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ROCK ON PRO製品レビュー:M.P.A.1 VPR〜原音徹底主義〜

M.P.A.1 VPR〜原音徹底主義〜
日本のガレージメーカーG_2SystemsよりリリースされたVPR規格の互換マイクプリモジュール”M.P.A.1 VPR”とダイレクトボックス”R.D.I.”その製品の魅力をSING SOUND LLC代表の原裕之氏にお話を頂いたのご紹介したい。圧倒的なハイスピード、ワイドレンジにより、生々しく敏感にサウンドを捉えるこの機材。「徹底原音主義」と謳うメーカーのポリシーがそのサウンド全てに表現されている稀有な1台。是非とも一度お試しいただきたい。

SING SOUND LLC代表の原裕之氏による機材レポート

クリア、ワイドレンジ、ハイスピード〜M.P.A.1 VPRの実力

M.P.A.1 VPR、このマイクプリ、とにかくクリア、ワイドレンジ、ハイスピード。解像度の高さと色付けの無さは特筆出来るでしょう。この機材につながるマイクの個性やセッティングの違いなど、とても敏感に表現してくれます。
いやいやそれよりも、マイクの先のプレイヤーのパフォーマンスがとてもシビアに伝わってきますね。生々しすぎて聴こえる必要のないものまで聴こえてしまう感さえありますね。そういう意味では録音するものを選ぶ機材とも言えるかもしれません。完成された演奏、生で聴いて本当に美しい音色をキャプチャーしたいときにこそ、選択したい機材だと思います。今回VPR規格で開発された本機は、コストを抑えた設定のため気軽に手にしやすいものとなりましたが、プロにこそ使っていただきたい機材です。

一切の濁りなく音が飛ぶ〜ダイレクトボックスR.D.I.

同時にリリースされたダイレクトボックスR.D.I.はこのM.P.A.1 VPRマイクプリと同じチップが使われているとの事で、こちらも非常にクリアでハイスピードです。ベースやギターに使うと一切の濁りもなく音が飛んで来ます。こちらもマイクプリと同じく、どんな楽器なのか、どんな演奏なのか、その個性を余すことなく伝えてきます。
しかし、面白いのはローパスフィルターが装備されていることでしょう。確かにこのDIを通してベースやギターを聴くと、楽器によっては実際には必要の無い耳障りとも言えるような高域成分が含まれていることがわかります。そこをあらかじめフィルターリングすることで音楽的で使いやすいサウンドとして取り込むことが可能になってます。
今までに無いコンセプトで開発された両機ですが、録られる側と録る側両方の実力を問う機材と言えそうです。
原 裕之 Yasuyuki Hara
SIGN SOUND LLC 代表
日本ミキサー協会(JAREC)理事
バンドをやりつつエンジニアを目指し、18歳から吉祥寺のリハスタ「ペンタ」で16trアナログレコーディングの仕事を始める。
プロの現場を目指しYAMAHA音楽院に入学するも一年足らずで退学。
1990年 株式会社 ミキサーズ・ラボに入社し、日音スタジオ(現タワーサイドスタジオ)で働きはじめる。
1994年 ON AIR 麻布スタジオ(現Azabu O Studio)立ち上げに参加し同スタジオ初代アシスタントチーフに就任。
     この頃よりメインエンジニアの仕事の割合のほうが多くなり、アシスタントの仕事を卒業。
1997年 第4回 日本プロ音楽録音賞/オーディオ・ノンアコースティック部門において優秀録音賞受賞。
2002年 WARNER STUDIO(現LAB recorders)のチーフエンジニアに就任。
2003年 第10回 日本プロ音楽録音賞/部門Aにおいて優秀賞を受賞。
2006年 株式会社ミキサーズ・ラボを退社し、小岩・近藤と共にレコーディングエンジニアチーム「SIGN SOUND」を立ち上げる。
2007年 合同会社 SIGN SOUNDを設立。
2008年 日本ミキサー協会(JAREC)理事に就任。
2010年 第17回 日本プロ音楽録音賞/部門Bにおいて優秀賞を受賞。

*記事中に掲載されている情報は2012年11月22日時点のものです。