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ROCK ON PRO
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伝説のノウハウを余さず伝授!Roger Nichols Master Class開催!
Roger Nichols Master Class
★本セミナーの受付は終了致しました。★
スティーリー・ダンの『Aja』、『Gaucho』、『Two Against Nature』、ドナルド・フェイゲンの『The Nightfly』、『Kamakiriado』、マイケル・フランクスの『Blue Pacific』。みんな、著名なエンジニアがリファレンス盤として挙げることの多い名盤ですが、そのすべてを手がけてきたのが、グラミー賞を7回も受賞 しているエンジニア、ロジャー・ニコルズです。
そのロジャー・ニコルズが、これまでに培ってきたノウハウを直接伝授する「ロジャー・ニコルズ・マスター・クラス」。1日、8時間にわたるこのセミ ナーで は、プロのエンジニアから初心者まで、道具が何であっても通用するレコーディング、ミキシングのポイントを、ロジャー・ニコルズが実際にてがけたセッショ ン素材を使ってお伝えします。
セミナーで使用するのは、Digidesign Pro Toolsですが、その選択に関して、ロジャー・ニコルズはこう語ります。
「私のてがけたアルバム・プロジェクトには、すべてをPro Toolsで行ったものが、たくさんあります。リッキー・マーチンの『Living La Vida Loca』は、トラッキング、オーバーダブからミキシングまで、すべてPro Tools内で完結しましたが、『DAW内ですべてを行った、はじめてのビルボード・ナンバー1ソング』と呼ばれました。」
「ただし、プロジェクトによっては、砂漠の遊牧民のように移動を繰り返すものもあります。24トラックのアナログ・テープでトラッキングして、48 トラッ クのデジタル・テープにトランスファーながら、一部をPro Toolsでエディットした後、48トラック・デジタル・テープに戻して、アナログ・コンソールでミキシングする、といった具合です。結局、大切なのは道 具ではなく、各トラックのサウンドを最高にしながら、ミックスの中で他のトラックと適合させることなのです。」
デジタル・オーディオ・ワークステーションが、レコーディング、ミックスの現場にもたらした変化は、後戻りのできないものでしょう。それでも、レ コーディ ング、ミックスの基礎となる原理は、変わっていません。作品を楽しむ人にとって、それがどこで、何を使ってレコーディング、ミックスされたかは関係ありま せん。最終的にものをいうのは、楽曲とプロダグションの力です。最新のテクノロジーが手助けになるのなら、有効に活用すればよいでしょう。でも、おなじ技 術が失敗の悲惨さを拡大することもあるので、注意が必要です。
レコーディングには様々なプロセスがあり、その手法は各プロセスに携わる人々によって千差万別です。満足できる結果に仕上がる限り、絶対に正しい方法、間違った方法というものはありません。
このマスター・クラスでは、制作過程で陥りがちな落とし穴についてお話します。穴にはまらず、次のヒット・レコードを生み出すコツをつかんでください。
主なトピック
- ミックスは、どこから手をつけるべきですか?最初に処理すべき楽器は、何ですか?こっちを直したら、あちらを直し、その結果最初のトラックを再び直し、といった堂々巡りには、もう、うんざりです!
- どうすれば究極のドラム・サウンドができますか?ひどいレコーディング素材を、ミックスで生き返らせることは可能?録音は最高なドラムが、ミックスでひどい音になることは、ありますか?
- ベースは、DIでライン録音すべきでしょうか? それとも、アンプにマイクを立てるべき?ミックス時に、こう鳴って欲しいというベース・サウンドを得るには、どうすればいい?
- ピアノは、ステレオのL/R全体に広げるべきですか?マイクは、4、5本使うべき?スタジオのピアノは2週間前に調律したらしいけれど、それで十分?
- ギターを2トラック録音すれば、ダブリング効果で存在感が高まるって、本当ですか?全ギターをダブルで録音すると、ギターだけで12トラックになりますが。
- 私のレコードではパーカッションを大量に使うのですが、ミックスでは望んだ音が聞こえません。ミックスで埋もれないパーカッションが欲しい時は、どうすれば良い?
- ボーカルが他のトラックより際立つよう、クリアな状態に保つには、どうしたら良いですか?マスターにリミッターをかけたらボーカルがミックスに埋もれてしまう、ということがよくあります。
- パンの操作方法がわかりません。とりあえず、ステレオ・トラックをL/Rに広げて、ソロをセンターに定位させれば良いのでしょうか?
- ボーカルを2回、3回と重ね録りしても、求めているビッグなボーカル・サウンドにならない。
- ラブ・バラードにストリングスやホーンを重ねているが、思ったようなゴージャスさが出ない。ライオネル・リッチーのような悩殺サウンドが欲しいのだが…
- 私がレコーディングしたセッションを、プロデューサーが他のスタジオに送って、ドラム、ギター、ホーンをオーバーダブする予定だ。戻ってきた素材を元のPro Toolsに戻して作業するときの注意点は?
- ステレオ・バスにコンプレッサーをインサートして、ミックスがラウドになるようにするべきですか?そもそも、そんなにラウドにする必要があるのでしょうか?
- マルチ・バンド・コンプレッサーの方が、普通のコンプレッサーよりも良いのですか?
- アウトボード、プラグインと、いろいろなリバーブを使っているが、欲しいリバーブ・サウンドにならない。なぜ?
- ボーカルの一部を他のパートに切り貼りしたとき、他のセクションとうまくつながるようにするには、どうしたら良い?
- AutoTuneは、ボーカル・トラックの全体にわたって使っても良いですか? チューニング修正をはじめたら、収拾がつかなくなることがよくあります。
- リード・ボーカルに最適なマイクは、何ですか?
- 各トラックをレコーディングする時は、できるだけ大きなレベルで録音すると良いといわれました。ただ、それでミックスを始めると、フェーダー をかなり下げないといけなくなります。フェーダーを絞った位置でバランス調整を行おうと思っても、少しの操作で音量が大きく変わるので、微妙なバランス調 整ができません。はじめから、余裕をもった音量でレコーディングしては、いけないのでしょうか?
- ミックス・バスの解像度は、各トラックとは異なるのですか?
- 16 bit、24 bit、32 bit浮動小数点処理の違いは、どこにあるのですか?
- 48kHz、96kHz、192kHz、DSD、DVD-A、PDQ-Bachの違いは、どこにあるのですか?
- ミックス時は、バウンス・トゥ・ディスクでファイル保存しても良いですか?それとも、DAT、Masterlink、DSDレコーダー、アナログ・テープなどに、直接ミックスすべきですか?
- マスタリング業者にマスターを送るとき、どんなフォーマットで送るべきですか?
- マスターをできるだけラウドにしたいのですが、マスタリング業者にマスターを送る前に、自分でラウドになるように処理をしても良いですか。立ち会いマスタリングでないので、思い通りラウドになるかどうか不安です。
- レコードがヒットしたら、フェラーリかランボルギーニを買ってもいいですか?水平12気筒とV-12は、どちらが良い?
セミナーの進行
ロジャー・ニコルズ・マスター・クラスでは、グラミー賞を受賞したプロジェクトのセッションを使って、ミックスをゼロから仕上げてきます。その過程で、下記のような議論が行われるでしょう。
- コンプレッサー、EQ、エフェクトの必要な時。
- 各トラックのレベルとパンニングの調整。
- マスター・フェーダーにおけるマキシマイズの意義。
- 最終ミックスのマスタリング。
- ハイクオリティなマスタリング業者を利用することの意義。
- マスタリング・エンジニアと、同じ機材を持った一般人との違い。
以上は、ロジャー・ニコルズ・マスター・クラスでカバーされる内容の、ほんの一部です。マスター・クラスは8時間集中して行われるので、前の晩は たっぷり と睡眠をとり、当日はしっかりとした朝食をとってきてください。休憩時間は用意されますが、午前中に学んだことと質問で頭がいっぱいになり、昼食を忘れる 人がたくさんいますので。
セミナーの概要
- 開催日:6月5日(火)
- 会場:ROCK ON PROデモ・スタジオ(150-0041 東京都渋谷区神南1-9-2大畠ビル402/ 03-3477-1776)
- 時間:午前10時から午後6時頃まで(午後1時より約1時間の休憩あり)
- 募集人数:1クラスあたり15名(先着順)
- 受講費用:1名63,000円(税込み)
- 参加者には、後日ロジャー・ニコルズ本人に質問可能な、専用Emailアドレスが提供されます。
- 受講完了者には、「修了証明書(Certificate of Completion)」が発行されます。
Roger Nichols Master Classは、定員に達しましたため受付終了させていただきました。多数のお申込を頂きまして、ありがとうございました。
*記事中に掲載されている情報は2007年05月09日時点のものです。