROCK ON までご相談ください。AVIDによるプラグインページも参考にしてください。
http://www.avid.com/plugins
④超低レイテンシーを実現
専用の超低レイテンシー・インプットおよび再生バッファにより、プラグインのパフォーマンスを犠牲にすることなく、ネイティブ・システムにおけるレコーディング・インプットをモニタリングすることができます。 プラグインを大量に使用した大規模なセッションでも、最高の演奏をレコーディングするために必要なレスポンスを得られます。
⑤メータリングの強化(Pro Tools | HDソフトウェアのみ)
従来よりもメーター表示が約30%ほどスケールアップされています。
さらにこのメーターは17種類もの表示形式を選択できます。PEAK、VU、RMSに加えてBob Katzの提唱するK-12、K-14、K-20も用意され各トラックとマスターで別々のメーター表示が可能。色分けのしきい値を設定できたり、Fs系の表示であればリファレンスの設定が出来るなど、どのような作業環境にも柔軟に対応。
メインメーターにはsystem5と同様にゲインリダクション表示も可能になっています。もう一つが、インサート、センドタブへもメータ表示が追加され、シグナルパスのどこでクリップしているかが視認性良く、確認できるように更新。
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2015/01/09
Avid新価格決定!ROCK ON PROは値上げ前在庫を確保!【HDX / HD Native 編】
値上げ前最終在庫数量限定にて確保!
円安の影響によりやむを得ず、昨年末と比較して約10%の値上げとなる新価格が2015年より改定されたAVID製品。
昨年中のHDX/HD Nativeへの導入に間に合わなかった方へ、非常に僅少ではありますが、値上げ前在庫をROCK ON PROにて確保しました。
Audio over IPと呼ばれるネットワークオーディオの実現を果たし、クラウド環境下での共同作業や、アーカイブ機能をはじめ、先進性に満ちた夢と期待があふれる「Avid Everywhere」構想が織りなす次世代Pro Toolsの世界へ低コストにてスタンバイいただく、これが本当のラストチャンスです!
新規購入:今買う理由
ROCK ON PROは値上げ前旧価格在庫を確保。完全数量限定。売切れ次第終了!
新規購入:価格表
新規購入:ご提案 Pick Up
数量限定!! Pro Tools HDX + HD I/O 8x8x8 バンドル
Pro Tools HDX + HD I/O 8x8x8 バンドル
い ま な ら値上げ前価格
¥1,274,400
(税込)
新価格 ¥1,393,200(税込)
Pro Tools Systemでは基本構成ともいえるHDXカードと8ch Analog In/Out及びAES I/O 8chを有するモデル。HDXカード1枚に対し最大4台のI/Oを接続することができ、この構成は柔軟なシステム構築をすることおいてバランスの良い構成となるでしょう。
32bit Float Processが導入されたMixing Engine Processにより、論理的にヘッドルームが1000dBを超える領域を確保し、すなわち内部プロセスで歪みが発生しない高解像度のデータ保持が実現され、Pro Tools内において自由なサウンドメイキングが可能となりました。透明感、定位感、立体感やいわゆる飽和感なども解消され、過去のTDMと同一セッションを開いてもサウンドの解像度の違いに目を見張ることとなります。「Pro Tools HDXは音が違う」とのユーザーの声は、まずハードウェアの進化が理由の1つとなります。
HDX LEARN MORE
◎処理能力の向上!
Pro Tools|HD Accelの公称4倍のパワーを引き出すことができ、例として標準で付属するEQ3-7Bandが、TDMでは1DSPあたり27個(mono@48kHz)、HDXでは81個(mono@48kHz)が実行可能に、大幅に処理能力が向上!また、VOICEの処理がDSPからFPGAに移り、HDXでは1%もDSPを使用せずに256Voiceという今まで以上のVOICE数を獲得。大規模なセッションも懐柔する懐の深さはPro Tools HDならではと言えます。
◎サウンドの向上!
TDMカードによる従来の24bit fixであるTDM bus、最終サミングのみ48bit fix処理であったMixing Engine ProcessがHDXでは全てのProcessが32bit Floatとなり、最終Summingに於いては倍精度の64bit Floatを実現。24bitではS/N約144dBであった物が、32bit Floatでは1000dBを超える領域に突入!そしてHD I/Oのフラットかつ高解像度なキャラクターと共に、アナログプロセッシングの魅力も濃密にキャプチャーが可能となり、ミックスの手法、アプローチにも幅広い可能性が広がります。
◎AAXプラグインの先進性!
内部処理解像度の32bit Float化により飽和感の解消、内部処理におけるデジタルクリップの不安から解消されます。つまり、マスタートラックがクリップしない限り、歪むことがありません。煩わしいレベル監視のストレスから解消され音を判断基準として自由なミックスアプローチをすることができるようになります。また、プラグイン・インサートを行った際のレスポンスが向上し、プラグインインサートをした際に音が途切れることからも解放されます。
◎HDならではの特権、ディスクキャッシュ機能!
開いたセッションで使用されている全てのオーディオファイルをコンピュータのRAM上に展開。ディスク・アクセスを低減してストレージへの負担と互換性を改善し、真にレスポンスの向上を図ります。
数量限定!! Pro Tools HD Native + HD OMNI バンドル
Pro Tools HD Native + HD OMNI バンドル
い ま な ら値上げ前価格
¥577,800
(税込)
新価格 ¥632,880(税込)
DSPが無いPro Tools HDシステム。Pro Tools HDの機能はそのままに、CPUパワーを活用したプロセッシングが可能。カードはPCIeまたはThunderboltから選んでいただくことができ、ラップトップ、デスクトップに幅広くマッチングさせることができます。コンパクトな1UサイズのHD OMNIはAVID水準のハイクオリティを満たしており、2基のマイクプリ、8chのI/O(アナログは4in/8out)に加え妥協のないクリアなモニターシステムが付属しますので、モバイルセッション、ホームレコーディング・ミックスなどに運用性高くご利用いただけます。
HD NATIVE LEARN MORE
◎FW/USBを凌駕する低スループットレイテンシー
HD Nativeのスループットレイテンシーは96kHz時において1.7msec。この数値は音距離として実に56cmといった数値を表します。更に2ch限定ではありますが低レイテンシー・ダイレクト・モニター(LLMモード)を使用すれば1msec以下まで追い込むことができます。HD Nativeのレイテンシーは通常特別意識しなくても構わない数値ですが、プラグインの多用などでバッファサイズを上げざるを得ない際に、ひとつの選択肢として設定もできるようになっています。
◎Pro Tools|HDXのDSPを必要としないプロジェクトで、Pro Tools HDソフトウェアを利用できるロー・コスト・ソリューション
HDXシステムと同じくAVID HD I/Oを使用ができるので物理的なI/Oに関しては環境の差異なく、スタジオのHDXシステムとHD Nativeシステムを
シームレスにやりとりをすることが可能です。HDXカード1枚と同等に最大256ボイスの管理、および最大64chのI/Oを組み込むことができ、中規模のセッションにも対応可能です。サラウンド・ミキシング、インプット・モニタリング、メーターオプションの拡張などHDならではのソフトウェア特権を享受でき、制作におけるワークフローの効率化をアシストします。
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2014/12/12
Avid価格改定直前!! 約10〜15%のアップ前にスマートにHDX/HDnativeを手に入れるラストチャンス!!
2014年4月 NAB2014にて発表された「AVID Everywhere」構想、Audio over IPと呼ばれるネットワークオーディオの実現を果たし、クラウド環境下での共同作業や、アーカイブ機能をはじめ、先進性に満ちた夢と期待があふれる次世代Pro Toolsの世界は、もう遠い将来の夢物語ではありません。
また、Pro Toolsにもサポート/アップデートプランが開始され、定期的なアップデートやサポートの充実の未来像が描かれています。
HDXやHD Nativeと新しい世代のPro Tools HDシステムも既に多くの現場に浸透してきており、個人やスタジオがシームレスに作業を共有できる環境にほぼスタンバイしているといった状況でしょう。今もPro ToolsHDシステムの新規導入、更新については頻繁にお問い合わせをいただいております
しかしながら、昨今の急激な円安の影響か2015年1月よりAVID製品の価格見直しが決定しました。
現時点でまだ詳細な金額は確定しておりませんが、おおよそAVID製品に約10%〜15%程度の価格上昇が予想されております。
64bitアプリケーションとして骨格から生まれ変わった「Pro Tools11」。それを信頼性とパワーで包み込むPro Tools HD System。それらは「AVID Everywhere」により次世代Pro Toolsへの架け橋となります。
いまこそ、スマートにHDX/HDnativeを導入し、近い将来に発表される次世代Pro Toolsシステムにスタンバイしましょう。
ROCK ON PROがSTOCKする値上げ前在庫価格例
Avid製品価格表
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2014/12/12
【見逃せないセールinfo!!】国内10セット限定。Blue Bottleに交換可能な9種のカプセルBottle Caps Kitがついて衝撃大特価!!
2015年に設立20周年を迎えるBlue Microphones社のアニバーサリーを記念して、「Blue Micro-phones 20thアニバーサリー記念キャンペーン」を開催中。
オンザフライで様々なカプセルを交換可能し、究極の応用度を実現するマイク・システムだからこそ実現できる8種の交換用カプセルセットBottle Caps Kitが衝撃のバンドル。国内10セット限定¥631,800(税込)の超絶大特価にて大奉仕。
通常1個定価ベースで¥72,000円のカプセルが8個もついてくるスペシャルなオファーです!
Blue Microphones
Bottle + Bottle Caps Kitバンドル ★国内限定10セット
¥ 631,800
(本体価格:¥ 585,000)
18954 ポイント還元
Blueフラッグシップ「Bottle」と8種のマイクカプセル「Bottle Caps Kit」がお得に手に入る限定スペシャル・バンドル!
ラトビアの誇る技術力を豊富に携え、その奇抜なデザインも相まって、レコーディングシーンにおいて抜群の存在感を保つBlue Micro-phonesのフラッグシップモデル「Bottle」。
レコーディングの現場のみならずミュージックビデオなどでも一度は目にされた方も多いのではないでしょうか。
手選別されたEF86五極真空管を三極モードで使用したクラスAディスクリート・アンプ回路を搭載し、ハンドメイドで仕上げられる「Bottle」はまさに工芸品。
マイキングを変えることなくカプセルのみの交換で様々なトーンを得られるシステムは直感的にソースを判断し、最適なカプセルを選ぶことができ、時間にタイトな現場でもストレスなく収録のサポートとなります。
お見積り、ご相談はROCK ON PROまで
Rock oN Copmpanyでも大プッシュ!
8種類のマイクカプセルを聴き比べ!
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2014/12/05
Pro ToolsおよびPro Tools | HDソフトウェア、アップデート/サポートプラン情報
【重要】Media Composer “Standard Avid Support”加入締切迫る!
未加入の全ユーザー様対象となります。
現在 Media Composer をお使いでアップグレードをご検討中のユーザー様は30,000 円(税抜)で 1 年間いつでも最新バージョンにアップグレードできるサービス“Standard Avid Support”をご購入ください。
2014年12月18日までが新サービスへの販売期限となります。なお、この“Standard Avid Support”はサービスのご提供となりますので、1 年間の サービス期間が終了したその後もアップグレードを希望される場合は、継続して“Standard Avid Support” をご購入いただく必要があります。
上記の移行期限までに Standard Avid Support を購入し、2014 年 12 月末までにアクティベーションを実行されなかった場合は、所有しているバージョンのままで継続してご使用いただくことはできますが、最新バ ージョンをご使用いただくには製品の再購入が必要となりますのでご注意ください。
“ Standard Avid Support”の有効期限はお客様の Avid アカウント(WEB)に表示されます。ver8.0 以降は Application Manager にも表示されますので、期限切れにならないようにご注意ください
お問い合わせ、ご相談はROCK ON PRO 洋介まで
AVID Everywhereにて提唱された、次なるPro Toolsの形にてクラウドにおけるコラボレーションやアーカイブを始めとする、未知なるDAWへ進化するため舵を切り始めているAVID。より頻繁かつ包括的に新機能をリリースすべく、10月10日より新しいライセンス形態をスタートさせています。
Pro Toolsユーザーやこれから導入をご検討の方にその概要とライセンスを有効に運用いただくべく、現在の情報をまとめてみましたので是非ともご参考にしてください。
★Pro ToolsおよびPro Tools | HDソフトウェア、アップデート/サポートプラン情報
2014年10月10日、Avidは新しいPro ToolsおよびPro Tools | HDソフトウェアのライセンス形態を発表しました。
これらソフトウェアの新規購入、アップグレード、クロスグレードには、クラウド・コラボレーション機能など将来追加される機能へのアップグレード権およびサポートプランが12ヶ月間付属します。
さらには、2014年12月18日までに製品を購入/アップグレードし12月31日までにアクティベート完了していただくと、初年度のアップグレード権/サポートプランの期限が2016年3月まで延長されます。
※既にAVIDにて公開されている情報ですが、今回、補足情報、追記を含めた上でROCK ON PROにて再構成しております。
情報は現在のものです。変更の可能性もございますので詳細はhttp://avid.force.com/pkb/articles/ja/faq/Pro-Tools-Q4-2014-Offer-FAQ#1を御覧ください
Pro Toolsユーザーの方へ
◎Pro Tools 9、Pro Tools 10、および、どのバージョンのPro Tools Express、Pro Tools LE、または Pro Tools M-Powered をお持ちの方も、Pro Tools 11 へ21,300円(税別)でアップグレード/クロスグレード可能となりました。
ポイント!
アップグレード権とサポートプランを2016年3月まで延長するには、Pro Tools 11(Pro Tools 11 w/Standard Support (12 Months)に限ります。従来の新規Pro Tools 11にはサポートプランは付属しません)、アップグレード、クロスグレード、どの場合でも、2014年12月18日までに製品を購入/アップグレードし12月31日までにアクティベート完了させる必要があります。
※EDU版は新規購入のフルライセンス、またアップ/クロスグレード全てにStandard Avid Supportが付属いたします。
また、LEからのクロスグレード、またInMusic版のPro Tools Expressからのクロスグレードに関しましては、価格だけではなく販売・アクティベーション期間が終了となります。2014年12月18日までにご購入いただいた上で2014年12月31日までにアクティベーションを完了する必要がございます。この期間を過ぎますと、Pro Tools LE/InMusic版のPro Tools Expressからクロスグレードする方法はなくなります。
Pro Tools HDユーザーの方へ
◎Pro Tools | HD 9、Pro Tools | HD 10、および、 Pro Tools 9、10、または 11 と Complete Production Toolkitをお持ちの方は、Pro Tools | HD 11^ へ64,100円(税別)でアップグレード/クロスグレード可能となりました。
こちらも、サポートプランは付属します(HDはAdvance Support となります)
Q:新規HDシステムの導入やHDシステムエクスチェンジにAdvance Support は付属しますか?
A:いいえ、ハードウェアに同梱されているPro Toolsにはサポートプランは付属しません。
HDのみではなく、現在出荷されているPro Tools バンドル製品なども付属しません。(Pro Tools Duet/Quartet等)
しかし、 21,300円(税別)(Pro Tools)/年 または 64,100円(税別) (Pro Tools | HD)/年のアップグレード/サポートプランを追加購入いただく事で、将来のクラウド・コラボレーション機能を含むPro Toolsアップグレード権や、専門家によるサポート・アドバイスを1年間必要な時に入手出来ます。
さらに、2014年12月31日までにアクティベーションを完了していただくと、サポート/アップグレード権が2016年3月まで延長されます。
◎そもそも今回のアップグレード/サポートプランって何?
今回のアップグレード/サポートプランでは、より高度なレベルのサポートに加え、12ヶ月のアップグレードが提供されます。
このサポートプランによる利益として、技術的な手助けを得 られるだけでなく、追加料金なしで新機能がより早く手に入れられます。
Avidも、この方針によって、より頻繁かつ包括的に新機能をリリースする事が可能となります 。
以前は、Pro Tools アップグレードには1つの無償Avidサポート・コード(ASC)が付いていました。
これは有効期限60日以内に1案件を解決するためにお電話または Webからご質問いただけるものでした。
もし追加でサポートが必要な場合には、1案件単位のASCをAvidストアでご購入いただくか、サポートプランを 別途ご購入いただく必要がありました。
新しいPro Tools ライセンスには、1年間のスタンダードAvidサポートとソフトウェア・アップグレード権が付いています。
案件・回数制限なしでウェブからご質問が可能 で、月に1回お電話でのご質問もいただけます。詳細な情報は Pro Tools 製品ページをご確認下さい
Q. 現在もAvidからは無償アップデートが提供されています。将来的にリリースされる新しいサポートプランの一部としてのアップグレードと何が異なりますか?
A:今回のアップグレード/サポートプラン・オファー以前は、有償の機能追加リリースの間に無償の不具合修正アップデートをリリースしてきました。
Pro Toolsのメジャー"アップグレード"は常に有償でした。新しい Pro Tools ライセンス・モデルではより頻繁に新機能をリリースする事が可能となります。
新しいアップグレード/サポートプランにより、全ての新しいツールと機能にリ リースされ次第アクセスが可能となります。
さらにいつでもテクニカルサポートを受けられるという安心感も得られます
Q: アップグレード/サポートプランの有効期間は購入日から開始されますか、それともアクティベーション完了日から開始されますか?
A: アクティベーション完了日です。Pro Toolsソフトウェアをアクティベートした日から1年間アップグレード/サポートプランが有効となります。
スタンドアロンのアップグレード/サポートプランを追加購入されたPro Tools 11ユーザーの場合も、アクティベーションが必要となるため、同様にアクティベーション完了日から1年間が有効期間となります。
すでにPro Tools 11またはPro Tools HD 11を持っている場合
アップグレード/サポートプランをお持ちの場合のみ、将来の新機能やアップグレードを入手出来ます。
既存のPro Toolsユーザー様は、次回のアップグレード版リリースの際に、または2015年末までに今回のオファーをご利用下さい。
現在のアップグレード/サポートプラン料金は、Pro Tools | Software オーナーの場合21,300円(税別)/年、Pro Tools | HD Software オーナーの場合64,100円(税別)/年です
Q. Pro Tools 11へのアップグレードを購入したばかりです。現時点でこのアップグレードを追加購入する必要がありますか?
A. いいえ。ほぼ最新のPro Tools (11)をすでにお持ちという事になりますので、次のPro Toolsのリリースを待ってから、今すぐに購入いただく必要はありません。しかし、お持ちの永久Pro Toolsライセンスを最新に保ち、次のバージョンのPro Toolsを使用するためには、次バージョンリリース時または2015年末までにアップグレード/サポートプランをご購入いただく必要があります。
◎Pro Tools | Software アップグレード/サポートプランの期限が切れた後にアップグレードしたい場合
2015年には、サポートプランに加入するために2つのオプションが用意されるとのことです。
A(1.) フレキシブル・ライセンス・オプションを利用する(追加ライセンス・オプションについての詳細は数ヶ月中に発表されます)。または
(2.) 新しい12ヶ月サポートプラン付き永久ライセンスを購入する
とのことですが、現在の永久ライセンスを保持するためにはサポートプランに継続加入する必要がありそうです。
こちらはまだ詳細が未定とのことですが、改めて情報が入り次第ご案内いたします
★以下、それぞれの製品ラインにおけるサポートプランの有無をまとめてみました。
ハードウェアのバンドルとしているPro Toolsライセンスにおいてはサポートプランが付属していませんのでご購入の際はご注意ください!
今年2014年の12/31までにアクティベートをすると2016年3月まで延長されますので、また、来年1月よりのAVID製品値上げも踏まえ、是非とも年内のご導入のご検討をお勧めいたします。
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2014/11/21
ROCK ON PRO PickUp 〜数量限定!! 「FULL +10db Xmas」セールから業務で使える注目の製品をご紹介 !!〜
ROCK ON PRO Pick Up Information!! では今が導入のチャンスとなる話題のプロダクトをご紹介します!
いよいよ始まった「FULL +10db Xmas」セールから業務でも「使える」逸品達をROK ON PROでセレクト、セールページではご紹介しきれないプロダクトの実力に迫っていきます。価格以上の実力を備えるまさにコストパフォーマンスに優れた製品をPickUpです !!
効率的なラウドネスワークフローをNugen Audio / Loudness Tool Kitで完結する!!
Nugen Audio / Loudness Tool Kit ※ご購入はコチラ
通常¥112,752(本体価格¥104,400)→ セール特価 ¥89,800(本体価格¥83,148)
ラウドネス基準を満たすワークフローを効率化する三種の神器ともいえる「VisLM-H」「LM-Correct」「ISL」の3点をバンドルしたNugen Loudness Tool KitをPickup、それぞれ単品購入すると合計¥130,356(税込)、通常のバンドル価格は¥112,752(税込)、こちらを今回はバンドル特価¥89.800(税込)でご提供、コストバリューも携えた価格でご案内となります。マスターに挿したISLでトゥルーピークをリミットし、ProTools11のオフラインバウンスにも対応したVisLM-Hで計測、ヒストリーを参照しての修正はもちろんのこと更に微細な修正はLM-Correctでオートマチックにコンバート、と効率的なラウドネスワークフローをパッケージングしたNugen Loudness Tool Kitに注目です!!
Kit 1:オフラインバウンスにも対応「VisLM-H」
ラウドネス測定の中心的役割となるメーターソフト、VisLM-Hがバンドルの1点目。日本国内のARIB TR-B32、NAB T032の準拠するITU-R BS.1770-2の他、EBU R128、ATSCなど様々な規準に準拠したラウドネス・メーター・システムです。400ms 平均値を示すモーメンタリー・ラウドネス、3 秒間の平均値を示すショートターム・ラウドネス、測定期間全体の平均値を示すインテグレーテッド・ラウドネス、プログラム全体の主な振れ幅を示すラウドネス・レンジを表示します。 これまでも数多くの導入実績を誇りますが、現行バージョンは64bit AAXにも対応、ProTools11でも問題無く動作します。ProTools11と言えばオフラインバウンスに対応し業務効率を大幅にアップさせましたが、ラウドネス計測にあたってもマスタートラックにVisLM-Hを挿し込んでオフラインバウンスさせれば計測完了。実時間を掛けての計測は必要ありません。更にVisLMはヒストリーグラフの表示が可能となるため、ラウドネス値の小修正についてもグラフを参照して修正箇所の絞り込みも容易です。
Kit 2:mp3,AAC変換後の歪み防止にも有効な「ISL」
前述したVisLM-Hの前に挿し込むのがトゥルー・ピークリミッターのISL。ISLはITU-R B.S.1770で定められたトゥルー・ピークのアルゴリズムに準拠しており、オーバーサンプル時に発生することがある最大値(トゥルー・ピーク)を先読み検知、マスタートラックのVisLM-H前段にこのプラグインを置く事で計測時にエラーとなってしまうTPクリップを防止します。このトゥルー・ピークを適切に抑えることは、ストリーミング用のコンテンツを制作する際にmp3、AACなどに変換した後のファイルが歪んでしまう現象の防止にも有効。ラウドネス計測以外にも幅広い分野で活躍できる利便性の高いリミッターです。
Kit 3:小修正を自動コンバートする「LM-Correct」
更にバンドルの3点目として用意されるのがProTools11にも対応したAudioSuiteプラグイン「LM-Correct」。惜しくも基準値を満たしていないファイル、または小修正だけで大幅な調整を必要としないようなファイルなどの場合、改めてミックスを検証するのは効率的とは言えません。そのような場合にラウドネス基準値に沿うように自動的にコンバートするのが「LM-Correct」です。トラック上の指定したオーディオリージョンに対してAudioSuiteでプロセスを行う格好となりますが、前述のISLでトゥルー・ピークを抑え、VisLMを使用してオフラインバウンスを行い測定、その結果に微細な修正が必要な場合はこのLM-Correctでコンバートさせる。一連の効率的なラウドネスワークフローがこのLoudness Tool Kitで実現します。
Nugen Audio / Loudness Tool Kit ※ご購入はコチラ
通常¥112,752(本体価格¥104,400)→ セール特価 ¥89,800(本体価格¥83,148)
Nugen Audio製品単体でのご購入もセール特価 !!
Nugen Audio / VisLM-H ※ご購入はコチラ
通常¥53,352(本体価格 ¥49,400)→ セール特価 ¥48,384(本体価格 ¥44,800)
Nugen Audio / LM-Correct ※ご購入はコチラ
通常¥47,412(本体価格 ¥43,900)→ セール特価 ¥41,040 (本体価格 ¥38,000)
Nugen Audio / LMB ※ご購入はコチラ
通常¥118,692(本体価格¥ 109,900)→ セール特価 ¥105,840(本体価格 ¥98,000)
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2014/10/24
ROCK ON PRO USED Information ~API 525など今注目の中古製品をPick Up!!!~
API 525など今注目の中古製品をPick Up !!!
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
プロユース向けのUSED・店頭展示製品ご案内するROCK ON PRO USED INFORMATION!! ROCK ON 店頭にて展示使用されていた銘機、また厳選セレクトされたUSED機器たちをPick Upです!! APIオリジナルオペアンプ2510および2520を採用したVPR対応のコンプAPI 525、レコーディングスタジオでも登場回数の高い定番マイク414XLⅡ、OLD NEVEよりもよりクリアなサウンドを提供するAMEK9098シリーズはEQもDMAも在庫中です。そのほかSlate Pro Audio DRAGONなど店頭展示で現役稼働中の製品もラインナップしています!! それぞれ中古、店頭機となるため在庫限りの1点ものでのご提供となります。お問い合わせは03-3477-1756 店頭阪田・清水まで、この機会をお見逃し無く!!!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
API / 525並行品¥89,800(本体価格¥83,148)
今話題のVPR Alliance対応のコンプレッサー。APIオリジナルオペアンプ2510および2520を採用しています。APIのクリア&パワフルなサウンドを是非。
AKG / C414B-XLⅡ¥59,800(本体価格¥55,370)
EL M-250、C-12が持っていた伝統のサウンドキャラクターを色濃く残しメインボーカルなどソロ楽器に向いたC414 XLⅡ。
AVID / HD OMNI¥157,800(本体価格¥146,296)
1Uながらも2chプリアンプ搭載のオールインワンProtoolsHD対応I/O。ProtoolsHD環境またはCore AudioかASIO互換アプリケーションで動作可能、システムに柔軟性を与えます。
AMEK / 9098DMA¥168,000(本体価格¥155,556)
ルパート・ニーヴ氏設計のAMEKの2chマイクプリ。AMEKはNEVE1073等のOLD系に比べてクリアな音質です。
店頭機 Slate Pro Audio / DRAGON¥158,000(本体価格¥146,296)
1176のモディファイにとどまらない、+αの様々なキャラクターを作り出せるコンプレッサー。
RUPERT NEVE DESIGNS / Portico 5032H¥138,000(本体価格¥127,778)
ルパート・ニーヴ氏による Porticoシリーズの1chマイクプリアンプ/EQ。よりクリアになったNEVEの現行版。
AMEK / 9098EQ¥129,800(本体価格¥120,185)
Neveの1990年台を代表するプロダクトAMEK 9098コンソールからのチャンネルストリップがこの製品。MicPre + EQという使い勝手の良い1chモジュールです。
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2014/10/24
InterBEE2014情報!! 音響チュートリアルセッション「TV局におけるファイルベース構築例」開催!!
いよいよ来月開催となるInterBEE2014ですが、11/20(木)13:00-14:30にて開催される「音響チュートリアルセッション」にROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト 前田 洋介が登壇します。今回の題材は「ファイルベースのワークフロー第3回 TV局を例に」となっており、弊社で納入させて頂いた名古屋テレビ様のファイルベースMAシステムを実例とともに解説させて頂く内容です。ファイルベースシステムの導入をいかに進めたか、キープロダクトとなるTelestream製品、またGb Lab SPACEによるサーバーシステムとの連携など、ファイルベース導入を包括的に捉え、かつ課題提起と解決を実例で把握できる機会となります。また、実際の運用ご担当者となる名古屋テレビ株式会社 映像技術部 林 和喜 氏も登壇し、実際に稼働している中でのファイルベースMAのメリットや導入の課題、実体験を伺える機会ともなります。下記InterBEEホームページより是非ともお申し込み・ご来場ください!!
InterBEE チュートリアルセッションご案内ページはこちら
InterBEE2014 音響チュートリアルセッション
「ファイルベースのワークフロー第3回 TV局を例に」
セッションA「TV局におけるファイルベース構築例」
日程:11/20(木)13:00-14:30
場所:幕張メッセ・国際会議場1階「101会議室」
企画:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)
聴講料:1セッション¥2,000(税込)、2セッション¥3,000(税込)
※事前申込制となります、上記InterBEEホームページよりお申し込みください。
名古屋テレビ株式会社 映像技術部 林 和喜 氏
ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト 前田 洋介
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2014/10/21
セミナ−ムービー公開!!「JAREC presents Meet the Top Engineer – The Live Recordings」
今夏、JAREC(日本ミキサー協会)様のご協力により開催されたセミナー「JAREC presents Meet the Top Engineer – The Live Recordings」、セミナータイトルのようにエンジニア高山徹 氏によるライブレコーディングのノウハウがムービーでいよいよ公開です!! セミナーでは実際の収録現場とミキシング現場で取られたビデオを見ながらじっくりと解説。ライブハウス収録でのマイクリストから実際のセッティング写真、オーディエンス側のマイクセットなど貴重な情報が満載です。更にはライブ会場ではPAスタッフの協力もいただいてAltiverbのIRを収録しミキシングに活かしているとの秘密のノウハウも。
スタジオでの仕上げは、ミキシング前のサウンドメイクの部分を中心にアナログ機器を多用したその高山氏ならではのノウハウについて。実際にEQのON/OFF、CompのON/OFFを音と動画で確認しながら進行、動画があることでアウトボードのツマミの位置なども確認することが出来、その処理でどのように音が変化しているのかを目と耳で確認することが出来ました。中でも必見であったのが、アナログ・オープンリールをエフェクター的に利用する手法。プラグインでも様々なテープシュミレーターがリリースされていますが、やはり実機のサウンドはその上を行くものでした。その際のバイアス等の調整のパラメータもご紹介いただいています。そしてPro Tools内部での処理、その緻密なオートメーションによるミキシングは高山氏のノウハウの結晶とも言えるデータ。ミキシングを終えた仕上がりを最後に聞かせていただいたのですがライブハウスで収録したとは思えない非常に高いクオリティーの仕上がり。会場から自然に拍手が沸き起こリました。そして今回はその模様をムービーで公開です!! 正しく現場のノウハウが詰まったセミナームービーは必ずプラスが得られる貴重な機会と言って良いでしょう!!
JAREC(日本ミキサー協会)について
今回セミナー主催のJAREC(日本ミキサー協会)はレコーディングエンジニアの地位向上を目的にその活動が開始されました。具体的には、録音作品においてはエンジニアもその創作活動の一翼を担っているとの考えのもとに著作隣接権の獲得を目指しての活動がその中心となっています。また、毎月定例化を行い様々な意見、情報の交換を行っているということです。国内のエンジニアの多くが参加するこの協会、その参加資格などはJAREC Webサイト(http://jarec.com/)を是非とも御覧ください。
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2014/10/16
ROCK ON PRO PickUp!!〜数量限定の発売記念版が残り僅か!! RX4 Advancedが見逃せない!!〜
ROCK ON PRO Pick Up Information!! では今が導入のチャンスとなる話題のプロダクトをご紹介します!
数々の製品プロモーションがリリースされる中、選りすぐったユーザーにとって有意義な情報をご提供です、お見逃し無く!
数量限定の発売記念版が残り僅か!! RX4 Advancedが見逃せない!!
iZotope / RX4 Advanced 通常¥138,240→ ¥108,000(税込)
MA作業の必携ツールとも言えるiZotope RX4 Advanced、ROCK ON PROではそのリリース記念したプロモーション特価版を確保しています!! 数量限定となるこのプロモーション版は通常価格よりも¥30,000 OFFのバーゲンプライス。ノイズ処理のみならずリバーブ除去から、アフレコを同録のように処理できるAmbience Match機能までAdvancedバージョンならではの多機能ぶりで数々のスタジオに早くも導入されています。また、Advanced版にはメータリングスイートとなるINSIGHT(通常¥51,840相当)が含まれ、レベルメーター、ラウドネスメーター、スペクトログラム、スペクトラムアナライザー、ベクトルスコープ、サラウンドスコープ、ラウドネスヒストリーグラフなど、その豊かなグラフィックで耳だけではなく視覚でもミックスを管理、クオリティを確約します。
RX4 Advanced版だけのSpecialな機能をPickup!!
Denoise,Declickと言ったノイズ除去を目的とするのであればRX4だけでも対応可能ですが、iZotopeのテクノロジーを最大限クオリティに還元するのであればAdvanced版のみに装備された機能は見逃せません!!
1)Leveler
ダイナミックレンジを自動で調整するのがこのLeveler。WavesのVocal Riderと同様に考えるとイメージが付きやすいかもしれません、オートマチックにレベルを書き込み、作業の下地をスピーディーに制作する事が出来ます。
2)Loudness
ラウドネスについても環境が整います、ラウドネスの規格をセレクトしプロセスすると自動でコンバートする事が可能。詳細な調整はミックスでの作業に譲りますが、Advancedの特長でもあるスタンドアローンで動作が行える事も大きなアドバンテージです。
3)Ambience Match
Advanced版でのハイライトとも言え、また他社製品では同様の機能を持った製品は今のところ見当たらず、RX4を導入する価値はここにあるのかもしれないという注目点。異なった環境のアンビエンスを検知しファイルに付加するこのAmbience Match。つまり、アフレコを行ったとしても同録のアンビエンスにマッチさせる事が可能、まるでその場にいたかのような処理を行う事が出来ます。MAのワークフロー全体に融通をもたらす画期的な機能と言えるのではないでしょうか。
4)EQ Match
異なる音像的特徴を持つ複数のレコーディング素材をシームレスにマッチさせ、ミックスの音に一貫性を持たせます。 例えばラジオボイスのファイルからEQカーブを検知して、そのカーブをアフレコのニュートラルなファイルに適用させる。まるで音質をコピー・ペーストするような感覚がこの機能にはあります。
5)iZotope Insight®
同社のメータリングスイートであるINSIGHTがAdvance版には付属します。単品購入では¥48,000のプライスとなるこの製品、レベルメーター、ラウドネスメーター、スペクトログラム、スペクトラムアナライザー、ベクトルスコープ、サラウンドスコープ、ラウドネスヒストリーグラフとその守備範囲は広く、視覚的にも優れた表示と機能を備えます。
6)Dereverb
その名の通りファイルに含まれるリバーブ成分を除去する機能。DeNoise / DeClickといった機能はRX4に元々含まれますが、このDeReverbはAdvanced版のみの機能。同録素材への修正ではなくてはならない存在とも言えるリバーブ除去ですが、ここまでの装備されている数々の機能とコスト面を考えるとDeReverbがこのプライスで含まれる事はパッケージングの妙味とも言えるでしょう。
RX4 Advancedならではの機能を振り返ってみましたが、単にノイズ除去を行う等の音質処理に留まらず、そのアイデアとテクノロジーでワークフローをステップアップさせる製品とも言えます。特にLeveler、Ambience Match、EQ Matchなどはこれまでの工程に大きな自由度を与え、作業に対する融通とクオリティを追求するという、単に装備された機能だけではない恩恵をもたらしてくれます。MAだけではなく音楽に対してもこのソフトを使用した新たなアプローチが生まれるかもしれません。そんな新たな音楽的なアプローチも垣間見えるRockoNセミナー『The Over Technology』~最新OZONE6、RX4が導くトラッキングの未来~が10/23(木)に開催されます!! iZotope社 Sales Representative のZac Kenny氏を迎えたこのセッションは見逃せません、只今参加者絶賛募集中、参加費無料ですので下記リンクより是非お申し込み下さい!!
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2014/10/10
Expand HD Native !! -最新プロダクトで拡張する3つの提案!!-
CPUベースでの最短レイテンシーを誇るAVID HD Nativeシステム。64bitアプリ、オフラインバウンス、ダイナミックプロセス、マルチコアCPUの有効活用など充実の進化でシステム更新・導入が進むPro Tools 11 の機能を最大限に活用できる時代に即したセレクトと言えるソリューションThunderboltへ大きく舵を切ったAppleラインナップへの対応もThunderboltユニットを選択する事でスマートな導入が可能となっています。現行MacPro,MacBook Pro,iMacなどでスタジオリファレンスとも言えるHD I/Oを使用できる環境はプロフェッショナルにとって必要不可欠な条件。もちろん業務で必要となるSYNC HDとの接続も確保され隙の無いシステムとも言えるHD Nativeですが、サードパーティー製品とのマッチアップで更なる進化形をシステム構築することが可能です。サウンド・ワークフローともにネクストレベルへExpand(拡張)するROCK ON PROからのスペシャルオファーです!!
HD Native システム導入 共通特典
1:DiGiGrid DLS でネットワークオーディオの世界へ!!
遂に日本国内でもデリバリーがスタートしたDiGiGrid DLS。ProToolsシステムと連携できるよう2つのDigiLinkポートを備えており拡張I/Oとしての機能を果たすだけではなく、内蔵されたSoundGrid DSPサーバーは、数百ものSoundGrid互換のWavesとサードパーティー製のプラグインを最少で0.8msという低レイテンシーで稼働させます。つまり、拡張I/Oの側面とプラグインのDSP処理を行うデバイスという側面を併せ持ちますが、更に特筆すべきはWAVES+DiGiCoという実績ある2社で開発されたSoundGridネットワークのハブとして機能すること。
SoundGridは近い将来スタンダードとなるであろうネットワークオーディオの規格。これまでの1対1の関係性であったDAWとI/Oは、ネットワークオーディオによって複数 対 複数という正しくネットワークされた関係に進化します。これは1台のI/Oを異なるDAWで共有するなどシステム拡張の概念を大きく飛躍させるテクノロジー。そして、そのSoundGridネットワークとProToolsの世界をコネクトするのがこのDLS。プラグインの高速なDSP処理も魅力ですが、将来への柔軟な対応力も併せて確保できる最高品質のI/Oです。
お見積もり・ご相談は、お問い合わせフォーム、お電話 (03-3477-1776)、FAX (03-3477-1757) にてお待ちしております。
営業担当:岡田・君塚・町田・阪田・赤尾、デモ:洋介までお気軽にどうぞ。
2:APOGEE Symphony 8x8でかつてない明瞭なサウンドへ!!
Apogee歴代の名機達の優れたDA/ADやワードクロック、そしてアナログ回路などを集結したフラッグシップのオーディオI/Oである Symphony I/O。 Rosettaシリーズのコンバータ、Big Benのマスタークロック、Trak2のマイクプリアンプなどの設計手法を基にデザインされ、さらにそれを洗練させるために、能率の良いパワーディストリビューションや進化したコンポーネンツを使い改良され、より低いレイテンシー、さらに精密なクロッキングを実現、かつてない明瞭なサウンドを提供します。
入出力に使用されている最先端のオペアンプは、以前使用されていたオペアンプの3倍の処理能力を誇り、これにより音質の変化を最小限にとどめています。そのほかにも、背面にある2基のスロットに必要な拡張カードを挿すことで、アナログならば2 in / 6 out から32 in / 32 out までと高い拡張性と運用性を確保。
また、パネル前面右側に備えられたAIM(Audio Interface)ノブを切り替えるだけでPro Tools HDX/HD Native、APOGEE Symphony、USB2.0オーディオインターフェース、Stand Alone AD/DAコンバーターモードと様々なシステムに対応する事が可能、Pro Tools HDXとCubaseやLogicなど2つのDAWアプリケーションをスピーディーに切替できます。最新テクノロジーと熟練の”耳”によって創り出されている伝統のAPOGEEサウンドはテクノロジーによってユーザビリティも獲得したと言えるでしょう!!
お見積もり・ご相談は、お問い合わせフォーム、お電話 (03-3477-1776)、FAX (03-3477-1757) にてお待ちしております。
営業担当:岡田・君塚・町田・阪田・赤尾、デモ:洋介までお気軽にどうぞ。
3:最新Mac,Protoolsにも対応!! UAD-2 OCTOでミックスを拡張 !!
珠玉のアナログモデリングソフトをSHARK DSPパワーでオンボード処理。スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学やケンブリッジ大学の博士号を持つ世界有数のDSPオーソリティたちが在籍するUNIVERSAL AUDIOのモデリング技術を、パソコンのCPUにほぼ負荷無しで安定したミックスを実現するUAD-2プラグインシリーズ。64bitAAXプラグインとしての対応も既に果たしており、業務用途での使用にも充分耐えうる実力は数々の導入実績によって証明済みと言えます。今回のバンドルではHD Native・UAD-2ともにPCI-eモデルをセレクト、スペシャルプライスでご提供するThunderbolt接続のPCI-eシャーシ / SONNET EchoExpress Ⅲ-Dに格納して使用することでHDXへのステップアップを見据えた環境が整います。HD Nativeカード・UAD-2を挿入した残りとなる1スロットもシステムに幅を持たせる有効な余白、HDX2導入などサウンド拡張だけではなくビデオカードをセレクトするなど制作クリエイティブの幅を拡張する魅力ある環境が構築できます!!
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2014/09/25
ROCK ON PRO USED Information ~AMEK9098EQなど今注目の中古製品をPick Up!!!~
AMEK9098EQなど今注目の中古製品をPick Up !!!
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
今回のUsed Infomationは、ただいま絶賛開催中の半期決算FINAL SALEよりプロユース向けのUSED・店頭展示製品ご案内します!! ROCK ON 店頭にて展示使用されていた銘機、また厳選セレクトされたUSED機器たちをこの期間のみの限定プライスでご提供中です。1176+αとなるDistressor以来の革新的なコンプレッサーのSlate Pro Audio DRAGON、密閉型ながら自然な音の広がりで高評価を獲得しているULTRASONE Signature Proなど店頭展示で現役稼働中の製品もラインナップしています!! それぞれ中古、店頭機となるため在庫限りの1点ものでのご提供となります。お問い合わせは03-3477-1756 店頭阪田まで、この機会をお見逃し無く!!!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
店頭機 Slate Pro Audio / DRAGON¥158,000(本体価格¥146,296)
店頭機 ULTRASONE / Signature Pro¥69,800(本体価格¥64,630)
RUPERT NEVE DESIGNS / Portico 5032H¥138,000(本体価格¥109,259)
AMEK / 9098EQ¥129,800(本体価格¥120,185)
APOGEE / Rosetta 800 192K¥139,800(本体価格¥129,444)
KRK / V6(Pair) ¥49,800(本体価格¥46,111)
店頭機 Dangerous Music / Monitor ST¥179,800(本体価格¥166,481)
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2014/09/18
Focal ハイエンドラインSM9 /Twin6 Beを渋谷リファレンススタジオで体感!!
高い解像度と優れた定位感そして全ての帯域においての濁りないサウンド。エンジニアが実力を発揮し納得のいく仕事を残すために求めるリファレンスモニタースピーカーを開発しているのがフランスのFocal社です。 飾り付けない素直な音を出力するCMSシリーズは、クリエイターやトラックメイカーから好まれており、派手な鳴りの製品が多くある低価格帯の製品の中で際立つ魅力を放ちます。
そして今回渋谷リファレンススタジオにデモ機をご用意し皆様に是非体感して頂きたいのが、SM9 / SM6シリーズです。アマチュアユーザーや小規模スタジオへの広がりを見せるCMSシリーズとは別に、プロフェッショナル界隈で導入事例を増やしているFocal社のハイエンドライン。focalが数多く持つ20以上の特許技術をピックアップしながら優れた技術とノウハウを惜しげもなく投じ、なおかつ優れたコストパフォーマンスを誇るSM9 / SM6シリーズの魅力を渋谷で体感してください。なお、試聴ご予約のお客様先着5名様にスターバックスカード(500円分)を差し上げております、03-3477-1776 担当阪田までご連絡ください!!
Focal SM9:ペア¥960,000(税込)
ニアフィールドのモニターとしてCMSシリーズが数多く導入されているFocalですが、そのフラッグシップに立つのがこのSM9です。その特長はニアからミッドまでの対応を可能とする3way / 2wayの切り替えができること。レコーディング・マスタリングは3wayで行い、TV想定等のポスプロ作業は2wayでなどソースに応じた使い分けはそのマルチタレントな対応力を際立たせます。切り替えについても8インチサブウーファーと6.5インチウーファーの間で内部構造はきちんと仕切られており位相管理は厳密、さらに低域の再現性のために上部に備えられたラジエターがエアフローをコントロールし後述するベリリウムツイーターとも相まって30Hz〜40kHzという広大なレンジを生んでいます。
そしてSM9に惜しみなく投入されたFocal特許技術の一つが「ベリリウムリバースドームツイーター」。一番のトピックはベリリウムの特性で、ダイヤモンドと並び称されるほど硬くそして低質量=軽いという特性は高いインパルスレスポンスとダンピング性能を生み出します。それを15ミクロンという薄さに加工しリバース型のドームツイーターを創り出す技術はFocal独自のものです。また、CMSシリーズでも採用されているWコンポジットのポリグラスコーンはグラスファイバーをサンドイッチする構造で設計による特性コントロールを可能にした画期的な手法。この高剛性、高減衰特性を実現したコーンは豊かでも飽和しない締まった低域を再現しリニアな音場を創り出します。このテクノロジーが30Hz-40kHzというレンジを再現し、レベルの大小に関わらず周波数特性が保たれるというFocal最大の美徳をフラッグシップのクオリティで達成しています。
Focal SM6 Twin 6 Be :半期決算SALE ペア¥348,000(税込)
同じくFocalのハイエンドラインに位置するSM6シリーズ、3WayのTwin6 Be、2WayのSolo6 Be、そしてサブウーファーのSub6の3機種で構成されますが、この中でも特筆すべきは3WayとなるTwin6 Be。コーン素材の理想とも言える「軽量」「高剛性」「高減衰特性」を兼ね備えたWコンポジット・サンドイッチコーン、前述のベリリウムで構成されるリバースドームツイーターと採用されている独自技術は上位モデルであるSM9と同様です。こちらも40Hz-40kHzと広大なレンジを獲得していますが、ここに3wayというクロスオーバーに有利な構造がプラスされるため低域から高域までシームレスに帯域が連なるFocalの美点をより一層際立たせる結果を得ています。
さらにユーザビリティに配慮されているのが裏面パネルのSPEAKER LEFT / RIGHTの切替スイッチ。ウーファー2発が受け持つ低域・中域を左右入替するための機構でスピーカーレイアウトもスムーズなセッティングが可能。3wayであることでヴォーカルの帯域を分断する事無く再生できるという構造上の利点、SM9と同等の技術を惜しげも無く投入しシームレスなワイドレンジを獲得、さらにそのコストパフォーマンスは非常に魅力的、、、となれば後は実際に体感して頂いてその実力に納得していただくだけです!! プロフェッショナルでの導入も進むこのモデルを渋谷リファレンススタジオで是非体感してください!!
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2014/09/11
IBC2014 Report!! 音と映像のアクティブな最新情報をチェック!!
9月12日から16日まで、オランダ アムステルダムでヨーロッパ最大の放送機器展示会「IBC 2014」が開催!期間中開催されるAvid Connect Europeレポートも必見。NAB2014でアナウンスされたAVID Cloudは、クリエイティブ環境を大きく変化させるミュージシャン必見の機能。サービス開始スケジュールの具体的なインフォメーションは出るのでしょうか? また、音楽クリエータを刺激するような新製品は飛び出すのか!? 音と映像機器の動向をみなさんにお伝えすべく、Rock oNスタッフが最速リポートを敢行します。詳細は下記リンクより特設Reportページでチェック!!
音声での注目ポイントはやはりAES67、AVBを中心としたAoIP技術を採用した製品群ではないでしょうか。Marging、MOTUなどからすでに製品が登場しココ1年で、一気に現実性を増しています。今後の広がり、そしてDante,Ravenna等の既存の規格との融合に期待が高まるところです。そのほか映像の分野では世界的に一気に進行しているファイルベース・ワークフローへの更新、そして、次世代となる4K関連の機材など、ヨーロッパならではの切り口のメーカーなどが登場しているのではないでしょうか。ファイルベースを支えるサーバー、そしてトランスコードなどに代表される様々なバックグラウンドサービスの登場などに注目が集まります。
ヨーロッパでも有数の芸術の都でもあるアムステルダム。絵画ではルーベンスを始めとするフランドル派の本拠地、印象派ではゴッホ、音楽としては世界的に有名なコンセボトアールを有しクラシックも盛んな街です。そんな空気感も含めヨーロッパでのトレンド、最新の事情など、製品とともに徹底的にレポートです。詳細は下記のリンクより特設Reportページでチェック、是非ともお楽しみに!!
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2014/09/10
「ICON to S6/M40交換プログラム」10月1日スタート!!
国内でも導入が相次いでいるAvid S6ですが、従来のICONユーザーにとってビッグニュースです!! Avidよりお手元のD-Command,D-ControlをS6 / M40と交換するプログラムを開始するとのアナウンスがありました!! 画期的なモジュールシステムの採用で柔軟性に富んだ構成、ビジュアルフィードバックによる豊富な情報量、Eucon3.0によるProToolsとのシームレスな連携、その長所は挙げればキリがありません。「ミキシングの再定義」を標榜した次世代Avidソリューションのコアとなるプロダクトが交換プログラムのスタートによって一層のバリューを携えることになります。提供開始は10/1〜予定とのことですが、ROCK ON PROでは事前のご相談、お見積をお受け付けします是非お問い合わせ下さい!!
■ICON to S6/M40交換プログラム
・ご提供開始:2014年10月1日(水)予定 ※9月中事前のご相談、プランニング、お見積承ります!!
・交換元:D-Command,D-Control
・交換対象:S6 / M40-16-5-D 以上の構成
・価格については都度お見積致します、お問い合わせフォームもしくは03-3477-1776までご連絡下さい。
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2014/09/05
Avidライブサウンドシステム S3L / Pro Tools | S6セミナー レポート
勢いの止まらないAVIDのコンソールラインナップ。2014年9月2日に城西国際大学紀尾井町キャンパスにて行われたS3L及び、S6の新規の発表会の模様をレポート!!ライブサウンド用のS3Lがプロダクションよりの機能をどんどん取り込んでハイブリッドな利用を提案。S6は先日発表のVer 1.2の商会がメインでしたが、TAC systemから遂にモニターコントローラーが登場。ラージコンソールで実現されていた様々な機能を実装した注目の製品が登場しています。
◎S3L新機能VENUE 4.5とEuControl 3.2で実現するハイブリッドなコントロール
昨年IBCでの発表からすぐに現場で受け入れられたS3L。従来のVENUEユーザーならば、ソフトウェアが同一なのでトレーニングなしでもすぐにオペレート可能なコンパクトなライブサウンドシステム。AVB、EuCon、VENUE Softwareとアプリケーションベースの最新機能をずらりと揃え、ハードウェアとしてはHDXをエンジンとして実装。まさに次世代のAVIDを象徴する一台でした。
今回のVENUE 4.5では、遂にHDXの機能を開放するフル64bit化を実現。プラグインもAAX 64bitへとブラッシュアップされました。64bitということで今後の開発に大きな余力を起こしていることが予想されるS3L、その進化からは目が話せません。
ライブコンソールとしての注目の機能は、Stage Boxの共有。2台のE3エンジンで同じStage Boxを共有し、それぞれ個別のMicレベルを取ることが可能となりました。Masterとして掴んでいる方がアナログドメインでのゲインを調整し、もう一台はデジタルドメインでのレベル調整をなっているとのこと。
もう一つ、VENUEユーザー待望のGEQのフェーダーでの操作も実現!!世界的にも一番多くのユーザーリクエストを受けていた機能だとのこと。
他にもVCAスピル、フェーダーレイアウト、フェーダーのカラーリング、バンクセーフなど、多くの実用的な新機能を実現しています。設定したフェーダーレイアウトは、Snapshotへ保存も可能とのことで、今後活用の幅が広がること間違いありません。
ProToolsとの連携も非常に大きな更新が行われ、AVBを通じての64ch I/Oを実現。頭分けでのパラレルレコーディングを実現しています。AVBなのでEthernet Switchさえあれば分配器などの用意無しに2台のPro Toolsでの同時録音も可能。EuControl 3.2により、S3コンソールとの密接な連携を実現しています。パネルにロケートなどDAWならではの機能もアサインすることが可能なのでライブが終了したらすぐにミックスダウンを行うことが可能です。もちろん、フェーダーオートメーションなどEuConなので、レスポンスも十分。
今後のS3Lの展開に非常に期待の持てるプロダクトであると感じています。今の時点でも十分にミキシング作業にも活用の可能なスタイリッシュな簡易Audio I/F内臓のコントローラーだと思います。単品売りの予定が無いというのが非常に残念ですがAVIDさん、是非ともご検討おねがいします!!
◎拡大するS3Lの世界AVB CUEシステムなど周辺ソリューションも登場!!
その後は、S3LとAVB接続での連携が可能なCUEシステム”Pivitec”の製品紹介をDigicomさんから。まさにネットワークオーディオならではのスタイリッシュかつ高機能なモニターシステムの構築が可能です。
弊社輸入事業部からはいち早くVENUE 4.5 AAX64bitに対応したMcDSPとSonnoxのプラグインのご案内
最後には、実際に現場でS3Lをお使いいただいているFreewayの松浦様から現場での実際の事例をご紹介いただきました。このVENUE 4.5は早ければ月末にはリリースされるということなので、楽しみですね!!
◎S6の進化をハンズオン最新ver1.2の解説、MADI実装のモニターコントローラーも!!
後半戦はS6の最新バージョンであるVer 1.2の解説。その大きな機能追加の全貌は、こちらの記事でご確認いただくとして、そのとなりにあった、見慣れないコントローラーに注目です!!
TAC systemの最新プロダクトとなるVMC-102と呼ばれるこの機械はなんとモニターコントローラー。I/O部分は?とコンパクトすぎる筐体を見て質問したところ、MADIを実装して、このサイズで、64ch I/Oを実現しているとのこと。
DirectoutTechnology社のANDIAMOをそのフロントエンドとしては想定。ANDIAMOはAD/DAとしてだけではなく、内部にフルマトリクス可能なルーターを実装しています。その機能をコントロールすることでモニターコントローラーとしての動作を実現しているということです。他にもNTP社のI/Oも対応する予定だということです。
操作は、タッチパネルでの軽快な動作。ダウンミックス、チャンネルディレイ、OSCなど、現場で要求される機能をしっかりと実装しています。ソフトウェアベースのため、INPUT、OUTPUTの組合せはMADIの上限である64chまで自在だということ。64chの一括コントロールなどという極端な設定も可能!!このチャンネル数、今話題のDOLBY ATMOSの最大スピーカー数と一致していますね。ということは、RMUのあとにVCM-102を設置すればS6の盤面上からマスターボリュームのコントロールが可能だということですね!チャンネル数に余裕があるのでサラウンドソースも5.1chならば10系統もの設定が可能です。
外部からのコントロールはEuConへの対応を考えているとのこと。プレゼンテーションの中には出てきませんでしたが、S6との互換性に注目が高まります。また、このコンパクトな筐体のサイズは、S6のProcess、Knob Moduleと同一のサイズ。ブランクを1箇所用意しておけばそこへ実装が可能です。電源も同じ12Vの内部電源がそのまま利用可能だということです。
更にTRITECHからリリースされるAGS-VMCと合わせて利用すればTB、Cufなどと連携のとれたトータルでのコミュニケーション機能を手に入れることが可能です。
ラージフォーマットのコンソールと同レベルのモニターセクションの構築が可能となる注目の製品の登場です。リリースは年明け早々、価格は40万円前後となる予定だとのコメントを頂いています。
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2014/08/29
「JAREC presents Meet the Top Engineer – The Live Recordings」セミナ−レポート
JAREC(日本ミキサー協会)様のご協力による「JAREC presents Meet the Top Engineer – The Live Recordings レコーディング・エンジニア高山 徹氏が贈る卓越のノウハウを余すところなく徹底紹介」セミナー。
多数のお申し込みをいただき、その期待のほどが開始前から伺えるこのセミナーの内容をレポートいたします。
[caption id="attachment_17926" align="alignnone" width="636"] 前理事長:梅津達男氏[/caption]
冒頭はJARECの前理事長である梅津氏と新理事長に就任された吉田氏からJARECの活動に関してお話を頂きました。
JARECはレコーディングエンジニアの地位向上を目的にその活動が開始されました。具体的には、録音作品においてはエンジニアもその創作活動の一翼を担っているとの考えのもとに著作隣接権の獲得を目指しての活動がその中心となっています。
また、毎月定例化を行い様々な意見、情報の交換を行っているということです。国内のエンジニアの多くが参加するこの協会、その参加資格などはJAREC Webサイト(http://jarec.com/)を是非とも御覧ください。
第一部
第1部はMedia Integration 輸入事業部 畑澤氏による、WAVESを始めとする注目プラグインの紹介。
吉田氏からはお気に入りのWAVES SSL 4000 Collection プラグインとSonnox Reverbを中心とした活用方法から使い方のTips満載の内容が語られました。
途中JAREC梅津氏にSSL 4000Eと4000GのコンソールEQの違いなどを実機を知るエンジニアならではの目線でお話をいただく一幕も。
第二部
第2部は、大注目のDiGiGridが動作する状況で初披露に。
遂に発売が見えてきたこのプロダクト。どのような動作をするのか実際の操作画面などをご覧いただきながら、実感あふれるデモを行いました。
ここ最近非常に目立つ新しいオーディオインターフェースの接続方法であるNetwork Audioと、プラグインの処理を外部で行う分散型の処理という最先端の2つのTIPSを盛り込んだDiGiGrid。実機に触れるとその先進性を強く感じます。
第三部
第3部は、セミナーのタイトルにもなっているJAREC高山氏によるライブレコーディングのノウハウ。
まさに必見の内容となったこのセッションでは、収録現場とミキシング現場で取られたビデオを見ながらじっくりと解説を頂きました。
ライブハウス収録でのマイクリスト、そして実際のセッティングの写真。観客席側のマイクセットなど貴重な資料が盛りだくさんです。会場ではPAさんに協力いただいてAltiverbのIRを収録し、ミキシングに活かしているとの秘密のノウハウも。
スタジオでの仕上げは、ミキシング前のサウンドメイクの部分を中心にアナログ機器を多用したその高山氏ならではのノウハウが満載。実際にEQのON/OFF、CompのON/OFFを音と動画で確認しながら進行しました。動画があることでアウトボードのツマミの位置なども確認することが出来、非常にわかりやすくまた、その処理でどのように音が変化しているのかを目と耳で確認することが出来ました。
必見であったのが、アナログ・オープンリールをエフェクター的に利用する手法。
プラグインでも様々なテープシュミレーターがリリースされていますが、やはり実機のサウンドはその上を行くものでした。その際のバイアス等の調整のパラメータもご紹介いただいています。そしてPro Tools内部での処理、その緻密なオートメーションによるミキシングは高山氏のノウハウの結晶とも言えるデータ。ミキシングを終えた仕上がりを最後に聞かせていただいたのですがライブハウスで収録したとは思えない非常に高いクオリティーの仕上がり。会場から自然に拍手が沸き起こリました。
今回のセミナー用の収録にご協力いただいた二千花さんの素晴らしい演奏が収録された、セミナーで使用したバラ素材の音源は教材用として販売の予定があるとのこと!!こちらも詳細決まりましたら、後日お知らせいたします。どうぞお楽しみに。
二千花オフィシャルTwitter
https://twitter.com/_Nichika
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2014/08/15
音質向上のマスター・ピースMaster Clock導入でレベルアップ!
Master Clockとはデジタル信号処理における、再現性において、非常に大きな役割を果たすWord Clockの生成する機械。このWord Clockの精度がPCMにおける音の再現性の優劣を決定づけている非常に重要なファクターです。
時間軸をスライスすることで"Sampling"を行うPCM変換において正確に揺らぎなく時間をスライスするための基準信号となるWord Clockの重要性は明確です。PCM変換に関して詳しい解説記事を用意しましたのでご参考ください。
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高品質化のキーワード「A/D変換」〜デジタルデータを使いこなそう!
Word Clockの精度向上の為に各メーカーはその信号発生の心臓部であるクリスタルの精度を高める工夫を行っています。
温度変化によりゆらぎを生じるクリスタルを温度変化を最小限とする恒温槽に入れたOCXO、その精度を自己校正する回路など、その手法は様々。
測定結果などを含め実証実験を行った記事も有りますので是非ともご参考いただければと思います。
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マスタークロックをみてみよう!!〜Chiba☆Labs 第4回!その1
Audio & Design
Audio & DesignのSyncroGeniusシリーズはOCXOと呼ばれる恒温槽を利用した高精度のクリスタルを使用し、非常に高い精度の信号出力を持ちます。
このシリーズは、放送局から音質にこだわる方まで幅広く受け入れられています。音質に高い定評がありこれがないと仕事ができないと言う方も多い、知る人ぞ知るハイエンドモデルです。
フラッグシップのSyncroGenius HD Pro+ は電源の2重化など放送局などのクリティカルな現場の要求に合わせた仕様となっており、高い信頼性を持ったシリーズでもあります。機能的な特徴は、Word Clockの6つ出力を3つのグループに分けて、2×、4×の出力が可能。具体的には、48kHzの設定時に2×であれば96kHzの出力が、4×からは192kHzの出力が得られます。
複数のサンプルレートで機器を動作させたい場合などに複数台のMaster Clockを用意せずとも運用が可能な嬉しい機能です。これは出荷時の設定となりますので、必要な場合にはオーダー時にお申し付け下さい。
Audio&Design
SyncroGenius HD
¥ 378,000
(本体価格:¥ 350,000)
5,670 ポイント還元
TCXO13Mクリスタル搭載のビデオシンクが可能な基本モデル
SyncroGeniusは、ビデオとデジタルオーディオのシンクを必要とする全てのポストプロダクション、スタジオ、そして放送業界にとってまさにジーニアス(守護神)となる、 GENLOCK/マスター・シンク・ジェネレーターです。 クロックジェネレーターとしての精度の高さはもちろ...
Audio&Design
SyncroGenius HD+
¥ 518,400
(本体価格:¥ 480,000)
7,776 ポイント還元
HDの機能に加え、デュアル電源搭載、クリスタルは最高級OCXOを採用したモデル
SyncroGeniusは、ビデオとデジタルオーディオのシンクを必要とする全てのポストプロダクション、スタジオ、そして放送業界にとってまさにジーニアス(守護神)となる、 GENLOCK/マスター・シンク・ジェネレーターです。 クロックジェネレーターとしての精度の高さはもちろ...
Audio&Design
SyncroGenius HD Pro
¥ 496,800
(本体価格:¥ 460,000)
7,452 ポイント還元
HDの機能に入出力設定メモリー機能搭載。リファレンス入力にシンクしたビデオ出力が可能な多機能モデル
SyncroGeniusは、ビデオとデジタルオーディオのシンクを必要とする全てのポストプロダクション、スタジオ、そして放送業界にとってまさにジーニアス(守護神)となる、 GENLOCK/マスター・シンク・ジェネレーターです。 クロックジェネレーターとしての精度の高さはもちろ...
Audio&Design
SyncroGenius HD Pro+
¥ 648,000
(本体価格:¥ 600,000)
9,720 ポイント還元
HD PROの機能に加え、デュアル電源搭載、クリスタルは最高級OCXOを採用した放送局仕様の最上位機種
SyncroGeniusは、ビデオとデジタルオーディオのシンクを必要とする全てのポストプロダクション、スタジオ、そして放送業界にとってまさにジーニアス(守護神)となる、 GENLOCK/マスター・シンク・ジェネレーターです。 クロックジェネレーターとしての精度の高さはもちろ...
TASCAM
国内メーカーとしてその技術の粋を結集してリリースされたのが、このCGシリーズ。内部にはやはりOCXOを核とした高品位パーツが奢られ、コネクター等にもこだわったしっかりとした造りの製品です。
これまで海外製品ばかりのMaster Clockでしたが、その精度を確保するために厳密には1年おきにその誤差を修正するための校正作業が必要でした。本国のメーカーでの対応を希望すると非常に時間のかかるこの校正作業、国内のメーカーであれば、サービスの方に依頼をすることも可能です。この安心感がCGシリーズの最大のメリットです。
機能的にも、出力数の多さが目をひきます。12portもの出力を備え、ほとんどのシステムでディストリビューター不要のシステムアップが可能なのも魅力の一つ。Rock oN渋谷店頭にも展示されていますので、その音質をご確認にいらして下さい。
TASCAM
CG-2000
¥ 410,400
(本体価格:¥ 380,000)
6,156 ポイント還元
放送局やポストプロの 現場に求められる様々な機能を搭載した CG シリーズ最上位機種
CG-2000 は 放送局、ポストプロダクション向けのビデオシンク/マスタークロックジェネレーターです。電源および、映像/音声クロックのリダンダント(バックアップ用の二重化)に対応、放送局やポストプロダクションの現場に求められる様々な機能を搭載しています。<主な...
TASCAM
CG-1800
¥ 237,600
(本体価格:¥ 220,000)
3,564 ポイント還元
フレキシブルな高音質同期システムを構築可能なビデオシンク/マスタークロックジェネレーター
CG-1800はポストプロダクション向けのビデオシンク/マスタークロックジェネレーターです。ビデオ信号は、NTSC,PAL および HD Tri-levelに対応、ワードクロックは AES 3/11 および S/P DIFに対応し、フレキシブルな高音質同期システムを構築可能なビデオシンク/マスターク...
TASCAM
CG-1000 ☆Oyaide製BNCケーブルプレゼント
¥ 162,000
(本体価格:¥ 150,000)
1,620 ポイント還元
ジッターマネジメントやグリッチレス リロックなどの先進機能を搭載したマスタークロックジェネレーター
CG-1000はレコーディングスタジオ、サウンドエンジニアおよびミュージシャン向けのマスタークロックジェネレーターです。OCXOの採用により高精度クロックの供給が可能。ルビジウムクロックやGPSクロックが供給可能な場合には、10MHz対応外部入力端子を搭載していますので...
Antelope Audio
古くは世界中のスタジオの標準とも言える定番製品であったArdsyncの血統を引くメーカー。
最大の特徴は音質へのこだわり。他のメーカーはその精度を謳い文句とすることが多いですが、Antelope Audioは耳で聴きながら行うチューニングを公言する唯一のメーカーです。
Word Clockの音質は精度だけで語ることが出来ません。これが不思議な音の世界。その中で聴覚を頼りにチューニングを行うAntelope Audioの製品に高い人気が集まるのも理解できるところです。こちらもRock oN渋谷店頭にデモ機がございますので、是非とも他の機器共聴き比べを行っていただければ面白いと思います。
これ以外にも様々なメーカーがMaster Clockを発売しています。是非とも聴き比べをして、自分の感覚にあった一台を見つけて下さい。Audio InterfaceのInternal Clockとは異次元の世界がそこにはあります。こればかりは体感しないとわからない世界。Rock oNまで是非とも足をお運び下さい。
Antelope Audio
Isochrone DA ☆汎用BNCケーブル2本プレゼント!
¥ 127,913
(本体価格:¥ 118,438)
1,918 ポイント還元
単なるクロックディストリビューションを超えた働き
Isochrone DA は、ジッターをキャンセルするクロックディストリビューションアンプです。スタジオを比類のない正確さで同期させ、接続された機器を、誰も想像しえなかったような素晴らしい音で鳴らせます。◎クロックディストリビューションにおける前例のないアプローチデ...
Antelope Audio
Isochrone OCX ☆10000ポイント還元!
¥ 143,000
(本体価格:¥ 132,407)
10,000 ポイント還元
安定性と音響的完全性をもった、オーディオマスタークロック。
AntelopeのIsochrone OCXは、プロマスタークロックの新しい品質基準製品として出現しました。マスタークロックはデジタルスタジオの中心的存在であり、安定性と音響の一体性の維持のために欠かせないものです。低ジッター動作は、近代的なスタジオにおいて最も重要です。I...
Antelope Audio
Isochrone OCX-V
¥ 208,500
(本体価格:¥ 193,056)
3,127 ポイント還元
PAL, NTSCやその他、多くのHDTVビデオフォーマットに対してシームレスな動作を提供
グローバル化とHDTVの急速な普及に伴い、スタジオは出来るだけ多くの標準に対応できることがかつてないほどに重要になってきました。このような今日的な要求に応えるためには、ビデオも取り扱えるようなオーディオマスタークロックが必須になります。◎ビデオ対応可能なマ...
Antelope Audio
Isochrone Trinity
¥ 299,500
(本体価格:¥ 277,315)
4,492 ポイント還元
最高のサウンドと優れた汎用性を提供する、かつてないマスタークロック
本製品は、64ビットDSPによるAntelopeの第4世代AFCテクノロジー採用の汎用高精度マスタークロックで、384 kHZまでのオーディオストリーミングが可能です。◎卓越したマスタークロックTrinityは、他社を圧倒する機能により、変化の激しいオーディオ・映像フォーマットの世界...
Antelope Audio
Isochrone 10M
¥ 825,775
(本体価格:¥ 764,606)
8257 ポイント還元
Master Clockの制度をさらに高めるルビジウム原子基準ジェネレーター
ご自身のスタジオに最高性能を求めておられるのなら、通常使われているクリスタルオシレーターの10万倍の精度という、この驚異的なクロッキング・リファレンスの価値がはっきりとお分かりいただけるでしょう。◎ルビジウム原子基準ジェネレーター音質に関して妥協を許さぬ...
Master Clockに関する記事リンク
★Master Clock導入計画!
「第一弾:基礎 編」あなたのスタジオと宇宙をつなぐWord Clockのノウハウ Q&A!
★Master Clock導入計画!
「第二弾:導入 編」あなたのスタジオと宇宙をつなぐWord Clockのノウハウ Q&A!
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2014/08/15
Pro Tools 11.2.1リリース
Pro Toolsの最新バージョンであるPro Tools 11.2.1がリリースされました。複数の不具合を解決したバグフィックスバージョンとなります。インストールに際しては、下記のご注意をご確認下さい。
<<注意>>
* S6 ユーザー様へ決してこのアップデートを行わないで下さい。(Pro Tools 11.2.1対応版のS6ソフトウェアアップデートをお待ち下さい。)
* Artist シリーズユーザー様は必ずEuCon 3.1.3へアップデートを行って下さい。(Pro Toolsセッションを閉じた際に、Pro Toolsがクラッシュする問題の回避のため)
Pro Tools 11.2.1 情報 & ダウンロード
http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Download?id=kA2i000000031Gr&lang=ja
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2014/08/01
ラージモニターのテクノロジーをニアフィールドで実現!!PMC(Professional Monitor Company)が著名スタジオに導入される理由とは!?
two.two.5
¥648,000(本体価格¥600,000)※受注生産品eStoreへ
two.two.6
¥810,000(本体価格¥750,000)※受注生産品eStoreへ
皆さんはPMCというメーカーをご存知でしょうか?国内では、プロフェッショナルユースの製品よりもコンシューマーの方が認知度が高いと思うのは筆者だけでしょうか?このPMC(Professional Monitor Company)は、社名の通りプロユースのスタジオ向けのスピーカー設計からその歴史をスタートさせたイギリスのメーカーです。そして、BBCを始めとする放送局、スティービー・ワンダーのプライベートスタジオであるWonderland Studio、Braian May等の著名ミュージシャン、Grammophon,Decca等のレコードメーカーのスタジオなどジャンルを問わずに受け入れられています。国内でもJVC studio、Sony Masteringなどで利用されているなど豊富な実績を持ちます。
BB5-Aが築いた実績の秘密とは?
その開発ポリシーとして掲げられているのは”音を正確に表現する”ということ。正確な再生こそがプロフェッショナル全てにおいて受け入れられるものであり、それこそが”いい音”だという考えが語られています。そして製品ラインナップはイギリス国内での製造、マッチングの入念なテストなどこだわりにあふれたクラフトマンシップあふれるものです。PMCにとっての最初の製品はラージモニターであるBB5-A。この高さが1mを超える巨大な3-WayスピーカーがPMCの製品を世界中に広めました。1980年に創業をしたPMCは数多くのスタジオにメインモニターとして採用されることとなります。その秘密はどこにあったのでしょうか。
PMCの全てのスピーカーに搭載されているATLというテクノロジーが、まさにそのサウンドを決定づけていると感じています。このATL=Advanced Transmission LineはPMCが特許を持つテクノロジー。バスレフと同じように思う方もいるかもしれませんが、キャビネット全体を仕切ることで低域を増強させる独自な発想に基づいています。容積的に余裕が有るため、この部分でのサウンドのチューニングが追い込まれ、ピークの出やすい音響管によるバスレフとは一線を画したフラットかつ強調されすぎない豊かな低域を再現します。このATLによる独特な低域再現の特性はまさにPMCの特徴そのものであり、量感にあふれたパワフルなサウンドを再現します。このように表現をすると、ブーミーなだけのスピーカーと思われてしまいそうですが、口径の小さなスピーカーでもしっかりとした量感とサウンドのエッジを共存させることを可能とする独自の世界がここには有ります。そして、その低域に負けないタイトなツイーターを組合せることで解像度と量感が非常にうまくマッチングされた製品に仕上がります。
[caption id="attachment_17420" align="aligncenter" width="636" caption="キャビネット全体を仕切って低域を増強する独自のATLテクノロジー"][/caption]
ラージのテクノロジーを凝縮したtwotwoシリーズ
新しく登場したtwotwoシリーズは、スタジオでの利用を前提に縦でも横でも利用可能なジオメトリとなり、ATLによってキャビネットが大きくなりがちなPMC製品の設置性を向上します。そして最小のモデルであるtwotwo.5であってもそのウーファーの口径からは想像できないほどのたっぷりと量感のある低域を再現することが可能です。そしてPMCとしては初となるDSPによるクロスオーバーとEQを搭載し、ルームチューニングを実現しています。DSP搭載ということでデジタルの入力が付いているのも特筆すべきポイントですね。
このPMCは、ニアフィールド全盛の現代のスタジオにおいて、ラージモニター的に利用することの出来る稀有な存在だと思います。録音を行う環境であれば、是非とも録音中のモニターとして導入をご検討頂きたい製品です。低域がどこまで収録されているのか、量感で感じることの出来るこのスピーカーは本当に物理的にも大きなラージスピーカーの導入が難しい環境でも同じ様な効果を得ることが可能です。ミックス時にもダンスミュージックなど低域の確認を行いたいといった用途にも優れた特性を持ちます。コンパクトなtwotwo.5でも十分な低域が出力されます。現在のメインモニターにプラスして聴き比べることでその効果は大きくなります。店頭でも視聴可能ですので、是非とも渋谷にお越しの際にはそのサウンドをご確認下さい。
[caption id="attachment_17480" align="aligncenter" width="636" caption="渋谷ROCK ON PRO リファレンススタジオにて店頭デモ展示中!!"][/caption]
two.two.5
¥648,000(本体価格¥600,000)※受注生産品eStoreへ
two.two.6
¥810,000(本体価格¥750,000)※受注生産品eStoreへ
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2014/07/18
Pro Tools | S6 ソフトウェアVer 1.2発表!スペシャルプレゼンテーション
2014年7月初頭、待望のAvid® Pro Tools® | S6ソフトウェアVer1.2が発表されました。今回のアップデートはまさに、ユーザーが思い描いていたPro Tools | S6の機能がフィードバックされたバージョン。昨年、IBC 2013にて衝撃の発表が行われましたが、今回のアップデートもなかなか衝撃的な内容です。今回、Avid本社よりDirector WW Pro Audio Solutions Specialists, Sales ChannelであるRich Nevens氏が来日され、Avid Japan 本社にてお話を伺う事が出来ました。
・Rich氏が語ったAvid everywhereとS6の連携とは?
・注目のS6バージョンアップをRich氏のスペシャルプレゼンで知る!!
>>DAWの垣根を超えたトラックレイアウト!!
>>ICON時代から進化!! 待ち望まれていたVCA Spillが遂に搭載!!
>>トラックのトリム・フェード・ナッジが何とConsole上でEdit可能!!
S6は発表されてから、まだ1年を経過していませんが、ワールドワイドで既に300台が出荷されております。重要な時期に来ているS6だからこその進化。そして今回の進化の背景にはAvid Everywhereの存在もあるからではないでしょうか?Avid EverywhereのなかでPro Tools | S6はAudio Suiteに分類されます。同じくAudio Suiteに分類されるPro Toolsと深い連携が取ることを前提としたポジションに位置しています。Avid Everywhere、特にPro Tools Cloudにとって重要なポジションに位置づけられているということですね。Pro Toolsは、今年のNAB 2014においてテクノロジープレビューとして発表された「クラウド・コラボレーション」実現に向けて準備が進められていますが、このPro Tools | S6もそういった進化するコンテンツ・クリエイティブ環境の中を意識した進化がなされています。
既に出荷されている300台のうち、半数以上は北米向けとの事。ユーザー層は映画・ポスプロ・ミュージック問わず様々なジャンルのユーザーに人気があり、既に放送局や映画会社にも導入済みだそうです。この情報を聞くと、やはりポストプロダクション向けのイメージが強いと思われがちですが、実際にはBillboardのNo.1を取るような著名なミュージシャンの方も購入していたりと、マーケットとしては半々だそうです。日本でもポスプロのみならず、実際にミュージシャンからの問い合わせも多数頂いておりますので、うなずけます。
気になるPro Tools Cloudのリリース時期ですが、現在AvidではPro Tools Cloud開発にかなりのリソースを投入しているそう。開発チームは沢山いるので、そう遠くなさそうですね。メーカーポリシーで、リリース日は公表出来ないそうですが、発表が待ち遠しいですね。
Avid Everywhereについてはこちら
クリエイター、プレイヤー、エンジニアやプロデューサーなど、Avid Everywhereはどの分野の方々にもベネフィットが提供されるとし、それを踏まえて「Avid Everywhereはみんなの物だ」と明言されました。Pro Tools Cloudを使う事で、リアルタイムでコラボレーションを可能にし、マーケットプレイスではプラグインを購入する事はもちろん、出来上がったコンテンツを販売したり、コンテンツクリエイターが自分の持っている才能やスキルを、マーケットプレイスで提供出来る様になります。今までは決して手が届かなかったエンジニアやプレイヤーをマーケットプレイスを経由してコラボレーションが可能になります。
現在ビルボードのチャートを賑わせているのは大半が「featuring ~」の様に、コラボレーションされた作品が多いです。音楽が作られるという環境においては、音楽そのもののコラボレーション自体は浸透しており、これが今後の音楽の形となるでしょうとRich氏もおっしゃっておりました。
世界中との人とコラボレーションが実現しますS6は写真の一番上にあるArtist Suiteに属します
現状、一つの作品を作るにあたり、一つの施設で完結する事はあまりありません。これは日本でもよくあるケースの一つですね。収録とミックス作業が同じスタジオではなかったり、時には国境を超えて、アーティストやエンジニア同士が作品を制作するワークフローが発生する事もあるでしょう。Avid Everywhereを通じてPro Toolsとの深く統合されていることによりPro Tools Cloudで作品を作り出す事が出来る「コア」の部分を提供する事が出来るのが、Pro Tools | S6です。
今までとは違った様々な人とのコラボレーションで、新しいアレンジが出来上がる事間違いなし。まさに、Avid Everywhereはみんなの物ですね!
Rich Nevens氏 スペシャル・プレゼンテーション
Pro Tools | S6 新機能
今回新たに追加された機能は14項目。さらに人間工学に基づいてミックス作業効率が向上しております。例えば、ダイナミクスのゲインリダクション表示の追加やVCA Spillモードなど、視認性を中心に大幅な改良が加えられました。Avid Director WW Pro Audio Solutions Specialists, Sales ChannelのRich Nevens氏によるプレゼンテーションとともにご覧頂きましょう。
・レイアウト機能
それでは、今回アップデートされた新機能をいくつかフォーカスしてご紹介いたします。
System5に搭載されていた機能で、それぞれのDAWのセッションには影響させずに任意のトラックをPro Tools | S6上の任意の場所へレイアウト出来るモードです。
先ず念頭に入れておいていただきたいのは、Pro Tools | S6 M40では最大8台のコンピューターが接続可能という事。(M10では2台まで。)ホストアプリケーションがEuConに対応している必要があります。これらのアプリケーションが同じ盤面上で同時にトラックを展開出来ます。コンピューターやアプリケーションの垣根はもはや無いも同然ですね。
Pro Tools | S6で既に搭載されていたトラックマトリクス表示と合わせて使用することで、作業効率は確実にあがる事でしょう。トラックマトリクス表示でもトラックカラーが反映されるので、レイアウトを作成する時もすぐに目的のトラックが見つけられ、アサインが可能です。
こちらの動画ではマスターモジュールのナビゲーションスイッチ機能も詳しく解説をしているので参考にしてください。
Pro Toolsのトラックの隣にMediaComposer | Softwareのトラックが展開されていたのをご覧頂けたでしょうか?レイアウトの設定は最大96個まで保存可能です。
もちろん、従来のトラックナビゲーションモードへもボタン一つで戻る事が可能。
ICONユーザーの方であれば気がついたかもしれませんが、レイアウト機能では、トラックをレイアウトするとき、ブランクを挟む事が出来ます。ICONにもカスタムフェーダーという、似たような機能がありましたが、カスタムフェーダーでトラックとトラックの間にブランクを挟みたい時はMIDIトラックなど、ダミーのトラックを作成してインサートするなどの工夫が必要でした。レイアウト機能ではそれは必要ありません。
・VCA Spill
以前のICONではVCAトラックでコントロールされていたグループの各フェーダーはロータリーエンコーダーへ反映しておりました。今回のPro Tools | S6ではその機能に改良が加えられた状態で搭載されました。
VCAトラックのMenuボタンを長押しすると、そのトラックを中心に右側か左側にグループのトラックを展開する事が出来ます。トラックごと真横に展開されますので、バランス調整はロータリーエンコーダーではなくフェーダーで行えますし、もちろんインサーションやセンドなども瞬時にコントロールが可能です。
ご覧頂いた様に、レイアウト機能で呼び出していたVCAトラック群から任意のトラックをアテンションすると、アテンショントラックを基準として右か左に展開可能となりますので、VCA Spill機能だけで使用するよりもレイアウト機能やアテンションなど他の機能と合わせ技で、実用的な使用法は無限に広がります。
ムービー内で作業していた事をICONでやろうとすると、メインモジュールの右側にカスタムフェーダーを展開して、メインモジュールの左側ではVCAトラックにアサインされていたグループを表示して・・・。と、ひと際大きなメインモジュールの両側で作業をしなければならなかった機能が、VCA Spillモードを使えば、1アクションであっという間に展開できます。
・Expand モード
ICONに搭載していた機能がPro Tools | S6にも追加されました。リバーブなどのパラメーターの多いプラグインは、ノブ8個(5 Knobの場合は4個)でコントロールするには余りにも効率がよくないですね。Expandモードではノブモジュールでコントロール可能なパラメーターをノブモジュール全体へ展開する事が可能になります。この次にご紹介するConsole Editモードの紹介映像では、エディット用のパラメーターがノブモジュールに展開されております。プラグイン以外も展開できるのは、Pro Tools | S6ならではの機能ですね。
・Console Edit モード機能
コンソール上からトラックの編集作業が出来てしまうという、コンソールメーカーとDAWメーカーが一緒だからこそ出来る機能が搭載されました。これは、今までのコンソールとは一線を画すPro Tools | S6ならではの機能ではないでしょうか。
既に九州放送機器展のShow Reportにてあがっておりました機能ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?Pre Releaseの際、ディスプレイモジュールに波形が表示されていたときも驚きましたが、まさかそれがこのような機能を搭載する布石となっていたとは思いもしませんでした。
実際の映像を見ていただくと、おわかりいただけると思いますが、クリップゲイン・トリム・フェードイン/アウト・ナッジがコンソール上でコントロール出来てしまいます。また、映像の冒頭でも説明しておりましたが、波形表示の倍率がコントロール出来る様になりました。セッティング画面で無段階に設定可能なのはもちろんですが、コンソール上のZoom In、Zoom Outボタンで、すぐに調節する事が可能です。
この他にも
・ディスプレイモジュールの表示パターン追加
・ゲインリダクションのメーター表示及びダイナミクスグラフのバウンシングボール表示対応
・ソフトキーエディターの対応
・XMON EUCONアプリケーションのアップデート
などなど、期待出来る機能がたくさんアップデートされております。
Pro Tools | S6の未来
5月に開催された弊社イベント・Avid Creative Summitでも説明がありましたが、EuConコンソールは成長し続ける製品です。それを証拠に、発売から10年が経過したSystem5でも、NAB 2014にて新機能が追加された新バージョンを発表しています。一番重要な事は、ユーザーからのフィードバックに対して150%の回答をする事。Ver 1.1でもプラグインの切り替えやソフトキーの再編成など9つの機能が追加されましたが、それでも、今回追加されたVCA Spillやトラックのレイアウトなどが足りないとのフィードバックが多かったそうです。
もちろん、ユーザーが重要視する一番のポイントは機器の安定動作ですが、System5に搭載されていたトラックのレイアウト機能や、ICONに搭載されていたバンキング機能など、それぞれに様々な特徴がある製品をリリースしてきたAvidだからこそ、Pro Tools | S6ではそれらの特徴的な機能を集約させることで、セッションの作業効率を上げるために必要な機能の搭載を可能にしました。
発売して1年も満たないコンソールですが、さらに新機能が追加されているということは、それだけユーザーからのフィードバックも多いということではないでしょうか。そして、それだけの期待を背負っているということでもあります。最新版をお試しいただいているユーザーからは「Pro Tools | S6を触ると、他のコンソールは触れないね」と、賞賛の声もあがっております。もちろん今回のバージョンアップが完成形というわけではありません。これからも成長を続けるコンソールとして、より効率的な機能が搭載される事でしょう。
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2014/06/06
JPPA DOLBY ATMOS勉強会レポート
JPPA(日本ポストプロダクション協会)オーディオ部会のDOLBY ATMOS勉強会が開催されました。30名の募集のセミナーに40名以上が参加と、業界全体のDOLBY ATMOSへの注目度の高さを感じさせるセッションでした。2日間にわたり、開催された今回のセミナーですが、初日は、DOLBY社での座学と実際に上映されている劇場での視聴。2日目は、国内唯一のDOLBY ATMOS対応のダビングステージである東映様へお伺いして実際の作業環境などを見学するという非常に濃い内容。残念ながら、初日しか参加ができませんでしたがその模様をレポートしたいと思います。
先ずは、座学。ここでは、DOBY ATMOSがどのようなものなのか?どのような設備により制作されるのかを学びました。その内容は、別の記事(//pro.miroc.co.jp/2013/07/02/3d-suround-dolby-atmos/)をご覧いただくとして、実際に構内での導入の際にガイドラインとして利用されている資料から、劇場、ダビングステージでのスピーカーのセッティングとモニタリング環境の構築方法を中心に解説がありました。
その制作概要を簡単にご説明すると、ATMOSには128chのオーディオトラックが用意されており、そのうち10chがミックスのベースとなるBedと呼ばれる従来の7.1chサラウンドトラックにTOPレイヤーの2chが加えられたもの。このBedのミックスは、今まで通りのサラウンドミックスで作るということになる。しかし、現時点ではDAW側にATMOS BED対応の9.1ch Pannerが無いため7.1chのサラウンドバスと2chのバスを組合せての制作になっているということだ。いち早くDAW側の対応がまたれる部分である。
ATMOSの特徴であるオブジェクトは残りの118chを対象としている。現時点では、Pro Tools ようにAAX pluginとして用意されているATMOS Pannerにオブジェクトの位置情報を書き込んでいくことになる。そして、そのモニタリングはATMOS PannerからRMUと呼ばれるレンダリングユニットに送られ、劇場、ダビングのスピーカーの台数に合わせて定位がレンダリングされ任意の出力から再生されることになる。ATMOS Panner自体は、Pro Toolsのセッション内にインサートされるが、そのトラックのオーディオデータ、出力には一切の影響を及ぼさない。あくまでも位置情報をオートメーションデータとして記録し、RMUを動作させるものである。
この説明は、先日弊社主催で行われたAVID Creative Summit 2014内で東映の畠山氏にご解説いただいている動画を公開しているので是非ともご参考いただきたい。(//pro.miroc.co.jp/2014/05/28/avid-creative-summit-201405/)
最後に国内でのDOLBY ATMOSの導入状況の紹介があった。本セミナー時点での国内上映館は6スクリーン。
・TOHOシネマズ ららぽーと船橋(開業2013年11月22日)
・イオンシネマ幕張新都心(開業2013年12月20日)
・TOHOシネマズくずはモール(開業2014年3月12日)
・イオンシネマ和歌山(開業2014年3月16日)
・TOHOシネマズ日本橋(開業2014年3月20日)
・シネマサンシャイン平和島(開業2014年4月25日)
また今後の決定しているスクリーンは以下の2スクリーン
・イオンシネマ名古屋茶屋(開業予定2014年6月27日)
・シネマサンシャイン下関(開業予定2014年7月)
ATMOS上映館を地図上でサーチできる映画館検索ページはこちら>>>
(http://www.dolby.com/jp/ja/consumer/content/movie/theater/find-a-cinema.html?ct=Dolby-Atmos)
世界的には5月22日時点で475スクリーンが稼働しており、北米ではすでに164スクリーンが 稼働中。ATMOS対応のスタジオも世界的に見ると69となっている。
そして、国内でもATMOSでの制作が決定した作品がついに決定!!2015年春公開予定の「THE NEXT GENERATION パトレイバー」がATMOSで制作されることになったということです。今から、公開が楽しみですね!!!
座学のあとは、実際の上映館での視聴。作品は話題の「アナと雪の女王」を鑑賞しました。全編がディズニーらしくミュージカル仕立てで物語が進行しますが、ATMOSシステムの特徴でもあるフルレンジ再生を行うサラウンドスピーカーは音圧レベルとしても従来の感覚を覆します。サイドまで回りこませた音楽のミックスは会場を包み込むようなライブ感を演出していたのが印象的。始まったばかりのATMOSミックスですので、実験的な部分も含まれていたかもしれません、しかし激しく頭上を音が飛び交うようなこともなく、セリフ、歌はセンターに定位して画面に集中させることを意識したと思われる非常に落ち着いたミックス。もちろん吹雪のシーンなど頭上からのサウンドが効果的に使用されていました。筆者は、ATMOSでの2つ目の作品でしたが、新しい、音での表現、再現ということを改めて強く感じます。今後の動向も(特に映画館以外での活用にも期待が膨らみますね)、これから公開の作品も全てが楽しみな最新サウンドシステム。皆様も是非映画館へ足を運んで体験下さい!
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2014/06/04
NABで発表の新製品が続々日本上陸!! AfterNAB Tokyo2014レポート!!
2回めの開催となるAfterNABが秋葉原のUDXビルで開催されました。InterBEEの主催団体である一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会とNAB日本代表事務所(映像新聞社)の主催で昨年より行われ始めた注目度の高いイベントです。
Rock oNレポートでもお伝えしている世界最大規模の放送機器展NABで発表された新製品の数々を国内でもご紹介を仕様という趣旨のこのイベント。NABに行っていない筆者は、実機との初対面も多くかなりアツい内容でした!!
会場を回ってみて感じたことは、ファイルベースのワークフローがまさに誕生している。サーバーを使った共有フローは当たり前のソリューションに成長しており、次のステップであるアセット管理、トランスコーダー、アーカイブなどの提案が多く見られたのが特等だと感じました。特にアセット管理は日本語対応の製品が登場してきているのが印象的。海外製品が多く感情表現など感覚的な言葉を残したいアセットのメタデータが英語のみだと事実上使い物にならなかったかと思います。この部分が日本語されることにより、今後活用が一気に加速するのではないでしょうか。
それでは、ブースごとにその展示をご案内していきたいと思います。
AVID
1口を入ってすぐにAVIDのブースがあります。ここでは、機器展示としてInterplayとS6を持込、AVIDの最新機材がズラリと揃っています。NABで注目を集めたAVID Everywhereは別会場でのセッションとして、セミナー形式で解説が行われました。このセッションは非常に高い注目度で会場に入りきれないほどのお客様が詰めかけていました。
やはり、次の世代のワークフローを、Pro Tools、Media Composerという2大アプリケーションを有するメーカーからの提案ということは、これまでにない画期的な出来事。プロダクトレベルではなく、プロダクトを包括した上位のシステム、ソリューションがまさに動き出そうとしていることを実感します。
共信コミュニケーションズ株式会社
共信コミュニケーションズブースは、常に人が絶えません。その理由は、展示の中心にある2つのソリューション「MISTIKA」と「QTAKE HD」。MISTIKAは最大8kまで対応したリアルタイム処理による高性能なフィニッシングツール。RAWデータの現像、編集、グレーディング等、編集作業に必要なツールがシームレスに統合されています。AVIDのシステムとの連携も強く、オンライン編集機としての位置づけでの運用も十分に可能な高性能システムです。
共信様では6月4日にメーカーのトレーナーを招いてのオープンセミナーを開催するとのことです。ご興味の有る方は是非ご参加下さい。
もう一つのQTAKE HDはHD Video Assistとメーカーがキャッチを付ける製品。NLEを前提とした撮影時に、次の工程で必要となる機能を提供し、高速化するまさにアシスト・アプリケーション。現場での利用を前提にタッチパネル・オペレーションを前提としたGUIを持ち、収録と同時にインジェスト、撮影記録に始まり、リアルタイムでのカラーグレーディング、バックグラウンドでのh.264 proxyの生成等、収録からNLEでの編集の間に必要と思われるほぼすべての機能を網羅したまさにアシストアプリケーション。シネマカメラが、政策の現場でも多く利用されるようになり、この製品のようなソリューションへの需要の高まりを実感します。
三友株式会社
AVIDの向かいには、三友株式会社さまのブース。こちらでの注目は、すでに納品実績も有るという4k編集用のターンキーシステム。Bluefishのカードを入出力に4kの編集作業を保証したターンキーシステムを展示していました。
カメラ、テレビといった、製作過程の両端はリリースされているが、その中間のワークフローの整備が進んでいないと感じていましたがこのようにターンキーシステムなどが登場すると、導入への現実感が高まりますね。
もう一つは、Skeed社のファイル転送システム。こちらはセキュアな環境での高速ファイル転送を実現するシステム。物理メディアの移動ではなく、ファイルの転送による素材の受け渡しを実現し、ファイルベースの恩恵を教授するためのキープロダクトの一つです。素材の漏洩などに対してクリティカルな、放送関係の制作現場で安心して利用できるソリューションです。
VGI
ビジュアルグラフィックス株式会社さまはEdit Shareの展示。NABで発表された最新バージョンV7の解説が中心。非常に多くの機能強化を実現したEdit ShareのV7、その中でも通目の機能は”airFlow”と呼ばれるもの。
これは、従来からEdit Shareが持っていたAsset管理ツールである"Flow Browse"を機能拡張し、インターネット越しにiPad等のモバイル端末からでもAssetの確認、管理が可能なソリューション。
インジェストされFlowに登録された素材をメタデータの埋め込み、使用素材の確認などをどこからでも行える運用の柔軟性の高いシステムです。
共有ストレージとしての堅牢性も世代を重ね安定感を見せるEdit Shareはワークフローに利便性をもたらす様々な機能が追加され続けています。今後も注目のソリューションです!!
CatDV
ASKブースの展示の中心はCatDV。このアプリケーションはアセットマネージメントのツール。アセットマネージメントと言うと、検索エンジンとプレビュー機能に注目されますが、このcatDVは更に一歩踏み込んだ機能を搭載した高機能なマネージメントツール。基本機能であるアセット部分は、サーバーにより共有されたアセット管理が可能、そのメタデータの項目は、任意に追加が可能な高い柔軟性を持ちます。共有されたデータベースは、ログインによるグループ管理が可能なため、表示項目、検索メディアなどを限定しての運用も可能とします。メディアの検索の際には、素材のサムネイルを確認できるリストビューを備え、素材を再生することなく、情報を一覧することも出来ます。
catDVならではの機能としては、高度なメディアマネージメント。トリム、分割、統合などはもちろんですが、素材をつなぎあわせてカット編を行い、FCPのシーケンスとしての出力が可能、もちろんAAF等での書き出しも。Vantageと連動してのファイルトランスコード等、アセットツールがNLEにデータを渡す際に、これができたら便利!という機能を盛り込んだ非常に強力なツールです。もちろん、ありとあらゆるcodecのVideo Fileだけではなく、Audio、Photo、更にはExel,pdf等のファイルも取り扱うことが可能です。もちろん日本語のメタデータ情報にも対応しています!!
英語ですが、紹介Movieをぜひご覧ください。特にSequence編集の紹介は、アセットマネージメントツールとしてだけではなく、ディレクターのカット編まではこのツール上で完結してしまうのではないかと思わせる機能。AfterNABで見つけたイチオシのツールです。
G-TECH
NABで登場の最新のThunderbolt製品がズラリ。New MacProとデザインを合わせたと思われる筐体が目を引きますね。ハードウェアレイドを搭載し、4driveのモデルでは、容量と速度の両立を狙っています。最新の6TBのHDDを搭載したモデルは、1台でなんと24TBもの容量と700MB/sの速度を発揮するとのこと。ハイエンドのThunderbolt storageとして注目ですね。細かい部分ですが、G-TECHは全製品に3年間の保証が付いているのもポイントではないでしょうか。
Canon
今回の会場で唯一テストシュートサイトを設けて展示を行っていたのがCanon。レンズ、C300/500に代表されるデジタル・シネマ・カメラ群が展示されています。
残念ながら、NABで発表されたXF205は見つけられませんでしたが、最新のシネマレンズはしっかりと実機が持ち込まれていました。
実は、このCanonブースにもASK取扱のTruZoomという製品が合わせて展示されていました。こちら、4Kカメラで撮影中のMOVIEをリアルタイムにクロップ/ズームして1Kで書きだすというもの。画面のざらつき、ノイズ、各月も開く非常にスムーズなパン・ズームが可能。カメラをリモートしている間隔での操作が非常に印象的でした。AJAのCorvid Ultraと組合せでのその機能を実現するということです。
RAID
昨年のNAB2013で驚くべき安定性で業界を騒然とさせたFreefly社のジンバル。会場では、実際に手にとって、その実力を体感できました!!
その実力は先ずはこちらの動画を御覧ください!!!
RAID様はFreeflyをまずはレンタルでスタートしているとのこと。個人的にも欲しくなってしまうこの製品、今まで大掛かりな仕掛けを使用しなければ撮影できなかった絵が手持ちで実現可能ですね。
media solution
株式会社メディア・ソリューションズさまは、Axleと呼ばれるメディア・アセットツールを中心に展示が行われていました。AxleはMacMiniなどを利用して、データベース管理と共にApachをベースとしたwebサービスを通じ、アセットのプレビューをLAN内で行うことが可能です。セキュリティーの問題も有り、外部からインターネットを通じてということは出来ませんが、非常に軽い動作のビューワーを備えサーバとなるPCがMac Miniでも4〜5台の同時プレビューが可能です。
展示のようにiPad,iPhoneなどでもプレビューが可能です。またまた承認用のボタンも用意されOK,NGの他になんとも曖昧なMaybeが用意されているとのことです。メタ含め全て日本語対応済みということでかなり使いやすいアセット管理のシステムではないでしょうか。
三信電気株式会社
三信電気株式会社さまは、LiveU社の中継システムの提案。以前より、モバイルWi-Fiサービスを通じての中継システムをリリースしているLiveU。従来は、DayPackサイズの機器でしたが写真の通り、非常にコンパクト且つ軽量なモデルが登場。感覚的には、従来のモデルと比較して半分以下になっていると思われます。回線速度に応じて、データ転送レートを変更し、途切れの少ない伝送を実現するLiveUのソリューション、すでに放送局での導入も進み中継車なしでの現場が実現しているということ。
BlackMagic
NAB 2014で数多くの新製品を発表したBlackMagic Design。AfterNABでは、注目度が一番高かったと思われる2種類のカメラを展示していました。制作向けの4KカメラであるURSA。
これは、レンズマウント交換式という画期的な機構を持つカメラ。もちろんプレビュー用の10inchのディスプレイ、Dual仕様のCFへの録画機能等、現場で必要とされる機能を網羅しています。
もう一台はスタジオ収録向けのStudio Camera。レコーダーレスで、1K仕様と4K仕様の2機種がラインナップされています。10inchの大きなビューワーと、Switchからの信号と連動した発行タリー等現場で重宝する機能を盛り込んでいます。ATEMのM/E Switchと組み合わせることで、驚くほど低コストで4Kのスタジオシステムの構築が可能。ハイエンドのUstream中継スタジオなど、コストと、クオリティーのバランスを重視する現場での導入が進むのではないでしょうか。
ATOMOS
コンパクトなVideo Recorderとして高い人気のATOMOSから最新のNinja Starが展示されていました。プロダクトのネーミングがSamurai,Ninjaとかなり惹かれるネーミングなのは日本人だからでしょうか?今回の新製品はNinja Starということでプレビュー用の液晶をなくしたコンパクトなCFをメディアとするレコーダー。
重量100g、バッテリーは5時間、記録方式はProResもしくはDNxHDというNLEですぐに編集可能なフォーマットをサポートしています。入力はHDMIということで、SDLRでの撮影の際に重宝するのではないでしょうか。軽量なため、ラジコンヘリコプターによる空撮などでも活用可能ですね。
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2014/05/28
ROCK ON PRO PRESENTS Avid Creative Summit 2014 @SOUND INN 開催現地レポート!!
未来を紡ぐ百花繚乱のプロダクト、Network、Cloud、あらゆる場所で私たちがつながる!
2014年5月15日、東京麹町に立地するSOUND INN Studio AにてROCK ON PRO presents AVID Creative Summitを開催、非常に多くのお客様にご来場頂きました。そのセミナー内容はほぼ全編をYou Tubeへすでに公開させて頂いていますが、ダイジェストにてその開催内容をレポートしていきます!
ROCK ON PRO presents AVID Creative SummitはAVIDのプロダクトを中心に、講師を招きお届けをしたセミナーセッションと、プラグイン・外部機器などを取り扱う協賛各社様によるブース展示で開催されました。ブース展示は総勢7社、それぞれ簡単にご案内するとM.I.D.様はSlate Pro RAVEN MTiを中心とした展示。このRAVENはRock oN店頭でご覧になった方も多いかもしれませんが、AES 2012での発表で世界中の注目を集めたタッチスクリーンを使った新しいDAW controller。ミキサーの操作だけでなく、編集操作もタッチスクリーンを使用してフィジカルに操作可能なプロダクト、会場でもその動作にお客様の注目が集まっていました。
MI7/Syntax Japan様はRMEを中心としたMADIのソリューション。すでに確立され、安定した技術であるMADIはその安定性とケーブル1本での64ch伝送という高い汎用性を併せ持ち、DAWのパワーが向上した現代だからこそユースフルな規格として脚光を浴びています。様々なコンバーター、MADI搭載Mic Preなどを展示していただきました。
タックシステム様
ブレインミュージック様
MI7様
TAC SYSTEM様はDirect Out Technologies社のMADI製品群。こちらの注目はもう一つの多チャンネル伝送技術として注目のAoIPであるRavennaとMADIのコンバーター。それぞれの特徴はありますが、相互につなぎ合わせることの出来るソリューションの登場はシステムアップの柔軟性を増すこと間違いありません。もう一つNTP Technologyも忘れてはいけません。こちらはDigilinkによるPro Toolsと直接接続も可能なMADI / Danteのコンバーターとなっており、様々な利用シーンに幅広く対応するプロダクトです。
BrainMusic様はいち早くAVID S6設置可能なAKA design社のスタジオデスクを展示。使い勝手の良さそうな機能性を持ったデスクにお客様からも多くのご反響を頂いています。
Formula Audio様はリバーブプラグインとして定番の地位を占めるAltiverbを開発するAudioEase社の製品群を展示。ご利用中のお客様も多く、現場レベルの質問が飛び交っていたのが印象的です。最近AAXに対応したのもTOPICでした。Media Integration 輸入事業部はWAVES,McDSP,Sonnox,SoundToy等様々な取扱プラグインを展示。その他にもEVE audioのスピーカー、輸入取扱いが開始されたばかりのLewittのマイクなど多彩な展示。AVID様はブース展示にもS6を持ち込んでいただき、S3Lと合わせて最新のコンソールプロダクトを展開。その製品詳細は、セミナー本編に譲ることとします。
宮地楽器様
フォーミュラオーディオ様
メディア・インテグレーション
第一章 :AVID Everywhereその未来を探る、Eyes on AVID S6 / S3 / Protools Connect
Session#1はAVIDの製品群が中心となる「Eyes on AVID S6/S3/Protools Connect」定刻の開始時間にはすでにほぼ満員の盛況となりお客様の期待を感じながらのセッションスタートとなりました。先ずは、Avid APAC Director of Sales(Audio)のチャールズ・テタズ氏によるNAB 2014で発表となったAVID Everywhere、Pro Tools Cloudのご説明。通訳はAVID JAPANの三橋さんに行っていただきました。
[caption id="attachment_16348" align="aligncenter" width="636" caption=""][/caption]
[caption id="attachment_16350" align="alignright" width="250" caption="Avid APAC Director of Sales(Audio) チャールズ・テタズ 氏"][/caption]
AVID EverywhereはこれからAVIDの向かう将来、そしてAVIDが提案する未来のワークフローを表すメッセージ。AVIDはサーバー、NLE、DAWと今後ワークフローの中核となるプロダクトを持つ企業であり、これからは機能強化はもちろんだがワークフローの強化につながる『Cloud』『Archive』といった提案を行っていくということを表明しています。その一つがPro Tools Cloudであり、遠隔地の作曲家とミュージシャンがCloud Networkでつながり作業を共有していくというソリューション。ビデオチャット等のコミュニケーションツールがPro Toolsに組み込まれ遠隔地で同じセッションを共有し作業を行うことが出来るというまさに未来のワークフローを提案しています。NAB 2014ではステージ上でその実演も行われていたため、リリースまでもそれほど時間がかからないのではないかと感じさせる完成度を持った内容。
[caption id="attachment_16349" align="aligncenter" width="636" caption="Pro Tools クラウド概要資料"][/caption]
[caption id="attachment_16356" align="alignright" width="200" caption="Avid プロオーディオ・ジャパンセールスマネージャー 常盤野 司 氏"][/caption]
NAB 2014で発表された事項の説明を引継ぎ、Avid Pro Audio Japan Sales Managerの常盤野 司 氏から『Archive』に関しての解説。ここでのトピックはPro Tools Sessionをパッキングする『PXF=Production eXchange Format』の発表。PXFはPro Toolsのセッションをアーカイブするためのフォーマットでレンダリングしたデータの保存や、フリーズトラック機能、セッションのプレビュー等アーカイブ向けの多数の機能を盛り込みます。また、Avidの他のアプリケーションとの共有、互換に関しても考慮して設計された、まさに次の世代へ『Archive』するための待ちに待ったフォーマットの登場です。過去のデータが開けなくなった、ということはこのPXFが解決をしてくれることとなるでしょう。
[caption id="attachment_16357" align="aligncenter" width="636" caption="PXFファイル概要資料"][/caption]
そして、AVID Audio Aplication Specialist Daniel Lovell 氏とROCK ON PROのプロダクトスペシャリスト2名(洋介・赤尾)によるAVID S6を中心とするコンソールプロダクトの解説を行いました。Daniel氏は日本国内に常駐する初のAplication Specialist。このポジションは、次世代プロダクトの開発、バグフィックス、βテスト等を行うまさに開発チームの一員と言えるポジション。国内ユーザーの声が直接開発チームへと届けられる太いパイプが日本に置かれたと言っても過言ではありません。
[caption id="attachment_16359" align="alignleft" width="250" caption="Avid Audio Application Specialistダニエル・ラヴェル氏"][/caption]
セッション本編はS6の開発バックグラウンドにあるヒストリーの解説から。先ずはAVID ICONシリーズ。世界で最も成功したコンソール(なんと販売実績は5000台以上)となったICONはなぜここまで市場に受け入れられたのでしょうか?世界の音を取り扱う現場がTapeからDAWに取って代わられ、その背景から一番効率よくDAWを操作できるコンソールとしてICONは誕生し市場に受け入れられていきました。しかし、ユーザーからはもう少しコンパクトにならないか?モジュールで必要な部分だけを購入できないか?等多数の要望が寄せられていたのも事実です。もう一つのバックグランドヒストリーはAVID system 5。その登場はなんと1998年、すでにデビューから16年を経過したこのプロダクトはもちろん今でも現役です。今現在でも導入の話を聞くことができる現行製品。デジタル製品としては異例とも言える長寿の秘訣はどこにあるのでしょうか?それは、開発コンセプトの時点から既に先進的であったモジュール構造と、ソフトウェアベースのシステムにあると言えます。誕生当初、純粋なDigital Consoleであったsystem 5は2007年にHybridシステムと呼ばれる統合型のDAWコントロール機能を手に入れます。その特長はなんといってもLayout機能と呼ばれる、複数のDAWを同一の盤面に展開して操作可能という柔軟性。バックボーンにネットワーク構造を取り入れていたsystem 5だからこそ実現した機能であると言えるでしょう。
そして、ICON・system 5という大きな成功を納めた2つのプロダクトの血統を受け継いだ次世代型のコンソールが当日32fader仕様として展示したS6。Pro Tools専用設計だからこそ実現できたICONの高い親和性とコンソールメーカーが次世代のワークフローを考え実現したHybrid機能。これらの利点を全て盛り込み、ユーザーから得たフィードバックを活かし設計されたのがこのS6です。感覚的にフィジカルなコントローラーとして残さなければいけない部分(フェーダー、ノブ)と何度もボタンを押したり、メニューの階層を潜ったりするのではなく、スマートにタッチパネルでオペレーションを行い、これらをクリアに切り分けてコンパクトに再設計された製品。それぞれのモジュールは完全に独立しており、ユーザーのニーズに合わせた柔軟なシステムアップが可能。もちろんソフトウェアベースの構成となっており、長期に渡りアップデートによる機能追加が行われ、system 5と同様に現場のニーズを満たし続ける製品となることでしょう。
また、今後予定されているS6のアップデート情報もここでは紹介していただきました。ICONで実現していたSpill Fader機能。これは1ボタンで、手元にGroupや、VCA masterなどを呼び出す機能。ICONからはもう一つ、プラグインパラメータをストリップのノブに展開可能なMAP機能。system 5の中心機能とも言えるLayout機能。非常に強力な追加が予定されています。これらはソフトウェアのバージョンアップで提供されます。今後も我々ユーザーの要望により、またワークフローの変化に追従し様々な更新が期待されます。
次のコーナーはS3Lを題材に、AVIDの持つ先進の機能をご説明。AVIDもAoIP=Audio over IPと呼ばれるネットワークオーディオの実現を果たしているメーカーの一つです。S3LではAVBと呼ばれる規格を採用、こちらも今後の展開が期待される技術です。そして、system 5、S6でも採用されるEuCon。DAWとコントローラーを接続するこのプロトコルもネットワークをベースとした非常に汎用性と柔軟性を併せ持った技術。S6&PT11の組合せではEuCon 3.0へとバージョンアップをしています。これによりS6の高度なVisual FeedBack、そしてDisplay Moduleに表示されるWaveformを実現しています。
最後のコーナーはこれからのソリューション、ワークフローをここまでにご紹介したAVIDのプロダクトとともに考えるというROCK ON PRO洋介からご提案のコーナー。音楽業界を考えると冒頭のPro Tools Cloudによるコラボレーションワークフローはまさに未来像でしょう。合わせて、AoIPによる柔軟なシステムアップ、Digital Mic等システムのデジタル化が大きな変革への道筋ではないでしょうか。これらの実現により作業環境から多くのストレスが排除され、より良い作業環境が成立するのではないでしょうか。
ポスト・プロダクションには、ファイルベース化による高効率化が求められると考えています。サーバーによるファイルシェアはもちろん、ファシリティーの共有による運用自体の効率化も求められる内容です。そのためには、KVM、Audio、Videoの回線にMatrixが必要となりますが、ここではそれらを実現するソリューションのご提案を行わせていただきました。
次は放送業界に向けたご提案として、作業の速度、確実性を求めたファイルベースでの高度に自動化されたソリューションワークフローのご提案。ここでキーワードとなるのがtranscoder。バックグラウンドで自動的に作業の工程を進めることが可能なエンジンを準備することで、作業効率の向上と確実性を確保することが可能です。最後に教育機関に向けたご提案。最新のソリューションワークフローを理解し運用が出来る人材の育成は今後の大きな課題。そのために必要な機材、ソリューションのご案内も行っているとお話をさせていただきました。
第二章 :東映最新ダビングスタジオ設計に見るDOLBY ATMOSとHDXの運用
[caption id="attachment_16367" align="alignright" width="150" caption="東映株式会社デジタルセンター 畠山 宗之 氏"][/caption]
休憩を挟み行われた、セッション2は次世代の音響フォーマットであるDOLBY ATMOSの解説を、国内で初のダビングステージとなる東映株式会社デジタルセンターの畠山 宗之 氏とDOLBY JAPAN株式会社の中山 尚幸 氏にお話を頂きました。
先ずは中山氏よりDOLBY ATMOSがどのようなものなのか、どのようなスピーカー配置なのか、そしてその制作においてキーワードとなるBedとObjectの解説、必要なエンコーダーとしてRMUのご紹介をしていただきました。そして、畠山氏からはPro Tools上での設定などを含めてのATMOSミックス手法を詳細に解説、実際にスタジオのシステムと合わせてご紹介頂きました。使用されているモニターから、その配置、更には実際の制作工程を丁寧に追っていただき、まさに日々行われている現場でのワークフローを解説。
[caption id="attachment_16435" align="aligncenter" width="636" caption="ATMOSでのスピーカーレイアウト"][/caption]
昨年秋のオープンから、まだ数名のエンジニアしか行ったことがないATMOSでのミキシング。その手法はまさに貴重な情報です。その詳細については是非とも公開されている動画をご覧頂きたいと思います。
最後に中山氏よりATMOSの世界市場での動向。このセミナー開催時点でATMOSでミックスされた作品は118作品以上、劇場は550以上、ダビングステージは55以上になっているとご紹介いただきました。
[caption id="attachment_16368" align="alignleft" width="250" caption="DOLBY JAPAN株式会社シニア・テクニカル・マネージャ 中山 尚幸 氏"][/caption]
国内でも稼働中の劇場が6館、年内には10館以上になる予定であるとのコメントも。世界的にもATMOS作品は増え続けており5.1chフォーマットであるDOLBY Digitalの立ち上がりよりも速いペースで世界中に広がっているとのことです。ちなみに稼働中の映画館は関東では船橋、幕張、日本橋、平和島。関西では大阪、和歌山と各地に展開しています。
なお、立体音響ということでアクション等の派手な効果音などを想像される方も多いかと思いますが、ATMOSはあくまでも臨場感の向上を主眼に設計されたフォーマットであり、その高い臨場感を是非とも体感してもらいたいとお話を頂きました。今後続々とDolby ATMOS導入予定映画館が増えていきますので、是非とも一回体験をしていただきたいところです。
第三章 :リアルJazz Vocal 録音体験で知る、Recording Engineer ニラジ氏のテクニック
[caption id="attachment_16369" align="aligncenter" width="636" caption="サウンドエンジニア ニラジ・カジャンチ氏"][/caption]
最後のセッションはエンジニア、ニラジ・カジャンチ氏をお迎えしてのボーカルレコーディングセッション。まずはニラジ氏のプロフィールのご紹介から。フィル・ラモーン氏を師徒してNew YorkのHit Soundでそのキャリアをスタート、ミックスよりもレコーディングが好きだとお話いただきました。そしてROCK ON Staffも知らなかったPro Toolsの便利なTIPSも。
[caption id="attachment_16436" align="alignright" width="100" caption="通常設定での-18db"][/caption]
まず初めのTIPSはどのようなレベルでレコーディングを行うのか、自身のRefernceをどのように設定するのかについてのお話。レコーディングにあたっては使用するアウトボードの美味しい部分を余すところ無く引き出すのがレコーディングのクオリティを上げる条件となります。様々な機材、また各々のノウハウもありますがニラジ氏はその経験からReferenceを-18dbに置いているとの事。ところが、デフォルトで設定されているProToolsのメーターにおける-18dbは不安になるほどの小さな振れ幅。またヘッドルームの確認も含めてレベル管理が非常に狭い範囲での確認となってしまい制作の効率を大きく損ないかねません。
そこでTIPSとなるのがProTools11より対応したメーターセッティング画面。Preferenceの右上にあるセッティングのPTメーターの0db表示を任意に設定可能となっており、ここを変更する事でレベル管理のしやすい表示を可能にします。
[caption id="attachment_16437" align="alignleft" width="636" caption="ProTools11のPreference画面。右上のメーターセッティングがポイント"][/caption]
[caption id="attachment_16438" align="alignright" width="100" caption="セッティングのメーター表示、狙ったレベル管理を容易に行える。"][/caption]
さらにその下に位置するColor Breakの設定を変更すれば、メーター表示色の切り替わる境目を変更する事が可能です。つまり、レコーディングの判断基準となるレベルの範囲を色分けすることができ、狙ったレベルの管理を一目で確認する事も可能。つまり、色の境目をハッキリさせてその範囲にレベルが振れていればOKという確実かつ簡潔なレベル管理方法が実現しています。
この手法でアウトボードが持つ一番のクオリティを確保したレコーディングを確実に行える事になります。それぞれの基準とするレベルはレコーディングを行う方それぞれのノウハウかと思われますが、それを管理する手法としてメーターの設定を行う事は、ジャンルを問わない応用範囲が広いTIPSと言えるのではないでしょうか。
セッティング自体はとてもシンプルなものですので、お手元のシステムでもすぐに導入する事ができます。多くの楽曲を集中的にミックス、そしてそのクオリティを確保するために効率を考慮して自身のワークフローにソフトウェアを適合させる。F1ドライバーがシートポジションを突き詰めるのと同じようなプロフェッショナルのこだわりを感じるTIPSでした。
続いて2つ目のTIPSとしてTrack Template機能の解説。数々のセッションを短期間に集中して行うというニラジ氏。しかしながら受け取るセッションによって含まれたセッティング環境も様々というのが実情です。スピーディーに自身のセッティングを行いセッションを円滑に進める事はエンジニアの抱えるストレスを大いに軽減することになります。
[caption id="attachment_16439" align="aligncenter" width="636" caption="New Tracksの画面プルダウンに独自にプリセットされたネームが並ぶ"][/caption]
[caption id="attachment_16440" align="alignright" width="100" caption="プリセットで作成された新規トラック。作成して即時に次の作業へ移る事が出来る。"][/caption]
そこでニラジ氏が普段から行っているのがこの新規トラック作成時のTrack Templateに自身のプリセットを組み込む方法。自身のワークフローに沿ったプラグインやセンドなどが予め準備されたトラックを作成できるという非常に便利な機能です。
例えばプルダウンにあるFemale Vocalを選択すると写真のようにプラグイン、バスまでセッティングされたトラックが新規に作成されます。余計なオートメーションが残ってしまう事も無く、安心していつもの作業にすぐ取りかかれる。これはレコーディングセッションをスムーズに進める大きなポイントとなります。
実際の設定は、トラック作成、プラグインの挿し込み、バスの設定など自分のワークフローに沿った形で作り、これをFile→Export→Selected Tracks as New Sessionを選択。これをDocumentsフォルダ内のProTools→Track Presets→Audioのフォルダに格納します。Documents内のProToolsフォルダに保存しないといけないこのがポイントです。ちなみにTrack PresetsとAudioはデフォルトでは存在しませんので、この名前の通りに自分で作成することとなります。
[caption id="attachment_16441" align="align left" width="636" caption="作成したテンプレートの保存先、Documents内であるのがポイント"][/caption]
そしてもう一作業が肝心です、セーブされたファイルは「〜.ptx」ですがこれを「〜.ptxt」に変更。この後表示されるポップアップでも「.ptxt」を選択します。拡張子にテンプレートを意味する「t」を加える事で新規トラック作成のプルダウンにテンプレートとして表示されるようになります。
[caption id="attachment_16442" align="aligncenter" width="636" caption="最後に保存したファイルの拡張子を「.ptxt」に変更"][/caption]
これで設定は完了。再起動もすることなく、再度新規トラック作成をしてみると表示がされます。自身のシステムに設定をしておけばどのスタジオでも同じ環境・プラグイン・レイアウトでワークフローを即スタートする事ができます!ちなみに、1つのトラックだけではなく、複数のトラックを1つのテンプレートとして覚えさせることができるのでドラムのレコーディング用のチャンネル、ドラムマスターなどを覚えさせると非常に便利だとのこと。会場でも1名の方しかこの機能は知らなかったという非常にレアな機能。もちろんマニュアルにも載っていません。
[caption id="attachment_16372" align="alignleft" width="250" caption="ゲストボーカリスト マヤ・ハッチさん"][/caption]
そして注目のボーカルレコーディング。ゲストボーカリストにマヤ・ハッチさんをお迎えし、なんとコンソールの正面に設置されたマイクでヘッドフォン無しでレコーディング。セッション内ではスタジオ側でしたがコントロールルームでボーカルを録音するという想定。左右のスピーカーからの低域をキャンセルする位置へ狙ってマイクをセッティングすることで、ほとんどモニターと当たらないレコーディングが実現できるという実践。録音したトラックをソロにして再生も行いましたが、驚くほど少ないカブリで録音されていました。これには、会場のお客様もかなり驚かれた様子です。
やはり国内でのボーカルダビングといえば、遮音をきっちりとしたブースでヘッドフォンをしてというのが常識になっていますが、アーティストとのコミュニケーションなどを考えるとこの手法は是非とも試してもらいたい方法だと感じました。そして、更にかぶりをキャンセルする方法やマイクをセットするポイントの探し方などをご解説いただきました。
それ以外にも、Pro Tools 11になってそのサウンドの変化によりセレクトするアウトボードも変化したことや、お気に入りの機材の話などをしていただきました。非常に興味深いお話が満載のセッション。こちらも動画公開されていますので是非ともご覧ください。また、Web上でも改めて解説をアップ予定です!
3つのセミナーセッションの後には、懇親会を行わせていただきました。ブース展示をしていただいた各メーカーの方もご参加いただきアチラコチラで濃い内容の会話が飛び交っていたのが印象的。この記事をお読みの皆様も、動画を見てのご感想、ご質問お気軽にお寄せ下さい。出来る限りお答えします。また、末文になりましたが今回の開催にあたっては関係各社様より多大なるご協力、ご尽力を賜りました、誠にありがとうございました!
そして、この先のAvidソリューションはまさしくグローバルな規模感でEverywhereを実現していくことが実感できました、クリエイターの制作環境もProTools Cloudによって海を越えて行く、世界サイズでのコラボレーションが新たなミュージックシーンを作り上げて行くのかもしれません。可能性を更に拡げる未来を見据えたプロダクトの登場に期待で胸が沸き立ちます!今後もROCK ON PROでは皆様に有用なインフォメーションをもたらすイベントを開催して行きます!ご期待ください!
講師プロフィール
■1st Session
Daniel Lovell(ダニエル ラヴェル)氏(AVID)
Daniel James Lovell
Avid Audio Application Specialist
1979年6月16日 ニュージーランド、オークランド生まれ
1998年 Music and Audio Institute of New Zealand
Music Production and Audio Technology課程をMerit Passにて卒業
1999-2008年 Auckland AudioにAssistant-Engineerとして入社
その後Head Engineer and Technical Managerとなる。
2008年~ Freelance活動を開始、EngineeringとStudio Integrationを行う。
2009年~ Fairlight Japanに入社
Fairlight Japan Technical Support, Application Development and Testingとして活躍。
2012年~ Avid Technologyに入社
Avid Japan Application Specialistとして活躍の傍らFreelance Engineer and Sound Designerとしても活動を続けている。
■2nd Session
畠山 宗之 氏(東映株式会社)
2005年 東放学園音響専門学校 卒業
2005年 株式会社IMAGICAディオ 入社
TVCMの音声収録、MAスタジオエンジニアとして勤務。
2007年 株式会社ミディアルタエンタテインメントワークス 入社
映画作品におけるダビングスタジオエンジニアとして勤務。その他にもレコーディングやアニメーションのアフレコ等様々なジャンルのスタジオオペレートを担当。
2011年 東映株式会社 デジタルセンター 入社
映画作品におけるダビングスタジオエンジニア、リレコーディングミキサーとして勤務。2013年10月に完成稼働した、新ダビングステージ計画に携わる。
中山 尚幸 氏(Dolby Japan 株式会社)
Pro製品営業部 コンテンツ技術担当 シニア・テクニカル・マネージャ
1983年レーザーディスク株式会社(後のパイオニアLDC)入社
レーザーディスクの品質管理やレーザービジョンフォーマット関連業務に従事。
その後DVDフォーマットやDVD-Video/Audioディスク制作を担当し、
2000年にDolby Japanに転職。コンテンツ制作に関する技術サポートと
Pro用製品のサポート、劇場音響調整を担当。
■3rd Session
Neeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏
マライア・キャリー、ボーイズIIメン、ジャヒーム、ヨランダ・アダムス、ケリー・ローランド、セリーヌ・ディオン、ランディー・ジャクソン、ボビー・バレンティノ、ティンバランドなどの海外一流アーティストをはじめ、Ai、中川翔子、三浦大知、福原美穂、ゴスペラーズ、伊藤由奈、鈴木雅之などの国内アーティストまでを幅広く手掛ける今最も多忙なレコーディング&ミキシングエンジニアの一人。
◎Guest Vocalist
Maya Hatch(マヤ・ハッチ)
マヤ・ハッチ
1985年8月18日、アメリカ・ワシントン州・シアトル生まれ。 弱冠12歳にしてNHKのスタジオ収録に参加。13歳の時、TBS系列のオーディション番組「チャンスの殿堂!」に応募し、約14,000人の中から選び抜かれた4人のうちの ひとりとして6ヶ月間に渡り登場。国内外において数多くの賞を受賞。2009年「マイ・フーリッシュ・ハート」でデビュー。2010年BSフジの人気番組「Beポンキッキ」に、歌のお姉さんとしてレギュラー出演。これを機会にニューヨークから東京に拠点を移す。2011年ラックス・シャンプーのCM起用。そのCMソングが話題となり、ロングバージョン版「Grow Your Beauty」がEMIミュージック・ジャパンのコンピレーションアルバム「Jazz Now」に収録。2013年にはロン・カーターとの共演を果たし、現在はEXILE ATSUSHIのバックコーラスを務め、さまざまなジャンルを幅広くこなす本格的シンガーとして注目を集めている。
Archives
2014/05/23
初代ICON(Blue Interface)サポート終了に関して
AVIDより初代ICONに関してのサポート終了日の案内が有りました。対象は、初代のBlueのフェイスの製品が対象です。生産完了から5年がすぎ、下記期日より修理、テクニカルサポートの受付を終了するとのアナウンスになります。下記製品が対象となりますので、ご確認下さい。合わせて、年内にサポート終了となる製品を追記しております。
※Black Interfaceの後期型ICONに関しては引き続きサポートがございます。こちらも生産完了しているため2018年8月31日を持ってサポート終了の予定です。
製品名
販売終了日
サポート完了日
D-Command Main (original blue)
12/31/2009
12/31/2014
D-Command Fader (original blue)
12/31/2009
12/31/2014
D-Control Main (original blue)
12/31/2009
12/31/2014
D-Control Fader (original blue)
12/31/2009
12/31/2014
D-Control Surround Panner (original blue)
12/31/2009
12/31/2014
ExpansionHD Chassis
9/10/2009
9/10/2014
Fast Track USB(第一世代の銀モデル)
12/31/2009
12/31/2014
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2014/05/16
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!~Dynaudio AIR 20~
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Dynaudio AIR 20 ¥512,229(本体価格¥474,286)
AIR 20はDynaudio初の3ウェイ仕様で、Dynaudioの新開発技術の一つである221(Two-to-one)テクノロジーとTCエレクトロニックのDSP技術を融合させた、3ウェイ・パワード・モニターです。AIRシステムは、ステレオでもマルチチャンネルでもTC LINKネットワークを経由して全てのコンポーネントにオーディオ信号、コントロール信号を送ることができるためリスニング・ポジションから動くことなく AIR RemoteまたはAIR Softからのオペレーションでシステム全体をコントロールすることが可能となっています。原音のデティールをクリアに再現する事を命題に設計されたこのAIR20。再生精度、音響特性、キャリブレーションの自由度といった特徴的な機能と共にモニター・マトリクスやベース・マネジメント、EQやディレイ・アラインメントなど、従来外部機器に頼らざるを得なかった機能の多くを統合、もはやモニタリング・システムとも言える内容です。今回は特注のスタンドも付属して設置への配慮も万全です!是非とも制作用途、リスニング用として良質のスピーカーを手に入れてください!
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2014/05/07
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!~Brent Averill CLASSIC NEVE 1272X2CH MIC PREAMP+PSU~
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Brent Averill CLASSIC NEVE 1272X2CH MIC PREAMP+PSU ¥234,000(本体価格¥216,667)
ヴィンテージ Neve1272 プリアンプモジュールをBrent Averill が内部のパーツを厳選しシャーシに至るまでこだわり抜いてリプロダクトしたモデルです。かつてはどこのレコーディングスタジオに行っても必ずあると言っても良いほどブームになりました。BrentAverill1272にはオールドNEVEのモジュールを使った製品とリビルドされたモジュールを使った製品の二つがありますがこちらの製品はリビルド品となります。とはいっても、Class A 回路を採用した 1272 モジュールのサウンドキャラクターは深みのある低音と豊かな低音、滑らかな高音により実際の音よりリッチで雄大なサウンド。とりわけ細い声のボーカル録りやベースの DI 録りには最高です。トランジェントとピークを抑えたサウンドは非常に扱いやすいとの設計者Brent Averillのコメントもあり。現在は製造中止となっておりBAE社からは1073 MPという復刻品がリリースされていますが、この1272がそのモデルとなっています。非常に音の密度が濃い品格を感じさせる音を収録できるこのプロダクト。ぜひともあなたのラックにいかがでしょうか?
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2014/05/03
最新のソリューション SoundGrid Networkを紐解く〜DiGiGrid MGB/MGO〜
WAVES+DiGiCoのNew BrandとなるDiGiGridからリリースされたMADI-SoundGridコンバータMGB/MGOを切り口に、注目のAoIPソリューション SoundGrid Networkを紐解きます!!
価格:MGB ¥199,500(税込)MGO ¥199,500(税込)
業界注目のWAVESとDiGiCoの共同による新ブランドDiGiGrid。今回は、先行して販売の開始されたMGB / MGOの2機種を紹介したいと思います。この2機種は、それぞれBNC MADI / Oprical MADIのインターフェイスでもあり、MADI回線をSoundGrid Networkに接続するボックスでもあります。
非常にシンプルな構造で、MGBにはMADI IN / OUTがBNCで2系統用意されており、MGOにもMADI IN / OUTがOpticalで2系統用意されております。それぞれに外部同期用のBNC端子が用意されています。コンピューターと接続するのはEther Cable1本だけ。これだけで最大128ch (48kHz/24bit) を可能にします。非常にシンプルな接続ですね。
この製品の特徴はシンプルなだけではありません!P 2 Pでの接続だけではなく、拡張性があるのが最大の特徴です。この最大の特徴を紹介をするためには、まずはDiGiGridの採用する最新のソリューションであるEthernet Cableを使用したSoundGrid Networkをご紹介しなければなりません。このSoundGrid Networkは1本のEthernet Cableで最大256chの24bit/48kHzの信号の伝送を実現するものとなります。従来のSPDIFや、AES、MADIといった規格との最大の違いはP to Pの接続ではなく、スター型の接続によりネットワーク上に信号を供給できるという点。ネットワークに接続されたMGO/MGBによりSoundGrid Network上に供給されたオーディオ信号は、ネットワーク上に接続された全てのコンピューターおよびSoundGrid機器で受け取れるということになります。このような接続を従来のシステムで構築するには、Matrixや分配器といったものが必要でしたが、これらは一切必要なく汎用の1GbE Network Switchがあればその機能を可能にします。
MADIの出力を持ったコンソールアウトをMGB / MGOで受けてEthernet Switchで複数のPCに分配。必要な台数のDAWでバックアップも含め収録作業を行う。非常にコンパクトなシステムで実現するということでしょう。分配器なども必要なくEthernet Cable1本で128chの収録を実現します。EtherケーブルもCat5e対応ですので、非常に簡潔にシステムセットアップが可能です。
このMGB / MGOが活躍する現場として、まずはライブ収録が挙げられるでしょう。収録現場では多チャンネル化が進んでおり、接続方法としてMADIでの接続はもはや標準になりつつあります。収録時に同じく懸念されるのはいかにバックアップを準備するか。バックアップをPC2台分の128ch規模のAudio Interfaceを実現するとしたら、スプリッターを128ch分用意する等、かなり大規模なシステムとなるか、MADIを使用したシステムだとしてもMADIのスプリッターを準備したシステムの2択となります。DiGiGrid MGB / MGOであれば、1U以下のサイズでその機能を実現できてしまうのです。もちろんMGB / MGOはSoundGrid Networkを使用しておりスター接続が可能ですので、Ether Switchにケーブルを繋げば簡単にバックアップ機もセットアップできます。ネットワーク内に複数のMGB / MGOが接続されている場合でも、DAWからは1台のインターフェイスとして認識されます。SoundGrid Studioでルーティングを組んでおけば、現場で慌てる事もありません。
DiGiGridもPCのフロントエンドとなるPre AmpやHP outを搭載したモデルのリリースが続々と控えています。こういった機器と組み合わせる事で、ライブ収録でのアンビエンス回線は収録スタッフ側で独自に用意するのも簡単になります。もちろん、SRコンソールを含むライブの会場全体をMADIを中心にしてSoundGrid Networkで構築する事になれば、拡張性もぐっと広がりますね。
収録現場だけではなくネットワークを通じてのスタジオ内での設備等、AoIP(Audio over IP)に向けて業界各社が精力的に製品をリリースしてきています。DiGiGridからも続々と新製品のリリースを予定されております。将来性と拡張性を備えたDiGiGrid System。今から注目しておいてソンはありません!!!
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2014/05/02
Pro Tools 11.1.3 & 10.3.9リリース
Pro Toolsの最新バージョンがリリースされました。Ver.10とVer.11のそれぞれ最新のバージョンとなります。Mac OS 10.8.5への正式が対応他、多数のバグフィックスが含まれています。特にビデオ再生に関する修正が多く含まれていますので先ずはRead Meをご覧頂ますようお願いします。
詳細は、こちらのAVIDページを御覧ください。<Pro Tools 11.1.3>
詳細は、こちらのAVIDページを御覧ください。<Pro Tools 10.3.9>
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2014/04/28
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!~GML 2032~
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
GML 2032 ¥298,000(本体価格¥275,926)
アース・ウィンド・アンド・ファイアーやTOTO、フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズなど幅広い音楽ジャンルの制作に携わり、スタジオ音響設計やスタジオ機器の設計にも数々の名跡を残したエンジニア、ジョージ・マッセンバーグ。パラメトリックイコライザーの基礎理論提唱者として知られるジョージ・マッセンバーグが設計し、デジタル機器に対応した解像度と帯域幅を目指した製品開発を行う1982年設立のGMLより製品化。マイクプリアンプ/パラメトリックを搭載したシングルマルチストリップ「GML2032」が堂々入荷です!
トランスフォーマレスのプリアンプGML8300とパラメトリックEQGML8200を基に作られ、柔軟性に富んだこの1UプロセッサはGMLエンジニアリングの伝統を継承。音楽性を最大限に生かしつつ、尚かつコンパクトでGMLとしては手頃な価格で発売されました。パンチがありつつ魅力的なそのマイクプリ性能に加え、並外れた解像度、基準となる透明感、豊富なヘッドルーム、そしてその正確さは、確実な理論・設計の裏付けでもあります。是非ともこの機会に手に入れてみてはいかがでしょうか?
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2014/04/25
Avid S6導入連載レポート第4回!! 〜 S6 configration
これまで、S6の概要〜各モジュールの説明〜注目の機能と見ていただきました。第4回はAVID S6の持つ柔軟なコンフィグレーションを説明していきたいと思います。まずは、第2回でご説明したModuleを簡単におさらいしたいと思います。
・Master Touch Module:S6の機能の中心10inchのTouch Displayを備えたModule
・Automation Module:Jog Wheelを中心としたトランスポート機能を中心としたModule
・Fader Module:8ch分のFaderを備えたModule
・Process Module:Knob Moduleで操作するFunctionを選択するModule
・Knob Module:4つのKnobと高詳細有機ELにより様々なパラメーターを調整するModule
・Display Module:Channel Stripの情報、Meter、Waveformの表示などを行うModule
AVID S6は上記6種類のModuleをラインナップします。機能の中心となるMaster Touch Module、Automation Moduleは1システムに対して1台、それ以外のモジュールの構成に関してはS6 M40では全てが自由。ユーザーのチョイス、必要とする規模に合わせて自由な組合せが可能です。
逆にS6 M10はPre Configuered(事前に決められた構成)のみでの購入となります。S6 M10は機能が限定されている為最大Module数も10台までとなっています。他にもDisplay Moduleが選択できない、最大接続クライアントPCは2台までといった制約もあります。その組合せは下記の表の通り。
上位であるS6 M40は、最大接続Module数は42台、Display Module利用可能、最大接続クライアントPCは8台と、大規模なシステムに対応可能な構成となっています。そして、前述の通りModuleの構成は自由。Fedar ModuleだけのStripや、Knob Moduleを各ストリップに対して1台、2台と組み合わせ数を変えることも可能。
全てのModuleとはEthernetによる接続です。なので、Mixing Deskとは別にSOund Editor用にFader Moduleだけをフレームから取り出し、別のデスクに設置したりといったシステムアップも可能。非常に柔軟な運用が可能となっています。
また、AVID S6用に様々なオプションが準備されています。Script Trayはもちろん、非常に面白いのがアームレスト部分のレールに設置されるKeyboard Tray。他にもPC Dsiplay用のVESA arm、Speaker Trayそして、ブランクModuleと、2Frame分のサイズを持つProducer's Deskが用意されています。
実際の構成は、是非ともAVID S6 代理店である弊社スタッフまでご相談いただければ、様々なオプションパーツを含めた構成プランをご提案させていただきます。
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2014/04/25
AVID Everywhere ~ その先進性に満ちた発表の全貌 ~
NAB 2014で大注目のAVID Everywhere。その膨大な情報はどうしてもレポート記事複数になってしまいます。これまでのROCK ONレポートをまとめましたので、今後の制作環境を占う意味でも是非とも御覧ください。
NAB 2014 : AVID Everywhere ~Pro Tools Cloud~
〜「全てのクリエイティブな作業を行うユーザー、そしてその作品がCloudに集約され、作業効率の改善はもとより対価を得られるコミュニティーとして存在出来るようにしたい。」AVID Everywhereの壮大な計画の第一歩、Pro Tools Cloudについての情報!
http://www.miroc.co.jp/show-report/nab2014/archives/270
NAB 2014 : AVID Everywhere ~ Media Composer Cloud ~
〜Interplay Sphereの発展形ともいえるMedia Composer Cloud。どのように、機能拡張されるのか期待の高まるところです!
http://www.miroc.co.jp/show-report/nab2014/archives/291
NAB 2014 : AVID Everywhere ~ Media Central ~
〜すでに有名企業各社が賛同を表明!AVID EverywhereのコアテクノロジーとなるであろうMedia Centralの機能のご紹介!
http://www.miroc.co.jp/show-report/nab2014/archives/283
NAB 2014 : AVID Connect 1Day コラボレーションの革命!!
〜出ました!AVIDが満を持して提唱する究極の環境、その名もAVID Cloud!!作業場所・作業条件はもちろん、プラットフォームやデバイスなどの壁を取り払った究極のシステムが出現しました!!
http://www.miroc.co.jp/show-report/nab2014/archives/170
NAB 2014 : AVID Connect 2nd DAY ダイジェスト
〜快晴のラスベガスから、AVID Connect 2nd DAYをダイジェスト版としてお届けします。Avid 経営陣はもちろん、ユーザー代表として音楽/ブロードキャスト界の重鎮によるディスカッションも行われました!
http://www.miroc.co.jp/show-report/nab2014/archives/220
NAB 2014 : AVID『Beyond Everywhere Gala Party』レポート!
〜AVID Connect 1Dayの後はこんな豪華なお楽しみも。「Beyond Everywhere Gala Party」Nile Rodgers & Chicのライブの模様をレポート!
http://www.miroc.co.jp/show-report/nab2014/archives/283
NAB 2014 : AVID『Beyond Everywhere Gala Party』レポート!
〜AVID Connect 1Dayの後はこんな豪華なお楽しみも。「Beyond Everywhere Gala Party」Nile Rodgers & CHICのライブの模様をレポート!
http://www.miroc.co.jp/show-report/nab2014/archives/252
NAB 2014 : AVID Movie 紹介
〜Avid公式 Youtube Channelから、今もっとも話題のAVID Everywhere関連の動画を抜粋!
http://www.miroc.co.jp/show-report/nab2014/archives/636
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2014/04/24
2014 Spring ROCK ON PRO Presents AVID Creative Summit 2014 開催!!
AVID S6 / ProTools Connectから協力各社の最新プロダクトと共にお送りするサウンド制作者のためのリアルノウハウセミナー2014の開催です。
◎1st Session:14:00~15:30
第一章 :AVID Everywhereその未来を探る、Eyes on AVID S6/S3/Protools Connect.
講師: AVID JAPAN 代表 常盤野 司 / AVID プロダクトスペシャリスト Daniel Lovell / ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト 前田 洋介
◎2nd Session:16:00~17:00
第二章 :東映最新ダビングスタジオ設計に見るDOLBY ATMOSとHDXの運用
講師: 東映株式会社 畠山 宗之氏 / Dolby Japan株式会社 中山 尚幸氏 / ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト 前田 洋介
◎3rd Session:17:30~18:30
第三章 :リアルJazz Vocal 録音体験で知る、Recording Engineer ニラジ氏のテクニック
講師: Neeraj Khajanchi氏/Vocal Maya Hatchさん / ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト 前田 洋介&赤尾 真由美
◎4th Session:19:00~20:00
第四章 :Meet the Future!! 懇親会(軽食)
募集要項
日時
2014年 5月15日(木)
13:30開場・14:00スタート~20:00 終了
場所
SOUND INN A Studio
東京都千代田区四番町5-6 日テレ四番町ビル6F
http://www.sound-inn.com/top.html
定員
50名(先着順)
参加費用
無料
>>>詳細、お申し込みはこちらから>>>
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2014/04/22
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!~XLogic G Series Compressor~
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
XLogic G Series Compressor ¥298,000(本体価格¥275,926)
まだまだ現役、現行製品であるSSL定番のプロダクトXLogic G Series Compressorが入荷です!! 新品の通常販売価格¥507,600ですが完動品中古にて若干の使用感があるものの税込¥298,000とコストパフォーマンスの高い設定でお届けします!!
こちらのGシリーズ、センターコンプレッサーと同一の設計がなされており、使い慣れたGシリーズコンプレッサーの特性をそのまま使用することが言わずもがなのメリットです。SSL 4000コンソールは全チャンネルとセンターセクションにダイナミクスセクションを搭載した世界最初のコンソール。最終段にてトータルコンプをかけるというミキサーのルーティングは、実のところセンターセクションコンプレッサーにパッチして内部サブミックスの信号にサイドチェインをコントロールさせたりといったSSL 4000コンソールの機能によって、ピアノやドラムといった楽器にコンプレッサーを用いたり、クラシック音楽のミックスのファイナライズに使用されていたとのことです。この多機能性が好評を得る事となり同様の機能を持ったラックマウントユニットとして開発されたのが今回の製品。ツインVCA型設計による入出力回路の特性は非常に良く、SSLらしいダイナミックで自然なまとまりを得られます。
数々のヒットソングの誕生に貢献した XLogic G Series Compressor、VCAコンプの王様といっても過言でないこの機材を是非ともGetしてください!
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2014/04/18
Avid S6導入連載レポート第3回!! 〜 Display Module
S6のモジュールの紹介も終わり、その全体像を掴んでいただいたところでModuleの中に込められたAVIDからの『Visual Feedback』を一番端的に表しているDisplay Mduleを掘り下げてみたいと思います。なんといってもリアルタイムに波形表示をおこなえるというBig Topicが世界中のユーザーに驚きを持って届けられているこのモジュール実際の動作はどのようなものなのか?それによって、どのようなメリットを得ることが出来るのか?じっくりと掘り下げてみたいと思います。
まずは、現時点で用意されている表示モードをご紹介します。
Large Meters
その名の通り、最大限のサイズを確保したメーター表示。もちろんサラウンド対応です。下段には、トラックネーム、インプット、アウトプットの各バスアサインが表示されます。
Large Waveforms
こちらは、上下一杯に波形表示を行っているモード。左には、メーター表示も合わせて行います。下段には、トラックネーム、インプット、アウトプットの各バスアサインが表示されます。
Meters and Waveformes
上下2分割でメーターと波形を表示するモード。情報をそれぞれ、別々に確認したい場合はこちら。
Meters and Function
Fuctionとは、Knob Moduleで選択されているEQ、DYN、PANをグラフ表示するモード。system 5では標準の表示として存在していた項目を継続し採用しています。
Waveformes and Function
WaveformとMeter、更には前述のFunctionの表示を行う現状表示できる全てを網羅したモード。
やはり表示方法の中で最大のTIPSはWaveforms。コントロールしているWaveformsが表示されるということはPro ToolsのEdit Windowを見ることなく、セッションのどのあたりを再生しているのか、次にどのフェーダーに入力があるのか、そういった情報がリアルタイムに提供されるのです。非常に直感的にVisual Feedbackとして情報をえることが出来ます。実際に作業をしていただかないとその利便性は実感いただけない部分かもしれませんが、店頭にも実機がございます。是非ともご覧いただきその高価を体感していただきたい部分です。
AVID S6はソフトウェアベースで動作しているため、今後のアップデートで、表示方法の種類が増えたり、表示方法がブラッシュアップされたり、フォントサイズが変更できるようになったりと様々なバージョンアップが期待できます。こういった、進化を続けるコンソールであることがこのS6の最大のメリットであり、美点であることは間違いないでしょう。
動画にて、Pro Toolsとの連動の様を御覧ください。このリアルタイムに更新されるというのがS6で初めて実現した部分。これまでも波形表示を行うことの出来るDAW一体のシステムは 有りましたが、波形をキャッシュして表示を行っていたために、手動で更新を行わないと情報がブラッシュアップされませんでした。このリアルタイム性を持つということは、極端なことを言えば、PC Displayがなくともほとんど同等の環境でMixing作業を行えるということになるでしょう。
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2014/04/15
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜Genelec 8130A〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Genelec 8130A ¥168,000(税込)
今回は珍しいデジタル仕様のGENELECをご紹介します。GENELEC 8130A デジタル・モニタリング・システムは 192 kHz/24bit・デジタル・オーディオ・インターフェイスを装備し、AES/EBUフォーマットのデジタル信号とアナログのライン・レベルのオーディオ信号との両方の信号を自動的に認識し正しく信号処理をします。直接放射型のマルチウェイ・スピーカー・システムであるGENELEC独自の技術 DCW™テクノロジーにより周波数全域にわたって、軸上、非軸上、リスニング・ポイントによらず、大変優れた周波数レスポンスを実現しつつ、ドライバ・ユニットの効率をも改善させます。音質のロスやノイズ混入の大きな原因であるアナログ配線部分を排除し正確なソース再現をお求めの方におすすめのレアな中古商品が入荷です!!
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2014/04/11
Avid S6導入連載レポート第2回!! S6のトピックとなる「モジュール」を解き明かす!!
1回めでは、『AVID S6』の開発経緯とそのコンセプトを掘り下げましたが、今回は各モジュールについて話を進めようと思います。『AVID S6』の特長の一つでもあるモジュール構造。各パートが独立して動作するモジュールとして成立することで、ユーザの要望に合わせたカスタマイズが自由自在に行えます。小規模なシステムから大規模なシステムまで、共通のコンポーネントを利用することで習熟の進んだユーザであれば全く同一の操作での作業を行うことが可能になるなどモジュールという発想は数多くのメリットをもたらします。
Master Touch Module
センターセクションとなるMaster Touch Moduleは、S6システムの頭脳とも言える機能を併せ持ちます。S6-M10ではIntel Core i3、S6-M40ではIntel Core i7と高速なCPUを搭載しWindows 8 embededがバックグラウンドで動作している仕様はまさにPCと同等です。
機能的な部分では10-inch Multi Touch Displayを活用したAttention trackの集中操作、パンニングやTrack ViewでのTrack Select、Rec Arm、他にもS6システム自体のConfigration,setup等もこのModuleから行うこととなります。
また、Monitor Control section、Softkey section、"All" , "Layout" , "Spill" 等、コンソール全体の動作に関係するFunction keyもこのモジュールに集められています。
Automation Module
センターのJogに目が行きがちですが、それ以外もしっかりと考え抜かれたKey layout。一番手前にはLocate Buttonが並び、右側には10 key、そしてSoftkey Sectionが並びます。Automationという名称になっていますがTransport機能がHard Keyとしてはメイン。SoftkeyでAutomationのステータスを変更、設定するようになります。こちらもS6システムを構築する際に必須となるModuleの一つです。
Fader Module
ここからはユーザーのチョイス次第で自由に台数の変更が可能な部分。Fader Moduleはその名の通り、8本のFaderを持ち"Solo","mute","Attention"等のキーが並びます。そして、system 5譲りとなるFedar sideのレベルメーター。このレベルメーターは3列あり、stereoのメータリングとともに中央の列ではGain Reductionの表示を行うことが可能となります。
Process Module
このmoduleはKonb Moduleでどのパラメータを調整するのかを設定する機能を持ちます。実際には上から "Input" , "INS" , "EQ" , "DYN" , "USER", "SEND" , "PAN" と並びますが、特徴的であるのが "USER" Key。今後このKeyにどのような機能がアサインできるようになるのか、、非常に楽しみです。S6の象徴的な部分ですがシステムのバージョンアップにより非常に大きな機能追加が今後も提供されていくことが判明しています。system 5が登場から15年経った今でも色褪せないのと同様に、S6もシステムのバージョンアップにより常にフレッシュな機能を取り込みワークフローの変化に柔軟に追従することができるコンソールとなることでしょう。
Knob Modlue
非常に視認性の高い有機ELを使用した高詳細Displayと8色のカラーを持った自照式Knobにより、S6のコンセプトであるVisual Feedbackを実現しているModule。ICONでもsystem5でも表示文字数の制限により暗号化されてしまっていたパラメーターが高詳細有機ELにより目で見て判別できるようになっています。プラグインパラメーターなども現在はどの製品もフラットな一律表示ですが、今後に渡りブラッシュアップされユーザーフレンドリーなVisual Feedbackを供給することになるでしょう。
Display Module
Visual Feedbackの象徴的な存在がこのDisplay Module。今までのコンソールであればMeter Moduleと呼んでいたかもしれませんが、敢えてDisplayと名付けていることに意図を感じます。このModuleもCPUを持っていてDAW側のPCに負荷を掛けることなくメータの表示、Audio Waveformの表示を実現しています。この仕様によってDAWでClip gainを行った際などは瞬時にこのDisplay Module上のWaveformが変化するというまさに未来的な仕様となっています。他にもEQカーブ、DYNカーブ、サラウンドパン情報など様々な情報の表示が可能。今後その表示のカスタマイズ、バリエーションの増加が予想されます。この部分も楽しみですね。
商品としてのS6の構成
S6は大きく分けて2つのラインナップがあります。スモールサイズで従来のD-Commandに当たるレンジがS6-M10。S6-M10は固定された構成でのご提供となり8fader-5knob、16Fader-5knob、24Fader-5knobの3種類が選択できます。一方、S6-M40はフルカスタマイズが可能でユーザーの望む構成のS6 Consoleが構築可能です。ちなみにDisplay Moduleが選択できるのはS6-M40のみとなりますのでご注意下さい。フレームもデスクトップ、Leg Optionの有無など様々なバリエーションを持ちます。ご希望の構成については是非ともROCK ON PROスタッフまでご相談下さい!!
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2014/04/04
Avid S6導入連載レポート第1回!! その基本設計とコンセプトに迫る!!
遂に渋谷Rock oNリファレンスルームに登場した『AVID S6』。次世代を見据えた先進性に富んだその全貌を全4回に渡ってお伝えします。第1回目は全体像とその設計コンセプトを掘り下げて行きます。
『AVID S6』はその名の通り、10年先の実力を備えていると言われた先進性に飛んだEuphonix System5から受け継がれたDNAと、AVIDが世界一の販売実績を上げたとアピールをするICONシリーズコンソール。この2つの成功を納めたコンソールのエッセンスを集約し、現代のワークフロー、そして未来の環境を見据えて設計されています。AVIDの与えたS6のコンセプト”Mixing Refined"(ミックスの再定義)はその思いを色濃く込められたものと言えるでしょう。
S6を知るために、まずはSystem5とICONを知る必要があります。System5から簡単に解説すると、AVIDを統合する前のEuphonix時代となる2000年にデビュー。System5はまさに時代を先取りしたコンソールとして実績を積み、デビューから15年たった今でも新規の導入が行われていることは、時代に先行したプロダクトであることの証拠とも言えるでしょう。まだインラインタイプの大型アナログコンソールがあり、徐々にラージコンソールがデジタルにシフトを始めたその時代に主流の設計であったインラインをやめてシンプルなストリップタイプとして登場したのがSystem5でした。複雑な作業をこなすために強力なデジタルマトリクスを備え、入力信号を自由自在にルーティングすることで必要な機能を獲得していたことは大きな長所です。
そして、Hybrid Systemとして追加搭載されたEuConによる接続の発想は至ってシンプル。コンソールエンジンをコントロールするのも、DAWをコントロールするのも、触りたいパラメーターはほとんど同じ。フェーダー情報、パンニング情報、EQ、DYN、AUXと触りたいパラメーターが同一であるのならば、両方同じようにコントロール出来るようにしてしまえばいいという至ってシンプルな発想。
もう一つのICONはPro Toolsを使い尽くすために考えぬかれたDAW時代の隆盛を象徴するプロダクト。DAWをエンジンとしたこのプロダクトが単一のシリーズとして5000台以上の販売実績があるということは驚くべき事実ではないでしょうか?
そのコンセプトにはDAWの操作性をフィジカルに拡張し、強力なオートメーション機能を使い切るためのアイディアが詰まっています。特筆すべきは強力なカスタムフェーダーとマッピング機能。1アクションでグループフェーダのみ、VCAフェーダのみといった任意のチャンネルを表示するフォーカスチャンネルといった作業効率を向上させる機能を備えます。
また、プラグインパラメーターを任意のフェーダーでコントロール可能とすることの出来る強力なマッピング機能があります。他にも、ICONが有ることで使いやすくなるオートメーション書込機能は多数あります。マウスの場合ではプルダウンメニューから選ばないといけないチャンネルごとのAutomation-Suspendがハードキーで用意されているので思う存分オートメーションを書き込んだあとにもすぐにOFFに出来るといった部分など例を挙げればキリがありません。
この2つの成功を納めたコンソールの未来像が合致した、というのがまさにAVIDとEuphonixが一緒になった理由。コンソールとしての機能性と完全なるDAWコントローラー。二社の間でその未来像が一致したということは非常に興味深いことです。Hybrid SystemによりコンソールとDAWの垣根をなくしたSystem5、DAWのオートメーション機能を開放したICON。『AVID S6』は圧倒的なVisual FeedbackによりDAWをより密接にその体内に取り込み、System5/ICONの長所を深いレベルで融合したモデルと言えます。
フィジカルなコントロール部分はSystem5を継承。定評ある操作体系、カラーリングによるコントロールの切替はそのままに有機ELにより、パラメータ情報などのフィードバックを実現。フェーダーサイドのメーターや、パラメータを開かずともダイレクトにアクセスできるEQ/DYNのBypass等コンソールとしての高い基本性能を持ちます。そしてDisplay Moduleにはなんとリアルタイムに描写されるDAWからの波形データと高詳細のメーターそして、EQ/DYNのカーブなど非常に抱負な情報をユーザーにフィードバックします。まさにPCの画面を見なくともミキシングに必要な情報は全てコンソールに反映されている、そんな設計が実現されています。もちろん編集に関してはマウス、キーボードを使ったほうが効率的。その割り切りによるミキシングにフォーカスした設計こそがS6の持ち味。DAWの機能を隅々まで使い切り、今までにない次元のミキシングを目指す。まさしく"Mxing Refined"を具現化したコンソールと言えるのではないでしょうか?
年内には、System5とICONで実現できていた機能をすべて盛り込みたいと、意欲的にAVIDの開発チームも言っているように、ユーザーの要望を取り入れ、進化し続けるプロダクトになること間違いありません。現時点ではまさに生まれたてのピュアな状態。これからどのような機能が追加され育っていくのか、皆様からの声が栄養となり唯一無二の存在へと成長することでしょう。
次回は、『AVID S6』のもう一つの特徴であるModule Conceptと各モジュールの概要をお伝えしたいと思います。
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2014/03/28
速報!! 4/1より公開開始!! AVID S6導入レポート!!
2013年9月のアムステルダムIBCでの発表から半年、遂にRock oNリファレンスルームにAVID S6が登場です!!!その組立模様を詳細レポート、是非ともお楽しみ下さい!!!
なにはともあれ、搬入シーンからご紹介です。
昨夜遅くに到着したトラックから木箱と大量のモジュールと思われる商品が到着。なかなかの物量に期待が膨らみます!
3つの木箱からは、スタンドと思われる金属製のパーツが。写真では、スタイリッシュながらも華奢にも見えたスタンド部分ですが、実物はしっかりとした造りで安定感もありそう。それ以外の箱もこちらの写真では一部ですが、かなりの物量。。。
ちなみに、今回Rock oNへの導入はS6-24-9-D(24fader,9knob,Display)の仕様。
納品物のチェックだけでも一苦労、組み立ては翌朝から!!はやる気持ちを抑えつつ一旦帰宅です。
翌朝、まずは、スタンドの組み立てから。AVIDからの応援のスタッフとともに組み立て開始です!!!写真のようにスタンド部分にフレームを載せるビームの取り付けから。
2本のビームを取り付けたところで、だいぶ形が見えてきますね。ここからどのようにフレームが組み上がっていくのかダイジェストで御覧ください!!
裏側に補強のプレートを取り付け、更に両サイドに上に乗るModule用のサポート金具を取り付けます。
次は、Moduleの収まるフレームをどんどん取り付けていきます。ケーブルとかが見えてくると、だんだん機械らしくなってきますね!!
早くModuleを入れて見たいところですが、その前にDispyal module取り付け用の金具や、電源ユニット、Ethernet Switchなどを仕込みベースを仕上げます。
フレーム内のEthernetの結線を行い、アームレストとサイドカバーを取り付けて準備完了です!!だいぶコンソールらしくなってきて作業するスタッフの動きも一段とスピードを増します!!
そして、展示会場などで見たことの有るModule Unitが遂に登場!!
フレームに一つづつ仕込んでいきます。この瞬間が徐々にコンソールが出来上がっていく至極の瞬間。テンションMAXです!!
Display Moduleを取り付けて、遂に1列が完成!!!どんどんModuleをフレームに載せていきます。
細かくModuleに分かれているので、Configrationの自由度抜群なのが、組み立てていても感じることが出来ます。
最後のモジュールであるMain Moduleを手に、この笑顔!その充実感を共感してもらえるでしょうか!?
遂に全てのモジュール搭載完了!!!電源投入をしてチェック開始です。
ソフトウェアのセットアップも完了し遂に、Pro Toolsと連動しStart Up完了!!!その圧倒的な情報量のVisual Feedbackに改めて感動です。
スタイリッシュなその姿と、未来を感じさせるこのコンソール。Rock oN店頭にて展示中です!!是非ともデモンストレーションのご予約をしてご来店下さい。ご案内をさせていただきます!!!
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2014/03/26
AVID Pro Tools 11日本語マニュアル公開されました
皆様、大変おまたせいたしました!!やっとAVID Pro Tools 11のリファレンスマニュアルが完成。ダウンロード可能となっています。その強力な機能を使いこなすには、バイブルとなるこのリファレンスマニュアル。すでにお使いの方も、知らない機能があるのではないでしょうか?Pro Tools お使いの片全てにっすめ出来るドキュメントです。是非ともダウンロードしてお手元においていただきますようお願いします。
ダウンロードは、下記リンクよりお願いします>>>>
http://avid.force.com/pkb/KB_Render_UserGuide?id=kA7i0000000PBT3&lang=ja
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2014/03/26
Over the ICON!! Avid S6が渋谷 Rock oN リファレンスルームに4/1導入決定です!!
遂に ! 次世代のAVIDソリューションの中核となるS6がRock oNに導入決定。4月1日(火)より店頭にてご覧頂けます !!
Pro Tools HDX、そしてPro Tools HD11 software、コアプロダクトの進化を止めないAVIDはコンソールラインナップにS6を投入。IBC2013での発表、InterBEEでのプロトタイプの展示と業界全体から大きな注目を集めるBig Release。
『Mixing Redefine=ミキシングの再定義』と掲げられたAVID S6、再定義という言葉からもその力の入れようが感じられますね!!
最大の特長となるモジュール単位の構成でスモールサイズからラージサイズまで幅広いシステムアップに対応し、ユーザーの望む規模・機能を無駄なく組み上げることが可能です。
そして機能的な特長はなんといってもEuCon3.0対応!!レイヤー3を持つEuConにより高い解像度での通信や独自のオペレーションコマンドを可能としています。
さらにディスプレイモジュールによる非常に優れたビジュアルフィードバック。S6のアイポイントとなるこちらはご存知の通りコンソールのディスプレイに波形表示が可能!! PC画面がなくとも操作できるコンソールミックスのソリューションの提案こそがAVIDの『Mixing Redefine』の真骨頂ではないでしょうか?
是非ともその実力、魅力を渋谷Rock oN Company店頭で体験していただきたく導入を決定致しました!! 設置・導入の様子から実際のハンズオンまで逐次レポートしていきますのでご期待下さい!!
★デモのご予約/お問合せもお待ちしています!
お電話 (03-3477-1776)、FAX (03-3477-1757)、お問合せフォーム
営業担当:岡田・君塚・町田・阪田・赤尾、デモ:洋介までお気軽にどうぞ。
Avid S6関連記事
AVID S6 / Over the ICON
2014年1月7日 掲載(記事本文・構成 : ROCK ON PRO 前田洋介)
//pro.miroc.co.jp/2014/01/07/avid-s6-over-the-icon/
Rock oNショーレポート
IBC 2013(S6 初披露!)
http://www.miroc.co.jp/show-report/ibc2013/archives/tag/avid-s6
AES 2013(デモムービー)
http://www.miroc.co.jp/show-report/aes2013/archives/tag/avid-s6
InterBEE 2013(日本初上陸!)
http://www.miroc.co.jp/show-report/interbee2013/archives/302
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2014/03/24
期待の新星YAMAHA QL発表会レポート
Musikmesse 2014で登場したYAMAHA QLシリーズ。恵比寿ガーデンプレイスにて、「春の新製品発表会」が開催されました。豪華メンバーによりバンド演奏もまじえて、実際に商品を「見て・聴いて・触って」という ヤマハのポリシーを元に展示コーナーとプレゼンテーション会場が一体化したイベントに。ヤマハグループの最新機器・最新ソリューションが直に体験出来るこの機会を見逃さず、注目のQLシリーズを中心に徹底レポートを行いました。
詳細は、こちら>>>>
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2014/03/18
New MacProにPro Tools HD11が対応
やっと出荷の始まり、徐々に市場にも出回り始めたNew MacPro(Late 2013)。早くもPro Tools HD11が対応表明です。併せて拡張シャーシの情報も提供されています。予定通りSonnet Echo Express Ⅲと、Magma EB3Tが検証済みとしてリストアップされています。
・対応Pro Tools Ver : 11.1.2
・検証済みシステム:HDX
・検証済み拡張シャーシ:Sonnet Echo Express Ⅲ-D、Sonnet Echo Express Ⅲ-R、Magma EB3T
限定的では有りますが、動作確認が報告されています。詳細は、下記AVID HPを御覧ください。
http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Compatibility?id=kA140000000Gt91&lang=ja
※新しいMac Proへの推奨が出ているのは、現状、Pro Tools HD 11ソフトウエアのみで、通常のPro Tools 11ソフトウエアの方は、引き続きテスト中という状況ですので、ご注意ください。
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2014/03/09
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜Metric Halo ULN-8〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Metric Halo ULN-8 ¥358,000(税込)
ハイエンド・オーディオインターフェースとして評価の高いMetric Halo ULN-8が入荷しています!!このメーカーのこだわりは、高品位なアナログ回路(5万円程度のアウトボードよりも確実にクオリティーが高いです)に裏付けされたサウンドクオリティーと超強力なDSPエンジンによる付加機能。
まずは、アナログ部分の評価です。実はMetric Haloのインターフェースは映画のロケーション用に開発されたという経緯を持っています。その証拠に外部からの電源の供給電圧は汎用の車用バッテリーの電圧でもある12Vとなっています。この12Vは現場でも多く使われている値です。そしてそのインレットも4PinのCannonコネクターとロック付きの端子が奢られています。収録用のカートがあればLaptop PCとともにバッテリーでの収録を可能にしているシステムでもあるのです。まさに!! ハリウッドのエンジニアが認めたクオリティーと言い換えることが出来る非常に信頼性の高い一台。
そして技術的な側面ばかりでなく、その音質も声の帯域が前に定位する明るいサウンド。どのような機材にも言えますが声の帯域というのが一番再現性含め難しい部分です。人間の聴覚としても一番シビアに聞き分けてしまう帯域だというのもその理由の一つ。ここにフォーカスして設計されたアナログ回路が悪いはずもなく、高いクオリティーを発揮します。もう一つの特徴がDSPエンジン。内部処理80-bitという驚異的なBit Rateでの処理を実現しています。思いついたことはほぼ出来ると言っても過言ではない柔軟なシグナルルーティングを持ったDSP MixerとPluginの人気も高い高品位なエフェクトを備えます。また、DSPの力を借りてのDAWアプリケーション無しでの安定した動作を実現するRecorder機能も搭載します。
機材を持ち出して収録を行うことのある方には絶対的におすすめしたいこのULN-8。高品位なマイクプリ、アナログ回路のお陰で、荷物も最低限にコンパクトに押さえることが可能です。是非ともご検討下さい!!!
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2014/02/03
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜TK AUDIO The Strip〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
TK AUDIO The Strip ¥89,800(税込)※完売となりました
スウェーデン発、比較的新しいメーカーTK Audioのチャンネルストリップ、その名も「The Strip」が入荷しております。The Stripはマイクプリ、コンプレッサー、EQを搭載し入力段におけるトリートメントを素早く効果的にすることができます。
プリアンプはトランスレスデザインで色づけの少ないキャラクター。かつ最大75dBの増幅が出来るので出力の少ないマイク、、例えばリボンマイク等にも相性はバッチリです。DIインプットも用意されていますのでギターやベース等をそのまま挿してラインのエッジをしっかり保ったままレベルコントロールすることもできます。コンプレッサーはRMSディテクションを採用しナチュラルにコントロールしやすいリダクションとなっています。突発的なピークには注意が必要ですが・・・また、最近流行のwet/dryのブレンドも装備していますのでより使いやすいですね。
EQセクションはシンプルに2バンド、100Hzのローシェルフと12KHzのハイシェルフとなっています。音のパンチや空気感を直感的にコントロールが可能です。アウトプット段は珍しく2系統のアウトプットを選択出来ます。1つはCarnhillのトランスを使用したディスクリートトランスアウトプット。最終段で音楽的なサチュレーションを付加することが出来ます。もう1つはICベースアウトプットステージになっており、色づけの無い出力を選択することも出来ます。さまざまなソース、シーンに対応できるであろう多機能なこのTK Audio The Stripですが、今回は価格もリーズナブルで中古で10万円以下で入手することが出来ます1つしっかりしたチャンネルストリップが欲しいとご検討の方、チャンスです!!
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2014/02/03
New Mac Pro:Max Perfomance Testを実施!!!その実力を見よ!!!
昨年末にやってきた新型Mac Proをどこまで動くのか、高負荷実験を実施!!Sonnet Echo Express ⅢにHDXをⅢ枚実装しての動作チェックも兼ねています。その驚愕のスペックをご確認下さい!!!!最後に動画もあります、是非とも最後までお付き合いいただき、衝撃的な動画を御覧ください!!
まずはインストール
SonnetのシャーシにHDXカードを3枚挿して起動すると、何事もなかったかのようにすんなりと起動。Pro Toolsのアプリケーションも普段通りに立ち上がります。身構えてたのが何だったのかとがっかりしてしまうくらい、あっけなく動作してしまいました。Mac Proのセットアップをした時もそうでしたが、あまりにも順調な起動に今後の不安も吹き飛びます。
起動画面がこちらですが、さすがHDX3。DSPの個数が54個にもなると画面からはみ出ます、、、単純に個数だけで言えば、HD accelが1枚のカードにDSPを9個搭載していたのでHD 6(カード6枚)と同じ個数です!!VoiceでDSPを消費しない&1個あたりの処理能力の向上によりどれほどのパフォーマンスを発揮するのかドキドキしませんか?
どこまで負荷をかけられるのか?
まずは、HDX3のマックスである768trackを作成。この時点でミキサーモデルに取られるDSPは5つ。HD accelでは最大192Voiceで6DSPを専有していたことを考えるとこの時点でも驚異的な性能です。そして、DSPがフルになるところまでAVID Channel Stripをインサートしてみます。
まずは、何も考えずに『Option』を押しながらAVID Channel Stripをインサート。AAX Pluginとは言え768個となると瞬時とは行かずにバーが表示されますが、3~4秒でインサート完了。まだDSPに余裕があるので、次の列にも『Option』を押しながらインサート。さすがに全チャンネルにはインサート出来ずにDSPリソースが立ちないという旨のアラートが帰ってきます。この時点で、なんと1,323個のAVID Channel Stripがインサートされています。実際に全チャンネルにオーディオデータを置き再生してみますが、何事もなかったかのように普通に動きます。(もちろんRAM Chashはアクティブな状況にしています)
この時点でもCPUは10%未満、CPUを稼働させたいのでClip Gainを768track全てで実行するも数%の上昇にとどまり、負荷実験になりません。
CPUをフル稼働させるには、、、
せっかくの負荷実験、なんとかCPUをフル稼働させるべく更にAUX trackを500track作成!!そしてその500trackに対して、おもむろに『option + Shift』を押しながらSignal Generatorを挿入します。(サウンドがない部分はプラグインのCPUリソースを開放してしまうため)これでもCPUはまだまだ空いています、そこで次の段にAVID Channel Stripを挿入。それでもまだ50%~60%程度。
何気なく書いていますが、各段に500こずつのプラグインを挿入しています、、、、更にもう1段AVID Channel Stripを挿入。やっとこの時点で80%を超えます。古くからのPro Toolsユーザーである筆者は、RTAS時代であれば50%を超えるとCPUメーターが瞬間的に跳ね上がりプチノイズや、再生の強制停止が生じるという実体験を持っています。しかし、Pro Tools 11になり、全てを一新したこのシステムはCPUのマルチスレッドへのネイティブ対応、64bit化されたAAXプラグインの恩恵もあり、全く瞬間的にCPUメータが跳ね上がるCPU Spikeを生じずに80%を超えた領域で安定稼働します。実際のその様は動画をご覧いただくとして、負荷実験を続けます。まずは普通に再生、前述のとおりDSPは全く問題なく、CPUも80%を超えた領域で安定します。更に、負荷を掛けるためにループ再生を試します。まずは、10秒程度のループでは何事もなかったかのように動作。もちろんループした瞬間に若干のグラフィックのブレはありますが、数十トラックのセッションでも今までに見たことのある程度。
最大稼働状況はこれだ!!!
更に20frame(=666ms))でのループに挑戦!!グラフィックはさすがに辛い状況になりますが、Pro Tools自体もCPUリソースも安定。Pro Tools HDの特権であるRAM CaschとDSP、そしてFPGA、更には64bitへの完全対応、AAXプラグイン、と言った今までのAVIDの集大成を見た気がします。これらの機能により実現した今回の最大稼働状況。New Mac Proの持つパフォーマンスとともに圧倒的な動作状況を実現しています。
それでは、実際に稼働しているさまを動画でお確かめ下さい。画面内には全く表示しきれていませんが、動作状況としては以下のとおりとなります。
・Audio Track : 754 track(設定調整をしていた際にVoice OFFにした他ラックをもとに戻すのを忘れてしまいました、、、)
・Aux Track : 500 track
・DSP Plug-ins : AVID Channel Strip × 1,312個
・Native Plug-ins : Signal Generator × 500個 & AVID Channel Strip × 1,000個
・754trackのAudio データに対してのClip Gain処理
以上の状態のセッションを20Frameでのループ再生しています。
http://youtu.be/g8SOhAXVrQs
動作はしていますが、AVIDからのNew Mac Proへの正式な対応コメントが待たれるところです。そして、文中にも有りますがAVIDのフラッグシップシステムだからこそ実現しているということを改めてお伝えしたいと思います。Pro Tools HDのライセンスでしか使用できないRAM Caschの機能が大きく働いている、そして、再生VoiceをFPGAに任せることでCPUとDSPをフルに活用できるHybrid Processer設計となっているHDXシステムの驚愕のパワーを感じていただけたものと思います。
※あくまでも弊社社内での負荷実験であり、上記のパフォーマンスを全て保証するものではありません。
※使用システム:New Mac Pro 3.5GHz 6-Core 16GBメモリ、Sonnet Echo Express Ⅲ、AVID HDX 3
※使用アプリケーション:Mac OS 10.9、Pro Tools HD 11.1
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2014/01/29
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜SONGBIRD TRI STEREO CHORUS TSC1380〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
SONGBIRD TRI STEREO CHORUS TSC1380 ¥99,800(税込)※完売となりました
今回はは少し趣向を変えてエフェクターといってみましょう。毎日、店頭には様々な中古商品が入荷しますが、現在入手するのは困難であろう名機SONGBIRD TRI STEREO CHORUS TSC1380が入荷しました!どちらかというとエンジニアさんよりもギタリストさんのほうがピンとくるのではないでしょうか?
簡単にいうとアナログコーラスで3系統のコーラス回路とディレイ回路をもち、アナログ的な質感で幻想的な響きを作ってくれます。1Uのシャーシに12基の低周波オシレーターが搭載される贅沢な仕様のステレオ3相コーラス。もうすでに生産中止ですが、コーネリアスやEric Crapton、Michael Laudauらが愛用した知る人ぞ知る名機。一時期はあのLine6がこちらのモデリングの入った機種をリリースしていましたね。
魅惑的で幻想的なエフェクターを探している方やずっとこちらを探していた方、かなり格安で手に入る希少なチャンスです!すでにメーカーメンテナンスが出来なくなっているため現状渡しとさせていただきます。
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2014/01/28
ユーザーの視点から見たNUAGEの有効性と進化
NUENDO誕生と現在に至るまでの経緯
Steinberg 社の沿革
NUAGEを紹介する上で欠かせない存在であるのがSteinberg NUENDOであることは間違いないだろう。まずはNUENDOの生い立ちを振り返ってみたいと思う。Steinbergは1984年にドイツ、ハンブルグで設立され、1989年にCUBASE 1.0(当初はatari対応のソフトウェア、翌1990年にMac版)をリリースしたところから世界的に認知され始める。そして早くも1991年にはCUBASE Audioをリリースし、いち早くNative環境下でのAudioの取り扱いを可能としているのも特筆すべきポイントであろう。その後、バージョンアップを重ね現代のデフォルトともいえるASIO、VSTというオーディオとプラグインのフォーマットを発表。その根底に流れるポリシーとしてソフトウェア・メーカーとして、根幹の部分の開発にこだわり、3rd partyのハードウェア、アプリケーションとの連携により成長をしていくという部分が有る。
ポリシー/ミッション
そして、2000年に映像と音声の扱いに優れたポストプロダクション向けのソリューションとしてNUENDOが誕生。Musicマーケットで培った技術を元に映像同期などを強化し、タイムラインをBar-BeatベースではなくTimecodeベースをメインとした製品としてリリース。その当時ポストプロダクションで利用されているPro Tools,Fairlight,PyramixがDSPをベースとした大規模なシステムだったこともあり、CPUベースであるがゆえのモバイル性の高さ、元々の動作の軽快さ、編集のしやすさなどが評価を受け徐々に市場に浸透していった。
NUENDOの誕生と成長
2005年にYAMAHAの100%子会社になり、両社の連携は年々深まっていくが、Steinberg独自の創造性は今日も保たれているNUENDOはCUBASEとSteinbergの両輪としてお互い新機能を取り込みながらの進化を続けている。NUENDOとしては、専用設計のシンクロナイザー"Syncstation"のリリースなど、業務での運用に欠かせないプロダクトを揃えている。前述の通り3rd Partyとの連携に関してもソフトウェアのかなり深い部分まで開放されているので、深い連携のとれたハードウェアが多いのも魅力の一部ではないだろうか。
専用シンクロナイザである ”Syncstation”
YAMAHAとの融合と未来
YAMAHAはDM1000/2000以降プロダクション向けのプロダクトの新作がなくSR市場に注力している感もあったが、やはりO2Rに始まるプロダクション・コンソールの流れは社内に存在しており、Steinberg買収とともにCUBASE/NUENDOをミキシングエンジンとした新たなるプロダクトのプロジェクトはスタートしていたとのこと。Steinbergの持つフレキシブルなハードウェアとの連携を更に専用設計とし、連携を強化しまさに一体感を持ったプロダクトの開発に成功したと言ってもいいであろう。NUENDOにとっても専用のハードウェア・コントローラーは現場のセンターに収まる上で切望されていたソリューションであり、今後のNUENDOの発展の鍵をにぎる重要なプロダクトであると言える。
ユーザー目線で徹底Review by 江夏 正晃 氏
一体になったNUAGEは、いかに現場でいかすのか
Mouse/key以外で何をコントロールしたいのか
高精度のフェーダー、キャップは新設計となる
パソコンの中で動くDAWにとって重要なのは、如何に作業性を高めるかが重要なファクターだ。マウス、キーボードだけで作業する方もいるだろうが、フィジカルなコントローラーを介して作業をされた方ならば、その必然性は誰にでも分かってもらえると思う。NUENDO はネイティブ環境で動作するDAWとして誕生し、オーディオインターフェースもコントローラーも自由に選べ、そのワークフローは十人十色で、ProToolsのようなターンキーシステムとしてのトータルソリューション色はさほど強くなかった。ただ、業界ではMAからダビングステージ、音楽制作のシーンまで、いろいろなところで使われるようになり、その認知度が高まり、SteinbergがYAMAHAの傘下に入ることで、NUAGE のようなターンキーシステムのマーケットインが望まれていたことは確かだった。そして完全にNUENDOに最適化されたNUAGE システムはまさにネイティブDAWシステムのリーディングプロダクトになったわけだ。
専用プロトコルで動作するNUAGEのコントローラーの操作性はいままでのサードパーティー社製コントローラーとは一線を画す。FLIP機能を使って、SENDやPANなどももちろん快適にフェーダーでコントロール出来る。ノブも各種プラグインのパラメーター等を自動的にアサインし、直感的なコントロールが、NUENDOの使用感を飛躍的に向上させている。
専用コントローラーならではの機能もたくさん搭載しており、NUENDO で作業をされていた方なら、1日でそのアーキテクチャーは理解出来るだろう。そして、キーボード、マウスの呪縛から開放されるのだ。SteinbergのDAWの特徴でもある、各チャンネルのDAWのチャンネルストリップとでも言うべき、「チャンネル設定ウインドウ」の専用「e」(edit)ボタンが、コントローラー上にも用意されていることに象徴されるよう、随所でこのNUAGEがNUENDO 専用であることを感じさせてくれる。NUENDOの画面レイアウトが、わかりやすくNUAGE上に展開しているわけだ。
コントローラーに求める素質
コンソール業界のリーディングカンパニーであるYAMAHAが開発しただけあり、その質感は目を見張るものがある。パネルレイアウトから、トップパネルの配色に至るまで、デジタルコンソール、SRコンソールの世界で培ってきたノウハウが凝縮されている。ちなみにフェーダーは同社のSRデジタルコンソール、CLシリーズに採用されているフェーダーと同じフェーダートップが使われている。有機的で先進的なデザインはコンサバティブな質感の中に新しさを感じさせる。そして、何より、タッチセンスの感度から、フェーダーワークをする際の動作感に至るまで、操作にストレスを感じさせないフェーダー感になっている。ムービングフェーダーの動作もスムーズでありながら、FLIPさせた時などの動作も機敏で、動作音も静かだ。
そしてNUAGEの特徴とも言えるチャンネルナビゲーションと呼ばれる機能はフェーダー上部に配置されたスライダーバーを指でスライドさせると、チャンネルを瞬時にスクロールさせることが出来る。
多チャンネルミックスになった時には目的のチャンネルに素早くアクセスすることが可能だ。そして、このスライダーバーには加速度センサーが内蔵されており、素早く動作することで、スクロールも加速するのだ。そして加速したスクロールを、スライダーを押さえることで止めることもできる。スマートフォンで画面をスクロールさせる動作に似ているといえば理解しやすいかもしれない。まさに、進化系コントロールサーフェースであることを感じさせてくれる一面だ。
特にこだわったというアルミ削り出しの Jog WheelRGBのLEDが内蔵されたインジケーターはチャンネルにアサインしたカラーと同じ色を発光する。チャンネルの視認性も非常に高い。間違って違うフェーダーを操作することも避けられそうだ。NUENDO ユーザーなら触ってみたい、使ってみたいと思う工夫が随所でなされている。
そして特筆すべきはJOGホイール。このJOGホイールはNUAGEの一番の売りと言っても過言では無いくらいよく出来ている。操作時のホイールの抵抗感、重量感と、DAW上での動作が他のコントローラーでは味わえなかったくらいスムーズな操作感を生んでいる。JOGやSHUTTLEはもちろんのこと、ZOOM IN/OUT、FADE IN/OUTまで様々なことが出来るようになっている。余談だが、このホイールなぜか内側に凹んでいる。デザイン上の意匠的なものと思っていたのだが、FADE IN/OUTなど、ボタンを押しながら操作する時にこの内側に凹んだところに指かけて操作することで、片手で今までにはないホイール操作が行えるのだ。
音場を邪魔しないソリューション
NUAGEの特徴でもあるのだが、正面に配置された液晶ディスプレーは一般の製品のものを使う。デモ機ではHP社製の24インチのモニターが配置されていたが、どこの製品のディスプレーのものでも24インチ程度のモニターであれば、フィットするように設計されている。すなわち、専用ではないので、トラブル時に対応も簡単な上、導入コストも抑えられる。そして驚いたのが、このディスプレー上に表示される画面はサイズを自由に変更が出来る。
最初は何の意味が?と思ったのだが、実はスタジオで機材をレイアウトする際にそのメリットが発揮されるのだ。
筆者もコンソールを導入した時に、コンソールに併せてモニタースピーカーを配置しなければならない状況になり、モニタースピーカーが思っていた位置に配置できないといった局面に遭遇したことがあった。コンソールデスクのために、スピーカーが思っていた位置よりも高くなってしまい、レイアウトに四苦八苦したことがある。
ところが、このNUAGE、コンソールの高さを抑えたいということであれば、コンソール上に配置する、液晶ディスプレーを下げて、画面の下部分を持ち上げて表示させることで、コンソールの高さを低くすることが出来るのだ。すなわち、NUENDO はサラウンドミックスなども得意とするDAWなので、センタースピーカーの配置など、コンソールの高さを考えながら、音場を犠牲にすることなく、モニタースピーカーのレイアウトが出来るようになるのだ。
細かいことではあるが、実はこのような仕様は非常に重要で、スタジオの音場を邪魔することなく機材のレイアウト設計することができる。
自己の機能に固執することなくシステムの一部としての機能をしっかりと考えられた設計は、どんなスタジオに設置されてもスムーズな導入がされることであろう。
もちろん、フェーダー構成もフェーダーユニットを3連、48chまで拡張でき、必要に応じてワークスペース、(ブランクデスク的なもの)も確保できるオプションも用意されており、中小スタジオからダビングステージまで、幅広い導入先を考えた仕様になっている。
充実のControl Room機能との連動
NUENDOは大型アナログコンソールのモニタリングセクションで行えるほとんどのことが、ソフトウェア内部で構成することが出来る。この機能をNUENDOでは「CONTROL ROOM」機能と呼んでいる。NUAGE I/Oを始め、最近のオーディオインターフェースは入出力系統も多く準備されているので、複雑なモニタリング・コミュニケーションシステムもソフトウェア内部で構築することができるのだ。ただ、その場合に問題になるのが、画面上のフェーダーやボタン、ノブなどをマウスやキーボードだけで操作出来るかどうかと言うことだ。市販のMIDIコントローラーをつかって、カスタマイズも可能だが、NUAGEだと必要なノブもボタンもあらかじめコンソール上に準備されている。すなわち、NUENDO のCONTROL ROOM機能を存分に使うことが出来るのだ。モニター切り替え、トークバックなど、DAW内部で完結できるメリットは大きい。
余談ではあるが、これら、CONTROL ROOMの機能はハードウェアでシステムを構築しようとするとかなりのコストがかかってしまう。それとは逆に、NUAGE I/Oは豊富な入出力系統を持っているので、高品位なモニタリング・コミュニケーションシステムが簡単に構築できる。そして最大のメリットはCONTROL ROOM機能で、プロジェクトやレコーディング状況に応じて簡単にカスタマイズができることだ。もしハードウェアでこれらシステムを構築した場合、簡単にカスタマイズすることは難しい。
ハードウェア感覚でNUENDO内の「CONTROL ROOM」機能を使えることは、かなり快適なワークフローになることは間違いない。「CONTROL ROOM」機能は簡単に使用・不使用をソフトウェア上で切り替えられるので、プロジェクトファイルを他のNUENDO で展開する際にも問題はない。蛇足だが、モニターボリュームの上部にデシベル表示の有機ELディスプレイが準備されており、NUENDOの画面を見ることなく、モニターレベルを的確に調整出来ることはありがたい。また、機能を共有するロータリーエンコーダーには周囲にLED表示がされており、モニタースピーカーを切り替えた際にレベル差に戸惑うこともない。細かいことだが、NUAGEはユーザーの使いやすさもしっかりと考えられたインターフェースになっている。
ユーザーとして、次に求める機能
もはや、NUENDO ユーザーであれば、NUAGEのシステムは申し分ない機能、使い勝手になっている。ただ、現時点で筆者が個人的に付加してほしい機能がVSTインストゥルメンツのNUAGE上でのエディットだ。SteinbergはVST規格を創った会社でもある。VSTプラグイン(エフェクト系)はコントロールできるものの、音源などのパラメーターもNUAGEのコントローラー上でコミットしたいこともあるはずだ。もちろん、このNUAGEシステムはポスプロ、ダビングステージで使用されることを前提としているので、音楽系で使われることの多いVSTインストゥルメンツのエディットは現時点でのNUAGEでは出来ない仕様になっている。ただ、これらの機能は将来的に展開出来るようにしたいとのこと。NUAGE上のフェーダー、ロータリーエンコーダーなどでプラグインシンセサイザーなどのパラメーターが、縦横無尽にコントロールできるようになれば、NUAGEが音楽の世界でも使用される可能性が益々、広がってくるであろう。NUENDOは同社の音楽制作用DAW、CUBASEとの親和性が高いこともあり、NUAGEのシステムが音楽制作のシーンで使われることも十分考えられる。
また、最近のサウンドを取り巻くビジネスモデルを考えると、中小スタジオやプライベートスタジオといったところで制作された音楽をその場で映像に合わせるといった業務も増えてきている。まさにNUAGEはそんなDAWシーンにフィットしていくシステムだとも思っている。
ちなみに筆者がNUENDO を使うのは音楽制作もMAも映画のダビングもシームレスに行えるからだ。すなわち、NUAGEはそんなNUENDO の持つ可能性を高めてくれる、ターンキーシステム(統合システム)で、現代のDAWニーズに合ったソリューションになるはずだ。まだNUAGEシステムはスタートを切ったばかり。拡張やオプションを含め、今後の進化にも期待したい。
さらにDeepにテクニカルReview by RockoN
NUAGE+NUENDOの誕生、開発
Steinbergの開発ポリシー
Steinberg自体は、ソフトウェアメーカのあるべき姿としてDAWの根幹となる、Audio Engineに関してのこだわりが強いメーカ。逆に言えば、ユーザーに完全解放されているショートカットアサイン、多岐にわたる初期設定などフィジカルなインターフェースに関しては自由な設計がなされている。基本的にハードウェアのプロダクトを自社でリリースしないのもこの部分の考えに起因しているといえるだろう。ソフトウェアの基本的な部分は提供するので、あとはユーザーの好み、作業に応じてシステムを組み立てるのが基本的な思想。
2005年のYAMAHAの買収からはハードウェアメーカとのタッグにより、製品のリリースが行われているが基本的なスタンスを崩したことはなく、一社に偏らずにOPENな環境を提供し続けている。このYAMAHAとSteinbergの協業による変化がなかったわけではなく、YAMAHAの持つ良い部分を多分に吸収していると、筆者は感じている。その一部としては日本のユーザーの声がダイレクトに届くようになった点、バージョンアップ等の更新が常に安定したバージョンで行われるようになった点、など。実際国内にはメジャー名DAWのメーカはなく、海外製品に頼っているのが実情。そういったことを考えると、準国産とも言えるSteinbergの存在は大きいことがわかる。
そのような背景の中、NUAGEの開発にあたっては、Steinbergの持つリソースのMixingコア以外の全てと言っていい部分を連携、非常に深い連携が行われているのが特徴だ。
YAMAHAの求めるソリューション
YAMAHAとしてのプロダクション向けラインナップの再整備、マーケットへ対してのアプローチということに関しては、「1からやり直す」という気持ちで取り組んでいるとのコメントを得ている。確かにDM2000の発売が2002年。バージョンアップ、VCMへの更新などは行われていたが、全く新しい製品としてのプロダクション向けコンソールというものはリリースされてこなかった。そう捉えると実に12年ぶりにプロダクション・マーケットへ向けた大きな挑戦である。
YAMAHA DM2000
この再出発に向けて開発されたのが、NUAGEである。DSP Engineを使用してのミキサーではなく、プロダクションの中心として利用されているDAWをエンジンに利用しようという発想で設計されたNUAGE。コントローラではあるが、YAMAHAの培ってきたコンソールの思想が多分に盛り込まれた設計となっている。YAMAHAのコンソールの設計技術、フィジカルコントローラ、ヒューマン・インターフェースに対する実績、経験とDAWのトップメーカーであるSteinbergの持つAudio Engine、その2つが融合することにより初めて実現したソリューションである。今までもAVIDがICONシリーズで実現しようとした"Integrated Console"という思想に近いのですが、DAWのGUIを統合してのトータル・ソリューションとして更に一歩踏み込んだ製品となっている。
なぜYAMAHAブランドとして今登場したのか!?
Fader Unit1台につき、2画面の edit が表示される
NUAGEはSteinbergブランドでも良かったのではないかという声も聞くが、YAMAHAブランドとしたのは、上記2つの理由を考えれば自然なのではないだろうか?あくまでもソフトウェアメーカーと言う立場にこだわるSteinbergと、プロダクションマーケットへの再出発を考えるYAMAHA。それぞれの思惑と考え、Win-Winの関係を保つ為の協力体制を築き開発をすすめる上でもYAMAHAブランドである必要があったということは想像に難しくない。
YAMAHAがSteinbergの独自性を認め、一事業部としなかったのもこういった理由があると考えると理解できる。YAMAHAにとってDAWメーカとしてSteinbergが独立し、独自性を保っているということがNUAGEの登場にとっても大切なことだったということを感じていただけただろうか?これが、YAMAHA製のDAWをエンジンにということであれば、もっとクローズな製品になっていただろう。資本関係を持った両者の優れたところをお互いに取り込むことで、他に真似のできない深い連携を実現できたといえるのではないだろうか。
NUAGEのイノベーション#1
”edit key”を押した際にNUAGE に表示される詳細画面
なんといってもDAW側が出力をする高解像度のVisual Feedbackが最大の特徴であり、他社の追従を許さないポイントである。NUAGEのフレーム幅に合致した24inchの1920×1200のディスプレイ(推奨)にフィジカルコントローラでの操作が反映され、高解像度のDisplayにVisual Feedbackされる。これはまさにコントローラーとして革命的な出来事ではないだろうか。今までもSystemにBuilt-inされたターンキーシステムでは実現できていたソリューションが、汎用のPCと汎用のDAWとの組み合わせで実現したというのは、いかに深いパートナーシップを持ち開発に取り組んできたかが伺えるポイントではないだろうか?
特筆すべきは、NUENDOのミックス作業で多用するEdit Key(Channel Strip表示)を押した際の挙動。そもそも、このEdit keyがフィジカルに用意されていることもNUAGEの魅力だとは思うが、1画面に2つのEdit windowを表示する機能は隣り合ったチャンネルのステータス、パラメータの比較など様々なシーンで有効であろう。
NUAGEのイノベーション#2
トラックナンバーとトラックネームのサイズは調整が可能
NUAGE I/O と接続用の Ethernet Switch
システム全体を見渡した際にNUAGE I/Oの存在が大きい。もちろん、NUAGEを利用するにあたりこのI/Oの利用は必須ではない。しかし、実際のシステム構築の際にメリットの大きいI/Oである。まずは、最大チャンネル数として128ch in/outのシステムが構築可能、しかも複数のI/O BoxをまたいでのDirect Monitor機能が利用可能と、現場で有効な機能を実現。SyncstationとのVST System Linkの構築でSample精度での同期も実現します。この機能自体はNUAGE I/Oに内蔵されているDSP Engineにより実現される、このDSP Engineはベースマネージメント機能も合わせて提供するためNUENDOのControl Room機能と合わせて充実したMonitor機能を実現する。
NUAGEのイノベーション#3
YAMAHAの持つ高度なハードウェア制御技術による触り心地の良さも、NUAGEの大きな魅力。機械としての質感、フィジカルタッチをした時の反応など、さすがと思わせる点が多くあります。極めつけは、こだわりのJog Wheelではないでしょうか?アルミ削り出しのこだわりのパーツは、指のかかり具合など実際に触りながらその形状を追い込んだ日本人らしい繊細なその造作はぜひとも実物を触って確かめていただきたいポイント。YAMAHAのNUAGE専用Control I/OをNUEDNOと高度に連動させ、制御系を作りこんでいるのも魅力。汎用のMackie ControlなどMIDIをその起源としている一方向の通信と違い、双方向の100base-Tによる高速通信により高精度かつレスポンスの良い動作を実現している。
AES NYでの展示。Sound Construction & Supply 製のカスタムデスク背面JL Cooper 製のサラウンドパンナー
ラウドネス測定もBuild-in
NUAGEの進化#1
アプリケーションベースのコントローラーであるために、アップデートによる機能追加を実現しているのも魅力。実際にNUENDO 6.06のリリースと同時にNUAGE 1.1がリリースされ、複数の機能の追加と、動作のブラッシュアップが行われている。NUAGE発表時に多く要望が寄せられたというMonitor Control周りの機能追加に関してはYAMAHA DMEシリーズとの連携により回答を出し、Mic Preの統合という要望にはAD8HRとの連動を実現している。このように、スピーディーにユーザーの要望に対し回答を出してきているのも好感が持てる。
NUAGEの進化#2
具体的な更新として他には、V1.1ではフェーダー上部のトラックネーム表示部分で、トラックナンバーとネームの拡大縮小を実現。諸々のレスポンス、制御系の更新が行われたとのこと。今後もユーザーからのフィードバックに対し、ハード、ソフト両面から柔軟に対応し、まだまだ成長を遂げる可能性を持ったソリューションであることに期待したい。
NUAGEの描くYAMAHAとSteinbergの未来像
前号のNUAGE特集にもご参加いただいた北山氏がこの夏より、ドイツ駐在となりYAMAHAのNUAGEチームの意見をリアルタイムにダイレクトにSteinbergへ投げかけることのできる体制が確立。今後の進化のスピードアップ、要望の伝達精度の向上が期待される。まさにユーザーと共に育っていくソリューションとして今後大きく羽ばたくことであろう。再度お伝えしたいのですが、現状唯一の「日本製のプロダクションシステム」だということは、要望の反映を中心に計り知れないメリットなのではないだろうか。
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2014/01/22
Pro Tools 11.1.2リリース
Pro Toolsの最新のバグフィックスバージョン11.1.2がリリースされました。すでにVer.11.1.xをお使いの方は、バグフィックスがなされていますのでインストールされることをオススメいたします。Ver.11.0.xをお使いの方は、Ver.11.1で多くの変更がなされていますので、こちらを事前にご確認の上、アップデートされることをおすすめいたします。
詳細は、こちらのAVIDページを御覧ください。
<注意>
Video Satelliteの機能の一つであるSatellite Linkを利用して複数のPro Toolsを同期されている方はご注意が必要です。今回のPro Tools 11.1は、過去のバージョン(Ver.11.0.x含む)とのSatellite Linkが出来ません。こちらご留意下さい。
Video Satelliteの詳細はこちらをご確認下さい>>>(英語)
インストール
・Pro Tools 11.1.2はフルインストーラーです。
・Mac上にPro Tools 11.0-11.1.1がインストールされている場合、11.1.2へアップデートされる場合には「Replace(置き換える)」オプションを選択されることをお勧めします。
・Pro Tools のインストール後にまず、お使いのOSに対応したインターフェース用最新ドライバー(HD Driverを含む)を再インストールして下さい。
・Pro Tools 11.1.1とPro Tools HD 11.1.1のインストーラーは同一となります。インストーラーに違いはありませんが、iLokでのオーソライズ時にソフトウェアを識別します。
・インストール方法の詳細は Pro Tools 11 インストールガイド(各国語版) のP65~日本語ページをご参照ください。
・Pro ToolsのアイコンはMac OS XのDockに自動で登録されません。Macintosh HD>アプリケーション内のPro Toolsアプリケーション本体のアイコンを、マニュアルでDockにドラッグ&ドロップして追加してください。
共存インストール
・Pro Tools 11.1とMedia Composerの混在した場合、Media ComposerをVideo Satelliteとしてご利用いただけません。(詳細を見る)
・Pro Tools 11とPro Tools 10.3.6以降を混在インストールする場合で、Pro Tools 10.3.xのみで使用可能なHD Accel/TDMハードウェアをお使いの場合、HD 11ドライバーは決してアップデートしないで下さい。
既知の不具合 最新情報
・Pro Tools 11.1.x Satellite LinkおよびVideo Satellite 互換性(詳細を見る)
・Mac OS X 10.9 Mavericks上ではPro Tools 11.1.xとPro Tools 10.xの共存はサポートされません。(詳細を見る)
・Mac OS X 10.9 Mavericks上でPro Tools 11.1.xとMedia Composer 6.5.4.1または7.0.3以降との共存インストールがサポートされました。
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2014/01/20
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜Slate Pro Audio Dragon〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Slate Pro Audio Dragon ¥155,000(税込)※完売となりました
スタジオの定番1176、1178のようなクラシカルなFETコンプレッサーをベースにDragonはクラスA出力設計とし歪みの少ないクリアなサウンドを実現しています。そして、これでもかというような多数の機能を贅沢に搭載し、FETコンプに代表される1176を更に発展させた欲張りなコンプといえるでしょう。
そんな機能を少しご紹介・・・
【3種類のキャラクター+Vintageスイッチ】
BOOM,BITE,SHEENといった3つのキャラクターセッティングをもち、入力ソースに様々な色づけをすることが可能です。BOOMはコンプレッションと同時に低音域の倍音をサウンドに加えパンチの効いたアプローチができ、BITEは明るいキャラクターをサウンドの輪郭を明瞭にします。そしてSHEENは自然な空気感をサウンドに加えアコースティックなアプローチをすることができます。また、このツマミは同時に使用することも出来るのでオン、オフの組み合わせで多数のキャラクターアプローチが可能です。さらにVintageスイッチをオンにすることによって若干ざらついたトーンにすることも。
【サチュレーション】
キャラクターの違う3種類のサチュレーションセレクターを搭載。倍音やディストーションを加えることによりサウンドにハリやウォームさを加えることができます。
【こんなのが欲しかった機能も更に満載】
・コンプレッサーを動作させるためのキーチェーンローカット
・コンプレッションレシオに1176系では珍しい2:1設定
・もちろん全押し設定も可能、その名もSQUASHモード!!
・Wet/Dry比率の調整でヘビーコンプレッションを原音に隠し味に追加するテクニックも1台で可能に!!
2UのFETコンプにこれでもかというような機能を詰め込んだState Pro Audio Dragon。攻めたトライバルデザインのパネルプリントもカッコいい!! アグレッシブで特徴的なこのコンプ、是非あなたのラックに納めてみてはいかがでしょうか?
※クラスA:増幅素子(トランジスタや真空管等)における増幅特性においてリニア(直線)な増幅特性になるようバイアス電流をかけて、実際にはひねくれている増幅特性の直線部分の中心に動作点を持ってくる高品位な音が得られる方式です。
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2014/01/08
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜AMEK 9098EQ〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
AMEK 9098EQ¥168,000(税込)※完売となりました
もはや、説明不要の定番機種AMEK 9098EQ入荷です!! 伝説とも言えるルパート・ニーブ氏の1990年台を代表するプロダクトAMEK 9098コンソールからのチャンネルストリップがこの製品。MicPre + EQという使い勝手の良い1chモジュールです。
AMEKのサウンドはニーブ氏のデザインしたサーキットの中でもOldに次ぐ人気があるシリーズではないでしょうか?歴史的には、Neve ~ Focusrite ~ AMEKという順なのですが素子の進化等もあり、年代を追うごとにエッジのしっかりとしたソリッドなサウンドへと変化をしていっているように感じます。サウンドの厚みはニーブ氏のデザインならではの太さを持ちながらしっかりとしたサウンドのエッジと抜け、非常に高度にバランスのとれたアンプを持ちます。そしてEQ部分はラージコンソール移植ならではのワイドバンド且つ変化幅の大きなサウンドメイクのしやすい仕様。コンプはキャラクターを付加するためにソースに合わせたものを使いたいといったケースも多いはず。そんなニーズにもピッタリと合致するのがこの9098EQではないでしょうか?SSLコンソール導入のスタジオも対比的なキャラクターのプリとして導入実績の非常に高い9098EQ。そのサウンドは聴いていただければすぐに分かる太さとクオリティー。1台持っていて絶対に後悔のないおすすめの1台。是非ともご検討ください!!
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2014/01/08
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜UREI 1178〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
UREI 1178 ¥168,000(税込)¥148,000(税込)
レコーディングスタジオには必ず導入されていると言っても過言ではないコンプレッサーUREI1176のステレオバージョンとなります。スレッショルド固定の独特の操作感のある1176ではインプットとアウトプットを両手を使って操作を良くしますが、この1178でもそれぞれのチャンネルでもちろん操作可能。ちなみにアタックとリリースタイムは数字の大きい方が早いなど独特な仕様がある1176ですが、ことさらに知られているのがレシオ全部押し!たまたま誰かが試しに押してみたら凶暴な音の変化が得られたとのことで、瞬く間に世界中に広まった設計想定外のテクニック。レシオの4,8,12,20のどこか2つのスイッチが一緒に押されていれば全部押しの変化は得られますが、組み合わせによってキャラクターが微妙に異なるのもハードウェア独特な妙味ですね。
そして、1176は1967年のリリース以来設計変更が繰り返されており本体のリビジョンによって音質が異なります。ある特定のリビジョンを宝探しのように探している方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。今回出品となるステレオタイプの1178は1176のリビジョンHを元に設計されています。ステレオソースに入力トランスによるキャラクター付けをするときにも重宝する1178、一期一会の逸品が入荷です!
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2014/01/07
AVID S6 / Over the ICON
IBC2013でその全貌を見せたAVID S6は、AVIDとEuphonixの英知が一つになった初のプロダクトだ!AIVDのコンソールフォーマット・ソリューションの未来を占う上で、非常に興味深いイノベーションがもたらされている。
『全体は独立したモジュールの集合体!』
S6は一つのプロダクトだが、複数のモジュールを組合わされることで完成する。あらゆるスケールに対応でき、選択するモジュールの構成で高い個性を持つことも出来る。独立したモジュール構成で、システムの堅牢性も獲得している。今後新たなるモジュールを開発することでレガシーコンソールになることもない。
『ユニットはインテリジェントな仕様』
MDM(センタータッチホストユニット)、メーターLCDまで独立したCPUを備える。これによりPro Tools自体のだけでなく、ファームのアップデートによりコンソール自体も進化する。実際AVIDは数ヶ月に一度のアップデートを行っていくと明言している。
『多彩な情報の集中表示が革新』
高額なデジタルコンソールのみ実現する、MIX時の多様な情報の集中表示に成功。ノブにはアサインされた情報の種類を色で、データを目盛とパラメータで一つの視点に表示。LCDは情報を選択、メーター・波形表示が可能である。従来コンピュータにあった波形を手元に表示する。
2004年のデビュー以来、世界各地のスタジオで導入されたAVID ICONシリーズ。その9年間で1150台のD-Control、3200台のD-commandを出荷、スタジオに新たなワークフローをもたらした。そして2013年9月、そのポジションを引継ぎ、更に AVIDソリューションの先進性を具現化するプロダクトとして「S6」が発表。そのコンセプトは「Mixing Redefined=ミキシングの再定義」。多様化するミックスのスタイルに柔軟に対応。モジュラーシステムと、EuCon3.0によってPro Tools / Media ComposerユーザーのみならずNuendo / Cubase / Logic からFinal Cut Pro7まで、そのワークフローの可能性は果てしなく拡がっている。
EuCon=Network
EuCon 3.0が超えて行くワークフローの垣根
1998年のProcontrolから2001年のControl24、2004年デビューのICONとAvid(Digidesign)のコンソールは進化を遂げていたが、その一方でEuphonixは2005年にSystem5-MCを発表、当時MIDIの約250倍の通信速度を持ち複数のワークステーションをコントロールするEuConプロトコルを採用していた。もたらされたのはEtherケーブル1本で接続が完結する複数クライアントを統合するコントロールサーフェス。革新的なカテゴリーを確立した。そして時を併せるかのようにPro Tools HD(TDM)も進化、Voice数も拡張を繰り返しDAW内で全てのミックスを行う事がスタンダードとなる環境が生まれていく。
世界で最も導入されたICONの実績と、コンソールの新世代のデファクトスタンダードを作り出したEuphonixのテクノロジー。この2社が完全なる融合を果たした結晶がこのAvid S6であり、そのキーテクノロジーがPro ToolsをフルコントロールするEuCon 3.0となる。そのEuConだが、内部では3層の構造を持っている。レイヤー1はKeyboard、Mouseのショートカットやコマンドといった基本的な階層、レイヤー2はHUI、Mackie Controlといった汎用プロトコルでフェーダー情報などをコントロール。そしてレイヤー3を持つのがEuConの最大の美点であり、このレイヤーのカスタマイズによって高い解像度での通信や独自のオペレーションコマンドを可能としている。S6で採用されているマルチタッチのサラウンドパンナーなどはこのレイヤー3を持つからこそ出来るポイントだ。そして12bitにおよぶ解像度はフェーダー・ノブの繊細なコントロールが可能。既にその実力はArtistシリーズで実証済みだが、今回のS6におけるトピックは複数ワークステーションの同時コントロールとなる。
現在対応がアナウンスされているアプリケーションは多岐にわたる。これらをM10では2システム、M40では8システムの同時接続が出来る。しかもフェーダー単位でのアサインが可能というフレキシブルな内容で、System5におけるEuCon Hybridを踏襲。Pro ToolsをメインシステムにNuendo、Cubase、Logicといったサブシステムを従えたワークフローが構築可能だ。もちろんS6の本質的なミキシングエンジンはPro Toolsが筆頭であるが、ミュージシャン、アレンジャーの持ち込む素材にDAWの垣根をなくすスタジオも登場するかもしれない。更に将来を見据えればMedia Composer / FinalCut Pro7といった映像編集のスタンダードアプリケーションも含まれており、その対応の幅は業務の壁を超える可能性すら秘めている。かつてMC PROで想定されたような、MA/EDITを1ストップ・1スタジオ・1システムで行うハイブリッドな光景を思い浮かべることも絵空事ではない。
Customize=Module Design
システムの変更、追加をも許容するモジュラーという発想
まずは、Avid S6を構成する要素を解説しなければならない。モジュラーデザインが採用されたS6ではユーザーの要望によってカスタマイズが可能となった。写真はラージコンソールとも置き換えられる48フェーダー・9ノブ構成だが、プロジェクトスタジオを念頭に置いたコンパクトな構成では8フェーダー・5ノブから用意され、用途とコストのバランスを崩さない導入が見込める。スタジオの用途が変更される際、移転や拡張する際、または別のS6システムとの掛け合わせ等、将来におけるスタジオ構成についても組み合せを自在に行い、余計なコストを生じさせないことを意味する。さらにモジュラーのメリットとしては、たとえあるコンポーネントに不都合が起きた際にでもモジュール単位で交換が可能。他のモジュールに影響を与えず、正常なモジュールでの作業を実現し、簡便なメンテナンス性でクリティカルな現場でのスピーディーな対応が可能となった。しかもその交換はEtherケーブルと電源の差し替えのみ。正しくEuConテクノロジーの恩恵が発揮された点と言って良い。
独立CPUで動作するMaster Touch Module M40/M10
S6のシステムは6種類のモジュールによって構成される。フェーダー、プロセス、ノブ、ディスプレイ、オートメーション、そしてこれらを取りまとめるS6の頭脳となるのがマスターセクションにあたるM40/M10である。12.1インチタッチスクリーン、8つのアサイナブルなエンコーダーノブを備えたこのモジュールはIntel Corei5を採用しTouch操作を特徴とするWindows 8をベースとし動作の高速性を確保、一つのCPUとして機能する事によりDAWマシンへの負担は発生させない。そして各モジュールのマッピング、ProToolsのセッションと連携したフェーダーへのアサインといった卓面のフェーダーレイアウト機能のほか、10ポイントのマルチタッチを活かしてEQ/Dynのタッチコントロール、プラグインのパラメータ、サラウンドパンナーなど、Artist Controlで培ったEuphonix時代からのノウハウを発展させたUIを備えている。S6システムはこのマスタータッチモジュールを核とし、Avidの設定するモジュールセット、もしくは各々のユーザーがカスタマイズするフェーダー、ノブなどを積み重ねて構成されていくこととなる。
Fusion=Visual Feedback
ProTools連動のビジュアルフィードバック
操作という面でエルゴノミクスによるメリットを得たS6だが、ミキシングの効率を考えるにあたってもう一つの重要なファクターはビジュアルで得られる情報の量と質である。これまでコンソールが与えるビジュアル情報と言えばメーターブリッジの示すレベルやツマミの位置であったりと、限られた情報をそのパーツでいかに訴えかけるかといったものであったが、S6の各モジュールが発信する視覚情報は従来のコンソールを遥かに超える量と質を提供している。まず目を引くのが筐体上部に位置しているM40で使用が可能となるディスプレイモジュール。デザインとしてもS6のハイライトと言えるかもしれないが、ここではトラックネームのみならずProTools上で展開されているクリップの波形をも確認できるほか、トラックカラーも連動し一目で得られる視認性は特筆に値する。さらにノブ部分にはArtistシリーズで定評あるOLED(有機EL)を採用。覗き込まずともパラメーターまで確認でき視線を配るだけで状況を把握できることは、ここでも作業効率への貢献となる。
Easy Operation=Ergonomics
エルゴノミクスが生み出すミキシングの再定義
ICONからのブラッシュアップにあたり配慮されたのがエルゴノミクス(人間工学)を駆使した筐体とシステム設計となる。ミキシングの際にスイートスポットを外さないことは作業の効率を上げるポイントとなるが、S6ではセンターにエンジニアが位置すれば手を伸ばす範囲に機能の全てが集中するようデザインされている。もちろん物理的なサイズで手が届くという視点もあるが、S6で発想されているのは「手の届く範囲に機能をアサイン」させることができること。M40/10を用いたプログラマブルなマトリクスがエルゴノミクスと相まってミキシングに効率をもたらす。「ミキシングの再定義」をコンセプトにしたS6の開発はここからスタートしているのではないだろうか。
モジュールによってもたらされたコンパクトな筐体
モジュラーシステムによってもたらされた恩恵は機能だけではない。様々なスタジオにフィットするサイズはシステム構成で調整可能となるだけでなく、従来のICONシリーズと比較しても元からコンパクトに設計されている。図表はD-control / D-commandとS6とのサイズ比較であるが横幅は24フェーダー+Master Moduleでもおよそ3/4のサイズに納まり、フレーム込みでも約125.5cm(49.4インチ)というコンパクトさ。最小構成の8フェーダー仕様にいたっては約66.3cm(26.1インチ)と、もはやデスクトップサイズと言って良い。奥行きも5ノブ仕様で約60cmほどとなり、姿勢を変えずとも充分に手が届く範囲だ。もちろん大規模構成も構築できるが、あらゆるプロジェクトスタジオにも導入可能なサイズはコンソールでミックスを行うスタイルを普遍的なものにし、個人でも導入できるという現実味を大いに拡げている。
エルゴノミクスをサポートする豊富なオプション群
システムを構成するにあたりその枠組みとなるオプション群の選択肢は多岐に渡る。フレームはスタンドを備えた自立式タイプと、デスクに平置きが可能となる2タイプを用意、サイズも規模に応じた構成が取れる。他にもスクリプトトレイ、キーボードトレイは可動式となりアームレストの上を自在に移動、ミキシングポジションの多様性を確保している。ハードウェアの設置ではVESAディスプレイアーム、スピーカースタンドとS6がシステムの中枢として機能すべく一括された作業環境を提供、最適化されたペデスタルは純正ならではの安心感と洗練されたデザインとなっている。さらに、各モジュールの接続はEtherケーブル、電源ケーブルのみ。冒頭でも述べた通り、メンテナンスとシステムアップへの拡張性を簡便なユーザビリティで実現している。
S6 vs ICON サイズ比較
Consvative+Inovation
Master Touch Moduleに集約される操作と情報
日本ではInterBEE2013で初のお披露目となるため、実際の動作はIBC(アムステルダム)AES(NY)での取材レポートに拠るものとなるが、その様子からも軽快な動きでシンプルな操作体系である事が見て取れる。特長的なモジュラーシステムの構成はドラッグ&ドロップで設定を行うのみ、トラックのマトリクスはPro Toolsの設定に準拠してカラー表示も引継がれており、そのグループ毎にチャンネルを呼び出すのもワンタッチで一瞬の出来事。横方向のスワイプによってスムースにスクロールするチャンネルとメーターレベルはPro Tools 11 HDで拡張された17種のメータを表示可能となりサラウンド、VU、RMSなど多岐に渡るカスタマイズがDAW連動で行われる。EQ/Dynについては画面タッチと再度のエンコーダーのタッチでアサイン変更を行いEuConの4096ステップ解像度が繊細なタッチを実現。サラウンドパンナーはマルチタッチに対応し2ポイントでのコントロール、例えば左奥に定位したサウンドを回転させる、といった芸当も容易に行える。
レポート内でも特筆すべき点はビジュアルフィードバックのクオリティである。前述した波形表示はどのトラックに何のクリップがくるのか、トラックネーム、カラーとともに確認が行える。つまるところ3点もの要素を一目で判断できることによりProToolsの画面を見ずともオペレーションが可能、2マンでのミキシングも難なく対応する事が出来る。サーフェイス上の情報量が増える事でサウンドに集中したミキシングを行うという本質を達成していることはデジタル時代のミキシングがまた盤面上で交わされるサウンドとの対話に原点回帰し、Avidの提唱するS6のコンセプト「Mixing Redefined=ミキシングの再定義」を体現している事に他ならない。
Avid S6がもたらすワークフローの変革
S6を解釈するキーワードは柔軟性かもしれない。操作、機能としてPro Toolsと最大限に連携、活用する柔軟さ、ワークステーションの垣根をEtherケーブル1本で軽々と飛び越えるEuCon3.0の柔軟さを兼ね備え、さらにモジュラーシステムによるサイズを問わないワークフローへの柔軟さを併せ持つ。Satellite Linkを用いればサンプル精度で複数のPro Toolsシステムと同期しダビングステージでの活用も見えれば、小規模構成のシステムではプロジェクトスタジオから個人宅まで集中してサウンドと向き合う「ミックスの再定義」を体感する事が出来る。そしてこの先に期待したい柔軟性はオーディオ・映像という近しい存在でありながら個々の進化を遂げている二つの分野をこのプロダクトに備えられたEuConが一つのシステムに統合する可能性を秘めている事である。プロダクションが細密化している現代の制作現場では、その規模の大小に関わらずスピードとクオリティの両立を求められている。それに対する解の一つをこのS6が提示しているのではないだろうか。Avidの持つテクノロジー資産は両分野においても確固たるものがある。将来におけるコンテンツ制作という大きな枠組みで果たすその役割はより一層大きなものになるのであろう。単なるICONの後継とだけでは括れない、ICONを乗り越えたAvid S6が魅せる世界は果てしなく拡がる。
遂に日本上陸!! InterBEEでその全貌が明らかに!!
そして、IBCアムステルダム、AESニューヨークに続いてInterBEE 2013で日本初公開される。その全貌がようやく日本でも目に出来る訳だが、このバックオーダーが確実視されるAvid S6をROCK ON PROではデモンストレーション用に導入し、近々に渋谷ショールームにてその姿・動作をハンズオンで体感していただく予定だ。なお、価格帯は最小構成となるM10-8フェーダーの¥2,200,000(税別)から、M40はおおよそ600万円台後半からシステムアップして行くと記せばイメージいただけるだろうか。モジュール化したシステムはそのサイズ感だけではなく当然の事ながら導入コストにも柔軟性を与えている。さらにAvid Japanホームページではこれも近々に構成のコンフィギュレーターが公開される予定、 具体的な検討をじっくり行える環境を整えて来た事からもAvidのこの製品に掛ける心意気が伝わってくる、期待を胸にその日を迎えることにしよう。
@AES New York /
実機写真で検証するAvid S6のポイント
アメリカ国内でも初のお披露目となったAES NY 2013。USでの反響もモジュラーシステムによる拡張性から大規模なポストプロダクションからのリアクションも大きいという。もちろん従来のICONユーザーがブラッシュアップを検討する動きもありミュージックプロダクションでもその要望を柔軟にこなす期待感が感じ取れる。さて、AES NYでの展示だがRockoNでも現地へリポーターを派遣し直接のデモンストレーションを受ける事ができた。実際の動作から読み取れる部分も多いだけではなく、日本のユーザーが抱く疑問点もいくつか伺う事が出来た。
Q1:マスターモジュールは音場への影響もありそうだが、倒すことはできるのか?
A1:こちらは可動式となっており写真のようにかなりフラットな状態まで倒す事が出来る。製品版では裏面に治具が備えられ安定した操作が可能になるとの事だ。
Q2:トークバックの対応はどのような仕様になっているのか?
A2:メインパネルの裏手に見えるXLRコネクターがトークバックに使用される。モジュールへのビルトインというわけでは無いが、ここからアナログラインでモニターセクションに接続されるシンプルな仕様。
Q3:モニター周りはどのようになっているのか?
A3:ICONシリーズ同様にX-MONで統合された環境が提供される。D-controlと同じくX-MON全ての機能を利用する事が可能で、2系統の7.1chサラウンド、4系統のステレオ、3系統のCUE全てがアクティブになる。出力も1系統の7.1chサラウンド、2系統のステレオとなり、写真右手のオートメーションモジュール内にハードキーとノブが備えられシンプルなオペレーションを可能にしている。
Q4:フェーダー周りについてSystem5などEuphonixの機能を受け継いでいるのか?
A4:フラッグシップとなるSystem5と同一の100mmフェーダーを搭載している。ファンクションとしてもユーザーから評価の高いフェーダー絞り切りからPullするとPFLが働きソースをチェックできるといった細かいバージョンアップも今後定期的に行われる。ユーザーのフィードバックを反映したファームのアップデートが随時行われるとのことだ。もちろんS6はコントロールサーフェスとなるためPFLについてはDAW側での対応も必要となるが、Eucon3.0のSDKも近く配布がなされるとのこと。
Q5:ディスプレイモジュールの波形描写はProTools以外でも可能?
A5:前述の通りEucon3.0のSDKが近日配布されるとの事。3rd Party対応状況は各メーカーの対応次第といったところだが、波形表示も含めS6-Pro Tools間で実現している機能の実装も可能とする環境自体は整えられる。EuConという制作の垣根を越える受け皿をどう活かすか、各メーカーともユーザビリティの検証が開発のキーとなるだろう。
現地インタビューでも最後に「次は日本のInterBEEだ!」と力強いコメントあった、Asia Pacificでも一番に公開される事になり、InterBEE会場でもNewYork同様に注目を浴びる事は間違いない。ここのところWaves / UADのAAX対応などAvidの掲げるソリューションに3rd Partyも呼応してきておりPro Tools 11での制作環境も充実した内容になった。さらにモジュールシステムを持つS6の登場でソリューション構築の柔軟性が生まれ、そのマーケットは大小も種類も問わないものとなっている。いよいよ結実したAvidソリューションが胎動を始めたと言えるだろう。
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2014/01/07
Pro Tools 11.1.1リリース
Pro Toolsの最新バージョンがリリースされましたのでお知らせいたします。不具合が解消されたバグフィックスバージョンとなります。Vre.11.1をすでにご利用の方は、アップデートされることをオススメいたします。
詳細は、こちらのAVIDページを御覧ください。
<注意>
Video Satelliteの機能の一つであるSatellite Linkを利用して複数のPro Toolsを同期されている方はご注意が必要です。今回のPro Tools 11.1は、過去のバージョン(Ver.11.0.x含む)とのSatellite Linkが出来ません。こちらご留意下さい。
Video Satelliteの詳細はこちらをご確認下さい>>>(英語)
インストール
・Pro Tools 11.1.1はフルインストーラーです。
・Mac上にPro Tools 11.0-11.1がインストールされている場合、11.1へアップデートされる場合には「Replace(置き換える)」オプションを選択されることをお勧めします。
・Pro Tools のインストール後にまず、お使いのOSに対応したインターフェース用最新ドライバー(HD Driverを含む)を再インストールして下さい。
・Pro Tools 11.1.1とPro Tools HD 11.1.1のインストーラーは同一となります。インストーラーに違いはありませんが、iLokでのオーソライズ時にソフトウェアを識別します。
・インストール方法の詳細は Pro Tools 11 インストールガイド(各国語版) のP65~日本語ページをご参照ください。
・Pro ToolsのアイコンはMac OS XのDockに自動で登録されません。Macintosh HD>アプリケーション内のPro Toolsアプリケーション本体のアイコンを、マニュアルでDockにドラッグ&ドロップして追加してください。
共存インストール
・Pro Tools 11.1とMedia Composerの混在した場合、Media ComposerをVideo Satelliteとしてご利用いただけません。(詳細を見る)
・Pro Tools 11とPro Tools 10.3.6以降を混在インストールする場合で、Pro Tools 10.3.xのみで使用可能なHD Accel/TDMハードウェアをお使いの場合、HD 11ドライバーは決してアップデートしないで下さい。
既知の不具合 最新情報
・Pro Tools 11.1.x Satellite LinkおよびVideo Satellite 互換性(詳細を見る)
・Mac OS X 10.9 Mavericks上ではPro Tools 11.1.xとPro Tools 10.xの共存はサポートされません。(詳細を見る)
・Mac OS X 10.9 Mavericks上でPro Tools 11.1.xとMedia Composer 6.5.4.1または7.0.3以降との共存インストールがサポートされました。
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2013/12/27
MacProがやってきた!ProTools HDX徹底検証〜最新Sonnet Echo Express Ⅲの対応力は?知りたい疑問に直撃!!
2013年12月20日より、予約が開始された新型MacPro!!誰もが待っていた話題のMacProが本日、渋谷店にいち早く入荷!!ROCK ON PROスタッフが実際にProTools HDX + Pro Tools HD softwareをインストール、徹底的にいじってみました。開封の模様は別の記事に譲るとして、早速店頭への設置と、インストール作業を開始です!!!
実際に設置してみると案外重厚感がありますね。この鏡面仕上げは、現物をぜひ見てもらいたい絶妙な反射。周りの風景が写り込んでいるのがわかりますか??
今回入荷したMacProは3.5GHz 6-Coreのモデル。御覧の様に、MacProの写真も新型になっています。表示はLate 2013です(笑)出荷モデルはどうなっているんでしょうか、地味に確認したいポイント。
機材構成は、新型MacProとThunderbolt接続でSonnet Echo Express Ⅲ-D(ディスプレイ左側)にHDXカードを搭載し、HD OMNIを接続。ディスプレイはHDMIケーブルで接続です。ココらへんも、是非とも店頭で確認をシてもらいたいポイント。
Thunderbolt接続したシャーシはSonnetのEcho ExpressⅢ-D。背面はこんな感じです。
Thunderboltも2ポートついていますので、デイジーチェーンも可能です。ファンの音も結構静かです。192 I/Oより静かかな?という感じです。
ファンは上部に2個搭載されており、ここから排気されます。吸気はフロントとリア両方から行われます。大型(8cm)のFANが2ケなので、十分な冷却能力が確保されていると思われます。
さて、準備も完了したことですので、早速インストールをしてみました。実際にセットアップしてみた感想は「速い!」の一言です。 さすが、次世代コンピューター。インストール作業、ブラウザなど様々な事が高速です。
そして、Mac本体の騒音ですが、驚く程静かです。耳を近づけて、「あぁ、FANが回ってるな。」という程度。底面から吸気しているため、起動時は本体上部からそこそこの熱風が排気されます。最初は気になりませんでしたが、手元に置く事を想定すると少々気になります。
そして、肝心のProToolsは・・・というと、ばっちり動きます。ProToolsはもともと10.9 Mavericksに対応しておりますので、ProToolsソフトウェア、HDドライバーをインストールすることで問題なく動作します。もう少し手こずると思っていたので、あまりのあっけのなさに、、、、、、今までのモデルチェンジと比べると、あまりの違いにびっくりです。ある程度、再生・録音なども行ってみましたが、問題なし。プラグイン等ミキサー周りも大丈夫そうです。もちろん、細かいバグが潜んでいる可能性は捨て切れませんが他のOS10.9 MavericksのMacでの動作との違いを見つけることは出来ませんでした。
ソフトウェアからもHDXが認識しております。当たり前ですが、普通にインストールするだけで普通に動きました!!
また、CPUはハイパースレッティング処理のため、実際搭載しているCore数の倍の12個が表示されております。ここは旧型MacProと変わりませんね。その他は、MacProが新型に変わっても特に変化している項目もなく、ProTools HD 11の見慣れた画面でした。
MacProがモデルチェンジするたびにProTools上での動作が速くなる感覚はありましたが、今回は特に速く感じました。画面の切り替えや、プラグインをインサートしてから表示されるまでのタイムラグなど、動作の俊敏さは拍車がかかりました。コンピューターの能力を使う動作などは、その差が顕著です。
CPUパワーは従来のもの比較しても1.5倍程度はあるのでは!?という体感。そのスペックは是非とも店頭で実際に触ってお確かめ下さい!!
実際の使用を想定してiLokとUSBフラッシュメモリを差してみました。こうしてみると、意外と本体からの出っ張りが気になります。USB- HUBや5cm程度の延長ケーブルなどで回避が必須です。
電源ボタンが裏側にあることや、上部から排気ということもあるので、置き場所には気をつけなければなりません。電源も同じ場所に設置されているので、キーボードの電源ボタンが復活するかも?とスタッフで盛り上がりませした。おいてみて感じたのですが、キーボードも黒がほしい!写真からもこの思い、伝わりますでしょうか?Appleさんよろしくお願いします!!
現在、渋谷店店頭にて実機を展示しております。百聞は一見にしかず。気になる方はぜひ、実機を触ってみてください。スタッフ一同お待ちしております!!!
今後も、順次テストを進める予定です。続報をお楽しみに!!
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2013/12/27
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜YAMAHA O2R96〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
YAMAHA O2R96¥198,000(税込)
いわずもがな、日本の英知が詰まったO2R96。YAMAHAの銘機、2002年の発売から10年以上経過した今もなお絶大な人気を誇る逸品です。それも世界的アーティスト、エンジニアから圧倒的な評価を受けデジタルコンソールの代名詞的存在として1995年から長らく愛され続けたO2Rの後継機として、六年半の歳月を経てフルモデルチェンジをしたO2R96は、先行発売されたDM2000との並行開発で得たノウハウが随所に反映されております。
本体レイアウトで一番大きく変わったのは1アクションで各カテゴリーを表示出来るユーザーディファインキー。100mmスケール×25本のフェーダーは全てタッチセンスで動作。1本のマスターフェーダーと24本のチャンネルフェーダーがあり、チャンネルフェーダーはさらに3レイヤーで構成されております。また、タッチセンスの感度も調整できますので自身に合わせたカスタマイズも可能。USB-MIDIでDAWとも接続できますので、オートメーションを書き込むことも容易に対応できます。モニター環境についてはサラウンド対応しておりジョイスティックも搭載、こちらも当然タッチセンスに対応しており、DAWのパンナーとしても利用可能です。更なる強みとしてシーンメモリー機能も搭載、INPUT PATCHを独立して管理できます。Studio Managerも付属しますので、O2R96上の様々なデータのロード/セーブがPC上で行えます。こちらはオフラインでも使用可能ですのでPCでセッティングを作成する事も可能です。また、4基の拡張スロットを用意しておりAD/DAカードをはじめAES/EBUやMADIなどのデジタルフォーマット、APOGEE社のAD/DAカード、WAVES社のプラグインDSPカードなどが拡張可能です。
・・・などなど、機能をあげていたらキリがないほど高機能なO2R96です。世界的デファクトスタンダードの逸品をあなたのスタジオにも導入されてみてはいかがでしょうか?
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2013/12/25
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜APOGEE Rosetta 800 192k + X-Firewire card〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
APOGEE Rosetta 800 192k + X-Firewire card
¥228,000(税込)¥180,000(税込)
Rock oN店頭にApogee Rosseta800が入荷、今回の個体はなんと!! X-Firewireが付属します!! このカードがあれば、高品位AD/DAを直接PCへ接続してAudio I/Fとしての利用が可能。Apogeeのハイエンド8ch AD/DAがなんとあなたのインターフェースになるのです!! ハイエンドのモデルをご検討の方は、是非ともこちらも候補に入れてみてはいかがでしょうか?高い解像度と、濃厚な中域、しまった低域。世界中のエンジニアが愛用するApogeeサウンドがここにあります。X-Firewire無しで定価¥375,000のプライスとなっていたハイエンド・コンバーターです。そのクオリティーはこの販売価格を遥かに超えるサウンドを引き出します。しかも最終進化系の192k対応板ということで、今後も長く付き合うことの出来る1台。是非とも導入をご検討下さい!!
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2013/12/25
映画館へ行こう!!DOLBY ATMOS体験記
話題のDolby ATMOSを見てきました!!!レポートアップしましたので、是非とも御覧ください!!!
レポートはこちら>>>
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2013/12/25
Pro Tools 11.1及び10.3.8リリース
Pro Toolsの最新バージョンがリリースされましたのでお知らせいたします。複数の不具合が解消されたバグフィックスバージョンとなりMac OS 10.9 marvericksへも対応したバージョンとなります。
詳細は、こちらのAVIDページを御覧ください。
<注意>
Video Satelliteの機能の一つであるSatellite Linkを利用して複数のPro Toolsを同期されている方はご注意が必要です。今回のPro Tools 11.1は、過去のバージョン(Ver.11.0.x含む)とのSatellite Linkが出来ません。こちらご留意下さい。
Video Satelliteお詳細はこちらをご確認下さい>>>(英語)
更新内容抜粋
Accessibility
PTSW-184656: AudioSuite window now includes Plug-In name.
PTSW-180095: Added Applescript support for the "Save Session Copy" command.
PTSW-180085: Improved support for Nudge values with the VoiceOver accessibility option in OSX.
PTSW-180084: Improved support for memory locations with the VoiceOver accessibility option in OSX.
PTSW-180083: Improved support for the Click II plug-in with the VoiceOver accessibility option in OSX.
PTSW-180082: Improved support for Memory Locations with the VoiceOver accessibility option in OSX.
PTSW-180080: Improved support for window configurations with the VoiceOver accessibility option in OSX.
PTSW-189731: Improved support for track selector, preset selection, and automation controls from within plug-in windows with the VoiceOver accessibility option in OSX.
PTSW-180081: Improved support for Delete Unused Playlist dialogs with the VoiceOver accessibility option in OSX.
PTSW-180078: Improved support for Beat Detective with the VoiceOver accessibility option in OSX
Automation
PTSW-187111: Fixed an issue that delayed automation mode switching on VCA tracks.
PTSW-187110: Fixed an issue that prevented engaging playback within several seconds of completing an automation pass.
PTSW-185374: Fixed an issue that prevented pasting volume automation under certain circumstances.
Bounce to Disk
PTSW-189468: Improved bounce functionality when using multiple buses in series.
PTSW-185058: Improved MIDI handling during realtime bounce.
PTSW-185425: Inserting plug-ins on unvoiced tracks no longer interferes with offline bounce.
Compatibility
PTSW-186213: Fixed a case where importing multichannel interleaved audio files would arrange channels out of order.
PTSW-182253: **made a point to mention audio only, since OMF files containing video are not supported. "Fixed an issue that would prevent Pro Tools from importing some audio-only OMF files."
PTSW-167656: Improved handling of AAF files that contain source material of mixed frame rates.
PTSW-190308: Fixed a case where creating a send would cause Pro Tools to display an "Access violation occurred, unable to read the location. 0xFFFFFFFFFFFFFFF" error on HDX systems.
PTSW-186590: Fixed an issue that would prevent Pro Tools from properly closing sessions with ReWire inserts.
PTSW-185903: Pro Tools will now properly detect the AVB64 playback engine for use with System 3 Live consoles.
PTSW-185111: Fixed an issue where Pro Tools would close unexpectedly while re-linking files.
PTSW-189414: Fixed an issue that would prevent sessions on read-only drives from opening in Pro Tools.
PTSW-185844: The Pro Tools installer will now replace older instances of REX Shared Library.
PTSW-185429: Accessing files on network drives will no longer cause undesirable Core Audio behavior when quitting Pro Tools.
PTSW-190398: Fixed some instances of Error -9155 in sessions with heavy automation on HDX systems.
PTSW-185399: Fixed an issue where dense automation on surround tracks would cause Pro Tools to close unexpectedly. UME-854: Fixed a case where the Avid Video Engine would fail to load on a non-administrator account in OSX.
Control Surface
PTSW-183654: Disconnecting from the System 3 Live engine will no longer cause Pro Tools to display an error message.
PTSW-178204: Pro Tools session templates now include EuControl layouts.
Editing
PTSW-188794: Improved TCE tool stability.
PTSW-186234: Fixed editing behavior with the Object Grabber.
PTSW-177550: Fixed an issue where Pro Tools would show undesirable behavior, after recording to the end of a prepared DPE track while in Destructive Punch.
PTSW-184329: Fixed an issue that caused incorrect Groove Quantize results in some sessions.
General
PTSW-186541: Fixed an issue where some notes could become stuck while auditioning from the MIDI Editor window on some PC systems.
PTSW-186373: Fixed an issue where changing a clip's user time stamp would result in an error.
PTSW-189563: Pro Tools now captures MIDI notes that intersect with a punch point.
PTSW-190083: Fixed an issue that would cause a delay before initiating playback.
PTSW-189870: Fixed an issue that would prevent recalculation of waveform overviews from the Clips List.
PTSW-173794: PDF functions now work properly in the Score Editor's Print menu.
PTSW-183907: Fixed an issue that would cause Pro Tools to close unexpedtedly when quitting, if several Workspace windows are open.
Installation
PTSW-187122: Uninstalling Pro Tools 11 no longer removes the 32 bit AAX plug-ins that are used by Pro Tools 10.
PTSW-178630: Pro Tools now installs a new version of the DigiTest diagnostics utility.
PTSW-187069: "Fixed an issue that prevented Pro Tools installations from properly updating system plug-ins, which could cause fatal errors." Related to Elastic Audio Plug-In
Plug-Ins
PTSW-189655: Fixed an issue that prevented Pro Tools from routing MIDI through ReWire with certain Japanese characters in the device name.
PTSW-189326: Improved Automatic Delay Compensation stability when toggling track record states.
PTSW-185410: Fixed an issue where "Load Rig from Computer" would fail in sessions that had been modified by Pro Tools 11.1.
PTSW-185813: Fixed an issue that prevented some instances of HD plug-ins from being reinstantiated properly on Native systems.
PTSW-181711: The "Bypass EQ" command (Shift+E) now works properly with Channel Strip.
PTSW-187057: Fixed an issue that would prevent X-Form from following changes to project tempo.
SynchronizationPTSW-188337: Improvements to MIDI Timecode stability in Pro Tools 11.1.Video
PTSW-185070: Video no longer flickers when playback is stopped by the user.
PTSW-184691: Video track options no longer appear "greyed out" or unavailable when reopening Pro Tools sessions.
PTSW-188266: Fixed an issue where Pro Tools would display first frame of the video when stopping or starting the transport while looping.
PTSW-184563: Fixed an issue that would prevent video from playing without toggling the video track's online state, after disabling and then enabling Avid Video Engine.
PTSW-184445: The Video window will no longer relocate when changing size or aspect ratio on systems with multiple displays.
PTSW-184134: Pro Tools will no longer automatically open a blank Video window if there is no video in the current project.
PTSW-183074: When re-opening a project with a fullscreen Video window, Pro Tools will now position the Video window correctly.
PTSW-182566: Pro Tools no longer displays an incorrect frame when trimming video clips.
UME-912: Improved video nudge performance.
UME-874: Improved display handling of video files with non-standard aspect ratios.
UME-856: "Enable video hardware during scrub" now behaves as desired with Black Magic and AJA video peripherals.
UME-867: Pro Tools systems with Black Magic hardware will now position the playhead properly upon stop when Insertion Follows Playback is disabled.
UME-327: Increased Avid Video Engine (AVE) performance.
UME-852: Pro Tools no longer displays an error on some configurations when resizing the video window during playback.
UME-786: The Video window will now update immediately to reflect user aspect ratio settings.
Workspace
PTSW-185803: Improvements to Copy and Relink function in Workspace.
PTSW-185442: Pro Tools will audition audio files properly from the Workspace with Conform to Session Tempo enabled.
PTSW-188227: Fixed an issue where dragging and dropping files within the workspace would result in duplicate files.
PTSW-186544: Searching by tempo in the workspace will now retrieve the correct results.
PTSW-185946: Files in the Workspace that begin with the same letter as the parent folder can now be selected by typing the first letter.
PTSW-185747: The Workspace command "Calculate Waveforms" now works properly with MP3 and REX files.
PTSW-184508: "Select Parent in Workspace" command now functions properly without requiring user to close workspace windows.
PTSW-183098: Quotation marks are no longer treated as text when searching the Workspace.
PTSW-182212: Improvements to Workspace window configuration handling.
PTSW-181789: Fixed issue that would cause selections to be displayed improperly in the Workspace browser.
PTSW-176649: Fixed an issue that would prevent some files from being relinked in the Catalog browser.
PTSW-180037: Sorting by name in the Workspace browser no longer alphabetizes files and folders separately.
PTSW-185452: Fixed an issue that would prevent the Wokspace from properly indexing some SDII files.
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2013/12/24
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜Manley Massive Passive Stereo Tube EQ〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Manley Massive Passive Stereo Tube EQ
¥348,000(税込)¥338,000(税込)※完売しました
音質加工パーツに金属皮膜の抵抗とフィルムコンデンサ、ハンドメイドのインダクタ等パッシブパーツを使用したこのManley Massive Passive Stereo Tube EQ 。4バンドEQにHPFとLPFを加えたコントロール部のインターフェイスから見た目は非常に攻撃的な印象(と感じるのは私だけでしょうか?)ですが、非常にナチュラルな加工が可能です。
そして、もはやManleyの代名詞といっても過言ではないTube回路。もちろんMassive Passive Stereo Tube EQにもチューブゲインアンプが搭載されており、十分にヘッドルームに余裕を持ったパワフルで有機的な音色の魔法をかけてくれます。HFをブーストしても嫌な子音が目立ちません。トラックによっては過度に効かせる場合はもちろん(とはいってもMAX3dB位が理想ですね)、マスタリングに微妙なニュアンスをつける場合にもこのEQが最適です。むしろ、このMassive Passive Stereo Tube EQでしか出せないキャラクターを付加してくれる、いわばトーンコントローラでありその独特な音色に対して根強いファンがいることは事実です!パッシブEQにおけるバンドの相互干渉は否めないですが、むしろそこを逆手に取りあっと驚く音色を素早くクリエイトすることが可能。ちょっとしたコツをつかめばもう手放せませんよ!
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2013/12/20
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜Grace Design m904 mastering pack+RCU〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Grace Design m904 mastering pack+RCU ¥258,000(税込) ※完売しました
スタジオモニタリングに必要な要素とは何でしょうか。それは、サウンドを正確に表現出来る事と、優れた操作性にあるのではないでしょうか?サウンドを正確に表現出来るものの操作に手間がかかるもの、操作は簡単だがサウンドはいまいち。これではスタジオモニタリングの条件を満たしているとは言えません。
サウンドと操作性。この二つの条件を満たすのがGrace Design m904ではないでしょうか。Grace Designといえばワールドスタンダードとも言える音質で高い実績と評価を得ています。そして付属のリモートコントローラーはモニタリングに必要な機能を極めて高いレベルで簡潔に集約。このクオリティの高い音質と機能性の高さから導入済みとなるスタジオも数多く存在します。
音楽的であること、そして信頼性があることをキーワードに開発されたm904は、生産ロットによって異なるパーツの詳細についても事細かに調査・検品。結果、そのパーツを使う事によって同じロットの商品はすべて同じ品質であると仮定でき、こうした過程を経て生産された製品は常に信頼性の高さを誇っています。また、操作性に関してはリモートコントローラーによってリスニングポイントから周辺機器をリファレンスレベルの音質でコントロールする事が可能です。他にも全てのシグナルパスに搭載されているレベルコントロールは0.5dBステップ、各モニタで独立したコントロールが可能。またプリセットレベルも決められるので、電源投入時のボリューム設定やボリュームコントロール後にすぐにあらかじめ設定しておいたリファレンスレベルまで戻す事も簡単に行えます。さらにインプット/アウトプット/チャンネルバランス/dimなどのシステムキャリブレーションも当然の事ながらに対応します。
そんな文句無しのプロフェッショナルに向けたモニターコントローラGrace Designのm904がこの価格で手に入るのは今しかない!?
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2013/12/18
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜Artist Control V2〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Artist Control V2 ¥119,800(税込)※完売しました
今回はユーザーの支持を集めるArtistシリーズの中核とも言えるArtist Control V2のご紹介です。この機種はセンターのタッチパネルと、その下部に用意されたカスタマイズ可能なSoftkey、そしてトランスポートセクションにフェーダーとDAWを操作するために必要と思われる機能をコンパクトに凝縮しています。
その特徴は、タッチパネルと言いたいところですが、実際に活用してほしい!!と思うのがその下部のSoftkey。EuConの特徴でもある「様々なDAWの機能にダイレクトアクセスできる」という特長を一番スマートに実感できるのがこの部分。普段の編集作業であれば(Pro Toolsを前提に)ツールの切替、よく使うショートカットの割り当てなどはもちろんですが、単純にShift,Control等のファンクションを割り当てることも可能。マウスとこのSoftkey部分だけでかなりの操作を行うことが可能となります。この部分を使いこなして自分だけの専用コントローラーとして育てることが出来るのもArtist Controlの魅力ではないでしょうか?
必要な機能は、全て内包されています。そして、ほぼ全てのDAWをEuConでフルコントロール可能です。タッチスクリーン、Softkeyはフルカスタマイズ可能。他の追従を許さないこの1台。プライベートな環境でユーザーに合わせて作りこむことでその魅力は一層引き立つこと間違いありません。是非とも快適な作業環境を構築して下さい!!!
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2013/12/13
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜Antelope Isochrone OCX-V 〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Antelope Isochrone OCX-V ¥148,000(税込)
フロントパネルに輝くブルーLED。これこそAntelopeの証とも言えるOVENテクノロジー搭載の印。そもそもクロック発信器は水晶である事が多いのですが、その水晶は温度変化にシビアに反応します。その温度変化をどれだけ制御出来る設計になっているか否かでクロックの精度は変わってきます。温度変化によって出力周波数も変わってきてしまうので、ないがしろにしていい問題ではないですね。
このIsochrone OCX-Vはその水晶を完全に隔離し、温度を一定に保つ恒温槽を内蔵しているので、脅威の超低ジッターを可能にしました。このオシレータの仕組みは、”オーブン・コントロール・ディスクリート・クリスタル・オシレーター”といい、最高レベルのクリスタルオシレーターなのです。その証拠に、通信衛星等でも採用されています。まさに宇宙規模なわけです。そして、搭載されているジッターコントロールモジュールは、かつて世界のプロオーディオ業界でベストサウンドクロックとして賞賛されたAFC(Acoustically Focused Clocking)を搭載したArdSync、さらに改良されたArdSyncⅡに受け継がれたAFCに次いで、第3世代のAFCテクノロジーをベースとしたDDD(Diredt Digital Synthesis)を採用しており、これもまたよりクロックの精度をより高め、驚くべきサウンドを提供してくれます。
また、他社のクロックジェネレーターは精度を全面に謳っておりますが、Antelope社では、実際に耳で聞いてしっかりしたサウンドチューニングをしているのも特徴で、混じりけのないピュアオーディオを提供する唯一のブランドでもあるのです。さらに、Atomic Clockの入力を搭載しておりますので、同シリーズの最高峰であるIsochrone 10Mのルビジウムで生成されたクロックをうけてとしても動作します、完全なる安定性を求める方にもうってつけの1品です。
クロックについての詳しい解説はこちらにもございますので、ご参考までに。
過去記事:マスタークロックを見てみよう!!〜Chiba☆Labs第4回〜
正確なミックスは正確なクロックから!!あなたも宇宙規模の環境を手に入れてみませんか?
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2013/12/12
ROCK ON PRO PickUp!!〜DiGiGrid MGB/MGO発売!! デモ受付中!!〜
ROCK ON PRO Pick Up Information!! では今が導入のチャンスとなる話題のプロダクトをご紹介します!
数々の製品プロモーションがリリースされる中、選りすぐったユーザーにとって有意義な情報をご提供です、お見逃し無く!
WAVES+DiGiCoのNew BrandとなるDiGiGridからMADI-SoundGridコンバータMGB/MGO発売!! 注目のAoIPソリューションがいよいよ始動します!!
価格:MGB ¥199,500(税込)MGO ¥199,500(税込)
遂に業界大注目のDiGiGridのラインナップの出荷が開始されました。まずは、MADI-SoundGrid変換器であるMGO/MGBから。AoIPを身近にする画期的なコンバーターであるコチラの製品。LIVE収録であればMixerからのMADI出力をこのMGB/MGOで受けることで複数台のPCでのパラレルレコーディングを実現します。信号のスプリットに高価な機器は必要ありません。汎用のGigabit Ethernet Hubがあればそれで十分です。あとは、PCにEthernetをつなぐだけ。MADIも2系統を標準で備えていますので最大128ch@48kHzと十分なパフォーマンスを持ちます。ROCK ON PROではいち早くデモ機を入手!! デモお貸出受付中です!!
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2013/12/11
導入レポート/城西国際大学 メディア学部メディア情報学科
2013年の春にOPENした城西国際大学紀尾井町キャンパス3号館。その中にあるAVID System5の鎮座するダビングスタジオでプルチョウ次郎准教授からいろいろとお話を伺った。新しいことに貪欲に取り組む部分と、過去の知識、経験を受け継ぐ場としての大学。両者のバランスを非常に高い次元で結実したメディア学部の実際をご紹介していきたい。そのポリシーこそが今回の導入した機材のラインナップであり、必要な機材であったことがお分かりいただけると思う。
メディア学部の育てる人材
取材>System5の導入ということで取材させて頂きますが、それだけではなく、この学部、大学でいったいどんな授業を行っているのか、またどのような人材を育成しているのかをお伺いできればと思います。まずこちらの学部は正式な名称として何学部になるのでしょうか?マルチメディア学部?
プルチョウ次郎准教授(以下 プ)>メディア学部です。
取材>映像とか音響を扱うのは城西国際大学ではメディア学部になるんでしょうか?
プ>そうですね。正式にはメディア学部メディア情報学科になります。
取材>この学部はどのようなコンセプトで、どのような内容の授業を行われているのでしょうか?
プ>要約すると今迄の既存のメディアではなくWEBベースのメディアを教える学部を作りたいというのがベースになっています。元々東金キャンパスにはテレビ・ステーションが有るんですが、既存のブロードキャストの枠を取り払って「情報」「映像」「デザイン」「サウンド」全てが同じように重要だということになったんですよ。それを学部名にするにはどのような言葉がふさわしいのかということで総括する「メディア」という言葉を使っています。
今は、ここ紀尾井町キャンパスで「映像芸術コース」として8つの専攻と東金キャンパスの「クロスメディアコース」に5つの専攻を用意しています。このメディア学部内でのサウンドに関する講義は開設の2年後からスタートするのですが、学部の立ち上げから深く関わっていらっしゃる篠田正浩監督(先生)の音響監督を長年勤めていた瀬川哲生先生が加わったことから始まっています。同時に大野映彦先生も音楽担当として加わり、その1年後に自分が作曲とPro Toolsの講師として加わっています。
[caption id="attachment_13948" align="alignright" width="300" caption="生徒一人1台のPCが用意され充実した実習が可能となっている"][/caption]
取材>ではこの大学でメディア学部メディア学科に入学された学生は音だけだったら音だけ、それとも他の分野もやるのでしょうか?
プ>そんなことは有りません。参考にしたのはアメリカやドイツで行われている教育。これは先生方の意見も一致しているんですが、『映像が音を教えるのは有り』ということ。フォーリーに始まるサウンドデザイン、サウンドエフェクトなんかも全てひっくるめて、録音技術から芸術性の部分までひっくるめて音をやりましょうということでやっています。ベーシックな部分ですがポリシーが有り、音響物理や芸術という物を理解しないで、きれいとか、汚いとかっていう判断しか出来ない人たちが教育をするべきではないし、それは教育ではないという判断をしています。なのでしっかりと基礎技術から教えるようにしています。
始めは基礎的な授業から、こちらの希望としては中、高ぐらいの時にDTM関係は知っておいて貰いたい。あと少し楽器の知識があったらいいと思うんですけれど、なかなかそういう訳にはいかない。うちは音大と違い初心者が入ってくるので、一番最初は音ではなく目で音を確認してますってところがあるんですよ、大人もそうなんですけど。だからどうやって音を聞くのかっていう段階から音響物理、あと電気工学の基礎を最初の1学期にやって、音楽理論を通年でやります。
始めは2つの授業から始まって、後期からはPro Toolsの認定カリキュラムが組み込まれています。それで101の試験が1年生の後期にあってその授業の中では、例えばの話なんですけどオーディオブックを作るんです。うちの学生達はシナリオライティングというのはほぼ必修なので、その中からラジオ番組制作とか、昔みたいなスネークマンショウみたいな事を録音して、そのBGMとか効果音を作る事によって全体な音、音だけで空間を作るみたいな。。。
取材>ラジオドラマみたいな?
プ>基本的にはそういう事ですね。その実体験の中からこれが必要、あれが必要ということで、2年生からはもっと本格的な事を行なっていく訳ですね。カリキュラムでPro Toolsですと2年生からは201が始まって、要するにHDシステムを使って行く訳です。音楽では作曲の方も始まって、2年生の前期はバンドとかモダンな作曲方法で、後期からは映画音楽の作曲というように2つに分かれます。
この作曲のカリキュラムは効果音や、フォーリーをやりたいという学生にとっても絶対に必要な要素と考えています。なので、必修としています。もう一つ大切なPro Toolsの認定試験カリュキュラムですが2年次に必修として201,210,210M/Pを行っています。
取材>MとP両方やられるんですか?
プ>両方やりますね。現在は301M,P迄やっているんですが、310M,Pの実施も視野に入れています。
取材>国内では、300番台に関しては、唯一こちらの学校でしか実施されていないんですよね。
歴史考察からスタートするサウンドデザイン
プ>そうです。そして3年生からICONとSystem5で実習を行います。
実際はほとんどここにある機材での授業です。日活で撮影されたもの、アニメの学生達が作り上げてくる映像に対してのサウンドデザインですね。あとBGMとフォーリー、ADRですね。アフレコに関しては練習材料としてアメリカの映画とかアニメを全編吹き替えで作り直させるとか。最近はフランダースの犬の監督さんだった黒田先生がいるんです。彼が昔携わった作品をアフレコ練習用って著作権のマークが入っている素材を準備してもらって『アライグマ・ラスカル』とか『母を訪ねて3000里』とか全部声優を入れて、音を直して、学生達のアドリブも許して音楽とかも全部考え直して制作しています。
足音の段階からマルコってどういう人なのかって考えさせて学生達に研究させるんですね。これは音の中で大事な事なんですが、マルコはイタリア出身でお母さんに逃げられた、理由が分からない、カトリックの宗教的な理由でお母さんはブエノスアイレスに行くって話なんです。要するにイタリアが当時どういう生活をしていたかを勉強し、どういう靴を履いていて、貴族ではない人たちはどういう歩き方をして、どういう仕草をしていたのかってところまで研究させます。
取材>どういう服着てたとか、どういう衣ズレがあるのかとか、、、音の見当をつけさせる訳ですね。
プ>そうですね。当時の馬車の音っていったら今の馬車の音とはまるっきり違います。そもそも地面はコンクリートじゃない。ほかにも当時のアルゼンチンは道とかも出来ていなかった、という想像からどういう状況だったのかということを研究してもらって、音響監督をやらせます。これを3年、4年で実習し、それで卒業ということになります。
取材>前に、なかなか学生たちがフェーダを握って作業をしないとおっしゃっていましたが、どうしてだとお考えですか?
プ>でも理由は分かるんですよね。高度なシステムを勉強しなくても物はマウスで作れるじゃないですか。ただそうなんであればPro Toolsを使う意味がまるっきり無くなってしまうんですね。Pro Toolsはマウスでやるんじゃなくて、ハンズオンで出来るからいいソフトなんですね。
取材>さっきのあのアニメに全部音付けたりとか、そういう時は映像の方の学科の生徒さんも一緒にやったりするんですか?
プ>そうですね。ここは考え方の違いというか、文化の違う所なんですが、アニメ監督と映像監督っていうのは同じでもいいんですね。舞台監督も全部まとめて監督ということを勉強すべきと思うんですね。ただやっぱり先生によっては私は舞台しかやらないからとか、そういう事じゃなくて基本的に監督が演技の指導をしているのが間違いなんですね。要するにACTORはACTORを鍛えて指導すべき、監督は監督を鍛えて統括するという考えが、ちょっとそこの文化に狂いがあるのかなって、外国では100人ぐらいの映像とか舞台の高等教育というのが行なわれてきている訳ですから、アニメの学生達が本来来るべきなんですよ、でもこないんです。だから「音の中だけで処理しましょう」ってなってくる訳なんです。どうやったらこの絵から声が出るのかというのは、ちょっとうちの学生には厳しいです。勘でやってるしかないんですよ。どうしてこのキャラクターがこういう顔なのかっていうところ迄は入ってこないんで、だけど映像とかアニメからのヘルプというか指導が必要ですね。
技術は芸術を作る為に存在する
取材>なるほど。こういった音響系ってかサウンド系の学校とか専門学校とかいっぱいあると思うんですが、この城西国際大学の特色っていうか、他にはないセールスポイントってどのようになるんでしょうか?
プ>考え方として技術というのは芸術を作る為に存在する事であって、私的にはテクニシャンを育てるというのはあまりそんな考え方ではない訳です。技術ってのは実際芸術なんで、だから実際工学的な勉強するのかっていったら、物を作る時に技術の事考えなくてすぐ作れるっていうような事だと思うんです。こういった事考えている人はいっぱいいると思います。ただやっぱり技術の方に没頭してしまうっていうのかソフトの使い方、System5の使い方ってイコール技術じゃないんですね。もっと深い工学的な話になるべきなんですけども、やっぱり新しい音に対する考え方っていう方向があるのかなっていうところなんですよね。だからやっぱり伝統的な音響教育っていうのを捨てている訳ではないんですけど、現実的な話なんですが今では仕事がフリーランスの仕事であって、作曲からMAって大体家でやっているケースってのが多いんですよね。大きなスタジオに行かなくてもいい環境になってきて、今なんてバックでエアコンが流れてても外で「焼き芋~」って音が入ってきても、そこまでいい仕事はできないですけど消せるじゃないですか。再生環境ってのがノートパソコンであったとしても、勿論音が良くないですよ。ただそういった事の為に教育するって私はどちらかっていうと反対なんですよね。やっぱりあまりにも音、音、音っていう事ではなくて何の為の音ってやっぱり映像の為の音であったり、アニメの為の音であったり、ちょっと目標なんですけどゲームの為の音であったり、音楽の為の音であったり全部まとめてやるっていうのが城西国際大学の売りじゃないかな。
メディア学科で2つの校舎が有りますが、紀尾井町はどちらかというとパフォーマンスベースで、東金の方がコンセプトベースであるという事があります。本来大学教育っていったら自分が技術を勉強しながら哲学、心理学とか人間を知る、人間を知る事によって自分を知るっていうフィロソフィー哲学じゃないといけないと思っています。
取材>今後のお話を伺いたいのですが、今後のファイルベースになるコンテンツ制作の現場に共有ストレージとしてISISとか入ってきた時に映像とかメディアアセットマネージメントする仕事って結構出てくると思います。それのスペシャリストってのはあんまり今居ないなって思っているんですけど、そういった教育はどうですか?
プ>やっぱり大学じゃないんですよね。私の意見になるんですけど。やっぱり芸術関係、コンテンツ関係のシステムエンジニアが一番強いかなって思うんですよ。新しいブリード(血筋)だと思うんです。今のこの世の中では。
取材>納得ですね。そういうエデュケーションの科があっても良いのになって思っていて、そういう人材が欲しいって皆さん思ってますよ。だけどそれ専門のスペシャリストでITも詳しくてって、誰もいないからみんなサウンドエンジニアが一緒にやっていたり非常に効率が悪い状態になっている。だからファイルベースの事を詳しく知って、マネージメントも出来るっていう人材が必要だと。
プ>確固たるマネージメントとしてアセット管理の手法というのがないんじゃないんですか。あっちいったり、こっちいったりしている状態だから、完全に手探りですよね。
取材>アーカイブがすでに始まっているので早くしないといけないと感じますよね。既に一部の作品はテープで撮っていないし、アーカイブもどんどん容量が増えてもう検索出来なくなってきているし、それに音と映像でこんなにリレーションして作業が進行しているのにハードディスクを持って歩いてるというのもナンセンスですよね。
プ>これは私も全く同感ですね。この分野が新しい人材育成になんとか繋げないといけない。これはプログラミングとかの知識も必要で、映像でも音でも、コンテンツマネージメントの中のことなんだという事なんですよ。アセットのまとめ方、そうですね新しい職業であっても良いかなって思います。
非常に高い目標・目的、そしてポリシーを持ち学科の運営をされていることがお分かりいただけたかと思う。現場で必要な人材を育成する為に現場に有るべき機材を導入し実践を行う。当たり前だがなかなか実現が難しいことを、現場の一線で活躍する技術者を客員教授に迎えて実現する、その高いクオリティーを感じていただければ幸いである。
[caption id="attachment_13954" align="alignright" width="300" caption="城西国際大学 メディア学部メディア情報学科 准教授 プルチョウ次郎 氏 "][/caption]
城西国際大学
東京紀尾井町キャンパス
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町3-26
電話:03-6238-1300
http://www.jiu.ac.jp
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2013/12/11
ROCK ON PRO 注目のUSED Information!〜Manley SLAM!〜
ROCK ON PRO注目の中古製品をピックアップするUSED Information。
ROCK ON の豊富な中古製品の中からプロフェッショナルの現場で活躍するプロダクト、歴史に名を刻んだ銘機たちをご紹介します!
※中古製品のため在庫一点限りでのご提供となります、完売の際はご容赦ください
Manley SLAM ! ¥498,000(税込)※完売しました
クラフトワークの光るMANLAY社、その豊富なラインナップ中でも特別な1台がこの『SLAM!』。アナログの機材はサウンドのバリエーションを増やすために全く別の回路を搭載したりと物理的なハードルが常に付きまとうため、その設計上様々なシーンで幅広く活躍することを苦手としているかもしれません。しかしながらこの『SLAM!』はアナログを通したい!と思わせるほぼ全てのシーンで活躍できる幅広いセッテイングを持つ特異な1台です。
まずは、レコーディング・シーンからみてみましょう。もはや、定番とも言えるDual Mono MicPre譲りのカスタムの手巻きトランスと5極管を使用した独自の真空管によるゲインステージ。Hi-Fiサウンドと真空管らしい音楽的なサウンドを非常に高い次元でブレンドしたManlay独自のサーキットが採用されています。そして、MicPreの後段にはもちろんダイナミクスセクション。ここには、MANLAYの代名詞とも言えるELOP回路と、往年のBrick-Wallを再現したFET回路の2種類が搭載。この2種類のダイナミクスの搭載により『SLAM!』は幅広いサウンドメイクを可能としているのです。
少し詳しく掘り下げると、ELOP=Electoro-Optical 回路は未だに銘機として取り上げられることの多いオプティカル制御を利用したダイナミクスを真空管を使用したゲインステージとともに実現しています。特にボーカルの録音時には、ファーストチョイスとなることの多いOpto-Comp/LimとしてSoft-Kneeのスムースなコンプレッションを得ることが可能となります。もう一方のFET回路はFairchild 660/670の名が上がっているように聴感の変化を最低限にし、サウンドをマキシマイズする事のできるよう設計がなされています。両者共にPeak Stopを主目的としたLimiter的な設定も可能で、録音時に薄くかけてニュアンスを引き出すといった利用方法がアーティストのパフォーマンスを引き出すためにも有効です。
そして、この2種類のダイナミクスはMaster Trackに利用しても最高の効果を発揮します。LA-2Aでレベルを整えてBrick-Wallでマキシマイズする。元々のミックスのバランスを大切にあえてマルチバンドではなくワンバンドでソフトに仕上げる。そんなシーンにこのSLAM!はピッタリです。実際にMastering Versionが用意されていることからも、そのクオリティーの高さはお墨付き(実際にマスタリングスタジオで見かけることも多々あります)。価格は高いのですが、1台で何役もこなすことの出来る『SLAM!』こそ、DAW +1のアウトボードとして完璧な製品ではないでしょうか?是非ともご検討下さい!!!
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2013/12/11
Altiverb 7.1.1 リリース
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先日リリースされたAltiverb 7.1.0に早くもバグフィックスバージョンがリリースされました。このバージョンでは、Altiverb 7.1.0をインストール後にProTools 10が起動しなくなる症状やProTools10上からAltirverbがみえなくなる等の「out of memory」問題が解消されております。
このバージョンはAltiverb 7.1.0のアップデートになりますので、ProTools 10環境でご使用の方は、引き続きAltiverb 7.0.5をご使用ください。
既存の Ver. 7 ユーザーの皆様は、無償でアップデート可能です。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
Audio Ease Altiverb 7 ダウンロードリンク