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2012/11/07
Mboxシリーズ及びFast TrackシリーズOSX10.8最新対応状況
Mboxシリーズにおいて、最新のMAC OSXで報告された下記不具合に対して最新のアップデートドライバにて対応しました
■ OS10.8対応MBoxシリーズ・ドライバー 不具合解消情報
1.日本語などダブルバイトOS X 10.6 – 10.8 でコントロール・パネルの開けない症状
OS10.8対応版のMBox 3Gシリーズ・ドライバー(MBox Pro 3gen/MBox 3gen用の2種)につき
不具合修正版のドライバーがリリースされました。
Mbox 3G ドライバー v1.1.4
http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Download?id=kA240000000KzTX&lang=ja
MBox Pro 3G ドライバー v1.1.3
http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Download?id=kA240000000KzTe&lang=ja
2.
MBox Proのファームウェアにつき、別途不具合を確認。
Mbox Pro ドライバーバージョン v1.0.14, v1.0.16, v1.1.2, v1.1.3 (Mac) , v1.0.19 (Win)をインストールした際に更新されるファームウェアバージョン 1.0.3で、チューナー並びにDSP FXセンドが機能しなくなる不具合が確認されています。
この症状は全ての個体で発生するわけではなく、Avidでは現在、この問題の原因究明・修正に向けて新たなドライバーバージョンの開発に取り組んでいるとのこと(上記の最新バージョンv1.1.3ではまだ問題解消の報告はございません。)
現状、問題が発生した場合には、本体交換にて対応可能です。
3.Fast Track UltraのMac OS 10.8 対応版最新ドライバーv2.2.2がリリースされました。
http://avid.force.com/pkb/articles/download/Fast-Track-Ultra-Driver
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2012/11/02
Solid State Logic Super Sale年内限りの大セール!!!
大定番のSolid State Logic製品大放出!!3大キャンペーンが同時開催!この機会に、伝説のサウンドをあなたのラックに加えてください。年内限定のキャンペーンです。お申し込みはお早めに!!
1:E-Series EQ/COMP スタートダッシュキャンペーン<新製品が、初回限定の大特価>
2:MYNX Special Bundle<MYNXとモジュール同時購入で大幅値引き!>
3:Alpha Channel & VHD Pre Amp購入でBlackManba−αプレゼント!!
Solid State Logicから遂に登場です。VPR Alliance互換のE-Series EQ & COMPモジュールが登場。ランチボックスなどを利用して、APIのEQとSSLのEQ、NEVEのPreが入った、夢のアウトボードが完成します。X-Rackシリーズのラインナップからの移植が進行することに期待が膨らみます。SSLのラインナップの中でも特に人気の高いE-SeriesからEQとCOMPを移植。EQは"ブラウン"ノブモードを搭載。CompはSSLの特徴でもある"Over-Easy"を搭載し数多くの名盤を生み出したSolid State Logic 4000Eのサウンドを生み出します。11/10迄の期間限定で、スタートダッシュキャンペーンを開催中!!是非ともラインナップの充実を見せるVPRの導入をこの機会にご検討ください!!
E-Series Dynamics Module for 500 Series racks
定価¥89,000>>スタートダッシュ価格¥79,800(税込)
オリジナルのSL611Eシリーズチャンネルモジュールを再現したコンプレッサー/リミッター、エキスパンダー/ゲートモジュールです。
ゲインコントロールはオリジナルと同様に完全に独立したクラスAのVCAチップを使用しています。また、コンプレッサーはスイッチ切り替えにより通常のログカーブよりもリニアなカーブのリリース特性を持つ“Over-Easy”のタイプも選択できます。つまり、ひとつのコンプレッサーで3種類のそれぞれに独特で音楽的なサウンドを選ぶことができます。
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
E-Series EQ Module for 500 Series racks
定価¥89,000>>スタートダッシュ価格¥79,800(税込)
1979年から1987年に生み出されたコンソールに実装されていたタイプの異なる2つのEQを搭載しています。
それぞれのEQは独特のレスポンスカーブとキャラクターを持っており、LFポットのノブの色で違いを表していました。そこから2つのEQはそれぞれ“ブラウン”、“ブラック”と呼ばれるようになり、よく知られることとなりました。EシリーズEQモジュールは、数多くのプロデューサーに愛されてきたこれら2つのEQサウンドを、スイッチで切り替えて使用できます。
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
メーカーリンク(英文)>>>
ワールドクラスのサウンドを持ち歩け!SSL Mynx Bundle台数限定でRock oN オリジナルバンドル大特価!
Rock oN オリジナルバンドル!SSL Mynx Bundleが台数限定で大特価!
「SSL」もはや説明する必要も無いトップブランド。
XLogic X-Rackシリーズは、SSLが開発したレコーディングコンソール回路をコンパクトなモジュールラックに凝縮したアウトボードです。最新のフラッグシップコンソールDualityは「VHDシリーズ」として、SL9000Kは「Super Analog」として、SL4000Eは「Eシリーズ」として、それぞれのサウンドと回路を継承しました。
↓このSSL X-Rack歴代ラインナップの音質の特徴を、”SSLを最も知る男”James Motley氏に語っていただきました。
コピー品やモデリングではなく、SSL本家が作る復刻版ビンテージアウトボードがXLogic X-Rackシリーズ!
★このXLogic X-Rackシリーズ 2本と、それを収納することができる電源内蔵ケースの「MYNX」のバンドルをご用意しました。単品買いをするよりも最大¥20,000もお得な価格で、あなたの制作クオリティの向上をアシストします!
MYNX : 2ch Mic Pre Bundle ¥219,400
X-Rack用モジュールを2スロット分まで搭載できる「MYNX」に、「XLogic X-Rack VHD Input Module」を2chバンドルしてお求めやすく!
☆世界中で愛用されている「Mic Pre Amp Module」の機能に、原音に2次倍音から3次倍音を連続可変で加えることの出来るVHD回路(Variable Harmonic Drive回路)を追加!SSLの持ち味であるスーパークリアサウンドから、アナログの太さと歪みを加えたサウンドまで幅広く対応出来ます!
「同時に録るトラック数なんて、Vocalやギターのダビングとか、ハードウェアのシンセを録る時くらいだから、多くても2chくらいで良い」という制作現場は実は多いのではないでしょうか。だからこそ、その2ch入力のクォリティにこだわりましょう!
MYNX : Pre & EQ Bundle ¥219,400
X-Rack用モジュールを2スロット分まで搭載できる「MYNX」に、「XLogic X-Rack VHD Input Module」と「XLogic X-Rack E Series EQ Module」をバンドルしてお求めやすく!
☆ 世界中で愛用されている「Mic Pre Amp Module」の機能に、原音に2次倍音から3次倍音を連続可変で加えることの出来るVHD回路(Variable Harmonic Drive回路)を追加!SSLの持ち味であるスーパークリアサウンドから、アナログの太さと歪みを加えたサウンドまで幅広く対応出来ます!
これに加えるのは、素材の持ち味に磨きをかける最高峰のEQ!数え切れないほどのレコーディングで使用されたSL4000Eシリーズコンソールの“Black-242”と“Brown-02”のツインカーブを切り替え可能なEQをセットにしました!
MYNX : 8ch Summing Bundle ¥268,750
X-Rack用モジュールを2スロット分まで搭載できる「MYNX」に、「XLogic X-Rack 8 Line Input Summing Module」と「XLogic X-Rack Master Bus Module」をバンドルしてお求めやすく!
☆ステレオ4系統入力のサミングアンプセットしかもモニタリングセクションも装備!
WAVES、Sonnox、UAD-2といったプラグインをお持ちの方にこそ是非お薦めしたいアナログサミングの世界!昨今のプラグインエフェクトの実力は高く、贅沢を言わなければプラグインだけでミックスを完了させる事は可能です。しかしそのMixをこのサミングバンドルに通してみて下さい。分離感や上下左右の伸びが遥かに向上します!この簡単な一作業が生み出す結果の違いを是非感じて下さい!
MYNX : Stereo EQ & Dynamics Bundle ¥284,500
X-Rack用モジュールを2スロット分まで搭載できる「MYNX」に、「XLogic X-Rack Stereo EQ Module」と「XLogic X-Rack Stereo Dynamics Module」をバンドルしてお求めやすく!
☆従来のシリーズだと、1ユニットで1chにしか対応できなかったので、ステレオでEQとCompを揃えようとすると4ユニットも必要でした。もちろん費用も2倍掛かります…。そんな中登場したStereo仕様のモジュールをバンドルしました!これならミックスの段階で重宝しますね!
MYNX : G-Comp Bundle ¥294,000
X-Rack用モジュールを2スロット分まで搭載できる「MYNX」に、「XLogic X-Rack G-Series Stereo Compressor」をバンドルしてお求めやすく!
☆「Neve 33609」「Manley Stereo Variable-MU」「AMEK 9098 CL」などなど、数々の名機と呼ばれるステレオコンプレッサーの中でも、個人的に一番好きなユニットです!通すだけでどっしりと量感の増えるローミッド感が大好きで、リズムトラックバスにはほぼ100%近くこれを通します!一気に「本物」の匂いが漂うサウンドになります。
もちろん2mixにするとこれでしか出ない独特のまとまり感が有り、通してない2mixがどうしても物足りなく感じてしまいますね。
MYNX + E Series Dual EQ Bundle ¥219,400
X-Rack用モジュールを2スロット分まで搭載できる「MYNX」に、「XLogic X-Rack E Series EQ Module」をバンドルしてお求めやすく!
☆SL4000Eシリーズの回路をそのまま再現した、E Series Dual EQを2ch分装備した贅沢な仕様です!“Black-242”と“Brown-02”のツインカーブを切り替え可能!
MYNX + E Series Dual Dynamic Bundle ¥219,400
X-Rack用モジュールを2スロット分まで搭載できる「MYNX」に、「XLogic X-Rack E Series Dynamics Module」をバンドルしてお求めやすく!
☆SL611Eシリーズチャンネルモジュールを再現したコンプレッサー/リミッター、エキスパンダー/ゲートモジュールを2ch分装備!通常のログカーブよりもリニアなカーブのリリース特性を持つ “Over-Easy”のタイプへの切り替えも可能なので、ナチュラルからハードまでコンプのサウンドバリエーションが得られます!
SSL Alpha Channel & VHD Pre AmpにBlackManba-αプレゼント!!
人気のAlpha Channel & VHD PreにこちらもRock oN定番の高品位電源ケーブルBlackManba-α をプレゼント!!!!この機会に伝説のSolid State logicサウンドをあなたのラックに加えてください!!!
SSL Alpha Channel + oyaide BlackManba-α Bundle¥99,800
VHD回路を採用した、定番のチャンネルストリップ。倍音の 構成比率を変化させることが出来るため、これ一台で幅広いサウンドカラーレーションを可能とします。初めてのマイクプリとしてもポテンシャルの高さから人気の一台です。
SSL VHD pre + oyaide BlackManba-α Bundle¥148,000
4chのマイクプリを搭載したドラム録音や、バンドでの録音作業に重宝する1台。モバイルレコーディングの際に、オーディオインターフェースでは不足するマイクプリを追加するには、やはりこれくらいのグレードのものがあると重宝します。この機会に是非ともご購入をご検討ください。
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2012/10/31
Mic視聴ページ第3段公開!!ぜひご覧ください
皆様の熱いご期待に答えMic視聴ページ第3弾を公開!!今回は、ゲストエンジニアに飛澤氏を迎え、今までに無いクオリティーでサンプル音源をお届けします。
今回の注目はなんといってもSANKEN CO-100K。Proceed Magazineでご紹介したことはありましたが、マイク視聴ページへの登場は今回が初。100KHz迄収録することの出来る、日本の誇る最高グレードのマイクロフォンです。伸びやかな高音域、それでいて力強さを失わないボトムエンドは絶妙なバランス。高域に多少の指向性をもたせているため、余韻の捉え具合も絶妙です。DSD,192kHzでの録音の際、そのデータの持つ帯域を使い切ることが出来るのは、このマイクだけです!!是非ともご確認ください!!!
それ以外にも、Brauner,Earthworksといったデジタルレコーディング世代に合わせた最適なサウンドチューニングされたモデルが目白押し。飛澤さんのコメントと共にお楽しみください!!!
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2012/10/31
DPA d:facto発売記念キャンペーンスタート!!!
DPAから、待望のハンドヘルドマイクロフォンの発売を記念して11/30までの期間限定で発売記念キャンペーンがスタート!!!d:factoはもちろん、定番の4001,4011を初め新製品である2006,2011といった、ラインナップをRock oN店頭で展開。ご視聴いただけます!!マイク視聴ページでもそのサウンドは確認できますが、やはり実際に店頭でご視聴いただきそのクオリティーを実感いただきたいと思います。
そのDPA Microphonesから、ライブステージで活躍するハンドヘルド仕様のコンデンサーマイクd:factoがデビュー!それを記念して「DPA Microphones 大キャンペーン!」を実施いたします!
対象製品:d:fact、4006〜4017シリーズ、2006/2011シリーズ
期限:2012年11月30日まで
d:fact ¥78,750 ★SE215プレゼント!
業界定番のDPA4011を元に設計されたコンデンサー型カートリッジを採用した、ハンドヘルドマイク。指向性はスーパーカーディオイド。
カートリッジ付近にハンドリングノイズを軽減するショックマウント機構を施し、激しいステージパフォーマンスなどの過酷なライブ SR 環境でもノイズを最小限に抑えます。
ヌケの良い濃密なサウンドはまさしく次世代ハンドマイクとも言える仕上がりです。ステージでライバルに差をつけるならこれ!
★コンデンサーマイクをステージ上で使う際のイヤフォンモニタリングに最適!インイヤーヘッドホン SHURE SE215(¥8,500相当)をプレゼント!
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
4006〜4017シリーズ ¥147,000〜
★DAO4010ケーブル プレゼント!
アコースティック楽器の収録現場で世界標準の4000シリーズが、カプセル交換式となりユーティリティー性を確保して新登場。サウンドクオリティーはそのままに楽器用のリファレンスとしてクリアなサウンドを提供します。
★ 4000シリーズにジャストフィットする、リファレンス・スタンダード・マイクロホン用ケーブルDAO4010をプレゼント!長さ10m、スリムXLRコネクター
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
2006/2011シリーズ ¥73,500 〜
★DAO4010ケーブル プレゼント!
ただのローコストバージョンではありません。4000シリーズにはない中低域の太さを持ち、アコースティックギターのストロークプレイなどは、こちらのほうが向いているのではないかという評価も。新しいDPAサウンドを提供するラインナップ。
★ 2000シリーズにもジャストフィットする、リファレンス・スタンダード・マイクロホン用ケーブルDAO4010をプレゼント!長さ10m、スリムXLRコネクター
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
本キャンペーンは2012年11月30日まで。ご注文お待ちしています!
ご購入はこちらから>>>
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2012/10/26
HDX新規導入キャンペーン!Autumn Massive WAVES Platinumプレゼント!!
Autumn Masiive!!ROCK ON PROが贈るHDX新規導入キャンペーン!!!この機会に今まで感じた事の無い、次世代のPro Toolsサウンドを手に入れて下さい。
発表以来高い注目を集めているPro Tools HDXシステム。1枚のカードでの処理の処理能力は今迄のHD Accelカードの公称4倍。クリップゲイン、ラムキャッシュ、AAXプラグイン等機能の追加、そしてカードごとの最大ボイス数が256VoiceなどHD accelシステムと比較しても非常に協力。スペックが先行している感が有りますが、実際にお使い頂ければ理屈ではないサウンドの向上が本当の開発ターゲットであったことが事がお解り頂けると思います。そして、次世代のサウンドクオリティーにより、一層のイマジネーションが広がるはずです。
そんな、創作意欲をかき立てるHDXが今回、数量限定で、なんと業界標準のWaves Platinum Bundle TDMプラグインをHDX2新規導入の方には、無償で!HDX新規の方も80%OFFの特別プライスでご提供!新規導入時に問題となるプラグインの購入予算をかなり圧縮することのできる、こんなにお得なセットはこの先でないのではないでしょうか!しかも、今ならHD pack 8も付属。新規導入でもプラグインをたっぷり入れた状況で使い始めることができます!!
是非!この機会にご自身の制作環境をブラッシュアップしてみませんか?!
あふれるイマジネーションの旅に出る時が来ました。是非、この機会を利用して新たなステージに旅立ちましょう!!
HDX新規導入Autumn Massive WAVES Platinumプレゼントキャンペーン
◎Promo1 : シリーズ最強のHDX2導入にチャンス到来! HDX2 + OMNIバンドル、HDX2 + HD I/O 8*8*8バンドルのいづれかを新規ご購入のお客様先着限定5名様へWaves Platinum TDM(¥273,000相当)を無償プレゼント!
・HDX2 + OMNI + Waves Platinum TDM
定価¥1,837,500(税込)→先着限定5セット!¥1,564,500(税込)!!
(¥273,000 SAVE!!)
・HDX2 + HD I/O 8*8*8 + + Waves Platinum TDM
定価¥1,932,000(税込)→先着限定5セット!¥1,659,000(税込)!!
(¥273,000 SAVE!!)
※Waves Platinum TDM(¥273,000相当)を無償プレゼントです!
◎Promo2 : HDXシリーズの主力バンドル導入をバックアップ!HDX + HD I/O 8*8*8を新規ご購入のお客様へWaves Platinum TDM(¥273,000相当)を80%OFFの¥57,330(税込)にてご提供!
・HDX + HD I/O 8*8*8 + Waves Platinum TDM
定価¥1,284,150(税込)→先着限定5セット!¥1,068,480(税込)
(¥215,670 SAVE!!)
※Waves Platinum TDM(¥273,000相当)を80%OFFの¥57,330(税込)にてご提供!
※その他のI/Oとの組合せもOK。HDX新規導入の方全てが対象です。
※Promo3との併用は出来ません。
◎Promo3 : HD I/O 1台だけでは少し足りないその入出力、、この際にぜひ充実させてください!
HDX + HD I/O 8*8*8を新規ご購入のお客様を対象に追加2台目のHD I/Oを大幅値引き!
・HDX + HD I/O 8*8*8 + HD OMNI
定価¥1,286,250(税込)→¥1,147,650(税込)
(¥138,600 SAVE!!)
※2台目のHD OMNIを50%OFFの¥137,550でご提供!!
※Promo2との併用は出来ません。
・HDX + HD I/O 8*8*8 + HD I/O 8*8*8
定価¥1,378,650(税込)→¥1,231,650(税込)
(¥147,000 SAVE!!)
※2台目のHD I/O8*8*8を40%OFFの¥220,500でご提供!!
※Promo2との併用は出来ません。
◎Promo4 : HDX新規導入時にMacProを同時にご購入いただいたお客様には
安心の3年延長保証を得られるAppleCareをプレゼント!!この機会に、システム一新を!!是非ともご検討ください!!!
※他プロモとの併用可能!
※HDXとMacProの新規での同時購入時に限ります。
実施中のHD Pack 8プレゼントキャンペーンと併用可能です!!この機会にプラグインをタップリと手に入れて快適、高音質のHDX環境を入手ください!!!
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2012/10/25
Inter BEE 2012で皆様をお待ちしております!
今年もInter BEE(国際放送機器展)の季節がやって参りました!
国内最大規模の映像・音響機器展となる秋の恒例行事、業界最大!秋の大遠足@幕張!
昨年はラウドネス運用についての各講演など運用開始が迫るタイミングとも重なり、弊社ブースでも全国各所から多くのお客様をお迎えさせていただきました。
中でも、関係各社様のご協力のもと作成された「Proceed Magazine」は旬のトピックスである、ラウドネス運用を大フューチャー。会場の各所で無料配布させていただき、沢山のお客様からご好評をたまわりました。
そして今年もROCK ON PROでのブース出展をいたします!
もちろんProceed Magazineも会場での無料配布に向けて最新号を鋭意準備中です!
Inter BEE会場での最新情報、トピックス、注目の製品などなど、このホームページでも随時お知らせしてまいりますのでご期待下さい!
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2012/10/20
Pro Tools 10.3.2リリース
Pro Toolsの10.3.2がリリースされました。下記のバグフィックスの含まれたバージョンとなります。10.3へバージョンアップをされたお客様はご利用頂ますようお願いいたします。
Pro Tools 10.3.2 情報&ダウンロード
http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Download?id=kA240000000L06N&lang=ja
・インストール方法
Pro Tools/Pro Tools HD 10.3.2 はフル・インストーラーです。古いバージョンのPro Toolsを事前にアンインストールしたうえで、Pro Tools 10.3.2 のインストールをお願いします。
Pro Tools 10.xとPro Tools HD 10.xのインストーラーは同一となります。インストーラーに違いはありませんが、オーソライズ時にソフトウェアを識別します。
インストール方法の詳細は Pro Tools 10.3 インストールガイド(各国語版) の日本語ページをご参照ください。
・Pro Tools 10.3.2での修正点
・HD Native Thunderbolt now works correctly with Core Audio. (PTSW-172845)
・Automation breakpoints are no longer added unnecessarily when editing clips with Automation Follows Edit turned on.
(PTSW-173028)
・Automation overlaying audio that is then processed using the Strip Silence command is kept intact. (PTSW-170804)
・Very large files exported to Interplay will not be quarantined. (PTSW-154522)
・Web Services hostname / IP address is now remembered between Send to Playback exports. (PTSW-172334)
・The “Capture Selection” function in Beat Detective now captures the correct end time based on the selected note resolution
instead of actual transient location. (PTSW-172978)
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2012/10/20
DPA d:facto発売決定!DPA4000のカプセルを使用した至高のハンドヘルドマイクロフォン
リファレンスマイクの雄、DPAが遂にライブパフォーマンス用のハンドヘルド・コンデンサー・マイクロフォンを発売。フラッグシップであり、世界中のエンジニアが愛用する「DPA 4000シリーズのカプセルを元に開発された」という部分でしょう。その音質に期待が高まるのは必然的なものだと思います。
発売日:10月26日
価格:オープンプライス(史上想定売価¥78,750)
先行予約受付中!!!
このマイク、最大の特徴はDPA 4000シリーズの系譜となる単一指向カプセルを搭載したハンドヘルドマイクであるということ。ハンドヘルド化するにあたり、ハンドリング・ノイズに対しては、ショックマウント構造を取ることで対策を。吹かれに対しての対策もこだわり、グリルの中にメタルのウィンドスクリーンを仕込むという3重のプロテクショングリッド構造で、手のこんだものになっています。
ハンドヘルドということで、近接効果を考え低域のロールオフと高域のブーストのあるパターンを持ち、ステージ上ではフラットなサウンドを捉えられるよう工夫がなされています。
そして、最大音圧レベルは157dBとなっており、様々なソースに対しての集音が可能となっています。もちろん、楽器に対してもワールド・スタンダードとも言える4011を元に開発されているため問題なく使用が可能。ボーカル専用としてだけの利用では、もったいないかもしれません。5年の保証空も高い耐久性に対してのメーカーの自信が伺えます。ワンランク上のサウンドをライブステージに持ち込むd:facto。是非ともチェックください。ROCK ON PROでは発売と同時に店頭に展示機を導入し、皆様に試していただけるように準備をさせていただきます。
ご購入はこちらから>>>
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2012/10/12
MAGMA ExpressBox 3T、HDX検証完了しました!!
たいへんおまたせしていましたMAGMA ExpressBox 3T。やはり、皆様の注目は、このシャシーでAVID Pro Tools HDXが動作するかというところでしょう!ROCK ON PROでは、早速デモ機にHDXのカードをインストール、検証実験を行いました!!!
カードのインストール自体は、回りの空間に余裕のある分MacProよりも簡単。サクッと挿すことが出来ました。
電源ケーブルは、MacPro用に付属しているものではなく、Windows PC用のケーブルを使用すると、特別な変換など必要なくそのまま挿すことができました。
準備も出来たの早速電源投入。LEDが光ることを確かめ、次のステップとなるPCとの接続に。
大げさに書いていますが、実際はThunderboltケーブルを挿して終わり。USB HDDなどを接続するのと何ら変わりない手軽さに、逆に引いてしまいます。
接続完了!!Macを立ち上げると、何も問題なくあっさりとHDXを認識。Pro Toolsを起動するとHDX環境が立ち上がりました。
MacBook ProでPro Tools HDXが動作するこの光景は衝撃的ではないでしょうか?
スタジオ据付のハイエンドシステム。モバイルシステムの構成は難しいと思われていたPro ToolsのフラッグシップHDXシステムがたったこれだけの機材で動いてしまいました!!!
数日に渡り連続再生、簡単な編集など行なってみましたが、特に挙動の乱れも見られず、何事もなかったかのように動作しています。店頭で展示していますので、ご興味のある方はぜひとも御覧ください!!!
MAGMA ExpressBox 3T ¥134,400
ご購入はこちら>>>
※こちらの商品にThunderBolt Cableは付属しません、別途ご購入ください。
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2012/10/12
SSL新製品!遂にVPRに参入しました。まずは、E-Series EQ & COMPの登場!!スタートダッシュキャンペーンスタートです!!!
Solid State Logicから遂に登場です。VPR Alliance互換のE-Series EQ & COMPモジュールが登場。ランチボックスなどを利用して、APIのEQとSSLのEQ、NEVEのPreが入った、夢のアウトボードが完成します。X-Rackシリーズのラインナップからの移植が進行することに期待が膨らみます。SSLのラインナップの中でも特に人気の高いE-SeriesからEQとCOMPを移植。EQは"ブラウン"ノブモードを搭載。CompはSSLの特徴でもある"Over-Easy"を搭載し数多くの名盤を生み出したSolid State Logic 4000Eのサウンドを生み出します。11/10迄の期間限定で、スタートダッシュキャンペーンを開催中!!是非ともラインナップの充実を見せるVPRの導入をこの機会にご検討ください!!
E-Series Dynamics Module for 500 Series racks
定価¥89,000>>スタートダッシュ価格¥79,800(税込)
オリジナルのSL611Eシリーズチャンネルモジュールを再現したコンプレッサー/リミッター、エキスパンダー/ゲートモジュールです。
ゲインコントロールはオリジナルと同様に完全に独立したクラスAのVCAチップを使用しています。また、コンプレッサーはスイッチ切り替えにより通常のログカーブよりもリニアなカーブのリリース特性を持つ“Over-Easy”のタイプも選択できます。つまり、ひとつのコンプレッサーで3種類のそれぞれに独特で音楽的なサウンドを選ぶことができます。
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
E-Series EQ Module for 500 Series racks
定価¥89,000>>スタートダッシュ価格¥79,800(税込)
1979年から1987年に生み出されたコンソールに実装されていたタイプの異なる2つのEQを搭載しています。
それぞれのEQは独特のレスポンスカーブとキャラクターを持っており、LFポットのノブの色で違いを表していました。そこから2つのEQはそれぞれ“ブラウン”、“ブラック”と呼ばれるようになり、よく知られることとなりました。EシリーズEQモジュールは、数多くのプロデューサーに愛されてきたこれら2つのEQサウンドを、スイッチで切り替えて使用できます。
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
メーカーリンク(英文)>>>
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2012/10/05
Pro Tools 10.3.1リリース〜バグフィックス版が登場〜
AVIDより、Pro Tools 10.3.1がリリースされました。先日のMountain Lion対応の10.3に対する、バグフィックスバージョンとなります。10.3をお使いの方は、こちらのパッチをご利用下さい。
対応バージョン
Pro Tools 10.3.1は、以下のシステムに対して正式対応/推奨されるアップデートです:
・Mac OS X 10.6.7-10.7.4, 10.8* または Windows 7 SP1 上のPro Tools システム
・Mac OS X 10.6.7-10.7.4, 10.8* または Windows 7 SP1 上のPro Tools|HDXシステム
・Mac OS X 10.6.7-10.7.4, 10.8* または Windows 7 SP1 上のPro Tools|HD Nativeシステム
・Mac OS X 10.7.4または,10.8* 上のPro Tools|HD Native Thunderbolt システム
・Mac OS X 10.6.7-10.7.4, 10.8* または Windows 7 SP1 上のPro Tools|HD Accel システム
*Mac OS X 10.8 は Nehalem (4,1) 以降の Mac Pro のみをサポート
OS10.8 Mountain Lionにおいて、いくつかのオーディオインターフェース用のドライバーは現時点でサポートされておりません。Mountain Lion OSとの互換についての詳細はこちらをご参照ください。
Pro Tools 10.3.1 リードミーおよび追加情報
これらのドキュメントにはPro Tools 10.3に関する重要な互換性に関連する情報、同バージョンにおける既知の問題、エラーコードなどが含まれます:
・Pro Tools 10.3.1 Read Me - Mac (英語版/PDF)
・Pro Tools 10.3.1 Read Me - Windows (英語版/PDF)
・このバージョン10.3.1において、オートメーションにおける変更の影響により、「編集位置からオートメーション」オプションをONにした状態でクリップを移動すると、クリップのオリジナル位置の最初と最後にブレイクポイントが追加される場合があります。Avidはこの問題の修正作業中です。この問題の詳細および対処方法はこちらをご参照ください。
・Mac用のAvid Virtual Instruments installer はOS X 10.8(Mountain Lion)のGatekeeper機能対応のためにバージョン10.3へアップデートされています。Windows版は以前と同じバージョン10.0のまま変更はありません。
重要!!Pro ToolsシステムをOS 10.8へアップグレードする場合
Pro ToolsのインストールされたシステムのOSを10.8へアップグレードする際にはこちらの重要な情報を御確認下さい。
Pro Tools 10.3.1ダウンロードは、こちらから>>
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2012/09/28
MAGMA ExpressBox 3T!!ついに出荷開始です!!!
待望のHDX対応をうたったThunderbolt - PCIe変換ボックス。MAGAM Expresds 3Tがついに出荷開始です!!!注目の価格は、¥128,000(税別)この価格で、3SlotのPCIeが手に入るのであれば導入効果も抜群。ROCK ON PROでは、いち早くこの商品をデモ機として入手し実記検証を独自に行う予定です!!お楽しみに!!!予約受付、早速開始しております。是非ともお問い合わせください!!!
MAGAM Express 3T ¥128,000(税抜)
ご注文はこちらから>>
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2012/09/27
Pro Tools 10.2 日本語版マニュアル完成!!
大変おまたせいたしました!!!やっとPro Tools 10用の日本語マニュアルが完成!!ダウンロードが始まりました。
Audio Plug-Ins Guide
HEAT Option Guide
Pro Tools Avid Interplay
Pro Tools Reference Guide
最新機能から、新しく追加されたChannel Strip迄、網羅された最新マニュアルです!!是非ともご参考ください!!
ダウンロードは、こちらから>>>>
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2012/09/20
Waves Diamond 半額バンドル!!HD Native Thunderbolt登場記念キャンペーン!!
限定数到達しました!ご好評いただきありがとうございます!
遂にAVIDからThunderbolt接続のAudio Interfaceが遂に発売開始!!しかもPro Tools HD Native同等の機能にヘッドフォンアウトを備え、完全プロ仕様との互換性を備えたハイエンドソリューションとしての登場となりました。HDXと全く同じI/Oの使用が可能なプロダクトとして高い人気を誇るHD Native。それが遂にThunderboltを手に入れたことで、iMac、MacBook Proなどでの使用も可能です!登場を記念して業界標準WAVES Diamond Nativeを同時購入で50% OFF!!是非ともこの機会にシステムをブラッシュアップしませんか!!
★ 先着5セット限定 WAVES Diamond Nativeが50%OFFの¥144,900!
・HD Native Thunderbolt + HD Omni + WAVES Diamond Native(50%OFF)¥749,700→¥604,800
・HD Native Thunderbolt + HD IO 8×8×8 + WAVES Diamond Native(50%OFF)¥841,050→¥696,150
★ MacBook Pro、iMacバンドルにも先着5セット限定でWAVES Diamond Nativeが50%OFFの¥144,900!
・HD Native Thunderbolt + OMNI + MacBook Pro Retina 2.6/16GB + Diamond Native(定価50%OFF)¥860,000
・HD Native Thunderbolt + 8×8×8 + iMac 21.5′/2.7GB/16GB + Diamond Native(定価50%OFF)¥855,000
HD インターフェースを利用した、スタジオ互換クオリティーの制作環境をモバイル!!!
憧れのHDインターフェースをiMac、MacBook Proなどの環境で利用できるようになった、Pro Tools HDシステムにとって初のプロダクト。これはレコーディングシステム自体の大きな変革期にThunderboltが第一歩を踏み出したということを証明します。スタジオ機材をモバイルできるシステムが今まさに誕生したということでしょう。この小さなボックス1台で、最大4台のインターフェースが使用でき、最大64chのIN/OUTが可能。オーケストラの録音にも耐えるキャパシティーです!もちろん業務で必要となるSYNC HDとの接続も確保され、隙の無いシステムに仕上がっています。
プリプロからHD!Native最速のレイテンシーを用い、プリプロから本チャンまで、いつでもどこでもHDでレコーディング!!!
Native最速と言われるHD Nativeはレコーディングから大活躍!トラッキングからテイク選びまで一台のマシーンで全てを完結させ、プロジェクトのシンプル化をもたらします。(※ここに大きな意味があります!)大きなプロジェクトほどファイル管理が膨大になりがちですが、ノートとI/Oだけをひょいと自宅からスタジオまで持ち運べるHD Native Thunderboltは、レコーディングに革新をもたらすことでしょう!
外部スタジオ、リハスタへの持ち出し、ロケ先への持ち出しはもちろんのこと、特殊な残響成分をもつ建物や、自然環境でのレコーディングなどなど、録る場所をクリエイターが選択できることはワークフローにおける大きなアドバンテージです。いまレコーディングがスタジオワークというフィールドから解き放たれ、そのスタイルが自由に拡がっていきます!
もちろんソフトウェアはProTools10 HD同梱となり、通常のProTools10+CPTKオプションの導入が約25万円必要である事を考えればこのコストパフォーマンスは抜群です。また、Thunderboltユニット部分にはヘッドフォン端子が用意されており、2UタイプのHD I/O使用にあたってもプラスアルファの投資も必要なく上質なヘッドフォンモニタリングが可能です。
HD Native導入のメリット
HD Nativeの魅力は、HD Omni、HD I/Oに代表される完全業務クオリティーのインターフェースによる音質。そしてスタジオとの、サウンドキャラクターの高い互換性です。
実際の使用において、AVIDがNative最速と謳うように、レイテンシーの低さも大きな魅力となっています。
自宅スタジオなどでの作業の中心となるオーバーダビング。その時に気になるのはレイテンシーの存在です。これはシビアな録り直しをしている時ほど気になるものです。
Audio Interfaceの中でも速いと言われるAPOGEE SYMPHONY よりも更に短く2ch限定であればHDXシステムに肉薄するスループットレイテンシーを実現します。実測値として、96kHz時にHDXでは0.7ms、HD accelでは0.96ms、HD Nativeシステムでは1.7msという実証値がメーカーより提示されています。これは、十分に実用に堪えるものと思います。音距離にしておよそ56cm。余程のことがない限り問題となることはないでしょう。言い換えれば、ドラムのマルチマイクのカブリのディレイよりも短いということになります。
◎価格
至れり尽くせりのこのプロダクト、Rock oNでは発売を記念して必携プラグインアイテムWAVES Diamond Nativeとのバンドルプランを初め、MacBookProやiMacバンドルをご用意しました!
Avid Pro Tools HD Native Thunderbolt
★ 先着5セット限定 WAVES Diamond Nativeが50%OFFの¥144,900!
・HD Native Thunderbolt + HD Omni + WAVES Diamond Native(50%OFF)¥749,700→¥604,800
・HD Native Thunderbolt + HD IO 8×8×8 + WAVES Diamond Native(50%OFF)¥841,050→¥696,150
★ MacBook Pro、iMacバンドルにも先着5セット限定でWAVES Diamond Nativeが50%OFFの¥144,900!
・HD Native Thunderbolt + OMNI + MacBook Pro Retina 2.6/16GB + Diamond Native(定価50%OFF)¥860,000
・HD Native Thunderbolt + 8×8×8 + iMac 21.5′/2.7GB/16GB + Diamond Native(定価50%OFF)¥855,000
★ MacBook Pro、iMacバンドルのアップグレードキット版、こちらも先着5セット限定でWAVES Diamond Nativeが50%OFFの¥144,900!
・Digi 002 / Digi 003 / MBox pro(3rd) to HD Native Thunderbolt + OMNI + MacBook Pro Retina 2.6/16GB + Diamond Native(定価50%OFF)¥768,000
・Digi 002 / Digi 003 / MBox pro(3rd) to HD Native Thunderbolt + 8×8×8+ iMac 21.5′/2.7GB/16GB + Diamond Native(定価50%OFF)¥763,000
★ I/Oで選べるバンドルセット、通常価格はこちらです
・HD Native Thunderbolt + HD Omni ¥459,900
・HD Native Thunderbolt + HD IO 8×8×8 ¥551,250
・Pro Tools HD Native Thunderbolt + HD I/O 16×16 Analog ¥643,650
・Digi 002 / Digi 003 / MBox pro(3rd) to HD Native Thunderbolt + HD omni ¥367,500
詳しいスペック&在庫状況はこちら!
※Rock oN Company限定コラボ、M’s Lerning Center「60min Lesson Ticket」(¥5,000相当)をプレゼント!
Protoolsプライベートレッスン、Protools 101取得レッスン、Sibeliusプライベートレッスンなど充実の内容。これから始める方、さらに極めたい方に最適です。
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2012/09/19
Pro Tools 10.3リリース。早くもMountain Lionへの対応を果たしました。
Mountain Lion(Mac OS10.8)&HD Native Thunderbolt対応のPro Tools最新バージョン10.3がリリースされました。一部の機種への限定対応ではありますが、早くもMountain Lionへの対応を果たしました。お手持ちのシステムに対応しているのか、ご確認の上、お使いいただきますようお願いいたします。
Mac OS X 10.6.7 - 10.8*またはWindows 7 SP1上のPro Tools
Mac OS X 10.7 - 10.8*またはWindows 7 SP1上のPro Tools|HDX
Mac OS X 10.6.7 - 10.8*またはWindows 7 SP1上のPro Tools|HD Native
Mac OS X 10.7.4 - 10.8*またはWindows 7 SP1上のPro Tools|HD Native Thunderbolt
Mac OS X 10.6.7 - 10.8*またはWindows 7 SP1上のPro Tools|HD Accel
*Mac OS X 10.8 は Nehalem (4,1) 以降の Mac Pro のみをサポート
また、ご使用中のシステムをMac OS 10.8へアップグレードの際は、こちらの情報をご確認の上、記載の手順に従いアップグレーをを行なっていただくようお願いいたします。
Create a backup/clone of your system drive for safety.(安全のためにシステムバックアップをとってください)
Run a clean uninstall of Pro Tools and any other Avid products.(Pro Tools及び、全てのAVID製品のクリーン・アンイストールを行なってください)
Install Mac OS X 10.8.(Mac OS 10.8をインストールしてください)
Install Pro Tools 10.3 or later, and then any other Avid software (such as Media Composer 6.5 if running a co-install).(Pro Tools 10.3をインストールしてください、その他のAvid製品も同様に再インストールしてください)
AVID Pro Tools 10.3のダウンロードは、こちらから>>>>
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2012/09/11
AVIDプラグイン店頭発売再開!HDXの必需品を入手しやすくなりました!
販売が、web StoreのみとなっていたAVIDプラグインですが、遂には店頭発売再開です。HD Pack等で標準品的に付属していた商品も多くありHDXの新規後購入時にお問い合わせを受けることの多いこれらのプラグイン。今後は、ROCK ON PROにお問い合わせください!!!
パッケージは3つ。それぞれにカテゴライズされた3グループのうちの一つをオーサライズ出来るプリペイドカードのような状態でのご提供となります。
・Audio Plug-in Activation Card, Tier 1 ¥9,100
・Audio Plug-in Activation Card, Tier 2 ¥27,500
・Audio Plug-in Activation Card, Tier 3 ¥45,800
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2012/09/07
HD Native Thuderbolt発売!!!
本日から始まるIBC 2012でAVIDからHD Native Thuderboltが発表となりました!!!AVID初となるThunderbolt接続でのInterface。HD Native PCIeと全く同等の機能を持ち、ヘッドフォンアウトを備えます。価格も、PCIeと同価格とのことです!!!
HD Native Thunderbolt
・HD Native TD + HD Omni ¥459,900(税込)
・HD Native TD + HD IO 8×8×8 ¥551,250(税込)
・00x/MB pro to HD Native + HD omni ¥367,500(税込)
続報、お待ちください!!!
詳細Rock oN Reportはこちら>>>
ご購入、ご予約は、こちらから>>>
詳細は、メーカーHPを御覧ください>>>
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2012/09/05
半期決算大セール! 『展示品処分 Super Priceで買うならこの1台!!』 GENELEC 8260A編
遂に始まった、半期決算セール。その特選商材の中から、ROCK ON PROでオススメする1台を徹底レビュー。
◎GENELEC 8260A 店頭処分品 ¥698,000
Genelecの3way最新作でもある8260A。今までの技術の集大成とも言える8000シリーズのフラッグシップ・スピーカーです。スコーカーとツイーターを同軸配置した優れた定位と、ボディーサイズからくる豊かな低域はラージモニターの置き換えとしても十分に能力を発揮できることでしょう。この展示機をPairでなんと¥698,000という大特価でのご提供です。
迫力ある、量感あるサウンドでモニターしたい方、Genelecらしい、きりりと引き締まったサウンドエッジにより、フォーカスがボケずに充実した作業環境を手に入れることが可能です。このモデルは、AutoCalと呼ばれるGenelec独自のスピーカー補正技術を搭載しており、部屋に合わせてのチューニングも可能。このサイズだと飽和してしまうような狭い空間でもその能力を発揮できるようになっています。
ワンランク上のモニタースピーカーをお探しの方に是非ともおすすめしたい!!Genelecの次世代型3-Wayモニターです!!
GENELEC 8260A詳細レビュー記事ははこちらから>>>
その他の半期決算大セール「第一弾 展示品処分」の商品リストはこちらから>>>
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2012/09/04
半期決算大セール! 『展示品処分 Super Priceで買うならこの1台!!』 QUANTEC YARDSTICK 2496編
遂に始まった、半期決算セール。その特選商材の中から、ROCK ON PROでオススメする1台を徹底レビュー。
◎QUANTEC YARDSTICK 2496 店頭処分品 ¥248,000
1980年代にリバーブとして、Lexiconと人気を分けた玄人好みの「QRS」。その後継機がこちらのYardstick 2496です。メーカーがリバーブと呼ばずにRoom Simulatorと呼ぶあたりにこだわりが見えます。「空間を作る」という視点から徹底的にこだわりぬいた残響生成装置がこのQUANTEC YARDSTICK 2496です。
Lexiconとも、T.C.elctronicとも違う。もちろんAltiverb等のコンボリューションとも違った、あくまでも自然な空間の演出を行えるのが特色。
こだわりは他にも。耳で聞いているサウンドは、LR両チャンネルのソースが直接音として届いているはず。という考えのもと、RをLに、LをRに意図的にクロストークするということも特徴の一つです。接続はAESとなり、デジタルのまま処理することで、高いS/Nを獲得。テイルまで美しい響を得ることが可能です。
空間系の音響作品にはもちろんですが、響により、空間を再現したい場合には、絶大な高価を発揮します。店頭でのデモも可能です。是非ともご確認をお願いします。
QUANTEC YARDSTICK 2496の詳細レビュー記事はこちら>>>
その他の半期決算大セール「第一弾 展示品処分」の商品リストはこちらから>>>
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2012/09/03
半期決算大セール! 『展示品処分 Super Priceで買うならこの1台!!』 Musik RL901K編
遂に始まった、半期決算セール。その特選商材の中から、ROCK ON PROでオススメする1台を徹底レビュー。
◎Musik Electronic Geithain RL901K 店頭処分品 ¥698,000(1本)
Rock oN Company店頭でもお馴染みのMusikのフラッグシップ・スピーカーRL901K店頭処分大特価です。38cmのウーファーから響く低音は、量感高く感じ取ることが出来ます。これは、スタジオの埋め込み型ラージモニターにも匹敵するものです。中高域に関してもMusikこだわりの同軸配置により位相差なく、定位がしっかりとフォーカスします。余裕のある低域と輪郭のしっかりとした中高域、そして位相の良さにより、ミックス時の迷いから開放されます。
解像度と低域の量感を両立した、ラージモニターの稀有な存在。日本でもモニターにこだわりのある方は、価格度外視でお選びいただいている憧れのスピーカーです。今回ご提供の店頭展示機は、特注カラーのBirdseye MapleのNatural仕上げ。ギタリストならばお馴染みですが、高級ギターの指板に使用されることの多いこの素材を仕上げに利用しています。また、色もNatural Woodの無垢の仕上げで、大きなスピーカーですが存在感が重たくならずにお部屋にマッチすることと思います。
常設で展示されている商品となりますので、ご来店頂ければいつでも御視聴可能。是非ともご検討頂ければ幸いです。
その他の半期決算大セール「第一弾 展示品処分」の商品リストはこちらから>>>
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2012/08/31
半期決算ROCK ON PRO店頭処分品Special Pick UP
やって来ました半期決算の季節!!!第一弾は、店頭処分品大放出!!!ありえない価格での大特価品が目白押しです!!その中からROCK ON PROセレクトの特選品をご紹介いたします。
◎Fairlight Xynergi System 店頭処分品 ¥698,000
業界標準のDAWとして高いシェアを誇るFairlightの最新機種CC-1 Xynegiシステムを店頭展示機処分で大特価にてご提供!!!Host PCを含めた完全ターンキーシステム。MXF,QDC等のシステムのサポートが打ち切られた今こそ、CC-1 Xynergiの存在が光ります。マルチトラックミックス機能、プラグインの利用、そして映像再生エンジンPyxisとの融合等、数え切れないメリットを提供します。
最新のFairlightシステムをこの機会に入手ください。不空に新品を購入したら500万は下らないDAW界のロールスロイス。圧倒的な安定度と高い操作性は他の追従を許しません。完全1台のみの限定特価となります。先着順ですので是非ともご検討願います。
Fairlight Xynergi System
・Host PC
・Crystal Core(CC-1)
・Xynergi
・SX-20
※搬入・設置・調整等は、別途お見積となります。
Xynergiの詳細レポート<2008.5.20記事>
◎Ardis Technologies DDP 8D 4TB 店頭処分品 ¥99,800
衝撃の国内登場から早くも2年。ROCK ON PROと共に活躍してきた店頭展示のDDP 8D 4TBモデルを衝撃価格てご提供。Pro Toolsフルサポートの共有ストレージとして高い高速性を持つDDP。こちらも機種でもその高速性を実感可能です。完全1台限りの大特価!!!
※搬入・設置・調整等は、別途お見積となります。
※メーカ提供の年間保守契約への加入をオススメいたします
DDPの詳細レポート<2011.1.20記事>
◎AJA IO HD 店頭処分品 ¥198,000
Video Interface業界のビッグネームであるAJAのポータブル・インターフェース・ラインナップ。IOシリーズのフラッグシップIO HDが店頭処分品リストに遂に登場!!!FW800接続でProRes 422のハードウェアデコーダー搭載そして、Full-Resolutionでの出力が可能という、可搬性と性能を兼ね備えた唯一無二の存在。Final Cutユーザーならば是非ともご購入をご検討ください。現行品ですので、ドライバー等のアップデートも継続されています。まだまだ、バリバリ現役でいける1台です。
AJA IO HDの詳細レポート<2007.9.8記事>
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2012/08/17
導入レポート/株式会社タムコ様
高密度オーディオ、24bit/96kHz 録音へのニーズ
近年様々な機材の進化とともに、ニーズの高まりを見せる24bit/96kHz でのLive Recording は、多チャンネルかつ複雑なマトリックスを扱う現場にとっては、慎重に対処しなければならない問題だ。導入までの経緯としては、通常48KHz で録音を行なっているMacPro の内蔵HDD 3台に対して高い負荷での実験を行った。「R-3」中継車のメインミキサー「StageTec Aurus」のミキサーモデルを96KHz 仕様に変更しマイクスプリットした回線をStageBox と直引きで中継車まで引き込み録音を行った。24bit/96Khz においてメーカー推奨の48Track を大幅に超える90Track という負荷のかかる状況下、いくつかの課題が残ったがシステムとしての動作は確保され、収録を完了することが出来た。 特筆すべきはそのサウンドで、お客様からも『これはイイ!、次のレコーディングも96kHz で録音をしたい!』とオファーを受けるほどの高評価。これだけの、オファーがあるのであれば冗長性と安定性を確保したこの録音環境を取り入れるべきではないか。そんなタムコ様の進取の心意気が今回中継車へのサーバーソリューション導入のきっかけとなった。
長期・長時間ランニングテストによる冗長性と安定性の検証
タムコ様内部でも、ミッションクリティカルなサーバーへのご興味は高まっていらっしゃった様だ。しかし、Pro Tools システムでの録音を完遂することの出来るシステムが無かったことから、実際の導入までは至っていなかった。ライブ録音という特殊性を踏まえ、今回ROCK ON PRO と共に数ヶ月に及ぶ実地検証、ランニングテストを行なった。前述の通り、中継ライブ録音に置いては、絶対に、複雑なマトリックスで排出されるサウンドを多チャンネルで「途切れること無く、失うこと無く」記録することが求められる。まさに、高負荷な環境での冗長性と安定性の確保が求めれる。 具体的には、ホール・アリーナ規模のコンサートでは90 本前後のマイク回線を扱い、リアルタイムにそれぞれランダムアクセスを行いながら1つのデータ欠損をする事も無く書き込みを行う必要がある。1回でもバッファアンダーランを起こせば、Pro Tools は強制的にエラーを返しレコーディングを止めてしまう。従来のPro Tools にとって非常に高いハードルだ。 そこでランニングテストでは、1ヶ月に渡り耐性チェックのテストとバグの洗い出しをPro Tools 9 @ 24bit/96kHz の限界である最大値211 分までの追い込みを繰り返し行った。メーカー認証サーバーにとっても高いハードルであったが、クリティカルな現場でその能力を実証するいい機会にもなった。
認定されたネットワークサーバー2機種
ランニングテストの結果、遂に2台のサーバーが採用された。「SNS 社/EVO」と「Ardis 社/DDP24SSD」。SNS 社EVO はPro Tools 用のファイルサーバーとしての導入実績もあるHDD RAID モデル、また一方のArdis 社のDDP24SSD は非常に高速なSSD 採用のモデル。それぞれに特長を持つ2台を導入することによりお互いのウィークポイントを補完。もちろん2 台体制での運用で、冗長性を更に確保することも目的だ。常に並列での作業を行いバックアップ体制を整えている。
ネットワークサーバー導入による更なるメリット
ネットワーク化された高速なストレージの導入で、波形のレンダリング時間の短縮が実務としては非常に大きいとコメントをいただいた。録音を停止後、波形のレンダリングに、45 分程度かかっていた作業が15 分程度で完了する。撤収への時間短縮に効果を発揮している。更には、録音をしながら、バックグラウンドでお客様用のコピーを取るといった作業も可能となり、複数の出演者が登場するステージでは、効率化に一役買っている。
今回、現場への投入はすでに2011 年の年末から始められ順調に稼働中である。高品位な記録が可能になったことから、24bit/96kHz 音声が収められるBlu-Ray のパッケージ等にも品質を保って納められる機会が出てきた。ライブ映像の高品位だけでなく、今回の音声によっても空気感までをもダイナミックに再現し、異次元の迫力が話題になっているそうだ。FOH コンソールは48kHz のスペックとなるが、この段階で録音の違いがはっきり聴き取れるとなると次世代のSR コンソールでは96kHz 対応が当然のように登場し、スタジオのみならずSR の現場でも高解像度の収録が標準になるかもしれない。Pro Tools もVer10 へ進化しよりエンタープライズに向けた発展を遂げている。映像も4K 等の標準化がすすんでおり、トータルで見た将来の現場を占う大きな転換点とも言える今回の導入事例となった。ネットワークドライブの特性を生かしたクラウド転送なども将来的にあり得る。今後のタムコ様のレコーディングイノベーションから目が離せない。
取材協力:株式会社タムコ 伊藤功史/ 椿井光一/ 石井輝雄
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2012/08/17
導入レポート/株式会社ヌーベルバーグ様
システムアップのコンセプト
スタジオデザインのテーマはずばり「サウンドクオリティー」。核となるその重要部分に、集中投資し最高のサウンドを手に入れた。ワークフローにおいて、本当に必要なモノは何か、またそのサイズや操作性は、質は、様々な問いが繰り返されたように思える。入り口から出口まで、既成概念にとらわれないサウンド品質重視のプロダクトセレクトが行われている。操作性やビジュアル的な質感も、ゼロから検討され、最適なサイズ、質感、機能に絞り込まれた。一方、効率性や接続性も深く考慮されAVID Video Stellite を取り入れPro Tools HDX システムとのシームレスな環境を実現し将来ISIS5000によるワークフローが確立される予定だ。
こだわりの機材セレクト
音の出入口のアナログ部分の機材セレクトはこだわりと広い視野に基づいて行われている。マイクには、この分野では珍しいBlue/Mouse とBrauner/Phanthera をセレクト、そしてマイクプリにはSym proceed/SP-MP4 の採用によりトランジェント特性に優れた入力段を構成している。Blue Mouse は音質もさることながら、カプセル部分が回転するためモニターの邪魔をせずに、的確に口元を狙えるのでナレ録りに最適とのことだ。MicPre となるSP-MP4 に関しては当初そのデザイン性の高さにも惚れ込んでいたのだが、そのサウンドもデザイン同様切れの良い音質とMA に最適な機能性も備えているとのことだ。そして、最終のラージモニターだがなんとB&W 802D を採用された。業務、民生両方でも高い評価を受けているこのモニターは、入力段の品質を余すところなくモニタリングすることが出来る。
ProTools HDX を中心としたノンリニア編集へ
システムの中核は、最新Pro Tools HDX ソリューション。HDX SYSTEM に進化し、より業務運用に最適化されたPro Tools をこのタイミングで導入し、次世代のサウンドと機能を手に入れている。そのHDX をコアとしたVideo Satellite システムはAVID ISIS5000 に繋げられ、近い将来には編集室とサーバーを利用したファイルベースシステムをワークフローとして採用する予定だ。まだまだ、TAPE ベースの映像素材管理でリニア編集が中心ということだが、ノンリニアの編集室の新規開設とともにMA4 は一気にファイルベース・ワークフローを実践する意向だ。今後の作業環境の変革と作業効率化が、ワークフロー自体に変化をもたらし継続的な進化を可能するように思われた。将来展開されるMAM(Media Asset Management) へも向けて様々な思案を、行なっているとのことだ。
作業効率を向上させたデジタルデバイス
Video Satellite の採用は3月にフルオープンした渋谷スタジオに続き2件目。CPU 進化やソフトの最適化よりレスポンス改善し好評とのこと。HDX システムも業務に最適化されたその進化やレスポンスの良さを実感されているとのことだ。たとえば、Fairlight を使用していたエンジニアからみると、Clip Gain の機能はまさに待望のバージョンアップとのコメント。デスク周りで最も目を引くのは、YAMAHA DM2000 に変わって導入されたAVID Artist Mix だ。Phase2 に進化したEuCon が、Pro Tools との更なる親和性を確保したことで業務クオリティーへと成熟した。操作性の向上を著しく、驚きを持って受け止めており、特にフェーダーの動きはリニアでスムース。このコスト帯のサーフェースとしては、スペースファクターも含め魅力的な製品だとのこと。余談だが、このArtist MIX はスタジオ内で人気で、他の部屋に持ち出されることが多々あり、その機動力も困ったものだいうエピソードも聴かせて頂いた。実質主義のテレビMA 現場では真に必要なモノが問われており、ラージコンソールを中心としたシステム構築に一石を投じるエピソードでもある。
既成概念にとらわれない、ヌーベルバーグMA4。今後の進化をも予見させるコンセプトが実現されている。ゼロから考えられた新デザインMA は、予算を集中すればクオリティと効率を両立したシステムアップが可能である事を感じさせた。さらなる進化と高密度、高品位化を見せるデジタルワークフローにおける新たなるスタートポイントが今起動した。
取材協力:株式会社ヌーベルバーグ 岡本様、森様株式会社ラフト 高橋様株式会社朋栄共信コミュニケーションズ株式会社
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2012/08/17
HDX新規購入で、HD packを手に入れろ!!〜限定数量でのSpecial Offer〜
AVID Pro Tools HDX新規導入の方に数量・期間限定でHD Packをプレゼント!!メーカー在庫限りのSpecial Offerです。総額140万円分のプラグインをまとめたHD3 pack 8(Pro Tools HD3に付属していた最上位グレードのもの)を是非ともこの機会に入手ください!!HDX新規導入の際に、他のスタジオとのプラグインの互換性の問題からも解消されます。AAX対応のプラグインも多く含まれまさに即戦力としてご使用いただけます。
HD3 packバンドル for HDXシステム
・HDXシステムの新規購入でHD3 PACK 8を無償提供
・終了日:9/14
HD3 Pack 8に含まれるプラグイン
・PACE iLok Smart Key
・Bomb Factory BF-2A by Bomb Factory
・Bomb Factory BF-3A by Bomb Factory
・Cosmonaut Voice by Bomb Factory
・Fairchild 660 by Bomb Factory
・Fairchild 670 by Bomb Factory
・JOEMEEK SC2 Compressor by Bomb Factory
・JOEMEEK VC5 Meequalizer by Bomb Factory
・Moogerfooger 12-Stage Phaser by Bomb Factory
・Moogerfooger Analog Delay by Bomb Factory
・Moogerfooger Lowpass Filter by Bomb Factory
・Moogerfooger Ring Modulator by Bomb Factory
・Purple Audio MC77 by Bomb Factory
・Tel-Ray Variable Delay by Bomb Factory
・Voce Chorus/Vibrato by Bomb Factory
・Voce Spin by Bomb Factory
・Virus Indigo by Access Music(※TDM Only)
・Bruno/Reso by digidesign(※TDM Only)
・Impact by digidesign
・Pultec EQH-1A by Bomb Factory
・Pultec EQP-1A by Bomb Factory
・Pultec MEQ-5 by Bomb Factory
・Reverb One by digidesign
・SoundReplacer by digidesign
・TL EveryPhase by Trillium Lane Labs
・TL Space TDM Edition by Trillium Lane Labs
※TDM onlyのプラグインはHDX環境での使用はできません。
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2012/08/15
Media Composer エッセンシャルマニュアル無料配布開始
プロフェッショナル向けノンリニア映像編集システムとして、高い実績を誇るMedia Composerの基本機能を解説するエッセンシャルマニュアルのダウンロード配布が開始されています。お持ちの方も、これからの導入をお考えの方も是非ともご参考になればと思います。
何が出来るのか、どうしたら良いのか、導入のTIPS満載の140ページのガイドブック。Video Satelliteとしてご導入されたお客様も、ファイルの管理等役に立つ情報が満載です。是非ともダウンロードください!!
ダウンロードはこちらから>>>
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2012/08/15
MediaComposer 6.0.3リリース〜いち早くMountin Lionサポート!!〜
AVIDの中核Media Composerがいち早くMountin Lionサポート版のリリース開始です。合わせて、バグフィックスも含まれているとのこと。ご利用中のお客様は是非ともご確認をお願いします。また、HPの最新機種Z220にも正式対応。Video Satellite構成時に更にコストを抑えることが可能となりました。
※Mac OS X Mountain Lionサポートはローカルストレージ環境でのみのサポートです。
※Unity,ISIS,Interplay環境ではまだ認証されておりません、新しい情報が出るまでお待ち下さい。その他に多くの改良とバグフィックスが含まれます。
※この Media Composer 6.0.3、Symphony 6.0.3、NewsCutter 10.0.3メンテナンスリリースは、ダウンロードセンターからダウンロードできます。これらはフルインストーラーで、Media Composer 6、Symphony 6、NewsCutter 10をお持ちのお客様は無料でダウンロードできます。
■製品互換情報:Media Composer、Symphony、NewsCutterでHP Z220を認証
Media Composer、Symphony、NewsCutterで、タワー型HP Z220と、スモールフォームファクター(省スペース)型HP Z220を認証しました。
概要
・Media Composer、Symphony、NewsCutterのソフトウェアオンリー・コンフィギュレーションのみサポート
・ISISをサポート
サポートするソフトウェアバージョン
・Media Composer 6.0.1.1以上
・Symphony 6.0.1.1以上
・NewsCutter 10.0.1.1以上
HP Z220 Tower仕様
・Xeon E3-1245v2 3.40 GHz processor
・8 GB DDR3-1600 RAM
・Windows 7 Professional 64-bit
・Intel HD graphics P4000 or NVIDIA Quadro 600
HP Z220 Small Form Factor 仕様
・Xeon E3-1245v2 3.40 GHz processor
・8 GB DDR3-1600 RAM
・Windows 7 Professional 64-bit
・Intel HD Graphics 4000 or NVIDIA Quadro 600
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2012/08/07
Pro ToolsでBlack Magicを使用する際の注意事項〜Video Trackに関しても併記されています
Pro ToolsとBlack Magic DesignのVIdeoカードを利用する際の互換情報と、CPUのどこのスロットに差し込めばよいか?どのコーデックを使用すればよいか?皆様が、運用上で疑問に思うポイントを解説したページがAVIDにあります。現在ご使用中の方も、これから使用を考えている方も是非ともご覧の上、システムアップをご検討ください。
詳細は、こちらのページを御覧ください。>>>
http://avid.force.com/pkb/articles/ja/compatibility/ja354329?popup=true&NewLang=ja&DocType=1083
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2012/08/06
NABのトレンドに見る、NEW ProductとNEW Technology
4KパイオニアREDの更なる躍進
今年になってEPICが日本でも多く使われるようになっている。
更にScarletもかなり優秀なカメラだ。その価格は驚くほどリーズナブルである。
4KのパイオニアといえばREDだ。2007年という、なんと今から4年半も前にREDは4Kカメラを市場にリリースした。あまりにも早すぎた4Kの登場に、そのすごさを理解できる人も当時は少なかったと言ってもいいだろう。またRAWという概念や、ソフトウエア現像といった特殊な映像処理の方法は難解であった。日本では、あまりいい印象を持っていない人も多く、「購入しても届かない」とか「故障した時のリスクが大きい」、「情報が英語」といった壁もあり、今でもREDはあまり効果的なカメラであると感じられていないのも事実だ。しかし2012年という4年以上もの間、4Kデジタルシネマという市場はほぼREDが独占していただけでなく、その年月の間培われた4K技術は、他の多くのカメラメーカーを大きく引き離すことになった。今では5KカメラであるEPICを筆頭に、150万円程度で購入できる4Kカメラ、Scarletもリリース。もはやREDの勢いは止まらない。
現状としてEPICが最も高いスペックを誇るファイルベースカメラである。13.5ストップというダイナミクスレンジや12bitRAW収録などという数字もさることながら、5Kという解像度は日本のトップメーカーでは未だ成しえない領域だ。もちろん4Kで120fps、2Kで300fpsというハイスピードに加え、ダイナミクスレンジ18ストップというHDRXモードも、制作にはあらゆる演出の可能性を与えてくれることだろう。またScarletも非常に魅力的なカメラだ。約150万円でEFマウントのキットが購入でき、4K QFHDの収録が可能になる。
編集の足回りを強化したことが、ワークフローの飛躍へつながった
Premiere Proであれば現像も行えるだけでなく、ネイティブでその再生も楽々だ。4Kを普段のHD素材のようにして扱えるとは、夢のようだ。
カメラの技術力もさることながら、一番も強みはポストプロダクションのフローをしっかりと確立していることだろう。REDのカメラコーデックであるR3Dファイルは4Kで約240Mbpsのビットレートを持ち、Wavelet圧縮のRAW記録という非常に珍しい形をしている。従来RAWと言えば連番ファイルが一般的であるが、独自のコーデックを持つことで4KRAWをお手頃なビットレートの中におさめることに成功した。さらにREDはAdobe Premiere Pro CS4の時代からR3D素材をシーケンスでそのまま編集できるように設計し、4Kのワークフローを一気に実用化させたことも評価が高い。ProResなどの中間コーデックに書き出すことなく、4Kの高解像度とRAWファイルの魅力をそのままでPremiere ProやAfter Effectsでも扱えることは非常に大きなメリットだと言える。さらにRAW現像という過程を編集の中に取り込むことで、迅速で確実なワークフローを見事に実現した。個人的な見解ではあるが、AdobeとREDの相性は抜群で、現在のところこのコンビネーションに勝る4Kソリューションはないと感じている。
そして6Kという未知の領域へ
NABで発表になったドラゴンセンサー。いよいよ6Kの世界がデジタルシネマで実現する。
そしてプロジェクターや再生機も参考展示。これが実現すれば4Kのソリューションが完結する。
更に今年のNABで、ようやくCanonが4Kソリューションを打ち出す中、REDはなんと6K・15ストップのダイナミクスレンジをもつ「ドラゴンセンサー」を発表。しかもフルフレームで5K/120pという規格をも視野に入れた。また驚きだったのが、ドラゴンセンサーに加え、Laser4Kプロジェクターや4KプレーヤーとなるREDrayといった「再生機」のハードウエアを発表したことだ。
カメラという入力部分だけでなく、4Kアウトプットも展開することで一貫した4Kソリューションが完成することになる。いよいよもって「どのカメラメーカーも追いつくことができない」ブランドへとREDは邁進することになったのだ。相次ぐハリウッド作品がREDを支持し、時代を反映した価格設定や技術開発で、いわゆるガレージメーカ―として始まったREDは世界ナンバーワンのデジタルシネマカメラメーカーへと変貌を遂げた。日本での印象も、今年から大きく変わって、現場で支持されるカメラとなることは間違いないだろう。
Canon 4Kに本格参戦
連日大盛況だったCanonブース。日本メーカーの中では、際立った存在感だった。
Cinema EOS Systemのフラッグシップ機となるEOS C500。4K RAW収録が可能なデジタルシネマカメラだ。
EOS C500の入出力インターフェイス。4K RAWの映像は3G HD-SDIから出力され外部収録で収録する。
EOS C500の4K RAW収録に対応している外部収録機6機種。
DSLRタイプのEOS-1D C。世界で初めて4K映像の内部収録を可能にした。
そして「ついに」と言うべきか、「ようやく」と言うべきか、Canonが4Kの世界に進出してきた。Cinema EOS Systemのフラッグシップ機となるEOS C500と、DSLRタイプのEOS-1D Cだ。NAB SHOWのタイミングに合わせて発表されたこの2機は、当然のことながらCanonブースを大いに盛り上げ、話題の中心となっていた。
EOS C500はCanonが満を持して投入してきた本格的な4Kデジタルシネマカメラだ。スーパー35mm相当のCMOSセンサーを搭載し、4K(4096×2106)の10bit/非圧縮RAWデータを2本の3G HD-SDIから出力できる。また、全ての撮影モードでCanon Logを選ぶことも可能だ。フレームレートも4Kで60p、4K-Half(4096×1080)であれば120pまで撮影可能となっている。筆者が考えるこのカメラのポイントは2つある。1つ目に、カメラに独自コーデックや収録機構を搭載せず、サードパーティのハードウェアに委ねてしまったところだ。すなわち、「レンズとセンサーで映像を捉え、一番綺麗な情報を外部へ出力するところ」までをカメラの役割としてとらえ、そこから先の収録方法は外部収録機とユーザーの判断に委ねてしまったのだ(なお、CFカードによる内部収録<MPEG2 MXF形式>もできる)。
NAB SHOWの時点ですでに6社がEOS C500に対応したレコーダーを製品化、開発中だ。カメラ本体で3000ドル前後を予定しているとのことだから、外部収録機と合わせても400万円以下で手が届くだろう。また2つめのポイントがEFレンズ群の運用だ。Canonの誇るEFレンズは、5Kや6Kといったスチルカメラの解像度に耐えうるだけの性能が備わっている。4K解像度は「待っていました」といったところだろう。PLレンズというシネマスタンダードと比較しても劣らない性能を有しているだけでなく、コストパフォーマンスでは遥かに上回るのだ。EFレンズ群とのコンビネーションは、ユーザーにとって極めて魅力的であることは間違いない。
もう一台のEOS-1D Cは、4K映像を内部収録できる世界初のカメラだ。DSLRタイプで、同社のスチルカメラのフラッグシップ機であるEOS-1D Xをベースモデルとしており、形もそっくりだ。フルサイズのセンサーを有するが、4K記録の際には4096×2160 dot by dotでクロップされるので、実質APS-H相当となる。また、4K記録は8bitのMotion JPEG/24pに限られるが、Canon Logを搭載しているので広いダイナミックレンジよる豊かな諧調が得られる。常用ISO感度が最高25600と、暗部にめっぽう強いのも特徴だ。DSLRとしての軽快さを維持しつつ4K記録を可能にしたEOS-1D Cは120万円前後での発売を予定している。
Canonはブース内で4Kシアターを展開。EOS C500やEOS-1D Cで撮影された作品を上映していた。HDを遥かに上回る表現力は、ポストHDの方向性が、確実に高解像度(High Resolution)へと向かっていくことを感じさせた。また、シアターの隣では業務用の30インチ4Kディスプレイも展示。Canonは日本メーカーの底力を誇示していた。
話題騒然 Blackmagic Cinema Camera
突如発表されたBlackmagic Cinema Camera。お弁当のような筐体に人々は興味深々。2.5KのRAW収録ができ、EFマウント対応。世界初のProRes収録カメラでもある。
今年のNAB SHOWで、話題性という意味ではBlackmagic Design社のBlackmagic Cinema Cameraが一番であった。これまでポストプロダクション分野での製品を展開してきた同社が、突如として発表したカメラは、2.5K(2432×1366)のRAWとフルHDでの撮影が可能だ。センサーサイズは15.8mm×8.9mmでフォーサーズ相当。記録は2.5KならCinemaDNG 12bit RAW、フルHDならApple ProResかAvid DNxHD形式となる。内蔵リムーバブルSSDによる収録、13ストップというワイドなダイナミックレンジ、EFマウント対応、Log記録対応など目玉機能は多々あるが、筆者が一番注目する点は別にある。それは、Apple ProResという極めて優秀な「編集コーデック」で収録できる世界初のカメラだということだ。フルHDの10bit 4:2:2でProResという実に使い勝手の良いファイルは、ポストプロダクションでの軽快さ、運用を考慮すると非常に実用的だと感じるのだ。カメラにカラーグレーディングソフトのDaVinci Resolve、波形モニタリングのためのUltraScopeという3点セットで$2995という価格もリーズナブルであると言える。
SONYが発表した驚きのハイスピードカメラ
F65という4Kカメラを昨年発表し、いよいよ4Kの世界へ進み始めたSONY。AVIDやPremiere Proといったノンリニア編集ソフトウエアでもネイティブ対応を今夏以降することを発表し、懸念されていたポストプロダクションの環境も整いつつある。世界を牽引してきたカメラメーカーだけに、4K市場の活躍への期待は大きい。また大判センサーのデジタルシネマカメラPMW-F3の普及も順調で、多くのCMやPVだけでなく、映画やドラマにおいても広く使われている。
突然の発表・発売となったNEX-FS700。ハイスピードの需要に応える一台だ。
撮影スタイルも通常と変わらない。小型カメラでハイスピードをHDで行えるなんて夢のようでもある。
そんな中、今年のSONYが発表した注目のカメラがNEX-FS700だ。FS700は去年話題になったハンドヘルド型の大判センサーカメラFS100の後継機にあたるカメラである。もっともこのラインナップは中堅の業務機としての位置付けが色濃いため、ハイエンドの機能を期待するカメラではないのだが、驚く機能をFS700に搭載した。それがハイスピード機能である。最近のトレンドとしてハイスピードは非常に人気が高く、映画やCMにおいても多く使われるだけでなく、その美しいスローモーションの動きによる描写は大変効果的な演出を生み出している。そもそも時間解像度を上げるためのハイスピード撮影は、専用の特殊なカメラを必要とした。業務用としてはファントムやヴァイスカムといったカメラが主流で、1秒間に1000フレームといった非常に速いスピードで撮影することが可能で、人間の目では捉えられない動きを表現することができる。ファントムは通常レンタルするカメラであるが、一日平均20万円~30万円といったコストがかかるだけでなく、レンズの撮り回しや収録のスタイルといった面で特殊なノウハウを必要とするカメラでもある。そのため低予算のプロジェクトなどではこういったカメラを使用することは難しく、作品にハイスピードを取り入れることはなかなかできなかった。
FS700の動画の切り抜き。人間の目では捉えられない動きを収録できる。また大判センサーなので被写界深度の浅い画が魅力的だ。
ところが今回SONYが発表したFS700には、なんと毎秒240フレームというスピードをHDサイズで収録できる機能が踏査された。前述のREDのEPICですらHDでは毎秒200フレームまでしか撮影できないことを考えると、この機能は相当な価値があるといえる。しかもFS700の本体価格はおおよそ70万円であるため、そのコストパフォーマンスは非常に高い。実際に発売前のFS700を使用する機会を得たのだが、その映像はあまりにも美しく、思わず息を呑むほどのクオリティであった。
水しぶきの一粒一粒がきれいに描写されるだけでなく、人の表情などには新しい力をハイスピードは与えてくれる。毎秒1000フレームのようなハイスピードは科学的な実験映像などに向いているのに対して、人間の動きなどを撮影する際に最も効果的なフレームレートがズバリ毎秒240フレームであるというのが個人的な意見だ。ちなみにFS700は毎秒960フレームでも撮影は可能で、その際の画角はSDサイズ程度まで落とすことになる。
大判センサーとハイスピードが生み出す新しい世界
Metabones社のEF変換アダプター。これによりCanonのEFレンズを使用できる。絞りのコントロールも本体から行えるので、非常に便利だ。
ここで忘れてはならないのは、FS700のセンサーはスーパー35㎜相当であるということだ。つまりシネマライクな画質でハイスピードが撮影できるというのは大きな魅力だ。更に素晴らしいのは、サードパーティーの「Metabones社」から発売になっているEFマウント変換を使えばCanonのEFレンズを使うことができる。この変換マウントはカメラ内蔵の絞りコントロールを行うことができるので、EFレンズの良さを活かした撮影を行えるのが特徴だ。実際Eマウントのレンズも品質は高いのだが、やはりEFレンズ群を使用できるとなると、その汎用性は一気に高まると言える。
また4Kセンサーを使用しているため将来的に4K出力も可能ということで、いやはや魅力的な一台が登場したといっていいだろう。NDフィルターも内蔵されていたり、SDIとHDMIから同時に8bit4:2:2の信号が出力されていたり、様々な改良が施されFS100からFS700へ進化した。大判センサー×ハイスピードという新しい世界を是非ともみなさんにも体験していただきたい。
Adobe CS6が可能にした次世代の64bitワークフロー
先日発表・発売になったAdobe CS6シリーズ。Premiere ProやAfterEffectsなど、映像編集のプラットフォームは大きな進化を遂げた。
おそらく映像のコンポジットツールとしては最も使われているのがAfter Effects。その進化も止まらない。
4Kのカメラがようやく登場した中、編集というステージも大きな進化を遂げている。一番の注目はやはりAdobe CS6だろう。従来、映像編集と言えばFinal Cut Proが大きな支持を得ていた。確かにHD時代の編集を支えたFinal Cut Proの実績は輝かしく、期待を裏切らない性能を持ち合わせていたと思う。しかし4Kや3DといったポストHD時代にふさわしい編集スタイルは、やはりFinal Cut Proの次にくるものである必要があるだろう。それは次世代の編集とも言える環境であり、データサイズが大きくて複雑でも「安定」して「効率的」な編集が行えるツールだ。
そんなツールに求められる条件は「64bit」と「ファイルベースネイティブ」というキーワードに絞られると思う。64bit環境とは、64bitのOSで動く64bitのアプリケーションのことをいう。Final Cut Pro 7のように32bitのソフトウエアであると、最高で4GBまでのメモリにしかアクセスすることができなかった。しかし64bitとなれば実質192GBまでのメモリを使用することが可能だ。そうなると複数のHD素材や4Kといった映像を扱いやすくなるだけでなく、レンダリングやプレビュー環境が大幅に向上するメリットを享受できるようになる。間違いなくこれからの映像編集のプラットフォームは64bit上で動かす必要がでてくるだろう。
ADOBEはワークフロー全体を64bit化させた。編集から出力まで、すべての段階を64bitで作業できる。
あらゆるカメラのコーデックをそのまま読めるのが「ネイティブ」。中間コーデックに書き出す必要はない。またAdobe間のソフトウエアも、ファイルをネイティブで読みあえるのが大きな強みだ。
一方で「ファイルベースネイティブ」というのは、カメラで収録したカメラコーデックそのものを編集してしまおうということだ。多くの編集ツールの場合、収録された映像データを何かしらの「中間コーデック」に書き出す必要があった。Final Cut ProでいるProResがその例だ。例えばCanon EOS 5D MarkⅡで撮影した素材は、そのままでは編集ができないためFinal Cut Pro 7のタイムラインに載せるにはProResに変換しなければならなかった。このように一度中間コーデックに変換するとなると変換にかかる時間だけでなく、そのためのファイルスペースも膨大になるケースも多い。無論ProResは大変優秀なコーデックで、多くの外部収録機器に採用される理由は十分に理解できる。しかし中間コーデックとしての使用となると、作業の効率を大きく下げる原因になりかねなかった。Adobeが自社の編集ソフト「Premiere Pro」で目指したのは、乱立するあらゆるカメラコーデックを全て「そのまま」編集タイムラインに載せてしまおうというものだった。4KのRED素材であろうと、SONYのXDCAMであろうと、PanasonicのAVC-Intraであろうと、CanonのEOSムービーであろうと、パソコンにデータをコピーしたその瞬間から編集を始めることができる。
Mercury Playback Engineという怪物
4Kの素材であっても、レンダリングすることなくリアルタイムで再生できる。MPEの力はAdobeの映像編集を支える技術だ。
またAdobe Premiere Pro CS6の映像処理を支えるのがMercury Playback Engine(MPE)だ。64bitとファイルベースネイティブの力を十分に発揮するこの再生エンジンは、あらゆる映像素材を「レンダリングすることなく」再生してしまう力を持つ。再生解像度を変えることでマシンスペックに合わせた調整ができるのも素晴らしい。またnVIDIAの対応するグラフィックカードを使用すれば、GPUでMPEをアクセレレーションさせられるのだ。Quadro2000であれば5万円台で購入できるため非常に効率的な編集環境を整えられ、旧世代のCorei7であったとしても4Kの素材は1/2解像度で楽々リアルタイム再生をレンダリングなしで行える。
過去のイメージを一新したPremiere Proに注目
正直ノンリニアソフトの細かい機能は、それぞれにそれぞれのいいところがあると思う。AVIDやFinal Cut Proも長年使っていると他のソフトウエアに移行するのはなかなか敷居の高いものだ。しかも過去の悪いイメージを引きずっているPremiere Proは今でもあまり良い印象を持っている人は少ないだろう。しかしポストHDの時代の64bit・ファイルベースネイティブというキーワードを考えた際に、正直Premiere Pro CS6は他のソフトウエアとは比べ物にならないほど馬力を持っている。またAfter Effectsとの連携も抜群で、一切のレンダリング、書き出しなしでやり取りが可能だ。またPhotoshop、Illustratorのデータもレイヤー構造やパス情報をそのまま読み込めるため、ストレスのない編集環境を作り上げられる。CS6になってIllustratorやオーサリングのEncoreも64bit化し、ワークフロー全体が64bitとなり、一段と安定感と処理速度が増したと言えるだろう。おそらくAdobeの映像編集のプラットフォームがしばらく多くのクリエーターの支持を集めていくだろうと考えている。
ハイエンドの技術を多くの人が扱える時代に
次世代の映像編集は、技術の進歩に支えられて多くの人が「高解像度」のハイエンドの世界にコマを進めることになるだろう。1000万円かけて作った映像が、もはや50万円で制作できるような時代だ。大切なことは、目まぐるしく変遷する技術の波になるということだけでなく、一つ一つの技術を繋げて、自分の映像制作の可能性を広げることなのかもしれない。特権階級の人たちだけが手にできた映像を、いよいよ一般的なデスクトッパーズが作り始めることになるだろう。
江夏 由洋
marimoRECORDS
趣味:AfterEffects
marimoRECORDS Official site
FILTER KYODAI blog
1998年TBS入社。スポーツ局に配属。主にスポーツ番組、スポーツ中継に携わる。ドキュメンタリー手法の映像制作を中心に、スポーツドキュメンタリー番組「zone」など数多くの番組を担当。オリンピックや世界陸上などの世界大会にも関わる。世界バレーでは中継番組制作のみならず、大会運営やスポーツライツも担当した。 2008年TBS退社。兄弟で独立。株式会社マリモレコーズとして、音楽・映像制作、音楽・映像コンサルティングを行なう。現在はCM制作やWEB映像などの制作に「独自」のデジタルワークフローで取り組んでいる。
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2012/08/03
SSL Alpha Linkシリーズに新機種登場
SSLクオリティーのAD/DAとして、また、24chという多チャンネルの使い勝手の良さで人気のAlpha llinkシリーズに新機種が一挙に3機種登場!!ユーザーの要望から生まれた高機能モデルAlpha Link Live-R。MADIを利用した入門機としてSSLサウンドでの録音、ミックスを実現するAlpha Link MXシリーズが登場。同時に従来のAlpha Link MADIラインアップも大幅値下げです!!この機会にサウンドクオリティーをレベルアップさせて見ませんか?
電源、MADIのリタンダントを手に入れたハイエンドプロダクトAlpha Link Live-R
Alpha LinkのサウンドクオリティーをSRの現場に導入することの出来るLive-Rは、現場での信頼性を高めるため電源の二重化と、MADI回線の二重化を行ったハイエンドモデル。エンタープライズ向けにもRefarence Levelの調整が可能となった為、導入候補として考えることの出来るようになったフラッグシップモデルです。Analog / AES / MADI それぞれ24ch IN/OUTを備え、AD/DA/DDとして利用可能です。
AlphaLink Live-R 定価¥OPEN 販売価格¥448,000
SSLサウンドをパーソナルシステムにApha Link MXシリーズ
評価の高いAlpha Linkの高音質を身近なものとし、更に将来のシステムアップまでを可能とするAlpha Link MX。Analog - MADIのAD/DAの機能を持ち16in-4outと4in-16outのモデルをラインナップします。DAW等で、MADIを受け取るためにMadiXtream64 PCIeカードも同時にリリースされ、お買得なバンドルセットも登場しています。1系統のMADIに対してAlpha Link MXを最大4台接続することが可能です。モバイルでのレコーディングシステムや、X-Deskと組み合わせたプライベートスタジのサミングシステムなど幅広い用途に対応します。
AlphaLink MX 16-4 定価¥OPEN 販売価格¥157,500
AlphaLink MX 4-16 定価¥OPEN 販売価格¥157,500
AlphaLink MX 16-4 + MadiXtream64 PCIe 定価¥OPEN 販売価格¥178,500
AlphaLink MX 4-16 + MadiXtream64 PCIe 定価¥OPEN 販売価格¥178,500
発売記念プロモーション:Sonnet Echo Express(Thunderbolt Chassie)との特別バンドル
AlphaLink MX 16-4 + MadiXtream64 PCIe + Sonnet Echo Express 特別バンドル価格 ¥218,000
従来のAlphaLink MADIシリーズも価格改定!!
高音質の24ch AD/DA/DDとして人気のAlpha Linkシリーズも同時に価格改定。大幅な値下げとなってます。導入をご検討中の方、今がチャンスです!!SSLクオリティーのシステムを是非ともご検討下さい。
AlphaLink MADI AX 定価¥OPEN 販売価格¥283,500
AlphaLink MADI SX 定価¥OPEN 販売価格¥368,000
発売記念プロモーション:AVID Pro Tools HDとの特別バンドル
HDX MADI + AlphaLink MADI AX 特別バンドル価格 ¥1,280,000
HD Native MADI + AlphaLink MADI AX 特別バンドル価格 ¥848,000
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2012/08/02
PROSOUND8月号にてROCK ON PROがProTools HDXを渾身のレポート!
サウンドクリエイター必携の音響機器専門誌であるPROSOUND8月号に、Pro Tools HDXの詳細に渡る実践レポートを寄稿しました!
今回は過去3回に渡るPro Tools HDX連載の最終回にあたり、Avidの新世代プラグイン規格「AAX」の詳細から、HDXシステム、またそれを取り巻くサーバーソリューションに至るまで、これからの制作スタイルを切り開く最新のAvidソリューションについてその全貌に迫っています。
特に、AAXプラグインについては専門誌ならではの情報量で規格についての解説からそのメリットを解き明かすほか、開発者インタビューや最新リリース情報などこれまで皆さんが抱かれていたかもしれない、AAXとは?これまでのTDMとどう違うの?という率直な疑問を技術的な側面からも整理しています。また、インタビューでは開発者がどのような視点でAAXフォーマットを捉えているか、この先の将来像をどう考えているかが特に興味深く、NativeプラグインとDSPプラグインが音質的にも統一された!というこの新たな潮流によってプラグインの将来像からシステムソリューション全体にも大きな可能性が拡がったことが伺える内容です。
ほかにも、いち早くHDX導入に踏み切ったポストプロダクションスタジオ『ヌーベルバーグ』様の新スタジオレポートも掲載。素早い現場力が求められるテレビMAの世界におけるPro Tools HDX の実力は!?またサーバーソリューションも含めた新しいワークフローへの展望は!?プロフェッショナルが考えるスタジオの将来像が語られています。
もちろん本記事以外にも多彩な内容でクリエイターに情報提供するPROSOUND8月号はお近くの書店ほかRock oN Company店頭でもお求めいただけます!
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2012/07/31
Universal Audio apollo インタビュー | “That’s one small step for man; one giant leap for mankind”
満を持して登場したUniversal AudioからのAudio I/FはUADシリーズで培ったDSP技術と伝統のアナログサーキットを融合した、今最もモダンなHi-Endデザイン。SHARC DSPによる圧倒的な処理速度と魅力的なプラグインの数々を誇るUAD-2プロセッシングをAudio I/FにBuilt-in。Ampex、Lexicon、Manley、Neve、Roland、SSL、Studerなどのアナログの銘機をエミュレートしたプラグインをわずか2ms以下の低レイテンシーでサウンドに反映。2012年夏にはThunderboltオプションやWindows OS対応も予定、今後の拡張性も魅力的だ。UAD-2内蔵ということで、従来のSatelliteと同様の使用も可能なハイエンド機。
Universal Audio apollo
・apollo Duo ¥178,500
・apollo Quad ¥220,500
基本スペック
・4ch Mic Pre搭載
・Analog 8ch In/Out
・ADAT 8ch In/Out
・S/PDIF 2ch In/Out
・Word Clock In/Out
・UAD-2 内蔵
・FW800接続 Audio I/F
・Mac OS 10.7対応
・AU/VST/RTAS 対応
・Tunderbolt対応(Option)
★45000人のユーザーボイスを結集、Universal Audio社の 『1stにしてフラッグシップ』
ソフトウェアとハードウェアの世界を本当の意味で橋渡しするため、まずUniversal Audioは45000人のカスタマーが求める声に耳を傾けました。優れたマイクプリアンプやA/Dコンバーター、UADによるモニターへのハイクオリティなプロセッシング、2つ以上のヘッドフォン端子など。それらの中からUniversal Audio社はまずアナログとデジタルの橋渡しのため下記のデザインコンセプトを決めたのです。
・プリアンプ、A/D、D/Aも一切色づけを無くしUADプラグインまでにクリーンなシグナルを送る事
・極限までUADプロセスのレイテンシーを抑え、リアルタイムでの使用が出来る事
・ハードウェア上のあらゆる機能がソフトからリコール出来る事
内蔵DSPによるプロセッシングの前に、I/Fである以上プリアンプとA/Dが存在します。ここでクリーンな信号を届けられるよう、デジタル制御のアナログマイクプリアンプ、A/D回路を新開発。その過程にあるコンバーターの一つ一つでも実は大きなレイテンシーが存在してしまうため、その選別にまでこだわり抜き、2msレイテンシーという脅威のUADリアルタイムプロセッシングを実現したのです。
これによりユーザーはカラーリングを恐れずにレコーディングを行い、その後UAD上から何でも好きなサウンドキャラクターを選ぶ事が可能になります。( 今日はギターの練習でちょっとレキシコンリバーブを、なんて贅沢がapolloでは気軽に実現出来てしまうのです )
また配線などの作業の手間を最小限におさえるためハードウェア上での全ての設定、そしてConsoleソフトウェア、UADプラグインの設定に至るまで全てを瞬時にリコール出来るよう設計。マイクプリアンプのGain設定に至るまで本当に全てがソフトウェア上でリコール可能なのです。45000人のユーザーボイスを結集したという言葉が示す通りapolloは類い稀なユーザビリティを実現したインターフェースと言えます。
★全く新しい『リアルタイムプロセッシング UAD』が新たな音楽制作を切り開く
apolloデザインコンセプトの一つでもあるリアルタイムでのUADプロセッシング。2msの超低レイテンシーを実現した事により、UADはエンジニアだけでなくミュージシャンにとっても必要不可欠な存在となります。リアルタイムUADはapollo内蔵ですから、DAWのバッファーサイズに影響される事無く、ミュージシャンの求めるがままインプットモニタリング時にエフェクトをかけることが可能となったのです。
さらに驚くべきはapolloはUAD-2カードとも共存が可能な点でしょう。従来のプロセッシング方法であれば単純にUAD-2カードの分DSPパワーが加算されます。これは本体上のFirewire800端子にUAD-2 SATTELITEを接続しても同様の効果を得る事が可能です。所有するプラグインはどちらでも使える訳ですから、UADカードのユーザーにとっても『apollo』は最高のアドバンテージとなるでしょう。
もちろんここで勘の良い皆さんが思い描くのは、このリアルタイムUADを使ってapolloを『変幻自在のアウトボード』として使用出来ないか、ということでしょう。スタンドアローンでの本体動作に関しては電源を切らない限り、入出力とエフェクト設定は保存されます。残念ながらスタンドアローンで好きな時にプラグインを切り替えとは行きませんが、もし将来的にapolloが本体上で1176、NEVEやManley等の名だたる銘機を立ち上げる事の出来る『アウトボード』になるとしたら、apolloはもはや1スタジオに1台無くてはならない存在になるでしょう。
★2012年夏、Intel共同開発の『フルスペックThunderbolt I/O』が制作環境を変える!!
USB接続やFirewire接続において、オーディオ・インターフェースも転送時の帯域幅は使いますが、UADのプロセッシングにはPCIクラスの帯域幅が無いと非常に大きなレイテンシーを生じてしまいます。
この問題に対し、UA社は当時Thunderbolt I/O開発初期段階においてIntel社に直接交渉を行いました。当時Thunderboltが持つ帯域幅を使い切ってくれるデバイスを探していたIntelにとっても『apollo』の開発は非常に興味深い存在だったのです。Thunderbolt I/Oもデバイス毎の性能差がありますが、UAとIntelが開発したI/Oはその帯域性能を使い切るフルスペックThunderbolt。
写真のようにMacBookAirシステム→Thunderbolt Display→apollo→HDDまで全てがThunderbolt 1本で接続システムでもその性能を遺憾なく発揮。PCから最も遠いHDDからデータをMacBook Air上のProTools10までストリーミングして再生という離れ業を可能にしているのです。ICHI氏曰く、Thunderbolt接続を行う事で、その先にある全てのギアが「無理の無い呼吸」で動作する事の安心感を重視したとのこと。コストパフォーマンスや汎用性の面でUSB3.0を推す声もありますが、10gのバンド幅が持つ恩恵とは全く比較にならないと氏は語ります。しかもapolloのフルスペックThunderboltならビジュアルや音声、全く異なる信号を順番を問わず同時に転送出来てしまうのですから、脅威と言わざるを得ないでしょう。
★UADはもうエンジニアだけのToolではない。apolloはミュージシャンの『新たな力』である。
2012年apollo発売を記念しRock oN Companyにて辻 敦尊氏を講師に招き行われたセミナーでは、実際にリアルタイムUADを活用したレコーディング風景や、UAD-2カードとの併用によるミックスまで、実践的な内容をUstream放送にて紹介。UA社がこれまで培ってきたアナログサーキット、そしてリアルタイムUADプロセッシングにより、apolloはエンジニアだけでなくミュージシャンやクリエイターの全てのニーズに革新と成長を持って応える次世代型インターフェースと言えます。スタジオ練習からレコーディング、DAW上でのミックスまで、あらゆるシーンにおいてapolloのクオリティとユーザビリティは発揮され、UADプラグインの開発により、その世界は今なお更なる広がりを見せているのです。
“That's one small step for man;
one giant leap for mankind”
人間にとっては小さな一歩だが、
人類にとっては大きな飛躍である。
ニールアームストロングの言葉、アポロ計画にちなんで名付けられたapolloという製品名。UAが放つ1stにしてフラッグシップインターフェース『apollo』は、必ずやあなたの制作にとって欠かせないピースとなってくれるでしょう。
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2012/07/27
soundBlade 2が50%OFF!!BIAS Peakからクロスグレード版Debut
メーカーが突然のサポート・開発中止を発表し、大きな衝撃を与えたBIAS Peak。マスタリングソフトとして使い勝手の良いソフトでしたが、そのあとを受け継ぐべくSonic Studio社 SoundBlade 2.0への50%OFF 優待クロスグレード版が発表されました。マスタリングソフトとして、業務レベルで高いシェアを持つSonic Studio社、皆さんもSonic Solutionという名前でご記憶にあるのではないでしょうか?現在進化を続けSoundBlade 2.0としてMac OS対応版がリリースされています。BIAS Peakをお持ちの方全てにオススメできるSpecial Offerです。引続きマスタリングを起こっていただくためにも非常に魅力的なオファーとなっております。
Sonic Studio 社は、BIAS Peak をお使いのユーザー様に、SoundBlade シリーズ 3 製品の優待クロスグレード版の提供を開 始しました。
※事前に14 日間のデモ期間を利用して、ご購入前に製品をお試しいただくことができます。
BIASのPeakをお使いなら、soundBladeへ編集環境を移行するのはとても簡単です。同時に、多くのマスタリング・スタジオで標準のツールとして使われている、soundBlade の音質にも驚かれることと思います。スタンダードの
著名なエンジニアが愛用し、 ユニバーサル・マスタリング・スタジオなど世界中のマスタリングスタジオでも活用されている、soundBladeの機能とサウンドを、この機会にぜひお試しください。
▶ クロスグレード対象製品
soundBlade LE:
soundBlade のマスタリング品質をそのままに、192kHz、DDP2.0 にも対応した 2 トラック・マスタリング・ ツールです。PQ,ISRCといった、業務レベルで要求されるメタデータの書き込み機能搭載。DDPの読み込み機能も搭載しています。
soundBlade SE:
2つの画面で同時に非破壊編集し、1 つのプロジェクト内で編集前後を簡単に比較可能な 4 トラック・マ スタリング・ツールです。AU / VST プラグインにも対応し更なる高度な音声加工が可能。
soundBlade HD:
8トラックの同時録音(192kHz まで)に対応するsoundBlade の最上位版。soundBlade専用の高品位なEQやDSD コンバーターも内蔵しています。マスタリング業界標準とも言えるノイズリダクションSonic NoNoise2を同梱。
▶ 購入方法とご注意
クロスグレード版をご発注の際には必ずお客様の BIAS Peak のシリアル番号をお伝えいただく必要があります。
soundBlade シリーズのご使用には、必ず FireWire 接続の CoreAudio 対応インターフェイスが必要です。
USB 接続のオー ディオ・インターフェイスおよびディスクドライブはサポートしていません。
SoundBlade LE 通常価格¥45,600(税込) クロスグレード版¥22,800(税込)
SoundBlade SE 通常価格¥103,000(税込) クロスグレード版¥51,500(税込)
SoundBlade HD 通常価格¥230,000(税込) クロスグレード版¥115,000(税込)
メーカーページはこちら>>>
www.minet.jp/sonicstudio
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2012/07/27
最新MacPro(6-core)、Pro Tools動作検証完了
最新のMac Pro (6-Core)へのPro Toolsが動作検証完了。Pro Tools 10.2 & OS 10.7.4での対応となります。
現在のAvidからリリースされているPro Tools 10.2 HDXの動作検証済み環境です。
Mac システム
・コンピューター: Avidが動作保障する下記のAppleコンピューター
Mac Pro 4,1 "Westmere" (全モデル、全スピード)
Mac Pro 5,1 "Nehalem" (全モデル、全スピード)
Mac Pro 12-core (以下のものを含む):
1基の 3.2GHz Quad-Core Intel Xeon processor
1基の 3.33GHz 6-Core Intel Xeon processor
2基の 2.40GHz 6-Core Intel Xeon processors (12 cores)
2基の 2.66GHz 6-Core Intel Xeon processor (12 cores)
2基の 3.06GHz 6-Core Intel Xeon (12 cores)
注: Harpertown(3,1), , Clovertown(2,1)またはWoodcrest(1,1) のMac Proモデルはサポートされません。サポート外のMac Proモデルを使用した場合、パフォーマンスの問題、HDXカードのファームウェアアップデート問題、及びHDXカード自体の故障を引き起こす可能性があります。
・システムソフトウェア: (32または64-bit) Mac OS X Lion 10.7.1 - 10.7.4
注意: Mac OS 10.8 Mountain Lion は検証中/未サポート。詳細はこちらをご参照ください。.
・全体システムRAM: 最低4GB、8GB (またはそれ以上) を推奨
・拡張シャーシ: HDXカードと拡張シャーシの使用はサポートされません。
注意: Magma ExpressBox 3T (Thunderbolt to PCIe Expansion) はサポートされません。既知の不具合が報告されております。Magma社とAvidにて問題解決に向け検証中です。
HDXに関しての更に詳しい情報はこちらを御覧ください。
HD Nativeに関しての詳しい情報は、こちらを御覧ください。
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2012/07/27
Pro Tools : Mountin Lion対応情報
Avidからいち早くMountin Lionに対しての対応の方針が発表されています。現状では、正式対応前となりますが、順次情報が更新されますので、チェックをお願いします。
>>>Avidからの公式情報(全文)>>>
Avidソフトウェア製品につきましては、Apple社が新しく発表した OS X 10.8 (コードネーム “Mountain Lion”)および、このOSにから新しく備わったセキュリティ機能である”Gatekeeper”への対応が計画されております。”Gatekeeper”は、ソフトウェアの発行元からのデジタル署名有無をチェックする機能であり、マルウェア(コンピュータウィルス)など無署名の制作者によるソフトウェアのインストールからユーザーを守るセキュリティ機能です。
AvidはMountain Lionに対応したデジタル署名を含むバージョンのソフトウェアおよびプラグインの準備中です。
Avidではデジタル署名のないバージョンのソフトウェアを一時的にMountain Lion上で使いたいという要望があることを認識しております。署名のないソフトウェアをインストールすることで”Gatekeeper"からの警告画面が表示される場合がありますが、Avid製ソフトウェアに関しましては、それらのメッセージをスキップし、ソフトウェアをインストールし実行することが可能です
Avid ソフトウェア製品のMac OS X 10.8互換性情報
Avidは現在、デジタル署名を含むソフトウェアとインストーラーなど、Mountain Lionに対応したバージョンのAvid製ソフトウェアの準備中です。互換情報は各製品ごとの互換ページにアップデートされます。 以下のページをご参照ください。(各ページ右上のツール>Subscribeよりメールアドレスをご登録いただくと、ページがアップデートされた際に自動通知が届きます):
・Media Composer
・Pro Tools
・Sibelius
デジタル署名に対応していないバージョンのAvid製ソフトウェアをインストールするとApple Gatekeepeは「このアプリケーションは署名がない」旨の警告画面を表示します。(デジタル署名されていないソフトウェアのインストール方法についてはこちら をご参照ください。
Mac OS X 10.8 Mountain Lion についての詳細はhttp://www.apple.com/jp/osx/をご参照ください。
既知の不具合
Pro Tools 10.2以下のバージョンでは特定のエラーが表示される場合があります。 詳細は以下のFAQページをご参照下さい。:
・シングル・キー・コマンドが動作しない問題
・CoreAudio ドライバーの問題
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2012/07/18
ラウドネス運用まもなくスタート
ラウドネス運用まもなくスタート
遂にその時が迫っています。ラウドネスの運用開始日2012年10月1日。様々なところでの周知活動やラウドネス運用に関するイベントが開催され、その実施に向けた努力が続いています。すでに現場レベルでも再放送を念頭にいち早くラウドネス基準を満たした作品をOnAIRしている局も存在している様です。
ラウドネス管理とは、そもそもデジタル放送時代の品質改善に向けて新しい音声レベルの基準を作ろうということでスタート。グローバルに『国際番組交換基準』といった文章がリリースされた影響もありますが、現在は、如何に視聴者にやさしい、レベルジャンプの少ない番組作りを行えるのかということが、最大のテーマとなっています。これは、音声、音楽等々の作品をより素材の持っているクオリティーを維持した状態で視聴者まで届けるのかといったテーマにつながって行くようです。今回は、ラウドネスメーターをリリースされている各社のお力を借りて具体的に、その全容を探っていきます。
技術的解説は、是非//pro.miroc.co.jpやProceed Magazine 2011-12号を参考にしてください。
体系化されるラウドネスメータとは
現在、ラウドネス関連商品を大きく分けると3種類。ソフトウェアとハードウェアのメーター、そして、自動補正機能を持った商品というように分類できます。DAW等、デジタル音声の扱いに優れたソフトウェア(プラグイン)は、ファイルベースでのラウドネス解析が可能であったりと、ユーザーのニーズに合わせた様々な機能を実装しているのが魅力。ハードウェアは、メータとしての視認性、そしてポスプロ作業の最終段に使用されることを念頭にAES音声のSDIエンベデッド機能を持つものなど、着実に進化を遂げています。
自動補正機能に関しては、ハードウェアの製品において中継の現場などで活用が始まっています。この分野も新商品の発売が続いています。ここ最近では、ファイルベースの自動補正エンジンを持つソフトウェアが多数リリースされ、過去アーカイブの一括変換等、アーカイブを所有する全てのポロダクション、放送局などで、活用できる商品もリリースされています。動画の音声部分だけを抽出し、補正後、再ラッピングしてくれるものまで登場しています。サーバーを利用した、ファイルベースでのワークフローなどを念頭に置くと効果的な運用が可能となることでしょう。
基準であるがゆえに、追求された誤差と信頼!?
ラウドネスメータの精度に不安があるというお話を耳にします。メータ(測定器)である以上、精度の出ていないものは、商品として成り立ちません。基本的のどのメーカーもITU-R.BS 1770-2と呼ばれるラウドネス測定基準に則ってメーターをリリースしています。しかし、実際のところはどうなのでしょうか?
ファイルベースで、スタートポイント/エンドポイントの特定が不可能な測定を行う以上は、100msというゲートのスライド幅に対して音声の位置に誤差が生じます。これが原因で生じる測定誤差の理論上の最大値が±0.1LKFS、これは手動でスタート/ストップを行う以上、回避の出来ない問題となります。
もう一つの要因が、ITUの規格書には記述のない小数点以下第2位の値の取扱に関して。表示に関しては、小数点以下第1位までの表示を行なっているのですが、2桁目に関しての扱いに違いがあることが、現在懸念されています。ARIB TR-B032には2桁目は四捨五入と明記されているのですが、ARIBプリセットを持つ機種すべてが四捨五入を行なっているのかという所がポイントとなっています。これにより、各ゲーティングブロックの値に誤差が生じ、ロングタームの積算値にも誤差が生じるということになります。こちらも、理論値としては±0.1LKFSの誤差を生じる可能性があるということになります。
合計すると±0.2LKFSの誤差が生じる可能性を、現状の機器は持っているということになります。この問題に関しても、スタートストップの部分は今後も課題になるとして、残る部分に関しての検証は弊社でも進行し皆様の商品選択のお役に立てればと考えております。
今まさに、運用に向けての動きが加速
アナログ放送開始後、初めての音声に対した大改革となるラウドネス運用。実際の運用はどの様になるのでしょうか?
運用規定上はターゲットレベルを-24LKFS(±1LKFS)との記載がありますが、あくまでもポスプロ作業を通過する作品に関しては-24LKFSがターゲットとなり、+1LKFSの部分は生放送用のマージンとしての運用となるよう、各団体からガイドラインの準備が進んでいます。今後も、民放連からのTR-B032だけでなく、各局ごとの細かい規定がリリースされることが予想されます。実運用に向けて、運用側も、制作側も大きな変革の時期となっています。
この原稿執筆時点でも、再放送を念頭にした作品に関してはラウドネスを想定しての作品納入をプロダクションから求められたり、実際のラウドネス運用は未だかつて無い勢いで始まっています。どのラウドネスメータを選べば良いのか?ご質問を受けることが多くあります。前述の誤差の問題が、一人歩きをして、良いメータと悪いメータがあるような勘違いをされている方も中にはいらっしゃいます。しかし、ITU-R.1770-2対応のメータであれば、見当違いの値を返すことはありません。測定方法に起因する誤差を含んでいるということで、±0.1LKFSの誤差は、許容範囲とするしかありません。この様な事実を元に、実運用上のメータとしての特色を中心に各プロダクトのご紹介を御覧ください。
ROCK ON PROでは、あなたのニーズにあったスタイルを確認いただく各種プロダクトの貸出を行っております。お気軽に担当洋介(TEL:03-3477-1776)までお問い合わせください。
RTW オーディオメータのリーディングカンパニーRTWは1965年ドイツのケルンで設立されたオーディオメータ専業メーカーです。40年以上前から世界中の放送局やスタジオ向けにピークメータ、位相計やベクトルスコープを提供してきました。サラウンドが話題に上がるとともに革新的なサラウンド監視方式であるサラウンドサウンドアナライザを開発し、業界をリードしてきました。ラウドネスについても基準策定時からEBU内ラウドネスワーキンググループに参加して規準策定に大きくかかわっており、製造販売のみならず技術開発においてもオーディオメータのリーディングカンパニーとあるべく日々努力しています。
Pick Up Review : Touch Monitor TM3
◆メータはどれも無骨で無機質で。。。
TM3は、メータらしからぬスタイリッシュなデザインのラウドネスメータです。見やすく美しい液晶画面は見る者を魅了して「使いたい」と思わせます。曲線を多用したフォルム、ハードのボタンが一つも無く全てタッチパネルで操作するというスマートフォンのようなスタイルは現代のクリエイターに良く似合います。
◆見かけだけで中身は大したことないんじゃないの?
ARIB TR-B32準拠の平均ラウドネスメータはもちろん、モーメンタリラウドネスメータ、ショートタームラウドネスメータ、ラウドネスレンジメータにトゥルーピークメータも搭載しています。
◆多機能だと見づらかったり使いづらかったりするじゃない?
TM3は使用する機能、画面のレイアウトをユーザーがカスタマイズできます。「平均ラウドネス値とトゥルーピークメータしかいらない」という場合は平均ラウドネス値の数字表示機能とトゥルーピークメータだけ表示してあげればよいのです。カスタマイズしたレイアウト(プリセット)は10種類まで本体に記憶でき、タッチパネルを優しくスライドさせるだけでプリセットを切り替えることができます。
◆良さそうなのはわかってきたけど縦長のメータを卓の上に置けないよ?
TM3は画面レイアウトだけでなく、本体の向きも変えることができるのです。縦長のメータが邪魔だと思う方は横置きで使って下さい。縦横の切り替えは画面を縦か横にスッとタッチするだけです。
◆でも設定変更ってめんどうなんでしょ?
TM3の設定は専用の設定編集ソフトDC-1を用いて行えます。メータウィンドウをダブルクリックするだけでそのメータの設定変更画面が呼ばれます。大きさの変更はメータウィンドウをドラックするだけです。
TouchMonitorシリーズ
TM3シリーズにはステレオタイプのTM3と6ch対応のTM3-6CHがあります。TM3とTM3-6CHは基本的な機能は同じですが、AESが3系統同時に測定できます。これは5.1サラウンド対応でもありますが、2ステはもちろん3系統までのステレオラウドネスを同時に測定できるのも嬉しいところです。
RTW社ではTM3以外にもTM7、TM9というトータルオーディオメータも展開しています。TM7/9は位相や周波数解析、サラウンドアナライザも表示可能で、1台で全部見たい!という方にはTM7やTM9がマッチしています。
TouchMonitorシリーズ ラインナップ
TM3 ¥204,000(税込)
TM3-6CH ¥288,000(税込)
TM7 ¥577,500-¥1,122,000(税込)
TM9 ¥628,000-¥1,314,000(税込)
Jünger Audio 「ユンガー・オーディオ」社はベルリンに本社を置くデジタル・オーディオ機器を中心に製造・開発を行っている企業です。社長の Jünger 氏は長年放送局に勤務し、蓄積したノウハウを元に Jünger Audio 社を設立しました。Jünger Audio は本国ドイツを中心にヨーロッパ各国からアメリカ、世界各国の放送局、レコーディング・スタジオ、マスタリング・スタジオに実績を持ち、今も新たにデジタル・プロセッサーの製品開発を行っています。
Pick Up Review : T*AP
Jünger T*APは、Jünger Audio伝統のLEVEL MAGIC™ ver.2 アルゴリズムを搭載した8chオーディオ・プロセッサーです。
LEVEL MAGIC™ はマルチループ・ダイナミクスコントロール理論に基づく緩やかなレベル変動に対応したAGCと素早いレベル変動に対応したトランジェントプロセッサ、先読みによるトゥルーピーク制御の組み合わせにより、あらゆる音声素材でポンピング、ブリージングや歪なしにレベル調整するアルゴリズム。これに各国のラウドネス規格(ITU-R BS 1770、ARIB TR-B32など)を適合させたのがLEVEL MAGIC™ ver.2です。LEVEL MAGIC™ ver.2 アルゴリズムがラウドネスの安定度を保つ有効な解決手段となります。
本機は、標準搭載のデジタル(AES3)入力と2つのオプション・スロットを介して、SDI の全バージョン(SD、HD、3G)を含む他の一般的な音声フォーマットを扱うことができます。また、プロセッサー本体はEthernet接続で取外し式のフロントパネルを使って制御可能ですので、1台のフロントパネルで複数のプロセッサーを管理したり、ラック室に設置したプロセッサーを卓上手元で管理するなど、設置場所や制御方法に大きな自由度を提供します。
フロントパネルだけで各chのショートターム・ラウドネス値、ロングターム・ラウドネス値など必要とする情報を表示可能ですが、PCとの接続によりブラウザ上で各chの入出力情報などのバーメーター、プロセッサーのルーティング情報、GPI制御、プリセット管理など緻密な設定管理が可能です。
ラインナップ紹介
LEVEL MAGIC™ ver.2を搭載した、ラウドネス・コントロールユニットのラインナップ。用途に合わせ3種類をリリース、全てに2重化電源を用意するなど、送出、中継現場等、クリティカルな用途での使用を想定した仕様。T*AP / LM4にはSDIもオプションで用意、GUI制御とともに現場のニーズに答えます。
T*AP
T*AP ¥1,627,500(税込)〜
主にテレビ送出やスタジオやアーカイブ用に設計された広帯域 8chプロセッサー(8×1、4×2、5.1+2)。 (3G対応)HD-SDIインターフェース、アナログI/Oはオプション対応
D*AP LM4
D*AP LM4-SP ¥945,000(税込)〜D*AP LM4-DP ¥1,060,500(税込)〜SP : シングルパワーサプライ/ DP : ダブルパワーサプライ
放送コンテンツ制作やラウドネス制御を必要とするテレビ放送局やビデオ制作、ポストプロダクションに適した4chプロセッサー
D*AP LM2
D*AP LM2-SP ¥756,000(税込)〜D*AP LM2-DP ¥871,500(税込)〜SP : シングルパワーサプライ/ DP : ダブルパワーサプライ
ダイナミクス制御とラウドネス制御の強力な組み合わせを提供する、テレビ、ラジオ、音楽制作、PA を含む幅広い用途に適した2chプロセッサー
(2012年9月以降発売予定)
デンマークの名門音響機器メーカー、TC Electronic。90年代よりFinalizerや、MD3(M5000用アルゴリズム)、昨今ではMD4、Brickwall Limiter(System6000用アルゴリズム)など、ワールドワイドで定評あるダイナミクス系アルゴリズムを輩出している。特にマルチバンド・ダイナミクスや、リミッターなどの音声処理精度は高く、オリジナル音声に忠実な処理が特徴。自らを「ラウドネス・オーソリティ」と冠し、ラウドネス問題に対してコミットする姿勢を打ち出しており、今後の新技術、新開発に大きな期待の持てるメーカーである。
Pick Up Review : TM7 / TM9
2003年初頭より老人性難聴などの研究を進めてきた同社。その結果を基に開発したラウドネス・メーターは、ラウドネス値の推移を同心円状のレーダーとして表示するユニークなGUIが最大の特徴だ。この画期的なGUIでは、プログラム・ラウドネス、トゥルー・ピーク、ショートターム、モメンタリーといった値に加え、レーダーによってそのプログラムにおけるラウドネス値の推移を一目で確認/監視することができる。瞬間値ではなく、積算値を見る必要のある「ラウドネス」という概念に対応する非常に優れたアイデアだと言えよう。さらに同社が初めて開発し、その後EBU R-128規格に組み込まれたラウドネス・レンジ(プログラムが持つラウドネス値の幅)も表示でき、ミックスの現場などではレーダーとともに強力なツールとなるだろう。
そのTC Electronic独自のラウドネス・レーダーとRTW社とのコラボレーションで実現したTouch Monitorシリーズは、9インチと7インチのタッチパネル・ディスプレイが選べるラインアップで、「モジュール」と称したRTW社の様々な測定アルゴリズムを追加することで、より包括的なオーディオ・モニタリングを可能にするTC Electronic社の意欲作だ。3G SDI対応オプションはTM9のみだが、ステレオ/マルチチャンネル入出力に対応するラインアップが用意されている他、GPI/O、USB、VGA、LAN端子が標準装備されており、運用現場に柔軟に対応することが可能だ。また、表示するモジュールの配置、リサイズが可能で、個別の設定値に加えてそれらの設定もプリセットとして保存することができ、運用現場はもとより担当者レベルのニーズに対応する。プリセットはUSBキーなどに保存してバックアップできるため管理も容易だ。
ラインナップ紹介
TC Electronic社のラウドネス・メーターは、『制作の初期段階から送出までのすべての音声編集現場で同一の管理ができるように』、というコンセプトの元、同社の持つ製品ラインアップ全てに同一の特徴的な『Redar Meter』を採用している。
DB4/8mkⅡ
DB4&DB8mkⅡ ¥お問い合わせ
SDI入出力、ラウドネスレベルの補正等、放送局、中継現場などで必要とされる機能を盛り込んだラウドネス運用の中核となる製品
DB2
DB2 ¥577,500(税込)
ラウドネスレベルコントールに特化した2chの製品、小規模な現場に最適です。
LM2
LM2 ¥262,500(税込)
AES入出力を備えた2chのラウドネスメータ・ユニット。外部のPCとUSB接続することで、『Redar Meter』の表示も可能。長時間のLog記録ができるのもこの機種の特徴の一つです。
P2 -Level Pilot-
P2 -Level Pilot- ¥504,000(税込)
自動レべル補正エンジンとして高い精度を誇るP2もバージョンアップで、ラウドネスに対応しています。
LM6
LM6 ¥73,500(税込)
いち早くAAXプラグイン化したラウドネスメータ。VST,AUでも使用可能なので、ホストを選ばずにハードウェア製品と同じ『Redar Meter』表示が可能です。
「VU計のヤマキ」として音量計の老舗であり、放送局、録音スタジオなどで音量のリファレンススタンダードとして広くご採用いただき絶対の信頼得ています。ラウドネスメータ( ISO532B(等ラウドネス曲線) )の開発は1998年からNHK技研殿と行っており、その経験からリアルタイムに「音を見せる」コンセプトで、今回ITU-R BS.1770-2に対応した製品を開発しました。1軸2針メータを採用したVUライクな表示や高精細度LED表示、必須機能をシンプルに実現した操作部など現場の使い勝手を追求したラインアップを用意します。
Pick Up Review : YLM-ND02TS
YLM-ND02TS ¥336,000(税込)
1軸2針メータを搭載した、リアルタイムに音を操るユーザに好評な製品です。従来のVU計を使い慣れた環境で、平均ラウドネス値をターゲットラウドネスに近づけるために必要なモーメンタリラウドネスとショートタームラウドネスを1軸2針メータに同時表示します。またオプションのYLM-RBと組み合わせることで、平均ラウドネス値の測定START/PAUSE、RESET操作を手元で行うことも可能です。平均ラウドネス値表示、トゥルーピークインジケータ表示および、HD/SD-SDI、AES入力( 5.1chマルチチャネル対応 )を搭載したコンパクトな筐体に必要機能を凝縮した1台となっています。
ラインナップ紹介
ラウドネスメータのラインアップです。用途に合わせた機種、全てにオプションのYLM-RBが使用可能など、各現場での使用を想定しています。どの機種も視認性が良く、操作が容易であることから、すぐに使用することができます。
YLM-M102HS
YLM-M102HS ¥315,000(税込)YLM-D102HS ¥294,000(税込)
1Uハーフサイズのモデルで、64ポイントバーLED表示を採用したモデルです。ラウドネスメータとして必須機能は全て搭載し、オプションのYLM-RBにより手元で平均ラウドネス値の測定ができます。収録・制作・編集・MA・ファイリング・送出など、どこでも使用できますので、とりあえず1台をという場合に最適です。HD/SD-SDI入力モデル( YLM-M102HS )、AES入力モデル( YLM-D102HS )を用意しています。
YLM-2ES01
YLM-2ES01-M ¥472,500(税込)YLM-2ES01-D ¥399,000(税込)
1Uフルサイズのモデルで、デュアルモノラル/デュアルステレオ/5.1ch+ステレオといった2系統の平均ラウドネス値を測定可能。HD/SD-SDI&AES入力(末尾-M)、あるいはAES入力のみ(末尾-D)搭載したモデルを用意しています。AES入力モデルは、あとからオプションでHD/SD-SDI入力を搭載することも可能です。また、オプションYLM-RBも使用可能です
LLM-miniⅡ
LLM-miniⅡ ¥92,400(税込)
平均ラウドネス値測定、サンプルピークインジケータ表示のみ搭載した単機能モデルです。コンテンツの出荷検査、受け入れ検査および、ファイリング作業などのレベル確認用としてコンパクト、安価で好評です。オプションのYLM-RBと組み合わせることで、手元で測定操作が可能ですので検品などの作業効率が改善できます。
Pick Up Review : LM-Correct
LM-Correctは、リアルタイムの処理が必要だった従来のラウドネス・レベル分析・補正に対し、これらの処理を自動化、高速化すべく設計されたAudio Suiteプラグインです。
ラウドネス規格を考慮せずにミキシングされたオーディオ素材を補正するために使うことも、NUGEN Audio VisLMなど、リアルタイムのラウドネス・メーター・プラグインと併用して、要求されるラウドネス値を満たすよう、微調整に使うことも可能です。ARIB TR-B32、EBU R128、ATSC A/85、ITU-R BS. 1770-2といった豊富なプリセットを利用して、規格に沿ったラウドネス値が自動で設定され、シンプルな操作にも関わらず最小限の時間で高速処理を行うことができます。CPUの処理速度にもよりますが、60分のステレオ・ファイルなら、1分程度で、解析または補正を行うことができます。
複数のクリップを選択してAudio Suiteでプロセスすることも可能ですが、セッション内で使用しているプラグインによる効果や、フェーダーによるゲインの設定などは結果に反映されませんので注意が必要です。編集中は、ProTools HD v7.4以降に搭載されているディストラクティブ・パンチ・レコーディング機能を使って、ミックス後のファイルが常に一本化された状態を作っておけば、バウンス作業に実時間をかけずに、計測/補正を行えるので便利です。
LM-Correctは、最終段階のセーフティネットとしての役割も果たします。完成したファイルに、ラウドネス仕様を満たさないエラーが発見された場合、これをその場で補正することができます。
ラインナップ紹介
VisLM-H Loudness Meter
VisLM-H ¥38,850(税込)
Nugenのラウドネス・メーター・プラグイン、VisLMは、Pro ToolsやNuendoをはじめ代表的なDAWソフトウェアでプラグインとして動作し、編集段階からラウドネス値を意識してミックスを行なうことを可能にします。
LM-Correct
LM-Correct ¥34,650(税込)
インテグレーテッド・ラウドネス値の正確な値を求めるには、プログラムの最初から最後まで計測する必要があります。LM-CorrectはAudioSuite対応プラグインで、計測/補正作業をCPUの計算スピードで行なうことが可能です。
LMB
LMB ¥85,050(税込)
ラウドネス値を監視、自動補正するスタンド・アローンのソフトウェア。ファイルが一括管理されているサーバーにアクセスすることも可能で、追加されたファイルを常にモニターし、自動でログを保存/自動補正します。
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2012/07/12
NugenからInter Sample peak Limiterのベータ版ダウンロード開始
ラウドネス規準の一つとして上げられているTrue Peak = Inter Sample PeakをLimitingするプラグインがNugenより登場です。現状ではベータ版ですが、いち早くデモ版のダウンロードが可能に。
音楽制作でこそ利用価値のあるInter Sample peak Limiter(ISL)。MP3、AACへ圧縮した際に歪んでしまったことはありませんか?この原因の一つがこのInter Sample Peakです。DAをする際にオーバーサンプリングという処理が行われます。それによりサンプル上はClipしていないデータもPeak値を超えてアナログ領域での歪や、オーバーサンプリング後の圧縮を行うような処理の際のClipを引き起こします。それを防ぐためにSample Peakではなくオーバーサンプリング後のInter Sample Peakを基準にLimiterとして動作するこの製品が必要となります。ポストプロダクション用途だけではなく音楽用途としても利用価値の高いこのプラグイン、まずは、デモでその効果を体感ください。
デモ版のダウンロードはこちらから>>>
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2012/07/12
Pro Tools|HDX ~稼働し始めたイノベーションプロダクト~
Pro Tools|HDX
~稼働し始めたイノベーションプロダクト~
遂に登場した業務標準次世代プロダクト。それがPro Tools 10 & HDXである。Digidesign社とAVID社のブランド統合を含む10年の月日を経て行なわれた大改革の結果、AVID映像編集作業とのワークフロー共存性を高め、10年先を見越したエンタープライズな音声作業を担うプロダクトとして登場した点を高く評価したい。現場にいったいどのような変革をもたらすのか、その歴史から技術、機能、そしてワークフローまで追ってみたい。
STEP1
新しいHDXの登場
まずは機能的なポイントを探って行こう。オーディオワークフローにおいて、本質的クオリテイーを決定づけると言っても過言ではないPro Tools。業界標準として多くのユーザーの声を受け、様々な革新と機能改善が行なわれている。まず、基本になるサウンドエンジンが徹底して拡張された。32bit Floating Processにより、現実音のすべてを表現することが出来るほどのキャパシティーをもったMixingEngine。同じく32bit Floating Processが採用された次世代互換プラグインAAX、多様なストレージへの対応や、レスポンスの向上を目指したDiskAccessの更新など、多岐に渡る改良が加えられている。TI社製DSP18基を搭載、CPUパワーの利用効率化、FPGA(*1)によるパワーアップが、音質の向上とワークフロー効率化の最大化に大きく貢献している。
その特徴を機能をダイジェストで上げてみよう。
・1991年Pro Tools Ⅰ(NuBus DSP)
・1994年Pro Tools 3
(TDM Plug-inのオープン化)
・1997年Pro Tools|24(24bit対応)
・1998年Pro Tools|24MIX
(DSPの強化)
・1999年Pro Tools LE
(RTASの登場)
・2002年Pro Tools HD
(192kHzまでのHi-Sample対応)
・2003年Pro Tools HD Accel
(DSPの強化)
Pro Toolsの歴史
◎強化されたHDX Card
・TI製DSP 18基搭載
・32bit Floating Processによる内部処理
・64bit Application対応
・AAX Plug-inへの対応
・2基のFPGA搭載
◎MIXING ENGINEの最大品質化
・64bit Floating Mixer
・最大ボイス数768track(カード3枚時)
◎Disk Access革命Ram Cash機能を搭載
・Disk Cashによる超高速レスポンス再生
・ネットワークストレージ・RAIDストレージ対応
◎Clip Gainによる新しいオートメーション
・波形表示もReal Timeに変化
・異なる解像度のファイルの共存
◎EuCon Phase 2
・Pro Toolsほぼ全てのコマンドを網羅。その数500個
・Channel Strip Plug-inでSystem5との完全な一体化
◎AAX(AVID AUDIO eXtension)の全て
・64bitアプリケーション化
・DSPとCPUのアルゴリズム統合
◎Pro Tools 10で追加された新機能
・5.1ch Down Mixerの搭載
・Satellite Linkの拡張
・24時間のセッションに対応
Pro Tools DSPエンジンの歴史
次に、Pro Tools|HDX CARDの系譜を記すと、すべてはTDMとCPU発展の歴史であることがわかるだろう。懐かしく思われる方も多いと思うが、これらの歴史を経て遂に次世代システム"HDX"への大変革が行なわれたわけだ。これは64bit Computingの有効性がPro Toolsに正式に導入されるファーストステップへと踏み出したと言えるだろう。TDMシステムをリリースし、DAWのメインストリームに上り詰めたPro Tools|HDシステムの優位性、利点、とは何か?広くユーザーに受け入れられクリティカルなエンタープライズ用途にまで浸透した理由は何故か?
TDMプラットフォームの躍進
1991年、Digidesign社(現AVID)はDAWのプロセスパワー、安定度、スループット・レイテンシーの向上のため、専用設計されたDSP Cardの採用を選択。そして登場したのがPro Tools Ⅰである。今も引き継がれる汎用CPUと専用設計DSPの組み合わせという特徴により、当時、専用機のみによって行なわれていた業務用PCMオーディオの世界に、圧倒的な低コストでその機能を実現するプロダクトとして登場。その低価格とOS上で稼働する汎用アプリであったことから、個人のハイエンド制作者から業界標準へと普及が進んでいったことも、Pro Tools TDMシステムの特徴と言えるだろう。革新的だったのは、TDM Plug-inフォーマットをオープンとし、様々なサードパーティーから高い品質のプラグインが登場したことだ。当時高負荷だったReverb等のプロセスにTDMが有効だったのは必然だ。この概念は、現在すべてのDAWオーディオプロセッシングに大きな影響を与え、WAVESやMcDSP、AutoTune等の誕生につながった。今回、AAXに進化したことで、この本流を更に発展させる注目のポイントになることは明らかだ。その後もPro Toolsは世代を更新するごとにパワーを強化し、クオリティと信頼性、業務ワークフロー改善への対応を進め、業界の中心的存在に育った。その歴史におけるシステム設計の先見性を見るにつけ、満を持して登場したProTools 10 & HDX、AAXに期待をせずにはいられない。
徹底解剖 HDXカードのハードウェアとは
DSPプロセスの向上に伴うパワーアップとともに、高い発熱が生じる。HDXは、その冷却のための空冷ファンが印象的な、重厚なカバーが付いた。その基盤表面にはなんと従来の2倍となる個数の18個のDSPが整然とレイアウトされ鎮座。従来のHD Accel CardのMotorola製DSPPresto(2ケ搭載)及び321(7ケ搭載)の合計9ケからTI(Texas Instruments)製TMS320C6727B-350の18ケに改められ動作周波数も220MHzから350MHzに。内部処理も24bitから32bitfloatに精度・能力が更新。また、1Chipあたりのメモリ容量も従来は、各DSPの1次キャッシュ16KB及び、搭載されたDSP 9ケ中4ケに外部の512KBのメモリを搭載。HDXでは18ケの各DSPに対しそれぞれ16MBの外部メモリを実装。都合、HDXでは1枚のカードあたり288MBのメモリ搭載を実現した。実は、更に進化している。2つのFPGA Chipを搭載しVOICEの管理、I/Oのマネージメントを行なうように設計変更。これにより、従来のDSP消費によってVoiceを確保するTDMシステムと異なり、1枚のカードで256ch分のVoiceを確保。従来2~6チップを占有されていたVoice用に割り振られたDSPの部分も全てPlug-inに活用し、夢の広大な作業領域が確保される。その広大なプロセスを低いレイテンシーで実現することは、現在のCPUだけでは業務向けに行なうことはやはり難しいと言えるだろう。
広大なHDXカード 有効に機能させるAAX Plug-inの登場
この新しいHDXカード上のDSPで動作するために開発されたAAX DSP Plugin。64bit Application化への変更となる。Pro Tools|HDXへの移行が行なわれたあかつきには、20年の歴史があるTDM、RTAS等々レガシーなフォーマットとの決別となる(特別なジョイントドライバへの期待もあるが)。次世代の64bit Computingへの最適化、CPU Nativeプロセスと独立HDXプロセスが同一プログラムという現実は、Process Depthの違い(TDM 48bit fix、RTAS 32bit Float)を取り払う大改革だ。Tipsだが、TDMとRTASは発表時期が違う。1994年TDMがOPEN化されPlug-inという世間の流れが定着。1999年にPro Tools LEと共にCPU ProcessのPlug-inであるRTASを登場。時期の違いもからも解るように、TDMとRTASは内部処理精度、プログラム自体も全く別のものとなっているのが現在までの流れだ。AVIDが今回行なう、アプリケーションプログラム自体の64bit 化とEffectProcessの32bit Floatへの統一は、未来を占う重要なロードマップだ。まさに、その統一規格がAAXと言うことになる。すべての環境で32bit Floatの処理が行なわれることを目指しているが、AVIDでは、エンタープライズ向けのシステムを、Hybrid Systemと呼ぶ。これは、CPU Native Power & HDX DSP Powerを持った、Pro Tools|HDXのソリューションのことである。
AAX Formatへの対応表明中のメーカー各社
STEP2
トータルソリューションの飛躍
飛躍#1:処理能力
現実に起きるTDMから飛躍 HDXの恩恵とは?
HDXのアドバンテージは膨大なパワーを、質、安定性、低レイテンシー、ワークフローのスピードアップへと導く。HD2 Accelシステムでタイトであったセッションが、HDXであれば1枚のカードで余裕を持って処理される。従来のMIXであれば、残りのPowerを気にすることなく効率的に作業が出来る力だ。これは今まで以上に多くのトラックが存在する、長尺の作品の仕上げに大きな恩恵をもたらす。もちろん従来非常に処理の重いPlug-ins等(Revibe、Reverb One)を、多用するシーンでも活躍は間違いない。体感上もHDXのDSPパワーは、従来のシステムと比較して4倍と言われている公称値と一致する。様々なブラッシュアップの結果さらなるパワーを感じるほどだ。例えば、標準で付属するEQ3-7Band。従来のシステムでは1DSPあたり27個(mono@48kHz)、HDXでは81個(mono@48kHz)が実行可能。この処理能力の向上は、クロック数の増加幅(220MHz>350MHz)を大幅に上回る。
これは、DSP自体のプロセスが24bitから32bit Floatに向上したことと、最適化により実現された。今後プログラムの最適化が進むことにより、どこまでのパワーの向上を得られるのか?AAX DSPプラグインにこれから生まれ変わる従来のTDM/RTASプログラムはどれほどのパワーを持つのか? 今後に、大きな期待の持てるポイントだ。同時に品質も32bit Float処理され広大なダイナミックレンジにより高められている。更に、VOICEの処理がDSPからFPGAに移り、DSPに余裕が生まれた。HDXでは1%もDSPを使用せずに256Voiceという今まで以上のVOICE数を獲得。タイムスロット数の増加等が同時に行なわれ大規模なセッションの物理的なハードルを押し下げ、新たなる境地へ導くことを可能としている。
飛躍#2:音質
1.Mixing Engineの進化!
Mixing Engine Processの全てを一新。もちろん、32bit Float Processが導入された。中枢の一新は全く新しいサウンドを生み出した様だ。従来の24bit fixであるTDM bus、最終サミングのみ48bit fix処理が、全てのProcessが32bit Floatとなり、最終Summingに於いては倍精度の64bit Floatを実現している。論理値とはいえ、24bitではS/N約144dBであった物が、32bit Floatでは1000dBを超える領域に突入しているインパクトは、信じがたい事実である。『内部プロセスでの歪みが発生しない』、『高解像度のデータ保持』と言った夢が実現している。そのサウンドは、透明感、立体感、解像度の向上。飽和感、ギャップ感、と言った、感覚を生み出した。この感覚は、まさに原音をそのまま心地よく聞いている耳の感覚に近づいたと言えるのではないか。同時に限りない自由なサウンド加工プロセスも可能にしている。
2.HD I/OやHD Omniと共に実現するそのサウンドの総合評価
今回AVIDが提唱する総合ソリューションは、多くのエンジニアの良い意味で予測を裏切る大変革となった。「今までのミックス手法が通用しないほどの大改革だ!」との意見も聞かれた。一新されたそのサウンドに戸惑いながらも、そのサウンドの向上に驚きと喜びが滲んでいる。過去に録音したサウンドでも、その違いが確認できる様だ。従来の固定された空間から解放されたことは、サウンドを押し込むべき箱を失ったとも言えるからだ。これは、様々な現場でのラウドネス管理、それに伴うダイナミクスレンジの拡張に対応した、サウンドメイクにも最適と言える。一昨年にデビューした、新しいHD I/Oのサウンドキャラクター(フラットかつ高解像度)とも合致し、新たなるソリューションを確立することが最適の様だ。将来を見据えた新しい業務ワークフローの確立も同時に求められている。是非皆さんが、いち早く体験いただくことに期待したい。
飛躍#3:AAXプラグインの先進性
1.内部処理32bit Floatによる恩恵(互換性)
AAXプラグインはDSP処理も、Native処理も同一のプラグイン・アプリケーションを使用するのが特徴だ。DSPかCPUかという違いはあるものの、理論的には同一の結果をもたらす。この結果、HDX環境とNative環境の高い互換性をもたらす。AAXの先進性は内部処理解像度の32bit Float化。内部での解像度は約1500dBとなる。この解像度の拡張はデータレベルで言えば飽和感の解消、そして内部処理でのデジタルクリップが解消される。その個別の広大は領域と処理は、最終出力(マスタートラック)がクリップしていなければ歪むことはないということだ。コンプレッサーやEQでのゲインの設定もクリップを意識することなく設定できる。なんと素晴らしいことだろう。また、ハードウェア機材のシュミレート・プラグインなどは、レベルを絞ると狙ったサウンドが得られないことが往々にしてあったが、AAXでの解像度とレンジはこれすらも解決した。
2.ワークフロー上の更新ポイント(レイテンシー、インサート時)
実際にAAXプラグインに使用してみると、まず驚かされるのがプラグイン・インサートを行った際のレスポンスの良さ。プラグインをインサートした際に音が途切れることからも解放される。例えば、100トラックにEQをインサートする場合、延々とタスクの進捗を示すバーを眺めていた時間が、わずか2~3秒というレベルにまで短縮された。この小さな積み上げが、Pro Toolsの作業時間を短縮させる大きな改善点につながっている。また、作品性にも影響がある。思いついたアイディアこと無くプラグインが立ち上がり、クリエイターの閃きに呼応したレスポンスを実現することが可能となった。また、注目のパラメータがある。AAXプラグインはRTAS、TDMでは当たり前に存在したプラグイン・ディレイがついに『0』となった。驚くべき進化である。公式には全てのプラグインのディレイが『0』にはならないようだが、サードパーティー含め現状でリリースされているプラグインで筆者が確認した限りでは全てが『0』となった。遅延によるグルーブの変化、位相の崩れといった問題。今までも遅延補正エンジンを使用したりとクリエイターはこの問題と戦ってきた。しかも、Pro Toolsの遅延補正エンジンは、先読み型ではなく純粋にディレイである。ディレイ量が増えれば増えるほど波形描画グラフィックと音の出力にずれが生じ違和感を生んでいたが、その問題もあっさりと解消している。これまでの固定概念からユーザーを解放する素晴らしく革新的な進化と言え、注目すべきポイントだ。
STEP3
ワークフロー改善の第一歩
快適、超高速レスポンスディスクキャッシュ機能
大規模化するPro Toolsセッションを扱う上で、レスポンスの向上は最も時間を節約できる項目である。行なった作業とその確認という、最もプリミティブかつ頻繁に行なわれる作業のストレスからユーザーを解放するのがディスクキャッシュ機能だ。これは、開いたセッションで使用されている全てのオーディオファイルをコンピュータのRAM上に展開、ディスク・アクセスを低減してストレージへの負担と互換性を改善し、真にレスポンスの向上を図るものだ。ディスクキャッシュは「作業したものを確認する」という制作上で最も頻繁に、しかも必ず行なわれる作業に対する時間を確実に削り取る。これは全てのワークフローに貢献する操作性向上の礎とも言えるだろう。創造的な作業において、ストレスのないレスポンスは新たなる閃きすら生むかも知れない。なお、この機能はスタンドアローンのPro Tools 10では動作せず、HDバージョンもしくはComplete Production Tool kitの追加が必要となる事を追記しておく。
ディスク・アクセスの革新がもたらす、データの冗長性とネットワークへの道
ディスク・アクセスにおいても大きな革新があった。ミッションクリティカルな現場で求められるデータの冗長性、ネットワークへの対応を果たすべく従来のストレージに対する制約が解放されたのだ。Pro Toolsが遂に対応したネットワーク・ドライブへの道である。PCの世界では常識であるネットワークを利用した、冗長性のあるドライブへの共有作業に対応することで、安全性の高い、より効率的なワークフロー構築への可能性は更に拡がる。シンプルなシステムとして、アーカイブ、データ共有という観点からNASでのシェアリングが可能。編集・ミックスデータの共有であれば、PC用の簡易的なNASでもデータの共有が行なえる。しかし、ミッションクリティカルな録音を行なうのであれば、リアルタイムに生成されたデータ全てを書き込めるだけの速度が必要となる。
この場合はAVID ISIS5000(1Gbit Ethernetポート接続)サーバー型ストレージ等の高性能なシステムが求められる。同時録音数、複数のクライアントからのアクセスがどれ程なのかシステムトータルでのアクセス解析を行ない、それに見合った商品を選択することが導入へのキーポイントとなる。また、映像編集ソフトや画像処理ソフトの共存を考慮した設計も必要とされる。ネットワーク・ドライブへの対応と共に、冗長性の確保されたRAIDドライブへの対応も果たした。従来は複数のHDDを用意して、作業が終わるたびにバックアップを取るのが常識で、長時間の作業後に更にデータコピーが必須な状況であった。これは現場において大きなタイムロス、人的負担となっていたが、ワークディスクに冗長化ドライブ(RAID1、5、6、60等)を使いデータの安全性を確保、更に自動で別ストレージに定期的にコピーすることで一貫したデータ管理が可能となる。まずはRAID1導入からでも、その安心感を体験してもらいたい。
ネットワーク利用による作業が新しいワークフローを生み出す
特定のサーバーによるネットワーク共有だが、一度でも共有ドライブでの作業経験があればその利便性を明白に感じていることと思う。Pro Toolsに限定すれば、セッションファイルを別にして全てのユーザーが同一のオーディオファイルを利用した共同作業が可能である。最終データの作成時には強力な「セッションインポート」機能によってプラグイン、オートメーションデータ等と共にセッションのマージを行なえる。例えば、アフレコで声優(キャラ)ごとに編集担当を付け、複数人数で1つのセッション作業に当たる等ネットワークならではの活用法が考えられる。更に「選択トラックを新規セッションとしてエクスポート」というコマンドが用意され、ステムを別セッションとして書き出すことが可能となった。ネットワーク共有でのワークフロー確立のための大きなポイントといえるだろう。このネットワークによるRAIDストレージ運用は、複数のスタジオとワークフロー別のスタッフを持つ企業にもっとも重要なソリューションとして検討されると思われる。
Pro Toolsの最新Solution
EuCon Phase 2
Pro Tools 9.0.6で正式対応をはたしたEuConプロトコル。Pro Tools 10では、さらなる連携強化が図られ、EuCon Phase 2へと進化を遂げた。Artistシリーズ、System5といったコントロール・サーフェースとの連携強化により、一段とスムースなフェーダーリモート、複雑なコマンドへの対応が図られた。System5-MC / MC pro / Artist Controlといった、Softkeyの活用可能な機種では拡張されたEuCon Phase2により500を超えるメニューコマンドを操作可能。もちろんマクロを組むことも可能なのでアイディアのままにありとあらゆる操作を自分だけのオリジナル・キーにアサインできる。ドライバ、ファームウェアの最適化により、従来のHUIの256stepとは比較にならない4096stepの解像度を持つフェーダー・リモートはまさに専用機といえる優れた操作性を提供。実際、Pro ToolsがEuConへの正式対応を果たしてから、System5へのHybridオプションの追加が目立つ。
Pro Tools 10では新しく"Channel Strip"プラグインが追加となっている。これは、System5のChannel Stripで使用されているEQ / Dynアルゴリズムをそのままプラグイン化した高品位な物。「空気までも再現する」と絶賛されたsystem5のサウンドコア部分の完全移植となる。Pro Toolsで"Channel Strip"を使用してsystem5にEuCon接続を行うとsystem5のDSP-coreで処理を行っているのと同様に、EQ curveやDyn Curveがコンソールに表示される。Hybridエンジンで並べたPro ToolsのStripとsystem5のStripが全く同じGUIとノブのアサインで操作できる、ミキシングエンジンの違いを意識することなく、まさしくHybridな環境を提供。いままでのICONシリーズと同レベルと言っても過言ではない優れた操作性により、次のリファレンスシステムの最有力候補と言って良いであろう。この新しく生まれ変わったHybridシステムは、一度ハンズオンで実際に試してもらいたい機能だ。
System5
前述のEuCon Phase 2により脚光を浴びるAVIDフラッグシップ・コンソールsystem5。その優れたサウンドは、言葉を尽くしても伝えきれない透明感のある特徴的なサウンドを持つ。Pro ToolsのHDXシステムのサウンドの変革、その特徴である透明感と奥行きのあるのあるサウンド、そしてsystem5のサウンドの方向性は合致し、相乗効果により更なるクオリティーを獲得することは想像に難しくない。EuConによる先進のHybrid Systemを中心に、今後の高解像度がキーワードとなる世界で、その存在価値が高まることは間違いない。人間工学に基づいたコンパクトなレイアウト、フェーダーサイドに用意されたメーター等、一度使うとその操作性の魅力に気づくはず。ポストプロダクションスタジオだけでなく音楽スタジオでも導入の検討の始まるこのコンソール。Pro Tools 10とHDXの魅力を引き出す大きなツールとして、AVIDのソリューションの向かう方向性を明確に提示している。
Video Satellite
もう一つ、Pro Toolsを取り巻く環境で変化の顕著なソリューションがある。それがVideo Satelliteだ。更なる大規模システムに対応すべくクライアントの接続台数が5台から12台へと増加。双方向でのサンプル精度の同期とリニアなレスポンスというメリットをどの様な規模の現場でも享受することが出来る。Pro Toolsを並列して複数台使用する映画のダビングステージでもVideo SatelliteとSatellite Linkの組み合わせにより柔軟なシステムアップが可能。同期の双方向性はシステム規模が大きいほどメリットがある。マスターマシンがダウンした際にもサブのマシンで何もなかったかのように作業することが、サーバーを用意したファイルベースシェアの環境と共に構築することで実現可能。Video SatelliteシステムのクライアントとなるMedia Composerに搭載されたAMAにより、現存するほぼすべてといって良いほどの種類のVideo Fileの展開が可能となったことにより、運用の柔軟性を備え、死角のないシステムへ相互に成長を遂げている。実際の導入も加速度的に進むVideo Satelliteシステムはワークフローに大きな革新をもたらす、次世代のスタンダードとしての機能を手に入れ進化を果たした。
まとめ
AVIDより登場した、Pro Toolsの最新ソリューションであるPro Tools 10とHDXを、ディープに解説させていただいた。多くの機能更新が行われており、HDXソリューションがこれからの音声制作現場に新しい風を送り込む提案、未来を解放するプロダクトであることは間違いない。サウンドはもちろん、この操作性、レスポンス、そういった部分もプロフェッショナルな作業に対応するためアップデートがなされている。膨大な現代の制作ワークフローにおいて、ひとつひとつ更新が、日々使用する現場のスタッフにとっては作業時間の短縮につながるメリットとなる。信頼性、耐久性、冗長性、安定性、拡張性、様々な角度から見ても個人から大規模エンタープライズまでのワークフローを成立させる唯一のAUDIO WORKSTAIONとなった。そしてなにより、体力、ストレスからの解放につながり、真のマンパワーが高い作品性に向かうことは喜ばしい限りである。
Pro Toolsを使い尽くす
先進のサーバーソリューション
gb labs SPACE
・Max Performance : Up-1550MB/s /Down-1550MB/s
・内蔵Drive数 : 16Drive636
・内蔵ドライブの容量 : 16TB or 32TB or 48TB
・RAID LEVEL : RAID-6
・拡張性 : EXシャーシ最大5台まで拡張可能
・対応ファイルシステム : NTFS & HFS+ Journaled
・接続プロトコル : SMB,CIFS
・物理的な接続方式:1GbE or 10GbE
・無料クライアント数 : 無制限
・最大クライアント数:無制限
クライアントにドライバ・ソフトの必要ない優れた汎用性を持つ高速サーバー。smb / cifsといった汎用性の高いファイルシステムを使用することにより、柔軟且つトラブルの少ないワークフローの運用が可能です。スペックに関しても、16Driveで1550MB/Secと十分な速度を確保。1GbEでの接続時に測定値で90MB~100MBとなります。上位にSSDを使用したモデルもあり、こちらは、更に高速な3000MB/sec。LTOベース/HDDベースのバックアップ・システムそして、可搬性のあるコンパクトなシステムと、充実のラインナップを誇ります。
AVID ISIS5000
・Max Performance: 非公開
・内蔵Drive数 : 16Drive(内一台Hot Spare)
・内蔵ドライブの容量 : 16TB or 32TB
・RAID LEVEL : RAID-5
・拡張性 : ISIS5000システム内に最大8台まで
・対応ファイルシステム : 独自システム
・接続プロトコル : 独自システム
・物理的な接続方式:1GbE or 10GbE
・無料クライアント数 : 無制限
・最大クライアント数:最大90クライアント
トータルでのワークフローを提案し続けるAVIDのエントリー・サーバー。同社の推し進めるInterplay MAMにも対応した、非常に堅固なシステム。完全独自システムでチューニングされ、このクラスでは珍しいHot-Spareを用意するのもAVIDのこの製品に対する位置づけが伺えます。上位のISIS7000及び、二アライン・サーバーであるISIS2000と統一されたGUIでの管理、そして、Interplayとの真の協調性を持つAVIDでのInterplay Total Workflowに無くてはならないコアシステムとなります。もちろん、Pro Toolsにも正式対応。動作検証の行われている唯一のサーバーでもあります。
SNS EVO
・Max Performance: UP-800MB/s, Down-800MB/s
@2x 8Disk Pools
・内蔵ドライブの容量: 1TB or 2TB
・RAID LEVEL: RAID-0/5/10
DiskPoolingにより4/8/12/16個のHDDを任意で
RAIDグループに指定できます。
・拡張性:EXシャーシ1台
・対応ファイルシステム:NTFS & HFS+ Journaled
・接続プロトコル: AFP, SMB, SFTP, and NFS
・物理的な接続方式: Fiber Channel / 10GbE / 1GbE
- simultaneous iSCSI and Fiber
・無料クライアント数:4クライアント
・最大クライアント数:無制限
従来より、Pro Toolsで動作の確保されているNetwork Systemをリリースし続けるSNS(Studio Network Solutions)社のフラッグシップモデル。SANをベースにしたiSCSIを利用し、高速性を確保します。Fiber-Channel Baseの高速接続とEthernetでの接続が共存できるのも特徴の一つ。開発の歴史が長いだけに、多種多様なクライアントとの連携の実証、検証が済んでいるのも導入に際しては安心感につながることでしょう。10GbEにも対応し、次世代の広帯域ストリームにも対応可能な順応性を併せ持ちます。
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2012/07/11
Refference Condenser Microphoneで知る 魅惑のフィールドレコーディング
Refference Condenser Microphoneで知る
魅惑のフィールドレコーディング
フィールド録音という分野は、最近では小型のメモリー・レコーダーの普及により静かな人気を呼んでいます。フィールド録音に精通している人の中には、「はまったときのフィールド録音は音楽録音よりも気持ち良くなることがある」と言うほど魅力的な要素があるようです。多くのメモリー・レコーダーはマイクロホンが内蔵されていて、手軽にどこでも録音が出来るようになっています。フィールド録音において一番重要と考えられるのはマイクロホンです。内蔵マイクロホンは確かに便利なのですが、外部の高性能なマイクロホンを使うとより豊かな自然音の響きが収められるため、状況が許せばなるべく高性能なマイクロホンを用いて収録に臨みたいものです。
リファレンス・コンデンサーマイク比較試聴
このたびメディア・インテグレーションさんのご提案により、高性能なコンデンサー・マイクロホンをフィールドで試す機会に恵まれました。普段テレビ番組の収録などでは画面のセンターがとても重要なため、ガンマイクロホンを使用することが多いのですが、じっくり腰を据えて録音が出来る鑑賞用の音源に向き合うときにはリファレンスなコンデンサー・マイクロホンを選びたいところです。今回は、Earthworks、DPA、Sankenの高性能なコンデンサー・マイクロホンを試し、フィールドで同時録音をして比較試聴することにしました。コンデンサー・マイクロホンには近くの音源を対象としたものと遠くの音源を対象としたものがあります。今回のマイクロホンは後者です。フィールド録音では、対象となる空間が広いため、遠くの音源を収音できて、空気の細かな振動を的確にキャッチできる高性能なものが必要になってきます。このキャッチできる振動が細かければ細かいほど、再生される音は豊かな響きをもたらします。
テスト録音に際しては、長野県の戸隠高原へ出向きました。この地は、野鳥の繁殖に適した環境があり、様々な野鳥の声に出会えます。また、季節は雪解けの時期だったため、雪解け水がとても良い雰囲気の小川のせせらぎを創り出していました。野鳥が一斉に鳴き出すのは、夜明け前の薄暮の時間帯です。辺りが真っ暗な状態から、熊よけの鈴を腰に付けて準備に取りかかります。空が白々と光を感じ始める頃、一番鳥が鳴き始めます。普段、初夏の時期に最初に鳴き出すのはホトトギスなのですが、今年、とても寒い冬を過ごした高原は、未だに冬の気配を残しており、夏鳥はまだ訪れていませんでした。しかも標高1200mの夜明けの時間帯はかなり冷え込みます。そのため、極めてセンシティブなコンデンサー・マイクロホンはコンディションが優れず、けっこう困難な収録となりました。初日にトラブルが発生したために、翌日の収録に臨む際には、体温を使ってすべてのマイクロホンを事前に暖め、収録直前に取り付けました。
実際のサウンドはいかに?
用意したマイクロホンは全指向性の、Earthworks QTC50mp、DPA4006A、Sanken CO-100Kです。オーディオ・インターフェースにヘッド・アンプを内蔵したMetric Halo ULN-8を使用し、カーバッテリーで12V駆動しました。レコーダーはMacBook Proで、DAWはSteinberg NUENDOです。収録音源を試聴してみての印象ですが、どれもすばらしく豊かな響きをもたらしていました。3機種ともに高感度で、十分に自然空間の繊細な音を捉えていました。3機種の中でもSanken CO-100Kの感度は抜群で、他2機種より3dB前後良かったです。DPA4006Aは、高域になればなるほど指向性があるせいか、高周波数帯域付近のノイズ成分が押さえられ、スッキリとした音をしていました。周りの環境がとても静かで、静寂な空間を表現するような収録に臨む場合、またフロント方向に目的とする音源があるシチュエーションではとても有効です。Sanken CO-100Kも高域に指向性を持っていますが、DPAよりも高域の響きを感じます。
Earthworks QTC50mp
DPA4006A
Sanken CO-100K
Earthworks QTC50mpは、周波数特性のグラフを観ると、50kHz付近までフラットで高周波数帯域でも全指向性のポーラパターンを描いています。しかし、印象としては高域の成分がかなり多く感じます。6800Hz付近をEQ補正してあげると治まりの良い感じになります。DPA4006Aは、一番クリアな音空間を創り出しているように感じましたが、高域の背面の音が少ない分、響きの豊かさは押さえられていると言えるかもしれません。しかし、高域成分と響きの豊かさとのバランスは、どちらを取るかという選択になるでしょう。3機種ともに、細かな空気の振動を捉え、自然環境の空間を再現するという点においては素晴らしいものでした。
小川のせせらぎに関しては、一番好みの音色だったのはEarthworks QTC50mpでした。柔らかくてなめらかで、小川の水音らしい音色(ねいろ)になっていました。静寂な森林の野鳥の声の収録時に気になった高域成分も広帯域の周波数成分を含む水音に消されて気になりません。水音のような広周波数帯域の成分を含む音源では、QTC50mp の様な高周波数帯域も全指向性であるマイクロホンの音色が一番自然に感じられたのかもしれません。もちろん他の2機種も複雑な水音の粒子を十分捉えていましたが、線が細かったり、別の周波数帯域に照準が合っているような印象でした。しかし、それも微妙なニュアンスなので、人によっては好みが分かれるでしょう。
全指向性のマイク以外に単一指向性のマイクも用意してありましたので、それぞれ録音しました。Earthworks SR40とDPA4011Aです。単一指向性のマイクロホンは定位に優れ、ステレオX-Y方式のように、L、Rの位相差が適切な割合のときには音場が立体的に感じられます。しかし今回の録音では定位より広がり感、心地良さを求めたため、少し間隔を開けて設置しました。全指向性のマイクロホンに比べると捉える空間の範囲が狭いのですが、音色としては水音の粒立ちが際立ってきます。わりとハッキリした音になるために、目的に応じて使い分けることが出来ると思います。例えば映像作品用の音源の場合には映像の構図、アングルによってタイトな音、ワイドな音を当てはめたり出来るわけです。
さらにサラウンドで試聴
手作りのマイクアレイでサラウンド収録
今回、小川のせせらぎでEarthwaoksが自分好みの音色をしていたので、サラウンドでも録音してみました。最初はマイクスタンドに一本一本立てていたのですが、音源からの距離が近いと感じたため、上の写真のような手作りのマイクアレイに組んで、上空2.7mの高さまで上げることにしました。 もっと高くしたかったのですが、頭上には木の枝がひしめいており、この高さが限界でした。音源との距離が離れると、マイルドで広がりのある音色になります。サラウンドでマイクアレイを組む際には各マイクロホン間のかぶりに注意しなければなりません。かぶりが多いと厚ぼったい音になってしまいますし、かぶりが無いとつながりが感じられません。決まったマイクロホンの間隔(距離)があるのかというと、それも対象音源によって異なります。また、フロントとリアで種類の異なるマイクロホンを選択した場合には、一貫した一つの音響空間と感じられない場合があります。今回の様に川幅の狭い小川の場合は、フロントのL、Rの距離は約1.5mに設置しました。リアの間隔はもっと広くしています。各マイクの間隔に関しては、過去の様々なマイキングで録音された音源を聴かせていただきましたが、本当に千差万別で、中には素晴らしい響きを感じさせてくれるものがいくつもありました。そのときに思ったのは、自分が収録に臨むシチュエーションでは、基本や過去のデータに基づいて試行錯誤が必要であること。それに、ケースごとに適切なマイクロホンやマイキングが違うことです。
テスト録音したこれらの音源は、Rock oN Companyの店舗にて試聴することが出来ます。興味のある方は、渋谷に足をお運びください。フィールドでこのクラスのマイクロホンを試すのは一つのチャレンジです。本来は室内での使用を想定して作られているマイクロホンは低温や多湿などの悪条件ではなかなか本来の性能を発揮してくれないことがあります。しかし、さまざまな条件を頭の中に入れて、気を遣って収録に臨めば、身震いするような素晴らしい響きをリスニング空間に届けてくれます。今後も機会あるごとに、リファレンスなマイクロホンでのフィールド録音に挑戦したいと思っています。
土方 裕雄(ひじかた やすお)
昭和39年1月13日生まれ現在フリーランス ビデオ・録音エンジニア
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2012/07/09
MADIの新しい境地を切り拓く RME HDSPe MADI FX
MADIの新しい境地を切り拓く RME HDSPe MADI FX
RMEから今秋の登場が予定されているHDSPe MADI FX。3つのMADI I/O(オプティカル×2、コアキシャル×1)、AES/EBU×1、アナログ・モニタリング出力×1の計390チャンネルの入出力を搭載した本製品は、その名の通りMADI(Multichannel Audio Digital Interface)を技術の根幹としたPCIeカードです。MADIは、その登場から20年以上も経つデジタル・オーディオ伝送の規格ですが、現在でも幅広い分野で使用されさらに成長を続けています。その間、AVB、Dante、Ravenna、Ethersound、Cobranetなど、さまざまな規格がMADIに代わるものとして提唱されてきましたが、現在においてもMADIは多チャンネルのオーディオ信号をコンバーターやインターフェイス間で同時に伝送するための標準規格として定着しています。それはなぜなのか。本稿ではまずMADIそのものについて製造メーカーの視点から解説した上で、MADIの未来を切り拓くRME HDSPe MADI FXについての詳細をご紹介します。
MADIの技術背景
極端な例ですが、CDプレーヤーとサラウンド・レシーバーをオプティカル(光)・ファイバー・ケーブル(TOSLINK)で接続すれば、それでほぼMADIを伝送する準備が完了したと言えます。CDから再生されたすべてのサンプルは、4bitのヘッダ情報と4bitのフッタ情報によりサブフレームを形成して送信されます。これらの付加情報により、レシーバー側は信号を正しく解釈することができ、チャンネルごとにトラック・マークやCDテキストなどのメタ情報を送受信することができるようになります。
CDプレーヤーなどの民生機器ではこのデジタル接続をS/PDIFと呼びますが、これはプロ用の規格であるAES/EBUのコンシューマー版で、1bit分の違いをのぞき基本的なデータ構造は同じものです。
BNC(同軸)ケーブル
オプティカル・ケーブル
オプティカル・ケーブル・ドラム
MADIは上記のシンプルな例から発展した規格です。前述のサブフレームを64個分並べて、通信のスピードを上げ、冗長性のための情報を持たせたものがMADI信号なのです。Audio Engineering Societyによって10番目に発表された標準化白書のため、AES10とも呼ばれています。MADIは完全にオープンな規格なので、すべてのメーカーが無償で利用することができます。通信速度は125Mbit/sに達し、その1/5以上はエラー補正のために使用されます。当初は75Ωのコアキシャル・ケーブルが推奨されていましたが、後にオプティカル・ケーブルでも使用できるようになりました。いずれのケーブルでもまったく同じ情報が流れます。コアキシャル・ケーブルは、一般的にワードクロック信号をやり取りするのに使用されるBNCコネクターで接続します。
オプティカル・ケーブルは、コンピュータ・ネットワークの技術から生まれたもので、コネクターにはいくつかの種類があります。MADIを実装している多くのメーカーでは、SCコネクターを採用しています。
ケーブルの最大長は、コアキシャルでは100mまで対応しますが、それ以上になる場合はオプティカル・ケーブルが推奨されます。RME製品は、一般的なマルチモードのオプティカル・ケーブルで2kmまで問題なくMADI信号を送受信することができます。
2kmものケーブルが必要なのか?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、例えばスポーツ中継だと、スタジアムから場外の駐車スペースの端に停めた中継車まで1km以上のケーブルを取り回す必要性が頻繁に生じますので、それほどの距離であっても確実に動作できるのは大きなアドバンテージなのです。
MADIが開発された当時はまだデジタル・テープの機器が広く使われており、それらの機器では可変のサンプリング・レート(バリピッチ)が使用されていたため、最初のリビジョンでMADIは56チャンネルのオーディオ信号と、48kHz +/- 12.5%のサンプリング・レートをサポートしました。さらに、2001年にはMADI-X(MADI-Extended)が正式に導入され、48kHzで64チャンネル(96kHzで32チャンネル)の伝送に対応しました。56チャンネル・モードは、現行のいくつかの製品でも引き続き使用されています。例えば、DiGiCoのデバイスではMADIのチャンネルをあえて56チャンネル・モードに制限して、残りの帯域をリモート・コントロール用に使用しています。
ここまで紹介した中で、MADIには、コアキシャルとオプティカルの2つの接続タイプ、56チャンネルと64チャンネルの2つのチャンネル・モードがあり、4通りの組み合わせがあることが解りました。このそれぞれの組み合わせは、その違いを吸収する機材を導入しない限り互換性がありませんでした。それを初めて実現したのが、2002年にアナウンスされたRME初のMADIデバイスであるADI-648(ADATとMADIを相互に変換するコンバーター)でした。また、MADIは本来の規格上はワードクロックを別途必要としており、実際にアクティブなジッター抑制機能を持っていない機器ではワードクロックなしではまともに機能できませんでした。しかし、RME製品は、MADIの実装にあたってSteadyClockという独自の技術を開発・搭載し、入力されたMADI信号から抽出したクロックのジッターを2ナノ秒以下まで抑え込むことができるため、RME製品ではワードクロックを別途必要としません。
このようにMADIはRME製品の登場によって初めて実用的な技術として定着し、普及が進みました。
MADIのネットワーク
マイク・プリアンプやコンピュータ用のインターフェイスを含むほとんどのMADI機器は、MADIの入出力を1系統しか持っていませんので、これらのデバイスは基本的にデイジーチェーンで接続されます。よくあるケースとしては、ステージ上の8チャンネルのマイク・プリアンプを1本のデイジーチェーンでMADIを使用してレコーディング・ルームまで引き込むようなシーンが上げられます。この場合、最初のプリアンプがマスターとなって1チャンネルから8チャンネルまで、2台目が9チャンネルから16チャンネルまで・・・というように設定されます。RME製品では、MADIの入出力ごとに3サンプル分のレイテンシーが生じますが、ディレイ補正によりそれぞれのプリアンプの遅延分を合わせることができます。
シンプルな接続例
例えばRMEのMicstasyを使用した場合、MicstasyのA/D変換によるレイテンシーの12サンプルとそれぞれの機器間の3×7=21サンプルで、計33サンプルのレイテンシーとなります。言い換えると、48kHzで64チャンネルのマイク入力が、しかも2km離れた地点まで僅か33サンプル(約0.7ミリ秒)まで抑えることができるのです。このようにオプティカル・ケーブルを使用すれば物理的にも経済的にもコストを削減することができ、しかも高い音質が得られますが、一方で、例えば誰かがケーブルを誤って切断したりと、耐久面での不安を抱く方もいるかも知れません。そのため、RME製品にはMADI出力をつねにオプティカルとコアキシャルに分割して提供し、受信側がどちらか片方で信号の欠落を感知すると自動的にもう一方に切り換えて受信を続ける仕組みが導入されています。現在では他のメーカーもこの方式を採用し始めています。
このマイク・プリアンプの事例では「それぞれのプリアンプのゲインや他のセッティングをリモートで変更するにはどうするのか?」という課題も想定されます。前述のように、いくつかのメーカーはMADIの規格を一部改変して、独自にリモートコントロール用の情報を組み込んでいますが、実際にはそのような独自実装は必要ありません。MADI規格では標準で各チャンネルにユーザービットと呼ばれる各メーカーが使用できるデータ領域が定義されています。48kHzの場合、1チャンネルごとに48,000bpsの情報をやり取りすることができるため、31,520bpsしか必要としないMIDI情報を余裕で取り扱うことができるのです。RMEはこの機能を利用して1つのMADIチャンネルのユーザービットにMIDI信号を埋め込んでいます。これによりMADIのオプティカル・ケーブルをとてつもなく長いMIDIケーブルとして使用することも可能になりますし、コンピューターやミキサーとの間でリモートコントロール情報をやり取りすることもできます。RMEのMIDI Remoteというソフトウェアを利用すると、RME製のすべてのMADI機器をMADIケーブルを経由してリモートコントロールすることができます。RMEではこれを「MIDI over MADI」と呼んでいます。
より大規模なMADIシステム例
上記は非常にシンプルなMADIの使用事例ですが、実際には、64チャンネルをバスとして取り扱うようなより複雑なシステムを構築することも可能です。例えば、リング接続でデジタル・ミキサーから受けた64チャンネルの入力を、64チャンネル分のマイクまたはライン入力を足し込んでPAシステムへ送る、といったシステムの場合に、スプリットするためにミキサー・デスクへ戻したり、プリアンプのアナログ出力を使用する代わりに、ブリッジをインストールするだけで流れてきた信号をレイテンシーを増加させたり信号を改変することなしにスプリットしてステージ上へ流したり、MADIインターフェイスを搭載したコンピュータへ送ってバックアップ録音したり、レコーディング・コントロール・ルームや場外の中継車へ送ったり、といったさまざまな接続方法で使用できます。
MADIを使用すれば、ライブ・コンサート中にノートPCで64チャンネルをレコーディングして、すぐにサウンド・チェックのためにプレイバックさせることもできますし、MADI信号に他のソースからのストリーム(たとえ異なるサンプル・レートであっても)を混ぜ込むことも可能です。
MADIの未来 〜HDSPe MADI FX〜
HDSPe MADI FX
RMEはFrankfurt musikmesse 2012にて、HDSPe MADI FXを発表しました。これは、3つのMADIポートと、それぞれのポート間で自由にルーティング/ミキシングできるマトリクスを提供する、PCおよびMac用のPCIeカードです。RMEが描くシナリオでは、この製品により例えばコンピュータを中心にしたスター型ネットワークをMADIで構築するなど、MADIの可能性をさらに拡張します。それに加え、MADI FXカードはTotalMix FXをMADIのマルチチャンネル環境へ融合し、比類なきデジタル・ミキシング環境を実現します。64×3のMADI信号に含まれる各チャンネルは、個別にエフェクト(イコライザー、コンプレッサー、オートレベル、エクスパンダー)をかけることができ、他のソースからの信号もミックスしながら、カード上の194の出力チャンネルに自由にルーティングされます。このように、MADI FXは、単にチャンネル数が多いだけではなく、複雑かつレイテンシーの抑制や高いサンプリング・レートが要求される環境でも重用される製品となることを目指してデザインされています。さらに、MADI FXの内部ミキサーはiPadやiPhoneからもリモートコントロールすることが可能です。
Hammerfall Pro Audio Core
HDSPe MADI FXは、膨大なオーディオ・チャンネルであっても確実に低いレイテンシーを実現します。新しく開発されたオーディオ・コアであるHammerfall Pro Audio Coreを実装し、これにより、システム負荷を抑えながら従来のMADIフラッグシップ・モデルと比較して3倍のチャンネル数を処理します。
さらに、使用していないチャンネルは自動的に非アクティブにして、処理能力や帯域幅を無駄に消費しないように設計されています。例え400近いチャンネルを扱えるシステムであっても、2チャンネルしか再生しないのであれば、一般のステレオ・オーディオ・カード以上のシステム・リソースは消費しません。
新しいTotalMix FX
HDSPe MADI FXに付属するTotalMix FXは、膨大なチャンネルであっても淀みなく実用的に取り扱うことができます。4096チャンネルのミキサーであるMADI FXのTotalMix FXは、Fireface UFXのもの(1800チャンネル・ミキサー)とまったく同じレベルでスムーズに動作し、より新しく高速になったDSPによってさらに多くのEQやコンプレッサーが使用できます。
HDSPe MADI FXに付属するTotalMix FX画面
TotalMix FXのレイアウトも新しくなりました。 特に、不要なチャンネルを非表示にすることにより、膨大なチャンネルの環境でも効率よく操作できるようになりました。Hide Setup機能は、例えばドラム・ミックスとフル・バンドの設定をシンプルなマウス・クリックで瞬時に切り換えることができます。
EQ、コンプ、リバーブ、エコーといったエフェクトは192kHzのRMEエフェクト・エンジンで動作し、カード上でレンダリングされます。これにより、レイテンシー・フリーのモニタリングが可能で、使用中のDAWソフトウェアおよびCPUへ負荷を与えません。
さらに進化したMADIルーター
TotalMixの統合されたマトリックス機能により、HDSPe MADI FXをパワフルなMADIルーターとしても使用できます。他の一般的なルーティング・ソルーションとは異なり各チャンネルをばらばらにルーティングさせることが可能で、さらに各ルーティングのレベル設定も行えます。TotalMixの比類なき柔軟性はシステムの設計に伴う制約をことごとく払拭し、あらゆるニーズに対応します。
HDSPe MADI FXの入出力
■製品仕様
・194入力/196出力(390チャンネル)
・TotalMix FX(192kHzエフェクト・エンジン)
・MADI I/O 3系統(オプティカル2系統、コアキシャル1系統)
・AES/EBU(ブレイクアウト・ケーブル)
・ステレオ・アナログ出力(モニタリング用)
・ワード・クロック端子
・MIDI I/O(MADI経由) 3系統
・MIDI I/O(ブレイクアウト・ケーブル)
RME MADI FX発売日決定!!ご予約は、こちらから>>>>
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2012/07/05
NEUMANN社KMSハンドヘルドマイクシリーズ特別レビュー
スタジオクオリティーの音質をステージで再現する、Neumannのハンドタイプマイクロフォン。ステージでレコーディングのニュアンスの再現への第一歩、海外の著名なアーティストも愛用するクオリティーの高さが魅力です。
*ステージパフォーマンスにレコーディングの音質を。
レコーディング等で多用されているNeumannのサウンドをステージで再現、音の質感の向上に直結。
*ボーカルパフォーマンスの向上に
マイクのオンオフなど細かなニュアンスがより一層表現され、感情表現に役立つコンデンサータイプ。
その前身はKMS140,KMS150に始まります。意外かも知れませんが、NEUMANN社はスタジオコンデンサーマイクのみならず、ハンドヘルドマイクも発売していました。KMS145/150はマイク本体にLow-Cutスイッチとアッテネータースイッチが付いた形状をしていました。
そして新たに登場したKMS104/105は前モデルの質感を引き継ぎながら、現代のステージパフォーマンスを見据えたモディファイがなされました。ステージパフォーマンスを行う際、舞台上にモニタースピーカー(コロガシスピーカー)が有り自身の声やバンド演奏の音を聞きながらステージングを進めていますが、最近はインイヤーモニターを多用するミュージシャンが多く見られる様になりハウリングの問題などから開放されつつあります。
その事により、マイクはただ単に音声を集音するだけではなく、声のニュアンスも伝える道具としてお客様からの要求が高まっています。NEUMANN社にはレコーディングマイクとして培ったノウハウが有り、そのノウハウを生かしたのがKMSシリーズです。KMS104/105はノラジョーンズを始め多くのミュージシャンに愛用されているマイクの1本です。インイヤーモニターの普及によりより繊細な音楽表現な可能なコンデンサータイプの製品がステージでの活躍の場を得て、ボーカリストは感情を表す有効なツールを手に入れる事が出来たのです。或るアメリカのミュージシャンは来日の際、ラジオ番組で歌のパフォーマンスをする際にKMS104を指定し、このマイクが無ければパフォーマンスはしないとまで言わせたマイクです。
そして音質の良さが認められたマイクヘッドは取り付け形状がモディファイされゼンハイザー社フラッグシップモデルSKM5200ワイヤレスマイクシステムにも採用されています。
そんな世界のミュージシャンが認めたNEMANN社KMS104/105を是非ご自身のライブパフォーマンスに生かしてみませんか。
KMS104 カーディオイド特性
KMS105 ハイパーカーディオイド特性
マイク本体にはコンデンサータイプの証である赤いNEUMANNバッチが付いています。
*余談ですが、NEUMANN社マイクに付いているバッチ(NEUMANNマーク)のベースの色の違いはご存知でしょうか?U87Aiを始めコンデンサーマイクロフォンには赤いバッチが、M149Tubeを始めTubeマイクには黒いバッチが、グリーンはダイナミックマイク(BCM705)、そしてブルーはSolution-DシリーズのデジタルマイクシリーズとNEUMANNマークを見る事でマイクタイプが解ります。
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2012/07/04
ヤマハのCLシリーズが提供する新たなワークフローとそれを支える革新性
ヤマハのCLシリーズが提供する新たなワークフローとそれを支える革新性
ヤマハ株式会社PA事業部 北川 敦志・今井 新・高橋 大介
1.CLシリーズの開発コンセプト
ヤマハデジタルミキサー25周年を迎えた2012年、その3月21日にフランクフルトで開催された世界最大の音響・照明の展示会「Pro Light + Sound」にて、当社は最新のデジタルミキサー「CLシリーズ」を発表しました。25周年という節目に発表したCLシリーズが掲げるコンセプトは「The standards stay, but innovation never ends.」。まずはそのコンセプトが意味するところに迫ります。
■変えないこと
ヤマハ株式会社PA事業部北川 敦志・今井 新・高橋 大介
当社がデジタルミキサーにおいてお客様にお届けしてきた価値の中で、お客様に評価いただいていると我々が自負できる部分について、今回は敢えて「変えない」ことをテーマとしました。ライブコンソールはやり直しのきかない現場で使用されるため、操作に迷いや間違いがあってはいけません。2005年に発売した「M7CL」は、操作子が全て盤面に出ているアナログコンソールは本当に使いやすいのか?ということを検証した結果生まれたコンソールです。「Centralogic」というシンプルでわかりやすい操作体系は高い評価をいただき、今や業界のスタンダードとなっています。その操作体系を一切壊さないこと。それがCLシリーズ開発のスタートラインでした。ちなみにCLとはCentralogicの略で、まさに品番がそのスタートラインを物語っています。ほかにもCLシリーズで「変えない」選択をしている価値はいくつかありますが、何よりも大事にしていることは高い「信頼性」です。変わらないヤマハの高い信頼性があってこそ、新しい価値をお届けできると考えています。
■CLシリーズが提供する新しい価値
コンソールを構成する大きな3つの要素「音」「操作性」「機能」のそれぞれに新しい提案をしています。まず「音」ですが、ヤマハのフィロソフィーである「ナチュラルサウンド」をさらに追及し、そこに色づけするためのツールとして「Premium Rack」を搭載しています。次に「操作性」、Centralogicの操作体系はそのままに、さらに素早く・快適に操作できるアイデアを盛り込みました。新開発のフェーダー、屋外でも高い視認性を有するチャンネルネームとカラーバー、任意のパラメーターをアサインできるUser Defined Knobsなどです。そして「機能」ですが、コンソールとI/Oラックを接続するインフラとして、Ethernetベースのネットワークオーディオプロトコル「Dante」を採用。さらに複数のCLコンソールから同一のI/Oラック制御を実現するゲインコンペンセーション、Nuendo LiveとDVSによるライブレコーディング環境も実現しました(詳細は後述します)。
2.開発チームが挑んだ技術革新
CLシリーズの開発では、お客様が期待するヤマハ品質を継承しながらも「音」「操作性」「機能」のそれぞれで、革新的な価値を提供することに取り組みました。
■プレミアム&ナチュラルサウンド
Rupert Neve(左)とVCM技術の生みの親である国本利文
2010年に発表したRupert Neve Designs社との協業による成果の一つとして、CLシリーズではRupert Neve氏の最新のイコライザーとコンプレッサーであるPortico 5033/5043をヤマハ独自のVCM技術で忠実に再現して、「Premium Rack」に搭載しています。VCM技術およびPorticoサウンドについては前号で寄稿済みなので詳細は割愛しますが、アンプ回路やトランスまで含めた正確なモデリング、および音楽的なサウンドに仕上げるための綿密なチューニングにより、Neve氏が言うところの"depth and perspective"を重視したファーストクラスのアナログサウンドをデジタルコンソールで実現しました。スタジオサウンドを妥協なくライブコンソールで実現したと言えます。この新しい武器を最大限に活かすためにも、サウンドのベースとして余計な色付けを排除した「ナチュラルサウンド」(原音忠実再生)か重要になります。このサウンド哲学はヤマハの歴代コンソールで一貫していますが、CLシリーズでは特にクロック周りに着目して開発しています。
FPGA内の回路ブロックの配置や、クロック信号の経路も含めて検証することで、いわゆるスペックに表される数値だけでなく、ジッターのスペクトラム特性も含めた最適化を図っています。結果として、ミックスしても一つ一つの音の輪郭や粒立ちをそのままに、周波数軸も定位軸もブレのない音楽的なサウンドに仕上がっています。
■視認性を高めたオペレーション
暗転時だけでなく、様々な色の照明下での視認性も検証
基本的な操作スタイルは、2005年リリースのM7CLで採用したCentralogicを継承しています。操作性を更に高めるために、美しいフォルムデザインだけでなく視認性の向上も忘れていません。まず、タッチスクリーンのオペレーションに最適な奧行きや角度を試行錯誤を重ねながら設計しています。また、屋外でも屋内でも視認性を確保できることを意識しました。炎天下のテント下で見えることだけでなく、劇場での暗転時にどこまで輝度を落とせるかにも挑戦しています。今回採用したチャンネルネームやチャンネルカラーバーでは、他社ではバックライト付きの液晶が使われている例がありますが、CLシリーズでは視認性を考慮して反射型の液晶を採用しています。したがって屋外でも黒色表示に優れるので、チャンネルネームを見失うことがありません。さらに、ユニバーサルカラーデザインにも取り組んでいて、様々なタイプの色弱者を想定してカラーシミュレーションした上で、画面の配色やデザインを決定しています。これは一部のユーザーへの配慮ではなく、色覚健常者の視認性の向上にもつながっています。
色覚タイプによる見え方の変化
■先進のオーディオネットワークDanteとは?
DanteインターフェースカードDante-MY16-AUD
「Dante」はAudinate社が開発したオーディオネットワークプロトコルで、ギガビットイーサネット上で最大1024チャンネルの音声(48kHz,24ビット時)を伝送することができます。伝送容量だけでなく、低レイテンシー、高いクロック同期性能、さらには複雑な設定を必要としないPlug&Playが評価され、近年Danteを採用するプロオーディオ機器が増加しつつあります。これまでのヤマハ機器でも、Dante-MY16-AUDカードをMini-YGDAIスロットに装着することでDanteによる音声伝送を実現してきました。CLシリーズでは機器本体にこのDanteモジュールを内蔵し、より手軽に高性能なオーディオネットワークを利用できるようになりました。
Danteを選んだ理由
CLシリーズの開発にあたってDanteを採用した理由、それはDanteが提供するメリットがCLシリーズの要求と合致したからに他なりません。当社が重視したポイントをいくつかご紹介します。
1.クロック同期性能の高さ=原音再生への寄与
Danteによるクロック同期
ヤマハコンソールのサウンド哲学である「ナチュラルサウンド」(原音忠実再生)を考えた時に、オーディオネットワーク技術に求められる理想性能は、「音声信号を何も変えずに伝送し再生すること」であると言えます。Danteは以下のポイントにおいて、この理想に一歩近づいた技術と言えます。まず、ネットワーク内のDante機器間での同期精度が高いことが挙げられます。「サンプリング周波数」の同期という意味では、これまでのどのデジタルオーディオ技術も十分な同期精度を実現してきましたが、Danteのユニークなポイントは、周波数の同期のみならず、クロックの位相までが同期するという点です。たとえば、ミキサーのステレオアウトL/Rの出力をそれぞれ舞台上下の2台のI/OラックにDanteで伝送したときに、その音声が出力されるタイミングがサンプル単位で同期する、ということになります。この位相同期性能については、SRの現場ではまださほど重要視されていませんが、多チャンネル放送が増えつつある放送市場、制作市場においては既に新たな要求性能の1つとなりつつあります。他のデジタルオーディオ伝送技術においても、この位相同期を実現する提案が行われていますが、別回線を敷設してリファレンス信号を全てのノードに分配する必要があったり、音声ルーティングの自由度に制約が伴う場合があります。その点、Danteは特別な配線や機材を必要とせずに、この位相同期を実現しています。また、クロック同期のジッター値(揺らぎ)の低さも、特長の1つです。クロックのジッターはA/D変換、D/A変換における音質に大きな影響を与えます。Danteの低ジッター性は、当社が目指す原音忠実再生に大きく寄与していると言えます。
2.ライブでの信頼性
オーディオネットワークの多チャンネル化が進むにつれ、アナログマルチケーブルの太い束は数本のEthernetケーブルへと置き換わり、利便性は格段に向上します。しかし、当然のごとくケーブル1本が伝送するチャンネル数は増加し、ケーブル1本あたりの重要度は増すことになります。Danteは、プライマリー回線とセカンダリー回線という完全二重回線を前提としたリダンダント機能を実現しており、Ethernetケーブルが外れてしまった、Ethernetスイッチの電源が落ちてしまった、といったトラブルが本番中に起きてしまった場合でも、音声を伝送し続けることができます。特筆すべきは、プライマリー回線からセカンダリー回線に伝送路が切り替わる時にも、人間が知覚できるようなノイズやミュートが発生しないということです。CLシリーズの開発中の検証の際にも、うっかりプライマリー回線のスイッチの電源を落としてしまったことがあり、音声を聞きながら検証を行っていた担当者がそのことに気づかずそのまま作業を進めた、ということもありました。
3.フレキシビリティ
CLシリーズのシステム例
Danteの優れている点は、上記のような高い性能を実現しつつ、システム設計における自由度を犠牲にしていないという点です。まず、Dante機器をどこに配置して、Ethernetケーブルとスイッチを使ってどのように接続するかという物理ネットワークトポロジーの設計と、Dante Controllerのパッチグリッド画面で行うような、音声をどこからどこへ受け渡すのかという音響システムのフロー設計を、完全に独立して考えることができるという点です。これは、例えばオフィスのネットワークやインターネットの世界では当たり前の話なのですが、オーディオネットワークにおいては、伝送するデータ量の多さや要求性能の高さから物理ネットワークトポロジーを考慮しながらフロー設計しなければなりませんでした。もちろん、Danteの制約が皆無というわけではありませんが、巨大なオーディオネットワークを構築する場合を除けば、ほとんど意識する必要がないほど性能にマージンがあるということです。また、サンプリング周波数やビット深度が異なるオーディオ信号を同一ネットワーク内に共存させることができたり、機器のコントロールのための通信も共存させることができる、という許容性の高さも持ち合わせています。システムの規模に対するフレキシビリティも注目すべきポイントです。例えば、1台のCL5と2台のRio3224-Dから構成される小さなライブSR用システムから、複数台のCLコンソールとRioを組み合わせた大規模フェスティバルや複合コンサートホールなどの大規模システムまでも実現することができます。
高度なインテグレーション
CLシリーズは、デジタルミキシングコンソールに単にDanteのインターフェースを装備させただけの製品ではありません。ネットワークを意識せずに使ってもらえるように、DanteをCLシステムの一部としてインテグレーションしています。
1.Danteコントロール機能のインテグレーション
I/OラックのID設定エリア
Dante-MY16-AUDカードを使用して音声を伝送する際には、ミキサー側のWord Clockやパッチ設定とは別に、Dante ControllerというPCアプリケーションを使用してDanteネットワーク内のルーティング設定を行う必要がありました。CLシリーズではこのルーティング設定の手順を大幅に簡略化しています。I/OラックにユニークなIDを設定して、CLシリーズの画面でAUTO SETUP機能を実行するだけで、I/Oラックのインプット端子をミキサーのインプットチャンネルに自動的に立ち上げられます。この簡単なステップだけで、ネットワークを意識することなくすぐにミックス作業に入ることができます。
2.デイジーチェーン接続の実現
Dante Setup画面ここでデイジーチェーンモードとリダンダントモードを選択できる。
Danteは、Ethernetスイッチを介して機器を接続する、スター型トポロジーを基本としています。この場合、Ethernetスイッチの選択や設定といったネットワーク機材に関する新たな知識を必要とすることも確かです。そこで、CLシリーズではEthernetスイッチを介さずに機器を数珠つなぎにする、デイジーチェーン接続にも対応しています。例えば1台のCL5と2台のRio3224-Dのシステムであれば、リダンダント機能には対応しなくなりますが、Ethernetケーブル2本だけでシステムを構築することができます。
3.32ビット伝送
Dante-MY16-AUDなどの従来のDante機器は、ビット深度24ビットでのオーディオ伝送のみをサポートしていますが、CLシリーズは加えて32ビット伝送もサポートしています。元来Danteの規格上は実現可能なものでしたが、製品としてサポートしたのはCLシリーズが初めてではないかと思います。CLシリーズが持つゲインコンペンセーション機能(後述)の性能を向上させるために、32ビット伝送を積極的に活用することにしました。Danteが持つ機能をフルに活用して、優れたミキシング機能に昇華できたよい例だと思います。
■ゲインコンペンセーション
ゲインコンペンセーションの概念図
CLシリーズでは、複数のCLコンソールで同一のI/Oラックを共有するために、新たなゲイン補正システムを導入しました。たとえば、FOHとモニターコンソールが同一のI/Oラックのヘッドアンプを共有する場合、各オペレーターがそれぞれアナログゲインを調整すると、意図せずもう一方のコンソールでも音量が変化してしまいます。新たに導入したゲインコンペンセーションでは、ヘッドアンプのアナログゲインを調整しても、A/D直後のデジタル段で自動的にゲインを補正し、I/OラックからDanteネットワークに送出される信号のトータルゲインを一定に保ちます。このシステムの特長は、コンソールではなくI/Oラックでゲイン補正するので、レコーディング用のPCや他のDante機器もゲイン補正の恩恵に預かれることにあります。
ゲインコンペンセーションのレベル遷移
また、ゲインコンペンセーションとは別に、コンソールの入力段にデジタルゲインを設けています。したがって、ノイズレベルを低減したい場合はアナログゲイン、音量を調整したい場合はデジタルゲイン、という新しいオペレーションスタイルを提案しています。ここで入力信号のダイナミックレンジを考えてみます。24ビットA/Dコンバーターで量子化したデジタル信号をゲイン補正して24ビットオーディオデータで伝送すると、下位ビットのデータが一部欠落する可能性があります。CLシリーズでは、Danteネットワークに新たに32ビット伝送モードを設けました。この8ビット(48dB)のマージンを設けることで、ゲイン補正して最適化した入力信号を余すところなくコンソールに伝送します。
3.新しいワークフローを支えるアプリケーション群
■CLシリーズとNuendo Liveによるライブレコーディング
Steinberg Nuendo Live
CLシリーズに同梱されるSteinberg「Nuendo Live」はNuendoのオーディオエンジンを搭載しながら、ライブレコーディングに最適化されたDAWアプリケーションです。CLシリーズとの通信はAudinate社が提供するDante用オーディオドライバーDVS(Dante Virtual Soundcard)を経由して、64トラックのレコーディングが可能です。またCLコンソールのチャンネルネームとカラーはNuendoLiveのトラックネームとカラーに引用でき、さらにCLコンソールからトランスポートやマーカーなどのコントロールが行えます。これらの通信はヤマハが提供するプラグインCL ExtensionによりDanteの音声信号と共存して行われます。Nuendo Liveに録音する音声信号はI/Oラック「Rio3224-D」や「Rio1608-D」から直接Nuendo Liveにルーティングできます。またCLコンソールへの入力をDanteのパッチでI/OラックからNuendo Liveに切り替えることにより、簡単にバーチャルサウンドチェックが行えます。
■CL StageMix / CL Editor / Yamaha Console File Converter
CL StageMixとYamaha Console File Converter
「CL StageMix」はCLコンソールをリモートコントロールするためのiPadアプリケーションです。StageMixの登場以前はステージからオペレーターに指示をしてチューニングを行っていたため、意思疎通の難しさに起因するミスも起こっていました。CL StageMixとCLコンソールはアクセスポイントを通じてWi-Fi接続されるので、オペレーターはステージ上のアーティストの位置からCLコンソールをリモートコントロールできます。つまりステージ上にいながら、自身の手でチューニングが行えるのです。
またCLコンソールの設定をオフラインで行ったり、オンラインで監視・コントロールできるPCアプリケーション「CLEditor」も用意しています。さらにPCアプリケーション「Yamaha Console File Converter」がCLシリーズ/PM5D/M7CL/LS9間のバックアップデータの互換性を実現しました。同じイベントを別の日に別の会場で、別のヤマハコンソールで行うことがあっても、セットアップに掛かる時間は最小限に抑えることができます。
■CLシリーズが提供する新しいワークフロー
ここまでご紹介させていただいたCLシリーズを支えている数々の価値が組み合わさることによってCLシリーズは「新しいワークフロー」をお届けしています。また「音」「操作性」「機能」のそれぞれにおいても、絶妙のバランスで「変わらないこと」と「新しい価値」が共存しています。新しいワークフローとは、自由度の高いシステム構築、複数台コンソールにおけるゲインコンペンセーション、Nuendo Liveによるライブレコーディング、CL StageMixによるリモートコントロールなど、単体ミキサーの枠を超えた仕事を「変わらない」使い慣れた操作性でスピーディーに行えることに他なりません。これはまさにCLシリーズのコンセプト「The standards stay, but innovation never ends.」そのものと言えます。
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2012/07/04
MBox Pro 3G最新Mac用ドライバ・リリース
Pro Tools MBox Pro (3G) 専用ドライバーの最新版1.0.16がリリースされました。Mac専用バージョンとして、既知の問題の解消がなされています。
<対象>
Pro Tools 9 、10、 Pro Tools LE 8.0.5 または サードパーティアプリケーション用 MBox Pro 3G ドライバー
<解決した問題>
*Mac OS 10.7 Lion上でMBox Pro 本体のMuteおよびSpeakerスイッチが機能しない問題点の解消
他の修正点が含まれております。
ドライバーのダウンロードおよび詳細は以下のページをご参照ください。
http://avid.force.com/pkb/KB_Render_Download?id=kA240000000KzTe&lang=ja
<注意>フォルダ内のアンインストーラーを実行して古いドライバーをアンインストールした後に、最新版ドライバーのインストールをお願いいたします。
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2012/06/29
ASTROデザインからラウドネスレベルコントローラーAC-3804と最新のラウドネスメータAM-3803/3805が発売開始
精力的にラウドネス監視ソリューションを提案するASTROデザインから、遂にラウドネスレベルをターゲットレベルにするレベルコントロールユニットAC-3804が発売となります。同時に新しいラウドネスメータAM-3803/3805が発売決定。
ラウドネスレベルコントローラ AC-3804
HD/SD-SDI 及び、AESでの入出力を備え、ラウドネスレベルをターゲットレベルに調整する機能を持つレベルコントロールユニット。TAPEベースでのコピー作業の際にデッキの間に挟みこむことにより、ターゲットレベルに揃えることが可能となります。SDIの入出力を持ちエンベデッドの音声を処理することが可能なので、多くのシーンで活用可能な機器の登場です。
■ 発表日:2012年7月1日出荷開始
■ 価 格:¥540,000(税別)~
■詳しくはこちら
ラウドネスメータ AM-3803/3805
ARIB TR-B32規格(ITU-R BS.1770規格)に対応したラウドネスメータ機能を搭載し、モニタリング用のスピーカーを搭載した、映像編集室のマシンルームに最適なデザイン。HD/SD-SDIの入出力を備えるので、接続性も高く既存のシステムへのインストールも容易です。またGPIOを備え、スタジオ側からのリモートコントロール、TRUE PEAK OVER時のアラームの表示なども可能。
■ 発売日:2012 年7月 1 日出荷開始
■ 価 格:¥480,000(税別)~
■詳しくはこちら
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2012/06/29
FLUX IRCAMシリーズ50% OFF
IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)の高度な音響、音楽研究と Flux:: のソフトウエア開発技術の結晶、 IRCAM Tools 1.1、Studio の発売を記念して期間限定プロモーションです。サラウンド制作だけではなく、ステレオ音場にも有効活用可能なハイエンドツールが揃います。音場、音響操作のスペシャルツールが7/31までの期間限定で50% OFFで販売!!是非ともこの機会に導入をご検討下さい。
音源の低位を自由自在に操るIRCAM Spat、高度な空間音響技術から生み出された至極の響きをもつIRCAM Verbとそのパラメーターを絞り込んだStereo版IRCAM Verb Session、最先端の技術により生み出された、完成度の高い音声変化アルゴリズムIRCAM Trax等、魅力的なラインアップが揃います。一度お試し頂ければそのクオリティーの高さに気づいて頂けれははずです。デモ版もありますので、まずはそのサウンドを体験下さい。
バンドル製品
■ IRCAM Tools 1.1(全製品バンドル)
定価:¥142,800(本体価格:¥136,000)
特価:¥71,400(本体価格:¥68,000)
■ IRCAM Tools Studio(Verb、Verb Session、Trax)
定価:¥79,800(本体価格:¥76,000)
特価:¥38,850(本体価格:¥37,000)
シングル製品
■ IRCAM SPAT(+Verb)
定価:¥121,800(本体価格:¥116,000)
特価:¥49,350(本体価格:¥47,000)
■ IRCAM Verb
定価:¥71,400(本体価格:¥68,000)
特価:¥30,450(本体価格:¥29,000)
■ IRCAM Trax
定価:¥38,850(本体価格:¥37,000)
特価:¥17,850(本体価格:¥17,000)
■ IRCAM Verb Session
定価:¥17,850(本体価格:¥17,000)
特価:¥8,400(本体価格:¥8,000)
その他、アップグレード等の価格はこちらから>>>
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2012/06/14
待望のDK technologies MSD-600M++アップグレード開始
DK MSD600M++をお使いの方に嬉しいお知らせです。ラウドネスに対応すると案内が出ては居ましたが、いつ始まるのかなかなかリリースの無い中、ラウドネスの運用開始日が近づいて来ていました。遂にARIB対応のラウドネスを含んだアップデートの案内がメーカーよりリリースされました。
対象製品:MSD600M++ / MSD100C
一旦お預かりして、メーカーでのアップデート作業を行います。
ソフトウェア代金:無償
※別途作業費用は発生いたします
※2012.8.31までのキャンペーンとなります。
対応ラウドネス規格:ITU-R BS.1770-2、ARIB TR-B032、EBU R128
対象商品:MSD600M / MSD100 シリーズ(MSD100T、MSD100AES、MSD100)
対象の商品との交換アップグレードを特別価格にてご提供します。
MSD600M to MSD600M++交換アップグレード
交換アップデート費:¥362,250
(MSD600M++定価¥798,000への交換となります)
※MSD600Mでご利用中のI/OモジュールはMSD600M++でも引続きお使いいただけます
※2013.3.29までのキャンペーンとなります。
MSD100 シリーズ(MSD100T、MSD100AES、MSD100) to MSD100C交換アップグレード
交換アップデート費:¥207,900
(MSD600M++定価¥525,000への交換となります)
※2013.3.29までのキャンペーンとなります。
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2012/06/14
Steinberg Nuendo Live発売決定
先日のYAMAHA CLシリーズコンソールに付属するということで、話題をさらっているNuendo Liveを単品発売することが決定。録音に特化した、史上初?のDAWの登場です。長時間の録音に最適化されたシステムで最大384kHz・128trackまでの対応を果たします。
・ライブレコーディングに特化: シングルウインドウでのオペレーション、レコーディングパネル、プリレコード機能
・圧倒的な高音質: Steinberg オーディオエンジンによる最大384kHzのハイクオリティレコーディング
・快適な操作性と堅牢性: Nuendo の機能を凝縮
・一歩進んだセッション管理: 録音ファイルのオートネーミング、複数のフォルダー作成、簡便性の高いマーカートラック、自動保存機能
・セットアップ時間の大幅な短縮: トラック自動作成
・24時間以上のレコーディングが可能: EBU 準拠の RIFF 64 WAV (WAV64) ファイル対応
・バーチャルサウンドチェック: 便利なマーカーリコール、1:1出力機能
・広い互換性: ポストプロダクション用 DAW「Nuendo」との完全な互換性、標準フォーマットへの対応
販売価格:未定
発売日:2012.8.1予定
詳細はメーカーHPを御覧ください>>>
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2012/06/14
Pro Tools 10のインストール方法を動画でご案内
初めての方は、なかなかわかりづらいPro Toolsのインストール、そして、ソフトウェアのアクティベート方法がAVID HPで動画付きで解説されています。手順がわからなくなった等、まずは、こちらをご参考下さい。かなり詳細に渡り解説がなされています。
Pro Tools HD インストール概要>>>
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2012/06/13
JoeCo BlackBox Recorder 特別レビュー
サウンドエンジニアが求めていたシンプル設計のレコーダーJoeco社BBRシリーズ。その特徴は24bit/96KHzでの安定したマルチチャンネル録音。そして、反応性の高いUSBストレージ仕様。今後、Blu-Ray等でハイサンプルで収録されたライブ映像などがリリースされることが予想されます。いち早く現場でのハイサンプリングアーカイブを初めてはいかがでしょう?
96kHzでのLIVE録音、そして安定動作の保証されるハードウェア・レコーダーとして、DAWのバックアップとして是非ご活用下さい。
*特別な知識は必要ないシンプルな操作パネル
1Uサイズのフロントパネルには必要不可欠な情報が表示され、iPodライクなデータエントリーホイールで瞬時に必要なパラメーターにアクセス出来ます。
*HDDへはBWFフォーマットで記録
USB2.0で接続されるHDDにはBWFオーディオフォーマットで記録されます。PCに接続することでデータ変換等を行わずにそのままDAWでの編集を可能にします。
*多彩な接続環境に対応
アナログ•アンバランスからAES/EBU、ADAT、MADI、Dante接続と環境に合わせたラインナップから選ぶ事が可能です。
Joeco社BBRシリーズは1Uサイズの中に、とてもシンプルな操作を可能にしたマルチチャンネルオーディオレコーダーです。最大の特徴はハードウェアレコーダーとしては貴重な24bit/96kHzでのハイサンプリング録音が可能となっています。トラック数が半分になってしまったりといった制約は一切無く、フルに24trの録音が可能。さらにカスケードすることにより最大96tr迄拡張可能となります。今後のハイサンプル化が進むと考えられる現場での活躍が期待されます。
シンプルなフロント部にはレベル、レコーディングステータス、経過時間等の必要不可欠な表示されており、ステータスの視認性も高くなります。必要不可欠なPlay,Stop,Recのボタンは盤面に表示されています。また誤操作を防ぐ、ステータスロックが可能です。
正面左に入力信号の状況が一目で分かるインジケーター、そしてひときわ目立つパラメーターを操作するデータエントリーホイール、右側には操作ボタンにステータスが確認できるウインドーと必要な情報が表示されています。又、その視認性も良く、暗いLIVE会場でも安易に状態を確認することが出来ます。
そして1Uサイズの筐体には24trの入力端子を備え、カスケード接続する事により最大96trまでの入力に対応します。写真のAnalog IN/OUTのモデルでは上段D-sub25pinが出力、そして下段が入力に対応しておりコンパクトな筐体に24trのインターフェースを搭載。コンパクトで軽量な本体部分は、搬入、設置の手間を省くと共に体力的な部分でもメリットがあります。ハードウェアベースの高い安定性をこのコンパクトな筐体で実現。メリットは計り知れません。
HDD内蔵タイプでは無いJoeco。USB2.0のHDDを記録媒体として利用。HDD内にはBWFで記録されますので、ライブ終了後にDAWに読み込み編集作業が行えます。HDDの速度に関してもメーカー推奨は3.5inch 7200rpmということ。特殊なドライブの用意も必要ありません。
汎用性の高いドライブの利用で、DAWとの連携強化、データの受け渡しの簡略化などメリットは計り知れません。専用のキャリー等の必要もありません。普通に量販店で買えるドライブで録音が可能です。
現状では、ライブの収録等でメインで使用しているDAWのバックアップとしてJoeco社製品が使用されています。クリティカルな現場においてもその高い安定性は信頼を得て広まりを始めています。失敗の許されない中継車(ライブのレコーディングや放送等)でも使用されており、製品の安定性は証明されています。
BBRシリーズは多種多様なラインナップを用意していますので、あなたのシステムに合う1台がきっと見つかるはずです。
<<BBR製品ラインナップ>>
◎24CHマルチトラックレコーダー
BBR1U/ 24ch-アナログ・アンバランス入力モデル
24chのアナログInputを備えます。17-24chはループスルーアウトが可能。
BBR1B/ 24ch-アナログ・バランス入力モデル
24chのアナログInput/Outputを備えたモデル。
BBR1A/ 24ch-A-DAT入力モデル
24chのアナログ/ADAT INPUT、24ch-ADAT OUTPUTを備えたモデル。
BBR1D/ 24ch-AES入力モデル
24chのアナログ/AES INPUT、24ch-AES OUTPUTを備えたモデル。
◎DANTEマルチトラックレコーダー
BBR-DANTE/ DANTE 64CHモデル
DANTE Ethernetモデル最大で64chの同時録音が可能。8chのアナログ入力を持ち、DANTEの56chと同時に録音、もしくはDANTEの64chの同時録音が可能。
◎MADI マルチトラックレコーダー
BBR64-MADI/ MADI 64CHモデル
MADI Ethernetモデル最大で64chの同時録音が可能。8chのアナログ入力を持ち、DANTEの56chと同時に録音、もしくはDANTEの64chの同時録音が可能。
多岐に渡る製品ラインアップをリリース。ライブ録音を考えている方はもちろん、マルチトラックのバックアップ・レコーダーとしてベストチョイスになること間違いありません。
基本スペック
サンプルレート:
BBR-1U, 1B, 1A,1D:44.1kHz, 48kHz, 88.2kHz, 96kHz
BBR-DANTE :44.1kHz, 48kHz
BBR64-MADI :44.1kHz, 48kHz /88.2kHz, 96kHz(ダブルサンプルレート:32ch)、56ch MADI対応
ディスクインターフェース: USB2
ディスクフォーマット: FAT32
メディア: USB2 hard disk (7200rpm以上推奨)
サイズ: 425mm x 150mm x 44mm
重量: 2.1kg
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2012/06/08
ポータブルラウドネスメータDK1/DK2発売決定
InterBEE等の会場で注目を集めていた、DK technologiesのポータブルラウドネスメーター「DK1」「DK2」。横幅88mmのコンパクトなボディーながら機能は、上位機種であるMSD600M++で定評のあるサラウンドのJerry Fish表示なども可能。(DK2)もちろんARIB規格にも対応したラウドネスメーターとしてのリリースです。注目の発売日は6/29に決定。ROCK ON PROでは、先行予約の受付を開始します。
DK1 stereo loudness meter 定価 ¥252,000(税込)
DK2 Suround loudness meter 定価 ¥378,000(税込)
表示:DIN、BBC、ABC、位相メーター、Gonioメーター、スターフィッシュ(DK2のみ)
ラウドネス:ITU 1770/71、EBU R128 、ATSC A/85、ARIB TR-B032
<<<ラウドネス機能詳細>>>
・ ラウドネス測定 ITU、ATSC、EBU、ARIB
・ デジタルリファレンスレベル -12dBFS、-24dBFS
・ ダイナミックゲートレンジ -2LU dB~-20LU/OFF
・ スライドインジケーションレンジ 0~30秒
・ ラウドネス数値表示 LRA
・ ピークインジケータースレッショルド -2dBFS
・ ピーク保持時間 0.5s以上
・ キャリブレーション ±0.1dB
・ ダイナミックレスポンス@5kHzバースト
10 ms -17 dB
100 ms -7 dB
300 ms -3 dB
1000 ms -0.3 dB
・ リターンタイム(20dB) 1.7s
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2012/06/08
WAVES TDM全商品35%OFF〜6月特価〜
先日発表のPlatinumの特価に続き、他の全てのTDM商品がおどろきの35%OFF!!6/28迄のスペシャルキャンペーンとなります。WAVESの導入後検討中の方、是非ともご検討下さい!!
もちろん、先日発表のPlatinumは更にお求めやすい50% OFF!!
PRODUCT
List Price
6月特価
WAVES TDM Products
Mercury TDM
990,000
643,500
Horizon TDM
570,000
370,500
Diamond TDM
440,000
286,000
Platinum TDM
260,000
117,000
Gold TDM
160,000
104,000
EK Tape Tube & Transistors Modeling
50,000
32,500
GTR (Guitar Tool Rack) TDM No Waves/ PRS Hardware
14,000
9,100
CLA Classic Compressors TDM
100,000
65,000
The JJP Collection TDM
100,000
65,000
SSL 4000 Collection TDM
130,000
84,500
V-Series TDM
100,000
65,000
API Collection
130,000
84,500
Classic Studio Collection
300,000
195,000
Grand Masters Collection TDM
260,000
169,000
Sound Design Suite
190,000
123,500
Broadcast & Production TDM
300,000
195,000
Dorrpugh St, Mono
30,000
19,500
Dorrpugh Surround 360, Stereo/Mono
50,000
32,500
Transform TDM
110,000
71,500
360º Surround Tools TDM
220,000
143,000
Restoration TDM
190,000
123,500
Masters TDM
140,000
91,000
Renaissance Maxx TDM
70,000
45,500
L3-16 Native+L3 TDM+L3 LL
90,000
58,500
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2012/06/04
50%OFF!!Waves Platinum TDM 6月特価
業界標準と言っても過言ではないWAVES Platinum TDMが6月限定で50% OFFの超特価!!Mastering用途に活用できるLiner Phase EQ/Multi Bandから、Mixで役に立つこと間違いないRenesanseシリーズを含む必携のツールが揃います。
通常価格 ¥234,000(税別) → ¥117,000(税別)
是非ともこの機会に導入をご検討下さい!!
もちろんNative版も6月特価あります。こちらは、なんと¥69,800(税込)詳しくは、こちらを御覧ください!!
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2012/06/01
「新たなるサウンドをこの手に!Deep inside HDX」セミナーレビュー
先日開催された、エンジニア杉山勇司氏を招いてのAVID Pro Tools HDXセミナー。なんといっても注目は、現場でいち早くHDXを導入された杉山さんのサウンドに対する感想。ROCK'in MAILMANでもコラムに書かれていたその実体験を現場でのサウンドの変化とともに語っていただきました。
第1部:「What’s New Pro Tools HDX」ROCK ON PRO & AVIDによるPro Tools HDXご紹介
従来のTDMシステムと比較して何が変わったのか、どれくらいのスペックになっているのか、テクニカルな部分から使用感の違いまでを解説。そして、なんといっても注目のAAX Plug-in。いち早くAAX対応したプラグインの中から4種類(Metric Halo,Softube,fabfilter,Plugin Alliance)をピックアップしてのハンズオン・デモ。従来の定番を置き換える勢いの最新ラインナップ。その実力をじっくりとご覧いただきました。
Pick Up#1:Metric Halo
ULN搭載の8bit DSPで鍛えあげられたそのサウンドをお確かめ下さい。確かな存在感を持つ稀有なサウンドを放ちます。
PickUp#2:Softube / TUBE-TECH
現在でも愛用者の多い高品位TUBE Compresser。実機の持つ暖かくもクリアなサウンドが32bit Floatで再現されます。
PickUp#3:fabfilter
非常に良く出来たGUIによる直感的オペレート。その実力派サウンドも同様大注目もブランドです。
PickUp#4:SPL / Passeq
現代のテクノロジーで蘇るPassiveEq。ハードウェアの魅力をを余すところ無く再現します
その全貌は、こちらの動画を御覧ください!!!
第2部:「Deep Inside of HDX」杉山 勇司 氏による現場でのHDXの体験談、使いこなすためのTIPS
現場で、初めてHDXシステムを使用した時の驚きとワークフローの劇的な変化を語って頂きました。なんといってもそのサウンドの変化は、作業のスタイル自体を自然に変えさせるだけのパワーを持っていたとのこと。今までのように加工を施したサウンドではなく、そこで鳴っている音をありのままに捉えるその実力は、今までにもあった、Bit数の拡張といった、インパクトと同等かそれ以上のものがあったとのこと。
サウンドが飽和せずにしっかりと存在し続けるその感覚は、LIVE PAに近いと。32bit Floatのもたらす広大なダイナミックレンジは全てのユーザーに新しい環境を提供しているとのこと。
他にも、一連の作業の中で受けた数々の衝撃、インパクト。総括すると、「経験が生きる」エンジニアリング、マイクの位置から、EQ,COMPの使い方まで諸先輩たちが積み上げてきたセオリーが十分に発揮できるプラットフォームであると言うことが語られました。
まさに次世代のサウンド、当再現性がもたらすそのインパクトは、TVの方で採用されたラウドネスによる音量規制とともに、この先のサウンドメイクで必ず、キーワードと生ってゆくであろう”ダイナミクスレンジ”の復権を強く感じさせるものとなった。ダイナミクスこそが、音楽、サウンドの持つ躍動感、アーティストの息吹を強く感じさせるものであることは間違いないと思う。デジタル音声の現代、理論値で144dBという広大なダイナミックレンジを持ちます。しかし、CD等ではその中野本の少ししか行こうに活用されていないのが現状。今後はもう少しレンジの広いサウンドメイクをしても良いのではないかと改めて考えさせられるセッションとなった。
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2012/05/22
Pro Tools 10.2リリース
最新のVer 10.2リリースのご案内です。既知の問題としてあった、Elastic Time機能を使用した下位バージョンのセッションファイルとの互換等、数多くのバグフィックスがなされています。全てのPro Tools 10ユーザーが対象のアップデートとなります。また、新しくMac OS10.7.3への対応も果たしています。
Pro Tools 10.2は以下のシステムに対して正式対応/推奨されるアップデートです:
こちらのバージョンをお使いの際には、一旦旧バージョンをアンインストールした上、10.2をインストールすることが推奨されています。不具合回避のためにも、アンインストール後の作業をお願いいたします。
•Pro Tools システム on Mac OS X 10.6.7 - 10.7.3、もしくは、Windows 7 SP1
•Pro Tools|HDX システム on Mac OS X 10.7 - 10.7.3、もしくは、Windows 7 SP1
•Pro Tools|HD Native システム on Mac OS X 10.6.7 - 10.7.3、もしくは、Windows 7 SP1
•Pro Tools|HD システム on Mac OS X 10.6.7 - 10.7.3、もしくは、Windows 7 SP1
詳細はこちらです。(日本語ページ現在翻訳中)
http://avid.force.com/pkb/articles/download/Pro-Tools-10-2-Update
ダウンロードはこちらです。
http://secure.digidesign.com/services/avid/kb/downloads.cfm?digiArticleId=43312
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2012/05/18
今、解き放たれる無限のサウンド空間。限りない制作の欲望を満たすPro Tools HDXに触れる!
ROCK ON PROでは、いち早くHDXの32bit floatによる最高の音質と、DSPパワーを手に入れていただくために特別キャンペーンを実施中!!是非とも、この機会にご購入、システム更新をご検討下さい!!
Promo1:MIXにアナログの息吹を
あらゆるEQのキャラクターを再現するFilterBank。
どんな状況にも1本で対応できる事実上のProTools標準EQ搭載!
HDX + MacPro 購入なら McDSP Classic Pack HD プレゼント!!
Promo2:MIX作業効率大幅改善!
MIDIを超えた追従性で正確にイメージを再現!
カスタム可能なソフトキーで瞬時に設定変更!
HDX×2 + MacPro 購入なら McDSP Classic Pack HD + Avid Artist Transport プレゼント!!
Promo3:0%金利キャンペーン
分割購入金利0%出のクレジット購入!!分割購入で、いち早くHDXシステムを入手下さい
※最長12回までの金利が0%となります。
トレードでお得
TDM製品下取り価格20%アップ!!
Accel PCIe ¥180,000 下取り
96 I/O ¥18,000 下取り
96i I/O ¥12,000 下取り
192 I/O ¥36,000 下取り
Sync I/O ¥12,000 下取り
Command|8 ¥12,000 下取り
★¥30,000 お得!!
★¥3,000 お得!!
★¥2,000 お得!!
★¥6,000 お得!!
★¥2,000 お得!!
★¥2,000 お得!!
注目の導入価格List
HDX新規導入価格
HDXのシステムは、Audio Interfaceとのセット販売となります。
カードの枚数と、必要なI/Oの組み合わせをお選び下さい。
PRO TOOLS|HDX CORE SYSTEMS Plus Interface Bundles
HDX OMNI System ¥924,000
HDX 16×16 Digital System ¥924,000
HDX 8x8x8 System ¥1,008,000
HDX 16×16 System ¥1,102,500
HDX MADI System ¥1,102,500
HDX2 OMNI System ¥1,554,000
HDX2 16×16 Digital System ¥1,554,000
HDX2 8x8x8 System ¥1,638,000
HDX2 16×16 System ¥1,732,500
HDX2 MADI System ¥1,732,500
Addl. HDX PCIe card (with purchase of any HDX System) ¥640,500
新規I/O購入価格
追加のInterfaceのお値段はこちら
PRO TOOLS|HD PERIPHERALS
HD I/O 8x8x8 Japan ¥367,500
HD I/O 16×16 Analog Japan ¥451,500
HD I/O 16×16 Digital Japan ¥231,000
HD I/O AD Option ¥115,500
HD I/O DA Option ¥115,500
HD I/O Digital Option ¥90,300
HD MADI ¥451,500
HD OMNI ¥273,000
SYNC HD ¥189,000
PRE ¥231,000
HD SYSTEMからHDXへの交換アップグレード価格
HD SYSTEMはPCI-X,PCIe同額です。カードの枚数に応じて下記プランをご参照下さい。
PRO TOOLS|HD CORE SYSTEMS to PRO TOOLS|HDX Exchanges
HD Native to HDX PCIe Card ¥693,000
HD Native to HDX OMNI System ¥829,500
HD Native to HDX 8x8x8 System ¥924,000
HD1 to HDX PCIe Card ¥735,000
HD1 w/HD Series I/O to HDX OMNI System ¥735,000
HD1 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System ¥829,500
HD2 to HDX PCIe Card ¥640,500
HD2 w/HD Series I/O to HDX OMNI System ¥640,500
HD2 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System ¥735,000
HD3 to HDX PCIe Card ¥556,500
HD3 w/HD Series I/O to HDX OMNI System ¥556,500
HD3 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System ¥640,500
I/O Exchange価格
対象は、Blue Face(192 I/O,192 digital I/O,96 I/O,96i I/O,サードパーティーのDigilink接続のI/O)です。
2台目以降のI/Oの交換はこちらのお値段です。
PRO TOOLS Interface Exchanges
Upgrade, Legacy I/O To MADI EXCHANGE ¥367,500
Upgrade, Legacy I/O To MADI 2nd EXCHANGE ¥325,500
Upgrade, Legacy I/O To HD I/O 16×16 EXCHANGE, Includes Heat opti ¥367,500
Upgrade, Legacy I/O To HD I/O 8x8x8 EXCHANGE, Includes Heat opti ¥273,000
Upgrade, Legacy I/O To HD OMNI EXCHANGE ¥178,500
TDM超特価PRICE
こちら、ROCK ON PRO迄お問い合わせ下さい!!驚きの価格にてお応えいたします。
HDXカードの互換性情報はこちら>>>
Pro Tools 10の詳細情報はこちら>>>
Pro Tools 10の機能紹介ビデオはこちら>>>
Pro Tools 10 & HDX先行予約プロモーション情報はこちら>>>
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2012/05/18
Jünger Audio Level Magicアルゴリズムの全て
ドイツのハイエンドアウトボードメーカーJünger AudioからAll-in-oneのラウドネスプロセッサーT*APが発売。ラウドネスに対応した先進のLevel Magicアルゴリズムに世界中の注目が集まっています。先日Rock oNにJünger Audio Managiment Director/Sales&Marketing Peter Pörs氏ご来店の際に収録した、Jünger のテクノロジーコアとなるLevel Magicによる音量補正の解説と、Loudness Level ControllerのフラッグシップであるT*APのご紹介を動画でご案内。
他社の製品にもOEMでの搭載が進むLevel Magic。今後、ラウドネス自動補正のスタンダードを担う技術になることでしょう。
※Marging MXfix等、他社の製品へのLoudness Auto Levelingの技術として採用が進んでいます。
Jünger Audioの誇るコア技術Level Magicと最新のアルゴリズム”Spectral Signature"それらをMOVIEで徹底解説しています。是非とも御覧ください!!
Level Magic:
通常のダイナミクス処理とは違いあくまでも超感情の違和感なく自然にスムーズにダイナミクスをコントロールする。徹底的なこだわりから生み出されたJünger渾身のアルゴリズム。特徴的なパラレルダイナミクス処理によりまさにMagicのようなスムースなダイナミクス処理が行われます。
Spectral Signature:
ターゲットとする周波数特性を設定すると自動的にDynEQが動作するSpectral Signature。元々が、音楽向けのオーディオプロセッサーを開発していたJünger社のプロダクト。ヨーロッパのクラシック録音の現場で培ったサウンドに対する高い技術力がここでも光ります。
Lebel Magic徹底解説MOVIE(暫定版・英語のみ)
T*AP徹底解説MOVIE(暫定版・英語のみ)〜Spectral Signature解説〜
上記インタビュー動画、日本語訳テキスト(pdfダウンロード)
T*APの紹介ページはこちら>>>
Jünger Audioのメーカーサイトはこちら>>>
Jünger Audio本国サイトはこちら>>>
Jünger Audioの音楽向けDynamics Processer D02はこちらをCheck>>>
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2012/05/18
RTW TM3発売決定!!!
先日のNAB2012でも高い注目を集めていた、スタイリッシュ、コンパクトなラウドネスメーターTM3が遂に発売開始です!!
上位機種TM7/9譲りの高性能メーター。ラウドネス以外にもPPM等ももちろん表示可能。Virtical(縦)でもHorizontal(横)でも使用可能。しかもこのコンパクトでありながら、6chサラウンドにも対応しています。もちろん国内規格のARIB TR-B032にも準拠しています。上位機種と同様に盤面のレイアウトの自由度を持ち、10Presetを保存可能です。そのPresetの切り替えはTouch Panelをスライプするという、スマートフォン的なオペレーションで操作が可能。まさに最先端のラウドネスメーターといえるでしょう。
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2012/05/16
Bricasti M7
今や貴重な存在となったハードウェアリバーブ。一時期はスタジオの顔とも言える存在であったハードウェアリバーブ。今でも販売を続ける数少ないこちらのプロセッサをご紹介します。世界標準Lexiconの血統を継承するBricasti社M7ステレオリバーブプロセッサ。プラグインでは味わえない、真のリバーブを是非体感して下さい。
Bricasti Design社 M7
*世界標準のリバーブをご自身の作品に使用してみませんか?
世界の著名なレコーディングエンジニアも愛用するリバーブ音があなたの作品に。世界中のスタジオに導入された今や伝説ともいえるLexicon 224 / 480といった、銘機と深い関わりを持つBricasti。そのサウンドを知り尽くしたメーカーの作品が悪いわけがありません。そのニュアンスを色濃く受け継ぎます。
*直感的に操作が出来るシンプルなフロントパネル
音決めに必要な操作が直感的に操れる用に考えぬかれたUIを持ちます。M10を加えることで、高級リバーブならではの卓上でのリモート作業も可能。センター位置を離れることなくリバーブの調整が出来ることは重要です。
*ステレオプログラムのみならず、マルチチャンネルにも対応
M7M(フロント操作部無し)+M10(コントローラー)を使用する事で、マルチチャンネルにも対応します。
<なぜハードウェアリバーブなのか?>
今ではリバーブプラグインで多くの製品が有り、アウトボードを使用せずPC内で作業する事が多い事と思います。しかしながら、そのプラグインのプリセットでも数多く採用されるLexiconの血統を引き継ぐアウトボードをリーズナブルな価格で手に入れる事が出来るのです。ソフトウェアでは、再現しきれないニュアンスは必ずあります。是非、世界の著名エンジニア/アーティストが愛用した質感を、あなたの手持ち機材に加えてみませんか。
<Bricasti Designとは?>
世界的に有名なLexicon製品の、音の決め手となるアルゴリズムを作成していた、物理学者/技術者として著名なDr. David Griesinger氏に本当のリバーブの音を知っている男と言われた、Braian Zolner氏が立ち上げた会社、それがBricasti Design社です。
Bricasti Design社の音へのこだわりは、そのリバーブ音を聞いて頂ければ一目瞭然。目の前の空間にLexiconを彷彿とさせる濃厚なリバーブが再現されます。自宅に居ながらにして、世界中のエンジニアを魅了したボストンやアムステルダムのホールの響き、世界中の教会の響きをあなたの物に出来るのです。Bricasti Design社 M7を使用する事により、より一層の輝きをボーカルトラックや弦楽器に与える事でしょう。
<サウンドへの飽くなきこだわり>
M7のこだわりはリバーブだけでは有りません。アナログ/デジタル系を完全に独立させた電源回路の採用やアナログ部はモジュラー形式でディスクリートop amp回路を搭載するなど、見えない所にもこだわりを持っています。そして高級感漂うフロントパネルには、インプット、プログラム表示、プログラムセレクター、クオックセーブ用の4個のボタン、Tapボタンと必要不可欠な操作部が効率良く並んでいます。
特にTapボタンは便利な機能で、曲のテンポに合わせ2回押すだけでBPMを合わせ曲にマッチしたリバーブタイムやディレイタイムが設定出来、直感的に操作をする事が出来自分の思い通りに残響を操ることが出来ます。
世界基準のリバーブを継承するBricasti Design社 M7を是非この機会にご自身の機材リストに入れて下さい。
Bricasti M7 ¥398,000
Bricasti system1(M7M + M10) ¥560,000
購入はこちら>>>
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2012/05/16
セミナーレポート「DPA Microphone Seminar – to give a depth of recording-」
マイクの使いこなしをテクニカルな側面、マイクの特性という側面から掘り下げるた今回のセミナー。非常に充実した2時間の講義となりました。マイクを立てる位置に関しては、感覚で行なっていることが多いと思おいます。そのポジショニングに対しての論理的な裏付けをしっかりとした解説で行なって頂きました。
マイクを使用する全ての方にオススメできる内容となっています。Ustreamにてアーカーブ公開中です。ぜひともご覧ください!!!
1部「録音を考える」
1部はマイクの特性とポジショニングごとのサウンドの違いについてじっくりと学ぶ「録音を考える」講座。録音、そこで鳴っているものをリアルに再現するための手法。狙ったサウンドをキャプチャーするための手法、様々な手法の紹介を頂きました。それら全てにおいて、しっかりとした論理的な裏付けのあるところが深田さんの凄い所。今まで、「なんとなく」だったり、「先輩エンジニアの真似をして」、といったマイク・ポジションの秘密がドンドンと明かされていきます。ドラムのマイキング、ギターのマイキング、そして最も難しいと言われるピアノのマイキングについてじっくりと解説頂きました。この講義は、録音をする全ての方にとってのバイブルといってもいいでしょう。それぞれのポジションごとのサウンドの違い、そして、サラウンド収録にまで踏み込んだ「楽器」のサウンドの捉え方が詰まっています。
2部「マイクの基礎」
2部はステレオマイキングの手法を題材に「マイクの基礎」を解説。マイクの種類、指向性「omni」「Cardioid」の説明からスタートし、ステレオマイキングの様々な手法をご紹介頂きました。よく耳にする「A-B」「XY」以外にも「Decca」「ORTF」といったセッティングをご紹介して頂きました。そしてそれらの違いをレコーディング・アングル、アングル・ディストーションといった部分に踏み込み違いを説明頂きました。サウンドを立体的に捉えることの出来るステレオ収録。そのメリットとデメリットをしっかりと理解し録音に望むための論理的基礎知識。
※セミナー内で紹介されているアングル・ディストーションの計算サイト"Image Assistant2"はこちら。
http://hauptmikrofon.de/ima2-folder/ImageAssistant2.html
Rock oNで行われた過去のセミナー・アーカイブはこちらから>>>
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2012/05/15
セミナー「新たなるサウンドをこの手に!Deep inside HDX」開催決定
今、新たなる革新が始まった!
ProTools10+HDX+new I/Oのもたらす革新に魅了されたと語るエンジニアの杉山勇司氏を講師に迎えその実力をDEEPに語って頂きます!
現場に導入が始まったHDXは、その機能やスペック的な箇条書きとは異なった魅了を放っています。今回は、特にProToos HD(TDM)ユーザーの方に是非ご参加いただき移行へのステップの切っ掛けになっていただけると考えています。また従来の移行方法だけでなく、新たに登場となったAAXプラクグインの魅力もご体験いただけます。
当日は、杉山氏がHDXを初めて使用した時の「驚き」と「感動」から、使い込んでみて初めて解るその「実力」までを、実際にHDXを現場に導入している杉山氏だからこそお伝えできる実践に基づいた導入のプロセスと多くのTIPSを含んでお送りします。
◎こんな方にオススメです!◎
HDXの魅力は?移行は?HD User必見です!
HDX導入を検討しているが、導入ハードルを乗り越えるTIPSを知りたい方
新たなる革新、AAXプラグインの魅力を知りたい方
PT10+HDX、32bit Flot等で何が起きるのか、新たなるRecording Workflowを知りたい方
制作システムのサウンド、ワークフローについてブラッシュアップを望んでいる方
詳細・お申込みはこちら>>>
開催概要
日時
2012年5月24日(木)
17:00~19:00
場所
ROCK ON PRO セミナールーム
東京都渋谷区神南1-4-8 神南渡辺ビル2F
Rock oN渋谷店舗の向かいのビルの2Fです!
定員
各回30名(先着順)
※定員を超えたお申し込みは、キャンセル待ちとなります。
参加費用
無料
講師
杉山 勇司 氏
主催
Media Integration,inc ROCK ON PRO
共催
AVID JAPAN
詳細・お申込みはこちら>>>
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2012/05/09
Pro Tools 10 日本語マニュアル暫定版公開開始
大変おまたせしました、日本語版のマニュアル(暫定版)がダウンロード可能になりました。Pro Tools 9のマニュアルとWhat's Newを併用していただく様になりますが、Pro Tools 10の機能を全て網羅したマニュアルが入手できるようになりました。是非ともご活用下さい。
下記リンクより、ダウンロード可能です。
Pro Tools リファレンスガイドv9.0(日本語)
「What’s New in Pro Tools 10」他、関連ガイド(日本語)
上記を合わせてご覧いただくことで、全ての機能説明がなされていることとなります。
Pro Toolsリファレンスガイドv10(日本語)は現在翻訳作業中とのことです。まずは、こちらのガイドをご利用いただきますようお願いいたします。
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2012/05/08
大定番Avalon DesignのVT-737SPとU5、特価継続決定!!
VT-737SP:真空管を使用したウォーム且つファット。倍音の付加された程よいサウンドのエッジが捉えた音像を前に押し出します。ボーカルヤ、ソロ楽器に使用すれば埋もれない存在感あふれる仕上がりが約束されます。Comp,EQを搭載したCHannel Strip仕様で非常に使いやすい1台。人気の程が納得できます。
U5:Avalonの最上位機種。クリアかつ存在感のあるサウンドを奏でる2022の血統を受け継ぐハイクオリティーサウンド。同価格帯の製品の中でも際立つ作りの良さ。サウンドも、しっかりとした芯を持つD.I.です。ベーシストを始めミュージシャンの信頼の厚さもそのサウンドを聞けば頷けます。ワンランクアップしたD.I.をお考えの方にオススメできる製品に仕上がっています。
今回の特価は、期限なし!!今こそ、憧れのAvalon Designを手に入れる時です。
VT737SP Silver or Black ¥168,000(税込)
U5 Silver or Black ¥44,200(税込)
VT737SPの特価継続につき、先月の『王道バンドル』継続決定!!Neumann U87aiとセットで大特価中!!
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2012/05/07
Sound Devices USB Pre2:モバイル録音に最適なハイクオリティーAudio I/F
Sound Devices社USB Pre2アカデミーも認めた音質をあなたのPCへ
ハリウッドを初め日本国内でも映画やドラマの現場等、屋外ロケを中心に活躍をするSound Devices社製品。ハイクオリティーな音質と高い耐久性に高い評価が集まります。そんなクリティカルな現場から生まれた2chマイクプリアンプUSB Pre2の実力を体験ください。
*バスパワーで動作するオーディオインターフェイス
特別に電源を考える必要はありません。PCと接続すれば準備完了。屋外でも、どこにいてもSound Devicesクオリティーでの収録が可能に。
*コンパクトなボディーに多彩な入出力コネクター
USB Pre2のサイズは4.3cm x 18cm x 10cm(HxWxD)のコンパクトな中に2chのマイクインプット(XLR),2chのマイク/Lineアウト、S/PDISインアウト、AUXアウト、ヘッドフォンアウトを装備。
*上位機種から引き継ぐ高品位マイクプリ
48Vファンタム、リミッター、ハイパスフィルター、15dBパッドも備えた低ノイズマイクプリはクリアーで色付けの無いサウンドをPCへ取り込むことを可能にします。
Sound Devicesとは?
SoundDevices社は1998年にアメリカのウィスコンシン州に設立された会社です。
まだ若い会社ながら、その製品群は映画の本場アメリカ/ヨーロッパそして日本でも映画を始めドラマロケなどで多く使われています。
それは、彼らが製品に求めるタフなこと、携帯しやすい事、そしてなにより音質が良いことが第一線で活躍するエンジニアの要求を満たしていることによるものです。特に堅牢性には定評があり、過酷な環境となる山岳取材や、極地の取材でのパートナーとしても信頼を集めます。HDDとCFの2重記録、最近のモデルではSSDの採用と持ち運びの際のリスクマネージメントを積極的に製品機能として搭載しています。
USB Pre2
そんなSound Devices社が送り出す2chコンピュータ オーディオインターフェイスは皆さんも納得頂ける、高品位なオーディオインターフェイスです。マイクプリ部にはSound Devices社の上位機種と変わらないクリアーな音質が提供され、Mac,Windowsを問わないプラグアンドプレイ等、USBオーディオクラス準拠でドライバ不要の簡便な設計になっています。※ASIOドライバでも動作可能です。
さらには、スタンドアローンモードでも使用可能。その場合は、高品位なマイクプリとしても、192kHzまで対応のADコンバータとしても使用可能です。
コンパクトかつ高品位な2ch Mic Pre搭載インターフェース。現場で鍛え上げられたサウンドクオリティーを手に入れる事のできるオーディオインターフェースです。高品位なマイクプリ部分は同価格帯のアウトボードに引けを取りません。ライブハウス等での2ch録音を高品位に行いたい方、ハンディーレコーダーからのステップアップをお考えの方、是非ともこちらをお試しください。
Sound Devices社フラッグシップモデル788T-SSD(8インプット12トラック)レコーダや552(5マイク/ライン入力ミキサー)を初め世界の第一線で活躍している音質を、是非ご自身のシステムに導入ください。
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2012/05/02
待望のLegacy to HD Native Crossgradeが復活!!
CPUベースでの最短レイテンシーを誇るAVID HD Nativeシステム。TDMシステムからのクロスグレードのオファーです。合わせて、継続中のI/Oのクロスグレードを行うことで、最新のPro Tools 10システムにバリュー高く更新が可能。この機会をお見逃しなく最新のシステムに是非とも更新下さい。
Legacy TDM to HD Native Core交換プログラム
¥183,750(税込)
対象製品
・Pro Tools|HD PCIx
・Pro Tools|HD PCIe
※ ハードウェアは30日以内に返却が必要する必要があります
キャンペーン期間
2012年6月15日
Pro Tools 10の全てを語る特設動画ページはこちら>>>
合わせて、こちらのLegacy InterfaceからのUpgradeプランをご参考下さい。こちらと合わせてご購入いただくことで、全てを一新したPro Tools 10のそのメリット、音質を全て享受することが可能となります。
Upgrade Legacy to HD Interface交換プログラム
●Upgrade, Legacy I/O To HD OMNI EXCHANGE¥183,750(税込)
●Upgrade, Legacy I/O To HD I/O 8×8×8 EXCHANGE¥275,100(税込)
●Upgrade, Legacy I/O To HD I/O 16×16 Analog EXCHANGE¥367,500(税込)
●Upgrade, Legacy I/O To HD MADI EXCHANGE¥367,500(税込)
対象製品
・192 I//O
・192 Digital I/O
・サードパーティ192互換I/O
(DigiLinkコネクターを装備したAudio Interfaceが対象です)
※ ハードウェアは30日以内に返却が必要する必要があります
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2012/04/27
AVID Media Composer 6.0.1.1リリース
AVIDの映像編集アプリケーションの最新パッチがリリースされました。多くの不具合修正が行われております。ご使用中の方は是非ともご確認下さい。Video SatelliteでMedia Composerをお使いの方にも強く推奨できる内容となっています。
編集アプリケーションv6.0.1.1/v10.0.1.1リリース
2つの変更項目と96個の修正項目が含まれた新しいパッチをリリースしました。
今回リリースされたバージョン
●Media Composer 6.0.1.1 (Mac/PC)
●Symphony 6.0.1.1 (Mac/PC)
●NewsCutter 10.0.1.1 (PCのみ)
●Helper Applications v28.0.1.1 (EDL Manager, FilmScribe, Log Exchange, MediaLog)
(Win版は個別にパッチがあります。Mac版は編集アプリのインストーラに含まれます。)
これらのパッチインストーラはダウンロードセンターよりご利用頂けます。
変更点:Mac OS X 10.7.3を認証しました。Proxyのクリップカラーに対応しました。
主な修正項目:
●バグ番号: UDevC00167567 オーディオミキサーツールのオーディオトラック切り替えにタブキーが使用できませんでした。
●バグ番号: UDevC00168014 US 以外のキーボードは正しいキャラクターにマップされていませんでした。US 以外のキーボードでも正しくマップするようになりました。
●バグ番号: UDevC00167812 プロジェクトを閉じたり保存した時に、ユーザー設定は自動的に保存されませんでした。
●バグ番号: UDevC00166064 AVCHD MTS ファイルのインポートをするとインポートされたメディアは 3-4 フレーム少なく取り込まれました。
●バグ番号: UDevC00165003 (Nitris DX) シークエンスを再生する時、編集アプリケーションは再生の最初に引っかかりを感じるようなレスポンスの悪さがありました。
●バグ番号: UDevC00168130 ISIS 共有ストレージ環境の時に別のプロジェクトからタイトルを開くと "FILE_OTHER" エラーが発生したかもしれません。
●バグ番号: UDevC00168201 日本語のツール機能は正しく表示されていませんでした。
●バグ番号: UDevC00168433 Bin を開くや Bin を作成するときに掛かる時間を改善しました。
パッチインストールの注意事項:
●Win: v6.0.1.1パッチはv6.0.1のみに適用できます。v6.0.0のユーザーはまずv6.0.1をインストールしてください。その後に必要なパッチをインストールします。
●Mac: Mac版ではパッチではなくフルインストーラで提供されます。v6.0.0/v6.0.1のユーザーはまず使用中のバージョンをアンインストールしてからv6.0.1.1をインストールします。
すべての修正項目はKnowledge BaseにあるReadMeをご参照ください。
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2012/04/27
AVID Pro Tools 10.1.3リリース
AVID Pro Tools 10をお使い全ての方が対象となる最新リリースです。
AvidよりPro Tools/ Pro Tools HD 10.xに対応した
Pro Tools 10.1.3アップデーターがリリースされました。
本アップデートに関する詳細は下記URLをご参照ください。
■■Pro Tools 10.1.3 アップデートはこちら■■
このアップデートは以下のハードウェア・システムに対応しております。また正式対応/推奨されるアップデートとなります。
・Mac OS X 10.6.7 – 10.7.3上のPro Tools
・Mac OS X 10.7 – 10.7.3上のPro Tools|HDX (Windowsは未対応)
・Mac OS X 10.6.7 – 10.7.3上のPro Tools|HD Native
・Mac OS X 10.6.7 – 10.7.3上のPro Tools|HD
また、このアップデートをご利用頂くにあたり、Pro Tools/ Pro Tools HD 10.xソフトウェアが
事前にシステムへインストールされている必要がありますのでご注意ください。
こちらのv10.1.3はWindows対応版のリリースはありません
こちらのアップデートによる風合いの更新は多情に多岐にわたります。詳細は、Read Me File(pdf)を御覧ください。
■■Pro Tools 10.1.3 アップデートはこちら■■
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2012/04/26
AVID Post NAB 2012開催決定
NBAでTotal Workflowを革命的に更新する、次世代型Cloud Solution 「Interplay Sphere」を初め、NearlineサーバーであるISIS2000が発表されました。Post NAB 2012では新機種のプレゼンテーション、そして実例を踏まえたUS PowderhouseのプロヂューサーMr. Robert Kirwanによる、実際のWorkflowのご案内。そして、音声との連携Video Satelliteを絡めた、Interplay導入で実現するWorkflowのご紹介と充実した内容で開催されます。是非ともご参加をご検討下さい。
●日程 : 2012年5月18日(金)
●時間 : ご都合の良い時間をお選びください(どちらの回も内容は同じになります)。
第1回: 13:00~15:00 (12:30受付開始)
第2回: 16:30~18:30 (16:00受付開始)
●定員 : 125 名(各回)
●会場 : 代官山ヒルサイドテラス内『ヒルサイドプラザ(HILLSIDE PLAZA)』
●住所 : 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29-18 (地図)
●アクセス: 東急東横線[代官山駅]下車 徒歩3分
Avid Post NAB 東京
Avidでは、2012年4月に米国ラスベガスで開催されましたNAB 2012での展示内容をご紹介する「Avid Post NAB 2012」を開催いたします。NAB 2012のAvidブースでは、『Imagine ▶ Achieve』をテーマに、メディア制作テクノロジーのショウケースとも言える製品群をご紹介しました。保有しているメディア資産の効果的な再利用、容易なコラボレーション、デジタルおよびソーシャルな配信チャンネルでコンテンツを収益化する、最新のアセットベースのワークフローのための制作、配信、サーバー、ストレージ、グラフィックスなど、NABで発表した製品の詳細をご紹介いたします。
今回のPost NABではまた、数々のプライムタイム番組制作を手掛けるPowderhouse Productions よりポスト・プロダクション部門シニアVP のロバート・キルワン氏をお迎えして、Avid 製品を活用した実際の制作現場ワークフローやテープからファイルベースへの移行秘話についてお話しいただきます。(Powderhouse Productions について詳しくは下記をご参照ください)
メディアをとりまく環境では多様化が加速するなか、メディア業界に期待される役割はますます複雑になり、多くの課題に直面しています。Avidでは、お客様の思い描く(imagine)ことを実現する(achieve)ことで、お客様の課題を解決するお手伝いをしてまいります。
【お申し込みについて】
本セミナーは入場無料です。ただし、事前のお申込みが必要です。以下、お申し込みページよりお申し込みください。
http://forms.avid.com/forms/PostNAB2012Tokyo_JP
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2012/04/25
YAMAHA ~ Here Comes the CL series Tour 2012 ~ Report
国内外から高い注目を集めるYAMAHA久々の最新デジタルコンソールCLシリーズの発表会にいってきました。CLとはCentra Logic。M7CLで評価の高い操作体系を受け継いでいます。このCLシリーズは、「The Standards stay,but innovation never ends.」というキャッチフレーズからも解るとおりに、従来のYAMAHAデジタルコンソールで培われ、評価を受けた部分はそのままに、技術の進化を取り入れ新しく生まれ変わったランナップだと言うことが伺えます。
「Natural Sound」を追求した音質
一番大切な『音質』。この部分に関してはアナログ部分を完全に新設計。現場のフィードバックを受けながら、徹底的に耳を使って「Natural Sound」を追い求めたと力強いコメントが。実際に会場でもバンドを入れてのサウンドを聞くことができましたが、低域のタイトさ、ヌケの良さを十分に感じることができました。現場でも評価されるであろう素晴らしいサウンドに仕上がっていると感じました。「Natural Sound」を目指す為に内部のクロック、FPGAといった部分にまで、音質チューニングのメスが入っています。YAMAHAのちからの入れ用が感じられます。「Natural Sound」を目指した、もう一つの理由はYAMAHAの誇るVCM技術との融合。この様な、デジタルドメインでのVirtual Curcitの良さを活かすためには、前段のアナログ部分で如何にPrueなシグナルを捉えることが出来るのかがポイントとなります。CLシリーズではデフォルトで6種類のVCMエフェクトを搭載。Rupert Neve本人とのコラボによるPortico5033,5043、そして定番の1176,LA2A,Pultec EQのシュミレートが加わります。「Natural Sound」で捉えたサウンドに彩りを添えるVCM。最大8ケのPlug-inをPremium Rackに立ち上げることが可能です。もちろんこれ以外にSPXの血統を受け継ぐ、マルチエフェクトが別途8系統使用が可能です。
VCM Dr.K's Lab ~Porticoプラグインエフェクトの開発秘話~
CLのラインナップレンジは?
YAMAHAの現行のラインナップのレンジからは離れた商品。全く新しい、ラインナップだと説明されたCLシリーズ。機能的な面から現状のラインに入れこむとしたらPM5Dの下位、M7CLの上位とのことです。
Danteのもたらしたもの
システムとしての最大のポイントはDanteを使用し、I/O Rackが別体となっている点。Danteの採用による柔軟な運用性は上位機種にはないメリットを生みます。同一のI/Oを複数のコンソールから操作が可能(しかもGainの数値は個別に設定が可能!)。最大で、4台のコンソールと8台のI/O Rackでシステムアップが可能。しかもDante Networkの2重化も可能です。
これにより、FOHとStageでのI/O RACKの共用が可能。シンプルな設備で高度なシステムアップが簡易になります。持ち込みの来材料の減少、セッティングコストの減少等、多くのメリットを生みます。
64ch Multi Live Recording機能
Danteのもたらす恩恵は、システム構築の柔軟性にとどまらずLive Recording機能の提供にも及びます。CLシリーズにはNuendo Liveと呼ばれるレコーディング用のアプリが付属。これにより、CLシリーズのDante NetworkにPCを接続し(Ethernetで)最大64chの録音が可能。Nuendoのエンジンを利用しているためHDDアクセスへの負荷が非常に軽いこともメリット。実際に会場でもMacBook Proの内蔵HDDに問題なく64trackの録音が出来ていました。そして、再生に関しても64ch分の送り出しが可能。VENUEで評価の高いVirtual RehersalがYAMAHAのソsリューションでも可能となります。追加投資が、Note PC1台あればという手軽さも魅力となっています。
iPadでのStageMIX
更に、iPad用のCL StageMIXを準備、従来のPC上で動作するCL Editorとの同時使用により、卓のセッティングを仕込みながらStage Tuneが可能となります。こちらも汎用の無線LANアダプターとiPadがあればすぐに始められる優れたソリューションを提供します。PC用のCL EditorはPM5D,M7CL,LS9とのデータの互換がなされているため、他の会場で、コンソールが変わったとしても最低限の手間で仕込みを完了することが可能となっています。
MYカードによる拡張性も確保
lakeのスピーカーマネージメントヤ、Dan DuganのAutomatic Mixer機能を統合することが可能です。また、CLシリーズをCascade接続しての拡張もMYカードを通じて可能となっています。
【基本仕様】CL5 72×mono + 8×stereo
CL3 64×mono + 8×stereo
CL1 48×mono + 8×stereo
【Output共通】24×mix + 8×matrix + 16DCA
【共通コンソールバックパネルI/O】OMNI IN/OUT 8ch , AES/EBU OUT 2ch , TalkBack IN , PHONE OUT
Dante Primary/Secondary , mini-YGDAI Card Slot 1~3
MIDI IN/OUT , WC IN/OUT , GPIO(5ch) , Network
YAMAHA CL series Presentation
YAMAHA CL series 解説
- YAMAHA株式会社 PA事業部 PAマーケティンググループ 今井氏 -
【関連リンク】
■YAMAHA DIGITAL MIXING CONSOLE CL series
■Rock oN Company 2012 musikmesse ショー・レポート!:YAMAHA
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2012/04/20
憧れのDPAが価格改定でお求めやすくなりました
生楽器の録音で高い評価を得るDPA Microphoneが価格改定でお求めやすくなりました。フラッグシップであるRefarence Standard Series 4000。そして、4000シリーズの血統を受け継ぐ2000シリーズそれぞれ大幅な値下げとなっています。憧れの4006A / 4011A。是非ともご検討下さい。
4006A 定価OPEN 弊社販売価格¥178,500
4006C 定価OPEN 弊社販売価格¥162,750
4011A 定価OPEN 弊社販売価格¥162,750
4011C 定価OPEN 弊社販売価格¥147,000
2006A 定価OPEN 弊社販売価格¥84,000
2006C 定価OPEN 弊社販売価格¥73,500
2011A 定価OPEN 弊社販売価格¥84,000
2011C 定価OPEN 弊社販売価格¥73,500
メーカーサイトはこちら>>>
購入はこちら>>>
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2012/04/20
堂々たる王道!!今こそ定番のNeumann u87Aiと信頼のAVALON VT-737spがバンドル大特価!!
もはや全てのレコーディングスタジオの定番となっているといっても過言ではないNeumann u87Ai と信頼のAVALON VT-737spをバンドルとしてご提供!4/30までの特別割り引き価格!!定評あるマイク、チャンネルストリップをお探しなら今が手に入れるビッグチャンス!!!VT-737spの特価継続決定!!こちらの『王道バンドル』も継続決定!!
抜群の信頼感を誇るこの2製品の組み合わせはの録音を更に楽しいものにしてくれます。録音のソースを選ばない安心感ある定番のNeumannサウンド、真空管を贅沢に使用したプリアンプによる粘り強い押し出し感、中域の密度。この組み合わせを使用することで、トランジェントが高く耳に痛い音も、滑らかでシルキーなハリのある音としてグッと迫ります。
AVALON VT-737spはChannel Stripとしても優秀。真空管を使用したOpt制御のスムースなコンプ、また、音楽的なEQは素材の音をふくよかで自然に昇華させ存在感を引き出します。MIXの中でも際立つサウンドとしてメインの楽器、ボーカルの録音にジャストフィット。また、懐の深いNeuman u87Aiのセレクトにより、どのようなスタイルのボーカルでも、楽器でも対応出来ます。まさにオールマイティーな王道バンドルと言えます。
また、今回AVALON VT-737spは、AVALON従来のSilver Panelに加えBlack Panelが限定再登場!!
漆黒のフォルムに内部LEDは青くネオンのような輝き!スタジオのラックに精悍な彩りを加えてくれます
【Neumann U87Ai,AVALON VT737sp王道バンドルROCK ON PRO限定大特価!!】
ROCK ON PROが胸を張ってオススメするNeumann U87Ai,AVALON VT-737sp王道バンドルセットが今なら限定特価でご提供!!
Neumann U87Ai,AVALON VT-737sp王道バンドル
通常販売価格 ¥488,000 → 王道バンドル:価格 ¥398,000
Neumann U87Ai Studio Set(EA87 Suspension付属)
通常販売価格 ¥272,000 → ~4/30迄:特別価格 ¥260,000
VT-737sp(Silver Panel/Black Panel)
通常販売価格 ¥216,000 → ~4/30迄:特別価格 ¥168,000
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2012/04/19
NAB SHOW 2012 Rock oN Report !
世界最大級の放送機器展NAB SHOW2012もRock oNスタッフが現地ラスベガスからリポート!!RME、MOTUの最新インターフェースからRolandビデオスイッチャー、Dynaudio最新デスクトップ型モニターをはじめRTWやJungerなどラウドネス関連のブランドリポートもアップされていますよ!
NAB SHOW 2012 Rock oN Report !はこちら>>
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2012/04/19
Avid Symphony 6クロスグレード 期間限定特別オファー
6月15日までの期間限定で、AVID Symphony Softwareへの特別クロスグレードのご案内です。Media Composerの上位に当たるSymphonyはカラーグレーディングまでをも統合したAVIDのOfflineのフラッグシップソフトウェア。FCPもしくは、Media Composerからの特別クロスグレードオファーです。この衝撃的な価格でグレードアップを是非ともご検討下さい。
製品名 ;FCP Crossgrade to Symphony V6 Software
プロモ特価;¥91,800(税込)
※この製品のご発注にはFCPのシリアルナンバーが記載されたインストールガイド等のコピーを添付してください。
なお、FCPXは対象外です。
製品名 ;Media Composer Crossgrade to Symphony V6, Software
プロモ特価;¥91,800(税込)
※この製品はMedia Composer, Xpress Pro, Xpress DVのユーザー様が対象です。
なおドングルレスのXpress DVは対象外です。
参考:Symphony V6 Software 通常価格¥514,500(税込)
このオファーは、Final Cut Pro、Avid Media Composer、Avid Xpress Pro、Avid Xpress DVユーザーの皆様に、業界をリードするAvidのプロフェッショナルな編集/カラーコレクション/マスタリングのソリューションをご利用いただく機会を割引価格でご提供するものです。Symphony 6ソフトウェアでは、Media Composer 6と同一の編集機能、ツール、ワークフローを利用できるほか、フィニッシングに最新のセカンダリー・カラーコレクションツールとユニバーサル・マスタリング機能を利用できます。これらすべての機能を備えたSymphony 6が、通常価格より80%以上も割引でお買い求めいただけます。
Symphony 6は、オープンな64ビット・アーキテクチャー、洗練された新しいユーザー・インターフェイス、AvidオープンI/Oによる主要なサードパーティ製ハードウェアへの対応、AMA(Avid Media Access)によるAVCHD/ARRI Alexa/REDなど各種カメラコーデックへのネイティブ対応、Apple ProResエンコード機能(Mac OSベースのシステムのみ)、新しいAvid DNxHD 444コーデック、ステレオスコピック3D編集ワークフロー、サラウンド・サウンド・ツールなど、Media Composer 6と同様の機能を備えています。さらにSymphony 6ではフル4:4:4 HD RGBカラー対応、および、セカンダリー・カラーコレクションツールが利用できます。"Nitris DXハードウェア(別売)を使用すれば、ユニバーサル・マスタリング機能を用いて最高品質の制作・配信ができます。また、Symphonyには、Boris Continuum Complete(BCC)も付属しています。これにより、エディターは総合的なビジュアル・エフェクトと作品制作に役立つ200以上のフィルターとトランジション・プラグインのフル・スイートを利用できます。
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2012/04/19
Broadcast Quality!!Studio Technologies Model 68&69モニターコントローラー
クオリティーの高いスタジオ・モニター・コントローラーのご紹介。プライベートなプロジェクトスタジオからレコーディング/放送まで、そのコンパクトな形状が設置場所を選ばず、そしてシンプルな操作があなたの強い見方になる事でしょう。その音質はソリッドかつパンチがあり、まさに放送の現場で鍛えあげられたことがうなずけるサウンドです。
STUDIO TECHNOLOGIES社Model68&69A
*設置場所を選ばないコンパクトなコントローラー
モニターコントローラーの設置場所に時間を費やす必要は有りません。
自身の操作し易い場所、そこがベストポジションになります。
*シンプルな操作性
シンプルなレイアウトに必要不可欠の機能を配置し、直感的に操る事ができます。
STUDIO TECHNOLOGIES社は1978年に誕生したオーディオハードウエアーメーカーです。同社の製品群にはアナログデストリビューションやAESディストリビューション、コメンタリーコンソール等音を伝える製品が多く、その色付けしない特性やシンプルな操作性が評価の高いメーカーです。
そんなSTUDIO TECHNOLOGIES社が作り出すModel68&69Aは同社の姿勢を受け継いだモニターコントローラーとなっています。製品構成は68A Central Controllerと69A Control Consoleの構成から成っており、設置場所を選ばず変に音を変える事無くそして自宅でも簡単に設置できるシンプルな結線となっています。
68A Central Controllerは1Uサイズながらサラウンドモニターインプットを2系統、ステレオモニターインプットを2系統そして出力はステレオモニターアウトが1系統、サラウンドモニターアウト1系統のイン/アウトを持っています。この多数のチャンネル数をD-Subコネクターを使用する事により、コンパクトな1Uサイズの本体に納めています。
そして、コントローラーの69Aとは9Pinケーブルを1本のみ結線する事により、各入出力のセレクト•ボリュームコントロールそして大規模コンソールに有る各チャンネルのSOLOやDIM等必要不可欠な操作がコンパクトなボディーでコントロール出来ます。(コントローラーサイズ183x56x137mm(WHD)そして重さは0.9kgと軽量コンパクトな設計になっています。
また、一番重要な音質に関しても余計な回路、結線を行わないので入力された音質を忠実に再現する様に設計されております。ご自身のワークフローで5.1サラウンドもしくはステレオ音声をModel68A69Aに繋ぎ込みそしてスピーカーを結線するだけで、そこはあなただけの専用スタジオになります。
是非この機会にご自身のモニター環境のブラッシュアップをしてみませんか。
STUDIO TECHNOLOGIES社は68&69A以外にもブロードキャストシリーズとしてアナウンサーコンソールや、1ステレオ入力8ステレオアウトのディストリビューションや、THXpm3認証サラウンドモニターコントローラー等、多彩なラインナップがありますので、是非ともチェック下さい。
メーカーサイトはこちら>>>
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2012/04/16
NAB2012 AVID怒涛の新製品ラッシュ!!
Asset Managimentを更に推し進めるAVIDはテーマを「image>Archive」とし、File Base Solutionを推し進めると共に、必要となるInjest Server、データを格納するNearline Serverをして、基幹となるDeta Asset ManagimentにCloud化を果たしたInterplay Sphereを登場させています。トータルのワークフローを完全に見越したTotal Solutionの新しい展開です。
・Interplay Sphere
Cloud化を果たしたInterplay。収録現場でのリアルな空気を即時的に伝えるため、その場でInjestをしたものがInterplayでAsset Managimentしての送出という、先進のワークフローの誕生です。
合わせて、Multi Platformに関しても言及。こちらは、詳細見えておりませんが、アーカイブされた完パケを自動で、バックグラウンドで、各メディア(iPad,iPhone,Facebook,Yutube等)似あわせて、エンコードが走るような機能が準備されるようです。LiveでのOn Airから時間を明けずに書くメディアへの展開が可能となるソリューション、まさに、入り口から、出口までのAsset Managiment Toolとして進化を果たしています。
>>詳細は本国webで>>
・AirSpeed 5000
OnLineでのInjestを念頭にした、Interplayの入り口とも言える機種。4系統のHD信号を同時にInjest可能。DNxHDだけではなく、XDCAM、AVC intra対応モデルも同時にデビュー。
>>詳細は本国webで>>
・ISIS2000
肥大化するデータの1次収納場所として、Nearline Serverをラインナップ。5Uの筐体に84台のHDDを搭載可能、3TBのHDDを収めるとその容量は驚愕の252TB。System Directorは別体として、システム構築されます。スピードではなく、容量を要求されるNearline用途としてAVID純正の安心感とISISシリーズ共通の多機能なSystem Directorの使い勝手を提供します。
>>詳細は本国webで>>
・Motion Graphic
2D,3DのReal Time Graphic。今まで、キャラジェネとしてDEKOが有りましたが、3D Graphicにも対応したパワフルなシステムを登場させています。Live(News,Sports等)での送出用の用途をターゲットに開発された新商品です。
>>詳細は本国webで>>
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2012/04/13
AVID Pro Tools 10.1.2リリース
AVID Pro Tools 10をお使い全ての方が対象となる最新リリースです。
AvidよりPro Tools/ Pro Tools HD 10.xに対応した
Pro Tools 10.1.2アップデーターがリリースされました。
本アップデートに関する詳細は下記URLをご参照ください。
■■Pro Tools 10.1.2 アップデートはこちら■■
このアップデートは以下のハードウェア・システムに対応しております。
・Mac OS X 10.6.7 - 10.7.3またはWindows 7 SP1上のPro Tools
・Mac OS X 10.7 - 10.7.3上のPro Tools|HDX (Windowsは未対応)
・Mac OS X 10.6.7 - 10.7.3またはWindows 7 SP1上のPro Tools|HD Native
・Mac OS X 10.6.7 - 10.7.3またはWindows 7 SP1上のPro Tools|HD
また、このアップデートをご利用頂くにあたり、Pro Tools/ Pro Tools HD 10.xソフトウェアが
事前にシステムへインストールされている必要がありますのでご注意ください。
同時に注意点が記載されています。
Pro Tools HDX システムにおける注意点
・HDX hardwareは現時点で Expansion Chassis (Magma EB1, EB4, EB7, または Thunderbolt chassis)に対応しておりません。
・HDX hardwareは現時点でWindowsシステムに対応しておりません。
Pro Tools HD Nativeにおける注意点
・全てのHD Native ユーザーはkb429831をご参照の上 Avid NativeCardFlasherをダウンロードし、HD Native cardの main及びsafe image ファームウェアをversion 1.03へアップデートしていただくことが推奨されます。(NativeCardFlasherは必ずOS10.6.7以降のOS上で実行して下さい。)
こちらご注意下さい。
■■Pro Tools 10.1.2 アップデートはこちら■■
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2012/04/09
第76回サラウンド寺子屋塾のお知らせ
サラウンド寺子屋塾主宰 MICK SAWAGUCHIさまよりサラウンド寺子屋開催のご案内いただきました。今回は弊社会議室での寺子屋開催です。サラウンドにご興味の有る方是非ともご参加下さい。
テーマ:LIVE SPACEでのサラウンド音響制作と構築
講師:阿尾茂毅
サウンドデザイナー、DJ、PLAYER 1956年生まれ
CM、映画、音楽等の録音、MIX,PA,サウンドデザインを主な仕事とする。サラウンド作品&worksは、5.1CHから12CHサラウンドまで様々なサラウンド音響を制作し自らシステムも構築しているLIVE SPACEサラウンドのパイオニア。
日時:4月28日(土) 15:00 − 17:00
場所:メディア・インテグレーション本社オフィス内特設セミナールーム
東京都渋谷区神南1-4-8 神南渡辺ビル2F
(ショップ向のビルの2Fとなります)
以上のテーマで開催します。
参加希望の方は、メールまたはFACEBOOK『寺子屋』で申し込んで下さい。
申込先メールアドレス>>Mick-sawa@u01.gate01.com
サラウンド寺子屋HP>>http://surroundterakoya.blogspot.com/
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2012/04/09
待望のt.c.electronic LM6 Loudness Meter発売開始
InterBEEでも高い注目を集めていたt.c.electronicのLM6が遂に発売開始!!ハードウェアで、絶賛されているRader Meter Plug-inがVST, AU, RTAS plug-in formats.そして、注目のAAXにも対応してリリースが開始されました。Cross platformの製品なので、どのDAWを使用する場合にも同じメーターで作業を行うことが可能となります。
VST,AU,RTAS,AAX対応ということで、Windows/Macintoshマシン上でMedia ComposerやFinal Cut Pro X、Pro Tools、Logic Pro、Nuendo、Wavelab、Sequoia等のソフトウェアで使用することが可能となります。もちろんARIB TR-B 032にも準拠。10月からのラウドネス運用にも完全に対応します。また、マルチチャンネルにも対応5.1chサラウンドのラウドネス監視を行うこともできます。
視認性の高さで、高い評価を得ているRader Meterは1周の時間尺を1分〜24時間まで変更可能。作品の尺に合わせて柔軟な運用が可能となります。Rader Meterによる時間軸上での監視だけけでなく、ラウドネス運用のもう一つの新基準Ture Peakもバーメーターにより正確に測定。こちらもマルチチャンネル対応で、どのチャンネルがOver Levelしたのかを確認することができます。
t.c.electronic LM6 Loudness Radar Plugin for Cross Platforms:定価¥73,500
メーカーHPはこちら>>
デモライセンスの依頼はこちら(英語)>>
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2012/04/09
Metric Heloから待望のAAXプラグイン発売開始
HDXユーザー待望のAAX DSP対応のプラグインがMetric Heloから発売開始。今までのChannel Stripだけではなく更に6種類もの魅力的なプラグインが新登場。お得なバンドルセットだけではなく発売記念プロモーションで4/26までの特価設定。HDXのユーザーの方も、そうでない方もこの機会に手に入れて下さい!!
【〜4/26迄、発売記念プロモーション価格25% OFF!!】
AAX Production Bundle
¥61,950 → ¥47,250
ChannelStrip 3
¥17,850 → ¥13,650
Character
¥17,850 → ¥13,650
HaloVerb
¥17,850 → ¥13,650
Multiband Dynamics
¥17,850 → ¥13,650
Multiband Expander
¥17,850 → ¥13,650
Precision DeEsser
¥17,850 → ¥13,650
TransientControl
¥17,850 → ¥13,650
※全てAAX DSP / AAX Native対応!!
それぞれのプラグイン詳細はメーカーHPをご参考下さい>>>
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2012/04/09
CONEQ APEQシリーズ期間限定大特価!!
モニター環境を劇的に改善するスペシャルツールReal Sound Lab CONEQ APEQシリーズが期間限定大特価!!暴れる定在波を抑え、位相を改善する4096band-Linerphase-EQにより、劇的な環境改善を得られます。
定点でのRTA測定による音響補正ではなく、空間をつかする時間あたりのエネルギーを解析する音響パワー測定による広いエリアをカバーする補正が魅力。デモンストレーションも受付中です。一回体験しないとわからないこの効果、是非とも体験してください!!
【期間限定 〜5/31まで!!】
1.APEQ-2pro 特別価格(2ch Analog I/O Model)
通常価格@¥200,000 ⇒ @¥170,000(税抜)
2.APEQ-2pro DIO (2ch Digital I/O Model)
ユーザー価格@¥250,000 ⇒ @¥212,000(税抜)
3.APEQ-8pro DIO (8ch Analog&Digital I/O Model)
ユーザー価格@¥650,000 ⇒ @¥552,000(税抜)
※測定量別途。東京近郊¥42,000@1回
地方に関しては、別途送料実費必要となります
デモお問い合わせは、ROCK ON PRO洋介まで!!CONEQの音響パワー補正を体験下し、是非導入を!!
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2012/03/30
Avid x Goh Hotoda Pro Tools|HDX Special Seminar- Report –
グラミー受賞エンジニア Goh Hotoda氏をお迎えし、業界標準プラットフォームであるProToolsの飛躍的な進化を遂げたHDXを実践的に体験するセミナーが開催されました。音響ハウス1Studioを利用し、Icon SystemにHDXとTDMシステム其々をセットアップした大規模システムを組み上げてセミナーが開催されました。AVIDの本気度が規模の大きさからも感じられます。
Goh Hotoda氏は、マドンナ、ジャネット・ジャクソン、マーカス・ミラー、坂本龍一、宇多田ヒカルなどの一流アーティストの作品を手がけ、2度のグラミー賞受賞作品など世界的にも高い評価を受けてるトップ・エンジニア。実際にHDXを使用してみてのトップエンジニアの感想がどの様なものなのか期待が高まります。
1-1 HDXの技術的全貌とその誕生60min
第一部では、AVID Product Specialist 小林氏から、HDXの誕生と機能、これからの発展項目をハンズオンプレゼンいただきました。
そのダイジェストにあたる、HDXの詳細は、是非こちらの記事で理解をいただけると幸いです。
メインイベント、いよいよGoh Hotoda氏の登場!!そのリアルな感動レポートです。
2-1.Goh氏最初のDigital Recordingとの出会いから思うHDXの存在
Goh Hotoda氏の最初のDigital Recording体験は1980年初頭3Mの32track Digital Multitrack Recorder。Goh氏はこう始めた。その当時の衝撃は「信じられないほど素晴らしい、すごい音だ」といったイメージ。そのNYのスタジオで今までアナログでは録音されなかった地下を走る地下鉄の低域の唸りが、録音されたことでも驚きを感じた。その広い周波数特性、レスポンス、今までのアナログとは全く違うということが今でも鮮明に思い出される。しかし、その後デジタルの進化は利便性の向上に終始。SONY PCM-3348のデビュー時もその音質よりも編集機能やパンチインの精度などに目がゆき3Mを初めて使った時ほどの衝撃を受けることは無かった。 その当時から、「デジタル臭さ」これをいかに払拭するか?Digitalの時代に入ってからはこれが常にメインテーマとして作業の中にあった。実際にアナログのアウトボードをインサートしたり、アナログライクなヒスノイズや、歪を加えるプラグインを使用したりと色々な手段を使用して「デジタル臭さ」に向き合ってきた。逆に言えば、「アナログ臭さ」から脱却仕切れていないということも言えるのではないか。第一線で、長いキャリアを持つGoh氏ならではの深い言葉で始まった。
2-2HDXの進化の登場で、今までのMIXスタイルを変革する!
ここで実際のMIXデモへ移行し、HDXとTDMを同時に使った素材を聴く中で、様々な疑問や問題や課題が浮き彫りになる。1曲目に聴かせていただいたのが、ギタリストの鳥山雄司さんとの作品。HDXからは、イントロのカッティングギターの奥行感、立体感、粒立ちが全く違うサウンドとして飛び出した。TDMのものはもちろん今まで耳馴染みのあるサウンド。素晴らしいMIXなのだが、同じバランス、同じプラグインで、HDXから再生されるサウンドは明らかに解像度が上がり、サウンドの立ち上がりがナチュラルかつスピード感がある。
Goh氏も「HDXは分離が良い」という言葉で表現されたが、まさにそのとおりの感覚を筆者も得た。 Goh氏は、このサウンドを聞いた時にHDXのサウンドの余裕を体感し、TDMでの音どうしのマスキングを避けるための細かい周波数の隙間を埋めるような緻密なEQ処理から、新たなるEQスタイルの作業に移行するのではないかと判断された。このあたりの指摘は、まさに未来へのミキシングスタイルへのスタートだと思われた。
2-3内部処理の広大な領域は、本来のサウンドの力を豊かに表現する!
32bit浮動小数点処理による正確で広大なダイナミックレンジを証明する実験がスタート。
実験用に一つのトラックを複製し、一方のトラックは手を付けず、もう一方の複製されたトラックにトリムプラグインをインサート。トリムプラグインにより30dBゲインを上げたものをフェーダーで-30dB下げる。もちろんプラグインはクリップレベルを表示する。ただし実際には、クリップしていない。試しに位相を反転させ、オリジナルと同時に再生することで、完全に音が消失。30dbのゲインアップでも、サウンドは全くクリップしていないことが実証された。今まででは考えられなかった懐の深さがこの実験から証明された。TDMでのアプローチでは、ジェワジョワと残留ノイズが残り完全に消失することが不可能であった。
HDX内部の処理では32bit Floating Processにより一切の歪、デジタルデータのクリップを生まない、しかも可逆性を保っている。これほどのパワーを持ったPro Toolsを使用しての作業、今までのミキシングスタイルからより自然で自由なダイナミックなプロセスへ変化することが予見された。
2-4 AAX Power
Goh氏いわく、AAXのPowerは従来のものに比べて低域の再現性の向上に顕著に表れていると述べられます。これはハイサンプリングよりも効果が大きく、HDXのAAXプラグインのパワーは、TDMでは様々なパワーバランスを推し測る能力が必要とされたが、今回のHDXのPowerにより、余力が生まれ、そのストレスからの開放へとつながった。
実際のセッションでの確認では、同一セッションをHDXとTDM其々のシステムで開きそのDSPの使用効率を比較。DSPのリソースを最大限使い切ったAccelカード2枚仕様のTDMのシステムに対しHDXではなんと、1枚目のカードに余裕を持って収まることは、理屈を越えた驚きだ。
さらに、本質的なサウンドプロセス空間を語る・・・
しかし、HDXの本当の魅力はこのパワーではなく内部の処理が全て32bit floating processとなったことだ。従来のTDMではDSP上の処理(プラグインやミキサーエンジン)は48bit fix。しかしそのDSPを結ぶTDM busは24bitしかなかった。このため、DSPの処理を1段行う毎に48bit>24bitのデータ変換が行われ、当然ながらDither処理が加わり「デジタル臭さ」にもつながっていたのではないか?TDMの時代、プラグインを外すことによりサウンドがクリアになった経験を持っている方は多いのではないか?シンプルで余裕があるプロセスが生み出す魅力について語っていただいた。
音楽的にも計り知れないメリットがあることが、徐々に伝わってきた。HD systemが登場し192kHzのハイサンプリングが可能になった時の衝撃度よりもHDXの衝撃度のほうが明らかに大きいのではないかとのコメントが印象的であった。
2-5 武井ゆりなさんのボーカルの楽曲でのMIX検証
ここまでのお話を踏まえ、もう1曲聞かせていただいた。2曲目は17才、ピアノ弾き語りをベースとする武井ゆりなさんの作品。同様にTDMとHDXでMIXの比較再生。サウンド全体が、隅々までバランスよくつまり、クリップすることなく自然で繊細さすら感じる瞬間がHDXにはある。POPSということもありTDMのほうがPower感が込もって聞こえるとも評価されたが、TDMでミックスをすることを前提に録音プロセスを構成したことに起因するのではないかとのコメント。まさに、HDXらしい制作スタイルが新しい未来を創る可能性を示している。
2-6 ダイナミックレンジそれが、生かされる時
Goh氏から、サウンドのプロセスに関する一つのイメージが示された。HDXでサウンドメイクをしていて感じるのが1980年後半 NEVE Capricornを初めて触った時の感覚にちかい。圧倒的なサウンド品質の高さは、EQ、フェーダーを操作した際に、素材が歪まず、どこまでも大きくなっていく感覚がもたらされる。もちろん最終DACは24bitなのでヘッドルームを超えればClipする。だけれどもそれ以外の要素を感じさせない余裕、懐の深さを感じる。 PCMデジタルの世界では、音声を近似値という形でキャプチャーする。と言うことは、サウンドをクオンタイズしているようなもの。ダイナミックレンジが広ければ広いに越したことはない。クオンタイズする量が減ればその分、サウンドは失われないということ。
この様なHDXの魅力を最大限に引き出すためにはHD I/Oが重要なポイントとなる。一昨年登場したHD I/Oは素晴らしく、近年成長が著しいサードパーティー製のI/Oと遜色のないクオリティーへ到達した。ロードマップとしても、HDXの登場をもってこのHD I/Oの本来の性能が引き出されるはずだ。是非ともHDXを使う際にはHD I/Oと組み合わせて欲しい。実際、現在HDとI/Oがバンドル購入されることが推奨されている。
2-7 収録から生かされるサウンド、HDXにより誕生する次世代の手法
ここで、録音の時点からHDXを使用したセッションによるデモが登場。アーティストはmoumoonという男女DUO ユニット。一聴したサウンドは、まさにナチュラルなニュアンスを聴かせる・・・
制作プロセスに置いて、まず高域の処理が変わった。過去において、内部処理の歪みやDither等による乱れで埋もれてしまうことが無きように、特定の周波数だけにキャラクターのあるプラグインを使用することが多かった。HDXプラットフォームを利用するにあたって、ワイドなポイントを持つMAAG EQ4を活用した。このプラグインは(VPRに実機もある)AIRと呼ばれる40kHzにポイントを持つことが特徴で、Airは従来のTDM環境では効果を感じることは少なかったのだが、HDXではMAAGならではの最高の結果が得られたとのことは驚きだった。
続き、低音に関してもこのEQはSUBと呼ばれる10Hzのポイントがありこのポイントも素晴らしい効果が得られた。TDMの感覚からは想像しにくい点だが、完成したサウンドを聞くと底に流れる空気感、歪のない低域成分そういったものに、効果をもたらしたということが想像できた。
Goh氏からのアイディアとして、余裕のあるダイナミクスは、マスターにあらかじめFilterやCompを掛けておき全体のサウンドキャラクターを決定づけることも今まで以上に簡単に行える。アナログレコード時代のエンファシスのような感覚で、作業を行うのも面白い。本当に大きくサウンドが変わったため、従来の方法に固執せず、新しい手法を今こそ模索すべきだ。プラグインが対応していない今だからこそ、加工するのではなくそこに残っているサウンドを今一度最確認する良い時期なのではないか。
コンサバな、制作プロセスに一石を投じるお話だと感じた。
2-8 HDXテクノロジーは、まさに制作者の意のままに本来のサウンドが存在できる品質
Goh氏のレーベルからリリース予定のスペインのベーシストMATIAS EISENさんの作品を聴かせていただいた。やはりここでもHDXのサウンドの存在感が際立つ。その理由の一つとしてお話いただいたのが、標準のEQ3-7Bandだ。ピーキーにEQした時に感じられる位相感が違う。かつて、ほとんど感じなかったがHDXではアナログEQと同じよう位相がずれるフィーリングを感じる。Liner Phase処理でないEQであり、当然の結果だが、アナログEQのサウンドの特徴と言える位相感を感じられるようになったということは、まさにプロセスのリアリティを感じながら作業が出来るということだ。これこそ、本来サウンドが持っていたものに近づけている証拠ではないかと。
まさにこれから、サウンドマーケットにHDXで作られた作品が増えてゆくはず。そうなればサウンドの世代交代が自然と生まれ、次の世代のサウンドとしてHDXが受け入れられるはず。この未来を予言するコメントでセミナーは締め切られた。
これまで、ROCK ON PROでもHDXの制作現場への優位性を紐解いてきたが、今回ほどリアルに感じた経験は初めてである。続々登場予定の新たなるAAX Pluginsも含め、次世代とも言える制作環境を私たちが手にし始めていると認識する。それが奇を衒ったものではなく制作者の音楽を有りのままに答えてくれる物である点が、感動的ですらある。この本来のプロセスから、更に多様な表現手法を掴む作品への期待も高まる。
現在では、まだ貴重なHDXの素材を公開していただいたGoh Hotodaさんに心から感謝したい。
ROCK ON PROでは、HDXのサウンドや機能を体験いただくお貸し出しプロモーションをおもなって下ります。是非お気軽にお問合せください。
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2012/03/28
人気Artist Series値上げです。今なら旧価格でご提供可能です!!
Pro ToolsがEuConフル対応したことにより、死角なしのAVID Artist Series。4月より価格改定なります(値上がり)。今が導入のラストチャンス。在庫限りの旧価格でのご提供となります。導入をご検討の方、お問い合わせください!!
8本のフェーダーとスタイリッシュな外観で人気のArtist MIX。有機ELの採用で、視認性もばっちり。フラッグシップArtist Controlは、タッチスクリーンによる多機能なモデル。上位のMC pro譲りのソフトキーでエディット等様々な現場で作業の効率化に貢献します。Transportは大型のJogを利用してのコントロール、手元にあると便利です!!
Artist Mixは最大4台までの接続が可能。大規模なシステムアップにも対応可能です!!複数の組み合わせで、作業環境にあったControllerを手に入れて下さい!!
Artist MIX
在庫限り116.550円
4月からの販売価格128.100円
(今ならおよそ11.000円お得)
Artist CONTROL V2
在庫限り138.600円
4月からの販売価格152.250円
(今ならおよそ13.000円お得)
Artist TRANSPORT
在庫限り36.750円
4月からの販売価格40.740円
(今ならおよそ4.000円お得)
Artist COLOR
在庫限り138.600円
4月からの販売価格152.250円
(今ならおよそ13.000円お得)
旧定価在庫限りで終了となりますので、ご注意下さい。
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2012/03/28
NEUMANN KH120 / 定番ノイマンからのリファレンスモニター
世界的に有名なマイクメーカーが送り出すモニタースピーカー限られたスペースにも設置出来るコンパクトなボディー、そしてスイートスポットの広さが魅力です。なぜ、マイクメーカーであるNeumannがスピーカーを開発することになったのでしょうか?搭載されている多くの技術と共に確認をしてみようと思います。
NEUMANN KH120A
•マイクメーカーが送り出す世界初のスタジオモニタースピーカー
業界基準のマイクを作り出したメーカーが送り出す新たな世界基準への挑戦を是非ご自身の耳で体験して下さい。
•効率良くセッティングが出来る4ポジションの低•中•高域のイコライザー
部屋やスタジオを移動してもそこがあなたのベストスタジオ。過度に音を変えるのではなく、ベストな環境へ導きます。
•プライベートスタジオから放送までフレキシブルな対応
コンパクトに設計された独特なアルミニウムボディーが限られたスペースにも有効な広いスイートスポットを提供します。
レコーディング/放送の現場でスタンダードなマイクとして有名なNEUMANN社からリリースされた初のスタジオモニターKH120A。ノイマンは、過去にミキシングコンソール、アナログレコード用カッティングマシンまでも製造。音の入り口から出口までを知り尽くし、そしてアナログを知り尽くしたプロフェッショナルの手によるモニタースピーカーです。マイクロフォンの世界では知らない人が居ないブランドですが、今度はスピーカーの分野でも新たなるスタンダードを狙う意欲的な製品です。
[caption id="attachment_4635" align="alignright" width="300" caption="Horizontal Directivity"][/caption]
ターゲットとして、中継車や限られたスペースのプライベートスタジオ等に於いて、最大の実力を発揮できるよう工夫を凝らした設計がなされています。この空間容積の小さいスペースというのは、まさに国内で皆さんが作業されている環境に合致するのではないでしょうか?
キャビネットによる回り込み、不要な位相干渉を極力まで排除するために独自開発されたアルミニウムボディー。そのコンパクトなボディーは設置場所を選ばず、又コンパクトな外観からは想像の着かない広いスイートスポットと、低域伝達を実現。リスニングポイントが多少ずれてもフォロー可能なように配慮がなされています。
[caption id="attachment_4634" align="alignright" width="300" caption="4-Band EQ Curve"][/caption]
更に、電気的にも4ポジションのイコライザーを搭載。決めの細かい微調整により、設置場所、空間に合わせたサウンドメイクが可能です。このイコライザーの設計にもノイマンの高いアナログ回路設計技術が応用されています。位相感の少ないスムーズなサウンドの変化からも、この製品に掛ける意気込みが伝わります。
アンプもTweeter / Woofer共に80Wとサイズから考えると十分すぎる余裕のあるアンプを驕っています。パワードスピーカーでは、最低限のアンプしか搭載されない傾向が強いですが、ここにもこだわりが。動作に関しても発熱の問題を持つClass AではなくAmcron等の業務機での採用実績の高いClass ABによる設計。コンパクトなサイズからは想像の出来ないMax SPL 111dBは驚異的とも言えます。
天吊、壁掛け用の金具、アクセサリー類も豊富に準備されています。どの様なシーン、現場にもフィットするコンパクトスピーカーの登場です。
[caption id="attachment_4636" align="alignright" width="300" caption="Frequency Response"][/caption]
2013年にはデジタル入力を備えたKH120Dが登場予定!
追加でデジタル入力端子を装備。DAWからDigitalで入力すれば、外部からのノイズフリーの環境が構築出来ます。ポスプロなどフルデジタル化の進スタジオでの活躍が期待できます。
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2012/03/23
MacProネットワーク設定
最近ネットワーク接続を使用してより精度の高い操作を可能にするDAWコントローラが使われるようになってきています。今回はそのネットワーク関係のセットアップに関してMacProで使用する場合の注意点をあげてみます。2つあるMac ProのNetworkportの違いは、一体どの様なものなのでしょうか?設定方法も合わせて、ご紹介いたします。
MacProには標準で2つのEthernetポートが用意されています。使用方法としてはMacProをサーバーマシンなどとして利用する際に、片方をWAN接続、もう片方をLANに結線する。またリンクアグリゲーション(2つの回線を仮想的に束ねて帯域を広げて使用する)を使用するなどの為に用意されています。もともと単純に2つのポートを自由に使えるということでは無いようです。MacOS内部からイーサネットポートを個別の2つとしてみることが難しい(恐らくそういったライブラリが用意されていない)ようで優先順位が重要になってくるようです。ということから2つのポートがあるからといって気にせずそのまま使用してしまうとトラブルを引き起こす場合があります。ネットワーク系のトラブル回避につながるであろう基本設定方法をご紹介します。
1、まずはMac側との接続ですが、コントローラのEthernetポートとポート1(向かって左側、en0とも表示される)を接続します。スイッチングハブなどを使用している場合はストレートケーブル、直接つなぐ場合はクロスオーバーケーブルが推奨されています。インターネット用などの接続にはポート2(向かって右側、en1とも表示される)に接続します。
2、次にMacOSの設定です。システム環境設定から”ネットワーク”を選択します。左の一覧に現在有効なサービスが表示されます。この時点で必要の無いものは無効にしてしまいます(再度有効にすることは可能です)。一覧で選択後、一覧の下部、ー(マイナス)ボタンを押すと無効に出来ます。
3、必要な構成のみにした後、各接続の優先順位を設定します。一覧下部の歯車マークから”サービスの順序を設定..."を選択します。”ethernet1”を一覧の一番上に来るようにドラッグします。
以上の設定でコントローラとの接続がMac内部からの最優先経路になりますので無駄なトラブルは避けられるでしょう。ただし、コントローラによっては、ポート2の通信を遮断する結果になることもありますので、その場合はネットワーク環境(プリセット)を複数用意し、切り替えて使うことで回避可能です。
注意:上記の設定は必ずしも解決方法になるとは限りませんので、一つのアイデアとしてご活用ください。
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2012/03/21
Avid Pro Tools HDX
遂に登場した業務標準次世代プロダクト。それがPro Tools 10 & HDX!!Digidesign社とAVID社のブランド統合を含むここ10年で行なわれた大改革の成果がこれ!!AVID映像編集作業とのワークフロー共存性を高め、10年先を見越したエンタープライズな音声作業を担うプロダクトが遂に登場。
まずは機能的なポイントから。オーディオワークフロー、現代の制作環境の中心として本質的なクオリテイーを決定づけると言っても過言ではないPro Tools。業界標準として多くのユーザーの声を受け、様々な革新と機能改善が行なわれた。基本になるサウンドエンジンが徹底して拡張されている。32bit Floating Processにより、現実音のすべてを表現することが出来る位の解像度をもったMixing Engine。同じく32bit Floating Processが採用された次世代互換プラグインAAX。多様なストレージへの対応や、レスポンスの向上を目指したDisk Accessの更新など、多岐に渡る改良が加えられユーザーフレンドリーかつ、次世代のワークフローに対しての充実した回答が含まれている。。TI社製DSP18機を搭載、CPUパワーの利用効率化、FPGAによるパワーアップが、音質の向上とワークフロー効率化の最大化に大きく貢献。
これが、Pro Tools 10& HDXの新機能の全貌だ!!
Soundの持つ魔力を取り込める、それがHDXだ!
〜エンジニア杉山勇司氏〜
収録時の音がそのままプレイバックされる
Heavenstampというバンドのレコーディングで、初めて録りからミックスまでHDXを使いました。最初にHDXの音質差を感じたのは、ベーシック録音のプレイバックの時です。あたかもまだブースでバンドが演奏しているかの様な臨場感があり、コントロールルームでメンバーと一緒に聞いているのが不思議な気がするぐらい。今まで気付かないうちに、どれほど大切な音のニュアンスを失っていたのか、と少しショックでした。演奏したままの音はもちろん、ハードウェア機器にしか出せないニュアンスまでがそのまま残る。ダビングに入り、スタジオで何年も電源を入れていなかった機材を次々に立ち上げて、どんどんエフェクトも録っていきました。ラフミックスを作る際も、このままの感触を持ち帰ってもらいたいと思い、マキシマイザー系のエフェクトをかけずにプリントしました。ずっと以前からの方法に立ち戻れたことが、HDXでレコーディングしたことの一番の収穫でした。
HDXでのミックスは、恐怖すらを覚えた
ミックスは今回もPro Tools内部で行ないました。HDXになってもRTASを使えば、普段使っているほぼすべてのプラグインが使えたので、いつもの感じでミックスを開始しました。プラグインだけでなく、ハードウェアを再度掛け録りしたりしてトリートメントしていく。ところが、なぜか音が混じっていかないのです。一つ一つのトラックは意図したように変化していくのに、録り音の良さがどんどん逃げていく感じがして恐怖すら覚えました。締切もあるので、何度もHD Accelの環境に戻してミックスしようと考えたほどです。32bit floatバスは途方も無く広い空間でした。そして今までの24bitバスが、いかに限られた空間であったかも実感しました。気を配るべき範囲があまりに違いすぎたのです。
最終的にミックスを完成させるために、自分自身の意識を変える必要がありました。収録時のサウンドを大切に、最低限のトリートメントを施してバランスを取る。結局これが、HDXでのミックスダウンにおける最善の手法でした。ここでも、以前からの方法に戻れば良かったのです。
最新の機材が、これまでのレコーディングの手法やハードウェアを最大限に活かしてくれるのです。HDXは、レコーディングスタジオが持っている魔法をも取り込める、そんな気にさせてくれます。
<杉山勇司>
レコーディング・エンジニア/プロデューサー。
1964年生まれ、大阪出身。1988年、SRエンジニアからキャリアをスタート。その後レコーディング・エンジニア、サウンド・プロデューサーとして多数のアーティストを手がける。
主な担当アーティストは、Soft Ballet、ナーヴ・カッツェ、東京スカパラダイスオーケストラ、X JAPAN、L’Arc~en~Ciel、dropz、ニルギリスなど。また、1995年にはLogikFreaks名義で、アルバム『Temptations of Logik Freaks』(ビクター)をリリース。
INDEX
★MIXING ENGINEの最大品質へのアプローチ★
#1-1 64Bit Floating Mixer
#1-2 32bit Floating Audio File
#1-3 異なる解像度のファイルの共存
#1-4 最大ボイス数768track(@HDX3)
#1-5 16,384sampleの自動遅延補正
★Disk Accessの革命RAM Cache機能を搭載★
#2-1 遂にRAIDストレージが利用可能。記録媒体の種類を選ばない高度なRAM Cache
#2-2 Disk Cacheによる超高速レスポンス録再
#2-3 データのネットワーク共有、ストリーミングが手軽に
★ 強力なReal Time Rendering機能を搭載 ★
#3-1 Clip Gainによるオートメーションの効率化。
#3-2 波形表示もReal Timeに変化
★ EuCon Phase 2 ★
#4-1 Pro Tools全てのコマンドを網羅。500追加
#4-2 NEW Channel Strip Plug-in でEuphonix System5と更なる融合
★ AAX Plug-in Format は、可能性の宝★
#5-1 AAX(AVID AUDIO eXtension)の全て
#5-2 AAXによりPlug-inの64Bit化
#5-3 SDK KIT、DSP&Nativeをコンパイラから生み出すデベロッパーへの支援開発Tools
★ Pro Tools 10で追加された新機能 ★
#6-1 system5からの移植Channel Strip
#6-2 Satellite Linkの拡張
#6-3 24時間超のセッションに対応
★ ROCK ON PRO Q&A ★
#7-1 32Bit Float対応その先にある未来は?
#7-2 Accel Cardでの制限は?
#7-3 過去のデータとの互換性は?
★ すべてが新しいPro Tools HDX Card ★
MIXING ENGINEの最大品質へのアプローチ
音質に直結の MIXING ENGINE の大幅改良!!
#1-1 64Bit Floating Mixer
Mixing Engine Processの全てを一新。32bit Float Processが導入された。中枢の一新は、エンジニア杉山氏のコメントにあるように、全く新しいサウンドを生み出した様です。従来の24bit fixであるTDM bus、最終サミングのみ48bit fix処理が、全てのProcessが32bit Floatとなり、最終Summingに於いては倍精度の64bit Floatを実現している。論理値とはいえ、24bitではS/N約144dBであった物が、32bit Floatでは1000dBを超える領域に突入しているインパクトは信じがたい事実。『内部プロセスで歪みが発生しない』、『高解像度のデータ保持』を実現。そのサウンドは、透明感、立体感、解像度の向上。飽和感、ギャップ感、の解消を生み出す。この感覚は、まさに原音をそのまま心地よく聞いている聴感に近く。同時に限りない自由なサウンド加工プロセスも可能に。
#1-2 32bit Floating Audio File
32bit Float内部での録音はその深いResolutionが高い品質に直結。I/Fこそ32bit非対応ながらステム等内部でのサウンドファイルの生成時には今まで以上のクオリティーでの作業が可能となります。これは、他社のDAW(Nuendo,Samplitude等)でも採用されているものが幾つかあり、ユーザーの評価の高い機能の一つでした。Pro Toolsの高音質化に大きな役割を果たします。
#1-3 違うBit Depth解像度のファイルが同一セッションに共存
さらにBigな機能として、同一セッション内で解像度の違うファイルが共存できるようになりました!もちろん録音も可能です。これは、今まで一度セッションを作った際に、後から変更の出来なかったセッション設定内のBit depthがいつでも変更できるということ。素晴らしいですよね!ちなみに、マイクでの録音は24bitにシンセは16bitでなどというセッション内での使い分けが可能となります。この機能は、後述のReal Time Renderingにより実現しています。
#1-4 最大ボイス数768track!!
もう一つ、HDXとの組み合わせで最大768のボイス割り当て可能なオーディオ・トラックと512のAUXトラックへ対応。ここまで来れば、もう無制限と言っても過言ではないでしょう。786ボイスということは、786chの同時録音が出来るということなんですから!
従来のHDシステム4台分のパワーを持つ事のできるこの更新は、全てのPro Tools ユーザーに取ってメリットなること間違い有りません。HDX Crad1枚で256ボイス。2枚で512ボイス、3枚で768ボイスとなります。
#1-5 16,384sampleの自動遅延補正
ADC(自動補正機能)もパワーアップ。今までの4,096サンプルから16,384サンプルに!!どんなプラグインを挿入していてもタイムアライメントを保つことが可能となりました。これからは、Z-Noiseもインサートでいけるということです。48kでの作業の際は350ms程度まで遅延を押さえることが出来るのです。
32Bit Floating Process
32Bit Floating Process とは一体何なのでしょうか?日本語にすると 32bit 浮動小数点演算となります。まずは、このデータの中身を見てみましょう。 下記の図を参照下さい。
これを見て頂ければ解るように、実際に数値を表す仮数部は 23bit と 24bit Fix のデータと同じデータ幅しか有りません。しかし浮動小数点の肝所は指 数という値が存在する点です。24bit fix のデータでは 2n 乗の数値しか表現 することができません。本来は 0 から無限まで存在する(もちろん小数点 以下の値も)物を表現し切ることはできません。そのために考えられたのか浮動小数点演算という考え方。指数により桁数が変化します。特徴を整数演 算と比較すると・・・
整数演算
特定の区間の値を整数のみで表現
完全に等間隔のデータ表現
24bit における値の最大値は 16,777,215
浮動小数点演算
小数点以下の値を得る事の出来る表現方法
数値が小さくなるほど間隔の狭まる値の表現
32bit float における値の最大値は 3.4 * 1038
となります。私たちの扱う Digital Audio にとってはどうでしょうか?
整数演算
常に整数であるため取り扱いが容易
割り切れなかったときに誤差を生じる
対数表現中心のオーディオデータとしては無駄が多い
浮動小数点演算
非等間隔のデータであるため無駄が少ない
小数点以下の値を取る事が可能
指数が必要なためデータサイズに対して最大値が小さい
基本的に常に近似値での表現となる
上記の様な特徴を持ちます。通常の可聴範囲を Sampling するのであれば 24bit Fix の解像度で十分かもしれません。もしかしたら、32bit fix でよかっ たかもしれません。しかし、32bit Float が採用されたのでしょう?、古く から Computer の演算手法として採用されていた実績(IEEE の規格として 存在)、WAV,Aiff と言ったデータ形式の一種として認められている。(32bit は Float のみで Fix はありません)これらが、今回の採用理由と考えられます。 最後に、計算式をあげます。
指数が log 上にあることからも対数的な表現をすることがわかります。
Disk Access の革命 RAM Cache
共有 Storage に Full 対応 RAID も OK !!
#2-1 これからはどのストレージも記録メディア認識、録音可能
もう一つが、ストレージに対する制約からの解放・・・これは、様々なデータ管理にとって驚きの仕様です。Pro Toolsはストレージに対しての要求が大きことが知られていますが、これからは様々な制約から解放されます。極端な話USBメモリでもOK。セッションを開いたら、全てのオーディオデータをCPU内部のRAM(あるだけ?メモリ)にコピーしてしまうので、速度は関係ないのです。もちろん、今まで、様々なハードルのあったRAIDや共有、これらも全く問題無くなります。この恩恵は、再生側だけでなく録音時にも受けることができます。録音したデータはストレージの速度が間に合わない場合には メモリに蓄え順番に書きこむので、利用出来るストレージ条件は大幅に緩和されます。
#2-2 Disk Cacheによる超高速レスポンス
セッション内のオーディオデータをセッション・オープン時に全てCPU内部のRAMにCacheします。これにより、何がおこるのでしょうか?言葉で書くと一言なのですが、様々なところにメリットが生まれます。まずは、操作としてはレスポンスの向上。今までセッションが大きくなるとスペースバーを叩いても2~3秒待ってから動き出した、LOOP再生で止まってしまった、そんな経験はPro Tools Userならば誰もが経験していると思います。この事象から解放されます。これはデモムービーでもご覧いただけます。これによる作業スピードの向上は、全てのユーザーにとってメリットであり、作業効率のアップに直結します。しかし、Cashの搭載によるメリットはそれだけではありません。
このRAM Cacheの動作ですが、事前に設定したCacheの割り当て容量まで、どんどんセッションに並んだオーディオファイルを読み込みます。Cacheの割り当ては搭載したメモリー容量によって変化しますが10GB超の設定が可能とのことなので、余程のことがない限りRAM上のデータだけで作業が可能となります。このスピード感、レスポンス素晴らしいです。
#2-3 データのネットワーク共有、ストリーミングが手軽に
ストレージに対する要求が下がったため、Network Driveでの作業が行えます。最高の環境を提供するAVID ISISから低コストな家庭用LAN Diskまで、更にRAID diskでも作業が可能となるため、データ・セキュアな環境下でのPro Toolsの新しいワークフローが始まります。高速サーバを利用すれば、Cacheの充填までの時間も短縮され、さらなる高速レスポンスが期待できます。今までは、非常にハードルの高かった、ネットワーク共有による、効率的なワークフローが現実のものとなります。
標準搭載されたSound Cloud、DropBox などを利用したクラウド・サービスによる遠隔地とのデータ共有も手軽に行えることとなります。皆さんも今までの制約から解放された、新しいワークフローを考える時がやってきています。
強力な Real Time Rendering
ワークフローに直結、Clip Gain 登場 !
#3-1 Clip Gainによるオートメーションの効率化。
特にポスプロの方から多数のご要望をいただいていた、クリップ・ゲイン機能が遂に搭載されました!!これによりClip(ex.Region)単位でのゲイン設定が可能になります。これは単純にゲインの上げ下げということではなく、オートメションと同じようにClipに対してGainの曲線を描くことができるということです。もちろん、音楽ユーザーの方も!!ボーカルのレベルの微調整等応用範囲はいくらでも考えられます。このClip Gainはフェーダーオートメーションとは別物なのでFedarには一切影響がありません。今まで、仕込みでAudio Suiteなどで波形を書き換えていた作業がReal Time RenderingによりVirtualに実現されていると考えて頂ければ良いと思います。Pre Fader,Pre Insertでの処理となり、Plug-inの動作にも影響を与えることが可能です。
#3-2 波形表示もReal Timeに変化
上記のClip Gainでの調整時にもFadeの設定時にも瞬時に波形表示が変化します。今までは、別Fileで管理されていた物が、常にReal Timeでレンダリングされます。Fadeに関しても同様に今までのようなFade Fileと呼ばれるCacheを必要としなくなりました。Real Time Renderingにより、フェードトリムなどの操作をした瞬間にレンダーされCacheに蓄えられます。波形の表示も直感的に見やすくなっているのも改良点ですね。
このClip GainとReal Time Rendering機能は、RAM Cache機能とリンクして、高速なレスポンスでユーザビリティー、作業スピードの向上に直結します。一度使ったら、もう以前のバージョンへはもどれないでしょう。
EuCon Phase 2
タスクまでを含んだ 500 以上のコマンドを統合
#4-1 Pro Tools全てのコマンドを網羅
500のnewコマンドの追加で強固かつ柔軟な連携が可能になっています。ProToolsとの連携が新しいステップに入りました。MC pro、Artist Controlの2機種では、大幅なパラメータの増加により、さらなる多機能を手に入れることでしょう。
#4-2 System5から移植されたChannel Strio Plug-in
このPlug-inの使用により、System5のDSP EngineとPro Tools HDXのDSP Engineがイコールに。コンソール上で、EuConによりシームレスに統合されます。この恩恵はEQ3 plug-inも同様です。更に新しいChannel Strip Plug-in とEQ3はSystem5のEQパラメータウィンドウにEQカーブの表示が可能です。音質に関してもsystem5と同等のクオリティーが手に入れられます。
新しい Plug-in Format AAX
64Bit 対応をにらみ新しいフォーマットへ移行!
#5-1 AAX(AVID Audio eXtension)の全て
AAX(AVID Audio eXtension)はProToolsに搭載された全く新しいプラグインフォーマット。今までRTAS,TDMと別のフォーマットであったものを1つに統合、環境に応じてNative,DSP(HDX)に自動割り当て。今までのセッションもAAXで自動的に開くことが可能です。
これは、開発メーカーはSDK KITを使って一つの高等プラグラムで開発し、これをコンパイラで処理エンジンに合わせて自動でプログラム生成を行うことが可能となり格段に高い開発効率が得られます。今まであったようなRTASとTDMの音質差という問題も完全に同一のプログラムをコンパイルするため解決します。
#5-2 AAXによりPlug-inの64Bit化
AAXは64bit Nativeのプログラムとなるので、32bit Floatデータの32bit Float処理という、新しいProTools 10のミキシングエンジンにおいて非常に高い能力を発揮します。すべてが新しい、AAXは未来のコンピューティングにおいても高い可能性と発展性を持った次世代のフォーマットです。
#5-3 デベロッパーへの開発支援
すでにパートナーとなるメーカへのSDKの提供は終わり、コンパイルとバグチェックをすればAAX対応版が出荷できるようサポートをしているとのこと。すでに数社がAAXへの完全対応バージョンをリリース済み。今後も順調に各メーカ共にAAXの対応を発表されることが決まっています。半年程度のスパンで、すべてのメーカがAAX対応を果たすことでしょう。
さらなる注目の新機能
魅力的な新機能がさらに多数追加されています
#6-1 system5からの移植Channel Strip
AVIDのフラッグシップコンソールsystem 5のChannel EQとChannel Compがそのままプラグインとなりました。音質評価の高いこのEQ、MDWともEPUREとも違ったシャープな効きです。お気に入りは跡形もなく削ぎ落とされるFilterです。これほど、シャープで、位相の崩れないFilterを他には知りません。Compも非常にシェアな効き。ラージフォーマットコンソールらしい、大きく崩れることのない堅実な作りが魅力です。今までの定番EQ3とDyn3もあるので、標準添付のプラグインで、使い分けられるというのはなんとも贅沢な環境と思います。
#6-2 24時間超のセッションに対応
念願のタイムラインの拡張です。今までの制約が一切なくなりました。24Hをまたぐセッション、ポスプロ等での1Hずらしてのバリエーションの作成など、今までうまくいかなかった作業が可能となります。様々なシーンで、恩恵をうけることでしょう。
#6-3 サウンドライブラリーの追加
その他に高品位なサンプル/プラグインのダウンロード販売で知られるBig Fish Audio社から8GBものサウンドライブラリーが追加。Lodon Solo Stringsなどをはじめ高品位でピンポイントなサンプル音源が人気を博している同社のライブラリーとあって、従来搭載されていたプラグインとはひと味違ったサウンドカラーを追加出来るのは間違い有りません。Pro Tools10の完成度をより高く引き上げてくれますね。
Pro Tools 10 Q&A
このイノベーションはいつ導入すべきか!?
#7-1 32Bit Float対応。その魅力とは?
32Bit Floatは、将来入り口から出口までが期待されるほど、品質をあげサウンドに余力を与えます。まずは、内部のステムの記録にお試しください。Bus経由などで32Bit Floatのファイルの生成が可能。出来るだけ高解像度で途中ファイルを残すことに大きな意味があります。他のDAW(Nuendo等)のユーザーはすでにこのような手法で高音質化を図っています。
#7-2 Accel Cardでの制限は?
Pro Tools 10は、HD Accel Cardにも対応。ただし、HDX Cardならではの機能に関しては制限がつきます。Mixing Engineは従来のHDシステムと同様。最大Voice 192、Mixer Depth 48Bit Fixとなります。また、AAX DSPの使用は出来ません。自動遅延補正もDSPを使用しているため従来通りの4,096sampleが上限となります。
#7-3 過去のデータとの互換性は?
Pro Tools 10では新しいセッション・フォーマット .ptxを使用。以前のバージョンで使用するには「セッションの複製」コマンドでコンバートが必要。Clip Gainに関してはオーディオクリップにレンダリングすることにより下位互換性を確保。Pro Tools 7~9までの.pt7セッション、Pro Tools 5~6の.ptsはPro Tools 10でも問題なく開くことが可能です。
すべてが新しい Pro Tools HDX Card
史上最強、4 倍の Power 最大 768 ボイス
HDXカードのハードウェア解剖
DSPプロセスラインの細分化による効率の向上に伴うパワーアップとともに、高い発熱が生じるHDXは、その冷却のための空冷ファンが印象的な、重厚なカバーが付いた。その内面、基盤表面にはなんと従来の2倍の個数の18個のDSPが整然とレイアウトされ鎮座。従来のHD Accel CardのMotorola製DSPPresto(2ケ搭載)及び321(7ケ搭載)の合計9ケからTI(Texas Instruments)製TMS320C6727B-350の18ケに改められ動作周波数も220MHzから350MHzに。内部処理も24bitから32bit floatに精度・能力が更新。また、1Chipあたりのメモリ容量も従来は、各DSPの1次Cache160KB及び、搭載されたDSP 9ケ中4ケに外部の512KBのメモリから、HDXでは18ケの各DSPに対し16MBの外部メモリを実装。都合、HDXでは1枚のカードあたり288MBのメモリ搭載を可能とした。実は、更に進化している。2つのFPGA Chipを搭載しVOICEの管理、I/Oのマネージメントを行なうように設計変更。これにより、従来のDSP消費によってVoiceを確保するTDMシステムと異なり、1枚のカードで256ch分のVoiceを確保。従来2~6チップを占有されていたVoice用に割り振られたDSPの部分も全てをPlug-inに活用し、夢の広大な作業領域が確保される。その広大なプロセスを低いレイテンシーで実現することは、現在のCPUとPC構造では業務向けに行なうことはやはり難しいと言えるだろう。
#ボイス数の拡張、そして2portのDigilink
まず驚きなのが、ボイス数の拡張。たった1枚のHDXカードで、256chの処理を可能とします。今までのPro Tools HDの最大ボイスが192chであったことを考えるとHDX1の時点で以前のシステムの限界を超えます。2portのDigilink portの装備により、1枚のカードに最大4台、64ch分のIOが接続可能です。今までのPro Tools HDが弱点としていた部分が更新されています。実際に300Track超のSessionの作成も可能。HDXのカードが2枚あれば無尽蔵にTrackが使えるという安心感を持って作業が可能となります。HDXは発表中のBlack Face I/O群に対応します。192I/O等のレガシーI/Oも対応ではありますが、次期バージョンでのサポート打ち切りがアナウンスされています。(Pro Tools Softwareの完全64bit化による変更)将来のSystemを見越したアップデートの時期に来ています。
# HD I/OやOmniと共に実現するそのサウンドの総合評価
今回AVIDが提唱する総合ソリューションは、多くのエンジニアの良い意味で予測を裏切る大変革となった。「今までのミックス手法が通用しないほどの大改革だ!」との意見が聞かれた。一新されたそのサウンドに戸惑いながらも、そのサウンドの向上に驚きと喜びが滲んでいる。過去の録音したサウンドでも、その違いが確認できる様だ。従来の固定された空間から解放されたこは、サウンドを押し込むべき箱を失ったとも言えるからだ。これは、様々な現場でのラウドネス管理、それに伴うダイナミクスレンジの拡張に対応した、サウンドメイクにも最適と言える。
一昨年にデビューした、新しいHD I/Oのサウンドキャラクター(フラットかつ高解像度)とも合致し、新たなるソリューションを確立することが最適の様だ。将来を見据えた新しい業務ワークフローの確立も同時に求められている。是非皆さんが、いち早く体験いただくことに期待したい。
ROCK ON PRO 導入プラン
注目の Pro Tools HDX の国内導入プラン
及びクロスグレードプランが確定しました。
Protools HDX +I/O Set での販売プランです。 PT10 で HDX の Power を是非ご堪能ください。
次期 Ver11 では、HD Accel , 192 I/O 等の対応打ち切りがアナウンスされています。是非、最新のシステムへのバージョンアップをご検討ください。
ROCK ON 新規導入基本価格
HDX OMNI System
¥924,000
HDX 16x16 Digital System
¥924,000
HDX 8x8x8 System
¥1,008,000
HDX 16x16 System
¥1,102,500
HDX MADI System
¥1,102,500
HDX2 OMNI System
¥1,554,000
HDX2 16x16 Digital System
¥1,554,000
HDX2 8x8x8 System
¥1,638,000
HDX2 16x16 System
¥1,732,500
HDX2 MADI System
¥1,732,500
HDX PCIe card (HDX ユーザーのみ対象)
¥640,500
ROCK ON アップグレードプラン
HD Native to HDX PCIe Card
¥693,000
HD Native to HDX OMNI System
¥829,500
HD Native to HDX 8x8x8 System
¥924,000
HD1 to HDX PCIe Card
¥735,000
HD1 w/HD Series I/O to HDX OMNI System
¥735,000
HD1 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System
¥829,500
HD2 to HDX PCIe Card
¥640,500
HD2 w/HD Series I/O to HDX OMNI System
¥640,500
HD2 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System
¥735,000
HD3 to HDX PCIe Card
¥556,500
HD3 w/HD Series I/O to HDX OMNI System
¥556,500
HD3 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System
¥640,500
ROCK ON 単品導入プラン
Pro Tools 10
¥63,000
Pro Tools 10 Upgrade (from PT9)
¥26,250
Pro Tools LE Crossgrade (from PT8,7)
¥46,200
Pro Tools M-Powered Crossgrade
¥46,200
Pro Tools HD Upgrade (from PTHD9)
¥91,350
Pro Tools HD Upgrade (from PTHD8)
¥136,500
Pro Tools HD Upgrade (from PTHD7)
¥231,000
Complete Production ToolKit
¥178,500
無償アップグレードも含めた、ROCK ON PRO各種サポートプランも有ります。お問合せください。
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2012/03/21
Nugen Audio VisLMを使用したラウドネスの調整ワークフロー
Nugen Audio VisLMを使用したラウドネスの調整ワークフロー
2011年7月を持ってアナログ放送が終了しました。事前告知もかなりの期間をかけて行ったこともあってか、地デジ化もスムーズに移行できたように感じます。
デジタル放送に備え、"リモコンからの解放"をスローガン?に掲げられていた、番組間の音量差を軽減させるラウドネスの指標も、日本国内ではARIB TR-B32として策定され、ITU BS.1770-2に準拠した内容となりました。
本ページでは、イギリスのプラグインメーカーである、NugenAudio社のラウドネスメーター「VisLM」をご紹介します。
NugenAudio社はマスタリング・エンジニアJonSchorahと、音響理論、プログラミングに精通したPaulTapperによって2004年に英国にて設立され、2005年にリリースした音響解析プラグイン「Visualizer」が高く評価されました。以降ユニークなプラグインを多数リリースしています。
今回ご紹介する「VisLM」も、「Visualizer」に続くメータープラグインとして、使用者の視点に立った、直感的な操作感と視認性の高いデザインによって発売以来すでに各国から高い評価を得ています。
ヨーロッパではラウドネスメーターが比較的早い段階で運用されており、これまでのノウハウと要望された機能も、VisLMには頻繁なアップデートによって多数反映されています。
動作環境
VisLMの対応フォーマットは、AudioUnit、RTAS、AudioSuite、VST、Mac / Winですので、現行DAWのほぼ全てのプラットフォームに対応すると言って良いでしょう。もちろんモノラルから5.1サラウンドにも対応しています。
また、バージョン1.4からVisLM-Hにはスタンドアローン版も追加されました。DAWを起動することなく、コンピューター自体を手早くラウドネスメーターとして使用することも可能です。
2つのモデル
VisLMにはHとCの2つのモデルがあります。Cでは基本的にはメーター表示のみとなっております。
Hモデルは10秒〜24時間までのヒストリー表示、ヒストリーのテキスト書き出し機能、スタンドアローン機能などが搭載されています。非常に実用的な機能ですので、メイン業務には上位版のHモデルをお勧めします。
ファイルベース処理
今回Pro Toolsを例に解説していきますが、各プラグイン・フォーマットに対応していますので、基本的にはどのDAWでもほぼ同様です。
一点、Pro Toolsならではのメリットとしては、ファイルベースであるAudioSuiteによって計測できることです。
番組全体の音量を計る必要があるラウドネスメーターでは、音声信号を最初から最後までメーターに通す必要があります。オーディオプラグインとして起動した場合は、計測に実時間を要しますが、AudioSuiteで計測処理を行うと非常に短時間で計測を行うことが可能です。数分程度であれば実時間でも大きな負担にはならないと思いますが、30分、1時間となると、大幅な時間効率の向上となるでしょう。
ただし、AudioSuiteは選択した一つのオーディオリージョンのみに適用しますので、複数トラックのミックス時にこの手法が使えないのは少し残念です。
AudioSuiteの処理時間はCPUやプロジェクトの状態などに大きく依存しますが、例えばCorei7 2.8GHz Quadでのステレオトラックの処理は45分のファイルでおよそ1分弱で計測が行えました。
残念ながら、現状ではファイルベース処理が行えるのはPro Toolsのみとなっております。今後各DAW側の仕様も含めて対応が期待されます。
プラグインでの起動
VisLMをマスタートラックの最後段にアサインします。
続いてプリセットを選択します。前述のように日本国内の規格であるARIB TR-B32もすでに搭載されています。このプリセットは、VisLMのアップデートによって追加、修正が行われていますので、今後新しい規格が策定された際なども、仕様さえ公開されれば比較的早く追加されるでしょう。
VisLMの計測再生ボタンをオンにし、プロジェクトを最初から最後まで再生し、計測を行います。
メーター表示はモーメンタリー、ショート・ターム、インテグレーテッド(ロング・ターム)、ラウドネス・レンジと、必要な項目が1画面で表示されています。
ARIB TR-B32では、インテグレーテッドが-24.0LKFSになっていますので、この数値に合うよう、音声トラックを調整します。
制定された基準値は-24.0LKFSですが、マージンとして+-1dBが許容範囲として制定されています。ただし、このマージンは主に生放送などの調整時に念頭に置いた数値であり、ラウドネスメーターなどによって若干の測定違いが発生する恐れもありますので、基本的には-24.0LKFSの値が推奨されます。-23LKFSを超えた場合は即NGとなってしまいますので、音量を大きくする場合は注意が必要です。プロダクションによって若干許容値も異なると思いますので、納品先の基準を事前に確認しておく方が確実ですね。
モーメンタリー・ラウドネスメーターは反応速度が400msに設定されています。VUメーターが300msですので、リアルタイムの調整時はこのメーターとショートターム・ラウドネスメーター(3s)を指針に行いつつ、全体像をインテグレーテッド・ラウドネスメーターで把握する方法になるかと思います。
True-Peakボタンをクリックすると、トゥルー・ピークの確認が行えます。ここではモノラルから5.1chのサラウンドチャンネルのメーターが用意されています。
トゥルー・ピーク・メーターは+3dBTPまでメモリがあります。通常のフルスケール(dBFS)ピーク・メーターでは、測定されたサンリングポイントによってメーターに現れない、レベルオーバー(インター・サンプル・ピーク)が生じる場合があります。これを避けるためトゥルー・ピーク・メーターは4倍オーバーサンプリングを行い、実際のデータとメーター表示の誤差を吸収しています。インターサンプルピークが発生すると、トゥルー・ピーク・メーターで+を超えた表示になる場合があり、ラウドネスの既定値では-1dBTP以下に納める必要があります。
なお、Loudnessウィンドウでもトゥルー・ピークがクリップした際には"Peak"インジケーターが点灯します。
画面左側はHistory表示です。ここではラウドネスの移り変わりが履歴として表示され、10秒から最大24時間まで表示されます。音量の推移やピークポイントの確認が行えますので、音量調整のアタリを付けるのに重宝するでしょう。また、Markボタンによってヒストリーにマークを付けることができます。ピークのポイントなど、後で確認、調整を行う必要がある場合などに便利な機能です。
ラウドネスは基本的に番組全体の音声の平均値となるため、音量の大小のバランスによって大きく影響されますが、特に音量の大きい部分でかさ上げされる傾向があります。全体的に-24LKFSをオーバーしてしまった場合は、全般の音量調整まで行わずとも、音量の大きい場所をリミッターやフェーダーで重点的に抑えることで適正値内に納めることが可能です。また、ラウドネス計測アルゴリズムの特性上、比較的高域のレベルが高いとラウドネス値が高くなりがちになるため、EQなどで高域を若干絞ることでレベルオーバーを回避できることも多いようです。
AudioSuiteでの起動
トラックをバウンス後、ファイル全体のラウドネス値を計測する場合はAudioSuiteで起動するのが便利です。AudioSuiteでは非リアルタイムでの計測になりますので、1時間番組の計測時間が数十秒〜数分と、大幅に時間を短縮することができます。History表示と前述の書き出し機能を設定することで、データ上のどのポイントの修正が必要かなど素早く判断でき、納品に計測データが必要な場合も、まとめて行えます。長時間のプロジェクトでもトライ&エラーがスムーズに行えるでしょう。
ただし、Pro Toolsでは残念ながらバウンスはリアルタイムのみの仕様ですので、AudioSuiteで計測する前に、実時間でバウンスを行う必要があります。Pro Toolsのオフラインバウンス対応が待たれますね。
計測値の書き出し機能
Hモデルでは計測した詳細情報をテキストデータとして書き出す機能を搭載しています。書き出されるファイルフォーマットは.csvフォーマットですので、表計算ソフトなどに取り込みグラフ化して表示させたり、必要な情報だけ統計データとしてデータベース化することが可能です。
この機能は.1秒単位で各ラウドネス/ピーク値、クリップの有無など計測に必要な全ての情報が選択できますので、修正が必要なポイントを探し出すのにも有用でしょう。
以上のように、VisLMはプラグインならではのメリットを活かし、DAW上で編集を行う際、非常に手軽かつスムーズに行えます。ノートパソコンなどでのパーソナルな作業時にはとても便利なプラグインとなるでしょう。
お、近い将来の機能追加として、タイムライン情報と測定Logを記録し、1Pass後は、途中部分のみを再計算する機能が搭載される予定です。これによって修正部分のみを再計測するだけで、全体のインテグレート・ラウドネスを割り出せるようになります。修正のたびに全ての尺を計測しなくても良くなる、画期的な機能が予定されています。
ラウドネスバッチ処理ソフトウェアLMB
ここまでは、実際にミックスを行う際のラウドネスメーターの機能を案内しました。もちろん、新しい作品はメーターを見ながらそれぞれミックス、編集作業が必要でしょう。では、古い番組の再放送や、アーカイブ化が必要な場合はどうでしょう?改めてラウドネスのフォーマットに従って編集し直すのはコストも時間もかかってしまいます。この問題を解決するために、NugenAudioでは、もう一つのラウドネスソフトウェア「LMB」をリリースしています。
簡潔に言うと、LMBは自動的に音声ファイルを指定したラウドネス値に収まるよう変換してくれるバッチプロセッサーです。登録したオーディオファイルを、ラウドネスの規格内に納めるよう、自動的に変換します。
このソフトウェアはスタンドアローン版アプリケーションで、2011年10月の時点ではWindowsXP以降の対応となっており、今後Mac版のリリースも予定されています。
オーディオフォーマットはWAV、AIFF、FALC、AVI、MOVなど殆どの音声フォーマットに対応しています。オーディオファイルをLMBのCueウィンドウにドラッグし、プリセットから該当のラウドネス値、設定を指定すれば、自動的に適正値のオーディオファイルを書き出します。ちなみにAVIなどビデオファイルをドラッグすると、自動的に音声トラックが取り出され、解析されます。
なお、LMBではバッチ処理専用のフォルダ指定が出来るので、処理が必要なオーディオフォルダを設定しておけば、そのフォルダ内に音声ファイルを入れるだけで次々に処理されていきます。もちろん、計測結果もログファイルとして書き出し可能です。ネットワーク上からも設定フォルダが認識できるので、コンバート用のサーバーPCを1台用意すれば、クライアントPCからオーディオファイルを送って自動的に処理をして戻す、という作業もシームレスに行えます。
適用するファイルに矛盾した設定を行わない限り、規定値に収まるように自動的に処理されます。基本的には相対的に全体のゲインを適正値になるよう上下して調整するため、全体的な音量のバランスはそのままですが、トゥルーピークにリミッターをかけたり、ラウドネスレンジにコンプレッションかける処理も行えます。なお、モメンタリー・ラウドネス、ショートターム・ラウドネスの設定も同時に行うと矛盾が生じやすくなるので、注意が必要です。
処理時間はCPUの処理速度やファイルの状態などによって前後しますが、参考例として45分の音声ファイルでCorei7のプロセッサを使用し、およそ3分程度で処理が行えました。
相対的な音量バランスの再調整の必要が無いミックスされたデータ、時間や予算のかけられない旧作品など、一括して変換が行えます。また、数値をかっちりと規制値内に揃えるために、最終段階での微調整にもLMBは重宝するでしょう。
また、ミックス時には相対的なバランスのみに注視し、ラウドネスの規定値への対応はLMBでプロセスする、という手順であれば、これまでとほぼ同様のワークフローで行え、大幅な時間短縮も期待できます。
ラウドネスソリューションにおける新製品
もう一つ、NugenAudioから新しいラウドネスソフトウェア「LMCorrect」がリリースされました。上記LMBと同様に、ファイルをラウドネス規格に適用されるように自動的にコンバートを行うAudioSuite専用のプラグインです。
これはトラック上のリージョンを選択し、プロセスを行うだけで設定されたラウドネス値に処理されます。例えば、ミックス、バウンス処理されたトラックが、若干規格値を満たしていない場合など、大幅な調整を必要としないケースなどで有効でしょう。LMBは大量のファイルの変換に、そしてLMCollectはAvid社のソフトウェア上で自動的にプロセスさせたい場合に、いずれもVisLMのメーターと組み合わせることでラウドネス処理の強力なツールとなるでしょう。
ちなみに、個人的な意見としてはラウドネスは放送のみにとどまらず、インターネット上の映像配信などにも浸透しないかな、と期待しています。ネット上の配信映像も、全てのコンテンツが同じ音量になれば快適だと思いませんか?
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2012/03/21
劇場用予告編音量規制85Leq(m)について
劇場用予告編音量規制85Leq(m)について
及び、放送に於けるラウドネス規制-24LkFSとの関係に関する一考察
東京テレビセンター 高木 創
1. はじめに
映画館でのデジタル音声導入後ほどなくして、再生音量を大きく狂わせている原因が予告編の大音量によると考えられた。特にシネマコンプレックスでは上映システムの効率上、予告編が本編に直結されて自動上映される。その為、映画音響上映の国際規格であるISO2969に準拠したSMPTE_ST0202(SMPTE_202M番号改訂)の標準音圧レベルでは堪え難い音量となる。こようなの予告編への対応で上映音量が著しく下げられると、直結される本編の音量も下げられたままでの上映となる。そのような弊害が映画音響のデジタル化によって顕在化した。
制作者の追求する音響的エンタテインメントを観客に効果的に伝える為には、適正な音量で上映されなければならない。再生標準音圧レベルの遵守は映画音響の特徴である。
そのために予告編・CMの適正音量を制作者側で制約する必要性が先ずアメリカで考えられ、1998年から運営組織TASA(Trailer Audio Standards Association)によって音量規制が実施されている。日本ではこれを手本に予告篇・CMなど本編以外の全ての劇場公開を目的とするサウンドトラックを対象として、映画産業団体連合会の予告篇等音量適正化委員会によって2004年から適用されている。(詳しくは事務局を担当する日本映画テレビ技術協会のホームページを参照されたい。なおシネアドに関しては、これを専門とする国内の複数代理店かSAWA(The Screen Advertising World Association)に加盟しており、その音量規制に関しては基本的にSAWAで定める規制値:82Leq(m)に準拠する。)
本稿では規制前(2002年)と規制直後(2004年)のばらつきを比較して、その効果を確認するとともに、今後放送に於いて運用される音量規制「ARIBTR-B32」のターゲットレベルである-24LkFSと85Leq(m)との間にどのような関係がみられるのかを考察してゆく。
2. Leq (Equivalent continuous sound level)とウェイティングについて
Leqは、環境騒音を測る尺度として用いられている「等価騒音レベル」と同じである。これは時間内の音のレベルを積分したものを、測定した時間の長さで割った値であるという。放送のラウドネス測定で言うところの「ロングターム」である。
そして各ラウドネス測定に於いて周波数特性補正カーブに違いがある。通常騒音の測定にはA特性が使用される。一方Leq(m)ではITU-R486特性(ITU-R weighting)を5.6dBオフセットさせた補正カーブを用いている。また放送のラウドネス規制で用いるITU-R BS.1770のウェイティングは、Bウェイティングに高域用のKカーブのウェイティングを合成したR2LBを用いている(図-1)。
3. 2002年の映画館に於ける予告編音量測定
2002年5月11日から5/31日にかけて毎日夕刻、都内のシネマコンプレックスに於いて30篇前後の予告編上映会が行われた。この様な機会は非常に稀であるため、当時強く必要性を覚えていた劇場に於ける予告編上映の音圧レベル測定と、作品間の仕上げ音圧レベルの比較をおこなった。
3-1. 測定条件、及び方法
上映は94席のスクリーンで行われた。サラウンドスピーカー数は側壁に3台、後壁に2台の合計8台である。シネマプロセッサーはドルビーCP500が設置されていた。
測定はスクリーンから約7メートル、両側壁から約6メートル、後壁から約3メートルの位置でおこなった。この位置は、東京テレビセンター407stの音声卓から見たスクリーンと、おおむね同等の大きさに見える位置であり、ドルビーのシネマプロセッサーのマニュアルからもその劇場の音圧レベル校正位置近辺であるとみなす事が出来る(*)。
* ドルビーCP55マニュアル16ページ:「校正されたマイクロフォンの劇場内での位置は、後方に2/3(劇場の中心線上ではなく、なお直接スピーカーの軸上ででない位置。)床より5フィート(約1.5m)の高さ、スクリーンに向かって45゚上方に傾斜させRTAに接続します。」
測定器はRION NA-29E精密騒音計の等価音圧レベル測定モードLeq(a)でおこなった。マイクロフォンは、膝上30センチ程の高さから45゚上向くように調整している。このときの床上からの高さはおよそ1メートルであり、推奨される高さには50センチほど足りない。
予告篇は31篇上映された。測定時間は各編、音を聞いた瞬間から作品の音が終わるまでの時間とし、厳密な作品時間では無い。なお上映されている音響のデジタルとアナログとをはっきり峻別する事は出来なかった。
3-2. 結果
この日の上映はCP500のアッテネーター数値表示が「3.8」の状態でおこなわれていた。これは音圧レベル校正基準の「7」から3.2低く、少なく見積もっても12dB は落として上映していたと考えられる(図-2参考)。
3-3. 全体平均
予告編は全部で31本上映され、その内28本の有効なデータを得た。測定平均は77.8dBで、最大はアクション系映画の81.8dB、最小は非アクション系映画の70.4dBであった。グラフは下げられた12dBをオフセットと見立てて実ミックスの音量を予想したものである。X軸は等価騒音レベル、Y軸は作品数を示す(図-3)
4. TASA運用後の予告編等価音圧レベル
予告編上映会の測定から2年後の、2004年から映画テレビ技術協会に於いて運用管理されている音量規制に関してダビングレポートの集計がなされている。(図-4)は運用直後の2004年7、8月期の集計グラフである。
また使用方法として、放送以外のたくさんのコンテンツを並べて記録しなければいけない際などにターゲットレベルをその作品に応じて設定し、たくさんのコンテンツのラウドネス値を揃えることにも使用できます。
測定方法とウェイティングが異なるので、効果を同列に比較する事は出来ないが、これを見て判る様に、規制前に作品間で大きくばらついていた等価音圧レベルは、規制後に大きく改善されている事が判る。
5. 85Leq(m)とLkFSの予告編に於ける関係について
昨年、今年に制作された予告編から無作為に33作品選び、そのLeq(m)の分布に対するLkFSを測定した結果、予告編85Leq(m)の規制値は放送-24LkFSの規制値に対して7LkFS程高い傾向が見られた。その時LtRtをソースとする場合、VU計の振れは+3VUに度々振れる程度であったが、このレベルは光学のアナログ録音で歪みが目立たないギリギリのレベルである(なおLtRtのLeq(m)はモニターレベルがSRモードで測定されている)。
おわりに
映画の予告編も本編と同じ様にフィルムからDCPなどへのデジタルメディアへ移行する。これは従来映画用のダビングステージで厳格に管理されていた予告編音量規制からはずれたスタジオで、予告編や本編がミックスされる可能性が高くなることを意味する。モニター環境がITU-R BS775-1の小空間スタジオでDCP予告編やシネアド、本編のミックスをすることは、映画館での上映を前提としたISO2969の規格とは異なるので望ましくはない。器の大きさに見合ったベストバランスを行なう為の技術者の経験が問われる厳しい世界だ。
高木 創
日本映画テレビ録音協会
(株)東京テレビセンター制作技術部
日本大学芸術学部卒。現在、株式会社東京テレビセンターにてサウンド・エンジニアを務める。山岳経験を生かし、世界中の山岳・僻地でのロケーションにも活躍。サラウンドにも造詣が深く、極限の世界でのサラウンド録音にも挑戦を続けている。その一方で、ジブリ『ゲド戦記』の整音を担当されるなど多くの映画音声にも携わっている。
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2012/03/21
ラウドネスメーターの選び方
ラウドネスメーターの選び方
~シチュエーション毎のラウドネスメーター活用一考察~
グローバルなオンエアレベルがサウンドトラックづくりを変える!
ソニーPCL株式会社 喜多 真一
1.はじめに
昨年のInterBEE2010の音響シンポジウムは、ズバリ「ラウドネス」に関するセミナーでしたが、その際の来場者数は400人を超えたと聞きました。昨今のラウドネスメーター運用に関する意識が高い事が垣間見える状況でした。
今、ポストプロダクションでは来年より運用されるデジタル放送時代にマッチした新しい納品形態に対してサウンドエンジニアの興味が最も高いのは、まさに「ラウドネスメーター運用」でしょう。ポスプロ以外のシチュエーションでもラウドネスメーターの運用は「音量を揃える」意味ではとても有効です。ラウドネスメーターの導入は、世代や性別、環境によっても異なる「聞こえ方」を提供する側がある程度揃えられるツールとして期待できます。
それぞれの仕事によってラウドネスメーターを活用するワークフローは異なると思いますが、最終的にこれによって「放送」されるコンテンツの音量は視聴者がそれぞれの環境で設定したボリュームで揃った音量になるわけですが、ではどうやってラウドネスメーターを使用していくのか?また、メーターはどのジャンル・ポジションにどういう物があると良いのか?について、私がデモで試した事を例に挙げて一考察していきたいと思います。
2.なぜ、ラウドネスメーター運用は決まったか?
私が事務局を務めるサラウンドCM研究会では、2011年4月の第31回よりラウドネスメーター運用に関するテーマを数回に渡り開催してきました。他にもJPPAさんやメーターを扱うメーカー各社で結成されたJ-LMAなどの働きかけによるセミナーなど各所で、参加者が満員となる状況だったと聞いています。では何故、ラウドネスメーターを運用しての完パケ納品が決まったのか?
これまで民間放送連盟の搬入基準よると、昨年7月の改訂版[テレビCM素材搬入基準]【暫定版】の音声記録方式には《CM本編の音声レベルは「0VUレベル(-20dBFS)」を厳守してください。》とあります。その下のカッコ書き内に今年発布されたT032の事にも記述があります。これが1年以上前ですから、決して急に決まった話では無い事は皆さんもおわかりでしょう。
皆さんはご家庭でオンエアを見ていて、リモコンを手元に置いていますか?それともどこか遠くの場所に置いていて殆ど触る事が無いでしょうか?恐らく殆どの方が「手元に置いている」とお答えになるでしょう。サウンドトラックを作っている皆さんも自分の事に置き換えて考えてみると、リモコンは必須のツールだと思います。
そしてリモコンで何をしますか?私はCMや番組を作っていながら、凡そ音量ボリュームの上げ下げやチャンネルをランダムに変える落ち着きの無い行動に出る事が殆どです。なぜそんなに落ち着いてテレビを見ないのか?色々な事がありますが、大きな理由は番組プログラムからテレビCMに変わった瞬間や番宣になると、それまで落ち着いていたボリュームでは大きすぎたり小さすぎたりといった事があるからです。そこでITU-Rは、そんな音量差を是正するようにITU-R,1770-2を策定。世界中で音量差を作らないように各国の基準作りが行われ、日本もT032よってラウドネスメーター導入に至りました。
これは放送されている音の聞こえ方を、揃えよう!という動きそのものです。
”受益者は視聴者に!”というモットーの元、仕事をしながら時間を削ってこのモットーに則り有効な手段を講じてきた人達がたくさんいます。そしてこれは“対岸の火事”のような、他人が決めた事ではなくサウンドエンジニアのポリシーとして知っておくべき基準であり、放送作品を納品する会社にとって制作意図を踏襲したサウンドトラックとなるのです。
つまり、仕事の受注につながる必要事項と言う事ですね。ここでラウドネスメーターに求められる大切な要素は、他と比べても「揃っている」音である事を明確に知らせてくれる機能です。これによって、如何なるワークフローにおいてもサウンドトラックを構成する「音」の情報を知る事が出来ます。
3.ラウドネスメーターは何を測る上で注意を払うべきか?
ITU-R。1770-2では、ターゲットラウドネス値(-24LKFS)を目指して作る必要がありますが、エンジニアとしてはこれまでのVUメーターのようにリアルタイムに反応するのがその数値と思いがちです。しかし
そうではありません。
それぞれの立ち位置でラウドネスメーターに求める物は違ってくると思いますが、これまでのVUメーターやPPMと違いラウドネスメーターは操作する事が必要なメーターです。このメーターには、K-Weightingという重み付けがすべてのメーターに入っています(Fig-2)
簡単に言うとメーターを通った際、Mixしたサウンドトラックにこの周波数特性をかける事で高域にエネルギーが集約しているようにします。Fig-1で挙げた聴感特性の逆カーブのようなものです。
では、ラウドネスメーターを使用するワークフローをCMを手掛けるポスプロを例に挙げた時どうなるでしょうか?例えばCM制作では、作品尺が短いからこそMix後に測定するという方法でも作業時間にかかる負担はあまり影響しません。人間の聴覚特性に人声が「大きく聞こえ続けている」と、人は「うるさい」と感じます。この「大きく聞こえ続けている」ようにしない事がターゲットレベルを目指してMixする一つの手法と言えます。
RTAなど素材の周波数特性を確認する事で、Fig-2のカーブによるメーターへの負荷は減らす事が出来ます。CMのこれまでのワークフローを大きく変える必要はなく、これまで同様にVUメーターを超えないレベルを参考に作る事でターゲットレベルを目指す事は可能でしょう。ただし、もう一つの手法として大きいMixを作ってしまった場合にどうしたらよいか?という時、ターゲットレベルになるまでMixを下げるしかありません。これはバランスが変わってしまう事もあり得ますし、サウンドトラックを作る上でのポリシーを再現できませんのでお勧めしません。
あとは「この素材は大きい」という事が一目で分かるインジケーターがあるなど、何かしら警告してくれるとMix時にリアルタイムに対応できるかもしれません。音声ファイルを測るメーターなどであるように、ハードウェアタイプも時間軸を指定できるともっと簡単に測れるのかもしれません。
これとは別にドラマやドキュメンタリーといった長い尺の番組を手掛ける場合、Mixを途中で止める場合があります。この場合、T032には規定化されていませんがEBUで提唱されているラウドネスメーターに実装されているモメンタリーメーターを参考にMixを作るとターゲット値を超える事は少なくなるでしょう。ドラマなど長尺の場合、Mix後に改めて測るという工程は時間をこれまで以上に費やす必要があり敬遠されがちです。
そこで私の先輩が提案していたのは、Mixを続けていてターゲットレベルを超えそうな場合、警告ランプや音で知らせてくれると良いという話でした。こういうケースでは時間をこれまでのワークフロー以上にかけない機能が求められます。
しかし最近、素材としてスタジオにやってくる音楽や効果音は音源そのものがデジタルデータ上目一杯データを使い切った素材としてフルビットの素材があります。それらは放送に則したレベルで扱う必要があり、どうしても下げてMixすることは避けられません。放送の基準レベルと音楽のパッケージレベル基準の乖離が大きな原因ですが、音楽番組として作業する際にも同様な基準レベルの精査が必要です。ポスプロでは音楽素材そのものを加工する作業と言えば、EQ・Compを使う事がポピュラーかもしれませんが、基準レベルにするだけで十分だと思います。
そこで提案ですが、メーカー各位様には素材のMixされた基準レベルを自動的に測れるメーターも作れませんでしょうか?これは無理そうですが・・・、あったら嬉しい機能です。何せ今やスタジオや放送、デジタル映画やWebといったコンテンツが氾濫する時代にスタジオリファレンスレベルを知らないエンジニアも育ってきていますから、今作る物がどの基準に則しているのかを知る事は重要です。
4.サウンドトラックはどう変わる!?
さて、サブタイトルにもありますがグローバルなオンエアレベルによって変わってくる事、すなわちラウドネスメーターを活用して作られるサウンドトラックはどのように作られるようになるのでしょうか?そもそもグローバルなオンエアレベルとは一体どういう事でしょう?
ここから先はビジネスビジョンを持って考えると、良いと思いますが例えばヨーロッパの映像コンテストやアカデミーへの応募なども世界中が同じ聴感レベルで統一された聞こえ方で表現出来るようになります。まさにグローバルスタンダードの音量感という事です。完パケがVTRやMXFなどの納品物である場合を前提に、以前デモ機をお借りしました。ポストプロダクションのエンジニアは、Plug-Inやアウトボードによる外的要素でVUメーターを揃えていくだけでなくフェーダーワークの重要性が問われていく事になりそうです。
参考までに、実験としてProToolsのフェイズスコープにあるDNメーターを無限大時間にし、L/Aeqを全チャンネル測ります。-24LFSに対して-28dBFSで作ると、おおよそー24dBに近付けられる事が分かってきました。(必ずしもその範囲内ではありませんが...)L/Aeqなど等価騒音を測定する機材でターゲットレベルを目指す練習が出来そうですが、正確な値は測定できませんのであくまで実験程度にしてください。それと併用してVUメーターを極力超えないNaや台詞トラックを整音します。そこから先は既存のMixフローと同様ですが、音楽や効果音を綺麗に混ぜ合わせて行くようにMixします。Mix後にお借りしたラウドネスメーターで実測した際、手法的には何ら変わることなく既存のVUメーターを見るだけでターゲット値に0.3LK大きい程度に作れる事が分かりました。これは0.3dB程度下げればターゲットレベルに至るという事です。どう作られるか?というと、良い素材の音はそのまま扱う事が出来、良い素材を録音する事が、必要だと感じました。Mixに至るまで、収録時のマイクアレンジや収録レベルなどこだわりを持ってやった事が反映されます。また、Mix時のモニターレベルをこれまでより6dBc程度上げてMixしてみました。そうする事で以前より豊かなダイナミックレンジを作る事が出来、現在の放送ではそのまま再現される事が分かりました。また、アナログ放送時では物理的に出来なかった可聴周波数帯域を使いきる事も可能です。
ここで分かった事は、EQやDynの使い方が変わる可能性がある事、フェーダーワークが従来以上に必要である事、モニターレベルの統一性を持たせる事など、よりミキサーの意思が反映されるようになる事です。
5.どう選ぶ?ラウドネスメーター
実験やデモなどをしてきて分かる事は、ロングタームラウドネス値はどの機種でも基本的に差が出ないという事です。では、どのようにチョイスする方が良いのかを検討してみましょう。
色々なサウンドの成分や倍音要素、周波数特性にピーク成分の量、エネルギーの量やヒストグラムなどの情報がたくさん見られる物があります。先ほどまでのMixを前提としたワークフローでメーターを選ぶ際、自分たちのスタジオでどういったものが欲しいのかを良く検討し選ぶ方が良いでしょう。デモ依頼などして試してみる事も良いですね。
メーターによってはマルチエフェクターでありながらラウドネスメーターも見られる物、アップミックス機能も付加されている物、ダイヤログに特化した測定が出来る物などもありますから、実際にMixする現場では多機能なモデルが良いのかシンプルにターゲットレベルが見られるものだけでも良いのかを検討してください。また会社によってはVTRに記録されている音を測定したい場合もあるでしょう。その際は、シンプルなものと同時に測定データをハードコピーできる物などは便利ですね。
また使用方法として、放送以外のたくさんのコンテンツを並べて記録しなければいけない際などにターゲットレベルをその作品に応じて設定し、たくさんのコンテンツのラウドネス値を揃えることにも使用できます。
その他、ラウドネスコントロール(簡単に言うと、ラウドネスメーターターゲット値を超える、または大きく下回る場合にその機能が設定したターゲット値に合わせこんでくれる)機能があるものもあります。ミキサーにとってはMixした意図から外れてしまう可能性もあり、クライアントやプロデューサーにとってはスタジオで聴いたMixとバランスが違って聞こえてしまう事もあります。
しかし有効になるところも当然あります。例えば投稿主体のWebコンテンツのレベルを揃えてくれる事や、博物館や展示館で使うなど、作り手のポリシーが関わらないコンテンツソースには有効であると考えられます。他にも映像モニター系のメーカーさん達もラウドネスメーターを実装したマルチ波形モニターを出していますので、ぜひデモをお願いしてみてください。ご自分のスタジオに合ったメーターを探す事が出来るはずです。問い合わせはJ-LMAまで。
6.まとめ
これまでの大きく聞こえるプログラムは、VUメーター上で電圧値として抑え込んで「0VU」で納品され、そのままオンエアされた場合には聴感レベルが大きくなる手法をエンジニアが追求してきた結果です。現段階のラウドネスメーターが完璧に人の持つ聴感特性と合致しているかと言えばそうではありませんが、近い特性を持っているという意味で「音量差」を無くすツールになっています。
しかし、あくまで数値を目標にサウンドトラックを作って行く場合、さまざまな手法を用いてターゲットレベルは合っていても聴感的に大きく聴かせる手法が生まれる可能性も否定できません。CMや番宣になると大きく聞こえるなど、音量差を感じるプログラムばかり見せられている視聴者にとってTVCMそのものを見ることを敬遠されてしまうのは当然です。そういった隠し技や抜け道探しをすることで、また現在のようになってしまう事は悲しい事です。
これまで述べてきたように、新しい番組交換における音声の規定はデジタル時代の「テレビを見る人に優しい」音声トラックづくりが可能になり、リモコン操作に囚われてきた視聴者を「放送」において解放する事にもなります。それはつまり、サウンドエンジニアの社会貢献でもあると言えるでしょう。未曾有の大地震で未だデジタル放送になっていない被災地の方々にとっては自由にテレビも見られない時期に、音の聞こえ方の大小があっては気持ち良い訳がありません。
そしてラウドネスメーターの導入。
我々の「仕事」が社会の中で視聴者と密接にかかわりを持ち、より良い番組・広告・情報提供をしていけるよう努める事が求められる時代になったのです。
新基準の実施時期までそう長い時間はありませんから、サウンドエンジニアとして新たなチャレンジをしていきませんか?今後のサウンドトラック作りで、よりリッチなサウンドトラックを提供できるように。
喜多 真一
サウンドエンジニア / サウンドデザイナー
ソニーPCL株式会社
デジタルポストプロダクション部所属。
1990年から、サウンドエンジニアとしてのキャリアをスタート。1991年、4月イマジカ東京ビデオセンターに移り、6年間、アシスタント業務からミキサーエンジニアになるまでの間在籍。ドキュメンタリー、ドラマ、CMから、小劇場の芝居物のパッケージまで多岐に渡り手掛ける。1997年秋、ソニーPCLへ移りビデオパッケージ、ドラマ、PV,CMを手掛け現在に至る。昨年の「上海万博日本産業館『宴』」上映作品のMIXを手がけるなど幅広く活躍。サラウンド作品は、K-1ジャパンシリーズ・ミュージカル「天使は瞳を閉じて」など。
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2012/03/14
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Pro Audio 市場に対し Neumann からの回答。ニアフィールド・スモール・スピーカーのあり方を提案します。
・Mic の設計で培ったノウハウを活用したチューニング
・ロングスロー・ドライバーによる大音量時の歪の低減と低域特性の改善
・チタン・ツイーターにより低歪を実現。狭い空間での再現性にこだわります
RCF AYRA 6¥68000 0% 無金利!12 回¥5,600
SR 市場で築いた技術の全てを投入。広いエリアをカバーするナチュラルなヨーロピアンサウンドが魅力。
・上下左右 110 度の広い範囲をカバーする設置性の高いユニット
・ヨーロッパメーカーらしく落ち着いたナチュラル志向のサウンド
・ファイバーグラス・ウーファーにより 50Hz をカバーする低域再現性
Manlay Variable-Mu¥441,000 0% 無金利!12 回¥36,700
伝説の Fairchild 670 の回路設計を受け継ぐ Variable-Mu 設計。各 CH4 本の真空管を使用した贅沢な回路設計
・Variable-Mu ならではの Recovery 設定。オリジナルにはない Attck の設定により緻密な設定が可能。
・音楽のエッセンスを濃縮、破綻のない Compression サウンド
・Manlay オリジナルのトランス、貴重な5極管を多用。
Slate Pro Audio DRAGON¥186,900 0% 無金利!12 回¥15,500
定番 1176 のエッセンスを受け継ぎ、多才なサウンドバリエーショ ンを持つ最新機
・定番 1176 の Gain Reduction 回路を継承し、Class A& カスタムトランス採用のOutput 回路を搭載
・BOOM/Bite/Sheen/Vintage/Saturate カラーリングを変化させる多用な回路を搭載
・Clean から Over Drive Sound まで変幻自在。Dry との Mix Up も可能。
Empirical Lab Distressor B.I.O¥235,200 0% 無金利!12 回¥19.600
完全にクリーンなサウンドから、倍音付加によるウォームなサウンドまで幅広い設定可能
・基本設計は 1176 ですが、デジタル制御のデバイスで幅広いサウンドキャラクターを得られます
・基本設計はキャラクター付加の少ないサウンド、用途により、自由に倍音を付加しキャラクターを与えることが可能
・設定次第で、ありとあらゆる Vintage 機材の Sound Tone を手に入れること が可能
Studio Technologies Modle 68&69A¥318,000 0% 無金利!12 回¥26,500
放送局などで採用されるクオリティー。圧倒的解像度と堅実な設計、優れた操作性を提供します。
・サラウンド対応のベーシックモデルながら複数の 5.1ch 入力を装備
・標準で付属するコントローラーで単独の Mute,Solo 等、柔軟な制御が可能
・80dB を誇るクロストーク、80kHz 周波数特性。リアルなそのサウンドの質感はまさに業務用
Grace Design m904+RCU ¥367,500 0% 無金利!12 回¥30,600
192kHz 対応の DAC を備えたマスタリンググレードのモニターコントローラー
・3系統のモニターを個別に調整可能、Gain Step 0.5dB刻みで微調整が可能
・5 年間の保証が物語る製品クオリティー、112dB ものダイナミクスレンジ
・独自設計の S-Lock によるジッター抑制技術を搭載した高品位 DAC を搭載
Crane Song Avocet¥325,500 0% 無金利!12 回¥27,100
Full Class A Discreat 回路設計により、アナログ感あふれる力強く、解像度に富んだサウンドを提供
・DAC の性能も、192kHz 対応で DAW との連携も考えぬかれた設計です
・ClassA設計により解像度抜群、エンジニア好みのエッジの立ったサウンド
・1dB Step の大きなボリュームでコントロール性も良好、3 系統の SP アウトを搭載
Antelope OCX¥151,200 0% 無金利!12 回 ¥12,600
音質重視のクロックチューニングを行う唯一のメーカー、OvenControl により基本性能も充実
・Clack 精度だけではなく聴感上でのチューニングを行い設計
・OvenControl搭載で外部の温度変化等の外部要因によらない高い精度を獲得
・10M GPS やルビジウム・クロックによる将来の拡張性を確保
Brainstorm DCD-8¥231,000 0% 無金利!12 回¥19,200
POST Production に必要とされる機能を詰め込んだ高精度の Master Clock
・精度の高いHD /SD Video 同期環境を提供、映像のある現場に必要とされる機能を搭載
・COAX Cable 一つで複数台の DCD-8 の同期運転が簡単に可能、WC Distributer は必要ありません
・10MHzGPSにも対応、高い拡張性。AES,SPDIF,TOSなどの多彩なIN/OUT全てにリクロック機能を搭載
Rosendahl Nanosync HD¥252,000 0% 無金利!12 回¥21,000
LTC のリクロックと MTC 変換を搭載したDAW 向けの高性能モデル
・LTC<>MTC の双方向変換とリクロック機能を搭載、DAW に必要とされる MTC を高精度にリジェネ
・Video との同期も完全、HD Sync にも完全対応、Generat も可能なため小規模システムで必要な機能を持ちます
・USB 接続で、MTC を受け取ることが可能。Pro Tools でも直接 TimeCode の受け取りが可能です。
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2012/03/13
AVID Pro Tools 10.1.1リリース
HDXユーザー待望のバグフィックス版Ver 10.1.1がリリースされました。
ダウンロードリンクはこちら>>
細かい修正点の多く含まれるこちらのアップデート、全てのユーザーにオススメできる内容となっています。
!!注意!!HD専用バージョンとなっております。HD以外をご使用の方は、10.0.1をご使用いただくようお願いします。
このアップデートは以下のハードウェア・システムに対応しております。
Mac OS X 10.7-10.7.3 (Lion)上のPro Tools|HDX
Mac OS X 10.6.x (Snow Leopard)または10.7-10.7.3 (Lion)上のPro Tools|HD
Mac OS X 10.6.x (Snow Leopard)または10.7-10.7.3 (Lion)上のPro Tools|HD Native
また、このアップデートをご利用頂くにあたり、Pro Tools HD 10.0、HD 10.0.1またはHD 10.1のいずれかのソフトウェアが
事前にシステムへインストールされている必要がありますのでご注意ください。
主な修正点を上げておきます(本国サイト英文より)
- Issues where audio output was lost under certain conditions have been resolved. (PTSW-157510)
- General improvements with Satellite and LTC chase when Disk Cache is in use. (PTSW-157894)
- Volume automation written using the on-screen fader or a EUCON-compatible control surface now ramps smoothly between automation breakpoints. (PTSW-153164)
- Using large disk caches (16 GB or more) no longer causes -9516 errors.(PTSW-158058)
- 9073 errors after performing long record passes and then immediately playing or recording again have been eliminated. (PTSW-156999)
- DigiTest no longer quits unexpectedly or incorrectly reports test failures when running on a Pro Tools HD system with HDX cards. (PTSW-157735)
ダウンロードリンクはこちら>>
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2012/03/07
AVID VENUE SC48 Remote system日本発上陸!!最新VENUE 3も発表に!!
Winter NAMM 2012で発表されたAVID VENUEの最新ラインナップVENUE SC48 Remote Systemが初上陸!!AVID本社で行われた発表会に参加してきました。昨年末のNHK紅白出の使用、夏フェスでの使用など、大規模な会場での使用で、シェアの拡大を続けるVENUEのNew Faceの登場です。
VENUE SC48 Remote SystemはコンパクトなAll-in-Oneタイプながら、上位機種と同等の機能を誇るVENUE SC48をベースにStage Boxを追加した商品です。コンパクト、且つコストパフォーマンスに優れたSC48に新しい規格AVBを使用したStage Boxの採用で、今後、ライブハウス、中小規模なイベント会場など目にする機会が増えることは間違いないでしょう。合わせて、VENUE 3 Softも発表。操作性を上げる、数多くのTIPS、追加機能に注目が集まっていました。
http://youtu.be/xAm7pmxOeKU
VENUE SC48 Remote System
コンパクトな26Fader仕様のSC48に32in/16outのStage 48と呼ばれるリモートボックスが付属したシステム。もちろん本体にも、今までのSC48と同様のFW Interfaceなどの基本I/Oと共に16inputのモジュールが付属、Remoto 48以外にも入出力を持つことが可能です。2モジュール分(IO16×1枚。及び3種類の出力カード(AO16/XO16/AT16)の中からいずれか×1枚が拡張可能です。)の拡張スロットの空きもあるので、将来のI/Oの拡張にも対応します。
なんといっても注目は、Stage 48との接続に採用されたEthernet AVB。この規格は、IEEE 802.1で制定された非常にオープンなEthernetを利用したAudio/Videoの伝送プロトコル。製品としては、まだそれほど多くのものがリリースされているわけではありませんが、Audioのみならず、数多くのメーカーが賛同をしている将来性のある規格となります。例を挙げるとIntel(CPU) , Broadcom(Network) , CISCO(Network) , XILINX(FPGA) , ANALOG DEVICES(IC) , Audinate(DANTE) , beyerdynamic(mic) , BOSCH(Engine Managiment) , ECHO(Audio IO) , Gibson(Guiter) , Hyundai(Car) , Meyer Sound(SR) , Peavey , Presonus , Focusrite , SHURE , TC , YAMAHAなどが名を連ねています。
AVBのプロモーションを行なっているAVNUのHPには賛同を表明しているメンバーリストがあります。詳細は下記リンクから>>
http://www.avnu.org/about_us/our_members
Ethernet AVB
IEEE 802.1で制定されたAudio Video Bridging(AVB)。Ethernet Networkを利用してAudio / Videoの信号伝送を行うために開発されました。今回のVENUE SC48 Remote Systemで採用されたのはCAT6 Cableを利用し、最長100mの伝送を可能とします。更に2重化が図られ、2本のケーブルで、双方向の2重化したシステムが構成可能です。アナログのマルチケーブルとは比較にならない重量、引き回しの手数、そしてなんといってもノイズレスの環境を提供します。もちろんAVB対応のSwitchを利用しての延長も可能。更には2台目のStage 48を用意することも可能で、高い拡張性を持ちます。
VENUE 3
最新のアップデートとなるVENUE 3はProToolsとの連携など多くの機能強化が整理されました。Pro Toolsと、4本のDigi linkでの接続で128chまでの双方向伝送に対応しているVENUE。前回のVer 2.9で実装されたDigi linkのリタンダント(この128chを64chずつ2台のPro Toolsで2重化したシステムアップ)。バックグラウンドの音源の再生、もしくは、録音どちらにせよ、安定感を格段に高めることが可能となっています。
HDXにもVENUE 3で完全対応。早くも最新のPro Tools Systemへ対応しています。これにより、Pro Tools 10を利用しての収録時にさらなる安定感を持つ、RAID 5構成ドライブの使用が可能となります。失敗の許されない収録での利用が、更に現実のものとなっています。もちろんHDXシステムとのバンドルセットもございます、こちらは是非ともお問い合わせ頂ければと思います。
FW接続のモードもチャンネル数が拡大、今までの18chから32chに拡大されました。ライブハウス等でSC48を利用してのマルチRec時に役立つこと間違い有りません。
また、SC48のBus setは従来16chが最大でしたが、24chに拡張されています。上位機種との差でもあったこの部分が同一の仕様となったためデータの互換性の向上が図られています。
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2012/03/02
AVID Pro Tools HDX導入キャンペーン!!3大プロモで最高音質&圧倒的パワーをGET
ROCK ON PROでは、いち早くHDXの32bit floatによる最高の音質と、DSPパワーを手に入れていただくために特別キャンペーンを実施中!!是非とも、この機会にご購入、システム更新をご検討下さい!!〜4/14までの期間限定キャンペーンとなりますので、お早めにお申し込み下さい。
1:0%金利キャンペーン
分割購入金利0%出のクレジット購入!!分割購入で、いち早くHDXシステムを入手下さい
※最長24回までの金利が0%となります。
2:McDSPプレゼントキャンペーン
定番の緑のプラグインMcDSPの基本セットClassic Pack HDをHDXシステムご購入の方すべてにプレゼント!!Analogライクな効き具合が現場のエンジニアから絶大な支持を得るFilter Bank。ビンテージから、現行品まで、全てのComp/Limを再現する幅広いパラメーターを持つCompresser Bank。ナチュラルなSaturationを加えるAnalog Channel。仕上げに役立つマルチバンドコンプMC2000。ミックスに役立つこと間違い無しのラインナップ。
注目のAAX DSPにも対応表明済み。今回のプレゼント品は無償アップグレードの権利までもが付属します。
HDX2(カード2枚)のシステムを購入のお客様には、更にAVID Artist Transportをプレゼントします。Pro Toolsを快適に操作するために欠かせない、トランスポートコントロールをフィジカルコントローラーでステップアップして下さい。
3:HDX貸出キャンペーン
やはりHDXのその魅力を感じていただくためには、実際にご使用いただくのが一番。HDXのシステムのお貸出を通じ、その魅力をご確認下さい。無償にて、お貸出を行なっております。是非ともその機能に触れて、その実力を体感ください。
注目の導入価格List
HDX新規導入価格
HDXのシステムは、Audio Interfaceとのセット販売となります。
カードの枚数と、必要なI/Oの組み合わせをお選び下さい。
PRO TOOLS|HDX CORE SYSTEMS Plus Interface Bundles
HDX OMNI System ¥924,000
HDX 16×16 Digital System ¥924,000
HDX 8x8x8 System ¥1,080,000
HDX 16×16 System ¥1,102,500
HDX MADI System ¥1,102,500
HDX2 OMNI System ¥1,554,000
HDX2 16×16 Digital System ¥1,554,000
HDX2 8x8x8 System ¥1,638,000
HDX2 16×16 System ¥1,732,500
HDX2 MADI System ¥1,732,500
Addl. HDX PCIe card (with purchase of any HDX System) ¥640,500
新規I/O購入価格
追加のInterfaceのお値段はこちら
PRO TOOLS|HD PERIPHERALS
HD I/O 8x8x8 Japan ¥367,500
HD I/O 16×16 Analog Japan ¥451,500
HD I/O 16×16 Digital Japan ¥231,000
HD I/O AD Option ¥115,500
HD I/O DA Option ¥115,500
HD I/O Digital Option ¥90,300
HD MADI ¥451,500
HD OMNI ¥273,000
SYNC HD ¥189,000
PRE ¥231,000
HD SYSTEMからHDXへの交換アップグレード価格
HD SYSTEMはPCI-X,PCIe同額です。カードの枚数に応じて下記プランをご参照下さい。
PRO TOOLS|HD CORE SYSTEMS to PRO TOOLS|HDX Exchanges
HD Native to HDX PCIe Card ¥693,000
HD Native to HDX OMNI System ¥829,500
HD Native to HDX 8x8x8 System ¥924,000
HD1 to HDX PCIe Card ¥735,000
HD1 w/HD Series I/O to HDX OMNI System ¥735,000
HD1 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System ¥829,500
HD2 to HDX PCIe Card ¥640,500
HD2 w/HD Series I/O to HDX OMNI System ¥640,500
HD2 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System ¥735,000
HD3 to HDX PCIe Card ¥556,500
HD3 w/HD Series I/O to HDX OMNI System ¥556,500
HD3 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 System ¥640,500
I/O Exchange価格
対象は、Blue Face(192 I/O,192 digital I/O,96 I/O,96i I/O,サードパーティーのDigilink接続のI/O)です。
2台目以降のI/Oの交換はこちらのお値段です。
PRO TOOLS Interface Exchanges
Upgrade, Legacy I/O To MADI EXCHANGE ¥367,500
Upgrade, Legacy I/O To MADI 2nd EXCHANGE ¥325,500
Upgrade, Legacy I/O To HD I/O 16×16 EXCHANGE, Includes Heat opti ¥367,500
Upgrade, Legacy I/O To HD I/O 8x8x8 EXCHANGE, Includes Heat opti ¥273,000
Upgrade, Legacy I/O To HD OMNI EXCHANGE ¥178,500
TDM超特価PRICE
こちら、ROCK ON PRO迄お問い合わせ下さい!!驚きの価格にてお応えいたします。
HDXカードの互換性情報はこちら>>>
Pro Tools 10の詳細情報はこちら>>>
Pro Tools 10の機能紹介ビデオはこちら>>>
Pro Tools 10 & HDX先行予約プロモーション情報はこちら>>>
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2012/02/14
Pro Tools 10.0.1リリース
待望のPro Tools 10のバグフィックス版がリリース。pdf 20ページに及ぶリリースノートを確認すれば、全てのPro Tools 10ユーザーがすぐにインストールすべきバージョンアップなことは明白です。こちらのリンクから、ダウンロード下さい。
Pro Tools 10.0.1リリース情報ページはこちらから>>>
※HDXハードウェアは対象外となります。ご注意下さい。
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2012/02/09
junger T*AP(Television Audio Processer)登場
遂にROCK ON PROに登場のJUNGER T*AP(Television Audio Processer)。業界注目のラウドネス自動補正アルゴリズム(junger独自のLevel Magicアルゴリズム)を搭載した、放送向け、All-in-Oneプロセッサーです。
もちろんサラウンド素材にも対応。内部でのダウンミックス、5.1chと2chの別アルゴリズムによる個別の補正、前段でのHPF/LPF、Comp/Limit処理。ITU-R.BS 1770-2対応のオート・ラウドネスコントロールLevel MagicとTP Limit。最終マスター作成に必要な全ての機能が凝縮された最新モデルの登場です。
送出の現場はもちろん、中継、報道等、MAを通らない現場全てに必要な機能が凝縮された1台です。更には、Broadcastだけではなくパッケージメディアの制作現場でもDolbyエンコード機能を使用可能なため、幅の広い利用が可能な1台です。
まさに放送クオリティーのナチュラルなコントロールは特筆に値します。多機能かつ高音質。1台でカバーする範囲の非常に大きい注目の新製品です。
機能
◎調整幅が広く、放送局での採用実績の高いLevel Magicプロセッサー
◎オプションで3G/HD/SDIエンベデッド(最大16ch)に対応、必要ないときにはリレーバイパスでハードウェア的に切り離すことも可能。電源喪失時も自動で、リレーバイパスされ、信号が途切れることが有りません。
◎標準で、SRC搭載の75ΩAES/EBUを8ch装備。オプションでアナログI/Fの搭載も可能です。
◎フロントパネルに設けられた8ケのHotKeyにPresetをアサインすることで、番組に応じた切り替えも容易に。
◎GPI/OによるPresetの切り替えなどの外部制御に対応。
◎コントロールパネルは別体型。Ethernet Cableで本体と分離しての設置が可能。(電源もEthernet Cableで供給します)
◎Webブラウザを使用しての詳細設定が可能。
◎2重化されたパワーサプライを標準装備。
◎Dolbyデコード・エンコード機能搭載可能。メタデータの管理にも対応しパッケージメディアのオーサリングにも活躍します。
[caption id="attachment_4331" align="alignnone" width="636" caption="上側のグラフは音声入力を示し、下側のグラフはラウドネス処理後のレベルを示します。<オタリテックwebより>"][/caption]
Level Magicアルゴリズムとは
jungerの開発した、オートレベルコントロール技術。単なるオートゲインではなく、元々の素材の持つダイナミクス、音のニュアンスを最大限に生かしたまま、ターゲットのレベルに合致するようにレベルをコントロールします。「ブレスもポンピングもディストーションもなく」とカタログに歌われているように、実に自然な処理が行われ、気がついたらレベルがターゲットに合致している。あくまでも自然に、連続的な制御が働きます。T*APにはITU-R.BS 1770-2に合致したラウドネスをターゲットとした処理の行えるLevel MagicⅡが搭載され、今後の現場で求まられる機能を満たした機能強化が図られています。
junger audioの特徴的なダイナミクス処理
一般的なダイナミクスプロセッサーとは全く違った手法によりコントロールされるjunger aduioのダイナミクス・プロセス。あくまでもナチュラル、全くの歪のないそのサウンドは、CDマスタリング、各放送局の送出段等、音に対して最もシビアな現場での導入がその実力を物語っています。耳で聞いていても気がつかないような極めて自然、そして音色変化を伴わないダイナミクス処理を最も得意とするjunger audio。その秘密はマルチループ方式とAdaptive Dynamic Range Controlから生み出されます。複数のアタック、リリースを持ったダイナミクス処理の総合結果により生み出される、ナチュラル・ダイナミクス処理がマルチループ方式。よく目にするマルチバンドとは全く違い、もともとのサウンドが持っていたニュアンスが残ることが特徴です。データの先読みによる、完全なPeak Stopだけではなく、アタック・リリースのパラメータを連続的に可変することで、最適なダイナミクス処理を自動で、行うことが可能となっています。
ラウドネス補正プロセッサー、ラウドネス関連商品に関しては、ROCK ON PRO洋介、岡田迄お問い合わせください。
junger audioのメーカーサイトはこちら>>>
junger audio本国サイトはこちら>>>
Junger Audioの音楽向けDynamics Processer D02はこちらをCheck>>>
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2012/02/02
ラウドネスメーター:主要商品ページを更新しました
ラウドネスメーターの主要商品ページを更新しました。ここに来て問合せが急増している、自動で補正の出来るラウドネス・プロセッサーを多数ご紹介開始。まずはご覧下さい!!
ラウドネスメータ主要商品はこちら>>>
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2012/02/02
DDP 24D店頭展示機が入替特価!!
好評頂いている、DDPが店頭デモ機入れ替えに伴い衝撃の特価プライスで登場!!DAW & Video Editorをつなぐ高速サーバー。なんといってもPro Tools Ready!!今までにない、共有環境により、未来の作業環境を構築可能です。是非この機会に導入をご検討下さい!!!
DDP24D 12TB (500GB×24台) 定価¥2,730,000 > 展示品処分特価¥2,100,000
処理能力
●Audio 300track@48kHz/24bit
●Video 12 ProRes(HQ)
接続
●1Gb Ethernet × 6-Port
更にもう一台。エントリークラスの8Driveモデルも大特価にて!!!
DDP8D 2TB(250GB×8台)定価¥1,307,250 > 展示品処分特価¥548,000
処理能力
●Audio 100track@48kHz/24bit
●Video 4 ProRes(HQ)
接続
●1Gb Ethernet × 2-Port
DDPの特集ページはこちらから>>>
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2012/01/31
Mojo SDI + MC 5.5 Bundleが復活!!
Media Composer Systemを手軽に導入!!Video Satellite用のシステムとしてもご利用になれます。Media Composer単品の価格でMojo SDIがついてくる非常にお買得なBundle Set!!Pro Tools用のVideo I/Oとしても非常に優秀です。是非この機会に導入をご検討下さい。
Mojo SDI + Media Composer 5.5 Bundle ¥200,000
<参考価格>
Media Composer 5.5 単体 ¥200,000
Mojo SDI ¥250,000
※Mojo SDIはSD-Videoの対応となります。HDには非対応。
※Mojo SDIはMC Ver 5.5までの対応となり、Ver 6には非対応。
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2012/01/28
VPR見積ページOPEN!!5%OFF記念キャンペーン!!
世界中のメーカーから勢い良く新製品のリリースのつづくVPR。ROCK ON PROでは、皆様にその魅力を確認していただくために自動見積ページをOPEN!!更にOPEN記念として、TOTAL 5%OFFキャンペーンを実施しています。是非とも、あなたのオリジナルラックを手に入れて下さい!!
見積ページはこちらから>>>
VPRの特集ページはこちらから>>>
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2012/01/19
HD Native Bundle Brand New!!選択肢が広がり更にご利用しやすくなりました。
人気のHD Native Bundleセット、今なら大決算SALE!!数量限定で、特価プライス中!!憧れのHDXシステムと同一のI/Oを使用したクオリティーの高いシステム。Cubase,Logicなどでの利用も可能な最高音質Hybrid Systemをこの機会にご検討下さい!!!
HD Native + HD omni ¥409,500 ¥380,000
HD Native + HD I/O 8×8×8 ¥504,000 ¥458,000
HD Native + HD I/O 16×16Analog ¥598,500 ¥528,000
HD native Bundle Brand New!!
HD Nativeキャンペーン継続決定!!!購入に制限はありません!!!更に皆様からのご要望に答えHD I/O 16×16Analog/HD MADIとのバンドルも特価設定!!高音質と定評のあるHD I/O、HD Omniを使用するBig Chanceです!!音楽制作の自宅システムに導入すればスタジオと同じI/Oということで、最低限の音質差での作業が可能に。スループット・レイテンシーも最短の設定でなんと1.7ms(@96kHz)!!ポスプロであれば、外部シンクの正確性を向上するSYNC HDの利用が可能に!!しかもソフトウェアはフルバージョンのHD版が付属します。コストパフォーマンス最高のこちらのシステム、是非ともご相談ください!!
HD Native + HD omni ¥409,500 SAVE¥189,000
HD Native + HD I/O 8×8×8 ¥504,000 SAVE¥189,000
HD Native + HD I/O 16×16Analog ¥598,500 SAVE¥178,500
HD Native + HD MADI ¥598,500 SAVE¥178,500
通常単体価格
HD Native ¥325,500
HD omni ¥273,000
HD I/O 8×8×8 ¥367,500
HD I/O 16×16Analog ¥451,500
HD MADI ¥451,500
全ては、この衝撃の価格が物語ります。003シリーズの後継としても検討の範疇となる、Special Offerです。ソフトウェアとしてもProTools HDライセンスとなるため、機能的には、Stand Alone(¥63,000) + Complete Production Toolkit(¥178,500)を購入した時と同等です。この機会に、価値ある機材更新をご検討ください。
HD NativeセミナーのUSTアーカイブはこちらから>>>
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2012/01/19
HD I/Oクロスグレード再開!!今後のPro Toolsシステムに必須となるアップグレードです!!
磨き抜かれたサウンドと、より柔軟になった使い勝手で昨年、衝撃的にデビューしたHD Interface、HD I/O、HD OMNIそしてHD MADI!64 Bit Pro Tools Systemに於いての非対応が公式に発表されている192 I/O等からのクロスグレードは今がチャンスです!!今後もPro Tools Systemを使いつぐけるために必須となるこちらのアップグレード、HDXと共にご検討下さい。
>>>HDXのご購入に関してはこちらから>>>
1.New HD Interfaceトレードアップ価格!
Legacy to HD I/O OMNI ¥178,500(新規購入より¥136,500 Save!)
クレジット24回:¥8,000 36回:¥5,500
Legacy to HD I/O 8x8x8 ¥273,000(新規購入より¥147,000 Save!)
HEATプレゼント!!
クレジット24回:¥12,300 36回:¥8,500
Legacy to HD I/O 16x16 Analog ¥367,500(新規購入より¥157,500 Save!)
HEATプレゼント!!
クレジット24回:¥16,600 36回:¥11,500
Legacy to HD MADI ¥367,500(新規購入より¥157,500 Save!)
クレジット24回:¥16,600 36回:¥11,500
2.HD MADIを含む2台をトレードアップする場合、更にお得!
Legacy to HD I/O 8x8x8 + HD MADI ¥598,500(新規購入より¥346,500 Save!)
HEATプレゼント!!
クレジット24回:¥27,000 36回:¥18,700
Legacy to HD I/O 16x16 Analog + HD MADI ¥693,000(新規購入より¥357,000 Save!)
HEATプレゼント!!
Legacy to HD I/O OMNI + HD MADI ¥504,000(新規購入より¥336,000 Save!)
クレジット24回:¥22,700 36回:¥15,700
クレジット24回:¥31,300 36回:¥21,700
Legacy to HD MADI + HD MADI ¥693,000(新規購入より¥357,000 Save!)
クレジット24回:¥31,300 36回:¥21,700
HD Interface トレードアップ対象機種!
192 I/O
192 Digital I/O
サードパーティー製HD互換インターフェイス
PrismSound ADA-8XR
APOGEE AD-8000
APOGEE TRAK2
APOGEE Rosetta 800
APOGEE AD/DA16X
Lynx Aurora 8/16
SSL DeltaLink MADI SX
他、TDMシステムと直接接続できるインターフェース
<DigiLinkコネクター搭載が条件となります>
3.HD I/O 8x8x8 or 16x16 AnalogトレードアップでHEATプレゼント!
Harmonically Enhanced Algorithm Technologyの略であるAvid HEATは、Crane Song Phoenixを開発したデイヴ氏が、ミキサー・オプションとしてPro Toolsソフトウェアに組み込んだ、ヴィンテージ・アナログ・コンソールや、アウトボードの質感を、Pro Toolsにもたらせます。
このウォームなサウンドを持つHEATは、HDシステム新規購入の方以外は、オプションとして販売中の品。
今回はHD I/O 8x8x8もしくは16x16 Analogにトレードアップされた方全員にプレゼント!
特徴
どんなPro Tools HDミックスにも、 簡単にアナログ・サウンドのウォームスと特徴を追加可能
HEATはPro Tools Mixの画面に表示されるので、プラグイン・アクセスを立ち上げる必要なし
複数のインターフェースを操作しなくても、HEATでミックスのすべてのチャネルを管理可能
アナログ装置のビンテージ・サウンドをリアルに再現
Cranesong の創設者デイブ・ヒル氏とのコラポレーションで設計
Avid HEATについて詳しくはこちら>>
>>>HDXのご購入に関してはこちらから>>>
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(前編)
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(後編)
進化したAvid New HD I/O:Dave Hill HEAT共同開発者インタビュー
Avid HD I/O
2Uシャーシによる大型トランス採用、高品質AD/DAの搭載
36ch分のIn/Outの中から、任意の16chを選択して使用が可能
アナログとデジタルの汎用性、Expansionスロット装備の拡張性
評価の高いインターフェイスとして世界中で愛された192 I/Oをさらにブラッシュアップし、柔軟性を高めたプロフェッショナル・インターフェイスがHD I/Oです。
最大で16IN/OUTのアナログ入出力を実現しながら、圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、入出力数の必要なレコーディング・スタジオや、バンド録音が中心になるプロジェクト・スタジオ等に最適なインターフェイスです。
SMAX II、SMAX IVにも対応したADATインターフェイスも装備され、ますます柔軟性の高い運用が可能です。
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Avid HD OMNI
高音質Mic Preと、独立したDAによる高音質ヘッドフォン・アウト
18chのInputと26chのOutputから16chの使用が可能
モニター・コントローラー搭載による、All-In-One Package
まさにこれを待ち望んでた方も多いでしょう。制作に便利な機能を、コンパクトな1Uラックマウントサイズに凝縮したHD OMNIは、ミュージシャンやソングライター、アレンジャーなどのパーソナルな環境に最適です。
HD I/Oと同じAD/DAコンバーターを採用したサウンドもさることながら、レイテンシー・フリーとも言える反応の速さを、HD I/Oとともに実現しています。
モニタリングはもちろん、サラウンド環境にも対応した、オールインワン・システムの中核となります。
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Avid HD MADI
IN/OUTともにSample Rate Comberterを装備の安定設計
64chのIN/OUTが、同時に使用可能
1台で64chの利用が可能な高いスペース・ファクター
革新的なデジタル伝送システムMADIを、Pro Tools Systemにスムースに統合する事の出来るHD MADIは、最大64chの入出力を可能にし、SSLやAvid Euphonixをはじめとした、ハイエンド・デジタル・コンソールをPro Toolsに融合します。
さらに、2km以内の伝送に対応する事から、エデュケーションでの使用やSRでの使用を始め、柔軟なシステム構築を行う事が可能になっています。
今回、2台目の交換プログラムにHD MADIを選択されると、さらなるディスカウントも実施!
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Archives
2012/01/06
CEDAR Audioから新しいノイズリダクション・プラグイン登場
遂にCedar DNSシリーズがプラグインとして登場です。「セミの声が消える」とMAの現場で圧倒的な評価を得るCedar Audioカrあ遂に待望のノイズリダクションプラグインの登場です。あのDNSシリーズのアルゴリズムをそのまま移植したDNS One。デジタルクリップしてしまったファイルを修復するDeClip。Buzz,Humを高精度に除去するDebuzz。マスタリンググレードのLimiter,Adaptive Limiter。全4種類のプラグインの登場です。
DNA One
MAの分野で圧倒的なその効果は伝説となっています。セリフのバックのノイズを消すにはこれしか有りません。他のNR Pluginがおもちゃに思えるほどの効果を発揮します。待望のハードウェアDNS1000,1500,2000,3000の完全移植です。使用方法は、DNSシリーズと全く同じ。一度触ったことのある方ならば、全く違和感なくご使用になれます。
Adaptive Limiter
『入力ソースの総体的音質を損なうことなく出力のピークレベルを即応的に抑制する、連続変動EQプロファイルを算出。結果、従来のリミッターより更に自然で完璧な信号レベル制御を実現します。』と説明がありますが、連続可変EQによるマキシマイズです。まさに、謳い文句の通り『音質を損なうことなく』完全なピークレベルの抑制を可能としています。CEDAR audioのプロダクト・クオリティを知っている方ならば、このプラグインがどれほどの実力か想像が付くはずです。これが欲しかった!!と言われるマスタリングエンジニアが続出すること間違い有りません。
Declip
デジタル上の望ましくない歪を全てきれいに消してくれる夢の様なツールです。今までもPro Tools(Windows限定AudioSuiteのみ!!)でリリースされていたのですが、遂にMac/Win両対応のRTASとしてのリリースです。あまりにもあっけなくデジタルクリップが消え去り、音質に対する影響は殆どなし。信じられないと思いますが、これがCEDARのユーザーにとってはあたりまえの出来事です。是非ともこの逸力をお試しください。驚きの結果があなたを待っています。
Debuzz
Buzz,Humの除去ツール。プロファイルを読み込ませて、、、、といった面倒な操作は一切必要ありません。可聴帯域の不必要ろ思われる成分をCEDARはスペクトラから判断して消し去ります。今までのノイズリダクションとはそもそもの動作が違います。今まで、無理だったプロセスを可能とします。動作も従来の櫛形フィルターによるものではないので、結果も非常に良好です。この異次元のノイズリダクションを是非ともお試し下さい。
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2011/12/30
HDX店頭展示開始!!!
皆様おまたせしました!!遂にRock oN Company店頭でHDXの展示を開始しました。HDXの実力はもちろん、Pro Tools HD 10都の連携によるその強力なパワーを御覧ください!!!AVID S5FUSIONとのEuCon Phase2での親密なコントロールと合わせて、Total Solutionでの展示を行なっております。
店頭展示システム
●Pro Tools HDX2
Total 512ch Ready
36 DSP Chips / 4 FPGA
Pro Tools HD 10.1 Software
AAX Plug-in
●S5 FUSION
EuCon Phase2 LINK
Flag Ship Full Digital Console
是非ともご来店して次世代のその実力をお試し下さい!!!
※新しいFLEX CABLE>>コネクター形状はSATAそっくり、挿し間違えのない形状に変更されています。
※やはり、サイズはギリギリ。インストール時は細心の注意が必要なことは変わりありません。
※外部電源が必要となります。インストール前には説明書を確認下さい。
HDX&Pro Tools10の詳細解説VIDEOはこちら>>>
ご購入前にこちらのHDX対応情報をご確認下さい>>>