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ROCK ON PRO

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60’s〜70’sを彩ったスタジオイキップメントをたどり、現代版として生まれ変わった製品に迫る!

至高の楽曲、サウンドは何年たっても、いや何十年たっても色褪せることがありません。時代を切り取ったいわゆる名盤は、今聞いても新しい発見があり、当時の時代背景、テクノロジーが鮮やかに目に浮かび上がってきます。
それはメロディーの良さやアレンジの良さといった主な部分が秀でているからというのは明らかなことでもありますが、屋台骨を支えていた、エンジニア、スタジオ、イキップメントと優れた技術が有機的に絡み合って昇華した結果ではないでしょうか。
それは現在のトレンドの1つである原音に忠実にサウンドの写実性を求めた機材とは限りません。音の透明性や再現性をこえて歪んだ楽曲や非現実さの使用が時には物事が本物よりもよく見えることが当時のサウンドの芸術様式を生み出しているような気もします。
今回は1960年代~1970年代における時代を彩ったスタジオイキップメントをたどり、現代にリイシュー、またはリプロダクトやシミュレーションされた製品を特集していきます。

#1 REDD.47アンプモジュール

【LEGEND #1】REDD.47

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Shimens(Telefunken)V72Sのアップグレード版。REDD.51コンソールに採用
unnamed1931年に設立され、クリフ・リチャードやザ・ビートルズの功績によりロックンロールがロックとして昇華したともいわれ、今もロンドンのアビーロードにあるスタジオ「EMI Recording Studios」(1970年にザ・ビートルズのアルバム”Abbey Road”の発表後、Abbey Road Studiosに改名)のために開発されで1968年まで使用された「EMI REDD.51真空管コンソール」。
REDD.37にはSiemens(Telefunken)のV72Sをアンプモジュールに採用していましたが、1964年のREDD.51コンソールには、「REDD.47アンプモジュール」が採用されていました。1963年のWith The Beatles ~ White Albumまでの全てのThe Beatlesシングル・アルバム作品や1960年代の全てのCliff Richardのアルバム、ピンクフロイドのThe Piper at the Gates of Dawnのレコーディングにも採用されたと言われ、V72Sよりもビッグでパンチのあるサウンドで、より立体的であると評価されていたそうです。

【2015 Equipment #1】Chandler Limited REDD.47 Preamp

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アビィロード・スタジオ公認ビートルズ真空管マイクプリアンプ
3台しか作られなかったという貴重なオリジナルREDD.51コンソールの真空管コンソールのサウンドを完全復刻したシングル・チャンネルのマイクプリアンプがChandler Limitedより発売されました。

先述したAbbey Road StudioとChandler Limited の共同開発により、ザ・ビートルズをはじめとする数多くの名盤に刻まれた、豊かな真空管ビンテージ・サウンドを見事に再現しています
オリジナル・サウンドの徹底追求に加え、マイクプリアンプとしての十分なゲインレンジや、Voltage GainとFine Gainの組み合わせによる幅広いトーン質感のコントロール、DI入力等が得られ単なるリイシューではなく、積極的に色付けができるような設計となっています。

CHANDLER LIMITED

REDD.47 Pre Amp

¥345,600

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#2 NeumannU47

【LEGEND #2】NeumannU47

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EMI Recording Studios 2stにおいて最も多くのビートルズの歌声を捉えたとされるマイク
約50年が経過しながらも我々が未だに虜になっているビートルズのボーカルに一番多く採用されていたのはNeumannU47そして、兄弟機でもある双指向型のU48ともいわれています。
1946年の製造開始より非常に個性が強いキャラクターはふくよかな温かみときらびやかさを持っています。EMI Recording Studiosにおいてはミキシング・コンソールREDD.51やREDD.37等と組み合わされて使用され、数々の名盤が生み出されました。後に、U47はトランジスタ化され「U47 fet」、1986年の生産完了に至るまで、独自の特徴的なサウンドを元に世界中でAC/DCやR.E.M等著名なアーティストに愛用されていたようです。

【2015 Equipment #2】U47 FET

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1986年の最終生産以来、28年振りに再生産 U 47 fet is back!
1986年惜しまれつつも生産完了次第、今年28年振りに再生産されたU 47 fet。製造番号もその最終番号から継続となります。現代のデジタルイキップメントの進化により、機材のキャラクターを忠実にキャプチャーできるようになり、U 47 fetの温かみときらびやかさは、より色濃く表現できるようになりました。
47 fet は、カーディオイド指向特性で–6/–10 dB パッドとローカット フィルターを組み合わせることができます。ボーカルは勿論、アコースティック楽器、トランジスタ化されたことにより大音量のアンプの前に直接配置できるように、非常に高い音圧レベルの処理を可能となっているU47fetは独特なキャラクターを放つことでしょう。

NEUMANN

U47 FET

¥469,800

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★オリジナルU47,U48をリイシューしたTELEFUNKEN U47,U48もお取り扱いできます


M7 カプセル、Telefunken VF14K 真空管を使用し、トランスもオリジナルを完全に再現したTelefunkenのU47,U48もお取り扱いできます。
George Martin のお気に入りマイクロフォンとしてBeatlesのレコーディングで多用されたといわれる、当時のレコーディングエンジニアのファースト・チョイスでもあったマイクロフォンを是非所有してみませんか?本製品は受注生産品となっております。価格、納期はお気軽にROCK ON PRO、阪田、清水までお問い合わせください。

NEUMANN

U47 FET

¥496,800

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ちょっと寄り道:『テープマジックをもプラグインで再現する』

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マイク、マイクプリと時代背景にあわせて検討していくと、当時のレコーダーにも興味が出てきませんか?
流石に当時のテープレコーダーを調達するのはなかなか至難の業ですが、いまはプラグインにおいても当時のテープレコーダーをシミュレートしたものが多く出ています。例えばAbbey Road Studioで1965年以降に採用されたといわれるSTUDER初のマルチ4TrackレコーダーのJ37。
WavesとAbbey Road Studiosの協力によって誕生したテープ・サチュレーション・プラグインです。J37そのものをモデリングし、Noise・Saturation・Flutter・Wow、VUを挟んで、ディレイの種類やモードや、シュミレートするテープの種類も選択できます。’60s前半に使用されていたテープのシュミレートの888や70s前半に使用されていたテープのシュミレート815、導入時期から考えると’60s後半で使用されていた811も多く使われていたのではないでしょうか。

Waves

Abbey Road Collection

¥116,640

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#3 EMI TGコンソール

【LEGEND #3】EMI TGコンソール

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「EMI Recording Studios」におけるTGコンソールの採用
その後「EMI Recording Studios」2stにおいて1968年の12月に初めてソリッド・ステート型のコンソールであるTGコンソールを設置します。
優れた24トラック/8バス・ミキサーはソリッド・ステート・デザインとして始めてABBEY ROADスタジオに導入されたミキサーとなりました。その後1970年代にはTGコンソール(Mk I~Mark IV)が活躍しました。1983年にSSLコンソールが設置されるまでTGコンソールは現役で活躍。1969年に(4月20日 – 8月18日録音との説)ビートルズがAbbey Roadをレコーディングする1年前のことです。
その後
1970: All Things Must Pass – George Harrison
1970: John Lennon/Plastic Ono Band – John Lennon
1978: Some Girls – The Rolling Stones
数々のブリティッシュ・サウンドの名盤に刻まれた愛すべき、温かいアナログの質感はTGコンソールにしか成し得なかった永遠のサウンドともいえます
各チャンネル毎にLIMITER/COMPRESSORが搭載され、全てのインプット/アウトプットはトランス・バランス、ステップゲインによる高音質、優れた機能と音質はEMI/ABBEY ROADの作品の音質を大きく向上させましたが、EMIによる完全限定生産であった為、台数が少なくまさに希少価値の幻の銘器となりました。

【2015 Equipment #3】ABBEY ROAD TG SERIES

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EMI/ABBEY ROAD STUDIOとの正式な業務提携のもと復刻されるCHANDLER LIMITED
Abbey Road Studioとパートナーシップ契約を結んでいるChandler Limitedでは、TGコンソールを復刻した「TGシリーズ」と、真空管REDD.コンソールの復刻版「REDD.47シリーズ」を発売しています。
オリジナルの設計図や製作ノート、歴史的なコンソール実機の特性や回路構成を長期に渡り研究し、アビーロード・スタジオとの共同作業により、オフィシャル製品として復刻版を販売しています。
TG12428コンソールのヘッドアンプを忠実に復刻したマイクプリ「TG2」はオールディスクリート、クラスAB回路、バランスのCarnhill (St. Ives) 入出力トランスを贅沢に搭載しビンテージなカラーリングが非常に印象的です。また、TG12413リミッターのオフィシャル復刻版である「TG1」は魔法のようなサウンドを持っています。
通すだけでも非常に艶が出る印象。実は私も「TG1」を所有していますが、トーンコントロールや、派手なリミッティングで攻めたキャラクターを作るのに非常に重宝しています。特にドラムのアンビに掛けたり、コンプレッションをせずトーンだけをボーカルやエレキギターでコントロールしたりと非常に遊べるコンプ/リミッターです。おすすめはエレキギターをラインに持ち上げCh1に通したアウトをそのままCh2にデイジーで接続してあげると更に強力なトーン変化が得られます。このセッティングではグランジっぽいニュアンスを生み出すことができ、気に入って使っていました。
他にも、TGコンソールを、16×2のラインミキサー仕様で再現したTG Rack MixerやTG12345Mastering EQであるTG12345 Curve Benderなどと、音楽的な響きを持ち、力強く、繊細な質感がどんなサウンドも温かく、エンハンスしてくれるTGシリーズには様々なラインナップがあります。

CHANDLER LIMITED

TG1

¥567,000

TG2

¥318,600

TG CHANNEL mkII

¥343,440

TG 12345 Curve Bender

¥745,200

TG 12413 Zener Limiter

¥685,800

TG Rack Mixer

¥988,200

(別途PSU-1¥36,720が必要です(TG Rack MixerはPSU-2¥68,040))

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当時の時代を紐解いていくと、現在のレコーディングでも使える機材のチョイスのヒントとなるかもしれません。また、それはアウトボードだけでなくプラグインでも然りです。プラグインはついつい気軽に使いがちですが、時代的な背景を元にインサートを構築していくと、シンプルながらも狙ったサウンドへの近道となるかもしれません。様々な史実、資料をもとに理想のサウンドを追求した機材の組み合わせのアイデアを考えてみてはいかがでしょうか。

*記事中に掲載されている情報は2015年03月11日時点のものです。