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嶋田 直登

[ROCK ON PRO Product Specialist Team / Assistant]2019年4月入社。IT/音響心理学/マルチメディアの基礎知識をベースにProduct Specialist Teamのサポート業務を行なっている。好きなものはリズムマシンとカレーライス。こう見えて実は、泣く子も黙る九州男児。

SoundwhaleとDAWとの同期&別PCで立ち上げる際のセットアップ 〜How to use Soundwhale Vol.1〜

いよいよ国内正式リリースがスタートしたリモートレコーディングツール、Soundwhale(サウンドホエール)。その用途の多彩さ故に、自分がどのLevelを使うべきなのか、迷ってしまうという方も多いかと思います。そこで、今回よりSoundwhaleの利用が想定される次のようなシチュエーションに沿って、その使い方・セッティング方法をご紹介していきたいと思います。

Pro ToolsとSoundwhaleのタイムライン同期方法(ローカルシンク)

これまでSoundewhaleとDAWとのタイムラインの同期は、Soundwhaleマスターのみ可能でしたが V1.6よりMTC/MMCの送受信が可能なDAWであれば相互にコントロールできるようになりました。
※サブスクリプション Level 2以上が必要

1.Soundewhaleを起動し、”Preference”よりサンプルレートやバッファサイズなどを設定>Applyをクリック。画面上部のSyncボタンをクリックして有効にする。
その後、Pro Toolsを起動し、Soundwhaleで設定したものと同じサンプルレートやフレームレートを設定する。

2.Pro ToolsのプレイバックエンジンをSoundehaleに設定。

3.Pro Tools 設定>MIDI>MIDI入力デバイス>”Soundwhale Sync Output”と”Soundwhale Receive”を有効にする。


4.ペリフェラル>同期>MTC受信ポートを”Soundwhale Sync Output”または”すべて”に、MTC送信ポートを”Soundwhale Sync Input”に設定。

5.ペリフェラル>マシンコントロール>マスター>有効化にチェックを入れ、”Soundwhale Sync Input”を選択、IDを”126″に、プリロールはデフォルトの90フレームに設定。

6.設定>初期設定>同期>マシンコントロール>下記2項目を有効にする。

7.トランスポートパネルのMTC生成ボタンを有効にする。

ここまで終わったら、両方のタイムライン上でドラッグしたり、再生/停止をしたりして動作を確認してみてください。もし、動かない場合、もう一度見落としている手順がないかご確認ください。

1.Hardwire(ハードウェア接続)でのセットアップについて

SoundwhaleはPC内部にバーチャルのバスを作り、同一PC内のDAWなど他のアプリケーションとオーディオの受け渡しを行うことができます。しかし、その際必ずDAWのプレイバックエンジンはSoundwhaleが選択されている必要があり、それはDAWの既存のI/O設定をそっくりそのまま使うことができなくなる、ということを意味しています。確かに、1台のPC内で完結するという点ではシンプルですが、かえってルーティングが分かりづらくなったり、当然ながらマシンへの処理負荷も上がったりしてしまいます。
これを回避するため弊社では、別PCでSoundwhaleを立ち上げ、信号の送受信・リモート先とのコミュケーション専用機にするという方法をお勧めしています。

これにより、スタジオ内のコミュニケーションシステムを含めた既存のルーティングをそのまま活かすことができます。
ハードウェア接続を行なった場合、”リモート地点と接続するための入出力チャンネル”が物理的に追加されたと考えることができ、実運用のイメージも湧きやすくなるのではないでしょうか?また、PCの処理負荷も分散され、システム自体の安定運用にも繋がります。
※このハードウェア接続を行う際は、先述したローカルシンクの設定に加え、ネットワークMIDIの設定が必要になります。詳細は後日別記事にてご紹介いたします。

参考:MacのAudio MIDI設定を使ってネットワーク上でMIDI情報を共有する
https://support.apple.com/ja-jp/guide/audio-midi-setup/ams1012/3.5/mac/10.15
                                       


お問い合わせは、下記”Contact”より、お気軽にROCK ON PROまでご連絡ください。


◎Proceed Magazine 最新号発売中! サンプルの試し読みはこちらのページから! https://pro.miroc.co.jp/headline/proceed-magazine-2020/


V1.6からの新機能は下記ページでもご紹介しています。

Soundwhale v1.6 リリース!ワークフローを加速する新機能を多数追加!!

Soundwhale国内取り扱い情報はこちらをご覧ください。

Soundwhale

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*記事中に掲載されている情報は2020年06月29日時点のものです。