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Universal Audio apollo インタビュー | “That’s one small step for man; one giant leap for mankind”

2012年7月31日 掲載(記事本文・構成 : mieditor)


Proceed Magazine 2012 Summer


満を持して登場したUniversal AudioからのAudio I/FはUADシリーズで培ったDSP技術と伝統のアナログサーキットを融合した、今最もモダンなHi-Endデザイン。SHARC DSPによる圧倒的な処理速度と魅力的なプラグインの数々を誇るUAD-2プロセッシングをAudio I/FにBuilt-in。Ampex、Lexicon、Manley、Neve、Roland、SSL、Studerなどのアナログの銘機をエミュレートしたプラグインをわずか2ms以下の低レイテンシーでサウンドに反映。2012年夏にはThunderboltオプションやWindows OS対応も予定、今後の拡張性も魅力的だ。UAD-2内蔵ということで、従来のSatelliteと同様の使用も可能なハイエンド機。

Universal Audio apollo

・apollo Duo ¥178,500
・apollo Quad ¥220,500

基本スペック

・4ch Mic Pre搭載
・Analog 8ch In/Out
・ADAT 8ch In/Out
・S/PDIF 2ch In/Out
・Word Clock In/Out
・UAD-2 内蔵
・FW800接続 Audio I/F
・Mac OS 10.7対応
・AU/VST/RTAS 対応
・Tunderbolt対応(Option)

★45000人のユーザーボイスを結集、Universal Audio社の 『1stにしてフラッグシップ』

ソフトウェアとハードウェアの世界を本当の意味で橋渡しするため、まずUniversal Audioは45000人のカスタマーが求める声に耳を傾けました。優れたマイクプリアンプやA/Dコンバーター、UADによるモニターへのハイクオリティなプロセッシング、2つ以上のヘッドフォン端子など。それらの中からUniversal Audio社はまずアナログとデジタルの橋渡しのため下記のデザインコンセプトを決めたのです。

・プリアンプ、A/D、D/Aも一切色づけを無くしUADプラグインまでにクリーンなシグナルを送る事
・極限までUADプロセスのレイテンシーを抑え、リアルタイムでの使用が出来る事
・ハードウェア上のあらゆる機能がソフトからリコール出来る事

内蔵DSPによるプロセッシングの前に、I/Fである以上プリアンプとA/Dが存在します。ここでクリーンな信号を届けられるよう、デジタル制御のアナログマイクプリアンプ、A/D回路を新開発。その過程にあるコンバーターの一つ一つでも実は大きなレイテンシーが存在してしまうため、その選別にまでこだわり抜き、2msレイテンシーという脅威のUADリアルタイムプロセッシングを実現したのです。

これによりユーザーはカラーリングを恐れずにレコーディングを行い、その後UAD上から何でも好きなサウンドキャラクターを選ぶ事が可能になります。( 今日はギターの練習でちょっとレキシコンリバーブを、なんて贅沢がapolloでは気軽に実現出来てしまうのです )

また配線などの作業の手間を最小限におさえるためハードウェア上での全ての設定、そしてConsoleソフトウェア、UADプラグインの設定に至るまで全てを瞬時にリコール出来るよう設計。マイクプリアンプのGain設定に至るまで本当に全てがソフトウェア上でリコール可能なのです。45000人のユーザーボイスを結集したという言葉が示す通りapolloは類い稀なユーザビリティを実現したインターフェースと言えます。

★全く新しい『リアルタイムプロセッシング UAD』が新たな音楽制作を切り開く

apolloデザインコンセプトの一つでもあるリアルタイムでのUADプロセッシング。2msの超低レイテンシーを実現した事により、UADはエンジニアだけでなくミュージシャンにとっても必要不可欠な存在となります。リアルタイムUADはapollo内蔵ですから、DAWのバッファーサイズに影響される事無く、ミュージシャンの求めるがままインプットモニタリング時にエフェクトをかけることが可能となったのです。

さらに驚くべきはapolloはUAD-2カードとも共存が可能な点でしょう。従来のプロセッシング方法であれば単純にUAD-2カードの分DSPパワーが加算されます。これは本体上のFirewire800端子にUAD-2 SATTELITEを接続しても同様の効果を得る事が可能です。所有するプラグインはどちらでも使える訳ですから、UADカードのユーザーにとっても『apollo』は最高のアドバンテージとなるでしょう。

もちろんここで勘の良い皆さんが思い描くのは、このリアルタイムUADを使ってapolloを『変幻自在のアウトボード』として使用出来ないか、ということでしょう。スタンドアローンでの本体動作に関しては電源を切らない限り、入出力とエフェクト設定は保存されます。残念ながらスタンドアローンで好きな時にプラグインを切り替えとは行きませんが、もし将来的にapolloが本体上で1176、NEVEやManley等の名だたる銘機を立ち上げる事の出来る『アウトボード』になるとしたら、apolloはもはや1スタジオに1台無くてはならない存在になるでしょう。

★2012年夏、Intel共同開発の『フルスペックThunderbolt I/O』が制作環境を変える!!

USB接続やFirewire接続において、オーディオ・インターフェースも転送時の帯域幅は使いますが、UADのプロセッシングにはPCIクラスの帯域幅が無いと非常に大きなレイテンシーを生じてしまいます。

この問題に対し、UA社は当時Thunderbolt I/O開発初期段階においてIntel社に直接交渉を行いました。当時Thunderboltが持つ帯域幅を使い切ってくれるデバイスを探していたIntelにとっても『apollo』の開発は非常に興味深い存在だったのです。Thunderbolt I/Oもデバイス毎の性能差がありますが、UAとIntelが開発したI/Oはその帯域性能を使い切るフルスペックThunderbolt。

写真のようにMacBookAirシステム→Thunderbolt Display→apollo→HDDまで全てがThunderbolt 1本で接続システムでもその性能を遺憾なく発揮。PCから最も遠いHDDからデータをMacBook Air上のProTools10までストリーミングして再生という離れ業を可能にしているのです。ICHI氏曰く、Thunderbolt接続を行う事で、その先にある全てのギアが「無理の無い呼吸」で動作する事の安心感を重視したとのこと。コストパフォーマンスや汎用性の面でUSB3.0を推す声もありますが、10gのバンド幅が持つ恩恵とは全く比較にならないと氏は語ります。しかもapolloのフルスペックThunderboltならビジュアルや音声、全く異なる信号を順番を問わず同時に転送出来てしまうのですから、脅威と言わざるを得ないでしょう。

★UADはもうエンジニアだけのToolではない。apolloはミュージシャンの『新たな力』である。

2012年apollo発売を記念しRock oN Companyにて辻 敦尊氏を講師に招き行われたセミナーでは、実際にリアルタイムUADを活用したレコーディング風景や、UAD-2カードとの併用によるミックスまで、実践的な内容をUstream放送にて紹介。UA社がこれまで培ってきたアナログサーキット、そしてリアルタイムUADプロセッシングにより、apolloはエンジニアだけでなくミュージシャンやクリエイターの全てのニーズに革新と成長を持って応える次世代型インターフェースと言えます。スタジオ練習からレコーディング、DAW上でのミックスまで、あらゆるシーンにおいてapolloのクオリティとユーザビリティは発揮され、UADプラグインの開発により、その世界は今なお更なる広がりを見せているのです。

“That’s one small step for man;
one giant leap for mankind”

人間にとっては小さな一歩だが、
人類にとっては大きな飛躍である。

ニールアームストロングの言葉、アポロ計画にちなんで名付けられたapolloという製品名。UAが放つ1stにしてフラッグシップインターフェース『apollo』は、必ずやあなたの制作にとって欠かせないピースとなってくれるでしょう。



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記事本文・構成 : mieditor

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