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ROCK ON PRO

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「最新Nuendo7に見る、ゲームサウンド ライブエディティングの未来」 セミナーレポート!!

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ROCK ON セミナールームにて開催されたOM FACTROY大島崇敬氏によるスペシャルセミナーが開催されました!! 今回のセミナーはNuendo 7の新機能、ミドルウェア「Wwise」、そしてOM FACTORYの最新モンスターマシン『OM Advance』の解説とラインナップも濃い内容。講師にはOM FACTORYより大島 su-Kei 氏を迎えたほか、ヤマハミュージックジャパンからもNuendo/Nuageに造詣の深い藤井氏にお越しいただき、新たな連携機能でゲームオーディオとの親和性も増したNuendo/Nuage/Wwise/OM Advanceという「四」位一体のソリューションの実力に迫りました。
Nuendo_seminar_01
※ 先日行われたNuendo7発表会のレポートもご覧ください!
まずはNuendo 7の新機能の解説です。Nuendo 7で今回搭載された新機能では映画 / TV ポストプロダクション現場、そしてゲームサウンド制作現場へフォーカスした衝撃の新機能を搭載。映画 / TV ポストプロダクション向け新機能は『Reconform』と銘打たれ、Nuendo 7 発表会では行われなかったデモも今回は大島氏による実演で解説が行われました。Reconformは映像編集側から書き出されたEDLを元に変更点を自動で検出しAudioを編集してくれる機能。映像に対してオーディオ編集を行う方には衝撃の新機能ではないでしょうか!?この機能だけでもNuendoの魅力がグッと増してきます。NAB2015でのレポートでも取り上げていますので詳細はこちらでご確認ください。
SONY DSC
そしてゲームサウンド制作市場において、広く普及しているAudiokinetic社のミドルウェア「Wwise」との連携機能である『Game Audio Connect』の実演です。まずこの”Game Audio Connect”で繋がる『Wwise』ですが、ゲームやインタラクティブメディアにオーディオをつけるミドルウェアとなります。ゲームはそのプレイ進行によって場面も音も随時変化していきますが、そのゲームでの動作に合わせてどのサンプルを再生するか、例えばゲームのステージが切り替わった際にBGMを切り替えるなど、ゲーム進行に応じた設定を行います。噛み砕いて言い換えるとゲーム操作をトリガーにしたゲーム内に内蔵された高性能なサンプラーのようなイメージでしょうか。
今までのゲームサウンドの組み込み作業はプログラマーの行う作業でした。サウンドデザイナーが想像する結果にならず修正したい場合はプログラマーに依頼し修正を行っていましたが、Wwiseを使用することによりその作業をサウンドデザイナーが直接行うことができるようになります。WwiseはDAWを操作している感覚で作業できるためサウンドデザイナーの方は導入がスムーズに行えるでしょう。”Wwise”はサウンドデザイナーが自分の思い通りにゲーム内でオーディオを再生させるために非常に有効なツールと言えます。
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図のようにゲームオーディオの制作は、
1)DAWでのオーディオ書き出し
2)Wwiseでのオーディオインポート作業
3)直しが入った際のDAWにおいての波形探索作業
4)波形修正
5)1、2へ繰り返す(DAWからの書出、Wwiseへのインポート)
このルーチンで作業をしていましたが、ゲーム1タイトルでも何万ファイルというファイル数になり、特に3)の波形を探し出す作業はそれはそれは大変な作業になっていました。
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今回Nuendo 7に搭載された『Game Audio Connect』ではこの煩わしい手順から解放されるというのが大きなポイント。さらにオーディオはレンダリングと同時にWwiseに自動的にインポートされます。修正が必要な場合はWwise上で”Edit in Nuendo”を押すだけで、作業していたNuendoのプロジェクトを開きそのオーディオを選択するところまで行ってくれます。
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結果をまとめてみると実にシンプル。これまでのステップに含まれていた「作業」とも呼べる工程をGame Audio Connectに任せてしまいストレスの無い制作環境が実装されています。更にデモではNuendo 7の素晴らしい機能とも言うべき縦軸でのマルチ書き出しを実演。今回のセミナーでは様々な設定の銃声を時間軸の後ろにいくつも作成し、それを一気に書き出していました! これは便利!!
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そしてNuendoのホストとして用意されたのがSteinberg PartnerであるOM FACTORYによるNuendo用モンスターPC『OM Advance』(※もちろんNuendo以外のDAWでもご使用いただけます。)今回のセミナーで一番の喝采を浴びたのはOM Advanceの限界に挑戦し、重たいプラグインを挿しまくった光景でしょう!! Stereo 2Mixに対してプラグインをインサートし、そのトラックをコピーし続けて行き限界を探ります。

Waves / L3-16 Multimaximizer

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*クリックで拡大

Waves / L2 Ultramaximizer

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Slate Digital / FG-X

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「Waves / L3-16 Multimaximizer:60台」「Slate Digital / FG-X:52台」この時点でも驚異的ですが、バッファサイズは1024です。さらに追い込んでバッファ256と設定、プラグインを挿しまくってみると、、「Waves / L2 Ultramaximizer:1024台」(!!)、「SSL Channels:1500台」(!!!)、、、インサートしても動作します!! 衝撃です!! そんなに使わない、確かに!! ただしCPUパワーを具体的かつ強烈に証明するデモです。お客様からは笑い声とため息の入り交じった歓声が湧き上がります!!!


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注目のデモンストレーションが相次ぎ、あっという間の1時間。その後は懇親会が行われご参加の皆様と大島氏、藤井氏と濃いディスカッションが交わされ、この日のためにRockoN店頭より移設したNUAGEやOM Advanceの周りでは人の輪が出来上がる充実した時間となりました。Steinberg Partnerとして動き始めたOM FACTORYとゲームオーディオという新たな分野を切り拓くNuendo 7ソリューションの動向が活況を見せ始めています、今後もお見逃しなく!!


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OM Advance / ¥ 594,000 (本体価格:¥ 550,000)
OM Advance製品詳細はこちら>>
※OM Advanceはお客様の制作環境に合わせカスタマイズが可能ですので、お気軽にお問い合わせください!

製品仕様
CPU Intel Core i7 4.0GHz × 4Core HTテクノロジー 8スレッド処理対応
メモリ 32GB DDR3-1600(8GB × 4)
ドライブ Blu-rayドライブ12倍速対応 DVD±RW・CD-RW BDXL対応 Blu-rayドライブ12倍速対応 DVD±RW・CD-RW BDXL対応
HDD 回転SATA2接続、9000GB (パーテーションはご指定による)
SSD 400GB System用SSD (最大秒間2600MB転送対応) 1000GB SSD(RAID) ×1 (SATA6G接続 最大秒間1000MB転送対応) 250GB データSSD ×1 (SATA6G接続 最大秒間500MB転送対応)
グラフィックボード Intel HD Graphics 4600 / 接続 HDMI+Display Port + DVI-D + VGA
ディスプレイ出力 HDMI/DVI-D/RGB/DisplayPort ports HDMI with max. resolution 4096 x 2160 @ 24 Hz / 2560 x 1600 @ 60 Hz DVI-D with max. resolution 1920 x 1200 @ 60 Hz RGB with max. resolution 1920 x 1200 @ 60 Hz DisplayPort with max. resolution 4960 x 2160 @ 24 Hz / 3840 x 2160 @ 60 Hz
OS Windows7(Windows 8への変更も可能です)
拡張スロット PCIe 16×3、PCIe ×2
接続端子 PS2ポート×1 USB3.0×6ポート(内フロント2) eSATA×1
本体寸法(W/H/D) 幅 263.8mm x 奥行き 524.4mm x 高さ 569.4mm

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Nuendo 7 / ¥ 194,400 (本体価格:¥ 180,000)
Nuendo 7 製品詳細はこちら>>
Nuendo 7 CRG for PT HD/HDX / ¥ 108,000 (本体価格:¥ 100,000)
Nuendo 7 CRG for PT HD/HDX 製品詳細はこちら>>
Nuendo 7 CRG for PT Native / ¥ 129,600 (本体価格:¥ 120,000)
Nuendo 7 CRG for PT Native 製品詳細はこちら>>
Nuendo 7 CRG for Cubase / ¥ 129,600 (本体価格:¥ 120,000)
Nuendo 7 CRG for Cubase 製品詳細はこちら>>

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*記事中に掲載されている情報は2015年09月07日時点のものです。