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ROCK ON PRO

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ROCK ON PRO PICK UP !! TUBE-TECH CL1B

【636*250】20161209_TubeTech
スタジオの大定番となるCL1Bが期間限定で衝撃プライズダウン中です!! もちろん、国内正規代理店となるヒビノ株式会社の取り扱いとなり、キャリブレーションを行った状態での出荷。1年保証もさることながら、一生モノの機材にとって切り離せない修理・メンテナンスも安心の国内正規品です。CL1Bもさることながら、TUBE-TECH製品が持つ魅力を真空管機材の構造から振り返っていきます。
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TUBE-TECH CL1B
2016年12月15日までの期間限定プライス

通常価格¥604,800(本体価格:¥560,000)¥428,000(本体価格:¥396,296)
>>eStoreはこちらから
【636*88】201609_Tel_Purple

◎真空管の動作原理とは?

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「真空管」と聞いて、何を連想するでしょうか?温かみのあるサウンドでしょうか?ギターアンプの分厚い歪でしょうか?あなたにとっての真空管はどのような存在でしょうか。今日では、エフェクト的に考えられることも多い「真空管」ですが過去の歴史を紐解けば、トランジスタの登場までは電子回路の中心であり、どのような製品にも使われている当たり前のものだったということが判ります。
ここで、なぜ真空管がトランジスタに置き換えられていったのかを考えてみましょう。真空管はその名の通り真空状態にしたガラス管(一部、金属管の製品も有り)の中に電子回路を組み込んだもの。その内部は、ヒーターを組み込み、片方の電極(陰極側)を高温状態にすることで、熱電子放出効果を高め電子を放出させ、その放出された電子を電解・磁界などでコントロールすることで目的の動作を引き出すものとなります。
このヒーターがまずは曲者。電熱線で構成されるヒーターはそもそもノイズの発生源。そもそもヒーターの必要ないトランジスタは、ヒーターがないこと自体が特性の向上に直結、またサイズも小さくヒーター用の電源も必要が無いなどと工業製品として考えればいいことばかり。トランジスタが、苦手とする高周波・大電力といった特殊用途以外では一気に世代交代が行われたという経緯があります。その後も、トランジスタを含めた半導体技術の向上はめざましく、真空管は全く付け入る隙が無いという状況が続いています。

◎真空管が持つ構造上の不利を覆すTUBE-TECHの回路設計


しかし、オーディオに関しては真空管の持つ独特の音色が重宝され、特性的、設計的に不利であるにも関わらず引き続き生産されているのはご承知の通り。ここまでお話したように真空管という素子自体は不利な点を多く持っています。それを克服するためには回路設計が重要であり、特性向上には多くの苦労を伴うものであることは想像して頂けるはず。わかり易い例を挙げると、ヒーターは単純に電熱線と考えることができるので、トランスで電圧を整えただけの回路では交流点火となり、電源周波数(50Hz,60Hz)に応じたハムが乗ってきます。ハムをなくすためには直流にする必要が有ります。その整流回路もしっかりとした設計にして、リップルを抑えた回路にしなければいけません。少しのリップルが、ノイズに直結しS/Nの悪化に繋がるのです。
このように、設計の如何によってその特性が変化するのが真空管回路設計の醍醐味。TUBE-TECHはその回路設計に徹底したこだわりを持ち、真空管の性能を全て引き出すということに注力をしているメーカーの一つ。歪、S/Nといった特性にこだわり、一般的に真空管らしいとされている歪などを極力排除しています。そして、そこに残ったエッセンスは真空管が本来持っていた、温かみとスムースな特性。
そして、非常に丁寧な仕事がTUBE-TECHの魅力の一つ。カスタムで作られたトランスはキャラクターの付与を最低限に抑えた優れた設計。基板のレイアウト、ハンダなどにも高いこだわりが有ります。そのこだわりは、こちらのビデオを見れば随所から感じられるもの。デンマーク・コペンハーゲン郊外にある整理整頓された工場の様子は、TUBE-TECHが持つ洗練されたサウンドと同じ空気感を感じます。

◎CL1Bに見られるTUBE-TECHサウンドのポリシー

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それではTUBE-TECHの代表的なプロダクトであるCL1Bを見てみましょう。このコンプは伝説的な銘機であるteletronix LA-2Aを参考としたオプティカルコンプ。キャラクターがぜんぜん違う!と思った方は両方を使ったことのある方でしょう。LA-2Aのような厚みを感じるサウンドキャラクターの付加はTUBE-TECH CL1Bにはありません。それはメーカーのポリシーとして、特性の向上とTUBE-TECHの考えるサウンドクオリティーがそこにはあるからです。もちろん、使い勝手に関しては大いにブラッシュアップされ、可変のAttack/Releaseはオプティカルとは思えないほどにシャープな掛かりを提供します。その上でオプティカル素子の持つ人間的な感覚を併せた独特の世界が広がります。
オリジナルのニュアンスが必要ならば、FixモードがありLA-2Aのニュアンスを得ることも可能。幅広いコンプレッションを得ることが可能な懐の広さ、そして深く掛けても破綻をしないその素性の良さがこのCL1Bの魅力。真空管プロダクトでよく言われるウォーム、歪といったエッセンスからは一番対極にあるTUBE-TECH。その良さは、玄人好みのまさにアウトボードならではのもの。わかりやすい変化を求めるのであれば、他のプロダクトをおすすめしますが、普遍的に長く飽きずに使える一台を求めるのであれば、TUBE-TECHの製品は心からオススメ出来るプロダクトです。
どの製品を選んでも、一生モノとなるTUBE-TECHの製品群。キャラクターの立った製品の多いアウトボードの市場ですが、独特なキャラクターではなくアウトボードの基準点となるTUBE-TECHの存在感は、却って際立ってきているのではないでしょうか。


TUBE-TECH CL1B
2016年12月15日までの期間限定プライス

通常価格¥604,800(本体価格:¥560,000)¥428,000(本体価格:¥396,296)
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【636*88】201609_Tel_Purple

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*記事中に掲載されている情報は2016年12月09日時点のものです。