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dolby atmosの検索結果(242件)
Event
2019/01/23
Avid Creative Summit Osaka 2019 〜いま向かい合う、次世代ワークへのフェイズシフト。〜
いま向かい合う、次世代ワークへのフェイズシフト。
音響、映像、ネットワーク、さまざまなメディアを取り巻く環境が日進月歩で進化していくいま、その制作については常に一歩先の感覚と確かな情報が求められています。Avidの「いま」、そしてクリエイターの「未来」を明らかにする今回のAVID CREATIVE SUMMIT in Osakaでは、最新のゲームサウンドとストリーミング配信に対するアプローチ、身近な製品が多数登場し具体化されてきたイマーシブ制作、導入が進み新たなシステムのコアとして活躍するAvid MTRXの実際など、いまクリエイターが向かい合う次世代ワークの未来像を提起、そのフェイズシフトを描くための最新情報をお届けします。そのほかNAMM 2019での情報も最新最速でお届け、2019年の制作をリードするインフォメーションを満載したAVID CREATIVE SUMMIT in Osakaへ、ぜひお越しください!!
◎セミナーのご案内
【1st session】 14:00~14:45
ゲームクリエイターが紐解くマスタリングアプローチ
ゲームクリエイターが紐解くマスタリングアプローチ
〜最新作Devil May Cry 5におけるサウンドメイク、そしてストリーム配信向けのマスタリングアプローチ〜
ゲームサウンドを中心に様々な分野で活躍される株式会社カプコン 瀧本氏を講師に迎え、発売を控えた最新作 Devil May Cry 5のサウンドを先取り!! 実際にLAでレコーディングされた楽曲についてのレコーディングノウハウやゲーム向けクアッドミックス作成アプローチ、そしてストリーム配信向けのマスタリングアプローチを解説。新しい切り口でPro Toolsの活用術を解説いたします。今ここでしか知ることのできない情報が満載です!!
講師:
株式会社カプコン サウンドプロダクション室 シニアサウンドエンジニア
瀧本 和也氏
1992 年、東京のポスプロスタジオ業務に就き、放送、映画等のミキシングを経験後、1997 年にカプコンに入社。入社後はバイオシリーズ、モンスターハンターシリーズ等、カプコンのほぼ総てのタイトルに関わり、カットシーンのミキシング、楽曲のレコーディング、ミキシング等を担当。また、ゲーム音響制作現場のシグナルリファレンス策定や、現場環境の整備、ゲームの発音に関するミキシングの視点からのアイデアを制作者と議論し、クオリティアップの下支えを行っている。近年は、「Biohazard7」でゲーム全体のインタラクティブミックスを担当し、1月25日に発売されたばかりの「Biohazard RE:2」ではカットシーンのオーディオディレクションを手がけるなど、サウンドエンジニアという仕事の幅を広げて、より深くゲーム制作に関わっている。
時間:14:00~14:45
定員:50名
【2nd session】 15:00~15:45
Pro Tools のいまを知る、NAMM2019から最新情報ハンズオン!!
Pro Tools のいまを知る、NAMM2019から最新情報ハンズオン!!
〜最新最速!! NAMM2019リリース情報を大阪で体験!!〜
NAMM2019にて発表された新機能を大阪で体験!! 最新最速の情報をお届けいたします。2018年はPro Tools | Ultimateほか名称も新たにされバージョンネームも改訂、トラックプリセット/プレイリスト機能の強化、Plugsound Avid Editionの提供など、音楽制作やポストプロダクションでの様々なニーズを網羅し進化し続けるPro Tools。NAMM 2019ではいかなる情報がもたらされるのか、どの様な新機能が搭載されているのか、その全貌をAvid Technology ダニエル ラヴェル 氏より解説いただきます、ぜひ会場にてご確認ください。
講師:
Avid Technology
ダニエル ラヴェル 氏
時間:15:00~15:45
定員:50名
【3rd session】 16:00~17:00
Pro Toolsとプラグインで魅せる、イマーシブ・オーディオの世界
DSpatial / Reality
Flux:: / SPAT Revolution
Pro Toolsとプラグインで魅せる、イマーシブ・オーディオの世界
〜DSpatial Reality / Flux:: SPAT Revolution、Pro Toolsで織りなす現在進行形の立体音響表現〜
音響制作においてグローバルなトピックスとなっているイマーシブ・オーディオ。各ソフトウェアがプラグイン対応となり、その制作も身近な存在へとなっています。独自の物理モデリング技術による、イマーシブ・オーディオ制作をPro Tools上で容易に実現するDSpatial / RealityとIRCAMの音響と空間認識の研究成果と長年の経験をベースに開発されたFlux:: / SPAT Revolutionを通して、Pro Toolsで実現するイマーシブ・オーディオのいまを紐解いていきます。
ゲスト
株式会社アイネックス 制作技術部 制作技術課
セクションチーフ 和三 晃章 氏
解説:
株式会社フォーミュラ・オーディオ 小倉 孝司 氏
株式会社メディア・インテグレーション 山口 哲 氏
進行:
ROCK ON PRO Product Specialist 前田 洋介
時間:16:00~17:00
定員:50名
【4th session】 17:15~18:00
ワークフローが進化する!! Avid MTRXが実現した制作現場を知る
ワークフローが進化する!! Avid MTRXが実現した制作現場を知る
〜DanteネットワークからSPQカードの活用まで、拡大するAvid MTRXの最新事例〜
DAD時代から定評のある確かなサウンド、そしてDADmanによる1500マトリクスのルーティング、Danteネットワークの構築など、柔軟かつクオリティあるシステムアップを実現するために、新たな制作のコアとしてAvid MTRXの現場導入が進んでいます。弊社刊行のProceedMagazineでもご紹介している通り、36.8chのステージを擁するArtware hub様では約400ch@96kHzをハンドリングする中枢を担い、松竹映像センター様ではDual体制でのMTRXを導入してそのシステムを支えています。さらに最新のSPQ Speaker Processing CardではDolby Atmosなどの制作における適切な音場構築を可能にしMTRXの持つ可能性はますます拡大。ここではAvid MTRXで実現した最新のシステムアップを紐解いていきます。
講師:
ROCK ON PRO Product Specialist 前田 洋介
時間:17:15~18:00
定員:50名
【Meet the Future!! 懇親会】 18:15~19:15
充実のセミナーのあとは、その熱気のままにご来場のみなさまと懇親会で大いに語り合えればと考えております。関西地区の皆様のつながりを深める場として是非ともご参加ください!!事前登録不要でご自由にご参加いただけます!!
◎募集要項
日時
2019年2月15日(金) 13:30開場・14:00スタート
会場
梅田センタービル 31F ホワイトホール
〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2-4-12
梅田センタービルHPはこちらから>>
会場MAP PDF
ucb_map_2018
定員: 各回50名様(先着お申し込み順)
◎1st Session 14:00~ 50名
◎2nd Session 15:00~ 50名
◎3nd Session 16:00~ 50名
◎4th Session 17:15~ 50名
参加費用:無料
◎ご注意事項
※複数セッションへのお申し込みも可能です、お申し込みフォームにて参加ご希望のセッションをご選択下さい。
※定員を超えた時点でのご応募の場合は立ち見でのご案内となる場合がございます。
※当日ご参加者様向けの駐車場のご用意はございません、公共交通機関でのご来場もしくは周辺のコインパーキングをご利用下さい。
主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部
お問い合わせ先:ROCK ON PRO Umeda 06-6131-3078
Broadcast
2019/01/16
株式会社毎日放送 様 / 入念な検討で実現した2日間でのコンソール更新
大阪駅北側に位置する茶屋町に社屋を構える株式会社毎日放送。その社屋の4階にあるMAコンソールの更新工事が行われた。長年に渡り活躍をしてきたAMS NEVE MMC から、次の時代を睨んだAVID S6 + MTRXという最新の機材へと更新が行われている。
1:AVID S6 の構成をどう考えたか
なぜ、コンソールであるAMS NEVE MMCからコントローラーであるAVID S6へと舵を切ったのか?この点からレポートを始めるが、更新が行われた同社屋の7Fにあるもう一つのMAルームでAVID ICON D-Controlを使っていたということが一つの理由。すでにDAWとしてPro Toolsをメインに作業を行っているということで、AVID D-Controlの持つ専用コントローラーとしての完成度の高さはすでに実感済み。その作業効率の良さは十分に理解していた中で、もう一部屋の更新に際しては、Pro Toolsと親和性の高いAVID S6、もしくはS3という候補しか残らなかったということ。そのS3についてはもともとのコンソールが24フェーダーだったということもありスペック的に選択肢から外れ、必然的にAVID S6の構成をどうするかという一点に検討は集中することとなった。なかでも事前のデモンストレーションの段階から、AVID S6の武器であるVisual Feedbackの中心とも言えるDisplayモジュールに注目。Pro Toolsのトラック上を流れる波形データを表示できるという機能は、まさにAVID D-Controlから大きくブラッシュアップされている優れた点だと認識いただいた。まさに、設計者の意図とユーザーのニーズが噛み合った素晴らしいポイントと言える。
Displayモジュール導入、そしてフェーダー数はそれまでのAMS NEVE MMCと同等の24フェーダーということが決まり、次の懸案事項はノブの数。AVID D-Controlではフェーダー操作が中心で、あまりエンコーダーを触っての作業を行ってこなかったということもあり、ここは5-Knobという構成に決まった。この5-Knobに決まったもう一つの理由としては、5-knobの一番奥のエンコーダーはやはり座って操作することを考えると遠い、小柄な女性スタッフでも十分に全ての操作を座ったまま行えるべきだ、という判断もあったということだ。エルゴノミクス・デザインをキーワードのひとつとして設計されたコンパクトなAVID S6だが、すべてを手の届く範囲にと考えるとやはり5-Knobのほうに軍配が上がるということになる。
2:設置の当日まで悩んだレイアウト
モジュールのレイアウトに関しては、設置の当日まで担当の田中氏を悩ませることとなる。Producer Deskと呼ばれるPC Display / Keyboardを設置するスペース、そしてセンターセクションをどこに配置をするのか?ミキシングの際にはフェーダーがセンターに欲しいが、一番時間のかかる編集時にはPC Keyboardがセンターがいい。これを両立することは物理的に難しいため試行錯誤の上、写真に見られるようなモジュールのレイアウトとなっている。
工期が短いということで驚かれた方もいるかもしれないが、AMS NEVE MMCの撤去からシステムのセットアップまで含め、実際に2日間で工事を行っている。もちろん、Pro ToolsのIO関連などの更新は最小限ではあるが、スタジオの中心機器とも言えるコンソールの更新がこの時間内で行えたのは、AVID S6がコントローラーであるということに尽きる。既存のケーブル類を撤去した後に配線をする分量が非常に少なく済むため、このような工事も行えるということだ。そして、配線関係がシンプルになった部分を補うAVID MTRX とS6によるモニターコントロールセクション。複雑な制御を行っているが、AVID MTRX単体でモニターの切替を柔軟に行っている。ソフトウェア上の設定で完結出来るため、効率の良い更新工事が行えたことにも直結している。
3:MTRX のモニターセクションと高い解像度
もう一つの更新ポイントであるAVID MTRXの導入。この部分に関してはAVID S6との連携により、従来のコンソールのマスターセクションを置き換えることができるEuConによるコントロール機能をフル活用いただいている。柔軟な構築が可能なMTRXのモニターセクション。従来このMAルームで行われていた5.1chのサラウンドから、写真にも見えているDOLBY ATMOSに対応した作業など、未来を見据えた実験的な作業を行えるように準備が進められている。もちろん、放送波にDOLBY ATMOSが乗るということは近い将来では考えられないが、これからの放送局のあり方として配信をベースにしたコンテンツの販売などを考えれば、電波だけを考えるのではなく、新しい技術にニーズがあるのであれば積極的にチャレンジしたいということ。それに対して機器の更新なしに対応のできるMTRXはまさにベストチョイスであったということだ。
そして、MTRX にAD/DAを更新したことで音質が向上したのがはっきりと分かるという。取材時点ではブースの更新前ということでADに関しては試されていない状況ではあったが、DAに関してはこれまで使用してきたAVID HD I/Oに比べて明らかな音質向上を実感しているということだ。音質の傾向はクリアで、解像度の高いサウンド。7階のスタジオにあるHD I/OとRL901のほうがスピーカーの性能を考えても上位であることは間違いないのだが、DAでこれまで音質が向上するのは驚きだということだ。特に解像度の高さは誰にでもわかるレベルで向上をしているというコメントをいただいている。
これから、DOLBY ATMOS をはじめとしたイマーシブ・サウンドにも挑戦したいという田中氏。今後、このスタジオからどのような作品が生み出されていくのだろうか、放送局という場から生み出されるイマーシブ・サウンドにもぜひ注目をしていきたい。
株式会社 毎日放送 制作技術局 制作技術部
音声担当 田中 聖二 氏
*ProceedMagazine2018-2019号より転載
NEWS
2018/11/12
Proceed Magazine 2018 – 2019 販売開始 ~特集:未来は何を創るのか
未来は何を創るのか!? 今号のProceedMagzineではIT業界でも大規模な導入が起こり得る「最後の大物」、SMPTE ST-2110を特集詳細解説します。そのほか、teenage engineering代表 Jesper kouthoofd氏のインタビュー、最新の導入事例の数々、デジタルマイクやVR音響のノウハウから注目プロダクトのレビューまで充実の内容でお届けします!
◎Proceed Magazine最新号 販売開始!!
◎特集:未来は何を創るのか。
MR × AI = REAL? 未来は何を創るのか。
本来人間の未来を創るのは、ビジョンと情熱だと考えて生きてきた。仮想現実を提供するインテリジェンスを持った思考回路が 導入され未来を築くベースを構築しつつある。
現実の世界では、歴史の中で生み出せれたレガシーなテクノロジーが多くの香りを醸しだし愛されている。それ自体を取り込む REAL? が、日常を作り始めているのでは?とふと思ってしまう。この Proceed Magazine は、インテリジェンスを完成させるナレッ ジレゴブロックだ!
SMPTE ST2110、Dolby Atmos、MPEG-H、AMS Neve Genesys、Public Cloud、Binaual、AES67、Ambisonics、Dante、 MAM、Ravenna、HRTF、PAM、Auro 3D、NMOS、AES-42、Wave Field Synthesis、ST2059、PaaS、PTP、SaaS、VoIP…さ!あ!未来は何を創るのか。私達のために。
This is Proceed Magazine2018-2019.
Proceed Magazine 2018-2019
全152ページ
定価:500円(本体価格463円)
発行:株式会社メディア・インテグレーション
◎SAMPLE
◎Contents
★ People of Sound
teenage engineering Jesper Kouthoofd
★ ROCK ON PRO 導入事例
Artware hub / 株式会社松竹映像センター
★ 特集 SMPTE ST-2110 未来は何を創るのか ?
Audio Network の現在地 / SMPTE ST-2110 とは何か !? AES67 / Dante / Ravenna / Focusrite / RIEDEL
★ ROCK ON PRO 導入事例
京都造形芸術大学 / 専門学校 ESP エンタテインメント福岡 株式会社毎日放送
★ ROCK ON PRO Technology
avexR studio / Avid Media Central / Le Sound SpaceMotors Blackmagic Design Fairlight / VideoSlave 4
★ REAL SOUND Project
デジタル・マイクロフォン PART-3 / 解説 VR!! 深く知る Ambisonics の世界
★ Build Up Your Studio
パーソナル・スタジオ設計の音響学 その 18 中高域の世界へ:後編(臨界距離に振り回される)
★ Rock oN Sound Trip 2018
ELEKTRON MUSIC MACHINES
★ Power of Music
Klevgrand
★ Product Inside
iZotope RX7 Jonathan Wyner
★ BrandNew
Native Instruments / Universal Audio / WAVES / Antelope / JBL / Thermos / ADAM / Upton Game Changer Audio / MOOG / Nord
★ FUN FUN FUN
CEDEC 2018 / アメリカンミュージックの神髄
◎↓Proceed Magazineバックナンバーも販売中↓
Proceed Magazine 2018 Spring
Proceed Magazine 2016-2017
Proceed Magazine 2016 Summer
Event
2018/09/19
ヨーロッパ最大の放送機器展 IBC2018からダイジェストレポート!!
オランダ・アムステルダムで開催されているヨーロッパ最大の放送機器展となるIBC。公式サイトによると1700社の出展があり、期間中の来場者も57000人オーバー、世界170カ国からの参加とまさしくワールドワイドな規模で執り行われています。ROCK ON PROでは今年も現地へProductSpecialistの前田洋介と丹治信子が向かい、現地からの最新情報をレポート、随時アップデートしています。ここではその中から注目情報をダイジェストで紹介、また掲載しきれない各レポートへのリンクも用意しましたので余すところなくチェックしてください!
目次
IBC 2018 : AVID
IBC 2018 : iZotope
IBC 2018:Dolby
IBC 2018 : Blackmagic Design
IBC 2018:GB Labs
さらに注目のレポートはこちらから!!
IBC 2018 : AVID
・AVID Partner Conference
IBC 2018の前日に開催されたAVID Partner Conference。ここでは、放送機器展らしくVideo関連の新製品が大きくフューチャーされていました。特にNAB 2018で大きく取り上げれたSaaSベースのCloudサービスである、「AVID On Demand」。このサービスは、すでに2018.6に第一弾リリースが終わっており、9月と11月に予定されている大規模な機能追加のアップデートが告知されました。NAB 2018で発表された機能が、順次搭載されていくというものではありますが、今後のAVIDを占うプロダクトとして集中して開発が行われているということを感じさせる精力的な内容。
個別の機能に関しては、スライドを参照ください。あまりにも多くのリリースが詰まっていて、第一報としては書ききれません。順次、個別のサービスに関しても情報をお届けします。
Audio=Pro ToolsのMedia Centralへの統合というところがRock oN的には気になりますが、これに関してもしっかりと考えているという言葉が聞けました。まずは、AVID | On Demandをしっかりとスタートさせ、次のステップとしてAudio Productとの統合を考えているということ。このままのペースで開発が順調に進めば、2019年中に何かしらのリリースが出来るのではないかという話です。音素材のAsset管理。これが統合されればこれまでにないエポックメイキングなサービスとなるでしょう。来年のNAB 2019でなにか情報が出ることに期待したいと思います!
・AVID MTRX SEQ option/Dante option
IBC 2018のAVIDブースのS6コーナーは例年通りAtmosのFutureが視聴環境と合わせて行われていました。そこには、すでにリリースの始まったMTRX SEQ optionとともにDante Optionが展示されていました。まずは、SEQ Option。こちらは、トータルで1024 ch分のEQとDeley機能をMTRXの持つ強力なMonitor Sectionに追加するというもの。各チャンネルに8bandのEQとDelayが実装されます。操作は、DADman application上から。EQのON/OFFも出来るというかなり作り込まれた仕様。EQ typeもパラメトリックだけではなく、シェルビング、フィルターなど選択が可能となっています。
もう一つのDante optionは1枚のMTRX option cardで、128chのハンドリングが可能な仕様になるということ。大規模なシステムアップを考えた際に、従来のDante Option(Main boardのNetwork portをDanteに変える製品)では64chという上限がありましたが、この新しいオプションを使うことでCh数の上限が事実上なくなります。登場時期は未定ということですが、楽しみな製品です。詳しくは、別途記事を作成予定ですが、Dolby Atmos Renderer Ver.3も同時に展示が行われていました。従来のMonitorとRendererが統合されてシンプルになったDolby Atmosシステムです。
・AVID Pro Tools | Control Update
IBC 2018、AvidのPost Productionコーナーに展示されていたPro Tools | DockのiPad画面に、なんとMonitor Controlが!!要望の多かったMTRXのコントロールがiPad上のPro | Control softwareから行えるようになるということです。基本的な機能はS6のタッチスクリーンから行えるものと同等です。X-MON互換のControl Roomコントロールと4系統のCueのSourceセレクト、そしてボリュームコントロールが行えるというものです。S3との組み合わせでも、もちろんiPad単体でもMTRX内部のMonitor Sectionにアクセスして制御ができるということになります。リリースは11月を予定しているとのこと。InterBEEでは正式リリース版が見られそうですね!!
・Avid Media Composer
Avid Japan西岡氏に2018年11月までに追加されるMedia Composerの新機能をいくつか紹介して頂きました!! まず、DNxUncompressedですがこちらは4:2:2 32bit float MXFで非圧縮のインポート、エクスポート、レンダリング、ミックスダウンをサポートします。非圧縮なのにDNxがつくのは、DNxに含まれているメタデータを持つことができるためだそうです。4K In-context Title ToolではMedia Composer内で、4Kサイズでのタイトルを作成することができるようになりました。また、Color Correctionは部分的にカラーコレクションを施したいとき、シェープを描くことでマスクすることができます。
DNxUncompressed
4K In-context Title Tool
シェープに対応したColor Correction
・AVID MediaCentral | Editorial Management
NABで発表されたMediaCentral | Editorial Managementが6月にリリースされ、リリース後のお披露目になりました。Media Composerでは、HyperBin構造を使用し、編集効率を上げることができます。MediaCentral | Editorial Managementでは、基本的にはアクセスするエディタのライセンス数で料金が決まりますが、ロギングをしたり、メディア管理のためにフルのEditor権限が必要なく、課金もないため、アシスタンスやディレクターがクリップに対して、素材プレビューなどを自由に扱えるエコシステムになっています。
またMedia Central|Panel for Media Composerでは、プロジェクトウィンドウからEditorial Managementにアクセスし、NEXISのRead権限のあるユーザーはNEXIS内のワークスペースをブラウズ、検索することができ、誰でもMedia Composerでメディアをコピーすることなく直接再生することができ、Interplayのアセット管理をより簡単に使用することができます。
IBC 2018 : iZotope
Music Rebalance
ポストプロダクション作業を行うのになくてはならないツールの一つとなっているiZotope RX。すでに事前情報をチェックされている方も多いかと思いますが、IBCに合わせてリリースが開始されたRX7の情報をお届けします。
やはり一番の注目はOzone,Nucleusに搭載されているAssistant機能ではないでしょうか?ノイズを自動解析して3通りの除去の手法をおすすめしてくれるこの機能。一度アナライズを行うと3種類のモジュールの組み合わせを提案されます。それらをプレビューして、一番望ましい結果を得られるものを選択、しかもそのかかり具合の調整も可能。更におすすめの各モジュールの個別の調整も出来るという。まさにSuggest=「提案」してくれるツールとなっています。
もう一つの注目はMusic Rebalanceです。Vocal,Bass,Pucssion,Otherの4つにミックスされた音源を解析。それぞれのバランスを変更することが出来るという驚きのツール。4つの音源のバランスは、-∞にまで調整をすることが出来るためミックスされた音源からボーカルだけを抜き出すといった芸当も可能です。
Repair Assistant
Dialogue DeReverb
Dialogue Contour
他にもDialogue DeReverb、Dialogue Contureが新しく登場。セリフについてしまった余計な響きを除去したり、録音後にイントネーションを変化させたりということを実現しています。驚くほどの効果を持った各モジュールのブラッシュアップとともに、新機能も追加されているRX7。ブースでデモをしてもらいながら話をしていると、どんどん人が集まってきたのが印象的。世界的に注目されているアプリケーションであることを改めて実感しました。
IBC 2018:Dolby
DOLBYブースではDolby Atmos / Dolby Visionに関してのアピールが積極的に行われていました。最初は、コンテント・パートナー、デバイスパートナーが順調に増えていることのアピール。皆さんのよく知っているメーカーが数多く含まれているのがわかりますね。NEWSとして、月曜日にApple TV 4KとiTunesがDolby Atmosに対応したというアピールが。再生環境に関して、非常に身近なものになっているということがわかります。
そして、IBC 2018に合わせてリリースとなったDolby Atmos Renderer ver.3。Mastering Suiteに対して大きな機能更新が行われています。これまでwindowsのみであった対応が、Win/Mac両対応に。MADIのみの入出力であったのが、Danteにも対応し、大規模な機能向上が図られています。さらに、これまで、Dolby Atmos MonitorとDolby Atmos Rendererという2つのアプリケーションだったのが、1つのアプリケーションに統合され、セットアップなど簡単かつ安定したシステムが構築可能になったということ。
制作から配信、受像機まで、全てにおいてDolby Atmosの採用は 順調に進んでいることが大きくアピールされていました。Renderer Ver.3に関しては、Dolby RMUのご案内とともに情報をご提供していきますのでご期待ください。
IBC 2018 : Blackmagic Design
IBC 2018のBlackmagic Designブースでは、遂に完全体となったFairlightの姿が!! これまでの展示会ではモックアップの部分が多く、残念な感じでしたが、遂に完動のプロダクトモデルが展示されていました。すべての機能がボタンにアサインされ、10月11日のリリースに向けて最終段階に入っているということ。シャーシの内部には、InterfaceであるSX36が実装され、PCとはシンプルなコネクションで済むようにブラッシュアップされていました。
IBC 2018:GB Labs
Mosaic
超高速NASのSPACEシリーズを展開するGB LabsはIBC 2018に合わせ、多数のアップデート情報を展開していました。一部は、NAB2018時点で発表があったものも含まれますが、この数ヶ月のうちにリリースとなった製品も多くあるということです。
FastNasシリーズにメディアアセットの機能を追加するMosaic。シンプルなメディア アセットで、メディアの検索やプレビューすることでユーザーが探しているメディアを簡単に特定することができます。初回のバージョンということで、機能的には多くは盛り込まれていませんでしたが、今後NLEとの連携機能など様々なアップデートのアイディアがあるということ。また、簡単にメタデータを追加することもでき、ユーザーがメディアをインジェストした時点でメディアの分類をすることもできます。こちらの機能は、FastNASシリーズのみに追加。SPACEシリーズへの機能追加はもう少し時間がかかるということです。
Spaceシリーズには、強力なリダンダント機能が追加されています。サーバーの筐体自体をミラーリング的に動作させることが可能な機能。1台のサーバーに障害があったときには、スタンバイしているもう一台のサーバーが2秒以内に起動し正常な一台へと動作が乗り変わるということです。スイッチの2重化、サーバー電源の2重化は普通に行われていることですが、サーバーの筐体ごと二重化するという非常に堅牢なシステムアップが可能となります。ユーザーからは、一つのIPで見えるようになるため、使い勝手的にも一般的なNASと何ら変わらず、特に意識せずに利用することが可能だということ。さらにスタンバイしているサーバーは単純にミラーリング的にコピーを取り続けるだけではなく、Read時には2台からデータを読み出すような動作を行うことが可能、1台で作業するよりも40%も高速にReadができるようになります。
さらに注目のレポートはこちらから!!
IBC 2018:Fraunfoher
IBC 2018:Nugen Audio
IBC 2018 : YAMAHA
IBC 2018 : AJA
IBC 2018:DirectOut
IBC 2018:Solid State Logic
IBC 2018:Water Bird
IBC 2018:Shure
IBC 2018:ZOOM
IBC 2018:Cinedeck
IBC 2018:Focusrite
IBC 2018:Nixer
IBC 2018:Edit Share
IBC 2018:Thechnical Poster
IBC 2018:LTO
IBC 2018:REIDEL
IBC2018 : DISK ARCHIVE
IBC 2018:Dalet
Tech
2018/09/04
FLUX:: / ユーザーから受けた刺激が、 開発意欲をエクスパンドする
PureシリーズやElixir、Pure Analyzerなど、高い技術力に裏付けられた優れたフィードバックデザインを持つプラグインをリリースするFlux。そのCEOであるGaël Martinet氏が最新リリースとなる「Spat Revolution」ワールドプレミアのため来日した。IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)やjüngerとの共同開発も行うFluxだが、その成り立ちから、プロダクトを生みだす発想、そしてSpat Revolutionが立体音響にもたらす変革に至るまで、Gaël氏とFluxのアイデアの源に迫った。
自らのツールを自らで作り出す
フランス・パリから南西へ約1時間。Flux:: sound and picture developmentはフランス中部のオルレアンに位置している。現在CEOであるGaël 氏はサウンドエンジニア出身のプログラマーで、独学でC++を学んだという異色の経歴の持ち主だ。Fluxが設立されたのは今から17年前。当時Gaël氏はメジャーなレコード会社とも契約しミックスとマスタリングのサウンドエンジニアとして活躍していたが、そのかたわらでMerging PyramixやMAGIX Samplitude、Avid Pro ToolsなどのDAWメーカー各社とベータテスター契約を結んでいた。その中で「こんなプラグインが欲しい」と相談しているうちに、「欲しい」という気持ちが「作ってみたい」へと変化していったのが開発に携わるきっかけになったそうだ。まず、最初に欲しいと思ったプラグインはメータリングプラグイン。当時のメータープラグインはPeak表示などの単純な表示しかなく、RMU表示やよりオプションが付いたものなどサウンドエンジニアとしての現場感覚がアイデアを次々と生み出していく。また、当時はマスタリング用のプラグインが少なかったため、自分に合うDynamics Processorの開発がメーターの次に取り組むテーマとなっていくのだが、自分が必要とするツールを自らで作り出すといった点は現在にも受け継がれる開発力の源泉と言えるのではないだろうか。
ソフトウェアの開発を始めたGaël氏だが、もともとプログラミングを学んでいたわけではなかったので自分で書籍を買いゼロから勉強をし始めたという。そして、実際プログラミングをしてみると自分に適正があると実感。メーカーと相談しながら自分の求めるツールを作るうちに「これが自分の仕事だ!天職だ!」と思いのめり込んだところが、のちのFluxにつながるスタートラインになっている。当時設立した会社は「Geal Yvan」という名称で、Mergingとの契約を結び、Pyramixに含まれているプラグイン全ての開発にあたったという。当時はPyramix向けにインテグレートされたポスプロ向けの環境を整える必要があったのだが、その時Gaël氏が開発したのが現在Pyramixのビデオエンジンとしても使用可能な「VCube」、もちろん当時開発したプラグインは現在もなおPyramixで使用されている。その後、11年間継続されたPyramix プラグイン開発だが、様々なプラグインを開発していくうち、他のDAWメーカーにもプラグインを提供したいと思うようになり「Flux」というブランド名のもと、プラグインの販売をスタート、現在の会社の始まりとなる。
共同開発という技術のシナジー
現在、Fluxが開発しているプラグインは大きく分けて2種類ある。まずは、FluxブランドのプラグインでFluxのスタッフが100%開発している製品。主にはPureシリーズやElixir、Stereo Tools、Pure AnalyzerやEpureなどがある。それに対してブランディングされているのが、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)シリーズやjüngerシリーズに見られる共同開発製品だ。今秋に発売されたSpat Revolutionも「IRCAM」ブランドの製品となりその研究技術を使用。Audio Engineに付随する機能はFluxが作成したものだが、IRCAMからもプログラマーが加わり共同で開発されている。
そのIRCAMとの共同開発が始まったきっかけは、なんとIRCAM側からのオファーだという。当時のFluxの技術力・製品クオリティの高さを買って、IRCAM研究所のValorisation directorであるFrédérick ROUSSEAU氏より、Geal氏へ「自分たちの技術を使ってプラグイン製品を作ってみないか」と持ちかけられたのが始まりだそうだ。その技術力によって現在ではMergingを始め、Avid、SteinbergなどDAWを開発している各社とデベロッパー契約もあり、各プラグインフォーマットに向けてFluxプラグインを供給している。また、FluxはIRCAMとの連携もあり、そのスタッフの半数がプログラミングに関わっているというまさに開発者集団とも言える陣容。共同開発は人的にも技術的にもお互いのシナジーを生み出しているようだ。
Spat Revolutionを生んだ発想の転換
そして、2017年9月に発売となったSpat Revolutionである。「イマーシブ3Dオーディオ編集アプリケーション」とまとめればいいだろうか、複数の立体空間を擬似的にソフトウェア内にセットアップ、アコースティック・シミュレーションを行った上で、サラウンドから7.1.2ch、22.2chまで様々な立体音響のスピーカー配置用にオーディオ信号を出力することができる非常に革新的なソフトウェアで、今までに類を見ない製品だが、実は開発には長い年月がかかっている。
まず、1992年にIRCAMより初代Spatがリリースされた。しかし、このソフトは一般ユーザーが簡単に使いこなせる仕組みではなく、主にMax MSPにモジュールとして組み込んでいたのがほとんどだと言われている。Max MSPに組み込むということはプログラミングの技術を必要とし、時にはスクリプトを必要とするケースもあるためサウンドエンジニアが気軽に使えるような代物ではなかった。そこで、MaxMSPの難しい作業に関しては極力省略して「音を作る作業以外の時間をセーブしよう」としたのが、2010年にFluxよりリリースされた「IRCAM Spat」である。90年代から綿々と積み重ねられたIRCAMのテクノロジーがサラウンドという時代のニーズとマッチを始めたタイミングとも言える。
しかし、この製品を開発するにあたり、DAWプラグインとして動作させるのには主にバスの問題で制約を感じていたという。例えば、Pro Toolsは先日Dolby Atmosに対応したばかりだが、Auro 3Dなどのマルチチャンネルには未だ対応していない。対応させるには複数のバスに分けての処理が必要とされるわけだが、それでもやはり入力信号を一括でモニターすることはできない。そこで、DAW側の制約に捉われずに処理をさせる方法はないかと試行錯誤していた。ここで発想の転換がある。プラグインとして処理を行うのではなく、プラグインは「センドプラグイン」としてあくまでパイプ役に徹し、スタンドアローンのアプリケーション内でプロセスを行うというアイデアだ。これを実現したのが「Spat Revolution」であり、入出力数にしても、対応フォーマットの幅広さにしても圧倒的なスペックを誇る3Dオーディオ編集の「統合アプリケーション」として結実することとなる。
音を可視化する
アプリケーションの機能開発を行う一方で、重視されているのがそのGUIやデザインである。Gaël氏には「かっこ悪い見た目ではそれなりのものしかできない。」というポリシーがあり、サウンドエンジニアのクリエイティビティを妨げないよう、ツールであるプラグインは美しく機能的にデザインされているべきだとしている。その最たる例が自社開発されたPure Analyzerであろう。Pure Analyzerはスタンドアローンで動作するアプリケーションだが、パスで使われているエンジンや、メータリング、Nebraに見られる空間的広がりをビジュアル化する機能など、優れたGUIと視認性の高さで評価も高い。ここで培われた「自由度は非常に高いが、いかにシンプルに見せるか」というポイントは現在の開発にも引き継がれており、Spat Revolutionへ搭載されたNebra機能は、空間でどの周波数帯域の音がどれくらいのパワーでどの方向へ向かって鳴っているか、を視覚的に確認できる。まさに「音を可視化する」機能なのである。3D立体空間の表現において、このような機能を持ったアプリケーションはおそらく世界初だろう。
そして、Spat RevolutionのGUIは非常にシンプルに作られている。信号の流れは見た目でわかるように、上段にあるInputから下段のOutputに向けて設計されており、それぞれを線でつなぎこむ。展開するプロジェクトの大きさによってSpat上のセッティングはシンプルにも複雑にもでき、その選択はユーザー次第。「Spat Revolution」というソフトウェアの自由度の高さを理解してもらうには、このインターフェイスが最適だと考えたそうだ。Geal氏はこのGUIについて「この仕組みはポスプロの人にはわかるかもしれないが、もっとシンプルなフローにしたい場合にはこれでも難しいかもしれない。なので、Mixer Binがついたようなもっと簡素なGUIを構想中だ。」とコメントしている。今後は「コネクションする」という作業をより簡単にできるように開発も進めていく予定で、ユーザーのリクエストを精査し実行に移していく段階に入った、と言えそうだ。
迅速なアップデート
現在、Fluxのソフトウェアは全てFlux Centerから供給され、必要なプラグインを任意のバージョンでインストールすることが可能だ。そして驚くほどアップデートの速度が早く、多い時には1週間に3回アップデートがオープンにされることもある。万が一、最新バージョンで不具合があった場合でも、Flux Centerでは過去のバージョンに戻ることも容易だ。
その迅速なアップデートの裏には、Fluxの開発チームとベータテスターとの連携も忘れてはならないだろう。バグ報告をあげると、そのデータをもとに問題点を見つけ出して改善していく。一つでもバグの改善があれば、すぐに新しいビルドとして公開する。そして、リリースノートはWeb上にすべて公開され、どのバージョンで何を直しているかもユーザーが確認できる。実際、重篤なバグを報告し、改善にはかなりな時間を要するだろうと想像していると、2〜3日でビルドアップされることもしばしばである。
Fluxはベータテスターだけではなく、より多くのユーザーからの率直な意見を聞きたいということで様々な計画をしているそうだ。現在構想として上がっているのは「こんな機能が欲しい」というユーザー自身の声をWebで直接投稿するケースや、他のユーザーからのリクエストをランキング形式でリストアップしそちらに投票する、という形式。その結果を参考にFlux社内でいいアイディアだと認められれば、社内で優先順位を協議した上での開発となるだろう、とGaël氏は語っている。こういった現ユーザーからの声、さらには未来からの声にも対応する、そうしたユーザーに密接なメーカーを目指しているそうだ。
成長するSpat Revolution
Spat Revolutionは、現在DAWと連動されることを第一に開発されているが、将来的にはAvid S6LなどのSR市場へ対応することもアプリケーションの大きなテーマとしている。例えば、パラメーターにデュレーション(時間)という概念をつけることで、Mixerのスナップショットと連動し「6秒間で右から左に移動する」といった音像定位のオートメーションをつけたり、SRコンソールからプラグインのパラメーターを直接コントールさせるといった統合機能を想定している。Spat RevoluutionはすでにOSCに対応しているので、接続方法はIP接続になることだろう。なお、AoIPの開発については、すでにAVBで64chオーディオのやりとりや、OSCを使ってコントロールするというテストが進められているとのことだ。また、Spat Revolution自体にスナップショットを搭載することも想定している。一つのRoomソース内で複数のスナップショットを登録し、そのスナップショットを自在に切り替えることができるようになれば、ステージ演出としてよりダイナミックな演出ができるようになるだろう。
ほかにも、 Spat RevolutionにShowモードを搭載しセッティング画面は安全のために一切触れなくしたりする構想や、サーバーで動作するバージョンも想定している。現在、OSCを利用してDAWからSpat Revolutionをリモートするのだが、サーバーはエンジンとして動作するため、ラップトップやmixerからはOSCではなく完全なリモートコントロールとなる。さらには、サーバーシステムではコンピューター自体を二重化したリダンダントシステムとして組み上げることができるため、より冗長性を高めることが可能だ。
もちろんSR環境だけではなくDAW向けの新機能も想定している。Spat上でソースの軌跡を表示させ、そこからエディットできるようにすることや、ソースの配置を自動で配置されるようになるような機能、例えば音源の音程の高さによって3D空間で徐々にハイト方向に自動で音が配置されるようになるなど。これには特定のアルゴリズムが必要となってくるが、そんな機能があったら面白いのではないか、とそのアイデアは尽きないようだ。 また、現在はAvid S6にてプラグインマッピングの機能に対応しており、任意のパラメーターをFaderやJoystickに割り当ててオペレートすることが可能だが、バーティカルパンニングについて、フィジカルコントローラーの開発が待ち遠しいところではある。現行で3DマウスやDeep Motionなどの既存デバイスに対応させたり、Spat RevolutionがOSCに対応していることを踏まえて、専用のiOS等のアプリ開発も念頭にある。WindowsタブレットではOSC同士で通信ができたり、とRemoteControlに関してはすでに対応している項目もあるとのことだ。
最後に日本のユーザーへGaël氏からメッセージを頂いた。「これからも、我々の開発意欲を刺激し続けてください。Spat Revolutionはまさに、日本のユーザーが実践しているたくさんのユニークなプロジェクトであったり、放送局が行っているシリアスなプロジェクトをサポートするために作られたソフトです。これからも様々な意見が交換できればいいなと思っています。」
「開発意欲を刺激し続けて欲しい」、 ユーザー目線でソフトウェアを開発し続けてきたFluxだからこそのメッセージではないだろうか。Gaël氏は日本のマーケットに非常に関心が深く、Spat Revolutionの機能にも日本からのリクエストが多く盛り込まれている。Preferenceにも日本語表示が搭載されているが、単なるGoogle翻訳ではなくより日本的な言葉が選ばれていたり、と非常にユーザーとの距離が近く感じる。このようにユーザーとメーカーがお互いの創作意欲を刺激しあい、クリエイティブに還元していくという前向きな循環が続く限り、今後もFluxのアプリケーションが様々なコンテンツで活躍することは間違いないだろう。
Gaël Martinet - FLUX:: Head of software engineering
NEWS
2018/09/04
MTRXにルーム・チューニング機能を追加!待望のSPQカードが遂にリリース!! ~Pro Tools Information
AvidのフラッグシップI/OであるPro Tools | MTRXにスピーカー補正 / ルーム・チューニング機能を追加する待望のオプションカード"SPQカード"が遂にリリースされました。Avidからのニュースを下記に転載いたします。
イマーシブオーディオ環境の中でモニター管理システムとしてMTRXを使用する際、これまでは外部にスピーカー・プロセッシング・システムを導入する必要がありましたが、このオプションカードの登場により、DADmanソフトウエア内からEQやディレイ等を調整、内部ルーティング等を実施することで、適切な音場構築がMTRXだけで実現可能となりました。
MTRX SPQ Speaker Processing Card
販売価格 ¥280,800(本体価格 ¥260,000)
製品概要
Avidは Pro Tools|HDX/HD Nativeシステム用高品位オーディオ・インターフェイスでもあるMTRXのオプションとして、Pro Tools | MTRX SPQスピーカー・プロセッシング・カードをリリースしました。このオプションカードを利用することで、ミキシング環境構築時に、ドルビー・アトモス等のイマーシブ・オーディオ・フォーマットを含む、どのモニター・フォーマットにも適したルーム設定を行える精度の高いキャリブレーションが実行可能です。
精度の高いルーム・チューニングを実現!
MTRX上にPro Tools | MTRX SPQスピーカー・プロセッシング・カードを搭載することで、他の外部プロセッサーを追加することなく、MTRXのみでモニター・スピーカーやサブ・ウーファーを最適化、よりクリエイティブな精度の高いミックスが可能となります。
ステレオからドルビー・アトモス等のイマーシブ・オーディオに到る、あらゆるオーディオ・フォーマットに対応、最大128チャンネルまでサポートする1,024 IIRフィルター(各チャンネル最大16フィルター)にアクセスすることで実行可能なルーム・ファイン・チューン、ベース・マネージメント、EQモニター、そしてキュー・シグナルといった各種設定を行い、それらのコンフィギュレーションを保存/リコール可能です。
これにより、1つの部屋で複数のサラウンド/イマーシブ・オーディオ・フォーマット対応したい場合でも、それぞれのフォーマット毎のモニター設定を瞬時にリコール/構築可能。利便性が高く、投資効率の高いミキシング・ルームを設計することができるようになります。
主な特徴
• チャンネル数-- 128 チャンネル(48 kHz時)
• フィルター-- 1,024 IIR (infinite impulse response) フィルター
• ルーム・チューニング -- 各チャンネル最大16フィルターまで対応
• ベース・マネージメント-- 複数のサブウーファー対応
• 対応サンプルレート -- 44.1 kHz~384 kHz
• レーテンシー調整-- 各チャンネル最大 800 msまで調整可能
• 対応オーディオフォーマット -- マルチチャンネル・オーディオ・フォーマット対応
ステレオ、 5.1, 7.1,及び64チャンネルDolby Atmos含む。
様々なイマーシブ・オーディオ・フォーマットに必要なスピーカー・マッチングを実現可能
• ソフトウエア・インテグレーション-- DADman 及びPro | Mon上でスピーカー・マネージメント及びコントロールを設定し、
各モニター環境ごとのコンフォギュレーションを保存/リコール可能。
Avid Japanでは、IBC終了後、デモ機を入手次第、Avid Space Tokyoでのデモ/セミナーを実施予定とのこと。気になるその性能を体感出来る機会についても、ぜひお見逃しなく。
Event
2018/08/13
CEDEC 2018 にAudiokinetic社と共同出展 ~ROCK ON PRO Information
今年で20回目を迎えるCEDEC。コンピュータエンターテインメントに関わる知見の最先端であるこのカンファレンスに、昨年に引き続きROCK ON PROも出展いたします。今年はオーディオ・ミドルウェア WwiseのメーカーであるAudiokinetic株式会社との共同出展となるほか、効果音をシンセサイズすることによりサウンドデザインのワークフローに革新をもたらしたプラグイン Le Soundから、CTOである Chunghsin Yeh氏を招聘し、数多くのトピックと昨年以上に深いご相談を承れる体制をご用意して皆様をお迎えいたします。もちろん、ROCK ON PROならではのオーディオ制作全般に関わるご質問・ご相談も随時お待ちしております。CEDECへの参加をご予定の皆様は、ぜひROCK ON PROブースにお立ち寄りください。
CEDEC 2018 出展概要
会期:2018年8月22日(水)~8月24日(金)
会場:パシフィコ横浜 会議センター (横浜西区みなとみらい)
☆ROCK ON PROブース番号:14(Audiokinetic株式会社との共同出展)
>>CEDEC公式サイトはこちら
展示概要
Pro Tools 最新バージョンとなる2018.7を中心としたサウンド制作システムの提案、DANTE / SoundGridによるAoIPソリューション、Audiokinetic社 Wwise(共同出展)、Le Sound CTO Chunghsin Yeh 氏による製品デモ
主な展示機器
Avid Pro Tools 2018.7 (DAW)、Le Soundプラグイン各種 (効果音専用シンセサイザー)、Flux:: Spat Revolution (統合型イマーシブ・オーディオ編集ツール)、Dolby Atmos Production Suite (Dolby Atmos ミキシング・ツール)、DiGiGrid関連製品 (AoIPソリューション)、DANTE関連製品 (AoIPソリューション)、各種オーディオプラグイン、他
Post
2018/06/10
Pro Tools | Ultimate + HD MADI ~多チャンネル伝送を実現したコンパクトシステム~
多数のチャンネルを扱うことの多いポストプロダクション業務。5.1chサラウンドが標準となり、Dolby Atmosや22.2chなどのイマーシブサラウンドが浸透していくことで、MA作業で必要とされるチャンネル数はさらに増加していくと考えられます。Pro ToolsシステムのI/OにPro Tools | HD MADIを選べば、わずか1Uの筐体でHDXカード1枚の上限である64ch分の信号を外部とやりとりすることが可能になります。96kHz時も48kHz時と同様、64chを伝送することが出来ることも大きな利点です。
◎主な特徴
・わずか1ラック・スペースのインターフェースと2本のケーブルを介して、最大64のオーディオ・ストリームをPro Tools | HDシステムと他のMADIデバイス間で送受信できます。
・すべての入出力を超高品質でサンプルレート変換できます。セッションを変換したり、外部MADIデバイスをダウンサンプリングしたりする面倒な作業は不要です。
・別のフォーマット・コンバーターを用意することなく、オプティカル接続と同軸接続の両方で、さらに多様なMADIデバイスをレコーディングのセットアップに追加できます。
・出力に対してサンプル・レート変換を使用する際、専用のBNCワード・クロックおよびXLR AES/EBU接続を介して外部クロックと同期することで、ジッターを最小限に抑えます。
◎システム構成
Pro Tools | HD MADIの構成は、HDXカード1枚に対してI/O 1台という極めてシンプルなもの。MADI対応の音声卓となら直接接続が可能なほか、音声卓との間にMADIコンバーターを導入すれば、Pro Toolsと様々なデバイスを多チャンネルで接続することが可能となります。
Sales
2018/06/01
ROCK ON PRO オリジナルバンドル!! Pro Tools Ultimate + iZotope Software
名称も新たにリブランディングされたPro Tools、そのフラッグシップとなる「Pro Tools Ultimate」にiZotopeの各ソフトを織り込んだROCK ON PROオリジナルバンドルです。Dolby Atmos、Ambisonicsといった3Dサウンドへの対応など新たな世界への拡がりはもちろんですが、何といってもプロフェッショナルとのやりとりでスタンダードとなるPro Tools Ultimateを導入しておくというメリットは見逃せません。
今回はそこにiZotopeの「Neutron 2 Advanced(税込¥55,080相当)」「Ozone8 Advanced(税込¥55,080相当)」「RX6 Standard(税込¥45,360相当)」のいずれか1点をバンドル、プライスはPro Tools Ultimateライセンス価格の据え置きでご案内します。VR、サラウンドといった3Dサウンドへの対応を取りたい方、Pro Toolsからのアップグレードで制作環境を整えたい方、さらにiZotopeでミックス、マスタリング、リペアどのポイントを充実させるのか、ご相談お問い合わせは下記リンクまたは03-3477-1776 / ROCK ON PRO 渋谷:佐々木、清水・06-6131-3078 / 梅田:中川までご連絡ください。
>ROCK ON PRO オリジナルバンドル
1)Pro Tools Ultimate + iZotope Neutron 2 Advanced / Value ¥55,080 !!
新規永続版ライセンス:¥318,600(本体価格:¥295,000)
Pro Toolsからのトレードアップ(永続版ライセンス):¥241,920(本体価格:¥224,000)
2)Pro Tools Ultimate + iZotope Ozone8 Advanced / Value ¥55,080 !!
新規永続版ライセンス:¥318,600(本体価格:¥295,000)
Pro Toolsからのトレードアップ(永続版ライセンス):¥241,920(本体価格:¥224,000)
3)Pro Tools Ultimate + iZotope RX6 Standard / Value ¥45,360 !!
新規永続版ライセンス:¥318,600(本体価格:¥295,000)
Pro Toolsからのトレードアップ(永続版ライセンス):¥241,920(本体価格:¥224,000)
*本バンドルのお問い合わせは03-3477-1776 / ROCK ON PRO 渋谷:佐々木、清水・06-6131-3078 / 梅田:中川までご連絡ください。
●AVID
・Pro Tools 各ライセンス機能比較
●iZotope
・Neutron 2 Advanced
・Ozone8 Advanced
・RX6 Standard
◎Pro Tools HDXカードも含めてご検討の方はコチラ!!
Media
2018/05/23
株式会社カプコン様 / Dynamic Mixing Room-[B] / [W]
日本を代表するゲーム会社カプコン。前号でもリニューアルしたDynamic Mixing Stageをご紹介したが、それに続いて新たにDynamic Mixing Room-[B]とDynamic Mixing Room-[W]が作られた。VR、イマーシブといった言葉が先行しているゲーム業界におけるオーディオのミキシングだが、それらのコンテンツを制作する現場はアプローチの手法からして大きな変革の中にある。ゲームではカットシーン(ユーザーが操作をせずに動画が再生され、ストーリを展開する部分)と呼ばれるMovieとして作られたパートが次々と減少し、昨年リリースの同社『バイオハザード7 レジデント イービル』では遂にカットシーンが全くないというところにまでたどり着いている。こういった背景もあり、しっかりとした音環境でDynamic Mixingを行える環境というものが切望されていた。その回答が前回ご紹介したDynamic Mixing Stageであり、今回のDynamic Mixing Roomとなる。
◎求められていたDynamic Mixing「Room」
昨年のDynamic Mixing Stageは各素材の最終確認、そして最後の仕上げという部分を重点的に担っているが、その途中の生成物であるオーディオデータが全てファイナルのミックス時点でオブジェクトに埋め込まれ、プログラムされていくわけではない。しかし、オーディオデータをプログラムに埋め込み、他のサウンドとの兼ね合いを確認しながら作業を行う必要が日に日に大きくなっているのが現状だ。カプコンでは各スタッフに専用のパーテーションで区切られたブースが与えられ、5.1chでの視聴環境が用意されている。ただし、あくまでも仮設の環境であり、スタジオと比べてしまえば音環境としてお世辞にも良いと言えるものではない。ほかにもPro Toolsが常設された防音室が用意され、そこへシステムを持ち込み確認作業が行えるようになっていたが、常設のシステムに対して持ち込みのシステムを繋ぎ込む必要があるため、それなりのエンジニアリング・スキルが要求される環境であった。この環境改善を図ったのが今回の目的の第一点となる。
もちろん、ここにはサウンドクオリティーへの要求も多分に含まれる。海外のゲーム会社を視察した際に、クリエイター各自が作業スペースとしてスタジオクラスの視聴環境で作業しているのを目の当たりにした。これが、世界中のユーザーに対してゲーム開発をおこなうカプコンとして、同じクオリティーを確保するための重要な要素と感じた。各クリエイターが、どれだけしっかりとした環境でサウンドクオリティーを確認することが出来るのか。これこそが、各サウンドパーツレベルのクオリティーの差となり、最終的な仕上がりに影響をしているのではないか、ということだ。これを改善するため、自席のシステムそのままにサウンドの確認を行うことのできるDynamic Mixing Roomへとつながっている。
さらにもう一つ、VRなど技術の発展により、3Dサラウンド環境での確認が必要なタイトルが増えてきたというのも新設の大きな要因。昨年、Xbox OneがDolby Atmosに対応したことなどもその一因となったそうだ。今回はスピーカーの増設だけでその対応を行うということではなく、やるのであればしっかりとした環境自体を構築する、という判断を後押しするポイントになったという。
そして、Dynamic Mixingにおいてサウンドを確認するためには、DAWからの出力を聴くのではなくゲーム開発機からの出力を聴く必要がある。ゲームエンジンが実際に動き、そこにオーディオデータがプログラムとして実装された状況下でどの様に聴こえるのか、プログラムのパラメーターは正しかったか?他のサウンドとのかぶりは?多方面から確認を行う必要があるからだ。そうなると、自分の作っているゲームの開発機を設置して、繋ぎ込んで音を聴くというかなりの労力を要する作業を強いられてしまう。
すでに開発中のデータ自体はネットワーク化されておりサーバー上から動くが、端末はそのスペックにあった環境でなければ正確に再現されない。今回のDynamic Mixing Roomはそういった労力を極力減らすために設計された部屋ということになる。そのコンセプトは利便性とスピード感。この二つに集約されるということだ。
◎部屋と一体になった音響設計
実はこの部屋にはDAWが存在しない、2つの鏡写しに作られた黒い部屋と白い部屋。その間の通路に置かれたラックに開発PCを設置して作業が行えるようになっている。接続された開発PCはHDMIマトリクススイッチャーを経由してそれぞれの部屋へと接続される。開発PCの音声出力はHDMIのため、部屋ではまずAV ampに接続されデコード、モニターコントローラーの役割として導入されたRME UFX+を経由してスピーカーを鳴らす。なぜRME UFX+がモニターコントローラーとして採用されているかは後ほど詳しく説明するとして、まずはサウンドに対してのこだわりから話を始めたい。
この環境を作るにあたりリファレンスとしたのはDynamic Mixing Stage。こちらと今回のDynamic Mixing Roomでサウンドの共通性を持たせ、迷いのない一貫した作業を実現したいというのが一つの大きなコンセプト。全てのスピーカーは音響設計を行なったSONAのカスタムメイドでバッフルマウントとなっている。サラウンド側、そして天井に至るまで全てのスピーカーがバッフルマウントという部屋と一体になった音響設計が行われている。このスピーカーは全てバイアンプ駆動され、そのマネージメントを行うプロセッサーはminiDSPが採用されている。miniDSPはFIRフィルターを搭載し、位相問題のないクリアなコントロールを実現している。しっかりとした音響設計がなされたこのDynamic Mixing RoomはDynamic Mixing Stageと高いサウンドの互換性を確保できたということだ。今後はDynamic Mixing Stageで行われているダイヤログの整音と並行してDynamic Mixing Roomで実装された状態での視聴を行う、といった作業も実現できる環境になっているということ。もちろん、同じクオリティーでサウンドを確認できているので、齟齬も少なく済む。まさに「スピード感」というコンセプトが実現されていると言える。
◎RME Total Mixで実現した柔軟なモニターセクション
それでは、次にRME UFX+の部分に移っていきたい。UFX+の持つTotal Mixを使ったモニター機能は非常に強力。複数のマルチチャンネルソースを自由にルーティングすることが出来る。これまで自席で仕込んだサウンドをしっかりした環境で聴こうと思うと、前述のように自席のPC自体を移動させて仮設する必要があった。この作業をなくすために、DiGiGridのネットワークが構築されている。それぞれのPCからの音声出力はDiGiGridのネットワークに流れ、それがDynamic Mixing RoomのUFX+へと接続。もちろんDiGiGridのままでは接続できないため、DiGiGrid MGO(DiGiGrid - Optical MADI Convertor)を介しMADIとして接続されている。
開発PCからのHDMIはAV ampでデコードしてアナログで接続され、各スタッフの自席PCからはDiGiGirdネットワークを介して接続、ということになる。これらの入力ソースはRME Total Mix上でモニターソースとしてアサインされ、ARC USBによりフィジカルにコントロールされる。このフィジカルコントローラーの存在も大きな決め手だったということだ。そもそも複数の7.1.4サラウンドを切り替えようと思うと具体的な製品がなかなか存在しない。フィジカルコントロールも必要となるとAVID S6 + MTRX、TAC System VMC-102 + MTRXといった大規模なシステムになってしまうのが実情。リリース予定の製品にまで目をやったとしてもGrace Design m908がかろうじて実現出来るかどうかというレベルとなる。その様な中でUFX+とARC USBの組合せは過不足のない機能をしっかりと提供することが出来ており、フィジカルなコントローラーを手に入れたことで使い勝手の高いシステムへと変貌している。実は、Total MixのモニターコントロールはRock oN渋谷店頭でスピーカー試聴の切替にも使用されている。こちらも試聴中に数多くの機器をスムーズに切り替える必要があるのだが、その柔軟性が遺憾なく発揮されている実例でもある。
◎利便性とスピード感を具現化
このDynamic Mixing Roomは3Fに位置しており、先行してDiGiGridのネットワークが構築されたコンポーザーの作業場は14Fとかなり距離が離れていたが、その距離も既存のネットワーク回線を活用することで簡単に連携が実現ができた。ここはネットワークが会社中に張り巡らされているゲーム会社ならではの導入障壁の低さかもしれないが、追加で回線を入れるとしてもネットワーク線の増設工事であれば、と考えてしまうところでもある。ちなみに自席PCはDynamic Mixing Roomから画面共有でリモートしている。画面共有サービスもブラッシュアップされておりレスポンスの良い作業が実現したこともこのシステム導入の後押しになったということだ。
今後は、コンポーザーだけではなくSEスタッフの自席も活用しようと検討しているということだ。全社で70名近いというサウンドスタッフすべてのPCがDiGiGrid Networkを介してつながる、まさに未来的な制作環境が実現していると言えるのではないだろうか。自席PCでサウンドを仕込みながら、持ち込んだ開発PCに実装し、その場で確認を行う。理想としていた制作環境に近づいたということだ。また、開発PCを複数置けるだけのスペースも確保したので、タイトルの開発終了まで設置したままにできる、ということも大きい。HDMI出力と操作画面用のDVI、そして操作用のUSB、これらの繋ぎ変えだけで済むということは、これまで行なっていたPCごと移動するスタイルからの大きな進化。利便性とスピード感。このコンセプトに特化した環境が構築されたと言えるのではないだろうか。
また、Dynamic Mixing Roomには常設のMouseもKeyboardも無い。自席と同じ様な作業環境を簡単に構築できるという考え方のもと、機材の持ち込みは自由にされているということだ。共有の設備にも関わらず、PCもなければMouseもKeyboradもない。少し前では考えられなかったような設備が完成した。言わば「何も置かない」というミニマルさが、ゲームの開発という環境に特化して利便性とスピード感を追求した結果。これは、ゲーム制作だけではなくシェア・ワークフローそのものを考える上で大きな転換点に来ているということを実感する。
すでにITでは数年前からSaaS(Software as a Service)という形態が進化を続けている。手元にあるPCはあくまでも端末として、実際の処理はクラウドサービスとして動作をしているシステム。映像の業界はすでにSaaS、クラウドといったイントラネットから飛び出したインターネット上でのサービスの活用が始まっている。今後は、サウンドの業界もこの様な進化を遂げていくのではないか、そのきっかけとなるのが今回のカプコン Dynamic Mixing Roomの実例なのではないかと感じている。
(手前)株式会社カプコン サウンドプロダクション室 室長 岸 智也 氏 / (奥左)同室 コンポーザー 堀 諭史 氏 / (奥右)同室 オーディオ・ディレクター 鉢迫 渉 氏
*ProceedMagazine2018Spring号より転載
Event
2018/05/11
ROCK ON PRO NEWS!! After NAB Tokyoへ出展します!!
5/23(水),5/24(木)の両日、東京・秋葉原UDXで開催されるAfter NAB 2018に出展いたします!! 今回はポストプロダクションの音声ワークフローにフォーカスをあて、AVID Pro Toolsを中心としたシステムを便利かつ効率的に運用するソリューション「Video Slave 3 Pro」を出展。最新版のPro Tools Ultimate、Audio InterfaceであるAVID MTRX上で実際にその動作をご覧いただきます。併せて、効果音を効率的に生成することが出来る画期的なプラグイン・アプリケーションAudioGaming社の「LE SOUND」シリーズも展示。会場ではVR関連の制作手法、Dolby Atmosの制作環境など最新の音響フォーマットなど、音声に関するご相談、お問い合わせをお待ちしております。イベント詳細は下記After NABホームページよりご確認ください、皆様のご来場を心よりお待ちしております!!
■After NAB Tokyo開催概要
期日:2018年5月23日(水)・24日(木) 10:00-18:00
場所:東京・秋葉原「UDX」
展示フロア:2階「AKIBA_SQUARE」
プレゼンテーション:4階「UDX THEATER」「UDX Gallery Next 2」
主催:NAB日本代表事務所(映像新聞社)
一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会
後援:National Association of Broadcasters(全米放送事業者協会)
入場:無料(登録制)
■申込先・お問い合わせ
一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
TEL: 03-6212-5231 FAX:03-6212-5225
>>事前登録はこちらから
Event
2018/03/01
Post NAMM 2018 最新レポート&セミナー〜ROCK ON PRO Seminar Report
L.A近郊のアナハイムで1月に開催されたNAMM Show2018、現地発表された数々のトピックをまとめ、国内のユーザーの皆様へお伝えするべく、POST NAMM 2018セミナーが東京赤坂のAvid Space Tokyoにて開催されました。会場へは50名を超えるお客様がご来場となり、個人でのご参加者様から、放送局・ポストプロダクション・ゲーム会社といった業務レベルのお客様まで多士済々。会場となったAvid Space TokyoにはFocal Shape50をモニタースピーカーに用いてDolby Atmos 7.1.4をセッティング。会場でのハンズオンもPro Toolsの最新機能を活かした環境で執り行われました。
第一部はROCK ON PRO洋介によるNAMM Showレポート。実際に現地へ赴いたRockoNスタッフによるダイレクトな情報を会場の皆様と共有しました。高域・低域の2wayダイヤフラムを搭載した近日発売となる完全メイドインジャパンのSony/C-100、そして完全復刻がアナウンスされたNEUMANN U67、真空管の型番もEF86とオリジナルを忠実に再現しています。他にも多チャンネル対応を果たし、Dolby Atmos / Auro / 22.2など7.1以上のマネジメントまでフォローするGrace Design m908や、三角形ダイアフラム(!)とインパクトあるルックス理詰めで作ったスウェーデンEhrlund Microphonesなど。ホームページの記事だけではお伝えしきれなかった現地での情報を織り交ぜつつ、ガジェットからプロオーディオ機材まで現地で得られた生の情報をお届けしました。
続いてはAvid / Daniel Lovell氏による、最新Pro Tools2018の解説。頻繁にアップデートされるPro Toolsですが、これまでのバージョニングナンバーを改定し「リリース年.リリース月」の仕組みとなり、2018年1月リリースの最新バージョンは「Pro Tools 2018.1」となっています。
機能面ではテイクの比較試聴を簡易にするプレイリストコントロールの改善からハンズオンで実演したほか、MIDI機能も今回強化されたポイントの一つです。中でもRECしていなかったMIDI演奏もSHIFT+Cで前に戻れる(!)という画期的な機能は注目です。感覚で弾いていたファーストテイクに、なんと後からでも戻れてしまうというタイムスリップ的な発想。他にも矢印キーでのベロシティコントロールなど制作をスムースに進めるための細かな改善が多数なされています。
トラックプリセットの改善も効率的な制作に一役買ってくれる機能ではないでしょうか。トラックを作る際に、パラメーターに至るまで予めプリセットされた設定で作成することができる機能ですが、その設定から新規トラックを作成する際に選択肢としてプリセットが出現する様子まで実際の流れをデモ。トラック管理の流儀は制作現場それぞれでのパターンがありますが、柔軟かつ簡易に対応が取れることが分かります。
EuConでのブラッシュアップもあり、iOSアプリケーションのPro Tools Control(無償)からのコントロールもデモ。部屋の至るところからレベルコントロールも行えるようになっており、セミナー会場でワイヤレスにPro Toolsのコントロールを実演。また、EQカーブがミックス画面に表示されるようになったのもトピックです。カーブはサミングカーブとなっており、各チャンネルのプラグインなど全てを反映したEQカーブが表示されることになります。それぞれのプラグインのセッティングがどのようにチャンネルに反映されているか一目瞭然です。他にも、iLok Cloudについても解説があり「iLok忘れた、立ち上がらない、、、」といった、現場での悲劇(?)もこれで解消に向かうのではないでしょうか。セッションの最後にはナイショの某有名タイトルを用いて、実際のサウンドとPro Toolsの機能解説も。7.1.4のDolby Atmos環境でディテールを確認いただきました。
今回の改善は「なるべくマウスを使わず、キーボードで完結する」ことを念頭に置いたとのことで、制作における閃きを失わない、インスピレーションを形にすることを最優先にしたクリエイターファーストな姿勢が伺えます。業務でのデファクトスタンダードとなるPro Toolsだからこそ、実務に沿った着実な改善が進んでいると言えそうです。
第3部はATTIC.INC 中條氏によるセッション。前半はゲームオーディオでの音がどう鳴らされているかを解説、オブジェクトとして3D空間の座標として鳴らされるという点から、ゲーム本編とのインタラクティブな関係をどのようにマネジメントするのか、ミドルウェアを用いた実際の表現手法まで、具体的なサウンドデモを聴きながら解説が行われました。例えば、インタラクティブな音の鳴らし方の例として、4種ほどのステムにまとめられたオーディオをゲームの状況に応じてコントロールする手法。ドラムのステムを抜いたり、シンセのステムを残したり、あるいはそれを戻したりと、状況に応じた変化の様は我々がゲームをプレイする際に聞いていたあの感触。そのほかにも、距離減衰やランダムといったアプローチなど、その多彩な手法をご紹介いただきました。
後半はPro Toolsの新機能となるトラックプリセットについて中條氏の実際のセッションファイルを見ながらデモンストレーション。作曲の段階、レコーディングの段階、ミキシングの段階、といったようにワークのフェーズに応じたプリセットを組み立てしているアプローチ。もちろんその中にはTIPSを多数潜ませています。レコーディング段階のプリセットではクリック音の音色を数種類用意してあったり、リファレンスとなるトラックを仕込んでおいたり、またソフトシンセを立ち上げた際にすぐに音色をプレビューできるよう単音のMIDIノートが事前に打ち込まれていたり、、と文面ではお伝えしきれないほどの効果的なアイデアをご披露いただきました。
今回のPro Toolsのブラッシュアップポイントとなるトラックプリセットを便利に活用できるのも、中條氏が「いかに作業を効率よく短くしてクリエイティブのための時間へ割り振りするか」を常に念頭に置いているからではないでしょうか。実際のデモ画面を見ると、ハッとさせられる瞬間も多く、アイデア次第で快適な制作環境はまだまだ充実させることができる。そう強く感じるセミナーセッションとなりました。末文とはなりましたが、数多くのお客様にご来場いただきました、誠にありがとうございました!
Support
2018/01/24
Pro Tools の更新期限は大丈夫ですか!? ROCK ON PROが徹底サポートいたします!!
2018年も本格的に始動し、すでに来年度へ向けた機材やシステムの更新/メンテナンスを計画されている方々もいらっしゃるのではないでしょうか。その計画…Pro Tools年間プランの更新はお忘れではありませんか!? ROCK ON PROではPro Tools年間プラン更新を徹底サポート!!「年間プランってなんだっけ?」「どうすれば更新出来るんだ?」「そもそも自分のPro Toolsは更新の必要があるのだろうか?」…そんな疑問も、こちらの記事でスッキリ解消!ROCK ON PROが快適なPro Tools環境を徹底サポートいたします!!
INDEX
◎Pro Tools 年間プラン更新とは?
◎年間アップグレード・プラン更新のメリットはこれだ!
◎自分は更新が必要なのか?対象ユーザーなのか?年間アップグレード・プラン更新期限の確認方法
◎有効期限が近い!年間プラン更新までを徹底サポート!!
◎有効期限が切れている!という方もご安心を!再加入手続きも徹底サポート!!
◎Pro Tools 年間プラン更新とは?
Pro Tools年間アップグレード・プランはその名の通り1年間、Pro Toolsを最新のバージョンにアップグレードする権利を得られるプランです。Pro Tools | HD ユーザーの場合は、特典プラグインの使用権と、ソフトウェアに対するAvidサポートの権利もこれに含まれています。
直近の加入または更新から1年間が過ぎてしまうと年間アップグレード・プランは失効してしまいます。引き続き最新バージョンへのアップグレード権を保持するためには、プランの有効期限より前に、有効期間を1年間延長する「Pro Tools年間アップグレード・プラン更新」の手続きを行う必要があります。
もし、年間アップグレード・プランの期限が切れてしまうと、新たにリリースされるバージョンはダウンロードが出来なくなります。(プランが切れた時点での最新バージョンまでであれば引き続きPro Toolsを使用可能です。)年間アップグレード・プランの期限が切れてしまった方であっても、「アップグレード・プランへの再加入」という手続きを取ることで、期間中と同様の権利を再び手に入れることが出来るようになります。
◎年間アップグレード・プラン更新のメリットはこれだ!
・メジャーアップデートにも対応!!パワフルな最新Pro Tools環境を即DL!!
・矢継ぎ早に行われる機能追加、バグフィクスまで常に最新の快適な環境を入手!!
・継続的なユーザーは「再加入」よりも「更新」の方がコスト優位!!
Pro Tools 12のリリースと同時に年間アップグレード制を導入して以来、Avidは非常に速いスピードで新機能の追加や細かなバグフィックスの追加を行っています。従来ではメジャー・アップデートを待たなければならなかったようなユーザー・メリットが、数ヶ月単位で追加されていることになります。年間アップグレード加入期間中であれば、何度アップグレードが実施されようとも、その都度最新バージョンを使用することが出来ます。つまり、常にPro Toolsを最新の状態に保ち、最新のツール、改良、そして新機能の数々を入手/利用可能となります。
さらに、Pro Tools | HDユーザーの場合は年間アップグレード・プラン加入期間中、25種類の特典プラグインを使用することが出来るようになります(Pro Toolsユーザーの場合は別途 年間プラグイン&サポート・プランのご購入が必要)。
また、プランが切れてしまってからの「再加入」について費用面を見てみると「更新」に比較して割高な設定となっています。継続的にPro Toolsを使用する予定のお客様は、アップグレード期間中の更新をおすすめします。
Pro Tools 12以降の追加機能(一部)
2015年のPro Tools 12発表から現在までの3年弱の間にリリースされた追加機能の代表的な項目を一部ですが列挙します。Pro Tools 12がいかに頻繁にアップグレード/バグ・フィックスを行っているかということがイメージ出来るのではないでしょうか。
[12.0]
◦内部バスのパス数が実質無制限に
◦出力バスでの自動ダウンミックス
◦セッションファイルからのI/Oセットアップ読み込み
◦サブスクリプション・ライセンス開始
[12.1]
◦HEATオプションがDSPだけでなくNative(CPU)でも使用可能に(HDのみ)
◦Instトラックが最大512に
◦トラック・インプットモニターがNativeにも実装
◦タイムラインの連続スクロール・オプションがNativeにも実装
◦「センドにコピー」オプションがNativeにも実装
◦Native版の最大トラック数が128に増加
◦AFL/PFL SoloオプションがNativeにも実装
[12.2]
◦VCAマスターがNativeにも実装
◦ゲイン・リダクション等の高度なメータリングがNativeにも実装
◦RAMディスクキャッシュ・オプションがNativeにも実装
[12.3]
◦トラック・コミット、トラック・バウンス
◦フェード・プリセット、バッチフェード
◦クリップ・オーバーレイ(透過)表示
◦Pitch Shift Legacyプラグイン
[12.4]
◦フリーズ機能実装
[12.5]
◦クラウドコラボレーション機能実装
◦Avid Video Engineのアップデート
[12.6]
◦クリップエフェクト(HDのみ)
◦レイヤー・エディット
◦プレイリスト、ロールトリム、フェードカーブ編集、ワークスペース検索機能等の強化
◦遅延補正強化、内部ミックスワークフローの強化(HDのみ)
[12.7]
◦Pro Tools | MTRX 対応
◦ワークスペース・タグ機能
◦クラウドコラボレーション・リビジョン履歴機能
[12.8]
◦Dolby Atmos対応(HDのみ)
[12.8.1]
◦TC/Eオプションとして新たに「Zaplane」が利用可能に
[12.8.2]
◦MIDI機能強化
◦バッチリネーム機能(クリップ/トラック)
◦Anbisonicsトラック(1次/2次/3次)に対応(HDのみ)
◦Facebook360プラグインが標準で使用可能に(HDのみ)
◦Dolby Atmos機能強化(HDのみ)
[12.8.3]
◦Mac OS High Sierra対応、iMac Pro対応
◦バグフィックス
◎自分は更新が必要なのか?対象ユーザーなのか?年間アップグレード・プラン更新期限の確認方法
Pro Tools 年間アップグレード更新期限はAvidマスター・アカウントから確認することが出来ます。下記解説をご参照いただきながら、お持ちのライセンスごとに期限をご確認ください。
1. Avidマスター・アカウントへログインします。
>>Avidマスター・アカウントはこちら
2. メニュー左上の「ユーザーの製品とサブスクリプション」をクリックします。
3. 対象となる製品名のタブをクリックし、表示された画面右側の「Plan expires on」の後ろの日付をご確認ください。
◎有効期限が近い!年間プラン更新までを徹底サポート!!
アップグレード・プランが有効期限内だった場合は、Pro ToolsまたはPro Tools | HD 用の年間アップグレード・プラン更新を購入することで、アカウントに表示されている有効期限を1年間延長することができます。お使いのPro Toolsライセンスに合った年間プラン更新用ライセンスをご購入いただき、下記の手順でアクティベーションを行ってください。たとえ早めに更新しても、延長後の有効期限はアクティベートした日からではなく、もともとの期限から1年間の延長となりますので、継続的な使用をお考えの場合は早めに更新しておくと安心ですね!
・Pro Toolsをご使用の方ははこちら!
Pro Tools 年間アップグレード・プラン更新(Annual Upgrade Plan Renewal for Pro Tools)
税込¥11,880(本体価格¥11,000)
・Pro Tools | HDをご使用の方ははこちら!
Pro Tools | HD 年間アップグレード&サポート・プラン更新(Annual Upgrade and Support Plan Renewal for Pro Tools | HD)
税込¥47,844(本体価格¥44,300)
◎ご購入、お問い合わせはコチラから!!
年間アップグレード・プラン更新方法
1. 更新期限を確認したのと同じ画面で、製品横の「Renew Support」という表示をクリックします。すると、画像内で赤く囲んだポップアップが現れます。
2. ポップアップ下部のボックスに、購入した更新ライセンスを入力します。
3. ライセンス入力ボックス横の「Submit」を押すと、年間アップグレード・プランの期限が延長されます。
◎有効期限が切れている!という方もご安心を!再加入手続きも徹底サポート!!
年間プランの期限を確認したら、すでに有効期間が終了してしまっていた!という方もご安心ください!!再加入用のライセンスをご購入いただくことで、再び年間アップグレードプランが適用されます。未加入だった時期があったとしても、費用が高くなる以外には特にペナルティなどはありませんのでご安心ください!ご不明点はお気軽にお問い合わせください。
・Pro Toolsをご使用の方はこちら!
Pro Tools 年間アップグレード・プラン再加入(Annual Upgrade Plan Reinstatement for Pro Tools)
税込¥35,856(本体価格¥33,200)
・Pro Tools | HDをご使用の方はこちら!
Pro Tools | HD 年間アップグレード&サポート・プラン再加入(Annual Upgrade and Support Plan Reinstatement for Pro Tools | HD)
税込¥119,880(本体価格¥111,000)
◎ご購入、お問い合わせはコチラから!!
年間アップグレード・プラン再加入方法
1. マスター・アカウントにログインし、「Avid製品のアクティベーションとダウンロード」を選択します。
>>Avidマスター・アカウントはこちら
2. 画面左上のボックスに、購入した再加入プランのライセンス・コードを入力します。
3. マスター・アカウントのトップ画面に戻り「ユーザーの製品とサブスクリプション」をクリックします。
4. 「Product」欄から年間アップグレード・プランに再加入したいライセンスを選択し「送信」を押すと、新しい年間プランのライセンスが発行され、新たな更新期限が表示されます。
◎それでもご不安のある方は…ぜひROCK ON PROにご相談ください!
いかがでしたでしょうか!? 今なら対象製品ご購入/アクティベーションによる特典、さらに、先着でROCK ON PRO特製USBメモリもプレゼント中!年間アップグレード更新をお考えの方はぜひROCK ON PROへご連絡ください!! やっぱり分かりにくい、更新のメリットがよく分からない、更新が必要なのか相談したい、そんなご不安を拭えない方もお気軽にご相談ください。担当スタッフが快適なPro Tools環境を実現するため徹底サポートいたします!
◎ご購入、お問い合わせはコチラから!!
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2017/11/14
株式会社Zaxx 様 / GZ-TOKYO ROPPONGI
「いまスタジオを新規で作るのであればDolby ATMOS対応は必ず行うべきだ」という強い意志で設計された株式会社Zaxx / GZ-TOKYO ROPPONGI AS 207をレポートする。同社を率いる舘 英広 氏は中京テレビ放送株式会社の音声技術出身。その現場で培った音に対するこだわり、そしてその鋭い感覚によってこのスタジオは計画された。
◎「これからのオーディオはこれしかない!!」
きっかけは、名古屋にDolby ATMOS対応の映画館が出来た際に、そこで作品を見た瞬間にまで遡るという。テレビ業界を歩んできた舘氏は国内でのサラウンド黎明期より、その技術に対しての造詣が深く、またいち早く自身でもその環境でのミキシングを行っていたというバックグラウンドを持つ。名古屋地区で一番最初にサラウンド環境のあるMAスタジオを持ったのが株式会社Zaxxであり、それをプランニングしたのが舘氏である。地場の放送局がまだ何処もサラウンドの環境を持っていない中でサラウンド対応のMAスタジオを作る。そのような先進性に富んだ感覚が今回のスタジオにも感じられる。
舘氏がDolby ATMOSの作品を映画館で見た際に感じたのは「これからのオーディオはこれしかない!!」というほどの強いインパクトであったという。これまでの平面サラウンドの枠を飛び出した上空からのサウンド、そしてオブジェクトにより劇場中を自由に飛び回るサウンド。次にスタジオを作るのであれば、Dolby ATMOS対応しかないと感じたということ。そしてその思いを実際に形にしたのが、今回のGZ-TOKYO ROPPONGI AS 207だ。仕事があるのか?無いのか?という消極的な選択ではなく、良いものであるのならばそれを作れる環境を用意しよう。そうすればそこから生まれる仕事は絶対にある。仕事が無いのであれば、仕事を作ればいい。それも経営者としての自身の仕事だという。
とはいえ、突然映画のダビングステージを作るという飛躍はなく、従来の作業も快適に行なえ、その上でDolby ATMOSの作業も行うことができる環境を整備するという、今回のGZ-TOKYO ROPPONGIのコンセプトへとその思いは昇華している。
スタジオのシステムをご紹介する前にスタジオに入ってすぐのロビーに少し触れたい。受付があって、打合せ用のスペースがあって、というのが一般的だがGZ-TOKYO ROPPONGIはソファーとバーカウンターがあり、4Kの大型TVでは最新の作品が流れている。新しいアイデアを出すためのスペースとしてその空間が作られているという印象を受けた。また、編集室、MA室の扉はひとつづつが別々のカラーで塗られ、全7室が揃うと一つの虹となるようにレインボーカラーの7色が配置されている。床にもその色が入っており非常にスタイリッシュな仕上りだ。編集室はあえて既存のビルの窓を潰さずに、必要であれば自然光が入るようになっているのも特徴的。もちろん通常は遮光されており色味が分からなくといったことはないが、必要とあれば開放感あふれる空間へと変えることもできる。スペースの居住性にも配慮した意志が感じられる部分だ。
◎9.1.4chのATMOSシステム
前述のようにMAスタジオを作るのであればDOLBY ATMOSは外せない、というコンセプトを持って完成した今回のGZ-TOKYO ROPPONGI AS 207。こちらに導入されたシステムは、Dolby ATMOS Homeに準拠した9.1.4chのシステムとなっている。部屋に対して最大限のスピーカーを設置しDolby ATMOSの良さを引き出そうというシステムだ。一般的な7.1chのサラウンドシステムに、サイドL,Rが追加され、一番間隔の空くフロントスピーカーとサラウンドスピーカーの間を埋める。実際に音を聴くと、フロントとリアのつながりが非常に良くなっていることに気づく。そして、トップには4chのスピーカー。Dolby ATMOS Homeの最大数が確保されている。スケルトンで4mという極端に高さがある物件ではないが、それでもトップスピーカーをしっかりと設置出来るという良いお手本のような仕上がり。天井平面からしっかりとオフセットされ、真下に入って頭をぶつける心配もない。防音、遮音のために床も上がり、天井も下がる環境の中でこの位置関係を成立させることが出来るというのは、今後Dolby ATMOS対応のスタジオを作りたいという方には朗報ではないだろうか。こちらは、音響施工を担当された日本音響エンジニアリング株式会社のノウハウが光る部分だ。
スピーカーの選定に関しては舘氏のこだわりがある。中京テレビの音声時代から愛用しているというGenelecが今回のスタジオでも候補から外れることはなかった。今回Stereo用のラージに導入された1037B等の1000番台を長く使用してきた中、舘氏にとって初めての8000番台となる8040(平面9ch)、8030(Top 4ch)をDolby ATMOS用に導入したということ。従来のラインナップに比べてサウンドのキャラクターは大きく変わっていないが、高域が少しシャープになったという印象を持っているということだ。
Dolby ATMOS導入スタジオには必ずと言っていいほど設置されているDolby RMUがこのスタジオにはない。これはDolbyの提供するSoftware Rendererの性能が上がり、マスタリング以外の作業のうちほぼ9割方の作業が行えるようになったという背景がある。Home向けであれば仕込みからミキシングまでSoftware Rendererで作業を行うことが出来る。Cinema環境向けであったとしても、この環境でオブジェクトの移動感などを確認することももちろん可能だ。仕上がった作品をRMUを持つスタジオでマスタリングすれば、Dolby ATMOSのマスターデータが完成するということになる。RMUの導入コストと、その作業が行われる頻度などを考え、また本スタジオへMAエンジニアの派遣も行うBeBlue Tokyo Studio 0にRMUがある、というのも大きな理由になったのではないだろうか。なお、本スタジオのシステム導入時点でリリースされていなかったということもあり、Pro ToolsはVer.12.8ではなく12.7.1がインストールされている。Avidが次のステップを見せている段階ではあったが、堅実に従来のワークフローを導入している。
◎DAD + ANDIAMO + VMC、充実のI/F
AS 207のPro ToolsシステムはPro Tools HDX1、Audio InterfaceはDAD DX32が直接Digilinkで接続されている。そして、そのフロントエンドにAD/DAコンバーターとしてDirectout ANDIAMOが加わる。SYNC HDと合わせてもたった3Uというコンパクトなサイズに、32chのAD/DA、3系統のMADI、16chのAESと充実のインターフェースを備えたシステムだ。ただし、充実といっても9.1.4chのスピーカーアウトだけで14chを使ってしまう。またVUも10連ということで、こちらも10ch。さすがはDolby ATMOSといった多チャンネルサラウンドとなっており、その接続も頭を悩ましてやりくりをした部分でもある。ちなみに、MacProはSoftware Rendererを利用する際の負荷に1台で耐えられるようにカスタムオーダーでスペックアップを行っている。
Dolby ATMOSの9.1.4chのモニターコントロールはTACsystem VMC-102で行っている。柔軟なモニターセクションと、国内の事情を熟知したコミュニケーションシステムとの連携はやはり一日の長がある。コミュニケーションにはIconicのカスタムI/Fを通じてTB BoxとCuf Boxが接続されている。この部分も事前に接続試験を入念に行い、コストを押さえたカスタムI/Fで必要機能を実現できるのか、株式会社アイコニック 河村氏と検証を行なった部分でもある。なお、今回の導入工事は河村氏の取りまとめで進行した。河村氏は冒頭でも述べた名古屋地区で初めての5.1chサラウンドを備えたMA studioや中京テレビのMA室からと舘氏とも長い付き合い。その要望の実現もアイデアに富んだシステムアップとなった。
◎前後する机で出現する快適な作業空間
Dolby ATMOSのシステムを備えたAS 207だが、やはり普段はステレオ作業も多いことが予想される。サラウンドサークルを最大に確保したセンターのリスニングポジションでは、後方のお客様スペースが圧迫されてしまう。そのためStereoの作業時には、机がコンソールごと前に30cmほど移動する仕掛けが作られた。左右にレールを設け、キャスターで移動するのだが、それほど大きな力をかけずに、簡単に移動することが出来る。机にはMac Proを始めとした機器類のほとんどが実装されているにもかかわらず、これだけ簡単に動く工夫には非常に驚かされる。これにより、Stereo時にはミキサー席後方に十分なスペースが確保され、快適な作業環境が出現する。そしてDolby ATMOSでの作業時には部屋の広さを最大限に活かした、音響空間が確保されるということになる。
◎S6と独立したサラウンドパンナー
コンソールについて、今回のスタジオ設計における初期段階で検討されていたのはAvid S6ではなかったのだが、中京テレビに新設されたMA室のお披露目の際に、導入されたAvid S6を見て新しい部屋ならこのシステムが必要だと直感的に感じたということ。DAWのオペレートは舘氏自身では行わないということだが、音声技術出身ということから現場でのミキシングなど音に触れる作業はいまでも行っている。その機材に対する感性からAvid S6がセレクトされたということは、販売する我々にとっても嬉しい出来事であった。その後検討を重ね、最終的にはフェーダー数16ch、5ノブのS6-M10が導入されている。ディスプレイ・モジュールに関しては、いろいろと検討があったがVUの設置位置との兼ね合い、リスニング環境を優先しての判断となっている。写真からもVU、そしてPC Dispalyの位置関係がよく練られているのが感じられるのではないだろうか。
そして、S6の導入のメリットの一つであるのが高性能なサラウンドパンナーオプションの存在。フレームに組み込むのではなく、個別にした箱に仕込んで好きな位置で操作出来るようにしている。やはりサラウンドパンニングはスイートスポットで行いたい。しかし、ステレオ作業を考えるとフレームの中央に埋め込んでしまっては作業性が損なわれる。その回答がこちらの独立させたサラウンドパンナーということになる。机と合わせ、部屋としての使い勝手にこだわった部分と言えるのではないだろうか。
◎動画再生エンジンにはVideo Slaveを採用
動画の再生エンジンには、ROCK ON PROで2017年1月よりデリバリーを開始したNon-Leathal Application社のVideo Slaveを導入していただいた。Pro ToolsのVideo Track以上に幅広いVideo Fileに対応し、Timecodeキャラのオーバーレイ機能、ADR向けのVisual Cue機能などMA作業に必要とされる様々な機能を持つ同期再生のソリューションだ。4K Fileへの対応など将来的な拡張性もこのアプリケーションの魅力の一つとなっている。VTRから起こしたキャラ付きのMovieデータであればPro ToolsのVideo Trackで、今後増えることが予想されるノンリニアからの直接のデータであればVideo Slaveで、と多様なケースにも対応できるスタンバイがなされている。
◎ニーズに合わせた大小2つのブース
ナレーションブースは大小2つの部屋が用意されている。MA室自体もはっきりとサイズに差を付けて、顧客の幅広いニーズに対応できるようにしている。これはシステムを構築する機材の価格は下がってきているので、ニーズに合わせた広さを持った部屋を準備することが大切という考え方から。大きい方のブースには、壁面にTVがかけられ、アフレコ作業にも対応できるようにセットアップが行われている。逆に小さい方の部屋は、ナレーション専用。隣合わせに2名が最大人数というはっきりとした差別化が図られている。ただし、運用の柔軟性を確保するために2部屋あるMA室からは両方のブースが使用できるようなしくみが作られており、メリハリを付けつつ運用の柔軟性を最大化するという発想が実現されている部分だ。
音声の収録にもこだわりが詰まっている。マイクプリはAD Gear製のKZ-912がブース内に用意され、MA室からのリモートでゲインの調整が行われる。マイクの直近でゲインを稼ぐことで音質を確保する、というこの理にかなった方法は、高価なリモートマイクプリでしか利便性との両立が図れないが、ここが音質にとっていちばん大切な部分ということで妥協なくこのシステムが導入されている。Pro Toolsへの入力前にはSSL X-Deskが置かれ、ここで入力のゲイン調整が行えるようになっている。そしてアナログコンソールで全てを賄うのではなく、ミキシングの部分は機能性に富んだAvid S6で、となる。収録などの音質に直結する部分はこだわりのアナログ機器で固める、というまさに適材適所のハイブリッドなシステムアップが行われている。このX-Deskという選択は、これまでもコンソールは歴代SSLが使われてきたというバックグラウンドからも自然なセレクトと言える。
◎AS 207と共通した機材構成のAS 208
そしてもう一部屋となるAS 208は部屋自体がコンパクトに設計されStereo作業専用となっているが、そのシステム自体はAS 207と全く同じシステムが導入されている。もちろん、コンソールはスペースに合わせてAvid S3が導入されているが、システムのコアはPro Tools HDXにDAD DX32が接続され、Directout AndiamoがAD/DAとしてあり、モニターコントローラーはTAC system VMC-102とAS 207と共通の構成となる。しかも両スタジオとも内部のMatrixなどは全く同一のプリセットが書き込まれている。片方の部屋でトラブルが発生した場合には、単純に交換を行うことで復旧ができるようにシステムの二重化が図られている。放送の現場感覚がよく現れた堅実性の高いシステム構成である。
Dolby ATMOS対応のスタジオをオフィスビルに、というだけでも国内では大きなトピックであると感じるが、様々な工夫と長年の経験に裏付けられた造詣が随所に光るスタジオである。システム設計を行われた株式会社アイコニック河村氏、音響施工を行われた日本音響エンジニアリング株式会社、そして、快く取材をお受けいただきそのスタジオに対する熱い思いをお話いただいた株式会社Zaxx 代表取締役の舘 英広氏に改めて御礼を申し上げてレポートのくくりとさせていただきたい。
写真手前右側が「Zaxx」代表取締役の舘英広氏、左側が同スタジオで音響オペレーターを務める「ビー・ブルー」の中村和教氏、奥右側からROCK ON PRO前田洋介、「アイコニック」の河村聡氏、ビー・ブルー」の川崎玲文氏
Media
2017/11/14
株式会社カプコン様 / Dynamic Mixing Stage
日本を代表するゲーム会社である株式会社カプコン。もともと7.1ch対応のAVID S6が設置されたDubbing Stage、そして7.1ch対応のAVID D-Control(ICON)が設置されたDynamic Mixing Stageの2部屋を擁していたが、今後起こりうるImmersive Audioの制作へ対応するためDynamic Mixing Stageのシステム更新を行った。今回の更新でDOLBY ATMOS HOME対応のシステムが組まれ、今後AURO 3Dなどにも対応できるよう準備が行われている。
◎Dynamic Mixingというコンセプト
今回、スタジオを改修するにあたりそのコンセプトについても根本的に見直しが行われた。これまで、カプコン社内スタジオ「bitMASTERstudio」は、レコーディングと大型セッションのミキシングを可能とする「Dubbing Stage」と、そのサテライトとして同等の能力を持ちつつ、レコーディングを除いたプリミックスや仕上げの手前までを想定した「Dynamic Mixing Stage」という構成であったが、これを従来型のPro ToolsとS6によるミキシングを中心に行う「Dubbing Stage(旧Dubbing Stage)」と、今回改修を行ったスタジオをゲーム内のインタラクティブシーンを中心としたミキシングを行うための「Dynamic Mixing Stage(旧Dynamic Mixing Stage)」としている。
この「Dynamic Mixing」は、ゲームの中でプログラムによって制御される方法でミキシングを行うことを指している。つまり、このステージはゲーム内のプログラムミキシングを行う場所であり、従来のミキシングステージとは一線を画するものだと考えているとのことだ。したがって、この部屋の音響空間及びシステムの設計思想は「リファレンスとなりうる音を再生できる特性を持ち、プログラムによるミキシングを効率的に行えるシステム」であることを第一義としている。
システムを構築する上で大切にしたことは、WindowsPC内にインストールされたゲームエンジンとオーディオミドルウェアのパラメーターを操作するのと同時に、ゲームに組み込むためのオーディオエディット/ミキシングをPro Tools上で効率的に行えるようにすること。Ultra Wideディスプレイと壁付けのTVによってそれらの情報をすべて表示し、ゲーム音声とProTools上の音声を瞬時に切り替え、あるいは同時に再生することのできるシステムにしておくことは、ゲームオーディオ制作では極めて重要、とのことだ。
◎既存スタジオをブラッシュアップするアイデア
メインのミキシング、ナレーションなどの収録に活躍するDubbing Stageと、ユーティリティ性を持たせプレビューなどにも対応できるように設計されたDynamic Mixing Stage。そのDynamic Mixing Stageはモニター環境をブラッシュアップし新しいフォーマットへの準備を行なった格好だ。部屋自体はそれほど広い空間が確保されているわけではなく、天井高も同様。その中にDOLBY ATMOS、そしてAURO 3Dといった次世代のフォーマットへ対応したモニタリングシステムを導入している。音響設計・内装工事を行った株式会社SONAからも様々な提案が行われ、そのアイデアの中から実現したのが、このスタジオのイメージを決定づける音響衝立と一体となったスピーカースタンドだ。天井に関してはスピーカーを設置するために作り直されており、内装壁も全面改修されているが、壁の防音層と床には手を加えずに最低限の予算で今回の工事を完了させている。
併せてDAWシステムについても更新が行われ、コントローラーはAVID D-Control(ICON)からAVID S3へとブラッシュアップされた。また、Dubbing Stageでモニターコントローラーとして活用されていたTAC system VMC-102はDynamic Mixing Stageへと移設され、マルチフォーマット対応のモニターコントローラーとして再セットアップが行われている。Dubbing Stageのモニターセクションには最新のAVID MTRXがインストールされ、AVID S6からの直接のコントロールによるモニタリングを行うようにこちらも再セットアップされている。
◎フォーマットに対応する柔軟性を持つ
それでは、各パートごとに詳細にご案内を行なっていきたい。まずは、何といっても金色に光り輝く音響衝立。これは完全にカスタムで、背の高いものが8本、低いものがセンター用に1本制作された。その設置はITUサラウンドの設置位置に合わせて置かれている。フロントはセンターを中心に30度、60度の角度で、Wide L/Rを含めたフォーマットとして設置が行われている。サラウンドはセンターより110度、150度と基本に忠実な配置。これらの音響衝立は、天井側のレールに沿ってサラウンドサークルの円周上を移動できるようになっている。これは、物理的に出入り口に設置場所がかかってしまっているため、大型の機器の搬入時のためという側面もあるが、今後この8枚の音響衝立の設置の自由度を担保する設計となっている。この衝立の表面は穴の空いた音響拡散パネルで仕上がっており,内部に吸音材が詰められるようになっている。吸音材の種類、ボリュームを調整することで調整が行えるようにという工夫である。
そしてちょうど耳の高さに当たる部分と、最上部の2箇所にスピーカー設置用の金具が用意されている。この金具も工夫が行われており、上下左右全て自由に微調整が行えるような設計だ。写真で設置されている位置がITU-R準拠のサラウンドフォーマットの位置であり、そのままDOLBY ATMOSのセットアップとなる。最上部の金具の位置はAURO 3D用のものであり、Hight Layerの設置位置となる。現状では、AURO 3D用のスピーカーを常設する予定はなく、AURO 3Dに変更する際には追加でこの位置へスピーカーを設置する事となる。完全に縦軸の一致する上下に設置ができるため、理想的な設置環境といえるだろう。
センターだけはTVモニターとの兼ね合いがあり背の低い衝立となっている、また、AURO 3D用のHC設置はTVの上部に設置用の金具が準備される。そして、TVモニターの下の空間にはサブウーファー2台が左右対象の位置に設置されている。天井にはセンターから45度の角度を取り、4本のスピーカーが正方形に配置されている。これが、Top Surround用のスピーカーとなる。もちろんAURO 3D用にTチャンネル用として天井の中心に金具が用意されている。また、wide L/Rの位置にも音響衝立が用意されているので、現状設置されている7.1.4のフォーマットから、9.1.4への変更も容易になっている。
このサラウンド環境はコンパクトな空間を最大限に活かし、完全に等距離、半球上へのスピーカー設置を実現している。そのために、各チャンネルの音のつながりが非常に良いということだ。また、音響衝立の中にスピーカーを設置したことにより、バッフル設置のようなメリットも出ているのではないかと想像する。スピーカー後方には十分な距離があり、そういった余裕からもサウンド面でのメリットも出ているのではないだろうか。
◎3Dにおける同軸モニターの優位性
今回の更新にあたり、スピーカーは一新されている。カプコンでは以前より各制作スタッフのスピーカーをGenelecに統一している。できるだけ作業スペースごとの視聴環境の差をなくし、サウンドクオリティーの向上と作業効率の向上がその目的だ。そのような流れもあり、Dynamic Mixing StageではGenelecの最新機種である8341がフロントLCRの3ch用として、サラウンド及びTop Layerには一回りコンパクトな8331が選定されている。このモデルは同軸2-way+ダブルウーファーという特徴的な設計のモデル。従来の筐体より一回り小さな筐体で1クラス上の低域再生を実現してるため、DOLBY ATMOSのように全てのスピーカーにフルレンジ再生を求める環境に適したモデルの一つと言える。ちなみに8341のカタログスペックでの低域再生能力は45Hz~(-1.5dB)となっている。従来の8030クラスのサイズでこの低域再生は素晴らしい能力といえるのではないだろうか。また、スピーカーの指向性が重要となるこのような環境では、スコーカーとツイーターが同軸設計であるということも見逃せないポイント。2-way,3-wayのスピーカー軸の少しのずれが、マルチチャンネル環境では重なり合って見過ごすことのできない音のにごりの原因となるためである。
これら、Genelecのスピーカー調整はスピーカー内部のGLMにより行われている。自動補正を施したあとに手動で更にパラメーターを追い込み調整が行われた。その調整には、最新のGLM 3.0のベータバージョンが早々に利用された。GLMでは最大30本のスピーカーを調整することが出来る。そのためこの規模のスピーカーの本数であっても、一括してスピーカーマネージメントが可能となっている。
今回の更新に合わせて新しく作り直したデスクは、部屋のサラウンドサークルに合わせて奥側が円を描く形状となっている。手前側も少しアーチを描くことで部屋に自然な広がり感を与えている印象だ。もちろん見た目だけではなく作業スペースを最大限に確保するための工夫でもあるのだが、非常に収まりのよい仕上がりとなっている。このデザインはカプコンのスタッフ皆様のこだわりの結晶でもある。そしてそのアーチを描く机の上には、AVID S3とDock、モニターコントローラーのTAC system VMC-102、そして38inch-wideのPC Dispalyが並ぶ。PC Displayの左右にあるのは、BauXer(ボザール)という国内メーカーのMarty101というスピーカー。独自のタイムドメイン理論に基づく、ピュアサウンドを実現した製品が評価を得ているメーカーだ。タイムドメインというと富士通テンのEclipseシリーズが思い浮かべられるが、同じ観点ながら異なったアプローチによりタイムドメイン理論の理想を実践している製品である。また、さらにMusik RL906をニアフィールドモニターとして設置する予定もあるほか、TVからもプレビューできるようにシステムアップが行われている。
◎AVID MTRXをフル活用したDubbing Stage
Dynamic Mixing StageのシステムはVMC-102とDirectout TechnologyのANDIAMO2.XTが組み合わされている。DAWとしてはPro Tools HDX2が導入され、I/OとしてMADI HDが用意されている。MADI HDから出力されるMADI信号はANDIAMOへ入り、VMC-102のソースとして取り扱われる。ANDIAMOにはATMOS視聴用のAV AMPのPre-OUTが接続されている。AV AMPはDOLBY ATMOS等のサラウンドデコーダーとしてPS4、XBOX oneなどが接続されている。VMC上ではストレートにモニターを行うことも、5.1chへのダウンミックス、5.1chでリアをデフューズで鳴らす、ステレオのダウンミックスといったことが行えるようにセットアップされている。
ちょっとした工夫ではあるが、AV AMPの出力は一旦ANDIAMOに入った後、VMCへのソースとしての送り出しとは別にアナログアウトから出力され、Dubbing Stageでもそのサウンドが視聴できるようにセットアップされている。実はこのANDIAMOは以前よりスタジオで利用されていたものであり、それを上手く流用し今回の更新にかかるコストを最低限に押さえるといった工夫も行われている。
Dubbing StageはVMC-102が移設となったため、新たにAVID MTRIXが導入されている。Pro ToolsのI/Oとして、そしてS6のモニターセクションとしてフルにその機能を活用していただいている。7.1chのスピーカーシステムはそのままに、5,1chダウンミックス、5.1chデフューズ、stereoダウンミックスといった機能が盛り込まれている。また、CUE OUTを利用しSSL Matrixへと信号が送り込まれ、Matrixのモニターセクションで別ソースのモニタリングが可能なようにセットアップされている。AVID MTRXには、MADIで接続された2台のANDIAMO XTがあり、この2台がスピーカーへの送り出し、メーター、そしてブースのマイク回線、AV AMPの入力などを受け持っている。せっかくなので、Dubbing Stage/Bの回線をAVID MTRXに集約させようというアイディアもあったが、サンプルレートの異なった作業を行うことが出来ないというデメリットがあり、このようなシステムアップに落ち着いている。やはり収録、素材段階での96kHz作業は増加の方向にあるという。従来の48kHzでの作業との割合を考えるとスタジオ運営の柔軟性を確保するためにもこの選択がベストであったという。
AVID MTRXのモニターセクションは、AVID S6のモニターコントロールパネル、タッチスクリーンとフィジカルなノブ、ボタンからフルにコントロールすることが可能である。DADmanのアプリケーションを選択すれば、モニターセクション、そしてCUEセンドなどのパラメーターをAVID S6のフェーダーからもコントロールすることもできる。非常に柔軟性の高いこのモニターセクション、VMC-102で実現していた全てのファンクションを網羅することができた。GPIO等の外部制御を持たないAVID MTRXではあるが、AVID S6と組み合わせることでS6 MTMに備わったGPIOを活用し、そのコマンドをEuConとしてMTRXの制御を行うことができる。もう少しブラッシュアップ、設定の柔軟性が欲しいポイントではあるが、TBコマンドを受けてAVID MTRXのDimを連動することができた。少なくともコミュニケーション関係のシステムとS6 + MTRXのシステムは協調して動作することが可能である。今後、AVID S6のファームアップによりこの部分も機能が追加されていくだろう。日本仕様の要望を今後も強く出していきたいと感じた部分だ。
今回の更新ではコンパクトなスペースでもDOLBY ATMOSを実現することが可能であり、工夫次第で非常にタイトでつながりの良いサウンドを得ることができるということを実証されている。これは今後のシステム、スタジオ設計においても非常に大きなトピックとなることだろう。今後の3D Surround、Immersive Soundの広がりとともに、このような設備が増えていくのではないだろうか。この素晴らしいモニター環境を設計された株式会社SONA、そして様々なアイデアをいただいた株式会社カプコンの皆様が今後も素晴らしいコンテンツをこのスタジオから羽ばたかせることを期待して止まない。
左:株式会社カプコン プロダクション部サウンドプロダクション室 瀧本和也氏 右:株式会社ソナ 取締役/オンフューチャー株式会社 代表取締役 中原雅考氏
*ProceedMagazine2017-2018号より転載
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2017/11/14
株式会社メディア・シティ様 / Avid S6でセンターポジションオペレーションを実現する
適度なライブ感を持ち、高い天井高による優れた音響環境を持ち合わせるMedia City Ginza East。そのシステムがFiarlight ConstellationからAvid S6へと更新された。そのコンセプト、そしてスタジオとしての魅力に迫っていきたい。
◎天井高がもたらす飽和感のないサウンド
このスタジオの特長は何といっても、高い天井。そして、国内のスタジオではあまり見ることの無い正面のハードバッフル。この組み合わせによる適度なライブ感を持った音響環境となっている。高い天井高は、空間容積に直結し、余裕のある響き、そして反射音の低減など様々なメリットをもたらす。そして、レンガにより作られたハードバッフル。一部分であればレンガ等の素材を使用したスタジオを見ることはあるが、正面の壁全面がレンガというこのスタジオコンセプトには驚かされる。天井高の高さもあり実現できたこの仕様。適度な、心地よい響きをスタジオにもたらしている。
天井高のもたらすメリットはサラウンド作業の際に一番顕著に感じるということだ。5.1chのシステムが組まれたこの部屋で、天井高のおかげもあり、サウンドが飽和すること無く気持ちよくミキシングを行うことが出来るという。まさに空間容積に余裕があるからこそのメリットだ。
◎真っ先に選択肢に挙がったAvid S6
今回の更新では、その音響的な魅力には手を加えず、スタジオのオープン当時に導入されたFairlight ConstellationからAvid S6への更新が行われた。やはり更新にあたり、Pro ToolsというDAWは選択肢から外れることはなく、統合型の作業効率の良いプロダクトとして真っ先に選択肢に挙がったのは、やはりAvid S6。元々は、Avid System5を導入候補の筆頭としていたということだが、更新の時期にディスコンになり、その機能を受け継いだAvid S6を試したところ、System5の操作感を受け継ぎ、Pro Toolsをダイレクトにコントロールできるこのプロダクトが正常進化したモデルであると感じセレクトされている。作業の中心はDAW内部へと確実にシフトをしている今、Avid S6以外の候補が選ばれることはなかったということだ。
そして選ばれたAvid S6のサイズは非常にコンパクトなS6-M40-16Fader仕様。もっとフェーダーが必要ではないかとも考えたが、Avid S6の強力なレイアウト機能などを使いこなすことにより、常にセンターポジションで作業を行いたいということからも、あえてフェーダー数を減らしている。もちろん、もっとフェーダーが欲しいという意見も出たが、今回の更新は16フェーダーという決着を見ている。実際に作業を行うと、フェーダー数に関する不満が出ることはほとんど無く、むしろコンソールをコンパクトにすることで、作業スペースとなる両サイドのデスク面が大きく取れるなど、ほかのメリットも見えてきたそうだ。サラウンド・ミキシングにも対応したこの部屋、やはりセンターポジションで作業を行うということが第一のメリットだが、CM作業の多いこのスタジオにとっては作業スペースに余裕を持てたこともプラスとなっている。
Pro ToolsのシステムはHDX1、Media Composerを利用したVideo Satelliteのシステムが組まれている。サブのシステムはなく、1台のPro Toolsで全てをまかなっているという。InterfaceはHD I/Oが1台とSync HDというシンプルな構成。サラウンドモニター対応のシステムを1台のI/Oでまかなうためにはその設計にもストレスが掛かるが、シンプルに構成することでそれを回避している。Video SatelliteのシステムはVideo InterfaceにBlackmagic DesignのUltra Studioが組み合わされ、4Kに対応したシステムアップとなっている。メインのTVも4K化が済んでいるので、4K作業にも対応可能だ。
◎各スタジオで統一されたサウンド
システム上での音質的なポイントは、モニターコントローラーにセレクトをしたGrace Design m906。AVIDではS6の標準的なモニターコントローラーとしてICON時代より引き続きXMONを販売しているが、導入にあたりこの部分を好みの製品に変えたいということでGrace Design m906をセレクトしたということだ。複雑なモニターセレクトなどは必要ないのでシンプルに音質重視で設計されたこの機種は、スタジオの音のクオリティーに貢献しているという。このセレクトはMedia Cityのもう一つの拠点である品川スタジオと同じサウンドクオリティーを担保するという意味からも重要な機材の一つとなっている。メインモニターはバッフルに埋め込まれたGenelec 1037Bが目を引くが、普段の作業はニアフィールドのADAM A7Xで行うことが多いということ。このスピーカーはバランス良く低域から高域までストレートに再生することが出来るので、重宝している製品ということ。ただし、少し低域が強いのでそのあたりは補正をして使っているというこだわりも教えていただいた。音の出方の気に入った製品をチューニングして利用するという、エンジニアのこだわりが感じられるセレクト。サラウンド用にはGenelecの8030が用意されている。
Media City Ginza Eastのもう一部屋のMAも同時にシステム更新が行われ、Pro Tools周りのシステムは同一、コンソールをArtist Mix2台の16Faderとフェーダー数を揃えたシステムが導入されている。サウンドの統一を図るためにモニターコントローラーにはGrace Design m904、SpeakerはADAM A7Xとこちらも一貫したセレクト。ステレオ作業であればどちらの部屋でも、ほぼ同じ環境(流石にコントローラー部分はS6とArtist MIXで同じとは言えないが)サウンドクオリティーで作業を行うことが出来るよう工夫されている。
Media City MAグループ グループ長 清田 政男 氏
今後は、Dolby ATMOS、8Kなど新しい技術に対して積極的にチャレンジをして行きたいと熱くお話をさせていただいたの印象的であった。最後とはなるが、取材でお話をお伺いしたMedia City MAグループ グループ長の清田氏、そして、システム・インテグレーションを行われた株式会社MTRの富岡氏への感謝を持ってReportを終わらせていただく。
*ProceedMagazine2017-2018号より転載
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2017/11/14
有限会社ガリレオクラブ様 / Yamaha MMP1が司り、Danteが全てをつなぐ
・STUDIO-A
大阪で1991年に創業した有限会社ガリレオクラブ。MA専門のポストプロダクションとしてこれまでにも様々な新しいチャレンジを行なってきた同社が、3部屋のMAのシステムを一新した。いち早くサラウンドへ取り組んだり、大阪で最初にFairlightでのMAを始めたりとチャレンジを続ける同社。2006年に現在の扇町に移転をしてから初の大規模更新となった今回。更新システムはYamaha Nuageという選択となった。そのお話を同社、石川氏と飯田氏にお話を伺った。
◎Nuendoシステムを支える環境
導入当時はDAW界のポルシェなどという呼び声も聞こえたFairlightを長く使ってきたガリレオクラブ、同社が何故FairlightからSteinberg NuendoとYamaha Nuageという組み合わせに移行したのだろうか?まず挙げられたのはサポートの側面。やはり業務で使用するシステムであるため、大阪に拠点を構えすぐにメンテナンスの体制が取れるYamahaは選択肢の一つとなった。またSteinberg Nuendoに古くから携わるYamaha 山本氏が在阪していることも大きな理由となったのではないだろうか。専用ハードウェアでの構成となるFairlightがタイムリーなサポートを求められるのはなおさらで、拠点の有無は大きな要素となったようだ。
また、飯田氏は個人的にCubaseのユーザーであり、Nuendoに対しての抵抗感がまったくなく、むしろ良い部分を知っていたというのも大きなポイント。7.1ch対応のサラウンド制作も行っている同社としてはトラック数の制約なく作業ができるNuendoの魅力は大きい。いち早く22.2chやDOLBY ATMOS、AURO等のフォーマットへの対応を果たすなど、今後の作業の発展次第では安心感のある機能を持っているのもNuendoの魅力である。
そして、Windows環境でも安定運用できるというのも導入の理由となっている。Cubaseから派生したNuendoの歴史を紐解いても、やはり開発の軸足がWindowsにあることは確か。カスタマイズ性の高いPCを使用することにより快適な作業が期待できる。そして何より大阪には、Steinberg PartnerのDAW専用PCメーカーOM Factoryがあるのも心強い。PCの構成の自由度が高いということはそれだけ相性問題などに出会う確率も高くなる。その部分を担保した専門性の高いメーカーが近くにあるということで、安心してWindowsでNuendoという環境が成立できる。実際今回の導入されたNuendoは全てがOM Factory製のカスタムPCでの導入となっている。
・記事冒頭のSTUDIO-Aに付設されるBOOTH-A
◎Danteがすべての部屋をつなぐ
もちろん、Fairlightから他のDAWへの更新を考えた際にPro Toolsが候補に上がったのは間違いない。国内でも多くのポストプロダクションがPro Toolsを使用しているのは事実である。Avid S6 + Pro Tools、そして旧来のコンソール+DAWというアイデアも候補に上がったということだが、やはりトータル・リコールの出来る一体型のシステムであるFairlight Constellationを使っていた同社にとって、コンソール+DAWの環境は魅力的ではあるものの効率面を考えると候補から脱落。Avid S6 + Pro Toolsはシステムの手堅さ、他のスタジオとの互換性などメリットは十分に感じたが採用には至らなかった。その理由はここからご紹介するシステムアップ面にある。
今回、ガリレオクラブの3部屋のMA更新とともに、3部屋あるSoundDesign(仕込み)も更新された。そして、以前から構想としてあった全てのスタジオの音声回線を繋いでおきたいというトータルでの目的もあった。そこで目を付けたのが、NuageシステムのフロントエンドとなるNuage I/Oが採用するDanteだ。AoIPとしてすでにPAの現場などで普及しているDanteは手堅いシステムであり、失敗の許されない現場で使われているということからも信頼性の高い機材であるといえる。今回3室のMAと3室のSoundDesignは全てが共通のDante Networkへと接続が行われている。
ご覧いただきたいのだが、MA室に関してはPCからの回線、Nuage I/Oからの回線、そして、モニターコントロール用のYamaha MMP1全てが同一のDante Networkへと接続されている。Sound EditはPCからのDanteとI/Oを兼ねるYamaha O1V96にオプションとして追加されたDante-MY16-AUD2が接続される。これにより、どこからでも自由に制約なく信号の受け渡しが可能となっている。このシステムが組めるということがNuage導入の最後の決め手となったのは間違いない。その背景には、次にご紹介するYamaha MMP1の存在が大きい。
◎シグナルを司るYamaha MMP1
Nuageシステムはコントローラーとしてという側面だけでなく、「Nuendoをエンジンとしたコンソールを作りたい」というYamahaの思想が色濃く反映されたシステム。この考えもコンソール+DAWも候補として挙がっていたガリレオクラブの考えと一致する部分だ。しかし、従来のNuageシステムは、モニターコントロールに関してはNuendoのソフトウェアに統合されたControl Room機能を活用するということでのシステムアップが推奨されていた。やはり、外部にハードウェアでモニターコントローラーを持たせ、トークバック、カフコントロールなどのコミュニケーションと合わせて制御できるソリューションが望まれていた。その要望を受けてYamahaが従来はDME64Nが担っていたようなプロセッシングを、現代のスタジオに合わせより特化した機能を搭載して登場させたのが、MMP1だ。
それでは、Yamaha MMP1を詳しく見ていきたい。Yamahaがこれまでに培ったDMEシリーズ、MTXシリーズ等のシグナルプロセッサー。その技術を用いて、Nuageのモニターセクションにジャストフィットする製品として作られたのがこちらのMMP1。特徴的なのはその入力部分。基本の入力をDanteとして、Analogは8in / 8out、AES/EBU 16in / 16out と最低限。Danteのネットワーク上に接続して利用することを前提とし、最低限のEXT INPUTと、スピーカー接続用のOUTに絞った非常にコンセプトの明快な製品に仕上がっている。内部はDME譲りの柔軟なシグナルフローに加えて、モニターセクションが自由自在に構築できるようになっている。取材時点ではNuageとの融合の実態を全て確認することはできなかったが、NuageのMMP1コントロール対応については2017年冬にアップデートのリリースを予定しており、トータルでのインテグレートが期待できる製品といえる。
この製品の登場により、Nuageは単体でのコンソールとしての機能を手に入れることとなる。そして、前述の通り16in / 10outの自由にアサイン可能なGPIを持つことにより、カフコントロール、トークバックなどのコミュニケーション機能をMMP1の内部で完結することが可能となる。ここでもDanteの持つシグナルルーティングの柔軟性が生きる部分である。マイク入力は、一旦Nuage I/OによりDanteの1回線となれば、まずMMP1に送り込みカフの制御を受けた上で、PCのDante Acceleratorへと接続され、DAWへと入力される。全てがNetwork上での出来事であり、シンプルなEthernet回線の中でそのシグナルルーティングは行われる。
ガリレオクラブの思い描く次世代のスタジオのあり方。全てのスタジオの音声がネットワークを介して自由に接続されるという未来が、MMP1の登場により一気に現実のものとなった。もちろんDante I/Oを多数用意して、一旦Analogにした後にシグナルプロセッシングを行い、またDanteへと戻すということも出来るが、システム規模は非常に大きくなってしまう。MMP1の様に基本的に全てをDante Network上で信号の受け渡しの出来る製品は、まさに今回のキーデバイスと言えるだろう。
・STUDIO-B
◎従来の作業効率を失わない工夫
Nuageを中心にNuendoをメインDAWとしてシステムアップをされたガリレオクラブだが、効果用にPro Toolsの用意もある。NuageはPro Toolsに切り替えたとしても、その操作は行える。Nuageの持つ操作の柔軟性、そういった点からも便利に使えているということだ。
実際にこのシステムを見たお客様からは、デスクについて褒められることが多いという。カスタムで作られ、サイドテーブルと一台となるデザインの机。その細部には細かいこだわりが多くある。まず、Nuageの設置についてはフェーダー面とフラットになるように設計されている。従来設置のFairlight Constellationは角度の付いた面にフェーダーがあったため、その操作感との統一も考えてNuageは後ろを少し持ち上げて設定、Constellationと合わせるために7度の角度が付けられている。また、コンパクトになったことを感じさせないように、サイドテーブルを大きくした。これによりディレクタースペースが大きくなり好評いただいている部分ということだ。
また、Nuage I/Oの音質に関しても高い評価をしているということだ。Pro Toolsは以前より候補として外せない存在であり、その評価は常に行なっていたということ。それでも、メインのDAWとして導入が行われなかったのは、以前の192 I/Oの音質が満足できるものではなかったからだということだ。当時使用していたFairlightの音質は高く、さすがは専用設計のDAW界のポルシェと言ったところ。今回Nuage I/Oをテストしたところ、そのFairlightの音質とほぼ同等だという結論が出ている。もちろん、Avid HD I/Oが音質向上しているということは知っているが、それ以上にNuage I/Oの音質は優れているという判断が導入の際にはあったということだ。
・STUDIO-C
◎Yamaha MMP1
Yamaha Nuageの登場から早くも3年以上が過ぎようとしている。YamahaのNuageリリース時のコンセプトであるNuendoをミキシングエンジンとしたコンソール。これを実現するピースとして登場が待ち望まれていたハードウェアでのモニターセクション、それがこのMMP1である。こう書いてしまうとNuageでしか使えないように聞こえてしまうが、そうではない汎用性を持ちつつもNuageとの深いインテグレートを実現した機器ということだ。
MMP1の詳細を見てみたい。その入出力はAnalog IN/OUT 8ch、AES/EBU 16ch、そしてDante 64chとなる。そして内部には8chのChannel Stripとフレキシブルな40 x 32のMonitor Matrix、32 x 32のSpeaker Matrixがあり、32chのOutputに対してEQ/Dlyといったスピーカーマネージメント用のプロセッサー、そして全てのチャンネルを跨いだBass Managementが備わっている。
もちろんモニターセクションなので、これらの機能を外部からコントロールすることで、ソースの切替、スピーカーセットの切替、ボリュームコントロールなどを行うことができる。Nuageであれば、Nuage Masterからのコントロールが可能である。そのコントロール信号は、Danteの回線に重畳させることが可能なので別途コントロール用の信号線を準備する必要はない。Nuage以外のシステムとへのインテグレーション時もDanteでシステムアップを行っていればそのネットワーク経由でのコントロールが可能である。
スピーカーマネージメント部分は、定評あるYamaha DME譲り。8band EQとDelayが備わる。プロセッサーパワーの関係から残念ながらFIRの採用は見送られたものの、DSPの世代としては最新の物が使われているため音質に関してもブラッシュアップされているということだ。位相に関してシビアなベースマネジメント用のフィルターにはFIRが備えられているのは特筆すべき点ではないだろうか。
そして、Yamahaの製品らしく非常に豊富なGPIを備えているのがMMP1の特徴の一つ。内部のプロセッシングほぼすべてのファンクションのコントロールが可能な柔軟なGPIを持っている。Yamahaのコンセプトとしては、このGPIを活用してCough ControlもMMP1に担わせるように設計が行われている。そのためにInputにChannel Stripが用意されており、ここへMicの回線をアサインしCoughのON/OFFに合わせてMuteを制御、それによりCoughの制御を実現できる。このGPI信号に合わせてBTなどを総合制御することでCough Control unitなどの機能をMMP1が実現する。
今後Danteベースのシステムアップが増えると、MMP1はそのシステムのスピーカーマネージメントシステムとして脚光を浴びることだろう。32chものスピーカーマネージメントを行うことが可能なパワフルな製品。そう考えるとコストパフォーマンスも抜群に高く、すでにこの製品を中核としたシステムアップも行われている。AoIPを活用したプロダクション・スタジオシステムのラストピースが誕生したと言えるだろう。
国内でも先行してDante Networkを活用したスタジオのシステム構築を行われたガリレオクラブの皆様、そしてシステム設計を行われた日豊株式会社の池谷氏、株式会社ヤマハ・ミュージック・ジャパンの山本氏、豊浦氏のチャレンジに敬意を表しこのReportを締めくくらせていただきたい。
*ProceedMagazine2017-2018号より転載
Event
2017/11/08
InterBEE2017〜ROCK ON PROへお立ち寄りください!!
ROCK ON PROは今年も国内最大級の放送機器展示会InterBEE2017に出展いたします。HALL2/2314 メディア・インテグレーションブースでは、beBlue 染谷氏による「効果音をシンセサイズするSoundDesignテクニック」、Sonologic Design 牛島氏によるAmbisonicsをテーマとした「Immersive Audio最前線」、そのほかにも制作ワークフローに必須となる情報を多彩に折り込んだセミナーセッションを開催。また、HALL6/6402 Avidパートナーブースへも出展し、Dolby Atmosを始めとした多彩なソリューションでお迎えいたします。、詳細内容は下記掲載のPDFでもご確認いただけます、2ブースでの展開となるInterBEEでのROCK ON PROにご期待ください!!
◎ROCK ON PRO 出展ブース
・HALL2/2314:Media Integration
・HALL6/6402:Avid
PDFをDL
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◎Stage Experience
テクノロジーのいま、そして未来を見据えた最新の情報とノウハウを提供するStage Experience。今年はHALL2/2314 Media Integrationブース、HALL6/6402のAvidブースの2会場で総計33セミナーを開催します。immersive Audioのいま、そしてそのサウンドを制作するためのノウハウや制作ツール、ネットワークソリューションで繋がる制作環境の進化系など、制作最前線のインフォメーションを新たにするセミナーセッションです。
効果音をシンセサイズするSoundDesignテクニック
〜AudioGaming LE SOUNDシリーズが実現する次世代の制作環境〜
講師:染谷 和孝 氏(有限会社ビー・ブルー)
場所:HALL 2 #2314
時間:各日 15:30〜
サンプルライブラリーから素材を探して貼り込み、シーンに合わせた編集・プロセッシングを繰り返し…という従来のワークフローに一石を投じるプラグインが登場。効果音をシンセサイズして、リアルタイムに自由度高くサウンドを変化させるAudioGaming社LE SOUNDシリーズはこれまでのSoundDesignの手法に新しい可能性を加えるツールです。
Immersive Audio最前線
〜Ambisonicsの持つ可能性と、その使いこなし〜
講師:牛島 正人 氏(Sonologic Design)
場所:HALL 2 #2314
時間:各日 13:00〜
Ambisonicsのメリット・デメリット、そしてその特徴をよく知ることで、Immersive Sound制作における表現の幅を広げ、狙ったサウンド・音響を手に入れたい方は必見のセッション。以前よりゲーム業界で取り組まれてきたサウンドメイクでの経験とテクニックを用いて、Ambisonicsに関して鋭く切り込みます。
RED先生の!! いま最先端を創り出すImmersive Sound Tools!!
〜そのワークフローを実現する、注目のキープロダクト〜
講師:赤尾 真由美(ROCK ON PRO)
場所:HALL 2 #2314
時間:11/15 11:00〜, 11/17 11:00〜
ver.12.8.2で3rd OrderまでのAmbisonicsミックスが可能となったPro Tools | HD。業界標準とも言えるソフトウェアが実装した数々の機能と、Immersive Soundを実現するキープロダクトとなるFlux:: Spat Revolution / Audio Ease 360PAN Suite / Nugen Halo Upmix,Downmixを用いたその最先端ワークフローをご紹介します。
Pro Toolsが実現するImmersive Soundの世界
〜ワークフローと実際のシステムを最新情報とともにお届け〜
講師:Daniel Lovell (Avid)、前田 洋介(ROCK ON PRO)
場所:HALL 6 #6402
時間:各日 11:20〜, 16:00〜
Pro Tools 12.8で実現した深いDolby Atmosワークフローとの融合、Atmos Production Suiteを使ったプリプロダクションシステムから、マスタリングまでを見据えたAtomos Mastering Suiteの情報、更には12.8.2で実装されたAmbisonicへの対応などImmarsive Soundへの対応そして具体的なワークフローを一挙にご紹介します。
◎ROCK ON PROはAVIDパートナーブースへ出展、お待ちしております!
InterBEE 2017ではROCK ON PROはAVIDオーディオ・パートナーとしてAVIDパートナーブースに出展を行っております。Pro Tools | HD 12.8で実装されたDolby Atmosをはじめとして、制作ワークフローを加速させる多彩なソリューションを用意してみなさまのお越しをお待ちしております。
AVIDブース:HALL6 6402
◎Pro Tools + Dolby Atmos
従来の平面サラウンドから脱却した新たな体験を生み出すDolby Atmos。Dolby Atmos Mastering Suite Dealerの認定を受けているROCK ON PROが、Dolby Atmos HomeにおけるRMU(Rendering and Mastring Unit)を使用したマスタリング環境、Pro Toolsにおけるセットアップなど、その制作に必要となるシステムをご提案します。
◎Pro Tools + LE SOUND
効果音をシンセサイズする、Sound Designに新たなるアプローチをもたらすAudioGaming / LE SOUND。雨、風はもちろん、エンジン音、さらに炎や電気まで、その効果音をシンセサイズで創り出し、直感的なパラメーターでリアルタイムにサウンドを変化。これまで以上にシーンに合わせたSound Designを行います。ワークフローへの新たなアプローチとクオリティをご体験ください。
◎Pro Tools + DiGiGrid
CPUパワーの枠を超え、Pro Toolsの可能性をさらに拡張していくSoundGridサーバー。リアルタイムのDSPプロセッシング能力を追加し、プラグインをたった0.8msのレイテンシーで動作させます。Pro Toolsをフィジカルに拡張するS3 / Dockと併せ、Immersive Soundまで対応したパワフルな制作ソリューションをハンズオンします。
◎Pro Tools + NugenAudio
ますます多様化する音楽や映像の配信メディアとそのフォーマット。配信デバイスやサービスによって異なるラウドネス・マッチングのアルゴリズムの影響をDAW上で即座に検証することが可能なMasterCheck Pro、ポスト・プロダクションでは定番となったNugen Audioのラウドネス管理ツールの機能をハンズオンします。
◎Inter BEE 2017開催概要
会場:幕張メッセ
開催期間:
11 月 15 日 (水) 10:00 ~ 17:30
11 月 16 日 (木) 10:00 ~ 17:30
11 月 17 日 (金) 10:00 ~ 17:00
・入場無料 (全来場者登録入場制)
・事前申込みはこちらから
Inter BEE ホームページ:http://www.inter-bee.com
ROCK ON PROではその制作最前線のインフォメーションを新たにし、制作に閃きを得られるノウハウとツールを皆様と共有します。InterBEEへご来場の際には、ROCK ON PRO出展の各ブースへぜひお立ち寄りください、心よりお待ち申し上げております!!
Support
2017/11/02
Pro Tools Information – Pro Tools 12.8.2で追加された各機能の詳細がAvid日本語ブログに掲載!
先月のAES NYにて発表され、多くの機能追加が話題を呼んだPro Tools 12.8.2。その主な追加機能について、ワークフローの一例にまで踏み込んだ詳細な解説がAvid日本語ブログにて公開されましたのでお知らせいたします!
◎Facebook 360 Spatial WorkstationとPro Tools | HD 12.8.2
Pro Tools | HD 12.8でのDolby Atmos®への対応に続き、イマーシブ音響に関する機能追加です。Pro Tools | HD 12.8.2にはFacebook 360 Spatial Workstationが標準で付属するようになり、Facebookをはじめ、YouTube、Oculus Videoなどのメディアで再生可能な3D音場の制作をPro Tools HD内部で完結することが可能になりました。Facebook 360 Spatial WorkstationはDAWで動作するプラグイン集の形で提供され、3次(3rd order)までのAmbisonicsに対応します。
ブログでは各プラグインが備える機能を解説、どのようなフローでVRコンテンツ動画にサウンドを配置して行くのかイメージ出来る内容になっています。
>>Avid日本語ブログ「Facebook 360 Spatial WorkstationとPro Tools | HD 12.8.2」
◎Pro Tools 12.8.2のバッチ・リネーム機能を使って、トラックおよびクリップのグループ名を変更
プロユースのお客様にとっては待望の機能追加!といったところではないでしょうか!? これで大量のテイク/トラックを管理するために手作業でリネームをする作業から解放されます。詳細な設定を行えるダイアログボックスを使用した形式となっており、一見複雑に見えますが、一度設定してしまえばあとは簡単に大量のトラック/クリップを自動でリネームすることが出来るようになります!クリエイティブな作業のための時間を作ってくれる、地味ですがインパクトのある機能追加と言えるでしょう。
ブログではライターの実作業を例に、この機能の使用法を順を追って解説しています。
>>Avid日本語ブログ「Pro Tools 12.8.2のバッチ・リネーム機能を使って、トラックおよびクリップのグループ名を変更」
◎Pro Tools 12.8.2でMIDIワークフローを加速
最近のアップデートでは楽曲制作に関わる機能強化にも力を入れているPro Tools。12.8.2ではMIDI機能の強化という形で音楽制作へのさらなるコミットが図られています。
ブログでは各機能について簡単な動画とともに解説しています。
>>Avid日本語ブログ「Pro Tools 12.8.2でMIDIワークフローを加速」
Pro Tools 12.8.2をさらに知るには、こちらの記事もどうぞ!
◎Pro Tools 12.8.2がAES NY 2017にて発表! – Pro Tools Information
◎Pro Tools Information / Pro Tools | HD 12.8によるDolby Atmos® 制作フローの概要がAvidブログで公開されました!
◎Avid Pro Tools Native 期間限定20%OFF!最新12.8.2で強化されたMIDI機能で効率UP。クリエイターも注目!
NEWS
2017/09/27
Pro Tools | S6導入事例:GZ-TOKYO ROPPONGI様
弊社も制作に協力したGZ-TOKYO ROPPONGI様へのS6導入事例がAvid Blogにて公開されました! MAルーム2部屋、編集室6部屋で構成され、Pro Tools | S6はDolby Atmos Homeに対応したAS207に導入されています。Pro Tools | S6・周辺機器の構成から現場での使用感まで、記事詳細は下記リンク先でご覧いただけます。
詳細はこちらから!>>Avid Blog「Pro Tools | S6導入事例:GZ-TOKYO ROPPONGI様」
NEWS
2017/09/15
ROCK ON PRO NEWS!! / 速報!! YAMAHA MMP1発表!!
速報です!! YAMAHAよりスタジオモニターマネジメントシステム MMP1が発表となりました!! IBC 2017に合わせて発表となったこのMMP1、DME64相当のプロセッシングエンジンを搭載し、NUAGEのモニターセクションにジャストフィット。基本の入力をDanteとして、Analogは8ch IN / 8ch OUTと最低限、Danteのネットワーク上に接続して利用することを前提とした非常にコンセプトの明快な製品に仕上がっています。内部はDME譲りの柔軟なシグナルフロー、40×36chのモニターマトリクスで5.1チャンネル、7.1チャンネルはもちろんDolby Atmosや22.2chといったイマーシブオーディオフォーマットへの対応も可能です。
NUAGEシステムにおいては、これまで外部にハードウェアでモニターコントローラーを持たせ、トークバック、カフコントロールなどのコミュニケーションと合わせて制御できるソリューションが望まれていましたが、このMMP1の登場によってNUAGEは単体でのコンソールとしての機能を手に入れることになります。基本的に全てをシンプルなEthernet回線のDante Network上で信号の受け渡しが出来るMMP1は今後のポストプロダクションワークフローにおけるキーデバイスに成り得るプロダクトではないでしょうか。製品情報など詳細は下記リンクよりご確認ください!!
>>YAMAHA MMP1 製品ページ
>>YAMAHA MMP1 ニュースリリース
Event
2017/09/12
IBC 2017 国内最速レポートセミナー開催!! 3D/VRが創り出すimmersiveな環境がすぐそこに!!
ヨーロッパ最大の放送機器展であるIBC 2017がオランダ・アムステルダムにていよいよ9/14から開催されます!! そこで!! 注目される3D/VRのソリューションがどのような形で姿をあらわすのか!? はたまた、新たなイノベーションをもたらすプロダクトが登場するのか!? 今回はROCK ON PRO洋介が現地まで赴き持ち帰った情報を国内最速でセミナーレポートします!! また、Dolby ATMOS対応を果たしたPro Tools12.8、Avid MTRX、S6最新情報からFlux Spat Revolution、Audioease 360 pan suite 2といった3D/VRサウンドのキープロダクトまでも詳細解説!!会場は東京・赤坂にオープンしたAvid Space Tokyoです。3D/VRが創り出すimmersiveな環境がすぐそこまで迫っています、最新最速のリアルなインフォメーションに触れられるまたとない機会をお見逃しなく!!
◎こんな方にオススメ
・3D/VR制作に関する情報を最先端にアップデートしたい方
・現地訪問で得られたリアルなIBC 2017の情報を確かめたい方
・Avidのプロダクト、ソリューション、最新情報のいまを得たい方
◎募集要項
ROCK ON PRO Presents
3D/VRが創り出すimmersiveな環境がすぐそこに!!
IBC 2017 国内最速レポートセミナー!!
@Avid Space Tokyo
◎開催場所:
Avid Space Tokyo
東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館 4F アビッドテクロジー(株)内
◎開催日時:2017年9月28日(木)
14:45 開場
15:00 セミナースタート
・IBC2017レポート:前田 洋介(ROCK ON PRO)
・Audio Ease:360 pan suite 2:小倉 孝司氏(Formula Audio)
・Flux:Spat Revolution:山口 哲氏(Media Integration)
・Avid:IBC2017最新情報:Daniel Lovell 氏(Avid)、前田 洋介(ROCK ON PRO)
・Avid:DNxIV/NEXIS最新情報:光岡 久治 氏(Avid)
17:30 Q&A、終了
(※9/25追記:終了時間を30分延長しております、ご参加の皆様におかれましてはご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。)
◎講師:
光岡 久治 氏(Avid)
Daniel Lovell 氏 (Avid)
小倉 孝司 氏(Fomula Audio)
山口 哲 氏(Media Intagration)
前田 洋介(ROCK ON PRO)
◎定員:30名
◎参加費用:無料
主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部
協賛:アビッド テクノロジー株式会社
◎山口 哲氏デモンストレーション!! Flux / SPAT EVOLUTION
>>ティザー・ページはこちらから
SPAT Revolutionは、複数の立体空間を擬似的にセットアップし、立体空間に配置される信号をPro Toolsソフトウエアの各トラックから受け取り、3Dアコースティック・シミュレーションを行った上で、サラウンド、7.2.1ch、22.2ch、バイノーラル、アンビソニックなど、様々な立体音響の形式合わせてオーディオ信号を出力します。入力と出力チャンネル数、入出力トランスコーダーの使用数に上限はありません。
◎小倉 孝司 氏デモンストレーション!! Audio Ease/360 Pan Suite 2
>>製品ページはこちらから
いち早くAmbisonic制作のワークフローに切り込んだのAudio Ease/360 Pan Suite。Pro Tools上でVideo WindowにオーバーレイしたPAN情報を視覚的に見ながら3Dパンニングを行える「360 PAN」と、AmbisonicをバイノーラルもしくはQuadサラウンドで確認できる「360 monitor」のバンドル製品でしたが、今回デモされる「2」には初めてのAmbisonic音声用のコンボリューション・リバーブとなる「360 reverb」、Ambisonicマイクで録音した素材のどこに音声要素が存在するかをVideo Windowに示す「360rader」、そしてそれを調整する「360tuner」と、Ambisonic制作に必須となるツールが満載。そのワークフローを成立させるプラグインバンドルです。
☆Avid Space Tokyo
アビッドテクノロジー東京オフィスに新しくオープンしたセミナールーム。アビッドの製品情報から、業界の最新情報など、実践的なワークショップまで、様々なテーマでイベント開催を予定しています。
Avid_Space_Tokyo_leaflet
Event
2017/08/21
Flux:: SPAT REVOLUTION ワールドプレミア・ローンチ・セッション開催決定!!
イマーシブ3Dオーディオ編集のキラーアプリケーション!! Flux Spat Revolutionのワールドプレミアセミナーが9/7(木)開催です!! 当日はFlux:: sound and picture development社のCEOであり、またSpat Revolutionの開発主幹でもあるGaël Martinet氏を講師に迎え、いよいよ9月上旬に発売が予定されているこのSPAT Revolutionのプロダクト・セミナーが、なんと世界に先駆けて東京赤坂のAvid Space Tokyoにて行われます。
VRコンテンツ、Dolby Atmos、Ambisonic、22.2chなど縦方向の要素も含む立体音響への対応が制作ワークフローにおいても求められているいま、満を持して登場するSpat Revolutionをいち早く体験できる注目のセミナー、参加お申し込み、またイベント詳細は下記のリンクよりご確認ください!!
◎セミナー開催概要
◎Flux:: SPAT REVOLUTION ワールドプレミア・ローンチ・セッション
>>参加お申し込み、イベント詳細ページ
(※8/24追記:セミナー募集ページにて募集定員に達したとのアナウンスがございました。キャンセルによる空き枠が発生した場合は、改めてアナウンスされるとのことですので適宜ご参照ください。)
開催場所:
Avid Space Tokyo
東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館 4F アビッドテクロジー(株)内
開催日時:2017年9月7日(木)
14:45 開場
15:00 セミナースタート、Q & A
16:30 終了
定員:30名
参加費用:無料
主催:(株)メディア・インテグレーション MI事業部
協賛:アビッド テクノロジー株式会社、Flux:: sound and picture development
◎SPAT EVOLUTION
>>ティザー・ページはこちらから
SPAT Revolutionは、複数の立体空間を擬似的にセットアップし、立体空間に配置される信号をPro Toolsソフトウエアの各トラックから受け取り、3Dアコースティック・シミュレーションを行った上で、サラウンド、7.2.1ch、22.2ch、バイノーラル、アンビソニックなど、様々な立体音響の形式合わせてオーディオ信号を出力します。入力と出力チャンネル数、入出力トランスコーダーの使用数に上限はありません。
Archives
2017/07/14
JPPA / iZotope RXハンズオン・セミナー2017年も開催です!!
JPPA(日本ポストプロダクション協会)主催の「JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー」が今年も開催されます。1人1台のPCを使用したトレーニングで、現在のポストプロダクション作業には必須となるオーディオ・レストレーションの実際を習得できるプログラムの開催です。
講師はエアロスミス、デビッド・ボウイなどのマスタリングにも携わったMワークス・マスタリング・スタジオのジョナサン・ワイナー氏、また国内初のDolby Atmos(for Home)スタジオとなったビー・ブルーを率い、AES「Audio for Games部門」のバイスチェアーも務める染谷 和孝氏の両名。業界の最先端をリードするお二人のiZotope RXシリーズにまつわるノウハウ・技術を1日たっぷりかけて習得できる貴重な機会となります!!
下記開催概要、またPDF資料をご確認のうえ、ぜひお申し込みください!!
◎開催概要
JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー
日時:2017年8月29日(火)、8月30日(水)10:00~18:00
※各日同一内容の開催となります。
場所:東放学園 音響専門学校 音響専門学校 清水橋校舎 7階 Mac Room
〒151-0071 東京都渋谷区本町 3-40-6
公式ホームページ/交通アクセス>>
定員:各日先着40名
参加費:JPPA会員 1名5,000円(税込) / 一般 1名8,000円(税込)
<申込連絡先>
一般社団法人 日本ポストプロダクション協会事務局
TEL:03-3355-6420
email:info@jppanet.or.jp
※開催についてのご注意点についてPDFファイルをご確認ください。
※参加申込については申込用紙に必要事項をご入力のうえ上記JPPA受付窓口までお申し込みください。
開催概要をダウンロード>>
申込用紙をダウンロード>>
◎内容、およびタイムスケジュール
・1人1台のPCを使用したハンズオン・トレーニングを実施
時間内容
【10:00~12:00】・iZotope RXシリーズの基本構成
・基本的なレストレーション・ワークフロー
・スタンドアローンとプラグインそれぞれの使用法
・Pro Toolsとの連携使用法
・RX2,3,4,5と6の違い
【13:30~15:30】・各モジュールの使用方法、詳細説明、実践トレーニング
【16:00~18:00】・ポスプロ業におけるレストレーション作業のポイント
・参加者からのサンプル音源によるレストレーション実践トレーニングおよびアプローチ解説
◎講師プロフィール
Jonathan Wyner(ジョナサン・ワイナー)氏
ジョナサン・ワイナー氏はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるMワークス・マスタリング・スタジオ(m-works.com)の設立者にしてチーフ・エンジニアを務めました。ジョナサンは過去25年間にわたり、5千枚を超える音楽CDのマスタリングに携わり、よく知られたものでは、エアロスミス、デビッド・ボウイ、クリーム、エイミー・マン、ローランド・カーク、そしてニルバーナなど多くの作品にクレジットされています。こうしたマスタリング・プロジェクトに加え、ジョナサンはバークリー音楽大学にて教職メンバーの一人として教鞭をとり、またiZotope社のエデュケーション・ディレクターとしても活躍しています。
染谷 和孝氏
1963年東京生まれ。東京工学院専門学校卒業後、株式会社ビクター青山スタジオ、株式会社IMAGICA、株式会社イメージスタジオ109、ソニーPCL株式会社を経て、2007年株式会社ダイマジックのスタジオ設立に参加。2014年より有限会社ビー・ブルーに所属を移し、サウンドデザイナー / リレコーディングミキサーとして活動中。また、同年11月に日本国内初のDolby Atmos(for Home)対応MAスタジオをオープンさせる。2006年よりAES(オーディオ・エンジニアリング・ソサエティー)「Audio for Games部門 」のバイスチェアーを務める。また、現在もAES日本支部役員を担当。
Tech
2017/06/27
ROCK ON PRO NEWS!! Pro Tools12.8リリース!!
本日Pro Tools の最新バージョンとなる12.8がリリースとなりました!! すでにAvidアカウントより入手が可能となっています。Cloud Collaborationの機能強化、またHD版では注目のDolby Atmosへ対応を果たし、7.1.2 & 7.0.2 ステム・フォーマットをサポート。またPro Toolsミキサー上で3Dパンニングが行えるなど、最先端のコンテンツ制作をしっかりフォローする内容です。まずは、Avidからのニュースリリースを下記しますので内容ご確認ください!!
◎Pro Tools | HDのみの特徴
Dolby Atmos対応!
Dolby Atmosは、シネマ及びホーム・シアターで最もホットなイマーシブ・オーディオ・ファーマットで、より幅広いヴューワー層を開拓しています。Pro Tools | HD 12.8では、Atomos 7.1.2オーディオ・ステム、ネイティブ・オブジェクト・パンニング、ADM BWAVさらにはAvidコントロール・サーフェス統合等のユニークな機能/仕様により、業界でも最も効率的なDolby Atmosミキシングワークフローを実現しています。
・Dolby Atmos スピーカー・コンフィギュレーションに対応: 7.1.2 & 7.0.2 ステム・フォーマットをサポート、併せてフォールド・ダウン・ロジックも装備。
・Dolby Atmosパンナー・プラグインがなくても、Pro Tools ミキサー上で3D オブジェクトのルーティングやパンニングが素早く実行可能。
・オーディオおよびAtmosオートメーションのパンチインが可能
・Pro Tools | S6もDolby Atmosワークフローに完全対応
・Pro Tools | MTRX で、大規模なイマーシブ・オーディオ・フォーマット時のオーディオ・ルーティングを容易に実現
・プリント・マスター・メタ・データを埋め込んだADM BWAVに対応し、再利用が容易に
・シネマまたはホーム用RMUに接続可能、さらに新しいMacベースの“Dolby Atmos Renderer”にも対応
Avid NEXIS接続対応!
Pro Tools | HD12.8は、Avid NEXISストレージに対応することで、新たなコラボレーション/共有ワークフローを提示しています。複数のPro Tools HD ユーザーが、セントラル・メディア・ストレージ上に必要なプロジェクトを置きながら、異なったシステム間でのファイル移動という無駄な時間を浪費することなく、スムースに協業していくことが可能となります。
◎Pro Tools | First ,Pro Tools及びPro Tools | HD共通の特徴
クラウド・コラボレーション機能強化!
Pro Tools 12.8では、新たに最大10名までのコラボレーターが参加可能となったクラウド・コラボレーション機能を使うことで、世界中のチーム・メンバーと効率良く協業していくことが可能となりました。プロジェクト自体も、ローカルのみに保存することが可能となり、必要なプロジェクトのみを選択してクラウドに上げるといったこともできるようになっています。また、新たな「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」により、より一層、クラウド・コラボレーション機能が利用しやすくなりました!
より充実の堅牢性
ファミリーを通し、多くの課題を修正することで、より安定した動作環境で作業することが可能となっています。
◎Pro Tools | Firstのみの特徴
・Pro Tools | First 12.8では、フル・バージョンのPro Tools 及びPro Tools | HD上のプロジェクトに参加し、無償でコラボレーションすることが可能となりました。また、このバージョンからは、新たな「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」を利用することで、自らがオーナーとなりコラボレーションを開始させることも可能となります。
・無償の1GBフリー・クラウド・スペースに最大3つまでのプロジェクトを保存して作業可能な他、月額640円から利用可能となる「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」を使うことで、他のPro Toolsユーザーとコラボレートできる他、クラウド・ストレージを拡張、プロジェクトの増加、ローカルへの保存等が可能となります。
・Pro Tools | First 12.8には、サウンドベース機能も追加され、ループ素材をよりインテリジェントに管理することが可能となり、合わせてそれに対応した500 MBサンプル・ライブラリーも付属します。これにより、プロジェクトに最適なビート、グルーヴ、スタイルそしてサウンドを、数多くのオーディオ素材の中から素早く見つけ出し、使用することが、より簡単に行えるようになりました。
・Pro Tools | First12.8では、新たに「トラック・フリーズ」機能も追加されたので、コラボレーターが、同じプラグインを持っているかどうかを心配する必要もありません。エフェクトが実行されているトラックのレンダリング処理を行うことができる「トラック・フリーズ」機能を施して各トラックをシェアすることで、コラボレーターは、そのプラグインを所有していなくても、正確にそのサウンドを確認することが可能となります。「トラック・フリーズ」機能はまた、お使いのコンピューターのプロセッシング・パワーを節約するにも役立ちます。負荷の高いエフェクトを実行時に「トラック・フリーズ」機能を利用することで、CPUパワーが解放され、より快適にその後の作業を継続することができるようになります。
◎Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プランについて
新しいクラウドコラボレーション・プランへは、マスター・アカウント内の「My Avid Cloud」タブよりアクセス可能です。新たに10GBスペースを月額640円で利用可能となった「アーティスト・クラウド・プラン」が加わり、よりお手軽にクラウド・コラボレーション環境を利用することができるようになりました。
年間アップグレード制が導入されて以降、アップデートも頻繁に行われており、求められる機能と開発、そしてリリースがタイムリーに行われてきています。今後もこのスパンで次々と進化を遂げていくのではないでしょうか、今後のPro Toolsにも期待大です!!
Planning
2017/04/11
Planning
ROCK ON PROでは、大規模な業務用スタジオから個人での制作環境まで幅広いご要望にお応えいたします。レコーディング・スタジオ、MA/ポストプロダクション、放送局、ゲーム制作会社などへの豊富な納入実績を持ち、オーセンティックなシステムはもちろんのこと、ハイレゾ・レコーディング/マスタリング、ストレージ/アセットマネジメント、VRコンテンツ制作、イマーシブ・オーディオなどの最新ソリューションにも対応いたします。また、Dolby Atmos Mastering Suite認定ディーラーの資格を有し、Dolby Atmos Home 制作を目的としたスタジオの設計・施工を承ることも可能です。
弊社では学校法人様への導入実績も豊富にございます。教育機関様特有のニーズに応えるソリューションはもとより、教職員様及び学生様個人を対象としたアカデミック製品の販売等もございますので、お気軽にお問い合わせください。
プランニング〜導入までの流れ
1:仕様の確認/打ち合わせ
まずはお客様のご要望をお聞かせください。新しいスタジオではどのようなことをしたいか、どのようなことが出来なければならないか、解決したい課題、ブラッシュアップしたい機能性、具体的に導入したい機種や接続する予定の機器などをお伺いいたします。既存スタジオのシステム更新や新規ソリューションの導入案件だけでなく、スタジオ新設・更新や防音室の設計・施工にも対応いたします。もちろん、機器単体での販売も承っております。豊富な納品実績に基づいたノウハウを持つROCK ON PROスタッフが機材選定から設計/施行、アフターケアにいたるまで一貫してご相談を承ります。
2:現地調査
スタジオ新設や大規模システム導入などの場合、機材選定・お見積りの前に現地まで状況確認にお伺いします。スタジオ新設の場合でも、建屋ごと新設・既存スペースをスタジオに改修・住宅に防音工事を施すなどケースに応じた事項を確認いたします。
3:システム設計/機材選定/お見積り
お客様のご要望を伺い、現地での調査を経て、実際のシステム設計・機材選定へと進みます。ご要望をいただいている機材や、求められる課題解決を実現する機材の中から、最適な規模でのシステム、ソリューションをご提案させていただきます。また、渋谷・梅田 ROCK ON PROショールームやお客様先でのデモ・検証など、機能だけではなく、サウンドや既存のワークフローにも配慮したシステムを導入していただけます。
4:納品/施工
例えば、回線工事の進捗に合わせて再生系のシステムだけ先に納品し、録音系やトークバック/カフシステムは後日納品などのパターンや、既存機器が不調のためスピーカーだけは入荷次第納入したいなど、工事の進捗やお客様のスケジュールといった様々な要件に応じて納品・施工を調整、実施いたします。また、ご相談に応じて現地でのセットアップや、ソフトウェアのインストール、事前のキッティングなども承ります。
5:音響測定/補正
スタジオの設計をご手配するケースでは最終的な音響測定と補正を進めてまいります。実績・信頼の高い弊社提携先による調整で、理想とするサウンドを実現します。
6:導入講習
ROCK ON PROでは製品の導入だけでなく、現場の皆様への機材エデュケーション/レクチャーも承っております。新規に導入された機材/ソリューション/システムが円滑に業務に導入されるよう、また、お客様の抱える課題解決が実現できるよう、そのワークフローを経験豊富なROCK ON PRO Product Specialist が解説いたします。
7:保守/サポート
施工後のアフターケアもお任せください。システムの中には様々なメーカーの製品が混在します。ROCK ON PROが提供する有償サポートプランであるASPにご加入いただければ、問い合わせやサポート対応を一本化し、もしものトラブルにも効率的にご対応いただけます。ROCK ON PRO A.S.P.について詳しくはこちらのページをご覧ください。
>>ROCK ON PRO A.S.P.についてはこちら
◎導入事例
ROCK ON PROの豊富な導入事例の一部を紹介させていただいています。システムの概要やトレンドなどの参考としてもご活用いただけます。随時更新しておりますので、ぜひご覧ください。
>>導入事例はこちら
Event
2016/07/26
JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー開催!!
JPPA(日本ポストプロダクション協会)主催の「JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー」が今年も開催されます。1人1台のPCを使用したトレーニングで、現在のポストプロダクション作業には必須となるオーディオ・レストレーションの実際を習得できるプログラムの開催です。
講師はエアロスミス、デビッド・ボウイなどのマスタリングにも携わったMワークス・マスタリング・スタジオのジョナサン・ワイナー氏、また国内初のDolby Atmos(for Home)スタジオとなったビー・ブルーを率い、AES「Audio for Games部門」のバイスチェアーも務める染谷 和孝氏の両名。業界の最先端をリードするお二人のiZotope RXシリーズにまつわるノウハウ・技術を1日たっぷりかけて習得できる貴重な機会となります!!
下記開催概要、またPDF資料をご確認のうえ、ぜひお申し込みください!!
◎開催概要
JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー
日時:2016年8月31日(水)、9月1日(木)10:00~18:00
※各日同一内容の開催となります。
※(8/24追記:8/31の開催については満員となりました)
場所:東放学園 音響専門学校 音響専門学校 清水橋校舎 7階 Mac Room
〒151-0071 東京都渋谷区本町 3-40-6
公式ホームページ/交通アクセス>>
定員:各日先着40名
参加費:JPPA会員 1名5,000円 / 一般 1名8,000円
<申込連絡先>
一般社団法人 日本ポストプロダクション協会 柴原
TEL:03-3355-6420
email:info@jppanet.or.jp
※開催についてのご注意点についてPDFファイルをご確認ください。
※参加申込については申込用紙に必要事項をご入力のうえ上記JPPA受付窓口までお申し込みください。
開催概要をダウンロード>>
申込用紙をダウンロード>>
◎内容、およびタイムスケジュール
・1人1台のPCを使用したハンズオン・トレーニングを実施
時間内容
【10:00~12:00】・iZotope RXシリーズの基本構成
・基本的なレストレーション・ワークフロー
・スタンドアローンとプラグインそれぞれの使用法
・Pro Toolsとの連携使用法
・RX2,3,4と5の違い
【13:30~15:30】・各モジュールの使用方法、詳細説明、実践トレーニング
【16:00~18:00】・ポスプロ業におけるレストレーション作業のポイント
・参加者からのサンプル音源によるレストレーション実践トレーニングおよびアプローチ解説
◎講師プロフィール
Jonathan Wyner(ジョナサン・ワイナー)氏
ジョナサン・ワイナー氏はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるMワークス・マスタリング・スタジオ(m-works.com)の設立者にしてチーフ・エンジニアを務めました。ジョナサンは過去25年間にわたり、5千枚を超える音楽CDのマスタリングに携わり、よく知られたものでは、エアロスミス、デビッド・ボウイ、クリーム、エイミー・マン、ローランド・カーク、そしてニルバーナなど多くの作品にクレジットされています。こうしたマスタリング・プロジェクトに加え、ジョナサンはバークリー音楽大学にて教職メンバーの一人として教鞭をとり、またiZotope社のエデュケーション・ディレクターとしても活躍しています。
染谷 和孝氏
1963年東京生まれ。東京工学院専門学校卒業後、株式会社ビクター青山スタジオ、株式会社IMAGICA、株式会社イメージスタジオ109、ソニーPCL株式会社を経て、2007年株式会社ダイマジックのスタジオ設立に参加。2014年より有限会社ビー・ブルーに所属を移し、サウンドデザイナー / リレコーディングミキサーとして活動中。また、同年11月に日本国内初のDolby Atmos(for Home)対応MAスタジオをオープンさせる。2006年よりAES(オーディオ・エンジニアリング・ソサエティー)「Audio for Games部門 」のバイスチェアーを務める。また、現在もAES日本支部役員を担当。
Event
2016/07/13
Audiokinetic Wwise Tour 2016 レポート
GAME業界にとって無くてはならないものとなってきているAudio Middleware『Wwise』。Steinberg NuendoがVer.7で、Game Audio Connectによりコラボレーションするということから、広く一般にもその技術が知られるようになってきています。
Audio Middlewareは何をしているのかというと、簡単に言えば、ゲームの中でサウンドを再生するための各種トリガー、パラメータに対応した専用のソフトウェア(特殊なトリガーにより発音するサンプラーをイメージしてください)。ゲームではユーザーの操作により様々な要素が生じ、それに合わせてサウンドを鳴らさなければなりません。これまでは各社が独自に開発したソフトウェアを実装していましたが、複雑化するコンテンツの流れから専用のソフトウェアとしてWwiseのような製品が誕生しています。
今回のWwise Tour 2016では世界中のユーザーに向けての活用事例の紹介、そして最新の機能紹介が行われました。
JAPAN Session
JAPAN SessionではCapcomが「バイオハザード アンブレラコア」を題材にしたセッション。株式会社パオンが「ワールド オブ サマナーズ」を題材に、CD PROJECT REDが「WITCHER3」を題材にと、幅広く活用されているWwsieの実際が紹介されました。また、パートナーデモとしてDolby JapanがAtmos、ヤマハが3D Headphone Technology"ViReal"、ヤマハミュージックジャパンとOM FactoryがNuendoとNuageの展示を行なっていました。
株式会社カプコン - バイオハザード アンブレラコア
最初に登壇したCapcomからは、最新3DコンテンツにおけるWwiseの活用による、作業効率の向上にフォーカスしたセッションが行われました。
株式会社パオン・ディーピー - ワールド オブ サマナーズ
次のパオンのセッションは携帯端末(iOS,Android)向けのゲームでのWwiseの活用。
コンソールのパワーが無い、容量制限が厳しいといった様々な要因からインタラクティブ・ミュージックは諦められることが多かった携帯コンソール。それを実現するためにWwiseを利用して、Audio + MIDIというトリガーを分離することで実現した実例が紹介されました。
CD PROJECT RED - WITCHER3
休憩をはさみ最後に、海外の事例として「WITCHER3」におけるWwiseの活用がかなり具体的に紹介されました。
広大なオープンワールドをプレイヤーが自由に冒険することのできるこのゲーム。コンセプトとして現実感の高い世界感が求められ、風の音、雨の音といった自然音をプレイヤーのいる位置により自由自在に変化させるということをWwsieを使って実現しています。また、オープンワールドの特定の場所で虫の声がしたり、水面での反射音があったりという変化を、ファルターをかけたりゾーンを分けてサウンド再生を行ったりと、その世界を形作るサウンドの配置がWwise上で行われているという実例が紹介されました。
これらのセッションから、Audiokinetic WwiseはインタラクティブなSound Designにとって無くてはならないツールとなっているということが強く感じられました。Wwise自体も進化を続け、またサードパーティーの様々なプラグインを実装することで多彩な表現をもったソフトウェアへと変化しています。
展示
Dolby Atomos
更に展示では、すでにリリースされているDolby Atmos対応ゲーム「Star Wars バトルフロント」の紹介。
https://www.youtube.com/watch?v=H5HMUAlxkws
実際にサウンドを体験しながらのデモンストレーションで、これから採用が進むことが期待される、GAMEコンテンツの開発者に向けたAtmosの技術アピールを行っていました。
YAMAHA - ViReal
そして注目はヤマハの3D Headphone Technology "ViReal"。Y2 projectが主体となり開発が進められているこの技術は、その認識に個人差の大きいヘッドフォンでの3D Soundの誤差をなくすためにかなり多くのデーターから平均値を取り、開発が進められている期待の技術。
先月発表されたばかりのこの技術、今後どのように展開をしてゆくのか非常に興味が持たれるところ。ヤマハ自体のAVアンプはもちろん、Wwiseのプラグインとしても活用されていくのでしょうか?今後の動向から目が離せません。
詳細はこちらのHPを御覧ください。ほかにもY2 projectの研究活動がいろいろと紹介されているので是非とも御覧ください。
http://www.y2lab.com/project/3d_headphone_technology/
YAMAHA - Nuendo , Nuage
そして、我々に馴染みの深いNuendo、そしてNuage。Rock oN店頭でも展示が行われているので、すでに実機をご覧になった方も多いことと思いますが、YAMAHAが自信をもって開発したNuendoをMixing Engine連携コンソールNuage。Pro ToolsをPlayback EngineとしてNuendoをMixerとするといった活用方法もすでに実現しています。
OM Factory
そして、おなじみOM Factoryは、VR向けのグラフィック機能を強化したPCを展開。
ハイフレームレートが要求されるVRコンテンツの製作時にも、ストレスのない環境を持ったワークステーションとして紹介されています。国内でのカスタムメイドPC、そしてDAWの動作保証があるPCという稀有な存在。実際のユーザーがこだわりぬいてセレクトしたパーツの数々は、使って分かる高い価値を持ちます。Windowsベースで作業をされている方は是非とも候補にしていただきたいハイスペック、高信頼性の製品です。
Nuendoをきっかけに制作環境とプログラム環境の融合がスタートしたGAME Audioの世界。これから多方面へ広がってゆくことが予想されます。Audiokinetic Wwiseを是非ともその実態をチェックください。
https://www.audiokinetic.com/ja/
Broadcast
2016/07/01
ABC 朝日放送株式会社様/次世代のワークフローを見越した現実回答
大阪・ABC/朝日放送株式会社様のPro Toolsの更新、またそれに伴うファイルベースワークフローへの移行をROCK ON PRO UMEDAが中心となりお手伝いをさせていただいた。長期の計画として取り組むファイルベース化の一環として音声編集システムの更新が行われたわけだが、そのコンセプトや、将来像について導入を担当された技術局 制作技術センターの和三様と神田にお話を伺った。
◎ファイルベース移行の一環という前提
今回の更新は、8年前の新社屋移転時に導入を行なったPro ToolsシステムのPC老朽化が現実的な課題点。またPro Toolsシステム更新を主体としながら、ファイルベースワークフローへの移行の一環という位置づけも与えられている。ファイルベースへの移行は、新社屋の移転前からワーキンググループが社内に発足し、その実現に向けた取り組みが始まっていたということ。時勢として、今回の更新ではHDCAMの終了を見越した更新を行わなければならないということで、ファイルベースへの取り組みが機材選定からも行われている。
具体的には、1.Pro Tools systemのHDXへの更新、2.テープベース以外のワークフローに対応するためのVideo Satelliteの整備、3.ファイルベースフローを見越したファイルサーバーの整備、4.受入ファイルのコンバート用のEpisodeの導入この4点が柱となっている。それでは、一箇所づつその詳細を見ていきたい。
◎Pro Tools HDXへの更新で得た効果とは
それまでのTDMシステムはバージョンアップを重ねVer.9で運用を行なっていたが、Mac Proの修理対応終了など不安を抱えての運用となっていた。この部分を最新のMac ProとHDXのシステムに更新を行ったことが第一のポイント。
Pro Toolsでの運用に関してはこれまでの実績からも不安はなく、更新により実現したOffline Bounde、Clip Gainといった新機能は非常に評価され活用が始まっている。そして、スペックには現れない部分だが、音質面の向上もこのMA室で仕上げの行われる音楽番組、コンサート収録の仕上げなどでは大きなメリットになっている。以前のバージョンに比べ音ヌケが良くなっているため、SSL Avantへマルチで立ち上げてのミキシングに匹敵する音質での仕上げが行えるようになったということだ。ちなみに、Audio InterfaceはフロントエンドにSSL Alphalink MADI SXをそれまでのシステムからの引継ぎで利用していただいた。Pro Toolsとの接続はSSL DeltalinkからAVID HD MADIへと更新が行われている。SSL Alphalinkの音質をキープしつつ、今後の安定運用を見越しての更新である。
プラグインも増強している。中でもAUDIOEASE Altiverbはすでに無くてはならない存在とのこと。スタジオ収録番組の仕上げの際に、効果音として拍手や歓声を足すことがある。それを馴染ませるためにスタジオの響きに似せたプリセットを用意しているということだ。これは非常に良い結果が得られているために多くの番組で活用が始まっているということ。また、音ヌケが良くなった分を馴染ませるため、McDSPのAnalog Channelを導入している。分離が良いサウンドが気に入っているので、あまり活躍の場はないということだが、狙ったサウンドのコンセプトによって使い分けていきたいということ。併せて、DiGiGrid DLSの導入もトピックとなるポイント。プラグインパワーも十分に拡張され、サラウンド制作、そして今後のフォーマットなどにも対応できるスペックを与えられたシステムとなっている。
DiGiGrid DLS
◎Video SatelliteによるVideo Playback
今後編集と行われるファイルでのやり取りを見据え、より多くのVideo Fileの再生を実現するVideo Satelliteを導入いただいた。この更新にはもう一つの狙いがあり、既にテストケースがスタートしている4Kへの対応というのも大きな目的となっている。これまで4Kのワークフローではダウンコンバートしたファイルを都度書き出していたが、そのままのファイルがまずは再生できる機種である、ということが選定の大きな理由となったということ。数年以内にテレビ周りの更新も計画しているということなので、次世代のマルチチャンネル再生環境とともに整備を行いたいということだ。このマルチチャンネルへの展望に関してはこの後更に詳しく掘り下げたい。ここは、4Kへの取り組みを積極的に進めている朝日放送様の取り組みが感じられる部分だ。
◎ファイルサーバーとしてTerraBlock Facilisの導入
この選定は、神田様の意向が大きく関わっている。前部署は映像編集関係であったとのことで、そこで使っていたAVID Unityが比較対象としてあったということ。UnityはAVID製品で利用する上では非常に優れたソリューションではあったが、他のNLEで使おうとすると素材のファイル一つを見つけるにも苦労するような仕様。今回の更新ではどのクライアントからでも使い易く、汎用性の高い製品にしたいというのがコンセプトとしてあった。
また、Unityでは特定の管理者がメディアの管理を行う必要があったが、このサーバーを利用するユーザーが簡単に素材の管理を行う事のできるシステムがターゲットとなった。さらに、導入されるクライアントがPro ToolsとMedia ComposerとAVID製品であるためにそれらとの親和性ももちろん重視した部分。
そうなると、特殊なシステムを利用した製品ではなく、NASベースが候補として挙がる。NASベースであれば接続したクライアントはフラットな権限を持たせることが可能だからだ。そのような経緯から、エンタープライズサーバーとしてNASをベースとしてAVIDの互換モードの定評が高いTerraBlock Facilisが最終的に選考に残った。ROCK ON PROでの事前のPro Toolsとの運用チェックによる安心感と、サーバーメンテナンスを行うことの出来るスタッフが大阪にいる、という2点が大きな決め手となったということだ。実際に導入をしてみると速度的にも不満はなく、稼働開始からサーバーダウンしてしまうような大きなトラブルも起きていないとのこと。想定していたよりも早く安定運用が行えているということだ。
◎トランスコーダーとしてEpisodeを導入
今後のファイルでの受け渡しを考え、Telestream Episodeも同時に導入していただいた。EpisodeはVideo Fileの変換ソフト。常にサーバーを監視し、Pro Toolsに最適な形式への変換をバックグラウンドで行なっている。エンジンとなるPCはMac Miniを4台準備し、分散処理が行われている。一つのファイルを4分割しての処理を行なっているために高速性が期待できるシステムアップだ。4台のPCによりVideo Fileの実時間の半分以下の処理を実現している。受け取れるファイルの種類も多いため、将来的にも活躍が期待できるシステムだ。
◎現時点での具体的なワークフロー
制作編集はFinal Cut Pro 7を使用。ここで書き出されたファイルの受入が現時点では行われている。ファイナルのメディアは現時点ではHDCAMとなっているので白完パケの段階でファイルを貰い、完パケはHDCAMでもらうというワークフローだ。音戻しは完パケのHDCAMに対してリニアで行われ搬入となる。従来は白完パケのデータはリムーバブルメディアを利用していたが、システム更新後はサーバーへの直接の投げ込みと、トータルでのファイルベースワークフローへと歩みを進めている。今後の制作編集システムの更新により更なる効率化が期待できる部分である。HDCAMに関しても局全体のコンセプトとしてファイル化が命題として挙がっているためにテープレス化への流れへの一部ともなっている。
ここで命題とした「ファイル化」という言葉だが、テープレスという意味とメディアレスという意味の二面性があるという話があった。テープレスとはHDCAMというテープメディアから次世代のメディアへの更新という意味を持つ、具体的にはXDCAMのようなファイルそのものを格納しているメディアがこれに当たる。メディアレスに関してはそのデータを格納しているメディア=媒体からの脱却。サーバー上に全てのデータがあり、そのデータをそのまま最終段階まで活用するという事になる。
安定運用が最も求められる放送局という環境下ではやはり目に見える物理メディアの信頼性は絶大なものがあり、目に見えない不安定要素をはらむPCベースであるサーバーではその代替とならないという考え方が多数である。サーバーベースでの運用を前提とするメディアレスと専用ハードウェアVTRベースのメディア運用を比較した際に、やはり専用ハードの安定性が優れているという判断がどのタイミングで下され、次のステップへと移行がなされるのか、今後しっかりと見極めていきたい重要なポイントだ。
◎先進的な取り組みへのビジョン
朝日放送様はこれまでも映画祭へ出展するための映画作品の仕上げ、様々なサラウンド作品の制作など、先進的な取り組みを多く行なっている。今後のビジョンをお聞きしたところ、立体音響、オブジェクトベースの音声制作に対する強い意欲をお話いただいた。DTSが提唱するインタラクティブなDTS:Xのオブジェクト音声から、DOLBY ATMOSの持つ高臨場立体音響など様々なフォーマットを次世代のテレビ音声として検討を進めているということだ。
今後、モニター(スピーカーだけではなく映像も含めた)更新時には是非ともそれらを見越したDOLBY ATMOS対応の環境を整備したいとのこと。各分野に対して非常に造詣の深い朝日放送様の見識、今後の市場の動向、配信サービスなど次世代メディア、コンテンツのあり方などを多角的に判断した上での選定になることと思うが、そのような先進的な取り組みをROCK ON PROも共に学びお手伝いが出来ればと強く感じるインタビューとなった。
・左より、朝日放送株式会社 技術局 制作技術センター 和三晃彰 氏 / 神田雅之 氏 / ROCK ON PRO 前田洋介
*ProeedMagazine2016Summer号より転載
Event
2015/11/11
InterBEEで"STAR WARS"!!サウンド・デザイナー ウィル・ファイルズ氏のセッション決定!!
開催を目前に控え、InterBEE情報が続々と届いています。中でも注目がAVID Boothで行われる『海外ゲスト:映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』におけるPro Tools | S6によるミキシング』ではないでしょうか!!リバイバルでのシリーズ作の公開が続く今年の新作封切り、「ターミネーター」「ジュラシック・ワールド」「ミッション・インポッシブル」などご覧になりましたか?そんな中、絶対的な注目作が12/18公開となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではないでしょうか。
InterBEE AVID Boothでは、その制作に当たるサウンド・デザイナー ウィル・ファイルズ氏によるセッションが行われます。すでに公開されているトレーラーを題材に、という噂ですが、トレーラーといってもご承知の通り、本編から切りだされた素材であることには変わりありません。その公開前にサウンドデザインを覗き見る、貴重な機会です!!その制作は、AVID S6で行われ、もちろんDOLBY ATMOSでの制作!!18,19日にセッションが行われますが、金曜日には最終ダビングのために帰国されるということ。まさに仕上げの最終局面を迎える中来日されるウィル・ファイルズ氏のセッション、スター・ウォーズファンは必須!!そうでない方も見逃せない内容になること間違いありません。
映画の音響に大きな影響を与えてきたスター・ウォーズ シリーズ、音楽、効果音そして、映像効果、全てにおいて注目すべき作品。最新作のそのサウンド・デザインがどのようになっているのか?注目です!!
『海外ゲスト:映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』におけるPro Tools | S6によるミキシング』
InterBEE AVID Booth
Hall 2 #2310
11/18 13:30~14:30
11/19 11:20~12:20
それ以外にも、『河村隆一「Magic Hour」サウンド・プロダクション・ストーリー
~エンジニア・杉山 勇司氏のPro Tools|HDXとHEATオプションを駆使したミキシング・テクニック』も注目です。杉山氏による河村隆一「Magic Hour」の制作秘話が公開されるセッション。こちらもトップエンジニアの制作ノウハウを体感するまたとないチャンス。いち早くPro Tools HDX環境での作業をスタートした杉山氏の使いこなしは注目のポイントです。
『河村隆一「Magic Hour」サウンド・プロダクション・ストーリー
~エンジニア・杉山 勇司氏のPro Tools|HDXとHEATオプションを駆使したミキシング・テクニック』
InterBEE AVID Booth
Hall 2 #2310
11/18 15:40~16:10
11/19 15:10~15:40
11/20 13:30~14:00
もちろん、ROCK ON PROも同じ会場内にブース出展しています。ご来場の際には、是非ともお立ち寄り下さい!!
ROCK ON PRO
Hall 1 #1514
展示の詳細はこちらをご確認ください>>>
Event
2015/09/08
AES名古屋カンファレンス〜3Dオーディオの可能性〜開催
AES(Audio Engineering Society)日本支部は9/11~13の3日間、名古屋カンファレンスを開催します。テーマは「3Dオーディオの可能性」、最新の技術動向、プレゼンテーションから、実際のそのサウンドを実際に体験する事のできる内容となっています。NHKの推進する22.2chサラウンド、Dolby ATMOSなどを体験し、それらの作品に携わったエンジニアのパネルディスカッションを聞けるまたとない機会が名古屋にて開催です。
ROCK ON PROは、弊社輸入事業部(Media Integration事業部)と共に機器展示とプロダクトセミナーを行います。内容は、注目のWAVES / DiGiCoのコラボレーションによるDiGiGrid、そして、ラウドねメータープラグインで有名なNugen Audioの最新プラグインUpMixのご紹介を行います。特にUpMixは2ch素材を5.1chへUpmixしたものを2chに戻した際に可逆性を持つ非常に使いやすいプラグイン。こちらは、サラウンド作業を行なっている方必見のプラグインです。入場は無料ですので、皆様お誘い合わせの上お越しいただければと思います。
それ以外にも、イベント、セミナー多数開催されます。最新3Dサラウンドが一堂に会する名古屋カンファレンス、必見です!!
詳細>>>
http://aes-japan.org/wordpress/?page_id=1835
Event
2015/07/31
Avid Creative Summit 2015 PHOTO REPORT!! <メインステージ PART 2 : 4K収録ムービーも公開!!>
前回はメインステージで行われた1st Sessionの様子をお届けしましたが、続いての今回は国内初公開となるAVID S6の最新のバージョンv2.0が詳細に解説された"EYES on AVID part2”、そしてbeBlue染谷氏とSONA中原氏を講師に迎えた”Mixing Approach for 3D Sound〜Dolby Atmosの制作現場から〜”の様子をレポートします。もちろん前回同様に4K収録したセミナーの様子を公開、そのノウハウをご確認いただけます!!
2nd Session : 4K MOVIE
メインステージで行われた1st Session/2nd Sessionの様子はムービーでもご確認いただけます!! 今回はBlackMagic Design様、ATOMOS JAPAN様の機材協力をいただき、RockoN史上初の4K収録にチャレンジしております!!
2nd Session : PHOTO REPORT
1st Sessionも終了しメインステージは60分の休憩を挟みましたが、お客様はBstudioの展示会場で最新情報を入手したり、コントロールルームで開催されている協賛メーカー様セミナーを受講されたりと思い思いの時間を過ごされたようです。この様子はまた改めてレポートしてまいります!!
◎EYES on AVID part2
そして17:00からは2nd Sessionがスタート。前半は"EYES on AVID part2"。こちらでは国内初公開となるAVID S6の最新のバージョンv2.0が詳細に解説されました。進化するコンソールS6の真骨頂、バーッジョンアップによる機能追加が多数。また、国内初公開となるS6 Joystick Moduleも登場。ベータということでは有りましたが、電源も入り、Pro Toolsとのコミュニケーションも可能な状態。登場が近いことを感じさせる仕上がり。
従来のICONユーザーにとっても、S5のユーザーにとっても、この機能が欲しかった!! と思わせる機能が満載。Spill Zone、Expand Module等その新機能は多岐に渡ります。詳細は、順次ROCK ON PROのwebデモご紹介していきますのでご期待ください!!もちろん、ご興味ある方はRock oN店頭でのプレゼンテーションも可能!!是非ともお問い合わせ下さい。
◎Mixing Approach for 3D Sound〜Dolby Atmosの制作現場から
そして、”Mixing Approach for 3D Sound〜Dolby Atmosの制作現場から〜”が講師にbeBlue染谷氏とSONA中原氏を迎え開始。
まずは、SONA中原氏よりATMOSの持つ可能性を音響という面から解説いただきました。ATMOSと他の立体音響技術を比較することでわかりやすくATMOSの持つ可能性を感じていただけたと思います。
そして、beBlue染谷氏からは実際にATMOSの制作を行なっている現場の目線で貴重なお話を頂きました。特に、立体音響におけるリバーブ。これが大きな課題となっているということを実感。そして、実際に染谷氏がトライしている手法を詳細にご紹介いただきました。
ATMOS対応のDAW、そしてReverbといった制作ツールがいち早く出揃うことも現場からのリクエストであり、我々も期待しているポイントです。
2nd Session : 4K MOVIE
2nd Sessionの模様も同じく4K収録を行っております!! DOLBY ATMOSの今、そして未来を見据える貴重なセミナーの様子は全編下記リンクよりムービーでご確認いただけます!! 必見です!!
そして、最後には"Meet the Future"と題した立食形式での懇親会が開催されました。本当に多くのお客様、協賛各社の皆様に長時間に及ぶイベントにご参加いただき、本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
お客様同士でも新しい輪が生まれ、多くのつながりが生まれたようです。これはAvid Creative Summit開催の大きな意義としていただけに我々も大変嬉しく感じられた一コマとなりました!! ありがとうございました!!
見どころが満載のメインステージ編PART1/2となりましたが、実はメインステージと並行して協賛各社様のブース展示、そしてAst/Bstの各コントロールルームでのセミナーも計6本行われておりました!! 今回のレポートはAvid Creative Summit 2015の一面をお伝えしたにすぎません。 近日公開の各社展示ブース、メーカーセミナーの様子をまとめたレポートも是非ご期待下さい!!
Event
2015/07/24
Avid Creative Summit 2015 PHOTO REPORT!! <メインステージ PART 1 : 4K収録ムービーも公開!!>
数多くのお客様にご来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じたAVID Creative Summit 2015。2年目の開催となった今回は会場も昨年のほぼ倍のスペース、セミナーも計8本の開催と大幅にイベント規模も拡張。このレポートでは前日までの雨模様を振り払うかのような会場の熱気と充実したイベントの様子を余すところなくお伝えしていきます!!
1st Session : 4K MOVIE
メインステージで行われた1st Session/2nd Sessionの様子はムービーでもご確認いただけます!! 今回はBlackMagic Design様、ATOMOS JAPAN様の機材協力をいただき、RockoN史上初の4K収録にチャレンジしております!!
1st Session : PHOTO REPORT
14:00の開場から受付は多くのお客様で賑わいを見せ会場内は早くも大盛況。入場にお待たせしてしまったお客様申し訳ありませんでした!! 14:30のセミナー開始までの時間は、各社展示をご覧になろうという方が詰めかけB studioはかなりの混雑、これには展示協賛いただいた各社様も嬉しい悲鳴だったようです。
◎EYES on AVID part 1
そして、14:30からスタートしたメインステージでの1st session。まずはAvid Audio Application Specialistのダニエル・ラヴェル氏を講師に迎えての"EYES on AVID part 1"。
国内初のお披露目となったPro Tools FirstとPro Tools ControlというAvidより無償提供(!!)される2つのビッグプロダクトを実機でデモンストレーションとなりました。
初めて動くPro Tools Firstにお客様の視線は釘付け。実際にCloudに保存されたセッションを開いたり、Market Placeでプラグインを購入してみたり、Artist Communityでは自分のプロフィールを公開して他のユーザーを探してみたりとまさに『初めて』見るフューチャーばかり。AVIDがテーマとして掲げている「AVID Everywhere」が現実として動き出していることを実感します。
◎ProTools In-Depth!! サウンドプロデューサーがこっそり教えるゲームオーディオの世界で活躍するヒケツ。
続いてのセミナーは"ProTools In-Depth!! サウンドプロデューサーがこっそり教えるゲームオーディオの世界で活躍するヒケツ。" 株式会社ATTIC.incの中條 謙自氏にご登壇いただき、まさに「今」のGAME業界についてお話いただきました。
GAMEをプレイしている間はその存在を意識することは無いと思いますが、非常に重要なコンポーネントとなっているMiddlewareについてのご解説。また、インタラクティブとはどういうことなのか?ユーザーの操作に合わせて的確なサウンドの再生を実現するためには、どうすればいいのか?という非常に興味深いお話。
そして、「今」GAMEが求めているサウンドというのもこのMiddlewareの仕組みを知ることで、理解を得ていただけたのではないかと思います。今求められているのは過去の「風景描写」の音楽ではなく、「心情描写」の音楽が必要となっているという点。また、GAMEというプラットフォームに合わせた作曲のテクニックも必要だというお話を頂きました。
続けては、日々の作業の中でどのようにPro Toolsが活用されているのかというポイント。多い時には5万ファイル超ともなる膨大なデータを扱うGAME Audioの制作、更に言えばどのような場面・タイミングでその素材が再生されるかはプレイヤー次第となるため、流れの中で違和感あるサウンドとならないように多岐かつ大量となるそれぞれのサウンドの質感に統一感が得られるよう気を使っているということ。
そして、その整音作業をどれだけの効率で行うことが出来るのか、セッションテンプレートはもちろん、トラックプリセット、バウンス時にはQuickeysを活用して一括した処理を進めるなど中條氏のテクニックが披露されました。実際のGAME業界でどのような作業が行われているのか?その実感を持たれた方も多いのではないでしょうか。
1st Session : 4K MOVIE
このページ内では到底お伝えしきれないTIPSとノウハウの詰まったセミナーをムービーでも大公開です!! ProToolsのテクニックはもちろんのこと、Vertical / HorizontalといったGAME Audioをインタラクティブに構成する手法まで、中々目にすることのできないリアルな制作の現場感をお話しいただいています!!
セミナーの様子はUSTREAMでも中継され延べ1000人以上の方がご覧になっていたようです、誠にありがとうございました!そのムービーについてですが、今回はUstream配信、動画の収録にBlackmagic Design様、ATOMOS JAPAN様の機材協力をいただき、PAは株式会社エレクトリ様の機材協力をいただきました。この場を借りて厚く厚く御礼申し上げます!!! 特に動画についてはRockoN史上初!!となる4K収録にチャレンジです!!
フォトレポートを中心にメインステージで行われた1st Sessionの様子をお届けした今回ですが、Avid Creative Summitはまだまだ続きます!! 次回はこの後に行われた2nd Sessionの様子を近日公開、講師にbeBlue染谷氏とSONA中原氏を迎えた”Mixing Approach for 3D Sound〜Dolby Atmosの制作現場から〜”のセミナー動画も併せて公開します!! 是非ご期待ください!!
Event
2015/07/09
【NEWS】Avid Creative Summit 2015:染谷氏・中原氏セミナー満員御礼となりました!!
【NEWS!!】 Avid Creative Summit 2015
いよいよ明日7/10(金)の開催となりましたAvid Creative Summit 2015ですが、下記セミナーについても満員御礼!となりました。多数のご応募をいただきありがとうございました!! 明日はUSTREAMでの生放送も行うほか、展示のみのご来場も当日受付致します。大注目のイベントがいよいよ開催です、お見逃しなく!!
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【満員御礼】
17:00~18:30
Eyes on AVID Part2
Mixing Approach for 3D Sound〜Dolby Atmosの制作現場から〜
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昨年も好評のうちに開催されたAvid Creative Summitがさらにパワーアップして今年も開催決定です!! 3会場で計8本のセミナー、協賛11社様の展示でお届けします!サウンド制作者のためのリアルノウハウセミナーの詳細はリンクより特設ページにてご確認ください!!
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2015/02/20
「新世代のミキシング・コンソール勉強会」イベントレポート
2014年2月14日に名古屋芸術大学東キャンパス2号館の大アンサンブル室で行われた「新世代のミキシング・コンソール勉強会」。名古屋芸術大学サウンドメディアコース、名古屋音ヤの会の主催で行われたイベントのレポートです。ROCK ON PROも運営協力という形でイベントの開催をバックアップさせていただきました。
*「音ヤの会」とは在名民放、NHK、局系プロダクションのオーディオ・スタッフ有志による集まりです。
まずは、当日のアジェンダと展示内容。
AVID S6セミナー
講師:AVID Product Specialist ダニエル氏 / ROCK ON PRO 前田洋介
YAMAHA Nuage 〜DOLBY ATMOSと切り拓く新時代の制作環境〜
講師:beBlue 染谷氏 / YAMAHA 藤井氏
XL-Desk- SSLが今、新たに打ち出すハイブリッドスタジオのスタンダード
講師:SSL JAPAN 鈴木氏
名古屋の新しい取り組み 〜TV局におけるファイルベース構築例〜
講師:名古屋テレビ 林氏 / ROCK ON PRO 前田洋介
【展示】
AVID : S6 / Video Satellite
MI7:RME MADI機器 / MAGIX SEQUOIA / Zynaptiq / Presonus / KSdigital
SSL:XL-Desk / L500
TAC system:VMC-102 / DAD AX-32 / DirectOut Technologies
Digicom:Dan Dugan / Pivitec / FourAudio / Luminex / Fiberplex
FormulaAudio:AudioEase / IOSONO
MI:DiGiGrid / EVE Audio / Earthworks / LEWITT
YAMAHA:Nuage
Roland:OHRCA M-5000
朝10:30の開場と共に、お客様が集まり初回のセッションであるAVID S6の開始時点ではすでに40名近い状況に。展示のラインナップをご覧いただければわかるかとおもいますが、これだけの制作向けコンソールが一同に介する機会は非常に貴重なもの。名古屋近郊はもちろん、大阪、京都からもお客様がいらっしゃいました。
AVID S6のセミナーはスライドを使ったS6のコンセプトの解説を早々に切り上げ、実際にコンソールをハンズオンで動かしての機能紹介。VCA Spill、Layoutなど新たに追加された強力な機能の実際の動作を確認頂きました。
最後に質問で「モジュールが壊れた際の対応は?」というのを頂いた際には、Pro Toolsを再生したまま、ひとつのモジュールをコンソールから取り外す!!というデモンストレーションが。外すだけならまだしも、動いているそのままに再接続を行い復旧をするというところまで実現をしています。交換もモジュールさえあれば、不具合のモジュール交換が作業を文字通り止めることなく行えるということになります。これは、会場からもかなりの反響を呼んでいた印象的なデモ。
昼食を挟んで、YAMAHA NUAGEのセミナー。昨年DOLBY ATMOS HOME対応のスタジオとしてOPENし注目を集めるbeBlueの染谷氏による解説。Nuendo専用に思われがちなYANAHA Nuageを、Pro Toolsと組合せるという発想を実際どのようなシステムアップされているのか?実際にNuageとPro Toolsの組合せで使用してみての感想など、現場目線での貴重なコメントが有りました。サイズ・機能・価格のバランスが非常に優れたコントロールシステムだというコメントが印象的。そして、DOLBY ATMOS HOMEのマスタリング作業の解説も。昨年より国内でもリリースが始まっているBlu-ray等のパッケージメディア向けに今後導入が進むと考えられるDOLBY ATMOS HOME。世界的にもまさに最先端のそのテクノロジーとワークフローや実際の作業の流れを詳しくわかりやすく解説いただきました。
続いてSSLからのXL-Deskの紹介。開発コンセプトを中心としたセッションとなりました。時代の流れに逆行するかに思える完全アナログ設計のコンソール。このサイズでDAWのリモートも出来ないという割り切りはどのようなバックグラウンド、発想から生まれたのかが解説されました。DAWとコンソールの共存共栄のためにコンソールメーカーからの究極の回答がこのXL-Deskなのではないかと思います。
SSLは合わせて、同社初となるライブコンソールL500も合わせて紹介が行なわれました。作品の製作時に利用したSSLのコンソール、そのサウンドをライブでも再現したい!そのアーティストの要望を叶えるために社長ピーター・ガブリエル自らが開発を望んだという製品がこのL500です。発表と同時に世界中から熱い注目を集め、その音質評価により導入が進んでいる注目の製品。ライブコンソールということで放送局の副調整室などでも活用できる機能を有しているとも感じます。
最後のセッションは、ミキシング・コンソールからは離れるのですが、InterBEE 2014の音響チュートリアルセッション(有償)で行われた「放送局におけるファイルベース」をテーマにした公演のリバイバル。
放送局などで進むファイルベース。この課題を解決のアイディアとともに提案を行わせていただきました。実例として名古屋テレビ様のMA室のファイルベース化工事を元にそこで生じた課題とその実際の解決方法、そしてその後の更新から生まれた新しい問題とその解決策。現場の目線からの問題定義とその対処法を考えるという内容。皆様、非常に熱心にその内容にうなずかれていたのが印象的。
そして、各社展示ブースの紹介を各社様より一言いただき、展示見学の時間となりました。ブースでも活発に皆様それぞれの製品に対してのご質問などを行っているのが印象的。次々にブースを周り、実際に実機を触れる姿も。やはり、現場としてコンソールに対する興味の高さを感じます。それ以外にも、MI7のブースではMADI、Digicomのブースでは光ファイバーを利用した長距離伝送、など周辺の多チャンネル伝送システムへの注目の高さも感じることが出来ました。そして、AoIP技術を採用した機器もRoland、YAMAHA、TACsystem、Digicom、DiGiGrid、SSL、AVIDと参加9社中7社が展示していたのも、隠れたトピックではないでしょうか?企画が乱立している現状では有りますが、AES67としてのRcomendも登場し今後の規格統一に期待をせずにはいられない状況が出来上がりつつ有ります。この分野も引き続き注目が必要ですね。
最終的に多くのお客様をお迎えすることが出来た「新世代のミキシング・コンソール勉強会」主催の名古屋芸術大学長江先生、音ヤの会のCTV安藤氏からは、今後もこのようなイベントを継続して中京地区でのPost InterBEEのようなものに育てていきたいと、力強い豊富を頂きました。また9月にはAES日本支部によるイベントも企画されているのでこちらも注目。以前より、勉強会などが盛んに行われている中京地区の中心となるイベントに育っていって欲しい。
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2015/01/29
名古屋音ヤの会 / 名古屋芸術大学サウンドメディアコース 主催 「新世代のミキシングコンソール勉強会」開催!! 参加事前登録募集中!!
名古屋音ヤの会 / 名古屋芸術大学サウンドメディアコース 主催によるセミナーイベントも交えた勉強会が開催です!!会場となる名古屋芸大 大アンサンブル室には、InterBEEなど世界各国の展示会で話題を提供したAvid S6 / YAMAHA Nuage / SSL XL-Desk / Roland O・H・R・C・A など各社最新鋭のミキシングコンソールが集結。実機デモ、ハンズオン展示のみならずセミナーイベントも交えた勉強会となります。
中京地区の放送、録音、音響関係者の皆様、将来これらの分野に進むことを希望する学生の皆様など名古屋を地盤に活躍される幅広い皆様のご来場をお待ちしております。ただいま参加申込無料にて事前登録を受け付け中です。
詳細下記をご確認のうえ、登録リンクより是非お申し込みください!!
新世代のミキシングコンソール勉強会
主催:名古屋音ヤの会 / 名古屋芸術大学サウンドメディアコース
運営協力:株式会社メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部
日程時間
2015年 2月14日(土)
10:30(開場)〜18:00
場所
名古屋芸術大学 東キャンパス 2号館 大アンサンブル室
〒481-8503 愛知県北名古屋市熊野庄古井281
※公共交通機関でのご来場をお願い致します。
セミナー紹介
中京圏でもご活躍の諸氏の他、現場直結のノウハウを語っていただくセミナーを開催、機器だけではなくワークフローから最新の音響規格まで、グローバルな業界の潮流を感じ取っていただける内容です。
11:00-12:00
Avid S6 セミナー
国内でも導入が進むAvid社の最新鋭コントロールサーフェス「S6」のハンズオン解説、また最新情報のほか制作に置ける実際のノウハウ解説を行います。
講師
ダニエル・ラヴェル 氏
(Avid Product Specialist)
1979年6月16日 ニュージーランド、オークランド生まれ Music and Audio Institute of New Zealand Music Production and Audio Technology課程をMerit Passにて卒業 1999-2008年 Auckland AudioにAssistant-Engineerとして入社 その後Head Engineer and Technical Managerとなる。2008年~ Freelance活動を開始、EngineeringとStudio Integrationを行い、2009年~ Fairlight Japanに入社 Fairlight Japan Technical Support, Application Development and Testingとして活躍。現在はAvid Technologyに所属しAvid Japan Application Specialistとして活躍の傍らFreelance Engineer and Sound Designerとしても活動を続けている。
前田 洋介 氏
(ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト)
レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かしプロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。
13:00-14:00
YAMAHA Nuage 〜DOLBY ATMOSと切り拓く新時代の制作環境〜
Nuageをメインに据えたATMOS制作環境を持つbeBlue 染谷氏を講師に迎え、次世代3DサラウンドのキーとなるDOLBY ATMOS HOMEについてNuageを活用したその環境構築、制作ノウハウについて解説をいただきます。
講師
染谷 和孝 氏
(beBlue)
1963年東京生まれ。東京工学院専門学校卒業後、(株)ビクター青山スタジオ、(株)IMAGICA、(株)イメージスタジオ109、ソニーPCL株式会社を経て、2007年(株)ダイマジックのスタジオ設立に参加。2014年より有限会社 ビー・ブルーに所属を移し、サウンドデザイナー/リレコーディングミキサーとして活動中。2006年よりAES(オーディオ・エンジニアリング・ソサエティー)「Audio for Games部門」のバイスチェアーを務める。また、2014年9月よりAES日本支部監事を担当。
株式会社ヤマハミュージックジャパン Nuage担当
藤井氏 / 板垣氏
14:15-14:45
XL-Desk- SSLが今、新たに打ち出すハイブリッドスタジオのスタンダード
昨年末、SSLが新たに発表したXL-Desk。DAWを中心としたスタジオでアナログコンソールの持つ『高音質』や『利便性』を必要としていつつも、DAWコントローラーとしての機能やフェーダーオートメーションを必要とはしていないレコーディング・ミキシングエンジニアのために設計された、新しいハブリッドスタジオのスタンダードとなるコンソールです。SSLの歴史において重要ししてきた『音楽性』や『音質』に加え、昨今盛り上がってきているVPR500シリーズモジュールを搭載できるという,SSLアナログサウンドの結晶となります。今回、XL-Deskを通して、現在の音楽作成環境にSSLがどのような考えでアナログ回帰を打ち出しているのかをご解説いただきます。
講師
鈴木 宏隆 氏
(Solid State Logic Japan株式会社 営業部)
DualitySE / AWS948. 等のラージフォーマットコンソールから、Matrix2 /XL-Deskなどの小中規模のスタジオコンソール、アナログアウトボード類のXLogicシリーズを中心とした、SSLアナログ商材を主に営業・販売。
15:00-16:00
名古屋の新しい取り組み 〜TV局におけるファイルベース構築例〜
名古屋テレビ株式会社様にて導入されたファイルベースMAシステム。2014年度はEDITとの連携も行い、更なる進化を遂げている様子を解説、サーバーからトランスコードまでシステムの全容とその運用を明らかにします。
講師
林 和喜 氏
(名古屋テレビ株式会社)
入社後3年間、制作技術部にて音声を担当。その後、SW’er業務を経験。マスターに異動となり地デジ移行時の回線・リモート担当をする。5年前より再び音声を担当となる。普段の業務は主にシステム更新における設計・検討及び設備の保守など設備業務を担当。スポーツ番組、イベント等のTD・TMやロードレース番組における音声プランニングも行っている。
前田 洋介 氏
(ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト)
レコーディングエンジニア、PAエンジニアの現場経験を活かしプロダクトスペシャリストとして様々な商品のデモンストレーションを行っている。映画音楽などの現場経験から、映像と音声を繋ぐワークフロー運用改善、現場で培った音の感性、実体験に基づく商品説明、技術解説、システム構築を行っている。
※セミナー内容またタイトル等につきましては随時情報更新致します。
※事前の告知無く予定が変更となる場合もございます、予めご了承をお願い致します。
ブース出展社様ご紹介(五十音順)
ブース展示のメーカー各社様からは先のInterBEE2014でも話題となった最新鋭の制作機器を紹介、それを活用する事によるメリット、現場から求められているリアルなクオリティに至るまで、ご来場者様と情報共有を進めてまいります。
アビッドテクノロジー株式会社
今回のセミナーでも注目のS6をハンズオン展示、セミナー内でも解説される数々の機能を実際に体験し、その大きな特長であるモジュールシステムのメリットを実機で確認。国内でも導入が進むAvidソリューションの中軸を体験できます。
株式会社エムアイセブンジャパン
低廉・コンパクト・高品質なライブ・レコーディングを実現するRMEのMADIソリューションと、BBCをはじめとするヨーロッパの放送局やマスタリングスタジオでスタンダードとして導入されているSEQUOIAおよび素材の復元で人気のZynaptiqプラグインを、実機でハンズオンにてその素晴らしさを体験いただけます。さらに注目を集めている同軸スピーカー2機種の視聴も可能です。
ソリッドステートロジックジャパン株式会社
現代のハイブリッドなスタジオ環境において、DAWに不足する部分を補うという発想で設計されたXL-Deskをメインとして展示、VPRスロットのサウンド試聴も行います。また、SSL ライブコンソールL500も展示、実際に操作していただきその実力を体験いただけます。
タックシステム株式会社
Pro Tools HDXのIOとして使用できるAES 16CH、MADI他からAD、DA、SDIインターフェイス、Danteインターフェイスを利用できる「NTP PENTA720、AX32」、今や放送局、ポスプロを問わず定番のMADIインターフェイスとなったANDIAMOシリーズを擁するDirectout Technologies製品のほか、MADI入出力を搭載したマルチチャンネルフォーマットに対応できるモニタリングコントローラ「TAC SYSTEM / VMC-102」の展示ではNTPユニットとDirectout Technologiesユニットとの接続にて、どのようなシステム化が可能かをご覧いただけます。
有限会社デジコム
現在使用しているミキサーにインサートするだけで、台本の無いトーク番組やパネルディスカッションなどのフェーダーワークが簡略化することが可能となるDan Dugan Sound Designのオートミキシングコントローラー、E-1A / E-2 / E-3。Fiberplex Technologiesの光伝送製品ラインナップのほか、AVBネットワークプロダクトの中でも注目されるPivitec e64i/o MADI Digital I/O Moduleを展示。Mac(OS X Mavericks以降)とThunderbolt Ethernetアダプターを使用することでAVBが使用可能となり、ダイレクトにe64i/o MADIと接続。低価格でMADIを使った64Trレコーディングシステムが構築可能です。
株式会社フォーミュラ・オーディオ
オランダ Audio Ease 社製品は、業界標準のコンボリューション・リバーブである Altiverb 7 に続き、スピーカー・シミュレーション+α のプラグイン、Speakerphone 2 も64bit プラグイン環境へ対応しました。さらに昨年より国内販売をスタートした、立体音響技術の専門企業であるドイツIOSONO社のサラウンド・プラグイン、Anymix Pro(エニイミックス・プロ)を併せて展示致します。
株式会社メディア・インテグレーション
「DAWは、最高品質のネットワークで拡張する時代へ。」をテーマに、Pro Tools HDX/HDシステム、Nuendo、Cubase、LogicなどのネイティブDAWに、リアルタイムのモニタリングとプラグイン・プロセシング・パワーをネットワーク接続で追加する、DiGiGrid製品を展示いたします。DiGiGridのI/OとプラグインDSPは、各種DAWに完全に統合された状態で操作可能なので、今までのワークフローを変えることなく、編集システムに強力なプロセシング・パワーと、ネットワークならではの拡張性、ルーティングの自由度を追加することが可能です。
株式会社ヤマハミュージックジャパン
Nuendo6.5およびCubasePro8のコントロールサーフェイスとして高い親和性を持つNuage。Steinbergとの密接な関係で開発が進められ、デジタルコンソールとDAWの垣根を取り払ったとも言えるソリューションを展示。「始まりの、始まり」というキャッチコピーを具現化したシステムはソフトウェアとハードウェアを融合、DAWと一体化することでNuageというトータルソリューションは一層の輝きを放ちます。ブースではそのDAWとのシームレスな連携を体験いただけます。
ローランド株式会社
ローランドは、来春発売のミキシング・コンソールO・H・R・C・A M-5000と、好評のキュー・ボックスM-48を中心に展示いたします。O・H・R・C・A M-5000は、REAC、DANTE、MADI、SoundGridなど、様々なデシタル伝送規格に対応し、96kHzのサウンド・クオリティ、最大128chで内部の構成を自由に変更できる柔軟性を実現した、全く新しいミキシング・コンソールです。M-48はCat5eケーブル1本で、最大40ch/16グループの音声伝送および電源の供給が可能なキュー・ボックスです。演者ごとに、好みのグループを設定し、レベルやパンの調整が可能。放送局、大手PAカンパニーにも多数ご採用いただいております。ローランドが提案する次世代のデジタル・ミキシング環境を、ぜひご体験ください。
参加要項
参加費用:無料
事前登録締切:2/12(木)
※事前登録制となります、下記リンクよりお申し込みをお願い致します。
※会場の都合上、多くのお申し込みを戴いた場合は期日を前にお申し込みを締め切らせて頂く場合がございます。
Archives
2014/09/05
Avidライブサウンドシステム S3L / Pro Tools | S6セミナー レポート
勢いの止まらないAVIDのコンソールラインナップ。2014年9月2日に城西国際大学紀尾井町キャンパスにて行われたS3L及び、S6の新規の発表会の模様をレポート!!ライブサウンド用のS3Lがプロダクションよりの機能をどんどん取り込んでハイブリッドな利用を提案。S6は先日発表のVer 1.2の商会がメインでしたが、TAC systemから遂にモニターコントローラーが登場。ラージコンソールで実現されていた様々な機能を実装した注目の製品が登場しています。
◎S3L新機能VENUE 4.5とEuControl 3.2で実現するハイブリッドなコントロール
昨年IBCでの発表からすぐに現場で受け入れられたS3L。従来のVENUEユーザーならば、ソフトウェアが同一なのでトレーニングなしでもすぐにオペレート可能なコンパクトなライブサウンドシステム。AVB、EuCon、VENUE Softwareとアプリケーションベースの最新機能をずらりと揃え、ハードウェアとしてはHDXをエンジンとして実装。まさに次世代のAVIDを象徴する一台でした。
今回のVENUE 4.5では、遂にHDXの機能を開放するフル64bit化を実現。プラグインもAAX 64bitへとブラッシュアップされました。64bitということで今後の開発に大きな余力を起こしていることが予想されるS3L、その進化からは目が話せません。
ライブコンソールとしての注目の機能は、Stage Boxの共有。2台のE3エンジンで同じStage Boxを共有し、それぞれ個別のMicレベルを取ることが可能となりました。Masterとして掴んでいる方がアナログドメインでのゲインを調整し、もう一台はデジタルドメインでのレベル調整をなっているとのこと。
もう一つ、VENUEユーザー待望のGEQのフェーダーでの操作も実現!!世界的にも一番多くのユーザーリクエストを受けていた機能だとのこと。
他にもVCAスピル、フェーダーレイアウト、フェーダーのカラーリング、バンクセーフなど、多くの実用的な新機能を実現しています。設定したフェーダーレイアウトは、Snapshotへ保存も可能とのことで、今後活用の幅が広がること間違いありません。
ProToolsとの連携も非常に大きな更新が行われ、AVBを通じての64ch I/Oを実現。頭分けでのパラレルレコーディングを実現しています。AVBなのでEthernet Switchさえあれば分配器などの用意無しに2台のPro Toolsでの同時録音も可能。EuControl 3.2により、S3コンソールとの密接な連携を実現しています。パネルにロケートなどDAWならではの機能もアサインすることが可能なのでライブが終了したらすぐにミックスダウンを行うことが可能です。もちろん、フェーダーオートメーションなどEuConなので、レスポンスも十分。
今後のS3Lの展開に非常に期待の持てるプロダクトであると感じています。今の時点でも十分にミキシング作業にも活用の可能なスタイリッシュな簡易Audio I/F内臓のコントローラーだと思います。単品売りの予定が無いというのが非常に残念ですがAVIDさん、是非ともご検討おねがいします!!
◎拡大するS3Lの世界AVB CUEシステムなど周辺ソリューションも登場!!
その後は、S3LとAVB接続での連携が可能なCUEシステム”Pivitec”の製品紹介をDigicomさんから。まさにネットワークオーディオならではのスタイリッシュかつ高機能なモニターシステムの構築が可能です。
弊社輸入事業部からはいち早くVENUE 4.5 AAX64bitに対応したMcDSPとSonnoxのプラグインのご案内
最後には、実際に現場でS3Lをお使いいただいているFreewayの松浦様から現場での実際の事例をご紹介いただきました。このVENUE 4.5は早ければ月末にはリリースされるということなので、楽しみですね!!
◎S6の進化をハンズオン最新ver1.2の解説、MADI実装のモニターコントローラーも!!
後半戦はS6の最新バージョンであるVer 1.2の解説。その大きな機能追加の全貌は、こちらの記事でご確認いただくとして、そのとなりにあった、見慣れないコントローラーに注目です!!
TAC systemの最新プロダクトとなるVMC-102と呼ばれるこの機械はなんとモニターコントローラー。I/O部分は?とコンパクトすぎる筐体を見て質問したところ、MADIを実装して、このサイズで、64ch I/Oを実現しているとのこと。
DirectoutTechnology社のANDIAMOをそのフロントエンドとしては想定。ANDIAMOはAD/DAとしてだけではなく、内部にフルマトリクス可能なルーターを実装しています。その機能をコントロールすることでモニターコントローラーとしての動作を実現しているということです。他にもNTP社のI/Oも対応する予定だということです。
操作は、タッチパネルでの軽快な動作。ダウンミックス、チャンネルディレイ、OSCなど、現場で要求される機能をしっかりと実装しています。ソフトウェアベースのため、INPUT、OUTPUTの組合せはMADIの上限である64chまで自在だということ。64chの一括コントロールなどという極端な設定も可能!!このチャンネル数、今話題のDOLBY ATMOSの最大スピーカー数と一致していますね。ということは、RMUのあとにVCM-102を設置すればS6の盤面上からマスターボリュームのコントロールが可能だということですね!チャンネル数に余裕があるのでサラウンドソースも5.1chならば10系統もの設定が可能です。
外部からのコントロールはEuConへの対応を考えているとのこと。プレゼンテーションの中には出てきませんでしたが、S6との互換性に注目が高まります。また、このコンパクトな筐体のサイズは、S6のProcess、Knob Moduleと同一のサイズ。ブランクを1箇所用意しておけばそこへ実装が可能です。電源も同じ12Vの内部電源がそのまま利用可能だということです。
更にTRITECHからリリースされるAGS-VMCと合わせて利用すればTB、Cufなどと連携のとれたトータルでのコミュニケーション機能を手に入れることが可能です。
ラージフォーマットのコンソールと同レベルのモニターセクションの構築が可能となる注目の製品の登場です。リリースは年明け早々、価格は40万円前後となる予定だとのコメントを頂いています。
Archives
2014/05/28
ROCK ON PRO PRESENTS Avid Creative Summit 2014 @SOUND INN 開催現地レポート!!
未来を紡ぐ百花繚乱のプロダクト、Network、Cloud、あらゆる場所で私たちがつながる!
2014年5月15日、東京麹町に立地するSOUND INN Studio AにてROCK ON PRO presents AVID Creative Summitを開催、非常に多くのお客様にご来場頂きました。そのセミナー内容はほぼ全編をYou Tubeへすでに公開させて頂いていますが、ダイジェストにてその開催内容をレポートしていきます!
ROCK ON PRO presents AVID Creative SummitはAVIDのプロダクトを中心に、講師を招きお届けをしたセミナーセッションと、プラグイン・外部機器などを取り扱う協賛各社様によるブース展示で開催されました。ブース展示は総勢7社、それぞれ簡単にご案内するとM.I.D.様はSlate Pro RAVEN MTiを中心とした展示。このRAVENはRock oN店頭でご覧になった方も多いかもしれませんが、AES 2012での発表で世界中の注目を集めたタッチスクリーンを使った新しいDAW controller。ミキサーの操作だけでなく、編集操作もタッチスクリーンを使用してフィジカルに操作可能なプロダクト、会場でもその動作にお客様の注目が集まっていました。
MI7/Syntax Japan様はRMEを中心としたMADIのソリューション。すでに確立され、安定した技術であるMADIはその安定性とケーブル1本での64ch伝送という高い汎用性を併せ持ち、DAWのパワーが向上した現代だからこそユースフルな規格として脚光を浴びています。様々なコンバーター、MADI搭載Mic Preなどを展示していただきました。
タックシステム様
ブレインミュージック様
MI7様
TAC SYSTEM様はDirect Out Technologies社のMADI製品群。こちらの注目はもう一つの多チャンネル伝送技術として注目のAoIPであるRavennaとMADIのコンバーター。それぞれの特徴はありますが、相互につなぎ合わせることの出来るソリューションの登場はシステムアップの柔軟性を増すこと間違いありません。もう一つNTP Technologyも忘れてはいけません。こちらはDigilinkによるPro Toolsと直接接続も可能なMADI / Danteのコンバーターとなっており、様々な利用シーンに幅広く対応するプロダクトです。
BrainMusic様はいち早くAVID S6設置可能なAKA design社のスタジオデスクを展示。使い勝手の良さそうな機能性を持ったデスクにお客様からも多くのご反響を頂いています。
Formula Audio様はリバーブプラグインとして定番の地位を占めるAltiverbを開発するAudioEase社の製品群を展示。ご利用中のお客様も多く、現場レベルの質問が飛び交っていたのが印象的です。最近AAXに対応したのもTOPICでした。Media Integration 輸入事業部はWAVES,McDSP,Sonnox,SoundToy等様々な取扱プラグインを展示。その他にもEVE audioのスピーカー、輸入取扱いが開始されたばかりのLewittのマイクなど多彩な展示。AVID様はブース展示にもS6を持ち込んでいただき、S3Lと合わせて最新のコンソールプロダクトを展開。その製品詳細は、セミナー本編に譲ることとします。
宮地楽器様
フォーミュラオーディオ様
メディア・インテグレーション
第一章 :AVID Everywhereその未来を探る、Eyes on AVID S6 / S3 / Protools Connect
Session#1はAVIDの製品群が中心となる「Eyes on AVID S6/S3/Protools Connect」定刻の開始時間にはすでにほぼ満員の盛況となりお客様の期待を感じながらのセッションスタートとなりました。先ずは、Avid APAC Director of Sales(Audio)のチャールズ・テタズ氏によるNAB 2014で発表となったAVID Everywhere、Pro Tools Cloudのご説明。通訳はAVID JAPANの三橋さんに行っていただきました。
[caption id="attachment_16348" align="aligncenter" width="636" caption=""][/caption]
[caption id="attachment_16350" align="alignright" width="250" caption="Avid APAC Director of Sales(Audio) チャールズ・テタズ 氏"][/caption]
AVID EverywhereはこれからAVIDの向かう将来、そしてAVIDが提案する未来のワークフローを表すメッセージ。AVIDはサーバー、NLE、DAWと今後ワークフローの中核となるプロダクトを持つ企業であり、これからは機能強化はもちろんだがワークフローの強化につながる『Cloud』『Archive』といった提案を行っていくということを表明しています。その一つがPro Tools Cloudであり、遠隔地の作曲家とミュージシャンがCloud Networkでつながり作業を共有していくというソリューション。ビデオチャット等のコミュニケーションツールがPro Toolsに組み込まれ遠隔地で同じセッションを共有し作業を行うことが出来るというまさに未来のワークフローを提案しています。NAB 2014ではステージ上でその実演も行われていたため、リリースまでもそれほど時間がかからないのではないかと感じさせる完成度を持った内容。
[caption id="attachment_16349" align="aligncenter" width="636" caption="Pro Tools クラウド概要資料"][/caption]
[caption id="attachment_16356" align="alignright" width="200" caption="Avid プロオーディオ・ジャパンセールスマネージャー 常盤野 司 氏"][/caption]
NAB 2014で発表された事項の説明を引継ぎ、Avid Pro Audio Japan Sales Managerの常盤野 司 氏から『Archive』に関しての解説。ここでのトピックはPro Tools Sessionをパッキングする『PXF=Production eXchange Format』の発表。PXFはPro Toolsのセッションをアーカイブするためのフォーマットでレンダリングしたデータの保存や、フリーズトラック機能、セッションのプレビュー等アーカイブ向けの多数の機能を盛り込みます。また、Avidの他のアプリケーションとの共有、互換に関しても考慮して設計された、まさに次の世代へ『Archive』するための待ちに待ったフォーマットの登場です。過去のデータが開けなくなった、ということはこのPXFが解決をしてくれることとなるでしょう。
[caption id="attachment_16357" align="aligncenter" width="636" caption="PXFファイル概要資料"][/caption]
そして、AVID Audio Aplication Specialist Daniel Lovell 氏とROCK ON PROのプロダクトスペシャリスト2名(洋介・赤尾)によるAVID S6を中心とするコンソールプロダクトの解説を行いました。Daniel氏は日本国内に常駐する初のAplication Specialist。このポジションは、次世代プロダクトの開発、バグフィックス、βテスト等を行うまさに開発チームの一員と言えるポジション。国内ユーザーの声が直接開発チームへと届けられる太いパイプが日本に置かれたと言っても過言ではありません。
[caption id="attachment_16359" align="alignleft" width="250" caption="Avid Audio Application Specialistダニエル・ラヴェル氏"][/caption]
セッション本編はS6の開発バックグラウンドにあるヒストリーの解説から。先ずはAVID ICONシリーズ。世界で最も成功したコンソール(なんと販売実績は5000台以上)となったICONはなぜここまで市場に受け入れられたのでしょうか?世界の音を取り扱う現場がTapeからDAWに取って代わられ、その背景から一番効率よくDAWを操作できるコンソールとしてICONは誕生し市場に受け入れられていきました。しかし、ユーザーからはもう少しコンパクトにならないか?モジュールで必要な部分だけを購入できないか?等多数の要望が寄せられていたのも事実です。もう一つのバックグランドヒストリーはAVID system 5。その登場はなんと1998年、すでにデビューから16年を経過したこのプロダクトはもちろん今でも現役です。今現在でも導入の話を聞くことができる現行製品。デジタル製品としては異例とも言える長寿の秘訣はどこにあるのでしょうか?それは、開発コンセプトの時点から既に先進的であったモジュール構造と、ソフトウェアベースのシステムにあると言えます。誕生当初、純粋なDigital Consoleであったsystem 5は2007年にHybridシステムと呼ばれる統合型のDAWコントロール機能を手に入れます。その特長はなんといってもLayout機能と呼ばれる、複数のDAWを同一の盤面に展開して操作可能という柔軟性。バックボーンにネットワーク構造を取り入れていたsystem 5だからこそ実現した機能であると言えるでしょう。
そして、ICON・system 5という大きな成功を納めた2つのプロダクトの血統を受け継いだ次世代型のコンソールが当日32fader仕様として展示したS6。Pro Tools専用設計だからこそ実現できたICONの高い親和性とコンソールメーカーが次世代のワークフローを考え実現したHybrid機能。これらの利点を全て盛り込み、ユーザーから得たフィードバックを活かし設計されたのがこのS6です。感覚的にフィジカルなコントローラーとして残さなければいけない部分(フェーダー、ノブ)と何度もボタンを押したり、メニューの階層を潜ったりするのではなく、スマートにタッチパネルでオペレーションを行い、これらをクリアに切り分けてコンパクトに再設計された製品。それぞれのモジュールは完全に独立しており、ユーザーのニーズに合わせた柔軟なシステムアップが可能。もちろんソフトウェアベースの構成となっており、長期に渡りアップデートによる機能追加が行われ、system 5と同様に現場のニーズを満たし続ける製品となることでしょう。
また、今後予定されているS6のアップデート情報もここでは紹介していただきました。ICONで実現していたSpill Fader機能。これは1ボタンで、手元にGroupや、VCA masterなどを呼び出す機能。ICONからはもう一つ、プラグインパラメータをストリップのノブに展開可能なMAP機能。system 5の中心機能とも言えるLayout機能。非常に強力な追加が予定されています。これらはソフトウェアのバージョンアップで提供されます。今後も我々ユーザーの要望により、またワークフローの変化に追従し様々な更新が期待されます。
次のコーナーはS3Lを題材に、AVIDの持つ先進の機能をご説明。AVIDもAoIP=Audio over IPと呼ばれるネットワークオーディオの実現を果たしているメーカーの一つです。S3LではAVBと呼ばれる規格を採用、こちらも今後の展開が期待される技術です。そして、system 5、S6でも採用されるEuCon。DAWとコントローラーを接続するこのプロトコルもネットワークをベースとした非常に汎用性と柔軟性を併せ持った技術。S6&PT11の組合せではEuCon 3.0へとバージョンアップをしています。これによりS6の高度なVisual FeedBack、そしてDisplay Moduleに表示されるWaveformを実現しています。
最後のコーナーはこれからのソリューション、ワークフローをここまでにご紹介したAVIDのプロダクトとともに考えるというROCK ON PRO洋介からご提案のコーナー。音楽業界を考えると冒頭のPro Tools Cloudによるコラボレーションワークフローはまさに未来像でしょう。合わせて、AoIPによる柔軟なシステムアップ、Digital Mic等システムのデジタル化が大きな変革への道筋ではないでしょうか。これらの実現により作業環境から多くのストレスが排除され、より良い作業環境が成立するのではないでしょうか。
ポスト・プロダクションには、ファイルベース化による高効率化が求められると考えています。サーバーによるファイルシェアはもちろん、ファシリティーの共有による運用自体の効率化も求められる内容です。そのためには、KVM、Audio、Videoの回線にMatrixが必要となりますが、ここではそれらを実現するソリューションのご提案を行わせていただきました。
次は放送業界に向けたご提案として、作業の速度、確実性を求めたファイルベースでの高度に自動化されたソリューションワークフローのご提案。ここでキーワードとなるのがtranscoder。バックグラウンドで自動的に作業の工程を進めることが可能なエンジンを準備することで、作業効率の向上と確実性を確保することが可能です。最後に教育機関に向けたご提案。最新のソリューションワークフローを理解し運用が出来る人材の育成は今後の大きな課題。そのために必要な機材、ソリューションのご案内も行っているとお話をさせていただきました。
第二章 :東映最新ダビングスタジオ設計に見るDOLBY ATMOSとHDXの運用
[caption id="attachment_16367" align="alignright" width="150" caption="東映株式会社デジタルセンター 畠山 宗之 氏"][/caption]
休憩を挟み行われた、セッション2は次世代の音響フォーマットであるDOLBY ATMOSの解説を、国内で初のダビングステージとなる東映株式会社デジタルセンターの畠山 宗之 氏とDOLBY JAPAN株式会社の中山 尚幸 氏にお話を頂きました。
先ずは中山氏よりDOLBY ATMOSがどのようなものなのか、どのようなスピーカー配置なのか、そしてその制作においてキーワードとなるBedとObjectの解説、必要なエンコーダーとしてRMUのご紹介をしていただきました。そして、畠山氏からはPro Tools上での設定などを含めてのATMOSミックス手法を詳細に解説、実際にスタジオのシステムと合わせてご紹介頂きました。使用されているモニターから、その配置、更には実際の制作工程を丁寧に追っていただき、まさに日々行われている現場でのワークフローを解説。
[caption id="attachment_16435" align="aligncenter" width="636" caption="ATMOSでのスピーカーレイアウト"][/caption]
昨年秋のオープンから、まだ数名のエンジニアしか行ったことがないATMOSでのミキシング。その手法はまさに貴重な情報です。その詳細については是非とも公開されている動画をご覧頂きたいと思います。
最後に中山氏よりATMOSの世界市場での動向。このセミナー開催時点でATMOSでミックスされた作品は118作品以上、劇場は550以上、ダビングステージは55以上になっているとご紹介いただきました。
[caption id="attachment_16368" align="alignleft" width="250" caption="DOLBY JAPAN株式会社シニア・テクニカル・マネージャ 中山 尚幸 氏"][/caption]
国内でも稼働中の劇場が6館、年内には10館以上になる予定であるとのコメントも。世界的にもATMOS作品は増え続けており5.1chフォーマットであるDOLBY Digitalの立ち上がりよりも速いペースで世界中に広がっているとのことです。ちなみに稼働中の映画館は関東では船橋、幕張、日本橋、平和島。関西では大阪、和歌山と各地に展開しています。
なお、立体音響ということでアクション等の派手な効果音などを想像される方も多いかと思いますが、ATMOSはあくまでも臨場感の向上を主眼に設計されたフォーマットであり、その高い臨場感を是非とも体感してもらいたいとお話を頂きました。今後続々とDolby ATMOS導入予定映画館が増えていきますので、是非とも一回体験をしていただきたいところです。
第三章 :リアルJazz Vocal 録音体験で知る、Recording Engineer ニラジ氏のテクニック
[caption id="attachment_16369" align="aligncenter" width="636" caption="サウンドエンジニア ニラジ・カジャンチ氏"][/caption]
最後のセッションはエンジニア、ニラジ・カジャンチ氏をお迎えしてのボーカルレコーディングセッション。まずはニラジ氏のプロフィールのご紹介から。フィル・ラモーン氏を師徒してNew YorkのHit Soundでそのキャリアをスタート、ミックスよりもレコーディングが好きだとお話いただきました。そしてROCK ON Staffも知らなかったPro Toolsの便利なTIPSも。
[caption id="attachment_16436" align="alignright" width="100" caption="通常設定での-18db"][/caption]
まず初めのTIPSはどのようなレベルでレコーディングを行うのか、自身のRefernceをどのように設定するのかについてのお話。レコーディングにあたっては使用するアウトボードの美味しい部分を余すところ無く引き出すのがレコーディングのクオリティを上げる条件となります。様々な機材、また各々のノウハウもありますがニラジ氏はその経験からReferenceを-18dbに置いているとの事。ところが、デフォルトで設定されているProToolsのメーターにおける-18dbは不安になるほどの小さな振れ幅。またヘッドルームの確認も含めてレベル管理が非常に狭い範囲での確認となってしまい制作の効率を大きく損ないかねません。
そこでTIPSとなるのがProTools11より対応したメーターセッティング画面。Preferenceの右上にあるセッティングのPTメーターの0db表示を任意に設定可能となっており、ここを変更する事でレベル管理のしやすい表示を可能にします。
[caption id="attachment_16437" align="alignleft" width="636" caption="ProTools11のPreference画面。右上のメーターセッティングがポイント"][/caption]
[caption id="attachment_16438" align="alignright" width="100" caption="セッティングのメーター表示、狙ったレベル管理を容易に行える。"][/caption]
さらにその下に位置するColor Breakの設定を変更すれば、メーター表示色の切り替わる境目を変更する事が可能です。つまり、レコーディングの判断基準となるレベルの範囲を色分けすることができ、狙ったレベルの管理を一目で確認する事も可能。つまり、色の境目をハッキリさせてその範囲にレベルが振れていればOKという確実かつ簡潔なレベル管理方法が実現しています。
この手法でアウトボードが持つ一番のクオリティを確保したレコーディングを確実に行える事になります。それぞれの基準とするレベルはレコーディングを行う方それぞれのノウハウかと思われますが、それを管理する手法としてメーターの設定を行う事は、ジャンルを問わない応用範囲が広いTIPSと言えるのではないでしょうか。
セッティング自体はとてもシンプルなものですので、お手元のシステムでもすぐに導入する事ができます。多くの楽曲を集中的にミックス、そしてそのクオリティを確保するために効率を考慮して自身のワークフローにソフトウェアを適合させる。F1ドライバーがシートポジションを突き詰めるのと同じようなプロフェッショナルのこだわりを感じるTIPSでした。
続いて2つ目のTIPSとしてTrack Template機能の解説。数々のセッションを短期間に集中して行うというニラジ氏。しかしながら受け取るセッションによって含まれたセッティング環境も様々というのが実情です。スピーディーに自身のセッティングを行いセッションを円滑に進める事はエンジニアの抱えるストレスを大いに軽減することになります。
[caption id="attachment_16439" align="aligncenter" width="636" caption="New Tracksの画面プルダウンに独自にプリセットされたネームが並ぶ"][/caption]
[caption id="attachment_16440" align="alignright" width="100" caption="プリセットで作成された新規トラック。作成して即時に次の作業へ移る事が出来る。"][/caption]
そこでニラジ氏が普段から行っているのがこの新規トラック作成時のTrack Templateに自身のプリセットを組み込む方法。自身のワークフローに沿ったプラグインやセンドなどが予め準備されたトラックを作成できるという非常に便利な機能です。
例えばプルダウンにあるFemale Vocalを選択すると写真のようにプラグイン、バスまでセッティングされたトラックが新規に作成されます。余計なオートメーションが残ってしまう事も無く、安心していつもの作業にすぐ取りかかれる。これはレコーディングセッションをスムーズに進める大きなポイントとなります。
実際の設定は、トラック作成、プラグインの挿し込み、バスの設定など自分のワークフローに沿った形で作り、これをFile→Export→Selected Tracks as New Sessionを選択。これをDocumentsフォルダ内のProTools→Track Presets→Audioのフォルダに格納します。Documents内のProToolsフォルダに保存しないといけないこのがポイントです。ちなみにTrack PresetsとAudioはデフォルトでは存在しませんので、この名前の通りに自分で作成することとなります。
[caption id="attachment_16441" align="align left" width="636" caption="作成したテンプレートの保存先、Documents内であるのがポイント"][/caption]
そしてもう一作業が肝心です、セーブされたファイルは「〜.ptx」ですがこれを「〜.ptxt」に変更。この後表示されるポップアップでも「.ptxt」を選択します。拡張子にテンプレートを意味する「t」を加える事で新規トラック作成のプルダウンにテンプレートとして表示されるようになります。
[caption id="attachment_16442" align="aligncenter" width="636" caption="最後に保存したファイルの拡張子を「.ptxt」に変更"][/caption]
これで設定は完了。再起動もすることなく、再度新規トラック作成をしてみると表示がされます。自身のシステムに設定をしておけばどのスタジオでも同じ環境・プラグイン・レイアウトでワークフローを即スタートする事ができます!ちなみに、1つのトラックだけではなく、複数のトラックを1つのテンプレートとして覚えさせることができるのでドラムのレコーディング用のチャンネル、ドラムマスターなどを覚えさせると非常に便利だとのこと。会場でも1名の方しかこの機能は知らなかったという非常にレアな機能。もちろんマニュアルにも載っていません。
[caption id="attachment_16372" align="alignleft" width="250" caption="ゲストボーカリスト マヤ・ハッチさん"][/caption]
そして注目のボーカルレコーディング。ゲストボーカリストにマヤ・ハッチさんをお迎えし、なんとコンソールの正面に設置されたマイクでヘッドフォン無しでレコーディング。セッション内ではスタジオ側でしたがコントロールルームでボーカルを録音するという想定。左右のスピーカーからの低域をキャンセルする位置へ狙ってマイクをセッティングすることで、ほとんどモニターと当たらないレコーディングが実現できるという実践。録音したトラックをソロにして再生も行いましたが、驚くほど少ないカブリで録音されていました。これには、会場のお客様もかなり驚かれた様子です。
やはり国内でのボーカルダビングといえば、遮音をきっちりとしたブースでヘッドフォンをしてというのが常識になっていますが、アーティストとのコミュニケーションなどを考えるとこの手法は是非とも試してもらいたい方法だと感じました。そして、更にかぶりをキャンセルする方法やマイクをセットするポイントの探し方などをご解説いただきました。
それ以外にも、Pro Tools 11になってそのサウンドの変化によりセレクトするアウトボードも変化したことや、お気に入りの機材の話などをしていただきました。非常に興味深いお話が満載のセッション。こちらも動画公開されていますので是非ともご覧ください。また、Web上でも改めて解説をアップ予定です!
3つのセミナーセッションの後には、懇親会を行わせていただきました。ブース展示をしていただいた各メーカーの方もご参加いただきアチラコチラで濃い内容の会話が飛び交っていたのが印象的。この記事をお読みの皆様も、動画を見てのご感想、ご質問お気軽にお寄せ下さい。出来る限りお答えします。また、末文になりましたが今回の開催にあたっては関係各社様より多大なるご協力、ご尽力を賜りました、誠にありがとうございました!
そして、この先のAvidソリューションはまさしくグローバルな規模感でEverywhereを実現していくことが実感できました、クリエイターの制作環境もProTools Cloudによって海を越えて行く、世界サイズでのコラボレーションが新たなミュージックシーンを作り上げて行くのかもしれません。可能性を更に拡げる未来を見据えたプロダクトの登場に期待で胸が沸き立ちます!今後もROCK ON PROでは皆様に有用なインフォメーションをもたらすイベントを開催して行きます!ご期待ください!
講師プロフィール
■1st Session
Daniel Lovell(ダニエル ラヴェル)氏(AVID)
Daniel James Lovell
Avid Audio Application Specialist
1979年6月16日 ニュージーランド、オークランド生まれ
1998年 Music and Audio Institute of New Zealand
Music Production and Audio Technology課程をMerit Passにて卒業
1999-2008年 Auckland AudioにAssistant-Engineerとして入社
その後Head Engineer and Technical Managerとなる。
2008年~ Freelance活動を開始、EngineeringとStudio Integrationを行う。
2009年~ Fairlight Japanに入社
Fairlight Japan Technical Support, Application Development and Testingとして活躍。
2012年~ Avid Technologyに入社
Avid Japan Application Specialistとして活躍の傍らFreelance Engineer and Sound Designerとしても活動を続けている。
■2nd Session
畠山 宗之 氏(東映株式会社)
2005年 東放学園音響専門学校 卒業
2005年 株式会社IMAGICAディオ 入社
TVCMの音声収録、MAスタジオエンジニアとして勤務。
2007年 株式会社ミディアルタエンタテインメントワークス 入社
映画作品におけるダビングスタジオエンジニアとして勤務。その他にもレコーディングやアニメーションのアフレコ等様々なジャンルのスタジオオペレートを担当。
2011年 東映株式会社 デジタルセンター 入社
映画作品におけるダビングスタジオエンジニア、リレコーディングミキサーとして勤務。2013年10月に完成稼働した、新ダビングステージ計画に携わる。
中山 尚幸 氏(Dolby Japan 株式会社)
Pro製品営業部 コンテンツ技術担当 シニア・テクニカル・マネージャ
1983年レーザーディスク株式会社(後のパイオニアLDC)入社
レーザーディスクの品質管理やレーザービジョンフォーマット関連業務に従事。
その後DVDフォーマットやDVD-Video/Audioディスク制作を担当し、
2000年にDolby Japanに転職。コンテンツ制作に関する技術サポートと
Pro用製品のサポート、劇場音響調整を担当。
■3rd Session
Neeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏
マライア・キャリー、ボーイズIIメン、ジャヒーム、ヨランダ・アダムス、ケリー・ローランド、セリーヌ・ディオン、ランディー・ジャクソン、ボビー・バレンティノ、ティンバランドなどの海外一流アーティストをはじめ、Ai、中川翔子、三浦大知、福原美穂、ゴスペラーズ、伊藤由奈、鈴木雅之などの国内アーティストまでを幅広く手掛ける今最も多忙なレコーディング&ミキシングエンジニアの一人。
◎Guest Vocalist
Maya Hatch(マヤ・ハッチ)
マヤ・ハッチ
1985年8月18日、アメリカ・ワシントン州・シアトル生まれ。 弱冠12歳にしてNHKのスタジオ収録に参加。13歳の時、TBS系列のオーディション番組「チャンスの殿堂!」に応募し、約14,000人の中から選び抜かれた4人のうちの ひとりとして6ヶ月間に渡り登場。国内外において数多くの賞を受賞。2009年「マイ・フーリッシュ・ハート」でデビュー。2010年BSフジの人気番組「Beポンキッキ」に、歌のお姉さんとしてレギュラー出演。これを機会にニューヨークから東京に拠点を移す。2011年ラックス・シャンプーのCM起用。そのCMソングが話題となり、ロングバージョン版「Grow Your Beauty」がEMIミュージック・ジャパンのコンピレーションアルバム「Jazz Now」に収録。2013年にはロン・カーターとの共演を果たし、現在はEXILE ATSUSHIのバックコーラスを務め、さまざまなジャンルを幅広くこなす本格的シンガーとして注目を集めている。
Archives
2014/04/24
2014 Spring ROCK ON PRO Presents AVID Creative Summit 2014 開催!!
AVID S6 / ProTools Connectから協力各社の最新プロダクトと共にお送りするサウンド制作者のためのリアルノウハウセミナー2014の開催です。
◎1st Session:14:00~15:30
第一章 :AVID Everywhereその未来を探る、Eyes on AVID S6/S3/Protools Connect.
講師: AVID JAPAN 代表 常盤野 司 / AVID プロダクトスペシャリスト Daniel Lovell / ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト 前田 洋介
◎2nd Session:16:00~17:00
第二章 :東映最新ダビングスタジオ設計に見るDOLBY ATMOSとHDXの運用
講師: 東映株式会社 畠山 宗之氏 / Dolby Japan株式会社 中山 尚幸氏 / ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト 前田 洋介
◎3rd Session:17:30~18:30
第三章 :リアルJazz Vocal 録音体験で知る、Recording Engineer ニラジ氏のテクニック
講師: Neeraj Khajanchi氏/Vocal Maya Hatchさん / ROCK ON PRO プロダクトスペシャリスト 前田 洋介&赤尾 真由美
◎4th Session:19:00~20:00
第四章 :Meet the Future!! 懇親会(軽食)
募集要項
日時
2014年 5月15日(木)
13:30開場・14:00スタート~20:00 終了
場所
SOUND INN A Studio
東京都千代田区四番町5-6 日テレ四番町ビル6F
http://www.sound-inn.com/top.html
定員
50名(先着順)
参加費用
無料
>>>詳細、お申し込みはこちらから>>>
Archives
2013/05/15
Pro Tools 11 NAB2013レビュー
今年のNAB 2013の目玉といっても良いPro Tools 11のプレゼンテーション。まだ、ベータ版だということを強調しながらも脅威の機能強化が行われたことを十分に感じることができます。振り返ればPro Tools9から矢継ぎ早に繰り出される、驚異的な進化を遂げた製品群。AVIDの底力を感じるとともに、次世代へ向けた大きな変革の時であることを実感します。
何はともあれ、こちらのムービーを御覧ください。英語解説とはなりますが、Pro Toolsユーザー待望の機能強化が実現されています!
◎ノンリアルタイムバウンス
Pro Toolsユーザーが待ちに待った機能がついに対応。これまで実時間要していたバウンスもこれで大幅な時間短縮可能に!しかも複数のバスアウトを一括してのバウンス出力も可能と、以前とは見違えるほどの機能強化が行われています。
◎メータの強化
従来比で30%も大きくなったメータはPPM,VU,Kなど様々な数値を表示することが可能に。そして、System 5と同様にDynamics GRメータを表示させることも可能となりました。COMP,LIMだけではなくGATE時の動作も同時に表示可能な優れた視認性を持ちます。Bus Send、Insertのタブにもメーターが追加され、その動作が、ひと目で確認できるようなりました。細かい部分かもしれませんが、ユーザーフレンドリーなこういった機能強化は非常の喜ばしいと感じます。
◎Send 表示の充実
従来は、1つしか表示できなかったMIX Window内のSENDコラムでのフェーダー表示。これが、10個のSENDすべてを表示できるように機能拡張されました。
◎サードパーティーVIDEO I/O AJAのサポート
今回の更新で、ご要望の多かったAJAのVideo Interfaceのサポートが表明されました。更にAVID mojo DX,Nitris DXも利用可能に。システムの選択の幅が広がります。そして、ProRESにもネイティブ対応です!
◎Dolby ATMOS
次世代の3D立体音響を担うDolby ATMOSとの連携も発表に。実際にPro ToolsとSystem 5で映画「Hobbit」が制作されたと公表されました。
◎AAXプラグインの充実のほか多数の機能アップポイント
数多くのプラグインのAAX対応が行われていることを実感させる内容でした。何と言っても注目はWAVESがPT11上、つまりAAXで動いていた!!ことでしょう。さらには、300を超える機能強化とのことですが、録音時にプラグインがActiveになる、レイテンシーの低減、EuCon 3.0、録音しながらのオートメーションの書き込み、Workspaceの再設計による使い勝手の向上、64bit化によるRAMの使用効率の向上とマルチコアCPUへのネイティブ対応。ざっと挙げただけでもワークフローのパワーアップ、効率アップが期待できる内容です。リリースまでにしばらく時間がありますが、順次機能の詳細は発表されるとのことですので続報をお楽しみに!!!
◎ProTools 11 ご予約受付中です!!
ROCK ON では大注目のProTools11をご予約受付中です。数々の新機能を期待されるそのサウンドとともに手に入れてください!
・ProTools 11 ご予約ページはコチラ>>>
・Pro Tools 11の動作環境、互換性に関してはこちら>>>
NEWS
2022/09/01
Pro Toolsが次期バージョンアップでARA 2 Melodyne 統合機能に対応!Quick Tips ビデオも公開中
Pro Toolsが次期バージョンアップでARA 2 Melodyne 統合機能に対応することが発表されました。
>>ARA 2 Melodyne 統合機能がPro Toolsに搭載! - Avid リソースセンター
https://www.avid.com/ja/resource-center/ara-melodyne
ARA 2 Melodyne統合は、ユーザー・コミュニティから最も要望の多かった機能の1つで、次期バージョンアップでPro Toolsに搭載される予定とのこと。新しいARA 2(Audio Random Access)統合により、ユーザーは従来のようにプラグインに一度オーディオを読み込ませて、編集後に再び戻すという手間が必要なくなり、Pro Toolsの編集ウィンドウから直接Celemony Melodyneを操作して、ピッチ、ビブラート、ボリューム、歯擦音、音長、タイミングなどを変更できるようになります。
アンドリューシェップスによる紹介映像、Quick Tipsも公開中
Avid Pro Tools 公式 Youtube チャンネルでは、アンドリューシェップスによる紹介映像と、ARA 2 Melodyne の Quick Tipsも公開されています。各ビデオは90秒程度にまとめられており、今後のワークフローを一足先にチェックできるようになっています。
>>再生リスト ARA 2 Melodyne - Avid Pro Tools 公式 Youtube チャンネル
https://youtube.com/playlist?list=PLHR-I1ePgHJzPEdBnx2BQaptzKagMo0YK
再生リスト目次
・Andrew Scheps、Pro ToolsにおけるARA 2 Melodyneの統合について語る(英語)
・Melodyneでボーカル・チューニング(英語)
・Melodyneでボーカルをリボイス(英語)
・Melodyneでボーカル・ハーモニーを作成(英語)
・Melodyneでオーディオ・タイミングを調整(英語)
関連リンク
・ARA 2 Melodyne 統合機能がPro Toolsに搭載! – Avid リソースセンター
・Melodyneエディションの比較 - Celemony
・Rock oN Line eStore でCelemony Melodyne をチェック
https://pro.miroc.co.jp/headline/avid-media-composer-ver-2022-7%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e6%83%85%e5%a0%b1/#.YxBBUuzP0-Q
https://pro.miroc.co.jp/headline/comparison-of-atmos-360ra/#.YxBBe-zP0-Q
https://pro.miroc.co.jp/headline/360ra-info-2022/#.YxBBZ-zP0-Q
https://pro.miroc.co.jp/headline/dolby-atmos-info-2022/#.YxBBqOzP0-Q
Event
2017/11/21
音楽スタジオのためのMTRXセミナー開催情報!!〜Pro Tools Information〜
遂に国内出荷が開始されたAvidの次世代オーディオインターフェイス「Pro Tools | MTRX 」。その魅力をお伝えするセミナーが東京 赤坂のAvid Space Tokyoにて開催されます!今回のセミナーでは、定評のあるDAD社のAD/DAコンバーターを搭載可能な新たな高品位オーディオインターフェイスとしてのMTRXの魅力、そして、S6と組み合わせることで「レコーディング・ミキサー」としても使用可能となるその機能、仕様、システム構成例を、音楽レコーディング/ミキシング・スタジオ・ユーザー様向けにご紹介致します。
音楽スタジオ関係者のみなさまはぜひ、下記リンク先よりお申し込みください!
>>参加お申し込みはこちら(アビッドテクノロジー社ウェブサイトへジャンプします)
こんな方におすすめ!
・制作ツール/ワークフローについての情報を最先端にアップデートしたい方
・音楽制作のための高品位なオーディオインターフェイスをお探しの方
・スタジオ設備の更新をご検討中の方
・MTRXを使用した実際のワークフローについて知りたい方
開催概要
日時 : 2017年 12月1日(金) 15:00 – 17:00 (14時45分開場)
会場 : Avid Space Tokyo
東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館 4F
アビッドテクノロジー株式会社 内(地図)
参加費: 無料
主催:アビッドテクノロジー
協賛:タックシステム/宮地楽器/ROCK ON PRO
セミナー概要
第一部:高品位オーディオインターフェイスとしてのMTRX
◎ DAD AD/DAコンバーター搭載高音質の秘密
◎ 音楽スタジオ/レーベルでの導入/採用事例
◎ HD I/Oとの音質比較試聴
第二部:キュー/モニタリングシステムとしてのMTRX
◎ MTRX + DADmanソフトウエア紹介
・ルーティング/モニタリングシステム機能
・Dante対応キューモニターシステムの紹介
| Focusrite
| Aviom
◎ S6 + MTRXのコンソールソリューション
・S6 MTMからのキューモニター/モニタリング操作
・リモートマイクプリ
| MTRXのAD操作
・EuConによる操作
・Pro Toolsプリプロトコル時の操作
・レコーディングスタジオ・コンフィギュレーション例
Pro Tools | MTRX 解説ムービー(日本語字幕付き)
Digital Audio Denmarkにより、Avidの為に開発されたPro Tools | MTRX は、Pro Tools用のパワフルなマルチ・フォーマットI/Oです。 Pro Tools | HDから可能な最高の音質を実現、さらに、オーディオI/Oとモニター・インターフェースの両方で使用可能な多様性を提供します。またAvidコントロール・サーフェイスの統合型モニター・セクションとして、多くのポストプロダクションや音楽スタジオでの使用が可能。 モジュラー型インタフェース・オプション、Euconコントロール可能なモニター機能、大規模な統合型ルーター、比類なき音質を誇るアナログ入出力とそれに対応したマイク・プリ・カード・オプション等が用意されています。
Pro Tools | MTRX 主な機能
・最高レベルの音質でオーディオをキャプチャ・再生
・アナログ48 ch、デジタル64 ch、あるいはニーズに合わせてその間の構成に自由にインターフェースをカスタマイズ
・マイク・プリ、Dante、MADI、AES3、3GSDIを含む幅広いI/Oから選択可能
・多様な機器、制作環境へ幅広く接続を可能にする多用途性
・Pro Tools | HDへの64 chのインターフェースとして(*)またはスタンドアロンで使用
・DADmanソフトウェアおよびPro | Mon 2による柔軟なルーティングとモニタリング・コントロール
・1台のインターフェースで、音楽録音、DolbyAtmos、ライブサウンド、複数のPro Toolsでのポスト・ワークフロー、モニター・コントロール等、様々な用途に対応
・DADmanおよびPro Tools | S6から、インターフェース1台につき最大48台のマイク・プリをリモート・コントロール
・必要に応じて、複数のスピーカーセットでモニター・セクションを構成
・オリジナルのテンプレートを設定して、モニター・フォーマット間で瞬時に切替
・Pro | Mon を256 x 32サミングミキサーとして使用し、ステムとソースをサミングしてモニター出力から出力
・モノ/ステレオから64チャンネルのオーディオ出力まで、複数のオーディオ・フォーマットで作業可能
・シグナル状態やセッションを、フロントパネル・ディスプレイで素早く確認