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ROCK ON PRO

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Final Cut Studioとの連携!AJA Video Systemテスト・レポート1 インストール編

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ROCK ON PROでは、近日中の発売が待ち遠しいIO HDをはじめ、Apple Final Cut Studioとの連携において抜群の親和性を実現するAJA Video Solution製品の 展示/デモンストレーションを行っております。
音楽やMAの制作現場からもHD映像/ビデオの重要性が高まる中、Pro Tools HDシステムとHDビデオとの連携も視野に入れたAJAシステムの検証を行い、連載レポート形式で、普段とは違った切り口でご紹介していきます。

第1回は、Final Cut Studio/KONA LHeのインストール/環境設定です。
まずは、インストール/環境設定を行って、ビデオの入出力と編集の環境を整えなければいけません。皆さんが一番気にされているであろう、Apple ProRes422対応のIO HDの発売までには、まだ少し間があるので、Final Cut Studio + KONA LHeによるセットアップを行う事にしました。
もちろんKONA LHeでもProRes422コーデックでの取り込みに対応していますが、ハードウェア・アクセラレーションを行わないので、CPUに高い能力が求められ ます。具体的には、Mac Pro以上のスペックが要求されますので、今回は、DVCPRO HDコーデックでの取り込みを想定して、PCIe G5にインストールしました。
aja3.jpg左の写真が、KONA LHeになります。いつも思うのですが、64bit PCIカードを見慣れた目には、4レーンPCI Expressのカードは「これで大丈夫?」という感じがしてしまいます。
ともあれ、早速カードのインストールといきたいところですが、ちょっと待ってください!何事にも手順というものがあります。まずは、Final Cut Studioのインストールから行わなければいけません。先にKONA LHeおよびドライバー/コントロールソフトのインストールを行ってしまうと、Final CutがKONAを認識しなくなってしまうのです。知らずに行うと二度手間になってしまうのでご注意を!
やはり、マニュアルはキチンと読まないといけませんね!aja1.jpg
1.Final Cut Studio 2のインストール
最新のFinal Cut Studio 2に同梱されるFinal Cut Pro 6をインストールするには、Mac OS X 10.4.9以上および、QuickTime 7.1.6以上が必須となります。
今回Final Cut Studio 2およびKONA LHeをインストールしたのは、最終型のApple PowerMac G5 2.0GHz/2.5GB RAM PCI Expressモデルになりますが、Colorをはじめとした新しい機能は、CPU環境にも厳しいものがあるようなので、逆にこのマシンでどこまでの作業 が可能になるのかも、検証の対象になるかもしれません。
Mac OS X 10.4.10は何となく他のDAWに影響を与えそうなので、今回はAppleのwebサイトより、10.4.9をダウンロード/インストール後、ソフトウェア・アップデートでQuickTimeのみ最新の7.2にアップデートしました。
aja4.jpg 大量のインストール・ディスクを使用するFinal Cut Studioのインストールも、約2時間ほどで完了!(約55GBものデータになります)いよいよKONA LHeのインストールです。
2.AJA KONA LHeのインストール
まずはG5のカバーを外してPCI Expressスロットを確認します。唯一、PCI Expressスロットを持つ最終型G5は、PCIレーンが固定になっており、グラフィックス・カードの装着してあるSlot 1が16レーン、Slot 2 & 4が4レーン、Slot 3が8レーンという仕様になっています。
KONA LHeをG5にインストールする場合は、どのスロットに装着してもOKになっていますが、通常Fibre Channelカード等と同時使用する場合はKONAをSlot 2、FibreをSlot 4に装着する事が多いので、今回はSlot 2にインストールしました。
slot_util.jpgちなみに、Mac ProにKONAをインストールする際は、G5の場合と違い、多少のTipsが必要です。
Mac Proは、4つあるPCI Expressのレーンを変更する事が可能になっています。UtilitiesフォルダにG5ユーザーには見慣れないソフト、Expansion Slot Utilitiyというコントロール・ソフトがあるので、これでPCI Express Slotのレーン数コンフィギュレーションを変更してインストールを行うのです。
具体的には、右の図にあるようにSlot 1をx 16、Slot 2をx 1、Slot 3/4を x 4になるように設定し、KONA LHeをSlot 3にインストールします。
外部RAIDに接続するような非圧縮HD制作の場合は、FibreやSCSIカード等をSlot 4にインストールして対応する形となります。
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3.AJA KL BOX for LHとの接続
インストール完了後、ブレークアウトボックスKL-BOX for LHを接続して、物理的なセッティングは完了です。通常は、KONAにブレークアウト・ケーブルを接続して、HD/SD-SDIやアナログ・ビデオ、オー ディオ、9Pinをそれぞれ接続しますが、オプションながらKL-BOXを追加すると、実にスマートに周辺機器との接続が可能になりますので、同時に導入 される事をお薦めいたします!
次に、KONA LHeをドライブさせるコントロール・ソフトウェア/ドライバーをダウンロード/インストールします。
4.AJA KONA LHe Softwareのインストール
aja_web.jpgAJA のwebサイトには、最新のドライバーを含むAJA KONA Software v4.0が公開されていますが、4.0はFinal Cut Studio 2が必須になります。Final Cut Pro 5以前の場合はv3.4以前のSoftwareをダウンロード/使用してください!
インストールは非常に簡単に行え、ものの数分で完了です。
system_pro.jpg再起動をかけて、システム・プロフィールを見てみると、ちゃんと認識していますね!
ちなみに、私はPCI G5でKONA LHのインストールを行ったことがあるのですが、その際の表示は単にビデオカードとして認識していましたが、KONA LHeの場合、RS-422 9Pinシリアルおよび、PCI Bridgeチップまで認識しているところが面白いところです。(Mac Proの場合は後日検証致します)
5.AJA Utility Application各種
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AJAコントロールソフトをインストールすると、KONA LHeの設定を始めとした各種ユーティリティがインストールされます。順を追ってご説明すると・・・
AJA KONA LHe Control Panel
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KONA LHeの各種設定を行うユーティリティです。HD/SD-SDI、Analog、Reference Inの各インプット及び、2系統のHD/SD-SDI、Analogの各アウトプットがどのような状況になっているか、一目瞭然でわかるフィギュアをメイ ンに、入出力フォーマット/黒み/カラーバー/タイムコードを始めとした設定は、ここで行います。
KONA LHeにはダウンコンバーターが搭載されているので、1080i HD信号をアナログSD信号にコンバートして出力する事が可能となっており、その際は、SDを選択したアウトプットにダウンコンバーターのアイコンが現れるようになっています。
AJA KONA Conflict Checker
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KONA LHeをインストールする事によって、コンフリクト(干渉)が生じる可能性のある要因をチェックしてリスト表示してくれます。
幸いな事に、私はまだコレに項目が出て来た事はないのですが、システムをインストールした後、すぐにチェックする事をお薦めします。
AJA Data Rate Calculator
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KONAに限らず、DVCPRO HD、非圧縮HD、HDV等の様々なコーデックでの取り込みの際、どの程度のデータレートが必要かを計算してくれるユーティリティです。
次にご紹介するAJA System Testでのストレージ・パフォーマンスを考慮に入れて、フォーマットを選択できます。
AJA System Test
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搭載ストレージのパフォーマンスをチェック出来るユーティリティです。上のData Rate Calculatorによると、DVCPRO HDの転送レートはオーディオを含めて約17MB/sec、1時間ビデオを取り込むと60GBの容量を使う事になりますが、System Testでチェックしたシステムディスクはリード/ライトともに50MB/secのパフォーマンスが出ているので、取り込みに十分な速度を持っている事が わかります。(でも内蔵ドライブをデータ・ストレージにするのは危険ですよ!)
6.Final Cut Pro 6のオーディオ/ビデオ設定
fcp_priset.jpg最後にFinal Cut Pro 6を起動して、オーディオ/ビデオ設定から目的のフォーマットを選択すれば、インストール/セットアップは完了です!
プルダウンメニューを見て頂ければお分かりかと思いますが、KONA Driver Softwareをインストールする事により、幅広いフォーマットに柔軟に対応できる数のプリセットが用意されているのに気が付かれるでしょう!
アテネ・オリンピックでも採用され、現在最も多く使われていると言っても良いDVCPRO HDフォーマットや、HDV等を取り込む際にハードウェア・アクセラレーションによって、パフォーマンスが向上すると言われているKONA LHeの実力チェックが今から楽しみです!
7.BB/Tri Syncジェネレーター AJA GEN10、ストレージ関連
aja6.jpgHDビデオのみならず、SDを扱う際でも気をつけなければいけないのが、シンク・ジェネレーターです。
今回のインストールとは直接関係ありませんが、当社でもデモ機用にシンク・ジェネレーターを用意いたしました。
皆さんもマスターシンクと言うと、非常に高価な物であると言う認識をおもちだと思いますが、AJAからリリースされているGEN10は、ブラックバースト /カラーバーは勿論の事、HD用のシンク信号であるTri Syncにまで対応して、驚きの価格を実現している、コストパフォーマンスの高い製品です!
もったいぶらずに、この際導入しておきましょう!
また、先にも少し触れましたが、当社でご提案しているHDソリューション、Proceed Driveシリーズをデータ・ストレージとして使用し、パフォーマンス・チェックのご報告や、Euphonix MCによるコントロール、NUENDOとの連携などのチェックも行いたいと思っています。
重要な内容もあったため、長くなってしまいましたが、次回はいよいよビデオ取り込みと編集時のパフォーマンスを中心にしたレポートをお届けしたいと思います!お楽しみに!
AJA Video System KONA LHe  ¥294,000
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AJA Video System KL-BOX for KONA LH  ¥50,400
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AJA Video System  GEN10   ¥73,500
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Apple Final Cut Studio 2  ¥148,000
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Apple Final Cut Studio 2アップグレード版(Final Cut Pro/Production Suiteユーザー)  ¥78,000
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Apple Final Cut Studio 2アップグレード版(Final Cut Studio 1/5.1ユーザー)  ¥58,000
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*記事中に掲載されている情報は2007年10月12日時点のものです。