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2011/01/31
ヤマハ 調音パネルの技術と音響効果
プロのクリエーターやエンジニアのための制作環境には、当然ながら音響的にも質の高い空間が求められます。アウトプットの質にも影響があるだけにおろそかにはできません。スタジオやモニター環境では特に、色づけのない素直な音が聴けること、ピュアで透明な音が録れることなどが求められますが、そのためには、フラッターエコーやブーミングなどの音響障害がないことはもちろんのこと、使い手の創造性を刺激する素直な反応を音場が返してくれるかどうかもとても重要です。ここでは、良い音空間を追求する長年の研究開発をベースとして、原音に忠実な音場の実現を目指して開発した調音パネルの技術とその効果、およびフィールドテストの結果をご紹介します。
1. 調音パネルTCHの特徴
調音パネルは比較的小さな空間の響きを、手軽に整えられることを目指して開発しました。小さな空間でも実用的にきちんと使える音響部材には、薄くて低音域までバランスよく効果がある性能が求られます。ここで紹介する調音パネルには、以下のような特徴があります。
わずか3cmと薄くて硬いのに低音域まで含めた広い帯域で"ほどよい吸音/散乱性能"をもつこと
"ほどよい吸音/散乱性能"により音響障害を抑制し、クリアでクセのない響きを得ることができること
カラーレーションなどの元になる強い反射音をソフトに整えること
最後の反射音の微調整にも活用できるハンドリングのよいサイズ
このような特徴により、小さな空間でも使いやすい音響部材として仕上がりました。
2. 小空間特有の音響的な課題
音響性能が大事にされる空間としては、音楽ホールのような大空間からパーソナルスタジオのような小空間まで様々なタイプのものがあります。単純に考えると、規模が大きい空間の方が音響設計も難しいように思えますが、実はそうでもありません。小空間の音響設計は大空間に負けないくらい、いやそれ以上に難しい問題をはらんでいるのが現実なのです。
モードが強く影響する難しさ
楽器やスピーカーからの音の伝送特性や空間の残響特性は、その空間がもつ多数のモードが結合したものとして表現することができますが、小空間では特に低音をうまく扱うことが重要になります。ちょっと極端ではありますが、図1 は、大ホールクラスの空間と6畳間クラスの空間のモードの周波数の数を比較したものです。大ホールでは、ほとんど分離不可能なくらいにたくさんのモードがびっしりと詰まっており、個々のモードが目立つということはありません。一方、6畳間では特に低音域で一つ一つのモードが簡単にピックアップできるくらいにまばらです。それぞれのモードのクセが目立つ状態であり、伝送周波数特性に大きなピークやディップができやすい音場と言えます。つまり、大空間では低音まで含む全帯域をエネルギー論的にあるいは統計的に扱えば設計や予測ができるのに対して、小空間の低音域では個々のモードが部屋の音響的特性に直接寄与しているため、波動音響的な扱いが必要であり、現象も複雑です。周波数や場所によって音の応答が大きく変わってしまう要因のひとつです。
伝送周波数特性をフラット化したり、場所による音圧分布を平坦化するには、内装面での「適度な吸音」と「散乱」が有効です。
<図1>大空間/小空間のモード数の比較
低音域の制御の難しさ
しかし、小さな空間では、特に制御したいのが低音域なのが問題です。吸音するにせよ散乱するにせよ、一般には対象とする音の波長λに応じたスペースが必要となりますから、低音ではより大きなスペースが必要となります。例えば、グラスウールやウレタンのような多孔質材料で吸音する場合、λ/4程度のスペースが必要といわれますから、対象を100Hzとしても85cmのスペースが必要となり、その分だけ、有効に使える空間が狭くなってしまいます。仮に対象周波数を170Hzまでとしても、(少々乱暴な例ですが...)6畳間は3畳間になってしまいます(図2)。新規設計するスタジオなどでは、低音の吸音のためにあらかじめスペースを確保することも不可能ではありませんが、貸しビルでの改修や自宅スタジオなどではスペースの確保が難しいことも多いと思います。そうなると低音の制御をあきらめざるを得ないことにもなります。薄型で低音域まで効果がある音響部材が求められる理由がここにあります。
<図2>低音を処理すると6 畳間が3 畳間になる?
原音を乱す反射音
原音に忠実な音場を得るためには、カラーレーションの抑制にも配慮が必要です。短い時間遅れの強い反射音があると、元となる直接音との干渉により周期的なピークをもつ特性となります。物理的にコムフィルターができるのです(図3)。効果として利用することもあるかもしれませんが、そうでない場合にはできるだけ排除しておきたいものだと思います。もっともシンプルな対策は吸音することですが、部屋のすべての面を吸音するとデッドすぎる部屋となってしまい、とても色気の無い響きになってしまいます。音楽に必要な適切な響きを残しつつ対策するには吸音と散乱をうまくバランスさせることが必要です。例えば、モニタースピーカーの背後が平坦な反射面の場合、リスニングポイントでは物理的なコムフィルターができている可能性が高く、周波数特性の乱れだけでなく、定位を乱す可能性もありえます。ホールのような大空間では、音量感確保のために積極的に強い一次反射音を確保する設計をすることがよくありますが、小空間では強すぎる一次反射音は抑制しておいたほうが、原音に忠実な録音や再生ができるものと考えられます。
<図3> 強い初期反射音によるカラーレーション
3. 調音パネルTCHの構造と性能
良い音楽のためには、音源としての楽器と演奏者/聴き手であるヒトが大事なのはもちろんのこと、楽器とヒトとのより良いインタラクションのループを生み出すためにも"良い音場"が欠かせません。弊社ではこれまでにも、低音吸音パイプパネルなど、音場部材の提供を行ってきました。こうした、音そのものの研究と良い音空間を追求する長年の研究開発をベースに、小空間に応用すべく新しいコンセプトで開発したのが調音パネルTCHです。
<図4> 調音パネルの基本構造
調音パネルTCHの構造と音響作用
調音パネルTCHは、図4のような構造となっています。音響的な基本要素は「音響共鳴管」と「バッフル面」です。1本の管の一部に開口部を設けて上下に長さの違う長短2本の共鳴管をつくると2種類の周波数列で共鳴する音響管ができます。これをパネル状に連結することで、開口部周りに硬い反射面(バッフル面)ができあがります。
この構成により、開口部とバッフル面の間に著しく大きな位相の不連続な状態を発生させることができます。つまり、パネルに共鳴周波数の音が入射した時、音響共鳴管の開口からの反射音は逆位相の音となりますが、バッフル面からの反射音は位相の変化はなく正相のままです。(図5)物理的にはこのような著しい不連続を解消するために激しい流れが発生すると考えられ、この早い流れに起因する損失が吸音効果となって現れることが期待できます。また、位相差のある反射音が隣接すると、反射音の伝搬方向を変化させ、これが散乱効果となると期待できます。この散乱メカニズムは、逆相接続のスピーカーと正相接続のスピーカーを二台隣接して設置したとき、正面方向にはほとんど放射できなくなり、横方向に放射する成分が増えることからも想像できます。少々乱暴に言えば、アレイスピーカーによる指向性の制御と似ています。このような作用により、わずか3cmの薄さで、低音域まで含めた「吸音性能」と「散乱性能」をあわせもつ調音パネルを実現しました。
<図5>調音パネルの吸音・散乱イメージ
共鳴型吸音材の使いにくさを解消
調音パネルは、共鳴を利用した音響部材ならではの難しさも解決しています。例えば壁に埋込んだヘルムホルツレゾネータのように、共鳴を利用した吸音材は効果の得られる周波数範囲が比較的狭く、効果も限定的になりやすいのですが、調音パネルでは、共鳴をうまく制御し、位相変化の大きくなる帯域を広くする工夫を施すことで、共鳴型吸音材特有の使いにくさを解消しています。
吸音率の測定結果
図6は、調音パネルTCHの残響室法吸音率の測定結果を示したものです。これは、部屋に実際に使用した状態に近い値を得るための測定方法により得られる吸音率です。調音パネルの吸音率は決して高くはないものの、広い周波数帯域で0.3~0.4程度のほぼフラットな特性となっており、"ほどよい吸音性能"をもっていることがわかります。例えば、グラスウールパネルの場合は、高音域はとても高い吸音性能がありますが、それにくらべて低音域の吸音性能は低く、部屋の響きの周波数バランスを整えるには、使い方に工夫が必要です。また、合板などの板状材料では基本的に吸音率は低めで、適切なライブネスを得るには何かしらの吸音材料を組み合わせることが必要です。調音パネルを使用すれば、そのようなわずらわしさから解放されます。
<図6> 調音パネルの吸音性能
4. 調音パネルの音響的な効果
モード抑制効果
音響的な効果として、まずは、調音パネルによる低音域のモード抑制効果を紹介します。対象としたのは完全な実験的な音場で、W2.0×H1.4×D1.2mのアクリル製の小型残響箱です。吸音材ゼロですから、見事に理論どおりのモードがたちます。一方のコーナーに音源スピーカーをおいて、その対角コーナーにマイクを置くと、この空間のもつすべてのモードを観測することができます。図7 は、この空間にグラスウールパネルあるいは調音パネルをそれぞれ14枚置いたときの、伝送周波数特性を示したものです。吸音材の全くない空室の時に鋭くピークになっている周波数がモードの周波数です。グラスウールでは十分に抑制できずピークが残るモードも、調音パネルではうまく抑制できています。
<図7> 伝送周波数特性の変化から見るモード抑制効果
また、図8は各周波数毎の残響減衰特性を可視化表現したもので、音源が停止した後のそれぞれの周波数のレベルの変化(残響減衰)の様子を一覧することができます。120、140、160Hz付近にみられる軸波によるモード(一次元モード)は、グラスウールパネルでは十分に抑制できず明確に残っていますが、調音パネルではほとんど目立たないほどに抑制されています。減衰の仕方が周波数によりばらつくことは、響きの濁りにつながると考えられますし、場合によってはブーミングとなって現れることもありますので、減衰の仕方にばらつきが少ないことは、"原音に忠実な音場"にとってもとても重要です。
<図8>時間応答特性からみるモード抑制効果
音楽練習室での残響時間の変化
次に、楽器練習室への設置例を紹介します。ピアノとエレクトーンが設置された、個人レッスンのための部屋で、床面積10m2程度の小さな部屋です。もとは壁面にグラスウールパネルが設置されており、残響時間の周波数特性も低音域で長く高音域で短いというバランスの悪い状態となっていました。遮音性を得るために壁が重く厚くつくられており、ブーミーさを感じやすい空間です。このグラスウールパネルを調音パネルに置き換えたところ、残響時間の周波数特性はフラットに改善されました(図9)。聴感上もブーミーさが軽減され、クセのない響きが得られました。
<図9> 楽器練習室における残響時間測定結果
フラッターエコーの抑制
フラッターエコー対策には、部屋を不整形にしたり壁面を傾斜させたりすることが有効ですが、スペース効率がいいとは言えません。平行対向面に起因するフラッターエコーのある部屋でも、調音パネルを設置することで抑制することが可能です。
5. フィールドテストでの反応など...むすびにかえて
調音パネルの設置の考え方については、大きくわけて二つの考え方があります。ひとつは、部屋全体の響きが適切でない場合(ライブ過ぎる/デッドすぎる/響きのバランスが悪い/...など)に、部屋全体に分散配置することで音響的な障害を抑制し、響きを適切に整えること。もうひとつは、音源近傍などに設置し強すぎる一次反射音を抑制するなど、音色や定位の改善などの局所的な効果を得ることです。調音パネルは、90cm×60cmx3cmというパッケージなので、小空間でもスペースを無駄にすること無く、しかも比較的手軽に設置することが可能です。
これまでに、さまざまなフィールドテストをしてきましたが、「低音が引き締まる」「定位がバシッときまる様になる」「すっきりとした印象」「音の分離がよくなる」などのコメントをいただいています。また、バンドアンサンブルで試用した時にノリがよくなり音楽的な魅力が増す効果を生んだ例も経験しています。あとでメンバーに話を聞くと、他のメンバーの出す音が聴き取りやすく、タイミングなどがとりやすくなったことが要因の一つだったようです。
「よい音」のためには「音源」と「ヒト」が大事なのはもちろんですが、その間をつなぐ「空間の質」の重要さをあらためて実感しているところです。
TEXT by ヤマハ株式会社 研究開発センター(K'sLab) 本地由和、藤森潤一
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2011/01/27
デモンストレーション強化中!!比較試聴、お貸出し、デモお問い合わせください!!
ROCK ON PROでは、Pick Up Itemのデモンストレーションを強化中です。お気軽にお申し付けください!!
Pick Up Item #1 / Pro Tools I/O徹底比較試聴!!
新たなる定番『AVID HD I/O』と従来より高い評価を得ている『Prism Sound ADA-8XR』そして、伝統のApogeeの最新作『Apogee Symphony I/O』。この3機種の比較視聴キャンペーンを行っています。お貸出し、店頭での試聴、お客様のニーズに合わせてご用意できます。
貸出申し込みはこちら>>>
Pro Tools HD OMNI HD I/O登場
HD I/O登場とともに、Pro Tools HD Bundle登場
進化したHD I/OとPro Toolsの未来 杉山勇司氏インタビュー
PrismSound ADA-8Xレポート
Symphony I/O APOGEE伝説の復活
Pick Up Item #2 / 先進のストレージソリューション『DDP』
使ってみなければその便利さはわかりません。DDPのお貸出しをROCK ON PROでは行っております。お客様の環境にインストールしてのデモも可能です。是非ともデータ共有による効率化と、RAID 5による安心感を実感ください。
貸出申し込みはこちら>>>
Pro Tools動作保証のネットワークRAID Storage DDP
DDP/魅力とガイド
DDPワークフローイノベーション
DDP運用テクニック
DDP技術情報
DDPキャンペーン/全ラインナップの価格
Pick Up Item #3 / Master Clock導入で次のステップへ『Antelope』
OVENテクノロジーを搭載しているにもかかわらず、高いコストパフォーマンスを誇るAntelopeの商品。更には、10M『Atomic Clock』の入力も備え、ルビジウム、GPSといった高精度クロックへの将来のアップグレードパスもしっかりと準備されています。Clockは使用時の音色変化をお試しいただく必要があると考え、お貸出し強化中です!!店頭でもOCX-Vをご用意して視聴可能な環境を整えてあります。是非ともClock導入によるアップグレードをご検討ください。
貸出申し込みはこちら>>>
マスタークロックを見てみよう!!〜Chiba☆Labs 第4回!その1
マスタークロックを見てみよう!!〜Chiba☆Labs 第4回!その2
マスタークロックを見てみよう!!〜Chiba☆Labs 第4回!その3
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2011/01/27
Wavesが新しいバージョン、V8をリリース!
新たなV8では、Gold以上のユーザーにV-Seriesをバンドル!
Wavesから、NAMMでもアナウンスされていた通り、新たなバージョンV8がリリースされました。
今回のV8から、Gold以上のバンドル・ユーザーにはV-Seriesが追加される形となり、新価格と合わせて、ますますコストパフォーマンスが高くなっています。
新規購入をご検討の方はもちろん、バージョン・アップデート(Waves Update Plan)をご検討の方にも有用なアップデートとなるでしょう。
Waves製品のご購入はこちらから>>
V8でV-Seriesが新たに追加されるバンドル
Horizon
Diamond
Platinum
Gold
Grand Masters Collection
Broadcast & Production
Sound Design Suite
Live Bundle
V8で新たなユーザー・インターフェイスとなるプラグイン
L1 Ultramaximizer
C1 Compressor
S1 Stereo Imager
Q10 Equalizer
DeEsser
TrueVerb
AudioTrack
その他、ツールバー&プリセット・マネージメントの刷新、Audi Suiteでの進化、バグフィックスを含んだ内容となっています。
Waves V8について詳しくはこちら>>
詳細は、お問合せ下さい。
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2011/01/27
Pro ToolsがMac OS X 10.6.6をサポート。
Mac OS X 10.6.6をPro Toolsが正式サポート
先日発表されたApple Mac OS X 10.6.6ですが、以下のPro Toolsシステムにおいて動作確認が取れました。
Mac OS Xのアップデートを行う場合は、ソフトウェア・アップデートを使用せずに、Appleのサポートサイトより、Mac OS X 10.6.6 Combo Updateをダウンロードの上、インストール/アップデートを行ってください。
以下のURLより、Mac OS X 10.6.6のダウンロードが可能です。
http://support.apple.com/kb/DL1349?viewlocale=ja_JP
Mac OS X 10.6.6をサポートするバージョン
Pro Tools HD 9.0.1
Pro Tools 9.0.1
Pro Tools HD 9.0
Pro Tools 9.0
Pro Tools HD 8.5
Pro Tools HD 8.1
Pro Tools HD 8.0.4
Pro Tools LE 8.0.4
Pro Tools M-Powered 8.0.4
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2011/01/20
Sound & Recording/PROSOUND広告連動Special Site!全てのスタートはここから!
2011年2月号Sound&Recording Magazine / Pro Sound広告連動記事はこちら
ラウドネス特集TOPページはこちら>>>
ラウドネスメーター一覧はこちら>>>
DDP TOPページはこちら>>>
A.S.P. TOPページはこちら>>>
Pro Tools 9 & New I/O特集ページはこちら>>>
HD I/O & HD OMNI貸出申し込みはこちら>>>
SALE/数量限定特価品のリストはこちらから>>>
RME FireFace UFXの特集ページはこちら>>>
SSL Nucleusの特集ページはこちら>>>
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2011/01/20
API
伝説のコンソール・メーカーであったAPIは、'70年代アメリカン・ロックに象徴される、特徴的なサウンドを持ち、その秘密である2520オペアンプとともに、現在まで語り継がれてきています。
そのコンソールに搭載されていた200/500シリーズのモジュールは、まさに、これでなければ出せない故に、LunchBoxと言われるスロットに搭載して、数多くのエンジニアが持ち歩くようになりました。
現在のVPR Allianceの祖となる製作環境の柔軟性を示したと言って良いでしょう。
新たに1602コンソールの発売を開始する等、今なお、多くの人を惹き付けてやまない魅力を保ちながら、新たなチャレンジを続ける注目のメーカーです。
メーカーサイトはこちら(日本語)>>>
メーカーサイトはこちら(本国・英語)>>>
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2011/01/20
MANLEY LABORATORIES
いまや、真空管を使ったプロオーディオ機器メーカーは、少数派となってしまった感がありますが、真空管の全てを知り尽くし、そのポテンシャルを最大限に発揮させたアウトボードを製造するメーカーの最右翼こそが、MANLEY LABORATORIESだと言えるでしょう。
世界中のヒットレコードのミックスや、マスタリングに使われない事がない、と言えるほどスタジオに浸透しているMANLEYは、繊細でいながら大胆なサウンドメイクを可能にします。
現代の基準を遥かに超える特性だけでなく、あなたのサウンドに「Something」を追加するマジックを持った、そのディープな魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。
メーカーサイトはこちら(日本語)>>>
メーカーサイトはこちら(本国・英語)>>>
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2011/01/20
ANTARES
Digital Audio Workstation黎明期から、Digital Audioにおけるピッチ・コレクトの代名詞と言えばANTARESでした。
フォルマントを維持したままの細かなピッチ修正はもとより、大胆なサウンドメイクのアイディアともなったAuto-Tuneは、現在も尚、進化を続けており、確固たる地位を築いているのです。
もちろん、蓄積されたフォルマント・テクノロジーを元にしたHarmony Engineなど、新たなプラグインの開発も精力的に行っており、今後の革新的なテクノロジーを元にしたプラグインの登場が期待されます。
メーカーサイトはこちら(日本語)>>>
メーカーサイトはこちら(本国・英語)>>>
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2011/01/20
DDP
Pro Toolsの安全性と拡張性に満足されていますか?
今、動き出す新しいワークフロー
価格とスピードに圧倒的な競争力を持つDDP。2009年の日本上陸以来、驚くべきスピードで国内市場を席巻しています。なんといっても、ワークストレージに対しての要求の高いPro Toolsに対しての完全対応はもちろん、その他、ほぼ全てのDAW,Video Editing Softwareに対応を果たしています。ROCK ON PROではデモ機を用意して皆様のスタジオでのデモンストレーションを好評受付中です!!
お貸出、デモンストレーションのお申し込みはこちらから>>>
DDP徹底解説ページはこちらから
DDP/魅力とガイド
DDPワークフローイノベーション
DDP技術情報
DDP運用テクニック
DDPキャンペーン/全ラインナップの価格
DDP関連レポート〜現場の声をダイレクトに反映
オノセイゲン氏による、先進のDDPリタンダントシステムレビューはこちら>>>
DDP日本上陸時のスペシャルレポート「高い冗長性と共有性を実現。Pro Tools動作保証のネットワークRAID Storage」
DDP関連の特別レポート
オノ セイゲン氏『DDPがすべてを変える』セミナー徹底レポート
ROCK ON PRO / DDP関連の導入事例
事例:株式会社ポリゴン・ピクチュアズ様
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2011/01/18
Solid State Logic Nucleus!ハンズオン・チュートリアルVideo
待望のリリースが開始されたSolid State Logic Nucleus
その機能の概要を、プロダクト・スペシャリストの洋介/梓澤にてご紹介いたします。
じっくりご覧下さい。
ROCK ON PRO岡田によるNucleus製品概要
クリエイティヴィティを刺激するコントローラー・セクション
HUIもしくはMackie Controlプロトコルを、独自のIP MIDIにて高速通信するコントローラー部の、圧倒的なアドバンテージをご紹介。
滑らかで使い心地の良いフェーダーと、分かりやすく整理/配置されたパラメーター切り替えに注目です。
ソフトキー・アサインで、自分好みに自在にカスタマイズ
HUI標準で割当られているコマンドを含め、Nucleusコントロール・ソフトウェアを使用したソフトキーの柔軟なアサイン、コマンド割当が可能になっており、カスタマイズされた独自のコントローラーとして使用出来る点にご注目下さい。
USB Audio I/F & Super Analogueモニタリング
Super Analogue回路を採用した、高品位なマイクプリ搭載のUSBオーディオ・インターフェイスの機能紹介。エクスターナル・インを含めた、シンプルで高品位なSuper Analogueモニタリング・セクションにも注目です。
Nucleus Control Panelおよび総評
オールインワンによる、新たな制作環境の提示を行うSolid State Logic Nucleus、店頭でのハンズオンも可能ですので、お気軽にご来店下さい!
Solid State Logic / Nucleus ¥548,000
今ならSaidera Ai SD-9003 Pro Tranfer Cable Proo2(XLRM-XLRF 2M)ペア(¥27,000相当)プレゼント中!!
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2011/01/14
スピーカースタンドチューンアップ
あなたのスピーカーは
本当にその性能を
十二分に発揮していますか?
いくら高価なモニタースピーカーを導入してもを能力を最大限に発揮させられなければ それは宝の持ち腐れ。逆に安価なモニタースピーカーでも最大限の能力を発揮させれば十分クリエイティブな作業にも耐えられます。
ポイントその1:スピーカーからの振動を極力他に伝えない事。
ポイントはスピーカー本体以外からの振動が空気に伝わることを防ぐ事。よけいな振動はスピーカーから発せられる音と空気中で混ざり合いあなたの耳に届く頃にはせっかくのPUREな音の振動が汚れてしまいます。
ポイントその2:スピーカー本体がよけいな動きをしないようにしっかり設置できること。
そしてもう一つのポイントはスピーカー自体をしっかりと設置すること 特に大きな音をだすとスピーカー自身が発する音圧のエネルギーによりスピーカー本体が前後に微妙に動いてしまい、コーン紙の振動をそのまま空気中に伝わらせる事を妨害してしまう要因となるのです。
製品紹介
REQST (RKST-60 75 90 110)
マグネシウム合金製のスピーカースタンド。
支柱内部には定在波防止リブを入れ、スタンド自体の共鳴を押さえる構造になっています。また単純に重量を増加し振動を押さえるのではなく、支柱の長さや、天板・底板のサイズを振動モードを考慮し決定しています。
支柱が1本で60mm角と細いのも支柱からの音反射が少なくするという考慮から、徹底的に計算され設計されたスピーカースタンドです。高さのラインナップが4種類なのも導入しやすさのポイントです。
REVELATOR 3(高さ800-1300mm、天板275×295mm)
考え抜かれた固定法で共振を排除
中央のポールをしっかりと3点支持することで、確実保持を徹底させ一切共振させない構造。重量のある3本脚のベースユニットには円錐スパイクが附属、床と点接触させることにより床に伝わる低いノイズを遮断しています。
スタンド自体もスピーカーの影響で共振せず、床にもよけいな振動を伝えさせない徹底的に振動を排除した製品です。なおかつ、中央のポールは800-1300mmの幅で高さを調整できるので、最適なリスニングポジションに調整する事が可能となっています。
RADIAL RX-5/RX-9
スタンドなしでも共振の排除は可能です
スペースの都合上どうしてもしっかりしたスピーカースタンドが置けない、というあなたに朗報です。このリコイル オーディオスタビライザーを使用すれば、机や棚の上に置かれたスピーカーでもその効力を発揮する事が可能です。高密度ウレタンベースは机、棚からの振動、共振を排除し、その上のメタルプレートが有効質量を上げスピーカーを安定させます。
結果、スピーカーが前に押し出す力を抑え、安定したサウンドでモニタリングを可能にします。具体的にはどういう事か。信号のアタック部分が遅れずに再生される事から、低域が非常にタイトに再生され、奥行き感やリバーブ成分の消え具合等もリアルに再生される様になります。
oyaide INS-CF
不要振動をハイスピード処理。振動モード分散型ハイブリッドインシュレーター
単一素材では振動モードが単一になり、その素材の持つ固有の性質が反映されます。そこでカーボン素材単体の振動モードを分散させる為、オヤイデ電気は新たなテクスチャー「テキサリューム」に着目。高密度ガラスファイバーにアルミニウムメタライジングコーティングさせたこの新素材は、カーボンより幾分柔らかく、適度な硬度を有します。このテキサリュームを30層に及ぶドライカーボンにハイブリッドすることにより、カーボンの新たなる性能を引き出すことに成功しました。
カーボン特有の高速振動処理により、解像度と低域の締まりを向上し、ハイスピードでシャープな音楽表現を実現。そしてテキサリュームによる振動モード分散効果により、音楽の微細なニュアンスの向上をも可能にしました。小型軽量なので扱いやすく、インシュレーターはもとより、オーディオ機器や周辺機器に載せたり貼り付けることで、チューニングチップ(制振チップ)としても使用可能です。INS-CFはコインサイズでオーディオ再生に革命を起こします。いまだカーボンのハイスピード処理を体験していない方はもちろんのこと、すでにカーボン製品をお使いの方にもお使いいただきたいアイテムです。
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2011/01/14
マイクスタンドチューンナップ
マイクロフォンとは
音の振動を電気信号に変換する
唯一無二の存在
その場の空気の振動をしっかりとらえる事が、そこで奏でられる音楽、グルーブを後世に伝えることにつながるのです!(ちょっとオーバー??)その、マイクロフォンの音質向上のポイントは?
そのためのポイントその1!:空気の振動以外をマイクに伝わらせない
例えば床からの振動は音ではなくて共振です これは本来我々が聞きたい音とは違う訳でその部分は収録する必要は無いのです。
そしてポイントその2!:マイク本体が揺れるのを防ぐ
音は空気の振動です。ですから音圧の強い音はは物体をも動かすエネルギーを持っています。理想の形はマイクのダイアフラムがその音の振動をしっかりと受け止める事! ところがマイク本体が動いてしまっては ダイアフラムはしっかりと空気の振動を受け止められなくなってしまうのです。
製品紹介
〜〜〜振動対策ブームスタンド編〜〜〜
Enhanced Audio Revelator
まず足下に注目してください重量のある3本脚のベースユニットにはスピーカーインシュレータでよく見られる円錐スパイクが附属、床から伝わる低いノイズをここで遮断しています。センターサポートとブームアームはそれぞれ特殊な3点ロックで頑強に固定されることで確実保持を徹底させポール自体を一切共振させない構造になっています。マイクマウント部は同社で定評のあるM600をそのまま搭載、しっかりと三点支持されたマイクは本体がよけいな揺れを起こさずダイアフラムが空気振動を純粋に受け止める仕事をサポートしています。
見た感じマイキングがしにくそうな構造に見えますがそんな事はありません。ボーカル録音からオーバーヘッドまで自由度が高く、信頼性の高いマイキングが可能です。
RADIAL KickStand
バスドラム専用のスタンドとして開発。底面は振動を分離する高密度フォーム材が床等からの共鳴や振動をバスドラムのマイクに混入することを防ぎます。用途はバスドラのみならずギターアンプ、ベースアンプやアップライトのベース等大音量の音源や、低音楽器にも最適です。もちろん、セッティング時の使い勝手も秀逸です。
さらに追加でポイントその3!:マイクアレンジがしやすいマイクスタンドを活用しよう!
Neumann U87に代表されるラージダイアフラムのコンデンサーマイクは思ったよりも重量があるものです。標準的なブームスタンドではマイクを取り付けただけで不安定になりマイキングの自由度が失われてしうこともしばしば、、。さらにマイクスタンドは以外にスペースを取ってしまうもの限られたスペースでマイクアレンジの自由度を求めるにはユーティリティのしっかりしたマイクスタンドも必要です。使いやすく気の利いた製品をピックアップすると同時にあると便利なオススメユーティリティ小物もご紹介!
製品紹介
〜〜〜大型マイク用ブームスタンド編〜〜〜
TAKASAGO PS-38
元々はピアノ演奏用スタンドとして開発された製品ですが、写真を見ても解る様にコンパクトな足部と通常のブームスタンドの様に後ろにブーム後端が飛び出ていない構造により狭いスペースでの設置に優れています。十分な重量により大型のマイクを取り付けてもしっかりと安定して自由にマイキングが可能です。
注:放送局仕様によりマイク取付ネジの規格がBTSですので マイクネジ変換 BTS-AKG もしくはBTS-SHURE 変換ネジを同時にお買い求めください。
sEELECTRONIC MicStandS1
重量感があり安定性抜群のマイクスタンド。一昔前はこれだけ安定感のあるスタンドは10万程度は覚悟しなければいけなかった物ですが非常に高いコストパフォーマンスで製品化してくれたメーカーに感謝したくなる製品です。
製品紹介
〜〜〜マイクスタンドアクセサリ編〜〜〜
sEELECTRONICS Reflexion Filter/RADIAL VoxGuard
マイクスタンドに取り付けて、ヴォーカルREC時などに部屋の反射音などの混入を最小限に抑えてくれる簡易型の吸音つい立て。スタジオのデッドなヴォーカルブースの環境状態に近づけることができるため、よけいな部屋の反響の影響の為にマスキングされてしまうヴォーカリストの息づかいなどもリアルに収録する事が可能となります。
<sEELECTRONICS Reflexion Filter Pro
<sEELECTRONICS Project Studio Reflexion Filter
<RADIAL VoxGuard
RADIAL CrashGuard
ドラムマイクをシールドしハイハット、シンバルなどの音のかぶりを抑えると同時に。アグレッシブなドラマーがついついマイクをヒットしてしまうなんていう場面では大事なマイクを守ってくれる優れものです。内側には高密度オープンセルフォームがコーティングされており不要な反射音の混入を防ぎます。
番外編!:マイクの定期メンテナンスで、常に最高のコンディションを!
マイクロフォン、特にコンデンサー・マイクは、その音質を維持して行くためにも定期的なメンテナンスが欠かせません!
長い間の使用で反応の鈍くなってきたダイアフラムの洗浄、オーバーホールを行うと、まさに見違えるようなサウンドが得られるのです。
もちろん、各メーカーやマイクの種類、状態等によりますので、都度のお見積りが必要になりますが、代表的な機種のメンテナンス費用をチェックいただき、最高のサウンドをキープする目安にしてみてはいかがでしょうか?
もちろん、これ以外のメーカーもお気軽にご相談下さい。
メンテナンス紹介
NEUMANN編
スタジオ標準のコンデンサー・マイクと言える、U87Aiを始めとしたNEUMANN製品のメンテナンスには、ダイアフラム洗浄を含む一般メンテナンスと、オーバーホールとして行うメンテナンスが選択出来ます。
一般メンテナンス・・・およそ¥30,000
オーバーホール・・・およそ¥45,000
カプセルの交換が必要になる場合は、上記メンテナンス費用に加え、機種によって異なりますが、¥60,000〜¥100,000のカプセル費用が追加となります。
AKG編
現行機種であるC414B-XLS/XLIIに代表されるAKG製品のメンテナンスは、クリーニングを含む整備を行う事が可能です。
クリーニング費用・・・¥10,000以下
ダイアフラム/カプセルの交換が必要になる場合は、機種により異なりますので、都度のお見積りが必要となります。
audio-technica編
日本が誇る、世界中で採用されているマイクロフォン・メーカーaudio-technicaでは、ダイアフラムの洗浄を含めたメンテナンスと、ユニット交換でのメンテナンスが選択出来ます。主力のATシリーズでの概算は、以下の通りです。
マイク内部の清掃及びチェック
AT4040・・・約¥7,000
AT4050・・・約¥12,000
AT4060・・・約¥15,000
ユニットAssy交換
AT4040・・・約¥28,000
AT4050・・・約¥42,000
AT4060・・・約¥45,000
audio-technica製品のだいたいの機種は、この価格の範囲内に収まります。
DPA編
個性的で繊細なサウンドで、古くから様々な現場で愛用されているDPA(B&K含む)のスタンダード、4006、4007、4011の対応は以下の通りになります。
クリーニングに関しては、本国デンマークでの対応
都度見積になりますが、約¥80,000
マイクカートリッジ交換費用
4006・・・約¥120,000
4007・・・約¥120,000
4011・・・約¥130,000
SHURE編
世界中のステージやスタジオで使用されているSHUREマイクロフォンは、その堅牢な造りから、ダイアフラム洗浄などの実績は現在のところありませんので、都度お見積りとなります。
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2011/01/13
Melodyne Studio Bundle数量限定特価!ピッチコレクトに革新を!
Direct Note Accessという、革新的な機能を備えたMelodyne Editorも記憶に新しいところですが、従来までのMelodyne Studioに、このEditorをバンドルしたMelodyne Studio Bundleを、限定2本ながら¥52,000の大特価で放出!
まだまだ、使いこなしている方が多いとは言えないMelodyne Editorですが、個性的な使い方が期待出来るこのプラグインを、あなただけのオリジナルの色に染めてみませんか?
きっと、大きな武器となるはずです。
数量限定2本限り!Melodyne Studio Bundle
Melodyneは、近年になってじわじわとそのユーザー層を広げていますが、その秘密は分かりやすいインターフェイスと、音質変化の少ないサウンドにあると言えるでしょう。
一般的なオーディオ編集では単に時間軸上にオーディオ波形が表示され、指定部分にエフェクトをかけたり音量を変更するだけです。しかしMelodyneの 場合はノートに分割され、時間軸と音程軸に表示されます。しかもノートに分割された波形を単独で、もしくは範囲を指定して、タイミングや音程を動かすこと ができます。しかもそれがリアルタイムで行えるので、直感的で効率の良い作業が可能です。単純なピッチ補正に留まらず、シングルメロディーからコーラス パートをつくるなど、積極的な音づくりも可能です。
さらに、Melodyne Editorは、革新的な技術Direct Note Accessを搭載した初のCelemony製品です。この新技術により、これまで不可能と考えられていたポリフォニックなオーディオ素材に含まれる各音を個別に編集することが可能となりました。
まさに夢のような技術であり、コードから音を削除したり、音をコピーしてコードへ追加することもできます。素材にトランスポーズやクォンタイズを行い、 メロディ/ハーモニー/リズムの様々なバリエーションを作成することができます。この方法によるオーディオの"再構築"を一度でも体験してしまえば、この 手段なしでの音楽制作は考えられないものとなるでしょう。
Celemony Melodyne Studio Bundle ¥52,000
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2011/01/13
ROCK ON PRO厳選!数量限定特価、放出品コーナー!
ROCK ON PROが厳選して皆様にお届けする、限定特価品情報をお知らせするコーナーを開設しました!
デモ機、展示機の放出はもとより、箱汚れB級品や、訳ありの大特価品など、その時にしかお出し出来ない大特価にての、お得な情報満載で掲載されます。
順次、特価品が出次第、追加されて行きますので、お見逃しなく!
AVID HD I/O & HD OMNIデモ機開封品、数量限定特価!
圧倒的な進化を遂げたサウンドと、運用の柔軟性でセンセーショナルな登場を果たした、AVID New HD I/O!
中でも、新たな形のHDの運用法を提示する、オールインワン・ソリューションの核となるHD OMNI、そして192 I/Oをさらに柔軟に、大きくサウンドを進化させたHD I/O。
まだ記憶に新しいこの2機種を、デモ開封品ならではの大特価にて、数量限定で放出いたします。
各4台限りとなりますので、お問い合せはお早めに!
AVID HD I/O 8x8x8
従来の使い方に一番マッチするHD I/Oでは、はじめて単体でのアナログ16in/16outに対応しており、共通して本体に搭載される、アディショナルのデジタルI/Oと相まって、これ迄以上の自由度を備えていると言えるでしょう!HD I/O 16×16 Analogのバックパネルにあるように、4つのスロットに各モジュールが搭載されているのは従来通りですが、全てのスロットにアナログI/Oを装備する事が実現されています!
今までは、アナログ32IN/OUTを実現するために、3台の192 I/Oと、1枚のDAカード、1枚のADカードが必要だったのですが、新たなHD I/Oの場合、2台を用意すれば32IN/OUTを実現できるのです!これは、大編成での同時録音や、バスアウトにアウトボードを多用する、レコーディン グ・スタジオでのニーズに、マッチしていると言えます。
さらに、従来は48kHz迄しか対応していなかった本体のADAT I/Oも、SMAX II/IVに対応し、ADATでの192kHz(チャンネル数は減少)デジタル・トランスファーにも対応しました!
AVID HD I/O 8x8x8 デモ開封品¥340,000
AVID HD OMNI
HD OMNIの4チャンネル用意されたアナログ・インプットには、2chの高品位なマイクプリアンプと、DIを備えたハイ・インピーダンス仕様のインストゥルメント・インプットも搭載!マイクプリには、インサート端子も用意されており、完璧なレコーディング環境を整える事が出来ます!
7.1chのサラウンド・モニタリングにも対応した、2系統のモニタリング機能を持ち、コンパクトながら様々な現場にフィットする柔軟性をもっているのが魅力的ですね!
しかも、AES/EBUの8チャンネルI/Oも追加で備える他、スタンドアローン・ミキサー機能、Core Audio対応など、まさに柔軟に制作を行いたいクリエイターの希望に沿った製品だと言えるでしょう!
AVID HD OMNI デモ開封品¥260,000
AVID HD I/O、HD OMNIについて詳しくはこちら>>
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(前編)
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(後編)
進化したAvid New HD I/O:Dave Hill HEAT共同開発者インタビュー
Millennia HV-3D-8 数量限定特価!
あくまでも透明でいながら、濃密な世界観を演出するアウトボードメーカーMillenniaの誇る、8ch オール・ディスクリート・ソリッドステート・マイクプリアンプ、HV-3D-8を、決算価格にての大特価にてご提供いたします。
限定1台限りとなりますので、お問い合せはお早めに!
Millennia HV-3D-8
HV-3D-8は、クラシックのホール録音をはじめとした生楽器のレコーディングで高い評価を得ている、HV-3Cの8チャンネル仕様のマイクプリアンプです。
その場の空気感を、余すところなく捉える、圧倒的なダイナミックスと、濃密な質感は、他では得られない魅力を持っていると言えるでしょう。頑にフェイズ・リバースの搭載を拒む、Millenniaのこだわり抜いたサウンドを、是非、手に入れてください。
Millennia HV-3D-8 決算特価¥430,000
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2011/01/13
セミナー開催告知:サイデラマスタリングプレゼンツ「秘伝マスタリングテクニック極秘公開」
〜その高度なマスタリング技術とプロのこだわりからノウハウを探る!〜
当日は、System6000の活用法、DSDマスタリング、スピーカーセッティングまでご紹介致します。
ご好評につき申し込みを締め切らせていただきました
秘密のベールに隠されたマスタリングスタジオのノウハウを一挙公開。話題のsaidera AIケーブルの発売元でもある、オノセイゲンさんの主宰するsaidera Masteringから、チーフエンジニアの森崎氏にお越しいただきます。
日本のSACD(DSD)フォーマットの総本山とも言えるSaidera masteringは、音にこだわるユーザーの絶対的な支持をうけるマスタリングスタジオです。
音による空間演出(2010年4月、ミラノサローネにて、東芝LEDのテクニカルサポート「空間が消える」)、音楽によるファションショーの演出(COMME des GARSONS 川久保玲)、SONYのrollyを使ったオペラなど様々な分野で世界の注目を集めるオノセイゲン氏の理想を具現化したスタジオ。
そのスタジオでチーフを任されている森崎氏は、国内でも珍しいオープンなマスタリングエンジニアです。通常は門外不出のマスタリングの世界。SONOMA,System 6000,SonicStudio、さらにはPrismSound,LavryEngineering,Apogee等のハイエンドADC/DACを駆使、こだわりのケーブルやモニター環境を使用して、求めるサウンドを探してゆきます。そこで日々繰り出されているテクニックを一つ一つ解説していただきます。
ミックスの最終段階での注意点や、マスタリングという工程を経ることで得られるメリット、意味。そしてもちろん、自宅環境でも実践できるTOPICも含まれます。ミックスの最終仕上げ、自宅モニター環境の改善をお考えの方にお役に立つこと間違いありません。
◎こんな方にオススメです!◎
マスタリングとは何かを知りたい方
マスタリングスタジオで繰り出されているテクニックを知りたい方
DSDサウンドのクオリティーを体感したい方
スピーカーのセッティング方法を知りたい方
他、全ての音源制作に携わる方に有効な内容となっています。
◎セミナーの流れ◎
1. サイデラマスタリングのポリシー
<音に対する向かい方、system6000の活用>
マスタリングに対するポリシーと、それを実現するための機材セッティングのノウハウのご紹介。実際の周波数帯域別の特徴なども、普段から活用されているsystem6000を実際に使用しながら解説。森崎氏のsystem6000のプリセットは音楽ジャンル別に用意されているとのこと!ジャンルごとに必要な周波数帯域が捉えられているはずです。これを聞けば、EQの使い方がうまくなること間違いありません!『音圧』『音量』という言葉で表現されることの多い問題を、マスタリングエンジニアならではの、『音の芯』『音の輪郭』という視点から解説します。
必要な機材のみをつなぎ鮮度を確保
system6000で、音楽ジャンルごとにプリセットを準備
複数のEQをリンクした繊密な周波数コントロール
音の芯、音量感の出し方
マルチバンドコンプでのレベル調整
2. 実践、マスタリング講座
<DSDの活用とその効能>
ケーブルチョイスや、機器の実際の使用例。1部で解説をしたTIPSを実践していきます。マスタリングにおける音量感、新の出し方、メーターを振らさずに聴感上大きく聴こえるようにするテクニック。これは、EQの使用方法がポイントとなります。マスタリングエンジニアのテクニックの全てを御覧ください。ちょっとしたヒントで、あなたの作品の仕上がりが大きく変わること間違い要りません。
PCMとは違い音の濃淡でデータを記録するDSD、サウンドのクオリティーをほぼ落とさずにデジタル記録の出来るこのフォーマットの利点を最大限活かす方法とは?編集には向かないDSDですが、マスタリングの現場では最大限にその魅力を発揮します。サイデラならではの『音質』に徹底的にこだわった最新のDSDマスタリングの手法もご紹介。KORGのMR-2000も使用している森崎氏。意外と身近な発見があるかもしれません。
ADC/DAC、ケーブルチョイスで、音源の良さを引き出す
DSDマスタリング・サウンドの特徴、応用
DSDの使用により得られる音質変化
3. モニタースピーカーの使い方
どのような、モニタースピーカーが良いのか、選ぶ際のポイントのご紹介。マスタリングにおいて、モニターの設置、チューニングは死活問題です。正確なモニタリングのできない環境ではマスタリングは行えません(というか意味がありません)。
その重要性を踏まえ、自宅でも実践できる、モニターサウンドのクオリティーアップのテクニックをセッティングの仕方を中心にご案内。スピーカーにとって、どのようなセッティングが望ましいのか、どのようなサウンドが出ていればモニターとして合格か。総合的な判断基準から、細かいTIPSまであわせてご案内いただきます。
モニタースピーカーの重要性
環境の特徴を理解するには?
自宅でも出来るサウンドクオリティーアップ方法
☆参加特典☆
セミナーに参加いただいた方全員に、Saideraケーブル5%OFFチケットプレゼント!(チケットは渋谷店でお使いいただけます)
開催概要
日時 1/27(木)18:30〜
場所 ROCK ON PRO リファレンススタジオ
東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ1F
定員 各回15名(先着順)※定員を超えたお申し込みは、キャンセル待ちとなります。
参加費用 無料
講師 森崎雅人氏(サイデラ・マスタリング)
ご好評につき申し込みを締め切らせていただきました
講師プロフィール
森崎雅人 氏
1994年音響ハウス、レコーディングエンジニアとしてキャリアをスタート。6年間在籍後、マスタリングエンジニアに転身。2003年からサイデラ・マスタリングのチーフ・エンジニアとして多くのアーティスト作品を手がけている。
経験とノウハウに裏付けられた手法、特に音像の大きなキックとヴォーカルの音作りには定評がありトップアーティストからの信頼も厚い。
「2010年マスタリングを手がけたアーティスト」
TOWA TEI/土岐麻子/the brilliant green /Jazztronik /DJ Deck Stream / DJ EMMA /槙原敬之/DERRICK MAY/中島ノブユキ/Infinity16/難波章浩/DJ Mitsu the Beats/ AMWE 他(順不同)
Saidera Mastering Blogではその経験を惜しみなく語っている。
http://saideramastering.blogspot.com/
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2011/01/13
新しい基準ラウドネスの全て<特集トップページ>
なぜ今、ラウドネスなのか??
デジタルレコーダー全盛の時代に突入し、アナログ時代と同様にVUでのレベル監視で良いのか?という議論が常に行われてきました。まずは、今までの基準についておさらいしてみましょう。
アナログ時代の基準値VU(Volume Unit)
+4dBm=0VUというのも、アナログ時代であれば0.775V=0dBmであり、さらにインピーダンスが600Ωの際に1mW@1kHzが消費されるものであり、といったように電力量との相関関係がありました。また、人間の感覚に近づけるために指針が規定値に到達するまでの時間は入力から300ms後に設定されています。デジタル録音時代となり、ここに、問題が生じてきま
す。まずは、機器ごとの入出力レベル。0dBuの信号がデジタルスケール上でいくつとして表示されるのか?リファレンスレベルと呼ばれる部分となりますが、-16dBfs=+4dBu=0VU(JAPRS)だったり、-18dBfs=+4dBu=0VU(NHK)、-20dBfs=+4dBu=0VU(民放連)と、国内だけでも3種類の基準があります。インプットトリムや、アウトプットトリムにより変更できる機器もありますが、これがしっかりと調整出来ていないとトラブルの元になったり、アナログ領域も、デジタル領域も同じdB(デシベル)スケールを使用するために混乱を招いています。また、トリムが固定の機器もあり、他のデジタル機器と接続した際に入力レバルが変わってしまうといった問題もあります。
地デジ時代に突入!dBfsの世界に移行
そのような中、来年からデジタル放送に完全移行します。これにより、放送電波もデジタルでの伝送となります。もちろん音声もデジタルで電波に乗ることになります。(ちなみに音声データは、MPEG-2 AACとなります。)こうなると、最終段階までがデジタル領域での話になります。デジタル領域のスケールはdBfsが一般的です。こうなると、音声のボリュームを表すための単位が電力ベースではなくなります。何になるかというと、サンプルベースとなります。16bitの解像度であればAD Converterで65536階調に分割されてデータ化された音声のフルスケール(=0dBfs)に対して、-20dBfsを基準にといった話になります。これは、データ上の絶対値でありアナログ時代の出力電力を測定してのレベルとは根本的に考え方が変わります。
デジタル時代の音量測定はどうする?
ここで、議論が始まります。新しい、基準を作るのであれば、折角の機会なので番組間の音量差を出来る限り少なく出来る方法にしようと考えた訳です。そこで、問題となるのが、『音量』、『音圧』ですが、これは、あくまでも人間の感覚量です。これを数値化しようと長いこと研究が続けられてきていますが、完全に一般化することが出来ていません。人間の聴覚には優れた補正機能が備わっているのがその原因です。例えば、都会の雑踏の中で聞く雷の音と、静かな山奥で聞く雷の音。空気振動としての『音圧』として同じだったとしても、感覚として感じる『音量』はまったく違うものだと思います。こういった『音量』というパラメーターですが、研究成果として等ラウドネス曲線が存在します。これも、研究者によって、微妙に差異のある曲線となっているのですが、ISO 226として国際規格標準化されたカーブがあります。ITU 1770により規格されたラウドネス計測法は、ISO 226を元に、考えられています。
実際のラウドネス計測は?
今までのVUも感覚量に近づけるために考えられた物でしたが、等ラウドネス曲線にある周波数による聴感上の音量差は考慮されていませんでした。デジタル時代の基準として提案されているのが、ITU1770で企画されたラウドネス計測法です。これは、聴感上に更に近づけるためpre filterによりイコライジングされたデータを計測する方法で、各チャンネルの音声信号の積分和を求めています。
詳しくはこちらのリンクをご参照ください>>>
ロングターム?ショートターム?
全く聞きなれない言葉だと思いますが、ラウドネス測定をする際には、時間軸が必要となります。瞬間のサンプル値ももちろん別途、サンプルピーク値の規定として設定されていますが、感覚量を求めるためには、単位時間あたりの積分和を求める必要があります。(厳密には間違いなのですが、平均値的なものとなります)これは、人間の感覚は、持続する音と、瞬間的な音に対する『音量』の捉え方が違うためです。これは、コンプレッサーを想像していただけると分かりやすいと思います。音のピークを削っても『音量』感にはそんなに影響がありません、しかし、GAINのパラメーターで全体の音量を変化させると『音量』感は明らかに変化します。これは、瞬間音よりも、持続音のほうが、人間の感覚に対しての影響が大きいことを意味します。
前置きが長くなりましたが、どれくらいの時間の積分和を求めるか?これが長時間ならばロングターム、数秒内の値であればショートタームとなります。現在話題になっているラウドネスでのレベル管理は、基本的にロングターム(これは、その番組の音の大きさとも言い換えられます)の規制となります。もちろん、シュートタームでのラウドネス値の積分和がロングタームとなりますので、ショートターム、ロングタームの両方の監視が重要となります。そして、ロングタームラウドネス値のもととなるシュートタームラウドネスのログ情報が、グラフィカルに把握できることが、ITU-R 1770準拠のメーターとしての使用感に大きな影響を与えます。
実際のラウドネスメーターは、どのような商品があるのでしょうか?次のページでご紹介いたします>>>
現場のエンジニアにとってのラウドネスとは??サラウンドCM研究会村越氏の特別レポートはこちら>>>
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2011/01/13
HD Native 低レイテンシーモードの解説
HD Nativeの低レイテンシーモードとは?
HD Nativeの機能で一番分かりづらいのがTDMシステムの特徴でもあるニアゼロ・レイテンシーが実現できるのかということだと思います。この答えは、TDMと同等かという質問であれば、残念ながらNOということになります。しかし、バッファサイズ64sample@96kHzの設定時のHD Nativeのレイテンシーはたったの1.6ms(理論値とほぼ同等)と、非常に優秀です。音のスピードは約330m/s=33cm/msです。ということは、マイクと音源が50cm離れたときと同じくらいのディレーだということです。もちろん、スピーカーから耳までの距離と捉えても間違いではありません。専用のDigilink接続されたI/OとI/Oコントロール用のFPGAチップにより実現されたこのスペックは、クリティカルな現場、商用音楽スタジオといった現場以外で大きな問題を引き起こすことはないでしょう。
さらには、2ch分のウルトラ・ロー・レイテンシー・モードをHD Nativeは備えます。これは、公称値約30Sampleという、通常状態の半分のレイテンシーを実現するモードを備えます。ダビングなど、少ないマイクで足りる作業時には、抜群のコストパフォーマンスを発揮します。
前置きが長くなってしまいましたが、このように、コストエフェクティブなHD Nativeシステムの機能解説ページがメーカーサイトにアップされました。HD Nativeにご興味のある方は、ぜひともご覧ください
メーカーのHD Native機能解説頁はこちら>>>
Pro Tools HD Native Core System ¥367,500
Pro Tools HD Native + HD OMNI ¥630,000
Pro Tools HD Native + HD I/O 8x8x8 ¥682,500
Pro Tools HD Native + HD I/O 16×16 ¥840,000
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2011/01/12
Pro Tools 9.0.1リリース
バグフィックス版Pro Tools 9.0.1がリリースされました
下記のバグフィックスがなされたPro Tools 9.0.1がリリースされました。Ver 9より、HD 9と9のインストーラーは同一のものとなっていますのでWinかMacかを選んで、ダウンロードください。また、こちらのダウンロードリンクは、現在Pro Tools 9もしくは、Pro Tools HD 9をお使いの方へのアップデータとなっています。
ダウロードは、こちらから>>>
下へスクロールして、ダウンロードのコナーの青文字「Pro Tools 9.0.1アップデーターをダウンロードする」をクリックしてください。
■■今回のリリースに含まれる改善点■■
Pro Tools 9.0.1は以下の問題を改善します。
Windows環境でPro Tools 9.0へのアップデートを行うと、それまでインストールされていたPro Tools Creative Collection (PTCC)のコンテント・ファイルが削除されてしまう問題点 (PTSW-134971)
Windows環境でVocALign LEがインストールされているとPro Tools 9.0が起動時にクラッシュしてしまう問題点 (PTSW-134925)
VocALignプラグインがPro Tools 9.0上でオーディオをプロセスできず、DAE エラー -7450や別のダイアログを表示してしまう問題点 (PTSW-133260)
Mac OS X上のPro Tools 9.0でEUCON 2.5.6インストールされているとEUCONコントローラーでQuickPunchのオン・オフができない問題点 (PTSW-134916)
Pro Tools 9.0がC|24、D-Command、D-Controlなど、EUCONを除くAvid/Digidesign製Ethernet接続のコントローラーに対するファームウェアーのアップデートをできない問題点 (PTSW-134903)
Pro Tools 9.0をインストールすると、フルバージョンのStructureプラグインを削除しStructure Freeと入れ替えてしまう上にStructureライブラリーを削除してしまう問題 (PTSW-134827、134887)
Pro Tools 8.0.4以上で作成されたセッションで、オーディオファイルの削除を伴うコマンドに対して「取り消し(Undo)」」を行った上でセッションを保存し、再度そのセッションを開こうとすると誤って"Missing Files...." または"Some Regions had Invalid Bounds..."とアラートが表示される問題 (PTSW-129321、PTSW-131342)
特定の状況下に於いて、電源投入から数分後にHD OMNI の冷却ファンから異音が発生する問題 (PTSW-130263)
Pro Toolsの許容量を上回るサイズのオーディオファイル (4 GB以上)の視聴をPro Tools Workspaceブラウザー上で試みるとファイルが裁断されてしまう問題 (PTSW-128581)
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2011/01/12
iLok登録方法の図解解説+ゼロダウンタイムサービスの勧め
<図解!!iLok登録方法>
なかなかややこしいiLokの登録、サイト上での操作ですが、図解の解説が、メーカーよりリリースされました。これを見ながら行えば安心して作業が行えること間違いありません。ぜひともご参考ください。
pdfのダウンロードはこちら>>>
<ゼロダウンタイムの勧め>
iLokの修理をしたことのある方ならば、誰もがその煩雑さを知っていると思います。iLokは壊れると、アメリカまで修理に出さなければなりません。そして、もちろん修理から帰ってくるまでは、中に入っていたライセンスは使用できなくなります。
その、修理期間中のライセンスをフォローするのが、ゼロダウンタイムサービスです。壊れた経験のある方は、実感があると思いますが、修理から帰ってくるまでに最低でも2週間弱かかります。長い時には、もっと掛かる場合も。。。その間、中に入っているライセンスを使用できないということは、タイミングによっては、非常に困った事態が発生します。ゼロダウンタイムに加入していれば、修理の受付が済んだ時点で、入っているライセンスの30日間の期間限定版がお客様のアカウントにデポジットされます。これを、予備のiLokに入れて、修理完了までの期間を乗り切ろうというのがゼロダウンタイムです。
これは、iLokのサイトから申し込みが行えて、年額30$で加入が可能です。壊れた時点で、加入すればいいのでは?と考える方もいるかと思いますが、残念ながらゼロダウンタイム加入後、10日間はこのサービスの利用に100$のエクストラチャージが発生してしまいます。加入していて損はないゼロダウンタイム。iLokをご使用中の方は、是非ともご検討ください。ROCK ON PROでは、ASPサポートの一部として、修理の代行と共にゼロダウンタイムサービスの代行加入を行っております。こちらも合わせてご検討ください。
iLok.com内のゼロダウンタイム案内ページ(英文)
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2011/01/12
Waves TDM Bundle数量限定特価!Mercury & SSL 4000が45% OFF!
お求めやすくなったWaves Bundleですが、さらにお得な価格のWaves TDM Bundleを限定放出いたします。
Mercury TDM BundleおよびSSL 4000 Collection TDMが、驚きの旧価格の45% OFF!
WavesのフラッグシップであるMercury TDM Bundleに、MercuryにもバンドルされないSSL 4000 Collection TDMを追加すれば、Wavesの誇るプロセッサーを全て手に入れる事が可能になるのです。
今すぐ、お問合せ下さい。
Wavesの誇る最強プラグイン・バンドル Mercury TDM
100以上のプロセッサーと250以上のコンポーネントplug-insをバンドルしたMercuryは、かつてない数のWavesプロセッサーを1つのパッケージに収めました!時間領域エフェクトからEQ、ダイナミクスコントローラーからノイズリダクション、ギターサウンドモデリングからクラシックアナログコンポーネントサウンド まで、Mercuryは今までより多くのエフェクト、より多くのチャンネルコンポーネント、より多くのミックスダウンツール、より多くのプロセッサーを1 度にご提供します。
Waves Mercury TDM Bundle ¥866,000
驚嘆のモデリング技術で再現!SSL 4000 Collection
Solid State Logicのライセンス許諾を得て開発されたSSL4000 Collectionは、伝説的なSSL 4000 Seriesをベースに細心の注意を払ってモデリングされたPlug-insです。SSL E-Channel、SSL G-Master Buss Compressor、そしてSSL G-Equalizerの3つがバンドルされ、これは、SL 4000ファクトリーリファレンスコンソールと、Solid State Logic社から提供された部品が持つユニークな音響特性解析とモデリングに1年以上を費やした成果なのです。
Waves SSL 4000 Collection TDM ¥109,700
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2011/01/11
NEVEの伝統を受け継ぐFocusrite ISA-428 mk2登場
Rupert NEVE デザインの伝統を引き継いだISA シリーズの最新作ISA 428 は、Forte コンソールや ISA 110 同様の「Lundahl L1538トランス」を使用した伝統的なトランス回路を採用、放送局等で隠れたベストセラーとなった前作のクオリティをそのまま保っています。ROCK ON PROでは店頭展示中です!!お貸出しも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
伝統のNEVEデザインの系譜<Focusrite ISAシリーズ>
NEVEオリジナルデザインの最後の生き残りとも言えるISAシリーズの最新作です。NEVEの回路の特徴であるトランスを使用した、入出力段と、デュアルゲインステージ回路を受け継ぎます。そこから生み出される濃密な中低域とシルキーな高音域は、NEVEデザインならではの魅力ではないでしょうか?
伝説のForteコンソール、またのそチャンネルストリップISA110それらに採用されたLundahl L1538トランスを使用し、Classic NEVEの特徴でもあるデュアル・ゲイン回路を採用した、ISA 428のサウンドはまさに伝統を受け継ぐ、ハイファイかつクリアな空気感を伝えるサウンドを提供します。
ISA-428mkⅡの機能と特徴
ゲインも最大+80dBまでと余裕を持った設計。マイクロフォンの性能を最大限に引き出すインピーダンスセレクト機能。不要な低域をカットするハイパス・フィルターは、18dB/oct.の特性を持ち、16Hz~420Hzの範囲でロールオフ周波数を設定可能。サウンドメイクの出来る範囲まで調整することができます。
秀逸なデシタルオプション
オプションのAD Boardを搭載すれば、8chのADコンバーターとしても動作。以前、FocusriteはBLUEレンジと呼ばれるマスタリング向けのシリーズを持っていました。ここで培われたAD技術を受け継いだコンバーターは、まさにマスタリンググレードと呼べるものとなっています。
ハイエンドの技術をリーズナブルにセットアップされた、このISA-428mkⅡはまさにお買い得な一台です。
ISA 428 MkII ¥178.500
今なら、Oyaide PA-02XLR(M)-XLR(F) 3m(¥7,000相当)をプレゼント!!
店頭機ございます。デモの受付していますので、お気軽にお申し付けください!!
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2011/01/10
2011年!ROCK ON PRO飛躍のSYSTEM UP!Pro Tools 9 “Opennes”Video Editing & Video Satellite System
Pro Toolsでの簡易的なPOST業務から、業務レベルでの映像編集システム、Pro Toolsとの連携まで、ニーズに合わせたご提案が可能です。
オプションを含めたご相談はお気軽にお問合せ下さい。
クライアントのチェックが不要な簡易POST System
簡単なCMのMAや、企業PRビデオ作成などに最適な簡易システム
ここがポイント!!最小の投資で最大の効果
Pro Tools Software上にインポートしたVideoトラック画面を、デュアル・ディスプレイで拡大再生するのみ。最小の追加ハードウェアで作業環境を構築。
QuickTimeにて再生可能なビデオ・ファイル全てに対応。
ヴォイス・オーバーやクライアントの現場チェックが不要な、完パケに対する簡易MAに最適。
構成
デュアル・ディスプレイ(拡張デスクトップ・モード)
オーディオ/ビデオ用HDDをそれぞれ分けて準備する事を推奨
外部モニター送出が必須の簡易POST System
ヴォイス・オーバーや外部モニターを使用可能な簡易システム
ここがポイント!!汎用のモニターを利用した、ナレ録り対応システム
ナレーション・ブースなどでのヴォイスオーバーや、クライアント確認用の外部モニターへの送出が必須な、CM作成、PV作成を主に行うプロジェクト・スタジオに最適。
Pro Tools SoftwareのOPTION > FireWireビデオ出力を選択するのみ。
QuickTimeにて再生可能なビデオ・ファイル全てに対応。
コンポジット/S-Video入力のあるモニターに幅広く対応。
構成
canopus ADVC110
SUNIX FWB 3414g PCIe Card
オーディオ/ビデオ用HDDをそれぞれ分けて準備する事を推奨
外部FW HDD使用の際は、ADVC110を増設したFWバスに接続する事を推奨
AVIDビデオ・ファイル& QuickTimeに対応するPro Tools POST System
AVIDビデオ・ファイルのキャプチャ/レイバックがPro Tools単体で可能なEdit System
ここがポイント!!SDI入出力によるビデオのキャプチャ/レイバック、簡易編集が可能
DVCAM等のSDI入出力を持つ業務用ビデオデッキから、Pro Toolsへのキャプチャまたはレイバック、簡易的なカット編集迄を可能にし、タイミングのシビアなヴォイスオーバーやダビング、色空間を確認するための業務用モニターを使用する、ポスト・プロダクション・スタジオに最適。
AVID Video Engineによる、Pro Toolsとのサンプル・アキュレートでの同期(SYNC HDが必要)
AVIDビデオファイル(SD)でのキャプチャの他、QuickTimeファイルの再生にも対応。
QuickTimeにて再生可能なビデオ・ファイル全てに対応。
SDI入出力を備える業務用ビデオデッキ、モニターに最高画質で対応
構成
AVID Mojo SDI
SUNIX FWB 3414g PCIe Card
SYNC HD
オーディオ/ビデオ用HDDをそれぞれ分けて準備する事を推奨
外部FW HDD使用の際は、AVID Mojo SDIを増設したFWバスに接続する事を推奨
QuickTime HDビデオのキャプチャ/レイバックを実現するPro Tools HD POST System
Final Cut Studioとの連携もスムーズなPro Tools HD POST System
ここがポイント!!多彩な入出力と、SDからHDまでの様々なコーデックに対応
Pro Tools HD2 Accelもしくは、拡張シャーシ・システム使用時にDeckLink Extreme 3Dにて、HDクオリティでのキャプチャ/レイバック、モニタリングを実現。コンパクトでいながら、業務の幅が広いポスト・プロダクション・スタジオに最適
ProRes 422(Final Cut Studioが必要)をはじめとした、様々なSD/HDコーデックに対応。
SD/HD-SDI、コンポーネント、コンポジット、S-Video、HDMIをはじめとした多彩な入出力で、柔軟な接続を実現。
Tri-Syncに対応。様々な現場での同期環境を容易に構築可能。(SYNC HDが必要)
最小の投資で、HD Video環境を構築可能
構成
Pro Tools HD PCIe System & Mac Pro
Apple Final Cut Studio
blackmagic design DeckLink Extreme 3D
SYNC HD
Rosendhal Nanosync HD(ハウスシンクが無い場合)
オーディオ/ビデオ用HDDをそれぞれ分けて準備する事を推奨
CMからCinemaまで、あらゆる編集を可能にするMedia Composer Mojo DX System
ProRes 422を含んだHDコーデックをリアルタイムで処理するVideo Edit System
ここがポイント!!SD/HD-SDI入出力に特化したコストパフォーマンス
長尺の映画やドラマの編集作業を行う、ポスト・プロダクションのEdit Roomに最適。
用途に応じて、MacintoshもしくはWindowsのシステムを選択可能(Video Satellite使用時にはWinシステムが必須)
DNxHDはもちろん、AVCHDを除く、ほぼ全てのSD/HDコーデックにリアルタイム処理にて対応。
コンパクトな筐体を持つMojo DXにより、SD/HD-SDIを持つ業務機器との柔軟な接続が可能。
Video Satelliteシステムによる、Pro Tools HDとのサンプル・アキュレートでの同期が可能。
構成
AVID Media Composer Mojo DX
HP Z800 2.8GHz 8Core Xeon/8GB RAM/1TB HDD x 3
Rosendhal Nanosync HD(ハウスシンクが無い場合)
ビデオ用HDDにRAID Driveを推奨
CMからCinemaまで、さらなる柔軟性をもたらすMedia Composer Nitris DX System
DNxHDハードウェア・エンコード/デコードが可能なVideo Edit System
ここがポイント!!Mojo DXにはないDSP処理と、多彩な入出力を装備
長尺の映画やドラマの編集作業を行う、ポスト・プロダクションのオンライン編集室に最適。
用途に応じて、MacintoshもしくはWindowsのシステムを選択可能(Video Satellite使用時にはWinシステムが必須)
DNxHDはもちろん、AVCHDを除く、ほぼ全てのSD/HDコーデックにリアルタイム処理にて対応。
2U筐体を持つNitris DXにより、SD/HD-SDI、コンポーネント、コンポジット、S-Video等を持つ業務機器との柔軟な接続が可能。
Video Satelliteシステムによる、Pro Tools HDとのサンプル・アキュレートでの同期が可能。
構成
AVID Media Composer Nitris DX
HP Z800 2.8GHz 8Core Xeon/8GB RAM/1TB HDD x 3
Rosendhal Nanosync HD(ハウスシンクが無い場合)
ビデオ用HDDにRAID Driveを推奨
Media Composer Nitris/Mojo DXと、Pro Tools HDをサンプル・アキュレートで確実にロック
Ethernet接続による素早いロックアップと確実な同期をPro Tools HD + Media Composer Systemで実現
ここがポイント!!タイムラグなしで編集からMAへ!Pro Tools HDのフル機能を使用可能
Pro Tools HD PCIe Macシステムと、Media Composer Mojo DX Windows/Nitrs DX WindowsシステムをEthernet接続する事により、サンプル・アキュレートでの同期が可能。(SYNC HDが必要)
オンライン編集完了後に、レンダリングなしでMA作業にタイムラグなしでの移行を可能にするため、大規模ポスト・プロダクション・スタジオに最適。
AVID ISISやArdis DDP等の共有ストレージ・システムを使用する際の、ファイル管理が容易。
ビデオ・エンコード/デコードをMedia Composer側で行うため、Pro Tools HDのフル機能/トラックが使用可能。
Mojo/Nitris DXの高品位HD画像をモニタリングに使用可能。
構成
AVID Media Composer Mojo DX Windows/Nitris DX Windows System
Pro Tools HD PCIe Macintosh System
Video Satellite
SYNC HD
Rosendhal Nanosync HD(ハウスシンクが無い場合)
ビデオ用HDDにRAID Driveを推奨
Pro Tools HDとMBox Micro + QuickTimeシステムを、サンプル・アキュレートで確実にロック
Video Satelliteの機能を、Pro Tools 9のみで高いコストパフォーマンスを
ここがポイント!!Video Satellite LE + Pro Tools 9にて確実なロックを実現
Pro Tools HD PCIe Macシステムと、Pro Tools 9 MacシステムをEthernet接続する事により、サンプル・アキュレートでの同期が可能。(SYNC HDが必要)
Final Cut Proプロジェクト等から書出したQuickTimeファイルを、Pro Tools 9にて再生させるため、高い費用対効果を期待する中規模のMAスタジオに最適。
Pro Tools 9 Macシステムに、blackmagic designをインストールしてのモニタリングが可能。
ビデオ・エンコード/デコードをPro Tools 9側で行うため、Pro Tools HDのフル機能/トラックが使用可能。
QuickTimeおよび、Final Cut Studioで再生可能なコーデックに全て対応
構成
Pro Tools 9 Macintosh System
Pro Tools HD PCIe Macintosh System
Video Satellite LE
Apple Final Cut Studio(ProResコーデックの必要な場合)
SYNC HD
Rosendhal Nanosync HD(ハウスシンクが無い場合)
ビデオ用HDDにRAID Driveを推奨
ROCK ON PROが導入のお手伝いをさせていただきました
株式会社 丸二商会 MARUNI STUDIO 様
閑静な住宅街である目黒区青葉台に居を構え、国道246号線と山手通りに隣接し、多くのアーティストに愛されてきた株式会社丸二商会様が運営するマルニスタジオ。この度1996年の営業開始以来、数々の名作が生み出されたのMAルームで、2部屋同時の大幅な完全改修が行われました。4ヶ月の時間をかけ、内装、機材共に一新され、両部屋5.1chから7.1chまでのサラウンド作業が可能となりました。
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2011/01/08
2011年!ROCK ON PRO飛躍のSYSTEM UP!Pro Tools 9 “Opennes”Post Production Studio
ポストプロダクションに必要とされる機能、サラウンドをキーワードとした、Pro Toolsシステム例です。
オプションを含めたご相談はお気軽にお問合せ下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
Mobile HD Native System for Sound Effects Engineer
音響効果をされている方にお勧め!Mobile HD Native System
Pro Toolsのモバイル用途としてLEシステムの使用実績の高いこの分野ですが、HD Nativeの登場により、SYNC HDの使用が可能となります。同期は、MTCベースでしかできなかったLEシステムは、リファレンスを受けることができずに、なんとも気持ちの悪い思いをした経験は誰しもがあると思います。このシステムならば、2UのラックとLaptop PCでGen Lockが可能となります。また、I/Oの選択により、AESのアウトを増やすことも容易です。今回のご提案では、HD OMNIを選んでいますが、その理由は、HP OUTを搭載しているためです。シンクを切り離して独立して仕込む際にHP OUTは、非常に便利にお使いいただけると思います。AES OUTを増やしたい場合には、コストパフォーマンスの高いHD I/O 16x16 digitalをお選びください。
Apple MacBook Pro '17/2.53GHz Corei 5/4GB RAM/500GB HDD
Magma ExpressBox 1 Pro
Avid Pro Tools HD Native
Avid HD OMNI
Avid SYNC HD
Sennheiser MKH 60I
Sennheiser MZW 60I
SONY MDR-CD900ST
ここがポイント!!軽量コンパクトな1 Slot Expansion
コンパクトなモバイルシステムを、確実に運用するための堅牢なシステム。Pro Tools HD Nativeシステムを最大限に活かす事が出来るのが、軽量コンパクト設計となる 、Magma ExpressBox 1 Proです。1枚のフルレングスPCIeカードのみを搭載する事によって、従来の拡張シャーシの常識を打ち破るような重量とサイズを実現しています。今やこの業界の唯一と言っても良い、信頼性もチョイスされる大きな要因となるでしょう。
Magma ExpressBox 1 Proの詳細はこちら>>>
ココがポイント!!現場でのGEN LOCKを可能にするSYNC HD
モバイルにて外録するにも最適なシステムと言えますが、収録現場やMAの現場でGEN LOCKとの同期が必要になる場合、HD NativeシステムならばSYNC HDが使用可能です。Video SyncはもちろんSMPTEにもロック可能なSYNC HDが使用可能になったことによって、MAだけでなく、ビデオ編集の際でも大きな柔軟性が得られる事は間違いありません。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
HD6 Accel System for Post Production
サラウンド・ミックスを余裕を持って完遂!!
サラウンドミックスを始めると、DSPのパワーはいくらあっても良いという状態になります。
サラウンドのトラックに一つエフェクトを掛けることは、ステレオにかける場合の3倍のDSPを消費するためです。これを解決する方法は、ひとつ。拡張シャシーを用意して、Accel CARDを増強することとなります。
DSPパワーの増強と共に、処理の重いサラウンド・プラグインやノイズ・リダクションを多様する事も可能となり、CPUパワーのリソースと併せて、大規模なサラウンド・ミックスにも余裕を持って対応する事が可能です。
今回の提案では、デジタルコンソールに接続すること前提にHD MADIとしています。SSL,AVID(旧Euphonix)、AMS NeveといったメーカーのコンソールであればMADIで64chの接続が簡単に行なえます。パッチは、コンソール側で行えますので、シンプルなMADI接続が今後トレンドとなってゆくことでしょう。
Apple Mac Pro/2.4GHz 8 Core Xeon/6GB RAM/1TB HDD
Apple LED Cinema Display (27inch)
Avid Pro Tools HD3 Accel
Avid HD Accel Card x 3
Avid PCIe to PCIe Expansion Chassis
Avid HD MADI
Avid SYNC HD
tc electornic System 6000
Waves 360° Surround Tools TDM
Waves Restoration Bundle TDM
audioease Altiverb 6 XL
Avidシステムとの連携!Video Satellite Systemを含めた、映像編集とPro Toolsに関してはこちら>>>
ここがポイント!!最大規模のDSPパワーを実現!!
シリアル伝送であるPCI Express規格の膨大なスループットを利用する事により、最大6枚のHD Accelカードを使用する事が可能となります。
その膨大なDSPパワーは、Mips値の最大化も実現しますが、同時に総数で54個にもおよぶDSPチップの数自体が、パフォーマンスに影響する事を見逃す訳にはいきません。大きな処理能力が求められるサラウンドミックスにおいて、確実な処理を行うDSPの存在がいかに重要なのかは、これから、さらに多くなるだろうサラウンド・プロジェクトで判明して行く事でしょう。
ここがポイント!!サラウンド対応プラグインの充実
様々なフォーマットや規格がささやかれるサラウンド・フォーマットですが、徐々にサラウンド対応のプラグインの数も増えてきています。今や老舗とも言えるWavesからは、360° Surround Tools TDMがイコライジング、ダイナミクス、リミッティング、リバーブとして揃っている他、audioease Altiverb 6 XLやTL Space TDMなどのサラウンド対応の、サンプリング・リバーヴも登場してきています。サラウンドと言ってもう怖じ気づく必要すらないと言えるでしょう。
さらに、MAの現場では必須とも言えるRestoration/Noise Reductionも豊富に出そろってきています。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
ROCK ON PROが導入のお手伝いをさせていただきました
株式会社 て・ら 様
新橋の駅からほど近い、ブロードキャストに取っては絶好のロケーションと言える場所に、その機能を集中させている制作プロダクション「オフィスて・ら」様 は、テレビ番組制作の総合プロダクションとして、BS日テレの「スーパースポーツマガジン」、テレビ朝日の「サッカー星人」などを、制作からポストプロま で自社制作しています。
SSL C200とPro Tools HDのMADI接続にて運営されています。
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2011/01/08
TUBES RULE!Manley ProductsのDeepな魅力に迫る!No1.SLAM!
真空管サウンドに徹底的にこだわり、その魅力を最大限伝えるために、自社製の手巻きトランスをはじめとし、California CHINO工場でフル・ハンドメイドで生産される、珠玉のアウトボード・シリーズManley Labratories
レコーディング・スタジオはもちろんのこと、マスタリングの現場でも今やなくてはならないツールとして定着している、Manley Productsの魅力をお伝えいたします。
まずは、フロントエンドとして、マスター用のツールとして様々な要求に応えるレコーディング・チャンネル、Manley SLAM!をご紹介です!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
第二回:Dual Mono Mic Preampはこちら>>
Rock TV oNによる解説ビデオも是非、ご覧下さい! >>
http://www.youtube.com/watch?v=m8MX3m_Arj0&feature=player_embedded
Manley Laboratoryとは?
Manley Labsの歴史は、それほど古くはありません。
Hi-Fiオーディオ機器の製作/販売を行っていたManley Labsは、プロ・オーディオの販売にも乗り出しますが、その船出は順調なものではありませんでした。
しかし、当時プリ・マスタリングの行程が脚光を浴びていた時期でもあり(CD制作の最終段階として、注目を浴びてきていました)その特殊な用途に応じたマスタリング・コンソールを、オーダーによって製作し始めたところから、その名声は高まって行ったのです。そして、多くのマスタリング・エンジニアの賞讃と共に迎えられたそのサウンドは、真空管のポテンシャルを最大限引き出し、クリアでいながらチューブ機器独特のウォームで倍音豊かな、Manleyマジックとも言うべきものをもたらせたのです。
パーツはもとより、組み立て迄を外注に委ねるメーカーが多くなった現在、設計はもちろんのこと、真空管の選別から始まり、カスタム手巻きトランスの製造、組み立て、最終的なクオリティ・コントロールにいたる迄を、California州CHINOにある自社工場にてフル・ハンドメイド生産するManley Labsの技術力の評判は定着。今では、クオリティの高いサウンドメイクを行うのに欠かせないアウトボードとして、世界中のレコーディング/マスタリング・スタジオで導入されているのです。
George Massenbergの設計するGML製品の生産を、Manley Labsにて行っている事からも、その技術力の確かさが伺われるのではないでしょうか?
Manley SLAM! Stereo Limiter And Micpre
決して安価ではないManley製品の中でも、SLAM! Stereo Limiter And Micpreは、とびきり高価だという事が出来るかもしれません。
しかし、製品の価値とサウンドを考えたとき、それが決して高価ではない、という事もまた明白でしょう。
まずは、名前の由来となった、LimiterおよびMicpreの解説を少し。
SLAM!は、Manleyお得意のELOP回路と、普遍的なFET Limiterを装備し、ソフスティケイトされたコンプレッションから、音圧を目一杯稼ぐ事の出来るリミッティング迄をカバーする事が出来ます。
今ではあまりにも高価になってしまい、手を出す事が出来なくなりつつある、Fairchild 660/670のリミッティングを求めてる方達は、意外に多いのではないでしょうか?
SLAM!が実現するサウンドは、まさにそういったニーズにぴったりだという事が出来るでしょう。
また、Dual Mono Mic Preで採用された回路をそのまま搭載し、レコーディングのフロントエンドとしての使い方に最適なのも、SLAM!の大きな特徴であるといえるでしょう。
実際に、設計段階では内蔵されるはずだった電源を、外付けにせざるを得なくなるほど、SLAM!には盛りだくさんの機能を持たせたのです。
現在ではADC Optionの販売は収束に向かっているようですが、その豊富な機能を最大限に活かすための充実した入出力端子がお分かりでしょうか?
トランス仕様のメインインプット/バランスアウトはもちろん、独立したインストゥルメント・インプットやトランスレス・アンバランス・アウト、もちろんステレオ仕様で使うためサイドチェーンにハイパスフルターも備え、各リミッターの前後に他のアウトボードを挟めるように、パッチベイまで備わっているのです。
唯一の弱点と言えるのは、+48V Phantomスイッチがバックパネルにしか装備されていない事でしょうか?
これとて、チューブマイクなら問題にならず、コンデンサーマイクであれば、専用のパワーサプライを準備すれば良いだけの事ですが・・・
Manley SLAM! レコーディング・チャンネルとしての魅力
現代のレコーディング事情を考えたときに、マイク〜マイクプリと接続したあとには、ソースにもよりますがコンプレッサーを掛ける事が多いのではないでしょうか?
実際に、弊社でも単体EQの販売は少なくなってきていますが、ドラムなどのマルチマイクを除けば、レコーディングの際にはEQよりもコンプを使用する事が多いのが事実でしょう。
SLAM!は、名前の通りマイクプリとリミッターを組み合わせた製品ですが、現代のレコーディングのニーズに合致していると言えます。
もちろん、モノラルでの使用を希望される方もいらっしゃるでしょうが、通常モノでしか使わなかったとしても、ステレオで装備されている事の安心感は、計り知れないものがあるのではないでしょうか。
この場合に活躍するのは、ゲイン幅の大きいマイクプリアンプのウォームなサウンドはもちろんですが、ELOP Limiterによる自然なコンプレッションだと言えます。
+60dBまで稼げるマイクプリは、出力の小さいリボンマイクでも充分なゲインを得られるだけでなく、同時にアッテネイターの様な働きをするため、大音量の楽器にも余裕で対応し、アウトプットと組み合わせて多彩な音色を演出出来ます。
実際、インプット・ゲインを上げてアウトプットを絞って行くと、チューブならではのサチュレーションが得られ、その場合でも決して破綻のしない、ダイナミクスを保ったサウンドを実現出来るのです!
レコーダーによってサウンドの変化を期待しない現代においては、インプット時に音を作り込む事が多くなっており、その意味でも有用なマイクプリアンプだという事が出来るでしょう。
さらに、ヴォーカル等のダイナミクスの大きなものを捉える時に必須となるのがELOPリミッターでしょう。
このオプティカル・リミッターは、クリア&スムースを実現するのに最適なもので、上記のマイクプリと併せて、つぶしすぎない多彩なサウンドメイクが可能です。
絶妙のポイントがプリセットされているAttackをF(Fast)に、Releaseをやや早めの75msで、ELOPつまみを任意の位置にバリアブルで設定して行くと、クリアでダイナミクスを保ったまま、最適化されたヴォーカルサウンドを得る事が出来るでしょう。
Manley SLAM! Mix/Mastering Toolとしての魅力
SLAM!に搭載されているもう一つのリミッター、FET Limiterの事に触れない訳にはいかないでしょう。
上記でも少し触れましたが、もともとアナログ・レコードのカッティングに使用されていたFairchild 660/670等は、その自然なサチュレートがファイナル・ミックスに欠かせない存在となって行きました。
そのいわゆるBrickwall Limiterといわれるサウンドのテイストを現代に蘇らせたと言えるのが、SLAM!のFET Limiterという事が出来るのではないでしょうか?
ミックス時のファイナル・コンプとして、サウンドにサチュレーションを加えたり、純粋にリミッターとして使用したり、様々な用途に使用可能ですが、プラグインでは出せない自然な音圧を演出出来るのが魅力だと言う事が出来るでしょう。
ヴァリアブルのつまみだとマスタリングで使えない?
心配無用です。マイクプリアンプを省略して、ステップ式のつまみを採用した、SLAM! Mastering Versionのオーダーも可能になっているのですから。
Manley Labsの技術力を全て注いだと言えるようなSLAM!の魅力が、少しでもお分かりいただけたでしょうか?
もちろん、SLAM!以外の製品も魅力的なものがラインナップされているManleyですが、いつも感心するのは、その時々で求められているであろう製品の開発が、決して安易に市場に迎合するようなものでないという事です。
それは、創業時から顧客の声に耳を傾け、出来る限りのカスタム・オーダーに応えてきたからに他ならないのではないでしょうか?
だからこそ、世界中のプロフェッショナルのニーズに応える製品の開発が出来ているのと同時に、世界中のプロフェッショナルの信頼を勝ち得ていると言えるでしょう。
Manley SLAM! ¥714,000
他のManley Productsも順次ご紹介予定です。
Manley製品の中でも、ベストセラーと言えるのがDual Mono Mic Preampでしょう。6072Aと6414真空管を入力と出力にそれぞれ採用したそのサウンドは、チューブならではのウォームな感触を持ち、さらに楽器にもその質感をプラス出来るフロントのDIインプットまで備えています。
Manley Dual Mono Mic Pre 最終特価¥258,000
世界中のレコーディング/マスタリング・スタジオでトラック/ファイナル・ミックスを問わず使用されている、マスターピースとも言える、コンプレッサー/リミッターがVariable-MUなのです。
Manley Stereo Variable MU 最終特価¥546,000
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2011/01/04
Toft Audio Designs ATB シリーズの秘密に迫る 〜開発者Malcom Toft によるアナログの未来〜
歴史的アナログコンソールTridentAudio を生み出したレコーディングエンジニアでもあるMalcom Toft 本人のインタビューから、そのサウンドの秘密とアナログコンソールの未来、新たなプロダクトに向けた挑戦をご紹介します。
Malcolm Toft(マルコム トフト)は、1964 年にレコーディング エンジニアとして仕事を開始しています。1966年には、ロンドのCBSレコーディング スタジオに所属し、1968 年にはTrident Studio(トライデント スタジオ)の操業開始とともにファースト エンジニアとして同スタジオに移籍しました。彼はTridentではTony Viscont(i トニー ビスコンティ)とともに3 年間、T-Rex の3 枚のアルバム、David Bowie の「Space Oddity」、James Taylor のファーストアルバムのエンジニアリングをしています。そして彼はBeatles の「Hey Jude」のミキシングにも深く関わっています。1972 年には、TridentAudio Developments(トライデント オーディオ デベロップメント)の創設者として、1988 年に会社を売却するまでマネージングディレクターとして在籍していました。1992 年より、MTA を設立し大型のレコーディングコンソールを開発し、その顧客には、Radiohead、Liverpool Institute of Performing Arts (LIPA;リバプール芸術学校)、 Pet Shop BoysのロデューサーであるStephen Hague の名があります。
最近の数年では、Malcolm はカリフォルニアにある PMI Audio Group 社(PMI オーディオ グループ; Joemeek、Studio Projects 製品のメーカー)の専属顧問として、Toft Audio Designs(トフト オーディオデザイン)製品;ATC-2 デュアルF.E.T. コンプレッサー/EQ/ マイクプリ、EC-1 シングルチャンネル コンプレッサー/EQ/ マイクプリ、DC-2 デュアルF.E.T. コンプレッサー、AFC-2 デュアル EQ/ マイクプリの製造・販売に携わっています。つい最近では小型かつ本格的の8 バスレコーディング コンソール;ATB シリーズをリリースしました。これは、彼が8 年ぶりに新たに設計した最新のミキサーです。
設計は耳でするもの、測定器はいらない!
Toft Audio の製品は何が特別なのでしょうか?
この質問は私よりも、私の顧客に聞いた方が良いのじゃないのかね。まあ、私が思うにいくつかの理由が絡まっているのではないかな。多くの人は私がレコーディング エンジニアであり、かつTrident Audio Developments の創設者でもあるということを知っています。従って、そういった人は製品がTrident サウンドの系譜であることを知っています。また、多分彼らは私の設計した確かなサウンド、特にイコライザーを期待しているのでしょう。私は機器の設計をする際、テスト機器を用いることはありません。常に自分の耳だけで、自分が使いたくなるような機器しか作りません。確かにテスト機器は、完成した機器が正常に動作したり、設計通りのスペックに達しているかどうか確認するのに必要です。
しかし、回路の設計には全く影響しません。たとえ、設計した回路をテスト機器で計測した際に、どこかがおか
しかったとしても、それが良い音で動作に影響無いのであれば、それはそのままでいいのです!また、私は、常により良い価格設定を可能にできるように心がけています。これはTrident にいた時からずっと、そうしています。さらに付け加えるならば、オーディオクォリティの妥協を最小限に抑えながら、可能限り丈夫でとても実用的であることを信条としています。最後に言っておきたいのが、これまで語ってきた理由が、私が「Surfece-Mount」(面取り付け)技術を自分の製品に採用しないわけであり、この技術は携帯電話の製造には良いけど、アナログレコーディング機器には最後まで必要無いものだと思っています。
信号の流れ、ミキサーの取扱を覚えるのなら、まずはアナログミキサーから
アナログ ミキシング コンソールの市場についてどう思いますか?大型のコンソール需要はもう無いのでしょうか?それとも、製造元が商売として継続できないので、需要が衰退していったのでしょうか?
アナログ ミキシング コンソールの市場はまだ存続しています。しかし大型のコンソールは劇的に衰退の一途をたどっています。これには二つの理由があります。まず、大型のコンソールを必要とする大規模のスタジオがここ数年で数多く営業を終了しています。なぜならば、世界中でシンフォニー オーケストラが数えるほどしかないために、大きなレコーディングルームの必要性がなくなったからです。いまでは、多くの映画音楽で大規模のオーケストラをサンプリングソフトウェアでまかなっているからです。(この方が制作会社にとっても費用をかなり抑えることが出来るため)また、多くのプロデューサーがモバイル レコーディングシステムを所有し、リゾート地の別荘など、手軽に好きなところをレコーディングスペースにできるようになった。このことに加えて、より洗練され低価格となった、レコーディングハードウェアおよびソフトウェアが台頭してきたのも、大型スタジオの存続を脅かした理由だと思います。もう1つの理由として、DigidesignのIcon のような大型のコントロール・サーフィスが登場したことで、エンジニアはアナログコンソールのフィールと見た目を犠牲すること無く、設定のリコールなどのデジタル技術の恩恵を受けられるようになったことも大きな要因の一つ。それにもはやこれらの技術は、アナログよりも安く済むようになったのも大きいのです。
これは、つまりToft Audio のシリーズATB の様な小規模かつハイクォリティのアナログコンソールの需要が増していることにつながっているとも言えます。元々この計画は、トレードショーなどで、コンピュータ内部のみでミックスした音に満足できないという多くの方からの意見を耳にしたので、そんな方々の為に「サミングユニットを作ろう」というところから始まっています。多くの意見では、「窮屈で広がりが無い」「分離していない感じ」「何かが失われている」などでした。そういった意見により、私は「何かを作りましょう」と合意をしました。その後単なるサミングユニットを作るよりも、イコライザーやAUXセンドなどを加えたらどうかという発想が出てきましたので、そういった追加機能が受け入れられるのかどうかも含めてさらに調査を続けました。そうして市場調査を進めていると、小規模のアナログコンソールで、高いクォリティと手頃な価格設定が両立したものがほとんど無いことに気づきました。従って、私は20 年以上前に設計したTrident コンソールの思想;セミモジュラー仕様、アルミ素材のコントロールノブ、ハイクォリティのフェーダーなどをそのままに、現在の市場にマッチするように仕様を手直ししたものを作ることにしました。また生産面でも、ここ十年来の付き合いになる工場が、要求したクォリティと設計通りの組み立てを信じられないほどの低コストでできたのも、妥協をせずに価格とクォリティの両立を実現できた理由です。正直、この製品は自分が想像していた以上に成功していると言えます。実際、最初のロットである100 台は、実際に出荷準備できる一年も前にすでに予約だけで完売していましたからね。
また、最初のユーザーのうちのいくつかに著名な顧客がなってくれたことにもとても満足しています。例えば、Peter GabrielのプロデューサーのTchad BlakeやロックバンドのHard-Fi は、ATB をメインコンソールとして次のアルバム制作に入っています。Leeds College of Music(リーズ音楽大学)は3 台購入してくれました。私たちはこの大学ととても良い関係にあります。特に、彼らが学内にある新しいレコーディングスタジオの名前を「The Toft Room」と付けたことを誇りにしています。
近年の作業の中で、未だにアナログミキサーが必要になることについては、どう思いますか?
この点については、Leeds College の例が完璧に実証しています。彼らはミキサーの信号の流れを生徒に教えるのに、アナログミキサーの方が適切であることを知ったので、デジタルミキサーから私のアナログコンソールに切替えました。
問題点の一つとして、デジタルコンソールの場合、その可能性は非常に柔軟でハードウェアに由来する制限に縛られることがなくなりました。しかしこのデジタルコンソールの最大の特徴が仇となり、悲劇の始まりです。なぜならば、デジタルの場合、設計者(ソフトウェア プログラマー?)はみな異なるアプローチで設計をするため、新しいデジタルコンソールの操作を習得するのに多くのことを学ばなければなりません。もし、ミキサーのオーディオ信号の流れについてあまり理解していないのであれば、きっと非常に複雑で、理解するのにとても難しいものになることでしょう。
アナログコンソールの場合、どのモデルをとっても非常に似通ったシグナルパス(信号の通り道)やコントロール配置になっています。従って、アナログコンソールは1台でも操作を理解すれば、その経験は他のミキサーでも通用します。また、アナログ信号の流れを熟知していれば、それはデジタルコンソールでもきっと役に立ちますし、様々な設定もこれが基礎となり、何も理解していないよりは遥かに簡単におこなえるはずです。例えば、入力端子のすぐ後には入力段(プリアンプ)、イコライザー、インサートセンド、インサートリターン、チャンネルフェーダーという順番に信号が流れていきます。
アナログコンソールが未だに最近の仕事でも根付いているもう一つの理由として、多くの人がDAW システムの「フロントエンド」として使用していたり、「外部ミキシングのツール(サミングボックス)」として使用しています。前者は、マイクロフォン プリアンプやアナログ イコライザーとして、録音段階でのサウンドの色づけに使用します。後者はこのインタビューでも既に語っている様にコンピュータ内のみのミキシングでは満足できない場合の処置です。この二つの用途を両方同時に満たせる機器にアナログコンソールがあり、数々の機器を取り揃えるよりも、アナログコンソールは機能面でもコスト面でもとても有利な追加アイテムです。
フロントパネルが熱いアナログミキサーは大抵何かしらの問題を抱えているはず
良いアナログコンソールで重要とされる使い勝手や電子構成は何でしょうか?
使い勝手に関しては、そのコンソールの用途を決定付ける大変重要な要素だと思います。例えば、PA ミキサーとマルチトラック レコーディング コンソールでは、各コントロールの配置が異なります。また、このことに関して、設計者はそのコンソールの使用方法に関して、適切かつ熟知していることが必要とも考えています。これが、私が本格的なPA コンソールの設計をしない理由です。私自身、PA エンジニアではありませんので、実際に必要なコントロールを適切な場所に配置・設計できるだけの経験と知識に達していないと思っています。レコーディング コンソールは違います。私はもう何年もレコーディング エンジニアの仕事もしてきたわけですから、実際にどの場所にどのコントロールがあれば良いのか、エンジニアとして熟知しているつもりです。事実、1970 年代初頭に設計を始めた際、誰もレコーディングエンジニアのニーズをハッキリとわかっていませんでした。トークバックボタンを間違った場所に配置してしまったら、セッションのはじめは単に不便に感じるだけかもしれませんが、10 時間も休み無しにセッションを続けていたら、このボタンは地球上の最も不快なものになります。
電子回路の設計に関して、私はいくつかの確固たる原則にのっとっておこないます。一つ目はすべてのパートの回路は可能な限り最大限のヘッドルームをとることです。私は信号のゲインをどこかで下げる手法を好みません。なぜならば後ろの回路が適正なレベルを受けられないために一度下げて、その後再度信号レベルを引き上げることは無駄であり、損失以外のなにものでもないと考えているからです。そういった場合、信号は汚れ、ノイズと歪みの増加の原因になります。また、私は常に熱くならないように設計します。多分私がこれまで設計したコンソールのフロントパネルは、どれも熱くならいはずです。たまにいくつかの(自分が設計した以外の)大型コンソールに触れた際、そのフロントパネルの熱さに驚愕します。事実、これは大きな問題を抱えている古いコンソールに見られる現象で、そのほとんどがコンデンサーが乾燥しきってしまうのが理由です。熱はコンデンサーの電解質を乾燥させ、寿命を劣化させる要因です。壊れたコンデンサーを交換修理することはとても時間とコストがかかることで、直しても、時間が経てば、それは再び起こります。最後に電源部の設計は、特に重要です。電源部はどんな国でも電流と電圧が落ちること無くしっかりと供給できることが必須です。電源部はコンソールの能力に直接関係しますので、常に余裕を持った電源供給ができるように設計しています。
市場の変化と設計アプローチの変化
あなたは長年にわたってアウトボード機器を設計してきましたが、そのアプローチは変わりましたか?
ここ十年で、アウトボード機器はそれ自体での産業が確立されました。二、三十年前までは、コンソール、テープマシーン、モニターがコントロールルームのメインアイテムであり、リミッター、コップレッサー、アウトボードのイコライザーなどは「オマケ」でした。スタジオのメインツールがコンピュータベースのシステムになったいまでは、コンソールはもはや中心ではない、あるいはそのもの自体も必要なくなってきました。アウトボード機器の役割は変化しました。DAW のフロントエンドとして、あるいはレコーディング段階の「アナログ」の暖かみを加える要素として使用されるようになりました。アウトボード機器の設計もこの役割の変化にあわせて変化していきました。
もっとも変化したのがプリアンプセクションです。コンソールとテープマシーンが中心だった頃は、コンソールにマイクプリアンプがありましたので、リミッター、コンプレッサー、イコライザーはすべてラインレベルのデバイスでした。Urei LA-2A、Urei 1176 などが例になります。現在では、すべてが一つになっているユニットが好まれているので、最近のプロセッサーのほとんどは、マイクとライン入力が切替えられるようになっています。
安い機材の需要は、設計において革新と発展を妨げましたでしょうか?
これに関しては、そうは思いません。まだまだ、革新的な要素は沢山ありますし、「既成概念から外れた思想を持った」新しい設計もまだまだあります。安い機材の需要増加によって、高いスタジオレコーディング機材を使用しなくても質の高いレコーディングができるようになりましたし、自宅でレコーディングしたアルバムがヒットすることだって可能な時代になりました。これによってプロオーディオビジネスがより大衆化したと思っています。なぜならば、機器は大量生産できれば、単価を下げることができます。最も具体的な実例がスタジオ コンデンサーマイクロフォンでしょう。ほんの数年前までは、最低でも千ポンド(約22 万円)していたマイクが、ベルリンの壁の崩壊とともに、東ドイツ側に帰属していた技術が西側に移り、そのほとんどがパブリックドメインとなったゆえにレプリカの製造がより簡単になりました。
Trident Di-An はアナログをデジタルで制御するという点において重要な製品と考えられていますが、あなたはこれからなにを学び取ったのでしょうか?
革新的過ぎる新技術は最初にやってはいけない事を学びました!単純にこの製品とそのコンセプトに関して、私たちはプロモーションするのに早過ぎたと思います。その時(1980 年代半ば)レコーディングの世界はSSL 一色でした。我々がトップブランドとして存続するには、彼らを遥かに超越した製品を出さなくてはなりませんでした。
Holy Grail(それでもまだ大きいが)はコンソールの設定すべてをすぐにそしてダイナミックに保存およびリコールできました。私たちは同じことをするのに技術的なことに関してはそんなに問題にはなりませんでした。しかしヒューマン インターフェイス部分の開発には手を焼きました。私は1つのチャンネルをいくつかのパネルで構成し、それが入力部すべてをコントロールするアイデアを思いつきました。EQ、AUX センド、バスアサインなどを航空機のコクピットで使用されている計器を流用して、大きくて見やすいデジタルディスプレイで識認性の問題を解決しました。「アクセス」ボタンを全てのチャンネルに用意することで、そのチャンネルの全ての情報を同時に確認することもできます。このコンセプトは未だに多くのメーカーで採用され、その多くが我々からコピーしたと断言できます。
一番大きな問題は、多くのポテンシャルカスタマー(購買層)がこの当時最新の技術を理解しようとせず、試そうともしなかったことです。操作してみれば、どれだけ簡単ですばらしいものかはすぐに理解できたのでしょうが、公平な立場で言えば、我々が提案したコンソールの変化(進化)に対する反対意見があったのも確かです。面白いことに多くの人々は、どちらにしても我々がその後の全てのコンソールの道しるべとなったと考えているようです。これが、私たちが導きだしたデジタルコントロール式のアナログコンソールの操作形態です。現在では、同じ操作方法のデジタルコンソールやDAW は二つと存在しませんが、人々はこれを受け入れています。新しい手法の操作は、当時よりはるかにオープンで、拒否反応が少ないです。
あなたが昔に設計したミキサーが未だに高い評価を得ていることについてはどうお考えでしょうか?
これについては、私のレコーディング エンジニアとしてのルーツやTrident を始めたきっかけに戻る必要があります。私は意図してコンソールビジネスを始めた訳ではありません。私たちは単なるレコーディングスタジオの従業員として、新しいコンソールが必要になったが、その当時我々の必要とする機能を全て満たしたものが存在しませんでしたし、それを製造するところもありませんでした。
また、私はいつも操作しているコンソールの中身にも興味があり、いつか自分でスタジオを持った時に自分用のコンソールを組み立てようと思っていました。Tridentにメンテナンス エンジニアとして所属していたBarryPorter(バリー ポーター)は、そんな自分にいつも電気的な部分でアドバイスをくれていました。そんなことから、Barry と私で要求を全て満たしたミキサーを設計できるとTrident のマネージメントにかけあいました。今になってみると、自分でも自分が何を言っているのか、全く訳が分かりませんでした。ところが、設計段階になったら、何人かからコンソールの依頼がきましたので、ミキサーの製造会社としてもやっていけるという感触が芽生えました。こうしてTrident Audio Developments が発足しました。つまり、我々は意図してミキサー会社を商売として始めたのではなく、多大な情熱に従って自由におこなった事と当時の需要が合致した結果である事がポイントです。また、私たちはエンドユーザーの視点でみた製品の使い方や仕様について盤石な知識がありました。私は自分たちと同じ経緯で発足した会社は、本当に他に知りません。レコーディング エンジニアのことを第一に優先し、設計を次ぎにして実用的なことを反映したのは、我々が最初だと思います。多分、自分たちより以前に設計されたものに自分たちの様な発想は無いと思います。
今後、何を予定していますか?
現在のところ、アイディアが多過ぎて、どうして良いのかわからないのが正直なところです。新しいコンソールは予想を遥かに超えた反響で、いまのところこれの製造に追われてます。次のプロジェクトは多分、オリジナルを忠実に再製品化した「A レンジ」のイコライザーになると思います。これにはトランスフォーマー入力のマイクプリアンプも搭載する予定で、ユニット全体がディスクリートトランジスターにオリジナル インダクターをはじめ、すべてを可能な限りオリジナルと同じにした仕様です。私はこれをとても楽しみにしていまして、できればニューヨークのAES ショー(2007 年) で紹介したいと思っています。あと、まだまだ多くのアナログ機器が出てきます。私自身も今後の新しいプロジェクトに期待しています。
アナログのミキサー設計に関して、自分以外に誰を重要な貢献者であるとお考えでしょうか?
70 年代初期から現在までコンソールにたずさわったすべての人々だと思います。大規模のコンソールは個人ではなく、会社規模でのチーム努力によるところが大きいと思います。あえて挙げるのならば、Barry PorterとRupart Neve、彼の名はアナログ コンソールの設計において外すことは絶対にできないでしょう。他には、Helios のDick Swettenham、Amek のNickとGraham Langley、SSL のColin Sanders、Soundcraft のGraham Blythe、我々はみんな先駆者として家内産業からはじめたようなものです。従って私は現在に至るまで、様々な変化を見てきました。そのほとんどは良かったかもしれないが、いくつかは決して重要ではなかったと思います。まあ、それでもすべてが功労者です!
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2010/12/31
2011年!ROCK ON PRO飛躍のSYSTEM UP!Pro Tools 9 “Opennes”Recording & Mixing Music Studio
商業スタジオ、レコーディングスタジオ、ダビングスタジオ、ミキシングステージに最適なPro Toolsシステム例です。
オプションを含めたご相談はお気軽にお問合せ下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
HD2 accel System for Recording Studio
4リズムの録音できるスタジオ向けのシステム。HD I/Oが高音質を約束します。
コストエフェクティブな高音質インターフェースHD I/OとTDMシステムならではの超低レイテンシーでの複数トラックのレコーディング環境のご提案です。録音スタジオがTDMシステムを選ぶ最大の理由はそのレイテンシーの低さです。48kHzで2sampleという圧倒的なレイテンシーの低さをTDMシステムとHD I/Oを使用することで、手に入れることが可能となります。
マイクプリは、高音質で、リモートの可能なMillenia MV-3Rをセレクト。コンソールにSSL Matrixを用意し、パッチの手間を劇的に減らします。これは、コネクターの抜き差しがなくなるので接触不良等のアクシデントからも解放されます。
Cue Boxは定番のADGear。ベーシックなマイクセレクトをプランニングしてみました。そして、録音時に重要なモニターはやはり、ラージサイズのものが必要です。ここにGenelec 8260を組み込みました。
Millenia HV-3Rのレビューはこちら>>>
SSL Matrixのレビューはこちら>>>
Genelec 8260のレビューはこちら>>>
Apple Mac Pro/2.8GHz Quad Core Xeon/3GB RAM/1TB HDD
Apple LED Cinema Display (27inch)
Avid Pro Tools HD2 Accel
Avid HD I/O 16x16 Analog
Waves Platinum TDM Bundle
Solid State Logic Matrix
Millenia HV-3R ☓2
Universal Audio 1176-LN ☓2
Chandler Limited Germanium Compressor ☓2
Slate Pro Audio DRAGON ☓2
ADGear CB-82 ☓4
ADGear CM-82
AKG C414 XLS ☓2
AKG C451B ☓2
SHURE SM57-LCE ☓4
SENNHEISER MD421-2 ☓4
Countryman type-85 ☓2
radial JDI mk3 ☓2
Genelec 8260
ここがポイント!!Millenia HV-3Rリモートマイクプリで高音質と快適性を両立
Pro Toolsの画面上でリモート出来るマイクプリは、とても便利です。なんといっても屈んだり横を向いたりせずにリスニングポイントを動かずにトリムの調整ができるということは作業の快適性に大きく影響します。更に、ブース内にMic Preを設置することで外来ノイズからの影響を最低限に抑えることが可能となります。小さなポイントかも知れませんが、音の純度を守る非常に大きなファクターです。
Millenia HV-3Rのレビューはこちら>>>
ココがポイント!!SSL Matrixでパッチフリー
デジタルパッチベイとしての機能を合わせ持つMatrixを導入すれば、煩わしいパッチングの手間から解放されます。また、接触不良などのパッチを使うからこそのアクシデントからも逃れることができます。更には、アナログフェーダーとDAWのリモートフェーダーの両方を手に入れられます。レコーディング時のみならず、ミックスの際にも大いに活躍すること間違いありません。そして、SSLクオリティーのモニターコントロールセクションは絶対的な安心感を得られることでしょう。
SSL Matrixのレビューはこちら>>>
ココがポイント!!Genelec 8260で音響補正
GenelecのGLM(GENELEC Loudspeaker Manager)スピーカー・コントロール・ネットワークを使用してDSP処理でモニターの補正が可能となります。あわせて、新開発、同軸ユニットMDC (Minimum Diffraction Coaxial Mid/High Driver)による良好な指向性とビッグサイズならではの鳴りの良さは、リズムレコーディングがやりやすい環境となること間違いありません。
Genelec 8260のレビューはこちら>>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
HD3 Accel System for Mixing Studio
ミックスを行う最高環境を構築!!
Core SystemをHD3 Accel TDMシステムで構成し、妥協を排します。さらに、Pro Toolsシステムのプラグインで満足できないと言われることの多いリバーブ、マスターコンプをアウトボードで用意し、さらなるクオリティーアップを目指します。リバーブは、Lexiconの流れをくむBricasti design M7をセレクト。マスターコンプはFairchildの系譜アナログコンプの代表としてManlay Vriabl-Muをセレクトしました。もちろんプラグインも定番WAVES Mercury bundle & SSL 4000と、高品位なエフェクトが揃うSonnox Oxfordを。そして、ミックスはやはりフェーダーが命。画面とにらめっこの視覚情報に頼ったミックスから脱却するためにはやはりフィジカルフェーダーが必須です。ここは、さわり心地にもこだわりSSL Nucleusが構えます。モニター環境も、純度を徹底的に確保するためCraneSongのAvocetとMusik RL904でスキのない環境を構築。さらに、Antelopeのルビジウムクロックを用意してデジタル領域のバックボーンである、ワードクロックを高次元に導きます。ミックス作業に大切な、音の加工と、変化をありのままに感じることの出来る環境と、DAWだけでは補えない部分を高品位なアウトボードで補う、ひとつの理想形としてご提案いたします。
Apple Mac Pro/2.8GHz Quad Core Xeon/3GB RAM/1TB HDD
Apple LED Cinema Display (27inch)
Avid Pro Tools HD3 Accel
Avid HD I/O 8x8x8
Waves Mercury Bundle TDM Bundle
Waves SSL 4000 collection
Antres Auto-Tune EVO TDM
Sonnox Elite bundle TDM
Lexicon PCM Native Reverb Bundle
Solid State Logic Nucleus
Manley Stereo Variable-MU
Bricasti design M7
Crane Song Avocet
Musikelectric Geithain RL904
Antelope Isochrone 10M
Antelope Isochrone OCX
ここがポイント!!ミックスをするならばフェーダーで!!
視覚情報に頼らず、指先の感覚と耳を使いミックスをするためには絶対にフェーダーが欠かせません。一本ではなく複数のフェーダーを同時に触れるということは、作業効率の向上だけではなく同時にオートメーションが書き込めたり、感覚的なミックスへのアプローチの最重要ポイントです。視覚に頼っていては、本当の『音』にたどり着けません。是非ともフェーダーでのミックスを!!
SSL Nucleusのレビューはこちら>>>
ここがポイント!!クオリティーアップの重要項目『ワードクロックの改善』
デジタルとアナログの変化をしているAD/DAコンバーター。そのクオリティーを左右する大きな事由がワードクロックです。ワードクロックの精度が、コンバーターの性能を決めると言っても過言ではないでしょう。最高精度を求め通常の危機に使用されているクリスタルオシレーターの10万倍の精度を誇るルビジウムオシレーターを使ったクロックジェネレートのご提案です。詳しくは、chiba☆Lab第4回に解説がありますので、ご参考ください。確実に世界が変わります。
マスタークロックをみてみよう!!〜Chiba☆Labs 第4回!>>>
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ROCK ON PROが導入のお手伝いをさせていただきました
ORCHELABO TOKYO Jin Nakamura様
「ORCHELABO TOKYO」は、EXILE、ケミストリー、柴咲コウ、DOUBLE、東方神起等のヒット曲を手がける作編曲家/プロデューサーJin Nakamura氏のプライベート・スタジオです(氏の更なる理想的な制作環境を求め今春開設)。
SSL Matrixと、Pro Tools|HD Accelシステムを中心に据えて、様々なプロジェクトを行っているプロダクトスペースです。
Pro Tools 9 "Opennes"トップに戻る>>
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2010/12/30
TADPRO TSM-2201-LR。10M studioの後継に悩まれている方、バスレフのサウンドに悩まされている方への回答です。
みなさんは、TADというメーカーを知っていますか?大きなスタジオにいた方ならばラージモニターとして設置されているRey Audioはご存知かもしれません。そのコンプレッションドライバーとして使用されているのが、TD-4001というTADのスピーカーユニットです。
TADはPioneerの一ブランドとしてスタート。ハイエンド、プロシューマーに対して開発をしてきました。TADの開発はUSAプロオーディオ界の第一人者、後にAESの会長も務めることとなるアメリカのトップエンジニアのひとりBart Locanthiとの共同作業によってアメリカで行われました。そうしてリリースされた商品は、瞬く間にアメリカでの評価を得ます。
そして、日本へはコンサートツアーで来日するアーティストのPAセットとして逆輸入の形で紹介されます。その代表的なバンドが、「イーグルス」ワールドツアーで使用し、日本でのコンサートでも使用されました。そのサウンドは、日本の関係者にも大きな衝撃を与え、パイオニア製と知らず、アメリカに買いに行ったという話が残っているほどです。
ところで、スタジオでよく見かけるラージモニターRey Audioとの関係はいったいどうなっているのでしょう?TADの開発者のひとり木下正三さんが、1984年に独立してRey Audioを設立。世界中で評価を得ているTD-4001を使用したスピーカーの製造を始めます。バーティカルツインの開発や、20Hz Monitorの発明により、世界中のスタジオの評価を得てTADのスピーカーユニットと共に広まっていきます。これらのスピーカーはイギリス、アメリカ、日本と国籍を問わずに今日もラージモニターとして活躍しています。代表的なスタジオとしては、アオイスタジオ、一口坂スタジオ、音響ハウス、MUSIC PLACE(NY)、MASTERFONIC(Nashville)、RECORD PLANET(LA)、etc世界350以上のスタジオで使用されています。
このように、スタジオのラージモニターとして世界中で愛用されているTADのユニットですが、近年では、コンシューマーのハイエンドのラインナップが展開されています。ラージでTADを知る方々には、しっくりと着ていないと思います。スタジオ、業界の要望を受け待望のニアフィールドスピーカーのTSM-2201の登場です。YAMAHA 10M studioの後継機種を作ろうと今回の企画は始まったとTADの方も明言しています。効率のよい、クローズキャビでムリのないサウンド、高耐久性と10Mの後継、そしてTADらしいサウンドは、往年のサウンドを知るエンジニアでなくとも魅力的に映るはずです。また、YAMAHA 10M Studioのサウンドが忘れられない方にもぜひとも試してほしい仕上がりです。
ROCK ON PROでは、InterBEE 2010にていち早くご紹介。そのサウンドは来場者の皆様からも高い評価をいただきました。
TAD開発者によるSpecial Interview
開発者の方にお越しいただき、技術解説を行っていだいています。ユニット設計から始まり、こだわり抜いたエンクロージャーの形状など解説いただいています。
"∑"形状のエンクロージャー
特徴的な外観をなしている鼓型のエンクロージャーですが、これは、音の解析(箱に沿った回りこみ)を考慮し設計されています。
くぼみ部分にフェールとが貼られているのですが、これは吸音のためのトラップだというこだわりようです。設置場所の制約の多いモニタースピーカー。この仕掛は嬉しいポイントです。
DECO"Diffusion Effectual Convexity by Olson"
メタルグリルの奥にあるスピーカーユニットですが、コーン部分に出っ張りがあります。これは、スピーカーの指向性を制限し、ツイーター、ウーファー間の干渉を減らすための仕掛けです。
また、縦方向(特に下方向)への拡散を抑制することにより、モニタースピーカーの前にあるであろうミキサーや、DAW用のデスクなどの反射を抑える作用もあります。
この技術"DECO"のOにあたるOlsonはアメリカの音響学者で、コーンに膨らみを持たせることでの指向性コントロール技術の開発者です。Olson博士に敬意を払い、この名称にしたそうです。
こだわりの密閉型キャビネット
最近主流となっているバスレフタイプのキャビネットは、そのサイズ以上の低域再生能力を持つことが魅力ですが、その反面として共鳴を利用しているのでどうしても音のスピードが遅くなってしまうという欠点があります。(共鳴管を通過した間接音とスピーカーからの直接音が混ざって出てきているため)TADはリニアリティーを求め、内部での吸音を徹底し密閉型としています。
密閉型のメリットは、なんといっても定位感の良さでしょう。エンクロージャーの共振は多少あるとしても、基本的にユニットからの直接音が主体となり、モニターの理想とされる点音源に近い環境が構築できます。
バスレフのブーミーな響きになれた方には物足りないかもしれませんが、密閉型の良さを再確認して下さい。
放熱性にまで工夫が"CBC"Coil Bobbin Coil
スピーカーユニットの駆動部にあたるボビン。通常は、外側にコイルが巻かれることが多いのですが、ユニット屋TADのこだわりはこのコイルにまで及びます。理想を追い求め、ボビンの外と、内とにコイルが巻かれています。こうすることにより、片面あたりのコイルの巻き数を減らするので、放熱性に優れます。熱を持ちにくいということは、金属の導電特性が変化しにくいということと同義です。また、コイルのたわみ(金属は熱を加えると膨張します)によるボビンの変形を防ぎます。これにより、長時間の使用でもサウンドの変化の少ないユニットと言えるでしょう。プロ向けならではのこだわりではないでしょうか。
理想を追い求めたネットワーク回路
部品レベルでのこだわりはもちろんですが、コストを考えずに定格以上の容量のコンデンサーとコイルを使用したネットワーク化を採用しています。
抵抗も音質でチョイスをした物を容量を考慮してパラレルに配置するといったこだわりようです。更には、基板の裏に5mm厚のアルミを貼りつける、といたった徹底ぶりです。
これは、常に振動にさらされるネットワーク基盤に質量を持たせ、強度を確保することによる音質向上策です。
最後に
現代に蘇った、TADのスピーカーユニット。往年のファンだけでなく、10M studioの後継に悩まれている方、バスレフのサウンドに悩まされている方、みなさまにぜひとも使っていただきたいクオリティーを誇ります。展示していますので、ぜひともチェックにご来店ください!!
また、組合せが難しいパワーアンプですが、業界標準とも言えるAMCRONのニアフィールド用パワーアンプD seriesと組み合わせたお得なROCK ON PROのオススメセットをご提案しています。せっかくのTADの魅力を最大限引き出すためにはこのモデルがおすすめです。民生用のアンプとは音のスピードや、エッジのキレが違います。購入の際には、こちらもご検討ください。
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2010/12/30
Special Report about [DDP-EXR redundant series] by Seigen Ono
オノセイゲン氏による、DDPのNew redundant seriesのレポート
さらなる安定性と、共有運用へのヒントがここにあります
IBCで発表の[DDP-EXR redundant series]とは?
2010 年 9 月、アムステルダムの IBC にて DDP – Dynamic Drive Pool EXR リダンダント(冗長)・シリーズがデモンストレーションされ、さらに完全な拡張性と冗長性を持ち、一つの故障によ り全体が停止するのを防ぐシェア・ストレージ・システムとして多くの注目を集めました。 DDP は業界標準の DAW、ビデオアプリケーションとリアルタイムでコラボレートするワークフ ローを可能にし、Ethernet を使用した唯一の SAN シェア・ストレージです。これから日本のマーケットでも重要な位置をしめることは間違いないでしょう。利用可能なソフトウエアとしては、Pro Tools, Fairlight, Pyramix, Media Composer, Final Cut Pro, Edius,Premiere, Digital Vision, Autodesk 等、主たるソフトは全て対応しています。
1.独自フォーマット AVFS による脅威のパフォーマンス
Ardis Technologies は、独自のメタデータ・コントローラーを開発してきました。これは AVFS と呼ばれ、DDP に接続された全てのデスクトップからの読み/書きの管理をしています。 AVFS は、Ardis Virtual File System を意味しており、この AVFS は DDP の iSCSI SAN 技術に 基づいた Ardis Technologies 独自のブロック IO と共に密接にインテグレートされています。よって、 Ardis Technologies は、AVFS アプリケーションを独自のものとして作成できます。Pro Tools ユー ザーは DDP に対して同時に読み/書きが可能になり、Avid エディターはあたかも Avid ストレージ で作業しているように感じるのです。また、Fairlight や Edius エディターでも DDP を使用して心 地良く作業ができます。Digital Vision や Autodesk といった Cineon/DPX といったタイプのアプリケーションともインテグレートする事が可能です。Ardis Technologies は更に AVFS を進化させ ており、AVFS はオーディオ、ビデオ、フィルムのストリームタイプを分析し、ストリームをオプティマイズするために最適のアルゴリズムを使用しています。
さらにもうひとつ! AVFS はどのようなビデオタイプが使用されているかという事まで分析しま す。これは大変便利です。例えば Final Cut Pro での作業時に最もスムーズなオペレーションを可能 にします。
2.Redundant System
その他の機能として、例えば DDP はデフラグメンテーション・ユーティリティーやワークフロー・マネージャーを持っています。このデフラグメンテーション・ユーティリティーは Cineon/ DPX のシーケンスをオプティマイズする際に使用されます。そして、ワークフロー・マネージャー はユーザーやグループによってアクセス権を設定する際に使用されます。
オランダの IBC で展示されたモデル DDP32DEXR は 2 台のサーバーヘッドと 2 台の DDP16DEXR ストレージ・アレイから構成されています。 DDPxDEXR は拡張性があるリダンダント DDP ストレージ・ソリューションであり、オプションで 16 から 1600 台のドライブまで拡張可能であり、容量は最大 3.2PB となっています。
この DDPxDEXR は『一つの故障により全体が停止するのを防ぐシェア・ストレージ・システム』 ですのでより大きなポストプロダクションや放送局といったクリティカルな環境での利用が可能となっています。バンド幅もリクエストにより増やす事が可能になっています。
3.効率的なパワー制御機能
容量は最優先であり、バンド幅はそこまで優先されていない場合にはコストパフォーマンスを考 えた DDPxDEXR のニアラインバージョンもオーダー可能とのことです。 DDP ニアライン (Archive) バージョンは Ardis Technologies の MAID 技術を使用し電力使用量 を最小限に抑えています。(MAID = Massive Array of Idle Disks) これは使用されていない場合はスペアモードとしてディスクをシャットダウンするという事を意味 しています。また再度これらのドライブから何かを読み / 書きする場合に起動します。
2 台の DDP ヘッドと 2 台の DDP16DEXR から構成される DDP32DEXR は、今回の Inter BEE で実際に体験いただけます。また、DDP Japan のプレミア販売代理店にて、11 月より試す事が可能になります。
4.安心の冗長化と新たな拡張性
さて、このシステムはどのように動作するのでしょうか? DDP サーバー・ヘッドは DDP16EXR のアレイを繋ぐために最低 1 枚の Raid カードが入っています。 DDP16EXR は実際、標準の DDP16EX のアップグレード・バージョ ンです。 DDP16EX は通常 SATA ドライブが搭載されていますが、SAS ドラ イブはデュアルコネクションですので、全ての SATA ドライブにはイ ンターポーザー・ボードが追加され、DDP16EX を完全リダンダント にするために、背面から拡張ボードが追加されています。R はリダン ダントの頭文字からとっています。 DDP のサーバー・ヘッドの説明に戻りますと、サーバー・ヘッドは Linux 64-bit OS Kernel 2.6.xx を搭載したドライブが 2 台 RAID 10 で組まれ冗長化されています。またサーバー・ヘッドは二重電源化されています。 ロジックボードの PCIe スロットは最大 7 台まで組み込む事ができ、RAID カードを 5 枚、Dual 10GbE SFP+ ネットワークカードを 2 枚組み込む事ができます。DDP16EXR を例にとりあげてみ ましょう。RAID コントローラー 1 枚につき 8 台の DDP16EXR を接続できますので、この場合最 大 40 台の DDP16EX(2TB ドライブ ) まで拡張出来ます。これは膨大な容量とバンド幅を持ってい る事を意味しています。
5.Ardis Technologiesで可能になった超高速帯域
2 台の DDP16EXR アレイは RAID コントローラー・カードに接続され総帯域幅はおよそ 600MB/ 秒 ( ! ) となります。もし全体で 4 台の DDP16EXR を接続しますとバンド幅は最大 1GB( !! ) になりますが、この数値はシークタイム、ビデオ解像度、ユーザー数等によって異 なります。同じ RAID コントローラー・カードに 4 台以上の DDP16EXR を接続することにより 容量を増やす事はできますが、バンド幅を増やす事はできません。従ってバンド幅を増やすため には、DDP サーバー・ヘッドに 2 枚目の RAID コントローラー・カードをインストールし別のDDP16EXR のスタックを作ります。そして Ardis Technologies の優れた技術、ヴァーチャル化に よりこれら二つの DDP16DEXR のスタックは一つのヴォリュームとして表示されますので、バンド 幅は 2 倍となる訳です!!
6.脅威のコストパフォーマンスをお約束します
コストは? それは、ロックオンプロの担当者に遠慮なくご相談ください。エルビン・ヤシャレビッチ(DDP Japan 代表)から聞いた限り、DDP Japan のプレミア販売代理店なら、お客さまの制作環境でデモをした上、どのようなシステム、規模が、今すぐ及び今後の制作環境に望ましいかの相談も含めて、 すぐに、驚くような価格提示ができるとのことです。
6.このパフォーマンスを自身の環境で!
さあ、結論です。 データがクライアントにとって重要であるなら選択肢は一つしかありません。 DDP – redundant series。まずは InterBEE 会場で。そのあとはご自分のスタジオでデモをしてもらいましょう!
まとめ〜ROCK ON PROより〜
オノセイゲンさんに、DDPの最新ソリューションをレビューしてもらいましたが、いかがでしたでしょうか??DDPによるデータ共有で、作業の効率化、データの保全をはかってみませんか?ROCK ON PROでは、デモンストレーション、お使いのDAW、Videoソリューションでのご使用の検証実験。全て対応しております、是非ともお申し付けください!!
★オノ セイゲン プロフィール★
録音エンジニア 82 年の「坂本龍一/戦場のメリークリスマス」には じまり、渡辺貞夫、マンハッタン・トランスファー、 マイルス・デイビスなど多数のアーティストのプロ ジェクトに参加。96 年サイデラ・マスタリング開設。 2000 年より SACD の制作、DSD 録音、最新のアプリケー ションの開発なども手がける。サイデラ・パラディソ 代表。
DDP特集ページはこちら>>>
DDP最新価格表はこちら>>>
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2010/12/30
CONEQ APECシリーズに待望の8chモデル新登場/Real Sound Lab
昨年のInterBEEで日本初公開となり、大きな反響を持って迎えられたReal Sound LabのCONEQですが。ハードウェアとしては2chのものしかありませんでした。ROCK ON PROでは様々なスタジオにデモを行って来ましたが、ステレオソースを主に扱う音楽スタジオ様は導入が進むのですが、サラウンドセットを使用しているMA/PostProductionへは難しいといった現実がありました。今年のInterBEEで待望の8chバージョンが登場。発売も来年初頭からに決定しました!リニアフェイズで4096-band、音響パワー測定による補正が、ついにサラウンド対応です。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
音響パワー測定技術CONEQ
ラトビア発の最新技術、CONEQは2004年に生まれたReal Sound Lab社の技術です。製品としては、2007年のAESで発表されています。日本では昨年のInterBEEでの展示をスタートに国内法人が活動を開始しています。
CONEQのその特徴はなんといっても、音響パワーを測定した音場補正イコライザーということでしょう。音響パワーという概念自体は古くからありましたが、測定方法が確立しないということもあり、特定の分野での利用にとどまっていました。しかし、定点での測定結果をもとにするのではなく、単位時間あたりの面で受ける音圧を元に導かれる音響パワーは、音響技術者にとって革命的な効果をもたらします。
定点観測の場合では、少しでも観測点=リスニングポイントがずれると測定結果が変わります。これは、現場レべルで考えるとあまりにもシビアな測定方法であり、一般化しないものでした。しかし、音響パワーでは、平均値を取るため観測点=リスニングポイントが多少ずれても、効果は殆ど変わらないという特徴を持ちます。
音響パワーとは>>>
超高解像4096band minimam phase EQ
CONEQの補正のもう一つのポイントは、4096Bandのミニマムフェイズイコライザーにより補正が行われているというところです。これは、その動作原理の中で、位相差の改善までも行われる超詳細補正が可能になっているということです。通常のグライコが31Bandであることを考えれば、その差は歴然としているでしょう。また、アナログEQでは当たり前ですが、位相差が発生します。位相差をキャンセルする、高詳細EQもCONEQの高性能のポイントの一つです。
肝心の補正効果ですが、今まで、モニターEQを否定していた方でも考え方を変えていただけるのではないかと、思います。基本は、空間音響で補正をするものだとは思いますが、どうしても改善できない点がやはり多く存在すると思います。部屋の形状、吸音層の厚み、スピーカー設置が可能な場所。様々な要因がありますが、CONEQによりほぼ全てを解消することができます。今まで、なんどもデモをさせていただいて、解消できないのは、唯一「定在波」のみです。解析や、回り込みによるピークやギャプならばほぼ完全に消し去ることが可能です。
リスニング環境にもCONEQ
更には、Real Sound Labでは民生の再生機器への採用も積極的に推進しています。現在、HitachiのTV「Wooo」、Toshibaの「REGZA」、Kenwoodのミニコンポ、こういった、再生側の機器へ搭載されています。各メーカーとも音質向上のための付加要素として、プロモーションをしていますが、音声技術者にとっても、スタジオで再生されている音と各リスナーの視聴環境が同じ技術により補正されているということは、非常に喜ばしいことであると思います。
充実のCONEQラインナップ
商品ラインナップは、ハードウェアが、2chと8ch、2機種。プラグインが、2chと8chそれぞれに通常版とPro版(EQのバンド数が違います。通常版は1024Band)となっています。Sky Walker Soundにも導入された、その実力を、ぜひともお試しください。各機種共に、デモの受付行っております。また、プラグインはDEMO版のダウンロードが、メーカーサイトより行えます。
メーカーサイトはこちら>>>
デモンストレーション受付中!!
ROCK ON PROでは、デモンストレーション、デモ機のお貸出しを行なっております。実際の使用環境でのデモンストレーションを、CONEQの特徴でもある測定を含めご覧いただき、その効果を体感いただくことが可能です。是非ともお試しください。お時間は、3時間ほどいただければ、全てのデモを行うことが可能です。
百聞は一見にしかず、是非ともその効果を体験ください!!
APEQ-8pro DIO ¥630,000
出張測定料金 ¥31,500(都内の場合、地方は別途交通費が必要となります)
測定ソフトウェアライセンス
CONEQ Workshop Starter ¥22,000(10回までのデータ転送が可能)
CONEQ Workshop Annual ¥90,000(371日間の期間限定ライセンス)
CONEQ Workshop Unlimited ¥236,000(無制限)
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2010/12/30
店頭展示中!!Symphony、Apogee 伝説の復活 ~ ROCK ON PRO Special Preview ~
人気のAudio Interface、ConvertorをリリースしているApogee社からRosetta800に代わるフラッグシップがリリースされています。バージョンアップにより順次、機能追加のなされている大注目のSymphony I/O。開発秘話と、現状をスペシャルプレビュー!!ROCK ON PROでは、店頭展示を始めデモ機のお貸し出しを行っております。是非ともお試し下さい!!
Apogee Symphony I/O 開発の秘密に迫る
The Making of Apogee’s New Flagship Product:Symphony I/O
Apogee 社のフラッグシップ機であるSymphony I/O 開発の道程は、25 年前の革新的なテクノロジー”Digital Audio Recording” へ参入したときからスタートしました。Apogee 社の創設者たちは、初期のデジタルテープマシンのサウンドクオリティやパフォーマンスをより優れたものに改良することを、自らの使命であると信じていました。そして、このとき開発され、デジタルオーディオコーディングのクオリティを大幅に引き上げる結果となった”Advanced filters” が、現在のSymphony I/O デザインのフレームワークとなっているのです。そして現在においても、Symphony I/O はマーケットで最もパワフルな”Digital Recording Technology” を結集したコンバータシステムとして、自信を持ってお勧めできる製品です。
Apogee 社は小規模ながら、全社員がオーディオ機器やそのサウンドに対して情熱を持った実力ある会社です。だからこそ、社員ちのオーディオ機器に対する愛着、優れた音質に対する要求を満たすことが、Symphony I/O システムの最初の条件となりました。彼らは、歴史上もっとも素晴らしらしいコンバータシステムを提供しようと考え、製品開発をスタートしたのです。
APOGEE Listened Closely and Chose Wisely
Symphony I/O の設計は、まず数百もあるコンポーネントを何度も繰り返し試聴することから始まりました。機械を構成する一番小さいパーツも含め、各メーカーが表記しているスペックを全く無視して、多くの時間をひたすらコンポーネントの試聴に費やしたのです。ただし評価基準はとてもシンプル、直感的でした。マジックのような素晴らしいサウンドがSymphony から飛び出した時こそ、チョイスの終わりでした。
次に、個々のシステムの特徴を丹念にチェックしました。完璧に考慮されたデザインのみが、より良い相乗作用を実現します。逆に1 つのパーツの選択を誤ったために、全てが台無しになってしまうこともあります。そこでApogeeは、必要最低限度のパスにより、アーチファクトやディストーションを取り除く方法を選びました。その結果として、
クリアで透明な音の発生を実現しました。コンポーネントだけでなく、瞬間的なオーディオコンバージョンに対応できるようにデザインされたState-of-the-Art のパワーステージも不可欠です。また、既存ユーザーたちからは、「いくつかのワークステーションを使用しているが、最構築するのに結構時間が掛かってしまう。」「AD-16X は素晴らしい機械だと思うが、スタジオの反対側からでもメーターが読めたらとても助かる。」などの意見が寄せられていました。この様な現場ならではのコメントも、デザインを進行させるための大きな舵取り役になったのです。
You Helped us Design Symphony I/O
カスタマーの要求を念頭においた上で、Symphony I/O のアーキテクチャが具現化し始めました。まずシンプルに使えること。そして、Symphony 64、Pro Tools HD、USB、Apple Core Audio、StandAlone モードに迅速に対応できることです。
ユーザーが全く予期しない問題が起こる可能性のある機器設定に対して、どうしたらシンプルに対応できるだろうか?このとき、Apogee のエンジニアは、Symphony I/O の特徴である「エンコーダをタッチすることでモードを変えること」を思い付きました。
Apogeeʼs Answer: Let the Customer Choose Their I/O
I/O モジュールは、Apogee Symphony I/O デザインの心臓部です。多くのスタイルに柔軟に対応するために、現在のI/O モジュールを開発しました。カスタマーのレコーデイング・スタイルに合わせて、自由にカスタムメイドすることができます。
もうひとつ数多くの希望があったもの。それは、リモートコントロールできるマイクプリアンプでした。AD-1000 以来、Apogee はマイクプリアンプのデザインを手がけてきました。そしてTrak2 は10 年以上も前の製品でありながら、マイクプリアンプとして大変優秀な製品であり、この秀逸な構造デザインをさらに再考して作り上げたのが、8 Mic Preamp モジュールなのです。
このような意味深い過程を経て、Symphony I/O の生産が開始されました。しかし現代のテクノロジーは、数分おきに変化していきます。だからこそ妥協することなく、使用者の望む最高品質のコンバータを生産することが重要だと考えています。
Apogee のSymphony I/O が、プロフェッショナルなシステムとして、この先何年間も支持される製品になることを信じています。
Apogee Symphony I/O レビュー
ここ数年は低価格のMac 専用オーディオインターフェイスのリリースが目立ったApogee 社から、久々のハイエンド機であるSymphony I/O が発表されました。Apogee のSymphony と言うと、Mac Pro を使った同社のネイティブDAW システムを思い浮かべますが、このSymphony I/O はSymphony システム以外にPro Tools HD、USB、StandAlone モードと、カメレオンのようにハードウェアそのものが変化する点がユニークです。それではまず、何ができるのかを確認しておきましょう。
Audio Interface Mode(AIM)
使用する環境に合わせて、Audio Interface Mode を切り替えることができます。この切り替え方法は、本体右手のエンコーダノブを回して選択するだけと、とても簡単です。現在は、Symphony モードとPro Tools HD モードへの対応となっています。USB モード、StandAlone モードにも対応予定で、現在ベータ版のダウンロードが始まっています。実は、Pro Tools HD とSymphony のPCI カード側の端子の形状は同じなので、うまいこと流用できて、先行して対応ができたというわけですね。その他のモードや一部の機能は当初の予定より遅れていますが、安定したバージョンアップを期待したいところです。ちなみに、ちょうど新しいバージョンが出ていたのでアップデートに挑戦してみたところ、USB ケーブル1 本の接続で悩むことなく完了しました。
I/O モジュール
基本的にSymphony I/O は、Symphony I/O シャーシ + 好きなI/O モジュール(2枚まで)の構成です。
5 種類のモジュールカードが用意されていて、自由に組み合わせることができます。
従来でいうRosetta 800 やAD-16X、DA-16X のうち2 台を1台のシャーシにまとめることができます。
( 一台のシャーシで32ch In/Out が可能)。
これはMac 側から見たときに1 台のI/O として管理できるので、今までより格段にセッティングがしやすいです。
さらには、多彩なI/O モジュールが用意されているため、必要に応じた分だけI/O を揃えられるので、ムダのない投資が可能です。
I/O モジュールの取り付けは、リアパネルからの抜き差しではないため、トップカバーを外す必要があるのが少々面倒かな、と思いますが、この方が接触不良の心配は少ないので、結果的に安全性も高まっていると思います。細かい点では、従来のApogee 製品と違い、Dsub コネクタのネジが" ミリ" から" インチ" に変わっていました!これは旧シリーズから乗り換え予定の方は注意が必要ですね。
実際にSymphony 64 PCIe カードに接続
まずApogee がスタンダードと考えSymphony モードでつないでみましょう。
メインマシンであるMac ProにSymphony 64 PCIe カードをインストールし、PC-32 ケーブルを使ってSymphony I/O と接続。
Dsub コネクタに挿したブレークアウトケーブルからモニタースピーカーに繋げば準備完了。あとはApogee のページからダウンロードした
最新版のアップデータをインストールすればOKです。
ところで、一番最初のバージョンが32-bit モードのみ対応だったのですが、ここでインストールに手間取ってしまいました。というのも、最新のMac Pro からデフォルトが64-bit 対応になっていることは知っていたものの、今までのように"キーボードの3 と2 を押しながら起動で32-bit モード" というのは一時的なもののようで、確実に32-bit モードで起動させたいときは、ターミナルからコマンドを打たなければならなかったようです。現在のバージョンでは64-bit 対応になっているので心配ないのですが、他のソフトウェアでも非対応のものがあるので覚えておいたほうが良いですね。
話を本題に戻しましょう。Mac を再起動するといきなりダイアログが出てきて、Mac用のI/O に使っても良いですか?と英語で尋ねられます。Yes をクリックすると、iTunes などの音声がSymphony I/O から出るようになり、これで、CoreAudio の設定は完了。出音はやはり16X シリーズを基にしていますが、さらに正確性が増しているように感じられます。決して派手ではないものの、より洗練された印象です。こ
の辺りはソースやシステムの組み合わせによっても変わるので、ぜひご自身の耳でご確認いただきたいところです。さて、音が出ることを確認したので、コントロールソフトウェアとなるMaestro2(アプリケーションフォルダ内)を開いてみました。すると結構すっきりした画面が登場。以前のMaestro ソフトウェアと比べると、かなり整理された印象です。最近のApogee 製品は、本体側にはつまみやボタンが1 個か
2 個しかないので、コントロールソフトウェアが使いやすくなることは非常に助かります!特に嬉しいのは、リファレンスレベルの設定とキャリブレートの作業がソフトウェアから行えるようになったこと。例えば、今までのAD-16X とDA-16X では本体フロントパネルのボタンでチャンネルごとに調整していましたが、設定中のチャンネルしか見えないためにイライラすることが多々ありました。これがソフトウェア上で一目で全チャンネルを見渡せ、さらに0.1dB ステップで調整できるようになっています。あとは、Apogee のAD コンバータには必ず付いていたSoftLimit も、今までオンオフしかできなかったものが4 つのバリエーションになりました(ただし、その中の一つ"Soft Crush" だけはキャラクターが極端に違うので、ちょっと使い方が難しいかな?という感想です)。
Pro Tools Core カードに接続
10/20 現在ではベータ版での動作だったのですが、つないでみると普通に192 I/Oとして認識しました。まだルーティングや複数台(Avid のI/O を含む)の接続には対応していないものの、これも今後のバージョンアップで対応するようです。前述のMaestro ソフトウェアとのやりとりは、Symphony システムの場合PC-32 ケーブル経由で行えますが、ProTools HD モードの場合はUSB 経由となります。新HD I/O
と同じく、Apogee Symphony も正式版でのチェックが待たれるものの、HD I/Oの2 台分と考えるとコストパフォーマンスも高いように思います。正式対応が楽しみな機能ですね!
以上、現段階ではまだ機能に制限はありますが、今後全ての機能が使えるようになれば、幅広いユーザー層に支持される製品になる可能性を大きく感じました。
Symphony I/O
Mac 専用 マルチチャンネルオーディオインターフェイス
<<<Symphony I/O with 8 Analog I/O + 8 Optical I/O>>>
希望小売価格:441,000 円( 本体価格: 420,000 円)
<<<Symphony I/O with 8 Analog I/O + 8 AES I/O>>>
希望小売価格:441,000 円( 本体価格: 420,000 円)
追加用 I/O Module 希望小売価格:241,500 円( 本体価格: 230,000 円)
8 Analog I/O + 8 Optical I/O Module
8 Analog I/O + 8 AES I/O Module
8 Mic Preamp Module
16 Analog IN + 16 Optical OUT Module
16 Analog OUT + 16 Optical IN Module
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2010/12/30
2011年!ROCK ON PRO飛躍のSYSTEM UP!Pro Tools 9 “Opennes”
"Opennes"をキーワードにまさにオープンで柔軟なワークステーションへと進化したPro Tools 9は、世界中の共通言語となっているフォーマットをさらに解き放ちます!
Pro Tools HD Systemの圧倒的な優位性、HD Nativeの多様性を最大限に活かす、ソリューション提案、システム構築のご相談は、ROCK ON PROにお任せ下さい。
様々な現場への納品実績を元に、コントロール・サーフィス、ビデオとの連携、ストレージ・デバイスのご提案、同期環境の整備を含めた数々のオプションのご提案も行っております。お気軽にお問合せ下さい。
用途と目的に応じたPro Tools HD/HD Nativeのシステム提案は、ROCK ON PROにお任せ下さい!
Pro Tools HD Accel System
HD Core CardのDSPパワーを入出力のハンドリング、プラグインのプロセッシングに使用する、Pro Tools HDシステムのアドバンテージは、レコーディング時のレーテンシーを感じさせない圧倒的なリアルタイム性と、必要に応じたパワーの増強、周辺機器との柔軟なやり取りを可能にする、拡張性にあると言えます。シビアなレコーディング環境や、膨大な規模のミックスを行う現場には、最適なシステムと言えるでしょう。
最も基本的なHD Accel Coreカード1枚で構成されるHD1 Solutionは、どういった環境に最適なのでしょうか?
トラック数、プロセッシング・パワーに関してはHD2/3 Accelほど必要なく、大規模なミキシングは行わないが、シビアなレコーディングや、確実にセッション・オープンを行う事が必須のプロジェクトを行う現場に最適です。
レコーディング/ミックスの分業が進んでいる現在、レコーディンが主になるスタジオや、デモを中心に作成するプロジェクト・スタジオ、様々なプロジェクト を包括して行うクリエイターの方、ポスト・プロダクションでの音効さん用のシステムなどでの導入を多く行わせていただいています。
HD Accel CoreにHD Accel Cardを1枚追加し、HD1の2倍のプロセッシング・パワーを持つHD2 Accel Solutionは、HD1に比べるとより柔軟に様々な現場に対応する事が出来ると言えます。
HD2 Accelからはトラック数の増加とともに、ミキシング・パワーが倍増するため、小編成のバンド録音や、ステレオ・ミックスを中心に行うプロジェクト・スタジオや、身軽なフリー・エンジニアの方に最適です。
レコーディン/ミックスが中心のプロジェクト・スタジオ、様々な現場にシステムを持ち込んだり、自宅での作業が中心となるフリー・エンジニアの方への導入を多く行わせていただいています。
HD2 AccelにHD Accel Cardをさらに1枚追加し、HD1の3倍のプロセッシング・パワーを持つHD3 Accel Solutionは、ハイサンプル中心のプロジェクト、サラウンド・ミックス等のリソースを大量に消費する現場に最適です。
プロジェクトのサンプルレートが倍になったり、サラウンドの環境では、消費するチップも倍以上になるため、より多くのMipsを使用可能なHD3 Accelシステムが必須となってきます。
大規模なミキシングや、次世代フォーマットを見越してのプロジェクトを進めるレコーディング/ミキシング・スタジオや、サラウンド・ミックスを行うポストプロ・スタジオ等の大量のDSPパワーを要求する現場への導入を行わせていただいています。
Pro Tools HDシステムに付属するプラグインパックHD pack8の内容詳細はこちら>>>
Pro Tools HD Native System
高品位に進化を遂げたNew HD I/Oの魅力を、Pro Tools HD Softwareはもとより、他のSoftwareでも利用可能にするPro Tools HD Nativeシステム。増大したCPUのパワーで、エフェクト、音源などを活用。FPGAチップを搭載したHD Native Coreカードにより、他のネイティヴシステムでは実現出来ていない超低レイテンシー(30sample以下)を任意の2chで実現。ICONやビデオ・オプションとの連携も可能な、よりパーソナルな作業に最適なシステムです。
新たなHDインターフェイス、HD I/O、HD OMNI、HD MADIの他、従来の192 I/Oらを接続可能なHD Native Coreシステムは、Pro Tools Softwareのみならず、様々なワークステーションでの制作環境構築が可能な柔軟性を持っています。
楽曲制作を様々な環境で行うコンポーザーの方へ、コストエフェクティブな最高品位のサウンドを提供。あくまでもCPUベースとなり、TDMシステムの独自機能は使用できませんが、音質を考えれば、コストパフォーマンスの高いシステムを、ミュージションやアレンジャーの方へ提供します。
ICONシステムやVideo Satelliteの連携も可能になっており、将来的なシステム拡張や、HDシステムとの高い次元での互換性も確保しています。
HD Nativeの機能詳細はこちら>>>
<機能比較表>
Pro Tools Softwareの機能比較表はこちら>>>
Pro Tools 9ライナップ比較表はこちら>>>
システム例はこちら
ミュージシャンやクリエイターのパーソナル・スタジオ、プロジェクト・スタジオに最適なコンパクト制作システム例です。
モニタリング・コントロールを含めたオールインワンシステムのご提案です。Apple Mac Proのパワーを最大限に活用し、同時録音の少ないコンポーザーへ高いコストパフォーマンスを提供します。
その詳細はこちらをご覧下さい>>
最小限のレーテンシーと、リアルタイムでのプロッセッシングがシビアに要求される、レコーディング・スタジオ向けのシステム例です。
スペースファクターに優れる、HD I/O 16x16 Analogによる入力インプットの確保と、充分なDSPのMips値によるオンデマンドのパワーが、レコーディング/ミキシングを快適に行う作業効率を提供します。
その詳細はこちらをご覧下さい>>
大規模なサラウンド・ミックスや、包括的なコントロールを可能にし、サンプル・アキュレートでの同期による映画製作向けのシステム例です。
スピーディで効率的な作業を実現する統合コンソールシステムICONを中心に、Video Satelliteでのノンリニア環境の統合、包括的なモニタリング環境の実現を行います。
その詳細はこちらをご覧下さい>>
現代のサウンド&ビジョン、音と映像との境界が、機材もスタッフも取り払われてきてる状況に応じた、柔軟なシステム例をご提案いたします。
ICONシステムを中心とした最大級のPro Tools HDシステムとともに、Media Composer DXシステムを稼働される事による、時間的なメリットは計り知れないものがあるのです。
その詳細はこちらをご覧下さい>>
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(前編)
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(後編)
進化したAvid New HD I/O:Dave Hill HEAT共同開発者インタビュー
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2010/12/30
2011年!ROCK ON PRO飛躍のSYSTEM UP!Pro Tools 9 “Opennes”Personal Music & Creator
ミュージシャンやクリエイターのパーソナル・スタジオ、プロジェクト・スタジオに最適なコンパクト制作システム例です。
オプションを含めたご相談はお気軽にお問合せ下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
HD Native System for Personal
最高のコストパフォーマンスを、コンポーザー/ミュージシャンのパーソナルな制作環境へ
高性能なApple Mac Pro。そのスペックをフルに活用できるApple Logicを作曲作業用に組み合わせました。インターフェースにはHD native CoreとHD OMNIの組み合わせ、仮歌などの録音時にはPro Tools HDソフトウェアを使用しウルトラ・ローレイテンシー・モードでストレスのないレコーディングが可能。TDMシステムまでは手が出ないけれども、Pro Toolsは必要なコンポーザーの方、制作時に生楽器の録音など、ダビングのレイテンシーのストレスから解放されたい方、ぜひともご検討いただきたいシステムです。
HD Nativeの詳細はこちら>>>
Apple Mac Pro/2.4GHz 8Core Xeon/6GB RAM/1GB HDD
Apple LED Cinema Display (27inch)
Avid HD Native Core
Avid HD OMNI
Apple Logic 9 Studio
Native Instruments KOMPLETE 7
SPECTRASONICS STYLUS RMX
Euphonix MC Control
real sound lab CONEQ APEQ-2pro
ADAM A7X
ここがポイント!!進化したCoreAudio Driver
Pro Tools 9で、劇的に進化を遂げたCore Audio Driver。32chのIn/Outを扱うことが出来るようになりました。上記のHD OMNIのシステムであれば、HD OMNIの持つ全てのI/Oを使い切ることが可能となります。
ココがポイント!!CONEQ APEQ-2pro
なかなか難しい、モニターの音質補正。ルームアコースティクの改善が難しい環境こそCONEQ APEQ-2proでの電気的改善が効果を発揮します。想像を超えた効果を発揮するCONEQテクノロジー。ROCK ON PROではデモンストレーションを行っています。是非ともその効果を体験ください!!
CONEQ最新情報はこちら>>>
メーカーサイトはこちら>>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
HD2 Accel System for Personal
個人環境でのミックス作業をしているすべての方におすすめのTDMシステム
やはりスタジオとの完全な互換性を求めるのならばHDシステムです。HD OMNIの高音質を、話題のパッシヴ・モニターであるTADで再生。パッシヴならではのストレートなサウンドが魅力。パワーアンプにはスタジオ定番のAMCRON D-75Aを組合せました。YAMAHA NS-10M studioを意識したとメーカーも言っているTAD TSM-2201。スタジオの10Mで聞いたときの「こんなはずじゃ・・・」というモニタリング環境の違いを最小限に食い止めるはずです。
Apple Mac Pro/2.8GHz Quad Core Xeon/3GB RAM/1TB HDD
Apple LED Cinema Display (27inch)
Avid Pro Tools HD2 Accel
Avid HD I/O 16x16 Analog
Waves Platinum TDM Bundle
soundtoys TDM Effects Bundle
Celemony Melodyne Studio Bundle
Euphonix MC mix
AMCRON D-75A
TAD TSM-2201LR
ここがポイント!!復活のTAD、新時代のリファレンスモニター
世界中のスタジオでラージモニターとして愛用されているTADのドライバー。現代的な、ニアフィールドモニターとして復活です。そして、今となっては逆に新鮮な密閉型パッシブモニターとして登場。バスレフの作為的な低域がどうしても馴染めない方は、筆者だけだはないと思います。店頭展示中ですので、是非とも試聴にお越し下さい!!
TAD TSM-2201-LRの開発者インタビュー&レビューはこちら>>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
ROCK ON PROが導入のお手伝いをさせていただきました
有限会社プロジェクト5|Studio Slinky様
小田急線:経堂と世田谷線:宮の坂両駅からのアクセスが可能な、有限会社プロジェクト5様が運営するStudio SLINKY。Pro Tools|HD3 Accel + 192 I/O + ProControlを中心に、MIDI音源やマイクプリ等のアウトボードを多数そろえる、レコーディング・スタジオです。
閑静な住宅街の一角にある、有限会社プロジェクト5 スタジオ・スリンキー様は、Pro Tools|HD Accelシステムを中心に据えて、様々なプロジェクトを行っている、歴史あるスタジオです。
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2010/12/29
Rock oN常設展示!QUANTEC 2496 YardStick~奇跡のRoom Simulator ~
現在でも、熱狂的な支持層を持つQUANTEC。『QRS』という歴史的名器を生み出したメーカーが再び輸入再開です!!ROCK ON PROではデモ機をご用意して、皆様のご視聴をお待ちしています。一度体験したら忘れられないサウンドがここにあります。リバーブではない残響『Room Simulator』を作り続けるQUANTECの最新機種を是非ともお試しください。
■リバーブではない残響生成装置
アウトボードのリバーブというと、皆さんどのメーカーを思い浮かべますか?定番のLexicon,t.c.electronics ですか?それとも過去に名機を生み出していたEMT,AKG,AMS でしょうか?一般的にあまり知られていないのですが、Quantecが発売していたRoom Simulator は、非常に高密度な空間生成で、一部の音響にこだわるエンジニアの熱狂的支持を集めていました。このQuantec のRoom Simulator、QRS(Quantec Room Simulator) と呼ばれるアルゴリズムはいったいどういったものなのでしょうか?
■残響とはなんなのか〜QUANTEC の解釈は〜
他のメーカーは反射音の集合体が残響であるとの考え方のもとEarly Refrection とReverb という2つの要素の集合体を残響として提供しています。しかしQuantec は純粋に残響とは何か、部屋の中でスピーカーを鳴らしその音をマイクで収録したらどのような音が収録されるのかを研究しSimulateしています。独自のQRS アルゴリズムによりシュミレートされるKill Room と呼ばれる仮想空間により作り上げられた残響音は濃密であり、まさしくRoom Simulator である事を体感出来ます。
技術的な特徴としては、L ch のドライ成分をR ch に50% こぼす、という事があります。これにも、しっかりとした裏付けがあります。部屋の中で2本のスピーカーを鳴らせば、当たり前ですがクロストークが生じます。残響の美しさではなくRoom Simulator として当然の処理をしているとメーカーは語っています。また、調整出来るパラメーターにも特徴がありRT 60 という値を使用します。これはReverb Tail -60dB をさしておりリバーブのテイルが-60dB に達するまでの時間をさします。
QRS は大きな入力があるとディレイのようなサウンドを発することがありますがこれもRoom Simulator ならでは。小さな音のときには残響は拡散した柔らかい反射音中心ですが、大きな入力があったときには直接反射が耳に届いているはずです。QRS の特徴の一つにEarly Refrection とReverb を別の物として考えるのではなく空間で生成される響きは1種類であり、厳密な意味でのEarly Refrection( 初期反射) は1つしか無いというポリシーで設計されています。このように普段我々が聞いている空間で発生した残響を可能な限りリアルにありのまま再現する事をターゲットに開発されています。
■ QUANTEC の奏でるサウンド〜Room Simulator の実力〜
まだまだ、Quantec ならではの独自の思想は多いのですが、実際にそのサウンドはどうでしょうか。Quantec Yardstick 2496 をメーカーの方に用意していただきました。この機種は2in/6out のRoom Simulatorです。
折角なのでサラウンドで試してみようと思いQuad 4ch で試聴を行いました。Dry はFront へQuantec のサウンドはQuad 4ch へ送ります。まずは2mix を聞いてみたのですが、マキシマイズされピークが大きいこともありQuantec によって生成された空間は音が飽和したような反射音の多いサウンドが生じました。普通に部屋の中で大音量で2mix をならせばこのような音になるのは普通の事です。
次にはQuantec にぴったりのソースを聞いてみる事にしました。Omni のマイク2本で収録したJazz の音源をQuantec に入力しました。その瞬間に驚くべき効果が発揮されました。Quantec を通した瞬間にフロントの2ch でなっていた音楽が部屋全体に自然に広がりまさしくSurround(包み込まれる)感覚が生じました。非常に気持ちの良い響きで、驚くべきは音像がフロントに定位したままである事でした。他の2ch のソースをサラウンド化するエフェクト等はどうしても音の定位が左右に広がり定位がぼけてしまう傾向がありましたがQuantec ではしっか
りと音が定位しました。もちろん残響を追加しているだけなので当たり前かもしれませんが期待以上の効果を得ることができました。試しに部屋のサイズを変更して聞いて見るとまさにイメージ通りの空間の広がりがそこに広がります。サラウンド制作に大きな意味を持つRoom Simulator の登場です。サラウンド制作に携わっている方、特にFoley Engineer の方に試してもらいたいと感じました。もちろんStereo 収録されたソースのサラウンド化にも大きな効果を発揮します。この、濃密な空間表現は是非とも一度体験していただきたいと感じました。
■一度体験してもらいたいRoom Simulator Sound
Quantec の特徴はあくまでも自然な(人為的でない)響きであり音の濁りの無い透明感のあるサウンドです。映画製作の様な後から空間表現を付け足す必要のあるシーンや、PA で元々のルームアコースティックに恵まれない環境でのリバーブの付け足し等で高い効果を発揮します。メーカーもはっきりと言っていますが、他社の製品と比較した場合かなり異色な音響特性を持ちます。今までのリバーブと同等に捉えずに新しい発想でこのRoom Simulator をあなたならではの活用をしていただければ必ず新しい空間表現が手に入ることでしょう。Quantec の持つ濃厚
かつクリアなサウンドを手に入れて下さい。最後にweb に誇らしげに掲載されている使用アーティストリストです、立体音響の先駆者であり、日本を代表する作曲家の冨田勲さんが含まれているのが印象的です。
〜QUANTEC CUSTOMERS 〜
(from QUANTEC web: http://www.quantec.com/)
* Kraftwerk
* Kate Bush
* Michael Jackson
* Peter Gabriel
* Hans Zimmer
* Klaus Doldinger
* Münchner Freiheit
* Prince
* Frank Zappa
* Toto
* Alan Parsons
* Vangelis
* Mike Oldfield
* Sigi Schwab
* Florian Schneider
* ABBA
* IsaoTomita
ROCK ON PRO ではデモ機をお貸し出し致します。是非ご依頼下さい!
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2010/12/29
FireFaceシリーズにフラッグシップUFX登場!!
発売開始より10年。いまだに高い人気を誇るRME FireFaceシリーズ。今までの最上位機種FireFace800の更に上位となるFireFace UFXが登場します。11月のAES San Francisco / Inter BEE 2010のNEWSに登場していたのを覚えている方も多いとは思います。今までも、十分に強力な機能を持っていたFireFaceシリーズにさらなる進化が訪れます。1月発売開始予定!!¥228,000にて予約受付中です。
30ch in / 30ch out全てが、リファレンスクオリティー
音質にも高い評価を得ているRME社の製品ですが、今回のFireFace UFXも抜かりはありません。12ch分用意されたアナログのIN/OUTは定評のあるリファレンスクオリティーの回路を搭載。全てのチャンネルが192kHzに対応し、DAのダイナミックレンジは118dBaを誇ります。サウンドのキャラクターを極力排し、高いレスポンスと、高再現性を誇ります。その内AD4ch分はdigital controlのMic Preを搭載。65dBのゲインレンジを持ち、現場で高い評価を得るRMEのハイエンド・プリアンプ、Micstasyの基本設計を引き継いでいます。更に、Mic Preのチャンネルには、新技術"parallel converter technology"が採用され、RMEらしいテクノロジーによる音質向上のアプローチがなされています。"parallel converter technology"は、プリアンプは4系統に対して8つのADコンバーターが控え、すべてのマイク・プリアンプで二重化された2基のADコンバーターによる同時並列AD変換が行わます。これにより、従来型のコンバーター設計では不可能な驚異的なS/N比と性能を実現しています。もちろんデジタルのインターフェースも充実。16chのADATと2chのAES/EBUのIN/OUTを装備します。
FW/USB2.0 ready!!接続の柔軟性を確保
FireWireでの接続だけでなくUSB2.0での接続にも対応。これにより、シーンを選ばずに1台のFireface UFXの柔軟な運用が可能となります。スタジオでは、FW800によりMac Proに接続。モバイルシーンではUSBを手にいれたので最新のMac Book Airとの接続も可能。どこでも、どんなPCでもハイクオリティーなFireface UFXを使用することが可能となりました。
すべての機能を表示する高詳細ディスプレイ
インターフェースとして画期的な、高詳細ディスプレイを搭載。このディスプレイにすべての機能が表示されます。IN/OUT全60chのレベルメーターを始め、モニターレベルや、マイクプリのゲイン等の表示が集約されています。カラー表示のこのディスプレイは、左右に配置された、4つのボタンと、2つのエンコーダーによりストレスなく操作できるように設計されています。
優れた操作性の大型エンコーダー
一番大きなロータリーエンコーダーは、3系統のステレオ・モニター出力(メインアウト、Phones 1、Phones 2)をコントロールします。ノブを回すと、連動してディスプレイに表示が出ますので、視認性に優れた設計になっています。系統の切り替えは、以前の機種と同様にプッシュすることで切り替わります。更に、ディスプレイが切り替わっている間に2つのスモールエンコーダーでPANとリバーブの調整も可能となっています。
すべてが新しい、Total MIX FX
その高い柔軟性が評価を得ていたTotal MIXが最新バージョンに更新され、待望のDSPエフェクトを得ました。EQ、Comp、Reverbを搭載し、ルーティングマトリクスの構成だけではなく、ダイレクトモニタリング用の回線のサウンドにリバーブを付加したり、といったことが可能となりました。この機能は、内蔵のDSPで行うため、CPUの不可はゼロ。贅沢にDSPは2チップ搭載し、余裕を持った処理を行うことができます。ミキサー部分に追加された機能は3-band parametric EQ, adjustable Low Cut, Auto Level, Compressor, Expander, MS Processing and phase reversalと、フルスペックのデジタルコンソールに匹敵します。中でも、注目は、MS Processingでしょう。持ち出してGlobal Recordや、DAWを使用して、録音する際に使用することが多いと思われるMSマイク。その使用感が高くなることは間違いないでしょう。
スタンドアローンでRecording可能!!
フロントパネルのUSB端子。なぜこんなところに?と思った方は多いかと思います。将来的に、この端子にUSBメモリを挿し込み単体でのレコーディングが可能になると、アナウンスされています。今から、実現が楽しみな機能です。PCのオーディオインターフェースとしても、スタンドアローンのレコーダーとしても活用できる高品位な商品に生まれ変わります。
Pro Tools 9 Ready!
Fireface UFXはPro Tools 9への対応もOK!!高音質と、高いハンドリング性能をPro Toolsユーザーも手に入れることが可能となっています。例えば、高音質で、定評のある8ch Mic Pre "Octamic"をFireface UFXと組み合わせることにより、本体の4chのMic Preと合わせて12ch(Mic)のマルチレコーディングが2UのスペースとLaptop PCで実現可能。もちろんPro Tools 9以外にも、Logic,CubaseといったDAWでももちろんOK。16chも用意されたADAT端子を利用して、柔軟なシステムアップが可能です。
メーカーサイトはこちら>>>
国内発表会のレポートはこちら>>>
AES reportでの記事はこちら>>>
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2010/12/21
Duplex
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2010/12/21
PULSE
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2010/12/21
ARMOR
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2010/12/20
年末/年度末に買いたい!ROCK ON PRO Special Select 第二弾!10万円以下のオススメProducts!
話題の製品や、お買い得な製品を含めた、買いやすい価格帯のオススメ製品を、ROCK ON PROスタッフが厳選してご紹介です。
年末/年度末にかけて、法人様にとって非常に買いやすい、10万円以下の製品に的を絞ってセレクトしています。
価値あるプロダクトが驚きの価格になっているものあり、限定数でのご提供品あり、もろもろの製品を順次ご紹介させていただきますので、随時チェックしてみてください。
限定数のものもございますので、早い者勝ちです。詳細はお問合せ下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
ROCK ON PRO Special Select 1 Effects Plug-Ins
tc electronic MD3 Stereo Mastering TDM
MD3 Multiband Dynamics
MD3 Multiband Dynamicsは、デュアル・モノ/ステレオ音声素材に3バンドのダイナミクス・プロッセシングを施すことの可能なハイエンド・マスタリング・ツール。 サイド・チェーン分割構造を採用したことにより、2つの別々のモノラル音源に対して独立したコンプレッション/リミッティング処理が可能、といった他のマ ルチバンド・ダイナミクス・プロセッサーには見られない新機能の実現にも成功しました。また、ステレオ音声素材のM(モノラル)とS(ステレオ)成分を個 別に処理することにより、スペクトラル・ステレオ・エンハンサーとして最大限に活用することができます。
Brickwall Limiter
BrickWall Limiterは、48ビット、5倍オーバーサンプリングという解像度と、常時ダブルプレシジョンによる演算能力で0dBFS+ ピークを検出、それらを取り除くことが可能です。民生CDプレイヤーやラジオ、MP3/ACC等の圧縮データにおける再生で、可聴となりうる歪みの原因を 含まない、極めてプロフェッショナルなマスターの制作が可能です。
メーカーへのリンクはこちら>>http://www.tcelectronic.co.jp/default.asp?id=8360
tc electronic MD3 Stereo Mastering TDM ¥99,800(限定数4本!)
Lexicon LXP Native Reverb Bundle
PCM Native Reverb Bundleで、その存在感を改めて誇示したLexiconが誇る、4種類のリバーブアルゴリズムを搭載した、プラグインソフトを身近な存在としたのが、このLXP Native Reverb Bundleです。そのクオリティは、Lexiconの何恥じない仕上りとなっています。
搭載アルゴリズム
ルーム、プレート、チェンバー、ホール
視認性の高いモニタリングディスプレイや目的のパラメーターに素早くアクセスできる優れた操作性を装備。
対応フォーマット・プラグイン規格
VST、Audio Unit、RTAS
メーカーへのリンクはこちら>>http://www.hibino.co.jp/proaudiosales/info/archive2010/201008lexicon_lxpnrb.html
Lexicon LXP Native Reverb Bundle ¥69,800(限定数4本!)
by ROCK ON PRO 梓澤
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2010/12/20
Pro Tools 9 アクティベーション方法・図解入り解説
話題のPro Tools 9ですが、少しややこしいアクティベーション方法の解説をまとめたPdfがリリースされました。
Upgradeの際に必須となるこの作業。これを見ながら行えば間違いありません!AVIDの他のソフトウェアも同様の作業となりますので、参考にしてください。
図解!!Pro Tools9 Activation(Pdfファイルとなります)ダウンロード
Pro Tools 9のインストール時に確認!!OSの設定方法
Mac OS 10.6 Snow Leopard最適化方法>>>
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2010/12/17
年末/年度末に買いたい!ROCK ON PRO Special Select 第一弾!10万円以下のオススメProducts!
話題の製品や、お買い得な製品を含めた、買いやすい価格帯のオススメ製品を、ROCK ON PROスタッフが厳選してご紹介です。
年末/年度末にかけて、法人様にとって非常に買いやすい、10万円以下の製品に的を絞ってセレクトしています。
価値あるプロダクトが驚きの価格になっているものあり、限定数でのご提供品あり、もろもろの製品を順次ご紹介させていただきますので、随時チェックしてみてください。
限定数のものもございますので、早い者勝ちです。詳細はお問合せ下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
ROCK ON PRO Special Select 1 Microphone
Violet Design Amethyst Standard
特徴的なデザインでその目を奪う、ラトビアの話題のマイクロフォン・メーカー、Violet Design Amethyst Standardは、単一指向性ながらダイアフラムを表裏の2枚構造にするなど、その開発とサウンドに対する姿勢で評価を上げてきています。
ビンテージ・テイストの太い中低域をサウンドの軸に据え、“艶”や“パンチ”を感じさせるビッグなサウンドが特徴です。搭載するカプセルには、C12と U67の二つの個性をブレンドしたキャラクターの「VD26シングル・ダイヤフラム」を採用。ビンテージ・テイストの太い中低域を残しながらも、モダンに 仕上げられた鮮明度の高いサウンドが特徴です。男性ボーカルに推奨の1本です。
内蔵のソリッドステート・プリアンプ回路は、クラスAディスクリート設計を採用。最も高いクオリティーのパーツだけを厳選して組み上げました。超低歪み&低ノイズの高出力、トランスレス・バランス出力を実現しています。
ダイヤフラム有効範囲直径
26mm
周波数レンジ
20 Hz to 20 kHz
ポーラパターン
Cardioid
出力インピーダンス
50 ohms
負荷インピーダンス
>250 ohms
推奨負荷インピーダンス
(マイクプリ入力インピーダンス)
1000 ohms
感度(at 1000 Hz into 1000 ohms load)
21 mV/Pa
S/N Ratio CCIR 468-3 weighted
76 dB
S/N Ratio DIN/IEC 651 A-weighted
87 db-A
Equivalent noise level DIN/IEC A-weighted
7 dB-A
Max SPL for 0.5% THD at 1000 ohm load
134 dB
ダイナミックレンジ
127 db
ファンタム電源
+48 V
出力コネクター
3-pin XLR male, gold plated contacts
サイズ・重量
168 x 63 x 41 mm / 350g
Violet Design Amethyst Standard ¥99,800(限定数3本!)
NEUMANN TLM102
TLM 102は、一目でノイマン製品と分かるデザインを踏襲しながらも、そのサイズを極限まで小さくしたコンパクトなコンデンサマイクロフォンです。このサイズ からは考えつかない程に、そのサウンドは衝撃です。新開発の単一指向性ダイヤフラムは、144dBもの音圧に耐えることができ、パーカッションをはじめ、 ドラムやアンプのフロントマイクなどにも使用することができます。また、音圧のない楽器に対しても、非常に高い立ち上がり特性で応えてくれます。
しかし、最も重要なアプリケーションは、ボーカルおよびスピーチです。6kHzより上をブーストすることで、ボーカルがミックスの中に埋もれることを防ぎ ます。6kHzまでの周波数特性は非常にリニアで、低域のレンジに不要な色づけをすることがありません。カプセルはハウジングからアイソレートされてお り、外部からの振動の影響を受けにくい構造になっています。
ボーカル、スピーチに有効となるポップスクリーンを内蔵し、セッティングもとても簡単です。高いコストパフォーマンスとフレキシブルなアプリケーションへの対応で、より多くの方々にこのノイマンマイクをご使用いただけます。
NEUMANN TLM102 ¥59,800(限定数5本!)
by ROCK ON PRO 梓澤
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2010/12/15
QuadCore”Nehalem”旧Mac Proをバンドルした、ROCK ON PRO特価HD9 Bundle数量限定販売!
現在販売されているApple Mac Pro Quad Coreと同等の処理速度を持ち、現役でも充分に通用する性能を持つ、Intel Xeon "Nehalem"2.66GHz Quad Core搭載の旧Mac Proを中心に、ROCK ON PROがお得な価格にてご提案する、Pro Tools HD9のベーシック・セットを限定数3にてご提案いたします。
もちろん、プラグインやオプションの追加など、システム導入のご相談も同時に行いますので、是非、お気軽にご相談下さい。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
ミュージシャンの制作環境の構築や、ダビング中心の小規模プロジェクトスタジオに最適な、Pro Tools HD1 Core + HD OMNIを中心に据えたスターターセットです。
HD CoreとHD OMNIによる超低レイテンシーを実現するこのセットは、ミュージシャンのパフォーマンスを最大限引き出す事が可能になっており、新たなミキサー・オプション”HEAT"の使用も、もちろん可能です。7.1chサラウンドに対応した充実のモニタリング・セクションと、2chマイクプリアンプを搭載したオールインワンのコンパクトなシステム構築が魅力です。
オケの作成にCPU Powerを最大限に活かし、DSPのアドバンテージでダビングに最大限の実力を発揮する、理想的なソリューションという事が出来るでしょう。
最新のMac Proシリーズでも採用されている"Nehalem"プロセッサーの充分なパワーを有する旧Mac Proを組合せ、魅力的な価格設定となっています。プラグイン/オプションの追加もお気軽にご相談下さい。
Apple Mac Pro 2.66GHz Intel Xeon"Nehalem"Quad Core/3GB RAM/640GB HDD
Hitachi 1TB Internal HDD 7200rpm x 2
EIZO FlexScan S2402W-HBK
Pro Tools HD1 Core PCIe
HD OMNI
通常合計価格より¥90,000 OFF!!
¥1,420,000
18回迄、クレジット金利0%をご利用の場合(12月末日お申込迄)
18回月々¥78,800
ミュージシャンの制作環境の構築や、ダビング中心の小規模プロジェクトスタジオに、最大のコストパフォーマンスを持ってシステム構築を可能にするベーシック・セットです。
FPGAチップを搭載したHD Native Core + HD OMNIによる低レイテンシーを実現するこのセットは、ミュージシャンのパフォーマンスを最大限引き出すとともに、コストのバランスに優れ、様々なDAWを使用する事も可能です。7.1chサラウンドに対応した充実のモニタリング・セクションと、2chマイクプリアンプを搭載した オールインワンのコンパクトなシステム構築が魅力です。
様々なDAWを必要に応じて使い分ける必要のある、現代のワークフローに最適なソリューションという事が出来るでしょう。
最新のMac Proシリーズでも採用されている"Nehalem"プロセッサーの充分なパワーを有する旧Mac Proを組合せ、魅力的な価格設定となっています。プラグイン/オプションの追加もお気軽にご相談下さい。
Apple Mac Pro 2.66GHz Intel Xeon"Nehalem"Quad Core/3GB RAM/640GB HDD
Hitachi 1TB Internal HDD 7200rpm x 2
EIZO FlexScan S2402W-HBK
Pro Tools HD Native Core
HD OMNI
通常合計価格より¥48,000 OFF!!
¥940,000
18回迄、クレジット金利0%をご利用の場合(12月末日お申込迄)
18回月々¥52,000
中規模のレコーディング・スタジオや、生楽器のレコーディングを中心とするミュージシャン、ステレオ・ミックスを行うエンジニアの方などに、最適なシステム構築を可能にするPro Tools HD2 Accelベーシック・セットです。
HD2 AccelとHD I/Oによる超低レイテンシーと、高品位のサウンドを実現するこのセットは、ミュージシャンのパフォーマンスを最大限引き出すだけでなく、必要ににて充分なミキシング・パワーを兼ね備えています。新たなミキサー・オプション”HEAT"の使用も、もちろん可能です。汎用性の高いシステム構築の核として、導入する価値のあるシステムと言えるでしょう。
最新のMac Proシリーズでも採用されている"Nehalem"プロセッサーの充分なパワーを有する旧Mac Proを組合せ、魅力的な価格設定となっています。プラグイン/オプションの追加もお気軽にご相談下さい。
Apple Mac Pro 2.66GHz Intel Xeon"Nehalem"Quad Core/3GB RAM/640GB HDD
Hitachi 1TB Internal HDD 7200rpm x 2
EIZO FlexScan S2402W-HBK
Pro Tools HD2 Accel
HD I/O 8x8x8
通常合計価格より¥90,000 OFF!!
¥1,680,000
18回迄、クレジット金利0%をご利用の場合(12月末日お申込迄)
18回月々¥93,000
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(前編)
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(後編)
進化したAvid New HD I/O:Dave Hill HEAT共同開発者インタビュー
機能詳細は、こちらのページへ
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
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2010/12/11
Pro Tools HD9の優位性と、Pro Tools 9の柔軟性、システム導入に最適なご提案を行います!
先進の機能と、他のシステムとの圧倒的な優位性を持つPro Tools HD9システム、抜群の互換性と柔軟性を持つPro Tools 9システム、どちらも魅力的な内容を誇るシステムの構築は、今がチャンスです!
様々な環境に応じたご提案をROCK ON PROスタッフが行わせていただく他、ショッピング・クレジットでのご購入の際は、18回までクレジット手数料0%キャンペーンを行っております。
12/31迄のお申込有効となります。今すぐご相談下さい!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
システム導入参考例1
Power Mix Down!
HD I/O 16 x 16を活かす、Pro Tools HD3 + HD I/O Bundle
最高品質のサウンドと、最大のプロセッシングパワーで、ダビング/レコーディングはもとより、綿密なミックスにまで対応する、大規模レコーディング・スタジオ、ミキシング・スタジオ等のファイナライズに最適なセットです。
Avid Pro Tools HD3 Accel + HD I/O 16 x16 Analog Bundle
Avid Sync HD
Apple Mac Pro 2.4GHz 8Core/6GB HDD
Hitachi 1TB HDD x 2
Iiyama 24 Inch Display
Waves Platinum TDM Bundle
Bundle Set価格 ¥2,688,000
Pro Tools HDシステムのアドバンテージとは?
オーディオのハンドリングとプロセッシングをDSPで処理するHDシステムは、さらに有り余るCPUリソースをRTASによって最大限活用する事が出来、シビアな現場でのリアルタイム性と、大規模なミックス環境を同時に実現出来ます。
シビアな同期環境に対応するSync HDの使用が可能。ビデオを含めたあらゆる同期環境に素早くロックアップします。
Avid Media ComposerとのVideo Satelliteによる完璧なリンクに対応。Avid Mojo DX/Nitris DXを使用した業務レベルでのMA作業を行うのは、HDシステムしかありません。Satellite Linkによる複数Pro Toolsシステムとのロックアップも可能。
標準での7.1chサラウンドに対応する他、D-Control/D-CommandのICONシステムにフル対応。統合されたコンソールシステムとして完結可能です。
ミキシング・オプションとして追加可能なHEATの使用が可能
Euphonix EuConにネイティヴ対応。MC Artistシリーズ、System 5での運用が可能
クレジット0%キャンペーン18回で、月々¥149,300!
システム導入参考例2
Song Writer Here!
Song Writerのための、Pro Tools HD Native + HD OMNI Bundle
柔軟性に富んだモニタリング・セクションを持つHD OMNIと、過去最高のCPU Powerを最大限活かすHD Nativeによる、コンパクトで柔軟性に富んだ、クリエイターに最適なセットです。
Avid Pro Tools HD Native Core
HD OMNI
Apple Mac Pro 2.66GHz 12Core/8GB HDD
Hitachi 1TB HDD x 2
Iiyama 24 Inch Display
Spectrasonics Stylus RMX
Spectrasonics Trillian
Bundle Set価格 ¥1,260,000
Pro Tools HD Nativeシステムのアドバンテージとは?
TDMプラグインおよびHEATの使用を除き、Pro Tools HDシステムと同様の制作環境の構築が可能。大規模レコーディング・スタジオ等とのセッションの互換性が大幅にアップしています。
HDシステム同様、高品位なHD I/O、HD OMNI、HD MADIの使用が可能。最大64chの入出力で大規模システムの構築も可能。
HD I/Oを使用した上で、様々なDAWソフトウェアによるシステム構築が可能。
HD Native CoreにFPGAを搭載しているので、Nativeシステムとしては小さなレイテンシーを実現
Euphonix EuConにネイティヴ対応。MC Artistシリーズ、System 5での運用が可能
クレジット0%キャンペーン18回で、月々¥70,000!
システム導入参考例3
Mobile Recording Set!
どこにでも持ち出せる、軽快環境&安定動作を!
CPU Nativeのパワーによる、柔軟な運用を可能としたPro Tools 9のフレキシビリティは、圧倒的な高音質を実現するULN-8と組み合わせた、最高品質でのモバイル・システムを構築出来るのです。バジェットの大きくないエンジニアの方のライヴ収録に最適なセットです。
Avid Pro Tools 9
Metric Halo Labs ULN-8
Apple MacBook Pro '15 2.66GHz Corei7/4GB RAM/500GB HDD
ANTARES Auto-Tune 7 Native
Celemony Melodyne Studio
Bundle Set価格 ¥1,200,000
Pro Tools 9のアドバンテージとは?
Pro Tools 9では96mono/stereo trのステレオセッションに標準で対応。Complete Production Toolkitを追加する事によって、192 trの他7.1chサラウンドにも対応。
Core Audio/ASIO対応インターフェイスでの動作が可能な他、Mac単体オーディオ機能での動作も可能
自動遅延補正機能が搭載され、DAWとしての完成度が向上
Timecode表示が標準になった他、DV Toolkitで実現する機能を標準化。
Euphonix EuConにネイティヴ対応。MC Artistシリーズ、System 5での運用が可能
クレジット0%キャンペーン18回で、月々¥66,700!
Written by 梓澤
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2010/12/04
新たな制作環境をもたらす!Solid State Logic Nucleus登場!
2010 San Francisco AESで発表され、新しい考え方による制作環境の提示を行った事で話題となった、Solid State Logic Nucleusが遂に登場します!
マルチ・コントロールDAWコントローラー機能、Super Analogue回路採用のモニタリング・セクション、2chマイクプリアンプ搭載のUSBオーディオ・インターフェイス機能を統合し、さらにお使いのDAWにSSLクオリティを付加する、Duende SSLプラグインもバンドル!
現在の、そしてこれからの音楽/映像制作にジャストフィットな製品の登場です!
初回入荷は稀少になる予定です!今すぐご予約ください!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
様々な機能を盛り込んだ、Solid State Logic Nucleus。その可能性や使い方は、まさにアイディア次第という事が出来るのではないでしょうか?
ここでは、そのアイディアの元になる様な基本的な機能をご紹介いたしましょう。
マルチDAWコントローラー
Solid State Logic Nucleusの最大の特徴は、AWS900から連綿と続く、DAWコントローラーとしての成り立ちです。
Matrixに代表されるマルチファンクションによる、複数DAWのコントロール切替えは、Final Cut Studioでライヴ映像の編集を行った後、Pro ToolsなどのDAWに切換えて作業をするなど、現代ならではの制作環境に、ぴったりとマッチしていると言えるでしょう。
Nucleusには、USBポートが装備されていますが、こちらはオーディオ・インターフェイス機能のために使われる様になっており、DAWコントロールには、より高速なEthernet接続を利用して、安定したコントロールを実現する他、Ethernet Hubを介して複数DAWを接続するマルチ・コントロールを実現しているのです。
通常デフォルトのコントロールには表記がありませんが、DAW2、DAW3と言った様に、専用のファンクション・ボタンのワンプッシュで、軽快に複数アプリケーションの切替えが可能です。
もちろん、100mmストロークのタッチ・センシティヴ・モーターライズト・ムービング・フェーダーを16本備えており、滑らかな動きとともに、作業環境をアシストしています。
フェーダーは1本でもいいという方もいらっしゃるかもしれませんが、様々な状況に柔軟に対応出来る様にするために、この本数があってもいいんではないでしょうか?
マルチ・ファンクションのロータリー・エンコーダー、トラック・ネーム表示はもちろん、レベル・メーターの表示も可能になっており、コンピューター・ディスプレイに集中し過ぎて、実際の音楽がおろそかになってしまう様な事からも解放されるでしょう。
各トラックに装備されたボタンは、Matrixから採用されている、感触のスムーズなもので統一されている他、ロータリー・エンコーダーはSolid State Logicならではのつまみが用意されており、伝統と拘りを感じる事が出来ますね!
重要で頻繁に使うであろう、トランスポート・セクションも、すっきりと整理されており、いまやなくてはならないジョグ/シャトル・ホイールの搭載されて、まさに至れり尽くせりと言えるでしょう。
USBオーディオ・インターフェイス&モニタリング・セクション
Solid State Logic Nucleusのハイライトと言っていいのが、Super Analogue回路を採用した、モニタリング・セクションと、2chマイクプリアンプを搭載したUSBオーディオ・インターフェイス機能ではないでしょうか?
なぜ2ch?という素朴な疑問もなくはないのですが、様々な機能を盛り込んだNucleusですから、煩雑な操作を強いる事を極力避けたかったのかもしれませんね。
左の写真は、そのUSBオーディオ・インターフェイスのマイクプリ操作部分ですが、まるでコンソールの様に整然と整理されたスイッチ類から、その考え方が伺われる様な気がします。
もちろん、ここのマイクプリアンプもSuper Analogue回路が採用されており、少ないチャンネルでもサウンド・クオリティは絶対に落とさないという、SSLの信念を感じる事が出来ます。
右の写真は、ここでも採用されてるSuper Analogue回路のモニタリング・セクションになります。
メーター表示はマイクプリアンプと、外部入力との繰り替えが出来る様になっていますが、iJackと言われるエクスターナル・インプットはMini Phoneの入力に対応しており、iPodやiPhoneなどからの入力をそのまま受ける事が出来ます。
最近の試聴のご依頼の際に、iPodの入力を希望されるお客様が多いのですが、まさにそういった現場の要望を、細かく拾っているのが分かりますね。
モニターレベルのコントロールスイッチは、他のエンコーダーよりも二回りくらい大きくなっているのがお分かりでしょうが、この辺の拘りも実にSSLらしいと思ってしまいます。
DAWが制作の核となるに従って、モニタリング・コントロールに頭を悩ませる方のお話をお聞きする事が多くなっていますが、Nucleusはそんな現場の声を丁寧に拾って開発されたのがよくわかります。
DUENDE Plug-Ins Bundle
そして、DAWをお使いの方にとっての朗報が、DUENDEで高い評価を得ている専用プラグインのバンドルです!
もちろん、本家本元のSolid State Logicが開発したプラグインですから、そのサウンドと出来の良さは折り紙付きです。
従来は、DUENDEを購入する事でしか手に入れる事の出来なかった、EQ & Dynamics Channel StripプラグインとStereo Bus CompressorプラグインがRTASなどで動作する様になるのです!
しかも、現在の所これらのプラグインは単体で販売される予定はなく、これをDUENDE以外で動作させるためには、Nucleusを導入するしかないのです!
これだけ様々な機能を盛り込んだNucleusですが、初回デリバリーは稀少数になってしまう予定です。
全世界で引き合いが殺到しているのが原因ですが、ROCK ON PROでは少数ながら初回分を確保しています!今すぐご予約ください!
Solid State Logic Nucleus ¥548,000
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2010/11/30
技術解説:注目されるラウドネスを知る
今、放送業界注目のラウドネスを現場の声から読み解きます。番組間のレベル格差をなくす、更には、デジタル放送時代のダイナミックレンジを有効に活用するために規格化が進んでいます。サラウンドCM研究会の村越氏のテキストで、現場としてのラウドネスの必要性、有効性をご確認ください。
(こちらの記事は、ProceedMagazine 2010Summerより掲載しています。掲載当時の情報となります。)
◆◆◆ラウドネスとは?◆◆◆
ラウドネス(Loudness)を辞書で調べると大声とか騒々しいと訳されています。
ラウドネスとは音の大きさのことを示します。人の感覚が感じる音の強さで物理量ではなく心理量です。少し音の勉強をされたことのある方なら「等ラウドネス曲線」なんて言葉も聴いたことがあるかもしれません。
フレッチャー&マンソンの等ラウドネス曲線は有名ですが、その後ロビンソン&ダッドソンによって精密な測定が行われISO 226として規格化されました。その後規格改訂がありISO 226:2003 になっています。等ラウドネス曲線とは、周波数を変化させたときにラウドネスが同じとなる音圧レベルのプロットが等ラウドネス曲線です。
又、エネルギーが2 倍になってもラウドネスは2 倍になりません。心理的な感覚量は、刺激の強度ではなく、その対数に比例して知覚されます。100 の刺激が100 増加して200 になる感覚と、200 の刺激が200 増加して400 になる感覚は等しいというウェーバー・フェヒナーの法則があります。気になる方は「ラウドネスやウェーバー・フェヒナー」でweb 検索してみてください。
◆◆◆TVCM うるさくないですか?◆◆◆
ところで皆さんTVCM うるさいと思いませんか?番組からCMになったとたんうるさく感じることありませんか。
私もポストプロダクションのエンジニアですからコマーシャルのMA作業を頂くことがあります。そうすると「大きく作ってね」とか「もっと大きくなる?」なんてプロデューサーや監督から言われることがあります。そんな時は「放送用の納品基準があって・・・・・なんです。」と説明しています、そうすると「局から帰ってこないぎりぎりのレベルでね」なんていわれます。最近は大きく作るのは当たり前になっているのでこんなやり取りは無くなってきています。テレビ放送が始まって約55年経ちますが、ずっと同じことをやっていると思います。後処理(ポスプロ)
作業を行って放送局に納品するようになってからは大きく放送して注意を引きたいと考えているのだと思います。
実はこのことは視聴者にとって見れば迷惑な事でリモコンの音量ボタンから手が離せません。
EBU の実験では3dB 音量が上がると50% の人が音量を下げたくなるという結果があります。ある調査ではCM は番組より約3.6dB 大きいと報告されています。このことは過半数の人がCM になると大きく感じるので音量を下げていると言うことになります。
◆◆◆ラウドネスによるレベル管理◆◆◆
このような放送の現状が良いはずがありません。これを解決するためには今までの基準では解決できないことは明白です。デジタル放送に切り替ろうとしている今、放送の音声の基準を変えられるチャンスだと思っている人々が多くいて、新しい基準を作ろうとしています。これはITU-R BS.1770「音声プログラムのラウドネス測定アルゴリズムとトゥルー・ピーク音声レベル」で規定されているアルゴリズムで測定したロングターム・ラウドネス値により基準が作られるようです。
音量のラウドネス管理は地上波デジタル放送開始及びアナログ放送停波に伴い大きく取り上げられているチャンネル間・コンテンツ間などの音量差問題を解決する手段として有望視されています。 劇場用のトレーラーやシネアドでは1994 年から、Leq(m) という等価騒音レベルでの音量測定方法採用し、85Leq(m) という規定値内に収めることが必須となっています。アナログ音声の場合にはサウンドトラックの物理的な振幅制限も加わります。又、ダブレポートという報告書を提出しなければなりません。この結果音量感のばらつきが減少しました、映画の詳細は日本映画テレビ技術協会の予告篇等音量適正化委員会(http://www.mpte.jp/html/trailer/)を参照して下さい。
今回作ろうとしている新しい基準は家庭でテレビ放送を見るときにCM になると音量が上がってうるさくなって音量を下げ、番組に戻ると今度は小さくて音量を上げるというようなことをしなくてすむ為に策定されようとしています。これを放送局毎ではなく、全ての放送局で運用出来れば、チャンネルを変えても音量差が少なくなります。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、民放とNHKではデジタル規準レベルが2dB 違い、この差が民放とNHK の放送における音量差を生んでいます。今回新たに作られる基準では、ラウドネスで運用する方向ですのでデジタル基準レベル差の問題も解消され、国際共同制作や海外への番組販売の場合にも有効です。アナログ放送では送出段で過変調の抑制を目的としたリミッター/ コンプレッサーが必要でしたが、デジタル放送ではその必要はなくなります。このことは家庭での視聴環境で音量差が増大することを意味します。
実際に計測したデータでもデジタル放送のほうがより音量差が拡大しています。単にデジタルオーディオと言うと広い周波数レンジ、大きなダイナミックレンジ、高忠実再生と言うのを思い浮かべると思いますが、放送の場合その全てが有効に働くとは限りません。ダイナミックレンジが大きいと言うことは家庭での視聴時に基準音量を設定するのが難しくなります。
一般的にはニュースや天気予報などの一般的なアナウンスが音量調整の基準になると思いますが。映画やドラマのひそひそ声の会話は聞こえにくくなり、逆に爆発のシーンや音圧至上主義で作られたCM はとても大きくなり音量操作をしないといけなくなります。特に深夜放送の場合家族や隣人に迷惑が掛かる事が予想されます。ここでも重要なのは電気的に大きいと言うことよりもラウドネスが大きく影響します。最初に書きましたがラウドネスは心理値です。ラウドネスという放送界にとっては新しい評価方法で音声レベルの管理をすることがテレビ音声にとって良いことで、視聴者にとっても音量のばらつきから解放されるので価値のある事です。
又、私の所属する「サラウンドCM 研究会」もラウドネス問題に取り組んでいきたいと考えています。
研究会の詳細はhttp://www.1991.co.jp/surround_cm/ でご確認下さい。
Proceed Magazine 2010-2011に掲載のラウドネス解説記事はこちら>>>
ラウドネス関連資料ダウンロードサイト
JPPAのHP>>ポストプロダクション技術情報をクリック
EBUの技術書類はこちらからダウンロードできます。(英文)
ITUは登録制です。無償で3通の勧告書を入手可能。(英文)
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2010/11/30
NUENDO 5 遂にその全貌が!?
(こちらの記事は、ProceedMagazine 2010Summerより掲載しています。掲載当時の情報となります。)
§ついにベールを脱いだNUENDO5
CUBASE5から遅れること約1年半、ついにNUENDO5がベールを脱いだ。とかく今まではCUBASEとの差異がユーザーには認知されにくかったことも事実だったが、今回のバージョンアップでかなりの違いが明らかになってきた。ポストプロダクション向けという色が強いNUENDOだが、実はそんなことも無い。NUENDO EXPANSION KITをインストールすれば、ミュージックプロダクションもCUBASE5とほぼ同機能を持つことになる。すなわち、ポスプロという枠を超えて、音を扱うプロダクションワークであればどんな現場でもフィットするということだ。
筆者のように、ミュージックプロダクションワークとMA業務など、混在して仕事をしなければならない環境下ではNUENDOは非常に重宝する。そしてついには64bitOSにもフル対応し、メモリを消費する重たいVSTiなどを複数扱うことも可能になったのだ。今までは安定性や負荷の問題でDSPベースのシステムが重宝されていたが、今後はネイティブ環境下で動作する進化したNUENDO5が業界で注目されることは言うまでもない。PCの進化も加えて、ついにはDSPベースのシステムと何ら遜色の無い制作環境が提供されているのも事実だ。そんな進化を遂げたNUENDO5の全貌を紹介しよう。
§洗練されたプロジェクトウインドウ
NUENDOに慣れ親しんでいる人が口々に言うのが、ユーザビリティがよく考えられたインターフェースということ。一目で作業状況が判断できるプロジェクトウインドウは一度慣れると他のDAWには移れなくなる。今回のバージョンアップでも細部に渡ってそのユーザビリティーは向上している。小さいことではあるが、ポスプロスタジオなどはプロジェクターの投影などの問題で部屋は薄暗い状況が多い。NUENDO5はそんな制作環境も考えて薄暗い状況下でも作業効率が上がるように明るすぎない画面トーンを微妙に調整して表示している。もちろんカスタマイズも可能ではあるが、NUENDO5を初めて見ると前バージョン4に比べると少し落ち着いたトーンになっている。憎い心配りだ。
さて、今までユーザーからの改善要望も多かったイベント情報ラインもかなり見やすく、大きくなった。これによってイベントの編集・管理は飛躍的に効率化され、スムーズな作業が可能となる。もちろん表示させたい情報は編集が可能なのでユーザーにとって使い易いようにカスタマイズできる。そして、CUBASE5でも話題だった、VariAudioがNUENDO5にも搭載された。プラグインをインサートするまでもなく、ピッチ調整が簡単に行える。編集したいイベントを選択しボタンひとつですぐに編集に取りかかれる。もちろん流行りのケロケロボイスもすぐに作成することができる。
STEINBERG社製のDAWならではのスタックレコーディングもさらに進化し、レーン表示されたイベントはプロジェクトウインドウ上でエディットが出来る。煩雑になりがちなテイク管理も視覚的に行えるので作業ミスも減る。
さらに、オーディオファイル内の編集も充実している。オーディオの位置、長さを自在に変えることが出来るのだ。このフリーワープという機能は映像とのタイミングの調整やアフレコでのリップシンクを取るときなどには重宝する。ちなみにちょっとしたタイミングを合わせるためにオーディオを伸び縮みさせてもプロセッシングは非常に自然だ。オーディオファイルを切り貼りして編集しなくて良いことは、作業効率を大幅に引き上げるはずだ。
§進化したメディアベイ
飛躍的に進化したメディアベイは今回のバージョンアップの目玉の一つだ。MA作業等で効果音を探す際に苦労をされる方も多いと思う。検索対象のドライブやフォルダーを設定すれば、欲しいファイルにすばやくアクセスできるのがこのメディアベイの魅力。今回のバージョンからファイルのプレビューも波形表示されるようになったので、一つのファイルにいくつかの音素材が混在しているときなどに見逃しがちだった、後半の音素材も視覚的に確認、試聴が出来ることは非常にありがたい。プレビュー画面では欲しい部分だけを選択してドラッグアンドドロップでタイムラインに並べることが出来る。また、メディアベイの表示カスタマイズも簡単に行える。今までこの機能を使っていない方がいれば是非一度試して頂きたい。
§最大32トラックのマーカートラック
マーカートラックが複数扱えることは、色んな要素に応じてマーカートラックを作成することが可能となる。すなわち、ダイアログのマーカートラック、音楽のマーカートラック、SEのマーカートラックなど、用途に合わせてマーカートラックを作れる事は作業効率を上げ、またプロジェクトウインドウの整理にもつながる。新機能としてビデオエディターから吐き出されるCMX3600 EDLの読み込みも可能になり、映像編集時のマーカーとリンクすることが出来るようになった。
マーカートラックを複数選択した場合には時系列にロケーターを移動できるので、音楽とSEを編集したいときにはこの2つのマーカートラックをアクティブにしておけばよい。後々に煩雑になるため、安易にマーカーを打つことをためらっていた方には非常に整理しやすい機能だ。
§プロツールスとの互換
プロツールスから受け取ったマルチモノファイルはプロジェクトウインドウ上で簡単にインターリーブファイルに変換が可能だ。もちろん編集・フェード情報は維持されるので、ファイルをプロツールスとやり取りする際には非常に便利な機能だ。また、プロツールスへファイルを受け渡す際にインターリーブファイルをマルチモノファイルに変換することも同じく簡単に行える。以前のバージョンではOMFファイルのやり取りにトラブルがあったがNUENDO5ではかなりの問題点を解消したとのこと。今後は両者のやり取りもよりスムーズになることが予想される。スタジオ間を渡って作業される方にとっては、快適なデータのやり取りが可能になるだろう。
§新しい機能、クリップパッケージ
ジングルやサウンドロゴなどを作る際、いくつかの音素材を重ねて作ることは一般的だが、繰り返して使う際、作業上少し煩雑であったことは否めない。また、プロジェクトファイルをまたがる場合には2MIX等に吐き出したりするなど、工夫が必要だった。ところが、今回新しく追加されたこのクリップパッケージは一部分のオーディオファイルのかたまりをひとつのクリップパッケージファイルとして保存することが出来るようになったのだ。一度保存すると、オーディオファイルを含んだファイルとして生成されるので、ドラッグアンドドロップでどんなプロジェクトにもすべてのオーディオファイルとフェーダー情報などをインポートすることが出来る。しかもこのクリップパッケージファイルはメディアベイでも管理できるので、繰り返し使われるサウンドロゴやSEなどは是非アーカイブしておきたい。過去に作成したクリップパッケージを読み込んでフェーダーバランスを変えたり、一部の音素材を変えたりすれば、同じクリップパッケージを用いてもバリエーションを持たせた音作りも可能になる。
§ミックスウウインドウの進化
今回のバージョンアップで追加された機能でユニークなのがWAVE Meterである。WAVE Meterはミキサー上に波形を表示することが出来る機能で、オートメーションを書き込みたいときにミキサー上で波形を見ながら書き込むことが出来る。今まではプロジェクトウインドウとミキサーウインドウはデュアルモニターにしないと両方を大きく表示させることが出来なかったため、波形を見ながらのオートメーションの書き込みは意外と難しかった。ノートパソコンなどでオートメーションワークをしなければならないときはこのWAVE Meterは非常に便利である。
そしてNUENDO5からはDirect Routing機能が追加された。これによって各チャンネルから複数のルーティング先が選べるようになった。さらにバランスを変えることなくアップ・ダウンミックスが行えるようになり、ルーティングの変更、選択もミキサーウインドウ上からクリックひとつで出来る。サラウンドのミックス後にダウンミックスを作る際などに重宝しそうだ。
§オートメーション機能が充実
オートメーションを修正したときに、修正前と修正後との比較が簡単に行えるようになった。Automation Panelのパスシステムで視覚的にオートメーションをリコールしたり比較・確認したりすることが出来るのだ。例えば、修正したい箇所を納得がいくまで何度も書き直して、その中から気に入ったパスを選ぶこともできるので、かなり追い込んだオートメーション作業が可能となった。
またNUENDO5 からはオーディオファイルを書き出す際にバッチエクスポートが出来るようになった。各チャンネルをパラ出しする際などは非常に便利だ。すなわち、出来上がった楽曲などを他のDAWなどに持っていく際に、自動的に各チャンネルのオーディオファイルが生成される。また、サイクルマーカーを使用するとマーカー間のみのオーディオファイルのエクスポートも可能だ。面倒だった複数チャンネルのオーディオも、設定さえ行えば、後は自動的にエクスポートしてくれる。
§強化されたサラウンドパンナー
Surround Panner V5と銘打った新しいパンナーは今までのパンナーの常識を覆す仕様となっている。例えば、カメラパンに合わせて音像を回転させることもできるのだ。今までのパンナーだと、素材ごとを各チャンネルのパンナーで回転させることが必要だったが、サラウンドのミックスバスで出来上がった音像を回転させることも出来る。カメラワークで映像が回ったときなどに、効果的に使える今までありそうでなかった機能だ。
そして「イコールパワーテクノロジー」によって音量差を感じることなく信号をスピーカ上で移動させることが出来るようになった。特に今まで認知しにくかった前後のパンニングがスムーズに感じるようになったといえばご理解頂けるだろう。ステレオ素材のサラウンドパンニングはローテーション機能と組み合わせることで今までにないサラウンドミックスが可能になる。音像を回転させながら前後させることも簡単に出来るのだ。どんな映像のシチュエーションにも対応できる新しいSurround Panner V5はアイディア次第で今までとは違ったミックスが出来るはずだ。
§強化されたビデオエンジン
ファイルベース時代の、映像圧縮の定番となりつつある、H.264、すなわちAVCHDコーデックにも対応になった。さすがにデコードにCPU負荷がかかるため、相応のマシンが必要とされるが、いよいよHD時代に即したMAがプロジェクトウインドウ上で可能になる。そしてNUENDO5からOPEN GLにも対応した。高画質な映像を損なうことなく再生させながら作業を進められる。そしてWINDOWS上でもIEEE1394(FIREWIRE)経由で映像を出力することが出来るようになった。
もちろん先般発売になったSYNC STATIONもネイティブでサポートしているので、デッキやHDDプレーヤーなどを介した同期作業も問題なく行える。ちなみに他のDAWシステムで外部機器と同期させた場合LOOP機能が使えないことが多いが、NUENDO5 では外部マシンを同期させたときもLOOP機能を使うことが出来る。巻き戻しに多少の物理的時間はかかるものの外部機器を同期させた場合にLOOP機能が使えることはうれしい。
§VSTプラグインもさらに充実
CUBASE5で話題のコンボリュージョンリバーブREVerenceも、もちろん追加された。ホールなどのIRはもちろんのこと、NUENDO5 ではガレージ、キッチン、ロッカーといったポスプロで活躍しそうなIRデータが追加された。これによってアフレコや効果音などを後から追加する場合、映像シーンにあった残響効果が得られるのだ。もちろんサラウンドにも対応しているのでREVerenceひとつでリバーブワークは完結できる。また、ユニークなプラグインPitch Driverも追加された。これはピッチをリアルタイムに変化させられるので、特殊な効果を狙うことが出来る。ピッチをオートメーションさせるといった今までには無かったサウンドを生み出せる機能だ。
NUENDOユーザーであれば、何かと重宝していたSMPTE Generator、Test Tone Generatorも新たにVST3にバージョンアップされ、ユーザインタフェースも一新し、使いやすくなった。サラウンドの音場調整の時などはTest Tone Generatorを活用してほしいい。
§新たに追加されたバックアップ機能
今までもプロジェクトファイルのバックアップ機能はあったが、NUENDO5からは予備のハードディスクにプロジェクトごとファイルをバックアップすることが出来るようになった。いままでのように同じフォルダー内にバックアップファイルを生成するのではなく、予備ハードディスクにバックアップを取るので、万が一ハードディスクが壊れるような事態に遭遇してもデータを失うことはない。このとき、現在のプロジェクトをアクティブにしたままの状態で予備ハードディスクに、オーディオファイルや映像ファイルをはじめ、すべてのパラメータをバックアップできるので、NUENDO5では必ず使いたい新機能だ。
新しくなったNUENDO5のすべてをここでは紹介しきれないが、音を制作する上で、どんな場面においてもフィットするアーキテクチャーは他に比肩するものは無いと言えるほどの充実ぶりだ。音楽制作ソフトでトップシェアを誇るCUBASE5の機能を完全に包含し、ポスプロで要求される複雑なワークフローにも適応するNUENDO5は“やりたいこと“を必ず実現してくれるはずだ。蛇足ではあるが、サンプリングレートが384KHz(!)まで対応していることを考えても、NUENDO5がいかに優れているか想像していただけるであろう。ネイティブ環境で作業を考えておられるプロフェッショナルの方なら迷わずNUENDO5を選んで欲しい。
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2010/11/22
緊急開催!PostInterBEE2010!今Post Productionが必要とする三つの要素を追う!
〜AVID Pro Tools新製品とラウドネス、ファイル共有による未来像〜
〜Pro Tools 9 の新機能の全て&最新ラウドネスメーター事情&最新DDPリタンダントシステム〜
注目ProTools9その全貌と導入ノウハウを解説。HDの存在理由とモバイルを可能にしたOpennessプラットフォームの応用
EBUで先日可決されたラウドネスメーターの今後を、東洋テクニカ専任スタッフが徹底検証実機DEMO 1.ハードメーターTM9 / 2.プラグインメーターNuGenで手に入る導入、運用ノウハウ.....
DDPリタンダントシステム発表で広がる、ダウンタイムレスのサーバー運用その基本導入から、運用ノウハウをDDP代表エルビン氏が解説。
概要
業界標準Pro Toolsの最新情報満載!Ver 9で実現の最新ソリューション。ついにPro Toolsでの収録が可能に!Pro Tools 9の進化のもたらす影響を徹底的に追求!収録に対応するシステムの紹介と、新機能。HD Nativeによる、コストパフォーマンスに優れたGenLock可能なシステム。様々な可能性が広がるPro Toolsシステムをご案内いたします。選択の幅が広くなったことによる混乱も考えられますが、そんな悩みにも答えがきっと見つかるはずです。オープンプラットフォームにナタっことにより実現するローケーション用のPro Toolsシステムのご提案も!
InterBEEでの話題の中心、ラウドネス。東陽テクニカの専任スタッフが解説します。知っていて損はないラウドネスメーターの仕組みとその動作。ITU、EBUといった現在決まっている規格の解説から、実際のメータの動作まで。実際に各種製品を確認いただけます。もちろん、その運用ノウハウ、使用法もご案内。
Pro Tools、DAWのワークフローを劇的に完全するDDPの最新リタンダントシステムのご紹介。システムダウンの心配なしに使用できるコストパフォーマンスに優れたサーバーソリューション。InterBEEで国内お披露目となった最新のリタンダントシステムの展示とその概要の解説をDDP代表Elvin氏が徹底解説。Pro Toolsで使用可能なサーバーソリューション、DDPの最新機種とのその機能に迫ります。
◎こんな方にオススメです!◎
Pro Tools 9により変化するシステム導入を知りたい方<新Pro Toolsシステム導入を徹底解説>
ロケ収録等にPro Toolsを使いたい方<オープンプラっトフォームで実現するソリューション紹介>
ラウドネスメーターを知りたい、機種比較をしたい方<実機と、その動作をじっくり検証>
Pro Toolsでファイル共有をしたい方<高速なDDPソリューションの全てをお伝えします>
安全・安定性。ノンストップで運用可能な共有サーバーの導入をご検討の方<DDPのNewリタンダントシステムのご提案>
Pro Toolsに興味をお持ちの方、導入をご検討中の方、更に使いこなしたい方。全てのポストプロダクション作業に携わる方にオススメです。
◎セミナーの流れ◎
1.1.「徹底解説Pro Tools 9」ラインナップと追加機能のご紹介「Pro Tools 9」で追加された新機能をラインナップを整理しながらわかり易く解説!
1.2.「収録用システム」今まで不可能と思われていたシステムが現実にバスパワー駆動のインターフェースで、サラウンドにまで対応。12V駆動出来る物を中心にご案内
1.3.「一番気になる音質比較!」新旧インターフェース比較+アルファ?話題騒然、高い評価を受けている新HD インターフェース群。その実力をサラウンドで比較試聴しながら徹底的に評価します。
講師 ROCK ON PRO 岡田・洋介
<休憩>
2.1「ラウドネス」実際の製品群をご案内。各社の専任スタッフから、ラウドネスメーターのご説明と、その動作原理。元になっているITU及びEBUの勧告案の解説も。ハードウェアメーター、プラグインメーターそれぞれのご紹介。
講師 東陽テクニカ専任スタッフ・Media Integration 田村
<休憩>
3.1.「DDPリタンダントシステム」最新のDDPソリューション実機を展示して、DDPのリタンダントシステムを展示、解説。もちろんDDPの概要説明もしっかりと行わせていただきます!
講師 DDP Distribution Elvin・森田氏
4.1. Q&A気になるポイント、どんどんご質問ください。各メーカーの専任スタッフもいます。この機会に質問をぶつけてください。
☆参加特典☆
セミナーに参加いただいた方全員にPro Tools 9関連商品の購入(Standalone、CrossGrade、UpGrade)5%offスペシャルチケットプレゼント(チケットは渋谷店でお使いいただけます)
開催概要
日時
11/26(金)16時〜
場所
東京テレビセンター 407studio
〒103-0007
東京都中央区日本橋浜町2-62-6
地図はこちら »
定員
30名(先着順)※定員を超えたお申し込みは、キャンセル待ちとなります。
参加費用
無料
講師
ROCK ON PRO 岡田
ROCK ON PRO 洋介
Media Integration 田村
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2010/11/17
InterBEE 2010開催中!幕張メッセにて、ROCK ON PROスタッフが皆様のご来場をお待ちしております!
11/19(金)まで開催される、国内最大級の映像・音響機器展「InterBEE 2010」。
今年は、ROCK ON PROが弊社輸入事業部(メディア・インテグレーション輸入事業部)と共に出展中です。
毎年、好評いただいている『Proceed Magazine』最新号の配布はもちろんですが、アット驚くサプライズをご用意。Inter BEE必見のブースになっていると自負しております。
ROCK ON PROスタッフが、皆様のご来場をお待ちしております。
主な出展製品
Sym・Proceed SP-MP4/SP-MP4D 4chマイク・プリアンプ
Saidera Ai SD-9003ケーブル
TAD TSM-2201-LRモニター・スピーカー
YAMAHA 調音パネル(開発中製品)
Pro Tools 9 & HD I/O
Sym・Proceedについて詳しくはこちら>>
ROCK ON PROセミナー、InterBEE会場にても受付いたします。
緊急開催!Post InterBEE 2010 ! 今、Post Productionが必要とする3つの要素を追う。
〜AVID Pro Tools新製品とラウドネス、ファイル共有による未来像〜
HDの存在理由とモバイルを可能にしたOpennessプラットフォームの応用
EBUで先日可決されたラウドネスメーターの今後を、東洋テクニカ専任スタッフが徹底検証実機DEMO 1.ハードメーターTM9 / 2.プラグインメーターNuGenで手に入る導入、運用ノウハウ.....
DDPリタンダントシステム発表で広がる、ダウンタイムレスのサーバー運用その基本導入から、運用ノウハウをDDP代表エルビン氏が解説。
緊急開催!2010年AVID Pro Tools アップデート集大成!導入ノウハウを検討する。
〜New HD I/Oのサウンドチェックと、HD Nativeのもたらす劇的進化、Pro Tools 9の可能性を探る〜
プロオーディオ部門 / ホール4 / 間口番号4106 にて、皆様のご来場をお待ちしております。
・会期 11月17日(水)〜19日(金)〔3日間〕
・開場時間 11月17日(水)・11月18日(木)午前10時〜午後5時30分
・会場 幕張メッセ
・〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
・11月19日(金)午前10時〜午後5時
・入場無料(登録制)
InterBEEオフィシャルサイトより事前登録も可能ですので、併せてご利用下さい。
https://regist.jesa.or.jp/interbee-jp
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2010/11/15
RME Global Recordレビュー:行方洋一氏による「神戸JAZZ2010」Recording Review
港町・神戸で、2005 年から毎年行われている「神戸JAZZ」は、ジャズ音楽を通じて若者の想像力や価値観を育成しようという、まったく新しい取り組みです。学校のクラブ活動でジャズを演奏しているビッグ・バンドや、音楽業界の仕事に興味を持っている若者たちを広く募り、夏休み中に様々なカリキュラムのワークショップを開催。ワークショップでは、第一線のジャズ・ミュージシャンやレコーディング・エンジニアが協力し、若者たちに楽器演奏から音響技術まで直接指導を行います。そしてその成果は、秋に開催されるライブ・コンサートで披露され、その模様は地元のテレビ局やFM 局でオンエアされます。若者たちの心や夢を育むという観点からはもちろん、ジャズ音楽を若い世代に紡いでいくという点においても、大変意義のある素晴らしい取り組みと言えるでしょう。
6 年目を迎えた今年も「神戸JAZZ」は開催され、最後を締めくくるコンサートは10月2 日に神戸文化ホール(大ホール)を舞台に行われました。今年は音楽プロデューサーとして、NANIWA EXPRESS の清水興が参加し、東原力哉を中心に「神戸JAZZ」のために結成されたバンド「KOBE JAZZ special BIG BAND」がワークショップから最後のコンサートまで全面的にサポート。今年の「神戸JAZZ」も大成功のうちに幕を下ろしました。
そして「神戸JAZZ」の主催者側からの依頼で、2 年目からコンサートのライブ・レコーディングを行っているのが、大御所レコーディング・エンジニアの行方洋一氏です。行方氏は「神戸JAZZ」の主旨に賛同し、ライブ・レコーディングだけでなく、事前のワークショップや、コンサート後のミックス・ダウンなどもすべて手がけています。そんな行方氏に、今年の「神戸JAZZ」のライブ・レコーディングについて、じっくりと話を伺いました。
若者の心や夢をジャズ音楽で育む「神戸JAZZ」
——— 行方先生が「神戸JAZZ」に参加することになったきっかけは?
主催者サイドに僕の後輩がいるんですよ。その後輩から、ぜひ録ってくれないかと話があったのが始まりですね。録ると言っても、CD を作るのはプロ・ミュージシャンが参加している関係で難しいので、あくまでも記録というスタンス。もちろん、後でミックスしたものは、テレビ局やFM 局のオ
ンエアで使われるんですけどね。
まぁ、後輩に誘われたのがきっかけなんですけど、僕は「神戸JAZZ」の主旨にも賛同しているんです。ジャズ音楽で若者を育成しようというね。だから、コンサート前の夏休みにワークショップが開催されるんですけど、僕はそれにも足を運ぶんですよ。楽器演奏ではなく、録音やPA、演出をやりたいという若者もけっこういるので、そういう子たちに音とは何かというのをレクチャーする。今年は11 人来たのかな。
この歳になると、そういうのもおもしろいですよ。最近の若いエンジニアは、僕のところに「おしえてくれ」って質問しに来ないから(笑)。
——— 学生バンドからプロ・ミュージシャンのライブまで、すべてレコーディングされるんですか?
もちろん。記録ですからね。学生バンドが演奏する一部が大体3 時間で、プロ・ミュージシャンが演奏する二部が約1時間。出演する学生バンドは、オーディションで選抜されるんです。今年は全部で11 校で、一番遠いところでは愛知の学校も選ばれてましたね。
演奏するのは、基本的にみんなビッグ・バンド・ジャズ。今の学校は、吹奏楽部を作っても人数が足りなかったりするらしいんですよ。それでも4 ペット、4 ボーン、5 サックスくらいはいるので、だったらとビッグ・バンド・ジャズに走るらしいんです(笑)。それと最近では、映画『スウィングガールズ』の影響もあるみたいですけどね。モデルになった「高砂高校ビックフレンドリージャズオーケストラ」も参加していましたよ。
でも、この歳になって、学生バンドを3 時間ぶっ続けで録音するというのもキツいものがありますよ(笑)。しかしたまに、「本当に高校生?」と驚く凄いバンドが出てくるんです。今回も1 バンドいたんですよ、クソ上手いのが(笑)。そういうのが出てくると、録っている側もやっぱり興奮しますよ
ね。
昨年までとはガラリと変わったレコーディング・システム
——— それでは、レコーディング・システムについておしえていただけますか。
最初に言っておくと、去年までのシステムと今年のシステムではまったく違うんです。去年までは、PA の方から16chのアナログ回線を貰って、それをレコーディングしていたんですよ。具体的には、Steinberg Nuendo をインストールしたノートPC を持ち込んで、PA から貰った16ch のアナログ回線を、RME 社のAD コンバーターに入力してレコーディングする。AD コンバーター/オーディオ・インターフェース周りは毎年違ったりするんですが、去年はAD コンバーターとしてRME 社のM-32 AD、オーディオ・インターフェースとしては同じくRME 社のHDSPe MADIface を使用しました。ただ、それだけでは物足りないので、アンビエンス・マイクは自分で立ててレコーディングしています。去年はアンビエンス・マイクを2 本、RME 社のMicstasyに入力して、そのMADI 出力をHDSPe MADIfaceに入力しました。ですからレコーディング・ソースとしては、PA から貰ったアナログ回線が16ch と、自分で立てたアンビエンス・マイクが2ch、全部で18ch の音声という感じですね。
——— PA からの16ch のアナログ回線は、頭分けですか?
いいえ。16ch では足りないので、重要なものは頭分けで貰って、それ以外はPA の方でサブ・ミックスを作ってもらいます。頭分けで貰うのは、ドラムのオーバー・トップを2本と、ソロ楽器ですね。この2 つだけは、EQ などの処理が施されていない素の音が欲しいですから。あとは全部サブ・ミックス。5 サックスをステレオにまとめてもらったりとか。
——— レコーディング前に、マイクの選択やサブ・ミックスについて、PA エンジニアの方に要望を伝たりするのですか?
ドラムのオーバー・トップで使うマイクだけは、僕に選ばさせてもらっています。それ以外はすべて、PA エンジニアのセレクトですね。PA は、ハウリング・マージンを考慮しなければならないので、ダイナミック系でタイトな指向のマイクを選ぶ必要がありますから。レコーディングだったら、スネアにはもっとブロードな指向のものを使って、パスッという音にしたくなるんですけど、そういうわけにもいかない。だからPA エンジニアのセレクトを尊重しています。ただ、ドラムのオーバー・トップに関しては、ハウス・ミックスではそんなに使われないんですよ。上から狙うマイクは、ハウリング・マージンが確保できないので。それだったら、オーバー・トップだけはこっちで選ばせてよという感じですよね。具体的には、ドラムのオーバー・トップにはコンデンサー・マイク、アンビエンス・マイクには指向性が強く、PA の返りを拾わないマイクを使用しています。
サブ・ミックスに関してもマイクのセレクト同様に、PAエンジニアのバランスを尊重していますよ。一番最初に、これとこれが欲しいという話をするだけで、その後は一切口を挟みません。向こうだってプロですからね。ただ、PA エンジニアはやりにくいとは思いますよ。東京から来た訳の分からないオヤジが常にいるんですから(笑)。
——— そのような昨年までのレコーディング・システムが、今年からどのように変わったのですか?
RME 社の製品でお世話になっているシンタックスジャパンにお邪魔したときに、スタッフがレコーディングしたファイルを聴かせてもらう機会があったんですよ。とある歌手のライブをレコーディングしたものだったんですが、それが凄く良い音で。「これはよく録れてるね」と言ったら、PA コンソールからMADI で繋いでレコーディングしただけだと言うんですよ。デジタルの音声をそのままレコーディングしただけで、操作らしい操作は行っていないと(笑)。それは凄い、だったら今度の「神戸JAZZ」でも同じセットでやらせてよと言って、システムを変えてみることにしたんですよ。
ただ問題があって、同じようなMADI レコーディングを行うには、当然のことながらPA コンソールはデジタルでなければならない。去年までの「神戸JAZZ」のPA コンソールはアナログだったので、PA を担当しているヒビノさんにお願いして、今回特別にDiGiCo 社のデジタル・コンソールを使用してもらったんですよ。
——— それでは今回のレコーディング・システムについて、詳しくおしえてください。
ヒビノさんが用意したPA コンソールはDiGiCo 社のSD8-24 で、その入出力ユニットであるStage Rack から48ch のMADI 回線を貰いました。要するに、SD8-24 に入る前の段階で、すべてのインプット・ソースを頭分けして貰ったということです。もちろん、Stage Rack のヘッド・アンプは、PA エンジニアがSD8-24 から操作しているんですけどね。
アンビエンス・マイクは去年と同じように2 本立てて、RME 社のMicstasy をマイク・プリアンプ兼AD コンバーターとして使用しました。回線の流れとしては、StageRack から出力された同軸のMADI 回線をMicstasy に入力して、アンビエンス・マイクの2ch の音声を足し、再びMADI で出力してRME 社のHDSPe MADIface に送る……という感じです。チャンネル数でいうと、Stage Rack から出力された段階では48ch ですが、Micstasy の中でアンビエンス・マイクの音声を2ch 足しているので、計50ch の音声がHDSPe MADIface に入っているということになります。
要するに、去年まではPA コンソールのサブ・ミックスをレコーディングしていたのが、今年はマイクに入った音をそのままレコーディングできたということですね。しかも接続は同軸ケーブル1 本と、これ以上ないくらいシンプルで、Stage Rack から直接貰うのでPA エンジニアに気を遣わせることもない。去年までとは桁違いの進化ですよね。一昔前に同じようなことをやろうと思ったら、一日数十万円支払って録音車を借りないとダメですよ。それに出張費を足したら、とんでもない金額になる。それがMADI を活用すれば、ノートPC 1 台で出来てしまうんですから本当に凄い時代ですよね。
——— 今回もNuendo を使ってレコーディングされたのですか?
いいえ。今回は、RME 社のオーディオ・ハードウェアに付属しているGlobal Record というソフトウェアを使ってレコーディングしました。ノートPC はパナソニックのTOUGHBOOK で、CPU はCore 2 Duo の2.0GHz とそんなにパワーは無いマシンなんですが、何の問題もなく50 トラックのレコーディングが行えました。
そして今回、おもしろい試みとして、レコーディングをしながらRME 社のTotalMix というソフトウェアを使って2 ミックスも作ったんですよ。TotalMix は、RME社のオーディオ・ハードウェアのDSP 上で動作するソフトウェア・ミキサーなんですが、主催者サイドがすぐに2 ミックスが欲しいというので、だったらその場で作りましょうと。
——— ライブ・レコーディングをしながら、リアルタイムにミックスも行ってしまうというのは凄いですね。
昔は皆、TotalMix のようなシンプルなコンソールでミックスしていたんですから。機能的な要望はあるんですけど、単にミックスするだけだったら十分ですね。もちろん、TOUGHBOOK でGlobal Record とTotalMix を同時に使用しても全く問題なく、GlobalRecord でのレコーディングとTotalMix でのミックスは完全に切り離されています。
——— ミックス時は、どのようにモニターしたのですか?
HDSPe MADIface のMADI 出力をRME 社のデジタル・フォーマット・コンバーター、ADI-642 に入力して、そのヘッドフォン端子でモニターしました。そしてADI-642 のAES/EBU 出力をRME 社のFireface 800 に入力し、そこからアナログ回線をステレオ4 系統出力しています。要するに、Fireface800 をAES/EBU 入力のDA コンバーター兼スプリッターとして使用して、そこから主催者側のレコーダーにアナログ回線を送っているわけですよ。具体的には、Pro Tools、中継カメラ、そして2 台のMD レコーダーにアナログ回線を送っています。
そしてコンサートが終わった後は、もちろん自宅のNuendo で改めてミックスを行いました。Sonalksis社のプラグインを活用してね。50 トラックもあると、ミックスはかなり大変なんじゃないかと思うかもしれませんが、実際には使わないトラックの方が多かったりするんですよ。全部のトラックを使う必要はないんです。その辺りは長年の経験がものをいう感じでしょうか。
今年の「神戸JAZZ」は、PA の方でデジタル・コンソールを使用してもらったことで、初めて全面的にMADI を使ったライブ・レコーディングを行うことができました。その結果、シンプルなセットアップでありながら、今までで最も高音質なレコーディングができたと自負しています。来年もぜひこのセットアップでレコーディングを行いたいですね。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝までお気軽 にどうぞ。
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2010/11/15
進化したAvid New HD I/O:Dave Hill HEAT共同開発者インタビュー
三次倍音内で主に発生する非直線的な高調波歪について語るデイブ・ヒルの目は本当に輝いています。さらに二次倍音に関しての質問をしようものなら、その目は一段と輝きを増し、その仕組みや素晴らしさについて、とめどなく語ってくれます。
彼は真のアナログ信奉者であり、テープマシーンやチューブの全てを知り尽くし、そしてまた、それらを使用した豊富な録音/リスニング経験を持っているのです。恐らく、彼は一般のエンジニアが一ヶ月に行う回数以上の厳密なリスニングを一日の中で繰り返している事でしょう。デイブは、彼が学んだ電子工学の知識を活かして、これまでアナログ回路の中で実現してきたことを、今回はソフトウエアのコードの中で見事に表現することができたのです。
あらためてデイブをご紹介しましょう。
彼は、Pro Tools HD 用にデザインされた素晴らしいテープ・シミュレーション・プラグインの一つであるPhoenixを開発したCranesong社の創設者です。そして今回、皆様にお届けする事ができたHEATをAvidと共同で開発しました。小さなこだわりが大きな違いを生む事ができる。彼の言葉を信じ、真剣にこのHEATのサウンドに耳を傾けてください。
では、デイブの口から、今回の共同開発に到った経緯やどのように具体化していったかを語ってもらいましょう。
HEAT : デジタル・ドメイン内でのテープ及びアナログ・イミュレーション
90年代にATR Serviceのアナログテープマシーン用の電子回路をデザインした後、私は、デジタル・ドメインの中で、いかにテープやアナログのイミュレーションを行うかという事に集中し始めました。そして2003年にCranesongのPhoenixプラグインの開発に興味を持ち始めたのです。
Phoenixが市場で出てしばらく経ってから、Avidの当時の技術最高責任者だったデイブ・ラボルトとNAMM ショーで話をし、そしてその話題はフランクフルトのmusikmesseでも継続されました。デイブは、当時、ある目的を持って個性的なアナログ・イミュレーションをプラグインで実行する為の方法論を模索しており、その後、私をAvidのオフィスに招き,その可能性について話をするため数人の人々を紹介してくれました。その時に会ったAvidのスタッフ、デイブ・ギブンス、ボビー・ロンバーディ、ボブ・リー、クリス・タウンゼントといった素晴らしい人達との出会いは非常に印象的で、彼らの求めているイミュレーションには何が必要か、どういった方法が効果的かなどを話し合いました。これらの議論は、真に優れていて、かつ独特な「何」かを生み出す原動力となったのです。つまり、プラグインの通常のフォームを超えた「何か」です。これらの素晴らしい人々と議論を交わしたこの三日間こそが、Avidとの共同作業のスタートだったと言えるでしょう。そして、その結果として誕生したのが、このHEAT、つまり通常のプラグインの形ではなくPro Tools HD用アド・オン・ソフトウエア・ミキサーなのです。
開発の初期段階から、デジタル領域で「何か」をうまく成し遂げるには、何が必要かは明らかでした。第一に必要なのは、アナログの基礎を深く、そして多角的に理解することです。勿論、アナログについて学ぶ最も良い方法は、アナログ機器とともに、深く、そして長年に渡って作業を行う事です。我々はテープを使って育っている為、テープマシーンの良い面も悪い面も熟知し、また様々な対処方法も心得ています。
最初に認識しておかないといけないことは、素晴らしいサウンドを持つ精巧なテープマシーンは、決して何かに似ているというわけではないということです。それらは何者にも似ず、それ自体が個性を持って「素晴らしい」のです。従って、これらの「素晴らしいサウンド」をデジタルの世界の中で忠実に再現する事が目的のHEATをデザインするに当たっては、アナログで生じる心地よい歪みの創出、そしてそれのゲイン・コントロール、また様々なトーン・カラーを供給するシンプルなツールを持つ必要が有ると考えました。では、アナログ及びテープを構成する何がHEATに加わり、それらをHEATがどのようにPro Toolsにもたらしたかを見て行きましょう。
テープマシーン独特のサウンドは、主に4つの部分の品質に左右されると考えられています。つまり、録音時における周波数変調またはプリ・エンファシス、リニアに接する事になるテープそのものとテープ・ヘッドとの相関関係、再生時に派生する周波数変調とディ・エンファシス、そしてアナログ電子回路の品質です。
7.5IPSに対するNAB規程のEQカーブは、1KHz時を基にした場合、比較して15KHz時では約12dbブーストされます。つまり、もしあなたがアナログテープに何かを録音する場合は、周波数構成毎の録音レベルに注意を払う必要があるということになります。例えば、1KHで0VUトーンを録音できたとしても、15KHzではそのままのレベルで録音することはできません。その場合の15KHzトーンはオーバーロードとなり、歪んでしまうからです。古いテープマシーン、例えばAmpex 440やStuderA80では、レベルがオーバーロードした際、主に2次倍音から構成される偶数倍音のハーモニック・ディストーションを生じさせるシングル・エンデッド・アンプリファイヤーを採用しています。
それが1オクターブ上の繊細な高調波歪で、それ自体は聴き取りにくいものであっても、元のサウンドに対して、デリケートな柔らかさや、言葉では表現しにくい何らかの影響を与えます。ハイファイな人々は、これを「euphoric(心地よさ)」と表現します。テープに録音すると、そのテープ・エフェクトが、EQ処理やその他のポスト・プロセッシングの前段階で、レコーディングしている全てのトラックに生じるのです。ここで生じる色彩感やスムースさといったものは、ソフト・コンプレッションまたはオーバーロードの度合い、そしてまた、その度合いは周波数によっても異なった形で生じ、これらが複合的な形で独特のサウンドとして表現されます。これがコンプレッション効果や聴感的に心地よいとされるハーモニック・ジェネレーターなのです。
真のアナログ・イミュレーションを行うソフトウエアをデザインするにあたっては、DSP効率の追求も課題となりますが、同時に、アナログで生じうる可変的な結果を導く方法を追求しながら、それぞれに対して聴感上でも正しいサウンドを得る事が求められました。
そういったコンセプトを基にAvidのボブ・リーと現在はスカイウォーカーサウンドに所属しAvidのトップベータ・テスターでもあるダニー・カッカーボと共に作業を行って6ヶ月が経過した頃、私は何かしらの手応えと、サウンドを正しい方向に導く手がかりを掴みかけていました。理想を実現するにあたり、プログラムをミキサーの中に組み込むというアイディアが、全てを変えたのです。夢の実現に向けてスタートを切った瞬間でした。それから数年間に渡りコード・ライティングとリスニングを繰り返す事で、遂にHEATが誕生しました。
HEATは非常に複雑でかつハーモニー豊かな効果を生み出しますが、その使い方は至ってシンプルです。HEATには、2つのコントロールがあります。1番目は、テープとテープに追加のアナログ機器を加えたケースを再現する2つのモードを持つドライブ・コントロール。片方向にノブを回すとテープを使った際に生じる独特のカラーをもたらし、テープならではのコンプレッションや歪みも同時に再現されます。逆方向にノブを回すと、今度はテープに加え真空管ベースのアナログ機器で加わる効果もプラスされます。2番目のコントロールは、トーン・コントロールで、高周波数に対するコンプレッションのキャラクターを変更することで、サウンドの硬軟を調整します。HEATは、テープ・マシーンそのもののように、レベルと周波数の相関関係でサウンドが決まります。もし使っているトラックの一つのレベルが高過ぎるなら、そのカラーを調整する為にレベルのトリム調整を行う必要が生じるでしょう。
また、HEATのサウンドは、Phoenixともまた異なるものだという事も伝えておきましょう。この二つは、操作性も全く異なりますが、サウンドの違いゆえに共存することも可能です。また、ミキサー上にあるHEATとの関連性をうまく利用し、特定のトラックにPhoenixを実行して特別な効果を得る事もできるでしょう。
ミックスしたサウンドを変えたい?そういった希望も遂に簡単に実現できるようになりました。各トラックにHEATが実行されることで、バス上に何かを実行していた時とは大きく異なる結果を得る事が可能となります。HEATを使えば、例えばミックスを少しだけ明るいトーンにしたいという場合でも、トーン・コントロールを回すだけで、豊かなハーモニクスが加わり明瞭度が上げることができますが、これは複合的な要素の追加であり単純なEQと同じではありません。
HEATはデジタルですが、実際には殆どアナログ・ワールド時のオペレーションと同じであり、また効果もアナログそのものです。もしあなたが、アナログ・サウンドをお好みで、それがどのような効果をもたらすかを理解しているのであれば、是非、HEATでミックスしてみてください。きっと素晴らしい成功を収める事でしょう。
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(前編)
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(後編)
進化したAvid New HD I/O:Dave Hill HEAT共同開発者インタビュー
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2010/11/15
特集:進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(後編)
エンジニアの杉山勇司氏に、業界標準とも言える192 I/Oのブラッシュアップとなる新製品HD I/Oについてお話を伺いました。さらに、Pro Toolsの今後、音楽制作の未来までもを含んだスペシャル・インタビューの後編です!
HD OMNIの評価は?
ROCK ON PRO:ところで、もう一つの新製品HD OMNIはいかがでしたか?
杉山:今回同時にHD OMNIもチェックしました。まず、最も気になる音質ですが、HD I/Oと比べて全く遜色ない音質と言えると思います。同じAD/DAを搭載しているのですから、当然と言えば当然かもしれませんね。今回もまた聴き込んでしまいました(笑)。HD I/Oで感じる解像度の高さは、HD OMNIの特徴でもあると言えるでしょう。
HD OMNIならではのポイントとしては、何と言ってもモニターセクションとヘッドフォンアウトが搭載されたことでしょう。こちらは、X-MONと同等の技術ということなので、HD OMNIに対する力の入れ具合が判ろうというものですね。僕は、特にヘッドフォンアウトの音質が気に入りました。ヘッドフォンアンプにこだわりのある人達にも、納得の音質だと思います。僕のDT-250も充分にドライブしていたので、ユーザーが音量不足に悩むこともないと思います。また、マルチチャンネルのモニターへの対応が充実しているのも、HD OMNIの特徴ですね。ポストプロダクションからの要望をたくさん取り入れているように感じます。
レコーディングにおいて、HD OMNIならではの使い方を考えてみると、ぜひライブ・ツアー先などで使ってみたいですね。その日収録した音源をホテルでミックスとか……。HD OMNIだけで、モニター環境までもばっちり整えられるのだから。でも、寝れなくなるだけかも知れないですね(笑)。
もちろん192 I/Oから乗り換えというのも考えられると思います。より少ない投資で音質向上を狙えるので。ただ、そのまま接続しても音は出ますが(笑)、基準レベル等の作法が少し違うので、求める作業をよく考えてからシステム構成した方が良いと思います。そこは、ぜひ ROCK ON PROに担当してもらって……(笑)。
あと、工場出荷時にはヘッドフォンレベルが0dB、つまり全開になっているので、注意した方が良いかも知れませんね。箱を開けて、いきなりヘッドフォンでモニターすることはないとは思いますが。
注目の新機能HEAT
ROCK ON PRO:Ver 8.1の目玉の機能でもあるHEAT。先日のセミナーでもご説明いただきましたが、どのような使用法が効果的と思いますか?
杉山:僕自身も、ミックスのどの段階でHEATをActivateするかについて結構悩みました。どれぐらいドライブして始めるかも同様で、パラメータを振り切った状態でミックスを始めてもうまくいかないんです。この設定はキックにはいいけどスネアには合わないとか。
そこでHEATの調整をしていると、全然ミックスが進んでいかない。 そうすると、トラック毎に調節できれば、という考えにもなると。でもそれはHEATを捉え違えていると思うようになりました。ミックスの最後の最後に、全体の形を変えることなく音の輪郭を出せるエフェクト。EQやコンプをマスターにインサートして、というのは今までも使ってきた手法ですが、最後の段階に行うとどうしてもそれまでの形が変わってしまうものなんです。そういう意味で、HEATは今までにないエフェクトだと思う。そして、HEATが作り出す輪郭の細かな違いを聞けるのが、HD I/Oなんです。
Pro Toolsの未来像
ROCK ON PRO:AVIDに期待する未来…PRO TOOLSの進化だったり、期待はありますか?
杉山:作業をしている内容によって、要望はすごく変わるんですけど……。以前ターゲットモードを搭載してくれと要望を出したことがありましたし。
例えば、今搭載されているプレイリスト画面では、ボイスがひとつしか割り振られていないのでテイクを切り替えても瞬時に入れ替わらないですよね。それぞれにボイスを割り当てるようにしてくれたらきちんとセレクターとして使えるのに、と思っています。
ROCK ON PRO:利便性に対する要望はかなりあるということですよね。
杉山:と言っても、ミックスしてる時にはプレイリストなんかいらないな、となってしまうんですけどね(笑)。ミックスの時は、アウトアサインまでドラッグコピーして欲しいんだよな、とか考えるし。あと、グループもLogicで出来ているような、セレクトしたものが一時的にグループ化されるようにもして欲しい。それと、フェーダーの値も、等間隔の数値にならないものか……とか。ログカーブなのは分かるんだけど、Bカーブと等間隔の切り替えがあるといいなと。あとは、ボリュームをナッジできるとか……。
まとめると、もっとデジタルな会社になって欲しい。もうアナログのシュミレーションは終わったでしょ、と。HEATなんかは、やっとデジタルでしかできないことをやってくれたとさえ思っているんですよ。
HEATは真空管の音にしましたとか、テープの音にしましたとかの説明があるけど、例えば実際の現場で、この曲は絶対にNeveの8000シリーズが合うので、それを持ってるスタジオに行ってミックスしたいと言えましたかと(笑)。バジェットの関係もあるし、そのNeveのコンディションもあるし。そして別の曲ではEMIのコンソールが合うからといって、そこに行けたわけでもない。つまりHEATはそういう使い方をするためのものではない、と。コンソールやレコーダーを入れ替えるように、なんていう説明があったと思いますが、僕は賛成ではないですね。つまりNeveの倍音の加算のされ具合がいいと言ってNeveを使ったことはないですし。だから、HEATはコンソールのシュミレートではないと考えて使っています。シンプルに倍音を加える、輪郭を出すといった説明が一番ではないでしょうか。最初はアナログの機材をイメージしたのかもしれないけど、デジタルのミックスに影響を与えられるようになったツールの誕生というのは、デジタルが初めてアナログを超える第一歩なのかもしれないと思ったりもしました。
デジタル、つまりDAWを使うことによって時間軸を操作するということが簡単に出来るようになったんですが、それまでアナログでも出来ていたんですよね。ピッチの修正なんかも、すごい手間はかかりましたが普通にやっていたことであって、そう考えると、デジタルでしかできないことって、相当少ないんですよ。そういう意味で、今回のHEATでやっとデジタルならではのことが出来たんじゃないか、と思うんです。
ROCK ON PRO:チャンネルごとにパラメーターはいじれないけど、チャンネルごとに掛かっているからこそ意味があるのがHEATだという。マスタリングとも違う、そこが面白いですよね。
杉山:SoundToysのDecapitatorもあるし、Phoenixも持ってるから、HEATは要らないかなと言う人も、全く違うものだから安心して買っていいよと、言いたいですね(笑)。僕自身も両方持っていて、これを全チャンに入れろっていうこと?と思ったりもしたんですが、全く違うもので安心しました。やっと新しい物が出てきたと。
ROCK ON PRO:音響ハウスでのセミナーでも、プラグインとして捉えている方がほとんどでしたよ。
他に、製品開発への要望とかはありますか?
杉山:すごい大きなところから言うと、Pro Toolsは今後50年間の音楽の責任を担っているという自覚はありますか、ということでしょうか。つまり50年間使えるものにしてもらいたい。今の時点でも、15年前のPro Toolsのデータ使えなくなってますよね、と。これだけ、レコーディング機材のシェアを取り、Pro Tools以外でレコーディングをすることがなくなったのだからこそ、全世界の音楽がそこに乗っかっているということを、自覚してもらいたい。50年後にもあなた達のデータは再生できなきゃならないんですよ、と。だから、僕はプラグインってあまり好きじゃなくなっているんですよ。
ROCK ON PRO:RAWデータは残るけど・・・
杉山:今までもそうだったから、 RAWデータでいいかも知れないですね。でも、SDⅡファイルがそのまま読めなくなっている現状というのはちょっと恐ろしいですよね。せっかくレコーダーとコンソールが一体化していることが売りなのだから、やはり全部リコールされてこそ価値があると思うので、15年前のセッションであろうが、何らかの形でそのまま再現されるべきだと思いますね。
その他だと、さっきも言ったんですが、アナログのシュミレーションは終わったでしょ、と言いたいですね。もっとデジタルでしか出来ないことをやってよ、と。そしてそれが、一番やりたいことに近づくと思っているんです。「もうフェーダーじゃなくていいから」とすら思っています(笑)。
ROCK ON PRO:一部の、それこそ新しい考えの人達なんかは、これからの未来像はコンソールスタイルじゃないんじゃないか、なんていう意見も出てしまうんですよ。そこでなんですが、世の中のニーズの中で今後予測される、AVIDの未来像はどうですか?こんな製品出てくるんじゃないの、とか。
杉山: 夢としてはですね、近い将来に音声認識して欲しい。言葉で指示して、反映される。「Vocal, Up 2dB」とか。もちろん、「それだと大きすぎますよ」とか、コンピューターに余計な文句まで言われたくはないんですが(笑)。リスニングポイントを動かずに最初から最後までミックスをしてみたい。今のシステムだと、どうしても動く状況があるじゃないですか。音声認識にすればそれが可能になるんじゃないかと思っています。
ROCK ON PRO:DAWの未来像はどう考えていますか?
杉山:今までは、どんどんすごいものが出てきて、追いつかなきゃ、という感じでしたよね。でもそれらは、決して想像を超えたものではなかった思うんです。さっきの夢の話じゃないですが、それだって、お金さえあればどうにかなりそうな程度じゃないですか。でも、これからは、コンピューターだ、どうのよりも、人間が大事になると思っています。そういうタイミングに来ている。これ以上の想像はもう出来ないぐらいに、今すごく前の方で空回りしている。だからこそ、余計な方に行きやすい。本来、音楽の進歩に技術の進歩はかかせないものだったんです。なのに、今は技術だけが勝手に進歩して、音楽がついていけていない。
今進歩すべきなのは、実はコンピューターじゃなく人間側だということです。ミュージシャン側や、エンジニア側、感性だったり、実技の部分、演奏能力とか、聞く能力とか、音楽を知ってるとか、そういったものじゃないかな。
言い換えると、現在出来ていることはすべて30年前からの夢が実現しているだけ、とも言えると思うんです。つまり現時点で進歩することがないように感じるとすれば、30年後の夢を考えられなくなっているからだと。DAWやコンピュータに何かしてもらっているのではなくて、人間がその先を示してやらなければならないのだと思います。
ROCK ON PRO:エンジニアとして、今後、こういった部分が重視され、こういった部分は要らなくなる、そういった展望はありますか?
杉山:そうですね、いつも思うのは、しっかりと役割分担しようよ、ということでしょうか。本当はしなくていい役割だった人がミックスをしている、さらに録りまでやっている。そしてそれに気づいていない。アレンジャーが録音までやっていることになるということが、DAWを使った作業で一番の問題かも知れない。DAWになる前は、シンセで作ってきたオケを録音していく、流しこみの日というのがあって、テープとかにシンクかけて取っていくんですが、その時にエンジニアが立ち会って、トリートメントし、初めてアレンジが完成していた。それらの作業をたった一人で全部まかなってしまっている。アレンジャーや作家の人達が、本当にレベルやボーカルまで含めた音質の管理までしたいのか、また他の人の意見や知識が入る余地がない状況というのが、どれほど危険であるかということなんです。
ROCK ON PRO:分業というキーワードですが、浅く広くというか、幅広く数多くのものが消費される様になって、いろんな分業体制がシームレスになり、潰されていっているとおもうんですが。それをもう一回スローな方向というか、分業体制に戻す。もどるというか、一つ一つの質に対してこだわれる環境がまたやってくるか、戻してゆくことが、理想だということですね?
杉山:全くその通りだと思います。
杉山勇司氏 Profile:1964 年生まれ、大阪出身。1988 年、SR エンジニアからキャリアをスタート。くじら、原マスミ、近田春夫&ビブラストーン、東京スカパラダイスオーケストラなどを担当。その後レコーディング・エンジニア、サウンド・プロデュー サーとして多数のアーティストを手がける。主な担当アーティストは、ソフト・バレエ、ナーヴ・カッツェ、東京スカパラダイスオーケストラ、Schaft、Raymond Watts、Pizzicato Five、藤原ヒロシ、UA、NIGO、Dub Master X、X JAPAN、L'Arc~en~Ciel、44 Magnum、LUNA SEA、Jungle Smile、Super Soul Sonics、 広 瀬 香美、Core of Soul、Cube Juice、櫻井敦司、School Girl '69、dropz、睡蓮など。 また、 1995 年には Logik Freaks 名義で、アルバム『Temptations of Logik Freaks』(ビクター)をリリース。2004年にリットーミュージックより著書「レコーディング/ミキシングの全知識」を出版
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(前編)
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(後編)
進化したAvid New HD I/O:Dave Hill HEAT共同開発者インタビュー
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2010/11/15
特集:進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(前編)
エンジニアの杉山勇司氏に、業界標準とも言える192 I/Oのブラッシュアップとなる新製品HD I/Oについてお話を伺いました。さらに、Pro Toolsの今後、音楽制作の未来までもを含んだスペシャル・インタビュー!
HD I/Oの印象、評価
ROCK ON PRO:HD I/Oに初めて触れたときの印象はどうでしたか?
杉山勇司氏(以下、杉山):見た目シャープになった分、期待いっぱいで聴きました。銀色も新鮮でしたが、今となってはどうなのって感じになりますね(笑)。
ROCK ON PRO:ちょっとプラスチックな感じとか?今回は、鉄かな?メタルかな?と思わせるところがありますよね。
杉山:そうですね。いい音させますよって感じがして良いと思います。
最初にHD I/Oを使ったのは、9月10日にROCK ONでおこなったセミナーの準備のための1週間。その次が今回だったんですが、前回はセミナーで話す内容の準備や、せっかくの機会なのでといちからミックスをすることにしたり、さらにはHEATも使わなければならない…などとあわただしい感じのチェックでした。
もちろんHD I/Oに差し替えた瞬間は音の違いに「おっ!!」と思ったのですが、ミックスに集中してしまったということもあり、あまりじっくりと評価する時間が取れなかったのが実際のところだったんです。
今回は、すでに一度HD I/Oを聴いているというのもあるのでしょうか、最初に素材を単純に並べて再生したとき、思わず聴き入ってしまいました。急に、今まで聴いたことのない聴こえ方がしたように思います。「こんなに違うんだ」と実感したのは、ミックスが仕上がった時よりも、バラバラの素材の時の方でした。
ROCK ON PRO:率直に、音質評価に関してはどのようなコメントですか?
杉山;いろいろな音質の評価の仕方があると思うんですけど……。例えば、抜けが良くなったとか、低域が豊かになったとか。今回何が一番かというと、音像がすごくくっきりと結ぶようになった、というのをあげたいですね。立ち上げただけの素の音を、そんなに聴きこみたくなるっていうのはどういうことだと思って……。
ROCK ON PRO:そうなんですよね。一つ一つの音がすごくはっきりとしていると弊社スタッフの評価でもあります。
杉山:でも、そのはっきりっていうのが、低域を削ればそう聞こえるし、高域を上げれば輪郭がくっきりとするとかあるんですが、そういう変化ではないんです。他に影響を与えずにくっきりするというか、また歪んでくっきりするというのでもなく、単純に言うとこれが技術の進歩かと思いました。
ROCK ON PRO:192I/Oと比較して,どう感じられましたか?
杉山:元々192に対して不満があったわけではないんです。
ROCK ON PRO:全然なかったですか??
杉山: サードパーティーのインターフェースもほぼ全て試しているんですが、それでも192に対しての不満というのはないですね。反対に他社のものの方が、「低音を削った音づくりすれば、すっきりするよな。」といった感想を持ったものが多かったように思います。さらに192 I/Oの値段もふまえて考えると、これに誰が文句があるのだろうか?と思うわけです。
他にも、192 I/Oはトリムができるけど、他社のものは出来る商品が少ないとか、そういうことからも192 I/Oを使わない理由はないと思っています。中身に関してもこの値段で作れるものじゃないと思っていましたし、音を変えたいのだったら、僕だったら、ケーブル変える。例えば、電源ケーブルだったり、D-Subケーブルだったり。
ROCK ON PRO:ちなみにそのケーブルはどこの製品ですか?
杉山:自作です(笑)。ケーブルはAETです。それでずっと満足していたんですけど、HD I/Oを聴いて、「この満足を超えるものが出せるんだ」と感じました。しかも、さっき言ったようにわざとではなく、あくまでも自然に。
ROCK ON PRO:周波数特性とかに違いは感じませんでしたか?
杉山:それはありません。もちろん、チップセットが違うので、当然フィルターの違い等あるのでしょうけど。
ROCK ON PRO:ということは、位相、定位や、f特などの音質評価。それらは、無色で、正しく正常進化というか、ブラッシュアップしたという感想ですか?
杉山:そう思います。より音が見えるようになってきているのは、そういった進化のおかげだと感じます。
ROCK ON PRO:192I/Oとのキャラクターの違いは?
杉山:それはあまり感じていません。
ROCK ON PRO:素材は192 I/Oで作ったものをHD I/Oでミックスする場合を想定しての質問ですが、作業上192 I/Oから変更して生じる違いというか、危険は感じますか?
杉山:危険までは感じませんね。もちろん音の出方は違うのですが、キャラクターの違いとして感じてはいないので、違和感なく作業出来ると思っています。
ROCK ON PRO:ミキシングにおいてはいかがでしょうか?
杉山:ミックスしている最中は、出ている音に対して反応をしているので、やりやすいとか、やりにくいということはありませんでした。ただ出来上がったときに、音が思った位置に来ているというか、想像通りの仕上がりになっているというのはありますね。やはり位相感がいいというんでしょうか。僕は、位相という言葉はとてもオカルト的な要素があると思っていて……。部屋の反射などによっても変わってしまうものであって、それこそ、座っている位置を少し動いただけでも変わってしまうものなので。
サウンドがくっきりするというと、それぞれの楽器が裸になってしまって困るといった考え方があるかも知れないですが、HD I/Oはそういうことにもならない。音があるべき姿で再生されるということなんです。そう気付いてから、なぜHEATを作ったのかわかった気がします。なるほど、こうやって混ぜたくなるサウンドなんだなと。
ROCK ON PRO:相対的にいうと仕事の時間は早くなる可能性がありますね。スパッと判断できる。
杉山:そう思います。
ROCK ON PRO:迷いがなくなる。
杉山:そうです、いいことですよね。さらには、サウンドが見やすくなることで、あやふやにしてしまっていた部分が減るのはいいことでしょうね。また、これは「後でなんとかなる」かどうかの判断もしやすくなるでしょうね。
ROCK ON PRO:サウンド面に関しての総合評価というのは?
杉山:HD I/Oの音が、本当にいい音だと認識をして欲しいと思います。好みの問題ではなくて。レコーディングにおいていい音を求めるということは、常に第一義にあるべきだと再認識するいい機会だと思います。
ROCK ON PRO:そうですよね、今まで以上に良く聞こえますからね。
杉山:しっかりと聞こえるということが、どんな意味を持つか、もう一度わかるというか、そうしたら、全部がもう一度好循環するんじゃないかという夢まで見てしまっています。
安かったり、手軽さだったり、便利さを優先して、音が少しくらい悪くったって関係ないというか、むしろ悪いことじゃないくらいの考え方が普通になってきてしまっている。今まで僕らエンジニアは、すごい手間がかかるけど少しだけ音が良くなる、そんなことをずっとやってきているんだけど、それを思い出して欲しいというか。HD I/Oを使うと、これだけ違いが聞こえちゃうんだよ、と。
ROCK ON PRO:それは、お金に余裕さえあれば絶対に買い換えたほうがいい、ということでしょうか?
杉山:もう一度音楽が好きになる。それくらいの価値があると思います。
ROCK ON PRO:192 I/Oと並行運用、今日は192 I/O、明日はHD I/Oみたいなことをする必要はない?
杉山:僕はその必要を感じません。デファクトスタンダードと成っている企業が、言葉の通り「進化」させてきた製品だからというのもあります。他社の製品を置き換えるのではなく、自分自身を進化させるための製品なので、自分たち自身でしかできない「進化」をしっかりしたんだなと感じています。
ROCK ON PRO:メリットしかないと?
杉山:そうですね。
ROCK ON PRO:他に機能的な部分なんですけど、ワークフローを変えてしまう可能性があるような部分はありますか?
杉山:そうですね、少なくなったレーテンシーなどは、確実にミュージシャンはわかって変化が出ると思っています。でもこれは、しっかりとミュージシャンに聞かないとわからないですけどね。
ROCK ON PRO:もちろん、しっかりとした方に、ですよね(笑)。
杉山:でもね、みんな、反応してるんです。感じ取っていない人でも、絶対に体は反応してます。そんなもんだと思っている人か、違和感を感じている人かの違い。でも、みんな反応していると思ってます。
レイテンシーに関しては少なければ少ないに越したことはなく、少ないことによる悪影響なんてものはないので(笑)。すべてのレコーディングスタジオは、今すぐにでも買って欲しいですね。
杉山勇司氏 Profile:1964 年生まれ、大阪出身。1988 年、SR エンジニアからキャリアをスタート。くじら、原マスミ、近田春夫&ビブラストーン、東京スカパラダイスオーケストラなどを担当。その後レコーディング・エンジニア、サウンド・プロデュー サーとして多数のアーティストを手がける。主な担当アーティストは、ソフト・バレエ、ナーヴ・カッツェ、東京スカパラダイスオーケストラ、Schaft、Raymond Watts、Pizzicato Five、藤原ヒロシ、UA、NIGO、Dub Master X、X JAPAN、L'Arc~en~Ciel、44 Magnum、LUNA SEA、Jungle Smile、Super Soul Sonics、 広 瀬 香美、Core of Soul、Cube Juice、櫻井敦司、School Girl '69、dropz、睡蓮など。 また、 1995 年には Logik Freaks 名義で、アルバム『Temptations of Logik Freaks』(ビクター)をリリース。2004年にリットーミュージックより著書「レコーディング/ミキシングの全知識」を出版
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(前編)
進化したAvid New HD I/O:杉山勇司氏インタビュー New HD I/OとPro Toolsの未来(後編)
進化したAvid New HD I/O:Dave Hill HEAT共同開発者インタビュー
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2010/11/12
2010年11月17日〜19日に幕張メッセで開催される国内最大規模の映像・音響機器展『InterBEE 2010』に出展致します
2010年11月17日〜19日に幕張メッセで開催される国内最大規模の映像・音響機器展『Inter BEE 2010』。
今年は、ROCK ON PROが弊社輸入事業部(メディア・インテグレーション輸入事業部)と共に出展致します。
毎年、好評いただいている『Proceed Magazine』最新号の配布はもちろんですが、アット驚くサプライズをご用意してお待ちしております。「Saidera Ai SD-9003」オノセイゲンさんのSaidera Mastering開発の高品位ケーブル、帰ってきたTADの新スタジオモニタースピーカー「TSM-2201-LR」、YAMAHAが開発中の調音パネルなどを展示、Inter BEE必見のブースになること間違いありません。
会期 11月17日(水)~19日(金)〔3日間〕
会場 幕張メッセ
〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
開場時間 11月17日(水)・11月18日(木)午前10時~午後5時30分
11月19日(金)午前10時~午後5時
入場無料(登録制)
プロオーディオ部門 / ホール4 / 間口番号4106 にて、皆様のご来場をお待ちしております。
ご依頼いただければ、事前登録用紙をお送りさせていただきますので是非ともご連絡ください。
また、Inter BEEオフィシャルウェブサイトからも事前登録できますので、こちらもあわせてご利用ください。
https://regist.jesa.or.jp/interbee-regist/index.php?lang=0
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2010/11/11
事例:TOKYO FM / 株式会社エフエム東京様
東京キー局の一つTOKYO FMでは、自社の制作スタジオの中核、ブロードバンド向け映像の生放送の配信に対応した「STUDIO IRIS」。そに常設のPro Tools HDシステムのROCK ON PRO A.S.Pサポートにご加入いただいております。
TOKYO FMのLIVE放送の中核『STUDIO IRIS』
このスタジオでは、5.1chの放送にまで対応し、SRS Circle Surroundでデコードしたストリームを放送も可能。また、Studio Liveの会場としても多く使われ、TOKYO FMにとって、なくてはならないスタジオとなっています。このスタジオを使用した目玉番組は、毎週土曜16:00~ON AIRのKIRIN BEER "Good Luck"LIVE(http://www.tfm.co.jp/live/)。毎週多彩なゲストが参加しLIVEパフォーマンスをこの「STUDIO IRIS」で繰り広げます。スタジオライブならではの特別なセッションが多く、この番組でしか出会えない音楽を生み出しています。システムの中心はSTUDERのデジタルコンソール「Vista 7」。その記録媒体としてPro Tools HDに192 Digital I/Oを3台接続し、48chのマルチチャンネルレコーディングが可能となっています。
クリティカルな現場にこそA.S.Pを
システムの休止の許されない制作の最前線のマシンに対し、「翌営業日オンサイト」での「代替機」をご用意してのサポートをしています。安定度の高いPro Tools HDシステムとはいえ、汎用のCPU上で動作していることには変わりません。突発的な故障に対しては、代替機でのサポートで対応。日常的なメンテナンスとしては、毎年のシステムHDDの交換とシステムのバックアップによる2重化で対応しています。更に、壊れると英語でのやりとりが必要で、何かと手間のかかるiLokに関しても包括したサポート契約を結ばさせていただいております。
弊社では、業界標準となったPro Tools HDシステムに一番足りていないのは、サポートだと考え、A.S.Pサービスのさらなる充実と、お客さまのニーズにあった、商品構成をご提案続けています。FM東京さまでも、今回ご契約いただいたことで、安心して作業のほうが行えるようになったと評価いただいております。
現代の基幹システムとなっている、Pro Tools HDの最後のピースを埋めるA.S.Pサービス。クリティカルな現場であればあるほど、価値が高まると考えております。
Equipment
* STUDER Vista-7 / 40fader
* Pro Tools HD3 Accel + 192 I/O digital
* SYNC HD
* focusrite RED-8
* t.c.electronic System6000
* lexicon 480L
* Urei 1176LN
* NEVE 33609
* TUBE-TECH CL1B
* Neumann M269c / M49c / U67 / U87
* DPA 4007 / 4011 / 3521 / 4099S
* RCA type77
* SONY C38
TOKYO FM / 株式会社エフエム東京
〒102-8080
東京都千代田区麹町一丁目7 番地
TEL.03-3221-0080(大代表)
http://www.tfm.co.jp/
コールサイン JOAU-FM
FM 文字多重放送 JOAU-FCM
周波数 80.0MHz
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2010/11/11
事例:株式会社シブヤテレビジョン / Azabu O Studio 様
SUGAR Masteringを併設し、総合的な音楽制作環境を幅広く提供している、株式会社シブヤテレビジョン Azabu O Studio様は、On Air時代からの伝統でもある、居心地の良い空間作りをこころがける、アットホームな雰囲気の漂うレコーディング・スタジオです。
六本木通りの喧噪を避けるように、西麻布バス停を路地裏に入ると、都内屈指のレコーディング・スタジオと言えるAzabu O Studio様が位置しています。広大なライブルームを備えた3つのスタジオを完備するだけでなく、名物ともなっている手作りの夕食をふるまうAzabu O Kitchenを併設。アットホームな雰囲気の中、リラックスして作業が可能です。
今回ROCK ON PROでは、各スタジオに常備されるPro Tools HDシステムを、Macを含めた最新の環境に移行するお手伝いさせていただきました。
法人様では意外に難しい、細かいプラグインのアップデート作業や、セットアップの他、スタジオ音響の改善を行うために導入されたトラップ等、よりブラッシュアップされた環境構築を実現。ますます訪れる人々の高い評価を得ていく事でしょう。
Studio Equipment
Azabu O Studio Ast Pro Tools System
Pro Tools HD3 Accel
192 I/O x 2(16in/32out)
Prism Sound ADA-8 x 2(16in/16out)
Sync I/O
Apple Mac Pro 2.26GHz 8Core/8GB RAM
Pro Tools 7.4.2 & 8.0.1
Azabu O Studio Bst Pro Tools System
Pro Tools HD3 Accel + HD Process x 2
192 I/O x 2(16in/32out)
Prism Sound ADA-8 x 2(16in/16out)
Sync I/O
Apple Mac Pro 2.26GHz 8Core/8GB RAM
Pro Tools 7.4.2 & 8.0.1
Azabu O Studio Cst Pro Tools System
Pro Tools HD3 Accel
192 I/O x 3(24in/48out)
Sync I/O
Apple Mac Pro 2.26GHz 8Core/8GB RAM
Pro Tools 7.4.2 & 8.0.1
Shibuya Television Inc. Azabu O Studio
担当:金子様
〒150-0022 東京都港区西麻布2-24-13
2-24-13 Nishiazabu,Minato-ku,Tokyo,Japan
150-0022
Phone:03-3498-4646(81-3-3498-4646)
Fax:03-3498-4670(81-3-3498-4670)
HP:http://www.azabu-o.com/index.html
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2010/11/11
事例:株式会社 て・ら 様
新橋の駅からほど近い、ブロードキャストに取っては絶好のロケーションと言える場所に、その機能を集中させている制作プロダクション「オフィスて・ら」様は、テレビ番組制作の総合プロダクションとして、BS日テレの「スーパースポーツマガジン」、テレビ朝日の「サッカー星人」などを、制作からポストプロまで自社制作しています。
また、ポストプロ作業の番組としては、日本テレビの「ザ・サンデー」、同じく「からだ元気科」、テレビ東京の「子育てパラダイス」などがあります。
もともとEuphonix R-1をレコーダーとして活用されていた、て・ら様ですが、Final Cut Studioを中心としたノンリニアでのMA作業への移行を検討され、SSL C200をそのままに、従来、音効用に設置してあったPro Tools HDシステムを導入することとなりました。
ROCK ON PROでは、C200との接続にDeltaLink MADI HDを含むシステム周りと、Blackmagic Decklink HD 3Dでのキャプチャ/レイバック/モニタリングのご提案、ワイヤリングを含めたセットアップをさせていただきました。
SSL C200を中心に据えた、一括したコントロールが可能になり、MBox 2 MicroをApple Mac Proと活用する、Video Satellite LEシステムにより、コストパフォーマンスに優れた作業環境が構築されました。
また、万一の場合を考慮に入れた、3年間のROCK ON PRO A.S.Pサポート・プログラムも導入いただき、ノンストップで作業の行われる、て・ら様に最適なサポートを行わせていただいております。
現時点では、リニア/ノンリニアの混在した編集環境が多数を占めていますが、XDCAMデッキの導入を含めて、これから先を見据えたシステムを構築されたと言えるでしょう。
Equipment
Solid State Logic C200
Pro Tools HD2 Accel
SSL DeltaLink MADI HD
Pro Tools HD1 + 192 I/O
SYNC HD
MBox2 Micro + Video Satellite LE
Blackmagic design DeckLink HD 3D
SONY XDCAM PDW-1500
Office TERRA
担当:木澤様
〒105-0021 東京都港区東新橋1-3-9
楠本第六ビル7階
1-3-9 Higashi-Shinbashi,Minato-ku,Tokyo,Japan
105-0021
Phone:03-6215-8890(81-3-6215-8890)
Phone(Studio):03-6215-8889(81-3-6215-8889)
HP:http://www.officeterra.co.jp/top.html
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2010/11/11
事例:SOUND CREW / 株式会社サウンドクルー様
1984年、コンサートに携わるスタッフ会社としてスタートし、業務の拡大と共に98年に現在の東京流通センター内にリハーサルスタジオ・レコーディングスタジオを新設。年々のレコーディング業務の拡大に伴い 2010年現在リハーサルスタジオ2部屋、レコーディングスタジオ4部屋と大規模な施設として営業されています。
今回、お話を伺ったエンジニアの今泉洋一氏は、2003年、レコーディング業務の拡張に伴いサウンドクルーに入社。同時期にSSL AWS900を導入、その後スタジオの増加に伴い2006年にAWS900+を導入。2010年、全てのスタジオのモニター環境の統一化を考えSSL MatrixをBスタ、MIX ROOMに導入。現在、4つのスタジオ全てのコンソールがSSLという環境を作られた今泉氏にお話を伺いました。
[caption id="attachment_1931" align="alignleft" width="300" caption="Recording Studio Aで今泉氏にお話を伺った"][/caption]
ROCK ON PRO(以下、R):AWS900を導入されたきっかけを教えて下さい
今泉洋一氏(以下、 Im ): 発売のタイミングがちょうど重なったという事もありましたが、やはりサウンド面で信頼がおけるという面ですね。サイズ・価格という面でももちろんありますが、どのスタジオに行ってもSSLはありますから、標準という事ですよね。それまではdigidesign ProControlが入っていたので、AMEKのHAを導入して対応していこうという考えもありました。元々、スタジオの考えとして大きな卓で録るというよりも個々のHAを拘ったり、出音に対して特に気をつけるなど、いわゆるコンソールにズラーッと立ち上げるような型ではなかったんです。当時の仕事の流れも変化してきましたしね。そんな時にAWSが発売されると聞き、スタジオコンセプトにぴったりハマりますし、ここでサウンド面のグレードアップをはかろうと思いました。
後は、やっぱりアナログ・コンソールというところですね。DAW内でミックスを完結させてしまう事もありますが、やはり一度アナログを通したいと思っています。そういうことならAWSしかないと思いました。
R:どのように使用されていますか?
Im : 基本はAWSを主に使っています。HAに関しても違うHAを使う事もありますが、チャンネル・インサートのリターンに戻したりしてフェーダーに立ち上げます。もちろんEQやDynamicsも使っていますね。
ある程度AWSで作り込みを行い、Pro Toolsの方へチャンネルアウトから送ります。モニターは、Pro Toolsから2ミックスをマスターフェーダーのインサート・リターンに戻しています。ミックスでは、パラアウトで出してAWSに立ち上げる時と、2ミックスだけの時と両方ありますね。アナログの質感が得られる使い方をしています。
R:DAWのコントロールも可能ですが、どのように使われていますか?
Im : 主にはPro Toolsのオートメーションを 使用する際に良く使います。以前、ProControlを使っていた時よりもフェーダーのタッチや反応が早いのでやり易いです。ダビングの際に、手前側の8ch(17〜24ch)だけDAWモードにして、録ったものを次々とコントロールしていくやり方をよくします。
実際、PCの画面上でほとんどやってしまいますが、リバーブやAUXの送り量をフェーダーに立ち上げて一目で確認でき、調整できるのは便利です。DAWモードとアナログのモードとを瞬時に切り替えてフレキシブルに使うことが出来る点が他にはない一番のところだと思います。
R:AWS900のどのような点が優れているという印象をお持ちでしょうか?
Im : 一言でいうならば「アナログの質感」ですね。実際、他のスタジオさんで、SSLの9000や4000などを使うことがあるんですね。 その際、私自身としてはサウンド面においてはあまり大差がないかなぁと思います。 SSLモニターといいますか、SSLが導入されてるスタジオとコンソール自体がないスタジオでは同じ素材でも全然質感が違うと感じます。AWSなら同じ質感(4000など)が得られると思います。しっかりとクオリティーが守られているところが素晴らしい。
機能的なところだと、Mic INとLine INが独立してあり、フリップさせて使えるところです。なれてしまえばインライン・コンソールのように使えますからね。もちろん音質も良いと思います。サイズ的にも24chというところもいいですね、以前はProControlだったので8chでしたので。しかしながら48chほど使うことも減っていますから。8つのトラックバスもいいと思います。
基本、チャンネルアウトからPro Toolsに送っていますので、まとめる用途で良く使います。例えば、Guitarにマイクを数本立てて、それをまとめて1つのCompressorに送りたい時とかですね。使い勝手がすごくいいですね。
細かいところだと2chしかないですけどDynamicsがあること。使用頻度は高いです。
後はアナログコンソールでありながら、DAWコントロールがしっかりできる点ですね。アナログの面は先ほど言ったようにSSLのサウンドは鉄板ですし、DAWコントロールも専用機に引けを取らない使い勝手の良さがいいですね。レイテンシーも一切気にならないです。サクサクと作業が進みますね。
[caption id="attachment_1933" align="alignnone" width="636" caption="Recording Studio C"][/caption]
R:2006年に2台目のAWSを導入されましたが、主立った理由はなんですか?
Im : 2003年にAWSを入れてからスタジオ数を増やしていったんです。2006年当時に今のスタジオ数(4部屋)の状態で、AWSが入っている部屋以外は全てProControlが入っていました。その中で、リズムが録れる大きさの部屋があったのでAWSの部屋と同じような環境を作ろうと思ったのがきっかけですね。
そこで 「何を入れるか?」ということになりまして、一切の迷いもなくAWSにしました。既に3年間使っていて、使い勝手も解っていましたしサウンド面や機能面では満足していたので。
コンセプト的には、その時のAWS部屋と同じものを作ろうということだったので、何の迷いもなく2台目の導入を決めました。少し違う考えだと、外部のエンジニアさんがいらっしゃった時のこともありますね。当時の流れもありましたが、特にベテラン・エンジニアの方はSSLで育っているじゃないですか。ProControlスタイルの時には、アシスタントがエンジニアさんに使い方を説明してあげないといけないことが頻繁にあったんです。もちろん使い慣れた方もいらっしゃいますよ。そこにおいてAWSだと特に何もなくてそのままで大丈夫なんですよ。レコーディングにおいては、スイッチの場所とかだけでいいんです。ミックスになるとDAWモードの説明はしますね。そういった幾つかの理由が有り、AWSに決めました。
R:変化していくワークフローの中においてAWSはどのように機能していますか?
Im : 基本的には今も導入時も、使い方やワークフローの中における立ち位置は変わっていませんね。それまでの流れもありましたが、導入当時はインライン・コンソールでは無いという点を色々と言われることはありました。どうしてもSSLというとインライン・コンソールのイメージが強いので。でも、内部ミックスでほとんどやってしまう方が増えていき、流れも変わってきたのでインラインのことは言われなくなってきました。 インラインの使い方をされていた方々もだんだんとPro Tools内でバランスをとって、立ち上がっているフェーダーは一切動かさない様になってきたんですよ。つまり、アナログの質感が欲しいからという感じになっていきましたね。それに対してはAWSで十分対応でき、変化していく流れの中で変わらない安定したサウンドを提供できるので大丈夫です。
録音メディアがテープ媒体からPCに変わって、Pro ToolsなどのDAW環境になっても結局やるべきことは何も変わっていないと思います。もちろん、DAWの進化で時間の短縮や便宜性は大幅に改善されましたが、一つ一つの重要性やサウンド・クオリティーの向上など常に大事な課題のようなものが変わらない以上は、AWSの立ち位置は今も以前も同じままですね。
[caption id="attachment_1934" align="alignleft" width="300" caption="Recording Studio B"][/caption]
R:2010年の今年、SSL Matrixを2つのスタジオに導入されましたが、どのようなお考えで決めたのでしょうか?
Im : まず、全スタジオをSSLモニター環境にしたいという考えからです。
今回Matrixを導入したスタジオは、普段ダビングとミックスで使うことが多いスタジオなんです。それまではProControlが入っていましたので、ダビングの際に複数のチャンネルをバスなどでまとめる、ということができなかったんです。そこで、それをする為にラインミキサーの導入を考えていたのですが、その為だけに入れるのもなんだかバカらしいと思っていました。そういった環境で、SSL Matrixがあることを思い出しました。Matrixを入れれば、モニター環境が全てSSLでそろうし、アナログで立ち上げることもできる。問題であったチャンネルのまとめもバスを使うことで可能となり、ProControlと同じ様にDAWのコントロールもできるという全てが解決してしまうのでMatrixに決めました。
R:導入されてどのように使用されていますか?
Im : 基本、Guitarや歌などのダビングで使うスタジオと、MIX ROOMに導入しました。Matrixはラインミキサーなので、外部のHAに入れてからチャンネルに立ち上げ、RECバスからPro Toolsへ送っています。モニター側は、Pro ToolsからMatrixのMIXバスのインサート・リターンに入れています。 AWSと同じような使い方ですね。ここでもしっかりアナログの回路を通るので、質感は得られます。
MatrixにはMIXバスとRECバスというステレオ・ミックスバスが2つあるのでダビングをスムーズに行っていけますね。
DAWモードに関しては、AWSと同様にPro Tools側のオートメーションの調整設定に使っています。DAWモードを駆使して作業していくというよりも、一度、Matrixに立ち上げることによってのアナログの質感を得るというところを重要視しています 。内部ミックスだけでは出せないところ(特に音に関して)が大事だと思っています。Line INとDAW INで別々のインプットがあるので用途によって切り替えて使えるところが、AWSと同様にサウンド面の幅や使用方法が増えていきますね。
R:ズバリMatrixの良いところはどこですか?
Im : サウンド面と機能です。実際のところ、細かな機能は使いきれていないです。
例えば、DAWのショートカットをソフトキーに自由にプログラムできる機能など、自分の好きなようにMatrixをアレンジできますが、外部のエンジニアさんが使う場合も考えると、なかなか設定に悩みます。プライベートスタジオということであれば、その方だけのMatrixにできますからね。
DAW側のプラグインのパラメーターの調整も、フェーダーやV POTで行えるので、今後どんどん使っていきたいですね。ですので、Matrixの強みは使う方に合わせてアレンジしていける点だと思います。
R:現在、AWSが2台、Matrix2台と全てのスタジオのコンソールがSSLですが、この環境をどのようにお思いですか?
Im : SSLモニター環境で統一したいという考えが今にいたっています。もちろん、機能面においても重要ですが私の思いではやはりアナログ質感が得られることに満足しています。
[caption id="attachment_1935" align="alignnone" width="636" caption="Mix Room"][/caption]
最近は内部ミックスで終わらせてしまう方が主になったり、大型コンソールをフルで使うことが減ってきたりと、流れ自体が変化してきていると思います。そこにおいて、AWSがあればリズム録りに関しても対応できますし、Matrixがあればアナログの質感に関してもしっかりと得ることができると思います。一昔前の大型コンソールがないとできないという感覚はありませんね。十分、今の環境でできていますから。サイズが小さくなってもしっかりSSLサウンドが保たれているので、問題はないと感じます。
ベテランのアーティストさんやエンジニアさんからも満足のお声をいただいていますね。私の考えではありますが、現在のワークフローにキレイにハマっていると思います。
R:今後のSound Crewさんの方向性としてはどのようにお考えでしょうか?
Im : あくまでも私個人の意見ではありますが、Sound Crew全体として上手く機能していければと思っています。
Sound Crewの一番のメインは楽器レンタルと、機材のお預かり管理なんです。 機材をお預かりしているアーティストさんが、そのままレコーディングされることも多々あります。 ですのでレンタル業務とスタジオ業務がうまく重なっているところがあります。
リハーサルスタジオも2部屋あるので預かっている機材を、そのままリハスタで使えます。つまり運び代がかからない訳です。
レコーディングに関してはもちろん機材を持ち込んで利用できますが、持ってこない方も多いんです。なぜなら、Sound Crewにある機材は全て使い放題なんですよ。楽器から全てです。これはどこのスタジオにもない武器だと思います。
出音に対して強いこだわりのあるアーティストの方には、色々試してもらうことができるので好評です。そういったサウンドメイキングの中においてもAWSやMatrixはやはり必要だと考えています。
ご利用頂いているお客様も様々です。バンド系から歌モノと、4つのスタジオを用途に合わせて利用して頂いています。MIX ROOMでも軽いアンプなら鳴らせるブースもあるので、使い方は様々ですね。 希望としては、Aスタもしくは Cスタ(AWS部屋)でベーシックを録り、Bスタ(Matrix部屋)でダビングをして、MIX ROOM(Matrix)でTDをするというのがスタジオとしては理想です。
そして、その方がツアーのリハーサルを(リハーサル・スタジオで)して、そのツアー自体も同行できるのがイイですね。やはり楽器レンタルが強いので、スタッフとして一番多いのはローディ–なんです。人数的には50名ほど在籍しています。 ちなみにレコーディングチームは10名です。PAチームも居ますので、全体で100名ほどになります。
音楽制作におけるほぼ全てに対応できるようになっています。レコーディング時でも、Dr テクニシャンなどのローディーをプラスできるという付加価値を、どんどん付けていける強みがあるんです。オールインワンで使って頂けるような展開を今後は作ってきたいですね。
Sound Crew Inc.
株式会社サウンドクルー
〒143-0006 東京都大田区平和島6-1-1 TRC BW5-1
6-1-1 TRC BW5-1,Heiwajima,Ohta-ku,Tokyo,JAPAN
143-6591
Phone:03-5764-1115(81-3-5764-1115)
Studio Phone:03-5764-1112(81-3-5764-1112)
HP:http://www.soundcrew.co.jp
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2010/11/11
事例:株式会社ポリゴン・ピクチュアズ様
ポリゴン・ピクチュアズは、1983年の設立以来、約四半世紀に渡り、デジタルコンテンツの企画・ 制作・販売を行ってきた老舗のCG プロダクション。映画、展示映像、TV 番組、CM 等の企画・制作から、CG キャラクターの開発、ライセンシング、CG 制作技術の開発を幅広く手がけることができる数少ないプロダクションとしていま世界が注目しています。その名は世界最高峰のCG の祭典「SIGGRAPH」での入選や数々のコンペでの受賞、そして海外ビジネスの拡大により国際的に認知されたブランドとなっています。
今回 ROCK ON PRO では、こちらのポリゴン・ピクチュアズの多くのクリエイターが利用する、信頼性と機能性を兼ね備えた映像用ストレージサーバとして、DDP を導入させて頂きました。導入モデルは『DDP 16D』。ご導入いただいた『DDP16D』には、Apple のFinal Cut Pro を利用するクライアントが6台とXServe が1台が接続されています。DDP はプラットフォームを選ばず、Mac からでもWindowsからでも同時接続が可能なため、様々な制作環境でもスムーズに導入可能です。
ポリゴン・ピクチュアズでは、新たにFinal Cut Server の検証も進められているとのこと。現在400台のCG 制作用Windows クライアントを運用中のポリゴン・ ピクチュアズの未来像は、DDP とFinal Cut Server の連携による編集チームとCG 制作チーム間の合理的なパイプラインの構築。Final Cut Server の持つ高機能検索エンジンとアセットカタログ作成機能がDDP の持つ高速性と融合できればデータ管理の一元化と制作作業の大幅な効率アップも実現できる…と新しいワークフローを構築中です。
また、コストパフォーマンスでも他の追随を許さないDDP ですが、信頼性に関しても満足いただいてお
ります。導入から今日までトラブルなく稼働している事はもちろんの事、管理者不要の優れた設計、クライアント追加の利便性が高くサーバー運用も容易であり、 パーツ先出し交換サポート、リモートサービス、電話、メールでのサポートを始めとした保守契約まで、充実した内容をコンパクトなサイズとプライスで提供出来た事は、DDP の革新性を物語っていると思います。
昨年から本格的に国内販売が開始されたDDP ですが、国内でもいち早く導入されたポリゴン・ピクチュアズへの注目はまだまだ集まりそうです。
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2010/11/11
Saidera Ai SD-9003 / ケーブルの音がしない、ケーブル from Saidera Mastering
オノセイゲン氏のSaidera Masteringが、開発した『ケーブルの音がしない、ケーブル』Saidera Ai SD-9003。ROCK ON proで独占取り扱い開始!!
>>>詳細、レビュー、webでのご購入はこちらの特設ページへ>>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝までお気軽 にどうぞ。
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2010/11/09
Pro Tools 9 & Pro Tools HD 9互換性情報
11月下旬頃にリリースの決定した新たなPro Tools 9 & Pro Tools HD 9の互換情報が発表されました。
Appleの最新 "Westmere"プロセッサー搭載Mac Proの正式対応がアナウンスされたのがトピックと言えますが、大幅な進化を遂げたPro Tools 9を、安定して動作させるためのガイドラインとなります。
オペレーション・システムにおいても、Apple Mac OS X 10.6 Snow Leopard、Microsoft Windows 7のみが動作条件となり、両システムとも32/64bitサポートなのが特徴です。それに伴い、必要RAM容量も最低1GBから2GBに、推奨RAM容量も2GBから4GBに変更されているので、アップデートの際のご参考にお役立てください。
※日本語で表示されない場合は、画面上部のタブからJapaneseを選択して下さい。
Pro Tools HD 9互換性ページトップ
http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?DocId=380531&ssdFilterCommunity15=1409&ssdFilterCommunity10=1438&ssdFilter_SearchKeyWord=&Hilite=
Pro Tools 9互換性ページトップ
http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?Tab=search&Module=selfservice&TargetLanguage=selfservice&DocId=380535&NewLang=ja
Pro Tools 9 & HD 9でサポートされるコンピューターの詳細は以下をご参照ください。
Pro Tools HD 9でサポートされるAppleコンピューター
http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?DocId=380539
Pro Tools HD 9でサポートされるWindowsコンピューター
http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?DocId=380543
Pro Tools 9でサポートされるAppleコンピューター
http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?DocId=380547
Pro Tools 9でサポートされるWindowsコンピューター
http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?DocId=380551
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2010/11/09
速報:MRシリーズの未来を見据えた研究発表。世界初の1bit/5.6MHz DSDマルチトラック・レコーディング。
129th AES CONVENTION 2010会場では目立った展示を行っていなかったKORGですが、もしこのプロダクトがAES会場で展示されていれば、最大の話題となっていたかも知れません。
別所ホテルのスウィートにて行われたKORGの研究発表。それは、世界初の1bit/5.6MHz DSDマルチトラック・レコーディングのデモンストレーション。
[caption id="attachment_1886" align="alignright" width="300" caption="新しい歴史の1ページとなる、KORG DSDマルチトラック画面。"][/caption]
デモンストレーターはオノ・セイゲン氏。会場には限られたごく僅かな、それも著名エンジニアを始めとした蒼々たるメンバーが集まり、ほとんどの方が「ホテルの部屋でこんな音は聞いたことない」という驚きでした。
ただ、これは現在のところ製品化の予定はないようです。プロトタイプでもありません。実験中の様子を公開しエンジニアの方々からさまざま意見を集めるために行われた技術発表です。
セイゲン氏のMacBook Pro(2.66GHz Intel Core i7)を使用し、Boot Camp上のWindows XP環境で行われたデモンストレーション(Mac版もあります)。この日は、48トラック54、同時発音のストリーミングまで成功。
研究段階で誰でもが簡単に扱えるモノではありませんが、KORGさんが、MRシリーズの未来を見据えた研究発表です。
さらに詳しいレポートは、Rock oNの129th AES CONVENTION 2010現地レポート特設サイトにてご紹介しています。是非、ご一読下さい。
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2010/11/05
Avid Pro Tools 9 & Pro Tools HD 9登場!次世代オープン・プラットフォームへ進化!
既に世界中のスタジオでスタンダードとなっているPro Toolsシステムが、Pro Tools 9 & Pro Tools HD 9へ、次世代オープン・フォーマットをまとって進化しました!
従来は専用ハードウェアを必要としたPro Toolsが、Core Audio & ASIOに対応した事により、柔軟で自在なシステム構築を可能としました。
様々なワークフローに応える、グローバルなDAWとなったPro Tools 9に注目です。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
11月下旬発売開始予定!ラインナップ詳細/価格、ご予約はこちら
AES Conventionレポートもご期待下さい!>>
Pro Tools 9
ソフトウェア単体で販売される事になったPro Tools 9は、Core Audio & ASIOドライバーに対応し、APOGEE ensemble、PrismSound Orpheus、Metric Helo Mobile I/Oなどなど、多彩なオーディオI/Oを使用する事が可能となりました。
さらに、トラック数の拡張やDV Toolkitの機能を統合し、よりHDシステムとの互換性が高まっています。
遂に遅延補正機能も搭載され、Complete Production Toolkit 2の追加による、サラウンドへの対応も果たしたPro Tools 9は、まさに待ち望んだ進化を遂げていると言えるでしょう。
LEからのアップグレード、Music Production Toolkit、DV ToolkitからComplete Production Toolkitへのアップグレードも用意されています。
Pro Tools HD 9
従来通り、Pro Tools HDシステムにバンドルされるPro Tools HD 9 Softwareも、トラック数の拡張をはじめ、進化を遂げています。
DigiTranslatorの追加が必要だった、AAF/OMF/MXFシーケンスのオープンや、MP3への書き出しオプションも標準化。
Pro Tools 9と同様、内部バス256tr、AUX 160tr、MIDI 512trへと拡張されたトラックはもとより、HDのインストールされている環境でも、使用ハードウェアの選択が出来る等、柔軟性もいっそう向上しています。
もちろん、従来のバージョンのPro Tools HDユーザーは、アップグレードキットにより、最新の環境へと移行する事が可能です。
システムのアップグレードの際は、ご相談下さい。
完全ローカライズ(日本語化)
Avid以外のCore Audio/ASIOインターフェース上で動作
LEにあった各種制限がなくなり(トラック数は標準で96、マルチトラックのBeat Detectiveが使用可能など、多くの機能面でHDと同等に
遂に自動遅延補正(ADC)もLEで使用可能!
DV Toolkitの機能を標準で搭載
Euphonix EUCON(MC Artistなど)のサポート
Complete Production Toolkit 2を追加する事で、192トラック、VCAトラック、7.1chサラウンドなど、HDとの互換性を最大限に
新しいiLokキーによるオーサライズ
いままでのDAEに代わる新しいPro Tools Audio Engine
内部バス256、Aux 160、MIDIトラック512
MP3エクスポートが標準で可能に
可変ステレオ・パン・ディプス(他のDAWのパンディプスにPro Toolsをあわせる事が可能)
SDDSに加え、Blu-rayなどで使われているStandard HDを含む、7.1サラウンド・フォーマット対応
Avidのページへ>>
Pro Toolsシリーズの機能比較表>>
MboxシリーズからHDシステムまで、バランスよくラインナップされた新たなPro Toolsシステムのご相談は、ROCK ON PROにお任せ下さい!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、豊桝、田端までお気軽にどうぞ。
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2010/10/26
10月29日(金)、Rock oNセミナー「We LOVE WAVES! 吉田保、そのMIXテクニック」を開催! さらに、当日17時30分よりUSTREAM生中継も実施します。
2010年10月29日(金)、Rock oN渋谷店リファレンス・スタジオにて「グローバルに愛されるWAVESの全貌、実践Mixノウハウご紹介」と題した無料セミナーを開催。講師にメディアインテグレーション輸入事業部(WAVES NATIVE輸入代理店)の畑澤崇氏。そして特別ゲストとして40年以上のキャリアを誇り数多くの名盤に携わっているエンジニア 吉田保 氏をお迎え。
実に200種類以上ものプラグインを有する豊富なラインナップの全貌のご紹介と、吉田保氏ならではのミキシングテクニックを御堪能いただきます。
残念ながら第一部/第二部ともに満席となってしまいましたが、当日17時30分からUSTREAMにて本セミナーをまるごと生中継致しますので、是非ご視聴ください!
USTREAMのチャンネルはこちら↓
http://www.ustream.tv/channel/rock-on-company
期間限定WAVES全品45%OFFセール実施中! さらに複数のWAVESバンドル同時購入、またはAvid新HD I/O or HD OMNIとの同時購入なら、WAVESバンドルを50%OFFの特別価格でお求めいただけます!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)にてお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
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2010/10/06
Pro Tools HD Native登場!CPUネイティブ環境でHD I/O HD Omniを使いこなす、コストパフォーマンスに優れたシステム!
新しいHD I/Oファミリーに搭載された、DigiLink Miniコネクターから、何かが起こりそうな予感がしていましたが、Avidより衝撃的なシステムが登場しました!
Pro Tools 24の時代に、888 I/OをCPU Nativeで動作させる、Project IIというシステムがありましたが、今回登場の、ProTools HD Nativeは、当時とは比べ物にならないCPUのパワーを最大限生かし、HDシステムと遜色のないパフォーマンスと、同じI/Oを使用する事によるクオリティの確保を、驚きの低価格で実現しているのです!
話題のHD OMNIを使い、ミュージシャンやアレンジャー、プロジェクト・スタジオでのサラウンド・ミックスに対応する、コンパクトなシステム構成を実現する他、最大64chの入出力を、1枚のPCIeカードにて行う柔軟性は、HD I/Oと組み合わせた、レコーディング・ファシリティにも最適な選択となるでしょう!
FPGAを、その心臓部としたHDNativeのコア・カードは、低レイテンシーをも実現しているそうで、その実力に期待が掛かります。Pro Tools SoftwareのみならずCore AudioやASIOにも対応し一般的なネイティブユーザーの利便性も格段にアップ。もちろん、ICONやVideo Satelliteにも対応します!フレーム・エッジの正確な同期もこのクラスならではの機能です。
11月中旬、発売開始予定!今すぐ、お問い合せ下さい!
先行ご予約、デモのご依頼、ROCK ON PROアップグレード依頼、各種お問い合せは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
Pro Tools HD Native PCIeコア・システムの特徴
Pro Tools HD Nativeコア・システムは、Pro Tools HD Software 8.5および、ProToolsHDNative PCIeカードで構成されます。
Pro Tools HD Native PCIeカードの特徴
2基搭載された、DigiLink Mini端子
最大4台までの、HDインターフェイスを接続し、64chまでの入出力をサポート
低レイテンシー・モニタリング・モード搭載
DSPチップの替わりに、FPGAチップにて実現
新しくなった、ユニバーサル・オーディオ・ドライバー
Pro Tools Softwareだけでなく、Core Audio、ASIOに対応したアプリケーションで、使用可能
シリアル・ポート搭載
Sync HDに対応し、フレーム・エッジの同期環境を実現
Pro Tools HD 8.5 Softwareの特徴
対応OS
Mac OS 10.6
Windows 7
Pro Tools HD機能セット対応
192オーディオ・トラック、128バス
ハード/ソフトウェア・インサートの自動遅延補正
VCAミキシング
ソロ・バス AFL/PFL
インプット・モニタリング
ディストラクティブ/トラック・パンチ
マシン・コントロール
ICONサポート
TDMプラグイン、HEATは非サポート
対応オーディオ・インターフェイス
HD OMNI
HD I/O
HD MADI
Sync HD
192 I/O
192 Digital I/O
96 I/O
96i I/O
特徴的な低レイテンシー・モニタリング
「オープン」環境を誇るPro Tools HD Nativeですが、Pro Tools HD Softwareと同時に使用することで、ハードとソフトの完全な融合により、最高のパファーマンスで最大バリューを実現しています!
・ 最高のネイティブ・パフォーマンス
・ 専用のオーディオ・エンジンを使用してAvidハードウェアに直接アクセス
・ 革新的な低レイテンシー
・ カーネル・レベルを超えてハードウェア上に直接低レイテンシー・モニター(LLM)パスをセットアップ可能
・ パワフルな統合型低レイテンシー・ミキサー
・ 低レイテンシー・ミキサー・アプリケーションの追加不要を=低レイテンシー・ミキサーはPro Tools 上からコントロール
低レイテンシー・モニター(LLM)パスに送られるすべての入力は、ハードウェアから直接モニターされます
コア・システム、インターフェイスを含んだバンドルも用意される、このニューカマー!現時点では11月中旬の発売予定となっていますが、先行予約、お問い合せの受付は開始させていただきます!
お気軽にどうぞ!
Pro Tools HD Native Core System ¥367,500
Pro Tools HD Native + HD OMNI ¥630,000
Pro Tools HD Native + HD I/O 8x8x8 ¥735,000
Pro Tools HD Native + HD I/O 16x16 ¥840,000
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2010/09/27
Avid Media Composer & Symphonyが、Apple Mac Pro 12 Core”Westmere”をサポート!
Avid の誇る映像編集スイート、Media Composer 5および、Symphonyで、最新のIntel Xeon"Westmere"を採用した、Apple Mac Pro 12 Core(Dual 6 Core 2.66GHz)を認証し、正式にサポートされることとなりました。
Avid Media ComposerのMac Pro対応リリース(英文)はこちら>>
Avid製品のApple Mac Pro対応状況のリスト(英文)はこちら>>
Avid Media Composer/Symphonyで、Apple Mac Proをお使いいただく場合のポイント/注意点
Mac OS 32-bitカーネルのみをサポート
新規のMac Proは、デフォルトで64-bitカーネルの状態で出荷されています。Media ComposerまたはSymphonyを使用する場合は、32-bitカーネルに切り替えてご使用ください。
32-bitへの切り替え方法については、下記のURLをご参照ください。
http://avid.custkb.com/avid/app/selfservice/search.jsp?DocId=375771
ISIS 5000および7000への接続は未サポート
ISIS 5000および7000への接続をサポートしていません。新規のMac Pro 12 CoreはMac OS 10.6.4がプリインストールされた状態で出荷されます。Appleはこの不具合を認識しており、OSパッチで解決する予定でいますが、具体的なリリース日についてはアナウンスされていません。またMac Pro 12 CoreでMac OS 10.6.3をサポートするという情報はありません。
サポート対応バージョン
Media Composer 5.0.3以上
Symphony 5.0.3以上
サポートされるMac Pro 12 Coreの仕様
CPU:2x 2.66GHz 6-Core Intel Xeon “Westmere” (12 Core)
メモリー:6GB (6x 1GB)
HDD:1TB 7200-rpm Serial ATA 3Gb/s hard drive
グラフィックス:ATI Radeon HD 5770 1GB
オプティカル・ドライブ:18x SuperDrive
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
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2010/09/15
New!AVID Pro Tools Mbox シリーズ登場!HD I/Oの開発陣による設計に注目!
昨晩から新製品の発表が噂されていた本日の発表会、期待を裏切らない内容でした! 遂にAvidの名を冠した新たなるMboxこと「Avid Pro Tools Mbox」からmini、mbox、Proの3機種が一斉発表!! 注目ポイントとして
ダークグレーに一新されたアルミ製の筐体
上位2機種のオンボードDSP搭載
192 I/O開発スタッフによるクラス最高音質とソフトクリップ機能移植
などなど事前情報だけでも多いに期待高まる新製品発表会を最速レポート! 実機の展示が間に合わなかったのは正直残念でしたがNEW 「Avid Protools Mbox」の快進撃を予感させる充実のアップグレードをお見逃し無く!!
一見Avid Pro Tools Mboxの3ラインナップは旧Mbox2を踏襲しているように思えますが、今作は各モデル毎に明確な差別化が計られているのが特徴です。
サンプリングレートはminiが48kHz、Mboxが96kHz、Proが192kHz
接続端子はminiがUSB1.1、MboxがUSB2.0、ProがFirewire400
中でも注目はオンボードDSP搭載のProTools MboxとProTools Mbox Proの2機種です!
Pro Tools Essentialの後継とも言える新たなソフト、Pro Tools SEも併せて登場!
人間工学に基づいた4つのノブで各種レベルコントロール可能なデスクトップサイズのM-Audio製I/F「MobilePre」は、MIDIやデジタルは排除した潔い仕様に名前の通り新開発のマイクプリアンプを搭載し、新たなスターターキットとして受け入れられるのではないでしょうか?
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2010/09/10
NEW AVID HD OMNI & HD I/Oで迫る、Pro Tools 8.1 & HEATの真価!セミナーレポート
9/10ROCK ON PROリファレンス・スタジオにて日本初公開となる大注目のNew Pro Toolsインターフェースをご紹介するセミナーが開催されました。参加者の皆様の期待度の高さが開始前からびしびしと伝わるセミナーとなりました。その仕様等はもちろんですが、何より皆さんが気になっているのはそのクオリティーと機能性の高さだと思います。また、同時に発表されたPro Tools ver 8.1と新機能として搭載可能なされた『HEAT』も大きな反響を生んでいます。ミキサーのサミング部分に初めてスポットを当てたこの製品。DAWにとって最後の聖域とも言えるミキサーに色を付ける事が可能となります。
実機でのA/B比較試聴、機能性の解説をふまえとはたして実際のところはどうなのでしょうか?Pro Toolsユーザーの期待に応える新製品となっているでしょうか?それでは、ROCK ON PRO product Specialist 洋介がセミナーの流れに添って順にご案内していこうと思います。
また来週には動画レポートも追加予定!!注目の実機の動作している姿をご覧いただけます!!ご期待下さい!!
これを読めば、あなたもAVID New HD OMNI & HD I/Oを試したくなる事間違いありません。ROK ON PROでは国内出荷と同時にデモ機の貸し出しを開始(9月末を予定)します。予約が殺到する事が予想されます。お早めのご予約を是非ともお願い致します!!
先行ご予約、デモのご依頼、ROCK ON PROアップグレード依頼、各種お問い合せは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
<<アジェンダ>>
講師:AVID Product Specialist 小林 様
・注目の新I/O!!個別機能の紹介!ミスターAVID小林登場
・最新!!Pro Tools HD 8.1の新機能紹介!!HEAT vs NEVE直接対決!!
・新旧サウンドクオリティー徹底比較!!HD I/O & HD OMNI & 192 I/O聞き比べ
講師:Engineer 杉山 勇司 様
・実際のミックスでのHEATを実感!!杉山さんの体験レポート!!
<<講師プロフィール>>
AVID Product Specialist 小林 様
国内唯一のICON SpecialistでもあるPro Toolsの達人。
全国のデモンストレーションで皆様もおなじみかと思います。
今回はNew HD OMNI&HD I/OとHEATをご紹介いただきます。
Engineer 杉山 勇司 様
1964年生まれ、大阪出身。1988年、SRエンジニアからキャリアをスタート。くじら、原マスミ、近田春夫&ビブラストーン、東京スカパラダイ スオーケストラなどを担当。
その後レコーディング・エンジニア、サウンド・プロデューサーとして多数のアーティストを手がける。
主な担当アーティストは、ソフト・バレエ、ナーヴ・カッツェ、東京スカパラダイスオーケストラ、Schaft、 Raymond Watts、Pizzicato Five、藤原ヒロシ、UA、NIGO、Dub Master X、X JAPAN、L'Arc~en~Ciel、44 Magnum、LUNA SEA、Jungle Smile、Super Soul Sonics、広瀬香美、Core of Soul、斎藤蘭、cloudchair、Cube Juice、櫻井敦司、School Girl '69、dropz、睡蓮など。
また、1995年にはLogik Freaks名義で、アルバム『Temptations of Logik Freaks』(ビクター)をリリース
2009年4月に、Rock oNの長寿企画、People of Sound(音をクリエートし、活躍している人をご紹介するインタビュー・コーナー)にご出演いただきました! インタビュー記事はこちらから >>
<<新しいPro Tools HD I/O〜その機能性>>
▼HD I/O
まずは、メインストリームとなる192 I/Oを置き換える形で登場したHD I/Oこの機種は192 I/Oの色違い??と思われるかもしれませんが、中身は全てがブラッシュアップされた最新のI/Oとなります。Analog基盤、Digital基盤、電源、使用しているチップ、コンデンサーに至るまですべてを変更した渾身のインターフェースです。192 I/O発表から8年間の技術が全て詰め込まれています。注目の機能としては、192 I/Oでは実現出来なかったAnalogでの16in/16outが可能となった点でしょう。これは電源の強化により実現しました。こちらが、16×16 analogその他のラインナップは192 I/Oと同様のインターフェースを備えた8×8×8と192 Digitalと同様の16×16 Digitalとなります。また、Digital入出力も(やっと)フルに192kHz対応となっています。Quad SpeedのAES/EBU、ADATはS/MUX 4に対応とこちらもフルスペックとなっています。注目のサウンドクオリティーは後ほどご案内します。
▼HD OMNI
注目の新商品がこちらのHD OMNIでしょう。2chのMic inとモニターコントローラーを備えたこちらの機器。プロジェクトスタジオをターゲットに開発されたという事ですが、様々な機能が追加されており「全ての方にお勧めしたい!」と思わせる仕上がりです。Analog 4in / 8out、Digital 8ch in/out+2ch inとプロジェクトスタジオでは十分と思われるインターフェースとサラウンドのフォールドダウン機能までもを備えたモニターセクション。ICONに付属のXMONと同様の回路、デジタルボリュームにより音質にもこだわっています。更に独立したD/Aを奢った高音質Head Phone出力までもを備えます。。Pro Tools HDのユーザーの求めている物をしっかりと理解した音質重視の隙のない設計がされています。低価格ながら、AD/DAの設計はHD I/Oと同等との事。
個人的に注目なのはやはりサラウンドのフォールドダウン機能。Pro Toolsでのサラウンド作業時に一番問題となっていた部分です。モニター用にHD OMNIを用意出来ればPro Tools内部で組んでいたフォールドダウンが必要なくなります!これは全てのサラウンド制作をする皆さんに使って欲しいと思わせる機能です。
更には、Pro Tools HDで設定した状態を保持するため、スタンドアローンでの使用も可能となります。これによりCUPを起動しなくともモニターセクションを活かす事が可能です。
▼HD MADI
Euhponix System5、SSL Cシリーズ等の大型デジタルコンソールの標準デジタルインターフェースとなっているMADIに対応するインターフェースが登場しました。COAX,OPT両方のインターフェースを持ち、更に1Uで64chという優れたスペースファクターを誇ります。各社,メーカーごとの互換が難しいと言われ続けているMADIですが、HD MADIではその問題に対してIN/OUTに独立したSRCを用意し、この問題の解決に当たっています。もちろんバリスピードの56ch仕様も切替可能です。柔軟性の高いMADIインターフェースの登場です。
HD OMNI & HD I/Oの詳細はこちら>>>
<<注目!!音質比較>>
一番気になる192 I/Oとのサウンドクオリティー比較をHD I/O,HD OMNIと行いました。個人的な感想は、HD I/Oに関しては「低域のダンピング、高域のクリアー感が際立っている」と感じました。192 I/Oも非常に素直なインターフェースだと感じていましたが、サードパーティーのインターフェースを聞けば聞くほど何か物足りないと感じていたはずです。これならば十分に納得のできるはっきりとしたサウンドクオリティーが手に入ると確信します。レンジ感の拡大と、更に早くなったレイテンシー、価格も安くなったHD I/Oはすぐに手に入れるべきです!
HD OMNIに関してはHD I/Oと遜色の無いクオリティーです。強いて上げるならば、HD I/Oと比較にて多少アナログライクな香りのあるサウンドでした。ここは好みのわかれるポイントとかも知れませんが、ソースによっては評価が逆転するかもしれないと感じたほどそのサウンドクオリティーは拮抗しています。
HD I/OとHD OMNIの比較ではほとんど違いを感じませんでした。内部の構成が基本的に同じという事ですので当たり前ですがここでもHD OMNIのコストパフォーマンスが光りました。もちろん、細かい部分ではHD I/Oの方が飽和感が少なく聞こえたりもしましたが。。。どちらにせよ、192 I/Oよりは好印象である事は間違いありません。是非とも実際にそのサウンドをお試しいただきたいと感じています。
◎超低レイテンシー
192 I/Oの頃でも、最短の部類の超レイテンシーを売りとしていたのがPro Tools HDシステムですが、HD I/Oでは内部パスの最適化等、考えうる全ての手段を尽くしさらにレイテンシーを下げてきました。その数値は1.8ms@48kHz,0.44ms@96kHzと驚くべき数値をたたき出しています。この数値は192 I/Oと比較して96kHz使用時に約1/3となっています。しかもこの数値はAD > CPU > DAを通っての数値となります!
<<Pro Tools HD 8.1の新機能紹介>>
◎I/O setupの改善
他のスタジオからきたセッションを開いたら、音が出なかった。。。そんな経験は皆さんあるかと思います。これを回避すべく、I/O setupにBusが追加されました。また、新しいセッションの設定を引き継ぐかどうかの選択が出来るようになりました。これによりI/Oセットアップがぐちゃぐちゃになる事はもうないでしょう。
◎DSPマネージメント処理の改善
DSPリソースが不足している時にTDMプラグインをRTASプラグインとして自動的に開きます。DSPの組み替えでハングする確立が低くなる事と思います。
◎VENUE Link
VENUEとEthernetで接続することによりVENUEのSnap ShotがPro Tools上にマーカーとして表示。双方向でのコントロールが可能となります。また、I/Oラベルも共通化される為、Pro Toolsでトラック名を付けた物がVENUEに反映、その逆も可能となります。
◎HEAT<コンソールに組み込まれたアナログシュミレーター>
HEAT(Harmonically Enhanced Algorithm Technology)はあくまでもPlug-inではありません。Audio Trackに対してアナログシュミレートを行い、サチュレーション、ディストーション、高次倍音が付加されることによりエッジのありガッツのあるサウンドが手に入ります。パラメーターはDriveと呼ばれる真空管回路(全体的な高次倍音の付加)と磁気テープ(3次、5次倍音の付加)の調整とTONEと呼ばれるサウンドキャラクターの調整のみのシンプルなインターフェースで各トラックごとのBypassとPre/Postの切替が可能となります。開発はCrane Songのデイブ・ヒル氏との共同開発になります。
このHEATの効果を確認する為にPro Toolsでの内部ミックスとHEATを使用したミックス、そして本物のNEVEのコンソールでサミングをしたミックスを切り替えて試聴しました。やはり本物のNEVE出のミックスサウンドは低域の粘りからサチュレーション感等すばらしい物がありました、難点を挙げるとすればすっきりとしたデジタルミックスに慣れた耳には少し音が団子になって聞こえてしまうという事でしょうか。対局となるのはやはりPro Toolsの内部ミックスでしょう。Digitalならではの分離の良いすっきりとした仕上がりです。しかし、NEVEのサウンドを聴いてしまうと物足りなさが残るのも事実でした。HEATはサウンドのニュアンスは非常にNEVEに近いと感じました。そして、デジタルミックスではあるので団子にはなりません。
皆さん、ミックスをされる際に何かしら、アナログらしいサウンドを手に入れるためプラグイン等を駆使されていると思いますがHEATがあれば更に自由な発想でミックスが出来ると感じています。かかり具合は気に入っているけどもデジタル臭いEQやかかり具合は気に入っているがニュアンスのつきすぎるコンプ。思い当たる物があると思います。そういった物を自由に駆使してのミックスをHEATが1つのサウンドキャラクターにまとめてくれます。
◎杉山さんのHD I/O&HEAT解説
事前に実際にHD I/OとHEATを使用してミックスを体験していただき今回のセミナーでご説明をいただきました。杉山様は、開発段階のHEATにも触れてれています。その時の感想は『これは無しかな』と否定的に感じたそうです(実際かかり方が製品版よりもだいぶ強くかかっていたようです)。しかし今回のセミナーの為に事前に製品版に触れられたときに『色々文句を言ってごめんなさい』と感じたとお話しされていました。。。さて、製品版のHEATですが、デモ番を試された方もいらっしゃると思いますが、杉山さんの感想はいったいどうだったのでしょうか?
まずはHEATに関して「サウンドが縁取りされた」様に感じると、もちろんですがとても『いい意味』でおっしゃっていただきました。HEATに対しては最初に知ったときにはサウンドというよりは、その製品の考え方自体に否定的な捉え方をされていたそうです。しかし使ってみるとHEATの魅力の大きさに否定的な考えが変わるほど良い効果があり、『これも在りか』と思ったそうです。そして、今回のセミナーに向けて、改めて根本的な部分、アナログコンソールでのミックスの意味、デジタルミックス(Pro Tools内部ミックス)の意味、根本的な違いを含め考え、HEATと向き合われたそうです。杉山さんは1つ1つの音の素材をアナログアウトボード等で仕上げ(ニュアンスを付け)それをPro Toolsでミックスされるという手法をとられています。その中で、『HEATはアナログコンソールでのミックスと比較してどうか?』というところまで視野に入れて試されたそうです。
今回お持ちいただいた素材は、北京のアーティスト『Yang Kun』(大陸では2~3万人の集客のあるアーティストの事)の作品を実際にミックスしていただきました。ミックスを仕上げるまではHEATのパラメーターはDriveを+1(真空管側、最大値は5)Toneは0で作業されたとの事ですが、ミックスが仕上がってからHEATを触り出したところいい意味での悩みが生まれたそうです。最終的にはDrive +4 Tone 0の状態の物を最終とされたとの事です。実際に作業の際には最後まで悩まれ、そのサウンドを聞いた杉山さんの奥様と共に色々と試しどのセッティングにするのか迷われたそうです。(ちなみに奥様はDrive -3 Tone +2のセッティングが『ノスタルジック』で好みだったそうです)Driveを上げたエッジのある派手でガッツのあるサウンドも持ち味ですが、マイナス方向(磁気テープシュミレーション)のしっとりとした厚みのあるサウンドもまた魅力があります。こちらもサウンドも実際に聴かせていただき、確かに甲乙付けがたいと納得のキャラクターでした。HEATを聞いたあとでバイパスしたサウンドも聴かせていただいたのですが、当たり前ですが、エッジの無い刺激の無いサウンドと感じてしまいました。また、各トラックごとにHEATのON/OFF模されていました。HEATを使用すると刺激的なサウンドにはなるのだけれども、Too Muchと感じたトラックはByPassをしているとの事でした。
杉山さんから『HD I/OあってのHEATだ』とお話しいただきました。これは、HEATニュアンスを正確に再現し、しっかりと確認する為にはHD I/Oが必要であるというAVID開発陣からのメッセージであると同時に、HD I/Oに対して非常に高い評価を下されている事の証明であるとも感じます。HD I/Oに対しての感想は一言で言えば『クリア』だとお答えいただいています。電源ケーブルや、クロック等にも造詣の深い杉山さんのコメントですので、『クリア』という言葉は非常に高い評価の1つだと感じています。
◎衝撃のセミナーインパクト総括!
新しいインターフェースはPro Tools HDユーザーにとってはウェルカムな物である事は間違いありません。192 I/Oの音質に不満のある方はもちろんですが、満足されている方にも是非とも試していただきたいインターフェースです。次世代のサウンドを手に入れる為にこの高音質インターフェースは必須となる事でしょう。HD I/Oでなければ聞き分けられないニュアンス、サウンドが出てくるはずです。
また、サラウンドの制作をされている方はHD OMNIをモニター用に是非ともお試しいただきたいと思います。フォールドダウン機能だけでも購入する価値があると思います。
EuhponixやSSLのコンソールをお使いの方はHD MADIでCoreと直結する事を考えられてはいかがでしょうか?今までの一旦AES/EBUに変換してからの接続と比べシンプルなシステムアップが可能となります。
HEATはPro Toolsのミックスに革命をもたらすツールと感じます。デジタルミキサーがサウンドキャラクターを持つ事に関しては否定的な感覚をお持ちの方も多い事は承知ですが、手持ちのサウンドバリエーションが増える事は素直に歓迎すべき事ではないでしょうか?アナログコンソールはどれもサウンドキャラクターを持っていました。デジタルならではの調整可能なサウンドキャラクター。試しに使用してみて下さい。考え方が変わるはずです。HEATの仕上がりはPro Toolsが1つの機能として組み込むだけのクオリティーを持っています。デモ版でまずはお試し下さい、HDユーザーの特権です。さらに、杉山さんのコメントにもあるようにHD I/Oを使用した環境でHEATはそのニュアンスを最大限に発揮します。聞こえてこなかったHEATの持つサウンドクオリティーを活かしきる事が出来るようになります。
HD OMNI & HD I/Oの詳細はこちら>>>
◎ROCK ON PROからメッセージ
今回のインターフェースの更新に伴いPro Tools HDシステムは全体的にお求めやすくなっております。新規システムではバンドルセットも登場していますので是非ともご検討お願い致します。
ROCK ON PROでは国内出荷が始まり次第、デモ機をご用意して皆様にお試しいただく用意を進めています。皆様の、デモのご依頼をお待ちしております。
今回のセミナーの動画を9月第3週に公開予定!!内容がよくわかるMovieを仕上げますのでご期待下さい!!
先行ご予約、デモのご依頼、ROCK ON PROアップグレード依頼、各種お問い合せは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
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2010/09/09
ROCK ON PROが送る!半期に一度の大決算SALE!各1点のみです!
Rock oNでも大好評で決行中の半期決算SALE!
もちろん、ROCK ON PROでもやります!驚きの価格で、あの機材や、この機材が手に入るかもしれません!
各1点のみとなりますので、品切れの際はご容赦ください!
早い者勝ちです!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
大決算リスト!
Avid D-Control ES 32 PCIe Bundle ¥13,125,000
Avid Pro Tools|HD3 Accel PCIe(B級) ¥1,260,000
Avid Pro Tools|HD2 Accel PCIe(B級) ¥1,029,000
Avid 192 Digital I/O ¥199,500
Avid A/D Expansion Card ¥120,750
Avid D/A Expansion Card ¥115,500
Avid Mojo SDI ¥189,000
Avid Media Commposer Mojo DX Kit(B級) ¥577,500
Avid Impact ¥39,800
Avid Messenberg Design Works Hi-Res EQ ¥79,800
blackmagic design Mini Converters HDMI to SDI ¥47,250
McDSP Emerald Pack HD4 ¥298,000
real sound Labs CONEQ P2 VST + Workshop Limited Bundle ¥19,800
Waves Classic Studio Collection TDM ¥348,000
Waves GTR ¥39,800
Waves V-Series TDM ¥99,800
Waves Gold TDM Bundle ¥207,900
Waves SSL 4000 Collection ¥155,400
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2010/08/31
New HD I/O登場とともに、ハイ・コストパフォーマンスを誇る、Pro Tools HD Bundle登場!
一新されたアナログ回路、ブラッシュアップされたAD/DA回路による高音質、192kHz時で0.2m/secの超低レーテンシーを誇る、Avid Pro Tools HD New Interface!
その、衝撃のデビューを飾ったHD OMNI、HD I/Oを核に、Pro Tools HD Coreシステムをバンドルにした、ハイ・コストパフォーマンスを誇る、Pro Tools HD Bundleが登場!
これから、Pro Tools HDシステムを導入する、エンジニア/ミュージシャン/アレンジャー/プロジェクト・スタジオの方はもちろん、追加システムの導入を検討中のレコーディング・スタジオにも最適なバンドルセットと言えるでしょう!
詳しくは、お問い合せ下さい!
先行ご予約、ROCK ON PROアップグレード依頼、各種お問い合せは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
HD Core + New I/OのPro Tools HD Bundle!
Pro Tools HD2 Bundle
HD2 + HD OMNI Bundle ¥1,312,500 約¥150,000のSAVE!
HD2 + HD I/O 8x8x8 Bundle ¥1,417,500 約¥150,000のSAVE!
HD2 + HD I/O 16x16 Analog Bundle ¥1,522,500 約¥150,000のSAVE!
Pro Tools HD3 Bundle
HD3 + HD OMNI Bundle ¥1,575,000 約¥200,000のSAVE!
HD3 + HD I/O 8x8x8 Bundle ¥1,680,000 約¥200,000のSAVE!
HD3 + HD I/O 16x16 Analog Bundle ¥1,785,000 約¥200,000のSAVE!
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2010/08/27
AVID_HD OMNI 国内初登場! ROCK ON PROが動画レポート致します!
ProToolsユーザーが今、世界中で話題のnew HD I/OとHD OMNI。今回日本初上陸のHD OMNI一号機を、ROCK ON PROディレクター岡田 詞朗が、AVID 小林 稔朗氏と共にハンズオンレポートを致します! 多機能で、高品質を実現した NEW HD I/OとHeat PT8.1詳細はこちらから>>
今回、短時間でしたがそのサウンドも試聴致しました。制限のある環境での試聴でしたが、方向性を見失わない、正常な進化を感じることが出来ました。
従来のサウンドキャラクターを受け継ぎながらも、分解能が高くなりより音像がシャープに定位。ストレスのない伸びのあるレンジ感を感じました。決して穏やかになった訳ではなく、より楽器の存在を力強くかつディテールを失わずに聞き取ることがさらに可能になっています。このI/Oの存在が、Heatの存在をより明確に必要とすることにつながるのではないかと思います。レイテンシーの改善、Omniによるコンパクトな多機能性は、従来ユーザー、新規購入ユーザーともにお薦めできる製品だと確信しています。
ROCK ON PROでは、複数台のデモ機をご用意する予定です。是非、担当岡田まで御連絡ください。03-3477-1776 ROCK ON PRO
先行ご予約、ROCK ON PROアップグレード依頼、各種お問い合せは、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
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2010/08/13
TASCAM HS-P82が屋久島の大自然に挑む!土方 裕雄 氏による実用レポート。
タイムコード入出力やビデオリファレンス入力、さらに24ビット/96kHzの8チャンネル同時録音可能という、高性能ながら実売価格¥577,500価格改定で実売¥200,000(税抜)!!という低価格を実現した、ポータブルマルチトラックフィールドレコーダー TASCAM HS-P82 。
その実力と現場での使い心地は果たしていかなるものか?液晶タッチパネルによる操作によってもたらされる恩恵は?ROCK ON PROでは、「THE 世界遺産」でのサラウンドレコーディングでもおなじみの、フィールドレコーディングエンジニア 土方 裕雄 氏の屋久島ロケにHS-P82をハンズオンしていただき、リポートをしていただきました。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
ROCK ON PROから
屋久島にフィールドレコーディング??ピンとこない方にご説明を。世界遺産シリーズの中でも自然遺産(屋久島等の貴重な自然が対象)の番組においてフィールドでレコーディングされた現地の音はとても重要な意味を持ちます。
こういった番組では、めったに行く事のできない大自然を、お茶の間にいる視聴者にあたかも現地にいる様な疑似体験をさせる必要があります。もちろん美しい映像も大事なのですが、サウンドの持つ臨場感はじつはそれ以上に大切なのです。
学術的にも、" 人間は視覚よりも聴覚の方が臨場感にとって重要である "との研究結果もあるほどです。特にサラウンドで収録された現地の音(風の音や、木々の音、波音、滝の音など)は目を閉じれば風景が浮かぶほどのリアリティーを持ちます。そういった場面に重要なのが機動性の高いマルチトラックレコーダーとなります。このTASCAM HS-P82はそういった現場に向けてリリースされた最新機種で、8ch マイクプリ、ダウンミックスモニター機能など、サラウンドでのフィールドレコーディングに必要な機能を網羅しています。この機種をフィールドレコーディングの第一人者とも言える土方氏はどのように評価されたのでしょうか?それでは、土方 裕雄 氏に実際にお使いいただいた感想をどうぞ。
- ROCK ON PRO 洋介 -
■ 始めに
ROCK ON PROから、新発売のポータブルマルチトラックフィールドレコーダーTASCAM HS-P82をフィールドで試して欲しいとの依頼があり、タイミング良く屋久島で収録する仕事を戴いたこともあったので、持って行くことにしました。
HS-P82の外観は質実剛健といったイメージで、無駄がなく、必要なものを適切なレイアウトで備えています。外部マイク入力は8トラック分のXLRキャノン端子を備えているので、5.1チャンネル・サラウンドの収録には余裕を持って臨むことができます。今回はサラウンド用マイクロホンとして、三研マイクロホンのCUW-180とCS-1を組み合わせたサラウンド・セットを使いました。
■ タッチパネルによる高い操作性とモニタリング
HS-P82の特筆すべきポイントは、タッチパネルの使いやすさです。タッチセンスのレスポンスが素晴らしく、クイックな操作が可能です。メニューの項目は、この手のフィールドレコーダーに触れたことのある人にはとても分かり易く、必要なすべての機能が備わっています。私は取扱説明書を読まなくても入って行くことができました。
とても気に入った機能として、再生時に各トラックの音量を瞬時にコントロールできる点が挙げられます。現時点では、サラウンド対応のヘッドホンなどが少ないことから、フィールドでサラウンドモニターをすることがなかなか難しいのですが、収録音を2トラックへダウンミックスすることで、全体的な雰囲気の確認ができます。L,R 0dB、C –3dB、Ls,Rs –3dBのダウンミックス係数をフェーダーで操作する際に、HS-P82ではタッチパネルの一画面で素早く調整が可能です。このように簡単にダウンミックスの環境を作ってモニターができると、どのポイントにマイクロホンを置けばサラウンドのバランスが良い状態で集音できるのかという判定がし易くなります。他社のフィールドレコーダーでもミックスの環境を作ることができない訳ではないのですが、HS-P82は一つの画面でスピーディーに設定ができることが他社製品にくらべて優位な点です。
■ CFカードメディアと堅牢なボディによる高い可搬性
TASCAMでは、フィールド用の専用ケース(バッグ)も用意しているらしいのですが、今回はカメラバッグを自分で用意して、それに入れて使いました。3.5kgという重量は、今では決して軽いとは言えませんが、本機の機能、性能を考えると重たいとは言えないと思います。それに、¥577,800という価格は並みいるマルチトラック・フィールド・レコーダー群の中でも格安の部類に入ります。記録メディアがコンパクトフラッシュなので、HDDを搭載している機種に比べてフィールドでのラフな使用にもそれほど気を遣うことなく持ち運びができました。
屋久島での収録時には、HS-P82を入れたカメラバッグを肩から提げて、右手にはサラウンド・マイクという出で立ちでした。屋久島の深い森の中を歩き回るのに何も不自由はなく、渓流の音を録りに川原へ降りていくこともできました。海岸の波音を収録する際に全チャンネルのローカット・フィルタを入れる操作も面倒なことはありませんでした。タッチパネルによるビジュアル的な視認性、操作性の良さは、今後、他社が開発するニューモデルにも影響を与えることでしょう。
(※ 音質面にフォーカスしても、他の高級レコーダーと比べてもなんら劣ることなく安心して聴くことができました。音質に関する検証は、今後改めてリポートしたいと思います。)
■ 終わりに
今回は短い期間での使用リポートになりましたが、機会があれば更にじっくりと時間をかけて、いろいろなシチュエーションで試してみたいと思います。軽量コンパクトで、多機能なTASCAM HS-P82は、フィールド録音に限らず、音楽やイベントのライブ録音、スタジオ収録など、幅広い分野での用途に限りない可能性を持った製品ではないでしょうか。
TASCAM 公式Webサイトはこちら
HS-P82の通販と詳細はこちら
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2010/08/12
最速サーバーがDDPより登場、DDP48SSD
1年前の日本でのデビューから、一気に話題をさらっているDDPが最新モデルを発表。以前のフラッグシップであったDDP24SSDの進化型、48台ものSSDを搭載した未来型のサーバーです。驚くべきスピードを誇っていたDDP24SSDの更に倍のスペックが出ているとしたら、驚愕の超高速サーバーとなります。詳細はまだ発表されていませんが、世界が注目の新製品です。
3,000track@24bit/48kHz、実効数値で1.5GB/secという、驚きのスペックのDDP24SSD。それを超えるマシンが誕生します。単純に倍のスペックが出ているとしたら6,000track@24bit/48kHz、実効数値で3GB/sec!!この数値を1台のストレージボックスたたき出すモンスターマシンの登場です。単純計算で行くと2k非圧縮の動画(約300MB/sec)をなんと10Stream!!1k非圧縮(約125MB/sec)であれば24Streamと今まででは考えられないスペックを誇ります。オーディオに関しては6,000trackという事で、無制限といっても差し支え無いでしょう。
今年9月のIBCに出展の決まっているDDP。ROCK ON PROでは情報を随時更新していきます。まだまだDDPから目がはなせません。
DDPの詳細解説はこちら>>>
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2010/08/06
SSL World ! All Star Campaign !! 大特価X-Desk & Mynx Bundleで理想のサウンドを!
SSLのハイエンド・コンソールに搭載される究極のアナログ回路、Super Analogueを搭載する話題のSumming Mixer X-Desk!
DAWでの制作環境が当たり前になった現在、平坦になりがちなサウンドに、立体感と艶をもたらすスペシャル・アイテムと言えるでしょう!
そのX-Deskにさらに彩りを追加するMynx G-Comp Bundleと合わせて、大特価でご提供!
特に、Mynx Bundleは1台限りとなりますので、「あの」SSLダイナミクスを手に入れたい方は、今すぐ、お問い合せ下さい!
新たなXRackモジュールも登場!XLogic XRack Stereo EQ Module!>>
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
Solid State Logic XLogic X-Desk
16chのSumming MixerであるX-Deskには、100mmストロークのフェーダーやアーティスト・スタジオモニタリングなど充実したコミュニケーション 機能、モノ・ステレオのAUXセンド、チャンネル及びマスターバスのインサート、精密なバーグラフによるレベルメータリング、DIM・CUTボタンを装備 したモニターコントロールなど細部にまでこだわった、プロフェッショナルレコーディングに精通したSSLならではの機能がスマートに盛り込まれています。
既存のスタジオにも導入しやすいよう、19インチラッ クマウントも可能な7Uサイズで、ラックマウントアングルは取り外し可能となっています。全てのSSL SuperAnalogue製品と同様に、X-Deskのフレームや高品質なコンポーネントは全て英国で設計・製造されており、X-Deskは 最大8台までリンクして使用できます。X-Rackと組み合わせることにより、最大160ch入力のミックスダウンが可能となります。
SSL XLogic X-Desk ¥309,750
Solid State Logic XLogic Mynx G-Comp Bundle
Mynxは、X-Rack用モジュールを2スロット分まで搭載できる新しいEmpty Rackです。X-Rack Empty Rack同様、内部にバスカードを装備しており「4 Line Inputモジュール」や「8 Line Inputモジュール」を使ったサミングシステムを構築することも可能です。
その「小さなXRackシステム」に、SSLの誇るG-Compressorモジュールを搭載して、驚異的な価格でご提供するのが、今回ご紹介のMynx G-Comp Bundleです!
Stereo Bus G-Compressorは、SSLのラージフォーマットコンソールSL4000Gシリーズのセンターセクションに搭載されたハイクオリティなコンプレッサーを音質、機能はそのままにX-Rackのモジュールにしました。Threshold、Attack、Ratio、ReleaseやMakeUpコントロールで非常にシンプルに操作できます。このモジュールによりX-Rackはより完全なミキサー/アナログワークステーションとなります。サイズは2スロット分です。
完全1台限定特価ですが、他のモジュールを搭載した特価品もご用意可能です!ご相談下さい!
XLogic XRackのモジュールについて詳しくはこちら>>
SSL XLogic Mynx G-Comp Bundle ¥230,000
Solid State Logic XLogic Alpha & VHD Preも大特価!
SSL XLogic Alpha Channel ¥98,000
SSL XLogic VHD Pre Amp ¥140,000
E & G Type Curve選択可能なStereo EQ Module登場!
新たに登場した、SSL XLogic XRack Stereo EQ Moduleは、SSLアナログ・コンソールに搭載されている、Channel Stereo EQを、ステレオ・バージョンでモジュール化したものです。
SSL Eシリーズ・コンソールから続く、4バンド・パラメトリック・イコライザーを採用したこのEQモジュールは、正確かつ繊細な修正を必要とする時や、滑らかで包括的なサウンド作り、さらにはよりアグレッシブなキャラクター付け等、あなたの望むサウンドを実現するための強力なツールとなります。
このEQモジュールは、HFとLFではシェルビングかQ幅固定のベルカーブを選択でき、ミッドレンジの2バンドではQ幅をコントロール出来ます。
さらに、Selective Modeスイッチを使用する事で、HF/LF、ミッドレンジのEQキャラクターを、E Type/G Typeと個別に選択出来る様になりました!
Key Features
Duality SE、AWS 900+ SEにも受継がれている、XL9000Kシリーズ・アナログ・コンソールと、同等の回路を持つ、チャンネルEQのステレオ・バージョン
E TypeとG Typeの2つのEQキャラクターを、各バンドで個別に選択可能な「Selective Mode」スイッチを搭載
HFとLFでは、シェルビング・カーブとベル・カーブを選択可能
EQ INスイッチで比較試聴が可能
リアパネルの音声接続コネクターは、TRSフォーン・ジャック
Total Recall対応で、ステータスLEDを装備
SSL EQ Mini History
E Series Brown
1985年夏以前のコンソールに搭載されていた、オリジナルSSL EQ。
すべてのコンソールに、この1つのバージョンのみが実装されていました。
E Series Black
標準装備されたE Series EQの最終系で、世界中で愛用されたEQ
G Series
1987年のG Series Consoleのリリースに伴い、それまでの色使いから、今日まで使用されている新しい色使いに変更され、ポッドの色も変わりました。ブースト時にオーバーシュート、カット時にアンダーシュートするゲイン量に比例したQキャラクターを持つものでした。
SSL XLogic XRack Stereo EQ Moduleスタートダッシュ価格(〜9/15まで!) ¥145,000
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2010/08/03
Avid ISIS 5000 Shared Storage登場!Pro Toolsセッションの共有化への期待!
Avidから、共有ストレージの新しいラインナップとして、オープンな環境を実現する、コストパフォーマンスに優れた、ISIS 5000が発表されました!
これで、大規模/大容量/多クライアントに適したISIS 7000、中規模の高速ネットワーク・メディア共有ストレージUnity Media Networkと合わせて、様々な環境に適した共有ストレージ・ファミリーが完成した事になります。
ISIS 5000は、ファミリーの中でも優秀なコストパフォーマンスを誇るだけでなく、3年間のPriority Supportも付属しており、さらに近い将来でのPro Toolsセッションの協調化も視野に入れられた、MAやレコーディング・スタジオの協調作業のソリューションとして大きな期待を持った、New Productなのです!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
Avid ISIS 5000 Shared Storage
Avid ISIS 5000は、放送局やポスト・プロダクションを中心に、より柔軟性のあるネットワーク協調作業を可能とする、コストパフォーマンスの高い、ストレージ・システムです。
4クライアントまでのダイレクト・コネクトによる、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るISIS 5000 DCから、スイッチを2台使用して40クライアントまでを接続し、最大64TBの容量を誇るISIS 5000 64TBまで、幅広いワークフローに柔軟に、しかも高い費用対効果で対応する事が可能になっています。
Avidはもちろんのこと、Apple Final Cut Studioプロジェクトへのネイティブ対応も果たしており、多様化する編集システムを一元管理する事が出来ます。
現時点では、Pro Toolsセッションに関してはプッシュ・プルでの対応となっており、ダイレクトな協調作業は出来ませんが、年内を目処に、Pro Toolsセッションに対応する動きもあり、MA、レコーディング・スタジオでは、目を離す事の出来ないソリューションの登場と言えるでしょう!
Avid ISIS 5000について詳しくはこちら>>
Avid ISIS 5000 Shared Storageの特徴
ISISファイルシステム
デジタルメディア・ファイルの共有に最適化され、リアルタイム・パフォーマンスを保証する協調作業ワーク フローを実現します。ISIS 5000では、業界をけん引するAvidのISIS File Systemの運用を、低価格帯のハードウェア上で実現しています。
ISIS 5000エンジン
容量を増設することで、より多くのSD及びHDのプロジェクトやコンテンツを取り扱えます。
AvidおよびApple Final Cut Proシステムのサポート
オープン・アーキテクチャーにより、多岐にわたるプロジェクト・ワークフローを実現し、今までの投資を有効に活用することができます。
Ethernetコネクティヴィティ
導入、拡張、そしてメンテナンスのコスト効率が高い、高パフォーマンス・ネットワーキングを提供します。
FlexDrive
運用を妨げることなくリアルタイムで実行可能なストレージのリサイズ機能により、変化し続けるプロジェクトの要求や新しいビジネスチャンスに対応します。
簡素化された管理機能
直観的なISIS Managementコンソールが提供する、容易なセットアップ、ユーザー及びストレージ・マネージメント、モニタリング及び診断により、管理に関わる経費を削減します。さらに、パフォーマンスを落とすことなく容易に可能なスイッチやクライアントの追加により、成長し続けるビジネスに対応します。
Avid ISIS 5000 Shared Storage発表会、簡易レポート!
去る7月某日、都内にてISIS 5000の発表会が開催されました。
当日は、セールストレーニングを兼ねた発表会という事もあり、実際にISIS 5000のパフォーマンスをチェックする事は出来ませんでしたが、その実力の一端と、実機を見る事が出来ました。
ISIS 5000は、上記でもご説明した通り、16基のキャニスターに納められた2TBのHDDにより、ISISエンジン1基/32TBを核として、スイッチを使用しないダイレクトコネクトのISIS 5000 DCが、約¥3,800,000〜と、今までのUnityシステムから驚くべきコストダウンが計られています。
ISIS 5000の特徴は、高い柔軟性と、運用においての様々な局面で重要となってくる、サポートが一体化している事に尽きるのではないでしょうか?
実際、3年間のPriority Supportが価格に含まれている事は驚異的な事ですし、コンフィギュレーションにより付属する高性能Ethernet Switch、最大クライアント数まで、追加コストなしというオールインワンな、ネットワークストレージという事が出来るでしょう!
少し、細かくISIS 5000を見て行く事にしましょう。
ISIS 5000の構成は、大きく分けて3つのコンフィギュレーション、用途に応じて全5種類から選択する事が出来ます。
まずはスイッチを持たないダイレクト接続で4クライアントをサポートするISIS 5000 DC、シャーシ1台で32TBの容量を持つISIS 5000 32TB、シャーシ2台で64TBの容量を持つISIS 5000 64TBがあり、32/64TBはさらに、スイッチの数に応じて20クライアント/40クライアントのコンフィギュレーションに分けられています。
ISIS 5000シャーシには、4つのGigabit Ethernetポートがあり、DCの場合は単純にそれぞれクライアントに接続するのですが、クオリファイングEthernet Switchに、10Gigabit Ethernet/Gigabit Ethernetを接続する事により、最大40クライアントまでをサポート可能となっているのです。
もちろん、万一の時を考慮に入れた、リタンダント電源を採用。運用上の不安を一掃するとともに、冗長性と高速なアクセスを実現しています。
Gigabit Ethernetを束ねた高速転送にも対応し、非圧縮HD素材のプレイバックも可能にするISIS 5000ファイル・システムを含めた中枢部は、写真のEther Portの上、電源の右にあるディスクドライブにインストールされており、ココでも二重化による堅牢性と冗長性を強調。
ISIS Managementコンソール画面による、直感的で快適な設定が可能になっています。
フロントパネルに16基納められた2TBのHDDは、右下の1台がホットスワップによる修復用ドライブに割当てられており、運用を停止せずに冗長性を確保する事も出来る様になっています。
Avidはもちろん、Apple Final Cutファイルシステムにも対応したISIS 5000は、放送局やポスト・プロダクションに、コストパフォーマンスの優れた協調システムを提供しますが、現時点では、Pro Toolsファイルシステムについては、プッシュ・プルのみの対応なのが残念です。
しかし、多様化するポストプロの現場では、Pro Tools HDはもはや必須の存在となっており、スムースで効率の良いシステムを目指して開発されたISIS 5000が対応しない訳がないでしょう!
事実、これからの予定として、年内にPro Toolsファイルシステムへの対応が噂されており、そうなった暁には、ますますISIS 5000の重要性が取り上げられて来る事になるでしょう!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、田端、豊桝までお気軽にどうぞ。
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2010/07/15
7月28日(水)無料セミナー開催。レコーディング未来への提唱 〜JAREC Presents How to REC Seminar 第一回〜
2010年7月28日(水)、"レコーディング未来への提唱"と題して、JAREC Presents How to REC Seminar 第一回を開催致します。
JAREC(日本ミキサー協会)所属である、GOH HOTODA氏、森元 浩二氏、吉田 保氏の3名を講師に迎え、ボーカルレコーディングからアウトボード/プラグインを用いたサウンドメイキングのノウハウを具体的にご紹介します。
2010年7月28日(水曜日)15時 & 17:30時からの2回開催。スケジュールをご調整の上、是非ご参加ください!
*参加無料ですが座席数が限られるため、事前のご予約が必要です。ご予約・詳細はこちらから >>
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2010/06/14
Pro Tools 8.0.4ソフトウェアアップデート登場!
ProTools 8.0.4のアップデーターが発表されました。無償でのアップデートとなっています。最大のトピックは『言語入力モード切替のバグ』が改善されました。Ver 8で日本語環境で使用する際の最大のバグがやっと改善されました。もちろんそれ以外の細かいバグフィックスも含まれます。本日現在下記の英語HPのみのダウンロードですが皆様にお勧めできるアップデートとなります。
>>>ダウンロードはこちらから(英語のHPとなります)
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2010/06/05
GENELEC 8260A 発表試聴会レポート
GENELECの3wayモデルとして、ツィーター/スコーカーに同軸機構を採用し、DSPによるあらゆる音場で自然な音質を実現する事で話題の8260Aがついに発表!出荷を間近に迎え、お茶の水のaudio-technicaビルにて、日本総代理店オタリテック株式会社による発表試聴会が開催されました。
INTER BEE 2009でのお披露目以来、非常に注目されていた『GENELEC 8260A』ですがようやく、2010年3月末から量産開始となり、受注を開始されたそうです。
GENELECの技術をふんだんに盛り込んだ、この新製品。スピーカーの良さを理想に近い環境で試聴するため、少人数ごとに計7回も発表会をセッティングされ、代理店の力の入れ具合を強く感じました。
発表会は、まずGENELECの国際セールスマネージャー ラルス氏の挨拶から始まりました。
GENELEC社のポリシーは、味付けのない中立的な立場を守り、ニュートラルでフラットな音にこだわる事。また、使用環境に応じて、キャリブレーションを行い、最適な音を提供する事。
そのために、任意のリスニングポイントで正確に測定するためのマイクを開発する徹底ぶり。
スピーカーを作り始めてから32年間、耐え間ぬ努力続け、研究されているそうです。
ラルス氏は、「この8260Aには、GENELECの最高技術が詰まっています。 これ以上のスピーカーがあるなら、ぜひ私に紹介してほしい。私が知る限り、現状最もすばらしいスピーカーであると自信をもって言える。」とおっしゃってました。
その 超自信作の『GENELEC 8260A』その秘密を、オタリテックの営業の方から技術資料をもとにご説明頂きました。
『GENELEC 8260A』主要スペック
外寸法 高さ:593 mm 幅:358 mm 奥行:344 mm
低域カットオフ 26Hz
最大音圧 113dB SPL
ドライバーユニット パワーアンプ
低域 ウーファー 25cm 出力150W
中域・広域 MDC 同軸 120mm ラミネートコーン+19mm アルミドーム 出力120W
DIP トーンコントロール(マニュアルモード時のみ有効)
Bass Tilt :4 Basss Roll-off:4 Treble Tilt:4 Desktop Mounting
GLMトーンコントロール
ノッチフィルター:LF × 4 HF × 2 シェルビング・フィルター:LF × 2 HF × 2
]
8260A内のデジタル信号処理
DSPハードウェアは、正真正銘の3ウェイです。ツイーターとミッドレンジとウーファー用の各ドライバ・フィード信号はそれぞれ3つのD/Aコンバーターに送り込まれ、次いで3つのパワーアンプへ、そして最終的に各ドライブユニットへ供給されるからです。
パワーアンプはスピーカーに過剰に負荷がかかったときに極めて効率よく熱伝導ができるようにアルミMDEエンクロージャーの壁面と物理的に一体化されています。スピーカードライブは、オーバーロード保護回路によって守られており、自動リセット機能は信頼性と寿命を保つためにできる限り控えめに作動する設計となっています。
もちろんAES/EBU入力で業務用デジタル・オーディオ・フォーマットの信号も受け付けます。内部サンプルレートは96kHz、入力サンプルレートは32kHz〜192Khzのどの周波数でも可能です。短いケーブルでインピーダンスコンバーターを使用すれば、S/P-DIFデジタルオーディオ信号も読み取り可能です。
今回のポイントは、『3ウエイ DSPスピーカーシステム 』3ウェイを実現可能としたのは、GENELECの伝統的な技術の応用です。
・新開発、同軸ユニットMDC (Minimum Diffraction Coaxial Mid/High Driver):中高域の同軸ドライバー
スコーカーとツイーターを同軸上に配置し、中域および高域の指向性を適切に制御しています。バッフル面との段差を排除し、ツイーターのメタルドームを含めたフラッシュサーフェス化を行って音響回折の要因を一掃しています。 まさに広帯域をピンポイント音源として扱うことができる画期的な機構です。
・GENELEC伝統技術、DCW (Diirectivity Control Waveguide):指向性制御ウェーブガイド 従来はミッドとツイーターを離して配置するための伝統技術でありましたが、これを応用し、25cmのロング・スロー・ウーファーを組み合わせることに成功しました。上記MDEと融合させることで、大きなシナジー効果が得られ、490Hz以上という今までにない広い帯域での音響指向特性の制御を一括集中することで部屋の音響反射による影響を 最小限にとどめることができました。
・MDE (Minimum Diffraction Enclosure)アルミダイキャスト:最小解説エンクロージャー 現在のGENELECのエンクロージャー・デザインを踏襲した、アルミダイキャスト素材の高剛性構造を実現し、音の滲みの原因となる箱鳴きも抑制されました。 アルミを使うことで、木製のものに比べ内部の有効容積を増やすことができ、低域の効率を改善できます。さらにアルミは完全リサイクルが可能で、エコにもつながるとすてきなコメントが。
・Iso-Pod (Isolation Positioner / Decoupler):振動遮断スタンド 底部の取り付け可能な標準付属ラバー・スタンド。音響軸をリスナーの耳に合わせるためにスピーカーの傾きを変える役割だけで無く、エンクロージャー全体の振動を周囲の構造物に伝わるのをを防止し、逆に設置した場所の振動をスピーカーに伝えない効果もあります。
・非常にわかりやすいシステム構築も注目ポイント
GLM(GENELEC Loudspeaker Manager)スピーカー・コントロール・ネットワークを使い、1部屋あたり30台までのDSPスピーカーとDSPウーファーの取扱いが可能。GLMソフトウェアのGUIを介して、簡単にアクセスする事が可能です。AutoCal機能を使った自動音響キャリブレーションをシステムアライメントを行う事も可能です。
・内容充実のユーザーインターフェース
GLM(GENELEC Loudspeaker Manager)ソフトウェアは8260Aのみならず他のGENELEC製DSPスピーカーの制御も可能です。・ボリューム、ソロ、ミュート、ベースマネージャーバイパスの各コントロールをメイン画面に配置・スタンドアローン使用の為に、諸設定をスピーカー・ハードウェア内に保存可能・異なるリスニングポジション用に最適化など、カスタマイズされた設定は、システムセットアップファイルに保存。いつでも呼び出し可能です。・手動もしくはAutoCalアルゴリズムを使用して、音響設定が可能です。・AotoLink:GLMの起動を自動化してユーザーインターフェースを表示せずに簡単にアクセスするためにキーボードのキーを割当てる。
AutoCal:単一部屋内に配置されたマルチチャンネルスピーカーシステム用の完全自動音響キャリブレーションツール。スピーカーが発するログスイープの正弦波信号を較正ずみ高音質マイクで収録し、ネットワーク上の全スピーカーとサブウーファーの最適音響アライメントを決定することができます。室内環境が大きくかわるマルチチャンネルオーディオシステムに対して、一貫性のある正確な周波数特性を与えます。
・実際の試聴会がスタート 技術説明の後は、待望の試聴会です。5種類の音源を聞き比べました。
ウッドベースのソロ音源 低域がとてもすっきりしていて、整理された低音といった感じ。ウッドベースの空気感が伝わりました。
ドラムソロ GENELEC らしいというか、とてもフラットな感じを受けました。幅広い音域の音が、整理整頓されクリアに聞こえました。
クラッシックギターとバイオリンのアンサンブル(CD音源16bit,44.1kHz) ギターのコードチェンジの音やピッキングの音までもクリアに聞こえ、まるで目の前で演奏してもらっているように感じられました。大音量で聞いても、バイオリンの高音が耳につくということもなく、非常に聞きやすい印象です。
フルオーケストラ(スーパーオーディオCD1bit,2.82MHz) 静かなパートでは、一つ一つの楽器の細かい音まで鮮明に表現されており、段々と盛り上がったところでは、全体のフラット感を維持しつつ、会場を覆うような迫力を再現していました。特に中〜高音域あたりの音に厚みがある仕上がりになっていました。
バンドセッション(DVDオーディオ24bit,96kHz) vocal,guiter,bass,drumsというシンプルな構成のバンド曲。とにかくクリアなサウンドで、Mixされたときの状態がそのまま聞く事ができる。
おまけ Eric Clapton _ Change the world など、聞きなじみのある曲を発表会終了後、試聴させて頂きました。弾いている状況のがそのまま伝わるほどの空気感の再現には大変驚きました。
試聴の全体的な感想は、コンセプト通りのニュートラルな素直な音を実感できたということです。スピーカーによる味付けがほとんどない分、Mixされたときの純粋な楽曲の味が堪能できる。そんなスピーカーです。もちろん、エンジニアの方々には非常に使い勝手がよいのではないでしょうか。自分の味付けをきちんと表現してくれる。とっておきのモニタースピーカーであると言えます。
・スペシャル・ミニインタビュー
前述した通り、少人数での多数セッションという形式だったため、僅かな時間でしたが、セッションの合間に、GENELECの国際セールス・マネージャーのラウス氏と、取締役会長のイルポ氏にミニインタビューを行う事が出来ました。お二方とも快く承諾してくださり、最後には記念撮影までおつきあいいただきました。
Q.今回の8260Aの大きさは、この大きさを想定してから開発がスタートしたのでしょうか?それとも、音質を追求するうちに、この大きさになったのでしょうか?
A.今回は小型の3ウェイスピーカーを開発する事を目標とし、GENELECの技術を総導入して開発することとなりました。小型の3ウェイで、25cmのウーファーを採用するとなり、この大きさがきまりました。
Q.いままでのGNELECのスピーカーとは、全くと言っていいほど音の作りが違いますが?
A. フラットで味付けの無い音を追求した結果、このようなすばらしいスピーカーが完成しました。
Q. ウーファーに使われている素材を教えていただけますか?
A. ペーパー・コーンになります。表面加工は施してありますが、申し訳ありませんが素材は秘密です(笑)
Q.8260Aのターゲットにはどのような方を、考えていらっしゃいますか?
A.放送局、エンジニア、プロデューサーなど、幅広く使って頂けると思っています。
・おわりに
このようなすばらしいスピーカーを開発するには、伝統的な技術と新しい技術の融合、ユーザー目線での使いやすさを重視した設計が必要であると非常に強く感じました。歴史あるGENELECが研究開発を重ね、いま一番オススメの8260A、ROCK ON PROではデモ機を用意いたします。ご興味ある方は、今すぐご連絡を!!!すばらしい音を実感して頂きたいと思います!!
GENELEC 8260A Pair ¥1,100,000
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤までお気軽にどうぞ。
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2010/05/28
事例:株式会社 豊島電機 Syncwire様
東京の銀座に先頃オープンした「SYNCWIRE」は、本社が自動車電装品の修理/製造を行っている、全くの異業種から新たに事業展開をはじめた、完全に新規のポスト・プロダクション・スタジオです。Pro Toolsシステムを中心とした従来のスタイルから逸脱し、新たなワークフローを打ち出すべく、Merging Technologies Pyramix + Smart AV Tangoを核にしたシステム構築を行い、完全新規のスタジオらしい個性的で野心に溢れたコンパクトな仕上がりになっています。
システムのコアに据えられたPyramix + VCube
スタジオ内の斬新な色使いをはじめとするデザインを手がけた、美大出身の本社の代表と、エンジニアの若林氏が出会った事によって立ち上げられた「SYNCWIRE」は、Pyramix + VCubeをメインのDAWとしてセレクトしています。
もちろん、汎用性の高いPro Tools HDも候補の一つとして検討されていましたが、全くの新規スタジオとして業界に参入するにあたり、Pro Tools HDがないというハンディよりも、Pyramixがあるという新規ならではの個性を打ち出して行こうと決断されました。
使い易いインターフェイスと、カスタマイズ自在の豊富なファンクションはもちろん、CPUとDSPを効率よく使用出来るPyramixのMassCoreテクノロジーに感銘を受けた若林氏は、さらに、ポストプロで不可欠になるビデオとの同期についても、Pyramixと同一のPCで完璧に同期して動作するビデオ・プレイヤー/レコーダーのVCubeに注目。従来のポストプロ・スタジオとは違うコンパクトなシステム構築の核となったのです。
Pyramix MassCore Softwareがインストールされたホスト・コンピューターは、Intel Xeon 5500をCPUとしたカスタマイズ・ロングシャーシモデルとなっており、PyramixのエンジンであるMykerinos PCIeが1枚、24ch AES/EBUのオーディオボードが1枚、同じPCにインストールされるVCube Software用のビデオ・キャプチャー・カードとして、AJAが1枚インストールされています。
さらにPCのシャーシ内には、RAID 1 + 0で構成された2TBのハードディスクがワークドライブとして組み込まれており、AD/DAコンバーターとして用意された、APOGEE ROSETTA 800のアナログ・アウトを直接メイン・モニターであるADAM S3X-Hに接続。Pyramix Softwareのモニター・コントロール機能を使い、シンプルでコンパクトなシステムを実現しています。
サラウンド・モニタリングにも対応するべく、YAMAHA MSP5 Studio/SW10 Studioも導入されましたが、メイン・モニターとしてお勧めさせていただいたS3X-Hについては、弊社デモスタジオにて試聴していただき、「音の分離感が良いので、とても作業がやり易い」と即決していただきました。
コントロール・サーフィスTangoによるシステムの一体化
さらにメインデスクには、タッチスクリーンによる独特な操作感が魅力のSmart AV Tangoが据えられています。
「部屋の真ん中に大きなミキシング・コンソールが置いてあるスタジオにはだけはしたくない」とおっしゃる若林氏でしたが、コントロール・サーフィスによる作業効率の向上は重視しており、特に、コンパクトで直感的な操作が可能なばかりか、Pyramixと一体化したワークフローを実現するSmart AV Tangoの存在は特別でした。
しかも、Pyramixだけではなく、先述したビデオ・プレイヤー/レコーダー・ソフトウェアVCubeの操作、それぞれが完璧にシンクロナイズして動作する様は、当たり前の様に感じてしまうほど、統合されたシステムとして機能しています。
システムが稼働し始めて間もない事もあり、現時点では、ミックス用のコントローラーとして使用する場面が多いそうですが、ディレクター・トークバックのディマーを連動させるために、MIDIキーボード&サスティーン・ペダルをを流用する等、独自の工夫も行われており、豊富でカスタマイズが自在なファンクションを活用した編集作業もどんどん行っていきたいとの事でした。
Final Cutによる編集を含め、将来的なネットワーク・ストレージ導入でさらなる飛躍を狙う!
スタジオ内だけでなく、エントランスに踏み入れた途端に目に入るスタイリッシュな編集スペース。
ここには、素材取り込み用のHDCAMの他、Apple Mac Pro + Final Cut Studioのシステムが導入されています。近年、驚くほど多くなったFinal Cutプロジェクトを直接開いて編集する事ができるほか、Pyramix/VCube側にもApple Intermidiete OptionやOMF Optionがインストールされているため、様々なコーデックに柔軟な対応が可能になっているのも「SYNCWIRE」の特徴と言えるでしょう。
ビデオ編集作業と同時進行でのナレーション録りを含めたワークフローの効率化、ファイルの冗長化とバックアップの自動化に関しても高い意識をもたれている「SYNCWIRE」では、弊社が正規販売代理店業務を行っている共有ストレージ・システムDDP(Dynamic Drive Pool)にも非常に高い関心を持っていただき、将来的な導入に向けたテストを繰り返し行っています。
iSCSI接続の拡張性とコストパフォーマンス、AVFSファイル・フォーマットによるあらゆるDAW、プラットフォームの違いを吸収する柔軟性を持つDDPを導入する事によって、さらなる飛躍と遂げるであろう「SYNCWIRE」の今後の展開に大きな期待です。
(SYNCWIREの詳しいレビュー エンジニア若林氏/営業瑞慶覧氏のコメントはプロサウンド2010年6月号に掲載中ですので是非ご覧下さい。)
東京の銀座に先頃オープンした「SYNCWIRE」は、本社が自動車電装品の修理/製造を行っている、全くの異業種から新たに事業展開をはじめた、完全に新規のポスト・プロダクション・スタジオです。Pro Toolsシステムを中心とした従来のスタイルから逸脱し、新たなワークフローを打ち出すべく、Merging Technologies Pyramix + Smart AV Tangoを核にしたシステム構築を行い、完全新規のスタジオらしい個性的で野心に溢れたコンパクトな仕上がりになっています。
システムのコアに据えられたPyramix + VCube
スタジオ内の斬新な色使いをはじめとするデザインを手がけた、美大出身の本社の代表と、エンジニアの若林氏が出会った事によって立ち上げられた「SYNCWIRE」は、Pyramix + VCubeをメインのDAWとしてセレクトしています。
もちろん、汎用性の高いPro Tools HDも候補の一つとして検討されていましたが、全くの新規スタジオとして業界に参入するにあたり、Pro Tools HDがないというハンディよりも、Pyramixがあるという新規ならではの個性を打ち出して行こうと決断されました。
使い易いインターフェイスと、カスタマイズ自在の豊富なファンクションはもちろん、CPUとDSPを効率よく使用出来るPyramixのMassCoreテクノロジーに感銘を受けた若林氏は、さらに、ポストプロで不可欠になるビデオとの同期についても、Pyramixと同一のPCで完璧に同期して動作するビデオ・プレイヤー/レコーダーのVCubeに注目。従来のポストプロ・スタジオとは違うコンパクトなシステム構築の核となったのです。
Pyramix MassCore Softwareがインストールされたホスト・コンピューターは、Intel Xeon 5500をCPUとしたカスタマイズ・ロングシャーシモデルとなっており、PyramixのエンジンであるMykerinos PCIeが1枚、24ch AES/EBUのオーディオボードが1枚、同じPCにインストールされるVCube Software用のビデオ・キャプチャー・カードとして、AJAが1枚インストールされています。
さらにPCのシャーシ内には、RAID 1 + 0で構成された2TBのハードディスクがワークドライブとして組み込まれており、AD/DAコンバーターとして用意された、APOGEE ROSETTA 800のアナログ・アウトを直接メイン・モニターであるADAM S3X-Hに接続。Pyramix Softwareのモニター・コントロール機能を使い、シンプルでコンパクトなシステムを実現しています。
サラウンド・モニタリングにも対応するべく、YAMAHA MSP5 Studio/SW10 Studioも導入されましたが、メイン・モニターとしてお勧めさせていただいたS3X-Hについては、弊社デモスタジオにて試聴していただき、「音の分離感が良いので、とても作業がやり易い」と即決していただきました。
コントロール・サーフィスTangoによるシステムの一体化
さらにメインデスクには、タッチスクリーンによる独特な操作感が魅力のSmart AV Tangoが据えられています。
「部屋の真ん中に大きなミキシング・コンソールが置いてあるスタジオにはだけはしたくない」とおっしゃる若林氏でしたが、コントロール・サーフィスによる作業効率の向上は重視しており、特に、コンパクトで直感的な操作が可能なばかりか、Pyramixと一体化したワークフローを実現するSmart AV Tangoの存在は特別でした。
しかも、Pyramixだけではなく、先述したビデオ・プレイヤー/レコーダー・ソフトウェアVCubeの操作、それぞれが完璧にシンクロナイズして動作する様は、当たり前の様に感じてしまうほど、統合されたシステムとして機能しています。
システムが稼働し始めて間もない事もあり、現時点では、ミックス用のコントローラーとして使用する場面が多いそうですが、ディレクター・トークバックのディマーを連動させるために、MIDIキーボード&サスティーン・ペダルをを流用する等、独自の工夫も行われており、豊富でカスタマイズが自在なファンクションを活用した編集作業もどんどん行っていきたいとの事でした。
Final Cutによる編集を含め、将来的なネットワーク・ストレージ導入でさらなる飛躍を狙う!
スタジオ内だけでなく、エントランスに踏み入れた途端に目に入るスタイリッシュな編集スペース。
ここには、素材取り込み用のHDCAMの他、Apple Mac Pro + Final Cut Studioのシステムが導入されています。近年、驚くほど多くなったFinal Cutプロジェクトを直接開いて編集する事ができるほか、Pyramix/VCube側にもApple Intermidiete OptionやOMF Optionがインストールされているため、様々なコーデックに柔軟な対応が可能になっているのも「SYNCWIRE」の特徴と言えるでしょう。
ビデオ編集作業と同時進行でのナレーション録りを含めたワークフローの効率化、ファイルの冗長化とバックアップの自動化に関しても高い意識をもたれている「SYNCWIRE」では、弊社が正規販売代理店業務を行っている共有ストレージ・システムDDP(Dynamic Drive Pool)にも非常に高い関心を持っていただき、将来的な導入に向けたテストを繰り返し行っています。
iSCSI接続の拡張性とコストパフォーマンス、AVFSファイル・フォーマットによるあらゆるDAW、プラットフォームの違いを吸収する柔軟性を持つDDPを導入する事によって、さらなる飛躍と遂げるであろう「SYNCWIRE」の今後の展開に大きな期待です。
(SYNCWIREの詳しいレビュー エンジニア若林氏/営業瑞慶覧氏のコメントはプロサウンド2010年6月号に掲載中ですので是非ご覧下さい。)
Studio Equipment
Merging Technology Pyramix MassCore48
SmartAV Tango
ADAM Professional S3X-H
YAMAHA MSP5 Studio & SW10 Studio(Surround)
ADgear KZ-912
APOGEE Rosetta 800
ROSENDAHL Nanosync HD
NEUMANN U87Ai x 2
AKG C414B-XLII x 2
Merging Technology VCube SE HD
Video Editing Equipment
Apple Mac Pro 2.66GHz QuadCore Xeon x 2/12GB RAM
Apple Final Cut Studio
Adobe Premiere CS4
Adobe After Effects CS4
Adobe Photoshop CS4
Adobe Illustrator CS4
Sony HDW-1800
Sony LMD-2451W
Postproduction Studio Syncwire Div.
〒104-0061 東京都中央区銀座8-18-7 銀座エイワビル1F
8-18-7 Ginza Eiwa Bldg 1F, Ginza,Chuoh-ku,Tokyo,Japan
104-0061
Phone:03-6228-4606(81-3-6228-4606)
Fax:03-6228-4607(81-3-6228-4607)
HP:http://www.syncwire.jp/index.html
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2010/05/27
DSP & CPUを最大限活用!Pro Tools HD System
スタジオ導入率No1のPro Tools HDですが、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここまで、誰もが選択するこのDAW、その理由に迫ります。
TDM system
Logic,CubaseといったDAWとの最大の違いは音声処理を専用のDSPで行うTDMシステムにあります。これにより、PCへの負荷の軽減,安定動作、超低レイテンシーといったメリットを受けることができます。インターフェースから送られてきたデジタル音声信号を専用のDSPで処理してインターフェースに戻して再生する。これにより音声信号はPCの内部処理(汎用プロセッサーによる遅延の多いリニアリティーにかける処理)に回らずに済みます。また、不安定になりがちな汎用PCのOSに対しても独自設計のDSPボード上で処理を行うために非常に安定した動作が約束されます。更には音声処理のプロセスが専用設計のDSP処理で、超高速に行われ3~4サンプルというAD/DAコンバーター並みの高速処理(低レイテンシー)での作業が行えます。このレイテンシーフリーの環境は『録音』の現場では必須の機能です。
Pro Tools Software
音声処理を専門とするPro Toolsソフトは全てのリージョンを同一画面でサンプル精度までの編集が行えるというメリットを持ちます。これは、音声編集において大きな武器となりイージーオペレーションと共に作業の効率化を生み出します。他のトラックや、ビデオトラックとの縦位置を確認しながら高密度編集が行えるメリットは一度体験したら戻れなくなるでしょう。非常に直感的な操作で編集を行う事が可能となります。
Pro Tools HD system
HD Core Card
各システムの最初の一枚となるカード機能的にはaccel cardと同等(PCIeの場合)。SYNC HDとの接続用のSireal端子の有無が見た目上の違いとなります。この一枚のカードに9個の専用DSP チップが搭載されています。
HD accel Card
DSPパワーを追加する為の増設ボード。1枚追加すルコトで、9個のDSPが手に入ります。Mac Proの場合本体内部に最大Core,Accel合わせて3枚まで搭載可能。それ以上のシステムも場合には拡張シャーシーを使用する事でCore,accel合計7枚までの増設が可能。
Interface
192 I/O
サンプルレート192kHzまで対応のフラッグシップモデル。通常仕様で8in/outのアナログ入出力とAES,ADAT,TDIF8chを装備。オプションのAD/DA/DDを追加出来るのも特徴です。
96 I/O
サンプルレート96kHzまでの廉価版インターフェース。8ch in/outのアナログ入出力とAES 2ch/ADAT 8chを備えます。
192digital I/O
サンプルレート192kHzまで対応のDD専用インターフェース。AES,ADAT,TDIF16chを装備します。
96i I/O
24mix時代の1622の後継機種。サンプルレート96kHz対応で16ch in/2ch outの仕様となります。ハードシンセ等を多数お使いの方にぴったりのインターフェースです。
Option
SYNC HD
外部シンクロナイザ。HD sync(tri-level sync)に対応しています。外部機器とのLTC チェイスが必要な場合、映像同期が必要な場合には必須となります。
PCIe-to-PCIe Expansion Chassis
外部拡張シャーシーです。PCIeのスロットを7個備えCore+Accel Cardを最大で7枚まで追加する事が可能となります。サラウンド等のDSPの消費の激しい作業を行う方には必須のアイテムと言えるでしょう。
Controller
ICON D-Control
ICON D-Command
C24
Command 8
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2010/05/15
DDP/魅力とガイド
US Digidesign社のパートナーとして唯一、認定されているArdis Technologies Dynamic Drive Pool(DDP)ネットワークRAID Storage。iSCSIによるコストパフォーマンスと、RAID5によるファイル共有システムにより、Pro Toolsを含んだDAW上での冗長性と共有化を高い次元で実現する新しいワークフローとして、ROCK ON PROでは、一つの応えをここに提案いたします。
DDPネットワークRAID Storageパフォーマンスを実感して頂くため、デモ機のご用意してございますので、お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Pro ToolsにおけるRAID Strage、共用ストレージの歴史
ROCK ON PROではストレージに対する要求の高いPro Toolsで使用出来る、RAIDシステム、共有ストレージシステムを常に探し、検証を積み重ねてきました。それは以前よりPro Toolsが真のProfessionl Toolとして成立する為に無くてはならない機器とROCK ON PROが捉えていたからに他なりません。更には、後で詳しくご説明致しますが、ワークフローに劇的な変革をもたらすアイテムであると解っていたからです。
Pro Toolsでのワークディスクとしては、ローカルストレージとして認識される必要があります。真っ先に候補に挙がったのがiSCSIを使用したソリューションでした。中でも、制作分野へ向けたチューニングが行われていた物を中心にいくつものストレージを検証してきました。しかしどの商品も満足の行く結果を残すことができず、動くけれども10トラックでDisk Underrunがでてしまう等、実際の使用には全く使い物にならない、といった結果ばかりでした。次に集中的に検証を行ったのが、Fiber Channelを使用したSANのシステム。Fiber Channelを使用したSANの持つ高速性が活かせればPro Toolsで使用出来るのでは、と考えトライを繰り返しました。
中でも最も可能性が高く、弊社でも一旦は輸入業務まで行ったのがsanMPと呼ばれるシステムでした。このシステムは、Pro Toolsでの動作が確認出来ました。しかしOSやSoftのバージョンアップに追従することができずトラブルが多発する結果となりました。非常に高価で、メンテナンスの必要もあるSANのシステムはやはり音声向けとは言えず、更なる模索を続けることとなりました。そのような中で突如デビューしたのがこのDDPです。
◎問題点
もちろんローカルのドライブと比較すれば高額な商品である事は事実です。更には,SANのシステムは膨大なメンテナンスコストが必要となります。しかし金額では表せない共有によるメリット、そして冗長性によるメリットがあります。
DDPの登場による次世代の幕開け
◎DDPによるワークフローイノベーション
• データの冗長性確保による安全性
• バックアップ作業の簡略化
• スタジオ間、場所を選ばないデータ転送、共有
• digidesign、Fairlight、Apple、Avid、Adobe等、マルチプラットフォーム対応
• アクティブにストレージ領域の設定が可能、管理が簡易に行えます
• iSCSIによる接続のためSANを構成する事が可能になります
• Gigabit Ethernetで、拡張も簡単、高価なFibre Channelは必要はありません
• 追加クライアントに対するライセンス料金も不要
• Mac/Winのプラットフォームの違いも吸収
• サーバシステムにありがちな、IT管理者の設置がほぼ必要ありません
iSCSI によるGigabit Ethernet接続のみのネットワーク構成で、導入コストを抑えた高速なデータ共有を実現、SAN(Storage Ares Network)を構築することを可能とし、コストパフォーマンスと冗長性に優れた共有ストレージ環境をもたらします。
複数のEthernetケーブルでの接続によるリード/ライトのパフォーマンス・アップ、独自ファイル・フォーマットによる、ダイレクト・アクセス、レイテンシー・フリーの環境を構築させる柔軟な運用も魅力です。
DDPの優位性
1. digidesign、Fairlight、Apple、Avid、Adobe等、ほぼ全ての制作&編集アプリケーションで使用可能!
音楽/映像のDAWソフトウェアは、ほぼ全てでダイレクトにリード/ライト可能!Mac/Win等のプラットフォーム、アプリケーションの垣根を越 えた、共有ストレージとしての運用が可能です。接続は、iSCSIによるGigabit Ethernetとなるので、システム構築、導入、運用面でも、コストパフォーマンスに優れた共有ストレージ・ソリューションが実現します。
2. RAID5による冗長化を全てのワークスペースに!クリティカルな現場でのデータ安全性を確保!
HDドライブクラッシュの際にも、スペアのドライブと差し替えるだけで、データのレスキューが可能!
真のプロフェッショナルな現場に、必須のワーク・ドライブとして活用出来ます。
3. コストパフォーマンスの高さの秘密は、独自のファイル・システム”AVFS”
ARDIS Technologies独自開発によるファイル・フォーマット”AVFS”が、iSCSIの持つ導入メリットに、音楽/映画アプリケーションで必要とな るストレージ機能を追加!ダイレクト・アクセスとレイテンシー・フリーという大きなメリットをも兼ね備えています!
ARDIS Technologies DDPとは?
Ardis Technologies社のDynamic Drive Poolは、コストパフォーマンスを武器にオランダから発売されているストレージソリューションです。iSCSIの持つ優位性を最大限生かし、独自のファ イルフォーマットを追加することだけで、様々なアプリケーションからのダイレクトアクセスを可能とし、先日のIBCでいち早くSSD搭載したモデルも発 表。今、注目のソリューションと言えるでしょう!
ROCK ON PROでは、現場でのシビアな検証に対応すべく貸出デモ機をご用意しています。是非ご依頼下さい。
DDPは、iSCSIを利用するため貸出検証を簡単に行うことが可能です。ROCK ON PROでは、常時DDP8Dのデモ機をご用意しています。また、SSDモデル大容量モデルの動作検証も、DDP DISTRIBUTIONと協力して実施しています。
ミッションクリティカルな現場への保守、サポート体制もご用意してます。
◎対応ソフト
◎DAW
Pro Tools HD/LE/M-Powered
Fairlight
Steinberg Nuendo
Steinberg Cubase
Apple Logic
MOTU DP
Ableton LIVE
cakewalk SONER
MAGIX Samplitude
MERGING Pyramix
Sonoma
etc.
◎NLE
Apple Final Cut Pro
AVID
Adobe Premier
AutoDesk
etc.
接続例
DDP 24Dを使用した複数台のシステムの一例です。各マシンのしたに記載したのが、想定されるトラック数。各マシン共に十分なトラック数を確保、更にワークビ デオファイルの共有も視野に視野に入れた構成です。非常にシンプルなネットワーク構成でのシステムアップが可能なことがお分かりと思います。共有ストレー ジのメリットは、データコピーの手間無く同時作業が可能となることでしょう。DDP内部でのセッションコピーはRAIDシステムの恩恵もあり高速に行うこ とが可能となります高速に行うことが可能となります。録音が終わって、バックトラックのバランスを取っている間にアシスタントはコピーしたデータを使用し てサブのマシンでボーカルの直しを行ったりすることが、ストレスなく行えます。トラックを戻す時は、セッションインポートで必要なトラックだけを抽出。 RAID5の冗長性に守られたセーフティーな領域での作業とiSCSIの共有ストレージのメリットを最大限に生かすことが非常にシンプルかつ簡単に可能と なます。
色々な場所へネットワークを準備することによりラップトップPC等を使用してストレージにアクセスすることも可能になります。今までは出来なかった 作業中のストレージからのデータコピー(別作業等で使用中だと休憩時間等に行っていたと思いますが)が別の場所から、別のPCを使用してコピー出来ます。
ストレージの共有化により得られるメリットは計り知れません。複数台のシステムを運用されている方は絶対に導入をご検討下さい!!
ラインナップ
最小4driveから、最大48drive間での幅広い構成。Drive容量も2TB~96TBと用途に合わせてシステム構築が可能です。更に、16drive以上のモデルは、拡張用のDDP 16EXを追加することにより更なる領域の確保が可能になります。<ラインナップ詳細はこちらへ>
<<そのほかのDDP解説ページはこちらから>>
<セミナーレポート> <先進の技術> <運用テクニック> <価格・ラインナップ> <お問い合わせ>
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2010/05/14
NABの熱狂を再び!Avid Post NAB 2010ショート・レポート!
驚くべき進化を遂げたMedia Composer 5の登場でセンセーショナルを巻き起こしたNABの興奮を再現!
恵比寿イースト・ギャラリーにて、Avidが我が国のビデオ・エディターに向け、NAB2010で発表された最新のプロダクトの数々のプレゼンテーション/デモンストレーションを、Avid Post NAB 2010として開催しました。
会場は、立錐の余地もないほどの大盛況!
One Avidの名の下、統合的なワークフローを構築可能なAvid Solutionに対する期待の大きさが伺えます!
従来通りのプロダクトラインを揃えるAvidは、Media Composer/News Cutter/Symphonyのソフトウェアをソフトウェア・オンリー(Monitor)/Mojo DX/Nitris DXなど、用途に応じた組み合わせにてシステム構成をするのは従来通りながら、 メディア制作のみならず、配信やクラウドをはじめとした環境の変化と、HD/SDが混在する現在の状況にフィットする進化を遂げていると言え、中でも話題の中心は、ほぼ全てといってもよいほどのビデオ・コーデック/フォーマットに対応し、柔軟性の増したMedia Composer 5でしょう!
熱気に満ちた会場では、我々も興味津々であった、NABにて発表されたEuphonixの買収については詳細の発表こそありませんでしたが、AMA(Avid Media Access)を強力なエンジンとして、あらゆるコーデック/フォーマットのビデオをタイムラインに並べて編集できる、快適なワークフローを目の当たりにすることができました。
ファイルサイズの大きいRED R3Dファイルや、現地でも大きな話題となっていたApple ProRess 422も、Link to AMAから一発でブラウザに呼び出し、息つく暇もないビューアでの再生は、まさに驚き!
唯一、AVCHDのみはAMAからのインポートに対応していないため、トランスコードが必要ですが、HP Z800 8Coreのパワーがあれば、それでも実時間はかからないようです。
また、個人的に一番魅力的に感じられたのは、Pro Toolsユーザーにもおなじみのスマート・ツールでしょう!
これは、まさにPro Toolsで言うセレクターやグラバーを統合して、リージョンにあわせたカーソルの位置で適切なツールに変化するもので、Media Composer 5のタイムライン上のクリップにあわせたカーソルによって、自在にスリップする様は、まるでPro Tools!
もともとムービー編集を念頭に置いた開発がされているAvidは、Final CutやPremiereのようにクリップを掴んで移動という概念がありません。私も経験がありますが、これができると思わぬところでギャップが生じて、事故につながることもあるからでしょう。しかし、音楽の世界では、ほぼ標準になったと言えるDAWシステムでの自在な編集を知るクリエイターにとっては、不自由を感じていたのも事実でしょう。
しかし、その垣根がついに取り払われたのです!これだけでも導入の価値があるのに、なんとMedia Composer 5のアカデミック版価格は¥38,000!
攻勢をかけたAvidの本気度が伝わってくるようです!
その他、会場内には新たにMedia Composer 5でのモニタリング/キャプチャーに対応したMATROX MXO2 Miniと、初の業務用での有機ELモニター、SONY PVM-740も展示され、彩りを添えていました。
今回のAvidの発表により、制作の最前線でも使いやすく、これから映像も手がけたいクリエイターの方を含めた、幅広いユーザーにアピールできる製品群が構築できたのは明白で、Music & Videoでの革新的なワークフローをアピールしていくことでしょう!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2010/05/13
Lexicon PCM Native Reverb Bundle
Lexicon社純正のプラグイン・リバーブが満を持して復活!!
昨年開催されたAES2009 NYでも、待ち望んでいたユーザーの熱い注目を浴びていたLexicon PCM Native Reverb Bundleがついに登場!早速、試された方々からの絶賛を浴びるリバーブの決定版と言えるでしょう!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Lexicon社は言わずと知れた、デジタル・リバーブ界のワールド・スタンダード。
世界初の業務用デジタル・リバーブシステム:224を1978年に発売後、224X、224XLと進化を続け、1986年のLEXICON 480Lの発売後は、レコーディングスタジオや、音楽シーンでは、業界標準として使われてきました。
もちろん、低価格で高品質なデジタル機器も数多く発売されるなか、480Lの人気は衰えませんでした。その、業界標準とされた480Lのプラグインとして発売されたのが、Pro Tools TDMシステム用の「LexiVerb」480Lを知る多くのエンジニアがDAWで使用するのに欠かせないプラグインになったことは、言うまでもない事実だったようです。
しかし、多くのエンジニアに愛されたLexiVerbは、Pro Tools|24 MixシステムからPro Tools|HDシステムへの移行期に突如として生産終了となりました。突然スタンダード・リバーブを奪われたエンジニア達は大いに途方に暮れ、中には「LexiVerbが無いなら、Pro Tools|HDシステムにアップグレードしない!」なんてエンジニアもいたといいます。
それから月日は流れ、今年の3月、Lexicon社純正のプラグイン・リバーブが復活しました!!
同社渾身のプラグイン・リバーブ、PCM Native Reverb Plug-in Bundleの登場です!!!
従来、リバーブ専用のDSPチップを使用し、複雑な演算処理を行うことで実現していた高品位なリバーブ処理を、ソフトウェアで完全に再現しています。Lexiconの代表的なVintage Plate、Plate、Hall、Room、Random Hall、Concert Hall、Chamberという計7種類のリバーブ・アルゴリズムが搭載され、224XL〜480Lを彷彿とさせる“ヴィンテージLexiconサウンド”から、PCM96で得られる“最新のLexiconサウンド”まで、世界中のエンジニアが愛してやまない“あの響き”が網羅されています。
■Lexiconの 代表的な7つ のリバーブアルゴリズム
ビンテージプレート/ プレート/ ホール/ ルーム/ ランダム ホール/ コ ンサートホール/ チェンバー
これらを1つのソフトウェアに凝縮し、スタジオユースで必要となるリバーブ処理 のほとんどを兼ね備えています。
さらにソフトウェアには各リバーブアルゴリズムを元に、長年の研究・開発により生み出 された、約1000種類のプリセットプログラムが用意されており、プログラムを選択するだけで望みどおりのリバーブ効果を得る事が出来ます。
■リバーブ効果を視覚的に表示し、論理的な設定を実現する ユーザーインターフェース
PCM Native Reverb Bundleのウィンドウには、設定を円滑に行うための多彩な機能が表示されています。
主に3タイプのディ スプレイを用意し、リバーブ効果をリアルタイムに目視しながら設定を行えます。
リバーブ・パラメーターはLARCに似たスライダー・インターフェースで簡単にエディットすることが可能で、よく効くフル機能のEQも搭載。
ウィンドウ上部の大型ディスプレイでは、リバーブの残響を“マルチバンドディスプレイ”、“インパルスディスプレイ”、“周波数ディスプレイ”で視覚的に確認することができるので、エディットの追い込みも簡単!
[マルチバンドディスプレイ]
周波数帯域を5分割し、帯域幅ごとに細かく信号レベルを表示
[インパルスディスプレイ]
単一インパルス応答の信号レベルを表示
[周波数ディスプレイ]
周波数帯域全体を1つのグラフとして表示
ちなみに、ディスプレイ右上のEQセクション では初期反射音(アーリーリフレクション)後部残響音(リバーブ)ごとにイコライザー調整が可能。個別にフィルター、レベル、周波数を調整できるため、反射音、残響音の調整が思い通り に行えます。
また、ディスプレイにはステレオ2系統の入出力メーターも用意。リバーブ処理による信号レベルの変化を常に確認できます。細かい調整を行うことで自然な空気感から圧倒的な臨場感まで思い通りのリバーブサウンドを作成できます。
■その精密な再現性と使用感
実際に聞いてみたところ、柔らかく繊細なLexiconらしい表現がされており、即戦力となる豊富なプリセットは、様々なシーンで、かのLexiVerb以来のマスト・アイテムになりそうです。先日、ROCK ONにて行われた「JARECセミナー」での試聴会においても高い評価を得ておりました。
また、気になる他社の代表的なリバーブプラグインと比較しても、Lexicon PCM Native Reverb Bundleは、その求められた透明感と豊かさにおいて納得の質感であり、聞けば聞くほどその透き通った質感に酔う事が出来ました。
今回は、同じく定番とされたリバーブの再来と話題のOVERLOUD社のBREVERB。同じく近いタイプのものとして、その透明感が高く評価されているSonnox Oxford Reverb。ルームシミュレーターとしてすぐに名前を挙げたくなるWAVESのTrueVerbやIR-1。
これらをそれぞれ、女性ボーカルやアコースティックギターにインサートしての比較試聴を行った印象として、ご存知の通り、Lexiconはいわゆる「効きの良いリバーブ」という印象ではないのですが、それは薄いのではなく透明感が一段と強い事であり、早速プリセットを試してみても、残響音を最後まで追いかけたくなる(いわゆる余韻に浸りきれる!)という、上質のリバーブを味わう事が出来ました。そして何より艶やかなグラフィックが目に楽しい!実際のパラメーターを操作する事でリアルタイムに踊る様子は、感覚と定義を結びつけてくれる事でしょう。
プリセットの充実ぶりに合わせてこの視覚化されたリバーブ効果と、重厚でストロークの長めのフェーダーによる瞬時の操作の合わせ技で、作り込みから、現場でのとっさのエディットまで対応でき、他と比べても直感的で使い勝手の良さも印象的でした。待ち遠しかった方々にとってはまさに生まれ変わったLexiverb!いまLexiconを選ぶ理由としても、こういった「オリジナルブランドの強み」が十分に発揮されている事にあるでしょう。
そんな Lexicon PCM Native Reverb Bundleですが、本国LexiconのHPでは、Youtubeの動画で実際の操作方法や、代表的なプリセットの試聴が出来ますので、このLexiconの技術をぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
■対応 フォーマット
プラグイン規格:VST、Audio Unit、RTAS
ライセンス認証方式:iLok
※ iLokキー は製品に同梱しておりません。別途購入する必要があります。
■動作 システム環境
・Macintosh
CPU: PowerPC G5 1.8GHz もしくはIntel Mac
メモリー: 1GB RAM以上
HD空き容量: 500MB以上
ディスプレイ解像度: 1280×800以上
ドライブ: コンボドライブもしくはスーパードライブ
OS: Mac OS X 10.4.10以降
プラグイン規格: Audio Unit、VST 2.4以降、ProTools 7.3以降
・Windows
CPU: 1.6GHz以上のIntel もしくはAMDプロセッサー
メモリー: 1GB RAM以上
HD空き容量: 100MB以上
ディスプレイ解像度: 1280×800以上
ドライブ: CDまたはDVD-ROMドライブ
OS: Windows XP/Vista/7
プラグイン規格: VST 2.4以降、ProTools 7.3以降
Lexicon PCM Native Reverb Bundle ¥176,400
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2010/05/13
9/30まで延長!魅惑のMillennia Productsを円高還元特価で提供!
圧倒的な存在感と密度の濃いサウンドを演出する、魅惑のアウトボード・メーカーMillennia Media製品が、9/30までの期間限定で円高還元特価中!
その場の空気を余さずに捉える、トランスレス・ソリッドステート・マイクプリHV-3シリーズをはじめ、ソリッドステート/チューブ・サーキットを併せ持つ、ハイブリッドTwin Topologyシリーズにいたるまで、その音質を最優先に据えた普遍的な思想が貫かれています!
サウンドに影響が出ることを理由に、フェイズ・リバースを搭載するのを頑に拒んでいたエピソードからも伺える、独特のサウンドをこの機会に手に入れてください!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
ソリッドステートHVシリーズ
Millenniaを代表するトランスレス・ソリッドステート・HVシリーズは、1.5dB、36ステップの固定抵抗GAINと、基本に忠実なソリットステート回路により、極めてクリアでトランジェントのよいサウンドを得られます。周波数特性も4Hz~300kHz +0/-3dBとフラットな特性を持ち、DPA4006/4011などの130V供給のオプションもあり、フラットな特性と合わせてクラシックの録音現場にて圧倒的な人気を誇るマイク・プリアンプです。勿論クラシックだけではなくスピード感のあるクリアな音質はどのような音楽にもマッチします。そこで鳴っているありのままの音楽をキャプチャーしたい方にお勧めの一台で、2chのHV-3C、4chのHV-3D-4、8chのHV-3D-8、8chリモート・マイクプリのHV-3Rのラインナップが揃います。
Millennia HV-3C ¥257,250
Millennia HV-3D-4 ¥420,000
Millennia HV-3D-8 ¥556,500
Millennia HV-3R ¥672,000
真空管MBシリーズ
HVシリーズとは違った、ほのかに香るTUBEトーンが絶品です。トランスフォーマレス・ピュアクラスAオールバキュームチューブを使用した、2chのマイクプリアンプ。チューブ独特の力強いサウンド、+32dBのヘッドルームを持ち、真空管回路とは思えないほどの周波数特性とトランジェントを誇り聴感上ではHVシリーズと全く遜色のないサウンドクオリティーを誇りながら、TUBEらしいウォームなトーンを持つMillenniaの最高峰マイク・プリアンプです。フラットな特性により、どのようなソースにもベストマッチする懐の深さと、メインソースに積極的に使いたくなるウォームな太さを兼ね備えています。アコースティック録音だけでなく、ボーカルレコーディングでもファーストチョイスになること間違い無しの逸品です。
Millennia M-2B ¥483,000
ソリッドステート&チューブ ハイブリッドTwin Tpollogyシリーズ
ソリッドステートと真空管の両方の回路を切り替えて使用可能なフレキシビリティーに富んだTwin Tpollogyシリーズは、個別にFET/Tubeの切替えを可能としています。中でもSTT-1"Origin"は、HA,4bandパラメトリックEQ,オプト-コンプレッサー/リミッターをひとつの筐体に凝縮した人気の高いチャンネル・ストリップです。
その他に2ch EQのNSEQ-2、2ch CompressorのTCL-2 Twincom、1ch DI/MicpreのTD-1の多彩なラインナップが揃います!
Millennia STT-1 Origin ¥413,900
Millennia NSEQ-2 ¥505,000
Millennia TCL-2 Twincom ¥462,000
Millennia TD-1 ¥222,000
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2010/05/12
DSE2010開催!注目のRAIDストレージ2機種を速報レポート!
2010年5月12日(水)本日より3日間、東京ビッグサイトにて開催されているDSE データストレージエキスポ 2010。今年は新たにクラウドコンピューティングEXPOも加わり、10種類のEXPOが同時開催される大規模なイベントになりました。
一般的な話題はやはりクラウド。我々のような音楽・映像業界はいつでも大容量、超高速を欲していますが、既に一般的なオフィスワークならば「ストレージよりもクラウド」になるのも頷けますね。
DSE データストレージエキスポの規模は昨年よりも縮小気味ですが、気になるソリューションはしっかりあります。その中から、今回は2つのストレージを中心に速報レポート!
株式会社ニューテック自社開発のRAIDコントローラーを搭載するSAS、SATA対応RAID「Supremacy RAID」の進化版「SupremacyII RAID」。8Gbpsファイバーの採用やRAIDキャッシュの増加など、純粋なパワーアップ版です。
[caption id="attachment_1527" align="alignright" width="280" caption="横から見ても、壁。"][/caption]
「デジタル倉庫」のキャッチコピーと共に現れたRAIDの壁。1機あたり16台のHDDを搭載するため、2TBのHDDで構成すると、1TB × 16台 × 70機 = 1120台のハードディスク、合計2PB(ペタバイト)と、まさに倉庫級。
ちなみに写真はハードディスクなしの展示です。というのも、ラックの耐重量を考えるとハードディスクを入れた状態では重量がありすぎ、写真のようなラックマウントは不可能だそうです(そりゃそうですね)。もちろん、2TBのハードディスク単価が下がってきているとはいえ、@¥15,000としても1120台で1,680万円ですから... という予算の問題もあるのでしょう(笑)
なお、管理ツールはブラウザ経由タイプ。残念ながらWindows IE、FireFoxのみでの動作保障ということで、Macブラウザでの動作は(今のところ)未確認とのこと。
株式会社ニューテック さん >>
続いて「元Apple Xserve RAID開発チームの手によるXserve RAIDの後継!」と大々的に謳っているActive RAID(アクティブレイド)。旧名称XRAIDとして昨年のDSEにも出展されており、既に導入 or 検討されている方も多いのではないでしょうか?
[caption id="attachment_1530" align="alignright" width="280" caption="気の利いた操作性と美しいデザイン。"][/caption]
突然のApple Xserve RAIDの終了(もう、ずいぶん前のことですね...)によって増設もできず、保守にも不安を抱きつつ彷徨っているXserve RAIDユーザーさんに向けたRAIDストレージです。
もちろん、見た目云々ではなく、
現時点でのあるべきスペックを実装(16ドライブ、RAID 6、4GBデュアルファイバー)
Cocoaビルドの安定した管理ソフト(6月にはWindowsにも対応!)
iPhoneアプリもスタンバイで、3G回線経由でステータスチェック可能
低価格
という「今日あるべき姿のXserve RAID」という事ですね。ある意味当然ともいえるべき基本スペックですが、実際のパフォーマンスも十分に最適化されたもので、同社測定値では非圧縮HD(8bit、1920x1080 30p)ディスク32台構成で8ストリームを実現。詳しくはActive Storageさんの"パフォーマンス"ページを参照ください。(ここだけの話、比較している「他社製品」とは、Promise Technologyさんの事です...)
[caption id="attachment_1531" align="alignleft" width="280" caption="各コンポーネントは当然リダンダントでアクティブ交換可能。"][/caption]
「元Apple Xserve RAID開発チームの手による」というのはデザインだけではなく、Apple製品に通じる使いやすさに現れています。ブラウザ式やJava(Xserve RAID)と比べて安定性の高いMac OS XネイティブアプリであるCocoaビルドの管理ツール。「状況確認」だけのビューアと、全操作が可能なアドミンツールを別アプリにし、誤操作を防ぐ設計。なにより、RAID、SANの構成は極力シンプルなプリセット形式と、だれでも簡単に構築・運用が可能です。
国内での取り扱い元であるフォーカルポイントコンピューターさんのお話では、「どんなに良いシステムであっても、皆さん心配なのは開発会社の経営状態。最高性能の製品でも、万が一事業を継続できなくなれば、保守に不安を抱くでしょう。その点もActive Storageには昨年インテル社の資本も入り、開発スピードも加速しているのは安心材料の一つでしょう。もちろん、世界的に製品が売れている事がその土台にありますが」という事。
[caption id="attachment_1532" align="alignright" width="280" caption="シニアセールス エグゼブティブの岩崎氏。"][/caption]
新たに価格を下げたActive RAID ESの投入や、SANのメタデータをPCIeカードに実装したSSDで行う画期的なInnerpoolなど、いま最も熱いメーカーの一つであることに間違いないでしょう。
製品情報はACTIVESTORAGE.JPサイトにて。
業界注目のArdis Technologies DDPから各種ストレージ、システム構築まで、ご相談は、お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてROCK ON PRO営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にお問い合わせください。
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2010/05/10
オノ セイゲン氏『DDPがすべてを変える』セミナー徹底レポート
データー共有と冗長性による、
Audio+Videoワークフロー革新
今回は、ゲストにオノ セイゲン氏とエルビン・ヤシャレビッチ氏(DDP Distribution)迎え、Pro Toolsをはじめとした様々なDAWに対応し、冗長性とネットワーク共有を可能にするワークフロー革命を提示する機会を与える大きなイベント、ROCK ON PROセミナー4/2の全貌をお届けいたします!
従来ストレージと比較:
DDPは何がイノベーティブなのか?
まずは、営業岡田からの今までの苦労話。Tape is Deadが語られ初めてPCベースのDAWへの移行が業務の革新を司ることになってから、すぐに大きな問題が起こっていました。それは、データの安全性の確保と保管および共有です。
特にPro Toolsは、RAIDドライブやネットワークストレージとの互換性が無く、クリティカルな業務に適応出来ていません。高額な広帯域を誇るファイバーネットワークであるSANもDAWの特殊なデータ操作には適していません。当社で輸入代理店を行っていたSanMPですら充分な互換性とパフォーマンスをAudio Dataにおいては得ることが出来ませんでした。
今回ご紹介のDDPは、そのAVFSフォーマットの確立とDAW及び映像編集ソフトメーカーとの連携により、その壁を突き抜けたプロダクトを発表することになりました。それが本日の主題であるDDPです。さらに今回 DDP24SSDモデルが、セミナーに登場!その実力やいかに?ご期待ください。
ストレージ問題の現実を充分すぎるほど認識している我々と参加者の方々の目の前で、DDPの革命的なワークフローが行われている中、オノ セイゲンさん『DDPがすべてを変える』がスタート!
DDPイノベーション!イントロダクション
プロダクトスペシャリスト洋介から、本日はROCK ON史上最大機器構成で挑みます!
インフラと合わせた抜群のコストパフォーマンスを誇る、DAWストレージデバイスDDP(Dynamic Drive Pool)は、その驚異的な転送速度を誇るパフォーマンスはもとより、独自のAVFSファイルフォーマットにより、DAWに最適な環境をもたらす先鋭のプロダクトです!過去の先鋭を誇った製品が、ワークフローを一変させた様に、このDDPも現代の制作環境を大きく変える可能性を持っていると言えるでしょう。
圧倒的なスループットを体験可能な超過酷デモセッティングで、DDPの可能性を測る!
このAVFSのアドバンテージを体感して頂くために、この革命的なセミナーを開催するにあたり、我々ROCK ON PROでは従来考えられなかったデモセッティングを用意しました。
Pro Tools HD x 2
Steinberg NUENDO
Apple Final Cut Pro
Fairlight CC-1
Sonoma
以上の合計6DAWシステムのセッション・ファイルをDDP24SSDにストアし、セミナー開始から終了迄、始終ループ・プレイバックを行いました。
簡単に書いていますが、日常的にレコーディングや映像編集を行っている方には、その驚嘆のスループットを実感して頂けるのではないでしょうか?確かに、HDや4K等のビデオファイルに比べると、オーディオファイルの負荷は小さいと言えるかもしれませんが、PCMの4倍と言われるDSDファイルを32tr同時再生させるSonomaを含め、PCMで3000tr@24bit/48kHzを誇るSolid State Drive搭載のDDP 24SSDは、アクセスランプすら点灯させずに淡々とデータを送り続けていました!
『DDPがすべてを変える』
その言葉と共にオノ セイゲン氏登場!
Pro Tools HD、Sonomaを業務の中心として制作ツールに活用しているオノ セイゲン氏は、2009年夏にDDP日本法人が設立されて以来、その可能性に掛け、検証を続けてきたROCK ON PROが今回のセミナーを開催するに当り、プレゼンして頂くゲストとして、まさに最適な方という事が出来るでしょう。
まずは、オノ セイゲンさんからDDPの”存在意義”を。『DDPがすべてを変える』と題してスタートしました。
DDPとの出会いから、その革新性についてパワーポイントと共にご紹介
2009 Inter BEEでのDDPとの出会い
オノ セイゲンさんがDDPを初めて知ったのは昨年の2009 Inter BEEのこと。忙しい合間を縫って取材の為に現地3時間!という強行スケジュールで幕張メッセを訪れた際に、その存在を知ります。
DDP自体の日本法人設立が昨年夏。その直後から、弊社ではDDPの検証を開始しています。その中で我々は、確実に動作しコストパフォーマンスに優れた共有ストレージとしてDDPを2009 Inter BEEの目玉と捉えていました。会場を訪れたオノ セイゲンさんをDDPのブースにご案内した弊社岡田の意志も、そのような事前の検証を受けて自信を持ってお勧めできる商品の一つであると確認がとれていたからこそでした。
セイゲンさんは、ご案内したDDPブースでのデモンストレーションをいち早く、しかもDDP24SSDモデルで(つまり4月2日に初めて目にした方と同じ驚きを)初体験。その高速なデータスループットのみならず、このプロダクトが制作環境に及ぼすであろう変化に、大きな感動を覚えたということでした。
DDPブースを訪れたオノ セイゲンさんは自分と同じくらい早口でしゃべるDDP distributionの代表でもあるElvinと出会い、そこで驚くべき光景を目にします。2Kの動画を再生するFinal Cut、HDを再生するAVID Nitris DX、AVID Media Composer、Adobe Premiere、Logic、Pro Tools HD、NuendoのDAWが一台のDDP24SSD上のデータを読み、動作していたのです!
その現実を知ったオノセイゲンさんはElvinのことをマジシャンと呼びます。まさにマジックでも使わなければ実現不可能な光景であり、セミナー中もその奇跡を熱く語って頂きました。
オノ セイゲン氏による DDPアドバンテージ解説
2009 InterBEEでのDDP24SSDデモセッション内容を解説!
2Kの動画を再生するFinal Cut、HDを再生するAVID Nitris DX、AVID Media Composer、Adobe Premier、Logic、Pro Tools、Nuendo等のNLE、DAWが一台のDDP24SSD上のデータを読み動作!セイゲンさんも、その驚くべきスピードに圧倒されたとセミナーで熱く語っていただきました。2Kの動画データレートはおよそ330MB/sec、さらにランダムアクセスをするDAWが複数とHDの動画を同時に再生してしまうDDP。更には、Mac/Windowsも関係なく、接続はEthernetのみというシンプルな構成。パッと前を通り過ぎただけでは複数のNLE/DAWがループプレイをしているだけですが、実は奇跡の様な現実が裏では行われており、それがたった1台のDDP24SSDによって完成されていたのです。
さらに、10Gigabitはもちろん、Gigabit Ethernetを複数束ねる事による転送速度の高速化にも対応し、シンプルで柔軟性の高い、しかも驚くべきコストパフォーマンスを存分にアピールしていました。
DDP ベンチマークを検証!従来技術では考えられない程の高速スループット!!
セイゲンさんはその場でベンチマークでチェック。なんとRead 203.0MB/sec、Write 195.9MB/secという、Ethernet接続のストレージでは考えられないほどの高速データスループットを目の当たりにされたのでした。
シンプルでインフラにコストの掛からないEthernet環境を採用し、Mac/Winを問わないクロス・プラットフォーム、あらゆるDAWに対応した柔軟性とデータ共有/冗長性に、業界全体の期待感を感じたセイゲンさんは、後日、”放送技術”InterBEEレポートに3ページにも渡ったDDPの記事を執筆されています。
DDPの秘密に迫る!DDPの技術を大公開!!
ROCK ON PRO テクニカルエンジニア 千葉が解説!RAIDと冗長化と共有とは?!
記録データの冗長化やネットワークの共有により、作業効率が格段にあがります。
ここでは、ROCK ON PRO ならではの詳細技術解説を行いました。
皆さんもご存知の通り、Pro Toolsシステムは、CPUやHDDの性能が現在では考えられないほどPoorだった頃からマルチトラックHDレコーディングを実現してきました。そのため、Pro Toolsのオーディオファイル管理は、独特の論法を持って実践され、他のDAWで当たり前の様に使用可能なRAIDシステムへのストアを拒絶してきました。なんとDigidesignがワンカンパニー・ワンソリューションを提唱するAVID Unityですら、Pro Toolsのファイル管理を万全に行う事は出来なかったのです。
DDPがDAWの共有ストレージとして革命的なのは、上記Pro Toolsの様なRAID非対応のシステムを含めたあらゆるDAWに最適化するファイルシステム"AVFS"にあります。
AVFS(the Ardis Virtual File System)は、ハイレベルなプロトコル処理を頻繁に行うNASの性質と、高速で効率的なデータ転送を行うiSCSIの利点を統合した革新的なテクノロジーです。図にある様に、NASは各データ転送の度にメタデータを持たせるため、データ転送のオーバーヘッドが生じますが、AVFSは各ファイルへのアクセス時のみメタデータを持たせるので、アクセス開始時のみのオーバーヘッドで済むため、NASと比べた場合の速度面でのアドバンテージが生まれるのです。
オーディオデータの取り扱いに重要なファクター、4kセクタランダムアクセス。SSDモデルDDP24SSDリードにおいて(14.89MB/sec)はローカルドライブ(0.67MB/sec)の約20倍のXbenchマークをたたき出します。ライトも高速です。
4k Randam=Write 60.12MB/sec
4k Randam=Read 14.89MB/sec
再びセイゲン氏登場!「DDPがすべてを変える」その本質へと迫る!
『DDPがすべてを変える』今まで慣れ親しんだワークフローを変える為にはまずは自分からです。セイゲンさんが、セミナー2日前の日経新聞の記事から、引用例としてあげられたのが、韓国サムスンのカリスマ経営者が3/31に全社員に向け出した新経営方針「妻と子以外はすべてを変えろ」というコメントです。
日本の企業はシークタイム(もしくはThinking Time?)が長過ぎる。会議ばかりして何も前に進まない。完璧を求めすぎて時期を逸している。韓国や、中国の企業は高速なランダムアクセス(社員の独自性)により世の中の先を行く変革を自ら引き起こすことで生き残りをかける。サムスンの経営者は更に「今後10年以内にサムスンを代表する製品は大部分がなくなる」と自ら宣言。日本の疲弊しきったこの業界で生き残るポイントはここであるとアピール。
更に次ぎなる『Change』は、「残業しているのは誰のため?残業する人はエライ?」と言うコメント。会社の為に、社会の為にと働くことが美徳とされてきた社会は年功序列と共に崩壊を始めています(既に崩壊しているかも)。経営者でもあるセイゲンさんが考えるのは、残業をしなければならないその仕事の在り方、ワークフローに問題があるのではという事です。
単純に3倍速いDDPを導入することにより3倍速く作業が終われるのであれば倍の仕事をこなしても今までよりも速く作業は終われる=家族や友人との食事、飲み会、ネットワーク、基本的人権の確保につながります。
3倍速く仕事が終われて、2倍の仕事をしてギャラも多くもらえるようになれば、経営者にとっても雇用スタッフにとってもWin=Winの関係。海外では当たり前の、個人の能力=時間あたりの仕事量、このグローバルスタンダードが日本にもやってくる日は近いのではないでしょうか?(仕方なく)つい残業をしてしまうエンジニア。管理職、経営者側から見ると「仕事が遅い」乱暴ではありますがこういわれても仕方の無い日が近い将来やってくるかもしれません。仕事が減る訳でもなく、制作本数はむしろ増える傾向にある。ならばワークフローを変えて作業時間を3倍速くする。ギャラもアップして帰宅時間が早くなる。こんな夢のシステムがDDPにより現実の物になると確信してお話しいただきました。
このような、共用ストレージシステムの管理運営には専門の技術、知識が必要なため、高額な保守契約や、専任のスタッフの雇用が必須でしたが、DDPは解りやすいGUIにより誰でも管理可能。トラブル時もInternet経由でのリモートメンテナンスが出来ます。非常に優れたこのシステム。本当に3倍速く作業が終われる可能性を感じました。
実際、DDPは他社の同等ストレージ・システムに対して”3倍速く!3倍安い!”これはElvin氏が常に話すことですが、まさにその通りです。セイゲンさんも、競合機の価格引き下げを差し引いても2倍以上の価格競争力があると同意。
何と言っても、最大の魅力はRAIDディスクでの作業環境。HDDクラッシュによるデータ損失の可能性ゼロ。SSDモデルであればシークタイムはゼロ。RAIDにより無益なデータバックアップ作業からの開放。
さらには、Pro Tools等のDAWにおけるデータ共有での同一セッションの同時作業。非破壊編集ならではのメリットは実はここにあったのではないかと感じるほどの効果を強調されていました。
ここで、講師交代。ROCK ON PRO洋介へバトンタッチ。同時にお客様に用意したPCを実際に触っていただき考えられる限り高負荷の作業をトライしてもらいました。
こんなに簡単!!だれでも管理運用可能な共用サーバー
DDPの魅力は速度だけではありません。専門知識無しでも運用可能なGUI(Graphical User Interface)を使用した設定、管理も大きな魅力です。実際に設定を行い、その簡単さを実際に体験してもらいました。
IP設定方法
まずは、接続方法。ネットワークの簡単な知識があれば誰でも可能。クライアントPCにNetwork IPの設定をして、クライアントPCに名前を付ければ設定完了です。後は、DDPの管理画面でクライアントの登録をすれば接続準備完了です。この簡便さは、誰かが、ラップトップPC等を持ち込んだとき等すぐにつなげる事を意味しています。クライアントライセンスが無料である事と合わせFTPサーバー並みの柔軟な運用が可能です。
Create New User
DDPでのユーザーの作成もGUIを使用して簡単に行うことができます。画面上部のDesktop(DDP上ではクライアントPCはDesktopと呼ばれます)のタブからCreate New Userをクリック。クライアントPCで作成した名前を入力と、PCの種類(Mac or Win)を入力。これだけで設定完了です。そして、DDPにログインする際に使用するユーザーアカウントも同じように簡単に作成することが可能。
Connect to DDP!!
そして、実際の接続ですが画面の右側に並んだクライアントPCと左側に並んでいるDDP内部にパーテションを設定されたドライブをドラッグして線をむすぶだけです!!そうすれば、線で結ばれクライアントのデスクトップにDDPのドライブがマウントされます。他には?と思われるかもしれませんが、たったこれだけの作業で設定、接続が完了します。マウントされればDDPのドライブを使用して後は作業をするだけです。
ユーザー管理/アクセス制限
DDPの設定で簡単なのは、これだけではありません。ユーザーの管理も同じ画面上で行えます。これは、ドライブを使用する権利(read/write or read only)やドライブを不可視にする、ドライブサイズの変更といった権限をユーザー単位で管理する事が可能です。また、ドライブ単位、ユーザーグループを設定しグループ単位といった運用も可能です。
パーテョン設定/ドライブ管理
〜ドライブの容量を後からでも簡単に増やす事もできます!〜
また、DDP内部のドライブの作成も同じくGUIを使用して行えます。1台のDDPの中に何台でもドライブを設定する事が可能です、。また、作成したドライブの容量を後から増やす事も。20Gで足りると思っていたセッションがもう少し容量が欲しくなったとしても、新しく30Gのパーテションにコピーする必要は無いのです。中のデータを残したまま容量を増やす事が簡単に行えます。作成したドライブは、すぐに接続されているクライアントが使用することができます。これはあたかもローカルにドライブをつないでいく(外付けHDD>DAS)と同じ感覚です。
実際の運用としては、作業、プログラムごとにドライブを作成して運用するのが分かりやすいでしょう。そして、作業が完了したら、安価な外付けHDDにコピーをして保存。作業で使用していたドライブは、そのドライブごと消去する事(全く時間かかりません)で、容量不足からも解消されます。あくまでもDDPはワークドライブとしてとらえる事によりコストパフォーマンスメリットも更に大きな物となります。
繰り返しになりますが、DDPの運用に専門知識を持ったネットワーク管理者は必要ありません!!速度はそのままに人件費が一人分安くなるのです!!
まずは体験!!参加者&DAW入り乱れての高負荷合戦スタート!
DDPパフォーマンスの秘密と、その存在が与えるワークフロー・イノベーションを充分理解したところで、セミナー開始時より回っていた2台のPro Tools HDとNUENDOを使って、DDPへ対しての高負荷実験を開始!
やはり、実際にハンズオンで体感して頂くのが最も理解出来るのです。参加者の方々にお手伝いいただき、パンチインとトラック複製による高ランダムアクセス状況を作り上げました。
Pro Tools HDはそれぞれ96Track、NUENDOは行けるところ迄、どんどんトラックを複製して更にパンチイン!そして、唯一それまで止まっていた sonomaもDSD 32tr rec開始!
高密度のPro Toolsセッションでの複数トラックrec startは、一息入れてからのスタートが普通ですが、DDPではそのシークタイムの速さから直ぐにスタート!もちろんですが、96track位では DDP 24SSDはアクセスランプすらつきません。
裏では、Final Cut StudioがProRes 422のデモプロジェクトをloopしつつ、FiarlightもDV映像付きの40track程度のデモセッションをloop。 そこに24bit/192kHzのおおよそ4倍のデータ量を持つDSDを32tr同時rec。sonomaの推奨は10,000rpmのSAS Driveを8台でRAID 0構成。この超高速RAID Areyでしか実現出来ていなかった環境をEthernet Cable1本で実現!さらにNUENDOではなんと360trもの再生を行うことができました。
同一セッションを複数のDAWから並行して作業できます
Pro Tools HDでも、ひとつの同じセッションを複数のPro Tools HDから同時に開けます。しかも同時にRECや、Editをかけられます。ビデオ編集では当たり前のワークフローが、Pro Tools HDなどのDAWでも可能になりました。
「Save as」のルールをつくり並行しての作業も、今までのワークフローはなんだったのか、と思うほどの効率で完了できます。例えばナレーションは25〜32ch、音楽は1〜24chとか決めておいて、セッションインポートしてもよいし、完成したファイルだけをインポートするのもよい。同時にRECをかけてもAidioFileの番号は自動的にWらないように振り分けられますので、使用するオーディオトラックを別のマシンで、オーディオフォルダーからインポートしてもよい。
これによって何が可能か?クラウドセッションです。3つのスタジオ(MA / 音楽 / NA)と映像の編集室とをDDPを介してリンクした状態で、すべての作業を並行して進めることができます。今まで順番に移行していた作業はすべて同時進行できます。
Aマシン:台本どおり、どんどんナレーション素材を録っていく。ナレーションのあとフォーリーのSEの変更部分も修正。
Bマシン(同じ部屋で、ラップトップでヘッドホンで作業するB君):Aで録れた部分から、どんどんノイズとりを完了。
Cマシン:クライアント立ち会いで、すでにMAに入っている。ABで完成したナレーションに差し替えるだけで、完成。しかし音楽はまだ仮ミックス。2時間後には、SEも音楽ミックスも、映像の最終版も全部一度にまとめられます。
Dマシン:音楽の最終ミックスを仕上げ中。Bのナレーションも確認しながら、メロとぶつかるところは調整。
ROCK ON PROが提案!!ワークフロー革新
ROCK ON PRO が提案する、実際の現場で起こりうるワークフローです。
各システムにおいても、DDPの威力は最大限に活かすことが可能です。
今までのお話で何がワークフローに革命を起こせるのか!
★ データの冗長性確保による安全性
★ バックアップ作業の簡略化
★ スタジオ間、場所を選ばないデータ転送、共有
★ digidesign、Fairlight、Apple、Avid、Adobe等、マルチプラットフォーム対応
★ Mac/Winのプラットフォームの違いも吸収
★ iSCSIによる接続のためSANを構成する事が可能になります
★ ダイナミックにグループパーテションの設定可能
★複数のRAID構成とPort分散による負荷分散と帯域保証
★ Gigabit Ethernetで、拡張も簡単、高価なFibre Channelは必要はありません
★ 将来的に10Gb Ethernetへの移行が可能
★ 最新のSSDモデル(1.5GB/sec)は非圧縮HD動画用共有ストレージとしても使用可
★ 追加クライアントに対するライセンス料金も不要
◎接続と具体的ワークフロー
>Pro Tools編
非常にシンプルなDDPの設定を説明。今回のROCK ON PROからの最大の提案ポイント。まずは、Pro Toolsでのパラレルワークフロー。実際にハンズオンしているPro Tools 2台は同じセッションの同じオーディオファイルを開いています。それが実現している現実をじっくりと見ていただきました。
普段全く目にすることのないPro Toolsでのパラレルワークフロー。今回は2台でしたが、HD、LEの差なく何台でも同時に使用することが可能です。
>複数種類のDAW編
更に、踏み込んだ音声編集のワークフローとして複数種類のDAWでのシステムをご紹介、ここで、Pro Toolsのsave Asに当たるのがSSL Pro Convert。
最新のこのソフトウェアは各DAWのセッションファイルをクロスコンバートします。これにより、Pro ToolsとNuendoが同一ファイルへ対してアクセスするといった今まででは考えられないワークフローが完成します。これからは、DAWはエンジニアが使いたい物を使用することができるのです!!
>Video Satellite編
MAにおいては、データが散らばってしまうのであまり積極的な導入が進んでゆかないVideo Satelliteに関してご紹介。
AVID Media ComposerとPro Tools HDの組み合わせで成立するこのシステムは、複数のPCでのシステムアップということでデータの管理が煩雑になっていました。しかし、DDPを導入することにより1つのプログラムを1つのフォルダで管理することが可能となります。
更には、編集室とのワークシェアも可能。編集と同時進行でMAを行えるソリューションが完成します。
>Non Liner Player編
MAの進化として、HD映像、更には2kの映像といったトピックがあります。Doremi、VCube、Pyxis、Virtual VTRといったNLP(Non-Liner Player)が活躍しています。しかしそれらのデータと音声データの管理は別個となっています。それら全てを統合して一元管理出来るのがDDPの最大のメリット。
また、最新バージョンのVCube、PyxisはAVIDのBinを直接読み込むことが可能となっています。これにより、編集とのパラレルワークフローが可能となります。編集待ち(映像に関しても、音声に関しても)がなくなります。これは、作業効率の大幅なスピードアップにつながります。
また、RAIDグループ単位でのアクセス制限やインテリジェントHUBを使った帯域制限やアクセス制限の方法により、用途に応じたセキュアで保証されたアクセスを実現します。10G hubの運用や、二台のDDPを使った自動バックアップシステムの構築、スペックや運用を効率的に確保するテクニックも多数存在します。この辺は、是非ご相談ください。
このセミナーの感動をあなたへ!
今回行われた濃密な内容のセミナーは、ご参加頂いた制作現場の方々に特に興味を持って頂けるものとなったと思います。
データの冗長化と保全、ファイルの共有と複数アクセス可能な作業環境。そこから始める新しいワークフロー。その力はセイゲンさんが提唱するように、仕事の効率やライフスタイルにすら影響する変革なのかもしれないと感じました。
我々ROCK ON PROが課題としてきた環境構築、現場が抱えている問題を解決できるツールとして、自信を持ってご提案出来るソリューションの登場と言えるでしょう!
DDP(Dynamic Drive Pool)の詳しい技術情報及びシステム構成、価格は、こちらのページをどうぞ。>>
<魅力とガイド><先進の技術> <イノベーション> <運用テクニック> <価格・ラインナップ><お問い合わせ>
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2010/05/09
ROCK ON PROのMIX/MASTERINGサービス開始!!/ITEKOI ROCK ON PRO SPECIAL
ご自身のMIX/MASTERINGに限界を感じていませんか??
どうしてもCDクオリティーにならない、MASTERINGはどうしたら良いのか??そんな悩みに対してROCK ON PROでは数多くの名盤を生み出してきた音響ハウスとのコラボレーションにより、MIX/MASTERINGサービスを開始!!自宅でのじっくりと時間をかけたレコーディング/MIXが普通に行われるようになっていますが、MIX/MASTERINGに関しては、やはりプロの技、音を整える作業はやはりエンジニアの技術が光ります。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
職人技が光る!!こだわりのMIX DOWN サービス
カスタムメイドとこだわりの逸品!!最高音質のMASTERING サービス
仕上げの作業をプロに依頼!!メジャークオリティーをGET!!MIX&MASTERING サービス
ITEKOI ROCK ON PRO SPECIALでは、音響ハウスとのコラボレーションにより、メジャーアーティストの作品を普段から手がけているエンジニアが最高の環境であなたの作品をMIX/MASTERING!!!立ち会いなしでのスペシャルプライスのご提供です。もちろん、事前に入念な打ち合わせの上、作業を行います。さらに、2回までの修正は無料で対応。出来上がった物に不満があったとしても手直し可能です。まずはMIXを行い、曲が揃った時点でMASTERINGを行えます。
作業は、音響ハウスの機材、エンジニアの技術全てを投入し、メジャーアーティストの作品と何一つ変わりの無い環境、スタッフで作業に当たります。最高の環境とエンジニアにより、今まで得られなかったサウンドとクオリティーが手に入ることは間違いありません。
プロ中のプロと言える、音響ハウスのスタッフとROCK ON PROが自信を持ってお勧めする、クオリティーを考えれば絶対にお得なこのサービス。初回限定の特別料金も設定させていただいておりますので、是非ともお試し下さい。
エンジニアの腕や個性の見せ所でもあるMIXはバランスの良さが光ります。マスキング効果、位相の操作による定位感など、経験により身に付いた技術はそう簡単にまねの出来る物ではありません。完全に調整されたモニター環境があって初めて調整可能なこともたくさんあります。エフェクト等も音響ハウスの歴史的名機の数々を使用してのMIXが可能です!!
最近、お問い合わせをいただくことの多いMASTERINGですが、市販のCDはやはりMASTERING STUDIOで作業が行われています。そこで使用されている機材は通常使用されているDAWや録音機材とは違い、カスタムメイドのエンジニアの好みに併せたスペシャルアイテムが揃います。また、最終のレコーダーもSADiEやSONIC、Pyramix等、なじみの薄い機材が音質を理由に選択されています。ケーブル1本からこだわり抜いた環境。それがMASTERING STUDIOです。個人のレベルでは、なかなか環境を整えることの難しい本格MASTERING SYSTEM。もちろん、数多くの名盤を生み出し続ける音響ハウスでのMASTERINGが現実に!!
MIX PLAN
1曲 ¥21,000→初回限定!お試し価格¥18,900!
2曲 ¥42,000
3曲 ¥63,000
4曲 ¥84,000
5曲 ¥105,000
6曲 ¥126,000
7曲 ¥139,650
8曲 ¥159,600
9曲 ¥179,550
10曲 ¥199,500
MASTERING PLAN
1曲 ¥10,500→初回限定!お試し価格¥9,450!
2曲 ¥21,000
3曲 ¥30,450
4曲 ¥39,900
5曲 ¥49,350
6曲 ¥58,800
7曲 ¥68,250
8曲 ¥77,700
9曲 ¥87,150
10曲 ¥95,550
MIX&MASTERING PLAN
1曲 ¥28,350→初回限定!お試し価格¥22,050!
2曲 ¥56,700
3曲 ¥85,050
4曲 ¥113,400
5曲 ¥141,750
6曲 ¥170,100
7曲 ¥191,100
8曲 ¥218,400
9曲 ¥245,700
10曲 ¥273,000
*10曲以上はお見積もりにてご対応致します。
*納期は2週間〜となります。お申し込み時にご確認させていただきます。
*上記価格にはマスタリングの場合にはプレス納品用のマスターディスク1枚の代金が含まれております。
*試聴用のCD-Rは1枚@¥525となります。
高村 政貴【 Masaki Takamura 】
Birthday 1965.08.25
Blood Type ?
中島ノブユキ / Album「ETE、Palma」「PASSACAILLE」Rec、大友良英 / Album「Invisible Songs SORA」Rec、BOZO / Live Album「Red Context」他Mix、林 夕紀子 / Album「timbre」Rec&Mix、ComboPiano / Album「Agatha」他Rec、林 明日香 / Album「咲」「初恋」他Rec Album「蝶」Rec&Mix、クローズZERO / サントラRec&Mix、L'Arc~en~Ciel / Album「Real」Rec「NEO UNIVERSE」Rec&Mix(TV version)、チェン・ミン / Album「恋衣」Mix、MiyuMiyu MaxiSingle「Violet」「Lotos」「流れ星」他Rec&Mix、SOUL'd OUT / Album「To All Tha Deamers」他Rec(Strings、Brass他)、faith / Album「INVENTION」他Rec(Strings、Apf他)、J-WAVE / 「OZ MEETS JAZZ」ライヴ収録(全国各地)、新日本フィルハーモニー交響楽団、ゲーム「テイルズ・オブ・レジェンディア」Rec & 5.1Mix、TVアニメ Album「ながされて藍蘭島 恋してMAGIC SOUL PARTY ”踊らされてディスコ島”」Mix ほか
PAエンジニアを目指すも、録音の楽しさに開眼し転向。35mm、16mmフィルムの映写技士を経て、現在の録音技士へ。
CM音楽からホール録音まで、幅広くやらせていただきます。自社スタジオ以外にも呼んでいただければ、どこにでも行きますので、お気軽に御連絡を!
櫻井 繁郎【 Shigeo Sakurai 】
Birthday 1971.04.12
Blood Type A
CM作品多数、古澤巌 / 「Dandyism」Rec、NAOTO「Sanctuary」Rec&Mix、Aura / 「Aura」Rec&Mix、RR7(BGM SurroundMix)、PANGAEA / 「UNU」Rec&Mix、英珠 / 「Songs」Rec&Mix、COLAR FILTER / 「blueberry」Rec、CHARA / 「ミシン」Rec&Mix、ZONE「secretbase」「Z」Rec&Mix、うた魂(映画)Rec&Mix、オトシモノ(映画)Rec&Mix、ドッペルゲンガー(映画)Rec&Mix ほか
音に関係する様々なプロジェクトを経験し、技術を学ぶ。
よくO型と言われるがきっとA型です。熱しやすく冷めやすいですが意外と冷めない事が多いです。一つの事に囚われずいろんな可能性を考え、録音する事を心掛け、段取りの良い仕事をモットーとしてます。1985年頃のHRHMが好きなんです。
伊藤 隆文【 Takabumi Itoh 】
Birthday 1972.05.02
Blood Type A
CICCAROLL / 「タイトル未定」1st Album Rec&Mix、坂本サトル「プライド」「蒼い岸に立つ」他 Rec&Mix、佐野元春 / 「THE SUN」「COYOTE」Rec、鈴木勲 / 「BLOW UP2」Mix、鈴木和郎 / 「Ballad」Rec&Mix、沢田聖子 / 「すべてに、ありがとう。」他 Rec&Mix、ヤーノシュ・バーリン(フルート奏者) / Solo Album 2cnダイレクト、ロリータ18号 / 「THE GREAT ROCK'N'ROLL FESTIVAL!!」Rec&Mix、岡崎倫典 / 「Spiritdance」他 Mix ほか
幼少時代から「アート・ブレイキー・アンド・ジャズメッセンジャーズ」を聴いていた。PAエンジニアを目指し山形から上京するも、1年で方向転換。レコーディングエンジニアを目指し、1993年「Onkio Haus」に入社。「現場は楽しく!」が信条ではあるが、怒りだしたらハナシが長い。(後輩談)30歳を過ぎてからは体重増加に悩んでいる。現在は子供と遊ぶ事を生きがいとしているらしく、子供の自慢話を始めたら要注意!やはりハナシが長い。最近の口癖は「あきらめない!」。草野球にも関わらず、ダイビングチャッチ。肋骨を(2本)折る「(自称)熱血漢エンジニア」。その割に、ジャンルを問わず多くのセッションに参加しており、経験値は高め。
大竹 悠太【 Yuta Ohtake 】
Birthday 1980.08.25
Blood Type O
LISA / Album「ready to disco」 Rec&Mix、堂島 孝平 / Album「White&Blue」「SMILES」Rec、カーネーション「LADY LEMONADE」Rec&Mix、NONA REEVES / Album「DAYREAM PARK」Rec、ジェームス小野田with筋肉楽団 / 「筋肉ダンスDEまっちょちょ」Rec、柴田 英嗣 / 「だまって俺についてこい」Rec ほか
いにしえの80年代ブリティッシュサウンドをこよなく愛し、90年代エレクトロ・ポップ〜無機質なスーサイドスタイルの打ち込み音楽に、「男とは何か」に ついて自問自答を繰り返し、21世紀という宇宙に現出させた幾多の新しい音楽ジャンルを目の当たりにし、「コンテンポラリーアートとは」と日々思い巡ら す。趣味は、男独自の曲がった価値観のオマージュ。
中内 茂治【 Shigeharu Nakauchi 】
Birthday ??
Blood Type ?
ビアンコネロ single「うららからっか」「うそうそ」他 / Rec&MIX、TheDUO(鬼怒無月+鈴木大介)Album「SEASONS」 Rec&MIX、bless4 Album「夢つむぎ」/MIX、純烈 single「涙の銀座線」/MIX、mimpiberjalan single「RoHaNi-Trip」/MIX、ヨツヤタカヒロ MiniAlbum「beautiful air」/Rec、CM作品多数…
1980年生まれの大雑把なO型。誰も気にしない細かい所は気にするがみんなが気にする所は意外と気にしないO型。豚骨ラーメンは大好きだが明太子は大嫌いな生粋の福岡人。
福岡の音楽系専門学校を卒業後音響ハウスに入社し、ジャンルを問わず様々なレコーディングに参加しスキルを磨く。自身はSoul,Funk,Acidjazz,House,electronica等を好むが、ジャンルにとらわれず楽曲の良さを引き出し自分なりのスパイスを効かせたRec、Mixを目指し日々精進中。
現在音響ハウス競馬倶楽部3代目番長を張ってます。
以後お見知り置きを。
込山 拓哉【 Takuya Komiyama 】
Birthday 1982.05.05
Blood Type AB
神戸出身
3年間「(株)ジョイント・ワン」にて経験をつみ、自分の足りないところと自覚した生音を学ぼうと思い、音響ハウスに2007年7月入社。
まだまだ、音響ハウスにきて日が浅いですが、関西出身の良いところでもあり、悪いところ…でもある「楽しい雰囲気」をモットーに、頑張っていきます。
標準語と関西弁のバイリンガルな雰囲気をお楽しみ下さい!
中里 正男【 Masao Nakazato 】
Birthday ??
Blood Type ?
ZIGGY、PERSONZ、桑田 佳祐、Mr.Childlen、矢沢 永吉、LUNASEA、BORO、トライセラ・トップス、小柳 ゆき、五木 ひろし、篠原 美也子、吉 幾三、SION、JACK&BETTY、森若 里子、篠原 涼子、UA、小沢 健二、フリッパーズギター、松平 健、ORIGINAL LOVE、The Gospellers、キリンジ、谷村 新司、シャ乱Q、
THE ECCENTRIC OPERA、水森 かおり、大貫 妙子、GONTITI、大瀧 泳一、宇多田 ヒカル、Globe、MIE、三波 春夫、ARB、三船 和子、CASCADE、明和電機、楊 興新、FANATIC ◇CRYSIS、MALICE MIZER、19、GLAY、杉山 清貴、吉田 拓郎、move、もずく、 THE STREETBEATS、加古 隆、古典四重奏団、高橋 幸弘、黒田 倫弘、ホフディラン、佐田 真由美、加山 雄三、さだまさし、COCOBAT、元 ちとせ、所ジョージ、坂本 龍一、井上 陽水、高野 寛、THE ALFEE、横山輝一、PRINCESS PRINCESS、スピッツ、小野 リサ、気志團、白井 貴子、山咲 トオル、DA PUMP、L/R、華原朋美、LUV AND SOUL、鈴木 慶一&ムーンライダーズ、鈴木 蘭々、マンデイ満ちる、Fayray、Re:japan、梅津 和時、吉澤 はじめ、TINGARA、服部 隆之、V6、堂本 光一、真琴 つばさ、コーネリアス、高田 志摩、柴咲 コウ、米倉 利之、OLIVIA、林田 健司、城内 ミサ、観月 ありさ、吉田 美奈子、田村 直美、SLEEPWALKER、Do As Infinity、内藤 やすこ、相田 翔子、レミオロメン、坂本 サトル、島谷 ひとみ、つばき、KOKIA、飯田 佳織、乙葉、FAZZY CONTROL、COMBO PIANO、葉加 瀬太郎、BONNIE PINK、佐藤 宗幸、上原 多香子、綺羅、SomethingElse、梅沢 富美男、我那覇 美奈、ASIAN 2、青木 純、MCU、メガマソ、川嶋 あい、ベベチヨ、RAG FAIR、Ann Sally、原田 知世、青柳 拓次、沖野 修也、吉澤 はじめ、畠山 美由紀 with ASA-CHANG & ブルーハッツ、黒川 真一朗、桑山 哲也、谷 龍介、野中 彩央里、ハンバートハンバート、リクオ、和田 薫、チュラマナ、GUMX、
キース・チャン、Leon Lai(黎明)、T-REX、PAM-HALL、SLEEPY WONDER、映画サントラ、ゲームサントラ等 ほか
石井 亘【 Wataru Ishii 】
Birthday 1973.01.25
Blood Type O
COIL、BIGIN、佐藤 允彦、LA-PPISCH、TRACY-HUANG、スガ シカオ、谷村 有美、PERICAN-KING、サニーデイサービス、綾戸 智絵、鈴木良雄トリオ、日野元彦トリオ、井上 淑彦、LUNCH FOR EAR、DELiGHTED MINT、NOODLES、ZOOBOMBZ、南 博、二丁拳銃、POT SHOT、BRIAN-DRIVE
HARCO、椎名 恵、加藤真一 & 佐藤允彦、川嶋 哲郎、SNAKE HIP SHAKES、ロリータ18号、今出 宏、ZIGGY、渡辺 貞夫、姿月 あさと、石井 彰、上々颱風、大石 学、荒木 一郎、森下 滋、PINK CLOUD、沢田 聖子、石田 長生、BK Ninjah & AK-69、赤松 敏弘、Hi-Class、安カ川 大樹、MOSAD、東京ザビヌルバッハ、香取 良彦、藤井 郷子、森山 威男 & 杉本喜代志、smorgas、林 明日香、田中 信正、村田 陽一、Swamp Delta Rockcafe'、岡崎 倫典、水野 正敏、川嶋 あい、金子 飛鳥、菊地 成孔、布施 明、松居 慶子、SNAKE、江藤 良人、FUZZ JAZZ、すだち(仮)、D.D.D、松田 昌、寺井 尚子、キマグレン、上條 ひとみ、鈴木 大介、Angelo、星乃 けい、岡安 芳明、kiwano、I-RabBits、LOOVIE
SEA、EXPRESS、前川 陽子、SUPER BELL''Z、YFG、MiyuMiyu、Ub-X、Lolita ∞Complex、エコモマイ、奥田 綾乃、セレブ弦楽四重奏、Hands of Creation、宮野 弘紀、斉藤 純、canade i、桜川 ひめこ、コーネリアス、CICCAROLL、GagaalinG、NOISE ON TRUSH、青柳 誠、翔子、COMBO PIANO、中村 真、三沢 泉、Moyo、Eddie Palmieri、Ray Barretto、SAMBALANCO、Sheena Easton、LUIZ CHAVES、THE CHARLATANS、TRANS AM、isotope 217°、NIGHT RANGER、Gary Hughes、OVAL、MOUSE ON MARS、Leon Lai(黎明)、Sandy Lam(林 憶蓮)その他:映画サントラ、ゲームサントラ
Ridge Racer:鉄拳:レイトン教授 ほか
だいぶ歳を重ね、落ち着いた音楽を手がけるようになってきたが、まだまだ若い。
”ガンガン積極的に音作りしたい” とか ”ここが気になる” など、
相談しながら一緒に作品を作って行きましょう。
インディーズ作品も数多くマスタリングしているので、
「一度、相談したいな。」と思った方はご連絡を!!!
Jazzは得意のド真ん中で、生楽器が入っている作品が得意。
一方、トランスからHipHop、ゲーム音楽、映画&
ドラマサウンドトラックなども数多く仕上げてきた。
音響ハウスには、幾多のBigアーティストがマスタリングに訪れています。
REVERB
Lexicon 224XL
Lexicon 480L
Lexicon 960L
EMT 140
EMT 140TS
AMS rmx-16
Sony DRE-2000
TC system 6000
Lexicon 224XL
Lexicon 480L
Lexicon 960L
EMT 140
EMT 140TS
AMS rmx-16
Sony DRE-2000
TC system 6000
COMP / Limiter
Urei 1176LN Black
Urei 1176LN Silver
Urei LA-4 x 4
Neve 2254
Neve 33609
TUBE-TECH CL-1B
TUBE-TECH LCA-2B
Emprical Lab EL8M Distressor
SSL Xlogic Multi Channel Comp
EQUALIZER
TUBE-TECH PE-1B
TUBE-TECH PE-1C
API 560
GML 8200
GML 9500
DELAY
AMS dmx-15-80s
Eventide H-3500 DFX/E
Lexicon Prime Time
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。
営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2010/04/27
tc electronic System 6000数量限定最終特価!System 6000 MkIIへの無償アップグレード可能!
ブロードキャストやマスタリングの現場で絶大な支持を集めるエフェクト・プロセッサー、tc electronic System 6000がMkIIに進化!NAB2010にて発表されたのも象徴的でしたが、LM5Dラウドネス・メーターの強化をはじめ、正常進化では終わらない内容を誇ります!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
※アップグレードにより、本体の演算能力や対応アルゴリズム等はMkIIと同様になりますが、ICONの応答速度は従来のままとなります。
System 6000の魅力!
M5000から連綿と続くtc electronicエフェクト・プロセッサーの最高峰として君臨するSystem 6000は、M5000で確立されたモジュラー方式を最大限利用し、分かり易いインターフェイスと常に進化を続けるアルゴリズムによって、ブロードキャストやマスタリングの現場で、なくてはならない存在として君臨してきました。
世界標準とも言えるデフォルト・アルゴリズムや、魅力的なオプション・アルゴリズムだけでなく、用途に応じた拡張が可能な入出力オプション・カードを用意し、早くからサラウンド環境に対応してきた蓄積は、まさにtc electronicの集大成と呼ぶにふさわしい出来映えを誇ります。
個人的には、4つ用意されているDSPエンジンを、パラレルでもシリアルでも使いこなせる柔軟性と、細かいエディットが可能ながら、直感的に操作が出来るICONユーザー・インターフェイスにいたく感心させられました。また、ICONを使った入出力パッチも当たり前の様に、自在な操作が可能!また、ステレオtoサラウンドの決定版UnWrapをはじめ、Brickwall Limiterなどのダイナミクス系の充実はもちろんですが、独特のきらびやかさとプラグインでは実現出来ない奥行き感のあるリバーブ・アルゴリズムの数々は、何者にも代えがたい質感を持っています。
実際、弊社でもTDMプラグインとしてリリースされているVSS3を、System 6000内のVSS3とPro Tools HDを使用して比較試聴してみましたが、全く同じパラメーターにも拘らず、そこにいる全ての人が、その違いに驚くほどのクオリティの違いを感じざるを得ませんでした!
このクオリティを維持しながら、既存のSystem 6000ユーザーの方も、¥196,350にてMkIIへのアップグレードが可能!
今すぐ、お問い合せ下さい!
System 6000魅惑のアルゴリズム!
VSS4 HDは、System 6000登場から搭載されたVSSシリーズの最新バージョンです。VSSとはVirtual Space Simulationの略であり、それ迄のリバーブとは異なる設計思想のアルゴリズムを搭載しています。これまでのデジタルリ バーブは、反射音をシュミレートするといった考え方でしたが、このVSSシリーズでは部屋をシュミレートし、その中で音を鳴らしたらこう響くという空間 シュミレートを行っています。コンボリューションリバーブが空間を再現する物だとすれば、このVSSは広さ、天井の高さ、壁の反射成分などから純粋に空間 をシュミレートする物といえます。 VSS4の特徴的なパラメーターとして、音源のポジションを指定するパラメーターがあります。シュミレートする空間のどの位置で音源がなっているのかを指 定することによりパンニングとはまた違った感覚で定位が動きます。これがサラウンドになると、さらに効果的になり5.1chの空間の中で綺麗に定位を持っ て響きます。今迄のリバーブでは決して出来なかった空間を創造することが出来ます。
この方法をとる際にはモノラルでソースを入れて、5.1chでアウトされるのですが、もちろん5.1chでソースを入れて、定位感を保ったまま5.1chで響かせることも可能です。
もう一点、特徴的なパラメーターがあります。それは、Early Reflectionの制御でt.c.erectronicが一番のこだわりを持って設計しているポイントです。 Early ReflectionのサウンドキャラクターをHiとLo個別に設定したり、Early Reflectionの立ち上がり、Early Reflectionのテイルを調整することにより物理的な部屋の材質までもをコントロールしシュミレートすることが可能となっています。また、 Early ReflectionとReverb個別にレベル設定をすることにより部屋のサイズや、壁面までの距離感等をコントロールすることが可能です。徹底的に空 間をシュミレートすることにこだわったVSS4 HDは、まさにデジタルリバーブの究極とも呼べる仕上がりとなっています。
そして、System 6000 MkIIの登場!
先のNAB2010レポートでもお届けした通り、10年の月日を経て、現在の最新の流れとそこから読み取れる未来を見越した形で登場したのがSystem 6000 MkIIです!
トピックは、ITT-BS1770規格に対応した事はもちろん、3Dサラウンドへの機能強化、地デジ放送音声における現状最大の問題点、ラウドネスの統一規格に対する対応の早さでしょう。すでにSystem 6000オプションライセンスとTDM版で販売している同社「LM5D」ラウドネス・メーターはBS-1770に準拠していますが、このMkIIでは今まで唯一の問題だったLM5Dのレーダー表示速度を向上させるとともに、ネットワークを介して、ロギングしたデータを出力することも可能になると聞いています。地デジ放送向けコンテンツを制作するには必須のアイテムとなる可能性が大きく、単純にDSPやハードウェアの能力を拡張しただけの”正常進化”とは訳が違います!
現時点で判明している新機能は、
1.ネットワーク/Wi-Fi savvy対応
2.内部パーツがすべてグレードアップ。演算能力が向上。
3.フロッピーディスクの撤廃、イーサーネット・コネクションによるソフトウェア・インストールが可能に。
4.ICON応答性能の向上 > LM5Dのレーダーがシームレスに表示可能に。
5.CPU6000mkII:拡張性向上 > デュアル・イーサーネットコネクション、USBコネクションが可能に。
となっていますが、言葉だけでは伝えきれない、先を見越した進化が、この先10年間をリードしていくだろう事が容易に想像出来る内容になっています。
ROCK ON PROでは、速報だけでなく、詳細情報を入手し次第、随時、報告していきますのでお楽しみに!
メーカーサイト:http://www.tcelectronic.com/system6000theconcept.asp
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2010/04/16
DDPキャンペーン/全ラインナップの価格
DDPキャンペーン情報
DDPの全モデル、ご購入時に1Gbit Ethernet Switchをプレゼントいたします!!
DDP価格表
※上記価格は全て消費税抜きの価格となります。
◎保証
ハードウェア保証 2年間
※年間¥210,000(税込)にて最大6年までの延長が可能です
※機器が自然の事故、不正使用、乱用、非公認の分解、修理もしくは訂正等によって起る人為的な被害によっておきた損傷はカバーしません。
◎保守サポート
スポット対応 ¥105,000(税込)/1日
年間保守契約 ¥525,000(税込)/1年
※年間保守には電話、e-mailでのサポート、先出センドバックでの保守、年間3回までのオンサイト対応とインストレーションが含まれます。
※遠方の場合、別途交通費・宿泊費が発生する場合がございます。
<<そのほかのDDP解説ページはこちらから>>
<セミナーレポート> <魅力とガイド><先進の技術> <イノベーション> <運用テクニック> <お問い合わせ>
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2010/04/16
DDP運用テクニック
負荷分散をする仕組み
DDPの様な大規模ストレージ運用の際に必ず問題となるのが、ユーザー管理とアクセス管理だと思います。ローカルストレージであれば接続されたストレージの上限いっぱいまでCPUが使いきればそこまでですが、共有ストレージではステレージの持つパフォーマンスをクライアントが分散して同時使用します。
◎インテリジェントスイッチによるアクセス管理
インテリジェントスイッチにより各クライアントの使用帯域幅を制限してトータルでのオーバーフローを防ぎます。映像では、HD化が進みコーデックにより必要帯域が大きく変わります。ユーザーの意図しないコーデェックの動画を開いてしまったりといったミスによりクライアント全体がストレージ/ネットワーク回線のオーバーフローによりハングアップする事を防ぐことができます。
◎RAID構成を分割することによるアクセス管理
スイッチよりも更に上流のサーバー自体を領域分割してあたかも複数台のサーバーのように見せる事もDDPでは可能です。ファクトリーでのセッティング必要ですが非常に分かりやすく管理が可能です。しかし割当のRAID SETによりリニアにパフォーマンスが変化するDDPではトータルでのパフォーマンスダウンが擬似的におこってしまいます。
DDP設定
◎充実したGUIによる管理/運用
ユーザー管理、ストレージ管理、ネットワークポート管理といったDDPの管理/運用に必要な操作は全てクライアントからGUIを使用しての操作が可能となています。専門的なLINUXコマンドを使用したり、常時監視をしたりといった手間はありません。専任のネットワーク管理者や高額なオンサイト保守契約は必要ありません。
◎Networkアダプタの多様性
基本は価格的にもこなれているGigabit Ethernetで十分なパフォーマンスを発揮出来ますが、将来的なアップデートとして現時点でも10Gigabit Ethernetに対応しています。こちらオプションとして2K/4Kといった動画をとり扱う際には非常に大きな武器となります。また、遠隔地までネットワークを敷く際にFCでの敷設を検討されているのであれば10Gigabitを候補にされる事をお薦めします。従来のGigabitの10倍、Fiber Channelの2.5倍の帯域幅を持つこの規格、将来主流になる事は間違いありません。
最適モデルの選択
DDPのモデル選択は、ドライブ数によりリニアにパフォーマンスのあがるという特徴を持つため、必要なストリーム数を考えれば必然的にモデルが決まります。後は、ストレージのサイズを決めれば運用中システムにぴったりのDDPが見つかるはずです。
◎PLAN1
Pro Tools 6台/各マシン50Track程度のAudioとSD(DV)の映像再生といった複数のMAstudioを想定。
total 300track Audio + 6 SD(DV)という事でDDP48D36もしくはDDP48D、DDP24SSDといったところが候補であるという事がすぐにお分かりかと思います。後は、ストレージのサイズを決めるだけです。
◎PLAN2
Pro Tools 3台/各マシン100Track程度のAudio、FInal Cut3台/各マシンHD(ProRes422HQ)4ストリームといった想定では、右の表のSD 10bitがほぼProRES422HQと同等ですので、DDP48Dが該当モデルとなります。オーディオ300track + 12 ProRES422。DDP48Dがぴったりです。
◎PLAN3
FInal Cut6台/各マシンHD(ProRes422HQ)3ストリームといった映像編集の現場の場合は単純に同等のSD 10bitを参考に必要な合計ストリーム数(18)を考えると、DDP 48D36が18となっています。映像の場合は帯域負荷に応じたモデル選択が必要です。18ストリームがマックスなのであれば48D36でいいのですが、もう少し増える事が想定されるのであれば一つ上のモデルの使用をお勧めします。
◎ネットワーク環境
インフラに関してはROCK ON PROにご相談下さい。お客様の既存の施設や、使用環境に合わせて別となプランをご提案いたします。基本はGigabit Ethernetになりますが、長距離(100m以上)の引き回しや、クライアントの設置環境、使用環境をじっくりご相談させていただきます。
<<そのほかのDDP解説ページはこちらから>>
<セミナーレポート> <魅力とガイド><先進の技術> <イノベーション> <価格・ラインナップ> <お問い合わせ>
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2010/04/16
DDP技術情報
プロフェッショナルとしての冗長性 〜RAID解説〜
◎RAIDとは<技術情報>
HDD RAIDという言葉は最近よく耳にすると思います。これは、2つの側面を持ち、データの冗長化(安全性の向上)と高速化(パフォーマンスアップ)の2面を持っています。
RAID 0<ストライピング・高速化>
単純に2台以上のHDDに同時にデータの書き込みを行うことにより高速化を計ります。メリットは台数に応じてリニアに高速化が計れる点、4台あればほぼ4倍のスピードを出すことができます。デメリットはRAID内のHDDが1台でも壊れるとデータの復旧が出来なくなります。故障の確立は4台あれば4倍に膨らみます。
RAID 1<ミラーリング・冗長化>
こちらも単純に2台以上のドライブに全く同じデータを書き込みます。それにより、故障時のバックアップ体制を確立したシステムです。メリットは4台のRAID 1システムは3台のHDDがクラッシュしてもデータは無事であるという高い故障耐性です。ただこのシステムは、高速化の技術は一切ありません。単独のHDDを使用している時と何ら変わらないスペックでしかありません。また、ドライブの台数に関わらず容量は1台分となります。
RAID 5<高速化+冗長化>
ここからが、今回の本命です。RAID 5は3台以上のHDDを使用して高速化と冗長化の両立を計るシステムです。3台のドライブに交互にパリティーデータ(冗長情報)を書き込みます。このパリティーデータがRAID 5システムの鍵となります。パリティーデータ以外のドライブに書き込まれたデータの差分情報(厳密には排他的論理和を利用したデータを生成して可逆変換により元々のデータを導きます)を分散して記録することにより、1台のHDDが壊れたとしてもデータの復旧が可能となります。高速性に関しては、3台構成のRAID 5であればおおよそ2台構成のRAID 0相当のスピードとなります。RAID 0のRAIDに1台のパリティーデータ用HDDを追加したイメージです。
RAID 6<高速化+更なる冗長化>
RAID 5のパリティードライブを2台にした物がRAID 6となります。最低4台以上のHDD構成からとなります。RAID 6の場合には、2台のドライブがクラッシュしてもデータの復旧が可能となります。8台構成等の多数のドライブを使用したRAID時に有利なシステムです。
◎DDPのRAIDは?
DDPのRAIDは4台1セットのRAID5構成を基本とし各RAID setをストライピングしています。これにより高速化と冗長性の両立をはかっています。このシステムの特徴はRAID setが増えれば増えるほどリニアに高速化する点でしょう。この高速なRAID setを独自のAVFSファイルフォーマットにより、その高速性を保ったままで送り出します。ワークスペースとして使用出来るディスク容量は1/4がパリティードライブとなる為、総容量の3/4となります。8TBのモデルでは6TBがワークスペースとなります。
これ以外にも、容量を重視した8台1セットのRAID構成をとる事も可能です。Video Editの現場では、ランダムアクセスの高速性よりも容量を重視されますので、オーディオを扱わないのであればこちらの構成がお勧めです。この場合は1/8がパリティードライブとなりますので8TBのモデルでは7TBがワークスペースとなります。
このRAID構成のセレクトは、出荷時に設定されます。ユーザーでの設定変更は出来ません。
◎DDPにより実現。データの安全性
DDPでHDDがクラッシュした場合は、壊れたHDDを新しい物と交換するだけで即座にデータの復旧が始まります。壊れていない残りのRAID setのHDDよりデータの復元を行います。スペアドライブさえあれば電源を落とす事無くホットスワップで復旧が完了します。
もちろん、データの復旧中はアクセス速度の低下を招きますが、4台でのRAID構成を持つDDPではドライブ数の多いモデルほど復旧による速度低下の影響を受けません。例えば、24driveのモデルであれば6setのRAIDの内1つが低速にはなりますが、残りの5つのRAIDは今まで通りの速度で動作します。
このように、シングルドライブでは考えられない、データの安全性と作業効率が手に入ります。
DDPのパフォーマンスの秘密 〜AVFSの秘密にせまる〜
◎AVFS<技術情報>
これらの、実現不可能と思われていた全てを可能にしてしまったDDPの秘密はAVFSというファイルフォーマットにあります。世界に数人の天才的な技術書でなければ作り上げることができないと言われているファイルフォーマット、これが何をさしているかというとFAT32,NTFS,HFS+といったになさんが普段使用しているファイルフォーマットと同じ物を作ってしまったということです。これにより、データでのアクセス方法、データの管理方法全てを最適にチューンナップ。これにより、データ転送時のプロトコルオーバーヘッドを無くしNASと同様の接続でありながらFiber Channelを使用したSANに匹敵するパフォーマンスを生み出しています。そして、価格はNASのままにです。更には、DAWに必要とされるショートパケットに対するランダムアクセス耐性の向上も顕著で、DAWがRAIDを使用した共有ストレージ上で作業を行うことが可能になったのです。実際に96track Punch-in、Quick Punch等の作業も問題なく、テトリスのように複雑に重なりあったセッションも難なく再生。素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
◎iSCSIとは<技術情報>
DDPで使用されているiSCSIとは、どのようなものなのでしょうか?
Internet Small Computer System Interface (iSCSI) は、Pro ToolsユーザーにはおなじみのSCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格で、インフラの整備が低コストで非常に簡易にストレージシステムの構築が可能となります。
ギガビット・イーサネットが一般化した現在、企業内で iSCSI を受け入れる環境は急速に整いました。iSCSIベースのストレージエリアネットワーク (SAN) の構築は、ファイバーチャネルによる SAN よりもケーブル/スイッチコスト、別途イニシエーター用のサーバーが不要であるといったことから、圧倒的に安価に構築が可能です。当初は、クライアントとストレージ間の通信にTCP/IPを使うことでプロトコルのオーバヘッドが生じ、ファイバーチャネルより性能が悪くなると言った声もありましたが、TCPオフロードエンジン (TOE) のような新技術や、今回ご紹介しているAVFSの様な技術によりオーバーヘッド、ランダムアクセス速度等の問題をクリアしています。更に将来的には10ギガビットのネットワークが安価になればその利用も可能で、理論値のスピードでもファイバーチャネルを超えることになります。システムメンテナンスのコスト、ネットワークの拡張にかかるコスト等様々なメリットをストレージエリアネットワーク (SAN)にもたらしています。
iSCSIは他のトランスポート層と異なり、二つの下位トランスポート層を持ちます。一つはiSCSIプロトコルであり、このプロトコルはSCSIパ ケットのエンキャプシュレーション、ターゲットカタログ情報の交換、認証を行う。さらに下位のレイヤーはTCPプロトコルであり、セッションの保持、確実 なパケット到達性とより下位のプロトコルIPによってルーティングが可能になっている。従来のハードワイヤードのSCSIトランスポート層に比べ、セキュリティ、可用性、スケーラビリティに極めて優れています。
記憶装置の観点では、ホストシステムのiSCSIイニシエータを使ってIPネットワーク上の遠隔にあるディスクやテープの ような対象装置 (target) に接続して記録の読み書きを行うことになります。クラスドライバとアプリケーション・ソフトウェアから見れば記憶装置はローカルにSCSIで接続されているのと同じに見えます。乱暴な言い方をすればネットワーク越しにSCSIドライブをマウントしている感覚になります。ただ、iSCSIでは、複数のユーザーが同じパーテョンに対して相乗り出来るので共有ストレージとしての使用も可能となっているのです。
◎ストレージの形態<技術情報>
ストレージというと、HDD、CD-ROM等の区別があると思いますが、ここでは、接続方法による分類をご紹介します。
DAS <Direct Attached Strage>
通常みなさんが使用されている状態がこちらだと思います。ダイレクトにSATA,FW,USB等で接続された状態がDASになります。ローカルドライブ等ともよばれます。共有は出来ず、接続された1台のPCからのみアクセスが可能な状態です。
NAS <Network Attached Strage>
最近共有ドライブ、NASドライブとして販売されている物のほぼ全てがこの形式です。TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)と呼ばれるEthernetを使用した、LAN、Web(World Wide Web)の標準プロトコルを使用した物となります。AFP,NFS,samba,SMB等と呼ばれるプロトコルを使用し、LANの中に存在する補助ストレージとしての機能を持つPCです。コントローラーとHDD(記録媒体)が一体化したLAN上の誰もがアクセス可能な記憶領域です。メリットとしては、低コスト、メンテナンスが容易、インフラのコストパフォーマンスが上げられますが、デメリットとして大きなプロトコルオーバーヘッドによる転送速度の問題を抱えています。特にランダムアクセスに対する耐性は低くDAW用には向かないシステムです。
SAN <Strage Area Network>
大規模なデータアレイで用いられるこの方式は、Fiber Channelを使用した高速性が最大の特徴です。TCP/IPのLANと独立した形でデータ転送専用のFiber Channel Networkを構成し、ターゲットコマンドとデータ転送を独立させることによりプロトコルオーバーヘッドを減らします。メリットは、RAIDあれのスピードを活かした圧倒的なシーケンシャルスピードとFiber Channelの帯域をフルに使用した高速転送(最大4GB/sec)です。デメリットはコントローラーとして、サーバー専用機を用意する必要が在ることと、Ethernetで通常使用されるCAT5/6等のCable/Switchと比較して高価なFiber Channelのインフラです。
Networkの仕組み
◎IP設定
DDPは複数のEthernet portを持ちますが、クライアントは、特定のポートに対してアクセスを行います。これは、iSCSIのターゲットIPアドレスの設定により行うことができます。複数のケーブルでクライアントとDDPをつないだ場合には2つのDDPのポートをターゲットとして設定して、デュアルの設定を行うだけです。このように、シンプルにクライアントとDDPの接続設定が行えるため、システム設計も容易です。必要なAudio/Videoのストリームさえ解ればすぐにでも必要なDDPのモデルと接続図が完成することとなります。
◎ボリュームグループ or 帯域制限
DDPは出荷時にRAID aray単位でのボリュームグループの設定が可能。これにより、1台のDDPでの映像と音声の共用時に発生する映像のストリームの負荷により音声データの読み込みが間に合わなくなるといった自体を防ぐことが可能となります。しかし、DDPのメリットである高速性は確保することができません。そこでインテリジェントスイッチによりクライアントごとに帯域制限をもうけてセーフティーネットをかける方法がメーカー推奨となっています。これにより、スイッチの時点でDDPのオーバーフローを防ぐことが可能となります。
シンプルかつ十分なシステムが魅力のDDPですが、ここでも十分な機能を現在使用されている技術上で低コストに実現出来るように考えられています。将来性を考え10GB Ethernet Optionの用意のあるインテリジェントスイッチも現在では低コストで導入可能です。Fiber ChannelのSwitchの様に100万円近いスイッチの準備は必要ありません。
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2010/04/15
DDPワークフローイノベーション
◎DDPのメリット、ワークフローのイノベーション <DDPが切り開く未来像>
4/2にROCK ON PROで行われたDDPセミナーで特別講師を務められたオノセイゲンさんのコメントを引用させていただきます。
『DDPが全てを変える』
全てを変える為には自分自身の変革が必要です。今まで慣れ親しんだワークフローを変える為にはまずは自分からです。例としてあげられたのが韓国サムスンのカリスマ経営者が3/31に全社員に向け出した新経営方針「妻と子以外はすべてを変えろ」というコメントです。日本の企業はシークタイム(Thinking Time)が長過ぎる。会議ばかりして何も前に進まない。完璧を求めすぎて時期を逸している。韓国や、中国の企業は高速なランダムアクセス(社員の独自性)により世の中の先を行く変革を自ら引き起こすことで生き残りをかける。サムスンの経営者は更に「今後10年以内にサムスンを代表する製品は大部分がなくなる」と自ら宣言。日本の疲弊しきったこの業界で生き残るポイントはここであると。
『Change』
「残業しているのは誰のため?残業する人はエライ?」と、筆者自身も言われて痛いコメント。会社の為に、社会の為にと働くことが美徳とされてきた社会は年功序列と共に崩壊を始めています(既に崩壊しているかも)。経営者でもあるオノさんが考えるのは、残業をしなければならないその仕事の在り方、ワークフローに問題があるのでは。単純に3倍速いDDPを導入することにより3倍速く作業が終われるのであれば倍の仕事をこなしても今までよりも速く作業は終われる=家族や友人との食事、飲み会、ネットワーク、基本的人権の確保につながります。
『3倍速いストレージの意味』
3倍速く仕事が終われて、2倍の仕事をしてギャラも多くもらえるようになれば経営者にとっても雇用スタッフにとってもWin=Winの関係。海外では当たり前の、個人の能力=時間あたりの仕事量、このグローバルスタンダードが日本にもやってくる日は近いのではないでしょうか?残業をしすぎるエンジニア、スタッフは「仕事が遅い」乱暴ではありますがこういわれても仕方の無い日が近い将来やってくるかもしれません。仕事が減る訳でもなく、ギャラもアップして帰宅時間が早くなる。こんな夢のシステムがDDPにより実現するかもしれません。オノさんは現実の物になると確信してお話しいただきました。
このような、共用ストレージシステムの管理運営には専門の技術、知識が必要なため、高額な保守契約や、専任のスタッフの雇用が必須でしたが、DDPは解りやすいGUIにより誰でも管理可能。トラブル時もInternet経由でのリモートメンテナンスが出来ます。非常に優れたこのシステム。本当に3倍速く作業が終われる可能性を感じました。
◎共用/RAIDストレージの有効性
DDPは他社の同等のストレージに対して『3倍速く!、3倍安い!』これはMagician Elvinが毎回話すことですが、まさにその通りです。競合機もDDPの登場により価格を下げてきているのですがそれでもなお2倍以上の価格競争力があります。
そして、最大の魅力はRAIDディスクでの作業環境。HDDクラッシュによるデータ損失の可能性もゼロ。SSDモデルであればシークタイムはゼロ。無限とも感じられるAudioデータを読み取ることが可能です。公称スペックはなんと3000 audio track@24bit/48kHz!!
まずは、RAIDにより無益なデータバックアップ作業から開放されます。更には、Pro Tools等のDAWにおけるデータ共有での同一セッションの同時作業。"非破壊編集"ならではのメリットは実はここにあったのではないかと感じるほどの効果を生み出します。今までボケッとデスクに座っているだけのアシスタントエンジニアがフル稼働出来る環境を作り上げることができます。例えば、ナレーションを取りながら、アシスタントがノイズを取るといった作業が現実の物となります。
導入に際しては、GigabitEthernetのnetworkを構築するだけ。Fiber Channelを使用したSANとは一桁予算が違います。でも、出来ることは同じかそれ以上。驚きの作業環境が日本上陸です!
『共用』、『冗長化』2つのキーワドによりDAWの世界が変わります。是非ともその実力を体感下さい。
◎接続と具体的ワークフロー
では、実際の使用に際して、どのようなメリットが生じるのでしょうか?いくつか、モデルプランを上げてご紹介致します。
Pro Tools編
非常にシンプルなDDPの設定を説明。今回のROCK ON PROからの最大の提案ポイント。まずは、Pro Tools
でのパラレルワークフロー。実際にハンズオンしているPro Tools2台は同じセッションの同じオーディオファールを開いています。それが実現している現実をじっくりと見ていただきました。 普段全く目にすることのないPro Toolsでのパラレルワークフロー。今回は2台でしたが、HD,LEの差なく何台でも同時に使用することが可能です。
複数種類のDAW編
更に、踏み込んだ音声編集のワークフローとして複数種類のDAWでのシステムをご紹介、ここで、Pro Toolsのsave Asに当たるのがSSL Pro Convert。最新のこのソフトウェアは各DAWのセッションファイルをクロスコンバートします。これにより、Pro ToolsとNuendoが同一ファイルへ対してアクセスするといった今まででは考えられないワークフローが完成します。これからは、DAWはエンジニアが使いたい物を使用することができるのです!!
Video Satellite編
MAにおいては、データが散らばってしまうのであまり積極的な導入が進んでゆかないVideo Satelliteに関してご紹介。AVID Media ComposerとPro Tools HDの組み合わせで成立するこのシステムは、複数のPCでのシステムアップということでデータの管理が煩雑になっていました。しかし、DDPを導入することにより1つのプログラムを1つのフォルダで管理することが可能となります。更には、編集室とのワークシェアも可能。編集と同時進行でMAを行えるソリューションが完成します。
NLP編
MAの進化として、HD映像、更には2kの映像といったトピックがあります。Doremi,VQube,Pyxis,Virtual VTRといったNLP(Non-Liner Player)が活躍しています。しかしそれらのデータと音声データの管理は別個となっています。それら全てを統合して一元管理出来るのがDDPの最大のメリット。また、最新バージョンのVQube,PyxisはAVIDのBinを直接読み込むことが可能となっています。これにより、編集とのパラレルワークフローが可能となります。編集待ち(映像に関しても、音声に関しても)がなくなります。これは、作業効率の大幅なスピードアップにつながります。
◎自動バックアップ
オートバックアップ機能をDDPは持ちます。同じネットワーク上の別のDDPに対してバックアップを取ることが可能です。RAIDにより十分な安全性が確保されているとはいえ、バックアップは必要な作業です。特にSSDモデルは高速性と引き換えに容量が小さくなっています。ワークはDDP 24SSD、バックアップはDDP 24Dといった様な運用が現実的です。DDP間のデータコピーは非常に高速です。これも、作業時間の短縮に直接関わる重要なポイントです。
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2010/04/15
NAB2010 > RED EPIC(エピック)、SCARLET(スカーレット)TATOO(タトゥー)新登場!ラスベガス 現地ショートレポート その3!
NAB会場からは少し南に離れた Tropicana Hotelで、現地時間の4/14にRed User Special Partyが開催されました。なかなか実機に触れることの出来ない最先端のREDプロダクトが、ハンズオンで登場!さらに、将来を見据えたさまざまなプレゼンが行われました。
数年前には、数百人程度だった参加者数も今年は数千人を超える参加登録があったそうで、Canon 5D MkII/7Dに押され気味の感がありましたが、やはり注目度は抜群だと言う事が出来るでしょう!
もともと用途に応じた組み合わせによる構成を自在に組めるRED Digital Cinemaのプロダクトの数々ですが、今迄モックアップでしか見る事の出来なかったEPICの実機がついにお目見え!
DSML(Digital Steal & Motion Camera)のコンセプトのもと、開発が進んでいるEPIC、SCARLETは、それぞれ5K/3K解像度の2/3センサーを持つブレインを基本に、RED ONEで培ったノウハウを元に開発された豊富なレンズ/オプションを組み合わせる事が可能です。
EPIC/SCARLETにオプションで追加出来るリモート・コントローラーREDMOTE、さらに操作系の充実したREDMOTE Proの発売もアナウンスされています。
純正のRED LENSだけでなく、様々なレンズを使用可能にするマウント・アダプターも用意され、あらゆる用途に対応可能。よりコストパフォーマンスに優れた3KカメラSCARLETの発売開始も待ち遠しいところです。
EPICベースで、よりスチルカメラに近い撮影を可能とするTATOOもお目見え。オプションのグリップ等を搭載すると、デジタル一眼のようなホールドも可能。
また、CFカードを記録媒体にするREDにおいて、HDDや光学ディスクに書き込む事も可能。カメラに搭載するRED RAYを再生するためのドライブも登場!
EPICベースのTATOOは、よりコンパクトなボディで、直接のライバルとなると思われるCANON等のデジタル一眼に対して、動画撮影での優位性と、解像度等の点でアピールしていました。
RED Gripを装着して、デジタル一眼のようなホールドを実現したTATOO
近年、盛んになっているCANON 5D MkII/7D等のモーション撮影用のアクセサリー類は、PANAVISIONやREDの影響を強く受けている事が分かります。
基本構成がブレーンのみという事から、実態をつかみにくい方も多いかもしれません。
勢揃いしたブレーン。EPICが予想価格で$28,000近辺、SCARLETがブレーンのみで$4,000前後、レンズ付きのコンプリートキットが$5,000前後という話しが漏れ伝わってきています。
シンプルにグリップのみとしたTATOO(上)と、バッテリーを含めたフルオプション状態のEPIC(下)
4KカメラのRED ONEユーザーに対する、EPICへのアップグレード・パスも用意される事がアナウンスされており、”常に完成を目指したベータ仕様”を意識した姿勢が見られます。
さらに、今後の展開として、より大型のイメージセンサーを採用した6K/9Kカメラの開発も既に発表されており、今回のNABでも話題の大きかった3Dへの対応もいち早くアナウンスされています。
今回のNABで発表になったAVID Media Composer R3D対応ですが、現状では容量の大きなR3Dを直接ハンドリングするのは至難の業と言えます。
REDでは、R3D RAWデータのリアルタイム現像を可能にするRED ROCKETとあわせ、R3Dワークフローの中心となる、REDCINE-Xを用意していますが、今回そのニューバージョンが発表されていました。より快適なワークフローの構築に関しても、大きなリソースを注いでいる印象です。
EPICで実現している5K画質に関しては、RED自身でも認めているように、まだまだ改善の余地を持っているという意見がある様ですが、様々な制約を受けずに、自由な発想と開発で斬新なアイディアを実現しているREDの快進撃は続きそうです!
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2010/04/14
NAB2010 ラスベガス 現地ショートレポート その2!
2010年4月12日〜15日まで、アメリカはネバダ州ラスベガスにて開催中のNAB2010を、ROCK ON PROスタッフが現地にてショートレポート!世界最大の放送機器展と言えるNAB。廻りきれないほどの広大なスペースに、未来のスタンダードが勢揃い!噂のNew Commer!tc electronic System 6000 MkIIもついに発表されました!
★tc electronic★
System 6000 MkII
2000年の発表から10年を経て、tcのフラッグシップ・シグナル・プロセッサー、System6000がMkIIへとアップグレードされました!見慣れた黒い筐体から一転、アルミ削りだしのスタイリッシュなルックスへと変貌しただけではなく、下記のような新機能が追加された模様。
1.ネットワーク/Wi-Fi savvy対応
2.内部パーツがすべてグレードアップ。演算能力が向上。
3.フロッピーディスクの撤廃、イーサーネット・コネクションによるソフトウェア・インストールが可能に。
4.ICON応答性能の向上 > LM5Dのレーダーがシームレスに表示可能に。
5.CPU6000mkII:拡張性向上 > デュアル・イーサーネットコネクション、USBコネクションが可能に。
尚。4月末にリリースされるVer.5.0で、Stereo/Multichannelマスタリング・アルゴリズムには無償で追加されるMatrix88ミキサーが発表されていました。
8x8 48 bit mixer algorithm
Precision delay on all inputs and outputs
2 stereo AUX sends with pre/post
2 main mix outputs
Smooth crossfading between channels
Brickwall II Limiter
Part of the routing matrix
1 DSP @ 96kHz (4 instances possible)
話題となったLoudness Meter LM5Dが、なんとICON上で表示可能になる等、処理速度の向上のみならず、使い勝手や飽くなきアルゴリズムの追加など、常に進化を続けるSystem 6000ですが、最新のバージョンであるVer.5.0が旧System6000の対応する最後のバージョンとなるそうで、これは古いDSPチップでは対応できないアルゴリズムが開発パイプラインにあるためということでした。そこで、気になるのが既存ユーザーの対応ですが、うれしい事に、アップグレードプログラムも用意されています!
2010年1月以降に購入されたユーザーは無償アップグレードの対象に。
価格は現時点では未定だが日本円で20万円程度を予定しているとのこと。
今から、その実力を試してみたくてウズウズしている方も多いのではないでしょうか?
メーカーサイト:http://www.tcelectronic.com/system6000theconcept.asp
★Adobe★
Adobeは、大々的にCreative Suite 5となったPremiere Proのデモンストレーションを行っていました。CS4でさらに各アプリケーションの連携がスムースになったAdobeですが、64bit OSに最適化されたAfter Effectsをはじめ、今後の動向が最も気になる製品と言えるでしょう!
そのスムースなワークフローをご覧下さい。
メーカーサイト:http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/
★AJA★
放送業界を中心に、絶大な信頼を受けるビデオ・インターフェイス/コンバーター・メーカーAJA Video Systemからは、近年の需要に応える形で登場した、SD/HD-SDIスイッチャー、KUMOが注目の的になっていました。低価格のコンバーター等で攻勢に出る他メーカーを尻目に、あくまでもクオリティを重視する姿勢が、その信頼を勝ち得ているのでしょう!
メーカーサイト:http://www.aja.com/
★MOTU★
MOTUからは、64bit OS対応を果たしたV4 HDに加え、よりコンパクトながら妥協のない入出力が魅力のビデオ・インターフェイス、HDX-SDIが発表されていました。
新たなOSや、フォーマットへの対応がいつも素早いMOTUのこと、充分、ユーザーの気持ちをつかんだアップデートで喜ばせてくれる事でしょう!
メーカーサイト:http://www.motu.com/video-products/hdx-sdi/
★Canon★
Canonからは、昨年のInterBEEでもモックアップが展示され、話題を呼んでいたメモリーカード・カムコーダーXF300/XF350が発表されていました。
Compact Flashをメディアに使い、Canon独自のCanon XF Codecを採用。MPEG2ベースの色深度4:2:2 50Mbpsで、フルHD画像を収録可能です。
カムコーダーでは、レンズを含めた光学系の評価が抜群に高く、海外では絶大な人気を誇ったCanonですが、HDVにこだわったフォーマットからか、次第に陰が薄くなっていた印象がありますが、満を持してのメモリー・カムコーダー登場で、一気に主役に躍り出そうです!
メーカーサイト:http://cweb.canon.jp/prodv/index.html
★FOCAL professional★
FOCAL professionalからは、好評のモニターシステムCMSシリーズの最新作、CMS40が発表されていました。
古くから、各有名メーカーのユニットをOEM生産していたフランスのメーカーですが、プロフェッショナルのモニター市場に参入するため、OEM供給を停止して迄開発されたシリーズです。
AESの会場でも、各社のモニターに異様なほどの数が採用されていた事からも分かる様に、あくまでもナチュラルでフラットなサウンドを信条としながら、様々なジャッジを下さなければならない現場のニーズに見事に応えたモニターです。
新しいCMS40は、シリーズ最小モデルとなり、写真でもお判りの様に、コンパクトなサラウンドシステムの構築にも最適なモデルとなっています!
メーカーサイト:http://www.focalprofessional.com/
★Fairlight★
Fairlightからは、Xynergiをコアに据えた新たなコンソールEVOを展示!
Fairlightならではのスピーディーな操作感と、汎用性の高さを併せ持った、Fairlightの新たな世代を感じさせる製品の登場といってよいでしょう!
メーカーサイト:http://www.fairlightau.com/
★EDIROL★
EDIROLからは、マルチフォーマット・ビデオ・スイッチャーV-1600HDが登場!
V-1600HDは、ライヴイベントをはじめとした、リアルタイム・ビデオ・スイッチャーとして、エフェクト/合成を豊富な入出力とにより、あらゆる現場に対応します。
SD/HD-SDIはもとより、HDMI、コンポーネント、DVI-D、RGBを持ち、720p、1080i/p、スチールイメージに至る迄、何でも合成、エフェクトがOK!さらに、アウトプットも同様の柔軟性を持っています。
個人的には、SD処理の多かったこの分野に、コストパフォーマンスに優れたHD環境をもたらせてくれた事が大きなトピックだと想います!
メーカーサイト:http://www.rolandsystemsgroup.com/en/products/edirol-by-roland/video-mixing-mainmenu-386/v-1600hd
★Panasonic★
[caption id="attachment_1261" align="aligncenter" width="533" caption="Panasonic Micro Four Thirds AG-AF100"][/caption]
Panasonicからは、AVCHDベースのハイデフィニション・カムコーダーAG-AF100が登場!
SDHC/SDXCカード・メディアに記録可能なメモリーカード・カムコーダーながら、映画製作等を強く意識した作りとなっており、1080/24pをはじめとしたプログレッシヴを積極的に採用した他、バリアブル・フレームレートにも対応!自在な画作りを可能にします。
豊富に用意されているレンズを駆使してのデジタル・シネマの撮影を手軽に行う事が出来そうです!
他にも、世の流れに沿った形でしょうか。3Dを強く意識した展開を行っていたPanasonicは、3D撮影を可能にするカムコーダー、AG-3DA1のアナウンスも行っていました。
メーカーサイト:http://www2.panasonic.com/webapp/wcs/stores/servlet/prModelDetail?storeId=11301&catalogId=13251&itemId=407080&modelNo=Content04082010101919040&surfModel
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2010/04/13
NAB2010 ラスベガス 現地ショートレポート その1!
2010年4月12日〜15日まで、アメリカはネバダ州ラスベガスにて開催中のNAB2010を、ROCK ON PROスタッフが現地にてショートレポート!世界最大の放送機器展と言えるNABですが、オーディオ機器も大きな発表があるかもしれません!?気になる新製品から順次掲載していきます!
★AVID★
One AVIDを合い言葉に、オーディオ/ビジュアルの統合ソリューションの提案を進めるAVIDは、あらゆるワークフローに対応すべく、競合を含めた各社のフォーマットやコーデックを積極的に取込み、周辺機器を含めたオープンな姿勢を打ち出し始めており、それに見合った盛り上がりを見せていました!
今回、NABで話題となったAVIDによるEuphonixのと取り込みは、現状ではまだまだ、未定のことが多く不確定ですが、現場のそれぞれのスタッフの個人的な意見は、非常に前向きなコメントをいただきました。EuConが今後、ユニバーサルでProToolsやWinに最適化されることに発展する可能性に期待したいと思います。AVIDブースでのiCONとMC Atrtistの同時展示その興味深い発展を示していると思いました。
[caption id="attachment_1262" align="aligncenter" width="224" caption="AVIDブースでのEuphonix"][/caption]
Media Composer 5
満を持して登場したMedia Composer 5は、最近のAVIDが目指しているオープンで使い易いワークフローを、さらに押し進める内容を持って登場しました。
前バージョンでQuickTimeに対応したのも記憶に新しいところですが、なんと今回はApple ProRessフォーマットにもネイティブ対応!しかもWindowsでの動作も可能にする等、本家ですら実現していないワークフローが可能になっています。QuickTimeではProRessだけでなく、QTが再生可能な全てのフォーマットに対応しています。
まずは、会場でのプレゼンの模様をご覧下さい!
Media Composer 5の柔軟性は、QT再生に限りません。現状、他のワークステーションでは実現出来ていなかったREDネイティブのR3Dフォーマットもサポート!トランスコードを含んだ面倒な処理が不要となり、より快適な作業を可能としています。
また、最高品質のモニタリング/デジタイズを可能とするNitris DXも、Dual Link HD RGBに対応!色深度4:4:4の最高品質ビデオのデジタイズ、モニタリングの他、HDCAM SRとの親和性も高まっています。
さらに、新たにコストパフォーマンスの高いビデオ・インターフェイスMATROX MXO2 Miniをサポート!ラップトップを持ち歩いての現場での編集、確認がよりコンパクトに出来る様になり、今迄、敷居の高さを感じていたエディターの方も納得のシステム構築が可能です!
Pro Toolsユーザーの方にはあまりにもなじみの深いRTASプラグイン・フォーマットがMedia Composer 5で採用されたのも、ある意味驚きです!(今迄使えなかった方が不思議ですね!)
もともと、ビデオ・エディターの方は”オーディオ・フィルター” という概念が強かったでしょうから、ピンとこないかもしれませんが、豊富な選択肢を持ったRTASプラグインが使えるのは、計り知れない効果がありますし、なにより、MAをPro Toolsで行う際の互換性が保たれます!ビデオ・エディターが想い描いたエフェクトを、サウンド・エディターが磨きをかけるのに、これ以上ない相乗効果をもたらすに違いありません!
下のレポートでもお伝え致しますが、今回のNABでの大きなトピックとして挙げられるEuphonixのAVIDによる買収発表も、大きな意味であらゆる制作者に恩恵をもたらす事になるでしょう!MC ColorがMedia ComposerやNews Cutterで動作するだけでなく、Windows対応も期待出来るでしょう!
同時にUnityやNitrisの導入キャンペーンや、Media Composer 5アカデミック版¥38,000(!)等、体制を立て直して、大攻勢に出たAVIDの展開に期待大です!
★Euphonix★
AVIDのところでもご紹介したEuphonixからは、MC Control v2が発表されていました!
まずはムービーをご覧下さい!
Euphonix MC Control v2
新しいLED LCD Displayを採用しタッチスクリーンの反応や解像度を改善、よりスムースな動作を実現したノブや、エンコーダー、ジョグ/シャトルを持ったMC Controlがv2になって登場!
MC Colorでも好評だった、つや消しブラックの外観を採用し、より一層クールになったと言えます。
いまや、Pro Toolsユーザーのみならず、コントローラーと言えばEuphonix MC Artistシリーズと言えるほどの人気を誇っていますが、マクロを組んだユーザー定義のコマンドの作成をはじめ、その理由が明白なほどのアドバンテージを持っていると言えるでしょう!
現時点では、Apple Final Cut Studioに同梱されるカラー・グレーディング・スイートColorに特化されていると言っても過言ではないMC Colorも、AVIDによる買収という現実から考えて、Media ComposerをはじめとしたAVIDビデオ・スイートに対応していくのは明白でしょう!
今から、その先の展開が待ち遠しい限りですね!
★MATROX★
MATROX MXO2 Mini
コンパクトで高品位な画像を実現しながら、シンプルな構成とアイディアで、あっという間にFinal Cut、Premiereユーザーを虜にしたMATROXビデオ・インターフェイス郡!
中でも、コストパフォーマンスに優れたコンパクトな筐体で、現場での作業を容易にするMXO2 Miniは、入出力の充実度もさることながら、ファームウェアのバージョンアップを重ねる度にAfter Effectsに対応したりと進化を続けてきました。
新製品ではありませんが、上記AVIDのレポートでも触れた通り、なんとMedia Composerに対応!いまや、コストパフォーマンスに優れるBlackmagic designをも圧倒しかねない勢いをもっていると言えるでしょう!
H.264エンコーダーを内蔵して、実時間以内での書き出しに対応するMAXテクノロジーと合わせて、注目のメーカーです!
★Solid State Logic★
SSL XLogic MADI-X8
ついに発売開始されたSuper Analogueマトリクス・ルーターXLogic X-Patchに続いて、MADIでのマトリクス・ルーターとなるXLogic MADI-X8が発表されていました!
詳細は正式発表を待ちたいと思いますが、X-PatchのようにMADIでのルーティングを自在に行え、Logictivityソフトウェアで管理可能なMADIルーターです。
SoundScape v6の発表も同時に行っているSolid State Logicでは、トレード・ショーが行われる度と言っていいほど、新たな開発を休みなく行っており、さらに、本業とも言えるコンソール・メーカーとしての姿勢は崩さないまま、新たなワークフローへの飽くなき挑戦が見て取れる、まさに今、一番元気なメーカーという事が出来るのではないでしょうか!
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2010/03/27
事例:「マンダリンスタジオ」sound design ON 様
東京都渋谷区公園通りの渋谷区役所前から路地を入った場所、ちょっと歴史を感じさせる佇まいのビルに居を構える音響効果制作会社「sound design ON」様が2009年夏、ネットワークMAスタジオ「マンダリンスタジオ」を完成させました。
”ネットワークMAスタジオ”…聞き慣れない言葉ですが、これはインターネットとPCさえあればどこからでも「マンダリンスタジオ」で行われているMA作業に参加出来るという画期的なシステムです。
この画期的なシステムは「マンダリンシステム」と呼ばれ、「sound design ON」様が自社で開発されたとってもユニークなシステムです。WEBカメラとマイクの付いたPCのwebブラウザーでMANDARIN STUDIOにアクセスしログイン。するとブラウザー上のメインモニターにはMAする対象のVIDEO素材、サブ画面にはアナウンスブース内の状況が映し出されます。もちろんPCのスピーカーからは現在の作業してる状況がリアルタイムでモニター出来ます。CUE スイッチやTB スイッチもマウスを1クリック。TEXTチャットも装備されており、ディレクターさんが出張で海外に行っていたとしてもさながら同じ部屋にいるかのようにスムーズに作業が進められます。
また、クライアント担当者をスタジオまで足を運ばせずに、外部から作品の作業途中チェックをしてもらう事なども簡単にできるため、時間短縮と無駄なリテイク等も大幅に削減出来るなど非常に効率的で効果的なシステムです。
このシステムをより一層生かす為に、マンションオフィスではデッドルームになりがちなバスルームのスペースを大改造。防音工事、内装を施し本格的なアナウンスブースとして生まれ変わらせました。また、機材も「PROTOOLS HD」を新規導入。既存の「Steinberg Nuendo」と併用し、様々な作業内容に柔軟に対応出来るようにシステムをリファインしました。
スタジオ内は白と木目を基調にスタジオのイメージカラーでもあるマンダリンオレンジがアクセントとして散りばめられており、明るくくつろげる雰囲気。クライアントスペースの横のベランダには観葉植物とデッキチェアーが配置されており、ネットワークで外部から作業出来るとはいえ、ついつい足を運びたくなる様な癒し系の空間に仕上げられているのが印象的です。
マンダリンスタジオ
株式会社sound design on
150-0041東京都渋谷区神南1-5-14三船ビル702
Phone:03-3780-4853
HP:http://www.sd-on.co.jp/
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2010/03/20
Hands on SALE!BRAUNER Fair!ディープな魅力を体感してください!
The Art of Microphoneのキャッチフレーズがこれほどしっくりするマイクロフォンもないのではないでしょうか?
Dirk Braunerが理想を追い求め、その結果として結実した製品群は、比類のないサウンドと製造クオリティを誇ります。
今回は、Braunerの誇る豊富なラインナップからフラッグシップのVMXをはじめ、VM1、Valvet-X、Phantom Classicと人気の高い4機種を一同に集め、その実力を体感していただける機会を設けました!ご成約の方には、BELDEN Microphone Cable(3M)をもれなくプレゼント!
是非、その実力をお試し下さい!
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
brauner VM1
The Amethyst STANDARDは、ビンテージ・テイストの太い中低域をサウンドの軸に据え、“艶”や“パンチ”を感じさせるビッグなサウンドが特徴です。搭載するカプ セルには、C12とU67の二つの個性をブレンドしたキャラクターの「VD26シングル・ダイヤフラム」を採用。ビンテージ・テイストの太い中低域を残し ながらも、モダンに仕上げられた鮮明度の高いサウンドが特徴です。男性ボーカルに推奨の1本です。
内蔵のソリッドステート・プリアンプ回路は、クラスAディスクリート設計を採用。最も高いクオリティーのパーツだけを厳選して組み上げました。超低歪み& 低ノイズの高出力、トランスレス・バランス出力を実現しています。
brauner VM1は、完璧なサウンドの真空管マイクを現実のものとしたマイクです。VM1はクラシック・ヴィンテージマイクのスピリットを持ちな がらも同時に、今日のモダンマイクに求められる極めて高い技術基準を満たしています。1998年にはSSAIR賞を受賞し、そのデザインや哲学や工学技術 等での卓越した素晴らしさを証明しました。今日の真空管マイク・ルネッサンスに最も大きな役割を果たしています。VM1は完全にナチュラルで原音に極めて 忠実な高い解像度のサウンドです。その透明なサウンドはヴォーカルや楽器のレコーディングで、声や楽器のトーンをそのまま、奥行きまでも正確に表現しま す。
また、専用パワーサプライには-10dBパッド及び、可変パターンコントロールを搭載しており、指向性を自由にコントロールし、最適なレコーディングが可能です。
スペック
Equivalent Noise: < 11 dB A (IEC651)
Signal to Noise: > 83 dB (1 Pa/1 kHz-cardioid)
Sensitivity: 28 mV / Pa-cardioid
Pattern: all, infinitely variable
Frequency Range: 20 Hz - 20 kHz
Maximum SPL: 142 dB SPL @ 0.3 % THD
Supply: 100 V
※付属アクセサリー パワーサプライ、ショックマウント、ウィンドスクリーン、Vovox Tubelinkケーブル
brauner VM1 ¥678,000
brauner VMX
The Amethyst STANDARDは、ビンテージ・テイストの太い中低域をサウンドの軸に据え、“艶”や“パンチ”を感じさせるビッグなサウンドが特徴です。搭載するカプ セルには、C12とU67の二つの個性をブレンドしたキャラクターの「VD26シングル・ダイヤフラム」を採用。ビンテージ・テイストの太い中低域を残し ながらも、モダンに仕上げられた鮮明度の高いサウンドが特徴です。男性ボーカルに推奨の1本です。
内蔵のソリッドステート・プリアンプ回路は、クラスAディスクリート設計を採用。最も高いクオリティーのパーツだけを厳選して組み上げました。超低歪み& 低ノイズの高出力、トランスレス・バランス出力を実現しています。
braunerのフラッグシップでもあるVMXは、極めて高い解像度を保ちながらも、トップエンドがソフトかつシルキーで、わずかに中低域が強調さてれいます。リファレンスマイクとしてのクオリティ を持ちながら、艶のある魅力的なキャラクターを持つ真空管マイクで、特に男性ヴォーカルやナレーションで極めて高いパフォーマンスを発揮します。また、弦楽器のレコーディングではサウンドに暖かみが加 わり、存在感のあるサウンドで録音できます。
専用パワーサプライには、-10dBパッドと可変パターンコントロールがあるので、指向性を自由にコントロールし、最適なレコーディングが可能です。
スペック
Equivalent Noise: < 11 dB A (IEC651)
Signal to Noise: > 83 dB (1 Pa/1 kHz-cardioid)
Sensitivity: 28 mV / Pa-cardioid
Pattern: all, infinitely variable
Frequency Range: 20 Hz - 20 kHz
Maximum SPL: 142 dB SPL @ 0.3 % THD
Supply: 100 V
※付属アクセサリー パワーサプライ、ショックマウント、ウィンドスクリーン、Vovox Tubelinkケーブル
brauner VMX ¥698,000
brauner Valvet-X Pure Cardioid
Valvet Xは優れた真空管マイクの特性を実現し、同価格帯の製品を凌駕する音質を実現しています。指向性は単一指向性のみに限定されるものの、滑らかで魅力的なサウ ンドキャラクターです。Braunerマイクの名声を高めたドイツのクラフトマンシップと隙の無い完璧な技術を注ぎ、素材を厳選しディテールまで長時間を かけてリスニングテストを繰り返し製作しています。
完璧ともいえる品質を実現するためには最高のコンポーネンツの厳選と細心の注意を払ってのアッセンブ ル、調整が不可欠です。それらは時間もコストもかかります。しかしながらBraunerマイクは単にプロが安心/信頼して使用するツールにとどまりませ ん。一生モノのマイクとしてお使いいただくツールなのです。
スペック
Equivalent Noise: < 9 dB A (IEC651)
Signal to Noise: > 85 dB (1 Pa/1 kHz-Cardioid)
Sensitivity: 28 mV / Pa-Cardioid
Pattern: Cardioid
Frequency Range: 20 Hz - 22 kHz
Maximum SPL: 142 dB SPL @ 0,3 % THD
Power Supply: 100 V
※付属アクセサリー パワーサプライ、ショックマウント、Vovox Tubelinkケーブル
brauner Valvet-X Pure Cardioid ¥348,000
brauner Phantom Classic
パフォーマンスを犠牲にすることなく、指向性をカーディオイドのみに絞り込んだラージダイアフラムFETコンデンサーマイクです。VM1と同じく極めて ピュアで解像度が高く原音に忠実です。既存のコンデンサーマイクのクオリティを凌駕する、Braunerならではの卓越したクオリティを誇ります。
スペック
Equivalent Noise: < 11 dB A (IEC651)
Signal to Noise: > 83 dB (1 Pa/1 kHz-cardioid)
Sensitivity: 28 mV / Pa-cardioid
Pattern: cardioid
Frequency Range: 20 Hz - 22 kHz
Maximum SPL: 142 dB SPL @ 0,3 % THD
Supply: 48 V phantom power
※付属アクセサリー ショックマウント、XLRケーブル
brauner Phantom Classic ¥198,000
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2010/03/19
事例:ORCHELABO TOKYO Jin Nakamura様
「ORCHELABO TOKYO」は、EXILE、ケミストリー、柴咲コウ、DOUBLE、東方神起等のヒット曲を手がける作編曲家/プロデューサーJin Nakamura氏のプライベート・スタジオです(氏の更なる理想的な制作環境を求め今春開設)。
作曲/編曲をSteinberg社Cubase、レコーディング/ミックスをDigidesign社Pro Tools|HDと、2種類のDAWを使い分けています。2台のDAWとアウトボード類を一括管理するためSSL社のMatrixを導入。入出力用ルーターやモニター・セクション、コントロール・サーフェースと言った足回りを完全にシェア、コンピューター上でオペレートすることで快適な環境を実現しています。またコンピューターのディスプレイモニター/USBキーボードはコントロールルームのみならずブースにも設置し、専用のPCマトリクスを使用してどこからでもDAWをコントロール出来るシステムを構築しています。
ブースにはBraunerのマイクを設置し、Brent Averill Classic 1272との組み合わせで使用。Jin氏も「物凄くいい」と絶賛の組み合わせです。筆者も感じているのですがBraunerとNEVE系のプリの相性は相当良いです。電源環境も上の階は住居スペースとなっているため、雑電源のノイズの回り込みを極力抑える為にスタジオの電源は全て専用のアイソレーショントランスを介したものを機器専用電源ラインとして施工。ここにもJin氏の音へのこだわりが見え隠れしています。
また建築設計は音響空間の構築では評価の高いSONAが担当。Jin氏の希望から〜居心地の良いスタジオ〜を構築すべく、大きな開口窓を設置しつつもデッドな音響をという要望にも見事に応え、「さすがは『SONA』」と。仲間の集まるサロン的な雰囲気を持った自然光がふんだんに差し込む暖かな環境の演出に成功しています。
ORCHELABO TOKYO Equipment
Solid State Logic Matrix
Antelope Trinity
Brent Averill Classic 1272
Joe Meek twinQ
Urei Model 1176 LN
dbx 166
Lexicon MPX 500
RME FireFace 800
MOTU 896
ADAM S2A
MANAGEMENT OFFICE
株式会社フォーディー・ファンテイジア
〒153-0064 東京都目黒区下目黒2-19-6 F&Tビル4F
TEL 03-5435-1161
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2010/03/05
最も魅力的なViolet Design Middle Range!The Amethyst Standard & Flamingo Jr.大特価!
ラトビアの熱い風、Violet Designの誇る個性的なマイクロフォンの数々でも、そのサウンド・クオリティと価格のバランスが優れ、最も魅力的であると言えるMiddle Rangeの代表格が、The Amethyst StandardとFlamingo Jr.であると言えます。
パフォーマーのやる気をかき立てるそのデザインもさることながら、演奏の質さえも向上させるモニタリングを含めた繊細なサウンドを手軽にアナタの物とする最大のチャンスが訪れました!
最大¥68,000ものディスカウントを実現するこの機会に、アナタも隠れたマイク名産国であるラトビアの息吹を感じてみませんか?
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
Violet Design The Amethyst Standard
The Amethyst STANDARDは、ビンテージ・テイストの太い中低域をサウンドの軸に据え、“艶”や“パンチ”を感じさせるビッグなサウンドが特徴です。搭載するカプ セルには、C12とU67の二つの個性をブレンドしたキャラクターの「VD26シングル・ダイヤフラム」を採用。ビンテージ・テイストの太い中低域を残し ながらも、モダンに仕上げられた鮮明度の高いサウンドが特徴です。男性ボーカルに推奨の1本です。
内蔵のソリッドステート・プリアンプ回路は、クラスAディスクリート設計を採用。最も高いクオリティーのパーツだけを厳選して組み上げました。超低歪み& 低ノイズの高出力、トランスレス・バランス出力を実現しています。
The Amethyst STANDARDは、ビンテージ・テイストの太い中低域をサウンドの軸に据え、“艶”や“パンチ”を感じさせるビッグなサウンドが特徴です。搭載するカプ セルには、C12とU67の二つの個性をブレンドしたキャラクターの「VD26シングル・ダイヤフラム」を採用。ビンテージ・テイストの太い中低域を残し ながらも、モダンに仕上げられた鮮明度の高いサウンドが特徴です。
Violet Designの特徴である、カーディオイド・オンリーでありながら、両面に貼られたマイラーフィルムは、より自然で濁りの無いサウンドを実現し、特に男性ボーカルに推奨の1本です。
内蔵のソリッドステート・プリアンプ回路は、クラスAディスクリート設計を採用。最も高いクオリティーのパーツだけを厳選して組み上げました。超低歪み& 低ノイズの高出力、トランスレス・バランス出力を実現しています。
特徴
ダイヤフラム有効範囲直径:26mm
周波数レンジ:20 Hz to 20 kHz
ポーラパターン:Cardioid
出力インピーダンス:50 ohms
負荷インピーダンス:1000 ohms
推奨負荷インピーダンス(マイクプリ入力インピーダンス):>500 ohms
感度(1000 Hz入力信号、1000 ohms負荷):21 mV/Pa
S/N Ratio CCIR 468-3 weighted:76.5 dB
S/N Ratio DIN/IEC 651 A-weighted:87.5 db-A
Equivalent noise level DIN/IEC A-weighted:7.5 dB-A
Max SPL for 0.5% THD at 1000 ohm load:134 dB
ダイナミックレンジ:127.5 db
ファンタム電源:+48 V
消費電流:<2mA
出力コネクター:3-pin XLR male, gold plated contacts
サイズ・重量:H210 x D48 mm/440g
※付属アクセサリー 専用木製ケース、GSMショックマウント
The Amethyst Standard ¥168,000 → 大特価 ¥99,800(¥68,200セーブ!)
Violet Design The Flamingo Junior
The Amethyst STANDARDは、ビンテージ・テイストの太い中低域をサウンドの軸に据え、“艶”や“パンチ”を感じさせるビッグなサウンドが特徴です。搭載するカプ セルには、C12とU67の二つの個性をブレンドしたキャラクターの「VD26シングル・ダイヤフラム」を採用。ビンテージ・テイストの太い中低域を残し ながらも、モダンに仕上げられた鮮明度の高いサウンドが特徴です。男性ボーカルに推奨の1本です。
内蔵のソリッドステート・プリアンプ回路は、クラスAディスクリート設計を採用。最も高いクオリティーのパーツだけを厳選して組み上げました。超低歪み& 低ノイズの高出力、トランスレス・バランス出力を実現しています。
The Flamingo Junior はラージ・サイズのダイヤフラム「VD26カプセル」を使用した単一指向性のコンデンサー・マイクロフォンです。Violet DESIGN社が誇るフラッグシップ機「The Flamingo」の冠を名乗るに恥じない贅沢で器用なユーティリティさに溢れたマイクロフォンです。 ミッドレンジの2kHz - 3kHzと高域の12kHzに特徴を持たせ、ローエンドのパンチが効いた、透明感の優れたサウンドに仕上げられ、ボーカルや楽器でモダンなサウンドを求める録音に適しています。趣きのあるビンテージ・サウンドを軸としながらも、高域の透明感やローエンドのパンチといった“モダンな華やかさ”を感じるサウンドは、ボーカルや楽器でモダンなサウンドを求める録音に適しています。
ダイヤフラムは内蔵ショックマウントでホールドされており、頑丈なボディ構造と合わせて普通のマイクスタンドにセットしても、外部からの衝撃やハンドノイズからカプセルや電気系統は十分保護されています。別売オプションのショックマウントを使用することも可能です。
特徴
ダイヤフラム有効範囲直径:26mm
周波数レンジ:20 Hz to 20 kHz
ポーラパターン:Cardioid
出力インピーダンス:50 ohms
負荷インピーダンス:>250 ohms
推奨負荷インピーダンス(マイクプリ入力インピーダンス):1000 ohms
感度(at 1000 Hz into 1000 ohms load):21 mV/Pa
S/N Ratio CCIR 468-3 weighted:76 dB
S/N Ratio DIN/IEC 651 A-weighted:87 db-A
Equivalent noise level DIN/IEC A-weighted:7 dB-A
Max SPL for 0.5% THD at 1000 ohm load:134 dB
ダイナミックレンジ:127 db
ファンタム電源:+48 V
出力コネクター:3-pin XLR male, gold plated contacts
サイズ・重量:168 x 63 x 41 mm/350g
※付属アクセサリー 専用木製ケース
※別売アクセサリー ASMショックマウント
The Flamingo Junir ¥157,500 → 大特価 ¥94,500(¥63,000セーブ!)
本数限定!Violet Design Entry Rangeも残り僅か!
Violet Design The Black Knight 残り5本!
Violet独自サウンド追求する目的で誕生した新しいカプセル「VD27」を心臓部に持つマイクロフォンです。デュアル・ダイヤフラムのみが再生できる奥行感のあるサウンドと、スムーズなプレゼンスを併せ持った華やかなトーンを実現しました。最高級パーツによるディスクリート・クラスAプリアンプ、テンション調整も可能なブラス製リングを使用したダイヤフラムなど、極めて高い音質、幅広い用途、コスト・パフォーマンス……そのすべてを満たすようにBlack Knightは設計されました。
マイクヘッド部分が可動する大胆なデザインは、「Black Knightをセッティングした後でもダイヤフラムの向きを微調整できるように」と、機能性を追求したことで生まれたデザインです。プロジェクト・スタジオのメインマイクとしてヴォーカルを中心に、広いアプリケーションにご使用頂けます。
The Black Knight 大特価 ¥39,800
Violet Design The Wedgw w/Suspension 残り1本!
The Wedgeは、新開発の「VD21シングル・ダイヤフラム」を搭載しています。立ち上がりの速いレスポンスとトランジェントの細部までを正確に再現する能力、艶のあるビンテージ・フレーバーを残したサウンドが特徴です。R&B女性ボーカルやアコースティック・ギターなどの収音に適しています。また、Violetモデル中で最大となる136dB のSPL特性計は、広範囲な使用用途と容易なマイク・セッティングを可能にします。
内蔵のプリアンプは、クラスA・ディスクリート設計を採用し、最も高いクォリティーのパーツのみを厳選して組み上げました。このプリアンプ回路は、リニア周波数特性、広ダイナミックレンジ、低セルフノイズ、最小限のオーディオ歪みの特性を実現するために最高のオーディオ技術を採用しデザインされています。低い近接効果と広い入射角レンジでリニア特性が保たれるように設計されています。ヘッドグリルには複数の層に重ねられたブラス製のメッシュが取り付けられており、ブレスや破裂音を発した際に発生するポップ・ノイズからカプセルを保護し、内部共鳴を最小限に抑え音の透明感を維持します。
The Wedge w/Suspension 大特価 ¥69,800
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2010/02/25
SSL マトリクス・ルーター X-Patch 登場!Matrix の利便性をコンパクトに実現!
X-Patchは、山積みのアナログアウトボードをプラグインスタイルで扱えるようにする新しいアイテムです。SSLのMatrixコンソールで培われた技術を用いた、16 x 16のSuper Analogueルーティングマトリクスは、今お使いのPC/MACからイーサーネットを介してリモートでコントロールできます。SSLのLogictivityリモートスタジオブラウザーにより、セットアップ、諸設定やプリセットの保存ができ、X-Patchをあらゆるプロダクションスタジオの環境に合わせて活かすことができます。
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
SSL XLogic X-Patchとは?
X-Y Routerとしてのマトリクス
X-Patchはシンプルな「X–Yルーター」として、あるいは複雑なプロセッシング・チェインを構成する「マトリクス」として機能します。これによりアナログのプロセッシングを好みの順番に並べたチェインとして構成し、シグナルパスへ簡単に割り当てることができます。
たとえば、好みのマイクプリ、EQとダイナミクスアウトボードの組み合わせをワンボタンで「ボーカルセット」として呼び出すことが可能です。スタジオにおいては、X-Patchは作業の効率化とスピードアップを可能にするばかりでなく、作業のたびに毎回同じパッチをやり直すといった無駄を省くことでクリエイティブな流れを損なわない環境を提供します。
X-Patchは、PC/MacとEthernet MIDIコネクションにより接続され、高速なコントロールを実現すると同時に、ドライバー・ソフトウェアをインストール、自動認識により最大6台までひとつのLogictivityブラウザーから同時にコントロールできます。
瞬時に切替え可能なプロセッシング・チェイン
X-Patchに付属するコントロール・ソフトウェアLogictivityは、SSL Matrixでもおなじみになったシグナル・ルーティングを設定/保存して縦横無尽にプリセットの切替えが可能なソフトウェアです。
入出力に接続されているプロセッサーやマイクプリを、用途に応じたチェインとして保存、パッチングのやり直しはLogictivity上での設定になるため、時間の節約と接点不良等のトラブルとも無縁です。
また、X-Patchはステージやスタジオライブなどでギタリストのための強力なツールとなります。一度設定をしてしまえば、X-Patchはブラウザーを使用することなく独立して使用できます。X-PatchはMIDIコネクターを装備しており、一般的なMIDIフットコントローラーなどからコントロールが可能です。ステージ上で、あなたの選んだアウトボードやアンプセットを縦横無尽に切り替えることのできる、プロフェッショナル/クオリティーのルーティング/スイッチングシステムとして使用できます。
Super Analogue回路の採用とMatrixとの親和性
X-Patchのライン回路にも採用されているSupuer Analogueとは、トランス、VCA、コンデンサを使用していないオーディオ回路です。トランスなどは音に良い歪みなどを加え、時に素晴らしい効果を得られますが、あくまでSupuer Analogueは精密な音を出すのがコンセプトのため使用していません。同じように、VCA、コンデンサも良い効果もありますが、Super Anarogueのコンセプトとは合わないため使用していません。このような回路により音を追求しているのがSupuer Analogueなのです。
あくまでもピュアなサウンドを追い求める事により開発されたSuper Analogue回路は、SL9000Jから採用され始め、現在ではフラッグシップのDualityはもちろん、MatrixやX-Deskにも搭載され、SSLのサウンドの根源を支えています。
X-Patchはもちろん単独での使用を考えて造られていますが、現代の制作環境を考慮に入れて造り込まれたMatrixとの親和性も抜群です。同時入出力がそれほど重要視されておらず、大事なレコーディング時に数チャンネルのマイクプリを立ち上げ、DAWに取込み/ミックスを行う様な近年の流れに最適な仕様を備えたMatrixですが、さらに多くのチェインを追加したい場合もあるでしょう。そんな時こそ、6台までのコントロールが可能なX-Patchを合わせて使用する事によって、無限の可能性が広がって行く事でしょう!
X-Patch特徴
アナログアウトボードがプラグインに
スタジオにも、ライブパフォーマンスにもフィット
任意の「チェイン」を構成し、保存とリコールが可能
ルーティングやセットアップは専用ブラウザーソフトで
イーサーネットを介して Macや PCと接続
16 × 16 の高音質ルーティングマトリクス
接続は背面パネルの D-Subコネクター (25ピン × 4)
チャンネル 1 & 2 は入出力ともXLRで前面に装備
SSLの SuperAnalogueオーディオクオリティー
MIDI によりプログラマブルフットコントローラーを使用可能
信号レベルは +4dBと -10dBでギターペダル等にも対応
SSL XLogic X-Patch ¥158,000(税込)
お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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2010/02/25
高い冗長性と共有性を実現。Pro Tools動作保証のネットワークRAID Storage
US Digidesign社のパートナーとして唯一、認定されているArdis Technologies Dynamic Drive Pool(DDP)ネットワークRAID Storage。iSCSIによるコストパフォーマンスと、RAID5によるファイル共有システムにより、Pro Toolsを含んだDAW上での冗長性と共有化を高い次元で実現する新しいワークフローとして、ROCK ON PROでは、一つの応えをここに提案いたします。
DDPネットワークRAID Storageパフォーマンスを実感して頂くため、デモ機のご用意してございますので、お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
データの冗長性確保による安全性
バックアップ作業の簡略化
スタジオ間、場所を選ばないデータ転送、共有
digidesign、Fairlight、Apple、Avid、Adobe等、マルチプラットフォーム対応
アクティブにストレージ領域の設定が可能、管理が簡易に行えます
iSCSIによる接続のためSANを構成する事が可能になります
Gigabit Ethernetで、拡張も簡単、高価なFibre Channelは必要はありません
追加クライアントに対するライセンス料金も不要
Mac/Winのプラットフォームの違いも吸収
サーバシステムにありがちな、IT管理者の設置がほぼ必要ありません
追加クライアントに対するライセンス料金も不要です
iSCSIによるGigabit Ethernet接続のみのネットワーク構成で、導入コストを抑えた高速なデータ共有を実現、SAN(Storage Ares Network)を構築することを可能とし、コストパフォーマンスと冗長性に優れた共有ストレージ環境をもたらします。
複数のEthernetケーブルでの接続によるリード/ライトのパフォーマンス・アップ、独自ファイル・フォーマットによる、ダイレクト・アクセス、レイテンシー・フリーの環境を構築させる柔軟な運用も魅力です。
1. digidesign、Fairlight、Apple、Avid、Adobe等、ほぼ全ての制作&編集アプリケーションで使用可能!
音楽/映像のDAWソフトウェアは、ほぼ全てでダイレクトにリード/ライト可能!Mac/Win等のプラットフォーム、アプリケーションの垣根を越えた、共有ストレージとしての運用が可能です。接続は、iSCSIによるGigabit Ethernetとなるので、システム構築、導入、運用面でも、コストパフォーマンスに優れた共有ストレージ・ソリューションが実現します。
2. RAID5による冗長化を全てのワークスペースに!クリティカルな現場でのデータ安全性を確保!
HDドライブクラッシュの際にも、スペアのドライブと差し替えるだけで、データのレスキューが可能!
真のプロフェッショナルな現場に、必須のワーク・ドライブとして活用出来ます。
3. コストパフォーマンスの高さの秘密は、独自のファイル・システム"AVFS"
ARDIS Technologies独自開発によるファイル・フォーマット"AVFS"が、iSCSIの持つ導入メリットに、音楽/映画アプリケーションで必要となるストレージ機能を追加!ダイレクト・アクセスとレイテンシー・フリーという大きなメリットをも兼ね備えています!
ARDIS Technologies DDPとは?
Ardis Technologies社のDynamic Drive Poolは、コストパフォーマンスを武器にオランダから発売されているストレージソリューションです。iSCSIの持つ優位性を最大限生かし、独自のファ イルフォーマットを追加することだけで、様々なアプリケーションからのダイレクトアクセスを可能とし、先日のIBCでいち早くSSD搭載したモデルも発 表。今、注目のソリューションと言えるでしょう!
ROCK ON PROでは、現場でのシビアな検証に対応すべく貸出デモ機をご用意しています。是非ご依頼下さい。
DDPは、iSCSIを利用するため貸出検証を簡単に行うことが可能です。ROCK ON PROでは、常時DDP8Dのデモ機をご用意しています。また、SSDモデル大容量モデルの動作検証も、DDP DISTRIBUTIONと協力して実施しています。
ミッションクリティカルな現場への保守、サポート体制もご用意してます。
まずは現場でのハンズオンレポート。はたして、その体感パフォーマンスは??
気になるパフォーマンスですが、Gigabit Ethernetのケーブル1本で約100MB/secの速度が確保出来ます。オーディオに置き換えると、24bit/48kHzで64chは確実に保証 出来るスペックと言うだけでなく、Gigabit Ethernetケーブルを複数使用することによりパフォーマンスの強化を図ることが可能という柔軟性も兼ね備えています。共有ストレージに対して敷居の 高いPro Toolsに対しても、US Digidesignのパートナーとして認められているメーカーですので信頼性も十分です。
ROCK ON PROでは、今まで共有ストレージをPro Toolsに対して各種テストを行ってきましたが、ほとんどの物が高負荷になるとパフォーマンスを発揮出来なくなり紹介を断念してきた経緯が有ります。今 回も眉唾モードで慎重にテストを行いました。その独自テストの結果、Mac ProとDDP 16Dを2本のケーブルで接続した際にディスクベンチでリード/ライト共に170MB/sec以上とまずは十分なDISKパフォーマンスを発揮。次に実際 にPro Toolsを使用して64chのパンチイン/アウトを含め、10分以上のクイックパンチモード(ご存知の通り、Quick Punchでは実際のトラックの倍のボイスを使用します)での再生等の高負荷テストを行ったところ、難なく動作!US digidesign推奨の信頼性を確認することができました。
さらに、2台のPro Tools(Pro Tools HDとPro Tools LE)からの同一パーテション内の個別セッションに対して同時アクセスを試した際もそれぞれ同時に録音/再生が問題なく行えました。この試験の際、LEは Mac Book Proを使用していたのですが、Ethernetケーブルを接続することで、64chの再生が可能に!!通常であれば、FireWire HDDを2台必要とする動作環境が構築出来ました。さすが、パートナー製品と言うのが率直な感想です。久々の自信を持ってお勧めできるPro Tools対応共有ストレージの登場です。
ネッ トワークドライブとしても柔軟で、ボリュームサイズを既に存在しているファイルに影響を与えること無く容易に変更可能です。柔軟な運用が可能なことも大き なポイントでしょう。設定に関しても至ってシンプル。IPの設定とiSCSIのイニシエーターをインストールするのみです。安価で容易に扱えるストレージ という意味では群を抜いた存在です。
IP設定
DDPは複数のEthernet portを持ちますが、クライアントは、特定のポートに対してアクセスを行います。これは、iSCSIのターゲットIPアドレスの設定により行うことができます。複数のケーブルでクライアントとDDPをつないだ場合には2つのDDPのポートをターゲットとして設定して、デュアルの設定を行うだけです。このように、シンプルにクライアントとDDPの接続設定が行えるため、システム設計も容易です。必要なAudio/Videoのストリームさえ解ればすぐにでも必要なDDPのモデルと接続図が完成することとなります。
RAID-5による冗長性の確保
更には、Pro Toolsで作業をする際に、始めから無理だと決めつけて意識が行き渡っていなかったストレージの冗長化に関してです。Pro Toolsは世界中に行き渡り、クリティカルな現場でも多く使用されています。そして、そのほぼ全てのシステムが、HDDクラッシュのリスクと隣り合わせ で、まさに綱渡りで使用されています。クラッシュした際の損失は、当日のデータが復旧出来ないだけでなく作業も完全にストップします。RAID5ディスク を使用した場合には、1台のクラッシュではスペアドライブと入れ替えるだけで、作業を行いながらバックグランドでのリカバリでデータを復旧することが可能 です。(もちろん多少のパフォーマンスの低下は有りますが)RAID5を使用した作業は、プロフェッショナルな現場でのストレージとして、当然の保全体制 ではありますが、Pro Toolsでは今後DDPの登場により当たり前の機能となることでしょう。
高性能の秘密はAVFSにあり!!
このDDPがDAWでタイムラグ無く使用出来る秘密は独自に開発されたAVFSファイルフォーマットにより実現しています。NAS/iSCSIのデータ転送においてオーバーヘッドを生じているプロトコルデータを極力少なくし連続したデータの転送を可能としています。これによりFC SANに肉薄する高速転送を実現しています。また、RAID 5で問題となるランダムアクセス耐性に関しては、ドライブ数を複数台とすることによりマージンを稼ぎます。ストレージ領域の設定時にラージパケットなのか(映像向き)スモールパケットなのか(音声向き)の設定を行うことにより、これらの問題点に対してのチューニングを行うことができます。
ボリュームグループ or 帯域制限〜柔軟なシステム構成が可能に〜
DDPは出荷時にRAID aray単位でのボリュームグループの設定が可能。これにより、1台のDDPでの映像と音声の共用時に発生する映像のストリームの負荷により音声データの 読み込みが間に合わなくなるといった自体を防ぐことが可能となります。しかし、DDPのメリットである高速性は確保することができません。そこでインテリ ジェントスイッチによりクライアントごとに帯域制限をもうけてセーフティーネットをかける方法がメーカー推奨となっています。これにより、スイッチの時点 でDDPのオーバーフローを防ぐことが可能となります。
シンプルかつ十分なシステムが魅力のDDPですが、ここでも十分な機能を現在使用されている技術上で低コストに実現出来るように考えられています。将来性 を考え10GB Ethernet Optionの用意のあるインテリジェントスイッチも現在では低コストで導入可能です。Fiber ChannelのSwitchの様に100万円近いスイッチの準備は必要ありません。
ROCK ON PROでは、プレミアム・ディーラーとしてデモ機をご用意し、サポートまで含めた対応が可能となっています。信頼のストレージシステム/冗長性を可能とするRAID-5とネットワーク共有を可能とするiSCSIのメリットを享受出来る、次世代のストレージDDP。DAW、音声を取り扱う現場が取り残されてしまっているプロフェッショナルの為のデータの保全、冗長性とワークフロー、作業環境の劇的な改善につながるネーットワーク共有、2つの武器を手に入れて下さい。映像分野では当たり前となっているこの機能。音声の現場でもこのメリットを享受下さい。
Internet Small Computer System Interface (iSCSI) は、Pro ToolsユーザーにはおなじみのSCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格で、インフラの整備が低コストで非常に簡易にストレージシステムの構築が可能となります。
ギガビット・イーサネットが一般化した現在、企業内で iSCSI を受け入れる環境は急速に整いました。iSCSIベースのストレージエリアネットワーク (SAN) の構築は、ファイバーチャネルによる SAN よりもケーブル/スイッチコスト、別途イニシエーター用のサーバーが不要であるといったことから、圧倒的に安価に構築が可能です。当初は、クライアントとストレージ間の通信にTCP/IPを使うことでプロトコルのオーバヘッドが生じ、ファイバーチャネルより性能が悪くなると言った声もありましたが、TCPオフロードエンジン (TOE) のような新技術や、今回ご紹介しているAVFSの様な技術によりオーバーヘッド、ランダムアクセス速度等の問題をクリアしています。更に将来的には10ギガビットのネットワークが安価になればその利用も可能で、理論値のスピードでもファイバーチャネルを超えることになります。システムメンテナンスのコスト、ネットワークの拡張にかかるコスト等様々なメリットをストレージエリアネットワーク (SAN)にもたらしています。
iSCSIは他のトランスポート層と異なり、二つの下位トランスポート層を持ちます。一つはiSCSIプロトコルであり、このプロトコルはSCSIパ ケットのエンキャプシュレーション、ターゲットカタログ情報の交換、認証を行う。さらに下位のレイヤーはTCPプロトコルであり、セッションの保持、確実 なパケット到達性とより下位のプロトコルIPによってルーティングが可能になっている。従来のハードワイヤードのSCSIトランスポート層に比べ、セキュリティ、可用性、スケーラビリティに極めて優れています。
記憶装置の観点では、ホストシステムのiSCSIイニシエータを使ってIPネットワーク上の遠隔にあるディスクやテープの ような対象装置 (target) に接続して記録の読み書きを行うことになります。クラスドライバとアプリケーション・ソフトウェアから見れば記憶装置はローカルにSCSIで接続されているのと同じに見えます。乱暴な言い方をすればネットワーク越しにSCSIドライブをマウントしている感覚になります。ただ、iSCSIでは、複数のユーザーが同じパーテョンに対して相乗り出来るので共有ストレージとしての使用も可能となっているのです。
DDP 24Dを使用した複数台のシステムの一例です。各マシンのしたに記載したのが、想定されるトラック数。各マシン共に十分なトラック数を確保、更にワークビデオファイルの共有も視野に視野に入れた構成です。非常にシンプルなネットワーク構成でのシステムアップが可能なことがお分かりと思います。共有ストレージのメリットは、データコピーの手間無く同時作業が可能となることでしょう。DDP内部でのセッションコピーはRAIDシステムの恩恵もあり高速に行うことが可能となります高速に行うことが可能となります。録音が終わって、バックトラックのバランスを取っている間にアシスタントはコピーしたデータを使用してサブのマシンでボーカルの直しを行ったりすることが、ストレスなく行えます。トラックを戻す時は、セッションインポートで必要なトラックだけを抽出。RAID5の冗長性に守られたセーフティーな領域での作業とiSCSIの共有ストレージのメリットを最大限に生かすことが非常にシンプルかつ簡単に可能となます。
色々な場所へネットワークを準備することによりラップトップPC等を使用してストレージにアクセスすることも可能になります。今までは出来なかった作業中のストレージからのデータコピー(別作業等で使用中だと休憩時間等に行っていたと思いますが)が別の場所から、別のPCを使用してコピー出来ます。
ストレージの共有化により得られるメリットは計り知れません。複数台のシステムを運用されている方は絶対に導入をご検討下さい!!
<保証及びテクニカルサポート>
ハードウェアの保証について
「24ヶ月間の保守内製品で、機器が不良であった場合DDP Distributionが全てのパーツを取り替えます。リプレイスメントのパーツは障害内容を記載し、RMAフォームと一緒にDDP Distributionから発送されます。」
注)DDPの保証期間は2年間ですが、年間税込み210.000円で6年間の延長が可能になります。
注)の保証は、機器が自然の事故や、不正使用、乱用、非公認の分解、修理もしくは訂正などによって起こる人為的な被害によって起きた損傷をカバーはしません。
<有償サポート>
下記以外にもDDP専用のROCK ON PROサポートプランを別途ご用意しています。
<DDP製品のインストール及びセットアップについて>
インストール作業<4時間以内>税込み42.000円〜
初期導入セミナー<3時間>税込み47.250円
<保守に関して>
スポット対応:税込み105.000円
1日 年間保守費用:税込み525.000円/ 1年間
(電話/E-Mailのサポートとパーツ先出しセンドバック、年間に3度のオンサイト対応とインストレーション)
注)1.遠方の場合、別途交通費・宿泊費が発生する場合がございます。
弊社ASPとの組合わせでコスト面、サービス面でお得になりますので是非ご相談下さい。
ROCK ON PRO ASP(お得な年間サポートプラン)はこちら>>
DDP 8D 4TB(500GB x 8) ¥1,307,250
DDP 12D 6TB(500GB x 12) ¥1,590,750
DDP 16D 8TB(500GB x 16) ¥1,930,950
DDP 24D 12TB(500GB x 24) ¥2,583,000
DDP 48D 24TB(500GB x 48) ¥4,425,750
DDP 24D SSD(SSD x 24) ¥5,471,550
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2010/02/22
カラコレ革命!!MC color遂に発売!!
Final Cut Studioユーザー待望のcolor用コントローラーEuphonix MC colorが2/23より遂に発売です!!MC artistシリーズの誇る柔軟なSoft Keyの機能はそのままに、単独アプリケーションにターゲットを絞った設計で使いやすさも抜群!!そのコストパフォーマンスでデジタルシネマのワークフローに革命を起こします。
営業担当:岡田、梓澤、前田までお気軽にどうぞ。
初回の入荷は世界的な人気もあり非常に少ない台数となっております。いち早くこのソリューションを手に入れて下さい!!価格は予告通り¥178,500です。順次、その強力な機能をご案内してゆきます。ROCK ON PROでは店頭展示をいち早く開始。カラコレに革命を起こすEuphonix MC colorを体感下さい!!
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