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ROCK ON PRO

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ダイレクトProResレコーダー、AJA KiPRO発表!AJA新製品発表会 at Apple初台セミナールーム1

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高品位なビデオ・キャプチャー・ボードやスケーリング技術で、放送局をはじめとしたポスト・プロダクションの現場で、絶大な信頼を得るAJAの新製品発表会が、2009年6月4日Appl初台のセミナールームにて開催されました。
今回のプロダクトは、先日ラスベガスで開催されたNAB 2009で発表された物で、いよいよ満を持してリリースが開始される期待の製品たちです。
その内容を2回に分けて、ROCK ON PRO映像編集担当の梓澤がレポートいたします。

お見積もり、ご相談は、下記お問い合わせフォーム、または お電話(03-3477-1776)/FAX(03-3744-1255)メールにてもお待ちしております。営業担当:岡田、梓澤、洋介までお気軽にどうぞ。
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これまで番組や映画/プロモーション・ビデオのHD制作などでノンリニア・システムを採用した場合、映像のシューティングを行った後には、ビデオのデジタイズや取り込みなどの作業が必要でした。
aja5.jpg しかし、現在多くのポスト・プロダクションで編集に使用されているDVCPRO HDやHDV等のコーデックは、1920 x 1080のフルラスター(解像度)を実現しておらず、色深度は8bitになっています。本来は、1920 x 1080フルラスター及び、10bit 4:2:2の色深度を実現する非圧縮HDを採用するのがベストですが、膨大なバンド幅を必要とするストレージ環境のコストを考えると、これもあまり現実的ではありません。aja2.jpg
AJAですとKONAに代表されるビデオ・キャプチャー・ボードを使用して、ストレージに負荷が掛かりにくく、編集のしやすいDVCPRO HDなどに変換しながら取り込みを行ったり、最近使用されることの多くなったXDCAM HD/EX、AVCHDなどをネイティブ・フォーマットのまま編集することが一般的です。
しかし、2007年に発表されたAppleの編集用コーデック、ProRes 422とAJA IO HDが登場して以来、非圧縮HDと比較しても遜色のないその画質と、DVCPRO HDの約2倍程度しかバンド幅を使用しない経済性を両立しながら、10bit 4:2:2 フルラスターを実現した、理想的なコーデックとして注目を集めてきました。
レンダリングを繰り返しても画質の劣化が少ないことも採用が増えた一因でしょう。
このProRes 422は、編集には最適な環境をもたらす反面、Apple提唱のコーデックと言うこともあり、カムコーダー・メーカーがネイティブで搭載するのは難しい一面があり、編集でProRes 422を使用するには、時間の掛かるビデオ取り込みを、IO HDなどのProRes対応キャプチャー・システムで行う他ありませんでした。
今回の発表会の目玉とも言えるのが、ダイレクトにProRes 422コーデックのビデオを、リムーバブルHDやExpressカード互換メモリーにレコーディングすることを可能にしたKiPROです!
AJAエリック氏が、流暢な通訳で紹介してくれたビデオをご覧下さい。

AJA KiPRO1 Apple Japan 発表会

AJA KiPRO1 Apple Japan 発表会 Part2
実物を目にすると、そのコンパクトさと軽さに驚かされるKiPROは、カメラとノンリニアシステムをつなぐ効率の良いポータブル・テープレス・システムと言えます。専用のカメラマウント・アダプターKiPRO Exoskeletonを使ってスタンドに固定すると、まるで最初からそうであったような自然なカメラ・システムが出来上がります。
HD/SD-SDI、HDMI、コンポーネント、コンポジットはもとより、アナログ・オーディオ、LTC、カメラコントロール/タイムコード用FireWireポート、さらには有線/無線(!)のLANまで搭載した豊富な入出力を持ち、ノートPCや果てはiPhoneなどからのKiPROリモートまで可能になっています。
aja3.jpgまた、入出力にはアップ/ダウンコンバーターの他、クロスコンバーターまで搭載され、720p > 1080iへの変換はもとより、SDカメラをアップコンバートしながらのProRes 422 HD収録迄可能にします!aja4.jpg
本体上部には、ロック式のリムーバブルHDが搭載され、その右にはExpress 32 slot互換のメモリーカードが搭載可能になっており、収録が終了した直後から、Macに接続してFinal Cut Studioでの編集作業が行えます。
XDCAMなどにネイティブ対応しているFinal Cut Studioですが、専用のクリップ・ブラウザーからの転送が必要だったりと、編集開始までにひと手間かかることが多いのですが、KiPROの場合は、HDが認識されればすぐにブラウザに読み込んでタイムラインに並べることが出来、そのレスポンスの良さは特筆物でした。

AJA KiPRO1 Apple Japan 発表会 Part3
KiPROは、先にも述べた通り、接続するカメラを選ばない柔軟性を持っているため、様々な運用法が考えられます。
例えば、近年我が国でも急速に注目を集めているRed Oneの場合、Red Rawと言われるネイティブ・フォーマットでの編集は快適とは言えないかもしれません。
しかし、撮影時にRed Rawで収録しながら、KiPROにProResにて同時レコーディングできたなら、カメラの持つ最高の映像を維持しながら、快適な編集環境をもたらすことができるのです!
もちろん、従来のワークフローでもIO HDを使用すること等によって、ProResでの取り込みなどは可能でしたが、デジタイズの手間に時間を掛けるなら、編集内容の吟味に時間をかけた方が良いのは、誰が考えても分かることでしょう!
ノンリニアシステムでの最高の効率を追求したAJA KiPROは、そのポータビリティとユーザビリティによってあらゆる現場で重宝されるに違いありません!
AJA KONA LHiをご紹介!AJA新製品発表会 at Apple初台セミナールーム その2はこちら>>
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*記事中に掲載されている情報は2009年06月04日時点のものです。