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リモートMicPreの真打ち登場、RME MICSTASY

2007年11月6日 掲載(記事本文・構成 : ROCK ON PRO 前田洋介)

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8ch ハイエンド・リモート・マイクプリ。MIDIでのリモートに対応し、24bit/192khzのA/Dコンバーター(AES/EBU,ADAT,MADI)も搭載!!。使い勝手の良いマイクプリをご紹介いたします。

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概要

オーディオインターフェースで全世界より高い評価を得ているRMEよりリモートマイクプリが発売されております。その名もMICSTASY(ミクスタシー)8chもの高品位マイクプリアンプとA/Dコンバーターを搭載しオプションでMADIにも対応!!RMEのマイクプリアンプというとあまりなじみが有りませんが、マイクロフォンで有名なNuemannがデジタルマイクを発表しています、そのときにリファレンスとして使用していたのがRMEのMicPreでした。そもそも高品位のデジタルコンバーターを設計するのには、A/Dコンバートする前のアナログ処理が非常に重要です。機器に入ったアナログ信号が劣化すること無くデジタル化されるノウハウを持っているということは、非常に高いアナログ回路設計技術を持っているということでもあります。A/Dコンバーター部分は定評の有るRMEのハイエンドの技術ノウハウを惜しみなくつぎ込み、192khz対応、ダイナミックレンジ120dBAを誇る物となっております。

機能と使用感
レコーディングでは、マイクプリ直後にA/Dコンバートすることによりアナログパスでの劣化の少ない音声信号を得ることが出来ます。また、アナログアウトとデジタルアウト両方が同時使用可能ですので、スプリッターボックスとしてゼロレイテンシーでのモニター送りに使用することも可能です。

リモート機能に関しては、Pro Tools Mic Pre互換のリモートマイクプリとしてMIDIでのリモート操作が可能です。また、MADIを使うことによりMIDIの信号をマージしてコントロールすることも可能です。MADIを使用してのリモートコントロールはPAの現場を中心に現場での採用が始まっております。MICSTASYを使用すれば、ステージサイドでMADIに変換しMainPAへ、スプリットされたアナログアウトをステージPAへといった使用方法も可能です。MainPAへはもちろんMADIですので1本のファイバーで最大64ch/最長2kmの伝送が可能です。録音の現場でも、ホールレコーディングでは非常に便利に使用出来る機能を持っていますし、スタジオでもブース側にMicPreを設置することによりノイズを拾いやすいマイクレベルの微弱信号の引き回しを最小限に抑えることが可能となります。

そして、MADIで引き込めばファイバーなので外来ノイズの影響をゼロにすることが可能です。また、アナログアウトをCUEBOXへ直接つなぐことによりレイテンシーの無いモニタリングも可能となります。これらの機能はリモートコントロールすることが出来て初めて現実感の有る使い勝手となり次世代のスタジオのスタンダードとなるべきシステムが構築出来ます。

特徴

MICSTASYの特徴有る機能はこれだけではなく、MSマイキングでのデコードの機能をもっています。これだけでは普通なのですが、ステレオマイキングしたペアのMSエンコードの機能を持っています。これは、非常に面白い機能でA-Bステレオ、XYステレオ等のステレオマイキングで収録したサウンドのM(mono)成分とS(stereo)成分を分離して出力する機能となります。t.c.electronicのsystem6000でもMS分離でのマスタリングコンプレッションを次世代のサウンドを想像する機能として搭載していることからも分かるように、今までの発送とは全く違った位相、定位へのアプローチが可能となります。新しいステレオイメージが想像出来るといっても過言ではないでしょう。MSマイクでは非常に位相管理、マイキングの位置が難しく職人的エンジニアしか使いこなせないといったイメージが有りますがMSエンコードではいつものステレオマイキングのサウンドをMS分離し加工、調整後でコードすることが可能です。是非一度お試しいただきたい機能です。

実際に使用して

実際に弊社のデモルームでじっくりとテストいたしましたがRMEの持ち味でもある源音に忠実なサウンドを奏でていました。ラインレベルで物理的にバイパスした物と、MICSTASYを通した音を利き比べたのですが、細部まで繊細に描き出すMusikElectronicsのRL901Kでもその違いが聞き分けられないほどのクオリティーを持っていました。強いていうならばドイツのメーカーらしい中低域の音の厚みが有るということでしょうか。

源音忠実録音という観点からは、MICSTASYは現存のMicPreの中でトップクラスの性能を持っています。アコースティックのみでは無く様々なシーンで源音に忠実ということは意味を持ちます。全ての基本はそこで鳴っている音をありのまま記録することから始まります。当たり前のことを当たり前に出来るということは非常に重要で色づけの無いサウンドをキャプチャーすることが出来るMICSTASYはあなたのラックに無くてはならない一台に違い有りません。

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記事本文・構成 : ROCK ON PRO 前田洋介

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*本記事の内容は、特に断りのない場合掲載時点での情報を元に書かれています。


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