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嶋田 直登

嶋田 直登

[ROCK ON PRO Product Specialist Team / Assistant]2019年度新卒入社。IT/音響心理学/マルチメディアの基礎知識をベースにProduct Specialist Teamのサポート業務を行なっている。好きなものはリズムマシンとカレーライス。こう見えて実は、泣く子も黙る九州男児。

Soundwhaleでオーディオプレビューを行う方法〜How to use Soundwhale Vol.2〜

前記事に引き続き、Soundwhaleの実際の使い方をご紹介していきます。今回のテーマは「オーディオプレビュー」の方法についてです。
ここでいうオーディオプレビューとは、例えば次のような状況を想定しています。

・音楽のミキシングエンジニアが、作業後もしくは作業中に、プロデューサーやその他クライアントに試聴してもらいたいとき
・離れた地点に住んでいる人とコライト(Co-write、共同制作)を行っていて、リアルタイムにアイディアの共有を図りたいとき
・作編曲家やサウンドデザイナーが、クライアントの意見をリアルタイムに反映させつつ音作りを行いたいとき

もちろんクラウドベースでも作業はできますが、ここでSoundwhaleを使う利点はオンラインかつリアルタイムで、しかも非圧縮の音の試聴が可能という点。細かい変更点が生じた場合に、クラウドでの作業時のように、「その都度2MIXを書き出し、クラウドにアップロードし直して…」という手間が必要なくなるので、大幅な作業時間短縮に繋がります。また他社の似たような製品と比較して、ある程度コンピュータの知識を必要とする、ポート解放の手間が要らないプラグインではなくスタンドアローンで使用できる、といったメリットもあります。Soundwhale単体では細かな波形編集などはできませんが、とりあえず手元の音声を良い音でリアルタイムに相手に届けたいという方には最適なソリューションだと言えます。

必要なLevelは?

Soundwhaleは使える機能数に応じて3段階のレベルが用意されていて、Level.1は無料、Level.2、Level.3は有料となっています。
※価格詳細につきましては弊社輸入事業部のサイトをご参照ください。

仮に、自分側をA、接続する相手側をBと置いた場合、考えられるLevelの組み合わせは次の3パターン。今回紹介するオーディオプレビューは全てのLevelに共通する機能なので、どのLevelでもOKです。

◎パターン1.AB両方ともSoundwhale単体で接続 →AB共にLv1以上
◎パターン2.AがSoundwhale+DAW →Level2以上、BはSoundwhaleのみ→Lv1以上
◎パターン3.両方ともSW+DAW →AB共にLv2以上

図1:AもBも自宅にいる
図2:Aはスタジオ、Bは自宅にいる
図3:AもBもスタジオ環境にいる

※画像クリックで拡大

オーディオプレビューを行う手順

それでは接続までの流れを見ていきましょう。アカウント作成とインストールについてはこちらのページをご確認ください。
1.Mac OSのシステム環境設定-サウンドの入出力装置を確認
まず、Mac OSのシステム環境設定を開き、サウンドの入出力装置をハードウェア内臓の入出力デバイスに設定します。ここで選択されたデバイスでビデオチャット時の音声のやりとりを行います。もし、ビデオチャット時の相手の音声やSoundehale以外のソフトからの出力をオーディオインターフェースから出力したい場合、Mac本体のステレオミニジャックからオーディオインターフェースの空きチャンネルに直接ケーブルで接続を行ってください。

・システム環境設定内の”サウンド”をクリック
・オーディオ入力を”内臓マイク”に設定
・オーディオ出力を”内臓スピーカー”に設定



※画像クリックで拡大

◎RockoNおすすめステレオミニケーブル!! (RockoN Line eStoreへリンクします。)
・オーディオインターフェースの入力がRCAピンプラグの場合はこちら!   
https://store.miroc.co.jp/product/56530
・1/4″TSジャックの場合はこちら! 
https://store.miroc.co.jp/product/56530

2.セッションの準備 〜Soundwhaleを起動&サインインし、セッションの新規作成、タブメニュー”Preferences”から初期設定を行う〜
今回は例として以下のセッティングで接続を行います。

 
 

サンプルレート:44.1kHz

バッファーサイズ:256  

入出力デバイス:任意のオーディオインターフェース、今回はSteinberg UR242を使用。  

入出力デバイスチャンネル数:4、インターフェースの物理入出力数に依存し、使用するch最大数を設定できます。  

仮想入出力:それぞれ2  

フレームレート:24FPS  

※入出力デバイス以外全てデフォルト設定のままです。

図4 今回のセッティング例



ここで、オーディオファイルを再生する側の人はSoundwhale内に再生したいファイルを読み込んでおきましょう。

図5 Out1はオーディオのLチャンネル、Out2はRチャンネルを表しています。
図6 Sendパネルのメーターが上がっていることを確認!



3.お互いに相手の連絡先を追加する(初回接続時のみ)
画面中央左、コンタクトの検索画面で相手の登録名を検索し、”Invite”(招待)をクリック。招待を送られた側が”Accept”(承認)をクリックすると、お互いの連絡先がアカウントに登録されます。初回のみ登録すれば、あとはいつでも画面左のコンタクト一覧からアクセスできます。

図7 招待する側:相手の名前を検索して”Invite”をクリック ※画像クリックで拡大
図8 招待される側:相手の名前を検索して”Accept”をクリック ※画像クリックで拡大


4.オーディオストリームを開始する

図9 ↑のようにチェックを入れて”Connect”で接続開始
相手がオンライン状態であればアイコンの右下に小さい丸が表示されています。この時、鎖のマークをクリックするとパネルが開くので、”Audio Stream”、”Video Chat”にチェックをいれて”Connect”をクリック。相手が呼び出しに応じればオーディオストリームでの接続が開始します。

 もし、接続相手とのコミュニケーションに別のソフトやアプリを使う場合、ビデオチャットはオフのままでも大丈夫です。

 接続を終了する際は開始時同様に鎖のマークをクリックすると”Disconnect”ボタンが現れるので、それをクリックするか、画面上部の鎖マークでをクリックで終了します。

その他 接続中に気をつけること

◎CPU、メモリ、インターネットの接続状況に注意!
・画面上部にCPUとRAM(メモリ)の使用状況が常に表示されています。これらがSoundwhaleで接続を行うのに適した状態でないと、赤く点灯します。同様にネットワークの接続状況が悪い場合はその右側の回線状況のインジケーターが赤く点灯します。

図10 Soundwhaleでの接続に適した状態
図11 CPUやメモリの使用状況が圧迫してくると赤色で警告表示

上記のような表示になっていると、音が途切れたり接続が不安定になったりする場合があります。そのときは、タブメニューの”Preferences”で”Compression”をオンにしたり、バッファーサイズを大きくしたりするなど、安定するセッティングを探ってみてください。

◎内臓の入出力が無い機種に注意!
・Mac Pro (late 2013)のように内臓マイクがない機種をお使いの場合、Soundwhale自体がうまく起動しないことがあります。その際は、ヘッドホンジャックにマイク付きのイヤホンやヘッドセットなどを接続した状態でシステムのサウンド設定を行い、Soundwhaleを立ち上げてください。


次の記事ではSoundwhaleを使ったリモートレコーディングワークフロー、Soundwhaleスタンドアローン同士での録音の方法をご紹介したいと思います!

お問い合わせは、下記”Contact”より、お気軽にROCK ON PROまでご連絡ください。


◎Proceed Magazine 最新号発売中! サンプルの試し読みはこちらのページから! https://pro.miroc.co.jp/headline/proceed-magazine-2020/


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Soundwhale

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*記事中に掲載されている情報は2020年07月10日時点のものです。