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2017/11/14

株式会社メディア・シティ様 / Avid S6でセンターポジションオペレーションを実現する

適度なライブ感を持ち、高い天井高による優れた音響環境を持ち合わせるMedia City Ginza East。そのシステムがFiarlight ConstellationからAvid S6へと更新された。そのコンセプト、そしてスタジオとしての魅力に迫っていきたい。 ◎天井高がもたらす飽和感のないサウンド このスタジオの特長は何といっても、高い天井。そして、国内のスタジオではあまり見ることの無い正面のハードバッフル。この組み合わせによる適度なライブ感を持った音響環境となっている。高い天井高は、空間容積に直結し、余裕のある響き、そして反射音の低減など様々なメリットをもたらす。そして、レンガにより作られたハードバッフル。一部分であればレンガ等の素材を使用したスタジオを見ることはあるが、正面の壁全面がレンガというこのスタジオコンセプトには驚かされる。天井高の高さもあり実現できたこの仕様。適度な、心地よい響きをスタジオにもたらしている。   天井高のもたらすメリットはサラウンド作業の際に一番顕著に感じるということだ。5.1chのシステムが組まれたこの部屋で、天井高のおかげもあり、サウンドが飽和すること無く気持ちよくミキシングを行うことが出来るという。まさに空間容積に余裕があるからこそのメリットだ。 ◎真っ先に選択肢に挙がったAvid S6 今回の更新では、その音響的な魅力には手を加えず、スタジオのオープン当時に導入されたFairlight ConstellationからAvid S6への更新が行われた。やはり更新にあたり、Pro ToolsというDAWは選択肢から外れることはなく、統合型の作業効率の良いプロダクトとして真っ先に選択肢に挙がったのは、やはりAvid S6。元々は、Avid System5を導入候補の筆頭としていたということだが、更新の時期にディスコンになり、その機能を受け継いだAvid S6を試したところ、System5の操作感を受け継ぎ、Pro Toolsをダイレクトにコントロールできるこのプロダクトが正常進化したモデルであると感じセレクトされている。作業の中心はDAW内部へと確実にシフトをしている今、Avid S6以外の候補が選ばれることはなかったということだ。   そして選ばれたAvid S6のサイズは非常にコンパクトなS6-M40-16Fader仕様。もっとフェーダーが必要ではないかとも考えたが、Avid S6の強力なレイアウト機能などを使いこなすことにより、常にセンターポジションで作業を行いたいということからも、あえてフェーダー数を減らしている。もちろん、もっとフェーダーが欲しいという意見も出たが、今回の更新は16フェーダーという決着を見ている。実際に作業を行うと、フェーダー数に関する不満が出ることはほとんど無く、むしろコンソールをコンパクトにすることで、作業スペースとなる両サイドのデスク面が大きく取れるなど、ほかのメリットも見えてきたそうだ。サラウンド・ミキシングにも対応したこの部屋、やはりセンターポジションで作業を行うということが第一のメリットだが、CM作業の多いこのスタジオにとっては作業スペースに余裕を持てたこともプラスとなっている。   Pro ToolsのシステムはHDX1、Media Composerを利用したVideo Satelliteのシステムが組まれている。サブのシステムはなく、1台のPro Toolsで全てをまかなっているという。InterfaceはHD I/Oが1台とSync HDというシンプルな構成。サラウンドモニター対応のシステムを1台のI/Oでまかなうためにはその設計にもストレスが掛かるが、シンプルに構成することでそれを回避している。Video SatelliteのシステムはVideo InterfaceにBlackmagic DesignのUltra Studioが組み合わされ、4Kに対応したシステムアップとなっている。メインのTVも4K化が済んでいるので、4K作業にも対応可能だ。 ◎各スタジオで統一されたサウンド システム上での音質的なポイントは、モニターコントローラーにセレクトをしたGrace Design m906。AVIDではS6の標準的なモニターコントローラーとしてICON時代より引き続きXMONを販売しているが、導入にあたりこの部分を好みの製品に変えたいということでGrace Design m906をセレクトしたということだ。複雑なモニターセレクトなどは必要ないのでシンプルに音質重視で設計されたこの機種は、スタジオの音のクオリティーに貢献しているという。このセレクトはMedia Cityのもう一つの拠点である品川スタジオと同じサウンドクオリティーを担保するという意味からも重要な機材の一つとなっている。メインモニターはバッフルに埋め込まれたGenelec 1037Bが目を引くが、普段の作業はニアフィールドのADAM A7Xで行うことが多いということ。このスピーカーはバランス良く低域から高域までストレートに再生することが出来るので、重宝している製品ということ。ただし、少し低域が強いのでそのあたりは補正をして使っているというこだわりも教えていただいた。音の出方の気に入った製品をチューニングして利用するという、エンジニアのこだわりが感じられるセレクト。サラウンド用にはGenelecの8030が用意されている。 Media City Ginza Eastのもう一部屋のMAも同時にシステム更新が行われ、Pro Tools周りのシステムは同一、コンソールをArtist Mix2台の16Faderとフェーダー数を揃えたシステムが導入されている。サウンドの統一を図るためにモニターコントローラーにはGrace Design m904、SpeakerはADAM A7Xとこちらも一貫したセレクト。ステレオ作業であればどちらの部屋でも、ほぼ同じ環境(流石にコントローラー部分はS6とArtist MIXで同じとは言えないが)サウンドクオリティーで作業を行うことが出来るよう工夫されている。 Media City MAグループ グループ長 清田 政男 氏 今後は、Dolby ATMOS、8Kなど新しい技術に対して積極的にチャレンジをして行きたいと熱くお話をさせていただいたの印象的であった。最後とはなるが、取材でお話をお伺いしたMedia City MAグループ グループ長の清田氏、そして、システム・インテグレーションを行われた株式会社MTRの富岡氏への感謝を持ってReportを終わらせていただく。     *ProceedMagazine2017-2018号より転載
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2017/11/14

有限会社ガリレオクラブ様 / Yamaha MMP1が司り、Danteが全てをつなぐ

・STUDIO-A 大阪で1991年に創業した有限会社ガリレオクラブ。MA専門のポストプロダクションとしてこれまでにも様々な新しいチャレンジを行なってきた同社が、3部屋のMAのシステムを一新した。いち早くサラウンドへ取り組んだり、大阪で最初にFairlightでのMAを始めたりとチャレンジを続ける同社。2006年に現在の扇町に移転をしてから初の大規模更新となった今回。更新システムはYamaha Nuageという選択となった。そのお話を同社、石川氏と飯田氏にお話を伺った。 ◎Nuendoシステムを支える環境 導入当時はDAW界のポルシェなどという呼び声も聞こえたFairlightを長く使ってきたガリレオクラブ、同社が何故FairlightからSteinberg NuendoとYamaha Nuageという組み合わせに移行したのだろうか?まず挙げられたのはサポートの側面。やはり業務で使用するシステムであるため、大阪に拠点を構えすぐにメンテナンスの体制が取れるYamahaは選択肢の一つとなった。またSteinberg Nuendoに古くから携わるYamaha 山本氏が在阪していることも大きな理由となったのではないだろうか。専用ハードウェアでの構成となるFairlightがタイムリーなサポートを求められるのはなおさらで、拠点の有無は大きな要素となったようだ。 また、飯田氏は個人的にCubaseのユーザーであり、Nuendoに対しての抵抗感がまったくなく、むしろ良い部分を知っていたというのも大きなポイント。7.1ch対応のサラウンド制作も行っている同社としてはトラック数の制約なく作業ができるNuendoの魅力は大きい。いち早く22.2chやDOLBY ATMOS、AURO等のフォーマットへの対応を果たすなど、今後の作業の発展次第では安心感のある機能を持っているのもNuendoの魅力である。   そして、Windows環境でも安定運用できるというのも導入の理由となっている。Cubaseから派生したNuendoの歴史を紐解いても、やはり開発の軸足がWindowsにあることは確か。カスタマイズ性の高いPCを使用することにより快適な作業が期待できる。そして何より大阪には、Steinberg PartnerのDAW専用PCメーカーOM Factoryがあるのも心強い。PCの構成の自由度が高いということはそれだけ相性問題などに出会う確率も高くなる。その部分を担保した専門性の高いメーカーが近くにあるということで、安心してWindowsでNuendoという環境が成立できる。実際今回の導入されたNuendoは全てがOM Factory製のカスタムPCでの導入となっている。 ・記事冒頭のSTUDIO-Aに付設されるBOOTH-A ◎Danteがすべての部屋をつなぐ もちろん、Fairlightから他のDAWへの更新を考えた際にPro Toolsが候補に上がったのは間違いない。国内でも多くのポストプロダクションがPro Toolsを使用しているのは事実である。Avid S6 + Pro Tools、そして旧来のコンソール+DAWというアイデアも候補に上がったということだが、やはりトータル・リコールの出来る一体型のシステムであるFairlight Constellationを使っていた同社にとって、コンソール+DAWの環境は魅力的ではあるものの効率面を考えると候補から脱落。Avid S6 + Pro Toolsはシステムの手堅さ、他のスタジオとの互換性などメリットは十分に感じたが採用には至らなかった。その理由はここからご紹介するシステムアップ面にある。   今回、ガリレオクラブの3部屋のMA更新とともに、3部屋あるSoundDesign(仕込み)も更新された。そして、以前から構想としてあった全てのスタジオの音声回線を繋いでおきたいというトータルでの目的もあった。そこで目を付けたのが、NuageシステムのフロントエンドとなるNuage I/Oが採用するDanteだ。AoIPとしてすでにPAの現場などで普及しているDanteは手堅いシステムであり、失敗の許されない現場で使われているということからも信頼性の高い機材であるといえる。今回3室のMAと3室のSoundDesignは全てが共通のDante Networkへと接続が行われている。   ご覧いただきたいのだが、MA室に関してはPCからの回線、Nuage I/Oからの回線、そして、モニターコントロール用のYamaha MMP1全てが同一のDante Networkへと接続されている。Sound EditはPCからのDanteとI/Oを兼ねるYamaha O1V96にオプションとして追加されたDante-MY16-AUD2が接続される。これにより、どこからでも自由に制約なく信号の受け渡しが可能となっている。このシステムが組めるということがNuage導入の最後の決め手となったのは間違いない。その背景には、次にご紹介するYamaha MMP1の存在が大きい。 ◎シグナルを司るYamaha MMP1 Nuageシステムはコントローラーとしてという側面だけでなく、「Nuendoをエンジンとしたコンソールを作りたい」というYamahaの思想が色濃く反映されたシステム。この考えもコンソール+DAWも候補として挙がっていたガリレオクラブの考えと一致する部分だ。しかし、従来のNuageシステムは、モニターコントロールに関してはNuendoのソフトウェアに統合されたControl Room機能を活用するということでのシステムアップが推奨されていた。やはり、外部にハードウェアでモニターコントローラーを持たせ、トークバック、カフコントロールなどのコミュニケーションと合わせて制御できるソリューションが望まれていた。その要望を受けてYamahaが従来はDME64Nが担っていたようなプロセッシングを、現代のスタジオに合わせより特化した機能を搭載して登場させたのが、MMP1だ。   それでは、Yamaha MMP1を詳しく見ていきたい。Yamahaがこれまでに培ったDMEシリーズ、MTXシリーズ等のシグナルプロセッサー。その技術を用いて、Nuageのモニターセクションにジャストフィットする製品として作られたのがこちらのMMP1。特徴的なのはその入力部分。基本の入力をDanteとして、Analogは8in / 8out、AES/EBU 16in / 16out と最低限。Danteのネットワーク上に接続して利用することを前提とし、最低限のEXT INPUTと、スピーカー接続用のOUTに絞った非常にコンセプトの明快な製品に仕上がっている。内部はDME譲りの柔軟なシグナルフローに加えて、モニターセクションが自由自在に構築できるようになっている。取材時点ではNuageとの融合の実態を全て確認することはできなかったが、NuageのMMP1コントロール対応については2017年冬にアップデートのリリースを予定しており、トータルでのインテグレートが期待できる製品といえる。   この製品の登場により、Nuageは単体でのコンソールとしての機能を手に入れることとなる。そして、前述の通り16in / 10outの自由にアサイン可能なGPIを持つことにより、カフコントロール、トークバックなどのコミュニケーション機能をMMP1の内部で完結することが可能となる。ここでもDanteの持つシグナルルーティングの柔軟性が生きる部分である。マイク入力は、一旦Nuage I/OによりDanteの1回線となれば、まずMMP1に送り込みカフの制御を受けた上で、PCのDante Acceleratorへと接続され、DAWへと入力される。全てがNetwork上での出来事であり、シンプルなEthernet回線の中でそのシグナルルーティングは行われる。   ガリレオクラブの思い描く次世代のスタジオのあり方。全てのスタジオの音声がネットワークを介して自由に接続されるという未来が、MMP1の登場により一気に現実のものとなった。もちろんDante I/Oを多数用意して、一旦Analogにした後にシグナルプロセッシングを行い、またDanteへと戻すということも出来るが、システム規模は非常に大きくなってしまう。MMP1の様に基本的に全てをDante Network上で信号の受け渡しの出来る製品は、まさに今回のキーデバイスと言えるだろう。 ・STUDIO-B ◎従来の作業効率を失わない工夫 Nuageを中心にNuendoをメインDAWとしてシステムアップをされたガリレオクラブだが、効果用にPro Toolsの用意もある。NuageはPro Toolsに切り替えたとしても、その操作は行える。Nuageの持つ操作の柔軟性、そういった点からも便利に使えているということだ。   実際にこのシステムを見たお客様からは、デスクについて褒められることが多いという。カスタムで作られ、サイドテーブルと一台となるデザインの机。その細部には細かいこだわりが多くある。まず、Nuageの設置についてはフェーダー面とフラットになるように設計されている。従来設置のFairlight Constellationは角度の付いた面にフェーダーがあったため、その操作感との統一も考えてNuageは後ろを少し持ち上げて設定、Constellationと合わせるために7度の角度が付けられている。また、コンパクトになったことを感じさせないように、サイドテーブルを大きくした。これによりディレクタースペースが大きくなり好評いただいている部分ということだ。   また、Nuage I/Oの音質に関しても高い評価をしているということだ。Pro Toolsは以前より候補として外せない存在であり、その評価は常に行なっていたということ。それでも、メインのDAWとして導入が行われなかったのは、以前の192 I/Oの音質が満足できるものではなかったからだということだ。当時使用していたFairlightの音質は高く、さすがは専用設計のDAW界のポルシェと言ったところ。今回Nuage I/Oをテストしたところ、そのFairlightの音質とほぼ同等だという結論が出ている。もちろん、Avid HD I/Oが音質向上しているということは知っているが、それ以上にNuage I/Oの音質は優れているという判断が導入の際にはあったということだ。 ・STUDIO-C ◎Yamaha MMP1 Yamaha Nuageの登場から早くも3年以上が過ぎようとしている。YamahaのNuageリリース時のコンセプトであるNuendoをミキシングエンジンとしたコンソール。これを実現するピースとして登場が待ち望まれていたハードウェアでのモニターセクション、それがこのMMP1である。こう書いてしまうとNuageでしか使えないように聞こえてしまうが、そうではない汎用性を持ちつつもNuageとの深いインテグレートを実現した機器ということだ。 MMP1の詳細を見てみたい。その入出力はAnalog IN/OUT 8ch、AES/EBU 16ch、そしてDante 64chとなる。そして内部には8chのChannel Stripとフレキシブルな40 x 32のMonitor Matrix、32 x 32のSpeaker Matrixがあり、32chのOutputに対してEQ/Dlyといったスピーカーマネージメント用のプロセッサー、そして全てのチャンネルを跨いだBass Managementが備わっている。   もちろんモニターセクションなので、これらの機能を外部からコントロールすることで、ソースの切替、スピーカーセットの切替、ボリュームコントロールなどを行うことができる。Nuageであれば、Nuage Masterからのコントロールが可能である。そのコントロール信号は、Danteの回線に重畳させることが可能なので別途コントロール用の信号線を準備する必要はない。Nuage以外のシステムとへのインテグレーション時もDanteでシステムアップを行っていればそのネットワーク経由でのコントロールが可能である。   スピーカーマネージメント部分は、定評あるYamaha DME譲り。8band EQとDelayが備わる。プロセッサーパワーの関係から残念ながらFIRの採用は見送られたものの、DSPの世代としては最新の物が使われているため音質に関してもブラッシュアップされているということだ。位相に関してシビアなベースマネジメント用のフィルターにはFIRが備えられているのは特筆すべき点ではないだろうか。   そして、Yamahaの製品らしく非常に豊富なGPIを備えているのがMMP1の特徴の一つ。内部のプロセッシングほぼすべてのファンクションのコントロールが可能な柔軟なGPIを持っている。Yamahaのコンセプトとしては、このGPIを活用してCough ControlもMMP1に担わせるように設計が行われている。そのためにInputにChannel Stripが用意されており、ここへMicの回線をアサインしCoughのON/OFFに合わせてMuteを制御、それによりCoughの制御を実現できる。このGPI信号に合わせてBTなどを総合制御することでCough Control unitなどの機能をMMP1が実現する。 今後Danteベースのシステムアップが増えると、MMP1はそのシステムのスピーカーマネージメントシステムとして脚光を浴びることだろう。32chものスピーカーマネージメントを行うことが可能なパワフルな製品。そう考えるとコストパフォーマンスも抜群に高く、すでにこの製品を中核としたシステムアップも行われている。AoIPを活用したプロダクション・スタジオシステムのラストピースが誕生したと言えるだろう。 国内でも先行してDante Networkを活用したスタジオのシステム構築を行われたガリレオクラブの皆様、そしてシステム設計を行われた日豊株式会社の池谷氏、株式会社ヤマハ・ミュージック・ジャパンの山本氏、豊浦氏のチャレンジに敬意を表しこのReportを締めくくらせていただきたい。     *ProceedMagazine2017-2018号より転載
Broadcast
2017/11/14

静岡放送株式会社様

◎Pro Tools+Video Slaveの構成で実現した効率的な作業環境 1952年に民放のAMラジオ局として全国17番目にオンエアを開始、その6年後の1958年に民放のアナログテレビ局として全国12番目に本放送をスタートした静岡放送。そのMA室の改修工事を担当させていただいた。県下最大のシェアを持つ地元新聞、静岡新聞の系列で、報道をはじめドキュメンタリーや情報系など自社制作に力を入れている放送局である。   MA室は2年前に内装の更新を行なったが、機材はそのままという状況であった。今回、機材の一新とともにミキサーデスクなどの什器の刷新、ブースとのコミュニケーション関連の機器の更新を行っている。これまでのPro Tools + Video Satelliteというシステムから、1台のPCによるPro Tools + Video Slaveというシンプルな構成に入替えが行われた。やはり、Video Slave導入の最大のポイントはタイムコードキャラクターのオーバーレイ表示。MAエンジニアには馴染みの無いノンリニアの編集機を利用するVideo Satelliteは、多機能すぎて操作の煩雑さを感じていたということ。ファンクション自体はフル機能のノンリニア編集ソリューションであるMedia Composerを使うVideo Satelliteには劣るものの、MA作業として欲しい機能が網羅されているVideo Slaveは、まさに静岡放送様のワークフローにジャストフィットするものであった。   今回の更新では、これまで使用してきたAVID C24からAVID S3への更新も行われている。フェーダー数は減ったものの、ロータリーエンコーダーは増えており、EuConの持つレイアウト機能を活用すればフェーダー数の減少はフォローできる。さらに、エンコーダーが増えていることによってプラグインの操作などでメリットが生まれることになる。また、サイズがコンパクトになった事により、デスク上が広く使えるようになったという点も作業上ではメリットがある。   また、VTRラックとの音声のやり取りをこれまではAESで行なっていたが、今回の更新ではSDI-Embeddedへとシステムを更新している。これによりVTRラックにあるSDI Routerを活用しての柔軟な運用を実現している。ちょっとした工夫ではあるが、使い勝手の向上した部分だ。 改装からそれほど時間のたっていない、このMA室に新しい什器、機器が導入されたことでまるで新設の部屋のようにフレッシュな環境となっている。PCの台数も1台となり、シンプルで効率の良い作業環境が実現できている。常設ではないが、サラウンド用のスピーカーセットもあり様々なコンテンツに対応ができる静岡放送のMA室。その更新をお手伝いできたことに感謝を述べ、本レポートの終わりとしたい。     *ProceedMagazine2017-2018号より転載
Music
2017/11/14

佐藤直紀邸ワークスペース

スタジオ感を徹底排除したワークスペース、総計12台のMacが連携したリアルタイム演奏システム、そしてその華麗なる融合。今回は2年の月日をかけて遂に完成した佐藤直紀氏のワークスペースを取材。佐藤直紀氏本人、そして住友林業株式会社と共に施工を請け負ったSONAプロジェクトマネージャー萩原氏両名によるスペシャルインタビューをお届けする。 佐藤 直紀 氏 1970年5月2日生まれ、千葉県出身。 1993年、東京音楽大学作曲科映画放送音楽コースを卒業後、映画、TVドラマ、CMなど、様々な音楽分野で幅広く活躍する。第29回日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞、第31回、38回、40回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。 萩原 一哉 氏 (株)ソナ 統括管理グループ プロジェクトマネージャー 稲葉建設(株) 建築音響グループ 統括マネージャー 常にお客様の立場に立って、様々なご要望に沿ったご提案ができるよう日々精進しています。趣味は、ギタープレーとバンド活動。自身のバンドで彼方此方ライブ活動 ◎部屋の空気をスタジオに近づけない Rock:この度は完成おめでとうございます。最初に設計当初の目的から伺っても良いでしょうか? 佐藤:そうですね、まず私からは『スタジオにしたくなかった』ということです。これだけの広さがあって予算があればスタジオを作ることも可能でしたが、仕事場=スタジオとなると居心地が良い場所ではない。あくまで私の仕事は曲を書くことですので一番大事なのは仕事をしやすいリラックスできる環境でした。そのため『スタジオをつくらない』、『スタジオっぽい内装を避けたい』という点がポイントでしたね。 萩原:そうですね、その点が前提でしたので、一般的なものを極力使わず、かつ機能的な部分とバランスを保つことがポイントでした。住友林業のデザイナーさんに、どこに音響的な材料を使うべきかをお伝えし、外観が所謂スタジオのようにならないよう留意しました。 佐藤:音響的観点であれば当然窓がない方がいいのですが、窓がない家は日常的な空間ではなく、ストレスも溜まります。私の本音をいえば防音すらもしたくなくて、外から鳥の声や近所の子供の声が聞こえる方がベストなのです。しかし仕事場として24時間使用しなければいけない状況もありますから、今回は自分の部屋にいる感覚で仕事をできるようお願いいたしました。 萩原:防音の部分では佐藤さんの作業環境について事前に詳細を把握、相談の上、一般的なスタジオにあるような防音設備を取り入れてはいません。佐藤さんがお仕事をされても近隣に迷惑がかからない程度の仕様になっています。 Rock:内装やインテリアも素敵ですが、このデザインの希望はどのような経緯で決まったのでしょう? 萩原:インテリアについては、住友林業のデザイナーさんに全てを一任しています。SONAは音響的観点だけをお伝えして、それに見合った材料をお伝えしたのみです。あとはどこにその材料を使うかですが、例えば布が貼ってある壁や、天井の掘り上げた黒い部分、コンソールの正面の大型テレビ部分などに対して吸音措置を行い、部屋全体的には吸音をしすぎず『部屋の空気の雰囲気をスタジオに近づけない』いわばリビングっぽい響きになっていますね。 Rock:なるほど、中でも椅子や作業机などのデザインはこだわりを感じますね。 佐藤:これは私や萩原さんのこだわりではなく住友林業のインテリアデザイナーさんのこだわりです。ここの部屋の雰囲気のセンスやデザインは住友林業さん結構楽しんでやってもらいました。私は先ほどのコンセプトだけを話して、あとは『いい部屋を作ってくださいね』とだけお伝えしました。私のこだわりというわけではない、というと気に入ってないみたいですが、とても気に入っていますよ(笑) 萩原:最初に住友林業の建築士の方と話された際、建築士さんからいくつかパターンを提出しますか?と聞かれ、佐藤さんが『あなたが思っている一番をください』と言われたのが印象的でしたね。あれが忘れられないですね。その集大成がここです。 佐藤:もちろん途中少し遊んでもらった部分もありますよ(笑)。例えばこの線がまっすぐだったのを斜めにしました。 萩原:そう! 床のラインと天井のラインがあってないですよね。 佐藤:遊び心がありますね。 萩原:音響的観点から考えるとどうしてもシンメトリーにしたいと考えてしまいますが、そういう観点を持たない方が作るとこうなるのだなと感心しました。 佐藤:この斜めのラインには意味があって、実は外壁に対しては垂直なのですよ。斜めの箱の中に違う箱が入っている計算されたイメージなのです。 Rock:なるほど、家としてみたら幾何学的な模様なのですね! 佐藤:もちろんそんなことスタジオの中に入ったらわかりませんけどね(笑)  でも物を作るこだわりってそういうことなのだと思っています。基本的に建築設計と曲を書くことは似ている部分があると思っていて、何パターンを作っても本人の中で良いものは一つなのだと思います。それをまず出してもらうことが良いものができる秘訣だと考えています。 ◎空間と機能の両立 Rock:ベストと思ったイメージを具現化したわけですね! 具体的に防音遮音というカテゴリについては、SONAさんと住友林業さんとの作業分岐のポイントはどこだったのでしょう? 萩原:まず当初は防音工事の作業の仕方を住友林業さんに理解してもらわなければなりませんでした。ただ厚く重たい素材を貼れば防音になると思われがちですが、床や天井についてなぜこのような作業が必要かを説明し、先方から図面をいただいて、すり合わせのやり取りが度々発生しましたね。例えば空調も家庭用エアコンではなく、機械は部屋の外置きかつ機械本体の騒音が聞こえないようにするダクトの処理など、一般の建設会社では施工できません。空調機械自体は住友林業さんで設置しましたが、それら以降のダクト工事などは弊社で行わせていただきました。 Rock:となると今回のSONAさんとしてのクリアすべきラインはどの辺りだったのでしょう? 萩原:空調もそうですし、佐藤さんがお使いの機材に関わる電源のことなどですね。スタジオっぽくないとは言いつつも業務上必要です。ノイズカット機能や無停電の機能があるトランス、あとはマシンルームから各機材への配線方法などです。いかにスタジオっぽく見えないような方法、でも実際はスタジオっぽいことを行う、そのアイデアを出す作業を今回行わせていただきました。 佐藤:萩原さんにとってそこは一番大変でしたよね。私も住友さんも『スタジオっぽくしたくない』と言いながら、スタジオとしての機能はなければいけない部屋です。両立の部分で最も苦労されたと思います。音の響きよりも『ここに石を使いたい』などインテリア的な要望とのバランスはご苦労されたと思います。 萩原:作業場は見ての通りモニター画面もたくさん並んでいますが、スタジオっぽくなくデザインできたと思います。例えば防音ドアもスタジオと考えるならよくあるガチャっと開くハンドル式の重量ドアになりますが、今回は防音ドアのパッキン部分をマグネットにすることで、冷蔵庫方式でのように密閉する特殊なドアを使っています。スタジオドアのように締め付けなくて良いのです。これは作るのが大変で非常にシビアな製作工程がありますので、苦労したのはそういう部分ですね。 Rock:確かにドア一つで印象が大きく変わりますね。メインデスク周辺の機材配置などワークフロー上はどのような意味がありますでしょうか? 佐藤:私が中央に座って、素早く各PC前に行けること、中央席からでも見やすいことですね。 萩原:正面の机は調整設計に時間をかけましたね。メインデスクの構成は作家さんのスタイルで鍵盤優先か、PC優先かで変わります。佐藤さんの場合は作譜作業がメインですから、鍵盤の位置が通常より高いのです。 佐藤:私の場合は譜面を書くということが一番長い作業なので、メインとする配置を作っていただきました。 ◎あくまでワークスペースであること Rock:メインデスク周りはハードウェア音源などがありませんが、PC環境ベースへの移行はいつ頃ですか? 佐藤:ソフトシンセに移行した段階からですね。一個一個段階を経て増えていったもので、突然こうなったわけではないのです。最初はもちろんハードウェア音源、途中でギガサンプラーの頃は2台のみの環境でした。ハードウェア音源が徐々に減りつつソフトウェア音源へクロスフェードしていったのは自然の流れですね。 Rock:現在でもハードウェアシンセサイザーではアナログシーンが再燃していますが、そのあたりに興味を感じますか? 佐藤:私自身は機材自体に全く興味がなく、その辺りはROCK ON PROさんにお任せしています。なぜなら私は曲を書くのが仕事なので、音の良し悪しはエンジニアに任せています。響き自体に関してシビアというでもありません、ここでトラックダウンするわけでもありませんしね。『曲を書きやすい環境』があれば良いので、機材構成もそのための構成になっています。アナログシンセは元来作成した音を保存して呼び出せるわけでもありませんし、便利ではないものにこだわる時間よりは1曲でも多くを書きたいですね。 Rock:作曲と編集を割り切ることでシステム構成はクリアになりますよね。昨今の若いクリエイターなどは作曲から編集、ミックスまで任されてしまうことも多いようですが、そのあたりはどう感じられますか? 佐藤:実際はそうですよね。確実に音楽の予算は減っていますから、作曲からミックスまでやらなければいけない。スタジオを作りたくないというのは、それが嫌だったのもあります。スタジオというと『トラックダウンができますよね』『Vocal一本くらい入れられますよね』うちがスタジオと言わず仕事場と言っているのは、スタジオと言った時点でそれら全てを担ってしまう恐怖です。 萩原:あくまで佐藤邸ワークスペースというのを部屋の名前にしています。日頃スタジオを作っている我々としてはそういう意味では楽でした。1m数万円のケーブルにこだわる方もたくさんいますが、佐藤さんからはそのような部分への要求はなく、又、この空間でそれらのクオリティの違いを聞き分けるには、モニタリング環境はよりシビアになり、結果スタジオになってしまいますからね。 Rock:新しいワークスペースを完成させての喜びをコメントにしていただいてもいいですか? 佐藤:僕以上に色々な方々とこだわって作ったワークスペース、実に2年かかりました。これだけ良いワークスペースは長く作曲家を続けるモチベーションになります。 Rock:この部屋だからこういう曲が生まれるという化学反応はありますか? 佐藤:まだ始まったばかりですが、それはわからないです。長く居る空間ですから居心地のいい部屋を作ることは絶対でしたが、必ずしも良い部屋を作ったから良い曲が作るわけではありません。もちろん、書けるといいですけど(笑) Rock:曲作りを本格的に始められた頃の機材環境はどうだったんでしょう? 佐藤:一人暮らしをしていた六本木が最初のワークスペースだったと思います。当時はサンプラーが多かったですね、AKAI Sシリーズを6、7台使って、あとはEMUなどラックシンセを多数活用していました。機材や音源との出会いという面ではずっと前に遡りますがYAMAHA DX7などTOTOやハワードジョーンズとかのサウンドを聞いて憧れて買ってもらったのを覚えています。 Rock:ハワードジョーンズは当時衝撃的でしたね。サウンドもPOPでしたし。プリンスの前座だったのを覚えています。 佐藤:あの当時はキーボード並べて弾くってのが格好良かったですね。最初のワークスペースに話を戻しますが、私は自宅とワークスペースの場所を分けてしまうと、仕事に向かう足が止まってしまうんですよ(笑)。 よく切り替えられる人もいると聞きますが、私はおそらくなんだかんだ理由つけていかなくなって(笑) 眠たくなったら1分で寝られる、仕事しようかと思ったらすぐいける、という環境を作っておくのが重要です。 Rock:部屋の一部という発想はその頃から継承されているのですね。職業作家を目指されたきっかけは何でしょう? 佐藤:今でこそ劇伴作家をやりたい方は多くなりました。私は映画やドラマなどのエンターテインメントが好きなので、音楽という立場からそのように関わりたいと漠然とした目標を持っていました。ただ当時は映像音楽だけでなくJ-POPなど色々やりたかった。およその記憶ですが、当時15年前くらい前にSMAPが一流のミュージシャンを使って、凄いレベルの高い曲を書いていました。あれに憧れてSMAPのための曲を散々書いたのですが全く採用されませんでした。 Rock:コンペなどにも出されたのですか? 佐藤:当時はコンペおよそ200曲、300曲が当たり前でした。本当は曲が書きたいのではなく、アレンジがやりたかった。海外の一流ミュージシャンとの仕事ができることに憧れていましたが、アレンジャーとしてだけでは業界に入れないので曲を書きながらやりなさいと当時先輩方に言われて、SMAP用の曲を何曲も書きましたが結果は全然ダメでした。 Rock:海外ではアレンジャー専門職はいないのでしょうか 佐藤:いらっしゃるでしょう。ただ日本では曲が採用されたらアレンジもできるという内容で売っていかないと仕事が入り辛いと当時制作の方から言われたのを覚えています。 Rock:当時のSMAPというと米国西海岸で収録したCDですね。 佐藤:はい、私はフュージョンが大学の頃は大好きで、CDにクレジットされていたアーティストたちがSMAPのアルバムに多く参加しているんですよ。彼らと会う一番の近道はこれだ! と当時思いましたね(笑) あの頃のSMAPのアルバムがいい意味でやりたい放題で、セールス面以上にレベルの高い楽曲を多く入れていて純粋に憧れましたね。その後J-POPと映画音楽と両立をできればよかったのですが、そんなに甘くなかったです。劇伴音楽以上にJ-POPはレベルが高すぎて、何かの傍らというやり方ではとても出来ませんでした。 Rock:専業でないと厳しそうですか? 佐藤:はい、J-POPのアレンジャーとか本当に私は尊敬します。あのクオリティはとても生半可な関わり方ではできないです。 ◎書き続けたことが今に繋がっている Rock:その後の佐藤さんのご活躍は皆知るところですが、現在の職業作家を取り巻く環境についてはどう思われますか? 佐藤:なかなか作曲家にとって難しい時代に来ていると思います。一人で多様な仕事をこなす人=優秀とされているので、エンジニア的な能力など作曲と違う技能が必要です。楽器や音源が多い人のほうがサウンドは残念ながら純粋に曲を書く技術がなくとも豊かになるし、曲を書けなくても楽器でカバーできるシーンもありますから当然お金も必要です。純粋な作曲家としての道は以前より険しいでしょうね。 Rock:工夫が必要ということですね。 佐藤:昔よりもバランス感覚がとても大事になっており、素直に大変だと思います。ただ私が本当に危惧していることは『バランス感覚が良い人は、便利屋として専門になってしまう』状況です。低予算で仕事をこなし続けることで、その後同様の仕事が膨大に増えてしまうことが問題です。器用に依頼をこなすほど便利屋として使われてしまうのは難しい話です。 Rock:確かにPCベースの制作環境の中、より純粋に音楽に向かい合うのが難しくなっていると我々も感じます。 佐藤:それはもう音楽に限らないと思います。職人的な人にとって非常に難しい時代です。役者さんも、役者馬鹿なんて言葉はもう通用しない。テレビ番宣で気の利いたコメントも短い時間で言えないと本職さえもやっていけない時代です。ひと昔だと曲だけ書ければ良いという時代もありましたが、人間性、コミュニケーション能力などが必ず必要となってきます。 Rock:ここまで来ると運の部分がありますね。 佐藤:頑張ってもらうしかないですね。大きいチャンスを掴んだ際にどのようにブレイクするか。作曲家としては、いい曲をとにかく書き続けて、タイミングと運を待つことしかないですね。 Rock:良い曲は降ってきますか? 佐藤:降ってきませんよ! すんなり書けることは一回もなくて、今回こそ書けないかもと思い、締め切りに間に合わないと思いながらギリギリで出来上がる奇跡の連続なのです。一ヶ月に30〜40曲作る必要があるので、風呂入りながら鼻歌で作るとか、散歩しながらドライブしながらなんてことは全くなくて、机に向かって1日1曲以上必要ですから必死に絞り出すんです。1日1曲書いたら明らかにインプットよりアウトプットのほうが多いので、そんなスラスラと書けるわけはありません。しかし、そんな中でもとにかく書き続けたことが今に繋がっていると考えています。 ◎KEY POINT   ・Mac pro 2台、銀Mac pro 2台、Mac mini 8台の計12台が連動した驚異のシステム 中核を担うMacpro2台にはDigital PerformerとAvid ProToolsがそれぞれスタンバイ。このDigital Performerから複数台のMacminiへとiConnectivity社のmio10×2台を通じてMIDI情報を分配。8台のMacmini上のソフト音源を同時演奏し、そのオーディオをもう一台のMacproをベースとしたAvid ProToolsHDXシステムでリアルタイムに収録。HD I/O 16×16 Analog 4台併用で64トラックの同時録音に対応している。Macmini各機のオーディオインターフェースは主にRME FirefaceUCをスタンバイ。Digital PerformerからMIDI分配を行うMacproには不要となるオーディオインターフェースは接続されていない。     ・Mac mini毎に異なるカテゴリのViennaInstrumentsがスタンドアローン起動 まず4台のMacminiと1台の銀Macpro上ではViennaInstrumentsがスタンドアローンで起動。それぞれ弦/金管/木管/パーカッション(+BFD3)/ハープ&コーラスと1台毎に担うカテゴリが整理されている。残りの4台はLA ScoringStringsなどいわゆるKONTAKT系ライブラリを完備。まさに音源の多さはサウンドを豊かにするという氏の言葉を体現するライブラリ集だ。   ・ワイヤリング 床下コンクリート中に配管を打ち、テーブル類の背面からアクセスが可能な仕様。配線ピットで蓋が取れる構造すら削除し、ディスプレイ以外完全にケーブルが視界から消えるようにデザイン。マウス類もワイヤレス。スタジオ機材専用電源は照明や雑用コンセントと系統から分別。3kVA電源+無停電装置バッテリーも用意されている。     ・防音ドア 防音ドアのパッキン部分をマグネットにすることで、冷蔵庫方式で密閉するドアを採用。ハンドル付き重量ドアを使わないだけで出入りのストレスを極限まで軽減。   構想から2年の月日を経て完成した「ワークスペース」。長い時間を過ごす空間だからこそ、その居住性も問われ、もちろんワークスペースとしての機能も求められる。その実現のために音楽、建築とフィールドは違えどクリエイター同士のアイデアが切磋琢磨してできあがった空間、この場所にいると感じられるその空気感も佐藤氏のクリエイティブの源泉になっていくのではないだろうか。     *ProceedMagazine2017-2018号より転載
Event
2017/11/08

InterBEE2017〜ROCK ON PROへお立ち寄りください!!

ROCK ON PROは今年も国内最大級の放送機器展示会InterBEE2017に出展いたします。HALL2/2314 メディア・インテグレーションブースでは、beBlue 染谷氏による「効果音をシンセサイズするSoundDesignテクニック」、Sonologic Design 牛島氏によるAmbisonicsをテーマとした「Immersive Audio最前線」、そのほかにも制作ワークフローに必須となる情報を多彩に折り込んだセミナーセッションを開催。また、HALL6/6402 Avidパートナーブースへも出展し、Dolby Atmosを始めとした多彩なソリューションでお迎えいたします。、詳細内容は下記掲載のPDFでもご確認いただけます、2ブースでの展開となるInterBEEでのROCK ON PROにご期待ください!! ◎ROCK ON PRO 出展ブース ・HALL2/2314:Media Integration ・HALL6/6402:Avid PDFをDL PDFをDL ◎Stage Experience テクノロジーのいま、そして未来を見据えた最新の情報とノウハウを提供するStage Experience。今年はHALL2/2314 Media Integrationブース、HALL6/6402のAvidブースの2会場で総計33セミナーを開催します。immersive Audioのいま、そしてそのサウンドを制作するためのノウハウや制作ツール、ネットワークソリューションで繋がる制作環境の進化系など、制作最前線のインフォメーションを新たにするセミナーセッションです。 効果音をシンセサイズするSoundDesignテクニック 〜AudioGaming LE SOUNDシリーズが実現する次世代の制作環境〜 講師:染谷 和孝 氏(有限会社ビー・ブルー) 場所:HALL 2 #2314 時間:各日 15:30〜 サンプルライブラリーから素材を探して貼り込み、シーンに合わせた編集・プロセッシングを繰り返し…という従来のワークフローに一石を投じるプラグインが登場。効果音をシンセサイズして、リアルタイムに自由度高くサウンドを変化させるAudioGaming社LE SOUNDシリーズはこれまでのSoundDesignの手法に新しい可能性を加えるツールです。 Immersive Audio最前線 〜Ambisonicsの持つ可能性と、その使いこなし〜 講師:牛島 正人 氏(Sonologic Design) 場所:HALL 2 #2314 時間:各日 13:00〜 Ambisonicsのメリット・デメリット、そしてその特徴をよく知ることで、Immersive Sound制作における表現の幅を広げ、狙ったサウンド・音響を手に入れたい方は必見のセッション。以前よりゲーム業界で取り組まれてきたサウンドメイクでの経験とテクニックを用いて、Ambisonicsに関して鋭く切り込みます。 RED先生の!! いま最先端を創り出すImmersive Sound Tools!! 〜そのワークフローを実現する、注目のキープロダクト〜 講師:赤尾 真由美(ROCK ON PRO) 場所:HALL 2 #2314 時間:11/15 11:00〜, 11/17 11:00〜 ver.12.8.2で3rd OrderまでのAmbisonicsミックスが可能となったPro Tools | HD。業界標準とも言えるソフトウェアが実装した数々の機能と、Immersive Soundを実現するキープロダクトとなるFlux:: Spat Revolution / Audio Ease 360PAN Suite / Nugen Halo Upmix,Downmixを用いたその最先端ワークフローをご紹介します。 Pro Toolsが実現するImmersive Soundの世界 〜ワークフローと実際のシステムを最新情報とともにお届け〜 講師:Daniel Lovell (Avid)、前田 洋介(ROCK ON PRO) 場所:HALL 6 #6402 時間:各日 11:20〜, 16:00〜 Pro Tools 12.8で実現した深いDolby Atmosワークフローとの融合、Atmos Production Suiteを使ったプリプロダクションシステムから、マスタリングまでを見据えたAtomos Mastering Suiteの情報、更には12.8.2で実装されたAmbisonicへの対応などImmarsive Soundへの対応そして具体的なワークフローを一挙にご紹介します。 ◎ROCK ON PROはAVIDパートナーブースへ出展、お待ちしております! InterBEE 2017ではROCK ON PROはAVIDオーディオ・パートナーとしてAVIDパートナーブースに出展を行っております。Pro Tools | HD 12.8で実装されたDolby Atmosをはじめとして、制作ワークフローを加速させる多彩なソリューションを用意してみなさまのお越しをお待ちしております。 AVIDブース:HALL6 6402 ◎Pro Tools + Dolby Atmos 従来の平面サラウンドから脱却した新たな体験を生み出すDolby Atmos。Dolby Atmos Mastering Suite Dealerの認定を受けているROCK ON PROが、Dolby Atmos HomeにおけるRMU(Rendering and Mastring Unit)を使用したマスタリング環境、Pro Toolsにおけるセットアップなど、その制作に必要となるシステムをご提案します。 ◎Pro Tools + LE SOUND 効果音をシンセサイズする、Sound Designに新たなるアプローチをもたらすAudioGaming / LE SOUND。雨、風はもちろん、エンジン音、さらに炎や電気まで、その効果音をシンセサイズで創り出し、直感的なパラメーターでリアルタイムにサウンドを変化。これまで以上にシーンに合わせたSound Designを行います。ワークフローへの新たなアプローチとクオリティをご体験ください。 ◎Pro Tools + DiGiGrid CPUパワーの枠を超え、Pro Toolsの可能性をさらに拡張していくSoundGridサーバー。リアルタイムのDSPプロセッシング能力を追加し、プラグインをたった0.8msのレイテンシーで動作させます。Pro Toolsをフィジカルに拡張するS3 / Dockと併せ、Immersive Soundまで対応したパワフルな制作ソリューションをハンズオンします。 ◎Pro Tools + NugenAudio ますます多様化する音楽や映像の配信メディアとそのフォーマット。配信デバイスやサービスによって異なるラウドネス・マッチングのアルゴリズムの影響をDAW上で即座に検証することが可能なMasterCheck Pro、ポスト・プロダクションでは定番となったNugen Audioのラウドネス管理ツールの機能をハンズオンします。 ◎Inter BEE 2017開催概要 会場:幕張メッセ 開催期間: 11 月 15 日 (水) 10:00 ~ 17:30 11 月 16 日 (木) 10:00 ~ 17:30 11 月 17 日 (金) 10:00 ~ 17:00 ・入場無料 (全来場者登録入場制) ・事前申込みはこちらから Inter BEE ホームページ:http://www.inter-bee.com ROCK ON PROではその制作最前線のインフォメーションを新たにし、制作に閃きを得られるノウハウとツールを皆様と共有します。InterBEEへご来場の際には、ROCK ON PRO出展の各ブースへぜひお立ち寄りください、心よりお待ち申し上げております!!
Support
2017/11/02

Pro Tools Information – Pro Tools 12.8.2で追加された各機能の詳細がAvid日本語ブログに掲載!

先月のAES NYにて発表され、多くの機能追加が話題を呼んだPro Tools 12.8.2。その主な追加機能について、ワークフローの一例にまで踏み込んだ詳細な解説がAvid日本語ブログにて公開されましたのでお知らせいたします! ◎Facebook 360 Spatial WorkstationとPro Tools | HD 12.8.2 Pro Tools | HD 12.8でのDolby Atmos®への対応に続き、イマーシブ音響に関する機能追加です。Pro Tools | HD 12.8.2にはFacebook 360 Spatial Workstationが標準で付属するようになり、Facebookをはじめ、YouTube、Oculus Videoなどのメディアで再生可能な3D音場の制作をPro Tools HD内部で完結することが可能になりました。Facebook 360 Spatial WorkstationはDAWで動作するプラグイン集の形で提供され、3次(3rd order)までのAmbisonicsに対応します。 ブログでは各プラグインが備える機能を解説、どのようなフローでVRコンテンツ動画にサウンドを配置して行くのかイメージ出来る内容になっています。 >>Avid日本語ブログ「Facebook 360 Spatial WorkstationとPro Tools | HD 12.8.2」 ◎Pro Tools 12.8.2のバッチ・リネーム機能を使って、トラックおよびクリップのグループ名を変更 プロユースのお客様にとっては待望の機能追加!といったところではないでしょうか!? これで大量のテイク/トラックを管理するために手作業でリネームをする作業から解放されます。詳細な設定を行えるダイアログボックスを使用した形式となっており、一見複雑に見えますが、一度設定してしまえばあとは簡単に大量のトラック/クリップを自動でリネームすることが出来るようになります!クリエイティブな作業のための時間を作ってくれる、地味ですがインパクトのある機能追加と言えるでしょう。 ブログではライターの実作業を例に、この機能の使用法を順を追って解説しています。 >>Avid日本語ブログ「Pro Tools 12.8.2のバッチ・リネーム機能を使って、トラックおよびクリップのグループ名を変更」 ◎Pro Tools 12.8.2でMIDIワークフローを加速 最近のアップデートでは楽曲制作に関わる機能強化にも力を入れているPro Tools。12.8.2ではMIDI機能の強化という形で音楽制作へのさらなるコミットが図られています。 ブログでは各機能について簡単な動画とともに解説しています。 >>Avid日本語ブログ「Pro Tools 12.8.2でMIDIワークフローを加速」 Pro Tools 12.8.2をさらに知るには、こちらの記事もどうぞ! ◎Pro Tools 12.8.2がAES NY 2017にて発表! – Pro Tools Information ◎Pro Tools Information / Pro Tools | HD 12.8によるDolby Atmos® 制作フローの概要がAvidブログで公開されました! ◎Avid Pro Tools Native 期間限定20%OFF!最新12.8.2で強化されたMIDI機能で効率UP。クリエイターも注目!
NEWS
2017/11/01

Pro Tools Native版が期間限定で20%OFF!〜Pro Tools Information

Pro Tools以外のDAWユーザー様がPro Toolsを導入するチャンス到来です!下記対象DAWをお持ちのお客様は、2017年12月27日までの期間限定でPro Toolsスタンダード・ソフトウェア(Native版)を20%OFFでご購入いただけます! >>キャンペーン詳細はこちら(Avidブログ日本語版) 実施期間:2017/11/1—2017/12/27 プロモ価格: ・Pro Tools永続ライセンス版:¥61,560(本体価格:¥57,000) ・Pro Tools年間サブスクリプション版:¥30,780(本体価格:¥28,500) 本プロモ対象となるお客様: 現在下記DAWをお持ちのお客様 Garageband / Cubase / Logic / Live / FL STUDIO /Audition / Reason / Digital Performer / ABILITY /Singer Song Writer / Studio One / Sonar / SONY ACID/KORG Gadget ※各ソフトウエアのバージョン/クラスは問いません。 ※本クロスグレードは、上記DTM/DAWソフトウエアとのデータ互換や同時動作を保証するものではありません。データ移行の方法並びに、それぞれのソフトウエアの共存動作環境は、お客様自身にてご確認ください(>>Pro Tools 12システム要件はこちら) ※お手持ちのDTM/DAWソフトは返却/交換の必要はありません。そのまま継続してご利用いただけます。 ◎2017年末その他のAvidプロモ関連はこちら!!
Review
2017/10/31

NEXT LEVEL MONITOR EXPERIENCE Vol.1~大型ニアフィールドがもたらすモニタリングの新次元~

暑い日々も終わり急に寒い日が続く今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。寒くなってくると、スピーカーも大きめのサイズを使用してゆとりと厚みのある音を聴きたくなりませんか!? 空気を大きく動かすことで、なんだか部屋の温度も少し上がる気がします!!(編注:それは排熱のせいではないかと思われます。)ROCK ON PROではそんな季節にぴったりの企画をご用意いたしました!!ROCK ON PRO渋谷リファレンススタジオにて、大型ニアフィールド・モニタースピーカーにフォーカスした展示を開始いたします!! 60万円~100万円クラスのモニターを2機種ずつ入れ替わりで展示。ADAM S3H、Amphion Two18、EVE Audio SC407、Focal SM9、GENELEC 8351AM、Musik RL904、Neumann KH420、PMC twotwo 8などを順次展示予定です!! ニアフィールドとはいえ、このクラスになるとじっくりと試聴する機会はなかなか持てないのではないでしょうか!? ご自身の環境で試すにもモニターを入れ替えるだけで大仕事、とはいえ外部では試聴環境が気になるところです…。その点、ROCK ON PRO渋谷リファレンススタジオではスピーカーはすでに設置済み、切り替えもスタッフでも行います。何よりリファレンス環境でのシビアな試聴が可能です!気になる機種がある方は、この機会に是非ご来店ください!!暖かい店内で美味しいコーヒーを召し上がりながら、落ち着いた雰囲気でご試聴いただけるよう準備してお待ちしております!! 気になる展示機種ですが、第一弾はFocal / SM9とEVE Audio/ SC407の2機種。SM9は2012年、SC407は2013年の発売と導入実績も積み重ね、モデルとしても熟成を重ねた逸品。その2機種のポイントをまとめましたのでご確認ください!! ◎Focal哲学を結集したフルアナログ・ヘビー級フラッグシップ!! Focal / SM9(ペア) 価格:958,000円(本体価格887,037円) POINT1 3Way、2Wayを切り替えることができるFocus機能の搭載がSM9の特徴です。この機能は後発のTrio 6 Beにも搭載されているもので、Focusモード時には前面外側のサブウーファーと上面のパッシブ・ラジエーターがOFFになります。3Wayモードでは30Hz – 40kHz (+/- 3dB)、2Wayモードでは90Hz – 20kHz (+/- 3dB)という特性に変化し、これ1台で『小さいモニターで聞いたときはこんな感じ、、』という具合にサイズの違う2台による聴き比べが出来てしまうという画期的な機能です!これは「スピーカーを設置するのに最適な場所はひとつの部屋にたった一ヶ所しかない」というFocalの音響哲学の結果から生まれた機能だとのこと。ことの是非はともかくとして、プロダクト・デザインを通して思想が一貫している感じは凄味があります! POINT2 さらに特徴的なのは天面に搭載された11インチのパッシブラジエーター。パッシブですので電磁気回路もなく、スピーカー筐体内の空気振動を利用して動作することから「天然のサブウーファー」とも呼ばれている機構です。このパッシブラジエーターの搭載により低音の量感が大幅にアップしており、ラージモニター、サブウーファーがなくともしっかり低域の確認ができるのはSM9導入の大きなメリットと言えます。 2way / 3wayの切り替えで一台二役を担えるリスニングに対する柔軟性、パッシブラジエーターによる優れた低域のモニタリングという点、そして見逃せないのはその能力を適度な筐体サイズにまとめている点ではないでしょうか。プロジェクトスタジオにもフィットし、コンパクトなニアフィールドモニターとは明らかに一線を画するFocal / SM9、その実力をリファレンススタジオでお試しください!! 製品仕様 周波数特性3 ウェイモード:30Hz – 40kHz (+/- 3dB)、40Hz ― 20kHz (+/- 1dB) 2 ウェイモード [Focus]:90Hz ― 20kHz (+/- 3dB) 最大音圧レベル3 ウェイモード:116dB SPL (peak @ 1m) 2 ウェイモード [Focus]:106dB SPL (peak @ 1m) クロスオーバー周波数3 ウェイモード:250Hz, 2.5kHz 2 ウェイモード [Focus]:2.5kHz パッシブラジエーター11 インチ (27cm) Focal "W" コンポジット ・ サンドイッチ・コーン・ ピストン , エクストラワイド ・ リバース・サラウンド・ラジエーター サブウーファー8 インチ (20cm) Focal "W" コンポジット ・ サンドイッチ・コーン ミッドレンジ6.5 インチ (16.5cm) Focal "W" コンポジット ・ サンドイッチ・コーン ツィーター1 インチ ピュアベリリウム ・ リバースドーム型 TB872 入力10kΩ バランス XLR 電源電圧115V [6.3A fuse] IEC インレッ 100V 駆動検査済 LF アンプ段400W rms, class AB MF アンプ段100W rms, class AB HF アンプ段100W rms, class AB サイズH320 W490 D390 mm 重量35kg ◎リボンツイーターとフルデジタル回路がシルキーでワイドな音像を描き出す!! EVE Audio/ SC407(ペア) 価格:751,680円(本体価格696,000円) POINT1 SC407に限らずEVEのスピーカーすべてに言えることですが、EVE Audioの強みは高解像度のDSP回路にあります。フルデジタル制御のため左右差が生まれることはなく、位相のズレがない解像度の高い音でモニターすることができます!SC407クラスの大きなモデルになるとその『位相のズレがない』という印象が如実に見えてきます。SC407は2つのウーファーが同じ帯域を再生するという少し変わった構成を持つ4Wayですが、ウーファー2つが同時に駆動するということはより正確性が要求されるということにもなります。これを実現するのがDSP制御とも言えるのではないでしょうか。その結果、2つのウーファーを使ったその音像はとてもゆとりのあるもの。さらに、左右のレベルやフィルター設定などもDSP制御により正確に行えます。このコントロールはフロントノブで行えるのため、調整のたびにわざわざ後ろに回って、、というような煩わしさもありません! POINT2 低域は2つのウーファーによって再生することで解像度とパワー感を高めていますが、EVE Audioのもう一つの特徴はAMT(Air Motion Trance)と呼ばれるリボンツイーターにあります。このツイーターは、側面の電極に電流が流れると隣り合ったアコーディオン状のダイアフラムが引き合い、その隙間の空気を圧縮して空気をダイレクトに動かします(エアモーション)。その結果、伝達ロスや歪みの発生がなく楽器の質感や残響成分、倍音までも正確に再現させることができ、立ち上がりも早く解像度が非常に高いサウンドを実現しています。高域の見えやすさと空気感の捉えやすさはミックスのクオリティを引き上げてくれるのではないでしょうか。 ダブルウーファーによる低域、リボンツイーターによる高域と、両方向にとても余裕のあるサウンドがSC407の特徴です。こちらも渋谷リファレンススタジオでじっくりと試聴可能、ご来店お待ちしています! 製品仕様 種別4-way System 寸法(WxHxD) [mm]600 x 260 x 320 周波数特性(-3dB)35Hz – 21kHz ツイーターAMT RS3 クロスオーバー周波数280Hz/3000Hz 最大音圧レベル116dB 搭載アンプ数4 総電力(ショートターム)600W 保護リミッター有り ボリューム調整範囲-inf. – +6dB ディップスイッチ(インプット)+7dBu/+22dBu 消費電力(スタンバイ時)< 1W 出力電圧300VA 重量(kg/lb)18 / 39.7 ◎対象商品ご購入で下記の4製品よりお好きなものをプレゼント! 展示期間中にご来店の上、対象機種をご購入いただいたお客様に、モニターの実力を引き出す選べる4つのプレゼントをご用意しました。下記の4製品の中からお好きなものをおひとつ差し上げます!どれもモニターの実力をさらに発揮させることができるマストバイな製品です!! ◎SELECT 1:Sonarworks / Reference 4 Studio edition with mic - boxed 通常販売価格42,800円(税込)相当 スピーカー測定ソフトウェア、スピーカー・キャリブレーション・プラグインに加え、ヘッドフォン・キャリブレーション・プラグインであるSystemwide、さらに、あらかじめSonarworksの音響技師によりANSI準拠の測定マイクと比較・測定されて出荷される測定マイクを収録しています。ご購入いただいたスピーカーの実力を100%発揮できる製品です! ◎SELECT 2:Iso Acoustics / ISO-PUCK 8個 通常販売価格28,080円(税込)相当 IsoAcoustics ISO-PUCKは、スタジオモニター、ギターアンプなどのシステムをアイソレートする革新的なアイテムです。ISO-PUCKのユニークなデザインは、高度なアイソレーションを実現しながら、横方向の動きと振動に抵抗し、サウンドの明瞭さとリスニング・フォーカスを高めます。すべてのエネルギーはISO-PUCKのコア部で管理され、優れたアイソレーションとコントロール性を得られるよう注意深く調整されています。設置面からスタジオモニターをアイソレートし、エネルギーの転移とその結果起こるサウンドの不鮮明さや色付けを排除する最新鋭のインシュレーターです。 ◎SELECT 3:ACOUSTIC REVIVE / AC-2.0 TripleC×2本 通常販売価格32,600円(税込)相当 鍛造による世界初のオーディオ専用導体PC-TripleCを導体に採用。10万円クラスの電源ケーブルと比べても勝るとも劣らない贅を尽くした素材と構造で電源クオリティを向上させます。 ◎SELECT 4:Zaor / MIZA Stand V36 通常販売価格14,800円(税込)相当 MIZA V-STANDSは、技術的なパフォーマンスとデザインを最良のスタンダードとして両立することを目標として設計されています。プロフェッショナルな使用に対応しつつ扱いやすさも実現したモニタースタンド。AERSTOPパッドを天板に追加し、スピーカーとスタンドとのより良好なアイソレーションを確保、スピーカーからスタンド、フロア、ルームへの低域の伝播を抑制することができます。 次回はADAM S3H、PMC twotwo 8を展示予定、大型ニアフィールドがもたらすモニタリングの新次元とも言えるそのサウンドを是非渋谷リファレンススタジオでご体験ください!なお、展示日程などの詳細は決定次第ROCK ON PROウェブサイト上でお知らせいたします、ご期待ください!
NEWS
2017/10/19

Pro Tools 12.8.2がAES NY 2017にて発表! – Pro Tools Information

日本時間本日未明に始まったAES New York 2017にて、AvidからPro Tools 12.8.2のリリースが発表されました!年間サポートが有効期間中のユーザー様はマスター・アカウントからダウンロードが可能になっています。 待望のバッチ・リネーム機能、フロント/リア・ポジション・ノブ・リンクによるAtmosワークフローの効率化など、多くの機能が追加されています。詳細な追加機能については下記リンク先のAvidブログをご覧ください。>>Avid日本語ブログ「Pro Tools 12.8.2 & EUCON 3.7新機能紹介」 各機能の詳細は順次Avid日本語ブログに追加されていくとのことですので、ROCK ON PROでも随時紹介していく予定です! 注目はVR オーディオ編集&ミックス機能の追加 (Pro Tools | HD のみ) !!トラックおよびバスの種類として、3rdオーダーまでのAmbisonicsフォーマットが選択可能になったほか、Facebook社がVRコンテンツ制作用として無料で配布しているFacebook 360 Spatial Workstationが標準で付属するようになりました。 また、同時にEuconのアップデート(3.7)も発表されました。フラッグシップ・コントローラーであるS6での操作性の充実のほか、Pro Tools | ControlからVCAスピルが可能になるなど、Euconフィジカル・コントローラー使用によるワークフローの一層の効率化が図られているといるでしょう。 Artist Mix + Pro Tools | Dock バンドル・キャンペーンも開始された直後の嬉しいタイミングでのアップデートですね!こちらも上記リンク先のAvidブログに詳細がございます。 ROCK ON PROでは今後も最新サポート情報を随時発信して行きます。 ご不明点等、お気軽にお問い合わせください!
Sales
2017/10/18

デスクトップにパワフルなコンソール!Artist Mix + Pro Tools | Dock Bundleが期間限定で登場 !!

iPadと連動することで、Pro Toolsシステムにマスター・セクションを追加するPro Tools | Dock。8フェーダーを備え、Euconプロトコルによる精緻なコントロールをDAWにもたらすArtist Mix。同時に使用することで作業効率を飛躍的に向上させることができる2機種のお得なバンドル製品が期間限定で登場! Pro Tools | DockはiPad上で動作するPro Tools | Controlを使った多彩なコントロールを持ち、フラッグシップであるAVID S6で培ったユーザーインターフェースを受け継いだチャンネルセレクトや、タッチパネルを活用してPro Toolsの様々な機能にダイレクトにアクセスできる機能性はシステムのマスターセクションとして大きな魅力。Artist Mixはコンパクトなサイズに優れたタッチの8本のフェーダーとパラメーター操作を可能にするノブを併せ持つ人気のフィジカル・コントローラー。もちろん、EuConを使用していますので自由なショートカットなどコマンドをアサインできるSoft Keyの機能も充実。デスクトップにパワフルなコンソールを導入する絶好のチャンスです!! Artist Mix、Pro Tools | Dockの魅力は下記コラム/リンク集でも紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください! それぞれを単体で購入する場合に比べて¥45,360(税込)のバリューとなるお得なバンドルのご注文は年内12/26(火)まで!また、ROCK ON PROではPro Tools | Dockと使用するためのiPadのご相談も合わせて承っております。 ご不明点は店頭までお気軽にお問い合わせください!! Artist Mix + Pro Tools Dock Bundle ¥235,440(本体価格:¥218,000) >>ご購入はこちらから!! ※Apple iPadは付属しません(iPadのご相談も合わせて承ります)。 ※期間限定2017年12月26日まで ◎Artist Mix + Pro Tools|Dockで構築するパワフル&コンパクトなProToolsコンソールシステム!! それぞれ単体でも使用することができるArtist Mix / Pro Tools|Dockですが、合わせて使用することで大きな相乗効果が期待できます。例えば、Artist Mix単体使用の場合はコントロールしたいトラックを呼び出すために「本体を操作して、めくって探す」ということが必要でした。これは感覚的にも全くもって当たり前の話ですが、Dockでのトラックアクセス方法は一味違います。下のムービーキャプチャーを見ての通り、ProTools | Dockで”Tracksウィンドウ”を開けば、トラックがiPad全体に表示、任意のトラックにタッチするだけで一瞬で目的のトラックにアクセスすることができます。コントロールしたいフェーダーの場所に「自分が行く」のではなく「フェーダーを自分の手元に呼び寄せる」感覚です。言われてみればの部分ですが、これまで当たり前としてきた操作に対する感覚が刷新されていると言えるのではないでしょうか。 逆に、Artist Mixが持つ有利なポイントは、当然ですが8本のフェーダーを扱えるということ。Pro Tools|Dockに備わるフェーダーは1本ですので、Artist Mixとはそのウィークポイントを見事に補完してくれる関係になる訳です。お互いのメリットを掛け合わせることできることはユーザーにとっても大きなメリットです。 横に並べても合計80cm弱の幅で収まりまるArtist MixとPro Tools|Dock。デスクトップに設置できるほどコンパクトでありながらPro Tolsをパワフルにコントロールできるコンソール・システムの構築が可能な、理想の組み合わせと言えるでしょう。 ◎Pro Tools | Dockの魅力を知る!リンク集はこちら >>独占取材!! ムービーで見る、Pro Tools|Dockのオーバービュー!! ROCK ON PROによる独占取材に応えたAvid Daniel氏によるPro Tools|Dock概要ムービーのほか、Dockの各機能・各部解説などが含まれた記事です。 >>独占取材!! ムービーで見る、Pro Tools|Dock PART2 !! こちらのムービーでは、Pro Tools|DockがどのようにPro Tools|Controlと連携するのか、また、フィジカル・コントローラー(ムービーではS3を使用)と連動する様子をご覧いただけます。 ◎2017年末その他のAvidプロモ関連はこちら!!
Tech
2017/10/13

Pro Tools Information / Pro Tools | HD 12.8によるDolby Atmos® 制作フローの概要がAvidブログで公開されました!

発表当初よりDolby Atmos対応が注目されていたPro Toos|HD 12.8ですが、Dolby社による制作ツールの充実とそれらのツールの国内販売開始により、一層身近になったDolby Atmosプロダクション・ワークフローをPro Tools | HD 12.8の関連機能と共に紹介するAvidブログが公開されました。 ブログではAtmosについての基本的な概説から、Dolby社の提供するAtmosワークフローのためのツールの紹介、さらにPro Tools固有のAtmos対応機能からS6とのインテグレーションまで、各項目詳細な解説が行われております。 詳細はこちら>>Pro Tools | HD 12.8によるDolby Atmos® 制作フローの概要 Dolby Atmosワークフローの肝とも言えるDolby Atmos Rendere。Pro Toolsから受け取ったオブジェクトオーディオをレンダーします。このレンダラーからの信号をバスなどで受けることで、Dolby Atmosとしてモニターすることができる。バイノーラルへフォールドダウンすれば、ヘッドホン再生環境だけでもAtmosのプリミックスを行うことが可能に! こちらはPro Tools本体のパンナー。複数のビューを備え、Dolby社のパンナープラグインを使用しなくても自由度の高いパンニングが可能。 なんとS6のマスターモジュールではタッチパネルを使用して3Dパンニングが可能!視覚的に情報を把握しながら直感的に操作が行えることで、より創造性の高い制作が行えるでしょう。 ROCK ON PROはブログでも触れられている「Dolby Atmos Mastering Suite」の国内ディーラーですので、ご不明点はROCK ON PROまでお気軽にお問い合わせください!
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2017/10/03

Pro Tools HD Premium I/O Promotion~Lynx~ !! HDX Systemと対応I/Oを購入でスペシャルバンドル&プレゼント!!

ついに発売となったLynx Studio TechnologyのAurora(n)を今回はピックアップです!! 前モデルもDigiLink互換I/Oとして実績を残し、SynchroLockがもたらす低ジッターは高品位なサウンドで定評がありました。そのAuroraが「(n)」という名称を携えてブラッシュアップ。モジュールとLSlotによる拡張性は1Uというコンパクトな筐体に最大32chのInOutのほか、DigiLink/USB/Thunderbolt/Danteに至るまで幅広い対応力を備えます。注目の新製品がいよいよ登場となりました、ぜひお問い合わせください!! ◎1Uのコンパクトな筐体に広がる拡張性と低ジッターが導くサウンド Lynx Studio Technology / Aurora(n)8-HD ¥334,800(本体価格¥310,000) Point 1 なんといってもその音質の高さ!! 集積回路ではなくディスクリートで作られた回路は、一聴すれば「ちゃんとしている」と思えるほどの立体感を持っています。音質重視であれば間違いなく選択肢に入るクオリティの高さはLynxならでは。 Point 2 多種多様なフォーマットをユーザーが選択できるバージョン展開。USB/Thunderbolt/Dante/DigiLinkの中からフォーマットを選び8/16/24/32の入出力と組み合わせた形で購入が可能です。HD仕様8in8outなら¥334,800-(税込)とコストパフォーマンスも高い!! (※DigiLink接続ですので、HDXへの接続にはminiDigiLinkへの変換が必要となります。) Point 3 シンプルな操作性も魅力です!! 本体前面パネルの操作だけで設定のほとんどにアサインが可能。PC/mac内でのルーティングや設定といった煩わしさもありません。内臓のSDカードスロットを利用すればライブ収録での冗長性も確保した最大32ch録音が可能。ファンレス構造で以前のような発熱もなく、安定した動作が可能です。 DigiLinkにも対応したHD互換I/Oとしても実績を築いてきたLynx / Aurora、その設計を一から見直した後継機種となるのがAurora(n)です。Thunderbolt/USB/DigiLink/DANTEとオプションカード(LSlot)を選択できるほか、入出力も8/16/24/32とユーザーの各環境に応じて幅広い選択が可能。サウンド面でも改良が加えられ、前モデルでも定評のあったクロックはSynchroLock 2™に進化。1IN/3OUTとマスターでの動作を考慮に入れた仕様で、300,000:1のジッターリダクションは音を出した瞬間にそのクオリティが実感できる音質。そして特徴的なのはフロントパネルにスロットが用意されているmicroSDレコーダー。Firmware Updateにも使え192kHzもカバー、Fat32/exFat対応なので1ファイルの制限もなく最大32chの録音が容量限界まで可能となっています。今回名付けられた機種名の「(n)」は「(n)ext Generation Mastering AD/DA Converter」を指しているとのこと。サウンドや機能面はもちろんのこと、幅広い拡張性でユーザーの将来的なニーズにもしっかり応えてくれるプロダクトです。 ※拡張スロットを最大限に活用した32ch仕様のリアパネル ※Digilink I/Oライセンスについて サードパーティー社製のHD I/OはProTools上での起動にDigilink I/Oライセンス(¥38,100)が必要となります。ライセンスカードよりAvidアカウントからiLokへ発行後、デポジット作業が必須となりますのでご注意ください。 ◎ROCK ON PRO Special Bundle & Present !! HDX Systemとの同時購入でスペシャルなバンドル価格とプレゼントをご用意しました!! 3rd Party製I/OをPro Toolsで認識させるために必要なDigiLinkライセンス(税込¥38,100相当)もプレゼントとしてご提供します!! お問い合わせください!! 1)Pro Tools HDX(Pro Tools HDソフト付属)+ Aurora(n)8-HD ・Avid / HDX Core + Pro Tools HD Soft ¥638,280(本体価格¥591,000) ・Lynx Studio Technology / Aurora(n)8-HD ¥334,800(本体価格¥310,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥1,034,004(税込)→Special Price!! ¥898,000(税込) ¥136,004バリュー!!! ※各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! 2)Pro Tools HDX(ソフトなし)+ Aurora(n)8-HD ・Avid / HDX Core ¥383,400(本体価格¥355,000) ・Lynx Studio Technology / Aurora(n)8-HD ¥334,800(本体価格¥310,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥779,124(税込)→Special Price!! ¥698,000(税込) ¥81,124バリュー!!! ※各仕様によってのお見積もりも致します、お問い合わせください!! ◎Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの実力を渋谷店頭で確認!! Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました!! Focusrite / Red 4Pre、Apogee / Symphony I/O Mk2 HD、Antelope / Goliath HD、Prism sound / Titan+PTHDX OP、Lynx / Aurora(n)、、、試聴機種はさらに拡大の予定です、プレミアムなハイエンドI/Oの数々を実体験してください!!
NEWS
2017/09/27

Pro Tools | S6導入事例:GZ-TOKYO ROPPONGI様

弊社も制作に協力したGZ-TOKYO ROPPONGI様へのS6導入事例がAvid Blogにて公開されました! MAルーム2部屋、編集室6部屋で構成され、Pro Tools | S6はDolby Atmos Homeに対応したAS207に導入されています。Pro Tools | S6・周辺機器の構成から現場での使用感まで、記事詳細は下記リンク先でご覧いただけます。 詳細はこちらから!>>Avid Blog「Pro Tools | S6導入事例:GZ-TOKYO ROPPONGI様」
NEWS
2017/09/27

Pro Tools Information / AvidがPro Tools | MTRXの国内リリースを発表!

Avidの次世代フラッグシップI/Oとして期待が寄せられるPro Tools | MTRXですが、ついにAvidから国内での正式な発売が発表されました!価格・納期につきましてはROCK ON PROまでお気軽にお問い合わせください。 また、これを機にMTRXの仕様に関する情報とこれまで発表されていた概要・詳細解説ムービーをまとめた記事がAvid Blogにアップされましたので、合わせてお知らせいたします。詳細は下記リンクからご覧ください! 詳しくはこちら!>>Avid Blog「Pro Tools | MTRX、国内リリースを発表!」
Tech
2017/09/26

Pro Tools Information / Pro Tools | MTRX概説日本語字幕ビデオがアップされました!

Avidの新たなFlagship I/Oとして大きな期待を寄せられるPro Tools | MTRX。モジュール構成による多彩で柔軟な物理インプット/アウトプット、巨大な内部マトリクス・ルーティングなど、多くの機能を備えるこのプロダクトの全貌を捉えた解説ムービーに日本語字幕が付きました!Pro Tools | MTRXでは何が出来るのか…その疑問にシンプルに答えるムービー詳細は下記リンクから! “詳細はこちらから>>”
Sales
2017/09/26

Pro Tools HD Premium I/O Promotion~Antelope~ !! HDX Systemと対応I/Oを購入でスペシャルバンドル&プレゼント!!

シリーズ4週目となった今回のPro Tools HD Premium I/O PromotionはAntelope Audio/Goliath HDの登場です。マスタークロックのメーカーとして名を馳せる同社ですが、近年はGoliath、Orionなどその技術力を背景にしたインターフェイスを数々リリース、DigiLinkポートへの対応も取られており、ますます活躍の場を拡げている印象です。今回のGoliath HDはその最新鋭機種となり、16chマイクプリや強力なFPGAにより提供されるオンボードプラグイン、そして精緻なクロックが導くクオリティ高いサウンド、と見所も満載な注目機種です。こちらももちろん渋谷リファレンススタジオでお試しいただけます。是非ご来店ください!! ◎多彩な接続性とクロックに裏付けられた高品位なサウンド Antelope Audio / Goliath HD ¥850,000(本体価格¥787,037) Point 1 Antelope Audio最大のストロングポイントであるクロック精度の高さ。音質に影響するジッターを減らし音像をよりリアルに表現します。オーディオファイル・グレードの最新IESSを搭載したAD/DA変換と共にAntelope Audio 10M入力で、同社のハイエンドクロックと同期が可能。 Point 2 多種多様なフォーマットを受けれる入出力。16ch Micpreを搭載しMADI、AESはもちろんの事、Thunderbolt、USB3.0の規格にも対応。32in32outのアナログ入出力にも対応する死角のないつくり。 Point 3 タッチパネルとランチャーでのマトリクスの自由さ。1台で全てを網羅し、かつ内部マトリクスで複雑な接続やパラアウトの形成も可能。 すでにマスタークロック・メーカーというイメージからインターフェース・メーカーへとユーザーの認識も変わりつつあるかもしれません。積み重ねられた技術による高品位なクロックを搭載し、多チャンネルを備えた使い勝手の良い製品を多数ラインナップ。今回のGoliathシリーズをはじめOrionなど一気に人気機種としてのポジションを獲得しています。Orion HDで同社初搭載となったDigiLink Portですが、このGoliathにもこの「HD」版にて搭載。もともと16chMicpreを搭載しMADI、AESはもちろんのこと、32in32outのアナログ入出力にも対応するハイエンドスペックであったGoliathにDigiLink Portが加わってPro Tools|HDと連携するとなれば、まさに死角のないつくりと言えるのではないでしょうか。OVEN Controlによる高精度Clockの搭載はもちろん、強力なFPGAにより提供されるオンボードプラグインなど、多彩な追加機能を持っているのも魅力的。もちろん、10M ATOMIC Clockの入力も可能なため、更なる音質向上の余地も残されています。 ※Digilink I/Oライセンスについて サードパーティー社製のHD I/OはProTools上での起動にDigilink I/Oライセンス(¥38,100)が必要となります。ライセンスカードよりAvidアカウントからiLokへ発行後、デポジット作業が必須となりますのでご注意ください。 ◎ROCK ON PRO Special Bundle & Present !! HDX Systemとの同時購入でスペシャルなバンドル価格とプレゼントをご用意しました!! 3rd Party製I/OをPro Toolsで認識させるために必要なDigiLinkライセンス(税込¥38,100相当)もプレゼントとしてご提供します!! お問い合わせください!! 1)Pro Tools HDX(Pro Tools HDソフト付属)+ Goliath HD ・Avid / HDX Core + Pro Tools HD Soft ¥638,280(本体価格¥591,000) ・Antelope Audio / Goliath HD ¥850,000(本体価格¥787,037) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥1,549,204(税込)→Special Price!! ¥1,380,000(税込) ¥169,204バリュー!!! 2)Pro Tools HDX(ソフトなし)+ Goliath HD ・Avid / HDX Core ¥383,400(本体価格¥355,000) ・Antelope Audio / Goliath HD ¥850,000(本体価格¥787,037) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥1,294,324(税込)→Special Price!! ¥1,180,000(税込) ¥114,324バリュー!!! ◎Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの実力を渋谷店頭で確認!! Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました!! Focusrite / Red 4Pre、Apogee / Symphony I/O Mk2 HD、Antelope / Goliath HD、Prism sound / Titan+PTHDX OP、Lynx / Aurora(n)、、、試聴機種はさらに拡大の予定です、プレミアムなハイエンドI/Oの数々を実体験してください!!
Tech
2017/09/22

Pro Tools Information / Artist | DNxIV 日本語情報がAvidブログで公開されました!

先日のIBC 2017にて発表されたAvidの新しいビデオI/OであるDNxIVについて、日本語での情報がAvidブログで公開されました。DNxIVはAja io4Kをベースに、Avid Media Composer向けの新たなポータブルビデオI/Oとして開発されたOEM製品です。DNxIVとAja io4Kのハードウエア的な違いはフロントにあるナレ録り用のXLRオーディオ入力。小規模なスタジオで簡単なナレ録りしかしない、といった場合などに便利に使えそうですね! 近日登場予定のMedia Composer 8.10にてMedia Composerに正式対応、気になる価格は定価¥383,400(本体価格¥355,000)。発売時期はMedia Composer 8.10のリリースと同時期と予測されています。ROCK ON PROとしてはVideo SatelliteやPro Toolsへの正式対応が気になるところですが、これらは将来的なアップデートで実現される予定とのこと。 発売はまだ先になりそうですが、SDI、HDMI、XLR、RS-422やタイムコードなど、今日の多様なメディア制作に対応する幅広いアナログおよびデジタルI / Oを備え、高度なオーディオ機能、最大50p/60p フレームレートの 4K/UltraHD にも対応したコンパクトなビデオI/Oの登場に期待が膨らみます! 詳細はこちら>>Avid Artist | DNxIVをIBC 2017で発表
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2017/09/22

Pro Tools Information / 「MTRX + S6でモニターコントロール(日本語字幕版)」がYouTubeに追加!

従来のDSPコンソールを超える1500×1500のマトリクスルーティングを備え、音楽制作・ポストプロダクションをはじめとしたあらゆる用途に対応するための多彩なオプション群も用意されたPro Tools|MTRX。まさにAvidの新たなFlagship I/Oとしての役割を担うにふさわしいプロダクトと言える存在ですが、このPro Tools|MTRXで作成したモニタリングプロファイルを、S6上から操作する方法を解説したビデオの日本語字幕版がYouTubeに追加されました! この操作が可能となることで、S6はルーティング/モニタリング・コントロールまでも可能な「コンソール」として完成すると言っても過言ではありません。まずはムービーをご覧いただき、S6+MTRXが持つ可能性を感じていただければと思います! >>Pro Tools | MTRX - Pro Tools | S6でモニターコントロール >>MTRXについてのその他のムービー(日本語字幕版)はこちら
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2017/09/20

Pro Tools HD Premium I/O Promotion~PrismSound~ !! HDX Systemと対応I/Oを購入でスペシャルバンドル&プレゼント!!

Prism SoundはADA-8をシリーズに代表されるそのサウンドクオリティで高い評価を受けてきたメーカー。DigiLinkへの対応も早くから行われており、HD I/Oのリプレイス候補として検討を重ねた方も多いのではないでしょうか。今回のPro Tools HD Premium I/O Promotionでは、このprism Soundの最新鋭I/Oとなる「Titan」を取り上げます。今年の4月に待望の拡張カード「MDIO-PTHDX」が発売となり、いよいよPro Tools|HD Ready!!となったTitan。Prism Soundのクオリティを1Uに凝縮したこの製品も渋谷リファレンススタジオでお試しいただけます。是非ご来店ください!! ◎測定器も手がけるメーカーのプライドを感じる正確無比なサウンド Prism Sound / Titan + PTHDX Option ¥513,000(本体価格¥475,000) Point 1 実績あるPrism Soundのサウンドクオリティで、録音時に大きなアドバンテージ!! 再生・録音ともに高品位の解像度はTitanならでは。1Uのサイズながらも4基のマイクプリを搭載。 Point 2 接続フォーマットはminiDigiLinkとUSB。Mac/windowsに対応しており、接続相手を選ばずDAWにも左右されない多様な環境での最適な選択。 Point 3 Prism Sound 独自の “CleverClox” 2段階DPLL回路を用いた”state-of-the-art”クロックにより、非常に低ジッターで高精度なクロックを生成します。 ユーザーからの音質評価の高いメーカーとしてまず思いつくのがこちらのPrism Sound ではないでしょうか?以前よりDigiLink Optionを搭載した機種をリリースしていたメーカーの一つでもあります。AVIDの純製品では満足できないユーザーが、こだわりを持って利用していたADA-8シリーズが有名ですが、手の届く価格帯のTitan / Atlasといった製品にもDigiLink Optionがリリースされ、それによりPrism クオリティーのAD/DAを手に入れることができるようになっています。測定器等も手がける高い技術力をバックグラウンドに持つ同社の製品。内蔵ミキサーを持ち、ミキシング、レベル調整、ルーティングなどを行うことができ、Atlasであれば8ch、Titanでは4chのマイクプリも備えています。Prism Sound のマイクプリも評価の高いプロダクト、一度実際に試して是非その実力を体験していただきたい製品です。 ※Digilink I/Oライセンスについて サードパーティー社製のHD I/OはProTools上での起動にDigilink I/Oライセンス(¥38,100)が必要となります。ライセンスカードよりAvidアカウントからiLokへ発行後、デポジット作業が必須となりますのでご注意ください。 ◎ROCK ON PRO Special Bundle & Present !! HDX Systemとの同時購入でスペシャルなバンドル価格とプレゼントをご用意しました!! 3rd Party製I/OをPro Toolsで認識させるために必要なDigiLinkライセンス(税込¥38,100相当)もプレゼントとしてご提供します!! お問い合わせください!! 1)Pro Tools HDX(Pro Tools HDソフト付属)+ Titan + PTHDX Option ・Avid / HDX Core + Pro Tools HD Soft ¥638,280(本体価格¥591,000) ・Prism Sound / Titan + PTHDX Option ¥513,000(本体価格¥475,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥1,212,204(税込)→Special Price!! ¥1,048,000(税込) ¥164,204バリュー!!! 2)Pro Tools HDX(ソフトなし)+ Titan + PTHDX Option ・Avid / HDX Core ¥383,400(本体価格¥355,000) ・Prism Sound / Titan + PTHDX Option ¥513,000(本体価格¥475,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥957,324(税込)→Special Price!! ¥858,000(税込) ¥99,324バリュー!!! ◎Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの実力を渋谷店頭で確認!! Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました!! Focusrite / Red 4Pre、Apogee / Symphony I/O Mk2 HD、Antelope / Goliath HD、Prism sound / Titan+PTHDX OP、Lynx / Aurora(n)、、、試聴機種はさらに拡大の予定です、プレミアムなハイエンドI/Oの数々を実体験してください!!
Tech
2017/09/19

Pro Tools Information / 「Pro Toolsクラウド・コラボレーション」概要がAvidブログに掲載されました!!

今年のIBCではついにSibeliusでのクラウド機能も発表されるなど、クラウド・ベースのワークフローをますます加速させているAvid。ここに来て、改めてPro Toolsクラウド・コラボレーションについて理解を深めたいというユーザーの声に応え、Avidブログに記事が掲載されました!事例紹介やクラウド・コラボレーションの概要から、設定、実際の活用方法までを網羅したムービーや、価格情報など最新情報も追加されたものとなっています。今後、さらなる情報が発信されると予想されるクラウドコラボレーションについて、この機会にその基礎となる情報を確認してみてはいかがでしょうか! “詳細はこちらから>>” Pro Toolsでクラウド・コラボレーションをはじめよう ・Pro Toolsクラウド・コラボレーション—特徴とメリット ・TECHNOBOYSによる使用事例ムービー@Avid Creative Summit 2016 ・クラウド・コラボレーションに必要なもの ・Pro Tools 12クラウド・コラボレーションの始め方(日本語字幕付きムービー)
NEWS
2017/09/15

ROCK ON PRO NEWS!! / 速報!! YAMAHA MMP1発表!!

速報です!! YAMAHAよりスタジオモニターマネジメントシステム MMP1が発表となりました!! IBC 2017に合わせて発表となったこのMMP1、DME64相当のプロセッシングエンジンを搭載し、NUAGEのモニターセクションにジャストフィット。基本の入力をDanteとして、Analogは8ch IN / 8ch OUTと最低限、Danteのネットワーク上に接続して利用することを前提とした非常にコンセプトの明快な製品に仕上がっています。内部はDME譲りの柔軟なシグナルフロー、40×36chのモニターマトリクスで5.1チャンネル、7.1チャンネルはもちろんDolby Atmosや22.2chといったイマーシブオーディオフォーマットへの対応も可能です。 NUAGEシステムにおいては、これまで外部にハードウェアでモニターコントローラーを持たせ、トークバック、カフコントロールなどのコミュニケーションと合わせて制御できるソリューションが望まれていましたが、このMMP1の登場によってNUAGEは単体でのコンソールとしての機能を手に入れることになります。基本的に全てをシンプルなEthernet回線のDante Network上で信号の受け渡しが出来るMMP1は今後のポストプロダクションワークフローにおけるキーデバイスに成り得るプロダクトではないでしょうか。製品情報など詳細は下記リンクよりご確認ください!! >>YAMAHA MMP1 製品ページ >>YAMAHA MMP1 ニュースリリース
Event
2017/09/15

Pro Tools Information / Avid主催 Post IBC 2017が開催されます!!

オランダ・アムステルダムにて開催中のヨーロッパ最大の放送機器展、IBC 2017での最新情報に関するセミナーの情報がAvidより発表されました。クラウド・コラボレーションに関する最新情報のほか、より緊密になっていくMicrosoft社との提携、HD・4Kワークフローの事例についてのセミナーも開催されます、詳細およびお申し込みは下記をご参照ください!! Avid Post IBC 2017 “メディア業界のクラウド時代への扉を開く” IBC2017で披露された最新情報を日本国内に展開する目的とした「Post IBC 2017」を今年も開催いたします。Avidのクラウドへの取り組みは、NAB 2017で発表されたAvidとMicrosoftの戦略的クラウド提携から始まり、今年のIBCでは、MediaCentral | Cloud UXを始め、より具体的なソリューションが発表されました。本イベントでは、IBC 2017 製品発表を含むAvid プラットフォームの最新状況をご紹介するとともに、日本マイクロソフト株式会社 畠山 大有 様にご登壇いただき、メディア業界におけるクラウドの活用についてご紹介いたします。また、4Kワークフローの最新ユーザー事例として、株式会社TBSテックス磯辺 宏章 様より、4K編集による番組制作の実例をご紹介いただきます。 概要  日  程 : 2017年10月13日(金)  時  間 : 14:30 ~ 17:00 (14:00 受付開始)  場  所 : 東京ミッドタウン 4F ホール&カンファレンス Room 7  アクセス : 都営大江戸線「六本木駅」8 番出口より直結 内容 ・IBC 2017最新情報 ・Avid in the Cloud ・Microsoft Azureの活用で分かるAIのMediaへの適用  ゲストスピーカー: 日本マイクロソフト株式会社 畠山大有 氏 ・Media Composerを使用した音楽番組TBSテレビ 「クリスマスの約束」のHD・4K編集ワークフロー紹介  ゲストスピーカー: 株式会社TBSテックス 礒辺宏章 氏 >>参加お申込み、イベント詳細はこちらから ご参加ご希望の方は上記登録ページより事前登録をお願い致します。 ◎併せてこちらもチェック! こちらは9/28(木)Avid Space tokyoにてROCK ON PRO洋介が現地に赴いて持ち帰った最速の情報をレポートするセミナーが開催です!! IBC2017の情報はもちろん、Flux/Spat Revolution、Audio Ease/360 Pan Suite 2の詳細デモンストレーションも行われます。3D/VRのキープロダクトと最新情報をアップデートできるまたとない機会です!! お申し込みは下記バナーリンク先よりご確認いただけます、皆様のご来場をこころよりお待ちしております!!
Event
2017/09/12

IBC 2017 国内最速レポートセミナー開催!! 3D/VRが創り出すimmersiveな環境がすぐそこに!!

ヨーロッパ最大の放送機器展であるIBC 2017がオランダ・アムステルダムにていよいよ9/14から開催されます!! そこで!! 注目される3D/VRのソリューションがどのような形で姿をあらわすのか!? はたまた、新たなイノベーションをもたらすプロダクトが登場するのか!? 今回はROCK ON PRO洋介が現地まで赴き持ち帰った情報を国内最速でセミナーレポートします!! また、Dolby ATMOS対応を果たしたPro Tools12.8、Avid MTRX、S6最新情報からFlux Spat Revolution、Audioease 360 pan suite 2といった3D/VRサウンドのキープロダクトまでも詳細解説!!会場は東京・赤坂にオープンしたAvid Space Tokyoです。3D/VRが創り出すimmersiveな環境がすぐそこまで迫っています、最新最速のリアルなインフォメーションに触れられるまたとない機会をお見逃しなく!! ◎こんな方にオススメ ・3D/VR制作に関する情報を最先端にアップデートしたい方 ・現地訪問で得られたリアルなIBC 2017の情報を確かめたい方 ・Avidのプロダクト、ソリューション、最新情報のいまを得たい方 ◎募集要項 ROCK ON PRO Presents 3D/VRが創り出すimmersiveな環境がすぐそこに!! IBC 2017 国内最速レポートセミナー!! @Avid Space Tokyo ◎開催場所: Avid Space Tokyo  東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館 4F アビッドテクロジー(株)内  ◎開催日時:2017年9月28日(木)  14:45 開場  15:00 セミナースタート  ・IBC2017レポート:前田 洋介(ROCK ON PRO)  ・Audio Ease:360 pan suite 2:小倉 孝司氏(Formula Audio)  ・Flux:Spat Revolution:山口 哲氏(Media Integration)  ・Avid:IBC2017最新情報:Daniel Lovell 氏(Avid)、前田 洋介(ROCK ON PRO)  ・Avid:DNxIV/NEXIS最新情報:光岡 久治 氏(Avid)  17:30 Q&A、終了 (※9/25追記:終了時間を30分延長しております、ご参加の皆様におかれましてはご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。) ◎講師: 光岡 久治 氏(Avid) Daniel Lovell 氏 (Avid) 小倉 孝司 氏(Fomula Audio) 山口 哲 氏(Media Intagration) 前田 洋介(ROCK ON PRO) ◎定員:30名 ◎参加費用:無料 主催:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 協賛:アビッド テクノロジー株式会社 ◎山口 哲氏デモンストレーション!! Flux / SPAT EVOLUTION >>ティザー・ページはこちらから SPAT Revolutionは、複数の立体空間を擬似的にセットアップし、立体空間に配置される信号をPro Toolsソフトウエアの各トラックから受け取り、3Dアコースティック・シミュレーションを行った上で、サラウンド、7.2.1ch、22.2ch、バイノーラル、アンビソニックなど、様々な立体音響の形式合わせてオーディオ信号を出力します。入力と出力チャンネル数、入出力トランスコーダーの使用数に上限はありません。 ◎小倉 孝司 氏デモンストレーション!! Audio Ease/360 Pan Suite 2 >>製品ページはこちらから いち早くAmbisonic制作のワークフローに切り込んだのAudio Ease/360 Pan Suite。Pro Tools上でVideo WindowにオーバーレイしたPAN情報を視覚的に見ながら3Dパンニングを行える「360 PAN」と、AmbisonicをバイノーラルもしくはQuadサラウンドで確認できる「360 monitor」のバンドル製品でしたが、今回デモされる「2」には初めてのAmbisonic音声用のコンボリューション・リバーブとなる「360 reverb」、Ambisonicマイクで録音した素材のどこに音声要素が存在するかをVideo Windowに示す「360rader」、そしてそれを調整する「360tuner」と、Ambisonic制作に必須となるツールが満載。そのワークフローを成立させるプラグインバンドルです。 ☆Avid Space Tokyo アビッドテクノロジー東京オフィスに新しくオープンしたセミナールーム。アビッドの製品情報から、業界の最新情報など、実践的なワークショップまで、様々なテーマでイベント開催を予定しています。 Avid_Space_Tokyo_leaflet
Sales
2017/09/12

Pro Tools HD Premium I/O Promotion~Apogee~ !! HDX Systemと対応I/Oを購入でスペシャルバンドル&プレゼント!!

DigiLink互換となるPremiumなI/Oを取り上げ、ご紹介するこのシリーズ。今回は定番中の定番ともいえるApogeeの最新フラッグシップSymphony I/O Mk2 HDです!! デジタル黎明期より高性能なAD/DAとして評価を受けてきたのはご存知の通り。現行のSymphony I/O mk2では、I/Oの構成はもとより多彩なオプションカードでDigiLinkはもちろん、DanteほかAoIP、マイクプリ増設までユーザーに合わせた柔軟なシステムアップができるのも魅力。サウンドクオリティーの実績に裏付けられたところに拡張性も十分となれば、定番という評価を得るのは当然のことに感じられます。このSymphony I/O mk2 HDも渋谷リファレンススタジオでじっくり比較試聴していただける環境を整えました、ぜひご来店の上そのサウンドを体験してください!! ◎定番Apogee Symphony のDigiLink 互換機能、高音質なAD/DA を直接AVID HDX へ接続 Apogee / Symphony I/O Mk2 HD 8x8 ¥399,800(本体価格¥370,185) Point 1 多彩なオプションによるIN/OUTの選択で、より制作環境に適した構成にカスタマイズ。マイクプリ搭載のカードから、16x16の対コンソールを意識したカードまで取り揃え無駄のない選択ができます。将来的な拡張も視野に入れる事ができるのはSymphony I/O MKⅡの大きな利点です。柔軟な入出力のオプションで他のアウトボードとも接続可!! Point 2 HD 2x6であれば¥298,000(税込/2017.9.12現在)とHD互換I/Oの中では最安値!導入によるコスト面でもメリットが高いがポイント。安定した動作のスタンドアローン・モードも搭載。Windows環境のDAWやデジタルコンソール、ピュアオーディオ機器としても使用することができます。既存のコンバーターと置き換え、様々なシステムとのデジタル接続を実現します。 Point 3 差動アンプによる音質面での高い明瞭度と透明度を備え、表面のタッチパネルでの直感的な操作性の良さも合わせ持っています。Apogee伝統のサウンドクオリティは国内外でも評価が高く、多くのアーティスト、エンジニアに指示されています。 DigiLinkはもちろん、オプションカードでDANTEやDIGIDRIDといったAoIP へもつながる拡張性を持ちます。ハイエンドリファレンスとしてのその音質評価に関しては、すでに語り尽くされているのでここで詳細を述べるまでもありませんが、Apogeeがデジタルの黎明期より高性能AD/DAコンバーターとして世界中のエンジニアの評価を得てきたのは周知の事実、そしてその最新機種がこのSymphony I/O Mk IIとなります。 市場が望むサウンドの変化に合わせて、少しづつ変化をするそのサウンドは常にシーンの中心にあり、十分な性能と音質を提供しています。Symphony I/O Mk II ではDigiLinkポートの搭載により、1筐体で最大32ch のInterfaceとして活用が可能、コンバーターボードのセレクトが可能なため、必要な分のAD/DAを準備することができ、ユーザーのニーズに合わせた構成が可能です。もちろん空きスロットがあれば、そこへボードを増設することで拡張もできます。高品位なMic Preを搭載したボードも用意されているので持ち運んでの収録などにも活用できる製品とも言えるのは魅力的。タッチスクリーンによる直感的な操作パネルは、モニター音量の調整やヘッドフォンボリューム、インプットのレベル設定など直感的なオペレートを実現しています。Mk IIとなり、AD/DAにも手が加えられ性能のブラッシュアップにも余念のないHD I/O 互換製品の中でも定番製品の一つです。 ※Digilink I/Oライセンスについて サードパーティー社製のHD I/OはProTools上での起動にDigilink I/Oライセンス(¥38,100)が必要となります。ライセンスカードよりAvidアカウントからiLokへ発行後、デポジット作業が必須となりますのでご注意ください。 ◎ROCK ON PRO Special Bundle & Present !! HDX Systemとの同時購入でスペシャルなバンドル価格とプレゼントをご用意しました!! 3rd Party製I/OをPro Toolsで認識させるために必要なDigiLinkライセンス(税込¥38,100相当)もプレゼントとしてご提供します!! お問い合わせください!! 1)Pro Tools HDX(Pro Tools HDソフト付属)+ Symphony I/O Mk2 HD 8x8 ・Avid / HDX Core + Pro Tools HD Soft ¥638,280(本体価格¥591,000) ・Apogee / Symphony I/O Mk2 HD 8x8 ¥399,800(本体価格¥370,185) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥1,099,004(税込)→Special Price!! ¥948,000(税込) ¥151,004バリュー!!! ※2x6、16x16など別途のI/O組み合わせについてもご相談承ります!! お問い合わせください!! 2)Pro Tools HDX(ソフトなし)+ Symphony I/O Mk2 HD 8x8 ・Avid / HDX Core ¥383,400(本体価格¥355,000) ・Focusrite / Symphony I/O Mk2 HD 8x8 ¥399,800(本体価格¥370,185) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥844,124(税込)→Special Price!! ¥748,000(税込) ¥96,124バリュー!!! ※2x6、16x16など別途のI/O組み合わせについてもご相談承ります!! お問い合わせください!! ◎Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの実力を渋谷店頭で確認!! Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました!! Focusrite / Red 4Pre、Apogee / Symphony I/O Mk2 HD、Antelope / Goliath HD、Prism sound / Titan+PTHDX OP、Lynx / Aurora(n)、、、試聴機種はさらに拡大の予定です、プレミアムなハイエンドI/Oの数々を実体験してください!!
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2017/09/05

Pro Tools HD Premium I/O Promotion~Focusrite~ !! HDX Systemと対応I/Oを購入でスペシャルバンドル&プレゼント!!

Pro Tools HDシステムで使用されるDigiLink。これに接続される3rd PartyのI/O製品がDigilink I/Oライセンスを得ることで公式に認められるようになったのは周知の通り。ハイエンドI/Oのラインナップを置き換える意味を持つこの流れは、I/O自体の選択肢が増えるのははもちろんのこと、複数DAWでI/Oを共有するなどシステム構成にも柔軟性をもたらします。このユーザーにとってもメリットの大きい機能拡張を得たPro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました。さらに!! HDX Systemとの同時購入でスペシャルなプレゼントもご用意。今回はFocusrite / Red 4Pre、8Preをピックアップし、そのポイントをご紹介します!! ◎Dante搭載による最先端の拡張性、Focusriteクオリティのマイクプリを搭載 Focusrite / Red 4Pre ¥324,000(本体価格¥300,000) Focusrite / Red 8Pre ¥399,600(本体価格¥370,000) Point 1 MicPreが4系統(8なら8系統)搭載。Focusrite伝統のISAシリーズを踏襲するairのon/offで起こるキャラクターの変化は大きな魅力!! Point 2 Dante、LoopSyncなど拡張性や接続機器の選択が豊富。Thunderboltで非HD環境でも使える柔軟さと1Uというスマートさ。HD互換I/Oの中で持ち運びの面でもアドバテージがあり、使用場所を選ばずどこでも使えます!! Point 3 Digilink対応の3rd Party I/Oでは最もコストパフォーマンスにも優れた価格設定!! どの機種も豊富なInterfaceを備えるAVID HD互換Interfaceですが、FocusriteはRED NETシリーズで展開するDanteを持つのが特徴。すでにSRの現場では数多くの機器がDanteなどのAoIP技術を採用し、柔軟なシグナル・ルーティングを実現しています。システムの安定性、運用のノウハウも十分なAoIPがプロダクション・スタジオでも活用される日がすぐそこまで来ていると言えるでしょう。DigiLink Port を2ケ備え、1U サイズながら64chのハンドリングが可能なのも特筆すべきポイント。8ch単位でポート間のシグナルルーティングを行うことが出来る柔軟性も併せ持ちます。CueBoxシステムとして同社RED NET AM2 などと組合せてシステムアップを行うのも面白そうですね。 そして、この機種の魅力の一つである高いアナログクオリティーは、ISAレンジ同等のマイクプリを搭載しているというところ。かつてはラージコンソールまでもラインナップしていたFocusriteのこだわりが光る部分です。4ch Mic Pre 搭載モデルの上位に8ch Mic Pre 搭載のRED 8Preも用意されており、収録を主体に考えている方はこちらも選択肢となるのではないでしょうか。 ※Digilink I/Oライセンスについて サードパーティー社製のHD I/OはProTools上での起動にDigilink I/Oライセンス(¥38,100)が必要となります。ライセンスカードよりAvidアカウントからiLokへ発行後、デポジット作業が必須となりますのでご注意ください。 ◎ROCK ON PRO Special Bundle & Present !! HDX Systemとの同時購入でスペシャルなバンドル価格とプレゼントをご用意しました!! 3rd Party製I/OをPro Toolsで認識させるために必要なDigiLinkライセンス(税込¥38,100相当)もプレゼントとしてご提供します!! お問い合わせください!! 1)Pro Tools HDX(Pro Tools HDソフト付属)+ Red 4Pre ・Avid / HDX Core + Pro Tools HD Soft ¥638,280(本体価格¥591,000) ・Focusrite / Red 4Pre ¥324,000(本体価格¥300,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥1,023,204(税込)→Special Price!! ¥898,000(税込) ¥125,204バリュー!!! 2)Pro Tools HDX(Pro Tools HDソフト付属)+ Red 8Pre ・Avid / HDX Core + Pro Tools HD Soft ¥638,280(本体価格¥591,000) ・Focusrite / Red 8Pre ¥399,600(本体価格¥370,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥1,098,804(税込)→Special Price!! ¥968,000(税込) ¥130,804バリュー!!! 3)Pro Tools HDX(ソフトなし)+ Red 4Pre ・Avid / HDX Core ¥383,400(本体価格¥355,000) ・Focusrite / Red 4Pre ¥324,000(本体価格¥300,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥768,324(税込)→Special Price!! ¥698,000(税込) ¥70,324バリュー!!! 4)Pro Tools HDX(ソフトなし)+ Red 8Pre ・Avid / HDX Core ¥383,400(本体価格¥355,000) ・Focusrite / Red 8Pre ¥399,600(本体価格¥370,000) ・Present !!: Avid / DigiLink I/O License codes ・Present !!: WAVES / Platinum Native Bundle + SG 通常合計価格 ¥843,924(税込)→Special Price!! ¥768,000(税込) ¥75,924バリュー!!! ◎Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの実力を渋谷店頭で確認!! Pro Tools HDX + 3rd Party I/Oの組み合わせを渋谷リファレンススタジオにシステムアップ、各機種の特長を実際に比較試聴してご確認いただける環境が整いました!! Focusrite / Red 4Pre、Apogee / Symphony I/O Mk2 HD、Antelope / Goliath HD、Prism sound / Titan+PTHDX OP、Lynx / Aurora(n)、、、試聴機種はさらに拡大の予定です、プレミアムなハイエンドI/Oの数々を実体験してください!!
Event
2017/08/21

Flux:: SPAT REVOLUTION ワールドプレミア・ローンチ・セッション開催決定!!

イマーシブ3Dオーディオ編集のキラーアプリケーション!! Flux Spat Revolutionのワールドプレミアセミナーが9/7(木)開催です!! 当日はFlux:: sound and picture development社のCEOであり、またSpat Revolutionの開発主幹でもあるGaël Martinet氏を講師に迎え、いよいよ9月上旬に発売が予定されているこのSPAT Revolutionのプロダクト・セミナーが、なんと世界に先駆けて東京赤坂のAvid Space Tokyoにて行われます。 VRコンテンツ、Dolby Atmos、Ambisonic、22.2chなど縦方向の要素も含む立体音響への対応が制作ワークフローにおいても求められているいま、満を持して登場するSpat Revolutionをいち早く体験できる注目のセミナー、参加お申し込み、またイベント詳細は下記のリンクよりご確認ください!! ◎セミナー開催概要 ◎Flux:: SPAT REVOLUTION ワールドプレミア・ローンチ・セッション >>参加お申し込み、イベント詳細ページ (※8/24追記:セミナー募集ページにて募集定員に達したとのアナウンスがございました。キャンセルによる空き枠が発生した場合は、改めてアナウンスされるとのことですので適宜ご参照ください。) 開催場所: Avid Space Tokyo  東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館 4F アビッドテクロジー(株)内  開催日時:2017年9月7日(木)  14:45 開場  15:00 セミナースタート、Q & A  16:30 終了 定員:30名 参加費用:無料 主催:(株)メディア・インテグレーション MI事業部 協賛:アビッド テクノロジー株式会社、Flux:: sound and picture development ◎SPAT EVOLUTION >>ティザー・ページはこちらから SPAT Revolutionは、複数の立体空間を擬似的にセットアップし、立体空間に配置される信号をPro Toolsソフトウエアの各トラックから受け取り、3Dアコースティック・シミュレーションを行った上で、サラウンド、7.2.1ch、22.2ch、バイノーラル、アンビソニックなど、様々な立体音響の形式合わせてオーディオ信号を出力します。入力と出力チャンネル数、入出力トランスコーダーの使用数に上限はありません。
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2017/08/18

Pro Tools | HD Creators’ Bundle 期間限定プロモーション実施!

Pro Tools | HD Creators’ Bundleとは? 下記の (1)コア・システムいずれかと、 (2)対象の関連製品1種類 同時購入で、通常合計価格から約15%オフの価格で「Pro Tools | Creators’ Bundle」を購入できます。 期間限定:2017年12月31日まで 現在、通常合計価格から約15%オフになる、 お得な期間を開催中です!! ★コア・システム ラインナップ Pro Tools | HDX Creators’ Bundle 製品構成 ・Pro Tools | HD Software ・Pro Tools |HDX Core (PCIeカード) ・HD | OMNI、またはHD I/O 16×16 Analog 期間限定 バンドル合計価格(税別) ・HD | OMNI時:¥750,000(通常合計 ¥886,000) ・HD I/O 16×16 Analog時:¥950,000(通常合計 ¥1,123,000) Pro Tools | HD Native Creators’ Bundle 製品構成 ・Pro Tools | HD Software ・Pro Tools |HD Native Core(ThunderboltインターフェイスまたはPCIeカード) ・HD | OMNIまたはHD I/O 16×16 Analog 期間限定 バンドル合計価格(税別) ・HD | OMNI時:¥550,000(通常合計 ¥650,000) ・HD I/O 16×16 Analog時:¥750,000(通常合計 ¥887,000) ★同時購入対象(1製品) 関連製品 ラインナップ ミュージック・クリエイター向け対象製品 Slate Media Technology RAVEN MTi2 表示価格 ¥125,000(税別) Slate Digital Virtual Microphone System 表示価格 ¥125,000(税別) MAエンジニア向け対象製品 「最強リペアーバンドル for Pro Tools |HD」 iZotope RX Post Production Suite + SynchroArts REVOICE Pro 3 iZotope RX Post Production Suit 表示価格 ¥150,000(税別) SynchroArts REVOICE Pro 3 表示価格 ¥54,000(税別) イマーシブ・オーディオ・ミキサー向け対象製品 The Cargo Cult Spanner V3 表示価格 ¥42,000(税別) Audio Ease Indoor 1.0.5 表示価格 ¥88,000(税別) VRオーディオ・クリエイター向け対象製品 Audio Ease 360pan suite 23 表示価格 ¥32,000(税別) ★関連プロモーション開催中!! サードパーティー製インターフェースをお選びの場合はこちらをご覧ください! ◎2017年末その他のAvidプロモ関連はこちら!!
Broadcast
2017/08/07

ROCK ON PRO導入事例/中京テレビ 放送株式会社様~リニア・ノンリニアを融合し、更なる進化へのマージンをもったシステム~

東海3県(愛知、岐阜、三重)をエリアとする中京テレビ放送株式会社は新局舎への移転に伴い、その設備全てを一新する大規模な導入を行われた。放送局でよく見られる隣の敷地への新局舎への設備更新ではなく、これまでの名古屋市東部の八事に立地する旧局舎から名古屋駅前の笹島地区への完全移転となる。ROCK ON PROではその移転工事の制作音声に関わる工事、システムの導入をお手伝いさせていただいた。 ◎大命題となったファイルベースワークフローの導入 旧局舎には2部屋のMA室と1部屋の簡易MA室、5部屋のレコード室と呼ばれる音声仕込み用の設備があった。MA室はコンソールにStuder Vista7、メインのDAWとしてMerging社のPyramix、サブDAWとしてAVID Pro Tools、レコード室にはAVID Pro Toolsがそれぞれ導入されていた。今回の更新に伴い、全てのシステム、ワークフローのファイルベース化が大命題としてあり、それに則ったソリューション、システムの導入を行っている。制作編集、報道編集それぞれとネットワークで接続され、ファイルでのやり取りを基本とし、さらに報道で起こりうるスピードに対応するVTRや、SONY XDCAM Station XDS-PD2000に対してのリニア作業まで、幅広いワークフローに対応することの出来るシステムが求められることとなった。
Sales
2017/07/24

HDXユーザー必見! Prism Sound / ADA-8、Titanのビッグキャンペーン!

ProTools HDシステムのI/Oとして仕様できるPrism Sound / ADA-8、Titanのビッグキャンペーン! ADA-8は7/31までの期間限定、Titanは3台のみの台数限定となっています。 HDX / HD Nativeユーザーはもちろん、新規でHD導入を考えている方も要チェックな内容となっています! あこがれのPrism Soundを是非この機会に! ADA-8 Prism Soundが誇るフラッグシップI/O。 かのジョージ・マッセンバーグ氏をはじめとする数々の著名なエンジニア、プロデューサーからも支持を受け、ADチップにCirrus Logic CS5381を、DAチップにAKM AK4395を使用し、サウンドの厚み、レンジの広さ、情報量において時代をおいても色あせないクオリティーを感じていただけるでしょう。『音の良さ』でI/Oを選ぶ際に真っ先に候補に入る1台ではないでしょうか?! Titan 拡張カードMDIO-PTHDXの登場でProtools | HDX/ HD Nativeシステムと直接接続が可能となったI/O。 今回のキャンペーンではMDIO-PTHDXが搭載された状態で出荷されます。入出力数やモニター機能の搭載などからHD OMNIなどを検討されている方の選択肢に入ってくるのではないだろうか。今回のキャンペーンではPrismSound I/Oが30万円台で手にはいるビッグチャンスとなっているのです! ご購入の希望の方はお電話、もしくは下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。 お電話担当:清水 /佐々木 /山口 まで
Sales
2017/07/21

Focusrite Red4Pre & Red8Preプロモーション!!

Focusrite Red4Pre、Red8Preが最大17%OFFとなるプロモーションがスタートです!! Thunderbolt 2接続に加えて、Pro Tools HD/HDXシステムとの接続を可能にするDigilink端子、さらには2つのDanteポートを標準搭載。豊富な接続端子であらゆるシステムを統合することが可能となるFocusriteフラッグシップ・モデルのRed4Pre、Red8Pre。こちらが特別価格でご案内できるだけでなく、Pro Tools HD環境には、HDX/HD NativeシステムでRedシリーズを使用するために必要となるPro Tools DigiLink I/O 永続ライセンス(38,100円相当)を。Native環境には、D-sub – XLR Fケーブル、mogami DB25M-XLR(F)-1.0(22,603円相当)を。それぞれ目的に合ったプレゼントを選んでいただけます。2017年9月10日までの期間限定!! 詳細は下記リンクより特設ページをご覧ください!! >>詳細はこちらから!! Focusrite 取り扱い開始記念:Red4Pre & Red8Pre プロモーション
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2017/07/21

残りわずか。Rock oN 限定モデルFostex /NF01R その実力を再確認

今回NF01Rはその名の通り、FOSTEX / NF-01Aを基にブラッシュアップを果たしたRock oN 限定モデルとなっています。限定100ペア(200台)という台数限定販売となっているこのモデルですが残り数量も減ってきており、再度皆様へご提案させていただきたく思います。 詳細情報とクリエイターの皆様にレビューいただいた過去の記事をまとめていますのでNF01Rの魅力を再確認いただけるのではないでしょうか。 また、今回デモのご希望の承れるよう、デモ機の準備もしましたのでご希望の際はご連絡いただければと思います。 NFシリーズについて 黄色い星型凹凸が特徴の紙製ウーファーのNFシリーズ。国内だけでも累計販売台数15,000台以上という、驚異のセールスを叩きだした超人気スピーカーシリーズで、エンジニアを始め数多くのアーティストが使っていることで知られています。 NF-1A 2000年に発売されたNF-1A(Aはアクティブの意味)は、「HPダイアフラム」16cmウーファーと、40kHzまで伸びるUFLC振動板ソフトドーム・ツィーターをによる高速なレスポンスが特徴で、ブーミーで迫力重視の低域をウリにする製品も多い中、ナチュラルな低域と明るい音像で好評を得ました。 当時、このサイズのパワードスピーカーとしてはライバル機が少ない価格帯であったこともあり、コストパフォーマンスの高さからも話題に。今ほど市場が大きくなかった自宅制作派のアーティストからも、ファーストチョイスのニアフィールドモニターとして選ばれていました。 (※販売価格:ペア ¥179,600 税抜) NF-01A そのサウンドと人気を継承する形で2002年にデビューしたNF-01Aは、ウーファーを13cmにコンパクト化。NFシリーズの特徴である、「見える低域サウンド」は、あまり大きな音を出せる環境にないホームスタジオクリエイターにヒット。またこれも非常に高いコストパフォーマンスで、DAWを中心とした制作の普及に貢献したといっても過言ではないでしょう(※販売価格:ペア ¥99,600 税抜)。今では当たり前な「プロが本気で使えるコンパクトリファレンス」のはしりだったような気がします。
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2017/07/14

JPPA / iZotope RXハンズオン・セミナー2017年も開催です!!

JPPA(日本ポストプロダクション協会)主催の「JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー」が今年も開催されます。1人1台のPCを使用したトレーニングで、現在のポストプロダクション作業には必須となるオーディオ・レストレーションの実際を習得できるプログラムの開催です。 講師はエアロスミス、デビッド・ボウイなどのマスタリングにも携わったMワークス・マスタリング・スタジオのジョナサン・ワイナー氏、また国内初のDolby Atmos(for Home)スタジオとなったビー・ブルーを率い、AES「Audio for Games部門」のバイスチェアーも務める染谷 和孝氏の両名。業界の最先端をリードするお二人のiZotope RXシリーズにまつわるノウハウ・技術を1日たっぷりかけて習得できる貴重な機会となります!! 下記開催概要、またPDF資料をご確認のうえ、ぜひお申し込みください!! ◎開催概要 JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー 日時:2017年8月29日(火)、8月30日(水)10:00~18:00 ※各日同一内容の開催となります。 場所:東放学園 音響専門学校 音響専門学校 清水橋校舎 7階 Mac Room 〒151-0071 東京都渋谷区本町 3-40-6 公式ホームページ/交通アクセス>> 定員:各日先着40名 参加費:JPPA会員 1名5,000円(税込) / 一般 1名8,000円(税込) <申込連絡先> 一般社団法人 日本ポストプロダクション協会事務局 TEL:03-3355-6420 email:info@jppanet.or.jp ※開催についてのご注意点についてPDFファイルをご確認ください。 ※参加申込については申込用紙に必要事項をご入力のうえ上記JPPA受付窓口までお申し込みください。 開催概要をダウンロード>> 申込用紙をダウンロード>> ◎内容、およびタイムスケジュール ・1人1台のPCを使用したハンズオン・トレーニングを実施 時間内容 【10:00~12:00】・iZotope RXシリーズの基本構成 ・基本的なレストレーション・ワークフロー ・スタンドアローンとプラグインそれぞれの使用法 ・Pro Toolsとの連携使用法 ・RX2,3,4,5と6の違い 【13:30~15:30】・各モジュールの使用方法、詳細説明、実践トレーニング 【16:00~18:00】・ポスプロ業におけるレストレーション作業のポイント ・参加者からのサンプル音源によるレストレーション実践トレーニングおよびアプローチ解説 ◎講師プロフィール Jonathan Wyner(ジョナサン・ワイナー)氏 ジョナサン・ワイナー氏はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるMワークス・マスタリング・スタジオ(m-works.com)の設立者にしてチーフ・エンジニアを務めました。ジョナサンは過去25年間にわたり、5千枚を超える音楽CDのマスタリングに携わり、よく知られたものでは、エアロスミス、デビッド・ボウイ、クリーム、エイミー・マン、ローランド・カーク、そしてニルバーナなど多くの作品にクレジットされています。こうしたマスタリング・プロジェクトに加え、ジョナサンはバークリー音楽大学にて教職メンバーの一人として教鞭をとり、またiZotope社のエデュケーション・ディレクターとしても活躍しています。 染谷 和孝氏 1963年東京生まれ。東京工学院専門学校卒業後、株式会社ビクター青山スタジオ、株式会社IMAGICA、株式会社イメージスタジオ109、ソニーPCL株式会社を経て、2007年株式会社ダイマジックのスタジオ設立に参加。2014年より有限会社ビー・ブルーに所属を移し、サウンドデザイナー / リレコーディングミキサーとして活動中。また、同年11月に日本国内初のDolby Atmos(for Home)対応MAスタジオをオープンさせる。2006年よりAES(オーディオ・エンジニアリング・ソサエティー)「Audio for Games部門 」のバイスチェアーを務める。また、現在もAES日本支部役員を担当。
Support
2017/07/04

VIdeo Slave 3.3 !! 無償アップデートリリース!!

Video Slave3の無償アップデートがリリースとなりました!! オーディオファイルのエクスポートなど日本のユーザーからも数多く要望のあったポイントが実装されています、これでPro Tools単体では対処できなかったファイルにも作業への道筋が見えてくるのではないでしょうか。まずはNon-Lethal Appricationsからのリリースノートを和訳しましたのでご確認ください。アップデートはVideo Slaveメニューから直接「Check for updates」機能を使用するか、Video Slave本国ホームページの右上にある赤い「Download」ボタンを押してファイルをダウンロードいただけます。 ◎VideoSlave3.3 リリースノート Non-Lethal AppricationsはVideo Slave 3.3をリリースしました。このVideo Slave 3.3には、いくつかの新機能とバグの修正が含まれています。この新しいバージョンは、すべてのVideoSlaveユーザーに対して推奨されるアップデートであり、無料で提供されます。Video Slaveメニューから直接「Check for updates」機能を使用するか、Video Slave本国ホームページから直接ダウンロードしてください。(※注:ページ右上の赤い「Download」ボタンを押すとファイルがダウンロードされます。) ・パートナープロダクトとのインテグレート これから、Non-Lethal Applicationsは他のメーカーと協力し、Video Slave 3に他メーカーのプロダクトの機能を統合する予定です。Video Slave 3のプラットフォームに参加する最初のプロダクトは、The Cargo CultのSpanner 3、サラウンドパンナーソフトウェアです。今後の開発では、Video Slave 3にSpanner 3のパン状態を視覚的に表示出来るようにします。たとえば、ある人がシーンを横切って歩いている場合、Video Slaveの出力する画面内にこれをオーバーレイとして表示することで、俳優にパンニングが合っているかを示します。これは、映像作品のミキシングにおいて、より正確なパンオートメーションを提供します。 ・Pro Toolsセッション情報をテキストとしてインポート Video Slave 3.3のリリースで、Pro Toolsセッション内のリージョン・グループからキュー情報をインポートできるようになりました。トラックとリージョンの命名規則について詳しくは、ナレッジベースを参照してください。 ・VideoSlave 3.3の新機能 •WAV形式またはM4A形式の動画からオーディオのみの書き出しをサポート •クリップの書き出し時にステレオミックスダウン機能を追加 •The Cargo CultのSpanner 3のサポートを追加しました。ナレッジベースの設定手順をご覧ください •Pro Toolsセッション情報テキストファイル機能のインポートを追加。ビデオスレーブは、文字/文字プレフィックス/俳優/テキストを抽出することができます。使用される表記の詳細については、当社のナレッジベースを参照してください。 •MIDIを介してFlutterイベントをトリガーできるようになりました。 •ビデオスレーブからムービーを書き出すとき、オーディオトラックの音量設定が適切に反映されるようになりました •ビデオスレーブは、接続されているすべてのBlackmagic / AJAデバイスを表示し、最初のものを表示するのではなく、使用するものを選択できるようになりました ・バグの修正 •OpenGL関連のクラッシュを修正 •CSVエクスポートの修正 •コマ落ちに対する修正を含むダビング時のパフォーマンスの向上 •プレイリスト設定ウィンドウでキャラクタ名の編集範囲を改善し、キャラクタ名が重複しないようにしました •リスト内の最後のものがVideo Slave 3でドロップダウンメニューに選択された文字を表示しないバグを修正 •イベントリストまたはDAW設定ウィンドウでキューのActorを選択する際の関係が間違っているバグを修正しました •クリップの開始時に開始しないオーディオトラックを書き出すときのノイズを引き起こすバグを修正 •二重改行でCSVをインポートするときのバグを修正 •ムービーの書き出し時にクラッシュするバグを修正しました。 •Video Slave 3でのループ再生の改善 国内でも数多くの導入が続いているVideoSlave、DAW内部のVideo Trackだけでは実現できなかった様々な機能を実装しこれまでMAの制作現場が抱えていた課題を解決する製品です。詳細の解説は下記リンクよりご確認ください!! >>>VideoSlaveの詳細はこちらから
Tech
2017/06/27

ROCK ON PRO NEWS!! Pro Tools12.8リリース!!

本日Pro Tools の最新バージョンとなる12.8がリリースとなりました!! すでにAvidアカウントより入手が可能となっています。Cloud Collaborationの機能強化、またHD版では注目のDolby Atmosへ対応を果たし、7.1.2 & 7.0.2 ステム・フォーマットをサポート。またPro Toolsミキサー上で3Dパンニングが行えるなど、最先端のコンテンツ制作をしっかりフォローする内容です。まずは、Avidからのニュースリリースを下記しますので内容ご確認ください!! ◎Pro Tools | HDのみの特徴 Dolby Atmos対応! Dolby Atmosは、シネマ及びホーム・シアターで最もホットなイマーシブ・オーディオ・ファーマットで、より幅広いヴューワー層を開拓しています。Pro Tools | HD 12.8では、Atomos 7.1.2オーディオ・ステム、ネイティブ・オブジェクト・パンニング、ADM BWAVさらにはAvidコントロール・サーフェス統合等のユニークな機能/仕様により、業界でも最も効率的なDolby Atmosミキシングワークフローを実現しています。 ・Dolby Atmos スピーカー・コンフィギュレーションに対応: 7.1.2 & 7.0.2 ステム・フォーマットをサポート、併せてフォールド・ダウン・ロジックも装備。 ・Dolby Atmosパンナー・プラグインがなくても、Pro Tools ミキサー上で3D オブジェクトのルーティングやパンニングが素早く実行可能。 ・オーディオおよびAtmosオートメーションのパンチインが可能 ・Pro Tools | S6もDolby Atmosワークフローに完全対応 ・Pro Tools | MTRX で、大規模なイマーシブ・オーディオ・フォーマット時のオーディオ・ルーティングを容易に実現 ・プリント・マスター・メタ・データを埋め込んだADM BWAVに対応し、再利用が容易に ・シネマまたはホーム用RMUに接続可能、さらに新しいMacベースの“Dolby Atmos Renderer”にも対応 Avid NEXIS接続対応! Pro Tools | HD12.8は、Avid NEXISストレージに対応することで、新たなコラボレーション/共有ワークフローを提示しています。複数のPro Tools HD ユーザーが、セントラル・メディア・ストレージ上に必要なプロジェクトを置きながら、異なったシステム間でのファイル移動という無駄な時間を浪費することなく、スムースに協業していくことが可能となります。 ◎Pro Tools | First ,Pro Tools及びPro Tools | HD共通の特徴 クラウド・コラボレーション機能強化! Pro Tools 12.8では、新たに最大10名までのコラボレーターが参加可能となったクラウド・コラボレーション機能を使うことで、世界中のチーム・メンバーと効率良く協業していくことが可能となりました。プロジェクト自体も、ローカルのみに保存することが可能となり、必要なプロジェクトのみを選択してクラウドに上げるといったこともできるようになっています。また、新たな「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」により、より一層、クラウド・コラボレーション機能が利用しやすくなりました! より充実の堅牢性 ファミリーを通し、多くの課題を修正することで、より安定した動作環境で作業することが可能となっています。 ◎Pro Tools | Firstのみの特徴 ・Pro Tools | First 12.8では、フル・バージョンのPro Tools 及びPro Tools | HD上のプロジェクトに参加し、無償でコラボレーションすることが可能となりました。また、このバージョンからは、新たな「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」を利用することで、自らがオーナーとなりコラボレーションを開始させることも可能となります。 ・無償の1GBフリー・クラウド・スペースに最大3つまでのプロジェクトを保存して作業可能な他、月額640円から利用可能となる「Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プラン」を使うことで、他のPro Toolsユーザーとコラボレートできる他、クラウド・ストレージを拡張、プロジェクトの増加、ローカルへの保存等が可能となります。 ・Pro Tools | First 12.8には、サウンドベース機能も追加され、ループ素材をよりインテリジェントに管理することが可能となり、合わせてそれに対応した500 MBサンプル・ライブラリーも付属します。これにより、プロジェクトに最適なビート、グルーヴ、スタイルそしてサウンドを、数多くのオーディオ素材の中から素早く見つけ出し、使用することが、より簡単に行えるようになりました。 ・Pro Tools | First12.8では、新たに「トラック・フリーズ」機能も追加されたので、コラボレーターが、同じプラグインを持っているかどうかを心配する必要もありません。エフェクトが実行されているトラックのレンダリング処理を行うことができる「トラック・フリーズ」機能を施して各トラックをシェアすることで、コラボレーターは、そのプラグインを所有していなくても、正確にそのサウンドを確認することが可能となります。「トラック・フリーズ」機能はまた、お使いのコンピューターのプロセッシング・パワーを節約するにも役立ちます。負荷の高いエフェクトを実行時に「トラック・フリーズ」機能を利用することで、CPUパワーが解放され、より快適にその後の作業を継続することができるようになります。 ◎Avidクラウド・コラボレーション・プレミアム・プランについて 新しいクラウドコラボレーション・プランへは、マスター・アカウント内の「My Avid Cloud」タブよりアクセス可能です。新たに10GBスペースを月額640円で利用可能となった「アーティスト・クラウド・プラン」が加わり、よりお手軽にクラウド・コラボレーション環境を利用することができるようになりました。 年間アップグレード制が導入されて以降、アップデートも頻繁に行われており、求められる機能と開発、そしてリリースがタイムリーに行われてきています。今後もこのスパンで次々と進化を遂げていくのではないでしょうか、今後のPro Toolsにも期待大です!!
Event
2017/06/19

ROCK ON PRO NEWS!! サウンドフェスタ/関西放送機器展/九州放送機器展へ出展します!!

先日開催のAfter NABへご来場いただいた皆様ありがとうございました!! ROCK ON PROのイベント出展はまだまだ続きます!! サウンドフェスタ2017 / 関西放送機器展 / 九州放送機器展の3イベントに出展、西日本の皆様とお会いできることを楽しみにしております!! 今回のROCK ON PROブースでは、次世代のオーディオ・ポストプロダクション向けのVideo再生アプリケーション「Video Slave 3 Pro」を中心に、AVIDの新フラッグシップとなるオーディオ・インターフェース「MTRX」も実機を展示。大阪の2イベントではAVID S6も持ち込み、その実力をハンズオンでご確認いただけます。また、NABで発表されたサラウンドからのダウンミックスプラグインNugen Audio「Halo Downmix」を始めとするプラグイン各種も併せて展開します。イベント詳細は下記各ホームページよりご確認ください、皆様のご来場を心よりお待ちしております!! ■サウンドフェスタ2017 詳細ホームページはこちらから 期間:2017年6月21日(水)・22日(木) 10:00~18:00 場所:大阪国際会議場 グランキューブ大阪 10F(大阪市北区中之島5丁目3番51号) ☆ROCK ON PROブース番号:4011 ■第2回 関西放送機器展 詳細ホームページはこちらから 期間:2017年6月28日(水)・29日(木) 10:00~17:00 場所:大阪南港 ATCホール(大阪市住之江区南港北2-1-10) ☆ROCK ON PROブース番号:A-73 ■九州放送機器展2017 詳細ホームページはこちらから 期間:2017年7月6日(木)10:00~18:00 7月7日(金)10:00~17:00 場所:福岡国際センター(〒812-0021 福岡市博多区築港本町2-2) ☆ROCK ON PROブース番号:104
NEWS
2017/06/09

Focusrite PROライン / ディストリビューション開始

2017年6月20日より株式会社メディア・インテグレーション ROCK ON PROが日本国内総輸入代理店業務を開始、同社MI 事業部が日本国内での販売代理店業務を開始いたします。株式会社ハイ・リゾリューション様のご尽力のもと国内市場でも高評価を確立している両社製品の魅力をより多くのユーザー様にお届けし、Focusrite Pro製品、サービスの一層の充実を図る所存です。 代理店業務開始日:2017年6月20日 取り扱い製品 ・Pro Tools|HD インターフェイスシリーズ Red 8PRE Red 4PRE ・DANTE 対応インターフェイス RedNet 1 RedNet 2 RedNet 3 RedNet 4 RedNet 5 RedNet 6 RedNet AM2 RedNet A8R RedNet A16R RedNet MP8R RedNet D16R RedNet D64R RedNet HD32R PCIeR Card ・ISAシリーズ ISA Two ISA 430 Mk II ISA One and 430 Mk II A/D Card ISA 428 MKII ISA 828 ISA 428/828 A/D Card ・ISAシリーズ用ケーブル OctoPre/ISA428/430 Mk II AES Cable OctoPre/ISA428/430 Mk II S/PDIF Cable 修理、サポートについて 弊社取り扱いとなる上記のFocusrite Pro 製品については、株式会社ハイ・リゾリューション様が輸入、販売された正規輸入品は保証書に記載の保証規定に基づき引き続きメディア・インテグレーションにてアフター・サービス、サポートが提供されます。 Focusrite MI製品のお取り扱いについて あわせてFocusrite MI 製品を対象とした販売店契約を英国 Focusrite社と締結。 メディア・インテグレーション Sales ディビジョン Rock oN にてFocusrite MI製品の販売、ならびにサポート業務を開始いたします。 Focusrite について 1985年 Rupert Neveと元Led Zeppelinのライブ・サウンドマンにしてSoundcraftの共同創業者の一人、 Phil Dudderidgeによって設立。創業時よりISAプリアンプとイコライザーに定評が高く、無数のプリアンプ、コンソールがトップ・スタジオに導入されました。1989年よりPhil Dudderidgeが中心となり、プロ・エンジニアに加え、プロデューサー、アーティスト、ミュージシャンにまでFocusriteサウンドをお届けすべく、ラインナップを拡充、現在ではiOS 対応インターフェイスからコマーシャル・スタジオ用ハイエンドI/O RED4/8 PRE、そして伝統のISAシリーズなどを幅広くラインナップ。DANTE対応のRedNet シリーズではライブ・サウンドにもFocusriteユーザーが拡大しています。 Focusrite Professional 公式WEBサイト(多言語) www.focusrite.com Focusrite Professional 日本語公式WEBサイト http://www.focuspro.jp お問い合わせ お問い合わせフォームはこちらから
Event
2017/05/25

ROCK ON PRO NEWS!! After NAB Osaka/Tokyoへ出展します!!

5/30(火)に大阪グランフロント、6/1(木),6/2(金)には東京・秋葉原UDXで開催されるAfter NAB 2017にROCK ON PROは出展いたします!! ROCK ON PROでは、次世代のオーディオ・ポストプロダクション向けのVideo再生アプリケーション「Video Slave 3 Pro」を中心に、AVIDの新フラッグシップとなるオーディオ・インターフェース「MTRX」も実機を展示。その実力をハンズオンでご確認いただけます。また、NABで発表されたサラウンドからのダウンミックスプラグインNugen Audio「Halo Downmix」を始めとするプラグイン各種も併せて展開します。イベント詳細は下記After NABホームページよりご確認ください、皆様のご来場を心よりお待ちしております!! ■After NAB Osaka 開催概要 期 日: 2017年5月30日(火)10:00-18:00 場 所:グランフロント大阪 北館 タワーB 10階 「CONFERENCE ROOMS TOWER B」 主 催:NAB日本代表事務所(映像新聞社) 一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会 後 援:National Association of Broadcasters(全米放送協会) 入 場:無料(登録制) >>事前登録はこちらから  ■After NAB Tokyo 開催概要開催概要 期 日:2017年6月1日(木)・2日(金)10:00-18:00 場 所:東京・秋葉原「UDX」 展示フロア:2階「AKIBA_SQUARE」 プレゼンテーション:4階「UDX THEATER」「UDX Gallery Next 2」 主 催:NAB日本代表事務所(映像新聞社) 一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会 後 援:National Association of Broadcasters(全米放送協会) 入 場:無料(登録制) >>事前登録はこちらから 
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2017/05/23

株式会社バスク様 / 随所に光る経験に裏付けられた創意工夫

フジサンケイグループの1社として、テレビドラマと映画を専門にするポストプロダクション「VASC」(バスク)様のAvid S6導入をご紹介したい。映画を専門とするダビングステージを持つポスプロと異なり、MA室の延長線上で映画整音とドラマという長尺の番組に特化した独自のスタイル。これまでのシステムから今回どのようにしてAvid S6の導入となったのか?システムの歴史も含めて紐解いてみたい。 ◎その運用にフィットしたEuphonixという選択 バスク様のMA室のシステムはEuphonix CS2000とFairlight MXFの組合せでスタートしている。長尺の番組を扱うということで、そのチャンネル数は多い。それを柔軟にハンドリングできる大規模マトリクスをもったCS2000はバスク様にとってベストな選択であったということだ。DAWのFairlight MXFも、当時は高度な編集機能を持った業務機として揺るぎない地位を築いていた製品だ。   Euphonix CS2000はアナログ回路で設計されたチャンネルストリップをデジタル制御のマトリクスで柔軟に内部接続をすることで、運用の柔軟性をもたせたこの時代には非常に画期的なコンソール。YAMAHAのO2Rが登場し、デジタルコンソールの利便性が認められていたところに、ラージコンソールと同等のアナログ回路と、デジタルコンソールの利便性を融合させた機器として登場した先進性に溢れたコンソールである。   その後、MA室を増設する際に導入したのがAMEKのデジタルコンソール。このときにもDAWはFairlightが採用されている。さらに3室目のMA室を2003年にOPENしている。このとき採用されたのはEuphonixのMaxAirで、DAWには同じくFairlightが採用されている。そして2005年にはCS2000の更新があり、Euphonix System-5が選択された。CS2000の利便性を更に拡張し、チャンネルストリップ部分もデジタル化したコンソール。デジタル技術も進化し、デジタルながら「空気感を再現できるコンソール」として高い音質評価を得たハイエンド製品だ。System5は映画の本場であるハリウッドでも評価を得ており、今でも数多くのダビングステージで使われている製品の一つでもある。   現在メインで使われているPro Toolsの導入は2008年まで待つこととなる。やはりFairlightと比較して、当時のPro Toolsは今ほどの使い勝手を持ち得ていなかった。バスク様は2007年の湾岸スタジオ開設当初よりポスプロ管理として業務を行っている。DAW機器の選定をするに辺り、自社ミキサー卓をAMEK~D-controlへ更新し、そこでAvidへ多くのフィードバックを伝えた結果、Fairlightを使用していた自社が満足出来る使い勝手へと進化していく事が確認出来たのでAvid Pro Toolsを導入、引き続き自社にも導入するに至った。   AMEKが導入されている部屋のシステムは、Digidesign D-Controlを経て2015年にEuphonix System-5へと更新が行われている。現在稼働している汐留に移転する前は、2式のSystem-5で運用を行なっていたということだ。このようにシステムの変遷を振り返ってみると、常にEuphonixのコンソールが1台は稼働しているという環境である。Euphonixの魅力についてお話を伺うと、その運用の柔軟性が真っ先に思いつくということだ。長尺のテレビドラマ、映画が作業の中心となると、1作品ごとに求められる作業スタイルが変化をする。それに柔軟に対応できるシステムとしてEuphonixの製品はジャストフィットしたということだろう。 MA1 MA1 System5 MA2 2列目に埋め込まれたCM408 MA2 ◎System-5とD-Controlを受け継いだS6へ そして、今回の汐留への移転を期に2室としていたMA室を再び3室体制へと拡張している。System-5が生産完了となり、その後継として開発が進んでいたAvid S6を選択したのは、これまでの経緯を考えると必然に感じられる。しかし、Avid S6はSystem-5の大きな魅力であったマトリクスエンジン「eMIX」にあたる部分を持っていない。Pro Tools自体が柔軟なシグナルルーティングが可能だといっても、複数システムを並走させる映画の作業では、最終のステムミックスを行うためのミキサーは必須である。そのような大規模なシステムを必要とする場合は、これまで通り移設したSystem-5を活用し、規模の小さな作業を効率的に行うために一回り小さな3室目を計画、Avid S6を導入となっている。 MA3 System-5の部屋には、3台のPro ToolsがHybrid Systemと呼ばれるEuConによる接続でリモートが出来るようになっている。コンソールとの信号のやり取りには、Avid HD MADIが使われているということだ。非常に特徴的な、前後に分割されたSystem-5はセンターポジションでミキサーも、効果音のスタッフも作業が行えるように工夫された結果だ。このような柔軟な設置が行えるのはEuphonix System-5の魅力のひとつ。コンソールが8chごとのモジュール構造となっているからこそ実現できているポイントだ。   新設のAvid S6のシステムは、24フェーダー仕様。フレームは最大40フェーダーまで拡張できるものを採用し、将来的な拡張性も確保されている。現場で作業されるスタッフの多くが、以前同社に導入されていたDigidesign D-Controlのオペレート経験があるため、導入は非常にスムーズであったということ。System-5とD-Control、両者の後継として開発されたAvid S6。その両者を知るユーザーの目に、S6は正常進化の製品として受け入れられているということだ。System-5の持つ柔軟なオペレートと、D-Controlの持つ高いPro Toolsとのインテグレート。それぞれが持っていた美点がS6にしっかりと受け継がれている。 MA3に導入されたS6 ◎デスクからストレージまで、考え抜かれた作業効率 Avid S6の収められたデスクは、使い勝手にこだわったカスタム設計。System-5の設置を見ても、バスク様は長時間の作業を前提として、少しでも快適な環境を構築したいという高い意識がこのような部分からも強く感じられる。どれだけよく出来た機器も、人が触れる部分が使い勝手にマッチしていないとストレスを感じることとなる。特に長時間の作業ではそれが顕著であり、作品の仕上がりにも影響することを良く知っているからこそ、このような部分にしっかりとコストを掛けているのだと感じた。 また、モニターコントローラーにはGrace Design m904が採用されている。クオリティに直結するモニター環境の要となるこの部分にこだわりの製品をチョイスしている。そして、スピーカーにはDynaudio Air-6が採用されている。これまでのSystem-5の部屋で使われている同社のAir-20との共通性を確保する選択だ。映画関係のスタジオで好まれるDynaudioはラージモニターの鳴りを感じることが出来る稀有な存在。DSPによるコントロールを持ったフラッグシップであるこのAirシリーズが生産完了となったことを惜しむユーザーは多い、このラインナップの復活に期待したいところだ。   録音用のブースは2部屋有り、3室のMA室からそれぞれで使用できるように設計されている。新設のAvid S6の設置されたMA3にはMic PreとしてAMEK 9098 DMAが用意されている。AMEKのコンソールを使われていた同社の歴史が伺える部分ではないだろうか。 Grace Design m904が採用された MicPreにはAMEK 9098 DMA バスク様は、編集室とMA室の共有ストレージとして大規模なAvid ISISシステムを導入されている。総容量384TB、12筐体の大規模なISISがMA室の各Pro Toolsに接続されている。通常の作業では、全てのデータがISIS上に置かれ、ローカルのストレージで作業を行うということは無いということだ。Videoの再生システムとしては、Avid Media Composerが導入され、Pro ToolsとVideo Satellite systemが構築されている。編集との高度な連携により、作業の効率を高めているということだ。 マシンルーム 全体を通じて感じられる、利便性と音質、非常に重要な2つのファクターに対しての高いこだわり。テレビドラマと、映画という2つの軸に対してぶれることなく行われた使い勝手のブラッシュアップ。歴史あるスタジオならではの経験に裏付けられた創意工夫が随所に感じられるシステムである。一見何気なく整然と設置されているように見えるが、一つ一つにこだわりが織り交ぜられた、優れた作業環境であるといえる。最後になるが、お話を伺った株式会社バスク 執行役員 音声技術センター長 小林祐二氏、そして、このシステムの構築を行われた株式会社エム・ティー・アール 冨岡成一郎氏にこの場を借りて御礼と感謝を申し上げたい。 ・写真左から、株式会社エム・ティー・アール 冨岡 成一郎 氏、株式会社バスク 亀山 貴之 氏、蜂谷 博 氏、佐藤 真美 氏、執行役員 音声技術センター長 小林 祐二 氏、株式会社メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 岡田 詞朗、前田 洋介     *ProceedMagazine2017Spring号より転載
Education
2017/05/23

専門学校 ESPエンタテインメント 大阪様 / 最高峰の機材で確実な力となる貴重な体験を得る

大阪梅田にほど近い、中津駅そばに専門学校ESPエンタテインメント大阪はある。大阪駅からも徒歩で楽器店の並ぶ通りを抜けると学校がある、そんな立地だ。みなさんもご存知のようにESPは日本を代表するギターメーカーの一つであり、個性あるクラフトモデルを多くリリースしているメーカー。学校の開設は古く30年以上の歴史を誇る。当初は、ギター制作学院としてスタート。その後、東京・高田馬場に専門学校ESPミュージカルアカデミーを開校し、ミュージシャンの育成をスタートする。ミュージシャンだけではなく、パフォーマー、コンサートスタッフ、アーティストスタッフ、ピアノ調律、レコーディングと分野を広げ、今では芸能全般をフォローする総合専門学校となっている。 ◎「現場主義」を実現する充実した環境 今回取材を行なった大阪校の開校は13年前、音楽アーティストの育成、音響・コンサートスタッフの育成、声優、芸能と幅広い学科を開設し業界へ人材を送り出している。学校の特色としては「現場主義」という言葉が真っ先に飛び出した。講師は、現役の現場で作業をおこなうエンジニアが多く、即戦力を育成するためのプログラムが組まれているということだ。コンサートスタッフ・コースなどは、学生時代から、実際の現場での実習を受けることが出来ることが大きな魅力になっている。これは、卒業後の採用にもシナジーを生み、実際の現場での動きを見聞きし、共に仕事をしたことがある学生の中から採用を行うことが出来る、ということにもつながっている。実際の進路を聞いてみると、7~8割の学生が就職しているということ。門戸が狭いと思われがちな、音楽業界へこれだけの就職率を持つということは素晴らしいことではないだろうか。   もちろん、学内のイベントも運営は学生が主体。講師がサポートに回り、実践的な実習を中心に授業が行われているということ。今回取材させていただいた、レコーディングスタジオも、学生の演奏を学生がレコーディングするという、両者にとって貴重な経験となるカリキュラムとなっている。MAの授業もあり、そこでは声優科の学生を録音するという形を取っているということだ。学内のリソースで様々な現場の再現ができ、最新の機材と、現場同様の環境で実習が出来るというのは学生にとって理想的な環境であると言えるだろう。   このレコーディング・スタジオを利用する学生は1年時に隣の校舎に設置されたSSL AWS900のスタジオで基礎を学ぶ。2年時にこのAVID S6の設置された環境で、応用となるエンジニアリングを学ぶということだ。やはり、レコーディングの基本、シグナルルーティングなどを、学ぶにはアナログコンソールは最適である。これは、デジタル全盛の現代においても変わらないことだ。やはり、全てが、物理的につながり1対1の関係であるアナログは全ての基本であるということだろう。2年時にはAVID S6というサーフェースに環境を変え、実践的なDAWの使いこなしを学ぶこととなる。豊富に用意されたアナログアウトボードも、その思想の現れであり、レコーディング、マイキングの更に踏み込んだパートとして、機器、メーカーによるサウンドの違い、そのセレクトといったところを体験、体感できるように準備されているということだ。   アウトボードラックには、マイクプリだけでもSSL、API、Vintech、Manleyとハイエンドの製品が並ぶ。コンプはUniversal Audio 1176とTUBETECH CL-1Bという定番の機種。リバーブもLexiconとTCという2台があり、その違いを確認することが出来るようになっている。なんとも贅沢な環境である。ハイエンドの製品のサウンドに触れ、その違いを体感することは、その後現場に出て確実に経験の下地として蓄積されていくことであろう。 ◎将来のスタンダードを踏まえた機材選定 それでは、ここから今回更新されたAVID S6に関して見ていきたい。この教室には元々Digidesign D-Control 32 Faderが設置されていた。10年以上稼働したこのサーフェースの更新にあたり、SSLなど他にも候補は出たものの、やはりその後継であるAVID S6が採用されたということだ。SSL AWS900を1年時に使い2年時にステップアップして、別の環境を用意するという観点からも、即戦力育成という学校の方針から、今後導入が進むと考えられるこの製品を選択するということに大きな迷いはなかったということだ。   AVID S6の構成は24 Fader - 9 Knobの仕様。フェーダー数が8本減ってはいるが、AVID S6の持つ柔軟なレイアウト機能や、スピル機能を考えるとこのサイズでも十分という結論になったということだ。ノブに関しては、各種パラメーターを学生が俯瞰出来る環境のほうがわかりやすいという目線からこちらの仕様を選択したということ。導入直後ということもあり、講師の方々もどのようにこのAVID S6を教えていくのか?まさに検討が始まっているということだ。様々な使い方が可能なAVID S6だが、どのように使いこなしていくのか?それぞれの個性が出る部分だ。ユーザのアイディアに柔軟に対応できるAVID S6の真価を引き出してほしいと願うところである。 AVID S6に接続されるPro Toolsも同時に更新され、Pro Tools HDXの環境へと更新が行われている。InterfaceにはAVID HD I/O 8×8×8が3台用意され、モニターコントローラーとしてAVID XMONが、またMic PreとしてAVID Preが採用されている。XMONとPreは、これまでのD-Control環境でも使用していた製品ということで、AVID S6のメーカー純正環境として採用されている。特にPreはAVID S6のサーフェースから直接のリモートコントロールが可能な製品であり、コンソール感覚でのチャンネルごとのゲイン設定などのリモートコントロールが可能となっている。 プラグイン関係の更新としては、UADが追加で導入された。現場での採用率が高くなっているUAD。レコーディングでの掛け録りなど、色々と試してみたいと積極的に新しい技術を教えていこうという意欲の感じられる部分である。なかなかプラスアルファの部分にまで踏み込んで学べる環境はない中で、このような積極的な姿勢を持つ学校の存在は、非常に心強く感じた。   この教室では、MAの実習も行われている。その為、Videoの再生環境が整えられている。Pro ToolsのVideo Trackからの出力はもちろんだが、TImecodeのオーバーレイ表示できるVideo Slave 3 Proが追加で導入された。国内に導入されたばかりのソリューションであるVideo Slave 3 Proは講師陣にも非常に好評。タイムコード表示の柔軟性、ADRの支援機能などこれまでは得られなかった、機能に好印象を持っていただいている。Pro ToolsのVideo Trackでの基本的な使い方と共に、ESPを出た学生はもう一つの環境を知った人材として今後羽ばたいていくことだろう。 現場での採用が加速度的に進む、AVID S6。その環境を学生時代から知り、学ぶことの出来る環境は増え始めている。DAWにかじりついての作業だけではなく、豊富なアナログ機器に触れ、最高峰のコントロール・サーフェスでの作業を知る。現場に出て、確実に力となる貴重な体験を得ることの出来る環境が揃っていると感じる。もう一度学生に戻り、ゆっくりと機材と向かい合いたい。そんなことを感じる取材であった。 専門学校ESPエンタテインメント 教務部主任 サウンドクリエイター科 学科長 今村典也 氏 今回更新のご協力を頂いたESPエンタテイメント大阪のスタッフの皆様     *ProceedMagazine2017Spring号より転載
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2017/05/14

”MDIO-PTHDX”発売記念!5月限定Prism Sound 特別キャンペーン!あのADA-8XRも特別価格に!?

Titan, Atlas用Pro Tools HDXモジュールである”MDIO-PTHDX”がついに発売しました!それを記念してPrism製品を特別プライスにてご提供致します!盛り上がりを見せているProTools HD互換のサードパーティ製I/O。今までADA-8のみの対応で手の届かなかったPrism Sound のI/Oが今回の”MDIO-PTHDX”の発売で導入しやすくなったのではないでしょうか?!ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか? MDIO-PTHDXは、同社192kHz/24bit 8ch USBオーディオインターフェース Titan, Atlas用Pro Tools | HDXモジュールです。これを搭載することにより、Titan , AtlasがProTools HDX、HD NativeのI/Oとして使用できるようになります! さらに!新規導入もサポート!Titan+MDIO-PTHDX、Atlas+MDIO-PTHDXのバンドルも特別価格! こちらは5月ROCK ON PRO限定の特別価格!ハイエンドProTools HD互換I/Oの定番機種ADA-8。極上のサウンドを体感してください! ◎ご購入の希望の方はお電話、もしくは下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせください!  お電話担当:清水 佐々木 山口 まで
NEWS
2017/04/28

販売開始!! Proceed Magazine 2017 Spring ~クリエイターがいま向き合うパラダイムシフト。特集:第4次産業革命~

ProceedMagazine2017Springがいよいよ発売です!! 今回の特集は「第4次産業革命」。VR、3Dといった新たな表現の可能性に対してクリエイターがどう向き合うのか、また4KコンテンツがもたらすMA現場のワークフローの変革をどうハンドリングしていくのか。そのノウハウと最新の機材情報はもちろん、クリエイターがいま向き合っているパラダイムシフトの全貌を掘り下げます。また、ROCK ON PRO Technologyでは最新Premium I/O 8機種を詳細レビュー。周波数特性から高周波歪みまで実機を測定して見えてくる次世代I/Oの実力をレポートです。クリエイターが願う理想を追い求め、凝縮したProceed Magazine。それぞれのシーンで解き放たれるパワーとアイデアをご覧ください!! ◎Proceed Magazine最新号がついに販売開始!! Proceed Magazine 2017 Spring 全132ページ 定価:500円(本体価格463円) 発行:株式会社メディア・インテグレーション ◎特集:第4次産業革命 昨今、世の中でもてはやされているコトバ「第4次産業革命」、これってクリエーターにも深く関係あるのでは?と思わせる機会が2016年に度々あった。それが今号のスタートポイントとなっている。例えばiZotope社のNeutron。サウンドを分析し提案して最良の結果へと導く、世界中の音楽制作者が注目しているアプリケーションである。興味深いのは、このNeutronが提案するサウンドアプローチを通じてどのような処理を行えばいいかということをクリエーターが自然に学ぶ、という可能性を背後に秘めていることだ。 加えて注目されるのは、ユーザーや業務を遂行するプロセスのつながり方。ITネットワーク上のつながりの中で、物はもちろんのことノウハウや人の経験、技術さえも、世界中から取寄せて作品へと昇華出来る。こんな可能性を手にすれば「つながる」ことのあり方は言葉や通貨、国、人種などの壁を軽々と飛び越え、爆発的な広がり方を見せるだろう。この中でクリエーターは拡大された手足を使い、さらなる高みにおいて地に足がついた表現者であることが求めれる。これが第4次産業革命がもたらす変化なのかも知れない。今号ではそんな時代における制作者が必要とするノウハウを具体的に徹底的に掘り下げる。リアルで輝かしいその眩しい光は現実へと確実につながる。力強く、一歩前に進もう!! ◎SAMPLE ◎Contents ★ People of Sound mabanua ★ Rock oN Creative Gathering Report !! そして進化は次の30年へ ★ ROCK ON PRO Technology 次世代PT HD Premium Interfaceの実力 History of Technologies CHANDLER LIMITED / FOSTEX ★ 特集 第4次産業革命 AI Music / 360 VRがもたらす新世代オーディオテクノロジー / 4K コンテンツが導くMA革命 ★ ROCK ON PRO 導入事例 株式会社バスク / 専門学校ESPエンタテインメント大阪 ★ REAL SOUND Project インターフェイスの常識を超える。 ~NEXT GENERATION PRODUCT / AVID MTRXの全て~ ★ ROCK ON PRO Technology cineXinsert / LE SOUND ★ Build Up your Studio パーソナル・スタジオ設計の音響学 その15「ビン」の吸音特性 ★ Power of Music SPITFIRE AUDIO / soundrope CUT&REC / 米本電音研究所 SYSTEM-Y ★ Product Inside tracktion WAVEFORM ★ BrandNew ELEKTRON / Roland / Perucussa / Dave Smith Instruments / Arturia / Townsend Labs / Focal / Moog / ROLI / Sonica Instruments / WAVES / Mackie / OM FACTORY ADAM / Slate Digital / Sonnet Technologies ★ FUN FUN FUN 広州裏街道 / MiM sound / アメリカン・ミュージックの神髄   ↓過去Proceed Magazineも販売中↓ Proceed Magazine 2016-2017 Proceed Magazine 2016 summer
Review
2017/04/16

Amphion / One 18展示開始!パッシブスピーカーが放つ繊細な音を体感ください!

アクティブスピーカーが主流となっている近年の市場には珍しく、パッシブスピーカーとなっているAmphionのスピーカー達。それはアンプを後部に背負うことにより「音」へ悪影響を及ぼすことを考慮した結果となっています。 Amphion のスピーカーの特徴は『分解能が高く、自然な音』。是非その音を体感にいらしてください! amphion / One18 (Pair) ¥388,800 (本体価格:¥360,000) >>eStoreでの購入はコチラ amphion / Amp100 mono (Pair) ¥167,400 (本体価格:¥155,000) >>eStoreでの購入はコチラ amphion / Speaker Cable 2.5m(pair ¥43,200 (本体価格:¥40,000) >>eStoreでの購入はコチラ ◎追求した『真なる音』 Amphionは、北欧フィンランド中部に位置するクオピオという町に1998年に設立されたスピーカーメーカーです。 『真なる音』を追求した彼らがたどり着いたのはパッシブスピーカーの開発という『原点回帰』でした。スピーカーにマッチした最善のアンプも同時に自社設計し、ラインナップされています。スピーカーケーブルもラインナップされており、全てセットで購入することを代理店も推奨しています。店頭では一番人気の高いというOne18を展示、ミックスでのモニターとして最適なサイズになっています。 ◎店頭ではFostexとRock oNのコラボレーションFOSTEX / NF01Rの展示も行っております! 『Fosetexモニタースピーカーの新たな幕開け』と銘打たれたNF01Rは、FostexとRock oNのコラボレーションによって誕生しました。名機NF-01Aで評価の高かった長所はそのままに、さらにそれを新開発のHRダイヤフラムや数々のテクノロジーで進化させました。詳細はリンクから記事をチェック! >>WEBをチェック!   その他機材デモもROCK ON PROリファレンスルームにて随時承っております!
Event
2017/04/13

沖縄竹富島のソウルを捉えたレコーディング 〜Mick沢口氏によるDSD/PCM収録&制作リアルワークフローセミナー〜

定員につき受付終了しました。ありがとうございました。 セミナーINDEX 1:伝統文化を育む竹富島サウンド!2:制作フローすべて公開 +作品視聴!3:コンパクトに進化した機材の活躍! ◎1:民謡、古謡、芸能、伝承、風習といった伝統文化を育む竹富島サウンド! レーベル設立当初から、ほとんどの作品を192kHz/24bit サラウンドという先端的なフォーマットでリリースしてきたUNAMASレーベル。講師を務めるMick沢口氏の個人レーベルでありながら、そのラインナップは数々の受賞歴を持ち、国内では主にe-onkyo music、昨年からはドイツのハイレゾ配信サイトHIGHRESAUDIO.com(HRA)がディストリビューションを開始するなど、ワールドワイドな評価を獲得している稀有な存在です。 今回の音源は沖縄八重山諸島の一つであり、多くの民謡、古謡、芸能、伝承、風習など、八重山地方の伝統文化を大切に継承している島としても有名な 「竹富島」で収録。 竹富島の自然音と三線と歌を中心にしたルーツ音楽である古謡の録音を企画し、昼は音楽録音を行い、静かになった深夜にフィールド録音を実施。 竹富島のルーツ音楽は、基本三線と歌というシンプルな構成が多いのですが、今回は、萬木忍さんとライン・プロデューサーの山崎さんが変化を持たせるためにオカリナ・フルート・お囃子そして太鼓の伴奏のある楽曲11曲を選び公民館の広間で録音! ◎2:実際の制作フローをすべて公開 + もちろん作品試聴も! 実際の収録にも同行したSynthax Japan様とともに開催する今回のセミナーでは、この最新作の制作過程を沢口氏ご本人から仔細に解説。沖縄県の離島でどのようにハイレゾロケが行われたか、民族楽器に対してのマイクセッティングの妙、沢口氏のスタンダードである192kHz/24bitに加え、Synthax Japanの協力によって収録された自身初のDSD11.2MHzというデータをどのように編集/ミックスしたのか、5種類ものマルチ・フォーマットのためのマスターをどのように制作しているのか…そして、これらすべてを個人で実現するためのノウハウと機材について、その全貌をお伝えします! 実際にリリースされるPCM 192kHz/24bit版とDSD11.2MHz版の両方を試聴する時間も設けておりますので、単なる知識だけではなく、ノウハウがサウンドにどのように生かされているのか、貴重な経験をお持ち帰りいただけます。 ◎3:コンパクトに進化した機材が失われつつある時間を生き生きと切り取る 沢口氏が制作にあたって標榜しているのが、アート / テクノロジー / エンジニアリングの三位一体。今回、テクノロジーの部分で鍵を握っていたのは、ハイクオリティでありながら、コンパクトなレコーディング・システムだったと言えるでしょう。 今回のレコーディングのために沖縄県 竹富島に渡ったのは沢口氏を合わせて5人。実質、録音に携わったのは沢口氏ひとりです。このようなロケが敢行出来たのも、機材がコンパクトだったからです。特に、ハーフラック・サイズでありながらDSD11.2MHz/PCM768kHzの録音・再生が可能なRME ADI-2 Proがあったからこそ、UNAMASレーベル初のDSDフォーマットでのリリースが実現しました。 当日はこのADI-2 Proを中心に、DSD音源のリリースに欠かせないMerging Pyramix、マイク、プリ、I/Fなど、実際に使用された機材についても詳しく解説していきます。 参加者特典 実際にリリースされるDSD作品の一部を参加者全員にプレゼント! ◎本セミナーはこんな方におすすめ! * 島唄など民謡の収録技術を学びたい! * そもそもPCM 192kHz、DSD 11.2MHzってどんな音がするの? * 純粋に耳で聞く音を録りたい・聴きたい! * 収録&制作環境を整えたい!試したい! * Mick氏最新作の生データをリファレンス環境でじっくり試聴したい * 個人レーベルを運営している、または設立したい! ◎タイムスケジュール * Rock oN REAL SOUND PROJECTご挨拶 * Mick沢口氏『The Sound of Taketomi』制作リポート  - 作品コンセプト  - 使用機材・システム  - レコーディング・ノウハウ  - フィールド・レコーディング  - PCM & DSDの編集/ミックス  - DSDマスター制作 * 試聴『The Sound of Taketomi』PCM版 & DSD版 * 休憩 * シンタックスジャパン様 機材解説  -実際に使用されたDSDレコーディング・システムの紹介  -RME最新インターフェース『ADI-2 Pro』等 * 懇親会 ◎募集要項 日時:2017年4月28日(金)19:00〜20:30(予定) 場所:(株)メディア・インテグレーション本社2F 会議室 〒150-0041 東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ1F 定員:25名 参加費:無料 お問合せ先:(株)メディア・インテグレーション ROCK ON PRO事業部 TEL: 03-3477-1776 定員につき受付は終了しました。ありがとうございます。
Planning
2017/04/11

保守サービス

必要に応じてサポートプランをカスタマイズ可能。フレキシビリティが魅力です。 A.S.P.(Alliance Support Program)はROCK ON PROが提供する保守・サポートプランです。システム規模・構成・作業の優先度など現場ごとに異なるご要望に合わせてカスタマイズすることで無駄のないサポートプランを提供し、人的・時間的ロスを軽減するだけでなく費用面・運用面でのご負担も軽減いただけます。 ROCK ON PRO A.S.P.の特長 1. 人的・時間的ロスを大幅に軽減!複雑化するシステムの保守を一括で管理 高性能汎用PCがシステムの中心になり、構築の自由度と引き替えに運用管理は複雑化するばかり。ROCK ON PRO A.S.P.プランを利用すれば、導入時の登録や運用時の問題処理などの管理をROCK ON PROが一括して承ります。現場の収益性を高め、人的・時間的ロスを大幅に軽減します。 2. 多様な現場に合わせ、PC&ソフトウェアのアップグレード等も含めた無駄のない予算組みが可能 学校法人様向けのエデュケーション特別プログラムの運用や一括アップグレードをはじめ、イレギュラーな予算の取りにくい状況でもご安心いただけるプランを提案いたします。また、制作の現場向けには突発的な予算発生リスクを包括し、無駄のない予算で安心を手にしていただけるプランを提案いたします。 3. 突発的なピンチ!電話サポートや代替機、システムバックアップサービスなど、選べる安心 ROCK ON PROの豊富な経験に裏打ちされたトラブルシューティング技術を、電話サポート・現地出向で提供するほか、代替機やシステム環境のバックアップなど、進行を止められない現場のニーズに応じて安心をお届けするプログラムをご用意しました。 プラン構成 Basic:専用サポートダイヤルでのオンコールサービスと最新サポート情報の提供 ¥8,000/月・税抜 専用サポートIDを発行し、加入者のみ使用出来る専用ダイヤル回線をご用意。契約法人内でご担当者に限らず、スムースでスピーディーなサポート対応を可能にします。お持ちの機材環境とサポート履歴を一元化して情報を管理します。また、最新のサポート情報のメール配信やトラブルシュートデーターベースへのアクセス権も用意しています(ご契約は12ヶ月以上からとなります)。 Custom 1 :対象ハードウェアの無償修理保証 メーカー保証期間が過ぎた対象ハードウェアに対し無償修理保証いたします。   Custom 2 :メーカー純正サポートプログラムを自動登録 Avid Advantage SupportやApple Care SupportもA.S.P.加入で同時に登録可能です。   Custom 3 :ソフトウェア & PC アップグレードプログラム OS/アプリケーション/プラグインがUPGしても無償でご提供いたします   Custom 4 :定期的なシステムバックアップとHDD(OSボリューム)の無償定期交換 バックアップOSにて起動できる環境を事前に構築。(素材等のDATA管理の保証は致しません)   Custom 5 :対象ハードウェアの代替機無償貸出 MacをはじめとするHOST PC 並びに主要ハードウェアの代替機の用意と無償貸出保証。   Custom 6 :iLOK故障及び紛失時の無償サポート対応 英語サイトであるiLOK.comでのRMA手続きを代行対応。ZeroDownTimeも自動的に加入対象となるので即日ライセンスを復旧させることも可能。   Custom ∞ :その他、様々なサポート内容をご相談、ご契約いただく事が可能です。 導入シミュレーション ◎Case 1:  Mac Pro が起動しない  → Mac本体の不良(ロジックボードの交換) ・ASP非加入の場合 Mac Pro修理代金 :¥54,000 修理中のMac代替え機貸出:¥40,000 代替機出張セットアップ費¥:¥60,000 修理完了Mac Proリインストール費:¥60,000   合計 ¥214,000 ・ASP(Basic + Mac無償修理)加入の場合 Mac Pro修理代金 :¥0 修理中のMac代替え機貸出:¥0 代替機出張セットアップ費¥:¥0 修理完了Mac Proリインストール費:¥0 ASP加入費用:年間¥132,000(月額¥11,000)   合計 ¥132,000(年間) ASP加入によるプライスバリュー:¥82,000 *金額表記は全て税抜概算となります。 ◎Case 2:  HDX2システムでPro Tools Pluginにノイズが乗る  → Pro Tools|HDX不良(カードの交換) ・ASP非加入の場合 Pro Tools|HDX修理代金×2 :¥140,000 修理中の代替カード貸出×2:¥80,000 代替機出張セットアップ費¥:¥60,000 修理完了出張インストール費:¥60,000   合計 ¥340,000 ・ASP(Basic + HD無償修理)加入の場合 Pro Tools|HDX修理代金×2 :¥0 修理中の代替カード貸出×2:¥0 代替機出張セットアップ費¥:¥0 修理完了出張インストール費:¥0 ASP加入費用:年間¥165,600(月額¥13,800)   合計 ¥165,600(年間) ASP加入によるプライスバリュー:¥174,400 *金額表記は全て税抜概算となります。 ◎Case 3:  メーカー保守のハンドリング  →メーカー毎に仕組みの異なる純正保守プランの管理・運用 音声卓やコンピューター本体など、高価かつシステムの中核をなす機材の場合、メーカー保守へも併せてご加入いただくことをお勧めしておりますが、仕組みや更新期限などはメーカーごとに異なっており、そのすべてを把握することは人的リソースを圧迫します。ご担当者様の変更があるようなケースでは、それもなおさらのこと。ROCK ON PRO A.S.P. では自社サポートプランの提供だけでなく、複雑になりがちなメーカー保守の管理・運用も承ります。トラブルの際にもコスト負担を最小に抑えながら、最速での現場復旧を可能とします。
Planning
2017/04/11

Planning

ROCK ON PROでは、大規模な業務用スタジオから個人での制作環境まで幅広いご要望にお応えいたします。レコーディング・スタジオ、MA/ポストプロダクション、放送局、ゲーム制作会社などへの豊富な納入実績を持ち、オーセンティックなシステムはもちろんのこと、ハイレゾ・レコーディング/マスタリング、ストレージ/アセットマネジメント、VRコンテンツ制作、イマーシブ・オーディオなどの最新ソリューションにも対応いたします。また、Dolby Atmos Mastering Suite認定ディーラーの資格を有し、Dolby Atmos Home 制作を目的としたスタジオの設計・施工を承ることも可能です。   弊社では学校法人様への導入実績も豊富にございます。教育機関様特有のニーズに応えるソリューションはもとより、教職員様及び学生様個人を対象としたアカデミック製品の販売等もございますので、お気軽にお問い合わせください。 プランニング〜導入までの流れ 1:仕様の確認/打ち合わせ まずはお客様のご要望をお聞かせください。新しいスタジオではどのようなことをしたいか、どのようなことが出来なければならないか、解決したい課題、ブラッシュアップしたい機能性、具体的に導入したい機種や接続する予定の機器などをお伺いいたします。既存スタジオのシステム更新や新規ソリューションの導入案件だけでなく、スタジオ新設・更新や防音室の設計・施工にも対応いたします。もちろん、機器単体での販売も承っております。豊富な納品実績に基づいたノウハウを持つROCK ON PROスタッフが機材選定から設計/施行、アフターケアにいたるまで一貫してご相談を承ります。 2:現地調査 スタジオ新設や大規模システム導入などの場合、機材選定・お見積りの前に現地まで状況確認にお伺いします。スタジオ新設の場合でも、建屋ごと新設・既存スペースをスタジオに改修・住宅に防音工事を施すなどケースに応じた事項を確認いたします。 3:システム設計/機材選定/お見積り お客様のご要望を伺い、現地での調査を経て、実際のシステム設計・機材選定へと進みます。ご要望をいただいている機材や、求められる課題解決を実現する機材の中から、最適な規模でのシステム、ソリューションをご提案させていただきます。また、渋谷・梅田 ROCK ON PROショールームやお客様先でのデモ・検証など、機能だけではなく、サウンドや既存のワークフローにも配慮したシステムを導入していただけます。 4:納品/施工 例えば、回線工事の進捗に合わせて再生系のシステムだけ先に納品し、録音系やトークバック/カフシステムは後日納品などのパターンや、既存機器が不調のためスピーカーだけは入荷次第納入したいなど、工事の進捗やお客様のスケジュールといった様々な要件に応じて納品・施工を調整、実施いたします。また、ご相談に応じて現地でのセットアップや、ソフトウェアのインストール、事前のキッティングなども承ります。 5:音響測定/補正 スタジオの設計をご手配するケースでは最終的な音響測定と補正を進めてまいります。実績・信頼の高い弊社提携先による調整で、理想とするサウンドを実現します。 6:導入講習 ROCK ON PROでは製品の導入だけでなく、現場の皆様への機材エデュケーション/レクチャーも承っております。新規に導入された機材/ソリューション/システムが円滑に業務に導入されるよう、また、お客様の抱える課題解決が実現できるよう、そのワークフローを経験豊富なROCK ON PRO Product Specialist が解説いたします。 7:保守/サポート 施工後のアフターケアもお任せください。システムの中には様々なメーカーの製品が混在します。ROCK ON PROが提供する有償サポートプランであるASPにご加入いただければ、問い合わせやサポート対応を一本化し、もしものトラブルにも効率的にご対応いただけます。ROCK ON PRO A.S.P.について詳しくはこちらのページをご覧ください。 >>ROCK ON PRO A.S.P.についてはこちら ◎導入事例 ROCK ON PROの豊富な導入事例の一部を紹介させていただいています。システムの概要やトレンドなどの参考としてもご活用いただけます。随時更新しておりますので、ぜひご覧ください。 >>導入事例はこちら
Review
2017/04/09

Antelope / Orion 32 HD店頭展示スタート!!〜Pro Tools HD ユーザー要チェックの3rd Party I/Oが揃い踏み!〜

HDXカードの単体購入が可能となってから、3rd Party製のHD互換I/Oに注目が集まっています!その中でもAntelope / Orion 32 HD は1Uで 32chのI/Oということもあり注目度の高い製品となります。musikmesse 2017ではフラッグシップI/Oの『GOLIATH』もHD版が登場するなど、とても精力的に製品開発を行っているのもAntelopeの特徴でしょう!RockoN店頭ではOrion32 HDを始め、その他メーカーのI/Oも比較いただけるよう準備しておりますので是非ご来店いただき、ご自身に合ったI/Oを見つけてください! Antelope / Orion32 HD ¥450,000 (本体価格:¥416,667) >>eStoreでの購入はコチラ ◎1U 32chの多チャンネル In /Outが特徴の注目インターフェース 1Uで32chのIn/Outが可能なAntelope Orion32は、外録の際にその性能を発揮しつつUSBでの接続のみの為、スタジオでの使用例は少なかったのが実情でした。今回HDとなり、そこにMiniDigiLinkが2基搭載されました。1UサイズのAD/DAとしては最多の入出力をほこるHD I/O互換の製品として再登場したわけです。AD/DAの性能もわずかながら向上!Word Clock4系統から2系統へ変更し、新規に2系統のMonitor Outを搭載した、よりスタジオに向けた製品となっています。MADIを受けることもできるので拡張性も豊富です!HDX新規購入でのI/Oというだけではなく、現在HDユーザー様のシステムに加える拡張I/Oとしてもとても有効です!是非実機をお試しになり、検討いただければと思います。気になる方は是非ご連絡くださいませ!!! お値段、納期のご相談等何でもお電話ください!   その他機材デモもROCK ON PROリファレンスルームにて随時承っております!
Event
2017/03/06

ROCK ON PRO × Visiual Graphics Inc. 共同開催 無料セミナー "ファイルベース時代の番組制作・MA編集 コラボレーション環境"

ポスプロエンジニアへ贈るセミナー。ROCK ON PRO × ビジュアル・グラフィックスが無料開催! この度、ROCK ON PROとビジュアル・グラフィックス株式会社は共同で、映像・音声制作・編集を業務とされている放送局、ポストプロダクションの皆様に、映像制作から音声編集までをファイルベースで行うワークフローのデモ・セミナーを開催する運びとなりましたので下記にご案内いたします。中京テレビ放送様新社屋で構築した実例紹介を中心に行います。 ★お申し込みはこちらから>> 主催 ROCK ON PRO (株式会社メディア・インテグレーション) ビジュアル・グラフィックス株式会社 デモ・セミナー概要: ●中京テレビ放送様 新社屋の映像制作システムとMA編集環境のご紹介 ●映像 / 音声間のファイルベース環境下におけるデータの受け渡しの実際 ●音声編集システムにおけるファイルベース環境の構築 ●報道 / 制作共用の音声システム構築の実例 ●ファイルベース連携で求められるファイル・トランスコーディングのご紹介 出展予定機材: ●Avid Pro Tools ●Avid Media Composer ●Adobe Premiere Pro CC ●EditShare XStream HT / Flow ●Capella Systems Cambria FTC 募集要項 日時 2017年3月17日(金)15時 ~ 17時半 (14時半 開場) 場所 ビジュアル・グラフィックス株式会社 (デモルーム) 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-1-7 タマビル恵比寿2階 定員 各回20名(先着順) ※お早目のお申込みをお願い致します。 参加費用 無料 お問合せ先 ビジュアル・グラフィックス株式会社 セールス&コンサルティング部 TEL: 03-6277-1891 Email: sales@vgi.co.jp ★お申し込みはこちらから>>
Sales
2017/02/17

AAX Plugin バンドル同時購入で最大17%OFF!! Pro Tools | HD Creators’ Bundle !!

速報!! です!! Avidよりスペシャルオファーが到着しました、Sonnox・McDSP・Flux::・Nugen Audioなど厳選された5つのAAXプラグインバンドルの同時購入で、Pro Tools| HD、HDX(またはHD Native) 、HD | OMNI、Avid Heatで構成される「Pro Tools | HD Creators’ Bundle」が通常より最大17%オフの特別価格に!! Pro Tools| HDのバリュー額もHDXバンドルで15万円オーバーとなるだけでなく、プラグインバンドルのバリューも大きな魅力です!! このキャンペーンは3/31までの期間限定とのこと、HD OMNIでシステム構成を検討中の方には大チャンス到来です。ROCK ON PRO 03-3477-1776(渋谷)06-6131-3078(梅田)までお問い合わせください!! >>Avid Blog / Pro Tools | HD Creators’ Bundle 期間限定プロモーション実施 ! キャンペーン実施期間:2017年3月31日(金)まで ◎Pro Tools | HD Creators’ Bundle ■Pro Tools | HDX Creators’ Bundle 下記掲載のプラグインバンドルと同時購入で、 通常価格:¥1,075,896(本体価格:¥996,200) 特別価格:¥907,200(本体価格:¥840,000) ¥168,696のバリュー!! (バンドル内容) Pro Tools HDX Core with Pro Tools|HD Software HD OMNI Avid Heat ■Pro Tools | HD Native Creators’ Bundle 下記掲載のプラグインバンドルと同時購入で、 通常価格:¥806,976(本体価格:¥747,200) 特別価格:¥669,600(本体価格:¥620,000) ¥137,376のバリュー!! (バンドル内容) ProTools HDNative Core with ProTools|HD Software HD OMNI Avid Heat ◎同時購入AAXプラグインバンドルはコチラ!! ※下記5種類のプラグインバンドルいずれかを購入すると、Pro Tools | HD Creators’ Bundleのシステムを特別価格でご購入可能となります。 ※実施期間:2017年3月31日まで 1)MI Artists’ Favorites MI Artists’ Favorites 期間限定プロモーション価格 : ¥99,800-(税込)(通常価格¥206,172-) 数多くのAAX対応プラグインを日本のユーザー様にお届けする(株)メディア・インテグレーションMI事業部が、定番となっている人気のプラグイン、替えのきかないユニークな機能を持ったプラグインをアーティスト向けにセレクト。トラックのベーシックな処理からミックス、マスタリングまで対応するコレクションです。 <収録プラグイン(8製品)> ・Flux:: Syrah・McDSP ML8000・Sonnox Oxford EQ & Oxford Reverb・Metric Halo Character・Nugen Audio MasterCheckPro & Monofilter・Wave Arts Panorama 2)MI Post & Broadcast Works MI Post & Broadcast Works 期間限定プロモーション価格 : ¥198,000-(税込)(通常価格¥¥384,912-) ポスト・プロダクションのマストアイテムとなっているNugen Audioのラウドネス管理ツールとミックスを視覚的に確認できるVisulizer、SonnoxのPost Bundleに含まれるAAX DSPプラグイン*を収録。ポスト・プロダクション、ブロードキャストのPro Tools HDXワークステーションの導入パッケージに最適なコレクションです。 <収録プラグイン(12種類)> ・Nugen Audio VisLM-H 2, LM-Correct 2, ISL 2 & Visualizer・Sonnox Oxford Dynamics, Oxford EQ, Oxford Limiter, Oxford Reverb, SuprEsser DS, DeNoiser, DeBuzzer & Declicker *LM-Correct 2, DeNoiser, DeBuzzer, DeclickerはAAX Nativeでのみ動作します。 3)Eventide Anthology X + Tverb Eventide Anthology X + Tverb 期間限定プロモーション価格 :¥59,800(通常合計価格¥176,000) 「Anthology X」は、40年以上前からレコーディングスタジオで愛用されてきたハードウェアをモデリングした17種類もの驚くべきプラグインをバンドルした製品です。今回は、ルーム・シミュレート・リバーブ・プラグイン「Tverb」 (ティーバーブ) を加えたスペシャル・プロモ・バンドルとなります。 4)Plugin-Alliance M.I.D. Original Bundle Plugin-Alliance M.I.D. Original Bundle 期間限定プロモーション価格 :¥92,500 (通常価格¥148,333) Plugin-Allianceの国内代理店であるM.I.Dが、HDXを使うミュージック・クリエイターの為に特別に厳選した期間限定/国内限定スペシャルAAXプラグイン・バンドル(全6種類)です! <収録プラグイン(6種類)> ・bx_digital V3,bx_limiter,EQ4,Character,Transient Designer Plus,VSC-2 5)Plugin-Alliance AAX DSP Bundle Plugin-Alliance AAX DSP Bundle 期間限定プロモーション価格 :¥250,000 (通常価格¥965,500) AAX DSPフォーマット対応の48製品をバンドル!最強AAX DSPプラグイン・バンドルとして、HDXを使用する全レコーディング/ミキシング・エンジニアの皆様にお勧めです! 音楽制作のプリプロ、ポスト、ミックスを行うクリエイターに充実した環境をもたらす今回のバンドル。HD年間アップグレード・プランを更新することで、メンテナンスされた最新バージョンを常に使用可能となる他、合計25種類のHD年間特典プラグイン・バンドルも継続使用可能です。掲載されたプラグインバンドルに加えて、と考えるとミックスのアプローチも実に多彩になるのではないでしょうか、お問い合わせはROCK ON PRO 03-3477-1776(渋谷)06-6131-3078(梅田)まで!! お待ちしております!!
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2017/02/08

SoftwareだけHDという選択肢。Pro Tools to PTHD Upgrade

シンHDの登場により、HDXカードが単体販売となっているのはすでに多くの人に周知されたことかと思いますが、今回ご紹介の『Pro Tools to PTHD Upgrade』はあまり知られていないパッケージではないでしょうか?現在ではなくなっているComplete Production Toolkitをお持ちの方には待ちに待ったアップグレード版の登場となります。ソフトウェアだけHDにするという新たな選択肢が加えられ、より自分の作業に合わせたシステム構築が可能になりました! 今回はHDにしかできない機能をまとめ、ProTools HDの魅力をご紹介致します! Pro Tools to PTHD Upgrade ¥241,920 (本体価格:¥224,000) ※アップグレードの対象はver.11以上となりますのでご注意ください。 >>eStoreでの購入はコチラ   ◎ここがポイント!! Pro Tools|HDアップグレード!! POINT1:扱える最大トラック数と入力数が大幅アップ POINT2:トラックにアナログサウンドの温かみを「HEAT」使用可能 POINT3:オートメーションに必須のトリムフェーダー POINT4:5.1ch / 7.1chサラウンド対応 POINT5:最大64トラックのビデオトラック POINT6:Satellite Linkで複数ワークステーションを連携 POINT7:クリップ・エフェクトをフル活用 POINT8:複数のスタジオ間や自宅での環境を共通化 扱える最大トラック数と入力数が大幅アップ 数多くのプレミアムな機能が得られるPro Tools|HD、ざっとピックアップしただけでもトピックは尽きません。まずご紹介すべきは扱えるトラック数とその入力数です。最大同時オーディオ・トラック数 は48/96/192kHz時でHDX1の場合256/128/64(HDX3の場合は768/384/192)となり、Native版の128/64/32を大きく上回ります。そして、最大インプット数はHDになると最大192チャンネル(HDXcard1枚で最大64ch)、Nativeでは32チャンネルとなりこちらも大幅にチャンネル数が異なってきます。また、あまり語られない部分かもしれませんがAUXトラックの最大数にも大きな差が。HDでは512ch、Nativeでは128chとなっており、大型のセッションを扱う際はやはりHDが必須となってきます。 トラックにアナログサウンドの温かみを「HEAT」使用可能 そして、以前ではHDXのみのオプションとなっていたアナログ・サウンドの温かみをトラックへ与える『HEAT』がPro Tools | HDソフトウェア・アドオンと変更になったことにより、HDユーザーであれば使用可能となりました。アナログサウンドを知り尽くしたCrane Songのデイブ・ヒル氏の協力のもとで開発されたHEATはProTools 内部でのミックスに温かみ、パンチ感、透明度を与えることができます。 オートメーションに必須のトリムフェーダー オートメーションを多く使われる方には必須機能であろうTrim FaderもHDのみの機能です。トリムフェーダーがない場合、オートメーションが書かれているトラックのボリューム操作は面倒ですよね。。 5.1ch / 7.1chサラウンド対応 Pro Toolsでサラウンドの作業をするにはHDが必要になります。HDへアップグレードを行えば、5.1ch、7.1chサラウンドでの作業が可能になります。この機能追加のためだけでもHDへアップグレードを検討されてる方は多いのではないでしょうか。 最大64トラックのビデオトラック、Satellite Linkで複数ワークステーションを連携 また、MA作業に目を向けてみればビデオトラック数の増加は大きなメリット。Native版では1トラックのみの編集不可であったものがHDでは最大64トラックのビデオトラックが扱え、切り貼り等の編集も可能となります。さらに、複数のワークステーションをイーサネット・ネットワーク上で互いにシンクさせるSatellite Link機能もHDが必要となります。 クリップ・エフェクトをフル活用 ver12.6より搭載されたクリップ・エフェクト機能。クリップ単位でリアルタイムに実行可能なエフェクト機能となり、インプット・ゲイン、位相、EQ、フィルターそしてダイナミクスが備わっています。こちらNative版では再生のみ対応となっており、使用する場合はHDが必要となります。他社のDAWでは搭載されているものもありましたが、ProToolsユーザーでは待望とされていた機能ではないでしょうか!? SoftwareをHDにするだけでこれだけの機能が使えるようになります!また、スタジオと環境を合わせるという意味でもHD導入は意味が大きいのではないでしょうか?!Ver11以上のProTools をお使いの方は是非検討いただければと思います! Pro Tools to PTHD Upgrade ¥241,920 (本体価格:¥224,000) ※アップグレードの対象はver.11以上となりますのでご注意ください。 >>eStoreでの購入はコチラ お値段、納期のご相談等何でもお電話ください!  
Tech
2017/02/02

ROCK ON PRO Technorogy ~エンタープライズサーバーのトレンドを考える~

昨今のファイルベース化の流れの中、その作業効率の向上のためのキーデバイスとして数多くの現場で導入の進むサーバー。データサイズの大きな映像ファイルの取り回しはもちろんであるが、機器のスペックアップとともにオーディオ用途でも十分に利用できる製品が増えてきている。ノンリニアの様に大容量のファイルを少数ストリームするのではなく、小さな容量のオーディオファイルを大量にストリームすることとなるMA作業。サーバーにとってのスペックで重視されるのはカタログにアピールされる実効帯域(容量比の速度)ではなく、実はランダムアクセス時の耐性だったりするところが大きい。 普段それほど大きなセッションは動かしていないという方も、20~30track程度のAudio Fileを取り扱っているのではないだろうか?それがたとえば6台あれば120~180trackということになるのだ。しかし、Pro ToolsではDisk Cashe機能によりRAMへのデータ移動を行うことが可能となっている。その為、Read=Playに関してはサーバーへの負荷はほぼ無く、柔軟な選択が可能なようになってきている。 ここでは最新のエンタープライズ向けのサーバーをそれぞれのキーテクノロジーとともに改めて振り返り、改めてポストプロダクション作業で要求されるサーバーの要件とはどのようなものか?最新のトレンドとともに考えてみたい。 速度と容量をバランスするSSDキャッシュ 近年、メインとなってきている技術は「SSDキャッシュ」「スケールアウト」「SAN」といったところではないだろうか。「SAN」は非常に古い技術だが、低価格で導入が行えるようになってきたために再び見直しが進んでいる。まずは「SSDキャッシュ」についてだが、この技術を全面に押し出しているのがGB labs社とFacilis社。SSDの高速性とHDDの大容量を両立させることで、バランスの良い製品が誕生している。高速性だけを求めるのであれば、全てSSDとしてしまえばよいのだが、それでは容量の制約が大きい。すでに1台10TBという製品もあるHDDに対しての容量比較で全く太刀打ちが出来ない。 そこで、HDDに対してSSDをキャッシュのように動作させることでバランスを取るということが提案されている。GB labs社は1年前よりHyper Spaceというキャッシュヘッドのような製品をリリースし、HDDを搭載したサーバーとクライアントシステムの間に接続することで高速性を獲得するというソリューションを登場させていた。今年のIBC 2016ではそのSSDを筐体内に組み込んだ"NITRO"と言う新しい技術を登場させ、低コストなFastNASという新シリーズをローンチさせている。 このFastNASは8Diriveと16Driveの2つのモデルが有り、8Driveの最廉価モデル(16TB)は130万円からと戦略的な価格でリリースされる。SPACEシリーズの定評あるCore OSのliteバージョンを搭載し、XDCAM(50Mbit)であれば、最大74streamという圧倒的な速度を持つ。この最大値は、SSDキャッシュが完璧に動作した際の速度なので、マージンを多めに保つ必要はあるが、半分の35stream程度の実運用値だとしても十分に高速である。副社長のベン氏に話を聞くことが出来たのだが、汎用のNASから低コストなNASの市場を獲得したいと野心的なコメント。エンタープライズ用途であれば、その現場での利用の想定をしっかりとしているモデルの方が安心なのは間違いない。 Facilis社も同じようにTerraBlockシリーズにSSDキャッシュを搭載したモデルを昨年よりリリースしている。このモデルは、従来のHDDモデルの上位機種となりGB labs社の低コストモデルのブーストという意味ではなく、これまでのモデルに速度向上のためのオプションを搭載すると言ったニュアンスだ。1台10TBのHDDも存在する今、速度と、容量のバランスを取るためにこのようなHybridなシステムがこれからも登場することが予想される。 NASでも実現されるスケールアウト これまでも大規模なシステムに搭載されてきた「スケールアウト」システム。これは完全にソフトウェアベースの概念であり、その言葉の通り、どこまでも拡張することの出来る柔軟性に飛んだシステム。ざっくりとイメージを上げるとすれば、物理的にハードウェアとしてのHDDを対象に分散処理をするものがRAID、ソフトウェア的に一つ一つのファイルを分散処理するのが「スケールアウト」施術の概念であるオブジェクト指向である。 「SAN」の専売特許であったこの技術も「NAS」でも実現するものが登場し、それに伴い低コスト化も進んできている。その代表がEditShare EFS。各筐体(ノード)同士がRAIDシステムのように連動することでほぼ無限と言っても良い拡張性をもったシステム。ノードを追加することで元々のデータは一切消えず、速度と、容量がリニアに上昇する。ある程度の初期コストはかかるが将来性の高いシステムがこの「スケールアウト」。これまでの代表的な製品はEMS Isilonだが、EditShare EFSは半分程度のコストでスケールアウトシステムの導入を可能としている。 低コスト化が進むSAN 大規模サーバーシステムの象徴とも言える「SAN」のシステム。コストは掛かるが圧倒的な速度はやはりNASでは実現できない領域に未だにあると言える。そのSANのシステムも年々低コスト化が進み、従来は別に必要であったメタヘッド部分がストレージと同一筐体に収まり、一気に市民権を得ている。昨年のInterBEE 2015でHitachiから登場したHyper FS(SANのファイルシステムの一つ)を搭載したモデルは500万円台からとなり、業界を驚かしたのは記憶に新しい。 このように、これまではハイエンドであった、スケールアウトのモデルや、SANが身近な者となり、ポストプロダクションで一般的であったNASは容量単価と速度の向上でそれに対抗しようというのが、分かりやすく浮かび上がってきている。音声の現場では、未だにDASがそのストレージの主体ではあるが、GB labs Fast NASのような低コストなモデルが登場する事でその導入が進むことに期待をしたい。 やはり、今後のファイルベース・ワークフローの構築に際し、サーバーはその主役であり、欠かせない存在だからだ。ROCK ON PROではこれらの製品とPro Toolsの接続実験など、皆様のご要望に応じて行っている。是非ともその実力を一緒に確認していきたい。
Tech
2017/01/30

Video Slave 3 日本語版ビデオチュートリアル公開 !!

シンプルな機能をじっくりと熟成させることで、現場のユーザーが熱望する様々なメリットを実現したVideo Slave 3Pro。今回はその基礎となるPro Toolsとの同期再生についてのビデオチュートリアルを日本語訳で公開です!! DAW内部のVideo Trackだけでは実現できなかった様々な機能を実装、MAの制作現場が抱えていた課題を解決、映像と音の作業を行う全てのユーザーにとって一つのブレイクスルーとなるアプリケーションと言えるのではないでしょうか。ほんの一部とはなりますが、その実際をご覧ください!! <VideoSlaveを更に知る!! 詳細解説記事はこちらから!!> ◎DAW動画再生の最適解となるVideo Slave 3を詳細解説!! NON-LETHAL APPLICATION Video Slave 3 Pro ROCK ON PRO価格:¥75,384 (本体価格:¥69,800) >>製品ページはこちらから >>ご購入・お問い合わせはこちらから!!
Tech
2017/01/23

Merging社本国HPにMick沢口氏のレポートが掲載、 日本語訳でお届けします!!

2002年よりPyramixを愛用し、高品位なサウンドを提供するだけでなく、常に最新のテクノロジーを高い次元でアートへと昇華してきたUNAMASレーベル代表の沢口 ”Mick” 真生 氏。ROCK ON PROホームページでも数々ご登場いただき、そのシステムからノウハウ、そしてエンジニアリングに対するスタイルに至るまでご紹介いただきました。その沢口氏がMerging社の本国ページに取り上げられ、その功績からレコーディングの実際までレポートされています。今回はその日本語訳レポートをMerging社国内代理店であるDSP Japan様のご快諾をいただきお届けします!! ◎Merging 本国ホームページ http://www.merging.com ◎Merging社 翻訳元記事 「An Exceptionally Successful 2016 For Unamas And Mick Sawaguchi」//pro.miroc.co.jp/?p=29636&preview=true http://www.merging.com/news/news-stories/an-exceptionally-successful-2016-for-unamas-and-mick-sawaguchi) (※以下、Merging社ホームページより翻訳転載となります。) ◎Rock oN REAL SOUND Project: Pyramix+HorusがもたらしたUNAMASレーベルとMick沢口氏の栄光 日本プロ録音賞受賞と9.1chタイトルの充実に対するMerging製品の貢献 Mick沢口氏 2017年1月東京: Mick沢口氏はいつの時代も新しいテクノロジーに関心を持ち、また、長年にわたって「サラウンドによる音楽制作」を提唱してきた人物です。また、そのことによって日本の音楽レコーディング界で高く評価されている人物でもあります。彼は2014年から、音楽にうってつけと言われるAuro 3Dによる9.1ch制作を行ってきました。その功績によって、”Mick-san”はいくつもの受賞暦を持つ綺羅星の如き人々の仲間入りを果たしたのです。2LのMorten Lindberg、Sono LuminusのDaniel Shores、そしてUNAMASのMick沢口氏がみな、Pyramix 10とHorus/Hapiのユーザーであることは偶然ではありません。同時に、彼らが頻繁に連絡を取り合い、互いにその経験と技術を分かち合っていることもまた当然と言えるでしょう。Mickさんは日本プロ録音賞のサラウンド部門で複数回の受賞暦を持ち、Mortenは最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞への2度のノミネーションだけでなく最優秀アルバム技術賞クラシック部門を含む3部門にもノミネートされた経験を持ちます。Dan Shoresは最優秀小規模アンサンブル・パフォーマンス賞へのノミネーションを経験しています。 UNAMASレーベルのバラエティーは日本国外では類例がなく、非常に興味深い事例です。2016年12月からはドイツのプレミアムなダウンロード・サイト「High Res Audio」がサラウンドとステレオのフォーマットでUNAMASレーベル作品の販売を開始し、手始めに17タイトルがオンラインで購入可能になりました。 『死と乙女』レコーディング時のマイク・セッティング図。ハイト・チャンネルのために4本のマイクが立っている場所がステージの際。マイクのチョイス、セッティングともかなり独創的であることがわかる。大賀ホール外観 レコーディングに使用される場所もバラエティーに富んでおり、耳目を惹きます。日本プロ音楽録音賞ハイレゾリューション部門優秀賞を受賞した『シューベルト: 弦楽四重奏曲 第14番 「死と乙女」』は、東京からおよそ150km、新幹線で70分の距離にある軽井沢「大賀ホール」で録音されました。その名前から分かる通り、このホールはかつてのソニー社長であり、オペラ歌手であり、特筆すべき音楽愛好家であった大賀典雄氏によって寄贈されたものです。このホールが建つ場所はとりわけ美しく、自然との一体感で有名な地域です。そのサイズとアコースティック特性はこの手のレコーディングにはうってつけです。 最近の例で、もっと風変わりな録音場所としては、まるで無響室のような「Acoustic Grove Systemスタジオ(日本音響エンジニアリング社のサウンド・ラボ)」を挙げることができるでしょう。これは”部屋自体によるサウンドへの色付けを排除する”という点で、大賀ホールのように”特定の空間が持つサウンドを捉える”のとは真逆のアプローチと言えるでしょう。ここで録られた音は『A.Piazzolla by Strings and Oboe』のタイトルで、UNAMASレーベル最新作としてリリースされました。 彼の実験はアコースティックに留まりません。Mick-sanはPyramix 10の3Dパンナーの性能を、ベータ版の初期から駆使してきました。彼はまた、電源の品質がレコーディングに影響を与えるのではないか、ということにも関心を寄せています。理想的なソリューションはDC電源を使用することですが、彼のチャレンジはすべての機材を駆動するに足るパワーを備えたバッテリーを探すことに向けられました。その解は住宅や工業用建屋のために開発された可搬型蓄電システムというものでした。これらはインバーターにDC12Vを供給しながら、およそ7時間にわたりAC100V-1.5kVAの電源を提供してくれるのです。これは電力においても稼働時間においても十分であり、さらにレコーディングされたサウンドにも恩恵があるように思えるという、まさに待望の解答でした。 9.1chレコーディングにはマニュアルなどありません。そのため、ハイト・チャンネルのセットアップについて、Mick-sanは様々な実験を繰り返しています。ハイト・チャンネルのサウンドは空間のアコースティックとマイクロフォンのタイプに強く影響されます。近年のデジタル・マイクの性能は、メインマイクの選択にも大きな影響を与えています。大賀ホールで行われた『J.S. Bach「フーガの技法 The ART of FUGUE BWV-1080」』のためのレコーディングでは、Neumann KM-133Dと、RMEのデジタル・マイク・プリアンプが使用され、「きわめて精確でオープンなサウンド」という評価を得ています。   「フーガの技法」は複雑ですが、サラウンド・レコーディングにぴったりの曲です。ほとんどの場合、四重奏として編曲されますが、このレコーディングのために土屋洋一氏が書いた”コントラバスを加える”というアレンジは、この曲の出来栄えを一層豊かなものにしたように思えます。このセッションで、レコーディングにおいても5.1chと2chのミックスダウンにおいても、Pyramix V10の圧倒的な使いやすさが証明されたと言えるでしょう。この作品は5.1ch/2chだけでなく、MQA(Master Quality Authenticated)とHPL(Head Phone Listening)向けのスペシャル・ミックス・バージョンもリリースされています。HPLは日本のアコースティック・フィールド社が開発した技術で、なんと最大22.2chまでのサラウンド・レイアウトをヘッドフォンですることができます。   Mick沢口氏はこう語ります。「水平方向と垂直方向のビューを使用してチャンネルをアサインできることは大変便利です。シグナル・フローは個別に色分けされているため直感的な操作ができますし、最終マスターのリアレンジにもとても便利です。たとえば、LFEとその他のチャンネルの順序を間違えるようなことを防げます。アーティストのパフォーマンスをAuro 3Dで捉えるということは、アーティストにとっても私自身にとってもスリリングな経験です。もっと多くのひとが、4つのハイト・チャンネルによってさらにリアリティを増したサウンドを楽しめる環境が整うことを願っています。」 <ROCK ON PRO 関連リンク> Rock oN REAL SOUND Project USER STORY
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2017/01/18

Pro Tools HDX導入支援!〜HDX購入でicon / PLATFORM Mプレゼント!〜

単体購入が可能となったHDX Card!今が買い時!今回はPro Tools HDXご購入でicon / PLATFORM Mプレゼント!コストパフーマンスの高さから発売当初から大きな注目を集めていた本機。店頭でもその注目度の高さを伺えます。Pro Tools をHUIでコントロールするフェーダーコントローラを今回は特別にプレゼント!台数限定ですのでお早めに! ◎コンパクトでスタイリッシュ!省スペースフェーダーコントローラーicon / Platform M! icon Platform M 通常価格:¥31,104(本体価格:¥28,800)→PRESENT!! >>eStoreはこちらから Platform M は9基のモータライズドフェーダーを搭載したコンパクトなコントロールサーフェースです。HUIプロトコルにてProTools をコントロール!Pro Tools はもちろんですが、Cubase、Nuendo、Ableton Live、Logic、Reason、Studio One、Bitwig、Samplitude、Reaperといったその他のDAWにも対応します。Solo、Mute、Panコントロールなど必要な機能は備え、シンプルでスタイリッシュなデザインとなっています。 専用LCDディスプレイモジュールである "Platform D”。 こちらを装着すればフェーダーに立ち上がっているトラックネームが一目瞭然!! ProTools の画面に目をやる手間がなく、トラックを確認できます。 ◎HDX導入 そのメリットとは!? ProTools HDシステムにてHD NativeとHDXと種類があります。 HD NativeとHDXの違いとはなんでしょうか!? そのスペック差は図表で確認いただくとして、やはりレイテンシー処理の差異はレコーディング時における重要なポイントです。現状でスループットレイテンシー0.7msというHDXシステムの数値を上回るシステムは存在しません。 HD Nativeでは超低レイテンシーモードが2chと、実質Vo.レコーディングなど限られたシチュエーションでの使用となっていましたが、HDXではこのレイテンシーの低さでマルチチャンネルの収録が行えてしまいます。業界標準としてHDXが導入されている大きな理由です。 また、HD Nativeのカードは増設が行える仕様になっていないため、システム・プロジェクトが大型となった場合にはHDXがどうしても必要というケースが出てきます。下図の『最大I/O ch』『最大ボイス数』の違いを見ていくと、HDXはHDX3までカードを増設・拡張することが可能なので64×3=192chの最大I/O数、同じくボイス数も256 x 3=768と3倍の数値に。 プロジェクトによってHDXの構成、増設が必要となるケースも多々あるのではないでしょうか。プロフェッショナルの環境としてあらゆる業務に対応できる幅を用意できる、そのメリットは計り知れません。 HD NativeとHDXのスペックの差 HD NativeHDX DSP018 FPGA12 AAX DSP非対応OK AAX NativeOKOK 最大I/O ch64192 RAM Cashe対応対応 SYNC HD対応対応 サラウンド対応対応 スループットレイテンシー(@96KHz)1.7ms0.7ms 最大ボイス数256768 インストゥルメントトラック128128 MIDIトラック512512 AUXトラック512512 バス256256 自動遅延補正機能1638316383 加工デプス32bit Float32bit Float ミキサーデプス64bit64bit HDX Core(カード)の単体販売でシステム導入のパターンも大きく拡がりました。これまで躊躇していたその一歩もこれで踏み出せる!!という方も多いのではないでしょうか。まずはお問い合わせをいただき、制作システムの環境をお聞かせください。そのクオリティを前進させるプランニングをご案内いたします!! 関連リンク
Tech
2017/01/18

いよいよ取り扱い開始!! DAW動画再生の最適解となるVideo Slave 3を詳細解説!!

映像と音の作業を行う全てのユーザーにとって一つのブレイクスルーとなるアプリケーション、それがこの『Video Slave 3』。DAW内部のVideo Trackだけでは実現できなかった様々な機能を実装しクリエイティビティーを加速、これまでMAの制作現場が抱えていた課題を解決する製品です。今回はROCK ON PRO 洋介がそのポイントを詳細解説します!! ここがポイント!! Video Slave!! 1)業務向けも含めた多彩な主流動画コーデックに対応「このファイル開けるか、、」の心配を解決。 2)4Kファイルにも対応、アウトプットのハードウェアを用意すれば4K環境が整います。 3)クォーターフレームの精度を確保したMTC同期。 4)ビデオファイルのタイムコードを読み取り、オーバーレイ表示可能。 5)差し替え時も複数ファイルをフォルダにまとめて一元管理、バージョニング。 6)異なるフレームレートでは同期させない、シンクのズレを防ぐ充実のセーフティ機能。 7)直感的な操作で画面上に多彩な表現でCUEが打てる、ADR支援機能。 8)タイムコード、CUEをオーバーレイしたファイルをエクスポート、FFmpegの恩恵で高速書出。 NON-LETHAL APPLICATION Video Slave 3 Pro ROCK ON PRO価格:¥75,384 (本体価格:¥69,800) >>製品ページはこちらから >>ご購入・お問い合わせはこちらから!! ◎POINT 1:業務向けも含めた多彩な主流動画コーデックに対応 作業のたびに「このビデオファイル、開けるかな、、、」と不安になっていませんか?星の数ほどもあるビデオファイル。それらに柔軟に対応したプレーヤーがあったら、、そんな風に感じたことはありませんか?一般的に採用されているQuickTImeはすでにAppleの開発が終了しており、ご承知のようにWIndows版に至ってはすでに提供がストップしている状況、今後に不安を残しています。Video SlaveはフリーコードのFFmpegを採用しているため将来に渡っても不安はありません。そして、様々なリソースからのフィードバックを受けて、ほぼ全ての動画フォーマットに対応をしています。民生向けのイメージが強いかもしれませんが、Video Slave3はしっかりと業務向けのコーデックのサポートを加え、XDCAM 50M/100M / P2 Intra、MXF、DNxHD、ProResなどに対応しています。 ◎POINT 2:4K READY!! 近い将来訪れる4Kフォーマット。その対応準備も万全。すでにVideo Slaveは4Kのファイルに対応していますので、アウトプットできるハードウェアが準備できればそれだけで4Kプレビューが可能となります。BlackMagic Design、AJAという入手の容易なVideo Interfaceが利用できますので、最低限の投資で4K環境を整えることが可能となります。 ◎POINT 3:同期はMTC=Midi Time Code Video Slaveは外部機器の出力するタイムコードを受けて同期走行を行うことが可能です。実際に受け取っているのはMTC=Midi Time Code。今ではほとんど使われていないかもしれませんが、LTCと同等の精度を持つタイムコード情報です。その精度はクオーターフレームとなり一般的な精度を確保していると考えて差し支えありません。ソフトウェア自体でリファレンス・クロックを受け取ることは出来ませんが、Video Interfaceにリファレンスを入力しておけば、出力タイミングはGenLockしていると言えますので、ソフトウェア側のゆらぎを抑制することが可能です。   また、同一PCでの内部同期の場合には、Video SlaveがVirtualの内部MIDIバスを準備しますのでややこしいセットアップは一切必要ありません。外部機器との同期であれば、物理的にMIDIケーブルで接続をする、もしくはMac OSの標準機能であるNetwork MIDIを利用してEthernet経由で接続をする。LTCしか出力できない機器が相手であれば、LTC-MTCの変換を準備すればOK。Rosendahl MIF4、MOTU micro expressなどをご準備いただくこととなります。 ◎POINT 4:タイムコード・オーバーレイ この機能を求めているユーザーは多いのではないでしょうか?ビデオファイルのタイムコードを読み取り、画面に表示する。単純な機能ではありますが、映像を扱う作業の際には必須とも言って良い重要な機能。Video Slaveは位置、サイズ、色、フォントなど自由に設定が可能。ユーザーの好み、再生する動画の種類に合わせて表示することが出来ます。もちろん表示/非表示の切替も可能です。DAWでココまで柔軟に表示のカスタマイズが出来るアプリケーションは無いでしょう。ココもVideo Slaveの大きな魅力の一つ。 ◎POINT 5:複数ファイルのバージョニング ビデオファイルを扱う際に、よくあることが一部分を修正したなどの理由によるビデオファイルの差し替え。Video Slaveは複数のビデオファイルを一つのフォルダにまとめることが出来るので、必要なものをそのフォルダの中から選択することでバージョン違いのファイルを一元管理出来ます。もちろん。タイムコードの異なるファイルを複数読み込ませて順次再生することも出来ます。同一のタイムコードのビデオファイルもオフセットをかけたり、DAW側のタイムラインに合わせてタイムコードを書き換えたりと言ったことも自由に行うことが可能です。 ◎POINT 6:シンクずれに対してのセーフティネット Video Slaveはタイムコード情報をフレームレートと共に読み取ります。そして、外部から着信しているタイムコードのフレームレートも正確に認識することが可能です。Video Slaveはフレームレートの異なったタイムコードが着信しても同期走行を行うことはありません。これにより、フレームレートがずれたまま作業を進めてしまったりと行った事故を防ぐことが可能となっています。 ◎POINT 7:多彩な表現でCUEが打てる、ADR支援機能 画面上にCUEを打ったり、セリフを表示させたりという機能も持ちます。範囲を指定して表示の設定が可能なので、直感的に準備作業を進められます。センターに白丸を打つことも、バーでタイミングを知らせる、テキストを表示させる、カウントダウンを表示させるなど多彩なCUEを表示させることが可能です。 ◎POINT 8:タイムコード、CUEをオーバーレイしたファイルをエクスポート Video Slaveは、タイムコードや、CUEをオーバーレイしたファイルを書き出すことも可能。書き出せるコーデックはh.264,ProResのQuicktimeコンテナのファイル。非常に汎用性の高いファイルを書き出すことが可能です。ここでもFFmpegの恩恵が有り、書出し速度が高速なのも特徴。GPUによるアクセラレートが効いているために変換に時間のかかるh.264でも実時間前後の速度(もちろんCPUスペックに依存しますが)で書き出すことが可能です。ファイルに対して個別にIN点、OUT点を打つことが出来るので必要な範囲だけを書き出すことももちろん可能です。 ◎MA環境に簡単インストール、最低限の投資で次世代スペックに更新 既存のシステムに対して、導入の際に大きな追加投資が必要ないという点もVideo Slaveの素晴らしいポイント。MA作業に利用しているPro Toolsであれば、BlackmagicかAJAのVideoボードが殆どの場合には入っているのではないでしょうか。そのような環境であれば、Pro ToolsのVideo EngineをOFFにしてVideo Slaveをインストールするだけ、システムに対してハードウェア的な投資は必要ありません。   そして、すでに4K TVは10万円を下回り始めています。BlackmagicのVideo Interfaceであれば、2万円台の製品から4Kの出力に対応しています。HDMIで接続さえすれば4Kが見れますね。マシンルームと距離が離れていたとしても6G-SDIで接続することで回避できます。残るハードルはストレージ。大容量かつ高速なストレージを要求する4Kファイルですが、SSDを活用することでフォローできるはずです。ビデオストリームは1本なので帯域計算は簡単。例えばXAVC 4Kであれば330Mbps、1時間あたりのファイルサイズは148GB。ProRes 422 4Kは503Mbps、1時間あたり226GBです。Thunderbolt接続のSSD等、高速なストレージがあれば十分に実現できる範疇です。既存のシステムへの最低限の投資で4K対応を行うことができる、そのような魅力あるソリューション構築のキーデバイスとなるのが、このVideo Slaveです。 シンプルな機能をじっくりと熟成させることで、現場のユーザーが熱望する、様々なメリットを得ることの出来るVideo Slave 3Pro。大きな可能性を秘めた、素晴らしいソリューションです。本国webからは30分間、無制限で利用が可能なデモバージョンがダウンロード出来ます。30分経過すると自動的に終了してはしまいますが、もう一度起動すればもう一回30分のタイマーが動き出すという仕様。ご興味のある方は、その動作(特に皆さんが気になるレスポンス)を体感してみて下さい。あくまでもPro Toolsに対してのSlaveですので、音が先行して出力されます。これは、ちょっとしたことかもしれませんが、日々の作業では非常に大きな魅力と感じるのではないでしょうか?事実上無制限とも言えるデモバージョンでじっくりとお手元のワークフロー、システムとの検討が行えます。こういったユーザーファーストの姿勢がVideo Slaveの数々の美点を作り出した、と言えるのではないでしょうか。ご購入・ご相談はお問い合わせフォームよりROCK ON PROまでご連絡ください、お問い合わせお待ちしております!! >>Non-Lethal Applications 本国HP NON-LETHAL APPLICATION Video Slave 3 Pro ROCK ON PRO価格:¥75,384 (本体価格:¥69,800) >>製品ページはこちらから >>ご購入・お問い合わせはこちらから!!
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2016/12/22

速報!! Pro Tools12.7新機能情報!! & クラウドプラン改定!!

9月に開催されたIBC2016でver.12.6が発表されたばかりのPro Toolsですが、およそ3ヶ月のスパンで早くもver.12.7の情報が届きました!! 今回更新の大きなポイントは制作に役立つ「2GBループ・サウンド・ライブラリー」追加及び、それらのサウンド・ライブラリーへのタグ管理が可能となる「サウンドベース」機能がワークスペース内に加わったこと。さらにクラウドコラボレーションに役立つプロジェクトリビジョン管理機能が加えられるとともに、クラウド・プランの内容も改定となっています。リリース自体は12月下旬とされており、近々に行われるようです。(2016年12月27日 追記:リリースされました。http://www.avidblogs.com/ja/pro-tools-12-7-now-available/) ◎速報!! Pro Tools 12.7新機能 !! ・サウンドベース機能追加!:ループ及びサウンドを素早く正確に検索! 「サウンドベース」を使うと、サウンド・ライブラリーから、必要なループ、サンプル、サウンド・エフェクトを、より素早くブラウズ、サーチ、試聴し、簡単にプロジェクトに取り込むことが可能となります。この新しい「ワークスペース」への追加機能により、お手持ちのサンプル・ライブラリーにタグ付けを行ない、これまでの検索機能に加え、それらの「タグ」情報も利用しながら必要なサウンドを素早く探し出すことが可能です。 ・2GBのサンプル・ライブラリーが付属:ミュージック・クリエーションに役立つループ・ライブラリーの追加! Pro Tools 12.7には、ミュージック・クリエーションに役立つLoopmasters からの2 GB 高品位ループ・ライブラリーが付属します。楽曲制作のアイディアに役立つリズム・セクション、リフ、インストゥルメントの各種サウンドが用意され、新たに加わった「サウンドベース」で簡単に検索/試聴することが可能です。 ・プロジェクト・リビジョン管理機能搭載!:新しいアイディアを積極的にシェア可能に クラウド・コラボレーション時のアイディア共有に役立つ「プロジェクト・リビジョン」機能が加わります。楽曲やサウンド・トラックをシェアする際に、元のデータを失う心配なく、新たなアイディアを盛り込んだ幾つかの新しいバージョンを制作そして共有が可能となり、必要に応じてどのバージョンのプロジェクトにも戻ることが可能となります。 今回追加の「サウンドベース」機能は、ポストプロダクション及び音響効果でのサウンドライブラリー管理/検索に大いに役立つのではないでしょうか。また「プロジェクト・リビジョン」も安心してクラウドベースの制作を進められるようになりそうです。Pro Tools 12.7は、有効な「Pro Toolsアップグレード・プラン」をお持ちの全てのPro Tools及びPro Tools | HDユーザーのマスターアカウントより入手可能、12月下旬とされており近日中にリリースとのこと!! ◎クラウド・プランもより使いやすく改定!!   ver.12.5にてスタートしたクラウドコラボレーション、そのプランについても見直しがなされました。無償サービスの容量が1GBとなったほか、有償サービスのストレージ容量が、それぞれ30GB及び80GBへと増加し、利用可能プロジェクト数も無制限となっています。 クラウドプラン(無償):ストレージ1GB:3プロジェクト クラウドプラン(¥1,300):ストレージ30GB:プロジェクト数無制限 クラウドプラン(¥3,200):ストレージ80GB:プロジェクト数無制限 ◎Pro Tools ソフトウェア製品ラインナップ >>Pro Tools 新規ライセンス購入 Pro Tools with Annual Upgrade (Card and iLok) ¥76,464(本体価格:¥70,800) 年間アップグレード更新 Annual Upgrade Plan Renewal for Pro Tools ¥ 12,528 (本体価格:¥ 11,600) 年間アップグレード再加入 Annual Upgrade Plan Reinstatement for Pro Tools ¥ 40,284 (本体価格:¥ 37,300) >>Pro Tools|HD Pro Tools|HD ソフトのみ新規購入 Pro Tools HD - Software Only (with iLok) ¥ 335,880 (本体価格:¥ 311,000) Pro Tools|HDへのアップグレード Pro Tools to PTHD Upgrade ¥ 255,960 (本体価格:¥ 237,000) Pro Tools|HD 年間アップグレード更新 Annual Upgrade and Support Plan Renewal for Pro Tools | HD ¥ 47,844 (本体価格:¥ 44,300) Pro Tools|HD 年間アップグレード再加入 Annual Up & Support Plan Reinstatement for Pro Tools | HD ¥ 126,360 (本体価格:¥ 117,000) Pro Tools12はかなりのハイペースでバージョンアップが進んでいます、2015年3月のデビューから1年9ヶ月、今回で7回目のver.UPを迎えることになりました。単純計算でも3ヶ月に1度のペースで更新が進んでいます。年間アップグレード権もこれだけ頻繁にバージョンが更新されればその意味合いも大きく感じられます。着実に進歩を重ねるPro Toolsの環境を制作に活かすマストアイテムと言えるのではないでしょうか、お問い合わせお待ちしております!!
NEWS
2016/12/13

Pro Tools 再加入キャンペーンスタート!! 〜無償UPGプランが1年分追加!!〜

かつてないペースでアップグレードが進むPro Tools。そのバージョンアップの方法も昨年より1年間のアップグレードプラン(税抜¥11,600)を購入する形に変更されましたが、現在アップグレードプランに加入していないユーザーに朗報です!! アップグレードプランに加入していないPT9以上、PT Express、PT Mpoweredを使用している場合、バージョンアップを行おうとすれば「再加入(Reinstatement)」が必要となりますが、その再加入プランに2016年12月30日までのアクチベーションで無償アップグレード1年分が追加されます!! もともと再加入プランにも無償アップグレードは1年分付属していますので、、つまり今後2年間はPro Toolsのアップグレードが無償で受けられるということになります!! ※本プロモーションの対象は、「Pro Toolsアップグレード再加入プラン」のみで、Pro Tools|HD及びPro Tools for Educationは非対象です。 Pro Toolsアップグレード再加入プラン Annual Upgrade Plan Reinstatement for Pro Tools ◎2016/12/30まで!! 1年分の追加アップグレードプランを無償提供!◎ 価格:¥40,284(本体価格:¥37,300) >>eStoreはこちらから ※2016年12月8日から、2016年12月30日までの間で、Pro Toolsアップグレード再加入プランを「アクティベート」したお客様が対象となります。ご購入後、必ず期日までにアクチベーションを行っていただくようお願いいたします。 ※本プロモーションの対象は、「Pro Toolsアップグレード再加入プラン」のみで、Pro Tools|HD及びPro Tools for Educationは非対象です。 ◎Pro Tools 10,11,12の主要機能を確認!! Pro Tools 9–11 オーナーで、これまでアップグレードなさっていなかった方は、Pro Tools 10, 11及び12に含まれる、以下の主要機能をご利用いただくことが可能となります!! Pro Tools 12.x ・オーディオ・レイヤー編集、プレイリスト及びフェード機能強化 ・Avidクラウド・コラボレーション機能 ・ワークフロー効率化に役立つトラック・フリーズ、コミット、バウンス機能で、トラック共有/CPU節約が容易に行なえます。 ・クリップ波形透過表示機能で、より正確な位置編集が可能となりました。 ・128 同時オーディオトラック及び512 インストゥルメント・トラック対応 ・VCA マスター装備, 17 種類のメーター表示(K-システム, VU及びゲインリダクション)、ディスク・キャッシュ及びその他の先進的機能を利用可能 Pro Tools 11.x ・パワフルな64-bit オーディオ・エンジンを搭載! ・タイムライン上でHD ビデオを再生 ・オフライン・バウンス機能搭載 ・64-bit AAXプラグイン対応 ・ワークスペース・ブラウザーの改良 Pro Tools 10.x ・強化された自動遅延補正機能 ・32-bit フローティング・ポイント・オーディオ・ファイル対応 ・オーディオフォーマットのミックス&マッチ機能 ・マーケット・プレイス機能で、アプリ内からプラグイン購入が可能に ・リアルタイムフェード機能 ・クリップゲイン機能 ・Avid Channel Strip, Mod Delay III及びAvid Down Mixerプラグイン等の追加 ・再生パフォーマンス改善の為の新しいディスク・エンジン搭載
Review
2016/12/09

ROCK ON PRO PICK UP !! TUBE-TECH CL1B

スタジオの大定番となるCL1Bが期間限定で衝撃プライズダウン中です!! もちろん、国内正規代理店となるヒビノ株式会社の取り扱いとなり、キャリブレーションを行った状態での出荷。1年保証もさることながら、一生モノの機材にとって切り離せない修理・メンテナンスも安心の国内正規品です。CL1Bもさることながら、TUBE-TECH製品が持つ魅力を真空管機材の構造から振り返っていきます。 TUBE-TECH CL1B 2016年12月15日までの期間限定プライス 通常価格¥604,800(本体価格:¥560,000)→¥428,000(本体価格:¥396,296) >>eStoreはこちらから ◎真空管の動作原理とは? 「真空管」と聞いて、何を連想するでしょうか?温かみのあるサウンドでしょうか?ギターアンプの分厚い歪でしょうか?あなたにとっての真空管はどのような存在でしょうか。今日では、エフェクト的に考えられることも多い「真空管」ですが過去の歴史を紐解けば、トランジスタの登場までは電子回路の中心であり、どのような製品にも使われている当たり前のものだったということが判ります。 ここで、なぜ真空管がトランジスタに置き換えられていったのかを考えてみましょう。真空管はその名の通り真空状態にしたガラス管(一部、金属管の製品も有り)の中に電子回路を組み込んだもの。その内部は、ヒーターを組み込み、片方の電極(陰極側)を高温状態にすることで、熱電子放出効果を高め電子を放出させ、その放出された電子を電解・磁界などでコントロールすることで目的の動作を引き出すものとなります。 このヒーターがまずは曲者。電熱線で構成されるヒーターはそもそもノイズの発生源。そもそもヒーターの必要ないトランジスタは、ヒーターがないこと自体が特性の向上に直結、またサイズも小さくヒーター用の電源も必要が無いなどと工業製品として考えればいいことばかり。トランジスタが、苦手とする高周波・大電力といった特殊用途以外では一気に世代交代が行われたという経緯があります。その後も、トランジスタを含めた半導体技術の向上はめざましく、真空管は全く付け入る隙が無いという状況が続いています。 ◎真空管が持つ構造上の不利を覆すTUBE-TECHの回路設計 しかし、オーディオに関しては真空管の持つ独特の音色が重宝され、特性的、設計的に不利であるにも関わらず引き続き生産されているのはご承知の通り。ここまでお話したように真空管という素子自体は不利な点を多く持っています。それを克服するためには回路設計が重要であり、特性向上には多くの苦労を伴うものであることは想像して頂けるはず。わかり易い例を挙げると、ヒーターは単純に電熱線と考えることができるので、トランスで電圧を整えただけの回路では交流点火となり、電源周波数(50Hz,60Hz)に応じたハムが乗ってきます。ハムをなくすためには直流にする必要が有ります。その整流回路もしっかりとした設計にして、リップルを抑えた回路にしなければいけません。少しのリップルが、ノイズに直結しS/Nの悪化に繋がるのです。 このように、設計の如何によってその特性が変化するのが真空管回路設計の醍醐味。TUBE-TECHはその回路設計に徹底したこだわりを持ち、真空管の性能を全て引き出すということに注力をしているメーカーの一つ。歪、S/Nといった特性にこだわり、一般的に真空管らしいとされている歪などを極力排除しています。そして、そこに残ったエッセンスは真空管が本来持っていた、温かみとスムースな特性。 そして、非常に丁寧な仕事がTUBE-TECHの魅力の一つ。カスタムで作られたトランスはキャラクターの付与を最低限に抑えた優れた設計。基板のレイアウト、ハンダなどにも高いこだわりが有ります。そのこだわりは、こちらのビデオを見れば随所から感じられるもの。デンマーク・コペンハーゲン郊外にある整理整頓された工場の様子は、TUBE-TECHが持つ洗練されたサウンドと同じ空気感を感じます。 ◎CL1Bに見られるTUBE-TECHサウンドのポリシー それではTUBE-TECHの代表的なプロダクトであるCL1Bを見てみましょう。このコンプは伝説的な銘機であるteletronix LA-2Aを参考としたオプティカルコンプ。キャラクターがぜんぜん違う!と思った方は両方を使ったことのある方でしょう。LA-2Aのような厚みを感じるサウンドキャラクターの付加はTUBE-TECH CL1Bにはありません。それはメーカーのポリシーとして、特性の向上とTUBE-TECHの考えるサウンドクオリティーがそこにはあるからです。もちろん、使い勝手に関しては大いにブラッシュアップされ、可変のAttack/Releaseはオプティカルとは思えないほどにシャープな掛かりを提供します。その上でオプティカル素子の持つ人間的な感覚を併せた独特の世界が広がります。 オリジナルのニュアンスが必要ならば、FixモードがありLA-2Aのニュアンスを得ることも可能。幅広いコンプレッションを得ることが可能な懐の広さ、そして深く掛けても破綻をしないその素性の良さがこのCL1Bの魅力。真空管プロダクトでよく言われるウォーム、歪といったエッセンスからは一番対極にあるTUBE-TECH。その良さは、玄人好みのまさにアウトボードならではのもの。わかりやすい変化を求めるのであれば、他のプロダクトをおすすめしますが、普遍的に長く飽きずに使える一台を求めるのであれば、TUBE-TECHの製品は心からオススメ出来るプロダクトです。 どの製品を選んでも、一生モノとなるTUBE-TECHの製品群。キャラクターの立った製品の多いアウトボードの市場ですが、独特なキャラクターではなくアウトボードの基準点となるTUBE-TECHの存在感は、却って際立ってきているのではないでしょうか。 TUBE-TECH CL1B 2016年12月15日までの期間限定プライス 通常価格¥604,800(本体価格:¥560,000)→¥428,000(本体価格:¥396,296) >>eStoreはこちらから
NEWS
2016/11/22

販売開始!! Proceed Magazine 2016-2017 ~機材の進化が生み出す新しい仕事のスタイル。特集:プロの仕事場~

ProceedMagazine最新号が販売開始です!! 今回の特集は「プロの仕事場」、クリエイターの情熱と感性を実現していくそのワークフロー、そして機材の進化が生み出す新しい仕事のスタイル。楽曲制作から、映画・テレビの世界までそのアイデアに迫ります。そして最新の技術情報から制作ノウハウまでを網羅し、クリエイターが願う理想を追い求め、凝縮したのがProceed Magazineです、さぁご一緒に!! ◎Proceed Magazine最新号がついに販売開始!! Proceed Magazine 2016-2017 全148ページ 定価:500円(本体価格463円) 発行:株式会社メディア・インテグレーション ◎特集:プロの仕事場 機材の進化が生み出す新しい仕事のスタイル。 例えるならば、遠い未来の話だと感じていたA.I(Artificial Intelligence) が既に生活の中に入り始め、その技術をハンドリングする知恵作りが、今、私たちに課せられてるのではないでしょうか?そこで必要とされるビジネスのアイデアとはどのようなものでしょうか? 今回のテーマは「プロの仕事場」。 私たちは、未来の仕事のあり方を指し示す現場のリアリティーを追求します。 私たちが今回の取材 で出会った、それぞれのシーンで解き放たれるパワーとアイデアをご覧ください!! ◎SAMPLE ◎Contents ★ People of Sound:Music Is Still Magic ピーター・バラカン氏 ★ 特集:プロの仕事場 劇版制作編:瀬川英史 / 楽曲制作編:☆ Taku Takahashi / 映画制作編:株式会社コギトワークス 番組制作編:名古屋テレビ放送株式会社 / ハイレゾREC 編:深田晃 ★ ROCK ON PRO Umeda 導入事例 株式会社サウンズ・ユー/MONOOTO STUDIO History of Technologies teenage engineering / Antelope Audio / DiGiCo,DiGiGrid ★ ROCK ON PRO 導入事例 中京テレビ放送株式会社 ★ ROCK ON PRO Technology Pro Tools|MTRX / Pro Tools12.6 / Network Audio AES-67 Server / cineXinsert / Pyramix ★ Build Up Your Studio パーソナル・スタジオ設計の音響学 その14「 ビン」の吸音特性 ★ POWER OF MUSIC Audionamix SVC / 寺田倉庫 ★ Product Inside ATV aFrame / PositiveGrid BIAS Series / Spectrasonics KEYSCAPE / iZotope NEUTRON ★ BrandNew Native Instruments MASCHINE JAM / RogerLinnDesign / Waldorf / API / iConnectivity teenage engineering / SlateMediaTechnology / YAMAHA LL-TA / ELEKTRON Analog Heat HFX-1 / RupertNeveDesign Shelford Channel / Roland AE-10 / GRACE Design m108 / APOGEE Element ★ FUN FUN FUN エフェクター業界のトレンド最前線 / アメリカン・ミュージックの神髄   ↓前号Proceed Magazine 2016 summerも販売中↓
Music
2016/11/14

MONOOTO STUDIO

大阪中津からほど近い場所に位置する『MONOOTO STUDIO』。MAから音楽まで幅広くミキシングを行うオーナー村山氏のこだわりが詰まったカジュアルでハイセンスなレイアウトを持つスタジオとなっている。小規模ながらも、ファイルベース稼働のローコストスタジオとして地元大阪で着実に浸透しつつあり、オープン4周年の節目においてRock oN PRO UMEDAが新スタジオ増築のお手伝いをさせていただいた。 ハイセンスで暖かなレコーディング空間 ウンドエンジニアとして長年フリーランス活動をされたいた村山氏がおよそ4年前に設立した『MONOOTO STUDIO』。無機質になりがちなスタジオ空間を、村山氏セレクトのスタジオ家具にオーダーメイド什器や照明、オブジェクト等により非常に暖かなリラックス出来る空間に仕上げている。筆者もまるでカフェで寛いでいるかのような感覚に陥ってしまうほどのコンフォートぶりである。"自分が良いと思えるものだけを揃える。"といったストレートなコンセプトをベースにセレクトされたスタジオイクイップメントや、小規模ながらも今回 Rock oN PRO Umedaによって新規導入された機材を合わせてこちらで簡単にご紹介していきたい。 2フロア構成でキャパシティに合わせた展開 既存の4Fと新設された5Fの2フロアに分かれたスタジオは、機能的に大きな差を設けず、録音ブース、アウトボード各種、そしてProTools 12と Artist Mixをベースとしたコントロールシステムという構成で統一されている。既存の4Fのスタジオをベースに5Fに新規でスタジオをオープンさせている。どちらも同様のクオリティで業務が行えるが、案件に応じた使い分けをしており概ね4Fをメインに案内していることが多いそうだ。 新設された5Fスタジオ 2フロア共にモニタースピーカーは柔らかな音質が特長の『FOCAL』社で揃えており、4Fは3wayの『Twin 6 Be』、5Fは2way『CMS 65』と音のサイズ感に違いを持たせている。『Twin 6 Be』は音楽的な響きを持ちながらも、モニターとしての正確さを合わせ持っており、村山氏が試聴会で聞いて一目惚れしたというセレクト。ベリリウムツイーターによる高解像度な高域と柔らかな中域の押し出しの絶妙なバランスが特長のFocalだが、以前のスピーカーでは感じ得なかった音の鳴りに当初は困惑したというエピソードも。 メインDAWにはやはりPro Toolsを採用、今回、最新のバージョンにアップグレードしたことで非効率なオートメーションやノーマライズを不要にするクイックプロジェクトやクリップゲインなど新機能が搭載された。MA作業などクリップ編集が圧倒的な割合を占める『MONOOTO STUDIO』では、シンプルでMTRライクな『ProTools』がベストだと村山氏は太鼓判を押す。また、DAWコントローラーとしては全てのスタジオに『Artist Mix』を導入している。   自身がバンドでのCDリリースや、フジロックへの出演などMAエンジニアとしては、音楽寄りの濃いキャリアを持つ村山氏。音響効果などでもその経歴の滲む作品作りが行われていることだろう。機器の選定、スタジオデザインなど随所に、音楽を愛する村山氏のセンスが感じられるスタジオとなっている。 MONOOTO STUDIO 村山 拓也 氏 関西エリアでもPro Toolsの更新導入とともに、これまでの業務を見直してさらなる効率とクオリティを求めているケースとなった。最新のプランニングにより得られたワークフローは、現場で一層の輝きを放ちユーザーにとっても価値ある更新となっている。個性とオリジナリティに溢れるその様子が今後もますます拡がっていくよう、ROCK ON PRO Umedaではより一層のサポートを続けていきたい。     *ProceedMagazine2016-2017号より転載
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2016/11/14

株式会社サウンズ・ユー

大阪福島区にある在阪の老舗MA・音楽制作スタジオ「株式会社サウンズ・ユー」。本社スタジオでのMA作業、音楽制作のほか、IMAGICAウェストや各放送局でのMA業務に多数のエンジニアを派遣するという技術協力も行っている。その本社には3部屋のスタジオがあり、すべてPro Tools|HDでの運用、サラウンドに対応したスタジオが完備されている。今回は、そのうちの1部屋を全面改修し、残り2部屋については最新のバージョン12へPro Toolsの更新を行うこととなった。 時代のニーズに合わせたスタイルを追求 今回の新設スタジオは、従来のミキサーベースのスタイルから大きく変貌を遂げている。ファイルベースの作業が増加しつつある今のニーズに合わせるように、大型コンソール主体のスタイルからPC/DAWをメインとしたシンプルなワークステーションへと移行。その中核には『Pro Tools S3』が鎮座する。そのコンセプトは、大型の機器を極力排除し音響環境を最善の状態にし、機器としてのミキサーがスタジオの主役ではなく、エンジニア自身が中心となり、作品を作り上げているといった構図を意識している。作業のためのデスクは特注であり、お客様の書いた手書きのラフスケッチから理想を追い求め制作された物。そのサイズ感、形状など細部に渡るこだわりが詰まっている。   いわゆるサウンドデザイナーとしてのスタイルが理想形として透けて見える。今回改装したこのMA室はコントロールルームはゆったりとしたスペースが確保され、作品に携わる全関係者が一同に介せるほどの広さだ。これは、システムのコンパクト化によりマシンルームが排除された事によるメリット。これにより、クライアントが同席する際にも、遮る物のない優れたコミュニケーション環境が得られる。もちろん、ハイクオリティなモニタリングをキープできる絶妙な距離感など、様々なファクターも実現している。 コアオペレーションを『VMC-102』に集約 ラージモニターにはMusikのフラッグシップモデル『RL901K』を採用。シンプルなスタジオのルックスに大きなインパクトを加えている。スピーカー背面への回り込みを排除する独自のカーディオイド処理により、素直で耳馴染みの良いワンランク上のモニター環境を実現した。また、このカーディオイド特性より、ディレクター席、クライアント席での視聴環境の向上に対しても一役買っている。   モニターコントロールは、VMC-102とDirectout Technologies ANDIAMO.2の組み合わせで、マシンルームからの外線とスタジオ内の機器すべてを集約し、集中的にコントールを可能としている。モニター機能はもちろんの事、VMC-102には基本のコミュニケーション機能と制御をフルに活用し、カフ、トークバック等のコミュニケーション関係も全て制御している。これをVMC-102の設定で実現し、カフシステムの専用コントローラーを不要としている。カスタマイズ可能なタッチパネルには、モニターセレクト機能の他、強制カフON/OFF、CUE OUTを活用したマシンルームへの連絡線への確立など、そのアイデアを特注品の様に作りこんでいる。これらの機能を実現するために必要であった、制御系の機器、既存の製品のカスタマイズなどはROCK ON PRO umedaのスタッフが実現している。 コンパクトながら音質、使い勝手に徹底定期にこだわったシステムアップ。必要な部分への限られた予算の投入が行われた、見るべきところの多いシステムである。ポストプロダクションとして必要とされる機能を、選りすぐり限りなくコンパクトにシステムを収めている。そして、音質・機能ともに充実した環境ができあがっていることをご報告したい。 株式会社サウンズ・ユー 勝瑞 純一 氏 / 大橋 光樹 氏     *ProceedMagazine2016-2017号より転載
Sales
2016/11/11

HD Native ユーザー必見!! ~HDXカード単体購入でAvidフラッグシップ環境へUPG!!~ さらに!! OYAIDE / Mini DigiLink Cableプレゼント!!

ProTools Ver12.6の登場とともに、単体購入が可能となったHDX Card。HDソフトウェアをお持ちのHD NativeユーザーならばHDX Card単体購入だけでHDX環境への移行が可能というのが大きなメリット。これまではバンドル製品の交換プランを利用する必要があったためユーザーによっては割高に感じるケースになることもありましたが、HDXカード単体のみ購入でシステム更新ができることは新しいHDX導入のスタイルとして非常にリーズナブルといえるのではないでしょうか。ROCK ON PROでは、さらにそのシステムを充実させるOYAIDE PA-26HDX Mini DigiLink Cable2.1m(通常価格:税込¥39,312)をプレゼントします、是非ともお問い合わせください!!   ◎その信号を正確に伝える、OYAIDE PA-26HDX Mini DigiLink Cable OYAIDE PA-26 HDX Mini DigiLink Cable 通常価格:¥39,312(本体価格:¥36,400)→PRESENT!! >>eStoreはこちらから 今回のプレゼントであるOYAIDE / PA-26HDX Mini DigiLink Cableはオヤイデ電気が手がけたMini Digilinkケーブル。信号伝送経路の結晶粒界を理論的にゼロにしたPCOCCを採用しておりロスのない正確な信号を伝送します。そのサウンドも高域が伸びやかになる印象でミックスの手助けになること間違いなし、音源ソースのジャンルによってAvid純正品と使い分けするのも一手となるのではないでしょうか。   ◎HD NativeからHDXへ!! そのメリットとは!? HD NativeとHDXの違いとはなんでしょうか!? そのスペック差は図表で確認いただくとして、やはりレイテンシー処理の差異はレコーディング時における重要なポイントです。現状でスループットレイテンシー0.7msというHDXシステムの数値を上回るシステムは存在しません。 HD Nativeでは超低レイテンシーモードが2chと、実質Vo.レコーディングなど限られたシチュエーションでの使用となっていましたが、HDXではこのレイテンシーの低さでマルチチャンネルの収録が行えてしまいます。業界標準としてHDXが導入されている大きな理由です。 また、HD Nativeのカードは増設が行える仕様になっていないため、システム・プロジェクトが大型となった場合にはHDXがどうしても必要というケースが出てきます。下図の『最大I/O ch』『最大ボイス数』の違いを見ていくと、HDXはHDX3までカードを増設・拡張することが可能なので64×3=192chの最大I/O数、同じくボイス数も256 x 3=768と3倍の数値に。 プロジェクトによってHDXの構成、増設が必要となるケースも多々あるのではないでしょうか。プロフェッショナルの環境としてあらゆる業務に対応できる幅を用意できる、そのメリットは計り知れません。 HD NativeとHDXのスペックの差 HD NativeHDX DSP018 FPGA12 AAX DSP非対応OK AAX NativeOKOK 最大I/O ch64192 RAM Cashe対応対応 SYNC HD対応対応 サラウンド対応対応 スループットレイテンシー(@96KHz)1.7ms0.7ms 最大ボイス数256768 インストゥルメントトラック128128 MIDIトラック512512 AUXトラック512512 バス256256 自動遅延補正機能1638316383 加工デプス32bit Float32bit Float ミキサーデプス64bit64bit HDX Core(カード)の単体販売でシステム導入のパターンも大きく拡がりました。これまで躊躇していたその一歩もこれで踏み出せる!!という方も多いのではないでしょうか。まずはお問い合わせをいただき、制作システムの環境をお聞かせください。そのクオリティを前進させるプランニングをご案内いたします!! 関連リンク
NEWS
2016/10/27

Pro Tools HDシステム「新」交換プログラム発表!!

新販売体系がリリースされて間もないPro Tools|HDシステム。従来のバンドル販売から単品への販売へ変更され、ユーザーの選択肢、システムアップの手法も大きく幅が広がったところですが、従来用意されていたラインナップの一角である「Exchange」(交換プログラム)についてもAvidからその枠組みがアナウンスされました!! ◎Pro Tools HDシステム「新」交換プログラム 今回のアナウンスで交換プログラムとして用意されたのは下記の2種類。HDXコア + HDソフトへの交換、もしくはHDNative Thunderboltコア + HDソフトとの交換となり、I/Oについては別途単品販売でHD I/Oや3rd Partyの製品を選ぶというスタイル。ユーザーそれぞれの望むシステムに対応できる選択肢となりました。 HD/TDM System to HDX Core with Pro Tools | HD Software 価格:¥672,840(本体価格:¥623,000) Mbox Pro, 00x or HD/TDM System to HD Native TB with Pro Tools | HD Software 価格:¥403,920(本体価格:¥374,000) 「新」交換プログラムのメリット!! 販売価格については、それぞれ新規にHDX(HDN)コアを購入した際と同額になりますが、交換プログラムでは特別に下記の3点がユーザーに提供されます。 1)Digi Link I/Oライセンス・カード(Avid Web storeにて$300)が同梱されます。 新規コア製品には含まれていません。 2)HD年間アップグレード&サポート・プランが3年分提供されます。 新規コア製品には1年分が提供されています。これにより年間特典プラグインも3年間無償で使用可能です。 3)Pro Tools HD v10/v11/v12のアクティベーション・キーが提供されます。 新規コア製品には最新のPro Toolsバージョンのキーのみが含まれます。 これまでのユーザーは環境を維持しつつもシステムのブラッシュアップを行える内容です。コスト面で見てもHD年間アップグレード&サポート・プランは税抜¥46,700というプライスですので、3年分のメリットは税抜¥140,100とも言えます。既存ユーザーに向けてしっかりとメリットを謳った今回の新交換プログラム、Pro Tools|HDシステムの構築に新たな選択肢です、詳細お問い合わせください!!
Sales
2016/10/15

12/25までの期間限定!! HDXアーティストバンドルプロモ!! 通常価格より¥210,500OFFのSpecialOffer!!

Avidからのスペシャルなオファーが届きました!! アーティスト・エンジニアの皆様に向けて「Pro Tools|HDソフト+HDXカード+HD OMNI+HEAT」のバンドルを最大¥198,200(税抜)OFFというビッグな提案。さらにRock oNではAAX DSPプラグインのエントリーとなるAvid Plugin Tier1をこの組み合わせに加えて更にバリューを¥210,500(税抜)まで拡大!! 12/25までの期間限定オファー、Pro Tools|HDソリューションというプロフェッショナル環境を整える絶好の機会がスタートです!! ◎HDXアーティストバンドルプロモ、注目のバンドルは2パターン!!   ・HDXアーティストバンドル for Pro Tools 対象:Pro Tools ver.11以上をお使いの方 通常価格¥996,500(¥1,076,220税込)→期間限定プロモ価格:¥789,000(¥852,120税込) プロモーション期間:2016年10月15日~12月25日 >>eStoreはこちらから <バンドル内容> Pro Tools to PTHD Upgrade / 通常価格¥237,000(税込¥255,960) Pro Tools HDX Core (does not include software) / 通常価格¥374,000(税込¥403,920) HD OMNI / 通常価格¥311,000(税込¥335,880) Audio Plug-in Activation Card, Tier 3(Heat) / 通常価格¥62,200(税込¥67,176) Audio Plug-in Activation Card, Tier 1 / 通常価格¥12,300(税込¥13,284)   ・HDXアーティストバンドル for No-Pro Tools 対象:Pro Tools10以前 / LE / M-poweredをお使いの方 / Pro Toolsをお持ちではない方 通常価格1,008,500(¥1,089,180税込)→期間限定プロモ価格:¥798,000(¥861,840税込) プロモーション期間:2016年10月15日~12月25日 >>eStoreはこちらから <バンドル内容> Pro Tools to PTHD Upgrade / 通常価格¥237,000(税込¥255,960) Pro Tools HDX Core (does not include software) / 通常価格¥374,000(税込¥403,920) HD OMNI / 通常価格¥311,000(税込¥335,880) Audio Plug-in Activation Card, Tier 3(Heat) / 通常価格¥62,200(税込¥67,176) Audio Plug-in Activation Card, Tier 1 / 通常価格¥12,300(税込¥13,284) 何といってもDSPであるHDXのレイテンシーは公称0.7msと他のシステムを凌駕するもの。この実力が世界中のスタジオで導入され、業界標準のシステムとなっている所以です。さらにPro Tools|HDで大規模なセッションを取り扱う、サラウンドに取り組める、といった顧客からの様々なオーダーに応えられるプロフェッショナルな環境を整えること、そしてセッションの受け渡し・スタジオ間でのやり取りなど共通フォーマットとしてのPro Tools|HDは非常に大きなメリットをもたらします。今回のプロモーションはそのエントリーとしてうってつけの内容と言えるのではないでしょうか、期間限定のこのスペシャルオファーをお見逃しなく!! ◎Pro Tools最新関連記事はこちらでチェック!! ◎IBC2016 : Avid Pro Tools 12.6 & 未来を拡張するコア・バンドル販売が開始へ! ◎今こそ HDXシステムへ!Pro Tools 12.6が誘う新ワークフロー&シンHDバンドルの世界! ◎これは、、、注目度大!! Pro Tools Native→HDへのUPG販売開始!! ◎Pro Tools|HDに新たな選択肢!! 3rd Party I/Oとのバンドルがワークフローを拡張する!!  
NEWS
2016/10/07

I/O,Monitor Sectionを網羅する1500x1500Matrix、 システムの中枢を担うPro Tools|MTRXが価格発表です!!

先日のAES L.A.でその姿を現したPro Tools|MTRX。Avidの新たなFlagship I/Oとしてその役割を担うことはもちろん、S6とのインテグレーションは1500x1500のマトリクスルーティングで従来のDSPコンソールを超える存在に。まさに今後のシステム中枢となる注目のプロダクトです。そのPro Tools|MTRXの価格がついに発表となりました、多彩なオプション群も用意され、その用途は音楽制作、ポストプロダクションをはじめ大きな可能性を拡げてくれそうです。まずはそのプライスリストを速報!! します。いまのところ初回の出荷は12月上旬が予定されているとのこと、RockoNではいち早くご予約も承りますので是非ともご相談ください。コストと手間は度外視して内部までフルバランスで設計されているというPro Tools|MTRX、エンジニアリングの理想が結晶したとも言えるそのサウンドも期待大です!! ◎Pro Tools|MTRXのAES L.A.速報レポートはコチラから!! 2016 AES Show Report : Avid MTRX Part1 2016 AES Show Report : Avid MTRX Part2 ◎Pro Tools|MTRX Rock oN Price List 製品名価格(税込) Pro Tools | MTRX Base unit with MADI and Pro|Mon¥605,880 Pro Tools | MTRX 8 Line Pristine AD card¥282,960 Pro Tools | MTRX 2 Mic/Line Pristine AD card¥171,720 Pro Tools | MTRX 8 Mic/Line Pristine AD card¥403,920 Pro Tools | MTRX Pristine 8 DA card¥282,960 Pro Tools | MTRX 8 AES3 I/O Card w. SRC and break out cable¥221,400 Pro Tools | MTRX Dual SDI/HD/3G emb/deembed. Card w. SRC¥370,440 Pro Tools | MTRX 64 channel IP Audio Dante Module¥77,328 Pro Tools | MTRX Dual MADI I/O Card w/o SFP¥282,960 Pro Tools | MTRX MADI Module for Base Unit¥44,280 Pro Tools | MTRX SFP/LC - Opt module multi mode 850 nm low output LED¥34,884 Pro Tools | MTRX SFP/LC - Opt module multi mode 1300 nm low output LED¥34,884 Pro Tools | MTRX SFP/LC - Opt module single/multi mode 1300 nm, laser¥34,884 Pro Tools | MTRX SFP - Coax MADI tranceiver w. HD/mini-BNC¥45,036  
NEWS
2016/10/07

速報!! HD I/O値下げ価格発表!! 業界標準I/Oの導入チャンス到来!!

ホットニュース!!です、速報です!! 業界標準I/Oとして導入実績も数多いAvid HD I/Oシリーズが価格改定となりました。一部は据え置きになったものの、メインラインナップとなる8x8x8や16x16Analogなどは従来の価格からおおよそ10%以上ものプライスダウン。まずは速報としてHD I/Oと関連製品のプライスリストをご紹介します。先日のPro Tools|HDソリューションの単品販売スタートとともにプランニングも柔軟になった上、コストもグッと身近になってきた印象です。まずはそのプライスをご確認ください!! ◎Avid HD I/O関連製品プライスリスト 製品名旧価格新価格リンク HD I/O 8x8x8¥537,840¥470,880 HD I/O 16x16 Analog¥672,840¥605,880 HD I/O 16x16 Digital¥335,880¥268,920 HD OMNI¥402,840¥335,880 SYNC HD¥281,880¥281,880 HD I/O AD Option¥173,880¥173,880 HD I/O DA Option¥173,880¥173,880 HD I/O Digital Option¥133,920¥133,920 MADI¥671,760¥605,880 PRE¥335,880¥268,920 Upgrade, Legacy I/O To MADI EXCHANGE¥605,880¥537,840 Upgrade, Legacy I/O To MADI 2nd EXCHANGE¥605,880¥537,840 Upgrade, Legacy I/O To HD I/O 16x16 EXCHANGE¥605,880¥482,760 Upgrade, Legacy I/O To HD I/O 8x8x8 EXCHANGE¥470,880¥361,800 Upgrade, Legacy I/O To HD OMNI EXCHANGE¥335,880¥268,920 Upgrade, SYNC IO & BLUE TO SYNC HD EXCHANGE¥173,880¥173,880  
NEWS
2016/10/05

これは、、、注目度大!! Pro Tools Native→HDへのUPG販売開始!!

ProTools 12.6の発表とともに明らかになったPro Tools|HDソリューションの単品販売。HDXカードの単体購入、HDソフトの単体購入など目につくメリットは多数ですが、中でも注目度、、大!!! なのは、この「Pro Tools to PTHD Upgrade」なのではないでしょうか。現在ではラインナップから姿を消してしまっているComplete Production Toolkitをお持ちの方には、まさしく待ちに待ったアップグレード版とも言えます。今回はPro Tools|HDのへのアップグレードメリットをまとめてご紹介します!! Pro Tools to PTHD Upgrade ¥255,960 (本体価格:¥237,000) ※アップグレードの対象はver.11以上となりますのでご注意ください。 >>eStoreでの購入はコチラ   ◎ここがポイント!! Pro Tools|HDアップグレード!! POINT1:扱える最大トラック数と入力数が大幅アップ POINT2:トラックにアナログサウンドの温かみを「HEAT」使用可能 POINT3:オートメーションに必須のトリムフェーダー POINT4:5.1ch / 7.1chサラウンド対応 POINT5:最大64トラックのビデオトラック POINT6:Satellite Linkで複数ワークステーションを連携 POINT7:Pro Tools 12.6での新機能クリップ・エフェクトをフル活用 POINT8:複数のスタジオ間や自宅での環境を共通化 数多くのプレミアムな機能が得られるPro Tools|HD、ざっとピックアップしただけでもトピックは尽きません。まずご紹介すべきは扱えるトラック数とその入力数です。最大同時オーディオ・トラック数 は48/96/192kHz時でHDX1の場合256/128/64(HDX3の場合は768/384/192)となり、Native版の128/64/32を大きく上回ります。そして、最大インプット数はHDになると最大192チャンネル(HDXcard1枚で最大64ch)、Nativeでは32チャンネルとなりこちらも大幅にチャンネル数が異なってきます。また、あまり語られない部分かもしれませんがAUXトラックの最大数にも大きな差が。HDでは512ch、Nativeでは128chとなっており、大型のセッションを扱う際はやはりHDが必須となってきます。 そして、以前ではHDXのみのオプションとなっていたアナログ・サウンドの温かみをトラックへ与える『HEAT』がPro Tools | HDソフトウェア・アドオンと変更になったことにより、HDユーザーであれば使用可能となりました。アナログサウンドを知り尽くしたCrane Songのデイブ・ヒル氏の協力のもとで開発されたHEATはProTools 内部でのミックスに温かみ、パンチ感、透明度を与えることができます。 オートメーションを多く使われる方には必須機能であろうTrim FaderもHDのみの機能です。トリムフェーダーがない場合、オートメーションが書かれているトラックのボリューム操作は面倒ですよね。。 Pro Toolsでサラウンドの作業をするにはHDが必要になります。HDへアップグレードを行えば、5.1ch、7.1chサラウンドでの作業が可能になります。この機能追加のためだけでもHDへアップグレードを検討されてる方は多いのではないでしょうか。 また、MA作業に目を向けてみればビデオトラック数の増加は大きなメリット。Native版では1トラックのみの編集不可であったものがHDでは最大64トラックのビデオトラックが扱え、切り貼り等の編集も可能となります。さらに、複数のワークステーションをイーサネット・ネットワーク上で互いにシンクさせるSatellite Link機能もHDが必要となります。 リリースされたてのver12.6より搭載されたクリップ・エフェクト機能。クリップ単位でリアルタイムに実行可能なエフェクト機能となり、インプット・ゲイン、位相、EQ、フィルターそしてダイナミクスが備わっています。こちらNative版では再生のみ対応となっており、使用する場合はHDが必要となります。他社のDAWでは搭載されているものもありましたが、ProToolsユーザーでは待望とされていた機能ではないでしょうか!? その他ver.12.6での追加機能である『レイヤー編集機能』、『プレイリスト機能の強化』はHD、Native版共通のものとなりますが、編集をよりスピーディーに、より確実に行う機能。特に『プレイリスト機能の強化』はユーザーからの声がストレートに反映されており『これできればいいのに、、』が搭載された印象です。 >>ver.12.6の機能詳細はコチラをご参照ください!! 現在スタジオではHD、ご自宅ではNative版を使用しているという方も多数ではないでしょうか。これまでPro Tools|HDを導入する手段がバンドル購入しかありませんでしたが、今回の単体販売のスタートによってグッと身近な存在になってきました。中でもアップグレードは¥255,960 (本体価格:¥237,000)と、Pro Tools|HD環境を最も手軽に導入できる方法となっています。複数のスタジオ間、自宅での作業など制作環境を共通化できるということは、当たり前ですがデータをこちらから渡すことにも、相手先がこちらに渡すときにも大きなメリットがあります。Pro Tools|HDアップグレードは注目度、、、やはり大です!!  
Sales
2016/10/04

Pro Tools|HDに新たな選択肢!! 3rd Party I/Oとのバンドルがワークフローを拡張する!!

ついにPro Tools | HDが解き放たれたとも言えるのではないでしょうか!! 従来はカード、I/O、そしてHDソフトのバンドルでしか入手ができなかった各製品が、各々単品で購入いただけるようになりました。ということは、当然のことながら自由な組み合わせでPro Toolsのフラッグシップシステムを構築することが可能に。数々の選択肢がいま、目の前に広がったという状況です。そこで、今回は組み合わせの典型例としてDigiGrid / Focusrite / Apogee 3社のI/Oと組み合わせたPro Tools|HDバンドルをご紹介します。もちろん、18回無金利クレジットなど導入サポートもご用意していますので、ぜひお問い合わせください!! 1:Pro Tools HD Software + DiGiGrid IOS 2:HDNative Core + PTHD Soft + Focusrite Red 4Pre 3:HDX Core+PTHD Soft + Symphony Mk2HD 2x6 ◎Pro Tools HD Software + DiGiGrid IOS BUNDLE 遂に実現、Pro Tools 12.6 HD Softを活かす最高の環境 〜先進のブリティッシュサウンドを実現。最新ネットワークI/O & SoundGrid Serverバンドル〜 Pro Tools HD Software + DiGiGrid IOS BUNDLE 価格:¥633,000(本体価格:¥586,111) 18回無金利クレジットなら月々¥35,100~ >>eStoreはこちらから ついに単体での販売がスタートしたPro Tools HDソフトウェア。その第一の恩恵とも言えるのが自由なI/Oの選択肢が広がったということです。Pro Tools12.6に新たに加えられたクリップエフェクトのほか、HDならではのHEATの使用やサラウンドへの対応とそのメリットは数えればきりがありません。 そして、今回バンドルでご提案するのはDiGiGrid IOS。SoundGridがもたらす超低レイテンシーはネットワーク接続である利点を活かしAD/DA領域で1.5ms、デジタル領域でわずか0.8msというスペック。さらに長距離の伝送でもこの数値以上のレイテンシーが発生しないことはAoIPの大きな利点。そしてIOSはDiGiCoとWAVESの共同開発。DiGiCo SDシリーズと同じく最高水準のBurr Brown製回路を採用、超ワイドなダイナミックレンジと低歪み率を実現し魅力的なブリティッシュサウンドを出力します。 もちろんSound Grid Serverとして動作するためWAVESのみならず、拡大中のSoundGrid対応プラグインをCPUに頼らずガンガンと使い倒すことが可能です。Soudgrid ネットワークの革新的なまでに自由でシンプルな拡張性をPro Tools HD環境でシステムアップする。今回のバンドルが実現する世界はこれまでのワークフローを大きく進化させてくれます!! さらにいまなら、SoundGrid Serverを輝かせるWAVES 33種類のプラグインを収録した「Sound Design Suite」をプレゼント!! 収録プラグイン C4 / DeEsser / Doppler / TransX / UltraPitch / Doubler / Enigma / GTR3 Software / H-Comp / H-Delay / L1 Ultramaximizer / L2 Ultramaximizer / L3 Ultramaximizer / L3-LL Ultramaximizer / LoAir / Linear Phase EQ / Linear Phase Multiband / MetaFlanger / MondoMod / Morphoder / Paz Psychoacoustic Analyzer / PS22 Stereo Maker (TDM only) / Q10 Paragraphic EQ / Renaissance Axx / Renaissance Bass / Renaissance Compressor / Renaissance EQ/ S1 / SoundShifter / SuperTap / V-Comp / V-EQ3 / V-EQ4 ◎HDNative Core + PTHD Soft + Focusrite Red 4Pre HD Native Core登場。PRO用途に耐えうるコンパクトが実現するレコーディングシステム。 〜HD Native Core+Red 4Preで業務スタジオレベルのワークフローを実現する!!〜 HDNative Core+PTHD Soft + Focusrite Red 4Pre BUNDLE 価格:¥680,000(本体価格:¥629,630) 18回無金利クレジットなら月々¥37,700~ ※本バンドルをご購入の方にDigiLinkロック($300)をカバーする30000ポイントをプレゼント!! >>eStoreはこちらから PT Native Software環境ではレイテンシーを抑えるためI/O側のダイレクトモニター機能を使用したり、パンチインの際に元のトラックのレコーディングする部分をミュートするなど、工夫しながらレコーディングをする必要が出てきます。HD NativeではAnalog In/Out 96KHzの場合でスループットレイテンシー1.7msの公称値。DigiLink接続のメリットを活かし今までのHD環境での使用感をそのままにレコーディング作業するにはやはりHD Native以上の環境が必要といえるでしょう。 組み合わせで選択したFocusrite / Red 4PreはISAシリーズを再現する”Air”機能マイクプリを4ch搭載し、またモニターコントロール機能も備えているため、これ1台あればすぐさま作業をスタートさせられるマルチな存在。また、Red 4Preの利点としてはDigiLinkの接続以外にもThunderbolt、Danteでの接続が可能となっていること。スタジオでの使用ではHD Nativeを、出先ではThunderbolt接続と使い分けも見えてくるほか、Dante経由で入出力を拡張できるということは将来性を確保する大きなポイント。DigiLink接続の場合でも活用できますので同じくFocusriteのRedNet 4などを用いてマイクプリをDante拡張していくといったシステムアップは大きな魅力です!! ◎HDX Core+PTHD Soft + Symphony Mk2HD 2x6 Pro Tools HDX Coreが実現する新たなワークフローの可能性 HDX環境に自在なコンフィギュレーションとLegendly AD/DAの恩恵を〜〜 HDX Core+PTHD Soft + Symphony Mk2HD 2x6 価格:¥921,000(本体価格:¥852,778) 18回無金利クレジットなら月々¥51,100~ ※本バンドルをご購入の方にDigiLinkロック($300)をカバーする30000ポイントをプレゼント!! >>eStoreはこちらから Pro ToolsシステムのフラッグシップであるHDXもコアカードのみの販売がスタート、Pro Tools HD+HDX+3rd Party I/Oという組み合わせも可能にし、そのプライスもグッと身近なものになりました。安定度抜群のこのDSPシステムは公称0.96msという超低レイテンシーで業界標準と言える存在。今回このHDXに組み合わせるのはApogee Symphony Mk2。In/Outをモジュール化したその背面にはminiDigiLinkポートも備え、セッティングから遅延補正までPro Tools HDをフル活用できる親和性の高い関係。 カスタムドライバに『Direct Memory Access (DMA)』 エンジンを採用し、Mac CPUから独立してメモリ内データの直接の読み書きを実現。ドライバの効率を高め、大量のデータをMacのCPUに負荷をほぼかけずに高速処理可能となり、多チャンネルのIn/Outが必要とされる業務では大きなメリットに。そしてそのサウンドはApogeeの粋を凝縮、A/Dには新技術”Dual Sum A/D”、D/Aには前モデルで不動の地位を築いた”ESS Sabre32 32-bit Hyperstream DAC”、そして完全差動オペアンプ(differential op-amp)を、アナログ回路すべての基礎ブロックとして採用し、極めてクリアで立ち上がりの良いサウンドを実現。モジュール化されたプラットフォームは更なる拡張性をも見据えています。HDXとの新たなコンビはその実力も折り紙付きです!! ◎Pro Tools | HD 単品販売 Price List !! Pro Tools HD - Software Only (with iLok)  ¥335,880(本体価格¥311,000) -12.6 HDソフトウェア単体の新規導入(永続版) Pro Tools HD - Annual Subscription (with iLok)  ¥133,920(本体価格¥124,000) -12.6 HDソフトウェア単体の新規導入(サブスクリプション版) Pro Tools to PTHD Upgrade ¥255,960(本体価格¥237,000) -PT Nativeソフトウェアからのアップデート Pro Tools HD Native TB Core (softwareなし)  ¥133,920(本体価格¥124,000) -複数I/Oをお持ちの方などの2ndシステムとして Pro Tools HDX Core (softwareなし)  ¥403,920(本体価格¥374,000) -HDXカードを増設したいユーザー様向け Pro Tools HDX Core with Pro Tools | HD Software  ¥672,840(本体価格¥623,000) -HD I/O、その他I/Oと併せて新規導入検討の方 Pro Tools HD Native TB with Pro Tools | HD Software  ¥403,920(本体価格¥374,000) -HD I/O、その他I/Oと併せて新規導入検討の方 Pro Tools HD Native PCIe with Pro Tools | HD Software  ¥403,920(本体価格¥374,000) -HD I/O、その他I/Oと併せて新規導入検討の方 今回はかなり大きな舵をAvidは切ったと言えるのではないでしょうか。その組み合わせはワークフローもサウンドも新たな領域に入ったのかもしれません。ご紹介した3種のバンドルはI/Oの仕様によってパターンが派生するケースがありますので、ご希望の仕様ある場合もぜひお問い合わせください!!
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2016/09/12

Pro Tools HEROES !! Vol.3 番外編 Digigrid DLS + Avid HD I/O

ProToolsに追加されるExtra Power 1:CPUに負荷をかけず0.8msレイテンシーでWAVES Processing! 2:ネットワークで自在に連携、I/Oも拡張! 3:DLSを外しても瞬時にCPUベースの環境に切り替えが可能! 1:CPUに負荷をかけず0.8msレイテンシーでWAVES Processing! Omniや8×8×8といったHD I/Oと併用することでネットワークプラグインサーバーとして機能することができるDigigrid DLS。WAVESが誇るプロセッシングPOWERをわずか0.8msのレイテンシーで追加することが可能です。2系統のDigiLink端子でPro Toolsシステムに64デジタル入出力を提供。もちろんDLIなどアナログI/O搭載機を追加することでさらなる入出力拡張も可能となります。さらにProToolsではないNative DAW環境であってもSGPモードに切り替えることでDSPプラグインサーバーとして使用することが可能です。付属のeMotionミキサーインサートにプラグインを入れて、ProToolsへの入力前にかけ取りを行うことも可能です。 2:ネットワークで自在に連携、I/Oも拡張! HD I/OとDLSというベストセラーの組み合わせにDLIを追加することでアナログI/Oも拡張が可能。DLIは接続されたI/OとしてPro Toolsで認識されます。またネットワーク接続された別PCからDAWを通じてオーディオを取り込むことも可能です。 3:DLSを外しても瞬時にCPUベースの環境に切り替えが可能! 突然の外録時やモバイルシステムへの移行の際にもDigigridは柔軟に対応が可能です。CPU負荷とDSP負荷をStudioRack上で瞬時に切り替えることが可能なので、DLSを持って行くほどではない外録などの際に、DLSを外してもセッションが開かないことはありません。DSP負荷がかさんだセッションなどにおいても、負荷分散を任意でコントロールできるのは大きなメリットとなります。Studio Rackには8つのプラグインスロットがあり、プラグインの並び順を保存して、必要に応じてリコールすることも可能です。
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2016/09/12

Pro Tools HEROES !! Vol.3 番外編 Focusrite RED 4 Pre

ProToolsに追加されるExtra Power 1:2基のminidigilinkコネクターによりProTools HD上で58in/64out 2:ISAマイクプリアンプをアナログモデリングする“Air”機能 3:豊富な『無償』付属プラグイン 1:2基のminidigilinkコネクターによりProTools HD上で58in/64out Pro Tools HDにダイレクトにつながる機能として背面に2つのPrimaryポートが付いています。この通信ch量は1台のインターフェイスの中では史上最大の接続チャンネル数、58input/64outputもの通信を可能とします。ましてやHDX3とカード3枚の状態で3台のRed4Preであれば174in/192outputもの通信を可能とします。 さてこの背面にいかにそのチャンネル数がコネクトできるのでしょうか。以下の図をごらんください。 こちらはInputからOutputへの流れを表したものですが、inputのADに関しては8chのみです。しかしながらデジタルにおける拡張性が非常に高いことが見て取れると思います。2基搭載したADATやS/PDIF。そして、内部に搭載したルーターにより、Dante信号をも縦横無尽にルーティングが可能となります。現在Dante規格を採用したイキップメントは市場にに豊富にリリースされており、同社が販売するREDNETなどを踏まえて非常に拡張性の高いハブとなるインターフェイスとなることがわかると思います。1Uのシンプルな筐体に詰め込まれた、多彩な拡張性。これがRed4Preの魅力の一つです。 2:ISAマイクプリアンプをアナログモデリングする“Air”機能 Focusriteの誇るハードウェアマイクプリISAシリーズはそのきらびやかなサウンドで、多くのスタジオにて採用され、非常に認知度と評価の高いマイクプリとなっています。そのサウンドの秘密はやはり回路設計がトランスフォーマーベースであったからです。そのシルキーなサウンドは数々のエンジニア・ミュージシャンを魅了しました。 RED4PreではFocusrite伝統のサウンド、トランスフォーマーベースのISAマイクプリアンプをアナログモデリングする“Air”機能も含まれます。”Air”機能は、トランスフォーマーベースのオリジナルのプリアンプ設計をアナログモデリングすることで、ISAトランスフォーマーの持つ独特のサウンドデザインを再現します。”Air”機能を有効にすると、3ステップのプリアンプ信号チェインを再構築します。すなわち、正確なトランスフォーマー型入力インピーダンスにスイッチすること、そしてリニア・ゲインを加え、最後にタイトなロウエンド&ハイエンドを持ち上げるパッシブフィルターを適用することで、Focusrite愛用者の呼ぶ「伝統的なFocusriteプリアンプの持つ“Air”のサウンド」が作られます。 3:豊富な『無償』付属プラグイン RED4preを採用するメリットはハードウェア面でのメリットだけではありません。Red 4Preを購入すると、SoftubeのTime and Toneバンドルも同梱されています。Drawmer S73インテリジェント・マスター・プロセッサ、TSAR-1Rリバーブ、Tubeディレイ、サチュレーション・ノブといったSoftubeがプラグイン4つをパッケージしたものです。 また、Focusrite伝統のRedレンジ2と3をモデリングしたイコライザーとコンプレッサー、RedプラグインSuiteも同梱されています。Pro ToolsにおけるAAXにも対応しています。ハードウェア部そして、ソフトウェア面においてもビルドアップできるまさに質実剛健とも呼べる製品パッケージとなっています。
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2016/09/12

Pro Tools HEROES !! Vol.3 番外編 Apogee Symphony I/O mkII

Pro Tools HD 12.6 で使用IOの制限から解放されたPro Tools。サードパーティー製IOの上位候補として、一歩秀でた存在のApogee Symphony I/O mkIIが選ばれる理由とメリットをご紹介! ProToolsに追加されるExtra Power 1:再定義されたLegendary AD/DAの正統進化 2:旧機種互換も併せ持つ柔軟なモジュール構造 3:将来的な接続プラットフォームへの対応 1:再定義されたLegendary AD/DAの進化 AD、DA、ヘッドフォンアンプに至るまで、Symphony I/O MK2はApogeeテクノロジーの粋を集めたフラッグシップ機としての実力が随所に見られます。 AD/DAには同社Symphony I/Oが持つ芸術的なまでにシンプルな完全差動オペアンプと、全出力でバランス出力を保持するPerfect Symmetry Circuitry (PSC)を新搭載。特にこのオペアンプは一般的なオペアンプ構造と比べても極めてシンプル。32ch入出力アナログ回路全ての基礎となっています。さらにヘッドフォン端子には同社Grooveより、接続されたヘッドフォンのノンリニアなインピーダンスに合わせて動的に出力を可変させる革新的なConstant Current Drive技術を搭載。各インターフェースが搭載するESS Sabre32 32-bit Hyperstream DACももちろん内蔵しています。 Symphpony MK2はこれらのテクノロジー追加に加え、AD/DAそれぞれに新たに2つの改良が施されている。一つ目は『Dual Sam A/D Stage』。同社GrooveをはじめDAC市場のハイエンドプロダクトにも見られる並列コンバート設計をA/D回路に搭載。ノイズフロアを抑えるだけでなく、Apogee史上最も広大なダイナミックレンジ(122dB A weighted)を誇るA/Dコンバーターを実現している。二つ目が『高電流出力・低インピーダンスのDA回路』、通常インターフェースのラインアウトでは十分な出力が得られなかったが、ビンテージアウトボードなどインピーダンス条件の大きく異なるプロダクトとの接続においても、一切のパフォーマンスを損なうことなくドライブすることが可能となっている。長距離アナログケーブルを引き伸ばしたスタジオシステムなどにおいては特に効果を発揮する仕様。 2:旧機種互換も併せ持つ柔軟なモジュール構造 Symphonyの入出力数は使用する環境において実に様々なパターンを生み出すことが可能です。2×6、8×8、16×16、そして8×8+マイクプリ、ベースとなる4つのI/Oコンフィギュレーションから選択して、スタジオ規模に合わせて1台で最大32in32outの入出力まで拡張することができます。 たとえばそれほど入出力が必要のないプロデューサーデスクや、小中規模のプロジェクトスタジオ、または大規模なスタジオまで、このSymphony Mk2はさまざまな入出力オプションでベストフィット、また拡張させることが可能です。もちろん旧Symphonyユーザーとの互換性も開発コンセプトとなっていた本機。旧Symphonyモジュールとの互換性はもちろん、モジュールなしシャーシのみというMK2専用のコンフィギュレーションも用意されています。 3:将来的な接続プラットフォームへの対応 PCやmini-Digilinkとの接続方式自体をモジュール構造としたのもSymphony Mk2の大きな特徴です。たとえば、現在はPro Tools HDで作業を行っていて、Thunderboltによるネイティブ環境への移行が必要な時も、オプションカード(別売)を搭載することが可能です。 またWAVES SoundGrid接続端子も搭載予定、将来的なネットワークオーディオ含め、既存のシステムのまま移行が可能となります。
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2016/08/24

Pro Tools HDX / HDユーザーへ!DiGiGrid DLS / DLI優待販売プログラムを開始!業務にこそネットワークオーディオの恩恵を!

Pro Tools HDX / HDユーザー限定オファー! Pro Tools HDX / HDシステムに、リアルタイムで動作する強力なDSPプラグイン処理能力と、SoundGridネットワークの拡張性を提供するDiGiGrid『DLS』と、DLSからDSP機能を省いた『DLI』、2つのオーディオI/Fが最大¥40,000OFFとなるプロモーションがスタート!! 10月15日までの期間限定となります、要チェックです!! Pro Tools HD/HDXユーザーがDiGiGridを導入する主なメリット Pro Tools HDX/HDシステムに、超低レイテンシーでプラグイン処理能力を追加。(サーバー内蔵モデルのDLS) Waves SoundGridライセンスでWavesプラグインのローレイテンシー・プロセシングが可能に。 任意のDiGiGrid I/OをPro Tools HDX/HDシステムの入出力として追加可能。 Pro Toolsやその他のDAWでも、Avid製のI/Oハードウェアを入出力デバイスとして共有可能。 DiGiGrid DLS DiGiGrid DLSは、Pro ToolsとSoundGridネットワークを接続し、プラグイン・プロセシングと、ネットワークのハブとなるオールインワンのインターフェイスです。 SoundGrid DSPサーバー、ネットワーク・スイッチ、2つのDigiLinkポートを備え、64までのデジタル入出力を提供するDiGiGrid DLSは、既存のPro Toolsシステムに、プラグイン処理能力を追加し、SoundGridネットワークの数々のアドバンテージを追加します。 DLSに内蔵されているSoundGrid DSPサーバーは、類い希なプロセシング・パワーを提供します。Pro Toolsをはじめ、あなたが使い慣れたDAWの中に統合された形でプラグインを使用できるので、数百ものSoundGrid互換のWavesとサードパーティー製のプラグインを、リアルタイムで、最少でたった0.8ミリ秒のレイテンシーで稼働させ、録音、モニター、ミックスを行うことが可能になります。 ProToolsに追加されるExtra Power 1:CPUに負荷をかけず0.8msレイテンシーでWAVES Processing! 2:ネットワークで自在に連携、I/Oも拡張! 3:DLSを外しても瞬時にCPUベースの環境に切り替えが可能! 1:CPUに負荷をかけず0.8msレイテンシーでWAVES Processing! Omniや8×8×8といったHD I/Oと併用することでネットワークプラグインサーバーとして機能することができるDigigrid DLS。WAVESが誇るプロセッシングPOWERをわずか0.8msのレイテンシーで追加することが可能です。2系統のDigiLink端子でPro Toolsシステムに64デジタル入出力を提供。もちろんDLIなどアナログI/O搭載機を追加することでさらなる入出力拡張も可能となります。さらにProToolsではないNative DAW環境であってもSGPモードに切り替えることでDSPプラグインサーバーとして使用することが可能です。付属のeMotionミキサーインサートにプラグインを入れて、ProToolsへの入力前にかけ取りを行うことも可能です。 2:ネットワークで自在に連携、I/Oも拡張! HD I/OとDLSというベストセラーの組み合わせにDLIを追加することでアナログI/Oも拡張が可能。DLIは接続されたI/OとしてPro Toolsで認識されます。またネットワーク接続された別PCからDAWを通じてオーディオを取り込むことも可能です。 3:DLSを外しても瞬時にCPUベースの環境に切り替えが可能! 突然の外録時やモバイルシステムへの移行の際にもDigigridは柔軟に対応が可能です。CPU負荷とDSP負荷をStudioRack上で瞬時に切り替えることが可能なので、DLSを持って行くほどではない外録などの際に、DLSを外してもセッションが開かないことはありません。DSP負荷がかさんだセッションなどにおいても、負荷分散を任意でコントロールできるのは大きなメリットとなります。Studio Rackには8つのプラグインスロットがあり、プラグインの並び順を保存して、必要に応じてリコールすることも可能です。 DLS クロスグレード優待版 ★10月15日までのPro Tools HDX / HDユーザー様対象 ¥288,800 →¥248,000! DiGiGrid DLI DiGiGrid DLIは、Pro ToolsとSoundGridネットワークを接続するネットワーク・ハブとして働きます。2つのDigiLinkポートを備え、64までのデジタル入出力を提供するDiGiGrid DLIは、既存のPro Toolsシステムの可能性をSoundGridネットワークで拡張します。 DLIにSoundGrid DSPサーバーを加えることで、類い希なプロセシング・パワーをPro Toolsシステムに追加し、レコーディング、モニタリング、ミキシングをストレスなくリアルタイムで実現します。 Pro Toolsをはじめ、あなたが使い慣れたDAWの中に統合された形でプラグインを使用できるので、数百ものSoundGrid互換のWavesとサードパーティー製のプラグインを、リアルタイムで、最少でたった0.8ミリ秒のレイテンシーで稼働させることができます。 DLI クロスグレード優待版 ★10月15日までのPro Tools HDX / HDユーザー様対象 ¥97,200 →¥77,000! 常識を打ち破る、DSLのネットワークパワーを知るにはこのムービー!
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2016/08/08

Adobe PremiereとAvidのメディアアセット連携が新たなステージへ!! Avid MediaCentral | UX Connector発表!!

AvidとAdobeの連携が新たなステージに入りました!! 今回プレスリリースされたAvid MediaCentral | UX Connectorを使用するとAdobe Premiere Pro CCユーザーインターフェース内にMediaCentral | UXユーザーインターフェースが表示、InterPlayほかAvidのメディアアセットへの接続がPremiere内から行えるようになります。このような連携を3rd Partyアプリケーションと実現するのは初めてとなる画期的なニュースです。 メディア素材をInterPlayで一括管理するケースで、クリエイターの環境もMedia ComposerだけでなくPremiereという選択肢が生まれたことになります。詳細は下記Avidからのプレスリリース、およびブログ記事のリンクよりチェックしてください!! >>Avid Blogはこちらから ◎Avidプレスリリース -------------------------------------------------------------------------------------------- Avid MediaCentral | UX ConnectorによりAdobe Premiere Proとのオープンな連携を実現 -------------------------------------------------------------------------------------------- ~Avid Everywhereビジョンが、Adobe Premiere Pro CCユーザーと Avidユーザーとのシームレスな協調作業を実現~ 2016年8月5日(金) 東京– Avid® (Nasdaq: AVID) は、Adobe Premiere Pro CC向けMediaCentral | UX Connectorを発表しました。このコネクタにより、Adobe Premiere Pro CCユーザーは、Avid MediaCentral™ Platform上のAvid制作環境へ接続することが可能になります。Adobe Premiere Proユーザーが、Adobe Premiere Pro CC内部からAvid MediaCentral | UX 拡張パネルを介して、これまで以上に高いレベルでAvidユーザーとコレボレーションすることが可能となり、予算に合わせて、ワークフローに適するツールを使用することが可能になります。 Avidのバイスプレジデント兼マーケット・ソリューションズ部門のアラン・ホフは次のように話します。「使用するツールに関係なく統合された協調ワークフローをメディア制作のプロフェッショナルへ提供するという弊社の約束を、このオープンなMediaCentral Platformが実践します。Adobe Premiere Pro CC向けAvid MediaCentral | UX Connectorを通じて、Avidメディア・マネジメント・システムの高い柔軟性、効率性、コラボレーション能力をAdobe Premiere Pro CCユーザーにご提供します。」 Adobe Premiere Pro CC向けAvid MediaCentral | UX Connectorを使うと、Adobe Premiere Pro CCユーザーインターフェース内にMediaCentral | UXユーザーインターフェースが表示されます。Adobeエディターは、このMediaCentral | UXユーザーインターフェースからInterplay® | Production、Interplay | MAM およびiNEWS®などのAvidワークフロー・ソリューションに接続することができます。その結果、Adobe Premiere Proを使用しているクリエイティブ制作部門がより多くの制作アセットにアクセスできたり、制作チーム内でのスタッフの繋がりを高め、リソースをより活用することが可能になります。また、AdobeとAvidエディターの両方がアセットをより簡単に管理できるようになるほか、非クリエイティブな制作タスクを自動化、制作プロセス全体を通して作業コストを低減することが可能となるため、AdobeとAvidユーザーのワークフロー効率性を向上します。 Adobe社プロフェッショナル・ビデオ部門のパートナーリレーションズの部長であるスー・スキッドモア(Sue Skidmore)氏は語ります。「Adobeユーザーにとって、オープンで互いに繋がるシステムは長年の目標でした。この統合により、クリエイティブ制作に関わるユーザーにより最適な経験を提供することができるようになります。Adobe Premiere Pro CC向けAvid MediaCentral | UX Connector は、異なるベンダーのソリューションを統合することで、無駄な時間を省きリソースの有効活用を可能にします。つまり、メディア制作プロフェッショナルは、クリエイティブな作業に集中できる環境でコンテンツ制作に打ち込むことが可能になるのです。」 Adobe Premiere Pro CC 向けAvid MediaCentral | UX Connectorにより、Adobe Premiere Pro CCエディターは、下記のことが可能になります。 ▪ AvidアセットをAdobe Premiere Proプロジェクトでの編集用に登録: - Adobe Premiere Pro対応フォーマットでマスタークリップをチェックアウト(登録) - Premiere Pro編集用のシンプルなシーケンスをチェックアウト(登録) - レンダリングしたシーケンスをAvidへ戻す - Adobe非対応のAvidメディアについては、オプションのMXF OP-1aおよびシンプルなXMLショットリストへの変換でアクセス可能 ▪ Media | Index 経由で、メディアアセットを検索 ▪ MediaCentral | UXの他のユーザーとチャット ▪ データベース階層内をナビゲーション ▪ メタデータを閲覧、追加、修正
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2016/08/01

史上最大のチャンス到来!! HDX交換UPG+Avidアドバンテージ加入で22万円キャッシュバック!!

TDM / HDNativeユーザーに最大のチャンス到来です!! Pro ToolsのフラッグシップとなるHDXへの交換アップグレード「Exchange Plan」と、ハードウェアの先出し交換修理などダウンタイムを最小限に抑えシステム全体を保守する「Avid Advantage」を同時にお申し込みいただくことで、なんと税抜¥220,000のキャッシュバックを敢行!! これまでも幾度となく更新のタイミングを計っていたユーザーもついに決断となる大ニュースです!! ◎Price List 製品名通常価格キャッシュバック後価格 HD1 to HDX PCIe Card + Advantage¥1,216,080¥978,480 HD1 w/HD Series I/O to HDX OMNI + Advantage¥1,216,080¥978,480 HD1 w/HD Series I/O to HDX 8x8x8 + Advantage¥1,348,920¥1,111,320 HD1 w/HD Series I/O to HDX 16 x 16 + Advantage¥1,489,320¥1,251,720 HD1 w/HD Series I/O to HDX MADI + Advantage¥1,489,320¥1,251,720 製品名通常価格キャッシュバック後価格 HD Core to HDX2 PCIe Card + Advantage¥2,158,920¥1,921,320 HD Core w/HD Series I/O to HDX2 OMNI + Advantage¥2,158,920¥1,921,320 HD Core w/HD Series I/O to HDX2 8x8x8 + Advantage¥2,288,520¥2,050,920 HD Core w/HD Series I/O to HDX2 16 x 16 + Advantage¥2,428,920¥2,191,320 HD Core w/HD Series I/O to HDX2 MADI + Advantage¥2,428,920¥2,191,320 製品名通常価格キャッシュバック後価格 HD Core to HDX3 PCIe Card + Advantage¥2,828,520¥2,590,920 HD Core w/HD Series I/O to HDX3 OMNI + Advantage¥2,828,520¥2,590,920 HD Core w/HD Series I/O to HDX3 8x8x8 + Advantage¥2,968,920¥2,731,320 HD Core w/HD Series I/O to HDX3 16 x 16 + Advantage¥3,098,520¥2,860,920 HD Core w/HD Series I/O to HDX3 MADI + Advantage¥3,098,520¥2,860,920 製品名通常価格キャッシュバック後価格 HD Native to HDX PCIe Card + Advantage¥1,216,080¥978,480 ※表示価格は全て税込となります。 ※価格は該当のExchange Plan、Avid Advantageご購入額の合計となります。 ハードウェアを含むシステム全体をサポートするAvid Advantageとは!? 今回の交換アップグレードに付随する「Avid Advantage」はハードウェアを含むシステム全体をサポートするAvid提供の保守プラン。ダウンタイムを最小限に留める必要があるプロフェッショナルの現場では必須とも言えるのではないでしょうか、その内容も「交換無償修理」から良品の先出し対応まで現場のニーズに沿ったサポートが提供されます!! 主なサポート内容 ・カード、I/Oなどハードウェアの交換修理対応を「無償」で対応 ・ダウンタイムを最小限に抑える修理時の先出し交換対応 ・大規模システムでも安心の1システム単位での保守 Avid Advantage, Pro Tools HD Systems, ExpertPlus with Hardware Coverage 価格¥139,320(本体価格:¥129,000) ◎48回低金利クレジットでスマートな導入をサポート!! ROCK ON PROでは導入コストについても48回低金利クレジット(実質年率1.9%)で強力にアシスト!例えば100万円の購入額を48回低金利で購入の場合、通常時の金利手数料¥171,800が¥39,300までにコストカットされる計算に、差額は実に¥132,500にも及びます。月々のコストを軽く、スマートにシステムを運用、あなたも今すぐHDシステムオーナーです!! ◎HDX、そしてPro Toolsソリューションの今を確認!! グローバル規模で業界標準となっているPro Tools | HDシステム。HDXに至るまでの遍歴、その魅力と進化、さらにHD Nativeとの正確な機能差などをまずはおさらい。さらにv12でのアップデートヒストリーから最新12.5の動画レビュー&アクティベーションガイド、そしてPro Tools|Dockのオーバービューまで、最新のPro Toolsソリューションをご確認ください!! >>HDX 誕生までの歴史と進化 デビュー当初、驚きを持って迎えられたPro Tools HDX。当時、その真価についてを詳細に渡り解説、その実力を解き明かしたレポートを確認!! >>ProTools12 Ver.Upの軌跡と最新機能 そして、Pro Toolsの2016年の「いま」のレポートがこちら、ver.12.5までのver.upの軌跡から最新機能まで要チェックです!! >>独占取材!! ムービーで見る、Pro Tools|Dockのオーバービュー!! >>独占取材!! ムービーで見る、Pro Tools|Dock PART2 !! Pro Toolsもver.12となり制作の環境もTDM世代から大きく進化しています。ざっと振り返るだけでもClip gain、Disk Cache、オフラインバウンス、そして最新のCloud Corabollation環境までワークフローは大きな効率化とクオリティアップを果たしています。まさにシステムを生まれ変わらせることができる交換アップグレード「Exchange Plan」、お手元のシステムを資産として有効に活用できるスマートな手段とも言えるのではないでしょうか。本プロモーションは9月30日までの期間限定となります、ぜひ経験豊富なROCK ON PROスタッフにご相談ください!!
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2016/07/26

JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー開催!!

JPPA(日本ポストプロダクション協会)主催の「JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー」が今年も開催されます。1人1台のPCを使用したトレーニングで、現在のポストプロダクション作業には必須となるオーディオ・レストレーションの実際を習得できるプログラムの開催です。 講師はエアロスミス、デビッド・ボウイなどのマスタリングにも携わったMワークス・マスタリング・スタジオのジョナサン・ワイナー氏、また国内初のDolby Atmos(for Home)スタジオとなったビー・ブルーを率い、AES「Audio for Games部門」のバイスチェアーも務める染谷 和孝氏の両名。業界の最先端をリードするお二人のiZotope RXシリーズにまつわるノウハウ・技術を1日たっぷりかけて習得できる貴重な機会となります!! 下記開催概要、またPDF資料をご確認のうえ、ぜひお申し込みください!! ◎開催概要 JPPA iZotope RXハンズオン・セミナー 日時:2016年8月31日(水)、9月1日(木)10:00~18:00 ※各日同一内容の開催となります。 ※(8/24追記:8/31の開催については満員となりました) 場所:東放学園 音響専門学校 音響専門学校 清水橋校舎 7階 Mac Room 〒151-0071 東京都渋谷区本町 3-40-6 公式ホームページ/交通アクセス>> 定員:各日先着40名 参加費:JPPA会員 1名5,000円 / 一般 1名8,000円 <申込連絡先> 一般社団法人 日本ポストプロダクション協会 柴原 TEL:03-3355-6420 email:info@jppanet.or.jp ※開催についてのご注意点についてPDFファイルをご確認ください。 ※参加申込については申込用紙に必要事項をご入力のうえ上記JPPA受付窓口までお申し込みください。 開催概要をダウンロード>> 申込用紙をダウンロード>> ◎内容、およびタイムスケジュール ・1人1台のPCを使用したハンズオン・トレーニングを実施 時間内容 【10:00~12:00】・iZotope RXシリーズの基本構成 ・基本的なレストレーション・ワークフロー ・スタンドアローンとプラグインそれぞれの使用法 ・Pro Toolsとの連携使用法 ・RX2,3,4と5の違い 【13:30~15:30】・各モジュールの使用方法、詳細説明、実践トレーニング 【16:00~18:00】・ポスプロ業におけるレストレーション作業のポイント ・参加者からのサンプル音源によるレストレーション実践トレーニングおよびアプローチ解説 ◎講師プロフィール Jonathan Wyner(ジョナサン・ワイナー)氏 ジョナサン・ワイナー氏はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるMワークス・マスタリング・スタジオ(m-works.com)の設立者にしてチーフ・エンジニアを務めました。ジョナサンは過去25年間にわたり、5千枚を超える音楽CDのマスタリングに携わり、よく知られたものでは、エアロスミス、デビッド・ボウイ、クリーム、エイミー・マン、ローランド・カーク、そしてニルバーナなど多くの作品にクレジットされています。こうしたマスタリング・プロジェクトに加え、ジョナサンはバークリー音楽大学にて教職メンバーの一人として教鞭をとり、またiZotope社のエデュケーション・ディレクターとしても活躍しています。 染谷 和孝氏 1963年東京生まれ。東京工学院専門学校卒業後、株式会社ビクター青山スタジオ、株式会社IMAGICA、株式会社イメージスタジオ109、ソニーPCL株式会社を経て、2007年株式会社ダイマジックのスタジオ設立に参加。2014年より有限会社ビー・ブルーに所属を移し、サウンドデザイナー / リレコーディングミキサーとして活動中。また、同年11月に日本国内初のDolby Atmos(for Home)対応MAスタジオをオープンさせる。2006年よりAES(オーディオ・エンジニアリング・ソサエティー)「Audio for Games部門 」のバイスチェアーを務める。また、現在もAES日本支部役員を担当。
Tech
2016/07/22

Real Sound Project Seminar 〜粟飯原流DSDレコーディング & Mixの世界

圧倒的ななめらかさとつややかさはまさにリアル・サウンド!しかし、編集工程においてまったく勝手が異なるDSD。対応するDAWも少ないことから、これまでベールに包まれていたDSDレコーディングの現場ノウハウを第1回REAL SOUND Project セミナーで紹介します!! マイキング、ミックス/編集から「本当は教えたくない話」まで…粟飯原氏が伝授するDSDレコーディングの世界がここに。 ↓↓↓Ustream配信はこちらから!↓↓↓ ◎Pyramixシステムで実現するDSDレコーディング どんなアーティストも、そしてエンジニアも、残したいものはただの「音」ではありません。私たちが残したいと願うものは、私たちが音楽から受け取った「感動」ではないでしょうか。それを残し伝えるために、機材やフォーマットは日々進化しています。 当初の5.6MHzから、いまや4倍の11.2MHzというサンプルレートまで進化したDSD256で収録された音は、リアル・サウンドを叶えるための現状で最良の選択と言えるでしょう。このDSD256でレコーディングをすることが出来る世界で唯一のシステムがPyramixシステムです。Rock oN REAL SOUND Projectは簡易なNativeシステムから、最高峰のMassCoreシステムまで、リアル・サウンドを実現するためのPyramixシステムの構築から導入までサポートいたします! ◎実例と音源を使用した生きたノウハウを伝授 世界初のハイレゾ・ライブ・ストリーミング・サービスであるPrimeSeatと、コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVAが共同で制作する番組「PrimeSeat Salon」はDSDダイレクトレコーディングにより、演奏はもちろん、サロンならではのリラックスした雰囲気、親密な空気感なども余すところなく配信。この番組で収録を担当されているのがWinns Mastering 粟飯原 友美 氏です。 当日は実際に収録された音楽の一部をはじめ、セッティングやマイキングから、DSDならではのレコーディングのコツにいたるまで、ご本人によるリアルなノウハウをお届けします。実際に収録された音源とともに、その制作の裏側が体験出来る貴重な機会!DSDでの制作を考えている方だけでなく、DSDってどんな音がするの!?という方も、ぜひこの機会をご利用ください! こんな方におすすめです! ◎サウンド・クオリティのためなら妥協はしたくない! ◎もっといいサウンドで音楽を聴きたい! ◎DSDってなに?? ◎DSDに興味はあるが、あと一歩踏み出せない…。 ◎DSDでレコーディングするのに必要な機材は? ◎音にはこだわりたいが、セッティングなどが不安…。 ◎Pyramixって使ったことないんだけど…。 ◎DSDフォーマットでの制作技術を向上させたい! タイムテーブル 冒頭ご挨拶(10分):Real Sound Project 〜コンセプトから活動紹介、今後の展開〜 テクノロジー優先ではなく、音楽のリアルな感動を残し、伝えていくためのシステム環境をプロフェッショナル視点で構築・サポートしていくことを目的とするRock oN REAL SOUND Project。まずは私たちの活動と、今後の展望について紹介させていただきます。 ◎第一部 19:00~(20分):ROCK ON PROがDSDを解剖〜その仕組み・特徴からシステム導入までを概観 PCMとは根本的に異なるフォーマットであるDSD。では何が違うの?どう違うの?といったところを、ROCK ON PROが改めて解説します。さらに、ROCK ON PROならDSDのポテンシャルを100%引き出すPyramix MassCoreシステムの導入までサポート!DSDの仕組みから、DSDを実際に使用出来るまでの知識を伝授します! ◎第二部 19:20~(30分):DSDでのレコーディング - システムの解説、マイキングのポイント 都内で開かれるサロンコンサートを、DSDダイレクトレコーディングにより完全収録する「PrimeSeat Salon」。収録を担当されるWinns Mastering 粟飯原友美氏ご本人が、実際のレコーディングの様子を解説いたします。DSDでのレコーディングに必要な機材の解説から、DSDならではのマイキングのポイント・注意点などを、実際にどのような音になるのかを聴きながら進めていきます。 休憩(10分) ◎第三部 20:00~(30分):DSD音源のミックス/編集 - PCMとは勝手の違うDSD編集の手引き 収録の後には当然、ミックスや編集という作業があります。しかし、PCMと違い、ミックス/編集が非常に困難なDSDというフォーマットを使用して音源を制作するにはどうすればいいのか?DSD使用の障壁とも言えるこの問題を粟飯原氏はどのように乗り越えているのか。1bit音源の可能性を活かし切るミックスを紹介します。 参加特典 当日ご参加いただいた方に、Pyramixシステムを3%OFFで購入出来るクーポンをプレゼント!! 開催要項 日時:8/1(月)19:00〜20:30 懇親会 21:00〜 講師:粟飯原 友美 氏 司会:前田洋介(ROKC ON PRO Product Specialist)、清水修平(ROCK ON PRO Sales Engineer) 場所:Rock oN リファレンススタジオ 東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ1F 定員:15名 ※定員を超えたお申し込みの場合は、キャンセル待ちとなります。 参加費:無料 ◎講師プロフィール 粟飯原 友美(あいばら ともみ) 1971年4月 千葉県千葉市生。1995年明治学院大学とCenter Recording Schoolを同時卒業。同年、株式会社ハリオンに入社。マスタリングエンジニアとして仕事をスタート。2003年 アンズサウンド加入。その後、株式会社化に伴い、現場を継続しつつ同社を共同経営。2012年渋谷に自社スタジオを構える。2014年株式会社アンズサウンドを退社し、Winns Masteringとして独立。CDマスタリングのみならず、 ハイレゾなどを中心としたホールレコーディング、DSD編集、ハイレゾマスタリングなどにも注力。SACDの作品やサラウンドマスタリングへの関わりも深い。メインDAWはMAGIX社のSEQUOIA。国内で3人ほどしか使用できないKORG Clarityを通して1bit編集のノウハウを学び、近年、1bit編集にMerging Pyramixを使い始める。音の質感、空間の広さなど、1bit音源の素晴らしいサウンドを多くの方に体験してもらうため、DSDモードのみでの編集を行うなど、1bit音源の限りない可能性を追求し続けている。 2015年 11月より、PrimeSeat & OTTAVAによるDSDインターネットラジオ番組「PrimeSeat Salon」のホールレコーディング、編集、ミックスを担当。 Rock oNではREAL SOUND Projectとしてクオリティ豊かなレコーディングをコーディネートしていきます。ホールでのクラシック収録、ミュージシャンの息吹が伝わるジャズのレコーディング、現場のリアルなサウンドと感動をリスナーに伝えたい、その願いを叶えるのが今回ご紹介をしているDSD。そして、Pyramix MassCoreシステムであれば、DSDの可能性を100%引き出すことが可能です。 Rock oN REAL SOUND Projectでは、Pyramidシステムの構築から導入まで安心のサポート体制で皆様をお待ちしております!少しでも関心があれば、ご遠慮なくお問い合わせください!!
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2016/07/15

ICONユーザー必見。S6M40エクスチェンジプログラムスタート

ICON D-Command、D-Controlユーザーを対象としたS6 M40へのエクスチェンジプログラムがスタートしました。ICONから大幅に進化を遂げているS6、是非ともこの機会に更新を!!先ずは、ROCK ON PROまでお問い合わせ下さい!! 交換プログラムは下記の物がご用意されています。 EXCHANGE D-COMMAND 8 TO S6 M40 8-5-D EXCHANGE D-COMMAND 24 TO S6 M40 16-5-D EXCHANGE D-COMMAND 24 TO S6 M40 24-5-D EXCHANGE D-CONTROL 16 TO S6 M40 16-5-D EXCHANGE D-CONTROL 16 TO S6 M40 16-9-D EXCHANGE D-CONTROL 32 TO S6 M40 32-5-D EXCHANGE D-CONTROL 32 TO S6 M40 32-9-D S6 M40のデモも随時受付中。Rock oN Shibuyaに常設されています!! お問い合わせは、ROCK ON PRO 岡田、君塚、町田、阪田、清水まで。 ◎ROCK ON PRO / Avid S6 Contents!! >>>S6 V2紹介MOVIE Vol.1 >>>S6 V2紹介MOVIE Vol.2 >>>S6 V2紹介MOVIE Vol.3 >>>S6 V2紹介MOVIE Vol.4 >>>S6 / Over the ICON >>>S6 Rock oN導入レポート その1 >>>S6 Rock oN導入レポート その2 >>>S6 Rock oN導入レポート その3 >>>S6 Rock oN導入レポート その4
Tech
2016/07/15

Rock oN REAL SOUND Project USER STORY

2002年よりPyramixを愛用し、高品位なサウンドを提供するだけでなく、常に最新のテクノロジーを高い次元でアートへと昇華してきたUNAMASレーベル代表の沢口 ”Mick” 真生 氏。国内でもいち早くHorusが導入された自宅スタジオで、独占ロング・インタビューを敢行! Pyramix導入の決め手、自宅システム解説から、実際の編集作業やエンジニアリングについてのお考えまでをご紹介するVol.1、また、氏がもっとも重視しているレコーディング/マイキングのノウハウを中心にしたVol.2をお届けします。
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2016/07/15

Rock oN REAL SOUND Project USER STORY vol.2 ~Mick沢口氏 ノウハウ編~

2002年よりPyramixを愛用し、高品位なサウンドを提供するだけでなく、常に最新のテクノロジーを高い次元でアートへと昇華してきたUNAMASレーベル代表の沢口 "Mick" 真生 氏。近作では9.1chサラウンドでの音楽制作に取り組むだけでなく、ヘッドホンでサラウンドの音場を自然に再現するためのHPLバージョンも発表するなど、何よりもアートを届けたいと願う沢口氏。先日行われたロング・インタビューから、氏がもっとも重視しているレコーディング/マイキングのノウハウを中心にご紹介します。 INDEX ◎「アート」「テクノロジー」「エンジニアリング」の三位一体が描き出すリアル・サウンド! ◎ 現場から探るマイキングのノウハウ 1 - 大賀ホール編 ◎ ブースを使わないスタジオ収録 - カブリも音楽だ! ◎ 現場から探るマイキングのノウハウ 2 - 音響ハウス 1ST編 ◎「アート」「テクノロジー」「エンジニアリング」の三位一体が描き出すリアル・サウンド ROP:沢口さんにとってのReal soundというのは、ことばにするとどういったものになるでしょうか。 沢口:音楽に限って言えば、ひとつの作品を作るためのチーム…アーティスト、プロデューサー、エンジニア、アレンジャー…そのチームが同じベクトルで出来ないといいものにならない。商業主義だとそれは難しい。表現としてのメッセージとか、音のオリジナリティとかがなかなか出ない。 ROP:まず、メッセージというか、表現したいものが先にないとダメ、と。 沢口:日本の文化環境だと非常に難しいと思う。なぜぼくがそれをできるかというと、UNAMASレーベルというのはぼくがひとりで全部やってるから。もちろん、実際のレコーディングはUNAMASレーベルのコンセプトに共感して、ボランタリーで参加してくれるひとたちが入ってくれて成立してるんだけど。 ぼくはいつも3つの大きなコンセプトをバランスさせてプロジェクトをやる。第一優先はアート。ふたつめはテクノロジー。三つめはエンジニアリング。この三つの「最先端」をどうやって組み合わせるかということを考えている。 ぼくは「ビンテージ」とか、そういうものでやるっていうのが好きじゃない。機材はいつもカッティング・エッジなものを使う。使い慣れたもので、もう分かりきった音が出ても面白くない。リスクを負っても、カッティングエッジなもので音を作るという、ぼくはそっち系。 アートについても、ぼくはプロデューサー兼だから、誰でも想像するような音楽は作りたくない。クラシックに関して言えば、昔からあって誰でも知ってて、曲名を聴いただけですぐイメージ出来る、っていうのが今までのクラシックの概念だよね?ぼくはそれを壊したい。「え?このスコアからこんな音楽になるんだ!?」っていうのがやりたくて、毎回違うアプローチをしてる。 このアートという部分をどうするか、というのは、言い方が悪いかも知れないけど、商業主義のひとたちとはちょっと別のところで、音楽とかサウンドの本来あったものはどうだったのか、ということを、最新の技術、最新のエンジニアリングで表現したいっていうのがぼくの思い。 そのためには日頃から一番自分たちにあうツールというものをアンテナ張って勉強しておかないといけないし、自分で使ってみて判断もしなきゃならない。ぼくは去年の『The Art Of Fugue』から、デジタルマイクをメインに使い始めたんだけど、いきなりある意味リスキーだよね?クライアントがいる仕事だったら多分誰もやらないよね。それは、ぼくが全部最終的な責任を負えるから出来る。 ROP:単純に「レコーディング・エンジニア」という立場だったら、判断は別のところにありますものね? 沢口:ぼくはよく言うんだけど、「レコーディングというのは覚悟だ」って。それはなにかというと、レコーディングが始まる前に十分に考えて、自分の中で「これだ!」と思えるところまで考えてからレコーディングする。そしたら、レコーディングに行った時にはもう、アーティストが淡々とやるのを聞いてればいい。というのがレコーディング・エンジニアだと言ってるんだけどね。 レコーディングが始まる前までに「これだ!」って思えるあらゆることを自分で決めて現場に臨むというのが、ぼくは覚悟だと思う。よく、あれもこれも色々立てて後から選択しますっていうようなことをよくやるんだけど、そうすると、音楽がよくならない、絶対に。 ROP:沢口さんは1セットしかマイクを設置しない? 沢口:そう。これ(『Dimensions』)は9chだから、マイクは9本しか立ててない。 アンビエンスは大きめに取っておいて、多少いじるということはあるけど、録りの段階で出来上がりのレベルまで想定して組んでるから、ミックスでもフェーダーすらほとんどいじらない。 ROP:レベルはマイクと演奏者の距離で調整してる? 沢口:そうだよ。マイクの位置と、あとは演奏者の配置ね。頭の中でもう最終形のバランスがFixされるまで考えとくのよ、ぼくなんかは。 ROP:ミックスの作業というのは確認程度ということでしょうか。 沢口:そうね。あと、現場ではステレオでしか聴いてないから、本当にこうなってるかなって(笑) ROP:もし、意図したものになってなかったら。。。 沢口:それはもう自分の覚悟が十分じゃなかったってことだよね。普通のひとはそれが怖いから、いろんなマイクを立てて後で選択しますとか言うんだけど、それをやると、なんか死んじゃうんだよ、音楽が。後々の材料として色々録っておくっていうのはまた別だけどね。 現場から探るマイキングのノウハウ! - 大賀ホール編 2015年12月16-17日 @軽井沢 大賀ホール 『Four Seasons』、『The Art Of Fugue』、『Death And The Maiden』の一連のクラシック作品、そして大賀ホールでは自身初のソロ・ピアノ収録となった最新作『Dimensions』。これらの作品の大きな特徴は、「スピーカーとマイクが1対1」というコンセプトだ。つまり9.1chの場合、9本のマイク(場合によってはLFE用にもう1本)によって収録され、システムを構成する各スピーカーにそれぞれのトラックが100%パンニングされる。 それを可能にしているのが、vol.1でも紹介した「レコーディングは覚悟だ」という氏のことばだ。氏はレコーディング当日まで、スピーカーから流れる完成形と、それを実現するためのマイキングや奏者の配置について、徹底的に考え抜くのだという。 2015年暮れに行われた『Death And The Maiden』レコーディング時に実際に使用されたセッティング図。画像左側がステージ、右側がモニター・ルームとなっている。 Microphones Mic Pre Amps L:Neumann KM 133 D(1st Violin) デジタル・マイク用:RME DMC-842 C:Neumann KM 133 D(Contrabass) アナログ・マイク用:RME Micstacy R:Neumann KM 133 D(2nd Violin) Ls:Neumann KM 133 D(Cello) I/F Rs:Neumann KM 133 D(Cello) RME MADI Face XT Lh:Neumann KM D + KK 131 Rh:Neumann KM D + KK 131 DAW Lhs:Sanken CO-100K Merging Pyramix Native 10 Rhs:Sanken CO-100K LFE:AUDIX SXC-25 Power Supply ELIIY Power Power YIILE PLUS 収録時のステージ全景。沢口氏のサウンドを決定的に特徴付けているのが、明確な音像と完璧に共存する自然な空気感だが、そのサウンドの秘密はアンビエンス・マイクの設置にある。UNA MASレーベル作品でのリバーブ成分はほぼすべてアンビエンス・マイクで録られた生のもので、アウトボードやプラグインによるリバーブの付加はほとんどない。 この日もステージ間際から客席に向けて(!!)アンビエンス用のマイクが立てられているが、これらのマイクは4本のハイト・チャンネルにそれぞれ100%割り当てられ、サウンドに深いリアリティを与えている。 ステージ中央に円周状に配置された奏者を5本のマイクで狙う。メインとなるこれらのマイクはすべてデジタル・マイク。沢口氏曰く距離感の把握が難しいが、みなさんにぜひ試してほしいマイクとのこと。 コントラバスに追加で立てられたSXC-25は、他の低域成分とともにLFEチャンネルに送られている。 もともとは家庭用電源を製造しているELIIY POWER製のバッテリーですべての機材を駆動。「S/Nが抜群によくなった」「言ってみれば蒸留水のようだね」と、沢口氏もいたくお気に召されている様子。大賀ホールというロケーションに加え、わざと雪が降る時期に録るという選択も「空気のS/Nがまったく別物だから」という理由で、アナログ時代から音と深く関わってきた方ならではの観点だと思わせられる。 ◎ブースを使わないスタジオ収録 - カブリも音楽だ! ROP:基本的にブースを使わないっていうのがすごく特徴的なコンセプトですが、なぜそうするのでしょう?当然マイキングも難しくなると思いますが、注意点などはありますか? 沢口:ぼくはジャズとクラシックしかやってないから、ほかのはなんとも言えないけど、ジャズに限って言えば…ぼくはアル・シュミットっていうエンジニアが大好きなんですけど、彼が機会あるごとに言ってるのは、ジャズっていうのはミュージシャンがお互いに息を感じられる距離まで寄せて、なるだけセパレートしないで録るのが一番いいってこと。 ぼくもそういうのに共感するし、じゃあ、アル・シュミットが実際どうしてるのかっていうと、彼のマイキングの資料とかは探せばいっぱいあるんですよ、今は。そういうのを注意深く見ると、なるほど、そうしてんのかっていうのがよく分かる。ビデオもいっぱいあるしね。最近作だとポール・マッカートニーがキャピトルで録ったアルバムなんかに映像もたくさん付いてるから、アル・シュミットがドラムどうしてんのか、ピアノどうしてんのか、ベースどうしてんのかとかね。全体の配置はどうしてんのかとかね。もう、見れば分かる訳ですよ。マイキングの資料なんか、いまはたくさん出てるから。要は、それを「あ~、そうなんだ~」とボーっと見るんじゃなくて、彼はどういうサウンドにしたかったのかということを分析しながらマイキングの図を読むっていうことまでできるようになると、なぜそうしてるかということが非常に明確にわかるんだよね。 近作のアル・シュミットでいうと「えー!バック・トゥ・ベーシックだなあ」と思ったのは、ボブ・ディランがシナトラに捧げたアルバム(「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」)を去年出したんだけど、それのマイキングなんかは、もう超シンプルなんですよね。バンド+ブラスなんだけど、キャピトルのスタジオはバンドが真ん中にいて、ブラスだけは離れたブースに入れてる。ブースに入れてるんだけど、ブースのドアは開けていて、ブラスにマイクは立ててないんだよ!バンドに立てたマイクに入ってくるカブリだけで録ってる(編注:正確にはブラスにマイクは立っているが、生かしていない様子)。彼はすごいベーシックなところに戻ってて、「すごい、面白いレコーディングのコンセプトだな」と思ってね。 そういうことに興味を持っていろいろと調べていくと、アル・シュミットのマイキングのコンセプトに共通するものがだんだんわかるようになってきた。だから、ぼくもジャズの場合はミュージシャンが極力近くにいて、自分たちでバランスが取れて、自分たちで阿吽の呼吸でコミュニケーションが取れる環境を作ってあげる、というのが第一だね。それはアートを第一にしてるからなんですよ。 その次に「え?ドラムの横にペット(トランペット)とかいて大丈夫なの!?」と普通のエンジニアだったら考えるじゃないですか。そこは、そういう近場でいかに綺麗なカブリを録るかという方に…カブリを嫌うんじゃなくて、いかに綺麗なカブリを録るか、という方に発想を変えるんですよ。 そして、カブリを綺麗に録るためには、軸外特性のいいマイクを選ぶといいと思いますよ。ぼくが使ってるSanken CO-100Kはそれが綺麗。そういう意味では、御社が代理店してるEarthworksも向いてると思うよ。 ドラムだって、ぼくはジャズの場合はトップの2本だけでほとんどメインの音を録りますので、12本も16本も、ってガバガバ入れてね、あとでミキシングでどっかのチャンネルは位相をひっくり返してどうのこうのとかね、EQしてとかね、…文章読めば「すげえことやってんな」って思うかも知れないけど、ジャズの場合はそこまでやらなくてもいいから。もう、トップの2本の位置さえ決めれば、バランスよく入るんですよ。ジャズのドラマーって上手いからね。自分でバランス取れるから。 ROP:マイクの位置について、一貫したコンセプトはありますか? 沢口:ぼくの場合は、カミさんがやってるジャズ・クラブ UNA MASがあったっていうのが助かったよね。あそこで色んなマイクと色んなマイク位置を試して、この楽器でこうだったらここらへんだとこういう音になる、っていう引き出しをね、あそこで勉強して、スタジオでやるときにそれを反映していくというやり方をしてるんだけど。 基本的にはジャズのドラムだったらここら辺(下部囲み記事参照)にワンポイントで置けば、(演奏者が)プロだったらいい音になるなっていうのがわかるようになってきましたので。基本的にはそこに置いて、多少ドラマーによって大きい小さいがあれば、ちょっと上げるか下げるかくらいは。1、2度は修正に行きますけど。 そうやって試行錯誤した結果だから、(ダイヤフラムの位置が)きれいに揃わないんですよ。理屈で言うひとからはオカシイって言われるんだよね(笑)。だけども、それでジャズらしい音になるんだから、別に理屈に合わなくてもいいな、っていうのがぼくの主義だからさ(笑)。変な音になってなきゃいいや、って思ってる。 基本的にはピアノ・トリオのサウンドをどうするかっていうところで言えば、そういう実験をして、色んなマイクでやって、だいたいのことがわかったものを、スタジオでは「エイヤ!」でやるっていうね。 スタジオに行ってから「ごめん、これやっぱダメだからマイク変えよう」とかね、位置をいろいろ動かしたり、ドラマーに30分も40分も叩いてもらって音を決めるとかっていうようなことは、しない。それは、アートのパワーが落ちちゃうからなんですよ。エンジニア的にはパーフェクトかもしれないけど、アーティストとしてはパワーが落ちちゃうから、なるたけファーストテイクを早く録って、自分たちの感じを最初に聴いてもらうっていうのが、大事だと思う。 それはアル・シュミットもそう言ってる。彼は「ぼくは録る時までにほとんどのことを決めてるから、録るのもサッと録れるし、ミックスダウンなんか1アルバム3時間くらいで終わるよ」って言うんだよね。なんもしないから(笑)。それは、彼がやっぱり考えてるからだと思うんだよね。ぼくもそういうことを見習ってずっとやってるから、スタジオであまりウロウロしないし、いろんなこともしない。 現場から探るマイキングのノウハウ! - 音響ハウス 1ST編 2014年9月16日、18日 @音響ハウス 第1スタジオ レコーディング・スタジオでの収録にもかかわらず「ブースを使用しない」という荒技でレコーディングを行う沢口氏。この手法は、氏が尊敬して止まない、アル・シュミットの技法から学んだものとのこと。ジャズ・バンドの録音となると各トラックを各チャンネルに振り切り、というわけにはいかないようだが、各楽器の配置とマイクの選定により、やはり録りの段階でほぼ完成形のミックスに仕上がっている手腕はさすがとしかいいようがない。 しかし、こうしたサウンドが録れるのは沢口氏が天才的な勘を持っているからではなく、長い時間をかけたトライ&エラーの成果である点は見逃せないだろう。この日のレコーディングも、最終的なサウンドのイメージを固めるために、同じメンバーでのライブの現場に足を運んだそうである。氏のこうした下準備のおかげで、ミュージシャンがサウンド・チェックで疲弊してしまうことを避け、彼らから100%集中したパフォーマンスを引き出していることもUNAMASレーベル成功の秘訣だろう。   こちらも現場で実際に使用されたセッティング図。当日はギター・トリオがリズム・セクションを務めるピアノレス編成のワンホーン・カルテットということで、全員が中央に集まっての収録となった。図下方向がコントロール・ルームで、ベースのみ正面のブースに入っているが、ブースの扉は開放されている。これは沢口氏が敬愛するアル・シュミットが『Shadows In The Night / ボブ・ディラン』でブラス・セクションを録るのに使用した方法を参考にしている。 アンビエンスには沢口氏のレコーディングではおなじみのSanken CO-100Kが使用されている。   Trumpet RCA 77DX(カーディオイド) Neumann U-67S(カーディオイド) トランペットは2本のマイクをほぼ1対1でブレンド。クリアな音像を確保しながらも豊かな空気感を得るために、楽器から1mほどの距離を取ってセッティングされている。沢口氏によると、この組み合わせだとEQなどを施さなくても原朋直氏の音になるとのこと。いつものごとくこの組み合わせはあらかじめ決めており、当日にあれこれ試行錯誤することはないとのこと。レコーディングに先駆け、当日と同メンバーによるライブに足を運び、実際の音を確認した上での決定ということだ。   Drums Top L/R:AKG C452 Snare:AKG C452S Kick:AKG D112、Mojave MA-301fet ドラムのマイキングは当時の沢口氏定番ラインナップとなっている(現在はトップがMicrotech Gefell M300)。比較的新しいブランドであるMojaveがKickにセットされている以外は、すべてAKGという仕様だが、細部に沢口氏ならではのこだわりが伺える。トップとスネアにはC451ではなくあえてC452が使われており、スネアに立っているものは高域が上がったSカプセル仕様となっている。「なんでそうするかというと、EQしないでもスネアらしい音になるからなんですよ。ブラシとか。マイクの特性でEQをしちゃう。これもアル・シュミットの考え方だよね。」とのこと。 また、ハイハットやタムへのオン・マイクは立てておらず、ほとんどをトップの2本で収録するというが、カプセルの向きもダイヤフラムの位置も揃っていない”いびつな”セッティングとなっている。L側はスネアとハイハットの真ん中くらいを狙える角度、R側はトップ・シンバルとフロアタムの真ん中くらいのところを狙っており、さらに、R側はフロアタムをクリアに収録するためにL側より低い位置にセットされている。 Kickもスネアも比較的オフ気味にセットされているのは、やはり空間のニュアンスを収録したいという意図からであるという。   Guitar Octava MK012 x2 ジャズのリズム・セクションはピアノ・トリオが務めることが多いが、当日はピアノの代わりにギターが入った編成。ピアノに比べて音像感の低いジャズ・ギターをどのように録るかが課題となった。沢口氏の手法は2本のマイクをモノミックスせず、ステレオで使用するというもの。こうすることでコンテンポラリー・ジャズギターの王道である「空気感を作る」という役割をリアルに再現することが可能だという。 マイクにはOctavaがチョイスされているが、氏いわく「Octavaのマイクって音がちょっと薄汚れてるんだよ。だからギターにちょうどいい(笑)。クリア過ぎなくて、それでいて音はちょっと立つんだよ。」とのこと。録音後の処理に頼らずマイクによって目的のサウンドを作り上げる氏のコンセプトが反映されたチョイスと言えるだろう。   Bass DPA d:vote 4099B Audio-technica AT4080 ウッドベースにはもはや業界標準とも呼べるDPA 4099がセッティングされているが、空間を重視する沢口氏は必ずオフ気味にもう一本のマイクを立てる。空間を捉えるためのマイクには特に定番はなく(Audixが多い気がするが)、この日はAudio-technicaのリボンマイクが選ばれた。 「以前は全部1フロアでやったんだけど、さすがにドラムのカブリが多いなってことで」当日はベースのみブースに入っての録音となった。しかし、ブースの扉は開放されており、ほかの楽器からの適度なカブリを録ることに成功している。アイデアとしては氏の敬愛するアル・シュミットを参考にしているようだが、アル・シュミットが「ブースから漏れる音を録る」ためにこの手法をとったのに対して、沢口氏は「ブースへのカブリの度合いをコントロールする」という逆向きの発想である点がミソだろう。 いかがでしたでしょうか。最終的な音場を正確に予測し、徹底的に「録り音」にこだわる沢口氏。その背景には、膨大な手間と時間をかけた実験に裏付けられたマイクやルーム・アコースティックの特性に対する、幅広い理解があるように感じました。そうした努力によって得たノウハウを惜しみなく提供する懐の広さは、若い頃から積極的に関わってきた海外のプロたちからの影響なのだそうです。 REAL SOUND Projectでは、これからもみなさまにカッティング・エッジなノウハウを提供していきます。8月にはDSDをテーマにしたセミナーを予定しています。詳細はまたこちらのサイトで公開しますので、ぜひご参加ください。
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2016/07/13

ROCK ON PRO導入事例/株式会社イクシード 様 〜長期的視点からのAVID S6導入〜

外苑前からほど近い立地の株式会社イクシード様は株式会社ビジョンユニバース様とのコラボレーションにより、CMを中心にVPなどを制作しているポストプロダクションだ。今回、SSL Avant+からAVID S6への更新を行なった。その事例をご紹介していきたい。 ◎S6でIn the Boxの環境へ最適化 イクシード様は2000年創立、映像編集からMAまでのポストプロダクションワークフローを提供する会社だ。創業当時はAVIDの編集システムをメインにAutodesk、そしてMAのシステムをマイセン通り沿いに1部屋用意して業務にあたっていた。その後、現在のビジョンユニバースが所有するビルへ移転し、2部屋のAutodesk Suite、1部屋のAVID DS Suite、2部屋のAVID Media Composer Suite という全5部屋と、ビジョンユニバースと共同で運営する2部屋のMAというラインナップとなっている。代表取締役の中野氏自身がAVID DSのオペレータでもあったということでAVIDのソリューションに対しての造詣が大変深い。MAはFairlight MFX3とSSL Avant+を組合せたシステムアップであったが、導入からの年数と周りのポストプロダクションの情勢から4年前にAVID Pro Toolsへと移行を行なっている。編集のソリューションがAVID中心ということもあり、いち早くVideo Satellite SystemによるVideo Playback Systemを導入していただいている。 今回はSSLラージコンソールからの更新、やはりコンソールではなくコントローラーとなるということに対して様々な意見の交換が行われた。その中でポイントとなったのは、維持費、そして将来性というファクター、更にはPro Toolsとの親和性というのも重要視されたポイントだ。導入から10年以上が経過していたSSL Avant+は、やはり故障した際のメンテナンス費、今後のパーツ供給に対する不安などがあった。登場して日の浅いAVID S6ではあるが、すでに世界中で1000台以上の出荷が行われている非常に大きな成功を収めたソリューション。初期不良などの歩留まりはファーストリリースでは見られたものの、リビジョンアップにより現在ではノーメンテナンスと言って良い状況まで改善され、安定度の高いシステムとなっている。やはり、好調なセールスはユーザーからの多大なフィードバックを生み、製品のブラッシュアップに大きな効果を生んでいることが実感できる。もちろんSSL Avant+からの順当なリプレイスといえばSSL C300ということになるが、コスト的な面がネックとなった。更にPro Toolsの導入からコンソールミックスを行う機会は激減し、Pro Toolsの内部ミックスがフローとして定着していたことで、Pro Toolsをこれまで以上に上手く扱える製品が良いということもあった。 ◎VCA Spillを活用してコンソールライクなフローを実現 メインエンジニアの山崎氏は、Fairlightユーザーであり、コンソールミックスを現場で行ってきたエンジニア。Pro Toolsの内部ミックスをArtist Mixで行なっていたが、やはり少なからずストレスを感じていたとのこと。AVID S6の導入からは、VCA Master FaderをセンターにSpill Zoneで呼出し、SSLコンソールと同じようなスタイルでのミキシングに回帰したという話が印象的。AVID S6はPro Toolsをエンジンとしたコンソールという見方も出来る製品。そのコンセプトの通り、まさに「コンソール」として使っていただいている。波形が表示されたりと、これまでのコンソールにはなかった、多くのフィードバックを持ち、快適な環境へと進化することができているとコメントを頂いている。更にVCA Spill機能により、個別のフェーダーへのアクセスも用意なのもお気に入りの機能ということだ。Pro Toolsの持つ多彩な機能を、ユーザーのスタイルに合わせ様々な使い方を可能としているのも、この製品の魅力ではないだろうか。 ナレーションブースは2名での収録に対応、余裕のある空間が魅力だ。 普段利用する収録用のアウトボードは手元のラックに集約している。ICONIC KZ912、NECE 33609,TUBE-TECH LCA-2Bが収まる ◎強力なシグナル・マトリクス機能でDAD AX32へ回線を集約 次に、システムアップのポイントを見てみたい。AVID S6への更新に併せて周辺機器を一新されている。従来、SSLのマスターセクションとカスタムで作られたモニター切替ボックスの持つ複雑なルーティングは、DAD AX32とTAC system VMC-102の組み合わせによりその機能を再現している。AX32、VMC-102ともに今後のバージョンアップによる含みを持った状態での導入ではあるが、AVID S6のバージョンアップなど今後の機能追加によって更なるシステムの充実が期待できるラインナップの導入となっている。基本的にスタジオの全ての回線はDAD AX32に集約している。この製品の持つ強力なシグナル・マトリクス機能をフルに活用しルーティングを行なっている。デジタル領域でのXY matrixであるため、分配機能を活用しADA,DDAレスのシステムアップを実現している。 TAC SYSTEM VMC-102は、ご要望いただいたアシスタントデスクからのモニターコントロールを実現するという側面も併せ持っている。これまではカスタムのモニターボックスがSSLの後段に組み込まれていたが、その役目を併せ持った製品として導入いただいている。設置場所が自由なVMC-102はモニターコントロールリモートとしての機能を実現してくれた。現状ではVMC内部のDSPによりモニターコントロールの実際のシグナル処理を行なっているが、将来的にはDAD AX32のコントロール機能によりDAD側へその機能を移すことを視野に入れての導入となっている。AVID S6とDADの連携、そしてDADとVMC-102の連携、この3機種が協調して動作するようになればミキサーはAVID S6のセンターセクションからのモニターコントロール、アシスタントはVMC-102からのコントロールということが実現されることとなる。積極的なバージョンアップが予定されている機器を中心とした導入により、将来性の高いシステムとなっている。 ◎SDI EmbededのAudio Outで完全にロックしたLayback また、こだわって導入を行なったのがDAD AX32のオプションとして用意されているSDI OUTの機能。DAD AX32はminidigilink portを持っているのでPro Tools HDXから直接Audio Interfaceとしての接続が可能だ。余談ではあるが、先日AVIDから公式にサポートが発表され、AVIDお墨付きのInterfaceとなったのも大きなニュースだ。話を元に戻すが、Digilinkにより接続されたAudio Interfaceから直接SDI EmbededのAudio Outが出来るのはPro Toolsシステムにとっても大きなニュース。これまでVTRへのLaybackはAESで接続するのが定番であったが、Pro Toolsから直接の出力を実現したということで理論的にはフレーム内での揺れのない完全にロックしたLaybackが実現されることとなる。SDIというフレームを基準としたデータの中に、Digital Audio データを並べることができるのでフレームエッジが完全に一致したデータをVTRへ返すことを可能としている。これは、今後のポストプロダクション・システムにとって大きなトピックとなるだろう。どうしても防ぎきれなかったフレーム内での数サンプルのズレを完全に一致させることが出来るようになるということになる、これはエンジニアの山崎氏が大いにこだわったポイントだ。   またスピーカーマネージメントシステムとしてPeavey MediaMatrix Nionを導入していただいている。モニター補正を96kHzで行うことの出来るこのプロセッサーはサウンドの純度を保ったまま補正が行えるほか、イコライザー・ディレイとして活用いただいている。本来はもっといろいろなことが行えるプロセッサーなので、こちらも将来のシステム拡張に含みを持たせた更新であると言える。アミューズメントパークなどの設備としての導入が目立つ本製品だが、その音質の高さはもっと導入が進んでもいいと感じさせられる機器だ。 イクシード様は、今後のバージョンアップに大きな含みを残し、まさに未来において進化できるシステムを導入されている。デジタルならではと言えるこの最新の機器を組み合わせた構成。それを従来のデジタルコンソールのスタイルで利用されているというのが、AVID S6の懐の深さを物語っていると感じている。ユーザーのスタイルに合わせどのようにでも活用できるのが、AVID S6の大きな魅力の一つだと改めて再認識させられる。今回導入いただいた機材の進化とともに、どのようにワークスタイルが進化してゆくのか?非常に楽しみな事例となっている。改めて、株式会社イクシードの皆様、システム工事を担当されたレアルソニード様への感謝を申し上げて結びとしたい。 左より、ROCK ON PRO 町田幸紀、株式会社イクシード 田中 嵩樹 氏、株式会社イクシード 代表取締役 中野 真佳 氏、株式会社ビジョンユニバース エンジニア 山崎 博司 氏、ROCK ON PRO 前田洋介
NEWS
2016/07/13

販売開始!! Proceed Magazine 2016 summer ~音の世界がどこへ向かうのか、探索の旅に出かけましょう!!~

表現をしたいというクリエイターの情熱、感性。それを実現する開発者の探求と研鑽。そして生み出された最新テクノロジーは近未来へのビジョンを提示し、我々を新たなステージへと導きます。その音の世界はどこへ向かうのか、どこへ行きたいのか。その答えを得るべく最新の技術情報から制作ノウハウまでを網羅し、クリエイターが願う理想を追い求め、凝縮したのがProceed Magazineです。 ◎Proceed Magazine最新号がついに販売開始!! Proceed Magazine 2016 summer 全164ページ 定価:500円(本体価格463円) 発行:株式会社メディア・インテグレーション ◎特集:World Sound Tour 2016 MiM Media が世界に広がるサウンド、ネットワークの糸を人とプロダクトで紡ぎます!! サウンドデータネットワークのクラウド化は、コンシューマー・リスニング環境だけでなく、遂にクリエーターの制作環境にも深く関わるようになってきました。一見、プライベート空間だけに存在するローカルネットワーク・オーディオさえ、キッカケがあれば一気に世界に繋がっていく...そんな可能性があります。加えて、それらプロダクトを開発する人々も繋がり合い、規格の壁を越えようとしています。音楽自体が、繋がるための媒体であるが故に、そこから多くのシナジー効果が生まれてくるでしょう。 それはどこへ向かうのか? どこへ行きたいのか? 私達は答えを探るべく、探索の旅に出かけることにしましょう! ◎SAMPLE ◎Contents ★ People of Sound:SEIHO ★ 特集:World Sound Tour Rotor Studio / iZotope – CEO Mark Ethier / ATV株式会社 - 梯 郁太郎 Manley Labs History –EveAnna Dauray Manley / Avid S6@Hollywood Alan Meyerson Interview !! / Avid Creative Summit 2016 REPORT History of Technologies:WAVES - Israel Tel Aviv HQ Interview !! ★ 導入事例/REAL SOUND Project/ROCK ON PRO Technology 導入事例:ABC / 朝日放送株式会社 様:株式会社イクシード 様:株式会社イノセンス 様 REAL SOUND Project:merging Pyramix / DAD AX32 / Trinnov D-MON ROCK ON PRO Technology:株式会社カプコン HMD-VR / ドルビービジョン徹底解説!! / 株式会社テレビ朝日 民放初22.2ch ★ Build Up Your Studio パーソナル・スタジオ設計の音響学 その13 第二幕「音響実験劇場」~第九回 低域特性 ★ POWER OF MUSIC VIENNA SYMPHONIC LIBRARY / 瀬川英史のLA graffiti / WOSK CC-1 ★ Product Inside/BrandNew Product Inside:YAMAHA Montage / Apogee Synphony I/O MK II / Sym・Proceed SP-MP2 / ROLI seaboard BrandNew:Antelope / Focal / Tentacle / NEXIS / WESTONE / A&K / Softube / Waves / Mackie / Dave Sumith OB-6 / DiGiGrid /RME Fireface UCX+ / AD2 /Slate Digitial VMS / Line6 Helix Rack /Pioneer / Zoom クリエイティブ映像入門講座 / IH 富田ほんまでっかギターツールス / アメリカン・ミュージックの神髄   ドイツ、アメリカ、イスラエル、そして日本。世界各地で追いかけたその情熱に共通するのは音に対する真摯な思いと挑戦を続けていくスタイル。それはプロダクトという形で発信されクリエイティブな発想を次々と実現しています。クラウドが拡張させ、音がつなげる未来とはどのような姿で我々の前に現れるのか、Proceed Magazineではその胎動するムーブメントをさらに追い求めていきます、是非ご一緒に!!
Event
2016/07/13

Audiokinetic Wwise Tour 2016 レポート

GAME業界にとって無くてはならないものとなってきているAudio Middleware『Wwise』。Steinberg NuendoがVer.7で、Game Audio Connectによりコラボレーションするということから、広く一般にもその技術が知られるようになってきています。 Audio Middlewareは何をしているのかというと、簡単に言えば、ゲームの中でサウンドを再生するための各種トリガー、パラメータに対応した専用のソフトウェア(特殊なトリガーにより発音するサンプラーをイメージしてください)。ゲームではユーザーの操作により様々な要素が生じ、それに合わせてサウンドを鳴らさなければなりません。これまでは各社が独自に開発したソフトウェアを実装していましたが、複雑化するコンテンツの流れから専用のソフトウェアとしてWwiseのような製品が誕生しています。 今回のWwise Tour 2016では世界中のユーザーに向けての活用事例の紹介、そして最新の機能紹介が行われました。 JAPAN Session JAPAN SessionではCapcomが「バイオハザード アンブレラコア」を題材にしたセッション。株式会社パオンが「ワールド オブ サマナーズ」を題材に、CD PROJECT REDが「WITCHER3」を題材にと、幅広く活用されているWwsieの実際が紹介されました。また、パートナーデモとしてDolby JapanがAtmos、ヤマハが3D Headphone Technology"ViReal"、ヤマハミュージックジャパンとOM FactoryがNuendoとNuageの展示を行なっていました。 株式会社カプコン - バイオハザード アンブレラコア 最初に登壇したCapcomからは、最新3DコンテンツにおけるWwiseの活用による、作業効率の向上にフォーカスしたセッションが行われました。 株式会社パオン・ディーピー - ワールド オブ サマナーズ 次のパオンのセッションは携帯端末(iOS,Android)向けのゲームでのWwiseの活用。 コンソールのパワーが無い、容量制限が厳しいといった様々な要因からインタラクティブ・ミュージックは諦められることが多かった携帯コンソール。それを実現するためにWwiseを利用して、Audio + MIDIというトリガーを分離することで実現した実例が紹介されました。 CD PROJECT RED - WITCHER3 休憩をはさみ最後に、海外の事例として「WITCHER3」におけるWwiseの活用がかなり具体的に紹介されました。 広大なオープンワールドをプレイヤーが自由に冒険することのできるこのゲーム。コンセプトとして現実感の高い世界感が求められ、風の音、雨の音といった自然音をプレイヤーのいる位置により自由自在に変化させるということをWwsieを使って実現しています。また、オープンワールドの特定の場所で虫の声がしたり、水面での反射音があったりという変化を、ファルターをかけたりゾーンを分けてサウンド再生を行ったりと、その世界を形作るサウンドの配置がWwise上で行われているという実例が紹介されました。 これらのセッションから、Audiokinetic WwiseはインタラクティブなSound Designにとって無くてはならないツールとなっているということが強く感じられました。Wwise自体も進化を続け、またサードパーティーの様々なプラグインを実装することで多彩な表現をもったソフトウェアへと変化しています。 展示 Dolby Atomos 更に展示では、すでにリリースされているDolby Atmos対応ゲーム「Star Wars バトルフロント」の紹介。 https://www.youtube.com/watch?v=H5HMUAlxkws 実際にサウンドを体験しながらのデモンストレーションで、これから採用が進むことが期待される、GAMEコンテンツの開発者に向けたAtmosの技術アピールを行っていました。 YAMAHA - ViReal そして注目はヤマハの3D Headphone Technology "ViReal"。Y2 projectが主体となり開発が進められているこの技術は、その認識に個人差の大きいヘッドフォンでの3D Soundの誤差をなくすためにかなり多くのデーターから平均値を取り、開発が進められている期待の技術。   先月発表されたばかりのこの技術、今後どのように展開をしてゆくのか非常に興味が持たれるところ。ヤマハ自体のAVアンプはもちろん、Wwiseのプラグインとしても活用されていくのでしょうか?今後の動向から目が離せません。 詳細はこちらのHPを御覧ください。ほかにもY2 projectの研究活動がいろいろと紹介されているので是非とも御覧ください。 http://www.y2lab.com/project/3d_headphone_technology/ YAMAHA - Nuendo , Nuage そして、我々に馴染みの深いNuendo、そしてNuage。Rock oN店頭でも展示が行われているので、すでに実機をご覧になった方も多いことと思いますが、YAMAHAが自信をもって開発したNuendoをMixing Engine連携コンソールNuage。Pro ToolsをPlayback EngineとしてNuendoをMixerとするといった活用方法もすでに実現しています。 OM Factory そして、おなじみOM Factoryは、VR向けのグラフィック機能を強化したPCを展開。 ハイフレームレートが要求されるVRコンテンツの製作時にも、ストレスのない環境を持ったワークステーションとして紹介されています。国内でのカスタムメイドPC、そしてDAWの動作保証があるPCという稀有な存在。実際のユーザーがこだわりぬいてセレクトしたパーツの数々は、使って分かる高い価値を持ちます。Windowsベースで作業をされている方は是非とも候補にしていただきたいハイスペック、高信頼性の製品です。 Nuendoをきっかけに制作環境とプログラム環境の融合がスタートしたGAME Audioの世界。これから多方面へ広がってゆくことが予想されます。Audiokinetic Wwiseを是非ともその実態をチェックください。 https://www.audiokinetic.com/ja/
NEWS
2016/07/05

AVID DNxIO購入で5種類のソフトウェアが入ったProduction Packプレゼント!!

4K入出力に対応したフラッグシップVIDEO I/O AVID DNxIOをご購入いただくと5種類の強力なサードパーティーアプリケーションがバンドルされたProducer Packが期間限定で付属します!! かなり大きなバリューを持つこのパック。DNxIOの導入をご検討の方にはBig Newsではないでしょうか。 ◎Production Packに含まれるサードパーティソフトウェア 1.NewBlue Amplify with Titler Pro 4/56種700以上のVFXプラグインと4K対応タイトルツール 2.Speedlooks by Looklabs/カラコレ、カラーグレーディング用のLUTのセット 3.iZotope RX Loudness Plugin/あらゆる標準フォーマット準拠のラウドネスをコントロール 4.iZotope Insight/ラウドネス準拠の確認等、解析メータリングツール 5.Sorenson Squeeze Standard/動画変換・動画配信アプリ MA用途として考えてもiZotope RX、Insightは持っていれば非常に便利なツール。もちろん、Media Composerだけではなく、Pro Toolsでもお使いいただけますので、どのiLokにライセンスを入れるか悩みどころですね。また、Sorenson Squeezeは強力な動画変換ツール。Pro Toolsが読めないファイルの変換はもちろんですが、Timecodeを焼き込むことも可能。Video FileにTimecode情報があればそれを元にキャラを付けることが可能となります。更に上位版へUpGradeすることで、4KFileの書出し、h.265/HEVC、MXF(OP-1a)などにも対応可能です。何かと便利なSorenson Squeezeも音声作業にとってもバリューの大きい製品といえます。 ◎Production Pack付属のDNxIOラインナップ!! Artist | DNxIO and Media Composer with Production Pack ¥658,800(本体価格:¥610,000) Artist | DNxIO and Media Composer (Dongle) with Production Pack ¥726,840(本体価格:¥673,000) Artist | DNxIO and Media Composer Annual Subscription (2 years) ¥658,800(本体価格: ¥610,000) Artist | DNxIO Standalone ¥524,880(本体価格:¥486,000) Nitris DX or Mojo DX Trade-In for Artist | DNxIO ¥457,920(本体価格:¥424,000) ・期間限定:2016年9月16日まで ・Nitris DX / MojoDXからのトレードインおよびアカデミック版も対象です。 Video Satellite導入をご検討の方は、非常に魅力的なオファーとなっています。是非ともこの機会に導入をご検討下さい!!
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2016/07/05

最新の制作環境を手に入れる、AVID S3 + Dockバンドルキャンペーン開始!!

AVIDの最新の制作ソリューションPro Tools | Dockと、サイズ感がぴったりマッチしたAVID S3の同時購入で、税抜¥62,200相当のAudio Plug-in Activation Card, Tier 3がプレゼントととなるプロモーションがスタート、新しいコントローラーでハイエンドプラグインを使い込む夢のバンドルキャンペーンです !! Pro Tools | DockはiPadを使った多彩なコントロールを持ち、フラッグシップであるAVID S6で培ったユーザーインターフェースを受け継いだチャンネルセレクトや、そのタッチパネルを活用した機能性はシステムのマスターセクションとして大きな魅力。AVID S3はライブコンソールとして開発された堅牢性に富んだ作りによる優れたフェーダータッチ。そして、32個のノブによるパラメーター操作の扱いやすさを併せ持ちます。もちろん、EuConを使用していますので自由なショートカットなどコマンドをアサインできるSoft Keyの機能も充実。 こちらのページだけでは語り尽くせないDock / S3の魅力は下記のリンク集より再確認 !! Tier3プラグインのプレゼントは年内まで、店頭にもDock / S3をご用意していますので、じっくりその実力を確かめてください!! Pro Tools | S3 + Pro Tools Dock Special Bundle ¥833,760(本体価格¥772,000) >>ご購入はこちらから!! ※AVID/Audio Plug-in Activation Card, Tier 3(税抜価格¥62,200)が1点無償でバンドルされます ※Apple iPadは付属しません ※期間限定2016年12月31日まで ◎今回プレゼントの「Audio Plug-in Activation Card, Tier 3」では下記5種類のプラグインのうち1点を入手できます。 ・Aphex Aural Exciter and Big Bottom Pro Bundle ・Space ・Eleven MK II ・X-Form ・ReVibe II ◎Pro Tools | Dock / AVID S3関連リンクはこちらから >>独占取材!! ムービーで見る、Pro Tools|Dockのオーバービュー!! >>独占取材!! ムービーで見る、Pro Tools|Dock PART2 !! >>EXTENSION TO THE WORLD !! ProTools|Dock × Pro Tools12.5 で未来を切り開け!! >>Pro Tools Force Be with You ~『今、来てます』~S3 編
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2016/07/01

Pro Tools HEROES !! Vol.4 ワークフロー急加速ヒューマンイタンターフェース!!フィーリングに追従するコントローラー!

◎INDEX HERO 1 !!:Avid / Pro Tools | Dock HERO 2 !!:Avid / Artist Mix HERO 3 !!:Native Instruments / KOMPLETE KONTROL HERO 4 !!:Avid / S3 いよいよ最終週となったPro Tools HEROES、今回はワークフローを急加速させるコントロールサーフェスをご紹介していきます!! プリプロ制作からIn The BoxのミキシングにいたるまでDAW・プラグインを意のままに操るコントローラーも百花繚乱、まずはそのベースとなるEuConについておさらいをしていきましょう!! ◎ワークフローを変革させたEuConを再確認 !! ・MIDIにくらべて256倍の通信速度 ・MIDIに比べて8倍のフェーダー解像度 ・複雑階層化するDAWの奥まで制御するメタデータのやり取りも柔軟に対応 ・プラグインのコントロール、インプットのアサインなどDAWの奥に入ったコントロールも可能 数あるDAWコントロールサーフェースの中でも、EuCon規格はその独自のプロトコルで多くの優位点を持っています。一般的なDAWコントローラーに使われるMIDIベースの代表機種であるMackie Contorlなどと比べても、こちらはより繊細で多彩なコントロールを可能にします。 また、EuConはPro Toolsのみならずその他のDAWにおいても採用されており実績も多数。 そもそも、ここまでのDAWに対応しているのはArtist Mixの元である「MC Mix」を開発した前身の会社Euphonixの歴史にその理由があります。Euphonixといえば空気感まで再現する40bit-flortミックスエンジンというSYSTEM5という大型コンソールを開発し、特に映像系の大型スタジオへの導入で業界を席巻しました。元々Euphonix社は、SSL社の技術者が分派して起こした大型コンソール専門の会社だったわけですが、その後DAWの浸透とともにパーソナルユースのDAWコントローラ市場にも参入してMCやArtistシリーズを投入し、Artist Mixの前身、MCやArtistシリーズを投入しました。 従来のDAWの制御通信は1997年Mackie社が開発したHUIプロトコルで担っていましたが、MIDI規格で通信されるためフェーダー解像度が8bit(128段階)であったり、コントロールにラグがあったり、複雑階層化するDAWの奥まで制御するメタデータのやり取りも限界がありました。また、通信解像度を更に要求するプロダクトとなると、当時AVIDから出ていたICONなど高額な投資が必要となりました。 そんな状況の中、Euphonix社が2008年に発表したのが通信プロトコルにEuConを採用したフィジカルコントローラがMC Artistシリーズ。通信にEthernet(LAN)を使った高速通信が可能となりHUIの制御情報の限界を大きく突破。そして、Euphonix社の働きかけで各DAWメーカーがEuConプロトコルの対応をネイティブで実現させることで、HUIプロトコルの独壇場だったフィジカルコントローラー市場に新しい選択肢ができたわけです。 その後、EuphonixはAVID傘下となり、Pro Tools 9からはEuConにネイティブ対応するようになりました。インターフェイスの制限もなくなたことと共に大きくPro Toolsを変革させたのは記憶にも新しいトピックです。MIDIにくらべて256倍の通信速度、8倍の解像度をそなえたEuConプロトコルのおかげで、精密なコントロールや、プラグインのコントロール、インプットのアサインなどDAWの奥に入ったコントロールも可能になりました。 EuCon Softwareは着実にバージョンアップを重ね、コントロールサーフェスのフラッグシップS6を始め、先日リリースされたばかりのPro Tools Dock、S3、そして最新のPro Tools12ユーザーなら誰でも使用が可能なPro Tools Controlなど、ワークフローをを大幅に効率化するツールの基盤となるテクノロジーとなっています。 そのフィーリングに追従する「今が旬」なコントロールサーフェスをご紹介!! ◎導入メリット ・iPadを使用したタッチパネルから得られる豊富な情報量のチャンネルナビゲーション ・S3とのコンビネーションによってPro Toolsをよりコンソールライクに取り扱う発展性 ・豊富なSoftKeyと手元に置かれたロケートボタン群にて任意のショートカットからマクロまでアサイン可能 ProTools | Dockは昨年のAES NYで発表となり、iPadの使用やEuCon接続、S3との筐体を合わせたデザインサイズなどそのルックスからも数々の話題を振りまいたAvidフィジカルコントローラーの最新形。16フェーダーを持つS3とのコンビネーションによってPro Toolsをよりコンソールライクに取り扱う発展性も大きな魅力です!! ・Avid Pro Tools | Dock ¥160,920(本体価格:¥149,000) 最大18回無金利クレジットで月々¥8,900〜 ※iPadは別売となります。(iPad Air,Air 2,Mini3&Mini4をサポート、iPad Pro対応予定) >>ご購入はこちらから ◎導入メリット ・8つのタッチセンシティブなフェーダーでタッチ1つでトラックを選択。ミックスをすばやくナビゲート ・8つのタッチセンシティブなノブEQ、ダイナミクス、AUXセンド、VCAグループなどに関する個々のパラメーターの調整が可能 ・各フェーダー・ストリップのトラック情報、ステータス、フィードバックがディスプレイに表示。トラックに的確なアプローチが可能 ミキシングの幅とクオリティをぐっと上げることができる定番フィジカルコントローラーArtist Mix。 Eucon対応、1024ステップの分解能を持つ100mmフェーダーなどコントロールサーフェスとしても一線級の能力を持ち、プロフェッショナルの現場でも導入ケースが多くその実力は折り紙つきです。また、2016年9月30日までの期間限定、Pro Tools / Media Composerユーザーで年間アップグレードにご加入の方を対象に期間限定の特別価格がアナウンスされています!! まさにArtist Mixをスマートに入手するチャンス到来。今後登場が予定されているPro Tools|Dockとの連携も念頭に置くと、ミキシングのマスターセクションをより一層充実させることができます。 ・Avid Artist Mix ¥150,984 (本体価格:¥ 139,800) 最大18回無金利クレジットで月々¥8,300〜 >>ご購入はこちらから ・Artist Mix for MediaComposer & ProTools Support Customers ¥133,920 (本体価格:¥ 124,000) 最大18回無金利クレジットで月々¥7,400〜 ※年間アップグレード付きPro ToolsまたはMedia Composerをお持ちの方が2016/9/30まで優待価格でご購入頂ける限定パッケージです!! >>ご購入はこちらから ◎導入メリット ・KOMPLETE 10(9も可)の膨大な音源とエフェクトをサクサクとブラウジング ・インストゥルメントごとに自動でフィジカルコントローラーにパラメーター展開するから直感的に操作可能 ・Komplete Kontrol softwareはVSTと互換をもつため、サードパーティ製VSTインストゥルメントとの統合や、裏を返せばAAXなどの互換へのブリッジともなります ・・Smart Playアルペジエーターにより多彩なシーケンスが可能。直感を刺激します。 KOMPLETE KONTROL SシリーズはKOMPLETE をまるでフィジカルなハードウェアシンセサイザーのようにフィジカルな楽器として使える、強力なコントローラー。膨大な音源とエフェクトをサクサクとブラウズし、インストゥルメントごとに自動にアサインされるフィジカルコントローラーで直感的に操作できます。Fatar社の高品位鍵盤を搭載しているところも大きな注目ポイントで、ベロシティーセンサー/アフタータッチセンサーを装備し、表現力豊な2本のタッチストリップ・コントロールも搭載。 また、今回の肝となるのはVSTと互換を持つKOMPLETE KONTROL Software。サードパーティ製VSTインストゥルメントとの統合や、裏を返せばAAXなどの互換へのブリッジともなります。 ラインナップは鍵盤数の違いで25、49、61の3種類。基本性能の違いはないため、用途や楽曲のスタイルによって好みのものを選べます。KOMPLETEは音源によってC1以下の鍵盤でキースイッチを使うものも多く、両手で鍵盤を弾くことがないトラックメイカーであっても、49や61などの大きめの鍵盤数のチョイスがお勧めです。 KOMPLETE KONTROL S25 ¥49,800 (本体価格:¥ 46,111) 最大15回無金利クレジットで月々¥3,300〜 >>ご購入はこちらから KOMPLETE KONTROL S49 ¥72,800 (本体価格:¥ 67,407) 最大18回無金利クレジットで月々¥4,000〜 >>ご購入はこちらから KOMPLETE KONTROL S61 ¥82,800 (本体価格:¥ 76,667) 最大18回無金利クレジットで月々¥4,600〜 >>ご購入はこちらから KOMPLETE KONTROL S88 ★HAPPY SUMMER SALE! ¥99,800 (本体価格:¥ 92,407) 最大18回無金利クレジットで月々¥5,500〜 >>ご購入はこちらから ◎導入メリット ・Eucon対応DAWに柔軟に対応。レコーディング、編集、ミキシングにおいてDAWの操作をより素早く、ミキシング作業をエキスパンド。 ・同社フラッグシップコントロールサーフェスのS6における最新技術をコンパクトに凝縮。Pro Tools|DockとのコンビネーションによってPro Toolsをよりコンソールライクに取り扱う発展性 ・S3は内蔵4×6インターフェースを持っているため、サーフェスとラップトップのみでセッションをレコーディング、ミキシング、モニタリングしたり、必要最小限のシステムを構築することが可能 ・異なるメーカーのAVB対応機器との連携も可能とし、Ethernet AVBを介し、最小限のケーブルにてオーディオネットワーキングが実現 EUCONフル対応のPro Tools | S3は、レコーディング、編集、ミキシング・コントロールを直感的、効率的に運用できるようコンパクトにデザインされており、よりスマートでスピーディな作業を実現します。最大12のカスタム・ミキサー・レイアウトを作成し、ドラムだけのフェーダーレイアウトや、ボーカルやサウンド・エフェクトなど手元にコンパクトにレイアウト、S6Ver2において搭載されたVCAスピル機能も搭載され、SSLをはじめとする大型コンソールのようなVCAフェーダーをメインにしたMixと、そのVCAグループにおいての修正において瞬時に展開できる機能は重宝することでしょう。 プラグインのパラメーターをフェーダーの上部にあるロータリーレコーダーに自動でマッピングし瞬間的にコントロールしたり、またそのロータリー機能をフェーダーとフリップする機能はユニーク。マウスコントロールでは煩雑なプラグインの設定を一括でコントロールする、まとめてパンコントロールするといった芸当は、フィジカルであるコントロールサーフェスならではの利点です。 S3では48kHzのサンプル・レートに対応する、Pro Tools などのCore Audio 互換アプリケーションからの4 チャンネルのアナログ入力を利用できます。また、モニターなどのアウトボード機器を接続するための、4 チャンネルのアナログ出力を備えており、HDシステムやNative I/Fに依存しないスタンドアローンな使用も可能です。持ち回りの多い簡易的な収録システムの構築や、例えば現在注目されている生放送配信システムのオペレート部分としても非常に便利に使えます。 Pro Tools | S3 Control Surface Studio ¥672,840 (本体価格:¥ 623,000) 最大18回無金利クレジットで月々¥34,600〜 >>ご購入はこちらから 4週にわたってお届けしてきたPro Tools HEROES、HDシステムからハイエンド互換I/Oのリリース、そしてコントロールサーフェスでの拡張と、サウンドはもちろんワークフローまでPro Toolsの実力を解き放つプロダクトが続々と登場しています。制作とクオリティを革新させる「HEROES」を導入してその可能性を拡げましょう!!
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2016/07/01

Pro Tools 12.5.2 リリース

S6 Post Media Module対応のPro Tools 12.5.2がリリールされました。Post Mduleの詳細はこちらをご覧ください。 なお、S6でアップデートを適応させるにはV2.2にアップデートさせる必要がございます。 ※Mac OS X 10.11.4 & 10.11.5は、既知の不具合が確認されているため、サポート対象外となっています。OSのアップデートの際にはご注意下さい。 ※3rd Party製のDAWをお使いのHDインターフェース・ユーザー様は既知の問題のため、OS10.11へのアップデートをお勧めしません。 修正された代表的なバグは下記となります。詳細はこちらのドキュメントをご確認ください。(英語) HDXシステムにおいて、再生またはレコーディング時に断続的に音が歪む症状を改善しました。 HDXシステムにおいて、バスやアウトプットから音声が出力されている状態でシステム使用状況画面からDSPのバーメーターをShift + Option + Command(Mac)で再計算させると、時々失敗する症状を改善しました。 インストーラーは、お客様のAVID Account内に表示されているリンクよりダウンロードください。ぜひご確認いただきますようお願いします。 AVIDサイトのPro Tools 12.5.2情報はこちら>>>
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2016/07/01

株式会社イノセンス 様 / 作業効率を追い求めた結果 〜AVID S6導入事例〜

北陸、金沢に本社を置く株式会社イノセンス。試写室を四国・松山にも置き、この2つの拠点で制作から撮影〜編集〜MAとワンストップでのマルチメディア・サービスを提供している。地元のCM制作、起業PRのVPなど様々なコンテンツの制作を行われている会社である。作業量はかなり多く、リコール性、作業効率というものが求められる現場である。 ◎旧システムとの互換を確保する 今回導入となったAVID S6だが、そのストーリーはPro Toolsシステムの検討から始まった。それまではFairlight QDCとConstelationを使用していたが、そのサポート終了・システムの老朽化に伴い、AVID Pro Toolsへの更新を検討されていた。しかし、単純にシステムの入替えというわけにはいかない。業務におけるかなりのウェイトを占めるのがこれまでに制作したコンテンツの改定作業となるからだ。そうなると、それまでのFairlightとのデータの互換性の無いPro Toolsへの更新は、単純に入れ替えるという訳にはいかない。まず、第一段階としてPro Toolsのシステムを仮設し、使用頻度の高いデータから順にデータコピーを行うこととなる。これは、シンプルにAESで2台のDAWを繋ぎ、同期をとってのコピー作業。すでにFairlightが提供していたMXF exchangeは手に入らず、Fairlight QDC独自フォーマットのファイルをファイルベースでコンバートすることは難しくなっていたからだ。 ◎完全ファイルベースのフローにS6が合致 当初は1年程度の期間を設けFairlightのデータを移植したところで、全体的なシステムの更新を行う予定ではあったが、Pro Tools導入から半年程度たったところでConstelationの調子がどうにも悪くなってしまった。その為、計画を前倒ししてAVID S6の導入に踏み切った。AVID S6に関しては、Pro Tools導入後に次のメインシステムとなるコンソールの選定候補として実機を金沢まで持ち込みデモを行なっている。実際にその操作性を体感していただき、作業効率も求めるイノセンス様のワークフローともしっかり合致した。DAWをエンジンとするコンソールということで言えば、Fairlight Constelationと同じコンセプトではあるが、デジタルコンソールの模倣にとどまらず、更に踏み込んだ提案が数多く搭載されたAVID S6はイノセンス様の目線からも新鮮に映るポイントは多かったという。   リコール性能の高さは言うまでもなく、Display Moduleに表示される波形、自由にコンソール上のフェーダーにアサインすることの出来るレイアウト機能など、レコーダーとコンソールという従来の概念を更新することの出来るAVID S6。作業効率を第一として検討を行なっていたイノセンス様のワークフローにしっかりとマッチしたと言える。   余談ではあるが、イノセンス様のMAは完全ファイルベースでのフローとなっている。すでにVTRでの素材搬入はほぼ無く(年に1回程度)、松山支社のコンテンツMAも一手に引き受けているためにファイルでのデータのやり取りが普通のフローとして日々行われている。 ◎S6のファンクションが実現したコンパクトシステム 導入いただいたのはPro Tools HDX1、映像再生用にVideo Satellite SystemとしてAVID Media Composer、AVID S6-M40-16-5-DPというのがメインのシステムだ。AVID S6は16フェーダー5ノブというコンパクトなシステム。これまでのConstelationが24Faderということで不安はあったものの、レイアウト機能、Spill機能などを駆使することでコンパクトなシステムでも同等以上の使い勝手を得ることが出来ると判断されての導入となっている。Pro Tools HDXシステムも、サラウンド作業は無く、ステレオ作業のみということで、DSPパワー的に問題ないと判断をした。Video Satellite Systemの導入は前述のとおり、完全にファイルベースでの素材の受け渡しが前提となっているために、受入可能なファイルフォーマットの多いMedia Composerの導入は必須であった。また、キャラの表示もMedia Composerであれば問題なく行えるというのもポイントであった。Video InterfaceにはAVID DNxIOを入れさせていただき、将来の4Kフローへの準備も行なっている。 ◎VMC-102+ANDIAMOに集約、パッチベイも僅か3面に 次にシステムのディテールに目を向ける。モニターコントローラーはTAC systemのVMC-102を選択、VMC-102とTritech AGS-VMC、そしてDirectout Technologies ANDIAMO.XTの組合せで、コミュニケーション、モニター関係を集約している。回線の切替、TBのSummingなどをVMC-102で、スタジオ回線のマトリクス、信号分岐などをDirectout ANDIAMOで実現している。スタジオ機材ほぼ全てをANDIAMOへ集約することで非常にシンプルなシステムアップを実現している。ちなみに、AndiamoからPro Toolsへの接続はAESでの16chとなっている。   VMC-102とANDIAMO.XTの組合せでシステムのコアを構築したことでパッチベイがアナログ2面、ビデオ1面と非常にコンパクトに纏めることが出来た。エマージェンシー対応を考えた最低限のパッチが物理的に立ち上がっている。物理接点数を減らす、システム工事費の低減など、様々なメリットがこのシステムアップにより実現している。工事に関しても、既存のConstelationの解体撤去からS6の設置、調整まで4日間というスピード工事。5日目には動作確認、6日目にはトレーニングと、1週間を切るスケジュールでのシステム更新工事であった。もちろんこれは、システム設計、工事を担当していただいたレアルソニード様の力によるところも大きい。更にAVID S6とVMC-102,ANDIAMOの組合せというコンパクトなシステムだからこそということも出来る。   エンジニアの口出様は、AVID S6の魅力的なソフトキーをカスタマイズし、使いたいキーをフロントに持ってきたりと、作業効率を求めかなり使い込んで頂いている。このソフトキー機能は、EuConの恩恵により、Pro Toolsのほぼ全ての機能を網羅し、ショートカットにないような機能でもアサインが可能となっている。キーボード+マウスでの編集からS6+マウスでの編集になっているということが伺えるエピソードである。 東京、大阪に次ぐS6の導入事例となったイノセンス様、地方の活力を感じるとともにワンストップでのワークフローを確立していることで、一歩進んだトータルワークフローを現実のものとして形にされている。今後もバージョンアップにより進化してゆくAVID S6とともに、効率的なワークフローを確立することだろう。改めて、株式会社イノセンスの皆様、システム工事を担当されたレアルソニード様への感謝を申し上げて結びとしたい。           左より、アシスタントミキサー 水口慎也氏、同社取締役/プロデューサー 直野雅哉氏、チーフミキサー 口出洋徳氏     *ProceedMagazine2016Summer号より転載
Broadcast
2016/07/01

ABC 朝日放送株式会社様/次世代のワークフローを見越した現実回答

大阪・ABC/朝日放送株式会社様のPro Toolsの更新、またそれに伴うファイルベースワークフローへの移行をROCK ON PRO UMEDAが中心となりお手伝いをさせていただいた。長期の計画として取り組むファイルベース化の一環として音声編集システムの更新が行われたわけだが、そのコンセプトや、将来像について導入を担当された技術局 制作技術センターの和三様と神田にお話を伺った。 ◎ファイルベース移行の一環という前提 今回の更新は、8年前の新社屋移転時に導入を行なったPro ToolsシステムのPC老朽化が現実的な課題点。またPro Toolsシステム更新を主体としながら、ファイルベースワークフローへの移行の一環という位置づけも与えられている。ファイルベースへの移行は、新社屋の移転前からワーキンググループが社内に発足し、その実現に向けた取り組みが始まっていたということ。時勢として、今回の更新ではHDCAMの終了を見越した更新を行わなければならないということで、ファイルベースへの取り組みが機材選定からも行われている。   具体的には、1.Pro Tools systemのHDXへの更新、2.テープベース以外のワークフローに対応するためのVideo Satelliteの整備、3.ファイルベースフローを見越したファイルサーバーの整備、4.受入ファイルのコンバート用のEpisodeの導入この4点が柱となっている。それでは、一箇所づつその詳細を見ていきたい。 ◎Pro Tools HDXへの更新で得た効果とは それまでのTDMシステムはバージョンアップを重ねVer.9で運用を行なっていたが、Mac Proの修理対応終了など不安を抱えての運用となっていた。この部分を最新のMac ProとHDXのシステムに更新を行ったことが第一のポイント。   Pro Toolsでの運用に関してはこれまでの実績からも不安はなく、更新により実現したOffline Bounde、Clip Gainといった新機能は非常に評価され活用が始まっている。そして、スペックには現れない部分だが、音質面の向上もこのMA室で仕上げの行われる音楽番組、コンサート収録の仕上げなどでは大きなメリットになっている。以前のバージョンに比べ音ヌケが良くなっているため、SSL Avantへマルチで立ち上げてのミキシングに匹敵する音質での仕上げが行えるようになったということだ。ちなみに、Audio InterfaceはフロントエンドにSSL Alphalink MADI SXをそれまでのシステムからの引継ぎで利用していただいた。Pro Toolsとの接続はSSL DeltalinkからAVID HD MADIへと更新が行われている。SSL Alphalinkの音質をキープしつつ、今後の安定運用を見越しての更新である。 プラグインも増強している。中でもAUDIOEASE Altiverbはすでに無くてはならない存在とのこと。スタジオ収録番組の仕上げの際に、効果音として拍手や歓声を足すことがある。それを馴染ませるためにスタジオの響きに似せたプリセットを用意しているということだ。これは非常に良い結果が得られているために多くの番組で活用が始まっているということ。また、音ヌケが良くなった分を馴染ませるため、McDSPのAnalog Channelを導入している。分離が良いサウンドが気に入っているので、あまり活躍の場はないということだが、狙ったサウンドのコンセプトによって使い分けていきたいということ。併せて、DiGiGrid DLSの導入もトピックとなるポイント。プラグインパワーも十分に拡張され、サラウンド制作、そして今後のフォーマットなどにも対応できるスペックを与えられたシステムとなっている。 DiGiGrid DLS ◎Video SatelliteによるVideo Playback 今後編集と行われるファイルでのやり取りを見据え、より多くのVideo Fileの再生を実現するVideo Satelliteを導入いただいた。この更新にはもう一つの狙いがあり、既にテストケースがスタートしている4Kへの対応というのも大きな目的となっている。これまで4Kのワークフローではダウンコンバートしたファイルを都度書き出していたが、そのままのファイルがまずは再生できる機種である、ということが選定の大きな理由となったということ。数年以内にテレビ周りの更新も計画しているということなので、次世代のマルチチャンネル再生環境とともに整備を行いたいということだ。このマルチチャンネルへの展望に関してはこの後更に詳しく掘り下げたい。ここは、4Kへの取り組みを積極的に進めている朝日放送様の取り組みが感じられる部分だ。 ◎ファイルサーバーとしてTerraBlock Facilisの導入 この選定は、神田様の意向が大きく関わっている。前部署は映像編集関係であったとのことで、そこで使っていたAVID Unityが比較対象としてあったということ。UnityはAVID製品で利用する上では非常に優れたソリューションではあったが、他のNLEで使おうとすると素材のファイル一つを見つけるにも苦労するような仕様。今回の更新ではどのクライアントからでも使い易く、汎用性の高い製品にしたいというのがコンセプトとしてあった。   また、Unityでは特定の管理者がメディアの管理を行う必要があったが、このサーバーを利用するユーザーが簡単に素材の管理を行う事のできるシステムがターゲットとなった。さらに、導入されるクライアントがPro ToolsとMedia ComposerとAVID製品であるためにそれらとの親和性ももちろん重視した部分。   そうなると、特殊なシステムを利用した製品ではなく、NASベースが候補として挙がる。NASベースであれば接続したクライアントはフラットな権限を持たせることが可能だからだ。そのような経緯から、エンタープライズサーバーとしてNASをベースとしてAVIDの互換モードの定評が高いTerraBlock Facilisが最終的に選考に残った。ROCK ON PROでの事前のPro Toolsとの運用チェックによる安心感と、サーバーメンテナンスを行うことの出来るスタッフが大阪にいる、という2点が大きな決め手となったということだ。実際に導入をしてみると速度的にも不満はなく、稼働開始からサーバーダウンしてしまうような大きなトラブルも起きていないとのこと。想定していたよりも早く安定運用が行えているということだ。 ◎トランスコーダーとしてEpisodeを導入 今後のファイルでの受け渡しを考え、Telestream Episodeも同時に導入していただいた。EpisodeはVideo Fileの変換ソフト。常にサーバーを監視し、Pro Toolsに最適な形式への変換をバックグラウンドで行なっている。エンジンとなるPCはMac Miniを4台準備し、分散処理が行われている。一つのファイルを4分割しての処理を行なっているために高速性が期待できるシステムアップだ。4台のPCによりVideo Fileの実時間の半分以下の処理を実現している。受け取れるファイルの種類も多いため、将来的にも活躍が期待できるシステムだ。 ◎現時点での具体的なワークフロー 制作編集はFinal Cut Pro 7を使用。ここで書き出されたファイルの受入が現時点では行われている。ファイナルのメディアは現時点ではHDCAMとなっているので白完パケの段階でファイルを貰い、完パケはHDCAMでもらうというワークフローだ。音戻しは完パケのHDCAMに対してリニアで行われ搬入となる。従来は白完パケのデータはリムーバブルメディアを利用していたが、システム更新後はサーバーへの直接の投げ込みと、トータルでのファイルベースワークフローへと歩みを進めている。今後の制作編集システムの更新により更なる効率化が期待できる部分である。HDCAMに関しても局全体のコンセプトとしてファイル化が命題として挙がっているためにテープレス化への流れへの一部ともなっている。   ここで命題とした「ファイル化」という言葉だが、テープレスという意味とメディアレスという意味の二面性があるという話があった。テープレスとはHDCAMというテープメディアから次世代のメディアへの更新という意味を持つ、具体的にはXDCAMのようなファイルそのものを格納しているメディアがこれに当たる。メディアレスに関してはそのデータを格納しているメディア=媒体からの脱却。サーバー上に全てのデータがあり、そのデータをそのまま最終段階まで活用するという事になる。   安定運用が最も求められる放送局という環境下ではやはり目に見える物理メディアの信頼性は絶大なものがあり、目に見えない不安定要素をはらむPCベースであるサーバーではその代替とならないという考え方が多数である。サーバーベースでの運用を前提とするメディアレスと専用ハードウェアVTRベースのメディア運用を比較した際に、やはり専用ハードの安定性が優れているという判断がどのタイミングで下され、次のステップへと移行がなされるのか、今後しっかりと見極めていきたい重要なポイントだ。 ◎先進的な取り組みへのビジョン 朝日放送様はこれまでも映画祭へ出展するための映画作品の仕上げ、様々なサラウンド作品の制作など、先進的な取り組みを多く行なっている。今後のビジョンをお聞きしたところ、立体音響、オブジェクトベースの音声制作に対する強い意欲をお話いただいた。DTSが提唱するインタラクティブなDTS:Xのオブジェクト音声から、DOLBY ATMOSの持つ高臨場立体音響など様々なフォーマットを次世代のテレビ音声として検討を進めているということだ。 今後、モニター(スピーカーだけではなく映像も含めた)更新時には是非ともそれらを見越したDOLBY ATMOS対応の環境を整備したいとのこと。各分野に対して非常に造詣の深い朝日放送様の見識、今後の市場の動向、配信サービスなど次世代メディア、コンテンツのあり方などを多角的に判断した上での選定になることと思うが、そのような先進的な取り組みをROCK ON PROも共に学びお手伝いが出来ればと強く感じるインタビューとなった。 ・左より、朝日放送株式会社 技術局 制作技術センター 和三晃彰 氏 / 神田雅之 氏 / ROCK ON PRO 前田洋介     *ProeedMagazine2016Summer号より転載
Sales
2016/06/24

Pro Tools HEROES !! Vol.3 3rd PartyならではのExtra Power Charge!!〜AD/DA、ワークフロー、全てを変えるHEROES!〜

INDEX ・Apogee Symphony I/O ・Focusrite Red4Pre ・Digigrid DLS + Avid HD I/O Apogee Symphony I/O ProToolsに追加されるExtra Power 1:再定義されたLegendary AD/DAの正統進化 2:旧機種互換も併せ持つ柔軟なモジュール構造 3:将来的な接続プラットフォームへの対応 1:再定義されたLegendary AD/DAの進化 AD、DA、ヘッドフォンアンプに至るまで、Symphony I/O MK2はApogeeテクノロジーの粋を集めたフラッグシップ機としての実力が随所に見られます。 AD/DAには同社Symphony I/Oが持つ芸術的なまでにシンプルな完全差動オペアンプと、全出力でバランス出力を保持するPerfect Symmetry Circuitry (PSC)を新搭載。特にこのオペアンプは一般的なオペアンプ構造と比べても極めてシンプル。32ch入出力アナログ回路全ての基礎となっています。さらにヘッドフォン端子には同社Grooveより、接続されたヘッドフォンのノンリニアなインピーダンスに合わせて動的に出力を可変させる革新的なConstant Current Drive技術を搭載。各インターフェースが搭載するESS Sabre32 32-bit Hyperstream DACももちろん内蔵しています。 Symphpony MK2はこれらのテクノロジー追加に加え、AD/DAそれぞれに新たに2つの改良が施されている。一つ目は『Dual Sam A/D Stage』。同社GrooveをはじめDAC市場のハイエンドプロダクトにも見られる並列コンバート設計をA/D回路に搭載。ノイズフロアを抑えるだけでなく、Apogee史上最も広大なダイナミックレンジ(122dB A weighted)を誇るA/Dコンバーターを実現している。二つ目が『高電流出力・低インピーダンスのDA回路』、通常インターフェースのラインアウトでは十分な出力が得られなかったが、ビンテージアウトボードなどインピーダンス条件の大きく異なるプロダクトとの接続においても、一切のパフォーマンスを損なうことなくドライブすることが可能となっている。長距離アナログケーブルを引き伸ばしたスタジオシステムなどにおいては特に効果を発揮する仕様。 2:旧機種互換も併せ持つ柔軟なモジュール構造 Symphonyの入出力数は使用する環境において実に様々なパターンを生み出すことが可能です。2×6、8×8、16×16、そして8×8+マイクプリ、ベースとなる4つのI/Oコンフィギュレーションから選択して、スタジオ規模に合わせて1台で最大32in32outの入出力まで拡張することができます。 たとえばそれほど入出力が必要のないプロデューサーデスクや、小中規模のプロジェクトスタジオ、または大規模なスタジオまで、このSymphony Mk2はさまざまな入出力オプションでベストフィット、また拡張させることが可能です。もちろん旧Symphonyユーザーとの互換性も開発コンセプトとなっていた本機。旧Symphonyモジュールとの互換性はもちろん、モジュールなしシャーシのみというMK2専用のコンフィギュレーションも用意されています。 3:将来的な接続プラットフォームへの対応 PCやmini-Digilinkとの接続方式自体をモジュール構造としたのもSymphony Mk2の大きな特徴です。たとえば、現在はPro Tools HDで作業を行っていて、Thunderboltによるネイティブ環境への移行が必要な時も、オプションカード(別売)を搭載することが可能です。 またWAVES SoundGrid接続端子も搭載予定、将来的なネットワークオーディオ含め、既存のシステムのまま移行が可能となります。 価格リスト(価格は全て税込になります。) Symphony I/O Mk II HD 2×6 ¥320,000 →ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥90,000 ・HD OMNI下取りで¥236,000 Symphony I/O Mk II HD 8×8 ¥450,000 →ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥220,000 ・HD OMNI下取りで¥366,000 Symphony I/O Mk II HD 16×16 ¥598,000→ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥368,000 ・HD OMNI下取りで¥514,000 Symphony I/O Mk II HD 8×8+8MP ¥650,000 →ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥420,000 ・HD OMNI下取りで¥566,000 ★7月31日までの限定キャンペーン!クロスグレードプランもご用意 ※クロスグレード・プロモーション詳細 ご注意事項 - このプロモーションは、オーディオ・インターフェイスをお持ちの方が対象です。 - お申し込み時にご記入いただきましたオーディオ・インターフェイスをお送り頂く必要はありません。 - クロスグレード元となるオーディオ・インターフェイス1台につき1回限りのご利用となります。 - ご応募書類に不備があった場合には無効とさせていただくことがあります。 - ご登録時に入力頂いた情報は、弊社のプライバシー・ポリシーに基づき、厳密に管理させて頂きます。 必要事項を記入済の専用申込用紙を発注書に添えてお申し込みください。 専用申込用紙入手先: http://data.minet.jp.s3.amazonaws.com/2016/05/apogee_symphony_crossgrade_-registration-2.pdf Symphony I/O Mk II HD 2×6 クロスグレード ¥298,000→ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥68,000 ・HD OMNI下取りで¥214,000 Symphony I/O Mk II HD 8×8 クロスグレード ¥399,800 →ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥169,800 ・HD OMNI下取りで¥315,800 Symphony I/O Mk II HD 16×16 クロスグレード ¥528,000 →ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥298,000 ・HD OMNI下取りで¥444,000 Symphony I/O Mk II HD 8×8+8MP クロスグレード ¥580,000 →ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥350,000 ・HD OMNI下取りで¥496,000 Focusrite Red4Pre ProToolsに追加されるExtra Power 1:2基のminidigilinkコネクターによりProTools HD上で58in/64out 2:ISAマイクプリアンプをアナログモデリングする“Air”機能 3:豊富な『無償』付属プラグイン 1:2基のminidigilinkコネクターによりProTools HD上で58in/64out Pro Tools HDにダイレクトにつながる機能として背面に2つのPrimaryポートが付いています。この通信ch量は1台のインターフェイスの中では史上最大の接続チャンネル数、58input/64outputもの通信を可能とします。ましてやHDX3とカード3枚の状態で3台のRed4Preであれば174in/192outputもの通信を可能とします。 さてこの背面にいかにそのチャンネル数がコネクトできるのでしょうか。以下の図をごらんください。 こちらはInputからOutputへの流れを表したものですが、inputのADに関しては8chのみです。しかしながらデジタルにおける拡張性が非常に高いことが見て取れると思います。2基搭載したADATやS/PDIF。そして、内部に搭載したルーターにより、Dante信号をも縦横無尽にルーティングが可能となります。現在Dante規格を採用したイキップメントは市場にに豊富にリリースされており、同社が販売するREDNETなどを踏まえて非常に拡張性の高いハブとなるインターフェイスとなることがわかると思います。1Uのシンプルな筐体に詰め込まれた、多彩な拡張性。これがRed4Preの魅力の一つです。 2:ISAマイクプリアンプをアナログモデリングする“Air”機能 Focusriteの誇るハードウェアマイクプリISAシリーズはそのきらびやかなサウンドで、多くのスタジオにて採用され、非常に認知度と評価の高いマイクプリとなっています。そのサウンドの秘密はやはり回路設計がトランスフォーマーベースであったからです。そのシルキーなサウンドは数々のエンジニア・ミュージシャンを魅了しました。 RED4PreではFocusrite伝統のサウンド、トランスフォーマーベースのISAマイクプリアンプをアナログモデリングする“Air”機能も含まれます。”Air”機能は、トランスフォーマーベースのオリジナルのプリアンプ設計をアナログモデリングすることで、ISAトランスフォーマーの持つ独特のサウンドデザインを再現します。”Air”機能を有効にすると、3ステップのプリアンプ信号チェインを再構築します。すなわち、正確なトランスフォーマー型入力インピーダンスにスイッチすること、そしてリニア・ゲインを加え、最後にタイトなロウエンド&ハイエンドを持ち上げるパッシブフィルターを適用することで、Focusrite愛用者の呼ぶ「伝統的なFocusriteプリアンプの持つ“Air”のサウンド」が作られます。 3:豊富な『無償』付属プラグイン RED4preを採用するメリットはハードウェア面でのメリットだけではありません。Red 4Preを購入すると、SoftubeのTime and Toneバンドルも同梱されています。Drawmer S73インテリジェント・マスター・プロセッサ、TSAR-1Rリバーブ、Tubeディレイ、サチュレーション・ノブといったSoftubeがプラグイン4つをパッケージしたものです。 また、Focusrite伝統のRedレンジ2と3をモデリングしたイコライザーとコンプレッサー、RedプラグインSuiteも同梱されています。Pro ToolsにおけるAAXにも対応しています。ハードウェア部そして、ソフトウェア面においてもビルドアップできるまさに質実剛健とも呼べる製品パッケージとなっています。 価格リスト(価格は全て税込になります。) Focusrite Red 4Pre ¥324,000 →ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥94,000 ・HD OMNI下取りで¥496,000 Digigrid DLS + Avid HD I/O ProToolsに追加されるExtra Power 1:CPUに負荷をかけず0.8msレイテンシーでWAVES Processing! 2:ネットワークで自在に連携、I/Oも拡張! 3:DLSを外しても瞬時にCPUベースの環境に切り替えが可能! 1:CPUに負荷をかけず0.8msレイテンシーでWAVES Processing! Omniや8×8×8といったHD I/Oと併用することでネットワークプラグインサーバーとして機能することができるDigigrid DLS。WAVESが誇るプロセッシングPOWERをわずか0.8msのレイテンシーで追加することが可能です。2系統のDigiLink端子でPro Toolsシステムに64デジタル入出力を提供。もちろんDLIなどアナログI/O搭載機を追加することでさらなる入出力拡張も可能となります。さらにProToolsではないNative DAW環境であってもSGPモードに切り替えることでDSPプラグインサーバーとして使用することが可能です。付属のeMotionミキサーインサートにプラグインを入れて、ProToolsへの入力前にかけ取りを行うことも可能です。 2:ネットワークで自在に連携、I/Oも拡張! HD I/OとDLSというベストセラーの組み合わせにDLIを追加することでアナログI/Oも拡張が可能。DLIは接続されたI/OとしてPro Toolsで認識されます。またネットワーク接続された別PCからDAWを通じてオーディオを取り込むことも可能です。 3:DLSを外しても瞬時にCPUベースの環境に切り替えが可能! 突然の外録時やモバイルシステムへの移行の際にもDigigridは柔軟に対応が可能です。CPU負荷とDSP負荷をStudioRack上で瞬時に切り替えることが可能なので、DLSを持って行くほどではない外録などの際に、DLSを外してもセッションが開かないことはありません。DSP負荷がかさんだセッションなどにおいても、負荷分散を任意でコントロールできるのは大きなメリットとなります。Studio Rackには8つのプラグインスロットがあり、プラグインの並び順を保存して、必要に応じてリコールすることも可能です。 価格リスト(価格は全て税込になります。) Digigrid DLS ¥288,000→ご購入はこちらから ・HD I/O 8x8x8 下取りで¥58,000 ・HD OMNI下取りで¥204,000
Tech
2016/06/21

REAL SOUND Project ~User’s Voice~ Mick 沢口氏 vol.1

2002年よりPyramixを愛用し、高品位なサウンドを提供するだけでなく、常に最新のテクノロジーを高い次元でアートへと昇華してきたUNAMASレーベル代表の沢口 ”Mick” 真生 氏。国内でもいち早くHorusが導入された自宅スタジオで、独占ロング・インタビューを敢行!Pyramix導入の決め手、自宅システム解説から、実際の編集作業やエンジニアリングについてのお考えまでをご紹介します。 INDEX ◎レコーディングは覚悟だ!沢口節全開で開陳されるノウハウ!! 1.クラシックの編集で圧倒的な利便性を誇るクロスフェード・エディター 2.何を聞いても「何もしない(笑)」…その裏にある揺るぎない哲学 3.レコーディングが始まった時には、ミックスはすでに終わっている!? 4.一貫生産主義だから可能なシンプルなマスタリング 5.どんなときも次への準備を怠らない姿勢に感服 ◎「表現」と「高音質」を求めた結果はPyramix 1.DAWが実現した自主レーベルの夢 2.新しい表現への挑戦 -サラウンドで音楽をやる! 3.Pyramix高品質の秘密?ソフト・クロックとは!? ◎UNAMASサウンドを生み出すPyramixシステム 1.UNAMASサウンドを生み出す3つのPyramixシステム 2.アナログの名機はそれだけでアート - Pyramixを信じるもうひとつの理由 ◎レコーディングは覚悟だ!沢口節全開でそのノウハウを開陳 1.クラシックの編集で圧倒的な利便性を誇るクロスフェード・エディター ROCK ON PRO(以下、ROP):沢口さんといえば「フェーダーに触れずにミックスする」という伝説もあるくらい、レコーディング後の作業が少ない方として有名です。しかし、最近作のクラシック作品では編集を行っているということで、どのような編集をされているのかお伺い出来ますか。 Pyramixのクロスフェード・エディター・ウィンドウ。下部のパラメーターを使用して視覚的に確認しながらクロスフェードを追い込んでいくことが出来る。 沢口”Mick”真生氏(以下、沢口):Pyramixはクロスフェード・エディターの機能がすごく充実してる。それは、ヨーロッパのクラシック・レーベル(フィリップス・クラシックス)のリクエストが反映されてるからだと思うんだけど。1サンプル単位くらいまで細かく編集出来る。一音だけ差し替えたい、ってリクエストもアーティストからは出るんだよ。で、フェードエディターを開くと、切る前と切った後の(差し替える前のクリップと後の)クリップがこういう風に(画像参照)出てくるのよ。ここが充実してるのはPyramixとSequoiaくらいだね。 ROP:Sequoiaはこの機能を売りにしてますよね。 沢口:Mergingって会社は控えめなのか、ギャアギャア言わないんだよね(笑)。わざわざ言わないんだけど、実は最初から出来てることが実に多い。PyramixといえばDSDというイメージが先行してますけど、それ以前のDAWとしての基本的な要素が本当に充実してる。フェードエディターもその特徴のひとつだし、キホンのキである音がいいっていうところが素晴らしい。Mergingの連中は「そんなこと当たり前だろ」って言って、わざわざ宣伝しないんだけど。 一本化する直前のマスター・ファイル。かなりの編集の跡が見られる。ジャズ録音では波形編集を一切行わない沢口氏にとって、制作フローの点でもクラシック録音はこれまでとはまったく違った制作になったようだ。 沢口:じゃあ、実際に編集したトラックをお見せしましょうか…見て!これだけ編集してるんだよ!OKテイクでもこれくらい編集してるけど、これでもクラシックでは少ない方。2Lのモートンなんかは、クラシックだと2~3千ポイントも編集するって言ってたよ(笑)。だから、クラシックのセッション・レコーディングって、下手すると一小節単位くらいで録音するって話だったよ。 Pyramixのフェード・エディターは上部メニュー プルダウンの中にある。 今、このカット点でフェード・エディターを立ち上げると、これが前のクリップで、ここから後ろのクリップが来てるよね。ここで何ができるかというと、ひとつはタイミングをミリsec単位で調整できる。それから、ぼくはそこまで追い込んで使わないけど、出るとこと入るとこのカーブを個別に調整出来るんだよ。ここにパラメーターがいっぱいあって、前後のレベルをどれくらい変えるか、カーブをどうする、その長さをどうする、どこからやる、全体でどれくらいずらすか、と非常に細かいところまで出来るんですよ。フェードの形はつまんで変えられる。デフォルトだと1:1でやることになってる。ぼくはほとんどタイミングしかいじらないけど(笑)。 ROP:フェード・テクニックのコツのようなものはあるのでしょうか。 沢口:それはぼくでは分からないから、アレンジャーの土屋くん(土屋 洋一 氏)に来てもらって、スコアを見ながら編集していく。80%くらい出来たところでアーティスト・アプルーブっていって、アーティストのひとに来てもらって全体を聴いてもらう。アーティストはアーティストで、スコアとは違う意見がある。ここでまた微調整が入る。最後の余韻の長さとかね(笑)。 ROP:ぼくがアシスタントをやってた時に大変だったのは、クリック管理されてないトラックだと「出来た!」っていったところからワンポイント変えるってなると、後ろが全部繋がった状態で動かさなきゃいけなかったりする点でした。 沢口:そう!編集点の前後でグループを組み直して、また外して、ってことをやらなきゃいけないから、ファイナル・アプルーブで色々出ると大変なんだよね。ぼくなんか間違っちゃうからさ、いっぱいあると(笑)。効率よくやるやり方はないね。でも、これはぼくがやってんじゃないのよ。アレンジャーとやってんの。ぼくはもう、オペレートに徹してる。 2.何を聞いても「何もしない(笑)」…その裏にある揺るぎない哲学 ROP:ミックスについてお伺いします。よく使うプラグインはありますか? 沢口:ほぼ使わないよ。トゥルーピークの赤防止用に-0.5くらいに設定したバス・リミッターは挿すけど、プラグインで音を作るってことはない。ぼくは基本的に使い倒すタイプじゃないからね。だからPyramixで十分なのよ(笑)。 ROP:まさかの消極的な意見(笑) 沢口:IRCAMのものが入るようになって、リバーブだけは使えるようになったけど、サクサクいろんなものを使いたい人にとってはちょっとね。いまは他社のプラグインはプリセットがいっぱい入ってるでしょ?ぼくがメインで使ってるリバーブは、このTCのReverb 4000ってやつ。 Horusの直下にセッティグされた、沢口氏愛用のTC Reverb 4000。192kHz非対応のため、Horusとはアナログでやりとりしている。 Pyramix純正プラグインからミックス・バス用ストリップのリミッター部を使用。 ROP:どういうタイミングで使うんですか? 沢口:クラシックではまったく使わない。ジャズで管楽器がいるときとか。 ROP:ジャズの時は結構ミックスはしますか? 沢口:いや、しない(断言)。 ROP:パンニングは… 沢口:パンニングもあらかじめ決めてるから、もうそのまま。スタジオではプリからI/F経由で直接DAWで録ってる。コンソールはモニターにしか使ってない。だから、録りの時にゲインも決めちゃうから、ミックスの時にはほぼツライチ。トランペットにちょっとリバーブつけるくらい。あと、ぼくは絶対アンビエンスを立てるんだけど、それはちょっと大きめに録ってるから、ほどよきレベルに調整するくらい。 最新作のマスター・トラック。 スピーカー9.1chに対して、LFEを含めて10トラックしかないことがわかる。最下段2トラックはステレオ・マスター。 ぼくの場合、ドラムはほとんどトップの2本で録っちゃうから、それはもう振り切っちゃえばそれで終わりじゃん。スネアはCとRの真ん中くらい。それはトップで鳴ってる音を聴いてそれに合わせるだけだから、なんも難しくないよね。Kickは基本的に真ん中。それだけだよね。ピアノについては編成によるけど、ピアノ・トリオだったら振り切り。ぼくはピアノをお客さん目線で定位するから、左が高い方で右が低い方なの。 ROP:サラウンドの時は? 沢口:ぼくの場合はマイクとスピーカーは基本的に1対1。だから、各マイクは100%各スピーカーの位置。もう録りの段階でサラウンド全体のサウンド・イメージを決めてるから。アンビエンスはちょっと大きめに録っておいて、バンドのミックスでいい空気感が出るところに調整しますけどね。 ROP:EQやコンプは… 沢口:しない。まあ、トランペットなんかは録りの時に赤防止のためのコンプはしますよ。PreSonusのADL 900を使ってるから、それのコンプを使う。ブラスにはそれがいいかなと思って。Drawmerもプリとコンプ両方使いますよ。チャンネルストリップとして。プリのあとにコンプ通って、というようなことはしなくて、もうチャンネルストリップ自身で完結しちゃう。音響ハウスのひとがよく「沢口さん、度胸ありますね~」って言うんだけど、「え?そうなの?」って感じ(笑)。 音響ハウス 1stでレコーディングする沢口氏。レベルはプリのゲインでコントロールしているため、どんなに音がよくてもステップ・ゲインのモデルは使用しないというのが氏のポリシーだ。 同じく音響ハウス1stにて。コンソールはモニターとしてのみ使用している。 3.レコーディングが始まった時には、ミックスはすでに終わっている!? ROP:ドラムの録りにコンプをかけないっていうのが…叩いてもらって決める感じですか? 沢口:叩いてもらうっていうか、ぼくテストってしないの。マイク立てたらバンドがリハで音出しするじゃない。それ聴いてだいたい決めたら、はい録りましょうって言う。 ROP:本番で少し強くなったりしませんか? 原 朋直 氏『Color As It is』レコーディング風景。録音のノウハウについては次回詳しく紹介する予定だ。 沢口:そこはもう読んで(笑)。ピーク行っちゃうこともあるけど、多少のピークじゃ歪まないからね。ぼくはよく言うんだけど、「録音は覚悟だ」って。スタジオに入る前までにミュージシャンの配置はどうして、どういうサウンドにトータルでしたいか考えて、ミュージシャンの配置を決めて、マイキングを決めて、機材を決めてれば、もう出てくる音がだいたいわかるわけよ、ジャズとかクラシックはね。レコーディングが始まる前に十分に考えて、自分の中で「これだ!」と思えるところまで考えてからレコーディングする。そしたら、レコーディングに行った時にはもう、アーティストが淡々とやるのを聴いてればいい。というのがレコーディング・エンジニアだと思ってるんだけどね、ぼくは。 ROP:一番最初に出すソースはなんでしょう?いきなり全体をポンと出すのでしょうか。 沢口:そう。 ROP:そうか、もう録りの段階で決めてるから。まずベースの音を決めて、みたいなことは… 沢口:あ~、しない(笑)。パンと出して違和感がなければOK。あとはちょっと微調整で。 ROP:オートメーションを書かれることはあるのですか? 沢口:ない。音響ハウスの大竹さんに教わったんだけど、「ここだけ上げたい」ってところの前後で切って、クロスフェードかけて、そこだけ上げてやると同じことが出来るのよ。 ROP:クリップ・ゲインってことですね。 沢口:それの方がCPUに余計な負荷を掛けないし、もしもバグった時に…まあPyramixはほとんどバグらないけど。どっかでグチャグチャになっちゃったとかの心配もないじゃない。だから、もし必要な時にはそうやってるの、ぼくは。 大賀ホールでのストリングス・アンサンブル録音の様子。円周上に並んだ奏者の中心にメイン・マイク、ステージ際にハイト・チャンネル用マイクが並んでいるのが分かる。 4.一貫生産主義だから可能なシンプルなマスタリング ROP:沢口さんは「マスタリング」という作業自体は意識して行っていますか? 沢口:ぼくがいまやってるジャズとクラシックに限って言えば、マスタリングっていう作業は、アルバムの順番を並べるとか、変なトゥルー・ピークが出ないように防止するとかっていう意味でのマスタリングはもちろんしないとアルバムにならないからしますよ。でも、ぼくの場合は一貫生産主義というか、いろんなスタジオでやってるわけでもないし、いろんなエンジニアが曲に関わってるわけでもないから、世に言う「マスタリング」っぽいことはしてないかな。 ROP:以前はxrcdも制作されていましたが、ハイサンプリングで制作されたマスターをCDフォーマットに落とす際にどのような作業をされていたのでしょう。 UNAMASレーベルが以前リリースしていたxrcd版 沢口:xrcdの時は小鉄さん(小鉄 徹 氏)に頼んでましたよ。ビクターの名人に。ビクターのスタジオにぼくがマスターを持って行って、CDにハマるのにいいように、というのはお願いしてたね。あのひとも本当のプロだから、非常にオープン・マインドで、何をやったかって全部教えてくれるんだよね。あれで勉強になりましたよ。 ROP:具体的にはどういうことをされてたんでしょうか。 沢口:そこは小鉄さんのノウハウですから…そこに来たマスターを聴いて、そのためにはどうするかっていうノウハウなんじゃないの?ある帯域をちょっと上げるとか、、、。ハイレゾがまだない時代だったから、CDになった時に一番かっこよくなるためにはどうするか、っていうノウハウは長年蓄積されてたみたいですけどね。UNAMASのレコーディングをxrcdにしてもらうときに、3パターン作ってくれたんですよ。何もしていないもの、薄化粧のもの、コテコテに色付けしたもの、とね。ぼくは思わず、何もしてないものが一番いいって言っちゃったんだけど、そしたら小鉄さんが「確かにこれはいいですけど、xrcdにしたときに音が薄くなると思いますので、薄化粧したものにしましょう」って言ってくれて。そういう、クライアントに対してもちゃんと意見を言えるっていうところが、本当のプロだなって思いましたよ。 ROP:アナログ・テープに落とすのに何か特別なことはされていますか? 沢口:何にもしてない。テープの方で振り切れないレベルをいっぺん探して決めれば、あとは何もしない。 ROP:ダイナミック・レンジを搾ったりもされない? 沢口:歪まないでほどよきところはどこかな、っていろんなやつ(音源)で聴いて、いまはぼくのシステムなら-12dBで送り出せば大丈夫だなっていうのが決まった。たまたまマスターフェーダーを何もいじらないでその値になってた(笑)。だから何もしてない(笑) 5.どんなときも次への準備を怠らない姿勢に感服 Pyramix 10より実装された3Dパンナー。画面左が部屋を垂直に、右が水平に見た図となっている。複雑な3スピーカー・レイアウトの中でも直感的な作業を可能としている。 ROP:Pyramix10で追加された3Dパンナーは使用されてますか? 沢口:使ってますよ。Pyramixのは使いやすくなった。世界で10人くらいのひとにβ版配ってフィードバックを反映してるから、よく練り上げられてる。ぼくは各チャンネルに各マイクを当ててるだけだけど(笑)。ポスプロのひとたちは使い込めるだろうね。主にヨーロッパだけど、大きな映画のスタジオにはPyramixが入ってるからね。イギリスだとパインウッドっていう老舗のスタジオに入ってる。フランスもそうだし。 ROP:トップに6トラックありますが、こちらは? 沢口:これは将来Atmosの7.2.1chミックスをしようとした時のために入れてあるだけ。いまはレベルを下げてハイト・レイヤーに入れてある。もし、将来Atmosミックスで出すっていったら、バスのレイアウトをAtmosに変えて…サイドにスピーカー立てないといけないけど(笑)。ぼくはAuroの方が音楽向きだと思う。Atmosはサウンド・デザイナー向き。拡張性はAtmosの方が高いけどね。なんでも出来るよ。 ホームシアター用Atmos7.2.1chスピーカー・レイアウト。より広い空間を表現しようとしているのが分かる。 Auro 3D 9.1chレイアウト。Atmosと比べて、Auroはリスナーを包み込むような配置になっていることが分かる。 ◎「表現」と「高音質」を求めた結果はPyramix 1.DAWが実現した自主レーベルの夢 ROP:沢口さんがPyramixを導入して、ご自身のレーベルを立ち上げるまでの経緯を伺えますか? 沢口:1971年にNHKに技術として入局したのがその年ですね。NHKは4年くらいは地方局という各県の局に行って「放送の基本を勉強してきなさい」という期間があるんだけど、それが終わってから最終的に自分でどういうことをやりたいのかということを決めて、それぞれの方向に行くんですよ。ぼくは勉強はしなかったけど、昔からオーディオは好きだったから、音声制作やりたいなと思って。渋谷の放送センターに制作技術センターという番組の部門があるんですけど、そこの音声を希望して。まあ、そこに配属になってからずっと定年までそこにいたの。定年してからはPioneerのオーディオ関係の顧問をやりましたけど、定年前から「もう宮仕えはいいから、自分で好きなことをやりたいな」と思ってて。ゆくゆくはこういうシステムを組んで自分のレーベルを作りたいな、と思ってたの。 ぼくが定年したのが2005年なんだけど、2000年くらいからいろいろと考え初めて…。ぼくはNHKにDAWというテープレスのシステムを入れたのは早かったんですよ。AMSのAudiofileというのが当時あって。でも、当時のコンピューターの能力の問題で8トラックが限界だった。2トラックのマスタリング用か、4トラックか、多くて8トラックっていうのがその当時のDAWの状況だったんですよ。今みたいにPro Toolsで平気で何十トラックもサクサクやってるって時代じゃなかったから。8トラックくらいのAudiofileっていうのをポスプロに入れたんですけど、やっぱりテープの制作方法と違って圧倒的に自由なんだよね。例えば、巨大なコンソールとマルチトラックのテープとかを持って、自分でレーベル作るっていうのはなかなか大変じゃない。だけども、「そうか、コンピューターで、DAWを使ってやるんだったらひとりでも出来るんじゃないかな」とその頃思って。で、いろいろ情報を集め始めてね。Pyramixは2002年に初めて入れたんですけど、当初は48kHzのサンプリングレートで始めて、96kHzに行って。で、今は192kHz/24bitっていうところでずっと制作をしてるんです。 新しい表現への挑戦 - サラウンドで音楽をやる! 渋谷にいた時代からぼくは2chの世界っていうのには、まあ、辟易してた。限界があるな、と。自分たちがやっててね。ぼくがやり始めた1970年代の後半というのはオーディオ・ドラマはまだモノラルが主流で、ステレオのオーディオ・ドラマというのは年に一作くらいしかできなかった。それはシステムもそうだし、作品もなかった。年に一作、60分のステレオのドラマを作るのに3ヶ月くらいかけてた時代。ぼくはスタジオを作るのにもすごい興味があったから、そういう制作にふさわしいスタジオも作ろうと思って、オーディオ・ドラマ専用のスタジオを作ったんです。それで、毎週1本レギュラーのドラマがステレオで作れるようになった。インフラが整ったから。 それで誰でも毎週ステレオのオーディオ・ドラマがやれるようになった。で、やってると、ぼく自身がステレオの中だけでイメージを作るということにすぐに限界を感じた。それで、何かないかと思って探したんですよ。で、サラウンドっていう新しい世界をやりたいと思ったから、そういう勉強も自分でずっとして来ましたし、制作するときにもステレオ命じゃなくて、サラウンドの音楽っていう表現もしたいと思ってた。当時のPyramixはすでにサラウンドに対応していて、そういう製品もあったから、DAWで、個人のレーベルで、CDじゃなくてハイクオリティなもので、サラウンドという新しい表現が出来るというところをポイントにして、UNA MASレーベルというものを作って、今に至ったというところだね。 ROP:その当時サラウンドが出来るDAWというのはPyramixだけだったんですか? 沢口:あるにはあったんだけど、バスを構成しなきゃいけなかったり、いろいろと面倒臭かった。Pyramixは当時からサラウンドのパンナーが最初からあって、そのまま何もしないでも使えるという状態だった。ぼくが将来的にレーベルを作りたいと思って勉強していた時期に4つくらいの候補があったんですよ。もちろん、いろいろな機種を聴き比べましたけど、16トラック以上の録音が出来て、なおかつサラウンドにも対応しているというところで絞って行くと、当時では4メーカーくらいだった。Fairlight、Pro Tools、Pyramix、Sadie、くらいがぼくのニーズに合致するDAWだった。 Pyramix高品質の秘密?ソフト・クロックとは!? 沢口:情報を集めるのにはAESの仲間、ヨーロッパのひとやアメリカのひとにも頼りましたよ。すると、ヨーロッパの連中が「お前どういうタイプの音楽をやりたいんだ」って言う。当時はクラシックやるなんて思ってなくて、ジャズしか念頭になかったから「ぼくはたぶんジャズ、アコースティック系でハイクオリティなものをやりたいんだ」というと、「じゃあ、ぼくらが勧めるのはPyramixだね」ということだった。その当時、実はアメリカの連中も先に挙げたのとまったく同じ候補を比較してた。Ocean Wayのスタジオでパラでバンド録音して、エンジニアが聴き比べをする、っていうことをやってたんだよね。それはブラインドでやるテストなんだけど、音がいいってことではダントツでPyramixだったんだよ。それで、ぼくもその4機種をこっちでいろいろと聴かせてもらって。そしたら、やっぱりダントツに音がよかったんですよ。それでぼくはPyramixにした。当時はバージョン5でした。いま使用しているこれがバージョン10。 ぼくがその音の秘密だと思ってるのが、内部マスタークロック。ぼくは勝手に「ソフト・クロック」と呼んでるけど(笑)。これが微動だにしない。 シンク・ソースによる同期の違い。Pyramix内部のクロックがいかに精確かが分かる。 クロック・ソースにAESロックを選択した場合。サンプリング周波数、時間軸上のズレがあることが分かる。 同じく外部ワード・クロックを同期信号として取った場合。やはり、微小なズレがある。 ROP:それはMassCoreの恩恵でしょうか。 沢口:いや、Pyramixの設計思想自体がそうなんだよ。CPUがマスター・クロックを持ってるんだけど、そこに色んな信号が入って来るじゃない?それをズレないようにソフトウェア上で全部合わせて行くっていうアルゴリズムなんですよ。そうすると全然ブレない。一般的にはマスター・クロック・ジェネレーターを使って、「どこのメーカーのがいい」とか、「このジャンルにはこのクロックがいい」とか、賑やかしくやってるじゃない?それは、実際には何が変わってるかというと、ジッターとマスターの周波数がドリフトしてるんですよ。例えば、192kHzって言ってても実際には191.99986とか、そういう周波数になってるのよ。しかも、時間とともにドリフトして(ずれて)いく。それは発振器の精度というのが温度特性によって変わるから。なおかつ、ジッターのタイミングも揺れる。つまり、本当はデータがシンクしてない。メーカーによってその揺れの度合いが違うから、音が変わる。もちろん、音作りにそういうものを使うのはアリだと思うけど、そういうハード・マスターというのは純技術的に言うと安定してないということなのよ。それに対してソフト・クロックというのは、何が来ても自分の中でバチっとやってるから、まったく安定してるんですよ。ぼくは、それがPyramixが音がいいひとつの理由だと思うんだよね。ほら、今はぴったり192kHzでしょ?外部マスターを使うとここが微妙にズレる。物理的なクロックはどうしても変動する。なおかつ、ジッター、これがクセモノだから!ジッターがあると絶対音が変わる。これもソフト・クロックにはまったくない。 これが音がいい理由のひとつ。もう一個は、いまはもう当たり前になったけど、Pyramixは最初からアルゴリズムに浮動小数点法を採用してるんだよね。これがあることで、ミックスバスでの内部飽和もないし、データの欠落も起こらない。サミング・アンプとか流行ったじゃない。あれはDAWの内部でミックスすると飽和しちゃうっていうんで、レンジの広いアナログに出して戻す、というやり方だったわけだよね。 ROP:15年近くPyramixを使用している沢口さんですが、導入当初のバージョン5から音質はよくなってるという印象はありますか? 沢口:どんどんよくなってるね。特にバージョン8からバージョン10…ぼくは9は飛ばして10にポンとあげたんだけどね…その時に彼らは、この部屋にもあるHorusというAoIP技術を導入したんですよ。これによって格段に音はよくなったね。あとは、音声処理が専用DSPカードであるMykerinosからMassCoreに変わってからも音が非常によくなりましたね。処理スピードも速くなったし。DSPより価格も安くなったし(笑)。 ◎UNAMASサウンドを生み出すPyramixシステム UNAMASサウンドを生み出す3つのPyramixシステム 沢口:いまはPyramixを3台持ってます。一台はスタジオ用で、Horusと組み合わせている。もう一台はNativeで、MacBook Proで動かしてます。大賀ホールで録音する時などのモバイル用として使っていて、動作は全然問題ない。Boot Campの性能がよいのかな。CPUの消費量も少ない。制約はありますけど、Native内で制作出来るひとはこの組み合わせで十分行けますよ。最後は、カミさんがやってるジャズクラブのUNA MASに置いてあって、ライブを録ろうと思えばいつでも録れるようになってる。 ROP:レコーディングはNativeでやってるんですね? 沢口:外でやる時はね。それでは危ないな、と思った時はフルセット持って行きますよ。 大賀ホール収録時のモニター・ルーム。画面中央のMacBook Proが沢口氏のDAW。 ROP:ご自宅のシステムはミックス専用なのでしょうか。 沢口:そうだよ。Windows 7 Proの64bit、2002年のシャーシをそのまま使ってる。中のボードとかは新しくしてるけど。なぜかというと、ベイが3つあるっていうのが、ぼくにとって使いやすいんだ。今のは1ベイしかない。2.5インチのやつは6つ入るけど、3.5インチの方がなんとなく安心なんだ、大きいから(笑)。 ROP:気分の問題(笑)。 沢口:そう(笑)。HorusとはLAN一本でつながってて、HorusはAESとMADI、ADとモニター用のDAが入ってる。Horusは8chなんだけど、9.1は10ch。足りない2ch分はどうしてるかというと、フロントのヘッドホン・ジャックから取ってる(笑)。もう一枚カードが買えるお金があればいいけど(笑)。 ROP:沢口さんのシステムはDSD対応ではありませんが、なにか理由があるのでしょうか。 沢口:DSDはミックス/編集のために必ず途中でAD/DAか、DXDが要る。ぼくの鉄則は、デジタル・ドメインはフォーマットのコンバートを絶対にしてはいけないということ。コンバートは音を確実に悪くする。それをするんだったら、もう「DSDで録る本来の意味はないな」と思うからやらない。 ROP:でも、これまでの沢口さんの制作手法だと、マイクとスピーカーが1対1で、フェーダーもほとんどいじらないわけですから、DSDを使用してもよいのではないですか? 沢口:実は、クラシックはすごい細かく編集するんですよ。一発で5分なんて録らない。そういう制作手法なんだよね。最初にやった時(『Four Seasons』)に「10分くらいバーっと出来るよね?」って、ジャズと同じ調子で言ったら、「沢口さん、何を言ってるんですか!?」って(笑)。 ラック足元のコンピューターが沢口氏のPyramix本体。ラックにはHorusのほか、愛用のTC Reverb 4000などが見える。 アナログの名機はそれだけでアート - Pyramixを信じるもうひとつの理由 ROP:ADは何に使ってらっしゃるのでしょうか。 沢口:いまはAVアンプのサラウンド・アウトが繋がってて、要はテレビ見るのに使ってる(笑)。映画とかの音声を一回Pyramixに取り込んでモニターしてんだ。あと、愛用してるTCのリバーブが96kHzまでしか対応してないから、このリバーブとはアナログでやりとりしてる。 ROP:あれ?AD/DAしてる…?笑 沢口:まあ、リバーブくらいはいいかと思って(笑)。それと、ステューダーとのやり取りにも使ってるね。最近2トラックファンがいて、UNA MASのマスターで作ってくれっていうんだよ。完成した2chミックスをアナログ・テープに落としてる。柳井さんにいっぺんオーバーホールしてもらって、40kHzまでフラットだよ。 ROP:沢口さんのメインはデジタルだという認識ですが、アナログ・テープの音については実際どのように感じてますか? 沢口:そりゃもう、アナログの…ほどよく収まりがいい、っていう音だね。ただ、デジタル・マスターの方が自分の作品としては100%という認識。ぼくは頭の中のリファレンスは192kHz/24bitの9.1chになってるから。デジタル・マスターが釣り上げたばかりのイカの刺身だとしたら、2トラはスルメだよね。磁気テープの味っていうのは、好きな人にはいいよね。あそこにNagraもあるけど、アナログの名機っていうのはそれだけでちゃんとアートしてるからね。 ROP:Mergingの社長はもともとNagraの方ですね。 沢口:そう。だから、ぼくはPyramixを選ぶ時には会社の成り立ちも聞いたんだよ。そしたら、Nagra、Studer、EMTにいたひとたちがスピンアウトして、デジタル時代の新しいものを作りたいと言って作った会社だっていうんだよね。ぼくはそこを信用したのよ。 DAWというのは1980年代の後半くらいから雨後の筍のように、それこそ50メーカーくらいバーっと出たんだよ。そのほとんどがコンピューターのプログラムをやってたひとが作ってるんだよ。そうすると、本人たちは音のことが分からない。音が録れて、波形出てればそれでいい、みたいな。音の善し悪しが判断出来ないし、それから、GUIがすごく悪かった。音を録るためにはどこにどんな表示があればいいか分かってないから、すごく押し付けがましく感じて使いにくいんだよ。まあ、だんだん淘汰されたんだけど。 それがPyramixを選んだ理由のひとつ。ずっとアナログの名機を作ってきたひとたちが、デジタル時代の機材を作ったんだな、ということで素直に信用出来たんですよ。 常に新しい表現方法を模索しながら、原点である音に対するこだわりを持ち続けてきた沢口氏。そんな氏のニーズにマッチするDAWとして選ばれたPyramix。「何よりもまずDAWとしての基本的な要素が本当に充実してる」という氏のことばが印象的でした。 次回はレコーディングの話題を中心に取り上げます。UNAMASサウンドの核とも言えるマイキング・コンセプトや、ジャズ、クラシック録音それぞれの実際のセッティグ図などとともにご紹介します。ぜひ、お楽しみに!
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2016/06/21

Pro Tools 12.5.1リリース

多数のバグフィックスが行われたPro Tools 12.5.1がリリースされました。クラウド対応に注目が集まるこのバージョンですが、ユーザーにとって大切な安定度の向上を図るべく、数多くのバグに対しての修正が行われています。合わせて、Pro Tools|Dockに対する新機能の追加、Cloud Collaborationに対する新機能なども含まれています。 ※Mac OS X 10.11.4 & 10.11.5は、既知の不具合が確認されているため、サポート対象外となっています。OSのアップデートの際にはご注意下さい。 ※3rd Party製のDAWをお使いのHDインターフェース・ユーザー様は既知の問題のため、OS10.11へのアップデートをお勧めしません。 修正された代表的なバグは下記となります。詳細はこちらのドキュメントをご確認下さい。(英語) ・non-HDのオーディオインターフェースとの使用において、低いバッファーサイズでランダムにCPUのパフォーマンスがピークに達する(AAE error -6101 が表示される)問題 ・HDXカードとの使用において、低いバッファーサイズでCPUのパフォーマンスが低下する(AAE error -9171 が表示される)問題 ・Pro Tools 12.5 インストーラーの起動に数分かかる問題 インストーラーは、お客様のAVID Account内に表示されているリンクよりダウンロード下さい。かなり多くのバグフィックスが行われています。ぜひご確認頂ますようお願いします。 AVIDサイトのPro Tools 12.5.1情報はこちら >>>
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2016/06/17

Pro Tools HEROES !! Vol.2「Rock oN オリジナルプログラム」始動!Please Call Us!

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2016/06/11

Pro Tools HEROES!! Vol.1

ProTools導入、それは成功への道!! いまさら聞けない導入方法一つであなたのメリットが最大化します!! さらにサブスクリプションでハイスピード化した最新アップデート機能の数々は、あなたが思い描く従来イメージを払拭。ROCK ON PRO完全限定のW POWER(Plug-In & 48回低金利)で世界をつかめ!! INDEX Mission 1:いまさら聞けないProTools導入術!! Mission 2:プラグインプレゼントで弱点を完全補強!! Mission 3:48回低金利で今すぐHDシステムオーナー!! Mission1:いまさら聞けないProTools導入術!! グローバル規模で業界標準となっているPro Tools | HDシステム。HDXに至るまでの遍歴、その魅力と進化、さらにHD Nativeとの正確な機能差など、今更聞けないProTools導入術をまずはおさらい。さらにv12でのアップデートヒストリーから最新12.5の動画レビュー&アクティベーションガイドまで必携の内容をお届け!! >>HDX 誕生までの歴史と進化 デビュー当初、驚きを持って迎えられたPro Tools HDX。当時、その真価についてを詳細に渡り解説、その実力を解き明かしたレポートを確認!! >>ProTools12 Ver.Upの軌跡と最新機能 そして、Pro Toolsの2016年の「いま」のレポートがこちら、ver.12.5までのver.upの軌跡から最新機能まで要チェックです!! ◎Pro Tools HDXを選ぶ3つの理由! ・TI製チップ18基による最大768voiceのパワフルなDSP処理 ・32bit Floating Processによる内部処理によるサウンドクオリティ ・ニアゼロレイテンシーで実現する制作環境 ◎Pro Tools HDNativeを選ぶ3つの理由! ・CPUベース / Thunderbolt対応が拡げる柔軟なシステム構成 ・FPGA1基が実現するFW/USBを凌駕する低スループットレイテンシー ・Pro Tools | HDの制作環境に最適コストでエントリー ◎Pro Tools HDX & HDNative LineUp HDX OMNI System ¥1,350,000(税込) HDX 16x16 Digital System ¥1,350,000(税込) HDX 8x8x8 System ¥1,479,600(税込) HDX 16x16 System ¥1,620,000(税込) HDX MADI System ¥1,620,000(税込) Pro Tools|HD Native PCIe + HD I/O 16x16 Analog System ¥941,760(税込) Pro Tools|HD Native PCIe + HD MADI System ¥941,760(税込) Pro Tools|HD Native PCIe + HD I/O 8x8x8 System ¥807,840(税込) Pro Tools|HD Native PCIe + HD OMNI System ¥672,840(税込) Pro Tools|HD Native Thunderbolt + HD I/O 16x16 Analog System ¥941,760(税込) Pro Tools|HD Native Thunderbolt + HD MADI System ¥941,760(税込) Pro Tools|HD Native Thunderbolt + HD I/O 8x8x8 System ¥807,840(税込) Pro Tools|HD Native Thunderbolt + HD OMNI System ¥672,840(税込) >>製品メーカーリンクはこちらから Pro Tools HDX Pro Tools HDNative Pro Tools HD I/O (8x8x8,16x16Analog,16x16Digital) Pro Tools HD OMNI Pro Tools HD MADI Mission 2:プラグインプレゼントで弱点を完全補強!! そして!! このプロモーションでHDX / HDNativeをご購入いただいたお客様には、制作必携のプラグイン4点の中からお好きなプラグイン1点を差し上げます、お見逃しなく!! SELECT1:Celemony Melodyne 4 Editor  通常価格:¥51,840(税込) Melodyneは、オーディオをこれまでになく音楽的な方法で編集できる、OS X/Windows用ソフトウェア・アプリケーション。 Melodyneは、波形ではなく、音を扱います。音量の強弱だけでなく、音の始まりと終わりのピッチも表示。 各音に変更を加えることができるため、イントネーション、フレージング、ダイナミクスを直接編集可能。ボーカルやモノフォニック(単声)楽器だけでなく、ピアノやギターといったポリフォニック(多声)楽器も加工できるためProToolsに必須のアプリケーションと言えます。 SELECT2:iZotope / Music Production Bundle  通常価格:¥62,800(税込) OZONE 7 ADVANCED、Alloy2、Nectar、Trash、Insightという業界最高のミキシング、マスタリング、そしてボーカル製作プラグインを網羅した最適のバンドル!Alloyが緩いミックスに鮮明さとパンチ、そして活き活きとした感じを加え、プリセットが優秀なNectarがボーカルサウンドを向上。そして“Advanced”バージョンのOzoneがプロフェッショナルな音像のマスターを実現。レベル調整は小数点以下5桁までの緻密なコントロールが可能!さらにあらゆる歪みを作り出せるTrashとミックスの問題点を視覚的に確認できるメーターツールのInsightがバンドル。 SELECT3:LEXICON / PCM Total Bundle(Reverb & Effects Plug-ins)  通常価格:¥58,320(税込) Lexiconの音声処理技術を結集した、最上位リバーブ&エフェクトプラグインバンドル。最高品位のリバーブサウンドを実現する「PCM Native Reverb Bundle」と、Lexiconクオリティーの7つのエフェクトを備えた「PCM Native Effects Plug-in Bundle」を一つにパッケージ!224XL〜480Lを彷彿とさせる“ヴィンテージLexiconサウンド”から、PCM96で得られる“現代のLexiconサウンド”まで、世界中のエンジニアが愛してやまない“あの響き”が網羅されています。各リバーブアルゴリズムを元に、長年の研究・開発により生み出 された、約1000種類のプリセットプログラムが用意されており、プログラムを選択するだけで望みどおりのリバーブ効果を得る事も出来ます! SELECT4:Native Instruments / KOMPLETE 10  通常価格:¥41,799 39種類のインストゥルメントとエフェクト、12,000サウンド、130GB越えのライブラリーを備えた制作、パフォーマンス、サウンドデザインの為の総合音源。KONTAKT5をベースとしたピアノ、ホーン、ストリング、ドラムなど充実のアコースティック系/シネマティック音源からREAKTOR 5ベースの多彩なシンセ、そして強力なコンボリューションリバーブのREFLEKTORやSSLインスパイアのSOLID BUS COMPなどエフェクトも充実。特に収録されているFM8はゲームのファンクション動作音に頻繁に使われたり、DAMAGEのプリセットがインスピレーションの源になったり、TRANGENT MASTERが素早く自然な輪郭調整に重宝されたりと現場での評価が高いバンドルです! >>eStoreでの購入はこちら!ご注文後、こちらからご希望のプラグインをメールで伺います。   Mission 3:48回低金利で今すぐHDシステムオーナー!! HDカード、I/O、コントローラー。さらに、それぞれの性能を最大限に発揮するためのPCや拡張シャーシ、スタジオモニターやヘッドフォンなど、スタジオソリューション構築をこの機会にお考えなら48回低金利ローン(実質年率1.9%)で強力にアシスト!例えば100万円の購入額を48回低金利で購入の場合、通常時の金利手数料¥171,800が¥39,300までにコストカットされる計算に、差額は実に¥132,500にも及びます。月々のコストを軽く、スマートなシステム運用に、あなたも今すぐHDシステムオーナーです!! >>eStoreでの購入はこちら!   次週6/17(金)公開予定の第2回でもシステムアップをサポートするご提案をご用意します!! ご期待ください!!
NEWS
2016/06/02

Apogee Symphony Mk II / クロスグレードキャンペーンスタート!!

先日ついにリリースとなったApogeeの新たなフラッグシップI/O、Symphony I/O Mk II。そのSymphony I/O Mk IIとお手元のオーディオインターフェース(メーカー・製品を問いません!!)を交換クロスグレードするプランがアナウンスされています!! なんと最大¥100,000のコストバリューが発生となるこのキャンペーン、2016/7/31(日)までの期間限定となりますのでお急ぎください!! ■Symphony I/O Mk II CrossGrade Promotion ※Clickで拡大!! ・実施期間:2016年7月31日(日)まで ・お申し込み方法:製品をご注文後、クロスグレード専用お申込用紙に必要事項をご記入の上、提出いただきます。 >>お申し込み用紙ダウンロード<< 【ご注意点】 ・このプロモーションは、オーディオ・インターフェイスをお持ちの方すべてが対象となります。 ・お申し込み時にご記入いただきましたオーディオ・インターフェイスをお送り頂く必要はございません。 ・クロスグレード元となるオーディオ・インターフェイス1台につき1回限りのご利用となります。 ・ご応募書類に不備があった場合には無効とさせていただくことがあります。 ・ご登録時に入力頂いた情報は、弊社のプライバシー・ポリシーに基づき、厳密に管理させて頂きます。 >>メーカー製品ページはこちらから >>製品レビュー、Rock oN eStoreへはこちらから
Tech
2016/05/26

ROCK ON Buying Guide ~Mic PreAmp編~ 第二弾:機能と活用術で選ぶ必携プロダクト!2-3 Rupert Neve Designs / R6+511

全3回によるROCK ON PRO Buying Guide Mic Preamp編の第2弾!Sym・Proceed / SP-MP2、Chandler Limited / TG2とご紹介してまいりましたが、今回の第2弾最後となりますのがRupert Neve Designs / R6+511!!レジェンド、ルパート・ニーヴ氏による現在進行系のNEVEサウンドがここに! 機能と活用術を学ぶ!! Rupert Neve Designs / R6+511 CHANDLER LIMITED TG2 ¥318,600 RUPERT NEVE DESIGNSPortico 511 ¥ 82,080 (本体価格:¥ 76,000)1,231 ポイント還元 RUPERT NEVE DESIGNSR6 Six Space 500 Series Rack ★台数限定 高品位ケーブルプレゼント!¥5,400Value!¥ 97,200 (本体価格:¥ 90,000)1,458 ポイント還元 *PCでダウンロードしてください。スマホ、タブレットはお使いいただけません。 ※SoundCloudは圧縮音声ファイルです。 ・女性Vo素材 Silk OFF Silk ON(Texture 50%) Silk ON(Texture 100%) ・アコースティックギター Silk OFF Silk ON(Texture 50%) Silk ON(Texture 100%) ◎素材収録環境 MicNeumann U87Ai Cablemogami #2549 MicPreampRupert Neve Designs / R6+511 DAWProTools HDX、Pro Tools HD12 [ セッション設定192kHz 32bit Frout ]、HD I/O 8×8×8(internalClock) CPUApple Mac Pro Early2009 (2.66GHz Quad Intel Xeon、OSX 10.9.5)※アウトボードやエフェクトなどの処理は一切行っていません 今回はあくまでリファレンスとしてNEUMANN U87aiでの収録。 U87aiの周波数特性として5kHz付近より上から緩やかに持ち上がっています。(参考:収録時の指向性セッティングと特性) 今回の素材ではSilk OFF、Silk ONのTexture 50%、Silk ONのTexture 100%(Max)の3パターンを録音、Silkモードのよる音質の変化を実感いただけると思います。 ◎Rupert Neve Designsではおなじみの”Silk”搭載!Textureノブで倍音を調整する! 511はRupert Neve DesignsによるVPR Alliance規格モジュールのマイクプリアンプとなっています。その他にもVPR Alliance規格モジュールとしては、DI/マイクプリ&コンプの517、テープエミュレータの542、コンプレッサーの543、EQの551とラインナップがリリースされています。マイクプリとしては、511と517の両機種となるのですが、511では倍音コントロールのできる”Silk”スイッチがON/OFFできるだけでなく、Texture ノブによってその付加具合を調整できるようになっています。このSilk/ Texture は、出力トランスのネガティブフィードバックを軽減し、NEVEのビンテージデザインに似た周波数レスポンスを再現する機能です。Rupert Neve DesignsのチャンネルストリップであるPortico II ChannelではSilk (Blue)、Silk+(Red)と二つのタイプから選択ができます。Silk (Blue)では、中高域がはっきりとし、Silk+(Red)では低域がリッチになる印象です。 511では後者であるSilk+(Red)が搭載されており、従来の機種における最大設定値の約10倍のTHDを加算できるようになっています。これによってサウンドキャラクターは無限に広がりを見せてくれます。クリーンな音質でオケに埋もれないようにしたいという場合はTextureは絞り気味の設定がいいでしょう。Textureが高めの設定では、1073等OLD NEVEマイクプリで得られる心地よいサチュレーションの付加されたまさにシルキーなサウンドを手にいれることができます。このTextureノブの設定は、サウンドを聴きながら徐々に上げていき調整するという使い方がナチュラルな音を得るポイントとなるでしょう。 ◎可変式ハイパス・フィルターでソースを磨きあげる! 511で搭載されているハイパス・フィルター(HPF)は20Hz~250Hzの可変式となっています。特定のポイントでのフィルターのON/OFFが搭載されているマイクプリは多いですが、511では可変式となることにより、削りすぎずに不要なLow成分だけ除去するという使い方のほか、積極的な音作りでもこのフィルターを使うことができます。先ほど紹介したSilkモードとこのフィルター組み合わせによって、Rupert Neve Designs / 511はクリエイティブなマイクプリへと変貌するのです! ◎自社製モジュールの性能を最大限発揮するため、開発された電源ラック”R6” VPR Alliance用のラックはAPIはもちろんのこと、あらゆるメーカーからリリースされています。ラックによってサウンドが変化するというのも事実としてありますが、モジュールの力を発揮するという意味ではやはり電源の供給量が重要となってきます。Rupert Neve Designs R6では6基のモジュールに対して、必要な規格電源容量の150%ものパワーを供給できる設計となっているためお持ちのモジュールを余裕のある状態でご使用いただけます。また、フロントのメーターにより電源供給の状況を常にチェックできるので安心感はさらに向上します。またR6ではリンク機能も搭載しているので、コンプレッサーのステレオ使用時などの時に大変便利です!R6はVPRモジュール使用時に抱える電源不足の不安を解消するだけでなく、利便性も兼ね揃えたラックとなっています。 個人的な意見になりますが、このR6電源ラックでは500シリーズに感じていた音の細くなってしまう印象がなくモジュールが持つ性能が最大限にと発揮されている印象を受けました。それはRupert Neve Designs製モジュールに限らず、他社モジュールでも感じることができます。 ◎プリアンプの特性を活かすならこの組み合わせ R6+511で導入された場合、残り5モジュール空きができます。 他のモジュールと組み合わせて自分だけのチャンネルストリップを構築してみてはいかがでしょうか?!511のSilkモードによりビンテージ感あふれるサウンドを手にいれることができます。そしてさらにチューブコンプレッサーとの組み合わせによりサウンドに温かみ、なめらかさを付加してみましょう!オススメはRetro Instruments / Doublewide Compressor!このサイズに4本ものNOS 6BJ6バリアブルミュー・チューブが搭載されており、サイズに劣ることのないサウンドを提供してくれます。511+Doublewide Compressorでの組み合わせでは、ヴォーカル録音で一番活躍するでしょう!倍音を可変でコントロールできるSilkモード+Doublewideの持つ温かみのあるチューブサウンドがヴォーカルソースの持つキャラクターや存在感を極限まで引き立てます!!
Sales
2016/05/20

Avid Special Offer!! 期間限定でArtist Mixが特別価格!!

ミキシングの幅とクオリティをぐっと上げることができる定番フィジカルコントローラーArtist Mix、Pro Tools / Media Composerユーザーで年間アップグレードにご加入の方を対象に期間限定の特別価格がアナウンスされました!! Eucon対応、1024ステップの分解能を持つ100mmフェーダーなどコントロールサーフェスとしても一線級の能力を持ち、プロフェッショナルの現場でも導入ケースが多いArtist Mixをスマートに入手するチャンスです。今後登場が予定されているPro Tools|Dockとの連携も念頭に置くと、ミキシングのマスターセクションをより一層充実させることができます。特別価格でのご提供は2016年9月30日まで、お見逃しなく!! ◎期間限定~9/30!! Pro Tools / Media Composerユーザー向け Artist Mix 特別価格!! ■Artist Mix for MediaComposer & ProTools Support Customers 通常価格¥169,560(本体価格:¥157,000)特別価格¥133,920(本体価格:¥124,000) ※年間アップグレード付きPro ToolsまたはMedia Composerを、お持ちのユーザーが対象となります。 ※実施期間:2016年9月30日まで ◎Pro Tools年間UPG加入を併せてチェックです!! 従来のアップグレードソフトを購入する形ではなく「1年間の無償アップグレード プランに加入」というバージョンアップ方式に舵を切ったのが2016年の年初、その後も現状のver.12.5まで短期間のサイクルでアップデートが行われています。今回のArtist Mix特別価格はこの年間アップグレードにご加入のユーザーが対象。もちろん、アップグレード期間が切れてしまっているなどの場合は「再加入」を行うことでその権利を得ることができます。未加入ユーザーの方は下記リンクよりアップグレードプランもご検討ください!! ◎Pro Tools新規導入 Pro Tools with Annual Upgrade (Card and iLok) ¥ 80,568 (本体価格:¥ 74,600) ◎Pro Tools 年間アップグレード更新 Annual Upgrade Plan Renewal for Pro Tools ¥ 12,528 (本体価格:¥ 11,600) ◎Pro Tools | HD 年間アップグレード更新 Annual Upgrade and Support Plan Renewal for Pro Tools | HD ¥ 50,436 (本体価格:¥ 46,700) ◎Pro Tools 年間アップグレード再加入 Annual Upgrade Plan Reinstatement for Pro Tools ¥ 40,284 (本体価格:¥ 37,300) ◎Pro Tools | HD年間アップグレード再加入 Annual Up & Support Plan Reinstatement for Pro Tools | HD ¥ 126,360 (本体価格:¥ 117,000) download : PDF 春先のPro Tools Cloud(ver.12.5)、近々にリリースが予定されるPro Tools|Dockなど、Pro Toolsを取り巻く環境も大きく変化している昨今。その中にArtist Mixを加えることでミキシング環境の完成度はかなり整うのではないでしょうか。アイデアを素早く形にすることができる理想のシステムを手に入れてください!!
Tech
2016/05/18

ROCK ON Buying Guide ~Mic PreAmp編~ 第二弾:機能と活用術で選ぶ必携プロダクト!2-2 Chandler Limited / TG2

全3回によるROCK ON PRO Buying Guide Mic Preamp編の第2弾!前回ご紹介したSym・Proceed / SP-MP2に続き 今回はChandler Limited / TG2をご紹介致します。『NEVEとAPIの融合的なサウンド』と称されるそのサウンドの魅力に迫ります! 機能と活用術を学ぶ!! Chandler Limited TG2 CHANDLER LIMITED TG2 ¥318,600 CHANDLER LIMITED TG2 ¥ 318,600 (本体価格:¥ 295,000) 15,930 ポイント還元 *PCでダウンロードしてください。スマホ、タブレットはお使いいただけません。 ※SoundCloudは圧縮音声ファイルです。現在TG2期間限定展示中!5月末までRockoN店頭にて本当のヴィンテージサウンドを体感できます! ・女性Vo素材 ・アコースティックギター 1,ノーマルGain設定+30dB 2,ノーマルGain設定+45dB ・アコースティックギター 1,限定Back to Basicモデル “ファット・サウンド・モード” ON Gain設定+30dB 2,限定Back to Basicモデル “ファット・サウンド・モード” ON Gain設定+45dB ◎素材収録環境 MicNeumann U87Ai Cablemogami #2549 MicPreampChandler Limited TG2 DAWProTools HDX、Pro Tools HD12 [ セッション設定192kHz 32bit Frout ]、HD I/O 8×8×8(internalClock) CPUApple Mac Pro Early2009 (2.66GHz Quad Intel Xeon、OSX 10.9.5)※アウトボードやエフェクトなどの処理は一切行っていません 今回はあくまでリファレンスとしてNEUMANN U87aiでの収録。 U87aiの周波数特性として5kHz付近より上から緩やかに持ち上がっています。(参考:収録時の指向性セッティングと特性) アコースティックギターの録音では異なるInputGain設定とBack to Basic “ファット・サウンド・モード”ONでのサウンドも録音しています。GAIN設定は+30dB、+45dBのものとなります。Vocal素材ではGAIN+30dBとなります。女性ボーカルのオープンなサウンドを確認できると思います。 ◎INPUT と OUTPUT の調整で作り出す多彩なヴィンテージサウンド! Chandler Limited / TG2は『NEVEとAPIの融合的なサウンド』と称されるオープンかつ、パンチのあるサウンドキャラクターとなっています。TG2では2つのノブが搭載されており、その二つのノブの設定で多彩なサウンドを作り出すことができます。赤色のノブが『Input』青色のノブが『Output』となっています。InputGainを高めに設定した場合、ヴィンテージサウンドと言われるような中低域にパンチ感があり倍音成分が多く含まれたサウンドを得ることができます。 さらにInputGainの高めの設定では、100Hzあたりから緩やかに低域がロールオフするという特徴を持っています。このことにより、より中低域の密度が増したように感じ、パンチ感が強調されるのでしょう。そのサウンドのパワーからギターのアンプ録音の際に使われることの多いTG2ですが、是非ボーカル録音でも使用していただきたいです!Input,OutputGAINの設定によりクリアなサウンドのボーカルやオケに埋もれないガッツのあるボーカルなど幅広く対応が可能です。 ◎2chを混ぜて出力する、Summing Switch TG2の特徴的な機能ひとつにサミングスイッチがあります。このスイッチをONにする両チャンネルの音がMixされます。ギターアンプへマイクを複数立てろシーンがあると思います。例えばSM57,MD421の2本を使用したとします。この2本のマイクのMixし音を1トラックに録音できるというわけです。エンジニアの方の中では、このMixをコンソールで行う方もいると思いますが、TG2のサミングスイッチを使用することによって少ない接点でDAWを音を送ることができるため、音の劣化を考慮するとサウンド的に有利といえるでしょう。 ◎台数限定のモディファイヴァージョン”BACK TO BASICS” Chandler Limitedの代理店であるアンブレラカンパニーでは「ハードウェアー機材の素晴らしさ」を伝えるプログラムとして、CHANDLER LIMITED TG2 マイクプリアンプ/DIをモディファイした “TG2(BACK TO BASICS)“を発表しています。 BACK TO BASICSとは、代理店であるアンブレラカンパニーが企画するハードウェアー機材の素晴らしさを伝えるプログラムとなっており “TG2(BACK TO BASICS)“ではマイクロフォニックノイズを対策したメカニカルなチューニングにより、オリジナルTG2のサウンドの魅力を100%引きだすだけでなく、メーカー直伝のファット・サウンド・モードを追加搭載しています。上記でもお伝えしましたが、TG2はハイゲインの設定で使用した場合、低域が緩やかにロールオフする特性を持っていますがこのモードで使用すると、よりフラットな特性を得ることができます。 下の図はアンブレラカンパニーのページに掲載されている通常のTG2と”BACK TO BASICS”の比較の図です。一番上のライン(+75dBの場合)で説明すると2本のラインが重なって途中で枝分かれしているのが確認できると思います。黄色は“ノーマル仕様のTG2”の周波数レスポンス、水色が“TG2(Back to Basics)となっています。”BACK TO BASICS”がフラットな特性であることがわかります。 ”BACK TO BASICS”Verは30台限定となっております。気になる方はお気軽にROCK ON PROの阪田、清水までお問い合わせください。
Event
2016/05/17

Avid Live Sound Summit『Avid Live Sound Workflowセミナー ~ライブパフォーマンス・コンテンツ化の可能性』レポート

2016年5月13日(金)、Avid Live Sound Summitの第一部、「ライブ・サウンド・ワークフロー ・セミナー」が、恵比寿ガーデンプレイス内The Garden Roomで開催されました。駆け足となりますが、その模様をレポートします。   Avid Live Sound Summitとは VENUEの伝統を受け継ぐモジュラー・システム式ハイパフォーマンス・ライブサウンド・ミキシング・システムAvid S6L。4月に最新v5.1が発表され、2枚目のAVB-192 Ethernet AVBネットワークカードのサポートや、最大3つのStage 64 I/ Oラックの接続が可能になるなど、さらに大規模なシステム運用が可能になり話題となっているいま、Avid Technology Inc.のライブサウンド製品シニア・マーケット・スペシャリストであるロバート・スコヴィル氏を招き、S6Lの可能性と実践的なノウハウにリアルに迫ることができるセミナー型イベントです。 Avidライブサウンド・ワークフロー・セミナー このイベントの中で行われた、Avidライブサウンド・ワークフロー・セミナー からお伝えしましょう。 これは3月に実施された「HIGH RESOLUTION FESTIVAL at Spiral」で収録されたテクノボーイズのライブ収録音源を使ったワークフローセミナーです。その際に使用されたS6L、Pro Tools、TASCAM DA-6400の技術解説を交えながら、ライブパフォーマンスをコンテンツ化してビジネスへと昇華させていく手法や、未来への可能性を、ゲストスピーカー達がトーク形式で講演します。 モデレーターは、國崎 晋 氏(サウンド&レコーディング・マガジン編集人 )。加えて、佐藤純之介 氏(音楽プロデューサー/エンジニア)、安藤 清 氏(KEY-3 ライブ・サウンド・エンジニア)といずれも現場のワークフローを知り尽くしたお二人もゲストスピーカーとして、ライブサウンド収録の現状をリアルな目線で語ってくれました。 VENUE | S6L テクニカルセミナー 続いてVENUE | S6L テクニカルセミナーは、株式会社REWIRE 宮村 氏によるライブサウンドコンソールのこれまでの流れからスタート。 S6Lの説明では、今までのVENUEとは違い、I/OはFOHに無くても大丈夫。BGMなどの為にコンソール背面にインプットを装備していることが強調されました。 そしていよいよ、ロバート・スコヴィル氏(Avid Technology Inc.のライブサウンド製品シニア・マーケット・スペシャリスト)の登場。最新v5.1の機能紹介から、自らのハンズオンセミナーが行われました。 「今までのVENUEを踏襲していながらより視認性操作性の向上がされています。」そしてロバート 氏自身のセッションをS6Lに立ち上げてのプラグイン使用時のノウハウがレクチャーされていきます。 会場の声を聞いたところ、VENUEを過去に使用していた会社の方はプラグインを使用したPA業務を体験していますが、 アナログコンソールや他社デジタルコンソールを使用していた会社の方々はアウトボードを 使用して作業をしている為、パラメーターの再現性および機動性(仕込み〜バラシ)にVENUEの 優位性を感じていたようです。 コンソールとDAW(Pro Tools)の結線のしやすさ(MADI等)や、アウトの仕込み(フロントスピーカーやエッジモニター)の時間短縮。出演者がいなくても録音したファイルを再生ながらリハーサルが行えるなど、時間短縮につながるノウハウを実感しました。 ロバート 氏は、セミナー終了後もS6Lの前で操作を確認していたのが印象に残りました。 Avid Creative Summit 2016 開催! 5月26日〜27日 ROCK ON PRO Presents Avid Creative Summitを今年も開催!2016年はAVID Technologyを主軸にさらなる協賛各社と共に、明確な未来へのメッセージとノウハウを発信致します。サードパティーへの幅広いネットワークへ手繰り寄せ、AVIDの未来への広がりと最先端のリアルなノウハウをお伝え致します。 開催規模もPOSTとMUSICをテーマに二日間開催、それぞれにフォーカスされた独自のコンテンツを繰り広げます。また今回LAよりAvid Director WW Pro Audio Solutions SpecialistsであるRich Nevens氏をS6+DADのプレゼンターとしてお招きしS6の未来に迫るほか、さらに4月NABで多様に展開された最新トピックをNAB会場をその足で奔走 したROCK ON PRO Product Specialist 前田洋介のレポートも現場目線のライブ感と共にご提供致します。 ROCK ON PRO Presents Avid Creative Summit 詳細はこちら! >>
Tech
2016/05/13

ROCK ON Buying Guide ~Mic PreAmp編~ 第二弾:機能と活用術で選ぶ必携プロダクト!2-1 Sym・Proceed / SP-MP2

全3回によるROCK ON PRO Buying Guide Mic Preamp編の第2弾!前回サウンドキャラクター別に分類した3機種の中からSym・Proceed / SP-MP2をご紹介致します。透明度、高いトランジェント、均一なch設計がマイクの特性と個性を素直に引き上げる様子を是非試聴ください。 機能と活用術を学ぶ!! Sym・Proceed SP-MP2 Sym・Proceed SP-MP2 ¥300,000 Sym⋅Proceed SP-MP2 ¥ 300,000 (本体価格:¥ 277,778) 15,000 ポイント還元 *PCでダウンロードしてください。スマホ、タブレットはお使いいただけません。 ※SoundCloudは圧縮音声ファイルです。本当のトランスパレントサウンドはぜひ店頭で体感ください! ・女性Vo素材 (後半Dry素材へ) ・アコースティックギター ◎素材収録環境 MicNeumann U87Ai Cablemogami #2549 MicPreampSym・Proceed SP-MP2 DAWProTools HDX、Pro Tools HD12 [ セッション設定192kHz 32bit Frout ]、HD I/O 8×8×8(internalClock) CPUApple Mac Pro Early2009 (2.66GHz Quad Intel Xeon、OSX 10.9.5)※アウトボードやエフェクトなどの処理は一切行っていません 今回はあくまでリファレンスとしてNEUMANN U87aiでの収録。Acoustic Gtrなどアタックの強い素材であればSP-MP2のトランジェント特性を活かしたマイク選択も魅力ですので、27日の試聴コンテンツではそちらもご案内いたします。 U87aiの周波数特性として5kHz付近より上から緩やかに持ち上がっていますが、Instrumentsの試聴では特性が素直に引き上げられることを体感いただけます。(参考:収録時の指向性セッティングと特性) ◎捉えたサウンドをI/Oへ届ける、DAW時代のマイクプリアンプ 40KHzまで±0.03dBという極めてフラットな周波数特性、高速と表現するべきトランジェント特性は他のマイクソリューション収録では再現できない『失われた音』を呼び起こします。 超低域から倍音まで透明に再現しI/Oへと届ける、それはまさにDAW上での後処理の余地を最大限に残すことと同義です。 クリアなマイクロフォンであればその特徴は顕著に、そして真空管マイクが持つ濃密な中域、リボンマイクが捉える妖艶な空気感というように、『マイクプリでサウンドに色付けを行わない』このことは、マイクが持つサウンドキャラクターをより明瞭なものにするということを意味します。 それはパーツ選定と本体設計からも顕著に見て取れます。 透明感の再現のために ・一般的なバラ/アンバラのプリアンプ回路よりも1/3にまで抑え接点を最小化。 ・24ポジションのロータリー・スイッチによって可変ではなく固定抵抗を切り替え。 ・チップ抵抗に比べ割高な帰還抵抗を採用。 ・-1dB&-2dBアッテネートによるFineチューニング 高いトランジェントのために ・信号の伝達効率に優れている単線のメッキ・テフロン線を採用 そのほかにもSP-MP4では外部であった電源トランスもSP-MP2からは内臓。筐体特性を考慮し音質を追求、厳選したものとなっています。持ち運びが容易になったこともSP-MP2の魅力ですね。ピュアというだけでなく66dBもの高Gainにより真空管/リボンマイクなどに真摯に向き合える能力もしっかりとおさえています。 ◎プリアンプの特性を活かすならこの組み合わせ SP-MP2は3dBのステップゲインとなっていますが、-1dB,-2dBのアッテネーターが搭載されており1dBずつのコントロールが可能です。SP-MP2ではchのごとの誤差が0.05dB以下、これはいかなるゲイン設定にしても保持されます。 ステレオ素材録音にもLR間の正確なゲインコントロールが可能なため、フィールド等ステレオマイクロフォンでの収録にも絶大なアドバンテージを持っているといえるでしょう。 個人的には透明度、高いトランジェント、均一なch設計、全ての特徴を活かし切るならやはり極小ダイアフラムのトランジェントに優れたマイクロフォンを採用した、アタック成分の多いInstrumentsステレオ収録でしょう。信号の減衰に至るまで逃さず捉えるため収録空間の選択も重要なファクターとなるはずです。SANKEN CO-100KやEarthworks QTC50mpなどは特性を考慮すれば最適な選択肢となるでしょう。 sanken CO-100K ¥288,000 Earthworks QTC50mp ¥397,440 ◎素性の良さはユーザーの遊び心にもしっかり応える 透明感やトランジェントを活かす先ほどの選択肢とは異なり、マイクの特性を顕著に引き上げるという面では、遊びごころのある選択肢も可能です。 個人的にSP-MP2との組み合わせで使用したいマイクはLAUTEN AUDIOのLT-386 Eden。 LT-386 Edenは「Forward」「Neutral」 「Gentle」と3つの周波数特性パターンを切り替えることができるチューブマイク。暖かくヴィンテージな質感のサウンドからクリアでオープンなサウンドまで得られることができます。SP-MP2との組み合わせにより、そのモードの切り替えによるサウンドの違いを顕著に再現。ソースや楽曲が求めるキャラクターに1本で多彩に対応できるソリューションの出来上がりです。 Lauten AudioEden LT-386 ¥324,000 ◎4ch仕様のSP-MP4 Sym⋅ProceedSP-MP4 ¥559,440 今回ご紹介したSP-MP2の4chモデル。独立したトロイダル・トランス。オプションのADコンバーター・カードはAES、S/PDIF、DSDをサポートするだけでなくマスタークロック入力も装備。SP-MP2の親機として透明感、トランジェントはそのままに『リアルサウンド』を収録する重要なファクターとなるでしょう。
Tech
2016/05/11

Rock oN REAL SOUND PROJECT~ヨーロッパの歴史が生んだDAW – Merging Pyramix 店頭試聴機も登場!!

2000年に及ぶ音楽の歴史を持つヨーロッパの風土に生まれ育ち、数多くのグラミー賞獲得作品で使用されてきたPyramix。そのPyramixをその音質の最大の秘密とも言える、誕生の背景とともにご紹介します! ◎レマン湖畔の文化が育んだPyramixのクオリティ フランスとの国境でもあるレマン湖の北岸、ローザンヌとモントルーの間に位置するスイスの小さな町ピュイドゥー。Pyramixを開発するMerging Technologies(以下、Merging社)はこの町にあります。ユネスコ世界遺産にも登録された美しい景観のブドウ畑を持つこの町では、ひとびとは毎日音楽とともに過ごしています。ホールではオーケストラ、教会では賛美歌が流れ、街角では伝統的な歌が歌われます。クラブだってあります。この町ではテクノ/EDM も盛んです。それだけでなく、彼らはとても奔放で自主的で、誰かが「音楽祭をやろう!」と言えば、どこか都合のいい場所にステージが作られ、そこは小さな劇場になります。それを見て眉をひそめるようなひとはほとんどいませんし、逆にそれを強要するようなひともひとりもいません。ピュイドゥーのひとたちはひとり残らず音楽が大好きで、そして、幼い頃からたくさんの音楽に触れているのです。様々なコミュニティがあり、みんなそれぞれ好きな音楽を好きなようにやっている…Pyramixはそんなスイスの湖畔の文化の中で生まれたのです。 [caption id="attachment_27060" align="alignleft" width="300"] Photo by MPF[/caption] Pyramixが生まれる少し前のことを紹介すると、Merging社は1990年にピュイドゥーにほど近いシュブルという町に設立されました。創立者のClaude Cellierは大学で電子工学を修め、Nagra Kudelskiの下に10年間勤めた人物です。伝説的テープ・レコーダーであるNagra IV-SとNagra T-Audio TCの設計でも主要な役割を果たしました。Merging社のひとびとはみんな音楽が大好きですが、ただの音楽愛好家の集りではないのです。 ですから、Pyramixを使ってレコーディングされた作品たちが、誉れ高きグラミー賞の常連であることには、ひとつも不思議はありません。Merging社の誰にとっても音楽は気持ちのいいものです。だから、彼らは誰もが音楽を気持ちよく聴けるためのツールを開発したいと考えている、ただ、それだけのことです。 ◎スイス・クオリティのテクノロジー Photo by Paebi ご存知の通り、製造業はスイスにとってもっとも重要な産業です。中でも電子機器、精密機器は世界的に有名で、腕時計や測定機でその存在を知っている方も多いでしょう。当然、Mergingのテクノロジーもスイス・クオリティを保証します。音楽を心地よい音で録るのが当たり前のように、彼らにとってテクノロジーが確かなものであることも当然のことなのです。そして、重要なのは、彼らはそのテクノロジーを音よりも優先することはない、ということです。Pyramixに実装されたどんなテクノロジーも、すべては素晴らしい音楽を気持ちよく聴くためのものだということです。 ◎Rock oN Shibuya ショー・ルームでリアル・サウンドを体感する!! 今回紹介したPyramixは、Rock oN Shibuya ショー・ルームにてご体験いただけます。Pyramixの魅力、音楽の魅力を再発見していただくために十分な、Pyramix MassCoreシステム+Horusをチョイスいたしました。Merging社が現状もっとも心地よい音と認めるDSD256はもちろん、384kHz/32bit までのPCM、DXDモードでのDSD編集など、Pyramixでしか体験できない機能の詳細については、ぜひプロダクト・ページをご覧ください!
Tech
2016/05/11

音楽の喜びを分かち合うためのノウハウを提案!! Rock oN REAL SOUND Project始動!!

Rock oN REAL SOUND Projectのミッションは、サウンドと音楽の本質であるリアルなサウンド環境の構築を、プロフェッショナル視点で目指すことです。私たちは、最終的に生み出されるサウンドがなめらかに感情との共感をもたらすものでなくてはならないと考えます。テクノロジーの進化だけをやみくもに優先するのではなく、リアルサウンドと音楽のリアル体験を追求する事が私たちのミッションです。 ◎音楽は一度きりのもの!? 「When you hear music, after it's over, it’s gone in the air. You can never capture it again. - 音楽は、終わってしまえば宙に消え去り、二度と取り戻すことはできない。」夭逝した天才マルチリード奏者エリック・ドルフィーの最後の録音に収録された、彼自身による言葉です。しかし、すべてのアーティストがその感動をより多くのひとびとと分かち合うことを望んでいるでしょう。音楽が生まれる瞬間に立ち会うという体験を記録することの重要性と、優れた録音は常に凡庸な生演奏よりもはるかにリアリティを持っていることを私たちは知っています。 ◎レコードが伝えてきたもの Blue Note Recordsの創始者であり、プロデューサーだったアルフレッド・ライオンがエンジニアのルディ・ヴァン・ゲルダーとともに作り上げた伝説的な「ブルーノート・サウンド」は、執拗なまでにプロセスされた音でした。「リアル」ということばを文字通りに取れば、彼の作り上げたサウンドは現実からかけ離れた、リアルと呼ぶには程遠いものでした。にもかかわらず、その音は同時代のどのレーベルよりも、はるかに生々しくジャズの熱気を再現することに成功していたのです。ドイツ移民のライオンが、アメリカで初めてモダンジャズに接したときの衝撃…彼が残したかったのは、単なる音ではなく、アルフレッド・ライオンという個人の身に起きた体験そのものだったのだと思います。当時の録音技術の限界の中でそれをリスナーに届けるために、あれほどの加工を施していたのではないでしょうか。 1966年以降のビートルズの作品に至っては、レコーディング技術を駆使した、ライブでの再現が不可能なものばかりでした。スティービー・ワンダーや山下達郎はオーバーダブを利用して複数のパートを自分で演奏したりもしていました。こうして制作された音楽は、確かに現実には存在しないサウンドです。しかし、それこそが彼らの頭の中で鳴っていた音楽、彼らがリスナーに伝えたいと願ったサウンドなのです。だからこそ、実在するかしないかとは無関係に、私たちの心を揺さぶるリアルサウンドなのです。 ◎Got to be REAL !! Rock oN REAL SOUND Projectはリアルなノウハウと実際の機材を含めて、様々な面からREAL SOUNDを追求します。機材単体のスペック主義に陥ることなく、何よりもリアルな音楽の体験を追求する事。歴史的名機から最先端のテクノロジーまで、その性能をフルに発揮するためのソリューションや、活躍中のプロフェッショナルへのインタビューなども交えながら、音楽制作の現場をリスナーとつなげるための、最高のツールとノウハウをご紹介いたします!