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Pro Tools 12で革新的進歩を遂げたIO設定。ユーザーメリットばかりの内容に驚愕間違いなし!

1500709_avid_information先日、Pro Tools12.1のアップデートがリリースされ、その充実した内容から「もはやメジャーバージョンアップ!!」と、こちらでも取り上げさせていただきましたが、Pro Tools 12の魅力はそれだけではない!ということで、実はかなり機能がアップしたI/O設定を解説させていただきたいと思います。

5年ぶりの機能拡張

実は、今のI/Oセットアップに変わったのは2010年。それまで、内部バスはマトリクス表示(現在のINPUT/OUTPUTと表示がほぼ同じレイアウト)でしたが、リスト表示に変化し、同じ画面で内部バスをハードウェアへアサインする画面へと、大幅な設計変更が行われたアップデートでしたね。しかも、大々的にアップデートを告知したのはPro Tools 9でしたが、実はその一つ前のバージョンであるPro Tools 8.1で変更されておりました。古参ユーザーであれば、このアップデートに衝撃を受けたのではないでしょうか?私も当時、大変な衝撃と戸惑いを受けた記憶が蘇ります。
今回のアップデートは、レイアウト変更はあまりありませんが、実はものすごく機能が充実した内容へと変化しております。

二者択一のI/Oセッティング

Pro Tools 11まではI/O設定の画面を閉じるとそのI/O設定が反映され、変更した項目を戻すことはできませんでした。このトラブルは、複数のPro Toolsシステムでセッションを展開する際、I/Oの構成が異なっていると音が出ない・・・など、非常に厄介な問題でした。実際にセッションを開いてみて、いざI/O設定をセッションに記録されているI/O設定で展開するには、I/O設定画面で設定を上書きする設定に変更して、セッションを開き直して・・・。いざミックスを始めるまでにこれらの作業が必要となり、非常に骨が折れる作業を繰り返さなければなりませんでした。
io_setting
しかし、Pro Tools 12ではセッションが保持しているI/O設定を一時的に保持することができます。実際に再生して、I/Oのアサインが正しいかどうかを確認してから、システムに保存されているI/O設定をインポートするのか・セッションに保存されているI/O設定を復元するのかを選べるのです。この機能は、セッションをセーブするまで保持されます。直前までステレオミックスの仕事をしていて、次にサラウンドのセッションを開いても、セッションを開き直すことなくI/O設定に変更を加えられるようになるわけですね。
さらに!この機能が非常に便利になる機能として、次のモニターバス自動マッピングが関係してきます。

モニターバス自動マッピング機能

その名の通り、モニターバスに設定されたアウトプットを、バス画面で一番上のバスに自動でマッピングしてくれる機能です。今までのPro Toolsでは、アウトプットパスの名称が異なると、「バス」画面でのアウトプットへのマッピングはイタリック文字として表示され、実際に音声は出力されませんでした。せっかくI/O設定が正しいものになっても、音が出なくては意味がありません。
output
設定すると、アウトプットパスの横にスピーカーマークが点灯します。
そして、ここで設定したパスが、バスの画面ではこのように適応されます。
bussout
そのシステムのI/O設定内で、実際にアウトプットとして存在せず、Pro Toolsが自動でアサインしたものはグリーンの表示に変わります。その隣には、アサインの履歴が表示されていますので、いざとなったら自動アサインからの変更も容易です。
これで、「あれ?音が出ない。」や、「なんか音足りなくない??」などといった、制作とは関係のない作業に時間を取られることがなくなります。
これらの機能は、Pro Toolsセッションデータを受け取って作業をする環境にいらっしゃる方・複数のシステムに渡って作業をする環境にいらっしゃる方に是非使用していただきたい機能です。
文字・写真で見ていただくよりも、実際にセッションを開いてこの便利さを体感していただきたい!百聞は一見に如かずです!!皆様のご来店・お問い合わせを、心よりお待ちしております。

*記事中に掲載されている情報は2015年08月07日時点のものです。