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Rock oN REAL SOUND Project ~Review~聴き手を夢から醒めさせない – Merging Pyramix DSD256レコーディング

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音だけではなく、聴き手に音楽の感動まで伝えるためには、なめらかでゆとりのある再生音が必要です。スピーカーから流れ出た音が、まるで部屋を満たしていくようにスムーズであることで初めて、リスナーは音楽に没入することが出来ます。まるで催眠術をかけるように、音楽のあった場所に聴き手を連れて行く…DSD256レコーディングなら、そんなサウンドを実現することが出来るでしょう。そして、それを可能にするDAWは現在世界でただひとつ。それがMerging Pyramixです。

◎アナログに最も近いデジタルだけに許された没入感と感動

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・「コンソール・アウトと区別がつかない」
・「いつものモニターが数ランクも上の製品になったようだ」
・「ベストなコンディションのアナログ・システムで録った音とそっくり」

…Pyramixにだけ許されたDSD256レコーディングの音を聴いた方々の感想です。その音をことばで例えるとしたら、まるで磨き上げられた大理石のようです。その輪郭はしっとりと引き締まっていながら、覗き込めば複雑な模様が綾を成し、手に取ればしっかりとした重みと密度感がある…しっかりとした実像感がありながら、その音はゆっくりと柔らかく部屋を満たしていく…。
DSD256の音を聴いた時、まるで堰を切ったようにイメージが溢れ出したことに驚きました。モニターから流れる音を聴いてその音を云々する、というようなこれまでの聴き方をする間もなく、サウンドの波に没入し、理由もないはずなのにゾクゾクというかワクワクというか、いてもたってもいられないようなずっとその場にいたいような…不思議な気持ちにさせられたことを覚えています。その没入感は「サウンドに包まれる」というよりも、モニターから出た音が自分の体の中を突き抜けて、直接背骨を揺すられているような感覚です。 あの時のあの感覚…DSD256なら、音だけでなく、音楽を聴いて揺さぶられた心までも伝えられそうです。

◎音だけは絶対に犠牲にしない…Mergingの哲学とDSD

Pyramixはオランダのクラシック音楽レーベルであるフィリップス・クラシックスのメインDAWであり、現場からの絶大な信頼を勝ち得ているDAWです。その背景には、サウンドを邪魔しないためにテクノロジーは透明でなければならない、というサウンド重視の哲学があります。素晴らしい音楽を記録し、遠い国のひとびとと共有し、後世に残していく…そのための道具であることを矜恃とするPyramixは、まさにリアル・サウンドのためのDAWにふさわしいと言えるでしょう。
そんなPyramix最大の特徴は、
・48kHzの256倍にあたる11.2MHzのサンプリングレート
・第一線のエンジニアにモニター・アウトの音と区別出来ないと言わしめるDSD256でのマルチチャンネル収録。

このフォーマットでのレコーディングが出来るDAWは現状Pyramixのみです。
DSDはフォーマットの特性上、デジタル領域での編集が一切できません(レベルすら調整できない!)が、アナログ・ミキサーと併用すれば、最高のアナログ・マスターに肉薄する音を、デジタルの利便性とともに、最高64トラックも手に入れることが出来るのです!
せっかくのDSDデータですから出来れば手を加えたくありませんが、どうしても編集やプラグイン処理が必要な場合にはDXDフォーマットが活躍してくれます。DSD素材をデジタル領域で編集するためのフォーマットであるDXDは、Mergingの主導によって開発されました。SACD制作の過程で現場からの要望に応えて生まれたフォーマットで、DSDデータを352.8kHz/24bitのPCMとして処理します。352.8kHz/24bitはPCMとしても最高クラスのスペックですので、一般的なPCM音源と比べても、音楽のエネルギーを損なわないエディットが可能です。

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2L La voie Triumphal – The Staff Band of the Norwegian Armed Forces.
Conductor, Ole Kristian Ruud. Jar Church, Norway.

◎必要悪とは言わせない…ミックスの創造性

収録段階の音が高音質であるに越したことはありませんが、音楽による感動を伝える手段は原音に忠実になることだけではありません。効果的なエディットを施すことで、音楽の持つ感動を凝縮し、生よりも生々しい音が生まれることもあるでしょう。その時には、自由な編集やVSTプラグインの使用が可能なPCMモードが活躍します。Pyramixは最高384kHz/32bitにまで対応。このサンプルレートでも純正プラグインを使用することが可能です。
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また、AACファイルをインポート出来ますので、Pro Toolsなど他社製DAWで作成したセッションを引き継ぐことも簡単です。サンプルレートのリアルタイム・コンバージョンや、柔軟なクロスフェードなど、制作を効率的に進めていくための機能もバッチリ備えています。
384kHzなんてPyramixのほかに再生環境がないじゃないか、と思われるかも知れませんが、録り音の段階で可能な限り高レートにしておく方が、最初から低いサンプリング・レートで録るより有利です、ぜひRock oNリファレンス・ルームでお試しください!!
店頭機

◎これだけでもシステムが変身。将来の拡張まで保証するI/O

PyramixにDSD I/Oを提供するのが、Mergingが開発したオーディオ・インターフェースHorusとHapiです。Horus/HapiはAES67 Ravenna対応のネットワーク・オーディオI/Oであり、ホスト・コンピューターとLANケーブル一本でオーディオ信号をやりとりすることが出来ます。さらに、ギガビットのハブを使用することでネットワークを作ることが出来ますので、最小限のシステムから始めて、必要に応じて拡張していくことが出来ます。
また、Pyramixの専用I/Oというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。たしかに、PyramixをMassCore環境で使用するためには、I/OはHorusかHapiでなければなりませんが、Horus/Hapi自体はASIO/CoreAudioに対応しており、他社性のDAWと組み合わせて使用することも可能です。先般、待望のDigilinkカードがリリースされ、Horus/HapiをPro ToolsのI/Oとして使用することも出来るようになりました。
Pyramix以外のDAWではDSDレコーディングは出来ませんが、ADカードとDAカードにはDSD非対応でより安価なスタンダード・バージョンもラインナップされており、DSDオプションのないAD/DAカードもラインナップされています。音質向上のひとつの手段として、まずはHorus/Hapiから導入する、というのも選択肢のひとつではないでしょうか。
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Pyramix 最大の武器!クオリティを支えるノイズシェイパーアルゴリズム

DAWは内部バスの最終段に必ずノイズ・シェイパーが入っており、このシェイパーの特性がDAWの音の傾向を決めています。Pyramixの音質を支える秘密として、ノイズ・シェイパーそのもののアルゴリズムが優れているだけでなく、素材に合わせて複数のシェイパーを選択することが出来るという点が挙げられます。
レコーディングされた音楽によって、もっとも心地よく響く音の傾向は様々です。ほとんどすべてのDAWで選択はおろか、完全なブラックボックスとなっているこの部分を、視覚的に確認しながら選択出来るというのは、まさに音楽に従事するテクノロジーを標榜するPyramixならではの機能と言えるでしょう。



まさにリアル・サウンドのためのDAW Pyramix。次週はその導入に向けてのプランニング、ソリューションとしての成り立ちを掘り下げる「Solution編」を公開。Pyramixにだけ許されたDSD256レコーディングをシステムとしてどう組み入れるのかを詳細解説していきます、ご期待ください!!
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*記事中に掲載されている情報は2016年05月11日時点のものです。