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Sales
2020/01/22

Avid S1へステップアップ!! トレードプロモーション開始!!

昨年末のリリース以来、数多くの反響をいただいているAvid S1。最大4台まで連結することで上位となるS3/S4をも凌ぐ(ような)システムの発展性も魅力ですが、従来機種からの単体乗り換えでS6ライクなセンターシステムを構築して、ビジュアルフィードバックなど最新のPro Toolsとの連携を実現するだけでも、制作における大きなメリットを生み出すのではないでしょうか。下に掲載したAvidの製品PVをご覧いただくと実感いただけるのですが、、、正直なところ見た目だけでもアガりますよね!モチベーションが!これは欲しい! そこで!ROCK ON PROでは皆様がお持ちの「Avid Artist Mix」「Avid Artist Control」「MACKIE MACKIE CONTROL UNIVERSAL PRO」の3機種を対象にトレードプロモーション開始です!Avid S1の同時購入でお手持ちの3機種を通常より20%アップの金額で買取させていただきます。 ◎Avid S1 ステップアップトレード ・Avid S1の通常販売価格は¥168,300(税込)となります。お手元の各機種を通常より20%アップで買取させていただき、S1のご購入にあたっては通常販売価格との差額となる金額をお支払いただきます。お手元の機材を有効活用できる「トレード」プロモーションです。   1)Avid Artist Mix:買取価格¥52,800(通常より20%UPで買取!!) →Avid S1 購入お支払金額:¥115,500(税込) 2)Avid Artist Control:買取価格¥52,800(通常より20%UPで買取!!) →Avid S1 購入お支払金額:¥115,500(税込) 3)MACKIE MACKIE CONTROL UNIVERSAL PRO:買取価格¥30,000(通常より20%UPで買取!!) →Avid S1 購入お支払金額:¥138,300(税込) お手元の機材を有効に活用して、新世代のコントロールサーフェスへステップアップできるトレードプランをぜひご活用ください!詳細はROCK ON PRO 渋谷(03-3477-1776):佐々木・清水・森、ROCK ON PRO梅田(06-6131-3078):中川まで、お問い合わせお待ちしております! ◎Avid S1 / ROCK ON PROレビューはこちらから! (↓)
Event
2020/01/21

Avid Creative Summit Osaka 2020 詳細公開&参加募集開始!!

制作現場からのリアルが、そのクリエイティブを加速させる 常に一歩先の感覚と確かな情報が求められるプロフェッショナルの制作現場。関西圏の皆様にAvidの「いま」、そしてクリエイターの「未来」を明らかにするAvid Creative Summit Osakaでは、その現場で起こっているリアルを解き明かすセミナーでクリエイターの持つクリエイティブを加速させます。Avidソリューションが実際にどのような形でコンテンツを生み出しているのか、またそこで起こる3rd Partyプロダクトとの化学反応はどのようなものか。日々現場で生まれていく、いま向かい合うべき最新のノウハウとTIPSをお伝えします。また、NAMM2020でのプロダクト情報も最新最速でお届け、2020年の制作をリードするインフォメーションを満載したAvid Creative Summit Osakaへ、ぜひお越しください!! ◎セミナーのご案内 【1st session】 14:00~14:45 Pro Tools Mixing Seminar 【Pro Tools Mixing Seminar】 Pro Toolsとともに進化するSonnoxプラグインの今までとこれから。 〜最新3rd Partyプラグインが拡げるミックスの可能性〜   長年にわたり数々の名盤を生み出してきた、レコーディングエンジニアの吉田保氏をゲスト講師に迎え、Pro Toolsのミキシングにおける3rd Partyプラグインの拡がりを実感するセミナー。今回は吉田氏が愛用してきたSonnoxプラグインから特に使用頻度が高いものをピックアップして紹介するほか、Sonnoxプラグインで初めてマシーンラーニングを応用、音楽的なゲート処理を可能にする最新のSonnox Drum Gateの実力を検証します。新旧のプラグインでミックスをどう整理していくのか、これまでの豊富なノウハウや経験に裏付けられたミキシングの秘訣をお話しいただきます。   講師: 株式会社ミキサーズラボ エンジニア 日本レコーディングエンジニア協会(JAREC)理事長 吉田 保 氏   1968年東芝EMI入社。以降RVC、CBS/SONY 六本木スタジオを経て、1989年 (株)サウンド・マジック・コーポレーション設立。 1999年日本ミキサー協会設立当初より副理事長就任。 現在、特定非営利活動法人日本レコーディングエンジニア協会理事長。   <主な作品> 山下 達郎、竹内 まりや、稲垣 潤一、大瀧 詠一、吉田 美奈子、浜田 省吾、ティナ、スクエアー、松田 聖子、Kinki Kids、アトランティックスター、RAG FAIR、キンモクセイ等多数。近年では、ソニー・ミュージックダイレクトより「吉田保リマスタリングシリーズ」がリリースされ話題となった。 時間:14:00~14:45 定員:50名 【2nd session】 15:00~15:45 Avid Information 【Avid Information】 Pro Tools のいまを知る、NAMM2020から最新情報ハンズオン!! 〜最新最速!! NAMM2020リリース情報を大阪で体感!!〜   NAMM2020にて発表された新情報や新機能を大阪で体感!! 最新最速の情報をお届けいたします。2019年はS4/S1のラインナップがリリースされ、今回のNAMMショーではフラッグシップI/Oの2ndシリーズとなるMTRX Studioを発表、さらにTB3対応のシャーシやPro Tools次期バージョンのテクニカルプレビューなど、数多くのニュースが提供されました。音楽制作やポストプロダクションでの様々なニーズを網羅し進化し続けるPro Toolsソリューション最新情報の全貌をAvid Technology ダニエル ラヴェル 氏より解説いただきます、ぜひ会場にてご確認ください!   講師: Avid Technology ダニエル ラヴェル 氏       1979年6月16日 ニュージーランド、オークランド生まれ 1998年 Music and Audio Institute of New Zealand、Music Production and Audio Technology課程をMerit Passにて卒業 1999-2008年 Auckland AudioにAssistant-Engineerとして入社、その後Head Engineer and Technical Managerとなる。 2008年~ Freelance活動を開始、EngineeringとStudio Integrationを行う。 2009年~ Fairlight Japanに入社、Fairlight Japan Technical Support, Application Development and Testingとして活躍。 2012年~ Avid Technologyに入社、Avid Japan Application Specialistとして活躍の傍らFreelance Engineer and Sound Designerとしても活動を続けている。 時間:15:00~15:45 定員:50名 【3rd session】 16:00~16:45 Pro Tools Technical Seminar 【Pro Tools Technical Seminar】 Fraunhofer MPEG-H Audioとは 〜すでに活用されている事例からオーディオの未来を読み解く〜   すでに様々な形で活用が始まっている次世代オーディオフォーマット、Fraunhofer MPEG-H Audio。高音質、高圧縮であるというベーシックなスペックの向上とともに、イマーシブ・オーディオを含む様々なフォーマットへの対応、放送のインタラクティブ化など、今後のオーディオを考える上で知っておかなければならない必修項目となっています。実際に運用が始まっている放送の事例、音楽配信サービスなども含め、徹底解説いただきます。 講師: Fraunhofer IIS 日本代表 ナワビ ファヒム (Fahim Nawabi)氏           ドイツ・カールスルーエ大学で電子通信工学を専攻。1988年に卒業後、シーメンス株式会社に入社、ロボット制御や医療機器の開発に携る。1998年にドイツ国立情報処理研究所GMD日本代表、後にフラウンホーファー研究機構の日本代表を経て、現在フラウンホーファー集積回路研究所(IIS)及び通信技術研究所(HHI)日本代表・特別顧問を務める。主にオーディオ、マルチメディア、通信、センサー、フォトニックス、情報セキュリティ、非破壊検査等の分野で、日独産学官の間に多くの受託研究・共同研究・技術移転プロジェクトをサポート遂行する。現在日本国籍。 時間:16:00~16:45 定員:50名 【4th session】 17:00~17:45 Pro Tools Mixing Seminar 【Pro Tools Mixing seminar】 Awesome City Club新楽曲制作の舞台裏 〜最新メジャーアーティストの最新制作スタイル&ノウハウ〜   ゲストとしてAwesome City Clubのギタリスト・モリシー氏と、最新作のエンジニアを担当されたprime sound studio form 大西氏を迎え、新楽曲制作の舞台裏を特別公開。どのようにして楽曲に磨きをかけ、完成させていったのか?録音やデータのやり取り、そして仕上げのミキシングのテクニックまで制作のフローをご紹介します。avex/cutting edge移籍第一弾となる注目の作品がどのように作られたのかをアーティストの目線、エンジニアの目線、それぞれの立場からお話いただきます。貴重なメジャー作品制作の裏側を垣間見ることができる、Music Creator必見のスペシャル・セッション! 講師: Awesome City Club / モリシー 氏           Awesome City Clubの活動とともにアレンジャー、エンジニアとしても活躍中。2014年にはNACANOのアルバム『GASTRONOMY』のプロデュースとミックス、長棟航平監督の短編映画『みなと、かこ、げんざい』の劇中音楽を担当。2016年には東京女子流、LOVERSSOUL、西恵利香などのレコーディングに参加。近年は、DAOKO、須田景凪、Mega Shinnosukeなどのサポートミュージシャンとしても活躍中。 Awesome City Club         2013年東京にて結成。POPS/ロック/ソウル/R&B/ダンスミュージック等、メンバー自身の幅広いルーツをMIXした音楽性を持つ、男女ツインヴォーカルの混成男女4人組。2015年4月8日にファーストアルバム「Awesome City Tracks」をリリースし、iTunesロックチャートで1位を獲得するなど話題を呼び、デビューから“Awesome City Tracks”シリーズと題して、2年間で4枚のアルバムをリリース後、ベストアルバム〜EP〜フルアルバムをリリース。毎年コンスタントに全国ツアーも行いながら、国内外の大型フェスティバルにも多数出演。   Awesome City Club以外でのメンバー個々の活動も盛んで、数々の楽曲提供やLIVEツアーへの参加、またクリエイターやファッションブランドとの親和性も高くコラボレーション等も積極的に行っており、メンバー4人が様々なフィールドでバンド・個人共としてカルチャー的にもメインストリームでも注目を集める存在となっている。メジャーデビュー5周年となる2020年には更なる飛躍を目指し、レーベルを「avex/cutting edge」に移籍。年明けから3ヵ月連続配信シングル&アルバムをリリース予定。更に2020年は「Welcome to Awesome City」と銘打った一大カルチャーフェス開催を目標に掲げている。 講師: prime sound studio form / Recording Engineer 大西 慶明 氏         SONATA CLUB、equalize co., ltd. 、Tiny Voice, Productionを経て2013年 prime sound studio formへ。90年代後半から、Yukihiro Fukutomi、FPM、jazztronik、RIP SLYME等、ハウス、ヒップホップを中心に様々なプロジェクトに参加。近年はAwesome City Club、大塚愛、中島美嘉、Uru、たこやきレインボーなどを手掛ける。 進行: ROCK ON PRO Product Specialist 前田 洋介         レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かしプロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。 時間:17:00~17:45 定員:50名 【Meet the Future!! 懇親会】 18:00~19:00 充実のセミナーのあとは、その熱気のままにご来場のみなさまと懇親会で大いに語り合えればと考えております。関西地区の皆様のつながりを深める場として是非ともご参加ください!!事前登録不要でご自由にご参加いただけます!! ◎募集要項 日時 2020年2月5日(水) 13:30開場・14:00スタート 会場 クロス・ウェーブ梅田 大研修室 〒530-0026 大阪府大阪市北区神山町1-12 クロス・ウェーブ梅田HPはこちらから>> 定員: 各回50名様(先着お申し込み順、事前登録が必要です。) ◎1st Session 14:00~ 50名 ◎2nd Session 15:00~ 50名 ◎3nd Session 16:00~ 50名 ◎4th Session 17:00~ 50名 参加費用:無料 ◎ご注意事項 ※複数セッションへのお申し込みも可能です、お申し込みフォームにて参加ご希望のセッションをご選択下さい。 ※定員を超えた時点でのご応募の場合は立ち見でのご案内となる場合がございます。 ※当日ご参加者様向けの駐車場のご用意はございません、公共交通機関でのご来場もしくは周辺のコインパーキングをご利用下さい。 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 お問い合わせ先:ROCK ON PRO Umeda 06-6131-3078
NEWS
2020/01/17

The 2020 NAMM SHOW 現地より最速ショウ・レポート!

アメリカのアナハイムコンベンションセンターにて開催中のNAMMショー2020。今年は1月16日から19日まで、130の国と地域から様々なメーカーが集まり、音楽、サウンド、エンターテインメントテクノロジーを紹介する世界最大規模の楽器展示会イベントです。 各楽器メーカーが新作を発表することが多く展示会イベントで試奏することもできます。また、多くのミュージシャンが来場することでも知られています。 The 2020 NAMM SHOW 現地最速レポートは、下記リンク先Rock oN Company WEBサイトにて続々と公開されています。音楽業界の一年を占う最新情報を、ぜひチェックしてください! NAMM 2020 Rock oNショーレポート
Event
2020/01/17

Avid Creative Summit Osaka 2020開催決定!! 近日参加申込開始です!!

制作現場からのリアルが、そのクリエイティブを加速させる 常に一歩先の感覚と確かな情報が求められるプロフェッショナルの制作現場。関西圏の皆様にAvidの「いま」、そしてクリエイターの「未来」を明らかにするAvid Creative Summit Osakaでは、その現場で起こっているリアルを解き明かすセミナーでクリエイターの持つクリエイティブを加速させます。Avidソリューションが実際にどのような形でコンテンツを生み出しているのか、またそこで起こる3rd Partyプロダクトとの化学反応はどのようなものか。日々現場で生まれていく、いま向かい合うべき最新のノウハウとTIPSをお伝えします。また、NAMM2020でのプロダクト情報も最新最速でお届け、2020年の制作をリードするインフォメーションを満載したAvid Creative Summit Osakaへ、ぜひお越しください!! *近日詳細情報公開&参加申込開始です!! →お申し込み開始しました!詳細こちらから 【日程、会場】 ・日程:2020年2月5日(水) ・会場:クロス・ウェーブ梅田 大研修室 〒530-0026 大阪府大阪市北区神山町1-12 ・開催時間:13:30開場、14:00〜18:00 *セミナー終了後、懇親会開催 ・参加費:無料 【ゲスト講師】 ・吉田 保 氏(株式会社ミキサーズラボ) ・モリシー 氏(Awesome City Club)、大西 慶明 氏(prime sound studio form) ・Fahim Nawabi 氏(Fraunhofer) ・Daniel Lovell 氏(Avid Technology)
Broadcast
2020/01/09

株式会社WOWOW様 / 現用の各3Dオーディオフォーマットに準拠した空間

2018年冬に完成したWOWOW様の試写室「オムニクロス」。当初よりDolby AtmosとAuro-3D®そして、DTS:Xの各フォーマットに完全対応した環境が構築されていたが、さらなる追加工事を行い22.2chサラウンド完全準拠のモニター環境を完成させた。当初からの構想にあった現在運用が行われている各3Dオーディオフォーマットに準拠したモニターシステムがついに完全な形として姿を現した。 最新のソリューションを携えた新たな空間 「新 4K8K 衛星放送」における4K放送開局に向け、同社辰巳放送センターのC館の建て替えが行われた。旧C館にあった試写室は、冒頭にも述べたように各種3D オーディオフォーマットへの対応、そして比較試聴が行える空間となり、4K完全対応の最新のソリューションを携えたまったく新しいものへと変革を遂げている。映画向けのフォーマットとして成長しているDolby AtmosとAuro-3D®の両方に対応した設備は、ハリウッドなどの映画制作向けダビングステージで見ることはできるが、ここではさらにDTS:Xそして22.2chの対応をしている設備へとリニューアルされている。 水平角度、仰角それぞれのスピーカ推奨位置に完全に準拠したモニター環境を備えたこの部屋は、世界でも非常に貴重な存在である。写真を見ていただければ分かる通り、天井のスピーカーに関しては移動させることが困難なため、それぞれのスピーカー推奨位置に合わせて固定されている。たとえば、Auro-3D® / 22.2chサラウンド用は、スイートスポットからの仰角30°、Dolby Atmos用は仰角45°に設置といった具合。水平方向に関してもしっかりと角度を測定し、理想的な位置へ設置が行われている。正三角形を理想とするステレオから、ITU-R BS.775-1準拠の5.1chサラウンド、それを拡張したDolby Atmos / Auro-3D®それぞれのスピーカー推奨位置にしっかりと準拠するように考えられたスピーカーの配置だ。最終的に設置されたスピーカは、サブウーファーも合わせるとなんと33本にもなる。水平位置には11本、天井に17本、ボトムにあたる床レベルに3本、サブウーファーは2本という配置となる。 そして、この部屋で制作作業も行えるようにAvid S6を中心とした音声のプロダクションシステムが導入されている。Dolby Atmos Renderer、Auro-3D® Authoring Tools、AURO-MATIC PRO、DTS:X Creater Suite、Flux Spat Revolutionをはじめとする現時点で最新のツールがインストールされているのもその特徴のひとつである。それらを駆使しての研究・制作の場として、また最高の環境での試写・視聴の場としても、様々な用途に対応できるように工夫が凝らされた。プロダクションレベルでの仕上がりの差異を確認できるというのは、作り手として制作ノウハウを獲得する上での重要なポイントだ。仕上がりの確認はもちろんではあるが、制作過程においてのワークフローも併せて学ぶことができる環境でもある。 ベストを見つける最高の比較環境 試写室「オムニクロス」・正面に設置されたスピーカー それでは、なぜこのような環境を構築する必要があったのだろうか。現在メジャーなフォーマットであるDolby AtmosとAuro-3D®。それぞれに特徴があり、それぞれを相互に変換したらどのように聞こえるのか?コンテンツの種類によってベストな3Dオーディオフォーマットは?単純に比較をするといっても、できるだけイコールな環境で比較をしなければならない。それらを総合的に実現するのが、この試写室ということになる。ハリウッドのダビングステージはあくまでも映画向けの制作環境であり、ホーム・オーディオ向けの環境とはやはり差異がある。サラウンドが、ウォール・サラウンドなのか、ディスクリート・サラウンドなのかという根本的な違いも大きい。ホーム・オーディオ向けの環境として、フルディスクリートのスピーカーシステムで、ここまでの設備を備えた環境は、世界的に見ても貴重な存在である。 また、有料放送事業者にとってベストクオリティのエンターテインメント・メディアを作るということは非常に重要視されている。WOWOWでは「新鮮な驚きと感動を提供し続ける」ことを命題に掲げており、これを技術という側面から見れば「最新のソリューションに挑戦し、その中からベストを見つける」ということが必須になるわけだ。Audioの技術として何がベストなのか?ひとつのものを見るだけではなく、複数の視点からベストなものを探る、そのためには最高の環境で比較ができなければならない。さらには互換性の担保が重要で、Atmosのスピーカ推奨位置で作ったコンテンツが、Auro-3D®のスピーカ推奨位置で聴いたときに印象が大きく異なることは避けなければならない。同一の空間で比較を行える、さらには切り替えながら制作するということは、比較試聴してベストな方法を検討したり、どのフォーマットで聴いても制作意図が伝わる互換性を検討したりとするために重要なポイントである。つまり、この考えを実現するために、この試写室「オムニクロス」は非常に重要な設備となる。 試写室「オムニクロス」 左上方に設置されたスピーカー その繊細な違いを、しっかりと確認するためにMaster ClockにはAntelope Audio Trinity、DAコンバーターにはAVID MTRX、SpeakerはMusik Electronic Gaithin(LCRはRL901K、それ以外はRL940、BotomとBCはRL906)と、高いクオリティーを持った製品がチョイスされている。192kHz、96kHzといったハイサンプリングレートにも対応し、各種3Dオーディオフォーマットを再生するためにMacProは12-Coreの最高スペックのモデルが導入された。Dolby Atmos Rendererや、Auro-3D® Encorder/Decorder、DTS:X Encorderなどを動作させても余裕をあるスペックとなっている。さらにインスタントに各種3Dオーディオフォーマットの変換を行うためにFlux Spat Revolutionも導入されている。フル・オブジェクトでのミキシングを実現するこのアプリケーション。Dolby Atmos 7.1.4chの出力をインスタントにAuro-3D® 13.1のスピーカー推奨位置で鳴らすということも実現可能である。もちろんその逆や、他の様々なオーディオフォーマットに対しての出力もできる。さらには、オーディオフォーマットの簡易的な変換ということだけではなく、このソフトウェアを使ってのミキシングを行うことで、各オーディオフォーマットでの視聴も行えるように設計されている。 今回のシステム構築にあたり、一番頭を悩ませたのが各オーディオフォーマットに対してのモニターコントローラーセクションの切り替えだ。この部分に関しては、AVID MTRXのモニターコントロール機能を活用してシステム構築を行っている。オープン当初に作成したモニターセクションは、ソース、スピーカーセット、FoldDown3個のボタンの組み合わせでそれらの切り替えを実現していた。今回の更新にあたっては、さらに操作をシンプルにできないか?というリクエストをいただき、Pro Toolsからの出力を整えるという前提に合わせて、いちから再設計を行った。やはり試写室という環境から、技術者が立ち会わずに作品を視聴するというケースもあるとのこと。この複雑なシステムをいかにシンプルにして営業系のスタッフが試写を行えるか?電源のON/OFFやシステムの自動的な切り替えはヒビノアークス様が担当し、AMXを活用してタブレットから用途に合わせたセッティングをGUIを使ったボタンより呼び出せるカスタマイズがなされた。その結果、できるだけ音声の切り替えも手数を減らしたシンプルな操作で間違いのないオペレーションが行えるようになっている。 導入された24FaderのAVID S6 株式会社WOWOW 技術ICT局技術企画部 シニアエキスパート 入交 英雄 氏 4K60Pを稼働させるプロダクトを AVID ProTools / Media Composer / NEXIS などが納まる映写室のラック 4K対応の試写室ということで、プロジェクターをはじめとする各機器は4K60P対応の製品がセレクトされている。Videoの再生装置としては、AVID Media Composerが導入されPro ToolsのシステムとはVideo Satelliteで接続が行われている。4K60Pの映像出力のため、AVID DNxIQが設置されプロジェクターとはHDMIにより接続が行われている。4K60Pの広帯域なデータ転送速度を必要とするデータストレージにはAVID NEXIS PROが選ばれている。帯域を確保するために、Pro Tools、Media Composerともに10GbEで接続され、400MB/sの速度が担保されている。これにより、非圧縮以外のほとんどの4K60Pのファイルコーデックへの対応を可能としている。 すべてAVIDのシステムを選択することで、安定した運用を目指しているのはもちろんだが、AVID NEXISの持つ帯域保証の機能もこのようなハイエンドの環境を支える助けとなっている。この帯域保証とは、クライアントに対して設定した帯域を保証するという機能。一般的なサーバーであれば、負荷が大きくなった際にはイーサネットのルールに従いベストエフォートでの帯域となるのが普通であるが、AVID NEXISは専用のクライアント・アプリケーションと通信を行わせることでその広帯域を保証するソリューションとなっている。 このMedia ComposerのインストールされたPCはFlux Spat Revolutionを使った作業時には、Flux Spat Revolutionの専用PCとしても動作できるようにシステムアップが行われている。Pro Toolsの接続されたMTRXから出力された2系統のMADI信号をRME MADIFace XTが受け取り、Flux Spat Revolutionが処理をして、再度MADIを経由してMTRXへと信号が戻り、そのモニターコントロールセクションによりコントロールが行われる。スピーカー数も多く、処理負荷も高くなることが予測されるFlux Spat Revolutionは、別PCでの信号処理を前提とした運用が可能なシステムとなる。もうひとつ、こちらのPCへはMAGIX SEQUOIAもインストールされている。ドイツ生まれのクラシック制作・録音ツールとして評価を受けるこちらのソフトウェア、ハイサンプルレート、各種3Dオーディオフォーマットにも対応しておりこちらもこだわりのひとつと言えるだろう。 各3Dオーディオフォーマット対応の核心、モニターセクション設計 それでは、このシステムを設計する上で核心となる、モニターセクションの設計に関して少し解説を行いたい。文字だけではどうしても伝え切れないので、各図版を御覧いただきながら読み進めていただきたいところだ。まずは、Pro Toolsからの出力を整理するところから話を始めよう。これは今回の更新までに入交氏がトライしてきた様々な制作のノウハウの結晶とも言えるものである。各3Dオーディオフォーマットの共通部分を抽出し、統一されたアウトプットフォーマットとして並べる。言葉ではたったの一言であるが、実際に制作を行ってきたからこその、実に理論整然としたチャンネルの並びである。 入力と対になるのが33本のスピーカーへの出力。さきほどのPro ToolsからMTRXへInputされたシグナルは、各オーディオフォーマットに合わせてルーティングが組まれ、MTRX出力から物理スピーカーへと接続される。こちらを行うためには、AVID MTRXにプリセットされているスピーカーセットでは対応することができず、Custom Groupと呼ばれるユーザー任意のスピーカーセットを使ってそのアサインを行った。 こちらの表でRoleとなっている列がCustom Groupである。Custom GroupはAVID MTRXの内部バスとして捉えていただければ理解が早いのではないだろうか。今回のセットアップでは、物理スピーカーアウトプットとCustom Groupのバスを1対1の関係として、固定をすることで設定をシンプルにすることに成功した。アウトプットを固定するのか?インプットを固定するのか?ここはどちらが良いのか両方のセットアップを作成してみたのだが、このあとの話に出るFoldDownの活用を考えると、アウトプットを固定するという方法を取らなければ設計が行えないということが分かり、このような設計となっている。 MTRXのモニターセクションは、インプットソースを選択する際に物理入力とCustom GroupのRoleの組み合わせを設定することができる。これにより、Custom Groupへ流れ込むチャンネルを同時に切り替えるが可能となる。この機能を利用して入力された信号を任意の出力へとルーティングの変更を行っているわけだ。 一般的にはダウンミックスを視聴するために活用されるFoldDownだが、AVID MTRXのこの機能はアップミックスを行うことも可能だ。それをフルに活用し、スイートスポットを広げるためにデフューズ接続を多用したPreviewモードを構築している。特にDolby Atmos時にスクリーン上下のスピーカーを均等に鳴らすことで、スクリーンバックのような効果を出すことに成功している。それ以外にも、Auro-3D®のプレビューモードでは頭上のVOGチャンネルをDolby Atmos配置の上空4本で均等に鳴らすことで、頭上からのサウンドのフォローエリアを広げている。このような自由なシグナルマトリクスを構成できるということは、AVID MTRXのモニターセクションの持つ美点。ほかにプロセッサーを用意せずにここまでのことが行えるのはやはり驚異的と言えるだろう。 このように、スピーカーを増やすことでさらに多様なオーディオフォーマットの確認ができるようにするとともに、操作性に関してはさらにシンプルにするという一見して相反する目的が達成された。追加更新前の状況でも世界的に見て稀有な視聴環境を有していたこの試写室が、さらに機能を向上させて当初の構想を完全な形として完成を見ている。ここでの成果は、WOWOWのコンテンツに間違いなくフィードバックされていくことであろう。さらに、昨今ICTへの取り組みも積極的な同社。様々な形、コンテンツで我々に「新鮮な驚きと感動」を届けてくれることであろう。 (中左)株式会社WOWOW 技術ICT局技術企画部 シニアエキスパート 入交 英雄 氏 / (中右)株式会社WOWOW 技術ICT局制作技術部 エンジニア 栗原 里実 氏 (右端)ROCK ON PRO 岡田 詞朗 / (左端)ROCK ON PRO 前田 洋介 *ProceedMagazine2019-2020号より転載
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2019/12/26

株式会社角川大映スタジオ様 / Dolby Atmos導入、いままでのジャンルを越えた制作へ

1933年に開所した日本映画多摩川撮影所から始まり、80年以上の歴史をもつ角川大映スタジオ。そのサウンドを担っているポスプロ棟の中にはDubbing Stage、MA/ADR、Foley、サウンド編集室というスペースが存在している。今回の改修ではMA/ADRのDolby Atmos化、サウンド編集室のサウンドクオリティの向上を図る改修工事のお手伝いをさせていただいた。製品版の導入としては国内初であるDolby Atmos Processer HT-RMU/J(MAC)や、Pro Tools | MTRXの機能を最大限に活かしたシステムアップなど機材面でも注目すべき改修工事となった。 映画、ドラマ、DVD、OTT作品など幅広い作業に対応したスタジオ 今回の改修のスタートだが、実はサウンド編集室の増設とサウンドクオリティ向上のための内装工事というものだった。当初はサウンド編集室をDolby Atmos対応の仕込みができるよう7.1.4chにスピーカーを増設しようというプランがあった。しかし、それだけではその後のマスタリングの工程が社内で行うことができずに、他のスタジオでの作業となってしまう。そして、サウンド編集室の天井高が十分ではないこともあり、理想に近い音環境の構築が困難であるということもあった。それならば、マスタリングまでできる環境としてMA/ADRを改修してしまうのはどうだろうか、と一気に話が進んだということだ。逆にサウンド編集室のDolby Atmos対応に関しては見送られ、MA/ADRで仕込みからマスタリングまでを行うというワークフローとなった。このような経緯でスタートした今回の導入計画その全貌をご紹介していきたい。 メインコンソールとなるAvid S6とその下部に納められたアウトボード類 今回の導入の話の前に、こちらのMA/ADRのスタジオがどのようなスタジオなのかというところを少しご説明させていただきたい。こちらのスタジオは映画、ドラマ、DVDミックス等やアフレコ、ナレーション収録からCMの歌録りなど幅広い作業に対応したスタジオとなっている。昨年メインコンソールをAvid D-ControlからAVID S6+MTRXの構成にアップデートした。Pro ToolsはMain、SE、EXと呼ばれる3台が用意され、映像出力用にWindows仕様のMediaComposerが1台用意されている。サラウンドスピーカーはGENELECで構築、LCRは8250A、サラウンドは8240Aとなっている。DME24とGLMネットワークによりキャリブレーションされ、AVID S6の導入と同じタイミングで5.1chから7.1chへと更新が行われた。今回の改修ではさらにスピーカーをDolby Atmos準拠の7.1.4chへ増設し、Dolby Atmos Processer HT-RMU/J(MAC)を導入。さらにはMTRXオプションカードを増設することによって、シンプルかつ円滑にAtmos制作ができる環境へとアップデートされた。 国内初導入となるDolby Atmos Processer HT-RMU/J(MAC) 今回行われた改修の大きなトピックとなるのが、国内としては初めての導入となるDolby Atmos Processer HT-RMU/J(MAC)の存在だろう。Dolby Atmos Processer HT-RMU/J(MAC)とは「Dolby Atmos Home」制作、マスタリングのためのターンキー・システムである。HT-RMUとは"HomeTheater-Rendering and Mastering Unit"の略で、Dolby Atmos Homeのマスタリングを行うマシンということである。2017年に取り扱いを始めた当初はWindows版しかなかったが、現在ではMac OSでのシステムアップも可能となっている。さらにSoftware Version 3.2からMac miniでの構築が可能となり、導入のしやすさは格段に上がった。コストはMac miniにすることにより抑えられ、Mac mini版のHT-RMUは税別100万円という価格になっている。Windows版、MacPro版は税別200万円であったので、半分のコストで導入することができるようになったわけだ。 HT-RMU/J(MAC)の場合はDanteでDAWと音のやり取りを行う。今回のケースではMTRXの”128Channel IP Audio Dante Card”と接続するだけでProToolsとの信号のやりとりはOKというシンプルな接続となっている。HT-RMU/J(MAC)のハードウェア構成としては、Mac Pro or Mac mini、 Sonnet /xMac Pro Server(III-D、III-Rでも可、Mac miniの場合はxMac mini Server)、Focusrite / RedNet PCIeR、Audinate / ADP-DAI-AU-2X0(タイムコード信号をDanteに変換しRMUに送る役割)、外部ストレージとなる。今回導入となった構成としてはMacPro、Echo Express III-Rという組み合わせとなった。3式のProTools のそれぞれがMac Proとなっており横並びで3台ラッキングされているのだが、その横に1台分の空きがあり、今回導入のHT-RMUのMacをそこへラッキングするためxMac Pro ServerではなくIII-Rの方が都合がよかったというわけだ。 HT-RMUのMacにインストールされたDolby Atmos Rendererアプリケーションにてレンダリング、マスタリングを行うのだが、同一ネットワーク内の別のMacからもそのRendererをコントロールできるRenderer Remoteというアプリケーションが用意されている。今回はHT-RMU含む4台のMacを新しくネットワーク構築している。3台あるProTools のMacすべてにRenderer Remoteがインストールされ、どのMacからもRendererをコントロールできる。また、オブジェクトのメタデータについても3台すべてのPro Toolsから送ることができるようになっている。 DigiLink I/Oカード、Danteカードの増設によりシンプルなシステムを可能にしたMTRX もう一点今回の改修で大きな鍵をにぎっているのはPro Tools | MTRXだ。新規に導入いただいたオプションカードは”128 Channel IP Audio Dante Card”1枚、 "DigiLink I/O Card"3枚の合計4枚となっている。”128 Channel IP Audio Dante Card”は今回のRMU導入の大きな手助けをしてくれた。128chの送受信を要求するHT-RMUとのやりとりがこのカードを入れるだけで済んでしまう。多チャンネルを扱う際にシンプルに多くのチャンネル数をハンドリングできるAoIP / Danteはかなり利便性に富む。 中央に見える4台並んだMacProの左3台がPro Toolsシステム、一番右のマシンとその上のシャーシの組み合わせにDolby Atmos Rendererをインストール。右ラックの最上段にはAvid MTRXの姿が確認できる。 また"DigiLink I/O Card"を3枚導入することにより、3つあるProTools間での音のやりとりがとてもシンプルでなおかつ多chとなった。導入前はHD I/O とMTRXがAESで信号のやりとりをしていたが、DigiLink I/O Cardの導入により各ProToolsが直接MTRXと接続される形となる。これまで、16chのやりとりであったものが、Main 160ch、SE 64ch、EX 32chと多チャンネルのやりとりができるようになった。SE、EXからMainにダビングするのはもちろんだが、HT-RMUからのRerenderer OUTを3つのProToolsどれでも録音できるようになっている。シグナルルーティングの組み替えはDADmanから操作でき、作業に合わせたプリセットを読み込むことで瞬時の切り替えも可能。このあたりのシグナルルーティングの柔軟性はMTRXならではといったところだろう。 今回の改修によりDanteカード1枚、DigiLinkカード3枚が追加され、ADカード1枚、DAカード2枚、AESカード1枚、と8スロットすべてを使用する形になっている。MTRXを核としたスタジオセットアップは、最近ではデフォルトになりつつあるが今回の構成はとても参考になる部分があるのではないだろうか。 サウンドクオリティ向上を図ったサウンド編集室 今回3部屋に増設となったサウンド編集室、ラックにはYAMAHA MMP1が格納される。後方に備えられたスピーカーの写真は7.1ch対応となっているサウンド編集室1だ。 サウンド編集室の更新も併せてご紹介したい。まず一番大きなポイントは2部屋だったものを3部屋に増設したということだ。もともとの2部屋は防音パネルを貼っていただけの部屋だったため外からの騒音が気になったとのこと。今回の工事では空調を天井隠蔽型に変更し、マシンスペースを分け二重扉を設置した。これにより気になっていた外部からの騒音もシャットアウトされた。また機材についても見直され、もともとはYAMAHA / DM1000が使用されていたが代わりにYAMAHA / MMP1が導入された。3部屋とも機材が統一され使用感に変化がないよう配慮されている。Pro Tools HDXのシステム(I/O はHD I/O 8x8x8)にモニターコントローラ兼モニタープロセッサーとしてYAMAHA / MMP1、スピーカーはGENELECという構成だ。ちなみに、YAMAHA / MMP1はiPadの専用アプリケーションにてコントロールを行なっている。サウンド編集室1は7.1chに対応し、2と3は5.1chなのだが7.1chに後から増設できるよう通線等はされ、将来における拡張性を確保している。 HT-RMUの導入から取材時点ではまだ1ヶ月も経っていないのだが、Atmos制作環境があることによっていままでになかったジャンルの仕事が増えたとのお話を伺えた。これから導入が進むことが予測されるDolby Atmosの制作環境だが、それをいち早く導入したことによるメリットはとても大きいようだ。今後は幅をさらに広げて、Atmos環境を活かしたさまざまな作品を手がけていきたいという。また、今回の導入で感じたことはHT-RMUの導入が身近になってきたということだ。実際、今回の改修では当初サウンド編集室の増設というお話だったが、最終的にはMA/ADRのAtmos化を実現、追加機材の少なさが鍵となったと言える。Dolby Atmos制作環境のご相談をいただく機会は格段に多くなっているが、リニューアルした角川大映スタジオのMA/ADRは、今後のDolby Atmos制作スタジオのケーススタディとして参考にすべき好例となるのではないだろうか。 (左)株式会社 角川大映スタジオ 営業部 ポストプロダクション技術課 課長 竹田 直樹 氏、(右)株式会社 角川大映スタジオ 営業部 ポストプロダクション技術課 サウンドエンジニア 小西 真之 氏 *ProceedMagazine2019-2020号より転載
Review
2019/12/25

Avid S1ついに発売開始!! 待望のコンパクトサーフェスが登場!!

Avidのブランニュープロダクト、Avid S1がついに発売となりました!ArtistMixが生産完了となり、その後継機種という位置付けの製品ではあるのですが、iPadとの組み合わせによりさらなる操作感の向上と、まるでS6のようなビジュアルフィードバックを得ることができます。残念ながらS1とArtist Mixを連携させて使用することはできないためArtistMixユーザーは『乗り換え』という形になりますが、最大4台まで可能なS1自体の連結やPro Tools|Dockとの連結で、上位機種となるS3/S4を凌ぐ(ような)システムを組み上げることも可能。大きな発展性を携えたAvid S1の魅力を見ていきます! コンパクトに詰められた機能性とさらに拡がる発展性 Avid S1 ¥168,300(本体価格:¥153,000) まず、Avid S1の概要をおさらいしておきます。8chフェーダーのコンパクトなコントロールサーフェスとなるS1は、Pro tools|Control改め「Avid Control」となったアプリをiPad等のタブレットにインストールしてワイヤレス接続。メーターからEQ、プラグインのパラメーターなどS6ライクなビジュアルで各種情報をコントロールし、8ch用意された100mmフェーダーで、コンパクトながらもプロユースにも耐えうるフィジカルなミックス環境を構築できます。ArtistMix後継機とも言えますが、それ以上にAvid ControlおよびDock等との連携による大きな発展性が魅力です。 それでは、基本的な仕様を見ていきましょう。サイズは幅312mm / 奥行377mm / 高さ97mm(iPad非装着時)と、Dockとの連結した使用を前提にしたデザイン・サイズ感です。Dockと連結することでトランスポート、ジョグホイール、フォーカスフェーダーといったDock側のマスターセクションとしての役割と連携しますので、統合コントロールサーフェスとしてシステムアップすることができます。S1自体も最大4台まで連結可能と、32chをカバーするS3/S4を上回る(ような)システムへの将来性も確保されています。なお、Dockとの連結についてはS1にパーツが同梱、S1同士の連結については筐体側面にマグネットが5ヶ所内蔵されており、S1同士を近づけると吸い付くようにフィットします。 従来モデルとなるArtistMixとのサイズ感はご覧の通りです。横幅はArtist Mixが427mmでしたので横方向は10cm以上もコンパクトになっています。ArtistMixの場合は、デザイン上連結して設置すると1台ごとのフェーダー部が離れてしまいミックスしづらい局面もありましたが、S1はもともと複数台の連結が想定された設計で、連結時にもフェーダー間隔に違和感のないミックスが可能になりそうです。 また、操作子のレイアウトもブラッシュアップされています。両者を見比べてみると、Solo/Muteボタンサイズが拡大され、これまでArtistMixではフェーダー横にあったAuto, ASSIGNボタンがフェーダー上部の位置に移動。フェーダー操作を邪魔せず、誤操作も防げるようになりました。フェーダーについてはS3、S4と同等のALPSフェーダー。タッチセンスの100mmモーターフェーダーで、キャップは違えどArtistMixと感触も変わらず、違和感なく移行できそうです。 ArtistMixではSoftKeyのアサインができませんでしたが、S1ではフェーダー下に並ぶ8個のボタンがSoftKeyに対応しているため、ユーザー任意の機能をアサインできるようになっています。こちらにトランスポート系をアサインしておけば、S1からのPro Toolsコントロール性もグッと幅が拡がります! Avid ControlでS6/S4ライクな制作環境へ iPad側には、先日リリースされたばかりの「Avid Control」をインストールして使用することになります。こちらは引き続き無償のアプリケーションで、Apple app Store、Google Playからダウンロード可能。Pro Toolsのホストマシンに別途Eucontrolをインストールが必要ですが、ワイヤレスで各ファンクションをコントロールできるのは大きな魅力です。また、Android OSにも対応を果たしましたのでタブレットの選択肢も柔軟になっています。いずれにせよ、ミキシングにS6/S4ライクなビジュアルフィードバックを追加できることは機能的にも制作環境を一段ステップアップさせてくれます! また、タブレットを2台用意すれば、写真のように1台のタブレットはS1のメーター表示として、もう1台はAvid Contorlアプリケーション、というような組み合わせでの使用も可能です。なお、写真でのiPadは12.9インチのiPad Pro。こちらを使用した場合はフェーダーとメーターの位置までピッタリ合っています!このとおりS1はiPad Proを使用する前提で設計されてはいますが、通常のiPadを使用しても機能は変わりませんのでご安心ください。 さらに言えばS1はタブレットがなくても動作します!タブレットを設置する受け台の取り外しができないのは少々残念ですが、例えば本体の上にPCディスプレイをアームで設置するなどすれば操作性にも連携した格好で制作が進められそうです。なお、タブレットがない状態でのS1はArtistMixと機能は同等です。 待望の登場となったAvid S1。マウスではできない複数チャンネルのフェーダーコントロール、100mmのフェーダーで繊細なオートメーションを記録する、大規模で複雑なセッションでの微細な各chコントロールなど、フィジカルにミックスできることには、まだまだ覆し難い優位性があります。このコンパクトで身近なプロダクトが登場することによって、そのメリットを新たにすることができるのではないでしょうか。RockoNでは渋谷店・梅田店にその実際をお試しいただける実機をご用意しています、いち早くPro Toolsとのシームレスな制作環境をご体験ください! ◎仕様詳細はこちらから / Avid S1 ホームページ
Support
2019/12/19

macOS Catalinaに暫定対応!! Pro Tools 2019.12 リリース!

一部のビデオコーデックに未対応の「暫定対応」という形ながら、Pro Toolsがついに待望のmacOS 10.15 Catalina対応を果たしました!年間サポートプランが有効のお客様は、すでにMyAvidアカウントから最新のPro Tools 2019.12をダウンロード可能です。 *Pro Tools 2019.12から、macOS Sierraがサポート対象外となりました。最新版をご使用の際は、必ず事前にご自分の環境をご確認ください。 Avid Knowledge Base Pro Tools 2019.12 リリース情報 Quick Timeファイルには未対応 Avidは今回のアップデートでのCatalina対応を「暫定対応」と呼称していますが、その理由をAvidは「Quick Timeファイルを直接取り扱うことができない為」と説明しています。これは、Apple社はmacOS Catalinaで64-bitテクノロジーへの移行を完了しましたが、Pro Toolsは現状、QuickTime MOVファイルのような特定のファイル・タイプのインポート・エクスポート・再生において外部の32-bitコンポーネントに依存していることに起因しています。 この問題については、今後のアップデートで対応を予定していることも同時に説明されています。 この件に関する詳細と、現状での代替ワークフローについては下記Avid Knowlidge Baseで詳細をご覧いただけます。 Avid Knowledge Base - macOS Catalina上のPro Toolsでサポートされるファイル・タイプ 逆に言えば、制限はQuick Timeに起因するものだけとなりますので、それらを使用しないユーザー様(音楽制作など)は、これまで通りにPro Toolsをご利用いただけます。 Video Slave 4 Pro を使用して、Quick Time ファイルを同期再生! 上述の通り、Pro Tools 2019.12ではmacOS Catalina上でPro Toolsのビデオトラックを使用したQuick Timeファイルの再生を行うことができません。しかし、Video Slave 4 Proを使用することで、macOS Catalina + Pro Tools 2019.12という環境でもQuick Timeファイルを扱うことが可能となります。 最新のmacOS + 最新のPro Toolsという環境でQuick Timeファイルを使用したい、というユーザー様はぜひVideo Slave 4 Proをお試しください。 Video Slave 4 Proの詳細はこちらから *体験版ダウンロードはこちらから(メーカーサイト) ナレッジベースも順次日本語に対応 Pro Tools 2019.12にアップデートをご検討のお客様は、ぜひ下記Avid Knowledge Baseもご一読ください。macOS Catalinaリリースは各方面で波乱を呼んだだけに、今回はすでに多くの情報が日本語化されています。 Pro Tools | UltimateをMAで使用する際に必要な各種互換情報 サテライト機能やAvidビデオ製品とともに使用する際の互換性に関する情報へのリンクがまとめられています。MAでの導入をご検討のユーザー様はぜひご一読ください。 http://www.avidblogs.com/ja/pro-tools-ultimate-ma/ Pro Tools 2019.12 リリース情報 対応OS、各種ドキュメントへのリンクなどの情報がまとまっています。 http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Download?id=kA25A00000035A8&lang=ja Pro Tools 2019.12 リリース・ノート Catalinaの注意点のみ日本語化されています。バグ修正リストは英語のままとなります。 https://avid.secure.force.com/pkb/KB_Render_ReadMe?id=kA55A000000LlNy&lang=ja Pro Tools 2018 / 2019 システム要件 Pro Toolsシステム構築に必要なハードウェアの最小要件、互換性の確認されたハードウェアなどを確認できます。リリースされたばかりの最新Mac Proは未掲載です(メーカー検証中)。 http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Compatibility?id=kA15A0000003UsL&lang=ja macOS Catalina上のPro Toolsでサポートされるファイル・タイプ ページ中段で、サポートされるファイル・タイプが表の形で一覧できます。下段には現状で考えられる代替ワークフローが紹介されています。 http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Compatibility?id=kA15A000000cRv1&lang=ja Mac ガイド - macOS 10.15 Catalina 最適化とトラブルシュート macOS 10.15 CatalinaでPro Toolsを使用する際に推奨されるOS側の設定を確認できます。 http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Compatibility?id=kA15A000000cRwJ&lang=ja
Broadcast
2019/12/18

名古屋テレビ放送株式会社様 / ファイルベース、その波のすべてを受け入れられる懐の深いシステムを

局内のファイルベース化へ積極的な更新を行う名古屋テレビ。今年はMAシステムの更新にともない、これまで運用していたシステムの大幅な刷新が行われた。7年前の更新時にいち早く各部屋のシステム統一と作業の共有を実現するためにファイルサーバーを導入。それを活用してきた名古屋テレビの次のステップとなる今回の更新をご紹介したい。 7年間の変化の中にあっても陳腐化しなかった まずは、これまでどのようなワークフローでの作業を行っていたかをご紹介したい。システムの中心となるファイルサーバーにはGBLabsのSPACE 32TBを採用し、6室あるMA室と、3つの仕込み室の端末それぞれからダイレクトにアクセスを行い、ローカルにファイルコピーを行うことなく作業を行っていた。VTRで持ち込まれたMA素材は、Telestream Pipelineによりインジェストし、ファイルとしてサーバへ取り込みワークビデオとするシステム。編集からファイルで投げ込まれた素材は、こちらもTelestream Episodeで自動的にワーク用のVideoFileへとTranscodeされるシステムを活用し運用を行っていた。 今回の更新までの間でも、HDCAMでの運用からXDCAMとの並行運用となったほか、編集システムの更新にともなうファイルベースでのワークフローの加速と、様々な変化はあった。MAのシステムとしては、当初よりファイルの受け渡しを前提としてNASベースのシステムであるGBlabs SPACEを採用していた。NASベースであるため、編集のシステムから簡単にアクセスでき、ファイルのコピーなどもOSの機能で実現できるという柔軟性が、この7年間の変化の中にあってもシステムが陳腐化しなかったポイントだと言える。 各部屋のMAシステムは、Pro ToolsにYAMAHA DM1000を組み合わせたシステムを運用してきたが、今回の更新ではシステムのさらなるブラッシュアップを目指し、AVID MTRXをシステムの中心としたシステムを構築している。これにより長らく使用してきたDM1000はMAのシステムから外れて非常にシンプルなシステムとなった。モニターコントロールもDADmanを使い、MTRXの機能を活かしている。音質に関しても、定評のあるAVID MTRXのDAを用いて、引き続きの使用となるmusikelectoric Geithain のスピーカーへと接続される。ファイルベースでの作業がメインとなるということでPro ToolsとMTRXが中心となったこのようなシンプルなシステムが成立している。もちろん、すべてのMA室(サラウンド対応の1MAは除く)は、同一のシステムとなっている。 このようなシンプルなシステムとすることで最小限の機材量となり、ワイヤリング量も減らすことができイニシャルコストの削減にもつながった。 各メディアを用いた作業はファイルベース化移行に伴い減っているがいまだに残るHDCAMの作業、現状のメインであるXDCAMの作業となる。こちらに関しては、Vikinxのルーターを活用し、最低限の台数のVTRを各部屋で共有するシステムがこれまで通り活躍している。MA作業に回ってきたVTRはVikinxのルーターでTelestream Pipelineへと接続、インジェストされてファイルベースでの作業を実現する。戻しの際には、Pro Toolsから任意のVTRへとパッチが行えるように設計されている。この部分はメンテナンスを行ったものの、従来通りのシステムが残された。 完全ファイルベースでのXDCAMワークフロー 今回の更新では、サーバー経由でのファイルベースのやり取りに加え、XDCAM Discを前提としたファイルベース化の追加更新が行われた。2台のMac miniがXDCAM Discに対してのファイルベースワーク用に新規導入されている。このMac miniにはSONY PDW-U2が接続され、直接XDCAM Discの中のファイルをサーバーへとコピーできるようになっている。これまでは、Pipelineで実時間を使ってファイルへの起こしを行っていたが、このシステムでファイルコピーを行うことで1/3程度まで高速化が期待できる。このサーバーへのコピーには、SONY Catalyst Browseが活用されている。 このワークフローで問題となるのが、Timecode Characterがないということ。VTRからの出力であれば、TCキャラがついたOUTを選ぶことでTCキャラ付きのファイルを起こすことができた。今回のXDCAM Discからの直接の読み込みでは、TCキャラ付きの素材を得ることはできない。これを解決するために今回の更新ではVideo Slave 4 ProをすべてのPro Tools端末へインストールすることになった。 これまでにも本誌等で紹介しているVideo Slaveは、XDCAM MXFファイルのTImecode情報を読み、TC Overlayとして画面へ表示を行うことができる。さらに、Pro Toolsで読み込むことができないXDCAM MXFファイルのAudio Tracksをエクスポートすることもできる。具体的には、Video SlaveでXDCAM MXFファイルを読み込み、そこからAudio TracksをWAVファイルとして書き出し、それをPro Toolsへ読み込ませる。このようなワークフローとなる。XDCAM MXFを前提としたPro Toolsのワークフローで問題となる部分がこれにより解消されている。 そして、MA作業後のAudio Insertもファイルベースで行うべく、CineDeck社のCineXtoolsが導入された。このソフトウェアは、Video FileをあたかもVTRのように取り扱うことができるソフトウェア。ソフトウェアベースながら、あえて破壊編集を行うことでVTRライクな挙動をする。ファイル全体のAudio Insertも、IN/OUT点を設定しての部分差し替えも設定次第で自由に行うことができる高機能な製品だ。インサートする素材はWAVファイルとなるが、それ以外に任意のトラックを無音にしたり、1Kを挿入したりといったことも可能だ。 XDCAM Discから読み込んだファイルに対し、MA上がりのWAVファイルをInsert編集し、XDCAM DISCへとコピーする。名古屋テレビのシステムは基本的にすべてのデータをサーバー上に置いたままで、というのが前提である。サーバーに接続されたこちらの2台のMac miniはXDCAM Discからコピーしたファイルへも、MA終わりのWAVファイルへも、ダイレクトにアクセスができる状況にある。ファイルコピーを一切行わず、マウントされたサーバー内のデータを参照することですべての作業が行えるということだ。これが、今回の更新で追加された完全ファイルベースでのXDCAMワークフローとなる。ついに、一切ベースバンドを介さないXDCAM Discを使ったMAワークフローの登場である。 ファイルベース・インジェストとcineXtoolsがインストールされた2セットのMacminiシステム。 3段構えのサーバーシステムを構築 もう一つの更新点であるサーバー関連はどうだろう。これまでメリットの大きかったGBLabsのシステムはそのままに、その周りを固めるシステムが大幅に更新されている。今回はさらに一歩踏み込み、アーカイブまで考えたシステムの更新を実施している。中心となるGBLabs SPACE 32TBは、その後継に同社 FastNAS F16 Nitro 96TBへと容量をアップさせての更新となった。そして、長期保存を前提としたニアライン・サーバーとしてSynology社の12Bay + 12Bay拡張シャーシのシステムが導入された。こちらの各ベイには、14TB HDDが収まりトータルで336TBという容量を実現している。これにより、長期間に渡りMAデータをオンラインの状態のまま保管することができるようになる。毎日増分のバックアップがFastNASからSynologyへと行われ、FastNASでデータを消してもSynologyには残っているという状況が構築されている。 今回導入となったSynology、XenData、FastNASが収められたマシンルームのラック。 さらに、長期間のアーカイブ用途にSONY ODA(Optical Disc Archive)が導入されている。そしてこのデータ管理用にXenDataが新たに導入された。XenDataはODAに書き込んだデータのメタを保持し、検索をするということを可能にする。何も準備をせずにODAに書き込むと、どこに何が入っているのかすぐにわからなくなってしまう。このようなメタ管理を実現する製品を導入することでアーカイブを行ったが、いざ使おうと思った際に見つけるのに非常に苦労をするので、結局保存だけして使わなくなってしまった、などということはなくなるのではないだろうか。 さらに、ODAは書き込めるファイル数の上限がある。Pro Toolsのセッションデータのように膨大なファイル数を持つデータをアーカイブしようとすると、Disc自体の容量は空いているのに書き込めなくなるということが起こってしまう。XenDataはセッションデータをフォルダごとにZip圧縮してから書き込むことができるため、ODAの容量いっぱいまで使うことができるシステムとなっている。 また、以前はGBLabs SPACE 32TBから直接ODAにファイルの移動を行っていたため、サーバーの負荷が増しMA作業に影響を与えていた。ニアライン・サーバー構築したことでアーカイブがMA作業に影響を及ぼすこともなくなった。 このように、サーバーシステムは、実運用のための高速な製品=GBLabs FastNAS、速度はほどほどで大容量のニアライン=Synology、長期保存用のアーカイブ=XenData & SONY ODAと3段構えのシステムが構築できた。こちらのワークフローはまさにいま始まったばかり。どれくらい番組の過去素材が必要となるのか?まさに変革のときである放送のあり方、そして各種メディア戦略、そういった部分に密接に関わる部分である。大前提として、消してしまうより保管できるのであればそのほうが良いのは間違いのないことである。今後このシステムがどう運用され、どれくらい活用されていくのかは非常に興味深い部分である。さらにアーカイブのワークフローを自動化することにより作業時間の短縮にもつなげている。 今回の更新では、MTRXの導入というサウンドクオリティーにも直結するブラッシュアップで順当なシステム自体の年次更新を行い、システムの中核となるサーバーに関しても後継のモデルへ更新された。そして、ファイルベース・ワークフローを加速するPDW-U2 & CineXtoolsの端末の導入で、あらゆるパターンのファイルベース運用に対応できるシステムの構築。さらにはニアライン、アーカイブという次の時代を見据えた、制作された後のデータ管理にまで踏み込んだ更新となっている。 VTR運用からファイルべースへ、その過渡期としてのXDCAM Discを介したワークフロー。未来に見える完全ファイルベースでのシステムへと将来性を担保しつつ、いま考えられる最大限の準備が行われ、まさにこれからのMAシステムのあり方を提示するかのようなシステムが完成した。間違いなくファイルベースの流れはとどまること無く様々なシステムを飲み込み、変化を続けるであろう。今回更新のシステムは、その波のすべてを受け入れられる懐の深いシステムといえる。だからこそ、このシステムが周りの状況に合わせてどのように変化するのか、どのような運用がこのシステムから生まれるのか。これからファイルベースワークフローの最新形をここで見ることができるはずだ。 名古屋テレビ放送、東海サウンドスタッフの皆さん *ProceedMagazine2019-2020号より転載
NEWS
2019/12/18

ROCK ON PRO 年末年始休業期間のご案内

平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。 大変恐縮ではございますが、下記期間を年末年始の休業期間とさせていただきます。 お客様にはご不便をおかけしますが、何卒ご了解のほどお願い申し上げます。 ◎ROCK ON PRO 渋谷・梅田事業所 年末年始休業期間 2019年12月28(土)〜2020年1月5日(日) なお、新年は1月6日(月)からの営業となります。 新年もより一層のお引き立てのほど、宜しくお願い申し上げます。
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