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嶋田 直登

嶋田 直登

[ROCK ON PRO Product Specialist Team / Assistant]2019年4月入社。IT/音響心理学/マルチメディアの基礎知識をベースにProduct Specialist Teamのサポート業務を行なっている。好きなものはリズムマシンとカレーライス。こう見えて実は、泣く子も黙る九州男児。

Dolby Atmos Renderer 最新版V3.7 がリリース

Dolby Atmos Renderer V3.7 がリリース

Dolby Atmos Production SuiteおよびDolby Atmos Mastering Suiteに含まれる、Dolby Atmos Rendererソフトの最新バージョンが、先日Dolbyよりリリースされました。

V3.7では、Intel MacとM1 Mac(Rosetta 2経由)の両方でmacOS Big Surに対応(※注意点あり)したことや、Dolby Audio Bridgeがv2.0となるなど、多くの改良が加えられています。

Dolby Atmos Renderer V3.7 変更点ハイライト

  • Big Sur(IntelおよびM1)互換(Intelで認定、Rosetta 2経由でM1と互換性あり)
  • Dolby Audio Bridge v2.0 –自動的にクロックを供給
  • LTCプラグインV2.0
  • MTC機能の削除
  • バイノーラル設定プラグインv1.1
  • オーディオをカスタムビデオと共にMP4でエクスポート可能に
  • Pro Tools、Nuendo、DaVinci Resolveのクイックスタートテンプレート/プリセットを更新
  • Input/Master設定に関する表示の分離
  • スピーカーのミュート
  • アップデート内容の詳細はこちらのリリースノートよりご確認ください。
    >>Dolby Atmos Renderer Release Notes 15 September 2021 Software v3.7
    https://developer.dolby.com/globalassets/tools–media/production-tools/dolby-atmos-production-suite/dolby_atmos_renderer_v3.7_release_notes.pdf

    macOS Big Sur 11.5 対応

    macOS Big Sur(Intel及びRosetta 2経由のM1)に対応!ただし、M1ベースのMACの場合、下記にあるようにパフォーマンスに問題が生じる可能性があるとのことですので、現段階ではIntel搭載のマシンの使用を推奨します。

    Dolby Atmos Renderer V3.7は、macOS Big Sur 11.5が動作するIntelベースのMacに対応しています。Renderer v3.7は、M1ベースのMac(Rosetta 2搭載)のmacOS Big Sur 11.5と互換性がありますが、Rosetta 2はアプリケーションとARMプロセッサの間のトランスレーションレイヤーであるため、パフォーマンスに問題が生じる可能性があります。 
    注意:M1ベースのMacでRenderer v3.7にアップグレードする前に、オーディオI/Oとライセンス認証(iLok)に必要なすべてのドライバーがM1に対応していることを確認してください。

    Dolby Audio Bridge V2.0

    DAWとDolby Atmos Rendererの接続時、Core Audioベースの仮想デバイスとして動作するDolby Audio bridge。今回のバージョンアップにより、出力ハードウェアに対して自動的にクロック同期されるようになったとのこと(!)
    設定が少々複雑なアグリゲートデバイスを組む手間がなくなったのは嬉しいですね。

    Dolby Audio Bridge v2.0は、出力ハードウェアに対して自動的にクロッキングを行います。これにより、適切なクロックを供給するためにアグリゲートデバイスを使用するというワークアラウンドが不要となりました。
    Dolby Audio Bridge仮想ドライバのこの新しいバージョンは,Rendererのインストーラーパッケージに含まれており、インストール時に選択する必要があります。Dolby Audio Bridge v1.0で作成されたアグリゲートデバイスは今後利用できなくなります。
    Dolby Audio Bridge v2.0のインストールには、コンピューターの再起動は必要ありません。
    注意:v2.0をインストールすると、コンピュータからDolby Audio Bridge v1.0が自動的に削除されます。
    重要:古いバージョンのレンダラーをインストールした場合、古いインストーラー・パッケージに含まれるDolby Audio Bridge v1.0(アイコンなし)はインストールしないでください。Dolby Audio Bridge v2.0(図のようなアイコン)をシステム上の唯一のブリッジとして使用してください。ブリッジのv2.0はRenderer v3.5以前で動作しますが、特定のワークフローではアグリゲート・デバイスが依然として必要です。

    Dolby LTC Generator V2.0 (AAX、AU、VST3対応、MTCは削除)
    Dolby LTC Generatorは今回のバージョンアップにより、フレームレートや開始時刻の設定ができないDAWにも対応できるよう設定項目が増えました。

    また、以前からもLTC over Audioでの同期が推奨されてはいたものの、これまでは可能だったMTC同期が本バージョン以降使用できなくなりました。



    重要:Dolby LTC Generatorプラグインv1.0を含む古いPro Toolsテンプレートは、プラグインのv2.0を使用するために手動でアップデートする必要があります。
    注意:NuendoとResolveにはタイムコード・ジェネレーターがあります。Dolbyが提供するNuendoテンプレートには、Steinberg SMPTEGeneratorプラグインが挿入されたトラックが含まれています。

    Pro Tools、Nuendo、DaVinci Resolveのクイックスタートテンプレート/プリセットを更新

    今回の様々な仕様変更に伴い、各種DAW用のテンプレートやプリセットもリニューアル。着々とDolby Atmos制作環境の幅が広がっているのを実感します。

    Renderer v3.7のインストーラーには、新規または更新されたDAWテンプレートとプリセットが含まれています。
    – 新しいテンプレート Nuendo 10.3およびNuendo 11
    – 新しいプリセット Resolve Studio 17 Fairlight
    – 更新されたテンプレート Pro ToolsおよびNuendo 10
    注意:Dolby社が提供するNuendoテンプレートまたはResolveプリセットを使用する前に、テンプレートまたはプリセットの使用に関する情報を参照してください。
    Dolby Audio Bridgeを使用したPro Toolsのセッション・テンプレートには、Dolby LTC Generatorプラグインが挿入されたトラックが1つ含まれるようになりました(LTCをプラグインから使用するか、外部ハードウェアから使用するかは問いません)。入力/出力(I/O)設定ファイルは、LTC over Audio信号をRendererのチャンネル129にルーティングするように設定されています。
    注意:テンプレートを使用するためには、必ずLTC Generatorプラグインをインストールしてください。このプラグインはRendererのインストーラーに含まれています。
    警告: Dolby LTC Generatorからの信号がスピーカーに出力されていないことを確認してください。

    デフォルトフレームレートが24fpsに

    Rendererのデフォルトフレームレート設定が24fpsに変更されたのは、地味に嬉しい改善ですね!

    – Rendererのデフォルトフレームレートが24fpsに変更されました。
    Rendererのフレームレートは、プリファレンスの”Driver”から設定でき、メインウィンドウのヘッダーに表示されます。
    – デジタルオーディオワークステーション(DAW)とRendererのフレームレートが一致しない場合、フレームレート不一致のエラーメッセージが表示されます。
    Rendererのフレームレートが一致しない場合、フレームレート不一致のエラーメッセージが表示されます。これにより、DAWまたはRendererのフレームレートを変更するように警告されます。
    注意:このメッセージは、ミスマッチが初めて発生したときに表示されるので、修正する必要があります。修正しない場合は、次回の再初期化までメッセージは表示されません。
    このメッセージは、LTC over AudioやSend and Returnプラグインを使用している設定で表示されます。RME MADI PCIカードを使用している場合は、Hammerfall DSPアプリケーションでフレームレートを手動で設定してください。

    マスター書き出し時、カスタムのビデオファイルや音声のみでMP4書き出し可能に

    マスターファイルをブラックビデオ以外にも任意のビデオファイルと共に書き出したり、音声のみのMP4を書き出しできるようになりました!


    “Export master to .mp4″ウインドウには、「ビデオ」セクションが追加され、以下のオプションがあります。
    Black video:オーディオエンコードの長さに合わせてブラックビデオを作成します。これはRenderer v3.5以前の動作です。
    No video:音声のみのmp4を作成します。ブラックビデオを必要としない音声のみの再生機器では、このオプションを使用してください。
    Custom video:出力される.mp4 にカスタムビデオストリームが埋め込まれます。カスタムビデオの入力は、h264ビデオエレメンタリーストリームを持つmp4である必要があります。再生の同期をとるために、ビデオの開始点がオーディオの開始点またはイン点と一致するようにしてください。
    注意:音声とビデオの長さが異なる場合、ファイルは長い方に合わせられることを示す警告が表示されます。

    Dolby Atmos Production Suiteシステム要件

    Dolby Atmos Production Suiteライセンスで動作するDolby Atmos Rendererは、複数の構成でテストされています。Tested CPU、OS、DAWは、Renderer v3.7を実行するDolby Atmos Production Suiteシステムの最小ハードウェアおよびソフトウェアシステム要件を示しています。
    Tested CPUs
    • MacBook Pro 16,1; Intel Core i9 2.4 GHz, 32 GB random-access memory (RAM)
    • MacBook Pro 15,1; Intel Core i7 2.6 GHz, 16 GB RAM
    • Mac Pro 7,1; 8-Core Intel Xeon, 3.5 GHz, 32 GB RAM
    • Mac Pro 6,1; 6-Core Intel Xeon E5, 3.5 GHz, 32 GB RAM
    • Mac mini 8,1; Intel Core i7 3.2 GHz, 16 GB RAM
    • Mac mini 9,1; Apple M1, 16 GB RAM (with Rosetta 2)
    Tested operating systems
    • macOS Big Sur (version 11.4, 11.5)
    • macOS Catalina (version 10.15.7)
    Tested DAWs
    • Ableton Live*
    • Live 10.1.9
    • Live 10.1.35
    • Apple Logic Pro*
    • Logic Pro 10.6.2
    • Logic Pro 10.4.8
    • Avid Pro Tools Ultimate
    • Pro Tools Ultimate 2021.6
    • Pro Tools Ultimate 2021.3.1
    • Pro Tools Ultimate 2020.12
    • Resolve Studio 17
    • Steinberg Nuendo
    • Nuendo 10.3.10
    • Nuendo 11.0.20
    *Dolby Atmos Music Pannerが必要です。


    Apple Musicの空間オーディオ対応もあり、国内におけるDolby Atmosコンテンツの需要も日々高まってきているのを実感します。音楽スタジオやポストプロダクションのMA・ダビングルームをDolby Atmos制作に対応したい!といったご相談は、導入実績豊富なROCK ON PROまで是非お問い合わせください。

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    *記事中に掲載されている情報は2021年10月08日時点のものです。