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ROCK ON PRO
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ROCK ON PRO Buying Guide!! ~Comp/Limiter編~
コンプレッサーといえども数あるメーカーや製品の中から、皆様がどれを選ぶべきなのか、なぜその機材をチョイスするべきなのか、一生モノともなるアウトボードを納得してご導入いただくため、その選択のヒントになる特集がROCK ON PRO Buying Guideです。第1回はComp/Limitter編、一般に「音量を制御」するCompresserやLimiterがありますが、今回はその動作検出方式や作動方式のパターンを分けて製品をカテゴライズしご案内します!!
◎レベル検出回路と音量制御回路でカテゴライズするコンプレッサー、リミッター
コンプレッサーは「ゲインセル」とも呼ばれるボリュームコントロールを行う要素がオーディオ信号の経路に挿入され、信号レベルは常に監視され、その情報はゲインセルでのコントロールに使用されます。回路はレベル検出回路と音量制御回路で構成されています。具体的にはアナログ音声信号は電力なので、まずはスレッショルドで指定された電力量以上の部分を抽出します。これがレベル検出回路。そしてそこで取り出された電力を増幅回路のバイアス側へ負の方向で入力することにより音量抑制を行います。これが音量制御回路です。
レベル検出回路の方式として「FET」「オプティカル」、音量制御回路における作動方式として「真空管」「VCA」と大きくカテゴライズされます。音量を制御する目的としては同一ながら、その効果やニュアンスの違いによってレコーディングの世界ではこれを使い分け、オリジナルなサウンドを作り出すノウハウであり、こだわりの部分とも言えます。
◎PART1:レベル検出回路で見分ける、Comp/Limiterの代表製品はこちら!!
◎PART2:音量制御回路で見分ける、Comp/Limitterの代表製品はこちら!!
一概に音量を制御するコンプレッサーやリミッターでも以上のようなレベル検出回路と音量制御回路との違いにより、コンプレッションの効果や音色の傾向も変化していきます。この方式の違いを使い分けることはレコーディングでのノウハウともなり、イメージするサウンドをミックスしていく過程での醍醐味とも言えるのではないでしょうか。もちろん、求めるサウンドや用途などををお伺いさせていただければ、経験豊富なROCK ON PROスタッフがご提案させていただきます。そのサウンドにフィットする一台を見つけてください!!