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Event
2026/04/21
NAB SHOW 2026レポート!現地ラスベガスから随時更新中!
米ラスベガスにて毎年開催されている、世界最大規模の放送・映像業界に関する見本市、NAB Show。
今年もROCK ON PROスタッフが現地に赴き、ラスベガスから最新・熱々の現地レポートを更新していきます!
Blackmagic Designが発表した大注目のライブミキサーFairlight Liveや、SSL今回の目玉であるSystem-Tの技術を活用した新システム「TCA Package」、最新のAIメーカーからリモートプロダクションツールなどなど、実機の写真と共に最速紹介していきます!
以下のNAB20206まとめページより、会期中は毎日更新!ぜひご覧ください。
>> Rock oN NAB2026 SHow Repeort
NEWS
2026/03/26
360VME プラグインリリース & 新価格帯系のお知らせ
スタジオのスピーカー環境をヘッドホンで持ち歩く。場所を選ばない新たなワークフローを実現するSONY 360 Virtual Mixing Environment (360VME)は、サービスの開始以来、多くのクリエイターの皆様に驚きと共にお迎えいただいています。
この度、さらに導入・活用の幅を広げる「新機能の追加」および「新価格体系」についてご案内いたします。
360VMEプラグイン 登場
これまでスタンドアロンアプリで行っていたレンダリング処理が、ついにDAW内で行えるようになります。
◎DAW内で完結:AAX / VST3 / AU フォーマットに対応。
◎スムーズな切り替え:オーディオデバイスを変更することなく、制作中のDAW内で即座にVMEモニタリングが可能です。
◎マルチアウト対応:複数トラックに別々のプロファイルを立ち上げるなど、プラグインならではの柔軟な運用が可能です。
※本プラグインは追加料金なしでご利用いただけます。
※2025年5月以前にご購入いただいた方は、次回のプロファイル更新時よりご利用可能となります。
【動作環境・対応DAW】
OS: macOS 11.7.10以上 / Windows 10以上
Pro Tools: 2025.10.1以降(Stereo〜9.1.6ch)
Logic Pro: 11.2.2以降(Stereo〜7.1.4ch)
REAPER: 7.75以降
※13ch(360RA推奨環境)等、詳細な設定は各DAWの仕様に準じます。
新価格「マルチプラン」
「2種類のヘッドホンで使い分けたい」「複数のスタジオ環境を再現したい」「ニアとラージ両方を再現したい」という場面にも嬉しい、1人につき1〜3プロファイルまで一律料金で利用できるお得なプランを新設しました!
① 360VME プロファイル料金
1プロファイル /1年 ¥40,000(税別)
1プロファイル /6ヶ月 ¥25,000(税別)
New マルチプラン /1年 ¥60,000(税別)
New マルチプラン /6ヶ月 ¥40,000(税別)
※プロファイルデータは期間限定のサブスクリプションモデルとなります
※マルチプラン活用時4つ目以降の追加はシングルプラン料金が加算されます。
② 360VME プロファイル測定基本料金
MILスタジオでの測定 1~3プロファイル /¥60,000(税別)
以降、3プロファイルまでの追加につき+¥20,000(税別)
出張測定サービス 1~3プロファイル /¥80,000(税別)
以降、3プロファイルまでの追加につき+¥20,000(税別)
※出張測定サービスは、3プロファイル以上でのお申し込みをお願いします。
※出張測定サービス料金はケースによって変動する場合がございます。予めご了承ください。
①プロファイルサブスクリプション + ②測定料金 = 360VME測定サービス合計金額となります。
Sample Case #1 〜MILでの測定〜
MILスタジオで、SONY 360 Reality AudioとDolby Atmosフォーマットのプロファイルを測定。
1年間のサブスクリプション・プロファイルを購入。
2プロファイル 1年 ¥40,000 ✗ 2 = ¥80,000(税別)
→マルチプラン 1年 ¥60,000(税別)
MILスタジオでの測定料金(2プロファイル) ¥40,000 ✗ 2 = ¥80,000(税別)
→1~3プロファイル料金 ¥60,000(税別)
合計 ¥120,000(税別)
Sample Case #2 〜出張測定〜
出張測定で、2名、2部屋分のプロファイルを測定。1年間のサブスクリプション・プロファイルを購入
4プロファイル /1年 ¥40,000 ✗ 4 = ¥160,000(税別)
→マルチプラン(2プロファイル):¥60,000 ✗ 2 = ¥120,000(税別)
出張測定サービス(4~6プロファイル料金) ¥100,000 ✗ 1 = ¥100,000(税別)
合計 ¥220,000(税別)
測定のご予約は、引き続き以下の専用フォームより受け付けております!
360VME測定 お申し込み
360VME 活用案件情報
https://pro.miroc.co.jp/solution/sony-pictures-entertainment-proceed2025/
https://pro.miroc.co.jp/works/magiccapsule_proceed2025/
https://pro.miroc.co.jp/headline/sony_360-vme_report/
Sales
2026/03/17
Avid新規サブスクが20%OFFとなるAvid Creator Daysプロモーション開催!
Avidより、期間限定の特別プロモーション「Avid Creator Days」の実施がお知らせされました!
Pro Tools各種、Sibelius各種、Media Composer Ultimateの各年間サブスクリプション(新規)が、期間限定で20%オフになるプロモセールです。新年度を迎える今、このプロモーションをぜひご活用ください。
プロモーション概要
◎期間:2026/3/16 ~ 2026/4/13
◎内容:下記年間サブスクリプション(新規)製品が20%オフ
対象製品
Pro Tools Ultimate 年間サブスクリプション新規
通常価格:¥92,290(税込)
プロモ価格:73,832(税込)
Rock oN Line eStoreで購入>>
Pro Tools Studio年間サブスクリプション新規
通常価格:¥46,090(税込)
プロモ価格:36,872(税込)
Rock oN Line eStoreで購入>>
Pro Tools Artist 年間サブスクリプション新規
通常価格:¥15,290(税込)
プロモ価格:12,232(税込)
Rock oN Line eStoreで購入>>
Media Composer Ultimate 1-Year Subscription NEW
通常価格:¥83,270(税込)
プロモ価格:66,616(税込)
Rock oN Line eStoreで購入>>
Sibelius Ultimate サブスクリプション (1年)
通常価格:¥30,690(税込)
プロモ価格:24,552(税込)
Rock oN Line eStoreで購入>>
Sibelius Artist サブスクリプション (1年)
通常価格:¥15,290(税込)
プロモ価格:12,232(税込)
Rock oN Line eStoreで購入>>
新たな春の到来とともに、新たな創作環境を手にいれる良い機会としてぜひご活用ください!ソフトウェア含むシステム構築のご相談はROCK ON PROまでお気軽にどうぞ!
https://pro.miroc.co.jp/headline/pro-tools-2025-10-support/
Event
2026/03/11
Focusrite Group エデュケーション・ブートキャンプ 2026 開催
Focusrite Group Japanより、春休み期間中の2026年3月20日(金)、音楽大学・専門学校・高校の教職員および学生の皆様を対象とした特別セミナー「Focusrite Group エデュケーション・ブートキャンプ 2026」を開催されます。
現在、教育現場では「機材の老朽化」「AoIPへの対応」「イマーシブ(没入音響)への対応」など、多くの課題に直面しています。そこで、世界中のスタジオで標準となっているDanteシステムや、最新のイマーシブ環境、そして学生の自宅制作を支えるパーソナル機材まで、次世代の教育環境をアップデートする「最適解」をパッケージでご提案します。
開催概要
日時: 2026年3月20日(金) 14:00 〜 20:00(受付開始 13:45)
会場: LUSH HUB(東京都渋谷区神南1丁目8−18 B1F)
対象:音楽大学・専門学校・教職員、音響・音楽を学ぶ学生の皆様
参加費: 無料(事前申込制)
下記フォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。
お申し込みはこちら
イベント 3つの主要テーマ
1. 学校向けDanteシステムの構築とメリット
Audinate社を招き、いまや世界のデファクトスタンダードであるDante規格の基礎から、Focusrite RedNetエコシステムを用いた「教室間を統合するネットワーク・オーディオ」の実践的な構築方法をワークショップ形式で解説します。
2. イマーシブ(7.1.4ch)環境の体験
ADAM AudioのモニタースピーカーとFocusrite RedNetインターフェースを組み合わせた最新のイマーシブ・システムを展示。これからの音楽制作教育に欠かせない「空間オーディオ」への対応を、実際のリスニングを通じてご体感いただけます。
3. 学生向け制作環境の最適化
Focusrite Scarlett、Novation Launchkey、ADAM Audio D3Vなど、学生が個人で購入しやすく、かつ授業と互換性を持たせられる機材パッケージをご紹介。DAW連携や教材化のアイデアも共有します。
展示・体験コーナー
RedNet エコシステム: A16R MkII / Red 8Line / X2P 等を用いたネットワーク構築
ADAM Audio イマーシブ: 7.1.4ch システム
ADAM Audio 新作デスクトップモニター「D3V」視聴コーナー
学生向けDTM環境体験コーナー: Scarlett 第4世代 / Launchkey MK4 / 各種DAW連携デモ
お申し込みはこちら
現代システムの新定番となった「AoIP」と「イマーシブ」は、いまや学校・学生でも共通言語となりつつあります。熱いイベントとなること間違いなし!ご参加申込お忘れなく!
NEWS
2026/03/06
Avid 2025 Sales Performance Awards Audio & Music を受賞しました!!
2025年度のAvid Sales Performance Awards Audio & Musicを弊社メディア・インテグレーション / ROCK ON PROが受賞しました!国内でのAvid社オーディオ関連製品の販売において優れたパフォーマンスを発揮し、広くAvid製品の普及に努めたことを評価をいただいての受賞となります。
賞名にもあるAudio & Musicの分野においてAvid製品は確固たるスタンダードとなっており、制作における中核を担っているのは周知の事実です。このコア分野で今回の褒賞をいただけたのは、ひとえに皆様のご支持のおかげでございます!厚く厚く御礼申し上げます。今後も皆様のクリエイティブワークが一層充実したものとなるよう、情報発信からサポートに至るまで更なる邁進を続けてまいります。今後ともメディア・インテグレーション並びにROCK ON PROをご愛顧いただけますようお願い申し上げます!
Event
2026/03/05
【3/26(木)開催】GeG 360 Reality Audioワークショップ 開催!
音楽プロデューサーGeGが、ソニーの立体音響体験360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)での音楽表現を前提に宮古島でレコーディングし制作したコンテンツの解説を軸に、360 Reality Audioの制作方法および音楽表現について、エンジニアの沢田悠介、ソニー渡辺忠敏と共にご説明するセミナーを開催します。
また、セミナー終了後にはGeGのコンテンツを題材に、13個のスピーカーによる360 Reality Audio体験会と、その13個のスピーカーでの音場を独自の測定技術によりヘッドホンで正確に再現する技術 360 Virtual Mixing Environment(360VME)体験会をお一人ずつ実施します。
◉開催日時:2026年3月26日(木)
第一回:開場12:00、セミナー12:30~14:00、360VME体験会14:00~15:30
第二回:開場15:00、セミナー15:30~17:00、360VME体験会17:00~18:30
◉会場:Rock oN Umeda 大阪府大阪市北区芝田1-4-14 芝田町ビル 6F
◉参加費用:無料
◉参加申込方法:以下お申込フォームより事前登録をお願いいたします。
*第一回と第二回は同じ内容です。申し込みはどちらか一方でお願いします。
◉定員:各回15名
お申し込みはこちら
360 Reality Audio & 360 Virtual Mixing Environment
360 Reality Audio
ソニーが提供する立体音響体験です。アーティストやクリエイターの創造性や音楽性に従って、ボーカル、コーラス、楽器などの音源をオブジェクトとして全天球(360°)に自在に配置することが可能です。リスナーにその立体的な没入感のある音楽体験を提供します。
SONY公式サイト
音楽制作者向け360 Reality Audioクリエイターサイト
360 Reality Audio映像付きコンテンツ
360 Virtual Mixing Environment(360VME)
複数のスピーカーで構成された立体音響スタジオの音場を、独自の測定技術によりヘッドホンで正確に再現するソニーの技術です。たった一度スタジオで測定すると、立体音響制作に最適な環境をヘッドホンと360VMEソフトウェアでどこへでも持ち運ぶことが可能になります。あなたの立体音響のワークフローやクオリティが全く別次元のものになります。
360VME公式サイト
セミナー講師紹介
GeG
現在までにプロデュースした楽曲の総ストーリミング数は10億回超える変態紳士クラブとしての活動や、様々なミュージシャンのプロデュースワークをはじめ、各所で多彩な活躍を見せる音楽プロデューサー・GeG。楽曲プロデュースはもちろんのこと、G.B.'s Musicの代表やライブディレクター、イベント企画、バックバンドプロデュースなど、その活動範囲は多岐に渡り拡張し続けている。
https://gegismellow.com/
沢田悠介
SOL3湘南所属のサウンド・エンジニア。ポピュラリティーがありつつ、一歩踏み込んだ表現ができるサウンドを目指している。GeGプロデュース作品や、にしな、スカイピースなどのスタジオ・ワーク、ライブ録音、ミックスに参加。fhána、ホロライブなどのマニピュレーターとして、同期必須なライブのサポートも行っている。
ソニー株式会社 360 Reality Audioコンテンツ制作スペシャリスト 渡辺忠敏
AVアンプなどコンシューマーオーディオ製品の音質設計やSuper Audio CDコンテンツ制作フィールドサポートを経て、現在360 Reality Audioコンテンツ制作のフィールドサポートとして国内外の制作の技術的サポートを行っている。
お申し込みはこちら
ProToolsにも制作システムが搭載され、多くの人が360RAの制作に取り掛かることが可能になりました。360RAクリエイターによる制作手法は要チェックです。ぜひご参加ください!
NEWS
2026/02/27
JAPRSトークイベント ”「内沼映二からの伝言」〜音楽感動を伝える感性・技術への深堀〜” 開催のお知らせ
一般社団法人 日本音楽スタジオ協会より、トークイベントのお知らせです。
今回のトークイベントは、昭和・平成・令和の各時代において第一線で活躍を続けているエンジニア 内沼映二氏の迎え、元ビクタースタジオ長 高田英男氏の進行のもと、内沼氏の音楽制作への向き合い方やこれまでのご経験を深堀りする貴重な機会です。
若手レコーディングエンジニアの方や将来エンジニアを目指している学生の方はもちろんのこと、レコーディングに関わる多くの皆様にとっても、大変興味深い内容となっています。
この貴重な機会をお見逃しなく!
ご参加を希望の方は下記イベント概要内のリンクより、お申し込みフォームをご利用ください。
トークイベント「内沼映二からの伝言」〜音楽感動を伝える感性・技術への深堀〜
主催:一般社団法人 日本音楽スタジオ協会(JAPRS)
日時:2026年5月2日(土)14:00開場/14:30開演
会場:東京ウィメンズプラザホール
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5−53−67
東京ウィメンズプラザB1
入場料:2,000円 (※学生・未成年は無料)
申込方法:お申込みフォームよりお申込みください。
Media
2026/02/19
ファイルサーバーと汎用IT技術の融合 〜独 ELEMENTS社 ファイルベースワークフローの中心に〜
ドイツで誕生し、ファイルベースワークフローの歩みとともに成長を続けてきたELEMENTS。映像と音声の垣根を超えたファイルベース統合、トータルのワークフローソリューション、新しいアプローチの提案がELEMENTSが提供する製品群にはある。同社の持つコンセプト、先進性、そしてユーザーへもたらされるメリットを、その生い立ちから機能を一つ一つ紐解いていき、最深部へと迫っていこう。
サーバーを特殊なIT製品にしない
ELEMENTSはドイツの西部、デュッセルドルフに本社を構えるエンタープライズ向けのファイルサーバー専業メーカーだ。ELEMENTSのコンセプトの根幹をなすのは「IT技術との融合」。本来はファイルサーバー自体がIT技術による製品であるずなのだが、エンタープライズ向けのファイルサーバーは導入する現場の用途に合わせたカスタマイズがなされるため、IT技術の産物であるものの汎用的な技術とは相容れない関係に陥っていることも多々ある。
確かに、NLEやDAWといった広帯域かつシビアなリアルタイム性を求めるクライアントアプリケーションがうまく動作するには、よく検討されたシステムアップが必要となり、単純に汎用的な製品を用いていくわけにはいかない。IT技術の最先端ともいうべき分野が、却って一般的なIT技術と親和性が低い特殊な製品分野になってしまっているのが現実である。ELEMENTSがわざわざ「IT技術との融合」という一見なぜ?と疑問を生じさせるようなコンセプトを掲げなければならないような現状があったわけだ。そして、この現実を捉えたコンセプトはユーザーに受け入れられる。2010年ごろからの開発を経て2014年に製品リリースが始まると、ヨーロッパ、アメリカで一気にシェアを拡大した。
日進月歩で進化する汎用的なIT技術、それと足並みを揃えて進化することができるエンタープライズ向けのファイルサーバー。これが目指すべきELEMENTS製品の姿だという。特殊なITの知識を持たずとも、クライアントPCを操作するユーザーが迷いなく簡単に使用できるUIを提供し、汎用的なIT技術に対して恒常的なブラッシュアップを重ねていく。これがELEMENTSの根幹となる製品のポリシーとなっている。
ELEMENTS BLINK / BeeGFS
汎用的なIT技術では満足な性能を得られない、だからこそ特殊な技術を用いる、その結果、製品そのものの特殊性がさらに高まっていく。この流れはファイルサーバーの宿命のように見えるが、「汎用的なIT技術」と足並みを揃えて進化するとしたELEMENTSではどのようなアプローチを行っているのだろうか。その答えとなるが「ELEMENTS BLINK」と呼ばれるBeeGFSを基盤技術としたファイルシステムである。
ドイツで開発されたBeeGFSは、データストレージ内のファイルやデータを管理する根幹を担うファイルシステムの一種で、科学技術計算などのハイパフォーマンス・コンピューティングの分野で活躍する、高度な並列処理を可能とするオブジェクト指向の最新ブロックレベルストレージ・システムだ。その特徴は、実際にデータが格納されているストレージサーバーと、その場所を管理するメタデータサーバーが別にあるという点。一般的なストレージであれば、”ABCD.xxx”というデータがほしいというリクエストを受け取るのはストレージサーバー自体であり、リクエストを受けたサーバーがデータを引き出して転送を行う。そのため、この部分のスペックが高ければ高いほど高速なサーチ、データの引き出しが行えるということになる。
これが、BeeGFSのようなオブジェクト指向のサーバーになると、データのリクエストを受けるのはメタデータサーバーになる。クライアントはそこでデータのありかを教えてもらい、それを直接取りに行くという仕組みになる。1人の超優秀な受付係にリクエストをすると必要なデータを持ってきてくれる、というのが従来のファイルサーバーの動作イメージ。一方のBeeGFSは、複数の受付係が並んだカウンターでリクエストを伝えると、データの場所を教えてくれるのでそれを自分で取りに行くというイメージだろうか。
この超優秀な受付係も、さすがに1人でこなせる仕事量には限界がある。つまり、リクエストが集中するとパンクしてボトルネックになってしまうのが従来型のサーバーである。それを解消するのがオブジェクト指向の考え方だ。案内を受けた後は、それぞれのクライアントPCが直接データを取りに行くため、並行して受けるリクエストに対してのパフォーマンスが向上する。
📷NASと同一の筐体に「Media Library」と呼ばれる強力なMAMなどの機能を追加した、ELEMENTSの主力ともなる製品。その名の通り、ONE=1つですべてを行うことができるマシン。処理負荷の高い動作を行わせる場合には、外部にWorker Nodeと呼ばれるPCを増設することで処理分担を行うことも可能。
📷ELEMENTSのフラッグシップモデル。NVMe SSDの搭載により驚異的な速度を発揮。その速度は70GB/sを超え、一般的に入手可能なネットワークインフラの速度を凌駕する。4K作業も楽々こなす、まさにモンスターストレージ。容量は、300TBと600TBの2種類。とにかく速いストレージが欲しい、という方はぜひとも候補に加えていただきたい。
📷IBC 2025で発表された最新機種。BOLTと同様にNVMeを搭載した超高速ストレージ。従来のBeeGFSではなくCeFSを採用したスケールアウト型のストレージとして登場している。スモールサイズからスタートし、高速かつ大容量のリクエストにも応える製品。製品単体での速度はBOLTに譲るが、スケールアウト型の拡張性と冗長性にメリットを感じるならこの製品を選択となる。
📷ハンドキャリーもできるNASストレージ。16DriveのSSDもしくはNVMeを搭載することができ、撮影現場などで活躍するストレージとなっている。ONEと同様「Media Library」機能を持つため、現場で撮影したデータをすぐにプロキシ作成して、外部からプレビューできるようにするといった芸当が行えてしまう。
ELEMENTS BLINKが解決する課題
それでは、なぜ一般的なファイルサーバーでシステム的に優秀なオブジェクト指向の手法が取られていないのだろうか。それは、システムが複雑になってしまうことがひとつ。また、メタデータサーバとやり取りをするための専用のアプリケーションなどを介在させないと、クライアントPCからファイルのやり取りができないといった問題があったためである。
まず、システムに関してを見ていく。従来はデータを置くためのストレージエリア、それを管理するためのサーバーPC、この2つががあればファイルサーバーは成立するのだが、オブジェクト指向ではさらにメタデータサーバーが必要になる。これを、ELEMENTSでは1つのサーバー筐体内で同居させることに成功している。サーバーOSのディスクと別にメタデータサーバー用のディスクが用意され、例えば、ELEMENTS ONEではOS用のディスクが2台、メタデータ用ディスクが2台、そしてOS / メタ共用のホットスペアが1台という3重化されたシステムとなっている。十分な安全性を確保したうえで、1つの筐体でサーバーOSとメタデータサーバーの共存が実現されている。
もう一つの課題であるクライアントPCからのデータのやり取りだが、ここに用いられているのがELEMENTS BLINKと呼ばれる画期的な技術だ。ELEMENTSクライアントソフトをPCにインストールすれば、ELEMENTS内部のワークスペースは通常のネットワークドライブと同じようにマウントされ、Mac OSであればFinder、WindowsであればExplorerから直接やり取りすることができる。
実に当たり前に見える動作なのだが、この裏側で実はとてつもなくすごいことが行われていたりする。
FinderやExplorerで見ているデータは、PC内のものではなくELEMENTSのストレージ上に存在する。つまり、単にファイルへアクセスするだけでも、実際にはメタデータサーバへの問い合わせ、データの書き込み、読み込みといった動作が必要になる。この一連の動作をユーザーが違和感や遅れを感じることなく、ELEMENTSのクライアントアプリケーションではOS標準機能のようにやってのけるわけだ。使用しているユーザーからは見えないところで、BeeGFSで動作するファイルサーバーへの超低遅延かつ高速なアクセスを実現、メタデータサーバーを経由してのアクセスであることをユーザーが感じることは一切ない。しかし、その内部ではあたかも当たり前のように高度な処理を実施している、これがELEMENTS BLINKである。
そして、汎用のSMB、CIFSによるアクセスも可能だ。少ない台数であればSMBなどによるアクセスがボトルネックになることは無いが、接続台数が増える場合にはSMB GATEWAYサーバーを用意することが推奨されている。やはり、BeeGFSをSMBプロトコルに変換するためにはそれなりのパワーを必要とするようだ。なお、BeeGFSを採用するモデルは、ELEMENTS ONE / BOLT / CUBEの3機種。ELEMENTS NASはXFS、ELEMENTS GRIDはCeFSを採用している。
また、エンタープライズサーバーとして必須機能とも言えるAvid Nexisの互換モードとなるBIN Locking Modeも備えており、Avid Media Composerでの共有ワークフローも実現可能である。オープンエンドでのファイル書き込みモードあり、追いかけ編集にも対応できるなど、最後発のサーバーらしく、これまで市場で受け入れられてきた便利な機能はほとんどが実装されていると言っていいだろう。
ルーチンはWorkflow Automationで構築する
次に、汎用ITとの融合についての話をしたい。このポイントをわかりやすく表現してくれている機能が、Workflow Automationである。このWorkflow Automationは、ファイル操作だけではなくAPI call、Python,Shell Scriptに対応し、一つ一つのコマンドをJobというモジュール構造とした条件分岐によるオートメーションが組める。これを用いて外部のアプリケーション、クラウドサービスといった様々なサービスと柔軟に融合し、その機能をELEMENTSで一元管理することが可能となる。
つまり、実際に操作を行いたいデータを管理するファイルサーバー自身が、ファイルベースオートメーションの中核となる。言葉で整理してみれば至って当たり前の流れであり、これが効率的かつシンプルなシステムであることに異論は無いだろう。例えば、昨今話題になることが多いAI処理に関してもクラウド上でサービス提供されているものが多いが、それらのサービスが外部からのAPI call、Python,Shell Scriptに対応していれば、ELEMENTSで連携したワークフローを構築することが可能だということだ。
クローズドに独自開発されたAIエンジンを使うメーカーも多いが、ビッグデータに基いた学習速度という側面を考えると、Chat GPTやGoogle GeminiなどIT最大手が取り組む汎用AIの進化に追いつくことは不可能だろう。こうした汎用AIのような日進月歩のIT技術を適材適所に組み合わせる、むしろ用いてしまうことで、効率と精度をさらに最適化できるというのがELEMENTSの考え方となる。画像認識、QCなどファイルサーバーと連動させることにより作業効率を向上させられる可能性のあるものは多い。ユーザーのアイデア次第で、どのような用途においても最適解にたどり着くことができる柔軟性を確保しているということが、汎用IT技術と組み合わせて高められるこの機能のアドバンテージである。
実例を見ていこう。ファイルを移動する、Shellを実行するといった一つ一つのジョブはモジュールとして管理される。その各モジュールを条件分岐によりつなぎ合わせて、一つのタスクに取りまとめることができる。そのタスクの開始は、ウォッチフォルダーに新規ファイルが追加されたタイミングでも、スケジュールでの実行でも、ユーザーの操作によるトリガーでも設計が可能だ。さらに、メール発報などの通知機能やFTPによるデータ転送などもジョブモジュールとして作ることができる。もちろんELEMENTSアプリでログインすれば、Mac OS Finder、Windows Explorerの右クリックメニューにELEMENTSのロゴとともにタスクが追加され、ユーザーはここから事前に設計された様々なタスクを実行することも可能だ。これらを組み合わせてルーチンワークを構築してしまえば、確実で精度の高い成果がオートマチックで、かつ継続的に得られるようになる。
Media Library、当たり前が快適に動くMAM
ここまで管理者やシステム設計者にとって重要となる技術的な側面を述べてきたが、実際にサーバーでファイルを扱うユーザーにとって、ELEMENTSのメリットを最も感じられるのはMedia Libraryと呼ばれるMAM機能だろう。まずは、その基本的な一連のユーザビリティを振り返っていこう。
ELEMENTSはユーザーが用意するトランスコーダーとの連動も可能だが、標準機能としてFFmpegによるトランスコード機能を搭載している。MAM機能にとってのスタートポイントは、このトランスコーダーによるプロキシデータの生成であり、Media Libraryに登録されたメディアは即座にプロキシデータの生成が行われる。こうして生成されたプロキシは、なんとWebブラウザ上でプレビューできてしまう。しかも、クライアントPCを選ばずiOS、Androidなどからのプレビューも可能であり、ELEMENTSが持つ機能の大きな特長となっている。プロキシデータのストリーミングにより実現されるこの機能はWiFiなどでも快適に動作する。さすがに20台以上のクライアントが同時接続する場合はストリーミング用のサーバーを別途に要するが、5台程度のアクセスであれば全く問題ない。なお、プロキシ生成時にはウォーターマークや、タイムコードの焼き込みも行うこともできる。
プロキシデータのストリーミングでデータを共有された各ユーザー側は、コメントを書き加えたり、画像に対してマークアップを行うなど、特定の部分に対しての指示を出したり、特定のユーザーにメンションしてコメントを戻したりと、ワークを進めていくことができる。特にコメント入力はフレームに対して行うことができる仕様で、タイムコードの指定は必要ない。メンションされたユーザーには指示が届いたことが通知される。この通知をクリックすると、対象ファイルのコメントが打たれたフレームに直接飛ぶことができる。また、プレビューにより表示されているファイルをOS上に表示させることもワンボタンでできる機能もある。
これら一連の流れは、ブラウザベースのストリーミングによるプレビューのシェアであるため、VPNにより仮想的に同一ネットワーク上にする、もしくは外部接続用のDMZサーバーを加えることでインターネットを超えてのアクセスも可能である。さらに、サーバーアクセスの柔軟性を見ていくと、特定ファイルを見るためのリンク発行ということも簡単に行える。このリンクにより提供されるプレビューに対しては、かなり細かいアクセス制限をかけることができ、閲覧のみ、コメント許可といった操作権限から、パスワードによるロック、リンクの有効期限、視聴回数制限に至るまで厳重なコンテンツ管理が行える。
MAMということでメタデータによるアセット検索機能ももちろんある。外部AIとの連携による自動でアセットへのメタデータ追加、同様に文字起こし(Speach to Text)などと連動した事例もあり、今後登場するであろう様々なAIによる自動メタデータ付与により、さらに進化する可能性を秘めた部分だ。例えば、画像に表示された文字をテキストとして起こす、顔認識による演者情報などを得る、技術の進化によりこのようなことも実現できる可能性がある。
カット編ならば、NLEを使わずとも
Media Libraryが持つ、もう一つの特徴的な機能がRough Cut Editor、複数ビデオトラックを使用したカット編集がブラウザ上で行えるという強力な機能だ。その後のNLEへのファイル受け渡しにはAAF、XMLといった汎用フォーマットを用いるため、これらのファイルに記述できない編集は行わず、カット編集に特化した機能である。
ここでカット編集を行ったタイムラインも、単独のファイルと同様にプレビューをシェアして、コメントを書き込む事ができる。ここで書き込んだコメントは、NLE上ではタイムライン上のタグとして残り、それまでのやり取りを確認しながら編集作業を続けられる。コメントはテロップ指示、エフェクト指示といった編集向けのものだけでなく、SEの指示や選曲指示などもタイムラインに残してそれを共有する格好となるため、タイムコードをメモして都度メールで指示を出す、というようなこともない。編集点を保ったままのAAFなどでの書き出し以外にも、一本化しての書き出しも可能である。つまり、編集室に入る前にカット編を終わらせて尺を決めるところまでであれば、NLEを使わずともELEMENTSに接続可能なPC、iOS機器、Android機器から場所を選ばずに作業が行えてしまうということだ。
そして、これらのMedia Libraryのプレビュー機能は、Adobe Premiere、Blackmagic Design Davinci Resolve、Avid Media Composerであれば、それぞれのソフトウェアに統合することができるプラグインが提供されている。例えば、Premiereであれば、パネルのひとつとして完全に統合された環境、それ以外のDavinci、Media Composerであれば、フローティングウィンドウでMedia Libraryが統合されるといった具合だ。それらに用意されたアセットは、もちろんドラッグ&ドロップでタイムラインへ追加が可能である。これらの機能だが、MAMによくあるユーザー数の制限はない。ユーザー数によるライセンス発行ではなく、ELEMENTSの追加機能としてMedia Library機能を追加すれば無制限のユーザーがこの機能の恩恵を享受することができる。このMedia Libraryの機能は、ELEMENTS ONE / BOLT / GRIDへオプションライセンスの追加で実装可能だ。
オブジェクトストレージをOSにダイレクトマウントさせるという革新的なテクノロジーと、適材適所の考え方に則った汎用ITとの融合。これにより、独自性の強い製品として市場に認知されてきたELEMENTS。ファイルベースワークフローの中核を担い、新しい時代を作り上げる可能性を持つ。自由度の高いオートメーションはまさにその象徴。ユーザーが抱いている当たり前にできてほしい、ということを汎用ITと融合したテクノロジーで快適に実現できる製品と言えるだろう。
*ProceedMagazine2025-2026号より転載
NEWS
2026/02/04
【期間延長】MTRXシリーズにPro Tools Ultimate永続版が付属するプロモーションが開催!【3/31まで】
プロモーション期間延長となりました!2026年3月31日までとなります。
Avidより、2025年8月1日から2026年3月31日まで、MTRXまたはMTRX Studioをご購入/登録いただいたお客様全員に対し、Pro Tools Ultimate 永続ライセンスを提供するバンドル・プロモーションを実施中!
対象MTRXインターフェイスをご購入/アクティベートした方は、Avidアカウント内、「“Products Not Yet Downloaded”(まだダウンロードされていない製品)」セクションにPro Tools Ultimate永続ライセンスがデポジットされます。ライセンスは任意のタイミングで有効化することが可能です。
1台でシステムの中核となるMTRXインターフェースに、世界標準のProTools Ultimate(税込¥23万円相当)が付属するこの機会を是非ご活用ください!!
概要:対象インターフェイスのご購入/アクティベートでPro Tools Ultimate永続ライセンスを無償提供
実施期間:2025/8/1~2026/3/31
対象者:2025/7/1以降、プロモ期間中に対象インターフェイスを購入し、Avidアカウントへのアクティベートが完了された方
配布方法:対象Avidアカウントへのデポジット
※本プロモーションは世界各国で実施のため、対象製品は納品までに数か月お待ちいただく場合がございます。
対象製品
Pro Tools | MTRX II Base
内蔵SPQ、Dante 256 Ch内蔵、マトリクスルーティングは4096 x4096へ。従来のMTRX Optionカードと完全互換を持ち、TB3 Optionにも対応したことで、大規模なミキシングおよびモニタリング・キャパシティーを柔軟に実現する現代オーディオ・システムの中核。
価格:¥1,089,000(税込)
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Pro Tools | MTRX Studio
2chマイク入力、16in、16out、64ch Dante、DigiLink、ADATなどを含む様々な入出力とSPQが標準搭載。1Uというコンパクトなサイズからは想像できないほどの機能を盛り込んだオールインワンインターフェース。
価格:¥771,100(税込)
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Pro Tools | MTRX Base
Protoolsシステムのオーディオ入出力の核となるインターフェース。8基のカードスロットを備え、多様なI/Oフォーマットのカードを任意に装着可能。本体入出力は AES/EBUとMADIを装備。
市場流通分のみ(メーカー生産完了)
日々進化を遂げる、業界大定番のProTools Ultimateと、既存システムはもちろん今後のシステム拡張まで対応できるパワーを持つMTRXシリーズが一度に手に入るスーパープロモーション!まずはお早めに、ROCK ON PROへお問い合わせください!
NEWS
2026/02/02
ROCK ON PRO送料規定の改定について
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、お取引先様への納品時に発生する配送送料につきまして、下記の通り改定を行わせていただきます。
各お取引先様おかれましては、内容をご確認いただき、あらかじめのご承知おきをいただければ幸いです。
何卒、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
改定日:2026 年 2 月 2 日(月) 弊社出荷分より
改定内容:
ご発注金額合計 20,000 円(税抜)未満の場合
・送料 1,000 円(税抜)を別途頂きます。(沖縄、離島は別途お見積もりいたします)