Home » プロモーション » Rock oN常設展示!QUANTEC 2496 YardStick~奇跡のRoom Simulator ~

現在でも、熱狂的な支持層を持つQUANTEC。『QRS』という歴史的名器を生み出したメーカーが再び輸入再開です!!ROCK ON PROではデモ機をご用意して、皆様のご視聴をお待ちしています。一度体験したら忘れられないサウンドがここにあります。リバーブではない残響『Room Simulator』を作り続けるQUANTECの最新機種を是非ともお試しください。
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アウトボードのリバーブというと、皆さんどのメーカーを思い浮かべますか?定番のLexicon,t.c.electronics ですか?それとも過去に名機を生み出していたEMT,AKG,AMS でしょうか?一般的にあまり知られていないのですが、Quantecが発売していたRoom Simulator は、非常に高密度な空間生成で、一部の音響にこだわるエンジニアの熱狂的支持を集めていました。このQuantec のRoom Simulator、QRS(Quantec Room Simulator) と呼ばれるアルゴリズムはいったいどういったものなのでしょうか?
他のメーカーは反射音の集合体が残響であるとの考え方のもとEarly Refrection とReverb という2つの要素の集合体を残響として提供しています。しかしQuantec は純粋に残響とは何か、部屋の中でスピーカーを鳴らしその音をマイクで収録したらどのような音が収録されるのかを研究しSimulateしています。独自のQRS アルゴリズムによりシュミレートされるKill Room と呼ばれる仮想空間により作り上げられた残響音は濃密であり、まさしくRoom Simulator である事を体感出来ます。
技術的な特徴としては、L ch のドライ成分をR ch に50% こぼす、という事があります。これにも、しっかりとした裏付けがあります。部屋の中で2本のスピーカーを鳴らせば、当たり前ですがクロストークが生じます。残響の美しさではなくRoom Simulator として当然の処理をしているとメーカーは語っています。また、調整出来るパラメーターにも特徴がありRT 60 という値を使用します。これはReverb Tail -60dB をさしておりリバーブのテイルが-60dB に達するまでの時間をさします。
QRS は大きな入力があるとディレイのようなサウンドを発することがありますがこれもRoom Simulator ならでは。小さな音のときには残響は拡散した柔らかい反射音中心ですが、大きな入力があったときには直接反射が耳に届いているはずです。QRS の特徴の一つにEarly Refrection とReverb を別の物として考えるのではなく空間で生成される響きは1種類であり、厳密な意味でのEarly Refrection( 初期反射) は1つしか無いというポリシーで設計されています。このように普段我々が聞いている空間で発生した残響を可能な限りリアルにありのまま再現する事をターゲットに開発されています。

まだまだ、Quantec ならではの独自の思想は多いのですが、実際にそのサウンドはどうでしょうか。Quantec Yardstick 2496 をメーカーの方に用意していただきました。この機種は2in/6out のRoom Simulatorです。
折角なのでサラウンドで試してみようと思いQuad 4ch で試聴を行いました。Dry はFront へQuantec のサウンドはQuad 4ch へ送ります。まずは2mix を聞いてみたのですが、マキシマイズされピークが大きいこともありQuantec によって生成された空間は音が飽和したような反射音の多いサウンドが生じました。普通に部屋の中で大音量で2mix をならせばこのような音になるのは普通の事です。
次にはQuantec にぴったりのソースを聞いてみる事にしました。Omni のマイク2本で収録したJazz の音源をQuantec に入力しました。その瞬間に驚くべき効果が発揮されました。Quantec を通した瞬間にフロントの2ch でなっていた音楽が部屋全体に自然に広がりまさしくSurround(包み込まれる)感覚が生じました。非常に気持ちの良い響きで、驚くべきは音像がフロントに定位したままである事でした。他の2ch のソースをサラウンド化するエフェクト等はどうしても音の定位が左右に広がり定位がぼけてしまう傾向がありましたがQuantec ではしっか
りと音が定位しました。もちろん残響を追加しているだけなので当たり前かもしれませんが期待以上の効果を得ることができました。試しに部屋のサイズを変更して聞いて見るとまさにイメージ通りの空間の広がりがそこに広がります。サラウンド制作に大きな意味を持つRoom Simulator の登場です。サラウンド制作に携わっている方、特にFoley Engineer の方に試してもらいたいと感じました。もちろんStereo 収録されたソースのサラウンド化にも大きな効果を発揮します。この、濃密な空間表現は是非とも一度体験していただきたいと感じました。
Quantec の特徴はあくまでも自然な(人為的でない)響きであり音の濁りの無い透明感のあるサウンドです。映画製作の様な後から空間表現を付け足す必要のあるシーンや、PA で元々のルームアコースティックに恵まれない環境でのリバーブの付け足し等で高い効果を発揮します。メーカーもはっきりと言っていますが、他社の製品と比較した場合かなり異色な音響特性を持ちます。今までのリバーブと同等に捉えずに新しい発想でこのRoom Simulator をあなたならではの活用をしていただければ必ず新しい空間表現が手に入ることでしょう。Quantec の持つ濃厚
かつクリアなサウンドを手に入れて下さい。最後にweb に誇らしげに掲載されている使用アーティストリストです、立体音響の先駆者であり、日本を代表する作曲家の冨田勲さんが含まれているのが印象的です。
(from QUANTEC web: http://www.quantec.com/)
* Kraftwerk
* Kate Bush
* Michael Jackson
* Peter Gabriel
* Hans Zimmer
* Klaus Doldinger
* Münchner Freiheit
* Prince
* Frank Zappa
* Toto
* Alan Parsons
* Vangelis
* Mike Oldfield
* Sigi Schwab
* Florian Schneider
* ABBA
* IsaoTomita
記事本文・構成 : ROCK ON PRO 前田洋介
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*本記事の内容は、特に断りのない場合掲載時点での情報を元に書かれています。
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