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導入レポート/株式会社ヌーベルバーグ様

2012年8月17日 掲載(記事本文・構成 : mieditor)


Proceed Magazine 2012 Summer

システムアップのコンセプト

スタジオデザインのテーマはずばり「サウンドクオリティー」。核となるその重要部分に、集中投資し最高のサウンドを手に入れた。ワークフローにおいて、本当に必要なモノは何か、またそのサイズや操作性は、質は、様々な問いが繰り返されたように思える。入り口から出口まで、既成概念にとらわれないサウンド品質重視のプロダクトセレクトが行われている。操作性やビジュアル的な質感も、ゼロから検討され、最適なサイズ、質感、機能に絞り込まれた。一方、効率性や接続性も深く考慮されAVID Video Stellite を取り入れPro Tools HDX システムとのシームレスな環境を実現し将来ISIS5000によるワークフローが確立される予定だ。

こだわりの機材セレクト

音の出入口のアナログ部分の機材セレクトはこだわりと広い視野に基づいて行われている。マイクには、この分野では珍しいBlue/Mouse とBrauner/Phanthera をセレクト、そしてマイクプリにはSym proceed/SP-MP4 の採用によりトランジェント特性に優れた入力段を構成している。Blue Mouse は音質もさることながら、カプセル部分が回転するためモニターの邪魔をせずに、的確に口元を狙えるのでナレ録りに最適とのことだ。MicPre となるSP-MP4 に関しては当初そのデザイン性の高さにも惚れ込んでいたのだが、そのサウンドもデザイン同様切れの良い音質とMA に最適な機能性も備えているとのことだ。そして、最終のラージモニターだがなんとB&W 802D を採用された。業務、民生両方でも高い評価を受けているこのモニターは、入力段の品質を余すところなくモニタリングすることが出来る。

ProTools HDX を中心としたノンリニア編集へ

システムの中核は、最新Pro Tools HDX ソリューション。HDX SYSTEM に進化し、より業務運用に最適化されたPro Tools をこのタイミングで導入し、次世代のサウンドと機能を手に入れている。そのHDX をコアとしたVideo Satellite システムはAVID ISIS5000 に繋げられ、近い将来には編集室とサーバーを利用したファイルベースシステムをワークフローとして採用する予定だ。まだまだ、TAPE ベースの映像素材管理でリニア編集が中心ということだが、ノンリニアの編集室の新規開設とともにMA4 は一気にファイルベース・ワークフローを実践する意向だ。今後の作業環境の変革と作業効率化が、ワークフロー自体に変化をもたらし継続的な進化を可能するように思われた。将来展開されるMAM(Media Asset Management) へも向けて様々な思案を、行なっているとのことだ。

作業効率を向上させたデジタルデバイス

Video Satellite の採用は3月にフルオープンした渋谷スタジオに続き2件目。CPU 進化やソフトの最適化よりレスポンス改善し好評とのこと。HDX システムも業務に最適化されたその進化やレスポンスの良さを実感されているとのことだ。たとえば、Fairlight を使用していたエンジニアからみると、Clip Gain の機能はまさに待望のバージョンアップとのコメント。デスク周りで最も目を引くのは、YAMAHA DM2000 に変わって導入されたAVID Artist Mix だ。Phase2 に進化したEuCon が、Pro Tools との更なる親和性を確保したことで業務クオリティーへと成熟した。操作性の向上を著しく、驚きを持って受け止めており、特にフェーダーの動きはリニアでスムース。このコスト帯のサーフェースとしては、スペースファクターも含め魅力的な製品だとのこと。余談だが、このArtist MIX はスタジオ内で人気で、他の部屋に持ち出されることが多々あり、その機動力も困ったものだいうエピソードも聴かせて頂いた。実質主義のテレビMA 現場では真に必要なモノが問われており、ラージコンソールを中心としたシステム構築に一石を投じるエピソードでもある。

既成概念にとらわれない、ヌーベルバーグMA4。今後の進化をも予見させるコンセプトが実現されている。ゼロから考えられた新デザインMA は、予算を集中すればクオリティと効率を両立したシステムアップが可能である事を感じさせた。さらなる進化と高密度、高品位化を見せるデジタルワークフローにおける新たなるスタートポイントが今起動した。

取材協力:
株式会社ヌーベルバーグ 岡本様、森様
株式会社ラフト 高橋様
株式会社朋栄
共信コミュニケーションズ株式会社


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記事本文・構成 : mieditor

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