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NEWS
2021/02/16

Blackmagic Designが最新情報を発表!?~ATEM Mini&カメラアップデート

映像制作の楽しさを多くのひとびとに体験してほしい!というコンセプトで、プロクオリティの製品をお求めやすい価格で提供するBlackmagic Designが、オンラインで最新情報を発表するとTwitter上で告知されました。 WEB配信で大活躍のビデオスイッチャーATEM Miniと、品質に定評のあるカメラに関するアップデート情報がメインとなりそうですが、新製品の発表もあるかも知れません! 昨年の緊急事態宣言の影響でにわかに活況を呈したWEB配信。入門向けにジャストフィットし、追い込めば業務機に匹敵する数多くの機能が使用できるATEM Miniは、一時期は生産が追いつかないほどの人気を博したことも記憶に新しいかと思います。 同社のカメラは高品質なだけでなく、ATEM Miniをはじめとしたスイッチャーからのリモートコントロールや、同社が開発・販売するポストプロダクション・アプリケーションであるDaVinci Resolveとのシームレスな連携機能などを備え、使い勝手のよさも大きな魅力のひとつ。 映像配信に必須のこのふたつのカテゴリーに絞った再情報となると…どのような機能が追加されるのか!?新製品は出るのか??非常に楽しみですね。 現在、情報はTwitterでのティザーのみとなっておりますが、開催が近づけば詳細情報がUPDされることと思います! Blackmagic Designファンのみなさま、映像配信になれ親しんでいる方々はもちろん、これから映像配信を始めてみたいという方も必見のオンラインイベントです! Blackmagic Design 最新情報発表 ~ATEM Mini&カメラアップデート 日時:2021年2月18日(木)3:00 AM 日本時間では未明の開催となります。 場所:YouTube Liveでのリアルタイム配信 URLは後日発表予定 詳細:Blackmagic Design Twitterアカウントをご確認ください。
Broadcast
2021/02/16

テレビ愛知株式会社 様 / 〜従来の感覚をも引き継ぐ、Avid純正のコンソール更新〜

愛知県を放送エリアとするテレビ東京系列のテレビ愛知、MA室の更新が2020年初頭に行われた。10年以上に渡り使われてきたAvid ICON D-Control(導入当時はDigidesign社)から、Avid S6へと更新されている。同時にファイルベース対応など、最新のトレンドを念頭にシステムを設計、その詳細をレポートしていく。 D-Controlを継承するS6を テレビ愛知では、MA室のメインコンソールとして10年以上に渡りAvid ICON D-Controlを使用してきた。テレビ局のIn The Box用のコンソールの導入としては、非常に早いタイミングから活用されてきたわけだが、当時、限られた予算の中でもMA室のシステムは今後DAWが主流になるということを予想し、先行して導入に踏み切っている。今回の更新では、逆説的な候補としてアナログコンソールなども挙がってはきたが、やはり、これまでの使い勝手の延長線上にあるAvid S6を導入することとなった。 すでに10年以上に渡りD-Controlを使ってきているため、導入に際してオペレート上の不安も少ないというメリットは大きかったようだ。Avid S6自体もバージョンアップを重ね、D-Controlを使用してきたユーザーからのフィードバックが多数反映されていることも背中を押した一因となっている。物理的なボタンの有無などの差異はもちろんあるが、すでに現在のAvid S6は、ほぼD-Controlで実現していた機能を網羅していると言っていいところまでブラッシュアップされている。 Avid S6の導入にあたりフェーダー数をどうするかは、かなり議論が行われたポイントだ。D-Controlは32 Faderであったが、Avid S6に更新を行うにあたり32Faderが本当に必要かどうか?ということが実機でのデモなどで検証された。Avid S6はLayout Mode、Spill Modeなど様々な工夫が行われており、最低限のFader数でミキシング作業を快適に行えるようになっている。これは、エンジニアが音響的にベストであるセンターの位置に座ったまま作業が行えるようにするという工夫でもあるが、これらの機能を実際に体験いただいて最終的には24 Faderという決着を見ている。メインエンジニアは最低16 Faderあればミキシングが行えるという判断をしていただいているが、やはり、効果担当を含めた2名体制でのミキシングもある。ここは16Faderではさすがに心もとない、ということもあり24 Faderがセレクトされた。 机上にS6が置いてあるようにも見えるが、一体となった専用設計のデスクとなる。センターポジションで、編集もミキシングも両方が行えるようにレイアウトされている。 D-ControlからAvid S6への更新を行ったことにより、コンソール自体のサイズはかなり小さくなった。特に奥行きが短くなり、部屋が広く使えるようになったのが使い勝手としては非常に大きなポイントとなっている。ディレクターのデスクに収められていたアウトボード関係も、必要なものはサイドラックへと移設され、足元の空間を十分に確保することができるようになっている。これはエンジニアだけではなく、ディレクターなどこの部屋を利用する方からも好評であるということだ。このレイアウト変更によりエンジニアは前を向いたまま、ほとんどの作業を手の届く範囲で行うことができるようになった。 Avid S6が収まるデスクも、作業を常に正面を向いて行うことができるように特注設計となっている。Avid S6を購入すると付属するFader手前の手を置く部分はBolsterと呼ばれるのだが、Keyborad、Mouseを置くには少し幅が狭い。Keybordトレイなども準備されているのだが、台本を置いたりということを考えると写真で確認していただけるような形状が望ましい。このデスクはAvid S6の各モジュールを収めるフレームを純正のカバーで仕上げるのではなく、そのままデスクに埋めることで手元のスペース拡大を実現している格好だ。 テレビ愛知株式会社 デジタルネットワーク局技術部 水野 正基 氏 株式会社アイプロ 技術部長 牟禮 康貴 氏 株式会社NAV 名古屋事務所長 高野 矢守至 氏 効率を実現したDAW環境 システム面では、Avid MTRXをAvid Pro ToolsのI/Oとしている。このMTRXで信号の集約を行い、モニターコントローラーとしてはTac System VMC-102を導入した。VMC-102を導入することでDAWのPCが起動していなくてもモニターセクションの切替が行える。一般的なコンソールで言うところのセンターセクションの機能を受け持っているわけだ。これはPCが不具合を起こした際にも最低限の作業は行えるようにという工夫の一つとなっている。また、VMC-102の最新バージョンアップで実装された、Blackmagic Design Smart Videohubのリモート機能も活用している。ブース、コントロールルームに映す映像の切替を、VMC-102での音声のモニターソース切替に連動させることで、オペレートの手順を削減することに成功している。たとえば、モニターソースとしてPro Toolsを選択すれば、各所のVideo MoniterにはPro ToolsのVideo出力が自動でパッチされる。同様にXDCAMを選択すると、音声映像ともにXDCAMに変更されるということだ。これは作業上オペーレートミスを減らすことにも直結しストレスフリーな環境を実現している。 ラックに収まったAVID MTRX。Analog 8IN/8OUT、64ch Danteがオプションとして加わっている。 モニターコントローラーとしてDAW PCが起動していなくてもコントロール可能なTAC SYSTEM VMC-102。映像モニターの切り替えもワンボタンで行えるように設定されている。 DAW環境周辺でのこだわりは、38inchのUltra-Wide Displayにある。多くの情報を見渡すことができるこのDisplayの導入はIn The Boxでのミキシングを前提とした環境においては非常に効果的。タイムラインの表示においては、前後長時間の表示が可能であるし、ミキサー表示においては多くのフェーダーを表示することができる。単純に言えば情報量が増えるということになるが、これは作業を行う上で非常に効果的だと言える。 広大な表示領域を提供する38-inch Ultra wide Display。解像度は3840x1600 予想外のマッチング、ATCとEVE 数多くの機種から選びぬかれたメインモニターのATC SCM25a。3-Wayのスピーカーでスタンドは日本音響エンジニアリングによる特注設計品 ミキサー席右に設置されているラック。元々、背面のディレクターデスクからの移設のSSL X-RACK、NEVE 33609、AJA KiPro GOが収まる 今回の更新ではモニター・スピーカーも一新している。様々な機種を持ち込ませていただき、比較試聴をしていただいた結果、ATC SCM25aが選択された。以前はDynaudio Air15を使われていたのだが、MA室を利用するエンジニアのほぼ全員がATCに好印象を持ったため、このスピーカーが選択されている。しっかりとしたボリューム感を持ちつつタイトに鳴るこのスピーカーは作業がやりやすいと好評であるということだ。スモールとしては、EVE AUDIO SC203を導入いただいている。不思議なことにATCとEVEのキャラクターが非常に似通っているため、切り替えた際の違和感も少なく、バランスを保ったままLarge/Smallの切り替えができるのでこちらも好評であるということ。ATCのスピーカースタンドは、内装工事を担当された日本音響エンジニアリングの特注設計品。また、コンソール背面には同社の特注AGS音響衝立が設置され、メインモニターとコンソール背面まわりの音場を整えることに一役買っている。 テレビ愛知ならではの導入機材としては、AJA KiPro GOが挙げられる。これまでは確認用のデータを民生のDVD Recorder、もしくはSDカードへ録画し、各所へ確認用として配布していたワークフローを更新した格好となる。複数のレコーダーの操作がKiPro GO 1台に集約することができ使い勝手が向上した部分とのことだ。また、機材もコンパクトなため機器の実装スペースの削減にもつながっている。AJA KiPro GOは同時に4系統のHD VideoをUSBメモリに録画できる製品。すでにDVDの需要は減っていたためデータでのワークフローとし、シンプルなこちらの製品へと更新された。 従来環境と違和感なく、効率的でコンパクト トータルとして見ると放送局ということもあり突飛な選択は行わずに、最新の製品を組み合わせることで効率的でコンパクトなシステムが実現できている。ただし、コンパクトになっても機能面では妥協はなく、ブラッシュアップされた部分も多い。ファイルベース・ワークフローへの対応としてNon-Leathal Application Video Slave Pro 4の導入、VTRもSONY XDCAM Stationへの更新など編集システムの更新により、どのような変化が起こったとしても柔軟に対応できる準備が行われている。また、システムの中心であるPro Tools、およびMTRXに関しては、持ち出し収録用のシステムを同一の製品とすることでバックアップ体制をとっている。MA室のPC、MTRXが故障した際には、可搬のシステムとリプレイスが行えるように冗長化がなされている。 実際にオペレートを行っている方の感想としては、導入直後よりD-Controlに慣れていたこともあり、非常にスムーズにAvid S6へと移行することができたとのことだ。また、コンパクトなサイズになったことで、すべてのスイッチ、ノブへのアクセスが容易となり、作業環境としての使い勝手は間違いなく向上している。やはり手の届くところに様々な機器が実装されているのは便利だ、と非常に高い評価をいただいている。今後、映像含めたファイルサーバーの更新なども予定されているということだが、それらにも柔軟に追従し、使い勝手をキープしたまま作業を行っていただけるシステム更新となっている。 さすがはAvid純正同士のコンソール更新、という面目を保つことができた今回の更新。従来のシステムを知り尽くしたユーザーだからこその気付きも数々ありながら、実際の導入後に満足感の高いコメントをいただけたことは、Avid S6の完成度の高さを改めて証明しているのではないだろうか。 写真手前右から株式会社アイプロ 牟禮康貴氏、渡辺也寸志氏、株式会社NAV 高野矢守至氏、写真奥右からROCK ON PRO 前田洋介、テレビ愛知株式会社 水野正基氏、株式会社アイプロ 山本正博氏、テレビ愛知株式会社 安松侑哉氏、ROCK ON PRO 廣井敏孝 *ProceedMagazine2020-2021号より転載
NEWS
2021/02/12

Pro Tools | Carbon保守延長がROCK ON PRO からも購入可能に!

これまで、Pro Tools | Carbon購入のお客様の製品登録ページ上でのみ販売されていたPro Tools | Carbon延長保守が、ROCK ON PROをはじめとしたディーラー経由でも販売可能となりました。これにより、Pro Tools | Carbonご購入と同時に、3年間の延長保守に加入することが可能になります。また、Avidアカウントへのクレジットカードの登録などの手間もなくなり、通常製品と同様の手順で保守に加入することができます。 ProTools | Carbon, Extended Hardware Support, 3 YEARS, NEW 販売価格:48,730(本体価格:¥44,300) *ご発注時にPro Tools CarbonのシステムID、および、MyAvidで登録しているEmailアドレスが必要となります。 保守サービス内容: 製品無償修理保証が三年間へと延長 製品修理先出対応が可能に   その他のハードウェア延長保証の内容は以下をご覧ください: Avid Advantageハードウェア延長保証(PDF、33.3 KB) 注意事項: 上記には、Carbon付属のPro Toolsソフトウエアのサブスクリプション更新サービスは含まれておりません。 製品登録後、90日を過ぎるとご購入いただけません。 合わせて読みたい、Pro Tools | Carbon詳細情報! Pro Tools|Carbon発表!! HDXパワーを追加する革新的I/O!! ROCK ON PRO ORIGINAL! MASSIVE PACK BUNDLE!!〜11年ぶりの復活!! 全44種で最大バリュー94万円!!〜 【アーカイブ公開中】緊急開催!!アビットーーーク!〜本日発表のPro Tools|Carbonをどこよりも早く深掘り!〜 Pro Tools | Carbonサポート情報〜アクティベーション、Macとの接続方法、ほか Avidから音楽のための新I/O、Pro Tools | Carbon ~Built to capture brilliance ~<ProceedMagazine掲載記事> Pro Tools | Carbonの導入、その他ご不明点・ご要望などは下記contactボタンよりROCK ON PRO までお気軽にお問い合わせください。
Sales
2021/02/12

ROCK ON PRO ORIGINAL! MASSIVE PACK BUNDLE!!〜11年ぶりの復活!! 全44種で最大バリュー94万円!!〜

Massive Power is Back !! およそ11年の時を経て、Avid最新テクノロジーとHDX DSPチップを内蔵したオーディオインターフェースPro Tools|Carbon登場。MTRX、そしてMTRX Studioを加えた新世代Avidインターフェースラインナップに対し、ROCK ON PRO オリジナル MASSIVE PACK BUNDLEは驚異的なクオリティと効率的なワークフローをかつてないValueで提供します! ◎MASSIVE PACK BUNDLEの全容を解説!【JUMP!!】 ◎ワーク別に選べる4種のMASSIVE PACKの詳細を確認!【JUMP!!】 ◎バンドル導入を徹底サポート、トレードプラン&おトクなショッピングローン!【JUMP!!】 MASSIVE PACK BUNDLEの全容を解説! HDXチップを内臓した革新的I/O「Pro Tools|Carbon」が登場、プロフェッショナル業務の現場からパーソナルのクオリティを求められる制作まで、MTRX Studio、MTRXとともにラインナップが充実したAvid I/O。従来のHDXカード、そしてPro Tools|Ultimateに加えて、世界各国各社からリリースされるプラグインもシステムアップには欠かせません!そこで今回はAvid I/O、HDXカード・ソフトに加えてそのソリューションとしての実力を完成させる「MASIVE PACK」をご用意しました!ワークフロー別にROCK ON PROが厳選したプラグインとAvid I/O、HDXカード・ソフトをバンドルすると、なんと全44パターンの組み合わせで最大バリューは約94万円にも及びます。まずはAvid I/O製品の選択からスタートです! I/Oの選択は全6パターン、新登場のCarbonはもちろんのこと、オールインワンで将来性も豊かなMTRX Studio、フラッグシップのMTRXは必要不可欠となるAD/DA/MADIのカードを組み込んだものとなります。また、MTRX StudioについてはHDX カード、ソフト、シャーシを含んだバンドルも用意されていますので、今回はこちらの中に含んでご提案です。I/Oは不要、カード・ソフトのみでOKという方は、ここでは選択なしとすることも可能です。ニーズに合わせてセレクトしてください! ここではHDXカード、Pro Tools|Ultimateの有無をご選択いただきます。すでにHDXカードを導入しているなどでカードとソフトは不要という場合は、こちらの選択を「なし」としていただくことも可能です。今回のMASSIVE BUNDLEは単体での販売は行いませんので、その場合はI/Oのご選択が必須となります。さぁ、いよいよMASSIVE PACKをセレクトしましょう! ROCK ON PRO Original / MASSIVE PACKは全部で4パターン、ワークフロー別に選べるROCK ON PRO厳選の組み合わせで、ご選択いただいたI/O・カードに下記の価格をプラスしてご導入いただけます。各パックの内容については本ページの次項をご覧ください! さらに!今回は導入サポートとして24回無金利、48回低金利のショッピングローンに対応いたします。もちろん、現金でのお支払い、クレジットカードなど通常の決済方法もご選択いただけます。全44種類のバンドルパターンがあり、みなさまのご検討も多岐多様となりますが、ROCK ON PROスタッフがご相談、お見積もりからご納品までご案内させていただきます!専用見積フォームはこのページ内の各リンクから、また、ROCK ON PRO渋谷 / 03-3477-1776、ROCK ON PRO梅田 / 06-6131-3078でもご相談を承っております、是非ともお問い合わせください! *Massive Pack単体での販売は行いません、I/Oもしくはカードのご選択をお願い致します。 ワーク別に選べる4種のMASSIVE PACKの詳細を確認! 今回のMASIVE PACKは4種類、ミュージシャンのための実力派ソフトシンセを集めた「Instrument」、今やミックスには欠かせない存在となったiZotope/Music Production Suiteを中心にした「Music 1」。すでにレジェンド的な存在でありながら今もなお新プラグインで進化を続けるWAVES Mercuryを含んだ「Music 2」。そして、ポストプロダクションに必要不可欠、かつ新たなワークフローを生み出すことができる「Post」と、制作環境に合わせたセレクトができるプラグインパックをご用意しました! MASSIVE PACK:Instrument <Plug-ins List> ●SpectraSonics / Keyscape ●SpectraSonics / Trilian (USB Drive) ●Synthogy / Ivory ll Studio Grands ●fxpansion / BFD3 Special (Download) ●Eventide / Generate Massive Pack Instrumentは、10年をかけて世界中のキーボードのライブラリを収めた「Keyscape」、定番とも言えるベース音源で34GBのコア・ライブラリー「Trilian」、カオスなオシレーターでシンセに期待されるすべての機能を組み合わせた「Generate」と、ミュージシャンに向けたパッケージング。バンドル例では新登場のCarbonを組み合わせ、実装されたHDXチップによって、ニアゼロレイテンシーによるレコーディングを可能にします。ミュージシャン、プロデューサーといった音楽制作クリエイターにとって現場の環境をパーソナルでも実現できることになる画期的な製品、そこに今回厳選した「Instrument」プラグインで、制作環境は一気に整うのではないでしょうか! ●バンドルは全44種、ご希望のシステム見積は専用見積フォームよりご依頼ください。 MASSIVE PACK:Music 1 <Plug-ins List> ●iZotope / Music Production Suite 4 ●McDSP / 6060 Ultimate Module Collection HD ●Sonnox / Elite HD-HDX (7 Oxford Plug-ins) ●Celemony / Melodyne 5 Studio ミックスとマスタリングにかける時間を最短に、A.I.を駆使したiZotope / Music Production Suite 4で作業を大幅に効率化。さらに、McDSP / 6060 Ultimate Module Collectionのモジュール、7種収録されたSonnox Elite HD-HDXで彩りを、そしてボーカルエディットには必須となるMelodyne 5 Studioをセレクト。ミキシングを効率的にするだけではなく、即座にクオリティを確保できるプラグインラインナップです!バンドル例にはMTRX StudioとHDX+PT Ultimateを組み合わせ。2021年のトピックとなるであろう3Dオーディオにもステップアップできる将来性あるバンドルをご提案です! ●バンドルは全44種、ご希望のシステム見積は専用見積フォームよりご依頼ください。 MASSIVE PACK:Music 2 <Plug-ins List> ●Waves / Mercury ●iZotope / RX 8 Standard ●Celemony / Melodyne 5 Studio すべてのワークをカバーするといっても過言ではないWaves MercuryがMassive Pack:Music 2の中心。171以上のプラグイン、400以上のコンポーネントを収録しWaves最大のバンドルであることは周知のところ。もちろん、iZotope RX8を組み合わせることでオーディオリペアも究極のレベルに昇華ッさせることができるでしょう。そして、バンドル例は今回の企画で税込約94万円の最大バリューとなるセットアップ。Musicだけではなく幅広い業務にも耐えうるラインナップが一気に充実となるのではないでしょうか! ●バンドルは全44種、ご希望のシステム見積は専用見積フォームよりご依頼ください。 MASSIVE PACK:Post <Plug-ins List> ●iZotope / Post Production Suite 5 ●FabFilter / Essentials Bundle ●Nugen Audio / Producer Pack ●McDSP / FutzBox HD ●SoundToys / SoundToys 5 Bundle ●Sonnox / Post HD-HDX (8 Oxford Plug-ins) ●Non Leathal Application / Video Slave 4 Pro ●Le Sound / AudioTexture Massive Pack:Postは大盛りです!RX 8 Advanced、Nectar 3、Neutron 3 Advanced、Dialogue Matchなどなどといった、リペア・ミックス・デリバリーに必要な業界標準のツールが全て収められたPost Production Suite 5、ここにNugen Audioの8プラグインをバンドルしたProducer Packが加わるだけでなく、McDSP FutzBox、Le Sound AudioTextureなど演出を多様に表現できるツールも用意。さらにVideo slave 4が加わることでワークフローも広がりを見せます。こちらのMTRXをI/Oに据えたバンドル例も約65万円のバリューとポストプロダクションに必須となる要件を満たしながらコストパフォーマンスにも秀でたプランです! ●バンドルは全44種、ご希望のシステム見積は専用見積フォームよりご依頼ください。 バンドル導入を徹底サポート、トレードプラン&おトクなショッピングローン! お手元の機材を有効に活用するI/Oトレードプランをご提案です。HD I/O、HD OMNIのほか、各社からリリースされるI/Oを通常よりも約15%アップで高額下取りします!長年愛機として使用してきた機材を有効に、そして新たなシステムをコストパフォーマンス良く導入する絶好のチャンスです。対象機器の詳細は下記のリンクより一覧リストをご覧ください! そして今回はシステム導入をサポートするべく「24回無金利」、「48回低金利」のショッピングクレジットローンに対応いたします。もちろん、通常の現金、クレジットカードほかでのお支払いも可能。ニーズに合わせたお支払い方法でスマートな導入プランをご検討ください! 全部で44種類にもおよぶ今回のMASSSIVE PACK BUNDLE!どのプランニングが適切なのかご検討にも迷うところではないでしょうか。もちろん経験豊富なROCK ON PROスタッフが導入に至るまでのご相談を承らせていただきます!ROCK ON PRO渋谷03-3477-1776、ROCK ON PRO 梅田06-6131-3078までご連絡ください。また、お見積もりのご依頼は下記の「専用お見積もりフォーム」からも可能です、お問い合わせお待ちしております! ●I/Oトレードプラン:対象機種リスト ●Avid Avid / HD I/O 8x8x8 上限下取り価格¥115,000 Avid / HD I/O 16x16 Analog 上限下取り価格¥160,000 Avid / HD OMNI 上限下取り価格¥75,000 ●Focusrite Focusrite / Red 4Pre 上限下取り価格¥105,000 Focusrite / Red 8Pre 上限下取り価格¥115,000 Focusrite / Red 16 Line 上限下取り価格¥126,000 ●Antelope Antelope / Orion Studio Synergy Core 上限下取り価格¥125,000 ●Apogee Apogee / Symphony I/O Mk II 8×8 (TB,HD) 上限下取り価格¥140,000 Apogee / Ensemble 上限下取り価格¥90,000 ●Prism Sound Prism Sound / Titan 上限下取り価格¥184,000
Music
2021/02/08

吹田市文化会館 メイシアター 様 / 〜DanteとAVBが共存するシステム〜

大阪梅田よりほど近い阪急千里線吹田駅前にある「吹田市文化会館 メイシアター」。吹田市制施行45周年を機に1985年にオープンした多目的文化施設である。正式名称は吹田市文化会館であるが、愛称であるメイシアターが広く知られている。充実した設備を備え、大中小3つのホールと、レセプションホール、展示室、練習室など様々な催しに対応できるキャパの幅広さと、コスト面でもリーズナブルに利用できることから人気を集める施設である。今回ここに音響メインコンソールとしてAvid S6Lが導入されたのでレポートしていきたい。 幅広い演目に対応する舞台環境 今回はAvid S6Lが導入された大ホール、中ホールを中心にご紹介したい。阪急吹田駅の目の前、JR吹田駅からも徒歩圏内とアクセスの良い立地、大阪梅田からは20分程度でアクセスができる利便性の高いロケーションに位置する。愛称のメイシアターの由来は、市の花である「さつき」のメイであること、また新緑あふれる「五月」を表す英語の「MAY」、さらには可能性を表わす助動詞の「May」を連想して、未来への希望を館名に託して命名されている。 大ホールはフルオーケストラにも対応する客席数1382席の多目的ホール。充実した舞台装置、そしてオーケストラピットを備えており、オペラやバレエの公演にも使用できる開口15~18m、奥行き17mの大きな舞台を備えている。音響反射板もあり、クラシックコンサートにもしっかりと対応することが可能だ。中ホールは、通常時客席数492席、舞台を取り囲むように客席を追加してアリーナ形式にすることで最大622席まで拡張することが可能。開口13~19m、奥行き10.5mという大きな舞台を備え、演劇、ミュージカル、古典芸能など様々な演目に対応する。こちらのホールも音響反射板が用意されており、ステージも十分に広いため小編成のオーケストラであれば十分に公演が可能である。ホールは照明設備も充実し常設の設備だけでほとんどの演目に対応できる。 雲が晴れた、音のピントが合った 音響反射板をおろした状態の大ホール。カラム、プロセに見える黒い長方形のものが L-Accousticのラインアレイ6/3で常設設置されている。調整室は、上手壁面が照明、下手壁面に音響がそれぞれある。 設備は1985年の開館の後、1997年~1998年に1回目の大規模な入れ替えが行われ、アナログコンソール、メインスピーカー等を更新しその約15年後デジタルコンソールYAMAHA M7CLに大・中ホールとも更新した。その後、機材の追加はあったものの大規模な改修作業は行われず、2017~2018年に満を持して大規模改修を計画し入札までこぎつけたがあいにく入札不調になり舞台機構、共用トイレのみの改修を当初計画の1年間休館して行った。改修開けの2018年6月18日に大阪北部地震が発生し震源にほど近く、吹田市も最大震度5強を観測した。メイシアターも大ホールの客席天井裏の吊り天井用鉄骨などに被害が出、大ホールの使用を中止した。震源にほど近く、最大震度5強を観測した吹田市ということもあり全館に渡り被害が出た。特に大ホールの被害が大きく、天井の鉄骨が曲がるなど大規模な改修を行わないことには、再開できない状況になってしまったということだ。 大規模な改修作業が必要となったことで2019年7月より2020年8月まで長期に渡る休館を実施。徹底的な改修が行われることとなった。改修は音響改修、ホールの椅子の交換、電源設備の更新など多岐に渡り、最新の設備を備えるホールへと生まれ変わった。音響面の変化は大きく、音響反射板の改修、座席の更新により、ホール自体の音響特性がブラッシュアップされた。具体的には、残響時間が0.4s程度長くなり、2.2s@500Hzと充実した響きを手に入れている。また、常設のプロセ、カラムスピーカーが、会館当時より使われてきた壁面内部に設置されたものから、外部に露出したL-Accoustic社製ラインアレイへと更新。どうしてもこもりがちであった音質面で大きく改善がなされた。 音量が必要な場合には、カラムの下部にグランドスタックを追加することができ、それほど音圧を求められないコンサートであれば十分に対応可能になったということだ。プロセスピーカーは昇降装置を備え、スピーカーユニットの故障等に客席レベルまで降ろすことで修理対応がしやすくなった。クラシックコンサート、オペラ、バレエなどの演目を行うホールにおいて露出型のスピーカーは敬遠される傾向が強かったが、近年ラインアレイ・スピーカーによる音質向上と、カバーエリアの拡大というメリットの方が勝り、また実際の導入例が増えてきていることもあって採用へと踏み切ったということだ。スピーカー駆動のアンプも同時に更新され、各アレイの直近に分散配置されている。コンソールからアンプまではAES/EBUでのデジタル接続で、外部からのノイズへの対策がなされている。また、各アンプラックには安定化電源装置も備えられ、音質への最大限の配慮が行われている。これらの更新により雲が晴れた、音のピントが合った、というような感想を持っていると伺うことができた。 2つのAoIPをどう活躍させるか その1年に渡る改修作業の中で、大ホール、中ホールへ常設音響メインコンソールとしてAvid S6Lが導入されることとなった。各ホールの音響調整室に設置されたS6Lは24Fader仕様のS6L 24Dをコントロールサーフェスに、エンジンはE6L-144が採用されている。I/Oは調整室、下手袖それぞれにStage64が用意され十分な入出力を用意している。大ホール、中ホールの設備は基本的には同一の設備、設置に関しても同一のレイアウトとなっている。つまり、一つ覚えれば両方のホールでのオペレートに対応できるため、オペレートするスタッフの負担を減らすように配慮されているということだ。 システムの設計上で苦労をしたのは、従来のYAMAHAコンソールを中心にしたシステムとAvid S6Lを共存させるという点。これまではYAMAHAのコンソールを中心としたシステムでDanteを活用したシステムアップが行われており、それらの機材は更新後もそのまま残されている。客席にコンソールを仮設してのミキシングなどのためにYAMAHA QL、TFシリーズ、LS9、M7CLが準備されていることからも、これはまだまだ活躍することになるシステム。一方のAvid S6LのバックボーンはAVBを使っている。そのため、DanteとAVBという2つのAoIPがシステム内に混在することになってしまった。 もちろん、Avid S6LにはSRC付きのDante Optionカードがあるため、そこを通じて接続されているわけだが、チャンネル数が制限されるため、運用の柔軟性を確保するための設計に苦心されたということだ。AoIPの接続はメタルのEthernetケーブルを使っているが、引回し距離は最長でも80mまでに収まるようにしているとのこと。それ以上の距離になる際には、一旦Switchを用意し距離減衰によるエラーが起こらないように注意が払われているということだ。取材時はホール再開直後ということもあり、実運用はまだこれからのタイミングであったが、96kHz駆動のコンソールということもあり、クリアな音質をまず感じているということだ。 中ホールのS6Lは大ホールと共通化された設置。 中ホール舞台より客席を望む。 大規模なツアーなどで目にすることの多いAvid S6Lだが、文化会館クラスの設備ではまだまだ導入例は少ない。固定設備としての導入も、国内では珍しいというのが現実である。若い技術者に今回導入されたコンソールでAvid S6Lに触れ、さらに大きなコンサートなどでのオペレートへと羽ばたいていってほしい、このAvid S6Lの導入が大阪で活躍する技術者の刺激にもなってほしいというとの思いもお話いただいた。将来の世代にも向けた多くの意志を込めたAvid S6Lの導入、是非ともその思いが大きな結果として実を結ぶ日を楽しみにしたい。 今回取材ご協力をいただいた、公益財団法人 吹田市文化振興事業団 舞台管理課 課長代理 前川 幸豊 氏(手前左)、舞台管理課 谷尾 敏 氏(手前右)、ジャトー株式会社 サウンド社サウンドアドバンス部 エンジニアグループ 主任 松尾 茂 氏(奥左)、ROCK ON PRO 森本 憲志。 *ProceedMagazine2020-2021号より転載
Broadcast
2021/01/28

朝日放送テレビ株式会社 様 / 〜Immersive制作を実現する、放送局におけるMA室改修を読み解く〜

大阪のテレビ朝日系列の放送局、朝日放送テレビ株式会社のMA室の改修を行った。放送局のMA室ということで、色々なトラブルに対応するための工夫はもちろんのこと、様々なスタッフが利用する施設であるため、操作の簡便化などを念頭に置きつつ、イマーシブフォーマットのオーディオへ対応するため天井へ4本のスピーカーを増設し、5.1.4ch formatのDolby Atmos仕様での最新設備へとブラッシュアップが行われた。朝日放送テレビでは、Flux Spat Revolutionをすでに使用いいただいていたこともあり、このソフトウェアを活用することで、様々なフォーマットの視聴なども行うことを前提として設計が行われている。 AvantをS6 + MTRXで置き換える 朝日放送テレビのMA室はこれまで、SSL Avant 48faderがメインコンソールとして導入され、コンソールミックスを前提とした設備となっていた。そのためMA室には、多数のアウトボード・エフェクトが準備されたシステムが組まれていた格好となる。しかし昨今はDAW内部でのIn The Boxミキシングが主流となっているということもあり、コンソールの更新にあたりデジタルコンソールとともに、DAWコントローラーとして主流となっているAvid S6が並行して検討された。放送局の設備として、コンピューター(DAW)が無いと何もできない製品を採用すべきなのか?という議論が当初は行われた。この部分はAvid MTRXが登場し、これをメインDAWとは別のPCで制御することで、システムの二重化が行えることがわかり、少なくともデジタルコンソールのセンターセクション部分は、十分に代替可能であるという結論となった。他にも様々な側面より検討が進められ、今回の更新ではバックボーンとして広範なトラブルにも対応を可能とする大規模なAvid MTRXを活用したシステムとAvid S6の導入となった。 Avid S6は40 Fader仕様と、従来のAvantと同一の規模。5KnobにDisplay Moduleが組み合わされている。モニターセクションは、MTRXをDADmanでコントロール。この部分は、前述の通りDADman専用にMac miniが用意され、DAW PCを起動せずともモニターセクションが単体で動作するような設計となっている。モニターセクションのリモートにはDAD monが用意され、フィジカルでのコントロールの利便性を上げている。DADman部分を二重化するにあたり、同一のプリセットファイルをサーバー上にバックアップし、PCの不良の際にはそちらからDADmanを起動することで回避できるように工夫がなされている。 これまで使用してきたAvantにはかなり多くの回線が立ち上がっていた、それらを整理しMTRXに立ち上げてある。そのため3台のMTRXが導入されたのだが、その使い分けとしてMain/SubのPro Toolsにそれぞれアナログ入出力、メーター関連、VTR送りとしてほぼ同一の仕様が2台。3台目はMain Pro Toolsに接続され、AV Ampからのアナログ入力及び、外部エフェクトSystem 6000が立ち上がっている。ここもシステム二重化が考えられている部分で、Main Pro Toolsの不具合時には、パッチでSub Pro ToolsがMainの回線を取れるように、また、MainのMTRXが壊れた際にはSubのMTRXを差し替えることで復旧が行えるようになっている。 MTRX3台をブリッジするDante 3台のMTRXは128ch Dante Option Moduleを使用してDante Networkに接続されている。この128chの回線が3台のMTRXの信号のブリッジとして活躍している。Danteであれば信号を分配することが容易なため、例えばAV Ampからの信号は、Dante上でモニターセクションをコントロールしているMain1台目のMTRXとSub MTRXへと送られているということだ。一見ブラックボックスに見えるこのシステムだが、一歩引いて考えれば理にかなったシンプルなシステムであることがわかる。二重化を前提としたシステムではあるが、普段はパッチレスですべての信号がMain/Sub Pro Tools両者で受け取れるよう工夫が行われている。 文字で書いてしまうとたしかにシンプルではあるが、かなりの検討を重ねた結果たどり着いたシステムであることには変わりない。また、実際のハードウェアセットアップにあたっては別の役目(パケットの流れるNetworkの切り分け)にも苦心した。具体的には、実際の音声回線であるDante(Primary/Secandary2系統)、S6をコントロールするEuCon、MTRXを制御するDADman、Pro Tools同士/Media Composerを同期させるVideo Satellite、ファイルベースのワークフローに欠かせないファイルサーバー。これら5つの異なるパケットがNetworkを必要とする。どれとどれを混ぜても大丈夫なのか、分けなければいけないのか?そして、ややこしいことにこれらのほとんどが同じ機器に接続されるNetworkであるということだ。できる限り個別のNetworkとはしていたが、すべてを切り分けることは難しく、かなり苦労をして設計を行うこととなった。様々な機器がNetowork対応となるのは利便性の上で非常に好ましいが、機器の設計者はそれらが同一のNetwork上で安定して共存できるようにしてもらいたいと切に願うところである。せっかく便利なNetoworkを活用した機器も、使いづらくトラブルを引き起こすものとなってしまっては本末転倒である。 朝日放送テレビのMA室には4台のPCがセットアップされている。それぞれ役割としてはMain Pro Tools用、Sub Pro Tools兼Media Composer(Video Satellite)用、DADman用、Flux Spat Revolution用となっている。これらのKVMの切替はAdderView Pro AV4PROが使われている。この製品をコントロールルームに置かれた外部リモコンにより切り替えるシステムだ。切替器本体はマシンルームに置かれ、切替後の信号がコントロールルームまで延長され引き込まれている。これにより延長機の台数を減らすことに成功している。KVM Matrixを実現するシステムはまだまだ高価であり、それに近しい安価で安定したシステムを構築するのであれば、このアイデアは非常に優れていると言えるだろう。 FLUX Spat Revolution専用機、DADman専用機として運用されるMac mini。その上部には、KVM切替器であるAdderが見える。 高さ方向に2層のレイヤーを持つ スピーカーシステムの話に移ろう。今回のMA室改修ではフロントバッフルを完全に解体し、TVモニターの更新、そしてLCR及びハイトLRの埋め込みが新しいフロントバッフルに対して行われた。サラウンドサイドのハイトスピーカーは、既設のサラウンドスピーカー設置用のパイプを使っている。そのため実際の増設分は、サラウンドLRの2本のスピーカーおよび、スピーカースタンドである。この改修により、Dolby Atmosフォーマットを参考とした5.1.4chのスピーカーシステムが構築された。なぜ7.1.4chにしなかったのか?という部分の疑問はもちろん浮かぶだろうが、朝日放送テレビにとって高さ方向に2層のレイヤーを持てたということの方が、後述するFlux Spat Revorutionの使用を考えると重大事である。スピーカーは元々5.1chのシステムで使用されていたMusik Electronicの同一の製品で4本が増設されている。 スピーカーレイアウトの平面図。L,R,Ls,Rs各スピーカーの上空にTOPスピーカーが配置されている。平面のスピーカーはMusik RL904が5本、上空はRL906が4本、これで5.1.4chのスピーカーレイアウトとなっている。フロントL,Rchはメインであるステレオ作業を考慮しラージスピーカーを理想位置である開き角30度に、Atmosはその内側22.5度に配置している。 スピーカーの補正用プロセッサーは、MTRXのSPQ Optionが活用された。SPQ Optionは、スピーカーの各出力に対して最大で16chのEQ及び、ディレイを掛けることができる強力なプロセッサーカードだ。これはMTRXのOption Moduleスロットを1つ専有してその機能が追加されることとなる。この機能を活用することにより、外部のプロセッサーを使わずにスピーカー補正を行うことができる。システムがシンプルになるというメリットも大きいが、クオリティーが高いMTRXのDA前段でプロセスが行われるため、そのアナログクオリティーをしっかりと享受できるというのも見逃せないポイントだ。 スピーカー正面図 リアハイトのスピーカーは2本のバーに専用金具でクランプ フロントハイトのスピーカーは高さを得るため半埋め込みに Ambisonics制作はスタートしている Flux Spat Revolutionの操作画面(メーカーHPより抜粋) これまで何度となく名前が挙がっているFlux Spat Revolution。このソフトウェアが何を行っているのかというと、3D空間に自由配置した音声をその一番近傍のスピーカーから再生するということになる。この機能を活用することで、各種イマーシブフォーマットを再現性高く再生することが可能となる。基本的なスピーカーの設置位置はDolby Atmosに倣ったものだが、Auro 3D、22.2ch、さらにAmbisonicsなども最適な環境で視聴することができるということになる。スピーカー数が多ければ多いほどその正確性は増すが、スピーカー数が限られた環境だとしてもその中でベストのパフォーマンスを得ることができるソリューションでもある。そして、このプロセッサーを通して作った(3D空間に配置した)音声は、ありとあらゆるフォーマットの音声として出力することができる。Dolby Atmos 5.1.4chの環境で制作したものを、スピーカーの設置角度の差異などを踏まえAuro 3D 13.1chとして出力できるということだ。 実際にこのFlux Spat Revolutionを使い、Ambisonicsの音声の制作は行われており、今後の配信サービスでの音声として耳にすることがあるかもしれない。直近では、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている人形浄瑠璃・文楽の配信動画のVR版の制作に活用されたということだ。都合により、最終の音声はSpat Revolution経由のものではないとのことだが、Ambisonics音声の制作への挑戦がすでに始まっているとのこと。各所に仕込んだマイクの音声をパンニングすることで3D空間に高い再現性を持たせる、つまり、実際に仕込んだマイクの位置をSpat上で再現して、そこで鳴っている空気感をも再現することができているということだ。すでに各所で話題となっている、3D音声を使ったライブ配信などにも活用可能なSpat Revolution。ポストプロダクションからライブ会場まで様々な分野に活躍の場を広げているが、このMA室のようにしっかりと調整された環境で確認をしながら作業が行えるということは、作品のクオリティーアップ、作業効率の向上など様々なメリットをもたらすことだろう。 放送でも広がるイマーシブコンテンツ スタジオの全景。新しく作られたフロントバッフルには、従来より引き継がれたFostexのラージモニターとハイト方向を含む5本のMusik Electornicのスピーカーが見える。 放送局としては、強みでもあるスポーツ中継などにもこのソリューションの活躍の場を広げるべく様々な実験が行われているということだ。確かに、野球中継、サッカー中継などスタジアムで行われる音声であれば、会場の空気感をAmbisonicsで表現することは可能である。すでにスタジアムの様々な箇所に設置されている観客マイクを、Spat Revolution上に相対的な位置関係を再現することで、かなりクオリティーの高い現場の空気感の再現が可能となるのではないだろうか。これらの結果が早く楽しめるようになれば、現在の動画視聴の多くを占めるスマホ / タブレット+イヤホンの環境での視聴体験を拡張するものとなってくれるだろう。 少し脱線するが、この場合の配信音声はバイノーラルへと変換済みの2chの音声になると予想される。もちろん、一部のDolby Atmos Music、Sony 360 Reality Audioなどのようにマルチチャンネルデータのまま配信を行い、ユーザーの手元のデバイスでバイノーラルプロセスを行うものもあるが、映像配信においてはまだまだ2chが主流であると言える。バイノーラルの音声は、一般的なスピーカーで聞いても破綻のない音声であることは周知の事実である。もちろん、従来のステレオ音声に比べれば、音像が少し遠い、音の輪郭がぼやけるなどはあるものの、破綻をしているような音声ではない。そういったことを考えると、非常に今後に期待のできる技術ではあるし、放送局の持つノウハウを活かしたコンテンツの未来を感じさせるものであると言えるだろう。Spat Revolutionを使ってミキシングを行っていれば、バイノーラルでの出力はもちろんだがDolby Atmos、Auro 3Dなどの他のフォーマットでの出力も用意できることは大きなメリットであると言えるだろう。 スポーツ中継を想定して書き進めてしまったが、ほかにもクラシック・コンサート、オペラ、吹奏楽などの各種コンクール、新喜劇など劇場での公演にも非常に有効な手法であると言える。今回お話を伺った和三氏の2019年のInterBEEでのセミナーでもこれらの取り組みについて取り上げていたが、その中でもこのようにAmbisonicsで制作した会場音声のバイノーラル2chに対して、ナレーションを通常のステレオミックスであるように混ぜることで、会場音声は広がっていつつ、ナレーションは従来どおりの頭内定位を作ることができる、とご講演いただいている。これは大きなヒントであり、ヘッドフォン、イヤフォンでのコンテンツの視聴が増えているいまこそ、この手法が活きるのではないかと感じている。 Immersiveな音声でのコンテンツが今後の放送でも新たな価値を生み出すことになる。それに先駆けて改修対応を行い、多様な3Dサウンドへの最適環境を構築し、すでにコンテンツの制作もスタートしている朝日放送テレビの事例。まずは今回導入された高さ方向のレイヤーを持ったスピーカーレイアウトを活用して制作された音声が、様々なところで聴けるようになることを楽しみにしたいところ、そしてそのコンテンツをまた皆さんにご紹介する機会ができることを期待してやまない。 朝日放送テレビ株式会社 技術局員 出向 株式会社アイネックス 兼技術局制作技術部 設備担当 和三 晃章 氏 *ProceedMagazine2020-2021号より転載
Review
2021/01/25

Avidから音楽のための新I/O、Pro Tools | Carbon ~Built to capture brilliance ~<ProceedMagazine掲載記事>

Avid純正I/Oとしてはおよそ10年ぶりとなる新製品、Pro Tools | Carbonが発表された。Built to capture brilliance - 音楽の輝きを捉えるために生まれた - をキャッチコピーとする待望の新プロダクトだ。本記事ではHDX DSPチップ内蔵という驚愕の進化を遂げた仕様をはじめ、Avidのイノベーションと最新テクノロジーが盛り込まれた新時代のAvid I/Oの機能と実力をあらわにしていく。 ●Pro Tools | Carbon 価格 ¥478,500(本体価格 ¥435,000) <主な仕様> ・対応OS:Macのみ ・対応DAW:Pro Tools, Pro Tools | Ultimate ・同時最大入出力:25インプット x 34アウトプット ・Mic/Line 入力:8x プリアンプ・インプット (コンボジャック5-8と2系統のInst入力はVariable Z対応) ・Analog Line I/O:8 x 8 (DB25) ・ADAT I/O:2 x Optical (ADAT/SMUX) 16 x 16 ・モニター出力:2x 1/4″ ・ヘッドフォン出力:4 x 1/4″ (Stereo) ・コンピューターとの接続:Ethernet (AVB) ・同期:Word Clock (BNC) ・サンプリング周波数:44.1kHz-192kHz ・ビットレート:32bit ADDA ●本記事も含めたProceedMagazine2020-2021号のご購入はコチラから! HDXチップ内蔵オールインワンI/O Built to capture brilliance - 音楽の輝きを捉えるために生まれた - Pro Tools | Carbonは、そのキャッチコピーの通りミュージック・クリエイターをメイン・ターゲットとしたプロダクトだ。Pro Tools | MTRX / Pro Tools | MTRX Studioが、主に膨大なトラックをハンドリングすることが想定されるポストプロダクションに歓迎される仕様だったことを考えると、久々の音楽制作向けハードウェアと言えそうだ。 同時最大25in/34outの豊富な入出力、新開発のマイクプリ、インストゥルメント入力のインピーダンス可変機能、そして大注目の内蔵HDXチップなど、機能面を見ただけでもソロからバンド編成のミュージシャン、音楽エンジニア/プロデューサーなど、音楽制作で使用するために必要十分な機能がふんだんに盛り込まれている。しかし、さらに注目に値するのは、AvidがこのPro Tools | Carbonのために多くの新技術を研究開発したという事実だろう。Pro Tools | Carbonは従来とはまったく異なる新しいコンセプトを持ち、I/Oそのものの使い方だけでなくPro Toolsやシステムセットアップ、ひいてはワークフローまで変革するほどのイノベーションを秘めたプロダクトと言っても過言ではない。まさにAvidのイノベーションが詰まったこのプロダクトの機能や使い方について、以下で詳細に見ていきたい。 Pro ToolsにHDXのパワーを与える Pro Tools | Carbonの仕様で最も目を引くのは、なんといっても筐体内部に搭載されたDSPチップだろう。チップはAvid HDXカードに搭載されているものと同じものとなり、non-UltimateのPro ToolsでもHDXシステムと同様にオーディオをニアゼロ・レイテンシーで扱うことができるようになる。しかも、AAX DSPプラグインをPro Toolsで使用することまで可能になる。 HDX+Pro Tools | Ultimateというシステムのもっとも大きなアドバンテージであったDAWからのモニタリングやプラグインの掛け録りがPro Toolsにも開放された格好となるが、これはPro Tools | CarbonがHDXシステムの単なるエントリーモデルという立ち位置のプロダクトであることを意味するわけではない。HDXはシステムの構成上I/OとDSPカードが別々の筐体となるが、Pro Tools | Carbonは本体内部ですべてのオーディオプロセッシングを完結させることができる。そのため、一貫したアルゴリズムによる処理や介在するインターフェイスを減らすことが可能となっている点は、既存のHDXシステムに対するアドバンテージと言えるだろう。また、新テクノロジーであるHybrid Engineによって必要なトラックだけをDSPモードで処理することが可能となり、マシンパワーを効率的に運用できるようになっていることも見逃せない。 パンポットの上にある稲妻マークがDSPモード切替ボタン。ウィンドウでは、いくつかのプラグインがPro Tools|Carbonで処理されていることがわかる。 高品質を実現する数々のテクノロジー Pro Tools | Carbonは音楽クリエイターをメイン・ターゲットとしているだけあり、サウンドクオリティにもこだわったデザインがなされている。背面に8機搭載されたマイクプリは本機のために新開発されたもの。Avidいわく「Avid史上最高のクオリティを誇る性能」とのことだ。マイク/ライン入力のうち、6系統にはインピーダンスを変化させることができるVariable Zを搭載。ギター/ベースのキャラクターを変化させたり、リボンマイクを使用する際に適切なインピーダンスに設定することが可能となっている。 こうしたアナログ部分だけでなく、デジタルオーディオのクオリティにとって極めて重要なアルゴリズムの部分にも新技術が使用されている。Pro Tools | CarbonはAvid I/Oとしては初の32bit Floating処理に対応。ソフトウェア部分ではPro Tools 11から採用されていたが、本機への実装によって入力から出力までを一貫して32bitで処理することが可能となり、信号経路の途中で不要な歪みが発生する心配から解放されることになった。クロックには特許取得の倍精度JetPLLジッター除去技術が用いられている。従来のJetPLLを基にしたクロックの2倍の速度で動作するこのテクノロジーにより、これまでよりもジッターの発生を抑制することに成功している。 non-Ultimateユーザー向けのI/Oとしては初となる8ch分のプリアンプを搭載。背面コネクタはコンボジャック仕様でLineレベルと兼用可能だ。2系統のADAT IN/OUTコネクタは96kHzまでのサンプリングレートで合計16ch分のデジタルI/Oを確保、フットスイッチにも対応し、これ1台で制作環境を完結させることが可能な仕様となっている。 Pro Tools | Carbon内部の様子。中央にDSPチップを積んだ基板が確認できる。内部はFPGAで動作しており、高速な処理が可能。すべてのオーディオ処理が内部で行えるため、スループット720nsという超高速処理を可能としている。静謐性を重視したファンは内部温度を検知し、フロント側からリア側へと空気の流れを作ることで効率的な排熱を行う。 ソロアーティストからバンドまで豊富な入出力 最大同時25in/34outという豊富な入出力は、ソロアーティストからバンドまで、ひとつの機体でレコーディングすることを可能としている。アナログ入力はMic/Line x8ch + トークバック(Mono)に限定されるが、これだけでもバンドの個別録りに十分対応できる。さらに2系統のADATを活用して、入出力を拡張することも可能(16ch @44.1-48kHz/8ch @88.2-96kHz/4ch @176.4-192kHz )。フルバンドやオーケストラのレコーディングにも対応できるだろう。 フロントパネルに4系統が備わるヘッドフォンアウト、2系統のインストゥルメント入力も特徴的だ。アコースティックなユニットを自宅スタジオで収録したり、ドラムがブースに入ってギターとベースはコントロールルームから同時録音、といった使い方ができる点は、インディペンデントな活動をするアーティストやエンジニアにはうれしい仕様と言える。さらに、背面にはメインアウト2系統に加えて8ch分のLine出力を備えているため、商業スタジオでも従来のI/Oと同様に使用することが可能だ。 Variable Z対応のInst入力を配置。 フロントパネルに備わる4機のヘッドフォン出力。 先進のAVB接続にも対応したセットアップ リリース当初はMac専用機となるPro Tools | Carbon。HDXカードもDigiLinkケーブルも不要なこのI/OはMacとの接続は至ってシンプル。それでいて、外部機器との間には十分な拡張性を備えている。Pro Toolsの対応バージョンは、本機の発表に合わせてリリースされたPro Tools 2020.11以降、対応OSはCatalina 10.15.6以降となっている(macOS 11 Big Surには未対応)。 Macとの接続はAvidライブコンソールであるS6Lと同じAVBが採用されており、LANケーブル1本でMacとの接続が完了する。LANポートのないMacBookの場合は、現状ではApple純正アダプタの使用が推奨されている。USB-Cポートしかないモデルの場合はアダプタを2重に使用しなければならないのが難点だが、今後、Avidから何かしらのソリューションが発表されることに期待したい。 Pro Tools | Carbonの開発にあたってAvidはAppleとも強力なコラボレーションを取ったようで、CoreAudioが認識するAVBストリームを、Pro Tools専用のエリアとOSと接続するエリアにわけるような動作を実現している。これにより、Pro Toolsからのアウトと同時に、同じMacにインストールされたその他のアプリケーションのアウトプットもPro Tools | Carbonから聴けるようになっている。また、AVB接続を採用したことで将来の拡張性にも期待が高まる。残念ながら現時点では明確なビジョンは示されていないが、Pro Tools | Carbon背面にはふたつのLANポートがあるため、何かしらの拡張性を見据えているのは確かだろう。ネットワークオーディオの利点を生かしたスケーラブルな機能の実装が待ち望まれるところだ。 Pro Toolsから本体の様々な設定が可能。ヘッドフォン出力へのソース切り替えやトークバックゲインなどもPro Toolsから変更できる。 AVBストリームがOS内部で二股に別れたような認識のされ方をしている。これにより、Pro Tools以外のアプリケーションの音もPro Tools | Carbonから再生が可能。 また、MTRX/MTRX Studioの場合、内部のルーティングマトリクスを操作するためには専用アプリであるDADManにウィンドウを切り替える必要があったが、Pro Tools | Carbonは完全なAvidの純正I/OであるためPro Toolsソフトウェアからコントロールする。特に4系統のヘッドフォンアウトのソースはStereo Mixを出力できることはもちろん、CUEとしても使用可能だ。CUEモードとして設定したヘッドフォンアウトはI/O設定でアウトプットとして認識するため、CUE Mixとして使用することもでき、さらに本体に内蔵されているTALKBACKを混ぜることも可能だ。そのほか、後述するHybrid EngineのコントロールもすべてPro Toolsソフトウェアから離れることなく行うことができる。 そして、パーソナルユースでも気になるのはその静粛性。Pro Tools | Carbonの開発にあたっては、サーマルデザインも一新されたそうだ。内部ファンは効率的な排熱のために回転速度を自動調整し、放熱量を低く抑えながらも静かな筐体を実現している。ミュージシャンが自宅スタジオでレコーディングする場合などでは、マシンのファンノイズはことのほか大きなノイズ源となる。さすが、音楽のために作られたI/Oを自称するだけのことはあるというものだ。 Hybrid Engine、Native-DSPパワーの統合 Pro Tools | Carbonに内蔵されたDSPを活用することで、Pro ToolsにHDXシステムのアドバンテージを追加することができる。前に掲載した稲妻マークが各トラックに用意されており、1クリックでDSPへの切り替えが可能だ。 多くの特徴と機能が詰め込まれたPro Tools | Carbon。ここからは、その機能をどのように活用していくことができるか考えてみよう。 Avidが考えるオーディオ処理の新しいコンセプトはHybrid Engineと名付けられた。Pro Tools | CarbonはDSPチップを内蔵しているが、すべてのオーディオ信号を自動的にDSPで処理するわけではない。DSP/CPUそれぞれの負荷や、作業に必要な機能に応じてDSPとCPUに処理を割り振ることができるようになっている。具体的には、Pro ToolsのトラックごとにDSPモードのON/OFFが切り替えられるようになっている。DSPモードがONになったトラックのオーディオストリームはPro Tools | Carbonの内蔵DSPによって処理されるようになるため、ニアゼロ・レイテンシーでのモニタリングやAAX DSPプラグインの使用が可能になるという仕組みだ。例えば、ボーカルをレコーディングする時やギターソロを差し替えたい場合などには、録音するトラックだけをDSP ONにしておき、残りのトラックのプレイバックにはCPUパワーを使用する、といった使い方が考えられる。トラックのDSPモードON/OFFは、Pro Tools上で1クリックで実行可能だ。 AAXプラグインの柔軟性を最大限に活用 本体にDSPを内蔵したオーディオI/Fとしては、他社がAvidに先駆けて多くのモデルをリリースしている。しかし、その多くは本体がホストに接続されていない状態ではプラグインを使用することができないため、セッションを持ち出す際には必然的に筐体ごと持ち歩かなければならなかった。それに対して、すべてのAAX DSPプラグインはNative環境でも動作するため、外部スタジオにセッションデータだけを持ちこんだり、ほかのクリエイターとコラボレートすることが容易に可能だ。そもそも、AAX開発時には「DSP環境とNative環境でのサウンドテイストの違いをなくす」ということが大きな目的のひとつとして掲げられていた。Pro Tools | Carbonの登場によって、より広範なユーザーがこの恩恵に与ることができるということだ。 当然だが、Avid純正のプラグインだけでなく3rdパーティ製のAAX DSPプラグインを使用することもできる。ピュアなサウンドキャラクターから積極的な音作り、ギターエフェクトやアンプシュミレーターなど、使い尽くせないほどのバリエーションからイメージにぴったりのプラグインを探す時間が、実は一番楽しいひとときかもしれない。 8基のマイクプリに加え、フロントにもInst入力2系統(Variable Z対応)とヘッドフォン出力4系統を備えたPro Tools | Carbonがあれば、自宅スタジオでも本格的なレコーディングが可能となる。プリプロ制作はもとより、ライン入力とDSPプラグインを活用すれば本番Recやセッション録りまで自宅で実現することができる。ヘッドフォンアウトにはそれぞれ別々のモニターミックスを割り当てられるので、専用のキューシステムがなくてもミュージシャンごとに最適なモニターを返すことができる。もちろん、豊富な入出力を活用して業務用スタジオの既存システムに組み込むことも可能だ。 Pro Tools年間サブスクリプションが付属 Pro Tools | CarbonにはPro Tools年間サブスクリプションライセンス1年分が付属しているため、まったくの新規ユーザーでもすぐにPro Tools | Carbonを使用してクリエイティブな活動が行える。この付属する年間サブスクリプションにはPro Tools Perpetual Parachuteという特殊なオプションがついており、サブスクリプションが切れたあとも最後にダウンロードしたバージョンのままPro Toolsを使用し続けることができる(Avid Complete Plugin Bundleなどの特典プラグインにはアクセスできなくなる)。UPGなどを行いたくなったタイミングでサブスクリプションを更新して、ふたたびUPGや特典の権利を得ることも可能だ。では、すでにPro Toolsのライセンスを持っているユーザーはどうなるのか!?という部分については、下記の表にまとめたので参照していただきたい。 また、ご存知の方も多いと思うが、年間サポートプランまたは年間サブスクリプションが有効中のユーザーはAvid Complete Plugin BundleやHEATをはじめとする特典プラグインを使用することができる。Pro Tools | Carbonに付属する年間サブスクリプションでも、もちろんこの特典を得ることが可能だ。それらに加え、Pro Tools | Carbon購入者限定のプレミアムプラグインとして、3rdパーティ製のプラグイン9種が付属する。購入したその日から、Pro Tools | Carbonのアドバンテージをフル活用することが可能となっている。 Pro Tools | Carbonが、まさにミュージシャン/音楽クリエイターのためのI/Oであることがおわかりいただけただろうか。盛り込まれた機能とテクノロジーだけでなく、そこに込められた情熱も含めて知れば知るほど実機に触れてみたくなる1台だ。 ●本記事も含めたProceedMagazine2020-2021号のご購入はコチラから! ●Avid Pro Tools|Carbonも組み合わせられるMassive Packの詳細はコチラから!! *ProceedMagazine2020-2021号より転載
Event
2021/01/15

NAMM Belive in Music Rock oN ショーレポートは1月18日より開幕!

新型コロナウィルスがふるう猛威によって、予想よりも長きに渡り、世界中の人々が困難な状況を強いられています。拡大防止のため、今回のNAMM Showは完全オンラインでの開催となりました。経済的にも、あらゆる業界が大打撃を受ける中、医療、経済、教育、エンタメとそれぞれの業界の最前線で戦っている人々がいます。私共を含め、音楽制作、プロオーディオに関わる人間としてできることは、音楽の力を信じること。今年のNAMMは"Belive in Music"と題され、「今こそ音楽の力で世界中を盛り上げよう」という力強い意気込みが込められています。 NAMM Beleive in Music ポータルサイトからのアクセスが便利! ご存知の方も多いかと思いますが、NAMM Showというのは通常、楽器店やメーカーの従業員、契約を結んでいるアーティストなど、業界関係者しか参加することができません。しかし、今回はオンラインにはなりますが、登録さえしてしまえば一般の方でも参加することができます。ここでしか聞くことができないメーカースタッフによるトークセッションや、有名ミュージシャン達によるパフォーマンスなど、注目のイベントが目白押しです! こちらのページから登録が完了すると、Believe in Musicという特設のポータルサイトにアクセスすることができ、新製品やウェビナー、ライブイベントなどの情報をまとめて閲覧することができます。ご自分の地域に合わせたタイムゾーンが表示されるので、とても便利ですね! NAMM Belive in Music 開催概要 期間(日本時間):2021年1月18日(月)〜22日(金) 開催場所:オンライン( 詳細:https://attend.believeinmusic.tv/ ) 参加費:無料  要事前登録:https://attend.believeinmusic.tv/register クイズに答えて人気製品をGETしよう! 今回のRock oN ショーレポートでは、期間中毎日開催されるクイズに答えると人気製品が当たる抽選に参加できます! 注目のプレゼント内容など、詳細はこちらのページから↓ NAMM 2021開催期間中クイズに答えてもらえるプレゼントを発表! https://www.miroc.co.jp/report2/namm-2021-rock-on-report-present/ 関連ページ:NAMM 2021 Rock oN ショーレポート1月18日より開幕! https://www.miroc.co.jp/report/namm-2021-rock-on-report-info/ お問い合わせは下記コンタクトフォームよりお気軽にお寄せください。 https://pro.miroc.co.jp/headline/massive-pack-bundle/#.YAFfAJP7TOQ
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2021/01/08

Media Composer : GUIマスターウェビナー開催情報

2019年に新しいモダンなユーザーインターフェースに生まれ変わったAvid Media Composer。 このMedia Composerの新しいGUIにフォーカスしたウェビナーが開催されます。使い方さえ分かってしまえば、従来よりもはるかにスムーズでクリエイティブな作業に集中できるこのGUIをこの機会にぜひマスターしてください! また、ウェビナーでは、最新のMedia Composer 2020.12についても併せて紹介されます。 詳細、及び、ご参加の登録は下記リンク先よりご確認をお願い致します。 ウェビナー概要 日時:2021年1月15日(金) 14:00〜14:45 場所:オンライン 費用:無料、ただし、要事前登録 詳細確認、及び、ご参加の登録はこちらから>> * ご参加は無料ですが、ご登録が必要です。 * 内容は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
Media
2021/01/07

手軽に多拠点ストリーミング!〜ATEM Streaming Bridge

ATEM Streaming Bridgeは、ATEM Mini ProシリーズからH.264ストリームを受信して、SDI/HDMIビデオに変換するビデオコンバーター。ATEM Mini Pro / ATEM Mini Pro ISOからのEthenetダイレクトストリーミング信号を受け、SDI/HDMI対応機器にビデオ信号を送ることが出来ます。 つまり、離れた場所にある複数のATEM Mini Pro / ATEM Mini Pro ISOの映像を受け、手元のATEM Mini Pro / ATEM Mini Pro ISOでスイッチングしながらインターネットに配信を行うことが可能になります! ローカルLANだけでなく、特定のポートを開放することでインターネット越しに信号を受けることも可能。世界中のATEM Mini Pro / ATEM Mini Pro ISOユーザーとコラボレーションしながらの多拠点ストリーミングが手軽に行えます。 セットアップ例 ATEM Streaming Bridgeを使用すると、ATEM Mini Pro / ATEM Mini Pro ISOからのダイレクト配信の配信先としてATEM Streaming Bridgeを指定することができるようになる。図のように、ひとつのビデオスイッチャーに信号をまとめることもできるし、SDI/HDMI対応のレコーダーへ入れてやることもできる。各カメラに1台ずつATEM Mini Pro / ATEM Mini Pro ISOを使用して、離れた場所にいるエンジニアにスイッチングをまるごと任せるような使い方も可能だ。 ATEM Streaming Bridge 販売価格:¥30,778(本体価格:¥ 27,980) 高度なH.264コーデックを使用しており、非常に低いデータレートで高品質を得られるため、ローカル・イーサネットネットワークで離れた場所にビデオを送信したり、インターネット経由で世界中に送信できます!放送局とブロガーがコラボレーションし、ATEM Mini Proを使ったリモート放送スタジオの国際的なネットワークを構築できると想像してみてください。(インターネット経由での受信には特定のポートを開放する必要があります。詳細は製品マニュアルをご参照ください。) Rock oN Line eStoreでのご購入はこちらから>> Blackmagic Design ATEM Mini Pro 販売価格:¥ 73,150(本体価格:¥ 66,500) ATEM Mini Proで追加される機能は「本体からインターネットへのダイレクト配信」「マルチモニタービュー」「プログラム出力の外部SSDへの収録」の3つ。本記事の主旨に則ってオーディオクオリティを優先すると、ダイレクト配信機能は使用する機会がないため、各カメラの映像を確認しながらスイッチングをしたい、または、配信した動画を高品質で取っておきたいのいずれかに該当する場合はこちらを選択することになる。 Rock oN Line eStoreでのご購入はこちらから>> Blackmagic Design ATEM Mini Pro ISO 販売価格:¥ 113,850(本体価格:¥ 103,500) ATEM Mini Pro ISOで追加される機能は、ATEM Mini Proの全機能に加え、「全HDMI入出力信号を外部SSDに個別に保存」「スイッチングを施したタイミングをDaVinci Resolveで読み込めるマーカーの記録」の2つ。あとから映像を手直ししたり再編集したりしたい場合にはこちらを選択することになる。アーカイブ映像として公開する前に、本番中に操作を誤ってしまった部分を修正したり、リアルタイムで無料配信したライブを編集し後日有償で販売する、といったことが可能になる。 Rock oN Line eStoreでのご購入はこちらから>> Rock oN Line eStoreに特設コーナーが誕生! Rock oN Line eStoreでは、カメラからスイッチャー、配信や収録向けのマイクなど、映像制作に関わる機材を集めた特設コーナーを新設している。本記事に挙げた個別の機材が購入できるのはもちろん、手軽なセット販売や、スタッフに相談できる問い合わせフォームなどもあるので、ぜひ覗いてみてほしい。 eStore特設コーナーへ!!>>
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