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ROCK ON PRO

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「Dolby Atmos Home」制作のためのターンキー・システムを販売開始!

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既存のサラウンド・システムに加え、「オブジェクト・ベース」という新たなコンセプトを取り入れることでシネマ・オーディオに革新をもたらすDolby Atmos。世界中で制作が始まり、映画のみならず家庭用の配信などでも目にすることがますます多くなりました。しかし、新たな方式を取り入れるということは、必然的に従来とは異なるシステムやワークフローが要求されることとなります。
ROCK ON PROはDolby Atmos Mastering Suite認定ディーラーとして、制作を希望するみなさまからの疑問や制作用ツール導入に関するご相談にお応えいたします!「どのようにしたらDolby Atmosの作品が作れるのか? 」そんな疑問をお持ちの方も、まさに「これからDolby Atmosの制作を始めよう!」という方も、まずはROCK ON PROまでお問い合わせください!

◎ホームシアター向け納品ファイル作成に必須のシステムをターンキーで!

制作のための業務用ツールはこれまで、ドルビー社からのレンタルという形で制作現場に提供されていました。その中でも条件がもっともシビアな映画制作向けのツール類は今後もDolby社経由で入手することになりますが、Blu-ray Discやデジタル配信コンテンツを制作するためのツールはDolby社の認定を受けたディーラー経由で販売されることとなります。
ROCK ON PROでは、これら家庭向けDolby Atmosコンテンツの制作から納品マスター・ファイル (Dolby Atmos Home) の作成までを行うことが可能となる、ターンキー・システムの販売を開始いたしました。


Dolby Atmos Mastering Suite with RMU/JRMU-Dell
構成
・Dolby社推奨 DELL Workstation
・Dolby Atmos Mastering Suite 同梱
・Dolby Atmos HT-Rendering and Mastering Software インストール済
・MADI2系統 I/O、LTC I/O カード実装済
・二重化電源、内蔵ディスクは全てSSD
・ハードウェア製品保証5年間、ASP(ROCK ON PRO年間サポート)加入対象製品(有料)
主な機能
・Dolby Atmosのマスター・ファイルである「.atmos」ファイルの作成
・.atmosファイルから、家庭向けコンテンツ用の各フォーマットに合わせた納品マスターの作成
・「.atmos」「Dolby Atmos Print Master」「BWAV」を相互に変換(フレームレートの変換も可能)
・Dolby Atmos環境でのモニタリング
・Dolby Atmosに対応するDAWとの連携
対応するソリューション
・Dolby Atmos に対応したBlu-ray作品のミキシング〜マスタリング
・Dolby Atmos に対応したデジタル配信コンテンツのミキシング〜マスタリング
・Dolby Atmos 映画作品のBlu-ray版制作のためのリミキシング〜リマスタリング
・Dolby Atmos 映画作品のデジタル配信版制作のためのリミキシング〜リマスタリング
・Dolby Atmos 映画作品のためのプリミキシング
・VRコンテンツのミキシング〜マスタリング
価格
ROCK ON PROまでお問合わせください!
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◎HT-RMUとは何か〜Cinema用RMUとHome用HT-RMU

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Dolby Atmosコンテンツ制作のためには、ミックスのためのツールに加え、完成したミックスからファイナルデータを作成するためのDolby Atmos RMU (Redering Mastering Unit)と呼ばれるハードウェア・システムが必要となります。Dolby Atmos RMU はDolby Atmos環境でのモニタリングのためのレンダラーとしての使用も可能であり、ハードウェア・レンダラーとも呼ばれます。
RMUには映画館での上映を目的としたマスター(Dolby Atmos Cinema)を作成するためのものと、Blu-rayやデジタル配信コンテンツなどの家庭やモバイル環境で視聴することを目的としたマスター(Dolby Atmos Home)を作成するためのものがあります。後者のDolby Atmos Homeの制作を目的としたRMUがHT-RMUと呼ばれるハードウェア・システムです。これは、映画館とホームシアターではスピーカー・レイアウトが異なるため、使用されるマスターファイルやレンダリングのプロセスも異なり、それぞれ目的に合わせたRMUを使用する必要があるためです。
参考までに、Dolby Atmos Cinema作成のためにはCinema用RMUを備えた「ダビング・ステージ」と呼ばれるスタジオ設備を構築する必要があります。これらはDolby社によって要件が厳しく管理されているため、Dolby社と直接コンタクトを取る必要があります。
>>こちらの比較表もご覧ください

◎HT-RMUシステムのシグナル・フロー

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Dolby Atmosコンテンツのミキシングは、これまで通りPro ToolsなどのDAWで行います。HT-RMUはDAWから、MADI経由でオーディオデータを受け取ると同時に、Atmosパンナーを通じてオブジェクトの位置情報であるオブジェクト・メタデータを受け取り、「.atmos」という拡張子を持つマスターファイルを作成します。最終的に、この「.atmos」ファイルから「Dolby True HD」などのメディアに合わせた納品ファイルを作成するところまでを行うことができます。

さらに、RMUからMADIで出力される信号を任意のスピーカーに接続することで、Dolby Atmos環境でのモニタリングが可能となります。

◎Dolby Atmos Mastering SuiteとProduction Suite

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Dolby Atmos Mastering Suite with RMU/Jに付属するDolby Atmos Mastering Suiteは、HT-RMUに実質的な機能を与えるためのエンジンと、Pro Tools上でAtmosミックスを行うためのツールであるDolby Atmos Production Suite のライセンス x3をバンドルしたソフトウェア・ライセンスです。
Dolby Atmos Production SuiteはPro Tools | HD 専用のDolby Atmosミキシング・ツールです。Pro Toolsと同一のMac上で動作するソフトウェア・レンダラーと、ソフトウェア/ハードウェア・レンダラーにオブジェクト・メタデータを送ることができるパンナー・プラグインとを中心としたツールボックスです。これだけでもPro ToolsからのDolby Atmosミックスをモニタリングすることが可能ですが、.atmosファイルを書き出すことは出来ません。Dolby Atmos Mastring SuiteはProduction Suite のライセンス3本に加え、HT-RMU上で動作するマスタリング・エンジンなどを含むツール群で、下記ソフトウェアがバンドルされています。
Dolby Atmos Mastring Suite
・Dolby Atmos HT-Rendering and Mastering Software for Windows
 HT-RMUのレンダリング/マスタリング・エンジンとWEBサービス
・Dolby Atmos Conversion Tools (for PC and Mac)
 「.atmos」「Dolby Atmos Print Master」「BWAV」を相互に変換(フレームレートの変換も可能)
・Dolby Atmos Production Suite x3ライセンス
Dolby Atmos Production Suite
・Pro Tools | HD 専用のAtmosパンナー類
・Dolby Atmosソフトウェア・レンダラー
・パンナー/コンバーターなどのVR制作用ツール
Dolby Atmos Production Suite単体はAvid Storeでの販売となります。
>>各プラグインの詳細などはAvidブログでご確認いただけます。
>>次項の比較表もご覧ください

◎Dolby Atmos 制作用ツール 機能比較表

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Cinema:映画館上映を目的としたマスター。ダビングステージでファイナルミックスとマスタリングを行う。Dolby Atmos Print Masterと呼ばれるファイル群をRendering Master Unit(RMU)で作成。
Home:一般家庭での視聴を目的としたマスター。ニアフィールドモニターによるAtmosスピーカー・レイアウトにてミックスとマスタリングを行う。Dolby Atmos Master File(.atmos)と呼ばれるファイル群をHome-Theater-Rendering Master Unit(HT-RMU)で作成。
Cinema用とHome用のRMUでは作成できるファイルが異なり、スピーカーレイアウト/部屋の容積に関する要件もCinema向けとHome向けで異なる。それぞれ、目的に合わせたRMUを使用する必要がある。ミキシング用のツール、DAW、プラグイン等は共通。
※Dolby Atmos Production SuiteはWeb上、AVID Storeからご購入できるほか、Mastering Suiteにも付属しています。
※Dolby Atmos Dub with RMUについてはDolby Japanへお問い合わせください。

◎ROCK ON PRO導入事例

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beBlue AOYAMA様
2014年、東京・青山という全国でも屈指の好立地に誕生し、MonoからDolby Atmosまで対応可能なMAスタジオ beBlue AOYAMA。こちらのスタジオの誕生にROCK ON PROが関わらせていただいた当時の導入事例です。
THX pm3認証も得た環境でCPU ベースのレンダリングエンジンによるDolby Atmos 環境とホームシアター用RMUを使用したリマスタリング環境を実現可能とした将来性の高いシステム、機材導入などを決定付けたスタジオ構築に関するコンセプトなど、読み応え満載の記事となっております!
>>導入事例はこちらからご覧ください!!


◎「Dolby Atmos 制作環境構築セミナー」大阪・名古屋でも開催!

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ROCK ON PROでは、新たなワークフロー、新たなシステムが要求されるDolby Atmos制作に関して、その最新情報とともに、どのようにしたらDolby Atmosの作品が作れるのか?制作のワークフローから必要なツール類まで、じっくりとご紹介するセミナーを開催中です。12/7(木)には東京でのセミナーが開催、さらに、12/27(水)には大阪での開催が決定しており、日程は未定ですが名古屋での開催も決まっています。Dolby Atmosの制作について、踏み込んだ情報をお探しの方は最寄りの会場までぜひご参加ください!
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*記事中に掲載されている情報は2017年12月12日時点のものです。