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ROCK ON PRO

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Avid Creative Summit 2015 PHOTO REPORT!!    <PART 3 / Bstudio / 展示11社が集結!!>


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Avid Creative Summit 2015レポートもPART3となりました、これまではAstに設置したメインステージで行われていたセミナーのレポートを行ってまいりましたが、もう一方のBstではご賛同いただいた11社様による最新プロダクトの展示、また、メジャースタジオのコントロールルームという最高のヒアリング環境を活かしたメーカーセミナーが行われていました。数々の企画が並行して進んでいたAvid Creative Summit、今回はもう一方の主役となる各メーカー様のブース展示に焦点を当ててレポートします!!


 
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今回の参加は前述の通り11社。 Avid始めオーディオ関連のメーカーに加えて、映像の分野からもBlackMagicDesign社が出展するなど、オーディオ・ビデオのフルラインを持つAvidソリューションをくまなく活かす展示ラインナップとなりました。また展示内容も音源、アウトボードといった音楽制作に欠かせないプロダクトから業務効率を大きく飛躍させるハイエンドなプロダクト・ソリューションまで、ご来場のお客様の幅広さを象徴するような展示会場となりました!!
201508【Bst_Exhibition_image】ACSU2015
 


◎Formula Audio

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Bst入り口にすぐに位置していたのはaltiverb,SPEAKERPHONEなど定番プラグインと知られるAudioease社の国内代理店Fomula Audio。見ての通りコンパクトなスペースながらもスピーカーを5台配置してサラウンドミックスプラグインIOSONO/Anymix Proを実演です。
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Nuendoの標準プラグインとしても採用されたことで実績も折り紙付きになったAnymixもAAX対応プラグインの一つであります。手元にある2mix素材をサラウンドにアップミックスし、パンナーも自由度が高くかつグラフィカルな扱いやすいもの。プリセットも充実しているのでこれまでサラウンドに触れたことがないユーザーでも気負いなく導入できるのではないでしょうか。ドイツよりやってきたIOSONO/Anymix、ホームページには30日間試用版も用意されていますので是非お試しください。
IOSONO/Anymixホームページはこちら>>


◎Avid Technology

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そして隣にはAvid社のブースです。メインステージとは別にS6も16フェーダー仕様を展示に準備したのですが、実は今回各社の展示スペースは幅180cmの長机1台(各社様すみません。。)。そのスペースに十分展示できてしまうほどコンパクトな構成にもまとめられる自由さはS6のモジュールコンセプトの賜物です。プロジェクトスタジオから大規模業務スタジオまで何なら自宅にでも組めてしまう用途に合わせた構成は非常に現代的。モニターセクションもVMC-102やDAD、Trinnovといったサードパーティーから新製品が続々登場し活況を見せています。
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さらに奥にはS3も並べて実機を体験していただけるスペース。今回のメインステージセミナーでも現場PAをとりまとめるためにRockoN店頭機を持ち込みしてセッティング。可搬性に優れることはもちろん、ネットワークオーディオのスタンダードになりつつあるAVB対応も含めトピックに欠けることがない優等生、接続もPCとイーサ1本で行えるシンプルさも嬉しいポイントです。


◎BlackMagicDesign

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BlackMagicDesignはNAB2015発表の新製品群を展示。左上に位置しているモニターはSmart View 4K、その名の通り小さな画面サイズに4Kディスプレイを装備、導入コストも安く済むところは同社の特長とも言えます。その左、カメラの下に収まっているのは12G-SDI対応のコンバーターTeranex mini、4Kの変換もこんなにコンパクトな筐体の製品で行えるようになりました。ますます4K周りの周辺機器も充実してきています!!
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今回は機材協力もいただき、メインステージの様子を4Kで収録。同社のSutudio Camera 4Kを使用しUST中継、収録。12G-SDIをフル活用したケーブル1本で4Kをハンドリングするシステムはセッティングについても、クオリティについても非常な優位性を持つプロダクトであることを実感しました。


◎Sunphonix

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続いてのブースはSunphonix社、ProToolsをソリューションとして発展させる業務機器各種の展示となりました。もはや現行MacProでAvid HDXソリューションを構成するのに必須となっているSONNET TECHNOLOGIESのPCIe拡張シャーシ、さらにその上にはAvaster XR4、ラックマウント可能なRAIDでHDDを4基格納しています。
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そして最上段にはMacminiを格納したxMac mini Server。PCIeカードスロットも用意されているためCPUと例えばHDX/HD Nativeシステムを1Uに格納、セットアップ、そしてラックマウントしてしまう優れもの。右手にちらりと見えているのはアメリカでスタンダードなストレージとして認知されているAvastorの製品。HDX-1500はe-SATAからUSB3.0、Fierwire400/800とコネクションを選ばない据置万能型、またPDXシリーズはバスパワー駆動のモバイルストレージでオーディオレコーディングには必須スペックとなる7200rpm仕様。モバイルHDDで高回転の製品は選択肢が限られるため、これはポイント高し!!です!!


◎High Resolution

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High ResolutionブースではFocusrite RED NETが燦然と輝きます。DANTE採用でネットワークオーディオの先鞭をつけたRED NETとともに下段にはAVBを採用したMOTUのI/F群をラッキング。Etherケーブルでシンプルな接続であるにもかかわらず多チャンネル、レイテンシーにも優れたシステムアップが可能なネットワークオーディオ、各社からのリリースも相次いでいる中で一度にそのサウンドも体験できる貴重な機会となりました!!
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発売開始から2年ほどとなりますが、REDNETにも新機種が登場。8chマイクプリを搭載したMP8R、そして16chのAES/EBUインターフェイスとなるD16Rのアナウンスもありましたが、ProTools関連で行けば無償提供(!!)もされているプラグインRED2(EQ)/RED3(Comp)は注目です。ハードウェアは90年代のFocusriteを象徴する名機との呼び声も高い逸品でしたが、Focusrite Scarlett / Saffire / Forte のユーザーはこのプラグインを無償DL可能とのこと!!もちろん64bit AAXに対応しております。


◎TAC System

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TAC SystemブースはS6のモニターセクションを担うVMC-102からリボンマイクのAEAに至るまで多彩なラインナップです。今回コントロールルームでセミナーも行われたVMC-102のセクションでは、Directout、Tritech ACS-VMCと連動したソリューションを展開。
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右上のスタックから見ると、24chマルチレコーダーとしてコストパフォーマンも高いCymatic audio / uTrack24、カフ・トークバックのコミュニケーションユニットTritech ACS-VMCのほかDirectout Andiamo 2XT、DAD AXS32、Millenia HV-3D-8 など実際のスタジオ導入を前提としたシステムを体験出来るソリューション展示となっていました。


◎メディア・インテグレーション

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WAVES / SpectraSonicsといった定番プラグインを始め、Focal / EVE Audioといったモニタースピーカー群、そしてAvidのブランドネームも冠したAPOGEEのI/Fと多彩なラインナップを展示したMedia Integrationブース。
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ソフトウェアのハンズオンのなかでも、先日7年ぶりのver upを果たしたOmnisphere 2は注目のマト。そもそも膨大であったライブラリーはさらにパワーアップしてもはや一生掛かって使い切れるかどうかのレベルに。ただし7年の歳月のなかで移り変わったミュージックシーンの求めるサウンドがまさに追加されていたり、ブラウジングもSound Match機能で似ている音色を絞り込むなどブラッシュアップ。長年の開発期間を経て、ソフトウェアとしての進化を確実に成し遂げています。


◎宮地商会 M.I.D

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宮地商会M.I.Dブースでは国内取り扱い開始したばかりのRETRO Instrumentsがお目見えです。RETRO 176はその名の通りでアナロググルメな皆さん垂涎の一品、1176の前身となるUniversal Audio 176をモチーフに開発された製品です。独特な柔らかい掛かりは真空管版の1176とも言える魅力を備えています。
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同じくラックの左端に収まる、真空管4本(!!)をVPRのサイズに収めてしまったDouble Wideも注目度の高い製品。こちらは「鉄の音」とも表現される硬質なアタックを作り出せるGATE / Sta-Levelをモチーフにしています。Sta-LevelはラックマウントタイプのRETRO Sta-Levelもラインナップされており、まさしくヴィンテージを現代に甦らせている魅力あるブランドが日本上陸です。


◎Native Instruments

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Native InstrumentsのブースではKOMPLETEを直感的に操るコントローラーともなるKONTROL Sを展示。Touch Control機能によりキーボード上で直接操作を行える項目も充実さを増し、コンピューター画面を見る事なくインストゥルメントをコントロール可能。よりリアルな楽器操作に没頭することができます。
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KOMPLETE10は130GB、同じく10 ULTIMATEは440GBと膨大な音源とエフェクトを格納していますが、それをサクサクとブラウズし、ハードウェアシンセサイザーのようにフィジカルな楽器として使える強力なコントローラーがKONTROL S。あの鍵盤メーカーの最大手 Fatar社の高品位鍵盤を搭載しているところも大きな注目ポイントで、ベロシティーセンサー/アフタータッチセンサー、表現力豊な2本のタッチストリップ・コントロールも搭載。アイディアを即サウンドにすることができるハイスピードなワークフローは、作曲はもちろんライブ演奏にKOMPLETEを導入するという大胆な試みも可能にします。


◎HOOK UP

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HookUpブースではマスタークロックの定番として実績を積み上げてきたRosendahl NanosyncHD / Nanoclock GLのほか、Universal Audio Apollo 8の製品群を展示。ハードウェアとしての進化も去る事ながら、ソフトウェアとしてのUAD2も定期的なバージョンアップが行われつい先日ver.8.3がリリース、AKG BX 20 Spring Reverbほか新プラグインも続々登場し、ユーザーを飽きさせない展開が続いています。
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そして右手に見えるのがRupert Neve Design の新ラインナップShelford 5051EQ Comp / 5052 Pre EQ。1073の艶やかなキャラクター、EQの操作性などを現代の制作環境に合わせてブラッシュアップされたNEVEプロダクトの美点を詰め込んだ新製品です。Portico ⅡシリーズのRED/BLUE SILK/TEXTUREコントロールを備えたアウトプットトランスを採用しており、Rupert Neve Designの集大成とも言えるプロダクトなのではないでしょうか。


◎MI7 JAPAN / Synthax Japan

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MI7 / SynthaxブースではKS DigitalのD-60、D-80を展示。正確なリスニングポイントをニアフィールドで実現する同軸の実力は同社のC5-Coax/C8-Coaxでも実証済み。今回のDシリーズはアナログインながらも内部はデジタル処理、さらに背面にはLANポートを備えており、このポートとPCを接続、FIRと称された音響補正アプリケーションでサウンドを追い込んで行けます。また、ルックス的にも特徴あるホーンツイーターにより指向性の鋭いサウンド、この点がCシリーズと異なるキャラクターとなりユーザーにとっては贅沢にも悩ましい選択肢が増えたと言えそうです。
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そしてこの夏注目を一身に集めているBabyface ProもこのAvid Creative Summitが東京初登場の機会となりました。従来の仕様であったブレークアウトケーブルを排し、このコンパクトな筐体にXLR端子を直付けで装備。また、バスパワーも強化されコンデンサーマイク2本の同時使用が可能になった事も大きなポイントです。もちろん24bit/192kHz対応などRMEのサウンドクオリティはすでに多くのユーザーが認めるところ。コンパクトであるだけではなく、ユーザーの実情に合わせた仕様の進化は同様のI/F製品群の中で一歩抜きん出た存在となっています。


駆け足で振り返ってもこのボリューム!!となったBstの展示会場、多くの来場者でまさしく溢れんばかりの盛況となりました。ご来場いただいた皆様誠にありがとうございました!! 次回はいよいよオーラス、コントロールルームで行われた各メーカー様セミナーレポートです。この夏デビューが注目されているBabyFace Proを解説したSynthaxセミナー、KOMPLETEのワークフローをハンズオンしたNative Instrumentsセミナーのほか、Sunphonix・TAC System・Avid・Media Integrationの計6セミナー!! メジャースタジオのコントロールルームという最高のリスニング環境で行われたセミナーの様子をお届けします!!

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*記事中に掲載されている情報は2015年08月07日時点のものです。