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MassivePack 7 Special Review Vol.1/ t.c.electronic MD3

2008年9月10日 掲載(記事本文・構成 : ROCK ON PRO 前田洋介)

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9/20までと締め切りの近づいてきた、MassivePack 7、このスーパーバリューパッケージに含まれているPlug-inを連載にてご紹介いたします。まずは、なんといっても今回のMassivePackの目玉、t.c.electronicのMD3をご紹介いたします。単品で¥200,000を超えるTDM屈指の高品質Mastering Suiteこのプラグインがなんと、ROCK ON PRO価格で¥150,000のMassivePackでGet可能。このスーパークオリティーを堪能ください。

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◎Master Xとの違い

MD3_web.jpgやはり、t.c.electronicのMastering Suiteといえば、TDM userにはおなじみのMaster Xシリーズが思い浮かびます。このMaster Xはハードウェアエフェクトの当時フラッグシップとして君臨したM5000に搭載されていたMasteringアルゴリズム「MD2」をもとに開発されています。当時のMasteringにおいて一世を風靡したサウンドがプラグインとして手に入る魅力は大きく、また、他に今のようにオートゲインコントロール機能によりマキシマイズできるプラグインが他に選択肢もなくヒット商品となりました。Pro Tools 24MIX時代は、「とりあえずマスターにはMaster Xを」 という現場を経験された方も多いかと思いいます。

このMaster Xの進化した物がMD3ですが、開発はM5000の後継機system6000にて行われました。t.c.electronicが総力を挙げて開発した新たなるフラッグシップエフェクトのダイナミクス系全てを受け持つアルゴリズムとして開発されました。最大の特徴は、やはりM/S分離によるマルチバンドコンプと、mp3などへの圧縮時のデジタルクリップを防ぐブリクウォールリミッターの搭載です。バンド数は、3バンドとMaster X5からは減っているのですが、それを補ってあまりある多機能なAll in one Mastering Suiteなっています。

◎M/S分離

BL_web.jpg古くからある技術ではありますが、現代の広がりのあるミックススタイルに対しての効果が、見直されています。この先駆けが、実はMD3です。ハイコンプレッションで、パンからはみ出たサウンドが多くなり、その移送の調整としてステレオイメージャーなどの効果が見直され出した頃に、このMD3はリリースされています。Mastering Suiteとして、ステレオイメージャーを搭載するのではなくM/S分離により、さらに緻密なステレオイメージの調整ができることをMD3は提案しています。mono成分とStereo成分と個別に4バンドのEQと3バンドのオートゲイン機能付きのマルチバンドコンプを搭載し、最終段にはオートゲイン付きブリックウォールリミッターとまさにフル装備となっています。

マスタリングエンジニアにこれさえあれば他に何もいらないとまで言わせた、system6000直系のMastering Suiteをご堪能ください。

次回のレビューでは、MD3の実際のTipsを含めた、各機能の説明を予定しています。ご期待ください。

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記事本文・構成 : ROCK ON PRO 前田洋介

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