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ROCK ON PRO

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ラウドネスメーターが音楽制作を進化させる

新しい放送音声基準として高い注目を集めてるラウドネス規準民放連T032がいよいよ2012年10月1日より導入開始されます。ラウドネスメーターはその運用にあたりポストプロダクションではもちろんのこと、音楽・楽曲制作の現場にとってもメディアで展開する作品のクオリティを向上させるために必携ツールとなってきた様相です。デジタルコンテンツ時代のクリエイター必修となるラウドネスメーター活用のTIPSたちをご確認下さい!

◎音圧競争は、過去のもの?

音楽コンテンツを聴感上でいかに大きく音を聴かせるかということが命題の音圧競争。その原因に「テレビ・ラジオでのオンエア時に音を際立たせたい!!」という一面がありますが、平均値でのレベル規制となる新しいラウドネス基準においては現在のハードコンプを駆使したミキシング・マスタリングテクニックを用いると逆にレベルが小さく聞こえてしまう可能性があります。



(左)日本国内にてヒットした音圧感の高い4つ打ちエレクトロポップスを測定した例。楽曲を通して高い音圧と際立った高域のアプローチの結果、全体をフェーダーで下げレベルを押え込む方法を余儀なくされてしまう。
(右)ビルボードほか各国でチャート1位を獲得した楽曲を測定。こちらも緩やかながらも4つ打ちとなっているが、サビの展開が測定結果からも分かるほど楽曲を通したダイナミクスが意識されている。
-24LKFSを超えた部分があっても平均値で規準はクリア。

◎ダイナミクスレンジの復権

ラウドネス値の上昇を抑え、聴感上の音圧を稼ぐためには今までの手法では通用しません。コンプとリミッターに頼ったミキシングを行ってもラウドネス値は上昇を続け、レベルを下げて押さえ込む結果となります。逆にダイナミクスレンジを活かした音作りを行うことにより平均値であるラウドネス値の上昇は避けられます。小さいレベルをそのままにすることによって、盛り上げたいパートを今まで以上に大きく聴かせる、こうした自然な抑揚のある音楽制作でミュージシャンの息吹をそのまま伝えることが作品をメディアで際立たせる今後の重要なファクターとなります。
 
音圧競争を過去のものとする可能性を秘めた新規準。まずはご自身の作品についてラウドネス値をご確認下さい!

ラウドネス国内基準 ARIB TR-B032 とは?

音楽制作者にとってテレビ音声の規制は、遠い世界の話ではありません。CM、番組タイアップ、BGMとしての使用、劇伴等多くの音楽がテレビの音声として使用されています。その際にどれくらいのボリュームで音楽をMA出来るのか?ということとなります。
 
実際0VU=-20dBTPに於いて-24LKFSを上限とした音量規制が2012年10月からスタートします。地デジ、国際番組交換規準などの世界の流れの中、日本でも始まるARIB TR-B32を規準とした運用。放送音声に、今後、ダイナミクスの復活とメリハリのある番組制作を暗に促すものだと考えています。海外ではいち早く音楽ミキサー向けのラウドネス対応に関するセミナーが開催されたりと、これからの音源制作のノウハウを蓄えるべく活動が開始されています。
 
国内基準を知り、ラウドネス値を確認しながらのミキシング・マスタリングで次世代型のダイナミックレンジの広い抑揚のある音楽制作も、テレビ音声とともにスタート。いち早く制作環境にTR-B32準拠のメータを取り入れることで、放送時のレベルの低下を抑えることが可能となります。是非ともラウドネス監視下での音楽制作をスタートしてみて下さい!!

楽曲をブラッシュアップさせるラウドネスメーターの活用のKeyword!!

Keyword #1 : True Peak


NuGen Vis-LMの
True Peakメーター

MP3,AACといった圧縮ファイルを作成したら歪んでしまったという経験があるのではないでしょうか?これはTrue Peak(Inter Sample Peak)がいたずらをしているためです。今回のラウドネス規準で盛り込まれることにより、一気に認知度を上げたこのTrue Peak。一体何なのでしょう?これはD/Aの際に行われるオーバーサンプリング処理に秘密があります。データ(サンプル)上には現れないピークをD/A処理により生じさせてしまうことがあるのです。
理論値では、データ上0dB(フルスケール)の際に最大で+3dBのピークが生じる可能性があります。(4倍オーバーサンプリング時)この見えないピークをTrue Peakと呼び、それを防ぐためのツールが続々と登場しています。True Peak Limitterをマスターの最終段に挿し込んでレベルセーフティーとする、これがラウドネス時代の定番ワークフローとなる日も近いことでしょう。

Keyword #2 : ヒストリー表示


NugenLMBのヒストリー表示

ラウドネスメータの多くに採用されるヒストリー表示。これは番組通しての平均値を測る 必要のあるラウドネス運用上非常に有効な目安となるものですが、音楽制作においても 時間軸上でどれくらいの音量差が生じているのか、しっかりと抑揚が出せているのかを知 る大きな目安となります。パートごとの波形は見えてもミックス後のトータルでの強弱は あまり意識することがないと思いますが、ヒストリー表示があれば瞬時に現在の状況が 把握できます。

Keyword #3 : K-weight


赤線がK-weightのフィルターカーブ

ラウドネス測定では人間の聴感に近づけるためにフラットバランスの測定ではなく、高域を4dB高く測定するFilterカーブを採用。2~4kHzの聴感上一番耳に付く部分を抑制します。逆に低域は100HzあたりからHPF的なカーブを描き低域の量感で聴かせることを可能としています。従来のA-Weight、B-Weightなどと比較するとデジタル時代ならではの割り切りの良いストレートなカーブとなっていることがお分かりいただけます。本来の楽器や、人間の声の持つ周波数バランスを考えると高域はそれほど出ていないのです。あくまでも自然なバランスが取れていればラウドネス値は上昇せず、加工して派手に意図的なサウンドを作ろうとすればレベルメータが大きく振れる。高域へのアプローチが過剰になっていないかラウドネス測定で明らかとなります。

Software

VisLM-H ¥38,800

RTAS/VST/AUに対応しProToolsやNuendoをはじめほとんどの代表的なDAWで動作するラウドネスメーター。True Peakメーターやヒストリー表示への対応など、多機能ソフトウェアメーターの代表格です。

LM6 ¥73,500

視認性の高いヒストリー表示が魅力のLM6。ヨーロッパでのラウドネスの牽引役であるt.c.electronicsはヒストリーを重視したレーダーメータを開発。唯一無二のこの表示は一度使うとやみつきになります。

Elixir ¥17,850

True Peak値に対してスレッショルド設定が可能なリミッタープラグイン。マスタリング・グレードのプラグインを発売するFluxのファイナルに収まるTrue Peak Limiterです。

Hardware

TM3 ¥204,000 〜

スマートフォンライクなタッチパネルで操作性抜群。高解像度で視認性も高く、またメータとは思えないスタイリッシュな外観も魅力です。縦置き、横置き両対応で気分に応じての使い分けも可能です。

YLM-ND02TS ¥336,000

世界で唯一の1軸2芯のラウドネスメータ。針式ならではの高い視認性が魅力。このモデルはサラウンドにも対応し将来のステップアップにも柔軟に対応可能な魅力にあふれる最新機種。

RTW TM9 ¥534,000 ~
RTW TM7 ¥477,000 ~
YAMAKI YLM-ND01T ¥204,000
YAMAKI YLM-D102H ¥204,000
DK Technologies DK1 ¥252,000
DK Technologies DK2 ¥378,000
tc electronic DB2 ¥577,500
tc electronic LM2 ¥262,500
junger T*AP ¥1,627,500
junger D*AP LM4 ¥945,000 ~
junger D*AP LM2 ¥756,000 ~








※価格は全て税込みです 
※2012年7月現在


株式会社メディア・インテグレーション ROCK ON PRO 事業部
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*記事中に掲載されている情報は2012年08月03日時点のものです。