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ROCK ON PRO

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New Mac Pro:Max Perfomance Testを実施!!!その実力を見よ!!!

New Mac Pro:Max Perfomance Test

昨年末にやってきた新型Mac Proをどこまで動くのか、高負荷実験を実施!!Sonnet Echo Express ⅢにHDXをⅢ枚実装しての動作チェックも兼ねています。その驚愕のスペックをご確認下さい!!!!最後に動画もあります、是非とも最後までお付き合いいただき、衝撃的な動画を御覧ください!!


まずはインストール


SonnetのシャーシにHDXカードを3枚挿して起動すると、何事もなかったかのようにすんなりと起動。Pro Toolsのアプリケーションも普段通りに立ち上がります。身構えてたのが何だったのかとがっかりしてしまうくらい、あっけなく動作してしまいました。Mac Proのセットアップをした時もそうでしたが、あまりにも順調な起動に今後の不安も吹き飛びます。
起動画面がこちらですが、さすがHDX3。DSPの個数が54個にもなると画面からはみ出ます、、、単純に個数だけで言えば、HD accelが1枚のカードにDSPを9個搭載していたのでHD 6(カード6枚)と同じ個数です!!VoiceでDSPを消費しない&1個あたりの処理能力の向上によりどれほどのパフォーマンスを発揮するのかドキドキしませんか?

どこまで負荷をかけられるのか?

まずは、HDX3のマックスである768trackを作成。この時点でミキサーモデルに取られるDSPは5つ。HD accelでは最大192Voiceで6DSPを専有していたことを考えるとこの時点でも驚異的な性能です。そして、DSPがフルになるところまでAVID Channel Stripをインサートしてみます。
まずは、何も考えずに『Option』を押しながらAVID Channel Stripをインサート。AAX Pluginとは言え768個となると瞬時とは行かずにバーが表示されますが、3~4秒でインサート完了。まだDSPに余裕があるので、次の列にも『Option』を押しながらインサート。さすがに全チャンネルにはインサート出来ずにDSPリソースが立ちないという旨のアラートが帰ってきます。この時点で、なんと1,323個のAVID Channel Stripがインサートされています。実際に全チャンネルにオーディオデータを置き再生してみますが、何事もなかったかのように普通に動きます。(もちろんRAM Chashはアクティブな状況にしています)
この時点でもCPUは10%未満、CPUを稼働させたいのでClip Gainを768track全てで実行するも数%の上昇にとどまり、負荷実験になりません。

CPUをフル稼働させるには、、、

せっかくの負荷実験、なんとかCPUをフル稼働させるべく更にAUX trackを500track作成!!そしてその500trackに対して、おもむろに『option + Shift』を押しながらSignal Generatorを挿入します。(サウンドがない部分はプラグインのCPUリソースを開放してしまうため)これでもCPUはまだまだ空いています、そこで次の段にAVID Channel Stripを挿入。それでもまだ50%~60%程度。
何気なく書いていますが、各段に500こずつのプラグインを挿入しています、、、、更にもう1段AVID Channel Stripを挿入。やっとこの時点で80%を超えます。古くからのPro Toolsユーザーである筆者は、RTAS時代であれば50%を超えるとCPUメーターが瞬間的に跳ね上がりプチノイズや、再生の強制停止が生じるという実体験を持っています。しかし、Pro Tools 11になり、全てを一新したこのシステムはCPUのマルチスレッドへのネイティブ対応、64bit化されたAAXプラグインの恩恵もあり、全く瞬間的にCPUメータが跳ね上がるCPU Spikeを生じずに80%を超えた領域で安定稼働します。実際のその様は動画をご覧いただくとして、負荷実験を続けます。まずは普通に再生、前述のとおりDSPは全く問題なく、CPUも80%を超えた領域で安定します。更に、負荷を掛けるためにループ再生を試します。まずは、10秒程度のループでは何事もなかったかのように動作。もちろんループした瞬間に若干のグラフィックのブレはありますが、数十トラックのセッションでも今までに見たことのある程度。

最大稼働状況はこれだ!!!


更に20frame(=666ms))でのループに挑戦!!グラフィックはさすがに辛い状況になりますが、Pro Tools自体もCPUリソースも安定。Pro Tools HDの特権であるRAM CaschとDSP、そしてFPGA、更には64bitへの完全対応、AAXプラグイン、と言った今までのAVIDの集大成を見た気がします。これらの機能により実現した今回の最大稼働状況。New Mac Proの持つパフォーマンスとともに圧倒的な動作状況を実現しています。
それでは、実際に稼働しているさまを動画でお確かめ下さい。画面内には全く表示しきれていませんが、動作状況としては以下のとおりとなります。
・Audio Track : 754 track(設定調整をしていた際にVoice OFFにした他ラックをもとに戻すのを忘れてしまいました、、、)
・Aux Track : 500 track
・DSP Plug-ins : AVID Channel Strip × 1,312個
・Native Plug-ins : Signal Generator × 500個 & AVID Channel Strip × 1,000個
・754trackのAudio データに対してのClip Gain処理


以上の状態のセッションを20Frameでのループ再生しています。

動作はしていますが、AVIDからのNew Mac Proへの正式な対応コメントが待たれるところです。そして、文中にも有りますがAVIDのフラッグシップシステムだからこそ実現しているということを改めてお伝えしたいと思います。Pro Tools HDのライセンスでしか使用できないRAM Caschの機能が大きく働いている、そして、再生VoiceをFPGAに任せることでCPUとDSPをフルに活用できるHybrid Processer設計となっているHDXシステムの驚愕のパワーを感じていただけたものと思います。
※あくまでも弊社社内での負荷実験であり、上記のパフォーマンスを全て保証するものではありません。
※使用システム:New Mac Pro 3.5GHz 6-Core 16GBメモリ、Sonnet Echo Express Ⅲ、AVID HDX 3
※使用アプリケーション:Mac OS 10.9、Pro Tools HD 11.1

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*記事中に掲載されている情報は2014年02月03日時点のものです。