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ROCK ON PRO

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Processing Expand〜ROCK ON PROおすすめ!マシンパワーを徹底アシストするExpandソリューション!


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PCの高速化やThunderbolt規格の普及によるオーディオI/Fの進化により、今やNative環境においても小中規模のセッションであれば充分実用に耐えられる環境は整っていると言っても過言ではないでしょう。
しかしながら、PCスペックの進化やデジタルイキップメントの進化と比例するように、現実には、高機能で高負荷なプラグインの登場や、ハイレゾレコーディングのニーズの高まりなどによってセッションの規模、内容によってはまだまだNative CPU環境ではマシンパワーの不足、安定性の不足が実際のところ課題としてあげられます。
そこで今回ROCK ON PROではマシンパワーのアシストとなるプロダクト群を紹介します。マシンパワーの不足に伴うストレスから脱却しましょう!
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マシンパワーを徹底アシスト。ROCK ON PROおすすめ、Expandソリューション!

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1. Digigrid IOS

Digigridとは

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WavesとDiGiCoというレコーディング、及びSRシーンなどにおいて優れた評価をうけるプレミアムブランドが手を組み、Waves SoundGridプラットフォームをベースにしたプラグイン・プロセッシングと、Ethernet接続にて実現する独自のSoundGridネットワークオーディオの新しいソリューションを提供。
Pro Toolsユーザーは勿論のこと、CubaseやLogicなどといったNative DAW、そしてデジタルミキサーなどとも親和性の高いMADIネットワークにも柔軟にシステム構成を図ることができます。
DiGiGridの全デバイスはSGSoundGrid接続で自在に拡張可能で、複数のDAWホストで共有も可能となるなど、昨年発売されたDLS/DLIを始め、オーディオインターフェイス機能を擁したIOS。
そして、近日発売予定のI/Oエキスパンダー「IOX」やControl Roomに特化した柔軟な入出力端子を持つ「IOC」など I/Oパッチングの簡素化、その運用性の高さによって非常に将来性の高いプロダクト群がスタンバイしています。
◎SoundGrid DSPサーバーを内蔵、ネイティブDAWユーザー向けのオールインワン・ソリューション「IOS」を使用してミキシングパワーをExpand!!
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まずは先日発売されたDigiGrid話題の新プロダクト「IOS」の機能をまとめてみましょう
• マイク/ライン入力 x 8、ライン出力 x 8、ヘッドフォン出力 x 2
• SoundGrid DSPサーバーを内蔵
• ASIOとCore Audio対応オーディオ・インターフェイス
• ソフトウェアでコントロール可能なブロードキャスト・グレードのプリアンプ
• MIDI、S/PDIF、AES/EBU入出力
• 1本のEthernetケーブル(Cat 5e/Cat 6)でコンピューターと接続
• 入出力の状態を確認できるフロントパネルのインジケーター
• 高解像度AD/DAコンバージョン

そして、付属するSoundGrid Studio Systemソフトウェアにより、100種類以上のSoundGrid対応のWavesとサードパーティー(現段階ではSPLやBrainWorxなどのPlugin Alliance系メーカーが対応を表明しています)のプラグインを使って、ミックスとモニタリングをリアルタイムで、0.8ミリ秒という非常に低いレイテンシーで実現します
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上記の構成がDigigrid IOSを使用した最もシンプルな構成となります。PCには1本のEthernetケーブルのみで接続されているだけです。
オーディオインターフェイス機能に加え、プラグインサーバーとしての接続もこれだけで既に完了しています。
IOSの堅牢なルックスやネットワーク構築との機能の説明を前に、少々ハードルは高く感じてしまうかもしれませんが、実際のところSoundGrid Studio Systemソフトウェアで設定するだけなので非常にイージーです。
◎使用感を検証
それでは実際のところIOSのSoundGrid DSPサーバーの使用感はどうなのでしょうか?Rock oN Shibuya店頭デモ機にて検証してみました
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WAVESのSoundGridモードを使用するにはStudioRackというプラグインを使用します。
Rock oN Shibuyaの新型MacPro(6コア 3.5GHz / 16GB)に対しDAWはPro Tools 11を使用。AAXを始め、VST,AUと様々なフォーマットに対応しているので主要なDAWではほぼ対応しています。
DSPモードとNativeモードの切り替えは至ってシンプル。
StudioRackプラグイン画面の左上の表示、通常のCPUパワーを使用する際はLOCAL CPUと表示されていますが、個々をクリックしてSoundGridモードに変更するだけです。
ですので、SoundGridサーバー環境を持っている人と持っていない人もCPUの負荷を除けば同一の設定状況でセッションの受け渡しもできるということです。
LOCAL CPU上で、CPU負荷の非常に高いテープシミュレーターJ37をこれでもかとStudioRackインサートしてみました。セッションは44.1KHzですがやはり新型MacProといえどもCPU使用状況が30~40%と常時占有されています。
プラスアルファ、ソフトシンセなどの負荷、サードパーティのNativeプラグインの負荷を考えると正直MacProといえども心もとなくなってしまいます。
しかしながら、ProcessingをSoundGridモードに切り替えた瞬間にSoundGridに処理が分散され、なんとMacProのCPU負荷は3%と一気に開放されました。プロセッシングの切り替えも一瞬ですので、全くストレスがありません。大容量のセッションやハイサンプリングレートの録りやミックスにおいて、CPU使用状況とにらめっこしながら運用するストレスから開放されるのではないでしょうか?
DiGiGrid IOSのプラグインインサートはWaves SSL G-Channel mono(48KHz)上でも300以上挿せますし、HDXカードと比べても処理数としても約2倍程度と充分なパワーを持っています。
SoundGridモードとしてのプラグインサーバーとしての使い勝手は非常に簡単で、後述するUniversal AudioのUAD-2プラグインを使用するように複雑な設定を意識せずとも直感的に使用ができます。
ネットワークはちょっと・・・と腰が引けていた方も是非Rock oN店頭にてSoundGridモードを体験してみてください。シンプル過ぎて目からウロコが落ちることでしょう。

DLS

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昨年末にリリースされたHDX、HD Nativeに組み込めるDLSは接続にちょっとした頭の切り替えが必要です。
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こちらがAVID Pro Tools HDシステムに組み込んだシンプルなセッティング図となります。
なぜ、こういうセッティングになってしまうのかというと、HDXやHD NativeなどVoice処理を専用カードで運用されている以上、そこにオーディオ情報を組み込まなくてはいけないからです。このセッティングはDLSのI/Oモードにて処理されます。
裏を返すとIOSなどのSoundGridモードはCoreAudioやASIOなどへSoundGrid上でコネクトされるようにソフトウェア設計されているのでEthernetケーブル1本で接続できるわけですね。
I/Oモード上での接続も複雑に見えるかもしれませんが、HDXカード1枚には4台のI/Oを接続できるのでその内の16chをHD I/Oなどに接続し、Expansion PortやHDXカードのPort2にダミーで3台分のI/Oを認識(Pro Tools上の表示では3台の192I/O Digitalが表示されます)させ、そこにデジタルインサートとしてDLSに処理をさせているだけなんですね。
こちらも百聞は一見にしかり。実際の接続と運用方法をご覧いただければそのシンプルさとパワーがわかっていただけると思います。店頭デモも承りますのでぜひともお申し付けください!
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将来的にリリースされるIOCやIOXなどを活用すれば以上のような大規模なシステム構築も可能です。しかもワイヤリングもシンプルです。
新規スタジオ設計や機材の拡張において以外とコストが掛かってしまうのがワイヤリング費。SoundGridネットワークを活用し、ケーブルトラブルのリスクを回避し、コストダウンも図れるスタジオの構築も可能ですね。
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IOS ¥399,800 → ¥378,000(値上げ前在庫価格)(更にWAVES $500バウチャー付属!)
DLS ¥388,800
DLI ¥162,000 → ¥148,000 (値上げ前在庫価格)
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2. Universal Audio UAD-2

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もはやDSPプラグインとして、その圧倒的なクオリティや導入の簡便さを元にもはや市民権を得たと言っても過言ではないスタジオ標準システムであるUniversal Audio UAD-2。
従来のネイティブベースのプラグインでは不可能な複雑な処理を行い、コンピューター側のCPUに負荷をかけることがほぼないため、ホストアプリケーションがより多くのトラックをコントロールし、オートメーションやネイティブのプラグインをフルに活用できるようになります。
PCIカードベースとFirewireベースの接続の2種類でラインナップがされていましたが、先日ついにTunderboltベースのSatelliteがリリースされ、確実にそのシェアを伸ばしています。
中でもフラッグシップである、8基のSHARCプロセッサーを搭載した “OCTO” はまさにUAD史上最強の処理パワーを誇り大規模なセッションやハイサンプリングレートのでのワーキングが要求されるオファーにも確実なブレインを提供します。
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以上はメーカーが提供しているUADプラグインに対するパワー比較表です。
OCTOプロセッサーに対し実務でも充分なパワーを供給できていることがわかります。
さらにこのUAD-2システムは1つのアカウントにつき4つまでのカード、またはApolloに含まれるプラグインパワーを統一することが出来ました。”出来ました”というのは、つい先日NAMM2015にて、さらにUAD-2の将来に対して機能をExpandする発表があったからなのです。
その様子を是非リンクでご確認ください。
http://www.miroc.co.jp/show-report/namm2015/archives/1175
http://www.miroc.co.jp/show-report/namm2015/archives/1426
一つのアカウントに対するシステムは最大6基までExpandされ、大幅に拡張されたConsoleソフトウェアの操作性が話題となりました。
UADソフトウェアv8.0では正式にMac OS X 10.10 Yosemiteに対応でリリースは本年3月中旬ごろを予定されていますが、
・Apollo新ドライバーによるApollo Expandedの実現
・Consoleソフトウェアがv2.0へアップデート
・Mac OS X 10.10 Yosemiteのサポート
を始めとし、更にスタジオのコアシステムとして重要なポジションを保つことは容易に想像ができるでしょう。
マシンパワーのExpandを始め、スタジオのワークフローをもExpandするUAD-2シリーズには今後とも目を離せません。
Universal Audio
UAD-2 OCTO CORE¥205,200 → ¥183,600(値上げ前在庫価格)
UAD-2 OCTO CUSTOM ¥259,200 → ¥228,960
UAD-2 SATELLITE THUNDERBOLT OCTO CORE ¥259,200 → ¥228,960
UAD-2 SATELLITE THUNDERBOLT OCTO CUSTOM ¥259,200 → ¥228,960
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3. VIENNA ENSEMBLE PRO

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先述したDigigrid(内部的にはCPU)をはじめ厳密にはDSP処理とはいえないのですが、メインマシンのCPU負荷を逃すという意味ではVIENNA ENSEMBLE PRO5は外せないプロダクトでしょう。
『VIENNA ENSEMBLE PRO 5』はサードパーティ製ソフトウェア音源やプラグインエフェクトを多用した音楽制作におけるシステム負荷の問題を改善するために開発された、高機能ホスティングツールといえます。
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現状の音源制作システムにおいてCPU負荷の高い音源はその高機能さが故に、ハイエンド PCといえども大きな負荷を感じてしまうのは事実です。
そこでPCを更新したりするわけですが、旧PCもぜひサーバーとして活用していただきたいというわけです。
単純に、導入コストが低いMac Miniを追加で導入することもクレバーな選択とも言えますね。
『VIENNA ENSEMBLE PRO 5』はCPU負荷の分散のほか、32bitや64bitのプラグイン制限の垣根も越えますし、RTASに対応していないソフト音源をVEPを使って、Pro Tools上に立ち上げることもできます。
オーディオインプットチャンネルを用意していますので、ミキサーに外部オーディオをダイレクトに取り込むことができ、オーディオプラグインマネージメントも可能となっていますが、実際は高負荷なソフトシンセなどをスレーブPC上でホスティングすることが現実的でしょう。
Rock oN Company店頭では、2台のPCによるVienna Ensemble Proのホスティングをご覧いただくことも可能です。
VIENNA Ensemble Pro 5 DL ¥36,288
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以上のようなPCの負荷を軽減させてあげるソリューションの導入により、よりハイエンドでクリエイティブな作業をストレス無く運用いただけるのではないでしょうか。
日進月歩のPCスペックと追従するクリエイティブなソリューション。各々のバランスをとり、ワーキングベースにおいて効率のいいシステムを是非作ってみてはいかがでしょう。

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*記事中に掲載されている情報は2015年02月06日時点のものです。